「ちいかわ」を愛してやまない、俳優の野田裕貴さんと多和田任益さん。作品への熱い思いや、日々行っているという“ちい活”のことまで、テンション高くお話ししてくれました!――「ちいかわ」との出合いと、ハマった瞬間を教えてください。野田:Twitterのタイムラインに流れてきた漫画を見たのがきっかけで、ギュッとハマったのは、ちいかわちゃんが草むしり検定に挑戦する話を読んだ時です。ちいかわちゃんとハチワレちゃんがお互いを思い合う姿やすれ違い、そして最後に気持ちが通じ合う様子を見て、優しさをいただいたんですよね。多和田:僕は、すいーつさん(野田さんの別名)が送ってくれた「ちいかわ」のLINEスタンプを見て、“このかわいいキャラクターはなんだ”と気になったのが始まり。いろいろ調べて、“ハチワレってかわいいな”とか、トゲトゲした武器で戦うシーンを見るうちに、気がつけば引き込まれてました。野田:常軌を逸し始めたのが、『ちいかわらんど原宿店』がオープンした2021年の夏。毎週のように新商品が出て、グッズをめちゃくちゃ買うように。多和田:お店には顔はめパネルやナガノさんのサインがあって、天国じゃないかって思った…!野田:「ワクワクゆうえんち」みたいな催事は一大イベント。修学旅行前日みたいにソワソワ。多和田:昨日は一緒に「ちいかわ飯店」へ。「郎」のラーメンを食べたり、ちいかわ肉まんを半分こしたりしたよね。野田:かわいさの暴力だったね。郵便局にシールをもらいにも行ったし、もう生きがいです。多和田:一人が忙しい時は、もう一人が相手の分も手に入れる。野田:持ちつ持たれつだよね。多和田:ちいかわちゃんとハチワレみたいにね。めちゃくちゃ幸せだけど、家にグッズが溢れているのが悩み(笑)。トイレットペーパーも発売されたから、「ちいかわ」のグッズだけで生きていけると思います。野田:でも、僕はこれまで、いわゆるかわいいキャラにハマったことがなく、ちいかわちゃんが初めてなんです。多和田:すいーつさん、ちいかわちゃんに似てますしね。僕も、ハチワレみたいにすいーつさんが言いにくいことを言えたりと、近い部分があるのかも。野田:だから共感するのかもね。――好きなセリフやエピソードを教えてください。野田:みんな好きだと思うんですけど、ハチワレちゃんの「なんとかなれーッ!」。“確変がくる!”“キタキタ!”という気持ちになって嬉しいんです。多和田:僕はハチワレの、「ほんとに…つらかったらいいと思うッやめても…」。野田:ああぁ~!多和田:足で地面をザッ…とやっているんですけど、そこも含めてハチワレの良さが詰まっているなと。上手くいかない時に頑張ることも大事だけど、逃げることが逃げじゃなく必要な時もあると思うし、今を生きる人全員に刺さる言葉。僕もハチワレを見習って想いをストレートに伝えようと思いました。野田:ハチワレちゃんはいつも、ちいかわちゃんを助けてくれるけど、たわちゃんもそう。言いにくいことを言ってくれるから。多和田:ちいかわちゃんみたいに頑張っている人がいると助けてあげたくなるというか。彼らの姿は僕たちにも通じているからこそ多くの人に響くんだと思う。あと、「ほめられリボン」の話も好き。忘れていた大事な何かを思い出させてくれる話で…(物語について熱弁)。野田:(目元を拭きながら)聞いてたら泣けてきちゃった…。多和田:リアルな「泣いちゃった!」だ!唐揚げにレモンをかける話もいいよね。かわいいちいかわとハチワレの目にレモン汁を入れるナガノさん…!野田:「いもむしパン」もかわいい。ナガノさんの説明しすぎないのに感情が伝わってくるセンス、本当にすごいと思います。多和田:引きの絵だからこそ伝わってくるものがあったりするし、遠近や空間の使い方もいろいろ計算しているのかな。野田:すき焼きの話もグッとくる。ちいかわはみんなで一緒に食べることが好きなんだということが伝わってきて。自分より先に鎧さんに食べてもらおうとするし、それに対して「おなかいっぱいだから」と嘘をつく鎧さん。優しさのぶつけ合いですよ。そして、すき焼きを食べたちいかわちゃんの目から涙がツーと出て…。本当に愛おしい!多和田:常々、いい人の周りにはいい人が集まると思っているけど、ちいかわもそうだよね。野田:本当に。いろいろなことを乗り越えた後のちいかわちゃんが、「フ!!」と言いながら見せる涙は、僕にとって一番癒し効果が高いかもしれないです。――まだ「ちいかわ」を読んだことがないanan読者に、メッセージをお願いします。野田:かわいいだけじゃなく、自分たちのリアルなところとつながっているものがバックボーンにあり、“考察厨”みたいな人が出るほどにお話も面白いので、ぜひ読んでほしいです。多和田:草むしり検定のような展開や、「おかしのまちおか」を「おかしのまち・おか」と読むなど自分たちの経験と重なる“あるある”シーンが多くて楽しいし、嫌なことがあった時に読むと気持ちが楽になる、体に優しい漢方みたいな作品です。野田:素敵だね。多和田:ちいかわたちのように笑おう、頑張ろうと思えるはず。しかも、ふわっと楽しく軽やかにそんな気持ちにさせてくれるところが魅力だと思います。(写真左)のだ・ひろたか1988年12月13日生まれ、埼玉県出身。俳優、ダンサー、振付師。「梅棒」メンバー。舞台『シン・クロス ジンジャーハリケーン』が11/18~サンシャイン劇場で上演。ニット¥41,800(LUFON/Sian PR TEL:03・6662・5525)デニムパンツ¥15,800(#Re:room TEL:03・6712・6102)(写真右)たわだ・ひでや1993年11月5日生まれ、大阪府出身。俳優。「梅棒」メンバー。『手裏剣戦隊ニンニンジャー』『新・熱海殺人事件』など数々の舞台や映画、ドラマに出演している。ニットベスト¥33,000(LUFON)シャツ¥13,200(PRODUCT LAB.)スニーカー¥42,900(meagratia)以上Sian PRデニムパンツ¥26,400(Wizzard/TEENY RANCH TEL:03・6812・9341)※『anan』2022年9月14日号より。(by anan編集部)
2022年09月11日この夏のテレビ朝日系木曜ミステリー枠では、佐々木蔵之介主演「IP~サイバー捜査班」を放送することが決定。福原遥、間宮祥太朗と共にネットに潜む姿なき犯人を暴く、サイバーミステリーが誕生する。本作で活躍するのは、身近に迫るサイバー犯罪に立ち向かうべく、京都府警本部が新たに設立した「サイバー総合事犯係」。ネット分析やプロファイリングなど最先端の機器とスキルによる捜査支援を主とした部署に、“現場捜査+逮捕権”を付与した画期的なチーム。しかしここにまわってくるのは、ネット犯罪の下調べや後片付けなど面倒な仕事ばかりで、“総事係=お掃除係”と揶揄される、最先端でありながらちょっと残念な部署だ。佐々木さん演じる本作の主人公で主任の安洛一誠は、サイバー犯罪に関する知識も捜査スキルもピカイチなのに、超がつくほどのデジタル人間というキャラクター。そんな“お掃除係”に、福原さん扮する新人刑事・古宮山絆が配属されてきたところからスタートする本作。彼女は、亡き母が遺した写真から、安洛一誠こそ自身の父親かもしれないと考え、彼を探るためにここへの配属を希望。父娘かもしれない2人がぶつかりあうことで、総事係に予期せぬ化学反応が発生…?さらに、間宮さん演じる裏で安洛について調べる元捜査一課の刑事・多和田昭平を巻き込み、三つ巴の人間模様が展開。サイバー犯罪の脅威と人間ドラマを融合させた、超斬新なミステリー作品となっている。役とは逆に、自身は超のつくアナログ人間だという佐々木さんは、セリフにはデジタル用語が多く登場することについて「いやぁ…苦労しかないです(笑)。医師役や弁護士役で専門用語にチャレンジしたことはありますが、法律は漢字で意味合いをつかめますし、医学も実態があるものなのでスッと入ってきやすいんです。でもデジタル用語ってつかみどころがなく、実態が見えないので、セリフを覚えるのが難しい!」と苦労を明かし、「“サイバー捜査”と聞くと、難しそうで一見、近寄りがたい感じがしますが、ストーリーはとても身近で、ひょっとしたら自分たちも巻き込まれてしまうのでは…と思うような事件を描いています。“よくこの役を引き受けたな”っていわれそうなぐらいアナログな僕でも『めちゃくちゃ面白いし、わかりやすい!』と感じるので(笑)、見ていただいたら絶対に楽しめるはずです!」とアピール。刑事役初挑戦となる福原さんは「私は絆みたいにテキパキ動けるタイプじゃないので、演じていて『しっかりしなくちゃ』と思うことも多いですね。でも、彼女の中の熱い部分は自分と似ているので演じていて楽しいです」と語り、「最終話までいろいろな謎が描かれていくので、ぜひ最初から最後まで楽しんでいただけたらうれしいです!」とメッセージ。間宮さんは「自分がいちばん刑事っぽいキャラなので、ほんわかした雰囲気の総事係の中、チームを引き締めるような存在でありたいとも考えています」と意気込み、「近未来の物語ではなく、まさに“今”を描いたドラマです。風刺的な要素もありますが、お説教くさいところはまったくなく、自分たちが当たり前のように使っているスマホやパソコン、ネットなどが自分にとって必ずしも味方ではなく、“使い方次第”ではないかと考えさせてくれるドラマだと思います」と本作について語った。そんな2人について佐々木さんは「福原さんは、役に対してどん欲な女優さんですね。撮影が進むにつれ、本番に向けてテンションを上げるスピードが速くなって、“もっと自分の役を深めよう”という姿勢が強くなってきて…。役柄と一緒に成長しているんだなと感心しましたね。あと、“食”に関してもどん欲(笑)。僕が『このお取り寄せがおいしかった』とちょっと話したら、すぐに調べてあっという間にカートに入れていました(笑)」とエピソードを明かし、間宮さんについても「“芝居のIQ”がめちゃくちゃ高い人!本の読み方が深く、セリフ覚えもめちゃくちゃ早い。多和田のポテンシャルがしっかり伝わる演技は本当に見事だなと思います」と絶賛した。▼初回2時間スペシャルあらすじ京都府警サイバー総合事犯係の刑事・多和田昭平(間宮祥太朗)は、捜査二課の刑事と共にフィッシング詐欺グループのアジトである廃工場に突入しようとしていた。そのアジトはサイバー総合事犯係の主任・安洛一誠(佐々木蔵之介)が解析の結果、割り出した場所だった。だが突入直前、安洛は些細なヒントから、その廃工場の中に“移動型アジト”が隠れていることを察知。その読みどおり、容疑者たちはコンテナトラックごと逃走を図ろうとしており、工場から猛スピードで飛び出したトラックに捜査員たちは大混乱。現場に駆け付けていた新人刑事・古宮山絆(福原遥)の機転もあり、なんとか捕らえることができた。詐欺グループを確保でき、ホッとしたのも束の間、絆と多和田は想定外の事態に遭遇。廃工場内に男の遺体が残されていた。身元は元所轄の刑事と判明、遺体を解剖に回したところ、胃の中からUSBメモリーが見つかる。安洛はそのUSBメモリーを使ってウイルスを仕掛ける“ソーシャルハッキング”こそが犯人の狙いだと見抜くが、その瞬間、まさにウイルスが発動。府警本部内のネット機能がすべて停止してしまう緊急事態が発生し、さらには第2の殺人という予想外の展開も発生し…!?「IP~サイバー捜査班」は7月1日より毎週木曜日20時~テレビ朝日にて放送。※初回2時間スペシャル(cinemacafe.net)
2021年06月03日