瀬尾まいこの同名小説を映画化した『夜明けのすべて』より原作者と主演の松村北斗と上白石萌音よりコメントが届いた。また瀬尾まいこ原作映画の魅力についても明かしている。「そして、バトンは渡された」で2019年本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの原作小説を、『ケイコ 目を澄ませて』の三宅唱監督が映画化した本作。松村北斗と上白石萌音が映画初共演&W主演を務め、お互いに最高の理解者となる特別な関係性を演じる。瀬尾まいこの作品は家庭や学校など身近な舞台で、人と人の繋がりや絆を題材に優しい物語を紡ぐことで多くの読者の心を掴んでおり、第16回本屋大賞を受賞した「そして、バトンは渡された」(2019)をはじめ、吉川英治文学新人賞を受賞した「幸福な食卓」(2004)、「僕らのごはんは明日で待ってる」(2012)など、数多くの著書が映像化されている。これまでの映画化作品の紹介とともに、映画化にあたり表現の変化もあった映画『夜明けのすべて』が織りなす“瀬尾まいこならではの世界観”の魅力について、原作者の瀬尾氏をはじめ松村北斗・上白石萌音のコメントで紐解く。『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017)“食”を通して描かれる正反対のふたりの7年間。平凡だけど温かいかけがえのない日常に瀬尾氏らしさが溢れる。「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が主演、新木優子がヒロインを演じ、『箱入り息子の恋』の市井昌秀が監督・脚本を務めた。無口な高校生・葉山亮太(中島裕翔)は、明るく思ったことを何でも言ってしまう自分とは正反対のクラスメイト・上村小春(新木優子)から突然告白をされる。次第に彼女の明るさに惹かれて付き合い始め、そんなふうに始まった恋は、2人が大学生になっても続いていたが、ある日突然小春から別れを切り出される…。瀬尾作品には、登場人物たちの“生活”を連想させる“食”が多く登場するのだが、本作でも、運動後のスポーツ飲料、2人がデートするファミレス、手作りのフライドチキンなど、亮太と小春の周りには身近な“ごはん”がたくさん登場する。“食”を通して丁寧に描かれる2人の平凡だけどあたたかい日常のかけがえのなさが、原作・映画ともに多くの人から支持されており、瀬尾作品らしさに溢れた作品となっている。『そして、バトンは渡された』(2021)血のつながらない家族を通して描かれる、人と人とのあたたかな繫がりと多幸感に優しい涙がこぼれ出す。永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』の前田哲が映画化。優子(永野芽郁)は血のつながらない親の間をリレーされ、これまで4回も苗字が変わった。いまはわけあって、料理上手な義理の父・森宮さん(田中圭)と2人で暮らしている。一方、何度も夫を変えながら自由奔放に生きている梨花(石原さとみ)は、泣き虫な娘みぃたんのママになり精いっぱいの愛情を注いでいたが、突然愛娘を残して姿を消してしまう…。家族をテーマにした作品が多い瀬尾作品の中でも、本作では血のつながらない子への無償の愛が描かれており、命をかけた切ない嘘と秘密がとにかく泣けると話題に。瀬尾まいこファンである上白石萌音は文庫版「そして、バトンは渡された」の解説で、「作品を読み終えた後の多幸感は、家族揃って『ごちそうさま』をするときの気持ちとどこか似ている」とコメントを寄せており、瀬尾作品が多くの人々に愛される理由は、人と人の繋がりをあたたかく描きながら読者や観客に優しく寄り添うことで生まれる、この多幸感にきっとあるのだろう。『夜明けのすべて』(2024年2月9日公開)映画完成前には「映画化され、物語の世界に触れられることをうれしく思います。また、見ていただいた方にとってほのかな光がちりばめられた温かいものになればいいなと楽しみです」と期待のコメントを寄せていた瀬尾氏から、完成した映画についての新規コメントが到着した。「何よりも温かな心地のいい作品だと思いました。無理に盛り上げたような大げさな部分が一切なくそっと心に寄り添ってくれるような映画で、それでいてひきつけられる作品でした。そばに置いておいて、いつでも手に取りたくなる。そんな映画でした」と本作を絶賛。自身の実体験を重ね合わせて執筆した原作の映画化だが「主人公たちの真面目でひたむきなのにどうにもできない気持ちがあり、それなのに、その二人のやり取りがどこかおもしろくいつまでも聞いていたくなる雰囲気は原作と似ていると思いました」と、松村さんと上白石さんが演じる山添くんと藤沢さんの姿を小説のキャラクターたちと重ねながら、あたたかく見守っている。また、映画化にあたり小説にはない映画オリジナルの表現を取り入れた本作。「原作と違う場面も、話をより深く、より温かくするためのもので、とても素敵だと思いました」と瀬尾氏は語り、山添くんを演じる松村さんは「小説からいろいろ変更した点も多く驚きましたが、今思うと、大胆に変えた部分があったからこそ、小説で届けたかったものが全部伝わってきたのかもしれませんね」と好意的にふり返る。藤沢さんを演じる上白石さんは原作の大ファンでもあるが、「あの展開には驚きました。でもできあがった映画を見たら、このラストシーンでよかったと心から思いました」と三宅唱監督の決断に心服した様子で映画についてコメントしている。それぞれの生きづらさを抱える山添くん(松村北斗)と藤沢さん(上白石萌音)が、「簡単に分かり合うことはできないけれど、救い合うことはできる」という関係を築いていく本作。瀬尾氏は「『それでも私たちは救いあえる』と言う表現はとても素敵だと思います。友情や恋愛などという言葉をつけなくても、そばにいる人を救えることはたくさんあるし、そばにいる人に救われることもたくさんあると思います」とコメントを寄せている。『夜明けのすべて』は2024年2月9日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:僕らのごはんは明日で待ってる 2017年1月7日より全国にて公開©そして、バトンは渡された 2021年10月29日より全国にて公開©2021 映画「そして、バトンは渡された」製作委員会夜明けのすべて 2024年2月9日より全国にて公開©瀬尾まいこ/2024「夜明けのすべて」製作委員会
2023年12月10日近鉄では、第9回エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」の一環として、テントサウナイベント 「いこまやまサウナ」を、2023年12月9日(土)、10日(日)に開催します。「いこまやまサウナ」は、生駒山中腹にある東大阪石切温泉 ホテルセイリュウ「東大阪スカイテラス」内の特設会場にて、山麓に広がる大阪平野の景色を楽しみながら、心身ともに“ととのう”体験をしていただくことができるイベントです。なお、イベントにご参加いただいた方は、ホテルセイリュウの温泉もご利用いただけます。この機会に、大阪平野を望みながら、テントサウナで“ととのう”体験をお楽しみいただければと考えています。詳細は別紙のとおりです。(別 紙)■テントサウナイベント「いこまやまサウナ」の開催(1)概要生駒中腹の特設会場で行うテントサウナイベント。山麓を見渡す美しい眺望と、テントサウナで心身ともに“ととのう”イベントです。(2)実施日2023年12月9日(土)、10日(日)(3)実施時間【12月9日】第一部 13:00 ~ 15:30(12:30受付開始)第二部 16:00 ~ 18:30(15:30受付開始)【12月10日】第一部 10:00 ~ 12:30( 9:30受付開始)第二部 13:00 ~ 15:30(12:30受付開始)(4)実施場所東大阪石切温泉 ホテルセイリュウ 「東大阪スカイテラス」内 特設会場(5)販売価格前売りチケット1枚2,500円(税込み)当日チケット1枚3,000円(税込み)・前売りチケットには、別途予約システム使用料(330円/枚)がかかります。・前売りチケットが販売予定数に達した場合、当日のチケット販売はございません。(6)販売枚数各部入場チケット30枚ずつ販売(7)お申込み2023年11月1日(水)10:00から申し込みページ: 【ご参考】第9 回エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」について特定地域を集中的にPRすることにより活性化を図る観光プロモーションキャンペーンです。生駒山エリアは、関西都市部からのアクセスも良く、豊かな自然と情緒ある下町の風情が溢れるエリアです。近鉄、生駒市および東大阪市が、生駒山の魅力を発信し、地域が一体となってキャンペーンを盛り上げます。(以 上) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日近鉄では、第9回エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」の一環として、ロゲイニングイベント「ゆるくまわろう!! 鉄ロゲin 生駒市・東大阪市」(以下「鉄ロゲ」)を、2023年10月9日(月・祝)に、生駒市、東大阪市と共同で開催します。「鉄ロゲ」は、専用の地図を使い、定めたチェックポイントを制限時間内に訪ね、多くのポイントを集めるゲームです。ウォーキングだけではなく、鉄道やバスなどの公共交通機関の利用も可能で、誰でも気軽に参加することができます。ポイントを多く集め、上位に入賞された方にはプレゼントをご用意しています。今回開催する「鉄ロゲ」は、生駒市、東大阪市の協力を得て、「生駒山エリア」の魅力あふれる観光名所や穴場などをチェックポイントに設定しています。この機会に、観光名所などを巡りながら、生駒山エリアの魅力に触れていただければと考えています。詳細は別紙のとおりです。(別 紙)【イベントの概要】イベント名 「ゆるくまわろう!! 鉄ロゲin 生駒市・東大阪市」開催日時 2023年10月9日(月・祝)9:00~9:30受付競技エリア 生駒市・東大阪市種 目 一般部門ファミリー部門(チーム内に大人と小学生以下の児童が入っていることが条件です)集合場所 ホテルセイリュウ(住所:大阪府東大阪市上石切町1ー11ー12)※近鉄奈良線 石切駅より徒歩5分ゴール たけまるホール(住所:奈良県生駒市北新町9番28号)※近鉄奈良線 生駒駅より徒歩2分定 員 200名申込期間 2023年8月10日(木)~10月1日(日)※定員になり次第締切ります。参加費 大人1名1,000円、小学生以下無料(申込後の払戻しはいたしません)※保険料等含む申込条件 2名以上、最大5名まででお申し込みください。中学生以下の方は、成人1名以上と一緒に参加してください。高校生のみで参加の場合は、保護者の同意を得てください。※保護者同意書は、申込後に事務局より送付いたします。申込方法 近畿日本鉄道株式会社 ロゲイニング専用ホームページからお申し込みください。 (以 上)【ご参考】第9 回エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」について特定地域を集中的にPRすることにより活性化を図る観光プロモーションキャンペーンです。生駒山エリアは、関西都市部からのアクセスも良く、豊かな自然と情緒ある下町の風情が溢れるエリアです。近鉄、生駒市および東大阪市が、生駒山の魅力を発信し、地域が一体となってキャンペーンを盛り上げます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月04日近鉄は、生駒市、東大阪市の協力のもと、2023年8月1日(火)から12月10日(日)まで、【生駒山エリア】を対象に、第9回 近鉄エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」を実施します。近鉄エリアキャンペーンは、沿線の自治体と連携し、特定地域を集中的にPRすることにより活性化を図る観光プロモーションキャンペーンです。生駒山エリアは、関西都市部からのアクセスも良く、豊かな自然と情緒ある下町の風情が溢れるエリアです。本キャンペーンでは、生駒山上遊園地での「いこまやまランタン」イベントの開催や、「旧生駒トンネル」特別ツアーの実施、エリア内社寺の特別拝観など、生駒山エリアの魅力を体感していただけるコンテンツをご用意しました。詳細は別紙のとおりです。(別 紙)■第9回 近鉄エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」の概要・実施期間 2023年8月1日(火)から12月10日(日)まで・主 催 近畿日本鉄道株式会社・協力自治体 生駒市、東大阪市・特設サイト 2023年6月30日(金)14時00分 公開・キャンペーン内容《近畿日本鉄道》1.ランタンイベント「いこまやまランタン」の開催(1)概 要 生駒山上の特設会場で行うランタンイベント。山上ならではの美しい夜景と、ランタンの優しい灯りが会場を彩ります。(2)実施日 2023年8月19日(土)、20日(日)、9月2日(土)(3)実施時間 【8月19日、20日】18:30 ~ 20:15(17:00受付開始、19:45ランタン一斉リリース)【9月2日】 18:15 ~ 20:00(17:00受付開始、19:30ランタン一斉リリース)(4)実施場所 生駒山上遊園地 「ITADAKI」内 特設会場(5)販売価格 前売りチケット1枚3,000円(税込み)当日チケット1枚3,500円(税込み)・こども料金の設定はございません。※入場チケット1枚につき、小学生以下の方1名まで無料でご入場いただけます。(2名以上の場合は、追加で入場チケットをご購入いただきます。)・入場チケット1枚につき、ランタンを1個お渡しいたします。(ランタンはお持ち帰りいただけません。)・イベントには、小中学生のみでのご参加はいただけません。保護者の方とご一緒にご参加ください。・前売りチケットには、別途予約システム使用料(330円/枚)がかかります。・前売りチケットが販売予定数に達した場合、当日のチケット販売はございません。(6)販売枚数 各日入場チケット500枚ずつ販売(7)お申込み 2023年7月3日(月)10:00から特設サイトの【イベント・ツアー】内、「いこまやまランタン」ページよりお申し込みください。2.特別ツアー「大阪芸術大学生による旧生駒トンネル演奏会」の実施(1)ツアー名 旧生駒トンネルで響く!大阪芸術大学生による声楽アンサンブル(2)実施日 2023年9月23日(土・祝)、10月1日(日)(3)募集人員 70名(最少催行人員50名)(4)お申し込み 2023年7月3日(月)10:00から近鉄旅の予約センター(Web 申込み・クレジット決済のみ)URL: (5)旅行代金 大阪難波駅発おとな 6,180円 こども 5,760円・他駅からの設定もございます。・乳幼児はご参加できません。・旅行代金に含むもの行程の運賃、イベント代等、諸費用および諸税3.特別ツアー「旧生駒トンネル見学会」の実施(1)ツアー名 旧生駒トンネル見学会(2)実施日 2023年9月9日(土)、10月7日(土)、11月4日(土)、12月2日(土)(3)募集人員午前の部(10時30分集合) 50名(最少催行人員30名)午後の部(13時30分集合) 50名(最少催行人員30名)(4)お申し込み 2023年7月3日(月)10:00から近鉄旅の予約センター(Web 申込み・クレジット決済のみ)URL: (5)旅行代金 大阪難波駅発おとな 5,000円 こども 1,800円・他駅からの設定もございます。・乳幼児はご参加できません。・旅行代金に含むもの行程の運賃、イベント代等、ワイン代、日本酒代、諸費用および諸税4.エリア内社寺の特別拝観等「いこまやまいこ!」キャンペーンの実施にあたり、普段は非公開となっている宝山寺の獅子閣、石切劔箭神社の宝物館を期間限定で特別公開いたします。また、瓢箪山稲荷神社ではキャンペーン期間中、特別お守りや特別御朱印を授与します。(拝観料や初穂料等、詳細はホームページにてお知らせいたします。)・宝山寺「獅子閣」および石切劔箭神社「宝物館」の特別公開公開日 9~12月の第2日曜日(9月10日、10月8日、11月12日、12月10日)場所 宝山寺 獅子閣(奈良県生駒市門前町1-1)石切劔箭神社 宝物館(大阪府東大阪市東石切町1丁目1−1)拝観時間 宝山寺 獅子閣 9:00~15:30(最終入場15:00)石切劔箭神社 宝物館 9:00~16:005.生駒ケーブル「すずらん」「しらかば」の車内を装飾エリアキャンペーン期間中、生駒ケーブル 宝山寺線の「すずらん」「しらかば」の2 台の車内に、生駒山エリアの自然をイメージした装飾を施します。6.合言葉でお得に『いこまやまいこ!』(1)実施期間 2023年8月1日(火)~12月10日(日)(2)実施内容 近鉄エリアキャンペーン「いこまやまいこ!」期間中、生駒山エリアの対象店舗において、店舗利用時に合言葉を伝えると、特典を受けることができます。(3)特典例 ・ランチバイキング10%オフ・蕎麦 大盛無料 などその他、詳細は特設サイトをご覧ください。(8月1日以降公開)(4)対象店舗 8月1日(火)以降特設サイトにて公開予定・キャンペーン期間中に対象エリアで開催されるイベント※各イベントの詳細は、各市問い合わせ先へご連絡ください。(ご参考)阪南大学・大阪芸術大学との連携阪南大学では、企業・行政等のお困りごとを学生目線で解決・提言する活動を行っています。今年度は本キャンペーンの実施にあたり、近鉄が実施するイベントへの参加、フィードバックを行っていただき、学生目線での生駒山エリアの楽しみ方を提言いただきます。大阪芸術大学では、昨年11月に近鉄とのコラボ企画として「旧生駒トンネル」内にて、学生による演奏会を開催しました。今回も本キャンペーンに合わせて「旧生駒トンネル」にて演奏会を開催していただきます。(以 上) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月30日瀬尾まいこ原作『夜明けのすべて』が映画化。松村北斗、上白石萌音W主演で2024年2月9日(金)より公開される。瀬尾まいこのロングセラー原作小説を映画化原作小説『夜明けのすべて』は、瀬尾まいこによる小説。映画化もされた『そして、バトンは渡された』で2019年本屋大賞を受賞後第1作目として発表された作品で、ロングセラーとして支持を集め、累計発行部数は9刷5万2千部を突破している。瀬尾まいこ自身のパニック障害の経験をモチーフにしつつ、人には理解されにくい症状を抱え、生きづらさを感じながら社会生活を送る山添と美紗の物語を優しくほっこりとした文章で綴った作品だ。松村北斗&上白石萌音がW主演映画『夜明けのすべて』では、人から悩みを理解されず生きづらさを抱える山添と美紗を、SixTONESの松村北斗、上白石萌音がW主演で演じる。松村北斗、上白石萌音は、NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」で夫婦役を演じて以来、再共演。互いの事情と孤独を知り、素の自分で関わり合うことで、少しずつ希望を見出していく2人の奮闘ぶりに注目だ。山添孝俊役…松村北斗以前は仕事も恋も順調だったが、パニック障害を患ったことで人生が一変。生きがいも気力も失い、電車や美容室など逃げ場がない場所に行けなくなってしまった。山添を演じるのは、SixTONESのメンバーとして活躍する一方、俳優として映画『ホリック xxxHOLiC』など話題作に出演が続く松村北斗。『すずめの戸締まり』では声優に初挑戦し、話題を呼んだ。藤沢美紗役…上白石萌音普段はおおらかな性格であるが、PMS(月経前症候群)によって月に一度、イライラが抑えられず、怒りを爆発させてしまう。転職してきた同僚・山添に対し、怒りを爆発させてしまうが、実は山添がパニック障害を患っていたことを知る。美紗を演じるのは、橋本環奈とW主演を務めた舞台『千と千尋の神隠し』をはじめ、映画・ドラマ・舞台、そして歌手としても精力的に活動する上白石萌音。栗田和夫…光石研山添くんと藤沢さんが勤める栗田科学の社長。藤沢倫子…りょう藤沢さんの母。辻本憲彦…渋川清彦山添くんの前の職場の上司。大島千尋…芋生悠山添くんの恋人。岩田真奈美…藤間爽子藤沢さんの友人。監督は三宅唱映画『夜明けのすべて』の監督・共同脚本を手掛けるのは、三宅唱。映画『ケイコ 目を澄ませて』が第72回ベルリン国際映画祭ほか21の映画祭に出品されるなど、国内外で絶賛を浴びた三宅唱が、16mmフィルムを駆使して『夜明けのすべて』を映像化。原作にオリジナルの要素を加えつつ、生きづらさを抱えながらも少しずつお互いの殻を溶かし合っていく2人の姿を温かく、リアルに、ときにユーモラスに映し出す。映画『夜明けのすべて』あらすじ月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢美紗は、転職してきたばかりなのにやる気がなさそうな同僚・山添孝俊の些細な行動によって、怒りを爆発させてしまう。自己嫌悪に陥る美紗だったが、実は山添がパニック障害を患い、様々なことをあきらめていたことを知る。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもない、どこか同志のような特別な気持ちが芽生えていく二人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。【作品詳細】映画『夜明けのすべて』公開時期:2024年2月9日(金)出演:松村北斗、上白石萌音、渋川清彦、芋生悠、藤間爽子、久保田磨希、足立智充、りょう、光石研原作:瀬尾まいこ『夜明けのすべて』(水鈴社 刊)監督:三宅唱脚本:和田清人、三宅唱製作:『夜明けのすべて』 製作委員会企画・制作:ホリプロ制作プロダクション:ザフール配給:バンダイナムコフィルムワークス=アスミック・エース
2023年02月16日昨年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞した瀬尾まいこさん。受賞後第一作『夜明けのすべて』は優しさの詰まった作品だ。きっと、人のことなら助けられる。小さな親切に心温まる待望の新作。普段はのんびりした性格の美紗は月に一度、PMS(月経前症候群)による苛立ちが抑えられずにいる。彼女の勤務先に転職してきた山添君は気力がない青年だが、実はパニック障害を抱えている。互いの事情を知った二人は少しずつ相手を気遣うように…。瀬尾さん自身、2年ほど前パニック障害と診断されたという。「山添君と同じで突然気分が悪くなって救急病院に行って検査したら、そう診断されました。今は薬にも慣れて元気にしています」その前からめまいに襲われることがあり、周囲からPMSではないかと言われていた。「それで、PMSで婦人科に通っているママ友から、イライラを抑えられずに夫に物をぶつけたりするなどと、大変そうな話を聞いてたんです」恋愛も友情もないけれど、助け合う二人。といっても、素人の美紗が理容店に行けない山添君の髪を切ってビミョーな髪型にしてしまうことも。彼らのどの行動も押しつけがましくなく、マイペースで、だから相手も気が楽なのだろう。思わず笑ってしまうのがローソンのおにぎりのエピソード(どの場面で出てくるかはお楽しみに)だが、「ワクワクしませんか?コンビニのおにぎりって、チェーンによって全然味が違うと思うんです!」美紗のおおらかさと優しさは、著者自身が内包するものだと実感。「自分のことは助けられなくても、人のことは助けられると思う。空回りすることもあるだろうけれど」よく「自分を愛せない人は他人を愛せない」という文言も耳にするが、「それって不思議なんです。私は自分に興味はないけれど好きな人はたくさんいる。人助けも、私はつまらないことしかできないけれど何かしたいし、します」読めばきっとあなたもこの本に助けられ、誰かを助けたくなるはず。「いつも小説は、ただ楽しんでほしいという気持ちで書いています。でも本屋大賞の後みなさんからたくさん感想をもらって、私にも何かできることがあるのかな、という気がして。読んでちょっとでも明るい気持ちになってもらえたら、嬉しいです」『夜明けのすべて』PMSの美紗とパニック障害の山添。同じ職場の二人は、ささやかな親切で助け合うようになる。二人を見守る周囲の人(特に社長)も魅力的。水鈴社1500円せお・まいこ2001年「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞し、翌年単行本でデビュー。’05年『幸福な食卓』で吉川英治文学新人賞、’19年『そして、バトンは渡された』で本屋大賞を受賞。©文藝春秋※『anan』2020年12月16日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2020年12月15日肌が自ら美しくなる力を育む、ホリスティックスキンケアを提唱されているまいこホリスティックスキンクリニック。クリニックの名前にもなっている”ホリスティック”という言葉。ホリスティック=包括的・全体的を意味します。例えば、ニキビができた時、ニキビだけを部分的にケアするのではなく、ニキビができた根本的な原因を探り、ニキビの起きにくい身体全体のケアをしていく。それによって肌が自ら美しくなる力を育んでいくというコンセプトの、とても素敵なクリニックです。 腸は第二の脳!腸質スキンケアプログラム そんなクリニックで新たに始動したプログラムが”腸質スキンケアプログラム”。”腸は第二の脳”とも呼ばれていることは、美容業界ではもはや常識だけれど、そもそも”良い腸の状態”ってどんな状態なのか、そしてどんなケアをするといいのか全く分からないという人がほとんどなのではないでしょうか。 5年以上美容業界にいる私も、腸といえば菌活?納豆とかお味噌汁とか?お恥ずかしながらその程度の認識しかありません…。 この”腸質スキンケアプログラム”では、栄養解析や遅延型アレルギー、菌のバランスなど様々な検査によって自分の腸質を知ることができ、まいこ先生のもと、その検査結果に合わせた効果的な腸質ケアを4ヶ月かけて実践していくことができるのです。 クリニックオリジナルのクレンズジュースや酵素原液、サプリメントなどもドクター監修のもと取り入れることができて安心。 さらには、腸質日記をつけていくことで、自分自身で腸のコンディションを知ることができるようになるという至れり尽くせりなプログラムなのです。ひとりだと3日坊主になってしまいそうですが、先生と二人三脚なら頑張れそうです。 美容業界の駆け込み寺まいこホリスティックスキンケアクリニック ”肌が自ら美しくなる力を育む”というこのプログラムのコンセプトと院長まいこ先生の美貌とチャーミングなお人柄にすっかり虜になっている私。 美容業界の駆け込み寺としてすでに人気のクリニックでは、腸質ケアのほかにも様々なアプローチで内側から美しく導いてくださいますよ。 みなさまも、ぜひ代官山でホリスティックスキンケアを体感してみてはいかがでしょうか。 山崎まいこ院長滋賀医科大学卒業後、大阪市立総合医療センターで臨床研修を行い、大阪市立大学附属病院形成外科、大阪市内の皮フ科常勤医師、大阪市内美容皮膚科院長を経て、Maiko Holistic Skin Clinicを開院 米国Nutrition Therapy Institute日本校卒業 【お問い合わせ】まいこホリスティックスキンクリニック〒150-0034東京都渋谷区代官山町8-6ID DAIKANYAMA(アイディ代官山)2F03-6712-7015
2018年12月06日映画『僕らのごはんは明日で待ってる』が、2017年1月7日(土)にTOHOシネマズ新宿ほか全国の劇場で公開される。原作は、瀬尾まいこによる同名のロングセラー小説。無口でネガティブな亮太と、太陽のように明るく天真爛漫な小春を主人公に、高校生、大学生、社会人と7年越しの恋愛模様を描くラブストーリーだ。主人公の亮太役を演じるのは、Hey! Say! JUMPの中島裕翔。そしてヒロインの小春役には、”8代目ゼクシィガール”として注目を集め、ドラマ『家売るオンナ』や映画『聖の青春』などの話題作に次々と出演している若手女優・新木優子が抜擢された。監督・脚本は、『箱入り息子の恋』で第54回日本映画監督協会新人賞を受賞した日本映画界の新鋭・市井昌秀。亮太がカーネル・サンダース像を抱えて走るシーンなど、原作にはないオリジナル展開やコミカルな演出で、市井監督らしいスパイスを加えている。【作品情報】映画『僕らのごはんは明日で待ってる』公開日:2017年1月7日(土)出演:中島裕翔、新木優子、美山加恋、岡山天音、片桐はいり、松原智恵子/監督・脚本:市井昌秀原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)配給:アスミック・エース主題歌:『僕らのために...』(作詞:ケツメイシ、作曲:ケツメイシ & 小松一也 歌:ケツメイシ(avex trax))© 2017『僕らのごはんは明日で待ってる』製作委員会【あらすじ】無口でネガティブな亮太。太陽のように明るく超ポジティブな小春。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。社会人になったある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――。
2016年11月29日新人離れした世界観で読ませる嶽まいこさんのデビュー短編集が発売。作品が生み出されたきっかけなどを嶽さんが教えてくれた。『なんてことないふつうの夜に』というタイトルにちなみ、ふつうの夜を過ごす人々の身辺で起きる出来事がモチーフ。〈第1夜〉の「ビジネス・ロマンス・ホテル」は、憧れの先輩とふたりで地方出張に来たOLが、思い切って先輩を部屋飲みに誘い、意外な秘密を知る話。だが、この微笑ましいオチは、ほんのジャブ。〈第2夜〉〈第3夜〉と続くうち、ふつうにしてへんてこな濃度は増していく。「ウェブの連載を始めるにあたって、更新は夜にされて、それを読む時間帯も夜が多いのでは…という流れでテーマを“夜”にしました。もう少し内容を詰める用にマインドマップを作り、自分が描きたいシーンや人物を練っていきました。さらに、各話で、おどろきやどんでん返しを必ず入れたいなと思っていました」〈第5夜〉「手のひらに地上の星」や〈第9夜〉「2.5次元胃袋」では、その発想力に脱帽するし、〈第7夜〉「ハングリーガールの憂鬱」や〈第11夜〉「わたしの睡魔」は、フィクションなのに強く共感する。「私自身、ふつうでありつつ不思議が一緒くたになっているテイストが好きなんですね。イラストの仕事でも、日常と非日常が同じ地平にあるものをよく描きます」また、各話のメインキャラが集結するスペシャル描き下ろし〈打ち上げ編〉や、各話の終わりについている1コマなど、おまけ部分も充実。「打ち上げ編では、旅館の宴会場にキャラクターたちに集まってもらって、わいわい交流をさせたいなと。『このキャラクターなら、きっとこんなこと言うだろうな』と“らしさ”を意識しました。それを4コママンガに落とし込んでいくのは、とても楽しい作業でしたね」ちなみに、嶽さんの絵の繊細なタッチにも見入ってしまうが、「ペン入れに関しては、ほとんど手描きのアナログ作業です。2回出てくる爆発のシーンはそれぞれ描いているので、細かいところが違っていたり、夜の象徴である星空は、スパッタリング(霧吹き)したものをスキャンして取り込み、使っています」ストーリーも絵も12話それぞれに味わいや着地点が変わっていて、つい何度も読んでしまう作品集だ。◇『なんてことないふつうの夜に』眠りへの誘惑が仕事の睡魔、夜間に世界を救っている魔法少女など、すぐ横でふつうに起きていそうな、異常な出来事がいろいろ。食べ物の絵のうまさにも注目。祥伝社840円◇だけ・まいこイラストレーター、マンガ家。個人やグループで「コミティア」に参加したのちに祥伝社Webコミックサイト「FEEL FREE」でデビュー。HPは※『anan』2016年8月10日号より。写真・森山祐子(本)インタビュー、文・三浦天紗子
2016年08月08日