「大仁邦彌」について知りたいことや今話題の「大仁邦彌」についての記事をチェック! (1/3)
「極悪女王」や『孤狼の血』シリーズなどを手掛けてきた映画監督・白石和彌が、アメリカの大手エージェンシー「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」と契約。海外での映画製作も目指す。白石和彌監督は、北海道旭川市出身。若松孝二監督に師事し、2010年、『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビュー。2013年、ノンフィクションベストセラーを原作とした映画『凶悪』が第37回日本アカデミー賞優秀監督賞・脚本賞など、各映画賞を総なめし、一躍脚光を浴びる。『孤狼の血 LEVEL2』以後、数々の話題作を世に送り出し、2021年には『孤狼の血 LEVEL2』で第45回日本アカデミー賞の優秀賞最多13部門を受賞。昨年は、『碁盤斬り』、NETFLIXシリーズ「極悪女王」、『十一人の賊軍』の3作品が公開、配信された。『十一人の賊軍』一方、「UTA」はアメリカの大手4大エージェンシーのひとつ。俳優では、ハリソン・フォード、ジェニファー・ロペス、ザ・ロック(ドウェイン・ジョンソン)など、監督ではアカデミー賞作品『ノーカントリー』『ファーゴ』を手掛けたコーエン兄弟らが所属している。また、今回の契約に伴い、白石監督は1月31日(金)付けで新たにK2 Picturesとエージェント契約を締結した。■白石和彌 コメント光栄にもUTAさんから声をかけて頂き、自分自身に可能性があるのならワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました。これまでサポートして頂いたフラミンゴの赤城プロデューサーと、今後国内のエージェント業務とサポートをお願いするK2picturesに心より感謝申し上げます。残りの人生も真摯に映画作りに邁進し、多くの方に楽しんで頂ける作品を作っていけるように精進します。よろしくお願いします(シネマカフェ編集部)
2025年01月31日映画監督・白石和彌が、世界的なタレント・エンターテインメント・スポーツ・アドバイザリー会社である米大手エージェンシー「UTA(ユナイテッド・タレント・エージェンシー)」と契約したことを発表した。今後は、日本や海外での映画製作を目指すという。また、これに伴い、今まで長きにわたりエージェント業務を務めた有限会社フラミンゴとの契約を終了し、株式会社K2 Pictures(東京都目黒区、代表取締役:紀伊宗之、以下「K2 Pictures」)と新たにエージェント業契約を締結した。白石和彌は、1974年北海道旭川市出身。若松孝二監督に師事し、2010年『ロストパラダイス・イン・トーキョー』で長編デビューを果たした。2013年、ノンフィクションベストセラーを原作とした映画『凶悪』が、第37回日本アカデミー賞優秀監督賞・脚本賞など、各映画賞を総なめし、一躍脚光を浴びた。2021年には『孤狼の血 LEVEL2』で、第45回日本アカデミー賞の優秀賞最多13部門を受賞。昨年は『碁盤切り』、NETFLIXシリーズ『極悪女王』『十一人の賊軍』の3作品を公開した。■白石和彌 コメント光栄にもUTAさんから声をかけていただき、自分自身に可能性があるのならワールドワイドな作品作りに挑戦してみようという気持ちになりました。これまでサポートしていただいたフラミンゴの赤城プロデューサーと、今後国内のエージェント業務とサポートをお願いするK2picturesに心より感謝申し上げます。残りの人生も真摯に映画作りに邁進し、多くの方に楽しんでいただける作品を作っていけるように精進します。よろしくお願いします。
2025年01月31日MONGOL800とWANIMAが、2025年1月よりライブツアー『愛彌々 -TOUR 2025-』を開催する。ツアーは、1月31日(金) 埼玉・戸田市文化会館を皮切りに3月30日(日) 島根・島根県民会館 大ホールまで全国9カ所で開催される。チケットは、本日よりMONGOL800 OFFICIAL WEB先⾏、WANIMA MEMBERS会員先行がスタート。<ツアー情報>MONGOL800×WANIMA『愛彌々 -TOUR 2025-』■2025年1月31日(金) 埼玉・戸田市文化会館2月11日(火・祝) 鹿児島・川商ホール第1ホール2月12日(水) 佐賀・佐賀市文化会館大ホール2月24日(月・祝) 静岡・アクトシティ浜松2月27日(木) 高知・高知県立県民文化ホール オレンジホール2月28日(金) 香川・サンポートホール高松 大ホール3月23日(日) 沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと大劇場3月28日(金) 岡山・倉敷市民会館3月30日(日) 島根・島根県民会館 大ホール【チケット】全席指定:8,800円(税込)※⼩学⽣以上有料※未就学児はチケットを持つ保護者1名につき1名膝上での観覧■MONGOL800 OFFICIAL WEB先⾏受付期間:12⽉2⽇(⽉) 23:59まで■WANIMA MEMBERS会員先行受付期間:12⽉2⽇(⽉) 23:59まで特設サイト:
2024年11月29日丸山桂里奈が16日、自身のインスタグラムを投稿した。【画像】元サッカー選手 丸山桂里奈 ぼる塾のあんりとの2ショットを公開!「大仁さん、お誕生日おめでとう御座います私が高校の時からお世話になり、大学、マリーゼに入る時も大仁さんと話して決めました。代表もなでしこでは、団長として帯同してもらいとにかく気づくといつも近くにいてくれました。」と綴り、最新ショットを投稿。大仁さんとの長い付き合いと深い信頼関係が感じられる温かい投稿である。 この投稿をInstagramで見る 丸山桂里奈(@karinamaruyama)がシェアした投稿 ファンからは「最高の1日ですね」や「おめでとうございます㊗️」とコメントが寄せられた。
2024年10月16日第37回東京国際映画祭のオープニング作品とクロージング作品が決定した。オープニング作品は『十一人の賊軍』。本作は、笠原和夫の幻のプロットを基に白石和彌が監督し映画化。すでに北米やドイツ語圏でも配給が決まっている。主演は山田孝之と仲野太賀。白石監督は「映画祭のスクリーンで最初の目撃者になってください」とコメントを寄せた。『マルチェロ・ミオ』©Les Films Pelleasクロージング作品は『マルチェロ・ミオ』(監督:クリストフ・オノレ)。今年のカンヌ国際映画祭コンペ部門に選出されたフレンチコメディで、キアラ・マストロヤンニが実の父マルチェロ・マストロヤンニのようになってしまうという設定だ。同じく実の母であるカトリーヌ・ドヌーヴと共演したことでも話題となった。市山尚三プログラミング・ディレクターは「マルチェロ・マストロヤンニ生誕100年の今年の映画祭を締めくくるに相応しい作品」とコメントしている。白石和彌監督コメント東京国際映画祭のオープニングでの上映とのこと、とても興奮しています。『十一人の賊軍』にとって最高のスタートを飾ることが出来ました。ありがとうございます。是非とも映画祭のスクリーンで最初の目撃者になってください。会場で皆さんにお会い出来ること楽しみにしています。市山尚三プログラミング・ディレクターコメント(『十一人の賊軍』)かつて東映が得意としていた集団時代劇の伝統を引き継ぎ、アクション演出、美術セットなど、あらゆる点において今の日本映画の最高峰のプロダクションバリューを有する作品です。歴史の中で切り捨てられていった人々にスポットを当てたという意味でも重要だと思います。この作品を東京国際映画祭から世界に発信することを嬉しく思います。市山尚三プログラミング・ディレクターコメント(『マルチェロ・ミオ』)マルチェロ・マストロヤンニへのオマージュであると同時に、主演のキアラ・マストロヤンニを始め、多くのフランスの俳優たちが実名で登場し、スターたちの実像とフィクションの境界を曖昧にさせる実験性を持ったユニークな作品です。マルチェロ・マストロヤンニ生誕100年の今年の映画祭を締めくくるに相応しい作品です。第37回東京国際映画祭は10月28日(月)~11月6日(水)、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催。(シネマカフェ編集部)■関連作品:十一人の賊軍 2024年11月1日より全国にて公開©2024「⼗⼀⼈の賊軍」製作委員会
2024年09月12日クリスマスシーズンに合わせ『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』のアンコールツアーが決定しました。本ツアーでは堂珍嘉邦にとって約3年半ぶりとなる福岡市科学館ドームシアターを含む、福岡と東京の2都市を巡ります。クリスマスシーズンに贈る特別な堂珍嘉邦によるプラネタリウムライブ今年7月に神戸・東京の2都市で開催した『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』のチケットは早々に完売し、終演直後より再演を望む声が数多く寄せられました。そのような大きな反響を受け、クリスマスシーズンという特別な季節に同公演のアンコールツアーが決定しました。本ツアーでは堂珍嘉邦にとって約3年半ぶりとなる福岡市科学館ドームシアター(福岡)と、コニカミノルタプラネタリウム天空(東京)の2都市を巡ります。今年のクリスマスシーズは堂珍嘉邦の歌声と星空が共鳴する特別なプラネタリウムライブで、特別なひと時をお過ごしください。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■堂珍嘉邦オフィシャルファンクラブ「Drunkboat」先行受付(抽選)期間:2024年9月1日(日)10時00分~9月9日(月)23時59分※本受付はオフィシャルファンクラブ「Drunkboat」会員の方が対象となります ■ticket board先行受付(抽選)期間:2024年9月18日(水)10時00分~9月24日(火)23時59分※本受付はticket boardにご登録いただければ、どなた様でもご応募いただけます ■一般販売(先着)期間:2024年10月5日(土)10時00分~※予定枚数に達し次第受付を終了します ※先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上お申込みください●『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』福岡公演イベント概要●日程:2024年12月21日(土)時間:1st Stage 17:00開演(16:30開場) / 2nd Stage 19:00開演(18:30開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / 一般シートB(見切れ席):6,000円(税込)会場:福岡市科学館ドームシアター(プラネタリウム)●『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』東京公演イベント概要●日程:2024年12月23日(月)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / 三日月シート:18,000円(税込) ※2名掛け・各公演3席限定場所:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン(R)※約1時間の公演予定です。※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません。【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません●堂珍嘉邦(どうちんよしくに) プロフィール●テレビ東京のオーディション番組を経て、2001年3月7日に“CHEMISTRY”としてシングル「PIECES OF A DREAM」でデビュー。同シングルを含むファースト・アルバム『The Way We Are』が200万枚を達成。2017年には、5年間の充電期間を終え“CHEMISTRY”再始動。2021年に20周年イヤーFinalとして日本武道館公演を敢行。現在、25周年イヤーに向け活動中。2012年より本格的にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタート。自らの音楽性を開花させる。ソロとして、2022年11月には5年振りの有観客ホールワンマン『Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』をソールドアウトし、2023年、同公演を作品化した『堂珍嘉邦 LIVE 2022 Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』が発売中(CD2枚組+Blu-ray)。2024年11月9日(土)、10日(土)にてワンマンライブ決定!【堂珍嘉邦 HP: 】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年08月30日日中はベーカリーカフェとして営業夜はレストランとして営業終日、パンの販売もありご両親の製パン店と連携しオープンした、パンと料理とワインのお店オーナーは、代々木上原にある【sio】で3年間修業した後、24歳で自分の店を開いた青木虎太郎シェフ。高円寺にあるご両親が営まれている製パン店【しげくに屋55ベーカリー】と連携し、朝・昼・夜と楽しめるベーカリーカフェ&レストランをオープンしました。恵比寿で、朝9時から本格的なパンやワインがいただけると、グルマンたちの間でも話題に(朝からワインが飲めます!)。恵比寿ガーデンプレイス方面の坂を上り、恵比寿駅の線路沿いから1本入った場所にあります【繁邦】の特徴は、時間帯によってさまざまな楽しみ方があるところ。朝9時からオープンしているため、朝・昼はベーカリーカフェとして、パン・コーヒー・ワインのイートインに加え、【しげくに屋55ベーカリー】のパンを20種類ほど店頭で販売。夜のレストランでは、アラカルトメニューと、おまかせコース(8,000円)も用意しています。カウンター席は8席。日中は太陽の光が差し込み、やわらかな明るさ。夜はライトダウンし、ムーディーな雰囲気にテーブル席は全部で3卓16席。こちらは広い個室内のテーブル席。隣との距離も離れているので、周りを気にせず食事を楽しむことができます入り口を入ってすぐのテーブル席(夜のみ利用可能)利用方法やメニュー展開が多彩な分、最初にお店に訪れたときにどのように利用してよいのかわからなかったので、2024年5月下旬の営業時間やメニューをこちらでご紹介します。営業時間・ベーカリーカフェ 9:00~15:00・レストラン 17:30 or 18:00~、20:00 or 20:30~ (L.O.22:00)※コース/アラカルトあり・パンのテイクアウト 9:00~15:00、17:30~※売り切れ次第終了ベーカリーカフェタイムのパン販売の様子9:00~15:00ベーカリーカフェメニュー[フードメニュー]・『繁邦セット』(繁邦のパン3種、ミネストローネ、コンフィチュール、土遊野 平飼い卵)・『牡蠣とじゃが芋のオープンサンド』・『白いんげん豆と春野菜のオープンサンド』・『クレープ -シュガーバター-』・『クレープ -ハムとチーズ-』・『フレンチトースト』(9:00~11:00まで)[ドリンクメニュー]・ノンアルコールコーヒー(ホット・アイス)/紅茶(アールグレイ)/ほうじ茶/林檎ジュース(長野ちな農園)・アルコールグラスワイン/ビール※1ドリンク1フードの注文、混雑時は90分制この日いただいたベーカリーカフェメニューをご紹介します。9:00~ブレックファースト『繁邦セット』朝食に、日替わりパン3種にミネストローネ、ゆで卵がついた、パン食べ比べセットをオーダー。ミネストローネは野菜そのものの旨みや甘さを感じられるやさしい味わい。朝からスープが体に染みます。この日のパンは、佐賀県産の小麦を使った『バゲット』、『くるみといちじく(ブラックペッパー)』、『まるパン』。『バゲット』はしっかりとした皮の食感と小麦の甘さが印象的。バゲットの生地にイチジクとクルミが練り込まれた『くるみといちじく』は、ブラックペッパーが効いていて、ワインに合いそう。【しげくに屋55ベーカリー】が創業時からつくり続けているという『まるパン』は、ふわふわとした食感で、一口食べるとバターの香りとほんのり甘さが広がります。パンに添えられているのは、バターと「長野ちな農園」のりんご蜜。このりんご蜜が素朴な甘さでずっと食べられる味わい。瓶詰めして販売してほしいほどのおいしさでした。繁邦のクレープ『クレープ -シュガーバター-』シュガークレープに発酵バターと塩のみ、という素朴な味わいのクレープ。生地の厚さも絶妙で、軽やかなのに食べ応えがあります。トッピングの発酵バターや塩を合わせると味わい深くなり、添えられているレモンを搾れば一気にフレッシュな味わいに変わります。17:30~23:00ディナーメニュー[フードメニュー]パン・『繁邦のパン』(パン2種)前菜・『繁邦トースト』・『苺のクロスティーニ』・『マッシュルームとルッコラとブラータのサラダ』・『真鯛のカルパッチョ』・『カツオとトマトとブラータ』・『車海老と新たまねぎの春巻き』・『ホワイトアスパラのロースト』メイン・『鹿肉とレンコンのロースト』・『真鯛のパイ包焼き』・『岩中豚のロースト 山菜のソテー』・『和牛のローストと椎茸のソテー』パスタ・『マッシュルームのカチョエペペ』・『牡蠣のアラビアータ』・『白いんげん豆とカラスミのパスタ』[ドリンクメニュー]・アルコールグラスシャンパーニュ/グラスワイン/ボトルワイン/ビール(プレミアムモルツ)/ウイスキー(メーカーズマーク)・ノンアルコール番茶 生姜 八角/煎茶 バジル レモン/林檎ジュース(長野ちな農園)/ペリエ/紅茶/ほうじ茶この日いただいたディナーメニューをご紹介します。17:30~ディナー『繁邦トースト』まずはシグネチャーディッシュのパンを使った前菜から。オーブンでよく焼いたクルミパンの上に発酵バターとアンチョビをのせ、仕上げに黒胡椒と非加熱のハチミツ、ペコリーノチーズをふんだんにかけた一品。アンチョビの塩味とハチミツの甘さなどがバランスよく調和しています。『マッシュルームとルッコラとブラータのサラダ』旬のマッシュルームとルッコラの下にはブラータチーズがまるっと入っており、混ぜ合わせていただきます。白ワインに合う一皿。『車海老と新たまねぎの春巻き』トロットロになるまで炒めたネギと桜海老を合わせた餡で、旬の車海老と新たまねぎを包んだ春巻き。カリッと焼かれ、仕上げにたっぷりのカラスミがかけられており、なんとも美味。オレンジワインとの相性が抜群です。『ホワイトアスパラのソテーと蕗味噌』春を感じるホワイトアスパラガスのソテーをオーダー。フランス・ロワールのホワイトアスパラガスを、フライパンとオーブンで焼き上げたシンプルな一皿で、ソースは生クリームをベースに、ペコリーノチーズとバターを。最後に白トリュフの香りをアクセントにプラス。横に添えられているのは、ふきのとうのお味噌。味変も楽しめます。『繁邦のパン』この日の夜は『まるパン』と『ライ麦パン』『牡蠣のアラビアータ』『マッシュルームのカチョエペペ』も気になりましたが、この日はトマトソースのアラビアータを注文。適度な辛みと魚介の旨みが合わさったパスタ。2名分をそれぞれのお皿に分けて出してくれるサービスもうれしい。メインもいただきたかったのですが、お腹いっぱいになってしまったので……、また今後。この日はグラスワインの白とオレンジをいただきました帰りは、パンのテイクアウトもお忘れなく。売り切れ次第、終了なので、ディナーで訪れた際は、来店直後に購入しておくことをオススメします。左:スペシャル『もっちり食パン』、右:自家製酵母『オーガニックグリーンマスカット』左:もっちりベーグル『栗あん』、右:『ブルーベリーとクリームチーズ』朝・昼・夜と、おいしいパンや食事が楽しめる【繁邦】。ディナー営業は予約が可能なので、事前に予約することをオススメします。また、日によってはカフェ営業のみとなり、パン販売とレストラン営業をお休みしている場合もあるので、お店に伺う前に【繁邦】公式Instagramをチェックしてみてください。繁邦【エリア】恵比寿【ジャンル】ビストロ【ランチ平均予算】1,000円 ~ 1,999円【ディナー平均予算】8,000円 ~ 9,999円
2024年06月24日『孤狼の血』『死刑にいたる病』の白石和彌監督が草彅剛を主演に迎えた最新作『碁盤斬り』が17日(金)から公開になる。本作は、主人公の武士が苦境の中でもがきながら復讐を果たそうとするさまを描く時代劇で、“重厚”や“本格時代劇”と紹介されることもあるが、実際に映画を観ると、冒頭からクライマックスまでひたすらに面白い超絶娯楽時代劇になっていた! 「重厚な本格時代劇を撮る気なんてなかったですよね?」との質問に白石監督は「そんな気は1ミリもないです! 格式の高いものなんて僕にはできないですし、考えたこともないです」と宣言。美しく、疾走感と熱量あふれる娯楽時代劇『碁盤斬り』がついにスクリーンに登場する!キャリア初期から時代劇を手がけることを希望していた白石監督が本作を手がけることになったきっかけは、2019年の監督作『凪待ち』でタッグを組んだ脚本家・加藤正人からの提案だった。「加藤さんは前から囲碁が好きで、柳田格之進のことを知ってプロットを書いていたらしいんですよ。『凪待ち』が公開された後に、こういう企画があるので読んでもらえないか? と言われたのが最初でした。僕は前からずっと時代劇をやりたかったですし、加藤さんのプロットが本当に面白かったので本格的に動くことになり、脚本づくりをはじめました」柳田格之進は古典落語で繰り返し語られる演目で、本作はこの物語をベースに加藤正人がオリジナルの脚本を手がけた。主人公の浪人・柳田格之進(草彅剛)は冤罪事件に巻き込まれた結果、故郷の彦根藩を追われ、江戸の長屋で娘のお絹と貧しく暮らしている。ある日、彼は旧知の藩士から冤罪事件の真相を知らされ、復讐を決意。しかし、格之進は別のトラブルにも巻き込まれ、期限の迫る中、決死の復讐に旅立つ。劇中には囲碁の場面が盛り込まれ、登場人物たちが盤を挟んで対話し、時に探り合い、時に緊迫した対立を繰り広げるが、そもそも囲碁の展開を映画で描くのは難しい。白石監督は「そこは苦しんだところですよね」と笑顔を見せる。「僕も囲碁のルールについては、この企画が動き出してからアプリを入れて勉強し始めるレベルだったんです。囲碁は難しいんですよ。将棋とかチェスだと、相手のコマをとって、相手を追い詰めていく過程がもう少しビジュアルでわかるんですけど、囲碁は陣取りゲームで、映像と食い合わせが良いわけではない。そこをどう表現するのか?」突破口は棋士の取材中にあった。「高尾紳路先生という著名な棋士の方に教えていただいたのですが、教えてもらっている時の先生の手だけじゃなく、顔を見ている時に『この局面ではこういう感じなんだ』と響くものがあったんです。だから撮影でも表現しきれない部分があるのであれば、俳優の演技と表情で勝負して、どちらが優勢なのかわかる部分は盤面も撮っていくようにしました」結果、完成したシーンは、囲碁の盤の状況、石を置く俳優の指先、そして局面によって変化していく俳優の表情、座り方、姿勢が組み合わさり、囲碁のルールがわからなくても、ふたりの戦いがどのような状況なのか手に取るようにわかるシーンになった。本作で重要なのは、囲碁の結果ではなく、盤を挟んで対峙する人間のドラマ。どんな精神状況にあるのか? どんな想いで一手を投じるのか? この取材は結果として柳田格之進の描写にも影響を与えることになった。「棋士は一見、静かに座って打っているようでも、実は『こいつは人を殺すぐらいの気持ちで打ってるんだろうな』と相手に対して思うことがあるそうなんですよ。『こんな局面で、こんな手を打つのか! こいつはヤバいやつだ』っていうような。そういう“一線を越える”瞬間が、武士の格之進にもあると思うんですけど、それは囲碁の話を聞いて発想したことなんです。もちろん、僕にはそれがどんな手なのかわからないですし、達人にしか打てない手はあると思うんですけど、棋士の方の話からヒントをもらうことは多かったですね」草彅剛は「いつの間にか“その時代の人”になっている」白石監督が語る通り、本作の主人公・柳田格之進は、いわゆる浪人ものによく出てくる“穏やかだけど、実はスゴ腕”におさまり切らない人物だ。穏やかに見えるが、情熱や過去への想いは消えることはなく、ある局面では“一線を越える”こともある。単なる善人やヒーローではない、危険な魅力があるのだ。そんな振れ幅の広い役柄を草彅剛が見事に演じている。「とても穏やかでマイルドな人で、格之進のように真面目で仕事に対して一途なんです。その点で草彅さんはこの役にピッタリなんですけど、内在している情熱のような、爆発する想いのようなものも、普段なかなか見えないですけど持っていると思うんですよ。だから、草彅さんの中にある熱だったり、危うさのようなものは撮りながら少し感じることがありましたね。あと驚くのは、いつの間にか“その時代の人”になっていること。ちょっと時間が空くとギターを弾いてたりするんですけど(笑)、ふっと気がつくと役になりきっていて、いつの間にかその世界を支配している。その境目が本当にわからない。本当にすごい俳優です」物語の中で格之進は次々に苦しい局面に立たされる。冤罪に巻き込まれ、事件に巻き込まれ、娘の想いを抱えたまま復讐の旅を続ける。そこで生まれる格之進の想いや漏れ出てくる危うさが本作の最大の魅力だ。「小林正樹監督の『切腹』とか『上意討ち 拝領妻始末』が本当に面白くて、不条理の中に美しさがある。だからこの映画でも、不条理の中で“のたうちまわる”人間を撮りたい、という想いが根本にありました」ポイントは“美しさ”だ。本作では苛烈な場面や、緊張感が増す場面でも圧倒的に美しい。それは“美しい自然”の種類ではなく、セットを建て、照明をあて、レンズを通して描き出される“映画的な美しさ”だ。そこで撮影監督の福本淳、美術監督の今村力、照明の市川徳充ら『凪待ち』でもタッグを組んだスタッフが集められ、京都撮影所で撮影が行われた。「京都で撮影するので、一緒に同じものを見て、一緒に悩んでくれる人が必要だと思ったので、同じく京都撮影所が初めての福本さんにお願いしました。この映画ではとにかく美しく撮りたかったんですけど、福本さんはそういう腕を持っている方です。あと、市川徳充さんのライティングが時代劇になったときにどうなるのかも、すごく興味がありました。“リアルで美しい時代劇が撮りたいです”というオーダーでライティングをしてもらいました。映画的な美しさについては美術の今村さんの力が大きいです。僕はデビュー作からずっと今村さんと仕事をしてきて、今村さんが現役のうちに京都で仕事がしたい、というのが目標のひとつだったんです。今年で今村さんは80歳なんですけど、やっとこの映画で実現しました。時代劇は制約も多いですけど、過去の時代劇が積み上げてきた知恵とアイデアがいっぱいあるわけですよね。今村さんにはそこをお願いしたかったんです。今だったらCGでやってしまうような背景も、ホリゾント(背景用の幕や壁)に背景を描いてもらったりしましたし、劇中に出てくる吉原の門の前の橋も、実際はあんなにも大きくはないと思うんですけど、京都に『緋牡丹博徒 お竜参上』の時の橋の図面があったので、あえてそのまま持ってきたり……日本映画の良い時代の力を感じられるような作品にしたいと思いました」本作は真面目な映画でも、格式の高い映画でも、本格的な映画でもない。とにかく楽しく、最後の最後まで飽きる瞬間がなく、スクリーンに広がる映像が美しく、登場する俳優たちが粋で危うい白石和彌流の“娯楽時代劇”の傑作に仕上がった。「この映画に限らずですけど『俺は娯楽映画をつくっているんだ!』といつも思っています。その都度、反省しながらスタッフと検証したり、学んでいきたいと思っていますけど、この映画でもアート作品をつくろうとか、格式の高い映画をつくろうとかはまったく思わなかったですね。ただ、美しい映画にしたいとは思っていました。荒々しさよりも美しさ。あとはお客さんを飽きさせずに最後まで一気に観てもらえるものを、と思ってつくりました」『碁盤斬り』5月17日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー(C)2024「碁盤斬り」製作委員会
2024年05月16日毎年恒例となった堂珍嘉邦による七夕シーズンのプラネタリウムライブ『LIVE in the DARK』。今年は7月7日(日)の七夕当日にバンドー神戸青少年科学館(神戸)、7月11日(木)にコニカミノルタプラネタリウム天空(東京)での開催が決定しました。井上薫/柴田敏孝の2名のキーボーディストと真城めぐみをコーラスに迎えた特別な編成でお届けする七夕ライブをお見逃しなく。七夕の夜は特別なプラネタリウムライブを『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』堂珍嘉邦自身、ライフワークの一部と位置付けるプラネタリウムでの特別なライブイベント『LIVE in the DARK』。毎年恒例となった七夕シーズンの公演を、今年は7月7日(日)の七夕当日にバンドー神戸青少年科学館(神戸)、7月11日(木)にコニカミノルタプラネタリウム天空(東京)での開催が決定しました。サポートには井上薫/柴田敏孝の2名のキーボーディストと、真城めぐみをコーラスに迎えます。聴く者の心を優しくつつみ込む堂珍嘉邦の歌声が、満天の星々の中に響き渡るプラネタリウムライブをぜひお見逃しなく。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■堂珍嘉邦オフィシャルファンクラブ「Drunkboat」先行受付(抽選)期間:2024年4月14日(日)10時00分~4月23日(火)23時59分※「Drunkboat」会員の方が対象となります。詳細はオフィシャルサイトへ ■一般販売(先着)期間:2024年5月11日(土)10時00分~※予定枚数に達し次第受付を終了します ※先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』神戸公演イベント概要●出演:堂珍嘉邦 / サポート:井上薫(key.)、柴田敏孝(key.)、真城めぐみ(cho. / Per.)日程:2024年7月7日(日)時間:1st Stage 16:30開演(16:00開場) / 2nd Stage 18:30開演(18:00開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / リラックスシート:18,000円(税込) ※2名掛け/各公演4席限定会場:バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)●『堂珍嘉邦 LIVE in the DARK tour 2024 -AMANOGAWA-』東京公演イベント概要●出演:堂珍嘉邦 / サポート:井上薫(key.)、柴田敏孝(key.)、真城めぐみ(cho. / Per.)日程:2024年7月11日(木)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / 三日月シート:18,000円(税込) ※2名掛け・各公演3席限定場所:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン(R)※約1時間の公演予定です。※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません。【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません●堂珍嘉邦(どうちんよしくに) プロフィール●テレビ東京のオーディション番組を経て、2001年3月7日に“CHEMISTRY”としてシングル「PIECES OF A DREAM」でデビュー。同シングルを含むファースト・アルバム『The Way We Are』が200万枚を達成。2017年には、5年間の充電期間を終え“CHEMISTRY”再始動。2021年に20周年イヤーFinalとして日本武道館公演を敢行。現在、25周年イヤーに向け活動中。2012年より本格的にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタート。自らの音楽性を開花させる。ソロとして、2022年11月には5年振りの有観客ホールワンマン『Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』をソールドアウトし、2023年、同公演を作品化した『堂珍嘉邦 LIVE 2022 Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』が発売中(CD2枚+Blu-ray)。堂珍嘉邦 HP: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月15日株式会社阪神コンテンツリンクでは、ボーカル・デュオとしてもソロ・アーティストとしても精力的に活動している堂珍嘉邦の公演「堂珍嘉邦 Billboard Live Tour 2024」を記念して、オンラインショップ「Shop.Merchan.jp(ショップ・マーチャンドットジェイピー)」にて、4月10日(水)12:00よりオリジナルグッズを販売いたします。ご好評にお応えして昨年よりラインナップを拡大し、トートバッグ(3種)、マグカップ(3種)・アクリル時計(1種)を展開(トートバッグのみ公演当日に会場でも数量限定で販売予定)。ここでしか手に入らないグッズですので、ぜひこの機会にお買い求めください。■オンラインショップ「Shop.Merchan.jp(ショップ・マーチャンドットジェイピー)」「堂珍嘉邦」オリジナルグッズを販売!★特設ページ★(Shop.Merchan.jp): ■「堂珍嘉邦 Billboard Live Tour 2024」公演先日、CHEMISTRYとしては約2年ぶりとなる全国ホールツアーを終えたばかりの堂珍嘉邦。昨年2023年には、ビルボードライブ横浜へソロで初登場、その数日後にはCHEMISTRYとビルボードクラシックスのコラボレーションによるフルオーケストラのアンコール公演を開催したほか、俳優としても活躍の幅を広げ、輝き続ける彼が贈る最新のステージ、ぜひお見逃しなく。◎公演情報公演情報及びチケットに関するお問合せは下記URLをご覧ください。・Billboard Live YOKOHAMA ・Billboard Live OSAKA ★関連URL★・堂珍嘉邦 オフィシャルサイト: ・Billboard Live: ■Shop.Merchan.jp(ショップ・マーチャンドットジェイピー)音楽・スポーツ・アニメ・ゲーム・漫画といった様々なジャンルのIP(知的財産、ロゴ、イラスト等)を使用したオリジナルグッズを購入いただけるECショップです。IPホルダーの監修を受けた公式キャラクターグッズなど「ここでしか買えないグッズ」を多数取り揃えています。★ショップサイト★・ ※掲載の際は、右記【 】内の記載をお願いいたします。 【(c)Merchan.jp (c)2024株式会社 阪神コンテンツリンク】<会社概要>株式会社阪神コンテンツリンク HANSHIN CONTENTS LINK CORPORATION本社所在地 大阪市福島区海老江1丁目1番31号 阪神野田センタービル10F資本金 230,000千円(阪神電気鉄道株式会社 100%出資。阪急阪神東宝グループ)事業内容 コンテンツ事業、音楽事業、広告メディア事業、サイン制作事業株式会社 阪神コンテンツリンク リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月10日草彅剛を主演に、本作が自身初の時代劇となる白石和彌監督が奇跡のタッグを組んだ『碁盤斬り』より、本ポスタービジュアル、本予告映像、場面写真が一挙に公開された。完成した本ポスターは、静寂と暗闇の中、精悍な表情で一点を見据える、復讐に燃える主人公・柳田格之進(草彅さん)の横顔が大きく写し出され、怒りが伝わってくる一枚となった。また映像は、濡れ衣をきせられ、妻も喪い、故郷を追われた格之進が、一人歩みを進めるシーンから始まり、続いて格之進の一人娘・絹(清原果耶)の「父上は、一旦こうと決めたら何があっても後には引きません」という言葉と凛とした眼差し、囲碁や日々の暮らしに誠実に向き合っている格之進の姿が続く。ある日、格之進は旧知の藩士から妻の最期に関する驚くべき事実を聞く。身の潔白の証明のため自ら命を絶とうとする格之進だったが、絹の必死の訴えにより、父と娘それぞれの誇りを賭けた闘いが始まる。『碁盤斬り』は5月17日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:碁盤斬り 2024年5月17日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2024「碁盤斬り」製作委員会
2024年02月27日「錦秋十月大歌舞伎」(10月2日初日~25日千穐楽)夜の部に上演される『水戸黄門』に主演する坂東彌十郎が取材会に出席し、「肩の凝らないものを目指したい」と抱負を語った。様々な作品を通し、時代を超えて愛される『水戸黄門』は、日本各地を漫遊し、世直しを行った黄門様の勧善懲悪の物語。今回上演する「讃岐漫遊篇」は水戸光圀公(水戸黄門)が、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)と共に、お忍びで訪れた四国の讃岐を舞台に物語が繰り広げられる。今回は、ドラマや映画など活躍の場を広げる彌十郎が“黄門様”として親しまれる水戸光圀を初役で勤めることに。「皆さんが持っていらっしゃるイメージの水戸黄門、歴代の皆さんそうですけれども、そういうイメージに近づけられればなと。キャラクターとしては違和感のない、そして、ほっこりしてにこやかに帰っていただける水戸黄門になりたいなと思っております」と自身が目指す水戸黄門のイメージを語った。また、「子どもの頃からいろいろな方の黄門さんを拝見していました。なんとうちの父(坂東好太郎)もやってたっていうことを後から知ったんですが」と不思議な縁を明かし、「この作品には、必ず人情味のある部分が出てきます。 やはり、勧善懲悪が好きなので、最後はスッキリと終われて、なんか良かったなという気持ちでお芝居を見られる、肩の凝らないものを目指したいなと思っております」と意気込んだ。讃岐の国に自分の長男を養子に出しているという設定で、「長男と黄門様とのちょっとした確執とか、そういう親子の情愛も見ていただければ。最近、そういうほんわかした芝居が少なくなっている気もして。そういう部分を大切にやっていきたいなと思っています」とも。活躍の場が広がるなかでの水戸黄門役に「こんなありがたいことはないです。見に来てくださる方を、絶対に裏切らないようにしたいと思いますので、また彌十郎の芝居を見てみたいなって思っていただけるように、もうこれは本当に日々努力、精進するしかないと思っております」と表情を引き締めていた。<『水戸黄門』讃岐漫遊篇あらすじ>さきの中納言・水戸光圀公(水戸黄門)は、お供の佐々木助三郎(助さん)と渥美格之進(格さん)を引き連れて、お忍びで四国の讃岐にやって来ました。助三郎と格之進は金毘羅宮の境内でお蝶という美しい娘に出会いますが、お蝶が長次という男であることが露見したうえに、財布を掏られてしまいます。一方、水戸の百姓老爺に身分を偽ってうどん屋にいた黄門様は、そこで領主松平頼常に対する領民たちの不満を耳にします。実はこの頼常こそ黄門様の長男。果たして黄門様一行は藩の内部ではびこる悪の根源を成敗することができるのか。歌舞伎座『水戸黄門』特別ポスター<公演情報>歌舞伎座新開場十周年「錦秋十月大歌舞伎」【夜の部】『水戸黄門』讃岐漫遊篇作:宮川一郎演出:齋藤雅文出演:水戸光圀:坂東彌十郎松平頼常:中村歌昇うどん屋娘おそで:坂東新悟佐々木助三郎:中村福之助渥美格之進:中村歌之助娘お蝶実は九紋竜の長次:中村虎之介うどん職人茂助:澤村宗之助目付沢木源之助:中村吉之丞吉太郎妹お光:市川男寅港屋の伜吉太郎:大谷廣太郎山崎又一郎:中村亀鶴港屋辰五郎:片岡亀蔵うどん屋女将お源:中村魁春2023年10月2日(月)~10月25日(水)会場:東京・歌舞伎座チケット情報公式サイト
2023年09月30日2023年12月23日(土)、クリスマスシーズンの夜を彩るプラネタリウムライブ『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』が決定しました。バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)を舞台に、井上薫/柴田敏孝の2名のキーボーディストと、真城めぐみをコーラスに迎えた特別な編成で開催します。12月23日(土)、バンドー神戸青少年科学館にて『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』開催決定!堂珍嘉邦自身、ライフワークの一部と位置付けるプラネタリウムでの暗闇ライブ『LIVE in the DARK』。今年7月の七夕シーズンに開催し全公演ソールドアウトを記録した東京公演に続き、12月23日(土)に堂珍嘉邦にとって初となる神戸公演の開催が決定しました。本公演では井上薫/柴田敏孝の2名のキーボーディスト、さらにコーラスに真城めぐみをサポートに迎えた特別な編成で開催します。街も星空も華やぐ特別な季節。今年のクリスマスシーズンは堂珍嘉邦による特別なプラネタリウムライブをお楽しみください。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■堂珍嘉邦オフィシャルファンクラブ「Drunkboat」先行受付(抽選)期間:2023年9月18日(月)18時00分~9月26日(火)23時59分※「Drunkboat」会員の方が対象となります ■ticket board抽選受付(抽選)期間:2023年10月7日(土)10時00分~10月15日(日)23時59分※本受付はticket boardにご登録いただければ、どなた様でもご応募いただけます ■一般販売期間:2023年10月28日(土)10時00分~※予定枚数に達し次第受付を終了します ※先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』神戸公演イベント概要●出演:堂珍嘉邦 / サポート:井上薫(key.)、柴田敏孝(key.)、真城めぐみ(cho.)日程:2023年12月23日(土)時間:1st Stage 16:30開演(16:00開場) / 2nd Stage 18:30開演(18:00開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / リラックスシート:18,000円(税込) ※2名掛け/各公演4席限定会場:バンドー神戸青少年科学館ドームシアター(プラネタリウム)※約1時間の公演予定です。※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません。※イベント終了後は速やかなご帰宅をお願いいたします。【イベントに関する注意事項】※本イベントはプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。※本イベントは時節に応じた感染症防止対策を徹底して実施いたします※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません●堂珍嘉邦(どうちんよしくに) プロフィール●テレビ東京のオーディション番組を経て、2001年3月7日に“CHEMISTRY”としてシングル「PIECES OF A DREAM」でデビュー。同シングルを含むファースト・アルバム『The Way We Are』が200万枚を達成。現在まで総売り上げ1,800万枚(シングル37枚/ オリジナルアルバム7枚※編集盤多数)を誇る日本を代表するアーティストとなる。2012年より本格的にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタート。自らの音楽性を開花させる。2017年には、5年間の充電期間を終え“CHEMISTRY”再始動。2021年に20周年イヤーFinalとして日本武道館公演を敢行。ソロとして、2022年11月には5年振りの有観客ホールワンマン『Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』をソールドアウトする。2023年2月には、オリジナルミュージカル『FLAGLIA THE MUSICAL』にて魔法使い“ユク”役として主要キャスト出演。9月には再演となるブロードウェイミュージカル『アナスタシア』への出演が決定している。堂珍嘉邦 HP: ●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。Shout!360詳細:www.shout360.xyz 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月12日2023年5月20日(土)より、府中市美術館では、『発掘・植竹邦良ニッポンの戦後を遷す夢想空間』が開催される。幻想的なモチーフやダイナミックな都市風景を緻密に描いた、植竹邦良(1928~2013)の全貌を紹介する初の回顧展だ。1928年(昭和3)、東京に生まれ、学徒動員や空襲に脅かされながら青年期を過ごした植竹邦良は、戦後、米軍管理下の印刷工場で働きながら画家を目指した。そんな彼が1960年代以降たどりついたのが、戦時下の記憶や、安保闘争、学園闘争といった社会の状況が複雑に編み込まれた夢想的な空間描写。個人的な記憶や世相を象徴するモチーフが入り乱れ、反復しながらどこまでもつながっていくその緻密な作品は、当然コンピューターグラフィックなどであるはずはなく、正真正銘、植竹が手で描いたものである。その圧倒的なイメージと異様な迫力に、息をのむ人は多いに違いない。さらに1970年代以降、彼の非現実的な空間は、様々なアングルで自ら撮影した地形模型や、高度経済成長で増殖していく巨大構造物を取り込みながらますますダイナミックに展開した。かくも独特な世界の構築に影響を与えたのは、1950年代の若き日、彼が接点を持ち、その多くを吸収した前衛美術会周辺の画家たちだった。同展では特集展示として、当時盛んだった社会運動などに取材したルポルタージュ絵画で知られる前衛画家たち――中村宏、池田龍雄、尾藤豊、桂川寛らの作品もあわせて紹介する。植竹邦良の作品に大きな影響を与えた、戦後昭和の激動と美術との関係を、肌で感じることができるだろう。なお同展会期中には、戦後社会の美術家や実際の作品を解説する講座なども開催。詳細は、美術館ホームページで確認を。<開催情報>『発掘・植竹邦良ニッポンの戦後を映す夢想空間』会期:2023年5月20日(土)~7月9日(日)会場:府中市美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜料金:一般700円、大高350円、中小150円公式サイト:
2023年05月08日愛之助バイク&彌十郎カメラ写真が到着!BS松竹東急<BS260ch・全国無料放送>では、開局1周年となる3月26日(日)の夜9時より「BS松竹東急 開局1周年記念特別企画愛之助が走る!彌十郎が撮る!北条家ゆかりの伊豆めぐり~バイクとカメラ 絶景&グルメ旅~」を放送いたします。2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、小栗旬さんが演じる主人公・北条義時の兄・宗時を片岡愛之助(左)が、宗時と義時の父・時政を坂東彌十郎(右)が熱演し、大きな話題を呼びました。今回、BS松竹東急の開局1周年を記念して、北条家ゆかりの地である伊豆を、愛之助はバイク、彌十郎はカメラと、“趣味”をテーマに巡ります。放送に先立ち、2人の新写真が到着!ロケ後に彌十郎と宮瀬茉祐子を直撃したインタビュー、彌十郎がおすすめするワインのプレゼント企画の情報もお届けします!坂東彌十郎 『“伊豆に帰ってきたな”という思いです 』宮瀬茉祐子 『 とても穏やかな時間が流れる旅でした 』彌十郎●もともと伊豆は大好きなので、帰ってきたなって感じですね。(川魚の)あまご、ワインなど地元グルメも楽しめましたし、富士山もきれいに見えてうれしかったですね。時間がゆっくり流れて、とっても穏やかな心持ちになれたし、お仕事しながらもリフレッシュできました。宮瀬●私は“伊豆初心者”なのですが、最初に訪れた願成就院から素晴らしく、心癒やされるというか、気持ちがすーっと落ち着いて。ぜひまた来たいと思います。伊豆はすごく素敵な場所ですね。ワイナリーで試飲。美味ぞろいで ワイン好きの彌十郎も唸る!願成就院で北条時政の墓に手を合わせ、 彌十郎を「時政様」と呼ぶ副住職と再会。彌十郎●(大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じた)北条時政としてもうれしいですね! 願成就院もそうですし、伊豆には不思議な空気感があります。宮瀬●たくさんある伊豆の観光スポットの中でも、今日は落ち着いた場所を巡っていったので、とても穏やかな時間が流れていきましたよね。彌十郎●私は富士山の写真をいろいろな方向から撮るのが好きなのですが、よく一人でふらっといく山中湖から見る景色と、伊豆から見る景色はぜんぜん違う。南側ということもあって、見える雪の積もり方も違います。大河ドラマに出演させていただいたからだと思うのですが、出演が決まってから初めて伊豆を訪れた時に「若き日の時政も、鎌倉から追放されて伊豆に帰ってきたときの時政も、この富士山を見ていたのだろうな」と感慨を覚えました。若い頃と年齢を重ねてからでは、同じ富士山でも見え方が違ったのではないかと思います。宮瀬●今回、カメラマンとしての彌十郎さんを初めて目にしたのですが、大先輩である彌十郎さんが、まるでカメラを片手にした少年のように見えました(笑)。すごく好奇心旺盛でいらっしゃるし、喜々としてシャッターを切る姿をそばで見るのはとても楽しく、ご一緒させていただいてとてもうれしかったですね。浄蓮の滝の美しさに、2 人は思わず笑顔。宮瀬 はスマホを取り出し彌十郎とともに自撮りも!彌十郎●旅の最後に訪れた堂ヶ島は、今回4回目なのですが、一人でドライブに行ったこともあるし、家内と一緒に行ったこともある。遊覧船もいいんですよ。昼間の明るい時に乗ると海面に光がさして美しいし、夕日の時間もこれまた素晴らしい。専門店で川魚「あまご」料理に舌鼓。宮瀬●私は堂ヶ島は初めてだったのですが、彌十郎さんにいろいろな見方を教えていただきました。彌十郎●番組内で、これから別の日に伊豆を訪れる愛ちゃん(片岡愛之助)におすすめポイントを紹介したけど、やっぱり浄蓮の滝には感動してくれると思うし、ワイナリーは天気がよければ、なおいいとい思います。ぶどう畑に囲まれた高台にあって、見晴らしがすごくいいんですよ。あと、願成就院は大河ドラマの撮影のときに愛ちゃんも行っているけど、久しぶりの訪問になるんじゃないかな。番組をご覧になってくださる方は、私達といっしょに伊豆を旅行した気分を味わってもらえると思います。宮瀬●“伊豆初心者”の方にも楽しんでいただけますし、ある意味で通好みのスポットを巡る旅になっていると思いす。伊豆は彌十郎さんの地元だと思うので、地元民に教えてもらうのが一番だと思います!彌十郎● 北条の地元ですから(笑)。堂ヶ島で、水平線に沈む夕日の美しさにしばし時を忘れる。〈プレゼント企画〉 彌十郎おすすめワインのプレゼント企画も決定!ワイン好きの彌十郎が、番組で訪れた「中伊豆ワイナリーヒルズ」で選んだ“おすすめワイン”を10 名様にプレゼント!賞品や応募方法など、詳しくは番組内で発表します。【番組概要】【 番組名 】BS松竹東急 開局1周年記念特別企画愛之助が走る!彌十郎が撮る!北条家ゆかりの伊豆めぐり~バイクとカメラ 絶景&グルメ旅~【 放送日時 】3月26日(日) 夜9時~11時【 番組内容 】BS松竹東急の開局1周年を記念し、片岡愛之助と坂東彌十郎が静岡・伊豆の旅へ! 大河ドラマ「鎌倉殿の 13 人」で、主演の小栗旬さんが演じる北条義時の兄・宗時(愛之助)、父・時政(彌十郎)を演じた 2 人。北条家ゆかりの地を、愛之助はお気に入りのドゥカティのバイクにまたがり、彌十郎は大切にする一眼レフカメラを片手にそれぞれ巡ります。また、愛之助にはバイクが趣味で大型自動二輪免許を持つタレントの水野裕子が、彌十郎にはBS松竹東急の「音楽の轍~出発のファンファーレ」「音楽の轍〜NEW YEAR SPECIAL」で MC を務めたフリーアナウンサーの宮瀬茉祐子が同行し、旅を盛り上げます。愛之助と彌十郎は互いにメッセージを送りつつ、浄蓮の滝や堂ヶ島をはじめとした代表的な観光地を巡り、ワイナリーを訪れ、川魚など地元の絶品グルメを堪能。さらに番組内では大河ドラマで共演した“あの 2 人”が映像で登場する⁉ 歌舞伎をはじめ様々な分野で活躍する愛之助と彌十郎の、貴重で魅力あふれる素顔をお楽しみください。【 放送局 】 BS松竹東急(BS260ch・全国無料放送)【 番組「お知らせ」ページ 】 【 局公式 Twitter 】 @BS260_official 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月13日狂言和泉流宗家主催、『和泉流二十世宗家和泉元彌を観る会』が2023年4月14日(金)にセルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー地下2階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 ★枚数限定割引チケットあり公式ホームページ 数え年50歳!舞台45年を迎える和泉元彌が「今」演じたい…「今」皆様にご覧いただきたい演目を厳選してお送りする狂言会です。人生100年時代!折り返し地点の和泉元彌の「今」を『和泉元彌を観る会』でご覧下さい。和泉流に伝わる現行曲(レパートリー)254曲は、「入門」「小習」「中習」「一番習」「準大習」「大習」「極大習」「一子相伝」と8段階に位分けされています。今回の公演開催のきっかけは、もう一度!『金岡』を演じたい‼️という思いが大きくなり過ぎたことです。昨年、私、和泉元彌の嫡男の和泉元聖が『金岡』の披キ(初演)を無事に終えました。狂言の伝承方法は650年の間変わることなく『口伝』といって師匠の真似をすることで体得していくものです。師匠は本番同様のことを演じて見せるわけです。数ヶ月にわたり連日、稽古のために何度も何度も、繰り返し繰り返し『金岡』の謡を謡う内、改めて、その旋律の素晴らしさ、日本語の美しさ、恋焦がれ苦しむ金岡の心情、細やかな表現を『今』の自分でもう一度演じたい!と思うようになりました。自分自身の披キ(初演)から30年以上が経った、『今』の和泉元彌で。父の演じる『金岡』に憧れていたあの頃から、成長をした自分の芸の力で。次世代を担う跡取りの元聖が楷書の『金岡』を演じたからこそ、思えたことです。相手役の妻を娘の采明が演じるのも、師匠としては感慨深いものがあります。20歳ほどの内裏上臈に恋をした、稀代の絵師・巨勢金岡の恋狂いを繊細な謡という技をもって表現する大曲。48歳の和泉元彌が全身全霊で演じます。続いてご覧いただく『腰祈』では、年老いて腰の曲がった祖父(おおじ)を演じます。艶っぽく脂ののった『金岡』とは、正反対のような役を選ばせていただきました。狂言が伝えてきた演じる芸の幅を感じていただけるよう努めます。力強い山伏は私の姉、宗家筆頭控え家当主・史上初女性狂言師狂言和泉淳子の嫡男の和泉和秀に務めさせます。太郎冠者を和泉流筆頭職分家当主・三宅藤九郎を演じ、支えてくれます。最後の演目『二人袴』は、狂言の笑いを存分に堪能していただきたい!と選曲いたしました。婚礼後、聟が初めて妻の実家を訪ねる「聟入りの儀」、改まった席上での花聟親子の大失敗談を描く傑作です。聟を嫡男の和泉元聖が演じ、私が親を。舅を和泉淳子、太郎冠者をその長女和泉慶子が演じます。手放しに笑い楽しんでいただける和泉元彌宗家親子、和泉淳子親子の共演で華やかにお届けいたします。【番組】狂言『金岡(かなおか)』巨勢金岡:和泉元彌、妻:和泉采明寺井宏明(笛方森田流)、 幸清次郎(小鼓方幸清流宗家)、内田輝幸(大鼓方葛野流)狂言『腰祈(こしいのり)』祖父:和泉元彌、山伏:和泉和秀、太郎冠者:三宅藤九郎狂言『二人袴(ふたりばかま)』聟:和泉元聖、親:和泉元彌、舅:和泉淳子、太郎冠者:和泉慶子出演者プロフィール狂言和泉流二十世宗家 和泉元彌1974年生まれ。和泉流十九世宗家和泉元秀の嫡男。祖父は人間国宝九世三宅藤九郎。修行は1歳半から始まり、4歳の時「靭猿」で初舞台。九歳で狂言最高の格式を持つ「三番叟」、以来「奈須與市語」「金岡」、史上最年少16歳で秘曲「釣狐」、20歳で大曲「花子」を披き、20世宗家継承者成人披露を行う。21歳で宗家継承。24歳で一子相伝「狸腹鼓」を真の型で初演。また近年は和泉流の最奥秘曲「比丘貞」「枕物狂」を披き新たな境地に。和泉流宗家の自主公演、世界遺産の伊勢神宮はじめ神社仏閣での奉納、自治体主催公演、学生の鑑賞教室、万博など海外公演など狂言の普及につとめる。次代を担う和泉元聖、和泉和秀、和泉采明、和泉慶子をはじめ、後進の育成にもつとめている。昨年はコロナ禍の中にあって、「狂言を身近に知り、楽しんでいただけるように!」と、YouTube「和泉流宗家の狂言チャンネル」を開設し、狂言のファン層を広げている。また、紅白歌合戦(NHK)の司会やNHK大河ドラマ「北条時宗」主演、明治座・コマ劇場などでの座長公演など多方面で活躍。ネスカフェゴールドブレンドのCMには最年少での出演を果たした。近年は、映画「さつまおごじょ」(柿崎ゆうじ監督)でベルリン国際フィルムメーカー映画祭短編部門最優秀主演男優賞、マドリード国際映画祭短編映画部門最優秀作品賞を受賞。映画「陽は落ちる」(柿崎ゆうじ監督)では、ミラン国際フィルムメーカー映画祭短編映画部門最優秀助演男優賞を受賞。これら受賞作品を再編集した「大河巡る~生まれ変わっても忘れない~」(柿崎ゆうじ)や「忍性」(主演・秋原北胤監督)、「AMAZONプライムビデオ「ウルトラマンオーブ ジ オリジン サーガ」出演などは記憶に新しい。舞台四十五年を迎える本年も、狂言と他分野での活動併せて目が離せない。史上初女性狂言師 和泉淳子(和泉流宗家 筆頭控え家)昭和44年生まれ。狂言和泉流十九世宗家の和泉元秀の長女として生まれる。3歳で初舞台。以後、公式公演に多数出演。昭和60年、大曲「三番叟」を披く。昭和61年「奈須与市語」を披く。平成元年、成人とともに国立能楽堂において「史上初女性狂言師誕生記念公演」を行う。同年、文部大臣より感謝状を受ける。平成6年「釣狐」を披く。平成7年、NHK「ひるどき日本列島」キャスターとしてレギュラー出演。その他TVCM・ラジオなどで活躍。平成13年、女性狂言師協会設立、代表に就任。平成27年大曲「花子」を披く。国際文化交流としての海外公演も14カ国30都市に及ぶ。全国での学校教育公演を行い、文化庁委託事業や東京都幼稚園、小学校教員研修など、初等教育にも力を注ぐ。金城学院大学講師。日本女子大学附属豊明小・中・高に学び、日本女子大学文学部国文学科卒業。長女・慶子、長男・和秀も初舞台を踏む。BS試験放送番組審議委員。能楽協会会員。十世 三宅藤九郎狂言和泉流十九世宗家・故和泉元秀の次女。2歳半で初舞台。青山学院初・中・高等部・大学(法学部)卒業。プロの登竜門である大曲「奈須與市語」を12歳、「三番叟」を14歳で披き、15歳で祖父の人間国宝故・九世三宅藤九郎より指名を受け、名跡を継承。17歳で十世三宅藤九郎襲名披露公演を国立能楽堂でなす。同年、文部大臣より感謝状を受ける。文化庁委嘱事業「伝統文化子ども教室」の指導や「三宅藤九郎の狂言授業」を全国の小中学校で展開し、小中学生のこころの教育にも精力的な活動を行なっている。海外公演、国際シンポジウムにおいて英語で狂言解説・ワークショップを行う。2012年米国ノースダコタ州立大学芸術学部より、全米でも初となるレギュラーカリキュラムに日本の伝統芸能を取りいれた「Wokashi project」の客員アーティストとして招聘。英語による狂言の制作と指導、公演全般のアートディレクションを行う。その時に制作した英語狂言は2016年在日本米国大使館でも上演され好評を博している。2014年・2016年・2019年と内閣府対米広報事業「Walk in U.S.,Talk on Japan」で渡米、狂言のプレゼンテーションを計9州12都市で実施した。和泉元聖2004年7月生まれ。和泉流二十世宗家和泉元彌嫡男。故和泉流十九世宗家和泉元秀孫。修行は1歳半から始まり、2008年和泉会別会(国立能楽堂)において「靭猿」にて初舞台。以降、「蝸牛」「二人袴」、宗家専有曲「越後聟」など数々のシテを勤める。これまでに大曲「奈須與市語」「千歳」「末広かり」「三番叟」を披き、和泉流宗家の次代を担う狂言師として世界遺産での奉納狂言や上海、ミラノでの万国博覧会公演など国内外での公式公演に出演。和泉和秀2008年2月生まれ。和泉流史上初女性狂言師和泉淳子嫡男。故和泉流十九世宗家和泉元秀孫。修行は1歳半から始まり、2011年和泉会別会(国立能楽堂)において「靭猿」にて初舞台。以降、「福の神」「腰祈」など数々のシテを勤める。これまでに大曲「奈須與市語」「千歳」を披き、和泉流宗家の次代を担う狂言師として世界遺産での奉納狂言や上海やミラノでの万国博覧会公演など国内外での公式公演に出演。和泉采明2002年4月生まれ。和泉流二十世宗家和泉元彌長女。故和泉流十九世宗家和泉元秀孫。修行は1歳半から始まり、2006年和泉会別会(国立能楽堂)において「靭猿」にて初舞台。以降、「伊呂波」「附子」「柑子」などのシテを勤め、「奈須與市語」「三番叟」を披く。和泉流宗家の次代を担う狂言師として世界遺産での奉納狂言や上海、ミラノでの万国博覧会公演など国内外での公式公演に出演。和泉慶子2002年12月生まれ。和泉流史上初女性狂言師和泉淳子長女。故和泉流十九世宗家和泉元秀孫。修行は1歳半から始まり、2006年和泉会別会(国立能楽堂)において「靭猿」にて初舞台。以降、「重喜」「棒縛」「盆山」などのシテを勤め、「奈須與市語」「三番叟」を披く。和泉流宗家の次代を担う狂言師として世界遺産での奉納狂言や上海やミラノでの万国博覧会公演など国内外での公式公演に出演。公演概要『和泉流二十世宗家和泉元彌を観る会』公演日時:2023年4月14日 (金)18:15開場/19:00開演(21:00終演予定)会場:セルリアンタワー能楽堂(東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー地下2階)■出演者和泉流二十世宗家和泉元彌史上初女性狂言師和泉淳子十世三宅藤九郎和泉元聖 和泉和秀 和泉采明 和泉慶子 ほか宗家直門弟子■チケット料金SG席:15,000円(正面最前方・記念品付)S席:11,000円(正面指定席)A席:8,000円(脇正面指定席)B席:6,000円(中正面自由席)親子割引:A指定席(脇正面後方):9,000円B自由席(中正面):7,000円学生割引(B席のみ):3,000円わざおぎ割引A席:5,000円、B席:4,000円(税込)*わざおぎとは、「神や人を楽しませるために、こっけいな芸をすること。また、その人。*俳優、声優、ダンサーをはじめ表現者である若い皆様を対象とした割引です。*前後一年の公演チラシをご提示いただく場合がございます。<カンフェティ限定>S席 11,000円 → カンフェティS席 10,000円!A席 8,000円 → カンフェティA席 7,000円!(税込)主催:和泉流宗家和泉元彌後援:和泉宗家後援会 和泉流宗家宗家会 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年03月07日毎年恒例となった、七夕シーズンの夜を彩るプラネタリウム天空の音楽イベント『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』の開催が今年も決定しました。本公演では松本圭司/井上薫の2名のキーボーディストと、真城めぐみをコーラスに迎えた特別な編成で開催します。七夕の夜は特別なプラネタリウムライブを『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』堂珍嘉邦自身、ライフワークの一部と位置付けるプラネタリウムでの暗闇ライブ『LIVE in the DARK』。毎年恒例となった七夕公演を、今年も7月6日(木)・7日(金)の2日間にわたり開催します。本公演でサポートを務めるのは、松本圭司/井上薫の2名のキーボーディスト、さらにコーラスに真城めぐみを迎えた特別な編成で開催します。聴く者の心を優しくつつみ込む堂珍嘉邦の歌声が、満天の星々の中に響き渡るプラネタリウムライブをお見逃しなく。▼特設サイト 『LIVE in the DARK』とはプラネタリウムでしか体験できない、音楽と星空、そして暗闇が共鳴する全く新しい音楽エンターテインメント。星々がひしめく暗闇の中、耳を澄ませてみると、日常生活では感じることができなかった、微かな音の“表情”をしっかりと感じることができるはずです。全天周映像演出は数多くのライブ演出を手掛ける、ビジュアルデザインスタジオ“HERE.”が担当し、星空、音楽、そして映像がシンクロする、ここでしか体感できないプラネタリウムライブを実現します。良質な音楽、そしてプラネタリウムという非日常空間で、特別なひと時をぜひ。●チケット販売に関して●■堂珍嘉邦オフィシャルファンクラブ「Drunkboat」先行受付(抽選)2023年3月7日(火)10時00分~3月19日(日)23時59分の期間、堂珍嘉邦オフィシャルファンクラブサイト「Drunkboat」先行受付(抽選)を行います。尚、本先行受付は「Drunkboat」会員の方のみ応募いただけます。 ■ticket board抽選先行受付2023年3月25日(土)10時00分~4月2日(日)23時59分の期間、電子チケットシステム「ticket board」にて先行受付(抽選)を行います。尚、本先行受付はticket boardにご登録いただければ、どなた様でもご応募いただけます。 ■一般販売2023年4月15日(土)10時00分~下記『LIVE in the DARK』特設サイトを通じ、電子チケットシステム「ticket board」にて一般販売を行います。 ※先行受付、一般販売いずれの場合も『LIVE in the DARK』特設サイトに記載されている注意事項を必ずご確認の上お申込みください。※ticket boardをご利用いただくために会員登録(無料)が必要です。※ticket boardに記載の応募規定(枚数/席種等)及び、申込に際しての注意事項をご確認の上ご応募下さい。●『LIVE in the DARK w/堂珍嘉邦』イベント概要●出演:堂珍嘉邦 / サポート:松本圭司(key.)、井上薫(key.)、真城めぐみ(cho.)日程:2023年7月6日(木)・7日(金)時間:1st Stage 18:30開演(18:00開場) / 2nd Stage 20:30開演(20:00開場)料金:一般シート:8,500円(税込) / 三日月シート:18,000円(税込) ※2名掛け・各公演3席限定※『三日月シート』は1枚のチケット料金に大人2名様分の鑑賞料金を含んでいます。場所:コニカミノルタプラネタリウム天空 in 東京スカイツリータウン(R)※約1時間の公演予定です。※イベントの性質上、小学生以下のお客様はご入場いただけません。※イベント終了後は速やかなご帰宅をお願いいたします。【感染症対策及び、イベントに関する注意事項】※本公演は新型コロナウイルスを含む感染症防止対策を徹底し全席販売にて実施いたします。※ご来場及び公演中のマスク着用は必須とさせていただきます(フェイスシールドのみ着用のお客様はご入場いただけません)※会場内での会話は控えていただき、公演中の歓声や掛け声、指笛などは固くお断りいたします(拍手や手拍子などでの応援をお願いします)※本イベントはプラネタリウム施設で星空、映像、音楽をお楽しみいただくイベントです。演出の都合上又は、ドームの座席配置の関係でステージ(アーティスト)が見えにくい場合がございます。※中央後方のお席はプラネタリウム機器の関係でステージが見えにくくなっておりますが、星空・ドーム演出は一番見やすいエリアとなっております。本イベントは感染症対策の観点、及びプラネタリウムという会場の特性上、様々な制限を設けさせていただいております。下記「特設サイト」に記載されている注意事項を必ずご確認の上、チケット購入/来場をして下さい。●堂珍嘉邦(どうちんよしくに) プロフィール●テレビ東京のオーディション番組を経て、2001年3月7日に“CHEMISTRY”としてシングル「PIECES OF A DREAM」でデビュー。同シングルを含むファースト・アルバム『The Way We Are』が200万枚を達成。現在まで総売り上げ1,800万枚(シングル37枚/ オリジナルアルバム7枚※編集盤多数)を誇る日本を代表するアーティストとなる。2012年より本格的にソロ・アーティストとしてのキャリアをスタート。自らの音楽性を開花させる。2017年には、5年間の充電期間を終え“CHEMISTRY”再始動。2021年に20周年イヤーFinalとして日本武道館公演を敢行。ソロとして、2022年11月には5年振りの有観客ホールワンマン『Now What Can I See? 〜Drunk Garden〜』をソールドアウトする。2023年2月には、オリジナルミュージカル『FLAGLIA THE MUSICAL』にて魔法使い“ユク”役として主要キャスト出演。9月には再演となるブロードウェイミュージカル『アナスタシア』への出演が決定している。堂珍嘉邦 HP: ●株式会社HERE.(ヒア)●代表土井昌徳。プロジェクションマッピングやVR360°ドームパノラマ映像の制作に特化した少数精鋭のビジュアルデザインスタジオ。プロジェクションマッピングでは、百貨店の常設やホテル、アーティストのライブ等、大規模案件の実績も多数。時代を捉えた演出と高い技術に裏付けられた良質なコンテンツ提供に定評がある。また、次世代のVR ドームシアター向け素材販売サイト「Shout!360」も運営、動画制作に役立つTipsも連載中。【Shout!360詳細 www.shout360.xyz】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月06日白石和彌監督が、主演に草彅剛を迎えて初の本格時代劇映画『碁盤斬り』(ごばんぎり)を製作することを発表した。本作は、古典落語『柳田格之進』をベースにした作品で、脚本は『日本沈没』(06) で草彅と、香取慎吾主演の『凪待ち』(19) では白石とそれぞれタッグを組んだ加藤正人。愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と親子の情愛を描く。草彅が演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、嗜む囲碁でも正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。格之進を演じることになった草彅は「また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います」と意気込みを見せると同時に「未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです」とこの作品にかける思いを力強く語った。白石和彌監督も「私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています」と草彅の快諾を喜んだ。今回の作品は「本格時代劇」であると同時に普遍的な人間ドラマであると語り、「加藤さんが書いてくれた実直な浪人・柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました」と話している。併せて、主演の草彅と白石監督、脚本の加藤からコメントが到着した。■柳田格之進役:草彅剛 コメント未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!■白石和彌監督 コメント私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います。■脚本 加藤正人 コメント『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019) に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草彅さんとは『日本沈没』(2006) 以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草彅さんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。<作品情報>『碁盤斬り』2024年 全国ロードショー監督:白石和彌脚本:加藤正人主演:草彅剛
2023年03月01日草彅剛主演、古典落語をベースにした本格時代劇映画『碁盤斬り』の製作が決定。白石和彌監督が時代劇を初めて手掛ける。草彅さんが演じるのは、浪人・柳田格之進。“格之進”は謂れのない嫌疑をかけられ藩を離れ、亡き妻の忘れ形見の娘とともに貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々と嘘偽りない勝負を心掛けている。あるきっかけで隠されていた真実が明かされたことにより、娘のために命を賭けた仇討ちを誓う。疑心と陰謀渦巻く中、愛する者を守り誇り高く生きる武士の尊厳と、親子の情愛を描く軌跡の物語だ。脚本を手掛けるのは加藤正人。草彅さん出演の『日本沈没』、白石監督作『凪待ち』も手掛けており、それぞれ再タッグとなる。<コメント>・草彅剛未だ嘗て感じた事のない世界観で胸がとても熱くなりました。古き良き物に宿る色褪せることない魂を演じてみたいです。白石監督は、慎吾ちゃんと仲良しなので、僕も、仲良くできそうです。白石監督は僕自身ファンでもあるので、ご一緒できて幸せです。目一杯楽しみます。また新しい世界を見に、フルスロットルで行きたいと思います!・白石和彌監督私にとって初めての時代劇を草彅剛さんと共に作れることに興奮しています。ずっと時代劇を作りたかった。その想いがようやく叶います。加藤さんが書いてくれた実直な浪人柳田格之進が選択する未来に、少しだけ今の時代に必要なものが見えた気がしました。純度の高い映画の血が流れ続ける京都で、魂を静かに震わせながら作品に向き合います。・加藤正人(脚本)『碁盤斬り』は、囲碁を巡る人情話として根強い人気のある『柳田格之進』という落語を元にした物語だ。白石和彌監督とは、『凪待ち』(2019)に続いて2度目のコンビとなる。この脚本は、監督とプロデューサーと話し合い、3年半にわたって改訂を重ねて練り上げた。白石監督は『凪待ち』ではギャンブル依存症という難役の香取慎吾さんを見事に演出しきって素晴らしい作品に仕上げてくれた。今回は草彅剛さんに出演してもらえることになった。草彅さんとは『日本沈没』(2006)以来2度目の仕事となる。初めて会ったのは東宝撮影所だった。草彅さんは、薄暗いセットの片隅で、ひとり熱心に台本を読み込んでいた。役に打ち込むストイックなたたずまいが神々しかった。今日まで、俳優として大きな賞を受賞し、めざましい活躍を続けているのも当然だ。その草彅さんが柳田格之進を演じるということで、期待に胸が膨らんでいる。この脚本は私の代表作だ。必ずやいい作品になると信じている。『碁盤斬り』は2024年全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:碁盤斬り 2024年公開予定
2023年03月01日日本青年館ホールにて2月3日(金) より「『FLAGLIA THE MUSICAL』~ゆきてかえりし物語~」が開幕し、メインキャストの堂珍嘉邦、ユナク、瀬戸利樹からの初日開幕コメントと舞台写真が公開された。本公演は、Amazon Prime Videoにて2月1日(水) より世界配信されているアニメ『FLAGLIA』の舞台版。アニメ版とストーリーはリンクしながらも異なる時代が描かれ、アニメ版でも声優キャストを務めるCHEMISTRYの堂珍嘉邦、SUPERNOVA(超新星)のリーダーユナク、フレッシュなビジュアルと親しみやすいキャラクターで人気の瀬戸利樹が、トリプル主演を務める。<キャスト代表コメント>■堂珍嘉邦(ユク役)初めての作品というのはどの舞台もそうなんですが、手探りの状況から始まって、カンパニーが一丸となっていかないと到達できないと思うので、今回もそういうところを大事にやってきました。まずは、なんとか無事幕を開けることができて一安心しました。この作品はオリジナルなので、ご覧になる皆さんにとっても初めての作品ということになりますが、一つ一つの気持ちや所作にも意味がありますし、「FLAGLIA」ならではの単語が出てくるので、それをわかりやすくするのも我々の役目だと思うのでしっかりやりたいと思います。残り9公演ではありますが、毎回フレッシュな気持ちで、最後までみんな揃って無事終えられるように引き締めて油断することなくやっていきたいと思います。■ユナク(アデル役)アデルとして披露する日がついにきました!様々なジャンルで活躍する個性豊かなキャストが集結したオリジナル舞台作品「FLAGLIA」は、題材も面白くて、振付、アクション、魔法など面白い表現が沢山盛り込まれています。それに楽曲が素晴らしくて、まさに目と耳が楽しめる作品です! 是非、皆さん、劇場にお越しください!■瀬戸利樹(ハッシュ役)いよいよ初日を迎えました。初ミュージカルということもあり、すごく勉強になる部分がたくさんありました。本当に時間が足りないなと思っているのですが、ここまで一緒に作ってきたキャストの皆さんとこの「FLAGLIA」という作品をひとつひとつ積み重ねてとにかく楽しんでやれたら、自分のキャラクターだけでなく他のキャラクターも生きてくると思うので、僕たち魔法使いの生きざまというものを楽しんでもらえたらと思います。<公演情報>ミュージカル「『FLAGLIA THE MUSICAL』~ゆきてかえりし物語~」2023年2月3日(火)~9日(木) 日本青年館ホール原作・脚本:高殿円演出・上演台本・作詞:元吉庸泰音楽・演奏:園田涼出演:堂珍嘉邦/ユナク/瀬戸利樹NIK(HINATA/HYEONSU/TAEHOON/TAICHI/PARK HAKO GUN/RYUTA/RYO/YUNSOL)/坂口湧久/大久保祥太郎/穴沢裕介/高田晃宏(Akkey)/友石竜也/坂元健児■アンサンブル・スウィング青木優奈/永塚彪聖/櫻井亜沙美/SAYUMI INO/島田連矢/高倉理子/瀧井楓馬/中村泰仁/廣田佳樹/Mayu Omoshita/溝口悟光/宮本あすか/moe☆moe RiNo(50音順)【アフタートーク】■2月7日(火) 18:30『FLAGLIA THE MUSICAL』堂珍嘉邦(ユク役)/瀬戸利樹(ハッシュ役)/大久保祥太郎(インデックス役)■2月8日(水) 18:30『FLAGLIA THE MUSICAL』ユナク(アデル役)/NIK(HINATA(タギ役)/HYEONSU(メル役)/TAEHOON(テツ役)/TAICHI(レン役)/PARK HA(カンチ役)/RYUTA(ニッタ役)/RYO(ラブ役)/KO GUN(マリー役)/YUNSOL(シルバー役)【チケット料金】S席:12,000円(税込)A席:9,800円(税込)チケットはこちら:公式ホームページ:公式Twitter:<作品情報>アニメ「『FLAGLIA』~なつやすみの物語~」Amazon Prime Videoにて配信中原作・脚本:高殿円製作:スタジオガイナ監督:川崎逸朗主題歌:THE BOYZ「Here is」挿入歌:THE BOYZ「Take Me Back」「Talk About Us」【声優メイン版】堂珍嘉邦/ユナク石井マーク/榎木淳弥/大塚剛央/山下誠一郎/阿座上洋平/土岐隼一/山谷祥生/竹内栄治/岡井カツノリ/西健亮/増元拓也/岩河拓吾/五十嵐裕美/ほか【THE BOYZコラボ版】堂珍嘉邦/ユナクサンヨン/ジェイコブ/ヨンフン/ヒョンジェ/ジュヨン/ケビン/ニュー/キュー/ハンニョン/ソヌ/エリック(THE BOYZ)/岡井カツノリ/五十嵐裕美/ほか※THE BOYZ コラボ版は、副音声でTHE BOYZが声優に挑戦しています。
2023年02月06日株式会社阪神コンテンツリンクでは、4月6日(木)にBillboard Live YOKOHAMAで開催される『堂珍嘉邦 Billboard Live 2023』公演を記念して、オリジナルグッズ通販サイト【Shop.Merchan.jp(ショップ・マーチャンドットジェイピー)】にて期間限定コラボグッズを販売いたします。本公演限定のスペシャルロゴ『堂珍嘉邦 Billboard Live』をあしらった、スタイリッシュなデザインのエコバッグと2色のトートバッグです。詳しくは販売サイトをご覧いただき、ぜひお買い求めください。■『堂珍嘉邦 Billboard Live 2023』販売ページ■ ■販売期間2023年2月1日(水)12:00~3月31日(金)23:59まで■取扱商品本公演の限定エコバッグ1点、トートバッグ2点の、全3アイテムを取り扱います。■「堂珍嘉邦」とは2001年、ボーカル・デュオ“CHEMISTRY”としてデビュー。1st Album『The Way We Are』が200万枚を達成。現在まで売り上げ1,800万枚を誇る日本を代表するアーティストとなる。5年間の活動休止を経て2017年には“CHEMISTRY”再始動。2022年には3枚目のベスト盤をリリース、20周年イヤーを締めくくる日本武道館公演を敢行。2023年3月6日には中野サンプラザ公演を開催。■Shop.merachan.jp(ショップ・マーチャンドットジェイピー)とは音楽・スポーツ・アニメ・ゲーム・漫画といった様々なジャンルのIP(知的財産。ロゴ、イラスト等)を使用したオリジナルグッズをご購入いただけます。IPホルダーの監修を受けた公式キャラクターグッズなど、ここでしか買えないグッズを多数揃えております。★ショップサイトはこちら★ : ★関連URLはこちら★・堂珍 嘉邦 オフィシャルサイト : ・Billboard Live : ※掲載の際には、下記の記載をお願いいたします。【(c)Merchan.jp (c)2023株式会社 阪神コンテンツリンク】<会社概要>株式会社阪神コンテンツリンク HANSHIN CONTENTS LINK CORPORATION本社所在地 大阪市福島区海老江1丁目1番31号 阪神野田センタービル10F資本金 230,000千円(阪神電気鉄道株式会社 100%出資。阪急阪神東宝グループ)事業内容 コンテンツ事業、音楽事業、広告メディア事業、サイン制作事業株式会社阪神コンテンツリンク リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年01月30日平野紫耀(King & Prince)主演の金曜ドラマ「クロサギ」に、人たらしでクセ者の“シロサギ”白石陽一役に山本耕史、平野さん演じる黒崎の最大の敵役に坂東彌十郎の出演が決定した。「世の中には三種の詐欺師がいる。人を騙し、金銭を奪うシロサギ。色恋を餌にするアカサギ。そしてこの世で一羽だけ、シロサギとアカサギだけを餌とし喰らう最凶の詐欺師がいる。詐欺師を騙す詐欺師――その名は、クロサギ」本作は2022年の現代を舞台に、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師を騙す詐欺師=クロサギ”となって、本当の「敵」を探し出し打倒していく物語。山本耕史演じる人たらしの詐欺師・白石陽一は、大企業のみを標的とする“シロサギ”。人当たりが良く、詐欺師に最も必要な“人から信頼される”スキルがずば抜けている。しかし実際は何を考えているか分からない、まさに“クセ者”。“シロサギ”を標的とする黒崎にとって白石は敵となる人物だが、2人にはある共通点があり、意外な関わり方をしていくことになる。本来であれば相反する“クロサギ”黒崎と“シロサギ”白石。2人の関係性が、どのような化学反応を生むのかにも注目だ。詐欺師・白石陽一役山本耕史そして、黒崎の最大の敵である大物詐欺師・御木本を演じるのが坂東彌十郎。御木本は、黒崎が父親の仇としてずっと追い続けている大物詐欺師。黒崎の父に詐欺を仕掛けた張本人で、警察関係者にもその名が知れ渡っている。黒崎が“シロサギ”の情報を買っている桂木敏夫(三浦友和)とも懇意にしているようだが、その正体は謎に包まれている。果たして、黒崎はどのように御木本へ近づいていくのか――。黒崎VS最大の敵・御木本の最終決着は本作の大きな見どころになる。御木本役坂東彌十郎白石役の山本さんといえば、近年では「恋はつづくよどこまでも」(2020年1月期)や「この恋あたためますか」(2020年10月期)での“理想の上司”役の好演が記憶に新しい。そんな山本さんが、クセ者の“シロサギ”としてどのような怪演を見せるのか。初共演となる平野さんと繰り広げる“詐欺師同士”の狡猾な騙し合いにも注目。山本さんは「一癖も二癖もある役を演じた2022年。何だか巷では『胡散臭い俳優・山本耕史』と言われている模様…。そこにTBSからのドラマオファー! どんな役だ?! また胡散臭いのか?! いやそんなハズはない! もう胡散臭い役なんてそうそう無い! 今年の締め括りとして、最後に正直者の役なのか?! そんな意気込みで今回のドラマに参加!」を決めたら、なんと「クロサギ」。「先にドラマのタイトルを聞いとくべきだった…」と語る。一方、御木本役の坂東彌十郎は、歌舞伎俳優として約50年のキャリアを持つ“歌舞伎界の名バイプレーヤー”。近年は俳優としても活躍の場を広げており、現在放送中のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でのおちゃめな役柄が大いに話題となっている。TBSドラマへの出演は、ゲストとして登場した「MIU404』(2020年)以来となり、TBS連続ドラマのレギュラー出演は今回が初。「主人公のクロサギが復讐をする為にずっと追い続けている、物語の中で重要な役どころ。現場の皆さんのお力を借りながら、とことん憎まれ続けていけるようにしっかりと勤め上げたいと思っています。クロサギと御木本の騙し合いを是非お楽しみください」とコメントを寄せた。そんな坂東彌十郎演じる御木本が、黒崎の最大の仇としてどのように君臨するのか。緊迫感あふれる黒崎との最終決着にも期待が高まる。金曜ドラマ「クロサギ」は毎週金曜22時~TBS系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2022年09月16日『死刑にいたる病』の白石和彌監督、『浅田家!』の中野量太監督、『カメラを止めるな!』の上田慎一郎監督ら、これまで数多くの若手映画作家を見出し、「若手映像クリエイターの登竜門」と称される、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022が16日(土)にいよいよ開幕を迎える。ここ2年、新型コロナウイルスの影響によってオンライン上映のみでの開催を余儀なくされたが、19回目を迎える今年は3年ぶりにスクリーンでの上映が復活!オンライン配信を併用したハイブリッド方式で開催される。デジタルシネマにいち早くフォーカスし、次世代を担う若きクリエイターを発掘してきた本映画祭のメイン・プログラムは、世界の新たな才能が集結する国際コンペティションと、国内作品に焦点を絞った国内コンペティション(長編部門、短編部門)の3部門。厳選なる審査の結果、国際コンペティションは10作品、国内コンペティションの長編部門は6作品、同短編部門は8作品がノミネートされた。世界各国からバラエティ豊かな作品が集まった国際コンペティション国際コンペティション10作品©Ola Kjelbye©ルネシネマ©TaleBox 2021©Domino Films©Anthony Thompson©Avenue_B©AlmaFilms©Rasmus Weng Karlsenその中でまず注目をしたいのは、世界の映画が集まった国際コンペティション部門だ。本映画祭の同部門の特色としてあげられるのが、とにかくあらゆる意味で多様な作品が集まっていること。社会派ドラマからコメディ、アニメーションからドキュメンタリーまでとジャンルも多様ならば、いわゆるフランスやアメリカといった映画大国からあまり知られていない国で制作された作品までが一堂に会する。今年のラインナップを見渡しても、実にバラエティ豊か。アメリカのエリート黒人女性が直面する「あるある」が満載のコメディ『クイーン・オブ・グローリー』、コメディアンを目指す13歳の少女の奮闘が温かい涙を届けてくれるヒューマン・ドラマ『コメディ・クイーン』、ヨルダン出身のダリン・J・サラム監督が、実話をもとにパレスチナの現実を描く戦争映画『ファルハ』、ガラスに描かれた油絵で構成されたフローランス・ミアイユ監督のアニメーション『ザ・クロッシング』など、多彩な作品が並ぶ。また国を見ると、アレハンドロ・ロアイサ・グリシ監督の『UTAMA~私たちの家~』はあまりお目にかかったことのない南米ボリビア映画になる。『UTAMA~私たちの家~』©AlmaFilmsこれら海外作品が揃う中で、国際コンペティションに日本から唯一ノミネートをされたのが大橋隆行監督の『とおいらいめい』。すでに劇場公開も決定している本作は、彗星の衝突で人類の滅亡が迫る中、はじめて一緒に暮らすことになった三姉妹の関係の変化が描かれる。全150分。静謐な映像美はぜひスクリーンで体験したいといっていい1作だ。『とおいらいめい』©ルネシネマ今回のノミネートについて大橋監督は「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では、2014年に『押し入れ女の幸福』が短編部門グランプリを受賞させていただいています。そのとき、『次は長編で戻ってきたい』と宣言して、今回戻ってくることができました。海外の作品と自分の作品が並んで、どういう評価を受けるのかというのは、冷静に考えるとちょっと怖いのですが(笑)、思い入れの強い映画祭で再び自分の作品が上映できることを楽しみにしています」と映画祭に期待を寄せる。『とおいらいめい』の大橋隆行監督なお、本コンペティションの審査は女優の寺島しのぶ氏、映画監督の松永大司氏、釜山国際映画祭プログラム・ディレクターのナム・ドンチュル氏が務める。栄冠はどの監督が手にするのか注目したい。個性的な経歴を持つクリエイターからのコメントも!国内コンペティション長編国内コンペティションの長編部門6作品©堀内友貴©daikikoboayashi2022©霧生笙吾©FLYING IMAGE©2022 K-zone.LLC.一方、国内コンペティションの長編部門は6作品がノミネート。今年の特徴としては個性的な経歴をたどってきたクリエイターによるユニークな作品が多く並んだ印象だ。夏の終わりを前にした若者たちの人間模様を描く『明ける夜に』を手掛けた堀内友貴監督は映像制作を手掛ける一方で「劇団セビロデクンフーズ」主宰としても活躍中。ヒーローにはなれない超能力者の苦悩を描いた『ブルーカラーエスパーズ』の小林大輝監督は、日本大学芸術学部映画学科出身で現在助監督としてさまざまな映画に携わる。『2001年宇宙の旅』などを想起させる哲学的なSFストーリーが展開する『Journey』の霧生笙吾監督は武蔵野美術大学造形学部映像学科出身の新鋭。レンタル夫との疑似夫婦の関係から自らの生き方を見出す女性の心模様を描いた『ダブル・ライフ』の余園園監督は、日本語を学ぶために来日して、そこから万田邦敏監督に師事して日本で映画を作り始めた中国出身の監督になる。全編マダガスカルで撮影された異色作『ヴァタ ~箱あるいは体~』の亀井岳監督は、造形から映像制作に転進し、これまでモンゴル、マダガスカルで映画を作った唯一無二のキャリアの持ち主。社会の底辺からもがきながら生を模索する兄弟の姿を鮮烈に描いた『命の満ち欠け』は、これまで俳優として活躍してきた小関翔太と『海辺の彼女たち』『Noise ノイズ』などの撮影カメラマンとして知られる岸建太朗の共同監督作品になる。このように多様な経歴の若き才能の顔が揃う。6作品7名の監督たちは以下のように映画祭への期待のコメントを寄せる。『明ける夜に』堀内友貴監督©堀内友貴「よく言われるように、映画は観客の方に見ていただいて完成する。自主映画はなかなか見ていただく機会がえられないので、こういう映画祭の場をいただけたことがうれしいです。ひとりでも多くの方にみていただいて、この作品の存在が少しでも広く知られたらと思っています」(『明ける夜に』堀内友貴監督)『ブルーカラーエスパーズ』小林大輝監督©daikikoboayashi2022「この映画の主人公たちは超能力者ですが選ばれし者でもヒーローでもない。決して褒められた存在でもない特殊能力者たちの物語ですが、誰かの心に響いてくれたらと思っています。この映画に登場する超能力者たちをどうとらえてくれるのか楽しみで多くの方から感想をいただければうれしいです」(『ブルーカラーエスパーズ』小林大輝監督)『Journey』霧生笙吾監督©霧生笙吾「SF映画が大好きで、大学の卒業制作では『SF映画を絶対に作る』と心に決めていました。そういう強い思いをもって生まれた作品なので、入選はすごくうれしいです。この作品が足掛かりになってチャンスが生まれてくれたらと思っています」(『Journey』霧生笙吾監督)『ダブル・ライフ』余園園監督「この作品は自分の分身といっていい作品で、心を込めて命を懸けて作りました。自分の分身といっていい作品なので、どう評価されるのかというのはちょっと怖いです。でも、映画祭ではひとりでも多くの方にみていただけたらうれしいです」(『ダブル・ライフ』余園園監督)『ヴァタ ~箱あるいは体~』亀井岳監督©FLYING IMAGE「僕の中で、SKIPシティは、若手映画監督のための日本を代表する長編劇映画の映画祭。にもかかわらず、僕のちょっと変わった映画をよく選んでくれたと思います。なじみのない国かもしれないですけどぜひマダガスカルを体感してもらえたらと思います」(『ヴァタ ~箱あるいは体~』亀井岳監督)『命の満ち欠け』小関翔太監督(左)、岸建太朗監督(右) ©2022 K-zone.LLC.「この映画の脚本は、若くして自ら命を絶った大切な友人のために書きました。もうこれを作れれば死んでもいいというぐらいの気持ちで、自分のすべてを注ぎ込んだ作品です」(『命の満ち欠け』小関翔太監督)「僕は2010年に監督作『未来の記録』がSKIPシティに入選していて、なんと12年ぶりの参加です。このご縁に感謝しています。小関くんとともに作り上げたこの作品を多くの人に届けられればと思っています」(『命の満ち欠け』岸建太朗監督)国内コンペティションの短編部門8作品©吹田祐一©NOTHING PRODUCTION©映像制作実習2021©2022 Moe Wakabayashi©SWALLOW Film Partners. ©MANTRIX PICTURESまた短編部門は8作品がノミネート。初監督作品『HANA』が世界30以上の映画祭で入選・受賞を果たした中西舞監督が台湾で作り上げた『喰之女』や武蔵野美術大学で学んだ中国出身の盧明慧監督が中国で作り上げた『清風徐来』、学生時代からMVやCDジャケットデザインを手掛け、アニメーション作家・イラストレーターとして活躍する若林萌監督の『サカナ島胃袋三腸目』など、こちらも注視したい若い才能が揃う。国内コンペティションの長編部門及び短編部門は、黒沢清監督や沖田修一監督などの作品で知られる日本を代表する芦澤明子氏、映画監督の鶴田法男氏、映画ライターの月永理絵氏が審査を担当する。本映画祭がこれまでに見出してきた白石和彌監督、中野量太監督、上田慎一郎監督、片山慎三監督らに続く才能の出現に期待したい。公開前の新作映画やウクライナ支援のためのチャリティ上映も!オープニングを飾る磯部鉄平監督の『世界の始まりはいつも君と』©Carminaなお、先で触れたようにスクリーンでの上映が復活!ということで、オンラインではなかなかできない特集企画を3年ぶりに実施。特集上映「What’s New~飛翔する監督たち~」では、磯部鉄平監督をはじめ本映画祭に所縁の深い、まだ公開前の新作映画3本をいち早く上映する。また、世界のさまざまな作品を上映してきたからこそ実現した、ウクライナ支援のためのチャリティ上映「ウクライナに寄せて」も実施。過去の国際コンペティションに選出されたウクライナ作品『この雨は止まない』と『ラブ・ミー』の2本をリバイバル上映する。(※本企画で得た収入は、ウクライナ人道支援にあてられる)『この雨は止まない』©Square Eyes Film2年にわたり続いた新型コロナウイルスのパンデミック下でのオンライン開催を経て、久々の有観客でのスクリーン上映+オンライン配信のハイブリッド形式となり新たな一歩を踏み出した本映画祭にぜひ足を運んでほしい。取材・文・撮影:水上賢治『SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022』《SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022》公式サイト: 【スクリーン上映】開催期間:7月16日(土)~7月24日(日)SKIPシティにて開催【オンライン配信】配信期間:7月21日(木) 10:00 ~7月27日(水) 23:00特設サイト にて配信(会員登録が必要)■作品情報SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2022
2022年07月15日映画『死刑にいたる病』(5月6日公開)の公開記念舞台挨拶が7日に都内で行われ、阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌監督が登場した。櫛木理宇の同名小説を白石和彌監督が映画化した同作。理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元に、ある日稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)から1通の手紙が届く。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」という榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。謎の男・金山(岩田剛典)を演じた岩田は、作中では顔の半分が隠れるほどの長髪姿で登場しており「エンドロールを見てみて『岩田、いたっけな』と言われてるそうなんです」と苦笑する。「こういった役柄も新しいチャレンジでしたし、白石監督は僕のことをどういう風に思われてたのかなと感じて」と言いつつ、自分の姿については「母親に似てるなと。僕母親似なんですよ。長髪にすると面影あるな」と表していた。白石監督は、岩田について「普段はもちろんスーパースターと認識しておりまして、とてもかっこいい方だとは思っていますが、岩田さんのお芝居をしている姿とかを見て、当然どんな役でもできるだろうなというのはありました。本当に微妙なラインの上を歩かなければいけない役で、俳優としての力も必要ですし、難しい役どころなので、思い切ってお願いしてみた」と、今回の役のオファーをした理由について明かす。さらに「役の上では存在感を消してくれてるんですけど、どんな姿になっても、岩田さんの持ってる色気とか立ち姿のかっこよさというのは出てきて、素敵な方だなと思いました」と絶賛し、岩田は「恐縮です。ありがとうございます」と頭を下げていた。
2022年05月07日MONGOL800とWANIMAが、スプリットEP『愛彌々』(読み:あいやいや)を6月22日にリリースすることを発表した。今回のコラボレーションは、昨年ラジオ番組で行われたキヨサクとKENTAの対談内での「いつかコラボレーションしよう」という言葉をキッカケに実現。お互いのライブやイベント、メディアやフェスなどでの競演を通じて親交を深めていた2組だが、タッグを組むのは今回が初となる。EPには2組がともに制作した表題曲「愛彌々」をはじめ、MONGOL800がWANIMAに提供した楽曲「LAST PARADISE」、WANIMAがMONGOL800に提供した「てぃんがーら」、そして両バンドの楽曲「rainbow」「1106」のカバーを収録。併せて公開されたティザー映像では、両バンドによるレコーディングの模様が収められている。また、大阪、東京、名古屋、沖縄でスプリットツアー『MONGOL800×WANIMA -愛彌々- TOUR 2022』を行うことが決定した。チケットは、スプリットEPのCD購入者を対象とした先行受付が6月22日正午より実施される。MONGOL800×WANIMA『愛彌々』ティザー映像■『愛彌々』特設サイト:<リリース情報>MONGOL800×WANIMA スプレットEP『愛彌々』2022年6月22日(水) リリース価格:1,980円(税込)MONGOL800×WANIMA『愛彌々』ジャケット【収録曲】M1. 愛彌々 / MONGOL800×WANIMAM2. LAST PARADISE / WANIMA(MONGOL800提供曲)M3. てぃんがーら / MONGOL800(WANIMA提供曲)M4. rainbow / WANIMA(カバー)M5. 1106 / MONGOL800(カバー)【特典情報】■早期予約特典:『愛彌々』オリジナルティッシュBOXカバーMONGOL800×WANIMA『愛彌々』早期予約特典:『愛彌々』オリジナルティッシュBOXカバー受付期間:5月6日(金) 19:00〜5月29日(日) 23:59まで※店頭の場合は各店の閉店時間まで※一部早期予約特典対象外の店舗もございます。また、一部ECショップでは特典ナシのカートもございます。詳しくは各店・ECショップにお問い合わせください。※Amazonは5月7日0時より予約開始予定※特典画像はイメージです。■封入特典:『MONGOL800×WANIMA -愛彌々- TOUR 2022』CD封入先行受付期間:6月22日(水) 12:00~6月28日(火) 23:59■チェーン別特典:『愛彌々』オリジナルステッカー【対象店舗】・TOWER RECORDS全店(オンライン含む / 一部店舗除く)・TSUTAYA RECORDS(一部店舗除く) / TSUTAYAオンラインショッピング(予約のみ)・HMV(一部店舗除く) / HMVオンラインショッピング(予約のみ)・WonderGOO/新星堂(一部店舖除く)および新星堂WonderGOOオンライン・楽天ブックス・セブンネットショッピング・サポート店※チェーン別特典の絵柄はチェーン毎で異なります。絵柄は後日発表となります。※チェーン別特典はなくなり次第終了となります。※サポート店詳細は後日発表となります。予約リンク:※Amazon.co.jpは5月7日0時より予約開始予定<ツアー情報>MONGOL800×WANIMA -愛彌々- TOUR 20228月15日(月) 大阪・オリックス劇場8月17日(水) 東京・LINE CUBE SHIBUYA8月18日(木) 東京・LINE CUBE SHIBUYA8月23日(火) 愛知・名古屋国際会議場 センチュリーホール9月11日(日) 沖縄・コンベンションセンター 劇場棟前売チケット:全席指定6,900円(税込)MONGOL800 -etc.works- TOUR 2022※終了分は割愛5月7日(日) 静岡・三島市文化会館5月14日(土) 大阪・フェスティバルホール5月15日(日) 福岡・福岡市民会館5月21日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢5月27日(金) 広島・JMSアステールプラザ5月29日(日) 岡山・岡山市立市民文化ホール6月3日(金) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール6月5日(日) 鹿児島・川商ホール6月18日(土) 島根・安来市総合文化ホール アテピア6月19日(日) 兵庫・あましんアルカイックホール6月24日(金) 愛知・名古屋市公会堂6月25日(土) 長野・ホクト文化ホール7月2日(土) 沖縄・沖縄市民会館詳細はこちら:<イベント情報>WANIMA主催フェス『1CHANCE FESTIVAL 2022』9月3日(土)・4日(日) 熊本県農業公園カントリーパーク(野外公演・雨天決行)開場 9:00 / 開演 11:30出演者:WANIMA ほか『1CHANCE FESTIVAL 2022』告知画像【チケット情報】・1日券立ち位置指定:10,000円(税込) / 小人:7,900円(税込)・2日券立ち位置指定:19,000円(税込) / 小人:14,800円(税込)※入園料込み、電子チケットのみ / お一人様4枚まで / 小学生以上 要チケット※未就学児童は保護者1人につき1名まで膝上での観覧無料※出演アーティストごとにステージ前方立ち位置指定エリアをご用意致します。※ステージ前方エリアはアーティストごとの入れ替えとなり、抽選となります。別途公演日2週間程前にご案内致します。『1CHANCE FESTIVAL 2022』告知映像イベントオフィシャルサイト:関連リンクMONGOL800 オフィシャルサイト: オフィシャルサイト:
2022年05月06日白石和彌がプロデュース、高橋正弥が監督を務めた映画『渇水』が生田斗真の主演で2022年に公開されることが決定した。原作は1990年文學界新人賞受賞、103回芥川賞候補となり注目を浴びた、河林満による名作『渇水』。刊行から30年の時を経て初の映画化となる本作の撮影は、本年8月~9月にかけて群馬県前橋市を中心に実施したという。初のプロデュースを務めた白石和彌は、これまで『凶悪』(2013年)や『日本で一番悪い奴ら』(2016年)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(2017年)、『孤狼の血 シリーズ』(2018、2021年)、『ひとよ』(2019年)など、多くの重厚な作品を世に贈り出し続けてきた。今作は感動の人間ドラマに挑む。主演には、絶賛公開中の大人気シリーズ第三弾となる『土竜の唄 FINAL』で主演を務めた、人気と実力を兼ね備える俳優・生田斗真。金髪とド派手な装いで潜入捜査官を演じた生田が本作で挑んだのは、主人公の水道料金を滞納する家庭の水を停める業務(=停水執行)に就く、市の水道局職員の岩切俊作だ。『脳男』(2013年)、『土竜の唄 シリーズ』(2014、2016、2021年)、『予告犯』『グラスホッパー』(2015年)、『秘密 THE TOP SECRET』(2016年)、『彼らが本気で編むときは、』(2017年)、『友罪』(2018年)などの映画作品、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019年)、『俺の話は長い』(2019年)などのTVドラマと、幅広いジャンルの作品で役を重ねてきた生田。今回は心の渇きにもがく中で、育児放棄を受ける幼い姉妹との出会いから、ささやかな幸せを求めて本当の自分を取り戻してゆく男性という難しい役どころを等身大かつ圧巻の表現力で演じきった。そして監督は、岩井俊二監督作品『ラストレター』や、宮藤官九郎監督の数々の作品で助監督を務めた高橋正弥。どの様な作品に仕上がるのか、今から大いに期待したい。<生田斗真・コメント>――ご出演オファーを受けられた際のお気持ち白石和彌さんをはじめ、制作スタッフや髙橋監督の熱意に感動しました。皆さんが長年温めていた企画が、時を経てようやく形になる瞬間に立ち会える事、とても嬉しく思いましたし、お声をかけていただいた事を光栄に思います。――主人公・岩切を演じて空気や太陽の光はタダなのに、どうして水はタダじゃないんだと、世の不条理に疑問を持ち始める主人公に少しの希望と微かな光を与える事が出来たらという思いで精一杯演じました。――髙橋監督についてこの作品に賭ける思いが非常に強く、情熱に溢れた監督です。これまで多くの方々の信頼を得てきた髙橋監督との撮影は私にとっても刺激的な毎日でした。――白石和彌さんについて多くの名作を残し続けている白石さんが、どのようにして別の視点から物語を創り出すのか、非常に興味を持ちました。映画の現場が好きで、日々を面白く生きているユーモラスな方です。――劇場公開を待つ皆様へメッセージ多くの事がシステム化され、疑問を持たずに波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方なのかもしれません。ただ、なにか違う。このままでいいのかとふと立ち止まり、自分を見つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です。公開を楽しみにしていてください。<白石和彌・コメント>――映画化までの経緯ある日、長谷川プロデューサーから読んで欲しい脚本があると送られてきたのが本作の脚本でした。この企画自体は前々から存在していること、既に脚本も出来ていることは風の噂で聞いていましたが、実際読ませて頂くと、脚本の持っている力に打ちのめされ是非参加させて欲しいとお願いしました。――原作小説について格差の中で生きる人々への眼差しが、時に優しく時に残酷で、ずっと身体の中に沈澱し続けるような原作でした。読みながら河林さんはいったいどんな方でどんな世界を見ていたのだろうと、そればっかりを考えていました。――本作の魅力原作者の河林さんが見つめる社会への眼差しと、髙橋監督の優しさ、なんとしても今この映画を完成させて世に届けたいという執念が、これ以上ない形で凝縮されています。生きていくことを問いかける本作は社会の厳しさを描く反面、それでも強く生きていこうと思わせてくれる映画になっています。――主演、生田斗真についてもう生田さん以外にありえないと思ってお願いしました。立ち姿が素晴らしいのはもちろんですが、主人公・岩切の抱える悲しみと苦悩を多く語らずとも表現してくれる俳優は生田さんだけではないかと、皆の意見が一致してオファーさせて頂きました。スクリーンに映る生田さんは、やはりとてもたくさんのことを感じさせてくれる素晴らしい俳優です。生田さんの新しい側面をお見せできると思います。――髙橋監督について私よりも先輩で多くの映画に関わられていて、映画界で活躍されているのはずっと知っておりました。初めてお会いした時にその人柄と映画に捧げてきた人生と、そして何よりその頑固で自分を曲げないところに完全にヤラれました。最高の監督です。――今の時代に本作を通し伝えたいこと河林さんが小説を発表してから30年あまり世界は変わっていないどころか格差は広がりより生きづらくなっていると感じます。この映画はそんな社会に対して物申すというよりは、現代を生きる我々に欠けてしまったもの、必要なものを問いかける映画です。簡単に答えは出ませんが、その答えを探す過程こそが何よりも尊く、生きている意味を見つける近道なのだと思います。――劇場公開を待つ皆様へメッセージ完成までもう少しです。私も早く大きなスクリーンで完成した状態を見たいです。そして多くの方とこの映画について語り合ってみたいです。皆様、楽しみにお待ちください。<髙橋正弥・コメント>――映画化までの経緯10年前に脚本を及川章太郎さんと作ってから、いろいろな方に読んでいただきました。その中で白石和彌監督と長谷川プロデューサーに読んでもらったところ、是非映画化した方が良いというご意見をいただき、お二人のご尽力でここに至りました。――原作小説について市井を生きている人たちの悲哀とそこに生きる人々を見つめる視線に魅力があり、興味深く読ませて頂きました。原作で描かれている1990年代の事象は2020年代の現代でも何も解決していなく、抱えている問題は、未来を担うこれからの世代にも改めて伝えていかないといけないと思い、映画にすることを切に願いました。――本作の魅力映画としましては、スタッフ・キャストともに脚本に惚れ込んでくれて参加して頂きました。その皆さんの想いや気持ちを感じ取りながら作ったものでありますので、それが充分に映像や演技に反映されているものだと信じています。そこを観客の皆さんに感じとって貰えたら、と思っています。――主演、生田斗真について岩切という主人公が持つ、顔の表情に現れない想いや苦悩などの内面に潜んでいるものを体現できる俳優さんだと思いキャスティングさせて頂きました。そのうちに秘めた感情を表に現す時の生田さんの演技には感服するものがありました。本来は笑顔が似合うチャーミングな方と思っていましたので、今回は演じづらいのかと思いましたが充分にやりきって頂いたと思っています。特に目で感情を語ることができる稀有な俳優さんだと改めて感じました。――白石和彌監督について白石さんとは演出部の系列が違っていたので今まで仕事をすることはありませんでしたが、今回脚本を読んで貰い、この作品の魅力を感じ取っていただき、前進させようとする様々なアイディア・方針付けに感謝しております。白石さんの一言やこうすべきだというアイディアは、映画化に向けて充分な原動力になっていると思います。――今の時代に本作を通し伝えたいこと原作が刊行される以前のかなり昔からも、現在に至るこの現代でも「貧困」というものは無くなっていませんし、この先未来も無くならないのかもしれません。今回は「停水執行」という水に関わる問題でしたが、私たちの生活を脅かす不測の事態、それは原因不明の病気や感染症であったり、環境汚染だったり、自然災害だったり、原子力の問題だったり、様々な事態が我々の身の周りに起きうることであります。そんな大変な状況下になったとしても、他者、特に弱者に対して目を向けることを失わないようにしたいと思います。そしてこれから先の未来を担う子どもたちの人生に不安がないように様々な問題を解決する努力をすることが、今作の一端から感じ取って頂けたらと考えております。また日本文学では「家族のあり方」というものが語り継がれてきましたが、過去現在そして未来もその「家族のあり方」は問われ続けていくのだと思いますので、この原作・映画からもそこを読み・観て欲しいと思っています。――劇場公開を待つ皆様へメッセージ有名な原作小説ではありませんし、爽快・痛快なエンタテインメント映画、心ときめく恋愛映画、ハラハラドキドキのアクション映画でもありません。とても小さな小さな世界の物語ですが、生田さんはじめ参加してくれたキャスト・スタッフが一丸となって、観客の皆さんに届けたいと願って作った映画を是非ご覧ください。※高橋正弥監督の「高」はハシゴダカが正式表記『渇水』2022年公開
2021年11月24日生田斗真が主演する映画『渇水』の公開が決定。白石和彌による初プロデュース作品となる。日照り続きの夏、市内には給水制限が発令されていた。市の水道局に勤める岩切俊作の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回り、料金徴収と水道を停止すること【=停水執行】。貧しい家庭を訪問しては、忌み嫌われる日々であった。俊作には妻と子どもがいるが、別居中。心の渇きが強くなっていたある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹と出会い、自分の子どもと重ね合わせてしまう俊作。彼は自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる――。本作は、1990年文學界新人賞受賞、103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林満による同名名篇が原作。生田さんが演じるのは、市の水道局職員・岩切俊作。心の渇きにもがく中で、育児放棄を受ける幼い姉妹との出会いから、ささやかな幸せを求めて本当の自分を取り戻していく男性を、等身大かつ圧巻の表現力で演じきった。生田さんは「空気や太陽の光はタダなのに、どうして水はタダじゃないんだと、世の不条理に疑問を持ち始める主人公に少しの希望と微かな光を与える事が出来たらという思いで精一杯演じました」とふり返り、「多くの事がシステム化され、疑問を持たずに波風を立てずに日々を過ごすことが上手な生き方なのかもしれません。ただ、なにか違う。このままでいいのかとふと立ち止まり、自分を見つめ直す事も悪くない。そう思わせてくれる作品です。公開を楽しみにしていてください」とメッセージを寄せる。そして白石さんは「もう生田さん以外にありえないと思ってお願いしました。立ち姿が素晴らしいのはもちろんですが、主人公・岩切の抱える悲しみと苦悩を多く語らずとも表現してくれる俳優は生田さんだけではないかと、皆の意見が一致してオファーさせて頂きました。スクリーンに映る生田さんは、やはりとてもたくさんのことを感じさせてくれる素晴らしい俳優です。生田さんの新しい側面をお見せできると思います」と自信を見せている。監督は、岩井俊二監督の『ラストレター』や、宮藤官九郎監督の数々の作品で助監督を務めた高橋正弥。撮影は、8月~9月にかけて群馬県前橋市を中心に行われた。『渇水』は2022年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年11月24日西島秀俊と中村倫也が、白石和彌監督が手がける配信作品「仮面ライダーBLACK SUN」にてそれぞれ仮面ライダーBLACK SUN、仮面ライダーSHADOWMOONを演じることが発表。2人とも仮面ライダー作品には初主演及び初出演となる。1987~88年に放送された「仮面ライダーBLACK」をリブートする本作。W主演となる西島さんが演じるのは、仮面ライダーBLACK SUN/南光太郎(みなみこうたろう)。日蝕の日に生まれ、怪人たちの頂点である「創世王」の候補となるべく改造された。怪人と人間との狭間で揺れ動く、優しさを胸に抱いた哀しき宿命の戦士。変身することで仮面ライダーBLACK SUN (以下「ブラックサン」)となる。また、中村さんが演じるのは、仮面ライダーSHADOWMOON/秋月信彦(あきずきのぶひこ)。光太郎と同じ日、同じ時に生まれたもう一人の「創世王」候補。親友として光太郎と共に育った、高潔な心の持ち主。だが、やがてその思想によって光太郎と対立する。変身することで仮面ライダーSHADOWMOON(以下「シャドームーン」)となる。2人は共に、仮面ライダー作品初出演。白石監督が描く本作に、優れた演技力でシリアスかつハードな役柄を数多く演じてきた西島さんと、ミステリアスな雰囲気と独特な存在感で幅広い層に支持される中村さんが加わることで、多彩な実力が最大限に発揮される作品になることが期待される。今回の解禁に際し、西島さんは本作について「白石監督なのできっと深い深い社会派の人間ドラマになると思います。大人の皆さんが楽しめる、さらに子どもたちが心の中に仮面ライダーを持って生きられる、そんな作品にします!全力で、命がけでチャレンジしたいと思っています」と力強くコメント。中村さんは「白石監督らしく、しっかり人と人の物語や歴史、カタルシス、さらに仮面ライダーの持つかっこよさや、ブラックの持つ痛みなど、たくさん味わえる作品になる予感がしています」と本作への期待を語り、情報解禁に合わせて自身のTwitterでも「まさかわたしが仮面ライダー!?ですわな~!!」と喜びをコメントした。さらに今回は、「仮面ライダーBLACK SUN」のティザービジュアルも解禁。ティザービジュアルにおけるブラックサンのデザインは、オリジナル作品「仮面ライダーBLACK」から一新され、仮面ライダーでありながらも怪人らしさを感じる、ダークヒーローとしてのスタイリッ シュな佇まいが印象的。この情報は、11月19日~21日の間、オンラインで開催された「TAMASHII NATION ONLINE 2021」にて発表。イベントの最終日である本日21日に、「仮面ライダーBLACK SUN」のコンセプトビジュアル担当の樋口真嗣、特撮監督の田口清隆、プロデューサーの白倉伸一郎が出演する「仮面ライダー BLACK SUN キャラクターデザイン発表特別配信番組」がライブ配信され、発表された。なお、今回の情報解禁と同時に、公式サイトにて白石監督、樋口氏、田口氏が本作のキャラクターデザインや怪人たちの思い出を語ったインタビュー映像のロングバージョンも公開されている。配信作品「仮面ライダーBLACK SUN」は2022年に展開。(text:cinemacafe.net)
2021年11月21日現在公開中の、松坂桃李主演の映画『孤狼の血 LEVEL2』。広島の裏社会を描いたベストセラー小説実写映画の続編で、前作で暴力団を相手にしていた伝説の刑事・大上(役所広司)亡き後の刑事・日岡(松坂)の姿を描く。真面目な刑事だった日岡はワイルドに変貌し、圧倒的“悪”=上林(鈴木亮平)の登場による暴力団組織の抗争、警察組織の闇、マスコミの策謀などバイオレンス要素たっぷりの作品だが、実はクランクイン前に「リスペクト・トレーニング」が行われていたことでも話題となっている。「リスペクト・トレーニング」とは、日本では主にNetflix製作の作品で実施されているもので、約1時間にわたり、「差別」や「パワーハラスメント」「セクシュアルハラスメント」の定義や、受けた場合の対処法などが説明される講習。2020年9月に行われ、スタッフが参加するだけでなく、リモートで記者たちも参加し「みんなが楽しい、働きやすい環境にするには」という意識を共有し合うこととなった。今回は、この試みについて改めて白石和彌監督にインタビュー。業界に対する意識や、環境を変えることで期待できる映画界の変化についてなど、話を聞いた。○■作り手を切り離すのは難しい——今回リスペクト・トレーニングがかなり注目を受けていると思います。実際に『孤狼の血 LEVEL2』のクランクイン時に行われた講習にリモートで参加しまして、革新的だと思うと同時に「本当に基礎から始めるんだ」と驚いたところでもありました。認識するところから、なんですよね。今回はトレーニングを担当してくれたピースマインドさんとNetFlixが共同で作ったプログラムを適用してもらったので、僕も「そこからなんだ」と思いました。トレーニングをするということは、イコール「僕たちはハラスメントを許しません」と宣言するにほかならないので、まずはそのことがすごく重要なんだと実感しました。実際にスタッフから「業界に入った頃にこういうものがあれば、楽だったのにな」「○○さんも辞めなくてよかったのに」という話も具体的に出てきました。——スタッフの方々がそれだけ素直に対応されて、効果が出ているところもすごいと思いました。やっぱりみんな、嫌な思い出があるんだと思いますよ。逆に、僕も含めてベテラン陣には「どこかで自分も加害の方にいったことがあったんじゃないか」といった耳の痛い話もあるだろうし。でもそれを断ち切るという意志が重要ですし、例えばMe too運動も映画界から始まったもので、ハリウッドといえど対岸の火事ではないですから。——Me too運動といえば、『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019』で白石監督が、故キム・ギドク監督の作品を上映することについて「公式にコメントを出すべき」と提言されたことが印象に残っていて、今回のような試みと地続きのようにも思いました。映画祭の役割は色々あって、なかなか観られない映画を上映するのが重要だということもわかるのですが、キム・ギドク監督がどんなことをやっていたのかわかった状況で、世界のどの映画祭でも上映しない中、あえて……というのであれば、説明する義務があるんじゃないかな、と。それからやっぱり、映画祭に参加する若いスタッフや監督、俳優たちが戸惑っているのも感じました。僕はたまたま審査委員長で発言できる立場にあったので、みんな疑問を持っているのだと言っておかないと、というところはありました。——やはり若い人の方が、そういった意識を持っていると感じますか?若い人の方が敏感ですよね。色んな人とハラスメントのことを話したけど、業界のベテランはもう、鈍感もいいところだな思うんです。取り残されていると言っても良いし、愕然とすることもあります。——作品は作品、と思うところもあるのですが、観ている方としては切り離せないところも感じます。逆に今回の「リスペクト・トレーニング」の試みで『孤狼の血 LEVEL2』という作品に好感を持つこともあるでしょうし。「作品に罪はない」とは思いますが、特に作り手を完全に切り離して考えるのは難しいですよね。『麻雀放浪記2020』の時は(ピエール)瀧さんが逮捕されましたが、直接の被害者がいないし、映画はお金を払ってクローズドの中で見るからということで上映に至りました。それでも気になるのは間違いないので、何事もないことが1番です。作品に被害者がいたら上映するのは難しいし、言ってみれば当たり前のことなんですが、倫理観を持って作るというのは、大事なことです。映画業界は「現場でひどいことをしたからこそ、いいものができた」みたいな教えを連綿と受けてきたわけで、そういうことをしなくてもいい映画を作れると、ちゃんと言うべきなんです。みんな「寂しい」とか言うけど、そういう時代ではないと感じます。——『孤狼の血 LEVEL2』に出ている方は、松坂桃李さんや鈴木亮平さんと、優しそうな方ばかりです。本当に、みんな優しいんです。現場の緊張感を作るために、監督が怒鳴り散らしたという話もいっぱい聞いたことがあるけど、役者のスキルと考え方があれば充分なのだと、今回俳優たちが示してくれたと思います。裏側ではニコニコしている人ばかりですから(笑)○■実際に問題が起こった時にどうするのか?——『麻雀放浪記2020』のお話が出ましたが、あの時も急遽会見が開かれたり、白石監督がいろいろと最前線にいらっしゃるようなイメージがあります。いやいや、僕はひっそりと映画を作っていたいだけなんですけど(笑)。考える機会は多いのかもしれません。自分に降りかかった火の粉は払いますし、業界全体に問題が起こった時は考えなきゃいけないし、当たり前のことを当たり前にやるという感覚です。——今回トレーニングを行われて、その先を考えたりもされたのでしょうか? 踏み込んでいくと、実際に現場で「この行動は…」ということも出てくるように思います。そこは考えます。よしんば撮影の最中にハラスメントが起こった時、僕たちはどういう態度をとれるんだろう? ということも。そのルール作りも、ちゃんとしていかなければいけない。その人がいないと成立しない撮影もあるわけで、翌日重要な撮影があっても、ハラスメントがあった時に退場させられるのか、ということですよね。もはや映画会社がどういう決断を下すかという問題にもなりますが、本当はそういう強い態度をとるべきなんだと思います。今回リスペクト・トレーニングを行って話を聞くと、やっぱり「トレーニングをしても、どうしてもハラスメントを起こす人はいる」というんです。どんなに現場で必要でも、もはやスタッフィングできない人も出てくると聞いて、そういうことなんだろうな、と。でも、業界から人が離れずにもっと育っていったら、例えば何か問題が起こったとしても、別の方にお願いできるということもある。そういう土壌を作るべきだと思うし、まだあまり他の監督の方がどう思ってるかわからないけど、個人的な感覚では広がっていくんじゃないか、という気がします。やって損することがないし、やろうという流れができていったら嬉しいですね。——Netflixさんの環境がずいぶん先を行っているようですが、作り手の方にも「映画より配信がいい」みたいな流れも出ていますか?環境については見習うべきですし、そちらに流れていくことはあると思います。必要な予算を出し、週に1日は必ず休養日を取って、1日に働く時間の上限も決まっていて、ハラスメントは禁止するとなると、働きやすい環境じゃないですか。今の映画業界は「本当は3億かかるけど、なんとか2億円で作ってください」という中で、スケジュールもなくなり休みを削り、労働時間も延びて、場合によっては監督が怒鳴り散らして……もし僕がスタッフを抱える会社の経営者だったら、当たり前にNetflix優先で仕事を受ける判断をするでしょう。 だから映画界自体も変えていかないと本当に取り残されてしまう。「予算を回収できないんじゃないか」という危機感もあると思うけど、予算を増やすのはいいことで、そこから新たな商売につながることもきっとあります。予算を回収するために、世界にパイを広げようといったことも考え始めるだろうし、「労働環境を変えよう」というところから、新たな動きにつながるかもしれません。映画監督って、人によっては5年に1本の大作とか、人生を変えるかもしれないデビュー作だとか、そういう局面がいっぱいあってギリギリまで頑張ってしまうし、日本のスタッフは本当に優秀だから投げ出さず文句も言わないでついてきてくれるんです。でも、スタッフにとってはその作品が全てではなく、またすぐに次の作品に参加して、日々の生活が続いていきます。今はその労働環境を日本の映画界全体で守っていないわけだから、監督なりプロデューサーなりが、自分の作品に関わってくれる方を守ろうとする意識が必要です。ただ本当は、団体としてフリーのスタッフや若いスタッフを守るルールを作らないと、誰が将来映画作っていくんだろう? 僕も自分の映画でいっぱいいっぱいだから、なんで自分が先導してるんだろう? とは思いながら(笑)。やれることはやっていかないと、と感じています。■白石和彌監督1974年北海道生まれ。1995年、中村幻児監督主催の映画塾に参加し、その後、若松孝二監督に師事。助監督時代を経て、行定勲、犬童一心監督などの作品にも参加。初の長編映画監督作『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(10年)の後、ノンフィクションベストセラー小説を実写化した『凶悪』(13年)は、第37回日本アカデミー賞優秀監督賞ほか、各映画賞を総なめした。その後、『日本で一番悪い奴ら』(16年)、『牝猫たち』(17年)、Netflixドラマ『火花』(16年)など、幅広いジャンルを映像化し、近年も『彼女がその名を知らない鳥たち』(17年)、『サニー/32』(18年)、『孤狼の血』(18年)、『止められるか、俺たちを』(18年)、『麻雀放浪記2020』(19年)、『凪待ち』(19年)など多数の作品を手掛けている。
2021年09月05日世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯を描いたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が東京・日生劇場(9月9日〜29日)、大阪・フェニーチェ堺 大ホール(10月8日〜10日)に上演される。チェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に韓国独自のアレンジを施し、ついに日本版の上演が決定。木村達成・小野賢章(ダニエル役 Wキャスト)、加藤和樹・松下優也(アンダーソン役 Wキャスト)、加藤和樹・堂珍嘉邦(ジャック役 Wキャスト)、May’n(グロリア役)、エリアンナ(ポリー役)、田代万里生(モンロー役)と多才な俳優達がそろった。今回はボーカルデュオ・CHEMISTRYとして20周年を迎え、俳優としても活躍する堂珍嘉邦にインタビュー。殺人鬼・ジャック役としてヒールに徹することになり、40代になっての変化や、今後についても考えるという堂珍に、作品のこと、自身の活動のことについて話を聞いた。○■ヒール役の機会が増え、殺人鬼にまで——まずはやはり、作品や役の印象を教えて下さい。ジャック役に決まった時はどのように思いましたか?30代まではロマンスのある役も多かったのですが、40代に突入するとともにヒール役の機会がどんどん増えていって、ついに殺人鬼の役。悪の頂点というイメージもあり、自分の中の振れ幅としても大きく、面白そうだなと思いました。この作品は時間軸がかなり入り乱れているんですが、ジャックとしてはとにかく場面場面でダニエルにまとわりついています。焚き付けるというか、顔の近くでずっと囁くような、しつこ〜い、ねばっこ〜い感じです(笑)——ヒール役が増えてきたとのことで、面白さは感じられていますか?ミュージカル『アナスタシア』、『仮面ライダー』(『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』)などでもヒールな立ち位置を演じてきましたが、ここまでのヒールに徹するのは初めての経験です。自分もこれまで主人公の敵や対になるような役を演じる方達の背中を見てきたので、どう演じていこうということは、すごく考えます。演出の白井(晃)さんからは、今回演じるジャックはメフィストフェレスのイメージに近いというお話をいただいて。本当に悪魔みたいな要素もあり、人を悪い方向に向けさせようとする演技をするのにはエネルギーが要ります。殺人を犯しても、それが別に悪いことだと思っていない、すがすがしささえあるような... 。高揚感も必要だし、いきなりナイフで刺すかもしれないとという静かな怖さもいる。そういう緩急も含めて雰囲気を出せたらと思います。何よりジャックという役は、楽しんだもの勝ちなのかな? と。あとは日本版の初演なので、オリジナルの演出とは違うものになっていくという予感もしています。カレーが日本に入ってきたら、日本人に合う味になった、というような(笑)。ダブルキャストの個性も出ているので、色々な組み合わせを観ていただきたいです。○■俳優の面白さは?——堂珍さんはもともとアーティスト活動をされていますが、歌手の方が俳優としても活躍されることってすごいなと思うんです。そもそも畑が違うのに、セリフや段取りを覚えて演技をするというのは、大変なことではないですか?僕が言える立場なのかはわかりませんけど、やっぱり動きひとつをとっても、そこに理由があるので、違和感なく動けるのだと思います。あとはステージに立って表現すること自体が好きで、つながっている部分はあるのかもしれません。もちろんベースとしては音楽があっての自分なので、そこはちゃんと守っていきたいですし、ありがたいことにご縁が続いて役者としても活動することができていて、色々な人に巡り合わせていただいてるんだと思います。今回は白井さんとご一緒しますが、今までに出会った演出家の方も、辻仁成さん、宮本亜門さん、また『RENT』『アナスタシア』は海外の方で、本当に個性的な方ばかり。舞台は大きな組織と演出、役者がうまく絡み合ってエンターテイメントができあがるという実感があって、そこが面白いところです。うまくいったときは何もかもが最高だし、今はコロナ禍だから難しいけど、終わった後に、みんなでおいしいお酒を飲むためにやっている感覚もあります(笑)。僕は40代前半ですが、いま行っていることがつながっていくことを楽しみながら、50代、60代を迎えていきたいです。——1つ1つのお仕事がどう未来につながっていくか、自分でも楽しみという感覚でしょうか?長く続けられたら、歴史ができるのだと思うんです。最近、改めて上の世代の俳優さんが素敵だなと思います。そこまで活動を続けること自体が簡単な話ではないですし、好きじゃないとできないところもある。俳優は、色々な役を通して擬似体験して学んだことが、自分の年輪になってくるところがとても素敵だなと思います。——10月からはCHEMISTRYの20周年アニバーサリーツアー「This is CHEMISTRY」も行われますが、そこの切り替えなどはいかがですか?切り替えは苦手な方なんですが、周りに話を聞いてくれる人達がいるので、助かっています。マネージャーさんにも「今日はこんなことがあって、こう思ってる」という話をたくさんしていますし、1回口に出すということが、大切なのかもしれません。長く応援してくれるファンの方も、いろいろとわかってくださっていると感じることも多いです。来年はソロ活動でも10周年を迎えますし、根本にある"音楽"というものを大切にしていきながら、もう「欲張っちゃおう」と思っています(笑)■堂珍嘉邦1978年11月17日生まれ、広島県出身。2001年にCHEMISTRYとしてデビューし、2012年からはソロとしても活動。俳優としては2009年に映画『真夏のオリオン』に出演し、2013年『醒めながら見る夢』で主演を務めるほか、『劇場版 仮面ライダーエグゼイド トゥルー・エンディング』(17年)、『空母いぶき』(19年)、舞台は音楽劇『醒めながら見る夢』(11年)、ミュージカル『ヴェローナの二紳士』(14年)、ミュージカル『RENT』(15年、17年、20年)、ミュージカル『アナスタシア』(20年)に出演。最新作として日露共同製作映画『ハチとパルマの物語』主題歌「愛の待ちぼうけ」を含むライブ盤を2020年6月30日に発売。
2021年09月04日