7月3日(金)、8月7日(金)より、2作連続で公開される映画『るろうに剣心』シリーズ完結編『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』。この度、本作の重要人物である雪代巴役を有村架純が務めることが発表され、ビジュアルとコメントが公開された。緋村剣心役の佐藤健のほか、神谷薫役の武井咲、喧嘩屋の相楽左之助役の青木崇高、女医の高荷恵役の蒼井優、唯一シリーズ全作出演となる斎藤一役の江口洋介といったお馴染みのキャストの続投が次々と発表。そんな中、先日ついに、『最終章』2作品に大きく関わる、剣心の“十字傷の謎”を知る男で、上海マフィアの頭目であるシリーズ史上最恐の敵・縁(えにし)役を、新田真剣佑が務めることが発表された。徹底的に作り上げられたそのキャラクターには、SNSをはじめ大きな話題となっている。特報映像は公開から24時間で200万回以上の再生数を達成。そしてこの度、剣心の“十字傷の謎”の鍵を握り、かつて剣心の妻であった巴役を、数多くの作品で主演を務め、透明感溢れる美しさと、作品ごとにさまざまな表情を見せる確かな演技力が高い評価を得ている有村架純が演じることに。有村が演じる巴は、幕末、剣心が血も涙もない人斬り抜刀斎の時代に、唯一心を許した相手にも関わらず、その手で斬殺した妻。巴は剣心の頬の十字傷に深く関わっており、縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係している。公開されたビジュアルには、雪の情景の中に佇み、遠くを見つめるその表情から儚さが漂う巴の姿が。儚い瞳の奥には、これまで明かされてこなかった剣心の過去にまつわる秘密が隠されている……。今回の『最終章』は、原作では最後のエピソードとなる“人誅篇”をベースに、縁との究極のクライマックスが描かれる『The Final』と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む“追憶篇”をベースに“十字傷の謎”に迫る『The Beginning』の2部作。幕末を描いた『The Beginning』がシリーズ最後になるが、時系列では1作目の前のストーリーになる珍しい構成となっている。またその中でも、このふたつの時代を繋ぐキャラクターが、縁に続く雪代巴だ。彼女は、今にも消えてしまいそうな弱さと、一方では、心の深いところでは揺るがない強い意志を持つ女性。誰もが自分の正義を通すために刀をふるった動乱の幕末、剣心はなぜ唯一心を許した妻を斬殺したのか?剣心はなぜ“不殺の誓い”を立てたのか?これまで語られることのなかった剣心の原点が、ついに明らかになる。巴役は『るろうに剣心』の中で最もファンが多いキャラクターのひとり。それは、剣心が人斬りをやめ、“不殺の誓い”を立てることに至る理由になった女性だからだ。プロデューサーの小岩井宏悦は、巴役の有村のキャスティングの経緯について「雪代巴のキャスティング、いよいよその時が来たかというのが正直な感想でした。“追憶編”と呼ばれる巴のエピソードを実写化することは、『るろうに剣心』 の第1作目からずっと熱く語られ、それでいてどこか現実離れしている話でした。雪代巴、クールな表情の下に沸き立つような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で有村架純さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが“雪代巴”を見たのです。作品を観てもらえば、間違いなくその“ヒロイン力”に圧倒されると思います」と、唯一無二のキャスティングだったことを明かしている。2014年公開の前作『京都大火編』『伝説の最期編』の公開から6年が経ったが、「剣心にとって最も大事なエピソード。最終章を撮らないと、るろうに剣心が終わらない」と覚悟を決め、「作るなら一番良いものを届けたい」と、前作超えを誓って挑んだ製作陣の並々ならぬ思いが込められた本作。2019年5月まで約7カ月以上にわたり、京都、奈良、滋賀、三重、兵庫、熊本、広島、栃木、埼玉、静岡など全国43カ所という大規模ロケを敢行。日本映画を代表するスタッフ陣が細部までこだわりぬき、常に観客の期待以上のクオリティで進化し続ける『るろうに剣心』シリーズの最後に相応しい最高のキャスティングが実現し、シリーズ史上最高のクライマックスへと向かう。公開された有村、主演の佐藤、監督の大友啓史のコメントは下記。■有村架純(雪代巴役)プロデューサーの方から「このエピソードは巴がいないと成り立たない作品だ」と言って頂きました。1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフの皆さんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました。佐藤さんと撮影現場でお話した際に、「本当に大切に思っている作品で、7年前の“るろうに剣心”の始まりの役づくりは巴からスタートしている」とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、今の剣心ができているという、その言葉の重みを深く受け止めました。どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのは、ひしひしと隣にいて感じました。アクションにしてもお芝居にしても、ご自身の中で表現したいものが見えているからこそできることがたくさんあって、それを間近で拝見していると本当に尊敬しますし、改めてすごい役者さんだなと思いました。■佐藤健(緋村剣心役)剣心の頬の十字傷は悲しみの象徴であり、この傷が残り続ける限り、剣心は悲しいんです。巴との出会いを経て、その十字傷に“殺さず”を誓った剣心は、市井の人々の平和を守るため流浪の旅を始めます。これまでの『るろうに剣心』シリーズ3作は、そのような過去を経て流浪人になった剣心の、新たな冒険の物語でした。つまり、それらすべてを演じた僕の中には、雪代巴というひとりの女性が内包されていました。パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺した時、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとする度に、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました。『The Beginning』の撮影初日、僕の中に7年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません。そして剣心と同じく、巴に深く愛情を持つ男、雪代縁。『The Final』のクライマックスで縁との決闘を終え、彼と向き合い、新田さんの目を見た時に、僕はこの『るろうに剣心』という物語の終幕を受け入れることができました。このシリーズに自分のすべてを捧げることができたと思っています。無事にこの映画が完成し、公開されることを願うと共に、支えてくださったすべての皆様、共に闘った仲間たちに心から感謝します。■大友啓史(監督)“人斬り抜刀斎”として幕末の京都をうごめいていた時代。剣心の孤独に光を灯したのが、雪代巴でした。運命に導かれ、心の奥底に秘めた複雑な感情に突き動かされていくこのヒロインは、演じるのに決して簡単な役ではありません。思い浮かんだのが、『3月のライオン』でご一緒した有村架純さんでした。彼女なら、真っ白い心で、この役を、孤独なふたつの魂の、燃えるような邂逅の物語を一緒に走ってくれるのではないか。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びて。これだけドラマチックなヒロインには滅多にお目にかかれません。魂を込めて演じ切った有村架純さんの“巴”像を、一刻も早く皆さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』『るろうに剣心 最終章 The Final』7月3日(金)より全国公開『るろうに剣心 最終章 The Beginning』8月7日(金)より全国公開
2020年03月19日佐藤健主演、累計興行収入125億円突破の日本映画最大のシリーズの完結編『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』。この度、原作でも人気のキャラクター、雪代巴役を有村架純が演じていることが分かった。人斬り抜刀斎時代、剣心は結婚、そして自らの手で妻を斬殺していた――最終章は、原作では最後のエピソードとなる「人誅篇」をベースに、縁との究極のクライマックスが描かれる『The Final』と、原作では剣心が過去を語るかたちで物語が進む「追憶篇」をベースに<十字傷の謎>に迫る『The Beginning』の2部作で構成。幕末を描いた『The Beginning』がシリーズ最後になるが、時系列では1作目の前のストーリーになる珍しい形。中でもこの2つの時代をつなぐキャラクターが、縁に続く有村さんが演じる巴だ。いまにも消えてしまいそうな弱さと、心の深い所では揺るがない強い意志を持つ彼女は、幕末の“人斬り抜刀斎”剣心が唯一心を許したにもかかわらず、その手で斬殺した妻。剣心の頬の十字傷に深く関わっており、『The Final』で縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係している。人気キャラ巴役、“全員一致で”有村架純剣心が人斬りをやめ、<不殺の誓い>を立てることに至る理由になった女性であり、原作の中で最もファンが多いキャラクターのひとり。そんな有村さんのキャスティング経緯についてプロデューサーは「『追憶編』と呼ばれる巴のエピソードを実写化することは、『るろうに剣心』の第一作目からずっと熱く語られ、それでいてどこか現実離れしている話でしたから。雪代巴、クールな表情の下に沸き立つような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で『有村架純』さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが『雪代巴』を見たのです」と明かす。「大きなプレッシャー」今回のオファーに有村さんは「1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフの皆さんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました」と心境を語る。また、撮影現場で佐藤さんに対面し「『本当に大切に思っている作品で、7年前の”るろうに剣心”の始まりの役づくりは巴からスタートしている』とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、今の剣心が出来ているという、その言葉の重みを深く受け止めました」と言い、さらに「どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました。アクションにしてもお芝居にしても、ご自身の中で表現したいものが見えているからこそできることがたくさんあって、それを間近で拝見していると本当に尊敬しますし、改めてすごい役者さんだなと思いました」と本作にかける佐藤さんの想いを肌で感じたという。佐藤健、「あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません」“巴と縁”の発表を受け、佐藤さんは「剣心の頬の十字傷は悲しみの象徴であり、この傷が残り続ける限り、剣心は悲しいんです」と代弁し、「巴との出会いを経て、その十字傷に殺さずを誓った剣心は、市井の人々の平和を守るため流浪の旅を始めます。これまでのるろうに剣心シリーズ三作は、そのような過去を経て流浪人になった剣心の、新たな冒険の物語でした。つまり、それら全てを演じた僕の中には、雪代巴という一人の女性が内包されていました」とシリーズを回顧。「パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺した時、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとする度に、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました。The Beginningの撮影初日、僕の中に七年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません」と巴を想いながら過ごした撮影をふり返る。一方、縁については「The Finalのクライマックスで縁との決闘を終え、彼と向き合い新田さんの目を見た時に、僕はこのるろうに剣心という物語の終幕を受け入れることができました。このシリーズに自分の全てを捧げることができたと思っています」と感無量の様子。大友啓史監督「一刻も早く皆さんにお披露目したい」本シリーズの監督大友啓史は「運命に導かれ、心の奥底に秘めた複雑な感情に突き動かされていくこのヒロインは、演じるのに決して簡単な役ではありません」と説明した上で、「思い浮かんだのが、『3月のライオン』でご一緒した有村架純さんでした。彼女なら、真っ白い心で、この役を、孤独な二つの魂の、燃えるような邂逅の物語を一緒に走ってくれるのではないか。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びて」とキャスティング理由を明かし、「これだけドラマチックなヒロインにはめったにお目にかかれません。魂を込めて演じ切った有村架純さんの『巴』像を、一刻も早く皆さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです」と完成度の高さに自信を覗かせている。また、有村さんの出演発表に加え、巴のビジュアルも到着。雪の情景の中に佇み、遠くを見つめる儚さ漂う1枚だ。『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』は7月3日(金)、8月7日(金)より2作連続公開。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 The Final 2020年7月3日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会るろうに剣心最終章 The Beginning 2020年8月7日より全国にて公開©和月伸宏/集英社 ©2020映画「るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning」製作委員会
2020年03月19日女優の有村架純が、佐藤健主演の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2020年7月3日、8月7日公開)に出演することが19日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12年)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心 伝説の最期編』(14年)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。雪代巴は、幕末の剣心が血も涙もない人斬り抜刀斎の時代に、唯一心を許したにもかかわらず、剣心がその手で斬殺した妻。巴は剣心の頬の十字傷に深く関わっており、最終章『The Final』で縁が剣心に復讐を仕掛ける理由とも関係している。解禁されたビジュアルでは、雪の情景の中に佇み、遠くを見つめるその表情からは儚さが漂う。巴は同作の中で最もファンが多いキャラクターの1人だが、それは緋村剣心が人斬りをやめ「不殺の誓い」を立てることに至る理由になった女性だから。小岩井宏悦プロデューサーは、巴役の有村架純のキャスティングの経緯について「雪代巴のキャスティング、いよいよその時が来たかと言うのが正直な感想でした。『追憶編』と呼ばれる巴のエピソードを実写化することは、『るろうに剣心』の第一作目からずっと熱く語られ、それでいてどこか現実離れしている話でしたから。雪代巴、クールな表情の下に沸き立つような愛憎を秘めた完全無欠のヒロイン。みんなの思い入れが強過ぎるこの役は、全員一致で有村架純さんに託されました。華があるのに儚げな彼女の存在感そのものにみんなが"雪代巴"を見たのです。作品を観てもらえば、間違いなくその"ヒロイン力"にみなさん圧倒されると思います」と熱弁した。○有村架純 コメントプロデューサーの方から「このエピソードは巴がいないと成り立たない作品だ」と言って頂きました。1作目から原作ファンの方や映画ファンの方からすごく大切にされている作品ですし、健さんやキャストの方、監督やスタッフの皆さんが大切に作られている作品ですので、嬉しい思いもありましたが、同時に大きなプレッシャーも感じました。佐藤さんと撮影現場でお話した際に、『本当に大切に思っている作品で、7年前の”るろうに剣心”の始まりの役づくりは巴からスタートしている』とお話されていて、7年間ずっと巴がベースにあって、今の剣心が出来ているという、その言葉の重みを深く受け止めました。どれだけ“るろうに剣心”を愛しているのかというのはひしひしと隣にいて感じました。アクションにしてもお芝居にしても、ご自身の中で表現したいものが見えているからこそできることがたくさんあって、それを間近で拝見していると本当に尊敬しますし、改めてすごい役者さんだなと思いました○佐藤健 コメント剣心の頬の十字傷は悲しみの象徴であり、この傷が残り続ける限り、剣心は悲しいんです。巴との出会いを経て、その十字傷に殺さずを誓った剣心は、市井の人々の平和を守るため流浪の旅を始めます。これまでのるろうに剣心シリーズ三作は、そのような過去を経て流浪人になった剣心の、新たな冒険の物語でした。つまり、それら全てを演じた僕の中には、雪代巴という一人の女性が内包されていました。パート1の撮影初日、鳥羽伏見の戦いで新時代の来訪を悟った時、志々雄真実が目の前で自らの愛する女性を斬殺した時、僕は剣心としての自分を見つめ直そうとする度に、巴を想い、深呼吸をして本番に臨みました。The Beginning の撮影初日、僕の中に七年間内包されていたものが、突如実体を持って目の前に現れました。巴として初めてお会いするはずの有村さんに、どうしようもない懐かしさを感じました。それからの撮影の日々は、辛く悲しくありながらも夢のようで、今思い返しても、あんなにも美しく、そして儚い時間を過ごした経験はありません。そして剣心と同じく、巴に深く愛情を持つ男、雪代縁。The Final のクライマックスで縁との決闘を終え、彼と向き合い新田さんの目を見た時に、僕はこのるろうに剣心という物語の終幕を受け入れることができました。このシリーズに自分の全てを捧げることができたと思っています。無事にこの映画が完成し、公開されることを願うと共に、支えてくださった全ての皆様、共に闘った仲間達に心から感謝します。○大友啓史監督 全文コメント「人斬り抜刀斎」として幕末の京都をうごめいていた時代。剣心の孤独に光を灯したのが、雪代巴でした。運命に導かれ、心の奥底に秘めた複雑な感情に突き動かされていくこのヒロインは、演じるのに決して簡単な役ではありません。思い浮かんだのが、『3月のライオン』でご一緒した有村架純さんでした。彼女なら、真っ白い心で、この役を、孤独な二つの魂の、燃えるような邂逅の物語を一緒に走ってくれるのではないか。悲劇的な憂いの中に、強い意志と限りない優しさを帯びて。これだけドラマチックなヒロインにはめったにお目にかかれません。魂を込めて演じ切った有村架純さんの「巴」像を、一刻も早く皆さんにお披露目したい気持ちでいっぱいです。
2020年03月19日「25周年記念 るろうに剣心展」が東京ドームシティ ギャラリー アーモ(Gallery AaMo)で開催される。当初2020年4月24日(金)から6月7日(日)までの開催を予定していたが、会期は2021年に延期となった。“るろ剣”25周年を祝した大規模作品展!「25周年記念 るろうに剣心展」は、「週刊少年ジャンプ」に連載された人気マンガ『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-』の誕生から25周年を記念した、初の大規模作品展。期間中は、200点を超える展示品が公開されるほか、現在連載中の続編 “北海道編”をはじめ、人気映画シリーズなど、多岐にわたる作品展開も紹介し、今なお続く『るろうに剣心』の世界に深く迫っていく。原作『るろうに剣心−明治剣客浪漫譚-』おさらい幕末に「人斬り抜刀斎(ひときりばっとうさい)」として恐れられた伝説の剣客・緋村剣心(ひむら・けんしん)が、明治維新後に「不殺(ころさず)の誓い」を掲げて、人を斬れぬ逆刃刀を手に、仲間とともに人々を助ける姿を描いた物語。圧倒的な力を持ちながら、かつて自らが犯した過ちに苦悩し成長する、全く新しいヒーロー像として、読者から高い支持を集めている。2020年の夏には、そんな原作をもとにした映画シリーズ最終章も公開される。展覧会内容和月伸宏入魂の原画が集結!会場の目玉となるのは、作品を語る上で欠かせない“5つのキーワード”によって分類された原画展示ゾーン。例えば「強さとは」のキーワードに沿った展示では、「東京編」「京都編」「人誅編」の各ストーリーでの記憶に残る戦闘シーンや必殺技を中心に紹介し、激闘の中で見出された答えへと迫る。また「命とは」では、強さや正義の先にある、キャラクター達の思う「命」の価値を原画を通して示す。さらに岐阜県・関の無鑑査刀匠・ 尾川兼國(おがわかねくに)の手により完全再現された剣心の愛刀「逆刃刀・真打」も展示される。剣心の“不殺(ころさず)”の信念を象徴する「逆刃刀・真打」とともに、剣心が初めてこの刀を手にした場面をはじめとする数々の名シーンの原画を紹介する。“るろ剣”ビギナーからファンまで楽しめる作品展そのほか「仲間とは」「正義とは」「幸せとは」といった、各テーマごとに原画を展示する。さらに物語の名シーンや人気キャラクターを紹介する本展覧会オリジナル映像の上映なども行われるため、“るろ剣”にあまり触れた事のない来場者でも、作品の世界観をじっくりと楽しむことができそうだ。ファン必見のグッズも! 登場キャラクター10人の“家紋”が決定!作品誕生25周年を記念したスペシャル企画として、作者・和月伸宏公認の各キャラクターの“家紋”も公開に。緋村剣心、神谷薫、明神弥彦、相楽左之助、斎藤一、四乃森蒼紫、志々雄真実、瀬田宗次郎、雪代縁、比古清十郎の10人の家紋が一挙に発表となった。展覧会公式ショップ「黒べこ」オープン合わせて押さえておきたいのは、展覧会公式ショップとして併設される「黒べこ」。作中に登場する牛鍋屋「赤べこ」「白べこ」の姉妹店という設定で、ショップ内では、展覧会オリジナルグッズを販売する。作者独自の筆づかいでキャラクターの姿を描いた「和風タペストリー」や、「名場面アクリルジオラマ」、キャラクターの愛らしい「のるキャラマスコット」、この度公開された、作者公認の各キャラクターの家紋入りアクリルキーホルダーなど、“るろ剣”の魅力が詰まったオリジナルグッズが勢揃い。また、本展覧会のための描きおろしキービジュアルを含む展示原画200点以上を収録した公式図録も発売される。かつて『るろうに剣心-明治剣客浪漫譚-』のアシスタントを経験したこともある『ONE PIECE』の作者・尾田栄一郎と和月伸宏のスペシャル対談や、映画「るろうに剣心」シリーズの監督を務めた大友啓史のインタビューなども収録された、ファン必見の永久保存版図録となっている。詳細25周年記念 るろうに剣心展開催時期:2021年※2020年4月24日(金)~6月7日(日)を予定していたが延期となった。開館時間:11:00~19:00 ※最終入場は18:30まで※4月24日(金)は15:00開場会場:東京ドームシティ ギャラリー アーモ住所:東京都文京区後楽 1-3-61※展覧会場内は、一部展示を除き、スマートフォン、タブレット、携帯電話に限り写真撮影が撮影が可能。■チケット払い戻し詳細・先行鑑賞券 / グッズ付き先行鑑賞券対象日:2020年4月24日(金)、4月25日(土)・入場券 / グッズ付き入場券対象日:4月26日(日)~6月7日(日)上記チケットについての対応:ローソンチケットにて4月24日(金)12:00~6月7日(日)23:59の期間、払い戻しを実施。払い戻し詳細については下記URLより確認。URL:※「ローソンチケットカスタマーセンター」および「東京ドームシティ わくわくダイヤル」は、現在電話での受付を停止中。※その他詳細については展覧会公式サイトを確認のこと。■展覧会オリジナルグッズ例・和風タペストリー 各3,520円(税込)・名場面アクリルジオラマ 各1,650円(税込)・のるキャラマスコット 各990円 (税込)・スライド缶+クリップセット 各1,650円(税込)・ミニウォレット 3,300円(税込)・COCOIROペン 各1,210円(税込)・アクリルキーホルダー 各825円(税込)・コレクション缶バッジ 各440円(税込)・公式図録 2,530円(税込) ※一部収録されない展示作品もあり。
2020年02月23日江口洋介が、主演・佐藤健×大友啓史監督で贈るシリーズ完結編『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』に斎藤一役で続投していることが分かった。シリーズ1作目から登場する斎藤。江口さんは今回2作連続公開となる『The Final』『The Beginning』両作への出演となり、『るろうに剣心』シリーズ全作品への参加となる。斎藤は、元新選組三番隊組長として最大の宿敵である剣心と共に幕末の動乱を生き抜き、明治という新しい時代を迎え警官となり「悪・即・斬」の正義を信念に持つ男。剣心との因縁が残るまま新たな時代で別々の道を歩み始めるが、新たな脅威を前に再び剣心と共に戦いに身を投じていく。そして出演発表と併せて斎藤を捉えた場面写真も到着。これは、新田真剣佑演じるシリーズ最恐の敵・縁を列車の中で探索するシーン。すでに敵を捉えているかのような斎藤の鋭い眼光と、くわえ煙草、刀に手をやる姿からは、ただ事ではない雰囲気が感じられる。「同じ役を長年やり続けるということはそうないことなのでとても光栄です」と本作への出演について明かした江口さんは、「今回は撮影に半年以上掛かり、その間はずっと緊張感を維持しなければいけないので苦労しましたが、撮影したこの画が全て繋がっていくと思うと、これはとんでもない映画になるなと確信しました(笑)」「これだけ大人数のスタッフとスケールの大きいセット、大規模な撮影を体験し、改めて『るろうに剣心』という作品の凄さを感じました。スタッフの熱量と意気込みに、こちらも奮い立つという感じでした」と撮影をふり返った。また2作品の撮影については「かなりエネルギーを使いました。それは『The Final』と『The Beginning』はストーリーや時代が全く違うので、セリフの言い回しやトーンも変わってきます」と説明し、「幕末から明治という新時代になり、剣心や斎藤も世の中の流れとともに変化する様は見所です。その振り幅は、2作品を続けて観ると相当な見応えがあると思います」とコメントしている。『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』は7月3日(金)、8月7日(金)より2作連続公開。(cinemacafe.net)
2020年02月18日映画ってまだ全然可能性があると再確認した突然いなくなった親友。その足跡を辿るうちに浮かび上がる、知らなかった別の顔。誰もが心の裏側に持つ影の部分を覗き見る、静謐で、緻密な映画が誕生した。それが、2月14日公開の『影裏』だ。原作は、第157回芥川賞に輝いた沼田真佑による短編小説。それを『ハゲタカ』、『るろうに剣心』シリーズ、『3月のライオン』で知られる大友啓史監督のメガホンで映画化。主人公・今野秋一に綾野剛。その親友・日浅典博に松田龍平という、考えうる限り最高の組み合わせが実現した。「今、日本映画から失われているディティールやニュアンスというものをしっかりと紡がないと、この作品は映画にはならない。そこに難しさと魅力を感じました」(綾野)日本映画から失われているディティールやニュアンス――その言葉には、映画を愛する綾野らしい危惧がある。「今、瞬発力のある映画はいっぱいあって。そういう映画は僕も好きだし、面白くて観ているんですけど、その数が近年あまりに多すぎるのかなと。ダイレクトに味付けがわかる料理の方が、お客さんも楽です。だけど、世界一とも言われるデンマークのレストラン・noma(ノーマ)では一見すると土のような料理が出ます。見た目だけで言えば、どんな味かまったくわからない。でも世界一のレストランに美味しいですよと出されたら食べてみようかという気持ちになる。そこですよね、今の日本映画に必要なものは。今、日本映画はそこから始め直さなきゃいけない気がしています」(綾野)笑って泣ける映画ももちろん素晴らしい。だけど、エンドロールが終わるまで自分がどんな感情にさらされるのかわからない、そんな映画ももっと世に出てしかるべきだ。「僕はこの『影裏』を本当に面白い作品だと思っているし、観たことのない映画ができた、少なくとも僕の人生にはなかった映画ができたという自信がある。『影裏』をやって、映画ってまだ全然可能性があると再確認しました」(綾野)冷静に、だけどその皮膚から熱が迸るような口調で、綾野は想いを込める。ふと我に返ったように、横にいる大友監督に「頭おかしいんですよ、大友さんは」と冗談めかしてボールを振ると、大友監督も「お互い様ですからね、頭おかしいのは」と投げ返す。その短いやりとりに、信頼の二文字が浮かぶ。「僕はそんなに大それたことは考えていないんですよ。もともとはテレビドラマをつくっていて、映画界に来て10年。このあたりで僕のつくるこういった作品が、映画界に少しでも刺激を与えられればという想いはあったし、自分のキャリアを紐解くと大作エンターテイメントが多かったので、自分自身違う可能性を探りたいという気持ちもあった。でも、いちばんは何かと言うと、自分が今観たい映画、大人の映画をつくりたかった、ただそれだけです。勧善懲悪とか簡単なものじゃなくてね。人間って簡単に割り切れない複雑な感情の生き物ですから、その複雑さをあまりコントロールせずに、じっくり描きたいなと。日本では今、こういう文学的な映画をつくるのは難しいんだけど、あえてそこに挑戦してみたかったんです」(大友)綾野くんは、静かに怒っている俳優だと思う綾野剛と松田龍平というキャスティングは、大友監督たっての希望だった。監督は本作を「静かに怒っている映画」だと表現する。「今野はセクシャルマイノリティで、きっと腹の中では社会に対する怒りを色々溜め込んでいるけれど、理性でそれを封じ込めようとして生きている人。そう易々と発散しないわけです。これを、狂気を持たない俳優が演じるとすごくフラットな役になる。脚本の表面上だけをなぞるんじゃなくて、その奥にある怒りを当たり前のようにたたえてくれている人かどうかが、キャスティングでは重要でした。それは、社会に対する目線と言葉を持っているということでもある。そういう意味でも、綾野くんは静かに怒っている俳優だし、理性と狂気の両方を成立させる技術を持っている。決して表には出さない、今野が奥底に秘めた怒りや狂気を、直接的に僕が何か説明しなくても、ちゃんと捉えられていることが、綾野くんにお願いした一番の理由です」(大友)「僕は大友さんがやるって言ったんで、やりますと。台本を読む前に、出演を決めました。でも、そういうふうに決まっていく方が映画はいいですよね。プロダクションはシーン数や、番手なども気にするところだと思います。もちろんそれも大事だと思うけど、俳優にとっては単純にワクワクできるかどうか。本来は、監督と共演者で選ぶのが一番自然。この作品をこのメンツでやらなきゃいけないという使命感にかられることが一番いい仕事の仕方だと思っています」(綾野)この映画は、綾野剛と松田龍平のドキュメンタリー撮影は、物語の舞台であり、大友監督の故郷である盛岡で、地元の多大な協力を得ながら行われた。現場での綾野の集中力は、大友監督の目から見ても畏敬の念を抱くほどだった。「綾野くんは、ずっと今野であることに集中していましたね。普通の役者ならオフショットは素の自分に戻っている。でも綾野くんは違った。ずっと今野なんです。役を生きるって簡単に言葉にするけど、他人の人生を生きるのはまったくもって簡単なことではない。それを非常に高いレベルで綾野くんはやっていた。きっとこの何年かの間でやってきた仕事が、綾野くんを俳優として相当鍛え上げたんだろうなと思いました」(大友)そんな大友監督の証言を裏付けるのが、そのあとに続いた綾野の話だ。劇中、今野と日浅は夜釣りに出かける。しかし、日浅は今野の服装から車の停め方まで些細なことにケチをつけ、ふたりは険悪な雰囲気になる。撮影当時のことを尋ねると、綾野はすかさず「イラっとしましたね」と切り出した。「『そんな言い方する?』って普通に思いました。確かにはしゃいだ俺も悪かったよと。彼の思っていたパフォーマンス以上のことを、彼の心も考えずにしちゃったものだから置いてけぼりのような気持ちになって出た台詞なんだということはわかるし、悪かったとも思う。でも、人のニットキャップを見て『ゴムみたいで気持ち悪いんだわ』とか言わなくても良くない?って。悲しくて怒りました」(綾野)それは俳優が役の気持ちを代弁するというよりも、自分自身が今野となって感じたことをそのまま語っているような言葉だった。綾野が使った「俺」という一人称は、何の垣根も違和感もなく、今野秋一そのものだった。「もちろんすごく考えてやっているし、僕は俳優のことを圧倒的な努力と経験を積んで、鍛錬を重ねたアスリートだと思っているけど、いざ芝居が始まれば特別難しいことは何もしていない。今野でいようという感覚さえなかったです」(綾野)綾野の言葉は、ひとつひとつの語彙に彼の人間性が表れる。磨き抜かれた言葉の数々は、彼がいかに日々演じるということに厳然と向き合っているか、その証拠でもある。「芝居って言葉を饒舌に紡げば紡ぐほど難しく捉えられるけど。実は『渇望に潤いを与えて〜』みたいな小難しいものじゃなく、演じているときはもっと“ひらがな”みたいな感覚です。同じ「いたい」でも、胸が「痛い」のか、ここに「居たい」のか、漢字ならわかるけど、ひらがなだとわからない。そういう感じなんです。僕はただ、台本と、共犯者となってくれたロケーションと共に、今野と真剣に向き合った。その綾野剛のドキュメンタリーを撮ってもらったと言っても過言ではないです」(綾野)「言われてみれば本当その通りですね。僕のキャリアはドキュメンタリーから始まっているんですけど、今回はその頃の感覚に戻りたくて取り組んだ作品でもある。台本があって、今野と日浅という役がいるから、フィクションのような気がするけど、僕が意識していたことは、そこで起きたことをそのまま切り取って記録するということで。何が決定的な方向違いがない限り、できるだけ、そのまま、生のままで切り取っている。でもそれは若いカメラマンではできないことで。数多のドキュメンタリーやフィクションを撮影してきた(撮影の)芦澤(明子)さんだから、そこに流れてくる見逃してはいけない瞬間や感情を、僕の思いともしっかり同期しながら、つかまえてくれた。そして僕はそれに満足して、毎晩ひとりでおいしいお酒を飲んでいたっていう(笑)。そんな日々でした」(大友)いつだって僕は裸足で歩いている昨年公開の『楽園』、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』、そして今回の『影裏』。立て続けに公開された一連の作品を、綾野は「三部作」と位置付けて、その背景にあるものを説明した。「撮影は、『影裏』、『楽園』、『閉鎖病棟』の順番だったんですけど、この三部作では表層的な瞬発力をあてにしないでやってみようと考えていました。わかりやすく言うと、この三部作では髪型も変えていないし、見た目も体重も変えていない。状況や、環境や、置かれている立場が変われば、いかようにでも変容できることを表現すべきだと思って、あえてそうさせてもらいました」(綾野)近年、役づくりを語る上で、体重の増減など外見上の話題が先行することが多い。実際、それも役に近づく重要な手立てではある。綾野自身、2017年に公開した『亜人』では、4ヶ月に及ぶ肉体改造で「亜人」という特殊な設定に説得力をもたらした。その経験を踏まえた上で、今はまたまったく別のアプローチから「役を生きること」に向き合おうとしていた。「髪型を染めたり変えたり、体を大きくしたり痩せることで、役者は役づくりをした気分になれるんですけど、それって作品づくりにはならないんですよね。どれも頑張れば役者じゃなくてもできることだから。そうではなくて、役者だからできることは何か考えたとき、もっと心の変異に目を向けてみようと思ったんです」(綾野)その成果は、スクリーンに焼きつけられている。きっと多くの観客が、そこに今野がいるとしか思えない綾野の姿にため息をこぼすはずだ。そして、そんな実験を経て、綾野はもうすでに次のステージへと向かっている。「この『影裏』をやったことで確実に大きく変わっているはずなんですけど、それが何なのかは現場に行かないとわからないし、『影裏』でやったことが他の現場で活かせるかと言ったら、そうでもない。役者は、現場に行ったら毎回ゼロスタート。知恵とか見識は増えて、楽する方法も覚えて、どんどん芝居が上手くなっているかと思いきや、毎回ゼロからやり直し。大変な仕事だなと思います」(綾野)途方もない道だ。まだ誰にも切り開かれていない荒野を、地図も磁石もなしに、歩いていく。それが、役者として生きていくということ。「歩き方ぐらいはずいぶん成長したのかなと思います」と付け加えて、最後にこう結んだ。「まあいつだって裸足で歩いているので。そういうものなのかと思います」(綾野)そう世界一幸せそうな苦笑いを、綾野は浮かべた。丈夫なトレッキングシューズなどいらない。足の裏にいくつもの傷をつくりながら、これからも綾野剛は荒野を歩き続ける。『影裏』公開中(撮影/杉映貴子、取材・文/横川良明)
2020年02月17日俳優・綾野剛にとって、肉体、心、持ちうるものすべてを投じて作品に臨むことは「当たり前」なのだろう。アスリートのごとく、堅実に役に打ち込む姿を現場で目にする機会が観客にはなくとも、物語内の一挙手一投足で「綾野剛」ではなく「その人物」がさも存在しているかのように受け止められる。ゆえに、役を生きるための途方もない努力も想像に難くない。多くの俳優賞を受賞してきた綾野剛「こういうときこそ自分を褒めなきゃいけない」綾野さんが役者を始めたのは21歳の頃。2013年、『横道世之介』、『夏の終り』で、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞したのを皮切りに、翌年から続けざまに様々な映画賞、ドラマ賞において、その名が散見されるようになった。まもなく行われる第43回日本アカデミー賞においても、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』で優秀助演男優賞を受賞し、最優秀賞受賞の期待もかかる。綾野さんにとって、賞はうれしい?取るに足らない?それとも――。「賞は、どこまでも他力で決まるんです。だから、アスリートみたいに自力で勝ち取る一等賞ではない。どれほど自分じゃない誰かに、その人物が焼きつき共鳴したか、でしかないのかなと思っています。評価をされることは素直に喜ぶべきことだし、つべこべ言って自分を過小評価するのではなく、ちゃんと、こういうときこそ自分を褒めなきゃいけないし、肯定しなきゃいけないですよね。今日までやってきたことは、ある一片では正しかったし、その姿勢が現場を越えてたくさんの人に届いたんだ、と。言い方を変えれば“日本映画を盛り上げてください”というエールだと思っているので」。「日本映画を盛り上げ」という言葉をひときわはっきりと発した綾野さんは、一言、一言、言葉を置くように丁寧に続ける。「あくまで僕の主観ですけれど、世の中、自分自身を肯定するということさえも潔癖になっていないかな、と。もっともっと自分を褒めてあげようよ。そして、自分で自分を褒められなくても、周りがあなたのことをちゃんと評価してくれている、褒めてくれていることも素直に受け止めようよ、って」。自分に向けていた言葉が、いつしかいまを生きる人たちへの優しいメッセージに変わっていた。「もっと自分たちを称えていいと思うんです。もっと自分に優しく。そうじゃないと、自分じゃない誰かを優しくすることなんて…」と綾野さんは話し、ふと目線を上げ「そうですよね」と穏健に反芻した。“綾野剛”が自分を甘やかしてあげるときはある?40代に向けて…綾野さんにとって演じることは、「生活をするためのものではなく、生活なんです。呼吸するのと変わらないんです」と定義する。そして、過去を見つめ、「自分を救ってくれたのは、唯一、映画、役者であることだった気がします」と希望を見出したことを吐露。「救ってもらったから何かをするわけではなく、応えたいという気持ちは、とっくに超えちゃっている感覚があります。救ってもらうために、最早、映画をやっていないんです」と。1月に38歳を迎えたばかりだが、40代に向けて、綾野さんはどんな進化をしていくのか。意外なリアクションが返ってきた。「…どんどん腰が重くなっていくじゃないですか(苦笑)。人並みに重さはあるんですよね。いまは芝居は40(歳)と、自分の中でなんとなく見据えています。のらりくらりやっていたらバレるから、絶対にやりたくないんです。バレたときには、作品にひどいダメージを自分は与えてしまう。それこそ、本末転倒だから」。「だから、まずは40までに何ができるか。ずっと役者を続けていくためには、鮮度がいい状態でいたい。鮮度を高めるためには、自分の鍛錬ももっと必要だし、新しいもの、美しいものをもっと見て、知らない世界に飛び込む勇気も持たなきゃいけない。40になったときに“役者を続けよう”と思える自分が、21で役者を始めたときのように、もう1回始め直したいんです。30になったときも始め直した。厳しいかもしれないですけど、そう向き合っていますね」。演じることへの強い責任とこだわり、最上の作品を届けるために惜しみなく捧げてきた覚悟が、いくつもの高いハードルを超えてきた。おしなべてストイックな綾野さんだからこそ、ふと疑問が浮かぶ。「自分を甘やかしてあげるときは、あるんですか?」。綾野さんは小さく「おっ」と口をすぼめた後、予想もつかないチャーミングな返答を。「ありますよ!昨日は、ジャイアントカプリコ、ふたつ食べました。甘やかしたね~(笑)。ずいぶん食べていなかったんですけど、イチゴ味がダントツに好きなんですよ。もはや1個で収まらないところが甘やかしですよね。大人は、そこで止まりますからね。2個いっちゃった、っていう。最後は、惰性で押し込みました(笑)」。真面目なトーンのインタビューが続く中、サービス精神にあふれた綾野さんによる究極の「甘やかし」回答で、一気に取材場のムードもほどけていった。子どものように無邪気にはしゃげる姿も、綾野剛の魅力の一片、と記したい。渾身作『影裏』を2020年に投下するのは「とても意義のあること」綾野さんの最新主演作は、松田龍平さんと初共演を果たした映画『影裏』。『ハゲタカ』や『3月のライオン』で知られる大友啓史監督が、熱いラブコールを寄せ、『るろうに剣心』以来のタッグが実現した。第157回芥川賞を受賞した沼田真佑氏の小説をもとに映画化された本作では、綾野さん演じる主人公・今野秋一が、転勤で移り住んだ盛岡にて、日浅(松田さん)と出会い、心を通わせ、やがて彼の光と影に直面する日常が描かれる。松田さんとの共演について、「僕が役者を始めた頃には、龍平はとっくに始めていて、ずっと観てきていました。理屈のない安心感があったというか。彼とだったら、むしろ今(の共演)で本当によかったと思います」と、振り返った綾野さん。松田さんの存在は「稀人だなと思う」と、つぶやいた。「彼の表情には情報過多が一切なく、サービスもなく、どんなことを考えているのかを、こちらがどんどん知りたくなる。その先を何も推測できない果てしなさが、やっぱりある。表情で訴えかけてくるというより、こう…佇まいや機微みたいなものが僕たちの琴線に触れてくるわけで。日本でも本当に、そういった表現をできる数少ない役者のひとりだと思います」。物語では日浅にリードされるよう、今野が少しずつ心をほどいていく。職場でのたわいもないやり取り、何度も酌み交わす家での酒、ときに川釣りへ、喫茶店へ、薄暗い映画館へと繰り出しては、ふたりの蜜月が紡がれる。観客は、今野が日浅に対して募らせる想いに気づかされ、他方で日浅の瞳の奥が捉えられないほど深いことにヒヤリとする。やがて、ある一夜が訪れる。「日浅に踏み込んで、今野のマイノリティーな部分がグッと出るシーン、ありますよね。今野は、心のひだの数がすごく多かった。そのひだを楯に日浅に飛び込んだ姿勢は、もちろん求めたい思いもあるけども、彼の存在が確かであることを証明したかったように思えるんです。今までにない圧倒的な距離の近さに、瞬間的に心を奪われてしまう感覚っていうか。彼は、確かにそこに存在しているんだという自負を持ちたかった。龍平が持つムードや資質が、あの急な行動を成立させたのかなと思っています」。『影裏』とともに、2019年に出演した『楽園』、『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』の3作品を、それまでの5年間で取り組んできた方法論を全て捨てて、大変化を遂げた「3部作」であると、綾野さん自身が表現している。『影裏』については、格別、「渾身の一作」と言い切った。「僕は『影裏』を国際映画だと思って向き合っていました。フィクションではありますが、起こっていることはノンフィクションなわけで、現実にあったことも描いています。だからこそ、…その何百万、何千万というたくさんの人たちのひだの一片に過ぎないけど、その一片の人が感じたあの事実を、世界に届けなきゃいけない、という思いでした。今、龍平と渾身の『影裏』を、大友啓史監督という圧倒的な強者と共に投下する。それが2020年、オリンピックイヤーであることは、とても意義のあることだと思います」。「我々はいつだって裸足で走っている」とも綾野さんは言った。痛みを伴いながら、ボロボロになりながら、素足で走った果てに完成した作品が、輝かないわけがない。気づけば、私たちはスクリーンの彼にくぎ付けになり、その魅力に何度だって心地よく堕ちていくのだ。(text:赤山恭子/photo:You Ishii)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2020年02月14日綾野剛と松田龍平、そして『るろうに剣心』シリーズや『億男』などの大友啓史監督のタッグが実現した『影裏』が本日より公開。本作は、第157回芥川賞受賞作である沼田真佑による同名小説を映画化した、心震わす感動のヒューマンミステリーだ。主人公の今野(綾野)は、会社の転勤で移り住んだ岩手で、同僚の日浅(松田)と出会う。ふたりで酒を酌み交わし、ふたりで釣りをし、他愛もないことで笑い合う、まるで遅れてやってきたかのような青春の日々に、今野は日浅に対して心を許していく。しかしある日、日浅は突然、今野に一言も告げずに会社を辞めてしまう。ところがしばらくして日浅は、何ごともなかったかのように今野の前に現れ、以前と同じように釣りに誘うが、一度生まれた距離は埋まらず、ふたりは会わないまま時が過ぎていく……。やがて今野は、日銭の影の顔、裏の顔を知っていくことになる。本作で主人公・今野を演じるのは、これまで数々の映画賞に輝き、本年の日本アカデミー賞でも『閉鎖病棟―それぞれの朝―』で優秀助演男優賞を受賞している綾野。そして、今野と強い絆で結ばれながらも突然姿を消す謎の男・日浅には、昨年12月に開催された第2回海南島国際映画祭において、本作で“ベストアクター賞”を受賞した松田が扮している。その他、この原作に惚れ込んだ大友監督が自ら映画化へと動いたその情熱に応え、國村隼、筒井真理子、中村倫也、永島暎子、安田顕など、日本映画界を代表するキャストが集結。ひとりひとりがこの感動のミステリーの強度を上げている。大河ドラマ『龍馬伝』や『ハゲタカ』をはじめ、本年夏には『るろうに剣心』シリーズ新作2作の公開も控え、幅広いジャンルの作品を世に放つ大友監督。そんな彼による最新作であり、日本映画の傑作との呼び声も高い『影裏』は、ぜひ劇場でこそ味わって欲しい作品だ。『影裏』本日より全国公開
2020年02月14日佐藤健が緋村剣心を演じる待望のシリーズ完結作『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』に、新田真剣佑が出演していることが分かった。2作品に大きく関わる剣心の“十字傷の謎”を知るシリーズ史上最恐の敵・縁(えにし)を演じる。緋村剣心役の佐藤さんのほか、武井咲(神谷薫役)、青木崇高(相楽左之助役)、蒼井優(高荷恵役)の続投が発表されている本作。今回新たに出演が明らかになった新田さんが演じる縁は、中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた男。剣心に強烈な恨みを持ち、剣心だけでなく、剣心と関わるもの全て、そして剣心が作り上げた新時代をも破壊するために、“人誅”を仕掛けてくるキャラクターだ。そして、黒いサングラスの奥からわずかに狂気の眼を見せるビジュアルも併せて初解禁。完結作にしてシリーズ初参加となった新田さんは「実は何年も前にオファーを頂いていて、その時はとても嬉しかったです。ただ、これだけ有名な作品への出演と、アクションシーンもある撮影がどうなっていくのか、全く想像つきませんでした」と明かしており、プロデューサーは撮影に入る約2年も前にオファーをしていたのだそう。そんな早い段階でのオファーについてプロデューサーは「人誅編の実写化は、縁と言う特殊な役を演じることができる俳優がいないと成立しません。どこかに幼さを残しインターナショナルな雰囲気があって圧倒的なアクションと演技で剣心を追い込むことができる、そんな俳優です。デビュー当時に会っていた真剣佑さんしかいないと思い、2017年に企画を立ち上げる段階で大友監督に会ってもらいました」とコメントしている。一方、大友啓史監督は新田さんについて「初めて対面した時、その真直ぐな眼差しの強さに惹かれ、すぐに彼以外考えられないとプロデューサーに話したことを鮮烈に覚えています」と決め手を明かし、「縁という役に不可欠な、圧倒的な若さと凄味。そして、その底に潜む狂気のような純粋さと繊細さ。大きな可能性とスケール感を体現した存在として、彼は僕の目の前に現れました。その時の直感に間違いはなかったことを、今ひしひしと感じています」「彼の新鮮な魅力が、間違いなく新シリーズの牽引力になっている。どうかご期待ください」と自信を見せている。本作は、海外でも活躍するアクション監督、谷垣健治による世界レベルのアクションが大きな見どころのひとつ。新田さんは壮絶な撮影をふり返り「とてもハードでしたが、大友監督やアクション監督の谷垣さん、アクションチームに支えられながら、本当になんとか乗り越えられました。何日も撮影が続き身体も悲鳴をあげていましたが、すごく良い経験になりました」と話す。さらに「冒頭からすごいアクションがあります。そして、剣心と縁が出会うシーンや、剣心との闘いを繰り広げるシーンを、身を削りながら撮影したので是非見てもらいたいです」と見どころをアピールしている。なお、2月21日(金)には本編の特報映像が初解禁される予定だ。『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』は7月3日(金)、8月7日(金)より2作連続公開。(cinemacafe.net)
2020年02月13日俳優の新田真剣佑が、佐藤健主演の映画『るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning』(2020年7月3日、8月7日公開)に出演することが13日、明らかになった。和月伸宏の同名コミックを実写化した同シリーズは、『るろうに剣心』(12)、『るろうに剣心京都大火編』『るろうに剣心伝説の最期編』(14)と3作合わせて累計興行収入125億円以上、観客動員数は980万人を突破した大ヒット作。幕末に人斬り抜刀斎として恐れられた剣心(佐藤)が、不殺(ころさず)を貫きながら仲間と平和のために戦う姿を描く。新田が演じるのは、2作品に大きく関わり、剣心の「十字傷の謎」を知る男で、上海マフィアの頭目であるシリーズ史上最恐の敵・縁。黒いサングラスの奥からわずかに見える狂気の眼、不気味なほど白い髪の色と、待望のビジュアルも公開された。縁は中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた男で、剣心に強烈な恨みを持ち、剣心だけでなく剣心と関わるもの、剣心が作り上げた新時代をも破壊するために、「人誅」を仕掛けてくる。『るろうに剣心』シリーズ初参戦となった新田は、オファーを受けた時の心境を「実は何年も前にオファーを頂いていて、その時はとても嬉しかったです。ただ、これだけ有名な作品への出演と、アクションシーンもある撮影がどうなっていくのか、全く想像つきませんでした」と明かす。小岩井宏悦プロデューサーは、撮影に入る約2年前にオファーをしていたことについて「人誅編の実写化は、縁という特殊な役を演じることができる俳優がいないと成立しません。どこかに幼さを残しインターナショナルな雰囲気があって圧倒的なアクションと演技で剣心を追い込むことができる、そんな俳優です。デビュー当時に会っていた真剣佑さんしかいないと思い、2017年に企画を立ち上げる段階で大友監督に会ってもらいました。このタイミングで新田真剣佑という俳優が存在していたことに何か運命的なものを感じます」と語る。大友啓史監督は、新田について「初めて対面した時、その真直ぐな眼差しの強さに惹かれ、すぐに彼以外考えられないとプロデューサーに話したことを鮮烈に覚えています。縁という役に不可欠な、圧倒的な若さと凄味。そして、その底に潜む狂気のような純粋さと繊細さ。大きな可能性とスケール感を体現した存在として、彼は僕の目の前に現れました。その時の直感に間違いはなかったことを、今ひしひしと感じています。縁のトレードマークである白髪とオレンジの衣装、それらを着こなす彼の身体や感性はまさに日本人離れしたもので、剣心を脅かす存在として、そのとてつもないポテンシャルが十二分に発揮されています。彼の新鮮な魅力が、間違いなく新シリーズの牽引力になっている。どうかご期待ください」と絶賛した。海外でも活躍するアクション監督・谷垣健治による世界レベルのアクションも見どころの一つだが、新田は壮絶な撮影について「とてもハードでしたが、大友監督やアクション監督の谷垣さん、アクションチームに支えられながら、本当になんとか乗り越えられました。何日も撮影が続き身体も悲鳴をあげていましたが、すごく良い経験になりました。また、セットも巨大で大規模な撮影でしたので、毎回驚いていました」と振り返る。そして、「冒頭からすごいアクションがあります。そして、剣心と縁が出会うシーンや、剣心との闘いを繰り広げるシーンを、身を削りながら撮影したので是非見てもらいたいです。僕も一ファンとして過去3作品全部を観ていますが、この作品もとても面白くなっていると思いますので、是非縁を含め期待して待っていてください」と、作品の出来に自信を見せた。
2020年02月13日山田孝之がシングルファザー役に初挑戦する映画『ステップ』。幅広い作品で挑戦を続ける実力派として知られる山田さんは、妻に先立たれ、残された幼い娘の育児を通して少しずつ成長していく姿をリアルに体現する。そんな山田さんをはじめ、かつて“若手イケメン”ともてはやされた俳優たちも、いまやその多くが30代。培ってきたキャリアで役者としてもいっそう円熟味を増し、日々ファン層を広げている。今回は、そんな30代俳優が活躍する2020年上半期の注目作品を一挙にご紹介!綾野剛、40歳を目前にさらなる挑戦へ!思わず息を飲む、迫真の演技が話題若手俳優の登竜門とされる平成仮面ライダーシリーズ「仮面ライダー555」で俳優デビューを飾った綾野剛(38歳)は、その後『クローズZERO II』で普段は物静かだが、実は“バトルジャンキー”というギャップのあるキャラクターを演じて話題に。2012年のNHK連続テレビ小説「カーネーション」でも大きく注目され、「目がエロイ」「色気ありすぎ。存在がエロイ」と、独特な雰囲気と色気、切れ長の目で日本の女性を虜にしてきた。40歳を目前に、さらに大人の男性としての色気が増してきたといわれる綾野さんの最新作が、2月14日(金)に公開となる『影裏』だ。2017年に「芥川賞」を受賞した同名小説を映画化した本作は、岩手県盛岡市を舞台に、友との出会いと別れや人間の“心の裏側”を繊細に描き出す。メガホンをとった大友啓史監督のラブコールで出演が決まった綾野さんは、盛岡に転勤してきた主人公・今野を演じている。見知らぬ土地で唯一信頼を置いていた友人・日浅(松田龍平)が突然いなくなり、行方を捜すにつれ周囲の人間から徐々に明かされる彼の“裏の顔”に戸惑いつつも、真実と向き合い続ける綾野さんの迫真の演技は必見。千葉雄大、“かわいい”&“かっこいい”のいいとこ取り!トラウマ持ちの刑事役再び中性的なルックスと可愛らしい仕草で“あざとかわいい”と女性を中心に大人気の千葉雄大(30歳)も、いよいよ三十路に突入。スーパー戦隊シリーズ「天装戦隊ゴセイジャー」で俳優デビューを飾り、当時から「かわいい!」とお茶の間を騒がせていた千葉さん。20代後半になると“奇跡のアラサー”とも呼ばれることに。昨年は「おっさんずラブ-in the sky-」も好評を博したばかりだ。そんな中、2018年公開『スマホを落としただけなのに』では、“過去にトラウマを持つ”刑事・加賀谷役を熱演。「千葉くんかっこよすぎ」「可愛いしかっこいいとか、最強では?」と新たな一面でさらに人気が急上昇。待望の続編となる『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)では、千葉さん演じる加賀谷が主人公となり、前作で逮捕した獄中の殺人鬼・浦和(成田凌)と対峙、再びネット社会の闇と、事件の真相に翻弄されることに。大人の男性としての魅力が光る、“あざとかわいい”だけじゃない千葉さんの姿を劇場で堪能してほしい。窪田正孝、どんな逆境も覆す!ストイックな演技と鍛え抜かれた肉体で魅せるアクション昨年では結婚も話題となり、2020年4月から放送されるNHK連続テレビ小説「エール」の主演に抜擢されるなど、ノリに乗っている窪田正孝(31歳)。映画『東京喰種 トーキョーグール』では、人を喰らわないと生きられない「喰種(グール)」と人間のハーフになってしまった主人公の金木研を熱演する一方、ドラマ「アンナチュラル」では仲間に嘘をつきスパイ行動をする自分に葛藤する迫真の演技が話題となるなど、“幸薄い系”のキャラクターを憂いたっぷりに演じてきた。そんな窪田さんが、三池崇史監督最新作『初恋』(2月28日公開)で再び窮地へと追い込まれる。カンヌ国際映画祭やトロント国際映画祭などで上映され、早くも世界的な注目を集めている本作は、余命宣告を受けたボクサーが、アンダーグラウンドな世界で欲望剥きだしの抗争に巻き込まれ、人生で最高に濃密な一晩を過ごす様子を描く。窪田さんは主人公のボクサー・葛城レオを演じ、ストイックに鍛え抜かれた肉体を活かして劇中では俊敏なアクションを披露!彼がどんな過酷な状況に追い込まれ、そして、どんな“恋”をするのか、いまから期待せずにはいられない。山田孝之、久々の“普通の男”しかも初のシングルファザー役で大注目!名実ともに日本を代表する俳優・山田孝之(36歳)も、デビュー当時は「WATER BOYS(ウォーターボーイズ)」など青春ドラマの主人公を演じ、“正統派イケメン”として女性から熱い視線を送られていた。年齢を重ねるに連れ、“電車男”や鼻フェチの大学生、闇金業者、“星”など個性が強すぎるキャラクターを演じることも多くなり、直近では伝説的なAV監督にも。まさしく同世代の俳優とは一線を画する山田さんが、最新作『ステップ』(4月3日公開)では久々に“普通の男性”に。作家・重松清の同名小説を映画化した本作は、飯塚健監督の強い想いから映画化が実現。山田さんが演じる、妻に先立たれた主人公・健一が、幼い娘・美紀と再び前に進んでいく10年間の日々を優しく描き出している。山田さんにとっては、久々の実年齢に近い等身大の男性であり、シングルファザー役は初挑戦。仕事と育児の両立の厳しさに悩みながらも、周囲の人々との関わりの中、少しずつ成長していく健一の姿をリアルに体現している。そんな山田さんにSNSでは「パパ之はやく観たい」「パパ之とか新鮮。泣けちゃう」と“パパっぷり”を期待する声が後を絶たない。亡き妻への想いを抱えながら少しずつ前へ進みだす健一と、父娘を中心に繋がっていく絆は、観る者の心に刺さり、温かい気持ちになること間違いなし。劇場に行く際はハンカチ必須となりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 2020年2月21日より全国東宝系にて公開©2020映画「スマホを落としただけなのに2」製作委員会初恋(2020) 2020年2月28日より全国にて公開Ⓒ2020「初恋」製作委員会ステップ 2020年4月3日より全国にて公開©2020映画『ステップ』製作委員会
2020年02月02日綾野剛、松田龍平、中村倫也、安田顕ら豪華俳優を迎えた大友啓史監督最新作『影裏』。公開を間近に控えた本作から、本編の魅力がぎゅっと詰まったロング予告映像が到着した。今回到着した映像では、綾野さん演じる主人公・今野が転勤先の岩手・盛岡で同い年の同僚・日浅(松田さん)と出会い、酒を酌み交わし、釣りをするなど心を許していく様子が映し出される。しかしその日々の中には、後に見えてくる日浅の裏の顔を思わせるシーンも。そして夜釣りに出かけた2人は、些細なことで雰囲気が悪くなってしまい、「知った気になるな。お前が見ているのはほんの一瞬光が当たった所だってこと」と意味深な言葉を放つ日浅。その日を最後に日浅は失踪。父親に縁を切られていたことや、同僚に借金していたことなど、彼の全く違う顔を知ることになる。また、一足先に本作を鑑賞した著名人から多くのコメントが到着。石川慶監督(『愚行録』)は「真っ黒な影のその奥を、そうやっていつまでも覗き込んでいると、ふいに生々しい“真実”が顔を出す。映画がなすべき仕事だ、と強く思った」と述べ、瀬々敬久監督(『64-ロクヨン-』『友罪』)も「人間が立ち向かえない自然という怪物。人はずっと昔からそこを経験してきたし、これからも抗い続ける。実は3・11以降も以前もない。そして人も謎であるということ。この映画が指し示してくれたことは途轍もなく大きい。破壊の跡からは、小さな芽が生まれ、育つ。この映画には生きていくことが充満している」と絶賛。俳優・江口洋介は「『るろうに剣心』の撮影中、『影裏』の撮影を終えた大友監督が、地方は孤立する。という言葉を何度も口にしていたのを覚えている。盛岡は監督が生まれ、育った場所だ。光の当たらない人間の影に強く踏み込んだ、見応えのある作品だ」と語っている。『影裏』は2月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2020年02月01日2月14日公開の映画『影裏』の完成披露試写会が30日、都内で行われ、綾野剛、松田龍平、大友啓史監督が出席した。第157回芥川賞受賞作である沼田真佑の同名小説を、NHKの大河ドラマ『龍馬伝』やドラマ『ハゲタカ』、映画『るろうに剣心』シリーズなどの話題作を手掛ける大友啓史監督が映画化した本作。大友監督の故郷でもある岩手・盛岡を舞台に、失踪して初めて知った親友の光と影に向き合う男の姿を描く。大友監督の作品は綾野が『るろうに剣心』以来、松田が『ハゲタカ』以来の出演に。綾野は「オファーは素直にうれしかったですね。大友さんが大切にしている原作を映画化するということですごく光栄でしたし、龍平くんともしっかりした共演は初めてだったので、楽しみが溢れていたことを覚えています」とオファー時の心境を明かし、松田も「(『ハゲタカ』から)すごく空きましたね。俺はずっと大友さんとやりたいなと思っていたんですが、このタイミングでご一緒できたことに意味があると思ったし、実りある豊かな撮影でした」と満足げ。そんな2人について大友監督は「2人と仕事がしたかったというのがありましたし、(原作を)読んでいる最中に2人の顔が浮かんできたんです。それ以外考えられなかったですね。2人じゃなかったらやってなかったかもしれないです」と明かしつつ、「とにかく2人が無事現場に来てくれさえすればと。この2人のやり取りを逃さず記憶すれば、何かが生まれると思ったので、特にオーダーしたことはありません」と全幅の信頼を寄せているようだった。映画のタイトルにちなんだ「実際にやってみて違っていたものは?」という質問に、松田は「本当にくだらないことしかないんですよ」と断りを入れつつ、「最近スーパーで美味しそうなイチゴをパックで買ったんです。家に帰ってお皿に盛って食べようと思ったら裏側が小さい野いちごみたいなのがいっぱい生えていてショックを受けました。そうだよな、安かったしと思って」と答えると綾野や大友監督はもちろん、会場も大爆笑。続けて松田は「その話には続きがあって、小さいイチゴの方が美味しかったんです。くだらない話ですみません(笑)」と苦笑い。そんな松田を綾野は「一見朴訥で掴みどころがない印象ですが、チャーミングな人なんですよ」とフォローしていた。映画『影裏』は、2月14日より全国公開。
2020年01月31日『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』の大友啓史監督が綾野剛と松田龍平を迎えて贈るヒューマンミステリー『影裏』。今回、1月26日の綾野さんの誕生日に合わせ、『楽園』『閉鎖病棟』に続いて繊細な心を持つ主人公を演じた彼の新場面写真が到着した。主人公・今野秋一を演じる綾野さんは、NHK連続テレビ小説「カーネーション」(’11)でヒロインの恋の相手役を演じて脚光を浴び、『そこのみにて光輝く』(’14)で第88回キネマ旬報ベスト・テン主演男優賞、『日本で一番悪い奴ら』(’16)で第40回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど、出演作が途切れることなく、数多くの賞を獲得し俳優としての地位を築き続けてきた。本作では、会社の転勤で盛岡に移り住み、慣れない地でただひとり心を許すことができた同僚・日浅典博(松田龍平)に不思議な魅力を感じ、次第に特別な感情を抱いていく複雑な役柄を熱演。今回解禁された場面写真にも、日浅と幸せな日々を過ごし、愛おしそうに彼を見つめる今野の姿が収められている。そんな今野役を綾野さんは、「大友監督とその都度ディスカッションして作っていく、セッションしている感じでした。僕が役を通してやるべきことは、ちゃんと今野が存在しているということを証明する、それだけです」と、撮影時は特に具体的な準備をすることなく作り上げたと語る。しかし、いつも共に過ごしていた親友が突如として姿を消してしまう。いなくなって初めて知った日浅の光と影を見つめながら、今野が再生していく姿を描く本作。綾野さんは、「本作で大事にしたのは、”佇む”というのを忘れないこと。この物語は、今野の目線で紡がれていかなきゃいけないと思っています。時間の流れに逆らわず、置いていかれずに今野という役のタイムをしっかりと持つ。それがこの作品にとって、血や肉となって本当の意味で今野の主観の映画になると思います」と語る。綾野さんは、2019年に出演した『楽園』、第43回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した『閉鎖病棟 ―それぞれの朝―』、そして2020年公開作1本目となる『影裏』を含めた3作品を、それまでの5年間で取り組んできた方法論を全て捨てて、大変化を遂げた3部作と自ら語っている。すでにマスコミ試写で本作を鑑賞した関係者からは「綾野の最高の演技を観た!」「綾野だからこそできる役」と最高傑作との声が上がっており、複雑な心情を繊細に表現し、観る者の心に訴えかける綾野さんの演技を劇場で確かめてみてほしい。『影裏』は2月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2020年01月26日漫画家・大友克洋とコラージュアーティスト・河村康輔のコラボレーションによるコラージュ作品を収録した書籍『AKIRA ART OF WALL』が、2019年12月20日(金)に一般発売される。大友克洋×河村康輔のスペシャルアートブック渋谷パルコで開催された展覧会「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」で先行発売された本書は、河村康輔が大友克洋と共に同氏の代表作である『AKIRA(アキラ)』を再構築し、建て替え工事中の渋谷パルコの仮囲いに展示した作品「ART WALL」シリーズの全てを収録したもの。単独インタビュー&対談も収録全長22.7メートルのパノラマアートが両面印刷・蛇腹製本という特別仕様で3冊に分けて収められているほか、上製ドキュメントブックの4冊目には大友克洋と河村康輔の単独インタビューと対談を収録。大友と河村自らがボックス、各ブックのデザインも手掛けた特別なアートブックだ。100年に一度といわれる大規模な再開発を迎える渋谷の街をキャンバスに掲示された全作品を、圧倒的な迫力、クオリティで追体験できる“AKIRA絵巻”。価格は10,000円+税で、封入特典としてA2サイズのポスターも付属する。商品情報『AKIRA ART OF WALL』一般発売日:2019年12月20日(金)価格:10,000円+税著者:大友克洋、河村康輔仕様:スペシャルシルバーボックス入り/A4判変型(タテ303×ヨコ177×高さ52mm)内容品:4冊組+A2サイズポスター(蛇腹製本作品集3冊+上製ドキュメントブック1冊)
2019年12月22日2作連続公開となる佐藤健×大友啓史監督がタッグを組んだ『るろうに剣心』シリーズ最新作『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』。タイトル・公開日発表に続いて、共演者が発表された。かつては“人斬り抜刀斎”と恐れられた緋村剣心(佐藤さん)は、あるとき、「人を活かす剣」を唱える神谷道場の師範代・神谷薫や相楽左之助と出会い、穏やかな生活を送り始める。今回出演が明らかになったのは、そんな神谷道場に集う仲間たち。神谷薫役の武井咲、喧嘩屋の相楽左之助役の青木崇高、女医の高荷恵役の蒼井優が続投することが決定。久しぶりの本作の撮影に関して武井さんは「緊張していましたが、現場に入るとブランクを感じずに、不思議と一作目から続いているような気持ちになりました」と明かし、「神谷道場のメンバーが本当の家族のような雰囲気で撮影できたので、とても感動しましたし嬉しかったです」と喜ぶ。また「一作目から変わらず、命を張ってでも守りたい仲間です」と左之助と同様に熱く言い切った青木さんは、「『るろうに剣心』の現場は、監督を中心に役者や色々なスタッフがお互い挑発しあっている様に感じます。『ここで諦めたら駄目、こういう時だからこそどうプラスに展開させていくのか』をプライドを持って取り組んでいます」と話し、まだ完成前だが「絶対に最高傑作になっていると思います」と撮影を終え自信を覗かせている。そして蒼井さんは「5年の経過があるので皆微妙に変化しているのですが、フォーメーションを組んだときの形が一緒で懐かしいです。帰ってきたというより、タイムスリップした感覚でしたね。前回のエンディングから続きが始まったように感じました」と久々の撮影をふり返っている。さらに、神谷道場で最強の剣士を目指し、剣心の背中を追う明神弥彦役には、『3月のライオン』や『キングダム』で主人公の子ども時代を演じた大西利空に決定。オーディションは何度も行われ、この弥彦役のキャスティングは難航したそうで、参加人数は当初の予定人数を大幅に超えた総勢約200人以上となっていた中、ずば抜けた演技力が評価され、大友監督作品出演の経験もあった大西さんが選ばれた。前作を観ていたという大西さんは「受かったときはとても嬉しかったです。赤べこのセットも大きく驚きましたし、とても感動しました」とコメントしている。キャスト発表と合わせて到着したビジュアルは、平和の象徴である神谷道場から、変わらない仲間たちの笑い声が聞こえてきそうな、まさに家族写真のような1枚となっている。またワーナー公式Youtubeでは、シリーズの名シーンで構成されたダイジェスト映像が公開中だ。『るろうに剣心最終章 The Final』は2020年7月3日(金)より、『るろうに剣心最終章 The Beginning』は8月7日(金)より全国にて2作連続公開。(cinemacafe.net)
2019年12月20日佐藤健主演『るろうに剣心』シリーズの最終章が、『るろうに剣心最終章 The Final/The Beginning』のタイトルでそれぞれ7月3日(金)と8月7日(金)に公開されることが決定。あわせてティザービジュアルが公開された。和月伸宏の原作コミックを大友啓史監督が実写映画化したアクション大作『るろうに剣心』シリーズ。2012年8月25日公開の『るろうに剣心』(最終興行収入30.1億円)、2014年8月1日公開の『るろうに剣心京都大火編』(最終興行収入52.2億円)、同年9月13日公開の『るろうに剣心伝説の最期編』(最終興行収入43.5億円)、シリーズ累計の興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破している。『るろうに剣心最終章 The Final』では中国大陸の裏社会を牛耳る謎の武器商人であり、武器や軍艦を送り込み志々雄真実を操っていた、シリーズ最恐の敵・縁(えにし)の戦いを壮絶なアクションとドラマで描く。かつては“人斬り抜刀斎”として恐れられた緋村剣心(佐藤健)だが、新時代の幕開けとともに、斬れない刀=逆刃刀を持ち穏やかな生活を送っていた。最狂の敵・志々雄真実(藤原竜也)が企てた日本転覆の計画を阻止するため、かつてない死闘を繰り広げた剣心たちは、神谷道場で平和に暮らしていた。しかし、突如何者かによって東京中心部へ相次ぎ攻撃が開始され、剣心とその仲間の命に危険が及ぶ。今まで明かされたことの無い剣心の過去に大きく関係し、決して消えることのない十字傷の謎へとつながっていく。今回公開されたティザービジュアルは、目を閉じ逆刃刀を手にする剣心の姿が切り取られている。撮影は、2019年5月まで約7カ月以上に渡り続き、完成は2020年を予定している。『るろうに剣心最終章 The Final』2020年7月3日(金)公開『るろうに剣心最終章 The Beginning』2020年8月7日(金)公開
2019年12月20日大友啓史監督最新作『影裏』に出演する松田龍平が、中国の海南島で行われた第2回海南島国際映画祭においてベストアクター(最優秀俳優賞)で初の海外映画賞を受賞したことが分かった。中国の4大国際映画祭のひとつ「海南島国際映画祭」(Hainan Island International Film Festival)は、中国最大のリゾート地・海南島にある三亜、海口、瓊海の3市をつなぐ「島全体での映画祭」を目指し、昨年初めて開催。2回目となる今年は、フランス人女優のソフィー・マルソーがアンバサダーを務め、マスタークラスには黒沢清監督が招待され特集上映も実施した。日本から唯一、今年から新たに創設されたコンペティション部門に選出された本作は、今回12月8日昼(現地時間)にワールドプレミア上映が行われ、キャストの綾野剛、松田さん、大友監督が登壇。綾野さんが中国語で「こんにちは、中国のみなさん、僕のことをガンズと呼んでください」と挨拶すると、会場からは驚きと喜びの声があがり、今回演じた今野役へのアプローチを問われると「まずは演じるというよりもその人物を生きるという感覚が強いです。映画の中でちゃんと生活するということを心掛けました。龍平君との時間が長かったので彼との時間をすごく大切にしました」と回答。一方、松田さんは「この作品は決してわかりやすいエンタテイメント映画ではないので、こうやってみなさんと触れ合える機会を作ってくれた海南島国際映画祭に感謝します」と述べ、大友監督も「映画を上映した後に皆さんの前に立つといろいろなものが伝わってくるものです。自分自身、完成した映画を再発見することにもなり、そういう意味では海南島国際映画祭で多くの人に見ていただけて、僕自身も思うところがあり、とても感謝しています」と挨拶した。そして閉会式前には、3人がオレンジカーペットイベントに参加。綾野さんは「第2回目でこれだけの規模の映画祭を僕は他に知らないです」と盛り上がりに驚きを隠せない様子。「映画は世界の共通言語、ノーボーダーだなと改めて思いましたし、ワールドワイドいろいろな国の方がいらっしゃって、わくわくするしすごく心地がいいです。参加できてよかったです」と喜んだ。続いて、閉幕式でコンペティション部門のベストアクター(最優秀男優賞)に松田さんの名がコールされると、松田さんは驚いた表情を浮かべながらステージへ。「信じられないです。胸がどきどきしています」と心境を明かしつつ、「賞をいただけると思ってなかったので言葉の準備をしていなくて何を言ったらよいか…ただ、海南島国際映画祭に本当にただただ感謝しています。賞をありがとう。それから、映画にかかわった監督をはじめスタッフのみんな、とても素晴らしい賞をいただきました」と感謝を述べていた。『影裏』は2020年2月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開©2020「影裏」製作委員会
2019年12月10日モデルで女優の大友花恋が25日、都内で行われた「ネイルクイーン2019」の授賞式に登場した。1996年にスタートし、今年で24回目となる同賞は、ネイルをこよなく愛する各界著名人の中から輝いている人に贈られる称号。今年は泉里香、大友花恋、野口啓代、Mattの4人が選出され、授賞式に出席した。大友は、「小さい頃から趣味の一つとして楽しんできたネイルで、このような素敵な賞をいただける日が来るなんて、すごく光栄ですしうれしく思います」と喜び、「よりネイルが私にとって大切な存在になりました」とにっこり。この日は、レース素材で美脚や両腕が透けて見える白のドレスで登場したが、「今年20歳を迎えたので少し大人なところを目指してネイルとファッションを作っていただきました」と説明。ネイルは、今年の秋冬のネイルトレンド「蜜柑(みかん)」を意識し、ゴールドのようなオレンジを取り入れたという。そして、20歳を迎えたことについて、「今までと大きく変わったことはあまりないんですけど、こうやって素敵な賞をいただいたり、素敵なスタイリングをしていただく機会も増えて、そのたびに背筋が伸びる思いというか、お洋服やネイルに似合うような素敵な女性になりたいという思いは強くなりました」と変化を語った。
2019年11月25日10月25日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、川村元気による人気小説を佐藤健と高橋一生のW主演で映画化した『億男』を地上波初放送する。本作は『モテキ』『君の名は。』など数多くのヒット作を世に送り出してきた映画プロデューサーの川村氏による小説を原作に、『るろうに剣心』シリーズや『3月のライオン』などの大友啓史監督がメガホンを取って映像化した作品。宝くじで3億が当たり、そのお金で人生をやり直そうとするも親友に持ち逃げされてしまう主人公の一男には、「天皇の料理番」や朝ドラ「半分、青い。」に「義母と娘のブルース」といったドラマから、大友監督の『るろうに剣心』や川村氏原作の『世界から猫が消えたなら』、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』などでいまや演技派として知られる佐藤さん。一男の大学時代の親友で億万長者ながら、一男の3億円を持ち逃げする九十九には「カルテット」や「僕らは奇跡でできている」、先日まで放送され好評を博した「凪のお暇」から、大友監督作『3月のライオン』をはじめ『シン・ゴジラ』から『嘘を愛する女』『引っ越し大名!』など出演作がいずれも大きな話題を呼ぶ高橋さん。2人を中心に、一男の妻・万佐子役には「天皇の料理番」で佐藤さんと、「凪のお暇」では高橋さんとそれぞれ共演している黒木華。また池田エライザ、北村一輝、藤原竜也、沢尻エリカらも出演。兄が残した3,000万円の借金を返済し続ける図書館司書の一男は、妻・万佐子と娘・まどかにも家を出て行かれ、踏んだり蹴ったりの日々を過ごしていたが、突然3億円の宝くじが当選。これで借金を返し家族の絆を修復することができるはずだと思ったものの、ネットを見ると宝くじの高額当選者たちはみな悲惨な人生を送っているという記事ばかり。怖くなった一男は大学時代の親友であり、起業して億万長者となった九十九にアドバイスを求めるのだが、3億円と共に九十九は姿を消す。一男は九十九の行方を探すため、あきら(池田さん)の紹介で、以前九十九と共に会社を立ち上げた百瀬(北村さん)のもとへ。百瀬との出会いをきっかけに千住(藤原さん)や、十和子(沢尻さん)と会うことになる一男。九十九はどこに消えてしまったのか?3億円を取り戻すことは出来るのか――という物語。佐藤さんが鈴木亮平、松岡茉優、佐々木蔵之介、田中裕子らとの共演で、ある事件で別々の道を歩み15年ぶりに再会する家族を描いた映画『ひとよ』は11月8日(金)より全国にて公開。金曜ロードSHOW!『億男』は10月25日(金)今夜21時~地上波初放送。(笠緒)■関連作品:億男 2018年10月19日より全国東宝系にて公開©2018映画「億男」製作委員会
2019年10月25日モデルで女優の大友花恋が28日、千葉・幕張メッセで開催された「Rakuten GirlsAward 2019 AUTUMN/WINTER」に出演した。大友は「one spo」のステージに、全身ブラックコーデで登場。ミニワンピにジャケット、そしてインパクトのあるベルテッドニーハイブーツをあわせて美脚を披露し、色気も感じさせるランウェイで観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から年2回、「渋谷からアジアへ。そして世界へ。」をスローガンに開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。20回目となる今回は幕張メッセにて、“女の子のわがままが全部詰まったKIRA KIRAの魔法に包まれる夢のような空間”という意味を込めた「KIRA KIRA CELEBRATION」をテーマに、人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを開催した。撮影:蔦野裕
2019年09月29日日本唯一のふぐビル「大友」が2019年9月3日(火)より、最新技術と老舗の味を組み合わせた天ぷら専門フロアをオープンしました。今までになかった技術でより良い天ぷらを作るのはもちろん、業界初の「何でもクーポン割り」という衝撃のサービスも開始!そんな老舗の次世代での姿をたっぷりとご紹介。1964年創業のふぐ料理の老舗「大友」の天ぷらとは?「大友」といえば高級なふぐ料亭のイメージが強く、なかなか手が出しにくい印象が強いですよね。しかし、今回オープンしたふぐビル1階の天ぷらフロアは、星付きの名店の天ぷらを気軽な値段で楽しめるお店なのです。「大友」の進化した次世代の天ぷら最新技術によりポテンシャルを最大限引き上げた天ぷら「大友」が提供する次世代の天ぷらは、ミシュラン三ツ星店や高級料亭も採用する最新技術を使い、揚げ時間を短縮。それだけではなく、過熱による具材の収縮を抑え、油の吸収率も抑えられます。そのため衣はカラッと揚がり中身はべたつかず、カロリーもしっかりカット。こだわりの油で健康にいい天ぷらを「大友」が使う油はノンシリコーンの玄米油のためコレステロールはゼロ、グルテンフリーで胸焼けも起こりにくいものなのです。油は健康にも美容にも欠かせない大事な存在。摂取するなら健康的で安心安全な油がいいですよね。「大友」自慢の天ぷらメニューふぐ450円ふぐ料亭だからこそ出せるふぐの天ぷら。サクサクの衣の中に広がるふぐの旨味は絶品。大根200円おでんぷらの中の一つ。おでんなのに天ぷらという不思議なメニュー。和風のうまみを是非感じてみては。明太子350円明太子を丸々一つ揚げた変わり天。サクッと揚がったつぶつぶの明太子はお酒に合うこと間違いなし!和牛雲丹乗せ「大友」の中でも「極み天ぷら」と呼ばれるメニューの一つ。白子天や蒸しあわび天と肩を並べる和牛雲丹乗せは贅沢の極み。「大友」に訪れたら必ずいただきたい一品です。衝撃の「何でもクーポン割り」⁉「大友」は業界初の取り組みとして、業種問わずどんなクーポンも持参すれば天ぷらを一品サービスする「何でもクーポン割り」を実施。これは期限が切れているクーポンでも利用可能とのこと。期限切れになってしまって、使われずに捨てられてしまうことが多いクーポン。資源を大切にしようという心がけから始まった取り組みです。ぜひ、家にあるいらなくなったクーポンを言い訳に天ぷらを食べに行きましょう!「大友」店舗概要所在地:東京都港区六本木4丁目10-4HPビル1階アクセス:各線「六本木駅」6番出入り口より徒歩1分営業時間:ランチタイム11:30~15:00、ディナータイム16:00~23:00休日:日、祝日想定平均予算:ランチ1,000円/ディナー3,000円URL:スポット情報スポット名:ふぐ処 大友住所:〒106-0032東京都港区六本木4-10-4HPビル電話番号:03-6432-9486
2019年09月24日モデルで女優の大友花恋が18日、自身のブログを更新し、“黒染め”姿を公開した。大友は「最近は、新米姉妹のふたりごはんの撮影をしています。日々、漫画で見た美味しそうなごはんが目の前に並ぶ、という幸せな撮影です笑」と、女優の山田杏奈とW主演を務めるテレビ東京系ドラマ『新米姉妹のふたりごはん』の撮影の様子を報告。「ご飯を作るのには、たくさんの手間と愛情が大切だなあと感動します」とつづった。続けて、「普段、役をいただくと感情であったりとか、抱えている過去であったりとか、沢山沢山悩みます。これでいいのか、どうしたら出来るだけ、この子に寄り添えるのか、とても難しいところです」と役作りの難しさについて触れながら、「『ごはん』をより引き立たせるために私はどうしたらいいのか、というところにも大きなポイントを置いています」と述べ、「美味しそうに作る、美味しそうに食べる、ほんっとうに美味しいので、無理に意識する必要はないのですが、それでもわずかな表情の違いが、映像からお届けできる、味の違いになるんだと思います」と説明。「届けたいな、届くといいな。試行錯誤しながら頑張ります」と意気込みを記した。最後に大友は、「今日はそんなあやりの写真を」と台本を持った自撮り写真を公開し、「まさか人生初のカラーが、(あな番はエクステだったので)黒染めだなんて、、、!」とコメント。「でも、暗くしたことで、あやりのクールさやピュアさがより強調された気がして、大満足です」と述べ、「初回は10/10なので、皆さま気長にお待ちくださいな」と呼びかけた。この投稿にファンからは「撮影、おつかれさまです」「花恋さんが好きそうなあったかい作品ですね」「黒髪が超絶似合う」「可愛さ増し増しだね」「美味しいご飯食べる花恋ちゃんも楽しみにしてるよ!」などのコメントが寄せられている。
2019年09月19日『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督が綾野剛、松田龍平とタッグを組み、濃密な“人間ドラマ”に回帰する映画『影裏』。その公開日が2020年2月14日(金)に決定し、國村隼、筒井真理子、中村倫也、永島暎子、安田顕、平埜生成といった豪華キャストの出演も決まった。失踪した親友・日浅(松田さん)の足跡を追いながら、今野(綾野さん)が人生の影に在る真実に迫っていく本作。昨年夏の撮影を経て、本年7月末に完成。来年2月の公開を前に、大友監督からは「タイトル通り、この映画は誰もが持つ影の部分、裏の部分に踏み込みでいく作品です。本音では言えないところに、人それぞれの真実、社会との葛藤が潜んでいる。その『影裏』を、深く刻み込むかのように体現してくれる役者たちが揃いました。役者たちの見事なアンサンブルと共に、自分の魂を作品の奥底に深くしのばせたつもりです。大人の皆様に楽しんでいただける作品になったと思います。是非ご覧ください」とのコメントが到着。さらに、本作を彩る実力派ぞろいの豪華キャストも明らかとなった。日浅の行方を捜し訪ねてきた今野に、隠された真実を告げる物語のキーマン、日浅の父・征吾役には、『哭声/コクソン』で青龍映画賞の男優助演賞と人気スター賞を外国人俳優として初受賞するなど、近年海外での活躍も目覚ましい名優・國村隼。今野と日浅の同僚で、自らも必死で日浅を探し求めている謎めいた女性・西山には、第69回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門審査員賞受賞作『淵に立つ』で数多くの賞に輝き、近作『よこがお』での鮮烈な演技も記憶に新しい筒井真理子。今野を深く理解する昔の友人・副島和哉には、NHK連続テレビ小説「半分、青い」でブレイク後も、カメレオン俳優と呼ばれる変幻自在の演技力と独特の存在感で「凪のお暇」『アラジン』『台風家族』など次々と話題作に出演が続く中村倫也。今野と同じアパートに住み、些細なことで今野を悩ませる口うるさい隣人・鈴村早苗には、ブルーリボン賞助演女優賞受賞の『竜二』、「ハゲタカ」など、数々の日本映画・ドラマで唯一無二の演技を見せる永島暎子。疎遠になってしまった弟に複雑な感情を抱く、日浅の兄・馨には、演劇ユニット「TEAM NACS」での活動を始め、「なつぞら」『ザ・ファブル』など数々の話題作に出演、社会派作品からコメディまで幅広い顔を見せる安田顕。今野の年下の友人・清人には、数々の舞台で演技力を磨き、近年では大河ドラマ「おんな城主 直虎」での信康役や映画『斉木楠雄のΨ難』『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』など、映像作品への進出が著しい期待の若手実力派・平埜生成が抜擢された。國村隼コメント大友監督とご一緒するのは初めてなのですが、登場人物のそれぞれの心象風景を静かに描きながら、そこにはダイナミックな背景がかくされている、違う側面のものがひょいと立ち現れる面白い世界観だと感じました。今までの監督の作品イメージとはまた少し違った新たな大友監督の世界なのだと。私の演じた日浅征吾という人物の元に、主人公の今野が息子の事を聞きたいと訪ねてきて、二人が話すうち、だんだんと会話の中から親子の微妙な人物像と関係性がほの見えてくるという、とても濃密なシーンとなりました。緊張感を目一杯楽しんで、そこから解放されての盛岡駅でした。筒井真理子コメント震災のような理不尽な事が起きると社会は無意識のうちに“見えにくい人たち”について触れなくなる。そこに切り込んだ物語に命を吹き込んだ大友監督をリスペクトすると共に、今野と日浅をリアルに生きた綾野剛さんと松田龍平さんをぜひ劇場に観に来てください。中村倫也コメント今回も非常に難易度の高い役でした。綾野さんの呼吸を感じながら、大友監督の眼差しを頼りに、人間関係の生暖かい歪みが垣間見えるように慎重に演じました。伸び伸びとした切なさを、作品の中に残せていたら嬉しいです。ぜひご期待ください。安田顕コメント脚本を拝読し、静かに流れる時間の中、登場人物の心のチラチラとした灯火が随所に垣間見えるような作品に感じました。撮影で岩手に向かう道中、原作の『影裏』を読んでましたら、自分が演じる役が出てこなくて、ちょっとだけびっくりした思い出があります。大友監督の映画として登場の場を作っていただき、心より感謝申し上げます。平埜生成コメント平埜生成と申します。大友啓史監督に宝物を頂きました。綾野剛さん、松田龍平さんとともに過ごした時間は大きな財産になりました。岩手の空気を吸い、お祭り見物をし、宮沢賢治に触れ、美味しい食事、そして、山の中で美しい自然と肉体を調和させる時間。短い時間でしたが、全てが心地よく撮影に臨む事ができました。ナマの生命が鼓動をうつ瞬間まで映っている映画だと思いました。是非、劇場で体感していただきたいです。『影裏』は2020年2月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:影裏 2020年2月14日より全国にて公開
2019年09月03日日テレのバラエティ「人生を変える1分間の深イイ話」と「しゃべくり007」が合体。7月29日(月)今夜、2時間SPとして、女優の山本舞香、大友花恋をはじめ、「20th Century」や人気お笑いコンビ「EXIT」などがゲスト出演する。今田耕司がSPコメンテーターを務め、羽鳥慎一アナウンサーが司会進行する「深イイ」パートに出演するのは、セブンティーンのモデルとして10代を中心に強い支持を受けつつ『君の膵臓をたべたい』や「チア☆ダン」などで女優としても大きく注目される大友さんをはじめ、「チュートリアル」、井森美幸、emma、博多大吉、平井理央といったメンバー。今回はチャラいキャラクターが大注目される超売れっ子芸人の「EXIT」に密着。自宅や美人姉妹など初公開のほか、極貧過去の激白など、チャラ芸人の素顔に迫っていく。また「ネプチューン」「くりぃむしちゅー」「チュートリアル」の3組7人の芸人がMCを担当する「しゃべくり007」パートには、近年はミュージカルでの活躍が目立つ坂本昌行、こちらも「クイーン・エリザベス」など数々の舞台に出演する長野博、「特捜9」から「出没!アド街ック天国」まで幅広く活動する井ノ原快彦の3人による「20th Century」。「チア☆ダン」などのドラマはもちろん『SUNNY 強い気持ち・強い愛』『恋は雨上がりのように』などの映画まで話題作が続く山本さんの2組がゲスト出演。山本さんの本音爆発トークに注目だ。大友さんが出演しているドラマ「あなたの番です 反撃編」は毎週日曜22時30分~日本テレビ系で放送中。交換殺人ゲームが行われているマンションを舞台に、田中圭演じる妻・菜奈を殺され復讐に燃える手塚翔太の復讐劇が展開中の本作。大友さんは父のように慕っていた男性を殺されたヤンキー風で柄は悪いが心優しいあいり役で出演。山本さんが出演する『東京喰種 トーキョーグール【S】』は現在絶賛公開中。人を喰らわないと生きられない【喰種】が跋扈する街・東京で、不慮の事故により【半喰種】になってしまった主人公カネキを窪田正孝が、喰種の女子高生・霧嶋董香(トーカ)を山本さんがそれぞれ演じ、喰種たちが集う喫茶店「あんていく」でささやかながら幸せな毎日を送っていたカネキの前に、美食家<グルメ>と呼ばれる史上最悪な喰種が現れる…という物語が展開する。「人生が変わる1分間の深イイ話/しゃべくり007」2時間SPは、7月29日(月)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2019年07月29日女優の大友花恋が、20歳の誕生日を迎える10月9日に、3rd写真集『Karen3』(東京ニュース通信社・税別2727円)を発売することが24日、明らかになった。撮影は今夏、マレーシアでロケを実施。天真爛漫なキャラクターが浸透している大友が、20歳を目前に控え、“オトナモード”全開の撮影に挑戦。美しい海に囲まれた小さな島などを舞台に、水着姿もたっぷり撮影した。大友は、「20歳を迎える大きな節目であるこのタイミングで、3度目の写真集を出させていただくこと、本当に嬉しいです!」と喜び、「今回の撮影では、“20歳”ということを特に意識しました。これまでの写真集では、私自身も知らないくらいの素の姿を収めていただいて、笑って食べてふざけて一緒に旅をしているような写真が多かったのですが、今回は、20歳ということで、笑顔だけではない、かっこ良さや美しさを感じられる写真もたくさん撮っていただきました」と見どころを説明。「待ってくださる皆さんがいて、写真集と向き合ってくださったスタッフの皆さんがいて、家族や友人に支えられ、写真集をだせること、本当に幸せだと思います」と周囲に感謝し、「今回の写真集を通して、その幸せをくださった皆さんに少しでも感謝を伝えられますように。この写真集とともに、少し背伸びをして、私は、20歳になります」と心境を語っている。
2019年07月24日大友克洋による新作長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』の制作が決定。2019年7月5日(金)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメカルチャーの祭典「Anime Expo 2019」にて、大友克洋とアニメーション制作を担当するサンライズが発表した。『AKIRA』の大友克洋、待望の新作長編アニメーション大友克洋にとっては、『AKIRA』(1998)、『スチームボーイ』(2004)に続く、3作目の長編アニメーション映画となる『ORBITAL ERA』。近未来における建設途上のスペースコロニーを舞台に、特異な環境や社会に翻弄されながらも生きていく、少年達の冒険活劇が描かれるという。発表同日に公開されたティザー映像には、宇宙空間をスペースデブリの様に漂うスケートボードと、巨大なスペースコロニーの様子が映し出されている。「A KATSUHIRO OTOMO FILM」の文字と共にくるくると回転するスケートボードが金属的な構造物にぶつかるのを契機に、映像が1段階、2段階と広い画角に切り替わっていき、それがスペースコロニーであることがわかる。わずか40秒程度ながら、使い込まれた小さなスケートボードと巨大で無機質なスペースコロニーを対比させた“大友節”を感じさせる映像に、ファンは期待感を持たずにいられないだろう。また、合わせて公開されたビジュアルにも、コロニーに立つ宇宙服を着た人物の小脇に抱えられて、スケートボードが描かれている。少年達の冒険活劇が描かれるという本作だが、彼ら、あるいは作品にとってスケートボードが重要なモチーフとなるのかもしれない。大友克洋「これは今の時代に世に出したい映画」監督の大友は「新たな長編作品をお届けできること大変うれしく思います。これは今の時代に世に出したい映画です。現在制作途上ではありますが、幅広く皆さまに楽しんでいただける作品をお届けしたいと思っています。ご期待ください。」とコメントを残している。なお、「Anime Expo 2019」では『AKIRA』の新アニメーションプロジェクトも合わせて発表されている。作品情報長編アニメーション映画『ORBITAL ERA(オービタルエラ)』公開日:未定原案・脚本・デザインワークス・監督:大友克洋アニメーション制作:サンライズ©KATSUHIRO OTOMO・MASH・ROOM/O.E PROJECT
2019年07月08日大友克洋の漫画作品『AKIRA』の新アニメーションの製作が決定。2019年7月5日(金)、アメリカ・ロサンゼルスで開催されているアニメカルチャーの祭典「Anime Expo 2019」にて、原作者の大友克洋と、講談社による新プロジェクトとして発表された。SF漫画の金字塔『AKIRA』1982年から1990年にかけて『週刊ヤングマガジン』に連載された『AKIRA』は、大友克洋による漫画作品。新型爆弾によって消滅した東京に変わる日本の新首都として繁栄を極めた「ネオ東京」を舞台に、暴走族のリーダーで自称“健康優良不良少年”の主人公・金田と、事故をきっかけに目覚めた超能力で破壊の限りを尽くすもう一人の主人公・鉄雄、そして物語の核となる超能力者の少年・アキラを中心に巻き起こる、壮大な物語が描かれている。新型爆弾の使用をきっかけに引き起こされた第三次世界大戦によって荒廃した世界。新たに建国され超高層ビルが乱立する「ネオ東京」で起きる少年たちのリアルな衝突と、世界を危機に陥れる超常的な現象。リアルと空想を高次元でミックスしたその壮大な物語を余すことなく表現する、大友の驚異的に緻密なタッチにも目が離せない、SF漫画の金字塔だ。大友自らが監督したアニメ版『AKIRA』これを原作に大友が自ら監督したのが、1988年に日本公開された同名のアニメーション映画『AKIRA』。当時未だ原作が完結していなかったため、原作における3巻前後までの展開の後、映画独自の結末が待っている。当時の日本映画としては異例の巨額が投じられた同作は、大友自らが描いた絵コンテをベースに、原作の世界観を表現するための様々なこだわりが詰め込まれており、公開から30年が経った今でも多くのファンを持つ名作アニメーションとして知られている。新アニメーションは原作1〜6巻の展開に準拠そんな『AKIRA』の新アニメーションプロジェクトだが、2019年7月5日(金)現在、気になる詳細は未だ明らかになっていない。ただし「Anime Expo 2019」での製作発表によると、原作漫画の1〜6巻に準拠したストーリー展開になるという。前述の通りアニメ版『AKIRA』の公開当時は原作が連載中だったため、その結末は多くの共通項がありながらも異なるものとなっていた。新アニメーションは、旧アニメーションで描かれなかった部分も補完する“完全版”的な立ち位置となりそうだ。奇しくも原作の舞台は2019年で、物語の中でも翌2020年に東京オリンピックが予定されていた。現実世界の2019年でも東京オリンピックの開催に湧く日本に届けられた、新たな『AKIRA』製作の報せ。今後の続報にも注目していきたい。
2019年07月08日大友克洋監督の最新映画『ORBITAL ERA』(オービタルエラ)の製作が決定。「Anime Expo 2019」で開催したサンライズパネル内にて発表が行われた。1988年公開の『AKIRA』、2004年の『スチームボーイ』に続く3作目の長編アニメーション映画となる新作『ORBITAL ERA』は、近未来、建設途上のスペースコロニーを舞台に特異な環境や社会の中、翻弄されながらも生きていく少年たちの冒険活劇。大友監督自身が原案・脚本・デザインワーク・監督を手掛け、少年の目を通して“人類未来のリアル”を描く。加えて今回、1982年から1990年にかけて「週刊ヤングマガジン」で連載、1988年にアニメ化・ゲーム化され、一大ブームを巻き起こした「AKIRA」の新アニメ化プロジェクトも発表。さらに、同じく大友克洋プロジェクトとして、大友監督が表現者として世に出た1971年の漫画デビューから、全ての作品や発言を年代順に収録した大全集を出版するプロジェクト「OTOMO THE COMPLETE WORKS」の始動も発表。どちらもより詳しい内容は未発表。決まり次第、随時発表していくという。(cinemacafe.net)
2019年07月05日主演:佐藤健×監督:大友啓史のタッグで贈る、シリーズの“始まり”と“終わり”を描く『るろうに剣心』最終章。2作連続で公開が決定している本作が、このほどクランクアップを迎えたことが分かった。日本全国で撮影! 大規模な撮影がクランクアップ本作がクランクインしたのは、昨年11月4日。京都や奈良、滋賀、三重、兵庫、熊本、広島、埼玉など全国43か所で大規模な撮影を7か月以上に渡って行い、エキストラは延べ6,000人が参加、そして今月6月7日にクランクアップを迎えた。そんな長期の撮影は、時には困難を極めることもあり、極寒の中での深夜撮影や朝まで及ぶ撮影、大雨に見舞われスケジュール変更を余儀なくされたことも。しかしそんな中でも、絶対に妥協を許さない映画作りが行われていたという。大友啓史監督、キャスト・スタッフに感謝 「まだ完成まで半分」編集作業へ大友監督は「最後まで一切妥協なく頑張ってくれたキャストとスタッフには、本当に感謝しています。7か月間に及ぶ撮影は、様々な困難を皆の力で乗り越えた、まさに伝説に残るといっても過言ではないハードな撮影だったと思います」と語り、「臨場感に溢れた、迫力のある素晴らしい映像がたくさん撮れています」と自信を見せる。また、「僕にとっては、まだ完成まで半分しか作業が終わっていない」と、これから1年をかけて編集作業に入る監督。「ここまでの皆の頑張りに応えられるよう、もう一度気を引き締めて、作品に魂を込めていきたい」と改めて意気込んだ。佐藤健「言うまでもなく僕の誇り」2012年8月公開の第1作から主人公の剣心を演じた主演の佐藤さんは「この作品は、言うまでもなく僕の誇りで、これまでもこれからも『るろうに剣心』を背負っていきます」と改めて語る。また「特に今回のエピソードはこのシリーズを語る上で避けることはできない」と力強く述べた佐藤さん。「絶対演じたいと思っていました」と明かし、「ただ描くだけじゃなく、圧倒的なクオリティをもって映画史に名を残す、という使命にも似たような気持ちもありました」と並々ならぬ思いを述べている。そして、アクション練習などの準備期間を入れると1年以上かけて取り組んだ本作。「とても過酷な撮影でした」とふり返りつつ、「シリーズを通して信頼できるスタッフと共に過ごした密度の高い日々でした。好きな役を演じる喜びを感じ、本当に幸せでした。当然ながら思い入れも半端じゃないですし、この現場が大好きでした」とコメント。「皆様の力でとてつもない作品になると確信し、喜びと手ごたえを感じる毎日でした。皆様には感謝してもしきれません」とキャスト&スタッフに感謝の言葉を贈った。そして佐藤さんのクランクアップの際には、原作者・和月伸宏から直筆のメッセージが書かれた色紙のサプライズプレゼントが渡され、驚きと喜びの表情を見せた。シリーズ累計興行収入は125億円以上、観客動員数は980万人を突破し、日本だけでなく海外でも絶賛された『るろうに剣心』シリーズ。6年ぶりの新作となる今作最終章では、剣心の十字傷の謎に迫る物語と、最恐の敵との戦いを描き、ついに堂々のシリーズ完結を迎える。『るろうに剣心』最終章は2020年夏、全国にて2作連続公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:るろうに剣心最終章 2020年夏、全国にて2作連続公開予定©和月伸宏/集英社 ©2020「るろうに剣心」最終章 製作委員会
2019年06月28日