2024年4月3日に発生し、マグニチュード7を記録した台湾東部沖地震。建物が倒壊するなどの甚大な被害により、多数の死傷者や不明者が出ています。状況を受けて、上川陽子外相は同月5日の外務大臣定例記者会見にて、日本台湾交流協会を通じ、100万ドル(約1億5100万円)の緊急無償資金協力による支援を実施することを発表しました。日本の支援に台湾から感謝の声台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統は、同月6日にX(Twitter)を更新。「私たちは海を接する隣人であり、これまでも何度も手を取り合ってさまざな困難を乗り越えてきた、互いに支え合う堅実なパートナーです」とのコメントとともに、次のように感謝の思いをつづっています。日本政府のみならず、日本のさまざまな方々が台湾の震災被害に関心を寄せ、地方自治体、企業、民間の皆さまが自発的に募金活動を行うなど、 #台湾 と #日本 の助け合いの精神を発揮してくださっています。台湾の政府および国民を代表して、日本の皆さまに心より感謝申し上げます。台湾と日本の友好が末長く続き、台日が一緒になって #善の循環 を拡散することで、国際社会における温もりをもった強靭な力となれるよう願っています。@iingwenーより引用有事の際に、互いに支え続けてきた日本と台湾。2011年3月11日に発生した東日本大震災や、2024年1月1日に日本を襲った令和6年能登半島地震が発生した時は、台湾が日本に寄付を贈りました。また、義援金の口座が開設され、民間からも多額の寄付が集まったことは、日本人の記憶に深くに刻まれています。蔡英文総統の投稿には、「涙が出た。困った時はお互い様です」「頑張れ台湾!私も微力ながら支援いたします!」「恩返しの時が来ました」など、日本人からの反応が寄せられました。地震大国だからこそ、被災からの復興を願う思いはひとしおな日本。台湾が1日も早く日常生活を取り戻せることを、多くの人が祈っています。[文・構成/grape編集部]
2024年04月06日タレントのインリンが5日に自身のアメブロを更新。3日に台湾東部沖で発生した地震の被害を報告した。この日、インリンは「地震被害について」というタイトルでブログを更新。「実は昨日まで家族で日本へ一時帰国してました」と説明し「日本にいる間、台湾に大きな地震がありましたので、台北の家がどうなっているかすごく心配して昨晩急いで帰ってきました」とつづった。続けて「幸い、家は大きな被害はなく、夫の香水とタバコが棚から落ちて、床に散乱していただけ」と写真とともに報告し「本当にホッとしています」と安堵した様子でコメント。最後に「大地震により被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「日本にいらしゃったんですね」「心配していました」「これ以上被害が大きくならない事を祈っています」などのコメントが寄せられている。
2024年04月05日歌手・HYDEのスタッフが3月29日、公式X(Twitter)を更新し、令和6年能登半島地震のチャリティーグッズの売り上げの寄付が完了したことを報告した。スタッフは「災害復興支援特別基金 送金完了のご報告」と題し、「能登半島地震復興支援チャリティーグッズとして販売しました『北陸 若狭塗り 天削箸』の一部製作費等を除いた売上【11,065,534円】を『災害復興支援特別基金』に送金完了いたしましたことをご報告いたします」と投稿。「皆様のご協力のお陰で大きな成果を上げる事が出来ました!」と感謝し、「被災地域の皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。たくさんのご協力を頂き誠にありがとうございました」と記した。HYDEは能登半島地震の発生を受け、復興支援の一環としてチャリティーグッズ「北陸 若狭塗り 天削箸」(全5種)を制作。「HYDE」のロゴなどが入った高級感のあるデザイン性に優れた箸で、今回はチャリティーグッズの売り上げを寄付する形で被災地を支援した。こうした投稿にファンからは、「少しでも復興の力になれば嬉しいです」「それぞれの想いが形になるって素晴らしいね」「これだけの金額が集まるのはHYDEさんの企画のおかげです」「どこに寄付しようかなと迷っている時に、このチャリティーグッズを販売してくださったおかげで、微力ながら協力できて感謝です」「このお箸を使うたびに今回の企画と被災地のことを思い出すんだろうな」「HYDE氏の影響力よ…凄すぎる」「素敵なグッズを手にした上に少しでもお役に立てて嬉しいです」「復興支援に微力ながら携われて良かったです」「石川のためにありがとうございます!」「届くお箸も楽しみです!」「我らの推し、内面も超絶イケメンでした」「こうして目に見える形で報告してくれてありがたい」「HYDEさんのおかげでみんなの気持ち届けられて良かった」など多くのコメントが寄せられ、2,000件を超えるリポストで拡散されている。
2024年04月05日X JAPANのYOSHIKIが4日、台湾東部沖で3日に起きた地震による被災者支援のため、自身が運営する米国非営利公益法人501(c)(3)「YOSHIKI FOUNDATION AMERICA」を通じて、1000万円を台湾赤十字組織(中華民国紅十字会)に寄付したことが明らかになった。YOSHIKIはこれまでにも、地震などの災害による被災地支援を何度も行ってきた。今年1月には、能登半島地震による被災地支援のため1000万円を寄付。さらに愛用していたクリスタルピアノをチャリティーオークションに出品し、その落札金額4000万円を含む計5000万円を日本赤十字社に全額寄付している。1995年の阪神・淡路大震災では被災地の小中学校にピアノを、2009年には中国・四川大震災の被災地に楽器と音楽室を寄贈。震災孤児となった子どもたちをX JAPANのコンサートに招待した。2011年の東日本大震災では継続的に支援。震災発生後すぐに自身のクリスタルピアノをオークションにかけた収益金など合計1300万以上を寄付したほか、2015年にはX JAPANの震災復興ライブの収益金2800万円以上、2016年には自身のドラムセットをオークションにかけた収益金600万円以上を寄付し、2020年には日本赤十字社を通じて改めて1000万円の寄付を行っている。さらに、2016年の熊本地震、2018年の北海道胆振東部地震、2019年の房総半島台風、2019年の東日本台風の被災地にそれぞれ1000万円の寄付を実施。2022~23年にかけては、ウクライナおよび周辺諸国で増大している避難民のために、国際移住機関(IOM)へ3度にわたって計3000万円の支援を実施。コロナ禍の2021年には、メンタルヘルス問題を抱える音楽クリエイターや業界関係者を支援するため、音楽チャリティ団体「MusiCares」へ1000万円以上の寄付を行うなど、さまざまなチャリティ活動を行っている。こうした国内外での長期的な社会貢献活動を行ってきたことが高く評価され、Forbes Asiaが選ぶ2019年の「最も優れた慈善家30人」に選出。2021年には国立国際医療研究センターに1000万円を寄付するなどの支援を行ったこともあり、紺綬褒章を受章している。
2024年04月04日《『10th Anniversary LIVE VIEWING TOUR 2023 -Nissy Meets You-』の会場に設置していた「令和6年能登半島地震 緊急支援募金」募金箱に、皆さんが届けてくれた、たくさんの温かいお気持ちを3月9日、10日に現地に届けてきました》3月12日、Instagramにこう綴り、石川県でボランティア活動を行ったことを報告したのはNissyこと西島隆弘(37)。全国30会場を巡るライブツアーの最終公演が3月8日に福井で行われ、そのまま石川に移動して支援を行っていた。能登半島地震の発生直後の1月5日に、西島は個人で1000万円を寄付している。その際、「長期的な支援が必要となることも予想し今は一旦、僕の立場で最短でできることを考えた」とコメントしていたが、今回は“長期的な支援”の一環だったようだ。石川での様子を芸能関係者が明かす。「炊き出しに加え、西島さんのツアーに帯同していたトレーナーによる被災者へのマッサージもあったそうです。心身の疲れをとり、リラックスできる時間になれば、という心遣いだったそうですよ。また、下水設備が復旧していないなかで洗濯・お風呂などの排水が生じるため、環境に配慮した無添加の石鹸を配布するなど、物資の提供にも気を配っていたようです」(芸能関係者)西島はこれまでも災害に対して多数の支援をおこなっている。’20年はコロナ禍に際し医療従事者支援に1000万円、オーストラリアでの森林火災支援に10万ドル。’23年にも、集中豪雨に見舞われた秋田県や福岡県にそれぞれ1000万円と、トルコ・シリア地震に1000万円を寄付していた。この4年間で寄付総額は6000万円を超える。「3月12日のInstagramのライブ配信では実際に被災地・石川県を訪れた経験から、今後、ボランティア活動を考えている人に向けて具体的なアドバイスもしていました。金銭面での支援はもちろんのこと、西島さんのアーティストとしての影響力は被災地のさらなる支援に繋がるのではないでしょうか」(音楽関係者)1月29日に本誌は同ツアーの新潟公演から新幹線で帰京する姿を目撃していた。10人近いスタッフを従え、圧倒的なオーラを放っていた西島。やはりスターは格が違うようだーー。
2024年03月16日大地震などの自然災害は防ぎようがないからこそ、できる限りの対策をするべき。分かってはいても、備えることをついつい先延ばしにしている人もいるのでは? 今回は、健康やエコに関心が高いanan Beauty+ clubのメンバー約100人に「防災」をテーマにアンケートを実施。女性たちの実情を調査しました。災害に備えている女性は75%©市岡彩香※anan Beauty+ club…美容・健康・エコ好きな女性たち約100名が集まるanan Beauty+の読者組織。まずは、anan Beauty+ clubのメンバーに「自宅に防災グッズなど、災害に対する何らかの備えをしていますか?」と質問。「YES」と回答した人が75%と、何らかの対策をしている人が多数派の結果に。「YES」と回答した人に「どのような備えをしているか」について聞いてみると、防災グッズの用意をしている人が大多数最も多かったのは「防災グッズの用意」。2番目に「食料の備蓄」と回答した人が多い結果となりました。防災グッズと食料の両方を準備できていると安心できそうですが、何も備蓄していない人にとっては、まずは準備しやすいものから買い進めていくと始めやすいかも。また備蓄以外にも「自宅付近の避難場所の確認」も大切。小学校や中学校などが避難場所になっているケースが多いですが、住んでいるエリアの公式サイトを見ると確認できます。他には「家具の転倒防止」「家族や友人同士で連絡方法を決めている」という人も多数。災害時にスマホが使えなくなる可能性があるので、筆者は家族の電話番号は暗記しています。どんなものを備蓄している?続いては回答が多かった「防災グッズを用意している」と答えた女性たちに、具体的にどんなものを備蓄しているのかを聞きました。「ナプキン、簡易トイレ、下着、歯ブラシ、マスク、懐中電灯」(32歳・会社員)「ナプキン、簡易トイレ、水、食料品、懐中電灯、ラジオ、ラップ、ビニール袋、マスク、割り箸、紙皿、スプーン、給水バッグ、ヘルメット」(31歳・会社員)「水、簡易トイレ、保存食、乾電池で充電ができるやつ、歯ブラシ、マスク、懐中電灯、ドライシャンプー、消臭剤、体拭くシート、ガスコンロ、小銭、チャッカマン、笛」(29歳・会社員)「簡易トイレ、クッキー」(37歳・会社員)「簡易トイレ、水、3日分の食料、懐中電灯、ヘルメット、防寒グッズ、携帯ラジオ」(40歳・主婦)簡易トイレ、ナプキンは必須で準備している女性が大多数。災害によって水不足になってしまうと、トイレが使えなくなり非常に不便になると聞きます。家族用の簡易トイレは多くあればあるほどいいですし、ナプキンに関しては避難場所が男性しかいない環境ですと、ナプキンを持っていないことを周囲に伝えづらいデメリットも。どちらも多く備蓄しておいた方がよさそうです。ちなみに筆者は目が悪いため、メガネまたはコンタクトは必須。1dayの使い捨てコンタクトを防災バッグのなかに多く常備するようにしています。水と缶詰の備蓄はマスト続いて「食料の備蓄」についても、具体的にどんなものを備蓄しているのかを聞いてみると、「水、缶詰、レトルト食品、食べ慣れたお菓子。温めなくても食べられるものをなるべくストックするようにしてます」(44歳・主婦)「お米、缶詰、水で作れるおかゆ」(40歳・専門職)「長期保管可能なペットボトルの水、缶詰」(29歳・会社員)「缶詰のパン、粉ミルク」(37歳・会社員)水と缶詰は、ほとんどの女性が常備している結果に。水は、5年、10年、15年と賞味期限が長い長期保存水も売られていますから、購入しておけばしばらく期限を心配する必要がなく安心。筆者の高層階のマンションに住んでいる知り合いは、2リットルのペットボトルをベランダに10本以上保管しています。災害時に水を運ぶのは絶対に大変だからなのだそう。エレベーターが止まる可能性があることを想定しておくことも大切です。防災グッズや食料備蓄の見直しをするタイミングは?続いては「防災グッズや食料備蓄の見直しするタイミング」について。「毎月チェックして賞味期限の近いものから食べます」(44歳・会社員)「気が向いた時に…って感じです」(31歳・会社員)"しっかり毎月チェックしている人"、"気が向いた時にチェックする人"の二極化する結果に。気づかないうちに非常食の賞味期限が切れていることってありますから、"何年も確認していない…"、ということになるのは避けたいところです。家具の転倒防止、どうしてる?続いては「家具の転倒防止」についても聞きました。「テレビと壊れやすいものは低いところに置く」(29歳・会社員)「なるべく天井まで突っ張り棒で固定できる本棚を使う。足の部分に滑り止めをつける」(40歳・専門職)倒れてきても怪我につながりづらいよう、そもそも低いところに家具を置いているという人、また突っ張り棒で固定しているという人がいました。実家では対策をしていても、ひとり暮らしの家の家具までは対策をしていないという人も多いのではないでしょうか。ちなみに、突っ張り棒によっては、強度が少なく意味がないという可能性も。突っ張り棒はできれば、地震対策専用の商品を使うことをおすすめします。Q. 気になっている防災グッズ、1年以内に新たに追加した防災グッズはありますか?最後に「気になっている防災グッズ、1年以内に新たに追加した防災グッズはありますか?」と女性たちに質問。充電器「今年に入ってから震災についてよく考えるようになった。防災バッグの中に充電器を新たに追加しました」(40歳・専門職)生理用ナプキン「今まで入れてなかったけど、ナプキンを入れなきゃと思った」(29歳・会社員)簡易トイレ「1枚しか入っていないので、意味がない気がして…。複数枚入れておきたいので追加購入する予定です」(32歳・主婦)すでに備蓄している人も同様に「生理用のナプキン」「簡易トイレ」は必須という考えで一致。今まで用意していなかったけれど、今年の能登半島地震をきっかけに、より現実的に必要なものは何かを考える機会が増えたという人は多いようです。「どこかで大きな地震が起こった際に、備蓄の確認をしている」(40歳・主婦)というコメントも。また、連絡をとるために大切なスマホの「充電器」も必須ですよね。充電要らずのソーラータイプのラジオにスマホの充電機能がついている商品など、便利な防災グッズは増えているので、自分に合うものを購入しておきたいですね。防災の準備は今すぐに今の時代、いつ自分が被害にあってしまったとしても不思議ではないのが現実です。不安をできるだけ解消するためにも、今回の女性たちのコメントを参考に、備えてみるのはいかがでしょうか。筆者情報市岡 彩香(いちおか あやか)anan web、anan Beauty+を中心に執筆するフリーライター。これまでに取材した人数はタレントや経営者を含め500名以上。インタビューライター、フードライターとして活動中。©yuz/Adobe Stock文・市岡彩香
2024年03月11日株式会社ライフコーポレーションでは、令和6年能登半島地震で被災された地域の方々の生活を支援するため、義援金募金活動を実施いたしました。多くのお客様にご協力いただき、合計14,641,133円の温かいお気持ちが寄せられました。お預かりした義援金は日本赤十字社を通じて、被災された方々の生活支援としてご活用いただきます。今回の地震により被害を受けられた皆さまが一日も早く通常の生活に戻られることを願うとともに、義援金募金活動への温かいご支援をくださいました皆さまに心より御礼申し上げます。<義援金募金活動内容>1.実施店舗全304店舗(近畿圏166店舗、首都圏138店舗)2.実施期間2024年1月6日(土)~2月15日(木)※店舗より期間は異なります3.義援金額14,641,133円4.寄託先日本赤十字社 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月27日2024年、元日に起きた能登半島地震から1カ月半以上が過ぎた。いまだに避難生活を送る人や断水の続く地域などもあり、地震の脅威というものをあらためて感じさせられる震災だった。そんな中、震災直後からXで被災地のリアルな日常や、被災して思ったことについて発信を続けているのが石川県志賀町在住のPIYOCOさん(@PiYoCo_mAmA24)だ。今回、当日の状況や備えておけばよかったと思ったものなどについて話を聞いた。■備えを何もしていない中始まった断水生活PIYOCOさんは2歳の男の子と夫の3人家族で、元日は家族全員が自宅でくつろいでいたという。「リビングで過ごしていたところ、最初は緊急地震速報が鳴って少し揺れが来たんですが、“あー、こんなもんか”って、いつものただちょっとおどかされてるだけかなと思っていたら、急に震度7の地震が来たので、慌ててとりあえず外に出ました」直後に町内放送で大津波警報が出された。漁師の夫は、船を沖に出して津波から守るため、すぐに港へ向かったという。その時の状況をPIYOCOさんはXでこう綴っている。《まず、防災グッズ何も用意してなかったのは悔やんだ。最初避難するとき、とりあえず毛布やら息子の飲み物すぐに食べられるもの(おやつ、パン)など揺れの合間、大津波警報出てる時に玄関まで運び車に詰め込み高台へ避難》避難所で緊迫した一夜を過ごし、翌日に帰宅。食器類は割れ、あらゆるものが散乱していたが、建物自体は無事だったという。七尾市に住んでいた義理の実家は半壊したため、義理の母と義理の姉、その子供たちの5人がPIYOCOさんの家に避難した。そして8人での断水生活が始まった。「まだ電気があったからよかったですが、水のない生活は本当に辛いです。まずぶち当たるのがトイレ問題。とりあえず最初は便器に尿を貯めるしかなく、便は仮設トイレまで行ってするか、タンク式トイレのある近くの避難所へ。“女の人が多いし使ってくれ”って避難所からご好意で簡易トイレを100個いただいたんですが、8人いるとあっという間になくなっちゃって2週間も持ちませんでした」次に直面したのが食事の問題だった。「水がないのでお米も炊けないし、カップ麺も食べられません。地震から2日ほどで、ありがたいことにお店が傾いたり割れたりしている状態でもなんとか店を開けてくれるところが出てきて、そうしたところでレトルトのあるものを買って食べて過ごしていました。お水と電子レンジでチンするご飯はどこも売り切れでした。水がないので、最初はジュースを買って飲ませたりしていました」■当初の給水は8人家族でも“1日6リットル”まもなく給水が始まったが、初期は給水所でもあっという間に水がなくなり、もらえない日もあったという。また、給水にありつけても、1世帯に水6リットルしか配給されず、「本当に辛かった」という。「びっくりしたんですが、お米を炊くにも、なるべく水を使わないようにすごく少ない水で研いでも4リットルかかるんです。赤ちゃんのいる家庭では、水のことを考えたら粉ミルクじゃなくて液体ミルクを用意しておけばよかったって方も結構いましたね」少量の水で食事はなんとか取れたものの、困ったのは洗い物ができないことだったという。「本当に節水節水。紙皿、ポリ袋、割り箸などを駆使してやりくりしています。ゴミはたくさん出るけど、そんなこと言ってられないですし、最初の頃は紙皿にラップをして使うなど、紙皿すら捨てられない状態でした」徐々に水道の復旧が行われていったが、PIYOCOさんの住む地域は、取材した2月15日時点ではまだ断水が続いていた。給水は途中から1日40リットルまで増え、取材時には量の制限は解除されていたものの、家族8人で毎日40リットルは使い切っていたという。普段あまりにも当たり前に使っている水だから意識することも少ないが、長期に渡る断水下では水が手に入らない状況を想定した備えが重要になってくる。PIYOCOさんは経験を通じて“絶対にあったほうがいい”と思った“備蓄必須項目”をXで発信している。まず、《我慢できないし、これあれば我慢することないし!これはマジで備蓄して!》というのが“簡易トイレ”だ。「簡易トイレは被災後にいざ買おうと思ったら売ってないんですよ。だから最初は黒いゴミ袋を買ってきて、新聞紙やペットシートなんか入れて代用してました。絶対にあったほうがいいです」また、《腐らないし絶対用意しておいたほうがいい。これはウチも、これからまた備蓄しようとおもう》というのが、ラップ、ポリ袋、紙皿、割り箸、プラコップなどの使い捨てアイテムだ。「ティッシュやキッチンペーパーもあったほうがいいです。タオルなども洗えないので、そういう腐らないもの、日用品の中でもあまりストックを置かないようなものでも、ちょっと多めにあればよかったなって思います。それとトイレットペーパーも。うちは女の子が多いので18ロールが1カ月は持ちませんでした」いうまでもなく水のストックも重要だが、備蓄にさけるスペースには限りがある。どれくらいあれば安心なのだろうか。「ご家族の人数にもよりますが、ウチの場合8人で1日40リットルは使うので、例えば3人家族の場合は20リットルとか、2リットルペットボトルだったら2~3ケースあれば少しは安心かな。もちろんあるに越したことはないですが、備蓄ってなるとそのお水をローリングストックしなきゃいけないじゃないですか。だから、大変かなとは思うけど、やっぱり3?5箱ぐらいはあれば、お水が落ち着くぐらいまで節水で飲食はできるかなと思います」■「水ありき」意外と役に立たなかった食品も食品類では、最初に店から消えた“レンチンご飯”を筆頭に、レトルト食品が「1番欲しかった」という。「食事の面で子どもに我慢させるわけにはいかないので、レトルトのローリングストックは本当に大切です。特に小さい子がいる家庭の場合、レトルトに抵抗がある方もいるかもしれませんが、本当にたまにでいいので食べさせて、どれなら食べてくれるか把握しておくのは大切だと思います。うちの子は何でも食べてくれたんで、そこまで困ることはなかったんですけど、やっぱり食べ慣れない物だと最初ちょっと抵抗感を示してやっと口にしたものもありました。普段からたまにでも食べさせておけば、被災したときのお子さんのストレスが少しは軽減されるかなと思います」意外と役に立たなかったのが「水ありきだなと痛感した」カップ麺。逆に、思わぬところで便利だったのが“無洗米”だという。「知り合いが送ってくれたのにすごく感動しました。少量のお水だけで炊けるので“すごいじゃん!”と思って(笑)。これからは無洗米にしようって思いました」他にも、生理用品や停電に備えたカセットコンロやランタン、避難所に行く際は寒さ対策の布団や寝袋、当面の現金などはあったほうがいいという。災害のための備えをしていなかったからこそ、PIYOCOさんはXで備蓄の重要性を強く呼びかけている。《これからどこが震災に合ってもおかしくないから。みんな備えて。備えあれば憂いなし。これ本当に。邪魔だし、お金かかるし、期限確認しないといけないし。手間だけどやった方がいい。経験者は語るよ。今回私はたくさんの人に支えていただき助けて頂き。色々な面で本当にありがたかった。みんなには感謝してもしきれない。ここまでみんなが支援してくれなかったらきっともっと辛い日々だったと思う。本当に備蓄してればよかったって思った。みんな備えて。今すぐ備えて。後でやろうじゃ間に合わないかもしれないから。今やろう。今やって!!》取材の翌日、実に震災から1ヶ月半経った後、ついにPIYOCOさんの家でも水道が復旧した。Xに綴られた《水キタァァァァァァァァァ!!!》の文字が多くを物語っている。ぜひこれを機に備えを見直してみよう。
2024年02月24日まだまだ被害の爪痕残る、石川県能登半島での地震。そして、来たる3.11は東日本大震災が起きた日。日本に住んでいる限り地震は切っても切り離せないもの。来るかもしれない、ではなく、来るものだと思って親子でもしものときのことについて話し合うことが大切。そこで今回、ママでありモデルで絵本ソムリエのアンヌさんに、防災のこと、3.11のこと、地震が起こる仕組みなど、さまざまな角度から見る、地震がテーマの絵本を8選ピックアップしてもらいました。小さい子でも理解できるお話なので、ぜひ親子で読んでみてください。地震がテーマの絵本 01小さな子でも理解できる防災のお話『一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい』『一生つかえる! おまもりルールえほん ぼうさい』監修:山村武彦絵:the rocket gold star発行:Gakken対象年齢:5歳くらいから「災害が起きたらどうしますか。子どもも大人も、何となくイメージできていても、具体的な対応策について問われると戸惑ってしまいませんか。まずは自分を守る方法は押さえておきたいですね。この本は35の防災ルールを紹介しています。第一段階に、準備のルールや心構え、やっておくべきことが簡潔に描かれています。次に行動のルール。そのときいる場所に応じた対応策。すべてが絵本感覚で楽しくまとめられていて、大人も見入ってしまうほど。とてもためになる一冊を、常備してみては」地震がテーマの絵本 023.11を背景にしたストーリー『もりのきでんしゃ ゆうきをもって』『もりのきでんしゃ ゆうきをもって』作:ナカオマサトシ絵:はやしともみ(みらいパブリッシング)対象年齢:4歳くらいから「地震です! すぐに津波を心配したもりのきでんしゃの『リン』。キツネのこっこさんがとがめるのも聞かず、生き物たちを助けようと海沿いの町に出発します。必死でみんなを乗せようとしているうちに……。津波の第二波、さらには原発事故と被害は拡大していきます。リンは悲しさでいっぱいに。やわらかなタッチのやさしい問いかけに、天災や人災について深く考えさせられる作品です」地震がテーマの絵本 03大人もためになるもしものときの解決策『じしんのえほん こんなとき どうするの?』『じしんのえほん こんなとき どうするの?』作:国崎信江絵:福田岩緒監修:目黒公郎(ポプラ社)対象年齢:4歳くらいから「突然地震が起きたとき、ひとりだったら? 適切に行動できるよう、いくつかのパターンを描いて必要な行動を説明してくれる内容です。下校途中ならランドセルを頭に、ブロック塀から離れましょう。リビングなら、クッションで頭を押さえて丸く。教室では? 公園では? スーパーマーケットでの頭の守り方も、なるほど納得。一度はしっかり親子で確認したい例が、簡潔にまとめられています。子どもに持たせたいサバイバルカードも巻末に。コピーして使えますよ」地震がテーマの絵本 04地震をリアルに想像できる『地震がおきたら』『地震がおきたら』原案:谷敏行文:畑中弘子絵:かなざわまゆこ企画・協力:神戸市消防(BL出版)対象年齢:5歳くらいから「地震が起きたら『お、は、し、も』を守りましょう。それは、おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない。そのように避難訓練で教わって、お家に帰ってきた小学生のけんちゃんとゆうちゃん。するとお母さんは、自分が経験したことを話してくれました。昔、この町に起きた地震のこと。そのとき建物の下敷きになってしまったこと。もし同じことが起きたらどうしたらいいか、一緒に考えます。火事や津波の心配、それに避難所での過ごし方も丁寧に描かれています。親子の『心の備え』になる一冊です」地震がテーマの絵本 05地震の仕組みを知ろう!『じめんがふるえる だいちがゆれる~地震のはなし』『じめんがふるえる だいちがゆれる~地震のはなし』文・絵:かこさとし (農山漁村文化協会)対象年齢:5歳くらいから「かこさとしさんによる自然を読み解く絵本シリーズから6冊を抜粋して新装したうちの一冊。小さい子でも読みやすいように工夫され、2022年までの大きな地震情報もアップデート。とても科学的な内容ですが、理解しやすいようやさしい言葉と絵で示されていて、さすがです。地震とは、いつか来るかもしれないものという感覚から、地震は起こるものという考え方に塗り替えてくれる作品」地震がテーマの絵本 06やさしい絵と言葉で恐ろしい地震を表現『はなちゃんの はやあるき はやあるき』『はなちゃんの はやあるき はやあるき』作:宇部 京子絵:菅野 博子(岩崎書店)対象年齢:3歳くらいから「小さいお子さんにもちゃんと地震について説明したいもの。ここでは、主人公はなちゃんの保育園で避難訓練があります。テーブルの下に隠れて、落ち着いたら高台へ。真っ直ぐ早歩きです。でも、はなちゃんはちょっとのんびり。先生に注意され、練習をするようになります。とある冬の日。突然地震が! 東日本大震災のときに、保育園児たちの実際にあった経験をもとにした絵本。ほのぼのしたタッチのなかにも、津波から逃げる緊迫感が描かれていて、心打たれます」地震がテーマの絵本 07避難所での出来事を描く『あのとき、そこに きみがいた。』『あのとき、そこに きみがいた。』作・絵:やじま ますみ(ポプラ社)対象年齢:5歳くらいから「2016年4月16日の未明。熊本で巨大地震がありました。被災した作者が向かった先は避難所。その様子をドキュメンタリータッチで追います。途方に暮れる人々。知人の安否を確認する携帯の光。一夜が明けても余震は続き、体育館は人で溢れてきます。そこにボランティアが。黄色いビブスを来た中学生たちです。元気に活動する彼らの姿はたくましく、生きる勇気と希望を運んでくれる感動作です。イラストもリアルで素晴らしい。少し大きいお子さんに」地震がテーマの絵本 08シンプルな絵と表現が特徴!『にげましょう』『にげましょう』著:河田惠昭編:GK京都(共同通信社)対象年齢:小学生くらいから「災害で命をなくさないためのハウツーが、テンポよく描かれています。韻を踏むひと言は『にげましょう』。身を守るには、まずこの行為です。地震、津波、噴火、台風、竜巻、それに広域豪雨、集中豪雨、ゲリラ豪雨など……近年多発している気象状況にも対応して、逃げ方の説明も実用的です。なにより、地形を横から捉えた図は、危険の全体像を把握しやすく、色合いもスタイリッシュで美しい。大人にとっても読み応えのある一冊です」PROFILEアンヌさんモデル・絵本ソムリエ・JPIC読書アドバイザー。1971年東京生まれ。14歳で渡仏、パリ第8大学映画科卒。 映画、エッセイ、旅、ワインなどのコラム等の執筆を手がける。出産を期に子供の発育と絵本の読み聞かせに関心を持ち、地域での読み聞かせボランティアとしても活動してきた。息子が6歳になるまでに読んで聞かせた本は793冊1202話。現在所持する絵本は約1000冊。
2024年02月23日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「能登半島地震」です。通信手段を失い、幹線道路は1本。半島ゆえの難題。元日に能登半島で起きた大地震。発生後1か月経っても、地震活動は活発で注意が必要な状態が続いています。災害時には僕はLINE IDを公開し、「発信支援の必要な方は連絡を」と呼びかけています。地震発生直後に約230件が届きましたが、今回はどの情報が本当に支援を必要としている方からなのかを精査する必要がありました。情報が古かったり、厚意で転送してくださったXなどSNS上のヘルプ要請も真偽の判断がつかないものがありました。インプレッションを増やすために偽の住所を書いて助けを呼ぶ投稿が多数アップされていたからです。直接連絡の取れた方の情報をもとに現地入りしましたが、道路が分断され車が入れないところは徒歩で山を越えなければいけませんでした。今回、支援の初動が遅れた理由の一つは、情報インフラが途絶えてしまったことです。山中では、電波の入る場所を必死に探す人たちに大勢会いました。震央に近い穴水町は、役所に災害対策本部を立てたものの、通信障害により県庁とのホットラインが使えなくなっていました。NHKですら中継基地局が電力不足で放送不可に。被害状況を伝えることも、災害の全体像を掴むこともできない状態でした。僕も知り合いの議員らに窮状を訴え、ある議員の働きかけで、スペースX社の衛星通信サービス「スターリンク」を能登に提供してもらえることになりました。もう一つ、今回ネックになったのは、半島という地理的な理由です。東日本大震災も熊本地震や西日本豪雨も、大きな災害でしたが周辺自治体からすぐに支援に入ることができました。しかし能登半島の北端は金沢からも約140km、東京から静岡ほどの距離があります。幹線道路は1本しかなく途中で寸断されました。海岸線は地形が変化し、接岸できる場所が限られ、船で海から支援に入るのも難しい状況でした。被災したのは、高齢者の多い過疎の僻地で古い家屋が多く、倒壊を免れませんでした。同じような問題を抱える地域は全国にたくさんあり、都市とは違う防災のあり方を考えなければなりません。能登半島地震は、地方が抱える問題を集約した災害といえます。ほり・じゅんジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。報道・情報番組『堀潤モーニングFLAG』(TOKYO MX月~金曜7:00~8:30)が放送中。※『anan』2024年2月21日号より。写真・小笠原真紀イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2024年02月17日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪地震が発生した場合にエレベーターを利用していると、どのような状況になるのか気になる方も多いかと思います。しかし、正しい対処方法を知ることは被害を最小限にするために非常に重要です。ここでは、地震時に起こりうる状況と安全な避難方法について解説します。エレベーターをよく利用される方はぜひご参考にしてください。1. 地震発生時のエレベーターの動きは?地震の揺れを感じた場合、エレベーターはほとんどの場合、緊急停止します。エレベーターは設計上、最寄りの階に到着すると自動的にドアが開き、避難できるようになっています。ただし、揺れによってドアが変形し、最寄りの階に到着する前に再び地震が発生した場合、ドアが開かなくなる可能性もあります。そのため、長時間エレベーターに閉じ込められるリスクも考慮しなければなりません。長時間エレベーター内に閉じ込められた場合の状況エレベーター内に長時間閉じ込められた場合、どのような状況が予想されるのでしょうか?長時間エレベーター内に閉じ込められると、トイレに行きたくなったり、狭い空間が苦手で不安になるかもしれません。また、飲食ができないため、空腹や脱水症状も心配です。地震が発生した際にエレベーター内に閉じ込められるリスクを最小限にするためにも、短時間での救助を受ける方法についても考える必要があります。2. エレベーターで地震を感じたらどうする?エレベーターに乗っている最中に地震の揺れを感じたら、すぐに行うべき対処方法があります。地震に遭遇した際にエレベーターで行うべき方法を3つ紹介します。・すべての階のボタンを押す地震の揺れが感じられたら、すぐにすべての階のボタンを押しましょう。新しいエレベーターでは、揺れを感知すると自動的に最寄りの階に停止し、ドアが開く場合もあります。しかし、そういった安全装置がないエレベーターも存在するため、全階のボタンを押して、最初に停止した階で降りるようにしましょう。・インターホンで通報するエレベーター内には緊急時に使用するためのインターホンが設置されています。もし閉じ込められた場合には、ドアを無理に開けずに、インターホンを使って救助を要請しましょう。また、インターホンが使えない場合は、スマートフォンを使用して管理会社や消防署に連絡することもできます。・停電しても慌てずに待つ地震の発生により、エレベーター内が停電し、暗くなることがあります。ただし、しばらくすると非常灯が点灯するので、パニックにならずに救助を待ちましょう。3. エレベーター内の事前対策とは?地震発生時に困らないようにするために、事前にエレベーター内をチェックしておくポイントがあります。お使いのエレベーターをよく利用される場合には、ぜひ確認してみてください。・エレベーター内に非常備品はあるか多くの人が利用するエレベーターには、地震や停電時に備えて非常備品が備えられていることがあります。角や壁面に設置されていることが多いため、日常的に利用しているエレベーターにもあるかどうか確認してみましょう。非常備品には飲料水や非常食、簡易トイレなどが含まれています。緊急時には簡単に利用できるようになっています。・非常時の連絡先を確認するエレベーター内には非常用のインターホンが設置されていますが、他にも管理会社の連絡先などが書かれていることもあります。地震が起こり閉じ込められた場合に、連絡ができる番号を事前に確認しておきましょう。まとめ地震時のエレベーター内での状況と適切な対処方法についてご紹介しました。被害を最小限にするためにも、日頃利用しているエレベーターについて事前に確認しておくことが大切です。安心してエレベーターを利用するために、ぜひこの情報を参考にしてください。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月12日このたびの令和6年能登半島地震によりお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。また、被災者の救済や被災地の復旧・復興支援にご尽力されている方々に深く敬意を表します。ジークスタースポーツエンターテインメント株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:大賀智也)が運営・マネジメントする日本ハンドボールリーグ(以下JHL)所属のジークスター東京は、JHLが令和6年能登半島地震の被災地への支援として今シーズン(2023-24)のレギュラーシーズンおよびプレーオフの全試合で募金活動を実施する*1ことを受け、リーグホーム戦にて以下のとおり募金活動を実施します。ぜひともみなさまのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。なお、別途、2月のホーム戦3試合のチケット売上についても一部を寄付します。*2ジークスター東京は今後も被災されたみなさまに思いを寄せ、できる限りの支援に努めてまいります。実施概要・いずれの試合も開場~試合終了30分後の実施予定です。・2月の3試合は試合終了後、選手と公式マスコット ジスターが募金の呼びかけをします。所要時間は10分程度の予定です。2月4日(日)琉球コラソン戦会場:墨田区総合体育館(東京都墨田区錦糸4-15-1 錦糸公園内)時間:12:45~17:00ごろ場所:3階および4階の入退場口付近参加選手:3部井久アダム勇樹、12矢村裕斗、25蔦谷大雅、84柴山裕貴博(北陸高校出身)試合ご案内:[ ]{ }2月9日(金)安芸高田ワクナガハンドボールクラブ戦会場:墨田区総合体育館(東京都墨田区錦糸4-15-1 錦糸公園内)時間:16:15~21:00ごろ場所:サブアリーナ(開場~試合終了)、3階および4階の入退場口付近(試合終了後30分程度)参加選手:7細川智晃(北陸高校出身)、20高間アミン、27玉川裕康、29家田幹太試合ご案内:[ ]{ }2月21日(水)豊田合成戦会場:アリーナ立川立飛(東京都立川市泉町500-4)時間:16:15~21:00ごろ場所:アリーナ入退場口付近参加選手:10小室大地、13中村翼(北陸高校出身)試合ご案内:[ ]{ }3月以降の試合実施要領は公式サイトの各試合観戦案内ページ、公式SNS等でご案内予定です。参加選手2月4日3部井久アダム勇樹、12矢村裕斗、25蔦谷大雅、84柴山裕貴博部井久アダム勇樹矢村裕斗蔦谷大雅柴山裕貴博2月9日7細川智晃、20高間アミン、27玉川裕康、29家田幹太細川智晃高間アミン玉川裕康家田幹太2月21日10小室大地、13中村翼小室大地中村翼ご留意点・入場には観戦チケットが必要です。チケット購入:[ ]{ }・時間や場所、参加選手は変更することがあります。公式SNS、当日の会場内アナウンスやスタッフのご案内に沿ってご協力いただけますようよろしくお願いいたします。*1 [令和6年能登半島地震に係る募金活動の実施のお知らせ]{ }(日本ハンドボールリーグ)*2 [令和6年能登半島地震 2月ホーム戦チケット売上寄付のお知らせ]{ }instagram投稿 : Twitter投稿 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年01月30日住宅が倒壊、「二重ローン」を抱え、仕事を失い、生活が立ちいかなくなる人が出る可能性も……。地震による生活破綻を避けるための補償と制度、ぜひ知っておきたい!「まるで空襲後のような風景が広がっていました」と語るのは、石川県輪島市や珠洲市などの“奥能登エリア”の移住支援をしている「ぶなの森」の高峰博保さん。今年1月1日夕方に能登半島で最大震度7を観測する地震が発生。輪島市では観光名所として有名な朝市通りを大規模な火災が襲い周辺の約200棟が焼失。また珠洲市では強い揺れと津波で多くの家屋が倒壊。いまだに被害の全容はつかめていない。珠洲市に高齢の両親がいる女性は本誌の取材に、「両親は80代半ば。家は2階建ての家屋が半壊しました。とくに1階部分の被害が大きく、家への出入りも危険な状態です。現在は避難所にいますが、高齢のため、今後、どのような支援が受けられるかわからず不安な様子です」また前出の高峰さんも、「能登では2022年5月にも大きな地震があり、そのときに傷んだ屋根瓦などを何百万円かけて直したという人もいます。それが今回はもっと傷みが激しくてもう諦めざるをえないのではないでしょうか」一刻も早い支援が必要な事態だが、被災した人の暮らしの再建を支える手立ては具体的にどうなっているのか。ファイナンシャルプランナーの長尾義弘さんは言う。「まず生活再建のための公的支援として『被災者生活再建支援金』があります。住宅の被災の程度等によって異なりますが、日常生活用品の購入などの経費に対し最高100万円、被災住宅の解体・撤去等の経費、住宅再建のための借入金に対する利息や借家の家賃などの経費に対し最高200万円、合計で最高300万円が支援されます」これとは別に、全国の人たちから被災者支援に寄せられるのが「義援金」。日本赤十字社などが窓口となり、被災県を通して、被災者に届けられるものだ。「2011年の東日本大震災を例に見ると被災者に対する善意による『義援金』は約100万円でした。『被災者生活再建支援金』と合わせても400万円。この金額では当座の生活資金にはなっても家の再建はむずかしい金額です」(以下・コメントは長尾さん)長尾さん監修の『NEWよい保険・悪い保険2024年版』(徳間書店)で紹介されている東日本大震災を例とした住宅再建費用にかかるお金になる。「全壊した住宅を新築した場合、費用は平均で約2500万円。約2100万円の不足が生じます」ここで助けになるのが「地震保険」だ。■雇用保険の失業手当を休業時に受けられることに「今回、地震で倒壊した家屋はもちろん輪島市で全焼した家屋も火災保険では保険金は出ません。地震やそれに伴う津波、火災などで家屋や家財が受けた場合は『地震保険』でしか対応できないのです」仮に被災した家屋の住宅ローンをまだ返済中の場合、新しく家を再建すると二重でローンを支払うことになり、たちまち生活が立ちいかなくなる人も多いという。「住宅ローンが残っている人、新築住宅を購入したばかりの人、被災したら生活が苦しくなる個人事業主などはとくに必須。それ以外の人も加入してほしい保険です」注意が必要なのは「地震保険」は単独で加入することができないこと。必ず火災保険とセットでの契約が必要になる。「火災保険と同じように『建物』と『家財』に分かれており、それぞれに加入可能。補償される保険金は同時に加入した火災保険の30~50%の範囲で設定でき『建物』は5千万円、『家財』は1千万円が限度額で、全損の場合は契約金額の全額が支払われます。なお公共性が高い保険なので政府と損保会社が共同で運営しているため、どこの保険会社で契約しても保険料は同じです」保険料は地域や建物の構造によって異なり、建物に保険金1000万円をかける場合の保険料は、地震災害リスクが高い東京都で木造の持ち家で年41100円(月額3425円)石川県は木造の持ち家で年11200円(月額933円)に(日本損害保険協会のサイトで試算)。「都市部のマンション住まいの場合、建物部分は管理組合が保険に入っているケースが多いですが、家財は補償外。個人で地震保険の家財に入っていると安心です」また地震による避難生活で職場が被災し休業、収入が途絶える事態もありえる。これにはどんな支援があるのだろうか。「今回の能登半島地震では、厚生労働省は『雇用保険』の失業手当を休業時にも受けられる特例措置を始めました。離職していなくても失業時と同じ1日最大8490円が支給されます。また被災した企業側には『雇用調整助成金』の特例措置を設け、解雇せずに休職させて雇用を維持する企業への助成率を引き上げて、解雇を減らす措置が決定しています」冒頭で紹介した珠洲市で被災した両親を持つ女性は「保険金が入るとしてもまだ先の話。現在は避難生活で日々の暮らしのことで頭がいっぱいだと思います」と切実な胸の内を明かす。いつどこで大地震が起きても不思議ではない日本。公助・共助で当面の生活資金の支えとなる「被災者生活再建支援金・義援金」「雇用保険」に加え「地震保険」への加入。この3つの命綱で「地震破綻」を回避してほしい。
2024年01月26日「地震だ! と思ったとき10秒で家の外に出られること。それが可能な動線を確保することが、倒壊の恐れのある木造家屋では、安心して暮らすために不可欠です」こう話すのは、危機管理アドバイザーの国崎信江さんだ。元日の夕方4時過ぎに発生した令和6年能登半島地震は、1月23日時点での石川県内の死者が233人、安否不明者は22人と、甚大な被害をもたらした。木造家屋が倒壊して、押しつぶされ、愛する家族を失った遺族の慟哭などが、被災地からの取材で断続的に報じられてもいる。1月17日で発生から29年を迎えた阪神淡路大震災(1995年)でも「タンスや家具の下敷きになった死亡例が多く報告されました」と国崎さんは話す。今回の地震でも、家屋の倒壊による圧死で亡くなった人が、数多くいると考えられる。震災時の危機回避に詳しい国崎さんに、圧死のリスクを最小限に抑える方法と対策について聞いた。「まずは、2階建ての住宅なら、寝室は2階にすることを根本的な対策として実践してください」そして、もし就寝時に地震が起きたときは、「布団をかぶって頭を下げて四つん這いになるといい」と国崎さんは続ける。「これを『ダンゴムシのポーズ』と呼んでいます。もしも上からなにか落ちてきたり、押さえつけられても、背中で防ぎながら少しずつ体をずらして脱出可能です。ただし、体重の4倍以上の重さになると対処は難しくなります」さらに「ベッドルーム」「キッチン」「リビング」の家具などの配置について、図解を使って「地震で圧死しない間取り」づくりを解説してもらう。■グラッときたら「1秒」で出ること「キッチンは、家の中でいちばん危険な場所と認識してください。グラッときたら、『1秒』でキッチンから外に出ること」もし、火をつけている状態でも、「火を消すのは、揺れが収まってからにしましょう」(国崎さん・以下同)「ガスコンロは、大きな揺れの場合は揺れを感知して自動で止まるタイプが多くなっています。ですので、それよりも危険なものがあるキッチンから一刻も早く出ることです」火よりも危険なものとは、炊事中なら「包丁」であり「食器・調理器具」「固定されてない冷蔵庫・電子レンジ」「煮炊き中の鍋」など。「阪神淡路大震災クラスの大地震では、家具さえ飛び交うほどです。たとえ食器棚や冷蔵庫の転倒防止対策をしていても、食器や飲み物や油物、調味料、容器に入っている食材など……ぜんぶが飛び出す可能性がある。だから『1秒でキッチンから出る』なんです」しかし、多くの場合はキッチンの出入り口は1カ所のみだ。ここで冷蔵庫などの配置が重要になってくるのだという。「冷蔵庫が倒れる場合の方向を考えてください。出入り口を塞ぐように倒れてしまったら、それだけで出るのに時間がかかってしまう。最悪の場合、出られなくなります」■退避動線上に物を置かないことが鉄則戸建てのリビングは、出入り口のドアと外や庭などに面する窓の2カ所が、逃げる際の経路となる。「リビングの場合の鉄則は、避難動線上に物を置かないということです」冒頭で国崎さんが話したように、地震が来たら「10秒で外に出る」意識が、耐震性の低い木造2階建て住宅の場合は鉄則なのだという。「テレビ、テレビ台や各種の棚は、出入り口には置かないのはもちろん、倒れた際にも出入り口を塞がない場所に置きます」テーブルに関しては「部屋の真ん中に置いてもいい」そうだが、脚を床に固定し、割れてケガしないように、ガラスのテーブルは避ける。また、窓にもガラス飛散防止シートを貼っておこう。■ベッド、タンス、本棚などは“川の字”に配置「寝室はまず、出入り口となるドアの前や、倒れたときに出入り口を塞いでしまう位置に家具を置かないことです」そして、寝室は就寝中の被災も想定しなければいけないから、ベッド、特に頭、枕の上や周囲には「倒れかかってくるものを置かない」こと。窓側にも頭は置かないほうが望ましい。リビング同様、ガラス飛散防止シートを。間取りに合わせて、耐震性の高い家づくりも必要となる。「いきなり全部屋を耐震仕様にと思うと大変ですから『1カ月1アイテム』を目指しましょう。たとえば転倒防止の『スーパータックフィット(転倒防止用固定具)』は1コ1千~2千円程度で購入できます。そのほかの耐震グッズとあわせても、月3千円程度で耐震化できる。いまからですと、12月までに12カ所の耐震化が、年間3万~4万円程度で可能なんです。今年は『コツコツ防災』をぜひ実践しましょう」たとえば、1月は冷蔵庫、2月は食器棚……というふうに、コツコツと、確実にやっていこう。また、最近では多くの市区町村などで、耐震化のための「住宅耐震補助」事業が行われている。高知県黒潮町の場合は、「南海トラフ地震」対策として旧耐震基準の1981年以前に建てられた木造住宅を対象に①耐震診断の費用は無料、②耐震設計に最大30万円の補助額、③耐震工事に最大125万円の補助額と、かなり手厚い事業となっている。「各自治体で条件や補助額が異なってきますので、積極的に問い合わせてみてください」国崎さんが教える「ベッドと倒れたタンス、本棚が“川の字”に」などの各部屋の間取り&耐震化の「コツコツ防災」を実践して、自分と家族の命を守ろう。■いざというときにわが身を助ける家具の配置はコレ!【ベッドルーム】2階が基本。家具などはベッドや布団と“川の字”になるよう平行に!本棚、タンスなどは、寝たときに頭側となる壁に接して、倒れたときベッドと平行に“川の字”になるように設置して固定。窓も頭側にならないように。エアコンの位置にも注意。大地震の場合、エアコンが落下することも。頭に当たったら致命傷になりうるので、エアコンの位置が頭上にならないよう寝具の配置を考えよう。【キッチン】家の中で最も危険な場所。出入り口近くに冷蔵庫や食器棚を置かない!冷蔵庫は、キッチンのいちばん奥のほう、流しの横の角にセッティング。特にシンクやコンロに立つ時間が長いため「その背後となる位置」には、倒れてくる恐れのある食器棚などは置かないこと。もしカップボードを設置する場合には、キャスター4コ付きのものならストッパーを、「対角2点止め」(=対角線上の2つのみをロック)にすること。【リビング】逃げ場は出入り口と掃き出し窓の2カ所。これらの動線を塞がない!テレビ台、棚などは壁側に設置し、出入り口を極力塞ぐことのない配置を。時計や絵画も、出入り口から遠いほうの壁に設置。テレビの耐震対策は、脚の裏に耐震用ジェルマットを4カ所貼り付ける。「それに加えて、ディスプレーの裏面と壁面を、ベルトの付いた転倒防止用固定具『スーパータックフィット』などで固定するのがいいでしょう」(国崎さん)
2024年01月25日日本が地震列島だということを改めて思い起こさせた今回の能登半島地震。犠牲となった人の多くが、建物などの下敷きになったことによる圧死だとみられている。何が生死を分けたのか。専門家に聞いた。■輪島市は死者の9割が圧死だという報道も「ほとんど立っている家がない。9割方全壊もしくはほぼ全壊。本当に厳しい状況、壊滅的な状況……」地震発生の翌日、被災地の惨状をこう表現したのは、石川県珠洲市の泉谷満寿裕市長だ。元日、能登半島を襲ったマグニチュード7.6、最大震度7を記録した巨大地震。石川県内で死者が222人、安否不明者は26人(1月16日時点)と、甚大な被害をもたらしている。読売新聞は、被災地に入っている警察関係者の話として、「輪島市内は9割以上が、“圧死”ではないか」と報じている。「これまで体験したことのない強い揺れでした。地震発生時は車を運転中で、車が上下、左右に大きく揺さぶられて、危ない状況でした。被災地は、まるで空襲後のような風景に一変していました」こう語るのは、今回被害が大きかった輪島市や珠洲市など“奥能登エリア”への移住支援をしている株式会社「ぶなの森」の高峰博保さん。高峰さんは幸い無事だったが、「知人や仕事仲間に犠牲者が出てしまった」と、肩を落とす。「大火災が起きた輪島市の朝市通りで仕事をしていた知り合いのご夫婦は、いまも行方不明です。また、能登に住むスタッフは、2階建ての住宅が倒壊。次男が建物の下敷きになり、翌日、自衛隊員により発見されましたが、亡くなってしまいました。言葉もかけられません……」今回の能登半島地震で、なぜこれほど大規模な家屋倒壊が相次いだのだろうか。「建物倒壊に至る、複合的な要素がいくつも重なったことが考えられます。まず、死者、安否不明者が多い輪島市や珠洲市の被害状況を見ると、古い木造住宅が多い地域だったことが考えられます」こう分析するのは、建築士で、建物の防災に詳しい「さくら事務所」ホームインスペクター(住宅診断士)の田村啓さん。日本の木造住宅の耐震基準には3世代の耐震基準がある。1981年5月までの“旧耐震基準”と呼ばれる古い耐震基準。1981年6月以降の“新耐震基準”。さらに2000年6月以降の現在の耐震基準である“2000年基準”だ。近年、国内で発生した巨大地震で記憶に新しいのは、2016年4月、震度7を2回観測し、熊本地方に甚大な被害を出した熊本地震。国土交通省の調査報告書によると、建物被害が集中した熊本県益城町の中心部で倒壊・崩壊した木造住宅は、“旧耐震基準”は759棟中214棟(28.2%)、“新耐震基準”は877棟中76棟(8.7%)、現行の“2000年基準”は319棟中7棟(2.2%)だった。つまり、新しい基準の住宅ほど倒壊・崩壊しにくいことがわかる。前出の高峰さんは、被災地で見た光景を振り返る。「家屋倒壊がひどかったのは、商店街のある地域で、なかでも住宅併用の商店が多かったです」とくに珠洲市は、海に向かって昭和40年代に建てられた商店兼住宅が軒を連ねている。そのほとんどが倒壊したという。■度重なる地震でダメージが蓄積か?一方で、珠洲市正院町では、全壊した木造家屋の半数が“新耐震基準”後に建てられた、もしくは改築されたものとみられることが金沢大学地震工学研究室の現地調査で報告されている。必ずしも築年数が古いものが倒壊し、新しいものが残るともいえないという。1階の開口部が広く家を支える柱や壁が少ない、1階に対して2階部分が広いなど、構造や間取りも倒壊しやすさを左右する。また、前出の田村さんによると、建物自体に適切なメンテナンスがされていないと、耐震性能が低下していくという。「構造軀体(骨格部分)が雨漏り等によって腐食してしまったり、シロアリの被害によって建物の構造軀体が食べられてしまっている可能性もあります。さらに、被災地は積雪エリアでもあるので、毎年の雪の重みで変形したり、過去に起きた地震のダメージが蓄積されていたことも、倒壊要因として考えられます」(田村さん、以下同)近年、能登半島では、2007年3月に最大震度6強(七尾市、輪島市、穴水町)、2022年6月に最大震度6弱(珠洲市)、2023年5月に最大震度6強(珠洲市)と、大きな地震が相次いでいる。建物の構造に頻発する地震によるダメージが蓄積されていた可能性があるのだ。さらに、被災地エリアが地盤の緩い地域であったことも、倒壊した家屋が増えた要因だという。「今回、各地で液状化が起きています。たとえば、輪島市中心部は川や海が運んできた土砂が堆積し、比較的軟弱な地盤の海岸平野・三角州からなっています。このように建物が揺れやすい地盤の上に古い木造住宅が多かったことも要因だと考えられます」今回の地震で、家屋は倒壊したものの助かった被災者の証言にみられるのが、地震発生直後に“こたつに潜り込んだ”“テーブルに隠れて助かった”といったものだ。「大地震が起きた場合は、すぐにできるだけ強固な机の下に隠れることが大事です。建物が倒壊しても空間が確保できる可能性があるからです。テーブルやちゃぶ台の下、こたつの中などでも構いません。とにかく頭を守り空間を作ることが、生死を分けるポイントになるかもしれません」ホームセンターや通販サイトで、数十トン以上の重さに耐えられる、より強度な太脚の“耐震テーブル”も購入できる。いざというときのために、リビングや寝室に置くことを検討してもいいかもしれない。■生活の拠点を2階にする選択も自宅のどの場所にいたかによって、生死を分けることもある。今回の地震で2階が崩落し、真下にいた人は亡くなったが、上に2階がない別の部屋にいた家族が無事だった事例が報じられている。阪神・淡路大震災や熊本地震でも、1階は崩れたが、2階にいて命が助かったという事例がいくつもあった。「“圧死”するリスクを減らすのであれば、2階建て住宅の場合は、寝室を2階にする、1階にする場合は上に2階がない部屋を選ぶ、などをしましょう。地震によって2階部分が崩れても、押し潰されることにはなりにくいです。震度7クラスの地震が起きたら、おそらくその場から動くことができません。家が倒壊するリスクを考えて、寝室やリビングなど長時間いる場所は、安全なところを選ぶべきです」また、自宅は無事でも、家具の下敷きになってしまう例も。家具の配置を見直したり、家具をしっかり固定するのも重要だ。とくに古い木造住宅の場合、作り付けの収納がない場合が多いので、寝室などに大きな家具を置いている家庭も多いはずだ。「寝室には家具類、本棚などは置かないのが理想です。とくに入口付近には家具を置かないこと。転倒して入口をふさがれたら脱出できなくなります。そして家具類が倒れてくる正面方向にはベッドを置いたり、ふとんを敷かないことが原則です」能登半島地震によって可視化されたさまざまなリスク。万全の準備で地震に備えよう。
2024年01月18日2024年元日に発生した、石川県能登地方を震源とする、令和6年能登半島地震。最大震度7の地震が発生し、日本海側を中心に多くの地域で家屋倒壊や地割れなど甚大な被害が報告されています。建物の倒壊を免れても、大きな揺れにより、家具や家電が壊れてしまったという人は少なくありません。家電メーカー各社が『特別修理対応』を実施同年1月4日、シャープ株式会社は、被害を受けた同社製品の特別修理を行うことを決定。以下の災害救助法適用の地域で、家庭で使用している被害を受けた同社製品の修理を特別料金にて対応するといいます。<対象地区>災害救助法適用の地区(2024年1月4日現在)新潟県、富山県、石川県、福井県 35 市11 町1 村※今後、災害救助法適用の地域が追加された場合はそれに準じます。※適用地区につきましては、「内閣府防災情報のページ」災害救助法の適用状況をご覧下さい。シャープ株式会社ーより引用対象商品は、令和6年能登半島地震により被災した修理可能な一般家電製品ですが、状態によっては修理が困難な場合があるとのこと。対象期間は同年3月31日までです。また、同様のサービスは、パナソニックホールディングス株式会社やソニー株式会社、タイガー魔法瓶株式会社などメーカー各社で実施されています。【令和6年能登半島地震による災害により被害を受けた当社製品の「特別修理対応」について】 被災者の方々に対しましては、謹んでお見舞い申し上げますとともに、被災地の一日も早い復旧を心より祈念いたします。…— Panasonic Japan公式 (@Panasonic_cp) January 9, 2024 令和6年能登半島地震により、被災・避難された皆様に謹んでお見舞い申し上げます。被災地の一日も早い復旧を心よりお祈り申し上げます。災害救助法適用地域にお住まいで被害を受けた民生用ソニー製品について、特別修理料金にて対応させていただきます。詳細はこちら→ pic.twitter.com/QRRLSe2mUZ — Sony (Japan) | Support (@Sony_JP_Support) January 5, 2024 【令和6年能登半島地震により被害を受けた当社製品の「特別修理対応」につきまして】この度の地震により被害を受けられました皆様に心からお見舞い申し上げますとともに被災地の一日も早い復興をお祈りいたします。…— タイガー魔法瓶【公式】 (@Tiger_PR_JPN) January 5, 2024 こうした企業の取り組みにネット上では「ありがたい!落ち着いたら電話してみる」「これは初めて知った。すごく助かります」「こういう活動は応援したい」などの声が寄せられていました。対象期間や条件などは各社それぞれ異なり、今後の状況によって、変更される可能性もあるでしょう。被災した地域に住んでおり、地震で家電が壊れて困っている人は、一度該当するメーカーのウェブサイトを確認し問い合わせてみることをおすすめします。[文・構成/grape編集部]
2024年01月11日能登半島地震を受けての小泉進次郎衆院議員(42)の行動に賞賛が集まっている。1月7日、小泉議員は自身のInstagramを更新。能登半島地震の被災地に向けた募金活動を行ったことを報告した。小泉議員は《こどもも高校生も大人もお年寄りも、皆さまありがとうございました。能登半島にご親戚・友人・知人がいるという方が多くいらっしゃいました》とコメント。さらに、《「募金をやってくれてありがとう」と何人からも声をかけて頂きましたが、支援をしたくても何をしたらいいかわからない、居ても立っても居られないという想いを持つ方々がいかに多いか、肌で感じる時間でした》と、多くの人が被災地の現状に心を痛めていると感じたと明かした。募金は、日本赤十字社を通じて、全額が被災地支援に使用されるという。この行動がSNS上で拡散すると、賞賛の声が集まることに。《アピール目的かもしれないけど、それでも顔が知れ渡っている人が自分にできる場所でできることをやっているそれが今、最良の行動ですよね》《小泉進次郎の株が上がっていくのすごいよな、汚染水を浄化して流した海で楽しそうにサーフィンしたかと思ったら、地震で現地に行かずにある意味広告塔に近い自分が募金活動って。現地に行くだけよりよっぽどお金動かせそう》《進次郎、地元人気すごいから立って募金やってたら割と入れてくとおもう》現地を直接訪れなくとも、被災地支援をすることはできるのだ。
2024年01月08日2024年1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被災者の方々へ心よりお見舞い申し上げます。休館情報イオンシネマ新潟西【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()J-MAX THEATER 上越【休館期間】1/3(水)休館→再開公式サイト()イオンシネマ金沢フォーラス【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()イオンシネマ金沢【休館期間】1/1(月)~当面→12日(金)より再開公式サイト()シネマワールド金沢【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()シネマサンシャインかほく【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()イオンシネマ新小松【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()J MAX THEATER とやま【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()TOHOシネマズ ファボーレ富山【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()ほとり座【休館期間】1/1(月)~当面※1/4(木)再開公式サイト()TOHOシネマズ 高岡【休館期間】1/1(月)~当面→再開公式サイト()※他にも中止・延期する公演がありますので、公式サイトなどでご確認下さい。■チケットぴあからのお知らせは こちら()Informationそのほか能登半島地震に関する政府機関からの最新情報はこちらをご参照ください。令和6年能登半島地震の地震活動と防災事項ポータルサイト⇒ こちら()
2024年01月04日2024年1月1日、石川県能登地方を震源とする大きな地震が発生しました。被災地支援を行う一般社団法人『Think The DAY』の代表である、タレントの紗栄子さんは、地震の発生を受け、同月2日に支援金の寄付ページを公開。同月3日に、すでに支援金が集まっていることを報告し、協力した人々に向けた感謝のメッセージをInstagramでつづりました。その際、個人の災害ボランティア活動に関して、ある注意を呼び掛けています。紗栄子、個人の災害ボランティアについて呼び掛け石川県では、同日時点で個人によるボランティアの募集は行っていません。しかし、被災地の惨状をニュースなどで知って心を痛め、居ても立っても居られないという人も、中にはいることでしょう。紗栄子さんは、そのような気持ちに寄り添いながらも「情報がない中、すぐに現地に向かうべきではない」と発信しました。未だ被害の全容が見えない中、自衛隊や災害救助隊の皆様が行方不明者の捜索や救助活動に当たられております。1人でも多くの命を救えるように、人的被害が出ている災害に関しては、行方不明者の捜索や救助活動の妨げにならないためにも、そして二次災害に遭う可能性も非常に高いため、情報がない中ですぐに現地に向かうべきではありません。特にTVなどで映像が流れている被災地に車で向かうと、現地で渋滞が起き、自衛隊や消防車、支援物資輸送車やインフラ復旧のための緊急車両の通行の妨げとなってしまいます。被災されたかたたちの為にすぐに災害ボランティアに行きたいという気持ちは痛いほどよくわかりますが、個人の皆様の現地入りは今はどうかお待ちになってください。saekoofficialーより引用※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る SAEKO♡(@saekoofficial)がシェアした投稿 災害時には、ボランティアによる人手が必要になります。しかし、ボランティアの受け入れ態勢が整っていない中、個人の判断で被災地に向かうことは、二次災害などの混乱を招きかねません。救助活動の妨げになる可能性もあります。そのため紗栄子さんは「現地に必要な活動を、必要な時期に行うことが被災地では役に立ちます」と、呼びかけたのです。なお『Think The DAY』は、被災地から支援物資の要請が入ったため、現地へ向かう準備をしているとのこと。紗栄子さんの投稿には「迅速に動いてくださり、感謝の気持ちでいっぱいです」「現地へ行かれるんですね。どうかお気をつけて」などのコメントが寄せられていました。令和6年能登半島地震に関する災害ボランティアの募集情報などがあった場合は、石川県のウェブサイトでアナウンスがあるとのこと。「現地で力になりたい」と考えている人は、まず自治体のウェブサイトなどで最新の情報を確認するようにしましょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月04日お笑いコンビ・NON STYLEの井上裕介が2日に自身のアメブロを更新。地震の被害を受けた義実家の状況を明かした。この日、井上は「元旦から石川県を中心に、日本海側で大地震」と述べ「新年を迎えためでたい気持ちなんて、どこにいったっていうくらい衝撃が走った」とコメント。「僕の奥さんの実家が新潟県という事もあり、気が気じゃない状況」だったといい「なんとか連絡も取れて大事には至らなかったけど、家にある皿は全て割れてしまったらしい」と地震の被害を受けた義実家の様子を明かした。続けて「それくらいの衝撃があった、今回の大地震。マジで神様は残酷だと思った」と述べ「災害なんて、いつでも起こって欲しくない」とコメント。「正月からこんな不安な気持ちにならなければいけないなんて」といい「僕は東京に居るので心配する事と、全ての人々の無事を願う事しか出来ないけど、日本海側の人達からしたら、本当に大変な年明け」とつづった。また「自分に何が出来るかわからないけど、とにかく少しでも力になれる事が出来たらと思う」と述べ「1日明けて、津波警報もおさまったり、電車も動き出したみたいで、少しだけ安心ですが、まだ油断は出来ない」とコメント。最後に「とにかく、これ以上何も起きない事を願う」とつづり、ブログを締めくくった。
2024年01月03日お笑いコンビ・ニッチェの江上敬子が2日に自身のアメブロを更新。夫の会社が地震の被害を受けたことを明かした。この日、江上は「皆様、2024年も我々家族をよろしくお願い致します」と切り出し「元旦に、実家の近くの神社で撮りました」と神社での家族ショットを公開。「コメントに、私たちのことを心配してくださるものがいくつもあり、有り難い気持ちでいっぱいです」と述べ「昨日の夜に島根から帰ってきて、ちょっとバタバタしておりました」と明かした。続けて「元旦、島根の公園で家族みんなといた時に、地震のことを知りました」と説明し「私たちは外にいたので気が付きませんでしたが、北陸での大きな地震と分かり、まずは福井のことが頭をよぎりました」とコメント。「幸い福井のお母さんは無事で、お家も大丈夫だった」と現状を報告しつつ「ヒロさんの会社が少し被害を受けたようです」と夫の会社に被害があったことを明かした。また「島根にも、私たちが東京へ飛行機で飛び立った後に津波がやってきた」といい「子供達と遠出をしている時に災害にあう恐怖を、改めて感じました」とコメント。「被災地の皆様、楽しいお正月の最中にこんなことになってしまい、本当にお辛いと思います」とつづった。最後に「帰省していていつもと違う環境の中で被災してしまった方々も、とても不安ですよね」と述べ「考えると胸が痛みます」と心境をコメント。「1日でも早く余震がおさまり、日常が戻ってくることを願いつつ、今回の震災で亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します」と追悼し、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「心配していました」「無事で本当によかったです」「安心しました」などのコメントが寄せられている。
2024年01月03日予想外の事態に突如見舞われた時、一般的に、人は冷静な行動が取れなくなるといわれています。きっとあなたにも、そういった経験はあるはず。頭が真っ白になったり、焦りや不安から思いもよらない行動をとってしまったりするものです。だからこそ、普段から情報を得ることで、いざという時に機転の利いた対応をとれるようにしておきたいですよね。大地震発生時、母親がとっさに行ったこと2024年1月1日の午後、日本海側を中心に全国的な地震が発生。新潟県では、震度6弱もの揺れが観測された地域もありました。新潟県に住む、しょた(@yozehorik)さんの自宅も、強い揺れに襲われたといいます。『災害大国』といわれるほど地震の多い、日本。最初は「また地震か」と思っていても、徐々に揺れが強くなって、やっと事の深刻さに気付くものです。長く強い揺れがやっと収まり、自宅内を確認していた、しょたさん。そんな中で目にしたのは、母親が冷静な対応をとっていたことが分かる光景でした。大きな地震が起こった際に各家庭で起こるのが、家具などの転倒。人間が家具の下敷きになってしまったり、床に散らばった物を踏んでしまったりと、ケガにつながる恐れがあります。そういったトラブルを回避するため、しょたさんの母親は揺れを察知した瞬間、近くにあった食品の箱をかんぬきのように設置!これならば、両開きの食器棚が揺れによって開かないため、中に入った食器が床に散らばるのを防ぐことができます。母親による機転の利いた行動に、「我が家の食器は、母親と麻婆豆腐によって守られた…!」と感服したしょたさん。災害対策のアイディアとしてX(Twitter)に投稿したところ、多くの人から反響が上がりました。・母親の機転が素晴らしい。自分だったらパニックになっちゃう。・このとっさの判断を見習いたい。知っているのと知らないのでは大違い!・こういうのは、めっちゃ大事。食器が割れて足をケガしたら、避難が難しくなる可能性もある。もちろん、何よりも大切なのは自分の身を守ること。しかし、対策方法を頭の隅に入れておくだけで、いざという時にとっさの行動がとれるかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2024年01月02日歌舞伎俳優の片岡愛之助が2日に自身のアメブロを更新。公演中に地震に見舞われ驚いた日の出来事を明かした。この日、片岡は「昨日は名古屋御園座にて、『西遊記』」と切り出し「元旦のスペシャルカーテンコール中の地震でしたので、とても驚きました」とコメント。「免震構造なので、中々揺れが収まらなかった様です」と明かし「一時中断しましたが、無事終える事が出来ました」とつづった。続けて「お客様も皆様無事でホッとしました」と述べつつ「テレビで現地の映像を見ると胸が痛かったです」と心境を吐露。「これ以上の事が無い様、祈るばかりです」とコメントし「本日名古屋御園座、千穐楽確り勤めて参ります」とつづった。
2024年01月02日新たな1年の幕開けである、記念すべき2024年1月1日に日本を襲った、令和6年能登半島地震。日本海側を中心に、多くの地域が家屋倒壊や地割れなどの被害を受け、同月2日12時現在も、さまざまな報告が上がっています。現地では、警視庁災害対策課の特殊救助隊や自衛隊が、人命を守るために身をていして活動。ネット上でも、多くの人が募金や献血を呼び掛けるなど、支援の輪を広げています。令和6年能登半島地震を受け、台湾が支援を申し出地震が発生した同月1日、台湾の蔡英文(さい・えいぶん)総統はX(Twitter)を更新。今回の災害について見舞いの意を表明し、被災した人たちの安全を祈る言葉をつづりました。また蔡総統は、外交部を通して、被災地支援に必要な協力をするよう支援提供の意向を表明しています。震災発生の一報を受け、私はただちに外交部に指示を出し、日本台湾交流協会を通して震災の詳細を把握するとともに、必要な協力を提供する用意があることを日本側に伝えました。また、台北駐日経済文化代表処に対し、現地の台湾人の状況を随時把握し、その安全確保に協力するよう指示しました。@iingwenーより引用日本の石川県を震源とする強い地震が発生したことにつき、心よりお見舞い申し上げます。現地の皆さまがご無事であること、そして一日も早く日常生活を取り戻せるようお祈り申し上げます。…— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) January 1, 2024 東日本大震災をはじめ、日本が災害に見舞われた際にはいつも支援を申し出てくれた、台湾。日本も台湾の災害支援を行ってきたことから、2021年に蔡総統は「いつも日本が温かい手を差し伸べてくれたことを覚えているので、台湾は支援を惜しみません」というメッセージを送っています。その気持ちは、日本も同じはず。災害が起こるたび、手を差し伸べてくれる台湾に、多くの人から感謝する声が上がりました。・いつもいつも、本当に頭が下がる思いです。寄り添ってくれてありがとう。・支援はもちろんのこと、その気持ちが嬉しい。とても心強いです。・温かくて涙が出た。また台湾に旅行をしたいな。不安な時ほど、支えてくれる人の存在を心からありがたく感じるもの。多くの日本人が抱く『日台友好』の想いは、きっと台湾に届いていることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2024年01月02日日本損害保険協会北海道支部(委員長:加川 克仁・あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 北海道地域担当 執行役員)は、2024年1月27日(土)に「胆振東部地震を振り返る地震防災・減災シンポジウム」をオンラインで開催します。2018年9月6日に発生した北海道胆振東部地震を振り返りながら、内陸部を含む地震リスクを知り、どのように備え、被災後にどのように生活を立て直すかなど、災害からの教訓を自分のこととして学び、備えを行動に移していくためのシンポジウムです。本セミナーの参加は無料です。北海道にお住まいの方はもちろん、他の都府県にお住まいの方にも有意義な内容ですので、ぜひお気軽にご参加ください。シンポジウム案内チラシ■開催日時2024年1月27日(土) 13時30分~16時15分(予定)■開催方法オンライン(ZOOMウェビナー) ※参加無料、要申し込み■プログラム13時30分 開会挨拶(主催者)13時35分~14時05分 講演(1)「胆振東部地震からの復興プロセス」定池 祐季 氏(東北学院大学地域総合学部政策デザイン学科准教授)14時05分~14時35分 講演(2)「北海道の地震リスクと考えられる被害」阿南 恒明 氏(札幌管区気象台気象防災部地震情報官)14時45分~16時15分 パネルディスカッション「私たちの暮らしを守る備えと情報」コーディネーター:山崎 登 氏 ※正式にはたつさき(国士舘大学教授・元NHK解説副委員長)パネリスト(1) :定池 祐季 氏(東北学院大学地域総合学部政策デザイン学科准教授)パネリスト(2) :米津 仁司 氏(国土交通省北海道開発局建設部部長)パネリスト(3) :原 祐二 氏(一般社団法人厚真町観光協会事務局長)パネリスト(4) :岡本 正 氏(銀座パートナーズ法律事務所 弁護士・博士(法学)・気象予報士・北海道大学公共政策学研究センター上席研究員)パネリスト(5) :大知 久一(一般社団法人日本損害保険協会専務理事)■主催等主催:一般社団法人日本損害保険協会北海道支部後援:財務省北海道財務局、国土交通省北海道開発局、北海道、札幌管区気象台、一般社団法人北海道損害保険代理業協会/報道機関:北海道新聞、NHK札幌放送局■参加申し込みQRコードまたは下記URLから申し込みフォームにアクセスし、必要事項をご登録ください。※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月27日一般社団法人 日本損害保険協会では、関東大震災100年を契機に、地震への備えについて今一度見直すためのコンテンツとして、地震発生時の住まいの推定被害状況を確認できる新デジタルコンテンツ「地震被害チェッカー」を2023年8月30日(水)より特設サイトで公開します。■画面上の住まいに「地震」を疑似演出。震度別の被害状況を可視化!「地震被害チェッカー」は、地震が起こった場合に、自分や家族の暮らしを支える「住まい」がどの程度被害を受ける可能性があるのかを可視化するデジタルコンテンツです。「地震被害チェッカー」では、建物の構造や耐震性をもとに区分した4つのパターンから建物を選択した後、スマートフォンの加速度センサーを活用して実際にスマートフォンを揺らすことで、推定被害がチェックできます。加速度センサーによってスマートフォンの揺れを感知し、画面上に表示された建物が壊れ、「震度5弱~5強」「震度6弱~6強」「震度7」の3段階で、選択した建物の屋外/屋内双方の具体的な被害内容が提示されるため、震災後の住まいの状況をリアルに感じ取ることができます。関東大震災100年を契機として防災意識が高まるなか、より具体的に地震の被害想定をイメージできるようにすることで、地震への備えについてさらなる意識向上を図るとともに、地震保険の必要性を呼びかけるコンテンツとなっています。「地震被害チェッカー」(マイナビウーマン編集部)
2023年09月07日一般社団法人 日本損害保険協会では、関東大震災から100年を迎える2023年度の地震保険の新広報キャラクターとして女優の黒木華さんを起用した、新CM「地震保険って、なんで必要?」篇を2023年8月31日(木)より全国で放映を開始しました。新広報キャラクターを務める黒木華さんは、2018年の大阪府北部地震で震度6弱を記録した大阪府高槻市の出身。震災という誰しもに起こり得るリスクを説得力のあるメッセージとして共有できる方であることから、今回、関東大震災から100年という節目の年に、広報キャラクターに就任しました。新CMは「なぜ、地震保険に入るといいんだろう?」という黒木さんの自問自答から始まります。あたたかな木漏れ日が降り注ぐアトリエ空間。黒木さんの傍らには、日本地図が描かれた大きなキャンバス。その地図に重なるようにして、実際、過去に保険金を受給された方々から、それぞれの「暮らし」が地震保険によって守られたエピソードが語られます。そんな受給者の声を聞いた黒木さんが、地震などの大きな災害が発生した後にも一人ひとりの大切な暮らしがあるという当たり前のことや、「もしも」のとき、暮らしを守るために必要なものは何なのかという答えに気がつく、というストーリーとなっています。地震保険に対する漠然とした疑問から、「気づき」を得た瞬間まで、繊細に表現する黒木さんの表情の変化は必見です。また新TVCMの放映にあわせ、3種類のWEBCMも公開。WEBCMでは、アトリエの持ち主である友人とともに、地震保険の必要性についてさらに理解を深めていく黒木さんの様子を描いています。TVCM同様、黒木さんのあたたかな空気感が受給者の声を優しく受け止め、視聴者にも伝わっていく、そんなCMとなっています。(マイナビウーマン編集部)
2023年09月07日画像は(株)Smart119 提供大地震が起こった時の正しい行動、帰宅方法とは?100年前に発生した関東大震災は、近代化された都市の罹災状況を写真や映像から知り得る震災です。建物の倒壊、火災、また避難する人々の救助の様子が記録されています。2011年の東日本大震災では、首都圏において「帰宅困難者」が生じました。二次的な被害、救命活動に支障が出てしまうことから、震災直後の人々の行動が課題点となっています。今回、同社は救急集中治療医と救急救命士の見地から、地震発生時の正しい行動を、親しみやすいマンガで解説しています。なおこの資料は学校、企業、公共機関、町内会等で自由に配布・利用することが可能です。救急集中治療医・中田孝明氏が解説関東大震災から100年。近代化された首都圏で発生した震災で、倒壊した建物と大規模な火災、不確かで少ない情報のなかで、人々の困惑を極める状況が映像や写真で記録されています。また2011年の東日本大震災では、震源から離れた首都圏において、公共交通機関の運行停止によって、通勤・通学者515万人(内閣府推計)の「帰宅困難者」を生じさせ、駅周辺は混雑を極め、道路では大渋滞が生じました。震災直後は、状況判断ができないことから不安に駆られますが、安全を確保した上で冷静に行動することが、災害対応の第一歩です。2つの震災の経験を踏まえ大地震への備えとして、震災発生時からの「行動」を考えておきましょう。災害の被害を軽減させるには、自らの身を守る自助、次に周囲と助け合う共助、そして国や自治体などによる救護活動である公助という考えが基本にあります。まず、自助として地震が発生したら頭部を守る、そして避難ができるよう出入り口を確保します。次に、共助として揺れが収まってもむやみな移動を控え安全な場所で、周囲と支え合いながら留まります。公助では、震災発生から3日程度は、救護活動が優先されます。道路に人が溢れると緊急車両の通行の妨げになり、結果として救命への支障となります。また電車などの公共交通機関は安全性確保のために運行されません。道路や駅周辺へ近づかないようしましょう。駅前に多くの人が集まると「群集雪崩」などの二次被害が発生する原因となりかねません。安全な場所に滞在することは、共助の一つでもあるのです。またテレビ、ラジオの公共放送や行政機関などのSNSやHPからの正確な情報確保し、家族との安否確認には「災害伝言ダイヤル」を活用しましょう。震災後に安全性が確認されて帰宅できる段階になっても、公共交通機関の使用ができず徒歩となることが考えられます。職場から自宅までの経路を把握しておきましょう。徒歩帰宅者へ飲料水やトイレなどを提供し支援する「災害時帰宅ステーション」が、コンビニエンスストアなどの店舗で設置されます。発生が懸念されている首都直下型地震や南海トラフ地震などは、多くの人々が罹災者となることが予測されています。大地震が起きた時の行動を知っておきましょう。一人ひとりの冷静な行動が減災へ結びつきます。ポイント揺れが来たら頭を守る、出入口の確保を・鞄などを乗せる、机の下に潜るなどして頭を守りましょう。・避難ができるように出入口を確保しましょう。むやみに移動を開始しない災害が発生すると、救助・救急活動、消火活動、緊急輸送活動等の応急活動が行われます。道路に人がいっぱいになると、救急車、消防車が通れなくなります。安全な場所にまずはとどまる地震発生から少なくとも3日間程度は救助・救急活動が優先されます。職場、学校、一時滞在施設などにとどまることを考えましょう。駅周辺には近づかない災害発生直後は、駅周辺にはたくさんの人が集まり、混乱が発生します。また、公共交通機関は不通になっていることもあるため、駅周辺には近づかないようにしましょう。正しい情報を手に入れよう行政や公的機関、国土交通省や電力会社、交通機関各社のSNS公式アカウント、HPでも情報発信を行なっています。災害時の情報確認に活用しましょう。安全を確認したら「安全に」「自力で」「歩いて」帰宅災害が発生すると公共交通機関は使用できず、歩いて帰る可能性が高くなります。事前に職場から自宅への帰宅経路を知っておきましょう。災害時帰宅支援ステーション災害時の徒歩帰宅者を支援するために「水道水」「トイレ」「道路情報などの情報」「近隣の避難場所に関する情報提供」の提供をしてくれる店舗のことです。救助・救急活動が落ち着いた後に徒歩で帰宅する人を支援する取組みによるもので、コンビニ、レストラン、ガソリンスタンドなどがあります。全国43都道府県に普及しています。◆解説者中田孝明株式会社Smart119 代表取締役千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授◆監修協力新井久美子(救急科専門医)鈴木正敏(Smart119:救急救命士)中山翠(Smart119)◆印刷用資料ダウンロードリンク◆参考資料・内閣府:保存版震災時の帰宅行動ーそのときあなたはどうする?ー・内閣府:大規模地震の発生に伴う 帰宅困難者対策のガイドライン◆医療情報イラストレーション・シリーズ ホームページ(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅災害時に乳幼児・妊産婦が使える「福祉避難所」を知っている親はたったの7.8%、子どもの防災グッズは用意している?✅停電しても消えない電球「tsuita(ついた)」が発売! 停電時に内蔵バッテリーで自動点灯、普段使いもOK✅自転車のヘルメット、努力義務化されたが8割超は「着用していない」【子どもの送迎を自転車で行っている女性へのアンケート】
2023年09月04日平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。日々の食糧や日用品が手に入らないだけでなく、ライフラインも当然停止。主人公は、当たり前だと思っていた日常のありがたさを実感します。そして東日本大震災から2カ月が経過。復興に向けて国は動き出しますが……。大震災から学んだこと 震災後10年を経て子どもを出産した主人公は、里帰り中にまたもや大きな地震を経験します。 ところが、ふいに東日本大震災の記憶は蘇るものの、恐怖からすぐに正しく判断することができませんでした。 結局外へ出たところですぐに揺れはおさまりますが、以前の教訓が活かされていないことを主人公は実感。 その後、大切な子どもを守るためにも避難所の場所の確認や食糧と日用品のストックなどを行い、今度こそ冷静に行動することを誓ったのでした。 いざというときに、恐怖で足がすくんで動けなかったという経験をしたことがある方も少なくないのでは?今回の地震は、東日本大震災から10年しか経っていない中での出来事でしたが、恐怖感からとっさの判断ができなかった主人公。 それだけ、自然災害は恐ろしいものなのかもしれません。大切なのは、いつ何が起こるかわからないのが自然災害であることを常日頃から忘れないこと。 災害に向けて食糧のストックや家族との話し合いなど、できる備えをしておくことが、命を守ることにつながります。 東日本大震災で貴重な命を落としてしまったたくさんの方々のためにも、当時の経験や教訓をいつまでも忘れずに心に留めておきたいものですね。著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年09月04日平成23年3月11日、誰もがかつて経験したことのない大地震が起こりました。主人公は、まるで日本が終焉を迎えたかのような景色を目の当たりにすることに。次第にスーパーやガソリンスタンドは人でごった返し、人間関係は荒んでいきます。そんな中、普段は口数も少ない隣に住むおじさんが煮物を分けてくれ「大変だけど…頑張ろう」と声をかけてくれたのでした。全員が大変な場面で非情に振る舞う人もいれば、隣のおじさんのように気にかけてくれる人もいることを知った主人公。非常時では、人の本質も垣間見えます。そして、震災から9日後… インフラや都市機能が回復する目途も立たず、精神的に不安な日々を過ごす主人公。 さらに電力供給を安定させるための計画停電も始まりました。いつ電気が止まるかわからない状態なので、入浴や食事も一苦労……。 これまで当たり前だと思っていた生活が一転し、主人公は改めてライフラインの重要性に気付くのでした。 ライフラインが復旧しない中で食糧や日用品などの生活必需品が手に入らない生活は、とてつもない恐怖だったのではないでしょうか。 「いつまでこんな生活が続くのか……」「次に余震が来たら……」など、不安や心配事は絶えなかったはずです。 主人公が感じたように、当たり前の日常は本来貴重でかけがえのないもの。 スイッチを押せば電気が点く、蛇口をひねれば水が出るという技術が進歩した生活の中では、失ってからでないとそのありがたさに気付けないことも多いでしょう。こういった災害には日頃から備えておくとともに、改めて身の回りの環境やいつも自分を支えてくれている人などに感謝しながら日々生活を送っていきたいですね。著者:マンガ家・イラストレーター コメダ
2023年09月03日