俳優の田中美佐子(64)が27日、自身のインスタグラムを更新。長女(21)との親子2ショットを公開した。花粉症の田中は、「顔が痒くなる」という最近の悩みとともに身に起こった出来事を紹介。この一件にまつわる親子エピソードも披露し、長女の前向きさに「こういうことが言えるとこ、好き」とノロケていた。投稿では、最近の手作りご飯の写真に加え、仲むつまじい親子2ショットをアップ。桜の花を背景に撮られたもので「#綺麗だったから娘と記念に」と伝えた。コメント欄には「アタイも花粉症」「素敵な娘ちゃん」「娘さんポジティブでサイコーです」「いつも美味しそうなご飯、みさこさんちの娘さんがうらやましー」「娘ちゃんとお花見行ったらまたアップしてくださいナ」など、さまざまな反応が寄せられている。田中は、お笑いコンビ・Take2の深沢邦之(57)と1995年に結婚、2002年12月に長女を出産した。深沢とは23年6月に離婚、インスタグラムでは「どうぞこれからも変わらず、パパと私をよろしくお願いいたします。今までありがとうございました。大学生のパパと出会ってから33年以上。心から感謝しています」とコメントした。
2024年03月27日「6月7日、田中美佐子さん(63)と、深沢邦之さん(56)がそれぞれのSNSで離婚を発表しました。結婚当初、田中さんがトップ女優ということもあって“100倍格差婚”ともいわれましたが、2002年には子供も授かり、おしどり夫婦とみられていました。お嬢さんが成人を迎えたことで、夫婦のあり方を見つめ直すきっかけになったのかもしれません」こう分析するのは、芸能レポーターの菊池真由子さんだ。5月には、香坂みゆき(60)と元タレントの清水圭さん(61)との離婚が報じられたばかり。こうした結婚生活20年以上の“熟年離婚”は増加傾向にある。厚生労働省の人口動態調査によると、全離婚のなかで熟年離婚が占める割合は、1990年には約14%だったのが、2020年代に入ると20%を超えるようになった。『別れても相続人』(光文社)の共著本もある、夫婦問題診断士協会代表理事の寺門美和子さんはこう語る。「夫婦の価値観の違いは、若いうちは魅力であっても、年齢を重ねズレが大きくなるとストレスになります。子供の独立、夫の定年退職、親の死など、シニアには大きなライフイベントがありますよね。その際、“このままこの人と一緒の人生でいいんだろうか”と、離婚マインドになりやすいんです」しかし、気分だけで離婚した結果、経済的に困窮したり、親子関係がギクシャクする人も……。「一方、うまく離婚したおかげで、いきいきしたシニアライフを送る人も多くいます」(寺門さん)それでは“成功する熟年離婚”の秘訣を芸能人に学んでみよう。■田中美佐子に学ぶ「仕事はやめない」「田中美佐子さんは、出産の時期を除き、女優としてずっと活躍し続けています。経済的自立ができていることは、離婚後の生活に大きな安心感を与え、精神的にも前向きになれます」(寺門さん)前出・菊池さんも語る。「離婚後にSNSで《これからは1人飯!とか娘と2人飯!とか言っていいんだなー》と、長女と2人でラーメンを食べたことを発信していました。離婚をプラスに捉えているようです。また、趣味の釣りに関する発信もしています。仕事もプライベートも順調でますます輝くのではないでしょうか」経済的基盤をしっかり作っておくためにも、仕事がある人は続けておく必要があるのだ。■鈴木保奈美に学ぶ「万全の準備する」「とはいっても、すでに仕事を辞めている人もいるでしょう。経済的な不安から離婚できない人は、鈴木保奈美さん(56)を参考にしてほしいです」(寺門さん)“豪邸なのに自室がない”“深夜外出禁止”など、厳しいルールが課せられていたという保奈美。「石橋貴明さん(61)の意向もあったといわれ、女優から専業主婦に。また、過去のインタビューでは、女性が『誰かのママ』『誰かの奥さん』と呼ばれることに疑問があるとも語っていました」(菊池さん)こうした窮屈さがあったのだろうか。保奈美は2011年ごろから本格的に女優業に復帰すると、年々仕事を増やしていき、離婚前には自分名義のマンションを購入していたと報じられている。「かなり前から準備していたのかもしれませんね。やはり離婚は3~5年スパンで、貯蓄したり資産を運用したり、離婚後を見据えてじっくり準備するものです」(寺門さん)最初はパートでいい。離婚を考えている人は準備を始めてほしい。■香坂みゆきに学ぶ「財産分与はしっかりと」「昨年、清水圭さんが芸能界引退を発表しました。一方で香坂みゆきさんは、歌手活動を再開しています。お互い“芸能界”に対しての考え方の相違が大きくなったのも、離婚の原因のひとつかもしれません」(菊池さん)財産分与でもめるのは定番だが、香坂は清水さんとの間では冷静に話し合いがもたれたともいわれており、離婚前に自宅の所有権が香坂に移ったという。「住む場所の確保は重要です。家賃が払えず、生活レベルを落として後悔する熟年離婚の経験者も多いんです。私の相談者のなかに、退職金は元夫に譲るかわりに、自宅をもらったため、少ない収入でも、経済的な心配がなく生活している人がいます」(寺門さん)一刻も早く離婚したいと思っていても、未来の自分のために、財産分与の協議はしっかりしよう。■河野景子に学ぶ「子供を味方につける」元夫の貴乃花光司(50)が突然、相撲部屋を廃業するなどしたことが発端で、離婚に至ったといわれる河野景子(58)。「娘の白河れいさん(21)は、情報番組にレギュラー出演されることが発表された際に、母には応援されているが、父には3年ほど会っておらず、報告もしていないと告白していました」(菊池さん)長男の花田優一(27)も、母とは良好な関係を築いている一方、父とは没交渉になっていることを明かしている。離婚後に関係がギクシャクする親子も多いが、景子と子供たちの関係は良好なようだ。「熟年離婚の場合、年齢的にも親は高齢で相談しにくい。一方で成長した子供に寄り添ってもらうと心強いものです」(寺門さん)離婚後、景子はあらたな恋人との交際が報じられたが……。「子供が味方であり、理解が得られれば、離婚後の新たな恋愛にも応援する立場に立ってくれるケースも多いんです」(寺門さん)■つちやかおりに学ぶ「元夫と交流を保つ」離婚して夫婦関係が終わっても、子供の母親と父親という関係は変わらない。「もう孫がいるつちやかおりさん(58)。家族で集まるときは元夫のふっくん(布川敏和、57)も参加していて、写真などもSNSにアップしています」(菊池さん)もちろん離婚原因がDVやモラハラなどであれば交流を持つ必要などない。しかし、“顔を見るのも嫌”というほどでもなければ、交流を続けてもいいかもしれない。「夫婦ではなくなっても、お互いが親として、祖父母として“細く、長く付き合う”のは、理想的な熟年離婚後の関係性です。離婚後も、子供や孫の教育、相続などについて話し合うことはあるので、連絡が取れる状態にしておくといいですね」(寺門さん)人生100年時代。50代、60代でも、まだ長い人生が待っている。夫との生活が耐え難いものになっている人は、“成功した”芸能人の法則を念頭に、熟年離婚を考えてみてもいいかもしれない。
2023年06月22日6月7日、女優の田中美佐子(63)との離婚を報告したお笑いコンビ・Take2の深沢邦之(56)。’95年の結婚以来、おしどり夫婦として知られていた二人だが、パートナーを失った深沢の今後には暗雲が漂っている。’95年に田中と結婚した当時、深沢は駆け出しのお笑い芸人。田中の年収は1億円とも言われていたため、深澤との結婚は“収入格差婚”として注目を集めていた。ただ、世間だけでなく深沢自身も結婚に躊躇を感じていたようだ。’20年8月、「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演した田中は、深沢にプロポーズした際に「考えさせてほしい」と保留されたことを明かしている。そんな深沢の背中を押したのは、深沢の父だった。悩む深沢に「忙しくしている女優さんが世界でたった1人、お前を選んでくれた。お前にしかない良さが彼女にとってあったんだから、お前はちゃんと主夫になって彼女を支えてあげなさい」とアドバイスしたのだという。主夫となることを決意し、父の教えを守っていた深沢。特に’02年12月に第1子の長女が誕生して以降、率先して家事や子育てにいそしんだ。当然仕事はセーブし、もともとのお笑い芸人としての仕事からも遠ざかっていった。6月10日、自身が出演する舞台の前説で「とにかく明るいバツイチです」と会場を自虐ネタで沸かせたという深沢だが、今後の人生は明るいことばかりではなさそうだ。「Take2の相方である東貴博さん(53)は“不仲”なことで有名です。今後もコンビで仕事をするということはないでしょう。東さんの妻である安めぐみさん(41)も、二人のことを『とっても仲が悪くて、私も触れられない』と語っていたほどですから。情報番組などでのタレントとしての活動も下火気味。現在唯一のレギュラー番組である『噂の!東京マガジン』(BS-TBS)も’21年からBSに格下げされています。これからタレントとして芸能界で再ブレイクするのは現実的ではないでしょう」(芸能関係者)’20年から始めたYouTubeも登録者数1千人をわずかに超えた程度。趣味の登山や剣道に関する動画をこれまでに1033本投稿しているが、再生回数100回にも達しないものが大半だ。7日に投稿した離婚に関する動画さえ12日16時の時点で再生回数は2839回に留まる。タレントとしての世間からの関心はかなり薄いようだ。「深沢さんもこれまで俳優として、たまに舞台などに出演していましたが、俳優としての稼ぎや格は田中さんのほうが何倍も上。田中さんは育児休業明けも、オファーが絶えることなく、最近も『きのう何食べた?』(テレビ東京系)や映画『糸』など話題作に出演し、最近はバラエティ番組での飾らない姿も話題です。田中さんが大黒柱として家計を支えてきただけに、今後財産分与などあるかもしれませんが、離婚後の深沢さんの収入は大幅に減ることが予想されます」(前出・芸能関係者)さらに、中高年の多くが抱える悩みも直撃する……。「近年、深沢さんは高齢になる両親の面倒も見ていて、毎週のように鎌倉から実家のある都内まで通っていたようです。今後、介護をしながら仕事を続けていくのは簡単なことではないでしょう」(前出・芸能関係者)第二の人生、どう歩んでいくのか。
2023年06月12日お笑いコンビ・Take2の深沢邦之(56)と女優の田中美佐子(63)が7日、双方のインスタグラムを通じて、離婚を発表した。深沢は「突然のご報告になりますことをお許しください」と切り出し、「この度、深沢邦之、田中美佐子は、婚姻の解消に至りました」と報告。「2人を応援してくださったファンの皆様、支えてくださった皆様に対してこの様な結論に達してしまった事、誠に申し訳なく思っています」と詫びた。その上で、「しかしながら2人で話し合って出した結論ですので受け止めて頂けたら幸いです」と補足。「今後も今までと変わらず日々感謝の気持ちと共に精進して参ります」と気持ちを新たにし、「これからも引き続き田中美佐子、深沢邦之 ご支援、ご指導宜しくお願い致します」「この度はお忙しい時間を割いてお付き合い頂き、ありがとうございました」とつづった。一方の田中は、「皆様大変ご無沙汰しております。私はとても元気にしております!」と明るい書き出しから、「そして、この場をお借りして皆様にご報告があります。パパと私はお別れすることになりました。いきなりでびっくりされた方もおられると思いますが、ここまでに至るまで、私たちにはとても長い年月がかかりました」と説明。「いつも私たちを応援してくださっていた友人、仕事関係者の方々、お世話になったたくさんの方々には、こうした結論に至ってしまったこと、本当に申し訳ありませんでした」と心境を伝え、「中々言えなくて、パパも私も苦しかったです。ほんとにごめんなさい」「ある方にこれは人生において前向きなことなんだとアドバイスをいただき、こうしてご報告することを決意いたしました」と経緯を明かしながら、「どうぞこれからも変わらず、パパと私をよろしくお願いいたします。今までありがとうございました」と思いを記した。最後に田中は深沢に向けても、「大学生のパパと出会ってから33年以上。心から感謝しています」「ありがとう」とメッセージ。「そして、どうか静かに見守ってくださるとありがたいです。ご報告でした。聞いてくださりありがとうございました。みなさん、『いいね』しにくいかもしれないけど、『いいね』してね!」と結んでいる。2人は1995年11月に結婚し、2002年12月に長女が誕生。田中は今年1月、インスタグラムに長女とのツーショット写真をアップし、成人を迎えた喜びをつづっていた。
2023年06月08日●イジメられていた時代に感じた“お笑いの力”『さんまのお笑い向上委員会』や『水曜日のダウンタウン』などで強い存在感を示しているお笑い芸人・チャンス大城。そんな彼の半生を綴った自伝『僕の心臓は右にある』が発売された。学生時代の壮絶なイジメからNSC(吉本総合芸能学院)入学、さらに芸人になってからの数奇な出会いが綴られた本書を読むと「人生はなにがあるか分からない」と言いたくなるほどドラマチックだ。いまや街でも多くの人に声を掛けられるようになったという大城だが、自身のなかでの変化をどのように感じているのだろうか。○■間寛平、ダウンタウン、さんまのラジオが心の支えに大城の出身は兵庫県・尼崎。引っ込み思案で人と話せなかったという大城は、幼少期からイジメられていたという。そんななか、間寛平やダウンタウン、明石家さんまのラジオが心の支えになっていた。なかでもダウンタウンの松本人志が話していた「面白い奴はイジメられない」という言葉は大城少年の心に強く残っていた。「ずっと人前でしゃべれない人間だったので、自分でも暗い奴だと思っていたんです。でも小学校5年のときにF1カーのモノマネをしたら、友達が笑ってくれて。担任の先生も『お楽しみ会などでやってみて』なんて言ってくれて、一瞬人気者になったんです」。それでも中学生になると、周囲にはいわゆる不良と呼ばれる人間が多く“お笑い”を封印していたという大城。そしてまたイジメに合い、暗黒の時代がやってきたという。そんななか大きな転機が訪れたのが、中学2年生のとき。「ダウンタウンさんが司会を務める『4時ですよーだ』という番組のなかに素人が一発芸をやるようなコーナーがあったんです。そこでF1のモノマネをして優勝したんです。そこでいろいろな人に声を掛けてもらったり、不良に呼ばれて『ギャグやってくれ』って言われたりして、イジメが減ったんですよね。そこで松本さんが言っていた『面白い奴はイジメられない』というのを再認識できた気がしました」。○■死ぬまでの時間稼ぎ的な感覚で過ごしていた売れない時代そこからお笑いの力を信じ、中学生ながらNCS大阪校に8期生として入学。千原兄弟やFUJIWARAらの同期となるが中退。その後も紆余曲折しながら芸人として活動を続けるが、まったくと言っていいほど目が出なかった。「途中事務所にも入れなくて、まったく売れる気配すらなかったんです。こんな言い方するものどうかと思いますが、死ぬまでの時間稼ぎ的な感覚で過ごしていました。テレビなどメディアには出られない。でもインディーズファンっているもので、まったくお金になりませんでしたが、その人たちを笑わすことだけが生きる目的みたいな感じでした」。それでも飲みに行ったりすると、つい自分の生い立ちを面白おかしく話してしまう。どうしても誰かを笑わせたいという衝動に駆られる日々だった。「どんなに食べられなくても、やっぱり好きなんでしょうね。僕はいま47歳ですが、普通ある程度の年齢になれば、居酒屋をやったり、なにか違うことをすると思うんです。でも僕は正直、中学生のときとまったく変わっていない。悪く言えば成長していない。僕はおつむが弱いので、いまどきの人みたいにYouTubeをやったりとかもできない。もう人を笑わせたいという思いしかないんです」。●全国放送で知名度アップ! 風呂&冷暖房付きの生活に○■お酒で大失敗! そこからさらに芸人道にまい進純粋な思いを抱きながらも、なかなか目が出ない芸人人生。大きな転機となったのが2017年に出演した千原兄弟が定期的に行っているトークイベント「チハラトーク」への出演だ。「もともとNSC8期生の同期という繋がりがあったのですが、2013年にある芸人さんのきっかけで、千原せいじさんにお会いする機会がありました。そのとき僕の『オッヒョッヒョ』というギャグを覚えていてくれたんです。そこでせいじさんの居酒屋で働かせていただくようになったことから、縁が繋がって……。そこで『チハラトーク』に出させていただいたことで、その後『人志松本のすべらない話』や『とんねるずのみなさんのおかげでした』の“細かすぎて伝わらないモノマネ選手権”に出られることになりました」。どちらもしっかりと結果を残し、“チャンス大城”の名前は徐々に浸透していく。しかし『人志松本のすべらない話』で、大城はお酒による失敗をしてしまった。「打ち上げで大酒を飲んでしまい、松本さんに絡んだりして、やらかしてしましました。もう本当にすべてが終わったと思うぐらい。これまでどんなことがあっても辞めなかったお笑いを辞めようと思いました。松本さんに失礼なことをしたのはもちろんですが、『すべらない話』に僕を推薦してくれた千原兄弟の顔にも泥を塗ってしまったので。もう全員に謝りました。まあ暴力とか暴言とかではなかったので、皆さんとても寛大だったのですが、そのときお酒はやめよう、絶対お笑いを頑張ろうと誓ったんです」。○■風呂&冷暖房付きの部屋に喜び「それだけでうれしかった」お酒を断ち、住んでいた家を出て改心した。そして誰かの役に立とうという思いで「吸殻拾い」を毎日行った。「毎日欠かさず吸殻拾いを続けていくなか、ある日空に向かって『吸殻拾い続けるので、ちょっと仕事をいただけませんか?』とお願いしてみたんです。すると千原せいじさんから『さんまのお笑い向上委員会』に出てみたらと紹介していただいたんです。そこからさんまさんにも少しずつ呼んでいただけるようになって……」。2018年当時、風呂なしアパートに住んでいたという大城。現在は風呂と冷暖房がついた部屋に引っ越すことができたという。「もうそれだけでうれしかった。クーラーのある部屋に住めるようになったのは、ここ2年ぐらいなので。夏にクーラーのなか、高校野球を見ながら寝るというのが僕の憧れだったので」。街でも声を掛けられることが増えたという大城。しかし「お金持ちになりたい」や「良い車に乗りたい」など、ある意味で俗っぽい夢は一切ないという。「レギュラーがあるわけでもないですし、来月仕事がゼロになる可能性だってある。努力を怠ったらどうなるか分からない世界。まあ長くこの世界でやっているので、自分のポジションというのは分かっているつもり。限りなく素人に近い芸風なので、そんな大層な生活なんて望んでいません(笑)」。●すべてが不思議な縁で繋がっている人生○■さんま、ダウンタウン、千原兄弟を笑わせることが目標ある意味で欲がないように感じられる大城。彼の芸人としてのモチベーションはなんなのだろうか――。「僕にとって恩人である千原兄弟さん、さらに素人のときからの憧れであるダウンタウンさんや明石家さんまさん、いまこのお三方とお仕事をご一緒しているということが、自分でも信じられないことなんです。そんな方々を僕のギャグで笑わせることができたら……こんなに幸せなことはないですし、大きな目標です。まあ『水曜日のダウンタウン』は笑かしているというよりはドッキリ仕掛けられているだけですが(笑)」。『水曜日のダウンタウン』のリアクション一つをとっても、これまでの大城の経験は大いに役に立っているという。「まあ雑草魂ではないですが、僕がイジメられていた学生時代の経験が、いろいろなところで活きていると思います。もし尼崎でイジメられた青春時代ではなく、田園調布などで平々凡々に暮らしていたら、こうはなっていなかった。その意味で、昔の自分を肯定できるというのはお笑いという仕事の素晴らしさなのかなとも思うんです」。イジメにより、お笑いのラジオが拠り所になっていた幼少期。素人として出た番組でダウンタウンと出会い、さらにNSCに入学したことで、千原兄弟とも接点ができた。そのときはまったく先に繋がらなかった事象だが、俯瞰でものを観ると、すべてがいまの大城に繋がっている。「本当にそう考えると人生って不思議ですよね。中学生のときNSCに入ったときは、挫折して辞めてしまいましたが、それがなければせいじさんに後々声を掛けてもらえることもなかったと思うと、梅田花月に行ってNSCの募集を見たときから、すべてが始まっていたんだなと思います」。○■映画化するなら――理想のキャスティング像を明かす■チャンス大城本名は大城文章。1975年1月22日生まれ、兵庫県尼崎市出身。1989年、中学3年で大阪NSCに入るが退所し、定時制高校に通う。1994年、再び大阪NSCに入るも、また退所。上京後、地下芸人時代を経て、2018年3月よりデビュー時に所属していた吉本興業に復帰。座右の銘は「おまえ、その執念、忘れるなよ」。
2022年08月08日宅間孝行が作・演出・出演を務める「タクフェス」の第7弾、『流れ星』東京公演が11月13日(水)に開幕する。俳優や業界人にファンの多い宅間作品、今回は田中美佐子、飯豊まりえが初出演を果たす。同作は、2006年に初演、2009年に再演された劇団「東京セレソンデラックス」の代表作。今回はキャストを一新して、10年ぶりのお目見えとなる。物語の舞台は、高度経済成長期真っ只中の昭和45年、東京。人と人とが、まだかろうじて、人情でつながっていた時代だ。宅間のコメントによると「愚直な、不器用な古き良き日本人の姿に、グッとくることと思います」とのこと。東京の片隅にある古びた下宿屋「徳秀館」を営む星野謙作(宅間)と夏子(田中)夫婦の仲は冷え切っていた。ある日、謙作が出先で突然倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。その初七日を終えた夜、魔法使いを名乗るマリー(飯豊)に導かれ、夏子は謙作と結婚をする前の時代にタイムスリップをすることに……。かけがえのない人の、かけがえのなさに気づく時、その人はもういない。身を切るような切なさは、きっと誰の胸をも打つことだろう。大切な誰かがいるのに、伝えたい言葉が見つからない。そんなあなたはハンカチを握りしめて劇場へ行こう。11月24日(日)までサンシャイン劇場、11月28日(木)から12月1日(日)まで愛知県産業労働センター ウインクあいち、12月4日(水)から8日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて上演。文:小川志津子
2019年11月12日「みなさん日本国憲法ってちゃんと読んだことあります?私もいつ読んだのかなんて全く覚えていませんでした(笑)」快活に語るのは、女優の渡辺美佐子(86)。最新作映画『誰がために憲法はある』(4月27日よりポレポレ東中野ほか順次ロードショー)で彼女が挑んだ役は、なんと日本国憲法。渡辺が演じる“憲法くん”は、ピン芸人・松元ヒロ(66)が十八番とする憲法を擬人化した一人語りだが、戦争を経験した俳優に語ってほしいという、井上淳一監督の熱望で渡辺に託された。「台本を読んだら、すごくわかりやすくて。憲法というと私たちが守らなければいけないものという感覚があったんですけど、それ以上に国が暴走しないようしっかり歯止めをかけるものなんだなと、あらためて知りました」セリフを覚えるのは大変だったが、心に響く言葉があったという。「『私(憲法くん)はこの70年間、戦争という名の下で1人も殺していません。1人も殺されていません。それを私は誇りに思っています』と。そこは語ってみたいなと思いました」“憲法くん”は12分の短編だが、本作は渡辺が戦争を経験した女優たちと34年間続けてきた、原爆朗読劇の閉幕を追ったドキュメンタリーとの二部構成になっている。「私のなかでは全然別のお話だったので、最初はすごく違和感がありました。でも、考えてみればどちらも『あんな戦争は嫌。とにかくこの平和を守りたい』という目的は同じなんですよね」映画の公開は、平成から令和へと新しい元号に変わる時期だ。「『令』は万葉集ではいい意味だそうですが、『命令』とか『令状』とかあまりいいイメージではないですね。『和』から思い浮かぶのは『昭和』で、私にとって『昭和』は戦争のイメージがものすごく強くて。だからこそ、私たちの活動が終わっても、映画として何年先でもみていただけるのはありがたいですね」これまでの活動に一区切りをつけた渡辺さんに今後の目標を聞くと。「私これまでに、井上ひさしさんの一人芝居『化粧』を28年演って、原爆朗読劇を34年演ったんですよ。またそんなに長く演ったらどうなります(笑)。ただ、私にできそうでなんかおもしろそうと思ったらやらせてもらいます。これから新潟で最後の瞽女(盲目の三味線弾き)の映画を撮るので、今は瞽女の唄を懸命に覚えているところです」演じることへの飽くなき情熱は、今も沸々とたぎっている。
2019年04月29日女優の田中美佐子が、中谷美紀主演のTBS系ドラマ『私結婚できないんじゃなくて、しないんです』(毎週金曜22:00~)に友情出演することが1日、わかった。6月10日放送の第9話から登場する。同ドラマは、中谷演じる39歳のプライドの高いヒロイン・橘みやびと、藤木直人演じる割烹料理店の毒舌な店主・十倉誠司が織り成すスパルタラブコメディ。十倉が言い放つ恋愛アドバイスが、毒舌だが的を得ていると話題を呼んでいる。そして、第7話では、瀬戸康史演じる年下彼氏の橋本諒太郎とけんかしたみやびが、徳井義実演じる商社マン・桜井洋介から不意打ちでキスをされるという驚きの展開で終わった。田中が演じるのは桜井洋介の実姉・杉野由香里。既婚者で、家事と息子2人の育児に奮闘中の由香里は、桜井に家庭の苦労をつらつらと連ねては「結婚なんてしないほうがいい」とこぼすため、桜井の結婚願望が削がれた要因のひとつになっている。理想の相手との結婚を目指すみやびにとって、結婚についての先輩である由香里は、敵となるか味方となるか注目だ。プロデューサーの新井順子氏は、由香里について「エベレスト男子の桜井をも超える"エベレスト女子"。みやびの前に突如現れ、みやびと桜井の心をかき乱していきます」と言い、「"結婚とは何か"を教えてくれる大切な役どころでもあります」と説明。「ラストスパートに向けて物語を盛り上げてくれるのは、圧倒的なパワーを持ちながらもキュートな一面を持つ田中美佐子さんしかいないと思いオファーいたしました」と田中の起用理由を明かしている。(C)TBS
2016年06月01日9月20日(日)に東京・日比谷野外大音楽堂でライブイベント「琉球フェスティバル 2015」が行われる。同イベントはルポライターの故・竹中労が企画し、1974年よりスタート。途中、休止期間を挟んだものの、今年で記念すべき20回目を数える。毎年、民謡界の大御所や若手の実力派など、沖縄音楽を演奏するアーティストがジャンルの垣根を越えて出演。沖縄県内でもなかなか見ることができない出演者が一堂に会するイベントとして人気を博している。今回は5回目の出演となる沖縄民謡界を代表する唄者・大城美佐子、奄美島唄の重鎮・朝崎郁恵、1990年代の島唄ブームを牽引した女性グループ・ネーネーズの初代リーダー・古謝美佐子、9回目の出演となるラテン系ウチナー・バンド、ディアマンテスや、沖縄ロッカーの代表格であるパーシャクラブなど8組のアーティストが出演。また、司会は沖縄出身の芸人、ガレッジセールが8年連続で務める。チケットは発売中。■琉球フェスティバル 2015日時:9月20日 (日) 開場15:15 / 開演16:00会場:日比谷野外大音楽堂(東京都)出演:大城美佐子 / 朝崎郁恵 / 古謝美佐子 / ディアマンテス / パーシャクラブ / よなは徹 / 金城みゆき&仲宗根創【司会】ガレッジセール料金:前売7,000円(全席指定/税込)※未就学児童は膝上無料。雨天決行。
2015年09月14日