現在公開中の映画『ブレイブ -群青戦記-』。笠原真樹による人気漫画『群青戦記 グンジョーセンキ』を実写化した同作では、いつも通りの日常を過ごす高校生たちが、ある日突然学校まるごと戦国時代にタイムスリップ。スポーツの名門校で活躍していた彼らは「部活で培った身体能力」と「未来を知る現代人の知識」を活かして、戦国時代を生き延び、平和な現代に戻ることを目指す。弓道部所属で驚異的なポテンシャルを持つが、引っ込み思案で歴史オタクの主人公・西野蒼(新田真剣佑)、蒼を支える幼なじみであるヒロイン・瀬野遥(山崎紘菜)、蒼の幼馴染で剣道部の主将・松本考太(鈴木伸之)など魅力的な生徒達が多く登場する中、異彩を放っているのが渡邊圭祐演じる高校生・不破瑠衣だ。蒼たちに先駆けて戦国時代にタイムスリップした不破は、物語のキーパーソンでもある。今回は、不破を演じる渡邊にインタビュー。2018年に『仮面ライダージオウ』で初のドラマ出演を果たした後に『恋はつづくよどこまでも』『MIU404』など続々話題作に出演、今最も注目を受けている若手俳優である渡邊に、作品の思い出や現在の自分などについて話を聞いた。○■大先輩たちと共演できるなんて――映画『ブレイブ -群青戦記-』出演決まったときにはどのような思いがありましたか?嬉しかったです。でもすごく重要な役だったので、心から「大丈夫なのかな」と思いました。僕の中では2つめの作品という意識が強かったので、こんなどこの誰かもわからないロン毛が大丈夫なのかな……というのが正直な気持ちでしたし、本広(克行)監督からも「この映画、圭祐にかかってるから」と再三プレッシャーをかけていただきました(笑)。いざ終わってみたら、皆さん「よかったよ」と言ってくださって。僕にとっても挑戦的な役だったので、演じていて楽しかったです。最初に感じた不安がいい方向に転がっていれば、と思いました。――「あまり緊張しない」ということですけど、今回大がかりな撮影で松平元康(後の徳川家康)役の三浦春馬さん、織田信長役の松山ケンイチさんと、これまでテレビで見てた人たちとの共演でもあったかと思いまして、どんな感想を抱きましたか?やっぱり、わくわくの方が大きかったです。春馬さんは事務所の先輩でもありますし、撮影当時はちょうど佐藤健さん主演の『恋はつづくよどこまでも』を同時に撮っていたので、アミューズの大先輩たちと共演できるなんて……という気持ちでした(笑)。ドラマ『銭ゲバ』が大好きだったので、松山さんと共演できることにもわくわくしていましたけど、信長とのシーンは、不破として緊張しました。問い詰められ、どきまぎして言葉が何も出てこなくて、「頭が真っ白になるというのはこういうことなんだ」と思い、心の底から信長に圧倒されました。カメラが回っていないところでは本当に優しくて気さくな方だけど、信長の圧が本当にすごかったです。不破は歴史を改変するために戦国時代に来ていて、信長と対峙していると、それが見透かされるんじゃないかな、と。信長は気付いていないはずなんですけど、全部見透かされてる気分になっちゃって、何か1つでもアドリブを入れたら、絶対に演技が成立しなくなってしまうと思いました。「やりすぎですよ!」と思うくらい、すごかったです。――渡邊さんが『仮面ライダージオウ』で演じたウォズは歴史改変を防ぐ立場でしたが、今回は逆の立場になったわけでしょうか?ただライダーでも劇場版では、歴史を変える方だったんです。だから「また来た!」と。「歴史改変顔なのかな?」と思って、2021年は歴史改変俳優としてやっていこうかな(笑)。すごくたくさんの役者さんがいる中で、自分にそういう色があると思えるのは嬉しかったです。――ちなみにもしご自分がタイムスリップするとしたらどうしますか? 改変しますか?戻り方によりますよね……『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように、何かすると自分の人生が変わってしまうのだったら、もう見届けるだけです。ただ、自分が生まれる前の親とか、一緒に飲んでみたいです。親の若い頃のことは知らないから、そういう経験ができたらいいなと思います。歴史を変えようとは思わないです(笑)。――けっこう近めの歴史なんですね。戦国時代に行っても、生き残れないですもん! ごはんとか、口に合わない気がする(笑)。○■歴史ネタは「大塩平八郎の乱」――不破は信長の懐に入り込んでいきますが、渡邊さんは誰かの懐に入ったりするのは得意ですか?もちろん、相手が心を開いていただいていればですけど、年上の方に行くのは得意です! 基本的に自分から話しかけるタイプではないので、元々話しかけてくださるベースがあるところに入っていくという間隔なんですが。――何かコツなどはありますか?ふいにため口を使ってみたりとか……(笑)。「大丈夫」と思ったときだけですよ! 例えば芸人さんとかだと、普通の会話で一箇所だけタメ口を使うと、「おいおいおい!」とつっこんでくださって、ぐっと距離が縮まったりします。ギリギリを攻めてますが、失敗したことがないので、得意なんだと思います。――作中では戦国時代の知識などが役に立ちましたが、渡邊さん自身は日本史は得意ですか?全然歴史を知らなくて……社会が苦手なのかな? 覚えていられないんです。大塩平八郎の乱だけは詳しいんですけど。――なぜ…!?響きが好きで(笑)。歴史の話題で僕が持ってるカードは「大塩平八郎の乱」だけです。ただ、この作品ではさすがに、めちゃくちゃ読みました! 信長や家康についてやっぱり知っていなければいけないので下調べしました。○■笑いどころのことばかり考えている――渡邊さんは会見やイベントなどでもすごく落ち着いていますし、小粋なトークを繰り広げていてすごいなと思います。距離もあるし、記事を書いてくださるみなさんって、笑わないじゃないですか。よくMCを務めてくださる荘口(彰久)さんには学祭のトークなどでもお世話になっていて、ちょっとボケてもつっこんでくれる方だとわかっていたし、笑いどころがほしくなってしまう性格なんです(笑)。本当はもっと真面目なことを言いたいんですけど、笑いどころのことばかり考えています。――注目度もどんどん上がっていると思いますが、ご自身としてはどのように捉えられていますか?もう、体と心が追いつかないです。ありがたいお話ですし、色々な作品に呼んでいただけて嬉しいんですけど、理解が追いつかない(笑)。映画やドラマに対して、見た方の感想をいただくことで「間違ってなかったのかな」とか、「そういう見え方なのか」と自分を客観視することができるので、応援してくださる方の声で、ギリギリ自分を保てているという感覚があります。皆さんの声が、自分の中でも理解が追いついていない部分を底上げしてくださってる。早く、自分が納得いく力を身につけたいです。■渡邊圭祐1993年11月21日生まれ、宮城県出身。東北地方でモデルとして活動したのち、2018年に『仮面ライダージオウ』で初のドラマ出演を果たし、注目を受ける。その後ドラマ『恋はつづくよどこまでも』『MIU404』(20年)、『直ちゃんは小学三年生』(21年)など立て続けに話題作に出演する。また、4月スタートの『恋はDeepに』(21年)への出演も決まっている。
2021年03月21日「日本画の教科書京都編 - 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ - 」を東京・広尾の山種美術館にて開催。会期は2016年12月10日(土)から2017年2月5日(日)まで。2016年に創立50周年を迎えた山種美術館。これを記念し、創立者・山﨑種二のコレクションから明治以降を代表する日本画を厳選。本展ではその中でも京都画壇にスポットを当てた作品が紹介される。「日本画の教科書」と題された通り、日本の近代絵画を語る上で欠かせない名画ばかりが揃う。明治時代以降、大きく様変わりする環境の中で、日本画家たちは流入してきた西洋画を強く意識し、新時代にふさわしい日本画を模索し続けてきた。なかでも京都は平安時代以来のやまと絵の表現や、江戸時代の円山四条派から続く写生の伝統を受け継ぐ一方、日本美術の発展のため日本初の画学校を開校させるなど、革新的かつ組織的な取り組みが見られた。それぞれの画家が、日本画と西洋の「美術」の間に生まれた矛盾に向き合い、数々のユニークな作品が誕生することとなる。本展では、そんな大きな変化の時代に活躍した画家たちが登場する。中でも見所は、美術館の顔とも言える竹内栖鳳の《班猫》(重要文化財)だ。つい触れてみたくなるほど見事に表現された毛並みを前面に押し出した柔らかい印象の作品だ。上目遣いで舌を出すその表情からは、愛らしく気ままな猫の気質がよく伝わってくる。さらに、重要文化財でもある村上華岳の《裸婦図》も展示。まるで仏教画を思わせるような女性の顔立ちや蓮のモチーフが、「裸婦」という西洋の油絵の伝統を意識した題材、かつ、近代的な描き方で表現されている。西洋と日本の古典が折衷した、この時代を代表するような作品だ。その他にも上村松園や、山元春挙、福田平八郎、小野竹喬といった近代を代表する画家たちを一堂に紹介する。どれも切手や教科書などで一度は目にしたことのある有名なものばかりなので、日本画の知識がなくても気軽に楽しむことができる展覧会だ。【詳細】「日本画の教科書京都編 - 栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ - 」会期:2016年12月10日(土)~2017年2月5日(日)会場:山種美術館住所:東京都渋谷区広尾3-12-36開館時間:10:00〜17:00 (入館は16:30まで)休館日:月曜日 (ただし1月9日(月)は開館、1月10日(火)は休館。12月29日(木)〜1月2日(月)は年末年始休館)入館料:一般 1,200円(1,000円) / 大高生 900円(800円) / 中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金、および前売り料金。※障がい者手帳、被爆者健康手帳の提示で、介護者1名を含め無料。※きもの割引:会期中きもので来館すると団体割引料金で入場可。複数の割引は不可。【問い合わせ先】TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル電話受付時間:8:00~22:00)
2016年11月20日東京には由緒正しい老舗の甘味処がたくさん。趣のある昔ながらの店内で、懐かしい味わいの名物甘味をほおばる。じんわりと心が和む穏やかなひとときは、大人のデートにぴったり。そんな甘味処での理想のデートについて俳優・中村倫也さんが告白。天保8年(1837年)創業の老舗に歴史好きの中村さんは、大正時代の古い店舗写真に夢中。8代目店主の石山洋子さんにもお店の歴史について質問をしていましたよ。◆大人になった今は和のものが落ち着きます。「甘いものは結構好きで、疲れた時なんかに食べたくなるんです。小さい頃は洋菓子が多かったけど、最近は日本人のDNAがそうさせるのか(笑)、和のものが落ち着くように。甘味処の下町っぽい空気も性に合うみたいで、特にこちらのような老舗は歴史好きの血が騒ぎます。『天保8年創業ってことは大塩平八郎の乱の頃だね』なんて、デート中もうんちくを語っちゃうかも(笑)。今日食べたあんみつは、ほどよい甘さで大人のおやつという感じ。寒天とあんこをからめたりフルーツと食べたり、一杯でいろんな味わい方ができるところもよかったな。近くに水天宮があるらしいので、甘味を食べて元気が出たところで、ぶらりと散歩するのも楽しそうですよね」。◇なかむら・ともや俳優。1986年生まれ。今後の出演作品には10月期TBSドラマ『下町ロケット』、主演舞台『ライチ☆光クラブ』(12/18~)、主演映画『星ガ丘ワンダーランド』(2016年公開予定)がある。プルオーバー¥21,000(ウル/スタジオ ファブワークTEL:03・6438・9575)■甘味処 初音(はつね)[人形町]天保8年(1837年)創業の老舗で、名物のお汁粉と並ぶ人気を誇る杏あんみつ(¥1,000)。「水天宮参り後の妊婦さんも多いから、すっぱいものがいいみたい」と店主。手を抜かず丁寧に仕上げるあんこと黒蜜の奥深い甘さに、甘酸っぱい杏のアクセントが心地よい。中央区日本橋人形町1‐15‐6五番街ビル1F11:00~20:00(19:30LO)、日・祝日~18:00(17:45LO) 無休。TEL:03・3666・3082※『anan』2015年9月30日号より。写真・津留崎徹花(中村さん)衛藤キヨコ(初音)スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・松田 陵(WILHELMINA)取材、文・真島絵麻里
2015年09月25日何かとあだ名が付けられることの多い学校の先生。皆さんのなかにも先生にあだ名を命名したことがあるという方もいるのではないでしょうか。マイナビニュース読者に、「学生時代に印象的だった先生のあだ名」をアンケートしました。調査期間:2011/11/1~2011/11/7アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 977件(ウェブログイン式)■授業から名付けられたあだ名編ポツ「なぜか『・』のことをポツと言うので」(29歳/男性)かこめ「『丸でかこめぇ~』が口ぐせ」(29歳/女性)ネイティ「『おれはネイティブスピーカーだ!』といつも自慢する」(29歳/女性)粟田殿「授業中に『粟田殿』を何度も連呼」(28歳/女性)チョーク「黒板に書く文字の筆圧が強すぎて、いつもチョークを折る女の先生」(26歳/男性)シュメール「シュメール人の発音だけ異常にいい、世界史の先生」(26歳/女性)エンム「Mの発音が独特だった」(28歳/男性)吐血「理科の先生で、白衣にいつも一カ所だけ赤いシミが」(30歳/女性)小生「黒板に書いていたから、そう呼んでほしいのかなって」(25歳/女性)ハイジャー「授業を始める前に、『はい、じゃあ』と絶対に言うので」(25歳/女性)オリジナリティあふれるあだ名ばかり……。生徒って授業は聞いていなくても、変なところだけはしっかり見ていたりするんですよねえ。■見た目から名付けられたあだ名編DO(ドゥ)「太っている先生で、横から見るとおなかが『D』の形、前から見ると『O』に見えるので」(23歳/女性)ライト兄弟「頭のまぶしい社会の先生が2人いて、それぞれ雰囲気から『ライト兄』『ライト弟』と名付けられていました」(28歳/女性)メロンちゃん「腕の血管の網目がメロンに見えたので」(25歳/男性)カットマン「いつもきっちり七三分けなので」(38歳/女性)強欲なつぼ「遊戯王のカードに出てくるキャラに似ていたので」(22歳/男性)大塩平八郎「いつもしょっぱい顔をしていたので」(22歳/男性)ディック「髪型が辞書を開いた感じに似てた。ディクショナリーを略して」(25歳/女性)シャラポワ「男性の先生だけど、いつも乳首がシャツに透けてて」(23歳/女性)流紋岩「何となく、ゴツゴツした雰囲気だったから」(25歳/男性)チョコバナナ「いつも黄色いチョッキに茶色いズボンを穿いているので」(39歳/男性)うーむ、先生が知ったらショックを受けそうなあだ名も……。■そのほかのあだ名ポップ「化学の先生ですが、なぜかポップコーン作りに情熱を注いでいたので」(32歳/男性)ラリホーマ「授業がつまらなくて眠くなるから」(30歳/男性)ちゅんちゅん「名前にスズメが入っていたので」(25歳/女性)フェアリー「自分で『私は妖精だからフェアリーと呼んでくれ』と言うので」(23歳/女性)大将「大将というラーメン屋でエロ本を読んでいたといううわさが」(25歳/女性)婚約「婚約発表したのに、その後まったく結婚する気配がなかった」(29歳/女性)町民「その先生の自宅がある市は、最近まで○○町だったから」(32歳/女性)あめ玉「昼ごはんがあめ玉一つだといううわさが広まったから」(24歳/男性)パイナポートルティーヤ「雰囲気、見た目」(23歳/女性)朝帰り「同じ服を2日連続で着ていたので」(25歳/女性)授業ならまだしも、プライベートを目撃されて名付けられた例もあるようです。先生も大変ですね……。このほかにも、「皇太子ボーダフォン」「山口ニュージランド村」「サイエンスレンジャー」など、それだけ聞いたらどういう経緯で名付けられたのか分からない不思議なあだ名も多数見受けられました。社会人になると学校の先生に再会することも少なくなりますが、たまには「皇太子ボーダフォン、元気かなあ」なんて、思い出してみると、名付けられた先生たちも本望なんじゃないでしょうか。さて、皆さんの学校の先生にはどんなあだ名が付けられていましたか?(根岸達朗/プレスラボ)【関連リンク】【コラム】初対面でこれはありえない行動【コラム】個人メアドの由来、教えて!【コラム】職場の仲間を"あだ名"で呼ぶのは、アリ?ナシ?徹底調査
2011年12月15日