元宝塚歌劇団・月組男役スターの美弥るりかが6日、東京・明治座で行われた明治座創業150周年記念ファイナル公演 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』の初日公演に出演。終演後に行われた取材会に、藤原紀香、剛力彩芽、高島礼子らとともに出席した。1981年の発表以来、爆発的な人気を博し、時を超えて令和となった今の時代も愛され続けている『CAT‘S EYE』。今回の舞台版は、明治座の創業された時代でもある明治時代に設定を変え、怪盗キャッツアイの3姉妹が鮮やかな盗みの大一番を披露するオリジナルストーリーとなる。主人公となる怪盗キャッツアイの3姉妹は、次女・来生瞳役を藤原紀香、長女・来生泪役を高島礼子、三女・来生愛役を剛力彩芽が演じる。舞台版オリジナルキャラクターで3姉妹の営む喫茶店に現れる謎の人物・藤堂を演じる美弥は、「コメディ要素のある作品が初めてだったので、台本を読んだ時に大丈夫かなと。ドキドキしていました」と打ち明け、「お客様が今日いろんなところで笑ってくださったり温かい拍手をしてくださったり、とても心が温かくなる初日になりました」と初回公演の感想をコメント。「こんなにエンタメ要素がいっぱい詰まった作品は私自身初めてで、ここまで一生懸命お稽古してきたので、自信を持って、1人でも多くの方に見ていただきたいという気持ちが本当に強いので、ぜひ劇場に来ていただけたらなと思います」と同舞台への思いを語った。宝塚退団以来4年ぶりに燕尾服を着用したという美弥。「まさかまた着る日が来るなんて思ってなかった」と言い、「4年ほど経っているので歩き方とか忘れちゃっているよなと思っていたんですけど、着たら全然、覚えているものだなと思いました。背筋が伸びる感じとか、すごく大きく一歩を出すとか、エスコートの仕方とかは染みついているんだなと自分でも驚きでしたし、当時を知ってくださっている方が見に来てくださったら、当時を思い出して懐かしく思っていただけたらうれしいです」と語った。舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、東京・明治座にて3月3日まで上演。取材会には、染谷俊之、上山竜治、長谷川初範、川久保拓司、佃井皆美、新谷姫加も出席した。
2024年02月06日元宝塚歌劇団・月組男役スターの美弥るりかが19日、都内で行われた明治座創業150周年記念ファイナル公演 舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』の製作発表会見に、藤原紀香、剛力彩芽、染谷俊之、上山竜治、長谷川初範、新谷姫加、高島礼子、脚本の岩崎う大(かもめんたる)、演出・共同脚本の河原雅彦氏とともに出席した。1981年の発表以来、爆発的な人気を博し、時を超えて令和となった今の時代も愛され続けている『CAT‘S EYE』。今回の舞台版は、明治座の創業された時代でもある明治時代に設定を変え、怪盗キャッツアイの3姉妹が鮮やかな盗みの大一番を披露するオリジナルストーリーとなる。主人公となる怪盗キャッツアイの3姉妹は、次女・来生瞳役を藤原紀香、長女・来生泪役を高島礼子、三女・来生愛役を剛力彩芽が演じる。舞台版オリジナルキャラクターで3姉妹の営む喫茶店に現れる謎の人物・藤堂を演じる美弥は「オリジナルの役どころということで謎の人物となりますが、ビジュアル撮影のときに、私は燕尾服を着まして、宝塚を卒業してから4年ぶりにそのような服に身を包みまして、しばらく封印していた男役スイッチが徐々に戻ってきました」と笑顔でコメント。「精一杯かっこいい藤堂を演じたいと思っていますし、150周年の素敵な作品に少しでも花を添えられるよう精一杯頑張りたいと思います」と意気込んだ。舞台『メイジ・ザ・キャッツアイ』は、東京・明治座にて来年2月6日~3月3日に上演。
2023年12月19日品川ヒロシの自伝を小説化し、漫画化、映画化、ドラマ化などさまざまなメディアミックスで人気を博した『ドロップ』……その後日談として、累計670万部超えの人気コミックとなった『OUT』(秋田書店「ヤングチャンピオン・コミックス」刊)が実写映画化され、現在公開されている。少年院から出所した17歳の井口達也(倉悠貴)を主人公とした同作は、少年院に戻りたくない達也が更生生活の中で暴走族・斬人と、半グレ集団・爆羅漢の対立に巻き込まれていく物語を描く。暴走族・斬人のメンバーとして出演するのが、グローバルボーイズグループ・JO1の與那城奨・大平祥生・金城碧海。「斬人」特攻隊長の長嶋圭吾を與那城、親衛隊長の目黒修也を大平、期待のルーキー沢村良を金城が演じた。今回は、初の映画出演となった3人にインタビュー。現場で感じたことや、それぞれの役のアクションのポイントについても話を聞いた。○■與那城奨・大平祥生・金城碧海が出演する映画『OUT』――今作への出演にあたって、準備したことや心がけたことはありましたか?與那城:僕はとにかく原作の漫画を読みました。あまりしゃべらないキャラクターなので、どういうキャラクターなのか情報を得るために、めちゃくちゃ読んでいました。大平:僕は格闘技経験がないので、YouTubeでボクシングの初歩的な動きを調べて、一から頑張りました。ジャブとかストレートとか、いろいろ……でも、ちゃんと教えてもらった方が習得が早いなと思いました(笑)3人:(笑)金城:僕は、漫画を読むということ自体が習慣になくて。なので、役を演じる上で原作の漫画をすごく読みました。読んだ上で、スケジュールの中にアクション練習や演技の練習を入れていただいて、撮影に臨めました。――JO1の皆さんはどんどんドラマや映画にも出演されていて、今回「自分たちも映画に出るんだ」といった思いはあったのでしょうか?與那城:メンバーが同時期に高校生役をやっていて、僕たちも高校生役だったんです。(鶴房)汐恩や(白岩)瑠姫が恋愛系でいい感じになっている中、自分たちは木刀を振り回していたので、現場が終わってメンバーのところに戻ると、いつも「一応同い年なんだよ、瑠姫?」とか言ってました(笑)。瑠姫が絵筆を持ったり、ヒロインの頬に手を添えたりしている中(映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』のシーン)で、俺は木刀を振ってるから、「映画の中でそんな役いない?」って。3人:(笑)金城:世界線が全然違うから!――でも、もしかしたら高校生同士ということで何か……金城:いつか交わるかもしれないってことですか!? 多分ないと思います!(笑)大平:(『OUT』の役の)俺らがめちゃくちゃにしちゃう(笑)――品川監督とは、事前にお話もされていたんですか?與那城:事前にお会いできたのはオーディションの時と衣装合わせくらいで。その後に現場で会ったんですが、その時からすごく優しくて、アクションの時も「怪我しないように」と気遣っていただきました。金城:2人は、かなり緊張していたんです(笑)。僕は1度品川組の皆さんと仕事をさせていただいるので(ドラマ『ドロップ』)、「硬くなる必要はないよ」「優しいよ」という話をした覚えがあります。そもそも、僕は猛烈なアピールで今回の映画に参加させてもらいました! 2人は「オーディションを受けてみて」と言われてたけど、僕はそこに“行ってみた”。もう、YouTuberみたいな感覚で(笑)。その直談判でここにいるんです。品川さんにも「おい、碧海くんまたいるやん!」みたいな感じで笑われました。でも、僕の気持ちを品川さんが受け取ってくださって、「そういう人を映画に出したい」と言ってくださって。そういうところもかっこいい方です。――完成作をご覧になって、仲間たちのアクションやお芝居に対してはいかがでしたか?金城:最初にアクションを練習した時期のことも知っているので、その時のことを思い返して作品を見ると、すごいなと思います。自分たち自身も成長できたし、僕たちの動きをかっこよく作品にしてくださる品川組のみなさんの技術もすごいと感じる機会になりました。與那城:祥生の上達ぶりがすごすぎて! 最初は本当に初めてだったので、僕達も「祥生、たぶんそれ違うと思う」とか言っていたのに、いざ完成作を観たら、本当に頑張ったんだろうなと思いました。大平:もう、めっちゃ面白いんですよ。最初の方のやつ……。與那城:今だから言えるけど(笑)金城:格闘技や喧嘩って、拳の側面を向けて強く見せる構え方なんですけど、祥生の場合はもう、拳が裏で。大平:弱そうだった!(笑) とにかくわからなかったから……本当に形になってよかったです。僕は奨くんが(孝二役の長田)拓郎くんと戦うシーンで、木刀がなくなって素手で戦う時にちょっと笑う場面を見て、スイッチ入った感じがしてかっこいいと思いました。碧海の最初のラップに合わせて登場するシーンの動きが綺麗すぎて、いい意味で引くくらいでした。――それぞれのアクションスタイルがあると思いますが、ぜひ「ここに注目」という点も教えていただければ。與那城:木刀をつかったアクションなんですけど、プラスして殴るシーンもあり、両方の練習が必要だったので、ぜひうまくできてるか見てほしいです。大平:僕はボクシングスタイルで、下に行く動きを品川さんから「うまい」と言っていただき、その動きを詰め込んでいるので、注目してほしいです。実際にボクシングを経験して、超楽しくて。ストレス発散になるんです。個人的にも習い事としてやりたいんですけど、時間がなくて……いつか格闘技を習いたいなと、今回をきっかけに思いました。金城:僕は最後の工場で戦うシーンの時に、両足開脚で蹴っているシーンがあるので、注目です! 足技が得意なキャラで、僕自身も運動神経はいい方ですし、身長を生かした技を品川さんに褒めていただいたので、自分の中で武器になりました。○■初映画の現場で「緊張していた顔は忘れられない」――やっぱり、初映画の現場に3人でいられたのは心強かったのではないでしょうか? 新たな発見はありましたか?與那城:面白いことに、実際の現場ではかぶるシーンがほとんどなかったんです。例えば祥生がやっているシーンを観ようにも、人が入り乱れるアクションシーンが多かったので、唯一かぶってるのは最初のボウリング場の掛け合いのシーンくらいかな?金城:でも、あの時の2人が緊張していた顔は忘れられない。僕はスタッフさんも知ってる方が多いし、エキストラで来ている方の中にも、すでに知り合いになっている方がいたんですよ。與那城:たしかに、碧海だけ余裕だった。僕と祥生はもう……。大平:めっちゃ緊張して、ずっと台本読んでた!金城:でも、2人の役の切り替えがすごかったです。――同じ世代の共演者の方々から刺激を受けることもあったのではと思うんですが、いかがでしたか?金城:ありまくりですよね!與那城:僕よりも、2人の世代が多かったよね。倉くんもそうだし。大平:現場での会話は、覚えてないくらい他愛もないことしか話してない(笑)。「斬人」メンバーの(久遠)親は天然だし、同い年なので、普通に「アホやなあ」と言えるくらいの仲になりました。與那城:僕は逆に同世代があまりいなくて、一雅役の(宮澤)佑と同い年で、後半やっと絡むシーンがあったのでうれしかったです(笑)。台本の読み合わせの機会があったんですが、周りの役者さんの年齢は、わからないじゃないですか。隣が水上(恒司)くんだったんですよ。髭生えてるし、年上だろうなと思って挨拶して、いざ撮影始まったら、年下でした(笑)3人:(笑)――役として、大事にしているところもぜひ教えてください。大平:目黒は、作中では人のことをからかったりいじったりしてるけど、仲間のことは大事でストッパーとして止めていたりもする、仲間思いの部分もあるんです。笑いあり、感動ありの、勇気をくれる作品になっていますので、そこをぜひ観て欲しいです。與那城:役としてはあまりしゃべらないけど、仲間思いの部分が魅力的だし、初めてのアクションでいろんな挑戦をしたので、観ていただきたいです。初めて3人で出た映画なので、新鮮に楽しんでもらえたらと思います。金城:期待のルーキー役ということで「斬人」に忠実なんですが、お姉ちゃんも出てきてちょっと恥ずかしいといった、弟だからこそ見せる表情があります。たぶん兄弟がいる方は「あるある」と思っていただけるでしょうし、後半に行くにつれキーパーソンになっていくので、見どころはたくさんあります。全体の迫力のある戦闘シーン、リアルな喧嘩シーンも特徴的ですし、それぞれの演技の表情も楽しんでいただけたらうれしいです。■與那城奨・大平祥生・金城碧海2019年に行われた、サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』によって視聴者投票で選ばれた11人で結成されたJO1のメンバー。2022年には「第73回NHK紅白歌合戦」へ初出場し、2023年も続けて出場することが決定した。與那城奨は同グループのリーダーで、1995年10月25日生まれ沖縄県出身、『連続ドラマW フェンス』(23年)などに出演。大平祥生は2000年4月13日生まれ、京都府出身で、テレビアニメ『群青のファンファーレ』(22年 ※声の出演)などに出演。金城碧海は2000年5月6日生まれ、大阪府出身で、ドラマ『ドロップ』(23年)などに出演。
2023年11月30日映画『OUT』(11月17日公開)の初日舞台挨拶が17日に都内で行われ、倉悠貴、醍醐虎汰朗、与田祐希(乃木坂46)、水上恒司、與那城奨(JO1)、大平祥生(JO1)、金城碧海(JO1)、庄司智春(品川庄司)、渡辺満里奈、杉本哲太、品川ヒロシ監督が登場した。同作は、品川ヒロシの自伝を小説化した『ドロップ』の後日談で、累計600万部超えの人気コミック『OUT』(秋田書店)の実写化作。少年院から出所した17歳の井口達也(倉)は、西千葉で焼肉店を営む親戚に引き取られることとなったが、出所初日に暴走族・斬人副総長の安倍要(水上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう。喧嘩には勝ったものの、少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意。2人は交流を深め、達也の壮絶な更生生活が始まっていく。○■JO1 金城碧海・與那城奨・大平祥生、映画『OUT』舞台挨拶に登場冒頭の挨拶で水上が「喧嘩は日々の努力だからよぁ」と劇中のセリフを自身が演じた要の声色で再現。MCから「次の方はどんな声で挨拶してくれるのか」とプレッシャーをかけられた與那城は、困ったような表情を浮かべながらも、「みなさん、こんにちは」とか細い声で話し始め、会場の笑いを誘う。さらに金城も「おい……!」と役さながらに切り出し、「人の姉ちゃんに、たててるんじゃねぇぞ!」と際どい劇中のセリフを披露。会場からは歓声が上がるも、まさかのセリフに與那城と大平は慌てた様子で目を泳がせる。水上が「あとでシメておきますね」とフォローし、場を収めていた。「映画にまつわるOUTなエピソード」というトークでは、品川監督が「JO1の3時出し」と回答。「大平くんと碧海が拳を交わすシーンは本当はなかったんだけど、急に撮りたくなってしまって。でももう2時50分くらいで撮れない! となっていたんですけど、JO1のマネージャーに『30分くれ! 絶対にJAMが喜ぶカットを撮るから……!』とお願いして撮影した。それでマネージャーにどう? って確認したら『ありがとうございます!』と言われた」と裏話を明かした。会場に集まったファンからも拍手が送られ、品川監督も「あれは本当に撮っておいてよかったと思った」と安堵の表情を見せていた。また、イベント中、額に汗をにじませていた大平。舞台転換中に品川監督から「めっちゃ汗かいてるじゃん」と心配されると、「舞台挨拶いつも汗かくんですよ……」と困り顔を見せ、隣の與那城が手で大平に風を送る姿も見られた。
2023年11月17日倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司、与田祐希(乃木坂46)が共演し、大ヒットヤンキー漫画を映画化する『OUT』に「JO1」の與那城奨、大平祥生、金城碧海の出演が発表。実写映画に初出演する。総長・丹沢敦司(醍醐さん)が率いる暴走族「斬人(キリヒト)」メンバーで、特攻隊長・長嶋圭吾、親衛隊長・目黒修也、期待のルーキー・沢村良をそれぞれ演じるのは、2020年のデビュー以降、国内外で絶大な人気を誇るグローバルボーイズグループの「JO1」の與那城奨、大平祥生、金城碧海の3名。「JO1」のメインボーカルかつリーダーとしてチームを支える與那城さんは、木刀1本で相手を潰しまくる戦闘中毒者という長嶋圭吾役に。「一番苦労したのは、1対1で闘うシーン。手数も多いですし、かつ1対1なので、どううまく見せることができるかという点は難しかった」と明かし、「僕より大きい相手で、そのパンチを受け止めて、それに勝たないといけない、一番の山場だったと感じています。ものすごくパワフルな、そしてカッコイイ作品になっていると思います!」と自信を語る。特攻隊長・長嶋圭吾「斬人」親衛隊長の目黒修也役は、ダンスとラップでチームをリードする大平さん。ダンスで磨きあげた高い運動神経で、ボクシングスタイルのアクションをスピード感たっぷりに演じきった。「格闘技はやったことが無いので基本動作から教えていただき、正直大変でした(笑)。自分とは真反対で、それが逆に楽しめました。チームで心を込めて頑張ったので是非見に来てください!沢山楽しんでください!」とコメントする。親衛隊長・目黒修也「斬人」期待のルーキー・沢村良役は、品川ヒロシ監督作品WOWOWドラマ「ドロップ」にも出演する金城さん。格闘技経験から並外れた身体能力を発揮し、本作では圧巻のアクションを披露した。「元々鍛えているというのはあったんですが、さらに動ける体に仕上げました」と語り、「あとは、斬人メンバーの気持ちになって、というメンタル的な部分を鍛えました。僕自身、まだまだ俳優としての経験が浅くて何が正解か分からない状態で僕なりに精一杯演技させていただいたつもりです。皆さん是非劇場に足を運んで沢山観て下さい!」とアピールする。期待のルーキー・沢村良いずれも本作が実写映画初出演、「メンバーと演技で共演するのは初めて」(金城さん)。高い身体能力で魅せるアクション、そして原作漫画から飛び出してきたかのような見事な表現力で、難しい役どころを新鮮かつ堂々と演じきった。品川監督「とにかくアクションがメチャクチャいい」品川監督は、「3人ともダンスが上手いので絶対にアクションは出来ると信じていました。実際3人のアクションのキレは相当すごいです」と太鼓判。「沢村役の金城碧海くんは空手の有段者な上にもちろんダンスも上手いので、とにかくアクションがメチャクチャいい。圭吾役の與那城奨くんは、筋肉がやばい。木刀を構えた時の前腕の筋肉に浮かび上がる血管に惚れました。目黒役の大平祥生くんは、スピードとボクシングのダッキングが上手い。スイスイと敵役のパンチを避ける姿は惚れ惚れする」と明かしている。『OUT』は11月、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:OUT(2023) 2023年11月、公開予定Ⓒ2023『OUT』製作委員会
2023年06月14日JO1の與那城奨、大平祥生、金城碧海が、映画『OUT』に出演することが発表された。本作は、累計発行部数650万部を突破している同名ヤンキー漫画の実写映画。“狛江の狂犬”と恐れられた伝説の超不良・井口達也が、少年院から出所し、地元から遠く離れた叔父叔母のもと、焼肉店・三塁で働きながらの生活を始める。次喧嘩をすれば一発アウトな彼の前に現れたのは、暴走族「斬人」副総長の安倍要。この出会いが達也の壮絶な更生生活の始まりだった――。暴走族「斬人」特攻隊長の長嶋圭吾役の與那城は「一番苦労したのは、1対1で闘うシーン。手数も多いですし、かつ1対1なので、どううまく見せることができるかという点は難しかった。僕より大きい相手で、そのパンチを受け止めて、それに勝たないといけない、一番の山場だったと感じています。ものすごくパワフルな、そしてカッコイイ作品になっていると思います!ぜひ劇場で御覧ください」とコメント。また、「斬人」親衛隊長の目黒修也役の大平は「格闘技はやったことが無いので基本動作から教えていただき、正直大変でした(笑)。自分とは真反対で、それが逆に楽しめました。チームで心を込めて頑張ったので是非見に来てください!沢山楽しんでください!」と語った。そして「斬人」期待のルーキー沢村良役の金城は「元々鍛えているというのはあったんですが、更に動ける体に仕上げました。あとは、斬人メンバーの気持ちになって、というメンタル的な部分を鍛えました。僕自身、まだまだ俳優としての経験が浅くて何が正解か分からない状態で僕なりに精一杯演技させていただいたつもりです。皆さん是非劇場に足を運んで沢山観て下さい!」とコメントした。なお3人は本作が実写映画初出演となる。監督を務める品川ヒロシは、「3人ともダンスが上手いので絶対にアクションは出来ると信じていました。実際3人のアクションのキレは相当すごいです。沢村役の金城碧海くんは空手の有段者な上にもちろんダンスも上手いので、とにかくアクションがメチャクチャいい。圭吾役の與那城奨くんは、筋肉がやばい。木刀を構えた時の前腕の筋肉に浮かび上がる血管に惚れました。目黒役の大平祥生くんは、スピードとボクシングのダッキングが上手い。綺麗な顔立ちでスイスイと敵役のパンチを避ける姿は惚れ惚れする」とそれぞれを絶賛した。映画『OUT』は11月に公開される。與那城奨、大平祥生、金城碧海、品川ヒロシ監督のコメント全文■與那城奨・ご出演が決まった際のお気持ちメンバーと一緒にオーディションに参加しました。初めてのヤンキー映画で、アクションも含め、いつもの自分とは180度違うキャラクターでびっくりしました。撮影をしていくうちに圭吾になっていけたんじゃないかなと思います。・脚本・原作コミックを読まれて、どのようなお気持ちで撮影に挑まれましたか?品川監督の『ドロップ』に登場する井口達也の物語ということだけは知っていたんです。その中で、まさか!こんなにも!闘うなんて思ってもいなかったです(笑)。とにかく原作を全巻読んで、圭吾がどういう人物なのかを研究しました。演じた圭吾が特に強いキャラなので、そこは意識して撮影に挑みました。・今回の役どころを演じられていかがでしたでしょうか?元々、僕たちはダンスをやっていて、筋トレもしているんですが、やはりアクションになると、勝手が違う。動きを覚えて、かつ相手と合わせないといけない。最初は苦労しましたが撮影を重ねるうちに掴んでいけた感覚があります。(メイク完了後初めて自分をみて)「誰だ!?僕は誰なんだ……??」と(笑)。品川監督が、「圭吾だねぇ」と言ってくれたのが嬉しかったです。・品川ヒロシ監督について映画の出演自体初めてでしたので、撮影に入る前は勿論不安はありました。どの様に演じたらいいのか、セリフの言い回しなど、監督に確認して、話し合いながら、監督が思うものを表現していきました。アクションについては、監督が動けるので、様々追加されていて(笑)。そこに僕も対応できるようについてはいったんですけど、監督すごいです!・撮影はいかがでしたか?一番苦労したのは、1対1で闘うシーン。手数も多いですし、かつ1対1なので、どううまく見せることができるかという点は難しかった。僕より大きい相手で、そのパンチを受け止めて、それに勝たないといけない、一番の山場だったと感じています。・ご共演の、JO1メンバーについて僕と碧海は元々格闘技をやっていて、祥生は経験が無い。アクション練習では、アドバイスしあいながら事務所の練習場で、ミットや刀を使って、3人で協力しながらやっていました。・本作をこれからご覧になる皆様へメッセージをお願いしますものすごくパワフルな、そしてカッコイイ作品になっていると思います!ぜひ劇場で御覧ください。■大平祥生・ご出演が決まった際のお気持ちオーディションに受かって本当に嬉しかったです!目黒はかっこいい役だと思っていたので、めちゃくちゃ嬉しかったです。・今回の役どころを演じられていかがでしたでしょうか?役作りは?格闘技はやったことが無いので基本動作から教えていただきました。正直大変でした(笑)。自分とは真反対、喧嘩はしないし、「おらぁ!!」とか言わないですし(笑)。それが逆に楽しめました。ジムへ行って筋トレをやり出してから「デカくなったね」「ちょっと脱いでみてよ」「いい感じになってきたね」と言われることが。目黒の格闘技のアクションがボクシングスタイルなんですが、役作りでしっかり練習した事が僕的には大きかったです。・品川ヒロシ監督について監督は格闘技が出来る方なので、その場で教えていただく事が多く、「自ら教えてくださるんだ!」と、頑張ろうと思いました。現場の士気を下げないように盛り上げてくださる方で、凄く勉強になりました。・撮影はいかがでしたか?スクラップ工場のアクションシーン、あの日は寒い日だったんですが何も寒くなくて。アクションに必死で、絶対にここで良いシーンをという気持ちが強くて、常に練習しておかないと気が済まなかったです。一番大変な日でしたけどずっと集中していました。今回アクションをやってみて凄く楽しかったので、これからも続けていきたいと思います。・本作をこれからご覧になる皆様へメッセージをお願いしますチームで心を込めて頑張ったので是非見に来てください!沢山楽しんでください!■金城碧海・ご出演が決まった際のお気持ちこういう経験をさせていただけることがアーティスト活動をしていく中で普段は無いんです。品川組は今回が2作目なんですが、いつかまた一緒に仕事できたらなって思っていた矢先、お話をいただき、本当に嬉しくて。ガッツポーズして「よっしゃー!」みたいな。ありがとうございます!と感謝して挑む作品になりました。・脚本・原作コミックを読まれて、どのようなお気持ちで撮影に挑まれましたか?沢村は、最初は会話も少ないですしあまり目立たない役ではありますが、後々キーパーソンになってくる。今回のキャラクターを演じる上で、それまでの雰囲気や、感情など、原作にはない部分、そこをどう見せていくかも考えました。・役作りについて元々鍛えているというのはあったんですが、更に動ける体に仕上げて。あとは、斬人メンバーの気持ちになって、というメンタル的な部分を鍛えました。・撮影はいかがでしたか?品川組はめちゃくちゃ温かくて、フランクに接してくださる温かい人達ばかり。撮影に対してもそうですが、僕たち演者に対しての指導も暖かく、優しく、そして撮影の場を作ってくださるんです。感謝しています。・ご共演の、JO1メンバーについてJO1メンバーと演技で共演するのは初めて。JO1としての顔というよりは役者として演じている彼らの姿を見て、とても勉強になりました。メンバーがいると精神的にも落ち着きました。祥生と奨くんと三人でまた何かやりたいです。・本作をこれからご覧になる皆様へメッセージをお願いします今回、僕と大平祥生と與那城奨の3人がJO1から作品に参加させていただいています。僕自身、まだまだ俳優としての経験が浅くて何が正解か分からない状態でしたが僕なりに精一杯演技させていただいたつもりです。皆さん是非劇場に足を運んで沢山観て下さい!■品川ヒロシ監督まず3人とも見た目が似ている。そして3人ともダンスが上手いので絶対にアクションは出来ると信じていました。実際3人のアクションのキレは相当すごいです。沢村役の金城碧海くんはWOWOWのドラマ版『ドロップ』にも出てもらっていて、空手の有段者な上にもちろんダンスも上手いので、とにかくアクションがメチャクチャいい。圭吾役の與那城奨くんは、筋肉がやばい。強さに説得力が欲しかった。木刀を構えた時の前腕の筋肉に浮かび上がる血管に惚れました。目黒役の大平祥生くんは、スピードです。そしてボクシングのダッキングが上手い。その中性的で綺麗な顔立ちでスイスイと敵役のパンチを避ける姿は惚れ惚れする。それぞれの形の、それぞれの友情。バカで笑えるシーンもあるけれど、アクションシーンは派手なのはもちろん。痛みを意識しました。原作のアクションシーンを再現し、さらには映像の魅力を出すために、全員必死で挑みました。劇場で興奮してください。映画『OUT』與那城奨、大平祥生、金城碧海 コメント映像<作品情報>映画『OUT』11月全国公開公式サイト:『OUT』製作委員会
2023年06月14日佐原ミズの人気漫画『尾かしら付き。』が実写映画化。2023年8月18日(金)に公開される。小西詠斗と大平采佳がW主演。“尻尾”が生えた少年と少女の恋模様、人気漫画が実写化『尾かしら付き。』は、TVドラマ化もされた『マイガール』や『バス走る。』『鉄楽レトラ』などの作品で知られる漫画家・佐原ミズによる人気コミックを実写化した作品。お尻に豚のような尻尾が生えていることで偏見の目にさらされてきた少年と、そんな彼に寄り添おうとする少女の出会いから始まるラブストーリーだ。2人にとってキーとなるのは、大切な公園の滑り台。傷つきながらも、心を通わせていく、切なく愛おしい物語を描いていく。小西詠斗×大平采佳のW主演宇津見快成…小西詠斗お尻に豚のような尻尾が生えている少年。「みんなと違う」ことに迷い戸惑い傷つきながらも、樋山那智と心を通わせ合う。樋山那智…大平采佳ソフトボールに明け暮れ、日焼けにあこがれる平凡な中学生。同級生の宇津見が抱える重大な秘密を知ってしまう。彼をもっと知りたいと思い、寄り添おうとする。W主演を務めるのは、『映画刀剣乱舞-黎明-』をはじめ、ドラマ、映画、舞台と幅広く活躍する若手俳優・小西詠斗と、ユニバーサルミュージック初の女優&モデルオーディション「ニュー・ヒロインオーディション」にて最優秀賞を受賞した大平采佳。フレッシュな2人が、切なく愛おしい愛を描いた物語で宇津見快成役と樋山那智役をそれぞれ演じる。脇を固めるキャスト宇津見快成(大人)…佐野岳樋山那智(大人)…武田梨奈葛城楓太…木村昴日焼けサロンの店員。快成・那智それぞれの相談相手となり、気持ちに寄り添いながら時に強引に2人の後押しをする。樋山志穂…新内眞衣那智の姉。那智の悩みや恋愛相談に乗りながら、時に厳しく・優しく那智を支える。宇津見ホア…土井ケイト天真爛漫な快成の母親。宇津見龍成…長谷川朝晴“しっぽ”のある快成を温かく支える父親。監督・真田幹也&劇中音楽・ヒルクライム監督は、蜷川幸雄の元で多くの舞台経験を積んだ後、監督として数々のショートムービーを撮り、2014 年ちちぶ映画祭において『オオカミによろしく』でグランプリを受賞した真田幹也。劇中音楽は2nd シングル「春夏秋冬」でヒットしたヒルクライム(Hilcrhyme)が劇中音楽を担当し、映画『尾かしら付き。』のために新曲3 曲を書き下ろす。映画『尾かしら付き。』あらすじ樋山那智はある日、同級生の少年・宇津見快成が抱える重大な秘密を知ってしまう。それは、彼に“しっぽ”が生えているということ。尻尾のせいで今まで偏見の目にさらされてきた彼と、彼のことをもっと知りたいと歩み寄る樋山那智。みんなと違うことに迷い戸惑い、傷つきながらも、心を通わせ合う健気な2人の恋模様を描く、切なく愛おしい10年間の物語。【作品詳細】映画『尾かしら付き。』公開日:2023年8月18日(金)原作:佐原ミズ『尾かしら付き。』(ゼノンコミックス/コアミックス)監督:真田 幹也音楽:Hilcrhymeキャスト:小西詠斗、大平采佳、佐野岳、武田梨奈、木村昴、新内眞衣、土井ケイト、長谷川朝晴©佐原ミズ/コアミックス ©2023映画「尾かしら付き。」
2023年03月28日柚希礼音、美弥るりからが出演する舞台、SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』が11月20日に東京・シアタークリエで開幕した。「SHOW-ism」は演出家・小林香が2010年より作り続けている、歌とダンスをふんだんに盛り込んだエンターテインメント・ショー・シリーズ。出演する俳優の個性を存分に活かし、俳優の個性の上に物語が紡がれていく点に人気が高いシリーズで、今回も柚希、美弥をはじめ、JKim、佐竹莉奈、鈴木瑛美子、宮本美季、原田薫といったキャストがとにかくカッコ良く舞台上で躍動している。物語は、新作映画を撮るために11人の女性が集められたところから始まる。パリで撮影のはずが、気付いたらそこはサハラ砂漠。課せられたミッションは、2週間で「人間とは何か」をテーマにした映画を1本撮ること。謎めいたオファーに戸惑いながらも、この映画を機に再起をはかりたい者、高額の報酬が欲しい者、それぞれの事情を抱えた彼女たちはこの仕事に取り掛かるが……。舞台にはシンプルな白幕と、その裏の三階建てのむき出しの鉄骨。回り舞台の上でこのセットが効果的に表になり裏になり、映画製作の表と裏だけでなく、彼女らの心の表裏も表現していく。男性不在の中で「人間」を描くことを求められた彼女らは、オムニバス形式で短編映画を5本撮り、その答えとすることに。その“短編映画”が舞台ではショーアップされた見せ場になっていく仕掛けだ。その内容はバラエティに富んでいて、『常夜灯』と名づけられたフィルム・ノワールへのオマージュでは、台詞はなくダンスと歌で、ナイトクラブを舞台にした男女の愛憎を官能的に描く。ここでは男性役に扮した柚希が、美弥が演じる素行の悪い、しかし魅力的な“悪女”的女性ダンサーに翻弄され破滅していくのが見どころ。佐竹をはじめとするクラブダンサーたちも美しく、タカラヅカのショーもかくやといった圧巻の一幕になっている。他方、男性の影にいた映画のヒロインたちが誇り高く立ち上がっていく『ハイヒールズ』はロックテイストでダンサブル、スカッと爽快な一幕だし、『オズの魔法使い』を思わせるファンタジックでカラフルな物語があったかと思えば、母、娘、孫の三世代の歴史と思いが紡がれる心に染みる物語も。これらの撮影を通し、寡黙なリーダーといった雰囲気のクールな柚希、華やかな外見に野心を燃え上がらせている美弥、ふたりが反発しながらもお互いを認め合っていくさまも“バディもの”の映画のようで粋だ。さらにJKim、鈴木、宮本が個性の異なる、しかしそれぞれに素晴らしい歌声を響かせれば、佐竹はエレガントなダンスで魅了し、原田は迫力あるダンスとともに芝居でも盛り上げる。皆、華やかで美しい女性たちだが、それぞれの武器を研ぎ澄ましたかのようなストイックさ、職人っぽさも感じるのがカッコいいところ。ここに日替わりゲスト扮する“ノーウェア”が意外な存在感で登場するのも楽しい。この日の日替わりゲストは元宝塚男役スター、愛月ひかる。優雅な白のパンツスーツを身にまとい、浮世離れした美しさであったが、その正体は……ぜひその目で確かめて欲しい。なお日替わりゲストはほかに花乃まりあ、昆夏美、新妻聖子、涼風真世、ソニンが出演する。振付の数は「宝塚のショーの倍くらい」SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』初日前会見より、左から)柚希礼音、美弥るりか初日に先駆け19日には柚希、美弥、演出の小林による囲み取材も開催された。柚希は「宝塚を退団したら、ショーというものはなかなかできないので楽しみにしていました。お稽古が始まったら、振付の数がすごくて……。宝塚のショーの倍くらいある。ものすごい数の場面があり、歌と踊りがあり、そして「映画を作っていく」というストーリー性、芝居もある。色々な見どころがある作品です」とアピール。美弥も「私は宝塚退団後、女性らしい役を演じることがあまりなかったので、こんなに“女性感”を出すのは初めて。自分の新しい表現力のひとつを見せられるよう、一生懸命やりたい」と意気込んだ。また、宝塚星組時代に先輩・後輩として共に過ごしていたふたりの久々の共演ということで「(美弥は)最初からスタイルが良くて、可愛かった。(美弥が組替えの時は)涙・涙で月組に送り出しましたが、こうしてまた共演できるのは奇跡のよう」(柚希)、「私にとって柚希さんは入団した時からスター、初対面から雲の上の存在でした。今回ご一緒して、稽古場などでお話させていただくと、舞台上の勢いある柚希さんとは違って、普段は癒し系。中身の内面の繊細さ、優しさに触れさせていただき、少し近付けたように思えて嬉しいです」(美弥)と、ともに共演を喜んでいる様子。SHOW-ism XI『BERBER RENDEZVOUS』初日前会見より、左から)小林香(演出)、柚希礼音、美弥るりかさらに小林は「この世相ですので、シンプルにカッコいい、美しい、笑いたいといった感情を楽しむために劇場に来ていただきたいと思って作りました。自画自賛しているわけではないのですが、色々な音楽と色々な種類のダンス、(レギュラーメンバー)11人プラスゲストの方の、多種多様な魅力が散りばめられています。劇場は敷居が高いと思わずに、ぜひ気楽にいらしてください」と話した。小林のコメントのとおり、カッコよくて、美しいプロフェッショナルな女性たちの姿は非常に前向きなパワーを呼び、最終的には多幸感が劇場を包む。ライブエンターテインメントの良さをシンプルに集めたようなステージだ。公演は12月5日(月) まで同劇場にて。取材・文:平野祥恵
2022年11月21日日本テレビ、読売テレビでドラマが放送され、舞台化もされた芸人青春群像劇『あいつが上手で下手が僕で』(通称『カミシモ』)の舞台第2弾に、溝口琢矢と大平峻也の出演が決定した。2人が演じるコンビ「ノノクラゲ」は、荒牧慶彦と和田雅成が演じる「エクソダス」と同期のコンビ。東雲嵩紀と狭間くらげの2人で構成されている。くらげがピンで人気を集め、コンビ内の人気格差が問題になっているという設定だ。溝口は「この作品は自分にとってまさに未知なる領域への挑戦なので、今はとてもわくわくしています。もちろんいろいろとプレッシャーを感じる瞬間はあると思いますが、相方の大平峻也くんと共に全力で楽しませて頂きたいと思います!よろしくお願い致します!」とコメント。大平は「この度この作品に参加させていただけるということで、とても光栄に思っております。琢矢くんとは初対面が兄弟役、今回はコンビ役でなんかご縁を感じつつ、ワクワクしています。皆様今回の『カミシモ』、そして『ノノクラゲ』もぜひ楽しみにしていてください」と話している。東京公演(日本青年館ホール)は、11月18日~24日。大阪公演(COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール)は、12月2日~4日。
2022年08月11日美弥るりかが主演を務めるMusical『The Parlor』が4月29日に開幕する。本作は、『The Last 5 Years』をはじめ数々の海外ミュージカルの演出を手掛け、オリジナルミュージカルの創作も得意とする小林香による新作ミュージカル。今の日本で、どこか生きづらさを抱えている人たちのためによりよい社会をと願い開かれた場所「ザ・パーラー」を舞台に描く三世代の女性たちの物語で、ジェンダーギャップ指数 120 位と発表された日本で、小林自らがいま一番伝えたいものとして企画し実現した。作曲・編曲はアレクサンダー・セージ・オーエン。アメリカで、ASCAP 財団のルシール賞とジャック・イエレン賞の作詞家賞を受賞し、ミュージカルの音楽も手掛けるなど、いま注目されている新進気鋭の作詞作曲家だ。稽古が開始したばかりの頃、パーラーの娘であり、孤高の人気ゲームクリエイターの円山朱里を演じる美弥に話を聞いた。初めて演じる現代を生きているキャラクター――お稽古が始まって3日ほどだそうですが、どのようなことを感じられていますか?私は最近、悪役とか幻とか、キャラクターに特徴のある役が続いていたのですが、今回演じる朱里という役は、日本人で世代も近くて今の時代を生きているという、初めてのジャンルのキャラクターで。「普通の人ってどうやって喋るんだっけ」とそこがまず最初の大きな壁になっています。そしてもうひとつ難しく感じているのは、出演者の皆さんがハートフルな方ばかりだということ。この作品は(朱里の曽祖母の時代は談話室、祖母の時代は美容室、母の時代は喫茶室として)「人々が集まる温かい場所をつくりたい」とつくられた“ザ・パーラー”という場所が舞台になっているのですが、皆さんの一言一言にはそこにふさわしい温かさが滲み出ているんです。だから、朱里は人と関わりたくない人物なのに、ついつい私自身がその温もりに近づいていきたくなっちゃう(笑)。暖炉に当たりたくなるような気持ちになるんです。(芝居の中で)話を聞いて、うるうるしちゃったりして(笑)。――お稽古3日で既にそういう空気があるんですね。はい。最初に「男性として、女性として、不思議に思うことはあるか」についてお話しする時間をつくっていただいて。「全く何もないです」という方もいたし、「ないと思っていたけれど、今みんなの話を聞いたら、あれは実はちょっとストレスに感じていたかもしれない」とか、私も「演じるうえで、“男であること”“女であること”になんの意味があるんだろうと思っている人間もいます」ってお話ししたりしました。あれはすごく良い時間だったと思います。あとこれは私の勝手な憶測ですが、みなさんどこかで役とご自身の生活や人生がリンクしている気がしています。それで「自分が喋っているのか役が喋っているのかわからない」みたいな瞬間を味わっているのかなって。だからあまりにも響いてしまうというか、台詞として聞こえず、自分の心も共鳴してしまうんじゃないかと思います。さらに香さん(作・演出の小林香)が作品への想いをすべて伝えようとしてくださる方なので、稽古が最初から濃い。段取りをつける段階ですが、そこには既に“心”がくっついてきている感じがします。自身のジェンダーフリーな活動が朱里にも通じる――美弥さんが演じるうえで「“男であること”“女であること”になんの意味があるんだろう」と思われているのはなぜですか?私は宝塚歌劇団では男役だったのですが、退団して“男役”というヴェールを脱いだ時に、「性別に垣根なんてないのに、なんで“女優”というんだろう」ってすごく不思議に思ったんですよね。男役が終わったからドレスを着て歌いたいかと言われたら、私はそう思わなかったですし、無理に思うことでもないとも思いました。だから自然に「演じることに性別を持つ必要はない」と思い、「ジェンダーフリーな活動をしていきたいです」と言うことができました。そこには朱里とリンクするものがけっこうたくさんあります。だから私が朱里を演じることで、よりリアルさが出たらいいかなと思います。――朱里の祖母・阿弥莉を演じるのは剣幸さん、朱里の母・千里と朱里の妹・灯の2役を演じるのは花乃まりあさんで、おふたりとも初共演ですが同じ宝塚歌劇団出身です。なにか印象はお持ちですか?すごく個人的な話になっちゃうんですけど、剣さんは私が宝塚歌劇団に入るきっかけとなった方なんです。だからその方とお会いできる、そして言葉を交わし、お芝居を近くで感じて学ぶことができる、ということを奇跡のように感じています。小学生の私に「この人と共演できるよ!」って言ってあげたい気持ちです(笑)。花乃ちゃんは、学校の下級生の時から「すっごいかわいい子がいるらしい」って噂になっていたんですよ。実際、同期の男役たちと一緒に廊下ですれ違った時に、あまりにもかわいくて声をかけましたから(笑)。その時から「とてもナチュラルな方だな」と好印象を持っていました。ただ今回お会いしたら、思っていた以上にかわいくてびっくりしましたけど(笑)。これはすごく不思議なのですが、おふたりともまだお会いして1週間くらいなのに、既に安心してしまう温かさがあるんです。きっと剣さんがつくってくださっている空気だと思うんですけど、いい意味で3人とも普通に話せている感じがある。まさに家族といるような、自然体でいられるんですね。その空気が作品に繋がっていったらなと思います。朱里としてはそこに拒絶感がなくちゃいけないんですけどね。ついついお話したくなってしまいます(笑)。「宝塚歌劇団OGだからこうあるべき」という言葉に縛られずに――お話をうかがっていると、朱里はひとりでいたいキャラクターですが、美弥さんご自身は人と一緒にいるのが好きなのかなと感じます。好きです。でも、大勢といるより「一対一」が好きです……って言うと、今までずっと団体生活(宝塚歌劇団)だったので、どういうことってなるんですけど(笑)。大勢と戯れるのは得意なほうではないです。自分で言うのもなんですが、気を使っちゃうタイプで、いろんなことが気になって、心がすごく疲れちゃうんですよ。だから一人ひとりとじっくりゆっくり話すのが好きです。そしてその時は、本音しか言いたくない。私は無駄な時間は本当に要らないって思うから、うわべで話す時間はもったいなくて、最初から思っていることしか言いたくないんです。そういうふうに人と話すのがすごく好きですね。――劇中で阿弥莉さんの美容室や千里さんの喫茶室が「小さな自由をつくった」という表現がありましたが、美弥さんがつくりたいものはありますか?これが答えになるのかわかりませんが、宝塚歌劇団を卒業した時に「女優」という言葉に疑問を感じて、「私は演じるうえで性別を気にしません」と言ったことが、自分の武器にもなったし、生きるうえで「自分をラクにできるもの」「自分らしくいられるもの」を自らつくったなと思います。それを、例えばこれから卒業していく後輩たちが見て、「美弥さんみたいな人がいたから、私もこういうことをやってみようかな」と思ってくれたら嬉しいです。「宝塚歌劇団OGだからこうあるべき」ということにとらわれずに、一人ひとり違う人間で、人生も違うし、考え方も違うし、表現したいことも違うので、私はなるべくフリーダムにやっていきたいです。それでひとりでも勇気づけられたらいいなと思っています。すべてのエネルギーを「今」に――では、美弥さんの気持ちが強くなれるのってどんな時ですか?「今」を生きている時です。欲望も、そして希望もそうですが、生きていると人は必ず何かを望んでしまいますよね。でも、例えば過去を後悔している自分とか、未来でこうなっていてほしい自分とかって、どちらも「今」じゃない。私はもともと心配性で、過去はうじうじマンだったんですよ。だから例えば舞台でも、「今日もしあそこでこんなことしちゃったらどうしよう」とかそういうことばかり考えてしまっていました。でも実際には起きていないんですよ。つまりとっても無駄なんですよね、起きてないことにエネルギーを費やすって。過ぎ去った変えられないことにエネルギーを費やすこともそう。だからそのエネルギーをすべて「今」に持ってくるんです。そうすると、とても強い自分でいられます。「あ、私またうじうじしてる」と気付いた時、「はいはい、無駄でした。今を生きます!」って軽く思うだけで、なんだか気持ちがラクになったり、楽しくなったり、いま考えるべきことに気付けたりします。取材・文:中川實穗撮影:You Ishiiぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼント美弥るりかさんのサイン入りチェキを抽選で2名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★【Musical『The Parlor』インタビュー第2弾】美弥るりかさん・花乃まりあさん・剣幸さんの宝塚歌劇団OG3人の鼎談記事はコチラ→
2022年04月08日美弥るりかのライブ映像を収めたBlu-ray『The STORY from the Wonder「MIYA COLLECTION」』が3月30日正午より一般発売開始となった。美弥は宝塚歌劇団で男役スターとして活躍。男役だけでなく幅広い役柄を好演し、2019年に退団。本作に収録されているのは、2021年2月大阪と東京で開催された宝塚歌劇団退団後初となるライブ「the Wonder『MIYA COLLECTION』」の模様だ。演出・河原雅彦、音楽・瓜生明希葉、共演・仙名彩世といった刺激的なタッグと魅力溢れるゲストで織りなす、美弥の持つ際立つ美意識と、歌、ダンス、衣裳で多くの観客を魅了したエンタテインメントである。そのステージ映像を中心に美弥をはじめ、仙名彩世や輝生かなでによる振り返りスペシャルトークなども新録し、ステージの魅力を最大にお届けする映像作品に仕上がっている。■リリース情報Blu-ray「The STORY from the Wonder『MIYA COLLECTION』」価格:10,450円(税込)cubit club plusサイトにて発売中詳細: <収録曲>ACT1:M01.OuvertureM02.MirrorM03.あなたのとりこ〜夢みるシャンソン人形M04.聞かせてよ愛の歌をM05.JUA LA AFRIKAM06.黄昏のビギンM07.真赤な太陽M08.情熱M09.Mirror RipACT2:M10.木綿のハンカチーフ(美弥るりか・東山義久デュエット曲)M11.triangle(東山義久振付ダンス曲 / 美弥るりか、東山義久、他)M12.Giant StepsM13.長く短い祭M14.Do It BabyM15.Holy WaterM16.StoryEn.Everything For Love<特典映像>・各日ゲストインタビュー:東山義久[OSAKA 2.19 / TOKYO 2.28]、平方元基平方元基[OSAKA 2.20 / TOKYO 2.27]、伊礼彼方[OSAKA 2.21 / TOKYO 2.25-26]・美弥るりか、仙名彩世、輝生かなでスペシャルトーク:本編未収録6曲『Criminal』、『Show Me How You Burlesque』、『Ill Ray』、『Live While We’re Young』、『殺しのシンフォニー』(東山義久ソロ曲)、『Man Of Lamancha』(仙名彩世ソロ曲のパフォーマンス映像(映像のみ・フル尺)を盛り込んだ座談会。※仕様変更に伴う新録※権利上の都合により歌唱・演奏は含まれておりません。<CAST>美弥るりか中島康宏Kosuke輝生かなで岩室ゆみ埴岡桃佳吉田繭仙名彩世<GUEST>東山義久 [TOKYO 2.28]<MUSICIAN>Bass : 立川智也 Keyboard : 矢吹卓 Guitar : 武藤良明 Drums : 濵崎大地Synthesizer & Manipulation : 棚橋UNA信仁 Vocal : KAZCO<STAFF>構成・演出 : 河原雅彦音楽 : 瓜生明希葉振付 : 大澄賢也KAORlalive桜木涼介港ゆりか東山義久[triangle]【収録日】2021年2月28日日本青年館ホールにて収録
2022年03月30日小林香が作・演出を手がけるオリジナルミュージカル「The Parlor」が、美弥るりかを主演に迎え4月29日より上演される。そこでキービジュアル撮影現場に潜入、作品の魅力に迫った。タイトルにある“PARLOR”とは、3代にわたる女性たちが大切にしてきた場所を意味する。そこは曾祖母の時代には談話室に、祖母の時代には美容室に、母の時代には喫茶室へと姿を変え、そこに集う人々の憩いの空間となってきた。そして娘の時代へ……。美弥は母の死後、そんなPARLORを離れ、アメリカで成功をおさめた孤高のゲームクリエイター・円山朱里を演じる。撮影が行われたのは、都内にある築75年以上の洋風建築。建物内にはさまざまなアンティーク家具が並び、PARLORを訪れた人々の歴史を表しているかのようだ。そんななか美弥は、赤いラインの入ったパンツに、柄物のショート丈のジャケット、その奥には蛍光グリーンの鮮やかなタートルネックという衣裳で登場。抜群のスタイルとミステリアスな雰囲気を併せ持つ美弥だけに、難しいこんな組み合わせですらしっくりと着こなしてしまう。作・演出の小林も撮影現場に同席。作品の世界観や役どころに合わせ、随時アドバイスを与えていく。撮影は、ベロア地のソファに座ってのカットからスタート。小林が「今日の美弥さんは一段と賢そうでいいね。ゲームクリエイターっぽい」といたずらっぽく笑うと、美弥も「それは良かった」と微笑み、一気に場が和む。だが美弥演じる朱里には暗い過去があり、小林からも「笑顔はなしでOK」とのひと言が。すると美弥も瞬時に対応。傷を抱える朱里の内面が伝わるような、切なくも寂しい表情に目が釘づけになる。撮影は少しずつ場所を変えて進んでいく。外からの柔らかな光に包まれた美弥が、窓際に佇むカットでは、その場にいた一同から思わず「わー、きれい!」と歓声が上がるほど。デザイナーからも、「絵になり過ぎて言うことがないです」と太鼓判を押されていた。PARLORに集う人々の姿を通し、現代におけるさまざまな問題が浮かび上がる本作。そしてそのなかには、ジェンダーに関するものも。現場で小林から美弥に投げかけられた、「子供のころピンクの服を着ていた?当たり前のように赤いランドセルを使っていた?」という言葉も、実は物語の核心を突く重要な問い。もしかすると小林の稽古はすでに始まっていたのかもしれない。その後も撮影は順調に進み、1時間ほどで終了。その仕上がりをモニターでチェックしていた美弥も、「大丈夫です」と満足気な表情を見せる。作品の世界観が少しだけ垣間見えた撮影。ここから稽古場へ、そして本番の舞台へと向かうなかで、本作はいかなる熟成を遂げていくのか。信頼厚い小林と美弥だけに、その期待値は高く設定しておいても問題なさそうだ。取材・文:野上瑠美子
2022年03月03日惹き込まれるような大きな瞳。凛とした佇まいの中に、妖艶さを漂わせる。宝塚歌劇団在団中、独特の存在感と作り込んだ演技で高い人気を誇った美弥るりかさんが、音楽劇『GREAT PRETENDER』で、退団後初となる男性役に挑戦する。原作は、脚本家・古沢良太さんが脚本とシリーズ構成を手がけ、壮大でスリリングな展開が話題の同名アニメ。詐欺師たちが世界を股にかけ、騙し騙されの壮大なコンゲームを繰り広げる物語で、美弥さんはフランス人詐欺師のローランを演じる。「原作のアニメがとても面白くて、見始めたら引き込まれて、一気に見てしまいました。私が演じるローランはクールでエレガントさもありながら、どこか異色さも感じさせる存在。退団した自分がもう一度男性を演じるのはすごく不思議な感じですが、オファーをいただいたということは、これまでに培ってきたものが役に立つ部分があるんだろうと思ったんです。ただ、宝塚時代はメイクもすべて足し算で作り込んでいましたが、同じやり方ではみなさんの中で浮いてしまう気がするんです。退団していろんなことを経験した今の私が演じるのが、たまたま男性の役だったというつもりで、ビジュアルにしても演じ方にしても、これまでの延長ではなく新たな表現に挑戦していけたらと思っています」ローランは主人公の枝村真人(通称・エダマメ)を、大掛かりなコンゲームに巻き込んでいくキャラクター。このエダマメを演じるのが、Kis-My-Ft2の宮田俊哉さん。「ビジュアル撮影の時に宮田さんにお会いしたら、すでにエダマメの雰囲気そのもので、完成度が高くて驚きました。ふとした時に周りの空気を柔らかくしてくださる方で、私とは別の角度で物事を見ていらっしゃるのがとても印象的でした。考えが深くて、さりげなくおっしゃった言葉に私自身考えさせられることが多いんです。作品において、ローランとエダマメは濃い関係性です。お互いの作品や役への想いを通わせながら、作っていけたらと思いますし、それがすごく楽しみなんです」役柄や作品と同様に美弥さんの心を動かしたのは、退団後に開催したショー『MIYA COLLECTION』の演出も務めた演出家・河原雅彦さんの存在。「男性を演じようと思ったのも、河原さんが演出だからというのが大きい」と話すほど。「絶妙な感性をお持ちの方で、ちょっとしたところにも妥協しない。例えば、間がダレてしまわないよう場面転換のわずか1秒の差に気を配ったり、開場時に流れる音楽を開演に向けてお客さんの気持ちを徐々に高揚させていく選曲にしていたり、本当に細かいところまで徹底されているんです。ただ、前回はショーでしたが、お芝居の稽古になると厳しいらしいと宮田さんから伺って、優しい面しか知らないのでちょっとドキドキしています(笑)」美弥さんといえば、在団中から、中性的な役柄や女性役など幅広く演じ、他の男役にはない唯一無二の魅力を放っていた人。「自分が本当にやりたいことを選んできたら、いつの間にかみなさんからそう言っていただくことが増えていった感じなんです。それを受け入れられるようになったのは、2015年くらい。そうなってから個性的で面白い役をいただいて、自分なりの表現を探していくのも楽しいと思うようになって、少しずつ人と違う色を意識し始めた気がします。いま大事にしているのは、人と比べるよりも、まずは、美弥るりか、そして本名の自分自身として、ちゃんと胸を張れるような生き方をすること。そうすることが、結果的に素敵な表現に繋がっていくんじゃないかと思っているんですよね」音楽劇『GREAT PRETENDER グレートプリテンダー』自称“日本一の天才詐欺師”エダマメ(宮田)は、旅行中のフランス人・ローラン(美弥)を騙したつもりが逆に騙されてしまう。リベンジを決意した彼は、ローランを追ううち、もっと大きなコンゲームに巻き込まれ…。7月4日(日)~25日(日)池袋・東京建物 Brillia HALL監修/古沢良太脚本/斎藤栄作演出/河原雅彦出演/宮田俊哉、美弥るりか、加藤諒、山本千尋、仙名彩世、福本伸一、平田敦子、三上市朗、大谷亮介ほかS席1万2000円A席9000円サンライズプロモーション東京 TEL:0570・00・3337(月曜~金曜12:00~15:00)大阪公演あり。みや・るりか2003年に宝塚歌劇団に入団し、男役ながらも、女性役も含め幅広い役柄をこなし高い人気を博す。’19年の退団後は、舞台のみならずファッションや美容などの分野でも活躍。ジャケット¥69,300パンツ¥33,000(共にクチュール ド アダム)リング、人差し指¥44,000薬指¥73,700小指¥81,400(以上ジジ) すべてホワイトオフィス TEL:03・5545・5164左耳上マラカイトイヤカフ¥93,500左耳下オーバルイヤカフ¥88,000(共にプライマルsupport@prmal.com)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年6月30日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・古田千晶ヘア&メイク・AYAインタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年06月28日美弥るりかによるステージthe wonder「MIYA COLLECTION」が2月19日に開幕する。昨年2月に上演予定であったがコロナウィルスの影響で延期し、1年越しに上演が叶う本作について美弥に話を聞いた。昨年、開幕2日前というタイミングで公演中止となってしまった本作。美弥は当時を振り返り「受け入れるのに少し時間がかかってしまう出来事ではありました。でもこうして1年後にカタチになったこと、皆様にそのお知らせができたことが、何よりも嬉しいです。待っていてくださった方には感謝の気持ちでいっぱいです」と明かす。河原雅彦が演出を手掛けるステージとなるが「河原さんも初めて音楽公演を演出されますし、私も宝塚歌劇団を退団(’19年6月)してからこのようなコンサートをするのは初めてなので、ザ・コンサートじゃないものにしたいですねと話してつくりました。第一部はストーリー性を感じられるような、そしてメッセージ性もあるようなステージになる予定です。逆に第二部はちょっとリラックスして、お客様とのコミュニケーションも取れたらいいなと思っています」と語る。音楽に関しても「河原さんとお互いのオススメ曲を出しながら考えました」と言い、「振付も刺激的。今までにやったことないようなジャンルのダンスもあります。そんな動きしたことない!と身体が驚いていました(笑)」と、これまでにない美弥が観られる公演になりそう。日替わりゲストは東山義久、平方元基、伊礼彼方。それぞれの印象を尋ねると、東山は「東山さんにしか出せない色気と言いますか、不思議なオーラがあります。東山さんといえばダンスなので、コラボをさせていただけたらと思っています」。伊礼は「すごく端正で“リアル王子様“という印象があったのですが、お話するとすごく面白い方で(笑)。昨年、稽古でご一緒したときはその声量や表現が素晴らしくて刺激を受けたので、今回も楽しみです」、新たにゲストに加わった平方は「昨年夏に別の公演で初めてご一緒したのですが、稽古場でのお芝居にとても感動しました。ミュージカルって、こうやって芝居と歌が奇跡のように一致しているから、こんなに人の心に響くんだよな、と感じました。ぜひまた共演できたらと思いお願いしました」と、どの公演も魅力的なコラボになりそう。美弥が「観劇できない時代だからこそ、充実感や納得や幸せ……そういう何かチケット代以上のものを届けられる人でいたいと改めて考え直した」と語る今だからこそのステージが届けられる本作は、2月19日(金)から21日(日)まで大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月25日(木)から28日(日)まで東京・日本青年館ホールにて上演。ライター:中川實穂カメラマン川野結李歌ヘアメイク:清原貴絵スタイリスト:清原愛花ジャケット¥36,000/BASE MARK(エム)、その他/本人私物(問い合わせ先 エム 03-3498-6633)
2021年02月09日『映画 えんとつ町のプペル』の初日舞台挨拶が25日に都内で行われ、窪田正孝、芦田愛菜、小池栄子、大平祥生(JO1)、西野亮廣、廣田裕介監督が登場した。同作は、お笑いコンビ・キングコングの西野亮廣が脚本&監督を手掛けた累計発行部数40万部を超える絵本の映画化作。厚い煙に覆われ、“星”があるなんて誰も想像すらしなかった“えんとつ町”で、少年・ルビッチ(声:芦田愛菜)とゴミから生まれたゴミ人間・プペル(声:窪田正孝)が出会い、大冒険が始まる。声優に初挑戦となった大平は「めちゃくちゃ難しかったんですけど、西野さんが助けてくださったりして、終わった後は達成感だったりほっとした気持ちになりました」と振り返る。「映画を見終わって、めちゃくちゃ泣きました。めちゃくちゃ泣きました」と泣いたことを2回も強調していた。西野が大平について「すごい練習してきてくださったんですよ。その跡が見えたので、チームが締まったし、途中止めてブースに入ってけっこうラリーもしました」と明かすと、大平も「けっこう、ご指示を受けました」と語る。廣田監督も「ガンガン応えようとしてくれて、すごく根性のある方。作ってきていただいていた芝居の感じがイケメンすぎたので、『口数が少ないけど、興味のあるところには前のめりになっちゃうようなキャラクターでお願いします』と方向修正させていただいて、そこにガッチリと応えていただいた」と称賛し、西野は「へそを曲げないというか、こっちがどんなリクエストしても、全部誠実に向き合っていただいて、最高でした」と感謝した。イベントでは「来年チャレンジしたいこと」をそれぞれ発表したが、大平は「ワサビを食べられるようになる」と宣言。「お寿司が大好きなんですけど、唯一ワサビが食べられなくて。もう20歳になったので、そろそろ大人の味を味わえるようになりたい。もうちょっと大人になりたいなと思って、ワサビです」と説明すると、西野も「かわいいなあ!」と笑顔になっていた。
2020年12月25日日本一可愛い女子高生を選ぶミスコンテスト「女子高生ミスコン2020ファイナル審査」が20日、都内で行われ、東京都在住で高校3年生の大平ひかるさん(18歳)がグランプリに輝いた。名前を呼ばれて満面の笑みを浮かべた大平さん。「女子高生ミスコンのグランプリに輝くことができて本当に本当に幸せです。私を含めたファイナリストたちがこのステージに立っていることは応援してくださった皆さん、このコンテストを応援してくださった皆さんのお陰です。本当にありがとうございます」とファンに感謝した。大平さんはかつて、ももいろクローバーZの妹分グループのメンバーとしても活躍するなど、7年間アイドルとして活動していたという。そのせいか、ゲストMCで出演した丸山礼から「素直で良い子で人柄も選ばれた理由だと思います。それと自己プロデュース力がすごくて私も勉強になりました」と絶賛される場面も。今後は「日本中、世界中に羽ばたけるように頑張りますのできっかのことを見ていてください!世界のアイコンになれるように頑張ります!」と意欲を見せた。2016年からスタートした同コンテストは、日本一かわいい女子高生を決定する全国規模のコンテスト。"みんなで選ぶ、日本一かわいい女子高生を決める"をコンセプトに、高校生の生活習慣に基づいたエントリー・審査方法を採用してグランプリ決定までの過程を視聴者参加型で楽しんでもらう新しい形のミスコンで、毎年数多くのスターを輩出して大きな注目を集めている。この日行われたファイナル審査には、全国各地の激戦を勝ち抜いた12人のファイナリストが集結していた。なお、準グランプリとモデルプレス賞には東京都在住で高校3年生の鈴木結奈さん(18歳)、審査員特別賞とキレイモ賞には香川県在住で高校3年生の東原優希さん(18歳)、SNOW賞には愛知県在住で高校2年生の増田彩乃さん(17歳)がそれぞれ選ばれた。
2020年12月21日2021年2月より大阪と東京で上演される美弥るりか主演のthe wonder「MIYA COLLECTION」の豪華ゲストと公演日程が発表された。本公演は、2019年6月宝塚歌劇団を退団した美弥るりかを中心に、演出・河原雅彦、音楽・瓜生明希葉、共演・仙名彩世といった新鮮なタッグと豪華なゲスト陣で織りなす華麗なるエンタテインメント。新型コロナウイルス感染拡大防止のために一時上演中止となったが、2021年2月上演の延期公演を発表。ファンが待望していたゲストと公演の詳細はこの度発表された。美弥や仙名と共に、東京・大阪公演共通の日替わりのゲストとして、東山義久、平方元基、伊礼彼方の出演が決定。公演は、2021年2月19日(金)〜21日(日)に大阪・梅田芸術劇場メインホール、2月25日(木)〜28日(日)に東京・日本青年館ホールで上演される。チケット発売は2021年1月9日(土)。詳細は「MIYA COLLECTION」のオフィシャルサイトをチェックしてほしい。【公演概要】the wonder「MIYA COLLECTION」<大阪公演>2021年2月19日(金)~21日(日)会場:梅田芸術劇場 メインホール・2月19日(金)18:30 / ゲスト:東山義久・2月20日(土)13:00 / ゲスト:平方元基・2月21日(日)13:00 / ゲスト:伊礼彼方料金:S席 / 13,000円、A席 / 8,000円、B席 / 7,000円(全席指定・税込)<東京公演>2021年2月25日(木)~28日(日)会場:日本青年館ホール・2月25日(木)18:30 / ゲスト:伊礼彼方・2月26日(金)13:00 / ゲスト:伊礼彼方・2月27日(土)13:00 / 18:00 / ゲスト:平方元基・2月28日(日)13:00 / ゲスト:東山義久料金:S席 / 13,000円、A席 / 8,000円(全席指定・税込)一般前売り開始:2021年1月9日(土)オフィシャルサイト:
2020年11月20日グローバルボーイズグループ・JO1の新レギュラー番組『JO1スターギャザーTV』(ABEMA 毎週金曜22:00~)が9日にスタート。大平祥生、佐藤景瑚、鶴房汐恩、豆原一成がブレイクダンスに初挑戦した。『JO1スターギャザーTV』は、世界の頂点を目指すJO1のメンバーが、同世代で同じく世界を目指す“ゲンセキさん”をスタジオに招き、パフォーマンスやその心構えを学んでいく番組。初回となった9日の配信では、ブレイクダンスのユース五輪金メダリスト・河合来夢が“ゲンセキさん”としてゲスト出演。河合のこれまでの実績を紹介したMCのかまいたち・濱家隆一が、メンバーたちに「この世界レベルのブレイクダンスをJO1にも取り入れたくない?」と提案し、自ら志願した大平祥生、佐藤景瑚、鶴房汐恩、豆原一成の4人が挑戦することに。河合のお手本のもと、全ての動きを止める決め技“チェアー”に挑戦したメンバーたちは、体幹が重要なポイントとなるこの技に、「無理でしょ!」「腕が支えられない…」と苦戦。そんな中、ダンス歴の長い大平は、河合のお手本を自分なりの解釈で理解したのち、見事一発で成功し、スタジオは歓声に包まれた。また大平は、開いた足を振って閉じることで回転力を生む“バックスピン”や、倒立から片手に全身を乗せる大技“片手フリーズ”も難なく成功させ、「センスある!」と河合を唸らせた。番組の後半では、佐藤・大平ペアVS鶴房・豆原ペアの二手に分かれて本気の「ダンスバトル」を実施。「技の技術力・音楽にきちんと合わせられているか・相手を挑発するバトル感」の3点が重要なポイントとなるこのダンスバトルでは、やる気満々の4人による激しい熱戦が繰り広げられた。先行の鶴房は、ピースをしたり空中で両足を拍手してみたりと、佐藤・大平ペアを次々と挑発。しかし、技を披露する際に尻もちをついてしまうハプニングに見舞われ、見守っていた他のメンバーたちは、この可愛らしい失敗に大爆笑した。続いて、後攻の佐藤は華麗なステップで他のメンバーたちを魅了。さらに、大平と連携したダンスを披露した際には、2人の息の合ったチームワークにスタジオからは歓声が起こった。また、豆原が抜群の運動神経で次々と大技を繰り出すと、大平も、河合から習った技を駆使しながら応戦するなど、スタジオは大盛り上がりとなった。かまいたちの2人も「思ってたより良かった! カッコよかった!」と大絶賛したダンスバトルの勝利の行方は、ABEMAビデオにて1週間無料で視聴することができる。また、プレミアム会員限定として、ここでしか見ることができないプレミアムコンテンツを配信している。(C)AbemaTV,Inc.
2020年10月12日舞台『ここはグリーン・ウッド』のキャストが1日、明らかになった。小西成弥、大平峻也、影山達也、の長妻怜央が出演する。同作は、1986~1991年にかけて『花とゆめ』(白泉社)にて連載されていた、那州雪絵の代表作。主人公・蓮川一也は、初恋の女性が唯一の肉親である実兄と結婚してしまい、失恋のショックから全寮制の名門男子高校「緑都学園」に進学を決意するも、入学前日に胃潰瘍を患い、1か月遅れで入学・入寮することに。学園附属の寮・通称「グリーン・ウッド」は、寮長の池田光流・生徒会長の手塚忍・同室の如月瞬を始め、“変人の巣窟”と噂される程、一筋縄ではいかない個性派な面子が揃っていた。国内のみならず海外でも高い評価を得ている同作だが、舞台化は初めて。蓮川一也役には『あんさんぶるスターズ! オン・ステージ』シリーズの小西成弥、如月瞬役にはミュージカル『刀剣乱舞』で第69回NHK紅白歌合戦にも出場経験のある大平峻也、手塚忍役にはハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」でメインキャラクター・影山飛雄を演じ切った影山達也、作品の中でも人気の高い池田光流役には今、舞台「7ORDER」で話題の長妻怜央が決定した。○小西成弥 コメントはじめまして、蓮川一也を演じさせていただきます、小西成弥です。学園ものということで制服を着られるので凄くワクワクしています。演出のほさかようさんとは何度もご一緒させていただいているので楽しみですし、素敵な作品になること間違いなし!だと思います。稽古に入る前にしっかり準備をして作品に取り組みたいと思います。皆さん、是非劇場でお待ちしております!!○大平峻也 コメントこの作品は、昭和、平成、そして令和、沢山の方の心に青春をくれた作品です。そんな偉大な作品に如月瞬役として出演させていただける事とても光栄に思います。原作ファンの皆様に当時の気持ちや、青春の香りを感じていただけるよう、初めてこの作品を知る方にはこの作品の世界を存分に楽しんでもらえるよう精進していきますので、ぜひ会場に足を運んでくだされば嬉しいです。○影山達也 コメント皆さま初めまして!「手塚忍」を演じさせていただきます、影山達也です!忍は冷静沈着、ポーカーフェイスな生徒会長という事で、僕とは正反対な性格の役どころを演じる事が今から楽しみです!皆さんに楽しんで頂けるように精一杯頑張ります!!夏の劇場に、いや、緑都学園のグリーン・ウッドに遊びに来て下さいね!○長妻怜央 コメントはじめまして、池田光流役を演じさせていただきます長妻怜央です。長く皆さんに愛されているこの作品に出演できるということでとても光栄です。原作も読ませていただいて、個性的なキャラクターが沢山いる中で、光流は、とにかく、かっこいい !というのが素直な感想でした!!こんなにかっこいい役で、僕よりも年上の方々と共演、さらに、年下の僕が先輩役をやらせて頂くのは不安もありますが、スタッフの方々に諸々ご指導いただきながら、しっかり役作りをしていきます。池田光流は、長妻怜央で良かったと思ってもらえるように、精一杯頑張ります!!!公演は7月19日~7月28日、天王洲銀河劇場にて。脚本・演出は、ほさかようが務める。(C)那州雪絵/白泉社
2019年06月01日大平技研は10月27日、プラネタリウム「MEGASTAR」シリーズの新たな機種を開発し、初号機を三菱自動車工業の名古屋製作所岡崎工場にある工場見学施設に納入したと発表した。今回納入された施設は、同社が同工場の生産能力を拡大させたのに伴いリニューアルされたもので、新型MEGASTARは、直径6mの遊牧民の移動式住居であるゲルを模したドーム内に小型プラネタリウム投影機とデジタル投影システムが設置された。上映作品も大平技研が新規に制作を行い、100万個以上の恒星による星空と、岡崎で見上げる四季の風景が再現されたものとなっている。なお大平技研では、今回納入を行った新型プラネタリウムについての詳細は、改めて紹介を行う場を設ける予定としている。
2015年10月28日大平技研とソニーDADCジャパンは10月13日、プラネタリウム「MEGASTAR」用超精密恒星原板「GIGAMASK」を共同開発したと発表した。「GIGAMASK」は、大平技研のプラネタリウム技術および恒星データ処理技術とソニーDADCジャパンの超精密パターニング技術を合わせることによって開発された。ソニーDADCジャパンの大容量高密度光ディスクマスタリング技術を駆使して直径200nmの極微穴加工技術を実現したことにより1等星から20等星までの微光星を正確に再現し、10億個以上の恒星を投影することが可能となった。同製品は従来型の光学式プラネタリウム投影機「MEGASTAR」と互換性があり、「MEGASTAR-IIA」以上の機種であれば「GIGAMASK」へアップグレードが可能となっている。なお、「GIGAMASK」搭載機については、今後発表するとしている。
2015年10月13日