俳優の福士蒼汰が29日、都内で行われた主演映画『曇天に笑う』(2018年3月21日公開)の完成披露舞台挨拶イベントに、中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介、小関裕太、市川知宏、加治将樹、若山耀人、本広克行監督とともに登場した。同作は唐々煙による人気作を映画化。300年に1度復活し、人々に災いをもたらすというオロチの力を巡り、曇(くもう)家の曇天三兄弟(福士蒼汰、中山優馬、若山耀人)、明治政府右大臣・岩倉具視(東山紀之)の直属部隊・犲(やまいぬ)、政府の転覆をもくろむ忍者集団・風魔一族らの戦いを描く。イケメンだらけの同作に「女性が読んでる原作なので萌えにこだわった」という本広監督。「今日も昼間イベントやったんですけど、すぐイチャイチャし始めるんですよ。男子校みたい」と役者陣の仲のよさについて語り、「夜はちゃんとするからイチャイチャ禁止ねって言って」と明かした。「もし自分が女子だったら登場人物の誰に惚れる?」という質問に、福士は「優しい人が好き」と、桐山演じる白子を選ぶ。桐山は「ありがとう! 家事担当なので、料理作ったりとか、アイロンがけしたりとか、いろんなことをします」と役の設定で応えた。また桐山も「もしかしたら両想いかもしれないですね。僕も天火ですかね」と福士の役を挙げ、「カップル成立?」とニヤリ。「ポジティブなことを言ってくれる人って、引き寄せられる。明るい人がいいですね、男も女も」と理由を語った。また、中山は「明らかに強いやんこの人、みたいなところに惹かれる」と鷹峯(大東)、古川は「笑顔が素敵」と天火、大東は「将来有望」と宙太郎(若山)、小関は「ハングリー精神が好き」と空丸(中山)をそれぞれ選ぶ。告白大会の様相を呈してきたイベントに、本広監督は「イチャついてるよなあ」とぼやいていた。さらに市川は「岩倉(東山)さんかな。権力者、偉い人が好き。東山さんは色気もすごくて」と意外な回答で驚かせ、若山は「蒼世(古川)ですね。とにかくクールでカッコよくて、ピンチな時にちょっとだけ微笑むんですよ。そのギャップが萌えます」と熱弁。最後に本広監督が「役じゃなくて市川くん。(撮影中に)立ち位置を探す姿が最高です」とオチをつけた。
2018年01月29日2月より放送スタートする遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研出演ドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。この度、本作に本田望結、吉田羊、岡田将生、役所広司らが出演することが決定した。今作は、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することになったバイプレイヤーズたちだが、なぜかロケ地を間違い無人島に漂流、突然南の島でのサバイバル生活を強いられるという物語が展開していく。■テレ東朝ドラ「しまっこさん」ストーリー今回発表された俳優陣が出演するのが、このドラマの劇中劇、朝ドラ「しまっこさん」。過疎化が進む南の島にやってきた少女・花崎志麻子が、土地の守り神の精霊“しまっこ”たちと出会い、島民の優しさに触れ、やがて島を守るため、廃校寸前の学校を存続すべく教師になっていく、少しファンタジックな青春物語を描く。■本田望結が朝ドラヒロイン! 「撮影を楽しんでいます」島を守る志麻神社の巫女の末裔で、ヒロイン・花崎志麻子を演じるのは、「家政婦のミタ」『母と暮せば』などに出演し、フィギュアスケート選手としても活躍する本田望結。「今回お話をいただいた役名を聞いた瞬間は驚きと笑いでした」と心境を明かした本田さん。「本田望結の役であり、私ではない部分を役者として演者になりきり…と、難しさもありますが私自身、撮影を楽しんでいます」と撮影の様子を語り、「ご覧になっていただける皆様が、毎週楽しみにしていただけますと嬉しいです」とメッセージを寄せている。■吉田羊&岡田将生らも参加! 役所広司はキーマンに?また、ヒロインの母・礼子役で吉田羊、担任教師・岡山太郎役で岡田将生、図書館の館長で礼子の元恋人・光井賢二役で甲本雅裕、志麻子の学校の校長・松家重光役で森下能幸、島の教育委員長・田中友樹役で野間口徹、そして小日向文世、菅田俊と実力派キャストが脇を固める。さらに、役所広司がカギを握るとんでもない役を怪演するとか…。■キャストコメント到着念願のバイプレイヤーズの出演依頼に思わず小躍りしたと言う吉田さん。「テレ東の朝ドラ…架空の設定ですけどこれって…布石ですよね(笑)?テレ東さん、期待しております!」とコメント。岡田さんは、「岡田将生役の岡田将生さんでーす!と始まる現場はこの現場だけだろう。前回も参加させてもらったときのことを思い出しました。スタッフキャストの皆さんがとても素敵でいい緊張感と遊び心がある現場で、また今回も参加させてもらえることを嬉しく思ってます」と出演への喜びを語る。一方、甲本さんは「この話を頂いたとき、やっとバイプレイヤーズの仲間入りかと大喜びでした。がしかし、テレ東の朝ドラ?なんじゃそれ?…面白れーじゃねーかー!ふざけたことを真剣にできる最高の現場でした!次はレギュラーで…」と撮影を楽しんだ様子。森下さんも「全力で取り組んで参ります!宜しくお願い致します!」と意気込み。ずっと出演したいと思っていたと言う野間口さんは、「嬉しかったのですが、その役柄を聞いてかなりのプレッシャーでした。ただ、現場はとても楽しかったので、いまからオンエアが楽しみです」と話し、役所さんは「とても楽しい現場でした!なにより、番組の一ファンとして第2弾がどうなっていくのか、楽しみでたまりません!」とこれからの展開が気になっていると述べた。なお、「しまっこさん」公式Webサイトもオープン中。本編はもちろん、豪華キャストで贈る劇中ドラマも見逃せない。「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月18日遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研らが出演する、2月スタートのドラマ「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」。この度、本作の衝撃のオープニング写真が公開され、あわせてオープニングテーマが前作から引き続き「10-FEET」が担当することが分かった。今作では冬なのに南の島で、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することになるのだが…というストーリー。到着したオープニング写真では、バイプレイヤーズたちが黒スーツでなんと海の中へ!こちらは大杉さんの「海から出てきたらどう?」という発案から始まったようで、浅野敦也プロデューサー・監督は「『絶対カッコよくなる!』と確信できたのですが、同時に『11月の寒い海に入るなんて無理だ…いま楽しいお酒の席だから、そうおっしゃっているに違いない…』と思っておりました。しかし衣裳合わせで『え?そりゃ、やるでしょ?』と大杉さんは変わらずおっしゃいました」と明かす。濱谷晃一プロデューサーも「『スーツのまま海から出てこよう!』と仰った大杉さんも、それに賛同したほかのメンバーも、とってもクレイジーでカッコいいなと思いました。まあ、お酒の席でしたが(笑)ドラマ『バイプレイヤーズ』がプライムタイムになっても攻めの姿勢を忘れない!という意気込みの象徴になっていると思います」とコメント。一体どんなオープニングになったのか、全容は初回放送を要チェックだ。また、前作のオープニングでは「10-FEET」の「ヒトリセカイ」の曲と共に、黒いスーツ姿でクールに歩く名バイプレイヤーたちが大きな反響を呼んだが、今作のオープニングテーマは、「10-FEET」が昨年11月にリリースした新アルバムのタイトル曲「Fin」に決定。オープニングに関して、バイプレイヤーズからもコメントが到着した。■遠藤憲一:激しさの中に美しさもあって、これから何が起きるんだろうというワクワクを感じさせてくれる、オープニングにぴったりな曲をありがとう!!■大杉漣:ぼくたちバイプレイヤーズの気迫のオープニング映像に襲いかかる10-FEETの楽曲♪どうぞ度肝抜かれてください!!■田口トモロヲ:10-FEETのカッチョヨイ華々しきビートの幕開け!番組ごと大きく飛翔するようでとても嬉しいです!!■松重豊:「あと少しだけそこにいたくて」僕らも戻ってきました。オープニングにぴったりですね。■光石研:オヤジたちの導火線に火をつける、10-FEETのrock’n’roll!We are back!だぜ、Baby!「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月06日2017年1月クールのドラマ24枠で放送された「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」が、2月7日(水)より「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」のタイトルで、今回はプライムタイムでの連続ドラマとして放送することが分かった。「バイプレイヤーズ」とは?本作は、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、松重豊、光石研、寺島進らが共同生活を送る“おじさんのテラスハウス”として話題を集めた、ゆるシブコメディドラマ。日本の映画・ドラマ界に欠かせない名脇役が本人役で出演し、「東京ドラマアウォード2017」作品賞<連続ドラマ部門>優秀賞、「第33回ATPテレビグランプリ」優秀賞を受賞した。今作はテレ東なのに朝ドラ? しかも無人島!?新たにプライムタイムにて放送される今回は、冬なのに南の島、「テレビ東京が始めた朝ドラ」と「無人島」という新たなステージを用意。バイプレイヤーズたちは、テレビ東京がスタートさせる朝ドラ「しまっこさん」で共演することに。ところが、なぜかロケ地を間違い無人島に漂流!?突然南の島でのサバイバル生活を強いられる。一方、業界は彼らの失踪劇で深刻なバイプレイヤー不足になるのではという騒動に。そんな中ドラマの撮影は初日を迎えるが…というあらすじだ。また今回の出演は、寺島さんがスケジュールの都合により出演しないということだが、遠藤さん、大杉さん、田口さん、松重さん、光石さんは出演。また、紅一点ジャスミン役の北香那は、今作は大杉漣の付き人として登場。さらに、豪華ゲストも出演予定だ。キャスト陣からコメント到着!田口さんは「またメンバーのみなさんと、そして視聴者のみなさんと再会することが出来て、もうミラクルのような幸せです。またまたみんなと飲める!このワクワク感が映れば、そして観てもらえれば、と思います」と喜び、大杉さんは、「是非一人でも多くの方に見て頂きたいと本当に願っています。見ないと…(ニヤリ)」とコメント。遠藤さんは、「今作の話が来たとき、『前作を超えるの無理じゃない?でもやるんだ』…と思いながら初日、現場へ行ってみたら、『超えそう!』という感触を持ったんで、是非!見て下さい」と話し、光石さんも「今作の話を聞いて、僕は率直に嬉しかった。前作を超えるものになっていますので、是非みなさん、乞うご期待!」と2人とも早くも前作超えの確信を抱いたと明かす。また「しかしテレ東、こんな面倒くさいオジさんたちに、よくまた招集かけたなぁ」とつぶやく松重さんは、「イケメンも出ません。愛も感動もありません。スリルもサスペンスもありません。いわゆるドラマファンの皆様、申し訳ない。ただただオッさん5人でわちゃわちゃしているだけのドラマです」とコメント。北さんは「私自身、前作よりもより馴染んでいるかもと感じているので、おじさまたちとの距離が近くなったジャスミンをぜひ見てください」と見どころをアピールしている。なおこの放送を前に、前作から選りすぐりの7話を一挙放送!「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」一挙放送は、1月3日(水)23時30分~放送。※24時50分~55分まで中断ニュースあり「バイプレイヤーズ~もしも名脇役がテレ東朝ドラで無人島生活したら~」は2月7日(水)より毎週水曜日21時54分~テレビ東京ほかにて放送(初回のみ15分拡大)。(cinemacafe.net)
2018年01月03日俳優・大杉漣が様々な街を歩く散歩番組「大杉漣の漣ぽっ」が、1月3日(水)に地上波&BSで合わせて4時間の“新春特番”を放送することが決定した。大杉漣、“鎌倉”&“高知”をお散歩BSフジにて月1回放送中の本番組は、大杉さんが様々な街をゆる~く歩く旅バラエティ。今回の新春特番では、地上波にて鎌倉を散歩する模様を放送する「大杉漣の漣ぽっ~2018年は鎌倉を歩いて運気を上げよう!~」を、BSフジでは高知を歩く「大杉漣の漣ぽっ新春SP!!2日間、高知のハシからハシまで歩いたぜよ!?」を放送する。鎌倉では、“豪華ゲスト”と共に街歩き!通常放送では、スタッフに出される“漣楽”という名の指令を目指し一人で街を歩く大杉さんだが、今回地上波放送では女優の板谷由夏をはじめ、勝村政信、要潤、田中要次、山崎まさよしの豪華ゲストを迎え鎌倉の街を歩く!また放送では、30年来の友人である勝村さんからは北野武監督の『ソナチネ』で沖縄を訪れた際の裏話が飛び出し、板谷さんからは『avec mon mari』の撮影時のエピソードが語られるなど、知られざる撮影秘話が続々登場。一方で、今回はなかなか指令の場所が見つからず苦戦した大杉さん。過酷な道のりを共に歩き、大杉さんと即興セッションも披露した山崎さんは、「珍しいものも見ることができて楽しい散歩ができた」とふり返っている。ゲストを迎えた今回。「いつもと少し違う形での“漣ぽっ”をお見せ出来たのではないでしょうか」と明かす大杉さんは、「歩きながら子どものように素直に喜び笑う勝村政信さんや板谷由夏さんを見ることも新鮮でしたし、要潤さんは本当に芯のしっかりした俳優さんでした。そして、田中要次さんは飾らぬ自然体でご自分を語り、敬愛するミュージシャン・山崎まさよしさんのユーモアあるお話も絶品でした。最後には信じられないセッションもありました!いやあ、この日一番の緊張感を味わいましたね。今回“漣ぽっ”で、普段の素に近い皆さんの姿を見せていただいたことを本当にうれしく思っています」とコメントしている。高知では新たな指令スタイルが!?高知を歩く2時間スペシャルでは、これまで1日で指令をクリアしてきた大杉さんだが、今回は新たな指令スタイルに困惑した様子。映画監督の安藤桃子に出会うなど、様々な出会いに恵まれながら、高知の街並みと自然をたっぷり堪能しつつ、ゴールを目指していく。まず高知を歩いてみて「念願の四万十川は想像以上」と感想を語った大杉さん。「いいところなんだろうと想像はしていたのですが、実際に訪れてみると本当に素晴らしかったです。自然・風景に加えて、地元の皆さんがとてもお元気で、それってなぜだろうと考えたのですが、おそらく環境の力もあるのかもしれませんね。僕たちの番組で皆さんに元気を感じていただくこともあると思うのですが、今回はお会いする皆さんがとても前向きな感じがありまして、逆に元気をいただけたことがとてもうれしかったですね」と高知を満喫したよう。今回は合計4時間の放送ということで、大杉さんは「いままで、こういう形はなかったですよね」と言い、「歩くことの楽しさを皆さんにお伝え出来ればと思っております。わがまま、気まま、思うまま、ですね。視聴者の皆さんも一緒にその町を歩いている気持ちになって頂ければうれしいです。乞うご期待ですぞ!」とメッセージを寄せている。「大杉漣の漣ぽっ~2018年は鎌倉を歩いて運気を上げよう!~」は2018年1月3日(水)7時~フジテレビにて放送(関東ローカル)。「大杉漣の漣ぽっ新春SP!!2日間、高知のハシからハシまで歩いたぜよ!?」は2018年1月3日(水)14時~BSフジにて放送。(cinemacafe.net)
2017年12月19日昨年12月、フリーアナウンサー・古舘伊知郎と「忠臣蔵」が合体し、“歴史の実況”という新しいスタイルを打ち出した「古舘トーキングヒストリー」の第2弾が、今冬放送れることが決定。今回は、戦国最大のミステリーと言われる「本能寺の変」の新事実に、古舘さんの実況と大杉漣、筧利夫ら豪華キャスト出演による本格ドラマで迫っていく。■見どころ&豪華俳優陣!「古舘トーキングヒストリー」は、放送文化基金賞や日本民間放送連盟賞を受賞するなど、テレビ業界に新風を巻き起こした意欲作で、第1弾は「~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~」を放送した。この度の第2弾では、「本能寺の変」を徹底検証。いまから約430年前に起こった、家臣・明智光秀による主人・織田信長殺し「本能寺の変」は、日本統一の歴史を語る上で欠かせない大事件でありながら、その理由に定説がないため小説、映画、ドラマで様々な描かれ方をしてきた。そんな「本能寺の変」を本番組では、明智側、織田側、様々な視点で記された資料を紐解き全方位的に徹底検証。これまで知られることのなかった真実を明らかにするという。古舘さんが実況するドラマパートは、今回も豪華キャストが出演。明智光秀役を大杉さん、織田信長役を筧さん、そして光秀の参謀・斎藤利三役を津田寛治が扮するほか、森蘭丸に「動物戦隊ジュウオウジャー」の中尾暢樹、信長の嫡男・信忠を福士誠治が演じる。■意気込みコメント到着!「去年の『忠臣蔵』が非常におもしろく、1回で終わらせたくない」と思っていたと言う古舘さんは、「実況には今回も四苦八苦しているんですが、それがまた楽しい!時空を飛び越えて、あるときは本能寺に控える信長のすぐそばに、あるときは山間に隊列を従えた明智軍のど真ん中に、自分は現代のスーツ姿でいるわけです。桔梗の旗印がたなびく足軽の一群に、僕が乗ったワンボックスカーが近づいていく様は、さながら動物保護区にサファリツアーのよう(笑)場違いなものが出会う度に快感が走ります。出て行っちゃいけないところに出て行く“謙虚な乱暴者”を自覚して、取り組んでいます」とコメント。また今回のキャストについて、「大杉さんと筧さんが演じる姿は、本当に光秀!本当に信長!僕は信長に会ったこともないし、光秀とお茶したこともないんですが(笑)、“これぞ役者!”という演じ手の凄さを目の当たりにしました」と絶賛。一方、大杉さんは「芝居に実況がつくというのは初めての体験。武将姿の自分の目線の先に、スーツ姿の古舘さんがいらっしゃる。過去と現在が向き合うような感覚がすごく新鮮で楽しかったですね」とふり返り、「番組の見どころは最初から最後まで全部。番組のすべてを楽しんでいただくことが僕らの望みです。その中で、誰もが知る歴史上の人物の物語を通して、現在にもあるであろう普遍的な人の姿や心を感じていただければ嬉しいと思います」とアピール。筧さんは、「今回すごく驚いたのは、古舘さんが膨大な実況パートを全部覚えていらっしゃること。僕は勝手に台本を見てしゃべるのだと思っていたので、これには本当に驚きました」と明かし、「僕が演じる今回の信長は、おもしろい人物を目指しています。台本通りではなく、興味深い“変態野郎”に見えるように演じています(笑)見せ場は、やはり最後に信長として決着をつける場面。これを見ていただいて、それぞれの解釈でブログやSNSなどに感想をあげていただけたら幸いです(笑)」と呼びかけている。「古舘トーキングヒストリー~戦国最大のミステリー 本能寺の変、完全実況~」は2017年冬、テレビ朝日にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年11月07日●音楽・鈴木慶一に頼んだ「失礼なこと」「全員悪人」の『アウトレイジ』(10)、「一番悪い奴は誰だ?」の『アウトレイジ ビヨンド』(12)。そして、北野武監督にとって18作目にしてシリーズ完結作となる映画『アウトレイジ 最終章』のキャッチコピーは「全員暴走」。日本の二大勢力だった関東・山王組と関西・花菱会の抗争後、韓国の済州島に渡った元大友組の組長・大友(ビートたけし)。日韓を牛耳るフィクサー・張会長(金田時男)のもとで平穏な日々を過ごしていたが、花菱会の花田(ピエール瀧)がトラブルを起こし、「全員暴走」の渦中へと巻き込まれていく。人気シリーズの登場人物たちを暴走させていく一方、『アウトレイジ 最終章』は18作という北野組の歴史、そして暴走とは対極にある監督論が支柱となっている。短期集中連載「暴走の黒幕」では、本作に携わったスタッフたちの言葉を記録し、シリーズと北野組の魅力を探る。第1回は監督・脚本・編集の北野武(70)。アイデアノートから生まれた描写を、"引き算"と"リアル"の音と掛け合わせて"みんな"に委ね、最後は"俺"が自由に決める。○"引き算"の選択――音楽を担当された鈴木慶一さんは、監督との仕事を通じて「引き算」を学んだと。メインテーマで数秒無音の箇所がありますが、制作者としては「恐怖もあった」とおっしゃっていました。鈴木さんが怒ってなきゃいいけど。失礼なこと言ってるんだよね。音楽を聴いて、映像を思い出す映画ってあるじゃない? そうならないようにしてくれって(笑)。「これは音かな?」でいいと。『菊次郎の夏』(99)なんかは、あの曲を聴くとすぐに映画を思い出す。『ソナチネ』(93)の曲が何かに使われてても、映画を思い出すじゃない? そうじゃなくて、ただの「音」がよかった。だから、すごく失礼なの(笑)。――サントラを聴いても、どの場面なのかすぐに分からないですよね(笑)。うん、雑音に近くてすごくよかったね。――メインテーマの「無音」はテレビでいえば「放送事故」にもなると思うんですが、鈴木さんにはどのようにオーダーされたんですか?ある程度編集が終わると、タイムカウンターが下に出るから、「何秒から何秒までの間で音楽を付けて」と伝えて、「その後は雑音で」みたいに。音楽家としては面白くなかっただろうね(笑)。腕の見せどころがないというのは、つらいんじゃないかな。――鈴木さんは、表現の幅が広がったとおっしゃっていました。ただ、監督からの感想を聞いてないから不安だとも(笑)。バイオレンス映画なので、心地良いメロディーラインとリズムは必要なかったんだよね。マシンガン撃ちまくる時に良い曲がかかっちゃうと、「遊び」になっちゃうから。もっと、「ガッシャン!」「ドッカン!」でいい。なんだか分からない音。何て言うんだろ。ソフィスティケートって言うのかな。キレイに観せるような画の映画ではないから。「この野郎!」「バカ野郎!」と言ってるだけの映画。キレイな音楽は店内で流れる音楽ぐらい。だから、雑音でいいんだよね。――「アウトレイジ」シリーズだからこそ、その「雑音」が必要だったと。映画によっては、「ここでキレイな曲」というのはあってもいいけど。「アウトレイジ」は「音」が気になると、映像にも影響してしまう。相乗効果にならないんだよ。例えば、昔だったら勧善懲悪もので善良なヤツが車で乗りつけてきたら、そこでキレイな音楽かけてもいいんだろうけど。○本物の銃声にこだわるワケ――先ほどのマシンガンのシーンにもつながるのですが、「アウトレイジ」シリーズの銃声はすべて本物と聞きました。『BROTHER』(01)の時に録音したものが使われているそうですね。アメリカで『BROTHER』を撮影した時でも、拳銃には実弾が入ってない。火薬も3分の2とか、半分とか指定があるので、実際に撃ってみても銃を撃ってる実感がない。その音がリアルじゃないからね。それで音を録り直すことになった。音効さんも凝る人だからね。トカレフとかワルサーとか全部弾詰めて、それを撃った音を録音したんだよね。――観客は実弾の音を無意識に聞いているわけですね。うん。(ガンエフェクト師の)納富(貴久男)さんと拳銃の音を聴き比べて。マニアックな人は、みんな音を聞けば分かるんだよね。結局は弾入ってないし、相手が死ぬわけじゃないんだけど、どこかで凝りたいじゃない? 音まで偽物だとつまらないよね。だから、リアルにできるものはした方がいいと思って。●スタッフの意見を聞く「俺のやり方」――それが臨場感に繋がっているんですね。こうしてシリーズを完走されたわけですが、今後の作品作りにおいてどのような影響がありそうですか?「アウトレイジ」というか、バイオレンスには結局慣れてしまったのかな。他のラーメンが売れなければ、また売れてた担々麺やればいいんだみたいなところがあって。でも、ずーっとその専門店は嫌だし。だから、「アウトレイジ」は一応3部作で終わったけど、『アウトレイジ リボーン』みたいに続けることもできる(笑)。もしやるんだったら、すごいビッグな俳優ばかりでやるけど。それはそれで面白いと思うんだよね。うまい役者の掛け合い。ただね、世界的な傾向もあって。やっぱり時代がテロとかで落ち着かない時にこういう映画はあまり向かないとも思うんだよね。ベネチアなんかでも評判良いんだけど、それは「変わりモノ」としての扱いだと思う。だから、次はあまりやったことのない、男と女の話にしようかな、なんて考えてる。○"北野ノート"に書かれていた描写――楽しみにしています。いつもアイデアをノートに書き留めているそうですね(ロッキング・オン刊行『物語』より)。「アウトレイジ」のアイデアノートには、どのようなキーワードがあったのでしょうか。相手を痛めつける描写。たとえば、水野(椎名桔平『アウトレイジ』に登場)が菜箸を耳に指したりとか。今回やろうと思ってボツにしたけど(大杉)漣さんにハチミツをかけて、山の中に置いといて虫だらけにしちゃうとか(笑)。あとは、ピアノ線引いといて首ハネるとか、いろいろそういうことを考えてる。基本的に、最終章で花菱会の会長は神山(繁)さんの予定だったの。でも、神山さんが亡くなられて(今年1月に急逝)。だから、全然関係のない娘婿を会長にしちゃうのは、わりかし前から書いてあった。直参で体張ったヤツが相変わらず頭(かしら)で、会長の座に急に関係のない野村(大杉漣)が就いて揉め出す。あとは、大友が刑事を撃ち殺して張会長(金田時男)のシマの済州島に逃げるというのは『ビヨンド』の時に決まってて。張会長は、『ビヨンド』ではあまり出番がなかったけど、最終章ではまだ使えると思ってね。大友が日本に帰って、それから復讐戦が始まる。『ビヨンド』と『最終章』の脚本は、だいたい同時にできてたんだよね。――『最終章』は、大友が釣りを楽しんでいるシーンから始まります。個人的には「大友さん、やっと平穏な日々を過ごすことができたんだ……」と感慨深いものがありました。それからいつものように面倒なことに巻き込まれていくわけですが(笑)。うん(笑)。花菱会の花田(ピエール瀧)が済州島に遊びに来て暴れて。最初は放っとくつもりだったんだけど、今度は日本で張会長が狙われはじめたからそうはいかなくなって、大友の中では「これはやんなきゃいけないな」という感じだよね。――まずは暴力描写が浮かんで「アウトレイジ」シリーズが誕生したように、『ソナチネ』もエレベーターでの襲撃や、浜辺での相撲のシーンを最初に思いついたそうですね。うん。今回でいえば、マイクロバスの中での銃撃シーンは難しかったなぁ。あれ、「誰撃ったっけ?」みたいなシーンだよね。誰が動いて、誰が撃たれたのか。画像が暗くてね。だいたい台本通りになってるんだけど、パッと見た瞬間に誰が誰を撃ったのか分からない(笑)。――わずか数秒の出来事でしたね。大杉漣さんと松重豊さんが怒り狂うシーンがツボでした。何度観ても笑ってしまいます(笑)。お笑いっていうのは、自分に関係がなければ、ものすごい怒ってる人がいると笑っちゃうからね(笑)。自分に危害さえなければ絶対面白いんだよね。ところがその矛先が自分に向くと、恐怖で逃げたくなる。ヤクザが喧嘩して殴り合っているのはついつい見てしまう。でも、「何見てんだ! この野郎!」って言われたらみんな逃げる(笑)。そういうものだね。○北野組スタッフとの距離感――『全思考』(幻冬舎文庫)には、「俺は介護老人タイプ」「怒ったり、命令したりはしない。まずスタッフに聞く」「スタッフの能力を最大限に引き出すには、これがいちばん」とあったのですが、これは今も変わらずですか?やりたいことは、ほとんど決まってるんだよね。もちろん、もっといい意見があれば採用するんだけどね。「ああ、わかった。じゃあ、そうするよ」と言いながら、俺のやり方でやる。でも、今は半々ぐらいかな。結局、カメラマンとか照明の技術的な話もあるから、「これはできませんよ」となると、それに変わる方法を聞いて「こういうのはどうでしょう?」と言われれば、「じゃあ、それで」みたいに。そんな感じで相手の意見を聞いてる。助監(督)なんか優秀だから、言葉を直してもらったりもするけどね。「ちょっと、言葉尻ヘンです」って言われることもあってね。●なぜ編集が一番楽しいのか?――スタッフとの接し方は、作品を重ねるごとにそうなっていったんですか?最初の頃は「俺に何か言うんじゃねえ」みたいな感じでやってたけど、もう18本も一緒にやってるとね。お友だち状態になっちゃってるから、「たけしさんをみんなで支えなきゃ」という感じにできるだけなるようにしてる、それで手を抜きたい(笑)。「あー、調子悪い」ってボヤきながら何もしないで、「リハーサルも見ないから勝手にやってくれ!」と言いながら、横目でチラッと見たり(笑)。そうなるといいね。――先日のジャパンプレミアのときにも、台本を渡せばみんなが見事に演じてくれるとおっしゃっていたのも、同じようなことですかね(笑)。うん。役者さんたちは、まぁスタッフもそうなんだけど「良いところ」を見せたがるんだよね。だから、渡した台本以上の演技をしようとして努力する。照明さんでも夜の撮影の時に、違う機材を持って来て、「どうですかこれ?」「明かりが柔らかくなりましたよね?」って。「こういうこと考えてたの?」と聞くと、「もう、大変でしたよ(笑)」。そういうふうに勝手に自分たちで良いものを作ろうとしてくれる。最近は、ありがたいですよ。西田(敏行)さんも塩見(三省)さんも、思った以上に役を作ってきてくれる。時々、作りすぎて間違えちゃう人もいるけどね(笑)。――映画作り以外においても、そのような接し方を心掛けていらっしゃるんですか?お笑いなんかの方では、仕事の話じゃないんだけど。真面目な話なんかしなくて、くだらねぇことばっかり言ってて、それがいつの間にかネタになったり、次の仕事のアイデアになったり。生活自体が、映画を作ったり、ライブをやったり、いろんなところに繋がってるんだよね。「晩飯」がライブで、「朝飯」が映画みたいな。そうやって生活の中に入り込んじゃってる。あまり、客観的に見ることがないんだよね。だから、いろいろな仕事をやってるんだろうね。これが疲れねーんだよなぁ(笑)。「あー! この仕事疲れた」と思うのは、たぶん時間が長い時だけ。あとは何とも思わない。――どんな仕事でもですか?うん、だいたい。まぁ、体張ってケガする可能性があるのは別だけど。もう歳だからね。――火薬田ドンとか(笑)。うん。アレなんか、結構間抜けでくだらないことが一番神経使うよね。ケガしちゃいけないから。一番真剣な演技が、一番楽だったりね。ただ真剣にしゃべればいいじゃない? 不思議なもんだよなぁ。○一番の楽しみは撮り終わってから――同じく『全思考』(幻冬舎文庫)には、「いちばん面白いのは編集」とありました。どのようなところに魅力を感じていらっしゃるんですか?子供の頃、プラモデルのキットを買うと、解説書と部品が入ってたでしょ? あれが映画でいうところの「ラッシュ」(未編集映像)。「ラッシュ」を買ってきて、それを編集することがうれしいんだよね。俺らはその部品を撮るところからやってるから、だから「早く撮っちゃえ!」と。それを編集で組み立ててるわけだから、それは面白いよね。でもね、部品の「タイヤ」がないことに気づいたりするわけよ。「タイヤがないぞ!」となれば、その代わりにハンドルをくっつけたりなんかして(笑)。わかりゃしないよそんなもんって(笑)。そんなことが結構ある。「あっ、いけね!」となっても、「どうやってごまかそうか」というのも面白い。その前のシーンから「引っ張ってきちゃえ!」みたいなこととか、編集で強調したいところを無理やりトリミングしてもうちょっと大きくならないかなとか。今は(撮影した映像を)デジタル(データにして編集)して、それをまたフィルムに直すんだよ。見切れてるところも、少しだけずらしたり。やっぱり編集がいちばん面白いよね。――撮り終わってからの方が楽しみということですね(笑)。そうそう。こいつのセリフ気に入らないから取っちゃえ! とかね(笑)。カットして、こっちのセリフから始めちゃおうとかね。自由にできる。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会■プロフィール北野武1947年1月18日生まれ。東京都出身。身長168センチ。O型。主演も務めた『その男、凶暴につき』(89)で映画監督デビュー。その後も、『3-4x10月』(90)、『あの夏、いちばん静かな海。』(91)、『ソナチネ』(93)、『みんな~やってるか!』(95)、『キッズ・リターン』(96)を世に送り、『HANA-BI』(98)は、第54回ベネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞。『菊次郎の夏』(99)、『BROTHER』(01)、『Dolls[ドールズ]』(02)に続いて、初の時代劇に挑んだ『座頭市』(03)は第60回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(監督賞)を受賞。芸術家としての自己を投影した『TAKESHIS’』(05)、『監督・ばんざい!』(07)、『アキレスと亀』(08)の後、『アウトレイジ』(10)と続編の『アウトレイジ ビヨンド』(12)、『龍三と七人の子分たち』(15)。『アウトレイジ 最終章』は、18本目の監督作となる。
2017年10月08日北野武監督が裏社会の男たちの抗争を描く『アウトレイジ』シリーズの最新作『アウトレイジ 最終章』の初日舞台挨拶が10月7日(土)に都内で行われ、北野監督をはじめ、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。人気シリーズの5年ぶりの最新作にして、最終章となる本作。関東「山王会」と関西「花菱会」の巨大抗争後、韓国に渡った大友(ビートたけし)が帰国。権力争いの真っ只中に突っ込んで行く姿を描く。シリーズへ初参加を果たした大森さんは「夢にまで見た『アウトレイジ』。いつ出番が回ってくるのかと。『アウトレイジ』『ビヨンド』と出番がなかったぞ、どうしようと思っていた」と念願だったことを告白。「ついに最終章でお呼びいただきまして、非常に感動しました」と喜びをかみしめた。「すべてのシーンに思い出がある」という西田さんは、「塩見三省とのシーンを初日に撮ったんですが」と共演者の塩見さんについて言及。「塩見は脳出血の後遺症があって、歩行も自由じゃなかった。私も頚椎を亜脱臼して、歩行が定かじゃなかった。2人とも4人くらいの人に抱えられながら対峙するシーンを撮った」と、病と戦いながらの撮影だったそう。西田さんは「監督が“大丈夫、大丈夫。ホンを変えちゃおうか”と、優しい言葉をかけてくださった。監督に恩を感じた」と北野監督の気遣いを思い出してしみじみ。北野監督は「体の悪さ具合が、撮ったときにものすごい迫力になって。これは活かさなきゃと思った」と西田さんと塩見さんの渾身の演技に心を打たれたことを明かしていた。いよいよ最終章を迎えた本シリーズ。北野監督は「恋愛ものを撮って、ちょっと俯瞰的、客観的にバイオレンス映画を見直して、次にやるときは、日本のオールスターズで(バイオレンス映画を)やりたい。全員、車代くらいで出てもらう」とさらなる意欲を吐露。完成作について「うまいまとまり方をしている。自分で編集していても、映像的にも“これはいいなぁ”と思うかなりの自信作」と晴れやかな表情を見せていた。『アウトレイジ 最終章』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年10月07日公開初日を迎えた映画『アウトレイジ 最終章』の舞台あいさつが7日、東京・新宿ピカデリーで行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、金田時男が出席した。北野武監督をはじめ、西田敏行らキャスト陣が勢揃いして行われた初日の舞台あいさつ。西田が「本日は小説『アナログ』(9月に発売されたビートたけしの長編小説)の販売促進会にお出でいただきましてありがとうございます」とあいさつして会場の笑いを誘い、「毎回すべてのシーンで思い出がありますが、初日の時に塩見三省さんと2人の絡みがあって、塩見さんも脳出血の後遺症があって歩行が自由じゃなかったし、私も頚椎を亜脱臼して歩行が定かではない状況で、2人を4人の人に抱えながら対峙しました」と振り返り、塩見は「その時に監督が気を遣ってくれて、優しい言葉を掛けてくださって恩を感じました」と北野監督に感謝。『アウトレイジ』シリーズ初登場となった大森南朋は「もう夢にまで見た『アウトレイジ』にいつ出番が回ってくるのかと思いましたよ。最終章でお呼びいただいて非常に感動しました」と出演を喜び、北野作品の魅力について「今この現代でここまでヤクザをしっかりと描いている映画はないと思います」と熱く語った。最後にあいさつした北野監督は「今回は西田さんがケガをしたり塩見さんも病気になったりしましたが、最初撮った時にモノ凄い迫力で、これは生かさなければいけないなと思いました。それを見た自分が首を動かすなど、この3人は一体なんなんだと。病気グループになっちゃったよ」と笑わせるも、「上手いまとめ具合だと思っています。私の場合、評論家と喧嘩して人気がありませんが、あまり文句言う奴もいないし、自分で編集していて映像的な面でもいいなと、かなりの自信作です」と胸を張った。続けて「次の映画で恋愛ものとか息抜きではないですが、客観的にバイオレンスの映画を見直して、次やる時は日本の役者オールスターでやろうと思います。全員"車代"だけで。仲代達矢さんには500円で出てもらおうという作戦でいきますよ」と笑いを交えながらも次回作の構想を明かしていた。
2017年10月07日10月7日公開の映画『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアが25日、都内で行われ、北野武監督、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳が出席した。北野武監督18作目となる本作は、裏社会の男たちの抗争を描いて国内外で人気を博している『アウトレイジ』シリーズのラストを飾る作品。そんな本作のジャパンプレミアに、北野監督とキャスト陣が勢揃いし、試写会前に舞台あいさつが行われた。本作が『アウトレイジ』シリーズ最後となる理由について北野監督は「長続きすれば出来たんですけど、深作欣二さんの『仁義なき戦い』シリーズになってしまう。死んだ人が出てきてしまう訳にいかないんです」と笑いを交えて説明するも、「これで一応一区切りにはなっていますが、何年か経ったら、日本の役者のオールスターでとんでもないような映画を撮ってみようと思っています」と『アウトレイジ』シリーズに続くバイオレンス映画に意欲。次回作は「小説(『アナログ』)を書いたら当たってしまったので、純愛映画をやろうと思っています」と明かしながら、「失敗すると思うので、バイオレンスの映画に戻ろうと画策しています」と話していた。その北野監督から「アドリブには困りました」と冷やかされた西田は、頚椎亜脱臼と胆のう炎摘出手術のために4カ月間入院した後に本作の収録に臨んだという。「塩見くんも脳出血で倒れ、色々と障害を抱えながらお互いリハビリをしての撮影でした。本当に2人とも初日はみんなに抱えながらの撮影で、その時は何ともいえない喜びでしたね」と塩見との撮影に感慨深げ。4年ぶりの公の場となった塩見は、時折脳出血の後遺症を感じさせながらも「北野監督とは前作に続いて仕事ができ、私にとっては最高の喜びであり、最高の時間でした。『アウトレイジ 最終章』はグッとくる映画です」と力強くアピールしていた。映画『アウトレイジ 最終章』は、10月7日より全国公開。
2017年09月26日『アウトレイジ 最終章』のジャパンプレミアが9月25日(月)、都内で行われ、北野武監督をはじめ、西田敏行、大森南朋、ピエール瀧、松重豊、大杉漣、塩見三省、白竜、名高達男、光石研、池内博之、金田時男、岸部一徳という“顔面世界遺産”総勢13名が集結した。裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメント『アウトレイジ』シリーズの最新作。第74回ベネチア国際映画祭のクロージング作品として、最終日の9月9日(現地時間)に行われた授賞式後、ワールドプレミアされ、喝采を浴びたばかりだ。北野監督は「長続きさせようと思えばできたのですが、ここで一回締め」とシリーズ完結への思いをコメント。次回作は自身の小説を原作にした“純愛映画”を準備中だといい、「ヨーロッパ行くと『たけしはバイオレンス映画に最近興味はないのか?』って言われるんだけど、(次回作は)失敗すると思うので、またバイオレンスに戻ろうと画策している」と不敵な笑みを浮かべていた。関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、裏社会のフィクサーである張会長を頼り、韓国に渡った大友(ビートたけし)は、「花菱会」幹部が引き起こしたトラブルをきっかけに、起死回生の一手を打ち、すべての因縁に決着をつけるべく日本へと舞い戻る。ついに幕を開ける「張グループ」「花菱会」「山王会」「警察」による全面戦争の結末は?新たにシリーズ参戦を飾った大森さんは、「ずっと監督のファンでしたので、夢かなって最高の時間だった」といまも興奮しきり。「第1作に加瀬亮くんが出ていて、ずっと嫉妬がありまして…。第2作のビヨンド(『アウトレイジ ビヨンド』)には桐谷健太くんと新井浩文くんが出ていて、嫉妬を通り越して、恨みつらみがあった(笑)」とふりかえった。西田さんは頸椎亜脱臼で約4か月にわたる入院生活を経て、本作の撮影に参加しており「(撮影)初日は皆に抱えられながらでしたが、北野監督に気遣いいただき、花菱会を盛り立てていただいた」と感無量の面持ち。2014年に脳出血で倒れ、昨年復帰した塩見さんは「前作に続き、北野監督と仕事できたことは私にとって最高の喜びであり、最高の時間でした。グッとくる映画です!」と力強く語っていた。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月25日篠原涼子がバツイチ、子持ち、大酒飲み、しかも美人、そして、検挙率ナンバーワンを誇る敏腕刑事・雪平夏見を演じた「アンフェア」シリーズ。本シリーズの劇場版1作目となる『アンフェアthe movie』が9月25日(月)カンテレ・フジテレビ系でオンエアされる。本シリーズは秦建日子の「推理小説」を原作に小説のエピソードの映像化以降はドラマオリジナルのストーリーを展開した。2006年に最初の連続ドラマがオンエアされた後、スペシャルドラマ化。その後今回オンエアされる劇場版1作目が公開。そのヒットを受けて以降劇場版第2作が製作され、スペシャルドラマも3作品制作。2015年公開の劇場版3作目となる『アンフェア the end』でシリーズは完結を迎えた。本作で主演を務めた篠原さんはアイドルとして芸能界デビューを飾ったのち、90年代半ばにはソロ歌手としてダブルミリオンを超えるセールスを記録するなどトップアーティストに上り詰めると、女優への活動にシフト。『下妻物語』や『THE 有頂天ホテル』などで女優としての評価が高まってきた頃に本シリーズと出会い、その後約10年にわたり雪平を演じたことでこのシリーズは篠原さんにとって代表作の1つとなっている。また、2017年10月期放送の月9ドラマ「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」にて主演を務める。また篠原さんのほか、「コード・ブルー」シリーズや『秘密 THE TOP SECRET』など数々のドラマ、映画で活躍する椎名桔平、「相棒」シリーズや『のぼうの城』などで独自の魅力を放ってきた成宮寛貴、放送中の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で徳川家康を演じている阿部サダヲ、連続テレビ小説「マッサン」や『ヒロイン失格』の濱田マリ、『デトロイト・メタル・シティ』などの加藤ローサ、「カンナさーん!」などで知られる加藤雅也、『アウトレイジ 最終章』の公開も控える大杉漣、「警視庁いきもの係」などコメディからハードな作品まで幅広く出演している寺島進、大河ドラマ「軍師官兵衛」「黒革の手帖」の江口洋介らが出演。また雪平の娘・美央役を当時子役で現在は「AKB48」のメンバーとして活躍する向井地美音が演じている。警視庁公安部総務課の警部補・雪平夏見(篠原さん)は、警察内部の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。ある朝、雪平の娘・美央(向井地さん)を乗せた車が爆発炎上。吹き飛ばされて倒れた娘を警察病院に搬送し、雪平は病院を後にする。そんな雪平とすれ違いざまに病院に入ってきた不審な集団が散弾銃を発砲。警察病院がテロリストに占拠された!要求は、「警察庁が機密費を不正流用してプールした裏金80億円を2時間以内に用意せよ!」というもの。裏金の存在を明らかにしたくない警察と、テロリストのリーダーの緻密に仕組まれた頭脳戦が始まる。そんな中、雪平は娘の美央を救うため、ひとり病院内へ潜入する…というストーリー。『アンフェアthe movie』は9月25日(月)21時~カンテレ・フジテレビ系でオンエア。(笠緒)■関連作品:アンフェア the movie 2007年3月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国東宝系にて公開(C) 2006 Kansai Telecasting Corporation.All Rights Reserved.
2017年09月25日アメリカ占領下の沖縄で米軍に挑んだ男、瀬長亀次郎を描いたドキュメンタリー映画『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』。8月12日(土)より先行公開された沖縄・桜坂劇場では、大ヒットを記録。そして8月26日(土)より東京・ユーロスペースでも公開されると、公開3日目の2回目までの10回の上映が全て満席となる大ヒットスタートとなった。それでも勢いは衰えず、公開4週目の9月2日(土)までには、全国の興行収入累積1,500万円を突破。また来週末には、沖縄の観客動員累計が1,000万人を突破する見込みとなっている。沖縄だけでなく、東京をはじめとする全国公開劇場で話題となっている本作。公開規模はさほど大きくはないが、なぜここまで人々を引き付けるのか?本作の注目すべき点を挙げていく。■沖縄の知られざるヒーロー・瀬長亀次郎第二次大戦後、米軍統治下の沖縄で唯一“弾圧”を恐れず米軍に「NO」と叫んだ日本人がいた。「不屈」の精神で立ち向かった沖縄のヒーロー・瀬長亀次郎。民衆の前に立ち、演説会を開けば毎回何万人も集め、人々を熱狂させた。彼を恐れた米軍は、様々な策略を巡らすが、民衆に支えられて那覇市長、国会議員と立場を変えながら亀次郎は政治家として闘い続けた。本作ではその知られざる実像と、信念を貫いた抵抗の人生を、稲嶺元沖縄県知事や亀次郎の次女など関係者の証言を通して浮き彫りにしていく。■反響を呼んだTV番組を追加編集したTBSの集大成2016年、TBSテレビで放送されたドキュメンタリー番組「米軍が最も恐れた男~あなたはカメジローを知っていますか」の映画化を熱望する声を受け、追加取材・再編集を行って映画化した本作。JNNだけが持つ貴重な未公開映像やインタビューを盛り込み、そしてアメリカ取材を交えて製作された。■沖縄の原点をたどり、歴史の点と線を結ぶ沖縄返還45年、日本国憲法施行70年、瀬長亀次郎生誕110年と、節目ともいえる今年に制作された『カメジロー』で監督を務めたのは、TBSニュース番組「筑紫哲也NEWS23」でキャスターを務め、筑紫哲也氏の薫陶を受けたという佐古忠彦。佐古監督は初監督作が異例のヒットを記録しているが、9月2日(土)に実施された舞台挨拶では「初めて映画制作に挑戦しまして、上映後に拍手を頂くというこんなに嬉しいことはありません。本当にありがとうございます」と一言。さらに「瀬長亀次郎を取り上げようと思ったきっかけは?」というMCからの問いに対し佐古監督は、「日々、沖縄の基地問題をお伝えする中で、中々瞬間瞬間を切り取るだけで、全体像が伝わらないなという想いがずっとあり、当時の沖縄で一体何があったのか、沖縄の戦後史が本土の人の認識からすっぽり抜け落ちているんだなという気がずっとしていた。あの時代の主人公の1人である瀬長亀次郎さんを通して、戦後史を見つめることで、本土の人の一面的な批判がなくなり、『なぜ、沖縄の人が声を上げ続けるのか』その核心を感じ取ってもらえるかもしれないと思った」と切り出し、「亀次郎さんという人はたくさんのエピソードを持っていて、そこをどんどん掘り下げていきたいという想いと、沖縄の戦後史を見ないといけないという想いもありましたから、そこをどう編み込んでいくか、作り手としては、一番悩ましいところではあった」と苦労も語った。本作では、作品の主旨に共感した坂本龍一によるオリジナル楽曲書き下ろし、さらに語りには、名バイプレイヤー、大杉漣が参加している。沖縄は、リゾートや観光目的で世界中から毎年多くの人が訪れている。温暖な気候、美しい自然や、優しい現地の人々に癒される人も多くいるのではないだろうか?しかし、現地に住む沖縄の人々は“米軍基地問題”で、いまも人々は危険と隣り合わせで生活を送っている。それにも関わらず、沖縄の人々と私たちとの間の基地問題に対する温度感は、もはや“他人事”レベルに離れてしまってはいないか?本作は、いまの日本の現状を問いただすためにも、観る意義があると言える。『米軍(アメリカ)が最も恐れた男 その名は、カメジロー』は全国にて順次公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年09月05日今年で31年目を迎える「FNS27時間テレビ」は、“にほんのれきし”をテーマに展開。この度、番組の中でもより注目を集める時代劇ドラマ3作品の主題歌が、人気ロックバンド「エレファントカシマシ」が書き下ろした新曲「RESTART」に決定したことが分かった。今回番組で放送されるドラマは、本格時代劇ながら現代語を用いて新たな視点で描いた「新感覚時代劇」。「源氏物語」を大胆アレンジした城田優主演平安ドラマ「源氏さん! 物語」を始め、バカリズム脚本の戦国ドラマ「僕の金ケ崎」と幕末ドラマ「私たちの薩長同盟」と3本が放送。竹中直人、大杉漣、杉本哲太、剛力彩芽、佐藤隆太ら豪華キャストが揃う中、野村周平が3作品全てに出演することでも話題だ。そして今回、その3作品の主題歌が、「エレファントカシマシ」の書き下ろし楽曲に決定。夏フェスなどの忙しい合間をぬって、夏中かけて制作されたというこの「RESTART」は、「エレカシ」らしい、大地を一歩一歩踏みしめて前に進む意志を感じるような、力強いギターリフが印象的な楽曲。作詞作曲を手掛けるボーカルの宮本浩次は、番組のテーマが“歴史”だということを聞いて「結局歴史は個人の生きている歴史の積み重ねだと思い、“どーん”と生きてゆきたいという思いを堂々と歌いました」と込めた思いを明かし、「歴史ドラマの中で、自分たちの歌が高らかに流れるところを想像するとそれだけで高揚してきます。ドラマ共々俺たちの歌がみんなの心に届くことを夢見ています」とコメントしている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月9日(土)18時30分~10日(日)21時24分までフジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年09月05日人気ドラマ「相棒」の最新シリーズseason16が、この秋、放送されることが決定。3年目を迎える水谷豊と反町隆史が挑む新たなる「相棒」から、TVシリーズとしては初となる最新映像満載の特別PR映像も到着した。2000年のシリーズ誕生以来、不動の人気と高い注目を集め続けるドラマ「相棒」。その「season16」が、水谷さん扮する警視庁特命係の杉下右京と、反町さん演じる冠城亘の“相棒”により、この秋に帰ってくる。相棒を組んで3年目となる水谷さんと反町さんのコンビネーションは、「season14」「season15」、そして今年2月に公開された『相棒-劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人!特命係 最後の決断』を経て、ますます成熟ぶりを見せている。だが、一方で「season15」では、右京と亘、それぞれの正義が摩擦を起こす場面も描かれていた。相棒歴3年目を迎える冠城亘に今シーズン訪れる運命とは、右京と理解を深めた上でのさらなる調和か、それとも…。気になる2人の関係性とともに紡がれる新シーズンが、ついに始動する。また、「相棒」シリーズの魅力は、右京と亘が事件を軸にさまざまな反応をみせるバディものならではのコントラストの妙はもちろん、深い人間描写から生み出される個性豊かなレギュラー陣=“相棒ファミリー”たちの活躍。シリーズ当初から登場し、いまや欠かせない存在となっている捜査一課の“両エース”こと伊丹(川原和久)と芹沢(山中崇史)、「暇か?」でおなじみの組織犯罪対策5課の角田課長(山西惇)、小料理屋「花の里」女将の月本幸子(鈴木杏樹)といった、相棒の人気キャラクターはもちろん登場。一方、巨大組織を舞台に権力抗争を繰り広げる存在として、復権を狙う警察庁長官官房付の甲斐峯秋(石坂浩二)、それを阻止しようと目を光らせる警視庁副総監の衣笠藤治(大杉漣)、右京を敵視する法務事務次官の日下部彌彦(榎木孝明)など、特命係の存続に多大な影響力を持つ上層部の面々も随所に登場し、さらに「season15」の最終回で、右京と亘の対立のきっかけとなった警視庁広報課長の社美彌子(仲間由紀恵)も彼ら特命係にどう関わってくるのかも目が離せない。そして、「season14」から登場し、「season15」では警視庁勤務となり、なにやら特命係の動きを嗅ぎ回っている謎の存在、サイバーセキュリティ対策本部の青木年男も引き続き登板。演じるのは、「コード・ブルー」(CX)でも知られる浅利陽介。右京のチェス相手として特命係に出入りしては、職務上知り得る機密情報を故意に漏らし、右京と亘の反応を試すなど相変わらずの不穏な動きをみせているが…。連続ドラマ史上稀に見る16シーズン目に突入する本作から、その展開を占う特別映像も公開。8月上旬のクランクイン間もない現場から届いた、撮れたての撮影風景や、水谷さん、反町さんの独占インタビューを含む最新映像となっている。■水谷豊コメント全文まさか「season16」を迎える日が来るとは、想像もしていませんでした。人生はなにがあるか分からないですね。ここまで続けてこられた理由を私一人で語ることはできませんが、プロデューサーや監督、そして、みなさんが、杉下右京にいろいろな可能性を見出しているということではないでしょうか。僕自身、右京にはまだ何かあると思っています。だから、演じていて飽きることがありませんし、次はどんな右京と出会えるのだろうといつも期待しているんです。「season16」では、相棒が「新しい世界」に突入する予感があります。右京と亘のコンビも3年目になり、2人だからこその空気が自然に生まれてくると思いますし、「season15」で描かれたぶつかり合い、考えの違いも出てくるでしょうから、そのあたりも楽しみです。守るべき相棒らしさと、挑むべき相棒としての冒険。この両方を新しいシーズンでもやっていきたい。とにかく、何が起きるか分からない「相棒」でいたいと思います。■反町隆史コメント全文「season14」から15、16と3年目を迎えるにあたり、また新たに「相棒」に挑戦できることをとてもうれしく思います。2度目のシーズンオフとなったこの5か月間は、「season15」が右京さんと亘の間に何かあるんじゃないかなという終わり方だったので、その後が気になっていました。「season16」では、2人の関係性に何かこれまでと違う展開が待っているんじゃないかと期待しています。16年という長い歳月、水谷さんが「相棒」を続けてこられたことは、俳優として本当に尊敬しますし、そのご苦労も感じます。僕自身、3年ではありますが同じ役を演じるのは初めてになりますので、このなかなかさせてもらえない経験を、水谷さんに必死についていきながら頑張っていきたいと思います。新しい「相棒」の挑戦にぜひ期待してください。「相棒season16」は10月、毎週水曜21時~テレビ朝日系にて放送(2クール)。(text:cinemacafe.net)
2017年08月11日俳優・桐山漣が、現在カンテレ・フジテレビ系にて放送中のドラマ「僕たちがやりました」に出演することが決定。桐山さんは、原作でも登場するホームレスのゲイ、ヤング役として8月8日(火)放送の第4話から登場する。窪田正孝演じる高校生のトビオたちが、イタズラ心で仕掛けた不良への復讐計画が思わぬ大事件に発展したことで、初めて生きることに必死になり右往左往しながらも成長していく様を、ハラハラドキドキの展開で描く“青春逃亡サスペンス”「僕たちがやりました」。桐山さんが出演する第4話は、今宵(川栄李奈)のアパートに伊佐美(間宮祥太朗)と身を隠すも、市橋(新田真剣佑)と仲間たちに捕まってしまったトビオ。爆破事件で負った大ケガがもとで体の自由を奪われた市橋はその恨みを晴らすため、仲間にトビオを襲わせようとするが、トビオは隙を突いて逃げ出す。そんな中、蓮子(永野芽郁)からの「いまから会えない?」というメッセージに気付くトビオ。菜摘(水川あさみ)の話をヒントにつかんだ矢波高の教師・熊野(森田甘路)こそが爆破の真犯人だという疑惑を蓮子に全て話そうと、指定された待ち合わせ場所に向かうが、そこには刑事の飯室(三浦翔平)と話す蓮子の姿が…。同じ頃、トビオの金を奪って姿を消したマル(葉山奨之)は熱海に逃れていた。大金を手にしたのをいいことに夜の街で豪遊するマルは、店で知り合った女性に入れあげ、湯水のように金を使っていた。また事件の直後から行方をくらましているトビオ、伊佐美、マルを刑事の飯室は共犯者だと確信し、パイセン(今野浩喜)への追及を強めていた。そんな中、弁護士の西塚智広(板尾創路)がパイセンのもとに現れる。一方、はぐれていた伊佐美と再会したトビオは、熊野への疑惑を話す。自分たちの無実を証明するためには、熊野の犯行の証拠をつかむしかない、と息巻く2人は、留守を狙って熊野の家に侵入。そこで、とんでもないものを見つけて!?というストーリー。「仮面ライダーW」『曇天に笑う』などに出演する桐山さん。今回桐山さん演じるヤングは、路地裏でドン底に落ちたトビオと出会い、新たな生き方を教える、新・パイセン的存在にあたる重要な役どころ。出演を聞いた桐山さんは、「ホームレス役も、ゲイ役も初めてです。恋愛対象は男性ではないですが、役柄の個性のハードさに、“本当に自分に?”と耳を疑いました」と話しているように、ヤング役はかなり難度の高い設定。しかし、「原作を読ませていただき、これだけおもしろく個性派な役と出逢えたことに魂が揺さぶられる感覚で、撮影が楽しみでなりませんでした」と桐山さん。初共演となった窪田さんについては、「窪田さんのパンツを後ろから脱がすカットは、何度も何度も撮りました。もうお尻の形を当てられるくらい(笑)初対面なので会う前は勝手にクールなイメージであったのですが、気さくで快く接してくださり感謝しています」とエピソードを披露した。また撮影現場では、メイクを終えた桐山さんが登場すると、再現度の高さから窪田さんやスタッフからも「おぉ~!」との声が。「ヤングさんは(台本を)読んでいて抵抗なくすんなりと体に染み込んできました」と話す通り違和感なくヤング役を演じきった桐山さん。原作にも出てくるトビオとヤングのやり取りが、どんな展開を見せるのか?「僕たちがやりました」は毎週火曜日21時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年08月01日ビートたけしと「関ジャニ∞」の村上信五という豪華タッグで贈る「FNS27時間テレビ にほんのれきし」。総合司会のたけしさんとキャプテンの村上さん、そしてれきしサポーターには林修というメインキャストに加え、この度、マルチな才能をみせる芸人・バカリズムが、縄文時代から近現代まで網羅した「にほんのれきし博物館」の館長に就任。さらに、バカリズムさんが脚本を手掛ける、戦国時代と幕末を舞台にしたドラマ2本が放送されることが明らかになった。今年で31年目を迎えるフジテレビのお祭り長編特別番組「FNS27時間テレビ」。今回は心機一転、放送日を9月に移し、“にほんのれきし”をテーマにバラエティー、ドラマ、情報、スポーツ、アニメと縦横無尽にジャンルをわたって作り上げる真にスペシャルな2日間になるという。そんな「FNS27時間テレビ」に今回出演することが決定したのは、現在「良かれと思って!」のMCなど、地上波レギュラー番組7本を抱えるほかスペシャル番組やWeb配信、雑誌連載など多方面で活躍するバカリズムさん。また、「素敵な選TAXI」で連続ドラマの脚本を初担当して以降、「かもしれない女優たち」シリーズ、「桜坂近辺物語」、昨年秋からは3クール連続で連続ドラマの脚本を担当するなど、脚本家としてもその才能をいかんなく発揮している。そして今回、バカリズムさんは「FNS27時間テレビ にほんのれきし」の全体を貫く縦軸の屋台骨となる企画「にほんのれきし博物館」に館長として出演し、27時間かけて“にほんのれきし”を紹介していくほか、本番組内のスペシャルドラマ2本の脚本も手掛ける!1つは、天下無双の織田信長が豊臣秀吉、徳川家康、明智光秀を従えながらも撤退戦を余儀なくされたという“金ケ崎の戦い”を描くその名も「僕の金ケ崎」。戦い、裏切り、弱肉強食、血、煙、汗…、国と国、正義と正義がぶつかり合い、天下統一に向けて血で血を洗う戦国時代、天下統一を目指し破竹の勢いで勢力拡大を進めていた織田信長にとって極めて珍しい決死の撤退戦。“戦国時代の四傑”と言っても過言ではない、信長、秀吉、家康、光秀が一堂に会して戦ったことが史実として記録されている唯一の戦いだ。「いまここで信長に死んでもらうわけにはいかない!」…それぞれの思惑がうごめく。一体彼らは、城の中で何を語り、何をしていたのか…?そして、彼らが心の奥底で考えていたこととは?そんな熾烈な“金ケ崎の戦い”を題材としながら、バカリズムさんならではのユーモアあふれる会話劇も展開。史実に基づきつつも、4人の武将によるあったかもしれないやりとりを、現代的な台詞で緊張感と笑いを織り交ぜて描く。出演には、大杉漣が直情型のワガママ男・織田信長を演じるほか、稀代の成り上がり者・豊臣秀吉を中尾明慶、生まれながらの中間管理職・徳川家康を渡辺いっけい、プライドの高い曲者・明智光秀を杉本哲太が扮する。大河ドラマばりの重厚な俳優陣たちの演技にも注目だ。さらに、バカリズムさん自身も服部半蔵役で出演する。バカリズムさんは、「僕の金ケ崎」についてとにかく笑えるものにしようと思って書いたそうで、「歴史はあまり詳しくないのでいろいろ調べたり、勉強したのですが、そのときに実際に生きていた人はいないので、残されたものから最大限に想像をふくらませて物語を作っています。ですので、できる限り形にとらわれず、自由にやろうと思いました」とコメント。また、「4人の俳優さんたちがけっこう大きい声を出したり、甲冑を着てドタバタやっていて、実際ご本人たちは相当大変だと思うんですけど、僕も現場で見てこんなに大変なんだとひいてしまったぐらい武将たちの動きが激しく、思っていた以上に迫力があって、そこは本当に見ものだと思います」と見どころをアピール。さらに出演する4人は、「きっといい仕上がりなるような予感がしています。今回は歴史上有名な5人の人物の丁々発止が非常に人間的であり、誰も見たことのない想像の世界とはいえ、武将たちの愚かさ切なさ情けなさという非常に人間的な部分にとてもリアリティーを感じさせる作品になったと思います」(大杉さん)、「時代劇はふつう言葉や所作が細かいハードルになるのですが、今回はそこが無いので、楽しくお芝居に集中できました。今後、こんな時代劇がもっとたくさんできたらいいなと思います。今回のもシリーズ化していただきたいくらいです(笑)」(中尾さん)、「僕が演じる家康はまだ狸親父と言われるようになる前の家康で、せせこましいところ、人間の小っちゃいところも浮き彫りにされているのですが、史実には残ってない、武将たちの人間らしいところを垣間見られる作品になっていると思います」(渡辺さん)、「これが面白いんですよ。バカリズムさんの脚本がむちゃくちゃ面白いから。大杉漣さん、渡辺いっけいさん、中尾明慶くん、そして僕の4人、さらにバカリズムさんもお出になっていて、どのシーンもともかく面白いんです。だから変な汗をかきながらも、ナチュラルハイになってやっています。芸達者な方たちとお芝居ができるのは本当に幸せで、バカリズムさんの脚本による4人の掛け合いが一番のみどころですね」(杉本さん)と、それぞれ語っている。2つ目は、幕末の動乱を描いた「わたしたちの薩長同盟」(仮)。坂本龍馬、桂小五郎、西郷隆盛ら3人の幕末志士が締結したと言われる薩長同盟を、予想だにしない新展開で描く。バカリズムさんは、「幕末が舞台なのですが、戦国時代に比べるとより多くの資料が残されているので、できることが限られているというか、あまり無茶ができない感じではあるのですが、いま資料を読みながら書き始めております」と現在の状況を話し、「実は、『僕の金ケ崎』もこの話も、物語が現代から始まるんです。現代人が授業を受けたり本を読んだりして、“なんとなく実はこうだったんじゃないか”と想像していく世界を描いていて…。そもそもいま語られている歴史物語はそういうたまものだと思うので、それをどこまで面白く書けるかが大事だと思っています」と明かしている。「FNS27時間テレビ にほんのれきし」は9月、フジテレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年07月18日『居酒屋ふじ』は実在する居酒屋を描いた、永山絢斗さん、大森南朋さん主演のドラマ。出演する飯豊まりえさんに、作品について聞きました。物語の舞台は東京・中目黒に実在する伝説の居酒屋『ふじ』。永山絢斗さん扮する若手俳優の西尾が、本人役で登場する大森南朋さんをはじめ、常連客の著名人たちに叱咤激励されながら夢を追い続ける姿を描く。「原作小説は前から面白そうだなって思っていたんですけど、まさかふじが実在のお店だとは知らなくて。撮影最終日に連れていっていただいたのですが、本当に美味しくてびっくりしちゃいました!劇中には実際にふじの常連客だった方々が本人役で多数ゲスト出演されるので、そこも見どころのひとつです!」飯豊まりえさんの役どころは、西尾がインスタグラムで一目惚れをする“くじらちゃん”こと鯨井麻衣。「くじらちゃんは私と同じ典型的な現代っ子なので、とても演じやすかったです。劇中に登場するくじらちゃんのインスタには、本物の私のインスタの写真が交ざってるんですよ。これ、裏話なんですけど(笑)」二人は西尾がインスタグラムに書き込んだコメントをきっかけにふじで出会い、徐々に距離を縮めていく。「西尾さんのように、一生懸命だけどどこか決まってない感じの人って、私自身もすごく好きです(笑)。実は絢斗さんには勝手に怖いイメージを抱いていたんですけど、実際はとても優しくて、こういうお兄ちゃんがいたらいいのになぁって思ったほど。でも、一緒の撮影2日目の朝イチから肌を密着させて踊るチークダンスのシーンがあって、それはなかなか強烈な経験でした(笑)」物語を彩るのは、お笑い芸人の鉄拳さんがイラストに描き起こした、今は亡き名物店主“おやじ”の豪快すぎるエピソードの数々。「おやじさんの昭和のエピソードに登場するものは、駅の伝言板とかラジカセとか、平成生まれの私には使い方すらわからないものが多くて。もしかしてこれがジェネレーションギャップってやつ!?って思うことが撮影中に何度もありました(笑)。でも、どれもこれも心に響くお話ばかり。きっと西尾さんのように夢を追いかけてる人は、経験豊富なおやじさんや常連客の方々の言葉に励まされるはずです」いいとよ・まりえ1998年1月5日生まれ、千葉県出身。女優。TBS系ドラマ『マジで航海してます。』W主演(MBSは毎週月曜24時50分~、TBSは火曜25時28分~)、dTV『パパ活』に出演中。ビジューブラウス¥53,000ダメージデニム¥35,000(共にMSGM p.m./アオイTEL:03・3239・0341)リング¥32,000(ALANDALA/ALANDALATEL:03・5708・5747)『居酒屋ふじ』昭和が息づく小さな居酒屋に集う人々の物語。原作は栗山圭介の同名小説。主演は永山絢斗、大森南朋。篠原涼子、大杉漣、水川あさみほか、本人役で登場するゲストにも注目。毎週土曜24時20分~、テレビ東京系にて放送中。※『anan』2017年7月19日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2017年07月16日前作から5年、『アウトレイジ』シリーズがついに終結を迎える『アウトレイジ 最終章』。このほど、“全員暴走”の果て、すべての因縁に決着をつける究極のフィナーレを迎える本作から、豪華キャストが入り乱れた予告編とポスタービジュアルが解禁となった。北野武監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンターテインメントとなる『アウトレイジ』シリーズ。2010年に『アウトレイジ』、2012年に『アウトレイジ ビヨンド』が公開され、シリーズ累計興収22億円を突破。豪華キャスト陣が入り乱れる、生きるか死ぬかの抗争劇が大反響を呼んだシリーズが、ついに前作から5年の月日を経て最終章を迎える。このたび完成した予告編は、関東「山王会」vs関西「花菱会」の巨大抗争後、張会長(金田時男)の下、韓国に渡った大友(ビートたけし)と大友を慕う韓国・済州島グループの市川(大森南朋)がマシンガンを乱射する、シリーズ史上最高にド派手で衝撃的なシーンから幕を開ける。だが、「花菱会」幹部・花田(ピエール瀧)が、取引のために滞在した韓国の地でトラブルを起こし、大友と対峙。「なめとんのか!!」と恫喝する花田に対し「なめてなんかいねーよバカヤロー!!」とブチ切れる大友。しかし、この結末は花田が張会長の手下を殺害するという最悪のシナリオを迎えてしまう。焦る市川と苛立つ大友の思いをよそに、このトラブルをきっかけに、国際的フィクサー「張グループ」と巨大暴力団組織「花菱会」は一触即発の状態になってしまう。一方、「花菱会」では新会長の野村(大杉漣)が、目障りな若頭・西野(西田敏行)を陥れようと、「張グループ」と西野が争うよう花田を焚き付けて画策し、「花菱会」内部での内紛が巻き起こっていた。それぞれの思惑が交錯する中、なんと「張グループ」「花菱会」「山王会」「警察」が入り乱れる“全員暴走”の全面戦争へと突入!大友もまた、すべての因縁に決着をつけるべく日本へと舞い戻り…。まさに、シリーズ史上最大級のスケールでおくる“全員暴走”の究極の抗争劇は、クライマックスへ。大森さん、ピエールさん、大杉さんのほか、「花菱会」の岸部一徳、原田泰造、「山王会」の池内博之ら新キャストに加え、「花菱会」西野役の西田さん、同・中田役の塩見三省、張会長の側近・李役の白竜、「山王会」白山役の名高達男、同・五味役の光石研、警視庁・繁田役の松重豊とお馴染みの顔ぶれもずらり。怒号と大金、銃弾が飛び交い、裏切り・駆け引き・騙し合いが連続する、アウトレイジ(極悪非道)たちの全面戦争は、果たしてどんな決着をみせるのか!?「済んだと思うなよ」という大友のつぶやきが、不穏な余韻を残す予告編となっている。『アウトレイジ 最終章』は10月7日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年07月14日永山絢斗と大森南朋をW主演に迎えた深夜ドラマ『居酒屋ふじ』(テレビ東京/毎週土曜24:20~24:50)が7月からスタートしました。大森南朋をはじめ、豪華俳優陣が“本人役”で登場したり、舞台が東京・中目黒に実在する居酒屋「ふじ」だったりと、フィクションとリアルがミックスした作風がミソ。視聴者が感情移入していくことになるのは、永山演じる若手俳優の西尾栄一。素朴な一般の若者の目線で、大森南朋ら芸能人や常連客と交流していきます。■「食べログ」評価なし居酒屋とインスタ掲載居酒屋彼が『居酒屋ふじ』を訪れたのは、Instagramでチェックしている“kujira”という女の子が、同店の外観をアップしていたから。この設定がイマっぽいです。いかにも昭和な感じのお店に入ってみると、そこには俳優の大森南朋の姿が! 「大森南朋! 超しぶい」と西尾が興奮する姿は、まさに視聴者目線のリアクション。どこにでもいるような朴とつとした西尾役が、永山にはかなりハマっております。西尾は出された料理を早速、ケータイで撮ってインスタにアップしようとするのも“若者あるある”。「写真なんていいから」とあきれ顔の常連客たち。実際、常連客が多い「ふじ」は、「食べログ」にも書き込みはありません。西尾は「ネットがない時代はどうやってお店を探してたんですか?」と聞くと、大森たちは「昔は足で探したもんだ」と、ネットのない80年代後半のバブル期の話に花を咲かせていきます。「アッシー」「メッシー」などが飛び交うバブル期ネタは、40代オーバーの方々は「うんうん」とうなずくツボでは?昭和の香りただよう居酒屋と癖のある常連客。そんななかに、イマドキの若者がどうなじんでいくのか。世代間ギャップがよく語られる時代に、このドラマにはひとつの溝の埋め方、コミュニケーション術がひそんでいるかもしれません。■泣ける鉄拳イラストで語られる「おやじ」原作は、2014年に逝去された「居酒屋ふじ」の店主「おやじ」の半生を描いた、栗山圭介の同名小説。通常なら、時間軸を戻し、『深夜食堂』や『孤独のグルメ』のように「おやじ」を主人公にしたドラマにするのが正攻法だと思うのですが、このドラマではそうはしませんでした。だって、実店舗ではおやじ亡き後、おかみさんが1人で切り盛りしているから。では、おやじの豪快な武勇伝や逸話は、どうするの? じつは、ここは鉄拳のイラストによって語られていきます。なるほど!鉄拳といえば、泣けるパラパラ漫画の名手。ということは、波乱万丈なおやじの半生や熱い言葉、そして泣けるエピソードが今後展開する可能性も。そうすると、このイラストだけでもハンカチ片手に観る必要も出てくるかもしれませんね。■人生の縮図「居酒屋」に集う人々と胸に響く言葉西尾はうだつの上がらない俳優で、近作といえばサスペンスの死体役でちらっと登場するのみ。「いい加減に、死体役は卒業したいな」とため息まじりでつぶやいています。今回はふじで「俺、俳優やめます」と切り出し、自分に俳優は向いてないとイジける西尾に、大森がおやじのエピソードを振ります。どうやら、「居酒屋ふじ」は、亡きおやじが、「小料理屋を開きたい」というおかみさんの夢をかなえたお店であることが判明。昭和7年生まれのおやじは、戦後の混乱期をたくましく生き抜き、奥さんと出会ってふじを開いたそうです。その紆余曲折ある半生を、鉄拳のイラストが雄弁に物語っていきます。下手をすれば説教くさいドラマになりがちなところを、鉄拳のイラストと、いまや人間力もアップし、20年以上のキャリアのなか、酸いも甘いも演じ分けてきた大森が若者の受け手に回ることで、視聴者もおおいに共感ポイントがアップ。そんなおやじのいい話を聞いても西尾は「時代が違いますから」とバッサリ。しかしじつは、大森自身も同じような悩みを持ち、亡きおやじに愚痴った過去が。 おやじは、「時代を言い訳にすんな。南朋ちゃん自身は死ぬほど頑張ったのか?」と真っ向から問われたそう。そのストレートなおやじの言葉に、大森自身も「死ぬほどは頑張ってないなと思って、(俳優を)やめるのをやめたんだよね」と、まだ売れなかった時代を振り返ります。 大森自身の体験談が響き、西尾は俳優を諦めずに続けていく決意を。「座んなよ。西尾くんの席」とボソッと話す大森の言葉に、とてもうれしそうな西尾の顔を見て、とてもほっこりしました。■篠原涼子、大杉漣らチラ出の大物ゲスト陣毎回の豪華俳優陣のゲスト出演にもご注目。第1回目のゲストは篠原涼子。おかみさんが買い物に行って、大森が留守番をしているときに、こっそりやってきます。何やら店内のサイン色紙をふたりで物色し始めますが、おかみさんが思ったよりも早く戻ってきて、タイムオーバー。篠原はそのまま店を出ていってしまい、第1話では登場シーンは終了。はたして彼女は何のために、店を訪れたのか? これはきっと何かの伏線かと。後半では第2話でゲストだと聞いていた大杉漣もフライングで登場。ここらへんのチラ出し、侮れません!また、最後に“今日の一品”と題した、ふじのメニュー「ふじ豆腐」が登場。これは明太子(めんたいこ)とネギがトッピングされたお店の人気メニュー。温かい豆腐とプチっとした炒り明太子というめずらしい組み合わせ。『居酒屋ふじ』は、常連客が集う『深夜食堂』や、実店舗のメニューが登場する『孤独のグルメ』、ゲストが本人役で登場する『バイプレイヤーズ ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~』らのおいしいとこどりをした、ハイブリッドなドラマではないかと。第2回放送では、西尾が思いを寄せているヒロイン鯨井麻衣役の飯豊まりえが登場。西尾の恋を応援すべく、常連たちがどう動いていくのか? そして、それにからめたおやじのどんなエピソードが登場するのか? ふじの客目線でチェックしていきたいところです。
2017年07月13日6月10日(土)より全国にて公開される映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』に主演している俳優の藤原竜也が、6月1日(木)今夜オンエアの日本テレビ系「ぐるぐるナインティナイン」にゲスト出演、表参道の高級中華料理店で“ゴチバトル”を繰り広げる。設定金額から最も離れた金額を食べた人が全員分を自腹で支払う同番組の名物企画「ゴチになります!」。今年も大杉漣や渡辺直美らを新メンバーを迎え熱いバトルが繰り広げられている。今夜の“第8戦”には藤原さんのほか女優としても活躍する話題の芸人「ブルゾンちえみ with B」も登場。バトル中盤ではスペシャル料理を賭けて、藤原さんとレギュラーメンバーが「ブルゾンゲーム残りのひとつ知ってる?」で対決する。ブルゾンさんによって答えが3つある問題が出題されるリズムゲームで、3つの答えのうち最後の1つを回答者が答えるというこのゲーム。“決め顔”で答えられたらクリア、ということで藤原さんは“決め顔回答”ができるのか!?謎の軍団も乱入で大荒れのゴチバトルとなるようだ。藤原さんが伊藤英明と初共演&W主演する『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』は、藤原さんが美しき殺人犯・曾根崎を演じ、警察やマスコミを挑発しながら日本中を狂わせていく新感覚サスペンスエンターテインメント大作。阪神大震災、地下鉄サリン事件…混沌とした1995年に起きた5件の連続殺人事件。被害者に近しい者に殺人の瞬間を見せつけ、目撃者をあえて殺さずに犯行をメディアに証言させる、その残忍な犯行は世間の注目を浴びた。事件を担当する刑事の牧村は、あと一歩のところまで犯人を追い詰めるものの、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして22年後のある日。1冊の本が日本中を震撼させる。その本のタイトルは、「私が殺人犯です」。その手記の出版会見に現れたのは、曾根崎と名乗る妖艶な男だった――。22年前に犯人を取り逃がしたことを、悔やみ続け、事件によってすべてを失った刑事・牧村航の気持ちとは裏腹に、加熱するマスコミ報道やSNSにより美しい容姿とともに拡散された曾根崎は、日本中から罵声と歓声を浴び、一躍時の人になっていく。センセーショナルな登場を果たした殺人犯の行動は、被害者遺族、そして事件関係者たちの感情を最悪な形で逆なでしていく――。2人のほか夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼ら最旬若手俳優に加え、平田満、岩松了、岩城滉一らベテラン俳優も脇を固め、22年にわたる犯罪者と刑事の因縁の対決を描いていく。映画『22年目の告白ー私が殺人犯ですー』は6月10日(土)より全国にて公開。「ぐるぐるナインティナイン」は6月1日(木)19時56分~日本テレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:22年目の告白―私が殺人犯です― 2017年6月10日より全国にて公開(C) 2017 映画「22年目の告白-私が殺人犯です-」製作委員会
2017年06月01日現在、「Netflix」にて配信中のドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」。この度、6月1日(木)に配信される最終回に合わせて、同日より“特別編”が「Netflix」で独占配信されることが決定。また、最終回と特別編がさらに気になる内容の予告編も到着した。様々なジャンルのオンラインゲームやプラモデルなどを題材とするブログ「一撃確殺SS日記」が原作の本作。「光のお父さん」は、そのブログの記事のひとつで、作者と父を巡る実話をベースとしたこの記事が話題を呼び、ゲーム内でのインタビューや、最終回は大手ネットニュースなどに記事が掲載され大きく拡散。ブログをリライトした書籍も刊行されている。ドラマは、突然仕事を辞めた父親と、ゲームを通して交流を深めようとする主人公・光生の親子を巡るストーリー。主人公・光生役を千葉雄大、その父・博太郎を大杉漣が演じるほか、馬場ふみか、袴田吉彦、長谷川初範、石野真子が出演。さらに、ゲーム内のキャラクターの声を声優の南條愛乃、寿美菜子、悠木碧が担当している。そして、今回配信が決定したのは、地上波では放送されない、「Netflix」でしか見られないゲームパートをメインとした特別編。ブログ「一撃確殺SS日記」の実話をベースにしたオリジナルストーリーとなっており、本編ではフォーカスされなかった、光生が操るキャラ・マイディが所属するチームにいる1組のカップルの物語が描かれる。光生操るマイディ(声:南條愛乃)が所属するフリーカンパニーには、あるちゃん(声:寿美菜子)とゆっきーという、現実では夫婦のカップルがいる。しかし、実際はゆっきーが海外に単身赴任中のため、ゲームの中でしか会うことができない。しかも2人は結婚式も上げたことがないと知り、光生は父・博太郎らとともに、「ファイナルファンタジーXIV」の中の結婚式イベントともいわれる「エターナルバンド」を開催しようと準備する。いざ、当日を迎えたが、そこにはゆっきーの姿がない。落ち込むあるちゃんを見て、一同は2人の思い出の場所を巡りながらゆっきーの姿を探すが見当たらず。しかし、一つだけ探していない場所があったことに気づく一同。そこには、光生も知らないサプライズが待っていて…!?という物語だ。この特別編では、ゲーム内シーンをメインに構成されているのだが、もちろん千葉さんの出演する実写パートや、本編ではお父さん役を演じている大杉さんがインディ役で声優として出演しているシーンも登場。本編で登場するマイディ、あるちゃん、きりんちゃんが特別編でも大活躍するほか、若手声優の湯浅かえでや村田大志も登場する。解禁された予告編では、親子の絆を取り戻そうと奔走する光生とマイディ、そして徐々に素顔をのぞかせてくる父・博太郎とインディの姿が。ゲームの中で仲間たちと過ごし、一緒に敵を倒し、様々な問題を乗り越えていく壮大な親孝行計画は、果たして無事に成功するのか!?最終回と特別編がますます気になる映像となっている。ドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」はNetflixにて独占配信中。※特別編は6月1日(木)よりNetflixにて独占配信。(cinemacafe.net)
2017年05月30日旬なゲストのここでしか見ることのできない素顔に迫る日本テレビ系「おしゃれイズム」。5月28日(日)放送回に俳優の大杉漣が出演。“強面俳優”として知られる大杉さんの素顔に番組MCの上田晋也、藤木直人、森泉が迫る。大杉さんといえば『ソナチネ』の暴力団幹部・片桐役をはじめとした“強面”のイメージが強いが、一方でそれとは正反対の刑事役から真面目なサラリーマン、狂気に満ちたサイコなキャラクターまであらゆる役柄をこなす日本が誇る演技派俳優の1人でもあり、その役柄のバリエーションからあらゆるジャンルの作品に出演してきた。元々は舞台からそのキャリアをスタートさせた大杉さんは、その後Vシネマなどへの出演を続け、1993年北野武監督作品『ソナチネ』への出演を契機に『キッズ・リターン』『HANA-BI』『BROTHER』『監督・ばんざい!』など北野監督作品の常連となったほか、『ゼブラーマン』『土竜の唄 潜入捜査官REIJI』などの三池崇史監督作にも多数出演。黒沢清、井筒和幸、SABU、崔洋一、園子温、堤幸彦、本広克行ら日本映画界を代表する名監督の手がける作品で活躍。またテレビの世界では「土曜ワイド劇場」などのサスペンスものにも多数出演。NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、そして大河ドラマ「義経」など国民的ドラマなどでその実力を遺憾なく発揮してきた。昨年は二階堂ふみとの共演が話題となった『蜜のあわれ』や昨年公開され大ヒットした『シン・ゴジラ』での内閣総理大臣役、「レンタル救世主」の社長などより一層幅広い役柄に挑みつつ、今年も遠藤憲一、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研らと共演した「バイプレイヤーズ」や実話を基にした異色のゲームドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」、そして主演最新作となる『グッバイエレジー』が3月に公開されるなど、65歳を迎え今なお精力的に俳優という職業に挑み続けている。番組ではそんな大杉さんの愛猫トラちゃん、愛犬風ちゃんを大公開。また奥様との壮絶夫婦ゲンカなど家族にまつわるエピソードや、サッカーに対する深い造詣で知られる大杉さんのサッカー三昧な休日の様子。さらに俳優仲間たちの暴露など、そのお茶目すぎる素顔に迫る。「おしゃれイズム」は5月28日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年05月28日天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、警視庁の取り調べ専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げ、好評を博している「緊急取調室」。本日5月11日(木)放送の第4話のメインゲストとして、女優・矢田亜希子が出演、天海さんと11年ぶりの共演が実現したことが分かった。高校の教室で不穏な事件が起こった。担任の沢本愛(矢田亜希子)が授業をしている最中に、生徒の春日俊介(平岡拓真)が倒れ、意識不明の重体になったのだ。その後、俊介は青酸ソーダを服用したことが判明する。だが、入手経路はおろか、ほかの生徒の目がある中でどうやって服用したのかは不明…。しかも、俊介は真面目な生徒で、自殺だと仮定しても理由が見当たらなかった。真壁有希子(天海祐希)ら“キントリ”はさっそく、この事件の捜査に参加。有希子は俊介のクラスメート、29人全員を取り調べることにする。ところが、ここで厄介なことが起こる。沢本愛が生徒を守るためだと言い張り、取り調べに同席。何かにつけて横槍を入れてきたのだ。沢本愛が何かを隠していると直感した有希子は、手がかりを求めて俊介の家を訪問するが、母親の春日愛(森尾由美)の“ある言動”に違和感を覚える。だが、依然としてすべては闇の中…。焦った有希子は、沢本愛を徹底マークすることに。ところが、その行き過ぎた行動をキントリの取調官・中田善次郎(大杉漣)にとがめられてしまう。そんな中、俊介の意識が戻るが…。2006年、“月9”ドラマとして放送された「トップキャスター」では、正反対の価値観を持ちながらも固い絆で結ばれる、微笑ましい間柄を演じた天海さんと矢田さん。ところが、今回は一転、お互いを牽制し合う、ヒリヒリとした対立関係を演じることに!矢田さんは、授業中に毒物を服用し、意識不明の重体になった男子高校生の担任で、常に生徒思いの言動をとる沢本愛を演じるも、それがかえって、天海さん演じる有希子の懐疑心を刺激することになってしまう。結局、彼女は取り調べも受けることになるのだが…。天海さんは、矢田さんと久々に再共演する喜びはもちろん、前回とはまったく異なる設定となることを思いっきり満喫した様子で、『緊急取調室』の公式SNSアカウントで公開されたメッセージ動画では、矢田さんを「とても素敵な女性です」と絶賛。「現場も楽しかったです。今回、矢田ちゃんとは対峙しちゃうんですけど、とても素敵なお芝居になったと思います!」と声を弾ませて語っていた。一方の矢田さんも、天海さんは「以前と変わらず、本当におきれい!!そして何より、気さくに場を盛り上げて下さるところも、変わらず素敵でした」と、興奮気味に撮影をふり返っている。とはいえ、矢田さんもそんな天海さんと熱のこもった芝居合戦を展開しており、「お芝居をしながら、以前よりも一層、天海さんの芯の強さとパワーを感じました!最後の取り調べシーンでは、天海さん自らのご提案もあり、私がやりやすい方向に導いていただいたと思います」と語り、天海さんへの尊敬と感謝の念をにじませた。ちなみに、矢田さんは今回、キントリの「ホトケの善さん」こと中田役の大杉漣と、同じくキントリの“頭脳派”小石川役の小日向文世とも、なんと14年ぶりの共演。2003年放送の「僕の生きる道」以来だったそうで、3人は顔を合わせるや同窓会モードに。「私も本当にうれしくて、うれしくて、感動しきりでした!」と胸の内を明かした。そんな懐かしくも温かい雰囲気の現場で撮影された第4話。天海さんと矢田さんが織りなす息の合った芝居と、緊迫感漂う対立模様、そして、心がかきむしられるような“密室の攻防戦”に、目が離せなくなりそうだ。「緊急取調室」第4話は5月11日(木)21時~テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年05月11日北野武監督最新作の映画『アウトレイジ 最終章』の新キャストが18日、発表された。『アウトレイジ』シリーズは、北野監督が初めて手掛けたシリーズプロジェクトで、裏社会の男たちの抗争を描いた究極のバイオレンス・エンタテインメント。最新作では、ビートたけし演じる主人公の大友が、関東の山王会と関西の花菱会の巨大抗争後、韓国に渡り、フィクサーの張会長のもとに身を寄せる。そこに、韓国出張中の花田(花菱会)がトラブルを起こし、張会長の手下を殺してしまう。これをきっかけに、張会長 vs 花菱会という一触即発の様相を呈する中、花菱会では内紛が勃発。そんな中、大友が日本に戻ってくる、というストーリーが展開する。今回発表された新キャストは、大友を慕う韓国・済州島グループの市川役に大森南朋、花菱会の花田役にピエール瀧、花菱会の幹部である若頭補佐の森島役に岸部一徳、花菱会の会長・野村役に大杉漣、花田の手下・丸山役に原田泰造、山王会の傘下・木村組の吉岡役に池内博之の6人となる。北野作品には初出演となるピエールは「全スタッフの見事なチームワーク、痺れるような本番の緊張感、そして時折垣間見ることができた監督の作品への姿勢と愛情、どれもが自分にとって素晴らしい体験でした。顔面世界遺産とも言える役者陣の"顔バトル"は、とにかく必見です」とコメント。大森は「役者を始めた頃からずっと北野監督の映画に憧れていました。今回は、念願叶ってバイオレンス。念願叶ってアウトレイジ。もうこんな幸せな事はありません。北野組の撮影現場、たけしさんの横で『あぁオレ、今夢が叶ってるぅぅ』って スゲェ小さい声で呟いてましたもん」と喜びを語っている。また、公開日も10月7日(土)に決定し、新キャスト発表に合わせて新映像も公開。各出演者が登場し"顔バトル"が垣間見られる内容となっている。
2017年04月18日テレビ東京が3週連続ドラマ特別企画の第2弾として直木賞作家・大沢在昌のサスペンス小説を初ドラマ化する「冬芽の人」を、4月5日(水)今夜放送する。鈴木京香がテレビ東京のドラマで初主演を務めるほか、瀬戸康史らが共演する。ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる大沢氏の同名小説を、大人気ドラマ「相棒」を手掛ける戸田山雅司が脚本を担当し『永遠の0』や『八日目の蝉』などの佐々木章光を監督に迎え映像化。殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい刑事を辞めた主人公と、その同僚の息子が出会い、過去に隠された衝撃的な真実を追う姿から、ヒロインが守るべきもののために立ち上がり人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントになっている。元刑事の牧しずりは、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来彼女は罪の意識から周囲の人との関わりを絶ち、心を閉ざしている。そんな中父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、過去の事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか?自分の中で止まっていた人生の歯車が新たな時を刻み始める……というストーリー。主人公の元刑事・牧しずりを鈴木さんが、しずりとともに事件追うことになる仲本岬人を瀬戸さんが、亡くなったしずりの同僚で仲本の父である前田光介を渡部篤郎がそれぞれ演じるほか、小池栄子、要潤、温水洋一、堀内正美、相島一之、国広富之、高岡早紀、大杉漣、石丸幹二、田中泯らが出演する。今作が初共演となる鈴木さんと瀬戸さん。鈴木さんは「瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」、瀬戸さんは「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方。その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました」とお互いの印象をコメント。両者の共演、そして脇をかためる豪華なキャストも見どころだ。ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」は4月5日(水)21時~テレビ東京系で放送。(笠緒)
2017年04月05日4月1日(土)、テレビ東京の人気アニメ「おそ松さん」が、同局の人気ドラマ「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」のキャストにより、 まさかの実写化決定!?という“エイプリルフール1日限定”の企画が実施され話題を集めた。そして2日(日)には、なんだかほっこりした気分にさせられる、貴重なアザーカットが公開された。赤塚不二夫生誕80周年を記念し、2015年10月より深夜アニメとして放送されたアニメ「おそ松さん」。“6つ子”役には櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由といった大人気声優たちが演じたことでも大きな話題を集め、いまもなお絶大な支持を得ている。一方、ドラマ24枠で放送された「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」には、遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研の日本を代表する名脇役6人全員が、“本人役”で主演という異色のドラマ。3月上旬には、「6人の成人男性が、ひとつ屋根の下暮らし」という共通点を発見した松野家6つ子の猛アプローチにより、この2作品のコラボポスターが公開され話題沸騰。そして今回、そんなコラボの第2弾が、エイプリルフールに実現!「おそ松さん」の公式Webサイトでは、6つ子のイラストが全て「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」の豪華出演者の写真に変更され、タイトルも、ドラマ24「おそ松さん~もしも6つ子が、もっともっと大人になったら~」に変貌を遂げていた。またビジュアルでは、バイプレイヤーズ6人それぞれの性格にちなみ、おそ松役に大杉さん、カラ松役に寺島さん、チョロ松役に松重さん、一松役に遠藤さん、十四松役に田口さん、トド松役に光石さんが扮し、あの「シェー!」ポーズとり、魅力溢れる一枚に。そのほかにも公式Webサイトでは、ドラマ「おそ松さん」のオリジナルCM風アニメや、キャラクター紹介なども「おそ松さん」1日(土)限定で公開され、ファンも大興奮。大杉さんは、「えっ、エイプリルフールって何!?おそ松さんの実写やんないの?マジ?だってやったんだよ、バイプレイヤーズ6人で久しぶりの“シェー”って!!テレ東さん、この貸しは必ず返してもらいますからね( ^ω^ )シェー!!!!」とコメントを寄せている。なお、先日最終回を迎えたばかりの「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」は、BSジャパンで放送スタート。また、6月21日(水)発売のDVD&Blu-rayBOXには、先着購入者スペシャルノベルティとして 「バイプレイヤーズ×おそ松さん」コラボステッカーが決定。スペシャルノベルティはなくなり次第終了となってしまうので、欲しい方はお早めに。(cinemacafe.net)
2017年04月03日先月、千葉雄大や大杉漣ら豪華キャスト、そしてスタッフ、音楽、制作手法などが発表され大きな話題となったドラマ「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」。この度、本作がNetflixにて全世界配信されることが決定。また、Netflix限定コンテンツとして、ゲーム内パートを中心とした番外編も制作されることが明らかになった。主人公・稲葉光生(千葉雄大)は、ある日父・博太郎(大杉漣)にオンラインゲーム「ファイナルファンタジーXIV」をプレゼントする。何気なさを装って渡したこのプレゼント、彼には狙いがあった。ほかのプレイヤーと協力して戦い、冒険の感動を共有する「ファイナルファンタジーXIV」で、父という人間の本当の姿を見てみたい。仕事一筋で何を考えているかわからない父が、最近突然仕事を辞めてしまった真意も知りたい。かくして、息子であることを隠して父のプレイを手助けするという壮大な親孝行計画が始まった――!「ファイナルファンタジーXIV」は、今年で30周年を迎える「ファイナルファンタジー」シリーズのナンバリングタイトル14作目で、シリーズとして2作目となるMMORPG(大規模同時参加型オンラインRPG)。ドラマは、様々なジャンルのオンラインゲームやプラモデルなどを題材とするブログ「一撃確殺SS日記」が原作で、「光のお父さん」はそのブログの記事のひとつ。作者と父を巡る実話をベースとしたこの記事が話題を呼び、ゲーム内でのインタビューや最終回は大手ネットニュースなどに記事が掲載され大きく拡散。ドラマに先駆けブログをリライトした書籍が刊行されると、Amazonほか大手書店で続々売上上位にランクインし、すでに6万部を突破、重版も決定している。主人公・光生役を千葉さんが、その父・博太郎を大杉さんが演じるほか、馬場ふみか、袴田吉彦、長谷川初範、石野真子が出演。さらに声の出演として、ゲーム内の光生のキャラクター・マイディーを「ラブライブ!」の南條愛乃、同じくゲーム内のキャラクター・あるちゃんを「けいおん!」の寿美菜子、きりんちゃん役を「魔法少女まどか☆マギカ」の悠木碧がそれぞれ演じる。また、オープニングテーマ曲には「GLAY」の「the other end of the globe」が決定している。本作の「Netflix」配信は、日本国内では4月20日(木)より、世界190か国では今秋より開始予定。また、MBS・TBSにて全7話放送後、地上波では放送されない、ゲームパートをメインとした「番外編」の制作が決定。この番外編は、「Netflix」でしか見られない配信限定作品となっており、ブログ「一撃確殺SS日記」の実話をベースにしたオリジナルストーリーで、ゲーム内シーンをメインに構成。千葉さんの出演する実写パートや、本編ではお父さん役を演じている大杉さんが声優として出演しているシーンも登場。さらに本編に登場するマイディ、あるちゃん、きりんちゃんが、本編に引き続き大活躍するほか、注目の若手声優・湯浅かえでや村田大志もキャスティングされているという。「ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん」は4月16日(日)深夜0時50分~MBS、18日(火)深夜1時28分~TBSにて放送開始。※4月20日(木)よりNetflixにて独占配信開始(cinemacafe.net)
2017年03月31日俳優の綾野剛とスポーツキャスターの松岡修造が、3月30日(木)今夜放送される日本テレビ系人気バラエティ「ぐるぐるナインティナイン」にゲスト出演。大阪を舞台に「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」でアトラクションを楽しみ“ゴチバトル”も繰り広げる。今回の「ぐるナイ」は大阪が舞台。「ナインティナイン」岡村隆史、矢部浩之、国分太一、二階堂ふみ、大杉漣、渡辺直美、進行役の羽鳥慎一ら出演者一行は、“USJ15周年PR大使”の松岡さんの案内でユニバーサル・スタジオ・ジャパンへ。人気の『ハリーポッター』のアトラクションで二階堂さんの悩みが解消すれば、綾野さんは最新「ドラゴンクエスト」アトラクションに大興奮!15周年を迎えさらにパワーアップしたユニバーサル・スタジオ・ジャパンの魅力を出演者たちが堪能する。そして番組は5つ星ホテルのザ・リッツ・カールトン大阪「スプレンディード」での“ゴチバトル”へ。食べた料理の合計金額が設定金額と同額だった場合はピタリ賞として100万円もらえるが、設定金額から最も離れた金額を食べてしまった人は全員分を自腹で支払うという過酷なルールの「ゴチになります!18」。ゴチでも自由すぎる“食いしん坊”松岡さんをはじめ、ブルゾンちえみも登場しさらなるブレイク必至の新ネタを披露する。超人気のいちご食べ放題など今回も見どころ満載の“ゴチバトル”をお楽しみに。ゲストの綾野さんと、番組レギュラーの二階堂さんが共演する、“年の差100歳”のラブストーリーを描くドラマ「フランケンシュタインの恋」は4月23日(日)から日本テレビ系で放送開始。綾野さんが120年前、ある事件をきっかけに生み出された“怪物”を演じ、その怪物が恋してしまう、大学の農学部で“菌”を研究する理系女子・津軽継実を二階堂さんが演じる。主人公は怪物として生を受けた男。ある秘密を抱えた危険な肉体を持つ怪物は人間とは一緒に生きてはゆけないと姿を消した。それから約100年後の2017年。怪物は森の奥でひっそりと生きていた。「人間」として暮らせる日を夢見て。そんなある日怪物はひとりの若い女性・津軽さんと出会い、怪物は人間に恋をした。しかしそれはかなわぬ思い。なぜなら怪物の体にはある秘密があり怪物は人間に触れることができない。人と関わることで抱き始めた、人間への“温かい感情”がやがて怪物を苦しめていく…。「ぐるナイ!松岡修造&綾野剛大阪ゴチ2時間SP」は3月30日(木)19時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年03月30日冬クールが終わりを迎え、「次はどんな作品がやってくるのだろう?」「何を見ようかな~」と楽しみにしている方も多いはず。そこで今日は、ドラマニアな筆者が一足お先におすすめの作品をまとめてご紹介していきましょう。大きく分けると、事件ものVS恋愛ものという構図が見えてきました。さて、あなたはどっち派ですか?■ザ・刑事ものから、謎を解かない探偵まで――幅広いジャンルの“推理劇”に期待大!まずは今回も、王道の刑事ものがズラリ!火曜21時放送「CRISIS 公安機動捜査隊特捜班」では、小栗旬さんと西島秀俊さんが初共演を果たします。アクションシーンに定評のあるお2人が、映画『GO』や「SP」でお馴染みの作家・金城一紀氏とタッグを組むとあって、自ずと迫力ある戦闘シーンに期待が高まりますね~。公安機動捜査隊特捜班を舞台に、国家を揺るがす規格外の事件・巨悪に立ち向かう熱き男たちの背中を追っていきましょう。また豪華キャストと言えば、木曜21時枠に戻ってくるあの名作も忘れてはいけません。天海祐希さん主演「緊急取調室シーズン2」です。取調室という密室の戦場で行われる、銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘。脇を固めるチームのメンバーには、田中哲司さん、でんでんさん、大杉漣さん、小日向文世さんと主役級の面々が再集結。犯人が心に抱える闇を、取調室という密室でマル裸にしていきます。そして今クールは「これまでに見たことがない」新感覚な刑事ものもオススメ!日曜21時放送「小さな巨人」では、ひとつひとつの事件を紐解くのではなく、警察官同士の――取り分け、警視庁と所轄の確執を克明に描いていくと言います。実力だけで周りの信頼を積んできた所轄の刑事を長谷川博己さんが。東京大学法学部を卒業したにも関わらず、なぜかノンキャリアと呼ばれる警視庁を選んだ若手警察官を岡田将生さんが演じます。スマートなお2人の化学反応がとても楽しみですね。さらに異例と思われるのが、“月9”30周年記念作品として登場する「貴族探偵」。これまでの常識を根本から覆し、主人公は探偵にも関わらず全く推理をしないという前代未聞の設定にビックリ!相葉雅紀さん演じる主人公は己のことを貴族と名乗り、探偵を趣味にしている謎の青年ということで…事件現場にやたらと顔を出すにも関わらず、謎解きをするのはあくまで彼を取り巻く召使たち。「推理などという雑事は、使用人に任せておけばいいんですよ」と、自分は事件関係者の女性と会話を楽しみ、遊びに興じている貴族役ということで、一体どんな展開になるのでしょうか。全く予想が付かず、ドキドキしますね!■笑いたい派?泣きたい派?選りすぐりの“恋愛指南”ドラマが続々登場一方でもちろん、話題になりそうな恋愛ドラマも数多く放送されます。土曜22時放送、亀梨和也さん主演「ボク、運命の人です。」なんていかがでしょうか。恋愛に失敗する度「そうか。運命の人は別にいるんだ」と自らを奮い立たせてきたみなさん!では、その相手は一体どこにいるのでしょう?本作では、そんな“運命”をなんとあの山下智久さんがキューピットならぬ神役となって、導いてくれるんですって。最悪の出会いから始まる人生最大の恋――日常に潜む小さな偶然を、運命に変える方法とは…?物語にちなみ、スペシャルユニット・亀と山Pが主題歌を奏でる点にも注目ですよ~。等身大ラブストーリーといえば、木曜22時放送「人は見た目が100パーセント」も面白そうですよね。今年注目の女芸人・ブルゾンちえみさんのドラマデビュー作としてもネットを賑わせている本作。主演の桐谷美玲さん、水川あさみさんらが演じるのは、女子力ゼロのリケジョ(=理系女子)。大久保ヒロミさんが手がける同名コミックを原作に、研究に没頭し過ぎて“女子力”や“美”に背を向けた人生を歩んできた現代女性のリアルな心情を描いていきます。まさしく、春にぴったりのラブコメディーと言えるかも!また同じく漫画原作でいうと、ちょっぴり切ない系のこちらもオススメです。火曜22時放送「あなたのことはそれほど」。女性から絶大な人気を誇る漫画家・いくえみ綾さんの作品が初めての連続ドラマ化決定!恋愛、結婚…そして不倫。それぞれがそれぞれのやり方で大切なものを守ろうとする男女のもどかしい姿に人間の狡さや弱さが描かれる大人のいびつなラブストーリーを、波瑠さん×東出昌大さん×仲里依紗さん×鈴木伸之さんが演じます。そして最後はコレ。日曜22時枠「フランケンシュタインの恋」も切なそう…タイトルや代表カットを見るだけで伝わってきますよね(涙)。綾野剛さんが演じるのは、人間に恋をした怪物。彼の、年の差100歳の切ない想いを追っていきます。人間ではない彼が恋を知り友情を知り、愛を知った先にある結末は如何に…?二階堂ふみさん、柳楽優弥さん、柄本明さんら実力派キャストが脇を固めるとあって、見ごたえのある作品になりそうです。以上、いかがでしたか?民放ゴールデンタイムのドラマ、初回放送は4月11日(火)の「CRISIS」。お見逃しなく。(text:Yuki Watanabe)
2017年03月29日