筒井康隆の傑作小説を原作に、大林宣彦×原田知世による劇場版を始め、幾度となく映像化されてきた「時をかける少女」。今回新たに原作の主人公の娘にあたるヒロイン・芳山あかり役に人気急上昇中の仲里依紗を迎えて映画化された『時をかける少女』の公開に先駆けて「『時をかける少女』仲里依紗オフィシャル・コンセプト・フォトブック」が2月15日(月)より発売となった。これを記念し、2月14日(日)のバレンタインデーに出版記念イベントが行われ、仲さんが登場した。この日、仲さんは写真集を購入した200名のファンに、サイン入りのフォトブックを手渡しするバレンタイン・サービスを行った。同写真集には、映画撮影中の秘蔵ショットや撮り下ろしの写真、インタビューが盛り込まれているが、「この中で一番のお気に入りの写真は『桜並木』です。私は写っていませんが、映画と一番繋がっている感じがするので(笑)」とおススメした。2006年に劇場公開されヒットを博したアニメ版『時をかける少女』での主演に続く抜擢となった仲さん。今回の撮影について、「歴代の『時をかける少女』ファンの方々にも楽しんでいただけるように、そして劇場アニメ版で声をやった人と同じだと分からないように演じました。『時をかける少女』だけにすごく走ったことが大変でした。本当は走るのが遅い方なのですが、あかりになって走ると速く走れました。目標があると速く走れるみたいです(笑)」とふり返った。さらに、劇中のように過去にタイム・リープができたら?との質問には、「友達に『恐竜に似ている』と言われるので、実際の恐竜に会いに行きたいです。また、自分の過去に戻るなら、勉強も部活も頑張って、田舎でのびのびと遊んでいた中学時代に戻って、留学などに挑戦したいです」とユーモアを交えながら20歳の願望を語った。『時をかける少女』は3月13日(土)より公開。『時をかける少女』仲 里依紗オフィシャル・コンセプト・フォトブック価格:2,625円(税込)発売元:ソニー・マガジンズ発売中■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月13日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:あの名作が生まれ変わって帰ってきた!『時をかける少女』試写会に15組30名様ご招待いきものがかり、あの名曲「時をかける少女」をカバーインディーズ曲も挿入歌に仲里依紗、中尾明慶の「さんまさんみたい」な姿がツボ『時をかける少女』完成はかま姿の仲里衣紗、アニメに続いて実写版『時かけ』主演!70年代に飛ぶ
2010年02月15日SF短編小説として45年前に発行されて以来、幾度となく映像化されてきた筒井康隆の同名小説を、2010年版として新たに映画化した『時をかける少女』。11月11日(水)、早くも本作の完成披露試写会が行われ、谷口正晃監督と主演の仲里依紗、中尾明慶が舞台挨拶に登壇した。初のお披露目の場とあって、この日は原作者の筒井氏も観客の一人として客席から見守る中、舞台挨拶がスタート。2006年に公開された劇場アニメ版『時をかける少女』でも主人公の声を担当した仲さんは、原作小説の主人公・芳山和子の娘でこの映画版の主人公となるあかりを演じるが、二度目の主役抜擢について「アニメ版では、自分の声がそれまで大嫌いだったのがすごく好きになった、すごく思い入れのある作品だったので、またいつか一緒にお仕事したいなと思ってました。すごく不安でプレッシャーもありましたが、一生懸命頑張りました」と喜びを語った。劇中、主人公・あかりはある目的を果たすため70年代にタイム・リープするのだが、その先で彼女が恋に落ちる青年・涼太に扮する中尾さん。「男ばっかで野球をやってた(※『ROOKIES』)ので、同世代の女の子と話す機会というのがあまりなくて、しばらくは必要以上に会話はありませんでした。でも逆にそれがいい感じにスクリーンに出てると思います」と語った。さらに、「でもいまはすごい仲良しですよ」と言うと、不服そうな仲さんは「焼肉に連れていくって言って連れてってくれないじゃん」と一言。同世代らしい2人のやり取りが笑いを誘った。そんな2人の演技について聞かれた谷口監督は、「小手先ではなくてちゃんと役を受け止めてくれました。嘘から出てくる“真”の芝居に何度も泣かされました」と称賛。完成作については、1983年の『時をかける少女』を手がけた巨匠・大林宣彦監督からも太鼓判を押されたとのことで、「温かい言葉をたくさんいただきましたが、その中でも特に出演者のことを褒めていただいたのがすごく嬉しかった」と語った。電話もメールもない70年代の、街並みやファッションの再現も見どころの本作。中尾さんも肩まで伸びた長髪姿で70年代ファッションに染まっているが、「この時代にロン毛の人が本当にいるのか想像できなかったけど、監督に資料をたくさんいただいて勉強しました。予想以上にまたロン毛が似合っちゃって(笑)」と自画自賛すると、仲さんは「(明石家)さんまさんみたい」と一刀両断、これがどうも仲さんのツボに入っているようで会場を沸かせた。最後に、作品について仲さんは「いままでのファンも新たにファンになれる、夢のある作品なので、あかりちゃんと一緒に時をかけるような気持ちで観てください」。中尾さんも「難しいけど単純な、人と人の絆の作り方というものを、自分と同じ世代の若い男の子と女の子に伝えたいという思いをこの2時間にぶつけてます」と力強くアピールした。『時をかける少女』は2010年3月、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開。■関連作品:時をかける少女 (2010) 2010年3月、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネカノン有楽町1丁目ほか全国にて公開© 「時をかける少女」製作委員会2010■関連記事:はかま姿の仲里衣紗、アニメに続いて実写版『時かけ』主演!70年代に飛ぶ
2009年11月12日