女優の斉藤由貴が24日、東京・有楽町のニッポン放送で第42回『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のスタート直前会見を行った。1975年から放送がスタートした同番組は、目の不自由な人を支援するチャリティ番組の草分け的な番組。毎年12月24日から25日にわたって生放送される。42回目を迎えた今年は、斉藤由貴がパーソナティを務めることになり、24日12時からの放送直前に、報道陣向けの会見に臨んだ。同番組のメインパーソナリティは、1991年に東山紀之と務めて以来、25年ぶり2回目となる斉藤。「25年前は、右も左も分からない状態でしたが、たくさんの方々にご協力をいただきながら24時間を走り抜けました。その時から倍の月日を生きてきた訳ですが、目が不自由な方への音が出る信号機設置を目的に、リスナーの皆さんに募金を呼びかけていきたいと思っています」と意気込み、「前回はまだ25歳でピチピチの時でしたから乗り切れました。今回は見当もつかないのが正直なところです(笑)。たくさんの方々が差し入れを持っていくと仰ってくださったので、そういうものに元気をもらって乗り切りたいですね。眠りづらくなる飲み物やサプリがいいです(笑)」とリクエストした。クリスマスイブの正午から24時間、同番組のメインパーソナリティということで、クリスマスという大切なイベントに家族と過ごせないことになるが、「今朝、家を出る時に子どもたちが寝ていました。長女は布団の中から手を振りながら『メリークリスマスイブ!』と声がけをしてくれ、次女は『マミーがいないとヤダ』と泣いていました。でも大ママと一緒に見に行くと言ってくれたので、応援してくれると思います」と心配はない様子だった。
2016年12月24日生田斗真が主演を務める大友啓史監督の新作『秘密 THE TOP SECRET』の3夜連続舞台あいさつの第2夜が19日に都内で行われ、大友監督とキャストの大森南朋、平山祐介が登場した。3夜連続舞台あいさつ/その他の写真本作は、死んだ人間の脳から“過去の記憶”を映像化できるMRIスキャナーを使って事件を解明する特殊脳内捜査チーム、通称=第九のメンバーが、迷宮入りした猟奇事件に隠された真実と真犯人に迫っていく様を描くミステリー・エンタテインメント。大森は映画オリジナルキャラクターの刑事・眞鍋を、平山は第九の副室長・岡部を演じている。「生田斗真くんじゃなくてすみません!」と笑顔であいさつした大森は「わりと感情的でエキセントリックな役ということで、普段からテンションを高めに行きました。この映画の中で、異質な存在になるだろうというのは意図して、監督と役を作っていきました」と撮影を振り返る。一方、共同で脚本も手がけた大友監督は「『ハゲタカ』以来、物語のキーになる役には必ず大森さんを呼んでいる」と言い、「原作が強烈な分、映画を撮るときはある程度、自由になることも必要だと思うんです。そのための試金石のような役割を担ってくれたのが眞鍋という役だった」と解説した。また「今まで、こういう大人しい役を演じたことがなかったので、試行錯誤しました」という平山は、室長の蒔を見守る役どろを演じているが「スタジオで撮影をしているときに、大友監督から、『いつも(演技を)見てるからね』と言われたときはドキッとして怖いな、と思いました」と笑顔を見せた。本作は、ミステリー、SF的な設定、人間の心の奥底に眠る秘密など様々な要素が凝縮され、細部に様々な仕掛けが施されているそうで、大友監督は「この映画は、最初見ると驚いちゃうと思うんですよ。なので、そういう細かい所に行くまで時間がかかると思うんですが、様々な記号をちりばめているので、そういうのを発見してもらえると嬉しいです。そして、登場人物とともにお客さんも映画の世界に巻き込まれてほしいと思います」と語った。『秘密 THE TOP SECRET』公開中
2016年08月20日昨年10月に第一子を出産したことを発表し、早くもニューアルバム『TOKYO BLACK HOLE』をリリースする大森靖子さん。2月にはワンマンライブも行い、産休何それ?なダッシュぶりだ。「ある日、『はじめてのおつかい』を見ていて、ひとりのお父さんがめちゃくちゃ子供に慕われている姿に感動してしまって。ああいうふうに誰かに全てをあずけられてみたい、って初めて思ったんです。ただ、産休&育休を取るはずが、結局ほとんど休んでいないんですけどね(笑)」出産したことで「地球がひとつ増えた感じ」とは、大森さん語録。産む直前まで書いていた曲のアレンジが届き、出産後すぐにアルバムのレコーディング。歌詞にちりばめられた言葉、サウンド、シンガーとしての魅力などあらゆる面が更新されている。新しい世界を見せてくれる作品となった。「私の音楽は“メンヘラ曲”みたいに言われていたんですけど、そんなつもりは全然なくて、むしろ現実よりも少し明るくしていたつもりだったんですよ。もともと“自分を出したい”という欲はなくて、ただ歌詞や文章を書くのが楽しいだけ。このアルバムの曲も、“こんな人と関わったからこの歌が生まれた”とか、“こういうものを見たからこの歌ができた”とか、見たものをそのまま書いて、面白いでしょ、だから聴いて!という気持ちなんです」多くのファンから「大森さんの歌を聴いて、こういうことを考えてもいいんだと勇気づけられた」という手紙が届くという。「心の奥にある言いたくないこと、言ったら嫌われるようなことでも、全部大丈夫、と肯定しながら、ずっと歌を書いてきたからだと思う。私はそれをいちばん書き起こさないといけないと感じています。いままでは女の子の感情で歌詞を書くことが多かったけど、オジさん層にも聴いていただいているとわかったので、新作はいろいろな人の“土台”になれる歌を書きました。楽しいです、いろんな人間になれるのは」常々“ファンは友達”と話す大森さん。握手会を開催して気軽にお喋りするなど、リスナーとの距離が近く、その関係や会話できるツールを大事にしている。作品にもそのやりとりが反映されるのは当然だろう。数え切れないほどの誰かの感情を受け止め、歌い、癒す存在だ。「私は歌いたい病気(笑)なので、場所は小さなスナックでも大きなホールでもいいんですよ。どこででも音楽的に面白いものをいっぱい見せたい、と思っています」◇おおもり・せいこ大学在学中に弾き語りライブを始め、注目される。2014年『きゅるきゅる』でメジャーデビュー。詩人・作家の最果タヒとの共著『かけがえのないマグマ大森靖子激白』も好評。◇2nd Album『TOKYO BLACK HOLE』【完全生産限定盤CD+DVD+BOOK】出産の瞬間までの1か月間を綴った初の書き下ろしエッセイ付き。¥4,800【通常盤CD+DVD】 ¥3,800【通常盤CD】¥2,800(avex trax)3月23日発売。※『anan』2016年3月16日号より。写真・内山めぐみ文・北條尚子
2016年03月09日大庄は12月22日、「CAFE&BAKERY MIYABI(ミヤビ) 大森店」を東京都大田区にオープンした。営業時間は、7時~20時。席数は、全53席。同店は、京都・祇園発祥のデニッシュ食パン「MIYABI」とバニラアイスクリーム、ハチミツを合わせたスイーツ「MIYABIハニートースト」(税込700円)を提供するカフェ。オープンに合わせ、MIYABIハニートースト初のフレーバーとなるティラミス味「MIYABIティラミスハニートースト」(税込800円)を大森店限定で先行販売している。MIYABIティラミスハニートーストは、MIYABIを2分の1斤使用したスイーツで、軽くトーストしたパンと冷たいマスカルポーネバニラアイスクリームの組み合わせを楽しめるという。上には、マスカルポーネの風味のチーズホイップクリームとハチミツをトッピングした。また販売記念として12月25日まで、MIYABIティラミスハニートーストを注文した人にドリンク1杯を無料で提供。ドリンクは、「ブレンド珈琲(ホットまたはアイス)」Sサイズまたは「紅茶(ホット)」Mサイズからから選ぶことができる。
2015年12月22日リコーイメージングは、2016年1月25日よりリコー大森事業所内に本社を移転すると発表した。板橋区にある現在の本社から、カメラの企画・開発部門を含めての移転となる。現在の本社所在地は、東京都板橋区前野町は旭光学工業の時代からペンタックスが本社を構えていた土地。ペンタックスは2006年のHOYAとの合併を経て、2011年にペンタックスリコーイメージングとしてリコーの傘下に入り、2013年に現社名のリコーイメージングとなった。リコーイメージングからは、ペンタックスブランドおよびリコーブランドのカメラが発売されている。
2015年11月27日『ゴジラVSキングギドラ』などで知られる大森一樹監督が23日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木で行われた東京国際映画祭コンペティション部門審査員記者会見に出席した。会見では、『X-MEN』シリーズで知られる審査委員長のブライアン・シンガーをはじめ、トラン・アン・ユン、ベント・ハーメル、ナンサン・シー、スサンネ・ビアも出席し、審査員が全員集合。日本人監督の代表として審査員を務める大森監督は、「日本を代表する映画祭で、代表として審査員をすることに光栄に思っております。同時にものすごく緊張してプレッシャーが高まっています」と心境を語った。そして、「映画祭が始まって30年。映画にとって産業革命と言われるくらい映画の形が変わってきた。フィルムからデジタルに変わり、映画館がシネコンという形になってきた」と映画業界の変化を語り、「日本でさまがわりをずっと見て来ましたが、私としてもまだ混乱の中にいるような感じ」とコメント。「今回、世界中の映画を見て、世界がどのように産業革命に対応しているのか答えが出ればいいなと。その中で、これから30年とつながるヒントを与えてくれる映画があればベストな映画にしたい」と期待を寄せた。また、外国人審査員全員が影響を受けた日本の映画として黒澤明監督の名前を挙げると、「黒澤監督が世界のフィルムメーカーに影響を与えたことことにすごい感激しています」と感慨深げな表情を見せ、「私自身、高校時代に黒澤監督の『赤ひげ』を見て、医者の話だったので大学は医学部に行き、医学を勉強しながら黒澤映画を見ているうちに、『医者じゃなくて映画監督だ』と気づいて映画監督になった」と自身も多大な影響を受けたことを告白。「その選択が正しかったと、みなさんの発言を聞いてうれしく思います」と喜んだ。さらに、『インファナル・アフェア』のナンサン・シープロデューサーが、「私が影響を受けたのは、あの音楽…日本のゴジラ! そういう意味で、大森監督にも影響を受けている」と言うと、ブライアン・シンガー監督も「確かにそうです! アメリカの3,000万人以上の人たちがだれに影響を受けているかというと、ゴジラ! 日本のゴジラに非常に大きな影響を受けています」と賛同。それを聞き、大森監督は「とても光栄です」と思わず笑みがこぼれた。
2015年10月23日東邦大学は6月12日、6月15日より同大医療センター大森病院の先端健康解析センターにがんの同期発見につながるPET-CTドックを先端健康解析センターに開設すると発表した。PET-CT検査は、通常の健康診断では発見が難しいごく小さながんでも、早期発見の可能性が高まると期待されている技術。PET-CTの被ばく量は、約10mSvとCT検査と同等だが、妊産婦や授乳中の女性は検査を受けることが出来ないことに注意が必要となる。また検診メニューは「PET-CTがんドック」もしくは、PET-CTに腫瘍マーカー/ピロリ菌胃炎検査のための血液検査を加えた「PET-CT総合がんドック」の2種類。料金はPET-CTがんドックが12万円、PET-CT総合がんドックが16万7400円で、いずれも健康保険の対象外のため、すべて自費扱いとなるほか、支払いは前払い(一週間前までの入金)方式となっている。完全予約制で、予約受付はすでに開始している。受付時間は祝日や創立記念日、年末年始を除いた月曜から金曜日までの10時~12時/13時~16時、問い合わせ方法は先端健康解析センターの専用番号への電話、もしくは同病院1号館1階の医事課0番窓口にて行う形式だという。
2015年06月12日昨年エイベックスからメジャー・デビューを果たしたシンガー・ソングライターの大森靖子と、演劇界の外部からも注目を浴びる劇作家/演出家の根本宗子。以前から互いの作品のファンだったという両者によるタッグが舞台『夏果て幸せの果て』で実現する。大森は音楽を担当するのみならず、俳優としても舞台にあがり、弾き語りも披露する予定だという。大森靖子×根本宗子『夏果て幸せの果て』チケット情報根本「タイトルの通り、大森さんの<夏果て>という曲に触発されて脚本を書きました。<夏果て>は監禁殺人事件が歌詞の題材なので、怖いとか暗いというイメージを持つ人が多いと思うんですけど、そこでどれだけ幸せなものを観せられるかを考えています。被害者が監禁されているという意識がないような物語にしたいですね」劇中では鳥肌実演じる怪しげな中年男性が、城川もね演じる女子高校生を監禁している、という設定だ。ふたりの奇妙でいびつな関係性が作品のひとつの肝となる。大森「<夏果て>は、実際にあった残酷な事件を歪ませて少し幸せにするっていう感覚で書いたんです。そもそも、辛い現実をちょっと浮かせてマシにするのが音楽の役割だと思っているので。<夏果て>も暗い曲だけど、現実にあった事件よりは明るいんですよ。その辺はもう、鳥肌(実)さんの幸せそうな感じを見て完璧だって思いましたね(笑)」舞台には現実の大森靖子と妄想の中の大森靖子が登場。それぞれを根本、大森が演じる。舞台は大森の部屋とコンビニエンスストア。東京芸術劇場に、虚実入り混じった空想世界が現出することとなりそうだ。これは、普段演劇を観ない層にとっても新鮮な体験をもたらす作品だろう。大森「私のファンって、“どうしよう?拍手、していいのかなあ?”みたいな状況には慣れっこなはずなので、その“どうしよう?”を楽しんで欲しいですね。で、素直に色んなことにびっくりしたり引いたり笑ったりしてくれたらいいと思います」根本「私は自分の劇団公演が終わった約2週間後に本番があるんです。そんな短期間で長編を2本続けてやるって聞いたことがないし、2本目を2週間の稽古でやるっていうのも珍しい。で、どちらもその時々で自分の中で浄化したいと思っていることを書いていて、ある意味、ドキュメンタリーみたいになっている。だから、2本続けて観た人には何か特別に感じてもらえるものがあると思います」公演は6月3日(水)から9日(火)まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて上演。チケット発売中。取材・文:土佐有明
2015年05月26日人気ドラマの最新作「リーガルハイ・スペシャル」の完成披露試写会で主演の堺雅人とゲスト出演した大森南朋が初めて本格的な共演の喜びについて熱く語った。百戦錬磨の敏腕弁護士・古美門を主人公にした人気ドラマのスペシャル版。巨大総合病院の医療過誤事件に古美門&黛(新垣結衣)の凸凹コンビが立ち向かう。大森さんは、一見、うだつの上がらない中年弁護士だが、実は病院から金を巻き上げることを目的とした“たかり弁護士”の九條を演じており、法廷で古美門と火花を散らす。ほぼ同世代の2人で、これまでも同じ作品に出演したことはあるが、ここまで直接“対峙”する関係性を演じるのは初めて。堺さんが「南朋さんはご一緒したかった先輩」と言えば、大森さんは連続ドラマの頃から本作を見ていたことを明かし「TVで見ていて、ちょうど新垣さんと別の作品でご一緒したときに、堺くんのセリフ回しのスピードや、全てワンカットで撮っているのか?どうやってセリフを覚えているのかなどを聞いた」と堺さんの演技が気になって仕方がなかったと告白する。大森さんはさらに堺さんの名演について「同世代でああいう芝居をやられると迷惑(苦笑)!」とまで言い切り、「『おれは出演の話が来ても受けない』と言ってたんですが(笑)、読んでみたら魅力的で『おれもついにあっち側に行くのか…』という恐怖と好奇心があった」とふり返る。実際に法廷での対決を終えて、堺さんは「楽しかったです。ガッツンガッツンと真っ直ぐに来る芝居で、幸せな日々でした」と述懐。大森さんは「小劇場のようだった」と独特の空気を明かし「楽しくやったし『やはり、この人(=堺さん)は前を走ってるな』と思った」と改めて、称賛を送った。堺さんの法廷で相手を追い込んでいく話術については、同じくゲスト出演しており、その“餌食”となる吉瀬さんが「もうやめてよ!って感じで、本当にすごくイヤな感じです(苦笑)」とその凄まじさを実感のこもった言葉で称賛(?)を送っていた。土曜プレミアム「リーガルハイ・スペシャル」は11月22日(土)21時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2014年11月13日三谷幸喜の作・演出、長澤まさみと斉藤由貴による二人芝居「紫式部ダイアリー」の開幕を前に10月31日(金)、記者会見が開催され、ゲネプロの模様が報道陣に公開された。三谷さんが“作家”をテーマに書き上げた本作。現代を舞台に、ある文学賞の選考会の前夜、売れっ子若手作家の紫式部と人気エッセイストの清少納言が女の熱い戦いを繰り広げる。三谷さんは自分と同じ作家という仕事をテーマにしたことについて「いつか自分に近い登場人物の話をやってみたかった。あまりに近いと生々しくなってしまいますが、女性にすれば素直に書けるかと思ってやってみました。いままでで一番、自分を投影した登場人物になっていると思います」と語る。劇中、若さでノリノリで、言いたい放題の紫式部、年下の若い才能に恐れと嫉妬を抱きつつも平静を装う清少納言が登場するが「いまの僕は清少納言に重なるし、20年前の自分は紫式部に投影しています」と明かした。現代を舞台にしているが、単に女流作家2人ではなく、あくまで清少納言と紫式部ということで「どこかに平安時代の雰囲気を出したかった」と衣裳でワダエミを起用。衣裳のプランニングをする時点で台本が出来ていなかったそうだが「だいたいの話を伝えたら『マドンナとレディガガの話ですね』と仰っていただき、逆にワダさんの衣裳からキャラクターを作っていった部分もありました」とも。長澤さんと斉藤さんとの稽古現場の空気について、三谷さんは「稽古場で2人の仲が悪くてピリピリした張り詰めた感じで…」と語り笑いを誘ったが、実際はかなり打ち解けた空気だったようで「休憩になって話が盛り上がって、なかなか始まらない。始まりそうになったら長澤さんがカップ麺にお湯を入れたり、斉藤さんが子どもにメールしたり…」と苦笑しつつ明かした。長澤さんにとって、舞台で三谷さんの作品に出演するのは初めて。「丁寧でイヤになるほど細かい(苦笑)」と演出について語りつつ、「コメディはその場の空気や流れで笑いが生まれると思っていたところかあったけど、三谷さんと仕事をしてみて、ノリではなく丁寧に積み重ねることで笑いになると勉強になりました」と語る。斉藤さんは長澤さんとは同じ事務所で「まさみちゃんがランドセルを背負ってる頃から知ってる」とのこと。「こんな素敵な女性になったまさみちゃんと一緒に仕事が出来るのは光栄だし、素敵な時間だと思います」と喜びを口にする。斉藤さんにとっては1995年、97年に上演された舞台「君となら」以来となる三谷作品。「来年で女優を始めて30年になりますが、三谷作品に出られるのは役者として特別でかけがえのないこと。ハードルが高く、ワクワクする2か月になると思います」と意気込みを口にした。改めて三谷さんは、長澤さんの起用について「長澤さんと舞台をやりたいというのが始まり。舞台に立った長澤さんを見て、キレイで『この人はもっと舞台に立ってほしい』と思った」とふり返る。そして「相手役は上手なベテラン女優が良いと思いました。去年の今頃、ある音楽番組で久々にお会いして、そこで歌われた『卒業』がステキで、シビれまくって鳥肌が立ち、長澤さんの相手役はこの人しかにないと思いました。前作でも思いましたが、日本一のコメディエンヌだと思います」と称賛の言葉を並べた。「紫式部ダイアリー」はパルコ劇場にて11月1日(土)より開幕。(text:cinemacafe.net)
2014年11月01日数々のテレビドラマや映画などで確かな存在感を放ってきた俳優の大森南朋。近年、缶コーヒー“BOSS”のCMを代表するように、どこか“いい人”というイメージの役柄が多かった彼が、最新主演作『捨てがたき人々』では久々に一転ともいうべき危うい男役に挑んだ。その他の写真「アシュラ」など賛否ある問題作で知られる漫画家、ジョージ秋山の原作をもとにした本作は、脚本を実の息子である秋山命が手掛け、俳優としても活躍する榊英雄監督が映画化した。聞くと榊監督とは長い付き合いだそうだ。「出会ったのは確か2000年に公開された『忘れられぬ人々』の現場。年齢も近く、馬が合いまして。お互いまだ役者では食べていけてないころ、この業界に人脈を作ろうと関係者を集めての宴会をふたりで企画して開いたりもしました(笑)」。そういう間柄というのもあって、出演はふたつ返事だったという。「監督と秋山さんからまず会おうと。まだ脚本もない構想の段階でしたが、秋山さんには親父さんの作品を今の時代に届けたい気持ちが、監督には過去の作品とは違う人間の業と欲望に迫る人間ドラマを作りたいという意志が話からひしひしと伝わってきました。僕自身、監督が映画監督を始めたときから、“いつかがっつり組んでみたい”という気持ちもあったので断る理由はなかったです」。演じたのは社会の底辺で愛など知らずに生きてきた狸穴勇介。作品は、三輪ひとみ演じる京子との出逢いを機に変化する彼の心の遍歴を通し、人間の“性”と“生”の本質を見据える。「体重を5キロほど増やしたりといった下準備は幾つかしたのですが、それよりも人間のむき出しの本能や本性が出せるかどうか。芝居うんぬんではなく、生身の人間になれるかが勝負でした」。その演技の凄みは観て確認してほしい。ただ、ひとつ言えるのは大森の役者としてのダーク・サイド的魅力が全開で出ている。「三輪さんに暴力をふるうシーンとか演技とはいえ本気でいかないとダメで、良心の呵責にさいなまれるというか。撮影中はずっと嫌な気分で、これほど肉体的にも精神的にも負担の大きい役は今までなかったかもしれないです。最近、こういう汚れ役というか危うさのある人物を演じていなかったので、自分に今こういう役をぶつけてきてくれたことにすごく感謝しています」。こうして公開を迎えた今こう語る。「インディペンデント体制でスタッフも役者も一丸となって挑んだ作品。ひとりでも多くの人に届いてくれたらうれしいです」。『捨てがたき人々』公開中取材・文・写真:水上賢治
2014年06月09日LIXILは、同社のガーデンルームPRの新テレビCMに俳優の岩松了と大森南朋を起用。12日から主要テレビ局で放送される。今回、用意されたCMは2篇。大森が主人公の「僕の居場所」篇と岩松が主人公の「私の庭だよ」篇だ。妻の実家で両親と同居することになった、大森南朋が演じる娘婿と岩松了が演じる義父とのやりとりが中心。娘婿の悲哀や義父とのかけあいを通して、同製品によって庭に新たな空間ができあがることや、リビングが広がるような快適さと、屋外の開放感が溶け合うスペースが、暮らしに新しい楽しさを広げてくれることを表現している。CMは15秒と30秒の2パターンを用意。放送局はTBSテレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、地方のテレビ局の計73局。6月1日までスポット放送される。CM放送にあわせて、同社では「ガーデンキャンペーン」を全国で開催。スペシャルサイトを立ち上げ、同製品の特長や施工事例などを紹介している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月11日大森南朋と蒼井優の破局、小野ゆり子との結婚人気俳優・大森南朋(40)と入籍した女優・小野ゆり子(22)が、大森の元カノ・蒼井優(26)にそっくりなことが世間を騒がせていた。(画像:蒼井優公式ホームページより)しかし、ここにきて、大森に小野を紹介したのが蒼井本人だったという衝撃の事実が明らかになった。結婚のきっかけは元カノの後輩との浮気?先日発売された『女性セブン』の記事によれば、「小野と蒼井は、2011年に野田秀樹の舞台『南へ』で共演してから親しくなり、一昨年の春にあくまでも“可愛い後輩”の一人として、大森に小野を会わせた」という。そして、「それから2か月後の昨年5月。大森の自宅近くの路上で、2人が激しく口喧嘩をしている様子がキャッチされた。実はこの喧嘩の原因こそ小野だった」というのだ。確かに、思い返してみると、大森は小野との結婚をホームページ上で報告した際、二人の“馴初め”などについては一切語っていない。男の浮気癖はなかなか治らないというし、大森と別れてよかったのかもしれないが、その男が二股をかけらていた後輩と結婚するとなっては、蒼井も大きなショック受けたのではないだろうか。編集部 鈴木真美元の記事を読む
2012年03月29日サプライズ発表のホワイトデー婚さまざまな年下女性との交際の報道が絶えなかった、モテ男で個性派の実力派俳優として有名な、大森南朋を射止めたのは、意外にも新人女優の小野ゆり子だった。2人は所属事務所の公式サイトを通じ、結婚したことを発表。18歳の年の差婚であり、この点でも注目を集めそうだ。結婚したのは14日でちょうどホワイトデーの日。山田優、小栗旬のケースと同じく、ホワイトデー婚となった。事務所によると、会見などの予定はとくにないという。モデルから女優業へこれまで大森と噂になってきた、パフィーの吉村由美や女優の浅見れいな、結婚も間近といわれた女優、蒼井優らに比べると、知名度は低い小野ゆり子だが、現在の所属事務所であるフライングボックスの姉妹会社に所属するモデルとして活躍した人物。近年、舞台や映画を中心に女優業をスタートさせたばかりの22歳だ。モデル出身ということもあり、抜群のスタイルのよさ、ナチュラルでフレッシュな魅力をもっている彼女。バトントワリングも特技だとか。今後の活動については女優として精進を続けるということなので、まずは幸せいっぱいの彼女を祝福し、今後の成長に期待したい。元の記事を読む
2012年03月14日公開中の映画『東京プレイボーイクラブ』に主演している大森南朋が作品について語ったインタビュー映像と、緊迫した撮影現場の模様を記録したメイキング映像がこのほど公開された。インタビュー映像はこちら『東京プレイボーイクラブ』は、地元で問題を起こし東京にやってきた勝利(大森)が、かつての仲間・成吉(光石研)が経営する場末のサロンに身を寄せるが、ある事件を機に次々とトラブルに巻き込まれていく様を描く。インタビュー映像で大森は、本作を手がけた新鋭・奥田庸介監督の印象や、自身が演じた勝利を演じる上で考えたこと、そして本作の脚本を初めて読んだ時の印象などについて語っている。また、特別動画の後半では、勝利が居酒屋で地元一帯を仕切っているヤクザの兄弟(赤堀雅秋、三浦貴大)といざこざを起こす場面の撮影風景を記録した映像が登場。大森と赤堀が激しく言い合うシーンをジッと見つめる奥田監督の姿もおさめられている。『東京プレイボーイクラブ』公開中
2012年02月28日俳優の大森南朋が2月4日(土)、主演作『東京プレイボーイクラブ』の初日舞台挨拶を共演した光石研、臼田あさ美、淵上泰史、三浦貴大、奥田庸介監督と共に東京・渋谷のユーロスペースで行った。映画の中では、大森さんにとって久々となる激しいアクションシーンを披露しており「いい年して暴れられる快感があった」と不敵な笑み。その男っぷりに「いやあ、現場ではセクシー“ナンバーワン”でした!」(光石さん)、「本当にセクシーでした」(臼田さん)と共演者も太鼓判を押していた。奥田監督は1986年生まれの25歳(本作撮影時は24歳)。昨年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭にて自主製作映画『青春墓場~明日と一緒に歩くのだ~』がグランプリを受賞するなど、久々の大型新人として期待を集める存在。商業映画デビュー作となる本作は、場末のピンサロ“東京プレイボーイクラブ”を舞台に、血の気の多い流れ者やその昔の仲間、店員の男やその彼女が人生を賭けて繰り広げるドタバタ劇が描き出される。「インディーズ界でそこそこの結果を残してきたが、やはりプロの現場はスタッフさんの意識や志がケタ外れ。いい刺激になりました」と奥田監督。先日は、第41回ロッテルダム国際映画祭での公式上映に立ち会ったと言い「楽しかったけど、あっちのお客さんは映画の途中で、平気でトイレに立っちゃうんですよ。やっぱり日本が一番落ち着くし、いいですね。みんな大好き、愛しています」とエネルギッシュにアピールしていた。舞台挨拶でも新人らしからぬ堂々たる態度が印象的な奥田監督に対して、大森さんは「貫録があるんで、演出にも力強さがある。この映画がヒットすれば、奥田くんと僕とでまた何か出来ると思う」といち早く再タッグを宣誓。「監督の熱に押されっぱなし」(臼田さん)、「とにかく元気で、映画を撮りたくってしょうがない感じ。現場ではよく『そうはいかない』とスタッフになだめられていた」(光石さん)と監督のあふれんばかりのパワーは、現場で存分に発揮されていたようだ。『東京プレイボーイクラブ』は渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開中。■関連作品:東京プレイボーイクラブ 2012年2月4日より渋谷ユーロスペース、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2011 東京プレイボーイクラブ■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第23回)あなたが萌える“スーツ男子”は?“いい人”大森南朋、天真爛漫な25歳の新鋭監督にお手上げ?松下奈緒「ゲゲゲ」以来のNHKドラマは、憧れの向田邦子原作
2012年02月06日“ミスターつけめん” 玉川正視による、鶏・煮干し専門つけめん店『鶏煮干し 三三七 大森』が、2011年11月25日(金)東京・大森にオープンする。つけめん一番搾り『鶏煮干し 三三七 大森』は、国内外から取り寄せたこだわりの食材、自家製麺で生み出す、日本唯一の鶏・煮干し専門のつけめん店。コンセプトは、「2つのダシのうま味」、「毎日食べたくなる、つけめんとラーメン」。サイドメニューも多彩にそろい、旬のものや希少な食材を使ったメニューも登場。つけ麺の新境地を開拓する“ミスターつけめん”による、鶏煮干しつけめん、また大森店限定となる“鶏煮干しそば”を、ぜひご堪能あれ。鶏煮干し 三三七 大森東京都大田区山王2-2-13opne.11:00~スープ売切れ次第終了(年中無休)お問い合わせ:tel.03-3775-7337
2011年11月24日篠原涼子主演の人気ドラマの劇場版第2弾となる『アンフェア the answer』のキャストが発表され佐藤浩市、山田孝之、大森南朋が新たに本作から出演することが明らかになった。検挙率No.1を誇る敏腕の美人刑事・雪平(篠原さん)が、「アンフェアなのは誰か」というメッセージと共に連続して起こる予告型殺人事件の犯人を追うという展開で、多くの視聴者を惹きつけたドラマ「アンフェア」。これまでに三浦春馬に瑛太、江口洋介、椎名桔平ら人気の俳優陣が演じる個性的なキャラクターが予測不可能な騙し合いを繰り広げてきたが、謎を残した前作『アンフェア the movie』から4年を経ての劇場第2弾は“雪平、最後の事件”と銘打たれ、ついに“アンフェアなるもの”の答えが明かされる――?本作では、北の大地・紋別(北海道)で、雪平に連続殺人の容疑がかけられる。警察の内部機密が隠されていると言われるUSBの存在を巡り、元夫、同僚、上司、検察、凶悪犯罪者らが雪平に迫る。雪平役の篠原さんはもちろん、現実主義かつ日和見主義の野心的な警視庁捜査一課長・小久保を演じる阿部サダヲ、推理大好きの鑑識員で様々な技術を駆使して雪平に協力する三上を演じる加藤雅也、現在は所轄の刑事となっている情に厚い山路役の寺島進、そして雪平の元夫でフリーのジャーナリストである佐藤役の香川照之など、おなじみの面々はもちろん、今回の映画でも続投する。加えて、新たに登場する男たちも強力!佐藤浩市が演じるのは、現在の雪平の上司で、北海道西紋別署のたたき上げの刑事にして捜査一課長・一条。また、山田孝之は、東京地検の若き検察官で、正義感と強い上昇志向を持つ村上を、そして大森南朋は雪平を付け狙う謎の男・結城に扮する。北海道で2月に開始された撮影は、4月に都内でクランクアップ。現在は完成に向けての編集作業が続けられている。冬の北海道に始まり、様々な思惑が絡み合う緊迫の逃避行の中で、雪平夏見は誰を信じ、誰に裏切られ、そして誰を裏切るのか――?『アンフェア the answer』は9月17日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:アンフェア the movie 2007年3月17日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国東宝系にて公開© 2006 Kansai Telecasting Corporation.All Rights Reserved.アンフェア the answer 2011年9月17日より全国東宝系にて公開■関連記事:シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5(第14回)頼りになる“アネゴ”女優は?ヤバイ役者にヤバイスタッフが作ったヤバイ映画がついに完成!篠原涼子、江口洋介、キャスト勢揃い『アンフェアthe movie』完成披露試写会あの雪平刑事がスクリーンに『アンフェア the movie』試写会に20組40名様をご招待
2011年05月18日2月17日(木)、映画『世界のどこにでもある、場所』の試写会に監督の大森一樹と音楽のかしぶち哲郎(ムーンライダーズ)、そして、数々の大森作品でヒロインを演じてきた斉藤由貴が出席し、上映前にトークイベントが行われた。動物園と遊園地が併設されたテーマパークで、詐欺の容疑者に警察にマーチバンドの楽団に…と様々な人々が入り乱れる群像劇で、現代の社会が抱える“心の病”が描かれる本作。10年ほど前の、監督の地元の遊園地が閉園したことをきっかけに、脚本を書き始めたという大森監督。「その閉園した遊園地で撮ろうと思ってたら、そこが使えなくなりまして…。10年ずっと温めてきた…というか棚の隅に置いといたんです。それが2年前にたまたま、何かできないかという話になって、こうして製作にいたりました」と完成までの奇妙な経緯を説明。かしぶちさんは完成した映画を「80年代からずっと一緒に仕事してきましたが、一番いいんじゃないですか」と絶賛。音楽については「僕も作曲に10年かけたかったけど、10日で作りました」と明かしたが、監督は「撮影も10日間。構想10年で撮影10日です」と豪快に笑った。そして、斉藤さんが登場!『恋する女たち』をはじめ、数々の大森作品に出演してきた斉藤さんだが、大森監督、斉藤さん、かしぶちさんの3人で揃って仕事をしたのは1987年公開の『「さよなら」の女たち』が最後ということで実に24年ぶりの揃い踏み!監督は撮影の思い出として「カメラの横から芝居を見ていたら、カットの後に由貴ちゃんが近づいてきて『カメラの横で私と同じ顔しないでください!』って言われたことがあった」と苦笑い。これに斉藤さんは「私と全く同じタイミングで表情が変わるんです。うっとうしくてしょうがない」と鋭く畳みかけ、客席からは笑いがわき起こった。かしぶちさんは斉藤さんについて「歌声もかわいいけど、作詞が素晴らしい。詞を書いてもらおうと思ってたけど、時機を逃しちゃった」と残念そう。3人が久々に揃うということで用意された『トットチャンネル』で挿入歌として使用された、かしぶちさんの作曲で斉藤さんが歌う「Angel Kiss」が流されたが斉藤さんは「懐かしい!」と少し恥ずかしそうに自身の歌声に耳を傾けていた。大森監督が最後にまもなく公開となる本作について「公開規模は少ないですが、久々に好きなようにやった映画ですのでぜひ観てください」と呼びかけ、イベントは幕を閉じた。『世界のどこにでもある、場所』は2月26日(土)よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。■関連作品:世界のどこにでもある、場所 2011年2月26日よりシネマート新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、シネマスコーレほか全国にて順次公開© 2011ADKアーツ■関連記事:新タイプ医療エンタ!『世界のどこにでもある、場所』試写会に10組20名様ご招待
2011年02月17日犬と人間の心温まる交流を描いた『いぬのえいが』(2005)の第2弾『犬とあなたの物語 いぬのえいが』が1月22日(土)、全国で公開初日を迎え、大森南朋、松嶋菜々子、北乃きい、芦田愛菜が東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶を行った。幼い頃に愛犬を亡くした翻訳家の男(大森さん)が、妻(松嶋さん)の連れてきたラブラドールレトリバーとの生活を通して気持ちを通わせる長崎俊一監督の「犬の名前」、愛犬のジャック・ラッセル・テリアを失った悲しみを抱える女性(北乃さん)が、愛犬とそっくりな犬を連れた少女(芦田さん)と出会う江藤尚志監督の「バニラのかけら」など6つの感動エピソードから構成されたアンサンブル作品。大森さんは「本当に楽しい現場でしたよ。犬がいらっしゃって(笑)、松嶋さんもいらっしゃって。たまに(犬が)言うことを聞かないこともありましたが、不思議と苦労とは思わず、それさえ楽しい時間でした」と犬との共演に役柄同様、癒された様子。また「俳優は監督の言うことをハイハイとよく聞くので、僕自身も犬っぽいなと(笑)」と自身を評したが、子供の頃は犬が苦手だったそうで「悲しい過去があるんで、あまり掘り起こさないでもらえますか…」と意味深発言。さらに「猫にはいい思い出があるんですけど」と本音を漏らし、これには松嶋さんもビックリ!?その松嶋さんは大の犬好きで知られ、プライベートでも犬を飼っているといい「現場にワンちゃんがいるだけで、気持ちがほぐれました。演技に関しても助けられましたね」とニッコリ。「犬は人間に比べると寿命も短い。その分、中身が濃い生き方をしていると思うし、この作品を通して犬への愛情を見つめ直してもらえれば」と愛犬家の素顔を披露した。ちなみに「みなさんは犬っぽいですか?」の質問に、松嶋さんは「ノー」。その理由は「意外と顔で笑っていても、心の中では緊張していることが多くって。あまり(犬のように)人懐っこいとは言えない」のだとか。実家で犬を飼う北乃さんは「ワンちゃん中心の現場。おかげでみんなが早くひとつになれました」。現在はペットとの死別を境に発症する“ペットロス”も増えており、「悩んでいる人にとって、この映画が新しい一歩を踏み出すきっかけになれば」と語った。また、愛菜ちゃんは「可愛いワンちゃんがいっぱい出てくる、泣いたり笑ったりできる楽しい映画です。私も(出演を機に)犬が大好きになって、いまは触れるようになりました」と子犬顔負けの癒しオーラで、会場を包み込んだ。これに負けじと(?)大森さんも「猫派の僕が言うのも何ですが…笑いあり泣きありの映画に仕上がりました」と挨拶し、舞台挨拶を締めくくった。『犬とあなたの物語いぬのえいが』は新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開中。■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年1月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2010「犬とあなたの物語」製作委員会■関連記事:大森南朋×松嶋菜々子インタビュー思わずふたりがキュンとした犬の仕草は…?ペットを飼いたくなる!?『犬とあなたの物語』で検証、“犬”と“人”の関係写真と手紙を投稿!あなたの愛犬が『犬とあなたの物語』公式サイトトップを飾る!?犬と人の絆を描く『犬とあなたの物語』特製ストラップ&プレスを5名様プレゼント大森南朋松嶋菜々子との初共演の感想は「あ、松嶋菜々子だ!」
2011年01月22日映画『犬とあなたの物語いぬの映画』のプレミア試写会が12月16日(木)、東京・新宿区の新宿ピカデリーで行われ、W主演の大森南朋、松嶋菜々子と長崎俊一監督らが出席した。犬と人が織りなす物語を描いた『いぬのえいが』(2005年公開)に続く第2弾で、6監督が6つのエピソードを撮った。大森さんと松嶋さんは、長崎監督がメガホンを取ったエピソード「犬の名前」に主演している。2人は夫婦役で今回が初共演。司会のTBS青木裕子アナウンサーから感想を求められた大森さんは「あっ、松嶋菜々子だ!って感じで…呼び捨てにしちゃってすみません」と前置きし、「ナチュラルですごく柔らかい空気をまとっていらっしゃる方だなと。その柔らかさがね、ハハハ…眺めていたいなと」と照れまじり。松嶋さんは「一度ぜひ共演したいと思っていた方で、イメージでは無口なのかな?と思っていたんですけど、現場に入ったら大人の男の人という感じでした。夫婦としてお互いの時間を尊重する空気感を出せたらと思っていたので、うまくいったかなと」と信頼を寄せていた。後半、2人が共演したラブラドールレトリバーのラッキーが登場。季節柄、サンタクロースの帽子を被って現れたが、カメラマンのフラッシュ放射に怯えた様子で後ずさり。大森さんは「こんなに写真に撮られて大丈夫?」と心配し、写真撮影時も何度もラッキーの様子をうかがい、頭をナデナデしていた。一方、私生活でも犬を飼っているという松嶋さんは、青木アナから「ラッキーのように賢い?」とぶしつけな質問をされ、一瞬きょとんとしつつ「そうですね、賢くなってほしいと思ってしつけをしました。でもラッキーの方が演技ができるので賢いと思います」と冷静に答え、会場の笑いを誘っていた。『犬とあなたの物語いぬのえいが』は2011年1月22日(土)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年1月22日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開©2010「犬とあなたの物語」製作委員会■関連記事:笑って、泣いて、怒って…『犬とあなたの物語』独占試写会に35組70名様ご招待AKB篠田が愛犬家役で映画初出演!意外な(?)コメディエンヌぶりを発揮犬好き感涙必至!『いぬのえいが』続編で大森南朋&松嶋菜々子が夫婦に
2010年12月16日実際にかつて夫婦関係にあった小泉今日子と永瀬正敏が夫婦役を演じることで話題の映画『毎日かあさん』の共演者が新たに発表され、古田新太、大森南朋らが出演することが明らかになった。併せて劇中の写真も公開され、小泉さんの母親ぶりをうかがわせるビジュアルも解禁となった。漫画家・西原理恵子が実人生を反映させる形で毎日新聞に週1回のペースで連載している漫画が原作で、単行本はシリーズ累計で150万部を突破している。主人公の漫画家・サイバラとその夫・カモシダ、そして6歳の息子と4歳の娘の物語が綴られる。今回、新たに本作への出演が明らかになったのは子役の2人(矢部光祐、小西舞優)を含め総勢12人。古田さんと大森さん以外に、“かしまし娘”の正司照枝に田畑智子、光石研、鈴木砂羽、柴田理恵、安藤玉恵、遠山景織子、さらに元女子プロレスラーの北斗晶の名も!また、到着した写真では小泉さん演じるサイバラが、ペンを手に机に向かう姿や、ベッドで子供たちと話をしている様子が写し出されている。一方、永瀬さん演じる夫のカモシダは短髪で口の周りに薄くひげを残しており、渋い表情を浮かべて枡でお酒を呑む姿が…。対照的な雰囲気を感じさせる妻と夫だが、“元夫婦”の小泉さん、永瀬さんが、どのような掛け合いを見せてくれるのか?また古田さんや大森さんといった実力派の俳優陣とどのように絡むのか楽しみなところ。『毎日かあさん』は2011年2月5日(土)より全国にて公開。■関連作品:毎日かあさん 2011年2月5日より全国にて公開© 2011映画「毎日かあさん」製作委員会■関連記事:小泉今日子&永瀬正敏が西原理恵子原作『毎日かあさん』で夫婦役!
2010年10月07日2005年に公開されてスマッシュヒットを飛ばした『いぬのえいが』の続編『犬とあなたの物語 いぬのえいが』で大森南朋と松嶋菜々子が初共演で夫婦役を演じることが発表された。前作は複数のクリエイターによるオムニバス作品で、犬と人間の関わりを笑いと涙で描き、犬好きの人はもちろん、多くの人々の感動を呼んだ。今回の第2弾でも、愛する犬との思い出や悲しい別れ、飼い犬を愛し過ぎて暴走してしまう飼い主の姿などなど、犬と人との間の愛情あふれるエピソードが6編にわたって展開される。キャスト陣も前作に引けを取らない豪華俳優たちが続々と参戦!放送中のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の武市半平太役をはじめ、もはや日本の映画、ドラマに欠かせない存在となった演技派・大森南朋と、アジア版『ゴースト ニューヨークの幻』として製作が発表された『ゴースト』に主演する松嶋菜々子が、初共演にして夫婦を演じることに。2人からは自身と犬にまつわるエピソードを明かすコメントも到着!大森さんは「子供のとき、近所に秋田犬がいたんですが、その犬に追いかけられて…。3〜4歳の頃だったので、すごく大きい犬に食べられちゃうんじゃないかと思った。しばらく犬が怖かったです。でも大人になったら大丈夫でしたね。おばあちゃんの家に黒い犬がいて、彼と遊んだりしていたのでなじんでいったと思うんですよ。真っ黒の犬で“クロ”って名前でした。死んだときにおばあちゃんが寂しそうだったのを覚えています」と幼い頃の恐怖体験と犬との思い出を披露。自身もいま、大型犬を飼っており、(映画に出演している)マムちゃんとは自然にリラックスしてお芝居ができた」と語る松嶋さんは、犬にまつわる思い出を尋ねられ「いま、飼っている犬は、以前、飼っていた犬の子供なので二代目なんです。その子が産まれるとき、私が取り上げたんですが、幼い頃から、日々大きくなっていく成長過程をずっと見てきたので本当にかわいいです。犬のお産に立ち会えたことは貴重な体験ですね」と明かしてくれた。2人のほかには中尾彬、内野聖陽、高畑淳子、北乃きいと多彩な顔ぶれが出演。監督を務めるのは『西の魔女が死んだ』の長崎俊一のほか、印象的なコマーシャルを手がけてきたCM界のトップクリエイターたち。すでに4月にクランクインしており、8月中旬には全ての作品がクランクアップする予定だという。未曾有の不況が叫ばれる中でも、実はペットを飼う人々の数は、年々増えているのだとか。こんな時代だからこそ、人間の言葉をしゃべることはできなくとも、しっかりと愛情や温かさを伝え、人間を支えてくれる犬たちと人間のエピソードに目を向けてみては?『犬とあなたの物語 いぬのえいが』は2011年、全国にて公開。「いぬのえいがプレミアム・エディション」[DVD]発売・販売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント価格:3.990円(税込)発売中■関連作品:犬とあなたの物語 いぬのえいが 2011年、全国にて公開
2010年06月22日「そろそろしっとりとした恋愛ものをやりたいと思って…」。目を細めながらそんなふうに『スイートリトルライズ』との出会いを語る大森南朋。たしかに、『ハゲタカ』、『笑う警官』、『ゴールデンスランバー』など、近年出演した作品は社会派ものが目立つ。殻を破りたいと思うのは役者として当然のことだ。そこで、今現在“色気のある格好いい大人の男”として女性を魅了し続けている大森南朋の魅力に、さらには恋愛観に迫ってみた。近づけないのか、それとも近づかないのか本人曰く、今回演じる聡という男は「甘えん坊で優柔不断な軽い男」。穏やかな妻・瑠璃子(中谷美紀)と積極的な後輩・しほ(池脇千鶴)の間で揺れ動く役どころで、そんな「男の心の揺れを表現したいと思った」のだと言う。「現場でも瑠璃子としほ、どっちがタイプか?という話題はよく出ていましたけど、生意気承知で言うならば、瑠璃子としほの両方を持ち合わせている女性が理想です。ただ、しほのような元気のある女性もいいけれど、僕自身は瑠璃子のようなちょっと面倒に思われがちな女性も嫌いじゃないかもしれないです(笑)」と、照れながら本音をちらつかせる。聡と瑠璃子の夫婦については「夫婦なんだけれどギリギリ夫婦に見えるか見えないか、近づけないのかそれとも近づかないのか、という距離感。それが監督の狙いでもあったと思うんです」。常に“距離”を意識し、タイプの異なる2人の女性それぞれが与えてくれる空間も楽しんだそう。「池脇さんとのシーンを前半に、中谷さんとのシーンを後半に撮っていたので、違う映画を撮っている感覚だったことも面白かった。特に朝食のシーンでの聡と瑠璃子の間合の取り方は、演じていて楽しかったです。ただ、理解し難かったのは、部屋に鍵をかけてゲームをしている聡の心理。たとえ倦怠期でもそれは失礼なんじゃないかな、と。もしも大好きな女性が聡のように鍵をかける女性だったら、やめた方がいいって注意します、きっと(笑)」と言うように、聡は同じ家に住みながらも自分の部屋にこもり、鍵をかけ、携帯でやりとりするような男。その姿から観客は孤独を感じ、孤独について考えるだろう。ちなみに、大森さん自身は「誰からもメールが来ない日が2日間続いたら孤独を感じる」と、意外な一面も明るみに!愛はずっと続いていくものであってほしいそして、最後にこんな質問を投げかけてみた。聡と瑠璃子はお互いの愛を確かめるために恋をし、それぞれが恋と愛の答えを出しているようにも捉えられる──大森さん、愛と恋の違いって何ですか?「難しい質問ですね…」と悩みながらも「恋は一過性のものだけれど、愛はずっと続いていくものであってほしい。なんて、上手いこと言っちゃったかな(笑)」。こんなコメントをさらりと口にしてしまうなんて、やはり格好良すぎる。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)特集『スイートリトルライズ』FEATURE INTERVIEW 中谷美紀×大森南朋■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会ゴールデンスランバー 2010年1月30日より全国東宝系にて公開© 2010「ゴールデンスランバー」製作委員会ハゲタカ 2009年6月6日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ハゲタカ」製作委員会■関連記事:『スイートリトルライズ』中谷美紀インタビュー夫以外の人に心奪われていく気持ち…恋愛脚本家が見せる、乙女な素顔狗飼恭子×大森美香“大人の恋愛”トークショー『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」【読者レビューをウォッチ】『アバター』旋風に負けず、邦画勢に高ポイント続々
2010年03月09日江國香織の人気恋愛小説を原作に、中谷美紀&大森南朋扮する夫婦の心の揺れを描いたラブストーリー『スイートリトルライズ』。公開に先駆けて、3月1日(月)、女性限定の試写会を開催、映画のテーマに因んで「大人の恋愛トークショー」と題して、本作の脚本を務めた狗飼恭子さんと、以前から狗飼さんの友人であり、数々のヒット作の脚本を務める大森美香さんを迎えてのトークショーが行われた。本作のメガホンを取った矢崎仁司監督とは『ストロベリーショートケイクス』(’06)でもタッグを組んでいる狗飼さん。大森さんは前作の大ファンだということで、本作を誰よりも楽しみにしてたそうだが、「『ストロベリーショートケイクス』よりも一段階“大人”な映画になっていて、とても興味深かったです」と大絶賛。「観た後に良かったかと思うかどうかはそれぞれの恋愛観によると思いますが、すごく充実した気持ちになれます」と評した。これを受け狗飼さんも、前作と本作を比べて「この映画は、恋愛を維持することについて描いてます。前作は1人で生きていく女性たちの映画で、今回描くのは“2人”で生きていくことについて。1人で生きていくか、2人で生きていくか、どちらを気に入っていただけるかすごく楽しみです」と観客に問いかけた。本作は、結婚3年目、予期せぬ“スキ”によって生まれる、夫と妻、それぞれの恋愛を描くが、実は未婚というおふたりはこの物語を通じて結婚に対して多少の絶望感も味わったようで、狗飼さん自身も「脚本を書いている間も、結婚してこうなるんだったらどこに幸せがあるんだとずっと考えてましたね」とのこと。大森さんも「本当に結婚が怖くなりましたね」と頷きつつ、「でもすごく恋愛がしたくなりました」と笑顔を見せた。劇中の瑠璃子(中谷さん)のように2人の男性を同時に愛することについては「才能が要ること」と共に瑠璃子を仰ぎ見る(?)ふたりだが、男性のタイプは少々異なるようで、大森さんは「(聡役の)大森南朋さんが本当に素敵で、男性の弱い部分を垣間見せるところに弱いんです」と照れれば、狗飼さんは「俗に言うダメ男の春夫が大好き。だからダメなんだと言われ…」と自嘲気味。さて、本作のテーマにある、夫婦の間に生まれる小さな“ウソ”。ずばり、愛する者同士にはウソは必要?との質問には、「ウソをつけるくらいならとっくに結婚してます」と即答の狗飼さん。一方、大森さんも「私は好きでもない人にウソをつくのは罪を感じないけど、好きな人には上手にウソをつけないんです。だから私の恋愛はダメなんだな…」と思わずため息?数々の恋愛作品を手がけてきたふたりが見せる乙女な素顔に、女性で満たされた会場はすっかり和やかなムードに。最後に、狗飼さんは“大人の恋愛”について「“やっぱり”と思える恋愛」と表し、観客に「この映画で何かを感じてください」と呼びかけた。『スイートリトルライズ』は3月13日(土)よりシネマライズほか全国にて公開。シネマカフェSweet「大人な恋愛映画ガイド特集」■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月13日よりシネマライズほか全国にて公開© 2009 「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:『スイートリトルライズ』中谷美紀インタビュー夫以外の人に心奪われていく気持ち…『スイートリトルライズ』矢崎監督インタビュー「映画は理解するのではなく感じる物」中尾彬夫妻、30年前の結婚3年目をふり返り「仕事してた記憶しかない…」狗飼恭子×大森美香トークショー付き『スイートリトルライズ』女性限定試写会に30組60名様ご招待『ニューヨーク,アイラブユー』公開記念恋愛力アップグッズを合計8名様プレゼント
2010年03月02日女性から絶大な人気を誇る江國香織の同名小説を中谷美紀×大森南朋という組み合わせで映画化し注目を集める『スイートリトルライズ』の予告編がこのほど初めて公開された。一見、理想的な家庭を築いているかのようで、心のすれ違いを感じている一組の夫婦。それぞれに家の外に心惹かれる相手を持ち、家の中では嘘と秘密を重ねつつも、互いへの愛の深さを確認し合う姿が生々しく描かれる。映画の製作が決定した当初から、江國作品独特の言葉遣いが、生身の俳優によってどのようなトーンでどのように表現されるのか?と注目を集めていたが、今回解禁となった予告編では、妻・瑠璃子(中谷さん)の「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「この部屋には、恋が足りないと思うの」などのセリフが登場している。小林十市が演じる不思議な青年、池脇千鶴扮する大学の後輩に、瑠璃子と聡(大森さん)がそれぞれ惹かれていく様子もしっかりと描かれているので、こちらもぜひチェック!ちなみに原作者の江國さんは、映像化された本作について「書いたことではなく書きたかったことを、視覚化されて愕然とした、というのが正直なところです。一体どうしてこんなことができたのかわかりません。小さな、美しい映画」と独特の表現で称賛している。原作者を“愕然と”させるとは、一体どのような作品に仕上がっているのか?『スイートリトルライズ』は2010年3月、シネマライズほかにて公開。こちらの予告編はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:スイートリトルライズ 2010年3月、シネマライズにて公開© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀、官能&ドッキリ表現「肌の上をなめくじが這うような作品」「変態監督?」大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つスガシカオが江國香織×中谷美紀×大森南朋『スイートリトルライズ』の主題歌を担当!『スイートリトルライズ』クランクアップ!中谷美紀×大森南朋の自宅写真を独占初公開中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年12月19日数々の映画へ出演が相次ぎ、それぞれで印象的な演技を見せている大森南朋。兼ねてから実力派俳優として、多くの監督たちに信頼されてきた彼が、一躍世間に名を広めたのは連続TVドラマ「ハゲタカ」の主演。最新作『笑う警官』では再び主演に抜擢され、社会派ドラマに挑戦している。出演の決め手は“タイミング”これまでの出演作を改めてふり返ってみると、その数と幅広さに驚かされる。「基本的に『タイミング』が大きいんです。スケジュールのタイミングがまずありますし、イメージが固定されてしまうのもなるべく避けたいので、(同じタイプの作品が)続くと外したくなる、というのもあります。『ハゲタカ』、『笑う警官』と社会派が続いたので、ちょうど違うテイストの作品がやりたいな、と思っていたところに(恋愛映画の)『スイートリトルライズ』のお話をいただいて…というように。あとは、昔からお世話になっている監督やプロデューサー、共演者…そういう方からお話をいただけるなら、時間さえ合えば出来るだけ参加したいと思っています」。『笑う警官』の原作は、実際に起こった北海道警察による組織ぐるみの汚職事件をヒントにしたベストセラー警察小説。監督は12年ぶりにメガホンを取る巨匠・角川春樹だ。「道警の話は以前、ノンフィクション小説で読んだことがあったんです。こんな事実があるということに衝撃を受けて、『誰か映画化しないのかな?』と思っていました。それから数か月後に角川春樹さんに映画出演のお話をいただきまして。僕は子供のときから角川映画を観て育っていて、その角川さんからお話をいただいたので、すぐに『やらさせていただきます』とお返事しました」。実際、角川監督と仕事をしてみて、「監督は自分が取りたい世界観をしっかり持っている人」と印象を語る。特に記憶に残っている撮影シーンは…「11分間の長回しのシーン(メインキャストたちがバーに集まり、事件について話しあうシーン)があったんですが、そこは前半の肝の部分だと意識していて、前半戦はその日が来るのを待ち望んでいた、という気持ちもありました。あの人数で11分に及ぶ芝居をする、というのはもちろん緊張もしましたが、妙な興奮も感じました」。先のことはあえてイメージしないように『笑う警官』は映画ならではの緊迫感や重厚感を持つ、まさに映画の醍醐味が詰まった作品と言えるが、テレビ、舞台…と俳優として広く活躍している大森さんにも「映画」に対しては特別な思いがある、と話してくれた。「やはり若いときから、映画の現場でプロ意識の高い大人たちに囲まれて、怒られながらいろんなことを教えてもらってきたと思っています。最初の頃は映画の現場に行くのが嫌でしょうがなかったんですが、いつしか映画の現場が一番ホッとするようになっていた。映画のスタッフ、監督、共演者の方…みなさんに育てていただいた。映画の現場というのは、僕にとっては“真ん中”なんです。舞台やドラマにも出演させてもらっていますが、そこでの仕事を終えた後には『次は映画がやりたいな』そう思ったりしています」。知れば知るほど、もっと見たくなる俳優…そんな不思議な、人々惹きつける力を持つ大森さん。この先の俳優活動について、「あまり何年も先のことをイメージしないようにしているんです」と話すが、その自然体なところこそが、大森南朋の魅力なのかもしれない。(photo:HIRAROCK)大森南朋ロングインタビューをシネマカフェにて掲載中特集 美しき男の佇まい■関連作品:笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ角川春樹、『笑う警官』宣伝のために自ら時計に変身して時をかける…というか刻む【TIFFレポート】大森南朋、原作者の「かっこよすぎる」という称賛に複雑な気分大森南朋「監督と一緒に、人間ドラマをしっかり作った」『笑う警官』舞台挨拶恋したい“大人”な俳優は誰?MTVオリジナルiTunesダウンロードカードを10名様プレゼント
2009年11月13日江國香織の人気小説を中谷美紀×大森南朋という、この世代を代表する実力派俳優2人を主演に迎えて映画化した『スイートリトルライズ』の主題歌が、スガシカオの書き下ろし曲「雨上がりの朝に」に決定した。原作小説は、2004年に刊行され、透明感あふれる文体の中に強烈な“孤独”と“恐怖”を散りばめた名作として江國ファンの間でも人気の高い作品。結婚生活3年目を迎えた夫婦が、それぞれに家庭以外の場で恋をし、小さな嘘を積み重ねつつも寄り添って共に生きていくさまが綴られる。スガシカオさんにとっては、『DEATH NOTE デスノート』に挿入歌として提供した「真夏の夜のユメ」以来、3年ぶりとなる映画とのタイアップ。今回の「雨あがりの朝に」は、スガシカオさん自身が映画を観た上で書き下ろした。映画化に際し、原作の中の「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「この部屋には、恋が足りないと思うの」といった女性の心に強く響く、江國さん独特のセリフが映画でどのように再現されるのか?といった声が多数聞かれたが、スガシカオさんによる、軽やかさの中にもどこか切なさを含んだ詞とメロディは、江國作品に通じるものが。スガシカオさんはこの主題歌について「大人になってもうまくいかないことは多くて、自分が思っていた“大人”とはずい分違うなぁ…なんて思ったりして…。そんなことを映画を見ながら感じて出来上がった曲です」と説明。中谷さんは「横断歩道で信号待ちをしながら『君に会いにいくよ』と、思わず口ずさみたくなるような素敵な曲ですね」と曲を聴いての感想を寄せている。美しく切ない大人の恋愛映画のラストにスガシカオさんの艶やかな歌声が響き渡る!『スイートリトルライズ』は2010年春、シネマライズほか全国にて公開。■関連作品:スイートリトルライズ 2010年公開予定© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:大人な秘密の恋をしてみたい俳優、第1位は大森南朋! デップ&ブラピに競り勝つ『スイートリトルライズ』クランクアップ!中谷美紀×大森南朋の自宅写真を独占初公開中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年11月13日映画『笑う警官』が23日(金)、開催中の東京国際映画祭にて特別招待作品として上映され、これに先立ち角川春樹監督および大森南朋、松雪泰子、宮迫博之(雨上がり決死隊)らキャスト陣、そして原作者の佐々木譲が出席しての記者会見が行われた。北海道警で実際に起きた事件を基に書かれた佐々木さんの同名小説を映画化した本作。12年ぶりにメガホンを握った角川監督は「全世界のどこでも通用する映画になった」と自信満々。主演を務めた大森さんは「僕は子供の頃、角川映画で育った世代。(角川監督と会って)憧れの人と出会えた気分でした」と挨拶した。警察をテーマにした作品とあって、報道陣からは角川監督の演出方法について、大森さんに「直接、(監督の)実体験を基にした演出や指導はあったか?」というきわどい質問も。大森さんは「現場でこまごまとありましたが、どういうものだったかは僕の口からは差し控えます」と慎重なコメント。では、角川監督の第一印象は?という質問には「恐怖!」(大森さん)、「左に同じ」(宮迫さん)、「恐怖(笑)」(松雪さん)と口を揃えた。だが、話をしてみると最初の印象と全く違ったようで、松雪さんは「純粋な情熱を持った方で少年のように目が輝いていた」と笑顔で語った。一方で「監督には常に『いままでにない表現を見せておれを感動させてくれ』と求められた」と妥協のない演出を明かした。宮迫さんは、海外の報道陣も詰め掛ける国際映画祭の場で、おなじみの身振り手振りを付けて「宮迫です!」を決め「いちコメディアンなもので」とご満悦。「僕はこのキャストの中で唯一、実体験で怖い人に追われたり、逃亡したり、すごく隠れたりしたことがあるので、やりやすかったです」と笑顔を見せた。原作者の佐々木さんは完成した映画について「あの原作をここまで深い映画にするとは…原作者として悔しいです。もっと野暮ったい道警の刑事たちを描いたつもりが『こんなにかっこよくていいのか?こんなかっこいい刑事いないだろう』と思った」と称賛を贈ったが、大森さんはこのコメントに「嬉しいですが…ちょっと複雑な気持ちです」と苦笑していた。『笑う警官』は11月14日(土)より全国にて公開。東京国際映画祭2009特集■関連作品:第22回東京国際映画祭 [映画祭] 2009年10月17日から25日まで六本木ヒルズ、Bunkamuraをメイン会場に、都内の各劇場及び施設にて開催笑う警官 2009年11月14日より全国にて公開© 2009『笑う警官』製作委員会■関連記事:【TIFFレポート】これぞ影の最高賞?観客賞が発表 『少年トロツキー』に栄誉!辻仁成インタビュー「アントニオ猪木さんをもう一度、リングに上げたかった」【TIFFレポート】辻仁成が率いるバンドZAMZA登場!往年の名曲「ZOO」熱唱【TIFFレポート】辻仁成、不在のアントニオ猪木と支えになった家族への感謝を吐露【TIFFレポート】中谷美紀、貧血で挨拶を降板広末は「任せきり」と中谷を絶賛
2009年10月24日中谷美紀と大森南朋を主演に迎え、江國香織の人気小説を映画化した『スイートリトルライズ』が無事、クランクアップを迎えた。先日のクランクアップ直前に、撮影現場に潜入!さらにこのほど、映画の新たな場面写真も到着。嘘と秘密を積み重ねつつ、共に歩む夫婦を演じた中谷さん、大森さんの姿が初めて公開された。撮影も佳境に差し掛かった6月中旬、訪れたのは主人公の瑠璃子(中谷さん)と聡(大森さん)が住むマンション。東京・五反田にある6階建てのマンションをビルごと借り切って撮影は行われていた。2人が住む岩本家の一室は、外観の古ぼけた感じからは全く想像つかないほど見事なセットが組まれていた。瑠璃子のテディベア作業机のあるリビングとキッチンがつながるダイニング。十数体のテディベアが並べられた2人の寝室に1人閉じこもりゲームを楽しむ聡の部屋。淡いブルーやグリーンを配色した部屋にはアンティーク調の家具が並べられ、テディベア作家の瑠璃子らしいハンドメイドの趣あるセットが美術・装飾の手によってゼロから作り上げられていた。この日、撮影が行われていたのは瑠璃子と聡の朝食のシーン。瑠璃子が食卓に差し出したポーチドエッグを見て「これが食べたいとずっと思ってたんだ」と言う聡に対して「私たち、気持ちがちゃんとつながっているのね」と返す瑠璃子。一見、何気ない会話のように見えて、静かな朝の風景に2人の間の微妙な緊張感が感じとれるシーンだ。中でも鍵となるのは「一緒に眠って一緒に起きて、どこかに出かけてもまた同じ場所に帰るってこと。大切なのはそのことだと思う」という瑠璃子の孤独が見え隠れする意味深なセリフ。ちなみに本作にはこれ以外にも、「恋をしているの。本当は夫だけを愛していたいのに」、「人は守りたいものに嘘をつくの。あるいは守ろうとするものに」など、原作そのままのセリフが度々登場し、江國香織の繊細で美しい世界観が映画で表現されている。監督を務めるのは『ストロベリーショートケイクス』の独特な空気感が印象的だった矢崎仁司。本作でもまた、夫婦の間の距離感をどう映像として表現するのかに期待と注目が集まる。監督の細部に至るまでのただならぬこだわりは、撮影現場を見れば容易に見てとれる。そして、中谷美紀と大森南朋こそが、そんな彼の要求に応えうる役者なのである。監督は2人について、こう語ってくれた。「中谷さんは、初めて会ったときに『瑠璃子だ』と直感しました。中谷さんが醸し出す“品”のようなものが『瑠璃子に会えた』と思わせたのだと思います。大森さんについては、彼の持つ静けさ、他人と一線を画す距離感みたいなものが、聡の孤独と重なると感じました。孤独をまとっているこの2人の夫婦を見てみたいと思いました」。『スイートリトルライズ』は今秋の完成を目指しており、公開は2010年を予定。まさに現在編集中という段階にあり、これまで、ほとんど写真も明かされていなかったが、このたび、シネマカフェが写真を独占入手。岩本家のベランダで瑠璃子が遠くを見つめ、聡がその姿を優しく見つめるシーン(写真上)のほか、2人の朝食シーンなど、合わせて4枚の写真が到着、シネマカフェ内の『スイートリトルライズ』特集にて公開中。特集『スイートリトルライズ』撮影現場フォトアルバム■関連作品:スイートリトルライズ 2010年公開予定© 2009 江國香織/「スイートリトルライズ」製作委員会■関連記事:中谷美紀×大森南朋が夫婦役に!江國香織原作『スイートリトルライズ』が映画化
2009年07月17日