●ビジネスシーンを加速させる「VAIO Phone Biz」VAIOは4日、Windows 10 Mobile搭載スマートフォン「VAIO Phone Biz」を4月より発売すると発表した。これまで登場したWindows 10 Mobileスマートフォンと異なり、法人市場をターゲットに含めた同端末について、VAIOの大田義実社長は「ビジネスを加速させるスマートフォン」とアピールしている。○VAIOブランドのWindows 10 Mobileスマホ2015年10月14日に日本マイクロソフトが開催した発表会では、Windows 10 Mobileスマートフォン開発を表明したパートナー企業として、VAIO、日本エイサー、トリニティなどの名前が挙がった。既に日本エイサーは「Liquid Z530」の発表を行い(発売時期は未発表)、トリニティの「NuAns NEO」は発売済み。Windows 10 Mobileデバイス先陣組の最後を飾るのが、VAIOの「VAIO Phone Biz」だ。VAIO Phone Bizは、製品名が示すように、法人市場を念頭に置いたWindows 10 Mobileスマートフォンである。大田社長も「法人中心の製品として企画設計した」と語っているが、その背景や狙いを説明する前にデバイスの基本的なスペックから確認しよう。CPUはQualcomm Snapdragon 617を搭載し、メモリー容量は3GB。ストレージは16GBだが、microSDによる最大64GBの増設が可能だ。ディスプレイは5.5インチ(1,080×1,920ピクセル)。サイズについてVAIO商品企画の岩井剛氏は「手元で(標準搭載の)Officeを使うには、この程度のサイズが必要と考えた」と説明する。SIMフリーの端末でスロットサイズはmicroSIM。対応するバンド数は3G、4G合わせて7バンド。同氏は「VAIO Phone Bizは日本市場向けに開発したスマートフォンのため、国内の主要なバンドに対応した」と語り、NTTドコモのキャリアアグリゲーションへの対応や、安定通信の実現を証明するNTTドコモのIOT(相互接続性試験)の実施も予定している。●Continuumを試す○Continuum for Phoneに対応前述の通りVAIO Phone BizはSnapdragon 617を搭載している。「NuAns NEO」に続いてContinuum for Phoneをサポートする、国内では2機種めのWindows 10 Mobileスマートフォンだ。タッチ&トライ会場には試作機が並んでおり、筆者も試してみたところワイヤレスのためか、操作時に一拍置くような遅延が発生していた。キー入力は"少々遅い"程度だが、画面描画などはもたつきを感じた。ただし、会場には多くの人が群がり、その数だけ通信デバイスが存在するため、ネットワーク状態は芳しくなかったはずだ。他方でVAIO Phone Biz本体の動作自体は快適である。NuAns NEOを除く多くの国内Windows 10 MobileスマートフォンはSnapdragon 210を搭載し、その分動作も緩慢な場合がある。筆者は以前、Qualcomm Snapdragon 400を搭載するWindows 10 Mobileスマートフォンに触れ、快適な動作に喜んでいたが、VAIO Phone Bizはそれ以上だ。ユニバーサルWindowsアプリの起動やスクロール、タスク切り替えといった細かなアクションが快適に動作し、CPU性能の差を改めて感じさせられた。手にした感触も心地よく、バッテリーは2,800mAhと容量多めだが、本体重量は約167gだという。担当者によれば現在のVAIO Phone Bizは開発途中で、一部のアプリ起動が遅くなるなど問題が確認されているそうだ。それでも高いパフォーマンスを見せるVAIO Phone Bizは、かなり魅力的なWindows 10 Mobileといえる。●VAIO Phone Bizの狙い○VAIO Phone Bizを法人市場に特化する理由個人利用でも魅力的な端末だが、VAIO Phone Bizは法人市場をメインターゲットとしている。今回の発表会に同席したNTTドコモ法人ビジネス部や、日本マイクロソフトと提携するダイワボウ情報システムを通じて法人向け販売を行う予定だ。コンシューマー向けには販売チャンネルとして、VAIO直営オンラインストア「VAIO STORE」やビッグローブ、楽天モバイルなどのMVNO、一部量販店が用意されており、そこから購入できる。このような戦略を選択した理由として考えられるのは、Windows 10 MobileとWindows 10という組み合わせが、ビジネスシーンでもっとも有用なソリューションとなるからだ。日本マイクロソフト平野拓也社長は「Microsoft Intuneなどと連携することで、ワークスタイル変革や生産性向上、セキュリティ対策や管理性向上といった多くのメリットを享受できる」と説明した。NTTドコモの取締役常務執行役員法人ビジネス本部長である高(「高」は「はしごだか」)木一裕氏も「Continuum for Phoneを実現するミドルレンジクラスのデバイスはビジネスと親和性が高い。自信を持って薦めていく」と語る。日本マイクロソフトは2015年8月にダイワボウ情報システムと共に「Windowsモバイルビジネスセンター」を設立し、2015年10月にMDM(モバイルデバイスマネジメント)分野に強いアイキューブドシステムズと協業するといった準備を進めてきた。平野社長は「(以前のWindows Phone日本市場撤退を踏まえて)当時と比べても高いレベルで法人顧客のニーズを満たせるタイミングだ」と現状を分析し胸を張った。***本誌読者の大半はコンシューマーのため、このようなビジネス戦略には興味を持たないだろう。だが、今回のVAIOとNTTドコモ、そして日本マイクロソフトが協業するビジネスプランが成功すれば、コンシューマー分野でもWindows 10 Mobile市場は大きく加速する可能性が高い。VAIOの担当者は次期モデルについて市場動向を見ながら判断するとしているが、コンシューマー向けモデルの登場も期待できるはずだ。
2016年02月04日VAIOは、Windows 10 Mobile搭載スマートフォンを2月4日に発表する。同社は、2月4日にWindows 10 Mobile搭載スマートフォンの製品発表会を開催。発表会では同社社長の大田義実氏のほか、ビジネスパートナーとして、日本マイクロソフト 取締役 代表執行役 社長の平野拓也氏、NTTドコモ 取締役常務執行役員 法人ビジネス本部長の髙木一裕氏が登壇する。また、新製品の商品企画担当として、ソニー時代にSony TabletやVAIOのモバイルPCに携わった岩井剛氏が登場する。同社は2015年10月14日、日本マイクロソフトが開催したプレスイベント「Windows 10 Partner Device Media Briefing」にて、Windows 10 Mobile搭載デバイスの開発を告知していた。
2016年01月18日たまの休日、いつもは近所の公園に遊びにいくところを「ちょっと珍しい公園」に行き先変更してみませんか? 東京大田区にある西六郷公園は通称「タイヤ公園」とも呼ばれ、古タイヤを利用した怪獣・ロボットのモニュメントやタイヤ遊具がたっぷり!子どもの頃、私自身も遊んだことのあるタイヤ公園の魅力をご紹介しましょう!タイヤが遊び道具の公園!公園の中はいたるところにタイヤがひしめきあっています。古タイヤを利用した一風変わったタイヤ公園は開設当初、日本全国から取材オファーが殺到したそう。アメリカやオーストラリアなど海外でも紹介され、大きな話題を集めたそうです。その人気は今でも途切れることなく、平日・休日問わずたくさんの子どもたちがタイヤと戯れ、夢中になって遊ぶ姿を目にすることができます。超巨大モニュメント!「怪獣」が見下ろす広場見どころはなんといっても怪獣に似せた超巨大モニュメント! すべてタイヤでできており、大きいものは足から頭までの高さが8m、頭からシッポまでの長さが20mもあるため、その迫力に圧倒されっぱなしです。「怪獣退治に出発!」などといいながら、つながったタイヤの中をすり抜けたり落ちないように上を歩いたり、自分たちでストーリーをつくりながら全身を動かす遊びができます。また、吊るされた大きなタイヤの内部に入り込んで隠れ家気分を味わったり、横幅のとても長いすべり台があったり(意外とスリル満点!)、頂上にタイヤのあるジャングルジムがあったりと1日中遊びつくせます。広場一面に敷かれた砂はクッションの役目を果たしており、そうした安全面への気遣いも親となった今はうれしく感じるところです。あの頃と変わらない安心感小学生になると友だちを誘い、自転車で意気揚々と遊びにいっていたあの頃。最初は「なぜこんなにタイヤが!?」とびっくりしました。当時は西六郷公園という正式名称があることすら知りませんでしたが(笑)、密かに気に入っていた入口付近の花壇には今でも四季折々の花が咲き乱れており、あの頃のままであることを実感します。子どもたちの創造性をのばすだけでなく、公園としての安全性を保ちながらのびのびと遊べる配慮がなされた「タイヤ公園」。ぜひ、ご家族で足をのばしてみてはいかがでしょうか?・ 大田区ホームページ:西六郷公園(タイヤ公園) (すだあゆみ)
2016年01月02日東京都大田区は12月1日、11月18日に実施した「平成27年度大田区新空港線『蒲蒲線』整備促進区民協議会」に関して概要を発表した。現在、JR蒲田駅・東急蒲田駅と京急蒲田駅間の約800mが鉄道で結ばれていないことにより、区内での移動が不便な状況となっている。そこで新空港線「蒲蒲線」設置を目指し、区民協議会は区民を中心に蒲蒲線整備を推進・応援している。同会の当日は、国会議員や都議会議員をはじめ沿線自治体の関係者及び区民など約300人が来場した。消費者の主な利用は、通勤や通学、ビジネス等の利用。通勤・通学は年間980万人程度で、約53億円の経済効果をもたらすことを見越している。ビジネス利用は年間約96万人で約38億円の経済効果を生み出だすという。なお、観光利用者は年間368万人程度で、東京都全体で約216億円の経済効果を予想している。東京では初年度における直接効果(一次波及効果や二次波及効果を合わせて)を2,385億円と見越している。区民協議会に参加した石原宏高衆議院議員は、「今後、羽田空港の発着回数が増える中、空港からのアクセスが重要。国の立場からもしっかりと応援していきたい。需要が増える羽田空港のアクセスの改善となる蒲蒲線の推進に全力をつくしたい」とコメントしている。
2015年12月05日東日本電信電話(NTT東日本)とエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームは、東京都・大田区との協働で無料の公衆無線LANサービス「OTA CITY FREE Wi-Fi」を12月1日から提供開始する。利用可能場所は、JR蒲田駅西口付近/JR大森駅西口付近など区内主要エリア21カ所のほか、大田区民プラザなど区内店舗エリア112カ所(11月27日時点)。施設や店舗が設置する無線LANアクセスポイントのSSIDを、「Ota_City_Free_Wi-Fi_01」と設定することで、官民連携による提供エリアの拡大を図る。利用時間は、区内主要エリアが、1回60分で回数無制限、店舗などの区内店舗エリアでは、1回60分、1日4回まで。専用の認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」にも対応し、利用登録すれば「OTA CITY FREE Wi-Fi」を含む13.9万アクセスポイントで手軽に接続が可能だ。大田区では、2020年の東京五輪を契機とした訪日外国人の増加を見据え、通信環境の整備や、無料Wi-Fiを活用した観光情報や地域情報の発信により、地域活性化を目指していく。
2015年11月30日東日本電信電話(NTT東日本)とエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォームは、東京都・大田区での公衆無線LANサービス「OTA CITY FREE Wi-Fi」を発表した。12月1日からサービスを開始する。利用は無料。利用場所は、JR蒲田駅西口付近など区内主要エリア21カ所、大田区民プラザなど区内店舗エリア112カ所(11月27日時点)。施設や店舗が設置する無線LANアクセスポイントのSSIDを、「Ota_City_Free_Wi-Fi_01」と設定することで、提供エリアの拡大を図る。利用時間は、駅や公共施設といった区内主要エリアでは、1回60分、無制限。店舗などの区内店舗エリアでは、1回60分、1日4回まで。NTTBPが提供する認証アプリ「Japan Connected-free Wi-Fi」にも対応し、利用登録を行なえば「OTA CITY FREE Wi-Fi」を含む各対応エリアで手軽に接続できる。大田区では、2020年の東京五輪を契機とした訪日外国人の増加を見据え、通信環境の整備や、無料Wi-Fiを活用した観光情報や地域情報の発信により、地域活性化を目指す。
2015年11月27日大田区・川崎市浴場連携事業実行委員会は11月1日から2016年2月29日まで、東京都大田区と神奈川県川崎市の銭湯にて「大田区VS川崎市 銭湯陣取りスタンプラリー」を開催している。大田区と川崎市は、約100軒の銭湯が集まる「銭湯の町」としても有名な地域とされ、多摩川を挟んで隣り合っている。また、美容と健康に良いとされる褐色の温泉「黒湯」を楽しめる銭湯が多いのも特徴とのこと。同イベントは銭湯発の地域振興を推進するために開催されており、大田区と川崎市の両陣に分かれて陣取り合戦に見立てたスタンプラリーを行う。スマートフォンアプリ「さくっと銭湯マップ~さくせん~」をダウンロードした上で自陣の銭湯を利用すると1ポイント、相手陣の銭湯を利用すると2ポイントを獲得可能。ポイントが貯まるとさまざまなプレゼントに応募できる。A賞(50ポイント・4人)には、銭湯を貸し切りできる「あなただけのプレミアム銭湯体験」、B賞(5ポイント・324人)には「協賛団体プレゼント」などを用意している。また、同アプリでは大田区と川崎市の全銭湯・約100軒を検索できる。
2015年11月04日VAIOは19日、6月に代表取締役に就任した大田義実氏の就任記者会見を、東京・西新橋に位置する同社東京オフィスで開催した。新社長を迎えたVAIOの方向性、大田氏の狙いについては弊誌インタビュー記事に詳しいため、ここでは会見の概要をレポートする。大田義実氏は、VAIOの2015年第1四半期(2015年6~9月)の頭に、VAIAO代表取締役に就任。1976年ニチメンに入社以降、商社を軸にキャリアを重ねた。ニチメンと日商岩井の統合会社である双日や、日商岩井の物流事業を独立させた双日ロジスティクスなどを経て、2010年にサンテレホン入社。2013年にサンテレホンを退社し、2014年にミヤコ化学代表取締役社長に就任。2015年5月に同社を退職、2015年6月VAIOの代表取締役社長に就任する。○良いものを伸ばし、悪いものを直す大田氏は、社長業を重ねてきた経験を踏まえ、会社経営のモットーを「良いものを伸ばし、悪いものを直す」とシンプルに定義する。この方針に沿って、今まで商社以外の会社でも再建を進めてきたとし、VAIO社長就任の打診があった際には「非常にやりがいを感じた」という。大田氏がみるVAIOの長所は「ソニー時代から培った高い技術力」と「経験豊かな技術者」、そして「ブランド力」の3つだ。ゼロから創業した関取高行前社長の時代から1年が過ぎ、2年目を迎える2015年以降は、会社の中身を強化することに注力する。具体的には「十分な収益を継続的に上げていく」こと。会社の収益性の改善に力を注ぐことになる。○2年目のVAIOは「自立」と「発展」「ソニー時代の反省を含め、悪いところは直し、良いところは伸ばす。スピード感を持って実行していきたい」と語る大田氏。大田氏は、会社の収益性を改善するために、大田氏は「自立」と「発展」という2つの目標を掲げる。自立とは、VAIO一社で、企画・設計・製造、サービス、営業、販売まで、一気通貫すること。今までソニー内のいち事業部門であったVAIOには、営業機能が備わっていなかった。営業はソニーマーケティングが担当していたほか、量販店ルートではVAIOが営業していたものの、営業部ではなく機種ごとの担当者が対応するという状況だった。大田社長はまず、VIAO内に自前の営業部を新設。営業部の中に、技術関連の説明を担当する技術営業部も設置し、長野本社で候補を募集した。アポイントがあった場合、長野から営業担当者が現場へ行く。これには、商品を売っていく以上に、「自分が作ったものがどうして売れないのか」を実感し、経験を次の商品企画に活かすという狙いがある。また、収益責任を持つ体制への移行も目指す。大田氏は「一人一人のコミット意識が低い」と考えており、従来は設計・製造・品質保証(品証)のみの商品ユニット制だったところ、設計・製造・品証、営業部、技術営業部隊を備えたビジネスユニット制としたことで、売り上げ責任を全体に行き渡らせるようにした。営業部はBtoB分野を担当し、国内販路を拡大。BtoCではソニーマーケティングが営業を担当する。一方で、加賀ハイテックをパートナーに据えた量販展開は、「会社の規模を考慮して」現在の196店舗のままとする。○PC事業と新規事業を1:1の割合に目標のひとつ、発展については、新規事業の立ち上げと拡充を進める。具体的には海外への進出と、PC以外の新規事業の展開だ。大田氏は「突飛なことをやるわけではない。収益の2本目、3本目の柱を作るための新規事業」と説明する。海外進出は、まず米国およびブラジルで展開。米国では「VAIO Z Canvas」を、ブラジルではVAIO商標をつけたPCの製造、販売を行う。ポイントとなるのは、米国ではトランスコスモスの米国法人をパートナーとし、マーケティングと販売機能を米国側で行なう以外の部分は、VAIO側が責任を持つ形となる点。販売開始は10月5日。販路は米国ECサイトのほか、米Microsoftの直販サイトmicrosoftstore.com、タッチポイントの場として「Microsoft Store」店頭販売も行う。一方、ブラジルではPCの製造、販売、サービスまで全工程を、現地のPCメーカーPOSITIVO INFORMATICA S.A.に委託し、リスクを最小限に抑えることがポイント。発売日は具体的な取り扱い機種は未定だが、「現在販売しているVAIOのラインナップ内の機種を予定している」とのこと。海外展開は、「自分で全てやることはない」といい、基本的に現地パートナーと組んで販路や製品を拡大していく。適切なパートナーが見つかり次第、アジアにも展開を広げる予定だ。PC以外の新規事業では、ロボット事業のほか、IoT関連事業、ゲーム関連事業、ファクトリーオートメーション(FA)関連事業への参入を検討する。本社が所在する長野県安曇野工場は、ソニー時代にもロボット犬「AIBO」を製造していた実績を持つ。大田氏は「AIBO時代に培ったロボット設計技術が高く評価されている」として、ロボット受託事業へのオファーが多く存在することを明かした。すでに、富士ソフトのコミュニケーション小型ロボット「Palmi」は量産ラインの立ち上げも安曇野工場で行っているという。2017年度には、PC事業と新規事業を1:1の割合とし、収益の柱に見込む。新規事業には携帯電話やタブレット製品も含まれ、製品化は検討しているという。○PCはハイエンドのラインを引き続き強化主力であるPC事業については、「PCは生産性、創造性を高める最高の道具」という同社の基本方針を踏襲した上で、VAIOが得意とするハイエンドのラインを引き続き強化していく。台数ベースではなく、高機能・高付加価値に基づく利益ベースの方針で「VAIOの得意な分野で戦っていく。むやみに数量を追わず、丁寧に進めていきたい」と力強く展望が語られた。
2015年08月19日VAIO株式会社は6月8日、経営体制をあらため、新たに大田義実氏が代表取締役および執行役員社長に就任したことを発表した。前代表取締役社長の関取高行氏は取締役副会長に就いた。その他の執行役員に変更はない。大田氏は、1952年10月12日生まれ。1976年に一橋大学商学部を卒業し、ニチメンに入社。同社 石炭鉱石部 部長、ブラジル会社社長、経営企画部長などを経て、2003年に同社執行役員 機械・金属カンパニー長に就任。2004年4月に双日(ニチメンと日商岩井の統合会社)の常務執行役員に就いた。2009年に取締役副社長を務めていた双日ロジスティクスを退社した後、サンテレホン 代表取締役社長、ミヤコ科学 代表取締役社長などを歴任。この度のVAIO 代表取締役社長就任に至る。
2015年06月08日1月24日、大田区立大森東小学校で、今年初となる一般社団法人ナチュラルドッグスタイルが主催する特別授業「こども笑顔のラインプロジェクト」が行われた。会場となった教室には訓練された犬たちも登場し「ふれあい授業」などを実施した。○動物を通じて思いやりの心を「こども笑顔のラインプロジェクト」とは、動物との交流を通じて、子どもたちに命の大切さや、思いやりの心を学んでもらいたいという趣旨のもとで行われるプロジェクトだ。これまで全国の幼稚園や小学校で開催されてきたカリキュラムで、授業はプロフェッショナルチームの「manami(マナーニ)」が受け持つ。この活動にスタート当初より協賛をしているペットフードメーカー「ペットライン」は、"1人でも多くの子ども達に、動物と触れ合う素晴らしさを知ってもらう機会に繋がれば"と語っている。一時限目は、manani主宰の松本秀樹氏(一般社団法人ナチュラルドッグスタイル代表・浅井企画所属タレント)の挨拶の後、二代目江戸家小猫氏が講師となり「動物の鳴き声授業」がはじまる。江戸家小猫氏が得意の動物の鳴き声モノマネを披露すると、子どもたちから驚きの歓声があがる。犬や鳥の他、普段あまり耳にしたことのないキリンやシマウマの鳴き声を披露した後は、映像をまじえたクイズで動物たちの習性を学んだり、さまざまな姿を見せてくれる動物たちを観察して、もっと興味を持って知ろうとすることの大切さを伝えた。○犬の登場におっかなびっくりの子どもたち二時限目は松本氏が講師となり「セラピードッグふれあい授業」が行われた。実際に犬とふれあう前に、まずは子どもたちに犬との挨拶の仕方を教える松本氏。いきなり上から手を出されると犬はどう思うのか、犬の気持ちになって考えてみようとレクチャーする。この日の授業には大型犬を含む4頭の犬が登場。「犬は好きだけど、触るのはちょっと怖い人」という松本氏の問いかけに、数人の子どもが手を挙げる。「大丈夫!今日来ている犬は絶対に咬んだりしないから」という松本氏の言葉に、怖いと言った子どもたちも犬に近づいていく。さきほど教わった通り、最初は自分の匂いを犬に嗅がせる子どもたち。○子どもたちに願いを込めて実際に犬にふれると、最初はおっかなびっくりだった子どもたちにも次第に笑顔が広がる。トレーナーから犬の体があたたかいことや、心臓の音を聞かせてもらった子どもたちは「本当だ、あったかーい!」「心臓の音が聞こえた!」と大はしゃぎしていた。こうした「ふれあい授業」などを通じて、犬たちにもぬくもりや感情があることを子どもたちに感じてもらい、将来的にペットを捨てたりしない、思いやりの心のある大人になってほしいと主催の松本氏は話す。「こども笑顔のラインプロジェクト」は今後も行っていく予定で、2020年までに、全国100校の幼稚園・小学校での実施を目指しているという。最後に、「まだ犬が怖い人」と松本氏が問いかけると、手を挙げる子どもはひとりもいなかった。※当活動に参加した犬は、Animal Life Solutionsに所属し、多数の小学校訪問経験を持つセラピードッグです。○実施概要主催:一般社団法人ナチュラルドッグスタイル後援:文部科学省環境省協賛:ペットライン運営:manani○イベント情報当活動で実施している授業をより多くのお子様にもご体験頂けるよう、イベントも開催しています。日程:2015年2月28日(土)・3月1日(日)時間:11:00~16:00場所:イオンレイクタウン mori 木の広場(埼玉県越谷市)
2015年02月19日読売巨人軍の高橋由伸選手と後輩の大田泰示選手が12月4日、子どもの治療に付き添う家族のための施設「ドナルド・マクドナルド・ハウス」東大ハウスを訪問。ふたりは、巨人軍がチャリティーオークションなどで集めた寄付金をチームの代表として届けた。○入院している子どもと家族のための「第2のわが家」子どもが病気を患ったら、親としては最善の治療を受けさせたいもの。だが、もしその治療が自宅から遠く離れた場所でなければ受けられないとしたら、家族にとっては心理的や肉体的な面はもちろん、経済的にも大きな負担となる。「ドナルド・マクドナルド・ハウス」は、そんな治療に付き添う家族のための滞在施設で、安価に利用できることが特徴だ。施設は、まるで自宅のように過ごせる「第2のわが家」となるように配慮。キッチンやリビング、ダイニング、ランドリーなどを完備し、プライバシーを守れるベッドルームも用意されている。費用は1人1日1,000円と、家族の負担を考慮した価格になっている。○今後も50年、60年と支援を続ける日本では「公益財団法人 ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」が、全国9カ所の「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を設立・運営しており、寄付とボランティアによって支えられている。1974年にアメリカで誕生したこの取り組みは、今年で誕生40周年を迎えた。アメリカンフットボール選手の子どもが白血病で入院することになったとき、病院近くにあったマクドナルドのオーナーらが募金を始めたことが設立のきっかけだったという。その思いは、今や世界30カ国300カ所以上の施設に広がっている。「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」事務局の山本実香子さんは、ハウスについて「まずは、お母さんやお父さんが笑顔になれるように」と話す。「わが家のように過ごせる環境をサポートして、ご家族が元気になってくれることで、ご病気のお子さんにもその元気を伝えていきたい。その運営も、地域のボランティアさんが行うことで、社会が医療を手助けする形になっているんです」と、家族の元気が子どもたちの元気にもつながると話した。そして、「一度始めたチャリティーですから、これからもずっと続くようにしていきたい。世界でもどんどん広がっていますし、日本でも来年10ハウス目のハウスがオープンします。ですが、まだまだサポートのニーズはあります。これからも広げていって、全国各地で支援できれば」と、この先50年、60年と続けていく大切さを語った。○スポーツを介したチャリティー文化の根付き今年3月にも同ハウスを訪問している高橋選手は、今回後輩の大田選手とともに訪問。2014年シーズンに集まった寄付金や募金などを、チーム代表として手渡した。その後、スタッフの案内で施設設備を見学。足音が響かないように床はじゅうたんになっていることや、「ご家族に部屋に閉じこもってほしくない」という思いからベッドルームにはテレビを置いていないことなどを真剣な表情で聞き入っていた。施設見学を終えると、大田選手はサンタ衣装に身を包み子どもたちの前に登場。一人ひとりにプレゼントを手渡しすると、子どもたちは笑顔で受け取った。読売巨人軍のマスコット・ジャビットも登場し、高橋選手らも含めてクリスマスツリーの飾りつけをみんなで行うなど、一足早いクリスマスのひとときを楽しんだ。ハウスにはこれまでも多くの著名人が訪問しているが、近年はJリーグの中村憲剛選手(川崎フロンターレ)や高橋秀人選手(FC東京)、元プロ野球選手の古田敦也さんなど、スポーツ選手の訪問が目立つ。また、今年2月にチャリティーランナーとして東京マラソンに出場して見事完走した元サッカー選手・北澤豪さんは、2015年も「ドナルド・マクドナルド・ハウス」を募金先として出場することが決まっている。ハンバーガーでおなじみの「マクドナルド」を展開する「日本マクドナルド」は、各店舗のレジ横に募金箱を設置するなど、いろいろな形でハウスのサポートを続けてきた。近年では、スポーツを通じたチャリティーを実施。スポーツを通じて楽しみながら関わっていくことで、チャリティー文化をよりたくさんの人に広げていくねらいだ。○先輩から後輩へ、受け継がれるスポーツ選手としての責務読売巨人軍も、ホームラン1本につき、一定の金額を「ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」に寄付するなどし、その活動をサポートしている。高橋選手は、「少しでも力になれたら。野球で何かできることが一番なので、ますます頑張って、貢献したい。僕以外の選手からも、1本でも多くホームランを出していきたい」と、来季より選手と打撃コーチ兼任となった意気込みも含めて語った。大田選手は、「今後もこのような活動が続けばと思うし、自分も積極的に参加して貢献したい。今日、目の当たりにしたことをしっかり受け継いでいきたいです」と、先輩の背中を見て支援の継続を強く決意していた。病気に苦しむ人やその家族を助けていこうとするチャリティーの心は、先輩から後輩へ、そしてその後輩からまた次の世代へと、ずっと受け継がれていくはずだ。
2014年12月08日三井住友銀行は8日、東京都大田区と大阪府東大阪市の2カ所に、中小企業を対象としたソリューション専門拠点「中小企業ソリューションセンター」をオープンした。同センターには、専門スタッフをそれぞれ10名程度配置し、中小企業に対して各種コンサルティングやアドバイスなどを行う。製造業を中心に中小企業集積度の高い地域として知られる大田区・東大阪市に設置することで、海外進出や事業承継、事業再編といった顧客の各種経営ニーズに対し、より細かく対応する体制を構築するとしている。主なサービスは、資金調達手段の提供、ビジネスマッチング、経営改善・事業再編などに向けたコンサルティング、事業承継アドバイス、海外進出サポート、決済サービスの提供などとなる。所在地は、大田区が東京都大田区蒲田5-41-8、東大阪市が大阪府東大阪市長堂1-11-22。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年07月08日東京都大田区と大田区産業振興協会は区内外から優秀な起業者を発掘するため、「大田区の地域資源を生かして創業するビジネスプラン」をテーマにしたビジネスプランコンテストを実施する。募集期間は平成24年7月2日から8月31日まで。同コンテストはマイケル・コーバー氏(一橋大学大学院国際戦略研究科教授、米国ニューヨーク州・カリフォルニア州弁護士)を審査委員長に迎え、「モノづくり」「観光、商業・サービス」「コミュニティービジネス」いずれかのテーマで、大田区の地域資源を生かして創業するビジネスプランを考えるもの。今回で4回目の開催となり、過去の受賞者は入賞をきっかけに大田区内企業と連携を進め、後援団体とのつながりの中からビジネスプランを具体化させるなど実現に向けて取り組んでいる。コンテストの応募資格は個人または中小企業者。所定の応募申込書を大田区ビジネスプランコンテストからダウンロードし、必要事項を記入の上、同協会へ郵送もしくは持参する。一時審査(書類審査)は9月、二次審査(面接)、入賞者の通知は11月で、受賞者プレゼンテーションおよび表彰式は2013年1月25日を予定している。同コンテストの後援は経済産業省関東経済産業局、中小企業基盤整備機構関東本部、東京都、東京都中小企業振興公社、東京商工会議所大田支部、日本政策金融公庫大森支店など。協賛企業はアルプス電気、THK、東京都民銀行蒲田支店、横浜銀行蒲田支店、共立信用組合、ダイシン百貨店。応募されたビジネスプランの中から最優秀賞1件(賞金20万円)、優秀賞1件(賞金10万円)、奨励賞3件(賞金3万円)を決定。また、後援先特別賞としてさわやか信用金庫賞、ナムコ賞、日本工学院賞、城南信用金庫賞、かわしん賞も設けられている。受賞者特典としてはインキュベーションマネジャー(IM:事業支援相談役)による経営支援、大田区創業支援施設(BICあさひ)入居、家賃助成、販路拡大助成の審査優遇、受賞者の企業形態に合わせた大田区および財団事業の紹介などもある。詳細は大田区ビジネスプランコンテストで案内している。
2012年06月27日女性誌で活躍するトップスタイリスト・大田由香梨さんトータルディレクションによるカフェ&ライフスタイルショップ『Lapaz(ラパス)』 が、カフェ激戦区の渋谷区千駄ヶ谷に8月4日(木)オープンした。場所は神宮前2丁目にある千駄ヶ谷の人気セレクトショップ「ロン・ハーマン」のすぐそば。イベントスペースFICTIONの1Fで、ボタニカルな雰囲気のファサードが目印。店内に入るとすぐに、国内外の様々な雑貨や古書・家具・趣味の物・アクセサリーやファッション小物がテーブルの上やドロワーの引き出しの中など、あらゆる場所にさりげなくディスプレイされていて、まるで誰かの家の中を探索している気分で中へと引き込まれていく。店内中央左手には木の素材感を活かしたカウンター席がしつらえてあり、ひとりでも気軽に立ち寄れるカジュアルさが心地よい。奥にはゆったりくつろげるソファ席やテーブル席がランダムに配置されていて、昼間はランチや打ち合わせ、夜は仕事帰りに気心の知れた仲間と集まるのにもってこいの雰囲気だ。「Lapaz」とは、スペイン語やポルトガル語で「平和」を意味する言葉。その店内は、大田さんが想い描くピースフルな空気感をそのまま空間に落とし込んだのだそう。その雰囲気はおしゃれだけどキメ過ぎず、あえて着くずしたようなラフさがとても今っぽく気持ち良い。*メニューはこんな感じ*ランチメニューは日替わりのパニーニをメインにドリンクとセットで¥1000〜。ランチタイム以降はソフトドリンクはエスプレッソが¥300〜、ハニーティーラテ¥550などオリジナルのカフェメニューも豊富に揃う。アルコール類もワインやオリジナルカクテルのほとんどが¥500〜700、その他、ビールやサワードリンク、ウイスキーなども。料理はアラカルトで23品ほどのメニューが揃い、価格も¥530〜1,000とバルメニューのような気軽さ。軽く1杯に合わせるスナック類も10種類前後(¥500〜)揃えられているので、気軽にリセットの時間を楽しむことができそうだ。●「Lapaz」東京都渋谷区神宮前2-22-2Tel: 03-6438-9624 営業時間:11:00〜24:00(月~木)/ 11:00〜Midnight (金・土)/ close(日)取材/松浦明
2011年08月12日エクセルエイド少額短期保険は、糖尿病予防のためとして「糖尿病セミナー」を、11月23日に大田区で開催する。糖尿病有病者向けの医療保険など扱うエクセルエイド歯周病は糖尿病を悪化させると指摘する同社は、先月に糖尿病予防の啓発でサンスターとの業務提携を発表したところ。そして医師の協力や代理店を通じ、糖尿病有病者向けの医療・定期保険を販売し、糖尿病有病者向け医療保険へ無診査で移行できる特則付きの普通医療保険なども扱う。当セミナーの講師には、国内有数の糖尿病治療実績を持つ医療法人育慈会いわしなクリニック理事長の岩科弘純先生が当たる。血糖値チェックや糖尿病症状改善・予防などの相談もまた当日は、血糖値チェックの無料体験コーナーも用意されるほか、症状改善・予防などの相談も受けるとのことだ。<開催概要>日 時11月23日(火)13:30-15:30 基調講演15:30-16:00 相談場 所大田区消費者センター大集会室東京都大田区蒲田5-13-26-101定 員120名参加費無料申込締切11月19日(金)午後5時
2010年11月07日