アニエスベー ギャラリー ブティックでは3月9日(土)から4月7日(日)まで、写真家・大矢真梨子の個展「La lumiere」展を開催します。(c) Mariko Ohya大矢はこれまでに、自己の記憶と向き合いながら、湧き上がる感情を「光」として表現した作品を発表してきました。教会のステンドグラスから漏れる光や、閉ざされた薄暗い室内にひそやかに広がる光など、大矢のレンズを通して捉えた過去の作品群は、重層的な感情を呼び覚ますものでした。本展は、自然界のはかない美しさとその中に息づく強靭な生命力へと対象を見出した、未公開作品を含む29点と映像作品で構成されます。大矢は、光を柔らかく捉えることで、フォルムの輪郭を溶かし、対象を夢幻的に写しながらも、影の先にある光を確かな存在として可視化します。ひとつひとつにタイトルは付されないこれらの作品たちは、現実を超える圧倒的な光の美しさで、観るものを内省と想像の世界へと誘います。(c) Mariko Ohyaアニエスベー京都BAL店のアートウォールでも、アニエスベーのデザイナー、アニエス・トゥルブレが深い愛情を寄せるバラの花を撮影した作品を中心に、100点ほどの作品を展示しています。また、展示作品の一部がチャリティー販売され、能登半島地震で被災した子どもたちへの支援金として寄付される予定です。青山ギャラリーの展示と合わせて、大矢真梨子の「彩生」の世界をご覧ください。アニエスベー京都BAL店【大矢真梨子 -La lumiere】会期 :2024年3月9日(土)~2024年4月7日(日)会場 :アニエスベー ギャラリー ブティック東京都港区南青山5-7-25 ラ・フルール南青山2F営業時間:12:00~19:00(月曜休廊)京都BAL店会期 :2024年4月7日(日)まで(会期中無休)所在地:京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 3階時間 :11:00~20:00*寄付金の受付は現金のみとなります。*事前予約は受付しておりません。*作品はその場でお渡し可能です。詳しくは: アニエスベー ギャラリー ブティック公式Instagram ※「La lumiere」の正式表記は「lumiere」1つ目の“e”の上に`(アクサン・グラーブ) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月06日“大矢一穂の作品は、物語の瞬間を捉えるべく、絵具を滑らせていく”双子のヴィーナス|大矢一穂Overview大矢一穂の作品は、日常に起きる凡庸な人々の営みから聖書に住む聖人の世界まで、様々なレベルで引き起こされる出来事とその出来事に翻弄される人間の感情をカンバスにとどめています。本展は大矢自身の「生きている実感」を描こうとした作品群で構成されています。「生きている実感」つまりは「人間そのもの」を描こうと突き詰めた結果、自然と女性の姿になっているようです。幼少期から、漫画や物語の中で多くの女性の生き方や歴史に触れてきた大矢は、自身のロールモデルとして「女性」という表象を強く意識して物語にのめり込んだのでしょう。そして、絵を描くようになってから、人間を描く際に「女性であること」が彼女にとって重要であると気がつきました。昨今の情勢から、殊更性別を分けて語る必要はないと思いますが、今もなおさまざまな場面で性別というものを強く意識させられます。だからこそ、あらゆる女性の姿や形を借りて、この世界を何度でも物語っていきたいと考えているその思想が垣間見えます。大矢一穂|Kazuho Ohya個展「Eye to eye, so alive」2023年9月12日(火)〜9月24日(日)11:00〜19:00(最終日は17時)MEDEL GALLERY SHU鑑賞無料わたしの作品は、『女性』『油彩表現』『漫画表現』の三つが大きな軸になっています。女性は私自身が共感し、感情移入をするために、油彩表現は生きている人間の肉体を描くため、そして、漫画表現は私の意思や魂を込める技術として、絵画の中に共存しています。この三つを使って、私が、女性が、社会や物語の中で、どう生き、どう死んでいくのかということを表現すること、そしてその絵画によって、わたしの考えや意思をこの世に残すことが、私が作品を描いている理由です。「Eye to eye, so alive」、目と目が合って、生きていると感じる。今回の展示タイトルは、Rihannaの『Diamonds』という曲から引用しました。「目は口ほどに物を言う」とも言いますが、今回制作した作品は瞳から描き始めた作品が多いように思います。作品の中でもっともわたしの思いを語っているのが瞳の部分だからでしょう。毎回、瞳の表現には特に気を使いますが、瞳の表情さえ決まってしまえば、自然と良い絵になることが多いです。ぜひ彼女たちの瞳、身体、色から、私にとっての「生きている」を感じてください。大矢一穂Eye to eye, so alive|大矢一穂Statement私の作品は、人間関係と、その社会の中で起こる物語を描いています。抽象的な作品、具象的な作品どちらを通しても、そこには常に人間の存在や物語が存在しています。その物語を、私の手で絵画として紡ぎ出すことが私の目標です。物語を紡ぐということは、かなり人の精神的・思念的な部分に依存している行為ですが、反面、絵を描くという行為はかなり身体的なものではないでしょうか。目で見て、手を、体を大きく動かしていく中で作品は生まれていきます。絵のサイズの大きさによっては手が届かず苦労する部分もあるほどです。このように精神・身体、両面によって紡がれる絵画の物語であるからこそ、霊的なものと肉体的なものを併せ持つ、まさに『人間の物語』として、絵画は機能するでしょう。大矢一穂Profile大矢一穂|Kazuho Ohya1997年愛知県生まれ2021年金沢美術工芸大学油画専攻卒業愛知県在住個展2019年連続展示、浮遊する変体Vol.1 個展Bite a picture(アートベース石引)2022年個展円環からの逸脱(TURNER GALLERY)個展エヴァの呼吸(MEDEL GALLERY SHU)グループ展2019年大矢一穂・松田菜美恵二人展おとめの排泄展アートベース石引(金沢)2020年KCoA SUPPORT PROJECT 展金沢アートグミ(金沢)2022年「EYES_portrait show by Emerging Artist」(MEDEL GALLERY SHU)2022年GINZA ART FESTA / 松屋銀座( 東京 )2023年「Each Style,Each Way」(NODA CONTEMPORARY)2023年D-art,ART /大丸東京店( 東京 )受賞2021年TURNER AWARD 2020大賞画室のヴィーナス|大矢一穂明星|大矢一穂泡|大矢一穂Gallery InformationMEDEL GALLERY SHU|愛でるギャラリー祝東京都千代田区内幸町1-1-1帝国ホテルプラザ東京2F info@medelgalleryshu.com 11:00〜19:00(最終日は17時まで)MEDELとは、日本語で「物の美しさをほめ味わうこと」を意味する「愛でる」からきています。唯一無二のアートを賞美し、慈しむという行為を介して、アーティストと鑑賞者、ギャラリーの間に喜びの行き交いが成立してほしいという想いを込め名づけました。“時代を共にする人々にとっての財産であり、未来の社会を照らす火である”とアーティストの活動・作品を定義し、人々の心に残る独創性に富んだスタイルの作品を鑑賞者と共に愛でつつ、次世代に残るようなマーケットや美術史的評価を確立してゆくことが当ギャラリーのミッションです。そのような私たちの活動を通して、独創的な表現を受け容れる多様な社会的風土の醸成に資することができれば、これに勝る喜びはありません。The word “MEDEL” is from the Japanese word “めでる,” which means "to praiseand appreciate beauty" in Japanese.We named the gallery MEDEL to create a pleasant exchange between the artist, and the appreciator,through the unique artwork.We define artists’ activities and works of art as "an inheritance for the people who share the same era and a fire that will light up the society of the future”, and we hope to establish a market and an art historical reputation that will last for the next generation while appreciating works of art with the viewers, which are full of originality and style that will remain in people’s minds.Through our activities, we are more than happy to contribute to the development of a diverse social culture that accepts creative expression. 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月21日MEDEL GALLERY SHU(千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京2F)では、11月15日〜11月27日まで、新進気鋭のペインター 大矢一穂の個展「エヴァの呼吸」を開催いたします。大矢は金沢美術工芸大学油画専攻を卒業した2021年に、TURNER AWARD 2020大賞受賞し、現在注目を集めている新進アーティストの1人です。“大矢一穂の作品は、物語の瞬間を捉えるべく、絵具を滑らせていく”■展示概要大矢は、日常に起きる凡庸な人々の営みから聖書に住む聖人の世界まで、様々なレベルで引き起こされる出来事とその出来事に翻弄される人間の感情をカンバスにとどめています。出来事が起こる瞬間とは?アダムとエバが知恵の実のリンゴを持って食べようと、まさに楽園から追放されるその瞬間、また兵士にキリストを捕縛させるサインとして、裏切り者ユダがキリストに接吻しようとする瞬間、さらには魚を取る民であったペテロらが漁網に魚が溢れる奇跡に遭い、その時遠岸に佇むキリストを見た瞬間…そのような劇的に断ぜられた場面を、ある作品では静粛に大きな筆で描き、ある作品では多彩で激しい筆触で塗り固める。このような大矢の筆触のあり方は、物語の登場人物の感情描写であると同時に、画家自身の感情表出となっています。そしてポートレートの女性の眼差しの先には物語が潜んでいる。彼女たちは聖書に思いを馳せつつ、その壮大な物語が紡ぎ出す瞬間を現代のこの瞬間に転化し、明日の自分の在り方を問う切実で強い視線を投げかけます。また静物画と思われる小作品にも、物語の片鱗が投影され、人間の罪を贖う羊や婚礼の儀式で使われるティアラや銀食器にも象徴的な意味が込められています。生涯の約束でもあり神との契約である結婚のテーマは、大矢によって現代の営みと大きな物語とを繋ぐ出来事へと昇華されていきます。このように大矢が描く全ての人物、そして全ての事物は彼女のイマジネーションによって飛翔し、絵画の世界で別次元のストーリーを語り始める独自なる作品の数々を、是非ご覧ください。エヴァ(イヴとも)は旧約聖書内で、最初の人間アダムのつがいとして作り出されたとされる女性です。聖書の内容をもとにすれば、彼女は全人類の母であり、また人類史の最初の作り手とも言えるでしょう。長く女性は歴史の表舞台では活躍できない時代が続きましたが、エバをはじめとして、星の数ほど多くの女性が一人一人、人類の物語を紡いできました。私自身その末端として自分自身の見たもの、感じたことを絵画にして、物語っているつもりです。今回の展示で、現代の日本を生きる女性として、私の感じた、歴史に息づく女性の存在、『エバの呼吸』をみなさんにも感じていただければと思います。大矢一穂■アーティストステイトメント私の作品は、人間関係と、その社会の中で起こる物語を描いています。抽象的な作品、具象的な作品どちらを通しても、そこには常に人間の存在や物語が存在しています。その物語を、私の手で絵画として紡ぎ出すことが私の目標です。物語を紡ぐということは、かなり人の精神的・思念的な部分に依存している行為ですが、反面、絵を描くという行為はかなり身体的なものではないでしょうか。目で見て、手を、体を大きく動かしていく中で作品は生まれていきます。絵のサイズの大きさによっては手が届かず苦労する部分もあるほどです。このように精神・身体、両面によって紡がれる絵画の物語であるからこそ、霊的なものと肉体的なものを併せ持つ、まさに『人間の物語』として、絵画は機能するでしょう。■プロフィール1997年愛知県生まれ2017年金沢美術工芸大学入学2019年連続展示、浮遊する変体Vol.1 個展「Bite a picture」アートベース石引2020年グループ展「KCoA SUPPORT PROJECT展」金沢アートグミ2021年金沢美術工芸大学油画専攻卒業、TURNER AWARD 2020大賞受賞2022年TURNER AWARD 2020大賞受賞者展示個展「円環からの逸脱」TURNER GALLERYグループ展「EYES」MEDEL GALLERY SHUグループ展「GINZA ART FESTA」松屋銀座個展「エヴァの呼吸」MEDEL GALLERY SHU■ギャラリーインフォメーションMEDEL GALLERY SHU千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルプラザ東京2F11時〜19時(無休)03-6550-8111 info@medelgalleryshu.com ■参考作品大矢一穂|Kazuho Ohya エヴァの呼吸 November 15〜27,2022 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月04日髙橋真梨子が、来年開催する全国ツアーのセットリスト通りにスタジオ録音音源を収録した最新アルバム『our Days tour 2022』をツアー前日の1月26日にリリースすることを発表した。2022年1月27日よりスタートする全国コンサートツアー『Mariko Takahashi Concert vol.44 2022 our Days - Last Date -』をもって、全国規模のツアーを最後にすることを公言している髙橋真梨子。コロナ禍で延期された同ツアーは髙橋にとってソロ44回目の全国ツアーで、2019年開催の『MariCoversツアー』以来約2年ぶり。ツアーは1月27日東京・立川STAGE GARDENを皮切りに全42公演を予定しており、チケットはツアー前半の一般発売が本日よりスタートしている。アルバム『our Days tour 2022』は、レコードデビュー曲「ジョニィヘの伝言」や「桃色吐息」「for you...」といった代表曲を網羅。また、ラストツアーの曲順通りに収録されるということで、今作のリリースをもってセットリストが発表となる。さらに髙橋は来年のツアーに先駆けて、レコードデビュー49年のキャリアの中で伝説のコンサートと言われる公演のライブ音源に、リオーサリングと高音質リマスタリングを施したBlu-rayとCDを今週リリース。ソフト化されるのは1993年開催ニューヨーク・カーネギーホール公演、1994年開催ロンドン・ロイヤルアルバートホール公演、1997年開催香港コンベンションセンター公演、1999年開催ソロデビュー20周年記念公演、2013年開催レコードデビュー40周年記念公演の5公演。併せて、Blu-ray5作品に特典Blu-ray1枚を追加した豪華BOX仕様盤『MARIKO TAKAHASHI THE BESTEST LIVE COLLECTION』も同時リリースされる。<リリース情報>髙橋真梨子『our Days tour 2022』2022年1月26日リリース【2CD】4,000円(税込)『our Days tour 2022』ジャケット<ライブ映像作品>■Blu-ray『CARNEGIE HALL N.Y. COMPLETE LIVE』初Blu-ray化 / 高音質リマスタリング&リオーサリング『ROYAL ALBERT HALL in LONDON COMPLETE LIVE』初Blu-ray化 / 高音質リマスタリング&リオーサリング『“tip top” HONG KONG SPECIAL VERSION ’97 COMPLETE LIVE』初Blu-ray化 / 高音質リマスタリング&リオーサリング『フレンズまつり at 武道館』初Blu-ray化 / 高音質リマスタリング&リオーサリング『LIVE Premium 40』高音質リマスタリング&リオーサリング価格:各5,500円(税込)■Blu-ray BOX『Mariko Takahashi The Bestest Live Collection』豪華BOX仕様【5Blu-ray+1Bonus Blu-ray】価格:30,000円(税込)【収録内容】Disc1:CARNEGIE HALL N.Y. COMPLETE LIVEDisc2:ROYAL ALBERT HALL in LONDON COMPLETE LIVEDisc3:“tip top” HONG KONG SPECIAL VERSION ’97 COMPLETE LIVEDisc4:フレンズまつり at 武道館Disc5:LIVE Premium 40Bonus Disc:THE MAKING OF CARNEGIE HALL CONCERT※Disc-5以外は初Blu-ray化 / 全Disc 高音質リマスタリング&リオーサリング■CD『CARNEGIE HALL N.Y. COMPLETE LIVE』初CD化 / 高音質リマスタリング『ROYAL ALBERT HALL in LONDON COMPLETE LIVE』初CD化 / 高音質リマスタリング『“tip top” HONG KONG SPECIAL VERSION ’97 COMPLETE LIVE』初CD化 / 高音質リマスタリング『フレンズまつり at 武道館』初CD化 / 高音質リマスタリング『LIVE Premium 40』初CD化 / 高音質リマスタリング【2CD】各3,630円(税込)※ライブCDはMCを除く楽曲のみの収録<ツアー情報>『Iwatani Presents Mariko Takahashi Concert vol.44 2022 our Days -Last Date- supported by TACHIHI』2022年1月27日(木) 東京都・立川STAGE GARDENより全44公演ツアー詳細:関連リンク髙橋真梨子 アーティストサイト髙橋真梨子 レーベルサイト
2021年12月04日千葉の市原湖畔美術館では、古典日記文学『更級日記』に着想を得た、12組の女性アーティストによるグループ展「更級日記考―女性たちの、想像の部屋」を4月6日から7月15日まで開催する。日本文学の古典として名高い「更級日記」は、今から1000年前の平安時代に13歳の少女、菅原孝標女が同美術館の所在地である、現在の市原市にて綴り始めた日記と言われている。現実世界の暮らしに一喜一憂しながらも、少女時代の物語世界への夢を抱き続けた、ひとりの女性の約40年が綴られ、その世界観は現代に生きる女性の共感を大いに呼ぶだろう。女性にとって、「日記」とはどのような表現だと言えるか、それは個人的でありながら、他者や世界とつながるもの、また日々の記録でありながら想像が拡がる、創作の部屋のような場所なのではないか。そういったテーマを背景に、本展では12組の女性アーティストによる多様で、独自で、そして親しみを感じられる、想像の世界を紹介。「アート」にとどまらず、デザイン、マンガ、お笑い、ダンスなど、多種多様な世界で活躍する女性アーティストたちが一堂に会し、手書きの日記からインスタレーションに映像作品、刺繍や手芸、写真など、多様なメディアの表現世界が楽しめる。碓井ゆい「empty names」撮影:ミヤギフトシ展示作品には、碓井ゆいによる、フランスの香水「MITSOUKO」に着想を得て自己と他者の関係をテーマに制作した「empty names」、大矢真梨子による、教会で撮り続ける作品シリーズ「10 flowers」、今日マチ子による、デビュー作「センネン画報」の原画、荒神明香による、夜な夜な収拾した事故車のガラスの破片をシャンデリアに再生した作品「toi,toi,toi」、鴻池朋子による、3.11の東日本大震災以降ライフワークの一つになっている「物語るテーブルランナー」、五所純子による、2010年1月1日よりブログで公開をはじめた日めくりカレンダーに女性誌のコラージュをした手書きの日記「ツンベルギアの揮発する夜」、光浦靖子による、長年のあいだコツコツと制作を続けている手芸作品が並ぶ。光浦靖子「メイランド」撮影:ただ小林エリカ「Your Dear Kitty, 2 Diaries」©Erika Kobayashi Courtesy of Yutaka Kikutake Galleryまた、UMMMI.による、遠距離恋愛のカップルの日記的コミュニケーションを描く「ROSE CITY」の映像インスタレーション、小林エリカによる、アンネ・フランクと実父の日記を題材に扱った映像作品「2 Diaries」を中心としたインスタレーション、髙田安規子・政子による、刺繍を施した作品を組み合わせたインスタレーションが展開。矢内原美邦は、本展のために書き下ろした短編の一部、映像作品を展示する他、会期中に展覧会の内容を反映させたパフォーマンスを行い、渡邉良重は、展覧会広報物のグラフィック制作を担当する他、自身がこれまで大切に集めていた身の回りの品々を用いた作品を展開する。渡邉良重「わたしがそれらにかえしたもの 」 撮影:戎康友12組それぞれの想像の部屋を覗き込むような展覧会となる。なお、展覧会に関連するイベントも多数開催予定。詳細は決まり次第、美術館ホームページにて発表される。【展覧会情報】更級日記考―女性たちの、想像の部屋会期:4月6日~7月15日会場:市原湖畔美術館住所:千葉県市原市不入75-1時間:平日10:00~17:00、土曜・休前日9:30~19:00、日曜・祝日9:30~18:00※最終入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)料金:一般800円(700円) 大高生・65歳以上600円(500円)※( )内は20名以上の団体料金。中学生以下・障害者手帳をお持ちの方とその介添者1名は無料
2019年03月08日「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が11月2日から2月24日、東京・六本木の東京ミッドタウンにある21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1と2で開催されている。開幕に先駆けて11月1日にプレスプレビューが行われた。今回の展覧会は、日本民藝館館長であり21_21 DESIGN SIGHTディレクターも勤める深澤直人が日本民藝館の所蔵品から初公開の民藝を含む新旧146点の様々な民藝を選び、紹介するもの。会場に入って最初に登場する地下ロビー右手側では、展覧会への思いや「子どもたちのように素描することを覚えるのに、私は一生かかった」というピカソなどの言葉、柳宗悦の「日本民藝館案内」などを紹介。左手側では、今回の展覧会のシンボルとして、初公開となる日本民藝館館長室にあるテーブルと台などを展示している。ギャラリー1入り口には柳が短い句の中に、両手を打って素直に喜びを表現することや直感を大事にするという意味が込めた「打テヤ モロ手ヲ」という言葉を展示。ギャラリー1では深澤が日本民藝館館長に就任する前から集めていたという個人コレクションを紹介。反対側ではものの裏側にある人をテーマに、民藝が作られている現地を訪れ、日常を撮影した、民藝のつくり手やそれを伝える人の暮らしと仕事を捉えた映像を上映している。また、メインとなるギャラリー2では、日本民藝館には展示されていない貴重な民藝を含め、同館の所蔵品の中から深澤が選んだ約150点を展示。18のブースや壁面に展示する際に深澤の頭に浮かんだ感動をそのまま言葉にしたキャプションや、大矢真梨子が日本民藝館で撮影した、民藝の新たな表情を映し出す写真、カナダ人映像作家マーティ・グロスによるアーカイブ映像などとともに紹介している。そのほか、日本民藝館や柳宗理がレイアウトを手がけた機関誌「民藝」の表紙の一部、日本各地で民藝を受け継ぐ18人の制作者による、現代の民藝品なども展示している。プレスプレビューで深澤は「僕が感じている『民藝ってヤバいんじゃないの』ということを感じて欲しい。これは何年にどういう人が作ったというような展覧会ではなく、21_21 DESIGN SIGHTに訪れるクリエイティブな人たちと『(民藝って)すごいよね』と言い合いたい」と強調した。【イベント情報】民藝 MINGEI -Another Kind of Art展会期:11月2日〜2019年2月24日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
2018年11月05日元SKE48の大矢真那が29日、東京・新宿の福家書店 新宿サブナード店で写真集『小倉トースト』(発売中 2,160円税込 セブン&アイ出版刊)の発売記念イベントを行った。写真集『小倉トースト』の発売記念イベントを行った大矢真那昨年11月にSKE48の人気メンバーとして活躍した後、現在は女優やモデルとして活動の場を広げている大矢真那。そんな彼女が初めてとなる写真集をリリースし、撮影地の東京をバックにありのままの姿を見せており、ホテルの一室ではドキッとするようなセクシーカットも披露するなど、大矢の魅力が凝縮された1冊となっている。初めての写真集を手にしながら「今まで活動の拠点が名古屋だったので、いきなり全部東京だとこれまで応援してくださった方々も意識して名古屋感を出しました」と写真集の題名となった『小倉トースト』を説明しつつ、「今までのファンだけでなく、新たに私の名前を見たことがある方にも手に取っていただきたいので、"大矢真那"の今が全部入っている1冊となっています。私のマニュアル本みたいな感じで見て欲しいですね」と写真集について紹介。中にはセクシーなショットも掲載されているが、「松井珠理奈からは『全然エロくない』と言われました(笑)」と明かしつつ、「結構セクシーなところもありますから、その感想は意外ですよ。自分ではセクシーだと思っています」と胸を張った。大矢が在籍していたSKE48の元メンバーで、中西優香が結婚、木下有希子が結婚と妊娠を発表したばかり。特に仲の良かったという木下のニュースは「聞いた時はうれしかったですね。事前に聞かされていたので、驚きというよりは祝福したい気持ちでいっぱいです」と自分のことのように喜ぶ反面、「辞めてからすぐに彼氏が出来るっていう人は、やっぱり現役から怪しいんじゃないかと、自分が何もなさすぎたのでそう思いましたね。そんなにすぐには恋愛なんて出来ないです」と疑惑の目線も。また、地元・名古屋のナゴヤドームで6月16日に開催される「選抜総選挙」についても言及し、「松井珠理奈の1位を願っています。現役時代は仲間だったし大切な友だちの一人でもあるので、心より応援したいし私のファンも珠理奈を応援してと言いたいですね。SKE48のファンは熱いので見せてくれると思います」と期待を寄せていた。
2018年04月30日過去の記憶を辿りながら独自の写真表現を探求する写真家・大矢真梨子の個展「KYRIE」が3月22日から4月9日まで、東京・白金のOUR FAVOURITE SHOP内OFS galleryにて開催される。中学から高校までの6年間、地元から遠く離れたカトリック系女子校の寄宿舎で過ごした大矢。家族や社会と切り離され、厳粛な規律のもと過ごしたそこでの生活は、現在に至るまで心理的に大きな影響を残しているそうだ。その影響の問題から、大矢は被写体とまっすぐに向き合うことが出来ず、ひたすら撮り続けたのはガラスや鏡に映り込む“リフレクションの世界”。やがてその限界を超えて行き着いたのは原点であった。かつて過ごした寄宿舎を訪れ、原点で被写体と向き合い、大矢は写真家として生きていく決意をしたのだそう。2015年の夏に開催された「sky, tree, earth」より2度目となる同展では、写真家となる決意を固めてから大矢がライフワークとして撮り続けているシリーズの直近2年間の最新作を発表する。「世界がこの上なく美しい。闇が深いほどに。自分自身と対峙し内なる感情を体現し続けることが、私の生き行く術である」(大矢真梨子) 展示に合わせ3月25日には、Takramの渡邉康太郎を迎え、大矢真梨子とキギによるギャラリートークも行われる。また、3月24日からはCABANE de ZUCCa 代官山にて、アートディレクターの小林幸一との企画展「Graphic Flower Arrangement」も同時開催される。【展覧会情報】大矢真梨子 写真展「KYRIE」会期:3月22日~4月9日会場:OUR FAVOURITE SHOP内OFS gallery住所:東京都港区白金5-12-21時間:12:00~19:00定休日:月曜・火曜(祝日は除く)「Graphic Flower Arrangement」 Koichi Kosugi×Mariko Ohya EXHIBITHION at CABANE de ZUCCa会期:3月24日~4月12日会場:CABANE de ZUCCa 代官山住所:東京都渋谷区猿楽町11-1 ラ・フェンテ代官山1F
2017年03月07日写真雑誌『IMA』が主催するフォトフェスティバル「STEP OUT!」が、8月18日から23日まで東京・青山の代官山ヒルサイドフォーラムにて開催される。今年で3回目を迎える「STEP OUT!」は、日本人写真家を紹介する『IMA』の特別冊子『STEP OUT!』から生まれたスペシャルイベント。毎年恒例のポートフォリオレビューを始め、展覧会やトークイベントなどの企画が用意されており、写真を多角的に楽しめるイベントとなっている。会期中は全日程にわたって、「New Japanese Photographers 日本の新進写真家たち vol.2」と題し、大矢真梨子、清水はるみ、菅井健也、中野美登樹、桃井敦史といった5人の新進作家によるグループ展を開催。8月22日、23日に行われる蚤の市「IMA Photo Market!」では、注目の写真家や出版社、ディストリビューター、書店などが集い、マニアックなグッズや写真集コレクションなどを販売する。また22日には、写真家の川島小鳥と奥山由之によるトークショー「境界線のない写真」や、2人組ユニットの「エフェクト・ツイン」による写真集の即興制作パフォーマンスなどを実施。23日にもライターでキュレーターのブルーノ・ケシェルによるセミナー「セルフパブリッシュで広がる写真集の可能性」などのイベントが行われる。【イベント情報】「STEP OUT!」会場:代官山ヒルサイドフォーラム住所:東京都渋谷区猿楽町18-8 ヒルサイドテラスF棟会期:8月18日~23日時間:11:00~19:00入場無料
2015年08月13日