COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』が7日、東京・Bunkamuraシアターコクーンにて初日を迎えた。同作はノーベル文学賞受賞、ピュリッツァー賞4回受賞などの輝かしい足跡を誇り、“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家、ユージン・オニールが凄惨な家族の姿を描いた自伝劇。彼の死後、妻によって発表され、4度目のピュリッツァー賞を獲得し、アメリカ最高の作家とされるオニールの評価を決定付けた。シアターコクーンでの舞台作りは4作目となるイギリス演劇界のトップランナー フィリップ・ブリーンが演出を手がけ、モルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定な母メアリーに大竹しのぶ、アルコールに溺れ父親の脛をかじって放蕩を繰り返す長男ジェイミーに大倉忠義、結核を患っている次男エドマンドに舞台初挑戦の杉野遥亮、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父ジェイムズ・タイロンに池田成志、一家の女中に土居志央梨と豪華キャストが揃った。オニール自身が投影された次男エドマンドの視点のみならず、母、兄、父、家族4人の個々の内面が深く掘り下げられ、それぞれの抱える哀切や怒り、後悔や絶望、そして家族間の愛憎、確執が、巧みな会話の応酬で見事に表出された家庭劇となっている。東京公演はBunkamuraシアターコクーンにて6月7日~7月4日、京都公演は京都劇場にて7月9日~18日。○大竹しのぶ コメントある日の稽古場で、画面越しに初舞台の(杉野)遥亮くんにアドバイスするフィリップの言葉を聞いて、気が付けば私が深く頷いていたり、稽古場最終日、稽古が終わり「まだまだダメだ」と落ち込む遥亮くんに「私も一緒だよ」と慰めていたら、それを見ていた大倉くんが「俺もだよ、どうしよう」と三人でため息を吐いていると、もうモニターを切ってもいいのにフィリップがまたマイクをONにしてくれて「どうしたの?」と聞いてくれる。6000マイル離れていても、いつもそこにいてくれるんだと思えた瞬間でした。思っていた以上に大変な戯曲であることが分かり、そして毎回のことですが、フィリップの戯曲の深い理解に感動しながら、稽古を重ねてきました。それぞれが苦しみや、悲しみや絶望を感じていても、それぞれが大きな愛を持っている。だからこそ切なくて、そして美しい物語です。こんな状況の中でも来て下さることに、本当に感謝です。○大倉忠義 コメント段々と家族のような絆が生まれていくような感覚を味わいながらも、馴れ合いではないプロの役者さん達の集中力で稽古が進んでいったことが思い出深いです。そして、稽古を経ても、まだまだこの戯曲の大きさ・深さに驚かされています。愛憎劇という、なんでこんなに愛しているのに悲しいことばかり起こるのか…と思いながら演じています。こんな形の家族を見て、お客様へ何でもいいので何か宝物になるような経験を持って帰っていただけるように頑張りますので、どうぞ愛を持って見守ってください。○杉野遥亮 コメント皆さんと稽古をする中で、演技とは芸術で、俳優とは芸術家なんだと学ぶことができました。俳優や演技に対する自分の中の意識がガラッと変わりました。何もかも初めてのことで、こんなに長い時間役と向き合うことが今までになかったから、自分と役との境目がわからなくなったこともありました。自分がどこにいるのかわからない時もあって、これが役に向き合うということなのか・・・初舞台で毎日素敵な経験をさせていただいています。劇場に入り初めて舞台上から客席を見た時はすごくワクワクして、もっともっと稽古をしたいという気持ちもあるけれど、早く観ていただきたいという気持ちも湧いてきました。物語はとても暗く、残酷にみえますが、そんな物語を今この時代に、この瞬間に上演することに意味があり、希望があると思っています。一緒に楽しんでください。○池田成志 コメント演出家と海を挟んだ遠く離れてのリモート稽古で、空気感などがお互いうまく伝わっていない部分もあったなとも感じていて、もっと稽古をしたかった…。僕の役は、奥さんのモルヒネ中毒や、息子の病気という心配事が多いので、単純な苛立ちに感情をフォーカスしがちになってしまい、治る、きっとうまくいく、というような家族としての基本的な気持ちになかなかたどり着くことができなかった。作品を通して、家族って単純ではないんだな、難しいなと改めて感じました。この作品は台本が分厚くてものすごい情報量です。身に染みたとか、わからないとか、ここが響いたとか、観てくださった方それぞれに、色々な感情がわいてくると思います。それだけ複雑な内容なんだと僕たちも実感しています。とても苦しくなると思うので、休憩中にいっぱい深呼吸してください(笑)。終わったら、少しだけ気が晴れるような作品にもなっていると思います。舞台写真撮影:細野晋司
2021年06月07日2021年6月5日に放送された、トーク番組『徹子の部屋45周年スペシャル』(テレビ朝日系)。長寿番組として知られる『徹子の部屋』が放送から45周年を迎えた記念として、お笑いタレントの明石家さんまさんがゲスト出演しました。番組では、MCを務める黒柳徹子さんが用意したトークカードをもとに、さまざまな話題についてトークを展開。黒柳さんのひょうひょうとした話しぶりと、明石家さんの軽快なトークが混ざり合い、スタジオには笑いがあふれました。明石家さんまが元妻・大竹しのぶとのエピソードを披露番組で、明石家さんがプロデュースしたアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が話題になった時のこと。同アニメ映画の主演声優を務めるのは、明石家さんの元妻である、俳優の大竹しのぶさんです。明石家さんに対し、黒柳さんが「あなたが大竹さんに主演をしてほしいと頼んだの?」と尋ねると…。僕は頼んでないです!周りの人間です。俺はもう「誰にする?」っていうので、打ち合わせの時に、みんな「しのぶちゃん」「しのぶちゃん」「しのぶさんがいい」ってなって。「嫌やな」と思ったんですよ。徹子の部屋ーより引用明石家さんは、大竹さんにオファーをするのが「借りを作るようで嫌だった」と本音を吐露。スタッフ全員が熱烈に推薦した結果、明石家さんが了承する形で、大竹さんへのオファーが決まったといいます。また、明石家さんはアニメ映画のアフレコ最終日に起きた出来事を披露。大竹さんのことを「酷いと思った」と前置きし、次のようなエピソードを明かしました。最後のアフレコの日に「二千翔(にちか)の誕生日パーティやるんで来て」っていわれて。向こう(大竹さん)が終わって「先にご飯の準備してるから」っていって、家に帰って。僕は後、雑用があったんでいろいろ打ち合わせして、遅れて30分くらいして、急いで行ったんですよ。長男坊の誕生日のパーティなんで。徹子の部屋ーより引用『二千翔』とは、大竹さんの前夫の連れ子である長男のことです。長男と明石家さんは、血のつながりはないものの、強い信頼関係で結ばれています。「血の繋がりがない父をどう思う?」明石家さんまの息子の『返答』に、涙明石家さんは、車で長男の誕生日パーティに駆けつけようとしますが、渋滞に巻き込まれてしまったのだとか。そこで、明石家さんが焦っていると、大竹さんから連絡が入りました。高速のったら、大渋滞で。とんでもない渋滞に巻き込まれて「しもた」と思ってたら連絡があって。「ごめん、引っ越したの」って。徹子の部屋ーより引用大竹さんが引っ越したのは、明石家さんが向かっていた元の自宅とはまったく違う土地だったのです。そこで明石家さんが「ナビで向かうから、新しい住所を教えて」と告げると、大竹さんは「分かんないの」と返答!どこへ向かえばいいのか分からず困った明石家さんが「のろしを上げとけ!」といい放つと、大竹さんは「のろしって、バカみたい」と笑っていたそうです。大竹さんの天然な一面が分かるエピソードを聞いた黒柳さんは、声を上げて笑います。明石家さんは「そういう人です」と言葉を締めくくりました。【ネットの声】・大竹さんの天然ぶりに笑った!・さんまさんと大竹さん、絶対仲よしだと思う。・面白すぎる。さんまさんを絶句させることができるのは、大竹さんくらいだろうな。同番組で、アニメ映画での大竹さんの熱演について、黒柳さんに感想を聞かれた明石家さんは「やっぱり素晴らしい方と思います」と答えています。明石家さんが、大竹さんの天然な一面をゆかいに感じているだけでなく、仕事に対する姿勢を尊敬し、信頼していることが伝わってきますね。遅れての参加となった長男の誕生日パーティは、きっと笑いであふれる時間となったことでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年06月06日アニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』より本作に参加しているCocomiと花江夏樹のアフレコ収録時のメイキング映像が公開された。到着した映像では、小学生の思春期の瑞々しい青春を生きるキクコと二宮を、新鮮な状態で切り取るため、同時にアフレコに挑むことになったというCocomiさんと花江さんの2人が、真剣な眼差しでアフレコを行う様子が映し出されている。「OK」の声がかかり、笑顔が溢れるCocomiさんだが、そこに「気づいてたんや」というセリフの言い方の指示が入ると、また真剣な表情に変わり、口に出して確認する姿が印象的。そして、明石家さんま、大竹しのぶ、Cocomiさん、花江さん、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆ら登場の貴重なアフレコ収録時のメイキングやインタビューが詰まった30分の特番の放送も決定。ほぼ全てのアフレコに立ち会ったさんまさんと多彩なキャストたちが、和気あいあいと製作に励む現場の様子が収さめられているほか、稲垣来泉による主題歌「イメージの詩」のレコーディング風景や、「GReeeeN」によるエンディング制作秘話なども明らかになる。特番「映画『漁港の肉子ちゃん』公開記念スペシャル」は6月4日(金)10時53分~ABC朝日放送ほかにて順次放送。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年06月03日明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)。このたび、さんま、大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆ら登場のアフレコ収録時のメイキングやインタビューが詰まった30分の特番『映画「漁港の肉子ちゃん」公開記念スペシャル』の放送が決定した。また、放送を記念して、特番で未公開のCocomi&花江夏樹のアフレコ収録時のメイキング映像が公開された。明石家さんまが、直木賞作家・西加奈子氏の小説に惚れ込み企画・プロデュースした『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむすぶ感動のハートフルコメディ。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらの声の出演も話題となっている。特番『映画「漁港の肉子ちゃん」公開記念スペシャル』では、さんまとボイスキャスト陣のインタビューや、アフレコ収録メイキングを放送。企画・プロデュースを務めたさんまが、『漁港の肉子ちゃん』を劇場アニメ化しようと思ったきっかけや、本作にかけた想いについて熱く語るインタビュー映像を中心に、大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、下野紘、マツコ・デラックス、吉岡里帆といった豪華なキャストがさんま立ち合いでアフレコに挑む様子がインサートされる。ほぼすべてのアフレコに立ち会ったさんまと多彩なキャストたちが、和気あいあいと制作に励む、“笑い”に溢れた現場の様子が収められている。キャスト陣のインタビューでは、プロデューサー・明石家さんまの熱のこもった演出や、『漁港の肉子ちゃん』で描かれる母娘の絆や、家族の物語、また自身が演じたキャラクターの魅力についてなど、それぞれが思い思いに語り尽くしる。強烈な個性を持つ主人公・肉子ちゃんが、大竹によって命が吹き込まれていく様子、Cocomiが幼少期のキクコを演じたという裏話、稲垣来泉による主題歌「イメージの詩」のレコーディング風景や、GReeeeN によるエンディング制作秘話なども明らかになる。特番の放送を記念して、特番では未公開のCocomi&花江のアフレコメイキング映像を公開。小学生の思春期の瑞々しい青春を生きるキクコ(声・Cocomi)と二宮(声・花江夏樹)を新鮮な状態で切り取るため、同時にアフレコに挑むことになったという2人。劇中のキクコと二宮のように絶妙な距離感を保ちながらも無邪気にそして真剣な眼差しでアフレコする様子が映し出されている。○特番『映画「漁港の肉子ちゃん」公開記念スペシャル』放送日時詳細北海道 北海道放送 6/6(日)15:00- 15:30青森 青森放送 6/5(土) 15:00-15:30岩手 テレビ岩手 6/6(日) 15:55-16:25秋田 秋田朝日放送 6/12(土) 15:30-16:00山形 山形放送 6/6(日) 16:25-16:55宮城 東北放送 6/6(日) 25:25-25:55福島 テレビユー福島 6/6(日) 15:00-15:30長野 長野朝日放送 6/13(日) 11:20-11:50山梨 テレビ山梨 6/5(土) 16:50-17:20静岡 静岡第一テレビ 6/10(木) 25:34-26:04新潟 新潟総合テレビ 6/12(土) 14:30-15:00富山 富山テレビ 6/9(水) 24:35-25:05石川 石川テレビ 6/13(日) 13:00-13;30福井 福井テレビ 6/12(土) 17:00-17:30中部 東海テレビ 6/3(木) 25:35-26:06関西/徳島 ABC 朝日放送 6/4(金) 10:53-11:25広島 広島ホームテレビ 6/12(土) 10:45-11:15岡山/香川 山陽放送 6/12(土) 16:30-17:00鳥取/島根 山陰中央テレビ 6/11(金) 26:25-26:55山口 山口放送 6/13(日) 16:25-16:55愛媛 あいテレビ 6/12(土) 16:54-17:24高知 テレビ高知 6/5(土) 16:54-17:24福岡/佐賀 RKB 毎日放送 6/13(日) 13:30-14:00長崎 長崎文化放送 6/5(土)10:30-11:00熊本 テレビ熊本 6/12(土) 11:05-11:35大分 テレビ大分 6/8(火) 25:59-26:29宮崎 宮崎放送 6/6(日)15:00-15:30鹿児島 鹿児島放送 6/6(日)11:20-11:50沖縄 沖縄テレビ 6/12(土) 16:30-17:00J:テレ 6/6(日)23:30-24:006/11(金)20:30-21:00※諸事情により予告なく放送時間が変更になる場合あり
2021年06月03日アニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』の完成報告会が昨日、5月26日に行われ、そこで「アヌシー国際アニメーション映画祭2021」に正式招待されたことが発表となった。イベントには、企画・プロデュースを務めた明石家さんまをはじめ、劇中で訳あり母娘の声を担当した大竹しのぶとCocomi、二宮役の花江夏樹、渡辺歩監督が登壇した。西加奈子の同名小説に惚れ込み、5年越しでアニメーション企画を実現したさんまさんは、作品が完成したことについて「間違いなく100点と言える作品になっているので、皆さんもぜひ観て頂けると嬉しいです!」と自信を見せた。主人公・肉子ちゃんを演じた大竹さんは「本当に良い映画です。西加奈子さんの原作もとても素敵で、完成した作品もすごくあたたかくて、さんまさんってこんなに良い映画を作る人なんだなと思いました(笑)」と言い、本作で声優に初挑戦した娘・キクコ役のCocomiさんも「神秘的な美しさもあり、ハートウォーミングな作品になっています。いま落ち込んでいたりする方がいたら観て頂けたら嬉しいです」と思いをそれぞれ込めた。また、大竹さんが「絵の美しさやストーリー、なにより会話で心が温かくなるような家族で楽しめる作品だと思いました」と言うと、突然笑い出し「俺の前で家族って言うな!(笑)」とさんまさん。すかさず「家族いないもんね(笑)」とツッこみ、息のあった掛け合いが繰り広げられた。花江さんも「親の立場になってみて初めて分かる肉子ちゃんの気持ちや、新しいアニメーションの観方ですごく新鮮でした。幅広い年代の方々に楽しんでもらえる作品だなと思います」と作品をアピールし、「肉子ちゃんの食べるシーンに出てくるご飯が全部美味しそうで、お腹空いてるときに観ない方がいいですね(笑)」と注意喚起。声優初挑戦ながら関西弁にも挑戦しているCocomiさんは「すごく難しかったです。アフレコのときに丁寧にさんまさんに指導して頂いて何回もチャレンジさせて頂きました。」とふり返り、さんまさんは「役的には難しかったと思いますが、よくクリアしたなと思いました」と称賛し、「一番驚いたのは親友のマリアに謝るシーンがあって、ごめんなさいではなくて“堪忍な”、と言ってくれとお願いしたら、堪忍の意味を知らなかったんです。そこでマリアには『堪忍ってどういう意味?』と言わせてみたり、実はセリフになっているものの中にはCocomiさんから着想しているものも多いんです。そういった部分も注目してもらえると楽しいと思います」と収録秘話を明かす。そしてイベント内では、アニメ界のカンヌとも呼ばれ、世界のアニメーション作品の最高峰とされる国際映画祭、第45回アヌシー国際アニメーション映画祭のオフィシャルセレクションから正式招待を受け、特別上映も決定したことがサプライズ発表された。ピクサーやドリームワークスなどのアニメ作品が招待される枠での上映となることも同時に紹介され、さんまさんは「事務所の大きな力が動いたんじゃないかなと思います(笑)」と言いながらも、世界に羽ばたくことを心から喜んでいた。また完成を祝して、本作の主題歌「イメージの詩」を担当した稲垣来泉も登場し、「夢のような気持ちです。みなさんと一緒に登壇出来て嬉しいです!」と元気よく挨拶。稲垣さんの起用についてさんまさんは「最初は女性目線の歌詞に変えようとしましたが、やっぱりそのままの歌詞にしようと思って、女性ボーカルで行こうとなりました。そこで事務所のスタッフに10歳の子供を探して欲しいとお願いしたんですが、いません…と言われたんです。“そんなことあるかいアホ!”と言って、ネットで探して見つけたのが来泉ちゃんだったんです(笑)。だけど実際に歌ってもらうととんでもなく素直で器用で、“こいつや!”と思いました!吉田拓郎さんが号泣したと言ってくれたんですが、僕もとても満足です」と起用経緯を語るとともに、稲垣さんの歌唱に太鼓判を押していた。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)全国にて公開。「第45回 アヌシー・アニメーション国際映画祭2021」は6月14日 ~19日フランス・アヌシーにて開催。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年05月27日お笑いタレントの明石家さんま、女優の大竹しのぶが26日、都内で行われた劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の完成報告会に出席。“元夫婦漫才”で場を盛り上げた。登場するやいなや、さんまは「久しぶりに記者会見で、隣には大竹しのぶさんがいらっしゃる。再婚したほうがいい?」とにんまり。「2年前から同じマンションに住んでいました」と先日結婚を発表した星野源と新垣結衣を思わせるような発言で笑わせた。この日の会見はネットで配信され、さんまもカメラの向こうにいるファンを意識していた。大竹は「ライブ配信だと思っているからすごい焦っているでしょ?」と指摘。さんまも認め、大笑いだった。本作は直木賞作家・西加奈子氏による小説が原作で、小説に惚れ込んだ明石家が企画・プロデュースしたもの。漁港の船に住む訳ありの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむずぶハートフルコメディとなっている。肉子ちゃんの声を担当した大竹は、オファー時に「さんまさんがどうしても大竹さんに演じてもらいたいと言っている」と聞かされていたが、「その日のうちに本人に確認したら『言ってない』と言われました」と苦笑い。さんまは「大竹さんにオファーしたのはスタッフ。大竹さんに決まったら気を使わないといけないし、嫌やなぁと思っていた」と暴露した。作品について、大竹は「絵が美しい。会話で心が温かくなる作品です。こんないい映画を作れる人だったんだ」といい、さらに「家族で楽しめる作品です」とアピールした。その言葉にさんまは「俺の前で『家族』って言う?」とピシャリ。大竹は悪びれる様子もなく「あ、ごめん。家族いないもんね」と言うと、「前はいたんだけどね」とさんま。元夫婦だからこそのやりとりに、その場は大いに盛り上がった。会見にはそのほか、木村拓哉と工藤静香の長女でモデルのCocomi、声優の花江夏樹、メガホンをとった渡辺歩監督、主題歌『イメージの詩』を歌唱した稲垣来泉も登壇した。
2021年05月26日木村拓哉と工藤静香の長女で、モデルのCocomiが26日、都内で行われた明石家さんまプロデュースの劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)完成報告に出席。大勢の報道陣の前でイベントを行うのは初めてのようで、冒頭から緊張しっぱなしだった。マイクをぎゅっと握り、表情を強張らせたCocomi。一つ一つの言葉を確認するように「神秘的な美しさ、心に伝わるハートウォーミングな作品です。観ていただけたら…」と小さな声であいさつすると、さんまが「こういう場で話すのは初めてらしい。本当はもっと声に力のある子です」とフォローした。本作は直木賞作家・西加奈子氏による小説が原作で、小説に惚れ込んだが企画・プロデュースしたもの。漁港の船に住む訳ありの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむすぶ感動のハートフルコメディとなっている。Cocomiはキクコの声を担当し、本作で声優に初挑戦。「難しかったですが、みなさんの助けで終えることができました」と振り返った。完成した作品を家族と一緒に鑑賞したと明かしたCocomiは「隣に妹がいて、おばあちゃんも母親も目が充血していて、みんな泣いていた。普段、私も映画を観て泣かないけど泣いてしまった」と報告し、「作品の色んなところにフラグがあって、それを見つけるのも楽しい」とアピール。本作のアニメーション制作はSTUDIO4℃が手がけているが、「絵がすごくキレイ。もともとSTUDIO4℃さんの作品が好きなんです」と語ると、さんまが「世渡り上手やな~。親の顔が見てみたいわ~」とボケて笑わせた。Cocomiが演じたキクコは、劇中で標準語や関西弁を話すキャラクターで「すごく難しかった。アフレコのとき、さんまさんに丁寧に指導していただいた。何回もセッションしました」と感謝。さんまは「役的にはとんでもなく大変だったので、よくクリアしたなって。フルートをやられているから関西弁を音符で覚えるんですよ。全部音符で覚えていた」とその技術に感服していた。イベントには大竹しのぶ、花江夏樹、メガホンをとった渡辺歩監督、主題歌『イメージの詩』を歌唱した稲垣来泉も登壇した。
2021年05月26日お笑いタレントの明石家さんま、女優の大竹しのぶが26日、都内で行われた劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の完成報告会に出席。元夫婦2ショットが実現した。大竹の隣に立ったさんまは「久しぶりの記者会見で、隣に大竹さんがいらっしゃる。再婚したほうがいいんですかね?」と話し出し、「2年前から同じマンションでした。『さんちゃん』『しーちゃん』と呼んでいます」と、結婚を発表した星野源と新垣結衣を思わせるトークで笑いを誘った。その上で、本作について「100点をいただいてもいいんじゃないかという作品になりました」とアピール。主人公・肉子ちゃんの声優を務めた大竹も「原作も素敵で、出来上がった映画が本当に温かくて、こんなにいい映画を作る人だったんだと、びっくりしました」とプロデューサーとしての才能を称賛し、さんまが「わかってたやろ!」とツッコむと、大竹は「わからなかった」と返し、2人のやりとりに会場から爆笑が起こった。さんまが、直木賞作家・西加奈子氏の小説に惚れ込み企画・プロデュースした『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむすぶ感動のハートフルコメディ。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務めた。イベントには、Cocomi、花江夏樹、渡辺歩監督、稲垣来泉も出席した。
2021年05月26日漁港の船に住む訳あり母娘を描くアニメーション映画『漁港の肉子ちゃん』より、本作の主題歌、稲垣来泉が歌う「イメージの詩」の映画版MVが公開された。稲垣さんのあどけなく力強い歌声と、肉子とキクコの愛に溢れた眩しい日々が描かれる今回のMV。若き日の肉子ちゃん(大竹しのぶ)が男に騙されている様子を見て心配する当時の親友・みう(吉岡里帆)との会話からスタートし、みうとの思い出の美味しそうなフレンチトーストを頬張る肉子ちゃんと娘キクコ(Cocomi)の日常、親子を温かく見守る焼き肉屋「うをがし」の店長・サッサンをはじめとする漁港の町の人々が映し出されていく。また、この肉子ちゃんとキクコを演じた2人は、それぞれ演じる役はネイティブの関西人ではないものの、大阪に住んでいたという設定をリアルに生かすため、明石家さんまからの指導も受けながら繰り返し練習したという。映像で流れている本作の主題歌は、吉田拓郎のデビュー曲「イメージの詩」。劇中で描かれる母娘の物語にもマッチした名曲を新たな世代にも伝えたいというさんまさんの提案から、サウンドプロデュース「GReeeeN」、編曲・武部聡志でアレンジを加え、稲垣さんがカバー。オリジナル楽曲を手掛けた吉田さんは「心の底から『素晴らしい』。今回の『時を超えた奇跡的なレコーディング』に震えました。頬をつたわる涙を僕は『ぬぐう事すら忘れて聴き入りました』。10歳の少女が力いっぱいに(時にはシャウトしながら)歌い切った『新イメージの詩』は決してカバーなどと言うレベルのものではありません。まさに2021年に『叩きつけられた新しいメッセージ』ではないでしょうか」とコメントを寄せる。歌唱を担当した稲垣さんも「さんまさんが声で選んでくれた事に自信を持って私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います」と話している。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年05月25日明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)。このたび、6月9日にリリースされる本作のオリジナル・サウンドトラックの全貌が明らかになった。また、フルートとして楽曲に参加したCocomiのメイキング映像も公開された。明石家さんまが、直木賞作家・西加奈子氏の小説に惚れ込み企画・プロデュースした『漁港の肉子ちゃん』は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむすぶ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩氏が監督を務め、アニメーション制作をSTUDIO4℃が手がける。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらの声の出演も話題となっている。6月9日には本作のオリジナル・サウンドトラックがリリースされる。冒頭に収められた楽曲は、10才の稲垣来泉が吉田拓郎の名曲を歌唱した主題歌「イメージの詩」。劇中で描かれる母娘の物語にもマッチした名曲を新たな世代にも伝えたいとして自らの提案でアレンジを加えたさんまだが、完成した楽曲を聴いた吉田拓郎は「心の底から『すばらしい』」、「さんま君ナイス・アイディア!」と太鼓判。さらに、GReeeeNが書き下ろし、明石家さんまが題を名付けた楽曲「たけてん」が収録されることも明らかに。「笑」という漢字を「竹」と「天」に分解して命名された「たけてん」は、オリジナル・サウンドトラックの締めを飾る。本作のサウンドトラックを手がけ、劇伴音楽を担当したのは『思い出のマーニー』(14)等で知られる村松崇継氏。トラック02の「漁港の肉子ちゃん」という楽曲について「いろんな人生経験をし、たどり着いた漁港で、新たに生活を築き始め、周りを巻き込みながらもみんなと絆を深めていくそんな肉子ちゃんを表現していくために関西弁のノリ、テンポ感などを大事にしながら、肉子ちゃんの熱い心を表現していきました。そして、試行錯誤して出来上がった楽曲『漁港の肉子ちゃん』です」とコメント。さらに、村松氏の提案からフルートの演奏でも参加することになったCocomiに関して「肉子ちゃんに寄り添うキクコの思春期の微妙な心情の変化に寄り添う音楽。これは今回の音楽作りの中で、繊細さが要求される部分でしたが、うまく表現することが出来たと思います。その成功の裏には、やはり、キクコを音楽で表現する楽曲で、キクコを演じるCocomiさんのフルートで楽曲を表現できたことが、大変大きなことでした」と話した。Cocomiは「もともと村松崇継さんの『Earth』というフルートとピアノのための作品がとても好きで、YouTubeなどでいつも聴いていたので、今回、オファーをいただいてとても嬉しかったです。曲を聴いてシーンがフラッシュバックするぐらい、音楽と映像がマッチして、心にぐっとくるなと思いました。すごく自分の好みの曲だったので演奏していて楽しかったです」とコメント。なお、Cocomiは、05「肉子ちゃん”おはよう”」、12「ゆっくり家族になっていく」、14「私は決められない」、20「ささやかな希望、あふれ出る光」の楽曲でフルートを披露している。公開されたメイキングでは、緊張しつつも楽しみながら、「ゆっくり家族になっていく」を演奏するCocomiの姿が映し出されている。また、本作の音楽でもう1つの要となったのは、キクコと同級生の少年・二宮の二人の物語を表現すること。村松氏は「二人の微妙な距離感を保ちながらの心と心のキャッチボールを音楽で表現する中でチェロ宮田大さんの表現力もこの音楽のポイントになっていると思います」と語っている。(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年05月11日シアターコクーンの人気シリーズ「DISCOVER WORLD THEATRE」に、気鋭のイギリス人演出家フィリップ・ブリーンが4度目の登場。ユージン・オニールの遺作『夜への長い旅路』に挑む。そこで母メアリー役の大竹しのぶに話を聞いた。テネシー・ウィリアムズ原作の『地獄のオルフェウス』(15年)、『欲望という名の電車』(17年)に続き、ブリーン作品には3度目の出演となる大竹。彼に対する信頼の強さは、その口ぶりからも十分に伝わってくる。「本当に稽古が楽しくて、楽しくて、永遠に稽古が続けばいいのにっていう稽古をしてくれます。純粋にお芝居に取り組める、とても楽しい時間。話が長いと言えば長いんですけど(笑)、例えば4行くらいのセリフでも、その時代背景から思想、政治、感情面まで、いろいろなことを教えてくれる。今回はこんなに長い芝居なので、それだけで3か月くらいは話し続けられるんじゃないかと思います(笑)。その時間はすべて宝の時間になるんです」オニールの自伝劇とも言われる本作は、壮絶な家族の物語。舞台俳優の父、奔放な長男、肺を患っている次男、そしてモルヒネ中毒の母親――。「4人が4人とも悲しみと苦しみを抱えて生きて、もう戻れなくなってしまっている状態ですよね。お互い愛しているし、愛し合いたいのに、それがもう出来ない。みんながちょっとずつズレてしまったというか。生きるってこんなに辛いことなのかと、とても悲しい気持ちになります」大竹が出演した前2作、さらに三浦春馬主演の『罪と罰』(19年)でも、舞台表現の豊かさを再確認させてくれたブリーン。本作ではいかなる世界を舞台上に立ち上げてみせるのか。「稽古中にフィリップは『ちょっと待って、今テネシーに聞くから』と言って、よく交信をしていたんです(笑)。今度はユージン・オニールと交信しながら、音楽、美術、セリフ、感情も含めて、すべてを埋める作業をしてくれるはず。そして私たちキャストは、一緒にユージン・オニールへの旅をする感覚。しかも偉大な戯曲であればあるほど、その旅はより面白いんです」すでにブリーンからは、本作への想いを込めた熱いメールが届いているそう。「すっごく長い、何ページあるんだろう?っていうメールが来ました(笑)。とても悩んでいましたが、『マクベス』のセリフ“明けない夜はない”というひと言もあって。私たちは幕を開ける選択をしたわけで、今はとにかくそこに向かって行くだけ。そしてその中で最高のものを作り上げる覚悟です」取材・文:野上瑠美子ヘアメイク:新井克英(e.a.t...)
2021年04月30日西加奈子の小説を原作とし、大竹しのぶ、Cocomi、花江夏樹、下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらが声で参加する劇場アニメーション『漁港の肉子ちゃん』。この度、訳あり母娘の肉子ちゃんとキクコの何気なくも愛おしい日常が描かれた場面写真が一挙公開された。本作は、漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた感動のハートフルコメディ。到着した場面写真には、肉子ちゃんの働く焼き肉屋「うをがし」にて焼かれる分厚い肉を一心に見つめる2人や、水族館のペンギンに驚き尻もちをつく肉子ちゃん、幼少期のキクコの姿が写し出されている。また劇中にはほかにも、母娘を取り巻く個性的なキャラクターが数多く登場することも見どころとなっている。キャラクターデザインと総作画監督を務めたのは、スタジオジブリ研修生の第一期生として入社し、アニメーターとして『耳をすませば』や『もののけ姫』に参加した小西賢一。美術監督には『鉄コン筋クリート』の木村真二。それぞれ直近では『海獣の子供』で渡辺歩監督、「スタジオ4°C」とタッグを組んでいる彼らが、本作の世界を豊かに彩っている。今回の場面写真の中には、『となりのトトロ』オマージュのシーンも登場している。また、「GReeeeN」書き下ろしエンディングテーマ「たけてん」が5月26日(水)よりデジタルシングルでリリースが決定した。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月28日お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹が16日、公式YouTubeチャンネル『さまぁ~ずチャンネル』で、息子を叱ったエピソードを明かした。「【小木が突然やって来た!】小木の毒&チルでホンネでトークし過ぎた! YouTubeとテレビとお金と思い出・コラボしない理由」と題した動画内で、“YouTubeしゃべり”について語った大竹。YouTube動画でよく見られる独特のしゃべり方は、「昔の営業のしゃべり方」だと言い、「うちの子供も、しゃべり方を真似してやるわけよ。さあ! というわけで今日は~って。お前それやめろと。学園祭じゃないんだと」と注意したことを明かした。3人の子供を育てる親として、“YouTubeしゃべり”に苦言を呈した大竹だが、「それはやりやすいから。素人も入りやすいから」「昔のテレビの感じをYouTubeに」と分析。「確かに多いですね」と同調したおぎやはぎの小木博明も、「だいたいが、ド素人のドッキリじゃないですか。やってることが。あれが嫌で」「YouTuberはすぐドッキリするんだから」と、テレビの二番煎じになりがちなYouTube動画に対し、嘆きの表情を浮かべていた。
2021年04月21日4人組ボーカルグループ・GReeeeNが、明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)のエンディングテーマを書き下ろしたことが明らかになった。曲名は「たけてん」で、さんまが命名した。以前からさんまと交流のあったGReeeeN。「たけてん」という楽曲名は、さんまからHIDEへ5つほど案を出した中からこの楽曲名が選ばれた。GReeeeNはこの楽曲について「ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!『たけてん???』と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑) この『たけてん』という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!! 頭の中で、『たけかんむり』に、天ぷらの『天』と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!」と説明。さんまは「この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。 僕が『笑い』に拘っているのをHIDEが汲み取って『他のタイトル案も有難いのですが「たけてん」が呼んでます』と。それで『たけてん』に決まりました」と語っている。また、主題歌が、さんまの最愛の曲であり「人生の教科書」だと語る吉田拓郎の名曲「イメージの詩」に決定。この楽曲の歌唱に、10才の人気子役・稲垣来泉(いながきくるみ)が抜てきされた。なお、この楽曲のサウンドプロデュースもGReeeeNが担当した。さんまが直木賞作家・西加奈子の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩氏が監督を務め、圧倒的クオリティと世界観で多くのファンを持つSTUDIO4℃がアニメーション制作を手がける。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務め、花江夏樹や下野紘、吉岡里帆、マツコ・デラックスらも声優として参加する。明石家さんま、GReeeeNのコメントは以下の通り。■明石家さんま(企画・プロデュース)GReeeeNのHIDEとは以前から交流があって、仲の良いメンバーと食事のときに、冗談でHIDEに、映画の曲書いてもらおうとなったけど、その場で流れていて。しばらくしてから、「映画の曲やらせていただいていいですか?」とHIDEのほうから言ってきてくれて。この曲は、僕の若い頃のテレビとか雑誌とかの情報を集めて、僕のことを調べつくして書いてくれたそうで。頭が下がる思いです。楽曲名は5つぐらい、HIDEに案を送ったんです。僕が「笑い」に拘っているのを HIDE が汲み取って「他のタイトル案も有難いのですが『たけてん』が呼んでます」と。それで「たけてん」に決まりました。■GReeeeN(主題歌サウンドプロデュース、エンディングテーマ担当)ひょんなことから、さんまさんが出逢った『漁港の肉子ちゃん』という素敵な作品。ボクたちGReeeeNも作品を読ませて頂き、楽しみながら曲づくりに向かいました!曲をつくり始める前の段階から、さんまさんと何度もお話をし、映画の情景を思い浮かべながら、エンディングテーマの「たけてん」という楽曲になったわけですが、、、「たけてん???」と皆さまの脳内でなっていることと思います。それで合ってます(笑)この「たけてん」という曲のタイトル、なんと!!さんまさんにつけていただきました!!!!頭の中で、「たけかんむり」に、天ぷらの「天」と書いてみてください。ある文字が浮かんできたのではないでしょうか。(正確には「天」ではないのですが。。)笑わせたい誰かが居る、笑って欲しい誰かが居る。そして幸せになって欲しい人が居る。そんな気持ちを込めました!また、主題歌の「イメージの詩」に関しても、サウンドプロデュースという形で関わらせていただきました。オリジナルの吉田拓郎さんへのリスペクトを胸に、さんまさんからの「小さい女の子に歌ってほしい」 というアイデアを受け、編曲の武部さんとも話し合い、曲が完成しました。歌っていただいた、稲垣来泉さんの素敵な真っ直ぐさに胸をうたれました!是非、映画館で音楽にも注目してご覧ください!!!!(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年04月15日アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』の追加ボイスキャストが発表された。本作は、明石家さんまが、直木賞作家・西加奈子の小説を元に企画・プロデュースする劇場アニメで、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐ感動のハートフルコメディ。『ドラえもんのび太の恐竜2006』『海獣の子供』の渡辺歩が監督を務め、アニメーション制作をSTUDIO4℃が手がける。肉子ちゃん役を大竹しのぶ、娘・キクコ役をCocomiが務め、人気声優の花江夏樹や下野紘の出演がここまで発表されいた。新たに発表されたボイスキャストとして、若かりし肉子ちゃんの親友”みう”役に吉岡里帆、霊媒師ダリシア役にマツコ・デラックスの参加が決定。さらに、中村育二、山西惇、八十田勇一らベテラン俳優陣の出演も決定した。さらに、先日声優オーディションで一般公募された肉子の娘キクコの友達・マリアのボイスキャストにオーディションを勝ち抜いた14歳の新人・石井いづみが務めることが決定した。本オーディションの応募者は2週間の応募期間で1673通に上り、年齢は7歳〜64歳からプロ・アマ幅広い層から応募された。その中で最終オーディションに残ったのは14歳〜27歳の10名。最終審査は、明石家さんまと渡辺歩監督立ち会いのもと行われ、今回、最年少14歳の石井いづみが見事マリア役のボイスキャストに選出。声優になりたいという夢を抱いて本オーディションに応募したという石井は、本作で念願の声優デビューを飾る。さらに、マリア役の選からは外れたがオーディション参加者の中からさらに、本村玲奈(アクロスエンタテインメント)、植野瑚子(東俳)、原口紗綾(新人)の3名が、役で本作に参加することも決まっている。みう(声の出演):吉岡里帆肉子ちゃんが大きな声で笑うだけでそこは温かな空間になり、真っ直ぐな言葉にふと人生を想う。 愛情たっぷりの肝っ玉母ちゃんと成長期真っ只中の繊細な娘とのやり取りに、台本を読みながら思わず笑みが溢れました。さんまさんプロデュースにより、西加奈子さんの名作がアニメーション作品として瑞々しく劇場で公開される事、そしてそんな素敵な作品に一演者として参加出来る事、大変嬉しく思っています。霊媒師ダリシア(声の出演):マツコ・デラックスオファーをいただいた時に、そんなにすごい役じゃないだろうとは思ってたけど、想像の5分の1くらいだったわね、セリフ(笑)。冗談だって!ありがたい話よ。久しぶりにアフレコをやらせていただいたので、珍しくすごく緊張しました。さんまさんが見てるし(笑)。さんまさんと一緒の時は、いかにボケるか?いかに面白いことを言うか?をずっと考えながらやってるじゃない?だからアフレコの現場でもずっと監督をイジったりとか、クセでやっちゃうのよ。で、怒られた、さんまさんに。「今日はまじめにやれ」って(笑)。だから、まじめにがんばりました。マリア(声の出演):石井いづみ(新人)オーディションに受かったという電話をもらった時、全く実感が湧きませんでした。お父さんやおばあちゃんに受かったことを報告したらすごく喜んでくれて、それを見てずっと憧れていた声優さんになれるんだって実感が湧いてきました。とっても嬉しいし選んでもらえたからには頑張ろうって気持ちになりました。そして、また憧れのアフレコスタジオに行けるんだと思うと感激しました。アフレコ中は、明石家さんまさんも監督さんも初心者の私に優しくわかりやすい言葉で指導してくださいました。アフレコを終えて、以前より声優さんのお仕事に尊敬をもつようになりました。みなさんが指導してくださったことを忘れずに次に生かしたいと思いました。『漁港の肉子ちゃん』6月11日(金)公開
2021年04月10日2021年3月30日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。東京都にある中華料理店『美登飯店』を訪れた様子をつづりました。同月31日をもって、閉店する同店。夜に店を訪れた大竹さんは、笑顔で店主と肩を組み合います。別れの挨拶を交わす、2人の姿を撮影した動画をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 感謝の言葉を交わし、涙で瞳をうるませる2人の姿からは、店員と客という垣根を超えて、固く結ばれた絆を感じます。客として、何度も店に足を運んだという大竹さん。店との出会いは20代の終わり頃で、芝居の稽古の帰りに、仲間と訪れたのが最初だったそうです。初めて行ったのは20代の終わりだったかもしれない。芝居の稽古の帰りにみんなで行って、餃子と坦々麺、酸辣湯麺を夢中で食べてました。shinobu717_officialーより引用大竹さんは、動画だけでなく、自身が20代だった頃に店内で撮った写真などもInstagramに公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 大竹さんは、優しい店主さんやその家族に会えなくなることのさびしさをもらします。その上で、49年という長い間、店を切り盛りしてきた店主に対し、労わりのメッセージを送りました。でも会えないと決まったわけではありません。これから娘さんと一緒に暮らす町に私が公演で行ったら、連絡するから。そう約束して、美味しい餃子を頂き帰りました。49年働いてきたのだから、少しだけゆっくりしてね。shinobu717_officialーより引用投稿には、20代の大竹さんの写真に「めっちゃかわいい」「今も昔も変わらず、きれいすぎる…」といった声が続出。また、店主との絆を感じさせる内容に「素敵なご縁ですね」「大竹さんの温かい人柄を感じる」といったコメントも寄せられています。若い頃から、変わらずに仕事を頑張ってきた過程を知る相手がいることは、心強いものです。2人の表情からは、お互いが特別な存在であったことが伝わってきますね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月31日俳優・木村拓哉と歌手・工藤静香の長女でフルーティスト・モデルのCocomiが、明石家さんまが企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)で、主人公・肉子ちゃんの娘・キクコの声を演じていることが18日、明らかになった。声優初挑戦となる。また、本作の劇伴にフルートでも参加することも決まっている。先日、主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶが担当することが発表され、特報が解禁された際、音声のみが公開されていた肉子ちゃんの娘・キクコの声を、Cocomiが務めていたことが明らかに。本作で、母である肉子ちゃんとは、見た目も性格も正反対の娘・キクコ役で、声優に初挑戦し、映画デビューを果たしている。Cocomiは、根っからのアニメファンで、中学生の頃には声優の養成所に通っていたほど。今回、情に厚く惚れっぽいからすぐ男にだまされる、そんな母のことが最近ちょっと恥ずかしいと感じている思春期まっ盛りの多感な少女・キクコを、透明感のある繊細な声で表現している。また、3歳からヴァイオリンを、11歳からフルートをはじめ、2019年には、日本奏楽コンクールで最高位を受賞。現在もNHK交響楽団・神田寛明氏に師事し、フルート奏者であるCocomiは、本作の劇伴にフルートでも参加することも決まっている。フルート参加については、Cocomiのフルートの腕前を以前から知っていた本作の音楽を手がける作曲家・村松崇継氏からの発案がきっかけ。村松氏『思い出のマーニー』、『メアリと魔女の花』、『夜明け告げるルーのうた』など映画作品の音楽を手掛け、竹内まりやの「いのちの歌」の作曲などでも知られる。そして、すでに出演が発表されていた声優の花江夏樹が、キクコの同級生で、本作の重要なキャラクターとなる少年・二宮役を演じることも明らかに。漁港をバックに、肉子ちゃんとキクコが笑顔を向ける、ティザーポスタービジュアルも初披露された。漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフルコメディ。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子のベストセラー小説『漁港の肉子ちゃん』。『ドラえもんのび太の恐竜 2006』(06)、『海獣の子供』(19)の渡辺歩氏が監督を務め、『かぐや姫の物語』(13)で作画監督を務めたスタジオジブリ一期生の小西賢一氏がキャラクターデザイン・総作画監督を担当し、脚本は『凪のお暇』などの大島里美氏が担当する。そして、アニメーション制作を『映画 えんとつ町のプペル』(20)などのSTUDIO4℃が手がける。さんま、Cocomi、花江のコメントは以下の通り。■明石家さんまCocomiちゃんが、大のアニメファンで、声優の養成所にも通っていたというのを聞いていて、それなら一度、(共同プロデューサーたちと)声を聞かせてもらおう、ということになって。テストのアフレコ収録で、キクコの声を演ってもらったら、すごくよかった。キクコは、肉子ちゃんの前だけで大阪弁、ほかの人の前では標準語にちかい土地のなまりが入った言葉を使い分ける難しい役柄。本人もすごく練習してくれている。期待しています。■Cocomiさんまさんからお声がけいただいて、とても光栄に思います。まさか、中学生の時に、声優のスクールに行っていたというお話を覚えていて下さると思ってなかったので嬉しかったです。原作を読ませて頂いた時に、少し面倒事になりそうな雰囲気になると流れに任せたりするキクコちゃんと、私自身の考え方が、とても似ていると感じるところがありました。花江夏樹さんとは1度、ファッション誌のお仕事でご一緒させて頂いた事があります。ご迷惑をおかけすると思いますが、一生懸命、精一杯頑張りたいと思います。とても緊張していますが、キクコちゃんの性格や素敵なところをしっかり皆さんに伝えられるよう、頑張ります!!!■花江夏樹お声がけ頂き光栄です。小さい頃からテレビで観ていたさんまさんと、まさかこういった形でお仕事させて頂けるとは思っておらず、人生なにが起こるかわかりません。新しい事に全力で取り組むさんまさんの姿は、どこか肉子ちゃんとも似ているのかもしれません。二宮は少し変わった男の子で、彼が持つ一癖ある言葉や、独特の感性を表現できるように演じられればと思います。そして大竹さん、Cocomiさんとのアフレコが楽しみです。息を揃えて頑張ります!(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年03月19日明石家さんまが企画・プロデュース、西加奈子の原作を劇場アニメ化する『漁港の肉子ちゃん』。先日、主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶが担当することが発表されたが、特報で音声のみが公開されていた肉子ちゃんの娘・キクコの声をフルート奏者でモデルのCocomiが担当していたことが明らかになった。母である肉子ちゃんとは、見た目も性格も正反対の娘・キクコ役で、声優に初挑戦し、映画デビューを果たしたCocomiさん。根っからのアニメファンで、中学生の頃には声優の養成所に通っていたほど。木村拓哉&工藤静香夫妻の長女としても知られる。本作では、情に厚く惚れっぽいからすぐ男にだまされる、そんな母・肉子のことが最近ちょっと恥ずかしいと感じている思春期まっ盛りの多感な少女・キクコを、透明感のある繊細な声で表現。また、3歳からヴァイオリン、11歳からフルートをはじめ、2019年には日本奏楽コンクールで最高位を受賞。現在もNHK交響楽団・神田寛明氏に師事し、フルート奏者であるCocomiさんは本作の劇伴にフルートでも参加することも決定。フルート参加については、Cocomiさんのフルートの腕前を以前から知っていた本作の劇伴音楽を手掛ける村松崇継(『メアリと魔女の花』など)からの発案がきっかけという。そして、すでに出演が発表されていた人気声優の花江夏樹が、キクコの同級生で、本作の重要なキャラクターとなる少年・二宮役を演じる。また、漁港をバックに、肉子ちゃんとキクコが笑顔を向ける、ティザーポスタービジュアルも初披露された。企画・プロデュース:明石家さんまCocomiちゃんが、大のアニメファンで、声優の養成所にも通っていたというのを聞いていて、それなら一度、(共同プロデューサーたちと)声を聞かせてもらおう、ということになって。テストのアフレコ収録で、キクコの声を演ってもらったら、すごくよかった。キクコは、肉子ちゃんの前だけで大阪弁、ほかの人の前では標準語にちかい土地のなまりが入った言葉を使い分ける難しい役柄。本人もすごく練習してくれている。期待しています。キクコ(声の出演):Cocomiさんまさんからお声がけいただいて、とても光栄に思います。まさか、中学生の時に、声優のスクールに行っていたというお話を覚えていて下さると思ってなかったので嬉しかったです。原作を読ませて頂いた時に、少し面倒事になりそうな雰囲気になると流れに任せたりするキクコちゃんと、私自身の考え方が、とても似ていると感じるところがありました。花江夏樹さんとは1度、ファッション誌のお仕事でご一緒させて頂いた事があります。ご迷惑をおかけすると思いますが、一生懸命、精一杯頑張りたいと思います。とても緊張していますが、キクコちゃんの性格や素敵なところをしっかり皆さんに伝えられるよう、頑張ります!!!二宮(声の出演):花江夏樹お声がけ頂き光栄です。小さい頃からテレビで観ていたさんまさんと、まさかこういった形でお仕事させて頂けるとは思っておらず、人生なにが起こるかわかりません。新しい事に全力で取り組むさんまさんの姿は、どこか肉子ちゃんとも似ているのかもしれません。二宮は少し変わった男の子で、彼が持つ一癖ある言葉や、独特の感性を表現できるように演じられればと思います。そして大竹さん、Cocomiさんとのアフレコが楽しみです。息を揃えて頑張ります!『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年6月11日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年03月19日3月いっぱいで、まる60年の歴史を刻むNHK連続テレビ小説(以下、朝ドラ)。そこで、出演者たちの“特ネタ”はもちろん、人に話したくなるトリビアをクイズ形式で出題!あなたの“マニア度”は……?【Q1】高視聴率を呼んだ“●●時代の女性”という設定最高視聴率62.9%をたたき出した第31作『おしん』(’83年)は、明治から昭和を生き抜き、スーパー業を営む女性の一代記。好景気に沸く日本人が忘れかけた、ものの大切さや清貧を描いた。男性中心社会の明治時代を生き抜く女性の気骨を描いたのは、第36作『はね駒』(’86年)。ヒロイン役・斉藤由貴の好演も光り、最高視聴率は49.7%を記録。明治時代の女性を描いた作品は26作品ある。【Q2】『マッサン』、『エール』以前に男性が主人公を演じた作品は?第91作『マッサン』(’14年)、第102作『エール』(’20年)は、男性が主人公を演じた珍しいケース(前者の主演は玉山鉄二、後者は窪田正孝)。しかし第1作『娘と私』(’61年)、第3作『あかつき』(’63年)、第5作『たまゆら』(’65年)、そして第7作『旅路』(’67年)など、初期は男性を主人公に据えた作品が多かった。そのほか男性を主人公として描いた作品は、第32作『ロマンス』(’84年・主演:榎木孝明)、第33作『心はいつもラムネ色』(’84年・新藤栄作)、第35作『いちばん太鼓』(’85年・岡野進一郎)、第53作『走らんか!』(’95年・三国一夫)など。【Q3】「主演は無理!」のひとことでヒロインの座についた女優は?第15作『水色の時』(’75年)でヒロインを演じた大竹しのぶ(当時17歳)だが、最終オーディションでは落選寸前だったとか。しかし、脚本家たちの猛烈なプッシュによって選ばれたという。松嶋菜々子は演技経験が少なく、オーディション時に「(主演は)無理だと思います」と正直に話したことが制作陣の目に留まり、第54作『ひまわり』(’96年)のヒロイン抜擢につながった。【Q4】収録中に「ニューヨーク留学」が決まっていた人物とは?話題を呼んだバイプレーヤーといえば、第11作『繭子ひとり』(’71年)で家政婦・田口ケイを演じた黒柳徹子。田口は劇中、アメリカで家政婦をすることを選び、ニューヨークへとたっていくが、これは黒柳自身、アメリカ留学に行くことが決まっていたことから加えられた設定だった。【Q5】第67作『まんてん』に出演した宇宙飛行士は誰?第5作『たまゆら』(’65年)には原作者の川端康成が、そして第3作『あかつき』(’63年)には同じく原作者の武者小路実篤が劇中に出演するなど、“意外な出演者”も朝ドラの名物だ。第67作『まんてん』(’02年)には、スペースシャトル・エンデバーに搭乗した宇宙飛行士の毛利衛さんが本人役として登場。また、五木ひろしも第77作『ちりとてちん』(’07年)にて本人役で登場している。【Q6】元サッカー日本代表が朝ドラで演じた役とは?意外な出演者は、枚挙にいとまがない。元サッカー日本代表のラモス瑠偉は第66作『さくら』(’02年)で居酒屋店主・レオナルド役を演じた。また、『マッサン』にて、戦後のどさくさにまぎれて大阪で模造ウイスキーを販売する「柴田商会」の社長とその部下を演じたのは、安田大サーカスの団長とクロちゃんだった。【Q7】脚本家が5人も交代した“いわくつき”の作品は?長期にわたって撮影を行う朝ドラだが、なかには“ドタバタ降板劇”が報じられた作品も。脚本家・橋田壽賀子の人生を描いた第52作『春よ、来い』(’94年)では、主演の安田成美が途中降板。橋田との確執が噂された。鈴木京香がヒロインを演じた第46作『君の名は』(’91年)は視聴率の低迷にあえぎ、脚本家が5人も交代することに……。’22年に放送が予定される第106作『ちむどんどん』では、黒島結菜がヒロインに抜擢。朝ドラの歴史はまだまだ続く。「女性自身」2021年3月23日・30日合併号 掲載
2021年03月17日2021年3月3日、俳優の大竹しのぶさんが自身のInstagramを更新。お笑いタレントで元夫の、明石家さんまさんがプロデュースするアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』に、主人公・肉子ちゃんの声優として出演することを報告しました。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 『漁港の肉子ちゃん』は、西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む、肉子ちゃんとキクコが紡ぐ、感動のハートフルコメディなのだとか。YouTubeには、『漁港の肉子ちゃん』の本編映像も解禁され、大竹さんが演じる肉子ちゃんを見ることができます!その動画がこちら。大竹さんは、主人公である、肉子ちゃんを演じることについて、このように想いをつづりました。今度さんまさんがプロデューサーの映画に声で出演する事になりました。今日はその顔合わせ。知り合ってから30年以上が経ち、色んな事があり、それでもこうしてお互いに仕事ができるというのは、幸せな事だなと思います。彼が人生において一番望んでいるのは、「笑う事」「人が優しい気持ちになる事」です。そんな映画になるよう、頑張りますshinobu717_officialーより引用また『漁船の肉子ちゃん』をプロデュースするさんまさんは、主人公の声に大竹さんを抜擢したことについてこのように語っています。共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから「どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ」と言われたけど、それは言ってない(笑)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです。渡辺監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった。今回オファーを受けてくれてありがたい。頼りにしております。漁港の肉子ちゃんーより引用2人のコメントから、互いに信頼し合っていることが伝わってきて、心が温まりますね。大竹さんが『漁港の肉子ちゃん』の主人公に選ばれたことについての報告に、ファンからはさまざまな声が上がりました。・2人のツーショットが見れるなんて。いい笑顔でとても優しい気持ちになりました!・離婚した後、こうやっていい関係を築ける人たちってなかなかいないですよね。本当に素敵だと思います。映画、絶対に見ます!・なんて素敵な写真なんだろう。ちょっと涙ぐみました。・明石家さんがやりたかった夢を叶えようと奮闘し、それを理解している大竹さん。絶対に素敵な作品になるだろうな。とても楽しみです!『漁港の肉子ちゃん』は2021年6月11日公開予定。明石家さんの熱い想いがこもった作品の公開が待ち遠しいですね![文・構成/grape編集部]
2021年03月04日6月11日に公開が決定した、明石家さんま(65)企画・プロデュースの劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』。その主人公・肉子ちゃんのボイスキャストを、大竹しのぶ(63)が務めると発表された。作家・西加奈子氏の同名小説が原作で、訳あって漁港で暮らす母娘が織りなすハートフルコメディー。大竹演じる肉子ちゃんは、食べることが大好きな明るい母親だ。公式サイトで大竹は、さんまについて《本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと》とコメント。そして《そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります》と意気込んでいる。いっぽう、さんまは大竹の起用について《共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと》と経緯を明かした。その上で、《今回オファーを受けてくれてありがたい。頼りにしております》と期待を寄せている。「さんまさんが原作に惚れ込み、5年越しでアニメ化した作品です。大竹さんは当初、主人公が大阪弁の設定であることに不安だったそうです。ですが、そこはさんまさんが見事にフォロー。大竹さんも『ずっと関西弁を聞いてきた』と元夫婦ならではのジョークを交えるなど、現場の雰囲気もアットホームのようです」(スポーツ紙記者)夫婦だったさんまと大竹が、それぞれの道を歩んでから29年が経つ。これまでラジオやバラエティ番組などで共演を重ねてきたように、良好な関係は周知のこと。そして今作でタッグを組んだように、2人の子供をもつ父母としての結束力も健在だという。「最近ではIMALUさん(31)の彼氏も招いて、大竹さん、さんまさん、長男の二千翔さんで恒例の合同誕生日会を開いたといいます。愛娘の彼氏と初対面だったさんまさんは、不安と緊張でいっぱいだったそうです。ですが『まだ家族と違うし』と父親ならではのイジりを入れつつも、5人仲良く記念撮影したことを明かしていました」(前出・スポーツ紙記者)家族ぐるみでの付き合いを大切にしているさんまだが、その深い愛情は子供たちにもしっかり伝わっているようだ。「大竹さんと離婚した際、さんまさんが提示した面会交流の希望回数は『月に30回』だったといいます。要は、“会いたい時はいつでも会う”という意味だったようです。この考えに大竹さんも賛同。そういった経緯もあり、家族ぐるみの仲は今でも健在なのでしょう。二千翔さんも、昨年12月に出演したバラエティ番組で『ずっとそばにいてほしい』とさんまさんに呼びかけていました」(芸能関係者)両親の渾身作が公開される日を、子供たちも心待ちにしていることだろう。
2021年03月03日大竹しのぶが、明石家さんま企画・プロデュースの劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で主人公・肉子ちゃんの声を担当することが発表され、大竹さんの声が入った特報映像が到着。公開日が6月11日(金)に決定した。西加奈子の累計発行部数35万部超のベストセラー小説を、さんまさんの企画・プロデュースでアニメ映画化した本作。いつも全力で底抜けに明るくパワフルな主人公・肉子ちゃんの声を担当するのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』や『メアリと魔女の花』『インサイド・ヘッド』などでもボイスキャストを務めてきた大竹しのぶ。恋愛では失敗だらけの人生だけど、生まれつきのポジティブな性格で、周囲をハッピーにする才能にあふれる“肉子ちゃん”は、原作の冒頭でも「池乃めだかとトム・クルーズと同じ7月3日生まれ」と説明があり、肉子ちゃんと大竹さんは同じ“蟹座のA型”という共通点も。初公開となった本作の特報映像には、カモメの鳴き声が聞こえる漁港に浮かぶ船で、娘のキクコが「私と肉子ちゃんは、ちょっと訳ありで漁港の船で暮らしている」と語るシーンからはじまり、大竹さんが演じる母・肉子ちゃんが「朝やで、キクリン!学校食べて、ゴハン行かなっ!」と言い間違えをしながら慌てて着替えるシーンや、嬉しそうにチョココロネをもつ食いしん坊な肉子ちゃんの姿が映し出される。さらに特報映像のラストには、さんまさんが声をあてた、バス停の看板に張りつくヤモリから「みてや!」と特報限定のスペシャルな“おまけ”も。「さんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁ」さんまさんは、大竹さんについて「(今回オファーを)受けてくれてありがたい。頼りにしております」とコメント。起用までには「共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから『(さんまさんが)どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ』と言われたけど、それは言ってない(笑)」と明かし、「仕事として」正式にオファーしたとか。「渡辺(歩)監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった」と、監督からもお墨付きを得たよう。一方、大竹さんは「原作を読み、笑って泣いて。映像を見て、また更に笑って、泣けて。大変なときも、大変なことも『ガハハ』と笑って受け止めちゃう肉子ちゃんを尊敬します」と語り、「さんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります」と、思いを受け取るようにコメントを寄せている。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年初夏、全国公開予定©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年03月02日明石家さんまが、企画・プロデュースする劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』が今年6月11日(金)に公開されることが決定。併せて主人公・肉子ちゃんの声を大竹しのぶが担当することが明らかとなり、特報映像も公開された。本作は、漁港の船に住む共通点なしの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ最高の奇跡を描いた感動のハートフルコメディ。原作は、第152回直木賞を受賞した西加奈子の累計発行部数35万部超の同名小説で、『ドラえもんのび太の恐竜 2006』『海獣の子供』の渡辺歩が監督、『かぐや姫の物語』で作画監督を務めたスタジオジブリ1期生の小西賢一がキャラクターデザイン・総作画監督を担当。脚本を『凪のお暇』などの大島里美、アニメーション制作を圧倒的クオリティと世界観で世界中に多くのファンを持つ『映画 えんとつ町のプペル』などの STUDIO4℃が手がける。さらにこの度、『風立ちぬ』『インサイド・ヘッド』『メアリと魔女の花』などでもボイスキャストを務めた大竹が、恋愛では失敗だらけの人生だけど、生まれつきのポジティブな性格で、周囲をハッピーにする才能にあふれる”肉子ちゃん”の声を担当。原作の冒頭でも「池乃めだかとトム・クルーズと同じ7月3日生まれと」説明があり、肉子ちゃんと大竹は「蟹座のA型」というまさかの共通点も。初公開となった本作の特報映像には、カモメの鳴き声が聞こえる漁港に浮かぶ船で娘のキクコが「私と肉子ちゃんは、ちょっと訳ありで漁港の船で暮らしている」と語るシーンからはじまり、大竹演じる母・肉子ちゃんが「朝やで、キクリン!学校食べて、ゴハン行かなっ!」と言い間違えをしながら慌てて着替えるシーンや、嬉しそうにチョココロネをもつ食いしん坊な肉子ちゃんの姿が映し出される。さらに特報映像のラストには、さんまが声をあてた、バス停の看板に張りつくヤモリから「みてや!」と特報限定のスペシャルな“おまけ”付き。「生きてるだけで丸儲け」のさんまが、日本中に元気を届ける感動のハートフルコメディ『漁港の肉子ちゃん』の公開を楽しみに待とう。●企画・プロデュース:明石家さんま(大竹しのぶさん起用の理由について)共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから「(さんまさんが)どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ」と言われたけど、それは言ってない(笑)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです。渡辺監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった。(今回オファーを)受けてくれてありがたい。頼りにしております。●肉子ちゃん(声の出演):大竹しのぶ原作を読み、笑って泣いて。映像を見て、また更に笑って、泣けて。大変なときも、大変なことも「ガハハ」と笑って受け止めちゃう肉子ちゃんを尊敬します。プロデューサーであるさんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります。『漁港の肉子ちゃん』特報『漁港の肉子ちゃん』6月11日(金)より公開
2021年03月02日上野樹里が法医学者役で主演、時任三郎が主人公の父親を、風間俊介が夫を演じる「監察医 朝顔」第2シーズンの14話が2月15日オンエア。時任さん演じる平の“病状”に視聴者から様々な反応が集まり、今週のラストに“号泣”したという声があふれている。上野さんが興雲大学法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)を、時任さんが朝顔の父で東日本大震災で行方不明となった妻・里子を探し続ける元刑事の万木平(まき たいら)を、風間さんが朝顔の夫で、ある事件の責任を負わされ刑事から派出所勤務となった桑原真也をそれぞれ演じる本作。朝顔の祖父で入院中の嶋田浩之に柄本明。里子の古い友人で平に寄り添う奥寺美幸に大竹しのぶ。興雲大学法医学教室で働く高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。平、桑原と深い親交を持つ野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事となった忍にともさかりえといったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。仙ノ浦の沼を調べようと現地に赴くも、手袋を忘れる平。だが今度は手袋を忘れたことを忘れ…どんどん進行する平の“物忘れ”だが、美幸は自分が支えるからと励まし、“一緒に暮らしてもいい”とまで伝える。そんな平の物忘れが心配な朝顔は1週間休みをもらい仙ノ浦に向かう。付箋や貼り紙であふれ、なかには自分の名前、生年月日、血液型まで書かれたものがある平の家を見て複雑な表情をみせる朝顔。浩之を見舞い「歯を調べる」と伝えた朝顔は、平に“どんな結果が出ても里子の歯だったと伝えるつもり”だと告げる。そんな朝顔に平は「だんだん自分が変わっていく」と告白、神奈川に戻りたいと伝える。引っ越しが終わり、つぐみの枕元にクリスマスプレゼントを置いたのち、朝顔、桑原を前に自らがアルツハイマー型認知症の診断を受けたことを告白する平。「これからどれだけ迷惑かけるのかわからない。だから先に謝っておく」と話す平に、朝顔は「4人で明るく暮らしていこう」と答え乾杯する…というのが今回のストーリー。すでに生活に支障が出るほどに進行している平の認知症。朝顔の選択に共感する声や、「介護の仕事してても、本人が受け入れるのに寄り添うの辛い」というコメントまで、様々な反応が寄せられている。「今日の朝顔のラストシーン、何度も思い出して泣いてしまう…平さんの言葉と表情と音楽と。すべてが優しく流れてた」「14話見終えて、泣けて泣けてしょうがない。 平さん、朝顔、桑原くん、つぐみちゃん、ずっと幸せでいてほしい」「ラスト号泣しちまった。ほんとドラマ史に残る大名作だよ。みんな演技凄すぎる」など、今週もラストに“号泣”した視聴者が続出している。(笠緒)
2021年02月16日上野樹里、時任三郎、風間俊介が共演する「監察医 朝顔」第2シーズン13話が2月8日オンエア。山口智子演じる夏目茶子の“復活”に喜びの声が上がるとともに、彼女の“考え方”に共感の声が多数。エンバーミングにも数多くの反応が寄せられている。法医学者の主人公が元ベテラン刑事の父、刑事から長野に異動となった夫。この親子を中心にした人々の日常と、さまざまな事件を解剖で解き明かしていくさまが月9初の2クールで描かれていく本作。興雲大学で法医学者をしている万木朝顔に上野さん。朝顔の父で元刑事の万木平に時任さん。刑事から長野に異動になった朝顔の夫・桑原真也に風間さん。そのほか中尾明慶、志田未来、板尾創路、平岩紙、望月歩、戸次重幸、「SixTONES」森本慎太郎、ともさかりえ、柄本明、大竹しのぶ、山口さんらも共演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。覚せい剤の過剰摂取で死亡した松野紗英(依田ゆい)を元の姿に戻して遺族に返したいと考える朝顔らのもとに、茶子(山口さん)が若林昭信(大谷亮平)を引き連れ現れる。若林は遺体に防腐処理を施して生前に近い状態に戻すエンバーマーで、茶子は若林にヘッドハンティングされアシスタントエンバーマ―になったのだという。若林の会社はエンバーミングだけでなく、大切な存在を失った人たちが抱える深い悲しみに寄り添う「グリーフケア」を目的としていた。エンバーミングの同意を得るため、朝顔は茶子とともに紗英の両親に会いに行く。一方、高橋は、愛菜(矢作穂香)の髪の毛から覚せい剤の陽性反応が出たことを朝顔に伝える。高橋と朝顔は山倉、忍とともに愛菜のもとに行き、身柄を確保しようとするが、そこに朝顔が現れ愛菜に紗英のエンバーミングに関するアドバイスをもらう…というのが今回の物語。茶子がエンバーマーとして興雲大学に帰ってきた――「茶子先生の安定感がすごい」「茶子先生がいると安心するなぁ」など視聴者から喜びの声があがるなか、新たな道を歩み出した茶子の“学ぶということは、何歳になっても楽しい”という考えに「いくつになっても何かを学ぶことは超楽しいっていいな」「わかるーいくつになっても新しい知識に触れるってワクワク」など共感の声も。また「これは本人の為だけじゃなくて、残された人の心のケアでもあると実感しました」など、エンバーミングについて触れるツイートも多数。また今回、杉本さん演じる丸屋大作も“復帰”。警察を辞めた丸屋だがなんと興雲大学の学生として藤堂(板尾さん)の講義を受けていた。ずっと挨拶する機会を伺っていたという丸屋を法医学教室のメンバーとして迎える朝顔たち。こちらにも「沖田くんとのわきゃわきゃ再会シーン最高」「茶子先生も丸屋さんもフェードアウトしたと思ったらいいタイミングで帰ってくるし、新しいことを始めてるのもすごくいい」などの声が続々と寄せられる。(笠緒)
2021年02月09日「先日の破局報道には驚きました。報じられた破局時期が、今回のドラマの撮影中でしたしね……」放送中のドラマ『にじいろカルテ』(テレビ朝日系)の制作関係者がそう話す。主演の高畑充希(29)は、4年間交際を続けた恋人・坂口健太郎(29)と昨秋ごろに破局したと報じられたばかりだ。以前、高畑はインタビューで、《プライベートで楽しいことや悲しいことを経験して人間として分厚くなったほうが、面白いお芝居につながると信じているんです》(『MORE』’20年3月号)と話していたことがあるが、言葉どおり“悲しい経験”を芝居に生かしているからなのか、女優業は好調。『にじいろカルテ』は初回平均視聴率12.1%と2ケタ発進だ。「ドラマは昨年8月末にクランクインし、12月に撮り終わっています。ロケ地はキャンプ場など自然が多い場所で、高畑さんもリラックスして撮影に臨めたようです。待ち時間に木陰で涼をとっているうちに、居眠りしてしまったことも(笑)」(前出・制作関係者)脚本は岡田氏。『ちゅらさん』『ひよっこ』などを生み出した、いわずと知れた人気脚本家だ。「高畑さんは、台本を読んで“温かさを感じる”と感激していたそうです。一方で初の医師役。医学用語を覚えるのが大変で、本番直前まで台本にかじりついていたといいます」(前出・制作関係者)■高畑に助言する大御所“朝ドラヒロイン”連続ドラマで岡田氏とタッグを組むのが初めてだった高畑は、ある人に相談をしたようだ。「有村架純さん(27)に“岡田さんの素晴らしい脚本をどう自分のものにすればよいか”と聞いたようです。有村さんはヒロインを務めた朝ドラの『ひよっこ』をはじめ、6度も岡田さんとタッグを組んでいますからね」(芸能関係者)高畑と有村は、’14年の映画共演以降、公私の悩みを相談する親友だそう。「逆に、有村さんが『ひよっこ』に挑んだときは、前年に『とと姉ちゃん』で朝ドラヒロインを経験していた高畑さんに助言を求めていましたよ。互いに関西出身で気が合うようで2人で話すときは関西弁なんです」(前出・芸能関係者)高畑にはもう一人、頼りにしている大先輩の“朝ドラヒロイン”仲間がいるのだという。「大竹しのぶさん(63)です。’13年の舞台共演以来、食事に行く仲になったそうで、仕事や私生活の大きな節目のときには、意見を求めているそうです」(演劇関係者)大竹も’75年に放送された朝ドラ『水色の時』でヒロインを務めた。王道を歩む女優同士だからこそ、わかり合える悩みもあるのだろう。前出のインタビューで高畑はこんなことも言っていた。《家族とか親友とか、本当に大変なことをわかってくれる人はちゃんといる。だから、つらさを仕事場で出さなくてもすむのかも》“朝ドラヒロイン会”で繰り広げられる女子トークは、高畑の癒しになっているにちがいない――。「女性自身」2021年2月16日号 掲載
2021年02月05日上野樹里主演、時任三郎、風間俊介らの共演で贈る「監察医 朝顔」第2シーズン12話が2月1日放送。悩みを1人で抱え込む朝顔に桑原が伝えた“言葉”に賞賛の声が殺到している。上野さん演じる興雲大学法医学教室に勤める法医学者・万木朝顔(まき あさがお)と、時任さんが朝顔の父でベテラン刑事だった万木平(まき たいら)の親子と、風間さんが朝顔の夫で長野で派出所勤務をしている桑原真也をそれぞれ演じ、朝顔が監察医として解剖を通じて見つけた遺体の“生きた証”で生きている人たちの心まで救っていくさまを描きつつ、新シーズンでは万木家に訪れる様々な試練とそれを乗り越える家族の絆も丁寧に描いていく本作。朝顔、平、桑原を取り巻く人々として、朝顔の同僚の高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨を「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事になった忍にともさかりえ。朝顔の祖父の嶋田浩之に柄本明。朝顔の母で平の妻である里子の古い友人・奥寺美幸に大竹しのぶ。そして朝顔が法医学者になるきっかけを作った夏目茶子には山口智子といったキャストが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。長野でトンネル崩落事故が発生、朝顔たち興雲大学法医学教室のメンバーは派遣要請を受け現場に向かう。事故に巻き込まれていた桑原の無事がわかりほっとしたのもつかの間、忍と一緒に留守番をしていたはずのつぐみ(加藤柚凪)が行方不明になってしまう。光子や絵美から促され帰京する朝顔と桑原。山倉らも手伝い必死の捜査が続くなか、つぐみが無事発見。つぐみが多忙の朝顔を心配し平のもとに向かおうとしたことが判る…というストーリーが展開。つぐみを寝かしつけ遅い夕食を口にする朝顔が平の認知症の事や、仕事が多忙でつぐみを寂しがらせたこと、祖父・浩之が再び里子の歯について調べて欲しいと言い出したことなどを涙ながらに話し出すと、それを聞いていた桑原は「神奈川に戻る」と言い出す。朝顔は「負担をかけたくない」と答えるのだが、桑原は「俺は朝顔と毎日笑って過ごすためだけに結婚したわけじゃないよ。あなたが辛い時とか、大変な時とか、そういう時にそばにいるために結婚したんだよ」と、朝顔に自分の想いを伝える…。このセリフに「ホントに理想の旦那さん」「こんな立派な夫見たことない…結婚してくれ…」などの声が殺到。その後物語は薬物中毒で事故死した女性を巡るストーリーが展開。ボロボロになって亡くなった遺体を薬物をやる前の姿に戻して家族に返したいという朝顔の願いに、光子がどこかに電話…そして現れたのは茶子だった。まさかの“茶子復活”に「ついに茶子先生が戻って来た!」「茶子先生出てくるだけで泣いてしまった」「茶子先生を見ると元気になれます」など、放送後のタイムラインが沸いている。(笠緒)
2021年02月01日上野樹里が法医学者を演じ、時任三郎と親子役で、風間俊介と夫婦役共演する「監察医 朝顔」第2シーズンの11話が1月25日オンエア。父・平に祖父・浩之、夫・桑原に娘のつぐみ…朝顔の家族に次々襲い掛かる苦難に視聴者からも悲痛な声が上がっている。母が東日本大震災で被災し行方不明となり、その際法医との出会いがきっかけで法医学者となった主人公、万木朝顔(まき あさがお)を上野さんが演じる本作。ベテラン刑事だったが今は引退した父の平を時任さん。神奈川県警の刑事から異動し今は長野に勤務する朝顔の夫・桑原真也に風間さん。朝顔の祖父の嶋田浩之に柄本明。朝顔の母で平の妻である里子の古い友人・奥寺美幸に大竹しのぶ。朝顔の同僚の高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯の山倉伸彦に戸次重幸、森本琢磨を「SixTONES」森本慎太郎。桑原の姉で刑事の忍にともさかりえといった顔ぶれが出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。浩之が転院することになり、朝顔はつぐみと仙ノ浦に向かう。平の車で病院に向かう朝顔たちだが、平が向かったのは前の病院で、転院先ではアポの時間を間違えていた。見舞いにきた朝顔に浩之は里子のものかもしれない歯について調べたか尋ねる。まだ調べてないと答えた朝顔に浩之は「調べてくれないなら歯を返してくれ」と迫る…。挿管チューブをつけ衰弱した状態で必死に「(里子が死んだ後も)自分だけがのこのこ長い間無駄に生きている。あの時、俺が死ねばよかったんだ。そう思わない日はない」と言葉を続け「里子を返してくれ」と号泣する…このシーンに「演技が凄すぎてテレビドラマじゃない…」「迫真の演技…ホントに演技なのか?」「なんでこんな自然なの、、腰抜かす」など柄本さんの迫真の演技に圧倒された視聴者からの声が続々とSNSに流れる。その後、平は美幸の店でも忘れ物。朝顔の帰りの新幹線の時間を3度も聞き直し、健康診断を受けようという朝顔に「もういい!」と怒鳴り声を上げる。さらに桑原の勤務する諏訪ではトンネル崩落が発生、現地について遺体安置所の設置をしている朝顔の元に桑原が事故に巻き込まれたという連絡が入る…という展開に。幸い桑原は軽症で済んだが、今度は忍が目を離した隙につぐみが行方不明になってしまう…という展開に。朝顔の愛する家族が次々と苦難に見舞われる展開に「朝顔が辛い思いする事が多すぎる」「朝顔先生の人生ハードモードすぎ」「次々とつらいこと起こりすぎじゃん…どれだけいじめれば気が済むのよ…」など、視聴者からも悲痛な声が次々と寄せられている。(笠緒)
2021年01月25日上野樹里主演、時任三郎、風間俊介らの共演で描かれる「監察医 朝顔」第2シーズンの10話が1月18日オンエア。光子が狂犬病の遺体の解剖中に指を傷つけ…コロナ禍の医療従事者の境遇を連想させる展開に「突き刺さる」「今にものすごくリンク」などの声が殺到している。上野さん演じる法医学者の万木朝顔が、解剖を通じて見つけた遺体の“生きた証”で生きている人たちの心まで救っていくさまを描きながら、時任さん演じる朝顔の父で元刑事の平、風間さん演じる朝顔の夫で警官の桑原真也らが織りなす家族の物語も綴っていく本作。3人のほか朝顔が働く興雲大学の法医学教室のメンバーである高橋涼介に中尾明慶、安岡光子に志田未来、藤堂雅史に板尾創路、藤堂絵美に平岩紙、教室でアルバイトする医学部生の牛島翔真に望月歩。野毛山署強行犯係の係長・山倉伸彦に戸次重幸、同じく刑事の森本琢磨に「SixTONES」森本慎太郎、桑原の姉で刑事となった忍にともさかりえ。東日本大震災で被災し行方不明になった朝顔の母で平の妻・里子に石田ひかり、里子の友人で仙ノ浦に移住した平と親しくなる奥寺美幸に大竹しのぶといったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。朝顔たちのもとに男性の遺体が運ばれてくる。清掃員で配管のメンテナンス中にビル屋上から転落したというが、安全ベルトを自ら外したという目撃証言が上がるなど情報が錯そうしていた。多忙だったこともあり朝顔は、解剖は朝顔のサポート下で光子が行うことに。ところがその日徹夜明けだった光子は執刀中、誤ってメスで自身の指を傷つけてしまう。遺体の脳には浮腫があり感染症の疑いがあった。検査の結果遺体は狂犬病ウイルスに感染していたことが判明。光子の件が報道されたことで、保育園でつぐみが友達からいじめられてしまう…というのが今回のストーリー。報道が先行し周囲から「ママが病気だから、つぐみと遊ぶと病気になる」と友達に言われたと泣きながら話すつぐみ。その様子に視聴者からは「今日の朝顔は今の世情に突き刺さるなぁ…」「朝顔見てるけど、コロナ差別を連想させる」「今にものすごくリンクするテーマ…さすが監察医朝顔」などの反応が。朝顔とつぐみの境遇にコロナ禍で差別を受ける医療従事者を連想した視聴者が続出、「コロナ禍で医療従事者が拒否されてるのと同じに見えて心痛い」「こうやって言われてる子がいっぱいいるんだと思うと泣けてくる」「朝顔とつぐみに向けられたことばは医療従事者の方に向けられている心ない差別そのもので、心が痛む」などの声がタイムラインにあふれる状況に。また「つぐみちゃんも朝顔ちゃんも、いっぱいいっぱいなんだな。じぃじや桑原くん、いてくれたらなぁ」「つぐみちゃんの気持ちも朝顔の気持ちも分かるからつらい、、パパとじいじに助けてもらいたいけどそうはいかないし」などバラバラになった万木家を心配する声も多数寄せられている。(笠緒)
2021年01月18日今年6月~7月に、東京・Bunkamuraシアターコクーンと京都・京都劇場にて、COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』が上演されることが決定した。“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家ユージン・オニールの遺作で、オニール自身の青春時代における凄惨な家族の姿を描いた自伝劇と言われている『夜への長い旅路』。彼の死後、妻によって発表され、オニール4度目のピュリッツァー賞を獲得した。戯曲冒頭に付けられた妻への献辞の中で、オニールは本作を「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記している。悲劇的な家族の歴史を、人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作を、今回は人間を深く見つめ、物語を繊細に紡ぎだすことで定評のあるフィリップ・ブリーンが演出。さらにブリーンに厚い信頼を寄せる大竹しのぶ、4年ぶりの舞台出演となる大倉忠義、初舞台に挑む杉野遥亮、フィリップとは初タッグとなる池田成志が集結し、オニールの最高傑作に挑む。舞台はオニール家をほぼ忠実に再現したとされるタイロン家の、夏のある一日。池田演じる俳優のタイロンが持つ別荘の居間で、家族が朝食後の団欒を楽しんでいる。しかし、その会話から徐々に家族全体を覆う闇が明らかに。大竹演じる母メアリーはモルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定。大倉演じる長男ジェイミーはアルコールに溺れ、杉野演じる次男エドマンドは結核を患っている。さらに、タイロン自身も金銭に対しいて異常な執着を持っているのだ。オニール自身が投影されたエドマンドの視点のみならず、母・父・兄、家族4人の個々の内面が深く掘り下げられ、それぞれの抱える哀切や怒り、後悔や絶望、そして家族間の愛憎、確執が、巧みな会話の応酬で見事に表出される家庭劇『夜への長い旅路』。詳細は後日発表されるので、続報に注目してほしい。◆大竹しのぶユージン・オニールの作品は『喪服の似合うエレクトラ』(04年上演)以来、二度目の挑戦です。今回も精神を病みそうな作品で(笑)、“頬に手を触れる”とか“肩にかける”といった繊細なト書きの一つ一つに、孤独と愛があふれていると感じます。演出のフィリップがその意味を全部わかるように説明してくれると思うので、とても寂しいお話だけど、すごく幸せな舞台になると思います。フィリップの稽古場は、他の方へのノートを聞くだけでも鳥肌が立つくらい、本当に発見が多くて楽しいです。どんな道を通ってもいつかは到達点に辿り着ける、そう信じて皆で旅をしているような感覚。今回も役者4人とフィリップで、濃密な旅に出かけることになるだろうと楽しみにしています。家族のスリリングな会話劇から、今、その場で起こっている現実、愛や人生を目の当たりにしていただきたい。何か大きなものをズシッと受け止めた…、そんな感触を与えられる舞台を目指したいと思います。◆大倉忠義以前から、大竹しのぶさんに「一緒に舞台をやりたいね」とお声をかけていただいていたんです。今回やっと実現する!と思って、詳しい話を聞く前に「やります!」と即答し、後になって作品の内容や演出の方についての情報を知って、これはものすごいハードルだぞ…と若干ひるみました(笑)。でも映像にはなかなかない、演劇だからこそ出来る内容だと思うし、この作品にどっぷり浸かることで、自身のレベルアップにつなげていかなくてはと。しのぶさんと同じ舞台に立ちたい人は山ほどいると思うので、こんな素敵な場所に誘っていただけて、本当にありがたいなと思います。今、多くの方が辛い状況にいると思います。芝居のテーマは重いかもしれないけれど、始まりから終わりまで、辛い現実をちょっとでも忘れて没入できる…、そんな体験をしていただけたら嬉しいですね。皆さんに豊かな時間を提供できるよう、頑張りたいと思います。◆杉野遥亮いつかは舞台をやりたいと思っていたので、今回の機会に感謝し、すごくワクワクしています。同世代の俳優仲間に初舞台をシアターコクーンで…と話したら「え〜!」、しかも大竹しのぶさんと…「ええ〜!」さらに演出の方がイギリス人で…「えええ〜!」というもっともな反応が(笑)。とにかくコトが大きすぎて、一周回って逆にフラットな気持ちになってきました。何も出来ないんだから怖がることもない、頑張るしかない。わからないことは「わからない」と言って、迷わずに聞いていこうと思っています。作品は難しいけれど、このコロナ禍で僕も家族について見つめ直すところがありました。自分たちが楽しくいられる空間って何だろう、自分らしく生きるには…と考えた時にこのお話を読んで、けっしてかけ離れた物語じゃない、共感できるものは確かにあるなと感じて。今はとにかく、嘘や後悔なく一生懸命生きることをこの作品への準備と考えて、日々を過ごしていこうと思っています。◆池田成志大竹しのぶさんと舞台を…と声をかけていただき、嬉しさと同時に怖いなという気持ちがありました。本当に豹変してしまう、スゴい役者さんですからね。で、どんな作品?と思ったら、これまた非常に深い、それぞれが鬱屈を抱える家族のお話で。コロナ禍の今、こんな重い話を〜と思うかもしれませんが、僕は、演劇は多様であるべきだと思っています。僕自身、昨年末はとっても下品な明るい芝居をしていたけれど(笑)、今度は180度違う舞台に参加できる。その幸せを噛み締めて挑みたいですね。演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人?」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ!」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。6月に社会がどうなっているかはわからないけれど、僕らはしっかり準備をしてお客様をお待ちします。劇場にいるあいだだけはコロナのことは忘れていただきたい。そんな時間をお届けできればと思っています。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』作:ユージン・オニール演出:フィリップ・ブリーン翻訳・台本:木内宏昌美術・衣裳:マックス・ジョーンズ出演:大竹しのぶ、大倉忠義、杉野遥亮、池田成志企画・製作:Bunkamura●東京公演:2021年6月 / Bunkamuraシアターコクーン●京都公演:2021年7月 / 京都劇場※詳細は後日発表公式サイト:
2021年01月18日