2019年ロンドンで幕を開けた話題作が、早くも日本人キャストにより上演決定。主人公のルースを大竹しのぶが演じる。2年前にすでに本作を観劇していたという大竹。出演が決まった心境、作品にかける想いを訊いた。初演を観た際、役者たちのレベルの高さに驚き、感銘を受けたと振り返る大竹。しかし自らがその作品に立つとは露にも思っていなかったようで…。「向こうで観ている時は、自分がやりたいとか、自分が出来るなんてことは、まったく思っていなかったんです。だからすごくびっくりしましたし、ホンを読んでさらにびっくりしました。こんなにもすごい話だったのかと。というのもありとあらゆる問題、ジェンダーに宗教、医療など、現代人が抱えるありとあらゆる問題が描かれている。人間はこんなにも多くの問題を抱えながら生きていかなきゃいけないの?と思うくらい(笑)。そしてこの作者は、なんでこんなにもいっぺんに問題を提示するのだろう?と。でもそれこそが、この作品の面白さなのだと思います」大竹が演じるのは、高名な医療研究所の所長で、エリート医師のルース。「やっぱり強さってある美しさだと思うんです。人に敵意を持たれるかもしれないけれど、信念を持って前に進んで行く。ルースのそういった姿勢は、とても強いし素敵だなと。以前、ある作品でトラブルが発生した時、演出家が『このまま改善されなければ上演を中止する』と言ったんです。みんなは一瞬『えー』という重い雰囲気になったんですが、私は『ブラボー!』って。お金を払っていただいている以上、お客さまに不完全なものをお見せするわけにはいかないですし、自分が正しいと思うことに対して、簡単に諦めちゃいけないなと。私もルースのように、自分が守りたいもののためには批難や中傷を受けても構わない、と思えるような人間でありたいと思います」演出の栗山民也とは何度も現場を共にしており、大竹も厚い信頼を寄せる。「最初に栗山さんの演出を受けたのは『太鼓たたいて笛ふいて』(02年)だったんですが、もう楽しくて楽しくて!栗山さんのつける一つひとつのお芝居が、また得しちゃった、またなんかもらっちゃった、みたいな感じで、毎日スキップしながら稽古場に通っていたほど(笑)。いい芝居が出来ると、栗山さんが本当にニコニコしてくれるんですよ(笑)。栗山さんに出会えて心からよかったですし、早くまた稽古場で、栗山さんのニコニコする顔が見たいなと思います」10月30日(土)からの埼玉公演を皮切りに、東京公演は11月4日(木)開幕。その後、兵庫、豊橋、松本、北九州と各地を巡る。取材・文:野上瑠美子
2021年09月14日お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズが13日、都内で行われた「サッポロ The DRAFTY」新CM発表会に出席した。サッポロビールは、微アルコールビールテイストの新商品「サッポロ The DRAFTY」を9月14日から発売スタート。それに伴い、新CM「0.7%低すぎないか篇」を発売日より放映が開始され、イメージキャラクターに起用されたさまぁ~ずの大竹一樹と三村マサカズが、「アルコール度数0.7%ってさすがに低すぎないか?」といったビール好きが感じるであろう疑問を代弁してコントのような軽妙な掛け合いを繰り広げる。三村は「ビールを飲んでいるみたいな感じですね。言ってはいけないことが色々あってモゴモゴしちゃいますが、いいですよ」と絶賛し、大竹も「改めて飲むと美味しいですよ。ノンアルコールはたくさんありますが、ビールの味がしないのもあるんで。これは良いですよ。ビールですね」と感想を。イベント中にはCM撮影のメイキング映像が流れ、CMについて振り返り、大竹が「この撮影の時は本物を飲みました。飲みながらの撮影でしたよ」と明かし、三村も「普通に撮影できました」とアルコール飲料とはいえ撮影には問題がなかった様子だった。「同商品をどんなシーンで飲みたい?」という質問に三村が「今も飲んで思ったんですが、私が勧めるのは1日の最後の締め! 多分皆さんビールから晩酌が始まり、色んなお酒を飲んで最後はシュワシュワモードにしたくなっちゃうと思います。それに戻る時に通常のビールというよりこちらの方が身体に良いんじゃないかと。正直(通常のビールか)分からないですし、これでぐっすり眠れますよ」と同商品をオススメだとか。三村に同意見の大竹は「夕飯時」と答えて「事情というか夕飯時にビールを飲まないんですよ。小さい子どもがいて大騒ぎ。1人で調子に乗って飲むわけにいかないのでこれなら良いです」とコメント。続けて妻や子どもには弱いエピソードとして大竹が「洗い物処理の時もあるし、寝静まった後に1人で飲んでいます。(妻の中村仁美から)お家は休むところじゃないって言われてますから」と明かしていた。
2021年09月13日8月27日(金)に公開となる長編アニメーション映画『岬のマヨイガ』より、大竹しのぶが声優を務める“ふしぎなおばあさん”、キワが語る昔話映像が到着した。『千と千尋の神隠し』に影響を与えた小説『霧のむこうのふしぎな町』など、長年にわたり愛され続けるベストセラーを世に送り出した作家・柏葉幸子による小説『岬のマヨイガ』(講談社刊)を長編アニメーション映画化した本作。居るべき場所を見失った17歳の少女と声を失った8歳の女の子がたどり着く懐かしくてすこしふしぎな伝説の家《マヨイガ》を舞台に、血のつながりがない新しい家族たちの不思議だけど温かい共同生活を描いたノスタルジック・ファンタジーな作品に仕上がっている。主人公・ユイを5歳で出演したTVドラマ『Mother』で脚光を浴び、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で明智光秀の娘・たま役で出演するなど数々の映画、ドラマ、CMなどで活躍中の国民的女優・芦田愛菜が演じ、ふしぎなおばあさん・キワを、世代を超えて支持され続けている名実ともに日本を代表する女優・大竹しのぶが務める。さらに声を失った少女・ひよりを演じるのは、3歳から子役として活動し、連続テレビ小説『なつぞら』で奥原なつ役(ヒロインの子供時代)を演じ大きな反響を呼んだことも記憶に新しい、本作で声優初挑戦となる粟野咲莉が大抜擢。各世代をけん引する演技派女優達の声の共演に期待が高まる。主題歌には、今音楽業界で最も注目を浴びているオルタナティブロックバンド「羊文学」が本作のために書き下ろした「マヨイガ」が起用された。作品の世界観にぴったり一曲となっている。この度公開となったのは、ふしぎなおばあさん・キワが「ある村にのんきでぼんやりものの、でもとっても優しくて正直ものの嫁っ子がいた」とまったりとした語り口調から始まる劇中の昔話のシーンだ。先んじて試写会で本作を観たライター陣から、繊細で芸の細かい絵の美しさが何よりもまず見どころとして挙げられるほど作画が注目されている本作だが、今回の映像はこれまで物語を包んできた優しい世界観から一変、ガラリと雰囲気が変わる。本作の予告やポスターからは全く想像もつかない、激しく豪快に動き出す太い線と独特なテンポで移り変わる絵の連続に思わず声を上げてしまう衝撃的な映像。キワの声を担当した大竹も、インタビューで好きなシーンを聞かれると、即座にこの昔話シーンを挙げるほど絶賛している。本シーンについて、松尾拓プロデューサーは「賀茂川さんによるやわらかなキャラクターデザインと岩手の優しい風景が印象的なシーン群からの流れで、大竹しのぶさんが演じるキワさんのナレーションと共に登場するこの超絶アニメーション!自分も、コンテで初めて見たときからこの“昔話シーン”がどんな出来上がりになるか楽しみでしたが、想像以上にエッジィで挑戦的、アニメーションの楽しさと魅力がこれでもかと詰まっている演出バリバリの超作画パートとなっていることに感激しました!」と話し、「この部分は川面監督本人も、『いったいどうなるのかわからない…僕自身も楽しみにしているびっくり箱ですからね…!』とワクワクされていたことを改めて思い出します。監督としてもこの部分でお客さんにまたひとつ別の楽しさをプレゼントしたいと話されていたので、この意図はしっかり成功したと思います」と制作意図を述べている。劇中では、この他にも昔話がいくつか登場。メインの物語と世界観が異なっているのはもちろんだが、なんと今回公開されたものともまた異なる作画となっている。ポスタービジュアルや予告映像からだけでは計り知れない本作の奥深い魅力をぜひ、劇場で味わってほしい。『岬のマヨイガ』昔話映像『岬のマヨイガ』8月27日(金)より公開
2021年08月18日映画『漁港の肉子ちゃん』の公開記念舞台あいさつが7日、都内で行われ、大竹しのぶ、吉岡里帆が出席した。明石家さんまが直木賞作家・西加奈子氏の小説に惚れ込み企画・プロデュースした本作は、漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がつなぐ奇跡を描いたハートフルコメディ。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘・キクコの声をCocomiが務めたほか、この日登場した吉岡里帆が若かりし頃の肉子ちゃんの親友・みうの声を担当した。2017年に放送されたドラマ『ごめん、愛してる』(TBS系)で共演以来からの付き合いだという大竹しのぶと吉岡里帆。大竹が「お互いの舞台を見に行ったりLINEをしたりしています。全然歳は違いますけど(笑)」と明かし、吉岡も「この前は楽屋にお邪魔してずっと喋っちゃいました(笑)。楽しかったです」と仲が良いエピソードも。その2人は別々のアフレコ収録で、最初に大竹が収録したという。お互いのアフレコの感想を求められ、吉岡が「安心感と言いますか、私は後で声を入れさせていただいたので、本当に会話している感じで有り難かったです。肉子ちゃんの心がこもっていて、その感情がダイレクトに伝わってきて、しのぶさんは側にいませんでしたが肉子ちゃんとして側にいる感覚になりました」と絶賛すれば、大竹も「私が撮った時は(吉岡が)やってなかったので寂しかったんですが、出来上がったのを見てすごくキュンとなりました」と褒めた。そのアフレコ収録には明石家さんまも同席していたという。その時の感想を吉岡が「私はアフレコブースにいて、さんまさんがミキサーのエリアにいらっしゃいました。マイクが通っていなかったんですが、何かを喋ってくださる時間があり、すごくいっぱい喋ってくださるんだな~と(笑)。マイクで録ってなくても喋るさんまさんが印象的でした(笑)」と述べると、すかさず大竹が「うるさいってことですよね」と笑いを誘う場面も。一方の大竹は「アドリブの要求が多くて……どこかに笑いを入れたい欲求がすごいんです。もう絵が出来上がっているんだから渡辺監督が『ここは無理です』と困っていたのを覚えています」と暴露しツつ、「昔から温かいモノが好きで、人を笑わせることが好きなんです。一瞬でも良いから人を幸せにすることが昔から好きなので、こういうものを作りたいと思いますよ」とフォローもしていた。
2021年07月08日お笑いタレントの明石家さんまの元妻であることでも知られる、俳優の大竹しのぶさん。離婚後も、テレビ番組などを介してお互いのエピソードを笑い話として披露するなど、良好な関係性がうかがえます。2021年6月9日には、大竹しのぶさんが自身のInstagramを更新し、トーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に出演した際のさんまさんを絶賛しました。大竹しのぶ「彼のトークはやっぱりすごい」同月5日に、『徹子の部屋45周年スペシャル』に出演したさんまさんは、大竹さんの天然ぶりが伝わる話をはじめ、さまざまなトークを披露。同日の放送を、大竹さんは視聴しており、さんまさんのトーク力を「お腹が痛くなるほど笑ってしまった」とInstagram上でつづっています。先日の「徹子の部屋」を観てお腹が痛くなるほど笑ってしまった。徹子さんとさんまさんのやりとりがすごかった。徹子さんの凄さをさらにアップさせる彼のトークはやっぱりすごいなと。若い頃の画像がたくさん出て来ました。若かったなあお互いに。でも今もこうしてお仕事できて笑い合えてる事は幸せだなと。あまりにおかしいから観てる途中でラインした。これからもたくさんの人笑わせてください。shinobu717_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 大竹さんがSNSを通じて送ったさんまさんへのメッセージは反響を呼び「素敵な関係性」「2人のエピソードはいつも笑えます」とさまざまなコメントが寄せられました。なお、大竹さんは、さんまさんが企画・プロデュースを手掛けたアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』に声優として出演しています。『徹子の部屋』出演時、さんまさんも、大竹さんの熱演ぶりを「やっぱり素晴らしい方と思います」と絶賛しており、お互いにリスペクトし合う関係性が伝わりますね。[文・構成/grape編集部]
2021年06月10日お笑いタレントの明石家さんま、女優の大竹しのぶが26日、都内で行われた劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)の完成報告会に出席。“元夫婦漫才”で場を盛り上げた。登場するやいなや、さんまは「久しぶりに記者会見で、隣には大竹しのぶさんがいらっしゃる。再婚したほうがいい?」とにんまり。「2年前から同じマンションに住んでいました」と先日結婚を発表した星野源と新垣結衣を思わせるような発言で笑わせた。この日の会見はネットで配信され、さんまもカメラの向こうにいるファンを意識していた。大竹は「ライブ配信だと思っているからすごい焦っているでしょ?」と指摘。さんまも認め、大笑いだった。本作は直木賞作家・西加奈子氏による小説が原作で、小説に惚れ込んだ明石家が企画・プロデュースしたもの。漁港の船に住む訳ありの母娘・肉子ちゃんとキクコの秘密がむずぶハートフルコメディとなっている。肉子ちゃんの声を担当した大竹は、オファー時に「さんまさんがどうしても大竹さんに演じてもらいたいと言っている」と聞かされていたが、「その日のうちに本人に確認したら『言ってない』と言われました」と苦笑い。さんまは「大竹さんにオファーしたのはスタッフ。大竹さんに決まったら気を使わないといけないし、嫌やなぁと思っていた」と暴露した。作品について、大竹は「絵が美しい。会話で心が温かくなる作品です。こんないい映画を作れる人だったんだ」といい、さらに「家族で楽しめる作品です」とアピールした。その言葉にさんまは「俺の前で『家族』って言う?」とピシャリ。大竹は悪びれる様子もなく「あ、ごめん。家族いないもんね」と言うと、「前はいたんだけどね」とさんま。元夫婦だからこそのやりとりに、その場は大いに盛り上がった。会見にはそのほか、木村拓哉と工藤静香の長女でモデルのCocomi、声優の花江夏樹、メガホンをとった渡辺歩監督、主題歌『イメージの詩』を歌唱した稲垣来泉も登壇した。
2021年05月26日お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹が16日、公式YouTubeチャンネル『さまぁ~ずチャンネル』で、息子を叱ったエピソードを明かした。「【小木が突然やって来た!】小木の毒&チルでホンネでトークし過ぎた! YouTubeとテレビとお金と思い出・コラボしない理由」と題した動画内で、“YouTubeしゃべり”について語った大竹。YouTube動画でよく見られる独特のしゃべり方は、「昔の営業のしゃべり方」だと言い、「うちの子供も、しゃべり方を真似してやるわけよ。さあ! というわけで今日は~って。お前それやめろと。学園祭じゃないんだと」と注意したことを明かした。3人の子供を育てる親として、“YouTubeしゃべり”に苦言を呈した大竹だが、「それはやりやすいから。素人も入りやすいから」「昔のテレビの感じをYouTubeに」と分析。「確かに多いですね」と同調したおぎやはぎの小木博明も、「だいたいが、ド素人のドッキリじゃないですか。やってることが。あれが嫌で」「YouTuberはすぐドッキリするんだから」と、テレビの二番煎じになりがちなYouTube動画に対し、嘆きの表情を浮かべていた。
2021年04月21日理解ができない他人の行動や言動を我慢し続けるのは相当なストレス。でも、人はそうそう変わらない…。そんなときの対応方法とは?“他人に対してのイラ立ち&モヤモヤ”に関するお悩みについて、多方面からサポートしてくれる先生方に伺ってみました。僧侶として様々な人生の悩みにアドバイスをしている三浦性曉さん、人を平等に見る、前向きな主人公が人気のマンガに共感の声を集める獅子さん、産業医として20~30代の悩みに多数向き合っている井上智介さん、タレントの光浦靖子さんにお聞きしました。お悩み:上司の指示が一方的で、コロコロ変わり納得できません。部下という立場上「しょうがない」と思って従っていますが、この状況がいつまで続くのかとうんざりします。(30歳・アパレル)お答えします!三浦さん:仕事の邪魔になっているのなら、困っていると会社に訴えるべき。この上司の態度によって、あなたの働く意欲が削がれてしまうのであれば、大きく見ればこの状況は会社にとってマイナス。ですから“イヤだ”と訴えていいと思います。ここで大事なのは、“個人的に腹が立っているわけではなく、仕事に悪影響がある”というスタンスであること。それを文章などで、さらに上の上司に伝えてみては。獅子さん:その上司と上手く接している先輩や同僚に相談してみて。きっと、その上司と比較的上手くやれている、あなたの同僚や先輩が社内にいると思うので、彼らに「どんなふうに接していますか?」と素直に聞いて教えてもらいましょう。また、コロコロ変わるといえども上司の心変わりにはきっとパターンがあると思います。冷静にそこを分析してみるのも、今後のヒントになるかも。お悩み:マスクを外したまま大声で話すなど、職場での感染対策に無頓着な同僚。注意を伝えてはいるのですが、すぐ忘れて繰り返すのでイライラします。(29歳・営業)お答えします!三浦さん:マスクをしないことではなく、その無頓着さが問題ですよね…。おそらくマスクをしないことだけでなく、他にも無頓着な行動があり、それによって仕事に支障が出ているのではないでしょうか。業務上のことは、あなたが個人的に我慢する必要はありません。本人に言うのが難しいならば、上司やその人と比較的仲の良い同僚などに、迷惑だと伝えて対応してもらってもいいと思います。井上さん:注意をしても、意外と人は変わらないものなので…。赤の他人なら流せますが、社内、しかも同じ部署だと無視も難しい。もちろん本人に伝え、改善しない場合は上司から注意をしてもらうべきです。それでもダメなら残念ですが、仕事スペースを移動するなど、あなたがその状況に自分を適応させる方法を考える必要があるのかなと。他者に振る舞いを変えてもらうのはなかなか難しいんです。お悩み:職場で、よく泣く後輩(後輩だけど年上)がいます。すぐに泣いて相談してくるのですが、「改善しようと努力したら?」と本心では思うけど言えないので、受け止めて、励まして、上司のこともフォローして、間でいつも板挟みで大変です。(29歳・IT系)お答えします!井上さん:助けられる境界線をクリアにし、必要以上に背負い込まないこと。転職が増えている昨今、こういう相談、増えています。あなたは人に優しく情に厚い人なんでしょうね。ただ片方に肩入れすれば立ち位置が不安定になりますし、その逆は八方美人と言われかねない。後輩には、“ここまでは助けてあげられるけど、それ以上は無理”という境界線を示すべき。手を差し伸べ続けるだけが愛ではありません。獅子さん:後輩の面倒をすべて見る必要はないのでは。きっとこの方は、後輩思いの優しい方なんだと思います。ただ、後輩の悩みをまるごと背負い込む必要はありません。後輩の方もその方なりに頑張っていると思うので、そこをねぎらうことだけで十分なのでは。また上の人には、思い切って「私も頑張ってるので褒めてくださいよ~」と甘えてみると、少し気持ちが楽になりますよ。お悩み:まわりの友達が次々結婚。集まっても結婚に関する話しかしなくなりました…。今までいろんないい思い出があるのに、独身は私一人で、なんだか会う気になりません…。(29歳・医療関連)お答えします!三浦さん:人は変わっていくものだから、無理して一緒にいる必要はなし。人の状況や環境は、どんどん変化するもの。こういうとき、取り残されたような気持ちになって、つらいですよね。でも、いま目の前にいる人が大事な人だったとしても、合わないな、しんどいなと思ったら、もう次に行っていいんです。無理して上手くやろうと思う必要はありません。会う気にならないというあなたの気持ちがすべてです。光浦さん:独身の人と遊びましょう。新しい友達、できますよ。難しく考えなくていいのでは?結婚の話、つまらないんでしょ?なら独身の友達と遊べばいいんです。いくつになっても友達は作れますし、大人になってから知り合うほうが、必要以上にプライベートに踏み込まない、良い距離感が保てるので、一緒にいてラクなことも。つまらないところにいるより、楽しい友達を作りましょう。井上智介さんいのうえ・ともすけ産業医、精神科医。産業医として毎月30社を訪問。近書に『どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)が。獅子さんししマンガ家、イラストレーター。Twitterで’19年より更新を始めた、職場の人間関係を描いたマンガが反響を呼び、昨年末発売された『メンタル強め美女白川さん』(KADOKAWA)が話題に。三浦性曉さんみうら・しょうきょう浄土真宗僧侶。都会の駆け込み寺『寺カフェ代官山』に駐在し、人々の相談にも応じている。著書に『お坊さんが教える 不安のトリセツ』(エクスナレッジ)など。光浦靖子さんみつうら・やすこタレント。ラジオ『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)に毎週木曜出演中。最新著書『傷なめクロニクル』(講談社)では投稿悩みへの切り返しが爽快!※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・クラーク志織(by anan編集部)
2021年04月20日他者からの視線が気になってしまい、自分らしく振る舞えない人も多いはず。“見られること”に敏感にならずに生きるには、どうしたらいいでしょうか…。“自分がどう思われているのか不安”と悩んでいる方、多方面からサポートしてくれる先生方の意見に耳を傾けてみて。僧侶として様々な人生の悩みにアドバイスをしている三浦性曉さん、産業医として20~30代の悩みに多数向き合っている井上智介さん、人を平等に見る、前向きな主人公が人気のマンガに共感の声を集める獅子さん、タレントの光浦靖子さんにお聞きしました。お悩み: クライアントに返信が遅い人がいます。毎回、やむを得ず催促するけれど、自分個人が嫌われてしまうのではと不安です。(28歳・営業)お答えします!三浦さん:仕事はあくまでも仕事です。あなた個人が傷つく必要ナシ。これは単にお互いのスピード感が違うということ。その上で、仕事上で利害関係にある方との間の悩みですから、個人の意見や気持ちで考える必要は一切ありません。ですので、“しつこく催促したら、嫌われるかも…”と、パーソナルな心配はせず、会社としての立場を最優先し、どんどん催促して構いません。なぜなら、仕事なんですから。井上さん:嫌われることに慣れましょう。むしろそれで去ってくれるかも。あなたも仕事としてやっているわけですから、何度も催促すること自体、何も悪くありません。万一何度も催促することでクライアントにイヤがられ、向こうが“担当を変わります”ということになったとしても、面倒な相手が去ってくれて、むしろラッキー(笑)。そのくらい軽く考えて大丈夫ですよ。嫌われることも、時にはアリなんです。お悩み:同い年の同期よりも早く出世し、上の立場になってしまいました。出世は嬉しいのですが、部下になった同期との接し方が難しいです。どうすれば嫌みっぽくなく、かつ上手く指示を出せるのでしょうか。(30歳・金融)お答えします!井上さん:小手先の説得テクではなく、尊敬される存在を目指すべし。最近多い悩みです。目指すのは“嫌われないような指示の出し方”というような小手先の技の取得ではなく、尊敬される存在になること。尊敬する相手からの指示は、年齢問わず誰でも素直に聞けるもの。仕事の能力だけではなく、日々の振る舞いも含め、です。でもたまに弱音やつらさを吐き出すことも、信頼関係の強化に繋がります。獅子さん:上司ではなく同僚目線で、褒めることが大切なのでは。出世して立場は上になったけれど、私自身は何も変わっていないよ、という意思表示をしたほうがいいのかな、と思います。そのために、上司としての上から目線ではなく、「昔からこういうところがいいよね」など、長くその相手を見ていることを加味して、褒める。その“ずっと見てきた”という同僚目線は、潤滑油になると思います。お悩み:おならを思いっきり彼氏に聞かれました。お互い、下ネタも言わないタイプなので、幻滅されたかも…。(28歳・公務員)お答えします!三浦さん:ごまかしたっていいけれど、そろそろさらけ出しませんか?人は誰しも、恥ずかしい姿を見せたくないと思うもの。おなら、ごまかしたいですよね。いいんですよ、ごまかしても。ただ、いいところだけ見せて生きていけるわけではなく、特に一緒にいる時間が長い相手ならば、どうしてもメッキは剥がれます。この先もっと仲良くしていきたいと思うなら、そろそろ恥ずかしいところも見せましょう。獅子さん:人の記憶は薄れていくもの。楽しい思い出で上書きを!さらけ出さないスタイルで付き合っているお二人ならば、「え、そんなことありました?」と徹底的になかったことにするのもありだとは思います。とはいえ、聞かれたかどうかは彼のみぞ知る、なので、そこを忘れてもらうために、二人でもっと楽しい経験をし、おならの記憶を上書きしていきましょう。いつの間にか忘れてくれるはずです。お悩み:以前よりも、コンビニや役所など、他人からの対応がぞんざいになった気がしています。老けたのか、第一印象が悪くなったのかといろいろ思い巡らせ、落ち込んでしまいます。(36歳・事務)お答えします!三浦さん:反りが合わない人はいるもの。そのお店や場所を避けましょう。もしかしたら、世の中全員と上手くやらなきゃいけないと思っているのかもしれませんが、それは無理。反りが合わない人や場所は、避けていいんですよ。また、“老けたから…?”とおっしゃることから推測するに、歳を取ると失うものばかり、と思っているのかもしれません。でも得るものもある。ご自身の自信を取り戻しましょう。光浦さん:これは全面的に相手が悪い。気にするだけ無駄ですよ!歳を取れば老けますが、それと他者があなたをぞんざいに扱うかどうかは別問題。老けていようがなんだろうが、初対面で失礼な態度をとる人のほうが圧倒的に悪いんです。全世界の人からぞんざいに扱われているならあなたにも何かしら原因があるかもしれませんが、決してそうではないと思うので、まったく気にする必要ありません。井上智介さんいのうえ・ともすけ産業医、精神科医。産業医として毎月30社を訪問。近書に『どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)が。獅子さんししマンガ家、イラストレーター。Twitterで’19年より更新を始めた、職場の人間関係を描いたマンガが反響を呼び、昨年末発売された『メンタル強め美女白川さん』(KADOKAWA)が話題に。三浦性曉さんみうら・しょうきょう浄土真宗僧侶。都会の駆け込み寺『寺カフェ代官山』に駐在し、人々の相談にも応じている。著書に『お坊さんが教える 不安のトリセツ』(エクスナレッジ)など。光浦靖子さんみつうら・やすこタレント。ラジオ『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)に毎週木曜出演中。最新著書『傷なめクロニクル』(講談社)では投稿悩みへの切り返しが爽快!※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・クラーク志織(by anan編集部)
2021年04月19日人間関係は複雑。人にどう思われたかな、自分は変な対応していないかな、と悩む経験は誰にでもあるもの。読者から集まった悩みをシェアする相談室をオープン。多方面からサポートしてくれる先生方の意見に耳を傾けてみて。小さな悩みは誰しもある。自分を責めないのが大切。他者からすると、“え、そんな小さなことが気になってるの?”と言われてしまうような、人間関係の悩み。だからこそ人に相談できず、悩んでいること自体に気を病んでいる人は、結構多いのでは。「私も小さい頃から、人が気がつかない小さいことが気になり、悩んでしまうタイプ」と言うのは、タレントの光浦靖子さん。また産業医として20~30代の悩みに多数向き合っている井上智介さんは、「特にいまコロナ禍で人と直に触れ合う時間が減り、孤独を感じやすい状況ゆえ、小さいことが気になるのでは…」と語ります。僧侶として様々な人生の悩みにアドバイスをしている三浦性曉さんは、「どんな些細なことでも、悩んでいる本人にとっては大きな問題。なのでまずは、“こんなちっぽけなことで…”と自分を責めるのはやめましょう。人は悩んで生きるもの。もし誰かからこういったことを相談されたら、“悩んでいいんだよ”と寄り添うことが大切だと思います」人を平等に見る、前向きな主人公が人気のマンガに共感の声を集める獅子さんは、「今の世の中、みんな自分にも他人にも厳しい印象が。褒め言葉こそ人間関係の潤滑油になると思うので、小さなことでも誰かを褒めてみると、対人関係の悩みが減るのではないかと思います」4人に、読者からの些細な、でも大切な人間関係の悩みについて伺います!対人関係全般への漠然とした不安会社、友達、家族、恋人。とにかく、人と関係を築くのが苦手…。そんな人から寄せられた、素朴ですが根深い相談とは?お悩み:恋人が欲しいけど、素敵な人に全然出会えません。コロナ禍で飲み会もないし、他の人がどこでどう恋愛に発展しているのかわかりません。(33歳・メーカー)お答えします!三浦さん:新しく出会いにくい今の時期だからこそ焦らず構えて。みなさん、恋人になる人とは、出会ったらすぐ恋愛関係になると考えるものですが、そういう人もいるかもしれませんけれど、関係を構築するには一般的にはそれなりに時間が必要。ましてや今は、コロナ禍で出会いの機会が減っている時期。急いで結論を出さずに、あえてじっくり腰を据えて、出会いを待つ気持ちでいましょう。獅子さん:どんな相手とどんな恋を?恋愛観を研ぎ澄ますとき!出会う機会が持てない昨今、時間を持て余してしまっているのであれば、自分にはどういう男性が合うのか、またどんな恋をしたいのかなど、自分の恋愛に対する考えを、主体的に明確にしてみるといいと思います。それをした後、アプリに登録したり、友達に「恋がしたい」と伝えるほうが、理想の恋への近道になるような気がしますよ!お悩み:恋愛が長続きしません。半年くらいで、別の人といい雰囲気になって心変わりすることが多く…。結婚したいとは思うのですが、どうしたら変われますか。(34歳・IT)お答えします!井上さん:心変わりが多い性質にも、いくつか理由がありまして…。理想が満たされないとすぐ次に行きたくなったり、あるいは恋愛初期のドキドキの時期が極端に好き、という場合も。また他の人と恋人を比べがちな人も、すぐ別れる傾向にあります。でもそういう自分の気質は、なかなか変えられません。結婚したいなら、自分がずっと好きでいられる“心底好きな人”なのかを付き合う前に吟味するべき。三浦さん:ズバリ、これは変われません。変われないことは悪くない。別に次々と人を好きになることも、そして飽きっぽいタイプなのも、全然悪いことじゃありません。人は、そう簡単に変われるものではありませんから、無理してその生き方を変える必要はないと思います。みなさん、自分が正しく生きられないと“ダメ人間だ”と思いがちですが、全然そんなことないんです。まずはそこを受け入れて。お悩み:打ち合わせの内容についていけないけど、どのタイミングで聞いていいかわからず流してしまうことが多いです。今後のことも考えると直したいと思っていますが、どうしたら…?(24歳・営業)お答えします!井上さん:若い人が、会議や打ち合わせで質問する勇気がないのは当然。ここで大事なのは、“大勢の前で発言する術を磨く”ことではなく、“わからないことをわからないままにしない”こと。打ち合わせの後、上司などに「あれって、こういう解釈でいいんでしょうか?」と確認することから始めましょう。大勢の前で発言できるようになるためには、結局場数を踏むことが必要。自然にできるようになりますよ。獅子さん:1回質問できたら自分を褒める。徐々に馴れていけばいいのでは。私のマンガにも、主人公の後輩で緊張しがちなキャラが出てくるんですが、プレッシャーがあると人はパフォーマンスが下がってしまうんですよね。ですからこの相談、よくわかります。“絶対に質問しなきゃ!!”と焦るより、“今日は1回手を挙げられたから、私すごい”と褒めるとか、そのくらいおおらかに考えてほしいです。お悩み:転職したばかりです。リモートワークなので親しくなるタイミングがなく、仕事だけの付き合いで、同僚とのコミュニケーションに緊張します。(27歳・IT)お答えします!井上さん:“行間を読んで”の文化は終了。言葉と顔文字で思いを伝えて。対面と大きく違うのは、“言葉にしないとわからない”ということ。“察して”という文化は通用しません。業務上の連絡も、挨拶も、気持ちも、すべて言語化して相手に提示しないと伝わらない時代に入った、ということです。あと、わからないことを相談する。相手を頼りにしているという思いが伝わるので、おのずと距離は縮まります。獅子さん:逆の立場になって考えると、モジモジするのも当たり前。転職した途端にリモート、なんともつらい状況ですね。でもだからこそ、打ち解けられないのは自身ではなく、この状況のせい。あなたは悪くありません。もし逆に、あなたが転職した人をリモートで迎える側だったとしたら、モジモジしている人のことをおかしくは思いませんよね?だからみんな、良い意味で気にしていないと思います。光浦靖子さんみつうら・やすこタレント。ラジオ『大竹まこと ゴールデンラジオ!』(文化放送)に毎週木曜出演中。最新著書『傷なめクロニクル』(講談社)では投稿悩みへの切り返しが爽快!井上智介さんいのうえ・ともすけ産業医、精神科医。産業医として毎月30社を訪問。近書に『どうしようもなく仕事が「しんどい」あなたへストレス社会で「考えなくていいこと」リスト』(KADOKAWA)が。三浦性曉さんみうら・しょうきょう浄土真宗僧侶。都会の駆け込み寺『寺カフェ代官山』に駐在し、人々の相談にも応じている。著書に『お坊さんが教える 不安のトリセツ』(エクスナレッジ)など。獅子さんししマンガ家、イラストレーター。Twitterで’19年より更新を始めた、職場の人間関係を描いたマンガが反響を呼び、昨年末発売された『メンタル強め美女白川さん』(KADOKAWA)が話題に。※『anan』2021年4月21日号より。イラスト・クラーク志織(by anan編集部)
2021年04月19日2021年3月30日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。東京都にある中華料理店『美登飯店』を訪れた様子をつづりました。同月31日をもって、閉店する同店。夜に店を訪れた大竹さんは、笑顔で店主と肩を組み合います。別れの挨拶を交わす、2人の姿を撮影した動画をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 感謝の言葉を交わし、涙で瞳をうるませる2人の姿からは、店員と客という垣根を超えて、固く結ばれた絆を感じます。客として、何度も店に足を運んだという大竹さん。店との出会いは20代の終わり頃で、芝居の稽古の帰りに、仲間と訪れたのが最初だったそうです。初めて行ったのは20代の終わりだったかもしれない。芝居の稽古の帰りにみんなで行って、餃子と坦々麺、酸辣湯麺を夢中で食べてました。shinobu717_officialーより引用大竹さんは、動画だけでなく、自身が20代だった頃に店内で撮った写真などもInstagramに公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 大竹さんは、優しい店主さんやその家族に会えなくなることのさびしさをもらします。その上で、49年という長い間、店を切り盛りしてきた店主に対し、労わりのメッセージを送りました。でも会えないと決まったわけではありません。これから娘さんと一緒に暮らす町に私が公演で行ったら、連絡するから。そう約束して、美味しい餃子を頂き帰りました。49年働いてきたのだから、少しだけゆっくりしてね。shinobu717_officialーより引用投稿には、20代の大竹さんの写真に「めっちゃかわいい」「今も昔も変わらず、きれいすぎる…」といった声が続出。また、店主との絆を感じさせる内容に「素敵なご縁ですね」「大竹さんの温かい人柄を感じる」といったコメントも寄せられています。若い頃から、変わらずに仕事を頑張ってきた過程を知る相手がいることは、心強いものです。2人の表情からは、お互いが特別な存在であったことが伝わってきますね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月31日2021年3月3日、俳優の大竹しのぶさんが自身のInstagramを更新。お笑いタレントで元夫の、明石家さんまさんがプロデュースするアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』に、主人公・肉子ちゃんの声優として出演することを報告しました。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 『漁港の肉子ちゃん』は、西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む、肉子ちゃんとキクコが紡ぐ、感動のハートフルコメディなのだとか。YouTubeには、『漁港の肉子ちゃん』の本編映像も解禁され、大竹さんが演じる肉子ちゃんを見ることができます!その動画がこちら。大竹さんは、主人公である、肉子ちゃんを演じることについて、このように想いをつづりました。今度さんまさんがプロデューサーの映画に声で出演する事になりました。今日はその顔合わせ。知り合ってから30年以上が経ち、色んな事があり、それでもこうしてお互いに仕事ができるというのは、幸せな事だなと思います。彼が人生において一番望んでいるのは、「笑う事」「人が優しい気持ちになる事」です。そんな映画になるよう、頑張りますshinobu717_officialーより引用また『漁船の肉子ちゃん』をプロデュースするさんまさんは、主人公の声に大竹さんを抜擢したことについてこのように語っています。共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから「どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ」と言われたけど、それは言ってない(笑)。仕事としてお願いするからには正式なルートで依頼してねと伝えたんです。渡辺監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった。今回オファーを受けてくれてありがたい。頼りにしております。漁港の肉子ちゃんーより引用2人のコメントから、互いに信頼し合っていることが伝わってきて、心が温まりますね。大竹さんが『漁港の肉子ちゃん』の主人公に選ばれたことについての報告に、ファンからはさまざまな声が上がりました。・2人のツーショットが見れるなんて。いい笑顔でとても優しい気持ちになりました!・離婚した後、こうやっていい関係を築ける人たちってなかなかいないですよね。本当に素敵だと思います。映画、絶対に見ます!・なんて素敵な写真なんだろう。ちょっと涙ぐみました。・明石家さんがやりたかった夢を叶えようと奮闘し、それを理解している大竹さん。絶対に素敵な作品になるだろうな。とても楽しみです!『漁港の肉子ちゃん』は2021年6月11日公開予定。明石家さんの熱い想いがこもった作品の公開が待ち遠しいですね![文・構成/grape編集部]
2021年03月04日6月11日に公開が決定した、明石家さんま(65)企画・プロデュースの劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』。その主人公・肉子ちゃんのボイスキャストを、大竹しのぶ(63)が務めると発表された。作家・西加奈子氏の同名小説が原作で、訳あって漁港で暮らす母娘が織りなすハートフルコメディー。大竹演じる肉子ちゃんは、食べることが大好きな明るい母親だ。公式サイトで大竹は、さんまについて《本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと》とコメント。そして《そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります》と意気込んでいる。いっぽう、さんまは大竹の起用について《共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと》と経緯を明かした。その上で、《今回オファーを受けてくれてありがたい。頼りにしております》と期待を寄せている。「さんまさんが原作に惚れ込み、5年越しでアニメ化した作品です。大竹さんは当初、主人公が大阪弁の設定であることに不安だったそうです。ですが、そこはさんまさんが見事にフォロー。大竹さんも『ずっと関西弁を聞いてきた』と元夫婦ならではのジョークを交えるなど、現場の雰囲気もアットホームのようです」(スポーツ紙記者)夫婦だったさんまと大竹が、それぞれの道を歩んでから29年が経つ。これまでラジオやバラエティ番組などで共演を重ねてきたように、良好な関係は周知のこと。そして今作でタッグを組んだように、2人の子供をもつ父母としての結束力も健在だという。「最近ではIMALUさん(31)の彼氏も招いて、大竹さん、さんまさん、長男の二千翔さんで恒例の合同誕生日会を開いたといいます。愛娘の彼氏と初対面だったさんまさんは、不安と緊張でいっぱいだったそうです。ですが『まだ家族と違うし』と父親ならではのイジりを入れつつも、5人仲良く記念撮影したことを明かしていました」(前出・スポーツ紙記者)家族ぐるみでの付き合いを大切にしているさんまだが、その深い愛情は子供たちにもしっかり伝わっているようだ。「大竹さんと離婚した際、さんまさんが提示した面会交流の希望回数は『月に30回』だったといいます。要は、“会いたい時はいつでも会う”という意味だったようです。この考えに大竹さんも賛同。そういった経緯もあり、家族ぐるみの仲は今でも健在なのでしょう。二千翔さんも、昨年12月に出演したバラエティ番組で『ずっとそばにいてほしい』とさんまさんに呼びかけていました」(芸能関係者)両親の渾身作が公開される日を、子供たちも心待ちにしていることだろう。
2021年03月03日大竹しのぶが、明石家さんま企画・プロデュースの劇場アニメ映画『漁港の肉子ちゃん』で主人公・肉子ちゃんの声を担当することが発表され、大竹さんの声が入った特報映像が到着。公開日が6月11日(金)に決定した。西加奈子の累計発行部数35万部超のベストセラー小説を、さんまさんの企画・プロデュースでアニメ映画化した本作。いつも全力で底抜けに明るくパワフルな主人公・肉子ちゃんの声を担当するのは、『借りぐらしのアリエッティ』『風立ちぬ』や『メアリと魔女の花』『インサイド・ヘッド』などでもボイスキャストを務めてきた大竹しのぶ。恋愛では失敗だらけの人生だけど、生まれつきのポジティブな性格で、周囲をハッピーにする才能にあふれる“肉子ちゃん”は、原作の冒頭でも「池乃めだかとトム・クルーズと同じ7月3日生まれ」と説明があり、肉子ちゃんと大竹さんは同じ“蟹座のA型”という共通点も。初公開となった本作の特報映像には、カモメの鳴き声が聞こえる漁港に浮かぶ船で、娘のキクコが「私と肉子ちゃんは、ちょっと訳ありで漁港の船で暮らしている」と語るシーンからはじまり、大竹さんが演じる母・肉子ちゃんが「朝やで、キクリン!学校食べて、ゴハン行かなっ!」と言い間違えをしながら慌てて着替えるシーンや、嬉しそうにチョココロネをもつ食いしん坊な肉子ちゃんの姿が映し出される。さらに特報映像のラストには、さんまさんが声をあてた、バス停の看板に張りつくヤモリから「みてや!」と特報限定のスペシャルな“おまけ”も。「さんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁ」さんまさんは、大竹さんについて「(今回オファーを)受けてくれてありがたい。頼りにしております」とコメント。起用までには「共同プロデューサーたちが大竹しのぶさんを肉子ちゃん役で推薦してきたので、それならオファーしてみてくださいと。そしたら大竹さんから『(さんまさんが)どうしても私に演ってほしいって言ったんでしょ』と言われたけど、それは言ってない(笑)」と明かし、「仕事として」正式にオファーしたとか。「渡辺(歩)監督も肉子ちゃんと大竹さんがパチンときたとおしゃっていて、肉子ちゃん役が一番最初に決まった」と、監督からもお墨付きを得たよう。一方、大竹さんは「原作を読み、笑って泣いて。映像を見て、また更に笑って、泣けて。大変なときも、大変なことも『ガハハ』と笑って受け止めちゃう肉子ちゃんを尊敬します」と語り、「さんまさんは、本当に人が笑っている顔を見るのが好きなんだなぁとしみじみ思いました。だから、この映画を作ったんだなと。そこを壊さないよう、みんなにきちんと幸せを届けられるよう頑張ります」と、思いを受け取るようにコメントを寄せている。『漁港の肉子ちゃん』は6月11日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:漁港の肉子ちゃん 2021年初夏、全国公開予定©2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
2021年03月02日一冊の本が生まれるきっかけは、実に意外なところにあったりする。桜木紫乃さんの『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』の場合、それはラジオ出演だった。「大竹まことさんのラジオに呼んでいただいた時、私の出身地の釧路の話になって。大竹さんは20歳の頃、年末に釧路のキャバレーに営業に行ったそうです。その時一緒に海を見に行ったメンバーが、“俺と師匠とブルーボーイとストリッパー”って。聞いた瞬間、これは小説のタイトルだと思い、その場で“書かせてください”とお願いしました」確かに小説化するなら、書き手は釧路出身で、『裸の華』などでストリッパーを、『緋の河』で男に生まれ女として生きる主人公を書いた桜木さんしかいないだろう。「どういう主人公にするかはかなり悩みました。釧路出身の、親とあまり縁のない子という設定が浮かんだ時、これで書けると思いました」20歳の章介は親と疎遠で、アルバイト先のキャバレーの寮で暮らしている。寮といってもオンボロで、住んでいるのは章介だけ。店のスタッフ以外、ほとんど人と交流のない生活を送っている。ある年末、ショーに出演するため店にやってきたのは、自分を「師匠」と呼ばせるマジシャン、体格のいい女装シャンソン歌手、年齢不詳のストリッパー。彼らはホテルでなく寮に滞在すると言いだし、奇妙な同居生活が始まる。「4人の空間を書くのははじめて。いつ誰がどんな台詞を言いだすか分からなくて楽しかった」と言うように、彼らのテンポのよいやりとりが非常に愉快。しかも演者の3人は場数を踏んだプロ中のプロ。その意外な演出たっぷりのステージも、作中で楽しめる。「もともとキャバレーは大人の夜の社交場。演者だけでなく、接客のプロ、舞台づくりのプロたちがいる。誇りを持って人を楽しませる人たちがいる場所だから好きです」人気若手女優がゲストに来た際は、その素人歌唱っぷりに章介が「気の毒」と感じることも。そこで師匠が舞台に立つ人間の「華」と「欲」について語る言葉が印象的だ。「私には珍しく長台詞です。ずっと、実力があるのに大舞台に上がれない人と、実力がなくても上がれる人の違いはなんだろうと思っていたんです。そのひとつの答えが出ました」次第に4人は、家族のように互いと馴染んでいく――。「以前『家族じまい』でリアルな家族を描きましたが、今回疑似家族を書いたことで、パズルのピースが揃った気がします。両方がないと私の考える“家族”は伝えられない。人には生まれた場所とは別に、自分を生む場所があると思う。それはきっと居心地のいい人たちの中にある。自分で“親”を見つけることができた子は、強く生きていけるはず」桜木さんにとって“親”との出会いはあったのかと聞くと、「若い頃は夫だったんですけれど、近年は編集者でしょうかねぇ。確実に育ててもらってる感じがします」とのこと。あなたの“自分を生んだ場所”はどこですか?さくらぎ・しの北海道釧路市生まれ。2002年「雪虫」でオール讀物新人賞受賞。’13年に『ラブレス』で島清恋愛文学賞、『ホテルローヤル』で直木賞、昨年『家族じまい』で中央公論文芸賞受賞。写真・原田直樹『俺と師匠とブルーボーイとストリッパー』博奕打ちの父と働きづめの母から離れ、キャバレーで働く章介。年末、営業でやってきた3人と一緒に暮らすことに…。2月26日発売。KADOKAWA1600円※『anan』2021年3月3日号より。インタビュー、文・瀧井朝世(by anan編集部)
2021年02月27日COCOON PRODUCTION 2021 DISCOVER WORLD THEATRE vol.10『夜への長い旅路』の上演が決定し、大竹しのぶ、大倉忠義、杉野遥亮、池田成志が出演することが18日、明らかになった。同作はノーベル文学賞受賞、ピュリッツァー賞4回受賞などの輝かしい足跡を誇り、“アメリカ近代劇の父”と称される劇作家、ユージン・オニールが凄惨な家族の姿を描いた自伝劇。彼の死後、妻によって発表され、4度目のピュリッツァー賞を獲得し、アメリカ最高の作家とされるオニールの評価を決定付けた。戯曲冒頭に付けられた妻への献辞の中で、オニールは本作を「血と涙で綴られた、古い悲しみの劇」と記す。悲劇的な家族の歴史を人間の真実を突く普遍のドラマに昇華させ、自らの人生に“赦し”を与えたオニールの代表作で、世界中で繰り返し上演されている。シアターコクーンでの舞台作りは5作目となるイギリス演劇界のトップランナー、フィリップ・ブリーンが演出を手掛ける。モルヒネ中毒に冒されて常に精神が不安定な母メアリーに大竹しのぶ、アルコールに溺れ父親の脛をかじって放蕩を繰り返す長男ジェイミーに大倉忠義、結核を患っている次男エドマンドに舞台初挑戦の杉野遥亮、アイルランド系移民で、金銭に対して異常な執着を持つ俳優の父ジェイムズ・タイロンに池田成志と豪華キャストが揃った。6月に東京・Bunkamuraシアターコクーン、7月に京都・京都劇場の上演を予定している。○大竹しのぶ コメントユージン・オニールの作品は『喪服の似合うエレクトラ』(04年上演)以来、二度目の挑戦です。今回も精神を病みそうな作品で(笑)、“頬に手を触れる”とか“肩にかける”といった繊細なト書きの一つ一つに、孤独と愛があふれていると感じます。演出のフィリップがその意味を全部わかるように説明してくれると思うので、とても寂しいお話だけど、すごく幸せな舞台になると思います。フィリップの稽古場は、他の方へのノートを聞くだけでも鳥肌が立つくらい、本当に発見が多くて楽しいです。どんな道を通ってもいつかは到達点に辿り着ける、そう信じて皆で旅をしているような感覚。今回も役者4人とフィリップで、濃密な旅に出かけることになるだろうと楽しみにしています。家族のスリリングな会話劇から、今、その場で起こっている現実、愛や人生を目の当たりにしていただきたい。何か大きなものをズシッと受け止めた…、そんな感触を与えられる舞台を目指したいと思います。○大倉忠義 コメント以前から、大竹しのぶさんに「一緒に舞台をやりたいね」とお声をかけていただいていたんです。今回やっと実現する! と思って、詳しい話を聞く前に「やります!」と即答し、後になって作品の内容や演出の方についての情報を知って、これはものすごいハードルだぞ…と若干ひるみました(笑)。でも映像にはなかなかない、演劇だからこそ出来る内容だと思うし、この作品にどっぷり浸かることで、自身のレベルアップにつなげていかなくてはと。しのぶさんと同じ舞台に立ちたい人は山ほどいると思うので、こんな素敵な場所に誘っていただけて、本当にありがたいなと思います。今、多くの方が辛い状況にいると思います。芝居のテーマは重いかもしれないけれど、始まりから終わりまで、辛い現実をちょっとでも忘れて没入できる…、そんな体験をしていただけたら嬉しいですね。皆さんに豊かな時間を提供できるよう、頑張りたいと思います。○杉野遥亮 コメントいつかは舞台をやりたいと思っていたので、今回の機会に感謝し、すごくワクワクしています。同世代の俳優仲間に初舞台をシアターコクーンで…と話したら「え〜!」、しかも大竹しのぶさんと…「ええ〜!」さらに演出の方がイギリス人で…「えええ〜!」というもっともな反応が(笑)。とにかくコトが大きすぎて、一周回って逆にフラットな気持ちになってきました。何も出来ないんだから怖がることもない、頑張るしかない。わからないことは「わからない」と言って、迷わずに聞いていこうと思っています。作品は難しいけれど、このコロナ禍で僕も家族について見つめ直すところがありました。自分たちが楽しくいられる空間って何だろう、自分らしく生きるには…と考えた時にこのお話を読んで、けっしてかけ離れた物語じゃない、共感できるものは確かにあるなと感じて。今はとにかく、嘘や後悔なく一生懸命生きることをこの作品への準備と考えて、日々を過ごしていこうと思っています。○池田成志 コメント大竹しのぶさんと舞台を…と声をかけていただき、嬉しさと同時に怖いなという気持ちがありました。本当に豹変してしまう、スゴい役者さんですからね。で、どんな作品?と思ったら、これまた非常に深い、それぞれが鬱屈を抱える家族のお話で。コロナ禍の今、こんな重い話を〜と思うかもしれませんが、僕は、演劇は多様であるべきだと思っています。僕自身、昨年末はとっても下品な明るい芝居をしていたけれど(笑)、今度は180度違う舞台に参加できる。その幸せを噛み締めて挑みたいですね。演出のフィリップさんについては、彼の作品に2度出演している三浦春馬君とお仕事でご一緒した時に「どんな人?」と聞いたことがあって。「メチャいい人ですよ!」ってすごく信頼していましたね。きっと舞台に対して誠実な人だろうからとても楽しみです。6月に社会がどうなっているかはわからないけれど、僕らはしっかり準備をしてお客様をお待ちします。劇場にいるあいだだけはコロナのことは忘れていただきたい。そんな時間をお届けできればと思っています。○あらすじ1912年、夏のある日の朝。俳優ジェイムズ・タイロンの別荘の居間で、家族が朝食後の団欒を楽しんでいる。しかしその会話から徐々に明らかになるのは、彼らの実像、家族を覆う暗い陰である。父ジェイムズは異常な吝嗇家であり、母メアリーは麻薬の常習者、長男ジェイミーは酒と女にだらしない放蕩息子で、次男エドマンドは肺を病んでいる。メアリーは昔、幼い息子ユージンを亡くしたことで罪の意識にさいなまれていた。その後にエドマンドを出産し、産後の病気をきっかけにモルヒネ中毒に陥ってしまったのだ。家族の確執が次第にあぶり出されていく中、再びモルヒネに手を出したメアリーが幻覚に襲われ始めて……。
2021年01月18日2021年1月10日からスタートした、俳優の大竹しのぶさんが主演を務める舞台『フェードル』の東京公演。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受けて、同月8日から東京都には緊急事態宣言が発令されており、舞台『フェードル』では政府の指示に従い、安全の確保につとめながら劇場収容率50%での開催を決定しました。販売済みのチケットはすべて払い戻し、再販売を行う形で対応しています。劇場に届いた手紙同月14日に大竹さんがInstagramを更新。投稿の中で、大竹さんは劇場に届いた1通の手紙を紹介しました。劇場にお手紙を頂きました。「半分の客席になって、もし空席が半分あったとしたら、それは観に行きたくても観に行けない私達の席です。その想いを伝えたくて」というお手紙でした。ありがとう。はい、観たくても観られない人がいる事、いつか自由な日になる事を信じて、一回一回誠実にやっていきます。shinobu717_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 コロナウイルスが猛威を振るう中、どうしても現地へ行くことが叶わず、泣く泣く観劇を諦めた人もいるでしょう。そして、期間をかけてさまざまな準備をしてきた出演者にとって、本来であればもっと多くの人に舞台を楽しんでもらいたかったはずです。劇場に手紙を届けた人は、自らが観劇できない悲しみを抱えながらも、大竹さんたち出演者が空席の目立つ状況に心を痛めないように配慮し、想いをつづったのです。投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・心が温かくなりました。この困難をみんなで乗り切っていきましょう。・素敵な手紙ですね。どうか身体に気を付けて頑張ってください。・観に行きたかったけど断念しました。どうかこの想いが、劇場の空席に届きますように…。2021年1月現在、当たり前のように享受していた楽しみや喜びを奪われ、どこにぶつけることもできない悲しみやつらさを抱える人は多いでしょう。目の前が真っ暗で余裕がなくなった時こそ、同じように苦しむ他者のことをおもんぱかる姿勢を持てたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月15日大竹しのぶが主演する舞台「フェードル」が1月10日(日)よりついに開幕。緊急事態宣言を受け、開催計画を見直したうえで上演された本作について、演出・栗山民也、大竹さんと共演の林遣都のコメントと舞台写真が到着した。昨年の公演延期の後、1月8日(金)より開幕予定だった本作は、1月7日(木)に東京都などに発令された緊急事態宣言を受け、主催者及び関係者一同で協議した結果、観客及び出演者・関係者の安全を第一に考え、開催計画を見直し。劇場収容率50%制限の指針を受け、販売済みのチケットを全て払い戻し、改めて収容率50%までに設定した上、チケットを再販売。また、20時までに上演が終了するよう、上演スケジュールを見直して開幕に踏み切った。主演の大竹さんは、「初演の時に毎回感じた大きな濁流にのみこまれるような大胆で、スリリングな2時間。またあの体験ができると思う喜びでいっぱい」と語りながら、「来てくださるお客様の為に一回一回を、一生懸命演じるだけです。うねる様な、湧き上がるエネルギーを同じ空間で共有できたら、それが明日への活力になるのなら、劇場のあるべき意味が伝えられたという事になります」とコメント、「万全の対策でお待ちしていますとしか言えませんが、あとは舞台の上で必死に生きるのみです。頑張ります」と力を込める。林さんも「無事に幕が上がるか分からない状況の中で、初日を迎えられたことを幸せに感じます」と語る。「大竹さんが高めてくださった士気のもと、細心の注意を払いながら稽古を重ねてまいりました。演劇の力を信じ、情熱に満ち溢れ、純粋にお芝居と向き合い続ける今回の座組の皆さんと過ごした稽古期間は、僕にとってかけがえのないものとなりました」と改めてふり返りつつ、「観に来てくださる方一人一人に感謝し、大切に演じていきたい」と意気込みを明かした。初日を無事終えた演出:栗山氏は「とにかく、火傷しそうな芝居です」と評する。そして、「この120分の物語を埋め尽くす、(作者)ジャン・ラシーヌの言葉の熱く激しい温度に身を任せ、その体験を楽しんでください。コロナの荒涼とした時代の中で、この熱いという皮膚感覚は、とても貴重で素敵なものです。人間って、なんて乱暴で繊細で、でも最後まで強く愛してしまう生き物なのでしょう。その世界の、そこにいる人間たちの限りない不条理の美しさを見つめてください」とコメントを寄せている。「フェードル」は1月26日(火)までBunkamuraシアターコクーンにて上演。その後、石川、愛知、兵庫、静岡にて公演予定。(text:cinemacafe.net)
2021年01月12日2020年12月21日に放送されたトーク番組『徹子の部屋』(テレビ朝日系)に、俳優の大竹しのぶさんがゲスト出演。元夫であり、お笑いタレントの明石家さんまさんに抱いている想いを明かしました。大竹しのぶ「家族のような存在がいるっていうのは…」大竹さんと明石家さんは、お互いに7月生まれです。そのため、毎年家族で行う誕生日会では、明石家さんと合同の形で祝ってもらっているといいます。2020年は、大竹さんの連れ子である長男・二千翔(にちか)さんが、義理の父親である明石家さんにプレゼントを渡したエピソードが、ネット上で話題を呼びました。大竹しのぶの息子がプレゼントを渡すと?明石家さんまの『粋な反応』に、グッとくる大竹さんは、毎年必ず明石家さんから誕生日プレゼントをもらっており、2020年は財布をもらったのだとか。そして、家族からたくさんのプレゼントをもらう明石家さんの姿を見て、感じた想いを口にしました。みんなも彼に、たくさんプレゼントとか。Tシャツとかそういう、ささやかなものですけど。すごいなんか、嬉しそうに荷物抱えて帰っていく後ろ姿を見ると、ああ、なんか、幸せな気持ちになります。徹子の部屋ーより引用番組のMCを務める黒柳徹子さんが「離婚していても、何かの機会に集まって、わだかまりなく一緒に暮らせるのはいいわね」というと、大竹さんはこんな自身の心境を明かしました。そうですね…まあ、一緒には暮らしていないんですけど。やっぱり1回は家族になった縁のある人なので、仲よくやっていけたらいいなというのはありますし、息子は本当の父親を2歳の時に亡くしているので。やっぱり私にいえないこととかもあるとは思うんで。そういう(父として話ができる)存在がいてくれるっていうのは、よかったなぁって思います。徹子の部屋ーより引用息子さんは、明石家さんをとても慕っており、仕事に関する相談などをする関係なのだそうです。大竹さんは、明石家さんの存在について、次のようにコメントしました。家族未満かもしれないけど、家族のような存在がいるっていうのは、お互いに嬉しいかもしれない。徹子の部屋ーより引用明石家さんのことを「家族のような存在」と表現した大竹さん。2人の関係性が伝わる言葉に、ネット上ではさまざまな反応が寄せられました。・さんまさんとの関係、すごく素敵だな。・不思議だけど、距離があるからこそ、仲よくできるっていうのもありそう。・大竹さんとさんまさんはすごい。なかなかない関係だと思う。生涯において、心から信頼し合える相手と出会える機会は、そう多くありません。どんな形であれ、そんな絆を結べる相手がいることは幸せですね。[文・構成/grape編集部]
2020年12月21日大竹しのぶが、古典劇『フェードル』再演に挑む──。義理の息子に対する狂おしい恋情に身を焦がすタイトルロールを続投するにあたって、ユーモアを交えつつ心境を語ってくれた。17世紀フランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から想を得て創作した本作。アテネ王テゼの妻フェードルが抱く、義理の息子イッポリットへの禁断の想いや愛憎が描かれる。『ピアフ』で知られる主演・大竹と演出・栗山民也のタッグによって上演された2017年版で大竹は圧巻の演技を見せ、紀伊國屋演劇賞個人賞を獲得した。悲劇へ向かうキャラクターを際立たせるセリフの数々、ほとばしる破滅的な激情の応酬に、折に触れて「演劇の“原点”を感じられる作品」とその魅力を挙げてきた大竹。一方で「役者の声と肉体だけで登場人物の感情を増幅させ、同時に作品世界も成立させなきゃいけない」として、「自分の内側から言葉を発し、マグマのようなエネルギーをたぎらせて相手役に向き合わないと」と背筋を伸ばす。再演となる今回、フェードルから強い想いを向けられるイッポリットには、大竹&栗山と初顔合わせの林遣都がキャスティングされた。一挙手一投足を緻密に定める栗山の指導に「言う通りに動くと役がスッと降りてきて、すっごくおもしろくなるの!」と全幅の信頼を寄せる大竹は「初めての方は絶対、栗山さんの演出が勉強になります」「私にできるアドバイスならどんどん答えていきたいなぁ」と若い才能を率いる座長としての顔も覗かせる。神話的世界が見え隠れする一見難解な古典劇のセリフも、大竹によれば「人智を超越した力をもらえる感覚なんですよね」──。シェイクスピアの独白ゼリフが精神科の治療として使われていた過去を例に挙げつつ「あの特徴的な古典劇の長ゼリフには、人間を元気にする力が宿っているんじゃないかな」と考える。ギリシャ悲劇と言うと難しく感じるが「おばさんが、若い男の子を好きになって、でもその子はやっぱり若い女の子が好きで『あー、悔しい。何とかしよう』というシンプルなストーリーと思ったら笑えませんか?」と大竹。最後には「とにかく情熱的なフェードルの生き方を観て、最後に『あー、面白かった』ってスッキリしてもらえたら嬉しいです」と語り、インタビューを結んだ。公演は2021年1月8日(金)~26日(火)に、東京・Bunkamura シアターコクーンにて。その後、2月に地方巡演が予定されている。取材・文:岡山朋代
2020年12月10日2020年10月31日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。子育てをしていた時期に撮影された、ハロウィンの仮装を公開しました。大竹しのぶが、子供たちとギャング一家に!同年現在、30代になった2人の子供を持つ母親である、大竹さん。子供たちが幼稚園に通っていた頃、毎年のように友人宅に集まってハロウィンをしていたそうです。大竹さんは、娘でありタレントのIMALUさんについて「この頃の娘は、いつも私の半径503のところにいました」とつづり、懐かしい写真を披露しました。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年10月月31日午前6時10分PDT懐かしい写真がありました。幼稚園のお友達のお家に毎年集まってやっていたなあ。私達は、今回はギャングの一家ですこの頃娘はいつも私の半径50センチの所にいましたshinobu717_officialーより引用ハロウィンにノリノリな様子の長男と、心細そうに大竹さんのそばを離れないIMALUさんの対照的な姿にクスッとさせられますね。写真から、楽しそうな笑い声が聞こえてきそうです。さらに、大竹さんは2008年にこの世を去った、タレントの飯島愛さんの誕生日であることについてコメント。そして今日は飯島愛ちゃんのお誕生日でもあります。愛ちゃん、48歳だぁ。shinobu717_officialーより引用飯島さんが生きていたら、2020年で48歳になっていたため、大竹さんは「愛ちゃん、48歳だぁ」と呼びかけるようにつづりました。大竹さんの投稿に対し、ネット上ではさまざまな反応が寄せられています。・ハロウィンの仮装、みんな楽しそう!かわいい。・素敵な家族写真にグッときました。大竹さんの笑顔も最高です。・誕生日を覚えてくれていて、飯島さんも嬉しいと思います。きっと天国で喜んでいますね。懐かしい写真で子育てに励んでいた時期を振り返るとともに、親交のあった飯島さんの誕生日を祝った大竹さん。ハロウィンの日につづられた、愛情のこもった投稿は、多くの人の心を温めました。[文・構成/grape編集部]
2020年11月02日大竹しのぶ主演、林遣都ら豪華共演で、2021年1月8日(金)よりBunkamuraシアターコクーンにて上演される舞台「フェードル」。そのビジュアルが解禁された。「フェードル」は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌがギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年1月1日、ブルゴーニュ座で初演された金字塔的な作品。悲劇へと向かう女性の姿を描く美しく輝く台詞、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。フランスを代表する哲学者ヴォルテールをして「人間精神を扱った最高傑作」と言わしめた歴史的名作。これまでサラ・ベルナール、ヘレン・ミレンなど、時代を彩る名女優たちが演じてきた主人公を演じるのは、2017年の初演で圧巻の演技を魅せた大竹しのぶ。フェードルの義息子・イッポリット役には、高い演技力を発揮する林遣都。そのほか、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子と個性豊かなキャストが集結し、愛に翻弄され、感情と感情がぶつかり合う悲劇を熱演する。「フェードル」は2021年1月8日(金)~1月26日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて公演。(text:cinemacafe.net)
2020年10月23日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。演劇の配信なども増えているものの、松尾は今回の試みについて「大きなところでやったものは大きなところで見たいんじゃないか。どうせならコクーンという劇場が空いてる時間を使って、過去のものいっぱいありますから、上映できる機会があれば」と意図を明かす。大竹は「自分の出てる劇場中継とか見ること自体があまり好きじゃなくて。『アップになるな~!』みたいな」と苦笑。「あとは全体を見てお芝居なので……というのがあったんですけど、松尾さんのお話を聞いて、今だからこそできることだし、劇場の空気を味わいたいと思ってこの企画を考えてくれたことが素敵だなと思います」と称賛した。ラインナップの中でも、蜷川幸雄演出の『下谷万年町物語』に出演していた宮沢は「それまでも何度かご一緒できる機会があったんですけど、何せ弱虫な私はとけこむことができなくて。『下谷万年町物語』で改めて『ここで飛び込まなきゃ私はダメになると思ったところがあった」と振り返る。「本当にもう希望と絶望のシーソーに乗っているような。毎日稽古で叱咤を受け、死に物狂いでやってて、本番も暗転前にヒロポンを持って踊るシーンがあるんですけど、終わった直後にもう立てなくて。これ以上できないという限界を毎日超えていた」と語った。『キレイ-神様と待ち合わせした女-』に出演した小池は、「松尾さんが『歌を聞かせてくれ』というので、アカペラでWaTの『僕のキモチ』を1人で歌ったのを覚えています」と明かす。松尾は「小池君はコクーンのデビューが『キレイ』だったんだよね。すごく力が入ってます。力が入った小池君を見てください」と紹介し、小池は「ありがとうございます」と苦笑していた。
2020年10月06日『COCOONMovie!!』初日舞台挨拶が6日にBunkamuraシアターコクーンで行われ、松尾スズキ、大竹しのぶ、宮沢りえ、小池徹平、中井美穂(MC)が登場した。同企画はシアターコクーン過去作品の収録映像蔵出し上映会となっており、芸術監督の松尾がこの20年間シアターコクーンで上演した作品の中から3作品(『女教師は二度抱かれた』『キレイ-神様と待ち合わせした女-』『ゴーゴーボーイズ ゴーゴーヘブン』)、初代・芸術監督である串田和美作品(『もっと泣いてよフラッパー』)、二代目・芸術監督である蜷川幸雄作品(『下谷万年町物語』)、松尾が“演劇を始めたころの素朴な喜び”を求めプロデュースした二人芝居『命、ギガ長ス』と、その創作過程を追った WOWOWオリジナル・ドキュメンタリー『ノンフィクションW 松尾スズキ 人生、まだ途中也』を上映する。『女教師は二度抱かれた』に出演した大竹は、「とにかく阿部(サダヲ)ちゃんとか大人計画の方のお芝居がびっくりで、毎日楽しいんですけど、大人計画の方って舞台ではあんなに思い切ったことなさるくせに普段はすごい喋らなくて、おとなしくて。恥ずかしがり屋なのかよくわからないところがある」と振り返る。「私は誕生日だったんですけど、普通は稽古場でハッピーバースデーとかやるのに何にもなく終わっちゃって。そうなんだって思ったら帰りにプロデューサーの方が『しのぶさん、お誕生日おめでとう』ってケーキをくれて、『そんならみんなで言ってくれたらいいじゃんか!』と言ったのが思い出です」とエピソードを披露した。さらに大竹が「『松尾さん、お誕生日おめでとうくらい言ってださいよ』と言ったら、『僕はそういうの苦手なんで』と言ってそれからずっと変わってないです」と訴えると、松尾は「その後からやるようになりました」と苦笑。また、同作には星野源が出演し音楽も務めたが、大竹は「すごくいい、覚えやすいし独特なメロディ」と星野の楽曲を称賛する。「源ちゃんも繊細な方でした。みんな繊細だからいやになっちゃいます。でも大好きなんです」とラブコールを送った。
2020年10月06日2020年9月21日に、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。同月19日に、娘でありモデルのIMALUさんが31歳の誕生日を迎えたことを明かしました。大竹しのぶが、IMALUを出産した時の家族写真を公開大竹さんは、IMALUさんを出産した際の家族写真を公開。そこには元夫であり、IMALUさんの父親である明石家さんまさんが嬉しそうに寄り添う姿が写っていました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年 9月月20日午前9時08分PDT19日は娘の31歳の誕生日でした。家族ぐるみでお付き合いしているお寿司屋さんでお祝いしました。あれから31年経ったなんて。さんまさんがまた例のキャンドルを持って来てくれたけど、私達が最初ほど、リアクションしなかったので、なんなぁやあ!と言っていた子供達に、自分の若い頃の話を面白おかしくする彼、その一つ一つに驚く私、お前、これ言うたやろ❣️と言われても、本当に覚えてなかった。まさか、彼がす、す、相撲部だったなんて。shinobu717_officialーより引用「あれから31年経ったなんて」と感慨深く思い出を振り返る大竹さん。IMALUさんの誕生日を、家族みんなで祝ったことを明かしています。投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・家族の絆を感じる、素敵な写真!さんまさんの表情がやわらかい。・IMALUさん、誕生日おめでとうございます。子供の成長は胸にジーンときますよね。・読んで温かい気持ちになりました。さんまさんは、いつも人を楽しませようとしてくれる人だと思います。大竹さんは、明石家さんの誕生日にも、家族で集まってお祝いしたことを告白していました。家族間の仲のよさがうかがえますね。大竹しのぶの息子がプレゼントを渡すと?明石家さんまの『粋な反応』に、グッとくるいつもは離れていても、何かのきっかけで集まれたり、ふとした時に連絡したりできる家族の存在は、時に人を強くさせるものです。どんな形であれ、そこに愛情と確かな信頼関係があれば、絆は続いていくのだと気付かされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月21日俳優の大竹しのぶさんが、2020年9月4日にInstagramを更新。元夫である、お笑いタレントの明石家さんまさんと、息子さんのツーショット写真を公開しました。明石家さんまの『粋な反応』大竹さんの連れ子であり、明石家さんと血のつながりはないという息子さん。明石家さんの誕生日に、自らプレゼントを買いに出かけたといいます。その後、誕生日プレゼントに『コーヒーメーカー』を買ってきた息子さんを見て、大竹さんは心の中で「絶対に持ってるに決まってるのになぁ」と思いつつも、様子を見守ることに。息子さんからのプレゼントを開けた瞬間、明石家さんは…。彼の誕生日、昼間ふらっとプレゼント買いに行ってくると出かけた息子。何を買ってきたのか心配だったのですが、聞けばコーヒーメーカーだとか。絶対に持ってるに決まってるのになあと少し不安な気持ちで、いよいよプレゼントを渡す時間が。開けた途端、さんまさんが言った言葉。「2日前に壊れたんやあ」これに対してみんながわあと盛り上がり、私も本当に良かったなあと。家に帰って聞いてみるとかなり高価なものだったみたいで。だって本当にあげたいものあげたかったから。と。shinobu717_officialーより引用 この投稿をInstagramで見る 大竹しのぶ(@shinobu717_official)がシェアした投稿 - 2020年 9月月3日午後8時37分PDT明石家さんは、プレゼントの中身を見るやいなや、息子さんに「2日前に壊れたんやあ」と告げたのです。そのひと声に、周囲にいた人はみんな歓声を上げ、大竹さんもホッと胸をなでおろしました。息子さんと明石家さんが家族として過ごした期間は4年。大竹さんは、彼らがまぎれもない家族として、強い絆で結ばれていることを実感し、幸せな心地になったといいます。ボスと息子が過ごしたのはたった4年。それでも今もこうして繋がっているという事や、大人になったなぁとしみじみ、思ったり、私自身が幸せを感じる夜になりました。ありがとう。shinobu717_officialーより引用一連の出来事に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられました。・素敵な親子関係ですね。・胸がジーンとしました。お2人ともいい笑顔です。・いろんな親子の形があるんだと思いました。さんまさんの反応に、愛を感じます。家族は血のつながりでも、一緒に過ごした期間の長さでもなく、心でつながるものなのだと思わされますね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月04日来年1月より、大竹しのぶ主演舞台「フェードル」(演出・栗山民也)がBunkamuraシアターコクーンにて上演決定。2017年上演の傑作を、今回キャストも新たに再演する。「フェードル」は、フランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇「ヒッポリュトス」から題材を得て創りあげ、1677年ブルゴーニュ座で初演。1680年コメディ・フランセーズ(国立劇場)のこけら落としでも上演された、17世紀フランス古典文学の最後を飾る金字塔的な作品。悲劇へと向かう女性の姿を描く、美しく輝くセリフ、神話的世界をもとに表現した抵抗しがたい破滅的激情は、演劇の醍醐味を堪能できる要素が凝縮されている。日本では、2017年4月8日より、大竹さん主演、現代演劇界の重鎮、栗山民也演出で初演。演劇批評で大竹さんの圧巻の演技などが評価され、第52回紀伊國屋演劇賞で個人賞を受賞した。初演時は平岳大、門脇麦らが出演したが、今回の再演ではキャストを新たに上演。主人公のフェードルは大竹さんが再び挑み、フェードルの義息子・イッポリット役は、連続テレビ小説「スカーレット」への出演が話題となった林遣都に決定。栗山さん、大竹さんと初タッグとなる。大竹さんは「300年以上も前に書かれたこの戯曲の世界にまたゆけることが、本当に嬉しいです。愛と哀しみの中で、激しく生きるフェードルを演じることは、役者としての原点に戻るような気がします」と今回の再演を喜び、「一回一回、全身全霊で演じ切りたい。そう、お客様の前で」とコメント。林さんは「古代ギリシャの物語を栗山民也さんの演出、大竹しのぶさんと共演という、今の自分にとってはスケールの大きすぎるお話だと感じています」と参加へ心境を語り、「今とは見違えるほどの姿をお見せできるよう、毎日必死に大切に取り組みたいと思います」と意気込んでいる。ほかにも、瀬戸さおり、谷田歩、酒向芳、西岡未央、岡崎さつき、キムラ緑子の出演が決定している。●ストーリー舞台は、ギリシャ・ペロポンネソス半島の町トレゼーヌ。行方不明となったアテネ王テゼ(谷田歩)を探すため、息子イッポリット(林遣都)は国を出ようとしていた。一方、テゼの妻フェードル(大竹しのぶ)は病に陥っていた。心配した乳母のエノーヌ(キムラ緑子)が原因をききだすと、夫の面影を残しつつ、夫には失われた若さと高潔さに輝く継子イッポリットへの想いに身を焦がしていると白状する。苦しみの末、フェードルは義理の息子に自分の恋心を打ち明ける。しかし、イッポリットの心にあるのは、テゼに反逆したアテネ王族の娘アリシー(瀬戸さおり)。イッポリットはフェードルの気持ちを拒絶する。そんな中、テゼが突然帰還し――。舞台「フェードル」は2021年1月8日(金)~26日(火)Bunkamuraシアターコクーンにて上演、ほか地方公演あり。(cinemacafe.net)
2020年08月28日2020年7月18日、30歳という若さでこの世を去った、俳優の三浦春馬さん。訃報から約1か月が経過した今でも、著名人やファンは、言葉にならない悲しみを抱えています。大竹しのぶ「昼に夜に何度も見ていた動画」2020年8月25日、俳優の大竹しのぶさんがInstagramを更新。三浦さんが撮影したという、舞台『地獄のオルフェウス』の芝居前に、ストレッチをする大竹さん、俳優の水川あさみさん、同じく俳優の西尾まりさんが映る動画を投稿しました。 View this post on Instagram A post shared by 大竹しのぶ (@shinobu717_official) on Aug 24, 2020 at 7:33pm PDT大竹さんは、投稿の冒頭に「この1か月、昼に夜に何度も見ていた動画です」と添え、次のようにつづっています。この一ヶ月昼に夜に何度も観ていた動画です。芝居の前のストレッチ。私達はいつも4人一緒にワイワイ言いながらアップしていました。春馬くんが撮影した私達です。辛くて悲しい結末で激しい芝居だったけど、一回一回本番で全て出し切れるように頑張るためのアップです。笑ってばかりだったけど。一回一回生き切るために役者と言う者は舞台に立ちます春馬はもう本当に生き切っちゃったんだ。そしてちょっとしばらく休憩をしているんだ。ゆっくり休んでいいよ、春馬。でも会ったらお説教だねって3人で話しました。私達はまだ頑張って芝居を続けてゆくよ。頑張るshinobu717_officialーより引用「役者は、一回一回生き切るために舞台に立つ」という大竹さん。「春馬はもう本当に生き切っちゃったんだ」と、さびしさをにじませました。きっと、舞台で役に打ち込む三浦さんの姿を間近で見ていた大竹さんだからこそ、感じ取れるものがあったのでしょう。「私たちはまだ頑張って芝居を続けていくよ」と、三浦さんへ固い決意の言葉を送っていました。動画には、さまざまなコメントが寄せられています。・動画を見ながら、しのぶさんの言葉を読んで泣きました。まだなかなか受け止めきれていませんが、少しずつ前を向こうと思います。・笑う春馬くんの声を、久しぶりに聞きました。天国でもたくさん笑ってくれているといいな。・まだ胸が締め付けられますが、大竹さんの動画を見て少し元気になれました。演者にも愛される春馬くんは本当に素敵な人だったんだなと、改めて認識…。ありがとうございます。三浦さんは、大竹さんの演じる姿を、そっと見守ってくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年08月25日明石家さんま(64)が元妻の大竹しのぶ(62)とバラエティー特番『誰も知らない明石家さんま』(日本テレビ系)で共演すると、11月19日に日本テレビ公式サイトで発表された。17年12月に放送された『第3回明石家紅白!』(NHK総合)でも、大竹とデュエット披露したことがあったさんま。2人きりの対談ロケは初めてで、同番組は12月1日に放送される予定だ。公式サイトによると「さんまの素顔に迫るサプライズロケ」をテーマに、“一人の男”としてさんまの知られざる一面を掘り下げるという。ディレクターもいないなか、さんまと大竹はゆかりある寿司店で対談。過去の大喧嘩話や、新婚当時の思い出話を披露するという。SNSでは《これは絶対観たい!》《見ますよ!!!》といった声が上がっている。さんまと大竹といえば86年に『男女7人夏物語』(TBS系)で初めて共演、88年に結婚した。89年9月には、IMALU(30)が誕生。だが、92年に大竹がIMALUの親権を持つかたちで離婚した。いっぽう離婚したものの、さんまと大竹は27年間にわたりプライベートで良好な関係を築いてきた。18年9月に大竹の母が逝去した際も、さんまは大竹に寄り添っていたという。朝日新聞で連載している大竹のコラム『まあいいか』(2月1日付)では、息子の誕生日をさんまとともに祝う写真が。さらに大竹は《昨年9月に母が亡くなった時も、彼は真っ先に駆けつけ一緒に母を送ってくれた》と明かしていた。また7月17日に誕生日を迎えた大竹は、インスタグラムにこんなエピソードも披露していた。《元夫からもラインが。HBと書かれた次に来た言葉が、ご苦労さん だった。なんなんダァ》離婚後も仲睦まじさが垣間見えるさんまと大竹。そんな2人にこんな声が上がっている。《離婚しても仲良しって素敵な関係だね》《なんかいい温度感だよね》《理想の離婚像と書いていいか分からないけど、いい元夫婦》
2019年11月20日埼玉県内にある霊園に、長男(34)と長女・IMALU(29)を伴って訪れたのは大竹しのぶ(62)だった。この日、9月1日は昨年、老衰のために逝去した最愛の母・江すてるさん(享年96)の1周忌にあたる。江すてるさんはいま、教師だった夫、そして生後9カ月の赤ちゃんのときに亡くなった大竹の兄といっしょに眠っている。江すてるさんは、シングルマザーでもある大竹のサポートも、長年続けてくれたという。彼女は本誌のインタビューで次のように語っている。《父は、私が二十歳のときに亡くなりましたけど、母はずっと私のそばにいてくれて。結婚してからは家事や子育ての面で協力してくれました》(本誌’10年9月7日号)周囲がみんな認める“働き者”だった江すてるさんに介護が必要になったのは5年ほど前からだったという。大竹はきょうだいや子供たちにも協力を呼びかけ、自宅での見守り介護を続け、“仕事と母のことで精いっぱい。食器一つ、ベッドカバー一枚買っていない”という毎日を過ごしたという。全力疾走の日々が続いていただけに、母との永訣で生まれた喪失感もより大きかったようだ。彼女は朝日新聞でエッセイ『まあいいか』を連載中だが、そのなかでも頻繁に淋しさを訴えている。《「なんだか淋しいなぁ」。深夜、洗濯物を干し終え、誰もいない部屋に私の独り言が空しく響く》(’18年9月21日付)また今年の6月には夏の訪れを大竹は、こう表現している。《母が、苦しみ、もがき、必死に生き抜こうと闘っていたあの夏》《8月、思い出すのも悲しくなる8月》……。この1年、母を失った喪失感“母ロス症候群”に苦しみ続けていた大竹。今年9月1日に訪れた埼玉県の霊園では、彼女は墓前にしゃがみ、目をぎゅっとつぶりながら、2分ほども手を合わせていただろうか。そして子供たちや合流した親族たちが思い思いに江すてるさんに語りかけた後に記念撮影を提案したのは長女・IMALUだった。この“撮影タイム”は意外な効果も生み出したようだ。墓石の横に立ち、声をかけあいながら、カメラやスマホのレンズを向けられるうちに、大竹の表情が少しずつほぐれていく。「江すてるさんはユーモアのある人で、体が弱ってからも、家族たちを笑わせるのが大好きだったそうです」(前出・舞台関係者)誰かが、江すてるさんのありし日のエピソードを披露したのか、大竹や一同は思わず笑顔に。静かな霊園に、楽しげな笑い声が響いたのだった。命日には全開の笑顔を見せることができた大竹。実は“家族の喪失”でうがたれた心の穴を少しずつでも埋めてくれたのは、“家族の絆”だったという。「大竹さんは『母は私に“精神的な強さ”を教えてくれた。だから私は、母がいないことにも負けてはいけないんだ』と言っています。彼女が江すてるさんの不在により淋しさを感じていることを隠そうとしなかったのも、母の思い出をあえて語り続けることで、悲しみを昇華させようと考えていたからなのかもしれません。また、元夫の明石家さんまさん(64)も、親身になって支えてくれたようですね」(大竹を知る舞台関係者)大竹はエッセイで元夫にこんな感謝の言葉を捧げている。《昨年9月に母が亡くなった時も、彼は真っ先に駆けつけ一緒に母を送ってくれた》(’19年2月1日付)2人が離婚したのは27年前だが、その後も交流は続いており、江すてるさん逝去後は、会う機会も増えているようだ。「今年1月29日は長男の34歳の誕生日で、3人で食事をしたそうです。また大竹さんもさんまさんも7月に誕生日を迎えます。今年8月には“ちょっと遅れたお誕生日会”を開き、子供たちやその友人たちも集まって、にぎやかな会になったとか。さんまさんは“名司会者ぶり”を発揮し、みんなを笑わせ続けたそうですが、きっと、大竹さんを元気づけたかったのでしょう」(前出・舞台関係者)9月1日、大竹たちはお墓参り後、霊園内にあるあずまやで、江すてるさんの思い出話に花を咲かせていたという。彼女が“母ロス”から卒業する日も、けっして遠くはないだろう。
2019年09月11日