サラ・ベルナール、ヘレン・ミレンといった世界の名女優が演じてきた古典劇『フェードル』に、大竹しのぶが挑む。演じるのは、義理の息子への破滅的な想いに身を焦がす女性だ。その激情をいかに表現し、今に何を伝えるのか。大竹の言葉に、古典だから味わえる面白さがあることが、早くも見えてきた。舞台『フェードル』チケット情報これまでにギリシャ悲劇やシェイクスピア劇を経験してきた大竹にとっても、古典は久しぶりとなる。持ちかけたのは、数々の賞を獲得した『ピアフ』などでタッグを組んでいる演出の栗山民也。「普通に劇場で準備してるときに、いきなり、『古典やろうよ』と言われて(笑)。私もずっとまたやりたいなと思っていたので、ぜひという感じでした」。古典劇に惹かれるのは、そこに「演劇の原点がある」と感じるからだ。今回の『フェードル』も同様である。「書かれている台詞の言葉に力があって、愛はとことん愛、憎しみはとことん憎しみ、というふうに中途半端なことがないんです。それだけのエネルギーを持った言葉を発するにはやはりこちらも強くないと。だから演劇の原点だなと想いますし、『フェードル』はとくに、登場人物それぞれが自分の発した言葉に翻弄されていくところが、すごく面白いなと思うんです」。『フェードル』は、17世紀のフランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、ギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材をとって創り上げた作品。国を出たまま行方不明となっている王(今井清隆)を夫に持ちながら、義理の息子(平岳大)への思慕に狂わんばかりのフェードル。ついにその恋心を告白するも、王が突然帰還し、さらに息子には別に思う娘(門脇麦)がいることがわかり、運命は悲劇へと向かっていく。「改めて、人間って昔も今も何ひとつ変わっていないんだなと思います。たとえば不倫の恋をしてしまうこともそう。それを、“私はもう死んだほうがいい。死ぬの、死ぬの、死ぬの!”というふうに激しく描かれているので、きっと笑えると思うんですね。古典といっても難しい話ではなく、まさに今の私たちと同じ人間の話であって。人間って本当に愚かだなって笑ってもらえればいいなと思います」。演じる側としても古典は「アドレナリンがどんどん出てきて楽しい」ときっぱり。「だから、そのエネルギーを、たとえば闘牛を観て興奮するのと同じような感覚で観てもらえればいいなと(笑)。それぐらいエネルギーが放出されている舞台にしたいと思います」。人間が本来持つ激烈を見せつけられることで、生き方をも揺さぶられるかもしれない。公演は4月8日(土)から30日(日)まで東京・シアターコクーンにて。その後、新潟、愛知、兵庫を巡演。取材・文:大内弓子
2017年02月27日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、『画と機 山本耀司・朝倉優佳』。東京・新宿の支店、ギャラリー5(新宿区西新宿3-20-2東京オペラシティタワー3階)によるご紹介です。■『画と機 山本耀司・朝倉優佳』本書は日本のファッションデザイン界を牽引する山本耀司の魅力と本質に迫る、東京オペラシティアートギャラリーで開催中の展覧会の公式図録である。若手画家の朝倉優佳の作品を交えて、二次元から三次元へ自在に表現が巡らされる展覧会会場は、ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)を知るファッション好きはもちろん、アート好きも引き込まれる刺激的な展示空間となっている。一方、図録は山本・朝倉の絵画作品を中心に構成されているため、ページを走る山本の筆使いに新鮮な驚きを覚える人もいるだろう。こちらでは空間演出から離れて一枚一枚の作品にじっくり向かい合うことができる。作品の他には、両名のインタビュー、展覧会タイトルの「画と機」(「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」「機織(服)」を意味する)の名付け親である編集工学者の松岡正剛、そして『GQ JAPAN』編集長の鈴木正文による解説も収録されている。ページごとに、さまざまな異なる種類・判型の紙が使用されており、製本形式も従来の展覧会図録にはないファイル綴じ。一見、黒くすっきりとしたシンプルなファイルだが、その中には、山本耀司の40年という円熟したキャリアを経てもなお尽きることのない創作へのエネルギーが閉じ込められている。なお、展覧会「画と機 山本耀司・朝倉優佳」は3月12日まで東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。【書籍情報】『画と機 山本耀司・朝倉優佳』出版社:東京オペラシティアートギャラリー言語:日本語・英語ファイル綴じ仕様/72ページ/320×250mm発刊:2016年12月価格:2,593円【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー 3Fギャラリー1、2住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)、2月12日
2017年01月26日女優の大竹しのぶが29日、東京・渋谷のNHKホールで『第67回NHK紅白歌合戦』(NHK総合ほか 12月31日19:15~23:45)のリハーサルを行い、本番さながら感情を込めてエディット・ピアフの「愛の賛歌」を熱唱した。紅白に出場するのは今回が初。マイクの前に立っての「お願いします」はいつもの調子だが、ひと度歌い始めると表情が一変。2度の歌唱も感情を振り絞り、目を潤ませながら歌い上げた。リハーサルを終え、報道陣の取材に応じた大竹は「反響があった」と紅白出場が発表された当時の反応を回顧。最初は「なんで私が」という戸惑いもあったが、LINEやメールで69件も祝福の声が届き、「がんばらなくちゃ」という前向きな気持ちに。娘のIMALUは「すごい!」と驚いていたそうだが、元夫・明石家さんまからは連絡がなかったと明かして苦笑いを浮かべ、報道陣の笑いを誘った。また、リハーサル中の心境を聞かれ、「ピアフの気持ちを素直に伝えたい。ただ、そのことだけを」と説明。感極まったことについては、「愛する人が亡くなった時の芝居とリンクします。それでも強く生きていかないといけないという思いで歌いました」「芝居として歌うのか自分として歌うのか分からなくなっちゃった」と打ち明けていた。今年の紅白のテーマは「夢を歌おう」。紅組司会を有村架純、白組司会を嵐の相葉雅紀、総合司会は武田真一アナウンサーが務める。出場歌手は紅組23組、白組23組の合計46組。昨年は紅組が4年ぶりに勝利し、通算成績は紅組30勝、白組36勝。
2016年12月29日東京オペラシティ アートギャラリーで「画と機 山本耀司・朝倉優佳」が12月10日からスタート。来年3月12日まで開催されている。開幕前日の9日には内覧会が行われ、山本耀司も来場。本展覧会への想いをこう語った。「異常気象、イギリスのEU離脱、アメリカの新しい大統領など、世界がヤバい状況の中でファッションだけをやっていては駄目だ。世界をつなぐにはアートしかない、と思った。世界が、特に日本がヤバい状態を何とか出来るのは指先の力でありセンス、技術、そしてソフトパワーつまりアートしかない。40年以上服を作って、疲れているはずの男が頑張っていることを若い人に見てほしいし、お前たちも立てよと言いたかった」本展では、山本がキャンバスや紙に描いた絵画、ガラスに描いた作品、屏風(びょうぶ)形式の作品、彫刻など未発表の作品と共に、彫刻作品と女子美術大学大学院博士課程在学中の画家で、数シーズン前からヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のウィメンズとメンズのパリコレクションでコラボレーションを行っている朝倉が単独で制作した作品、2人が共同制作した作品、2人のコラボレーションによる服などが展示されている。会場入り口の幅16メートル縦6メートルの窓ガラスと会場奥の窓ガラスも山本と朝倉が内覧会直前に一気に描き上げたという。配置や構成まですべて山本と朝倉が2人で決め、会場に流れる音楽にも山本の声を加え、非常灯のマークも山本自身を連想させるものにするなど細部にまでこだわった今回。それまでも準備はしていたものの、10月の春夏コレクション終了後、自宅やアトリエなど、様々な場所に置き、朝から制作したという絵画や彫刻、ガラスや屏風に描いた作品など山本の20数点の作品と朝倉が制作した作品の中から選んだ70数点の絵画、そして共同制作した作品が入り交じるような構成で展示している。軍服姿の絵は戦争で亡くなった父を描いたもので、会期中に会場内の様々な場所に移動する予定だという。また、パリコレクションの直前にショー会場で、朝倉がシャツの上にペイントしたものや2016年春夏の赤いドレスなど、パリコレクションで発表したコラボレーション作品は、山本を思わせるボディや流木に着せている。服を中心とした回顧展ではないという意外性も今回の展覧会の狙いを強調しているよう。デッサンや山本本人写真の上に絵を乗せた作品、それらの作品を使ったヨウジヤマモト プリュス ノアール(YOHJI YAMAMOTO +NOIR)の服なども展示している。朝倉とのコラボレーションについて「最初にメンズを手伝ったもらったときからデッサンがすごかった。骸骨が風呂に入っているのを描いた服はすごく売れたし、専門の訓練を受けたメッセージ力の凄さは僕にはない。ただ、これだけは出会い。一緒にやりたいという若い人はたくさんいるが、面接で選んでいるわけではないので」と説明した上で「大変でした。ファッションはチームでする仕事だからデザイナーは好きなことを言えば良い。でも、アートは筆を洗うことまで自分でやらなければいけないし、描きながら、たかがファッションで成功した人間が絵?ふざけんなと言われると思っていたから真剣勝負だった。世界はヤバいという想いを伝えるためにも、これからも絵だけではなく様々なアートや演劇、映像にも関わりたいし、生きている限り変わっていきたい。来年はシークレットライブもやりたい」と明かした山本。これからの活動やコレクション、コラボレーションなども注目を集めそうだ。【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料
2016年12月11日女優の大竹しのぶが24日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた第67回紅白歌合戦(12月31日 19:15~23:45)の出場発表記者会見にビデオメッセージを寄せた。初出場となる大竹は「この世界に入って47年、紅白に初めて出場することになりました。私自身が一番驚いております」とコメント。「歌は大好きで舞台の上でもCDとか、いろいろと歌う機会を与えていただいて、歌で紅白歌合戦に出られるとは本当に夢のような気持ちです」と喜びを表した。大竹は、同番組について「審査員席に座ったことはある」と振り返り、「最初の審査員席に座った時にどちらが勝つと思いますかと聞かれて『どちらでもいいです』と答えた記憶があるんですけど」とエピソードを披露。「みんなが一生懸命歌っている姿を見て、どちらにも勝たせたいというのを間違えて、『どっちでもいいです』と言ったのが18歳の時でした」と、思い出を語った。同局制作部エンターテインメント番組部 矢島良プロデューサーは、大竹の出場理由について、NHKの音楽番組『うたコン』(毎週火曜 19:30~)への出演、歌手・中島みゆきのカバーライブや、舞台『ピアフ』でエディット・ピアフ役として披露した歌の実力などを挙げる。「女優さんとしても素晴らしいし、歌い手としての存在感も素晴らしい」と絶賛した。『第67回NHK紅白歌合戦』出場歌手(五十音順、カッコ内は出場回数)●紅組AI(2)、絢香(8)、E-girls(4)、いきものがかり(9)、石川さゆり(39)、市川由紀乃(初)、宇多田ヒカル(初)、AKB48(9)、大竹しのぶ(初)、欅坂46(初)、香西かおり(19)、坂本冬美(28)、椎名林檎(4)、島津亜矢(3)、高橋真梨子(4)、天童よしみ(21)、西野カナ(7)、乃木坂46(2)、PUFFY(初)、Perfume(9)、松田聖子(20)、水森かおり(14)、miwa(4)●白組嵐(8)、五木ひろし(46)、X JAPAN(7)、関ジャニ∞(5)、桐谷健太(初)、KinKi Kids(初)、郷ひろみ(29)、三代目 J Soul Brothers(5)、THE YELLOW MONKEY(初)、SEKAI NO OWARI(3)、Sexy Zone(4)、TOKIO(23)、AAA(7)、氷川きよし(17)、V6(3)、福田こうへい(3)、福山雅治(9)、星野源(2)、三山ひろし(2)、山内惠介(2)、ゆず(7) 、RADWIMPS(初)、RADIO FISH(初)
2016年11月24日デザイナー・山本耀司の魅力と本質に迫る展覧会「画と機 山本耀司・朝倉優佳」が、12月10日から17年3月12日まで東京・新宿の東京オペラシティ アートギャラリーにて開催される。近頃、絵画とのコラボレーション作品を積極的に展開している山本耀司。今回開催される展覧会のタイトル「画と機」は、そんな山本の希望により、編集工学者の松岡正剛が考えた。「画」は絵画を、「機」は「はずみ」や「機会」、「機織(服)」を意味しており、この二文字は関係性を表し、絵画とファッション、二次元と三次元、男と女など、反発しながらも惹かれ合い、互いに逃れられないような、創造の根源に触れる危険な関係を暴き出す。同展では、40年以上のキャリアを経て今なお斬新なクリエーションを展開する山本の魅力と本質に迫る。会場には、同展のために山本が制作した絵画や彫刻などを展示。通常とは異なる異形ボディのマネキンが、思い思いの着方で服をまとって並ぶ空間は、ファッション展のイメージを持って来た人の期待をものの見事に裏切る。また、16SSメンズ&ウィメンズコレクションから数シーズンに渡り、ヨウジヤマモトとのコラボレーションピースを発表してきた若手画家の朝倉優佳の作品も展示。「画と機」の衝突、融合、失望、対立、刹那、交替、憧憬、永遠の現場を体感できる機会となっている。【展覧会情報】「画と機 山本耀司・朝倉優佳」会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2会期:12月10日~17年3月12日時間:11:00~19:00(金・土曜日は20:00まで、入場は閉場の30分前まで)料金:一般1,200円、高大生800円、中学生以下無料
2016年10月30日俳優・平岳大と門脇麦が大竹しのぶ主演舞台『フェードル』に出演することが25日、わかった。同作はフランスの劇作家ジャン・ラシーヌが、古代ギリシャの三代詩人エウリピデスのギリシャ悲劇『ヒッポリュトス』から題材を得て作り上げた作品。王の妻・フェードル(大竹)が義理の息子・イッポリット(平)に恋してしまったことから起こる悲劇を描く。栗山民也が演出を務める。23日に急逝した俳優の平幹二朗さんの息子である平。「『あの芝居いつかやりたいなあ』と思ってるうちに時間だけが過ぎ去ってしまい、気づくともう自分が対象年齢からはみ出している。そんなことは役者にとって日常茶飯事だ」と持論を語りつつ、「奇跡が起こり、このわたしにも王子の役が舞い込んでくる事がある」と喜びを綴った。そして「しかも母親フェードルは大竹しのぶさんだ。もう死に物狂いでやるしかない」と決意を表した。また「いつか思い切り古典作品に浸りたい、挑戦したいとずっと思っていました」という門脇は、「まさか栗山さん大竹さんはじめとする憧れの方々とご一緒出来るなんて!」と豪華メンバーに驚きの様子。「必死に食らいつきながら、先輩方から色々なことを学び、素敵な舞台になる様全力を尽くします」と熱く語った。同作にはほかに谷田歩、斉藤まりえ、藤井咲有里、キムラ緑子、今井清隆が出演。2017年4月8日~30日、Bunkamuraシアターコクーンにて上演される。
2016年10月25日アクション時代劇『真田十勇士』の公開直前イベントが9月14日(水)、109シネマズ川崎で行われ、出演する大竹しのぶ(豊臣秀吉の側室・淀殿役)、大島優子(くノ一・火垂役)が出席。十勇士の“推しメン”について、トークを繰り広げた。口八丁手八丁の佐助が仲間たち=十勇士と協力し、実はヘタレだった武将・真田幸村を“真の名武将”に仕立て上げようと奮闘するアクション時代劇。映画の公開&舞台の上演(14年に上演された同名舞台の再演)を同時期に実施する。「やっぱり、松坂さん!」と松坂桃李(霧隠才蔵役)を推す大竹さんは、「カッコいいし、実際にすごくいい子ですし。それにベラベラしゃべらないから…」とさりげなく“お笑い怪獣”の前夫をチクリ。片や、大島さんは「喜怒哀楽が豊かで人間らしい」という理由で、主演の中村勘九郎(猿飛佐助役)を挙げたが、すかさず大竹さんは「でも、火垂は才蔵が好きなんでしょ?三角関係になっちゃうよ」とツッコミを入れていた。現場ではメガホンをとる堤幸彦監督のこだわりに驚かされたそうで、大竹さんは「絵コンテも『これ、おかしいんじゃない?』というくらい細かくて、合戦のシーンはみんな大変だったはず。私はずっとお城にいたから、苦労がなくて」と申し訳なさそうな表情。一方、「SPEC」シリーズや「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」で堤監督とタッグを組んでいる大島さんは、「堤監督、よくやるなあーって(笑)。時代劇ということもあって、セットにすごくお金がかかっていて、本当にすごいです。とても見応えがある」と感嘆の声。アクションにも挑戦し「すごく寒い時期に、すごく寒い場所での撮影でしたが、忍者役なので軽装で、着こむこともできず大変でした」とふり返った。『真田十勇士』は9月22日(木・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日ワイスリー(Y-3)がクリエイティブディレクターの山本耀司と、ワイスリーのシニアデザインディレクターのローレンス・ミッドウッドにそれぞれフォーカスしたふたつのムービーを公開した。山本耀司に焦点を当てたモノクロのフィルム「山本耀司 マスターオブシャドウ(Master of shadow)」は、ワイスリー16-17AWパリメンズコレクションウィークの期間中の山本耀司を捉えたもの。モデルキャスティング会場の様子から、山本耀司の車中での会話、チームとの綿密なミーティングの様子までが収められた。一方、ローレンス・ミッドウッドにフォーカスした「In conversation with Lawrence Midwood(ローレンス・ミッドウッドとの対話)」は、ワイスリーパリメンズファッションウィークのバックステージを独自の視点で捉えたムービー。ブランドを内部から映し出し、コレクションが生み出されている過程を知ることもできる。ムービーの中でローレンス・ミッドウッドは、“黒”という色の本質や、未来へのデザイン、山本耀司との親交などについて触れている。動画引用元: (Y-3オフィシャルYouTube:)動画引用元: (Y-3オフィシャルYouTube:)
2016年09月03日女優の大竹しのぶが、きょう23日に放送される関西テレビ・フジテレビ系バラエティ番組『ニッポンのぞき見太郎』(毎週火曜21:00~21:54)で、前夫・明石家さんまから受けたサプライズを明かす。今回の放送は「我が家の問題のぞき見SP」と題し、家族に関する悩みについて全国1万5,000人にアンケート調査を実施。「夫がサプライズをしてくれなくなったことに対する悩み」の話題では、藤本と安めぐみが自らの体験談を紹介。ロマンチックなサプライズに、小原正子は「男の芸人さんって頑張る人が多い。だから、美人で自分よりランクが上の人と結婚する」と見解を述べる。そんな中、大竹は「サプライズは何歳になってもうれしい」と話し、前夫であるさんまにしてもらったサプライズなど、衝撃の事実が明かしていく。この日の番組では、77歳のおじいさんが、結婚50周年を記念して初めてサプライズに挑む姿に密着。また、夏休みも毎日働くお父さんに、子供たちがサプライズを仕掛ける企画の第2弾も放送する。
2016年08月23日女優の大竹しのぶが8月1日(月)、都内で行われた主演作『後妻業の女』の完成披露試写会に出席。遺産目当ての“魔性の後妻”を演じ「皆さんからピッタリと言われますが、全く嬉しくありません!」と適役だと絶賛する声に対し、笑顔で不服を申し立てていた。死期が迫った裕福な独身男性に近づき、妻の座を手にし、死後の財産までも奪う“後妻業”を営む小夜子(大竹さん)と、彼女にターゲットを紹介し、裏で操る結婚相談所所長の柏木。そんな2人の悪事を、遺族や裏社会の探偵が暴き出そうとするが…。直木賞作家の黒川博行によるベストセラー小説「後妻業」を映画化。舞台挨拶には大竹さんをはじめ、豊川悦司、笑福亭鶴瓶、津川雅彦、永瀬正敏、尾野真千子、水川あさみ、風間俊介、鶴橋康夫監督が出席した。大竹さんの本音とは裏腹に、“相棒”柏木を演じる豊川さんも「この役は大竹さんしかいないと確信した」と太鼓判。ラブシーンを演じる鶴瓶さんは「キスのシーンで、この人(大竹さん)歯をグーッとして、全然キスさせてくれないんですよ」と裏話を明かした。また、大竹さんと尾野さんは劇中で壮絶なバトルを繰り広げており、「ビンタが入った瞬間、『良し決まった』と思いましたね」(大竹さん)、「お尻を蹴られることなんて、なかなかないですし」(尾野さん)。さらに尾野さんが「くそばばあ!」と大竹さんを罵るシーンもあり、「あのときは、我を忘れていたよね」(大竹さん)、「この場を借りて、お詫びします」(尾野さん)と“和解”していた。また、この日は津川さん&鶴橋監督の“76歳コンビ”が大暴走!津川さんが自身が演じる役柄の顛末を上映前の観客に明かしたかと思えば、鶴橋監督にいたってはラストシーンをしゃべってしまう無双ぶりで、鶴瓶さんがマイクを奪い取る場面もあった。『後妻業の女』は8月27日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月01日大竹しのぶや豊川悦司ら豪華キャストが集結する映画『後妻業の女』。この度、本作映画公開を記念して、8月20日(土)より「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて、漫画連載されることが決定した。婚活大国ニッポンにおいて、現在結婚相談所は全国に約4,000社、利用者は60万人と言われている。長寿化、核家族化に伴い結婚観は変化し、年金制度改革による熟年離婚件数は急増。65歳以上の1人暮らしは約600万人。65歳以上の男性の5人に1人、女性の2人に1人が独身という昨今、熟年婚活の倍増に目を付けて、金持ち男の後妻に入り財産を奪うのが“後妻業の女”。本作は、そんな後妻業の女をテーマにした、直木賞作家・黒川博行による小説「後妻業」を原作に、ドラマや映画で多くの社会派作品を手掛けてきた名匠・鶴橋康夫が監督を務め映画化した。キャストには、金持ち男をだます主人公・小夜子を演じる大竹さん、小夜子と共に老人をだます結婚相談所所長・柏木役の豊川さん、小夜子のターゲットとなる不動産王・舟山役に笑福亭鶴瓶。そのほか、永瀬正敏、尾野真千子、風間俊介、津川雅彦ら豪華俳優陣が集結している。今回漫画化を担当するのは、読者の心を抉る描写の中に滲む人間賛歌のストーリーを紡ぎあげることで定評のある村上たかし。村上氏といえば、祖父と孫娘の日常を描いた4コマ漫画「ぱじ」で第4回文化庁メディア芸術祭優秀賞を受賞、「漫画アクション」(双葉社)誌上で自身初のストーリー作品である「星守る犬」を発表し、54万部を超えるセールスを記録している。また「星守る犬」は、「書店員が薦める一冊」として話題となり、西田敏行を主演に迎えて映画化もされている人気作となっている。村上氏が小説や映画のコミカライズを手掛けるのは今回が初の試み。映画プロデューサーの臼井央は今回のコミカライズにあたって村上氏が決まった経緯として、「関西弁によるつばぜり合いで構成されていく話なので、作者が関西出身という点はできれば外したくない。その中で人間喜劇を描ける方なら尚良いですが…、と小学館さんにお願いしたところ、これ以上ない方に筆をとって頂けることになりました」とコメントしている。『後妻業の女』は8月27日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年07月27日お笑いコンビ・さまぁ~ずの大竹一樹(48)が、23日深夜に放送されたテレビ朝日系バラエティ番組『さまぁ~ず×さまぁ~ず』(毎週木曜26:21~)で、緊急入院をめぐる騒動の全貌を語った。5月下旬に緊急入院し、翌日行われたテレビ東京『モヤモヤさまぁ~ず2』のロケを初めて欠席した大竹。この日の『さまぁ~ず×さまぁ~ず』で大竹は、「昨日の朝退院し、今日こうしてやってまいりました」と退院を報告し、「入院したのは2日くらい」と明かした。2児の父である大竹は、仕事が休みだった日に昨年9月に誕生した次男が高熱を出し、1人で看病することに。夕方頃に次男は復活してきたが、動き回る次男をフォローしていたら自分の足が痛くなってきたという。寝る時には激痛で足が動かなくなり、悪寒も感じるほど体調が悪化。「ハウハウだし汗だし痛いし、骨のがんだなと。こんな痛くて寒すぎたら死ぬんだな」と思い、知り合いの医者に電話し、「先生のところに行かせてください。ただ、今から行くわけにはいきません。朝、家族のことを全部やってからでないと行けないので」と伝えたという。翌朝、「ハウハウしながら」子供の世話など役目を果たしてから病院へ。血液検査やCTでも原因がわからなかったが、MRIで筋膜炎であることが判明し入院することに。先生から「菌が全身に回ったら、マックス最高に悪い状態を考えたら死ぬ可能性がある」と言われ、「死ぬの!?」と衝撃を受けたという。また、「明日が仕事だということで、申し訳ない気持ちでハウハウになった」とその時の心境を明かした。病院には、マネージャーと妻でフジテレビアナウンサーの中村仁美が駆けつけ、マネージャーとは翌日以降の仕事について打ち合わせ。中村アナは、夫のピンチにも関わらず「大げさなんじゃないの」「おじいさん!?」「写真撮っちゃお!」などと病人イジリをしてきたという。大爆笑の相方・三村マサカズは「大竹のかみさんからうちのかみさんに『主人が仕事休むみたいでご迷惑おかけします』って連絡がきて、お前の車いすの写真とか送られてきた」と告白。その写真が番組で紹介された。三村はまた、大竹が中村アナに「ママちゃん待ちだよ」と電話で話していたことをマネージャーから聞いたと暴露。動揺する大竹に、「ママに"ちゃん"つけたって笑ってた」と爆笑しながら続けた。そして、「飲み薬とかやりますから」と言って早めに退院させてもらったという大竹が、「かみさんに1日早く退院できることになったと言ったら、『えっ帰ってくるの? 明日でもよかったんですけど』って言ってんのよ」と話すと、三村は「ママちゃんが?」とイジり再び爆笑。大竹は「ママちゃんじゃない!」とツッコんだ。
2016年06月24日市村正親と大竹しのぶ。日本の舞台俳優として最強のコンビで上演されたブロードウェイ・ミュージカル『スウィーニー・トッド』が、4度目の上演を果たす。作品は、18世紀末のロンドンに実在したという恐怖の理髪師をモデルに描く、痛快だが哀しい復讐の物語。音楽は、現代ミュージカルの巨星スティ-ヴン・ソンドハイム。この作品は演出の宮本亜門が「一番好きなソンドハイム・ミュージカル」であり、大竹しのぶも「独特の音楽の世界がクセになる感じで、ずうっとやりたいぐらい楽しい!」と、今回の再演を喜ぶ。大竹を直撃、作品の魅力と意気込みを聞いた。ブロードウェイミュージカル「スウィーニー・トッド」チケット情報物語は衝撃的だ。無実の罪で流刑となり、脱獄してロンドンに戻った理髪師がスウィーニー・トッド(市村)と名乗り、元の店の階下でパイ屋を営む昔なじみのミセス・ラヴェット(大竹)と手を組んで、復讐を始める。正体を知る人間を次々とカミソリで首を切って殺し、死体は人間ミンチにしてパイ屋へ。ロンドン一まずいと評判のパイ屋は肉不足を解消、かくして行列のできる店に!独特のソンドハイムの音楽のなか、舞台セットを立体遊戯具のように巧みに使う演出。大竹はこの作品の魅力を「音楽が素晴らしいです。最初は、この音、間違ってるんじゃないの?と思うような音楽ですけど、音が全部計算されていて、深い。表面ではすごくきれいなバラードを歌いながら、その下では不気味な音が鳴っていたり。とても難しい音を出さなくちゃいけなくて大変でしたけど、だんだんおもしろくなってくるんです」。物語と役柄については「すっごく恐ろしい話を笑いながら楽しくやるところが魅力的。『殺しちゃいましょっ』って、恐ろしいことを笑顔で歌って(笑)。怖い話ですけど、楽しいんです。ミセス・ラヴェットは最初からスウィーニーを『好き好き』と思っていて、好きよ、楽しいわ、お金いっぱい、ハッピー!みたいな感じ(笑)。ドキドキして、最後はそんなぁ!!って(笑)」。2007年の初演では、ミュージカルはほとんど初めてながらこの作品に挑戦した。4度目となる今回は「もっと歌がうまくなりたい。芝居でしゃべるように歌うには、すごい技術がいるので、私、ほんとに頑張らなくちゃ。これまで観ていただいた方には、ソンドハイムの音楽を、さらにパワーアップしてお届けしたい。初めてご覧になる方には、これがミュージカルだったと思ってもらえるようなワクワク感を渡したいと思っています」。初回から大阪公演の会場はシアターBRAVA!。「劇場の思い出は、やはりここで何度も公演した『スウィーニー・トッド』が一番多いです」と語る大竹の想いを乗せ、これを最後の演劇公演としてシアターBRAVA!は5月末に閉館する。公演は、5月13日(金)から15日まで大阪・シアターBRAVA!、5月20日(金)から22日(日)まで愛知・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。チケットは発売中。取材・文:高橋晴代
2016年05月13日現代美術家の大竹伸朗が、15年から連続刊行しているカタログシリーズ『SO X TN』から新たに2タイトルを発売。あわせてこれまでのカタログを集積する『SO X TN: #1』も限定250部で発売し、5月15日から6月26日まで東京・渋谷のNADiff a /p/a/r/tでこれを記念した展覧会「SO X TN: #1」を開催する。『SO X TN』は、大竹伸朗の展覧会やフェアなどのプロジェクトが行われる度に、東京・東麻布のギャラリー・Take Ninagawaが販売してきたカタログシリーズ。08年に開催された一番最初の展覧会である3部シリーズ『貼、貼貼、貼貼貼』を除くすべての個展プロジェクトが収録されている。5月には、これまでの4種に、新たに『時憶』と『網膜』の2タイトルが加わり、計6タイトルのカタログがラインアップ。これらのカタログを集積する『SO X TN: #1』も限定250部で発売される。なお、見返し部分には大竹伸朗手書きの限定ナンバー入り。今回開催される展示会では、この『SO X TN: #1』の豊富なバリエーションの中から約100点を展示販売。絵画でもあり、彫刻でもある、重厚、膜厚な大竹伸朗ならではのユニークなピースの数々が展開される。5月15日の18時30分から20時までは、トークイベント「大竹伸朗を囲む初夏の夕べ」も開催。5月14日から6月30日までは、Take Ninagawaにて展覧会『時憶』も同時開催される。また、『SO X TN: #1』の購入者には、慶応義塾大学アート・センター企画のShow-Case Project No.3として大竹伸朗が個展を開催した際に制作された、他で手に入らない未販売のカタログ『時憶 / フィードバック』をプレゼント。デザインは同カタログシリーズと同様、Edit.35の小関学が手掛けた。【展覧会情報】「SO X TN: #1」会場:NADiff a /p/a/r/t住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4期間:5月15日~6月26日定休日:月曜日【書籍情報】『SO X TN: #1』著者:大竹伸朗310×240×40発刊:2016年価格:3万5,000円
2016年05月01日現代ミュージカルの巨星、スティーヴン・ソンドハイムの傑作を宮本亜門が演出。市村正親、大竹しのぶという名優の主演で、2007年、2011年、2013年に上演されたブロードウェイ・ミュージカル『スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~』が、4度めの幕を開ける!ブロードウェイミュージカル「スウィーニー・トッド」チケット情報18世紀末のロンドン、高名な判事に妻子を奪われ、無実の罪を着せられた理髪師が、脱獄をし、名をスウィーニー・トッドと変え、復讐の機会を狙う。その協力者となるのが、ロンドン一まずいと悪評のパイ屋のおかみ、ミセス・ラヴェットだ。トッドの企みを隠しながら、パイ屋も繁盛をする。そのためにふたりが考えだした、とんでもない作戦とは…!?ロンドンに実在したと言われる理髪師に扮するのは、市村正親。「またこの複雑でおもしろい作品で、ソンドハイムの音楽に身を委ねることができる。役者冥利に尽きますね」と、うれしそうに語る。大ベテランの市村も、初演時には、独特の変化の多い曲に苦労したのだとか。「非常に難しいのに、やっているうちに心地よくなる。多彩な変化が、ドラマチックな物語を表していて、まさにソンドハイムのミラクルが体感できる作品なんです」。トッドの残酷な運命を予感させるように、不安げなメロディで幕が開き、物語はスリリングに展開する。血なまぐさいトッドの企みを、ブラックジョークへと変え、コミカルな笑いで盛り上げるのがラヴェット役の大竹しのぶだ。「しのぶちゃんあっての『スウィーニー・トッド』」と市村が言うように、大竹のおかみぶりは、豪快でお茶目。憎しみの炎をたぎらせる市村のトッドと絶品のコンビで、観客をぐいぐいと引っ張っていく。ふたりがカミソリと鉈を手に歌い上げるシーンは、恐ろしくもおかしく、盛り上がりどころのひとつだ。恐怖と笑いが交錯する物語は、ハラハラドキドキの連続で目が離せないと市村。「特に2幕の後半はスピーディで見事です。あり得ない話だけどリアリティもあって、このハラハラドキドキ感は観る甲斐ありですよ」。宮本演出のもと、市村、大竹の巧みなタッグに見事なアンサンブルを添えるのが武田真治、芳本美代子、田代万里生、斉藤暁、安崎求ら個性派の共演者たち。いずれも本作品の出演経験者で、「芝居も歌も確実に深まっています。みんな音符に追われるのではなく、物語の中で生きている感じ」。2007年から10年が経ち、市村はふたりの子どもを持つ父親に。「僕自身も父になって、トッドの妻子を思う気持ちがリアルに体感できるようになりました。トッドは頭では妻と娘を思いながら、手ではすごく残忍なことをやっている。その二面性でお客様がジレンマに陥って、よりハラハラドキドキするような舞台にしたい。今回がファイナルだと思って、悔いのないよう、そしてお客様が喜んで下さるよう、精一杯つとめます」。東京公演は4月14日(木)から5月8日(日)まで東京・東京芸術劇場にて上演。その後、大阪、名古屋を巡演。取材・文:大西美貴
2016年04月07日市村正親と大竹しのぶがW主演、宮本亜門が演出を手掛けるブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド』の公開稽古が行われた。2007年、2011年、2013年と3度にわたり、市村と大竹がW主演を務めてきた本作だが、今回の2016年度版がこのコンビでは最後となることが市村の口から発表された。ブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド』チケット情報本作は18世紀のロンドンに実在したという恐怖の理髪師をモデルにした、痛快で悲しい復讐のストーリー。妻と娘と共に幸せに暮らしていた理髪師ベンジャミン・バーカー(市村)は、ある日、妻を横恋慕する判事ターピン(安崎求)に無実の罪を着せられ、流刑に処せられる。15年後、街に戻った彼は、かつての自分の店の1階で今もパイ屋を営むラヴェット夫人(大竹)から、妻が狂死し、娘はターピンの養女になっていることを知らされる。怒りに燃える彼は「スウィーニー・トッド」と名乗り、再び理髪店を開店。ターピンへの復讐の機会を狙いながら、彼の正体を知る人間を次々と殺し、その肉を使ってラヴェット夫人はパイを焼く――。公開稽古で披露されたのは、オープニング曲の『スウィーニー・トッドのバラード』。亡霊たちが「スウィーニー・トッド」とは何者かを歌うナンバーで、その圧倒的なステージに稽古場は一気に不穏な空気に包まれた。公開稽古後の囲み取材には、市村、大竹、宮本が出席。市村が「僕としのぶさんの『スウィーニー・トッド』はファイナルです。うぅ」と泣きまねすると、すかさず宮本が「前回もファイナルって言ってた気がしたけど」とツッコミ。市村は「今回は本当のファイナルです」と断言した。宮本は「ふたりの人生のすごみが役に入り込んできて、だから毎回唸るような作品の濃さになっていく。このふたりが最後っていうのは演出家としても悔しいですよね」と悔やんだ。市村「ドラマはちょっと強烈だけども痛快な爽快感がある話です。亜門ちゃんの演出で、僕としのぶさんとカンパニーで、最高のものをお見せしたい」大竹「音楽も素晴らしいし、怖いだけじゃなくてワクワクして笑えるところもある楽しい作品。劇場という空間の中で、違う世界に連れてってもらえると思います」宮本「大人しかできない、本物が観たい人に観てほしいミュージカルです。特にこのふたりのコンビはこれが最後なので、演劇ファン、ミュージカルファン、映画ファン、劇場に行ったことない人にも必ず観てほしい。すごい瞬間をお届けできると思います」ブロードウェイミュージカル『スウィーニー・トッド』は4月14日(木)から5月8日(日)まで東京・東京芸術劇場にて。その後、大阪、名古屋を巡演。取材・文:中川實穗
2016年04月06日女子高生を中心に大ブームの“斎藤さんゲーム”。某携帯会社のCMでご存じの方も多いはず。その“斎藤さん”とは、トレンディエンジェルの斎藤司さん。いま最も熱い彼に、相方のたかしさんについて聞きました。やはり、“薄毛”で意気投合したのでしょうか?***斎藤:それが違うんです。僕は正直、誰と組んでも売れると思っていたんで、相方は誰でもよかったんです。当時、たかしと仲が良くて、ふたりでよく遊んでたんで、その流れでです。まあ、たかし、ラッキーでしたよね。――ベストな相方だと思います。斎藤:でもじつは、本当に運を持ってるのはあいつの方。基本的に、たかしってポンコツなんです。僕も僕で、負けじとポンコツな部分があるんですけれど、収録で、あいつのポンコツな部分が奇跡的にハマりだすことがあって、僕がそれに助けられることもあったり。それに、その場の瞬発力で勝負している僕とは違って、意外に笑いを方程式で考えられる人なんで、そこの部分の信頼もありますし。賞レースでも、僕はうまくいかないとイラついたりするんですが、たかしは全然気にせずニコニコしていて、おかげですぐに切り替えて次に臨めましたから。――確かに、ここぞという場面では意外と斎藤さんの方が緊張してますよね。たかしさんのあの動じない無邪気さはすごいです。斎藤:そうなんです。ゆとり教育が生んだモンスターと言われていますから。ここフザケちゃダメってところではフザケたり。そういう意味でも怪童です。年齢的には僕が上なんで、時どきキツいダメ出しをすることもあるんですが、一切気にしないですしね。それに、たかしとは面白いと思うものが一緒なんです。意地悪な視点が似ているんで、ふたりでいると悪口ばっかりしゃべってますけど(笑)。――女性の話をすることは?斎藤:僕は彼女事情も話しますが、たかしは一切話さない。あと、お風呂に行っても絶対に局部を見せないんですよね。けっして見たいわけじゃないんですけど、隠してる感じがなんか腹立つというか。普段は動じないくせに、なぜそこだけ気にしてるんだ、と。でもまあ心の奥で尊敬はしていますけどね。――ちなみに斎藤さん、恋人の存在を公表されていますよね。斎藤:それはねぇ…正直、ミスです。イベントに取材に来られる記者の方って、ほんと興味なさそうな表情をしているんです。そういう顔を見ると、つい喜ばせたくなっちゃって、盛り上がりそうな話題を提供しちゃうんです。彼女の話もそれでうっかりしゃべってしまって。芸能人との恋に憧れてたんですけれど、自らそのチャンスをふいにしてしまいました(笑)。◇今年、トレンディエンジェル初となる単独ライブ全国ツアーが開催。「TRENDY ANGELWORLD TOUR“JAPeeeeeN!!”」と銘打たれたツアーは、4/29の福岡を皮切りに、岡山、仙台、名古屋、静岡、札幌、東京、大阪の全国8か所。詳細はブログにて。また不定期に、新宿ルミネ、よしもと幕張イオンモール劇場などのライブにも出演中。◇さいとう・つかさ1979年2月15日生まれ、神奈川県出身。'05年にNSCで同期だったたかしとコンビを結成。ボケ担当。'13年にオンバト+第3代チャンピオン、'14年にTHEMANZAIで準優勝、昨年のM‐1グランプリで優勝。ソロで歌マネ番組などにも多数出演し注目を集める。※『anan』2016年4月6日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2016年03月30日“シャンソンの女王”エディット・ピアフの生誕100周年イヤーとなる今年、栗山民也演出、大竹しのぶ主演の音楽劇『ピアフ』が3年ぶりに帰ってきた。2011年の日本初演、2013年の再演とも、「ピアフが大竹しのぶに舞い降りた」と大絶賛された舞台だ。初日を翌日に控えた2月6日、東京・シアタークリエにてゲネプロが公開された。音楽劇『ピアフ』チケット情報貧民街での日々、最愛の恋人の死、2度の交通事故、モルヒネ中毒…。ピアフの47年の壮絶な人生は様々な形で舞台化されているが、パム・ジェムス作による本作は、短い場面の連続によってまるでドキュメンタリーのように見せていくのが特徴。経験を元に想像を膨らませて役を表現するというより、役の感情を実際にその場その場で感じるような演じ方をする大竹が、この戯曲に出会ったことは必然のように思える。ピアフが人生の様々な局面で感じた痛みと喜び、愛と喪失を目の前で追体験する大竹の姿を見つめているうちに、3時間の上演時間はあっという間に過ぎていった。大竹ピアフの歌う『水に流して』は何度聴いても心に迫り、心を揺さぶり、そして心に染み入る絶唱だ。大竹の神懸かった熱演にばかり注目が集まりがちだが、そして実際それが最大の見どころであることは疑いようがないが、キャスト全員の調和なしにこの上質な舞台は完成しない。下品であけすけだがピアフを丸ごと受け止める度量を持つ親友トワーヌ役の梅沢昌代、匂い立つばかりの色気を放つ女優マレーネ・ディートリッヒと気弱な秘書マドレーヌを見事に演じ分ける彩輝なおら、初演からの続投組はもはや本作に欠かせない存在。大竹と梅沢以外はひとりで複数の役を演じる演出のなかで、初参加となった伊礼彼方のコメディセンスや大田翔の美声も光り、作品にまた新たな陰影を与えていた。ゲネプロ前には記者会見が行われ、大竹がピアフの扮装で出席。「栗山さんがまた細かく演出してくださってさらに豊かになった。どこまでもどこまでも追求していける作品」と3演目の実感を語った。その上で、「今回はロングランなので体調に十分気を付けて、ピアフと共に、みんなと共に生き抜いていく覚悟です」と力強く宣言。昨今の芸能ニュースについて話を振られて戸惑うひと幕もあったが、「人生はみんなそれぞれ、自分で責任を持って生きていくもの。ピアフも自分の責任で人を愛し、別れ、幸せを掴もうとした。そんな素晴らしい人のお芝居をどうぞ皆さん観に来てください」とアピールに繋げて見せた。東京公演は3月13日(日)まで。その後3月19日(土)から21日(月・休)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月23日(水)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、3月26日(土)・27日(日)に愛知・中日劇場で上演。取材・文:町田麻子
2016年02月09日世界的シャンソン歌手、エディット・ピアフの若き日から晩年までを、大竹しのぶが全身全霊で演じる『ピアフ』。イギリスの劇作家パム・ジェムスの傑作として知られ、2011年、2013年に上演されて大絶賛を浴びた舞台が、ピアフ生誕100周年の今年、再び幕を開ける。大竹にとっては読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した、まさに当たり役への3度目の挑戦。とはいえ「稽古をしながら、新たに発見することがいっぱいあります」と語る。舞台『ピアフ』チケット情報この日、稽古が行われていたのは、ピアフが47歳で亡くなる直前のラストシーン。最愛にして最後の夫・テオ(碓井将大)に寄り添われて、車いすに座ったピアフのもとに、貧しい時代を共に生きた仲間トワーヌ(梅沢昌代)がやって来る。もう長い間会っていないのに、顔を見るなり毒舌を吐いて笑い合うふたり。その姿はこの舞台の冒頭で描かれる、20代の頃のままだ。懐かしい友の昔話を聞きながら、安堵したのか目を閉じるピアフ。テオとトワーヌがゆっくりと去った後、甦ったかのように立ち上がり「水に流して」を歌い始めた。「もういいの、もう後悔しない…」と静かに自らに問いかけるような歌い出しから、歌っていくほどに、大竹のピアフは大地から沸き上がる水のごとく力を蓄えていく。そして歌い切った瞬間、まるで雷に打たれたように。その姿は神々しいほどだ。「ピアフは生前、もし歌えなくなったら、ただ長く生きるより死んだほうがいいと語っていたそうです。そう言えるのがすごいし、壮絶な人生を送ってきたからこそ、すごく愛したいし、愛されたかった人。『愛の讃歌』もこのお芝居の中で歌うと、こんなにも深い愛を叫んでいたんだなって。だからこそピアフの歌は人に生きる力をくれるし、私も歌う時にはお客様にパワーを与えたいと強く思うんです」その後、冒頭のシーンの稽古に移ると一転、路上で命をつなぐために大声で歌う20代のピアフは、野良猫のようにたくましく愛らしい。約3時間、駆け抜けるような人生を演じ、14曲を歌う舞台はハードに違いないが、逆に「歌うほどに力をもらえる」という。「“あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと”“エディット・ピアフがステージに上がったら、何かが起きなくちゃ”といった台詞をいうたびに、ああそうだなって、同じ舞台に立つ人間として教えられます。ピアフのように私も1回1回全力を尽くします」そう語る大竹が再びピアフになる。そしてステージに立った時、愛と歌に生きた人生を私たちは体感するはずだ」公演は2月7日(日)から3月13日(日)まで、東京・シアタークリエにて。その後3月19日(土)から21日(月・休)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月23日(水)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、3月26日(土)・27日(日)に愛知・中日劇場で上演。取材・文:宇田夏苗
2016年01月29日シャンソンの女王、エディット・ピアフの鮮烈な人生を大竹しのぶが演じ、その熱演と熱唱に「ピアフが大竹しのぶに降りてきた」と賞賛された伝説の舞台『ピアフ』が、待望の3度目の上演を果たす。1月7日、大竹が共演する梅沢昌代、彩輝なお、伊礼彼方、川久保拓司とともに製作発表に出席した。【チケット情報はこちら】愛を求め、歌に生きた伝説の歌手のドラマチックな人生を、『愛の讃歌』『バラ色の人生』など14曲の彼女の名曲とともに綴っていく作品『ピアフ』。魂をぶつけるかのような大竹のピアフは大絶賛を呼び、初演時には読売演劇大賞最優秀女優賞をはじめ、その年の演劇賞を総なめにした。今回は3年ぶりの上演となるが「ピアフの歌に私自身も勇気付けられて生きてきたところもある。たくさんの方がこの芝居を観て、生きる勇気や喜びを味わってもらえたらすごく嬉しいです」と大竹。本人もこの役に特別な思いを抱いているようで、「“あたしが歌うときは、あたしを出すんだ。全部まるごと”といったピアフのセリフを言う時は、私自身もそう思って、私の身体にもそういう血が流れる。この芝居をやるとピアフに会える気がします。私の人生で大きな出会いになった」と話した。そのピアフとの出会いは、大竹が20歳の頃、美輪明宏が主演するピアフの評伝劇『愛の讃歌』を観劇し、同時期に故・中村勘三郎にピアフの評伝本を勧められたことだった…と公言していたのだが、つい最近、仰天の事実が判明したそう。年末に『日本レコード大賞』に出演の折、泉ピン子と話す機会があり、この公演の話題から「わたし、ノリちゃん(勘三郎)に『ピアフ』の本を貸してあげたのよ」と明かされ、よくよく聞いてみたらその本が勘三郎が大竹に渡した本だったとのこと。「勘三郎さんから借りたと思ったのは実はピン子さんの本だったということが最近バレました(笑)。哲明さん(勘三郎)らしい、人から借りたものを「これ読みなさい」って…。ホントに図々しいヤツだ!(笑)」と、旧友の愛らしいエピソードを楽しそうに話していた。公演は2月7日(日)から3月13日(日)まで、東京・シアタークリエにて。その後3月19日(土)から21日(月・休)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、3月23日(水)に広島JMSアステールプラザ 大ホール、3月26日(土)・27日(日)に愛知・中日劇場で上演される。
2016年01月07日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のデザイナーである山本耀司とニューエラ(NEW ERA)のコラボレーションブランド、山本耀司 for New Eraが16年1月にCotton Tee(7,000円)をNEW ERA STORE限定で発売する。これまでヨウジヤマモトと様々なコラボレーションを行ってきたニューエラ。今回はヨウジヤマモトブランドとしてではなく、山本耀司個人とコラボレーションを行った。Tシャツには、山本耀司が自身の思うニューエラのブランドイメージを墨と筆で具現化したアートワークと「Ten miles more to go y.y.」という直筆メッセージがプリントされている。カラーはブラックとホワイトの2色展開。
2015年12月25日ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)のデザイナーである山本耀司とニューエラ(NEW ERA)のコラボレーションブランド、山本耀司 for New Era(R)が16年1月にCotton Tee(7,000円)をNEW ERA(R) STORE限定で発売する。これまでヨウジヤマモトと様々なコラボレーションを行ってきたニューエラ。今回はヨウジヤマモトブランドとしてではなく、山本耀司個人とコラボレーションを行った。Tシャツには、山本耀司が自身の思うニューエラのブランドイメージを墨と筆で具現化したアートワークと「Ten miles more to go y.y.」という直筆メッセージがプリントされている。カラーはブラックとホワイトの2色展開。
2015年12月25日2011年の初演から3度目の上演となる『ピアフ』で、大竹しのぶが再びエディット・ピアフになる。演じるというより、まさしくピアフが降りてきたとしか言いようのなかったあの舞台に、再び立つ思いを聞いた。舞台『ピアフ』チケット情報舞台『ピアフ』は、シャンソンの女王、エディット・ピアフの人生を、短くも鮮烈なシーンを積み重ねながら表現した作品。そこに、『愛の讃歌』『バラ色の人生』『水に流して』などのピアフの珠玉のナンバーが加わっていく。再演にあたって大竹が改めて感じているのは、そのピアフの歌が持つ力だ。「音楽番組で歌う機会があったんですけど、演劇と離れて歌っても、やはりピアフの歌は別格でした。演出の栗山(民也)さんも『ピアフが歌うときは神々しい』とおっしゃっていましたが、地と天を結ぶような力があって、聴く人にその力を与えられないと歌う意味がない感じがするんです。『あたしが歌う時は、あたしを出すんだ。全部まるごと』という台詞があるように、私も全部を出して歌わないと歌えない」。それだけに、「ピアフをやると疲れる(笑)」のだと苦笑する。「でも、ピアフの台詞に私自身が力をもらえる。そして、“何があっても生きていかなくちゃいけないね”っていうような気持ちを、舞台にいる私たちとお客さんとで、共有し合えたような感覚になるんです」。歌のみならず、ピアフの人生自体も壮絶だ。最愛の人を亡くし、病に身体も心も蝕まれながらも、歌い続ける。「愛を求めた孤独な人だったんだろうなと思います。歌っているときだけは喜びがあって自分になれて。そんなふうに人生の苦しみやつらさを知っている人の歌だからこそ、あの人の歌声は多くの人を惹きつけたんじゃないかなと思うんです」。その人生を本当に生きたように演じた大竹は、初演の年に読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した。「評価していただいたことがプレッシャーにならないと言ったら嘘になります。でも、どう思われるかということは考えずに、今の自分と共演者のみんなでまた一から作っていって、1回1回やるだけだと思っているんです」。おそらく大竹は、また毎公演、エネルギーをあふれさせて、ただピアフを生きるのだろう。「私たちの身体を通してピアフの愛と力を感じてもらって、頑張って生きていこうと思ってもらえたらうれしい」。ピアフにとって歌うことが喜びであったように、大竹にとっても演じることが喜び。その純粋な思いに心動かされないはずがない。公演は2月7日(日)から29日(月)まで東京・シアタークリエにて。その後、大阪、愛知、広島でも公演。東京公演のチケット一般発売は11月28日(土)午前10時より。取材・文:大内弓子
2015年11月27日映画『インサイドヘッド』のヒットを記念して日本語吹替版の声優を務めた大竹しのぶが7月28日(火)に舞台挨拶に登壇。大竹さんが演じた“カナシミ”にそっくりだと自他共に認める「ハリセンボン」の近藤春菜が相方の箕輪はるかと一緒にキャラクターになりきって登場した。主人公の少女・ライリーの脳内を舞台にした本作。ヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、イカリ、ビビリという5つの要素で構成されているライリーの感情だったが、ヨロコビとカナシミが脳内の司令部から放り出されてしまったことから思わぬパニックが起き…。近藤さんは青いカツラに黒ぶちの丸メガネというカナシミそっくりの格好で登場しつつも「カナシミじゃねーよ!」と怒声を張り上げ笑いを誘う。箕輪さんから「映画の中でカナシミが歩けなくなって引きずられるところは普段の春菜そっくり!」と指摘されると「歩くわっ!引きずれないでしょ、重くて!」と返し、会場は再び笑いに包まれた。箕輪さんは一見、分かりづらいが劇中のヨロコビをイメージした衣裳で「私の感情は喜びで占められています!」と主張。「先日、歯を白くしまして、丈夫になってお菓子の袋を歯で開けられるようになりました。憧れだったので喜んでます」と語った。「○○じゃねーよ!」という芸風に「カナシミ」を加えた近藤さんだが「『○○じゃねーよ!』と怒りに満ちて否定してますが、実は私って何にでもなれるという喜びに満ちてます。最近では人間じゃないものまであって、男女年代を問いません」と胸を張る。大竹さんは、少し前に放送されたドラマ「Dr.倫太郎」における、近藤さんの心を病んだ女性の演技を絶賛!「すごく上手でした。『女優だ!』って思いました」と語り、これには近藤さんも「大竹さんからそう言っていただけるとドラマのオファーが増えるかも!泣きそうです!」と喜びを爆発させていた。また、大竹さんは歌舞伎役者の中村勘九郎と前田愛の息子たちとの交流を明かす。深い親交があった故・中村勘三郎(第十八代)の孫でもあるが、映画の中のキャラクターたちのように感情を思い切り発散させる「ヨロコビごっこ、カナシミごっこ、イカリごっことかをして遊んでいます。楽しいです」と笑顔で語った。また報道陣から元夫の明石家さんまが、以前から「60歳の還暦で引退する」と語っていたことについて尋ねられると「多分ない。ずっと仕事していくと思います。(仕事していないと)生きていけないんじゃないかな?」と否定した。『インサイドヘッド』は公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月28日ディズニー/ピクサー最新作『インサイド・ヘッド』の七夕イベントが7月7日(火)、都内で行われ、日本語ボイスキャストを務める女優の竹内結子と大竹しのぶが浴衣姿で登場。掛け軸型の短冊で、七夕のお願いを披露した。11才の少女ライリーの幸せな成長を願う、“頭の中”の5つの感情たち――ヨロコビ、イカリ、ムカムカ、ビビリ、そしてカナシミが冒険を繰り広げる脳内ファンタジー。竹内さんがヨロコビを、大竹さんがカナシミを演じており、「誰もがもつ感情を描いているので、自分の物語だと感じられるはず」(竹内さん)、「人生には悲しみも必要だとしみじみ感じる。この映画を見て、ぜひ優しい気持ちになってもらえれば」(大竹さん)とアピールしていた。さて、肝心の七夕のお願いは「カナシミに溢れても、すぐそばにヨロコビがいてくれる世界になりますように」(大竹さん)、「世界一周の船旅に行けますように」(竹内さん)。二人のお願いのギャップに、竹内さんは「引退後は船旅がしたいなと思っていて…。個人的で欲張りなお願いですみません」と恐縮した表情。一方、大竹さんは「ヨロコビとカナシミという言葉を入れてほしいと言われたので…」と裏事情を明かし、「私だって、本当はやせたいとか、シワを減らしたいとか書きたかった」と率直に語っていた。この日は書家の紫舟さんが駆けつけ、ライブパフォーマンスを披露。まるで絵画を描くようなスタイルで、「喜」「悲」「涙」という文字が浮かび上がると、竹内さん&大竹さんは感激しきり。紫舟さんは「喜びと悲しみがあって流れる涙をイメージした」と話していた。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年07月07日女優の竹内結子と大竹しのぶが25日、都内で行われたピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)の来日記者会見イベントに登場した。本作は、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情たちが、"頭の中"で大冒険を繰り広げる感動ファンタジー。来日記者会見には、『モンスターズ・インク』『カールじいさんの空飛ぶ家』などで知られるピート・ドクター監督と、ロニー・デル・カルメン共同監督、そして日本語吹き替え版で、"ヨロコビ"の声を務める竹内結子、"カナシミ"役の大竹しのぶも駆けつけた。竹内と大竹は、巨大バルーンの中から登場。大竹は「本当にいい映画。すごくエネルギッシュで、結子ちゃんの"ヨロコビ"にも感動しました」と本作の感想を語り、竹内は「こんなすてきな作品に出演することができて、"うれしい!"って思いました」と喜び、「大竹さんがおっとりした口調で『私もうダメ~』っていうのが、しぐさも含めていとおしいと思いました」と語った。ピート監督も「本当にすばらしかった。美しい演技に感謝しています」と2人の演技を絶賛した。また、作品に登場する"思い出ボール"にちなみ、5色のボールから引き上げた色の感情にまつわる話を展開。紫の"ビビリ"を引いた大竹は、「私自身はビビるってことがあまりなくて、小さい時から何があっても自分だけは大丈夫って考えで生きてきました」と、爆笑しながら大竹らしいエピソードを明かした。最後に4人それぞれ本作をアピール。ピート監督は「みなさんに響く映画だと思っている。自分の感情を、以前よりも意識していただけると思う」と語り、ロニー共同監督は「感情があるのには理由があって、われわれがいかに感情たちに助けられているか感じてほしい」とメッセージ。大竹と竹内も「人として大切なことを教えてくれる映画」「本当にこれは私の物語だと思える作品」と熱く語った。本作は、6月19日に全米3,946館で公開し、公開3日間の興行収入が9,044万271ドルの大ヒットスタートを記録。『アバター』を超え、完全オリジナル映画の全米オープニング歴代1位に躍り出た。そして、ディズニー/ピクサーの全作品の中でも、『トイ・ストーリー3』に次ぐ2位にランクインした。(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月25日ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』。先日、本作に登場する“感情”役の声優を竹内結子と大竹しのぶが務めることで話題の本作から、2人の初共演をたっぷりと堪能できる本編映像がシネマカフェに到着した。少女・ライリーの誕生と共に生まれた様々な感情たち。楽しい気分にする“ヨロコビ”、 悲しい気分の時に現れる“カナシミ”、 怒りを爆発させるときの“イカリ、 嫌いなものを拒絶する“ムカムカ”、安全を守る“ビビリ”。それぞれの役割で、日々彼女を幸せにするために奮闘している。しかし、いつもライリーを悲しませることしかできない“カナシミ”の役割だけは、大きな謎に包まれていて…。いままでも、『モンスターズ・インク』で描かれたモンスター達の世界や、『ファインディング・ニモ』の海の中といった、圧倒的な映像技術で描かれた斬新な世界観で私達を心躍る想像の世界へと連れて行ってくれたピクサーだが、本作で描かれるのは、人間の“頭の中”だ。今回の映像は、彼女たちがいつもいるはずのライリーの頭の中の“司令部”から放り出されてやってきた、思い出が収められた棚と通路が延々と続く“思い出の保管場所”と呼ばれる場所で、ヨロコビとカナシミの個性がはっきりと浮き彫りになるシーンだ。ヨロコビは「前向きに考えて!」という自身の言葉通り、迷うことを少しも恐れずに歩き出すが、カナシミは真逆。励まされても「悲しくて歩けない…」という言葉とともに倒れこんでしまう。しかし、司令部に早く戻りたいヨロコビは、カナシミの足を持ち、彼女を引きずりながら歩き出す。その後の道案内でも、カナシミは“らしさ”いっぱい。そんな凸凹バディを好演するのが日本語版吹き替え声優を担当する竹内さんと大竹さん。初共演とは思えないほど見事に表現されたヨロコビとカナシミだが、2人のやりとりには思わず笑ってしまう。本作のフィルムメーカーは「頭の中の世界をデザインするのは、アート部門の大きな挑戦になりました。ピート・ドクター監督は、これまでにピクサーが手がけた作品の中でも最も大きな世界を描こうとしていたのですから」と語っており、本作で描かれるのはピクサー史上最大のスケールは必見。まずは、こちらの映像から、いままでの予告編ではなかなか聞くことのできなかった大竹さん演じる“カナシミ”の声に注目してみて。『インサイド・ヘッド』は7月18日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年06月19日女優の竹内結子と大竹しのぶが、ディズニー/ピクサー長編アニメーション20周年記念作品『インサイド・ヘッド』(7月18日公開)で洋画アニメーションの吹き替えに初挑戦することがこのほど、明らかになった。竹内と大竹の共演も初となる。『モンスターズ・インク』のピート・ドクター監督6年ぶりの最新作となる本作は、11歳の少女ライリーの頭の中にある"ヨロコビ""カナシミ""イカリ""ムカムカ""ビビリ"という5つの感情たちを主人公に、"頭の中"の世界を描いた感動の冒険ファンタジー。このたび、"ヨロコビ"の日本語吹き替え版声優に竹内結子、"カナシミ"に大竹しのぶが決定した。ヨロコビ役の竹内は「まさかディズニーの声優を任されるとは思っていなかった。地面の下から震える感じがして、とてもうれしかったです」と決定した時の心境を告白。「いつもポジティブに物事に向き合っているキャラなので、私が悩んじゃいけない」と考え、「自分自身が楽しいとか喜んでいる気持ちの何割増しか、かなりハイテンションでやってます」と語る。カナシミ役の大竹も「頭の中の感情が主人公の映画があるというのは知ってたのですが、まさか自分がやることになるとは思っていなかったから、すごくうれしかったです」と感激。「悲しみに浸るというのは、悲しみがあるからそこを抜けたときに喜びがあるという映画のテーマのひとつでもある」と言い、「映画の中で悲しみを喜んでいる自分がいます」と話している。ディズニーの担当者は、キャスティングについて「人間の中にある感情そのものを演じる非常に難しい役。それぞれの感情を最大に引き出す高い演技力と、その感情にぴったりなイメージを兼ね備えた方にお願いしたいと考えました」と語り、「さまざまな感情の役を演じられている竹内さん、大竹さんは、ヨロコビ、カナシミという感情の機微や人生の深さをセリフで表現してもらえる唯一無二の女優」と起用理由を明かす。(C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2015年04月27日8月23日に東京・夢の島公園陸上競技場で開催される夏フェス「WORLD HAPPINESS 2015」のメインビジュアルが公開。今年はデザイナーの山本耀司が担当したことが明らかになった。2008年より開催されている「WORLD HAPPINESS」は、高橋幸宏がキュレーターをつとめる音楽フェス。そのメインビジュアルにはこれまでイラストレーションが採用されてきたが、今回は初めて写真作品がメインビジュアルとなることがわかった。手がけたのは、ファッションデザイナー・山本耀司。世界中に多くのファンを持つファッション界の重鎮にして、今だに挑戦的な姿勢を崩さない彼が選んだのはなんと“愛犬”の写真。正面を見据える愛犬の凛とした姿に、「WORLD HAPPINESS」「音楽」という世界観を写した、愛らしくもスタイリッシュな作品となっている。山本耀司はまた、ソロ・アルバムもリリースするほどの音楽好きとして知られる。キュレーターの高橋幸宏は40年来の友人とのことで、高橋のたっての願いに快諾、実現したという。なお、これまでMETAFIVE、TRICERATOPS、Controversial Spark、野宮真貴 with カジヒデキ、筋肉少女帯、スチャダラパー、坂本真綾、SCANDALの8組が同フェスの出演者として発表されており、出演アーティストは今後も追加される予定。
2015年04月14日