「雄大な自然に触れる旅」をテーマに旅先を選ぶなら、迷わず候補に入れたいのが「ボルネオ島コタキナバル」だ。豊かな生態系を育む熱帯雨林が広がる山並み、珊瑚礁に囲まれた島々が点在する美しい南シナ海……。自然の中に身を置けば、忘れかけていたピュアな気持ちを取り戻せるはず。それでいて、ラグジュアリーな高級リゾートホテルも点在し、ゴルフなどのレジャーも楽しめるこの地は、正に「ネイチャーリゾート」そのもの。ボルネオ島の玄関口、マレーシア「コタキナバル」世界で3番目に大きな島「ボルネオ島」の中でも、今回はマレーシア・サバ州の州都「コタキナバル」周辺をフィーチャー。島の玄関口でもあるコタキナバルには、成田空港からマレーシア航空の直行便が週2本就航中だ。1年を通して大きな気候の変化がないため、世界中からレジャーやリゾートを楽しむためにツーリストが通年集まる。多彩な魅力を持ち合わせるボルネオ島コタキナバルの中でも、特に注目したい5つの魅力をご紹介。ネイチャーリゾート「ボルネオ島」の魅力1. 透き通る美しい海とアクセス良好な離島サピ島ボルネオ島コタキナバルの美しい海を望むなら、ウォーターフロントのリゾートに滞在したい。プライベートビーチを有するリゾートホテルもおすすめだ。それでも、本格的にビーチを満喫するなら、離島へのショートトリップは外せない。コタキナバル沖のトゥンク・アブドゥル・ラーマン公園は、5つの島(ガヤ島、サピ島、マヌカン島、マムティク島、スルグ島)からなる海洋公園。市内からスピードボートでわずか15分程度でアクセスできるので、気軽にアイランドホッピングしてみよう!サピ島シャングリ・ラ タンジュンアル リゾート&スパのマリンセンター。ダイビングスポットも多数ある。ネイチャーリゾート「ボルネオ島」の魅力2. 豊かな生態系を育む手つかずの熱帯雨林マングローブが生い茂る川辺市内から車で1時間ほど走れば、動植物の宝庫である手つかずの熱帯雨林が車窓に広がる。マレーシア最高峰の山「キナバル山」の麓に広がる世界遺産、キナバル自然公園には固有種の植物が自生し、世界一大きな花「ラフレシア」も生息している。本格的なトレッキングコースから、気軽な散策コースまであるので、マイナスイオンを感じながら歩いてみよう。更に、ボルネオ島特有の猿「テングザル」をはじめ様々な動物が暮らす、ニッパ椰子やマングローブが生い茂る川辺では、観察クルーズが人気だ。夜のホタル鑑賞もお忘れなく!カニクイザル野生の動物と出会うことも珍しくない世界一大きな花「ラフレシア」ネイチャーリゾート「ボルネオ島」の魅力3.のんびりホテルステイを叶える大型リゾートホテルシャングリ・ラ ラサリア リゾート&スパボルネオ島コタキナバル周辺には、広大な敷地に佇むリゾートホテルが点在。リゾート内はどこも南国ムードが漂い、ただただのんびり過ごすだけの贅沢を味わえる。マリーナに面した大型リゾート「ステラ・ハーバー・リゾート」や、野生動物の自然保護区を有する「シャングリ・ラ ラサリア リゾート&スパ」、離島であるガヤ島に佇む「ガヤ・アイランド・リゾート」など、ホテルステイを心行くまで楽しめるリゾートホテルを、好みに会わせて選べるのが嬉しい。シャングリ・ラ タンジュンアル リゾート&スパシャングリ・ラ タンジュンアル リゾート&スパネイチャーリゾート「ボルネオ島」の魅力4. 新鮮シーフードにローカル料理!バラエティ豊かな食文化シーフード屋台村「セドコ」にあるレストラン「フアヒン」の料理海沿いの街コタキナバルの自慢のひとつが新鮮なシーフード料理。生け簀から好きな魚介を選び、好みの味に調理をしてもらえるレストランやシーフード屋台村が人気だ。更に、多民族が暮らす土地ならではのバラエティ豊かなローカルフードにも、チャレンジしてみよう!カレースパイスが効いたココナッツミルクベースの麺料理「カレー・ラクサ」や、スペアリブを漢方スープで煮込んだ「肉骨茶(バクテー)」、さっぱりとした塩味の焼きそば「トゥアラン・ミー」など、どれも病み付きになる逸品ばかり。左からナシゴレン、カレーラクサ、トゥアラン・ミー中心街ガヤストリートにあるカレーラクサが人気の店「イーフォン」ネイチャーリゾート「ボルネオ島」の魅力5. 日本に比べてリーズナブルにスパ体験シャングリ・ラ タンジュンアル リゾート&スパ内「CHI[氣]スパ」世界的に有名な高級スパから、カジュアルなデイスパ、気軽に体験できるマッサージまで、様々な癒しスポットがあるボルネオ島コタキナバル。どれも日本に比べてリーズナブルに体験することができるので、自分へのご褒美に足を運んでみるのはいかがだろうか?高級スパが好みなら、ステラ・ハーバー・リゾート内「マンダラ・スパ」や、シャングリ・ラ タンジュンアル リゾート&スパ内「CHI[氣]スパ」に注目してみて。気軽に訪れるなら、街中のマッサージ店を体験してみるのも一興。「CHI[氣]スパ」のトリートメントルームはそれぞれが独立したヴィラタイプボルネオ島コタキナバル特集の“後編”では、実際に編集部が体験したおすすめのツアーをご紹介。現地で体験したリアルな情報を公開!ボルネオ島コタキナバル 特集・前編大自然に魅せられて!ネイチャーリゾート「ボルネオ島」・後編雄大な自然が旅の舞台!「ボルネオ島」に出かけよう(photo:Satsuki Ichikawa text:Ai Tanaka)
2015年09月26日チームラボは、都市や自然をそのままアート空間に変える2大プロジェクト「Digitized City Art」および「Digitized Nature Art」を発表した。今回のプロジェクトは「都市が都市のままアートになる」あるいは「自然が自然のままアートになる」をテーマに、都市や自然の一部を"光"や"音"、または"デジタルテクノロジー"を使ってそのままアート空間に仕上げようというもの。地方にある素晴らしい特性を持った場所に新たな価値を付加したい、という思いから生まれたプロジェクトで、同時に「デジタルアートがその場にいる人々の関係性に影響を与える」ことも期待されているという。プロジェクトの一環として、同社はすでに全国3カ所をアート化。佐賀県・武雄市の名勝地「御船山楽園」では、園内にある池の水面にプロジェクションで鯉を映し出し、池に浮かんで進む小舟とインタラクティブに反応する鯉の様子が楽しめる作品「小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング」を仕上げた。会期は2015年8月31日まで。また、神奈川県・藤沢市にある新江ノ島水族館では、館内にある「相模湾大水槽」の周辺一面をプロジェクションし、花々が咲き渡るアート空間とした。本作「花と魚- 相模湾大水槽」でも、魚が近くを横切ると、周りの花々がいっせいに散る仕掛けが施されている。さらに同館では、人が水槽のガラス面に近づくと、水槽の光の色が変化し、音色を響かせるという作品「呼応する小さな海」も展示する。いずれも12月31日までの期間限定。一方、長崎県・佐世保市にあるハウステンボスでは、園内の木々をライトアップ。人が近づくと、光の色を変化させて音を響かせる仕組みで、隣接する木々もその変化に呼応するとのこと。なお、本作「呼応する木々」は常設展となる。
2015年08月06日ヒマラヤ山脈に位置する世界最高峰・エベレストで繰り広げられた実話を基に映画化した『エベレスト3D』。このほど、大自然の脅威をひしひしと感じる日本版予告編と、その恐怖に青ざめるジェイク・ギレンホールの新たな場面写真が到着した。1996年、世界最高峰エベレスト登頂ツアーの参加者たちは、日本人登山家を含め数々の山を踏破してきたベテラン揃いだった。だが、ついにやってきた頂上アタックの日、固定ロープの不備や参加者の体調不良などでスケジュールが狂い、下山が大幅に遅れてしまう。さらに、未曾有の嵐の接近で急激に天候が悪化。人間が生存できないといわれる死の領域<デス・ゾーン>で、登山家たちは散り散りになる――。1953年に初登頂がなされて以来、世界中の登山家を魅了し続けるエベレストを舞台に、自然が猛威をふるう<デス・ゾーン>で生き残りを賭けた闘いに挑む登山家たちの姿を、3Dならではの圧倒的な迫力で映像化した本作。『ターミネーター:新起動/ジェニシス』のジョン・コナー役で注目を集めるジェイソン・クラークや、8月22日より『ナイトクローラー』の日本公開も控えるジェイク・ギレンホール、『ノーカントリー』『ミルク』などのジョシュ・ブローリン、『アバター』のサム・ワーシントン、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のキーラ・ナイトレイ、TVシリーズ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」でゴールデン・グローブ賞に輝いたロビン・ライトら、ハリウッド屈指の演技派たちが集結する。届いた予告編映像では、冒頭から、ツアー参加者の命を預かる隊長のロブ(ジェイソン・クラーク)の口から「エベレストは完全に獣だ」と語られるように、大自然の脅威をひしひしと肌で感じさせる映像が連続。極限状況に置かれた彼らに襲いかかる試練を、緊張感たっぷりに描き出すとともに、ロブと彼の妻(キーラ・ナイトレイ)との無線でのやりとりが胸を打つ、夫婦愛をも感じさせる映像となっている。キャストたちは、実際にエベレストの約4,880mまで上り、体感温度マイナス30度の生命の危険にさらされるような高度での撮影に臨んだといわれ、撮影期間は2014年1月14日~2015年4月25日まで1年4か月に及んだという。併せて到着した新場面写真では、ロブとは別のツアーを率いる、もうひとりの隊長・スコット役を演じるジェイクの姿が映し出されているが、その青ざめた表情はリアルそのもの!彼の目線の先には、いったいどんな光景が広がっているのかが、気にならずにいられない1枚となっている。ハリウッドの山岳映画史上、最も壮絶なサバイバルを体感させる本作。まずはこちらの予告編から、確かめてみて。『エベレスト3D』は11月6日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月04日南アルプス連峰や八ヶ岳に抱かれた「星野リゾート リゾナーレ 八ヶ岳」は緑の息吹が美しい季節へと向かっています。リゾートでは大自然とふれあう魅力ある数々の体験、アクティビティをゲストのために用意。きらめく山々、大地の中で自由にのびやかに。一人旅だからこそ体感できる自分らしい時間はかけがえのない旅の想い出を刻みます。「リゾナーレ 八ヶ岳」で自然体験&贅沢ステイ「リゾナーレ 八ヶ岳」を訪れて感じるのはスタイリッシュなデザイン性。手がけたのは建築家でありインダストリアルデザイナーとして世界的に高い評価を受けるマリオ・ベリーニ氏。独創的な空間の遊び心とそれを抱くような大自然との調和。このドラマチックな舞台装置がほかにはないリゾートライフを演出します。アクティビティで八ヶ岳の大自然を体感リゾート周辺は湧水が豊富な場所で古くから小淵沢の人たちの暮らしにうるおいを与えてきました。そんな清冽な水のパワーをたっぷりと体感するアクティビティが湧水散歩。自然が豊かな「すずらん池」や樹齢500年といわれるモミの木に出会うため、スタッフと一緒に森の中へ。湧水でオリジナルミストも作成、持ち帰るのも楽しみのひとつです。みずみずしい旬のフレッシュなフルーツをほおばる幸せは大人でもうれしいもの。「果物王国」として知られる山梨らしく、この時期ならではのお楽しみはさくらんぼ狩りと桃狩り。降りそそぐ太陽の光をたっぷりと浴びて育った甘酸っぱいさくらんぼ、そしてトロリととろける完熟した甘さの桃を自分の手で採って贅沢にその場で味わいます。木漏れ日さす森や、遠く広がる草原で…八ヶ岳周辺は古くから乗馬が盛んな場所で、初心者でも気軽に挑戦することができるのが魅力です。お薦めは周辺の自然の中を馬に乗って散策するリゾナーレ 八ヶ岳オリジナルの森林乗馬。提携乗馬クラブのスタッフの指導のもと、馬場内で軽くレッスン。馬に慣れたあとは八ヶ岳の森の中へと向かいます。木漏れ日の中、清々しい空気を胸いっぱいに馬と一体になって進む爽快感は格別。馬上では姿勢がよくなり、普段使わない筋肉を活用するため運動量も多くリラクゼーションに加えてダイエット効果も期待できそうです。気の向くまま、自由に周辺の自然を満喫するのに最適なのがレンタサイクル。「リゾナーレ 八ヶ岳」ではゲストのために最新電動自転車を用意しているので、坂道があっても問題なし。軽やかに走ることができます。快適性を考慮した女性向けのデザインの自転車はキュートでスタイリッシュ。ペダルをこいで高原を駆けぬける気分は最高です。八ヶ岳のネイチャースポットでの感動体験のひとつにホタルウォッチングがあります。見られるのは6月下旬の時期。スタッフの道案内で、涼しさが増した夜の田園地帯を歩いていると神秘的な光をたたえたホタルが現れます。特別な一日の始まりはいつもと違う朝から「ワインスイートルーム」に宿泊するプラン限定。それがメインダイニング「OTTO SETTE」でのスペシャルメニューの朝食です。通常、夜のみ営業の「OTTO SETTE」をプラン利用ゲストだけのために特別にオープン。しぼりたてのフレッシュなジュースから、採れたて野菜のサラダ、ふんわりオムレツ、焼きたてのパンなど厳選した食材を使ったホテルメイドの朝食は一日をスタートするための最も贅沢な体験。誰にも邪魔されないプライベートな空間を心ゆくまで味わいます。森の中の海 イルマーレで「爽朝ストレッチ」まるで森の中に浮かぶ海のよう。波の打ち寄せるプール「イルマーレ」で行う朝のヨガストレッチは爽やかな一日を迎えるためのとっておきのプログラム。インストラクターの指導により深く呼吸を整えながらゆっくりと体を伸ばし心身を覚醒させます。ストレッチはわずか30分ほどですが終わった後は全身にしっかりと汗をかきデトックス効果を感じます。また、「La terra SPA」では八ヶ岳の上質な素材を使用したオイルトリートメントを受けることができます。フェイシャルトリートメントはボディトリートメントと合わせて行われ、ボディで使用するオイルは3種類のオリジナルブレンドから好きな香りを選択。八ヶ岳の麓でゆったりと流れる時間の中、なめらかなタッチと上質なオイルの香りは心と身体に豊かな大地の癒しを与えてくれます。ピーマン通りで行われる「八ヶ岳マルシェ」生命力あふれる夏。八ヶ岳には大地の恵みが訪れます。メインストリート「ピーマン通り」で開催される「八ヶ岳マルシェ」は八ヶ岳高原の農家や生産者、こだわり店舗が集まり、その日の朝に収穫したばかりの野菜やつみたての生花、手作り石けんやクラフトアイテムなどを販売する人気のイベントです。今年のテーマは「野菜×ワインのマリアージュ」。ワインにあう食材がズラリと並びます。施設内ショップで感じられる八ヶ岳の自然オーガニックな素材を使ったクラフトグッズや食品、デザイン性の高いアーティストアイテムなど長く愛用できる天然素材の商品を集めたセレクトショップ「灯鳥 organic bazaar(ポトリ オーガニックバザール)」。手仕事・肌触りのある温もりあふれる品々はどれも味わい深いものばかりです。八ヶ岳産のそば粉を使ったクレープ「ガレット」が味わえる人気のレストラン「marche aux vins(マルシェ・オ・ヴァン)」。半熟卵、グリュイエールチーズ、生ハムなどが乗ったサラダガレットなどどれもボリュームたっぷり。ワインと相性のいいパテやシャルキュトリーといったアラカルトも充実。八ヶ岳に来たら必ず寄るというファンも多い世界トップクラスのスペシャルティコーヒーが味わえるカフェ「丸山珈琲」。バリスタの世界チャンピオンが誕生するなどおいしくコーヒーを淹れる技術力も丸山珈琲の魅力。飲みやすい中深煎りのリゾナーレオリジナルマイルドブレンド、深煎りの八ヶ岳ブレンドなどオリジナルの一杯をぜひ。自然を体感しながら贅沢なリゾート体験を洗練されたデザイン空間とそこに寄り添う大自然の圧倒的な美しさ。そんな贅沢な環境の中で味わう美食と銘ワインたち。本格的なワインリゾートのエッセンスを凝縮した極上の体験は、一人旅でも心から楽しめることをあらためて教えてくれる大人の空間だといえます。
2015年06月15日ニュージーランドには3つの世界遺産が登録されており、1990年に自然遺産に登録された『テ・ワヒポウナム』は4つの国立公園から構成されている。その公園のひとつであるマウント・アスパイアリング国立公園は、山脈や氷河、渓谷、湖などが織り成す幻想的な世界が広がっていることでも有名だ。マウント・アスパイアリング国立公園に接する南島のワナカは、ニュージーランドの人たちからも避暑地として愛されており、シーズンを問わず様々なアクティビティーが楽しめるところ。国内4番目の大きさを誇る透明度の高い湖は、大自然の美しさをも映し返してくれる。今回、マウント・アスパイアリング国立公園周辺で様々なアクティビティーを提供している「ワナカ・リバー・ジャーニー」のツアーに参加してみた。○世界遺産の間を走り抜ける同社ではジェットボートやヘリコプターを用いたアクティビティーを用意しているが、実はジェットボートはニュージーランド発祥だという。ちなみに、バンジージャンプもニュージーランド発祥のアクティビティーである。自然豊かなニュージーランドを思いっきり楽しむために生み出された、と言っても過言ではないだろう。ジェットボートは外から見えるプロペラは付いていないため、水深数cmの浅い場所でも航行可能。幅の狭い渓谷や小石の積もった河原の間も、爽快に走り抜けることができる。走行中、ドライバーが手をクルクル回したら、それは180度回転する「スクリュー」の合図だ。激しい水しぶきをあげながらスクリューした後、「川に落ちた人はいないかな」とおどけながら参加者の様子をうかがうドライバーにも、自然と親しみを感じてしまう。○物語が始まりそうな風景次は空の旅へ。ヘリコプターはその日の気候によって高度を調整するが、条件に恵まれれば9,000フィート近くまで上昇するという。山はうっすらと緑をかぶったもののほか、氷河を抱えたものものある。訪れた12月はニュージーランドでは夏にあたるのだが、山を覆い隠すように広がる氷河は夏であることなどどこ吹く風。しっかり顕在だ。「氷河の上に降りてみようか?」というドライバーの提案で、着陸可能な氷河の上で小休止。大自然が織り成す幻想風景を前にして、なぜピーター・ジャクソン監督が「ロード・オブ・ザ・リング」や「ホビット」のロケ地にニュージーランドを選んだのかが少し分かった気がした。確かに、この場所から物語が始まりそうなのである。空の旅の後は森の旅、ブナの木が生い茂るマウント・アスパイアリング国立公園内の中へ。公園はこけむす森になっており、枯れたブナは栄養となって新芽のブナの成長を助けるなど、ブナたちは世代を越えて豊かな森を守っているそうだ。公園内を流れる川の先には滝もあり、心身ともにやすらげる。ワナカの中心街では、ハイカーの姿を見かけることも多い。雄大な自然が街からもアクセスしやすいところに広がっているワナカで、爽快なひとときを堪能してみてはいかがだろうか。※記事中の情報は2014年12月取材時のもの
2015年01月16日※画像は、三井不動産株式会社ニュースリリースより大自然のエネルギーを取り入れる休日360度自然に囲まれたオープンテントでヨガと飲食が楽しめる『ヨガテラス』と『里山ラウンジ』が「合歓の郷ホテル&リゾート(三重県志摩市)」に2013年7月16日よりオープンする。平成25年4月の「ホテル合歓」リニューアルにより、『伊勢志摩の恵みあふれる「五感を潤す太陽と森のリゾート」』をコンセプトとした、【伊勢志摩国立公園の大自然のエネルギーを体感いただけるリゾート施設】として進化している。自律神経から美人になる休日今回のリニューアルで出来上がったオープンテントは、近年海外の富裕層などの間でトレンドとなっている、大自然の中でラグジュアリーに華やかなキャンプを楽しむ「グランピング」(=グラマラス・キャンピングの略)から着想を得ている。オトナのリゾートでの美活には、一度試してみたい施設といえよう。自律神経美人をつくる滞在プログラム「伊勢志摩リゾートセラピー」の一つである「朝ヨガ」も、この『ヨガテラス』で行われる。四季折々の風を感じ、新鮮な空気の中で行うヨガは、日常のリセットに持ってこいだろう。『里山ラウンジ』では、アフタヌーンティーやアウトドアカフェとして楽しめるほか、季節イベントとして、満月や星がよく見える新月の頃に、バーとしても営業される。【参考リンク】▼合歓の郷ホテル&リゾート▼三井不動産株式会社ニュースリリース元の記事を読む
2013年06月28日南アフリカ観光のハイライトのひとつ、ゲーム・ドライブ(サファリ)。ここでは日常の生活から離れ、大自然の中で感動のアフリカ体験が待っていた。■ブッシュに溶け込んだラグジュアリーなサファリ・ロッジリンポポ州とムプマランガ州にまたがり、アフリカを代表する野生動物保護区であるクル―ガ―国立公園。近くの道路には、「カバに注意!」の標識が。もうすぐ出会える動物たちに期待は膨らみ、サファリ気分も盛り上がってくる。今回行ったサファリ・ロッジは、クル―ガ―国立公園に隣接するモツワリ・プライベート・ゲーム・リザーブ(Motswari Private Game Reserve)。バンガローは全15室で、それぞれが自然と調和した温かいデザイン。オーナーは女性アーティストということで、アフリカンティストの彼女の作品があちこちに飾られている。このロッジでは、周りの自然を存分に味わってほしいという想いから、あえてスパやジムなどは用意されていないが、敷地内にはフェンスがなく動物たちが自由に移動できるようになっている。つまり、ロッジにいながらにして動物を間近に見ることができるのだ。部屋に入って外を見ると、目に飛び込んできたのはすぐ近くの川で水を飲んでいる象の姿! そのため、部屋のすぐ近くにまで動物たちがやってくるので夜間の一人歩きは禁止されていて、自分の部屋から少し離れたバーやレストランへ行くにもレンジャーが同行してくれる。サファリ・ロッジの基本的なスケジュールは、早朝と夕方の1日2回のサファリと1日3回の食事。それ以外の時間は、各自でのんびりとリラックスして過ごす。少し遅めのランチを済ませた後は、オープン四駆車に乗り込み、レンジャーとトレッカーと共にいざサファリへ!■目の前で繰り広げられる動物たちの野生の営みプライベート・ゲーム・リザーブでのサファリでは、道が整備されていないブッシュの中にも自由に入って行けるため、ビッグファイブ(ライオン、ヒョウ、バッファロー、サイ、象)に会える確率も高い。ドライブを初めてすぐに、ビビッドなブルーカラーの鳥や、沼の中から耳だけを出したカバなど、動物たちが次々に姿を現した。しばらくブッシュの中を進んでいくと、今度はインパラの群れを発見。よく観察してみると、ざわざわしていて何か様子がおかしい。トレッカーがそっと指さす方を見てみると、なんとそこには何かを狙いながら歩くメスのライオンが!車はライオンの3メートル程まで近づいていく。間近で見る攻撃態勢に入ったライオンの迫力はすさまじく、少しでも触発したら飛びかかってきそうな雰囲気でカメラを向けることもできないほど。ライオンはインパラを狙っているのかと思いきや、ライオンの視線の先には一匹のヒョウが!いきなりのビッグファイブの同時出現に、車の中のメンバーの興奮度はマックスに。危機感を感じたヒョウは急いで木の上に避難し、あきらめたライオンがのそのそと退散していく。あっと言う間のできことだったけれど、生死をかけた闘いを少し垣間見ることができたのは、とても感動的な体験だった。■日が沈んだ後も暗闇の中で楽しむサファリ視界が開けた広場に車を止め、どこまでも続く広大なブッシュに沈む夕焼けを眺めながら、レンジャーとトレッカーが準備してくれたカクテルのグラスを傾ける優雅なひととき。ナイト・サファリはトレッカーが当てるライトの光とともに動物を探しながら進んでいく。日が沈んだ後の少しの間、幻想的に現われる黒とオレンジのシルエットが美しすぎてため息がでる。そして、満天の星空にある南十字星のすぐ下を歩いていく象の親子に、優雅に飛び跳ねるインパラたち。夜風を肌で感じ、草や土、動物たちの匂いを感じながら自然と一体化していくような、なんとも不思議な感覚を体験した。ロッジに戻ると、ちょっとおしゃれをしてバーへ。ロッジのスタッフや他のお客さんたちと今日出会った動物について語り合う。皆が目を輝かせて興奮冷めやらぬ顔をしながら、感動を共有する時間だ。ディナーは焚き火を囲んだテーブルで。ロッジのスタッフたちがアフリカン・ダンスと歌を披露してくれ、その暖かいもてなしに皆が家族になったようなアットホームな空気が流れる。一日の最後はハイエナの遠吠えを聞きながらバスタブのお湯に浸かり、夜はゆっくり更けていった。■感動は最後の最後まで翌朝はレンジャーのノックで目を覚まし、まだ日が昇る前にサファリへ出かけた。レンジャーにキリンとシマウマが見たいとリクエストすると、他のレンジャーたちと無線で連絡を取りながら、まずはキリンの群れがいる場所へと連れて行ってくれた。キリンの群れに近づいていくと、二匹のオスのキリンが激しい音をたてて首をぶつけあっているのを発見。あまりの大きな音に驚くけれど、これはただスキンシップをとっているだけで、喧嘩をしているわけではないらしい。そして次はシマウマを探していく。なかなか見つけることができず、あきらめかけたその時、インパラの群れに混じったシマウマが! レンジャーやトレッカーたちのチームプレイと温かいホスピタリティを感じた瞬間だった。南アフリカでのサファリは動物を間近に見られることと、最高のホスピタリティと大自然の中のサファリ・ロッジで過ごす優雅な時間が魅力的。忘れられない最高の思い出になることは間違いない。サファリ・ロッジを出発して空港に向かう途中、道路の脇でバッファローやキリンが姿を見せてくれた。そして、到着した空港は緑に溢れ、まるでサファリ・ロッジを再現したかのような素敵な空間! 最後の最後までサファリ気分は続いたのだった。取材協力:南アフリカ観光局 公式サイト 撮影・取材:東海林美紀
2013年06月17日カヌーでゆったり下りながら網走の大自然と歴史満喫ツアー「網走川カヌー散歩」で、もう一つの網走を体感しませんか?四季折々に大自然を満喫できる体験観光が盛りだくさんの網走エリア。夏から秋までの期間、ぜひ体験したいのが「網走川カヌー散歩」。北海道網走市と網走郡大空町に股がり、約6,000年前の縄文海だった網走湖から、先住民のアイヌから「リンナイ」(波の沢)呼ばれた網走川の河口付近までの水上のプロムナードをカヌーで巡る2時間~2時間半の散策だ。7月20日から10月31日の毎日、1日午前と午後2回行われ、1回最大4名限定のツアー。カヌーは、初心者でも気軽に体験しやすいカナディアンカヌーで、インストラクターの田中聡志さん、若月識さん、若月愛さんの経験豊富な3名のうち、どなたかがガイド役になってしっかりサポートしてくれるので安心だ。ちなみにカヌーで下るのは、網走川は途中に橋ゲタの跡や鮭を捕獲する簗(やな)があるためとのこと。集合場所は、網走湖畔呼人浦(よびとうら)キャンプ場。湖畔で簡単なカヌー操作の講習を受けて、いざ出発。網走湖の自然を楽しみながら「湖口」へ。スタート地点は、オジロワシやカワセミなど野鳥の宝庫で、バードウオッチングを楽しむ人も多いところ。網走湖から海までダムのない網走川、のんびりと川を下っていく。水の色は決して澄んでいるとは言えないが、栄養に富み、多くの命をはぐくんでいる証拠だ。毎年秋には、たくさんのサケやマスが遡上(そじょう)してくるので、タイミングがあえばウォッチできるかも。旧網走刑務所の農地を過ぎると、環境に優しい護岸が見えてくる。そして、大きく蛇行する川、ツバメの巣 、ポプラ並木、網走刑務所の新旧の煉瓦塀、鏡橋 、刑務官の住宅、更生保護施設「錦水寮」と、ガイドさんの網走の自然と歴史・文化の解説を聞きながら、ゆったりと風を感じて、カヌー散歩は続く。さらに下ると、鮭を捕獲する簗(やな)「ウライ」(毎年8月中旬からの設置)、 網走駅に続く新橋、遊漁船、網走の街並みを眺めているうちに、終点のエコーセンターに到着。ここで、カヌーの撤収・搬送。そして、出発地点の網走湖呼人浦キャンプ場に戻り、解散。のんびりしたカヌーでの散歩ながら、あっと言う間に時間が過ぎていることに気づくはず。ちなみにツアー代金は、参加は小学生(4,000円)以上に限り、大人2名以上参加で1人8,000円(傷害保険、税込み)、1名での参加は2,000円プラスの10,000円。なお、さほど操作が難しくないとはいえ、カヌーは水辺のスポーツであり、水にぬれることがあることを理解の上で参加を。カヌー用品は貸し出しでくれるが、ぬれてもいい服装、靴、低温のときに備えウインドブレーカーなど、日よけの帽子、サングラス、メガネの人はメガネバンドなど用意してほしいとのこと。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月21日コールマンジャパンは、大自然の中に溶け込めるコールマンオリジナルのカモフラージュパターンのギアコレクションを発表。4月下旬より発売する。カモフラージュパターンに、コールマンならではのランタンや星のシルエットをあしらった新シリーズは、個性的でスタイリッシュな外見が特徴。アウトドアでのサバイバルな雰囲気を盛り上げ、キャンプで過ごすひと時をよりアクティブに演出してくれる。一人でも設営しやすいポールポケット式のコンパクトサイズのドームテント「ツーリングドーム/ST」(18,375円)は、前室を高くすることで開放感を実現。「フリースレジャーシート」(2,625円)は、3~4人で使用できる通常サイズと、8人で使えるワイドサイズ(4,410円)の2サイズを展開。チェアは、コンパクトさとクロスフレーム構造による背面の安定感を持つ座椅子タイプの「コンパクトグランドチェア」(3,255円)と、小さくても座り心地にこだわったロータイプチェア「コンパクトフォールディングチェア」(4,725円)の2タイプを。また、アウトドアからタウンユーズまで様々なシーンで活躍できる大容量のバッグ「C-トップローディングバッグ」(7,980円)も用意。本格的アウトドアにファッション性を取り入れた、コールマンこだわりのニューコレクションだ。(価格はいずれも税込)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月28日ユニークなアイデアのプロダクトを生み出すブランド、ぺロカリエンテから、大自然の地層をそのまま抜き取ったプランター「EARTH(アース)」が登場。釣り道具、登山用具、キャンプのテントなどアウトドアグッズを手がける株式会社スノーピーク社とのダブルネームプロジェクトとして誕生したこのアイテム。特殊左官職人による熟練の技で、はがれやすい土を均等に塗り込むことを実現し、通常は鉢の中に隠れてしまっている土の表情そのものを味わい、植物と大地のありのままの姿を楽しむことができる。また、この「EARTH」にはあらかじめ種も入っており、すぐに育て始められるのもうれしいところ。種はバジル、ミニキャロット、ワイルドストロベリーの3種類から選べる。大地の恵みをダイレクトに感じられるプランターで、お好きな植物を育ててみてはいかが?取材/おうちスタイル編集部
2011年07月20日