福士蒼汰が、ABCテレビの日10枠で2024年1月よりスタートする脚本・遊川和彦によるオリジナル作品「アイのない恋人たち」に主演する。本作は、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー。2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。7人は恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き、恋人もいない状況。SNSやアプリで繋がりやすくなったこの時代だからこそ、孤独を感じ、不安や苦悩と向き合っている。そんな彼らが求めるのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」でしかない…。登場人物たちは人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいく。福士蒼汰は、初となる遊川作品で「愛のない男」を演じる。2011年に俳優デビューした福士さんは、数々の話題作に出演し、2023年には「THE HEAD」Season2(Huluオリジナル)で初の海外進出を果たし、シーズン1での好演が話題となったドラマ「大奥」Season2(NHK)にも出演。2024年初夏には大森立嗣監督によるW主演映画『湖の女たち』の公開が控えている。今作で演じるのは33歳の売れない脚本家、久米真和(くめまさかず)。アルバイトをしながらも、テレビの世界で成功することを信じている。独身で彼女もいないのは、真和が基本的に「3回会った女性とは連絡を絶つ」と決めているから。後腐れない関係でいられる相手をアプリで見つけては、出会いと別れを繰り返す日々。心から人を愛することからも、愛されることからも逃げているため、友人からは「愛がない男」と呼ばれている。これまで福士さんが演じてきた主人公とは一味違うキャラクターとなっている。そして脚本は、「魔女の条件」「GTO」「女王の教室」「家政婦のミタ」「同期のサクラ」など数多くのドラマで、その時代が直面する社会問題をテーマにおきながら、極上のエンタメやラブストーリーを描きヒットさせてきたヒットメーカー・遊川和彦。「人生の節目」で悩むアラサー世代の男女7人がどう関わりを持ち、それぞれの悩みや問題と向き合っていくのか。オリジナルストーリーによる、リアルな愛の物語が描かれる。福士さんは、「遊川和彦さんとご一緒できることを、大変光栄に感じています。一筋縄ではいかない作品になると思いますが、アラサーの男女7人が繰り広げる群像劇が楽しみでなりません」とコメント。「同世代だからこそ覚える共感と、真和の独特な人柄を表現できれば」と意気込みを明かす。一方、遊川さんも「『大奥』の福士蒼汰さんは、本当に素晴らしかった。この作品が負けないくらい、彼にとっての新境地になれば」と期待を込めている。「アイのない恋人たち」は2024年1月、毎週日曜22時~ABCテレビほか全国にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日■前回のあらすじ妻の涼子から、毎日のように暴言を吐かれたり料理を捨てられるなど、ひどい対応を受けている和彦。和彦は、まだ自分がモラハラ被害を受けていることを自覚していなかった…。 >>1話目を見る 【和彦side】結婚しても完璧な妻だった涼子。子どもが生まれてしばらくたったころから、涼子は変わってしまいました。僕の両親と僕を蔑み、お金の話ばかりするようになりました。あの頃の彼女はどこに行ってしまったのだろう…。次回に続く(全9話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ 新竹(監修:アトリエPP合同会社)
2022年07月16日「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦が手掛ける日本テレビ新水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」の放送が決定。地上波民放連続ドラマ初主演の橋本愛が、合格率100%の伝説の家庭教師・トラコを演じる。脚本・遊川和彦×プロデューサー・大平太という「家政婦のミタ」コンビが贈る本作は、謎の家庭教師・トラコが、3人の母親と3人の子どもを救う、個別指導式ヒューマンドラマ。子どもの将来が不安でならないワーキングママ、超富裕層の仲間入りをしたのに居場所がない後妻ママ、実家の定食屋で働きながら底辺であえぐバツイチママという、世代も生活レベルも違う3人の母親。しかし、“自分の子どもを志望校に合格させたい!”という切実な願いが共通点。一方で、その子どもたちも親には言えない“深刻な問題”を抱えていた。そんな彼らにトラコは、世の中にある現実を見せる。子どもたちは、いつの間にか正しいお金の使い方を知ることになり、ほんの少しだけ自分の進む道が分かってくるように。橋本さん演じる家庭教師トラコは、それぞれの家族の生徒に合わせ、風貌を変えて登場。生徒には対等だが、母親にはなぜか異常に厳しい。また、無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた彼女には、大いなる野望が。そのために街の権力者達の子息の家庭教師をし、コネを作り、お金を貯めていく。「トラコ自身も成長しつつ、触れ合う人たちの心や環境が変わっていくというストーリーは、誰かにとっての小さな希望になるかもしれないと思ったので、この作品で力を尽くしたいなと思いました」と出演にあたってコメントした橋本さんは、「トラコは、3つの家庭の生徒に合わせて風貌は変わりますが、根っこの部分は変わりません。プライベートな部分は序盤、謎に包まれたまま進んでいくと思いますので、視聴者のみなさまには、いろんなキャラクターに変身するトラコ自身の本心、本性の部分を、想像しながら見て頂きたいなと思います」とメッセージを寄せている。日本テレビ新水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」は7月期放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月26日2022年1月期のテレビ朝日木曜ドラマ「となりのチカラ」に松本潤が主演を務めることが決定。「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦とタッグを組む。思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男、“中腰の”中越チカラ――。「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いが、すべての行動原理であるチカラだが、いつも中途半端に他人の問題に関わってしまい…簡単に解決できない問題だとわかると、いつもオロオロと中腰になりながら悩んでしまうのであった。そんなチカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションはひとつのコミュニティーとなって強い繋がりを持っていくことに…。現代人の心に癒しと少しの勇気を与えてくれる、社会派ホームコメディーとなる本作。脚本を手掛けるのは、2011年に放送された「家政婦のミタ」で社会現象を巻き起こした脚本家・遊川和彦。「過保護のカホコ」「35歳の少女」など独創的な主人公とそれを取り巻く家族の姿を深く描き出すことで定評のある遊川氏が、今回も“中腰ヒーロー”という新たなキャラクターを誕生させた。妻と二人の子を持つ父親で、普段はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している自称小説家・中越チカラを演じるのは、今冬に公開を控える『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』や、2023年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」で主人公・徳川家康役を演じることも発表されている松本さん。テレビ朝日のドラマでは初主演となる。松本潤(中越チカラ役)コメント失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました 笑。松本潤です。テレビ朝日で初めてドラマに出演させて頂くことになりました!しかも脚本、監督は気鋭・遊川和彦さん。今まで見たことのないドラマになると思います。僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません。遊川さんに怒られないようにしながら 笑、ガッチリ組み合って作っていきたいと思います。現代社会の様々な問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい「ほんの少しでも世界が良くなること」を願うドラマです。大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方が心が軽くなり、少しだけ勇気がもてる。そんな作品にしたいと思いますので、楽しみにしていてください。「となりのチカラ」は2022年1月より、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日3人が並ぶと壮観である。9番・ボージャン・クルキッチ、10番・大迫勇也、11番・武藤嘉紀。8月22日、ヴィッセル神戸の新加入記者会見が行われた。大迫とボージャンは自主隔離期間中のためオンラインでの参加となり、一堂に会したわけではないが、高まる期待感は変わらない。3人のFWは次のように新天地での意気込みを語った。武藤「6年間の海外生活を経て日本へ戻って来た。これはさらに成長するための第一歩だと思っている。神戸の力になれるよう精一杯がんばりたい」大迫「僕はただ神戸でタイトルを取りたいという思いだけで移籍を決めた。本当に全力を尽くしたいし、何かを成し遂げたい」ボージャン「日本に来てプレーする機会を与えてくれたヴィッセル神戸に感謝している。楽しみにしているし、すべての目標を達成できるよう100%のモチベーションでプレーしたい」前夜、『明治安田生命J1リーグ』第25節・鹿島アントラーズ戦で後半から出場し決勝点をアシストした武藤は神戸デビューの感想を求められると、このように振り返った。「昨日の試合については6年ぶりの日本のピッチ、ワクワクした気持ちで臨んだ。僕が帰って来た理由は神戸に勝利をもたらすこと、タイトルをもたらすこと、アジアナンバーワンクラブにするということ。僕の内容うんぬんよりも勝利という結果を残したこと、アシストという結果を残したことをうれしく思うが、コンディションをもっと上げて、勝利に貢献できるよう日々がんばっていきたい」欧州でのプレーではなく、日本でのプレーを決断した理由を問われた大迫とボージャンは、こう答えた。大迫「いろんな選択肢があった中、FWとして純粋にもう一回ゴールを取りたい、もう一回取り続けたいなと。チームを勝たせたいという思いが強い。それを続けることが、チームの助けになると思うので、そこを目指してやっていきたい」ボージャン「日本でプレーするチャレンジにモチベーションを感じた。(アンドレス・)イニエスタや(セルジ・)サンペール、武藤という友人がいる環境も魅力的。このチームのために全力を尽くしたい」3人は神戸の印象とともにサポーターへのメッセージを発した。武藤「選手の環境に投資してくれる。選手としてこれ以上ない環境が整えてくれるので、選手としてこれほど幸せなことない。アジアナンバーワンクラブになるというヒジョンがある中、チームに対して恩返しではないが結果を残していきたい。昨日は2年ぶりにサポーターがいる中でプレーしたが、サポーターの存在が大きい。サポの力が後押しになることが幸せだと改めて感じた。これからも支えてほしいし、僕らもサポーターを喜ばさないといけないと思うので、プレーと勝利で笑顔にさせられればと思う」大迫「神戸は2年前に『天皇杯』で優勝し、これからのチームだと思う。これからどんどんタイトルを積み重ねていきたい。僕はやっぱりゴールを取ってチームが勝つ、それをひとつずつ積み上げていくことが大事。最後にサポーターとともに喜びたいので応援をお願いします」ボージャン「クラブの印象はポジティブな話しか聞いていないので、それが要因になった。イニエスタとサンペールから神戸での生活を満喫していると聞いた。昨日の試合を見て本当にワクワクしている。100%出して早くクラブに貢献したい。早くサポーターに会いたい」記者会見には三木谷浩史会長も同席。ドイツで7年半戦い日本代表のエースに君臨する大迫にブンデスリーガ(ドイツ)、プレミアリーグ(イングランド)、ラ・リーガ(スペイン)を渡り歩いた武藤、バルセロナで数々の最年少記録を塗り替えて、その後ローマやミラン、アヤックスなどでプレーしたボージャンという大型補強の意義を尋ねられると、このようにコメントした。「ヴィッセル神戸は1995年の阪神・淡路大震災が起こった日が最初の練習日という神戸という町にとって重要なクラブ。日本のサッカーにおいて実力、戦力、ビジネス面でアジアのサッカーを切り開くという重要なプロジェクトを負うクラブ。その中、2017年にまず(ルーカス・)ポドルスキが加入し、イニエスタ、(ダビド・)ビジャ、トーマス・フェルマーレン、サンペールという世界的な選手の補強とともに内部の下部組織からの充実の両立。昨日も内部からたくさんの選手が出てきたが、そういう形でやっている。ボージャン選手、大迫選手、武藤選手が神戸に参加してくれたのはヴィッセル神戸だけではなく、日本のサッカーにとっても大きなニュースであり大きな出来事。将来的にJリーグがプレミアリーグ、ラ・リーガ、ブンデスリーガに並ぶ可能性がある私は強く信じている。やるからには非常に魅力なクラブ、魅力的なリーグを作っていきたい。イニエスタが来たのも将来的な日本のサッカー、将来的なアジアのサッカーに可能性を感じたからだと思う。Jリーグはなんかこじんまりまとまっているなんて言ったら怒られるかもしれないが、パリSGとは言わないまでも、積極的な投資とともに魅力的なコンテンツがあって、経済的にもサステナブルになっていくのが私たちの目標」記者会見後、選手たちは質疑応答をした。まずは大迫が登場。「まずFWとして出られることが一番。点を取りたいという思いが強かったし、神戸ならタイトルも取れるかなという思いもあったので、これからさらにチームも良くなっていくと思うし、より強化していくと思う。(代表クラスのFW3選手の加入について)今までにないから面白いんじゃないですか。普通じゃ勝てないし、神戸が勝つためにという思いしかない。そのために僕も点を取り続けたい。(背番号10について)10番だからと特別なことをするわけではない。ドイツや代表でやってきたプレーをするだけ、まず自分にしっかりフォーカスを当ててしっかりプレーしたい。(どんなプレーを見せたいか)やってみないとわからないところもあるが、しっかり技術がある選手が揃っているので、僕も楽しみ。プラス相手にとって怖さを出せればと思っている。(日本代表について)代表は結果を残さないといける場所ではないので、まずは神戸でしっかり結果を出して、しっかり勝ちに導けるプレーをすることだけしか考えていない」続いてボージャンが現れた。「いくつかオファーがある中、神戸がベストだと感じたことがすべて。プロとしてひとりの人間としてもここに来るのが正解だと感じた。神戸でも自分のプレーを出せると感じた、昨日の試合を見てもいい選手が揃っている。(MLS・モントリオール退団後について)その期間はバルセロナで練習していた。いろんなオファーがある中、コロナ禍で状況を見ながら、自分にとってベストのオファーを待っていた。神戸には日本でプレーするチャンスをくれたこと、私が愛してやまないこのスポーツを再びさせてくれる機会をくれたことに感謝している。(各国・各クラブを渡り歩いて)国やチームが変わればすべて変わってくる。いろんなチームを経験した、いい日もあれば悪い日もあった。デビューした時とは全く違う選手に成長したと思っている。(イニエスタについて)彼は私にとって友人。バルセロナでのデビューから数年間ともにプレーし、一番の友人であり、身近に人間味を感じたひとり。出だしの頃からスター選手だったイニエスタにサポートしてもらい、気さくに声を掛けてもらったのは大切な思い出。そんな彼と再びプレーできることをうれしく思う」最後に武藤が登壇した。「欧州に残る選択肢もあったが、今一番自分が成長できるのはどこかを考えた時、それが神戸だと思い、この決断をした。コロナ禍で生活や食事に制限があり、オンラインでのトレーニングになってしまい、すべてをサッカーに捧げられていなかった。日本ならば素晴らしい準備ができると思い、Jリーグで毎試合出てゴール感覚を取り戻し、ゴールマシンになる目標を立て今回大きな決断をした。(FC東京について)FC東京は僕を育ててくれた大事なクラブ、今回は神戸さんが熱くオファーしてくれて、かつ選手として必要としてくれた。武藤嘉紀という選手をより必要としてくれたので、決断した」(代表クラスのFW3選手の加入について)ボージャン選手はFWというFWではないので、ポジションを争うという感覚ではない。大迫選手は日本を代表するストライカー。タイプは違うが、大迫選手の良さを身近で盗めるのはこれ以上ない環境、わくわくしている。日本代表を諦めていないし、ここで結果を出せばまた呼んでもらえると思うので、またトレーニングからコツコツとやっていきたい。(海外での6年について)この6年間、海外のトップリーグでプレーして難しかったこと、つらかったことが多かった。ドイツでは大きなケガをしたし、プレミアでは出場機会が少なかった。スペインでは6年間で一番いいプレーができたが、結果を残せなかった。スポーツの世界にはたらればはないので、それが自分の実力だと思うので、海外で経験した良かったこと、悪かったことのすべてを力に変えて日本でさらに成長したいし、活躍してヴィッセル神戸というチームに還元していきたい。(今季の目標について)タイトルを取るのは難しくなってきたので、『ACL』圏内に入ること。チームの目標でもあるので、まずそこを達成したい。そして自分としては数字という結果を残すこと。自分がゴール、アシストすることが何よりもチームの助けになると思うので、ゴールマシンにならないといけないという気持ちを持って臨みたい」神戸はここまでリーグ戦で12勝8分4敗・勝点44の4位。3位・サガン鳥栖より1試合消化ゲームが少ないながらも同じ勝点をマークしている。次戦は8月25日(水)・昭和電工ドーム大分での『明治安田J1』第26節・大分トリニータ戦、中2日で28日(土)・ノエビアスタジアム神戸での第27節・FC東京戦を戦う。大分戦のチケットはJリーグチケットにて発売中。2試合ともDAZNにて生配信。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年08月23日サッカーU-24日本代表の田中碧、三笘薫、橋岡大樹、 大迫敬介、計4選手の貴重なインタビュー記事を集めました。プレースタイルや強みのほか、知られざる素顔も。大舞台で戦う彼らの魅力にたっぷり浸ってください!U-24日本代表の精鋭、田中碧、三笘薫、橋岡大樹、大迫敬介の4選手が登場!これまでanan、及びananwebにご登場いただいたU-24日本代表の選手インタビュー記事を集めました。プレースタイルのほか、知らなかった意外な私生活のことも。素顔を知ればもっと応援したくなること間違いなし!まずは、アメージングなドリブルで多くの人々を虜にする三笘薫選手からどうぞ。三笘薫選手「僕は自分の世界を持っている」『anan』2021年3月31日発売号の「色気の在りか。」特集では、アスリートの色気ページにご登場いただき、精悍な眼差しのグラビアが大反響を呼んだ三笘薫選手。周囲の期待やプレッシャーの対処法を、誌面にあるように「毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかない」と即答。ほかにも、2年目のジンクスについては「今季はより実力を求められると思いますし、各クラブ、僕に対する対策もいろいろとしてくると思います。そのうえでも、それを上回る活躍をしたい」と語り、抱負をたずねると「自分のステータス、実力を1日1日伸ばしていきたい」とコメント。どれも間髪入れずに答えが返ってきて、その速さは、次の質問を考えるのにこちらが困ってしまうほど。ーーピッチ上で魅せるプレーのように、迷いのない答え方をされますね。どれも前から心に決めていたような。大学時代から、プロになってからのことをイメージしていました。自分のパフォーマンスを最大限に活かすには、どのような準備をすればいいのかをずっと考えていたんです。いざプロになり、観客数やプレーヤーとしての見られ方も違うので、最初の頃は見極めながらやっていましたけれど、4年間、自分を客観的に見つめられる時間をもらえたおかげで、こういった考えに辿り着けましたし、ブレずにやってこれているのだと思います。ーー若くして海外に挑戦する選手が目立つなか、あえて大学進学を選んだ理由にもつながりそうですね。どちらがいいか悪いかというのではなく、プロに行く時期は自分の成長に合わせて選べばいいと思っていて、それが僕にとっては大学卒業後のタイミングだったんですね。僕にとって大学の4年間は、プロへの心構えができただけでなく、サッカー以外の活動や勉強にも取り組むことができました。そして、いまのサッカーに専念できる環境をとてもありがたいとも思える。すごく大きなメリットだったと思っています。ーーでも、サッカー以外のことに時間を費やせるということは、誘惑も多々あり、だったのでは?大学に限らず、高卒からプロになるケースでも言えると思いますし、それは自分を律していくしかないです。遊んでしまえば、当然プロになれないですから、覚悟を決めて過ごしていました。ーーこうお話を聞いていると、三笘選手は周りに流されず、自分で考えて決めたことを実行に移すタイプ、と思えます。そうですね、どちらかというと、自分の世界を持っているほうです。また、例えば試合があるとして、そこから逆算してやるべきことを計画していくので、ルーティーンもけっこうありますね。前日の過ごし方や食事の摂り方をパフォーマンスに結びつけて、今回よかったからこれを続けようとか、逆に悪かったからこうしてみようとか、いろいろ積み重ねて自分なりにベストを導き出すようにしています。ーー流されないといえば、昨シーズンに多かった途中出場でも、ピッチ上の空気をすぐにご自分のものにされていた印象があります。よく冷静と言ってもらえる状況判断やプレーは、動じない性格が影響しているかもしれないですね。ピッチに入る前はドキドキしますけれど、一度ボールに触れれば練習と同じ感覚になれます。そこからは自信があるので、いつも通りの動きができますね。ーー感情的になったりすることは?カッとなる時はもちろんありますよ。絶対に得点できる位置に自分がいるのに、ボールが来なかった時などはそうなりますね。でも、私生活同様多くは主張しません(笑)。「次、見ておいてね」と自分の存在をアピールするくらいにしています。とはいえ、自分自身をどう評価しているかといったら、どのプレーも極められていません。シュートはまだ課題があるし、ドリブルも奪われるので、むしろ満足できる部分はひとつもなく、伸びしろだらけだと思っています。ーー特に、弱みを挙げるとしたら?言えないので、全部、と言っておきます(笑)。ーー(笑)。では、具体的な目標を教えてください。目標というよりも、日々の練習から到達できるものとして、怪我をしないで全試合出場、タイトル獲得に貢献、日本代表に選出、ワールドカップに出場、などを挙げたいですね。成長の指針をどんどん伸ばして、去年以上に自分はやれるという自信がほしいですし、去年より成長したと思えるような一年にしたい。そして、日本に限らず世界に自分の名が知られるような活躍をしたいです。※写真・岡本俊(まきうらオフィス)、文・伊藤順子※2021年4月17日配信。ーー加えて、冒頭にも触れた『anan』2021年3月31日発売号「色気の在りか。」特集の、三笘選手のページもご紹介しましょう!三笘選手の思う、「アスリートの色気」とは?難しいプレーを簡単そうに見せる選手に“色気”を感じます。ーー昨シーズンを振り返って。充実したシーズンでしたが、満足した試合はひとつもないですね。たとえ得点に結びついても、そのプレーが実力かどうかは自分で判断しています。周りの評価や期待が気になる時期もありましたが、コンディション維持に集中することが結果につながると思うので、毎試合の反省点を練習に落とし込んで次に活かす。それを積み重ねていくしかないと思っています。武器であるドリブルや、パスの精度をもっと高めて、“どうやってるの?”と不思議に思われるようなプレーを見せたいですね。ーー間近で見るほどに揺らぎのない強い眼差しは眩しく、謙虚さと強い意志が紡ぎ出す言葉の端々からは、プロ2年目の23歳とは思えない自信と風格さえも感じさせる。そこに、別次元のドリブルを繰り出すプレーだけじゃない、三笘選手だけの“色気”、人を惹きつける輝きがある。そう言っていただけるのは嬉しいですが、僕自身は全くないと思っています(笑)。色気を感じるのは、いやらしいプレーをする選手かな。クラブで言うなら家長昭博選手。フィジカルが強くて、難しいプレーを簡単そうに見せるのもうまいし、スペースの取り方、味方を鼓舞するところでもいろいろと引き出しが多くて勉強になります。ビジュアルもカッコいいですしね。普段の僕は、あまりしゃべらないほうで、いじるでもなくいじられるでもなく、そのやり取りを端っこで見ているような悪いタイプ(笑)。休日は、部屋で好きな音楽を流しながらゆっくり過ごすことが多くて、あとはサッカーの動画や映画を観たり…。目的を持って生活したいとは思いますが、プライベートは地味な毎日を送っていますね(笑)。※『anan』2021年3月31日号より。写真・岡本 俊(まきうらオフィス)スタイリスト・中根美和子取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2021年3月27日配信。ーー続いては、守護神・大迫敬介選手。ゴールキーパーの役目は、ただゴールを守るだけではない…?大迫敬介選手「女性には僕のこのプレーを見てほしい!」――日本代表に選出され、Jリーグの中でも一躍注目される選手となられましたが、意識している選手はいますか?同じゴールキーパーである、浦和レッズの西川周作選手ですね。憧れだし、まねしたい選手です。――どんな部分をまねしたいのですか?ゴールキーパーって、ゴールを守るだけのイメージがありますが、西川選手はそうじゃない。攻撃の起点を作れる選手なんです。この間、浦和レッズ戦で互いに先発出場した時には、試合後、ユニホーム交換もさせてもらって。嬉しかったです。――では、大迫選手のプレーのポイントは?西川選手とまさに同じです。自分がボールをキャッチした後に、思い切り前に蹴って前線のフォワードの選手にボールを回して、一気にピンチをチャンスにするのは僕が得意とするところ。なので、キーパーはそういう攻撃の起点になれるポジションでもあるということを、僕のプレーを見て知ってほしいなと思います。――そういう具体的に観るポイントがあると初心者も観戦を楽しめそうですね。そうですね。そして、僕、試合中はめちゃめちゃ声を出します。叫びまくっていますね。スタジアムによっては声が通りにくかったりするので、ゴールキーパーは声を出すこともひとつの大切な仕事だと思っています。そこもぜひ注目してほしいですね。※写真・大嶋千尋文・薮内加奈※2019年9月15日配信。ーー3人目は、浦和レッズからシントトロイデンに期限付き移籍をしている、アグレッシブなプレーが持ち味のディフェンダー、橋岡大樹選手。橋岡大樹選手「緊張をほぐすために、笑うようにしています」プレー中の真剣な表情とは打って変わり、撮影、取材中は冒頭からニコニコ笑顔。初対面とは思えないラフな雰囲気でインタビューが始まりました。ーーカメラマンの「笑って!」といういきなりの要求にも素直に応えてくれました。緊張はしないのですか?緊張はします。だからこそ、ほぐれるように笑顔を心がけているんです。僕のチャームポイントでもありますね。もちろんいつも笑っているわけではなく、場をわきまえていますよ。ただ、仲間内ではヘラヘラしているからか、よくいじられます(笑)。でも、みんなとワイワイしているのが好きなので、いじられるのは全然かまわないし、僕からいじったりもしています。ーーピッチ外では朗らかで親しみやすい印象がありますが、実はお父さまは元野球選手、お母さまは元陸上短距離選手であり、叔父さまは棒高跳びの元日本記録保持者、そしていとこに、陸上走り幅跳びの橋岡優輝選手がいるアスリート一族。サラブレッドの橋岡選手も浦和レッズの育成組織であるアカデミー育ちということで、非常に厳しい競争を勝ち抜いてこられました。いやいやそんな……(と、しきりに謙遜)、でも、確かに昔から運動神経はいいほうですね。野球でも陸上でもなくサッカーを始めたのは、兄の影響です。兄が「野球よりも楽しい」と入ったサッカー少年団に僕がついていきだしたのがきっかけですね。小1~6年まではそこにいて、中学から浦和レッズに入りました。セレクションは、何百人といたなかから、僕を含めて20人が選ばれたと聞いています。当時、自信なんてものはなかったですが、とにかく入りたい一心で臨みました。ーーそこから鍛錬されて2018年にトップチームへ昇格、そして日本代表にも召集されています。見事なまでの大躍進ですが、ご自分のプレーはどこが強みだと思いますか?熱く戦う姿、ですね。自分で言うのもなんですが、1対1の場面では粘り強くいくし、ヘディングも強い、そして足が速いと思っています。僕は、感動させるプレーをしたいんです。上手な選手はいっぱいいますけど、感動させられるプレーヤーは少ないんじゃないかと。海外でいうと、カルレス・プジョル選手(元FCバルセロナ、2014年現役引退)や、Jリーグでは田中マルクス闘莉王選手(2019年まで京都サンガF.C.所属)でしょうか。 だからこそ、多くの人が心打たれるような選手になりたいです。※写真・黒川ひろみ文・伊藤順子※2019年10月19日配信。最後は、川崎フロンターレからフォルトゥナ・デュッセルドルフへ移籍したばかりで、日本代表の勝利の鍵を握る中盤・田中碧選手。田中碧選手「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです」ーー川崎フロンターレの、何十倍もの競争率を勝ち抜いた強者が集うアカデミーからの生え抜きである田中選手。トップチーム昇格後はデビュー戦で初得点し、記念グッズも発売され、まさに「エリート街道」をひた走る。だが、順風満帆かといえば、「18歳の時に引退を考えるほど追い込まれた」そうで、「先輩の助言が重荷に感じた」時期も。自分に打ち克つべく、課題を書き出し試合で成功体験を重ね、今や東京オリンピックを担うU‐22(2021年現在はU-24)日本代表になるほどの存在に。「MFという役割は、FWのような派手さはありませんが、僕を起点としてゴールが生まれるので、パス回しなどを見てほしい」努力家で負けず嫌い。アスリートならではの性格が垣間見えるが、自称「恥ずかしがり屋」。「点は決めたいけれど、目立ちたくないんです。友達がわちゃわちゃしてるのもそっと見ていたいし、休日はずっと家にいたい」夢を尋ねると「フル代表はもちろん、いずれはヨーロッパに移籍し、チャンピオンズリーグで優勝すること」と即答。チームカラーのサックスブルーから代表の藍色、そして未知なる色へ。変わりゆく「碧」を見守り続けたい。※『anan』2019年11月6日号より。写真・小笠原真紀取材、文・伊藤順子(by anan編集部)※2019年初配信、2021年4月10日に再編集し配信。まとめ作成・伊藤順子
2021年07月22日綾野剛と舘ひろしが初共演する、ヤクザという生き方を選んだ男の3つの時代にわたるヒューマンストーリー『ヤクザと家族 The Family』。この度、本作の特報映像とティザービジュアルが公開。追加キャストも発表された。今回の特報映像では、本編映像が初披露。1999年代の山本(綾野さん)とヤクザの組長・柴咲(舘さん)との出会いを断片的に見せ、2005年代のヤクザとして男をあげていく山本の激動の人生に続く。街中を走るシーンや、血しぶきを浴びたような姿、そして最後には、2人が抱擁を交わし、柴咲が涙を流す姿も映し出されている。またこの映像と一緒に、追加キャストも発表。学費を払うために山本のクラブで働き、後に山本の恋人となる工藤由香を尾野真千子。山本の兄貴分にして柴咲組の若頭・中村努を北村有起哉。同じく柴咲組の組員で、山本の悪友・細野竜太を市原隼人。柴咲組の元頭・木村の妻で、親を亡くした山本を温かく見守る木村愛子を寺島しのぶ。愛子の息子・翼を磯村勇斗。ほかにも柴咲組の組員として、菅田俊、康すおん、二ノ宮隆太郎が出演。さらに、柴咲組と抗争を繰り返す侠葉会の組長・加藤雅敏を豊原功補。加藤の下で若頭補佐として何かにつけ山本につっかかる川山礼二を駿河太郎。裏で侠葉会と癒着する刑事・大迫和彦を岩松了が演じる。キャストコメント尾野真千子単なるヤクザ映画というわけではなく、色んな家族がある中で、こういった家族の描きかたをするんだなと撮影前から楽しみで、撮影中は心穏やかにいることが出来ました。年の近い若いチームだけれども、チームワークがすごく良くて、藤井監督の人柄なんだろうなと思いました。監督というリーダーと頼れるお兄さんになっていた綾野さんと本当に楽しい現場でした。ぜひ楽しみに待っていてください。北村有起哉このたび藤井監督にふたたびお招きいただきました。本当に素直に嬉しかったです。新聞記者の次はヤクザなんですね、役者冥利につきます。これまでに星の数ほどの任侠映画がありましたが、このヤクザ映画はタイトル通り、家族のお話です。怒鳴りあったり暴力シーンもあります。しかし、もがいてあがいていく時代おくれの登場人物達に少しでも愛着を抱き、そして束の間任侠映画というジャンルを忘れていただければ、この映画の本質が浮き彫りになると信じてます。市原隼人役者として自分と向き合う中でこの作品に出会えてよかったです。映画ってこうあるべきなんだなと。今回の現場に自分が求めていたものがありました。役者だけでは作れない環境と技術だけではなしえないものが、映像に必ず残っていると思います。自然と気負うことなくあふれ出てくる現場は後にも先にもないと思いますし、濃い充実した日々が送れました。生涯輝き続ける色褪せることのない作品ですので、楽しみにしていてください。磯村勇斗出演が決まった時、嬉しさと同時に目の前に一枚の壁が立ちはだかった感覚でした。この壁を乗り越えなければならない。そんな燃え上がる思いで挑みました。翼の役と向き合っていく中で、監督はシンクロする瞬間を大事にしていたと思います。役、相手、空気感と。だから毎シーン気が抜けない。でも気持ちのいい緊張感がありました。そして何より綾野剛さんが正面から向き合って下さったことで翼という人間が作れたと思います。映画の世界はこんなにも素敵な場所なんだと肌で感じました。俳優とは?お芝居とは?をもう一度考える機会を頂けた大切な作品です。寺島しのぶ3つの時代の中で変わりゆくオモニ食堂で撮影し、この場所にすごく愛着がわきました。時代ごとにセットや色も変わって、時を重ねる中で演じることができました。毎日監督と一緒に過ごして何とか監督の思っているように演じたいと思いました。難しいと感じながら演じていた日々でしたので、完成した映像でうまく表現されていたら嬉しいです。『ヤクザと家族 The Family』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザと家族 The Family 2021年公開予定©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会
2020年08月24日日本テレビ系10月期土曜ドラマは、柴咲コウ主演、遊川和彦脚本による「35歳の少女」を放送することが決定した。本作は、「〇〇妻」以来5年ぶりに柴咲さんと遊川さんがタッグを組む新たなオリジナルドラマ。物語の舞台は1995年と2020年。<25年ぶりに帰ってきた娘は、10歳の子供だった――>物語の内容は、短い一文以外明かされていない。5年ぶりの民放連続ドラマ主演となる柴咲さんが演じるのは、“35歳の少女”今村望美。「等身大の自分とは違う人物を演じられるのが楽しみ」と明かす柴咲さんは、「1話の台本を読み、自然と感情が揺れ動きました。望美が、望美の周りの人達がどうなっていくのか、毎回次の台本が届くのをワクワクしながら待っています」とコメント。そして「脚本の遊川さん、プロデューサーの大平さんとは『〇〇妻』の時にご一緒しておりますが、この作品では皆で奇譚なく意見を言い合ってより良い作品を作り上げていきたいです」と意気込んでいる。また、「女王の教室」「過保護のカホコ」などを手掛けてきた遊川さんも「35歳の少女という難役にチャレンジするコウさんの勇気と覚悟に応えられるよう、魂こめて物語を書き上げたいと思います」と語っている。「35歳の少女」は日本テレビ系10月期土曜ドラマ(毎週土曜22時~)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年07月11日3月20日公開の映画『弥生、三月-君を愛した30年-』の完成披露試写会が19日、都内で行われ、波瑠、成田凌、岡田健史、小澤征悦、黒木瞳、遊川和彦監督が出席した。『家政婦のミタ』や『過保護のカホコ』(ともに日本テレビ系)など多くのヒットドラマを生み出してきた脚本家・遊川和彦が、オリジナル脚本・監督を務めた本作。"ふたりの男女の30年間を3月だけで紡ぐ"というラブストーリーで、昭和~平成~令和と時代をまたぎ、運命に翻ろうされながらも愛を紡いでいく弥生(波瑠)と太郎(成田凌)の半生を描く。主演の波瑠は、遊川監督から熱望されてオファーを受けたそうで、「脚本を読んで感動したのと同時に、弥生という役にハードルの高さを感じました。東北の大震災も描かれていて、期間が空いているから映画を入れようという感覚で受けてはいけないと思いました」と遊川監督に直接会って辞退を申し入れたが、「遊川監督がどれだけこの作品に情熱を入れているのかに気づいて、難しいかもしれないがこんな機会はないと思い、最終的にやらせてもらいますとお答えしました。熱意に負けてしまいました」と翻意してオファーを受けたという。初めて組んだ遊川監督との仕事は「それを話そうと思ったらたくさんあって時間が足りません」と含みを持たせながら「最初に遊川組の洗礼と思ったのが、衣装合わせが9時間掛かっても終わらかなったんです。現場が始まってからも髪の毛とかずっと調整が続いていて、これは遊川組の洗礼かと思い、脱いでは着る、脱いでは着るとロボットのようになっていましたね(笑)」と告白。そんな波瑠について相手役の成田は「監督と意見を言い合っているんですよ。正義と正義がぶつかり合っているのをちょっと離れて見ていました。2人とも言っていることが分かるから、交わるのは大変だな~と思いながら見てました(笑)」と明かすと、隣にいた波瑠は苦笑いを浮かべていた。30年が経過しても変わらない難しさを描いた本作。それにちなみ「今までの人生で変わらず大事にしてきたものは? これから人生で変わらずに大切にしていきたいものは?」という質問に波瑠は「気をつけているし変わらずにいきたいのは、普通で居続けようとすること。(役者は)ちょっと変わったお仕事で毎日同じ場所に行く訳でもないし、いつも始まりと終わりがあってその繰り返しで感情を使ったりします。特別に見えると思うんですが、その特別な作業は色んな人が共感できるような人を表現しなくてはいけないので、普通でいるということを心掛けたいと思っています」と回答していた。映画『弥生、三月-君を愛した30年-』は、3月20日より全国公開。
2020年02月20日『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』、そして『同期のサクラ』など、多くのヒットドラマを生み出してきた脚本家・遊川和彦による第2回監督作品『弥生、三月 -君を愛した30年-』が、3月20日(金)に全国公開される。この度、波瑠が演じる、主人公の場面写真が公開された。本作は、完全オリジナル脚本による物語。“ふたりの男女の30年間を3月だけで紡ぐ”という、斬新なラブストーリーだ。弥生の運命の人である山田太郎(やまだたろう)・通称サンタを演じるのは、成田凌。命を落とすふたりの親友・サクラ役に杉咲花、『中学聖日記』でデビューを果たした岡田健史が映画に初出演する。さらに、小澤征悦、黒木瞳といった実力派俳優陣が脇を固める。公開された画像は、制服に身を包み、笑顔で未来に期待を寄せている10代の弥生。そして、病気により若くして命を落としてしまった親友のサクラからのメッセージの入ったカセットテープを聞く40代の弥生の姿。波瑠はひとりで、弥生の生きた30年間を演じきっている。弥生は、周囲に嫌われることも厭わず、自分の正しいと思ったことを貫き通す芯の強い女性。監督を務めた遊川は波瑠について、「とても難しい役だと思っていたけれど、本当に彼女にピッタリだと思いました。彼女からは愛を感じるし、積極性もある。想像以上にすごい人でした」と絶賛。それに対し波瑠は、「遊川さんが書かれる台詞は、とても真っ直ぐで、ただ言うだけではいけないというのが難しいんですよね。その台詞の向こう側に、どんな思いがあるのか。ちゃんと考えないと、ただの直球にしかならないんです。苦労しましたが、濃厚な時間でした」と遊川作品だからこその苦労を語っている。『弥生、三月 -君を愛した30年-』3月20日(金)全国公開
2020年02月18日「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の遊川和彦が、『恋妻家宮本』に続き第2回監督作品『弥生、三月 -君を愛した30年-』を製作。波瑠と成田凌、映画初共演となる2人をW主演に迎え、“3月の31日間”だけを切り取った、30年のラブストーリーを描く。遊川監督完全オリジナルとなる本作の物語は、ある年の3月1日、3月2日、3月3日とカレンダーがめくられるように、そして時代を飛び越えて描かれていく。高校時代に親友を病気で亡くした弥生と太郎。その後、お互いの想いを秘めたまま別々の人生を歩んで行く。子どもの頃に描いた夢に挑み、結婚相手を見付け子どもが産まれ…。しかし人生は順風満帆では無く、離婚を経験し、災害に巻き込まれ、配偶者を無くし、子どもの頃に抱いていた夢は断たれてしまう。そんな人生の起伏にいつも傍に居てくれて手を差し伸べてくれたのは“あなた”だった――。激動の30年。「3月の31日間」だけを切り取った誰も観たことのないラブストーリー。物語のラスト(3月31日)、人生の意味に涙する…。現在「G線上のあなたと私」に出演中の波瑠さんが演じるのは、正しいことにまっすぐ突き進み、強い信念を持つ結城弥生。『さよならくちびる』「人は見た目が100パーセント」「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命- 3rd season」などに出演する成田さんが、周りに流される弱さを抱えつつも、大切なひと・弥生を人生かけて支えていくもうひとりの主人公・山田太郎を演じる。今回波瑠さんは「実はオファーを受けるかどうか迷っていました」と言い、その理由を「私がこの作品を背負える自信がありませんでした」と語る。しかし、「迷いのなかで遊川さんにお会いした際、監督の熱い想いに心を動かされ、私は弥生を演じることを決めました」と決定した経緯を明かす。また今回主演の2人は映画ドラマを通して初共演。「成田さんは柔らかい雰囲気を持った男性でした。とても人懐っこく、憎めない愛嬌のあるサンタ(太郎)に合っていたように思います」と印象を述べた。そして成田さんは「3月1日から3月31日までの話です。16歳から50歳までの話です。男女二人の、人生の話です。純粋でいる事、素直である事、強くある事、色々な事を弥生から学びました。遊川監督、波瑠さんはじめ、素敵なスタッフ、キャストと、丁寧につくりました『弥生、三月』。ご期待下さい」とメッセージを寄せている。さらに、弥生と太郎の親友で若くして命を落とす高校生・渡辺サクラを杉咲花。太郎と深く関係のある青年・あゆむを、「中学聖日記」に出演、映画は初出演となる岡田健史。人格者で弥生の配偶者となるが、ある事故に巻き込まれる白井卓磨を、「もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~」では波瑠さんと兄妹役を演じた小澤征悦。太郎の母・真理亜を黒木瞳が演じる。『弥生、三月 -君を愛した30年-』は2020年3月20日(金)より全国東宝系にて公開。(cinemacafe.net)
2019年10月28日1999年生まれ、現在20歳。2019年日本代表にも選出され、国内外から注目を集めるサンフレッチェ広島の若きゴールキーパー、大迫敬介選手。彼の考えるサッカー論は? プライベートは? 理想の女性像は? 素顔に迫りました。写真・大嶋千尋 文・薮内加奈日本代表へのこだわりがより強くなりました。――今年2019年2月、Jリーグ公式戦デビューののち、4月には日本代表招集、さらに6月には日本代表戦にてコパアメリカ2019に先発出場をされました。そして北中米遠征(9/2~9/11)のU-22日本代表メンバーにも選出と、怒涛の2019年前半でしたね。特にコパアメリカの招集期間はあっという間に過ぎた1か月でした。初の代表戦で右も左もわからなかったし、さらに南米への遠征ですから、もう無我夢中で、毎日が充実していましたね。テレビで見ていた同じゴールキーパーの川島永嗣選手と一緒に練習もできたし、滞在先のホテルでもいろいろお話をさせてもらいました。試合にも出場でき、4失点してしまったのは現実ですが、たくさんのことを吸収することができました。――川島選手をはじめ、海外で活躍している日本代表選手とともに過ごされていかがでしたか?刺激でしかなかったですね。年下の久保建英選手ももちろんそう。今は若い選手がどんどん海外に行っていますし、そういうのを見ると自分も海外でプレーしたいな、という思いはあります。来年の東京オリンピック出場をひとつの目標としながら、自分も海外に出て、いろいろなものを吸収したいです。――東京オリンピック代表連続選出という直近の目標と、海外クラブ移籍という将来の目標ができた遠征だったのですね。そうですね。特に日本代表へのこだわりは昔より強いものになったいい機会でした。女性には僕のこのプレーを見てほしい!――日本代表に選出され、Jリーグの中でも一躍注目される選手となられましたが、意識している選手はいますか?同じゴールキーパーである、浦和レッズの西川周作選手ですね。憧れだし、まねしたい選手です。――どんな部分をまねしたいのですか?ゴールキーパーって、ゴールを守るだけのイメージがありますが、西川選手はそうじゃない。攻撃の起点を作れる選手なんです。この間、浦和レッズ戦で互いに先発出場した時には、試合後、ユニホーム交換もさせてもらって。嬉しかったです。――では、大迫選手のプレーのポイントは?西川選手とまさに同じです。自分がボールをキャッチした後に、思い切り前に蹴って前線のフォワードの選手にボールを回して、一気にピンチをチャンスにするのは僕が得意とするところ。なので、キーパーはそういう攻撃の起点になれるポジションでもあるということを、僕のプレーを見て知ってほしいなと思います。――そういう具体的に観るポイントがあると初心者も観戦を楽しめそうですね。そうですね。そして、僕、試合中はめちゃめちゃ声を出します。叫びまくっていますね。スタジアムによっては声が通りにくかったりするので、ゴールキーパーは声を出すこともひとつの大切な仕事だと思っています。そこもぜひ注目してほしいですね。ふわふわの卵で作ってほしいです!ーー「僕、撮影になるといつも笑顔になっちゃうんですよね。真面目な表情をしようと思ってもすぐ笑っちゃう」と言いながら、さまざまな表情を見せてくれた大迫選手。ズバリ! 好きな女性のタイプは?大人っぽくて落ち着いている人がいいですね。今までは2、3歳でも年上は無理だなと思っていましたが、最近は大人の人もいいかな、と思うようにはなりました。――見た目のタイプも教えてください。僕は身長が高いので、同じように背の高い女性が好きですね。好きな芸能人ですか? コロコロ好みが変わるんですよね。今なら新垣結衣さんが好きです。料理ができそうじゃないですか? あ、料理できる人も好きです。――彼女ができたら何を作ってほしいですか?大好きなオムライスがいいですね。ふわふわとろとろの卵が乗ったやつがいいです!――ちなみに女性のどんな仕草が好きですか?結んでいる髪をほどく瞬間は見ていていいな、と思います。ラフに、バサッと。髪の毛が長い女性も好きですね。大人っぽいイメージだし。これからが正念場。Jリーグのタイトルを獲るのが使命です。――Jリーグも残り試合が3分の1となり、サンフレッチェ広島は現在4位(9月3日現在)。優勝争い圏内ということもあり、大迫選手も一段と気合いが入っているそう。残りの試合はどういった活躍をしていきたいですか?優勝争いに確実に食い込むためには残り一試合も落とせません。上位にいることもあり、他のクラブは研究してくると思いますし、簡単には勝てないことはわかっています。上位チームとの試合も残っているので、なおさら気合は入りますね。――クラブ内の正ゴールキーパー争いにも注目しています。サンフレッチェ広島はキーパーのレベルが高いですし、1回ポジションを取られてしまうと取り返すのが難しいです。コパアメリカから帰ってから何試合か試合に出られなかった時も、いつ自分に出番が回ってくるかわからなかったので、いつでも常に準備はしていました。でも、それも楽しいです。レベルの高い先輩ゴールキーパーがいることで自分も刺激になっています。終始嬉しそうにサッカーの話をしてくれた大迫選手。サッカーは好きですか?と問うと、「好きでたまらないですね」と即答してくれた少年のような笑顔の先には、Jリーグ制覇、そして海外への道しるべが明確に見えているようでした。Information9/28(土)vs名古屋グランパス(19:00キックオフ@エディオンスタジアム広島)
2019年09月15日島本和彦原作の伝説の漫画「炎の転校生」が、今回「Netflix」にて「炎の転校生 REBORN」として新たにドラマ化されることが決定。主演には、「ジャニーズWEST」のメンバー全員を迎え、今冬、世界190か国で一挙配信される。かつて「炎の転校生」と呼ばれた一人の男がいた…。その名は「滝沢昇」。伝説の男・滝沢が時を経て校長となり、ある目的のため設立させた謎のエリート校「種火学園」。そこに現れた7人の転校生。偶然にも7人全員、下の名前が「駆(カケル)」だった。彼らには全国の問題がある学校に転校生として忍び込み、学校を内部から改善する極秘ミッションが与えられる。No.1「炎の転校生」を目指し、7人の駆たちの熱血学園バトルが始まる――!原作は、1982年のデビューから燃えるような作品を常に描き続け、2015年に自らの自伝的漫画「アオイホノオ」で第60回小学館漫画賞を受賞した島本氏の「炎の転校生」。「週刊少年サンデー」(小学館)にて1983年から1985年まで全118話にわたり連載された人気漫画だ。今回主演を務めるのは、今年デビュー3周年を迎える、関西出身というノリの良さで抜群な掛け合いを見せ、テレビ、舞台、映画など、それぞれの分野で幅広い人気を集めている「ジャニーズWEST」。メンバーの重岡大毅は、「メンバー7人全員でドラマに出演させて頂けることがいまから楽しみです!このドラマをきっかけに『ジャニーズWEST』というグループ名もまだ知らない方に知って頂くいいチャンスだと思います。力を合わせて、フレッシュな僕たちのパワー溢れる作品をたくさんの方に届けたいです!」と喜び、桐山照史と神山智洋は「ジャニーズWESTだからこそ出せる空気感や、コミカルな所を皆さんに楽しんで頂けるように頑張ります」(桐山さん)、「普段の仲の良さや楽しい空気感が活きるよう一致団結して面白く、楽しく、素晴らしい作品にしたい」(神山さん)と意気込み。まさに炎の如く、やる気メラメラだと気合十分に話す中間淳太は、「原作の世界に皆様を誘えるよう“笑い”に力を注いでいきたいと思っています。頂いたチャンスを活かして新たな一歩を踏み出せるように7人で力を合わせて頑張ります!」と熱く語り、小瀧望は「原作のファンの方にも喜んで頂けるように絶対にいい作品にしたいという気合い十分です」とコメント。また、彼らを演出し監督を務めるのは、数々の人気バラエティ番組を手掛け、近年は『デトロイト・メタル・シティ』『神様はバリにいる』など、映画監督としても活躍する李闘士男。初主演ドラマ「アゲイン!!」で李監督と仕事したという藤井流星は、「またこの作品でご一緒させて頂けることが嬉しいです。監督も僕達も関西出身なので、見て頂く皆様に沢山笑ってもらうことはもちろん、初めて見るような新しいドラマになるよう精一杯頑張ります!」と話し、濱田崇裕も「李監督も僕たちジャニーズWESTも関西の出身なので、関西の笑い×熱血ギャグ漫画『炎の転校生』=大爆笑熱血ドラマとなるようにプレッシャーと緊張でいっぱいですが、それよりも楽しみの方が勝っているので、思い切りぶつかっていきたい」と語っている。そして原作者の島本氏は、「私が好んで作る作品は、熱くて激しくて、バカバカしくて思いっきり笑えて、けれど品があり真面目な切なさがあり作品を堪能した後には無性に元気が出るもの…というのを常に目指しています。今回はそこを踏まえつつ、むしろ原作漫画から飛び出して自由にやってくださいとお任せしました。ジャニーズWEST主演ということで、ハチャメチャな元気でカッコいいものにお洒落感がプラスされたものを私も期待しております?」と期待を寄せている。Netflixオリジナルドラマ「炎の転校生 REBORN」は2017年冬、Netflixにて全世界一挙配信開始予定(全8話)。(cinemacafe.net)
2017年03月25日TVドラマ『家政婦のミタ』『〇〇妻』『偽装の夫婦』などの話題作を手掛けてきた脚本家・遊川和彦が初監督を務める映画『恋妻家宮本』が公開されることが発表された。現代の夫婦や家族の在り方を独自の視点で提起するハートフルなドラマで、阿部寛、天海祐希が初の夫婦役で出演する。その他の情報本作は重松清の小説『ファミレス』を基に、遊川が脚色を手掛け、熟年離婚が増えつつある現代において、子どもが独立した後の夫婦がどう向き合っていくのかをコミカルに描いたドラマ。物語は、息子が結婚して独立し、25年ぶりに夫婦ふたりきりで生活することになった中学校教師の宮本陽平が、妻が隠し持つ離婚届を偶然発見してしまうところから始まる。妻に問いただす勇気もなく、熟年離婚の危機に面した宮本が、悩み葛藤しながらも周囲の人々との関わりを通して家族の在り方を再認識し、妻との新たな一歩を踏み出していく様を描く。主人公・宮本を阿部、その妻・美代子を天海が演じる。遊川監督と初タッグとなる阿部は「遊川さんと天海さんが今まで何本も面白い作品を作ってきたのを一視聴者として楽しませていただいてきました。その一角に加えていただき大変嬉しく思っています。天海さんに色々助けていただきながら、遊川監督のもと素晴らしい作品を目指したいと思います」とコメント。遊川脚本の『偽装の夫婦』にも出演中の天海は「連続ドラマでは何本もご一緒させて頂いている遊川さんが、初めて映画でメガホンをとられる!どんな役でも良いから、ぜひ参加させて頂きたいと思っていました。これがまた、大好きな重松清さんの作品で、更に、素敵な阿部寛さんとご一緒させて頂けるなんて!トリプルで幸せでございます!」と喜びを語っている。遊川監督は、「気のきいた言葉を言わなくてもいい、たとえ失敗してもいい、ただただ愛を伝えようという気持ちを持ち続けること。“愛を伝えることの大切さ”を伝えたい」とコメント。家族や夫婦の姿を鋭い視点で切り取ってきた遊川だけに、初監督となる本作に期待が高まる。『恋妻家宮本』全国東宝系にて2017年ロードショー
2015年11月30日1979年から放送されたTVアニメ『サイボーグ009』で主人公・島村ジョー(009)を演じた声優の井上和彦が13日、都内で開催された『サイボーグ009VSデビルマン』(2015年10月から2週間限定でイベント上映)の公開記念イベントに参加し、原作者・石ノ森章太郎氏との知られざるエピソードを明かした。この日のイベントには、井上をはじめ、永井豪氏原作のTVアニメ『デビルマン』で主人公・不動明/デビルマンを演じた声優の田中亮一、そして『サイボーグ009VSデビルマン』で新たに不動明/デビルマンを演じる声優の浅沼晋太郎、フランソワーズ・アルヌール(003)役のM・A・Oらが出席。「新旧キャストトークバトル」と銘打ち、それぞれが役柄に対する思いを語ったほか、映画の一部映像も先行公開された。MCから、石ノ森氏との交流について尋ねられた井上は、「よくお電話をいただいて、『和彦、飲みに行くぞ』と誘っていただきました」と振り返る。そして、「行くと、先生は『ちょっと待ってろ』と言いながら作品を描いているんです。ペンを2本持って描くんですが、それがすごい速い。それで『もうちょっとだからな……よし、行こう!』となるんです」と、「1人の著者が描いたコミック出版作品数の世界最多記録」でギネス世界記録に認定されるなど、多作で知られる石ノ森氏らしいエピソードを披露。飲みに行くと、後輩の酒も準備するなど気遣いの人であったという石ノ森氏。井上は「先生が店に行くと、いつも色紙がたくさん待ってるんですよ。だから飲みながらずっとイラスト入りのサインを描いてる。どんなに色紙が積まれていても、ひとつも嫌な顔しないんです」と、当時に立ち返るように振り返った。また、当時の井上は「いろんな人が(石ノ森氏の作品を原作にしたアニメなどを)作ると、先生が考えていたイメージと違うことはないんですか?」と石ノ森氏に尋ねたことがあるという。すると石ノ森氏は、「和彦、この作品に何人の人が関わっていると思う? その人たちの後ろにはみんな家庭があるんだぞ。僕は、自分の作品については自分で描いてる。(アニメなどについては)それを作ろうと思ってくれている人たちが集まっているんだから、僕はみんなを信頼していればいいんだよ」と回答。その言葉に「なんてすごい人なんだ」と胸を打たれたという井上は、同様に石ノ森氏の答えに感動した様子の声優陣に向けて「それからは先生の誘いを断らないで飲みに行くようになりました(笑)」と語り、最後をきっちりと笑いで締めていた。悪魔の力を手に入れた主人公・不動明が、襲い来るデーモンと戦う姿を描く『デビルマン』と、9人のゼロゼロナンバーサイボーグたちが世界から争いを無くすために戦う『サイボーグ009』のコラボレーションである本作は、両作それぞれの新作アニメが、2015年秋に公開されることから実現。本作の監督は、2001~2002年に放送されたTVアニメ『サイボーグ009 THE CYBORG SOLDIER』を手がけた川越淳氏が務め、人気アニメ『ガールズ&パンツァー』で知られるアクタスが制作を担当する。劇中に登場するキャラクターの新キャストも発表され、009と同等の加速装置を持つミュートス・サイボーグのアポロンを声優の石田彰が、アポロンの姉・ヘレナを本名陽子が演じ、さらに009の父親的存在のギルモア博士を牛山茂、デビルマンの前に立ちはだかるデーモン・ジンメン役に大塚芳忠、明が牧村家に居候する前に家の近所に住んでいた女の子・サッちゃん役を榎本温子が務める。映画『サイボーグ009VSデビルマン』は、2015年10月より新宿バルト9ほかで2週間限定でイベント上映される。(C)2015「サイボーグ009VSデビルマン」製作委員会
2015年08月14日5月1日に発売された漫画誌『月刊ヒーローズ 6月号』(ヒーローズ)にて、OAD(オリジナルアニメDVD)化される島本和彦氏の漫画『ヒーローカンパニー』のアニメスタッフとキャストが明らかになった。『ヒーローカンパニー』は、街の人々と平和を守りながら利益も追及する会社「ヒーローカンパニー」に入社した主人公のアマノ・ギンガを描く等身大のヒーロー物語。本作は、今年秋頃に発売されるコミックス第8巻にOAD同梱版としてアニメ化される。監督は『緋色の欠片』『ヘタリア』を手がけたボブ白旗氏、シナリオは『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『弱虫ペダル』の広田光毅氏、キャラクターデザインは『これはゾンビですか?』『夢をかなえるゾウ』の田頭しのぶ氏といったスタッフが名を連ね、アニメーション製作は『幕末Rock』『ログ・ホライズン』のスタジオディーンが担当する。キャストは、アマノ・ギンガ役に入野自由、ハドウ・ダイチ役に杉田智和、ブソウ・シュン役に浪川大輔、ヒューガ・ヒカル役に渕上舞、ツルギ・サキ役にLynn、キバ・キハン役に小西克幸、カカオ・バレンタイン役に関智一、ギンガの母役に井上喜久子といった、こちらも豪華声優陣が名を連ねている。なお、『月刊ヒーローズ』6月号では、今回のアニメ化製作スタッフ&キャスト発表のほかに、未知のウイルスによる人類滅亡の危機に現れたニューヒーローを描いた『T-DRAGON』(桜谷シュウ・著)による新連載や、『Smoking Gun 民間科捜研調査員流田縁』などの作者・竹谷州史氏の読み切り作品『災厄乙女パン子』も掲載。5回目を迎える、円谷プロ作品を愛する作家たちによるトリビュート付録ポスター企画『総天然色円谷オールスターズ』では、『日常』などの作者・あらゐけいいち氏がトリビュートイラストを手がけている。さらに、先月号よりスタートした本格声優ストーリー『VOICE CUSSION』の連載を記念し、人気声優をゲストに迎えた新企画「声優魂!」がスタート。第1回目のゲストは、『HUNTER×HUNTER』のゴン=フリークス役などで知られる潘めぐみが登場し、『機動戦士ガンダム』のララァ・スン役などを演じた潘恵子との母娘関係など、赤裸々なインタビューが掲載されている。また、飲食店情報検索サイト「ぐるなび」の"みんなのごはん"コーナーに連載中の『酩酊!怪獣酒場』(青木U平・著)が出張掲載されるほか、『ULTRAMAN』の異星人デザイン募集キャンペーンや、5月号から連載スタートした『VOICE CUSSION』と連動した声優インタビュー企画も掲載。本誌は、全国のセブン-イレブンとセブンネットショッピングで発売中で、価格は200円。
2015年05月01日