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株式会社ブティック社(東京都千代田区)は、大高輝美さんの懐かしいフェルトのマスコットが作れるレシピ本「復刻新版 大高輝美のコロコロ人形」を2022年7月19日に発売いたしました。表紙復刻新版となるレシピ本には、みんなが作れるやさしい作り方付き、そしてなんと346点も作品を収録しています。「作ったことある!懐かしい~!」と思った方も多いのでは。当時の思い出を振り返りながら、ちくちく作ってみませんか?人魚女の子と花●一世を風靡した大高輝美さんのフェルトで作るお人形1970年代以降、日本中の女の子が夢中になって作った大高輝美さんのフェルトで作るお人形。放課後にお友達同士で作った、手芸店のフェルトコーナーであれこれ本とにらめっこしながら買った、お母さんに教わりながらちくちく作った、などの懐かしい思い出がよみがえるという方も多いのではないでしょうか。泣いちゃった!とけい屋さんゴリラ星座~ふたご座~●可愛らしくておちゃめな表情やポーズ、色使いフェルトを中心に、毛糸やビーズ、スパンコールなどで作るてのひらサイズのお人形。大高輝美さんらしい可愛らしい表情やポーズ、色使いでどれもとっても可愛いものばかり!かわいい女の子や花の精、洋風・和風マスコット、くだもの屋さん、でんき屋さん、おばけなどのテーマごとに作品をご紹介しています。おとぼけ顔がかわいい動物たち!キュートなお友達シリーズずっと見つめていたくなる細かい作りの「でんき屋さん」シリーズひゅう~どろどろ、こわーいおばけも!●著書 大高輝美静岡生まれ。小さな時から絵を描くことや針をもつことが大好きで「子供たちに夢を」の願いから、フェルトマスコット人形が誕生しました。人形作り、絵本、人形教室、作品展など幅広く活躍。現在も静岡市に暮らし、人形教室を主宰。●大高輝美さんより私の大好きな本が復刻することになりました♪「てるみのおもちゃ箱」「てるみの宝もの」「てるみのお店屋さん」の3冊です。私にとって大切な本ばかりで、とってもとっても嬉しいです♪セレクトされた人形たちが、同窓会のように、またみなさんと「こんにちは~♪」できるのかと思うとワクワクしてしまいます♪撮影のために大切にしまっておいたコロコロ人形たちに久しぶりに会ったのですが私は歳をとったというのに人形たちは昔のまんま~♪いいなぁ~♪(笑)作品を出版社に渡す時に私は人形たちに声をかけました~♪「本の中から、読者のみなさんに、とびっきりの笑顔でこんにちは~♪してね~」って!あ、それってずーっと前、初めて人形たちを世に送り出した時にかけた言葉とおんなじ言葉~♪ーおおたかてるみー★もっと広がる、フェルト手作りフェルト手芸のレシピ本「フェルトで作る 可憐な野の花」 フェルトで可憐な花が作れる本。刺しゅうなどの技法を取り入れて、本物そっくりに作れます。作ったあとの作品は、お部屋のインテリアやプレゼントに最適。マルバスミレ、スズラン、ムスカリなど掲載。「改訂版 フェルトで作るかわいい和のお飾り」 フェルトで作る和風なデザインのお飾りを紹介。つるしタイプと置きタイプが29点掲載。お部屋を演出する季節ならではのモチーフから、和菓子や和花などの大人っぽいモチーフを使った素敵なお飾りを作って、おうち時間を豊かに過ごしてみませんか?「フェルトで作る大人の花101」 PieniSieniの待望の著書。フェルトを切って貼るだけで、本格的なおしゃれな花を作ることができる。すべて茎つきの花なので、アクセサリーなどに活用しやすい。101種類の花の作り方をオールプロセス解説。「いっぱい作って、楽しもう! ディズニー フェルトマスコット」 ディズニーキャラクターがいっぱいの可愛いフェルトマスコットの本。ミッキー&フレンズやプリンセス、ヴィランズ、ピクサーなど掲載。着せ替えタイプのミッキー&ミニーも!「改訂版 もっと遊ぼう!フェルトおままごと」 フェルトで作るかわいいおままごとの本!作って、遊んで、親子やお友達といっぱい楽しもう。アイシングクッキーやパフェ、ハンバーガー、ピザ、お弁当などおいしそうな作品がいっぱい!「おうちでいちご狩り!?フェルトのかわいいごっこ遊び」 柔らかい手触りとカラフルな色使いが特徴のフェルトのおもちゃ。この本では普段おうちでできないいちご狩りや魚釣りを楽しめたり・・ケーキ屋さんやパン屋さんなどの定番のごっこ遊びのおもちゃをたくさんご紹介。お子さんのおうち遊びに活用しましょう!★商品概要発売日:2022年7月19日発売価格 :1,870円(本体 1,700円)★本の情報・購入リンクはこちら↓公式オンラインショップ: 公式サイト情報 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月19日有限会社大高製作所(所在地:神奈川県横浜市、代表取締役:大高 晃洋)は、昨今のオミクロン株の拡大、まん延防止等重点措置への適応のため、オリジナル開発・販売した首掛けフェイスシールドの割引セールを緊急開催します。陽性者数が増えるにつれて、エッセンシャルワーカーの感染による社会インフラの維持が難しくなる傾向がでてきました。そこで飛沫対策として製作したフェイスシールドに「このコロナ禍で苦しむ人達が少しでも救われるように。社会のお役に立てるように」という思いを込めた、より多くの方がお求めやすくなるセールです。今回は、この自社ECサイト内で販売中のレイヤードを全品20%OFF、そして特に透過率99%でほぼ素顔に見えるモスアイシートは半額の50%OFFにてご奉仕いたします。この機会にぜひ弊社フェイスシールド【LAYERED】レイヤードを体感してみてください。販売ECサイト ほぼ素顔?顔の印象を変えないモスアイフェイスシールド◆機能的、かつスタイリッシュにコロナ対策の一つとして、口から出る飛沫の飛散をどうしたら防げるか。地球には重力があり、口から出た飛沫は下に落ちます。同じフェイスシールドでも、頭部やメガネで上から固定すると下はガラ空きとなります。それを受け止めるには逆に下から支える構造が必要です。そこで独自に飛沫が飛散する動画も撮影、検証しました。結果として、下から受け止める方が効果的であるという、物理的にも当然のものとなりました。また、支える部分を首にしたことでフレーム部分が顔と髪に触れません。そのためお化粧・髪型を気にしないですむこと。また見ためがスッキリすることで、装着してもより素顔に近い印象になりました。フェイスシールドを装着するとカッコ悪くて恥ずかしい。そういったマイナスなイメージも少なくなります。経済活動、社会インフラの維持、そして感染症対策。いかにバランスを取りながら生活していくか、この舵取りが難しくなっています。その中で、状況に応じて取れる選択肢の一つとして、お役立ちできると考えております。また首にカチューシャのように差し込むだけのシンプルな構造は、意匠登録済です(登録第1689489号)飛沫試験レポート 精密金型の町工場がこだわりぬいて設計・製造◆【LAYERED】レイヤードの生い立ちと実績初期に製作し5万セットを出荷したKANAGAWAモデルと、スタイリッシュにモデルチェンジし1万セットを出荷した【LAYERED】レイヤード。両方を合わせて6万セットを越え、多くの方々にご愛顧を賜りました。そしてこれは、どこよりもいち早く動いたことにもありました。コロナ禍が始まり、まだマスク不足が社会問題でフェイスシールドがまだ一般に認知されなかった頃の2020年5月にフェイスシールドを製造・販売開始。翌月には頭部でなく首に掛けるスタイルを提案。その結果、医師はもちろん、口の動きが大事な口唇術を使う耳の不自由な方・語学教師、顔の表情を魅せるのも大事なセミナー講師、芸能人など幅広い業界の方にお役立ちすることができました。特に目立つのはお化粧を気にする芸能界の方々で、ドラマ・映画・CM撮影など確認できただけでも100人以上の著名な方に装着画像をSNSやテレビなどでご紹介いただきました。あの人も使ってた!レイヤードのフェイスシールド装着芸能人まとめ ◆マスクと二重にして装着にも。アフターコロナにも。コロナ禍との長引く戦いにより、世の中の衛生習慣はすっかり様変わりしました。こうなると今後も飛沫対策は必要になり続けることが予想されます。徹底して防ぎたい人には、通常の不織布マスクとフェイスシールドを二重に装着することでより堅固になります。また特に飲食関係では飛沫を気にする話も耳にします。さりとて表情の見えない不織布マスクもいつまで装着するのか。顔の表情が見えてこそ、円滑なコミュニケーションも円滑になります。当社レイヤードは、機能的にもデザイン的にも優れたフェイスシールドとしてご使用していただくことで、経済活動の支えにもなると考えています。◆低反射・高透過を実現する「モスアイシート」とは「モスアイ(Moth Eye)」とは、夜行性昆虫である蛾の眼の構造を応用した技術を指します。蛾の眼の表面はナノレベルの微細な凹凸が多数並んでおり、入ってきたわずかな光をほとんど反射することなく取り込むことができるようになっています。その技術を反射防止フィルムとして応用したのが「モスアイシート」で、カーナビゲーションやディスプレイ、ショーケースなど様々な用途に応用されています。本製品に使用している「モスアイシート」は、三菱ケミカル株式会社製モスアイ型高機能フィルムモスマイト(TM)を採用。飛沫を防止するためのシート表面の光の反射を抑えることで高い透過性を実現し、装着時の違和感や目の疲労感などの課題を解決することが可能となりました。国際スポーツ大会の時に大手テレビ局の特番などでも採用され、その圧倒的な透明感にSNS上で大きな話題となった商品です。左:反射する従来型/右:透明なモスアイ型よりわかりやすい動画はこちらから 【商品概要】■販売商品商品名:『LAYERED モスアイシート』価格 :7,700円(税込) → ☆セール価格:3,850円(税込)商品名:『LAYERED フレーム』価格 :1,650円(税込) → ☆セール価格:1,320円(税込)カラー:ブラック、スケルトンサイズ:レギュラー(推奨首周りサイズ:30~39cm)、ラージ(推奨首周りサイズ:39~45cm)商品名:『LAYERED フルシート』(縦340mm/横300mm)価格 :737円(税込) → ☆セール価格:590円(税込)商品名:『LAYERED ハーフシート』(縦240mm/横300mm)価格 :583円(税込) → ☆セール価格:466円(税込)使用方法■販売サイトレイヤード ウェブサイトURL: レイヤード ショップページURL: 【会社概要】会社名 : 有限会社大高製作所代表 : 代表取締役 大高 晃洋所在地 : 神奈川県横浜市都筑区川向町1192-3設立 : 昭和59年事業内容: ダイカスト金型設計・製造/フェイスシールド製造・販売URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年01月24日少年忍者/ジャニーズJr.の川崎皇輝(※崎はたつさき)が、舞台『ロミオとロザライン』で初主演を務めることが27日、明らかになった。同作は鴻上尚史による新作書き下ろし舞台。物語は『ロミオとジュリエット』を上演する稽古場から始まる。ロミオとジュリエットの間に、いつのに間にか、戯曲では名前しか出てこない、ロミオがジュリエットに出会う前に恋していた女性・ロザラインが現れたとしたら……という物語を描いていく。主演のロミオ役は所属する少年忍者での活動をはじめ、ステージ・ドラマ・バラエティなど多彩な活動を展開する川崎が務め、モデル・俳優として活動の幅を広げる吉倉あおいがロザライン、モーニング娘。卒業(2018年)後も着実にキャリアを重ねる飯窪春菜がジュリエットを演じる。さらに伝説の劇団「第三舞台」を鴻上とともに結成し(1981年)、劇団解散(2012年)後も舞台・ドラマ・映画で活躍を続けるベテラン・大高洋夫ほか、一色洋平、二宮陽二郎、ザンヨウコ、渡辺芳博とバラエティに富んだキャストが集結する。作・演出は鴻上が務める。東京公演は紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAにて2021年7月9日〜7月25日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて7月30日〜8月1日。○作・演出:鴻上尚史 コメントいよいよ、『ロミオとロザライン』を上演することになりました。ロザラインは、ロミオがジュリエットに出会う前に恋していた女性です。ロミオとロザラインとジュリエットの三人の物語を僕はずっと夢想していて、小説にも書きました。主演のロミオには、演技に対して、実に熱心に向き合っている川崎皇輝さん。ロザラインには、着々と演技力をつけている吉倉あおいさん。そして、ジュリエットには、演技に対して熱意が溢れる飯窪春菜さん。とても、新鮮で魅力的な三人に集まってもらえました。切なくて、愛おしくて、ワクワクするような物語になると思います。ご期待下さい。○川崎皇輝 コメント今回の『ロミオとロザライン』という作品は僕にとって舞台初主演になります。お話をいただいた時は主演という大きな役割にとても驚きましたが、自分に任せていただけたことへの嬉しさを1番に感じました。この作品は、若い俳優たちのお話をベースに、3つの物語が入り混じって進んでいきます。どのように交錯していくのかも今から楽しみです。鴻上尚史さんに初めてお会いした時、ワークショップをさせて頂き、2時間という短い時間で、自分でも分かるほど成長することができたと感じました。稽古期間も合わせて約2ヶ月間演出を受けられるということで本当に楽しみです。今はまだ不安な気持が強いですが、真っ直ぐお芝居に向き合う今回の北山役のように、僕も頂いた役に真っ直ぐ向き合って行きたいと思います。
2021年04月27日文:大高宏雄(映画ジャーナリスト)( ぴあアプリ「大高宏雄 映画なぜなぜ産業学」から転載)全く、コロナ禍によって、想像を絶する年になった。「想像を絶する」。ときにオーバーにも感じるこの言葉が、何の誇張も違和感もなく、今は使える。その2020年の映画界、今回もいつもどおり、そのなかの映画興行について書く。それも洋画中心だ。まずは、以下の数字を見ていただこう。作品別の最終興収順位である(2019年11月末~2020年11月中旬公開作品対象、数字は一部推定)。ちなみに、今年の国内の映画興収は、推定で1350億円あたりとなる見通し(正月作品の興行によって、数字は変わる可能性がある)で、これは昨年の52%ほどにあたる。よく、ここまで踏ん張ったとは言えるが、それは『鬼滅の刃』というとてつもない作品があったからという以外ない。☆邦画興行収入ベスト10① 劇場版『鬼滅の刃』無限列車編 350億円〜② 今日から俺は!!劇場版 53億7千万円③ コンフィデンスマンJP プリンセス編 38億4千万円④ 映画ドラえもん のび太の新恐竜 33億5千万円⑤ 事故物件恐い間取り 23億5千万円⑥ 糸 22億4千万円⑦ 劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン 21億円~⑧ カイジ ファイナルゲーム 20億6千万円⑨ 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel]」Ⅲ.spring song 19億5千万円(現時点)⑩ 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング 17億9千万円(文化通信社調べ)☆洋画興行収入ベスト10① アナと雪の女王2 133億7千万円② スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け 73億2千万円③ パラサイト 半地下の家族 47億4千万円④ TENET テネット 27億2千万円⑤ キャッツ 13億5千万円⑥ フォードvsフェラーリ 9億6千万円⑦ ジュマンジ ネクスト・レベル 9億3千万円⑧ 2分の1の魔法 8億7千万円⑨ 1917 命をかけた伝令 8億4千万円⑩ ミッドサマー 7億1千万円(文化通信社調べ)ここでは『鬼滅の刃』には触れない。多くの映画館の救世主であったことは間違いないが、2020年は、この作品だけではない。とくに触れたいのは洋画である。国内における韓国映画の最大ヒットになった『パラサイト 半地下の家族』にしても、配給会社の営業担当者は、この作品の存在自体がすでにかなり以前の感じがしてならないと言っていた。これは象徴的な言葉だろう。考えてみれば、今年の映画界最初のトピックは、『パラサイト~』だった。もはや、誰も語らない。忘れられたようだ。コロナ禍以前にもあった情報の消費速度の速さが、恐ろしいほどに進んでいる。もちろん、『パラサイト~』のみの話ではない。このような情報の尋常ではない速度感は、映画だけではないコロナ禍が露わにした一側面だ。洋画の作品の10本を見て、何を思うだろうか。このような作品が、今年はあったのである。改めて、胸に刻んでもらっても罰はあたらない。映画界希望の星、『TENET テネット』は大ヒットしたのだが、あとが続かない!『TENET テネット』(C)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved『鬼滅の刃』の年であった以上に、今年は洋画不在であったことが身に染みてならない。4月上旬から中旬にかけて、緊急事態宣言が地域限定から全国に及んでいく過程で、映画館の休業が全国的に広がった。この苦しい期間を経て、徐々に営業を再開していったのが5月下旬以降だ。洋画は、米国の公開延期を経て、軒並み公開できなくなった。もちろん、単館系興行の作品はあったが、ここでは全国公開規模の作品を指す。そんななか、『ストーリー・オブ・マイライフわたしの若草物語』が、6月12日から公開された。映画館再開後の全く興行の見通しが読めない時期である。これは、配給会社の大英断であった。本来なら100スクリーン以下となるだろう本作は、スタート時、何と300スクリーンでの公開規模となった。その時点では、作品の数が限られていたから、映画館側からオファーが相次いだのである。ただ、興収は3億4千万円にとどまった。残念ながら、やはり限定劇場マーケットの枠を超えられなかったと言えようか。宣伝費も抑えられていたから、悪くはないのだが、コロナ禍は、興行に明らかな影響を与えていたとは言える。スタジオジブリの旧作の健闘を経て、邦画の大ヒットが7月に2本登場したが、洋画はほとんど音なしだった。米国や欧州で感染が広がっていくなか、公開延期がさらに相次ぎ、それは日本でも同じことだった。『ムーラン』など、いきなり配信される作品も登場し、8月21日公開のピクサー『2分の1の魔法』が苦戦するなか、あくまで映画館にこだわりを見せたクリストファー・ノーラン監督の『TENET テネット』が公開されたのが9月18日だ。映画館で映画を見ることの醍醐味が、この国の人々にある程度届いたのだろう。彼の作品としては、『インセプション』(35億円)に次ぐ27億2千万円を記録する大ヒットになった。ただ、映画館の休業が続く米国では思うような成績を上げられず、米映画界希望の星であった『TENET~』のあとが続かなかった。12月上旬、その『TENET~』の製作・配給元であるワーナー映画が、来年の新作17作品について、米国での劇場公開と配信を同時に行うと発表するに及んで、米映画の行方はますます混沌としてきた。これは、「映画と配信」の兼ね合い、せめぎ合いが、米国をはじめとした世界の映画界の避けて通れない中心的な課題になってきたことを示す。このような事態は、映画界の生命線である映画館産業という当たり前であった経済基盤そのものを揺るがすことにつながるかもしれない。すでに米国の興行会社は、深刻な事態を迎えている。日本映画界は、邦画があるから大丈夫ということでは全然ない。邦画だけで、国内の映画産業が成立することはないからだ。間違いなく、米映画界の影響を直接的に受ける。来年早々、「映画と配信」元年がやって来る。コロナ禍のなか、大激震となった世界の映画産業にとって、まるで次元の違う大激動の時代の到来である。プロフィール大高 宏雄(おおたか・ひろお)映画ジャーナリスト。1992年から独立系作品を中心とした日本映画を対象にした日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を主宰。キネマ旬報、毎日新聞、日刊ゲンダイ(デジタル)などで連載記事を執筆中。著書に『昭和の女優 官能・エロ映画の時代』(鹿砦社)、『仁義なき映画列伝』(鹿砦社)など。
2020年12月31日●平成ライダー初演劇作品『仮面ライダー斬月』で、久保田悠来と共演毎年新たなヒーローを生み出している仮面ライダー。2000年の『仮面ライダークウガ』からは、"平成仮面ライダー"と呼ばれ、若手俳優の登竜門として知られている。そんな平成ライダー初の演劇作品化が発表され、大きな話題を呼んだのが、「舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-」。2013年10月~2014年9月に放送された特撮ドラマ『仮面ライダー鎧武/ガイム』に登場した仮面ライダー斬月(呉島貴虎)を主役に、TVシリーズでも同役を演じた久保田悠来が主演を務める。TVシリーズ後の世界を舞台に、貴虎の未来と過去を描いていく同作には、若手の注目俳優が多数出演する。今回は、出演が発表されるとTwitterトレンドを席巻した萩谷慧悟にインタビュー。憧れの仮面ライダーになる心境や、舞台へかける思いについて話を聞いた。○■『鎧武』の奥深さに驚き――仮面ライダー初の演劇作品に出演するということで、お話を聞いたときはどういう心境でしたか?平成仮面ライダーを子供の時に見て変身ごっこもしていましたし、仮面ライダーは男の子だったら誰もが憧れる存在なので、まさかお仕事として叶うとは……子供の頃の自分は思ってなかったでしょうね!(笑) 巡り合わせって、唐突にくるものなんだなと思って、すごく感慨深かったです。しかも記念すべき、仮面ライダー初の演劇作品化という作品で、幸せです。――萩谷さんは、どんな仮面ライダーに憧れてたんですか?小さかったのでほとんど記憶にないんですけど、最初に見たのは『クウガ』(00年)です。スーパー戦隊と比べて、『クウガ』は正直、怖いイメージがありましたが、そこから色々見始めるようになりました。『龍騎』(02年)の頃にはCDで歌を聞いてましたし、『龍騎』と『カブト』(06年)はおもちゃを持っていました。『電王』(07年)、『キバ』(08年)も見ていましたね。――『鎧武』は萩谷さんが大きくなられてからの放送でしたが、TVシリーズは観られたんですか?お話が決まってから全話見ました。外伝などもあり、TVシリーズが終わった後もずっと愛されてる作品なんだな、と思いました。しかも、『鎧武』は特に、ストーリーが奥深いですよね!世間的には、仮面ライダーって、子供の憧れだと思われてるかもしれないけど、すごくヒューマンドラマが秘められてて、年代問わずに見られる。海外で言うとアメコミのような、日本が誇るヒーローだと思います。――『鎧武』の中では、どのようなところが印象的でしたか?何よりもまず、変身シーンが衝撃的すぎました。特にスイカアームズはあまりに巨大で、初めて見た時は思わず笑っちゃいました。――果物が出てくる特徴的な変身シーン、舞台でどうなるのかすごく気になります。自分も、変身できるのがすごく楽しみです!――現在稽古に入られているとのことですが、『鎧武』を観た後に久保田さんと会ったんですか?そうなんです。いち視聴者として「メロン兄さん、かっこいいな」と思っていたら、本物に出会えるわけですから、ファンからしたら、とんでもない状況ですよね(笑)。貴虎とはやりとりするシーンも多いんですが、本当にかっこよくて。久保田さんにも「こうやったほうがいいですよね」と相談させてもらっていますし、人生でも仕事でも憧れる素敵な先輩です! すごく喋りやすくて、クールな貴虎とはギャップがあって、久保田さん自身とお話するのが楽しいです。――『鎧武』本編を観ている時は、呉島貴虎にはどのような印象を抱いていたんですか?現代の大人、"上に立つもの"を代表する人だと思いました。きっとみなさんも上司の方などに対して色々思うこともあるだろうけど、上の人だって、簡単に決断できるわけではないと思うんですよ。そういうところが、本当にリアルだな、と思って。貴虎は、最初こそ少し怖いイメージもありますけど、主人公の紘汰と出会って、少しずつ柔らかくなって、人間をもっと信じるようになる。根が優しいから、苦渋の上にした決断がいっぱいあったんだろうし、大人って大変だなと思わされました。――まさかそんなに、呉島主任の心情に寄り添って観られていたとは……!大人になってからだと、そういう見方ができちゃうんですよね。子供の時とは目線が変わったので、「仮面ライダーって、こんなに奥深いものだったの!?」と驚きました(笑)。観る時期によって、全然変わりますね。●今後は…自分の可能性を狭めたくない――そんなTVシリーズを経ての演劇作品ですが、ビジュアルなどからも、少しダークな感じなのかな、という印象があります。テレビでは表現しづらいことも、舞台では表現できるのかな、と思っています。今回の作品の背景は結構アングラというか、僕らが演じるのは戦火の中で悲惨な経験もしている子供たちで、自分がいつ死ぬかわからないし、生きるために仲間を守らなきゃいけない。サバイブしていこうとする、たくましさがある役どころです。現実にも、世界からはまだ戦争が消えてないし、そういうところもリアルな作品だな、と思います。――萩谷さんが今回演じるアイムは、どういうキャラクターなんですか?TVシリーズ主人公の葛葉紘汰のように、本来は明るい、それでいて人を引き付ける魅力のあるキャラクターです。とはいえ、生きるか死ぬか、食うか食われるかという世界にいるので、大人に対する不信感を持っていたり、ダークな内面も持っています。演出の毛利さんにも最初「アイムは明るい感じで」と言われていたんですけど、演じているうちに明るくなりすぎてしまい、そのバランスについてご指導いただいたりもしています。――演じている時には、役に入り込むタイプなんですか? それとも、演じる自分を客観的に見るタイプですか?自分の生き方が、常に俯瞰なんです。だから、入り込めるように努力しています。俯瞰することはいくらでもできるんですよ! 放っておいたら、一生、俯瞰してます(笑)。今は、稽古のたびに「ちゃんと、貴虎に気持ちを向けられていたのかな?」と毎回自問自答しているんです。自分の頑張りどころです。でも使い分けが必要でもあって。例えば大人につっかかるシーンはたくさんのキャラがいるので「同じリアクションにならないように」と、俯瞰で見ているところもあります。――稽古については、SNS等を拝見しても和気あいあいとした空気が伝わってきますね。すごく良い現場です。特に自分のチーム(後藤大、高橋奎仁)とは、よくコミュニケーションをとるようにして、「俺らのチームって、どう?」と話しあっています。一人一人がどういうキャラクターで、どうやって死線をくぐり抜けてきたのか、他のチームのキャラとの差別化についても、帰り道でよく話しています。同じチーム以外では、宇野(結也)くんがよく僕らのシーンも見てくれていて、感想を教えてくれます。一緒に筋トレもしています(笑)。○■自分の身がいくらあっても足りない――萩谷さん自身は大学生4年生で、この春卒業とのことですが、今後挑戦したいことは?自分の可能性を狭めたくないな、とは思っています。少しでも可能性のあることや、やったことのないことは、いくらでもやってみたいです。今回も、仮面ライダーの新しい試みに立ち会えて、嬉しいです。そういう、新しいことが好きなんです。挑戦を諦める人間には、なりたくないと思っていて。いい意味で、「できない自分」も良いかな。できないとこから、できるようになる過程でのアプローチは、すごく刺激になるから。ある程度できたからいいや、と思うことはなくて、自分の核の信念があれば、何でもできると思っています。――例えば、どういうことが好きなんですか? 趣味や、興味があるものなどは。今回の舞台で一緒のチームは、アニメ好きが集まっているんです。稽古が始まって最初の頃に好きな作品の話をしたら「まじ? 俺も好きだよ!」って盛り上がったので、そういう趣味の話もよくしています。僕は音楽も好きで曲も作りますが、インドアだけでなくアクティブなところもあって、サバゲーもするし、ダイビングの免許も持っています。興味の方向が、めちゃくちゃなんですよ! 今はあまり趣味にかける時間がないから、自分の身がいくらあっても足りないです。本当に、めちゃくちゃなんです。よく言われます(笑)。――だからこそ、これからいろいろなことに挑戦できそうですね。では、最後にぜひ今回の作品の見どころを改めて教えてください。初の演劇作品化ということで、映像とは違った描き方ができるし、新たな可能性が含まれているんじゃないかなと思っています。作品のストーリーは世界の縮図のようでもあって、使われる側と使う側、どちらが悪いとかじゃない。それぞれの立場は色々な人に当てはまると思うので、観てくださる方の共感を生めたら嬉しいです。あとはやっぱり、平成仮面ライダーとして初めての演劇作品化で、皆さんの期待がかなり高いと思うので、演者もスタッフも、チーム一丸となって頑張っていきたいです。――作品が発表された時も、萩谷さんたち出演者陣が発表された時も、すごい反響でした。僕も嬉しかったです。期待に応えたいです!■萩谷慧悟1996年11月7日生まれ、埼玉県出身。2012年よりテレビドラマ、映画、舞台など幅広く活動。自ら楽曲制作を行うなど、音楽面での才能を発揮する一方で、日本テレビ系ドラマ『THE QUIZ』をはじめとした映像作品に次々と出演。2014年には、大ヒット映画を舞台化したグランドミュージカル『オーシャンズ11』で、オーシャンの仲間であるターク・モロイ役を演じた。■舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-出演:久保田悠来 / 萩谷慧悟 原嶋元久 小沼将太 宇野結也 後藤大 増子敦貴 千田京平 高橋奎仁 田淵累生 / 丘山晴己 / 大高洋夫ほか東京公演:3月9日~24日(日本青年館ホール)京都公演:3月28日~31日(京都劇場)原作:石ノ森章太郎脚本・演出:毛利亘宏(少年社中)シリーズ原案・監修:虚淵 玄(ニトロプラス)脚本協力:鋼屋ジン(ニトロプラス)
2019年03月05日久保田悠来主演の舞台『仮面ライダー斬月』 -鎧武外伝-の第3弾出演者が10日、明らかになった。同作は平成仮面ライダーシリーズ初の演劇作品。『仮面ライダー鎧武/ガイム』TVシリーズの舞台である"沢芽市"を再開発した、巨大企業ユグドラシル・コーポレーションの研究部門のリーダーである呉島貴虎/仮面ライダー斬月を主役にしたオリジナル作で、TVシリーズに引き続き、久保田が同役を務める。これまでに原嶋元久、小沼将太、宇野結也、後藤大、増子敦貴、千田京平、高橋奎仁、田淵累生、丘山晴己の出演が発表されている。今回出演が発表されたのは、2012年よりテレビドラマ、映画、舞台など幅広く活動する萩谷慧悟。自ら楽曲制作を行うなど、音楽面での才能を発揮する一方で、日本テレビ系ドラマ『THE QUIZ』をはじめとした映像作品に次々と出演。2014年には、大ヒット映画を舞台化したグランドミュージカル『オーシャンズ11』で、オーシャンの仲間であるターク・モロイ役を演じた。また、大学在学中に鴻上尚史と共に『第三舞台』を旗揚げし、中心メンバーとして活躍したことで知られる実力派俳優、大高洋夫の出演も決定。12人のメインキャストたちが舞台上で人間ドラマを織り成す。さらに、TVシリーズの『仮面ライダー鎧武/ガイム』出演の豪華キャストによるアフタートークの開催を予定している。東京公演は日本青年館ホールにて、3月9日~24日。京都公演は京都劇場にて、3月28日~31日。(C)石森プロ・東映 (C)舞台『仮面ライダー斬月』製作委員会
2019年01月10日菜々緒が美しくも非常な人事コンサルタントを演じる、土曜ドラマ「Missデビル人事の悪魔・椿眞子」。ついに6月16日(土)に最終回を迎える本作で、菜々緒さんと、彼女の部下・斉藤博史を演じた「Sexy Zone」の佐藤勝利がそれぞれクランクアップしたことが分かった。■佐藤勝利、キャストに見守られクランクアップ!思わず涙一足先にクランクアップを迎えたのは、佐藤さん。菜々緒さん、木村佳乃らと、西田敏行演じる喜多村を病室に見舞うシーンを撮り終えると菜々緒さんから花束を渡され、「喋ろうとすると泣いちゃいそうなので」と言葉を詰まらせた。そんな佐藤さんに、菜々緒さんが「泣かないでー」と温かい言葉をかける一方で、木村さんからは「おばちゃんが言ってあげようか」と温かい突っ込みが。笑いに包まれるなか、気を取り直した佐藤さんだったが「最後のセリフで『共亜火災が好きです』というセリフがあったんですが、僕もこのチームが大好きです」と言ったところで、堪えきれず涙。「(佐藤が演じた)斉藤博史の目線でドラマが進んでいくので、僕次第だなと思っていて、プレッシャーも感じていました。皆さんに『こんなに成長したんだな』と、いつか言ってもらえるようになりたいと思います。本当にありがとうございました」と挨拶を締めくくった。■菜々緒、「悪女を超えた悪魔を演じられた」そして、最後のシーンを撮り終えた菜々緒さんも、ついにクランクアップ。「みなさまお疲れ様でした。本当に感無量でございます」と花束を抱きしめながら涙をこぼした。「本当に至らない点ばかりで…。台本覚えるのも遅いし、いつも台本とにらめっこしてるばかりで、現場でちゃんと対応できているのか不安だったんですけど、スタッフ・キャストの皆さんに支えられてここまでこれたと思ってます」と、主役の責任と向き合いながらも充実した3か月をふり返った。さらに「今回は悪女を超えた悪魔の役が出来たと思っているので、今度は勝利くんのように可愛いらしい、壁ドンされたり顎クイされたりする女性の役をやれたら嬉しいです。また皆さんとご一緒できるようにかんばりますのでよろしくお願い致します。ありがとうございました」とユーモアたっぷりに挨拶すると、スタジオからは大きな拍手が起こり、温かいクランクアップとなった。■最終回(第10話)あらすじホテルアックスの火災事故で偽装を働いていたことを認めた大沢(船越英一郎)に、偽装の証拠を示す写真と引き換えに父の行方を教えるよう、渡米目前の大沢に持ちかける眞子(菜々緒さん)。16年前に縣(大高洋夫)が眞子の父を殺し、ホテルの跡地に埋めたと大沢から告げられた眞子は、博史(佐藤さん)と共に指定された場所で遺体を探すが見つからない。一方、喜多村(西田さん)は意識を取り戻したが、共亜火災では退職者が続出し混乱が続いていた。投資会社・グッドマンキャピタルの曽我部(堀部圭亮)が共亜火災に出資を申し出るが、眞子は曽我部が信用ならない相手だと千紘(木村さん)に助言。そんな中、喜多村が母と別れた経緯を知った千紘は父と和解するが、ホテルアックスの事件が週刊誌にすっぱ抜かれる…。そして、修(鶴見辰吾)から大沢との関係を聞かされる博史。大沢が自らホテルアックスの件を雑誌にリークしたことを見抜く眞子。会社を危機に追いやってでも、ホテルアックス事件の“真相”を公表するべきかどうか悩む千紘。それぞれの思いを胸に喜多村の元を訪れた3人を、最後の試練が待ち受けていた!土曜ドラマ「Missデビル人事の悪魔・椿眞子」最終回は6月16日(土)22:00~日本テレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2018年06月15日笑福亭鶴瓶と森川葵の2人が司会を務め、ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」の11月11日(金)今夜放送回に、俳優、コメディアン、芸術家と多才な顔を持つ片桐仁が登場する。お笑いコンビ「ラーメンズ」として世に出た片桐さん。その後俳優としても活動を開始。今年だけでもドラマ「ヒガンバナ ~警視庁捜査七課~」「99.9 -刑事専門弁護士-」や「グ・ラ・メ!~総理の料理番~」、映画では『アイアムアヒーロー』『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』など注目作に続々と出演。さらに数多くのバラエティへの出演や声優、舞台でも活躍し、片桐斎仁吾郎名義で彫刻家としても作品を発表するなど、その多才ぶりで各所に知られる存在となっている。番組では家族が思わず「怖い」とドン引きしてしまったという“片桐流犬のしつけ法”を紹介するほか、腹筋ができないという片桐さんがスタジオで鶴瓶さんと腹筋対決。その勝負の行方もお楽しみに。そんな片桐さんだが舞台「サバイバーズ・ギルト&シェイム」が11月11日(金)本日より紀伊國屋ホールで上演開始となった。「サバイバーズ・ギルト」とは、戦争や災害、事故、事件などに遭いながら奇跡的に生還を遂げた人が「周りの人々が亡くなったのに自分が助かったこと」に対して感じる罪悪感で、「サバイバーズ・シェイム」とは生き延びてしまった恥ずかしさのこと。人間は想像を超えた出来事に襲われた時「この世界は現実ではない」と思い込んで生き延びようとするが、それが不可能な時「私は現実ではない」と決意する。本作は「生き延びてしまった罪と恥」と向き合い、格闘し、笑い飛ばす抱腹絶倒の爆笑悲劇となる。作・演出は鴻上尚史。片桐さんのほか、山本涼介、南沢奈央、伊礼彼方、大高洋夫、長野里美らが出演。公演は12月4日(日)まで。「A-Studio」は11月11日(金)今夜23時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年11月11日「MEN’S NON-NO」専属モデルとして活躍するほか、現在放送中の「仮面ライダーゴースト」で人気を博す山本涼介の、初主演舞台が決定。日本を代表する劇作家で演出家の鴻上尚史のプロデュースユニット「KOKAMI@network(コーカミネットワーク)」第15回公演として、新作「サバイバーズ・ギルト&シェイム」に参加する。「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とは、戦争や災害、事故でかろうじて生き残った人が、自身が生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさのこと。舞台は未来。戦争が起こり、戦場から故郷に帰ってきた若い男は、「僕、死んじゃったよ」と両親に告げる。人間は、自分の理解が超えたことが起こったとき、決まってどちらかの方法を取る。1つは、「この世界は現実でない」と思い込むこと。それが不可能なら、もう1つは「私は現実ではない」と決めること。本作は、「生き延びてしまった罪と恥」と向き合い、格闘し、笑い飛ばす、抱腹絶倒の“爆笑悲劇”だ。そんな本作で主演を務めるのは、TVシリーズの「仮面ライダーゴースト」や『劇場版 仮面ライダーゴースト 100の眼魂とゴースト運命の瞬間』に仮面ライダースペクター/深海マコト役として出演する山本さん。その恋人役には、確かな演技力でTVドラマ・舞台と話題作への出演が続き、科学情報番組「サイエンスZERO」(NHK)ではメインナビゲーターを務める南沢奈央。共演には、本格ミュージカルに多数出演し、音楽活動も精力的に展開する伊礼彼方、コントからシリアスな役柄まで幅広くこなし、「99.9 -刑事専門弁護士-」での存在感も記憶に新しい片桐仁、伝説の劇団「第三舞台」を鴻上さんとともに結成し、劇団解散(’12)後も舞台・ドラマ・映画で活躍を続けるベテラン俳優・大高洋夫。同じく劇団「第三舞台」では看板女優として活躍し、大河ドラマ「真田丸」のおこう役でも注目を集める長野里美と、多彩なキャストが顔を揃えている。<主演:山本涼介 コメント>「仮面ライダー」という、大きな船に乗っていたこの1年。そこから、ポンッと荒海に投げ出されたような気分です。夢だった初主演という大役をいただき、同時にその言葉の大きさと責任が僕の肩にのしかかっています。ですが、仮面ライダーで演じたクールであまり感情を表に出さない役から、今回は全てを“解放”して、“爆笑悲劇”という新ジャンルの物語を感情豊かに表現したいと思っています。演出家の鴻上尚史さんをはじめ、南沢奈央さんら心強い共演者の皆さんの胸を借り、一度として同じステージのないナマモノの魅力を楽しみながら、精一杯演じたいです。<作・演出:鴻上尚史コメント>「サバイバーズ・ギルト&シェイム」とは、戦争や災害でかろうじて生き残った人が、死んでしまった人たちを思い、生きていることに感じる罪悪感と恥ずかしさのことです。未来、戦争が始まり、戦場から故郷に帰ってきた若い男は、「僕、死んじゃったよ」と両親にあっけらかんと告げるのです。若い2人とワークショップをやりました。じつにエネルギュッシュで真面目、これからを期待させる山本涼介さんと魅力的で確かな演技力の南沢奈央さんと共に、「生き延びってしまった罪と恥」の抱腹絶倒の爆笑悲劇を創ります。舞台KOKAMI@network vol.15「サバイバーズ・ギルト&シェイム」は11月11日(金)~12月4日(日)まで全20ステージ、紀伊國屋ホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年09月04日警視庁機動捜査隊の刑事・ 天樹悠(東山紀之) を中心に、さまざまな分野のプロフェッショナルたちが力を結集し、あらゆる凶悪事件に立ち向かって行くドラマ「刑事7人」の第5話が、今夜8月10日(水)放送される。先週放送の第4話では、仲間である捜査一課12係の刑事・永沢圭太(鈴木浩介)が殉職し、天樹ら7人のエキスパートと視聴者の心を激しく揺さぶっていた。そんな中で迎える第5話では、今度は主人公である天樹がピンチに見舞われてしまうという。女性を襲おうとした男を追い、誤って団地の屋上から転落死したと思われていた警視庁捜査一課12係の刑事・永沢。だが、事故死を裏付ける証言をした団地住民のうちの誰かに呼び出され、殺された可能性が浮上。そんな折、12係が盗聴されていたことが判明。しかも、証言者らは一斉に引っ越し、姿を消してしまう…。天樹らは永沢の“弔い合戦”を誓い、捜査を開始。そんな中、天樹は永沢が約1か月前、実家へ戻りあるカセットテープを聴いていたことを突き止める。そのテープはかつて、殉職した元警察官の父・永沢圭介(岩淵敏司)が息子の20歳の誕生日プレゼントとして、タイムカプセルに入れて埋めていたものだった。そして…そこには「もし警察官になっていて、信頼できる仲間ができたときは、暗号化された手帳の捜査メモをもとに真相を追ってほしい」という、父の切なるメッセージが残されていた。しかし、どういうわけか肝心の手帳はどこにも見当たらず。と、その時。天樹は永沢がこっそり残していた謎のダイイングメッセージから、30年前に起きた殺人事件の被疑者・三窪厳(大高洋夫)の存在にたどり着く。永沢は父の遺志を受け継ぎ、30年前の殺人事件を追っていたに違いない。そう考えた天樹らは、すでに出所している三窪と接触。あらゆる角度から、当時の事件を洗い直す。すると、捜査の矛盾点が次々と出てきて…!? というストーリー。ついに天樹は“真相究明のカギを握る証拠品”を入手するのだが、しかし、その証拠品を奪おうとする何者かが、天樹を襲撃! 一緒にいた12係の刑事・青山新(塚本高史)も反撃を試むが、相手は想像をはるかに超える身のこなしだった。物語も新たな局面を迎え、ますます目が離せなくなりそうだ。「刑事7人」第5話は8月10日(水)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年08月10日小泉孝太郎がWOWOWドラマ初出演にして初主演を務める、社会派医療サスペンスの連続ドラマW「死の臓器」。このほど、その撮影が行われた東映東京撮影所で、主人公・沼崎役の小泉さんと、その同僚でかつての恋人・雨宮を演じる小西真奈美が、実に12年ぶりの共演となった本作について、当時のお互いの印象とともに作品への意気込みを語ってくれた。本作は麻野涼の同名小説を実写ドラマ化。臓器移植をテーマに、臓器売買の知られざる闇と現代医療の倫理を、映画『キサラギ』『ストロベリーナイト』『脳内ポイズンベリー』など、話題作を手掛けてきた佐藤祐市監督がリアルに描き出す。小泉さんが演じる主人公は、腎臓が摘出された女性の遺体を発見したことをきっかけに、臓器売買の闇を追うテレビ番組制作会社「イフプロ」のディレクター・沼崎恭太。また、臓器移植売買疑惑をかけられる医師・日野誠一郎役には武田鉄矢、沼崎の同僚で元恋人の雨宮由香里役で小西さんが共演する。この日は、「イフプロ」の社内セットで撮影が行われた。報道資料などが置かれた雑然とした制作部では、小泉さん演じる沼崎と社長・野呂三樹雄役の大高洋夫の問答が繰り広げられている。緊迫感のあるシーンながら、佐藤監督のおどけた「オッケー!」という声に、小泉さんからは思わず笑顔が。一方、デスクで2人のやり取りを聞いているのは、雨宮役の小西さん。この日がクランクインだったが、シーンの合間に小泉さんと談笑するなど、終始、和やかな雰囲気で撮影は進んでいた。すでにクランクインから2週間という主演の小泉さんは、撮影現場の様子について、「佐藤監督はユーモアがあって明るい方ですが、ドラマについて考えるときは僕らもスタッフも真剣な空気感になります。普段は考えていなかったことを考えたりするので、撮影が終わったときには、いままで見えなかった景色を感じるんじゃないかと期待しています」と、その手応えを語り、佐藤監督がつくり出す世界観に「すでに引き込まれていて、とても心地が良いものがあります」と話してくれた。ドラマ「僕だけのマドンナ」(’03)以来の共演となる小西さんに対しては、「こうやって再会できるのはうれしい。20代のころは思わなかった感覚ですし、それだけ僕らも大人になったんですね」と感慨深いものがある様子。「『いまでもいい女性だな~』と思う」と明かしながら、「それなりに成長を重ねたことで、20代ではない空気感が生まれて、お互いにナチュラルでいられます。今回は元恋人役なので、“久しぶりの再会”という感覚が、役作りの上で助かっています」と語った。実は、小泉さんと小西さんは同い年。小西さんも「『久しぶりで懐かしい!』と思いましたし、ちゃんとお芝居をするのも初めてなので楽しい」と言う。「一度ご一緒している安心感を感じながらも、役柄としてぶつかり合うエネルギーを楽しみながら撮影していけたらと思います」と期待を込める。今回、ヒロインとして本作に参加することについては、「難しいテーマを扱ってる印象ですが、撮影現場はエネルギーがあふれて、明るい雰囲気でまわっています。視聴者の方が一緒に考えてくれるような目線の方向付けができればうれしいです。私自身も一人間として考えながら進んでいくと思いますし、このテーマについて、色々感じながら最後まで臨めたらいいな」と、意気込みは十分。また、父親役となる武田さんとの共演にあたって、「すごく楽しみです。以前、ご一緒したときは、漢字の由来を熱く語っていただいて、『金八先生の一人授業!?』みたいな気持ちになりました。すごく楽しかったので、また、色んなお話を聞けたら良いなと思っています」と明かす。一方の小泉さんは、武田さんとは初競演。「武田さんに『やられてる~』って感じで飲み込まれたいです。武田さんと対峙したときに、『その色や温度はどうなんだろう』と肌で感じたくてワクワクしている自分がいます」と期待を込める。クランクイン前には、「大きな転機となる作品にしたい」と熱く語っていた小泉さん。「1つの作品で、『視聴者の方がどう感じるんだろう』とここまで強く思ったことがありません。観終わった後に、『どこを見てたのか、何を感じたのか』がすごく気になる作品です。プレッシャーを持って、引き込まれる見応えのある作品にしたいという気持ちです」と、骨太でリアルなWOWOWドラマ初参戦に並々ならぬ決意を覗かせていた。連続ドラマW「死の臓器」は7月12日(日)より毎週日曜日22時~WOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年06月24日10年ぶりに“封印”を解除するとともに、解散を発表した人気劇団「第三舞台」のラスト公演「深呼吸する惑星」の製作発表会見が9月5日(月)、都内で行われた。会見には同劇団の主宰である鴻上尚史をはじめ、筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、高橋一生、大高洋夫ら出演者が勢ぞろい。作・演出を手掛ける鴻上さんは「いま(戯曲は)書いてる最中。とりあえずタイトルから想像してください。たぶんSFです。まあ、僕らはいろんな深呼吸をする惑星に住んでるってことでしょうか」と構想を明かした。「第三舞台」は1981年、早稲田大学演劇研究会で旗揚げ。作・演出を務める鴻上さんのスピード感あるセリフ回しと場面転換、鋭い社会風刺と巧みな笑いをミックスしたエンターテインメント性あふれる作風で“小劇場ブーム”を巻き起こした。その後もコンスタントに公演を重ねる中で、筧さん、大高さんを始め多くの人気俳優を輩出した。2001年に劇団結成20周年記念公演「ファントム・ペイン」にて、その活動を10年間封印。そして2011年、10年ぶりの活動再開を宣言すると同時に、解散が発表された。「同窓会やノスタルジーなら意味がない。これまで生きてきた“流れ”の中でいま、何を感じ、どう表現するか。それができれば、活動を再開させる意味があるなと思って」と鴻上さん。だからこそ「深呼吸する惑星」は新作となった。「旗揚げしたときから、お客さんには劇場を出るときに、より元気になってもらうのがテーマ。厄介な時代を生きるエネルギーをプレゼントできれば、芝居をやる意味もあるというもの」と30年来のポリシーに揺らぎはない。筧さんは今回の解散について「やはりそういう流れになりましたか、と正直に思った。何だろう…。集団って風船みたいなもので、膨らみきったら爆発するのが習わし。解散のために(封印された)10年間があったんだと思う」。第三舞台への出演は11年ぶりで「どういう空気感で、かいくぐっていくか。長年のファンの方々の“残像”とも戦わなければいけない」とプレッシャーを垣間見せつつ、「いま、鴻上さんはノリにノッてますからね。どのような言葉があふれ出るのか、期待感でいっぱい」と気持ちを高めていた。一方、大高さんは「テーマは楽しくやること!以上」と気合十分。高橋さんは唯一の“客演”となり「常に第三舞台は、普遍的なものとして僕の中に存在していた。あくまで外部の人間なので(解散について)何とも言えないが、先輩方の背中を見ながら勉強させていただければ」と抱負を語った。会見では筧さんがイギリス公演の際に、キャストのほぼ全員が生ガキに“あたった”エピソードを披露。長野さん、小須田さん、山下さん、筒井さんも思い出話に花を咲かせながら、来るべき“終幕”に思いを馳せた。「深呼吸する惑星」は11月26日(土)の紀伊國屋ホール公演(東京・新宿)を皮切りに、サンシャイン劇場(池袋)、森ノ宮ピロティホール(大阪)、キャナルシティ劇場(福岡)で上演される。
2011年09月05日