12月11日、俳優の村杉蝉之介容疑者(58)が逮捕された。村杉容疑者は大麻などの規制薬物を昨年11月上旬から今年1月中旬までの間に、複数回にわたって譲り受けた疑いがあるという。また村杉容疑者は大麻を譲り受けたことを認めている。‘94年から芸能事務所「大人計画」に所属し、’13年の『あまちゃん』(NHK)でのアイドル評論家役などインパクトの強い役柄を演じることが多かった村杉容疑者。今クールでも『家政夫のミタゾノ』(テレビ朝日系)や『パリピ孔明』(フジテレビ系)といったドラマで、バイプレイヤーとして活躍していた。そんな村杉容疑者は今年の大河ドラマ『どうする家康』(NHK総合)にも出演。豊臣五奉行の筆頭・徳善院玄以を演じ、第40話から第42話にわたって同作に登場した。大河ドラマの出演者については、これまでも薬物で逮捕されてきた事例がある。’19年3月には『いだてん』の出演者であるピエール瀧(56)がコカイン使用容疑で、同年11月には『麒麟がくる』に出演予定だった沢尻エリカ(37)がMDMAなどを所持していたとして逮捕された。これらの問題を受けて、NHKでは’20年4月から、大河ドラマを含む定時番組のレギュラー出演者に対し、正式な契約書を交わす前に、違法薬物の使用などがないことを誓約する書面の提出を求めている。同年2月の会見で、NHKの放送総局長は「公共放送として反社会的行為を容認することはできない」と語っていた。「大河俳優の薬物に関する不祥事が相次ぎ、その度に現場は大混乱。セットの組み直しや撮り直し、編集作業など膨大なロスが生じ、現場からは悲鳴が上がることも……。NHKが誓約書の提出を求めたのは、“作品を守る”という意味もあるのです」(芸能関係者)ところが今回、またもや大河俳優が薬物の所持容疑で逮捕されることに。村杉容疑者は誓約書を提出していたのだろうか?本誌の問い合わせに対し、NHK広報部の担当者は次のように回答した。「主な出演者には、誓約書を提出していただいていますが、村杉氏については、出演状況などから総合的に判断して、誓約書を提出していただく対象としていませんでした。逮捕されたことは、大変遺憾です」今後このような事態の発生を避けるためには、より厳しい対策が求められていくかもしれない。これ以上、大河俳優の不祥事が続かないよう願うばかりだ。
2023年12月12日11月20日、厚生労働省の武見敬三大臣(72)は、大麻の有害成分に似た合成化合物「HHCH」を、早ければ22日にも指定薬物に追加すると発表した。4日に東京・小金井市で行われたイベントでHHCHが記載されたグミを食べた男女5人が病院に搬送されるなど、いわゆる「大麻グミ」による健康被害報告が相次いでいる。各メディアによると、グミを製造販売する大阪府の会社「WWE」の松本大輔社長は、17日に取材陣に対して「愚策だと思う。規制すればするほど新しい成分が開発されるので、私としては反対」と発言。また記者から危険性の認識について問われると「半年前から自分たちも摂取しているが、今のところ人体への影響はない」と主張したという。また「商品化前には耐性のあるスタッフが体感し、問題ないとして販売している。何事も摂取のしすぎは人体に影響が出るので、用法用量を守って摂取してほしい」とし、継続して販売する方針であることを示した。安全性を強調する松本社長だが、都内を中心にグミを食べた人が相次いで搬送されるなど、社会問題化している。大麻グミへの逆風が強まるなか、松本社長の過去の発言にも波紋が広がっている。Xでは、「Mag(LV39)松本大輔」というアカウント名で発信している松本社長だが、サブのアカウントも持っていた。昨年10月、そのサブアカウントで、自身の大麻経歴について披露している。投稿によると、15歳のときに学校の寮で初めて大麻を吸って以降は毎日のように吸う日々を過ごすが、18歳で就職したときに一度やめたそう。しかし、21歳のときに勤めていた《リフォーム屋の社員が大麻販売員で毎月5g買い始める》ようになったといい、24歳で《バックパッカーをしながらカオサンで大麻を売り始める》ことをしていたという。25歳で、《稼いだ金で朝から晩まで大麻漬け》になり、26歳のときには《日本でも毎月30g買い始める》ようになっており、27歳のときには《毎月大麻代100万円》使用していたと明かしている。そして、昨年より《日本で大麻会社をしながら近隣諸国で大麻を吸うライフスタイルが完成》したそうだ。現在、このサブのアカウントは凍結されており、これに対して松本氏は20日に、メインのアカウントで《本当の事書いてたら凍結された》と綴っている。
2023年11月21日9月に大麻取締法違反の疑いで逮捕されたレゲエ歌手でありラッパーのCHEHONが、10月28日に行われるラップバトル「KING OF KINGS」の神奈川県予選に出場することが発表された。CHEHONこと米田洪二被告(39)は、9月24日、愛知県警薬物銃器対策課と岡崎署により、9月11日に東京都内の集合住宅で乾燥大麻を所持した疑いで逮捕。10月12日には、液体状に加工した「大麻リキッド」などを所持していた疑いで再逮捕されており、20日に名古屋地検岡崎支部によって大麻取締法違反(所持)で起訴されたばかり。そんななか10月26日、同イベントを運営するラッパーのBALA SBKNが、X(旧Twitter)にてCHEHONがエントリーしたことを発表。《今週土曜のKOK神奈川予選CHEHONがエントリーしました。自らエントリーして戻って来てくれた。本人も楽しみにしてくれてて凄い嬉しい》KOKこと「KING OF KINGS」はラッパーの漢a.k.a.GAMIが主催するMCバトルの大会。各地で開催されている予選を勝ち抜くと、来年1月に開催される本戦大会に出場できる。BALA SBKNは、Xでこう続けている。《CHEHON君が出所後初マイクを握る場所になった事誇りに思うよ。ライター要らないから、この曲に1度耳を通して、後は楽しんで下さい。皆でお帰りしましょう。HIPHOP、Reggaeという音楽はクラブという場所はそうあるべきだと思います》
2023年10月27日9月24日、人気レゲエミュージシャン・CHEHON(チェホン)こと米田洪二容疑者(39)が大麻取締法違反(所持)の容疑で愛知県警に逮捕された。報道によれば、9月11日に東京都品川区の集合住宅で、乾燥大麻およそ0.977グラムを所持した疑いが持たれている。他にも、違法な「大麻リキッド」や吸引器具などが押収されたという。「情報提供をもとに愛知県警が捜査を進めていたところ、米田容疑者のポーチからたばこ状の乾燥大麻が2本見つかったそうです。24日に名古屋市港区で行われたレゲエフェスに出演した後、逮捕されました。しかし警察は現時点で、認否を明らかにしていません」(全国紙記者)日本のレゲエシーンを牽引し、昨年5月には’08年リリースの代表曲「韻波句徒(インパクト)」をYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」で披露していたCHEHON。だが逮捕を受けて、ネット上では彼の“ある楽曲”が「大麻を彷彿とさせる」として話題になっている。それは、’06年に発表したデビューEP「みどり」に収められている同名の楽曲だ。「大阪出身のCHEHONさんは、この作品がヒットしたことで2000年代初頭のレゲエシーンに頭角を現しました。その後、’08年にメジャーデビューを果たし、レゲエの本場・ジャマイカに本拠地を移したこともありました。ですが、“みどり”という言葉は、大麻の隠語のひとつでもあると言われています。CHEHONさんの歌詞には、愛した相手の名前が“みどり”であるなど1人の女性に思いを馳せる情熱的なフレーズが並んでいます。また、’21年5月にヒップホップユニットのCreepy Nutsが、『オールナイトニッポン0』(ニッポン放送)で同曲を選曲したことも。その際にR-指定さん(32)が、『女性へのラブソングに聞こえるんですが、実はあるものについて歌っている』と“ダブルミーニング”を仄めかしていました。CHEHONさんが隠語を意識して楽曲制作をしたかは不明ですが、大麻による逮捕で注目を集めてしまった形です」(音楽関係者)今年9月16日にはラッパーのXILAとのコラボで、「みどり」をサンプリングした新曲「深緑」をリリースしたばかりのCHEHON。ネット上では、囁かれている隠語の意味と重ねてあ然とする声が相次いでいる。《チェホンさん逮捕か。「みどり」が現実になってしまった》《チェホン、葉っぱで捕まったん 結局みどりしてたんかい》《チェホン捕まってて草 10数年越しにみどりの伏線回収したな》《チェホン大麻所持で逮捕されたん?? リアルみどりやんんん》
2023年09月25日8月28日、大麻取締法違反罪で起訴された俳優の永山絢斗被告(34)の初公判が行われた。そこで指摘された“驚愕の事実”に、ファンはショックを隠せないようだ。今年6月15日、東京・目黒区の自宅で乾燥大麻を所持したとして大麻取締法違反の罪に問われていた絢斗被告。各メディアによると公判で、検察は絢斗被告に対して「中学2年の夏ごろ初めて大麻を使用し、18、19歳ごろから知人のすすめで大麻の使用を再開した」と指摘。また、絢斗被告は大麻について周囲から使用を止めるよう注意を受けるも、「ストレスだったり眠れない時にリラックスするから」とやめられなかったことも明かしたという。絢斗被告は’07年、18歳の時にテレビドラマ『おじいさん先生』(日本テレビ系)で俳優デビュー。’10年に『ソフトボーイ』で映画に初主演を果たし第34回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。しかし、この時期には大麻の使用を再開していたことになる。絢斗被告と大麻との初接点が、あまりに若いことや俳優としてデビューした当初から大麻を使用していたことにSNS上ではショックの声が相次ぐ事態に。《ちゅ…中2?》《俳優として頭角を現し注目度が増したプレッシャーから薬物に手を出したのかと思っていたので、初期から観ていた者としてはちょっとショックだな・・クスリに染まってない彼を、自分は観たことがなかったわけだ》《永山絢斗、中2の頃から大麻……って、今まで見て来た作品もじゃあ、、そういうことなんだよなー、なんか、複雑。》《永山絢斗さん、お芝居のファンだったのですが、中2からと聞いてかなりショックを受けました》さらに、《中2からって家族も知ってたんじゃないか?》《中2で使用してるのに兄の瑛太さんは気付かなかったの?》と、当時の家族の責任を問う声もあがっていたが――。「絢斗被告は両親の離婚によって、小学校高学年の頃から母親と二人暮らしをしていたことを明かしています。絢斗被告が中学2年生のとき、兄の瑛太さんは同居していなかったうえに、俳優としてはブレイク直前の多忙な時期。当時気づくというのは難しかったのではないでしょうか。どのみち、絢斗被告が語るように周囲が止めに入ったところで、簡単にやめることができないのが薬物の恐ろしいところでしょう」(芸能関係者)
2023年08月28日大麻所持により逮捕された俳優の永山絢斗(けんと)容疑者(34)。逮捕を受け、兄で俳優の永山瑛太(40)が明かした弟へのスタンスに、“ホリエモン”こと実業家の堀江貴文氏(50)が噛みついた。各メディアによると、永山容疑者は今年4月に東京・目黒区の自宅マンションで乾燥大麻を所持した疑いで6月16日未明に逮捕。その後行われた自宅の家宅捜索で、さらに大麻が押収されたため、同日午後2時過ぎに大麻取締法違反の疑いで再逮捕された。調べに対し、1回目の容疑について永山容疑者は「記憶にありません」と否認したものの、再逮捕直後には容疑を認めたという。瑛太は弟の逮捕を受け、午前9時半ごろ『大下容子ワイド!スクランブル』の取材に応じ、以下のようにコメントしていた。「まあ俺は許さない、それだけですね。フォローするのどうのとか、関係ないですから。絢斗が俳優になりたいっていうのは、それは、自分で決めたことですから。俺は兄として応援していたかったし」弟の不祥事に対し、毅然とした対応をみせた瑛太。しかし、この発言に疑問を呈したのが堀江氏だ。堀江氏は自身のツイッターで、午後8時29分に瑛太のコメントに関するニュースを引用しながら《許さない、とかアホやん。》と持論を展開。《何がアホなのかわからん。説明つけてツイートしろアホ》とのユーザーからの質問に対しては《文脈読めないアホが》と切り捨てていた。また、《優しい言葉を出すと犯罪者を甘やかすなとか馬鹿なこといわれるからだろう。兄弟の仲とかはわからんがケアというか、脱依存のプログラムに参加させてあげるとかが大切じゃね。》という、瑛太を擁護するユーザーからの意見に対しては《大麻に依存?笑》と疑問を提示。《身内が厳しく言う事の意味、ホリエモンには分からんか…》という感想に対しては、《何の意味があるの?ぶっちゃけ違法だから大麻ダメって話だし、厳しくしてなんかいいことあるん?》と、瑛太の厳しい姿勢が永山容疑者の今後にプラスだとは限らないと指摘した。3月にオリエンタルラジオの中田敦彦と共演したYouTube動画で、堀江氏は医療用大麻などを用いた大麻セラピーについて「コストも低いし依存度も少ない」との認識を示している。また、堀江氏は大麻規制の解禁により、暴力団などの資金源を断つことができると主張。大麻の合法化には賛成のスタンスなようだ。堀江氏は、’20年に俳優の伊勢谷友介(47)が大麻取締法違反の疑いで逮捕された際にも、海外では合法化している地域もあることから「正直そんなに大騒ぎすることなのか、とも思っています」と私見を述べていた。
2023年06月17日大麻取締法違反の疑いで16日に警視庁に逮捕された俳優の永山絢斗容疑者(34)。逮捕のわずか4日前に登壇した、映画公開直前の舞台挨拶での”反応”に注目が集まっている。永山容疑者は6月30日に公開予定の映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』の主要キャストの1人を務める。12日には、公開を前に主要キャストが登壇するクライマックスプレミアが実施され、永山容疑者のほか、北村匠海、山田裕貴、今田美桜、眞栄田郷敦、清水尋也、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮、英勉監督が登壇した。逮捕前の永山容疑者の姿もあったが、このとき見せた彼のある反応が波紋を呼んでいる。司会者が「場地、どうですか?」と永山容疑者に役名で話しかけて話題を振るのだが、永山容疑者はなぜか全くの無反応。隣にいた高杉が永山容疑者の顔を覗き込み目が合うと、ようやく自分に話題が振られていることに気がついた様子でキョロキョロと左右を見回すボンヤリぶり。その様子に客席からは笑い声が上がり、司会者も思わず「油断しすぎですよ!」とツッコミを入れる。共演者からも「場地ですよ!」と指摘され、永山容疑者は苦笑いで反応した。さらに司会者が「アクションシーンで泣いたっていう、男同士の」と永山容疑者にコメントを求めると、覇気のない調子で次のように応えた。「え~、あれなんですよね……ネタバレ……みたいなことが、あるんですよね、なんでしょう。まあでも、後編のクライマックスということもあって、前編でも割と殺陣のシーン多かったんですけど、後編でもあって、まあ……みなさんわかると思いますけど、まあ本当、一手一手を大切に、なんか…………うん…………うん…………はい。……撮影させていただきました」と締めくくり、しどろもどろな回答に客席からはまたもや笑いが漏れた。舞台挨拶の様子は、現在もYouTube上で確認できる。逮捕報道の後、この動画を見た視聴者からは“異変”ぶりにこんな声が。《全然頭働かなくなっちゃってるじゃん、、、》《話の内容が、全くめちゃくちゃ》《反応がおかしすぎる》《結果論だけど、これ見ただけで気づく人は気付きそうだよね》
2023年06月16日2023年6月16日、俳優の永山絢斗氏が、大麻を所持した大麻取締法違反の疑いで逮捕されたことが分かりました。サンケイスポーツによると、警視庁の捜査員が同日東京都目黒区にある永山氏の自宅マンションに家宅捜索に入り、事情を聞いた上で現行犯逮捕したとのこと。2007年にテレビドラマ『おじいさん先生』(日本テレビ系)でデビューした、永山氏は、俳優である永山瑛太さんの弟でもあります。数多くのテレビドラマや映画で活躍し、同月30日には、出演する映画『東京リベンジャーズ2血のハロウィン編―決戦―』が公開予定です。公開前の出演作品への影響を予想される事態となり、多くの人が今後の動向に注目しています。[文・構成/grape編集部]
2023年06月16日大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が、9日に容疑を認める供述をしたと報じられたことを受け、伊勢谷容疑者が代表を務めるリバースプロジェクトの取締役CEO・大釜翼氏が、公式サイトにコメントを発表した。逮捕報道の直後、「現在報道されている内容等、全ての事実関係を確認中でございます」とし、「また今後の対応を協議中ですが、可及的速やかに改めてご報告させていただきます」と公式サイトを通じて予告していた大釜氏。伊勢谷容疑者が所持を認める供述をしたと報じられると、「9月9日、弊社代表取締役伊勢谷友介が大麻所持容疑を認める供述の報道がございました。重大かつ許されない事態と受け止めております。改めて、今回の伊勢谷友介に関し、関係各所の皆様へ、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と改めて謝罪した。さらに、「弊社の本事件への関与は一切ありませんが、弊社は捜査当局に対し、引き続き全面的に協力する所存であります」と前置きし、「弊社は、再発防止策として、取急ぎ、次の対策を進めていくことをお伝え申し上げます」「1.企業統治・社内ガバナンスの見直し 2.組織体制の再編」と方針を掲げた。そして、「上記再発防止策及び伊勢谷友介に対する処分を含め、今後の弊社の対応については、可及的速やかにご報告させていただきます」とし、「改めて、弊社の関係取引先及び弊社を支援して頂いた皆様に対し、謝罪を申し上げます」と結んでいる。同社は「人類が未来の地球に生き残るために」という基本理念のもと、伊勢谷容疑者が2009年に設立。衣・食・住のみならず、教育・芸術・まちおこしといった分野における社会貢献活動などをおこなっていた。
2020年09月10日俳優の伊勢谷友介容疑者(44)が9月8日、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。そこで元女優の高樹沙耶(57)が持論を展開。ネットで話題となっている。各メディアによると大麻を所持したという疑いが持たれている伊勢谷容疑者。大麻が見つかったのは自宅で、本人は容疑を認めているという。すると9日、高樹はTwitterを更新。《日本人はいったいどういう人生を過ごしたいのだろう?》と切り出し、《私は快適な環境で、出来るだけ健康を維持し、ストレスフリーで生きていたい》《それを追求し続け今に至る》と投稿した。そして、こうつづった。《カナビスはその必要な一つ。多分話題の彼も同じ気がする》Cannabisとは日本語で“大麻”を意味する。高樹の意見を整理すると「ストレスフリーで生きるために、大麻はときに必要なもの」ということになるが――。「大麻草検証委員会」の幹事を務め、12年7月には大麻について「お酒、たばこ、チョコレートよりも安心で安全で多幸感を得られる、そしてアンチエイジングには最高の植物」とブログにつづっていた高樹。いっぽう16年10月に大麻を所持していたとして現行犯逮捕。17年4月には懲役1年、執行猶予3年の有罪判決を受けた。また高樹は19年11月、大麻取締法違反で田口淳之介(34)が有罪判決を受けたことに対して《更生も反省も強いてはいけない》とツイート。その流れから大麻取締法の変更などについて訴えていた。そんな彼女の“ストレスフリー論”にTwitterでは《私もあなたと同じです》といった声も。だがいっぽうで、疑問視する声が上がっている。《なぜカナビスにはなしがいくのだ》《大麻に頼らないとストレスフリーになれないってもうちょっと楽に生きた方がいいですよ》《実際に大麻が悪いかどうかは俺にはわからん。ただ、彼が順番を間違えてるのは俺でもわかる》
2020年09月09日2016年3月、女優のウーピー・ゴールドバーグ(64)が女性実業家のマヤ・エリザベス氏と共同で起ち上げた医療大麻ブランド「ウーピー&マヤ」が、早々とその歴史に幕を下ろすようだ。FOX Businessが報じている。医療大麻を用いて女性の辛い生理痛やPMSの苦痛を安全に緩和することを目的にスタートした「ウーピー&マヤ」。大麻を「奇跡」と呼び、大麻を配合した入浴剤やボディクリーム、チンキ剤などを販売してきた。共同創設者の1人、リック・キュシック氏はFOX Businessに、かねてよりエリザベス氏との対立が深まっていたゴールドバーグ側から先月31日にブランドを下りる意向を伝えられたことを明かした。また「会社の経営に問題はないが、今後の方針については決めかねている」とコメント。ブランドの終了に伴い、店舗は全て閉鎖された。
2020年02月05日ジェイ・Zが合法的な大麻ビジネスに参入することになったという。大麻販売企業「Caliva」がジェイ・Zと長期に渡るパートナーシップを結んだことを発表した。同社によると、ジェイ・Zは「チーフ・ブランド・ストラテジスト」の肩書きで、「クリエイティヴなディレクションにより当ブランドの支援活動、戦略を立てる重要な役割を担います」とのこと。具体的には元囚人の職業訓練の機会を増やすこと、合法的な大麻産業の拡大において、品質と公正性を高めることを掲げている。ジェイ・Zは、「私がこれからやることは、すべてにおいて正しく、最高レベルのものでありたいと思っています」と宣言。「多くの可能性を秘めた大麻産業において、『Caliva』は専門的な知識や精神で、最高のパートナーになってくれるでしょう。私たちはなにか素晴らしいものをクリエイトし、その過程を楽しみ、良いことをして人々を呼び込みたい」と語っている。これまで合法的な大麻ビジネスに参入したセレブには、スヌープ・ドッグ、ウィズ・カリファ、2チェインズなどがいる。(Hiromi Kaku)
2019年07月10日お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(38)が5月26日、自身のTwitterを更新。「大麻合法化しようぜ」と一言だけのつぶやきだったが、更新されてから4時間で、約400件ものコメントが殺到している。このツイートは、同月22日にKAT-TUNの元メンバー・田口淳之介(33)と交際相手の女優・小嶺麗奈(38)が大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕されたことを受けたとされている。この事件を皮切りに、元女優の高樹沙耶さん(55)もツイッターで「大麻は産業、医療、循環型社会に貢献するものという常識に書き換えられている」と訴えていた。村本のつぶやきには、「やっと言ってくれました!」と高樹さんのように大麻合法化を支持する意見も見られたが、「影響力のある人が言うべきではない」「他のドラッグに手を出す沼のはじまり、とても危険」と、村本をたしなめる意見も多く寄せられた。また、村本と同じ事務所の先輩芸人であるダウンタウンの松本人志(55)も26日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、大麻合法化をめぐる活動について言及。「『日本も合法化せえよ』みたいなこと言う人もいるんですよ。そういう人って必ず大麻やる人。だから説得力がない」と持論を述べ、逮捕者が出ることによって、結局議論が遠のいていることを指摘。「していいのかどうかは置いておいて、合法にしたいなら、みんな一回止めないと」と続けた。
2019年05月26日5月22日、田口淳之介(33)と小嶺麗奈(38)が大麻を所持していた疑いで逮捕された。2人は同日、世田谷区の自宅で乾燥大麻を所持していた疑い。大麻を砕くための器具や巻き紙なども押収されたという。田口容疑者は06年3月、KAT-TUNのメンバーとしてデビューした。しかし16年3月にグループを脱退し、所属していたジャニーズ事務所も退所。同年11月ソロアーティストとしてデビューしたが、18年11月にはレコード会社との契約が終了した。Twitterでは《ほんとに呆れた田口くんには》《私の知ってる田口くんはそんな人じゃない》《幻滅したし、とても傷ついたよ田口くん》といった声が。またKAT-TUNファンからは怒りの声が上がっている。《「KAT-TUN」の元メンバー って一生、ついてまわるんだよ。がんばってる3人の邪魔をするな》《守ってくれてるメンバーがどんだけ計り知れない努力で自分悪くないのにグループの名誉挽回のために頑張ってると思ってんだよ》《去った人がこれじゃダメでしょ》16年9月本誌が取材した際、小嶺との関係について「ただ、付き合いは長いですからね。いつかは“責任ある行動”をとらないと、とは思っています」と語っていた田口。その表情は真剣そのものだったが――。いま、何思う。
2019年05月22日2018年1月より大麻が全面合法化された米・カリフォルニア州。ヘルスコンシャスな人々が暮らすサンフランシスコ、オークランド地区ではマリファナにヨガを組み合わせた「ガンジャ・ヨガ」が人気です。日本では違法の大麻ですが、いったい西海岸の人たちはどう使用しているのでしょう?探ってみました。写真/文・土居彩2018年1月よりカリフォルニア州で大麻が全面合法化。©Monica Lo 20172010年代より大麻合法化の追い風がかかるこちらアメリカですが、ついに2018年1月1日よりカリフォルニア州でも21歳以上であれば嗜好・娯楽目的の大麻が解禁に。今年中にカリフォルニアを含む全9州とワシントンD.C.が全面合法化、医療目的では全30州が大麻の売買・所持を認めることになります。とはいえ、連邦政府としてはヘロインやLSDと同じく大麻は非合法なので、アメリカ=大麻OKの国だと早合点してはなりません。ジョギング、瞑想、最新の健康食品などでのセルフメンテナンスに余念がない西海岸で暮らす人々ですが、全面解禁にともなって大麻とヨガを組み合わせた「ガンジャ・ヨガ」なるものがサンフランシスコとオークランド地区で人気なのだとか。とはいえ私を含む日本人は大麻取締法で禁止されているので、21歳以上で合法の州に滞在したとしても大麻所持はNGです。でも、どんなものなのかは見てみたい……。© Elena Kulikovaそこでホームページから「私は日本からやってきたので、違法薬物に指定されている大麻を吸えません。でもどんなクラスなのかを拝見してみたいので、ヨガだけ参加しながらみなさんとお話をしてもいいですか?」と問い合わせると、「もちろん! ヨガ自体がとても素晴らしいものだから、別に大麻を使わなくったって大丈夫。大麻があるほうがヨガを深められる場合もあれば、無いほうが内側に入っていけるときもある。ここでは、『必ず大麻を吸わなきゃダメ』とは決して言いませんので、あなたの過ごしやすい方法で心と体を癒してあげて下さい」と、とても丁寧な返信が。お土産つき、ヨガレッスン90分と大麻で25ドル。フレンドリーな担当者から追って送られてきた申し込み用ウェブサイトの情報を確認すると、授業料は25ドル (インターネット申し込み手数料を含み、26.87ドル)。所要時間は2時間で、大麻代は無料だそうです。21歳以上であるか。また、ヨガならびに大麻の危険性がゼロではないことを理解したうえで、万が一何か事故等があったときは、申込みをした当人が全責任を持つといった2つの質問項目に同意をしたうえで支払いを済ませると、開催場所の住所が送られてきます。向かった先は、オークランドのダウンタウンにある古い雑居ビル。がっちりオートロックがかかっていて「まるでスパイの落ち合い場所だな……」と少々緊張しながらインターフォンを押すと、ヒョウ柄のオシャレなヨガウェアに身を包んだ受付の女性が迎えてくれました。初めての参加者にはギフトがあるということで受付の女性が配っていたのは、マリファナ用電子パイプブランド『Dipstic Vapes』の10%割引券とステッカー、合法大麻ショップ『HARBORSIDE』のライター、そしてオーガニックオリーブオイルとアロエジュースに大麻有効成分のCBD(カンナビジオール)と向精神作用があるTHC(テトラヒドロカンナビノール)がブレンドされた『TOPICANNA』のカンナビス クリーム。こちらは肌に直接塗布し、関節炎や偏頭痛などの痛みの緩和に役立つとされるそうです。開催場所は、クリエイティヴ広告会社のオシャレオフィス。©Monica Lo 2017会場はキッチン付きの広いフロアで、専用のウッドテラスに出てダウンタウンのビル群を見下ろせる贅沢空間! そもそもはポップで独創的なクリエイティブ広告を生み出すことで有名な某広告会社のオフィスということで、納得です。集合した後、始めの約30分間はお茶を飲んだり自己紹介をしながら、テーブルに置かれたさまざまな大麻製品を自由に試すといったサロン的な時間を過ごします。「ガンジャ・ヨガ」オークランドを運営するジェシカ・ドゥガンさん(通称:ジェスさん)が作ったスペシャルカカオドリンクも振る舞われ、大麻が吸えない私はこちらをゴクゴク一気飲み。ローズ水とカカオ、そしてアーモンドミルクに蜂蜜を加えたというなんとも乙女なレシピでウットリです♡ ちなみにジェスさんによれば、カカオは古代マヤ文明より “ハートを貫く水” と言われて儀式に使われていたのだとか。彼女がこのドリンクをセレクトしたのは「ガンジャ・ヨガ」では何よりも安全で信頼できるコミュニティ作りを重視しているため。このサロンのひとときは参加者が日常生活のストレスや不安を解放させるレッスンへと向かうためのとても大切な憩いの時間なのだそうです。©Michael Ellsbergちなみにお手製ドリンクを用意し、ヨガも指導してくれたジェスさん(写真上)は、もともとフェス専門のジャーナリストだったのだとか。カリフォルニアに渡ってから大麻専門の投資会社で働いた後、「ガンジャ・ヨガ」創設者のディー・デュソーさんと出会って共同運営パートナーとなったそうです。ところで参加者のなかにマーメイドのような金髪巻き毛ロングヘアの美女がいたのですが、「日本からやって来た」と言うととても親切にしてくれました。ジェスさんも金髪碧眼の美女だし、「美人と会えるからヨガを習いたい」と下心丸出しで言っていた男友だちの道理はあながち外れていないなと、ふと思ったりして。話がソレましたが、この日の参加者は10名で年齢層は20〜50代といったところ。男女比は1:9でした。さて、大麻をシェアしあったり談笑するうちに参加者の気持ちがほぐれてきたところで約90分間のヨガクラスがスタート。お気に入りの大麻電子パイプやイディブルと言われる食用大麻があれば、ヨガマットまで自由に持っていってOKで、参加者はみなそれぞれのペースでポーズをとりながら大麻を吹かしていました。クラスで提供されていたイディブルには、クッキー、グラノーラ、パワーフード入りなどさまざまな種類がありました(すべて写真のものは、ティーパック程度のサイズ)。向精神成分のTHC(テトラヒドロカンナビノール)を25mg含み、吸うタイプと違って効き目を実感できるのは胃腸に消化される3-4時間後なんだそうです。「強い大麻酔いをする可能性もあるので、未経験者は家に持ち帰って1/4程度からじょじょに試すほうがいいわ」というのがジェスさんからのアドバイス。©Cabrielle Lurieストレッチに近いようなポーズをゆっくりと心地良いペースで行い、特に子どものポーズ(写真上)がふんだんに一連の流れの中に取り入れられていました。ジェスさん曰く、ガンジャ・ヨガは単なるヨガにマリファナを加えたものというわけではないそうです。つまり、騒がしい日常の喧騒からしばし離れて、それぞれの精神の内側に入っていくワークなのだとか。確かに通常のヨガクラスに比べて、参加者たちは自分と周りの人の動きを比べたりせずに、求めるままに体を動かしているように感じました。違法ドラッグから彷彿される薄暗さや、アングラな様子はまったく感じられず、拍子抜けするほど終始爽やかでスタイリッシュなクラスでした。終了後に「頭のなかのおしゃべりが止んで、穏やかな気持ちになったわ」という参加者の感想を聞きながら、「朝の4時から夜の9時まで瞑想し続けて8日目の夜に一瞬感じられたそれが、そんな一瞬で得られるのか……」と愕然としたのも事実。でもま、自分にドSな私には地味に日々黙々と瞑想するほうが向いていそうです。SEE YOU!
2018年02月10日*画像はイメージです:年7月30日、福岡県警察南署に勤務する警部補が、セカンドバッグ内に乾燥大麻を所持していたとして、逮捕されていたことが判明しました。警察官は国家権力を持っているだけに、品行方正であることが求められます。ほとんどの警察官は真面目に日々善良な市民の安全を守るため、その職務を全うしてくれていることでしょう。その一方で今回のような不祥事も発生していますが、警察官による大麻所持事件が起きた場合、一般人より罪は重くなるのでしょうか?法律事務所あすかの冨本和男弁護士にお伺いしました。 ■警察官の大麻所持は一般人より罪が重くなる?「重くなる場合があります。警察官は、個人の生命・身体・財産の保護、犯罪の予防、公安の維持等を忠実に遂行することを任務としています(警察官職務執行法第1条)。犯罪の予防を職務とする警察官が犯罪を行った場合、警察の信用は失墜し社会に与える影響は深刻重大です。そこで、社会に与えた悪影響を払拭し、警察官が犯罪に手を染めないようにという意味で重く処罰される可能性があります。社会に与える影響は深刻・重大ですし、薬物犯罪の問題点について熟知している警察官による犯行は一般人が行った場合よりもより非難されるべきと考えられ責任が重いからです」(冨本弁護士)やはり一般と比較すると薬物犯罪に熟知している警察官が大麻を所持していた場合は、罪が重くなるのですね。 ■大麻は「使用のみ」では犯罪にならない?大麻取締法については、「使用しても罪にはならず、所持が違法になる」という不思議な法律という認識があります。仮にそのようなことがあった場合、罪に問われないのでしょうか?再度法律事務所あすかの冨本和男弁護士に、お伺いしてみると……。「大麻取締法は、第3条1項で“大麻取扱者でなければ大麻を所持し、栽培し、譲り受け、譲り渡し、または研究のため使用してはならない。”と規定し、第24条の3の第1項で“大麻を使用した者”を5年以下の懲役で処罰すると規定しています。“使用”が無罪というわけではりません。大麻の吸食行為を直接処罰する規定がないだけです。吸食には通常所持を伴いますので大麻の所持罪で処罰されることになります」(冨本弁護士)やはり吸食行為を直接する処罰規定がないだけ、ということなのですね。実際問題吸うためには所持せねばなりませんから、「吸引したけれど所持していない」という主張は成り立ちません。薬物は身を滅ぼします。絶対に使用しないようにしましょう。 *取材協力弁護士:冨本和男(法律事務所あすか。企業法務、債務整理、刑事弁護を主に扱っている。親身かつ熱意にあふれた刑事弁護活動がモットー。)*取材・文:櫻井哲夫(フリーライター。期待に応えられるライターを目指し日々奮闘中)【画像】イメージです*Scanrail / PIXTA(ピクスタ)
2017年08月16日(写真提供:THE FACT JAPAN) 韓国の人気女性グループKARA出身のク・ハラ(26)が自身のインスタグラムに公開した写真をきっかけにネットで大麻吸引疑惑の議論に巻き込まれた。 ハラは26日に手巻きタバコのようなものを手に持った写真を「これ酸っぱい味がする。おいしい」というコメントとともにインスタグラムに投稿した。これを見たファンやユーザーたちの間で「本当にタバコなの?」「どう見ても大麻でしょ(笑)」「酸っぱい味ってなに?」と議論が勃発。 それを知ったのか、ハラは同写真を削除し、青空の写真とともに「巻きタバコです。不思議だったので写真を撮っただけです」と疑惑を一蹴した。 最近ではBIGBANGのメンバー・T.O.P(29)の大麻吸引騒動があっただけに、韓国では敏感な話題となっているようだ。
2017年07月26日大麻吸引容疑で起訴されていたBIGBANGのメンバーT.O.P(29)が20日午後、懲役10カ月、執行猶予2年を宣告された。 ソウル中央地方裁判所は20日、T.O.Pの麻薬類管理に関する法律違反容疑について宣告公判を開いた。裁判所は、「T.O.Pが4回にわたり大麻を吸引した事実を認めた。被告人は国内外に多くのファンをもつ公人でもあり、家族とファンを失望させた」と有罪を言い渡した。 つづけて「法廷で犯行を認め反省していること、刑事処罰のない初犯であることを考慮し、被告人が二度と罪を犯さないように念を押している」と量刑を説明した。 T.O.Pは昨年10月にソウル・龍山区にある自宅でデビューを目指す練習生A氏と4回大麻を吸引した容疑で起訴されていた。
2017年07月20日ときおり、大麻を所持していた疑いで逮捕されるニュースを耳にしますよね。著名人が大麻を所持していたとして逮捕される事案は、珍しくないものになっています。大麻は、大麻取締法により、都道府県知事の免許を受けた者以外による所持が禁じられています。ところで、大麻以外には、どのようなものが所持を禁じられているのでしょうか。*画像はイメージです:■所持が禁止されるには合理的な理由が必要大麻以外にも、覚せい剤などの薬物、ナイフ、児童ポルノなどを所持していたといった事件が、よく報道されています。人には物を所持する自由がありますから、法律で所持を禁止するには、社会に受け入れられる理由が必要です。そのため、所持を禁止されている物の種類から、禁止されている理由がわかるものがほとんどです。所持に刑事罰を与えていることから、それぞれの法律では、所持が禁止される物について、ほとんどの場合、具体的な定義を定めています。今回は、法律上の用語を使って、どのような物の所持が禁止されているか、ざっくりと分類してあげてみます。所持を禁止するときには、特定の目的を持った所持を禁止する場合や、許可等を得ない所持が禁止される場合などがあります。これは、一般には所持を禁止すべき物であっても、医療や学術研究、または適切な管理の下では有効に活用できたり、必要不可欠な場合が多くあるからです。他方で、所持が禁止される物を製造する道具や原料の所持も禁止される場合もあります。これは、所持が違法とされる場合を広く捉えるものといえます。以下、所持が規制・禁止されているものをご紹介します。 ■乱用される薬物薬物乱用は社会だけでなく、使用者へもその悪影響が大きいことから、各種薬物に法規制が行われています。他方で、薬物は医療や学術研究へ有用であることから、許可等を得たときには所持が認められています。「大麻」「向精神薬」「覚せい剤」「あへん」などの所持が禁止されています。医薬品は、医療へ有用ではありますが、その反面、乱用すればその弊害は明らかです。そのため、許可等のない「指定薬物」の所持が禁止されています。危険ドラッグ(違法ドラッグ)と呼ばれるものは、この規制により、所持が禁止されています。 ■毒など危険な物危険の薬品として、「特定毒物」「サリン等」の所持が禁止されています。「サリン等」の所持を禁止する法律は、平成7年に成立しており、その頃宗教団体によって起こされたテロ事件においてサリンが使用されたことがきっかけとなり、制定されました。それまでは直接的に規制する法律が存在していませんでした。刑罰法規は、明確性が求められることから、事前に抽象的に規制をするということが難しく、今後もこのような事後的な対応になってしまう事例が生じる可能性は残されているといえます。また、病気の原因となる、「一種病原体等」「家畜伝染病病原体」も、その危険性から所持が禁止されています。 ■凶器、武器、兵器「鉄砲又は刀剣類」の許可等のない所持も禁止されています。また、刀剣類とまではいえない「刃物」についても正当な理由のない携帯が禁止されています。武器ではない道具についても、その取扱いが制限されているのです。爆発物などの危険物として、「火薬類」「爆発物」「火炎びん」の所持も禁止されています。これらの以上に危険な兵器も、取り締まる法律があります。「対人地雷」「クラスター爆弾」「生物兵器又は毒素兵器」「化学兵器」の所持が禁止されています。更には、一般人はあまり関わりませんが、原子力にかかる物についても、所持が禁止されています。これは、その物の持つ能力や危険性から、取扱いを国として管理する必要が認められるからであるといえます。具体的には、「原子核分裂等装置、放射性物質」「核燃料物質」「放射性同位元素」の所持が禁止されています。 ■わいせつな物昨今、報道されることが多くなってきた、「児童ポルノ」はその所持が禁止されています。平成26年改正前は、他者への提供等の目的による所持が禁止されていましたが、改正により、自己の性的好奇心を満たす目的による所持も禁止され、処罰範囲が拡大されました。「わいせつな文書、図画、電磁的記録に係る記録媒体その他の物」については、従前から刑法により所持が禁止されています。 ■生活上の注意そのほかにも、所持を禁じる法律はいくつかありますが、日頃生活をしているなかで所持が禁止されているものを手に入れる機会は多くありません。街中のお店で手に入るものであって、必要な理由があって所持しているものであれば、基本的には法律に触れる心配をすることはありません。薬局で買った薬が違法な薬物ではないかとか、観葉植物として購入した植物に違法な病原体や薬物が含まれているのではないかと心配していては、日常生活をおくることもままならなくなってしまいます。しかし、最近ではインターネットで違法な薬物が簡単に入手でき場合もあり、特段の心理的抵抗なく購入したり輸入してしまう場合があります。また、児童ポルノについても、SNSなどのインターネットで違法とは考えずにやり取りしている例が見受けられます。万全の対策というものは難しいですが、ニュースなどで報道されている事件について、自分のまわりに起きる可能性がないかどうか、考えてみると良いと思います。 *著者:弁護士 荻原邦夫(ヴィクトワール法律事務所。刑事事件を主に取り扱っています。お客様に落ち着いていただき、理解していただけるよう対応します。)【画像】イメージです*makaron* / PIXTA(ピクスタ)
2017年06月07日大麻使用の疑いで起訴された韓国グループBIGBANGのT.O.P本名チェ・スンヒョン(29)が5日午後、軍務服務中のソウル地方警察庁広報担当官室内の楽隊を退所し、ソウル地方警察庁所属の第4機動団に移ることになったと韓国メディアが報じている。 ソウル地方警察庁によると、T.O.Pが所属する広報担当官室は「在宅起訴されたT.O.Pが現在所属する部署任務に不適切と判断し、第4機動団への転出を決定した」という。 第4機動団とは、一般的に違法デモを鎮圧するのが主な任務であり、危険な場面もあるという。しかし、今回のT.O.Pの配属は長くはならず、在宅起訴の結果が出るまでの措置だとみられている。 検察によるとT.O.Pは昨年アイドル女性練習生のAさん(21)と一緒に10月9日~14日、ソウル市龍山区の自宅で、計4回大麻を吸引した容疑がもたれ、毛髪検査で陽性反応があらわれ、検察の召喚調査が行われた。 また、3日には、大阪・京セラドームでBIGBANGのファンイベントが開かれ、G-DRAGON、SOL、V.I、D-LITEが参加。リーダーのG-DRAGONは開始前に「ご心配をおかけしましてすみません。今後、二度とこのようなことがないようにします。引き続き応援をお願いします」とT.O.Pの大麻使用疑惑について謝罪した。 4日には、T.O.Pが所属事務所のYGエンターテイメントの公式ブログに「どんな罰を受けても当然だと思っています。とても胸が痛く、私もまた自分自身にとても失望しています。」とし「数千回、数万回以上繰り返し、反省しながら、深く悔やんでいます。2度とこのような無責任な過ちは犯しません」と直筆の謝罪文を掲載した。
2017年06月05日KAT-TUNの元メンバーで歌手の田中聖容疑者(31)が大麻所持の疑いで警視庁に現行犯逮捕されていたことが25日、分かった。ファンに大きな衝撃が走るなか、芸能界からも驚きと残念がる声があがっている。 報道によると、24日午後6時ごろ、東京・渋谷区内の路上で職務質問を受けた田中容疑者の車から乾燥大麻が見つかり、現行犯逮捕。取り調べに対し田中容疑者は「大麻は自分のものではない」と容疑を否認しているという。 元人気アイドルの衝撃的な報道に、ネットではファンたちが騒然とするなか、芸能界では、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(43)が自身のツイッターで「去年の夏に田村淳の地上波ではダメ!絶対!という番組で抜き打ち尿検査したときは陰性だったのに……」と以前、番組の企画で抜き打ち検査をしたことを振り返り「報道が真実ならば、ただただ残念ですこの国では所持も使用もダメ!絶対!」とツイート。 また、俳優の坂上忍(49)も、自身がMCを務めるフジテレビ系『バイキング』の終わりに「お仕事した時も、ちゃんと挨拶できる礼儀正しい方だった。ヤンチャな子が実はしっかりしてればギャップでかっこいいとなるけれど、こういうことになると、やっぱりな……となってしまうのが残念ですね」とコメントしている。
2017年05月25日ダウンタウンの松本人志(53)が4月30日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、大麻取締法違反で逮捕された元女優の高樹沙耶(53)についてコメントした。 高樹は昨年10月、沖縄・石垣島の自宅に大麻を隠し持っていたとして大麻所持の罪に問われ、現行犯逮捕。今月27日に有罪判決が下された。大麻を薬物としてではなく医療目的で使用する “医療用大麻”の合法化に向けて取り組んできた高樹だが、その高樹が大麻所持の罪に問われた形だ。 松本は高樹に対し、「絵に描いたように、ミイラ取りがミイラになった」と、チクリ。さらに「医療用大麻を必要としている人が本当にいるとすれば、その人たちを邪魔しただけ」と痛烈に批判した。 いっぽうの高樹は、逮捕時の会見にて大麻使用の目的を“親知らずの抜歯後の痛み”の緩和のためとして説明している。これに松本は、「(高樹は)“ええおばはん”やねんから、親知らずくらい我慢せな!」とコメントした。 さらに高樹は「逮捕されたことをありがたく思っている」とも話しているが、これに対しても松本は納得いかない様子。「“逮捕されたことがありがたい”って、よくわからないね」と疑問を呈した。
2017年04月30日歌手のマドンナ(58)の息子ロッコ・リッチー(16)が大麻所持により逮捕された。マドンナと映画監督の元夫ガイ・リッチー(48)の息子であるロッコは、喫煙かドラッグの使用を疑った近隣住民の通報により駆け付けた警察官によってリュックサック内から大麻が発見され、ロンドン北部プリムローズ・ヒルで逮捕されたという。ある関係者はザ・サン紙に「ロッコはあの近辺で悪い意味でよく知られた顔になっているんです。不審な行動を何度も目にされていますからね」「今回の一件が決め手になったんです。地元住民は彼の行動にうんざりしたので、ついに警察に通報したわけです」と話す。複数の情報筋によれば、ロッコは警察が到着した際、友人1人と壁に座っていたそうだが、警察官がロッコの洋服に大麻使用の跡があることに気づいたという。ロンドン警視庁の広報は「16歳が大麻所持により逮捕されました。すでに保釈されており、カムデン地区の青少年犯罪科が担当しています」と発表している。ロッコは青少年が軽犯罪により初めて逮捕された際に適用される更生システム下に置かれていると思われており、数々のコースに出席することで犯罪歴は残らないとみられている。そんなロッコは9月、両親間の激しい親権争いに決着がついたばかりのところだった。マドンナとガイはその際、ロッコが今回の逮捕現場からわずか3キロほどのフィッツロヴィア地区にあるガイの自宅で暮らしながらも、アメリカにいる母親の元を頻繁に訪れることで同意に至っていた。(C)BANG Media International
2016年11月25日女医でタレントの西川史子が20日、TBS系バラエティ番組『サンデー・ジャポン』(毎週日曜9:54~11:30)に生出演。大麻取締法違反の容疑で起訴された元女優の高樹沙耶被告が、合法化を訴えていた医療用大麻について、「医療用大麻なんかない」とあらためて否定した。番組では、高樹被告が大麻使用を認めるも、所持については曖昧な供述を繰り返しているというニュースを紹介。大麻は所持は法律上処罰の対象になり、使用では処罰の対象にならないが、西川は「罪を軽くするためにそういう供述をしたということではないと思う。そこまで頭がいい人ではない」と推測し、「本当に大麻がいいと信じ込んでるんだろうなと思いますね。男の人の影響ですよね」と話した。そして、モデルの"みちょぱ"こと池田美優が「そもそも大麻って絶対吸っちゃいけないものだなと思っていたので、このニュースで初めて医療用大麻があるっていうことを知った」と言うと、西川は「医療用大麻なんかないんだよ。大麻なんだよ」と指摘した。また、医療用大麻として「効果がある」という専門家の意見もあるという声が上がると、「ダメなものはダメですよ」とピシャリ。「鎮痛剤っていうものがあるし、認めてもらう必要なんてないんですよ」と再び厳しい口調で主張した。
2016年11月20日お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(53)が、30日に放送されたフジテレビ系トーク番組『ワイドナショー』(毎週日曜10:00~11:15)で、25日に大麻取締法違反(所持)の現行犯で逮捕された元女優・高樹沙耶容疑者(53)についてコメントした。逮捕のニュースが番組内で取り上げられ、松本は「大麻がどれだけ体に害があるのかないのか、正直僕は分からないですよ」とし、「やった経験もないし、やる予定もないし。OKになったところで僕はやらないと思う」と大麻に興味がないことをあらためて示した。その上で、「隣に住んでいる人が大麻やってると言われたら、嫌やもんね」と素直な感想を口にし、「すごくシンプルな話で『人の嫌がることをするな』という話」と説明。「大麻自体にそんなに害がなかったとしても、それで変に高揚感があって変な行いをすることが問題」と結論付けた。一方、お笑いコンビ・ウーマンラッシュアワーの村本大輔(35)は、「『ほかの芸能人は大丈夫か?』と思われてしまう」と芸能界のイメージダウンにつながっていることを指摘した。
2016年10月30日大麻取締法違反(所持)の疑いで25日に現行犯逮捕された元女優の高樹沙耶(現・益戸育江)容疑者。今回の事件によって、高樹容疑者はどのような刑を受けることになるのか、アディーレ法律事務所所属弁護士の岩沙好幸氏に話を聞いた○使用だけでは逮捕されない――今回、大麻取締法違反(所持)の疑いで逮捕された高樹容疑者ですが、どれくらいの罪にあたるのでしょうか?大麻所持罪の法定刑は5年以下の懲役です。初犯の場合の量刑は、懲役6カ月、執行猶予3年が相場です。ただし、所持の量が微量であれば不起訴になるケースもありますし、所持の量が多ければ懲役が1年程度になることもあります(執行猶予がつくとは思いますが)。※参考:大麻取締法24条の2 大麻を、みだりに、所持し、譲り受け、又は譲り渡した者は、五年以下の懲役に処する。――ブログやツイッターに「大麻の使用経験がある」ととれる文章を書き込んでいましたが、それで逮捕されることはありますか?上記の大麻取締法の24条の2にあるように、大麻を所持したり、譲り受けたりする行為によって罪になりますが、使用するだけでは罪にはならないのが現状です。そのため、Twitterで「大麻の使用経験がある」と書き込みをしていたとしてもそれを理由にして逮捕はできないということになります。現行犯逮捕される要件は、(1)現に罪を行い、又は現に罪を行い終わった者 (2)被疑者が逃亡するおそれ (3)被疑者が罪証を隠滅するおそれのある者の場合です。今回現行犯逮捕に至った要因としては、現に大麻を所持しており(1)、逃亡、証拠隠滅のおそれがある(2、3)と判断されたからでしょう。――『相棒』などのドラマ、映画の再放送や放送が不安視されていますが、高樹容疑者が過去に出演した作品を放送するのは問題なのでしょうか?容疑者出演のドラマを放送しても明確に法律上の問題があるとまでは言えませんが、社会的に反響が大きいため各局の内規などで自粛しているのでしょう。※参考:放送法第4条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たつては、次の各号の定めるところによらなければならない。一 公安及び善良な風俗を害しないこと。二 政治的に公平であること。三 報道は事実をまげないですること。四 意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること。取材対象者プロフィール:岩沙好幸弁護士弁護士(東京弁護士会所属)。慶應義塾大学経済学部卒業、首都大学東京法科大学院修了。弁護士法人アディーレ法律事務所。 パワハラ・不当解雇・残業代未払いなどのいわゆる「労働問題」を主に扱う。 動物好きでフクロウを飼育中。近著に『ブラック企業に倍返しだ! 弁護士が教える正しい闘い方』(ファミマドットコム)。『弁護士岩沙好幸の白黒つける労働ブログ』も更新中。
2016年10月27日日常生活から神道儀礼まで、日本人に欠かせない存在だった“大麻”四季折々の豊かな自然に恵まれた日本。昔から人々は、身の周りの植物や山に自生する草木の皮や茎の繊維を採り、績み、紡いだ糸で布を織って、暮らしに役立ててきた。「昔から、日本では葛や藤、和紙の材料とされる楮(こうぞ)、芭蕉などの植物繊維を用いて布を織りあげてきました。素朴で独特な風合いの自然布は、今なお人々に愛され、受け継がれています」と近世麻布研究所・所長の吉田真一郎さんは話す。吉田さんは、30年にわたり日本の自然布を研究、中でも主に江戸時代の大麻布と苧麻布の繊維と糸の研究に取り組んできた。「縄文時代の遺跡からも大麻の編み生地や紐などが出土しているように、大麻は日本人の暮らしに欠かせない素材として用いられてきました。木綿が普及する江戸時代前までは、日本各地で栽培できる大麻や苧麻が衣料素材の主流でした」また衣料素材としてだけではなく、大麻は「聖なる植物」として特別視されていた。神道の祭祀では「おおぬさ」と称され、樹皮から採った皮を束ね神様への捧げものにしていた。また聖域を囲む結界の麻紐や神殿に吊るす鈴の縄として今でも大麻が使われている。「古来より大嘗祭などの祭礼や伊勢神宮の神事には、大麻布で織られた装束を身につけて執り行われています。また伊勢神宮のお札は、神宮大麻(じんぐうたいま)と呼ばれています。昔から人々は、大麻に秘めた力が宿っていることを感じていたんでしょうね」。大麻は日常生活だけではなく神道儀礼に至るまで、あらゆるシーンで役割を担ってきた素材だったのだ。長年、大麻は庶民向けの衣料素材であり、上布といわれる高級布は苧麻(ちょま、ラミー)で織られたもの、と考えられてきた。実際、徳川家康の上意によって長幅丈尺が定められ、検査合格品にのみ「南都」の朱印が押されてきた「奈良晒(ならさらし)」、また越後の「越後縮(えちごちぢみ)」はどちらも苧麻で織られている。「これまで上布といえば苧麻、と言われてきました。しかし集めた古布を調査研究する中で、高級な着物から大麻糸が見つかりました。さらに、江戸時代の彦根藩では、苧麻製の上布とは別に大麻100%の晒布(さらしぬの)も製織していたことが判明。私自身、大麻布に触れた時『こんなに柔らかいものだったのか』とこれまでの説を覆す風合いに本当に驚かされました」この大麻で織られた近江の晒布との出合いが、現代へ“大麻布”を蘇らせるきっかけになっていく。後編に続く。
2015年03月22日日本のスタンダードファブリックを目指す、大麻布「麻世妙 majotae(まよたえ)」太古の昔より、大麻は日常生活から神道儀礼にいたるまで、日本人の暮らしに欠かせない存在だった。大麻で織られた大麻布は、綿花栽培が安定して綿が普及する江戸中期までは、主要な衣料素材として人々に用いられてきた。しかし戦後、様々な理由から大麻布は一般流通が途切れてしまう。それを現代に甦らせ、ふたたび日本のスタンダードファブリックへ、という夢のあるプロジェクトが始動した。プロジェクトを手掛けるのは、自然布研究家の吉田真一郎、京都帯匠誉田屋十代目の山口源兵衛、そして文化・芸能、エンターテインメントの雄であるエイベックス・グループ・ホールディングスだ。3者の挑戦により、大麻布のファブリックブランド「麻世妙majotae(まよたえ)」が誕生した。10月24日には、代官山ヒルサイドテラスにて麻世妙プロジェクトを担う吉田と、日本を代表するテキスタイルデザイナー須藤玲子によるトークセッションが開催された。30年にわたり麻を研究している吉田氏は、「大麻布を調査するうちに、なぜこんな素晴らしい布を今作らないのか。と思うようになった。速乾性がありながら保温性にもすぐれている。耐久性が高く晒すことでどんどん柔らかくなる。昔から麻でも苧麻(ちょま)が高級素材で、大麻は大衆素材と考えられてきたが、江戸時代の高級な友禅にも大麻糸が使われていたことが調査でわかった」と布の特性や歴史を説く。繊維が細くて紡績に適さなかったことや、GHQが制定した大麻取締法により第2次世界大戦後は国内で大麻生産できなくなったこともあり、歴史が途絶えてしまった大麻布。しかし今まで工業製品として生産体制が整わなかったことは、布としてこれからの可能性を秘めているともいえるだろう。3年以上もの試行錯誤の末に出来上がった麻世妙は、「国外の産地の無害大麻を使って、日本が誇る最新の紡績技術で糸にして布へと仕立てた。今後は日本で生産した無害大麻を使って麻世妙作る体制も組んでいきたい」と吉田氏。どのように麻世妙が世間に浸透するかを期待須藤氏は「中国の高級リゾートホテルの内装を手掛けた際にソファやベッドシーツ、オーナメントや壁などすべてに大麻布を使った。中国でも自然素材への関心は高く、見た目の美しさや肌触りの良さなど非常に評判がよかった」と話す。また大麻で手掛けてみたいことについて「きびそ(蚕が最初に吐き出す太くて硬い糸)、アルパカの落下胸毛、有色羊の羊毛などの自然素材と大麻をあわせテキスタイル作りをしていけたら面白いと思う。色々と試してみたい」と新しい布への可能性に目を輝かす。乾きが早く清涼感がある、保温性も高い、繊維が強靭なのに柔らかい、との特性を持ち、季節を問わず幅広く商品化が考えられる大麻布。そんな魅力的な素材である大麻布の麻世妙をどのように使って欲しいのか、また何に向いている布なのだろうか。吉田氏は「帯匠の山口さんは今夏、麻世妙のシャツを着ていたら汗疹ができなかった。とか、江戸時代の大麻布の一部には高い抗菌効果が認められたなど、速乾性や抗菌性などのいろんな事例はある。しかし、どう使うのか、何に向くのかは、必ずしも私が決め込むことではない。数年後に、麻世妙で作ったこの商品は本当にいい。という世の人々が決めてくれるのでは」と笑顔で締めくくった。
2014年10月27日徳島県鳴門市大麻町の本家松浦酒造場はこのほど、熟成酒「鳴門鯛 大麻(おおあさ) 霧のしずく」の限定予約販売を開始した同商品は、霧造り製法の純米清酒を寝かせた希少な熟成酒。米と水だけの純米清酒を生のまま低い温度で霧状にし、水より軽いアルコールや香気成分などのうまみだけを集め、水より重いタンパク質や脂質などの雑味は取り除いたものだという。アルコールの濃度が高く、深い香りの日本酒とされている。2006年の酒税法改正により、アルコール度数22度を超える日本酒は清酒として販売できないこととなり、同蔵で数年秘蔵されていた。今回の限定予約販売は、酒税法改正前に製造された製品に対する特例措置として、雑酒2表示にて販売するもの。商品は、商品をガラス工芸工房「徳島ガラススタジオ」などの工芸作家がひとつひとつ吹き上げた手作りのガラス瓶に詰めたのち麻製生成布でくるみ、白無垢木箱に収めたあと本藍染め布風呂敷で包むという丁寧なしつらえとなっている。同蔵で保存しているのは500本のみで、売り切れ次第に幻の酒となる。価格は30万円。詳細は「鳴門鯛 大麻 霧のしずく 特設サイト」へ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月09日15日に日米同時公開され、大ヒット上映中の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』。その快進撃の陰で、大麻所持で逮捕されたキャストの1人が裁判で大麻栽培の事実を認めた。シリーズを通して、主人公・ハリーと敵対するドラコ・マルフォイの子分、ヴィンセント・クラッブを演じているジェイミー・ウェイレットだ。21歳のウェイレットは4月に大麻とナイフ所持で逮捕され、ロンドンにある母親宅の家宅捜査の際にベッドルームから大麻が10鉢押収された。大麻栽培の罪に対しては、最長14年間の実刑判決が下される場合もあるが、21日に開かれた審問でウェイレットに言い渡されたのは120時間の地域奉仕活動を行うことだった。警察の捜査に協力的だったこと、売るためではなく自分で吸うためだけに栽培していた点が考慮された温情判決になったようだ。(text:Yuki Tominaga)7月16日、ロンドン・ウェストミンスターの治安判事裁判所に出向いたジェイミー。© Rex Features/AFLO■関連作品:ハリー・ポッターと謎のプリンス 2009年7月15日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2009 Warner Bros. Ent. Harry Potter Publishing Rights © J.K.R. Harry Potter characters, names and related indicia are trademarks of and © Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.■関連記事:100億見えた!『ハリポタ』6日間で22億円全世界でもオープニング新記録樹立体感!ロンドン新名所グニャリ… 『ハリー・ポッター』3D版はナンボのもんか?あのハリーのライバル来日決定!『ハリー・ポッター』初日3億円突破で好スタート『ハリー・ポッター』プロデューサーが激白。シリーズを同じ俳優で続ける意味と成長少年から大人へ…男・ハリーの成長ぶりが随所に『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
2009年07月22日