女優の天海祐希が主演を務める、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』(6月16日公開)の特報が15日、公開された。同作は叩き上げの取調官・真壁有希子(天海)が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げるドラマシリーズの劇場版。今回初解禁されたのは30秒の特報で、「これ、どういうことですか?」強い口調で問い詰める真壁のアップから始まる。巨大台風が国内に甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃されるという衝撃的な事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、真壁をはじめとするキントリメンバーが緊急招集された。襲撃犯の取調べを進める中、重要参考人として浮かび上がってきたのは内閣総理大臣で、捜査線上にあがってきた総理の「空白の10分間」に何があったのか、そして総理襲撃事件の真の目的、さらに勢いを増した巨大台風が迫り、日本列島が未曾有の危機に瀕する中、キントリがすべてをかけて難攻不落な最後のミッションに挑む。シリーズ完結に相応しい劇場版ならではのスケールの大きな展開に加え、日本を揺るがす大規模災害、取調室で繰り広げられる極限の駆け引き、そして、キントリのチームワークと、迫力と緊迫感が伝わる映像となっており、ラストには、シリーズおなじみの「うぇ〜い」も収められた。(C)2023劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2023年02月15日カンテレ・フジテレビ系春の月10ドラマは、柚月裕子の小説を原作とした痛快エンターテインメント「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」を放送。天海祐希が主演し、松下洸平と初タッグを組む。本作は、天海さん演じる頭脳明晰&変装の達人という女探偵・上水流涼子が、松下さん演じるIQ140の相棒・貴山伸彦とタッグを組み、様々な依頼を超大胆な方法で解決、あり得ない敵をあり得ない手段で葬っていくドラマ。「孤狼の血」で日本推理作家協会賞を受賞し、エンタメ界でいまもっとも注目される作家・柚月さんの「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」(講談社文庫)を、痛快にドラマチックに、ときにコミカルに映像化する。女探偵・上水流は、凄腕の弁護士として多くの事件を担当していたが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪され、「探偵事務所 上水流エージェンシー」を立ち上げ、探偵業へと転身を遂げた。殺しと傷害以外の依頼は全て受けるスタンスだが、依頼料だけで200万円という破格のギャラ。その分、法律や常識を無視し、超大胆に事件を解決していく。一方の相棒・貴山は、偶然の出会いから「探偵事務所 上水流エージェンシー」で働くことに。多くの分野に精通しており、一見完璧にも見えるが、女性が苦手で上手く話せないという弱点も。2人が立ち向かうのは、理不尽な悪党たち。痛快に解決へと導いていくと同時に、それぞれが抱える過去の確執にも立ち向かうことに。貴山は家族との確執を、そして弁護士資格を剥奪されたきっかけである傷害事件の記憶が全くない上水流は、その真相を追い続ける。コメント●天海祐希原作がすごく面白かったので、ありがたい役だなと思いましたし、お相手が松下さんと伺ったので、それもすごく楽しみで光栄なことだと思いました。(松下さんは)人柄も役者としての力も、ものすごくポテンシャルが高いですし、パッと演じた私の芝居にもパパッと乗ってくれるので、演じていてとても楽しいです。どこか人を信用できないけれど、人を信じたいと思う2人が、結果として人を助けていくことになるという展開がすごく面白いと思います。淡々とした2人の歩調が合っていくというところを楽しみに見て欲しいです。●松下洸平探偵・上水流涼子という役を天海さんがやるのだと思うと、もう天海さんにしか見えなくて、そのバディとしてご一緒させていただけるのは、とても光栄ですし、嬉しかったです。シリアスなシーンも多い中で、ふざけたシーンでは天海さんが真剣にふざけてくださるので、僕は正直、笑いをこらえるのにいつも必死です。(貴山は)かなりクセが強いというか、つかみどころのない性格ですが、どこか人として隠している部分がある、人間味のある貴山をストーリーが進むごとに見せていきたいと思います。●原作者・柚月裕子この作品は自分が書いた小説のなかで、一番、楽しさを意識して書いたものです。ドラマはその上を行くとびっきりのエンターテインメントで、小説の世界がさらに大きくなっています。登場人物たちの背景もより深く作られていて「このあとどうなるの?」とドキドキハラハラしました。早く、動く涼子や貴山が観たくてたまりません。愉快で痛快で豪快。そして、胸がジーンとするような感動もあり、とても贅沢なドラマだと思います。ご覧になった方も、胸がスカッとすることに間違いはありません!私も登場人物たちの活躍を、ひとりのファンとして楽しませていただきます。「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月、毎週月曜日22時~カンテレ・フジテレビ系にて放送。(cinemacafe.net)
2023年02月09日アイドルグループ・乃木坂46の与田祐希、岩本蓮加、遠藤さくらが出演するゲームアプリ『乃木恋』のショートドラマ「3等分のバレンタイン」が、20日(20:00~)から配信される。今回のショートドラマは、森永製菓・チョコレート「ダース」とのコラボ作品。与田、岩本、遠藤演じる「バレンタインに向けて恋愛経験のない3人」が、本命チョコレートの準備を進める姿を描いている。監督は、乃木坂46の数々の映像作品を手掛ける伊藤衆人氏が務めた。また、同ショートドラマの後編はアプリ『乃木恋』内で配信される。コメントは以下の通り。■岩本蓮加「ダース」と「乃木恋」のコラボレーションの企画に参加させていただけてすごく嬉しかったです。コメディ要素強めで賑やかな雰囲気で撮影できました。乃木坂46加入当初からお世話になっている伊藤衆人監督に撮影していただき、監督にしか出せないキャラクターで演じることができて、与田とさくちゃんの可愛いシーンも見どころの1つかなと思います。今回の3人の組み合わせはあまりない組み合わせだと思いますが、バレンタインに奮闘する3人を「乃木恋」で楽しんでいただきたいです!■遠藤さくら(撮影を振り返り)バレンタインにチョコを作るのが久しぶりだったのと、女の子同士の雰囲気もあり楽しく撮影できました。印象に残っているシーンは与田さんが勢いよくしゃべるシーンです。普段の与田さんとは違う、演技に入り込む瞬間を間近で見られて、とても素敵だなと思いました。ずっと「乃木恋」をやり続けているファンの方も、新しくファンになってくれて初めてムービーをみるよっていう方でも、メンバーの新しい一面知ることができると思うので、皆さんに楽しんでもらえたら嬉しいです。■与田祐希(撮影を振り返り)私が演じたキャラクターがかなり特徴的で、普段しない演技ができてバレンタインの思い出になりました! 2人が演技しているところを、1人ソファーの下から見ているシーンが個人的に印象に残っています。家のテレビを見ているみたいな感覚で、かわいい2人の姿を見られて楽しかったです。バレンタインのワクワクとどきどきが詰まった作品で、普段はあまりしないような演技も頑張ったので、皆さんに届くと嬉しいです。
2023年01月18日天海祐希主演ドラマ「緊急取調室」が映画化。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』が、全国公開される。公開時期は未定。天海祐希主演の人気ドラマ「緊急取調室」映画化ドラマ「緊急取調室」は、2014年1月から4シーズンにわたってテレビ朝日系列で放送されたドラマ作品。天海祐希演じる叩き上げの刑事・真壁有希子を主人公に、捜査一課の取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班=通称・キントリ」のベテラン取調官達が可視化された特別取調室の中で一筋縄合ではいかない被疑者と対峙し、事件の裏に隠された「真実」を暴いていく様子が描かれる。「取調室」を舞台に繰り広げられる、「キントリ」と厄介な被疑者達の取調は、いわば銃も武器も持たない生身の人間同士の死闘。スリリングかつ爽快感あふれるストーリーが人気を集め、第4シーズンまで続くロングシリーズに。2回のドラマスペシャルを含め、シリーズの歴史は2023年で9年目を迎えている。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもってシリーズ完結へそんな「キントリ」が満を持して映画化。集大成ともいえる、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』をもってついにシリーズ完結を迎える。警察官、弁護士、医師、キャスター、教師、棋士、サラリーマン、霊能力者、主婦、活動家、高校生、ロボット、実業家、プロボクサー、オウムと、これまでに取り調べた被疑者は100名にも上る「キントリ」。劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、なんと“内閣総理大臣”を相手に取調をすることに。たとえ相手がどんな立場でも、“真実のために突き進むキントリ”の信念を、劇場版ならではのスケール感で描き出す。巨大台風が迫る中、取調の相手は“内閣総理大臣”劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、巨大台風が迫り、日本列島が未曾有の危機に瀕する中で、難攻不落のラストミッションに「キントリ」が挑んでいく。巨大台風が国内に甚大な被害をもたらす最中、内閣総理大臣が暴漢に襲撃されるという衝撃的な事件が発生。警視庁緊急事案に認定され、真壁をはじめとするキントリメンバーが緊急招集された。襲撃犯の取調べを進める中、重要参考人として浮かび上がってきたのは、内閣総理大臣…!捜査線上にあがってきた総理の「空白の10分間」に何があったのか?そして、総理襲撃事件の真の目的とは?キャストには「キントリ」おなじみのメンバーが集結劇場版キャストにも、主演の天海祐希をはじめおなじみの「キントリ」メンバーが集結。豪華な実力派俳優たちが織りなす鉄壁の布陣でシリーズ史上最強の被疑者に挑んでいく。主人公・真壁有希子…天海祐希被疑者を「マル裸にする」を信条に取り調べに臨む取調官。梶山勝利…田中哲司「キントリ」チームを率いるキントリ班の管理官。菱本進…でんでん刑事人生の大半をマル暴で過ごし、海千山千の経験で被疑者に相対する。小石川春夫…小日向文世徹底した洞察力で相手を追い込んでいく、チームきっての頭脳派。渡辺鉄次…速水もこみち監物大二郎…鈴木浩介捜査一課の刑事であり“もつなべコンビ”と呼ばれている。玉垣松生…塚地武雅ドラマ第3シーズン以降、キントリに臨時で在籍。磐城和久…大倉孝二刑事部長から副総監へ出世を果たした。真壁奈央…杉咲花有希子の娘。2015年のドラマスペシャル以来の登場となる。ドラマでは高校生だった奈央が、劇場版『緊急取調室 THE FINAL』では、日本列島に未曾有の巨大台風が襲来する中、災害救助の最前線に立つ救急救命士に。生駒亜美…比嘉愛未酒井寅三…野間口徹2022年の新春ドラマスペシャルから新たにチームに加わったメンバー。山上善春…工藤阿須加元キントリの取調官・中田善次郎(大杉漣)の息子。速水・鈴木が演じる“もつなべコンビ”と行動を共にする刑事。鬼塚貞一…丸山智己警視庁特殊犯捜査係班長。かやの…中村静香しんじ…生島勇輝キントリチームが、時に憩いの場として、時に捜査会議の場として足繁く通う居酒屋「しんじ」の店主夫妻。真壁匡…眞島秀和有希子の亡き夫で奈央の父親。元警視庁警備部刑事。郷原政直…草刈正雄元・刑事部長。ドラマ第1シーズンの黒幕で、有希子の元上司であり“キントリ”の設立者でもある。長内洋次郎…市川猿之助戦後初の40代の内閣総理大臣としてカリスマ性やリーダーシップ、的確な判断力を発揮し高支持率を得るリーダー 。日本列島を襲い各地に甚大な被害をもたらす災害が発生する中、 未曽有の非常事態の対策を図る「緊急災害対策本部」が官邸に設置されるが、長内は10分遅れて到着する 。 関係閣僚から非難の声も上がり、マスコミでも取り沙汰される中、長内は指示系統を官邸に集中させる「広域支援即応措置法」を発令し、被害を最小限に抑えることに成功する。森下弘道…佐々木蔵之介総理を突如襲撃する暴漢。事件の鍵を握るも、取調では犯行動機を語らないどころか、取調室に総理大臣を連れて来い!と無謀な要求を繰り返し、“キントリ”チームを翻弄する謎多き被疑者。永松…平泉成警視総監。角田…勝村政信警視庁警備部長。光圓寺衛…徳重聡内閣総理大臣主席秘書官。熊井善太郎…山崎一内閣官房長官。岩倉伸也…小野武彦副総理 兼 外務大臣。ドラマに続き井上由美子が脚本また、キャストとともにスタッフもドラマから続投。「GOOD LUCK!!」「白い巨塔」「14才の母」「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」「BG〜身辺警護人〜」など、様々な話題作を手がけてきた“稀代のストーリーテラー”井上由美子が担当。監督は、常廣丈太が務める。主題歌は緑黄色社会「さもなくば誰がやる」劇場版 『緊急取調室 THE FINAL』の主題歌は、バンド・緑黄色社会(りょくおうしょくしゃかい)の楽曲「さもなくば誰がやる」。テレビドラマ「緊急取調室」(4th SEASON)の主題歌「LITMUS」も手掛けてきた緑黄色社会と“キントリ”の2度目のタッグとなる。作詞・作曲は、長屋晴子が担当。歌詞には、“キントリ”チームがこれまで積み重ねてきた情熱や想いを代弁するかのようなメッセージが込められている。【作品詳細】劇場版『緊急取調室 THE FINAL』公開時期:未定※当初2023年6月16日(金)公開予定だったが公開延期となった。脚本:井上由美子監督:常廣丈太音楽:林ゆうき出演:天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介、大倉孝二、塚地武雅、比嘉愛未、野間口徹、工藤阿須加、中村静香、生島勇輝、丸山智己、佐々木蔵之介、市川猿之助、勝村政信、徳重聡、山崎一、平泉成、小野武彦、杉咲花、眞島秀和、草刈正雄、でんでん、小日向文世配給:東宝
2022年12月15日シリーズ完結編『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』が来年6月16日(金)に公開されることが決定した。天海祐希主演で2014年1月より4シーズン(スペシャル2回)に渡り放送されたドラマ「緊急取調室」。可視化された特別取調室を舞台に、厄介な被疑者と対峙する、刑事・真壁有希子(天海さん)とクセ者揃いのベテラン取調官ら取調べ専門チーム「緊急事案対応取調班」=通称・キントリの活躍を描く。長きに渡り多くのファンに愛されてきた本作が、シリーズ集大成として劇場公開。ついにシリーズ完結となる。本作には、真壁有希子役の天海さんのほか、キントリ班を率いる梶山勝利役の田中哲司、菱本進役のでんでん、小石川春夫役の小日向文世。捜査一課の“もつなべコンビ”こと、渡辺鉄次役の速水もこみち、監物大二郎役の鈴木浩介。第3シーズン以降、キントリに臨時で在籍していた玉垣松生役の塚地武雅。刑事部長から副総監へ出世を果たした磐城和久役の大倉孝二と、お馴染みのキントリチームらレギュラーメンバーも続投。劇場版で最後に立ち向かう被疑者は、内閣総理大臣。例え相手がどんな立場でも、“真実のために突き進むキントリ”の信念を、劇場版ならではのスケール感で描く。なお、脚本は井上由美子、監督は常廣丈太と、キャストと共にスタッフもドラマから引き続き映画も手掛ける。<キャストコメント>・天海祐希キントリが劇場版になる?!とても驚きました。こんな光栄な事がありましょうか!ご褒美ですか?!これも応援してくださった皆様のお陰です。ラストを映画で飾れるなんて!本当にありがとうございます。愛すべきキントリメンバー、ご出演くださった素晴らしいゲストの皆様、沢山の力を貸してくださったスタッフの皆様、素敵な皆様と共に8年と言う時を重ねられた事、感謝しかないです。キントリ、この映画が本当に最後です。長く一緒にいられた真壁有希子さんと離れるのもキントリメンバーと離れるのもとても寂しいですが、全てを宝物にして経験できた様々な事を自分の誇りにしたいと思います。キントリのラストにこれまた強力なゲストの方々がご出演くださいました。キントリ一丸となって戦います。皆様、どうぞキントリの最後をご覧くださいます様お願い致します。・田中哲司『緊急取調室』が、この映画で最後になります。正直淋しいです。天海さんを始め、もう家族の様な共演者の方々。根気よく真摯に撮影に取組んでくれたスタッフの方々。僕は台詞を覚えて喋っているだけで、その仲間達が、僕の演じる管理官の梶山勝利役を造ってくれたと思ってます。そしてこの映画。ドラマの最後に相応しい作品になっていると思います。どうぞご期待下さい!・速水もこみち毎回このドラマの撮影を終えたあと、次のシーズンもまたキントリが続いたらいいなとは思っていたのですが、改めて振り返ると8年も続いた作品に参加できたことは自分にとって大きな財産の1つのように感じます。さみしい気持ちもありますが、ファーストシーズンからの歴史が積み重なった劇場版は自分自身も楽しみですし、これから観にきてくださる皆さんと一緒にキントリを楽しみたいなと思います。キントリ!そしてモツナベ!ぜひ、ご期待ください。・鈴木浩介感無量です。ドラマが8年続いたこともありがたい事ですし、劇場版としてお客様に観て頂けることを幸せに思います。演じた監物大二郎は、名前のとおり堅物で、曲がった事が大嫌いなまっすぐな男です。演じていると、心地よくて、ここまで心根の優しい人物を演じる事はなかなかないので長年演じる事が出来て幸せでした。楽しい想い出しかないので、最強で最高の相棒である速水さんと「モツナベ」で共演出来なくなる事が唯一さみしいです。撮影は思い残すことがないよう精一杯取り組みました。どこかまだ続く様な気がしてならないのですが、皆様の沢山の応援のおかげでここまで来る事が出来ました。8年間、本当にありがとうございました。劇場で「キントリ」の最後を是非見届けてください。・大倉孝二キントリの撮影は、いつも緊張との闘いだったように思います。私が演じてさせていただいた磐城という役は、並み居る先輩方を前に上司として、高圧的な態度で弁舌をふるい捲し立て、時には叱り飛ばす。緊張しないではいられません、これは。リラックスして撮影出来たことは無かったように思います、それは最後の映画の撮影まで。別に泣き言ばかり言いたい訳ではなく、そういう場に、いつでも緊張感を持たせてもらえる場に、長きに渡って立たせてもらえたことは、とても幸運だったと思います。緊急事案対応取調班、最後の活躍を楽しんでいただけたら幸いです。・塚地武雅僕はシーズン3からの参加になりますが取調室で虚偽や黙秘を続ける容疑者を言葉だけの心理戦で自白させる展開。見応えのあるドラマだなと出演していながら毎回他人事のようにワクワクしていました。笑諸先輩方の重厚感溢れる演技と撮影を離れたところでの和気藹々とした雰囲気。どちらも凄く勉強になる時間でした。まぁ皆さん、それはそれは楽しい方々なのです。ただ本番は一転してシリアスに。このメリハリ!キントリの先輩方のようになるのが僕の目標です。物語としては何度も危機を乗り越えてきたキントリ。これがファイナル!敵は巨大!勝てるのか?そして玉ちゃんはお役に立てるのか?視聴者の皆さん、出番です!うぇ~い。・でんでん赤い毛氈(もうせん)の上を、緊張感いっぱいで歩きました、ようやくひな壇にたどり着いた時は、毛のない頭に冷や汗がにじんでいました、マスコミの何でもない質問にしどろもどろでした、何と答えたのかほとんど覚えてません、8年前の第1回キントリ制作発表の場でした。これが楽しい時間の幕開けでした。役者は役作りを大事にします。命です。なんとかしようと手探りで探していくのですが、最終的には共演者の皆さんの力が菱本に深く厚みを加えてくれたんです。お陰様でいい感じの菱本進像が出来上がったと思います。キントリのチームワークは最強ですね。8年間の結晶をどうぞ皆さん楽しみにしてください。・小日向文世大将の天海さんのもと、おじさん達が撮影現場でワイワイ楽しく世間話しながら、時々大将に睨まれて・・・8年間このドラマがシリーズとして続いた事、幸せでした。その集大成としての映画化。長い間皆で過ごしたあの取調室ともお別れです。これが見納めです・・・。是非ご覧になってください!緊取のファンの皆様、長い間応援本当にありがとうございました。『劇場版 緊急取調室 THE FINAL』は2023年6月16日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:劇場版 緊急取調室 THE FINAL 2023年6月16日より全国にて公開©2023 劇場版「緊急取調室 THE FINAL」製作委員会
2022年12月12日アイドルグループ・乃木坂46の与田祐希が8日、千葉・幕張メッセで開催された日本最大級のファッション&音楽イベント「Rakuten GirlsAward 2022 AUTUMN/WINTER」に出演した。与田は、ファッションブランド「dazzlin」のステージで、ブラウスに千鳥格子のミニスカート、ブーツをあわせたコーディネートを披露。美脚をのぞかせながらランウェイを歩き、先端では手に持っていた花束を顔に近づけてポーズ。そして、キュートな笑顔を見せて観客を魅了した。「GirlsAward」は、2010年から開催している日本最大級のファッション&音楽イベント。今回のテーマは、DISCOのように心を躍らせて楽しい時間を“シェアハピ”しようという思いが込められた「Come on Happy Time! Share Happiness!」。人気モデルによるファッションショーやアーティストによるライブステージなどを展開した。
2022年10月08日劇団☆新感線の大ヒット作『薔薇とサムライ』が12年ぶりに復活する。天海祐希扮する海賊アンヌと古田新太演じる石川五右衛門が大暴れする物語で、今回は前作から10数年後の設定。生バンドの爆音ロックに乗せ、歌・ダンス・アクションたっぷりに繰り広げられる。先だって記者会見が行われ、稽古中に来阪した古田に直撃インタビュー。役柄や作品の見どころ、天海の魅力、そして“今の若手俳優に望むこと”を聞いた。もう飽きたよ、五右衛門。4回目はイイ奴になっちゃった――『薔薇とサムライ』は2008年に初登場した『五右衛門ロック』シリーズのスピンオフ作品。石川五右衛門は古田さんの人気キャラのひとつですが、今回はいかがですか?もう飽きてるんですよね。4回もやってるんだもん、石川五右衛門の役。決まってるキャラクターでスーパーマンだから、絶対死なないし、負けないし。どう頑張っても勝つから、さてさて何を楽しもうかなぁという感じなんですけど。ま、12年ぶりにゆりちゃん(天海祐希)とコンビの役をやるので、そこは楽しいのと、(神尾)楓珠やニコちゃん(石田ニコル)、西垣(匠)とか新しい子がいるんで、その子たちとどうやってふざけようかなと思って、今、楽しんで稽古やってます。――天海さんは4年に1度新感線に出演されていて、前作では宝塚時代を思わせる姿までみせていただき、衣装替えも楽しみです。皆さんに“姐さん”と呼ばれ、演出のいのうえひでのりさんも「強くて頼りになる」と。相手役としてやりやすい方ですか?すっごくやりやすい。信頼してるし、説得力がありますよ。あんなにセンターにスクッと立つのが似合う女性もいないから。あ、もう動かないでください、みたいな感じで(笑)。もともと宝塚の男役でトップ張ってた人だからね。女優さんでセンターに立って微動だにせず、あそこまで場を持たせられる人は稀有。すごいなと思います。一緒にやってて楽だし、あまり破滅的な動きやお芝居をしないから、特に新感線みたいに余計なことばっかりする人たちのところでは、やっぱ素晴らしく光りますね。今回も衣装、すンごい着替えますよ。遠慮をするな、おとなしくなるな、ひどいことをしろ!――前作は、女海賊アンヌが五右衛門の助けを得てコルドニア王国の混乱を収め、女王になったところまで。今回はその10数年後ですが、その間、五右衛門はどうしていたんですか? 外国の女性と遊んでいた、とか?日本には帰らず、もうヨーロッパに腰を下ろしてます。基本的には船上生活。陸(おか)に上がって住居を構えたりはしていないですね。五右衛門は、おねぇちゃんはべらかしてっていうようなキャラクターのはずなんだけど、そういうのは書かれてなくて。(脚本家の)中島(かずき)さんが書く古田のイメージは、20歳ぐらいからほとんど変わってないんです。女好きでちょっとアウトローで、おバカなんだけど無敵という。それが五右衛門はアウトローの部分も少なくなってきて、女好きの設定も、特に『薔薇サム』は相手がゆりちゃんで、五右衛門とアンヌは盟友になってるから。今回の五右衛門は、生瀬(勝久)さんと高田(聖子)の野望を砕く側に回ってて、そんなイイヤツじゃなかったでしょ、みたいな(笑)。――野望を遂げようとするコルドニアの宰相に新感線2回目の生瀬さん。高田さんは、周辺諸国の制圧を狙う他国の女王役。今回は彼らにアンヌと五右衛門が立ち向かうお話?女王様になったアンヌは今回、新たに若い人たちに大きな役目を譲ろうとしていて、で、アンヌは新しい世界に行く。わかりやすい勧善懲悪で、世代交代を軸にしたお話。でも、どっちかっていうと、神尾やニコル、(早乙女)友貴たちが頑張って列強のヨーロッパ諸国の侵攻を食い止めようとする。その若造たちの背中を押して、五右衛門とアンヌが手助けするみたいな形になる。そこに仕掛けもあるんだけど。――石田ニコルさん、神尾楓珠さん、西垣匠さんは新感線初参加。今の若い俳優さんに望むことは?最近はかっちょいいとか行儀いい子が多い。おいらは、演劇というのは何をやってもいい世界だと思っているから、なるべくなら一緒にやる後輩たちに、遠慮をするな、おとなしくなるな、ひどいことをしろって教えていきたいとは常々思ってます。でも、その中で若い衆とやると「あ、そんなやり方あるんだ」って気づかされることもあるんで、それはそれで楽しみにしているんですけどね。新感線の稽古で何度も何度もやってると『ここまでやってもいいんだ』みたいなのがあるから、安心してとっ散らかれる。今、若い衆たちはみんないろいろ悩んでいて、多分、ニコルとかめちゃくちゃ恥ずかしいと思う。ブリブリの女の子させられてるから。「え? 私そんなことするんですか」みたいな。でも、それはそれでやるとおもしろいし、やっといた方が幅が広がる。観た人から「あ、そっちもやるんだ」って思われた方が、俳優として絶対に得だと思う。いろんな楽しみ方ができるから俳優という仕事があるわけで、それのとっかかりには新感線ってすごくいいと思うんですよ。心情を吐露するみたいな芝居はどこにでもころがってるから、そんなのはもう、よそでやってくんなって。だから現場で「え~、そんなことまでやっていいんですか」っていうのを若いうちに経験しといた方が絶対いい、今後何が来ても怖くないよ。取材・文:高橋晴代撮影:福家信哉2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演SHINKANSEN RX『薔薇とサムライ2~海賊女王の帰還~』チケット情報はこちら:
2022年08月26日天海祐希と鈴木亮平がW主演を務めた『広島ジャンゴ2022』が、7月30日15時15分よりWOWOWで放送・配信される。4月から5月にかけて東京と大阪で上演された本作は、広島弁満載の異色“ニュー”ウエスタン活劇。現代の広島の牡蠣工場を舞台に、周囲に合わせることをまったくしないシングルマザーのパートタイマー山本(天海祐希)と、彼女に手を焼くシフト担当の木村(鈴木亮平)の物語が描かれる。作・演出は蓬莱竜太が手がけ、主演の天海と鈴木のほかに、野村周平、中村ゆり、土居志央梨、芋生悠、北香那、宮下今日子、池津祥子、藤井隆、仲村トオルらが名を連ねている。また、放送・配信に先立ち、天海と鈴木によるインタビューが到着した。──舞台初日の幕が開いた時に思ったことを教えてください。天海祐希(以下:天海)ポスターやビジュアル的なものでなぜかコメディだと思っている方もいらっしゃったみたいで、何かそれとのギャップにすごく焦ったっていう話は友人から聞きました。鈴木亮平(以下:鈴木)すごく反響が良かったです。 全体的に本当に面白かったってみなさん言ってくださいました。天海ザクザクくる。鈴木僕らは自信を持ってやっていましたが、コメディとか痛快西部劇だと思って見に来たらすごいザクザク刺されて途中からハンカチ持ってきてなかったとか、そういう話を聞きました。──天海さんは蓬莱作品の出演は初めてですよね。天海蓬莱さんの作品は、穏やかに入って何気ない日常の話からザクザクくる。そして最後にはほんのり希望が見える。人間が生きていくことって辛いかもしれないけど、いいこともあるよっていうメッセージをいつも受け取ります。今回はスケールが大きいですよね。始まる前にもいっぱい話しましたけれど牡蠣工場だけの話ではなく一つの国、もしくはいろいろな所でそういう同じような事があるって。国的にも時代的にもありえるということじゃないかな、と思います。蓬莱さんは稽古中に「音」ってよくおっしゃいましたよね。それはずっと前から?鈴木僕も2作目なんですが、そうですね。気持ちをきちんと「音」にしてお客さんに届く形に出して欲しいということみたいです。あと一つ印象的なのが、感情があってセリフにしないでくれと、セリフに感情が遅れてついてくるようなリズム感でと言われたことです。僕の木村という役は、全体のテンポをコントロールする役割でもあったりするので、そこは常に意識してあまり気持ち優先で間延びしないようにすることを教えていただきましたね。あといい人ですよね。天海うん、 いい人。──好きなシーンやセリフを教えてください。鈴木僕はけケイちゃんとエリカちゃんがポンプ小屋で自分の気持ちを話してふたりで泣くところですかね。それこそ木村は自分だけが苦しいと思っていて生きているわけですが、フィクションの西部劇の世界、現実と繋がっていて。若い子達しかも自分がすごく仲良くしていたあの10代の女の子二人がこんなことを抱えながら笑顔でいたというところに初めて気がつくシーンです。あそこのシーンは、自分も若い頃に想像できていなかった。今でも鈍感だった自分を再確認させられているようで、すごく痛いけれども、好きなシーンですね。天海私は、ケイちゃんに誰かのせいにする生き方はやめなさいというシーン。究極の人生観と言うか、「誰かのせいにする生き方はやめなさい。人に迷惑をかけずに生きなさい。笑って、自分を恥じないでなりたい自分になりなさい」っていうのが一番かな。──これから作品を見られる方にメッセージをお願いします。天海多分いろいろなところで、ちょっとサク、サクっと痛いところがあり、悲しいなと思うことがあるかもしれませんが、自分もこういう風に生きたいな、こうするべきだな、と思えるような何とも温かくなるようなお話だと思っているので、ぜひ楽しみにしていただきたいです。そして、出演者スタッフ一同皆さんに楽しんで頂けるように心を込めて演じていますのでぜひ楽しみにしていただきたいと思います。私は少ししんどい役です。笑顔を封印し、愛する子供の為に強くあろうと戦っている人。でも亮平くん演じる木村の明るさや暖かさとかがこの物語をすごく救ってくれています。鈴木蓬莱さんに聞くと、天海さんは笑顔を封印してオーラをあえて抑えさせる役、僕は映像とかでやっているイメージのない舞台でしかやらせられない役を当てるのが好きだと仰っていました。そういう意味ではオーラを抑えた天海さんと困ってばかりいる私をお見せできると思います。天海ちょっと表現的には、暴力的なものもあったりするので、なかなかお子さんも是非っておすすめはできないかも知れませんが、もしよろしかったら親御さんとご覧になって、きちんと説明をしながら、どんなふうに思った?こういうことはよくないよね?とお話をしながらみていただけたらなと思います。お子さんはお子さんの立場で感じるものがたくさんあると思います。ちょっと厳しい表現方法もありますけれども、そこはそこでご家族でちゃんとお話しながら見ていただけたらと思います。鈴木広島ジャンゴ、 面白いですよ。<番組情報>天海祐希×鈴木亮平『広島ジャンゴ2022』作・演出 蓬莱竜太7月30日(土) 15:15~WOWOWライブ、WOWOWオンデマンドで放送・配信『広島ジャンゴ2022』ロゴ収録日:4月13日(水)収録場所:東京・Bunkamuraシアターコクーン作・演出:蓬莱竜太【出演】天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨芋生悠北香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林大貴宮下今日子池津祥子藤井隆仲村トオル番組公式サイト:
2022年07月21日2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』の製作発表会見が7月18日に行われ、海賊アンヌを演じる天海祐希、石川五右衛門役を務める古田新太、共演する高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、2度目の新感線出演となる生瀬勝久ら豪華キャストが勢ぞろいした。大ヒット舞台『薔薇とサムライ〜GoemonRock OverDrive』の12年ぶりの続編にして、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て、王国の混乱を収め女王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。新感線としては生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演が4年ぶりに復活する。五右衛門を演じるのは5度目となる古田は「すっかり飽きています」と早速の古田節。一方、天海は12年ぶりの女海賊アンヌ役に「よもや『バラサム』をもう1度とは。でも、鬱々とした空気を吹き飛ばせるのが『バラサム』ですし、私自身もアンナに会えるのが楽しみで、とてもワクワクしている」と期待を寄せた。天海祐希テーマはずばり“世代交代”。会見には新感線に初参加の石田ニコルと神尾楓珠、舞台出演が初めてとなる西垣匠らフレッシュな面々も出席し、古田は「初共演の若い衆と一緒でやれるのが楽しみ。おじさん、おばさんがいかに手を抜くか。それが本当に勉強になると思うので、よく見ておいて」と貴重なアドバイス。天海からは「美しく世代交代したい。新感線は私、これで最後になると思うので」とまさかの新感線引退を匂わせる発言も飛び出した。古田新太そんなベテラン勢の発言を受けて、石田は「ワクワクしていますし、全力で頑張りたい」と抱負を語り、「いただいた台本が分厚くて。昨日の本読みでは皆さんのパワーもすごいので、負けちゃダメだと食らいつきたい」と決意表明。「うれしさと同時に不安もありますが、大先輩の背中を見て頑張りたい」(神尾)、「初舞台なので、とにかく一生懸命にやろうと。学生時代、フェンシングをやっていたので、殺陣に活かせれば」(西垣)とこちらも闘志を燃やした。主宰・演出のいのうえひでのりも「若いフレッシュな俳優陣が楽しみですね」と期待感。同時に「それなりの蓄積と時間の経過があり、スキルもあがっているので、ミュージカル的にも新しい見せ方ができるのでは。楽しいお祭りになる」と作品そのものの進化にも貪欲な姿勢を見せた。座付き作家・中島かずきは「続編が成立するのも、新感線の長い歴史の中で、キャラクターが生き続けるおかげで、ありがたいこと。こういうご時勢なので、賑やかで元気が出る舞台になれば」と話していた。取材・文:内田涼撮影:田中亜紀<公演概要>2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』公演ビジュアル作:中島かずき作詞:森雪之丞音楽:岡崎司振付・ステージング:川崎悦子演出:いのうえひでのり出演:古田新太天海祐希 / 石田ニコル神尾楓珠 /高田聖子粟根まこと森奈みはる早乙女友貴西垣匠 / 生瀬勝久右近健一河野まさと逆木圭一郎村木よし子インディ高橋山本カナコ礒野慎吾吉田メタル中谷さとみ保坂エマ村木仁川原正嗣武田浩二冠 徹弥教祖イコマノリユキ藤家剛川島弘之菊地雄人あきつ来野良藤田修平北川裕貴紀國谷亮輔下島一成米花剛史駒田圭佑前原雅樹津曲希昌上田亜希子森加織島田風香髙橋優香【Band】岡崎司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田翔(Drums)【富山公演】9月9日(金)〜11日(日) オーバード・ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円 / B席 7,500円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【新潟公演】9月22日(木)〜25日(日) 新潟県民会館 大ホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 13,800円 / A席 11,000円お問い合わせ:サンライズプロモーション北陸TEL:025-246-3939(火〜金12:00〜16:00 / 土曜日10:00〜15:00)【大阪公演】10月5日(水)~20日(木) フェスティバルホール■チケット情報(全席指定・税込)S席 15,800円 / A席 12,500円 / ヤングチケット 2,200円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業)【東京公演】11月1日(火)〜12月6日(火) 新橋演舞場■チケット情報1等席 15,000円 / 2等席 10,000円 / 3階席A 8,000円 / 3階席B 3,500円 / 桟敷席16,000円発売日:9月18日(日) 10:00〜お問い合わせ:新橋演舞場TEL:03-3541-2600(10:00~18:00)チケット購入リンク:公式サイト:
2022年07月19日2022年劇団☆新感線 42周年興行・秋公演 SHINKANSEN☆RX『薔薇とサムライ 2-海賊女王の帰還-』の製作発表が18日に行われ、中島かずき(作)、いのうえひでのり(演出)、古田新太、天海祐希、石田ニコル、神尾楓珠、高田聖子、粟根まこと、森奈みはる、早乙女友貴、西垣匠、生瀬勝久が登場した。同作は新感線の人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品で、海賊アンヌ(天海)が石川五右衛門(古田)とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』12年ぶりのの続編となる。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる。古田は「石川五右衛門、5回目なんです。すっかり飽きています」と飄々としたコメントで笑わせ、「今回の楽しみは後ろに並んでいる初共演の若い衆と一緒にやれるということ。前面に並んでいる人たちはいつものメンバーなんで、面白いものにしたいと思っております」と意気込む。天海は「『バラサム2』はどうでしょうかと声をかけていただきまして、皆さんやっぱり鬱々としてまだ大変な状況ですから、これを吹き飛ばすくらいのものととして呼んでいただけるんだったら、もうお断りできない感じでした。私もやっぱりこうまたアンヌに会えるかと思うと楽しみだったので、今一番とてもワクワクしていると思います」と心境を表した。今回が初舞台となる西垣は「昨日の本読みでも皆さんの熱量だったり、作品への愛がすごく感じられて、これからの稽古がとても楽しみになりました。本当に右も左もわからないんですけど、がむしゃらに先輩についていこうと」と初々しい様子。舞台が2回目だという神尾は「不安の方が大きくて」と言いながら、「普段のドラマや映画の本読みとテンポが全然違った。いきなり間違えましたね。どんどんいく分、積み上げていく感じがすごくて。僕のセリフまでの間にすごい波が押し寄せてくるかのような感じで、その波に飲まれました」と圧倒されているという。実際、話の軸には「世代交代」があるということで、天海は「私たちはこれで終わりということなので、最後になるかもしれません」、古田は「できればフェードアウトしていきたい」といった発言も。天海は「美しく世代交代したいですね。どんどんフェードアウトできるように。本当に私、新感線は最後になると思うので、ぜひ足をお運びください」と集客を煽っていた。東京公演は新橋演舞場にて11月1日〜12月6日、富山公演はオーバード・ホールにて9月9日〜11 日、新潟公演は新潟県民会館 大ホールにて9月22日〜25日、大阪公演はフェスティバルホールにて10月5日〜20日。撮影:田中亜紀
2022年07月18日古田新太×天海祐希の大ヒット舞台『薔薇とサムライ』の12年ぶりの続編として注目を集める2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演 新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』のビジュアルが解禁、あわせて東京・大阪公演の詳細が発表された。本作は天海祐希扮する海賊アンヌが古田新太演じる石川五右衛門とともに大暴れする『薔薇とサムライ~GoemonRock OverDrive~』の続編であり、新感線の大人気シリーズ『五右衛門ロック』のスピンオフ作品。女海賊アンヌが、天下の大泥棒石川五右衛門の協力を得て王国の混乱を収め国王となって十数年が過ぎた頃、王国は新たな危機に直面し、アンヌは国民を守るために五右衛門とともに再び立ち上がる……。かつてのハリウッド映画の冒険シリーズものを連想させるサブタイトル“海賊女王の帰還”。このドキドキワクワクは、主宰・演出・いのうえひでのり、座付き作家・中島かずきが高校生の頃から35年間ブレずに貫き続けるたくさんの“好き”が詰まった新感線の作風そのもの。五右衛門とアンヌの冒険譚を歌・ダンス・アクションがたっぷり盛り込まれた舞台に期待が高まる。さらに新感線としては4年ぶりとなる、生バンドが入る“音モノ”Rシリーズ公演となる本作。生バンドの演奏に体を震わせ、現実から少し離れて楽しい気持ちを思い出し、また明日から頑張れる、人々に活力を与えられる作品を創り出す。ハマり役石川五右衛門を演じるのは、もちろん劇団☆新感線の看板俳優・古田新太。して物語の主人公となるアンヌを演じるのは、約4年に一度、新感線にとってはオリンピックイヤー的な存在の天海祐希。共演は、新感線初参加となる若手実力派の石田ニコルと神尾楓珠、お久しぶりの森奈みはる、もはや準劇団員として年に1作品のペースで参加する早乙女友貴、新感線初参加にして初舞台となる西垣匠、17年の『髑髏城の七人』Season風以来5年ぶり2度目の新感線参加となる生瀬勝久、そして古田に加えて高田聖子、粟根まことを始めとする平均年齢50歳の劇団員の面々も。そして久しぶりの“RX”で冠徹弥と教祖イコマノリユキが顔を揃え、総勢41名のキャストと5名のバンドメンバーとともに、今度は、“フルスペック新感線RX”で富山から新潟、大阪、東京へと走り抜ける!スタッフ&キャストコメント【作:中島かずき】「『薔薇サム2』がやりたいのよね」という柴原プロデューサーの一言がスタートだった。「こんなご時世だから、スカッと楽しい芝居がやりたいの」「『薔薇サム2』って、『薔薇とサムライ』の続編って事?完全にあの話の続き?」と聞くと「そう」と力強く頷く。2022年の秋公演、天海祐希さんの出演が決まり、新感線側も久しぶりに古田新太、高田聖子、粟根まことが並ぶ。確かに続編は可能だ。こういう時は、誰かが強く「やりたい」と思うものをやった方がいい。ということで、海賊女王アンヌが12年ぶりに戻ってくることになった。「だったら世代交代の話にしたい」と思った。女王として生きている彼女なら、時の流れの中で、国の行く末を案じ次世代への継承を考えているだろう。そのために若い世代のキャスティングをお願いした。石田ニコルさん、神尾楓珠くん、西垣匠くんという新鮮なメンバーに早乙女友貴くんが加わり、新世代の布陣が固まった。アンヌや五右衛門と対立する大きな存在が必要なのだが、そこを生瀬勝久さんが引き受けてくれて、頼もしい限りだ。さらに、前作から続投の森奈みはるさんが世界観を繋げてくれる。こうして新しい『薔薇サム』の船出が始まった。今回は『五右衛門ロック』シリーズとは少し違って、アンヌを主軸とした物語になる。五右衛門ももちろん重要なキャラだが、彼女をサポートする立場といえばいいか。峰不二子が主人公になった物語のルパン三世的なポジションだ。分かりにくいかな。まあ、それでも五右衛門らしさは随所に出るのでその辺もお楽しみにしていただきたい。とにかく、自分達が見たいものを詰め込むのが『薔薇とサムライ』だと思っている。今回も賑やかで派手で笑えてちょっとシリアスな舞台になるだろう。海賊女王アンヌと天下の大泥棒石川五右衛門の新たな航海、どんな波乱が待ち受けるか、ご期待下さい。【演出:いのうえひでのり】姐さん(天海祐希)にまた劇団☆新感線に出ていただくのであれば、こんな時期だし楽しい音楽モノ、つまり“R”モノがいい、だったらやはり『薔薇サム』でしょう!ということになりました。しかも“五右衛門ロック”シリーズのスピンオフでありながらも、タイトルで“五右衛門”を名乗らず、あえて『薔薇サム2』にしたほうが面白いよね!と。あくまでもこれは、姐さんから派生したもの、ということ。今回はアンヌが主軸となります。新感線の“R”シリーズ、つまり生バンドが入る“音モノ”芝居は、『メタルマクベス』以来なので4年ぶり。今回も、ベースはハードロックだったりはしますが、いろいろなジャンルの音楽満載でバリエーションも広がっていますから、ミュージカルシーンみたいなところはさらに精度を上げてお贈りできると思います。“世代交代”がテーマの一端だということもあって、今回はフレッシュな若手も多く参加してくれます。若い人にしか出せない新鮮かつ刺激的な空気が、この物語を力強く引っ張ってくれるのではないでしょうか。そして、古田演じる五右衛門というアイコンがいるだけで“なんでもアリ!”の世界観になるんです。ヨーロッパで刀を振り回している奴がいても、まったくOK。五右衛門はルパン三世でありスーパーマンであり、マーベルの『アベンジャーズ』シリーズでいえばアイアンマン的な存在ですね。それにしても、姐さんみたいに、あんなに強くて頼りになる女の人はいないんじゃないでしょうか。しかもそれを何十年も続けていらっしゃるのは、すごいですよ。その姐さんが、必要以上に何度も着替えて出てくる“着せ替え天海姐さん(©いのうえ)”は今回ももちろんやります!宝塚の現役時代をほうふつとさせる姿もあれば、前回やったオスカルみたいな、現役時代にはやられていない姿もあり。そこが『薔薇サム』ならではの魅力のひとつでもありますので、みなさんどうぞお楽しみに。さらに、東京公演の新橋演舞場には花道がドーンとあるわけで。花道、もちろん使います!姐さんが、花道を颯爽と走るのは『阿修羅城の瞳』以来。ここもまた見せ場になると思います、ご期待ください。【古田新太】久しぶりの五右衛門スタイルだけど、今回、ブーツで高下駄じゃない。衣裳も、綿入れみたいだった時は暑いけど柔らかかった。暑いってことは同程度で、素材が固くて動きにくいので、あれでは泥棒は無理だね(笑)。でも公演を重ねるごとに大きくなっていった頭が今回は若干小さくなって、新宿コマ劇場でやった初回の五右衛門くらいのサイズになりました。でも今日の衣裳は、思ったより大人っぽい。オイラも、もうおじいちゃんだからさ。いよいよ60歳の声も聞こえてきたところだし。ゆりちゃんは、本人に言うと嫌がるかもしれないけど、やっぱり派手な役がすごく似合う人だと思うんですよ。そしてそういう派手な役柄って、新感線の舞台であれば臆面もなくできるじゃないですか。他の舞台だともっとリアルな世界観になるだろうし、そう考えるともともとの宝塚時代からのファンの方々は新感線に出ている時のゆりちゃん、しかも今回はアンヌ・ザ・トルネードですからね、おそらく大好物なんじゃないかと思うんですよね。だいたい、あそこまでの格好をしてくれるのはもう新感線の舞台に出る時だけだから。みんなが見たいゆりちゃんが、きっと今回も見られると思いますよ。みなさんが楽しんでいただけるメンツを、今回も集めました!そしてゆりちゃんの艶姿に、みなさん期待してください。五右衛門以下、劇団員たちはそれを邪魔しないように精々がんばります!【天海祐希】「薔薇サムの続編をやりたい…」と聞いた時は、「嘘でしょ?」と思いましたよ。だってあれから12年ですよ?私も古田さんも大丈夫なんだろうかと(笑)でもね、「せっかく劇団☆新感線と天海祐希の組み合わせで公演予定があって。この数年、コロナ禍で辛い思いをした皆さんに、どうしたら元気や笑顔を届けられるか。これはやはりバーンと派手な演目が良いでしょ?そこで薔薇サムですよ。」と、口説かれたら…そりゃもう賛同する思いしかなかったです。前回は、海賊から新米女王でしたが、今回はきっと貫禄ある女王になっているのでは?衣装も髪も今回は白ですから(笑)また古田さんとご一緒させて頂けるのは、幸せの極み!神様的な方ですから!居てくださるだけで心強い!そして頼もしい劇団☆新感線の皆様に尊敬する生瀬勝久さんも!フレッシュな方々ともご一緒できるのは、本当に楽しみです。私、よくよく考えると、劇団☆新感線には大体4年に一度、出演させて頂いてるんですよね。オリンピックイヤー並に(笑)大感謝祭、劇団☆新感線&天海祐希イヤーとなれる様に。皆様に楽しんで頂ける様に。頑張りたいと思います。この数年、皆様それぞれ本当に大変な思いをされた事と思います。勿論、演劇界も。だからそんな事も吹き飛ばせるくらいにお祭り騒ぎの様な作品になれば…と思っています。皆様、是非とも奮ってご参加くださいませ!公演概要2022年劇団☆新感線42周年興行・秋公演新感線☆RX『薔薇とサムライ2−海賊女王の帰還−』作:中島かずき作詞:森雪之丞音楽:岡崎司振付・ステージング:川崎悦子演出:いのうえひでのり出演:古田新太天海祐希 /石田ニコル神尾楓珠 /高田聖子粟根まこと森奈みはる早乙女友貴西垣 匠 / 生瀬勝久右近健一河野まさと逆木圭一郎村木よし子インディ高橋山本カナコ礒野慎吾吉田メタル中谷さとみ保坂エマ村木 仁川原正嗣武田浩二冠 徹弥教祖イコマノリユキ藤家 剛川島弘之菊地雄人あきつ来野良藤田修平北川裕貴紀國谷亮輔下島一成米花剛史駒田圭佑前原雅樹津曲希昌上田亜希子森 加織島田風香髙橋優香【Band】岡崎 司(Guitars) 松﨑雄一(Keyboards) 髙井 寿(Guitars) 大桃俊樹(Bass) 松田 翔(Drums)公式サイト: 【富山公演】2022年9月9日(金)〜11日(日)会場:オーバード・ホールチケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~料金:S席 13,800円A席 11,000円B席 7,500円(全席指定・税込)お問合せ:サンライズプロモーション北陸025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00)【新潟公演BSN新潟放送開局70周年】2022年9月22日(木)〜25日(日)会場:新潟県民会館 大ホールチケット発売日:2022年7月2日(土)10:00~料金:S席 13,800円A席 11,000円(全席指定・税込)お問合せサンライズプロモーション北陸025-246-3939(火〜金12:00〜16:00/土曜日10:00〜15:00)【大阪公演】2022年10月5日(水)~20日(木)会場:フェスティバルホールチケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜料金:S席 15,800円A席 12,500円ヤングチケット 2,200円(全席指定・税込)お問合せ:キョードーインフォメーション0570-200-888(11:00~16:00 ※日・祝は休業)【東京公演】公演日程11月1日(火)〜12月6日(火)会場:新橋演舞場チケット発売日:2022年9月18日(日)10:00〜料金:1等席 15,000円2等席 10,000円3階席A 8,000円3階席B 3,500円桟敷席16,000円お問合せ新橋演舞場:03-3541-2600(10:00~18:00)
2022年06月01日映画『死刑にいたる病』(5月6日公開)の公開記念舞台挨拶が7日に都内で行われ、阿部サダヲ、岡田健史、岩田剛典、白石和彌監督が登場した。櫛木理宇の同名小説を白石和彌監督が映画化した同作。理想とは程遠いランクの大学に通い、鬱屈した日々を送る雅也(岡田健史)の元に、ある日稀代の連続殺人事件の犯人・榛村(阿部サダヲ)から1通の手紙が届く。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」という榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。殺人鬼役となった阿部だが、役作りについて聞かれると「普通の人ですからね。あの本当に普通に演じました。普通の人に見えるように。普通ってなんですか?」と自問自答。「この人は殺してないだろうなと思われるような。『晴れ、ときどき殺人』みたいな、そんな感じでした」と表し、岡田は「名言ですね」と讃える。また作品タイトルにちなみ自身のハマっているものを「〇〇にいたる病」と表現するコーナーでは、「爪が顔にいたる病」と掲げた阿部。作中で演じた榛村が爪に執着していたことから「撮影が終わってからも爪を見るようになって、爪を見てると、爪が顔に見えてくる。左手の薬指の爪を見てると、天海祐希さんに見えてくる」と珍発言で会場はざわつく。「本当に?」と訝しがる岡田に、阿部が爪を見せるも「いやあ……」と戸惑いの空気に。阿部は自分の爪に「ねえ、天海さん?」と話しかけていた。
2022年05月07日やっぱり、天海祐希は格好いい。様々な場面風景の中でもカッコ良かった。耳が痛くなる轟音と共に開演した第1幕。そこは大きな牡蠣工場。牡蠣といえば広島。多くの男女が働き、広島といえばプロ野球の広島カープ。やがて応援歌、「カープ、カープ、カープ広島」の大合唱。ところが唯一、場違いのように黙々と牡蠣をむき出す作業を続ける女性、それが天海が演じる山本。従業員仲間の誘いに耳をかさず、口数が少ない。天海は作業着で静かな佇まいからして、カッコいいのである。撮影:引地信彦「すいません、明日はせっかくの休みの日」。こんな台詞から始まった。娘がいるシングルマザーでパートタイマー。これまでの役柄と大違いのごく普通の主婦だ。しかし、そんな訳はない。天海本来の弾ける役どころがあるはずだ。この女性は、亭主を殺したというのである。作・演出の蓬莱竜太は主に等身大の家族、家庭、人物や集団を書いてきた。ただし、登場人物は心に一物、背に荷物を持つような背景がある人々だった。母親の山本は突然、ガラリと別人になる。鈴木亮平が演じる工場のシフト担当・木村が見た夢の中に登場した。そこは西部の町ヒロシマ。それぞれが西部劇の世界と交錯する、という破天荒な仕掛け。天海の山本は何と、子連れのガンマン・ジャンゴ。ここからが格好いい第2章。ジャンゴの愛馬ディカプリオになってしまった木村に「馬だろ!」と怒鳴りつけてから、ようやく台詞は激しく、多く、あの暴れる天海に向かっていった。撮影:引地信彦ピストルの一撃で悪党をやっつけ、多人数との決闘シーン、あるいは荒くれどもにリンチされる。笑顔がほとんどない演技、ジーンズにカウボーイハット。まるでマカロニウエスタンのクリント・イーストウッドじゃないか。舞台奥に去っていく姿なんぞ、拍手を送りたくなった。亭主を殺したとされるヒロイン天海。しかしー。実は娘の仕業だった。母を殴っていた父のDV。母をかばっていたのだった。母は娘をかばい、娘は母を慕う。蓬莱の母と娘の愛情物語だと分かるのである。撮影:引地信彦マイク片手に歌いまくる鈴木、悪徳工場長と町のボスの仲村トオル、猛烈なカープファンの従業員。とにかく騒々しいドタバタ劇でご都合主義とも見えるエンタテインメント芝居。その演劇世界でも天海のガンマンぶりはスカッとさせるカッコ良さだった。(4/6所見)『広島ジャンゴ 2022』4月30日(土)まで、東京・渋谷Bunkamuraシアターコクーンにて上演中。【ライブ配信】4月14日(木)23:59までアーカイブ配信あり詳細は下記サイトにてご確認ください。プロフィール大島幸久(おおしま・ゆきひさ)東京都生まれ。団塊の世代。演劇ジャーナリスト。スポーツ報知で演劇を長く取材。現代演劇、新劇、宝塚歌劇、ミュージカル、歌舞伎、日本舞踊。何でも見ます。著書には「名優の食卓」(演劇出版社)など。鶴屋南北戯曲賞、芸術祭などの選考委員を歴任。「毎日が劇場通い」という。
2022年04月14日第一三共ヘルスケア株式会社(本社:東京都中央区)は、天海祐希さんを起用した新TV-CM、トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇とトランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇を、2022年3月16日(水)から全国で放映いたします。本CMに登場される女優・天海祐希さんは、幅広い年代の女性の憧れの存在。さまざまな女性のしみのお悩みに寄り添いたいというブランドの思いを託される形で、2018年より「トランシーノ」イメージキャラクターを務めています。今年もしみ対策や透明感ケアのシーズンインに向け、メッセージを伝えていきます。今回公開する2本のTV-CMでは、潔いシンプルな空間を使用し、天海さんの凛とした美しさをさらに際立たせました。天海さんの透き通るような美肌と、シミケアにも一切妥協しない力強いまなざしにご注目ください。なお、本日3月15日(火)より下記にて、新TV-CM動画及びメイキングムービーをご覧いただけます。トランシーノ ホワイトCクリアTV-CM「シミケアに、答えを」篇よりトランシーノ ホワイトCクリア新TV-CM「シミケアに、答えを」篇YouTube URL: 動画1: トランシーノ薬用スキンケアシリーズ新TV-CM「スティック、誕生」篇YouTube URL: 動画2: 「メイキング」YouTube URL: 動画3: 「トランシーノ」ブランドサイト: ※CMギャラリーぺージは3月15日9時以降に更新されます。■ ■TV-CMストーリー/トランシーノホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇(15秒)「出口の見えないシミケアに、答えを」というセリフとともに、天海さんが登場。医薬品の力でメラニンを抑制・無色化※・排出し、体の内側からシミを薄くする「トランシーノ ホワイトCクリア」の特長を、天海さんの説得力ある声とまなざしで伝えます。※黒色メラニンを無色化■ ■TV-CMストーリー/トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇(15秒)真っ白な背景の前で、天海さんが「私は逃さない」と一言。スティックタイプとエッセンスタイプの美白※美容液をW使いすることで、徹底的にシミに挑む、そんな新しいトランシーノのケアを印象的に伝えます。「シミの根源を無力化へ」と、シミのない素肌を目指す人たちに向けて、力強いメッセージを送ります。※メラニンの生成を抑え、しみ・そばかすを防ぐ■ ■TV-CMの見どころ天海さんの内側から溢れる素肌美と凛とした佇まいがトランシーノの自信を表現した、期待感あふれるCMとなっています。「シミケアに、答えを」篇の堂々とした存在感、「スティック、誕生」篇のやわらかくも端正な姿。商品ごとにムードの異なる天海さんの演技と世界観にぜひご注目ください。どちらの衣装も、フェイスラインやデコルテ周りの美しさを際立たせるために特別にデザインされたものです。セリフの言い回しから身体の角度、目線の配り方まで、細部にまで美へのこだわりが詰まった映像を、繊細さと華やかさが融合して明るい未来を予感させるサウンドが盛り上げます。■ ■撮影時のエピソード◇トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇表情の作り込みからセリフの細かな言い回しまで、監督と丁寧に話し合いを重ね、一切妥協せずにベストな見え方を追求する天海さん。モニターに映る横顔の美しさに、スタジオ全体から自然と拍手が起こる場面も。◇トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇颯爽としたシャツスタイルの天海さん。撮影現場では、監督からのオーダーにも「お任せください」と心強いお返事。ひとつのセリフでも、クールな言い方から柔らかなトーンまで様々なパターンにトライしました。■ ■メイキングTV-CMの公開に合わせて、メイキング動画を公開します。撮影中の真剣な表情や、トランシーノのブランドカラーである青い花束を受け取ると「見て、“トランシーノブルー”」とカメラに近づくお茶目な姿など、天海さんの様々な表情が垣間見える、撮影の裏側を収めました。「メイキング」YouTube URL: ■ ■TV-CM概要放映開始日:2022年3月16日(水)放送地域 :全国タイトル :トランシーノ ホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇出演 :天海祐希■ ■プロフィール◇天海 祐希さん生年月日:1967年8月8日 出身地:東京都1987年に宝塚歌劇団入団。1995年に退団。翌1996年から女優として本格的に活動を開始。CM、ドラマ、映画、舞台へ活躍の場を広げている。主な出演作にドラマ『離婚弁護士』『女王の教室』『Around40〜注文の多いオンナたち〜』『BOSS』『緊急取調室』『トップナイフ天才脳外科医の条件』、映画『アマルフィ女神の報酬』『カイジ』『恋妻家宮本』『最高の人生の見つけ方』、『老後の資金がありません!』舞台『阿修羅城の瞳』『薔薇とサムライ』『蒼の乱』『子供の事情』『修羅天魔〜髑髏城の七人season極』など多数。■ ■制作スタッフリストCD:渡辺 哲也AD:金丸 早紀PL/CW:梅澤 麻美/小野崎 花奈CP:木村 千沙子AE:田口 英/三輪 直紀/長谷川 宗彦/美保 紗彩/栗林 有沙Casting:齋藤 祥子Pr:堤 麻里子/磯野 泰世PM:高橋 蘭/中路 久梨子/矢野 直希Dir:藤安 広人Cam:鏑木 穂Light:上野 敦年Art:丹羽 麻里奈HM:稲垣 亮武Sty:えなみ眞理子Music:鮫島 充■ ■トランシーノホワイトCクリア「シミケアに、答えを」篇(15秒)ストーリーボード■ ■トランシーノ薬用スキンケアシリーズ「スティック、誕生」篇(15秒)ストーリーボード■ ■製品についてトランシーノ ホワイトCクリア 第3類医薬品 60錠/120錠/240錠しみ、そばかすの緩和に。累計売上本数550万本突破※1のしみ・そばかす対策薬。製品特長:・しみ対策成分L-システイン240mg、ビタミンC1000mg配合※2・しみのもととなるメラニンの過剰な生成を抑制・出来てしまった黒色メラニンを無色化・ターンオーバーを整えメラニンの排出を促進※1 2018年1月~2022年2月 累計出荷本数(60錠、120錠、240錠合算)※2 いずれも成人(15歳)1日量 トランシーノ薬用ホワイトニングスティック 医薬部外品【2022年2月10日(木)発売】(販売名:DSホワイトスティック)5.3gしみを作りたくない部分を集中ケアする、美白スティック状美容液。製品特長:・美白有効成分「トラネキサム酸」配合。しみの根源にアプローチし、メラニン生成連鎖を抑制・ゾーン使いしやすいなめらかなスティックで、しみを作りたくない部分を集中ケア・滞りがちなターンオーバーのサポートや、外的刺激から肌が受ける影響などにも着目した処方 トランシーノ薬用ホワイトニングエッセンスEX2 医薬部外品※「2」は正しくはローマ数字(販売名:DSホワイト美容液c)30g/50g独自の浸透※アプローチで深く※届き、しみの根本原因を抑える美白美容液。製品特長:・美白有効成分「トラネキサム酸」配合・トラネキサム酸などの成分の浸透をサポートする独自処方。肌にくまなくなじませやすいミルク状。うるおいつつ、べたつかない使用感※角質層まで 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月15日女優の天海祐希が出演する、第一三共ヘルスケア・トランシーノ ホワイトCクリアの新CM「シミケアに、答えを」編、トランシーノ薬用スキンケアシリーズの新CM「スティック、誕生」編が、16日より放送される。新CMでは、天海がシンプルな空間で透き通る美肌と力強い眼差しを披露。「シミケアに、答えを」編は、天海が「出口の見えないシミケアに、答えを」というセリフと視線で同商品の魅力を伝える。「スティック、誕生」編では、真っ白な背景の前で、天海が「私は逃さない」と一言。さらに「追撃せよ」と力強くメッセージを送る。どちらの衣装もフェイスラインやデコルテ周りの美しさを際立たせるために特別にデザインされたものを着用し、美しさにこだわった映像になっている。撮影では、表情からセリフの細かな言い回しまで、丁寧に話し合いを重ねる姿が印象的だった天海。モニターに映る天海の横顔の美しさに、スタッフから自然と拍手が起こる場面もあった。また、監督からのオーダーにも「お任せください」と答え、様々なパターンを披露。撮影終了後に花束を受け取った天海はカメラに近づき、「見て、“トランシーノブルー”」と同商品のイメージカラーをアピールするなど、お茶目な姿も見せていた。
2022年03月15日活躍著しい劇作家・演出家の蓬莱竜太が、広島市の企画プロジェクトで地元の劇作家と共作し、2017年に広島で上演した『広島ジャンゴ』。今回、フィクションとエンタテインメント性を高めて再構築、『広島ジャンゴ 2022』として上演する。物語の舞台は現代の広島の牡蠣工場。周囲にまったく合わせようとしないシングルマザーのパートタイマー・山本(天海祐希)に手を焼いている、シフト担当の木村(鈴木亮平)。ある日木村が目覚めると、そこはワンマンな町長(仲村トオル)が牛耳る西部の町・ヒロシマだった!?子連れガンマン・ジャンゴとして現れる山本、木村はなぜかジャンゴの愛馬・ディカプリオとして、町の騒動に巻き込まれていく…。ダブル主演の天海と鈴木が、作品と意気込みを語った。COCOON PRODUCTION 2022「広島ジャンゴ2022」チケット情報何度も観てきた蓬莱作品への初参加を喜ぶ、山本役とスゴ腕ガンマン・ジャンゴ役の天海。「深くて鋭いところを突かれるけれど、最後にはどこか希望がある。蓬莱さんの世界観の一員になれることが楽しみです」。鈴木は2019年の『渦が森団地の眠れない子たち』に続き2回目の参加だが、もともと蓬莱作品のファン。「次に舞台をやるとしてもぜひ蓬莱さんと」という思いが早くも叶った。今回演じるのは、木村役としゃべれてラップもできる馬のディカプリオ役。「すごく翻弄される役であり、物語を回していく役。やりがいがありますし、燃えますね」。映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来、13年ぶりの共演となるふたりは「初共演のようなものなのでとても楽しみですし、とても頼りにしています。単純に私より身長の高い方と横に並べるのはすごくうれしい(笑)」(天海)、「前回はまだ先輩方のお芝居を観ている時期。そんな僕とも会話してくださり、その後ずっと拝見してきていたので今回ご一緒できるのは感慨深いものがあります」(鈴木)。広島弁が飛び交う異色の西部劇とは?「職場の飲み会って行かなきゃいけないの?というテーマが西部劇になり、西部劇のフィルターを通すことでいろいろな問題がより浮き上がってくる。演劇でしかできない世界で、それを余すところなくお客様に伝えられたらと思います」(鈴木)、「西部劇の形ですが、そのまま現代につながる話で本当におもしろい作品。必ずどなたかは自分と似ている役柄が出てくると思います。もう、精一杯やるだけ。熱量を感じていただけたら」(天海)。ふたりともこれからの稽古が楽しみだと話す。作・演出の蓬莱もコメントを寄せた。「東京から広島にやって来た人が主人公のお話。東京の人は東京側の視点で、大阪公演ではぜひ西に住む方の視点で楽しんでほしいです」。取材・文:高橋晴代
2022年03月02日作・演出の蓬莱竜太が、西部劇に現代の問題を映し出す『広島ジャンゴ2022』。お尋ね者のガンマンを演じる天海祐希、その愛馬に扮する鈴木亮平は、そこでどう奮闘していくのか。役者として、そしてひとりの人間として、描かれるテーマについて語ってくれた。工場のパートタイマー×シフト担当が西部劇の凄腕ガンマン×愛馬に──『広島ジャンゴ2022』は、広島の牡蠣工場から西部劇へと展開していくユニークな作品です。それぞれの役柄から教えていただけますでしょうか。鈴木では、まずは僕からわかりやすく説明しますと(笑)。僕は広島の牡蠣工場で、従業員のシフトを組んでいる木村という役を演じます。そして、天海さんが演じられるのが、そこに新しく入ってきたシングルマザーのパートタイマーの山本さんで、彼女が残業もしない、みんなとの飲み会にも参加しないということで、中間管理職として会社と山本さんの板挟みになっているんです。ところが、ある日目覚めたら、西部劇の世界に入っていて、山本さんはジャンゴという流れ者の凄腕ガンマンになっており、僕はジャンゴの馬のディカプリオになっているという流れになっています。天海ありがとうございます。鈴木さんが説明してくださった通りで、ひとりの人間を山本とジャンゴで表現できるのが、すごく面白いなと思っているんですけど。どちらも、背負っているものや自分の気持ちをしゃべらない寡黙な感じで、どちらも、その理由が後々わかっていき、そのすべてを鈴木さんの演じる木村さんとディカプリオが目撃していくので。彼がそこでどう振る舞い、何に気づいていくのかというところは、おそらくお客様の目線と同じではないかなという気がしています。鈴木そうですね。木村は独身の男性で、女性であり、シングルペアレントである山本さんが背負っているものに、最初はまったく想像が及んでいないんです。そんな鈍感で無知な青年が、西部劇の世界に行って翻弄されて、戸惑いながらもいろいろなことを目撃していき、木村がストーリーを回していくことにもなるので、きちんとリアリティを持って、緩急をつけつつ、お客様に楽しんでいただけるように伝えられたらなと思っているところです。あと、今回は歌があるのが心配で、さっきも天海さんに相談していたんですけど(笑)。気持ちが伝わればいいということと、木村が歌っているのであって僕が歌うわけじゃないから大丈夫だということを言っていただきました。天海そうです、そうです。物語の中にちゃんと入っていればいいと思うんです。それに、鈴木さんは何でもできるので大丈夫。私自身も、いつも傍らに鈴木さんの木村ディカプリオがいてくれると思うと、安心してできるなと思っていて。今回の役は、皆さんに想像していただくいつもの私とはちょっと違って、山本もジャンゴも、外から見ると強いけれども、内側にはものすごく葛藤があって、強くならざるを得なかった理由もあるので。誠実に生きなければいけないなと思っているんです。お互い、イメージとは違うキャラクターが見られるのが楽しみ――天海さんはいつものイメージとは違う役とのことですが、鈴木さんは天海さんの、そして天海さんは鈴木さんの役についてどんなところが楽しみですか。鈴木今回の天海さんは、あまり拝見したことがない感じになる気がしていて。山本もジャンゴも実は繊細で脆く壊れやすくて、そういう面を見せるシーンが魅力的になるだろうなと思うので。お客様も楽しみにしていただきたいなと、生意気ですが思っています。天海そういう意味では、鈴木さんも今回の役は、多くの方が持っているイメージとは違いますよね。容姿を含めてスケール感があるので、自分から行動を起こす、引っ張っていくといった能動的な役が多かったと思うんですけど、今回は、翻弄されるという受動的な役ですから。鈴木さんの中にも必ずある繊細さで、木村がどう成長していくのかを、すごく丁寧に探求し、お芝居で表現してくださるのではないかなと楽しみにしています。鈴木蓬莱さんは、前回ご一緒した『渦が森団地の眠れない子たち』でもあまり色のない役をくださったんですが、今回も強くも弱くもないひとりの人間を演じられるのがすごくうれしくて。燃えますね。天海蓬莱さんは、一色ではない人間のいろいろな面を丁寧に描いてくださるので、私たちも、また別の面を引き出していただけるのではないかと思っています。──蓬莱さんの作品には、鈴木さんが2度目、天海さんは初めての参加になりますが、どんな印象をお持ちですか。鈴木僕は『渦が森団地──』でご一緒する前から蓬莱さんの作品のファンで、何を観に行っても面白くて、心に刺さるものがある。それを帰ってから反芻するところまで含めて楽しめるのが、いつもいいなと思っています。天海私も何度か拝見していて、私が観た作品は、ごくごく穏やかな日常が描かれる中、ちょっとしたきっかけで世界が変わり、歯車が狂い始め、人間の深層心理が浮き彫りになっていく様子が描かれていて、なんて鋭いところを衝かれるんだろうと感じました。それでいて、ちょっとした幸せがあり、安らぎがあり、希望がある。今回もまさしくそんな世界が描かれていくのではないかと思っています。鈴木物語の発端は、職場の飲み会には行かなくてはならないのか、という本当にありがちな問題なんですよね。でもそこからどんどん、労働環境とか同調圧力とかDVとか、現代の諸問題が浮き上がってきて、どうすればちょっとでも良くなるのかなと木村が一歩踏み出していく。観てくださる方もそれぞれに、自分の生活の中で一歩踏み出してみようと思える何かがあるんじゃないかなと思います。天海現代の問題を全部、登場人物それぞれに振り分けているような気もしますよね。だから、自分と似た人が必ずいて、それぞれが時代や環境とどう闘い、折り合いをつけていくのか、興味を持って観ていただけると思いますし。家族や友人との小さな諍いに見えたり、国家間の争いに見えたりもするので。蓬莱さんの脚本に改めて驚愕しますね。鈴木天海さんのおっしゃるように、小さいけど大きな話が、演劇でしかできない世界があると思います。それを余すところなくお伝えできればなと思っています。自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたら──ちなみに、おふたりはそれぞれ、理不尽な問題にぶつかったとき、どんなふうに乗り越えられていますか。天海自分が変わることでその問題がいい方向に変わりそうであれば、まず自分を変えます。問題を起こしている人を変えようとしても難しいので、その人に対する態度を自分が変えることでいいほうに転がるんだったら、そのくらいは柔軟にやればいいかなと。年々固くはなりますけど(笑)。鈴木僕はまず、相手の立場になって考えてみます。自分の中で一度理解しようとしたうえで、じゃあ相手が変わるにはどうしたらいいかなと考える。でも、天海さんがおっしゃったように人を変えるのってすごく難しいことだから、見込みがないなと思ったら、もうそこから離れます。勇気を持って。天海私は、でも、自分ではなく、誰かが困ってつらい思いをしているのを見ると、けっこう言っちゃうんですよね(笑)。周りの人にも自分の考え方が間違えていないか確認して、冷静に判断してから、「あなた間違ってますよ」って話しに行く。年齢が上がってきたからよけいにできることではあるんですけど、「それは良くないですよね」って言っちゃいます。鈴木さすがですね。──もしかしたら、「こんなときどうするか」というような話をしながら稽古が進むのかもしれないなと思ったりもしますが、稽古にはどんなふうに臨みたいと思われていますか。天海舞台の稽古の醍醐味は、みんなで一緒にご飯を食べたりお酒を飲んだりしながらコミュニケーションを取っていくことにあると思うんです。ぐちゃぐちゃしゃべりながら、「ここのシーンはこう思う」「いや違う」なんてちょっとぶつかったりするのも素敵なところで。今はそれがなかなかできない状況になりましたけど、稽古場ででき得る限りのコミュニケーションを取りつつ、お互いのお芝居を見て、自分たち自身が心を動かされながら、稽古していけたらいいなと思いますね。やっぱり稽古場でぶつけ合うしかないですもんね。そうしてたくさん恥をかいて、怪我をして、いろいろ打たれながら自分が強くなっていく。それは舞台の稽古場じゃないとできないことだと思っています。鈴木そうですね。そういう意味では、蓬莱さんの稽古場は、恥をかきやすい形を作ってくださるんです。上手くいかなくてもみんなが受け入れてくれて、平和な空気の中で進んでいくので、いろいろ試せる。だから、そこで皆さんがどういうお芝居をされて、それによって自分のお芝居がどう変わっていくかというのが、やっぱり楽しみですね。選択肢が増えたからこそ際立つ“1回限り”であることの魅力──コロナ禍の今舞台に立つことには、どんな思いを持っていらっしゃるでしょうか。天海この2年、直に人と会えることは当たり前じゃなかったんだと気づき、劇場で知らない人たちと一緒にひとつのものを観て、同じ時間と空間と感動を分け合えることのありがたさをひしひしと感じたと思うんです。だから今回も、皆さんの目の前で演じられることの貴重さと幸せを感じながら、精一杯やるだけだなと思っています。そして、蓬莱さんの脚本に詰まっているものをどう受け止めていただけるか。それが楽しみですね。鈴木僕も、最近舞台を観に行って拍手をしながら、「この舞台良かったよね」っていう思いをみんなで共有できる幸せを感じたんですけど、それって本当にその場でしか味わえないものなんですよね。見逃し配信など今そこにいなくても楽しめるものが増えている時代で、その場に行かないと感じられない、1回限りであるという、このライブのエンタテインメントの魅力は、より際立ってくると思っています。天海だからこそ、熱量を感じていただける舞台にしたいですね。鈴木はい。ただ「面白かった!」でもいいですし、いろいろなことを感じていただけたらうれしいです。取材・文:大内弓子撮影:源賀津己
2022年02月24日堀田茜&泉澤祐希のW主演で、「東京カレンダーWEB」で話題沸騰の連載小説のコミカライズをドラマ化する「恋と友情のあいだで」が3月放送・配信。男女それぞれの視点で2つのストーリーを描く。原作は、東京カレンダーWEBサイトにて2018年から連載された小説。大学時代に同じゴルフサークルで出会ったヒロイン・相沢里奈とサークルの人気者・一条廉という、恋と友情のあいだで揺れる男女それぞれの視点から交互に語られるストーリーが連載時から大きな話題を呼び、「東カレ」アプリのコメント欄は常にヒートアップ状態だったという人気作。この小説を「ファイブ」などで知られる漫画家ふるかわしおりが完全コミカライズ、この度、そのコミックをフジテレビTWOドラマ・アニメとひかりTV(NTTぷらら/アイキャスト)共同制作でドラマ化した。今作でヒロイン・里奈を演じるのは、モデルとして多数の雑誌に出演しつつ、その飾らず明るいキャラクターでバラエティ番組をはじめ、ドラマ、映画、CMなど多方面で活躍している堀田茜。今作が初のドラマ主演となる。廉を演じるのは、6歳から子役として活動し、NHKの大河ドラマや連続テレビ小説をはじめ数々の映画、ドラマに出演している実力派俳優の泉澤祐希。都会の中で悪戯に交差する里奈と廉の人生を<里奈Ver.>はフジテレビTWOで、<廉Ver.>はひかりTVで3月に放送・配信予定。<里奈Ver.>また、今回のドラマ化にあたり、ふるかわしおりがドラマをイメージした描き下ろしイラストも到着している。<廉Ver.>堀田茜コメントすれ違い続ける里奈と廉。そんな二人の各々の視点から描かれるラブストーリーは、とても新鮮だと思います。初めてこの台本を読んだ時、人生は一瞬一瞬のタイミングと決断の積み重ねで成り立っていて、その上で今生きているんだと思うと、一種の怖さのようなものさえ感じました。あと一歩の勇気が踏み出せなかったり、自分の本当の気持ちに気付かないふりをしてしまったり、そんな誰にでもある後悔を経験し成長していく里奈を丁寧に、そして"生々しく"演じられたらなと思います。是非楽しみにしていてもらえると嬉しいです!泉澤祐希コメント一条廉役の泉澤祐希です。今まで、こういった恋愛ものはあまりやってこなかったので新境地ですが、意識せず、監督、キャストの方々と共に一条廉を作り上げられたらと思います。里奈サイド、廉サイドと二人のどちらの気持ちにも寄り添って進んでいくので、より共感していただける作品になっていると思います。僕も台本を読んだ時、いや、うん、、わかるよ、分かるけどバカだね~、、と思いながらニヤけながら読みましたので、是非皆さんもこの作品を見ながら、テレビに向かってツッコミを入れつつ楽しんでいただければと思います。コミック作画・ふるかわしおりコメント初めまして、漫画家のふるかわしおりです。この度「恋と友情のあいだで」をドラマ化していただく運びとなりました。今回はコミカライズ版のドラマ化ということで、漫画ならではの表現を忠実に再現していただきとても嬉しいです。キャストさんもキャラクターにピッタリなのでとても素敵な世界観になっていると思います。大学生から社会人そして結婚…そのもっと先までストーリーが展開していくので、共感したり、懐かしく思ったり「港区女子って噂には聞いてたけどこんな感じなの!?」とビックリしたり、楽しんでいただけるのではないでしょうか。ぜひ漫画と併せてご覧ください!「恋と友情のあいだで」は3月、<里奈Ver.>フジテレビTWOドラマ・アニメ/フジテレビTWOsmartにて、<廉Ver.>ひかりTVテレビサービス「ひかりTVチャンネル」/ビデオサービスにて放送・配信(各5話/全10話)。(text:cinemacafe.net)
2022年01月17日1月3日(月)今夜放送となるスペシャルドラマ「緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」より、クランクアップ写真が到着した。天海祐希演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本シリーズ。2021年放送の第4シーズンは、鉄壁のキントリがまさかの解散という局面を迎え、幕を閉じた。今作では、かつてキントリに在籍していた「サイバー犯罪対策室」の玉垣松夫(塚地武雅)や、捜査一課刑事・生駒亜美(比嘉愛未)&酒井寅三(野間口徹)も新たに加わり、臨時再結成されたキントリが、第4シーズンのラストで発生した8億円強奪事件に挑む。そんな最大級の緊張と興奮が渦巻く撮影の日々を過ごしたキャスト陣は、次々と充実感あふれる表情でクランクアップ。天海さんは、自身が出演していないシーンであっても、共演者をねぎらうため、クランクアップの現場に駆けつけた。12月某日に迎えたクランクアップでは、「視聴者の皆さんに、お正月から『キントリ』を見ていただけることがとても幸せです」と至福の表情を浮かべ、「こんなにも早く皆さんにまた会えるとは思っていなかったので、とてもうれしく、撮影も楽しかったです。新メンバーもすごく力強く、一生懸命頑張ってくださり、本当にありがとうございました!」と挨拶した天海さん。撮影中、特に印象的だったのは、菜々緒演じる謎の家政婦・しおりが真壁と真っ向から対峙する、手加減ゼロの壮絶な取り調べシーン。菜々緒さんのクランクアップ直前に撮られたシーンで、2人の魂が共鳴する形に。菜々緒さんがはらはらと涙を落とす一方、天海さんの目からも一筋の涙がこぼれ、迫真の演技がぶつかり合う、珠玉のシーンが誕生。クランクアップ写真でも、笑顔の中で涙を浮かべる菜々緒さんの姿が収められている。全撮影を終えた菜々緒さんは、「豪華なキャストの皆様と一緒にお芝居ができて、本当に幸せでした。ありがとうございます」と感謝を伝え、「またご一緒できるように頑張ります!」とさらなるステップアップも約束していたという。「新春ドラマスペシャル 緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」は1月3日(月)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2022年01月03日可憐さとミステリアスな色香が共存する無二の存在感で、見る人を魅了する与田祐希さん。アイドルとして、俳優として、人として。大人の坂道を駆け上る21歳が占う、グループと自らの未来。乃木坂46の未来にはいいことしか起こらない。そう信じています。「このドレスで福岡の実家に行って、両親を驚かせたいな」と、ふわっふわのホワイトドレスに身を包んで大きな瞳を輝かせた与田祐希さん。現在出演中のドラマ『日本沈没 ―希望のひと―』はいよいよクライマックスへ。日本沈没という信じがたい危機に瀕する東京を舞台にした物語で、与田さんが演じるのは居酒屋の看板娘・愛ちゃん。「生ビール一丁!」と大きな声で溌剌と。危機に立ち向かう人々を明るく活発に元気づける姿は今までの与田さん像とはまた違った、新鮮な魅力。「そうなんです(笑)。実際の私とはかけ離れているけれど、この作品で求められるのは空気を明るくする元気な子かなと。だからギアをぐっと上げて、大きな動きと声を心がけました」主演を務めるParavi版と並行しての撮影はハードだったと振り返りつつも「大変さ以上に、この作品で経験できたものは大きかった」という。「お芝居の楽しさや難しさ…。きっとこの経験が私の今後を変えていくんじゃないかな。これからは今まで以上にお芝居を頑張りたいと思ってます!」大役を乗り越えて、与田さんの毎日にも小さな変化が。「ごはんを食べに行くときお店の人と話すのが好きになりました。愛ちゃんのおかげかな?最近もお母さんを連れていったお寿司屋さんで大将と仲良くなって、たわいもない話をしながらお寿司を食べて…」お寿司屋さんのカウンターで自然に振る舞えるって大人!「あはは。少し前はそんなこと考えられなかったんですけど。あ、でも両親が来るときは忙しくても必ずごちそうします。野性児で手のかかる子だったから、恩返ししたくて…。そう思うと私も大人になったのかな」ドラマさながらに日本が沈没する日が来ても、そのときは故郷で家族と過ごすつもり。「志賀島の空気を吸って、のんびり一日過ごしてから逃げようかな。動じない?ふふ、動じても変わらないですよ(笑)」余裕しゃくしゃくの微笑みに、この一年の成長と自信が表れて。さて『anan』のこの号は占い特集。与田さん、来年の乃木坂46を占っていただけますか?「えっ、私が!?そうだなぁ…これから5期生が加入する予定なんですけど、きっと素敵な子たちが来てくれるはずです。その後輩とはもちろん、先輩との日々も大切にしながらグループの時間も充実させたいです。今年は全国ツアーもできて、しかも福岡にも行けて感激でした。だから来年もきっと全国を…なんて、乃木坂46にいいことしか言わない占い師なんで、私(笑)」守ってあげたくなるくらい小柄で可憐、でもちょっとやそっとじゃ折れたりしない。そのかわいくも頼もしい存在感で、後輩や仲間を見守り、照らすグループの光になっていく。『日本沈没 ―希望のひと―』2023年の東京で日本沈没という危機に立ち向かう人々を描いた話題作。小栗旬さん、松山ケンイチさんほか出演。TBS系日曜21時~。Paraviでは与田祐希さん主演の『最愛のひと~The other side of 日本沈没~』を配信中。よだ・ゆうき2000年5月5日生まれ、福岡県出身。乃木坂46の3期生。デビュー以来、フロントメンバーとして走り続ける一方、映画『ぐらんぶる』ほか俳優としても活躍。愛称よだちゃん。ドレス¥82,000(aki masudaakimasuda.official@gmail.com)インナーはスタイリスト私物※『anan』2021年12月15日号より。写真・NAE.JAYスタイリスト・コギソマナ(io)ヘア&メイク・犬木 愛取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2021年12月12日2022年4月に東京・Bunkamuraシアターコクーンにて、蓬莱竜太作・演出、天海祐希、鈴木亮平ダブル主演でCOCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』が上演されることが決定した。Bunkamuraシアターコクーンが、かねてからクリエイションを熱望していた劇作家・演出家の蓬莱竜太を迎え、『広島ジャンゴ2022』を上演する。1999年の劇団モダンスイマーズの旗揚げ以来、全作品の作・演出を務めてきた蓬莱。2019年には『ビューティフルワールド』で第27回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞。外部公演も手掛け、数多くの演劇賞を受賞する他、映画の脚本や、人形劇ムービーで初監督を務めるなど、活躍の幅を広げている。『広島ジャンゴ』は、公益財団法人広島市文化財団による、演劇創造を通じて広島と他の地域が“互いに引き合う”ような関係性作りを目指す「演劇引力廣島」プロジェクトの一環として、蓬莱が広島の劇作家と共作し、2017年にJMSアステールプラザにて上演された。人間の価値観や限られた社会での常識、世間体、シングルマザーなど、現代に通ずる様々な不条理を問いかけた本作。今現在、誰もが想像しえなかったヘビーな現実に日々立ち向かう観客に向けて、「明日が少し元気になるように」、フィクション・エンタテイメント性を高め『広島ジャンゴ2022』と題し、脚本をリニューアル、演出・美術・音楽を一新、豪華出演者にて作品を再構築して上演する。広島の牡蠣工場で働く山本のはずなのに、子連れガンマン「ジャンゴ」。工場のシフト担当・木村のはずなのに、ジャンゴの愛馬「ディカプリオ」。ふたりは、ワンマンな町長が牛耳る西部の町 「ヒロシマ」で、理不尽がはびこる旧態依然とした、男社会で奮闘することになる。“山本”役と、何らかの罪で追われる凄腕ガンマンの“ジャンゴ”役を演じるのは、天海祐希。“木村”役と、ジャンゴの愛馬であり、馬でありながら喋れる上にラップも出来る“ディカプリオ”役を演じるのは鈴木亮平。これまでに、ドラマ・映画・舞台と数多くの作品で確固たる演技力を人々の目に焼き付けてきたふたりが、2009年の映画『カイジ 人生逆転ゲーム』以来13年ぶりの共演でW主演を務める。さらに、映像を中心に活躍し、舞台は2015年の「禁断の裸体」以来の出演となる若手実力派俳優・野村周平、透明感の中に芯の強さが混在する独特の空気感で様々な役を演じ分ける中村ゆり、舞台を軸に様々な作品に出演し、近年はフィジカルシアター的要素を持つ作品でも活動する宮下今日子、大人計画に所属し、映像でも個性豊かな存在感を放つ池津祥子、芸人としてはもちろん俳優としても多彩な藤井隆、そして、シアターコクーンには「プレイヤー」以来5年ぶり、年齢と共に役の幅が広がり魅力が増すベテラン・仲村トオルが出演。他に、着実に活躍の場を広げる注目の若手、土居志央梨、芋生悠、北香那など、幅広い層からこれ以上ない豪華キャストが顔を揃えた。以下、演出の蓬莱とW主演を務める天海、鈴木の2名からコメントが届いている。<コメント>■作・演出:蓬莱竜太上京し、演劇の専門学校で学んでいた20数年前。シアターコクーンは「いつか辿り着けたら素晴らしい場所」でした。お話をいただいた時は、素直に「演劇を続けてきて良かった」と感激し、自分が年を取ったことを実感した次第です(笑)。今は心地よい緊張感と共に、劇場に見合うスケールの大きな演劇的遊びを天海祐希さん、鈴木亮平さんら素晴らしい俳優陣といかに繰り広げられるかと、うずうずしている最中です。天海さんは劇団公演を観てくださっていたうえ、“広島が舞台の西部劇”という設定を面白がり、参加を決めてくださいました。エンタテイメントの第一線で活躍し続ける豊富な経験から、僕が教えていただくことも多いと思っています。鈴木さんとは2019年に舞台でご一緒しており、出身や年齢が近いせいか、最初からなんでもフラットに話せた。真っ直ぐに役と作品に取り組む姿勢が信頼でき、一緒に稽古することが今回も非常に楽しみです。今作は縁あって長く関わっている広島の劇場の、地元演劇人を育成する事業の中で生まれました。劇団作品でもそうですが、僕は戯曲が必要とされる限りは更新し、上演の機会を探りたいと考え、実践してきた。今回も新たな座組と劇場で、『広島ジャンゴ』を生み直したいと考えています。困難の多い時代。それでも諦めずに闘う人々を力一杯応援したいという願いを、僕はいつも作品に込めています。今回ご覧いただくお客様にも、その願いが届けられたら何よりの喜びです。■天海祐希日本中の方々が忍耐と努力を重ね、ようやく劇場に100%のお客様を迎えられるようになった今。3年ぶりの舞台に自分が立てることに心から感謝しています。蓬莱さんの作品は劇団公演をいくつか拝見しており、伏線の回収が巧みな戯曲と、俳優、特にオジサマたちを輝かせる演出が魅力的だと思っていました。加えて深い演劇愛も感じられ、ご一緒できることが非常に楽しみです。広島を舞台にしたウエスタンで女ガンマンを演じる。全く経験のない設定と役柄ですが、鈴木亮平さんや仲村トオルさんはじめ、共演の皆さんが魅力的なことが大きな支え。蓬莱さんと皆さんへの信頼を胸に、精一杯作品に挑む所存です。蓬莱さんは、登場人物たちが大きな困難に直面しながらも、その先に希望を見出す物語を紡ぐ方。お客様を存分に楽しませたうえ、小さな希望もお持ち帰りいただければ幸いです。■鈴木亮平「また蓬莱さんと舞台でご一緒できれば」と密かに考えていたところ、思いのほか早く機会が巡って来ました。人間の暗部にまで視線を注ぐ深い洞察力、独特のユーモア、重い設定を最終的にはエンタテイメントに仕上げる手腕。蓬莱さんの、お客様を楽しませようという強い想いは俳優としてとても魅力を感じますし、世代も近く、作品づくりを一緒に突き詰めながら楽しめる貴重な劇作・演出家だと思っています。西部劇、しかも「馬」も演じるのは初めてのこと。劇場でナマの舞台を観劇する。その瞬間にしか感じられない、言葉にならないほどの衝撃や感動があると僕は思っています。感動をお客様にしっかり伝えられるよう、全力で作品に挑みます。一人でも多くの方に、その時間を共有していただけたら何よりの喜びです。【公演概要】COCOON PRODUCTION 2022『広島ジャンゴ2022』作・演出:蓬莱竜太出演:天海祐希鈴木亮平野村周平中村ゆり土居志央梨 芋生 悠北 香那辰巳智秋本折最強さとし江原パジャマ川面千晶エリザベス・マリー小野寺ずる筑波竜一木山廉彬林 大貴宮下今日子池津祥子藤井 隆仲村トオルミュージシャン:熊谷太輔(Dr)河村博司(Gt)■東京公演公演期間:2022年4月5日(火)~30日(土)全29回会場:Bunkamuraシアターコクーンチケット発売日:2022年2月20日(日) 10:00~ ※2月21日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有チケット料金:S席 11,000円、A席 9,000円、コクーンシート5,500円(全席指定・税込)※コクーンシートは、特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上、ご購入ください。 ※未就学児童の入場はご遠慮いただいております。チケットに関するお問合せ:Bunkamuraチケットセンター03-3477-9999(10:00~17:00)公演に関するお問合せ:Bunkamura03-3477-3244(10:00〜18:00) 主催 / 企画・製作:Bunkamura※各営業時間は変更となる可能性がございます。詳しくはホームページにてご確認ください。■大阪公演公演期間:2022年5月6日(金)~16日(月)チケット発売日:2022年4月3日(日) 10:00~会場:森ノ宮ピロティホール主催:サンライズプロモーション大阪
2021年12月03日天海祐希主演の人気ドラマ「緊急取調室」が、来年1月3日(月)、新春ドラマスペシャルとして帰ってくることが分かった。天海さん演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(キントリ)」のメンバーと共に、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる本シリーズ。2014年に誕生し、人気シリーズとして不動の地位を確立。7月期には第4シーズンが放送されたが、そこでキントリがまさかの解散。最終回でそれぞれ新天地へと旅立つメンバーが描かれた。しかし今回のSPドラマでは、キントリが臨時再結成を果たすことに。新生キントリが、ラストで発生した8億円強奪事件の真相をマル裸にすべく大暴れする。解散後、有希子は警視庁「特殊犯捜査係」へ異動。管理官・梶山勝利(田中哲司)は捜査一課の管理官、菱本進(でんでん)は運転免許試験場の免許課主任、小石川春夫(小日向文世)は警察学校の教官となり、それぞれの道で正義を貫いていたキントリ・メンバー。そんな中、史上最悪の事件が発生。なんと年の瀬も迫ったある日、梶山が捜査に尽力していた8億円強奪事件の被疑者とみられる男の遺体が、ある民家の敷地内から発見される。一刻も早い事件解決を目指し、特別措置として、キントリの臨時運用および、必要人員の非常招集を決定。ところが、この事件は想像以上の難事件。というのも、遺体が見つかった家で暮らすのはスーパー法曹一家。事件の真相はおろか、遺体がこの家で見つかった理由、遺体の正体も闇の中で――というあらすじ。ドラマには、天海さんをはじめ、無敵のレギュラーキャストも再集結。田中哲司、でんでん、小日向文世はもちろん、速水もこみち&鈴木浩介が演じるもつなべも復活。さらに、玉垣松夫(塚地武雅)も新生キントリに参加。捜査一課刑事・山上善春(工藤阿須加)や、磐城和久(大倉孝二)は警視庁副総監として登場。そして、新生キントリメンバー構成も気になるところ。今回は新規加入のメンバーもいるようだ。天海さんは「新春スペシャルは通常の『キントリ』とはちょっと違い、“キントリ祭り”ともいうべき豪華版。新しく加わってくださるメンバーもいらっしゃいますし、綺麗どころの女優さんも出てくださいます。そして何と言っても、今回の敵はキントリ・メンバーに負けないくらい圧が強い!素晴らしい方々が出演してくださり、本当にありがたいです。今回は私自身から見える景色もずいぶん変わっているので、視聴者の皆さんにもまた新しい感覚を覚えていただけるのではないでしょうか」と明かし、田中さんは「今回は過去最強じゃないかと思うほど、論破するのが難しく、眼力と声の圧もすごい敵が、一時的に再結成したキントリの前に立ちはだかります。しかも、この難事件が解決すれば、キントリ・メンバーはまた解散し、それぞれの場所へ帰っていきます。みんなと一緒にずっと、がむしゃらに突っ走り続けた連ドラのときと違い、ちょっと物悲しさもある設定ですが、それもまた僕は好きです。視聴者の皆さんにもぜひお正月の団らんの中、ワクワクしながらご覧いただきたいです」とコメントしている。新春ドラマスペシャル「緊急取調室 特別招集 20228億円のお年玉」は2022年1月3日(月)21時~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2021年11月26日TBSのドキュメンタリー映画を総括する新ブランド「TBS DOCS」(TBS DOCUMENTARY FILMS)が誕生することが決定した。1955年の開局以来、ドキュメンタリーを制作・放送し続けてきたTBS。その膨大な取材映像には、テレビでは放送されていないニュースの続きや裏側、伝えなくてはならない熱い思いが埋もれていた。テレビで伝えきれないことがある――。ドキュメンタリー映画という手法で、もっと深くじっくりと長い時間をかけて届けたいという思いから、昨年、50年前の貴重なアーカイブ映像に新たなインタビューを加えて『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』が公開。今年、TBSで放送された傑作ドキュメンタリー群に追加取材・再編集を行い、劇場版として公開する「TBSドキュメンタリー映画祭」も開催された。そして今回、新ブランドが始動。11月27日(土)には、新ブランド最新作として、TBSとチューリップテレビがタッグを組んだ『私は白鳥』が劇場公開。本作は、翼の折れた一羽の白鳥とおじさんの交流を、およそ4年に渡って追い続けた奇跡の物語。語りは天海祐希、主題歌は石崎ひゅーいが担当した。ほかにも、TBSの取材力を生かした作品を続々と制作し、「ドキュメンタリー映画祭」をはじめとするイベントの開催も検討中だという。『私は白鳥』は11月27日(土)よりユーロスペースほか全国にて順次公開。※11月20日(土)富山県・ほとり座先行公開(cinemacafe.net)
2021年11月12日小栗旬が主演する「日本沈没ー希望のひとー」の4話が11月7日放送。福岡に避難する妻の香織と娘・茜を見送る天海。その直後に“関東沈没”が始まる…天海に「切ねえ」「トップオブ可哀想」などの声が上がるなか、香織と茜を心配する投稿も多数寄せられている。小松左京による日本SF界を代表する原作に大きなアレンジを加え、原作でも描かれていた環境問題を“いま”に照らし合わせて鮮明に描き出していく本作。出演は関東沈没に備えようとする環境省の官僚・天海啓示を小栗さんが演じるほか、天海とは大学の同期で経済産業省で働く常盤紘一に松山ケンイチ。天海を取材する過程で関東沈没に関する情報を知ってしまう週刊誌記者・椎名実梨に杏。関東沈没を予言するも最初は相手にされなかった地震学者・田所雄介に香川照之。内閣官房長官・長沼周也に杉本哲太。総理大臣・東山栄一に仲村トオル。関東沈没に関する情報を漏らす副総理兼財務大臣・里城弦に石橋蓮司。天海の妻・香織に比嘉愛未。天海の母・佳恵に風吹ジュン。厚労省の石塚平良にウエンツ瑛士。同じくメンバーで外務省の相原美鈴に中村アン。生島自動車会長・生島誠に風間杜夫といった顔ぶれ。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。新聞に半年以内に関東圏が沈没するという記事が出て東山総理は椎名を呼び出し問い詰めるが、椎名は東山が会見をするべきだと進言。東山は会見を開くも経済は混乱。危機対策をゆだねられた日本未来推進会議は、常盤を中心に迅速な対応を進めていくが、椎名と接触していることが発覚した天海は、総理の逆鱗に触れ、日本未来推進会議を外されてしまう…というのが4話の展開。学生時代からの“盟友”常盤と“決別”した天海は、田所に日本未来推進会議から外れることを伝えると、福岡に避難する妻の香織と娘・茜を見送るため、避難バス乗り場に現れる。天海は一緒に行こうという茜を抱きしめると、香織に離婚届を渡し2人を見送る…仕事も家族も失った天海の姿に「天海パパかっこよすぎ」「切ねえ、、、、残される小栗旬」「あかねちゃんとパパ天海泣く」「天海啓示、トップオブ可哀想」などの反応が送られる。バスを見送った天海は椎名とともに湾岸の道を歩きながら、自分が環境省を辞めることになるだろうと明かし、後は常盤たちがなんとかするだろうと話す天海に「本当にそれでいいのか問いかける椎名。その時大きな揺れとともに湾岸エリアのタワマンが崩れ、天海たちの周囲にも地割れが…というラストだった。ついに始まった“関東沈没”に「高層ビルと道路が崩れ落ちていく。まるでパニック映画のよう」といった声とともに「避難バスが首都高の入口にたどり着く前に、関東沈没が始まったと考えられますが」「えッっっっていうかこれ移動中のバスとか大丈夫なん???」「お願いだからこの可愛い娘ちゃんと比嘉愛美は生き残ってください」と、まだそこまで遠くに移動してないであろう香織と茜を心配する投稿も多数寄せられている。(笠緒)
2021年11月07日アプリ版「ぴあ」の表紙をデザインしている及川先生のイラストレーション制作過程を「making of」として公開いたします。今月は映画『老後の資金がありません!』が公開中の天海祐希さんです。作品情報『老後の資金がありません!』公開中原作:垣谷美雨「老後の資金がありません」(中公文庫)監督:前田哲脚本:斉藤ひろし出演:天海祐希 / 松重豊 / 新川優愛 / 瀬戸利樹 / 加藤諒 / 柴田理恵 / 石井正則 / 若村麻由美 / 友近 / クリス松村 / 高橋メアリージュン / 佐々木健介 / 北斗晶 / 荻原博子(経済ジャーナリスト)/ 竜雷太 / 藤田弓子 / 哀川翔 / 毒蝮三太夫 / 三谷幸喜 / 草笛光子公式サイト:公式 twitter:公式 facebook:公式 TikTok:©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会公演情報『天海と友近、結局飯尾 THEオーディション』2021年11月21日(日) フジテレビ湾岸スタジオ内特設会場開場 16:00 / 開演 17:00【チケット料金】一般指定席:10,000円(税込)配信チケット:3,500円(税込)【アーカイブ配信】2021年11月21日(日) 17:00配信開始2021年12月12日(日) 23:59まで【チケット発売日時】■一般指定席2021年10月30日(土) 10:00抽選受付開始2021年11月5日(金) 11:00受付終了2021年11月9日(火) 18:00 頃当選発表※一般指定席の購入方法につきましては、クレジットカード支払いのみとさせていただきます。■配信チケット2021年10月30日(土) 10:00~2021年12月12日(日) 18:00購入リンク:■公式サイト
2021年11月05日「(草笛光子の弔辞を)先に書いちゃったの」そう話す中谷美紀(45)に応じ、「最後はひどかったわね。“(人類滅亡でも)ゴキブリと母さん(草笛)だけは生きてる”のよね?」と屈託なく笑うのは草笛光子(87)。草笛を“お母さん”と慕う中谷とトーク番組に出演した際のやりとりだ(9月5日放送のフジテレビ系『ボクらの時代』)。2人は’13年の舞台共演で意気投合。中谷が結婚したビオラ奏者のドイツ人夫も一緒にウィーンで会うなど、プライベートでも年齢を超越した仲だという。現在、オーストリアと日本を行き来して生活している中谷だが、「帰国するたびに草笛さんのご自宅で一緒に食事をするそうですよ。お手伝いさんのお料理がとてもおいしいんだとか。草笛さんも、海外生活の中谷さんを気遣って、漬け物などの和食材を贈っていると聞きました」(2人を知る女優)ある舞台関係者も、「2人とも一見、上品なことしか話さなそうでしょう?でも実はユーモアのある方たちで、2人の会話ではブラックジョークがポンポン飛び交う。波長が合うようです。なにより中谷さんが草笛さんをとても尊敬しています」と話し、「そもそも草笛さんが共演者キラーなんです」と続ける。「共演すると、みんなファンになってしまう。特に女優たちは“憧れの女性”として草笛さんの名前を挙げる人が多いです。共演者がミスしたりNGを重ねても責めたりしない。“いいものが撮れるまで何テークもしましょうよ”というスタンスなので大御所なのに仕事がしやすい。萬田久子さん(63)や草刈民代さん(56)、南果歩さん(57)からも好かれていると聞きます」草笛の最新の出演作は映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)だが、その主演である天海祐希(54)もそうで、「草笛さんへの出演オファー自体、“天海さんが尊敬しているから”というのが理由の一つだったと聞いています。撮影後は天海さんと若村麻由美さん(54)で草笛さんのご自宅に遊びに行ったそうです。独身を貫いている天海さんですが、草笛さんも2年ほどの結婚生活から離婚を経て“おひとりさま”。そういった部分でも共感しているのかもしれません」(映画関係者)さらに孫世代といってもいい20代、30代の女優も例外ではない。「大河ドラマ『真田丸』で共演した長澤まさみさん(34)は、着物の所作が勉強になる、と話していましたね。現場で草笛さんを“みっちゃん”と呼んでいたそう(笑)。杉咲花さん(24)は孫役を演じたことがあるのですが、“演技を一緒に考えてくださった”と感激していました」(テレビ誌記者)女優たちをこぞってトリコにする草笛の魅力を芸能リポーターの長谷川まさ子さんはこう語る。「品があって凜としていらっしゃって大女優のオーラがある。なのに『コロナ太りしちゃったのよね』とか『補聴器を使ってる』とか平然とおっしゃるんです。若い人でも話しかけやすい雰囲気を醸し出してくださっているんですね。大物女優の方だと、とっつきにくいような方もいらっしゃると思うんです。でも慕われる大女優さんというと、樹木希林さんや夏木マリさんもそうですけれど、本当に自然体なんですよね」■自宅の稽古場に呼んで後輩を特別レッスン芸能生活71年。培った女優としての秘訣を惜しげもなく伝授していることも慕われる要因だろう、とある芸能関係者は語る。「翌日も舞台の本番だった土屋太鳳さん(26)がシャンパンを遠慮すると、『いいのよ、しゃべらなければ。声帯を使わなければいいの』と逆に勧められたそうです。別のある女優は、初舞台に挑むときに自宅に呼んでもらったそう。自宅に稽古場があるんですが、一緒に発声練習をしたといいます。“舞台に必要なことを教えていただいた”と感動していました」前出の舞台関係者は「草笛さんは雑談のなかにも心をとらえる名言がたくさんなんです」とも話す。名言に感化された一人に今クール初めてゴールデン帯連ドラ主演を務めることで話題のあの人も。「江口のりこさん(41)は去年ドラマで共演し、草笛さんの『40歳は私の半分にもならない』という言葉で、年齢は関係ないと思えたそうです」(前出・テレビ誌記者)長谷川さんはこう分析する。「草笛さんは“80代って面白い”と、年齢にとらわれず、むしろ年齢を楽しんでいらっしゃる。“将来ああいうふうになれたらいいな”と女優さんたちにとってお手本のような存在なんでしょう」10月22日には88歳の誕生日を迎える草笛。来年は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演が決まっている。米寿を迎えても“草笛ラブ”の輪はますます広がりそうだ。
2021年10月22日映画『老後の資金がありません!』(10月30日公開)の完成披露プレミアイベントが21日に都内で行われ、天海祐希、松重豊、新川優愛、加藤諒、石井正則、若村麻由美、毒蝮三太夫、草笛光子、前田哲監督、氷川きよしが登場した。同作は垣谷美雨による26万部突破の同名ベストセラー小説の実写映画化作。子育ても落ち着き、老後は安泰のはずだったのに普通の主婦・後藤篤子(天海)だが、娘(新川優愛)の派手婚、舅の葬式と資産激減の中、夫(松重豊)とそろって失職。さらに独りになった姑(草笛光子)と一緒に暮らすことになり高級志向の暮らしの価値観にクラクラするなど、奮闘する篤子の様子を描く。10月22日が草笛の88歳の誕生日ということで、天海から花束のプレゼントも。草笛は元気の秘訣について「市村(正親)くんが、私のこと『バカの光子ちゃん』って呼ぶんだけど、それが1番私らしくて嬉しい。本当に私、バカです」と苦笑する。さらに「今までいろんなことがありましたけど、どっかで『いいや、どうにかなるでしょう』とけろっとして生きてきた」と振り返り、「私これから『生き直し』と言ったんです。そしたらある監督さんが『今、その年で生き直すの?』とイヤな顔をしたんです。でもまだね、生き直す部分があるような気がしたので。元気でどこも悪くないんですよ。がんばらせていただこうと思っています」と今後への展望を示した。またスペシャルゲストとして、主題歌「HAPPY!」を手がける氷川きよしが登場し、その場で生歌唱。PVでバックダンサーを務める天海はキレキレで、松重は照れた様子で踊るなど、壇上でもハッピーな様子を見せる。氷川は「エンドロールに自分の名前とこの曲のタイトルが出てきた時は本当に感動して泣きそうになりました」としみじみし、若村と一緒に試写を見たという天海は「きよしちゃんの歌と映画が泣きそうになるくらい素敵で、半分泣いてたよね私たち」と感動を伝えた。この日はラメ入りの黄色のスーツを着用し、靴までも黄色という派手な格好だった氷川だが「今日は地味に来ようかと思ったんですけど、やっぱりハッピーな色って言ったら、ピンクか黄色だったんで」と理由についても説明していた。
2021年10月21日天海祐希主演のコメディ映画『老後の資金がありません!』より、豪華キャストが演じる曲者ぞろいのキャラターたちが大集合した特別映像がいち早くシネマカフェに到着した。映像では、公開記念ナビとして、個性豊かなキャラクターたちを紹介しながら、キャストたちのインタビューも映し出されている。本作の主人公を演じるのは、これまで刑事や医者、弁護士、一級建築士など様々なキャラクターに扮してきた天海さん。今作では、普通の主婦・篤子を親近感たっぷりに演じている。子育ての責任から開放され、夫婦で気ままな老後生活を楽しもうとしていた矢先、次々とお金の問題が襲いかかるという、どこにでもある家庭の切実な課題に頭を抱える役どころ。そんな篤子の周囲には、個性派キャラクターたちばかりが揃う。まず映像では、松重豊演じる夫・章が、会社の倒産を伝えながらも、アイスを頬張り、当たりくじに満面の笑みをみせるオトボケっぷりを披露。撮影をふり返り、天海さんは「一見、篤子さんが家の主導権を握っている。でも、中の部分ではすごく章さんを頼りにしているんだ、というのを忘れないように、自分の一番中心に置いて演じていました」と明かす様子も。また娘・まゆみ(新川優愛)も、真面目な優等生タイプでありながら、ド派手な一発をかます隠れ個性派キャラクター。ヘビメタバンドマン・琢磨(加藤諒)を自宅に招待し、結婚を電撃発表して篤子たちの度肝を抜く。さらに、姑の問題を騒ぎ立て、厳しい家計に頭を抱える篤子に、義理の妹・志津子(若村麻由美)が追い打ちをかける。映像ラストに登場するのは、草笛光子演じる浪費家な姑・芳乃。「天真爛漫にやらせていただいて…男までやらされました」と語るように、かつて見たことのない華麗な変身っぷりを見ることができる。そんな家族たちのほかにも、柴田理恵、石井正則、友近、クリス松村、高橋メアリージュン、佐々木健介、北斗晶、荻原博子(経済ジャーナリスト)、竜雷太、藤田弓子、哀川翔、毒蝮三太夫、三谷幸喜などバラエティに富んだキャストたちが集結している。『老後の資金がありません!』特別映像『老後の資金がありません!』は10月30日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:老後の資金がありません! 2021年10月30日より全国にて公開©2020映画『老後の資金がありません!』製作委員会
2021年10月21日クールな役での凛々しい印象の一方で、コメディエンヌとしても最高に魅力的。そんな天海祐希さんが思う名作映画には、心を掴まれる“あるモノ”があるらしい。いいリズムとテンポ、これが名コメディの肝です。今やドラマや映画で大活躍の天海祐希さんですが、もともとは舞台育ち。異なる芝居フィールドをよく知る天海さんにとって、映画とはどんな存在なのか。「劇場で、たくさんの方々と一緒に観る、目の前のものを共有できるという意味では、いわゆる生のお芝居と似ている部分がありますし、一方で映像作品ということで考えると、ドラマと近しいともいえる。なので私にとって映画は、舞台とドラマの真ん中にあるエンターテインメントです」コロナ禍で映画館に行きづらい状況があり、また自宅にいても配信で映画が観られるようになったといえども、映画は映画館で観るのが一番、と力説する。「やっぱり私は大きなスクリーンで観るのが好きですね。声には出さなくても、同じシーンでみんながクスッとなったり、びっくりしたりする、それが空気で伝わってくる感じは、映画館ならでは。あの瞬間は、本当に楽しいです」10月30日より、主演映画『老後の資金がありません!』の公開がスタート。この作品のテーマは、タイトル通り“老後の資金”。一昨年、“人生100年時代、生き抜くには老後資金が2000万円不足”というニュースが流れ、日本中に相当なインパクトを与えたこと、覚えている人も多いだろう。「社会的な問題をテーマにすることで、今までそこに視線を送っていなかった方々がちょっと気がついたり、徐々に意識を向けるようになったりすると、私たちの仕事も少しは役立っているのかな、と思います」テーマがテーマなだけに、重い映画…?と思ったら大間違い。実はこれ、コメディ映画。天海さんと大女優・草笛光子さんをはじめ、若村麻由美さんや松重豊さんといった出演陣が、これでもかと笑いを仕掛けてくる。厳しい現実を描いているにもかかわらず思わず笑ってしまうのは、実力派俳優たちが生み出すテンポの良い芝居ゆえ。天海さんご自身も、コメディでの芝居においては特にリズムを大切にしているのだそう。「どんな芝居でもリズム感は大事で、特に“笑い”は、タイミングがずれるとまったく笑えなくなる。今作に、私と夫役の松重さん、松重さんの妹役の若村さんとその夫役の石井正則さん、4人で食卓を囲んで話し合いをする場面があるのですが、みなさんコメディにも長けていらっしゃるから、ちょっとしたことを拾って笑えるアドリブを仕掛けてくる。そのテンポの素晴らしいこと!演りながら笑ってしまい大変でしたが、きっとあのおかしさはスクリーンを通じても伝わることと思います」またこの作品は、役者の表情にも笑いの引き金が潜んでいるのも見どころ。聞くと天海さんにとっての名作映画とは、“心を掴まれる表情がある作品”なのだとか。「2時間弱の映画の中で、一瞬でも、“あぁ、この表情、素敵…”と思える瞬間があれば、それはもう私にとっては名作。今回推薦させていただいた2作とも、そんな心を掴まれる表情があります。役者としては、どのシーンでもどのカットでも、常にそういう瞬間をと思い演技を積み重ねてはいますが、なかなか簡単に作れるものではないですね。ちなみに『老後の資金がありません!』で私が“名作!”と思う表情はたくさんありますが、妻にリストラされたことを伝えるときの、松重さん演じる夫の表情。驚かされながらもつい笑ってしまうあの顔を、ぜひみなさんにも観てほしいです」上映スケジュールを調べ、予定を調整し、チケットを買い、映画館に出かける。そのように人を動かす力を、映画は持っていなければならない、と天海さん。「暗い劇場から外に出て日常に戻ったとき、おもしろかったと感じるのはもちろん、頑張ろうと思えたり、自分の現実を生きていこうと思ってもらえること。映画はそういう存在であってほしいです」My 名作映画『ある日どこかで』タイムトラベルとラブストーリーが融合した、ラブファンタジーの傑作。「男性劇作家(クリストファー・リーブ)が時をさかのぼり、過去を生きる女優(ジェーン・シーモア)と恋に落ちるのですが、二人の表情が素晴らしい。音楽、衣装、全てが素敵。好きすぎて宝塚の公演で演じさせていただきました(笑)」『HANDIA アルツォの巨人』18世紀後半から19世紀のスペインが舞台。「巨人症になってしまった弟と、その兄の物語。兄は弟を見世物にしながら各地をまわり、お金を稼ぐのですが、弟役の役者さんが、目でいろんなものを語る演技をなさる。演技というものは“嘘”ですが、その中で“嘘のなさ”を表現されている。その表情から目が離せません」『老後の資金がありません!』節約をモットーに老後の資金をコツコツ貯めてきた主婦の篤子(天海祐希)。ところが、舅の葬式、娘の結婚式とどんどんお金が飛んでいく。さらに自分はパートをリストラ、夫(松重豊)の会社が倒産してしまう!姑(草笛光子)への仕送りができなくなり仕方なく引き取ることになったが、姑は驚くほどの浪費家で…。退職金もなく、目の前に迫る貯金0円。老後どころの話じゃない…。他に出演は新川優愛、瀬戸利樹など。10月30日全国公開。©2021映画「老後の資金がありません!」製作委員会あまみ・ゆうき1967年8月8日生まれ、東京都出身。主な出演作にドラマ『離婚弁護士』『緊急取調室』、映画『最高の人生の見つけ方』など。ナレーションを務めるドキュメンタリー映画『私は白鳥』が11月27日公開。ブラウス¥30,800パンツ¥36,300(共にアドーア TEL:03・6748・0540)イヤリングパーツ各¥22,000パーツ(右耳)¥25,300パーツ(左耳)¥74,800※すべて片耳売り(以上シンティランテ/イセタン サローネ東京ミッドタウン TEL:03・6434・7975)パンプスはスタイリスト私物※『anan』2021年10月20日号より。写真・森山将人(TRIVAL)スタイリスト・大沼こずえ(eleven.)ヘア&メイク・林 智子(by anan編集部)
2021年10月14日与田祐希(乃木坂46)と板垣瑞生がW主演する、Paraviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」がTBS日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」の初回放送終了後より独占配信されることになった。1973年刊行の小松左京による「日本沈没」を原作にした日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」は、大きくアレンジを加え、主人公を含めオリジナルキャラクターで、2023年の東京を舞台に今だからこそ描くべき物語。沈没という目に見えない危機が迫る中で“見出していく希望”をテーマに描いていく。そしてParaviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」は、日本に迫る未曾有の危機の中で運命的に出会い、恋に落ちた1組の男女が、日本沈没までの限られた時間の中で起こるどんな困難にも立ち向かい、愛を貫くラブストーリー。1日1日を懸命に生きる市井の人たちにスポットライトをあてた。運命的な出会いを果たす山田愛と蒔田奇跡を演じるのは、与田祐希(乃木坂46)と板垣瑞生。今作でW主演を務める2人だが、与田さんはドラマ初主演、板垣さんはParaviオリジナル作品の初主演となる。与田さんはアイドルグループ「乃木坂46」の中心メンバーとして活躍するほか、美容誌や女性ファッション誌でレギュラーモデルを務めている。また、2018年に「モブサイコ100」でテレビドラマに初出演し、2019年放送の「ザンビ」、2020 年には映画『ぐらんぶる』などに出演し、活動の幅を広げている。そんな与田さんが今作で演じる山田愛は、居酒屋でバイトをしながら絵描きを目指す専門学生。北海道出身の天真爛漫な女性で、バイト先の居酒屋では持ち前の明るさとコミュニケーション能力を発揮。小学生の頃に両親を事故で亡くしており、6つ上の兄が親代わり。「絵で世界を変える」という夢があり、自力で学費を払いながら都内の美術専門学校に通う、芯の強いしっかり者。与田さんは「本編で登場する居酒屋での元気な姿だけでなく、愛ちゃんの過去や今を懸命に生きようとする姿が描かれています。人と人が思い合う事で幸せな気持ちになったり、すれ違って怒ったり、泣いたり、絶望したりと山田愛として沢山の感情と向き合い挑戦の日々でした」と振り返り、「ひたむきに生きていく人々の姿に心を動かされる作品になっています」とアピールする。一方、板垣さんは 2015年の映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』でその演技力が高く評価され、第25回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。以降もNHK連続テレビ小説「エール」や大河ドラマ「麒麟がくる」をはじめ、数多くのドラマや映画に出演。板垣瑞生本作で演じる蒔田奇跡は、伝統ある大病院の御曹司で研修医。心優しく押しに弱い性格で、これまで親に決められたレールを歩み、やりたい事や将来の夢がない自分の人生にコンプレックスを抱えてきた。夢を持って自分の足でそれに向かって進む愛に惹かれ、影響されていく。「今いろいろ人や国が大変で、自分にも何かできないかと思っていた時にお話をいただけて本当にうれしかった」と語る板垣さんは、「撮影中何度も与田さんの天真な姿や、人に対する誠実さに救われながら撮影を終えることができました」とコメント。「僕が演じた奇跡は敷かれたレールの上で生きてきた青年だったのですが、それも一つの生き方だと思いますし、幸せなこともたくさんあります。ただ、自分がやりたいと思った行動やなんとなくの行動が、もしかしたら誰かの心を動かすかもしれない。そんな奇跡を台本を読んで感じましたし、もしかしたら奇跡を起こすんじゃないか、そんな青年になってくれたらいいなと思って演じました」と明かしている。合わせて公開されたメインビジュアルは、色とりどりの絵の具で構成された背景の上で、向き合う愛と奇跡が描かれ、白い服を着た2人は無垢の存在で、何色にも染まれるということを表現したもの。愛の芯の強さと奇跡の優しさをそれぞれのまなざしで表現したビジュアルとなっている。Paraviオリジナルストーリー「最愛のひと~The other side of 日本沈没~」は10月10日スターと日曜劇場「日本沈没―希望のひと―」初回放送終了後に独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2021年10月03日