「夫は私が漫画を描くことを気に入らない」について知りたいことや今話題の「夫は私が漫画を描くことを気に入らない」についての記事をチェック! (23/24)
前回 からのあらすじ(全3回)子どもの夜泣きや家事で疲労困憊の私。食卓に並ぶお惣菜やレトルトの離乳食を見た夫は淡々と私を責め立て、私が傷つくひと言を言い放ったのでした…。「料理の手抜きは母親失格」「自分を犠牲にして家事育児しろ」…。どんなに私が疲れていても、必要以上の料理を求めてくる夫。そして夫の不機嫌は止まらず…どこまで私の意見が夫に聞き入れられるかわかりませんが…「子どものためにも、私が強くならなくては」そう決意した日でした。\「モラハラ夫図鑑」が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪▼「夫はモラハラかも?」と思ったら… 「離婚できない妻のモラハラ対処法」 連載Vol.1 【専門家監修】あなたの夫はモラハラ体質?その特徴や原因とは ▼ 「モラハラ夫図鑑」 過去連載記事優しかった夫…怒りスイッチは突然に/まさしの場合①人前で私にダメ出しする夫…横暴な態度に呆然/けいすけの場合①※この漫画は実話をべースにしたフィクションです。イラスト・ もちふわ
2020年02月27日我が家では長男と次男の寝かしつけは、私と夫が交代でしています。同じ子どもたちの寝かしつけでもやり方は全然違います!それぞれのやり方をご紹介しましょう!■私の寝かしつけ方法まずは私の寝かしつけ方法から。●その1.寝る前に絵本を読む!長男と次男がそれぞれ読んで欲しい絵本を一冊ずつ選んで、それをみんなで布団に包まってから読み聞かせをします。●その2.とんとんして寝かせる絵本を読み終わった後は布団に寝転んだ長男と次男をとんとん…。さらに長男は頭をなでなで、次男は手をにぎにぎしてもらうのが好きなようで、それを交互にやっているといつの間にか眠っています。■夫の寝かしつけ方法夫の寝かしつけ方法は、メリハリがすごいです!●その1.全力で遊ぶ!ベッドの上に上がるとまずは男3人で全力でじゃれあい(笑)、寝る前の最後のとどめのように子どもたちの体力を使い果たします!●その2.好きな歌を聞かせてあげる遊んだ後、布団の中に入ったら長男と次男がそれぞれ一曲ずつリクエストした曲を聴きながら眠る…というのが夫のパターンです。 好きな音楽を聴く…と言うのはパパと寝るときだけの特権ということにしています。今までは長男も次男も「今日はパパと寝るよー!」と言われると「えー…ママと寝たかったー」と言っていたのですが、好きな音楽を聴きながら寝ることを始めてから、逆に「今日はパパと寝たいー!」と言ってくれるようになりました。パパとママとで寝かしつけの方法はそれぞれですが、子どもたちがぐっすり眠れるように毎日頑張っている2人です!
2020年02月18日私の夫は、好みの味じゃないと「マズい!」とはっきり言ったり…、「忖度」という言葉が一番似合わない人のような気がします。このような言葉を言われて腹が立つことはたくさんありますが、それ以上にいい所もたくさんあります!■子どものお世話がめちゃくちゃ上手!家事などは苦手な旦那ですが、子どもたちのお世話は積極的にやってくれます。遊び相手にも楽しそうになってくれ、可愛がってくれてることがすごく伝わってきます。そのため、子どもたちもすっかりパパっ子になりました!旦那が公園とかで子どもたちと遊んでいると、毎回知らない子どもたちにいつのまにか囲まれて「一緒に遊んでー!」と言われています。保育士をしてる私から見ても「子どもたちと遊ぶのが本当に上手だなー」と感じます!ほかの子どもたちが群がってきても一切嫌な顔せず、みんなでめちゃくちゃ楽しそうに盛り上がって遊んでいる姿に、本当にすごいなーと尊敬して見ています。さらに、旦那は子どもたちだけでなく、私に対しても愛情を表してくれます…(笑)例えば…、■妻を褒めてくれる!寝起きで、髪の毛は爆発、顔もクマだらけで決してお世辞でもかわいいとは言えない姿をしていても、ときどき不意にこんなことを言ってくれます。子どもたちの前でも「ママはすごいんだぞ? 」とか、「ママががんばってご飯作ってくれてるんだから感謝しないとダメなんだぞ! 」みたいな事を言ってくれます。■何より一番素敵だなと思うところは…お給料がいつもより多かったりした時「お小遣い増やしてー!」ではなく「子どもたちのために使ってよ!」と言ってくれること。いつも自分のことは「二の次でいい!」と思ってくれていることが、本当に尊敬するなーと思っています!改めて良いところを書き出してみると…、旦那ってすごい奴じゃん!!この人と結婚して、子どもたちのパパがこの人で本当によかったー! と思います。
2020年02月11日普段ブログにもあまり登場しない我が家の夫。無口でマイペースゆえの影の薄さなんですが、今回は夫と結婚して良かった事! という事で改めて夫に感謝している部分を思い返してみました。普段の家事は9割私なので、文句言われたら逆にキレるんですが、何でも受け入れてくれるというのはそれだけで安心感に繋がるなーと感謝しています。そして何より夫のいい所は………多分夫は「趣味をさせておくと妻の機嫌がいい」と気づいたのではないかと思う…笑代わりに私も、夫の飲み会や趣味の外出は快く送り出しています。子どもがいる今でも変わらずお互いに趣味や友人たちとの交友を楽しめているのはひとえにお互いの思いやりの結果なのだなーと、しみじみ感じる今日この頃。老後はお互い共通の趣味である映画鑑賞とロケ地巡りなんかをしたいなぁー
2020年02月11日前回からのあらすじアパレル業界への就職を望むも夢をかなえられなかった友里。就職した会社で出会った亮と結婚し、子どもを産むが、転勤により自分の地元に戻ることに…。変わってしまった地元、そして何より亮の態度が冷たくなり始めた…。 「夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく」 ※このお話はフィクションです■夫の姿にドキっとする私亮は年度末ということもあって残業続き。おはようくらいしか会話をしない日が続いた。(もう少しで入園式なんだけど、亮くんちゃんと来てくれるのかな)そう思いながらはたと気づいた。私、入園式に着ていくスーツ、持ってなかったんだ。(どうしよう……)「ただいま~」亮がリビングに入ってきた。私は幼稚園に出す書類を書きつつうたた寝してしまったらしい。「おかえり、ごはんの支度するね。遅いからお茶漬けでいい?」亮はうなずきながらお風呂場に向かっていった。……5分ほどして亮がお風呂から上がってくる。亮は上裸、長めのスウェットパンツで出てきた。出会った頃と変わらず、筋肉質な身体だ。「友里、なに見てるんだ?」私は気恥ずかしくなりながら熱々のお茶漬けを差し出した。「あのね、亮くん。私、気がついたことあるんだけど……」「なに?」「入園式に着ていくスーツ、ないの」「え? 友里スーツ3着ほど持ってたよね、あれじゃだめなの?」「うん。だめなの」私は、亮に入園式用スーツの画像を見せた。「確かにこういうのは持ってないのはわかるけど……うーん。友里、持ってるものでなんとかならない?」持ってるものでなんとかなるなら、こうやってわざわざ相談なんかしない。セレモニー用のスーツはノーカラージャケットが定番なのを、どうしてもわかってもらいたかった。結局、亮がしぶしぶOKしてくれたので、私は週末にスーツを買いにひとりで出かけることになった。それにしても、必要なもののお金を出し渋るようになったのは、私が働いていないせいなのかな…?*■体形が変化した私、夫に相手にされない…?「ママ、ぼくパパといっしょにおるすばんしてるね」悠斗は、パパと一緒に遊べるとあってとても楽しそうだ。私は、悠斗に手を振りながら家を出てバス停に向かった。ひとりでバスに乗るとき、ちょっと緊張した。ここのところずっと、自転車か車だったから路線バスというのがちょっと新鮮だった。ショッピングモールにやってきた。ひとりで買い物できるとあって、私はちょっぴり浮足立っていた。さっそく、独身のときによく買ってたブランドで入園式用スーツを試着してみたものの……。(え? 体重はほとんど変わってないはずなのにお腹周りが微妙にもたつく……! それに、なんだか脚がすっきり見えない……これって、子ども産んだから? なんかショック)いかがですか? と試着室の向こう側から聞かれても私はカーテンを開ける気にはなれなかった。仕方ないので店員さんに丁寧にお詫びを言って、少し年齢層の高いブランドの店に入ることにした。(……これなら大丈夫、か。見た目よし、ウエストよし。値段は、予算通り。買う!)帰る途中に、手織り糸の工房が目に入った。しなやかな色味の糸からごつごつした手紡ぎの糸まで壁一面に並んでいる。思わず足がドアの方に向かいそうになった自分を振り払うように、走ってバス停に向かった。おやつと夕飯の材料を買って家に帰ると、父子はなかよくリビングでお昼寝をしていた。部屋はおもちゃが散らばってて、足の踏み場もなかったけど、あどけなくそっくりなふたりの寝顔を見てたら怒る気にはなれなかった。(かわいいなぁ、悠斗も、亮くんも)その日の夜。私はお風呂場で自分の身体を鏡に写していた。(こうしてまじまじと見ることなかったけど、私、やっぱり変わっちゃったな…。どうしよう、このままだと亮くんに相手にされない……!?)と、そこへ扉が開く音がして私は慌てて振り向いた。「なにナルシストしてんの?」亮にこう言われて、私は慌ててパジャマを羽織りボタンをかけようとしたけど、次の一言で完全にダメ出しを食らった気になった。「お前、太ったな」…。しばらくしてパジャマのぼたんが掛け違っていることに気が付いた……。*■子どもの入園式で感じた違和感迎えた入園式。真新しい制服を着た悠斗と、買ったばかりのスーツを着た私。そして、シャツを新調したパパの3人は、幼稚園の方面に向かうバスに乗った。。幼稚園は、歩いて20分バスで5分ほどのところにある『めぐみ幼稚園』というところ。うきうきしながらバスの外を眺める悠斗に反するように、私の気持ちは若干落ち着かなかった。これから始まる園生活、親同士のかかわり合いとか先生方との関係の築き方とか、そっちに気を取られる私がいた。「友里、なに浮かない顔してるの?」不意に亮に訊ねられてもうまく答えられる気がしなかったから、笑ってごまかすしかなかった。そうこうするうちに、バスが幼稚園の正門すぐ近くに着いた。式が始まる前、親と子はそれぞれ違う教室で待機することになった。親が入場するまでの間、ふと窓のほうに目をやると、悠斗が私が作った登園バッグをとっても嬉しそうに持っているのが見える。(よかった、あれ頑張って作って……ん? え? どういうこと!!)悠斗のバッグをよその子が掴んで引っ張ろうとしてるのが目に飛び込んできた。先生がすぐに割って入ったから、取られるということはなかったけれど……。(あれが幼稚園、いや、集団生活の洗礼かぁ)私は、入園式のあいだ、ずっとその光景が頭から離れず、ありがたいはずの園長先生のお話やその他もろもろのことがすっぽり頭から抜け落ちてしまった……。入園式が終わった帰りのバス停で、真新しい制服を着た女の子と真新しいスーツを着たママさんを見かけた。(もしかして、同じクラスの子なのかな?)私が話しかけようとする前に、悠斗が、「ひまりちゃんだー!」と駆け出した。私と亮は、思わず目を見合わせる。「わー、ゆうとくん! ゆうとくんもバスでかえるの?」「うん! いっしょにかえろうね」子どもはあっという間に友達になれる、そんな素直さがうらやましい。そんな気持ちでふとひまりちゃんのママの顔を見たら、ふんわりした笑顔を見せてくれた。私はなんとなく、この人なら友達になれるかもしれないと思った。しかし、私の幸せな気持ちは、すぐに打ち砕かれるのだった…。イラスト・ ぺぷり 【わたしの糸をたぐりよせて】 連載 「第1話」から読む ≫ 夫とは口喧嘩ばかり…幸せな家庭が壊れかけていく \「うちのダメ夫」連載が動画に!/ 母ちゃんTVはコチラ チャンネル登録お願いします♪
2019年12月24日皆さんは、育児の合間に楽しめる趣味、ありますか?私は……ありませんでした。以前は、ゲームや映画鑑賞、お絵描きなど趣味はあったのですが専門学校入学という人生の転機があり、マルチタスクが苦手な私は勉強に集中するために、そこで趣味をすべて捨ててしまいました。勉強は楽しく、クラスメイトとの付き合いもあり、ひきこもり上がりには目まぐるしいほどの、充実した日々を送っていました。更にそこに、娘を出産するという大イベント。ゲームより娘のお世話の方が白熱しますし、映画を見るより娘の様子を見ている方が楽しい。ペンを握るのは、娘の問診票を書く時くらい…。私の趣味は"娘"になりました。趣味にかかるお金も時間もすべて娘に注ぎ込めるので、これが一番。これでいいと思っていました。しかし…息抜きもせずに娘と向かい合う日々の中で、私は少しずつ、メンタルに不調を抱くようになっていました。また、発達ゆっくりさんな娘の療育、将来への不安、そして自分自身の持病の悪化、それによる専門学校退学、という出来事が重なり、思考回路がショートしかけた時。専門学校で出会い、公私ともに私を支えてくれていた友人が、ふと、こう言いました。「絵、描きなよ。もったいない。」絵を描くと言っても、ここ数年は、臓器や骨格筋をノートに描いたくらい。でも、その友人は、その絵のことを評価してくれていました。そこで私は、実家でホコリをかぶっていたペン型タブレットを、久しぶりに掘り出しました。こうして始めたのが、インスタグラムでした。最初は、ほんの落書きでした。何せ、人間の中身ばかり描いていたので、人間の外見を描くことには大きなブランクがありました。しかし、落書きでも、いいね!を押してくださる方、フォローしてくださる方、コメントしてくださる方がいました。家族と数少ない友人以外とのコミュニケーションは本当に久しぶりで、心がほっと癒されていくのを感じました。そこで、次に始めたのが娘を描くこと。育児漫画でした。娘との生活は面白いことだらけなのに、写真や動画では収めきれない出来事ばかりでした。それを漫画に描き、娘との生活を、ある意味ノロケたかったのかもしれません。また、持病の悪化で命を落としかけたことで、娘との日々を、娘への想いを、私なりの形で残したかった、という部分もあります。こうして、育児の合間に始めた育児漫画は色々な方に見ていただくことになり、嬉しいことも楽しいことも、つらいことも不安なことも、「ネタにしたろ!」の精神で乗り越えられるようになりました。何より、投稿することで頂くコメントの数々は、ママ友のいなかった私にとって何よりのアドバイスで、励ましで、癒しになりました。こうして、私の趣味になった"育児漫画"。更には、投稿する中で連載のお話をいただくようになり、始めさせていただいたのが、この連載でもあります。前述の通りマルチタスクが苦手な私は、案の定スケジューリングが下手で二人育児しながらの漫画制作にあっぷあっぷしていますが(ご迷惑おかけしています…)友達にも会えない、飲み会にも、美容院にも行けないそんな日々の中で自宅にいながら、たくさんの人のあたたかさに触れることが出来、更には育児の楽しみも増やしてくれる。そんな育児漫画の世界には、感謝してもし尽くせません。皆さんも、描いてみようかな?と思ったら、ぜひ描いてみてください!あなたにしか描けない、アルバムに残せないことも描き残せる、素敵な趣味になると思います。
2019年08月28日皆さま、ごきげんいかがですか。男の墓場プロダクションの劔樹人と申します。普段はマンガを描いたり、バンドをやったり、ハロー!プロジェクトの応援をしたりしながら、家のことや育児を主に担当する主夫として生活しています。今回は、どうして私がマンガを描き出したかというお話にお付き合いください。■“日本一有名なロックバンドのマネージャー”だったあのころあれは2012年ごろだったか。当時私は、神聖かまってちゃんというロックバンドのマネージャーをしていた。バンドじゃないもん! というアイドルグループもデビューさせ、忙しさは絶頂だった。さらに、日本初のインターネット配信により有名になったバンド・神聖かまってちゃんの周辺人物として、なぜか私はマネージャー・プロデューサーとしても有名になっていた。私自身がたくさん取材を受け、テレビに出演し、映画にも主演級で出た。さらに、鬼束ちひろさんのネット番組でMCまでやった。当時は、「日本一有名なロックバンドのマネージャー」とまで言われたのである。■ブログ執筆のオファーが!そんな私に、とあるファッション・カルチャーサイトから、ブログを書かないかというオファーがあった。ファッション、アート、音楽など、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちのブログである。震えるような気持ちで引き受け、いざ書こうと思ったが、全く書くことがない。日常の適当なことを書けばよかったのかもしれないが、そもそも自分はこんなおしゃれなところでライフスタイルについて語れるクリエイターなのか? というコンプレックスが、それを許さなかった。とにかく何かをクリエイトしなくては。追い詰められた結果、私はなぜか幼少のころに書いていた経験があるだけのマンガを描くことにした。『高校生のブルース』というタイトルをつけた、絶望的に稚拙なものであった。それが、しばらく描いてみると…。■まさかの大絶賛!?その俳句のような叙情感と、読む側に大部分の感情を委ねる読後感に、映画監督の大根仁監督、氣志團の綾小路翔さん、アンダーカバーの高橋盾さん、テレビ東京の佐久間プロデューサーなど、今でいうインフルエンサーたちがこぞって大絶賛。Twitterやブログなどで紹介してくださったのである。本気でそう思った。まさかこんなことで秘められた自分の才能が開花するとは…これで自分も、Twitterで何万リツイートもされる、人気WEB漫画家みたいになるのだと思った…それがまさか、何万人もフォロワーがいる人たちが紹介しているというのに、奇跡的にほとんど拡散されなかったのである。大根さんに至っては、ラジオに呼んでくれたり、いろいろなところで紹介してくれたのに、大根さんのフォロワーたちに私のマンガは全然響かなかった。何を隠そう、評価したものが必ずヒットする目利き・大根仁が唯一ヒットさせられなかったコンテンツが私、劔樹人なのである。しかしその後もそれなりにマンガは描き続け、今に至る。相変わらず、大きくバズったことはない。それでもこうしてやらせていただいてるのは、とてもありがたいことである。
2019年08月01日こんにちは、とまぱんです。7月雨ばかりでしたね....。子どもとともに運動不足です(晴れてても運動不足ですけどね)。さて、今回のテーマは「私がコミックライターになるまで」ということで育児のあれこれを描くようになった経緯を描かせていただきたいと思います。■大学時代、授業中に漫画を描く日々19歳のころ札幌から東京へ上京し、美術大学へ通い始めました。私は彫刻学科だったので、粘土や木で立体物を作っていましたが、それ以外にも西洋学や文学などの授業もありました。それが全然おもしろいと思えず、今のようなゆるい漫画ばかり描いて暇をつぶしてばかりいました。大学の講義室って中学や高校の教室と違って広いので先生にバレることはなく最適なんですよね。はたから見たら、しっかりノートをとる真面目な生徒に見えたことでしょう。■描くなら今しかない! 出産後、漫画を再開社会人になり、ゆるい漫画なんて描く時間はこれっぽっちもありませんでした。これといって好きな仕事に就けたわけでもなく、ただ生活のために働く日々。そんな中、結婚し出産して育児をスタート。漫画を描くなら今しかないかもと思いました。が、育児の合間に描くのは思いの外大変で、睡眠を優先することもしばしば。でも今でも育児のコミックライターを続けられるのは、やっと自分の好きなことができているからだと思います。それと自分の描いた記事にコメントしていただいたり感想が聞けるのがとても大きい…!今まで仕事をしていて上司に褒められるとか何か反応してくれるとか当然なかったので…。■“育児”というデリケートな題材だからこそ悩むことも…楽しみながら描いている反面、コミックライターをしているみなさんは当然悩みながら描いているかと思います。育児ってとてもデリケートなものなので、表現の仕方にとても悩みます…!私はヘタレなので、これを描いたら批判されてしまうかも…と思うネタは、描くのを保留にします(笑)でも、非難も含めさまざまな議論を呼ぶような内容のほうが、育児に四苦八苦しているお母さんにとって必要な内容だったりするのかなと…。たとえば子ども同士の喧嘩、ママ友問題などなど。深刻な内容であるほど、多くの声が寄せられているように思います(かくいう私は、今のところかなり内容のない漫画ばかり描いてます…)ちなみに私が保留にしたネタは、「子どもを一時保育に預けてコース料理を食べに行く」というものです(笑)産後慌ただしいころは、コースを食べに行くなんて思い浮かびませんでした。少しずつ子どもも落ち着いてきて、あるとき「あれ? これ、もしかして本気出せばゆっくりコース料理食べられちゃう感じ?」という思いが頭によぎりました。それから「娘を一時保育に預けて夫婦ゆっくりコースを食べよう!!」という計画を立てることに。これが実現できたら記事に描いて、疲労しているお母さんに「こんな息抜きの仕方もあるよ!」と伝える目的で描こうと思いましたが、ヘタレな私には「非難のコメントが来るかも…」という不安もよぎりました。 結局、預けようと思った保育園が1ヶ月待ちで気が遠くなり実現できなかったんですけどね…。いつか義両親に預けるか、デパートの一時保育に預けるかしてコース料理を食べに行きたいです。■育児はどこか滑稽で面白い育児漫画や記事を描くにあたって、いつも“滑稽さ”を出せたらいいなと思っています。育児をやっている間って常に疲れのどん底です。私は産後3ヶ月は多分笑わなかったと思います(笑)つねに無表情でひたすら子どもを生かすのみ...。しかし、少しずつ育児に慣れたころ、ところどころ滑稽な場面に出くわすように…。たとえば、寝かしつけようとしているのになぜか夫が娘の腕をハムハムするとき。余裕がないときはとても腹立たしい出来事なのですが、少し余裕が生まれたときは夫の行動がなんだか滑稽に思えてくるんですよね…。この人、私が一生懸命寝かしつけているのになんでハムハムしてるんだろうと…。また、永遠におもちゃを片付けているとき。床がおもちゃや本で埋め尽くされてきて、もうそろそろ限界だな…ってときに片付け始めるのですが、それと同時進行でまたおもちゃやらを引っぱり出してきます。お互い同時に反対の行動をしてる姿がなんだか滑稽だな~と…。トータルで育児はつらいものですが、つらいときこそどこかに笑いを見つけたいですよね。なんだかんだ真面目な記事になってしまいましたが、読んでいただきありがとうございました!
2019年07月30日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!今回は私が育児漫画を描き始めたきっかけのお話です!■育児漫画を描き始めたきっかけは…出産してすぐの頃、毎日育児に追われ忙しくしていたものの思ったように外出もできず、部屋にこもりがちになり少し人恋しさを感じていました…育児記録にもなるし、ちょっとした気分転換に描き始めた育児漫画。せっかくなので前から使っていたsnsにも投稿してみたら、友人たちから「面白かった」「もっと描いてほしい」などのコメントをもらえ、それが本当に嬉しくて! それからも育児漫画を描いてはsnsに投稿するようになりました。■SNSでたくさんの反応が!すると見てくださる方が少しづつ増えてきて、いいねやコメントをもらえるように!いただいたコメントは共感してくださるものから応援メッセージ、さらには育児に関するアドバイスまでもらえたり! と育児に疲れても皆さんのいいねやコメントで元気をもらうことができて、いつしか私の心の支えになっていました…!さらには、連載のお話までいただく事ができ、こうして今ウーマンエキサイトさんコミックライターをさせていただくきっかけとなったのです!■どのように描いているかの環境について私の育児絵日記の描き方なのですが、最初は紙にペンで描いたものをスマフォで写真を撮り、それをアプリで編集していました。しかしそれだとカラー原稿を描くのが難しかったり、画像編集にも限界があるため、連載用の原稿はパソコンで描くことに。しかしパソコンは起動するのにまず時間がかかるし、育児の合間にちょっと描くという事ができないためどうしても時間がかかってしまい、なかなか作業が進まず困っていると…それを見かねた旦那からタブレットと専用ペンシルのプレゼントが!!起動も早く、持ち歩くとこも可能なのでいつでもどこでも気軽に描くことができ、一気に作業スピードがアップしました!今では手放せないアイテムになっています。気分転換にと始めた落書きが、たくさんの方に共感いただいて、さらには連載まで出来るようになるとは思ってもみなかったため、本当に本当に「いいね」やコメントをくださるみなさまに感謝の気持ちでいっぱいです!これからもマイペースに、子供の成長を楽しみにながら育児絵日記を描き続けていけたらと思っています~!
2019年07月11日今回は普段イラストレーターをやっているパパンが、何故漫画も描くようになったのか? 今までの経緯を簡単に漫画にしてみました。子供を授かった当時、まだパパンは独立したての頃で、生活だけでなく、心にも余裕が持てないでいました。そんな時、ママンはいつも「大丈夫!大丈夫!」が口癖で励ましてくれました。大変だと思っていた育児ですが、やってみると毎日が事件の連続。コレ漫画にしたら面白いんじゃないだろうかと、軽い気持ちで筆を執ってブログ公開したのがきっかけでした。読者様の反応が楽しく、育児で抱えたストレスもトラブルが起きただけ漫画にすることで浄化していきました。ブログも徐々に人気が出てきた頃、心に余裕が持てるほど私も成長していました。仕事も徐々に軌道に乗り、家族にも恵まれたのですが、今度は多忙で家族と一緒の時間を過ごせないことも増えてきた頃です。闘病の時期は辛く厳しいものでしたが、それをきっかけにパパンの仕事の取り組み方も変え、家族との絆もより深まる機会となりました。またこの時期の経験を後日漫画で描くことで、書籍化も実現しました。今も描き続けられるのは皆さんのおかげです。いつも読んでくださって本当にありがとう!心より感謝を込めて。
2019年07月05日元々絵を描くことが好きだった私。子供が生まれ、身内に見せるために育児漫画を描くようになり、そこからSNSやメディア連載で漫画を公開するようになり…。ありがたいことに色々な方から見て頂いたり感想を頂けるようになりました。そんなコミックライターという立場を通じて、私が嬉しかったことは…■色んな人とつながり合える喜びフツ〜ウの主婦である私の漫画を読んでくれる人達がいるなんて、今でも不思議な気持ち。■漫画に描きながら自分を再発見これからも楽しみながら続けていけたらいいなと思っています!
2019年07月05日娘一人、息子一人のわが家ですが…、私はもともと、子どもができにくい体質でした。結婚したのは24歳のとき。結婚後なかなか子どもができず、不妊治療に通っていました。そして、結婚しても妊娠しないことで、周りから「子どもはまだ?」と言われ始めました。周りからかけられる言葉に傷つき、余計ネガティブになった私。「私には子どもが一生できないのではないか」そんな思いを話すと夫は…「大丈夫」と、涼しい顔で言いました。不思議なことに、夫から「大丈夫」と言われると、なぜか本当に大丈夫な気がしてくるのです。結局、夫と話し合い、辛かった不妊治療はやめることにしました。その後、治療をやめて2、3か月経ったころ…私は自然妊娠。27歳のときに娘を出産しました。そして、時は流れて私は31歳になり、今度は二人目の不妊に苦しんでいました。「二人目はまだ?」という言葉に傷つき、2回の流産を経験し、また私はネガティブになっていきました。このときも夫は「大丈夫よ」と、また涼しい顔で言い続けていました。その後、私は33歳のときに二人目を授かりました。しかし、妊娠中はトラブルばかり。繰り返す出血で、入院や自宅安静が続きました。医者からは「あなたの場合、安定期はないよ」と言われる始末。「もう産めないかもしれない」そんな風に考えていたとき、また夫は「大丈夫よ」と言いました。もちろん夫には、医学的な知識もありませんから、何の根拠もありません。でもなぜか「そうか…大丈夫か…」と私の緊張はほぐれていきました。結局最後までトラブル続きではありましたが、私は無事息子を出産することができました。その後も、私は夫のこの「大丈夫」という言葉にたくさん救われてきました。どんな状況でも慌てることなく、いつも同じ表情で、さらっと「大丈夫」と言ってくれる夫。このさらっとした言い方が私には合っているようで、いつも安心できます。夫のこの言葉で、私の心は保たれているといつも感謝しています。
2019年07月03日2017年の映画『ワンダーウーマン』の成功を皮切りに、それまで描かれてこなかった女性像が様々な映画や海外テレビシリーズで積極的に描かれるようになった。ヒーローとしての強い女性を主人公に据え置くだけでなく、作品を通して女性が社会で生きる上での「リアル」を世の中に伝えることも重要になってきている。昨年、アメリカのコメディアン、ミシェル・ウルフはNetflixオリジナル番組の中で「映画でよく描かれる強い女性像」を風刺。強い女性は汗をかかないし、緊張しないし、寝ないし、化粧もし続けている…視聴者の女性たちのリアルな生活とリンクしない女性像に疑問の声も上がってくるようになった。ミシェル・ウルフの動画は風刺コメディなので誇張している部分ももちろんあるが、決して間違ってはいないように思う。確かに以前に比べると女性が描かれるようになったが、そこには視聴者が期待している女性像がまだまだ足りないと感じることも。そのような時流の中で、5月3日に全世界同時配信スタートした異色のNetflixオリジナルコメディアニメ「トゥカ&バーティ」が海外テレビシリーズファンの間で、“30代女性のリアルを率直に描いている新しい作品”として注目を浴びている。一見子ども向けハイテンションアニメ…実は完全に大人向けの内容!絵柄を見ると分かる通り、ポップでテンション高めな絵本のようなアニメーションだ。文字だけでなく時折実写映像も差し込まれるため、ハイテンションな子ども向けギャグコメディと錯覚してしまうが、完全に大人向けの内容なのだ。この絵のテンションで、30代女性の仕事、恋、人間関係、社会問題を「リアル」に伝える異色のコメディアニメは唯一無二ではないだろうか。登場人物ならぬ、どこか自分とリンクする登場“動物”たち自信家で自由奔放なオオハシのトゥカと、繊細で実直なウタツグミのバーティは2人とも30代の“鳥類”女性。2人はシェアメイトとして一緒に住んでいるくらいの大親友だったが、バーティが彼氏のスペックルと同居するためシェアメイトを解消。とはいえ、トゥカはバーティの部屋の真上に住んでこれまで通りバーティの家に入り浸る。一見トゥカの行動はウザいが、自分の部屋でひとり過ごすトゥカの描写は、彼氏や子どもができてライフステージが変わり、仲が良かった友達と疎遠になった時の自分自身と重なり無下にできない苦い気持ちが湧いてくる。自分だけ何となく世間から置いていかれているような感覚と、何か新しいことを始めようと試してみるが、ぽっかり心に穴が開いてしまったような寂しさ。努めてポップにテンポよく描かれるので、辛気臭さはないが、それでもどこか自分の心の奥底にあった経験をサクっと表に出されてしまったようなリアルさがある。30代の女性クリエイターが描く女性像「トゥカ&バーティ」はNetflixオリジナルアニメ「ボージャック・ホースマン」でプロデューサー兼プロダクションデザインを務めたリサ・ハナウォルトがクリエイターとして手掛ける1話30分弱、全10話のコメディアニメ。「ボージャック・ホースマン」といえば、50代セレブ俳優の悲哀を描いた作品。シーズン5まで現在配信され、人生の苦みを切実に描いた作風は、Netflixオリジナルアニメの中でトップクラスの人気を誇っている。そんな人気シリーズから今回あえて独立し作品を制作した背景には、人気シリーズでも描かれていない「あること」がきっかけだった。「ボージャック・ホースマン」は、視聴者が自分の人生の苦い経験と重ねてしまう描写が数多く存在するが、それでもジャンルとしてはコメディ。多くのギャグシーンが登場する。その制作の過程でリサ自身、シーンとシーンの間に挟むギャグがいつも男性であることに違和感を覚えたとNetflixが企画した女性ショーランナー座談会の中で語っている。物語としてさして重要ではないシーンだが「女性だってキモいし、面白おかしいのになぜ男性ばかりなのか」と。大人向けアニメで共感できる女性像がまだまだ描かれていないことから、今回自らメガホンを撮りクリエイターとして、30代の女性が自ら30代女性のリアルを描いた大人向けコメディが生まれた。このような経緯から、トゥカもバーティも作中ではガニ股でドカドカ歩くし、自意識過剰になって妄想にふけったりするし、相手のことを考えずに大失敗する姿が率直に描かれているのだ。あるべき論ではなく、いまを生きる女性のリアル劇中では女性が社会で生きる中で直面する課題も“リアル”に描かれている。職場で横行するハラスメントに対して、女性に相談するけれど「相手がイケメンならむしろ喜ぶべき」と言われたり、フェミニズムについて勉強したけれど実際問題に直面したときに行動できなかったり。「#MeToo」運動以後、女性への理解を世の中が進める中で、もちろん女性自身が声を上げていくことも必要だが、全員がそうできなくても良い、だれかに助けを求めてもよいという寛容さもこの作品では描かれている。それは、クリエーターのリサ自身が、作中で伝えたかったことでもあると「NowThis Her」のインタビューで話している。トゥカもバーティも、リサ自身のパーソナリティをキャラクター化したもので、キャラクターを通して、リサ自身が日々生きる中で出会う“女性だからこその課題”を代弁しているとのこと。決して作品を通して、何か課題を提起し教えようとするのではなく、課題を課題のまま表に出す素直な作風も、多くの女性たちの心を掴んでいるのではないか。答えを見つけるのは、いまをリアルに生きる視聴者。メインのキャラクターを鳥類に据えることで、同じ鳥でも様々な種類がいるように、同じ人間でも十人十色。いろいろな考えや価値観を持った人たちの中で、よりお互いが心地よく生きていくためには、まず課題を課題として捉えることが大事だとこのアニメを見ると感じる。あえてコメディタッチで描くことで、深刻さを適度に排除し課題を冷静に捉えることができるし、周りの友人に気軽に話しやすくなることもコメディだからこその効能だと思う。SNSが普及し、ストーリーの面白さだけでなく、その作品を「体験」し、「共感」し、だれかと「共有」したくなるかどうかがより重要になっている中で、SNSど真ん中世代である30代に寄り添ったリアルな作風は、いまの時代の最先端をとらえたいま見るべき作品のひとつではないかと感じる。(キャサリン/Catherine)■関連作品:【Netflixオリジナル】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflixオリジナル】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2019年06月27日こんにちわ。 我が家は子どもが3人いるんですけど、これは結婚当初から私が「子どもは3人欲しい」と希望していたからなんです。 しかし夫はというと「子どもは2人がいい」という希望でした。 3人欲しい私と、2人でいい夫との間で折り合いがつかないまま、なんとなく月日が流れ、次男も1歳半になった頃の話です。 ふとしたことがきっかけで折り入って話をする機会がやってきました!! その時の話を記録していたものがあったので、今日はそのお話を書いていきたいと思います。 ■「3人目が欲しい!」夫に切り出したタイミングこの日私たち夫婦は、ある会話をしていました。 きっかけは、大量にある布オムツのカバー。 次男の布オムツもほとんど使わなくなったので箱の中にしまったままだったんです。それを見つけた夫が、夫:「もう使わないんだったら捨てたら??」 と言ってきました。 私:「ちょとっ!! まだいるしっ!」 夫:「もういらんやろ」 私:「いや、まだ3人目への夢が!!」 心の声:よし、今がチャンス!! この機会を逃すまじ!! 私:「あのさ、ちょっと折り入って話があるんだけど…」 夫:「…なに」(ごくりっ) 私:「あのさぁ…あのさ、あのさ… 今、本気で3人目が欲しいんねんけどっ! お願い! お願い! お願い!!」 (どんなお願い方法だよ!!! 必勝祈願か!!) 夫:「えぇ?!」 私:「違うねん! 秋ぐらいに…って思ってたけど、でたら春に欲しいなーーって思うようになってさ」 夫:「え?! 春に産みたいってこと?」 私:「違う。今、妊娠したいってこと」 夫:「でぇぇぇぇぇーーーーー!!!!」 出た! 妻の大暴走!しかしここから私の猛攻撃開始です!! 私:「お願いっ! お願いっ! お願いーーー!! 100万円あげるからっ!!」 夫:「はぁ? なにを言うてんねん無茶苦茶か!」 私:「お願い! お願い!!」 夫:「えぇーーー!? ちょっと考えさせて…」 私:「じゃぁ、わかった! 1週間考えて!!」 夫:「えぇ!? 1週間? 短かっ!!」 妻:「何よ! 1週間あれば十分でしょ」 夫:「はいはいわかったわかった…」(呆れモード) というわけで、まだ先かと思われた我が家の3人目会議が、妻の気分が変わったために予定より早めで大詰めに~~。 さて、この1週間で果たして吉と出るか、凶と出るか…。 いよいよ運命のとき。ついにやってきました! このあいだの土曜日!! 出張から帰ってきたばかりの夫をつかまえて聞きましたわ。 私:「1週間たったけど答えは出ましたか?」 夫:「…は? なにが?」 私:「……!? …なにがって…3人目どーすんのかって話やんか!!」 夫:「あぁ…忘れてた」 私:「ちょとっ! ちょとちょとちょとーーーーー!! 考えるって言ったのアナタじゃないの!!」 夫:「……そんな暇なかったし」 私:「はい、そんなん絶対ウソだし。考える暇がなかったんじゃなくて、考える気がなかったんでしょ」 夫:「ほんとだってー。じゃぁ、まぁ、……長男に聞いてみ」 おっとここで突然巻き込まれた長男(当時4歳) 私:「なんじゃそりゃ(爆)! 長男に聞いたら絶対欲しいって言うに決まってるやん」 夫:「分からへんやん。聞いてみ?」 私:「長男~~、もう1人、赤ちゃんがいたらいいなぁって思う?」 長男:「うん」 ほらーーーー!!!!(笑) 夫:「ぎゃっ!!!」はい、じゃぁ、いいってことだね! わーーいわーーい! 夫:「え、もうこれで決まりってことなん?」 私:「うん。だって長男がいいって言ったらいいんでしょ?」夫:「わぁーー…えぇ~~~…いいけどぉ~~。いいけどまた赤ん坊かぁーー…大変やぁーーん…」 私:「ちょっと!! なにが大変なんよっ! つわりで苦しむのも私だし、産むのも私なんだから別にあなた大変じゃないじゃん!!」 夫:「いやあーー、俺だって無言の圧力に耐えてるんだから」 私:「なによ。無言の圧力って!」 夫:「なんか感じるやん? ダラダラしてたら、明らかにイラついてる空気みたいなやつ?」 私:「そーーーお!? あたし、できるだけ自由にさせてあげてると思うけど!?」 夫:「そんなこと言ったってイライラしてるときとかあるもん。俺だって怯えながら寝てんねんからー」私:「知らないしっ! 勝手に怯えて寝てるだけやんっ! そんなにイライラしてないしっ!」 夫:「…まぁ、いいや。はいはい、いいよ」 やったーーーー!!! 私:「わーーーい! わーいわーいわーーーい!」 というわけで3人目を作る合意が得られました。パチパチパチ。 なんだかんだ言って、結局最初っから夫の答えは出ていたのだと思う。俺の嫁は譲らないところは譲らないとわかっていたのだと思います。 それだったら、一体なぜ、「ちょっと考えさせてくれ」と言ったのだろうか。とりあえず1回抵抗してみたかったのかな(笑) なにはともあれ、我が家の3人目の許可が下りました。 ■実際に三男が生まれると、夫は…はい、というわけでその1年後、めでたく三男が爆誕したのでございます。今となっては「三男が生まれてきてくれてよかった」とデレデレです。 めでたしめでたし~~~~。 ↑ウーマンエキサイトベストコミック大賞はこちらから!
2019年05月02日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは、もづこです。今回は少し遅れての ホワイトデー企画「夫が思う、私と結婚してよかったところ」 です。バレンタインデー企画に続き、描きにくいテーマでございますが、せっかくの機会なので夫に聞いてみましたよ。まさかの返答ナシ…!シャイな夫の事だから大してネタになりそうもないリアクションだろうとは思っていましたが、まさか答えないとは…。まぁある意味彼らしくもありますけど(笑)夫は返事が返ってくるのがいつも遅いんですよ。こっちが話振ってリアクションなく、スルーかと思ったら忘れた頃に返答があり「今頃!?」みたいなこともよくあります。たぶん内容を脳内で考えがまとまってから発言するから時間がかかるんだと思うんですが、その頃にはもうこちらは次の話題に移っちゃってるわけです。それで今回も「答えたくなくて逃げた」というわけではなく他の事しながら答えを考えてたら、私ももう他の事してるしタイミング逃しちゃってうやむやになってしまったようです。関係ないですが夫が去った後なぜか「結婚」というキーワードに反応した娘に絡まれ、王子様とプリンセスの結婚式ごっこやらされました。後日、仕事に出かけている夫にLINEでもう一度聞いてみたところ、こんな返答が返ってきました。365日24時間一緒にいられるというのはそれってすごいこと&とても相性がいいってこと!ということでいろいろ突っ込みたい気持ちを抑えつつ、以上まとめとさせていただきます…
2019年03月21日私は幼稚園で委員会の役員をしているのですが、ある日、住みよい町を作るために、市長と話し合いをするというイベントに出席することになりました。しかし、人前で発言するのが苦手な私は、このイベントがとても憂鬱(ゆううつ)…。市政のこととか全然わからないし、何より、市長なんてすごい人と一体何を話せばいいのか…。頭の回転も遅く、ぶっつけ本番では何も言えなさそうだったので、事前にどういうことを話すかを考えようと思いました。…が、全然出てこない!普段から物事を深く考えず、不満があっても、「ま、いっか」と過ごすことが多い私にとって、何かについて深く議論するということはとても難しいことでした。■夫の口からスラスラ改善案が…白紙の紙を前に、書くことがなく固まっていた私を見て夫が、「どうしたん?」というので、「前言ってた、市長と話し合いをするイベント、もう来週やからさ…」とため息交じりで返答しました。夫はただ「大変やな~」と同情してくれるだけだと思っていたのですが…それぞれが、違ったフィールドで大変な思いをしてがんばっているんだなぁと思いました。だけど、普段は自分の大変さばかりに目が行って、はたから見ると自由きままに生きているような夫に対してずっと被害者意識をもっていました。「『仕事だから』って言えばなんでも許されると思って…」とよく思っていました。でも、その「仕事」って本当に大変なんですよね。子どもが生まれてからは会社員として働いたことがなかったので、長らく「仕事」の大変さを忘れていました。■夫と妻、どちらも一生懸命がんばっているまじめに仕事をして、タスクをこなすのはあたり前。常に上を求められる。目標値より大きく成長すると評価はされるものの、次の期には成長したところからさらに成長することを求められる。ずっと全力で走り続けなければいけない「仕事人」に比べると、私の仕事はたしかにある程度自分のペースで進められるという点は気楽だと考えられる面もあるかなと思います。しかし、家事だけであれば、場合によっては次の日に持ち越しができるけれど、子育ては365日24時間体制で自分のことはすべて投げても子どもを優先しなければいけないし、子どもの人生を一緒に作っているんだという大きなプレッシャーもあります。また、イラストを描くという私の仕事は、基本的に子育てで寝不足だろうが多少体調が悪かろうが、一度引き受けたら期日までにはきちんと仕上げて納品する必要があります。それに対して夫は、子どもが生まれてからもずっと身軽だし、生活もあまり変わらないという点ではすごくうらやましい。別に、どっちが大変とかそういうことを言いたいのではなくて、「みんな大変」だなぁと。それぞれ役割は違うし、各々の苦労があるけれど、それぞれが一生懸命がんばっているんだから、「私ばっかり大変」とか言いたくなったときは、一息おいて相手の大変さも考えないとなと、あらためて思った出来事でした。
2019年03月08日『夫の扶養からぬけだしたい』 ゆむい著(KADOKAWA)結婚もしくは出産をきっかけに仕事を辞め、専業主婦としての道を選ぶ女性たち。「仕事もしないで気楽でうらやましい」「家事と育児だけで大変だなんて甘え」彼女たちがいかにも“お気楽”な存在として誤った批判を受ける反面、専業主婦として生きる現実は決して生ぬるいものではありません。なかでも、「夫婦間のパワーバランスの乱れ」や「家事・育児への非協力体制」といった家庭内の問題に苦悩する専業ママたちは、決して少なくないはず。「仕事をしていない」という理由から、妻に家事・育児を押し付ける夫。夫の収入で生活することに負い目を感じているからこそ、心から反論できない妻。そんな専業主婦家庭が抱える苦悩と闇を生々しく描き、Twitterでも波紋を呼んだWEB漫画 『夫の扶養からぬけだしたい』 (KADOKAWA)が、ついに書籍化を果たしました。本作は、ウーマンエキサイトでも連載を持つ人気コミックライター ゆむいさん が 「ママの求人」 で連載していた作品。そのあまりの衝撃的な内容から、公開されるやいなや大きな反響を呼んだ話題作でもあります。専業主婦からの脱却をテーマに、夫婦それぞれの苦悩や親になった後も抱える人生への葛藤、結婚生活における幸せの定義について、思わず誰もが考えさせられるような深い内容に仕上がっています。■僕と同等に稼いでみなよ! 専業主婦を生きる「ももこ」の日常主人公の「ももこ」は、会社員で転勤族の夫「つとむ」と2歳の息子「たると」と暮らす専業主婦。かつては漫画家になる夢を追っていたものの、子どもが生まれたことで家事と育児との両立が厳しく、夢を諦めた過去があります。現在は専業主婦として、家事、育児を一手に引き受けているものの、毎日のワンオペ育児で心身ともに疲労困憊。夫のつとむに協力を求めるも、「家事は僕の仕事じゃない」と一蹴され、逆に「甘えている」、「努力不足」と責め立てられてばかりいます。つとむにとって、家事・育児は専業主婦なら完璧にできて当たり前のもの、“昼間にたっぷりあるはずなのに、できない理由がわからない…”と疑いもなく信じているのです。ももこが助けてほしいと心からお願いしたところで、「働いて家族の生活を支えていること」を盾に、全く耳を傾けようとはしません。そして、「収入の有無」を争点にももこに対して容赦ない言葉を浴びせかけます。「努力が足りない」「社会人失格」つとむにとって社会から離れ、専業主婦として生きるももこは、社会の厳しさを知らない、まるで世間知らずのような存在。社会に出て働いていないという一点で、夫婦の間に上下関係を持ち込み、厳しい言葉で妻をねじ伏せようとします。そして、ももこはといえば、夫の収入で暮らしていることに罪悪感を感じ、「働いていないこと」、「収入がないこと」へのコンプレックスをどんどん増幅させていくばかり…。ある日、夫と距離を取りたい一心で、思い切ってアパートを探してみるも、無収入の専業主婦では自分名義の物件は借りられず、ただただ無力感にさいなまれるのでした。“私の社会的信用は夫の上に成り立っている”夫という存在がなければ、個人として社会から認められないという厳しい現実をつきつけられたももこは、自分自身の人生について自問します。そして、再び自らの生き方を取り戻したいという強い気持ちを持つことで、専業主婦からの脱却を目指すのです。 ■「つらさを知らないくせに…」背負いすぎて壊れていく夫と妻心ない言葉でももこを追いつめ、“モラハラ夫”として、その言動がネット上でも反響を集めたつとむ。しかし本作は、ワンオペ育児に苦しむ専業主婦ももこの姿だけでなく、仕事のストレスで追い込まれ、居場所を失う、つとむの姿にもスポットライトを当てています。業務過多による長時間労働、理不尽な上司、押し付けられる責任とプレッシャー、育児に無理解な職場環境。夫もまた、仕事と家庭の狭間で悩み、ストレスのはけ口を見出せないまま、日々をやり過ごしているのです。妻と夫、どちらも決してラクをしているわけでもないのに、大変さの種類があまりにも違うことで、夫婦2人の言い分はすれ違っていきます。母親として、父親として「自分が頑張らないと…」という責任感がいつしかプレッシャーに変わることで、「なんで自分ばっかり…」という不公平感にさいなまれるようになる夫と妻。社会的にまだまだ根強く残る男女の役割の違いを押し付けられ、夫婦それぞれが無理をしながらも責任を全うすることで、家庭内にしわ寄せが生まれているという事実は決して否めません。ももことつとむも、苦しみを1人で抱え込み、相手の事情など想像すらできない状況にまで追い込まれることで、ますます溝が深まり、争いの渦にのみ込まれていくのです。 ■強くなりたかった…“ふよぬけ”で妻が手にしたかったものその後は「自立する」と決めたももこがさまざまな現実に直面しながらも、奮闘する様子が描かれていきます。“仕事にやりがいを求めるなんて贅沢だ”“母親なのに、何夢見てるの?”批判的な言葉にさらされるなか、ももこが最終的にたどり着いた答えとは?そして、そんな夫婦を襲う、思いがけないトラブルとは…!?最後の1ページまで目が離せない展開が待っています。■本書が問いかける「結婚生活」と「生き方」の問題結婚とは、ときに自分の人生を変えてくれるような幸せの象徴として描かれることもあるけれど、実際は、いかに現実と折り合いをつけながら、他者とともに人生を歩むか…というまるで修行のような時間。自らの心の安定を手にいれるためにも“自分自身を飼いならす術”を学び、人生の満足度はあくまで自分自身の手の内にあることを自覚する必要があるのです。そんな結婚生活を踏まえて、本書はあなたに「どう生きるか?」を問いかけ、1人の女性として、母として、妻としてたくましく生きるためのエールを送ってくれるのです。■作者ゆむいさんからスペシャルメッセージ夫つとむの衝撃的な言動や思わぬストーリー展開で大きな反響を集めた『夫の扶養からぬけだしだい』。作者であるゆむいさんから作品への想いについてなどをお伺いしました。「夫の扶養からぬけだしたい」ご興味を持ってこの記事を読んでくださった皆様、ありがとうございます。タイトルと帯のコピーを始め、作中にも破壊力強めのセリフが出てきますが、大きなテーマは「働くこと」です。どう働くかは、その人の生き方、家族のあり方に直結します。つとむの叫びは日々の苦しみから滲み出てきた本音でもあるしももこの不安や悩みも人によっては「甘ったれ思考」と捉えられるかもしれません。でも当事者にならないと見えてこない問題ってたくさんあるんですよね。この物語は、読む人の立場によって感想がガラッと変わってくると思います。立場が違っても、最終的にはどこに行き着くのか?何があればいいのか?夫婦だけでなく、就活中の学生、これから結婚を控えた男女にも働き方、生き方を考えるキッカケとして、読んでいただければ嬉しいです。ゆむい 『夫の扶養からぬけだしたい』 ゆむい著(KADOKAWA)1,050円(税抜)出産・育児を機にマンガ家になる夢を諦めた過去を持つ専業主婦のももこ。収入がないことに引け目を感じ、言いたいことを我慢する日々を贈っている。家事・育児の大変さを理解しようとしてくれない夫の態度や発言に傷付き、すれ違っていく夫婦の関係。扶養から抜け出し自立することを決意するももこだが…。WEBサイト「ママの求人」連載され、Twitterで波紋を呼んだ話題作が待望の単行本化。●ゆむいさんのブログ: ゆむいhPa ●ゆむいさんのTwitter: @yumuihpa ●ゆむいさんのInstagram: yumui_hpa ●ウーマンエキサイトの連載: みつ&みの すくすく兄弟劇場
2019年03月07日はじめまして。ひーたむです。8歳と5歳の姉妹の母で、現在は夫と娘たちと4人暮らしをしています。今回は私の夫の話をしますね。私が長女を生んでまもないころのことです。出産前から直後まで、長めに里帰りしていた私が夫のいる自宅に長女をつれてもどると…夫は娘が泣いても反応せず、いっしょにいても育児をするのは私だけという状況に。髪をふりみだしながら娘の世話をしているとき、夫はスマホ片手にワインの飲みくらべをしている毎日でした。深夜の授乳でのどがかわいて水分補給をしようとキッチンへいくといつも、夫がワインを飲んだグラスが何個も洗わないまま置いてあったのを覚えています。こんなふうになるなんて、出産前は想像もつかないことでした。夫婦でいるのにワンオペ育児になってしまったのです。産後の体調の不良もかさなり、私にとってはつらい時期でした。…しかし、娘が「パパ」という言葉を話しはじめる頃、夫に変化が。夫の育児スイッチがオンになり、娘の泣き声にも反応するように。目に見えた変化に驚くと同時に、ひとりで育児をしていた頃のつらい気持ちが和らいでいきました。夫が本当の意味でパパになるには時間が必要だったようです。それまでは、夫と娘との間に愛着関係ができていなかっただけなのだと気づきました。出産後すぐは夫婦でいるのにワンオペになってしまいましたが、夫が育児にかかわるようになってくると、彼は少しずつ変わりました。頑固で理屈っぽいところがあるのですが、意見がぶつかっても、すぐ歩みよりをしてくれるようになり、以前はなかった柔軟さを感じるように。夫婦でぶつかりあっても上手に仲直りできるようになりましたし、夫のそういうところをいいなと思うようになりました。
2019年02月28日我が家のムーちゃん誕生2007年、我が家に第一子が生まれました。「元気な女の子ですよ」助産師さんがそう言いながら胸に抱かせてくれた、その体の小ささと、少し冷えた肌の感触を今でも良く覚えています。作中にも描きましたが「この子を一生大切にしよう」心の中でそう誓ったあの日。まさかその可愛い可愛い我が子が自閉症だなんて…夢にも思いませんでした。Upload By みなと鈴作品に出てくる伊藤 睦(むつみ)こと『ムーちゃん』のモデルになったその子は睦という名前ではありませんが私たち夫婦は「ムーちゃん」とよく呼びます。療育手帳A判定、重度の自閉症児です。早いもので今年の春には小学6年生。ですが、まだ発する言葉のほとんどがオウム返しで会話は成立しません。排泄に関しても、昨年1月小学4年生でやっとトイレで大便が出来るようになりましたが、まだ小便は漏れてしまうことが多いので未だトイレトレーニング中です。また、他害行動があるため5歳になる次女は顔に傷が絶えません…。そんな2児を育てる日々のなか、私が漫画家復帰を決意してからもう1年以上が経ちました。「もう一度漫画家として生きたい」Upload By みなと鈴毎日毎日、家事と子育てに追われ、漫画を描くなんてもう無理!と一度は漫画家を引退したものの、もう一度、漫画家として生きることを諦められなかった私。そりゃそうです。10才の時から漫画家を目指し、就職活動もしないで学生の身でプロの世界に飛び込み、「漫画を描くこと=生きること」だったのですから、描かないことは私にとっては自分が半分死んでいるようなものでした。自分の子育ての体験を漫画にするということそんな私がどうしても描かなければならないと、使命にも似たような気持ちで復帰を決め、描いているのがこの『ムーちゃんと手をつないで~自閉症の娘(キミ)が教えてくれたこと~』。でも決して「こうしたらいいよ」とか「こう考えたらいいよ」なんてアドバイスのつもりで描いているのではありません。形にしてこの世に出したいもの、残したいもの、それは…私がムーちゃんを育ててきた月日の中で感じた、いち母親としての思いのすべて。それだけです。娘が自閉症だと知り、どれほどショックだったか、どれだけ泣いてどんな時に笑ってどんなことで家族と喧嘩して、何があって可愛い我が子に手を上げてしまうことがあったのか、「普通」に産んであげられなくてどれほど自分を責めて苦しんだか…そしてどれほど子どもに親としての幸せをもらっていたのか、いかに人に支えてもらって今があるのか…それを一回一回の話の中で、ストーリーに乗せて漫画に仕上げて世に出すことで、同じように困難な育児をされている方に「あなたの気持ちの欠片くらいは解る人間がここにいるよ」と伝えることが出来たら…学校の先生や福祉関係の方などに親の気持ちの断片でもビジュアルとともに疑似体験してもらえたら…障害のある人々が暮らす世界を見たり聞いたりする機会がない方々にも知ってもらい、ほんの少しでも理解していただけたら…発達障害のお子さんを育ててらっしゃる親御さんやお子さんご本人にとって住み良い社会…いや、より多様性を認め合って暮らしていける、すべての人にとって住み良い社会に近づけるのではないか…私の力など微々たるものだけれど、そういった社会の実現に向けて少しでも寄与したい。私がムーちゃんと過ごした月日を最大限、意味のあるものにしたい。泣いたり笑ったりの繰り返しだった10年間を誰かを励ます作品にしたい。そんな風に思うのです。苦しかったとき、救ってくれたのは自分と同じ“お母さん”生きていれば、もう死んでしまいたいと思うほどの困難に見舞われることは誰の身にも起こり得ることであろうと思います。そんな辛く苦しい時期が私にもありました。私が死んだらこの子はどうやって生きていけばいいのだろう?社会から厄介者扱いされながら生きていかねばならないのだろうか?こんな毎日いったいいつ終わるのだろう…もういっそのこと二人で死んでしまいたい。海までドライブして、離れ離れにならないように抱っこ紐でくくりつけて、それからひと思いにアクセルを踏んで車ごと海に落ちてしまえば解決だ…Upload By みなと鈴精神的に追い詰められている一人眠れぬ夜には、もう残される夫のことを考える余裕はありません。ただそういうギリギリのところでいつも実行に移せなかったのです。もうそんな大それたことを実行するだけの気力も体力もないからこそ、屍のようになっているのだから。我が家のムーちゃんは今でも眠るための薬を毎晩服用しておりますが、当時は0~3才。薬はまだ処方されておらず、毎晩激しく泣いては起きるのです。人に相談すると「昼間の運動量が足りないから夜寝ないんだ」と、まるで昼間の育児をサボっているように言われたりしましたが、午前も午後も外へ連れ出してもムーちゃんの興奮状態は続き、ベビーカーでのうたた寝程度の昼寝を加えても、一日トータルで6時間程度しか眠らない子でした。夜間も何度も起きては泣く細切れ睡眠。泣かれては起きて抱っこで家の中をウロウロ歩き寝かしつけ、やっと寝たと思っても20分後には再び泣き出す…。私は次第にいつが昼でいつが夜だか分からないような感覚になってゆき、精神的におかしくなっていったのです。そんな自分を救ってくれたのは、ネット上に綴られた顔も知らないよそのお母さんの言葉。ネットを開けば、障害者やその親に対する心無い言葉に出会うこともしばしばあり、当時明らかに様子がおかしかった私は夫にネットを禁止されていました。しかし、それでも藁をもつかむ思いで私は自分の苦しみを解ってくれる「誰か」の言葉を探しに、時々ネットを開きました。どこかで自分と同じように苦しみ、ときに喜び、そして後へ続く者に励ましの言葉を投げかけてくれる見知らぬお母さんたち。いつか私もそうありたい。暗闇で孤独に戦っている人に光を届けたい。そう思って過ごした10年分の思いを、人としても漫画家としても、そして母親としてもまだまだ未熟者ではあるけれど、持てる力の限りを尽くして作品に込めたい。今、あれだけ苦しいと思って過ごした日々は私の糧となり、課題山積みの毎日に変わりはないけれど、自閉症者である娘に人としての未熟さを教えてもらえたことに感謝している自分がいます。色んなことがあったけれど、そのどれもが今に至るために必要な経験で、きっと神様が私たち夫婦に何かを学ばせたかったからに違いないと思っています。そしてその学びはこれから先もずっと続くのです。子どもたちが巣立つまで、長い長い道のりを少しでも楽しく歩くためにUpload By みなと鈴最後に、2児の母となった今思うことは、育児は発達障害があっても、定型発達でもやはり一大難事業。子どもたちが巣立つまでのその気の遠くなるような長い長い道のりを少しでも楽しく歩くためには、人と人とが支えあい、認めあい、喜びあえる社会であってほしい。私の子育てはまだまだ始まったばかり。これから先も色んなことがあるでしょう。だからこそ言わせてください。苦しさの中に喜びの芽を見つけて一緒に育てていきましょう。私は今日もそう思いながら机に向かっています。*souffleのページに遷移します
2019年02月21日いまだ世間で根強くささやかれる「母性神話」。女性には、もともと母性が備わっているからこそ、子どもを生めば自然と愛情がわき、わが子に尽くすのが母親の真なる愛であること。そして、自己犠牲もいとわない母の姿こそが本来の母親像であるという周りの評価。しかし厳しい世間の目に悩まされながらも、子どもを持ったことで、自分のなかにふつふつとこみ上げる「母親」を強く意識するのもまた事実。そんな「母親」という生き物について深く切り込んだ渋谷さえらさん( @voxxx )の 漫画 がツイッター上で話題を呼びました。■母になって漠然と芽生える「私の人生は誰のもの」問題これからの人生は私の物であって、私の物でない出典: 渋谷さえらさんツイッターより 漫画の冒頭は、出産して、母親になった渋谷さんの率直な想いから始まります。子どもが生まれた時点で、1人の女性から母親へと無条件に役割を与えられ、わが子に会えた喜びを感じるのもつかの間、その後は24時間体制のお世話がいよいよスタートするのです。今まで自分に費やしていた時間は、ほぼすべて子どものお世話に費やされるようになり、行動も制限されます。頑張ったからといって誰からもほめられることわけでもなく、母親の努力が当たり前のようにとらえられる育児の現実。しかも向き合うのは、生身の赤ちゃんであり、わけもわからず泣き続けたかと思えば、突然笑い出したり、まるで読めないお天気のように気分次第で振り回されることもたびたび。母親たちは、日々育児のプレッシャーを抱えながら、自分のなかの何かが奪われていく感覚さえ味わいます。そんな「私」が「私」でいられなくなる不自由さを予測した渋谷さんの言葉は、育児の喜びの裏に隠された母親たちの虚無感や恐れ、寂しさを表すものでもあります。「私の人生は誰のもの?」そう問いかけたくなる瞬間を経ながら、私たちは確実に母親となり、いつの間にか体に染みついた役割から脱することさえ難しくなるのです。■ずっと「○○すればいいのに」の想いで過ぎ行く子育て期間そして育児のなかで常について回るのが、「○○すればいいのに」という子どもへの想い。「早くまとめて寝るようになればいいのに…」「早く普通のご飯食べられるようになればいいのに」「早く言葉がわかる様になればいいのに」「早く落ち着いてくれたらいいのに」出典: 渋谷さえらさんツイッターより 漫画のなかでは生まれてから、母親自身が死ぬ直前まで、シーンが変わるたびに言葉を変えて、「○○すればいいのに」と呪文のように唱え続けるのです。「子どもはいつまでたっても子ども」という言葉通り、育児は一生続くように感じられ、同時に親は常に子どもに対して期待や心配を抱き続けながら、人生を終えていくようにも感じられます。自分自身が子供時代には、“うざい”、”口うるさい“と感じた親の小言も、親の立場になれば気持ちが痛いほどわかるようになるもの。ついつい口出ししたくなるのも親心であり、「○○すればいいのに」を口癖に駆け抜けるように子育てに励み、小さかった子どもたちはいつの間にか大人に成長していくのです。■「愛」とは人それぞれ。美しいわけでも、特別なものでもない常に子どもたちのお世話に追われ、ときに自己犠牲を強いられることさえある母親業。しかし、漫画で描かれる母親のように、ずっと死ぬまで子どものことを気にかけ続けてしまうのも母親であるがゆえ。誰かに無理やりやらされているのではなく、ただ単純に子どもを愛しているからこそ、気になって心配になるのです。愛情とは、キラキラまぶしくて、華やかなもののように感じられるけれど、本当はめんどくさく、うざったくて、だけどいつも当たり前のようにそばにあるもの。世の中が期待するような美しいものではなく、一筋縄ではいかないもっと生臭いものでもあるのです。だからこそ、母親が子どもへの向ける愛情は、特別美化されるものでもなく、親子の形がそれぞれあるように、もっと自由で自然であるべきものだと思います。自己犠牲を強いることがあるべき母の愛なのではなく、放っておいても子どもへの愛情は何らかの形ではみ出し、責任が一生付きまとうからこそ、考えることはもっと別にあるはず。それは、自分のなかにある“愛があるゆえめんどくさい母親”という存在といかにうまく付き合うかということ。いつになっても子どもへの心配が尽きない親としての悲しい性を受け止め、ある意味死ぬまで続く育児との折り合いのつけ方についても、いつか子どもたちが成長したときに考えるべきときがくるのかもしれません。■ウーマンエキサイトで渋谷さえらさんの連載決定!今回ご紹介した漫画の作者である渋谷さえらさんの作品が、なんとウーマンエキサイトでも楽しめるようになります!!母親という立場に縛られることなく、自らの想いを率直に表現する渋谷さんならではの魅力をたっぷりお届けしたいと思います。ぜひご期待ください!渋谷さえらさん母親の本音を鋭い視点で描く漫画がツイッター上でも話題のコミックライター。「母親らしさ」、「よき母親像」について、素直に切り込んで描いた内容は、母親が抱えるプレッシャーや苦しみを代弁し、多くのママたちから共感を呼んでいます。●渋谷さえらさんのツイッター: @voxxx ●渋谷さえらさんのインスタグラム: @firedog510 ●渋谷さえらさんのHP: 「現筒」
2018年11月20日人気デュオ・ゆずの北川悠仁が描くマスコットキャラクター・ゆずマンが漫画化され、WEBマンガ『まいんち ゆずマン』として連載スタートすることが決定した。ゆずマンは、北川悠仁がゆずのメジャーデビュー前から描いていたオリジナルキャラクターで、これまでCDジャケット写真やグッズ、ライブ演出などで使用され、ファンの間で長年親しまれてきた。2018年には、配信シングル「公園通り」ジャケット写真や、テレビ朝日系アニメ『クレヨンしんちゃん』での特別出演、LINEスタンプ販売など、さまざまな形で登場。愛嬌のあるイラストが特徴だが、これまで“マンガ”形式では発表されていなかった。『まいんち ゆずマン』は、集英社が運営するWEBサイト「よみタイ」「少年ジャンプ+」にて、本日29日より連載がスタート。隔週で2話ずつ配信予定で、ゆずマンをはじめ、ゆずマンの家族(ゆず一家)、ゆずマンの幼稚園の友だちが繰り広げる、ほのぼの4コマ漫画となっている。北川は「小さな頃から漫画が大好きで、中学生のときの夢は『漫画家』でした。ゆずがデビューする前、部屋でおもしろがって描いていたキャラクター『ゆずマン』。あれから21年、このたびWEBマンガという形で連載できることになりました。ゆずマンが動き出し、 物語が巻き起こる姿を見て、僕自身が描きながらワクワクしています。日々の小さな楽しみとして、皆さんに楽しんでもらえたらうれしいです」とコメントしている。
2018年10月29日はじめまして!今度からこちらで記事を書かせて頂く事になりました、こじめです。インスタグラムでは主に育児漫画を描いています。夫、娘(2歳)、私、猫2匹の家族です。これからよろしくお願いします。さて、今でこそ適当さに磨きがかかっている私ではありますが、娘を産んでしばらくは真面目過ぎる母親でした。「母はこうあるべき」 という自分の中での高い理想を実現しようとして、そして勝手に疲れていましたね…。すぐ近くに出産済の友達がいなかった事・なかなかママ友ができなかった事(今も出来てない)で、相談する相手もおらず…その結果一人で色々な泥沼にはまっていきましたが、今日はそのうちの一つをご紹介させて頂きます。とにかく気になる世間の目!!子供が生まれ、当たり前ですが産前のようには生活出来なくなりました。産まれたばかりの娘に振り回される毎日は幸せではありましたが、「好きな事をする時間が無い」というのは地味にストレスの溜まるものです。そうしてジェットコースターのように目まぐるしい毎日を過ごしていく中で、私はある事に気付きました。「夫と二人きりで過ごす時間がほとんど無い…!」産前は、お休みの日にはよく二人でデートをしていました。映画を見に行ったり、ただ街中をぶらぶらしてみたり、ちょっと遠出して美味しい物を食べてみたり……しかしどうでしょう。産後は、おはようからおやすみまで生活の中心は当然幼い娘。夫婦二人の時間なんてほとんどありません。かといって、娘を預けてまで出掛ける事には抵抗を感じていました。なぜなら……ただでさえ小心者 の私。「夫とデートがしたいので子供を預かってください」なんて言えませんでした。最優先するべき子供をほったらかして夫婦でデートなんて……。そんな風に思われたらと考えただけで、夫と出かけたい意欲はグーンと減っていきます。しかし機会は訪れました。前から見てみたいな~と思っていた映画が公開され、それを夫も見てみたいと言うのです。どうしようか悩んでいたところ、夫からこんな言葉が。「うちの親に預かってもらって、久しぶりに二人で出かけるのもいいんじゃない? 俺が言っとくからさ」癒された夫婦デートそうして義母に娘をお願いし、二人で映画に出かけました。出かけてすぐは罪悪感の方が大きく、娘が泣いていないか?私を求めていないか?とソワソワしっぱなし。しかし時間が経つにつれ、そんな感情は次第に薄れていきます。夫と二人、手をつないで笑いながら歩く事が、こんなに癒されるものなんだと久しぶりに思い出しました。うまくいかない子育てのイライラとか、母親としての自信が持てない悲しさとか、そういったものが解放されるような感覚です。そこで私は初めて、「走り続けるだけでは駄目だ 、たまにはこういう休息も必要なんだ」と実感したのです。意外と温かかった世間の目デートから帰ってくると、泣き止まない娘にゲッソリした様子の義母……なんて光景は一切なく。キャッキャ笑ってる娘と、それをデレデレに可愛がっている義母の姿 がそこにはありました(笑)元々後追い等も全然無かったので(それはそれで悲しかったですが)、そんなに心配しなくても良かったようです。そして義母は、このように言ってくれました。「また行きたい時はいつでも言って!」と、とても頼もしくありがたいお言葉を頂戴して、私大感激。そして数か月ぶりに子持ちの友人と遊んだ時、夫婦デートの話になり上記イラストの事を言われました。もう図星やら救われたやら……。朝から晩まで子供と二人っきりなのをしんどい…と思ってしまう自分に嫌気が差していたので、「自分だけじゃないんだ」と思えた事はかなり心が軽くなりましたね。家族円満の秘訣!お父さんお母さん、とにかく毎日お疲れ様です。それぞれ家族の幸せのために、毎日必死で頑張っていると思います。----------以上、いかがでしたか?同じように思い悩んで無理に頑張ってしまっている皆さん、きっとたくさんいらっしゃると思います。そんな方々の参考になれば幸いです!ちなみに私、色々頑張りすぎた反動からか、今では適当さに拍車がかかってきています。適度に頑張り適度に気を抜く、バランスが大事ですね(笑)●イラストライター/こじめ
2018年09月11日私と漫画との出会いは小学生の頃です。習字とピアノを習っていて、その教室の待合室に、漫画本がたくさん置いてありました。レッスンが始まる直前まで漫画を読んでいて、続きが気になって、いても立ってもいられず、肝心なレッスンに身が入らなかった……。それをきっかけに、小学生の頃は『りぼん』『なかよし』を毎月購入、中学生になると、『別冊フレンド』『別冊マーガレット』、高校生になると『スピリッツ』『ヤングマガジン』『ヤングジャンプ』と、買う漫画は変化していきます。大学生になると、アニメの全盛期を迎える時代に突入しますが、アニメブームにちょっと触れる程度。そんなにハマることなく、好きな漫画家のものだけをひたすら何度も繰り返し読むのが好きでした。医者になってからは半年に1回仕事を早く終わらせて、勤務時間外でも待機しなければならない「オンコール」ではない日に、マンガ喫茶に引きこもり、12時間漫画を読んでいたことも。夜中から朝までただひたすら漫画を読んで、スッキリして家に帰る。最近では、ネットで漫画本を買えるようになり、昔読んでいた漫画を久々に読み返すことがあります。学生時代のちょっとした感情や思い出が蘇って、淡い気持ちとともに、「私の青春は、どこに行ってしまったんだろう」と悲しくなったりするものです。■『ゴルゴ13』を元にする妄想当直室に漫画本がたくさん置いてある病院に行くと、少しワクワクします。ただ、私は脳外科医で、外科系の病院に行くことが多く、そこに置かれているのは、男性誌に掲載されている漫画がほとんどです(内科系の病院は、漫画が置いてあるケースが少ないかも)。そして、当直室にほぼ置いてある漫画は『ゴルゴ13』。大学生のときから『ゴルゴ13』が大好きで、医学部同級生の友人のしんちゃん(現在、整形外科医)の叔父さんが作者さいとう・たかをさんだというのです!それを聞いて、私の中の妄想が発動。『ゴルゴ13』のなかで、「海に向かうエバ」というお話がとても好きなのですが、私もこのエバになりたいんです!ゴルゴが愛した最初で最後のオンナが「脳外科医まあや」というお話。頭部外傷でゴルゴの診察をしたときに出会い、脳外科医まあやはその夜に抱かれる。しかし、偶然知ってはいけないある秘密を脳外科医まあやが知ってしまい、事件に巻き込まれる。そして、最後ゴルゴはやむをえず、脳外科医まあやを撃つ。最後はゴルゴの涙でおしまい。ここまで、しんちゃんに妄想を語り、いつかゴルゴと共演することを勝手に夢見ているのです(ちなみに、今年の脳神経外科学会総会のポスターは『ゴルゴ13』です。嬉しい)。■私の好きな漫画たちこの1冊!というのは選びにくいのですが、昔から変わらず好きな漫画がいくつかあります。私が選ぶポイントは、好きな絵かどうかです。小学生の頃はひうらさとるさんの絵が好きで、トレースしたり真似したりして練習していました。大学生になると、安野モヨコさんの「イケてる女子」の絵とストーリーに憧れ、最近では、二ノ宮知子さんの絵や表情が好きで、イラストを描くとき、参考にしていたりします。一条ゆかりさんの作品は、絵が好きなのもそうですが、ストーリーも好きです。絵に関係なく好きだった漫画は、多田かおるさんの『いたずらなKISS』。毎月楽しみに見ていたのですが、まさか、作者が亡くなってしまい、途中で終了してしまうなんて。もうひとり、作者が亡くなって残念だったのが、中野純子さん。絵がとにかく素敵で、恋愛にセックスが加わって、ちょっとしたリアルがあって楽しかったのですが、やはり若くして亡くなられています。先日のさくらももこさんといい、漫画家の先生は、命を削りながら仕事をされているのかもしれませんね。密かに楽しんでいた漫画でいうと、小学生のときに愛読していた『女性自身』に連載されていた漫画『悪女聖書』。かなりドロドロなストーリーで、エロスを感じさせる作品。小学生でこんなもの読んでいいのかと思いますが、主人公「業子」の顔をどうやったらうまくかけるか、よく授業中に、ノートに目や唇を何度も描いて練習していました。絵がとても綺麗だったんですよね。34歳で専門学校に入学したときに、高校を卒業したばかりの若い友人ができました。当時、若者たちに勧められて大人買いして読んだのが『君に届け』。若いっていいなと、改めて自分はオバチャンになったことへの悲しみとともに、私にはなかった青春時代というものに思いを巡らしていました。『ゴルゴ13』や『シティーハンター』『ギャラリーフェイク』などは、主人公に恋するパターン。強くてカッコいい主人公に憧れる女性はいつの時代も多いですよね。『ギャラリーフェイク』を読んでいると、西洋美術史やアートの勉強にもなります。専門学校時代やロンドンに住んでいたときに読み返し、美術館に足を運んで、作品を改めて見直すこともありました。■恋愛は漫画のなかで完結させる私の生活では、優先順位の低い恋愛を漫画の中で済ませて、女性としての人生は、漫画の世界の中で完結させています!日本にはこういう男女はかなり多いと思います。特に女性の場合は漫画を読んだり、ドラマを見たりするときに、心に溜まった感情を表面に出すことで、ストレス発散をしていることが多いでしょう。私は読み込んだ漫画を読み返すことで、ストレス発散をしています。見慣れている同じストーリーを繰り返し読むわけですが、号泣した後は妙にすっきりします。ラブラブな漫画を読んだときは、漫画を読み終えて現実に戻ったときに、我に返って、現実の厳しさ落ち込む、というのも多々ありますが(苦笑)。でも、ひとりで過ごすことが多い私には、感情を整理するためのいい「薬」になっていると思います。自分の心に合った作品にこれからも出会えたらいいなぁ。そして、野望としてはやっぱり、綺麗でエロスな女性をサラサラと描けるようになりたいです!DRESSでは9月特集「今夜は、漫画を抱きしめて」と題して、漫画から素敵な影響を受けた人々が、作品の魅力を綴るコラムやインタビューをお届けしていきます。
2018年09月07日メディアで話題の心理カウンセラー、心屋仁之助さんとその一門があなたの相談に答える「凍えたココロが ほっこり温まる、心屋仁之助 塾」。今回は、「夫の意見で買ったマンションが気に入らず、後悔している」という、ゆきぞうさん(47歳主婦)に、心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんからアドバイスをいただきました。■ゆきぞうさんのお悩みマンションを買いましたが、違う部屋にすればよかったと後悔しています。窓の多い部屋が良かったのですが、価格との兼ね合いで、旦那から「こっちでいいよね?」と言われ、妥協してしまいました。私たちの間取りの部屋が一番売れ残っている状況を見るたびに、「やっぱり人気ないじゃん」と心の中で旦那に文句を言っています。「日中仕事に出ている人は気にならないだろうが、私は日当たりのいい部屋で過ごすのが好きなんじゃ。バーカ」と心の中で言っても、モヤモヤは消えません。マンションを買い直すこともできないのですが、この後悔の念を成仏させる方法はないでしょうか?※一部、質問内容を編集しています。■心屋塾上級認定講師の高橋かのんさんよりゆきぞうさん、ご相談ありがとうございます。高橋かのんです。毎日いる場所、そしてこれからもずっといる場所だからこそ、モヤモヤしたままでは、つらいですね。購入したマンションは、「窓が少ない」のが不満とのこと。そこから派生して、いろんな気持ちがでてきていることと思います。「ない」と思えば思うほど、欲しくなってしまうのが、人の常。売れ残っている=人が選ばないとなると、「やっぱりここはよくない」と自分の思いを強化する材料にしてしまいますよね。そして、いろんな気持ちの中で、最も大きなものが「旦那さんへの不満」でしょうか。旦那さんが自分のことを考えてくれていない、わかってくれない! と怒っているようですね。それも心の中だけで、口に出されてはいないようですが…。 ゆきぞうさんは、小さい頃から「どうせ私のことなんて考えてくれていない」「わかってくれない」と思う機会が多かったのではないでしょうか?もしそうであれば、「やっぱり、あなたもそうなんだ」と見る癖が付いていて、そうとしか見えなくなっているだけ。誤解なのです。誤解を解いていくには、「みんな私のこと考えてくれてる」「わかろうとしてくれてる」とたくさんつぶやいてみることです。そして、ゆきぞうさんの課題は「旦那さんに気持ちを伝えること」です。旦那さんは、マンションを買うときに「いいよね?」と聞いてくれていますよね。確認や配慮をしてくれているんです。(「じゃ、私が悪いっていうの!?」と思いましたか? そうではないのです。これについては後で説明しますね)ゆきぞうさんはおそらく、旦那さんに本当の気持ちが言えずにたびたび従ってきたことがあるのではないでしょうか。察して欲しいと願ってきたかもしれません。「そろそろ、言いましょうね」という時期に来ているのだと思います。これまで、言いたいことを邪魔していた気持ちはどんなものでしょう?1. 波風が立つのが怖い2. 困らせてはいけない3. 私の言うことを聞いてくれて、旦那さんが苦労することに罪悪感がある4. 私の言うことを聞いてくれて、あとで文句を言われるのが嫌だ…などなど。ゆきぞうさんに当てはまるものはありますか?1、2への対応については、これまでのご相談回答にも何度か出てきているので、こちらの記事( )なども参考にしてほしいのですが、ここでは「波風立ててもいい」「困らせてもいい」が魔法の言葉であることをお伝えしておきます。3、4は「強いる、強いられる」の関係からくるものです。自分が「強いられる側」を担当してきた人が抱きやすい感情です。自分が人の言うことを聞いてあげるとき、「強いられて嫌々させられてる感」があるからこそ、人も同じように感じるはずだと思ってしまうのです。4などは、まさに今のゆきぞうさんが感じているような不満を、自分に向けられたくない…というわけです。そして、3、4の感情に悩むくらいなら自分が我慢した方がマシ…という考えのもと、強いられる側を選んでいるのです。そもそもの「強いる、強いられる」の関係(考え方)から卒業しましょう。嫌々やらなくても、我慢しなくてもいいのです。しかも、相手は強いているつもりもないことがほとんどです。自分の意見を相手に伝えること。そして、お互いに納得いく着地点を探すことです。その上で、決まったことは決まったことして、受け取る。それが「自分の言動に責任を取る」ということなのです。これは決して、「旦那さんが悪い」「ゆきぞうさんが悪い」という話ではありません。「あなたのせいで/あなたがそうさせた」と人のせいにして被害者になることでもなければ、「なぜ言えなかったんだろう」と自分を責めることとも違います。ただ、すべてにおいて「私がそうしたんだ」と認めることです。「した後悔」より「しなかった後悔」のほうが大きいと言われるように、言わないで勝手に諦めるより、自分の意見をきちんと言えたほうが納得感はあるものです。たとえ、思いどおりにはならなかったとしてもです。言えなかったとしても、1〜4などの思いを優先させて言わなかった私、妥協した私ごと、「あのときの私にはそれが精一杯で、それを選んだんだ」と認めてあげること。すると、その瞬間から「強いられる」、つまり被害者意識から卒業できます。どんな状況であろうと、「決めたのは私、したのは私」「そのことによって起きたことを引き受けます」という考え方です。その上で、日中、日に当たる気持ちよさが欲しいなら、昼間すてきなカフェのテラス席でお茶をするのもいいでしょうし、他にもいろいろなアイディアがあるかもしれません。ぜひ考えてみましょう。また、この問題は自分の気分的なものなのか、実際に困っていることがあるのか、本当に欲しているものは何か、ないものねだりの心の癖はないか…など自分と対話してみることもオススメします。そして、旦那さんと会話不足であったと思われますので、この件に限らず今後の生活全般について、自分の思いを素直に打ち明け、互いにすりあわせる機会を持つのもいいでしょう。(旦那さんも、ローンの額が高くなると高いプレゼントを買ってあげられなくなると思ったかもしれませんし、 互いに何を重視して相手を思いやっているかは、話してみなければわからないものです)ゆきぞうさんがどこでも、誰との関係でも、気持ちよく過ごされることを祈っています。 ・このカウンセラーのブログ (編集/外山ゆひら)
2018年06月26日こんにちは、トイアンナです。自慢にもなりませんが、わたくしゴミのような恋愛を繰り返してきました。DV、借金、浮気の役満をキメる彼氏と同棲してみたり、家事すらしない無職を養ってみたり。まあ、たくさん穴に落ちてきたからこそ「おめーら、同じ穴に落ちるんじゃねーぞ!」と、こうして書くお仕事に就いているのですが。偉そうに恋愛穴の避け方を語るなら、なぜ落ちるのかには触れればなりません。一言でいうと、私は安い女だったんです。■自分を安く見積もることで、安く見られてきた私には生まれてこのかた、自尊心なんてありゃしませんでした。だから私を口説いてくれる男性がいると「せっかく気に入ってくれたんだから」と応じていたのです。昔はサセ子なんて言われていましたっけ。セックスまではしなかったものの、「とりあえず付き合うか」まではハードル激低かったんです。告白までしてくれたんだから、お相手しなきゃ失礼だ。そう考えて何度かデートを重ね「やっぱり無理です!」と別れを切り出して、むしろ相手を傷つけて。被害者のフリをした加害者です。私の自尊心が低いゆえに、相手を傷つけていました。そして付き合うハードルが低い女は、安値で買いたたかれます。「あいつなら無理やりキスしても文句言わないだろう」「あいつなら浮気しても耐えるだろう」そうして何度クズい男性になめられてきたことか。■あんた、ドンキ価格になってるよ!そんな話をしていた矢先、友達から「あんた、自分をドンキで売ってる女です、って見せてるから安く見られてるの。一流デパートくらいに価格つり上げな」と言われてはっとしました。「デートしてくれるならファミレスで嬉しい」という女性を、一流レストランに誘う男はいません。逆に普段は一流レストランの写真をアップしてる子が「ファミレスも好き」と言えば堅実に見えて好感度アップするというのに!男性は私の「真価」なんて見てくれません。私が見せている価格で買ってくれるだけです。安い女に見せれば買いたたかれるし、お高く見せれば誠実なデートをしてくれる。たったそれだけのことが、自尊心が低いと・・・・・・できないんだ!私に男性が言い寄ってくれるだけでありがたいって思っちゃうんだ!中にはストーカーやDV男だって混ざっているのに!■まずは値段を釣り上げて、そこから下げればよいもちろん高望みすぎる女性は嫌われます。私がこのツラで「付き合うならぁ、年収2,000万以上の、誠実で、家事と育児分担してくれる、イケメンで実家が都内にある男子じゃないと無理」とか言ったらビンタもんです。けれど一度こういう高すぎる値段で自分を売ってみて、それで見つからなければ値下げってすればいいんですよね。最初はデパコスとして売り出してもいいじゃん。最終的にはやっぱり「ドンキの女」かもしれないけれど、ようすを見て徐々に値下げする方が、「ファミレスでいいと思わせておいて実は誕生日に一流ホテルをねだる」なんて値上げよりよっぽど楽です。夜の23時に呼び出されたら眠気を優先していい。自分が食べたいものをお店でオーダーしていい。告白されたからって付き合う義務もないし、求められたからって寝なくていい。夜の居酒屋デートを、昼のイタリアンにしてみる。それでも相手にされる自分を知って、我々は少しずつ自尊心を勝ち取っていくのです。(トイアンナ/ライター)(ハウコレ編集部)
2018年06月22日皆さんは、お子さんに子ども部屋を与えていますか?お子さんは、そのお部屋を気に入っていますか?勉強したり、くつろげるお部屋ですか?また、お友だちを呼べるお部屋になっていますか?もしそうでない場合、子ども部屋の中が、家族の物の置き場となっているということはないですか?そのような状態だと、子どもは自分の部屋なのに、自分の物ではないものに囲まれ、お気に入りの空間とはならないでしょう。そこで今回は、快適な子ども部屋する方法をご紹介します。■ 意外に多い!? 子ども部屋のクローゼットが物置状態に!もし家族の洋服や、布団、家電などを、子ども部屋のクローゼットや押し入れなどに収納しているなら、本来収納すべき場所に収納しましょう。それは、まだ子どもが小さく、専用の部屋が必要ではなかったからでしょう。そのため、子ども部屋としてではなく、物置部屋として使用しておられるご家庭も少なくありません。しかし、子どもの成長とともに、部屋の目的も変わってきます。我が家の三姉妹の子ども部屋(11畳)も、居住年数(11年)と共に部屋の目的は変わってきました。最初は何にも置いていない、ガラーンとした部屋でした。それから、ファミリー寝室になりました。クローゼットは、家族のものでいっぱいでした。つまり、物置きでした……。そして昨年春、子ども部屋にするにあたって、クローゼットは、子どものために明け渡しました。これで、物置部屋から、子ども部屋に変身させてあげました。■ 子ども部屋は子どもにとって「自分だけのお城」子どもの好きなおもちゃや本、洋服や雑貨など、自分だけのお気に入りの物に囲まれた部屋。そこは、子どもにとって自分だけのお城です。Choreograph / PIXTA(ピクスタ)そのお城で、勉強したり、読書したり、時にはお友だちを呼んだり。そんなワクワクするような子ども部屋だったら、お気に入りの空間になること間違いなしです。各部屋の目的(この場合だったら、子どものお気に入りの部屋)を考え、そして物の整理をしましょう。それから、子どもと一緒にお気に入りの子ども部屋を作り上げることができたら、素敵なことですよね。
2018年06月01日私は先日、夫に「めんどくさい!」が口癖になっていることを指摘されました。また、「親の口癖は子どもにもうつる」と言われ、「聞いている側からするといい気持ちにならない」とも言われました。今回は、私が無意識に発していた口癖についてお伝えします。 夫に指摘されて初めて気付いた自分の口癖保険関係の書類を記入していたときのことです。 思っていたより手間のかかる作業で、私は「めんどくさい!」と無意識に言葉を発しました。すると夫に「前から言おうと思っていたんだけど、めんどくさいって言いすぎじゃない?」と指摘されたのです。私は、そのときに初めて自分の口癖に気付きました。 親の口癖は子どもにも伝染する?続けて夫はこう言いました。「親の口癖は子どもにもうつる」と。そう言われて思い返してみると、子どもたちも私の口癖をまねしていることに気付いたのです。 「めんどくさい」という言葉は、聞く側は決していい気持ちにならない言葉です。そのため、夫に指摘されて以来「めんどくさい」という言葉を発さないという意識を持って行動しました。しかし、無意識に「めんど……」と言いかけてしまうこともあり、今まで私はどれだけ口癖を連発してきたのだろうと実感しました。 人から指摘されたことを真摯に受け止める人から自分のくせや悪いところを指摘されると、正直ちょっと嫌な気持ちになります。しかし、今回の口癖においても、自分ではまったく気付かなかったことだったため、冷静になって考えると、とてもありがたいことだと感じました。 私は自分の悪いくせを知ることができたのでよかったと感じています。また、人の欠点やくせなどを指摘する夫も勇気がいったと思います。人生をともに歩む夫婦だからこそ、互いの長所、短所を言い合う大切さも感じました。 食事をする前に、手を合わせて「いただきます」と言うなど、親の姿を見て子どもは学んでいきます。そのため、「子は親の鏡というのは本当なんだな」と感じました。子どもにあれこれしなさいと言う前に、自分の言動や行動を見直したいと思った出来事でした。 イラストレーター/Michika著者:田中由惟
2017年08月31日付き合っているときも結婚してからも、夫がまるで自分にヤキモチをやいてくれない。もしや、私のことがそんなに好きじゃないのでは?なんて不安に思っている方はいませんか?束縛は問題外ですが、夫が嫉妬している姿はかわいいものですし、愛されているなと実感できるため、適度なヤキモチならやいてほしい……というのが多くの女性が思っていることではないでしょうか。しかし、世の中にはまったくヤキモチをやかない(またはやいていないように見える)男性も存在します。では、彼らは奥さんを愛していないのでしょうか?今回はそんな謎を解明するべく、「ヤキモチをやいたことがない」と言う既婚男性3名に、ヤキモチをやかない理由 についてお話を聞いてきました。●(1)妻を信じている『ヤキモチをやかないのは、妻を心から信用しているからです。妻が私を裏切るはずがない と信じているので、「男友達と出かけてくる」と言われても特に何も心配していません。妻が私の傷つくようなことをするとは思いませんし、「この人なら信じられる」と思って結婚した人なので』(38歳男性/会社員)奥さんを愛していないどころか、しっかり愛していらっしゃるようで安心しました。奥さんに対して全幅の信頼を寄せているからこそ、ヤキモチなんてやかないということですね。ここまで旦那さんに信頼されていたら、奥さんも裏切ることはしないでしょう。よく、男性は浮気を疑われて束縛されるほど浮気してしまうと言いますからね。女性だって信頼されていると思えば浮気なんてしないはずです。やはり夫婦である以上、相手を信頼しあうことは大切なのだなと感じました。●(2)自分に自信がある『自分が一番奥さんを好き だということに自信があるし、奥さんも自分を一番好きでいてくれている という自信があるから、ですかね。付き合っているころも結婚してからも、お互いに相手のことを一番大切に思っているということが実感できているので、浮気とかされることはまずないと思っています』(40歳男性/公務員)自分以上に妻を愛せる男はいないし、妻が自分以上に愛せる男もいない、そう確信しているがゆえ、ということでしょう。ここまで自信たっぷりに言えるのはカッコイイですし、羨ましいです。自分が相手をどれだけ愛しているかは実感できても、相手からどれだけ自分が愛されているかを実感することは難しいものですが、この方はそれがしっかり確認し合えているからこそなのでしょう。日頃から夫婦で愛情をきちんと伝え合っていくことが、お互いの信頼を深めるのに大切なことなのですね。●(3)嫉妬は醜いと思っている『嫉妬する男なんて、カッコ悪くないですか? 自分はそんな醜いことしたくないし、妻もそんなの望んでいないと思っています。だからヤキモチなんてやかないです。そもそも、妻を信じているからヤキモチをやく必要がないです』(31歳男性/会社員)ヤキモチをやくような男は女々しい、という感じでしょうか。「嫉妬するなんてカッコ悪い」というのは、プライドが高い男性にありがちな考えなのかもしれません。しかしやはり核心をつく一言は、「妻を信じているからヤキモチをやく必要がない」というところでしょう。(1)でコメントをくれた男性と同じセリフです。妻を信じているからこそ、なのですね。----------いかがでしたか?夫婦仲がいいのにちっとも夫が自分にヤキモチをやいてくれない、自分は夫にヤキモチをやいてしまうのに夫は全然やいてくれない、などとモヤモヤしている奥様方は、参考になったでしょうか?夫婦仲が悪くてヤキモチをやいてくれないのであれば、「心が離れてしまったのかも」と不安になるのもわかりますが、コミュニケーションもしっかりとっているし、愛されているなと実感できるのであれば、何も心配いらないと言えそうです。夫がヤキモチをやいてくれないからと言って、無理にやかせようと「今晩は男友達と飲んでくるから遅くなる」「会社の男性に言い寄られちゃって」などと言ってけしかけるようなことは絶対にやめましょう。ヤキモチをやいてもらえるどころか、「そんなにヤキモチをやかせたいのか?」と不審がられたり、煩わしがられたりしてしまう可能性が高いです。「自分は夫に信頼されているからヤキモチをやかれないんだ」と自覚し、むしろヤキモチをやかれないことを嬉しいと思う ようにすると、夫婦仲はより良いものになっていくのではないでしょうか。自信を持ってくださいね!●文/パピマミ編集部●モデル/福永桃子、藤沢リキヤ
2017年08月04日娘とコミュニケーションを取ろうとしない夫出典 : 我が家の娘は自閉症と診断されています。夫は娘に障害が分かるまで育児に協力的でしたが、発達障害を疑い始めた頃から一切関わらなくなってしまいました。娘の自我が出てきて、私以外の人に世話をされるの拒否するようになってきたのもあるかもしれません。でも娘は、家の中で「できた!」と自分が感じたときにはそれを夫にを誉めて欲しくて、手をパチパチしながら夫のことをチラチラ見ています。それでも、夫は顔をあげることなく無視し続けていました。世話はできなくても、話しかけることくらいはできるのに……。娘に対する夫の態度を見て、私は不満を募らせていきました。たまりかねた私、夫からの衝撃の言葉出典 : たまりかねた私はある日、「娘に話しかけてあげてよ」と夫に言いました。夫から返ってきたのは、「障害があるんだから、どうせ何を話しかけたって分かっていないよ。僕はもう娘のことは人間だと思っていないし期待するのはやめたんだ。」という衝撃的な言葉でした。夫は娘の障害をかなり重く考えているようでした。「確かに今は分かっていないかもしれないよ……でも毎日話しかけていることは分かってきたじゃん!」「ほとんどど分かってないだろ!」「そんなことない!!」娘に話しかけてもこれから先、一生言葉が分からない?そんなことはありません。私は娘を信じていました。娘を信じて、話しかけつづけた毎日Upload By 553kmn(こころ)Upload By 553kmn(こころ)娘は夫に興味がない訳じゃありません。一時期は夫に後追いをしていましたし、パパという言葉が夫だということもちゃんと分かっています。私は毎日、「パパ、どこかな?」「お風呂に行ったね」というように娘に話しかけ続けました。すると娘は、私が「パパ、どこ?」と話しかけるとキョロキョロ探すようになり、指差しが出来るようになってからは、夫に指を差すようになりました。「パパは〇〇に行ったね」「もうすぐ戻ってくるからね」「パパどこ?」「一緒に探しに行こうか」毎日話しかけてるうちに娘は、夫が急にいなくなるとすぐに「ばばー!」と呼ぶようになりました。そんなある日、娘に変化が…Upload By 553kmn(こころ)そんなある日、娘は夫が仕事で家にいないときに、自分から夫を探し始めたのです!長く姿を見せていない夫を、本人がいない時に娘が呼ぶなんて初めてのことでした。そのとき私は「パパ、もうすぐ帰ってくるよ」と伝えましたが、娘は結局夫が帰ってくるまで、ずっと「ばばー!」と呼んでいました。私に「パパはどこ?」聞きたかったのかもしれません。それからまた娘は夫を意識し始めました。夫に後追いをしたり、スピードを合わせて歩いたり、私以外の人には拒否していた抱っこを許すようになりました。夫が帰ってきたらとても嬉しそう顔をしてお出迎えするようにもなりました。Upload By 553kmn(こころ)話しかけることは、無意味なんかじゃない!出典 : 娘は夫を意識するようになりましたが、それでも夫が娘に話しかけることはほとんどなく、仕事から帰ってきたらずっとスマホを触っていました。話しかけることは無意味ではないと、娘の成長を見て私は確信していました。だから夫もたくさん話しかけて、娘の世界を広げてあげて欲しいのです。どうせ言っても取り合ってくれないんだろうけど…それでも私は諦めずに夫に伝えました。「小さくて可愛いこの時期に娘に関わらなくてほんとにいいの?娘が2歳の今日は二度と戻ってこないんだよ。本当はもう分かっているんでしょ?話しかけても無意味じゃないって。」夫にもとうとう変化が訪れた出典 : そのとき夫は何も言い返してきませんでしたが、その日から明らかに対応が変わりました。娘に話しかけたり、たまには娘の歯を磨き、寝かしつけて、朝ごはんを食べさせてくれるようになったのです……!あんなに娘と関わることを拒否していた夫が娘の面倒を見ている……!そして私以外に世話をされることを拒否していた娘も、夫に面倒を見られることを許していたのです。夫の変化に加えて娘の成長を感じ、ダブルで嬉しかったです。因みに娘は「ババ」と毎日何度も言うようになりましたが、「ママ」は本当にまれにしか言いません。こんなにパパって呼んで貰える夫が正直、うらやましいなぁと思ったりします。(笑)
2016年08月25日黒木華主演のTBS系ドラマ『重版出来!』(毎週火曜22:00~22:54)に、人気漫画家・いくえみ綾の描き下ろし作品が登場することが9日、明らかになった。本作は、『月刊!スピリッツ』で連載中の松田奈緒子作の同名漫画を原作とする物語。コミック雑誌『週刊バイブス』の編集部を舞台に、新人編集者の黒沢心(黒木華)が、一癖も二癖もある編集部員や漫画家、営業担当、書店スタッフたちを巻き込み、ライバル雑誌に打ち勝とうと奮闘する姿を描く。劇中に登場する漫画家の作品として描かれている漫画を、藤子不二雄Aをはじめ、ゆうきまさみ、河合克敏、村上たかし、のりつけ雅春、田中モトユキ、白川蟻んといった実在の人気漫画家陣が手掛け、話題となっているが、このたび新たにいくえみ綾が加わることが決定。ドラマのために描き下ろした作品を提供する。『潔く柔く』『I LOVE HER』『バラ色の明日』をはじめ、現在『月刊!スピリッツ』で連載中の『おやすみカラスまた来てね。』など、登場人物を瑞々しく描くことで人気のいくえみ作品。『重版出来!』に登場する描き下ろし作品がどのように仕上がっているのか注目だ。(c)いくえみ綾/小学館
2016年05月10日