SMILE-UP.は15日、公式サイトを更新。「今後のファンクラブおよび音楽原盤等の版権の取り扱い方針」について発表した。サイトでは「昨年10月に発表いたしましたとおり、本年4月より、弊社に所属しておりました28組295名のタレントたちは、株式会社STARTO ENTERTAINMENT(以下『STARTO社』)と契約し、STARTO社に移籍いたしました。弊社は補償業務に特化し、業務完了後には廃業する方針に変わりはありません。STARTO社は、弊社とは資本関係を全く有しない企業として発足しており、弊社が今後STARTO社の経営に関与することはありません」と報告。続けて「また、東山紀之および藤島ジュリー景子は、被害者の方々との対話をはじめとした補償業務に専念し、STARTO社への経営には一切関与することなく、STARTO社の活動からの収益分配を受けることもありません」とした。「ファミリークラブ」については、さまざまな検討のもとに「分社化し、独立させることといたします。分社した初期の段階では、弊社が分社後の『ファミリークラブ』の株主として残る形になりますが、今後、段階的に保有割合を減らしていく予定です。この間、弊社は株式配当等による『ファミリークラブ』からの収益分配を受け取ることはありません」と伝え「『ファミリークラブ』とSTARTO社は別会社ですので、『ファミリークラブ』に加入されている会員の皆さまの個人情報はSTARTO社に開示されません。また、分社化にあたって、会員の皆さまの権利やサービス内容に変更はありません」と呼びかけた。さらに「タレントの音楽原盤等の既存の版権については、現在弊社と株式会社ブライト・ノート・ミュージック(以下『ブライト・ノート・ミュージック』)が共同で保有しておりますが、既存の版権の弊社保有分の全てをSTARTO社に移管することは、ファンクラブと同様にSTARTO社にとって財務的な負担が非常に大きく、現段階では難しい状況です」と記した。その上で「当面は弊社とブライト・ノート・ミュージックでの共同保有を続けつつ、段階的に弊社の保有割合を小さくしていく方法を検討しており、現時点では大量に存在する既存の版権の整理と振り分け作業を行っています。なお、今後新規に発生する音楽原盤等の版権については、STARTO社と版権の管理ノウハウを有するブライト・ノート・ミュージックが共同で保有する予定です。また、弊社が保有するその他の知的財産権についても、段階的に保有割合を減少させていく予定です」とつづった。【報告全文】今後のファンクラブおよび音楽原盤等の版権の取り扱い方針について昨年10月に発表いたしましたとおり、本年4月より、弊社に所属しておりました28組295名のタレントたちは、株式会社STARTO ENTERTAINMENT(以下「STARTO社」)と契約し、STARTO社に移籍いたしました。弊社は補償業務に特化し、業務完了後には廃業する方針に変わりはありません。STARTO社は、弊社とは資本関係を全く有しない企業として発足しており、弊社が今後STARTO社の経営に関与することはありません。また、東山紀之および藤島ジュリー景子は、被害者の方々との対話をはじめとした補償業務に専念し、STARTO社への経営には一切関与することなく、STARTO社の活動からの収益分配を受けることもありません。一方で、当該タレントのファンクラブ「ファミリークラブ」と既存の音楽原盤等の版権については、現在、段階的な方法による移管を検討しているところですので、以下の通りご説明いたします。■「ファミリークラブ」について「ファミリークラブ」は、これまで弊社の一事業部門として、会員の皆さまの個人情報をお預かりし、ファンクラブ業務やチケット販売業務を行ってまいりました。この「ファミリークラブ」については、本年夏を目処に、弊社から分社し、独立を進めてまいります。当初は「ファミリークラブ」をSTARTO社へ譲渡することを検討しましたが、起業したばかりのSTARTO社の経営状況からそれは難しいという判断となりました。次に「ファミリークラブ」を閉鎖し、新規にSTARTO社でファンクラブを立ち上げることも検討しましたが、その場合、これまで支えてきてくださった会員の皆さまの会員番号もなくなることになります。今の会員番号に思い入れを持ち、長きにわたりタレントたちをお支えいただいてきた皆さまのお気持ちを考えますと、弊社としてはその選択もできませんでした。そこで弊社は、「ファミリークラブ」を分社化し、独立させることといたします。分社した初期の段階では、弊社が分社後の「ファミリークラブ」の株主として残る形になりますが、今後、段階的に保有割合を減らしていく予定です。この間、弊社は株式配当等による「ファミリークラブ」からの収益分配を受け取ることはありません。「ファミリークラブ」とSTARTO社は別会社ですので、「ファミリークラブ」に加入されている会員の皆さまの個人情報はSTARTO社に開示されません。また、分社化にあたって、会員の皆さまの権利やサービス内容に変更はありません。■版権についてタレントの音楽原盤等の既存の版権については、現在弊社と株式会社ブライト・ノート・ミュージック(以下「ブライト・ノート・ミュージック」)が共同で保有しておりますが、既存の版権の弊社保有分の全てをSTARTO社に移管することは、ファンクラブと同様にSTARTO社にとって財務的な負担が非常に大きく、現段階では難しい状況です。そのため、当面は弊社とブライト・ノート・ミュージックでの共同保有を続けつつ、段階的に弊社の保有割合を小さくしていく方法を検討しており、現時点では大量に存在する既存の版権の整理と振り分け作業を行っています。なお、今後新規に発生する音楽原盤等の版権については、STARTO社と版権の管理ノウハウを有するブライト・ノート・ミュージックが共同で保有する予定です。また、弊社が保有するその他の知的財産権についても、段階的に保有割合を減少させていく予定です。こうしたプロセスを選択するにあたっては、専門家の方々のアドバイスもいただきながら、一つずつ課題を解決してステップを進めているところです。また、昨年12月時点で、事業承継税制による納税猶予制度の適用を取り止め、納税猶予税額および利子税について全て納付を完了しております。59年の歴史を有する会社の廃業には、乗り越えるべき課題も多く、どうしても時間を要してしまうことがありますが、専門家の助言を受けながら一歩ずつ、補償と共に誠実に着実に進めております。どうか見守っていただけますと幸いです。2024年4月15日株式会社SMILE-UP.
2024年04月15日相鉄グループのサステナビリティ脱炭素社会の実現に向けた中長期目標・アクションプランも策定相鉄グループは、「相鉄グループサステナビリティ方針」に基づき、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進しています。近年、世界規模で環境分野への関心が高まる中、これまでの施策をより力強く推進するとともに、環境負荷低減に向けた新たな取り組みを進めるため、「相鉄グループ環境方針」(以下「環境方針」)、「相鉄グループ環境ビジョン」(以下「環境ビジョン」)を策定いたしました。また、国際社会においては気候変動に関わる脱炭素化の流れが加速し、企業に対する環境評価の水準も「1.5℃」に引き上げられています。こうした背景の下、「気候変動」の分野においては、相鉄グループの中長期的な目標とその達成に向けたより具体的な取り組みを「相鉄グループカーボンニュートラルチャレンジ」(以下「カーボンニュートラルチャレンジ」)として策定いたしました。当社グループは、今回策定した「環境方針」、「環境ビジョン」、および「カーボンニュートラルチャレンジ」に基づき、環境負荷低減、環境保全に関する取り組みを推進してまいります。《参考》相鉄グループサステナビリティ方針[お客様の喜びを実現し、地域社会の豊かな発展に貢献するために]相鉄グループは、様々なステークホルダーとの協働のもと、事業活動を通じた何世代にも亘り暮らし続けられるまちづくりを起点とし、相鉄グループを取り巻く環境・社会課題の解決に向けた取り組みを通じて、持続的な社会の実現に貢献できる企業を目指します。相鉄グループの「環境方針」「環境方針」では、相鉄グループが重要課題として設定している「気候変動の緩和と対応」「資源循環への貢献」の他、「森林や生物多様性の保全」や環境保全に関する当社グループの取り組み方について記載しております。相鉄グループ環境方針1.法規制等の遵守事業活動※の推進にあたって、環境関連諸法規、国際条約および合意した協定を遵守します。2.気候変動への対応エネルギーの効率的で持続可能な使用の促進に努める一方で、ステークホルダーとの連携を通じて新技術・サービスを追求し、気候変動の緩和及び適応を推進します。3.循環型社会への貢献水を含む資源の効率的な利用、廃棄物の削減、リサイクルに努め、資源循環を推進します。4.森林や生物多様性の保全自然生態系等の環境保全、汚染物質の削減に努め、生物多様性の維持・保全に十分配慮します。5.情報開示とコミュニケーション事業活動※が環境に与える影響と事業活動の環境への依存度を正確に把握・分析し、社会に開示するとともに、社会との良好なコミュニケーションを図ります。6.環境教育・啓発活動グループで働く役員・従業員に対して適切な教育・研修を行うとともに、環境保全活動への参加を促進し、一人ひとりの意識向上を図ります。7.環境管理の確立これらの環境活動を推進するため、環境目標を設定し、社内の環境管理の体制を運用することで、継続的改善に取り組みます。※事業活動には、グループ企業による事業活動、および投資に際してのデューディリジェンスやM&A、サプライチェーンも含みます。代表取締役社長 滝澤 秀之2024年2月制定*本方針は、2024年2月の取締役会において承認を得ております。相鉄グループの「環境ビジョン」「環境ビジョン」では、環境課題の動向や相鉄グループ経営理念を踏まえ、長期視点から目指す社会の姿と当社グループにおける取り組みの方向性について記載しております。相鉄グループ環境ビジョン相鉄グループの脱炭素社会に向けたカーボンニュートラルチャレンジ ~ 目標とアクションプラン~脱炭素社会に向けた「目標」と、目標達成に向けた「アクションプラン」を策定しました。目標(対象はスコープ1・2)【長期】2050年度にCo2の排出量と吸収量を均衡させるカーボンニュートラルを達成することを目指します。【中期】2030年度におけるCo2排出量を●グループ連結△42%(2020年度対比)●鉄道業△46%(2013年度対比)達成を目指します。相鉄グループ連結目標【自社の取組み】・2030年度中間目標達成に向けては、技術の利用可能性や経済性の観点から、既存の省エネ技術を横展開するとともに、AIやZEBなど新たな省エネ技術の検証、太陽光発電設備の設置など再生可能エネルギーの導入を進めます。・2030年度以降は革新的省エネ技術・運用革新の展開・深化と、2050年度カーボンニュートラル化を見据え、カーボンクレジットによるオフセットで補いつつ、再生可能エネルギーの導入を継続します。【地域と共に取組み】相対的に低炭素な輸送モードである鉄道のさらなる利活用促進(モーダルシフト)など沿線地域の方々と共に取組みを継続し、日本のカーボンニュートラル実現に貢献します。ロードマップ・本目標は、相鉄ホールディングス㈱及び国内の連結子会社を対象としたものです。・削減努力を進めた上で、なお残存する排出量については、炭素除去を含めた国際的に認められる方法でオフセットを行います。・GHGの排出・削減状況については引き続きモニタリングを実施し、重要な影響を与える可能性のある事象(M&A活動、規制等の制度面の大幅な変更、又は大規模な自然災害などの異常事象の発生等)を考慮の上、必要と判断した場合には目標の見直しを行うことがあります。また、GHG排出量削減目標に係る削減計画や施策は、技術発展・経済性・政策/制度支援などの進捗に応じて柔軟に変更します。・サプライチェーンのGHG排出量(スコープ3※)は、今後実態把握のうえで、目標への取り入れについて検討を行います。・海外事業に伴うGHG排出削減目標については、立地国の状況の把握やモニタリングを進めながら、目標設定の検討を行います。※スコープ1・2・3とは、GHGプロトコルが定める、事業者のGHG排出量算定報告基準における概念であり、以下を指します。スコープ1:当社グループ自らの直接排出スコープ2:他社から供給された電気・熱などの使用に伴う間接排出スコープ3:スコープ1・2以外の間接排出(=当社グループの活動に関連する他社の排出)リリース@「環境方針」「環境ビジョン」を策定.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月29日皆さんは、義家族の言動に驚いた経験はありますか?今回は「孫を甘やかさないよう言ってくる義母」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言義母の教育方針夫と息子と暮らしていた主人公。ある日、義母にせがまれ同居を始めました。すると義母は突然「孫を甘やかしすぎ!」と言ってきたのです。てっきり義母が息子を甘やかすと思っていた主人公は「はあ…」と驚愕。その後、義母は息子の勉強時間を増やし、お菓子を減らすよう言ってきました。主人公と夫は、その教育方針に従うことにしましたが…。何かをたくらむ義母出典:モナ・リザの戯言心苦しく思いつつも、息子に勉強をさせ、お菓子を食べさせないようにしていた主人公と夫。しかしその後、息子は成績が下がってきたうえ、少し太ってきました。そんなある日、主人公は義母が息子の勉強を邪魔して、お菓子を与えていたことを知って…。主人公に厳しく教育をさせ、自分は甘やかすことで息子からの好感度を上げようとしていた義母に、主人公は激怒するのでした。読者の感想自分の好感度をあげるために、主人公と夫には厳しい教育をさせただなんて驚きました。くだらない理由で息子のことまで振り回した義母の自分勝手さに呆れてしまいます。(20代/女性)孫の将来のためを考えての義母の提案かと思いましたが…。まさか、孫を自分だけ甘やかし好かれようとしていたなんて、義母の言動は恐ろしいですね。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年02月04日皆さんは、パートナーの言動にうんざりした経験はありますか?今回は「義母の教育方針に従う夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。※この物語はフィクションです。(CoordiSnap編集部)イラスト:モナ・リザの戯言子育てに口出しする義母夫と幼い娘と暮らす主人公。義母はよく子育てに口を出し、娘に我慢を覚えさせるよう言ってきました。そして義母と夫は協力して、娘のものを勝手に捨てていたのです。娘は大切なものを2人から隠すようになりましたが…。また何かがない…出典:モナ・リザの戯言ある日、夫は再び義母に従って娘の大切なものを捨ててしまいます。主人公は夫が許せず激怒しますが、夫は「母さんが子育て下手だって言ってるぞ」と言い出して…。義母の教育方針に従う夫に嫌気が差した主人公は離婚を突きつけます。後日、夫が慌てて伝えに来たのは「母が怒っている」とのことで、話し合いを行うことになったのでした…。読者の感想大切にしているものを無断で捨ててしまうなんて、家族であっても許せないですよね。義母の言うことに従うばかりで、主人公と娘を守ろうとしない夫に呆れてしまいました。(40代/女性)娘の大切なものを捨てることが、教育になると考えている義母と夫には絶句しました。離婚を突きつけても「母が怒っている」と言う夫に呆れます。(20代/女性)
2024年02月02日皆さんは義家族とうまく付き合えていますか?今回は嫁の教育方針に否定的な義母のエピソードを紹介します。イラスト:竹村風子育てへの思い…義母の考えは…意思表明!その後…子どもの将来を心配してくれるのは嬉しいことですが…。主人公の教育方針を応援してもらえると嬉しいですね。はっきりと意思を表明できる子どもが本当に頼もしいです。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年11月20日夫婦円満の秘訣は…「感情的に争う時間がもったいない」滝沢眞規子さんは大学4年生のときに11歳年上のファッションデザイナー・滝沢伸介さんと結婚。2003年に第一子の長女、2007年に第二子の長男、2008年に第三子の次女が誕生しています。結婚から20年以上経っても仲の良い滝沢夫妻には、夫婦関係や子育てに関する質問がたくさん寄せられているといい、眞規子さんの45歳のお誕生日を夫婦水いらずで祝いながら、それらの質問に答える動画を公開しました。2人の出会いは、原宿のカフェでアルバイトしていた眞規子さんに伸介さんが惚れ込んだことだといい、「カフェで働いていた眞規子さんのどんなところに惚れたんですか?」という質問には、「最初は性格なんかわからないからさ、見た目が可愛いから」とストレートな回答!まさに一目惚れだったのでしょうか。若くしての結婚でしたが、眞規子さんにとっては「ゼロもしくはマイナスからでも何か作り出せる人だなと思った。もちろん優しいとか、当たり前のことは大前提にあるけど、結婚してもこの人とだったらゼロからでもやり直せるな」と思ったことが決め手になったそう。一方、伸介さんは「年齢も違うし、生きてきた環境も違うのに、なんとなく似てるところと全然違うところもあっておもしろくて。漠然と任せられると思った、自分の人生を。信頼できるみたいなことなのかな」と明かします。快活な眞規子さんと、穏やかで優しい口調の伸介さんからはいかにも仲の良い雰囲気がにじみでていますが、夫婦円満の秘訣について聞かれると伸介さんが「我慢」と即答。「言いたいこともぐっとこらえてるの?」と尋ねる眞規子さんに、「だってさ、そこでやり合ってどうするの?その先に意味があるならやり合うけど、その瞬間の感情のむき出した部分が刺激し合うんだったら、その時間がもったいない。言い合った後の気分もすごく嫌じゃん。人生の時間って決まってるからそんな時間1秒もないほうがいい」と、穏やかな口調もあいまって神のようなコメントです。ただ、子どもを育てる中で、夫婦の価値観がどうしても合わないこともあるでしょう。「教育方針で合わないときはありましたか?」という質問に対しては、「誰でもそうかもしれないけど、確固たる1本の道筋がはっきり見えてる人ってあんまりいないと思うんだよね。模索していくなかでお互いの考えがあって、お互いを信用して進めたりするじゃない」と伸介さん。眞規子さんも、「どんどん変わっていくし、子どもたちも変わるし、世の中の流れも変わるし。そのなかでベストを探して、もちろん失敗もしてきたし、でもそれも長い人生の中でみたら単に失敗でもないし」「子育てって悩みながらでいいと思うし、正解はない」と話し、子育てのことはいつも夫と相談しながらふたりで決めてきたのだと明かしました。「子育てがひと段落して夫婦ふたりになったらどうやって楽しみますか?」という質問には、「今はゴルフやってみたい。ふたりで海外旅行とかも、してみたいよね」と楽しそうな眞規子さん。「新婚旅行以来だもんね」と相槌を打つ伸介さんに、「意外とふたりでも仲良くいられると思う」と重ね、夫婦だけの時間を楽しみにしている様子でした。そんな仲睦まじい滝沢夫妻に、視聴者からは「美味しい!ってなったあとすぐに『美味しいところ探してくれて、ありがとう♡』とか、『美味しいところ連れてきてくれて、ありがとう♡』って、すんなり感謝の言葉が出るのすごく素敵」「大人なのに押し付けがましくなくて、いつも二人で話し合って決めるって理想の夫婦過ぎる!」など、憧れの声がたくさん寄せられていました。
2023年08月10日2023年6月1日、政府は次元の異なる少子化対策の実現のための「こども未来戦略方針」案を公表しました。その中には、今後3年間で取り組む政策を「加速化プラン」として、具体的な内容が盛り込まれています。「加速化プラン」の具体的な内容とは?「加速化プラン」に入れられた具体的な政策の内容の一部をご紹介します。 1.ライフステージを通じた子育てに係る経済的支援の強化や若い世代の所得向上に向けた取組■児童手当の拡充所得制限を撤廃し、全員に給付。支給期間について高校卒業まで延長。第3子以降は3万円給付。これらを2024年度中に実施できるよう検討。 ■出産等の経済的負担の軽減「出産・子育て応援交付金」(10万円)の制度化等を検討。出産育児一時金の大幅な引上げ(42万円→50万円)及び低所得の妊婦に対する初回の産科受診料の費用助成の着実な実施。出産費用の見える化について来年度からの実施に向けた具体化を進める。2026年度を目途に、出産費用(正常分娩)の保険適用の導入など、出産に関する支援等の更なる強化について検討を進める。 ■医療費等の負担軽減こども医療費助成について、国民健康保険の国庫負担の減額調整措置を廃止。 2.全てのこども・子育て世帯を対象とする支援の拡充■妊娠期からの切れ目ない支援の拡充「伴走型相談支援」について、継続的な実施に向け制度化の検討。産後ケア事業については、利用者負担の軽減措置を本年度から全ての世帯に対象に実施。支援を必要とする全ての方が利用できるようにするための提供体制の確保に向けた取組を進める。 ■幼児教育・保育の質の向上1歳児及び4・5歳児の職員配置基準の改善。保育士等の更なる処遇改善を検討。 3.共働き・共育ての推進■男性育休の取得促進出生後一定期間内に両親ともに育児休業を取得することを促進するため、給付率を現行より、8割程度(手取りで10割相当)へと引き上げ。女性の産休後の育休取得について 28 日間を限度に給付率を引き上げることとし、2025 年度からの実施を目指して、検討を進める。 4.こども・子育てにやさしい社会づくりのための意識改革鉄道やバスなどにおけるベビーカー使用者のためのフリースペース等の設置や分かりやすい案内の促進。公共交通機関等において、妊産婦や乳幼児連れの方を含め、配慮が必要な方に対する利用者の理解・協力を啓発する取組を推進。 そのほか、ひとり親やヤングケアラーなどに対する政策についても盛り込まれています。 財源はどうする?これまでも、これらの政策に対する財源はどうするのか?という声があがっていました。「こども未来戦略方針」案では、「まずは徹底した歳出改革等によって確保することを原則とする」「少子化対策の財源確保のための消費税を含めた新たな税負担は考えない」と記載されていますが、具体的な負担などについては先送りの形となっています。 厚生労働省は2日、2022年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数)が1.26だったと発表しました。これは、2005年に並んで過去最低の値で、7年連続の低下となっています。「こども未来戦略方針」案でも「少子化は、我が国が直面する、最大の危機」「我が国にとって2030年までがラストチャンスである」としています。しかし、これらの政策について、今後検討するといった内容も多く、国民の理解を得る必要がある事柄もあるかと思います。子どもを産み、育てたいという人や今まさに子育て中という人たちのためにも、検討をすすめ、政策が実現できることが望まれます。
2023年06月07日通常国会が開会し、岸田文雄首相(65)は1月23日に施政方針演説を行った。“異次元の子育て政策”や防衛力強化などを力強く打ち出した内容だったが、宮内庁関係者は冷ややかな視線を注いでいた。「今年も岸田総理は、施政方針演説で皇室が直面する課題についてまったく言及しませんでした。2021年12月に、安定的な皇位継承を巡る政府の有識者会議による報告書がまとめられ、国会で議論することが決まりましたが、1年以上たっても何一つ議論が進まず、完全に放置されているのです」将来皇族数が減っていくことで、危機に瀕していく皇統の維持。この問題に有識者会議は、「女性皇族が結婚後も皇室に残る」「旧皇族の男系男子を養子にする」という解決策を報告書で示している。与野党にそれぞれ委員会などが立ち上がり、政治家たちが国会で議論することになったがーー。「自民党内では麻生太郎副総裁を座長とした『皇室問題等についての懇談会』が発足し、2022年1月に初会合が開かれています。その後、安倍元首相の銃撃事件や旧統一教会問題の浮上によって、岸田政権の支持率は下落。初会合から1年以上、懇談会は開かれていません」(政治部記者)自民党のこの体たらくに、野党も批判を強めている。2月10日には、立憲民主党の馬淵澄夫衆院議員が、衆院内閣委員会で松野博一官房長官に対して、安定的な皇位継承策の議論の進展について追及した。神道学者で皇室研究者の高森明勅さんは、こう解説する。「10日の松野官房長官の答弁ではっきりしたのは、有識者会議による提案を閣議決定することもなく、国会に丸投げする岸田政権の無責任ぶりです。たとえば、有識者会議の報告書には『旧11宮家の皇族男子の子孫である男系男子の方々に養子に入っていただくこと』が提言されていますが、これは国民が対象なので憲法14条が禁止した“門地(家柄)による差別”に抵触するという指摘もあります。こうした大きな問題をはらんでいるにもかかわらず、国会にその議論を丸投げしてしまう岸田政権には、まったくやる気が見られません」■“口だけ”の姿勢に自民党内からも批判が…女性・女系天皇の是非、女性宮家の創設などについての結論は先送りされており、次世代の皇室を担われる愛子さまや悠仁さまたちのご将来は、定まらないままだ。昨春に岸田首相は、「皇室典範の改正は私の代でしっかりやりたい」と周囲に語っていたというが、いまは向き合おうという姿勢すら見せないのだ。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう警鐘を鳴らす。「愛子さまをはじめとした女性の皇族方が独身のうちに議論を進めなければ、憲法や皇室典範などと整合性がとれる解決の選択肢がどんどん限られてしまいます。現状では、悠仁さまお一人のご成長とご結婚、将来お妃となられる方のご出産に皇室の存続の可能性が絞られています。悠仁さまが将来抱えられるご心労はいかばかりか……。最終的に皇位継承者がいなくなるという危険性も高まってしまいかねないのです」なぜ岸田首相は議論を進めないのか。自民党関係者も落胆した様子でこう明かす。「岸田総理は皇室典範の改正や皇統の諸問題について取り組む意欲を話しているそうですが、『結局あれは口だけだ』と囁く声が党内からも上がっています。皇室の課題を“静かな環境で進める”として、政治的に安定した状況下でなければ進められないと打ち出す一方で、岸田政権の支持率は上がったり下がったりを繰り返し、一向に安定しません。しかもそれを理由に“いまは議論を進める時ではない”と開き直る空気が政権幹部の間に流れてしまっているのです。さらに“女性・女系天皇容認派”と“男系男子派”議員の対立が激化して党内が分裂する懸念を、岸田総理が不安視している部分も否定できませんね」前出の宮内庁関係者は、「岸田総理にとっては優先度が低く、先送りしてもかまわない問題なのでしょう」と嘆きつつ、こう語った。「両陛下はじめ皇族方は、政治的な発言をなされることはありませんが、自分たちの将来について常に気にかけておられます。ある女性皇族が、『私たちの将来の方向性について、早く決めてほしい』と率直なお気持ちを述べられていたと聞いています。もはや両陛下も政治家たちに頼るばかりではいけないと考えられているのでしょう。“自ら国民に皇室の存在意義を示していかなければ”と切迫した思いを抱かれていらっしゃるのです」天皇陛下と雅子さまは悲痛なお気持ちを抱かれながらも、国民に訴えかけようとしているーー。1月25日、両陛下は福島県三島町の特別養護老人ホームの入所者らとオンラインで懇談された。「コロナ禍となってから定着した“オンライン行幸啓”が行われる御所の大広間には、『お飾り品』がモニターの横に置かれることが増えています。これは、両陛下がお決めになった手法であると聞いております。25日の入所者たちとのご懇談では、福島の民芸品である『赤べこ』などが置かれ、品物を見ながらお話しされていました。オンライン行幸啓では、遠隔地や季節によっては訪問しにくい地域に住む国民とも交流でき、雅子さまのご体調への負担を軽くすることも可能になりました。ご即位後15年ですべての都道府県を回られた上皇ご夫妻のように、両陛下も一人でも多くの国民と心を通わせたいと願われています。オンラインと実際に足を運ばれる行幸啓を組み合わされることで、全国くまなくフォローすることをお考えになっておられるのです。皇室が直面している危機も国民に理解してもらおうという両陛下のお気持ちのあらわれだともいえるでしょう」(前出・宮内庁関係者)全国の国民と交流するため、そして皇室を守るため、両陛下の“令和の大行幸啓”が始まった。
2023年02月17日私には9歳と1歳の娘がいます。長女の通っていた幼稚園は外遊びに注力している園でした。私もその方針に引かれ長女を入園させたのですが……。今思えば、長女は苦痛だっただろうなと思います。今回はその経緯をお話しします。外遊びを推奨している幼稚園長女が通っていた幼稚園は、外遊びに注力しており、1日の保育のなかでも外遊びの時間が長くとられていました。「外遊びをすると体力がつき、子ども同士、切磋琢磨して遊ぶので協調性も生まれる」と園長先生はよく話しており、初めての子育てに必死だった私は頷きながら聞いていました。 幼稚園自体は14時まででしたが、希望すれば17時まで延長保育が可能。延長保育は外遊びメインで、ほぼ先生は介入せず子どもたちだけで自由に遊ぶ、といった様子でした。そのため、園は延長保育を推奨していたのです。 延長保育をするようになったきっかけ長女は引っ込み思案で、外でお友だちと元気よく遊びまわるタイプではありません。どちらかというと、ひとりで積み木遊びをしたり、絵本を読んだり、先生とお話をしたり……ということが多いです。私はそんな長女にクラスでお友だちができるかが心配でした。 長女が年中の夏ごろ、園長先生に呼び出され、何事かとドキドキしながら園へ行くと、「○○ちゃんは部屋で遊ぶことが多いので、延長保育をしてもっと外遊びをしないと」とのこと。園長先生がそう言うのならと、私は週3日、長女を延長保育に入れることにしました。 延長保育を嫌がる長女「延長保育に入れたら、長女は外遊びが好きになる」……私はそう信じていました。ところが、延長保育を始めて2週間ほどたったころ、「延長保育するなら幼稚園に行きたくない」と言い出した長女。基本的に部屋遊びが好きな長女にとって、外遊びメインの延長保育の雰囲気は苦痛でしかなかったようでした。 そこで園長先生に相談すると「毎日延長保育にしたら、もっと慣れます」とのことだったので、言われるがまま毎日延長保育をすることに。そうすることで長女は確かに延長保育に慣れ、それなりにお友だちとも外遊びをしていましたが、そこまで楽しんでいるようには見えませんでした。 好きな遊びだって十人十色あるとき私は、「そもそも部屋遊びが好きなのがどうしてダメなのだろう?」と思い始めました。この園は「元気に外で遊びまわる子が良い子」というような風潮がありました。 でも、子どもにも個性があって、長女のように外遊びより部屋遊びが好きな子がいてもいいのではないかと思うと、一気に気持ちがラクになった私。延長保育をきっぱりやめました。すると娘も喜び、幼稚園が終わると家で穏やかに遊んでいました。 長女が卒園して3年。長女は今でも折り紙やお絵描き、ピアノなど部屋遊びが大好きです。そして同じような趣味のお友だちがいます。無理に園に合わせようとせず、もっと長女自身の気持ちを大切にしてあげればよかったなぁと今では思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と1歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2023年01月16日10月14日、政府が0~2歳児がいる世帯に一定額のクーポンを支給する方針を固めたと報じられ、波紋が広がっている。毎日新聞によると、自治体が育児用品や子育て支援サービスを用意し、各家庭の希望に応じてクーポンと引き換えるという。新型コロナの感染拡大や将来への不安から「産み控え」が起きているとの指摘があり、自民・公明党から「目に見える支援が必要」との声が強まっているとのこと。さらに15日には読売新聞で、妊娠した女性を経済的に支援する「出産準備金」として、新生児1人あたり10万円分のクーポンを配布する方針も報じられた。これらの政策は10月末にまとめる総合経済対策に盛り込まれ、2022年度第2次補正予算案に関連予算を計上するという。しかし、クーポンを前面に押し出した政策に、SNS上では批判が巻き起こる事態となっている。《「よぉ〜し!クーポン貰えるなら産んじゃおっかな!」じゃないんだよ。マックのクーポンじゃねーんだから》《政治家さん達は、子育てした事ないんでしょうね。クーポンやれば出生率あがると本気で思ってるのでしょうか?問題はそこじゃないですよ。親に【なれる】経済環境を作るのが大事なんですよ》■「共働きを継続できる環境を整えてもらうことに力を注いでもらいたい」では実際に、当事者である子育て世代はどのように受け止めているだろうか?「一時的に支援するのであれば、クーポンや引換券ではなく現金を支給してもらうほうがありがたいです。出産に備えて赤ちゃんの新しい育児用品を揃えたりするのにお金が要るのは確かですが、それを支援してもらったからといって『じゃあ、もう一人産もう!』とは決してなりません」こう話すのは、現在6歳、2歳、0歳の子供3人を育てている30代の会社員・A子さん。今年4月に第3子を出産し、現在は育児休暇中だ。A子さんは毎日、子供たちを寝かしつけてから22時に就寝し、翌朝は5時に起床している。しかし、子供中心の生活は体力的にもハードで、しっかりとした睡眠を確保するのは難しいという。「就寝中も子供の授乳や夜泣きに対応するために起きます。1時間ごとに起こされ、その都度15~30分くらい子供の世話をするので、ほとんど眠れていません。昼寝をできる人もいるのでしょうが、私は昼寝ができないタイプですし、子供の昼寝も抱っこしたままなので横にもなれませんね。抱っこして寝かせているので、ご飯の準備がままならない時もよくあります」また子供たちが物の取り合いなどで喧嘩することもあるようで、「なるべく怒らずに注意したり、仲裁に入ったりしようとしますが、結局、怒ってしまって自己嫌悪に陥ったり……。時には、私の思い込みで勘違いして“子供が悪い”と怒ってしまうことも。冷静に話を聞いたらそこまで怒ることじゃなかったと気づいて、また落ち込むこともあります」と育児の難しさを痛感するというA子さん。いっぽう金銭面では、「やっぱり習い事をどこまでさせられるかということでしょうか。多くの選択肢のなかから選べるのは限られているので、どういう風に絞るかは悩みますね」と語る。育児にかかるお金は出産時だけでなく、進学など子供の成長とともにさらに必要になってくる。来年以降、仕事に復帰する予定のA子さんは「まず、子供を産んだり育てたりするときに何を悩むかというと、仕事と育児を両立していけるかどうかなんです」と指摘し、こう続ける。「育児休暇の期間は子供が1歳になるまで。もしくは保育園に入れなかったら1年半~2年まで延長できますが、職場復帰した後に時短勤務するとなると給与が減らされてしまうこともあります。その減らされた分の給与を補うような制度や、仕事をしたくてもうまく時間が作れずに辞めてしまう人をフォローしてもらえるとありがたいです。例えば、子供が小学校に入学して児童館に行き始めたら、預かってもらう時間を延長できるようにするとか。クーポンなどでその場しのぎの消耗品を提供するよりも、継続して共働きできる環境を整えてもらったほうが『もう一人生産みたい』という思いも出てくるのではないでしょうか……」少子化が進むなか国を挙げた子育て支援はありがたいが、岸田政権には当事者の声にもっと耳を傾けてもらいたいものだ。
2022年10月18日■前回のあらすじ陣痛を待つミロチを、家族は優しく気遣ってくれました。夫と安産祈願の神社を訪れていた時、産院から電話があり、今後の方針を話したいので来院するように言われたのです。まだ兆候がなく…ここで産みたかったのにすごくショックだったけど、先生の言葉に『悔しいのは自分だけじゃないんだ…』と救われたのでした。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。次回に続く 「2人目は巨大児でした」(全33話)は12時更新!
2022年08月31日■前回のあらすじ予想の斜め上を行く提案をしてきた夫に、「私がちゃんとしなきゃ」と一念発起。数日後、再び話し合いが行われました。今回は私のお金から借金を返して、旦那が私に毎月返済するという形になりました。毎月無理のない範囲で定額返済し、ボーナスが出たらその月は多めに返す、という感じです。私自身は19歳の頃から大きなトラブルもなくクレジットカードを使い続けてきたので、カードを持つと金銭感覚がおかしくなって失敗するという感覚がわかりませんでした。でも、世の中にはそういうタイプの人も居るんだなぁと…。そして、それが旦那だったんだなぁと…。今の時代は、電子マネー化とか脱現金とか言われてるけど、こういう人たちが居るから現金も必要なんだなとわかりました。そして今後は、私のカードだけでやってくことにしました。次回に続く「リボ払いで大失態した話」(全17話)は17時更新!
2021年11月05日何人かいるコーチたちの間で、今やるべき練習メニューや練習時間など指導方針にギャップがある。子どもたちの成長という目的は全員一緒なのに、それぞれアプローチの部分で異なるイメージを持っていて、相容れない状態。話し合い以外にどうやって解決すればいい?とのご相談をいただきました。みなさんのチームではどうしていますか?かつては自分も同じ悩みを抱えていた、という池上正さん。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた経験をもとにアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ドリブルとパス、どちらを先に教えるべき?ジュニア年代の育成ではどちらを優先すべきか教えて<お父さんコーチからの質問>こんにちは。私は地元の少年団でコーチをしております。担当はU-12です。担当するトップチームのコーチ間で、今やるべき練習メニューの相違、練習時間の使い方など指導方針のギャップがあり、信頼関係がうまく構築できていないと感じています。指導対象となる子どもたちの成長を第一に考えていることは一致しているのですが、指導方針のギャップを埋めるためにはどのような行動をとるのがよいでしょうか。「子どもたちの成長」という目的は一緒なのに、そこまでのアプローチがそれぞれ異なるイメージを持っていて、相容れない状況です。池上さんはこれまでそのような場合に、どんな風に解決してきたかなど教えていただけないでしょうか。話し合いを重ねるだけでなく、練習メニューで共通認識をすり合わせることができたりする方法や、この年代にはこの練習が良いという指針など、もしそんなのがあればアドバイスをお願いします。<池上さんのアドバイス>ご相談、ありがとうございます。コーチ間で指導方針や方法論にギャップがあるというお話ですね。具体的に、どう違って、異なることでどんな弊害が起きているのかもわからないので、想像でお話しするしかないのですが、もしかしたら「違いは違いとしてそのままにする」ということでもいいのかもしれません。■相容れないように聞こえても根っこは同じ、というのは海外でもあること先日、ドイツのサッカーに詳しい湯浅健二さんの講演を拝聴しました。湯浅さんによると、世界トップの監督たちが集まると、決まって喧々諤々(けんけんがくがく)の議論が始まるそうです。「私の理論では......」と主張します。ただし、一見すると、それぞれが相容れないように聞こえるが、根っこは同じことを話しているのだそうです。そんな話を非常に面白く聴かせていただきました。このことは、まさしくオシムさんがおっしゃっていたことに通じます。「サッカーにはセオリーがあるぞ」サッカーは、どんな戦術でも共通の認識がある。そこから、こうじゃないか、ああじゃないかとそれぞれの指導者が表現を変えたり、その人らしい色をつけていくのです。■グアルディオラの「3ゾーン・5レーン」は選手に意識させるための工夫によるもの例えば、マンチェスターシティーを率いるペップ・グアルディオラ監督は、「3ゾーン・5レーン」という表現をします。これはサッカーのアタックのベーシックな考え方「3ゾーン・3レーン」を、もう少し細やかに約束ごとを作ったものです。例えば、左右のサイドを使いだすと、真ん中が空いてきます。グアルディオラ監督は基本の3レーンをさらに分けて5つにして選手に示しました。誰かがどこかのレーンに入ると、そこにスペースができます。そのレーンがあるか、ないかではなく「誰かが動くとスペースができる」というセオリーを飲み込ませるために、5つのレーンを選手に意識させる工夫をしているのです。「うちのチームはこのレーンを使うぞ」というような、新しいものが出てきたわけではありません。もとのセオリーは同じなのです。■かつては自分も同じ悩みを抱えていたそのように考えると、ご相談者様の少年団のコーチのみなさんも実は根本の考え方は同じだと感じます。アプローチの仕方に違いはあれど、「子どもたちの成長」という目的は一緒だとご相談者様も書いておられます。全員が子どもの成長を本当に思っているとしたら、実は話し合いで十分解決するケースではないでしょうか。私自身、Jリーグ2クラブに在籍した時代は、育成コーチや育成部長といった立場で多くのコーチとミーティングを重ねてきました。コーチの能力にばらつきがあるなどして、ご相談者様の悩みと同じような問題を抱えたこともあります。さまざまな意見が出される中で「カテゴリー(年代)別に、ある程度練習メニューを決めてはどうだろう」という意見も出ました。各々のコーチに任せず、指導の均一化を図るには、マニュアル化してしまうことも考えられました。そうすれば、指導がブレず進むかもしれないというわけです。■練習メニューは山ほどあるのだから、それぞれのコーチが何をしてもよいしかし、そうした場合「コーチのパーソナリティー(個性や判断)はどうなるのか?」といった異論も出てきました。そこを重要視するならば、指導の根幹となる部分(ビジョンや哲学)は共有しよう。ただし、そこからズレてしまってはいけないことはきちんとアナウンスする。その範疇で指導できそうならば、各コーチに任せた方がいいのではないか。そんな議論をたくさんしました。加えて、練習メニューの選択にも共通認識を持つことを大事にしました。練習メニューは山ほどありますから、何をしてもいいわけです。■枝葉の議論でなく、おおもとの目的をテーマに話し合ってみようそのなかで「ドリブルかパスか」みたいな、前回のこの連載でさせていただいたような話もたくさんしました。「いや、パスを重視すべきだ」「いや、どちらかに偏って指導するのではなく、クローズドスキルの時間を減らせばいい」そういった議論を重ねました。つまり、議論の内容は、常に枝葉の部分ではなく、おおもとのところをテーマにしてきた気がします。例えば、子どもがうまくなっていくことってどういうことなのか?自分で判断する重要性は何なのか?視野を持たせて自分で情報を集める能力をつけないと、上に行って困るのは子どもではないか?そうすると「みなさん、選手が自分で判断できるようになる練習をやってください」と言えばいいだけでした。■サッカーの要素が全部あるメニューさらにいえば、この年代にはこの練習が良いという指針は特に設けません。それは今も同じです。良い練習とは、サッカーの要素が全部あって、子どもがらせん階段をのぼっていけるようなメニューが一番です。そう考えると、ゲーム(ミニゲーム)が一番です。指導者は、ゲームをする際の「設定」を、その年代の特徴を考慮して考えればいいだけです。その年齢ごとに、仲間を認識できる広さや人数を調整する。例えば、幼児なら人数は、2対1や2対2など、味方は自分ともうひとりだけ。コート(グリッド)は狭く設定します。池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>次ページ:どんな練習メニューをするか、の前に大事なことは......■どんな練習メニューをするか、の前に大事なことは......(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)要するに、年齢が低ければ低いほど、人数もコートの広さも小さくなります。年齢が高くなれば4対3や4対4など、人数を増やす設定にします。パスをする選択肢(仲間)が増えてくるし、グリッドが広くなるので、パスも長くなります。日本はその気づきが欧州よりもかなり遅れました。わずか十数年前まで、小学生まで11人制でやっていたのですから。オランダは、小学生に4対4を40年前からやらせています。まずは、「どんなふうに育てるか」というビジョンを明確にするための話し合いをして みてはいかがでしょうか?池池上正さんの指導DVDプレゼント!詳しくはこちら【4月限定】>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2021年04月23日家事や育児の分担に、育児方針の違いなど、さまざまな理由で起きてしまう夫婦喧嘩。前回は、夫婦喧嘩の原因について、アンケートを元にみてきました。今回は、喧嘩しない夫婦の実情や、夫婦喧嘩の必要性について考えてみたいと思います。■喧嘩をしない夫婦もいる?寄せられたアンケートには、「夫婦喧嘩をしない」というコメントもみられました。「最近喧嘩してない! 7年位前に、私が八つ当たりしたのですが、見事スルーされ喧嘩にならず。平和ですみません!」「喧嘩はしません。いろいろなことを諦めています」「喧嘩にはなりません。夫は言いたいことを遠慮なく言ってきます。 言い返すとさらにひどく言われてしまうので、黙っています。言い返したこともあるのですが、よけいに 逆上するのでやはり黙っているのがベストみたいです」喧嘩しないのも、仲がいいからという理由と、我慢しているからという理由の2種類があるようです。夫婦仲が円満で、喧嘩にならないという夫婦は理想的に思えます。ただ、どちらかが諦めの気持ちから我慢している場合は、果たして喧嘩をしなければいいのかと、疑問を感じずにはいられません。■喧嘩の解決のために大切なのは「話し合い」喧嘩をなくしたり、減らしたりするために、多くの人から寄せられたのは「話し合いや情報共有をして解決している」という声でした「子ども4人にも恵まれ、仕事も忙しく、お互いを思いやれない時期がありストレスをぶつけ合うせいで毎日大喧嘩。離婚寸前までいきました。お互いに冷静になってどこがダメだったか、直さないといけないかを正直に話し、離婚を乗り切りました。そして、今までよりも2人きりで出掛ける時間を増やしました。それ以来、距離が縮まり、より一層仲が深まった気がします」「旦那の稼ぎが悪い時期があり、努力もしなかったので喧嘩した 。家事育児は私担当なのに、私よりも稼ぎが少なかった。きちんと話し合ったら家事育児もやるようになり、年収もあがった」「話し合いって大切だなと思います。 職場恋愛で、オープンに話ができ、相手の事をよく分かって結婚したつもりでした。 結婚すると、お金や健康、仕事のバランス、子どもの事。細かいなって思う様な事から、難しいテーマを深く掘り下げて話し合わなくてはならない事も増えていきますね。言いたくない事でも言わなくては伝わらない」「カレンダーにみんなの予定を書かないといけないルールがあるんだけど、予定を入れると子どもをみてくれるから助かった。お互いのスケジュールがわかったほうがストレスなく、暮らしやすいです」おそらく、多くの夫婦喧嘩は、コミュニケーション不足から起きているのではないかと思います。長く一緒にいると、つい「言わなくてもわかるのではないか」と思ってしまいますが、伝えることをやめたら、自分の気持ちはなかなか相手には伝わりませんよね。またスケジュール管理についても、きちんと共有することで、行き違いを防ぐことができるというコメントも寄せられていました。実際に筆者も数年前からアプリの共有カレンダーを使用していますが、使用前に比べて予定の共有がスムーズで、スケジュールの把握についてのストレスがなくなりました。話し合ったり直接コミュニケーションをとる時間が取れない場合には、便利なツールを用いることで解決できるかもしれません。■夫婦とは? なぜ夫婦喧嘩をしてしまうのか?そもそも夫婦喧嘩をしてしまうのは、何が原因なのでしょうか。ここからは、 「長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは」 から抜粋をして、夫婦喧嘩の理由と対処法について考えてみたいと思います。夫婦喧嘩の理由はさまざまですが、共通しているのは「どうしてわかってくれないの?」という夫婦なのに理解してもらえない怒りです。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 「理解されない」という怒りの感情が、夫婦喧嘩の元になっているそうです。近い存在である夫婦だからこそ、その思いがこみ上げてしまいますよね。そして喧嘩がヒートアップすると、相手を納得させる、言い負かすことに焦点が移り、何に対して怒っていたのかブレ始めるのだそう。そうなると、そもそも怒っていた原因を忘れ、さらなる大喧嘩へと発展してしまうことも…。喧嘩になるプロセスを冷静にみてみると、怒りが脱線していることも多いと実感します。ただ、夫婦喧嘩は悪いことではないのだそう。喧嘩は、夫婦が本音を言い合える絶好の場で、お互いの気持ちや考えを知る機会でもあります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは たしかにお互いの気持ちを言うことは大切ですが、言いすぎて離婚にまで発展してしまうのはできれば避けたいところです。夫婦喧嘩はしてもいいけど、早く収めることが大切だといいます。それでは、早く収めるにはどうすればいいのでしょうか。怒っている時はお互いの心が激しく動いてるときなので、相手の言葉に乗って売り言葉に買い言葉と感情的になってしまうと、喧嘩はいつまでたっても収まりません。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 具体的には『あなたはこう思ったんだね』『そういうことがあったんだね』と事実だけを話すようにします。事実だけを冷静に言葉にするだけで、相手に共感する必要はありません。人間は、Aの心で接されると、自分もAの心で返すようになる習性があります。出典: 長引く夫婦喧嘩に疲れた…原因は何? 心理療法を活用して早く仲直りする方法とは 大切なのは、感情的にならずに冷静に事実だけを話すこと。もし、感情が高ぶっていて、冷静に話せないという時には、どちらかがその場を離れるブレイクタイムを設けるといいそうです。これは「タイムアウト」と呼ばれる方法で、カッとなって子どもを怒ってしまうときにも使える方法です。短時間でもその場を離れることで、脳が切り替わり、感情のクールダウンが促されるといいます。まずはその場を離れて、自分の感情を落ち着かせると、冷静に話し合いができるようになるのだそうです。ここまで、夫婦喧嘩について考えてきました。最後に、結婚や夫婦について、考えさせられるようなコメントもご紹介します。「結婚は、お互いの努力と忍耐が必要だと思います。チームワークです。1人だけ頑張ってもダメ」「子育て中、自分だけが頑張っている、夫はなにもしてくれないし、やってくれたとしてもできていないし足りない、と思ってました。子どもや夫へのいら立ちが解消されないことから友人に相談したりしていく中で、自分の思いやりが欠けていたことに気づきました。『家族は家族だから何を言っても大丈夫』『気を使う必要はない』という思い込みが私にもありました。大事な家族だからこそ気を使い、思いやりを持って接する必要があると学びました」長年一緒にいても、夫婦はしょせん他人同士で、深く話し合わないと理解しあえないことも多いと思います。理解しあうためには、チームワークが必要ですし、相手への思いやりが不可欠だと、コメントからもよくわかります。お互い腹を割って話し合うこと、感情ではなく事実を冷静に伝えることを意識して、少しずつ理解や絆を深めていけたらいいですね。前編はこちら
2021年04月08日他人同士の夫婦だから、時に喧嘩してしまうこともありますよね。そんな夫婦喧嘩、ささいなものから、離別につながるような大きなものまで、大小さまざまあるようです。今回は、ウーマンエキサイトの「夫婦喧嘩のきっかけになったエピソードは?」というアンケートに寄せられたエピソードの中から、夫婦喧嘩の実情についてご紹介します!■「何もやってないでしょ?」家事や育児の分担でもめる夫婦家事や育児の分担でもめたというエピソードが、多く寄せられていました。「主人に子どものことを手伝ってもらいたいときには『今、手空いてる?』っていつも聞いていたのですが『〇〇してってハッキリ言え』と怒りモード。逆にそう聞かれることが『あなたは今暇そうね〜』と嫌みのように感じていたみたいです」「朝から娘と息子のご飯準備・息子のオムツ替え・娘の着替え・掃除機がけ・お出かけ準備・洗濯…その間、夫は着替えもせずスマホをいじっていた。私が『こんなに忙しいんだからちょっとは手伝って!』と言うと『何をすればいいのかわからん!』と喧嘩になりました。細かく指示を出さないとわからないようです」「夫は長時間ソファーでタブレットを触って動かず、私は家事と子どもの相手をこなしていて、やってもやっても家事が終わらずイライラ…。出かける予定があるのに、私一人が必死で動いていたので、非協力的な夫にぶちギレてしまった」「旦那が帰宅後に子どもとゲームをしている中、私は家事を慌ただしくしていて、『晩ご飯ができる前に子どもとお風呂に入って』と言ったら『何もやっていないんだから、たまにはあなたが入れれば?』と言われて絶句しました…。私がやっていた家事が旦那には見えないようです。離婚届を書いてやりました」「親付き添いレッスンの音楽教室をパパにお願いしたときのこと。先生から発表会の曲を決めるように言われたようだが、旦那からは全く報告なし。次週、私がレッスンに連れて行くと、『先生から発表会の曲は決まりましたか?』の一言であ然。旦那に問い詰めると、『連れて行ってやったのに』と言われ、それ以降一度も頼むことはありません」子育てや家事は毎日必ずしなければならないものですよね。それを夫婦2人で分担する際に、どちらかが不公平感をつのらせたり、期待したことができていなかったりと、喧嘩の火種はたくさん潜んでいるように思います。筆者自身も、「きっとやってくれるだろう」とか「気づいてくれるだろう」という、夫に対してささやかな期待を抱いた時ほど、勝手にガッカリしたりイライラしてしまいます。相手に明確に伝えれば解決できることでも、「あうんの呼吸」を勝手に期待してしまい、失敗することが多いと実感しています。■ささいなやりとりが火種になるまた、ささいなやりとりが原因で喧嘩になってしまったというというコメントも寄せられていました。「2歳の息子が『おかーさんだいすき!』と言ってくれるのを見て、夫が『こんなに言ってくれるの今だけだよね〜』と、ほんわかした空気だったのに、私が夫に『夫も私のこと好きって言っていいよ〜』と言うと、『そういうのって浮気してたりする夫が言うことだよね…うんたらかんたら』と素直に好きって言ってくれず喧嘩に」「仕事から帰宅後手を洗っていたら、家にいた夫が蛇口をヒョイと勝手に回して自分の手をサッと洗った。『ちょっとなにそれ?』と言いかけて夫の顔を見ると、さも当然のような表情。その時もし『あはは、ごめん! 待ちきれなくて!』とか言ってくれてたら笑って終わりだった。でもそうじゃなかったからブチギレた」「夫が土日になると、街歩き型のゲームに家族を振り回すことですね! どこに何時に行けば何が出るからそこに行こうと。子どもの生活リズムに合わせながら、なおかつ夫のゲームにも合わせながらなんて、『やってられない!』ってブチ切れました。夫は家族サービスしてるつもりだったようですが、私からしたら1番大きくて困る長男です」「バレンタインのチョコを渡さなかったこと。お付き合い5年→結婚して12年、イベントを大事にする旦那と、もう今さらそういうのめんどくさい私。「もうバレンタインはパスで!」って言ったらブチ切れて、1週間口聞いてくれませんでした」また、ほかにも「脱衣所の引き戸がいつも中途半端に開いていて、指摘したら喧嘩になった」とか、「グラタンの焦げ目がついていないと言われて喧嘩になった」というささいな理由が寄せられていました。後から考えたら、「どうしてあんなことで怒ってしまったんだろう」とか、「しょうもないことで喧嘩してしまった」と思うようなことでも、忙しい時だとついイライラしてしまいますよね。■育児や家族運営の方針でもめることもまた、育児や家族運営の方針の違いでもめてしまうという声も寄せられていました。「休みの日に夫が家にいると、子どもたちのすることにその都度に怒る。『喧嘩するな、散らかさずに遊べ、うるさい』など。でも普段子ども3人を見ている私からすれば、うるさくても仲良く遊んでくれてるだけでありがたい。『子どもはうるさくて当たり前。夫の小言のがうるさい!』と毎回喧嘩になります」「子どもが寝なくてはいけない時間に夫がテレビを見ているので、子どももテレビにくぎつけになり、なかなか寝る準備が進まないことで、いつも私が夫を怒ります」「子どもが3、4日便秘になった。私は基本的に水分をお茶でとってほしいので、食事はお茶のまま、ヨーグルトを食べさせて腸内環境をよくしようとしたが、旦那さんはひたすら『ご飯の時に牛乳を飲ませればいい』と言って2人の意見が平行線のまま噛み合わなかったこと」「先日『子どもに何でもっとちゃんと片付けをするように言わないんだ!』と怒られ、『そんな細かいこと言ってたら一日中グチグチ言ってなきゃいけない!』と言い返して、喧嘩になりました。夫は1つ出したら1つ片付けるよう子どもに言いますが、私は出かける時と寝る前に片付ければ、それまではグチャグチャでも構わないと考えているので合わない」どのコメントも、「うんうん」とうなずいてしまうようなものばかりです。パパもママも、子どものことを一生懸命考えているがゆえに、話し合いが平行線になってしまう場合もありそうです。一方、どちらかの自己中な言動にもう一方がイライラしているという構図もあるようです。また、コロナ禍で衛生感覚の違いが浮き彫りになったというエピソードも寄せられていました。「コロナウィルスに対する危機感が違いすぎました。病気予防に無頓着な私に対し、夫はイライラ。感染を恐れて、『コンビニエンスストアや支援センターに行くな』と、行動を制限してくる夫に対して私はうんざり」「海外で暮らしています。コロナウイルスの影響で私と子どもたちはほぼ家から出ません。なので電車に乗って帰ってきた夫は、家にバイキンを持ち込む人にしか見えないので、ドアを開けた途端に、『早く手を洗って! ねえまだ洗ってないの? もう洗った? アルコール消毒もした?』と質問責めにしたらイラっとされました」新型コロナウイルスの感染拡大によって、夫婦間の衛生感覚や価値観の違いが見えてきたという人もいるようです。たしかにこうした緊急事態の際は、お互いの本当の考えが見えてきますよね。ここまで、さまざまな夫婦喧嘩をみてきましたが、ささいなことで喧嘩してしまったり、家事分担の不公平感からもめたりと、状況も喧嘩の大きさもいろいろでしたね。中には、「離婚届を書いた」と、夫婦関係の継続をあきらめるような声も寄せられていました。では、果たして夫婦喧嘩は悪いことなのでしょうか。次回は、「喧嘩をしない」という夫婦の声や、もめないための工夫についてご紹介し、夫婦喧嘩の是非について考えてみたいと思います。後編に続く
2021年04月07日こんにちわ、エェコです。今日は子どもの「将来の夢」を聞いてからはじまった、夫婦間の教育方針の違いについてです。■息子の発言で夫婦の意見の違いがあきらかに私はどんな夢でも頑張れば叶うと思っている派なので息子の夢を「応援したい!」と思っていたのですが旦那はというと…■幼いうちから現実を知っておくほうがいい?すっごい現実主義…。まだ幼稚園の息子に「お前が夢にしている職業は、将来なくなる可能性があるから目指さないほうがいい」という感じで伝えます。■父と母の異なる意見に息子の反応は…これ、実は「ヒーローになりたい」といった年中さんの頃にも同じようなこと言って意見が対立したことがあります…。確かに本当のヒーローにはなれないかもしれないけど、年を重ねるごとに自分でわかってくることだと思います。だから「わざわざこんな小さい頃に現実みせることないんじゃないかなぁ」と、私は思うのです。たとえ本当のヒーローになれなくても、その夢をきっかけに「ヒーローを演じる俳優さん」とか「アクションを担当するスタントマン」とか「ヒーローの変身後を演じるスーツアクター」とかにはなれる可能性があるのではないでしょうか。でも旦那の「なれないなら目指さないほうがいい」「世の中、理不尽なことばかりなんだから今のうちから現実を知っておいたほうがいい」「もっと堅実な職業を目指したほうがいい」という意見は変わらず。ただ話題の中心となっている、息子はというとこんな感じ。プチ反抗期もあいまって「親の言うことなんて1から10まで聞いてられるか!」って感じです。まぁ…外野がヒートアップしたところで、本人の将来は本人のもの…。まさに真理!子どものほうがおとなかもしれません。ようするに…私たち夫婦は子どもの将来に首をつっこみすぎなんですね。そこはお互いに反省…。「将来の夢」については意見のあわない夫婦ですが「子どもがつまづいて、助けを必要としているときには全力でサポートする」っていうのは共通の認識です。なにかあったら、お互いにサポートしていきたいと思います。
2020年04月26日新型コロナウイルス感染の拡大を受け、令和2年2月24日、国の専門家会議は「今後1~2週間が感染拡大のスピードを抑えられるかどうかの瀬戸際である」という見解を示しました。そして、2月25日、日本政府は「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」を公表しました。 新型コロナウイルス感染症についてわかっていること新型コロナウイルス感染症対策の基本方針では、現時点で把握している事実として以下のことを挙げています。 ●一般的な状況における感染経路は飛沫感染、接触感染であり、空気感染は起きていないと考えられる。 ●閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがある。 ●感染力は事例によって様々である。一部に、特定の人から多くの人に感染が拡大したと疑われる事例がある。一方で、多くの事例では感染者は周囲の人にほとんど感染させていない。 ●発熱や呼吸器症状が1週間前後持続することが多く、強いだるさ(倦怠感)を訴える人が多い。また、季節性インフルエンザよりも入院期間が長くなる事例が報告されている。 ●罹患しても軽症であったり、治癒する例も多い。重症度としては、致死率が極めて高い感染症ほどではないものの、季節性インフルエンザと比べて高いリスクがある。特に、高齢者・基礎疾患を有する者では重症化するリスクが高い。 ●インフルエンザのように有効性が確認された抗ウイルス薬がなく、対症療法が中心である。また、現在のところ、迅速診断用の簡易検査キットがない。 ●一方、治療方法については、他のウイルスに対する治療薬等が効果的である可能性がある。 新型コロナウイルス感染症対策の基本方針の重要事項「日本政府は新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」のなかで、以下の6項目を重要事項として挙げています。 (1)国民・企業・地域等に対する情報提供(2)国内での感染状況の把握(3)感染拡大防止策(4)医療提供体制(相談センター/外来/入院)の構築と整備(5)水際対策(6)その他・マスクや消毒液等の増産や円滑な供給の要請。・WHO や諸外国の対応状況等に関する情報収集と日本で得られた知見の共有。・患者や対策に関わった方々等の人権に配慮した取り組み。・ 空港、港湾、医療機関等における必要に応じた警戒警備の実施。・ 混乱に乗じた各種犯罪を抑止と取締りの徹底。 今後私たちができることは?「今後1~2週間が感染拡大のスピードを抑えられるかどうかの瀬戸際」でありながら、本日、政府が公表した基本方針は各省庁や自治体へ対応を委ねている印象がありました。そして、私たち国民に対しては新たに今後どうすればよいかという具体的な部分が欠けているようにも感じました。 私たちができることとして、 ◯正確な情報を得る。◯手洗い、咳エチケット等の徹底。◯発熱等の風邪症状が見られる場合の休暇取得、外出の自粛。」◯適切な相談したうえで医療機関を受診する。◯働いている人は、発熱等の風邪症状が見られる場合、休暇を取得する。◯テレワークや時差出勤。◯ イベント等の参加は必要性を改めて検討する。 難しい部分もあるかもしれませんが、これまで言われていることをしっかりおこなっていくことが重要なのではないかと思います。 妊娠中は免疫が低下するため、新型コロナウイルスに限らず感染症にかかりやすく重症化しやすいと言われています。また、小さなお子さんも感染症にかかった場合、うまく意思表示ができなかったり、症状がはっきりしなかったりして、急激に悪化する可能性もあります。この1〜2週間は、妊婦さん、小さなお子さんを連れての外出は、大事を取って控えたほうがよいかもしれません。 ■参考:新型コロナウイルス感染症対策の基本方針 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年02月25日こんにちは。渋谷です。今回はみったんの好き嫌い事情についてです。 ■子どもの好き嫌いの理由は? どう対応する?特にエビやイカなど魚介類そのままのかたちのものが苦手なみったん。どうやら情報で好き嫌いをしているようで、「嫌いなもの」と認識ができなければ食べられる様子。しかしそれでも「味」ばかりはどうにもできないのでどうしたもんかと旦那と話し合った結果…私が挫折しました。もともと料理が苦手な私。たかが一部のものを食わんでも死なん!! 無理して食わんでいい!!事実、私と旦那の嫌いな食べ物は出していないし、子どもの頃食べられなかったものが大人になったら食べられるようになったなんてよく聞く話。私が頑張って作って、食べてくれないことで落ち込むぐらいなら、みんながハッピーになれる「極力苦手なものを出さない」という方針に落ち着きました。 ■どうしても食べてほしいときの秘策はこれ!応援します。まさかの物理。力技。しかしそこは人間だもの。ほめられるのが嫌いな人なんていません。わりとウッキウキで食べてくれるのです。ちなみに幼稚園でも先生に「もう少ししたら年長さんだもんね~! お姉さんだから食べられるもんね~!」みたいな感じで応援されると食べるそうです。なんてチョロ…素直な子なんでしょう…できる範囲で食べて健康に育って欲しいものです。
2020年01月28日こんにちは! 助産師のREIKOです。昨年12月29日、「厚生労働省が『母乳バンク』を全国的に整備する方針を固めた」という報道がありました。そこで今回は、母乳バンクについてお話ししたいと思います。 母乳バンクとは?「母乳バンク」とは、母乳がたくさん出るママが寄付した母乳(ドナーミルク)を、適切に検査、保管・管理をおこない、母乳を必要としている他の赤ちゃんに提供する仕組みのことを言います。ドナーミルクを提供されるのは、早産などで生まれた極低出生体重児(出まれたときの体重が1,500g未満の赤ちゃん)です。 現在、世界の50カ国以上で600を超える母乳バンクがありますが、日本の母乳バンクは昭和大学江東豊洲病院内の1箇所のみとなっています。その後、2017年に一般社団法人 日本母乳バンク協会が設立され,2018 年以降、ドナーミルクを利用するNICUは増加しているそうです。 母乳栄養のメリットは早産で生まれた赤ちゃんにも早産で生まれた赤ちゃんは体のさまざまな機能が未発達なため、呼吸器や消化器に合併症を生じる恐れがあります。なかでも新生児壊死性腸炎は、極低出生体重児や超低出生体重児(生まれたときの体重が1,000g未満の赤ちゃん)の約3〜7%に発症し、進行すると赤ちゃんの命に関わる恐れのある疾患の1つです。 母乳(特に初乳)には免疫物質が多く含まれるため、育児用ミルクより新生児壊死性腸炎を起こしにくいと言われています。また、新生児壊死性腸炎だけでなく、慢性肺疾患や後天性敗血症に対する予防効果,将来的な神経発達予後の改善など、早産で生まれた赤ちゃんにとってもさまざまな利点があるということが明らかになってきています。 早く赤ちゃんに母乳を与えたい! でも…。そのため、早い時期から赤ちゃんに母乳を与えたいところですが、赤ちゃんを産んですぐにたくさんの母乳が出るというママはあまりいません。そのため、低出生体重児用のミルクか他のママの母乳(もらい乳)を使用するという方法が取られます。 しかし、低出生体重児用とはいえ、やはり消化機能が未発達な赤ちゃんにとって人工乳は負担になってしまいます。また、もらい乳の場合は、他のママから提供された冷凍母乳を解凍後、加温して使用します。そのため、感染症のリスクが否定できないという問題もあり、もらい乳を実施していない施設も多々あります。 私が働いていたNICUでは、もらい乳が必要だと判断された場合、母乳を提供してくださるママの感染症の有無を確認し、母乳を必要としている赤ちゃんのママ、双方に個別で説明をおこない、同意書をとったうえでもらい乳をしていましたよ。 母乳バンクでの徹底管理母乳バンクで取り扱われる母乳はドナーからの提供によるものですが、ドナー登録にはいくつかの条件があり、指定された施設での検診が必要になります。母乳を提供する際にも家族を含めたその時点での健康状態の確認がおこなわれます。 そして、提供された母乳は殺菌処理の前に細菌検査をおこない、母乳に病原菌が含まれていないことを確認します。そして、62.5℃、30分の低温殺菌処理をおこない、その後、あらためて細菌検査で細菌がまったく検出されないことを確認し、冷凍保存されます。 このように徹底管理された母乳バンクのドナーミルクは、一般的に安全であると受け止められています。ですので、日本小児科学会でも早産・極低出生体重児の経腸栄養に関して、「自母乳が不足する場合や得られない場合,次の選択肢は認可された母乳バンクで低温殺菌されたドナーミルクである」と提言しています。 ドナーになりたいママはたくさんいるけれど…日本母乳バンク協会では、ドナー登録、ドナーミルクの殺菌処理、ドナーミルクの他施設への無償提供、地域の母乳バンク設立への働きかけ、研究などさまざまな活動がおこなわれています。このような活動に賛同するママたちも増え、ドナー登録をする方も200人を超えたとのこと。しかし、現行の母乳バンクではキャパシティの問題もあり、ドナー登録を制限しているそうです。 こうした状況の中、育児用品を取り扱うピジョン株式会社が、日本母乳バンク協会への経済的支援に手を挙げ、2020年春から会社の一部スペースを「東日本橋 母乳バンク」として使用することになりました。現在の母乳バンクが年間80人の赤ちゃんにしか対応できていないのに対し、新しい母乳バンクは年間200人に応えていく予定だそうです。 母乳バンクが全国に整備されるのはいつ?極低出生体重児を産んで、母乳を与えたいのに母乳が出ない(与えられない)ママにとって、母乳バンクの整備は朗報だと言えます。ですが、今すぐ実現する……というわけではないようです。 厚生労働省によると、まずは2020年度から3年程度、調査研究をおこない早ければ2023年度からの事業開始を目指すとのことです。調査研究の内容は、現行の母乳バンクにおけるドナーミルクの提供を受けた児の予後の追跡調査、諸外国での母乳バンクの運用と法的規制等の実態調査と整理、医療機関関係者・NICU児の親・一般の妊産婦に対する母乳バンクに対する意識調査などがあがっています。 過去には不衛生な状態の母乳をインターネット上で販売していたとして、厚生労働省や消費者庁から注意喚起がなされたこともあります。より安全な方法で安心してドナーミルクを活用できるようなシステムが全国にでき、1人でも多くの小さな命が助かるといいなと思います。 監修者・著者:助産師 REIKO医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2020年01月15日出産後、夫との考え方にすれ違いが多くなったような気がする、夫の発言に幼稚さを感じイライラしてしまう、こういった状況は多くのご家庭で見られます。 出産したことによって自分でも気付かないうちにママ自身の考え方に変化が出てきていたり、ホルモンバランスの変調で心身に疲れが溜まっていたりするため、ちょっとしたことでイライラしやすくなっていることがひとつの原因です。さらには、出産時に変化の多いママと異なり、パパは通常の生活の延長であるため、なかなかママの状況を理解しにくい状態にあります。 結果と結論を大事にしがちな男性あくまでも一般論となりますが、女性のほうが男性より共感する力が強いといわれています。女性の友だちに話すと、自分のつらい状況をわかってくれるような気がするのはそのためでもあります。一方、男性は、共感するよりも、結果・結論を重視しがちです。たとえば、子どもがミルクを飲んでくれないということでママが悩んでいる場合、ママはいかに赤ちゃんがすすんでミルクを飲んでくれるかという過程や赤ちゃんへの共感を大切にしますが、男性の場合、おなかがすくまで放っておけばそのうち飲むだろう、というように飲めばOKと考えがちです。 ママとしては、それは雑なやり方のように思えて、イライラの原因のひとつとなることが多いでしょう。 目指していることは同じはず赤ちゃんが生まれる前は、なんとなく同じ育児方針かなと思っていた家庭でも、いざ赤ちゃんが生まれるとお互いの考え方ややり方に違いが見えてくるようになります。 想定と異なるということは育児以外でもよくあることです。現在は、ミルクのあげ方だったり、抱っこする時間だったりが問題になっていることが多いかもしれません。けれど、子どもの成長につれて、テレビやYoutubeを見る時間はどれくらいにするのか、お受験をするかしないかなど、その時々にどうすれば子どものために良いかを考えなければならなくなります。その都度、パパと同意見のこともあれば、わかりあえないことも多々あるでしょう。でも、異なる意見の場合、やり方が異なるだけではないでしょうか。子どもの幸せが目的であるのは一緒のはず。子どもの幸せを考えるからこそ、意見を出し合っているのだと思います。 そのときをやり過ごすことも悪ではない育児に正解はありません。ママにはパパのやり方が雑に思えても、もしかしたらパパのやり方が結果的には正しかったということもあり得ます。また、ママがイライラしているほうが赤ちゃんに悪影響の場合もあります。毎回、自分の思ったとおりにパパがやってくれないことに神経を尖らせてイライラしてしまうのではなく、今日はパパのやり方でやってみよう、とおおらかに接してみる日をつくってみてはいかがでしょうか。 大切な我が子。なんでも丁寧にやってあげなければ! とママは一生懸命です。でも、育児のやり方は何通りもあります。子どもの生命力を信じることも時には大切です。ひとつのやり方や考え方にこだわらず、パパの意見も取り入れていろいろと試してみてはいかがでしょうか。パパのやり方を真っ向から否定するより受け入れたほうが、パパもママの考え方を受け入れてくれる可能性が高くなるはずです。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年09月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「骨太の方針」です。掲げられた案件はスピーディに実行されます。「骨太の方針」とは、政府が毎年発表している「経済財政運営と改革の基本方針」の通称です。これが始まったのは2001年、小泉政権のときです。当時、官僚たちに利権が集中し、汚職などが問題になっていました。また、官僚主導の仕組みでは、思い切った政策をとろうとしても時間がかかり、抜本的な改革が実現しづらかったのです。そこで、政治家主導の流れを作っていこうと、骨太の方針を掲げました。当時はバブルが崩壊し、長引く平成不況のど真ん中。社会保障や税制の一体改革を柱とし、スピーディに大胆に実行していく新しい仕組みづくりをしようとしました。総理を議長とし、各大臣、学者や民間企業のトップ、有識者などから構成された経済財政諮問会議で検討された、国の税財政や経済政策の基本方針がまとめられます。小泉政権下では、郵政民営化や、不良債権をなくし、地方分権をどう進めていくかなどが話し合われました。安倍政権になってからは、法人税率の引き下げ、働き方改革、外国人の労働者の受け入れ拡大、プライマリーバランス(国の基礎的財政収支)の黒字化などが進められました。6月に決定した最新の「骨太方針2019」は内閣府のホームページに公開されています。「第4次産業革命による高度な経済、便利で豊かな生活が送れる社会の実現」「人生100年時代の到来を見据え、誰もがいくつになっても活躍できる社会の構築」と、最低賃金の引き上げ、男性の育休取得、ロストジェネレーションや65歳以上の雇用など、多岐にわたる案件が掲げられています。骨太の方針に盛り込まれたことは、次の国会の大きな焦点になり、そこで決定されれば、着実に法制度化され、国の構造が変わっていきます。スピード感を持って進められるのは良いことですが、官邸にそこまでハンドルを任せて大丈夫なのだろうか?という意識も大事です。また、今年のような選挙イヤーでは、政治家は目先の成果を求められ、骨太の方針に盛り込んでいいはずの難しい問題は先送りにされる節もあります。年金問題や雇用の問題など、もっと切り込んでほしいところなのですが、悩ましいですね。ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2019年8月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年08月23日日ごろから「子どもの成長は自分で感じたい」と思っている夫ですが、仕事の帰りはいつも遅く、朝のほんのわずかな時間しか子どもたちと過ごせません。それでも彼なりのペースとアプローチで、子どもたちとの信頼関係を築くべく日々がんばっています。■夫なりに子どもとの信頼関係を育んできた子どもたちと過ごす時間が夫より多い私は、少しでも成長の実感を共有したくて、夫が帰宅すると(私が起きていれば)その日の出来事を子どもの話題中心にあれこれ話します。ほぼ雑談ですが、子どもたちの前でクヨクヨしないですむよう、ほどほどに愚痴や弱音も織り交ぜつつ(笑)それが先日、あまりにもドタバタしている最中に夫から電話が入り…。「何度言っても子どもたちが返事もしない。私が言い過ぎているのかな? もう、なんか疲れた〜」と、つい子どもたちのいる場で愚痴をこぼしてしまいました。すると夫が「ちょっと、子どもと話したいから電話かわって?」と。いま思えばこのときの私の言動は、「子どもたちの状態を夫に告げ口している」という気がするのですが、このときは何も考えず電話をかわりました。■パパからの電話に子どもたちがうんざり夫の子どもへの電話内容は、説教とか叱るようなものではなく「楽しんでる? いいね、ちょっぴりお母さんに協力してね」という雰囲気だったのですが。それに対する子どもの反応がどうだったかというと…。そんな子どもたちにハッとしました。電話を夫にかわったのは、完全なる悪手! ただでさえ少ない手数で地道にお父さんとしての信頼を積み重ねていたのに…この電話で、ただただ「うざいポイント(?)」を爆上げしてしまいました。私と夫の間では育児の共通ルールとして、基本「注意も叱るのも1人で。2人以上でよってたかって責めることはしない」というのがあります。1人が叱ったらもう1人はフォロー役。そのルールの良し悪しはわかりませんが、やはり「さとす程度」でも、母と同じことを電話越しに父から言われるのは、子ども心にも「鬱陶しい」んですね。日々の積み重ねがあるので、夫の信頼はすぐに回復したようです。が、この件はその後「すぐに言いつける!」と、私の印象を悪くしています。(なんてこった…)
2019年07月16日いつまでもずーっと彼氏と仲良く暮らしたいというのは誰もが夢見る未来ですよね。その夢を叶えたラブラブ老夫婦の秘訣を探ってみました。挨拶は毎日、欠かさずに朝起きたら「おはよう」、帰って来たら「おかえり」「ただいま」など、挨拶は生活の潤滑油です。たとえ、ケンカをしてしまって気まずいなと思っていても、無視は絶対にダメです。挨拶ひとつで、お互いの心が和みます。ケンカを長引かせないコツとも言えます。ケンカが長引くと思わぬ行動を引き起こし、取り返しのつかないことになりかねません。どんな時でも、必ず挨拶をしようというのを二人の決め事にしておくとよいでしょう。過干渉は避ける相手のことが好きになればなるほど、何もかも知りたいと思う気持ちが募ります。それは自然なことですが、たとえ夫婦といえども踏み込んではいけない境界線があります。「昨日、誰とどこで何をしていたの」と聞きたい気持ちをぐっと抑えることも大切です。相手が言いたくないことを、細かく聞いたりしてはいけません。携帯電話や封書など勝手に見るのはもってのほかです。お互いのプライバシーを尊重し、なおかつ、相手を心配させない気遣いを身につけることが長くラブラブ度を保つ秘訣です。家族の悪口は言わない結婚は、お互いの愛情の合意により成立します。しかし、相手の家族との付き合い方も大切なことです。嫁姑の関係や、相手の兄弟姉妹と気が合わないなど、難しいこともあるでしょう。時には我慢も必要です。そういった悩みを相談するのは構いませんが、相手の家族を貶めるような悪口はNGです。感謝の気持ちを伝える長く仲良くしたいと思うならば、常に相手に感謝をしましょう。それは言葉にしなければ伝わりません。言わなくてもわかっていると思っていたというのは幻想です。どんな小さなことでも「ありがとう」と声に出して言いましょう。「ありがとう」はずっとラブラブでいるための魔法の言葉です。運転をしてもらった時、荷物を持って貰った時など、やってもらって当たり前だと思わずに、「ありがとう」と言ってみてください。もっと愛情が深まるはずです。
2019年05月16日世界最大級のマッチングアプリ「Tinder(ティンダー)」は、2019年1月24日(木)に『2019年 Tinder日本市場におけるブランド方針発表』を実施。発表会には、本国CEOであるElie Seidman(エリー セイドマン)および日本におけるTinderマーケティング担当の久次米裕子が登壇し、「Tinder」のグローバルにおける成功の理由や2019年度の日本市場における展開について発表した。ソーシャルマッチングアプリの先駆者「Tinder」「Tinder」は、新しい出会いを提供するソーシャルマッチングアプリの先駆者であり、世界で最も人気のあるアプリのうちのひとつだ。マッチングアプリの機能として国内外で定着している“右スワイプ”という機能を独自に開発したのも「Tinder」。2012年のリリース以来、190か国以上の人々が“右スワイプ”で繋がっており、生み出した出会いの数は300億件以上。世界中で社会現象と言えるほどのムーブメントを起こしている。いまや人々の生活の一部となった「Tinder」は現在ゲームを除く全世界のすべてのアプリの中で2番目に多くの収益を上げているほか、ライフスタイルというカテゴリーの中では109か国で売上1位を誇るアプリとなっている。日本のミレニアル層と「Tinder」ブランドの親和性Seidman氏は、日本市場の特徴と重要性について言及。「日本はビジネス成長のため、非常に重要な位置づけ」と語った。中でも、日本の「ミレニアル世代」との親和性に触れ、今回の来日もターゲットのライフスタイルの視察を目的としている旨を述べた。久次米氏によると、日本市場においてはユーザーの8割がミレニアル世代だという。また、日本のユーザーは他国とは異なる特徴を持っており、例えばプロフィールの表記においても、アメリカなど他国では「おもしろい」「スマート」など自分をポジティブに見せる言葉がよく使われるが、日本では「シャイ」「オタク」などの言葉が多く用いられる。日本のミレニアル層は「Tinder」で出会った相手に対して限りなく「等身大の自分」を見せようとするなど、コミュニケーションに対してリアリティを求める傾向があると分析した。日本での今後の展開としては、さらなるユーザーエクスペリエンスを提供すべく、ターゲットの意見により耳を傾けていく姿勢であることを説明。特に、女性に優しいコミュニティの形成を達成することを目指し、セキュリティ強化に向けたアプリのアップデートをおこなっていくという。「Tinder」のさらなる進化に注目したい。【参考】※Tinder公式サイト
2019年02月01日ウーマンエキサイトのコミックライターさんが、夫婦喧嘩のエピソードや乗り越え方をつづった特集 「“夫婦喧嘩”してる? 夫と私のガチ喧嘩体験談」 で、“夫婦喧嘩”についてのアンケートを実施しました。どんな夫婦にも、考え方の相違など喧嘩につながる“問題”は存在するもの。だれだって喧嘩はしたくないと思いますが、我慢が積み重なったり、疲れが溜まっていたり、“相手にわかってほしい”という気持ちでいっぱいになったりすると、避けられない場合もあるはず…。みなさんの家庭では、夫婦喧嘩にどんな方法で対処しているのでしょうか。アンケート結果から、いまどきの夫婦喧嘩事情を探ります。■まさか!“喧嘩をしない夫婦”が意外に多い!?今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしますか?」という質問をしたところ、1番多かった回答が「ほとんどしない」34%、次に「たまにする」が31%、さらに「よくする」が18%、「全くない」が15%とつづきました。Q.夫婦喧嘩をしますか?ほとんどしない 34%たまにする 31%よくする 18%全くない 15%その他2%程度の差はありますが、「ほとんどしない」「全くない」を合わせると49%。「たまにする」「よくする」を合わせると49%。つまり、夫婦喧嘩を“する夫婦”と“しない夫婦”は、ちょうど半数に分かれる結果となったのです。筆者の周りでは、ママ友と話していると「旦那と喧嘩しちゃった…」なんて会話が多いので、“喧嘩をしない夫婦”がこんなに多いとは意外でした。■喧嘩しない派:“オトナ対応”夫婦今回のアンケートで「夫婦喧嘩をしない」と答えたのは約半数。夫婦といえど他人。相手にイライラしたり、相手の考え方ややり方に納得いかなかったりすることは当然あるはずです。喧嘩する夫婦から見たら、「なぜ喧嘩しないでやっていけるの?」と疑問に思うのではないでしょうか。まずは、喧嘩しない夫婦の“喧嘩しない理由”をご紹介します。喧嘩を売っても買ってもらえず。(大人の対応を受け、終了〜♪) 8年間、ほとんど喧嘩はありません。夫は短気でよくイラついていますが、独り言のように一人で怒るのみ、私はそんなときに「触らぬ神にたたりなし」を実践しているからです。夫に直してもらいたいところは、最小限を、彼の機嫌のいいときに冗談ぽく伝えるようにしています。高2から付き合って29で結婚。結婚前はたまに喧嘩してたけど、結婚後はお互い「これ以上言ったら喧嘩(険悪)になる」というラインがわかり、相手に対してあまり強く言わなくなりました。結婚して14年、本格的な喧嘩は1〜2回しかないと思いますどちらかが“大人の対応”をすることで、喧嘩が回避できるというのはあるかもしれませんね。怒っているまっただ中では冷静になれず、感情に任せてひどいことを言ってしまいがち。だからこそ、喧嘩になる前で止めることで、最悪の事態を避けようというわけです。場合によってはちゃんと話し合いができないことで不満が残る可能性もありますが、これも夫婦がうまくやっていく方法のひとつなのではないでしょうか。■喧嘩しない派:すぐれた監察眼夫婦喧嘩すると、お互いに嫌な気持ちになるもの。でも、自分が抱えている不満を相手に伝えないことには、解決できない夫婦の問題もあって…。“喧嘩をしない夫婦”は、どのようにして不満や想いを伝えているのでしょうか。彼らが実践している“喧嘩にしないコツ”をご紹介します。言いたいことは素直に言う。嫌みっぽく言わない。なにか思うことあっても、夜には言わない。昼間にする。ムカついたらまず、相手を良く観察する。本当の意味を探るため。「私を困らせたいの?」、「嫌がらせ?」、「言いたいことがうまく言えてない?」、「本当は相手が困ってる?」。観察すると落ち着いて考えられて、根本的原因を除くことができ、再発防止につながります。年月がたつにつれ、理解できてムカつくことが減りました。相手の態度ややり方を「気に入らなかった」とか「こうして欲しかった」と伝えるとき、オブラートに包むと伝わらないことが判明。あまり時間をあけず、端的に「このときのアレはこう思えたから、今後はこうして欲しい」と要望として訴えることにしたところ、喧嘩にならずすむようになりました。我慢してたことが、我慢しきれなくなったとき。お互いの意見が合わなくて納得いかなかったとき。直接言うと、感情的になって言いたいことも伝わらないので携帯で文章にして送ります。旦那はいいたいこと言わないので、「そっちは?」とこちらから聞きます。それで納得して終にしてます“言い方”に気をつけること、冷静になること、相手の気持ちも聞くこと…。小さな気遣いや心がけで、もしかして喧嘩は穏やかな“話し合い”になるのかもしれませんね。■喧嘩しない派:あきらめの仮面夫婦「喧嘩をしない」と聞くと「夫婦円満なんだなぁ」と想像する人が多いと思います。しかし、今回「喧嘩をしない」と答えた方からは、「相手にあきらめているから」「喧嘩する時間や体力がもったいないから」といったコメントも集まりました。期待は、すればするだけガッカリするので、期待することをやめました。何かをしてくれれば二度手間に。やらなくちゃいけないことが増えるだけ。疲れました。人(自分以外の生き物、家族も同様)を思いやること、想像力、危機感がなさすぎます。期待をしない。これが一番。以前はしていましたが、最近はしていません。でもけっして仲が良いからではありません。喧嘩にもならないほど仲が良くないということです。何かを言えば、すぐにヒートアップしてメチャメチャ言われ、私のメンタルは崩壊。もう相手が勝手に怒り出しても、嵐が去るのをひたすら待ちます。ストレスはたまりますが、反論して長引いたり、余計傷つくよりはマシという境地にたどり着きました。読んでいるだけで、胸が締め付けられます。良い方向に進むには、どうしたらいいのでしょうか…。喧嘩をするのは、「相手との関係を良くしたい」「相手に自分の気持ちをわかってほしい」という想いが根底にあるからなんだな、とあらためて気づかされるコメントです。■喧嘩する派:朝起きたら仲直り夫婦怒りや不満を相手にぶつけてスッキリしたけれど…、どうやって喧嘩を“終わり” にするか悩んだことはありませんか? 喧嘩をする夫婦は、どのようにして仲直りをしているのでしょうか。結婚した当初は、喧嘩した次の日もなんとなく気まずく、よくメールで「昨日はごめん。」とお互いに仲直りしていました。結婚して12年、いまでは寝て起きたら普通にしておけば、あとは時間が解決してくれるようになりました。喧嘩はイヤだけど、あのとき我慢するよりも、真っ向勝負したから今があるんだと思います。いまでは家事に育児、何でもやってくれるスーパーパパです。たいていどちらも空腹、睡眠不足状態でおきるものなので(判断力の低下、余裕がない)まずはご飯を食べたり仮眠とったりする。ほぼこれをやると喧嘩自体どうでもよくなる「自分が悪くなくても、謝る」という答えもあり、毎回どちらか一方だけが謝っているとしたら、ストレスがたまるかもしれません。意外に多かった「朝起きたら終わり」というコメント。過ごす年月が長くなるにつれ、ふたりならではの仲直り方法が生まれていくのかもしれませんね。■夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるコメントを読んでいて感じたのは、夫婦それぞれに喧嘩の仕方、気持ちの伝え方があるのだということ。喧嘩は良くないものと思われがちですが、プラスの面もあるのだと。殴り合い取っ組み合いの喧嘩をしました(笑)お互い頑固頭で譲れない性格で苦労してます。ですが、喧嘩を重ねることでお互いの距離の保ち方や接し方が少しずつわかってきた気がします。言いたいことは我慢しないで、ぶつかることも大事。どちらも我慢せずに思っていることを吐き出すようにしています。お互い自己主張が強くて謝るのが苦手なので、言いたいことを言って相手の考えを聞く。何に対して怒っているのかということを理解して、全部吐き出したところで終了しています。平行線で終わることが多いけれど、相手がどういう時やどういうことに立腹するのかということがわかれば次回から気を付けることができるように思います。どちらか一方だけが主張したり我慢したりすることがないように、それだけは気を付けています。大事なのはお互いが1つの家庭として過ごすために、ストレスや不満をためないことだと思います。自分だけがつらいと感じてしまっている場合、なかなか相手の気持ちまで考えられないかもしれません。でももしかしたら相手も、何か訴えたいことがあるのかも。喧嘩しないことが大切なのではなく、相手の声に耳を傾けて、もし喧嘩になってしまったとしても、自分の気持ちや相手の気持ちが少しでも伝われば、それはプラスとなるのかもしれません。もちろんできれば話し合いで解決できれば、ベストですが…。お互いの意見を交換することで、よりよい夫婦関係を作ることにつながるのではないでしょうか。Q. 夫婦喧嘩エピソードや、対処法、ご意見などをお聞かせください。回答数:242アンケート集計期間:2018/11/7~11/26
2018年12月13日こんにちは、たねです。我が家は現在年少さんの娘を育児中です。育児方針の違いは夫婦で揉めやすいポイントの一つ。我が家でも娘の育児をめぐり、夫とは度々ケンカになりました。我が家でのケンカになりがちなポイント●朝ごはんの内容私:朝は食欲もないし簡単でいい。そもそも出しても食べない。夫:できるだけしっかり食べさせたい。●おやつの内容私:チョコ解禁した後だからなんでもいい夫:焼き芋やおせんべいの方がいい共通見解:ご飯に響く量はだめ。●夕食後のデザート私:多少のお楽しみを用意した方がよく食べる。夫:なるべくあげたくない。こうしてみると、食事やおやつに関しての価値観の違いが、我が家では衝突ポイントの一つ のようです。他にも、●入園の時の名前つけ私:量が多く大変だからスタンプやシールを使いたい。夫:手書きがいい。スタンプでは味気ない。と言う感じで、名前つけ以外のことでも私は効率的だったりわかりやすいこと、そして普段は自分がメインで子の世話をしている分、自分の負荷を減らすことを重視しています。(単純に大変だからというより、頑張りすぎると家族にイライラしてきてしまうので…それを避けたいのです)一方で夫は食事には少し手間をかけたり(お惣菜で済ませるなら「自分が作る」と作ってくれる)、自然に触れさせたいというこだわりを持っています。私は心配もするけど基本は楽観的。夫は平日面倒を見る時間はほぼゼロだけど、意外と心配性。娘は第一子で、色々心配やこだわりたいところもあるのでしょう。我が家ではこうしています●「自分でやれないことは過剰に口を出さない」(どうしても気になるものは自分が対応する)特に話し合ったわけではないですが、気づけばこういった形で落ち着いています。自分の育った環境をベースに、子供の成長・発達面や心配な部分、育児への理想によって、衝突しやすいポイント があるものですよね。お互いどの部分が譲れないか、把握しておけば衝突も最低限で済むのかも しれません。現在我が家ではこのようになっていますが、子供が成長すれば今度は学習方法や教育方針など、他のことで価値観の違いにぶつかったりすると思います。悩みの尽きない育児という仕事ですが、パートナー同士相手の価値観を知り、上手く乗り越えていきたいですね。●ライター/たね
2018年10月19日こんにちは、2~11歳の3男1女のママをしています、スガカズと申します!突然ですが……子育てする中で、旦那さんと自分の価値観の違いで悲しい思いをしたことはありますか?価値感の違いは、話し合いで歩みよることができる場合と、できない場合があります。お互いの価値観を尊重したいけど、これは許しがたい! と、言い合いになる原因はだいたい同じ。今回はそんな夫婦の子育ての価値観についてお話します!夫婦で異なるADHDの息子たちの育児方針わが家の長男(11)と次男(8)は、ADHD(注意欠陥多動性障害)。発達障がいの子どもは、得意なことと苦手なことの差がはっきりしていることが多いです。そんな2人に旦那は結構手きびしく叱ることも……。旦那が叱る役。叱られた子どもたちをなだめるたり説明するのが私の役 です。子どもの気持ちにできる限り寄り添いつつ、行動を促すようにしています。そのためには、その子の特性に合った関わり方や声かけが必要です。夫婦ゲンカは突然に!原因は……●子どもを叱るのは逆効果なのに……2学期始まってすぐの話です。この日次男は、夏休みの影響で気持ちの切り替えに時間がかかり、学校に行くのを嫌がっていました。遅刻ぎりぎりになり、旦那は次男をきつめに叱りました。私は以前から「嫌な気持ちのままで登校すると学校生活に支障が出る。だから、絶対に朝は叱らないで!」と口酸っぱく言っていたのですが…。案の定、叱られた次男は拗ねてしまい、すっかり行く気をなくしました。見かねた私。子どもの前で夫婦喧嘩をしないように心がけていましたが、自ら戦いを挑んでしまいました。言いたいことを言って少しすっきり!……のあとに、激しく後悔しました;子どもの前で旦那の発言を否定するのは、「旦那の立場を悪くする行動」だし、「子どもの判断を迷わせる」ことにもつながります。ああどうしよう、みんな嫌な気持ちのままだ……!●子どもが予想外の行動に……次男は、私が怒った後に、すぐ冷静になって学校へ向かいました。心配していたのですが、放課後学校の先生からは「今日はいつにも増して頑張っていました」と予想外の言葉。パパと次男の関係も今まで通りでした。次男をよく知っている友達に、この日のことを話したところ。。「次男は、自分の気持ちに寄り添ってもらえて嬉しかったのかも ね!」との意見に、お互い賛同しました。行きたくない“そぶり”を見せるのは、行かないといけないのはわかっているけど、ただ「しんどい気持ちに共感してほしい」という気持ちの表れ。あの日、子どもの前でケンカしたことを後悔していましたが、「学校に行きたがらない」原因がわかり、問題解決へのきっかけになったのです。旦那と私は、次の日に仲直りをしました。夫婦関係も、元通りです。子どもの前でケンカをしてしまったことで分かったこと●1.ケンカは、夫婦の信頼関係の上で成り立つお互いが配慮することを意識しているからこそ、大きなケンカをした後、元の夫婦に戻れるのだと思います。もちろん謝ることも大事ですね。●2.極力子どもの前ではケンカするべきではない今回の結果は、まさに「怪我の功名」です。このように、避けられない場合は怒っている理由を明確にした方がよいですね。●3.子どもが親を困らせるのは、必ず原因があるADHDの子のみならず、子どもとはそういうものだと思います。「こっち見て!」「ほっといて!」「やりたくない!」「やりたい!(欲しい)」親の対処は改めて重要だと気づかされました。夫婦の価値観が違って当たり前最初に話したように、価値感の違いは、話し合いで歩みよることができる場合と、できない場合があります。私はと言うと、旦那に対して「子どもたちにもうちょっと上手な言い方があるのにな。いつも言ってるのにな……」と、よくヤキモキします。でもそれって、お互いに子どもの事を考えているから からこそ。そうだとしたら、実は旦那は子どもにやさしいのかも。と思えてくるのでした。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。●ライター/スガカズ
2018年10月17日「仮面夫婦」ってご存知ですか? 仮面夫婦とは、他人や子どもの前では仲の良い夫婦として振る舞っていながらも、実際は関係が冷え切った夫婦のこと。そうした夫婦にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。 1. 仮面夫婦ってどんな夫婦?その特徴仮面夫婦がどんな夫婦なのか、実際に想像するのは難しいですよね。特徴をいくつかご紹介します。お互いに無関心相手がいつどこで何をしようと興味がない、一緒に何かをしようと思わないなど、お互いに無関心な状態です。お互いに自分中心自分が欲しいもの、やりたいことを優先させ、夫婦に困ったことが起きても解決しようとしないで逃げてしまうといったことも特徴です。家でのコミュニケーションがないふたりきりのときの会話は必要最低限。スケジュールのことや子どものことなど、生活に必要な事務連絡のみ。世間話をしたり一緒にテレビを見て笑い合うなどはしません。スキンシップもしない会話をしないのだから、当然触れ合ったりなどしません。セックスレスになることも多いでしょう。他に相手がいることも仮面夫婦を続ける中で「癒し」を求めるために、不倫をしているかたも中にはいるようです。関心がないために相手の不倫に気づかない、気づいても放置・黙認していることもあるのだとか。周りの人からはわからない外では夫婦円満を「演じている」ので、気づかない人も多いでしょう。子どもや親族にも仮面をつけて接しているパターンが多いため、他人からは仮面夫婦だと見抜けません。ただし、子どもにはバレている可能性大です。 2. 仮面夫婦はどうして別れないの?気になるのは「なぜ別れないのか」ですよね。夫婦関係が破綻しているのに、夫婦円満を演じてまで夫婦生活を続けることが不思議です。世間体や子どものため、金銭的問題といった理由が多いと思いますが、今回は「心理的な面」から別れない理由を探ってみます。愛情が残っている?片方もしくは両方に、わずかでも愛情が残っているのかもしれません。まだ離婚までとはいかない関係を保ちたい、より良くしたいと思っていて、きっかけがつかめないままずるずる仮面夫婦を続けているパターンもありそうです。さらに、ふたりでいるときは会話もスキンシップもないので、「相手が何を考えているのかわからない」状態が続きます。仮面夫婦から第一歩を踏み込む勇気はないし、相手のことを知りたがっている自分を認めないように、より厚い仮面を被ってしまうのかも。割り切っている?「夫婦はこんなもの」と割り切って、同居人がいる感覚で生活をしているのかもしれません。離婚に至る大きなきっかけがない限りは、仮面夫婦として生きていくほうが楽な人も中にはいるでしょう。意地になっている?仮面夫婦になるきっかけが、「相手の不倫」「セックスレス」など相手に不満がある場合、意地になって形だけの夫婦生活を続けている可能性も考えられます。特に不倫の場合は、別れないことで相手に罰を与えているのかもしれません。 3. 仮面夫婦にならないためのコミュニケーション悲しくて恐ろしい仮面夫婦ですが、一度そうなってしまえば、解消するのにかなりの時間と根気がいりそうです。仮面夫婦にならないよう、予防を行ったほうが良いでしょう。仮面夫婦にならないためのコミュニケーション術や予防法をご紹介します。スキンシップをたっぷりと夫婦の会話の時間を大切にするのはもちろんですが、「スキンシップ」も非常に重要です。日ごろから手をつないだり、抱きしめたりキスをしたりすることで、セックスレス予防にもつながります。また、スキンシップをすることでさまざまな物質が分泌され、ストレス緩和や幸福感の高まりなどの効果があります。夫婦にとって良いこと尽くしなので、積極的に取り入れていきましょう。> いってらっしゃいのキスで事故に遭わない?驚くべき効果とは> 夫婦のキス事情!キスがもたらす夫婦円満へのカギ夫婦で「一緒に」する運動やゲームなど、夫婦で一緒になにかに取り組んでみるのもおすすめです。共通の趣味ができることで話題も増えますし、それをしている夫婦はしていない夫婦に比べて「仲が良い」というのも、データとして出ているんですよ。身近にあることから一緒に行ってみましょう。> ダイエット効果も上がる?夫婦で運動すると良い理由> 40代が一番危険?いつまでもラブラブ夫婦でいられる方法喧嘩をしたら仲直りお互いの気持ちをぶつけ合うのも大切なことですが、必ず仲直りをするようにしましょう。仲直りの方法は人それぞれかもしれませんが、なによりも「お互いが納得する」ことが大切です。喧嘩と仲直りのルールを作って、お互いにそれを守るようにしましょう。> 【保存版】夫婦喧嘩の仲直りをするための5つの方法> 仲直りのきっかけは?わが家の夫婦喧嘩マイルール 仮面夫婦になるきっかけはさまざまあるでしょう。でも、なってしまったら修復は大変ですし、子どもにも悪影響を与えてしまいます。なによりせっかく愛し合って結婚をしたのに、形だけになってしまうのは悲しいことですよね。仮面夫婦にならないためにも、コミュニケーションやスキンシップは積極的に行うようにしましょう。喧嘩をしても相手を傷つけない、仲直りをするなどのルールを設けてくださいね。ずっと夫婦円満が続くよう意識して行動することが大切です。 参考:「仮面夫婦」を10年続けた人の苦悩と活路なぜか離婚しない・・・仮面夫婦の意味と心理的特徴
2018年02月15日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です皆さんは、夫婦で教育方針について話すことはありますか?2017年9月12日〜13日の間、パピマミ読者の皆さんに『夫婦で教育方針の「違い」を感じますか?』というアンケートを行いました!86名の方々にご協力いただきましたので、その結果をランキング形式で発表したいと思います。●夫婦で教育方針の「違い」を感じますか?・1位:どちらかといえば「違い」を感じる……45%(39人)・2位:非常に「違い」を感じる……27%(23人)・3位:どちらかといえば「違い」を感じない……24%(21人)・4位:まったく「違い」を感じない……3%(3人)※有効回答者数:86人/集計期間:2017年9月12日〜2017年9月13日(パピマミ調べ)このアンケート結果からわかることは、教育方針に違いを感じない夫婦などほとんどいない ということです。実は、教育相談の場面でも「教育方針の違いから夫婦喧嘩になってしまった……」といったご相談が頻繁にあります。お話をうかがっていくと、パパもママもお子さんを思うがゆえに、「こうしてあげたい」「ああしてあげたい」と感じていることが伝わってきます。そのため、お子さんへの“愛”が、結果的に夫婦間の溝になっていることが残念でなりません。もし、教育方針の違いによって夫婦間に大きな溝を感じているようなら、一度冷静に夫婦の子育てを振り返ってみませんか?●教育方針に違いがあっても、強力なタッグを組んで子育てをしている夫婦の特徴教育方針の違いが少なかったり、違いがあったりしてもうまく“統合”しているご夫婦にはある共通した特徴があります。それは、“お子さんの現状を正確に理解している”ことです。つまり、お子さんの性格や成長、発達などについて、これまで一緒に見続けながら理解しているご夫婦は、教育方針を地道に作りあげている ように感じます。よくみられるのは、習い事に対する考え方の違いを発端に夫婦喧嘩が始まるというものです。たとえば、小学校に入学する前から、「他の子もやっているから」という理由だけで多くの習い事をしているお子さんがいます。「少しでも才能を伸ばしてあげたい!」という親の期待や思いがあるのもわかります。ただ、もしそれらの習い事をお子さんがイヤイヤやっているとしたら……、才能を伸ばすどころか挫折経験につながるリスクの方が高いのではないでしょうか。あくまで、子どもの体力や性格、動機づけなどを夫婦で理解しながら、どのタイミングで何を習得させるかということこそが“教育方針”です。親の過度な期待を押しつけることが“方針”ではなく、お子さんのタイミングをみながら成長や発達を促す計画が必要になります。これは極論になるかもしれませんが、一流大学に入学すれば幸せになれるという考えがもし根底にあるのだとしたら、それは捨てた方がいい と思います。これまで多くの“優秀”と呼ばれる学生をみてきましたが、苦労して一流大学に入学したからといって必ずしも幸せになれるわけではないからです。つまり、大学入学後に生き生きと活動できる子もいれば、何をしたらいいかわからなくなってしまう子もいます。前者の大学生は“幸せを感じ取る能力”が高く、自分でどんどん挑戦していきますが、後者の大学生は“適切な自尊心”が低い傾向にあります。たとえば、与えられた課題などはこなせるのですが、誰かと比較したり競ったりしていて、いつも自分の能力の高低を気にしています。誰かと比較することでしか自分の幸せを感じられないようにも映ります。また、就職活動の時期から“自分”について悩み始め、傷ついた状態で卒業することも珍しくありません。前者の学生たちに共通していると感じるのは、子どものときの習い事に親がしっかりと“関与”している ということです。ここでいう“関与”とは、単純に習い事ばかりをさせるのではなく、子どものことをよく理解して、家でも一緒に親が練習したり、話をしたりする活動を積極的に行なっているということです。多くのことを学ばせるのであれば、パパとママも多くのことに関与する覚悟が必要だと思います。また繰り返しになりますが、親がお子さんの性格や成長、発達などについて、正確に理解しながら関わることが何よりも大切です。子どもにはそれぞれの個性があり、成長のスピードも同じではありません。他の子を基準に考えるよりも、世界に1人だけのお子さんの成長に目を向けていきませんか。もちろんお子さんが楽しく学んだ結果として、学習環境が整っている一流大学に入学することは理想的ではあります。ただ、一流大学への入学だけを前提に教育方針を立ててしまうと、お子さんは大学卒業後にツラい思いをするかもしれません。----------いかがでしたか?今回は、夫婦間の教育方針の違いについて考えてみました。綺麗ごとのように聞こえてしまうかもしれませんが、教育方針の違いで喧嘩しそうなときには、パパとママは“敵”ではなく、“最強の味方”だということを思い出してください。共通して思う気持ちはお子さんの“幸せ”です!●ライター/今井千鶴子●モデル/藤沢リキヤ、福永桃子
2017年09月26日ママ友づきあいは難しく、気疲れしてしまうもの。その大きな理由のひとつに、お互いの価値感や教育方針の違いがあるのではないでしょうか。子育てにおいて大事にしているポイントは人それぞれ。少しの違いならいいけれど、あまりにも自分とズレていると、接していて苛立ちが募ってきてしまいます。今回は子育て中のママたちに、そんなイライラ体験を聞いてみました。どんな相手に対し、どのような感情を持ってしまうのでしょうか。さっそく見ていきましょう!●(1)叱らない子育てママVS叱りすぎママ“ママ友界の水と油”ともいえるほど、絶対に相容れることのないふたつ。それが、“叱らない子育てママ”と“叱りすぎママ”です。今回もたくさんのイライラ体験談が寄せられました。『友だちのオモチャを横取りしてようが、滑り台を逆走してようが、ブランコに割り込みしようが、絶対に子どもを叱らないママがいます。遠くから「あらあら、ダメよ〜。うふふ」なんて延々やってるだけ。極めつけはその子が、うちの子を突き飛ばして泣かせたときです。「お友だちを突き飛ばしたくなっちゃうくらいイヤなことがあったんだね。辛かったよね。何があったか、ママにお話してごらん?」だって。叱らない上に、泣いてるうちの子への謝罪は全くなし 。イラつきすぎて気が狂うかと思った』(30代女性/3歳男の子のママ)『お子さんのやることなすこと全てに口出しをして、ガミガミ叱ってばかりのママさんがいるんですよね。一緒にランチでも行こうものなら大変です。こぼすな、ちゃんと食べろ、前を向け、クチャクチャするな、残すな、騒ぐな、席を立つな……ずーっと叱りっぱなし。大きな声で怒鳴りつけるから、うちの子まで萎縮しちゃってかわいそうになります』(40代女性/5歳女の子のママ)●(2)ナチュラリストママVSジャンク大好きママ出産を契機に、ナチュラル志向に転向するママも少なくありません。ある程度なら理解できますが、行き過ぎると厳しいものがあります。『学生時代からの親友。同じ時期に妊娠、出産してお互い喜んでいたんですけど……彼女、子どもを産んだとたん超ナチュラリストになっちゃったんです。うちの子の服をかいで「合成洗剤使ってるなんてありえない!洗濯は石けんでしないとダメだよ」と言ったり、「予防注射は受けるな」っていう長文LINEを送りつけてきたり、わが家の哺乳びんセットを見て「親なら、完全母乳で育てるべき 」って熱弁したり。ランチに誘っても「その店の食べ物って安全なの?」とかいい出して店が決まりません。ほんとにイライラします』(20代女性/1歳男の子のママ)いっぽうで、あまりにも大らかすぎるママ友にイラつく人もいるようです。『子だくさんの肝っ玉系ママがいるんですけど、一番下の子の子育てが雑すぎて見ていられません。まだ1歳なのに、上の子と一緒にファストフード店のポテトを食べさせてる。グズりそうになったらすぐお菓子かスマホ。一緒にいるうちの子もマネしたがるから、ほんとにやめてほしいです』(30代女性/1歳男の子のママ)●(3)泥んこ放置ママVSガリ勉教育ママ『「子どもは遊ぶのが本分!」と豪語するママ友。たしかにそうだけど、ちょっと度を越している。もう高学年なのに習い事の一つもさせず、学校が終わったあとはひたすら近所で遊ばせてるんです。その子は土日でも構わず「遊ぼう」ってわが家に来ます。突然来られても困るし、うちの子は毎週末塾のテストがあるから無理だよと断ったら、「あそこの家は教育ママ。子どもがかわいそうだよね」ってヒソヒソされた』(30代女性/小学生男の子のママ)『産院でできたママ友。和やかな方だったし、波長もあって仲良くしていたんです。でも、お子さんが小学校受験をすることになり、人格が変わってしまいました。まだ5歳の子に1日50枚以上の学習プリントをさせる 。夕食後、真っ暗な中で縄跳びの特訓をさせる。毎日塾に行き、寝かすのは夜遅く。勉強の邪魔になるといって、下の子は認可外保育園に朝9時から夜8時まで預けっぱなし。お昼ごはんも夜ごはんも保育園で済まさせてます。公立小学校に行くわが家のことを見下すような発言もあって、マウンティングされてるのかなあと思います』(30代女性/5歳女の子のママ)----------いかがでしたか?子育てをしていれば、価値感が違うママ友とは必ず遭遇します。そんなとき不必要にイラつかないためには、物理的な距離を取ることが一番の解決策です。基本的には、なるべく会わないように手をつくしましょう。子どもが寂しがると思うかもしれませんが、不安定でイライラしているママの姿を見せるほうが悪影響です。同時に、心理的な距離もとっておきたいですね。SNSを退会する、メールアドレスを削除する、趣味や仕事に没頭するなど、さまざまな方法があるはずです。いずれにしても、ママ友と深く関わるのは人生においてほんの短い期間だけ。無用に翻弄され疲れ果て、家族に辛くあたるのは賢いママとはいえません。ときには潔く切り捨て、自分にとって本当に大事なものを守っていくほうがずっと賢明ではないでしょうか。●文/パピマミ編集部●モデル/坂井由有紀(央将くん)、貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年03月28日