夫婦が離婚に至る、理由というのは様々ですが、女性側で言うと、どこかで男性と戦うという心理を持っています。根っこはみんな男に勝ちたいという心理。そういう女性は男性に頼る事は一切せずに、とにかく自分で物事をなんとかしようとしています。旦那さんは当てにならない、だから自分が頑張らねば!こんな男はこちらから捨ててやる!となる場合もあります。反対にご主人側から離婚したいと言われる場合、妻側は夫の言う事は何でも聞きます、従順でいます、何でもやってあげますタイプだったりするのです。自分は尽くしているつもりかもしれませんが、逆に浮気されやすくなるケースも。男性側の心理としては『コイツ、何やっても文句いわねーんだろ?』となるのです。バカにされるというかなんというか。家の中で、旦那さんの役割がほとんどないと大抵面白くなくなって、オレいなくても良いじゃん的になります。そうなると、帰ってこなくなります。このケース、一見勝っているように見えないけど、旦那さんの役割を奪う事で、『あなたは何も出来ないでしょ』って暗に言っている事になります。だから私がいないとダメよねって相手を蔑んでいる。そこに旦那さんへの尊敬のかけらもない。でも、自分はしおらしいと思っています。ご主人とあからさまに戦っている場合も、ご主人に尽くしている場合も、どちらも自分が正しいと思っています。どちらも奥底で、旦那はダメな奴だと思っているのです。何も出来ないからとやってあげるのか、何も出来ないからと見捨てるのか、ただその違いでしかありません。両方とも幸せからは遠ざかる。旦那がこんなんだし!という理由で始めたものは、ほぼ思い通りにはなりません。他に助けを求めても、自分で自分に向き合わない限りただの現実逃避になります。自分が選んだパートナーをダメにしているのは自分かもしれない、という視点が必要になります。その視点がなく、最初から相手をダメだと決めつけているなら、どの人がパートナーになったとしても、結局は同じになるでしょう。(もしくは自分のために最初からダメなのを選んでいる)自分が相手をダメにしているのかもしれない。旦那さんを主観で『コイツはこうだ!』と決めて付けているのは他でもない自分自身だったりするのです。夫婦は元々が他人です。元々違う価値観の中で生きて来た者同士が、何かのきっかけで家族になりました。そこに必要なのは相互理解です。相手への理解、そして自分を理解してもらう努力。それをせずに、相手が悪いと決めつけるのは、横暴ではないかなと思うのです。長い結婚生活、時に離婚したい!と思う日があるでしょう。それは否定しませんし、あって当然だと思います。ただ、その気持ちに流されて、すぐに結論を出そうとするのは早いかなと思います。自分が作り出した現実かもしれないと、ひと呼吸おいて、自分自身を振り返ってみてください。
2016年07月19日夫の嫌なところに目がいってしまい、価値観を疑ってしまうときってありますよね。一緒に生活していれば当然のことです。しかし、一方的に拒否してばかりで相手を受けいれようとしないのは問題です。価値観が似ているとか、価値観が合うといった言葉を耳にしますが、夫婦にとって大切なのは価値観のすり合わせです。妥協したり受けいれたりして、お互いがもっている価値観を“夫婦のもの”にする必要があるのです。そのためには“風通し”が良くなければ成立しません。夫婦にとっての“風通しの良さ”とは、いったいなんでしょうか。■風のなかで夫婦を築く風格や風流という言葉を聞いたことがありますよね。これは、趣向や気品を表すときに使われる言葉ですが、本来の意味はちがいます。たとえば、風流の意味は、「迷いながら流されながら育つ人格」のこと。“どんな風のなかで生きてきたのか”で価値観がつくられ、やがて人間性となるのです。育った環境も積みかさねてきた経験も異なるふたりが、根本からわかり合うのは難しいわけです。でも、だからといって理解し合えなければ深い関係性やつながりは生まれません。夫に対し、あるいは友人や職場など人間関係のなかで、その人が“そんな風のなかで生きてきたのか”を知ろうとすることが大切なのです。受けいれることで理解することで、これまでとはちがった見方で相手と接することができます。そうして絆を深めていけば、円満な夫婦関係を築きやすくなるのではないでしょうか。■風通しを良くするには?夫婦の風通しの良さとは、“どんな風のなかで生きてきたのか”をお互いが理解し合える環境です。気軽に相談できる仲だったり、どちらか一方の考え方を押しつけない仲だったり、まずは相手の価値観を受けいれる姿勢をもたなければなりません。反対に風通しが悪い夫婦は、相談できなかったり考えのすれちがいでストレスがたまったりして夫婦のあり方を見失ってしまうもの。いまのふたりは、素直に話しあえる環境でしょうか? 何かあれば互いに相談しあえる仲でしょうか?そして、風通しを良くする一番の秘訣は、夫の変化に気づいてあげることです。ささいな変化や異変を感じたら、「どうしたの? 悩みがあったら相談して」と、その一言があればOKです。相談してくれない、話しあわない、考えがバラバラなど、夫に対して価値観のちがいを感じている女性は、この機会に風通しの悪さを見直す必要があるかもしれませんね。
2016年04月25日【パパからのご相談】経済的な問題がきっかけで妻との夫婦仲が険悪になり、妻が私に口もきいてくれなくなりました。それぞれ、毎日がつらくなり、別々のメンタルクリニックを受診したところ、二人とも「うつ病」との診断。妻の言い分は「家賃が安い家に引っ越して、中学生の息子に塾に通わせてやりたい」というもので、対して私は「骨折で入院中の母親を今の家で迎えてあげたい」という意見。私の方が引っ越しに同意しなければ、妻は離婚届を突きつけてくるだろうと思います。離婚を避けるにはどうすればよいでしょうか。●A. まず、あなたが譲ってあげましょう。こんにちは。エッセイストでソーシャルヘルス・コラムニストの鈴木かつよしです。ご相談ありがとうございます。お二人のうつ病を治し、離婚を避ける方法は、あります。あなたの方が“譲る”ことです。大事なのはあなたと奥様との間に会話と笑いが戻ることであり、息子さんを家庭争議の犠牲にしないことであり、あなたのお母様がリハビリを終えて帰ってきたときに家族がバラバラになっていないことです。都内でメンタルクリニックを開院する精神科医師のお話も参考にしながら、もう少し考えてみましょう。●“折れる”“譲る”はネガティブに聞こえるが、実は最もポジティブな行為『精神医学用語で「自我」という言葉がありますが、ご相談者様と奥様の間は今、それぞれの自我がぶつかり合い、引っ込みがつかなくなっている状態であるということができます。夫婦がこのような状態に陥ってしまったとき、精神神経科の臨床の経験から申し上げますと、“どちらかが折れなければ離婚の現実味が高まる ”といえます』(50代女性/都内メンタルクリニック院長・精神科医師)“折れる”“譲る”という行為には、自分の主体性にウソをつくようなネガティブなイメージがあるかもしれませんが、円満な人間関係を保つための最も重要かつポジティブな姿勢 だという側面があるのです。●今の状態を長引かせてはなりません。ご相談者様の方から“折れ”ましょうご相談者様は入院中のお母様を今の家で迎えてあげたいとおっしゃいますが、家がそのままでも、息子さんもお嫁さんもうつ状態、お孫さんは行きたい塾にも通えない経済状態。これで本当にお母様は幸せでしょうか?また、お母様には今回無事にリハビリまで終えてご家族のところへ戻ってこられた後に何十年もの時間が残されているわけではありません。お孫さんの教育に使われるべきお金までもが自分のために使われたと知ったとき、お母様はうれしいでしょうか?今回のご相談は一見するととても“重い”“重苦しい”ご相談のようにもみえますが、こうして考えてくると実は至ってシンプルな解決方法 が存在すると思われます。自分の「自我」を引っ込めて、奥様や息子さんやお母様の笑顔こそが“自分の幸せ”であることをもう一度再認識しましょう。筆者の場合、妻との30年近い結婚生活の中で何度かこのような危機的状況に陥ったとき、いつも自分から折れてまいりました。ご夫婦の今の状態を、これ以上長引かせてはなりません。●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
2016年03月15日シングルベッドを2つ、ダブルベッドを1つなど、夫婦2人でどのように眠るかは、それこそ十人十色だと思います。でも、どれが一番、健康によくて、睡眠に効果的なのでしょうか? 今回は寝室問題とスキンシップのお話です。健康のために触れ合おう!スキンシップしていますか? 夫婦も長年連れ添うと、新婚の頃のようにキスをしたり、触れ合ったり、ベタベタ、イチャイチャしたりという機会は少なくなるものだと思います。でも、この記事を読んだ今日からは恥じらいなど捨てて、スキンシップに励みましょう! その理由はズバリ「健康のため」です。ここに、ある実験結果があります。それは、複数の男女の未婚カップルにダブルベッドと別々のベッド、それぞれで10日間ずつ寝てもらい、睡眠パターンを計測して知力テストを行う、というものです。睡眠に関する実験結果は以下の通りでした。男性:ダブルベッドで寝たときのほうが深い睡眠は少なく、知力テストの成績も悪くなり、起床後のストレスホルモンも増加していたが、「よく眠れた」と答える人が多かった。女性:ダブルベッドで寝た場合でも知力テストの成績が男性ほど低下せず、どちらでもストレスホルモンに影響はなかった。ダブルベッドで寝たときのほうが眠りは深かったが、「1人のほうが眠れた」という回答が多かった。男女の違いが明確ですね……。男性はダブルベッドで寝たときのほうが睡眠は浅いのに、女性は深く眠れる。ただ、女性も実感としてはベッドは別々のほうがよいと答えている――えっ!? ということは、ダブルベッドで寝て、スキンシップが大事というのは誤りなのでは? と思いますよね。スキンシップが病気を防ぐ?確かに、長期的にみればベッドは別々のほうがよいと考えられています。みなさんも、1つの布団で寝ていて自分は「寒い」と思っているのに、掛布団を蹴飛ばされて何度も起きてしまったという経験が一度はあるのではないでしょうか。ですので、無理に同じ布団やベッドで寝る必要はありませんが、別の研究結果では、「手をつなぐ」「マッサージをする」などの軽いスキンシップでもストレス減少につながり、健康になると考えられているそうです。Photo by Marina Aguiar
2015年03月27日これまで多くの方から夫婦間に起こる問題や悩みの相談を受けてきました。中には離婚を決断したご夫婦もいます。離婚に至った理由は千差万別で、離婚した夫婦が100組いれば、100通りの理由があります。しかし、離婚を決意させた原因はいくつかに大別することができます。婚姻関係を長く続けていれば、多かれ少なかれ、どこの夫婦にも起こり得ることですが、それに気付いて改善できるか否かで、離婚するかしないかが変わってきます。1.嫉妬深い・疑い深い家庭を、夫婦関係を、壊したくないがために、相手の浮気や心変わりを心配するのは当たり前です。それを警戒するばかりに、度が過ぎた嫉妬や何気ない挙動にまで疑念を抱く場合があります。家庭や夫婦関係を守りたいのであれば、時には「知らぬふり」や「見ぬふり」も必要となります。嫉妬や疑心暗鬼のあまりヒステリックになるほど、相手の気持ちは離れて行ってしまいます。こうなると、離婚に至るまでの時間はそう長く掛かりません。2.相手を尊敬しない・軽んじてしまう夫婦のどちらかに、相手を見下すような言動や、軽蔑するような傾向が多少でも見受けられる場合も危険です。相手を尊敬・尊重する気風に欠けている夫婦も、離婚する確率が高いと言わざるを得ません。社会の最小単位が家庭、人間関係の一番身近なケースが夫婦です。一般社会と同じく、相手を敬う気持ち、相手を大切に思う気持ちは、そのまま自分に返ってきます。相手を敬うことさえできなければ、夫婦でいる意味もありません。3.話を聞かない・コミュニケーションが足らない夫婦関係を長く続けていると、「以心伝心」や「言わずもがな」で、会話の時間が少なくなってきます。しかし、それは錯覚、単なる思い込みに過ぎません。さる調査によると、夫婦間の会話時間の多寡が離婚の可能性に比例するとか。相手と積極的にコミュニケーションしようと思う気持ちが無ければ、会話する時間はおのずと短くなります。コミュニケーションの不足により、情報の共有ができない夫婦は離婚の危機を招くことになります。一度できてしまった溝を埋めるには相当の努力が必要となります。溝が浅いうちに関係を修復するには、自分の言動を反省し、改善の努力が必要となる場合もあります。この努力ができないのであれば、関係は全く好転しません。もちろん、時間もこれを解決してくれません。また、関係改善の努力を怠るのであれば、離婚までの道のりはそう遠くなく、加速度的に、意外なほど早く、その時を迎えるようになります。○執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。
2014年12月09日夫婦によって睡眠環境は異なります。多くの夫婦は一緒に寝ているのでしょうか?それとも別々?多くの夫婦がどうやって寝ているのか、なかなか聞けないところですよね。今回は、夫婦の睡眠事情についてご紹介します。約9割の夫婦は一緒の睡眠環境で寝ている!女性向けサイトで、いまどきの夫婦の寝室事情を調査することを目的として、「旦那様と一緒に寝ているかどうか」を調査したそうです。その結果、『一緒に寝ている』と答えた人は87%。約9割の夫婦が、一緒の寝室で寝ているそうです。別々の寝室で寝ている夫婦は、13%で全体の1割程度という結果がでています。しかし、これは結婚年数によっても変化するようです。夫婦は結婚○年目から別々に寝始める?!次は、結婚年数ごとの結果をみてみたいと思います。結婚1年目だと96%の夫婦が一緒に寝ているとのこと。しかし、6~10年になると80%までその割合は下がります。さらに、11~20年になると65%にまで下がります。結婚5年目あたりから一気に一緒に寝る割合が下がっていき、10年を超えるとそこからさらに15%下がる傾向にあることがわかりました。結婚年数が経つにつれて、寝室やベッドを分ける夫婦が増える傾向にあります。睡眠環境を別々にしたい理由別々で寝ている夫婦にもさまざまな理由があるようです。まずはイビキ問題。相手のイビキがうるさくて眠れない、ということも多いようです。また、ひとりの時間を確保したいという人もいます。さらに大きく影響するのが子どもの問題です。夫婦で寝ていたが、子どもが生まれたことで別々で眠るようになった、という家庭もあるようです。また、生活リズムが違うと、一緒に眠ることも難しくなります。睡眠環境が違うからといって、家庭に問題があるわけではありません。夫婦にとって最適な睡眠環境を選ぶようにしましょう。【参考】朝日新聞『【引越し侍/エイチーム】夫婦が別々で寝始めるタイミングは、結婚○年目だった!?~誰と寝ている?ベッドのサイズは?いまどき夫婦の寝室を徹底調査!~』Photo by Vladimir Pustovit
2014年10月07日夫婦は一緒に寝るのが常識? 最近話題になる夫婦別寝もアリ? 仕事や子育てなどライフスタイルとも大きく関係してくる夫婦の寝室の問題、マイナビニュースの既婚男性会員200名からその実態を探った。「夫婦の寝室は一緒ですか。別ですか。」という問いに、「一緒」と答えた人は70.5%、「別」と答えた人は28.0%、「その他」が1.5%だった。その理由と、現状に対する不満を、以下見ていこう。>>女性編も見る■寝室は「一緒」派の意見・「一緒のベッドで寝るのが当たり前だと思っているので」(43歳男性/電機/事務系専門職)・「夫婦円満の秘訣」(34歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「他に部屋がないんですよ(笑)」(34歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■対して、寝室は「別」派の意見・「プライバシーは必要」(22歳男性/電機/事務系専門職)・「妻はベッド、自分は布団が好きだから」(33歳男性/医薬品・化粧品/事務系専門職)・「私のいびきがうるさいのと、寝起きの時間がずれているため」(52歳男性/電機/技術職)・「子供の夜泣きがうるさいから別にした」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)■「別」派にはこんな寂しい理由も…・「仲が悪い」(27歳男性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「気がついたら別になっていた」(28歳男性/商社・卸/秘書・アシスタント職)・「おじさん臭いそうです」(50歳男性/その他/技術職)■「一緒」だと、ちょっとした不満も・「相手の歯軋りがたまに気になる」(28歳男性/情報・IT/技術職)・「結婚した当初から特に不満はないが、寒いときは布団の取り合いになる」(44歳男性/医療・福祉/専門職)・「妻が暗くないと眠れないので、布団の中で読書をすることができない」(33歳男性/マスコミ・広告/事務系専門職)■総評妻と寝室が「一緒」と答えた人は、「夫婦だから当然」「別にする理由がない」というような回答がほとんどだった。中には、「寝る直前までおしゃべりできる」「仲良しだから」なんてラブラブな人もいたが、大半の男性は夫婦同室に関しては特にコレといった考えもなく、それが自然な状態だと感じているようだ。同様の女性編アンケートでは、夫婦同室という回答者から「いびきが」「物音」という不満を吐露する妻が続出だったが、男性の場合は不満もほとんど見られなかった。……幸せだ。寝室が「別」の人は、「夫の都合というよりは妻側からの要望? 」と思われるような理由が多かった。「子どもが夜泣きするから」「寝室が狭くて家族全員で眠れないから」「いびきがうるさいから」「仕事で帰りが遅いから」などなど。自らの希望で、自分1人になりたいから寝室が別という人は、ごく少数に限られていた。子どもの成長とともに違う部屋に追いやられていくお父さん……どことなく切ない。「その他」を選んだ人の回答には、「部屋がいくつもあるからその日の気分で寝室を変えている」というセレブな意見もあった。「(文・アリウープ 中嶋絵里) 調査時期: 2012年11月6日~2012年11月12日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性200名調査方法: インターネットログイン式アンケート【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月07日旦那さんや奥さんに愛情表現していますか?冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えない。だから言った人はそれだけで勇者!但し問題は、あなたが「愛している」って言いたいかどうか……瀬尾 真一郎 カウンセラー嫁さんに「愛しているよ」って言ったのは何年ぶりでしょうか。それくらい、真剣に嫁さんと向き合うの久しぶりでした。みなさんは、旦那さんや奥さんに愛情表現していますか。「今更、愛しているって言うなんて恥ずかしい」とか、「裏切られたあの人に愛しているなんてとても言う気がしない」とか「言わなくても態度で分かるもんだ」とか「いつも嫌味を言われるのに、そんな気になれない」とか思っているとそんな事、言う気にもならないですよね。きっかけは先輩カウンセラーから聞いた“奥さんに「愛している」と言って勇者になる”という話でした。若いカップルやラブラブの関係でいるときは問題ないでしょう。でも、結婚して何年も経って、普段話すこともなく、冷めた関係の夫婦では「愛しているよ」なんて言えるはずないかもしれません。だから言った人は、それだけで勇者という事なんです。ある意味とても勇気がいります。そして重要な前提は、あなたが「愛している」って言いたいかどうかです。冷めた夫婦関係をなんとかしたいと思うならまずは自分から勇者になってみるという気持ちで表現してみてはいかがでしょうか。人間は実に多様で、複雑な感情をもっています。さまざまな感情をもってよいし、それらを表現してもよく表現してはならない感情はありません。でも普段私たちはそのように考えて生活していないようです。どこかで表現してもよい感情としてはならない感情を区別し、さらに表現してもよい人としてはいけない人がいるようです。あの人には素直になれるのに、こいつには素直になれないという認識があるなら、その原因はなんでしょう。例えば、言わなくても分かっているはずだという誤解とか妻なんだから、夫なんだから、分かってくれて当たり前という甘えだったりするのかもしれません。甘えや誤解のために、率直な気持ちが伝わらずお互いにいやな思いをするならば、いっそ勇者になってぶつかってみるのもひとつの方法です。案外、相手はあなたのそんな優しい言葉を待っているかもしれませんよ。感情は誰にでもあるもので、それを表現してはならないということはありません。誰でもどの感情でも表現してよいのです。さて、前置きはこれくらいにして我が家の場合。うちの嫁さんは、子どもが大きくなると「話すことが無くなるよね」とか「2人だけになると、どうなるか想像もできんわ~」とか熟年離婚とも取れるジャブを繰り出されていた今日この頃。私も勇者になるべく言ってみました。「いつもありがとう、○○のこと(嫁さんの名前)愛しているからね」嫁さんが洗濯物をたたんでいる時に、一緒にたたみながら勇気フルパワーで言いました。すると嫁さんは「愛してないし・・」「何を言っとるん」瞬殺でした。。。真っ向から否定されると、かなりくじけます。それでも何のために言ったのかということを考えてみるとまずは相手を尊重して「愛しているよ」ということを伝えるためです。「愛しているよ」は「愛を持って接しているよ」とか「愛を持って話しているよ」とかに心の中で言い換えてもいいかもしれません。その気持ちがあればきっと相手に届くと思います。ちなみに私の場合、1回では伝わらず2回目は食卓で子ども達のいる時に言ってみました嫁さんの答えは「あんな事言ってるけど、どう思う」と子どもに振られてしまい、3回目でようやく「一緒に生きていこうかな」という答えでした。ずっと一緒に生きていこうと思い込んでいたのは私だけだったようです。ふぅ~。危なかった。でも、これからもたくさんの困難にぶつかって行くのですからこれくらい何でもないのかもしれません。愛とはお互いの成長と幸せを願う意思なのだと思います。そして「愛しているよ」とか「愛しているから」と言って相手を甘やかすのではなく、相手と自分のことを思って時には厳しいことも言うことも愛です。相手も自分も「愛している」と言えることはとっても幸せなことなのだと思います。あなたも「勇者プロジェクト」をやってみてはいかがですか。このカウンセラーにお悩みを相談する⇒ 瀬尾 真一郎 カウンセラー
2011年07月28日