夫婦間でのすれ違いは、どの家庭でも起こるもの。すれ違いを未然に防ぐことも大切ですが、起きてしまったすれ違いを解消するのも同じくらい大切です。すれ違ってしまった関係を解消する方法をパピマミ編集部がご紹介します。夫婦のすれ違い度をチェックする方法まず初めに、夫婦がすれ違っているかをチェックする方法をご紹介します。やり方は簡単で、配偶者と会話するときに相手の動きのある部分を数えるだけ 。まず、相手に10回ほど話しかけます。話しかける内容はなんでも構いません。重要なのは、そのときそのときの相手の動きです。相手が自分のやっている動きを止めて、あなたの話に真剣に耳を傾けてくれた回数を確認してください 。テレビを見ていたらテレビを止めて話を聞くだったり、読んでいた新聞をしまってくれたり。相手が手を止めてくれる回数が、ここでは重要です。もし相手が手を止めてくれる回数が、「9回未満 」なら注意してください。離婚の危機 だと言われています。9回未満はさすがに多いと思われるかもしれませんが、科学的にも証明されていて論文もたくさん出ているので、夫婦のすれ違い度をチェックするには最善の方法と言えるでしょう。もし9回未満であれば、すれ違いを解消するための行動が急務になります。夫婦間のすれ違いを解消する3つの方法引用:“離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研 調べ)夫婦間ですれ違いがあるかチェックし、なおかつ手を止めて話してくれる回数が9回未満だった方は、以下の3点を意識してみてください。以下の3つは、ブライダル総研が全国の男女20歳から69歳までにアンケートを取った「離婚に関する調査2016」から導き出した夫婦関係が良好な夫婦の特徴が記されています。●価値観をすり合わせるブライダル総研の調査によれば、最も多い離婚理由は、「価値観の違い 」です。男女ともに、自分たちの価値観の違いを夫婦のすれ違いの最大の理由にしています。裏を返せば、価値観の一致さえできれば、すれ違いは起きないということ。夫婦関係のすれ違いで離婚される5割以上は、「価値観の違い」だとわかれば、対策を練りやすくなるのではないでしょうか。「価値観をすり合わせられたら苦労しないよ」と思われるかもしれません。たしかに、価値観は人それぞれですし、その人の根幹にある大切な部分です。ですが、価値観とは、一生変わらないものなのでしょうか? 小学生時代と大学生時代で、同じ価値観でしたか?子どもが生まれて、新しい家族ができたとき、以前と同じような価値基準で物事を考えていないはずです。つまり、価値観は変えられますし、何度離れたとしても、寄り添い合える のです。●金銭感覚を合わせる「価値観の違い」の次に離婚理由として挙げられているのが、金銭感覚の違い です。家のローンや子どもの教育費がカツカツで、資金繰りが大変な家庭も多いですよね。妻が頑張ってお金をやりくりしているのに、夫が会社の後輩と飲み歩いて無駄にお金を使っていたら許せません。逆に、夫が少ないお小遣いで頑張っているのに、妻が湯水のごとく化粧品やブランドバックに費やすのもおかしい。つまり、金銭感覚を合わせることも、価値観をすり合わせることに似ていて重要 なのです。なぜそんなにお金を使ってしまうのか?としっかり話し合いをしなくては、相手の気持ちはわかりません。もしかしたら、夫はお昼ご飯のお金を節約して後輩にご飯を奢ってるかもしれませんよね。妻にしても、夫との関係に不満があってストレス発散で過剰な買い物をしているとは考えられませんか?妻や夫の行動だけに目を向けるのではなく、その行動をしてしまった感情を読み取ること が、「金銭感覚を合わせる」ということではないでしょうか。●共同作業を増やして親密になる妻の離婚理由で男性と大差をつけたのが、・夫が家事に協力的じゃない・夫が育児に協力的じゃない・借金この3つです。借金は、金銭感覚のすれ違いだとして、残りの2つの共通点は、「共同作業を疎かにしていること 」です。ブライダル総研では、先ほどのアンケート以外にも、離婚経験者と有配偶者に挙式を通じて得られた機会について質問しています。**********引用:“離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研 調べ)**********その回答を見ると、離婚経験者と有配偶者の回答に大きな差があったのが、二人で共同で作業をすることです。二人で大きなお金を使ったり、二人で時間をかけて労力を費やしたり。二人で一緒に行動する機会が多い夫婦は、離婚も少なく夫婦仲のすれ違いも少ないと言えます。夫なら、家事や育児に積極的になったり、妻なら、旅行やアウトドアなどの二人で時間を過ごせるような予定を立ててみたり。家庭環境によってできる行動の範囲は限られますが、それでも二人で一緒に何かをする時間を作るのはそれほど難しくないはず。夫婦関係にすれ違いあると思ったら、共同作業を増やしてみてください。まとめ夫婦のすれ違いは、起きないに越したことはありません。しかし長年一緒にいれば、問題が起きない方が不思議ですよね。そんな夫婦のすれ違いに気づいたら、・価値観はすり合っているだろうか?・金銭感覚はどうだ?・妻(夫)と共同作業できてるかな?と自分に問いかけてみてください。夫婦仲が修復することを願っています。●文/パピマミ編集部
2018年09月10日夫婦っていいなぁとほのぼのしたいそこのあなた。パピマミを運営している株式会社ビーボの既婚女性に、「夫婦間でのいい話」を聞いてきました。たくさんのいい話から、パピマミ編集部が厳選した3つのいい話をご紹介します。ぜひ、ほのぼのしてください。1、指に絆創膏をつけてると思ったら、私のために料理を練習してくれてた「1児の母/29歳/結婚3年目」夫と私は共働きで、家事も分担していました。私が料理全般で、夫が掃除です。そんなある日、夫が指に絆創膏をしていたんです。指、どうしたの?と聞くと、ちょっとぶつけちゃって、と笑いながら言う夫。そっか、と答えて特に気にしませんでした。しかし三日後、残業で家に帰るのが遅くなったときのことです。「早く夕飯を作らなきゃ」と急いで家へ帰ると、リビングからいい香りがしてきます。ピザでもとったのかな?と思ったのですが、なんと夫が手料理を用意して待っていてくれました。料理といっても、つまみだったんですが。笑それでも、料理が苦手な夫がここまでしてくれることに、胸が熱くなりました。それで気づいたんです。指に絆創膏をつけていた理由を。「これ作ってみたんだけど…」と笑う夫に、「ありがとう」と言いながら、ギュッと抱きしめました」【パピマミ編集部の一言】夫の健気さに涙が出ますね。嫁さんの人柄の良さも滲み出ていて、パピマミ編集部は多幸感に包まれています。関連記事:贈り物でラブラブ復活!? 夫婦仲を取り戻す「愛の伝え方」5つ2、最近帰りが遅いと思ったら、誕生日にサプライズをしてくれた「1児の母/28歳/結婚4年目」**********最近、夫の帰りが遅い。まさかね。夫婦の危機だと思うのは、おかしいよね。と思いつつ、不安になる私。一度疑ってしまうと、もう全ての行動を悪い方向に考えてしまう。今までは19時には帰って来てたのに、21時に帰ってくるように…え、2時間も帰るのが遅いの何で?と何度も問い詰めたかった。でもその理由が一週間後にわかりました。仕事が終わって18時くらいに家に帰ると、リビングに明かりがついている。ん?と思ってリビングのドアを開けると、満面の笑みの夫がそこにいました。今日何の日かわかる?と笑いながら聞く夫に、ハッとしました。二人の結婚記念日だったんです。夫が仕事から帰ってくるのが遅かったのは、結婚記念日のためにいつもより仕事をこなしたり、サプライズのための準備に忙しかったからなのです。食卓には、私の大好きなステーキと高級なシャンパンが用意されていました。夫には、頭が上がりません。(疑ってごめんね)**********【パピマミ編集部の一言】この夫、絶対モテると思います。性格がイケメンすぎませんか。妻の見る目が素晴らしい。関連記事:これが言えたら夫婦円満! 育児疲れの奥様を元気にする愛の言葉3選 3、結婚してから「愛してる」と言われなくなったけど、その理由が…「妊活中/26歳/結婚2年目」**********結婚するまでの私たちは、お互い愛情表現をする頻度は多い方でした。しかし結婚してからは、夫の口から「愛してる」を聞かなくなったんです。釣った魚に餌はやらないつもりか!とモンモンとしておりました。あなたが言わないなら私も言わないからね、と意地を張っていまして。ただ、そろそろイライラしてきたので、言ってみたんです。何で最近、「愛してる」って言ってくれないの?と。夫の答えはこちらです。「愛してるより、強力な言葉を探してるところなんだ。もう少し待ってくれ。」ちょっとよくわからなかったですが、夫曰く、愛しすぎていて、もう愛してるを超えてるから、次の次元の言葉を創りたいそうです。それくらい僕は、あなた(私の名前)を愛してるんだ!と鼻息を荒くしておっしゃっていました。ヤベーやついるな、と思いましたが、真剣な目で訴えてくる夫を見て、結婚してよかったなーと思います。**********【パピマミ編集部の一言】こうやって、その夫婦だけのルールが増えていくんですね。ルールが増えるのと比例して、愛情も比例していくと。関連記事:円満な家庭では定番? 夫婦でオナラを笑いに変える楽しみ方5つまとめ夫婦のいい話は、いくつ聞いても幸せな気分になれますよね。夫婦になれば、いろんなこと起きます。夫婦っていいですねぇ。いつか、あなたのほっこりする話も聞かせてくださいね!●文/パピマミ編集部
2018年09月07日すっかり定番化したLINEなどのトークアプリ。会話してるかのような軽妙なやり取りが魅力ですよね。スタンプを使えば、返信がひと押しという便利さも素敵です。しかし、その便利さがアダになることも…。今回は夫婦間のLINEトラブルについて話を聞いてきました!ママ友に送るはずが…「幼稚園のママ友とはお互いの旦那がすごく似ていて」と話すのは智美さん(2児の母・30代)。夫の愚痴をLINEで報告しあっていたんだそうです。ロバートの秋山っぽい太めのルックスから、お互いの旦那のことを “クリエイター”と呼んでいたのだとか。ある日のこと、いつものように「ウチのクリエイター、G見てビビってんの。子どもよりオーバーリアクションってどうなの」「ウチのクリエイターは休み。ゴロゴロしてないで何かクリエイトしろ」と送りあっていたところ、智美さんのご主人から「同僚と一杯やってから帰る」とLINEが入りました。返事のスタンプを送ってママ友とのLINEに戻った智美さん。「飲んでくるらしいよ。クリエイター腹が加速(笑)」と打ち、ママ友の返事を待っていました。しかし、来たのは「なにそれ?帰って話そう」というLINE。ご主人からでした。帰ってきたご主人にママ友とのやり取りを責められ、やっとのことで許してもらったんだそうです。気軽に打てるからこそ、送る前にひと呼吸久美さん(30代・1児の母)は、去年の12月に第一子を出産。「LINEはケンカツールです」と笑います。「白熱しますが、後半戦はいたわり合戦になるんですよ」と久美さん。LINEでケンカしてLINEで仲直りするってことですか?「そうなんです。文字を読み返しながら打っていくので、言い過ぎたかなと反省したり、気が済んだり。夫も同じ感じで。最後はラブラブトークで終わります。LINEのおかげで産後クライシスに陥らずに済んだのかも」とのこと。なるほど。久美さん夫婦には最高のツールなわけですね!「でも一度だけ」と久美さんが続けます。「キャバ嬢と間違えてデレデレなLINEが送られてきたことがあるんです。お前に送ったという彼に騙されてあげましたが、何かのときのためにスクショして取ってあるんですよ。フフフ」久美さん、なかなかしたたかです(笑)LINEもメールと同じように後まで残るもの。送る前にひと呼吸置いて、爆弾を投下しないように気をつけたいものですね。PHOTO/Fotolia
2018年09月06日夫の愛が冷めてゆく…それは、妻にモンスターワイフの影が見えるから…。時代の変化にともない、家族のあり方も変わっていきます。どのような形の家庭を築くかは、各夫婦の選択に委ねられるべき問題です。それぞれの夫婦が、カスタマイズした家庭を形作ってゆけばいいでしょう。けれども、どんな家族の形を模索するにせよ、絶対に忘れてはならないことがあります。それは、夫婦は互いに協力するものであるということ。「そんなの当然」と思うのは頭の中だけで、実際には非協力的な夫婦たちのトラブルがあふれています。友だちとのトラブルなら距離を置けばいい話ですが、夫婦間は距離を置くと冷え切ってしまいます。結婚前や、結婚後しばらくの間は、夫婦間の協力が「当然」のこととして認識されているかもしれません。ところが、それから月日がたち、子どもも生まれて、家事に育児に忙殺されるようになったら…?環境が変われば、「夫婦間の協力」という意識はすっ飛んでしまいます。相互協力という夫婦関係の基本中の基本を忘れてしまった妻はモンスター化まっしぐら。そして夫婦仲は、破綻の一途をたどることに。今回ご紹介するのは、そんな夫婦間で協力しようという姿勢を完全に忘れてしまったモンスターワイフです。■「あんたなんか夫でも父親でもない!」妻の暴言が止まらない「夫放置系モンスター 実家帰り」代表:あずさ(仮名)32歳の場合あずさは、お気に入りのピンクのブランケットにくるまり、大好きなホットココアを飲みながら、海外ドラマに夢中になっていた。至福の時間。ところが…。「…ただいま!」息子を起こさないようにつけていたヘッドフォン越しに、突然耳に入ってきた雑音に振り返る。そこには、夫の大輝が不機嫌な顔で突っ立っていた。「え、なに?」あずさも負けず劣らず不機嫌な声で応える。「ただいまって、何度言わせるんだよ」あーあ、せっかくいいところだったのに。「ただいま」に対して、すぐ「おかえり」が返って来なかっただけですねるなんて、まるで子どもね。まだ3歳の息子・恵太のほうが、よっぽど物わかりがいい…。あずさは大きなため息をついた。「腹減った。メシは?」「え? もう10時半よ。会社で食べて来たんじゃないの? 最近ずっと、会社で出前をとっていたじゃない」まゆをひそめるあずさに、大輝の口調がますますイラ立ちを増す。「食ってるヒマ、なかったんだよ。冷蔵庫に何かあるだろ?」「ないわよ。お夕飯は恵太と実家で食べて来たんだもん」「またかよ…。じゃあ、なにか簡単なものでいいから作っといてくれよ。先に風呂入ってくるから」「お風呂わいてないわよ。私たち、実家で入ってきちゃったから。恵太がおじいちゃんと入りたいって…」「いい加減にしろよ!」ついに大輝が怒鳴り声を上げた。「家事もせず実家に入りびたって、俺から生活費だけ巻き上げて。おまえ、この家でまともに生活していないじゃないか。こんなの詐欺だよ、詐欺!」「はぁ!?」夫に怒鳴られても、あずさは一歩も引かなかった。夫の言い分が、彼女にはさっぱり理解できない。詐欺ってなに? 私は仕事ばかりの夫なんかに頼らず、実家のサポートを得て頑張っている。大輝は、給料がたいしたことないくせに家事を手伝うこともない。うちの実家のおかげで食費や生活必需品にかかるお金が浮いている。夫は私と私の実家に感謝すべきなのだ。それなのに詐欺とはなんだ。許せない。あずさは夫以上の剣幕(けんまく)で怒鳴り返した。「詐欺はどっちよ!? ロクに家にいないあんたなんか夫でも父親でもないわ!」■夫を放置…「始まりは長めの“里帰り出産”」あずさは、4歳年上の大輝と5年前に結婚した。小さな出版社に務める夫の大輝は、常に忙しい。朝は早く、夜は遅い。休日出勤もしょっちゅうだ。それでも結婚後、待望の第一子妊娠が分かった時、あずさは幸せでいっぱいだった。ところがその後、ひどいつわりにおそわれる。食べられないし、動けない。そんな窮地を救ってくれたのが、実家の母。電車で1時間かかる距離を毎日通い、面倒を見てくれた。夫の出張中には、泊まり込んで世話を焼いてくれた時もある。それ以降、つわりがおさまってからも、あずさはなにかと実家を頼るようになった。彼女の両親のほうも、一人娘が嫁いでからも自分たちと過ごしてくれることを喜んでいた。そして、あずさは妊娠7カ月になる前に、里帰りすることを決めたのだ。「ずいぶん早くないか?」大輝の顔がくもった。「もうすぐ繁忙期も終わるし、子どもが生まれる前にさ、少しはあずさと2人でゆっくり過ごそうと思って…」「でも、健診とかは、ママに車で送ってもらって、付き添ってもらえるほうがラクなんだもん。ママとお医者さんと相談して、もう決めてきたから」あずさは聞く耳を持たず、大輝は渋々あずさを送り出した。産後の1カ月を実家で過ごしたら帰って来る、という妻の言葉を信じて。ところが、あずさが大輝と住む家へ戻って来たのは、産後4カ月を過ぎてから。母子ともに健康だったが、あずさはなにかと理由をつけて、実家に居座わる。「恵太は俺たちの子どもだろ。週末だけ、あずさの実家で恵太の顔を『見せてもらいに行く』みたいな生活は、もう嫌だ。あずさも恵太も健康なのに、4カ月も帰って来ないなんて、いくらなんでも長過ぎるよ」大輝にそうつめ寄られて、あずさはむくれ顔でようやく帰って来た。こうして始まった「家族水入らず」の生活だったが、初めから難航した。■「育児ノイローゼが引き金に」親離れ子離れできない妻初めての、ひとりぼっちの育児。あずさは初日からパニックになった。夜遅く疲れ果てて仕事から帰る大輝を待ち構えるのは、ゾンビのような顔をして泣きぐずるあずさ。それが、毎晩のように続いた。玄関で靴もまだ脱いでいない大輝を相手に、あずさの口からは泣き言と愚痴の嵐。「どうしたら恵太が泣きやむか分からない」「疲れて死にそうだ」「大輝はいいわよ、どんなに忙しくたって、ランチとトイレくらいは、行きたい時に行けるでしょ」…。ようやく妻から解放されたと思ったら、今度は息子が泣き始めて、眠ろうにも眠れない。「このままでは共倒れになる」と大輝が危機感を覚え始めていたある日、あずさが「ママに手伝いに来てもらう」と言い出した。「また実家かよ」と大輝はむかつく。けれど、背に腹は代えられない。赤ん坊を抱えて、夫婦共倒れではどうにもならない。大輝は仕方なく、これを受け入れるしかなかった。しかし、これが間違いだった。義母は泊まりがけで、娘と孫の面倒を見始めたのだ。初めは、大輝の出張中だけだった。ところが次第に大輝が家にいる時でさえ、あずさは「ママ、泊まっていったらいいじゃない」「もう遅くなっちゃったから」「こんなに雨が降ってる中、帰るの大変でしょ」と、母親を引きとめるようになったのだ。確かに、義母のおかげで助かっている。だから、あずさのこんな主張を否定することなど、大輝にはできない。だが…大輝は居心地の悪さに押しつぶされそうだった。会社では、ひたすら忙しく働く。やっと家で過ごせる時間ができても、そこはすでに妻・息子・義母、そして時には義父という「定番メンバー」に占拠されていて、自分の居場所などない。それに…息子の夜泣きがひどい時などは、あやし上手の義母の存在は本当に有り難い。けれど、たとえ息子がぐっすりと眠っている夜でも、義母がいてはセックスなど望めない。というより、義母がいる時のあずさはすっかり「娘」に戻っていて、自分の「妻」という感じがしない。ついさっきまで「ママ、ママ」と義母にべったり甘えていた妻に、大輝はベッドの中で手を伸ばす気になれなかった。あずさの妊娠が分かってからこれまで、一度もセックスしていない。そろそろなんとかしないと、俺たちまずいんじゃないのか? 大輝はあせっていた。■夫婦崩壊「妻の実家から徒歩1分に引っ越し」で決定的にそんなある日。大輝が帰宅すると、あずさがいつになく明るい顔で出迎え、ニコニコしながら言う。「実家から歩いて1分のところにね、新築のアパートができるんだって! 大家さんがパパの知り合いで、私たちのことを話したら、1階の庭付きの角部屋を特別に確保してくれるって言うの。しかも家賃まで特別割引き!」「実家から歩いて1分」という言葉に大輝は初め「冗談じゃない」と思った。けれど…案外、悪い話ではないかもしれない。歩いて1分の距離となれば、さすがに義母が泊まっていくことはなくなるだろう。そうすれば少なくとも義母が帰ってからは、家族の時間、夫婦の時間を持てるはずだ。それに庭付きのアパート、家賃も割引きというのもオイシイ。恵太が元気に動き回るようになって、もう少し大きなアパートに引っ越さなければならない、庭付きの物件があれば最高だ、とちょうど夫婦で話していたところだったのだ。大輝はさまざまな条件を天秤(てんびん)にかけたが、最終的にはあずさの熱意に負けて、このアパートを借りることに。ところが、これが致命的な決定打となって、家庭は完全に崩壊した。確かに義母が泊まりに来ることはなくなる。なぜなら、あずさが恵太を連れて、完全に実家に入りびたるようになったからだ。大輝が家賃を払う新しいアパートにあずさと恵太が帰ってくるのは、恵太のおもちゃを取りに来る時と、寝る時だけという状態に。そんなアパートは掃除もろくにされておらず、あちこちホコリがたまっている。食事もすべて実家ですませてくるので、あずさが最後に自宅のキッチンに立ったのは、もういつのことだか分からない。「最近ランチに出かけそびれることが多いから、弁当を作ってくれないか」という大輝のリクエストも、あずさは当然のように完全スルー。週末の昼食でさえ、「私と恵太は実家で食べるの。大輝も来たければ来てもいいわよ」などと言われる始末…。そして最近では、夫婦が自宅で顔を合わせれば十中八九ケンカになるような状態が続いているのだ。夫が仕事で忙しいことを理由に、実家に頼りきりになったあずささん。自分と息子さえ快適に過ごせれば、夫のことなどお構いなし、というモンスターっぷりです。彼女はなぜ、モンスターワイフになってしまったのでしょうか? 後編でチェックテストとともに見ていきましょう。
2018年08月18日パートナーに勝手に携帯を見られたら、どう思いますか?夫婦になったからには一蓮托生。人生を共に歩むパートナーです。とはいえ、線引きしたいプライベートな部分もありますよね。お互いの携帯電話や財布の中身を許可なく見ることが普通という夫婦もいれば、NGという夫婦もいるでしょう。こうした行為はプライバシーの侵害にあたるのか……。法的な観点から調べてみました。パートナーの携帯やパソコン、見ますか?一日中、常に一緒に過ごしていれば相手が何をしているか把握できるので、何の心配もありません。しかし、そういうわけにはいかないですよね。自分の知らない人間関係や一緒にいない時間に何をしているのか、もしくは何か行動や言動に怪しい節があると感じて、ついついパートナーの携帯電話を見てしまう……なんてことも。勝手に見るのはなぜ?そもそもどうして相手の財布や携帯電話、パソコンを見ようと思うのでしょうか。相手への関心、心配といった気持ちで、親が子どものパソコンや携帯電話を見るのと同じように親心的な心情で見てしまうこともあれば、行動や言動が怪しく、浮気などの疑念を持って見る場合もあると思います。人によっては、独占欲から全てを把握していたいということも考えられます。見られる側はどう思う?携帯やパソコンを見られる側の心情はどうでしょう。後ろめたい気持ちがあればもちろん見られることに抵抗があるはずです。ロックをかけたり、肌身離さずパソコンや携帯電話を持って歩くなどの対策を講じることもあるでしょう。後ろめたいことが無くとも、見られるのは監視されているようで嫌だという人もいる反面、見られても全然気にならない人もいると思います。 夫婦間でもプライバシーの侵害になるのかでは、夫婦の間でパソコンや携帯電話を勝手に見る行為は、法律的にプライバシーの侵害に当たるのでしょうか。一般的なプライバシーの侵害一般的にプライバシーの侵害にあたるのは、弁護士の解説によると以下のとおりです。違法な行為で情報を得ること人格的存在に不可欠な情報をバラされること情報を公開されることで不安、不快になること配偶者でも法的に問題?夫婦間ではどうでしょうか。弁護士の解説によれば、たとえ夫婦間であってもメールの内容や履歴を勝手に見ることはプライベートの侵害にあたるとされています。 夫婦のプライバシー侵害の例実際にどのような行為がプライバシーの侵害にあたるのか、一例を挙げてみます。携帯電話(スマホ)パソコンを勝手に見るこれは前述のとおり、相手の許可なく勝手に見た場合はプライバシーの侵害にあたります。郵便物を勝手に見る郵便物の場合も、相手の許可なく開封して見た場合には、プライバシーの侵害にあたります(DMは除く)。財布を勝手に見る財布も他の事例とと同じように、相手の許可なく中身を見ることはプライバシーの侵害にあたります。浮気の証拠集めなら問題ない?多くのものが、相手の許可なく見ることはプライバシーの侵害とされています。しかし、相手に不貞行為の事実があり、その証拠を集める場合には例外となるようです。プライバシーの侵害と相手に訴えられることがあったとしても、裁判所が不法行為として取り扱う可能性は低いという弁護士の見解があります。ただし、相手を拘束したり、反社会的な収集・閲覧などを行うと証拠として認められず、逆に訴えられる可能性も。常識の範囲内で行動することが必要です。 まとめプライバシーの侵害は民法上の問題ですから、刑事罰にはならないのが前提になります。夫婦間でも相手の許可があればパソコンでも携帯電話でも見ることに問題はありません。相手が許せる範囲でお互いにルールを決めて情報を共有することで変な心配や誤解が生まれることなく円満に関係性を維持できるのでは無いでしょうか。 参考:プライバシーの侵害と刑事罰について プライバシーの侵害になる条件|裁判例と弁護士に依頼するメリットプライバシー夫のメール、ライントーク転送は罪に当たるのか? 夫の鞄や財布を勝手に見るのはプライバシーの侵害?夫のメール、ライントーク転送は罪に当たるのか?不倫の証拠取得方法(スマホの指紋認証解除など)の違法性
2018年07月29日長年夫婦として過ごしているとちょっとしたことでカチンときたり、イライラすることありますよね。そんなことが溜まってくると夫婦間がなんとも言えない不穏な雰囲気に。そうした空気は、子どもにとっても悪影響を与えているはず。今回は夫婦の不仲についてと、そうした気分を改善するための風水についてご紹介します。夫婦仲が悪いってどういうこと?夫婦仲が悪いというのはどのような状態・特徴のことをいうのでしょうか。いくつかの事例を上げてみます。「おはよう」「おやすみ」などの挨拶が無い干渉しない相手に興味がない子どもにお互いの悪口を言う感謝の気持ちを持てない口をきくと喧嘩になる代表的なものをいくつか上げました。自分たちに当てはまるものはいくつあるでしょうか。結婚当初はひとつも当てはまらなかったはずなのに時間の経過と共にひとつ、またひとつと増えていったりしていませんか?夫婦仲が悪いと感じる兆候・特徴自分たち夫婦もそうですが、周りを見渡してみても、あそこの夫婦の関係は大丈夫かなと思ってしまうこともありますよね。こんな特徴・兆候を感じたことはありませんか?スーツやネクタイがヨレヨレ家に帰らず近所のコンビニや本屋に居るのをよく見かける買い物はもっぱら惣菜いつも相手の悪口を言っている子どもが最近元気がない、暗い外では過剰にラブラブを演じている夫婦仲が悪いと子どもにも悪影響?夫婦仲が悪いと、大事な子どもに悪影響を与えるといいます。子どもは親のどのような言動や仕草を感じ取り影響を受けているのでしょうか。子どもは言葉や会話を全て理解できなくても、親同士が「信頼しあっている」ことや「協力しあっている」ことは感じ取れるといいます。つまり両親から「相手を思いやる心」を学んでいるということです。たまに夫婦喧嘩をしても翌日にはいつも通り仲良く接していると言う両親を見れば、信頼している人とは本音をぶつけ合っても大丈夫なんだと感じ安心するでしょう。しかし毎日の喧嘩、不穏な雰囲気の中で生活をしていたら、夫婦や家庭はストレスを感じる場所だと不安にかられているはずです。子どもを守ってくれて心の安定が得られるはずの家庭が不穏で常に緊張状態である。子どもにとってこんな不安なことはないでしょう。人の顔色をうかがうようになったり、気を使いすぎるなどの傾向が残ってしまうかもしれません。不仲の原因は?不仲の原因にはどのようなものがあるのでしょうか。考えてみました。性生活の不満独身時代や時間に余裕があったときはお互いに求め合っていても、家事や育児、仕事の疲れなど、日々の生活に追われているとなかなかその気になれないこともあるでしょう。ましてやどちらかは求めてくるけど、どちらかが断り続けている……といった状態では、ギクシャクした雰囲気になってしまいやすいかも。金銭感覚の不満夫婦、家族にとって何よりも必要なのはやはりお金ですよね。将来のことを考えて節約して毎日を過ごしているのに相手は自分の趣味や交際費に浪費してしまっていたりすると、ストレスが溜まって不仲の原因になってしまうのではないでしょうか。育児に関する不満育児は、どうしても女性が負担する割合が高くなるものです。夫側は自分はかなり協力的だと思っていても、妻の求めているレベルに達していないことも多くあります。それなのに夫がいかにも「自分やってます」アピールをされると、妻としてはイラっとすることも。また子どもの躾や教育に対する価値観の違いも喧嘩の原因になるでしょう。生活や将来設計に関する不満毎日の生活や先々のビジョンや目標の違いが不仲に発展することもあります。子どもの進学に対する貯蓄やマイホーム計画、親の介護や同居に関する事項など、目指すところが一致しなくてモヤモヤから始まり、次第に話すことが億劫になり、険悪な雰囲気になってしまうことも考えられますね。夫婦仲を改善するきっかけに風水を根本的な解決には心を開いて話し合うなど本質的な向き合いが必要。ただ、向かい合うためにはなんらかのきっかけがないとなかなか難しいですよね。そんなときは、まず風水を使って運気を高めてみてはいかがでしょうか。気分転換になり、心が軽くなることでパートナーに話を切り出す勇気が出て来るかもしれません。具体的には以下のとおりです。南の方位に赤いインテリアを置かない南の方位に赤いインテリアが多いとイライラして喧嘩が多くなりがちになると言われています。カーテンやソファーなど、赤いものを南に置いてしまっていませんか?リビングのテーブルは四角にリビングは家族仲に重要な場所。四角は安定を表しますのでテーブルは四角がおすすめです。玄関は最重要風水的に良い気は玄関からしか入ってこないと言われています。そこが汚れていると家の中にいい気が入ってこないので夫婦仲のみならず仕事運、人間関係、子ども達の成長にも悪影響を及ぼしかねないそうです。常にスッキリ清潔に保つように意識しましょう。スピリチュアルや風水に限らず、部屋が整頓されていると気分的にも落ち着いたり、晴れやかになりますよね。結果イライラが減って、雰囲気もよくなるかもしれません。ずっと仲良しでいたいから元々は惹かれあって一緒になった夫婦です。できることならその頃の気持ちを忘れずにずっと仲良くいたいですよね。重要なのは相手を思いやる気持ち。仕事や育児の疲れからイライラして些細なことから喧嘩や雰囲気が悪くなってしまいます。そんな時こそお互いを思いやりサポートしあって助け合いましょう。ありがとうの一言で案外うまくいくかもしれません。
2018年07月09日普段毎日一緒にいるママとは違い、仕事をするパパは育児に関わる時間が自然と少なくなり、その関わり方も様々です。すぐにお菓子を買ってあげて甘やかすなど、パパに安心して任せられることができないなど、育児について意見や価値が違うこともあるでしょう。違う価値観で育てることに不安があるかもしれませんが、実は子どもにはプラスになることなのです。異なる価値観で育児を行っていく際、どのようにお互いの価値観を尊重していけば良いのでしょうか。意見の違いが価値観の多様化を育てるママが普段行っているしつけをパパがたまの休日などにしつけとは真逆のことをしていると、しつけを壊されたような気持ちになり「余計なことしないで!」と言いたくなるかもしれません。しかし夫婦の意見の違いは子どもが色々な価値観に触れるきっかけとなり、人の意見は一つではないことを学ぶことにもなるのです。核家族が増え大人と密に接する機会が減る現代では、パパにはママと違う価値観を伝える存在であることが、子どもの成長にプラスになります。夫婦間の意見が違っていても夫婦円満に過ごすコツは、お互いの頑張りを認め合うことです。例えばパパに子どもを一日見てもらったなら、ご飯はコンビニなどで済ませていたとしても「一日頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えます。成功体験をたくさん積むことでパパもスキルアップしていきます。夫婦の意見が違う時の話し合いのコツ子育てについての意見は、大小にかかわらず異なっていて当然です。意見が違うことが問題なのではなく、違った意見を無理やり結論づけることが問題なのです。お互い自分の意見を言ったら、そこで終わりにすることがオススメです。「結論が出ないんじゃ意味がないのでは?」と思うかもしれませんが、大事なのはお互いの考えをインプットすること。繰り返すうちに「自分はこう思うけど、相手はこう思うかもしれない」と相手の立場に立って考えられるようになります。意見をぶつけ合うことで夫婦のパートナーシップが深まります。食い違いを恐れて何も言わなかったり、相手の考えに耳を閉ざしていると夫婦関係は進化しません。衝突を恐れずにお互いの意見をぶつけましょう。意見が異なる話し合いを泥沼化させないコツをお伝えします。1.結論を出そうとしない意見をお互いに出し尽くしたらそこで終わりにします。話し合いの目的は、結論を出すことではなく「相手はこういう考えなんだ」とお互いに知ることです。2.最終決定者を分野ごとに決めておく習い事や受験など、大切な局面ではどうしても意見をまとめなければならない事もあります。例えば、教育はパパ・しつけはママという風にあらかじめ分野ごとの決定者を決めておきましょう。3.相手の考えを最大限尊重する最終決定者を決めていたとしても、決定者が好き勝手に決めていいわけではありません。決める側こそ、相手の意見をよく聞き最大限に尊重した決断をすることが必要です。パパの関りは量より質!子どもと関わる時間の少ないパパは、短い時間で集中して子どもと関わることが大切です。子どもから園などではやっている遊びを教えてもらったり、身近な疑問をクイズにして一緒に調べたり、集中して子どもと関わることでパパの存在感をアップさせます。子どもと遊んだり、子どもに合わせたオーバーな反応をするのが苦手なパパであれば、無理にする必要はありません。洗濯物たたみやお風呂掃除などのお手伝いに子どもを巻き込んでしまいましょう。自然な声掛けができますし、「パパの役に立てた」と子どもも満足できます。普段からの子どもとの関わりで、子どもの心をつかむ声がけの名セリフがあります。・「きみのおかげでパパはパパになれたよ」「パパは初めからパパだった」と子どもは思っているものです。自分がパパにとって大きな存在だと知ることは自尊感情につながります。・「さっきは怒りすぎてごめんね」謝ることで父親の威厳がなくなるというのは間違いです。自分の誤りを潔く認められる人こそ威厳を感じられるものです。・「ママにはナイショだよ」パパと子どもの絆を深めます。公園の隅にドングリを隠したなど、他愛ないことを二人の秘密にしてしまいましょう。ママとパパが意見を交わす際は感情的にならないようにしましょう。子どもは大人の喧嘩を一番嫌がりますが、逆に冷静に議論する姿は、真剣に自分のことを考えてくれているのだと感じることができるでしょう。パパの言うことやることに腹を立てたり諦めたりする前に、是非意見を積極的に冷静にぶつけてみてください。
2018年04月04日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「夫の本音は妻の予想とは真逆だった…! 夫をハンドリングする極意」 で実施したアンケート。「夫婦間でズレを感じたことはありますか?」という質問に、たくさんの夫婦間ギャップの声が寄せられました。ママたちはどんなところに夫とのギャップを感じているのでしょうか。そしてママたちの現在の境地とは?■産後から妻が感じる「夫婦間のズレ」「夫婦間でズレを感じたことはありますか?」の問いに対し、「かなり感じている」と「たまに感じる」と答えた方が90%以上でした。Q1. 夫婦間でズレを感じたことはありますか?かなり感じている:56.9%たまに感じる:37.2%あまり感じない:4.6%全く感じない:1.3%なかでもママたちは、出産後、子どもを介したときの考え方の違いに、多くの夫とのズレを感じているようです。妊娠が発覚したときに、妊娠について調べようとしなかったこと(好きなアイドルや趣味のことは調べていたのに)。出産する病院を説明したが違う病院だと思い込んでいた。妊娠中に危険な状態になってしまい、事情を説明したが、能天気で見当違いなことを言う。そのときは本当に悲しくてつらい時期だったのに、気持ちに寄り添ってくれず悲しみが2倍になりました。とくに妊娠出産に関しては男性がする訳じゃないし、しょせんひとごとなんだなと思いました。本当に腹が立ちます! 男性も妊娠すればいいのに!!(笑)育児、家事は私の仕事であり、自分はサブであるという考え方。頼まれればするが、頼まれなければしない。毎日のことは手が手が空いた人がすればいいのに、頼まれなければどれだけ私が忙しくしていてもしない。子どもがギャン泣きしてるのに携帯のゲームを止めず、目線もそのままで泣いてる子に声かけ。そんなんで泣き止むわけがない。どうして子ども優先に考えられないんだろう。私は寝室で授乳中。結局泣き止まずギャン泣きのまま私の元へ、そして、やっと寝つきかかっていた乳児がまた目をさます。何も終わらずすべてが振り出しに戻る。すべてが無駄に…。どうして自分が一番かわいいんだろう。もう少し周りが見えていればなといつも心の中で思います。ママは一般的に妊娠しているときから母親になると言われることが多く、当然ながら産後も家庭の中で子どもを最優先に考える傾向が見られます。けれど一方のパパは、子どもが生まれても自身の生活をガラリと変える選択をしない人が多く、いままでの生活(自分の考え)を優先させるところに、女性はもどかしさや身勝手さを感じてしまうようです。ただなかには「僕が育児に参加しても良かったの?」というまったく予想をしなかった答えが夫から返ってきて衝撃を受けたという人も。妻に子育てを押し付けているという気持ちがなく、ただただ「子育ての責任は母にある」と悪気なく思ってしまっている男性もいるということ。ママからすれば驚く事実ではありますが、これを責めるよりは夫婦ですり合わせをすることでこのズレは解決できるかもしれません。■「俺が困る」ときに発動する俺目線ギャップちゅいママさんは、リビングで寝落ちしてしまった自分に毛布をかけてくれた夫に「私のことが大好きだから何も言わずにそっとお布団をかけてくれてるんた゛よね」と思い込みます。しかし返ってきた答えは予想外の「君が風邪を引くと俺が困るから」。まさかの“俺目線”でした。そう夫と妻、いえ男と女には深い深いミゾが存在するのかもしれません。同じように“俺目線”“俺一番”という夫を持つ妻からの意見が多く寄せられました。参観日や運動会。基本、「俺が楽しくない」と参加しない。また行っても「俺は楽しくなかった」と不満気。子どもの成長を見に行くためのものなのに…。また家族旅行や外出も俺の趣味の延長です。河原でBBQも旦那はずっと釣り、私と子どもは川遊び。子どもと旦那の触れ合いなし。3ヶ月に一回くらい公園に連れて行ってくれるも ずっとスマホいじってベンチに座り、小一時間で帰宅。私がインフルエンザになっても、私の心配じゃなくて自分の心配だけ。自分がうつらないように、除菌スプレーまき散らし、手を洗いまくり。それなのに、平気で飲みに行って朝帰り。そっちの方が菌だらけだわ。いま、まさにその状況なので、本気でイライラ。子どもがまだ7ヶ月くらいのときに、自分が風邪をひいてしまい、1日寝込んでしまいました。その日は夫はお休みだったので、家のことと子どもを1日みてくれました。夜になって動けるようになったので、子どもを寝かしつけた後洗い物をしていると、怒ったような苛々した口調で「こっちは仕事してるんだから、風邪引かれると困る。通勤も遠いし、家事・育児もしたら体がもたない。気をつけてくれ」 いまそれ言わなくても…と ショックで「すみません」しか返事できませんでした。妻の病気では心配してくれず、自分が病気になるとかまってほしがる夫。この構図、なぜ多いのでしょうか? 小さいころに風邪を引いたら母に優しくされたという経験がある人は多いでしょう。もしかしたら男性というのは、「体調が悪いときは女性が優しくしてくれる」と脳にインプットされているのかも。残念なのは、女性も「体調が悪いときは優しくしてほしい」ことに気がつかないことですね。ただなかにはノロウィルスで苦しむ妻を放置していた夫に心配しないのかと尋ねると、「逆の立場ならほっといてほしいから、そうした」という回答もあり、このように「自分もそう思っているから、相手もそうだろう」という思い込みの場合もあるようです。■「夫婦間ギャップ」をあきらめないためにはこんなにも感じてしまう「夫婦間のズレ」。どのように埋めたり、解決法を見つけたりしているのでしょうか。「夫婦間のズレの解決方法(試していることなど)を教えてください」というアンケートからは、パパの言動や行動にズレを感じても、「悪気のなさ」や「相手を思って行動した結果」を感じられていれば、ママは諦めずにそのミゾを埋めるという作業をしているようです。察してもらおうと我慢しないで、できるだけ早期に話し合う。解決できるかは置いといて、相手の考えが少しでもわかればモヤモヤが少しは減ると思います。「私はこうして欲しい」「私はこう思ってる」と伝えると意外と伝わる。最初から諦めずに夫婦で会話するのが大切だと思う。話し合う。自分の思いを伝える。夫なりの考えがあるなら聞く。ズレをズレのまま放置すると、ますます食い違うので。うちは、義理親に頼れないので、頼れる大人は旦那ひとり。嫌でも、意見を擦り合わせてやっていかないと手が足りないので、とにかく話し合います。男性と女性は考え方が違うと言われることが多い。なかには「エスパーじゃあるまいし、相手の気持ちがわかるわけはない」としたうえで、とにかく話をするとした人も。もともとは他人である夫と妻。出会って、結婚しただけで、そのまま生活もうまくいくなんてそもそも難しい! と思ったほうが楽かもしれませんね。ママたちへ夫婦間のズレを尋ねた回答には、エピソードの辛辣(しんらつ)さにハラハラしましたが、解決策を尋ねると、このように「話し合う」「伝える」と回答した方がとても多かったことは、口では「困っちゃう!」と言いつつ、夫婦関係にとても真摯(しんし)に向き合っている姿が感じられました。■がんばった結果が「あきらめた」という場合もですが、夫とのズレの解決を「あきらめた…何も期待していない」という回答も少なくない数が集まっています。夫とこれまでに「話し合う」「意見する」「お願いする」これらをがんばって行った結果が「あきらめた」なのかもしれません。自分の思いを伝えるようにしているが1%も伝わっていないのではないかと思うことが多い。わかり合うことは不可能と感じている。諦めることが解決法と思ってしまっている。とにかく旦那には頼らない。早く帰ってきても居ないんだと思いこみ手を借りない。どうせ嫌な顔されイライラされるだけだから。結果私が困るから、旦那の手は借りない。意地でも部屋をきれいにして過ごしやすい空間を作る。いつか旦那が気付く事を願って。でも、なかにはこのように希望を持っている人もいました。どうしたらより良い共同生活を続けることができるのでしょうか? してほしいことをやってくれるなら、何を考えてようと気にしないことにしました。7年言い続けて無理だったので、性格だと思うようにして、自分と違う価値観で物を見る人が身近にいたらいろんな考えが知れて良かった!と思い込むことにしました。「相手を宇宙人と思うことにした」という回答もあり、「考え方は違うもの」と受け入れることもということも夫婦関係を考える上でのキーワードのひとつかも。また「受け入れられる範囲を広げる」と答えた人もいるように、自分のキャパを大きくするとした人もいます。このように「理解し合う」ということにこだわり過ぎずに、独自の境地にたどり着いているママもいました。このちょっと別の視点こそが、「うちの夫婦」というスタイルを作り上げることにつながるのかもしれません。夫婦のズレそのものを、どう取り扱っていくのかが「自分たちのスタイル」と思えれば、少しだけでも心が軽くなるのかもと思いました。Q1. 夫婦間でズレを感じたことはありますか?アンケート回答数:239Q2. 夫婦間のズレを感じたエピソードを教えてくださいアンケート回答数:60Q3. 夫婦間のズレの解決方法(試していることなど)を教えてくださいアンケート回答数:59(アンケート集計期間:2018/3/8~2018/3/12)
2018年03月15日「仮面夫婦」ってご存知ですか? 仮面夫婦とは、他人や子どもの前では仲の良い夫婦として振る舞っていながらも、実際は関係が冷え切った夫婦のこと。そうした夫婦にならないためにはどうしたらよいのでしょうか。一緒に考えてみましょう。 1. 仮面夫婦ってどんな夫婦?その特徴仮面夫婦がどんな夫婦なのか、実際に想像するのは難しいですよね。特徴をいくつかご紹介します。お互いに無関心相手がいつどこで何をしようと興味がない、一緒に何かをしようと思わないなど、お互いに無関心な状態です。お互いに自分中心自分が欲しいもの、やりたいことを優先させ、夫婦に困ったことが起きても解決しようとしないで逃げてしまうといったことも特徴です。家でのコミュニケーションがないふたりきりのときの会話は必要最低限。スケジュールのことや子どものことなど、生活に必要な事務連絡のみ。世間話をしたり一緒にテレビを見て笑い合うなどはしません。スキンシップもしない会話をしないのだから、当然触れ合ったりなどしません。セックスレスになることも多いでしょう。他に相手がいることも仮面夫婦を続ける中で「癒し」を求めるために、不倫をしているかたも中にはいるようです。関心がないために相手の不倫に気づかない、気づいても放置・黙認していることもあるのだとか。周りの人からはわからない外では夫婦円満を「演じている」ので、気づかない人も多いでしょう。子どもや親族にも仮面をつけて接しているパターンが多いため、他人からは仮面夫婦だと見抜けません。ただし、子どもにはバレている可能性大です。 2. 仮面夫婦はどうして別れないの?気になるのは「なぜ別れないのか」ですよね。夫婦関係が破綻しているのに、夫婦円満を演じてまで夫婦生活を続けることが不思議です。世間体や子どものため、金銭的問題といった理由が多いと思いますが、今回は「心理的な面」から別れない理由を探ってみます。愛情が残っている?片方もしくは両方に、わずかでも愛情が残っているのかもしれません。まだ離婚までとはいかない関係を保ちたい、より良くしたいと思っていて、きっかけがつかめないままずるずる仮面夫婦を続けているパターンもありそうです。さらに、ふたりでいるときは会話もスキンシップもないので、「相手が何を考えているのかわからない」状態が続きます。仮面夫婦から第一歩を踏み込む勇気はないし、相手のことを知りたがっている自分を認めないように、より厚い仮面を被ってしまうのかも。割り切っている?「夫婦はこんなもの」と割り切って、同居人がいる感覚で生活をしているのかもしれません。離婚に至る大きなきっかけがない限りは、仮面夫婦として生きていくほうが楽な人も中にはいるでしょう。意地になっている?仮面夫婦になるきっかけが、「相手の不倫」「セックスレス」など相手に不満がある場合、意地になって形だけの夫婦生活を続けている可能性も考えられます。特に不倫の場合は、別れないことで相手に罰を与えているのかもしれません。 3. 仮面夫婦にならないためのコミュニケーション悲しくて恐ろしい仮面夫婦ですが、一度そうなってしまえば、解消するのにかなりの時間と根気がいりそうです。仮面夫婦にならないよう、予防を行ったほうが良いでしょう。仮面夫婦にならないためのコミュニケーション術や予防法をご紹介します。スキンシップをたっぷりと夫婦の会話の時間を大切にするのはもちろんですが、「スキンシップ」も非常に重要です。日ごろから手をつないだり、抱きしめたりキスをしたりすることで、セックスレス予防にもつながります。また、スキンシップをすることでさまざまな物質が分泌され、ストレス緩和や幸福感の高まりなどの効果があります。夫婦にとって良いこと尽くしなので、積極的に取り入れていきましょう。> いってらっしゃいのキスで事故に遭わない?驚くべき効果とは> 夫婦のキス事情!キスがもたらす夫婦円満へのカギ夫婦で「一緒に」する運動やゲームなど、夫婦で一緒になにかに取り組んでみるのもおすすめです。共通の趣味ができることで話題も増えますし、それをしている夫婦はしていない夫婦に比べて「仲が良い」というのも、データとして出ているんですよ。身近にあることから一緒に行ってみましょう。> ダイエット効果も上がる?夫婦で運動すると良い理由> 40代が一番危険?いつまでもラブラブ夫婦でいられる方法喧嘩をしたら仲直りお互いの気持ちをぶつけ合うのも大切なことですが、必ず仲直りをするようにしましょう。仲直りの方法は人それぞれかもしれませんが、なによりも「お互いが納得する」ことが大切です。喧嘩と仲直りのルールを作って、お互いにそれを守るようにしましょう。> 【保存版】夫婦喧嘩の仲直りをするための5つの方法> 仲直りのきっかけは?わが家の夫婦喧嘩マイルール 仮面夫婦になるきっかけはさまざまあるでしょう。でも、なってしまったら修復は大変ですし、子どもにも悪影響を与えてしまいます。なによりせっかく愛し合って結婚をしたのに、形だけになってしまうのは悲しいことですよね。仮面夫婦にならないためにも、コミュニケーションやスキンシップは積極的に行うようにしましょう。喧嘩をしても相手を傷つけない、仲直りをするなどのルールを設けてくださいね。ずっと夫婦円満が続くよう意識して行動することが大切です。 参考:「仮面夫婦」を10年続けた人の苦悩と活路なぜか離婚しない・・・仮面夫婦の意味と心理的特徴
2018年02月15日出産して数年くらいは育児にいっぱいいっぱいで、くまさんが「今日は仕事で飲み会だ~」だの「今日は仕事で泊まってくる」なんていう言葉にいちいち「なにぃ~」って嫌味を言っていたような気がします。いくら仕事とはいえ、育児から解放されて大人と会話できてお酒がのめるなんてうらやましい!って思っていたんです。それが先日久しぶりに「接待で一泊してくる」って報告を受けたのですが、あのときの気持ちは一切なくなってました。むしろ「大変だなぁ~接待きついなぁ~」って思ったくらいです。子どもも7歳になるとわたしもここまで変わるものなんだなって自分でもびっくりしました(笑)。くまさんは接待泊から帰って来ましたがやっぱり大変だったみたいです。そして来月はまた新年会で一泊らしくて、ほんと大変そうだなぁ~。
2017年12月09日家族でお出かけした日のこと。最近私はとある理由から、外出時には必ず帽子をかぶっています。みんなでワイワイお散歩途中、私の側を歩いていた夫。何気なく目に飛び込んできた私の帽子をバッととりました。そして露わになる『産後ハゲで焼け野原状態の無残な私の頭』…。普段なら笑える私も、この時ばかりは笑えず大噴火寸前。私の異変にいち早く気付いた長男。すかさず夫に注意しに行っていました。どっちが子どもなのやら(笑)。
2017年11月21日「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美さんが、結婚後に露わとなる、女性がうちに秘めるモンスターの実態を紹介してきましたが、モンスターの紹介は今回が最後になります。最終回を飾るのは、「バイオレンス系モンスター」たち。これまでご紹介してきた数々のモンスターたちの中でも、特に攻撃性の高いモンスターです。もしも思い当たる節があれば、夫の心はすでにモンスターから逃げ出そうとしているかも知れません…要注意!バイオレンス系モンスター鬼子怒神(きしどじん)電車の中やスーパーの店内など、公共の場であるにもかかわらずヒステリックに我が子を怒鳴りつけるママ、見かけたことがありませんか?これまでにご紹介してきたモンスターの多くは、人前には姿を現さないのがほとんどですが、鬼子怒神は人目をはばからずその醜態を露わにします。このモンスターは、妻から理性を奪い去ります。泣きわめく子供に余計に激昂し、最終的には子供に手を上げることすらあります。そんな妻の目には、横で小さくなっている夫の姿など入ってきません。一度このモンスターに心を乗っ取られると、怒りの沸点がどんどん低くなります。日常の何気ない物言いにすら怒気が混じるようになるのが、何とも恐ろしいところ。忙しい現代社会では、誰もがストレスを抱えています。けれども子供にガミガミ、夫にキーキーでは、家庭の雰囲気は悪くなる一方。修羅婆(しゅらばあ)夫の携帯に届いた女性からのメールに「私は○○の妻ですが、あなたは?」などと勝手に返信したり、夫を尾行して浮気現場に乗り込むなど、埋まっている地雷をすべて踏みつけながら歩く危険なモンスター。攻撃性ばかり高く、理性や計画性はゼロなのが困りもの。後先も夫の社会的立場も考慮しないため、夫婦関係のみならず、周囲の人間関係まで壊滅状態にしてしまうこともある恐ろしいモンスターです。浮気相手に電話をかける妻からの相談を何度も受けたことがありますが…聞く耳持たず怒り狂うかたがほとんどです。大噴火溜まりに溜まったネガティブなエネルギーが臨界点を超え、ある日いきなり大爆発を起こして登場するモンスター。このモンスターは手のつけようのない大惨事を引き起こします。夫にヒステリックに罵詈雑言を浴びせ、さらには夫への暴力にまで発展してしまうことも。加えて多くの場合、家事放棄までワンセットになってついてきます。夫の服を全部はさみで切り裂いた妻もいます。夫の腕の骨にヒビを入れた妻もいます。事態がどうにか収拾した後も、夫はまたいつ大噴火するかわからない活火山に怯えて暮らすことになります。そして残念ながら多くの妻は、大噴火して醜態をさらした後も、悩みや不満を溜め込んでばかりいてはいけないと学習せずに、惨事を繰り返してしまうことになります。だれでもモンスターになる可能性が……あなたの中のモンスターは?代表的なモンスターをご紹介してきましたが、いかがでしょうか? あえてきつい、インパクトのあるネーミングにしてみました。かわいらしいものでは固まってしまったネガティブな気持ちに響かないと思ったからです。たとえ思い当たるモンスターがいなかったとしても、まだまだ油断はできません。なぜならここでご紹介したモンスターは、氷山の一角に過ぎないからです。自分を知るための手段として、自分の中のイヤな部分、モンスター的な部分に、モンスター名を与えてみてください。・夫との時間を楽しむことよりも、インスタ用の写真撮影に夢中で、夫をイライラさせているモンスター・仕事が忙しい時は夫に家事を押しつけっぱなしなのに、感謝の言葉がないといつもケンカになるモンスター・育児に追われて、鏡も夫の顔も最後に見たのがいつだか思い出せないモンスターといった具合です。長い名前になっても構いません。思い当たるモンスターに片っ端から名前をつけて、自分の中の「イヤな女」の部分を総点検してみてください。自分を変えられないのは、短所や弱点の輪郭がおぼろげだから。漠然としていると「悪いのは分かってるけど、それも私の性格だし、性格ってそんなに簡単に直るものでもないし…」という開き直りに終わってしまうのです。目を背けてはいけません。自分の短所にモンスター名をつけて、問題の実態をより具体的に認識できれば、「この弱点を直すのには時間がかかりそうだけど、ここだったら少し気をつけるだけで、今すぐ変えられるかも」と、種類やレベル別に線引ができるようになるのです!問題の認識こそが、その改善への第一歩です。「モンスターワイフ」というツールを使って、自分が抱える問題をしっかり把握してみてください。それでは次回からはいよいよ、「脱・モンスターワイフ」のための方策をご説明していきましょう。
2017年11月19日「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美さんが、女性に共通する闇を暴きます。結婚後に露わとなる、女性がうちに秘めるモンスターの実態を解明します。今回ご紹介するのは、「セクシャル系モンスター」です。「モンスターは、そんなプライベートな分野にまで侵入しているの!?」と、ショックを受けたあなた。現代の妻たちの最大のお悩みであるセックスレスを回避するためにも、このモンスターについて知っておくことは非常に重要です。それでは早速解説していきましょう。■セクシャル系モンスター1. エロゾンビ:男性は多くの場合、年齢とともにED気味になり、性欲が落ち着いてゆくことが多いです。ところが女性では、育児が一段落した頃に突然、それまで忘れかけていた性欲が盛り返してくるケースがあります。こうした妻の変化を夫が受け入れてくれれば、夫婦仲はとっても安泰。ところが夫たちの多くは、ゾンビのように突然蘇った妻の性欲に困惑してしまいます。それは子育て期間のセックスレスが長引くうちに、夫が妻を性的対象として見ることができなくなってしまったから…。すでに「かあさん」化した妻にどうやってエロスを感じればいい?と悩むわけです。一方妻は…、家事・育児や仕事の両立もどうにか軌道に乗ってきた。やっと一息つけたその時に、湧き上がってくる不安感や焦燥感…。「そう言えば、もう何年もセックスレス。私の人生、もう二度とセックスすることなく終わるのかしら」と。「子育ても家のことも、その上仕事まで必死で頑張ってきたのに、ようやく時間にも心にも余裕ができた時には『ゾンビ』扱いだなんてあんまりだわ!」というその気持、よーく分かります。夫たちも、そんな妻側の事情を分かっていないわけではないのです。事情を頭では分かっていても、下半身はエロゾンビから逃げ出そうとする…、そんな悲劇に直面しないためにも、出産や育児、家事が忙しいことを理由にセックスを中断してはいけないのです。2. ダイダラボッキ:セックスを拒まれたエロゾンビは、ダイダラボッキに進化。勃たない夫をどうにか勃たせようとして、夫をますます困惑させます。「愛」という言葉をさかんに口にしますが、このモンスターは巨大に膨れ上がった妻の性欲の化身。いかにもなセクシー下着を身に付け、夫には強壮剤を飲ませ、猫なで声で必死に夫に迫ります。しかし努力が報われないと分かるやいなや、「なんで勃たないのよ!」と怒り狂う。お決まりの捨てゼリフは「もう私を愛してないのね!」…愛や癒しとは無縁の、肉欲に支配された惨めな妻の姿…夫にとっては恐怖でしかありません。3. 昭和的カマトト狐:男性の気を引こうとウブを装う「カマトト」は、関係の初期段階においてのみ有効な手段。妻がベッドの上でまでカマトトでは、セックスはつまらなくなる一方です。いつまでもセックスフルでハッピーな夫婦でいるためには、意識的にセックスを育てていく必要があるのです。それなのに、夫からちょっぴりエッチな提案が出るたびに「イヤだ!」「恥ずかしい!」と片っ端から拒絶していては、二人のセックスは育ちようがありません。決まりきったパターンの退屈で義務的なセックスは、セックスレスへの第一歩です。4. 冷凍マグロ・エロの邪鬼(じゃく):女性が積極的にセックスについて考え、発言する機会が増えた現在。それでも「セックスは男性が頑張るもの」という固定観念に縛られた妻が意外に多いのは、非常に残念なことです。こうした妻はベッドの上で固まったように、セックスをすべて夫任せにします。その態度は「なんで女の私が、何かしてあげなきゃいけないの?」と、ふてぶてしいまでに非協力的。互いが「相手にも気持ち良くなってもらいたい」という優しい気持ちを持って自発的に協力し合うからこそ、セックスから癒しや幸福感が生まれるのです。しかしこのモンスターは「女の私のほうから動くだなんて! 私はAV女優でも風俗嬢でもないのよ!」と、女性がセックスに積極的になることに嫌悪感を抱いてます。また「エロの邪鬼」は、自分の性欲にフタをして、気持ちとは正反対の行動を取ってしまうモンスター。その背後には閉鎖的なセックス観や、セックスに対する過度の禁忌感があります。このモンスターも、夫婦間のセックスを幸せなものにすることを妨げてしまいます。重要なコミュニケーションであるセックスを夫婦で楽しめるようになるためには、凍りついて固まった頭とカラダを溶かしていかなければなりません。■セクシャル系モンスターについて今日「セックスレス」という言葉は完全に私たちの社会に定着していますし、「友達夫婦」などという言葉もできて、夫婦間にセックスがなくても当たり前のような風潮が出来上がりつつあります。良い時も悪い時も、長い時間を共にするのが夫婦。時には相手にイラついてしまい、それがケンカに発展してしまうことだってあります。けれども長い時間と生活のあらゆることを共有する夫婦という間柄だからこそ、何もかもハッキリ白黒つけるのは不可能ですし、仮に白黒つけてしまったらそれはそれで、二人の関係はギスギスしたものになっていってしまいます。セックスはなくても仲良しという定義付けを振りかざしてはいけません。そんな時にこそ、セックスやスキンシップは大きな効果を発揮するのです。さっきまでは相手にイラついていたけれど、パートナーと優しく触れ合ったり抱き合ったら、自分がどうしてあんなに怒っていたのか、自分でもおかしくなってしまうことだってあるでしょう。セックスは夫婦仲を良好に保つための重要なツールのひとつです。セックスレスに陥らないために、一刻も早くあなたの中のセクシャル系モンスターを退治しましょう。最後にご紹介するモンスターは、「バイオレンス系モンスター」です。
2017年11月18日毎回スカッとしたアクションで見せてくれるドラマ『奥様は、取り扱い注意』。現実離れしているストーリーなのに、主婦の人気も高いよう。今回、綾瀬はるか演じる菜美が解決した事件と子作りに対する夫婦間のズレについても注目してみた。■強い女、綾瀬はるかにハマる!今回、菜美が解決したのはなんと誘拐事件。主婦仲良し3人組で参加したのは、近所の豪邸に住む主婦・美佐子(星野真里)が開いている「読書会」だった。そんなある日、美佐子の一人息子・悠斗が何者かに拐われてしまった。犯人は1億円という法外な値段を要求。さらに、警察に通報したら息子を殺すと脅迫までしてきた。おろおろするだけの美佐子に対して、犯人の要求に従う美佐子の夫に違和感を感じた菜美は、自らの手で事件解決をもくろむのだった。菜美が探っていくと、悠斗の家庭教師・真純が美佐子の夫と不倫関係にあることが判明。菜美は真純の指示で動いている実行犯のアジトを突き止め、見事なアクションで事件を解決へと導いた。NHK大河の『八重の桜』や『精霊の守り人』では、強い女がハマリ役だった綾瀬はるか。『奥様は、取り扱い注意』で民放ドラマ初の強い女を華麗に演じている姿に、視聴者はひきつけられる。■子作りにに対する夫婦の温度差とはこの回では、夫婦の子作りに対する温度差がテーマでもあった。一般的には子作りをしたい妻と子作りをしたくない夫というパターンが多いように思う。菜美も美佐子の息子のかわいらしさに、さりげなく夫の勇輝(西島秀俊)に子作りについて聞いてみるが、うまくはぐらかされてしまう。自分より年齢が若い妻をもらった中年夫という夫婦の場合には、妻の子作りのタイムリミットはまだあると思って結婚していることもあるのではないか。西島を中年夫と同じに見るのはしのびないが、まだ子どもを持つまでの覚悟はないけど結婚だけしたパターンなのかも。もっとも西島演じる勇輝は、まだ謎だらけなので理由は違うところにありそうだが…。それ以外にも、京子(本田翼)のように、義母からの「孫が欲しい」オーラの強さにより、子作りを考える妻もいる。妻としての自分のメンツを保つためにも子どもが欲しいというパターンだ。この場合、妻自身の欲望ではないため夫へのお願いの仕方も乱暴になりがちで険悪になることも…。■元キャリアウーマンにありがちな逆パターンも!?優里(広末涼子)の場合は逆パターンだ。子どもが小学生になり、手が離れたことで仕事をしたいと思っていて、そのことを夫にも伝えていた。しかしある日、「もう一人作ってみないか?」と夫は子作りを提案。そのセリフに優里は「またそうやって私を家に縛りつけるつもり?」と逆ギレする。仕事への思いも半ばに家庭に入った女性なら、この怒りの感情は共感できるのではないだろうか。子どもが小学生になったら仕事再開をしたいと考えている女性は多い。たとえキャリアウーマンにまでは戻れなかったとしても、自分の人生を取り戻したいと考える時期でもある。年齢を考えると仕事への復帰が間に合う最後のチャンスでもあるのだ。子どもをいつ作るのか、子どもを何人くらいほしいと思っているのか。これは夫婦間ではとても重要な問題だ。人生観や価値観とも言える。この考えが違うことで離婚に発展することもあるだろう。これから結婚をする人は、もちろん相違がないことを確認して結婚に踏み切ることをおすすめしたいところだが、年齢や環境によって気持ちが変化することも多いにあるのが子作り問題の厄介なところ。やはり夫婦による話し合いしか解決方法はないのかもしれない。
2017年10月31日恋人や夫婦間において、付き合いが長くなると陥りやすいのがセックスレスです。深刻な問題ではありますが、なんとか乗り越えたというカップルも存在します。しかし、一度あることは二度ある。再びセックスレスに陥ってしまうケースも……。今回は、そんな二度目のセックスレスに陥ってしまった男女に、その経緯を聞いてみました。文・塚田牧夫旦那の兄と同居「一度はセックスレスに陥った私たちでしたが、引っ越しを機に解消に至りました。広いマンションに引っ越したことで、良い距離ができたのが要因です。しかし、せっかく良好になった夫婦関係に暗雲が立ち込める出来事が……。旦那の父親が亡くなり、義母の面倒を見なければならなくなったんです。でも、部屋はひとつ余っていたので、まあ仕方ない……と思っていたんです。しかし、さらなる悲劇が。主人には兄がいるんですが、これがまあろくでなし。実家住まいで職を転々として、適当な暮らしをしている人でした。てっきり一人暮らしをするのかと思いきや、なんと義母と一緒に我が家にやって来るという! 主人も放っておけないみたいで……。それで同居を始めたわけですが、深夜も家の中をウロウロしたりゲームしたりでこちらは迷惑。セックスなんてできる状況ではないです」コトミ(仮名)/32歳性病が伝染した「20代は仕事が忙しく、あまり妻に構ってあげることができませんでした。しかも、疲労で精力減退。セックスレスに陥りました。でも30代に入り、ようやく仕事もひと段落。夫婦関係も改善されてきたんです。ただ、それが良くなかった……。性欲が復活したのをいいことに、風俗に行ってしまったんです。そして、病気をもらってしまった。さらに最悪なことに、病気に気付かず妻とセックスしてしまい、伝染してしまうという結果に……。情けないかな、夫婦で病院通いとなりました。しかも性病というのだから、人目もはばかられました。一週間で完治はしたんですけどね。申し訳ない気持ちでいっぱいになり、こっちからはもう誘えなくなりました」マサヨシ(仮名)/34歳2度目のセックスレスに陥った経緯をご紹介しました。一度は乗り越えたにもかかわらず、また陥ってしまうとは……。二度目からの復活は、さらに困難な道となるでしょう。まだ危機を迎えていないという方も、決して慢心せずに、定期的に愛し合うよう心掛けましょう。(C) Stokkete / Shutterstock(C) sirtravelalot / Shutterstock(C) Phovoir / Shutterstock
2017年10月27日こんにちは、波乱万丈系フリーライターのサクです。突然ですが、夫婦でのコミニュケーションにLINEを活用していますか?我が家はフル活用です。「家の中」でも。同じ家の中にいるなら会話をしなさいよと思うかもしれませんが、LINEが活躍するシーンは、たくさんあるのですよ。今回のテーマは、ずばり夫婦間のLINE活用事情。家にいるのにLINEで会話するのって、変ですか?●(1)夫婦で使ってる?LINEは30代ユーザーが最多!2017年7月の時点で、LINEの国内ユーザー数は7,000万人以上。ユーザーの年齢層で最も多いのは、僅差ではありますが30代です。注いで40代、20代と報告されています。20代のユーザーが多いのかと思っていたのですが、ちょうど子育て世代の30代ユーザーが多いとのことで、筆者も当てはまります。30代はインターネット黎明期に触れていた世代であり、スマホ保有率も高いため、SNSの導入に抵抗が少ないのかもしれませんね。ママさんでは、子どものコミニュティのためのグループに属しているひとも、多いのではないでしょうか。保育園、幼稚園、スポーツクラブやPTAなど、業務連絡に欠かせないアプリになりつつありますから…。しかし、ひとが集まるとトラブルが起こりやすいため、家族以外にはアカウントを教えないというママさんもいます。家族同士なら、のびのびコミニュケーションがとれますもんね。●(2)夫婦のLINE活用法夫婦間でLINEを使用するメリットは、家の内外でタイムリーに動向を報告できる点です。よくあるのが、「今から帰る」コールではないでしょうか。ほかには、「晩ごはんいらない」とか、「残業します」など、近い未来の報告 です。忙しい時間帯に電話がかかってきても、受けられないこともしばしば。ひと目で把握し、既読の有無も確認できるので便利です。でもこの使い方って、普通ですよね。では、家の中ではどのような活用法があるのでしょうか。●(2-1)違う部屋からの近況報告我が家では、それぞれが違う部屋で活動する時間帯に、LINEが活躍します。たとえば、寝かしつけのために寝室にいる筆者と、リビングで息を潜めているパパのケース。「あと少しで寝ます(もう少し静かにしていてね)」と送れば、「了解!」を示すゆかいなスタンプが即座に返ります。これで、ドアを強く閉めた音で、寝かしつけを台無しにされるリスクが減りました。パパも、不用意から叱られることがなくなり、穏やかに過ごせます。逆に、パパから寝付いたか問い合わせがくることもあります。つまり、パパも寝付かせタイムを意識してくれるように なったのです。これはまさに、ウィンウィンな関係!●(2-2)検索情報のシェア今日のおでかけどこに行こう。今日の外食どこに行こう。検索をしたときに、これはと思える情報をゲットしたときに、リンクをピッ送信するだけで、同じ情報を共有できます。隣同士でもリンクを送信し、そこからさらに、雰囲気が近いお店などをそれぞれが探して相談します。ひとつのスマホを覗いて相談するより、二手に分かれたほうが効率的 なのです。●(2-3)写真や動画の共有我が家の場合、LINEの醍醐味とも言える機能が写真や動画のシェアです。アルバム機能を使えば、月ごとに写真を分けて保存をすることもできます。子どもやペット、料理など、カテゴリに分けてアルバム保存しましょう。たまに見返しては、あのときは楽しかったねと、思い出話で盛り上がります。(2-4)荒ぶる気持ちの表現、整理同じ家の中にいて、言葉で伝えようとしても、なかなか伝わりきらないときってありますよね。筆者は喋るのが苦手なタイプで、文章にしたほうが冷静になれます。また、入力しながら自分の気持ちの整理もできますので、喧嘩になりそうなときや、ショッキングなことが起きたときは、LINEで伝えてしまいます。ただ、声に出した言葉のほうが理解しやすい、伝わりやすい、伝えやすいタイプと、そうでないタイプと夫婦間で分かれたときは、それぞれの特性を理解したうえでLINE活用するべきです。LINEやメールでは誠意が伝わらない!なんて新たな火種にならぬように、あらかじめ知っておいてもらうと良いと思います。もちろん、大事なことは直接顔を合わせて言いましょうね。●(3)喧嘩して喋りたくないからLINEはNG!悪化の原因に!同じ家にいながらLINEで会話をすると言うと、仲が悪いのかと問われることがあります。答えは上記の通り、仲が良いからLINEで会話をしたり、情報交換を頻繁にするのです。夫婦間でLINEを使用するときに避けたいことは、本気の喧嘩のときです。文章に残せば、言った言わないの水かけ論を防ぐことができます。一方で、文章特有の硬さや、解釈違いも起きる可能性があります。直接顔を合わせて言っても、解釈違いは頻繁に起こるものですが、表情や声音が見えるだけで、瞬間的なマイナス感情が中和されやすくなるでしょう。文章だと同じ家にいても、マイナス感情をぶつけやすくなります。うっかり、思いもよらぬ強い文言を記してしまうかもしれません。夫婦間でのLINE活用は、家の内外問わず、「プラス」の発信をルールにしてみませんか?前項の「荒ぶる気持ちの表現、整理」の補足になりますが、我が家で本気の喧嘩が起きたときは、LINEで反論することはありません。「腹がたったことがあるからお話ししましょう」など、軽い予告はしますけれども(笑)。夫婦間でもめているときにLINEで会話を始めてしまうと、双方落とし所がなくなってしまう のでおすすめできません。でも、喧嘩のときこそLINEで会話も、ときには有効なのかもしれませんね。ぜひ、そのときの状況を、冷静に見定めてくださいませ。----------まだまだ、家の中にいるんだから喋りなよと言われてしまう気がしますが、我が家では円満ゆえにLINEを活用しています。みなさんのご家庭ではいかがでしょうか!そうそう、LINE「だけ」での会話はおすすめしていませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたしますね。参照:年12月期第2四半期決算説明会●ライター/サク●モデル/KUMI
2017年10月26日前回 の6パターンに続き、メンタル系モンスターの例を解説します。「モンスター」とは、女性の内に潜む「イヤな女」の部分。当てはまったらアウトかもしれませんよ。■1.イライラ妻「不機嫌な私」をあえて夫に見せつける、タチの悪いモンスター。「なんで不機嫌なのかって?それを考えるのが夫の仕事でしょ」「もっと私にやさしくしてよ」という不満げな態度で、常にブツブツ文句を言っています。このモンスターは実のところ、単に未熟で夫に甘えているだけの「察してちゃん」。けれども夫のほうは、常に眉間にシワを寄せている妻が、自分に甘えているなどとは思いもよりません。きちんと言葉にしなければ、男性には女性の気持ちが伝わりません。しかし自分の気持ちが伝わらないことで、妻はさらにイライラし、モンスターはレベルアップしていくのです。■2.夜泣き妻このモンスターは、とにかくメソメソとすぐに泣きます。「男は女の涙に弱い」と言いますが、それは普段涙を見せない女性が堪えきれずに流す涙のことです。四六時中メソメソされていては、夫もたまりません。涙を流すことには、ストレス解消効果があります。泣いてスッキリしたら、冷静になった頭で状況を分析して、次の行動に向かう。それが健全な姿なのですが、このモンスターは際限なく泣き続けます。自分は世界一不幸な妻だと、「不幸な自分」に浸って、思考も行動も完全に停止。夫婦仲は悪化するばかりです。家に毎日泣いている妻がいる・・これはもう恐怖の館です。■3.恨み妻・皮肉妻非常に粘着質な性格のモンスター。一度夫が罪を犯そうものなら、夫がどれほど反省しようが、夫婦関係修復のためにどれほど努力しようが、いつまでもその罪を許そうとしません。夫の罪を「死んでも許さない」という気持ちでいるならば、離婚を選ぶべきです。「許せないけれど、離婚も選択できない」という中途半端な状態で悶々としている妻が、いつまでもネチネチと恨みつらみを言う恨ミーナと化すのです。同じく粘着質な姉妹モンスターの皮肉リーナも、夫にいつまででもチクチクと皮肉の言葉を浴びせます。夫がテレビでアイドルを見ているだけで「あら、やぱり若い女好きは治らないのねえ…」などチクチクつつき始めます。これらのモンスターに延々責められ続けたら、過去を反省してよい未来を目指そうとする夫の前向きな気持ちもコッパ微塵に。家庭に夫の居場所はなくなってしまいます。■4.妬み妻しょっちゅう自分と他人の生活レベルを比べては、妬んだり、羨ましがったり、卑下したりと、大騒ぎしているモンスターです。大切なのは自分の現実の生活に目を向けることなのに、このモンスターがいつも気にしているのは、隣の奥さんやママ友の暮らしぶり。自分と他人を比較して、どちらが幸せかなどと優劣をつけることで頭がいっぱいです。他人を妬んでは、無意味な背伸びをしようとしてみたりします。時に刃が夫に向き「あなたがろくな大学出てないからうちの子が負けるのよ」「稼ぎが少ないからいい塾に行かせられないのよ」と夫のせいにしてしまいます。先にご紹介した「セレブ憑き」同様、このモンスターもSNSの普及により増殖・パワーアップ中です。■5.育児天狗妻「育児」を楯に、慢性的に夫を放ったらかしにしている自分を正当化するのがこのモンスター。子供はとにかく手がかかります。特に初めての子育ては、初体験の連続。子供のことでいっぱいいっぱいになってしまい、夫には「育児が大変なんだから、ちょっとくらい我慢して」という態度になってしまうことも、時には仕方がないかも知れません。産んだからには責任を持って子供を育てるのは、母親の務めです。そして、結婚したからにはちゃんと夫を支えるのが妻の務めです。ところがこの後者の部分をすっかり忘れてしまう妻が多く、育児に気を取られ、肝心の夫婦の絆が崩壊していく例が後を絶たないのです。セックスレスになる時期の第1期は、出産後の妻の対応の仕方です。赤ちゃん優先で夫の手を振り払った経験はありませんか。■6.耳なし妻夫の意見はまったく耳に入らず、話の中心が常に「私」のモンスターが「耳なし妻」。自分の気持ちを一方的にまくし立て、夫の気持ちや考えはまったく理解していません。夫婦が支え合って生きていくには相互理解が必要で、そのためにはコミュニケーションが不可欠です。ところが耳なし妻は、一方的に自分の意見をしゃべり倒すことで「コミュニケーションは取れている」と勘違いしたり、自分の気持ちが伝わらないことを、一方的に夫のせいにしたりします。■7.仕切り妻「仕切り妻」も夫の意見などお構いなしで、何事も自分が決めなければ気が済まないモンスターです。妻もしくは母という地位を楯に権力を振りかざし、家の中のことをすべて一人で仕切ります。妻たちに言わせれば、自分が何もかも仕切らなければならないのは、「夫が頼りないから」。しかし、夫に何の相談もなく妻があらゆることを決定してしまっては、夫の立場がなくなってしまいます。またこうした状況は、夫が「頼りがいのある夫」に成長するチャンスを、わざわざ根こそぎにしているようなものなのです。とはいえ、最近は自分で決めるのが苦手な男性も増え、妻にしきってもらうことで楽チンという夫もいます。私の経験からすると、年を重ねてからセックスレスになりやすい傾向にあります。ベッドも妻が仕切るので、雄のプライドがたもてなくなります。以上が代表的なメンタル系モンスターです。自分にもあてはまるものがあると感じたあなたは、ぜひとも後にご紹介するモンスター撃退法もお読み頂き、脱・モンスターワイフを目指してください。モンスター撃退法をお伝えするその前に、ご紹介しておかなければならないモンスターのカテゴリーがあと2つあるのですが、次回ご紹介するのは「セクシャル系モンスター」です。「えっ?セクシャル系?」と思われた方もいらっしゃるかも知れません。しかし先に触れたように、妻たちのお悩みトップ3は「夫の浮気」、「セックスレス」、「ED」です。夫婦仲改善のために、セクシャル系モンスターは避けて通れないトピックなのです。
2017年10月20日今回は「メンタル系モンスター」をご紹介します。「モンスター」とは、女性の内に潜む「イヤな女」の部分。わがまま、欲張り、見栄っ張り。煩悩の数だけイヤな部分がありそうです。メンタル系モンスター「そう言えば私も…」と身に覚えがあるようなら、現実から目を逸らさず、自分の中のイヤな部分、弱い部分としっかり向き合ってみてください。これから紹介する6パターンに当てはまってはいませんか…?■1. カバン荒らし・携帯のぞき夫が遊んでいるのではないか。浮気をしているのではないかという猜疑心に駆られて、こっそり夫のカバンの中身や携帯を盗み見するモンスター。浮気の心配がサラサラないのに、見てしまう妻も存在します。夫が外で何をしているか知りたくてしょうがない。人の持ち物を隠れてチェックする権利など、誰にもありません。しかしこうしたモンスターは、「悪いのは、疑われるような態度や行動を取る夫のほう!」と、自分の行為を正当化します。浮気の9割以上がスマホから発覚する現在、特に「スマホのぞき」が大量発生中です。一般的な妻たちの二人に一人は、このモンスターと化してしまった経験があるのではないかという、恐ろしい現実。妻たちは、「浮気は夫婦間の信頼関係を破壊する裏切り行為!」と言い、夫がそんな大罪を犯していないか、夫のカバンや携帯を躍起になってチェックします。けれども相手の持ち物やプライバシーを、相手に隠れて盗み見するという行為も、信頼関係を覆す裏切り行為であるという点では、浮気と同じこと。カバン荒らしもスマホのぞきも、夫婦仲に壊滅的なダメージを与える非常に危険なモンスターです。今すぐに退治しましょう。■2. ティッシュ嗅ぎセックスレスに悩む妻たちの心を乗っ取る、恐ろしいモンスター。「ティッシュ嗅ぎ」は、夫が一人でマスターベーションをしていないか確かめるために、夫の留守中にパソコン部屋のゴミ箱を漁り、丸まったティッシュを嗅ぎ回ります。チェック魔もここまで来ると、もはやホラーレベル。そして必死のチェックの末に「証拠」をつかんだとしても、湧き上がる怒りをどこにもぶつけられないのが、このモンスターの悲しいところ。ひとりエッチにまで嫉妬するなど、神様がみていたら嘆かれることでしょう。■3. グラドル夜叉「グラドル夜叉」は、夫が読む週刊誌に登場するグラビアアイドルや、夫がこっそり観ているアダルト動画に出演するAV女優、果ては通りすがりの若い女性にまで敵意を抱くモンスター。その背後にあるのは、自らの老いに対する過剰なコンプレックスです。夫の目が少しでも若い女性の姿を追いかけようものなら、「若いコなら誰でもいいんでしょ。悪かったわね、オバサンで」などと、「イヤな女」感タップリの皮肉が飛び出します。かわいらしい嫉妬ならいいのですが、もはやかわいらしい姿はどこにもありません。そんな行為は即刻やめて、後の回にご紹介する夫婦関係改善のための建設的な努力を始めてください。■4. 妄想暴走族ネガティブ思考と被害妄想に取りつかれ、激しい思い込みも相まって、最悪の事態を限りなく現実の出来事のように妄想してしまうのが「妄想暴走族」。例えば、夫の携帯に届いた女性からの一通のメール。女性は夫の同僚で、仕事上の待ち合わせのためのメールかも知れないのに、一瞬にしてその女性と夫がホテルの一室で密会している光景をありありと妄想してしまいます。あんなことやこんなこと、いやらしいこといっぱいしている! キーッ! 悔しい! 自ら作り上げた妄想に追い詰められて、ヒステリーやうつ状態に陥り、夫を悩ませる妻もいます。不安に思うことがあるのなら、妄想を暴走させる前に落ち着いて夫と話をする。まずは冷静になってください。■5. つもり満点妻ネガティブ思考の塊のような妄想暴走族も困りものですが、「自分は完璧」と思い込んでいる「つもり満点妻」もまた、かなりキケンです。「理想の妻」を目指して、家事にも育児にも美容にも全力投球。それなのに、夫婦仲がうまくいかない…それは「完璧!」だと思っているのは妻のほうだけで、夫が望む「理想の妻」とはかけ離れた姿だからです。例えば夫は、妻にオーガニック料理教室だ、子供の習い事だと駆けずり回ってもらうことよりも、家族で素朴な家庭料理を囲み、のんびり過ごすことを求めているかも知れません。ところがつもり満点妻は、自分は完璧だと思い込んでいるため、自分が期待するような反応が夫から得られないと、途端に夫を責め始めるのです。自分が思う「理想の妻」だけに向かって爆走しているあなたは、要注意。チェックポイントは「私はこんなに頑張ってるのに認めてよ」という感情が湧いたことがあるかどうかです。頑張る方向が違うと、夫は褒めるどことかため息をつくようになります。■6. セレブ憑き何かに憑かれたようにプチセレブのマネごとに躍起になり、お金も夫の愛も目減りしてゆくのに、それでも惨めな演技をやめられないモンスター。女性は同性に負けたくないと、虚栄心を出しやすい生き物。女同士で話していると、つい「幸せな自分」を演じたくなります。とは言え夫婦仲は冷戦状態なのに、「うちは今でもラブラブで」などという真っ赤なウソは、さすがにつきづらい。そこで妻たちは、「経済的に不自由していない自分」を演じるのです。無理をしてブランド品を買い揃えたり、明らかに分不相応な旅行を強行してみたり、家計を圧迫してまで必死にプチセレブを装う妻の姿は、夫にとってはモンスターでしかなく、幸せなフリを続ける妻本人も、本当の幸せに背を向けて突っ走っているような状態なのです。私の周りにもセレブ憑き妻がいまして、ゴージャスな生活をしていましたが、借金地獄に陥り引っ越してしまいました。「誰にも内緒で」と5人以上のママ友からお金を借りていたセレブ憑き妻もいました。■今回のまとめ昨今のSNSの普及により、誰もが自分の暮らしぶりをネットで披露し、また他人のライフスタイルをのぞき見することもできるようになりました。セレブ憑きが今後ますます増殖し、さらにパワーアップしてしまうのは間違いないでしょう。インスタセレブモンスターも登場しやすい時代です。インスタ借金に注意しましょう。夫の気持ちだけでなく、本当の友人も離れてゆく可能性があります。恐ろしい「メンタル系モンスター」たちに、背筋が凍る思いのあなた。けれどもこの分類のモンスターは、まだまだいます。「もうやめて!」と目を背けずに、もうしばらくお付き合いください。
2017年10月19日男は、褒めて伸びる生き物である。いろんな恋愛指南書に、このようなことが書かれているかと思います。私自身も、何度もそのようなことは書いたことがあります(笑)。とは言っても、褒めて喜ぶのなら、とりあえず褒めていればよいのか? 実は、タイプによって褒め方が違っているというのをご存知ですか?今回は「理系夫」を褒めるポイントをご紹介したいと思います。理系ほど曖昧なものを嫌う生き物はない「すごーい!」こんな言葉では、理系夫は絶対に喜びません。喜んだとしても社交辞令程度の喜びでしかないでしょう。なぜか。それは「何が」すごいかが全く伝わらないからです。理系夫には、何に対する褒め言葉なのかを明確に伝えることで、喜びは倍増します。例えば、お風呂掃除をとてもきれいに仕上げてくれたとします。「わーすごい!ありがとう!」よりも「お風呂のこういう部分なかなか汚れとれないのに、キレイになっててすごい!ありがとう!」のほうが断然喜ばれます。理系夫は基本的に感情論で話されても心に響きません。もっと言えば、感情論のような曖昧に感じるものを汲み取るのが苦手なのです。だからこそ、きちんと何に対しての褒め言葉なのかを具体的に伝えると「こんなにも喜ばれたんだ!」と理系夫も喜びます。アンサーへの褒め言葉は効果てきめん!理系の男性が得意なのは、議論などを通して1つの答えを導くことです。複数の曖昧な答えが好きではないため、女性の結論の出ない井戸端会議のようなものは一番苦手かもしれません。ちょっとしたことでも良いです。「リモコンの調子が悪いんだよね」と彼に伝えたとき「電池かえてみたら」と言う答えを導き出してくれたのなら、実際に電池を変えてみましょう。「電池かえたら、ちゃんと動いてくれた~壊れたかと思ってたから…ありがとう」ポイントは、彼が導き出してくれた答えに対して、何かしらの好反応があった場合、そこをしっかり褒めるということです。人間関係でも、子育てに関してでも良いです。どんなことでも相談のアンサーが返ってきたことに対して「○○の件、あなたに相談して良かった。こうなったよ」と結果報告と言う褒め言葉を伝えることで、彼の自己顕示欲が満たされ、あなたに必要とされていると実感することができます。計画を立ててもらうと威力を発揮する!理系夫は「なんとな~く」で動くことが苦手です。そのため、できるだけ計画性を持った行動を好むのです。よく恋愛相談をうけるとき「私が予定ばかり決めて彼は何も決めてくれません」と嘆く女性が多いです。実際に、女性が何かと計画を立てることが多いですが、これは「男は計画を立ててくれない」という思い込みからくることも多いのです。例えば旅行を考えるにしても、彼がテンションの上がるポイントをつくことで、彼が途端に計画魔になってくれます。実は、私の夫も理系夫なのですが、自分の興味がある旅行の場合は、勝手に予定をたててくれ、それがかなり細かい計画なのです。もちろん、予定が狂うこともありますが、それに対して「あなたが計画を立ててくれたから、とても楽しい時間を過ごせたわ」としっかりと褒めてください。いくら計画を立てることを得意とする理系夫でも、愛する人が喜んでくれるかは不安を感じるものです。そんなときに、しっかりと褒めることで、それが自信になりプライベートでも彼が率先して動いてくれるようになります。理系夫のポイントは、なんと言っても「曖昧にせず、明確な褒めを伝える」ことです。柔軟な男性ではない分、察する能力は薄いですが、しっかりと伝えることで自分がどれだけ愛する人を喜ばせ幸せにしているかを実感できます。そして、その能力を思う存分してくれるようになりますよ。
2017年10月09日「褒めても、全然相手に伝わってない」なんてことありませんか? それは、褒め方や褒めるポイントが間違っているのかもしれません。男って~と一括りにしてしまうのではなく夫のタイプを理解して上手に褒めることで、いつの間にか自分の手の上で転がすことができるかも?そんな「タイプ別夫の褒め方」、今回は猫系夫の褒め方をご紹介します。猫系夫はgoing my way!猫系夫をもつ女性が揃ってこんなことを言います。「夫は我が道を行くってタイプで、マイペースっていうかなんというか…」そう、自分のペースを大切にする傾向にあります。そのため、一緒に行動していても違うことが平気で出来るタイプです。でも、これは裏を返せば「一緒にいること」に重きを置いているということです。一緒にいるから一緒なことをしなければいけない、なんてことはなくて、「一緒にいる」それだけで満足していられるのが猫系夫なのです。ある女性は「寿司屋に行ってるのに、お寿司の気分じゃないのか唐揚げとか頼んで楽しんでる人だよ」と呆れていました。何かしら共有していなければいけない! なんてことで縛っていると、相手がそっぽを向いてしまうかもしれません。褒めるときは「定番」より「違う」ことを猫系夫を褒めるときのポイントは、いくつかあります。そのひとつが「予想外」な部分をほめるということ。例えば、「洗濯物をたたんでくれるの本当に助かるわ」と言うのではなく、「たたみ方キレイだよね」と言う具合に、褒めるポイントを少しずらすことで、相手にとってグッとくる褒め言葉に変わっていきます。と言うのも、猫系夫は興味があるものに対して好反応を示してくれます。そのため、右から左に抜けていくような褒め言葉では、あまり心に響かないのです。猫系夫を褒めても、あまり反応を示してくれないと思っていたのなら、少し角度を変えた褒め方をしてみてくださいね。さり気なさを褒める猫系夫は、なんと言っても感情が読めないというところが最大の特徴ではないでしょうか。彼なりに意思表示を示しているつもりですが、こちらにすればとにかく伝わらない!実際、感情を表に出すことが苦手で、どうしても最初はとっつきにくい印象を持たれます。しかしそれは感情に流されない、自分を持った男性と言うことにもつながってきますので、その分冷静に物事を見ています。そのため、さり気ない気遣いをしてくれること多いのではないでしょうか。もしかしたら、なかなか気づきにくいほどのさり気なさかもしれませんが、彼が自分に対してとってくれた行動を観察してみてください。きっと、あなたへの優しさがそこかしこにちりばめられてくれています。そしてそれを喜ばれたいからしているのではないため、それについて褒められると、猫系夫はあからさまな態度として示さないまでも喜んでくれているはずですよ。態度で示すことで伝わるものもある何でも自分でこなしてしまいそうな猫系夫ですが、実は打たれ弱い面も持ち合わせています。そのため、弱ったときに下手くそに甘えてくることがあるでしょう。そんなときは「どうしたの?ちょっと変だよ~」などと茶化してはダメ!甘えてくれるのは、妻として信頼し心を最大限に許しているからこそ。頑張りを褒めるようにとことん甘えさせてあげてください。いつもの素っ気ない彼に戻ったとき、きっと充電完了した証拠ですよ。猫系夫は、基本的に干渉されず自分の時間を大切にします。でも夫婦になってから分かる、二人の距離感の心地よさがあるのではないでしょうか。いつまでも恋人気分!と言うよりも、ひとりのパートナーとして信頼し合え良い距離感を保てる、そんな彼と二人だけの心地よい距離を褒めることを混ぜつつ見つけていってくださいね。
2017年09月24日「男は褒めて伸ばす!」これは間違ってはいません。しかし、褒め方を間違えてしまうと、褒められたと感じないどころか「自分のことをなにも解っていない妻」のレッテルを貼られることも…。「タイプ別夫の褒め方」、今回は犬系夫の褒め方をご紹介します。犬系夫は愛情表現が豊かだが嫉妬も深い犬系夫は、とにかく愛する人への愛情を惜しみなく注ぐことが出来るタイプです。社交的で、周りに人がいる愛され男子。ただ、ちょっと嫉妬深い部分があり、それを隠すこともなく「モヤモヤしてるのに、なんで我慢しなくちゃいけないんだ?」と開き直るほど。「大人の男なら顔に出すなよ!」と突っ込みたくなるかもしれませんが、ストレートに気持ちを出すことも、犬系夫の特徴です。嫉妬心をあおることは、恋愛テクニックによく書かれていますが、犬系夫にはそれは逆効果。愛情と素直な気持ちで返すことが、犬系夫と仲良く続けるポイントになります。犬系夫は従順な分、ルールを重んじる犬系男子はとにかくモテる人が多いです。愛情表現もストレートですし、甘え上手、とにかく母性本能をくすぐってくれます。しかしその分、ルールを重んじる傾向にあるため、社会的な悪はもちろん、マナーやちょっとした身近なルールなどにも少しうるさくなります。しかしそれは、あなたを思ってのこと。無下にあしらうのではなく「本当だ、頼りになるわ」と褒めることを忘れずに。褒めて伸びるタイプ!とことん褒めて褒めて褒めまくる!犬系夫の特徴は、愛する妻に褒められることが生きがいです。そのため、どんな些細なことでも感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。ゴミ出しひとつ、洗濯物ひとつ…ぶっちゃけ「こっちは日常的にやってるんだから、お礼されるようなことでもないよね」と思うかもしれません。しかし、ここで「ありがとう!すごく助かるわ」と笑顔で伝えることを忘れないで。ありがとう+笑顔。これを当たり前にする必要があります。気分が優れないときも尾っぽを振って、褒めてくれるのを待つ夫に冷たい態度をとった場合は、メールで良いので感謝を伝えてください。当たり前になりすぎて、感謝することをおざなりにすると、自分を必要としてくれる女性に目を向けてしまい、その女性を恋してしまうことも。そうなってしまうと、彼の心を取り戻すことは困難になります。甘えるのではなく甘えさせることがポイント犬系夫の場合、どちらかと言えば甘えるほうが大好き。時として、子供に嫉妬するなんて面倒くさいことも(笑)。決して「父親なんだから、いつまでも恋人気分でいないでよね」なんてこと言わずに、甘えさせてあげてください。「仕事遅くまで頑張ってるよね」と言いながら膝枕してあげる。「子供寝かしてくれる良い夫はなかなかいないわ」と言いながらギューッとする。褒めにプラスして、甘えさせるような行動をとることで、彼の承認欲求がぐんぐん満たされていきます。もし「これをしてほしいな」と思ったのであれば、即実行!甘えさせながら褒める作戦をすることで、彼はあなたの喜ぶ顔見たさにどんどんやってくれるようになります。犬系夫は思った気持ちを伝えるだけで良い一番大切なこと、それが、あなたが今感じている気持ちを素直に伝えることです。褒めて褒めて…でも「違うな」って思うことがあれば、それも素直に伝えて大丈夫。犬系夫は、隠しごとが嫌いです。「これしてくれて助かったよ、ありがとう!でも、こっちにしてくれると助かるな」このように、感謝の気持ちも素直に。でも、改善してほしいポイントも素直に伝えることで、彼は「こうすればもっと喜んでくれるんだ」と理解してくれます。犬系夫の最大の魅力は、そのポジティブな考え方。悪くとらえるのではなく、素直に聞き入れてくれる夫に、建前や誤魔化しなんてする必要はありません。大丈夫、我慢するのではなく乗り越えていく。そんなスタンスで接することで、もっともっと関係が深くなれますよ!
2017年09月23日夫婦関係において最も危険なのが、妻本人に自分がモンスター化しているという自覚がない状態。自分を変えるための最初の一歩である「気づき」を得るためのヒントとして、自分がモンスター化していないかのチェックポイントをぜひ参考にしてください。 前回 は、幸せな結婚生活を長期に渡り続けるためには、まず自分の短所を認識し「モンスターワイフ」という概念を理解するのが大事というをお話ししました。今回は早速、典型的なモンスターワイフの具体例をご紹介します。代表的なモンスターワイフ:ビジュアル系モンスター■ポイント1.スッピン忙しさを言い訳に、いつでもどこでもスッピンな女性。大人の女性のスッピンは、怠惰な心の表れです。いつまでも夫に愛される妻になるためには、キレイでいようとする努力が不可欠。外出時はもちろん、家の中でもときにはナチュラルメイクを習慣化しましょう。スキンケアを朝晩しっかりしているかたは、もちろん素肌美人で大丈夫でしょう。シミ・シワ・そばかす・くま・くすみを毎日食卓に腰掛けて見ていると、夫も「妻は美を保とうとする意欲がないんだなあ、俺も手を抜くか」と思ってしまいます。そして意外に見落としがちなのがヘアケア。艶がないゴワゴワ髪をゴムでくくっているだけではいけません。白髪もちらほら…カラリングをさぼってはいませんか。■ポイント2.ムダ毛ボーボー恋人・夫婦仲相談所に寄せられる、妻たちのお悩みトップ3、それは「夫の浮気(キャバクラ、風俗を含む)」、「セックスレス」、「ED」です。そしてムダ毛は、夫の「その気」を根こそぎ奪ってしまいます。「どうせ今日はセックスしないし」などと肌をさらさないことを前提に、お手入れを怠ってしまう。ムダ毛そのものよりもむしろその図太さこそが、夫から女性として見られなくなる大きな原因になってしまいます。ムダ毛ボーボーモンスターは、ゴムがゆるくなったパジャマ、ヨレっとするまで履きふるしたパンツを履いているのとイコールとみなされます。夫婦間に「男女の緊張感」がなくなると、夫婦の寝室事情は大打撃を受けることをお忘れなく。図太くなってはいけません。■ポイント3.どこでもジャージとにかく「楽チン」を重視して行動している妻は、自分のおばさん化を疑わなければなりません。「楽チン」だから、いつでもどこでもジャージ姿。ジャージで外出までしてしまう。さらに、お腹まわりが「楽チン」な服ばかり着ていると、ウエストサイズの変化にも鈍感になり、おデブ系モンスターへまっしぐらという恐ろしい事態に。ジャージなどは運動着であって、普段着でも寝間着でもないのに、常にジャージでフラフラ…これでは女性らしさも色気も、これっぽっちもありません。ゴムのスカートやパンツもニアイコールです。ゆるい服を着始めると、動作と言葉ががさつになります。男が抱く気も失せる男っぽい女性。体育会系モンスターに…。■ポイント4.三段腹もとはスリムな女性であっても、妊娠・出産によりお腹のお肉が増え、緩んでしまうのは避けられないこと。けれども出産後半年を目途に、できる限り体型を戻す努力を怠らないようにしてください。これを意識して行わないと、あっという間に取り返しのつかない状態になってしまいます。セックスレス状態に陥ると、満たされない性欲の代わりに食欲を満たすという行動に走る妻が非常に多いのですが、それは負のスパイラルに飛び込む行為。「出産してから太りやすくなった」といった言い訳やスナック菓子から身を遠ざけて、スタイルをキープしましょう。注釈:「ぽっちゃりした女性にしか萌えない」というタイプの旦那さんもいます。そこは夫の好きなタイプを見極めて、微調整してください。太めではあるが、ウェストのくびれはあるというのがかなり重要です。■ポイント5.楽だからショート女性が長い髪をかき上げる色っぽい仕草を好む男性は多いもの。しかし妻たちの中には、育児が始まった途端「楽だから」と、自慢だったロングヘアをバッサリとショートにしてしまう人がたくさんいます。おばさん化の兆候である「楽チン」。「楽チン」を重視して物事を選択する妻たちの耳に、「髪、切っちゃうの?」、「僕はロングヘアが好きなんだけど…」という残念そうな夫の声は届きません。「だってショートのほうが楽だから」、「私の髪なんだから、どうしようと私の勝手」と、夫の好みや意見をバッサリ切り捨てて我が道を行くエゴイズムは、まさにモンスターワイフのそれです。注釈:吉瀬美智子さんや吉高由里子さん、新垣結衣さんは短いじゃないか。はい。美しい小顔女優さんは別世界の女性と思いましょう。言いたいことは、夫の好みを無視するのはかわいそう、ということです。以上がビジュアル系モンスターワイフの例の一部ですが、いかがでしょうか?「そう言えば私も…」と、あなたをドキッとさせるモンスターはいましたか?真の問題はビジュアルの背後で病む精神!「ビジュアル系モンスター」だけに外見に焦点を当ててご紹介していますが、外見以上に問題なのは、モンスター的外見の背後にあるその精神です。「子どもがいて忙しいんだもの、自分のお手入れどころじゃない。キレイになんてしてられない」という、開き直った怠惰な態度。「楽チンが一番! 今さら夫の目なんか気にしたって…」という、夫の気持ちや意見を無視したエゴイズム。これこそが夫たちを大きく失望させているのです。実際夫たちから話を聞くと、「外見のモンスター化はまだ我慢できる。耐えられないのは内面のモンスター化」だといいます。そこで次にご紹介するのは、「メンタル系モンスター」です。「ビジュアル系モンスター」以上にあなたを震撼させること間違いなしですが、自分と向き合うことから逃げてはいけません。どうぞ自分の胸に手を当てて読み進めてください。三松さんの著書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月18日寄せられる数々のお悩みから、女性側にドス黒い闇の共通点があると感じる「恋人・夫婦仲相談所」所長・三松真由美さん。彼女たちに共通する闇とは? 全ての既婚女性に送る、女性がうちに秘めるモンスターの実態を解明します。「モンスターワイフ」という本を書いた理由夫婦仲相談所に寄せられるお悩み相談を読んだり、対面相談に来られるかたの様子を見つめていると「わかる、あなたの気持ちは痛いほど伝わります…」とうなづいて共感する反面、心の闇の奥底にひとつ、漆黒でカチコチに固い玉のようなイメージの「怖さ」を感じ取ることがありました。夫と平和に暮らしたいのに、新婚の頃の仲良い二人に戻りたいのに、どんどん夫と遠ざかるジレンマ。鬼気迫る様子…。私の目の前で、きれいな奥さんが子供のように声をあげて泣いている。でも、旦那さんは、この苛立ちが、少し怖くなっているのではないだろうか。だから、距離を置こうとする。会話がなくなる。表面的な気遣いしかしなくなる。この「怖さ」に自分で気づいてもらうには? とずっと考えていました。そして、言葉は強くなりますが、夫とうまくいかない妻の心のなかには小さなモンスターが生まれ始めていると表現しました。それが拙書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)を書いた理由です。わかりやすく伝えないと、悩める妻の方々は「すべてを夫のせい」にしてしまうのです。「私も悪いところがあるんですけど」という枕詞に「ほんとにそう思ってる?」と問い返したくなるほど「夫だけが悪い」の迫り方。そこに気づいてもらいたくて、モンスターというとんがった表現にしました。だれでも「モンスターワイフ」に変身してしまう危険性『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』を出版し、10年経った今でも「ものすごい衝撃を受けました」、「人生が変わりました」という読者の皆さんからの声が寄せられています。「モンスター」だなんて、ひどい言われよう…と思われるかもしれません。しかしどんな妻も、「モンスターワイフ」に変身してしまう危険性を孕んでいます。もちろん私自身もモンスターワイフでしたと、著書の前書きで猛省を伝えました。そう、どんな女性でも多かれ少なかれ潜む「イヤな女」の部分。これが暴走を始めた時、妻はモンスターワイフに変身し始めるのです。モンスターを退治して封じ込めよ不幸な結婚生活を送っていると思っている妻たちは、「かわいそうな私」像に気を取られ、「被害者」たる自分の短所は棚に上げてしまいます。そして夫ばかりを責め立てます。けれども問題をすべて相手の責任にして、相手を責めてばかりいては、状況は悪化する一方。問題を解決するためには、自分が変わるべき…というのは自己啓発書でよく目にする表現ですね。しかし、これは軟弱な表現です。私的表現は「モンスターを退治して封じ込めよ」です。自分のうちに秘めたモンスターは何か?と目を向けるほうがわかりやすいです。自分の中にいるモンスターは何だ!を知り尽くす。自分のどこを変えるべきか、そこをしっかりと具体的に認識しないまま、ただ漠然と「変わらなきゃ」と思っても、夫婦仲改善に向けての成果が上がるはずがありません。そしてモンスターがいなくなり、エンジェルが飛び始めれば夫婦関係も幸せなものへと戻ってゆきます。自分の中の「モンスター」を発見することが、夫婦仲改善の最初の一歩夫婦仲がうまくいかず、改善のための努力を続けている妻はたくさんいます。そして残念ながらその多くが「一生懸命頑張っているのに、何の変化もみられない」と感じ、そうした妻たちの苦悩が、私が運営する夫婦仲相談所に続々届いています。あきらめる直前で夫婦仲相談所を見つけてくださるので、内容はかなりヘビーなものばかりです。たしかに悩める妻たちは、努力を重ねているのです。女性誌を参考に「キレイな奥さん」を目指したり、夫の心を惹きつけるセクシーさを身につけようとしてみたり、家事を完璧にがんばったり。けれども夫の愛を遠ざける「モンスターワイフ」と化してしまった妻の「努力」は、夫の目にはモンスターの悪あがきにしか映りません。だから当然、夫婦仲は改善されない。すると妻たちは「私はこんなに頑張っているのに!」と苛立ち、さらにモンスター度を増していくという悪循環。だからこそ、自分の中のモンスターの卵を発見し、退治することが第一なのです。なぜそう言い切ることができるのか?現在、再婚してラブラブの生活を楽しんでいる私ですが、最初の結婚では大失敗を経験しました。当時の自分を振り返ってみて思うのです。あの頃の私は人間らしい優しい気持ちはありませんでした。自分のことや相手の状況を客観的に分析できる冷静さを失ったモンスターだったのだと。いま思えば、ひどい言葉を吐き散らし、怒り、不満げな顔を見せつけ、愚痴を言い、つねに不機嫌な妻でした。自分自身の苦い経験を踏まえ、長年にわたり多くの妻たちの相談にのる中で私が生み出した概念、モンスターワイフ。嫉妬心、猜疑心、依存心、エゴイズム、怠惰、無責任、無知、未熟さ、粘着質、見栄…こういったものが、モンスターワイフの卵です。こうした卵から生まれる典型的なモンスターワイフの具体例を、以降ご紹介していきます。あなたはモンスターワイフになっていませんか? あるいは、モンスターワイフの卵を抱え込んでいませんか?「私は大丈夫?」と、ぜひ自分で自分をチェックしながら読んでみてください。三松さんの著書『モンスターワイフ ― 幸せなふりはもうしない』(講談社)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月17日最後にご紹介するのは、非常に不幸な結婚生活を送ってきたにもかかわらず、「子どものために…」と離婚に踏み切れなかった女性のケースです。子ども側の意見を聞き出しました。H美さん:子どもの存在を理由に離婚に踏み切ることができなかった女性の娘どれほど切望していても離婚を決断できない理由として、多くの女性が挙げるのが「子どもがかわいそうだから」というもの。けれど望まない結婚生活を続けることが、果たして本当にお子さんのためになるのでしょうか?「子どものために」と離婚を選択しなかった女性のお嬢さんからお話を聞くことができました。「あなたがいなければ離婚してたのに」と言われた子どもの苦しみH美さんはいわゆる結婚適齢期の女性。整った顔立ちにスラリとした長身、仕事もできる素敵な女性です。彼女の父親は大企業で重要な役職に就き、いつも忙しい方だったそうです。母親はというと、夫は滅多に家にいないし娘も優秀で手がかからないからと、長い間趣味の世界に生きていました。ところが父親の役職が変わって長期出張や単身赴任がなくなり、家で過ごす時間が急に長くなり母親にとって非常に大きなストレスになりました。週末、あまりに露骨にイライラしているので、父親は身の置きどころに困り、好きでもない散歩にできるだけ出かけ、近所をブラブラしては申し訳なさそうに帰って来るようになります。そんな家庭の雰囲気がとてもイヤだったというH美さん。一番イヤだったのは母親が娘であるH美さんに、結婚生活に関する愚痴をこぼし始めたことだと。「パパが家にいるようになって、憂鬱で仕方がないわ」、「また単身赴任してくれたらいいのに」。「顔もみたくない」そしてH美さんにとって聞くのが最もつらかった言葉はこれです。「あなたがいなければ、パパとなんてとっくに離婚してるのに」親が子どもを愛するのと同じくらい子どもも親を愛しています。大好きなママが自分のせいで不幸な生活に甘んじていると知ったら、子どもはどれほどつらい思いをするでしょう。「親が不幸なのは わたしのせい?」実家から十分通勤できる距離の会社に就職したH美さんですが、両親の間の不穏な空気と頻繁に聞かされる母親の愚痴に耐えられず、就職と同時に実家を出ます。大人になった現在のH美さんは「母はいつも、離婚をしないのは私のためだって言ってましたけど。こうして私が自立した今でも、『大嫌いな父』と一緒に暮らしているんですよ。子どもがどうこう以前に、結局自分一人で生きていく覚悟がなくて、離婚に踏み切れないだけなんじゃないでしょうか…」とため息をつきながら言います。「あなたさえいなければ離婚している」。母親から子どもに向けられる言葉として、これは反則というべき言葉です。けれどH美さんのお母様もわざわざ娘を傷つけたくて言っていたわけではなく、不満だらけのつらすぎる結婚生活が、彼女にこんなことを言わせていたのでしょう。親の結婚ネガティブ思考は子どもに伝染するかもしれない母親の不幸な結婚生活は、H美さんの心の深いところに影を落としました。若くてきれいで頭も良いH美さんですが、真剣にお付き合いをした恋人は一人もいないといいます。現在も交際相手はおらず、結婚願望もなし。「でも、きれいだねって言われるでしょう?すごくモテるんじゃない?」と聞くと、「外見や仕事について褒められたり、食事に誘われたりすることはありますけど…でもなぜか、それ以上のことはないんです、本当に全然」とのこと。彼女は自分の恵まれた資質を鼻にかけて、ツンケンしているタイプの女性ではありません。非常に礼儀正しく、むしろ腰が低すぎるくらい低い印象です。それでも彼女の「(親密な交際は)本当に全然ない」という言葉を聞いて、何となく分かる気がしました。礼儀正しく友好的な彼女ですが、心のパーソナルスペースが広く、人を自分の心の深いところまで立ち入らせない印象です。特に男性は近寄りがたいのではないかなと感じました。身近な男女関係がボロボロだと恋する気持ちが萎えるのかH美さんは幼い頃から一番身近にあった、最も近い男女関係である両親の関係に絶望しており、だからこそ恋愛や結婚といったものに希望を持てずない。「恋も愛も男もいらない」という男性に近寄るスキを与えない雰囲気を放っているのではないかと思いました。若く美しい女性が、恋愛やその先にある結婚にまったく希望を持てずにいるというのは、何とも悲しい話です。それでも彼女のお母様の「子どものために離婚しない」という選択は正しかったと言えるでしょうか? このケースとは逆に、離婚後幸せな再婚を果たした女性のお子さんが自分の実の父親とだけでなく、自分の母親を幸せにしてくれている母親の再婚相手とも良い関係を築いている例も私は知っています。そしてドキッとする事例ですが、子どもの頃から両親の不仲を見ていたので自分を求めてくれる男をすぐ好きになってしまう、セックス依存症になってしまった女性の話も多数聞いています。「ママはパパに指一本触れられたくないって言ってたけど、私はそんなみじめな女になりたくない!」という言葉を聞きました。「夫との生活は不満だらけだけれど、子どもがいるから離婚など考えられない」そう思って夫を憎みながら日々を過ごし、老いてゆくかたは熟考の余地ありです。将来、子どもが恋愛に夢を持たなくなるor派手な男女関係を求める可能性もあるということです。○離婚をしないのは、本当に子どもが不幸になると確信しているからか○自分がその後の生活、世間体に不安を抱いているだけではないのか○精神的に不幸な結婚生活を続けていくことが、本当に子どものためになるのか○子どもに「あなたもママみたいな恋をして幸せな結婚をしなさい」と背中を見せることができるか慰謝料・養育費など経済的なこと、仕事のこと…課題は山積みです。しかし、そこに目をつむるとポジティブ離婚は逃げてゆきます。以上、4回にわたり『ポジティブな離婚』の実例をご紹介してきました。離婚というとつい、離婚後の生活の変化や経済的な問題、もう一度「おひとりさま」になること、「バツイチ」になること、子どもへの影響等々、ネガティブな想像ばかりしてしまいがちです。けれど離婚を新たな幸せへの第一歩とすることができるケースもたくさん存在することを、決して忘れないでください。離婚はもちろん大変な作業ですが、そこを通過してこそ得られる大きな幸せがあなたを待っているかも知れないのです。三松さんの離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページのプロフィールから。
2017年09月03日今回は前回ご紹介したA子さんとSさんのケースとは異なり、結婚前から二人の間に問題があることが認識されており、それを克服するために努力したものの、力尽きてしまった女性のケースをご紹介します。Rさん:結婚したら忍耐がつく!と思うなかれ。我慢できないものは我慢できないRさんの場合は、結婚前から自分の結婚生活のネックになるであろう要因を認識していました。二人の生活スタイルが真逆なのです。Rさんは仕事でもプライベートでも世界中を飛び回る生活。対する夫は郊外のマイホームで、妻と二人の子供と落ち着いた幸せな家庭を築くことが長年の夢。「家のことは僕がするよ」は本当か自分は彼の夢を一緒に叶えていける妻になれるだろうか…Rさんは不安に思っていました。それでも熱烈な恋愛の末に「家のこと、子供のことは、僕ができるだけ頑張るよ」という彼の言葉に背中を押され、ついに結婚に踏み切ります。この駆け引きは、一般的に女性ほとんどが陥るプロポーズです。庭付き一戸建ては、閉じ込められたラプンツェルの塔そのもの結婚後すぐに、二人は一軒家を購入。「僕の夢だから」と新居にかかる費用は夫のほうが多く負担してくれました。Rさんも以前のように気ままに旅行三昧というわけにはいきません。また都市中心部のコンパクトなマンションでの生活に慣れ切っていたRさんにとって、郊外の庭付き2階建ての維持は、夫がかなり頑張ってくれたとはいえ、想像以上に時間もエネルギーも奪われる作業でした。そして、夫の最大の夢である子供の問題。なかなか子宝に恵まれないRさんは、不妊治療を始めます。それまで以上に時間とエネルギーを奪われる毎日。そこに夫の期待に応えたいというプレッシャー、さらには孫を心待ちにしている夫の両親からのプレッシャーまで加わることに。夫と義父母からのダブルプレッシャーは妻を4倍疲弊させるものです。Rさんには次第に夫の夢のお城が、自分を閉じ込める牢獄のように思えてきます。家や庭の手入れに追われる。孫の誕生を待つ夫の両親に作り笑いを浮かべる。Rさんは独りぼっちになったような気がしていました。相手を好きだという気持ちだけでやっていけると思っていた結婚生活。フタを開けてみれば思ったよりもずっと大変で我慢の連続。子供に恵まれず、そのせいで夫の両親のみならず、夫までもが自分を急き立てる敵のように見えることになるとは。アクティブな国際派のRさんと、穏やかで幸せな家庭を何よりも望む旦那さんとの結婚は、うまくいくのだろうかと仲間内でも心配されていました。このまま結婚生活が破綻したら「ほら、やっぱりね!」「だから言ったのに…」と、みんなに愛想を尽かされてしまうのではないか。Rさんはどんどん自分を追い詰めてしまい、うつ状態に陥って専門家のカウンセリングを受けるようになります。このままでは自分が自分でなくなってしまう…Rさんはついに離婚を選択。 同じ生活スタイルの男性が出現離婚はRさんを心身ともに疲弊させましたが、それでもようやく再び自由の身になった時、Rさんは自分の人生を取り戻した安堵感で一杯になったといいます。もう一度自由に生きることができればそれだけでいいと思っていたRさんですが、離婚後しばらくして素敵なパートナーが現れました。彼はRさんよりひと回り年上の離婚経験のある男性で、Rさん同様仕事に旅行にあちこち飛び回るライフスタイルを愛する人。結婚や子供を持つことに特別な憧れを抱いておらず、Rさんにプレッシャーを与えることもありません。現在二人は同棲という形を取っていますが、彼とならいつか再婚という話になってもいいとRさんは考えています。「好き」という気持ちが永遠に継続するかは心がけ次第相手を好きだと思う気持ちだけで結婚に飛び込むことはできるかも知れません。しかしその最初の気持ちだけで結婚生活を維持していく夫婦はわずかです。夫婦は運命共同体。二人を取り巻く環境変化やアクシデントに「好きだから」という気持ちはしぼんでゆく場合があるのです。二人の間での選択や決断が、自分の人生にダイレクトに影響を及ぼします。夫婦として家族になった以上、相手の家族が自分の人生に立ち入ってくることも避けられません。そして、そうした状況が結婚前の想像をはるかに超えて困難なものである場合、Rさんのように精神の不調につながってしまうことも。またRさんのように真面目で責任感の強い人ほど、「自分で考えて自分で決めた結婚なのに、離婚を選んだりしたらまわりに何と思われるか…」と思い悩んでしまう傾向があります。けれど人にどう思われるかをどれほど気にしても、他人はあなたが苦しんでいる責任を取ってくれるわけでも、あなたを幸せにしてくれるわけでもありません。世間体は捨てる! 自分にとってよりよい未来を追求することを選択してください。離婚&再婚に関する著書『堂々再婚』(WAVE出版)は、ウーマンエキサイトページの三松さんのプロフィールから。
2017年09月02日私は「恋人・夫婦仲相談所」の所長として、相談者の皆さんに日々さまざまな角度から夫婦仲改善のためのアドバイスをしています。皆さん、離婚ではなく改善を目指して訪ねて来られます。お話を聴いていると、中には関係改善を目指すのではなく、夫婦関係の解消という道を選択したほうがお互いに幸せになれるかもしれないと推測できるご夫婦もいらっしゃいます。ポジティブな離婚!? 次の幸せをつかむための『ステップ1』としての離婚ととらえる夫婦の3組に1組が離婚するという現実もあり、離婚に関するネガティブなイメージは一昔前よりもだいぶ薄らいできたように思います。それでもいざ自分自身の問題として、離婚を考えるようになったら…その時にはきっと、離婚後に起こりうる問題、デメリットばかりを想像してしまい、離婚によって手に入れることができるかもしれない幸せな未来やメリットは打ち消されてしまう方が多いです。私自身2度の離婚を経験しています。様々なことを学習し、猛省しました。現在は3度目の結婚をして、とても幸せな毎日を送っています。まさにポジティブ再婚成功者です。そんな私から、離婚を選択したほうが幸せになれた方、つまり『ポジティブな離婚』を選択された方の例をご紹介したいと思います。Jさん:「手がかからない女だと思って結婚したのに…」と 言われた女性Jさんは仕事熱心で、プライベートではかなりドライな感覚の持ち主でした。結婚についても、「長い人生何が起こるか分からないので、いざという時に助け合える相手がいたほうがいい」と考え、まだ若いうちにいわゆる『3高』男性との結婚をあっさり決めました。旦那さんはいつも仕事で忙しく、二人で過ごす時間はほとんどありませんでしたが、Jさん自身仕事が充実しており、友達が多く実家との行き来も多かったので、「結婚なんてこんなものだろう」と思っていたそうです。ところが旦那さんの転勤でまったく馴染みのない地方に引っ越すことになり、新天地でJさんが見つけた仕事は以前ほどやりがいのあるものではなく、以前ほど忙しくもありません。友達とも実家の家族とも遠く離れて、それまでに感じたことのない寂しさに悩まされるようになったJさん。新生活について、新しい仕事について、自分が抱える寂しさについて、一緒に暮らしている旦那さんに相談したくても、彼は自分の仕事で手一杯。話を聞いてもらおうとしても邪魔者扱いされ、「手がかからない女だと思って結婚したのに…」などと言われてしまう始末。そうこうしているうちに妊娠・出産についても考えなければならない年齢になってきたJさんがそうした話題を切り出しても、「こんなに忙しいのに、子供なんて考えられない」の一点張りで、話し合いに持ち込むことすらできません。そしてようやく、Jさんは気づきました。「私は自分の話を聞いてくれる人、困った時や悩んでいる時に、味方になってくれる人を求めているんだ! 今後そういう人とめぐり会えるかどうかは分からないけれど、一緒に暮らしていながら私の存在を無視し続けている夫と夫婦でいるよりは、一人になったほうがずっと寂しさも惨めさも小さくなるはず」と。仕事で忙しく、家で過ごせる時間が限られることは仕方がないにしても、困っている妻の話に耳を傾ける気がまるでない夫。そのことがはっきりと分かったJさんは、離婚を選びました。その後地元に戻り、再びバリバリ仕事を始めたJさん。しばらくすると素敵な出会いがあり、今ではお子さんにも恵まれ、とても幸せそうです。もしもJさんが○私の結婚生活はまったく幸せなものではないけれど、経済的にラク○もう若くないし、『バツイチ』って言われちゃうし、世間体が悪い○子供にパパがいないのはかわいそう○離婚したところで、幸せな未来が待っているわけでもないと、自分の不幸な現状に甘んじる道を選んでいたら? 彼女の今の幸せはあり得ません。Jさんの離婚はまさに、『ポジティブな離婚』の好例と言えるでしょう。自分が何を食べたいのかきちんと認識しないまま、何となくお蕎麦屋さんに入ってしまった。入ってみてから、自分はカレーライスが食べたいんだと気付いた。お蕎麦屋さんでどれだけ待ったところで、カレーライスは出てきません。自分の望むものが手に入らない場所で延々不満を募らせよりも、自分が本当に欲しいものを探しにその場を後にしたほうが、幸せな未来への『足がかり』になることは言うまでもありません。次回は結婚前にお互いのこと・お互いが求めているものを理解していたものの、時が経つにつれて夫婦としてやっていくことが難しくなってしまったご夫婦の例をご紹介します。
2017年08月26日蒸し暑い夜、夫婦のもめごとのタネになるのが、エアコンの設定温度。どの夫婦の寝室でも、暑がりな夫と冷え性の妻による攻防が日夜繰り広げられているのではないでしょうか。思いきって寝室をわけるか、どちらかが耐えるか…。実際、ママたちはどうしているのか調査しました。■ケース1 夏は寝室をわけることに決めた夫婦の場合思いきって別室で寝ることにした夫婦。なぜ、どうやって、その結末にいたったのでしょうか。●「最初は我慢していたけれど、のどが痛くなるし、ついに風邪をひいたので、それから別々に寝るようになりました。たかがエアコンの温度設定でケンカしなくなかったし、夫婦円満のためにも一緒に寝る必要はないと思います。涼しくなったらまた同じ寝室に戻ります」(31歳・小学4年生のママ)●「子どもができてからは、夫だけ別の部屋で寝ていました。でも、小学校中学年くらいから、息子も夫の部屋のほうが涼しくていいと寝室を変えてしまって…。男はみんな暑がりなの!?」(42歳・小学6年生のママ)●「わたしはとても寒がりだけど、夫は汗っかきで冬でも家では半袖で過ごすほど。そのため、一年通して別室でしたが、さすがに冬はさみしいので、湯たんぽなどを使って同じ部屋で寝ています。夏も毛布などでがんばろうと思うのですが、冷房が苦手なもので…」(30歳・2歳児のママ)●「結婚当初は、夫が冷え性のわたしに合わせてくれていましたが、寝汗がひどくてシーツやふとんカバーの洗濯が大変! ストレスをためないよう、別室で寝るようになりました」(31歳・2歳児のママ)お互いが快適に過ごすためには、あえて寝室をわけるという方法もあります。温度の感じ方は人それぞれなので、無理に合わせないほうが体のためにもいいかもしれません。 ■ケース2 夏でも一緒に寝たい! 夫婦の場合たとえ体感温度が違っても、夫婦同室を選ぶ家庭も。そこには、涙ぐましい努力も見られます。●「夫に合わせると寒くて寝られないので、寝袋の中で寝ています。毎日がキャンプのようです(笑)」(40歳・小学2年生のママ)●「天井からカーテンをつるし、風が自分のほうへこないように工夫しています。カーテンで仕切られるので別屋で寝るのとあまり変わりませんが、離れて寝るのは夫が嫌がるので仕方なく…」(32歳・5歳児のママ)●「経済的にもエコの面でも冷やしすぎはよくないので、夫に電気使用量などの数字を見せて説得しました。子どもからも『電気の無駄づかいはダメだよ』といわれたのが決め手となり、夫は渋々承諾。なんだかんだいってもちゃんと眠れているようなので、温度を上げても問題ないのだと思います」(38歳・小学3年生のママ)●「寝る前に寝室を冷やしておいて、寝るときには弱くしてタイマーで切れるようにしています。夫より遅く寝室へ行けば、寒すぎるということはありません」(40歳・小学3年生のママ)●「実はわたしのほうが暑がりなので、夏になると夫が厚着をしていて申し訳なく思っていました。体のためにも冷やしすぎはよくないし、今では夫に合わせるようにしています」(39歳・4歳児のママ)●「ひんやりする寝具や氷枕を活用しています」(39歳・小学1年生のママ)●「独身時代から温度問題でケンカすることが多かったので、結婚後は同じ部屋でもベッドをわけるようにしました。いつもは2つのベッドをくっつけて寝ていますが、夏は離してエアコンの風があたりにくいところへ避難します」(37歳・4歳児のママ)便利グッズを活用したり、風があたらないように工夫したり。さらには、寝袋を使ってまで同室で寝る夫婦愛に泣けてきます。たかがエアコンの温度設定ではありますが、快適さが失われるとぐっすり眠ることができず、体にもよくありません。だからといって、自分の希望を押し付けるだけもよくないでしょう。同室・別室のいろいろなケースを参考に、お互いにとってよりよい方法を探っていけば、ケンカにならずにすみそうですね。
2017年08月20日「うそをついてはいけません」子どものころ親や先生にも教わりましたし、自分が親になってからは子どもにも言ったことがある人も多いと思います。でも、夫婦間でもうそはどうでしょうか? ずっと一緒にいる夫婦だからこそ、嘘も方便ということもあるのかもしれません。Q.パートナーにうそ、ついたことある?1.ある 86.4%2.ない 8.5%3.わからない・どちらとも言えない 5.1%あるという人が86.4%と圧倒的に多い結果となりました。夫婦は何十年と一緒にいるパートナー、多少のうそをついても波風立てないことが円満の秘訣なのかもしれません。■夫婦円満のためのうそもある夫婦生活を続けるためのうそをつくことはあるという人が多いようです。これは女性だけに限らず男性からも同様の意見がありました。相手を騙したり、陥れたりというのではなく、むしろ傷つけないための思いやりのうそなのかも。「波変えたてたくないので、正直にいうと機嫌が悪くなりそうなときにはうそつきますね」(神奈川県 40代女性)「良い意味でも悪い意味でも少なからずありますね」(三重県 40代男性)「言わぬが花」(福島県 40代女性)「ない!という方がいるのがすごい。たとえ些細なことでもうそはうそ。私はうそをつかずに夫婦生活をするのは難しいと思います」(岐阜県 40代女性)■私は、うそをついたことはありません!うそはうそ。いいうそなんていうのはきれいごとでしょ? 私はうそはついたことがないです! という人もいました。うそをつくというよりは、言わないことにする人も。「うそをつくより話さないという選択肢をとる」(千葉県 30代女性)「うそをつくのではなく、つかれるほうです」(千葉県 40代女性)「お互いに自分の世界があるのが当然ですし、ごまかすようなうそは身に覚えがあります。ただし、騙すようなうそは嫁に言ったことはありませんね」(神奈川県 40代男性)■女性がうそを言うときはお金のこと男性のうそは、女性絡みが多いと思いますが、一方女性がうそをつくときにはお金絡みが多いようです。何気なく買い物の会話した時のことを思い出してみて。実はその買い物の金額、桁が1つ違うのかも…。「高い買い物をしたときは大体6割くらいの値段を言う」(徳島県 40代女性)「金額について安めに言ったりする」(埼玉県 40代女性)Q.パートナーにうそ、ついたことある?アンケート回答数:6233件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年08月20日「旦那と結婚が、私の人生の最大の汚点」「自分の生命保険で借金を返してほしい」ゾッとするような言葉が並ぶ「旦那デスノート」と言うサイトをご存知でしょうか? 日頃の夫への不満や「死んでほしい」と思うほどの苛立ちを吐き出すための場所として、話題になっています。このサイトで気持ちを吐き出してスッキリするという方法もありますが、実はこの方法は必ずプラスに働くとは限りません。■ストレスを吐き出してスッキリする人と倍増させる人まず、旦那デスノートなどを見ていると、スッキリする人もいれば、そうではない…むしろ憎悪が増しているのでは? と感じる人もいます。同じことをしているのに、なぜこんなに気持ちが違ってしまうのでしょうか。・愚痴と悪口をはき違えてしまう愚痴と悪口、どうしてもイコールで考えがちですが、スッキリ度合いからすれば、全く違ってくるのではないでしょうか。スッキリする人の多くは、愚痴を言っています。「夫が毎日帰ってくるのが遅いから片付けが遅くなる!」「夫が毎日帰ってくるのが遅い。仕事できない男だよね。しかも片付けもしないから生きてる価値があるのか」この場合、上が愚痴で下が悪口になります。このように、愚痴は現状に対する不満などをこぼすこと、悪口はその人を否定するような発言をすることかと思っています。そのため、悪口を言うとそれが耳に残り「ほら、使えない男」「やっぱりダメな男だ」と嫌悪感を膨らましていく結果になります。■上手に愚痴ろう!愚痴を吐き出すことは、とても大切です。気心知れた友人に話すと、当然気持ちもスッキリし他人の愚痴も聞ける心の余裕も手に入れられます。この時のポイントは「話してスッキリした!」と声に出して言うこと。ただひたすら愚痴をこぼし続けても、それが解消されるのは最終的に「自分自身」であるため「吐き出してスッキリしたよ、ありがとう」と笑顔で伝えることが大切です。また、愚痴を言った後こそ気分転換になる行動をとるようにしましょう。例えば、友人と食事中に愚痴を言い合った足でカラオケで発散するスポーツをする等、自分たちが口でスッキリしたあとに身体もスッキリさせると、心身ともにストレス発散の効果を発揮します。もちろん、これは一人でいるときも一緒で「書いてスッキリした!」と声に出して、好きなことをするようにしましょう。■ポジティブな気持ちをもつ対象を探す夫にイライラする人は、実はまだ気持ちがあるからこそなんです。相手への期待があるからこそ、その期待が裏切られた気持ちになりイライラしたり、過去の彼を思い出して「昔はこうじゃなかったのに」とイライラするのです。ハッキリ言えば、相手に何も求めず期待もしないことが一番手っ取り早いのですが、それでは下手をすれば仮面夫婦になる可能性も…。そうならないためにも、感情の矛先を別の人(物)に変えてみるのが一番です。ポイントは「子供」にならないことです。子供の場合、大きくなり自分を頼らなくなったときに苦しい思いをするため、できるだけ家族以外で探してください。ある友人は、最近になってあるアーティストのファンになりファンクラブに入りライブにも定期的に行くようになったそうです。そうなると、友人は「許される範囲なら、自分が楽しめるものを遠慮なく楽しむ」ようになり、細かい部分も気にならなくなっていったそうです。夫へのストレスを感じる妻の多くは、家族を大切にしすぎているのです。自分を犠牲にして、家族のためだけに自分の時間をささげているため、イライラした感情も敏感になりがちに。結婚していても、子供がいても自分の気持ちは自分のもの。もちろん、家族を傷つけるのはよくありませんが、家族もそして何よりも自分が笑っていられる環境を自分で見つけると、旦那デスノートに投稿するよりも楽しい毎日を送ることができるかもしれませんよ。
2017年08月19日好き合って結婚したにもかかわらず、離婚が頭によぎる生活は、つらいものですよね。どうしても気持ちがさめてしまい「あいつのことはもう愛せない」と思わせてしまう妻がいます。ヒステリックな妻? 金銭感覚が違いすぎる? もちろん、そのような部分も愛が冷める原因になりますが、実は何気なく過ごしている生活の中で「嫌いだ」と思うことがあるのです。いったい、どんなときに夫に「嫌いだ」と思われてしまうのでしょうか。夫に嫌われる妻とは■「夫には何を言っていい」と胡坐をかく妻交際中は気持ちを押し殺して「嫌われないための行動」をとっている女性も少なくありません。しかし、結婚してお互いの気持ちが安定すると、妻もついつい素の自分を出していくようになります。もちろん、これ自体が悪いことではありません。しかし「親しき中にも礼儀あり」と言うように、夫婦であっても一線を越えた発言をしては、相手の心を傷つけてしまいます。「何でも言える関係=いい夫婦」では、ないのです。ある女性は、冗談でよく「邪魔~!」「二人でデートとか嫌だ」「ウザい~」と言う発言をしていたのですが、彼女にとっては深い意味もなく、笑いの延長線上だったのですが、彼がある日「いい加減にしろよ。俺、最近のお前本当に嫌い」と言われたそうです。夫にとってみれば、存在価値を否定されたと同じこと。このように、何気なく話の中で相手を傷つけるような発言をしていた場合、少しだけ言葉を選んでみましょう。■自分のことを棚に上げる妻いろんな女性から「夫は自分のことばかりで、家のことは何もしてくれない」「いまだに子供と上手に遊べない」など、不満の声を聞きます。もちろん、家に帰ればゴロゴロしてなにも協力をする気がない夫であれば、イラっとすることもあるでしょう。しかし、本当にそれは自分だけが頑張っていることですか?ある自営業の男性は「妻から一度も「何か手伝うことある?」と声をかけてくれたことはない。にもかかわらず、家のことしろ!子供くらい見ろ!と自分のことは棚に上げて文句ばかり…不満が溜まって、今では何のために結婚しているか分からなくなるほどです」とため息をついていました。何も、一緒に仕事をしろとは言いません。彼の仕事への労いやちょっとしたサポートができることを声かけしてみるだけで良いのです。それをすることで、自分も相手のフォローをしたいと感じてくれるようになります。ついついやることが多ければ多いほど、自分だけと感じてしまいがちですが、夫は夫で頑張っていることがあることも、頭の片隅にいれてあげることで、伝える言葉がきっと見つかりますよ。■無自覚に周りと比べる妻男はナンバーワン、女はオンリーワンを求めるもの…。自分の本に書いたことがあるのですが、男性と言うのは自分の価値を数字で示すことが多いです。例えば告白された数や年収など、何かと数に関係するもので価値をはかろうとします。そんな男性にとって、周りと比べられることを女性以上に嫌います。よく女性はコミュニケーションの一環で、ご近所の人や友人の話をしますよね。そんなときに、相手の夫や家族の話を出すのですが、そんなときに「○○さんの旦那さん、昇進したんだって~」「今度のボーナスで海外行くとか羨ましいわ~」なんてことを言っていると、自分の価値が低いと男性は感じてしまいます。女性にしてみれば、比べているつもりもないし話題の一つに過ぎないのですが、男性はそうは感じません。「俺のことなんだと思ってんだよ」「比較ばっかりしやがって」と嫌気がさしてくる男性も少なくありません。心が狭い、小さい男…なんて思いますか?いま、頑張っている最大の理由は、妻や子どもたちが幸せに暮らせるようにです。その頑張りを否定されるような発言をされれば、誰だって嫌になっても仕方ないと思いませんか?夫に嫌われないために、妻がとるたった一つの行動夫が嫌いだと言いつつも離婚までしないのは、やはりそこに愛情があるからではないでしょうか。その愛情のカタチは交際中とは変わっていても、夫への愛があるからこそ、離婚することはとどまっているのです。でも、知らない間に「お前が嫌いだ」と言われるようになるのは、とても悲しいことです。本当に夫は妻であるあなたを突然嫌いになったのでしょうか。そんなことありません。夫は嫌いになってしまうサインを常に出してくれていたのです。会話が減ったり、子どもと自分への態度が変わったり、喧嘩腰になったり……。今までとは違う変化を見せてくれているはずです。それをしっかり気づくことが大切。そして、気づいたとき、あなたが嫌われないために取る行動があります。それが「自分から」です。自分から挨拶をする、自分から感謝の気持ちを伝える、自分からスキンシップをとる、自分から話しかける、自分から微笑みかける。自分からポジティブな行動を相手に見せていきましょう。夫婦の愛情は、そんなひとつひとつの小さな愛が土台になっています。それをしっかり固めるだけで、相手との関係が80%改善されたと言っても間違いではありませんよ。せっかく愛し合って夫婦になったのだから、いくつになっても笑い合っていられる関係でいるために、自分から一歩踏み出してみませんか?
2017年08月14日