俳優の奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(公開中)のメイキング映像が12日、公開された。○■映画『PLAY!』ゲームプレイシーンの裏側収めたメイキング映像今回公開されたのは、試行錯誤しながら行われたゲームプレイシーンの裏側を収めたメイキング映像。公開前日に解禁となった翔太(奥平)と達郎(鈴鹿)が放課後にはじめて出会い、オンライン上でゲームをする様子が描かれたシーンは、劇中での2人はお互いの家からオンラインゲームにログインし、ボイスチャットでやり取りをしながらゲームをするのだが、実際の撮影では奥平と鈴鹿は、撮影時にお互い相手のシーン撮りの現場に赴き、同じ空間で相手との掛け合いの芝居をしていた。メイキング映像では、翔太の部屋のシーンでスタッフから状況の説明を受けた後、ゲーム初心者・翔太を演じる奥平がPC画面に向かうそばで、天才ゲーマー・達郎として指示を出す鈴鹿、達郎の家のシーンでも同様に今度は鈴鹿の会話の相手役を裏で奥平が務めるといった様子が収められている。また、eスポーツを題材にした同作の要となるゲームプレイシーンは、監督が大まかな試合の展開を決めて「球が来た!」「亘が弾いた!」などの指示を出し、キャストがその情景を真っ黒なPCモニターの前で想像しながら演技。奥平と鈴鹿は「これまで経験したことのない撮影方法だった」と振り返っており、「最初と最後では撮影の仕方も違って、それが普段できない体験で新鮮でした」(奥平)、「画面にパラパラ漫画みたいに車とゴールが映し出されていて、監督が『ゴール!』と言ったらゴールの歓喜のお芝居をすることもありました。撮影が進んでいくと、後半は上級者のスーパープレイ集の動画を見て自分がプレイするイメージをしながらリアクションをしたり、今までにない経験でした」(鈴鹿)と話している。古賀プロデューサーは「3人とも器用ですし、ロケットリーグをやり込んでもらっていたので、展開を話すだけで理解してくれました」と奥平・鈴鹿、そして亘役の小西に称賛の言葉を贈った。【編集部MEMO】映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。 学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。(C)2023 映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2024年03月12日映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(公開中)の公開記念舞台挨拶が9日に行われ、奥平大兼、鈴鹿央士、小倉史也、古厩智之監督が登場した。同作は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘(小倉史也)も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。○■映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』舞台挨拶にキャスト登場古厩監督はキャストの印象について「奥平くんは“映画っぽい俳優だな”と思ってて、立ってるだけで絵になる、風景の一部になれるところがってすごい。奥平くんの前では海も林も風も一緒というか、野生動物なのかという感じもします」と表す。また「鈴鹿くんは、(演じる)達郎が最初、ひどいやつじゃないですか。人を人とも思ってないような。(鈴鹿は)それと全く逆の優しさや思いやりがある感じがする。人を人として見てる。『芸能人ぽくないな、この人』と思ってて、人と通じる心を持ってる人。しかもイケメン。『鈴鹿くんじゃん!』と思ってお願いして」と経緯を明かすと、奥平が吹き出し、鈴鹿は「なんで笑ってるの!?」とツッコミ。奥平は「その通りだなと思って」と弁解していた。最後に「小倉くんは、面白ければいいなと思っていろんな方に会ったんですけど、あんまりピンとこなくて。そしたら、小倉くんと会ったときに聞いてもないのに『僕、今、彼女と同棲しているんです』と」と恋愛事情を暴露し、会場は騒然。小倉は「もう別れてます」と苦笑し、監督は「『猫も飼ってるんですよ』とか話して、それがすごく面白くて、この子がいいなと思って」と続ける。「猫はあっち(別れた彼女)です」という小倉に、鈴鹿は「事務所の人大丈夫ですか!?」と心配。小倉は「大丈夫です、全然大丈夫です、なんでも大丈夫ですから」と頷いていた。奥平も笑いが止まらない様子だったが、監督からの言葉を受けて「監督が『自由にお芝居していいよ』とおっしゃってくださって、ある意味何も考えずその場で生きるということができた」と感謝する。鈴鹿も「仲間、青春の物語でもあるし、達郎という人がどういう感じで変わっていくかなとかというのを考えて、引き算しながらやってたらこうなりました。大兼が自由にお芝居してくれたし、小倉くんも楽しかったしキャラ立ちがすごいじゃないですか」と周囲に感謝するも、なぜか急に小倉に「さっきメガネしてた?」と尋ね、「してないしてない」と否定される一幕も。小倉は「彼女の話が頭にあって……」と苦笑しつつ、「(演じたの亘は)卑屈なヤバいやつだと思うんですけど、ちょっとだけ似てる部分はあるんです。斜に構えたりしてた時期もありまして、そういう自分を使えたらいいんじゃないかと思いまして、素の感じをイメージして自然にやっていました」と語った。
2024年03月09日俳優の奥平大兼と鈴鹿央士がダブル主演を務める映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日公開)より、本編映像が解禁となった。【eスポーツ】を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。派手な外見とは裏腹に、弟想いの一面もある心優しい翔太を奥平。クールな優等生、でもケガを理由にバスケットボールを断念せざるを得なかった達郎役を鈴鹿。翔太と達郎とともに「全国高校eスポーツ大会」を目指す、達郎のクラスメートでVチューバ―“胡桃のあ”に夢中のクセ強男子・亘役を小倉史也が演じる。本来なら交わることもなかった学年も性格もバラバラの3人が、にわかチーム<アンダードッグス(かませ犬)>を結成し、eスポーツの全国大会に挑む。初めは全く息が合わなかった彼らが、次第に競技に魅せられ、練習を重ね、東京での決勝戦を目指していく…。周りの大人から何と言われようが、「思いっきりやったら、“勝つとか負けるとかは、どーでもよくて”」。勝ち負けを超えたその先で彼らが目にする景色とは――。このたび解禁された本編映像は、金髪にピアスのやんちゃなキャラの翔太(奥平)が全国高校eスポーツ大会メンバー大募集のポスターを見つけ、「勝つとか負けるとかは、どーでもよくて」のキャッチコピーにひかれて、このポスターを貼った張本人、一学年上の天才ゲーマーの達郎(鈴鹿)に早速連絡し、放課後に2人がはじめて出会い、オンライン上でゲームをするシーン。会った当日にすぐ、オンラインに呼び出された翔太は、ゲーム初心者ながらいきなり「ロケットリーグ」をプレイする事に。ハンドルネームはゲームに登場しそうな武器名という、チームのルールに従って、翔太は「りゅうのつるぎ」という強めの武器名をつける。「きのぼう」という自身の強さと釣り合わない、弱そうなハンドルネームをもつ天才ゲーマー・達郎は「強そうだね、いい度胸」と笑みを浮かべ反応する。しかし、いざゲームをはじめるとロケットリーグ未経験の翔太は操作に悪戦苦闘。困惑する翔太に、先輩の達郎は「習うより、慣れろ」「コツはない、練習あるのみ」とスパルタ指導。素っ気ないアドバイスに困惑しつつも、翔太は競技の面白さにハマっていく。相手の懐に入り込むのが上手いお茶目な翔太と、人に心を開くまでに時間が掛かりそうな雰囲気で冷静な達郎の、どこかぎこちない10代の学生の距離感がリアルに描かれており、観る者にとって青春のスタート地点に立ったような、どこか懐かしさを感じさせる映像となっている。
2024年03月07日俳優の奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日公開)の本編映像が7日、公開された。○■eスポーツチーム・アンダードッグス初めての練習シーン公開今回公開されたのは、翔太(奥平)と達郎(鈴鹿)がはじめて出会い、オンライン上でゲームをする様子が描かれた本編映像。会った当日にすぐ、オンラインに呼び出された翔太は、ゲーム初心者ながらいきなり「ロケットリーグ」をプレイする事に。ハンドルネームは“ゲームに登場しそうな武器名”というチームのルールに従って、翔太は「りゅうのつるぎ」とい強めの武器名をつける。自身の強さと釣り合わない、「きのぼう」という弱そうなハンドルネームをもつ天才ゲーマー・達郎は「強そうだね、いい度胸」と笑みを浮かべ反応する。しかし、いざゲームをはじめると「ロケットリーグ」未経験の翔太は操作に悪戦苦闘。困惑する翔太に、先輩の達郎は「習うより、慣れろ」「コツはない、練習あるのみ」とスパルタ指導をしていく。素っ気ないアドバイスに困惑しつつも、翔太はどんどん競技のおもしろさにハマっていく。相手の懐に入り込むのが上手いお茶目な翔太と、人に心を開くまでに時間が掛かりそうな雰囲気で冷静な達郎の、どこかぎこちない10代の距離感がリアルに描かれた映像となっている。【編集部MEMO】映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。 学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。(C)2023 映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2024年03月07日當真あみがテレビドラマ初主演、奥平大兼が共演するNHK第47回創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」が3月に放送。“感覚過敏”の高校生が、仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を通して、全ての「生きづらさ」を感じる人々に勇気を届ける27歳の俊英女性脚本家のデビュー作となる。片瀬あまね(當真あみ)が生きる世界は、刺々しくうるさくて、過剰にまぶしい。感覚過敏と共に生きるあまねが入学した東高校には、部活動への入部を強制する校則が存在した。聴覚、視覚、味覚が特に過敏で、昼休みを教室で過ごすことも難しいあまねにとって、部活は非常に難易度が高い。そこであまねは、同じく部活に入りたくないという同級生・進藤琥太郎(奥平大兼)と共に、校則を守りながらも人生を休憩したい人のための同好会、「ケケケ同好会」を設立することに決める。“感覚過敏”の主人公あまね役にはテレビドラマ初主演の當真あみ、あまねの理解者となる琥太郎役に奥平大兼。ほかにも小宮山莉渚、望月歩、中井友望、伊礼姫奈といった若手俳優陣が共演。さらに尾野真千子、岡山天音、山田キヌヲ、板橋駿谷など実力派の俳優たちが脇を固め、「令和時代の新たな青春物語」を届ける。演出は「エンジェルフライト国際霊柩送還士」「外事警察」の堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)。Ryu Matsuyamaの透明感あふれる音楽にのって紡がれる映像美、宝石のような短編ドラマが誕生した。當真あみ&奥平大兼よりコメント到着<主演・當真あみ>當真あみ「ケの日のケケケ」で片瀬あまねを演じました、當真あみです。私が演じたあまねは光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏とは何か、あまねはどんな世界で生きているのかを知る必要があり、感覚過敏を知っていく中で自分にとって普通だと思っていた事が全くそうでは無いという事に気付かされました。個人差があり、人それぞれな感覚。どうにもならないことばかりでも自分が自分でいられるよう努力するあまねの姿とともに、感覚過敏について見る方に知っていただけると嬉しいです。<奥平大兼>奥平大兼「ケの日のケケケ」で進藤琥太郎を演じました、奥平大兼です。琥太郎という役柄について、個人的に最初の方は理解するのに時間がかかった記憶があるのですが、その中で役柄に歩み寄っていくのが楽しかったです。當真あみさんとは少し前にドラマで共演して以来で、今回も不思議な関係値だったので、作品に入る前にどのように演じるか楽しみにしていました。撮影させていただいた学校がとても綺麗な風景で、季節的に秋というのもあり、気持ちがすごく落ち着いた状態で撮影出来ました。また、この作品ならではのゆったりした空気感がとても居心地良かったです。この作品に出てくる子たちは、みんな自分の中のやりたいことや、正しいと信じているものに正面からぶつかって、頑張っている子たちだと思います。そんなみんなの姿と、この作品に流れている独特な空気もぜひ感じながら見て頂きたいなと思います。<作・森野マッシュ>はじめまして、森野マッシュです。こうしてみなさまにご挨拶できるのも、大賞をいただけたからこそ。嬉しすぎるからもう一度、はじめまして! 「ケの日のケケケ」は、私が思う愛おしい人たちをたっぷり詰め込んだお話です。希望を探そうとすることすらしんどくて、上どころか前すら向けないし、歩くとか絶対無理。そういう日々の中で観ても辛くならない作品を目指して書きました。どうか、楽しんでいただけますように!創作テレビドラマ大賞「ケの日のケケケ」は3月26日(火)22時~NHK総合・BSプレミアム4Kにて放送予定。(シネマカフェ編集部)
2024年02月19日奥平大兼が、第47回創作テレビドラマ大賞受賞作『ケの日のケケケ』に出演することが発表され、併せて出演コメントが公開された。本作は27歳の俊英脚本家・森野マッシュのデビュー作で、“感覚過敏”の一人の高校生の少女が仲間とともに自分の居場所づくりをしようとする姿を通してすべての「生きづらさ」を感じる人々に勇気を届ける物語。主人公のあまね役はテレビドラマ初主演の當真あみ。奥平はあまねの理解者・琥太郎を演じる。そのほか、尾野真千子、岡山天音、山田キヌヲ、板橋駿谷が出演。演出は『エンジェルフライト』『外事警察』の堀切園健太郎(NHKエンタープライズ)、音楽はRyu Matsuyamaが担当する。『ケの日のケケケ』は、3月26日(火) 22時よりNHK総合・BSプレミアム4Kにて放送予定。■進藤琥太郎役・奥平大兼 コメント『ケの日のケケケ』で進藤琥太郎を演じました、奥平大兼です。琥太郎という役柄について、個人的に最初の方は理解するのに時間がかかった記憶があるのですが、その中で役柄に歩み寄っていくのが楽しかったです。當真あみさんとは少し前にドラマで共演して以来で、今回も不思議な関係値だったので、作品に入る前にどのように演じるか楽しみにしていました。撮影させていただいた学校がとても綺麗な風景で、季節的に秋というのもあり、気持ちがすごく落ち着いた状態で撮影出来ました。また、この作品ならではのゆったりした空気感がとても居心地良かったです。この作品に出てくる子たちは、みんな自分の中のやりたいことや、正しいと信じているものに正面からぶつかって、頑張っている子たちだと思います。 そんなみんなの姿と、この作品に流れている独特な空気もぜひ感じながら見て頂きたいなと思います。■主演・片瀬あまね役・當真あみ コメント『ケの日のケケケ』で片瀬あまねを演じました、當真あみです。私が演じたあまねは光や音に敏感で、食べられる物と食べられない物などがある感覚過敏の女の子です。感覚過敏とは何か、あまねはどんな世界で生きているのかを知る必要があり、感覚過敏を知っていく中で自分にとって普通だと思っていた事が全くそうでは無いという事に気付かされました。個人差があり、人それぞれな感覚。どうにもならないことばかりでも自分が自分でいられるよう努力するあまねの姿とともに、感覚過敏について観る方に知っていただけると嬉しいです。■作・森野マッシュ コメントはじめまして、森野マッシュです。こうしてみなさまにご挨拶できるのも、大賞をいただけたからこそ。嬉しすぎるからもう一度、はじめまして!『ケの日のケケケ』は、私が思う愛おしい人たちをたっぷり詰め込んだお話です。希望を探そうとすることすらしんどくて、上どころか前すら向けないし、歩くとか絶対無理。そういう日々の中で観ても辛くならない作品を目指して書きました。どうか、楽しんでいただけますように!■制作統括・落合将 コメント創作テレビドラマ大賞、今年の受賞作は、「刃のような」作品だと私は捉えています。令和世代の森野さんのデビュー作は、一読して痛烈に従来の昭和的価値観に疑問を投げかけているように感じました。「人は等しくみな平等」「頑張れば夢は叶う」「話をすれば理解しあえる」「家族も夫婦も皆仲良く、それが幸福」と高度経済成長期の昭和がアナウンスしてきた言葉たちは令和の今、大きく綻んで、格差社会の中で収入も二極化し、家族も持てない恋愛もできない、そんな単身者世帯だらけ、が令和の日本の現実となっています。『ケの日のケケケ』は一人の高校生の今を描くことで、昭和的な価値観のゆるやかな強制を風刺して、「人間はそんなに単純なものではない」「無神経で理不尽な現実から、自らの強い意志で距離をとって、命がけで守るべきものがある」というような、悲鳴に近い叫び声を若き作者があげている気がしました。私たちが生きている日常での現実の人と人との生のぶつかり合いには、とても複雑な情報性と深い魂のやりとりの世界が隠されている。そして人間は、不条理な「けもの」を内面に飼っている単純化できない生き物である。私はそういう世界を描いて、戦後の日本の社会が人々にあてはめようとしてきたつまらない価値観に反逆したい、という静かな怒りが、無意識かもしれませんが、令和世代の森野さんのこの台本からは聞こえてくる気が私はしました。27歳の俊英作家の全く「新しい」透明な叫び声に、このドラマに触れることで、耳をすませていただけたら。■演出・堀切園健太郎 コメント若者の生きづらさはいつの時代にもあるが、あまりにも繊細なその配慮のあり様に舌を巻く。しかし、描かれる世界はまさに社会の縮図だ。多様性が叫ばれ過度な優しさが求められる時代に、どの視点でこの物語を捉えるかで自分の立場を見透かされる。悩み、苦しみ、傷ついた主人公が自らの手で居場所を勝ち取ろうとする姿は、若者だけでなく大人へのメッセージだ。デリケートな題材を真面目で誠実なだけの描写に留めず、物語として昇華させている点はこの脚本の大きな魅力である。実際の当事者から話を聞きながら、この難役を繊細かつ前向きに、時にコミカルに演じてくれた當真さんは、今の彼女にしか演じられない魅力に溢れている。<番組情報>創作テレビドラマ大賞『ケの日のケケケ』3月26日(火) 22:00~ NHK総合・BSプレミアム4K作:森野マッシュ音楽:Ryu Matsuyama演出:堀切園健太郎(NHK エンタープライズ)■出演當真あみ奥平大兼小宮山莉渚望月歩中井友望伊礼姫奈/岡山天音山田キヌヲ板橋駿谷尾野真千子
2024年02月19日映画『PLAY ! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』で、eスポーツに青春をかける高校生を熱演した奥平大兼さんと鈴鹿央士さん。俳優としてめざましい活躍が続く彼らが、本作を通して感じた芝居への想いとは。――映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』で、初共演を果たしたお二人。今作は、性格や家庭環境などまったく違う3人の高校生がチームを組み、eスポーツ『ロケットリーグ』の全国大会を目指すという実話をもとにした物語です。奥平さんは、ご自身が演じる翔太と、鈴鹿さん演じる達郎のバランスを見せるのに苦労したと話されていましたね。それぞれ、どのように役と向き合っていましたか。奥平大兼:もうひとりのチームメイトである亘(小倉史也)を含め、それぞれが今抱えている悩みとか背景などを、まったく話したりはしないんです。親友かといったらそうでもなくて、ちょっと不思議な関係の3人。仲良しの雰囲気を出すのは一番簡単な表現方法だけど、そうではなくあくまでも同じ目標を持つ仲間、という認識で臨みました。監督も僕らに自由にお芝居をさせてくれたというのもあって、それぞれが自分の役どころや3人の関係性を解釈して、お芝居をしていたと思います。鈴鹿央士:僕が演じた達郎は、もともとは人間を人間として見ていないようなタイプの人なんですけど、仲間に対する憧れみたいなものは実は3人の中で一番強いんだろうな、と思っていました。仲間ができた喜びを感じながらも表に出すことはしないのですが、少しずつ変わっていく意識を達郎に吹き込んでいく感覚で演じました。――お芝居がそれぞれに任されていた部分があったということは、お互いの表現や、想いを擦り合わせていくような作業も必要だったのでは?奥平:そうですね。だって僕や央士くんだけじゃなく、みんなが自由に演じていたし、ゲームシーンはほぼアドリブみたいなもので。鈴鹿:うん、そうだったかも。奥平:でも予想外のお芝居を受けたりするけど、その時の空気感やお互いの想いを酌んで生まれたお芝居が、リアルに近いのかもしれないとも思いました。その感覚は、役としても僕としても楽しかった。鈴鹿:あるシーンの撮影で、いろんな都合が重なってしまい、僕がやりづらさを感じてしまったんです。そうしたら大ちゃん(奥平)が「僕がこうしますよ」っていろんなアイデアを出してくれて。その結果、僕はすごくやりやすくなったし、みんなが納得して動けたと思っています。一方でテストや本番では言葉ではなく、こういう芝居どう?って感じに想いを芝居で記してくれるところもあったりして、すごく楽しかったです。奥平:みんながお互いにカバーし合ってたよね。――役の上だけではなく、現場のチームワークも高まったんですね。今作の魅力を教えてください。奥平:お互いをよく知らない3人が、eスポーツを通して熱くなっていくところです。高校時代の、この時期ならではの熱量の高さというのは、大きな魅力です。鈴鹿:日本で初めてeスポーツを題材にした映画だという新しさもありつつ、部活のことや恋愛など、青春映画としてのキラキラした部分もちゃんと組み込まれています。新しさと普遍的な部分の両方がミックスされて、現役高校生はもちろん、幅広い世代に届けられる映画だと思っています。――お二人は、熱量が思わず高くなってしまうことはありますか?奥平:僕は一つの作品を終えてクランクアップする時。それまで背負っていたものにバイバイしなければいけないのは、やっと終わったという達成感や嬉しさを感じつつも、ちょっと寂しい。特に自分の成長に繋がったり、大切な人たちと作り上げた作品の時は、泣きはしないけど想いが込み上げます。鈴鹿:クランクアップは確かに!あと僕は、最近初めてファンイベントをやったんですが、その時にも感じました。普段は画面越しに僕らの芝居を届けるばかりなので、イベントでファンの方たちの顔を直接見られた時に、わ、これはちょっとやばい…ってなって。誰かを応援したり好きになったりする気持ちって、すごく特別ですよね。みなさんが僕のドラマや映画を人生の楽しみにしてくれているのを知って、だから僕は頑張れるんだという実感が湧きました。奥平:生でファンのみなさんと会える機会は、貴重ですね。――ちなみに、テンションが高くなるとどうなりますか?鈴鹿:叫んだりはしないけど(小さく)イエーイみたいな(笑)。奥平:そうだね。シンプルに気分いい人、みたいな感じです(笑)。『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』メンバー募集のポスターを見てやってきた翔太、ポスターを貼った張本人の達郎、達郎が強引に誘った亘の3人は、お互いのことをよく知らないまま“全国高校eスポーツ大会”にエントリー。eスポーツの『ロケットリーグ』で全国大会出場を目指す青春物語。3月8日(金)より全国ロードショー。配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ(写真左)おくだいら・だいけん2003年生まれ、東京都出身。デビュー作は映画『MOTHER マザー』。配信作品『ワンダーハッチ ‐空飛ぶ竜の島‐』(Disney+)ほか主演作多数。(写真右)すずか・おうじ2000年生まれ、岡山県出身。『MEN’S NON-NO』専属モデル。出演作はドラマ『君に届け』(Netflix)ほか多数。主演ドラマ『闇バイト家族』(テレ東系)が放送中。ジャケット¥367,400シャツ¥80,300パンツ¥145,200(以上マルニ/マルニ ジャパン クライアントサービス TEL:0120・374・708)その他はスタイリスト私物※『anan』2024年2月21日号より。写真・土山大輔(TRON)スタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・速水昭仁(奥平さん)永瀬多壱(VANITES/鈴鹿さん)取材、文・若山あや(by anan編集部)
2024年02月16日俳優の奥平大兼が、8日に都内で行われた映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日公開)の完成披露舞台挨拶に鈴鹿央士、小倉史也とともに登壇した。同作は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。○■奥平大兼、映画『PLAY!』完成披露舞台挨拶に登場イベントでは、海外出張のため欠席となった古厩智之監督からキャストそれぞれにメッセージが送られる。古厩監督は、鈴鹿のキャスティングについて「達郎はひねくれてる。人を人とも思ってない。そういう人が演じたら最悪だ。じゃあ、すごく華があって正反対の優しい鈴鹿くんがやったらどうなるだろう? と思い、お願いしました。ハマるだろうかと、ハラハラしていました」とコメント。これを聞いた鈴鹿は照れた表情を見せる。今作で鈴鹿と一緒のシーンが多かったという奥平は「役者さんってそれぞれやり方が違うと思うんですけど、(央士くんは)僕と正反対と言っていいほど、お芝居のアプローチが違う方」と印象を明かす。「達郎を央士くんが演じてくれたことで、できることが本当に幅広くなった。それは央士くんにしかできないことだなと思います」と熱く語った。これに鈴鹿が「ありがとう……」としみじみと返すと、奥平も照れ臭そうに笑顔を見せていた。
2024年02月08日俳優の鈴鹿央士が、8日に都内で行われた映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(3月8日公開)の完成披露舞台挨拶に奥平大兼、小倉史也とともに登壇した。同作は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。○■鈴鹿央士、青春時代はアリアナ・グランデに夢中“青春×eスポーツ”をテーマにした同作にちなみ、「自身が青春時代にハマっていたもの」についてトークが進むと、鈴鹿は「アリアナ・グランデ」と回答。「すごくアリアナ・グランデさんが好きで、学生時代に音楽をたくさん聴いていて。アリアナさんがいつか日本に来たときに喋れるようになろうと思って、学生時代に英語を勉強し始めたきっかけの人。僕の青春はアリアナ・グランデ」と振り返った。この話を聞いた小倉が「(鈴鹿は)語学勉強に関してすごい努力家」と話し、撮影が行われた徳島でも韓国語を勉強していたと明かす。そのきっかけについて聞かれると鈴鹿は「NewJeansです……(笑)」と告白。これに奥平は「撮影が終わってから東京で3人で会う機会があって、その時にずっとNewJeansの曲を流していて。僕全然知らなかったけど、だんだん聞いてくると覚えてくるんですよ(笑)。気づいたら僕も好きになっていた」と話し、笑いを誘っていた。
2024年02月08日デビュー作の映画『MOTHER マザー』(2020年)で日本アカデミー賞など新人賞を総なめにし、その後、数々の映画やドラマで活躍している奥平大兼。ディズニープラス「スター」で12月20日より独占配信される日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャー『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』では中島セナとW主演を務めた。奥平にインタビューし、本作の魅力や俳優業への思いなど話を聞いた。○想像力を用いて主人公を演じた『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』本作は、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」の2つの世界が舞台。横須賀に住む空想好きな高校生・ナギ役を中島、ウーパナンタからやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りの少年・タイム役を奥平が演じ、ナギの親友・ソン役をエマニエル由人、タイムが憧れるドラゴン乗りの英雄・アクタ役を新田真剣佑、謎のコンビニ店員・柴田/スペース役を森田剛が演じている。実写とアニメで2つの世界を描く本作において、奥平は想像力が求められたと振り返る。「CGが使われている作品なので、(タイムの相棒であるドラゴンの)ガフィンがいるものとして仮定しながら、タイムとナギとソンとガフィンという3人と1匹でお芝居をしないといけないというのは難しかったです。想像しながら演じるというのは、普段のお芝居とは違う脳を使うので」そして、「日本でこういう作品を作ること自体すごく珍しいことで、今後もなかなかできることではないと思うので、あまり難しく考えずに楽しんでほしいなと。アクションもあるし、画もきれいで、それを楽しんでいただくだけでもすごく魅力が詰まっている作品だと思います」と本作の魅力をアピール。「タイムから見習うところもあり、こういう子もいいんだなと思えるキャラクターなので、そういうところも見ていただきたいです」と語った。演じたタイムについては「すごく正直で素直な子」と紹介する。「見境なく人を信じる。人を全員平等に見ている子で、その感覚だと現代社会では生きていけないというか、どうしても人によって変わってくるところを、フラットに見られるのはすごいなと。違う世界の子なので、自分とはあまりにも似てないなと思いました」○「いつまでも甘えられる立場じゃない」年下の俳優が多い現場で実感デビューから3年。今の俳優業への思いを尋ねると、「今できるお芝居を大事にしたい」という思いが芽生えたと明かす。「どうしてかわかりませんが、以前出演した作品を見ると、今の自分と感覚が違うなと思ったんです。その当時も自分の感覚を信じて全力でやっているはずなので、1年前と今の自分の感覚が違うと思った時に、今の感覚で今しかできないお芝居をすることが大事なんだなと。あと5、6年したら高校生役もできなくなると思いますし、そういう意味でも、今できるお芝居を大事にしていきたいなと、今年を通じて思いました」今年9月20日に20歳を迎えたが、あまり変化は感じてないという。「お酒を飲むようになったぐらいで、あまり自分の中で変化はないです。正式に大人という類に入り、大人になったんだなというのは少しありますが、子供のままがいいなという思いもあります(笑)」今年7月期には日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』でキーパーソン・星崎透を演じ注目を集めたが、年下の俳優が多く出演していた本作で芽生えた思いがあったという。「あんなに年下の子が多い現場は初めてで、だんだん年下の子が増えてくるんだなと感じ、いつまでも甘えられる立場じゃないなと思いました。若い世代の役者の一員としていさせていただいていますが、これから同世代の役者たちと切磋琢磨していけたらいいなと思います」○俳優業の楽しさは「年々増しています」俳優としてやっていく覚悟が固まった転機を尋ねると、「僕はデビュー作がそうでした」と『MOTHER マザー』を挙げた。「あの時に初めてお芝居して、公開まで1年あったのですが、その1年間ずっとお芝居したくて。公開されやっとデビューした時に、ありがたいことにいろんなお仕事をいただき、俳優としてやっていきたいという思いはその時から変わっていません」デビュー作にして演じる面白さを実感するも、「100%まだ味わえていない」と感じたそうで、「もっと楽しむ要素がたくさんあるんだろうなと思い、俳優って面白そうだな、やってみたいなと思いました」と振り返る。そして、作品を重ねるたびに俳優業の楽しさは増しているという。「年々増しています。もちろん大変なことも増えますが、作品で出会う人たちが好きで、演者さんもそうですが、監督やスタッフさんも全員好きなので、そういう方々ともう一度お会いできるようにこれからも頑張っていきたいと思います」と笑顔で語った。■奥平大兼2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』(20)で長澤まさみ演じる秋子の息子・周平役としてデビュー。同作にて第44回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ、数々の新人賞を総なめにした。主な出演作に映画『マイスモールランド』(22)、『あつい胸さわぎ』(23)、『ヴィレッジ』(23)、『君は放課後インソムニア』(23)、ドラマ『恋する母たち』(20/TBS)、『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(23/日本テレビ)など。主演映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が2024年3月8日に公開予定。スタイリスト:伊藤省吾(sitor)ヘアメイク:速水昭仁(CHUUNi Inc.)
2023年12月24日15歳の頃、初めてのオーディションで映画『MOTHER マザー』のメインキャストに抜擢され、その演技力に高い評価が集まった奥平大兼さん。日本アカデミー賞をはじめ、名だたる映画賞で新人賞を総なめにしたことで、ドラマや映画などのオファーが絶えない注目の役者となった。そんな奥平さんが新たに挑んだ作品が、実写とアニメが交錯するオリジナルファンタジー・アドベンチャー『ワンダーハッチ ‐空飛ぶ竜の島‐』。アニメの声優は初挑戦となった。――今作は、現実世界に生きる女子高生・ナギと、異世界から突然現実世界にやってきた、半人前のドラゴン乗り・タイムを主軸にした物語です。オファーをもらった時の感想を教えてください。最初に企画概要や資料などをいただいたんですが、文字だけだと理解するのが難しかったです。ただ、これをどう映像にするのか興味を持って。その後、萩原(健太郎)監督とプロデューサーとお会いして話したら、この難しい世界観を最高の形で映像に仕上げたいという想いの熱量がすごくて、心打たれました。大人が抱く本気の遊び心みたいなものを感じて、カッコよくてワクワクしたんです。――物語は“ウーパナンタ”という異世界のアニメから始まり、現実世界の実写へと舞台を移します。アニメと実写のお芝居をどう演じ分けましたか?タイムはアニメの世界から出てきたので、最初の頃は特に、いつものお芝居ではやらないようなアニメっぽい動き、例えば大きく腕を組むように意識したり、あえてセリフっぽく喋るようにしていました。アニメに声を入れたのは、実写パートの撮影後でしたが、お芝居をつなげるのはそれほど大変ではなくて。アニメ制作チームは、実写を見ながらタイムの動きなどを作ってくれたりと、役者たちがやりやすいような環境を整えてくれました。ありがたかったです。――初めてのアフレコの感想は?いつもは表情や体も使ってお芝居をするので、声と声のトーンだけでしか表現できないのは大変でした。アニメの動きに、セリフのスピードや間を合わせるのは、めちゃくちゃ難しくて。それと、今までの作品ではセリフを結構自由に変えさせてくれていたので、決められたセリフでお芝居をすることはあまりなくて。大変だったけど、でもいい経験になりました。――普段は、アドリブも多いということですか?はい。突拍子もないアドリブではないけど、デビュー当初からそうでした。台本上ではしっくりくるように見えても、実際に演じてみると、この役はこういう言い方をしないなとか、こういう言葉は使わないだろうと思うことが出てくるんですよね。だからその度に監督に相談して、変えさせてもらったりして。今回もそうで現場で演じてみると、ここでこんなこと言わないかも…という違和感が出てきたんです。だから萩原監督と話し合って変えたところもあります。一番いい形にしたいですから。――監督との信頼関係が、しっかり築かれていたんですね。はい。監督の頭の中にはこの作品のイメージがものすごくはっきりと描かれていて、異世界の文化までしっかり構築されていました。だから現場に入る前に「監督がこうしたいとか、お芝居をこうしたいという想いはその度に伝えてほしい。僕がちゃんとできていなかったら言ってほしい」とお願いしました。そして「絶対に妥協はしないようにしましょう」と、監督と約束したんですよね。――すごく真摯に向き合われたんですね。架空の言語“ウーパナンタ語”は覚えるのも話すのも大変だったのでは?東京大学で語学の研究をされている先生が、この作品の世界観を汲んで作ってくださった言葉なんですが、言葉を作るってすごいですよね。先生から「今の“あ”の発音が違います」って言われても、先生以外誰も正解がわからないですから(笑)。でもクオリティをあげるために、指導は細かく受けるようにしていました。――この作品の好きなところを教えてください。一番は遊び心があるところ。メッセージ性もあるけど、それを探るよりも純粋に登場人物たちの冒険や、映像の美しさ、迫力を楽しんでほしいです。――奥平さんが『MOTHER マザー』に出演された時、すごい新人が突然現れたと、衝撃を受けたのを覚えています。役者デビューまでの経緯を教えてください。中1の時に、事務所からスカウトされたんですが、当時はバスケ部でバスケに夢中だったので、芸能活動に全然興味がなくて。とりあえずバスケがやりたいから、と事務所に伝えました。その後、部活を引退した頃に事務所から「そろそろやりますか」って言われて、断る理由もなかったので「そうですね」って(笑)。人生で初めてオーディションを受けて『MOTHER マザー』に出ることになり、撮影して…気づいたらこの世界に入っていました。――なんと自然に…(笑)。業界のことがわからなかったというのもあるし、高1だったので友達と遊びたかったし(笑)、正直に言うとやりたくて始めた仕事ではないんです。それがいきなり、長澤まさみさんの息子役です、映画を撮影します、って言われてパニックすぎて、撮影も怖くて。でも大森(立嗣)監督が「お芝居って楽しいから」って、お芝居の魅力を教えてくれたんです。それで、撮影中からどんどん面白くなっていって。クランクアップしてすぐに、ちゃんとお芝居したいって思い始めました。学校生活に戻るとそれはそれで楽しかったけど、撮影現場には僕が今までに感じたことのない楽しさがあったんです。――楽しいと思うきっかけはあったのでしょうか。台本に、涙を流す描写があったんです。でも僕はどうしても泣けないから、カッコ悪いんですけど、段取りからテストまで泣くのを我慢するふりをして逃げていたんですよね。そうしたら迎えた本番で、長澤さんのお芝居を見ているうちに、本当に涙が出てきて。これをさせる役者さんってすげーな!って思ったし、僕も誰かをそうさせるお芝居をしてみたい、その瞬間に立ち会いたいと思うようになりました。――長澤さんの影響力は大きかったんですね。カッコよかったです、とにかく。現場で長澤さんを見ていて技術的に学ぶところはいろいろありましたが、お芝居って人に教えるものではないから、長澤さんも自由にやらせてくれたんだと思います。ディズニープラスが放つオリジナルファンタジー・アドベンチャー大作『ワンダーハッチ ‐空飛ぶ竜の島‐』は12月20日(水)より、「ディズニープラス」の「スター」で独占配信。監督・萩原健太郎アニメーション監督・大塚隆史出演・中島セナ、奥平大兼、エマニエル由人、新田真剣佑ほかおくだいら・だいけん2003年9月20日生まれ、東京都出身。映画『MOTHER マザー』で役者デビュー。代表作はドラマ『恋する母たち』、『早朝始発の殺風景』(山田杏奈とW主演)、『最高の教師 1年後、私は生徒にされた』ほか多数。’24年、主演映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(鈴鹿央士とW主演)公開。コート¥97,900シャツ¥47,300(共にトーガ アーカイブス)ベスト¥47,300パンツ¥50,600シューズ¥75,900(以上トーガ ビリリース)すべてトーガ 原宿店 TEL:03・6419・8136※『anan』2023年12月27日号より。写真・saiスタイリスト・伊藤省吾(sitor)ヘア&メイク・速水昭仁(CHUUNi Inc.)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2023年12月22日映画『ドミノ』のデジタル配信およびブルーレイ&DVDの発売を記念し、日本語吹替版で主人公ダニー・ローク(ベン・アフレック)の声を担当する森川智之のコメントが到着した。『ドミノ』は、ベン・アフレックが主演、ロバート・ロドリゲスが監督を務める作品。最愛の娘が行方不明となり心身のバランスを崩しているが、正気を保つために仕事に復帰した刑事・ロークのもとに、銀行強盗の予告のタレコミが入る。彼は現場で不可解な動きをする容疑者が娘の行方に関与している手がかりを見つけ、ふたりの警官を伴って屋上まで男を追い詰めるも、警官たちは突然暗示をかけられたようになってお互いを撃ち殺し、男は屋上から飛び降り姿を消す。ロークは決して捕まえられない男を追い、現実と見紛う“世界”に踏み込み、追い詰められていく。アフレックの吹替を長年担当している森川は「彼は年齢を重ねるごとに俳優としての深みが出てくるので常に最高のパフォーマンスを見せてくれます。私もその積み重ねた彼の演技とともに、負けじ(笑)と鍛錬させてもらっています。敵対するウィリアム・フィクナー演じるデルレーンとのやり取りはとても演じ甲斐がありました」とコメント。なお吹替版はデジタル配信、ブルーレイ&DVDで初収録となる。併せて本編冒頭10分の映像が公開された。カウンセラーの呼びかけで目を覚ましたロークは、ほんの一瞬目を離したのちに姿を消し、行方不明になってしまった娘のミニーが公園で無邪気にはしゃぐ姿を思い返していたと語る。後悔に駆られるロークは「ほかに正気を保つ方法がない」と仕事に復帰。とある銀行での強奪事件を追うことになり、暗号で会話をする怪しい男を発見するが――。■森川智之 コメント全文ベン・アフレックの吹き替えを若い頃からさせて頂いていますが、彼は年齢を重ねるごとに俳優としての深みが出てくるので常に最高のパフォーマンスを見せてくれます。私もその積み重ねた彼の演技とともに、負けじ(笑)と鍛錬させてもらっています。敵対するウィリアム・フィクナー演じるデルレーンとのやり取りはとても演じ甲斐がありました。まさかまさかの展開をどうぞお楽しみください。映画『ドミノ』本編冒頭10分映像<作品情報>映画『ドミノ』2024年1月17日(水) デジタル配信スタート2024年2月21日(水) デジタルレンタル/ブルーレイ&DVD発売、レンタル開始映画『ドミノ』ブルーレイ&DVDセット パッケージ画像公式サイト: Hypnotic Film Holdings LLC. All Rights Reserved.
2023年12月20日SNS総フォロワー50万人、暮らし系YouTuber「OKUDAIRA BASE(奥平ベース)」がデザインするキッチンブランド「ki duki」より、小さい木べら『kuki mini』が2023年12月18日(月)21時に発売されます。kukiとkuki miniパッケージは、名前の由来であるガーベラの花【kuki miniのコンセプト】「kuki」の由来は、ガーベラの花の茎。ガーベラの太くて力強い茎に、花びらを摘むようなイメージで角をとりました。そんな愛らしい「kuki」から、待望のminiサイズが誕生しました。kukiの特徴であるヘラの形【「kuki」シリーズの特徴】■奥平ベースが生み出す、新しい木べらの形。ヘラの形が特徴のkukiシリーズ。ボウルやフライパンの側面に沿う丸さと、鍋底に合う平らな切り口。これ1本で、最後までしっかり食材をよそうことができます。ヘラの片面は少し浮く設計で、調理中に置いても食材が下に付きにくい。奥平ベースが感じる、生活の中の細かな気づきをデザインに落とし込みました。ひとつひとつ手作りで、木目や色目が異なる■大切に育てたい、世界にひとつだけの木べらひとつひとつ手作りのkuki mini。木目や色目がすこしずつ違う。どんな子が届くかはお楽しみ。使ううちに経年変化がでてだんだんと色目が濃くなっていくのも魅力。調味料を掬って、そのまま炒められる【miniサイズ誕生のストーリー】手軽に、料理を楽しんでほしい。kuki miniは、奥平ベースのそんな想いから生まれました。さっと取り出し、調味料を掬って、そのまま炒めて、和えて。洗い物の負担が少ないのも嬉しいポイントです。台所だけでなく、食卓でもまた、台所だけでなく、食卓でも活躍するkuki mini。ジャムを塗ったり、バターを切ったり、五感をとぎ澄ませ、食べることに向き合う時間を大切にしてほしいです。【kuki mini 商品概要】商品 : ミニ木べら(1本入り)素材 : サオ(天然木)販売開始日時: 2023年12月18日21時販売価格 : 2,600円(税込)販売店 : 【ki dukiのブランド紹介】暮らしの中の「きづき」に出会う道具たち暮らしとは、料理や掃除、洗濯など、日々生きていく中で「やらなくてはいけないこと」の連続です。でもそれは、暮らしの中では至極当然のこと。その中で、ちょっとした楽しさや喜びに“きづき”があるだけで、「やらなくてはいけないこと」が、少し「楽しいもの」に変わります。焼く音が心地よかったり、良い香りだったり、感触だったり…ki dukiの道具を通して沢山の“きづき”と出会えますように。暮らしの中の「きづき」に出会う道具たち【OKUDAIRA BASE 紹介】YouTubeチャンネル「OKUDAIRA BASE」にて、日々の暮らしの様子を発信。チャンネル登録者数は 36万人(2023年12月現在)愛知県出身。福祉系大学卒業後、桑沢デザイン研究所夜間部にて空間デザインを学ぶ。料理やDIY、物選び、整理整頓、家族や友人を招いてのもてなし、一人キャンプや旅行など、自分の時間をとことん楽しむ方法をYouTubeにて配信。動画制作、キッチンツールのデザインなども行っている。YouTube : Instagram: 著書 : OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住: 25歳、東京、一人暮らし。月15万円で快適に暮らすアイデアとコツ(誠文堂新光社)/OKUDAIRA BASE 春夏秋冬の暮らし方:料理、手仕事、おもてなし、道具のデザイン。28歳、自分が心地いい仕事と生活(誠文堂新光社) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月18日俳優の奥平大兼が11日、都内で行われた『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』配信記念ワールドプレミアに、中島セナ、エマニエル由人、津田健次郎、森田剛、萩原健太郎監督とともに登壇した。本作は、ディズニープラスで12月20日より独占配信される日本発オリジナルファンタジー・アドベンチャーで、実写で描く現実世界「横須賀」と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界「ウーパナンタ」の2つの世界が舞台。横須賀に住む空想好きな高校生・ナギ役を中島、ウーパナンタからやって来た落ちこぼれのドラゴン乗りの少年・タイム役を奥平が演じた。奥平は、演じたタイムについて「人を疑うということをしない子で、ずっと人を純粋に信じ続ける、なかなかできなそうでできなことを簡単にやってのけちゃう子で、人を平等に見ていて、分け隔てなく同じ対応をする子」と紹介。自身との共通点を聞かれると「異世界の子ということもあってなかなか共通点がなくて、演じる時もだんだんお芝居していって自分の感覚にしていったという感じです」と答えた。本作では、ウーパナンタ語という架空の言語を作り出し、作品に多数登場。奥平はウーパナンタ語に苦労したそうで、「ウーパナンタ語は、今でもちょっとわからないことがあるぐらい本当に難しくて。タイムは15年間ウーパナンタの世界で生きてきたので、ウーパナンタ語をすらすらと言えないとダメだねと。ただしゃべるだけではなくて、感情に乗せたり、伝えたいことをウーパナンタ語を使って伝えることもあるので、今までにない挑戦でしたし、なかなかこんなことはないので楽しめたかなとは思います」と振り返った。
2023年12月11日奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』より、予告編とポスタービジュアルが公開。追加キャストも発表された。本作は、eスポーツを題材にした日本初の劇映画。徳島県の高専を舞台に、実在の男子学生をモデルにした青春映画だ。この度、翔太(奥平さん)と達郎(鈴鹿さん)と共に、全国高校eスポーツ大会を目指す達郎のクラスメートで、Vチューバー・胡桃のあに夢中のクセ強男子・亘役で、話題CMに出演する小倉史也を抜擢したほか、山下リオ、花瀬琴音、三浦誠己の出演が明らかになった。解禁となった予告編では、学校の壁に貼られた、全国高校eスポーツ大会メンバー大募集のポスターを見て興味を持った翔太が、ポスターを作った先輩・達郎に連絡。1チーム3人編成のロケットリーグにエントリーしたい達郎は、人数合わせのためにたまたま席が近かった亘を残り1枠にロックオン。本来なら放課後に交わることもなかった学年も性格もバラバラの3人が、にわかチーム<アンダードッグス(かませ犬)>を結成し、全国大会に挑む。最初は全く息が合わない彼らだったが、次第に競技に魅せられ、練習を重ねていく。不満はないけれど、なにかが足りない。そんな10代男子が熱中できるものを見つけて、次第に仲間となっていく姿が映像の中に凝縮。青春真っ只中の爽快感溢れる予告編となっている。またポスタービジュアルでは、翔太と達郎がコントローラー片手にゲーム台に座り、楽しげな笑顔を向け、亘はタイトルからひょっこり顔を出している。そして2人の後ろには、ロケットリーグの壮大なフィールドが広がり、躍動感みなぎるビジュアルが完成した。『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は2024年3月8日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~ 2024年3月8日より全国にて公開©2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2023年11月24日奥平大兼と鈴鹿央士がダブル主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』の公開日が、2024年3月8日(金) に決定し、併せて追加キャスト、予告編、ポスタービジュアルが発表された。「eスポーツ」を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。派手な外見とは裏腹に、弟想いの一面もある心優しい翔太を奥平、クールな優等生だがケガを理由にバスケットボールを断念せざるを得なかった達郎役を鈴鹿が演じる。監督は、若者を主人公に据え、数々の青春映画を世に送り出してきた古厩智之、本作の企画・プロデュースを「サクラ大戦シリーズ」等を手掛けるゲーム界のレジェンド広井王子が務めた。追加キャストには、翔太と達郎とともに「全国高校eスポーツ大会」を目指す、達郎のクラスメートでVチューバ―“胡桃のあ”に夢中のクセ強男子・亘役に小倉史也が抜擢。そのほか、山下リオ、花瀬琴音、三浦誠己の出演が発表された。予告編は、「俺、これ出るわ」と、学校の壁に貼られた「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」のポスターを見て興味を持った、金髪のやんちゃな外見の翔太(奥平大兼)の姿が映し出される。ポスターを作った1学年先輩のeスポーツ上位ランカー・達郎(鈴鹿央士)に連絡する。1チーム3人編成の「ロケットリーグ」にエントリーしたい達郎は、人数合わせのためにクラスメートでたまたま席が近かった亘(小倉史也)を誘う。「ガチのやつ?」と困惑気味の亘だが、達郎の猛プッシュに負け、しぶしぶチームに加入。友達未満のドライな関係で、激しく衝突したりもしない彼らは全く息が合わなかったが、次第に競技に魅せられ、練習を重ねて、東京での決勝戦を目指していく……。不満はないけれど、なにかが足りない。そんなどこにでもいる10代男子が、熱中できるものを見つけ、次第に仲間となっていく姿が60秒の映像の中に凝縮されている。ポスタービジュアルでは翔太と達郎がコントローラー片手にゲーム台に座り、亘がタイトルからひょっこり顔を出す姿が。「この瞬間を本気で遊べ!」というキャッチコピーに加え、2人の後ろには「ロケットリーグ」の壮大なフィールドが広がり、彼らの操る車が勢いよく駆け抜ける躍動感みなぎるビジュアルとなっている。『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』予告編<作品情報>『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』2024年3月8日(金) 公開公式サイト: 映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2023年11月24日俳優の奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務める映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』(2024年3月8日公開)の公開日・予告編・ポスタービジュアル・追加キャストが24日、公開された。この度、同作の追加キャストが明らかに。達郎(鈴鹿央士)のクラスメイトで、翔太(奥平大兼)と達郎とともに全国高校eスポーツ大会を目指す、Vチューバー“胡桃のあ”に夢中のクセ強男子・亘役には、小倉史也が抜擢された。その他に山下リオ、花瀬琴音、三浦誠己など追加キャスト陣も一挙解禁となった。公開された予告映像では、学校の壁に貼られた「全国高校eスポーツ大会メンバー大募集」のポスターを見て「俺、これ出るわ」と興味を持った、金髪のやんちゃな外見の翔太が、ポスターを作った1学年先輩のeスポーツ上位ランカー・達郎に連絡する。1チーム3人編成のロケットリーグにエントリーしたい達郎は、人数合わせのためにクラスメメイトでたまたま席が近かった亘(小倉史也)を残り1枠にロックオン。「ガチのやつ?」と困惑気味の亘だが、達郎の猛プッシュに負け、しぶしぶチームに加わることに。本来なら放課後に交わることもなかった学年も性格もバラバラの3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成し、全国大会に挑む。同じ学校だけどオンライン上で集合・解散する彼らは、友達未満のドライな関係で、激しく衝突したりもしない。初めは全く息が合わない彼らだったが、次第に競技に魅せられ、練習を重ねて、東京での決勝戦を目指していく。どこにでもいる10代男子たちが、周りの大人から何と言われようが「思いっきりやったら、“勝つとか負けるとかは、どーでもよくて”」と熱中できるものを見付け、次第に仲間となっていく姿を60秒の映像の中に凝縮した。ポスタービジュアルでは、翔太と達郎がコントローラー片手にゲーム台に座り、楽しげな笑顔を向け、亘がタイトルからひょっこり顔を出す。2人の後ろにはロケットリーグの壮大なフィールドが広がり、彼らの操る車が勢いよく駆け抜けるビジュアルとなった。【編集部MEMO】映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。 学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。(C)2023映画『PLAY! ~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』製作委員会
2023年11月24日ディズニープラスで“実写”と“アニメ”、2つの世界を描く日本発オリジナルシリーズ「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」。この度、W主演の中島セナや奥平大兼ら、実写<現実世界>とアニメ<異世界>、それぞれの登場人物たちの胸に秘められた“声”にフォーカスを当てたキャラクタービジュアル15枚が一挙解禁となった。本作は、実写で描く現実世界・横須賀と、アニメで描くドラゴンが棲む異世界・ウーパナンタの2つの世界が描かれる、これまで誰も観たことのない全く新しい物語。解禁されたキャラクタービジュアルは、実写で描かれる<現実世界>横須賀を舞台に生きる人物たちと、アニメで描かれるドラゴンが棲む<異世界>ウーパナンタの登場人物たちが、それぞれ虹の架かった幻想的な空を背景にした15枚のビジュアル。それぞれのビジュアルにはキャラクターの“声”を表すコピーが添えられており、主人公のナギ(中島セナ)には「見たことない世界を、私は見たい。」という言葉。周囲と馴染めず現実世界に生きづらさを感じ、現実に夢や希望がないと感じる一方で、空想好きで想像力豊かな彼女が、異世界からやってきた不思議な少年・タイムとの出逢いによって、少しずつ変わっていく“期待”を感じさせられるひと言だ。もう一人の主人公、落ちこぼれのドラゴン乗りのタイム(奥平大兼)は「誰かを傷つけなきゃ、世界は救えないの?」と滅びゆく故郷を救うため奮闘しながらも葛藤を感じさせる、実直で真っ直ぐな気持ちが表れた言葉。ドラゴン乗りに必要な「ドラゴンの声を聴く」ことはできないが、誰よりも真摯に向き合い、決して最後まで諦めないタイムが、ウーパナンタだけでなく現実世界をも巻き込む大冒険に挑むとき、一体どのような活躍を見せてくれるのか、期待が高まる。ナギの傍でいつも優しく接してくれる親友のソン(エマニエル由人)は、「諦めたくない、夢があるんだ。」と、家では兄に「勉強しろ」と怒られてばかりの彼が胸に秘めた、「漫画家になる」という夢への強い想いが表現されたもの。「ぼくは知りたい――この世の真実を。」と同じく強い想いを感じるひと言が書かれているのは、<現実世界>について熱心に調べ続け、ウーパナンタでは異端と呼ばれる研究者のサイラ(SUMIRE)。彼女の放つ「真実」とは一体何を指すのか。止まらぬ探究心が導き出すこの世の「答え」とは…。彼女の考察が物語の面白さをより深くするに違いない。さらに、物語を読み解くのに重要なキャラクターが、いまは亡きナギの母・ハナ(田中麗奈)。「想像力が、世界の扉をひらく。」とナギに遺した意味深なメッセージが添えられている。一方でナギの優しい父・タイチ(三浦誠己)も「家族のために、守りたいヒミツがある。」と夫婦そろって意味深な言葉が…。ナギがまだ幼い頃、取り憑かれたようにドラゴンや異世界の絵を描いていたというハナと、そしてその夫であるタイチが隠す“ヒミツ”。異世界とは全く縁の無さそうなナギの家族が、物語の“カギ”を握っていそうだ。また、現実世界に飛ばされ、事件を起こしてしまったアクタの弁護を担当する、クールで生真面目な弁護士の虹咲(成海璃子)は、「あなたの正義感は、誰のため?」という問いを投げかける。ナギ以外でウーパナンタの人物と関わることが明かされた数少ない登場人物の彼女は、現実世界の常識が通用しないアクタとどのように出逢い、関わっていくのか。そんな虹咲に弁護されることとなる、ドラゴン乗りの英雄・アクタ(新田真剣佑)は「俺はもう、俺が信じる人だけを守る」と、一種の諦めのような悲哀を感じさせるひと言。これまでウーパナンタの人々を守り続けて来た英雄の彼は、現実世界に迷い込み、何を感じたのか。ナギとタイムだけでなく、アクタ自身の物語も追いかけたくなってしまう。そしてコンビニ店員としての姿を見せながら圧倒的に異様なオーラを放つ謎の男・柴田(森田剛)は「この世界で、夢や希望など、聴こえない。」という絶望に満ちた声。「この世界」とは果たしてコンビニ店員として働く現実世界なのか、元いた世界のウーパナンタなのか。彼の目的もまだまだ謎に包まれたまま。最後に残るのは、タイムを支える小さなドラゴン・ガフィン。「グルルルッ!」とウーパナンタのドラゴン乗りにしか分からないメッセージが添えられるが、本作を鑑賞し、ドラゴン乗りとしてガフィンの“声”を聴くことができるようになったとき初めて、このメッセージの意味が分かる!?「Production I.G」が手掛けたウーパナンタ<異世界>で生きるキャラクターたちのタイム、アクタ、スペース、サイラ、ガフィンのアニメビジュアル版も合わせてお披露目され、実写とアニメ両方のクオリティの高さも伺える今回のデザイン。個性豊かで、それぞれが深いエピソードを持っているであろう各キャラクターたちの心の声に注目だ。「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」は12月20日(水)よりディズニープラス スターにて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年11月17日中島セナ、奥平大兼、新田真剣佑らが出演するオリジナルシリーズ「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」に森田剛が出演することが分かった。本作は、実写で描かれる<現実世界>と、アニメで描かれる<ドラゴンが棲む異世界>の2つの世界を舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。森田さんが演じるのは、〈ウーパナンタ〉の世界で伝説のドラゴン乗りとして知られていた元英雄スぺ―ス。しかし、あることがきっかけで10年前に現実世界に来ることになり、いまはコンビニでアルバイトする男・柴田として生活している。現実世界でなんとか生きるため、懸命にコンビニで働く一方、伸ばしっぱなしの長髪に無精髭を蓄え、どこかうつろな表情で周囲を見る彼は、ただのコンビニ店員とは思えぬ不気味な雰囲気を漂わせる謎の存在だ。アニメのキャラクター設定画では、整えられた黒髪とグリーンの瞳、シックなカラーの民族衣装に身を包み、真紅のマントを羽織っている堂々とした出で立ちのスペース。そんな英雄の面影を感じさせない柴田のビジュアルとのギャップに、彼の過去にある深い物語を予感させる。本作の最大の特徴である2つの世界の融合について、森田さんは「新しいチャレンジだと思うので、そういう意味でワクワクしました。自分の心が動いたので是非参加したいなと思いましたね」と、本作の出演を決めた理由を明かした。また、スペース/柴田の魅力について「(柴田は)普段はコンビニで働いているんです。でも、変わるきっかけをずっと待っている。本当に諦めが悪いというか、それぐらい真っ直ぐで他の人から見たら『違うんじゃないの?』と思うところも、自分を信じる強さがある。そこはすごく感じていて、その温度を出せたら、いいスパイスになるのかなとは考えていました」とふり返る。今回実写パートを演じるだけでなく、アニメパートでは同キャラの声優も担当するにあたり行われたアフレコについて、「めちゃくちゃ大変でした。改めて映像を観てすごいことをやっていたなと思います。戦いのシーンがメインだったので一生懸命大きい声を出して頑張りました」と実写とアニメで同じキャラクターを演じる苦労を明かしてくれた。さらに本作の配信を待ち望むファンへ向けて「世界共通で相手を思うことや、相手の声を聞くことは今の時代に必要だなと思います。それは子供だろうが大人だろうが関係ないと思うんですよね。しっかり相手の言葉を聞いて、それを自分の中で噛み砕いて、また返すというキャッチボールを、最近はすっ飛ばして違うコミュニケーションになっている気がします。相手があってこその自分というのはいいテーマだと思う。それを感じてもらって、この世界にのめり込んでもらえたら何か変わる気がしますし、感じてもらえるのではないかと思っています」とメッセージを送り、本作の繊細で普遍的なテーマに自信を覗かせた。「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」は12月20日(水)よりディズニープラス「スター」にて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年10月10日中島セナ、奥平大兼、新田真剣佑らが出演するオリジナルシリーズ「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」が、Disney+(ディズニープラス)の「スター」にて12月20日(水)より世界配信されることが決定。併せて作品の世界観が表現されたティザービジュアルも解禁となった。本作は、数々のファンタジー作品を生み出し、世界中を魅了してきたディズニーが<実写>と<アニメ>で2つの世界を描く映像表現を取り入れ、これまで誰も観たことのない全く新しい物語を日本から世界へ発信する、日本発のオリジナルファンタジー・アドベンチャー超大作。実写で描く<私たちが住む現実世界>と、アニメで描く<ドラゴンが棲む異世界>の2つの世界が描かれる。主人公は、中島セナ演じる、現実世界の横須賀に住む空想好きな女子高生のナギと、奥平大兼演じるドラゴンが棲む異世界・ウーパナンタで生きる“ドラゴン乗り”の少年・タイムの2人。ナギは音を聞くことで色が見える特殊な体質がきっかけで周囲にどこか馴染めなさを感じ、ある時から繰り返し見る“空を飛ぶ白昼夢”にずっと悩まされていた。一方、もう一人の主人公・タイムの住む異世界・ウーパナンタでは、数多くの浮島が空に落ちていくという異変が起こっており、新田真剣佑演じる、英雄・アクタ率いるアクタ空団が世界崩壊の危機から人々を救っていた。タイムはそんなアクタに憧れ空団に所属するが、ドラゴン乗りとして最も重要な“ドラゴンたちの声”を聴くことができず、“落ちこぼれ”として扱われ、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、2つの世界が交わりナギは異世界からやって来たタイムと出逢う。別々の地で、周りと少し違う自分に生きづらさを感じる似た者同士の2人が出逢う時、2つの世界を巡る壮大な物語が始まる――。解禁されたティザービジュアルは、2人の主人公・ナギとタイムが“世界の音”に耳を澄ますように目を閉じたエモーショナルな仕上がり。ナギとタイムそれぞれ“聴く”ことで悩んできた彼らが、自分がいる世界ではない遥かな世界に期待と想像を膨らませており、淡く、爽やかな色見で物語を紡ぐ2人のピュアな心情が伝わってくるよう。このビジュアルを手掛けたのは、松任谷由実や「Mr.Children」など、数々の有名アーティストのアルバムデザインなどを手掛けてきたアートディレクター・森本千絵。作品全体の監督・萩原健太郎、アニメーション監督・大塚隆史、キャラクター原案・コンセプトアートを担当した出水ぽすか、さらにアニメ制作には「攻殻機動隊」シリーズ、「PSYCHO-PASSサイコパス」を手掛けるProduction I.Gと世界水準の豪華製作陣が揃い、世界的なアートディレクター・森本千絵も加わる。「ワンダーハッチ-空飛ぶ竜の島-」は12月20日(水)よりディズニープラス「スター」にて独占配信。(シネマカフェ編集部)
2023年10月04日菓子の製造販売を行う、お菓子のふじいは、日本栄養精神医学研究会 会長・栄養専門精神科医の奥平 智之医師監修による鉄に着目した菓子シリーズ「テケジョスイーツ」を、2023年9月26日より自社ウェブサイトにて販売開始します。鉄欠乏女子を「テケジョ」と名づけ、女性の鉄欠乏への啓発活動を行う医師が監修鉄欠乏に詳しい奥平 智之医師が監修。「鉄欠乏の改善には、単に鉄を補うだけではなく、抗炎症対策も考慮して、鉄代謝を改善する必要がある。従来のスイーツには、鉄欠乏症の方には炎症の原因となる精製糖質や小麦粉が使われていることが多く、これらは控えるべきもの」との奥平医師の指導のもと、本商品シリーズは、単に鉄入りではなく、グルテンフリー・精製糖不使用にすることや、ラクトフェリン・食物繊維・オリゴ糖を配合することで「テケジョ」に配慮されたものとなっています。女性の場合、一般的に1日あたり10mg以上の鉄の摂取が推奨されているが、2019年の国民健康栄養調査によれば平均摂取量は6.2mgと4mgほど不足しているのが実態。「テケジョスイーツ」シリーズの菓子には一袋あたり4mgの鉄を配合しています(サプリメントにも使用実績のある太陽化学の鉄剤)。*菓子としては先駆的な取り組み「ラクトフェリン」配合鉄の吸収効率や腸内環境への寄与が研究報告されている「ラクトフェリン(※)」を配合。機能性素材として乳製品における配合実績は少なくないが、加熱に弱い性質から菓子製造では取り扱いが難しく、これまで使用が困難な素材とされてきました。当社では、菓子の製造法や工程を工夫することで、ラクトフェリン配合菓子の商品化を実現しました。※かまさる団子にはラクトフェリンを配合しておりません大切な人とシェアしたい、和菓子も洋菓子も入っている「テケジョスイーツ」のセット「テケジョスイーツ」は、ロールケーキ(3種)、かまさる団子(2種)、カスタード大福(2種)のラインナップで、今回発売するのは詰め合わせセット商品となります。当社代表・藤井 千晶は「お菓子は体に良くないイメージがあり、食事に気を使う方々の多くはお菓子を贈答用にしづらい現状と、健康に良いものは美味しくないという傾向を払拭したいとの思いがあった。材料にこだわり、製造を工夫。冷凍便で届いたら必要な分だけを解凍し、普通のお菓子と変わらず美味しく食べられる。健康に気を使う方への贈答にピッタリ。」とコメントしています。<種類>ロールケーキ:抹茶風・チョコ・ごま3種かまさる団子:ごま・きな粉2種カスタード大福:プレーン・抹茶風2種和菓子・洋菓子が混合するセット*限定100個のお試しセットが送料込み4,500円→2,980円で通販限定で提供鉄を気にしている女性にぜひ食べていただきたい、お菓子は好きだけど食べるのに罪悪感を感じている大切な方へのギフトにしていただきたい、ぜひお菓子を起点にお話で盛り上がってほしい。そんな思いで初回通販限定でお試しセットを提供します。■商品概要商品名: テケジョスイーツセット発売日: 2023年9月26日(火)種類: お試しセット、ギフト中、ギフト大価格: 【送料・税込み価格】限定100お試しセット4,500円→2,980円ギフト中6,500円ギフト大8,500円内容: *お試しセットロールケーキ3種各1×3個、カスタード大福2種各1×2個、団子2種各1×2個*ギフト中ロールケーキ3種各2×6個、カスタード大福2種各2×4個、団子2種各1×2個*ギフト大ロールケーキ3種各2×6個、カスタード大福2種各3×6個団子2種各3×6個販売場所: お菓子のふじい公式通販サイト・楽天通販サイト(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年09月27日俳優の奥平大兼と鈴鹿央士が、映画『PLAY! 〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜』(2024年春公開)でW主演を務めることが18日、明らかになった。同作は徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。学校の壁に貼られたeスポーツ勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、eスポーツ上位ランカーでポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎(鈴鹿央士)に連絡する。達郎のクラスメイトでたまたま席が近かったVチューバ―好きの亘も巻き込み、本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム・アンダードッグス(かませ犬)を結成して、全国大会に挑む。奥平は金髪にピアスと見た目はヤンチャでありながら、派手な外見とは裏腹に弟想いの一面もある心優しいeスポーツビギナー翔太(奥平大兼)を演じ、鈴鹿はケガによってバスケットボールを諦めた失意の天才ゲーマー達郎を演じる。年齢もバックグラウンドも異なる3人は次第に競技に魅せられ、練習を重ねて、東京での決勝戦を目指していき、本音を語らない微妙な会話、衝突を避ける距離感などリアリティをもって、いまどきの10代を映し出す。それぞれが青春時代特有の悩みを胸に抱えながらも一瞬一瞬を全力で“PLAY”し、本当の仲間になっていく姿を描いていく。監督は、ロボットコンテストに挑戦する高専生を描いた『ロボコン』や、ボルダリングに夢中な女子高生を描いた『のぼる小寺さん』など、若者を主人公に据え、数々の青春映画の傑作を世に送り出してきた名手・古厩智之。企画・プロデュースは、「サクラ大戦シリーズ」等を手掛け、ゲーム界のレジェンドと称される、広井王子が務めている。撮影は2023年1月〜2月にかけて行われた。○奥平大兼 コメント今回eスポーツをテーマとした映画ということで、個人的にゲームはとても好きですし、ゲームの世界大会などは見る機会が多いので、このように映画でeスポーツの魅力を伝えられるのはとても光栄に思いました。そして、ゲームをみんなでやっているシーンなど、いつもと違ったお芝居や撮り方なども、撮影していてとても楽しかったですし、青春映画としても、若者が一つのものに熱中して、何かを目指す尊さを経験できました。是非この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです。○鈴鹿央士 コメント田中達郎役を演じさせていただきました、鈴鹿央士です。今作では、本編の殆どを徳島県にて撮影しました。自然に囲まれ穏やかな時間が流れる中で、のびのびと撮影できたことがとても楽しかったです。みんなで撮影終わりなどに徳島ラーメンを食べに行ったり、たくさん思い出があります。そのような中で、eスポーツの試合シーンは、みんなでアツく撮影していたので、どのようになっているのか観るのが楽しみです。eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野です。僕も普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています。公開をお楽しみに。○監督:古厩智之 コメント四国の小さな町。ほんとうにあった青春時代をもとにした映画です。親たちは疲れ切っていて、少年たちはずっと足踏みしている。彼らのリアル、感触や欲しいものを考えました。仲間を得て、最高のガッツポーズをする瞬間を経ても、現実は変わらないかもしれない。だからこそ「遊べ!」です。それでも「遊べ!」。PLAY!です。それを私よりも理解した奥平くん、鈴鹿くんら俳優陣とスタッフのおかげで、すみっこの町でHIPHOP映画を撮るように、eスポーツの映画を撮れたと思います。震えますよ!(C)2023映画『PLAY!〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜』製作委員会
2023年08月18日奥平大兼と鈴鹿央士がW主演を務め、日本で初めて【eスポーツ】を劇映画化(※)する映画『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』が2024年春に公開されることが決定(※特定非営利活動法人北米教育eスポーツ連盟 日本本部調べ)。W主演の2人と監督の古厩智之からコメントが到着した。「“全国高校eスポーツ大会”メンバー大募集」。学校の壁に貼られた勧誘ポスターを見た翔太(奥平大兼)は興味を持ち、立候補。eスポーツ上位ランカーでこのポスターを作った張本人、1学年先輩の達郎に連絡する。1チーム3人編成の<ロケットリーグ>にエントリーしたい達郎(鈴鹿央士)は、クラスメートでたまたま席が近かったVチューバー好きの亘を残り1枠にロックオン。なかば強引にYESを取り付ける。金髪にピアスのeスポーツビギナー翔太。ケガによってバスケットボールを諦めた失意の天才ゲーマー達郎。四六時中、ポテチ片手に動画やアニメに没頭する亘。本来なら学校生活で交わることのなかった3人が、にわかチーム<アンダードッグス(かませ犬)>を結成して、全国大会に挑む。はじめは全く息の合わなかった彼らだったが、次第に競技に魅せられ、練習を重ねて、東京での決勝戦を目指していく…。【eスポーツ】とは、コンピュータゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称。ファン人口は年々増え続け、日本でも近い将来1千万人を超えると見込まれる。IOC(国際オリンピック委員会)主催の世界大会も開かれるほど、いまや正式なスポーツとして世界が認めている。【eスポーツ】を題材にした日本初の劇映画である本作は、徳島県の高専(高等専門学校)を舞台に実在の男子学生をモデルに描いた青春映画。本音を語らない微妙な会話、衝突を避ける距離感などリアリティをもって、いまどきの10代を軽やかに映し出す。そのぎこちない関係性と独特の間が思わず観る者の笑いを誘い、それぞれが青春時代特有の悩みを胸に抱えながらもこの一瞬一瞬を全力で“PLAY”し、本当の仲間になっていく姿を描き出す。奥平大兼派手な外見とは裏腹に、弟想いの一面もある心優しい翔太を演じるのは、『MOTHER マザー』で長澤まさみ扮する母親・秋子の息子役で鮮烈なデビューを飾った奥平大兼。その年の日本アカデミー賞やブルーリボン賞など数々の映画賞で新人賞を総なめにしたことも記憶に新しい。クールな優等生だが、ケガを理由にバスケットボールを断念せざるを得なかった達郎役には、映画初出演にして『蜜蜂と遠雷』のメインキャストに抜擢され、日本アカデミー賞、毎日映画コンクールなどの映画新人賞を多数獲得、「silent」「ドラゴン桜」などに出演した鈴鹿央士。鈴鹿央士共に現在放送中のテレビドラマでも重要な役柄に配され、奥平さんは「最高の教師1年後、私は生徒に■された」(NTV)、鈴鹿さんは「18/40~ふたりなら夢も恋も~」(TBS)に出演。デビュー以降、話題作に続々と出演する俳優のフロントランナーである2人が本作のW主演に起用された。監督は、ロボットコンテストに挑戦する高専生を描いた『ロボコン』や、ボルダリングに夢中な女子高生を描いた『のぼる小寺さん』など、若者を主人公に据え、数々の青春映画の傑作を世に送り出してきた名手・古厩智之。また本作の企画・プロデュースは、「サクラ大戦シリーズ」などを手掛け、ゲーム界のレジェンドと称される広井王子が手掛ける。■奥平大兼郡司翔太役今回eスポーツをテーマとした映画ということで、個人的にゲームはとても好きですし、ゲームの世界大会などは見る機会が多いので、このように映画でeスポーツの魅力を伝えられるのはとても光栄に思いました。そして、ゲームをみんなでやっているシーンなど、いつもと違ったお芝居や撮り方なども、撮影していてとても楽しかったですし、青春映画としても、若者が一つのものに熱中して、何かを目指す尊さを経験できました。是非この映画で、ゲームが好きな方にはもちろん、あまりゲームのことを知らない方にも、今のeスポーツの世界の魅力や熱量を知っていただけたら嬉しいです。■鈴鹿央士田中達郎役田中達郎役を演じさせていただきました、鈴鹿央士です。今作では、本編の殆どを徳島県にて撮影しました。自然に囲まれ穏やかな時間が流れる中で、のびのびと撮影できたことがとても楽しかったです。みんなで撮影終わりなどに徳島ラーメンを食べに行ったり、たくさん思い出があります。そのような中で、eスポーツの試合シーンは、みんなでアツく撮影していたので、どのようになっているのか観るのが楽しみです。eスポーツは、全国大会が開催されたり、これからオリンピック競技にもなるかもしれない、注目の分野です。僕も普段からゲームを嗜む1人として、公開までたくさんの方と一緒にこの映画を盛り上げられたらなと思っています。公開をお楽しみに。■監督:古厩智之四国の小さな町。ほんとうにあった青春時代をもとにした映画です。親たちは疲れ切っていて、少年たちはずっと足踏みしている。彼らのリアル、感触や欲しいものを考えました。仲間を得て、最高のガッツポーズをする瞬間を経ても、現実は変わらないかもしれない。だからこそ「遊べ!」です。それでも「遊べ!」。PLAY!です。それを私よりも理解した奥平くん、鈴鹿くんら俳優陣とスタッフのおかげで、すみっこの町でHIPHOP映画を撮るように、eスポーツの映画を撮れたと思います。震えますよ!『PLAY!~勝つとか負けるとかは、どーでもよくて~』は2024年春、全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2023年08月18日映画『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』(公開中)の大ヒット公開記念舞台挨拶が9日、都内で行われ、日本語吹き替えキャストの森川智之、広瀬アリス、津田健次郎、園崎未恵が登壇した。トム・クルーズ演じるスパイ組織IMFに所属する主人公イーサン・ハントと彼率いるチームの活躍を描く『ミッション:インポッシブル』シリーズ最新作。全人類を脅かす新兵器が悪の手に渡る前に見つけ出すミッションを課せられたイーサンたちが、世界各地で命を懸けた熾烈な攻防を繰り広げる。イベントには、トム・クルーズ演じるイーサン役の森川智之、前作からの続投となったホワイト・ウィドウ役の広瀬アリス、新キャストであるイーサンと数奇な出会いを果たし行動を共にすることになるグレース役の園崎未恵、シリーズ史上最も強大な敵としてイーサンの前に立ちはだかるガブリエル役の津田健次郎が登壇した。アニメ好きとしても知られる広瀬は、声優陣との舞台挨拶に「今日はお三方の声をすごく聞いていたいので、あんまり質問には答えたくない。お三方を中心に回ればいいなと思っています。私からしたらめちゃめちゃ芸能人とここに立っているなという感じで、すごく緊張しています」と話した。アフレコの話題になり、最初に収録した園崎が広瀬について「寄せてくださっていた。うれしかったです」と話すと、広瀬は「吐きそうです。喜びが爆発して」と感激。同シーンについて森川も「感心しました」と述べ、津田も「とても楽しませていただきました」と称賛していた。
2023年08月09日SNS総フォロワー約50万人、暮らしのクリエイター「OKUDAIRA BASE(奥平ベース)」がデザイナーを務めるブランド「ki duki」より、新商品・新感覚のガラスの醤油さし『hitotama』が2023年8月3日(木)に発売されます。醤油さし『hitotama』【『hitotama』のコンセプト】“ぽたん”醤油をさす瞬間が心地よいひとときに変わる。『hitotama』が届ける、新しい暮らしの時間。目玉焼き、お豆腐、焼き魚に。一滴が心地よい余韻をもたらす『hitotama』により、いつもの食事の時間がちょっと特別なひとときに変わります。“さす”瞬間が心地よいひとときに変わる【『hitotama』開発のストーリー】“さす”醤油さしを作りたくて。矛盾と寂しさから生まれた『hitotama』。醤油さしは“さす”という面白い表現なのに実際は醤油差しを傾けるだけ。食卓ではよく使うのに、その時間は無意識に過ぎることが多いです。そこに矛盾と寂しさを感じ、醤油を“さす”瞬間が心地よいひとときに変わる『hitotama』を考えました。職人の手作業により、丁寧に作られています【『hitotama』の特徴】試作を重ねる中、辿りついた形。手になじむ丸い持ち手をしっかりと支える円錐の器。持ち手の小さな穴は、指をそっと触れるだけで醤油を持ち上げてくれます。横に穴を開けることでホコリが入りにくい形にしました。そっと見守られているような愛らしいフォルムそばに置きたい、愛らしさ。こまめに継ぎ足すミニサイズ。そっと見守られているような愛らしいフォルムは、台所や食卓を癒してくれます。醤油を足す目安は1週間ほど。すぐ使い切れる容量で、醤油の酸化も心配いらず。いろいろな使い方に出会える「オイルさし」や「一輪挿し」にも。暮らしにあわせた使い方を。他の調味料を入れたり、お花を飾ったり、暮らしの中でいろいろな使い方に出会えます。【『hitotama』商品概要】商品名 : hitotama詳細 : ガラスの醤油さし(約80ml)熱湯・電子レンジ・食洗機使用可原産国 : 日本販売開始日時 : 2023年8月3日(木)21時販売価格 : 5,900円(税込)公式オンラインストア: 暮らしの中の「きづき」に出会う道具たち【ki dukiのブランド紹介】暮らしの中の「きづき」に出会う道具たち暮らしとは、料理や掃除、洗濯など、日々生きていく中で「やらなくてはいけないこと」の連続です。でもそれは、暮らしの中では至極当然のこと。その中で、ちょっとした楽しさや喜びに“きづき”があるだけで、「やらなくてはいけないこと」が、少し「楽しいもの」に変わります。焼く音が心地よかったり、良い香りだったり、感触だったり…ki dukiの道具を通して沢山の“気づき”と出会えますように。【「OKUDAIRA BASE」紹介】YouTubeチャンネル「OKUDAIRA BASE」にて、日々の暮らしの様子を発信。チャンネル登録者数は 35.9万人(2023年7月現在)愛知県出身。福祉系大学卒業後、桑沢デザイン研究所夜間部にて空間デザインを学ぶ。料理やDIY、物選び、整理整頓、家族や友人を招いてのもてなし、一人キャンプや旅行など、自分の時間をとことん楽しむ方法をYouTubeにて配信。動画制作、キッチンツールのデザインなども行っている。YouTube : Instagram: 著書 : OKUDAIRA BASE 自分を楽しむ衣食住:25歳、東京、一人暮らし。月15万円で快適に暮らすアイデアとコツ(誠文堂新光社)/OKUDAIRA BASE 春夏秋冬の暮らし方:料理、手仕事、おもてなし、道具のデザイン。28歳、自分が心地いい仕事と生活(誠文堂新光社) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月03日映画『MOTHER マザー』の少年役をはじめ、数々の映画で存在感を示す奥平大兼さん。全身全霊で役に飛び込むような演技で作品ごとにイメージを更新する…。そんな天才俳優の素顔を写真家の表萌々花さんが捉えました。下町の路地裏を、サンダル履きでぶらぶら。日常感あふれる“撮影散歩”をリラックスモードで楽しんでくれた奥平大兼さん。「カッコつけるのは苦手だから、こういう自然な感じはすごく心地いいです」デビュー4年目にして数々の賞を受ける映画界期待の新星。そんな高評価をよそに、役作りは自問自答の繰り返しだ。「映画の撮影は1年くらいかかるので、その間ずっと『これでいいのかな』の連続。そういうときは一人で抱えず、不安や迷いも含めて一緒に作っている方々の意見をしっかり聞きます。撮影時間には限りがあるけれど、そこで妥協したら観る人に絶対伝わるから」真摯な役作りの原点は、2020年、世界的な評価を受けた映画『MOTHER マザー』。「この作品ですごく注目をしていただいて、ありがたいことに褒められることが多くなって。半面、指摘してくれる人が減ってしまった。撮影でもOKは出てもちょっと違うなと感じることもあったので、以来クランクインの際に『違うと思ったらすぐ言ってください』と、周りの方にお願いするようになりました。率直に言い合うことで、お互いにより力強い気持ちで作品にのぞめると思うから」撮影中はストイックそのもので、オフの時間も役の設定にある趣味に取り組む。「自分の趣味は、役が終わってからです。特に大好きな服作りに没頭しているときは、自分ってこういう人間だったなと思い出せる、すごく大事なリセットの時間です」服は作るのも着るのも大好き。なかでも憧れのデザイナーの一人、ジョン・ガリアーノの服作りには共感と尊敬を持っている。「無条件に彼の作る服が好き。一方で有名ブランドのディレクターとして活躍して、ブランドと自分のやりたいことを調和させることもできる。一緒に作る人の思いと自分の感覚を両方生かすことの難しさは僕も感じているから、ジャンルは違っても、それができる人は素晴らしいなと思います」そのひたむきな姿勢で難役に挑戦し続けてきた奥平さん。公開中の映画『君は放課後インソムニア』ではいつになく(?)等身大の男子高校生役で、リアルな青春を生きている。「撮影前、監督に『学生時代を思い出して若返って』って言われたんです。やってみたら昔の気持ちに戻るって難しいんですよ!でも現場で同世代キャストとキャピキャピ過ごすことで無事、青春に戻れました(笑)」いまは複数の作品を並行して撮るほど忙しい毎日。そのモチベーションはどこに?「これまでの監督や役者さんと、別の作品で再会するのが目標です。そう思えるのもいままで出会った人たちが本当にいい人たちばっかりだから!そう思うと、僕はつくづく人に恵まれて俳優をやれているんだなあ」撮影を終えて一言出演・奥平大兼「下町の路地裏を、カメラ片手に散歩気分での撮影。すごくのんびりした気持ちになりました。服装も街の空気もこのくらいのラフさが僕にとっては居心地がいい。潮風を含んだ初夏の空気に、下町のおばあちゃんちで過ごした子供の頃の夏休みを思い出して…、ふと今年は隅田川の花火が見たくなりました」おくだいら・だいけん2003年9月20日生まれ、東京都出身。好物はワイン好きのお母さんが作るアヒージョ。「お酒は飲めないけど白米に合うんです(笑)」ロングTシャツ¥27,500(ジェームス パース/ジェームス パース青山店 TEL:03・6418・0928)その他はスタイリスト私物撮影・表 萌々花「前日まで雨予報だったのが、当日は晴れ間が差す瞬間も。撮影は、奥平さんと同じ目線で撮ることを心がけました。なので、お互いに撮る人/撮られる人という意識はしていなかったと思います。等身大の19歳で気張った感じもなく、ずっと自然体で撮影に応じてくれ、自然にシャッターを切ることができました」おもて・ももか1998年生まれ、岐阜県出身。山や自然、旅先など、自分が身を置く場所やそこでの出会いで感じた心の機微を写真で切り取っている。※『anan』2023年7月19日号より。写真・表 萌々花スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・速水昭仁取材、文・大澤千穂(by anan編集部)
2023年07月16日今回、ご紹介するのは、映画『君は放課後インソムニア』。眠れない高校生を満点の星が優しく包む青春物語です。ダブル主演を務めた森七菜(もり・なな)さんと奥平大兼(おくだいら・だいけん)さんにお話をうかがいました。「出演は叶うことのない夢だと思っていました」左から、奥平大兼さん、森七菜さん【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 143映画『君は放課後インソムニア』(通称:君ソム)の原作は、『富士山さんは思春期』『猫のお寺の知恩さん』などで知られる青春漫画の旗手・オジロマコト氏が手がけた人気コミック。不眠症という共通の悩みを持つ主人公ふたりが、休部中の天文部を復活させるため、周りの人たちの温かいサポートを受けながら一歩ずつ歩みを進め、次第に絆を強めていく姿を描いた物語は、幅広い世代の共感を呼んでいます。そんな中、2023年4月からアニメ版が放送を開始。実写映画が現在全国で公開中など、多方面で“君ソム”が話題となっています。映画『君は放課後インソムニア』のダブル主演を務めるのは、今、もっとも注目を集める若手実力派のふたり。不眠症に悩む女子高生・曲伊咲(まがり・いさき)を演じるのは、新海誠監督の『天気の子』でヒロインの声優に抜擢され、是枝裕和監督が総合演出・脚本を担当したNetflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』で主演を務める森七菜さん。そして、伊咲と同じ不眠症に悩むもうひとりの主人公・中見丸太(なかみ・がんた)を演じたのは、映画『MOTHER マザー』で第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した奥平大兼さん。本作の撮影は、2022年の7月から8月にかけて、原作漫画の舞台でもある石川県七尾市を中心に敢行。海や山に囲まれた土地に流れる空気の中、フレッシュなキャストたちが、細かく揺れ動く主人公たちの心情を見事に演じきっています。ーー原作者のオジロ氏が「実写化するなら伊咲は森さんしかいない」と熱望されていたそうですね。しかも、森さんご自身が原作のファンで「この作品を実写化するなら絶対参加したい」と思っていらしたとか。本作の出演オファーをいただいたとき、どう思いましたか?森さん出演は叶うことのない夢だと思っていたので、オファーをいただいたことが信じられませんでした。私が現場に存在した意味があるように、撮影を頑張ろうと思いました。ーー役柄に共感したところや役作りについて教えてください。森さん眉毛が太いところや、明るくふるまおうとする性格は、自分と似ていると思っていました。自分にならないよう、伊咲を大切にして演じました。奥平さん丸太は、最初は素直じゃなくても、ちゃんと成長できるところが良い子だなと思いました。僕自身、高校生の頃は、悩みを打ち明けたり、共有したりすることをハードルが高いと感じていました。それができる伊咲と丸太の関係は素晴らしいと思いました。役作りとしては伊咲ありきの丸太、伊咲からもらうものに対して、素直に反応する丸太でいようと心がけました。どう反応するかを僕の感覚に任せてくれた監督に感謝しています。森七菜さんーーおふたりは初共演だそうですね。お互いの演技から、気づきを得たところは?奥平さん僕はこれまでシリアスな役を演じることが多くて。自分を出すような明るい役をやってみたいと思っていました。森さんはそういう演技のお手本のようなことができる方でした。演技を観ていると、感覚で演じているのかなと思うほどすごく楽しい気持ちになるんです。森さんが演じる伊咲は噓をつかないし、丸太に何をしようとしてくるのか分からない。次に何が来るのか分かってしまうと、「こうしようかな」と準備してしまうのですが、森さんについては本番中にダジャレを言うなど、全く予測ができなくて、こちらも丸太として自由に反応できました。ーーそのダジャレはアドリブですか?森さんそうです(笑)。奥平さんよく思いつくよね(笑)。森さん本編に使われないかもしれないけれど、丸太に聞いてほしいと思いながら言いました。奥平さんでも使われていたね。すごく面白かったです。森さん笑ってくれてよかったです。奥平大兼さんーー奥平さんの印象はいかがでしたか?森さん出演された作品を観て、すごい演技をされる方だなと思っていました。お会いする前は、何でも自分でやって、自分の世界を完全に確立している、一匹狼のような印象を抱いていましたが、撮影に入ると、私がうまくいかないときに、奥平くん自身のボルテージも上げて、助けてくれるんです。自分の世界と優しさを持ってお芝居ができる方なんだなと思いました。ーー主なロケ地となった石川県七尾市は、とても美しい場所ですね。奥平さん映像を観ていると七尾市に行きたくなります。映画のチラシに載っている田んぼ道は、とても印象に残っています。森さん私もこの写真がとても良いなと思っています。特に丸太の靴紐が片方はずれているところが、彼らしくて好きです。奥平さん(爆笑)ーーこの靴紐はわざとですか?奥平さん無意識です。森さん役作りですよ。現場で奥平くんが「ちょっとはずして良いですか?」と言っていました(笑)。奥平さんそんなことは、言っていません(笑)。ーー最後に本作の見どころをお願いいたします。奥平さん登場人物が、実際に七尾市でちゃんと生きているように感じる映画です。伊咲と丸太の高校生ならではの行動に、同世代の方は共感できると思います。伊咲と丸太の家庭環境にも重きを置いているので、そこは大人の方も共感できると思います。いろんな世代の方に観ていただきたいです。森さん原作コミックもアニメも素晴らしい内容です。映画は、原作のお話をより現実に近づけて描いています。自分の隣にいる方の想い出のような、近い距離の物語です。友だち関係、恋愛関係、親子関係など、いろんな立場のキャラクターが登場します。観ていただいた方すべてにあてはまる場所があると思いますので、ぜひ気軽に劇場へ観に来ていただきたいです。インタビューのこぼれ話映画のチラシに使われているのは、ゲームセンターまでの道のりをふたりで自転車に乗っていくシーン。「撮影2日目ぐらいの、序盤に撮ったシーンです。海もキレイでした。写真を見返していると、七尾市に行きたくなります」(奥平さん)。「後でこんなに大きく使われるとは知らず、このときは気を抜いて笑っているんです。とても楽しい撮影でした」(森さん)。Information映画『君は放課後インソムニア』全国公開中出演:森 七菜、奥平大兼原作:オジロマコト「君は放課後インソムニア」(小学館「週刊ビッグコミックスピリッツ」連載中/単行本1~13集発売中。監督:池田千尋脚本:髙橋泉 池田千尋主題歌:TOMOO「夜明けの君へ」(ポニーキャニオン/IRORI Records)企画・制作プロダクション:UNITED PRODUCTIONS製作:映画「君ソム」製作委員会配給:ポニーキャニオン©オジロマコト・小学館/映画「君ソム」製作委員会写真・安田光優文・田嶋真理 スタイリスト・山口香穂(森さん)伊藤省吾(奥平さん)ヘアメイク・宮本愛(森さん)速水昭仁(奥平さん)写真・安田光優 文・田嶋真理 スタイリスト・山口香穂(森さん) 伊藤省吾(奥平さん) ヘアメイク・宮本愛(森さん) 速水昭仁(奥平さん)
2023年06月25日映画『君は放課後インソムニア』(6月23日公開)の公開記念舞台挨拶が24日に都内で行われ、森七菜、奥平大兼、工藤遥、斉藤陽一郎、MEGUMI、萩原聖人、池田千尋監督が登場した。同作はオジロマコト氏による漫画の実写化作。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太(奥平)が、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で、同じく不眠症の曲伊咲(森)と出会うことから始まる青春ストーリーを描く。森が「私の親友で、“君ソム”と奥平くんが大好きな子がいるんですけど、映画を本当に楽しみにしてくれていて。『マンガとかアニメを予習して、今から観に行くんだ』と言ってくれる姿を見て。きっと他にもこんな人がたくさんいるのかなと思うと、すごくうれしい気持ちになりました」と明かすと、その言葉に奥平が「その話ははじめて聞きました。恥ずかしいですね」と照れ笑い。「個人的にはやっと公開かという気持ちがあります。映画は昨日から公開されたんですが、おとといの夜は本当に眠れなくて。すごくソワソワするような気持ちもあったんですけど、でも僕の友だちも、“君ソム”を観に行くと言ってくれる子が多くてうれしかったですし、こうやって目の前で観てくださる皆さんの姿を生で見ることができるのもうれしいです」と付け加えた。家族役の俳優陣が、ダブル主演のふたりとの共演エピソードを披露することに。伊咲の姉を演じた工藤が「とにかく七菜ちゃんが言ってくるアドリブ待ちみたいなところがあって。ワクワクしている私もいましたし、使われていないカットでも、まあまあアドリブで攻撃をしてくれていたので、それを受け止めて楽しんでいました。そして何よりも(主演の)2人が現場で仲良く、一緒にポータブルゲームとかをしているんですよ。それがあまりにもかわいらしすぎて!早矢ではなく、工藤遥の部分が出てきてしまいそうになるくらい。2人をずっと見てられるなというのをすごく感じていて。ご一緒できてうれしかったです」と述懐。そして完成した映画を観て、「“かわいくて泣く”という経験は、この映画が人生ではじめてでした。もしかしたら同じ気持ちの方もいらっしゃるかもしれないですね」と述べた。ただし劇中では姉妹ゲンカをするシーンが多かったため、「撮影中は、にくたらしいなと思っていたんですけどね」と笑いながら付け加えた工藤。対する森も「取っ組み合いをするところも、遠慮なくやってくれたんで。私も、アドリブの加減とかも全部、遠慮なくいけたんで。それはすごくありがたかったです」と振り返る。2人の様子を見ていた奥平も、工藤が神社で見つけたクワガタを、奥平たちに無邪気に見せてきたというエピソードを振り返りながら、「僕もお姉ちゃんみたいな存在だと感じていましたね」と笑いながら続けた。またMEGUMIは「撮影はめちゃくちゃ暑くて。暑さにやられて、白湯を飲んでいたんですけど、同じ暑さにいるのにキャッキャとしている2人の姿を見て、自分は淀んでしまったなと反省の日々でした」と会場を笑わせたが、森は「今、お話を聞きながらお肌がキレイだなと思っていたんですけど、暑い中でも白湯を飲むからなんだなと。腑に落ちました」と感心した様子だった。丸太の父を演じた萩原も「この時期に公開される作品って、大変な時期を乗り越えてできあがった作品が多いと思うんですが、この作品も去年の夏に撮影していて。とにかく今しかないんだというような2人のキラキラがいっぱい散りばめられている。先ほどMEGUMIさんもおっしゃっていましたが、淀み切った我々には、それをどう受け止めたらいいのかという思いと、心の叫びとしては『うらやましい!』と思いました。あこがれというか、もう戻れないというか…」とその“心の叫び”を赤裸々に語ると、MEGUMIも共感した様子で「分かります!」と深くうなずいた。
2023年06月24日女優の森七菜と俳優の奥平大兼がW主演を務める、映画『君は放課後インソムニア』(23日公開)の本編映像が21日、公開された。同作はオジロマコト氏による漫画の実写化作で、石川県七尾市を舞台に描かれる青春ストーリー。不眠症に悩む高校生・中見丸太(奥平)は、文化祭の準備を抜け出し、物置になっている天文台に入ると、同じく不眠症の曲伊咲(森)と出会う。今回公開された本編映像は、失敗や挫折を経験しながらも「私たちのゴール」と2人で決めた真脇遺跡に中見と曲が到着したシーンで、原作漫画の舞台と同じ石川・七尾市で撮影。2人は途方もない時の流れに思いをはせ、未来について話し合う。そして2人の感情はクライマックスへと向かっていく。真脇遺跡での撮影は2日間にわたって行われ、森と奥平は真夏の暑さの中、大きな荷物を背負いながらバスを降り、真脇遺跡に走って向かうシーンを何度も撮影。撮影の合間には、それぞれがカメラを向け合い写真を撮るなど、和気あいあいとした雰囲気で撮影は進んだ。そして日が暮れ始めると、空が真っ赤に染まり壮大な夕焼け空に。真脇遺跡の存在感と神秘的な空気に圧倒された貴重な撮影となった。
2023年06月21日映画『君は放課後インソムニア』(6月23日公開)の完成披露上映会が17日に行われ、森七菜、奥平大兼、上村海成、安斉星来、永瀬莉子、川﨑帆々花、池田千尋監督が登場した。同作はオジロマコトによる漫画の実写化作。石川県七尾市を舞台に、不眠症に悩む高校生・中見丸太(奥平)が、文化祭の準備を抜け出して入った物置になっている天文台で、同じく不眠症の曲伊咲(森)と出会うことから始まる青春ストーリーを描く。イベントでは、キャストがそれぞれに「ハマっているもの」をフリップで紹介。奥平は「鯨の鳴き声」と答え、「海の生物にハマってて、シャチがめっちゃかわいいなと思って水族館の動画を見てて、その関連で鯨が出てきたんですけど、鯨の鳴き声、皆さん聞いたことありますかね? 変な鳴き声するんですけどそれがめっちゃ落ち着くんですよね」と力説する。「不気味なんですけど、聞いてると海に沈んでる感覚になれて、寝れない時とかに聞いてるんですよ。おすすめで、ぜひ聞いてみてください。営業なんですけど」という奥平に、森は「鯨の方だったんだ」とつっこんでいた。一方、森が「カメラ」とフリップを掲げると、奥平は何か言いたそうに笑いを堪え、「プメラじゃないんですか?」とツッコミ。「プに見えません?」となおも言い募る奥平に、森は「フン!」と怒りを表明するも、「ちょっと間違えたなと思いました」と苦笑していた。肝心のカメラについては、「写ルンですみたいなやつとか、自分の一眼みたいなやつで撮ったりもしてたんですけど、すごい楽しくて。役で初めてから結構好きで」という森。池田監督は「七菜ちゃんが撮った写真を元にして、君ソムシャツを作ってくれたんですよ。スタッフ、キャストみんなに配ってくれて、普通に日常生活で着てます。すごいお洒落なんです。七菜ちゃんがデザインして写真撮って」と森のセンスを称えていた。
2023年05月17日