奥田瑛二(68)が朝の連続テレビ小説「まんぷく」(NHK総合)に出演すると2月7日に発表された。96年「ひまわり」と07年「どんど晴れ」といった朝ドラに出演している奥田だが、実の娘・安藤サクラ(32)のヒロイン作品に出演するのは初めてのことだ。各メディアによると奥田が演じるのは、元食糧庁の長官で食品業界に大きな影響力を持つ衆議院議員の土井垣隆三役。安藤との絡みはなく登場シーンも少ないが、制作統括のチーフ・プロデューサーは「強烈な説得力とインパクトがほしいと思い、お願いした」と告白。奥田も今回の出演についてこうコメントしたという。「まさか、まさか……『まんぷく』に呼ばれてビックリ!演じてビックリ!疲れた、笑った……僕の心はまんぷくだ!!」奥田は3月上旬に登場する予定。Twitterでは、まさかの親子共演を喜ぶ声が上がっている。《親子共演、凄過ぎる演出の遊びゴコロが好きだわ》《間違いなくディープインパクトですよ!》《なんだったら柄本家の皆様にも総出で!!是非》「安藤さんが小学校の学芸会で主役を射止めた際、奥田さんは演技指導をしたそうです。『学芸会みたいな芝居をしてるんじゃない!』と思わず叱ったともいいます(笑)。いっぽうで安藤さんが本格的に女優を志したころには、あえて手を差しのべませんでした。そうすることで、自発的に安藤さんは自らの道を切り拓いてきたのです。大女優となった娘との国民的ドラマでの共演は、奥田さんにとってさぞ意義深いものでしょう」(テレビ局関係者)
2019年02月08日アンアン読者にとっては、お父さんと同世代であろう奥田瑛二さん。“渋みのある大人の男”のイメージがありますが、実は’80年代には、“トレンディドラマ”と呼ばれた若者の恋愛模様などを描いたテレビドラマで、女性たちをメロメロにした過去があるのです…。――30年以上ずっと“かっこいい奥田瑛二”をキープしてこられたのに、2月に全国公開の映画『洗骨』では、情けなく、かっこ悪い男性を演じていますね。そう。僕が演じた信綱という役は、最愛の妻を亡くし、酒に溺れ、世捨て人のように暮らしている男。ここ5~6年よく演じていた、検事や刑事、会社の重役といった役とはまったく違うタイプの男。まあね、年齢的にそういう役回りなんだろうけれども、恫喝したり、あるいは経済や政治に関する専門用語をバーッとまくしたてたりすることが多くて、こっちは年をとるのに覚えるセリフはどんどん増えるわけだから、正直ちょっと疲れちゃってさ(笑)。それで一昨年の夏に、“もうそういう役、やーめた”って思ったの。それで今後は、父親でもいいし、もちろんジジイでもいいんだけど、人の心にある喜びや悲しみ、痛みに寄り添うような役柄をやろうって決めて。そんなときにこの話をいただいた。脚本を読んですぐに監督に会いたいって思って、渋谷のルノアールで話を聞いたんだよね。――照屋年之監督、ガレッジセールのゴリさんですね。うん。笑えるところがあって、切なくなって、また笑えてまた涙が出て。読み終えたとき、それこそ珠玉のため息が出たんです。脚本を読んで、自分から監督に会いたいと思ったのなんて、それこそ25年ぶりくらいじゃないかなぁ。それで「なんで僕なんですか?」って聞いたんですよ、監督に。――監督はなんと?「目です」、と。――ほう…。その時点で、“こいつ、俳優を殺しに来やがって…”って脳裏で思ったんですけど(笑)、さらに続けて「奥田さんの目の奥にある眼差しには、悲しみと切なさがあるのがいい」と。おいおい、倍かけて口説いてきてるよって。もう僕が女性だったら、すぐに相手のものになっちゃうくらい、すごい口説き方だったんです(笑)。承諾して、家に帰る道すがら、今まで積み上げてきた〈俳優・奥田瑛二〉を取っ払うんだろうなぁと思いつつ、自分を再構築したいと思っていたところだったから、もう一度原点に立ち返るのにはすごくいいタイミングだったんですよ。――作品の舞台は沖縄の粟国島。そこで奥田さん演じる信綱は、家に閉じこもって酒浸りの日々を生きているわけですが、先ほど「人の痛みに寄り添う役をやりたかった」とおっしゃいましたけれど、ここまで情けない男を演じることに、躊躇はなかったんですか?まったくなかったよ。ファーストシーン、信綱はケツのたるんだダルダルのブリーフにくたびれたランニングで登場するんだけど、衣装合わせのときに伸び切ったブリーフをはいたらさ、「おぉ~、これだこれだ!」って。自分はもちろん監督も、いわゆる〈奥田瑛二〉を崩していくことが、結構楽しかったんだと思います(笑)。――奥田さんがここ最近演じてきた役柄として挙げたのは、検事や刑事といった職業でしたが、信綱はもはや職業もない“ただの沖縄の離島の男”ですよね。役作りのアプローチは異なりますか?うん、違うね。まず、その役に対しての責任の度合いが違うんだよな。そこに生きている人を演じるって、すごく責任が大きいんだよ。もちろん検事をやるときにも、実際に検事の方にお会いして話を聞いて、リサーチを重ねるわけだけど、信綱のような男はもっと土着性が必要になる。なんだろうね、その土地に溶け込む才能っていうのかな。今回は1か月ちょっと粟国島や沖縄本島に住んでロケをしたんだけど、島の土、風、自然、人々、すべてに好奇心を持って近づき、そのあとは一切考えないようにして、ネイティブの空気感を身につけるんだ。こういう役は形より、心を掴むことが大事。そういう意味では、今までで最も難しい役どころだったかもしれないね。おくだ・えいじ1950年生まれ、愛知県出身。’79年『もっとしなやかに もっとしたたかに』で映画初主演。’86年のドラマ『男女7人夏物語』を機にブレイク。’89年の映画『千利休 本覺坊遺文』で日本アカデミー賞主演男優賞を受賞。映画監督としても活躍しており、’06年『長い散歩』でモントリオール世界映画祭でグランプリを含む3冠を受賞した。『洗骨』死んだ人を一度土葬あるいは風葬したあと、縁深き人たちの手により骨をきれいに洗うという風習、“洗骨”。4年前に妻を亡くし、沖縄の粟国島で世捨て人のように暮らす信綱の元に、島の外にいる娘と息子が帰ってくる。家族の思いがすれ違う中、洗骨の日が近づいてきて…。共演に、筒井道隆、水崎綾女、筒井真理子ら。沖縄で先行公開中。2月9日より、丸の内TOEIほか全国公開。※『anan』2019年2月6日号より。写真・内田紘倫(The VOICE)インタビュー、文・河野友紀(by anan編集部)
2019年02月01日お笑いコンビ・オードリーの若林正恭と春日俊彰がパーソナリティを務めるニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』(毎週土曜 25:00~)が、10月で放送10年目に突入する。この連載では、番組に携わる構成作家のチェ・ひろし、奥田泰、藤井青銅、ディレクターの石井玄、そしてパーソナリティのオードリーにインタビューをする他、番組密着やイベントレポートも行う。第2回は、構成作家の奥田泰にインタビューを実施した。○オードリーとの出会い――奥田さんがオードリーさんの番組につかれたきっかけをお聞かせください。芳樹さん(宗岡芳樹)がディレクターの頃に、ネタコーナーを強くしたいとなって、声をかけてもらいました。――確かに奥田さんはナイナイさんのオールナイトニッポンで常連のハガキ職人でしたよね。芳樹さんとは元々接点があったのですか。芳樹さんが営業から制作に異動になって、『チュートリアルのオールナイトニッポンR』で最初に仕事をしました。その後、ナイナイさんの番組本の制作で一緒にじっくりやらせてもらって、という感じです。――オードリーさんの番組につかれた時期はいつですか。13年の1月です。サンドウィッチマンさんがゲストに来られたスペシャルウィーク(12年12月12日放送)の後の、切りが良いタイミングでしたね。前任の長永(拓也)さんと入れ替わりでした。――オードリーさんとはその以前から接点があったのですか。お2人は覚えていないと思うんですけど、『ヤンピース』(ニッポン放送/06年~08年)という番組に作家として入っていたんですが、若手芸人だけがゲストで来る1週間があって来ていただきました。――以前からご存じだったんですね。オードリーさんへの印象は、ラジオに携わる前と後で変わりましたか。こういう印象だと最初から決めつけていたわけではないので、あまりないですね。ただ、春日さんがあんなに人見知りだとは思いませんでしたけど(笑)。無言でずっといられる方ですしね。○ブース内で"基本しゃべらない"理由――奥田さんは放送中、オードリーさんと一緒にブースに入られています。放送ではよく奥田さんの笑い声が聞こえてきますが、例えば「オチ前で笑わないように」など、意識していることはありますか。それは思うんですよ。春日さんのツッコミの前に笑わない方がいいなとか。我慢することもありますが、素直に面白いと笑っちゃいますね(笑)。若林さんは、僕らにしか分からないことをたまに言ったりするんですよ。さっきの楽屋の話が前提だったり、あとは同世代だからこそ分かることだったりとか。――奥田さんとオードリーさんの2人は同年代ですよね。若林さんも春日さんも微妙なラインをついてくるんですよ(笑)。『キン肉マン』の話でも「ヘル・ミッショネルズ」とかは俺らの世代でもパッと出てこないワードなんです。「ネプチューンマン」や「ビッグ・ザ・武道」とかはすぐ出てくるんですが。そこがちょっと面白いというか、聞いたら絵が出てくるんで、思わず笑っちゃいますね。――他の番組ではブースの作家さんが補足的にしゃべることもあったりしますが、奥田さんはほとんどしゃべられないですよね。そこは意識されているのですか。そうですね。そっちの方がいいと思ってますし、基本しゃべらないですね。ただ、言った方がいいときは、オンエアで聞こえる声じゃなく言ったり、書いたりはしています。例えば、「ここからはありでここからはなし」と名前を挙げていくトークをたまにするじゃないですか。そういったときは、2人が後から見ながらしゃべれるように、言ったことを僕がパーッと書き留めますね。○放送前、春日俊彰が必ず行う"仕事"――フリートークの内容について、お2人から事前に相談されたりするんですか。いや、トークには一切かかわらないです。ただ、若林さんとは本番前にしゃべっていますけどね。だからトークは生放送で全部初めて聴くんですよ。――若林さんとはどんなお話をされているんですか。ここでは言えない話が多いですね(笑)。――春日さんとは話されないんですか。「しんやめ」(コーナー「死んでもやめんじゃねーぞ」)を持っていて、「お願いします」だけです(笑)。春日さんだけ会議室が別なんですが、春日さんの仕事として、お菓子の袋を全部開けるという作業があるので、それは今でもやってもらっています。だから1回はこっちの会議室に必ず来られますね。――そんなルールがあるんですね(笑)。どういう経緯でそうなったんですか。分からないです。昔からそうなんですって。春日さんが全部袋をガンガンガンって開けていきます。だからお菓子を食べたくても、春日さんのところに行って、「すみません、開けてもらっていいですか」と言いにいきますね(笑)。○採用されやすいネタメールとは――話は戻りまして、ブースに入られる以外に、作家としてどんなお仕事をされているか、お聞かせください。主なところではネタメールの最初の粗選びですね。やはり一定レベルに達したものでないと、放送にはのせられないので。そこまで絞ったものを若林さん、春日さんにお見せします。後は本人たちがに好きなように選んでもらえばいいと思っているので。――どんなメールを省くのか、基準があればお聞かせください。まず、放送に適してない表現のあるものですね。後はお2人に合ってない内容のものです。例えば下ネタは読む人によって使えるワードが変わるので、「しんやめ」で春日さんが言って大丈夫かどうか、判断します。おぎやはぎさんなら言ってもいいけど、他の芸人さんだとキツイことがあるじゃないですか。――確かに、おぎやはぎさんの2人が言うから、許されていることもありますよね(笑)。それと芸能人ネタであれば、他のラジオやテレビのバラエティでよくネタにされる人は、新しい触れ方であればはじかないですね。例えばクロちゃんなどをネタにしても、どうしても後追いになってしまうので。後は、言い回しが長すぎてキレが悪すぎるものやオチが先にきちゃってるものでなければ、基本的にははじかないです。――となると、あまり作家側では省かないんですね。こっちの趣味、僕が好みかどうかでははじかないです。だから客観的に見て成立さえしていれば、お2人に持っていきます。――オードリーさんは放送前、ご自分たちでかなり選ばれているんですね。そうですね、2人とも選んでいますよ。芸人さんのラジオのよくある光景だとは思いますね。――それでは最後に、『オードリーのオールナイトニッポン』は10周年イヤーに突入しましたが、奥田さんの中でこの番組はどういう位置づけですか。ブースで好きなように笑って、1週間をリセットする感覚ですね。だから日曜日は仕事がないとうれしいです(笑)。
2018年10月19日寺岡呼人25周年プレゼンツとして、寺岡呼人、奥田民生、斉藤和義、浜崎貴司、YO-KING、トータス松本ら全員50代のフロントマンによるスーパーバンド「カーリングシトーンズ」が誕生。デビューライブを2018年9月23日(日)にZepp Tokyoで開催する全員ボーカル&ギターの異色編成、ドリームマッチ!それぞれ異なるレコード会社、プロダクションに所属していながらの結成となる「カーリングシトーンズ」。日本の音楽シーンに例を見ないロックンロールバンドと言っても過言ではないだろう。この豪華面々がバンドで担う、演奏パートも面白く、寺岡呼人(Vo.G.B.KEY.)奥田民生(Vo.G.B.Dr.)斉藤和義(Vo.G.B.Dr.) 浜崎貴司(Vo.G.)YO-KING(Vo.G.B.Dr.)トータス松本(Vo.G.)となる、ツインドラムの4人ベース、そして全員がボーカル&ギターという異色の編成だ。また自身のレパートリーのみならず、オリジナルソングまでも制作するという。今回のバンド結成は、お祭り的なオールスターゲームではなく、“本気の公式戦ドリームマッチ”なのだ。ライブ情報寺岡呼人25周年 presents カーリングシトーンズデビューライブ!開催日:2018年9月23日(日)会場:Zepp Tokyo時間:会場 17:00、開演 18:00出演:カーリングシトーンズ(寺岡シトーン、奥田シトーン、斉藤シトーン、浜崎シトーン、キングシトーン、トータスシトーンチケット:前売り 8,800円(税込)、当日 9,300円(税込)※ドリンク代別途500円<チケット販売詳細>・イープラス プレオーダー申込期間:7月28日(土)12:00~8月1日(水)23:59当落確認期間:8月4日(土)13:00~8月8日(水)20:00URL:・プレオーダー2次申込期間:8月11日(土)12:00~8月14日(水)23:59当落確認期間:8月17日(金)13:00~8月21日(火)20:00・一般発売発売開始日時:8月25日(土)10:00~※要イープラス無料会員登録。
2018年07月14日『名探偵コナン ゼロの執行人』が4月13日の公開から未だにロングランヒットしている。ある事件がきっかけで子どものカラダになってしまった主人公の高校生探偵・工藤新一(声:山口勝平)が江戸川コナン(声:高山みなみ)と名乗り、数々の難事件を解決していく人気シリーズ。彼の命を追う悪の組織にバレないように、賢い子どもコナンくんの顔と、名探偵・工藤新一の顔(声)を使い分けていくところが面白いが、もうひとり名前と身分を使い分けている人物・安室透(声:古谷徹)が人気だ。6月29日からの『リアル脱出ゲーム×名探偵コナン「公安最終試験(プロジェクト・ゼロ)からの脱出」』にも登場し、人気が加速している安室。彼はふだん喫茶ポアロでバイトしていて、探偵・毛利小五郎(声:小山力也)を師と仰いでいるが、じつは公安警察官で、その名は降谷零。潜入捜査のための別の人物になりすますこともする。ミステリアスな設定に加え、金髪で肌は褐色の美形で、さすが公安だからか、いろんなことに長けていて、腕っぷしもかなり強いという非の打ち所のないかっこいいキャラクターで元来人気があったが、『ゼロの執行人』での大活躍により一気にファンが増えた。『ゼロの執行人』の主題歌は福山雅治の『零』で、最後にこれが流れると映画では描ききれなかった安室の複雑な心情を歌ったものではないかとさえ思えてきて、すっかり気持ちは安室一色になってしまう。○映画終了後、女子高生がざわつく安室が大活躍する『ゼロの執行人』の概要はこう。東京湾の巨大施設 エッジ・オブ・オーシャンで大規模爆破事件が発生した。そこで東京サミットが開催される予定だったが急遽会場は変更に。事件の現場から指紋が発見されたため連行されてしまった毛利小五郎を助けるためコナンは捜査を開始する。事件はなぜ、サミット当日ではなく事前に起きたのか? 事件の影には全国の公安警察を操る警察庁の秘密組織・通称「ゼロ」に所属する安室透が関わっていた。コナンと安室は敵味方となるのか……。私が劇場で見たとき、映画が終わるとたくさんの女子高生観客がざわついていた。おそらく例の主題歌と、安室の八面六臂の大活躍の余韻だろう。安室が劇場版に初めて登場したときの劇場版第20作『純黒の悪夢』(16年)でのカーチェイスにも度肝を抜かれたが、とりわけ愛車・マツダRX-7でのカーチェイスは『ゼロの執行人』でさらにスケールアップ、アニメーションだからこそここまで描けるど迫力だった。ふだんはわりと飄々とした表情をしている安室が瞬間、スイッチが入ったかのように悪魔的な顔に切り替わるところもゾクリとした。アニメっていいなあとつくづく思うのは、サイボーグか! と思うような安室の強靭な身体とその能力だ。カーチェイスのみならず、いろんな超人的な力を発揮する。(ここから多少ネタバレします。もうほとんどの方がご覧になったうえでお読みになっていると思いますが念の為)爆発事件の際、かなり現場近くにいたみたいだがそれほどのダメージを受けていないし、愛車のフロントガラスを素手で割っちゃう。『万引き家族』のリリー・フランキーは車上荒らしで窓ガラス割るために道具使ってたぞ、と思うとその凄さにたまげる。前述のカーチェイスも、一瞬表情は変わるものの、あくまでクールに超絶テクを駆使するところがシビれるのだ。○推薦を受けたくなるほどの魅力もし実写化したら誰が演じることができるだろう。工藤新一を主役にしたスペシャルドラマがあったが、コナンくん中心だと、やれる子役がいないだろうから実写化は無理そうだけれど……無理くりあの人かこの人かと妄想した結果、やれるとしたら歌舞伎俳優がいいのではないかという結論に達した。ある場面である人に(一応ネタバレに配慮)つけられた盗聴器を外す動きの派手さが、歌舞伎の所作か! と思ったからだ。おおきく振りかぶって、ためににためた、こういう動きをハイスピードカメラのスローモーションを使わずにやって様になるのは歌舞伎俳優のほかにいない。まあ、ハイスピードカメラを使えば済むけれど。漫画の歌舞伎化は『ONE PIECE』がかなり好評だったし、今度は『NARUTO』をやるし、親和性があるのではないか。いやでも、青山剛昌の絵は独特のデフォルメがされているからやっぱり絵のままがいい。映画では、しびれる決め台詞もあって、あれだけ壮大なことをカラダがむずがゆくならないように言えるのは、声優・古谷徹しかいないだろう。あんな台詞言われたら、全身全霊を賭けて“協力者”(公安が捜査のために秘密裏に採用する人物)になりますと進み出てしまいそうだ。『ゼロの執行人』は公安と“協力者”とのディープな関係性について描かれている。リアル脱出ゲームのほうは、安室透から一般人協力者増員のため、候補者として推薦を受けるという趣向。推薦受けたい。■著者プロフィール木俣冬文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、ノベライズ『隣の家族は青く見える』『コンフィデンスマンJP 』 など。5月29日発売の蜷川幸雄『身体的物語論』を企画、構成した。※木俣冬 俳優レビュー特集はこちら!
2018年06月30日◼︎水原希子演じるヒロイン・天海あかりのかわいさは事件級「希子ちゃんが、こんなにかわいいなんて……!」本作を観たあとに、このように感じる方もきっと多いのではないでしょうか。もちろん、以前からファンだった方も少なくないかと思いますが、正直、本作のヒロイン・天海あかりのかわいさは、事件級です。『モテキ』で長澤まさみを魅力たっぷりに撮った大根仁監督は「希子ちゃんが断ったら企画は下ろそう」「『モテキ』の長澤まさみより、もっとかわいくてエロいヒロインを撮るぞ」と語っていたほど。「出会う男すべて狂わせるガール」は、水原希子の存在なくしてはきっと説得力のないものになったに違いない。そう感じるほどの爆発的なかわいさは、本作の一番の魅力です。◼︎『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』ストーリーとある晴れた日。おしゃれライフスタイル誌『マレ』の編集長・木下(松尾スズキ)の自宅で行われた編集部一同が集まるホームパーティーで、おしゃれ意識の高い会話についていけないコーロキ(妻夫木聡)は居心地の悪い時間を過ごしていた。33歳で「マレ」へと異動になったコーロキは、力まないスタイルでいつも自然体な奥田民生を崇拝し、いつか彼のようなカッコいい大人になりたいと思いながらも、うだつがあがらない日々を送っているのだった。そんなある日、会社の先輩・吉住(新井浩文)から引き継いだ仕事で、レディースファッションブランドのプレス・天海あかり(水原希子)と出会ったコーロキは、彼女にひとめぼれ!あかりに嫌われないようにと仕事に精を出すものの、ファッションライター・倖田シュウ(リリー・フランキー)のせいで、あかりとの仕事でミスを犯してしまう。必死に挽回し、なんとかあかりとの初デートにこぎつけたコーロキだったが、あかりの自由奔放な言動には振り回されてばかり。身も心もズタボロになりながらも、あかりを手に入れようと必死にもがくコーロキ。だが、あかりは、その超絶かわいい見た目と、掴みづらい性格で、出会う男すべてを狂わせる魔性の持ち主で……。◼︎カップル「あるある」ネタも満載!恋愛映画としても楽しめる繰り返しになりますが、水原希子演じる天海あかりのかわいさは、現実離れしているレベル。一方で、ふたり(コーロキとあかり)のやりとりは、実際のカップルあるあるを感じさせるように描かれています。とくに、コーロキを振り回すあかりの言動には「あーこういう子いるよね……」「こんなワガママ言ったことある……」など、身につまされる人も少なくないかもしれません。突然手を握ったり、オーバーに褒めたりと、いわゆるモテテクを披露しながらも、女子会では毒を吐き、自分の選んだ道を突き進むあかり。そんな彼女の姿には、ある種の強さや爽快感をも感じます。あかりに振り回される情けない男・コーロキを演じる妻夫木聡の演技も必見!思わずクスリと笑ってしまうようなケンカのシーンもお見逃しなく。◼︎お仕事ムービーとしても見逃せない!本作は、おしゃれライフスタイル誌『マレ』で働くコーロキの成長ムービーとしても楽しめます。奥田民生のようなカッコいい大人に憧れながらも、ミスをしてばかりのコーロキ。ですが、編集長・木下からのサポートや、仕事での経験を通じて一歩ずつ成長していく姿も描かれています。最初は、フリーのファッションライター倖田シュウ(リリー・フランキー)とのやりとりに四苦八苦していたコーロキですが、『マレ』で長期連載している人気コラムニスト・美上ゆう(安藤サクラ)とのやりとり(どちらも、爆笑必至!)では、圧倒的な成長を見せてくれます。ハードな仕事を通じて、人が成長していく姿を見せてくれる本作は、お仕事ムービーとしても見応えがあります。邦画では珍しい、大人向けのラブコメディに仕上がっている本作『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』は、きっとDRESS世代の大人たちにとっても、満足のいく一本になっているのではないでしょうか。ヒロイン・天海あかりのかわいさだけでも必見の本作。気になった方は、映画館へ足を運んでみてくださいね。◼︎『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』公開情報『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』9月16日より全国東宝系にてロードショー原作:渋谷直角『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』(扶桑社刊)監督・脚本:大根仁出演: 妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、松尾スズキ配給:東宝上映時間:99分公式サイト: 「民生ボーイと狂わせガール」製作委員会
2017年09月16日9月16日(土)公開の『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』では自身の名前がそのまま映画のタイトルになるなど、世代を超えて愛されているミュージシャン・奥田民生が、「ボクらの時代」に初出演。妻夫木聡&岸田繁を対談相手に迎え、ここでしか聞けない貴重なトークを繰り広げた。「ボクらの時代」は、毎回さまざまなジャンルで活躍するゲストが集い、多彩な話題や事象を取り上げていくトークドキュメンタリー番組。俳優やミュージシャン、アーティスト、映画監督、学者、ビジネスマン、デザイナー、教師…そして政治家まで、ひとつのジャンルにとらわれることなく、多方面で活躍する3人のゲストがそれぞれの立場から自由気ままに語り合う。9月17日(日)放送の本番組に出演する奥田さんは、20代はロックバンド「ユニコーン」、30代からはソロアーティストとしてのみならず、他アーティストとのコラボ、楽曲提供、プロデュースなど、幅広く活躍を続け、多くのアーティストからリスペクトされる存在だ。そんな奥田さんのファンを公言する妻夫木さんが、奥田さんと、こちらも番組初出演で奥田さんとバンド「サンフジンズ」を結成している岸田さんに声をかけたことから、今回の対談が実現。収録はおよそ2時間に及んだという。テレビが苦手と語る奥田さんに、視聴者を代表して、1人のファンとして妻夫木さんが名インタビュアーぶりを発揮!奥田さんが語る“力まないかっこいい大人”誕生エピソードや、ミュージシャンとして最近感じるキーの変化などが明かされる。岸田さんが、奥田さんの“ベテラン感”について問うと、「セルフプロデュースですよ!解散するまでバンドの仕事が忙しかったんです。すごくね。解散して1回ソロになったから、なるべくそのいっぱいの仕事の中から、楽なやつだけできればいいなと思って。なんていうのかな、やりやすくするために、写真撮られるのが嫌いなんですよねとか言ってみたり」と語り、音楽に集中するために自らベテラン感を演出したエピソードを披露。妻夫木さんは“民生ラブ”の熱い思いを、本人を前に力説!「僕も含め、一般のかたはお2人を天才だと思っている」と話すと、岸田さんは「民生さんが特にベースを弾くとき、うわっ!天才や!」と思うと語る。それを聞いた、奥田民生の反応とは!?そして話題は、自分の名前がついた映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』へ。奥田さんは、実際に映画を見て面白かったと話すが「映画は勘弁してほしかったよー。フルネームだよ。しかも本名だよ」と笑わせた。収録を終えて、奥田さんは「テレビは苦手で、避けて通ってきているのですが、今回はお招きをいただきありがとうございます。普通に座ってみてください。テレビに出るっていうのは、出るプロの方がいて、そうでない人が出ると、素人的におもしろいことがある。ぼくはそっちなんで(笑)」とコメント。妻夫木さんは「この2人が揃われてトーク番組に出演するのは、まずあり得ない!カープ応援番組ならあるかもしれないですけど。(笑)」と興奮した様子で、「今回は、視聴者を代表して、聞き手になりました!でも、お話をして、改めて、お2人のこと好きだなと思いました!人間として大好きだな!と。生い立ちについても聞いたので、楽しみにしてほしいです!」とファンへ期待高まるコメントを寄せた。「ボクらの時代」は9月17日(日)7時~フジテレビ系にて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月15日「ユニコーン」でデビューして30周年を迎えた奥田民生が、9年ぶりに「SONGS」に出演することが決定。今回は500人のファンを招き、「SONGS」だけのスペシャルライブ&トークを繰り広げるという。ライブでは、「イージュー★ライダー」「さすらい」といった大ヒット曲をたっぷりと披露。また、映画『カーズ/クロスロード』日本版エンドソングとして今年話題の「エンジン」など、発表したばかりのアルバムからの楽曲も披露した。さらに、親交の深い俳優・桐谷健太とのテレビ初対談も実現!実は、桐谷さんがバイトをしていた時代に、そのバイト先で知り合ったという、付き合いの長い2人。しかも、桐谷さんにとっては、「人生の節目節目に、民生さんの曲があった」と語る、大切な先輩でもあるという。対談場所は、渋谷某所の居酒屋。ライブの「打ち上げ」よろしく、ざっくばらんな雰囲気の中で、ライブも観て盛り上がった桐谷さんが熱い質問を奥田さんに投げかける。それにおされ、奥田さんも楽曲制作の裏話を吐露。歌詞のない状態で歌を作り始め、メロディーにはまる歌詞を後から考えていく制作手法を打ち明けた。「曲を作って歌うなんて、実は恥ずかしくて仕方ない!」という人間・奥田民生の本音も飛び出す、ファン必見の「SONGS」となるようだ。「SONGS ~奥田民生~」は9月21日(木)22時50分~総合テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年09月13日ミュージシャン・奥田民生の展覧会「奥田民生になりたい展」が、2017年9月14日(木)から10月2日(月)までの期間、東京・池袋パルコのパルコミュージアムにて開催される。自身のレーベル「ラーメンカレーミュージックレコード」(RCMR)設立後、初のソロ名義オリジナルアルバムとなる「サボテンミュージアム」のリリース(9月6日)や、映画「奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール」の公開(9月16日)など、この秋何かと話題の多い奥田民生。そんなミュージシャン・奥田民生をさらに知ることができる本展の会場には、各パート音源を切り替えながら歌って試すことが出来る「奥田気分でレコーディング体験」コーナーや、奥田民生の長年の盟友である写真家・三浦憲治とデザイナー・安齋肇の二人が作る「奥田民生になれる部屋」などのスペースのほか、当時のレコーディングで実際に使用された「イージュー★ライダー」のマスターテープを始めとする貴重な品が展示される。ほかにも、奥田民生シグネチャーモデルのギター、ゴールドディスク、ひとり股旅スペシャル@広島市民球場と嚴島神社で着用した作務衣や、歴代ワークシャツ等の衣装など、ファン垂涎の品々が揃うほか、会場内ではオフィシャルグッズも販売予定となっている。【開催概要】「奥田民生になりたい展」開催期間:2017年9月14日(木)〜10月2日(月)開催会場:池袋パルコ本館7F・パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料金:一般 600円、学生 500円、小学生以下無料入場特典:奥田民生・野球カード(全10種からランダムに1枚)
2017年08月13日映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』が、2017年9月16日(土)より、全国の劇場で公開される。原作は人気コラムニスト・渋谷直角の漫画作品で、『モテキ』『バクマン。』などを手がけた大根仁が監督・脚本を務める。ストーリー奥田民生を崇拝する35歳、コーロキ。おしゃれライフスタイル雑誌編集部に異動となったコーロキは、慣れない高度な会話に四苦八苦しながらも、次第におしゃれピープルに馴染み、奥田民生のような編集者になろうと決意する。そんな時、仕事で出会ったファッションPRの美女天海あかりに一目惚れするが、その出会いがコーロキにとって地獄の始まりとなるのだった。あかりに釣り合う男になろうと仕事に力を入れ、嫌われないようにデートにも必死になるが常に空回り。あかりの自由奔放な言動にいつも振り回され、いつしか身も心もズタボロに…。“力まないカッコいい大人”=奥田民生に憧れる雑誌編集者・コーロキが味わう恋の喜びや絶望。奥田民生の珠玉のナンバーにのせて、コーロキ最後の青春が走り出す恋愛エンターテインメント。キャスト奥田民生になりたいボーイ・コーロキ役に妻夫木聡主人公・コーロキ役には、数々の映画賞を受賞し、幅広い役柄を変幻自在に演じる俳優・妻夫木聡。「僕はそもそも奥田民生になりたいボーイなんです。」と公言する原作ファンであり、映画化を熱望していたという妻夫木が、うだつが上がらない編集者をコミカルに演じる。出会う男すべて狂わせるガール・あかり役に水原希子超絶美人なファッションPR・あかり役には、モデル・女優でありファッションアイコンとしても支持を得る水原希子。最強にキュートでセクシーなあかりが、出会う男すべてを狂わせる。脇を固めるのは、リリー・フランキーら豪華俳優陣そのほか、編集長・木下役の松尾スズキ、コーロキの先輩・ヨシズミ役の新井浩文、人気コラムニスト・美上ゆう役の安藤サクラ、アパレルブランドの女社長・江藤役の天海祐希、フリーライター・倖田シュウ役のリリー・フランキーと、一癖も二癖もある登場人物たちを、邦画界を代表する豪華俳優陣が演じる。作品情報映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』公開日:2017年9月16日(土)キャスト:妻夫木聡、水原希子、新井浩文、安藤サクラ、江口のりこ、天海祐希、リリー・フランキー、松尾スズキ原作:渋谷直角「奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール」(扶桑社刊)監督・脚本:大根仁(C)2017「民生ボーイと狂わせガール」製作委員会記念イベント「Crazy Girl Exhibition & BAR」本作の公開を記念したイベント「クレイジーガールエキシビション&バー」を、渋谷・ギャラリー エックス バイ パルコにて2017年9月12日(火)から19日(火)まで開催。映画にちなんだ”あなたの心を掴んで離さない、魅力的な〝狂わせガール”とは?”をお題に、5人の人気クリエイターがそれぞれの作品を展示・販売する。参加するクリエイターは、エロティックさとノスタルジックな空気感が混ざり合う女の子のイラストがインスタグラムで話題のたなかみさきや、フリースタイルラップブームの火付け役ともいえる人気番組「フリースタイルダンジョン」に出演するラッパーDOTAMAなど。会場はバーとしても営業しているので、映画を見た後に立ち寄ってみては。【イベント詳細】クレイジーガールエキシビション&バー開催期間:2017年9月12日(火)〜9月19日(火)会場:ギャラリー エックス バイ パルコ住所:東京都渋谷区宇田川町13-17 ライズビル■参加クリエイター大島智子、桑原飛向、桑原飛向、たなかみさき、DOTAMA
2017年07月08日ディズニー/ピクサーの最新作となる『カーズ/クロスロード』。このほど、奥田民生が本作のために書き下ろした日本版エンドソング「エンジン」が本編映像を彩るPVが公開された。本作は、これまで華々しく活躍してきた主人公のレーサー、マックィーンがクラッシュ事故に遭い、「これからも走り続けられるのか?それとも…」という、人生の岐路(クロスロード)に立たされる物語。そんな本作の日本語版エンドソング「エンジン」は、大きな挫折を経験し、運命の決断を迫られる主人公マックィーンの心情がまさに表現された1曲。先日、本楽曲の入った予告編が解禁されるや、ネット上では「涙が出た」「胸を打つ」「もう、息ができない」と“泣いてしまう大人”たちが続出したという。このたび公開された本楽曲のPVも、奥田さんの「イージュー★ライダー」「さすらい」などの名曲を彷彿とさせるノスタルジックなメロディーと、「これが本当にカーズ?」と思ってしまうほど、“おふざけ一切なし”の心情に迫るシーンが凝縮された“大人な仕上がり”となっている。「明日も目の前に道は続いている」という歌詞からは、“周囲の期待に応えるため再起をかけて走り続けるのか、それとも全く異なる新たな道を選ぶのか?”という、マックィーン“最後の決断”の行方を期待させる。思えば、シリーズ1作目の『カーズ』(‘06)では、自信過剰な新人レーサーだったライトニング・マックィーンは、メーターをはじめ仲間の優しさに触れ、本当に大切なものに気づいていった。そんな彼らの期待に応えながら、マックィーンは“スター”として頑張り続けてきたのだ。しかし、栄光を掴んできた彼を本作で待ち受けていたのは、“次世代”の最先端レーシングカーの台頭と、レース人生を揺るがす大クラッシュ。そんな過酷な人生の岐路を前にしながらも、「駆け抜けて行こう 山を越えて 時を超えて」と、マックィーンは自らが選んだ道を進んでいく。険しい道を行くマックィーンの背中を押すようなこの曲は、彼と同じように人生の大きな分岐点に立たされている大人たちにとっても応援歌となりそうだ。奥田さんもまた、1987年に「ユニコーン」でメジャーデビューして以来、常に日本の音楽シーンを第一線で盛り上げてきた大スター。1994年にはソロ活動もスタートさせ、プロデューサーとしても「PUFFY」、木村カエラを手掛けるなど、老若男女幅広い層に支持されるアーティストだ。マックィーン同様に“第一線を走り続けてきた”そんな奥田さんだからこそ、今回作り上げた「エンジン」には、マックィーンの苦悩も、胸を打つ決断も見事に反映されている。誰もが共感してしまうリアルなテーマにマッチする、“聴くだけで涙が出る”「エンジン」。つい仕事を頑張り過ぎてしまう人や、抱き続けてきた夢をあきらめてしまった人など、多くの大人たちの心に突き刺さること必至。この夏は、“大人「カーズ」”に注目だ。『カーズ/クロスロード』は7月15日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月09日ディズニー/ピクサー映画「カーズ」シリーズ最新作『カーズ/クロスロード』(7月15日公開)の日本版エンドソングに、奥田民生の書き下ろし楽曲「エンジン」が決定し、楽曲を使用した本予告が8日、公開された。本作は、これまで華々しく第一線で走り続けてきた主人公のスポーツカー、ライトニング・マックィーンが、新たな相棒クルーズとともに"人生の岐路=クロスロード"に立ち、運命の決断を迫られる物語。楽曲「エンジン」は、物語の世界観と"人生の岐路"をテーマに"運命の決断"を迫られるマックィーンの境遇を表現しており、シリーズの生みの親で本作で製作総指揮を務めるジョン・ラセターも大感激する楽曲として仕上がった。「もともと車も子供のころから好きですし、『カーズ』シリーズではその車がしゃべるところがやっぱり好きです」と『カーズ』のファンだという奥田。楽曲について「最初のアコースティックギターでズズズンと行くところは、エンジンをかけてアイドリングをしているイメージで作りました」と説明した。ジョン・ラセターも「『エンジン』は本当に素晴らしい曲です。この歌を『カーズ/クロスロード』に提供してもらったことを私自身もピクサーのみんなも光栄に思っています。すごくワクワクしています!」と絶賛しており、奥田は「『カーズ/クロスロード』の映像とも合っていて、ジョン・ラセターさんにも気に入ってもらえて光栄です」と喜んでいる。すでに対面を果たした2人。ジョン・ラセターは「私たち二人は車好きという共通点がある。僕たちは二人とも車が大好きなんだ。いつか一緒にドライブでも行きたいね」と話している。(C)2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2017年05月08日俳優の妻夫木聡主演の映画『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』(9月16日公開)の予告編とポスタービジュアルが20日、公開された。同作は渋谷直角によるコミック『奥田民生になりたいボーイ 出会う男すべて狂わせるガール』(扶桑社)を映画化。奥田民生に憧れ、ライフスタイルマガジン『マレ』の編集者で主人公のコーロキ・ユウジを妻夫木、出会った男をすべて狂わせてしまう魔性のファッションプレス・天海あかりを水原希子が演じる。初公開された予告編では、奥田民生のナンバーにのせて、ニット帽をかぶった妻夫木がうだつの上がらない編集者をコミカルに演じる。また、水原はセクシーでキュートな魅力を見せ、妻夫木演じるコーロキを振り回す。編集長・木下役の松尾スズキ、先輩・ヨシズミ役の新井浩文、人気コラムニスト・美上ゆう役の安藤サクラ、フリーのファッションライター・倖田シュウ役のリリー・フランキーといった豪華俳優陣が、癖のあるキャラクターをいきいきと演じている。(C)2017「民生ボーイと狂わせガール」製作委員会
2017年04月20日フジテレビ系にて毎週木曜日放送中の「アウト×デラックス」。この度、3月2日(木)の放送回にて、俳優の奥田瑛二が初出演することが分かった。「ナインティナイン」矢部浩之がマスター、常連客にマツコ・デラックスが出演する、“型破り”なゲストを迎えトークを繰り広げる番組「アウト×デラックス」。今回が初出演となる奥田さんだが、矢部さんとマツコさんも驚きのアウトぶりを告白!その内容は、なんと「ミッキーマウスを見ると泣いてしまう」ということ。孫をはじめ家族とディズニーランドを訪れるときも孫を抱きながらミッキーマウスを見た瞬間、ぐっと胸に迫るものがあり泣いてしまうそう。そんな奥田さんのことを、家族はもはや解決策はないとあきらめ受け入れているという。そんな驚きの告白に、まさかのここでマツコさんからも「わかる」とぽつり。奥田さんの気持ちを理解できると話し始め、突如少数派に追い込まれる矢部さん…。一体、奥田さんの心に何が起きているのか?さらにこの日は、長い付き合いのある後輩・大鶴義丹もトークに参戦し、先輩・奥田さんと大鶴のアウトな思い出談義を披露。スタジオが大盛り上がりになったそのトークとは…!?「アウト×デラックス」は毎週木曜日23時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年02月23日東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTでは、2017年2月17日(金)から6月4日(日)まで、企画展「アスリート展」を開催する。自身と向き合いながら努力を重ねることで生まれるダイナミックなパフォーマンスで、観る者の心を揺さぶるアスリートたち。彼らは日々の鍛錬によって身体能力を高めることはもちろん、自らのセンサー感度を極限まで研ぎ澄ませることで、自身に起こる微細な変化に気づき、そして順応しながら、その能力を最大限に発揮すべき瞬間に一歩一歩近づいていく。本展では、そんなアスリートたちの躍動する身体を映像や写真で紹介するほか、体感型の展示を通して、身体や心理をコントロールする知覚、戦術における情報解析先端技術、そして身体拡張を支えるスポーツギアなど、彼らをかたちづくる様々な要素をデザインの視点から紐解いていく。展示はいくつかのトピックに基づき構成。競技前のアスリートの鼓動をダイナミックなモーションキャプチャによる映像で表現した「アスリート ダイナミズム」や、人類が成し遂げた様々な競技の最高記録を、プロジェクション映像や立体インスタレーションで紹介する「驚異の部屋」、準備期間からゴールまでの時間と対峙、極度の集中状態で感じるプレッシャー、マインドコントロールといった、アスリートの内面で発生する要素を紹介する「メンタルトレーニング」など、様々な視点・切り口でアスリートの魅力に迫る。人間は普段から、何気ない動作のひとつひとつから生まれる「反応し、考え、行動に移す」という一連のプロセスに対して知覚=センサーを張り巡らせている。そのプロセスを限界まで追及しているアスリートたちの能力の秘密にデザインの視点から迫る本展には、スポーツみならず、あらゆる分野で活動する人々へのヒントが数多く潜んでいるだろう。【開催概要】「アスリート展」開催期間:2017年2月17日(金)〜6月4日(日)休館日:火曜日(5月2日は特別開館)開館時間:10:00〜19:00(入場 18:30まで)入場料:一般 1,100円、大学生 800円、高校生 500円、中学生以下無料会場:21_21 DESIGN SIGHT住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデンTEL:03-3475-212アクセス:都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、千代田線乃木坂駅より徒歩5分<展覧会チーム>展覧会ディレクター:為末 大、緒方壽人、菅 俊一企画協力:加藤孝司、村松 亮会場構成:工藤桃子+高橋真人展覧会グラフィック:古屋貴広(Werkbund)学術協力:加藤貴昭(慶應義塾大学)<参加作家>イマジナティブ稲本伸司、imaginative inc.、大原大次郎、岡本憲昭、奥田透也、角田陽太、groovisions、Howard Schatz、Takram、時里 充、Adam Pretty(Getty Images)、星野泰宏、細金卓矢、劉 功眞、LENS(岡田憲一、冷水久仁江)、他<参加企業>株式会社アシックス、SAPジャパン株式会社、株式会社オーエックスエンジニアリング、株式会社Xiborg、他
2016年11月24日デビュー作、2作めと、生きにくさを抱えた女性のこじれた片思いを描いた奥田亜希子さん。3作めとなる本書『ファミリー・レス』では、家族を軸にした連作短編に挑んだ。「2年弱くらいの連載をまとめたもので、出発点になったのは2014年秋に書いた『指と筆が結ぶもの』。売れない画家の夫と大手広告代理店で働く妻が、親戚の結婚式の後に妻の祖父母の家に寄る。そのときに起きた、小さな変化の物語です。私自身にも結婚を機に『この間柄って家・族・なのかなあ』と思うような曖昧な人間関係が増え、私の中で“家族”という言葉が持つ意味が変わってきていたんですね。生まれ育った家とは違う、後天的家族の不思議さを書いてみたいと思ったんです」仲のよかった姉と絶縁中のOLと、ルームシェアメイトの毒舌女子が特別の秘密を打ち明け合う「プレパラートの瞬き」、大人になりきれないダメ父が、離婚した妻とその再婚相手の元で育てられている娘とぎくしゃくし始めたことでプチ成長する「ウーパールーパーは笑わない」など。家族なのに遠くて、他人なのに近い、何ともわずらわしい関係がさまざまな形で描かれる。「家族も恋愛のように思いの深さや温度が違ったりします。家族だから言えること言えないこと、他人だから言えること言えないことがそれぞれあるから難しいんですよね」なかでも、最終話に置かれた「アオシは世界を選べない」は珠玉の一編。婚約破棄と失業でどんよりした毎日を送っているヒロイン亜砂の飼い犬アオ(シ)が語り手を務める意外性。加えて、アオが犬なりに、人間の事情をそこそこ理解しているために見えてくる、亜砂、亜砂の父親、その教え子とアオ自身のつながり。思いがけない絆にぐっとくる。「タイトル付けは毎回悩みます。今回も、担当の編集さんたちと150案くらい考えた中から選びました」プライスレスという言葉は、“プライス(価値)+レス(無い)”が転じて、値が付けられないほど価値があることを意味する。だが、家族未満の間柄を思わせる〈ファミリー・レス〉という言葉もまた、血のつながりだけでは量れない関係性があり、家族を超えた価値があるかもしれないと思わせてくれる。そんな粒ぞろいの6編だ。◇おくだ・あきこ作家。1983年、愛知県生まれ。2013年に『左目に映る星(「アナザープラネット」を改題)』で、すばる文学賞を受賞。他の著書に『透明人間は204号室の夢を見る』がある。◇中学生のほろにがい初恋「さよなら、エバーグリーン」、姉夫婦の娘と彼女を引き取った妹夫婦の絆「いちでもなく、さんでもなくて」など6編。角川書店1600円。※『anan』2016年7月13日号より。写真・森山祐子インタビュー、文・三浦天紗子
2016年07月12日昨年10月に福山雅治がMCを務めるスペシャル番組として大反響を呼んだ「ウタフクヤマ」。この度、3月27日(日)に、蒼井優、小室哲哉、奥田民生らを迎え、再び放送されることが分かった。本番組は、リリー・フランキーが店主の「スナック泣かせて」を舞台に展開され、福山さんと豪華常連客たちによる夢のセッションや、福山さん、リリーさんとお客たちによる歌とお酒を交えた大人のトークが繰り広げられ、話題を集めた。そして半年ぶりに3度目の放送となる今回は、“スナックのママ”として蒼井さんを迎えている。「お芝居の現場だけでなく酒場でも信頼がおける」と福山さんからのラブコールを受けて実現した。そんな蒼井さんは、「最初は緊張しました。こんな酔い方をしたのは初めてです」と本番組ならではの世界観を楽しんだ様子。さらにそのスナックを訪れたのは音楽の多方面で活躍する奥田さん、「JUN SKY WALKER(S)」の宮田和弥ら豪華メンバー。前回の放送に引き続き、小室さん、三沢またろうらも集結し、そこに「NMB48」「AKB48」の山本彩も加わり、豪華かつ賑やかな顔ぶれによりさらにパワーアップした形となっている。またMCである福山さんは、今回の一番の見どころについて、「オリジナルソングです」と即答。前回に続き「小室先輩からの激しいフリが来て」と語るように今回も小室さんが収録中に歌詞を書き下ろしその場で福山さんに曲をつけるよう要求。「ドラマ収録中でセリフも覚えなきゃいけないんですけど(笑)」と福山さんが言いながらも数分の間に歌詞に曲をつけるという奇跡のような瞬間を視聴者は目撃することになる。まさにこの瞬間こそが本番組の醍醐味である。さらに今回は二軒目・ライブハウス「S」にも訪れる。ここは4月から福山さんが主演する月9ドラマ「ラヴソング」に登場するライブハウスということで、共演者でありこのライブハウスのオーナーという役どころの宇崎竜童をはじめ田中哲司、渋川清彦、夏帆が待ち受けている。“自分がよく聞くラブソングとは?”という話題から、田中さんが好きなラブソングを演奏。福山さんをはじめ、奥田さん、宮田さん、小室さん、三沢さんといったスナック常連客たちに「ラヴソング」出演者陣も加わったセッションが実現している。さらにほぼ初共演となる宇崎さんと福山さんによる夢のセッションも実現! 「男のギターと男の歌というセッションがとてもセクシーでした」と蒼井さんもうっとりした様子だった。ほかにも名曲の数々を福山さんとゲストたちが奏で、盛り沢山な内容となっている。収録後、リリーさんは「音楽とお酒と人の関わりを用意されたものではなくやってみたらどうなるかというところを楽しんでいただきたい。エモーションを感じていただけたら」と語り、蒼井さんは「仕事にかこつけたプライベートです。お酒を飲みながらぜひ見ていただきたいです」とメッセージを寄せた。また福山さんも「会いたい人、お酒を飲みたい人が皆さん来てくださって。会いたい人、飲みたい人とは仕事をする。そうすれば飲めるんだ! そう思いました(笑)」とコメントを寄せている。豪華共演者との夢のセッション、そしてもちろんここでしか聞けないお酒を交えたトークは必見だ。「ウタフクヤマ」は3月27日(日)23時15分~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2016年03月18日『グッモーエビアン!』の山本透監督最新作『猫なんかよんでもこない。』が、2016年1月30日(土)より全国にて公開される。原作は元プロボクシング選手のマンガ家、杉作による同名実話コミックス。主演ミツオ役に風間俊介、ヒロインのウメ役には松岡茉優といった実力派俳優が猫と共演する。「猫に寄り添って撮影をした」という監督の言葉どおり、猫の自然な表情をくまなく捉えた、ほっこりと心温まる作品だ。監督、そしてミツオの兄を演じた俳優・つるの剛士に話を聞いた。その他の写真撮影終了後の2014年10月からようやく公開となった今作、監督は「観て頂いた方の心に何か発生してやっと映画なので、そこにたどり着けることがとっても嬉しい」と胸を高鳴らせた。うだつが上がらないボクサーのミツオ(風間)と、兄貴(つるの)が拾ってきた2匹の猫との日常を描いた本作。猫の撮影は至難の連続だったそうで、猫待ち時間が長く、待機中につるのが眠ってしまったこともあるというほど。 「どうしても2匹揃って人間と撮りたかったのですが、子猫があまりにじっとしてくれなくて、作品を撮り始めたことを後悔するほどでした。型にはめるのをやめてから、ようやく自然なカットが撮れました」(監督)完成した作品をいちはやく見たつるのは、「撮影のスケジュールも映画の流れ通りに進んでいったので、みんなこんな感じで成長をしていったんだなって、本当の兄貴になったような気持ちで見ました。撮影場所も高校の通学路だったし、家でも猫を飼っていて、格好も部屋着と似ていたので生活の一部のようでした」と話すと、監督は「つるのさん、帰っていくシーンではアドリブで口笛を吹いて行きましたからね。撮影では電車の音にかき消されてしまっていたんですけど、『絶対に口笛を吹いていた!』と言ってスタッフと懸命に音を探しましたよ」と撮影秘話を明かした。監督は、ウメ役を演じた松岡について「他の映画のオーディションのときからずっと気になっていた」と話す。「ウメさん役には、落ち着きもあり、ラブストーリーとして先走らない女性を探していたので、松岡さんならきっと魅せてくれるんじゃないかなと思ってお願いしました。撮影当時は19歳だったんですけど、25歳くらいに見えると思うんです。若いのにいろんな役ができる末恐ろしい女優さんですよね」と舌を巻いた。どの作品でも“ハッピーエンド”にこだわるという監督。「実は、ほぼオリジナルのキャラクターとして登場している大家さんについて、共同脚本をつとめた林民夫さんから、『もっと嫌な人にしたほうがいい』と言われたんです。でも、僕はあえて人間の闇を抽出しなくても、日常に潜んでいる暖かさの伝わる映画が撮れると思っています。お子さんもおじいちゃんおばあちゃんも、楽しかったねって映画館を出て欲しい」と、穏やかな笑顔を見せた。取材・文・写真:小杉由布子『猫なんかよんでもこない。』2016年1月30日(土)全国公開
2016年01月28日奥田民生が11月28日(土)に広島・MAZDA Zoom-Zoomスタジアムで「奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム」を開催する。【チケット情報はこちら】今回の公演は、作務衣にタオルハチマキ姿の奥田民生が、アコースティックギター1本で弾き語るライブ「ひとり股旅」の特別編。会場は、2004年の旧広島市民球場、2011年の世界遺産・厳島神社での「ひとり股旅スペシャル」に続き、単独コンサート”史上初”開催となる広島・MAZDA Zoom-Zoomスタジアム。広島出身で熱狂的な広島東洋カープファンである奥田が、マウンドという大舞台でどんな音を響かせるのか。そして「ひとり股旅」では、自身のオリジナルナンバーはもちろん、過去にPerfumeや斉藤和義、吉田拓郎などカバー曲を披露していることもあり、セットリストにも注目が集まる。また、同公演はステージ以外でも、遊び心溢れる企画が発表されている。会場となる、MAZDA Zoom-Zoomスタジアム店を含めた、広島県内の飲食店「むさし」全店では、「民生弁当」を11月29日(日)までの期間限定で販売。さらに、自身プロデュースの「股旅ラーメン」のほか、地元パティスリーによる「民生坊やクッキー」なども当日会場で販売される。チケットは股旅外野指定席のみ発売中。■奥田民生ひとり股旅スペシャル@マツダスタジアム日時:11月28日(土) 開場12:00 / 開演15:00(雨天決行・荒天中止)会場:MAZDA Zoom-Zoom スタジアム 広島(広島県)料金:股旅外野指定席 4320円※その他席種は全て完売
2015年11月24日東京大学山中研究室、SIP MIAMI プロジェクトは、「Designing Body美しい義足をつくる」展を開催している。会期は6月14日まで。会場は東京大学生産技術研究所 S棟1階ギャラリー。入場無料。同展は、デザインエンジニア/東京大学教授/慶應義塾大学・山中俊治氏が2008年より取り組んでいる「美しい義足プロジェクト」を紹介するもの。これまで同プロジェクトで制作されてきた義足が一堂に会すと共に、東京大学生産技術研究所で発足した先端技術(3Dプリンティング)を駆使した新プロジェクトの展示も行われる。また、同展は3部構成になっており、義足の実物や山中氏のスケッチ、デザイナー/プログラマーの奥田透也氏によるデータビジュアライゼーション作品などが展示されているということだ。
2015年06月08日10月15日から28日まで、伊勢丹新宿店本館では「岩手ごちそうさまツアー」と題し、岩手県の多彩な食文化と伝統工芸品を紹介する。開催にあたり、伊勢丹担当者と共に岩手県内の食と工芸を探訪したのは、ミシュラン三ツ星「銀座 小十」の主人、奥田透。フランス・パリにも店舗を構え、「本物の日本料理」の素晴らしさを世界に発信し続けている料理人だ。同氏が岩手県探訪に同行した理由は、現地で出合った食材・調理法を岩手伝統の器に盛り付け、それぞれの良さを最大限に引き出す方法を考案するため。現地での、浄法寺塗の塗師との対談では、「日本人は、日本の伝統品に対する興味や誇りが弱い。伝統工芸品の緻密さや性能、それを作るための高い技術にもっと目を向けてほしい」とコメントしている。探訪後、現地で出合った食材や器をもとに同氏が考案したメニューは、地下1階のキッチンステージで味わうことができる。メニュー名は、「岩手をまるごと味わうコース」(1人あたり3,000円)。真崎天然わかめと鮃の昆布締め、立花椎茸と法連草 薄揚げのお浸し、白金豚と木の子の味噌幽庵焼きなど盛りだくさんの内容で、器には南部鉄器や浄法寺塗りが使用されている。提供期間は10月8日から21日までで、翌22日からは、岩手県内のフレンチレストラン「ロレオール」シェフ・伊藤勝康による、岩手の食材を活かしたフレンチを楽しむことができる。加えて、会期中は岩手自慢の食材の数々が売り場に並ぶ。シナノゴールドとつがるの交配種となるりんご「奥州ロマン」は、まだ市場には出回っておらず、三越伊勢丹で初お披露目となるという。ドイツから輸入した100年以上前の醸造設備でクラシックビールを作っているブルワリー「ベアレン醸造所」からは、口当たりがよくうまみが詰まった「フェストビール」(389円)が紹介される。その他にも、伊勢丹バイヤーが「岩手は食材の宝庫。野のもの、山のもの、海のものともに良質なものがたくさん摂れる土地」と語る通り、「完熟山のきぶどう ジュース」(1,800円)、「いわて山形村短角牛ロース」(100gあたり1,700円)、無農薬・無化学肥料栽培の岩手県産エゴマとイエローマスタードを合わせた「エゴマスタード」(600円)などバラエティー豊かな食材がお目見えする。また、同イベントは、日本橋三越本店、銀座三越でも並行して開催、26日には日本橋三越本店、銀座三越にて、同氏と食ジャーナリストの柴田泉によるトークショー(参加費1人あたり1,000円)も開催される。今回のイベント開催前に産地を視察した2人が、現地で出合った食材や郷土料理に見出した岩手の魅力について語るだけでなく、岩手県のプライベートブランド「ぺっこ(pecco)」のお土産まで用意されているのがうれしい。開催時間は、日本橋三越本店は17時から17時45分、銀座三越は13時から13時45分。それぞれ定員16名。
2014年10月07日5人組バンドShrimpheadsが10月4日(土)大阪・天満橋 Raw Tracksより開催する東名阪ツアー。同ツアーのファイナル、10月6日(月)東京公演に奥田民生のゲスト出演が急遽決定した。両者の共演は今年の7月に東京、兵庫の2か所で行なわれたShrimpheads &奥田民生名義でのライブが初めてで、今回が3度目の共演。今回の共演に関してShrimpheadsはバンドのオフィシャルフェイスブックで「7月にガーデンと神戸チキンジョージで一緒にライヴをやり、凄く楽しかったので、またいつの日か出来たらいいのになあと考えておりましたが、まさかこんなに早く実現するとは!!!どんなライヴになるかはお楽しみにしていただきたい所ですがちょっとだけ言いますと前回よりも民生君たくさん演奏してくれます。急ではありますし、月曜日でもありますが、是非10月6日(月)は下北沢ガーデンにお越しください」とコメントを寄せている。Shrimpheadsは2013年に結成。メンバーの松浦善博は、奥田とバンドTHE BAND HAS NO NAMEとしても活動を行なっている。チケットは発売中。■Shrimpheads tour 201410月4日(土)天満橋Raw Tracks(大阪府)10月5日(日)名古屋JB STUDIO ROUTE23(愛知県)10月6日(月)shimokitazawa GARDEN(東京都)
2014年10月02日シミ・ソバカスを防ぐ美白美容液と全身のめぐりを整えるボディー用美容液アユーラは、メラニンの生成を抑え、シミ・ソバカスを防ぐ“深透美白液”「ウェルバランス ザ ホワイト」(医薬部外品)と、もみほぐすようになじませ、からだを動かすことで、全身のめぐりを整える“森林香気ボディー循躍美容液”「ウェルフィットボディーフィットネスセラム」を、3月23日より新発売する。いつものうごきをフィットネスに変えるボディー用美容液「ウェルバランス ザ ホワイト」は、2つの美白有効成分と和漢植物エキスを配合した薬用美白美容液。シミがシミをうむ連鎖に着目し、肌の奥(角層)深くに素早く浸透して、うるおいで満たし、メラニンがスムーズに排泄されるよう肌の生まれ変わりをサポート。肌本来の澄みきった明るさが実感できるという。「ウェルフィットボディーフィットネスセラム」は、からだを動かす前に、もみほぐすようになじませ、からだを動かすことで、“循躍(じゅんやく)成分”によるジンジンとした感触で、運動・マッサージによる効果感が続き、腕・おなか・脚など気になるところを引き締まったラインへと導くボディー用美容液。みずみずしい感触とアロマティックフォレストの爽やかな香りで、気分もリフレッシュさせる。元の記事を読む
2013年02月24日多部未華子、奥田瑛二らが出演する舞台『サロメ』の舞台稽古の様子が、5月29日、東京・新国立劇場で報道陣に公開され、多部、奥田と演出の宮本亜門が取材に応じた。『サロメ』公演情報『サロメ』はオスカー・ワイルドが書いた戯曲で、演劇やオペラでも度々上演される名作。今回、小説家の平野啓一郎が現代の日本での上演に合わせて新たに翻訳を手がけた。これまでのサロメ像は官能的で肉感的なイメージだったが、平野の新訳では無邪気さゆえの残酷さをたたえた女性として描かれている。サロメを演じる多部は「まだまだです。明後日の本番までに何とかします」と話すが、演出の宮本が「自分に厳しい人なので、無心で演じられる状態にもっていきたいのだと思う」とフォロー。さらに、サロメが対立する養父・へロデ王に扮する奥田は「この人が天才!体のきれ、セリフのきれ、頭の良さ、感性、素晴らしい!」と多部を絶賛。横で恐縮しながら聞いていた多部は「セリフも難しいですし、言い方だったり、それを現代っぽく受け止めて言葉にするのが難しい」と役作りに苦心している様子を正直に話していた。今回の舞台では、ヨウジヤマモトの衣裳や大きな鏡を使った舞台美術など、随所にこだわりがあるようだ。宮本は「お客さん全員が想像を絶する『サロメ』にします。視覚的にも、内容的にも、演劇的にも。抉り出すような『サロメ』になります。これを観ないと後で語れない、これは事件だな、と僕は思ってます」と自信をのぞかせた。共演はサロメの母ヘロディア役に麻実れい、預言者ヨカナーン役に成河が扮するほか、オーディションで選ばれた26人の男優陣も加わり、群集劇ならではの多彩な舞台となりそうだ。公演は5月31日(木)から6月17日(日)まで、新国立劇場 中劇場にて。チケットは発売中。
2012年05月30日直木賞作家・奥田英朗の人気小説「ガール」(講談社刊)が、香里奈、麻生久美子、吉瀬美智子、板谷由夏をキャストに迎えて映画化されることが決定!物語の概要と共に向井理、要潤、林遣都といった豪華共演陣も明らかになった。恋に結婚に出産、上司や部下との関係など日々、選択や苦難に直面し、生きづらさを感じつつも奮闘する女性にスポットを当てた短編集として2006年の発売から話題を呼び、発行部数は約30万部。“働く女子のバイブル”と支持され続けてきた奥田さんの傑作短編が映画化されることになった。原作は独立した5編からなるが、今回の映画ではそのうちの4編を再構成してひとつの物語とし、4人の女性が友人同士という設定になっている。大手広告代理店に勤める29歳の主人公・由紀子に香里奈さん、大手不動産勤務で既婚の聖子を麻生さん、老舗文具メーカー勤務で独身の34歳・容子を吉瀬さん、そして自動車メーカーに勤める36歳・シングルマザーの孝子を板谷さんが演じる。由紀子(香里奈さん)は4人の中で妹キャラ。ある日、聖子たちから「ファッションが年相応じゃない」との指摘を受け“ガール”としての潮時を考えることに。大学時代の友人との付き合いを始めるも、どこかときめきを感じない日々。仕事では先輩と共に取引先の百貨店のイベントを企画するが、クライアントの女性と対立してしまい…。聖子(麻生さん)は女性管理職として抜擢されるが、部下となったのは年上の男性社員。気を遣いつつ、良好な関係を築こうとするも、向こうは一向に自分を上司として受け入れようとせず、衝突してしまい…。容子(吉瀬さん)は30を超えて、オシャレも恋愛も面倒くさくなってきていたが、そんな折、イケメンの若手社員が彼女の部に配属。彼女は教育係を任せられる。一回りも年下の部下に心惹かれていく容子。年下男子なんて絶対好きにならないはずだったのに…。そしてシングルマザーの孝子は、離婚を経て3年ぶりに営業職に復帰する。彼女自身は“シングルマザー”を言い訳にしないつもりが、周囲からは逆に気を遣われてしまう。父の不在を補うべく、母親としても懸命な孝子だが、息子はそんな彼女に違和感を感じている様子?この4人は懸命に自分と向き合い、生きづらい世を渡っていこうとするが…。メインの4人に加え、共演陣も豪華!由紀子の恋人・蒼太を演じるのは人気絶頂の向井理。由紀子と共に企画を進める先輩で、派手なファッションで“イタい若作り”で有名だが、仕事は超優秀な光山を檀れいが、そして由紀子と対立するクライアントの堅物OLの博子を加藤ローサが演じる。また聖子の夫で、キャリアも年収も妻より下だがそんなことは全く気にしない朗らかな博樹(ヒロくん)に上地雄輔、ヒロくんとは正反対の性格で、“男は外、女は内”とステレオタイプに考える、聖子の年上の部下・今井に要潤、聖子を慕う女性社員の裕子に波瑠が扮する。さらに、林遣都が容子の部署に配属となったイケメン若手社員に!イタい若作りをした檀さんに、いけすかない年上の部下・要さんなど脇を固めるキャストからも目が離せない。監督を務めるのは『洋菓子店コアンドル』に『白夜行』、『神様のカルテ』と次々と話題作を送り出す俊英・深川栄洋。「登場する全ての女性は、窮屈な現代を生きる大人のガールたちです。彼女達が頑張る姿はユーモラスで美しい。色んな問題に直面し、乗り越えようと頑張る多くの女性達を応援する作品になればと思っております」と意気込みを語る。香里奈さんは「いつまでも“ガール”でいたい由紀子が直面する悩みは、同じ女性として共感できるものがたくさんありました。そんな女性ならではの悩みをリアルに表現しながら、“女”を思いっきり楽しんで演じようと思います!」とコメント。麻生さんは「キャリアウーマンの役は初めてなのでとても楽しみです。そして深川監督や素敵な共演者の方々とのお仕事も本当に嬉しく、撮影が待ち遠しいです。新たな一面が見せられるよう頑張って役に集中したいと思います」と語り、吉瀬さんも「いままであまり演じたことがないナチュラルな女性の役なので、かえってお芝居で難しいところもありますが、がんばって撮影にのぞんでいます。容子は男らしさと、かわいさをあわせ持った女性なので、それがうまく表現できればと思います」と撮影を楽しんでいる様子。板谷さんも「“女”って、おもしろいなぁと常々思っておりますが、この映画のなかの女たちも愛しい人々ばかりです。女をもっと楽しもう!そう思える映画です」と思い入れを明かす。原作者の奥田さんも「『ガール』は、オトコの私が照れながら、恐る恐る書いた小説です。作者の及び腰の部分は、きっとオンナの本職である女優さんたちがカバーしてくれることでしょう。どんな映画になるか、とても楽しみです」と期待を寄せるコメント。5月下旬より撮影が開始されており、7月下旬のクランクアップを予定。「100回生まれ変わったって、私は100回とも女がいい」――。あなたもこの映画を観たら、小説のセリフの通りに思えるかも?『ガール』は2012年初夏、全国東宝系にて公開。■関連作品:ガール 2012年初夏、全国東宝系にて公開© 2012 "GIRL"Movie Project
2011年06月22日映画『マイ・バック・ページ』の完成披露試写会が4月13日(木)、都内で開催され、主演の妻夫木聡、松山ケンイチに山下敦弘監督、主題歌を歌う「真心ブラザーズ」と奥田民生が舞台挨拶に登壇した。幅広い活躍を見せる文筆家の川本三郎が、記者時代に実際に関わったある事件を主軸に、1969年から70年代初頭の激動の時代のさなか、社会の変革を夢見る若者たちが理想を追い求め闘い、葛藤するさまが綴られる。妻夫木さんは「60年代を生きていない僕らが魂を込めて作りました。僕らにとって“真実”と思えるようなものができたと思う」と挨拶。松山さんも「いま、絶対に必要な作品。初号で観て本当に興奮して、すごい作品ができたと思った」と言葉に力を込めた。ジャーナリストの沢田を演じるにあたって「いまの時代の“真っ直ぐさ”と、この時代の”真っ直ぐさ”は質が違う。アプローチの段階で、(かつて川本さんが住んでいた)阿佐ヶ谷に行ってスーパーで野菜を買ったり、東大に行って安田講堂に触れたり、心で感じることを大事にした」と真摯に語る。2人は同じ事務所に所属しながらも本作で初共演。妻夫木さんは「(松山さんは)初めて会ったのは9年くらい前で、階段の隅で体育座りしてるような奴だった」と明かし、「もっと早くにとも思っていたけど、こうやって向き合って芝居ができる作品で一緒にできて楽しかった」と嬉しそう。一方の松山さんは「いまでもたまに体育座りしています(笑)」とおどけつつ、妻夫木さんについて「“普通”ということを演じさせたら妻夫木さんに勝てる人はいない。今回もすごかったです。うまく言えないけど…見てもらえれば分かります」と絶賛するも、“先輩”妻夫木さんからは「お前、話がザックリ過ぎなんだよ!」とダメ出しが…。この後、ボブ・ディランの名曲「My Back Pages」をカバーした主題歌を歌う真心ブラザーズと奥田さんが登場。奥田さんは、ちょっと困ったような表情で「映画で英語で歌ってますが…どうなんでしょうか。個人的には、(映画を観終わって流れる主題歌が)『おれかよ!』ってブルーになりました。でもボブ・ディランのいい曲なのでいいかと…」とユーモアたっぷりに語り、会場を笑いに包んだ。真心ブラザーズの桜井秀俊は「奥田民生の流暢な英語に“救われる”というか、肩の力が抜ける」とこれまた独特の言葉で絶賛。奥田さんは「日本人の人が聞いても外国の人が聞いても、何て言っているのか分からないと思う」とマイペースに飄々と語っていた。妻夫木さんが最後に「いまの時代にはない情熱を感じてもらえたら」と訴え、舞台挨拶は幕を閉じた。『マイ・バック・ページ』は5月28日(土)より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開。■関連作品:マイ・バック・ページ 2011年5月28日より新宿ピカデリー、丸の内TOEIほか全国にて公開© 2011映画『マイ・バック・ページ』製作委員会■関連記事:松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY業界初、アニメ版も同楽曲使用『マイ・バック・ページ』山下監督があの青春映画の秘話披露カエラや沢尻が…妻夫木×松ケン共演映画主題歌で真心ブラザーズと奥田民生がB・ディラン名曲をカバー妻夫木&松ケンの新旧“大河コンビ”共演『マイ・バック・ページ』ビジュアル解禁森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ小雪との結婚の質問には…
2011年04月13日