ブラッドリー・クーパーとの第1子を妊娠中のイリーナ・シェイクが、ロサンゼルスでベビーシャワーを開いた。31歳のイリーナと42歳のブラッドリーは2015年から交際を始め、昨年11月に第1子を妊娠中とわかった。今月に入ってロサンゼルスで行ったベビーシャワーには家族や友人たちが集まり、祝福したという。「E!News」によると、2人はすでに生まれてくる子どもの性別を知っていて、「それに合わせて飾りつけをしていた」そうだ。ゲストたちはデザイナーブランドのベビー服やおもちゃなど、高価なプレゼントを持ち寄った。関係者によると、イリーナはいまも「トレイナーについて、軽いエクササイズを続けています」とのこと。食欲も旺盛で、妊婦生活を快適に過ごしていて、ブラッドリーとの関係も良好。「ブラッドリーはイリーナをよくサポートしていて、ドクターとの面会にも付き添うなど、彼女の妊娠中ずっと一緒に過ごしています。彼の母親もよく手伝ってくれています」。(text:Yuki Tominaga)
2017年03月16日気分が悪くて、思うように動けない。なぜか分からないけれど、精神的にも情緒不安定になりがち。妊娠生活って、実はけっこうシンドイものですよね。そんなときだからこそ、ご主人の協力が必要。いたわりや優しい声かけが欲しくなりますが、実際はなかなかうまくいきません。多くのママたちが、妊娠中にご主人から心無い言葉を浴びているようです。暴言を忘れることができず、中には「一生恨んでやる!」というママさんも。さて、みなさんどんな言葉に傷ついてきたのでしょうか。インタビューで調べてみました。●「気の持ちよう」「病気じゃないでしょ」……つわり関連の一言妊娠中のツラいことといえば、つわり。まるで永遠に続く船酔いのような感覚、得体の知れない膨満感、そして止まらない吐き気……まさに生き地獄なのですが、男性陣の理解は得にくいようです。『夫の夕飯を作れず寝込んでいたら、「つわりは病気じゃないでしょ。やるべきことはちゃんとやったほうがいいんじゃない? 」と言われて最高にカチンときた』(30代女性/2児のママ)『年末年始の義実家参りを断ったら、「つわり?そんなの気の持ちようだろ」と無下にされた。あげく、車で3時間半かけて強制的に連れて行かれた』(20代女性/1児のママ)『「吐くならトイレに行って、静かにやってくれる?オエオエいう音とか俺ほんと無理なんだよね」。気分が悪くてソファで唸っている私に夫が投げつけた一言です。冷淡すぎて、トイレで号泣しました』(30代女性/2児のママ)●「横綱」「汚い肉割れ」……体型にまつわる一言経過とともに、どんどん変わっていく体つき。お腹が突き出て、全体的に丸くなっていくのは妊婦なら当たり前のことです。それを笑ったり、茶化してきたり……そんなご主人、結構いるみたいですよ。『臨月近い私の体を見て「よっ横綱!ごっちゃんです!」って笑ったこと。お腹が重くてツラいなか必死であれこれやってるのに、バカにすんな!ギャグだとしても面白くないわ!』(30代女性/1児のママ)『妊娠線をマジマジと見つめて、「申し訳ないけど、もう女として見られないかも。ちゃんとケアしておいてほしかったな」だって。さらには「嫁の腹に汚い肉割れ発生 (苦笑)」ってSNSに投稿してた。離婚も頭によぎりました』(30代女性/3児のママ)『上の子と一緒に水族館のDVDを見てた夫。「おっ、ママが映ってるぞ!」と言うので何かと思ったら、画面いっぱいに寝転ぶトドの姿……ふざけんなよ』(20代女性/3児のママ)●胎動に「キモい」、下着に「ダサい」……他にも暴言はたくさん!そのほかにも、たくさんの暴言が集まりました。『いま赤ちゃん動いてるよ、触ってみて!と夫の手をお腹にあてさせた。初めて感じた胎動に対しての第一声が「うっわキモッ ! 」だった。幻滅した』(20代女性/1児のママ)『マタニティパンツを干していると、「何それ、ダサすぎ!」と爆笑された。好きで身につけてるわけじゃないのに』(20代女性/2児のママ)『立会い出産はおろか、両親学級への出席も完全拒否してきた夫。二言目には「それは男がやらなくてもいいでしょ」「それ、俺の仕事じゃないし」と連発でした。みんなが夫婦で和気あいあいと楽しんでる両親学級に、ポツンとひとりで参加した私。孤独で惨めで、涙が出そうになりました』(40代女性/1児のママ)----------いかがでしたか?これらの発言は、ご主人にとっては何気ない一言なのかもしれません。でも、妊娠でナーバスになっているママにとっては、まさに心えぐられる言葉となってしまいます。プレパパさんたちにはどうか、想像力と共感力を駆使して頑張ってほしいものですね。●文/パピマミ編集部●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年03月07日4月のコーチェラ・フェスティバルでヘッドライナーを務める予定だったビヨンセが、双子の妊娠を理由にキャンセルした。ほかのヘッドライナーにはレディオヘッドとケンドリック・ラマーが決定しているが、いまのところビヨンセの代わりのアーティストはまだ発表されていない。コーチェラ・フェスのFacebook公式サイトによると、ビヨンセは4月15日と22日(現地時間)に出演予定だったが、「医師から厳しいスケジュールは極力減らすようにと指示を受けている」とのことで出演を断念。しかし、来年のコーチェラ・フェスにヘッドライナーとしての出演を約束しているそうだ。ビヨンセ目的で必死にチケットを手に入れたファンたちは、「ビヨンセが出ないならチケットを転売する」「返金して欲しい」などと、悲しみの声を上げている。実際に、ビヨンセの出演可否はチケット売買にも影響力が絶大なようで、ビヨンセの出演がキャンセルになったというニュースがメディアを騒がせた直後、チケット販売センターの「TicketiQ」では、平均978ドル(約11万円)で取引されていた4月14日~16日の3デイ・パスの価格が、872ドル(約9万8千円)に落ち込んだという。ビヨンセの代わりのヘッドライナー次第で再びチケットの価格に変動があるだろう。(Hiromi Kaku)
2017年02月24日赤ちゃんを妊娠すると妊娠期間中や出産や入院のときにも必需品となってくる物の一つにはマタニティパジャマがあります。妊娠初期ではまだあまりお腹は大きくないので普通のパジャマでも大丈夫ですが、どんどんお腹が大きくなってくるとお腹回りなどが窮屈になってくるため必要となってきます。また出産や入院のときにも着るこのマタニティパジャマについて役立つ情報をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。マタニティパジャマの基本的な知識とその選び方などのご紹介!そもそもマタニティパジャマって、普通のパジャマと一体何が違っているのでしょうか。そして初めての妊娠で初出産となるママでしたら、どんなマタニティパジャマを選んだらいいのかもきっと迷うことでしょう。そんなママのために以下でマタニティパジャマと普通のパジャマの違う点やその選び方などについてご紹介していきます。マタニティパジャマの定義とは?普通のパジャマとの違いは?選び方のポイントとは?マタニティパジャマとはどのようなものかについて説明します。そして普通のパジャマとの相違点とその選び方についても下記で詳しく解説していきます。マタニティパジャマの定義についてマタニティパジャマとはどんなパジャマなのかについて見ていきます。これは、妊娠中や出産、入院中に妊婦さんや産後のママが着るパジャマのことです。特に、出産して入院中に、病院内では、寝た状態のままで診察を受けることがあったり、産後に手術着からすぐに着替えをさせてもらうことが出てきます。そして赤ちゃんが産まれると授乳をする際には、前が開くタイプのパジャマでないとその都度パジャマを上に捲り上げなくてはならなくなりかなり不便です。そのため、妊娠中や入院中だけに限らず産後にも使用できるものとしてマタニティパジャマをいうものがあります。普通のパジャマと何が違うのか?では、普通のパジャマと何が違うのでしょう。まず、お腹回りがゆったりとデザインがされているため、お腹を圧迫することなくゆったりと着ることができます。次に前開きや全開タイプのものが殆どだということです。この形状のおかげで、パジャマをたくし上げなくてもまた、寝ころんだ状態でも赤ちゃんに授乳ができるので大変便利です。またママが寝たままで着替えをすることもできるのも大事なポイントです。また、パンツのウエスト部分はゴムが使用されているので、自分のお腹回の大きさに合わせて調節ができます。さらに、授乳口がついているので、赤ちゃんの授乳が簡単にできます。あと付け加えるなら、大きなポケットがついていることが多いので、ちょっとした小物類を持ち歩くときに重宝するのも特徴の一つです。マタニティパジャマの選び方ポイントについてマタニティパジャマを選ぶときのポイントですが、妊娠中や出産や入院期間中だけではなく、退院した後でもルームウェアの代わりとして着られるデザインのものを選んでおくと、家周りのちょっとした外出にも恥ずかしくありません。入院中は病院内では生まれた赤ちゃんとの記念写真を撮ることが多いと思います。可愛い赤ちゃんとの写真なのですから、ママもできるだけ可愛らしいデザインや顔写りの良い色合いのマタニティパジャマがおすすめ。ただ、退院後のルームウェアとして着ることを考えるならば、シックな色合いの方が何かと着回しはきくでしょう。マタニティパジャマは決して安くはないので産後のことも考えて選びましょう!マタニティパジャマは普通のパジャマに比べるとやはり割高にはなってきます。そのため、できるだけ長く着られるタイプのデザインや色合いのものを選んでおくのが無難です。出産後はママもその殆どを自宅やマンションなどの室内で赤ちゃんと過ごすことになります。でも、ちょっとした外出でも恥ずかしくないようなマタニティパジャマを着ておけば、人に会っても恥ずかしくないですね。色々なマタニティパジャマがありますのであなたのお気に入りを探してみてください。
2017年01月27日多くの妊婦さんが悩まされている、妊娠中のつらい腰痛。症状がひどい場合には、腰が痛すぎて歩けない、眠ることができない、なんてこともあります。今回は、悩める妊婦さんのために、妊娠中に起こる腰痛の原因をしっかりと理解し、その原因にあった効果的な改善方法をご紹介します。妊娠中の腰痛の原因は?まず、妊娠中の腰痛のメカニズムを理解しておきましょう。妊娠時に起こる腰痛は、リラキシンという卵巣ホルモンが分泌され、出産しやすいように母体の骨盤を緩めることが原因で起こります。骨盤が緩むと、腰やおしりの筋肉で体を支えようとするため腰痛が起こるのです。また、ホルモンの分泌以外にも、母体の体重が増加することで、体型や姿勢にも変化が現れます。お腹が大きくなり重心が前方に移動すると、カラダは後方にバランスをとろうとします。腰回りの筋肉を使うため負荷になり、常に腰が張った状態になってしまうのです。妊娠中の腰痛の痛みを改善するためには、まずこの仕組みを理解したうえで、腰回りの筋肉にかかる負担を軽くしてあげることが重要です。それでは、どのような改善・対策方法があるのでしょうか。腰痛の改善方法は?体の変化と上手に付き合い、すこしでも快適なマタニティライフを過ごすことができるように、妊娠時に起こる腰痛の悩みもしっかりと改善していきましょう。今日からでも始められる簡単な対策方法を3つご紹介します。骨盤ベルトを使ってみよう腰痛で動くのも辛いというときは、骨盤ベルトを使用してみましょう。骨盤は骨格の中心にあり、動作をするときにカラダを支える以外にも内臓を守る役割や、妊娠時には赤ちゃんを守り、支えるといった非常に重要な役割を担っています。骨 盤の負担を少しでも軽減し整えるために、ベルトを着用することは手軽な手段の1つだと言えます。病院だけでなくドラッグストアなどでも購入することができますので、ご自身にあった骨盤ベルトを探し、無理のない範囲で正しく使うようにしましょう。つけるときは、必ず自分にあったサイズのベルトを正しい位置に着用し、きつく締め過ぎないように注意しましょう。ストレッチをしてみよう腰痛の改善・予防のために日頃から継続的に適度なストレッチを行うことは有効だとされています。心身のリラックスや血行促進、便秘改善の効果も期待できるので積極的に行うと良いでしょう。腰痛の改善に効果が期待できるストレッチ方法を一つご紹介します。まず、両足を肩幅程度に広げて四つん這いのポーズを取り、肘を伸ばした状態でゆっくりと上体を反らせ、息を吸いながら5秒間数えます。それから、息を吐きながら顔を下に向け、背中を天井方向へ突き上げるように丸めていきましょう。これだけで簡単に骨盤の運動ができるので、無理のない範囲で実践してみてはいかがでしょうか。反対に、妊娠中のストレッチで絶対にしてはいけないのは、お腹を圧迫してしまうような動作です。前屈やうつ伏せはもちろんのこと、腹部や肛門を締め付ける動きや、足、太ももをお腹に密着させるような動作はお腹の中の赤ちゃんに悪影響を及ぼしてしまう場合がありますので注意しましょう。何事も無理のない範囲で!今回は妊娠中の腰痛対策をご紹介しましたが、妊婦さんそれぞれの体にあった方法を、無理のない範囲で行うことが大切です。妊婦さんの体は赤ちゃんの体でもありますので、体の状態にあわせて腰痛対策を行いましょう。
2016年12月09日妊婦さんって「穏やかで優しいイメージ」があるもの。自分の妻も妊娠すれば穏やかになるだろうと思いきや、妊娠前より何かと突っかかってきて夫婦ゲンカが絶えない…。そんな妻の変化に戸惑いを感じていませんか?実は妊娠中の女性は穏やかどころか、イライラしたり情緒不安定、攻撃的に…。それには主に4つの理由があるのです。1. ホルモンバランスの変化でイライラ妊娠中はホルモンバランスが大きく変化するため、イライラや情緒不安定になることが多くあります。妊娠前なら気にも留めないようなことで激しく怒ったり、不安に陥り泣くなどの状況が続きます。ちょうど生理前の「月経前症候群(PMS)」の女性と同じような状態ですが、生理前よりイライラの度合いは強め。ホルモンの力は何よりも強いので、女性もイライラや不安定を抑えることが難しいのです。どうしても起こってしまうことですから、夫婦ともに「ホルモンバランスの変化なんだ」と認識し話し合うことで、喧嘩は減らせるでしょう。2. 自己防衛本能の働き妊婦さんがイライラしやすいのは、本能もあります。例えば妊娠中の猫は攻撃的で、我が子に誰かが近寄るだけでも怒ってひっかこうとするのをご存知でしょうか。人間も動物ですから、妊娠中は赤ちゃんと我が身を守るための自己防衛本能が働きます。そのため攻撃的になりやすく、これは産後も続きます。2人目の妊娠中に上の子にイライラするママもいますが、実はそれも新たな命、まだ弱い命を守るための本能。動物の本能と知っておくと、ママも安心するでしょう。3. マイナートラブルやできないことの増加でイライラ妊娠中は、変化の連続。つわりから始まり、便秘、不眠、腰痛、胃痛、尿漏れ…などのマイナートラブルが臨月まで続きます。また妊娠前は当たり前にしていた飲酒や夜遊びもできなくなり、体重管理で好きなものを好きなだけ食べることができません。お腹が大きくなるに連れ歩きにくなったり、靴下が履けない、足の爪が切れない…など、日常生活に支障をきたすことも。「ママになるんだからそれぐらいガマンを」という声もあがりそうですが、妊娠中は理性が弱まる期間なので、ガマンが効かない部分もあります。「母性」も実際に赤ちゃんが生まれ、子育てをする中で徐々に育まれるものなので、妊娠の時点ではまだ培われていません。4. 夫との意識のズレでイライラ妻と夫では、子育ての意識にどうしても大きなズレが生じます。妻は胎動などで赤ちゃんを実感しますので、妊娠中から子育てのことを現実的に考えます。一方で夫はどうしても実感が少なく、育児について考え出すのは産後しばらくしてからのケースが多いよう。そのタイムラグが夫婦喧嘩を増やしてしまうのです。たとえば妻の妊娠中、夫はいつも通りお酒を飲んでいるだけなのに、妻は「子どもが生まれてお金もかかるのに、あんなに飲むなんて」「私に何かあったら夫に助けを求めるから、酔うほど飲まないでほしい」などと考えて喧嘩に発展しがち。妻は実感しているからこその「自分ごと」、夫側はまだ実感がありませんから、どうしても「他人ごと」になります。交わるところがないので難しい問題ではありますが、妻の不安を具体的に聞き出すことで、この喧嘩は減らすことができるでしょう。妊娠は女性の体で起こるものですが、赤ちゃんは夫婦2人の子ですから、妊娠も夫婦で乗り越えたいですよね。本能的なママとの対話は難しいところもありますが、まず「何でも話す、何でも聞く」ことから始めるのがおすすめ。この機会に何でも話し合い、お互いの理解を深めてみませんか?ライター:宮野 茉莉子
2016年11月18日「ブランでスッキリ!」委員会はこのほど、「妊娠と便秘」の調査結果を発表した。同調査は9月16日~23日、妊娠経験のある女性500名を対象にインターネットで実施したもの。妊娠中、便秘症状を感じたか尋ねたところ、68%が「かなり感じた」「まあまあ感じた」と回答した。また、73%が「妊娠期は便秘症状が起こりやすいこと」を事前に知っていたと答えた。妊娠期の便秘対策について聞くと、「水分を多く取るようにした」(53%)が最も多かった。次いで「産婦人科医に相談した」(39%)、「食生活を見直した」(28%)となっている。「何も対応しなかった」(13%)という回答も1割強見られた。「何も対応しなかった」と回答した人に、その理由を聞いたところ、「妊娠前から便秘だったので、仕方がないと思って諦めた」(24歳)、「元々、便秘症なので何もしなかった」(28歳)など、便秘が慢性化している人の場合は、あえて対策をせずにそのまま我慢していることがわかった。産婦人科の疋田裕美医師によると、妊娠期は便秘になりやすいという。その理由として、妊娠中に分泌される「黄体ホルモン」の影響で、腸のぜん動運動が弱くなってしまうことと、増大した子宮によって腸が圧迫され、腸の動きが鈍くなってしまうことを挙げている。妊娠中の便秘対策は、「食生活の見直しが基本」とのこと。特に、食物繊維の摂取が大事だという。「妊娠する前から便秘ぎみの人が多いように感じます。そうなると『便秘状態が当たり前』になっているので、妊娠したときにあまり便秘対策をしない場合も。妊娠前からの便秘改善が重要かもしれません」と疋田医師。また、便秘は妊婦の精神的ストレスになる場合もあるという。便秘状態になるとお腹の張りを感じるが、その張りを切迫流産の張りのように感じる妊婦も少なくないとのこと。張りは便秘によるものなのか、切迫流産なのかわからず、ストレスに感じる妊婦もいるという。疋田医師は、「ただでさえ、妊娠中は不安やストレスを感じやすい時期。余計なストレスを感じないためにも、便秘対策を心がけてスッキリ気持ちの良い毎日を過ごしましょう」とアドバイスしている。消化器専門の大竹真一郎医師も、便秘解消には「食生活改善」が重要と語っている。善玉菌を増やす発酵食品と善玉菌のエサになる食物繊維を積極的に摂(と)ることと、悪玉菌を増やす肉食を避けることで、腸内環境が改善するという。特に発酵食品には善玉菌が多く含まれているとのこと。また、腸内環境を整えるために注目されている成分が、「マグネシウム」だという。マグネシウムは腸内の水分を調整する働きがあり、マグネシウムの摂取量が少ない人は便秘になりやすいという研究データもあるとのこと。マグネシウムはナッツ類に含まれているので、ナッツ類を間食に食べるとよいという。
2016年11月04日妊娠中や授乳中、育児などで疲れてるママだってたまにはアロマを焚いたり、アロマバスやマッサージなどして、リラックスしたいですよね。けど、妊娠中や授乳中のアロマにはいろいろと気をつけなければなりません。今回は、注意点とアロマやハーブティーの楽しみ方をご紹介します。妊娠初期のアロママッサージは避けて、短い時間で楽しむ妊娠初期は原則として、精油の使用は禁止と言われてます。なぜかというと、エッセンシャルオイルやアロマオイルの中には月経を促進する作用や、ホルモンに影響するものがあると言われているからです。さらに妊娠中は肌が敏感になっていますので、直接肌に触れると刺激も強く、注意が必要です。安定期に入ったら、アロマの芳香浴なら心配ないと言う意見も。気分転換やリラックスしたいって時がありますよね。そんなときは寝る前のちょっとの時間など、短い時間で楽しむようにしましょう。エッセンシャルオイルとアロマオイルって何が違うの?簡単に言うと、100%天然かそうじゃないかの違い。エッセンシャルオイル=精油は、植物から採りだした様々な成分が含まれる100%天然の物質です。それにアロマオイルは、エッセンシャルオイル(精油)を複数ブレンドしたり、他の化合物を配合したりしたものを言います。アロマオイルは肌にはつけられず、香りを楽しむ芳香浴として使用します。エッセンシャルオイルの、取り扱い注意ポイントエッセンシャルオイルは植物の天然成分を濃縮して作られているので、作用も非常に強いです。取り扱い方や使用方法を間違ってしまうと、皮膚炎やかゆみなどを起こしたりする事あるそうなので取り扱いには気をつけましょう。・肌や粘膜部分には直接つけない・肌に塗る時は必ず、キャリーオイルなどでうすめてから使用する・パッチテストを行いましょう・高温多湿の場所は避け、冷暗所で保管する・飲用しない妊娠中、授乳中のママにはハーブティーがオススメ妊娠中のつわりや、毎日の家事と育児にママだってリラックスしたい!そんな妊娠中や授乳中のママも安心して飲めるのがハーブティー。もちろん、ノンカフェインのものをチョイスしましょう。なかでも、「ママハーブの絆ブレンド」は、優しいお花の香りがふわっと香ってお気に入り♡ローズヒップやラズベリーリーフのすっきりとした甘みが美味しい紅茶です。手軽なティーバッグタイプで、さっと淹れられるのもうれしいですね。ハーブティーで「ほっ」と一息つきませんか?ほかに、「 プリマベーラ」ルームスプレーもお気に入りのリラックスアイテム。好きな香りのルームスプレーを寝る前に、シュッとひと吹きするだけで癒されます。私はの大好きなラベンダーの香りを使ってます♪今日は1日ちょっと疲れちゃった…という日には、アロマの香りや寝る前のハーブティーなどで、癒しの時間を作ってくださいね♪
2016年10月25日出産を終えたママを悩ませるのが、乳首のトラブル。授乳開始の頃にトラブルになるママが多いと思いますが、私の乳首トラブルがやってきたのは娘が1歳2ヶ月の頃…。しっかりとした歯が生え揃ってきた頃に、強く吸ったり噛まれてしまって乳首トラブルに発展するママも多いのだとか。我が家の娘は、今でもおっぱい大好き!しかし、なんと前歯がすきっ歯で…。歯の隙間におっぱいが挟まれ、強い力で吸われるため見事に乳首に亀裂が…(泣)。あまりの痛みに、急いでリサーチして乳頭ケアをはじめました。今回は、乳首トラブルに悩むママおすすめの乳頭ケアお伝えします。乳首トラブルの原因になるのは…乳首トラブルに繋がる原因は、おっぱいの含ませ方、抱っこのポジション、おっぱいから赤ちゃんの口の離し方などが間違っていることが多いよう。あとは、添い乳で長時間咥えさせっぱなしにしていること、固く張ったままの状態での授乳も、乳首トラブルを招くと言われています。食事内容やママの体調などからも影響することがあるそうです。私の場合は添い乳で寝かしつけているため、長時間吸わせることが多いことが乳首トラブルの原因だったと思います。トラブルにならないために乳首トラブルが起こらないためにできること。①乳首マッサージ出産前に乳首をマッサージして柔らかくしておくこと。私も少しマッサージをしていましたが、効果はいまいち。あまり柔らかくなりませんでした。やるなら本気のマッサージをおすすめします…!②ラッチオンまた、深く乳首を吸わせること。中々難しいラッチオン。ひたすら赤ちゃんと練習です!③優しく離す赤ちゃんが授乳を終えても、赤ちゃんの口を無理におっぱいから引き剥がさないことも大事。指を赤ちゃんの口元から入れてからだと簡単に離れます。④乳頭保護器を使う痛みを感じはじめたら無理をせず、乳頭保護器を使うこと。わたしは使わなかったのですが、使ったら楽になったというママもたくさんいました。⑤吸わせる向きを変える抱っこのポジションを変え、吸わせる方向を変える。いつも切れる場所が決まっていたので、少しポジションを変えるだけで、痛みが軽減されました!⑥乳首を柔らかくしておく吸わせる前に先に少し絞り乳首を柔らかくしておく。溜まったお乳も出して、新鮮なおっぱいをあげられます!トラブルになってしまったときの…ケア方法羊のオイルでできたピュアレーンやランシノーは有名な乳頭ケア用品!私もピュアレーンを使ったことがありますが、割りと早くに回復し、拭き取りも不要なのでオススメ◎馬油を使用する人も多く、ピアバーユやソンバーユ、ベビーバーユマドンナなどがあります。こちらも拭き取り不要です。キズパワーパットも傷の治りが早いみたいですが、張り替えなくてはいけないし衛生面も気になります。それでも治らない…というママは、デスパコーワやケナログといった口内炎を治す薬を塗るそうです。こちらはやはり薬なので、オイルよりも効果があったという声も。ただ授乳前には拭き取る必要があります。何も塗らずに自然に治したい!というママは、自分の母乳を塗っておくと、殺菌作用があって傷の治りも早まり、母乳なので赤ちゃんにとっても安心…だとか。あとはユキノシタとゆう葉っぱの薄皮を張る方法もありますが、ユキノシタの葉っぱを手にいれるのは難しそう…。少し痛くても我慢をしてあげてしまうママが多いそうですが、そうするとトラブルも長期化し、ママにも赤ちゃんにもよくありません。予防と早めケアで、楽しい授乳ライフを送りましょう◎乳首トラブルは、授乳にはつきもの。一度良くなっても繰り返すことが多いので、油断をせず、日頃のケアと準備を怠らないようにしましょう!
2016年10月02日夏の暑さが落ち着いて、ようやくお出掛けしやすい季節。私も現在第二子を妊娠中。やっと安定期に入り、お出掛けしたい欲がドンドン出てきました!遠出のお出かけは、「赤ちゃんが生まれたらなかなか行けなくなるし…」と思いつつ、「でも妊娠中だから何かあったら不安」になるママも多いのでは?今回は、マタニティママでも安心のディズニーランドの楽しみ方をお伝えします☆いつ行く?天気と気温と混雑予想をチェック!妊婦さんに無理は禁物!初期はつわりもありまだまだ体も不安定ですが、お腹の大きくなってからの後期になると、長時間の移動や人の多いランド内での移動も心配です。なるべく無理せずゆっくり楽しめる安定期中に行くことをオススメします♪しかし、安定期とはいえ、妊娠中は妊娠前とは体調も違うもの。より一層行く日程には慎重になりましょう♪ディズニーランドのある浦安市舞浜は、海辺にあるため昼と夜の寒暖差が大きくなります。そのため、朝晩の天気と気温はしっかりチェックして。混雑予想は、東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターへの電話で確認することができます♪また、公式サイトにはありませんが混雑予想カレンダーを載せているファンサイトもいくつかあるので、日程を決める際にチェックしてみてください!もちろん、大混雑が予想される日は避けてくださいね♪そして何より当日の体調が良い日を選びましょう。日程が決まったら…ゲストアシスタンスカードを申請しよう!「ゲストアシスタンスカードって何?」と思われる方も多いと思います。私も今回、友人に聞いてはじめて申請してみました。このカード、妊娠中にディズニーランドへ行くなら申請しておいたほうが◎!妊娠中はアトラクションやグリーティング施設に入るため、長時間並ぶというのが一番の不安ですよね。ゲストアシスタンスカードは、アトラクションやグリーティング施設へ長時間並べない方のためのカードです。主に、身体障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳所持者および疾病、負傷などにより体の機能が低下している方(高齢者、妊婦を含む)の方々が申請可能。使い方は、アトラクションやグリーティング施設の入り口でキャストさんにゲストアシスタンスカードの使用を伝えると、その時点の待ち時間分後の時間をカードに書いてもらえ、その時間に施設へ向かえば待ち時間ほぼなしで中に入れます。そのため、待ち時間は行列内に立つことなくベンチなどで座って休憩しながら待つことができるんです♪1枚のカードでアトラクションは本人含め4名まで、グリーティングは本人含め10名まで同行できます。申請方法は、来園予定日1ヶ月前から東京ディズニーリゾート・インフォメーションセンターへ電話で事前申し込み。当日、メインストリート・ハウスにて受け取れます。当日申請も可能ですが、事前申請しておいたほうがスムーズですね。注意点は、必ずカード申請した本人がキャストさんから乗り物の説明を受けてから時間を書いてもらうこと。そして、書いてもらった時間に遅れないことです☆マタママにオススメのアトラクション!『ミッキーの家とミート・ミッキー』ミッキーの家の中を回って、最後にミッキーと写真が撮れる施設です。大きなお腹でミッキーと写真を撮れば、とっても記念になりますよ♡他にもトゥーンタウン内はオススメいっぱい♪ミニーの家やドナルドの家など、キャラクター達のお家は見てるだけで楽しいです。待ち時間も少ない施設が多いので、ゆっくりぐるりと回ってみてください。『ウエスタンリバー鉄道』ゆっくり景色を眺めながら楽しめる蒸気機関車です。一周15分と長く、座りながら動物達やインディアン、恐竜を見にタイムスリップできます☆『イッツアスモールワールド』ボートに乗りながら水の上をプカプカ♪世界中の民族衣装をきた子供の人形が出迎えてくれます。いずれも、アトラクション乗る前に必ず妊婦であることを伝え、乗り物の注意等を確認してくださいね♪注意点や、設備不良等で乗ってる途中止まってしまった場合どうなるのかなど詳しく教えてくれます。例えば、「止まってしまった場合、乗り物から30センチの高さを降りて移動は可能ですか?」など。キャストが丁寧に説明してくれます☆待ち時間を過ごすのにオススメの場所♪トゥーンタウン内子供遊ばせるのにGOOD☆上の子が居る場合は、トゥーンタウンでパパと遊んでもらい、ママはゆっくり景色を楽しみながら休憩しましょう♪ワールドバザール内屋根ありベンチ多め☆トイレや、ベビーセンターも近いので、上の子がお昼寝をしている時など最適です♪シンデレラ城前の丸い広場ベンチ多め、パレード見やすい♡夕暮れ時座って休憩していると、暗くなるにつれシンデレラ城がライトアップされていき、とっても綺麗です♪パレードのルートでもあるので、パレード始まるより早めに座って休憩していれば、パレードを特等席で見ることができます♡オススメのショップはやっぱりベビーマイン♡妊娠中ママに絶対オススメしたいのは、ベビーマイン♡赤ちゃんの洋服やスタイ、靴下などが売っているショップです。どれもこれも可愛くって、産まれてくる赤ちゃんへのお土産♪…と言いながらつい買いすぎてしまいます♡コレは持って行って欲しい!・座布団…たくさん座って休むので、あると便利です♪・ひざ掛け…夕方からは風も吹いてきて寒くなります。・日傘…日陰が少ない場所に座る時必須です♪・ノンカフェインのお茶…緑茶、水、ジュース、ベビーセンターでパックのベビー麦茶はあるのですが、ノンカフェインのお茶はパーク内に売ってません。もちろん、緊急時に備えて母子手帳なども携帯してくださいね!最後に…お腹の赤ちゃんを最優先に!ついつい楽しくてはしゃぎ過ぎ無理してしまいがちなディズニーランドですが、お腹の中でぽこぽこ胎動を感じながらゆっくり景色を眺めているだけでも、わくわく幸せな気持ちになれます♡お腹の赤ちゃんに話しかけながらゆっくり過ごしましょう♪今まで見ていたディズニーランドとはまた違う楽しみ方が出来ますよ♡
2016年09月27日「1回経験したから大丈夫!」と思いきや、実は1人目と同じようにはいかない2人目の妊娠。妊娠毎につわりも変わるように、2人目はつわりがひどかったり、切迫早産になったという人も少なくありません。今回は2人目を考えるかたに向けて、妊娠前中にやっておいたほうが良いことをピックアップしました。1. 上の子と遠出や旅行をする2人目が0歳の1年間はなかなか遠出ができません。特に海やプール、スキー場など暑さ・寒さの厳しい場所は諦めることが多いです(中にはキッズスペースありのスキー場もあります)。また、我が家の場合、2人目の子は大のチャイルドシート嫌い。30分以上乗ってられず、ヤンチャでもあるので長時間電車や新幹線などにも乗れません。1歳半になり少しは落ち着いてきたものの、それでも移動に2時間以上かかる場所への旅行はまだ難しい状態。他にも大型テーマパークなど0歳児を連れていきにくい場所には、上の子を積極的に連れていっておきましょう。2. 時短家電購入の検討我が家は2人目妊娠中に食洗機を購入しました。「食器を洗う時間がもったいない。2人いたらこの時間に上の子と触れ合えるのでは?」と考えたのですが、購入してみて「なんでもっと早く買わなかったんだろう」と後悔しました。現代は家電次第で、省ける家事も多くあります。他にもお掃除ロボットや乾燥機など、あればママがラクになるものはありますよね。値段の高さから躊躇することもありますが、昔と違って核家族な分、機械に頼ることは必然的な流れ。親子のふれあい時間を増やすためにも、買うなら早めをオススメします。3. 宅配サービスの検討子ども1人と2人では、忙しさが全く違います。2人目妊娠中や産後、子どもが病気になってしまった時など、食事を作るだけでも体力と時間がなくなることがあります。今は宅配サービスでお弁当を宅配してくれたり、炒めるだけで調理できるキットを扱っているところもありますから、利用しない手はありません。2人連れての買い物は予想以上に大変。もしもの時まで考えた宅配サービスを選んでおくと後が楽になります。パパを家事育児に巻き込むママ1人で子ども2人を見るのは、1人のときよりも大変さが2倍以上に増えますから、パパには今まで以上に活躍してもらう必要が出てきます。とはいえ、産後にパパに協力してもらうのではちょっと遅いでしょう。1人目の育児にあまり参加しておらず何もできないパパに教えるとなると労力が必要。おっくうになりがちですが、妊娠中のほうがまだママの心身に余裕があります。「もう1人増えるから」という理由で、家事や育児にパパをうまく巻き込んでいきましょう。パパが育児家事に参加する良いチャンスでもあります。ほかにもつわり期や産後など、上の子が外遊びをしたくても外に連れていけない時期があります。パパに協力してもらうのも良いですが、ジャングルジムや部屋の中で運転する車など、室内遊具を誕生日などでセレクトしておくと安心です。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月27日大きなお腹を抱えて地下鉄に乗ったオリヴィア・ワイルドが、席を譲ってもらえずご立腹!?今年4月に婚約者のジェイソン・サダイキスとの間に第2子を妊娠中だと明かしたオリヴィア。それから5か月が経ち、つい先日トロント国際映画祭に出席したオリヴィアのお腹はかなり大きく目立っており、出産間近と見られている。そんなオリヴィアが14日(現地時間)、ニューヨークの地下鉄に乗り込むと誰にも席を譲ってもらえずツラい思いをしたようで、こんなツイートをしている。「大したことなんてないわ。健康で丈夫な人たちが巨大なお腹を抱えた妊婦に席を譲ってくれなくてもね。あなたたちの頭の隣に立って、いますぐ産気づくように祈ってやるんだから!」。これに対し、多くのファンはオリヴィアに同情したが、「E!News」によるとある男性が「誰もあなたに妊娠しろとは言っていない。Uber(配車アプリ)を使えばいい(その余裕があるだろう)。俺だって地下鉄に乗るためにあなたと同じ乗車賃を払っているんだ」と心ないツイートをしたことで議論が勃発。オリヴィアは男性のツイートを引用して文字にはできないようなののしり言葉で返すも、男性のアカウントは削除されたようだ。オリヴィアはこの騒動を「この件は、文句が言いたいとか、セレブだとか、誰がUberを使う余裕があるとかそういうことでもない。ただ単にお互いに気を配りましょうってことよ」というツイートで締めくくっている。(Hiromi Kaku)
2016年09月16日「妊娠はおめでたいこと。でも、10代の妊娠は大変なこと」これは日本に限らず、先進国のどこでも同じことのようです。10代の妊娠率が10,00人中52.1人(2013年)と、ダントツで世界一高いアメリカでも頭を悩ませていることには変わりありません。しかし、そのアメリカでここ最近10代の妊娠が減少しているとのこと。理由は、驚くほどシンプルなものだったとか。一体、何があったのでしょうか。■性行為の頻度は変化せずに10代の妊娠が減少国民皆保険制度のないアメリカは、いまだに健康保険がない人も多く、医療・保険分野で、様々な問題を抱えています。オバマ政権で、医療保険制度改革が混乱したことも有名です。しかし、その医療分野で確実によくなったことがあります。それは10代の出生率が減少したこと。2007~2013年で、なんと36%も減少したのだそうです。何が起きたのかと思いますが、理由は驚くほどシンプル。10代のカップルが、より頻繁により上手に避妊をするようになったからだそうです。10代の性行動に何か変化があったのかと、まずは考えてしまいますね。でもニューヨークのガットマッチャー研究所などによる「思春期の直近3ヶ月の性行為の研究」によると、2007~2012年の10代の性行為の頻度はほとんど変化していないそうです。つまり、妊娠に至る前提部分のひとつは、変わっていない状況。とすると、もうひとつの前提の避妊にしか理由はありません。同研究の避妊に関するアンケートによると、回答者の10代の86%が少なくとも1種類の避妊方法を実施し、また37%が2つ以上の避妊方法を併用していると回答しています。避妊をする回数が増えただけでなく、複数の避妊方法を組み合わせて、効果的な避妊を行うようになっているのだそうです。また、避妊方法では、今までと変わらずピルとコンドームが大多数を占めていますが、IUD(子宮内避妊器具)の使用が2009年の38%から2012年の51%に上昇しています。100%完璧な避妊方法がない現在、複数の方法を組み合わせることは妊娠を避けることに大きく貢献します。とても賢明な選択ですね。前述の「思春期の直近3か月の性行為の研究」によると、アメリカ50州すべてで、あらゆる人種・民族で、ローティーンもハイティーンも出生率が減少しているのだそうです。しかも、中絶も少しずつではあるのですが、減少しているのだとか。10代の妊娠の減少の理由はあまりにシンプルでしたが、もうひとつの疑問が残ります。なぜ10代のカップルが、より頻繁により効果的な避妊をするようになったのでしょうか。■安価に避妊ができるようになって妊娠率が低下その答えには、ごく一例ですが、コロラド州の取り組みが挙げられます。コロラド州は2015年に、10代向けに長期間、無料で避妊方法を提供するプログラムを推進しました。結果は大成功で、10代の妊娠率が40%下落したのだそうです。避妊がより安価に、そしてより簡単にできるならば、みんなちゃんと避妊するということが明らかになったというわけですね。これもシンプルですが、なかなか実現が難しいかもしれません。というのも、進歩的なイメージがあるアメリカでも、学校での性教育はかなり保守的です。基本的には「禁欲を要求するのみの性教育」がほとんどなのだそうです。確かに、コロラド州の取り組みには「10代の性行為を奨励するのか」と思う人がいるかもしれません。しかし、この取り組みで10代の望まない妊娠が激減したことは確かです。2016年9月現在、避妊についての具体的な情報を盛り込んだ性教育を実施しているのは、50州中18の州とワシントンDCのみで、意外に少ないのが分かります。ということは、さらにまだ改善の余地がありそうですね。ちなみに2006年のアメリカ政府の調査によると、禁欲を要求するのみ性教育を受けた10代は避妊をしない傾向があり、結果的に望まない妊娠や性感染症に陥るケースが多いそうです。せっかく教育をしているのであれば、やはり効果的であってほしいですよね。そのため、今年の初めにオバマ大統領は、禁欲を要求するのみの性教育への2017年度の政府補助金を削減することを提案しています。また、オバマ大統領は別途に、「10代の妊娠を避けるプログラム」を主導して、400万ドルの予算を補助金として配分する計画です。2つの施策が相まってどのような効果をあげるかは未知数ですが、10代の出生率が36%減少したことで良しとするつもりはないようですね。*厚生労働省の統計によると、日本でも2003年を境に10代の中絶件数は減少しているそうです。10代の妊娠・出産には大きな負担が伴います。育て上げる道筋と意志がないならば、事前に複数の避妊をすることが望ましいですね。そして、そのための教育の充実も同じく望ましいことと言えるでしょう。(文/粟飯原由布子) 【参考】※Teen Pregnancy Is Down, and There Is a Simple Reason-Glamour※The teen pregnancy rate has dropped 25% in recent years. Here’s why.-Upworthy
2016年09月06日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。突然ですが、妊活中や妊娠初期に「葉酸を摂取したほうがいい」ということを耳にしたことはありますか?筆者自身も第一子妊娠発覚時に、父から葉酸のサプリメントを渡されました。では、なぜ妊活中や妊娠初期に葉酸が必要なのか?『バイエル薬品株式会社』がおこなった調査によりますと、妊娠・妊活中の女性の約6割は「葉酸摂取の必要性を正しくいえる自信がない」と回答していることがわかりました。そこで今回は葉酸を必要とする大きな理由 をご紹介します。●神経管閉塞障害のリスクが高くなる妊娠初期に葉酸が不足していると、『神経管閉塞障害 』の発生リスクが高くなるといわれています。これは脳や脊髄などがつくられる妊娠4〜5週の間に起こる先天異常です。神経管閉鎖障害の中には『二分脊椎 』『無脳症 』『脳瘤 』などがあります。生死を分けるような大きな病気であり、遺伝の問題もありますが、多くはビタミンB群である葉酸の不足が考えられています。●妊娠が発覚してからの葉酸摂取では遅い胎児の神経管がつくられるのはだいたい妊娠2週から6週ごろです。一方で、妊娠が発覚するのは早くても5週ごろ。つまり、妊娠が発覚してから葉酸を摂取しようとしても遅い のです。心拍確認、母子手帳交付のころには手遅れといってもいいほど。「妊娠したい」と思ったらそのときから葉酸を摂取するように心がけましょう。●葉酸+αのサプリメントでOK日本人妊婦の葉酸摂取量は、『厚生労働省』が推奨する量の半分未満となっており、海外に比べてもとても低い割合となっています。葉酸を食事だけで補うのはなかなか難しいのでサプリメントを使用する人が多いですが、最近では「葉酸」だけのサプリメントと、「葉酸+ビタミン」などマルチビタミンのサプリメントが販売されています。どちらでも葉酸摂取には問題ないのですが、葉酸はもともとビタミンB群。ビタミンB9の葉酸はビタミンB6など他の栄養素とあわせることで効果を発揮する ことが分かっています。ですので、葉酸を含むマルチビタミンなどのサプリメントも積極的に摂取したいですね。----------ただ「妊婦には葉酸が良い」という一言では何が良いのかよくわかりません。正しい知識を理解し、「妊娠したければ葉酸をとろう」の一言に変えて世の女性たちに浸透してほしいですね。【参考リンク】・バイエル薬品「妊活・妊娠に関する意識調査」を実施 | バイエル薬品株式会社()・NTDsを減らしたい! 赤ちゃんのために妊娠前からできることバイエル薬品 神経管閉鎖障害(NTDs)の発症リスク低減の啓発活動開始 | バイエル薬品株式会社()●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
2016年09月03日【ママからのご相談】第二子妊娠中です。上の子が幼稚園に通いだし、いろいろ病気をもらってくるのでこちらもうつらないかヒヤヒヤしています。妊娠中に気をつけなければいけない病気は風疹以外にもあるのでしょうか?●A. 風疹以外にもたくさんあります! 検査と予防が大切。こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターの横山かおりです。普段から感染症にはかかりたくないですが、妊娠中はさらに要注意ですね。今回は妊娠中にかかると危険な感染症について、都内小児科に勤める40代の女性医師に聞いてきましたのでご紹介します。●代表的な『風疹』妊娠中に気をつけたい感染症で有名なのは『風疹』です。なぜこれが有名なのか?医師に聞いてみました。『妊娠20週ごろまでに風疹に感染すると、胎児が“先天性風疹症候群 ”という病気になる可能性があります。母体の風疹抗体があることが重要ですが、父親である夫が感染する可能性も。1979年4月1日以前に生まれた男性は風疹の予防接種を受けていません 。家族で風疹にならないように予防接種をしておくことが大切です』ちょうどいま父親になる世代で、風疹の予防接種を受けていない人が多いということですね。男性にも抗体があるかしっかり調べましょう。●最近話題の『ジカ熱』最近海外で話題にのぼることが多かった『ジカ熱』についても伺いました。『ジカウイルスをもった蚊に刺されると感染する“ジカウイルス感染症 ”。中南米や東南アジアで多く感染者が出ていますが、日本国内でも海外で感染し発症した人がいます。症状は発熱、頭痛、関節痛、結膜充血などです。胎児に感染すると、“小頭症 ”の症状が出ると言われているので、妊娠中の女性は注意が必要です。治療薬やワクチンがない ので、予防に徹するしかありません。流行地へ行くことを避け、夫が仕事で流行地に行くことがあった場合、夜の営みはしばらく控えるようにしましょう』ジカ熱は感染しても発症しないことがあると言います。なってしまってからでは遅いので、とにかくかからないように気をつけるのみですね。●他にも妊娠中に気をつけたい感染症はこんなにある他にも気をつけたほうがいい感染症について医師に聞いてみると、こんなにピックアップしていただきました。●おたふくかぜ妊娠初期に発症すると流産率 があがる。●梅毒妊娠中に感染すると流産、死産 の確率があがる。無事生まれても先天梅毒 の可能性が。●りんご病妊娠中に感染すると胎児が心不全 を起こしたり流産 したりすることがある。●性器クラミジア感染症母体が感染していると出産の際胎児が産道を通るとき母体から感染し、結膜炎や肺炎 を起こすことがある。●トキソプラズマ感染症妊娠中に母体から胎児に感染すると流産、死産、水頭症 の可能性が。生肉摂取を控え、野菜や果物もよく洗うことが大切。----------どこかで聞いたことがあるような感染症ばかりですね。このような感染症にならないために、事前に抗体があるか調べておくことが必要です。抗体がない場合は妊娠前にワクチンを受けておくようにしましょう。また、「これって感染症?」と思うような症状があった場合、すぐに婦人科には行かず電話で伝えてから受診する ことが大切です。他の妊婦さんに感染させないように心がけましょう。●ライター/横山かおり(ママライター、元モデル)
2016年08月28日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。妊娠中にはいろいろな変化が起こります。お腹のでっぱりという体形変化は、その中でも最も目立つ変化でしょう。別に隠す必要はないと分かっていても、目立ちたくないなと思う女性もいます。 また、マタニティ期だからこそできるオシャレを楽しみたいという女性もいるでしょう。でも、マタニティ期は期間限定。専用の服をアレコレ買うのはもったいないと考えるのもまた自然なことです。そこでここでは、妊娠中のお腹をさりげなく隠しつつオシャレに演出できる、予算的にもお手軽 な方法をご紹介します。●(1)アジャスターで手持ちのパンツをマタニティ仕様にスカートやパンツ類はウエストサイズがネックになって、いち早く着られなくなります。でも、マタニティ用のパンツはスタイル面でどうしても見劣りします。そこで、手先が器用な30代のEさんは、“マタニティアジャスター” を愛用していたそうです。ボタンやジッパー開閉タイプに限定されますが、スカートやズボンのボタンとボタン穴の間にベルトを装着し、ジッパーは開けっ放しで使用します。ただ、このままだと下着が丸見え状態。そこで、見せタイプの腹巻きと丈の長いトップスを合わせれば見た目だけでなく冷え対策も完璧というわけです。ボタンだけでなくジッパー部分を覆う布のついたタイプもありますが、これだと使える衣類が限られるほか、価格が高くなってしまいます。『ボタンとボタン穴を結ぶゴムベルトなら簡単に手作りできて数百円 で完成よ』と笑う彼女は、妊娠8か月まで普段のデニムをステキにはきこなしていました。●(2)基本のマタニティをスカーフプラスで数倍着回す50代で3児の先輩ママIさんは、『市販のマタニティでも、スパッツやワンピースなどのゆったりタイプなら産後も着られるからお得』と言います。だからといって、何着も買うのはやっぱりもったいないので、オーソドックスなもの数着を上手に着回す方法を工夫したそうです。そこで役立ったのがスカーフ 。柔らかな素材の大判スカーフを色や柄違いで用意すれば、時にはサシュとして、時にはリボンとして、市販のマタニティに変化をつけてくれるというわけ。『ベースになるマタニティはシンプルに、スカーフは大きくて異なった色柄もの を選ぶのがこの着回し術の基本よ』と教えてくれました。このスカーフ、産後の授乳時の目隠しにも使えてとても便利です。●(3)わざわざ隠さないという選択肢もアリ海外の妊婦さんたちは、お腹のでっぱりを必ずしも隠しません。スパッツなどは腰ではき、トップスはヘソ出しで着てしまいます。当然、お腹はポッコリと生の顔を出した状態です。ただ、さすがにそこまで“隠さない”のは、日本人としてはやりすぎかもという気もします。海外で3人の男の子を育てる40代のNさんは、『妊婦だからってゆったりとした衣類で体型カバーばかり気にしなくてもいいじゃない?』と言います。活動的な彼女が好むのは、Tシャツやタンクトップとリブ素材のスカートやパンツというピッタリとした体の線が出るスタイル。『普段よりも妊婦のほうがスタイルを気にせずにすむ』という彼女の言葉に「なるほど」と納得してしまいました。お腹がポッコリと出ていて当たり前ですものね。マタニティ衣類だとブカブカモッサリしがちですが、彼女のスタイルなら全体的にスッキリとして、見た目にも活動的な妊婦さんといった感じ。普段なら気になるだろうバストやウエストサイズも、マタニティ期なら気にする必要がありません。お腹への視線が気になる場面では、『ロング丈のカーディガンやウィンブレを羽織る だけで、後ろと横からの視線はほとんどカットできるから試してみて』とのことです。下手に隠さず堂々とスッキリ明るく見せるスタイルもステキですね。●まとめとしていつもと違う服(マタニティ)を着ていること、それが妊婦であることを周囲に宣伝してしまい、注目を集める結果にもなります。マタニティだからといって特別なファッションにこだわらず、普段通りのスタイルに小物をプラスアルファしながらおしゃれを楽しむ工夫をすることが、妊娠中のお腹をさりげなく上手に隠すことにもつながるようです。●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)
2016年06月18日歌手であるファンキー加藤さんの“W不倫”報道が世間を大きく騒がせていますね。加藤さんの奥さんが妊娠中の不倫だったことから、“2016年で最悪のゲス不倫”とも言われています。しかし、実は妻が妊娠している間に不倫をしてしまう男性は少なくありません。妻の妊娠中に不倫が報道された芸能人には、俳優の小栗旬さんや森山未來さん、お笑い芸人の井戸田潤さんなどがいます。芸能人ではありませんが、元政治家の“育休議員”こと宮崎謙介さんも奥さんの妊娠中に浮気をしていましたね。好感度を売りにする芸能人ですらこのような不祥事を起こすのですから、一般人だって例外ではありません。なぜ彼らは妻の妊娠中に不倫をしてしまうのでしょうか。今回は、男性が妻の妊娠中に不倫をしてしまう理由についてご紹介いたします。●妻の妊娠中に不倫に走ってしまう理由4つ●(1)孤独や寂しさを感じるから『うちの旦那は私が2人目の妊娠中に浮気をしました。ものすごい剣幕で理由を問いつめたら、「かまってくれないから寂しかった」 と言い訳。あまりにも子どもじみた理由に呆れました』(29歳女性/2児のママ)女性は妊娠するとホルモンバランスが崩れたり出産の不安を抱えたりなど、心身ともに大きな変化が出てきます。毎日のように不安やストレスを抱えがちになるので、どうしても夫との接し方がそっけなくなってしまいます。妻に相手にされなくなった夫は、自然と家の外に癒しを求めるようになります。そんなときに自分の寂しさを埋めてくれる女性に出会ったら……親密な関係になるのは時間の問題と言えます。●(2)“父親になる”というプレッシャーからの逃避『できちゃった婚で結婚した私たちですが、夫は妊娠をとても喜んでくれていました。毎日のように一緒に育児書などを読んでは出産後の生活について話し合っていました。そんな矢先に夫の浮気が発覚。どうやら知らず知らずのうちにプレッシャーをかけすぎていた ようです』(33歳女性/3児のママ)“父親になる”ということに対してプレッシャーを感じてしまう男性は少なくありません。「自分に本当に子育てができるのか」「自分の給料で一家を養えるのか」などと常に頭の中に不安がよぎるようになります。そしていつしか、くつろぐはずの家庭が自分を縛る牢獄に思えてきて、外の世界に逃避したいという気持ちが強くなっていくのです。●(3)夜の夫婦生活がなくなる『ウチの旦那は完全に欲求不満で浮気してた。こっちが妊娠してるときに「何様だよ!」って感じでブチ切れました』(24歳女性/1児のママ)妊娠中はどうしても夜の営みが少なくなってしまうので、欲求不満に陥る男性は少なくない ようです。とくに妊娠中の女性の中には、そうした行為への嫌悪感が強くなっていることから、かなり厳しい言葉で夫の要求を拒む人もいます。愛する女性に拒まれて心に傷を負った男性は、自分を癒やしてくれる他の女性へと目が行っていまうのです。●(4)これまでの不満が爆発する『妊娠期間中は不安やストレスが強かったので、夫につらく当たっていました。そんな毎日を送っていたら、ある日夫が突然激怒してこれまでの不満を全部ぶつけられました。それ以来、浮気をされるようになりました』(35歳女性/1児のシングルマザー)妊娠中は夫婦関係がギクシャクしがちですが、それを機にため込んでいた不満が爆発してしまう というケースもあるようです。妻への愛情が冷めてしまった男性は、それまで抑えていた浮気願望を一気に出してしまいます。●夫の不倫を予防するために妊娠中の夫の不倫を予防するには、何よりもコミュニケーションを取っておくことが大切です。ホルモンバランスの乱れによって情緒不安定になることも多いと思いますが、夫としっかり会話をして心の交流を図りましょう。夫が不倫に走る大きな要因の一つである“孤独感”を拭い取ってあげる ことが何よりも重要なのです。どうしても夫につらく当たってしまうという人は、カラオケで熱唱したり映画を見て号泣したりといったストレス発散をすることをオススメします。妊娠期間中は夫も妻も心に余裕がなくなりがちです。「なんで自分が」と思うかもしれませんが、まずはあなたから夫に歩み寄ってみてはいかがでしょうか?●文章/パピマミ編集部
2016年06月09日質問:妊娠中に医療保険の加入は可能ですか?妊娠中でも申し込み可能な医療保険はありますが、各保険会社により条件が異なります。妊娠中であっても申し込み可能な医療保険はありますが、保険会社によって加入条件が異なり、出産にかかわる疾病や子宮部位にかかわる疾病による不担保の可能性が高くなります。保障されない不担保期間は各保険会社により引き受け(条件)は異なります。
2016年05月26日妊娠中は、むくみ対策にオイルマッサージをしたり、アロマテラピーでリラックスしたい人もいるでしょう。ところが、なかには胎児に悪影響を与える可能性があるアロマオイルがあるのです。妊娠中におすすめのオイルと、使ってはいけないオイルの知識を身につけて、リラックスした妊婦ライフを楽しみましょう。■妊娠中は使用を避けたほうがいいオイル妊娠中は肌に直接オイルを塗ったり、お風呂に入れてアロマ浴をするのは避けましょう。アロマオイルには、女性ホルモンであるエストロゲンに影響を及ぼす作用があるものが多いためです。アロマテラピーでは「通経作用」といい、生理がきちんと来るようにうながす働きのことをいいます。妊娠中に生理をうながすのは危険です。とくに、妊娠初期の胎児には、流産の可能性などの悪影響があります。サンダルウッド、マジョラム、レモングラス、ペパーミントなど、よくアロマテラピーで使われるエッセンシャルオイルのなかには、通経作用やホルモンへの影響が考えられるものもあります。ほかにも、多くのオイルが妊娠中、とくに初期には禁忌とされています。エッセンシャルオイルをマッサージに使うときには、ホホバオイルなどのキャリアオイルで希釈しますし、エッセンシャルオイルの人体への浸透率は25%以下といわれていますから、さほど神経質になる必要はないかもしれません。しかし、安全のため、妊娠中のアロママッサージは避けたほうがいいでしょう。妊婦の肌は敏感になっているので、オイルの刺激で肌があれる可能性もあります。■妊婦にも優しいアロマの香りでリラックス香りを楽しむだけの芳香浴なら、どんなエッセンシャルオイルを使っても大丈夫。「それでも心配」という人は、通経作用やホルモンに影響のないオイルを芳香浴に使いましょう。妊娠中でも使えるおすすめのエッセンシャルオイルは、こちらです。・グレープフルーツ、タンジェリン、マンダリンレモン:柑橘系のさわやかな香り・ローズウッド:自律神経を整える・ネロリ:不安やイライラを解消する妊娠中は嗅覚が敏感になるため、アロマの香りに気分を悪くすることがあります。長時間アロマはたかずに、本を読みながらリラックスしたいときや、眠る前の1時間など、短い時間に芳香浴を楽しむようにしましょう。
2016年05月14日妊娠中や授乳中は、赤ちゃんへの影響を考慮してカフェインを控えたほうがいいと言われます。しかし、コーヒーや紅茶はもちろん、緑茶にもカフェインは含まれています。「一体、何を飲めばいいの?」と悩んでいるママのために、カフェイン含有量の少ないお茶やコーヒー・紅茶のかわりになる飲み物を紹介します。■水分補給にゴクゴク飲める「麦茶」カフェインレスのお茶の代表格と言えば、麦茶でしょう。喉が渇いたときや、食事といっしょに飲むために、冷蔵庫に常備している人も多いはず。麦茶にはカフェインが含まれていないので、いつも通り、安心してゴクゴク飲んで大丈夫です。■妊娠中のむくみや貧血も予防「コーン茶」韓国の伝統茶として知られるコーン茶もノンカフェイン。味は、ほんのり甘みがあって香ばしく、まさにとうもろこしを思わせます。しかもとうもろこしは、カリウム、食物繊維、鉄分が豊富。おいしく飲めるのはもちろん、妊娠・授乳期の悩みとして多い、むくみや便秘、貧血の症状を改善してくれる働きもしてくれます。妊娠・授乳中のママにはうってつけのお茶ですね。■後味さっぱりでクセになる「ルイボスティー」コーン茶の甘みが苦手な人は、南アフリカ原産のノンカフェイン茶、ルイボスティーがおすすめです。ルイボスティーは、独特の風味でありながら、まろやかで後味がさっぱりした飲みやすいお茶。強い抗酸化作用があることから、「不老長寿のお茶」、「アンチエイジングのためのお茶」としても親しまれています。無糖でもおいしく飲めますし、レモンや砂糖、ハチミツを入れて紅茶のように楽しめるので、食事時はもちろんティータイムにもピッタリです。■コーヒー・紅茶党はデカフェタイプをコーヒー・紅茶が好きな人にとっては、1日でもガマンするのはつらいもの。コーヒーに色や風味が似ているノンカフェインのたんぽぽコーヒーで代用する手もありますが、やはり本物のコーヒーに比べると物足りなさを感じてしまうかもしれません。そこでおすすめなのは、特別な処理をして、できる限りカフェインを少なくしたデカフェタイプのコーヒー・紅茶です。スーパーではあまり見かけませんが、コーヒー・紅茶の専門店ではデカフェタイプを用意していることが多いので、一度チェックしてみましょう。■日本茶の中でもカフェイン少なめの「番茶・玄米茶」和食の後や、和菓子のお供にどうしても日本茶が飲みたいときもありますよね。そんなときは、日本茶のなかでも煎茶や抹茶に比べるとカフェイン含有量が少ない番茶や玄米茶を選ぶのもひとつの手です。飲みすぎには注意が必要ですが、カフェインを含む飲み物を1日に2~3杯飲む程度なら、赤ちゃんの流産・早産や発育不全などのトラブルが起こる心配はほとんどないと考えられています。とは言え、ほんの少しでもトラブルの心配があるなら、なるべく取りのぞいてあげたいのが親心というもの。ストレスをためないよう自分自身の気持ちとも相談しながら、ノンカフェイン、カフェインレスの飲み物を上手に組みあわせて妊娠・授乳期を乗りきりたいですね。
2016年05月13日こんにちは!海外で1歳児の育児に奮闘するママライターなかやまあぽろです。ママ友と、よく妊娠中の症状や出産時についての話になることはありませんか?ひと口に“妊娠”と言っても、つわりが重かったり、逆に全くない人など十人十色ですね。妊婦さんに特に多いのは、眠気やだるさが続いたり、常に空腹でついつい何かを口にしてしまい、産科に行けば体重コントロールで注意の嵐……なんてことも。後期に入るとおなかで足元が見えないし、赤ちゃんに膀胱(ぼうこう)が圧迫されて思わず尿もれ。妊婦生活は、思った以上に大変!でも、そんな妊娠中にしか体験できないこともあるはず!今回は妊娠中のおもしろエピソードをママたちに聞いて、まとめてみました。現在妊娠中の読者様も、育児真っ最中の忙しいママたちも、しばしの間楽しんでいただけたら幸いです。●夫とのエピソード:イクメン誕生のきざしが見えるかも?『おなかがふくらんで靴下がうまく履けなくなったとき、旦那さんが手伝ってくれるようになりました。ありがとうと伝えると、「僕の老後の介護は頼むよ」 と一言。思わずクスリと笑っちゃいました』(3か月の男の子のママ)『妊娠がわかってから、フィルムカメラでおなかが大きくなる様子を撮っていって、子どもが産まれてから現像して記念にしようということになり、夫が撮影をしてくれることに。私はてっきり全身が写っていると思い込んでいましたが、いざ現像してみるとおなかの部分しか写っていなくてショック。「幸せそうな顔も写ってないと意味ないじゃん!」と夫に言ったら、「赤ちゃんのことしか考えてなかった……」 とのこと。その返事になんだか気が抜けて笑っちゃいました』(1歳の女の子のママ)旦那様との間では、ほっこりするようなエピソードが特徴でした。妊娠中の奥様への気づかいは、パパとして目覚める重要なキーとなり、出産後の子育てへの協力にも影響すると言われています。皆様、イクメンと呼ばれているのでは!?●家族とのエピソード:孫の誕生が待ちきれない両親の、おちゃめな一面『里帰り中のある日、父が畳み終わった洗濯物をキッチンにいるわたしに渡しながら「これ台拭き用のふきんだからしまっておいてね」と一言。何気なくふきんを見たら、なんとわたしの妊娠中に愛用していたデカパンツが…… 。「ちょっと、これわたしのパンツだよ!」と言ったものの、父はわたしがこんな大きなパンツをはいているとは想像もつかないという様子。他の家族は大笑いでした』(2か月の男の子のママ)『息子はおなかにいるうちから名前を決めていて、里帰り先では家族がみんな名前を呼びながらおなかに話しかけていました。特に母は初孫の誕生を待ちわびていて、毎日おなかの息子の名前を呼んではうれしそうにしていました。ある日、母が間違えて実家暮らしのわたしの兄をおなかの息子の名前で呼んだ ときには、家族全員大爆笑でした』(1歳の男の子のママ)孫の誕生を待ちわびるご家族の熱気は、本当に熱くありがたいものですね。出産後に知る両親のありがたみは計り知れないものです。これからお子さんと一緒におじいちゃんおばあちゃん孝行をしたいですね。●外出先でのエピソード:妊娠中は、意外と大胆になる?『妊娠中、わたしはおなかをなでてもらうとすごく幸せな気持ちになって、いろんな人によくなでてもらっていたのですが、他の妊婦さんもきっと同じ気持ちだろうな、と思っていました。ある日、外出先で母のパート仲間の女性に会い、おなかがふくらんでいたのでニコニコしながらなでたのですが、後から母が青ざめた顔で「あの子妊娠してないよ……」 と一言。どうやら元からふくよかな体型の方だったよう。あとから母を通じて謝りましたが、ご本人も爆笑だったみたいで救われました』(1歳の女の子のママ)『健診で産院に行くと、予約をしていなかったので1時間半待ちと言われました。わたしは妊娠中、常におなかがすくタイプだったので、待っている間も何かを食べたい衝動にかられていました。あまりにも待ち時間が長いので、ついに近くのコンビニでおにぎりを買い、待合室でむしゃむしゃ。顔見知りの助産師さんが近づいてきて、「ここでおにぎりを食べたのは、私が知る限りあなたが始めてよ」 と。急に恥ずかしくなり、思わず隅の席に移動しました』(2歳の男の子のママ)妊娠前の自分からすれば、思ってもみなかった行動をとってしまった……というおもしろいエピソードでした。子育てをしている現在では、さらに大胆になっているのでは!?----------妊婦生活は、目まぐるしく変化する自分の体に戸惑いつつも、毎日が赤ちゃんの誕生を待つ幸せな気持ちでいっぱいですね。普段子育てに忙しいママたちも、たまにはパパと妊娠中の出来事を思い出して語ってみては?●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
2016年05月03日産科の先生が「必要以上に太らないように」と指導するのは、ここイタリアでも一緒です。太り過ぎで難産になり、産後太りを解消しきれなかった友人が「こんなことになるって分かっていたら、好きなだけ食べる習慣を本気で改めたのに…」と後悔していました。それを聞いてママである他の友人のみんなは「特別なことをしなくてもけっこう、家やオフィスで運動できるわよ」と自分の体験を話してくれました。妊娠中でも積極的に体を動かしている女性ほど、産後もイキイキと子育てを楽しんでいるようで、やはり体力は大事だ…と思わずにはいられませんでした。ここでは、そんな彼女たちが実践した「運動不足解消のコツ」についてご紹介します。■ペンと消しゴムで筋トレ食品会社で働いていたひとりのママは、妊娠初期につわりがひどかったのも手伝い、運動らしい運動はあまりしていませんでした。「もともと面倒くさがりだから、ダイエットも長続きしなくて挫折ばかり」と、半分あきらめていたところもあったそうです。そんな彼女の気持ちを変えたのは、2年前に出産した義姉から「あまり体を動かさなかったせいか、足腰の筋力が足りなくてつらいお産だった」という話を聞いてからでした。「自分のためだけじゃなくて、赤ちゃんのためにも準備が必要! と思ったら、やっとスイッチが入った」と笑う彼女。マタニティヨガに通うかたわら、「両ひざの間にペンをはさみ、かつ両ひざ裏には消しゴムをはさんで落とさない姿勢」で、日中のデスクワークをこなしていました。「気がゆるむと落ちてしまうから、かなり良い運動になる。始めた最初の1週間は内股や腰が筋肉痛ぎみだったけど、1ヶ月過ぎたあたりから2時間程度、はさんだ姿勢のままでいられるようになった」といいます。結果、妊娠中つらくなりがちな長時間の歩行や、階段の上り下りがぐんと楽になり、出産のときも超安産だったとか。■雑巾がけで全身運動役所で働いていたあるママは、「食べづわりも重なって、思った以上に太るスピードが早かった」と、当時を振り返っていました。担当医に適度な運動を指示されたのはいいのですが、彼女の部署は当時仕事が忙しすぎて、運動のための時間をひねり出すのは無理な状態でした。「パッとできて、よけいな負荷がかからず、比較的安全に体を動かせる運動というと、もう掃除しかないと思った」と彼女が考えたのは、家中を雑巾がけすること。ただの雑巾がけではなく、照明から棚、家具や家電に至るまですべて拭き掃除するのがコツで、化学ぞうきん、家具用、床用など5種類の雑巾をそろえているそう。「仕事が終わって帰宅した直後に、毎日1部屋を30分だけ徹底的に掃除する」ルールを決めていたので、それほど苦にはならなかったとか。掃除を習慣化したおかげで、体重の増え方もおだやかになり、出産後の体形もすぐ元にもどったといいます。「拭き掃除=全身運動」の効果を実感した彼女は、今でもエクササイズ代わりにこの習慣を続けているそうです。赤ちゃんのためにも、そして産後もアクティブな生活を楽しめるよう、できることからトライしたいですね。
2016年04月13日妊娠中は、身体や心のバランスを保つのが何かと大変な時期。普段であればさほど気にならない言葉や態度であっても、妊娠中のデリケートな心や身体には「それ、けっこう堪えているんですけど! 」と感じてしまうことだってきっとあるはず。そこで今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中に人にされて一番つらかったこととその対処法」について聞いた。Q.妊娠中に人にされて一番つらかったことを教えてください1位「ない・特にない」46%2位「太ったと指摘される」8%3位「職場での配慮に関して」6%3位「夫・家族の態度に関して」6%3位「つわりのつらさが理解されなかった」6%6位「電車・バスがつらい」5%「妊娠中に人に言われて(されて)一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%で最多となった。続いて「太ったと指摘される」が8%、「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度関して」「つわりのつらさへの無理解」がそれぞれ6%、6位の「電車・バスなどでのつらさ」は5%となっている。そのほかの少数回答として、「妊娠は病気ではないと言われた」「食べ物に対する指摘」「お腹が小さいこと」「動きづらさへの無配慮」などが挙がった。Q.そのことに対してどのように対応したか教えてください■「太ったと指摘される」・「友人男性に、太ったと笑われた。笑ってごまかすしか……。思い出しても腹が立つ」(34歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『旦那さんより大きいね』と言われた。大人の対応で笑って終わらせた」(51歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『太りすぎじゃない? 』と。まあ、その通りなので、食事制限しました」(49歳女性/不動産/営業関連)■「職場での配慮に関して」・「妊活中の会社の先輩に、ちくちくと嫌みを言われ続けた。旦那に愚痴り、真剣に話を聞いてもらっていた」(27歳女性/食品/その他技術職)・「『仕事辞めればいいのに』と同僚に陰で言われた。赤ちゃんに悪い影響になるから、気にしないことにした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「つわりでつらい時期なのに、上司から『明日は絶対出社して来い』と言われ、したいけどできないのでとても苦しかった。大事な会議の前の日は、早く仕事を切り上げるようにした」(28歳女性/ソフトウェア・情報処理/IT関連技術職)■「夫・家族の態度に関して」・「妊娠中にも関わらずあまりいたわってくれない、気の利かない夫の態度。文句を言うとけんかになるだけなので、実家に帰る回数を増やすなどして、極力考えないようにした」(36歳女性/生命保険・損害保険/営業関連)・「3人目の妊娠で、母親に『もういらないんじゃない』と。自分が『3人はつくった方がいいよって言ったでしょ』と」(60歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「夫がほかの女性とデートしていた。相手の女性を家に呼び出して、説教した」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「つわりのつらさが理解されなかった」・「つわりは病気じゃないと言われたが、私の場合はれっきとした病気だった。顔で笑って、心でパンチした」(33歳女性/化粧品・医薬品/営業関連)・「つわりを理解してもらえず、甘えてるととられたときがつらかったです。そう言われても、本当につらくて何もできないので、自分にできることだけしていました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『つわりは精神的なもの、気合で乗り切れ』と言われた。無視しました」(32歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「電車・バスがつらい」・「満員電車でも席を譲ってくれない。ひたすら耐えた」(26歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/営業関連)・「歩くのが遅かったのか、駅のホームで後ろから突き飛ばすようにぶつかられた。端を歩いたり、階段では手すりから手を離さなかったり、気をつけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「バスで席を譲ってもらえず、重い荷物持っていた時。荷物を床に置いて空くのを待った」(64歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「『そんなに動いたら危ない』と言われた。『妊婦でも動かないとダメなんですよ』と言った」(37歳女性/海運・鉄道・空輸・陸運/技能工・運輸・設備関連)・「帝王切開が決まって初めての手術におびえていた時、『帝王切開は楽でいいよ』と見知らぬ男性に言われたこと。『お前うんだことないやろが』と怒りと同時にすごく落ち込んだ。大人として反論はせず。何も言わなかった」(31歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「『病気じゃないんだから』と言われた。『つわりを経験してから言え』と言い返した」(37歳女性/その他メーカー/事務・企画・経営関連)・「『1人目女の子だから、2人目は男の子がいいね』と。余計なお世話。夫婦がどちらを望んでいるかなんて分からないわけだし、何より無事に生まれてくれれば性別にはこだわらない。『無事に生まれてくれればどちらでもうれしい』と言った」(28歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中に人にされて一番つらかったこと」は、「ない・特にない」が46%と、半数近くを占めた。何かとしんどい妊娠期だが、周りの理解に支えられ、たくましく乗り切っている妊婦さんたちの姿が想像できる結果となっている。2位の「太ったと指摘される」(8%)の対応方法では、「気にしない」「聞き流す」「笑ってごまかす」など、真剣には取り合わない、大人の対応が目立った。6%で同率3位の「職場の人たちの態度に関して」「夫・家族の態度に関して」「つわりのつらさへの無理解」では、いずれも周りの無理解に傷ついている現実がうかがえる。言い返す人もいるものの、「黙って耐える」人も多い。6位となった「電車・バスなどでのつらさ」(5%)についても我慢している人が多いが、「マタニティマークを付けていても気付いてもらえず、通勤の電車に乗る時や降りる時に押される」など、大きな事故につながりかねない実態も浮き彫りとなっている。そのほか、「もう少し動いたら? 」「ちゃんと食べなさい」「そんなに動いたら危ない」など、おそらく悪気なく、本人のためを思って言っているであろう不用意な言葉が、知らずに妊婦を傷つけてしまっているケースも散見される。体調面もメンタルも、なかなか普通の状態を保ちにくい妊娠期。少しでも安心し快適に過ごせるよう、周りの人たちのより一層の配慮やサポートを期待したい。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月12日【ママからのご相談】妊娠3か月のプレママです。最近つわりがひどくて、きちんと歯磨きができていません。虫歯以外にも、きちんと歯を磨かないと何かトラブルが起きますか?●A. 虫歯以外にも口臭や口内炎、歯周病のリスクも高まりますし、早産の危険性もあります。ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。つわりでつらい時期は食べたくても食べられませんし、歯ブラシを口に入れただけでも吐き気がしてしまう場合もありますからおつらいですよね。しかし、妊娠中でつわりのつらい時期とはいえ、やはりきちんと歯を磨かないとさまざまなトラブルが起こります。特に妊婦さんは、お腹の赤ちゃんに影響する場合もある のです。そこで今回は、妊娠中に起こる口腔内のトラブルについてご紹介します。●どんなものがある? 妊娠中に起こる口腔トラブルとは?妊娠中に起こる代表的な口腔トラブルには次のようなものがあります。・歯周病・虫歯・ドライマウス・口臭・歯肉炎・口内炎●なぜ? 妊娠中に口腔トラブルが増える理由妊婦さんは出産までに一度は歯科検診を受けるように推奨されており、各自治体から妊婦歯科検診が無料で受けられる受診券が配布されます。これは、妊娠中には口腔トラブルが起こりやすいと言われているためです。では、妊娠中に口腔トラブルが起こりやすいのはどうしてなのでしょうか。日本口腔保健協会によると、妊娠により増加する女性ホルモンにより、女性ホルモンを好む歯周病菌が繁殖しやすい状態 になるためとのことです。また、つわりで何度も吐くと、歯磨きをするタイミングを逃してしまいますし、食事が思うように取れないと唾液の分泌が低下し虫歯や口臭などの口腔トラブルが増えてしまうのです。ご紹介した虫歯や口臭といったトラブルは、妊婦さんでなくても歯磨きをきちんとしていない方にはよく起こるトラブルですが、特に妊婦さんが注意したいのが歯周病です。妊娠中に歯周病にかかっていると、早産や低出生体重児を出産する可能性が高くなる ことがすでに明らかにされています。日本の疫学調査では、歯周病でない妊婦と比べると約5倍も早産のリスクが高かったというデータもあります。●妊娠中の口腔トラブルを予防するには?妊娠中の口腔トラブルを予防するためのポイントは次の通りです。●(1)一日一回でもいいので時間をかけて丁寧に歯磨きをするつわりがひどく毎食後に歯磨きができない場合には、一日一回でいいので、体調のいいときにゆっくり丁寧に歯磨きしましょう。大きなヘッドの歯ブラシは避け、なるべく小さめのものを選ぶと吐き気を防ぐことができます 。●(2)一日三回歯磨きできないときは洗口液を利用する一日一回は歯ブラシでの歯磨きをしたら、他の二回は洗口液(マウスウォッシュ)を使ってうがいをするだけでも口の中の汚れを落としたり、細菌の繁殖をある程度抑えたりすることができます。●(3)妊娠中に一度は妊婦歯科検診を受ける歯科医師や歯科衛生士が、虫歯や歯の磨き残しのチェック・アドバイスをしてくれますので、つわりがつらい場合は、少し落ち着いた妊娠中期ごろ に妊婦歯科検診を受診ましょう。----------いかがでしたか。今回は、妊娠中に起こるさまざまな口腔トラブルについてご紹介しました。ママに虫歯があるとお子さんも虫歯になる確率が高くなるというデータもありますので、妊娠中も出産後も適切な口腔ケアを毎日行うことが大切です。【参考リンク】・女性のお口の健康 | 一般財団法人日本口腔保健協会()●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
2016年04月08日新たな命を授かることは、なにものにも代えがたい、無上の喜びであることは言うまでもない。同時に、女性にとって妊娠中は、大きな不自由や負担を伴う、なにかと大変な期間であることも確かだろう。実際、妊娠中の身体の変化は、いったいどのようなものなのか。今回は、妊娠・出産を経験したマイナビニュース会員127人に「妊娠中の身体の変化で一番つらかったことと、その対処法」について聞いた。Q.妊娠中の身体の変化で一番つらかったことを教えてください1位「つわり」54%2位「お腹が大きい・体重増加」20%3位「腰や背中の痛み」5%4位「足の痛み」4%「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」としては、1位が「つわり」で54%となった。2位は「お腹・体重が重い」で20%、以下「腰や背中の痛み」が5%、「足の痛み」が4%と続いた。そのほかの少数回答として、「味覚の変化」「食事制限」「不眠」「頻尿」「貧血」「痔」などが挙げられた。Q.その変化に対してどのように対応したか教えてください■「つわり」・「休日はとにかく横になり、こみ上げてくる唾液をひたすら洗面器に出していました」(33歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「ゲームやテレビ鑑賞など、なるべく夢中になれることに没頭した」(31歳女性/証券・投資銀行/事務・企画・経営関連)・「なるべく家にいて、親に家事を助けてもらいました」(54歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「吐いてしまえばしばらくスッキリしたので、吐いていた」(43歳女性/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)・「果物やアロマで気をそらした」(40歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「お腹が大きい・体重増加」・「リクライニングした座椅子で寝た」(49歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「よく運動するように心がけました」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「着る服がなくなっていく。マタニティー用じゃなくて、大きめなかわいいのを探した」(35歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「腰や背中の痛み」・「座っている方が楽なので、椅子で仮眠」(33歳女性/フードビジネス(総合)/販売・サービス関連)・「夫にさすってもらった」(39歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「横を向いて寝た。自分でマッサージした」(29歳女性/通信販売・ネット販売/事務・企画・経営関連)■「足の痛み」・「身体が重く足が痛くなったら、休ませてもらった」(42歳女性/その他/その他・専業主婦等)・「足を高くして寝るようにした」(25歳女性/その他/その他・専業主婦等)■「その他」・「便秘: 便秘解消の体操やマッサージをした」(34歳女性/百貨店/販売・サービス関連)・「スポーツできないこと: 公園で散歩したり身体に無理がない程度のリフレッシュをしたりした」(24歳女性/広告・出版・印刷/クリエイティブ関連)・「通勤: 終点まで戻って座って通勤した」(36歳女性/化粧品・医薬品/事務・企画・経営関連)・「暑がりになった: 真冬でも薄着にしてました」(35歳女性/システムインテグレータ/IT関連技術職)・「切迫流産になった: ドクターストップになって、2週間寝たきりになりました」(30歳女性/その他/その他・専業主婦等)○総評「妊娠中の身体の変化で一番つらかったこと」は、「つわり」が54%と過半数を占め、ダントツの1位となった。対処方法としては、「終わるまで耐える」「ひたすら待つ」「寝る」など、我慢して耐えたとする回答が多かった。また「つわり」が原因でにおいに敏感になる、あるいは吐き気に襲われるなどして物が食べられないとするコメントも多数あった。対処法としては「炭酸飲料」「かんきつ系のキャンディー」「フライドポテトやじゃがりこ」「缶詰」など、食べられるものや吐き気を軽減する方法などを見つけ、しのいでいる様子がうかがえた。2位は、19.3%を集めた「お腹が大きい・体重増加」。仕方のないこととは言え、見た目の変化と、それに伴う生活上の不便は経験者でないと分からないかもしれない。これらの対処法としては、「ゆっくり歩く」「できないことは家族に頼む」などの声があった。ほかに、「あきらめた」「何もしない」など、流れに身を任せるというコメントも寄せられている。以下、3位は「腰や背中の痛み」が5%、4位は「足の痛み」が4%となった。これらに対しては、「我慢する」「家族にさすってもらう」などでの対応が見られた。その他の少数意見としては、「貧血」に対応するため「3日に1回、造血剤の注射をする」や、「特につらかったことはないが、夫のスキーウエアの青緑色を見るとなぜか吐き気がした」ので「そのスキーウエアを封印した」と応える人もいた。なかには、「つわりがなかったので、そんなにつらかったことはない」という人もいるなど、人によって大きく状況が変わるようだ。妊娠は病気ではないとは言え、妊娠期の身体の変調はとてもつらいもの。また、急激な体調の変化は、場合によっては重篤な事態となりかねないこともある。本人のみならず周りの人も、妊婦に対する気遣いは常に忘れないように心がけたいものだ。調査時期: 2016年2月24日~2016年4月4日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 127人調査方法: インターネットログイン式アンケート※写真と本文は関係ありません
2016年04月07日おりものとは、子宮頚部や膣からの分泌物や、子宮や膣からはがれた古い細胞などが混ざり合った液体を指します。細菌が膣を通って体に侵入するのを防いだり、排卵期に受精の手助けをしてくれたり、とても重要な役割を担っています。おりものは、妊娠すると多少の色の変化があったり量が増えたりすることがあります。これは、体内のホルモンの状態が変わるために発生する生理的な変化や増加なので心配はありません。ただしかゆみやニオイを伴うなど気になる症状がある場合は、健診医に相談しましょう。また、妊娠超初期の妊娠兆候を感じるかどうかには個人差があり、おりものの変化が現れない人もいますので、おりものの変化がないからといって気にする必要はありません。妊娠超初期~初期のおりものの種類妊娠超初期に相当する妊娠1カ月から、妊娠初期に該当する妊娠2カ月~3カ月にかけては、体の中でホルモンバランスが急激に変化するため、おりものの状態に変化がみられる傾向があります。急におりものの量が増えたことで、妊娠に気づくという人もいます。赤茶色のおりものは受精卵が着床したときの着床出血と考えられており受診の心配はありません。また、茶色のおりものが出る場合もありますが、これは赤ちゃんがお腹の中で成長するときに毛細血管が切れ、その出血が酸化しておりものに混ざったものなので、心配ありません。ただし鮮血に近い赤色のおりものが続く場合は、何らかの異常が考えられます。また下腹部に痛みを伴う場合は流産や切迫流産などの可能性もありますので、すぐに健診医に相談しましょう。妊娠中期のおりものの種類妊娠中期に該当する妊娠4ヵ月~7ヵ月は、おりものの量が増えるのは普通のことなので特に心配いりません。ただし、これまでと明らかに違う色やニオイ、かゆみや痛みなどを伴う場合は、健診医に相談しましょう。毎回の妊婦健診でも、おりものの量や状態は確認されますが、健診まで日数がある場合でも、気になるおりものが続くときはすぐに受診したほうがよいでしょう。妊娠後期のおりものの種類妊娠後期に該当する妊娠8ヵ月~10ヵ月になり予定日が近づくにしたがって、おりものにも出産の兆候があらわれてきます。赤ちゃんがスムーズに産道を通ってこられるように、白くて水っぽいおりものが増えてきます。血液が混ざっているようなおりものが出たら、おしるしかもしれません。おしるしとは粘り気のある出血で、子宮口が開き始めたり、子宮が収縮したりすると起こる出産間近のサインです。この時期注意したいのは、水っぽくてチョロチョロと出てくるような場合です。お腹の赤ちゃんを守る卵膜が破れて羊水が体外に流れ出てくる破水の可能性があります。量が多い場合は自分でも見分けがつきますが、少量の場合はおりものと区別しにくい場合があります。自己判断せずにすぐに分娩医を受診してください。医師にかかったほうがいいおりもの妊娠中にみられるおりものは、通常は無色透明か薄いクリーム色でかゆみや悪臭を伴うことはありません。おりものは子宮や膣の状態を表すサインでもあるため、いつもと違うおりものの場合は病気などの可能性があります。健診医や分娩医に相談し、指示を仰ぎましょう。・白くてポロポロしている・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:カンジダ膣炎)・黄色か緑がかって、細かい泡が混ざったような状態・外陰部や膣の激しいかゆみがある(疑われる病気:膣トリコモナス)・白か黄色っぽく、量が多い・腹痛や下腹部痛、発熱(疑われる病気:性器クラジミア感染症・淋菌性感染症・骨髄腹膜炎・非特異性膣炎)・黄色や灰色っぽく、生臭いきつい臭いがある(疑われる病気:細菌性腟症)妊娠中は、膣の炎症が起きやすい時期なので、通気性のよい下着を身に付けて、常に清潔にするよう心がけましょう。石鹸を使うと悪化させる場合もあるので、デリケートゾーン専用のものを使うようにしましょう。少しでも気になる症状がある場合は、健診医や分娩医に相談しましょう。
2016年04月04日妊娠中のおなかの張りは下腹部周辺の重さ、皮膚の突っ張りなどの症状で、妊娠期間中にほとんどのママが感じると言われています。原因や症状は、妊娠初期、中期、後期によって異なります。生理的に起きる子宮の収縮や、子宮が大きくなり、子宮を包む膜がふくらむことによるもの、靭帯が引っ張られることによるもの、子宮の増大と共に皮膚がつっぱることによるものなど、さまざまなものがあります。妊娠初期妊娠初期のお腹の張りは、子宮が大きくなり始め、筋肉が伸びることが原因だと言われています。張る間隔はそれほど多くはなく、たまにお腹全体や下腹部が痛むなど違和感を覚えることが多いようです。痛みそのものというより、お腹がパンパン、重さを感じる、便秘のような感覚などと言われます。特に大きな心配をする必要はありませんが、つらいときには安静を心がけましょう。妊娠中期中期では安定期に突入するため、お腹の張り具合が安定する傾向があります。例えばママの体調が良くなり、活動的になったことでお腹が張る場合もありますが、その場合は安静にしておきましょう。また、この時期にひどい痛みが起きたり、張りが長引いたりする場合は、他の病気や切迫早産の可能性もあります。健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。妊娠後期妊娠後期は間隔・痛みともに強く感じられるようになります。ママが自分で触っても、張っていない時と比べてはっきりと分かるくらいの固さになります。子宮が大きくなり、収縮して固くなるなどの変化が原因です。張りを感じるたびに安静を心がけましょう。張りがなかなか納まらなかったり、出血やひどい痛みを伴ったりする場合は、赤ちゃんやお腹の中でトラブルが起きている可能性もあります。早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。心配のないお腹の張り張りを感じ、安静にして体を休めれば張りが治まる場合は、生理的に子宮が収縮したり、ママが活動し子宮が刺激を感じたりしたことが原因と考えられます。こまめに休憩をとるように意識し、体を休めるようにしましょう。医師にかかったほうがいいお腹の張りしばらく休んでも張りが治まらず、間隔が短くなっていったり、痛みが強くなったりする場合、切迫流産や切迫早産の恐れがあります。また、量が多い出血を伴うような場合も、流産や早産の可能性が高いと言われています。妊娠初期は流産や子宮外妊娠の可能性も考えられ、妊娠中期から後期にかけては、お産前に子宮の中で胎盤がはがれてしまう常位胎盤早期剥離や、または早産など、ママと赤ちゃんの体に何かしらのトラブルが起きている場合もあります。いつもと違うと感じたら自己判断せず、早急に健診医に問い合わせ、指示を仰ぎましょう。
2016年04月04日妊娠中、お腹の中の赤ちゃんはママの血管と胎盤を通じて栄養を摂っていますが、ママとお腹の赤ちゃんをつなぐ胎盤がまだない妊娠初期は、赤ちゃんの体を流れる血液はママの血液と同じです。ママが飲酒した場合は、ママの血液中にあるアルコールが赤ちゃんの体内をめぐることとなります。妊娠4か月目の14週~16週頃に胎盤が完成するとお互いの血液が混ざり合わないようになり、成長に必要な栄養素や酸素が胎盤を通り赤ちゃんに届けられます。そのため飲酒をするとアルコール成分も胎盤を通過し、赤ちゃんの体内に侵入します。成長中の赤ちゃんにはアルコールに対する免疫はなく、長時間酔っ払っているような状態となり、細胞や神経の発達に多大な影響を与えると言われています。ママの飲酒が、妊娠中の身体に与える影響とは妊娠初期の飲酒についてはこれまでに、期間を空けながらごく少量の飲酒であればほぼ問題ないとする説などもありました。しかし飲酒することで赤ちゃんが受ける健康弊害の可能性を懸念し、妊婦さんへの飲酒に関する基準は年々厳しくなってきています。厚生労働省では「妊娠中の日本人女性における飲酒の安全域は証明されていないため、妊娠中は禁酒すべき」としています。国外では国により許容基準を設けているところもありますが、日本人よりも体格が良く、体質としてアルコール分解能力が高い人種の国が多くあります。これらの基準を日本人に当てはめて考えることはできないため、改めて、日本人の妊婦さんには注意が必要といえるでしょう。海外では、妊娠期間中に飲酒をしていた妊婦さんは、飲酒していなかった人に比べて早産リスクが4.6倍となった調査結果や、飲酒は妊娠中のどの段階においても安全とみなすことはできないとする報告がなされています。妊娠を希望する人も、妊娠が分かったママも、赤ちゃんのために禁酒に取り組みましょう。ママの飲酒が、お腹の赤ちゃんに与える影響アルコールは神経細胞の発達に必要な物質のはたらきを抑える作用があります。アルコールを分解する際に発生する有害物質のアセトアルデヒドがお腹の赤ちゃんの細胞を傷つけ、成長障害や脳障害、奇形などの先天的な障がいや疾患が起こるリスクを高める可能性があります。ママの体を通じて赤ちゃんがアルコールを摂取することは、できる限り避けることをおすすめします。そもそも満19歳以下の未成年の飲酒は、脳障害や性腺機能障害、肝臓やすい臓の障害など重大な健康疾患を引き起こしやすくなります。これはまだ脳や身体が成長段階であること、アルコールを分解する酵素の働きが未発達でアルコールの影響を受けやすいためです。日本人の体質を踏まえて法律上20歳までお酒を飲んではいけないことになっていますが、つまりアルコールへの十分な耐性が整うためにはそれだけの成長期間を要することを意味しています。胎児性アルコール症候群胎児性アルコール症候群とは、妊娠中のママの飲酒が原因となって赤ちゃんの低体重や顔面を中心とした奇形(特徴的な顔つきになるなど)になったり、脳障害などを引き起したりすることを指します。発症頻度は「出生数1000人あたり0.1~2人」といわれ、飲酒量に比例してリスクも上昇します。基本的には、どの妊娠期間中でも飲酒することで発症の可能性があります。また、遺伝ではない精神発達障害の原因の中では、もっとも発祥の割合が高いものです。出生直後は特徴的な顔つきや低体重が問題になりますが、成長にしたがって次第に目立たなくなっていきます。代わって成長に従い、脳障害からくるADHDやうつ病などの精神科的問題が明らかになることもあります。胎児性アルコール症候群の原因は、妊娠中のママの飲酒です。予防するには禁酒するしか方法はありません。産後の飲酒が、赤ちゃんに与える影響母乳がママの血液から作られている以上、授乳期間中に飲酒をすれば、母乳にもアルコールが含まれることになります。アルコールが含まれる母乳を飲んだ赤ちゃんは、急性アルコール中毒を引き起こしやすくなります。また産後でも授乳中のママによる慢性的な飲酒には、妊娠中の飲酒と同様、母乳に含まれるアルコールまで赤ちゃんに飲ませることによって、発育不良や脳障害を引き起こすリスクが高くなります。また、長期間の飲酒や一度に多量に飲酒した場合には母乳の量が低下し、それによって赤ちゃんの成長が抑制されたという報告もあります。母乳にアルコールが移行する時間は、一般的に飲酒後30~60分ほどで血液中のアルコール濃度は最大になり、その90~95%のアルコールが母乳から検出されると言われています。つまり飲酒によるアルコールは、ほぼタイムラグがなく母乳に移行していると考えられます。アルコールが身体から抜ける時間については個人差がありますが、平均的にはビール1杯程度で2~3時間くらいを目安と考えることが多いようです。アルコールが抜けた後の母乳であれば赤ちゃんに与えても問題はありません。その前の母乳についてはアルコールが残っている可能性があるため、搾乳して処分しましょう。このような時間的目安を踏まえると、頻繁に授乳が必要な新生児のうちはやはり飲酒は避けたることをおすすめします。ですが離乳食が始まり、授乳の間隔を十分に空けられるようになってくれば、ビール1杯程度の飲酒であれば可能になります。妊娠期間に禁酒できていたならば、あと少しの我慢です。赤ちゃんの健康な成長のために、この時期を乗り越えましょう。
2016年04月04日感染症は、ウイルスや細菌などの病原体が、体内に入ることで発症する病気の総称です。妊娠中は、特に免疫機能が低下する傾向にあり、感染しやすいと言われています。妊娠初期においては、つわりによる体力低下も原因の一つです。妊娠中期以降は、子宮が大きくなるにしたがい、肺活量や心肺機能の低下が見られるため、感染症にかかりやすくなっています。感染症が引き起こす母子感染とはママが何らかのウイルスや細菌などに感染して、それが赤ちゃんに感染することを母子感染と言います。特に妊娠中の母子感染は流産や早産などを引き起こす可能性があり、赤ちゃんが直に影響をうけることもあるため、早期の治療と予防が欠かせません。胎内感染赤ちゃんがお腹の中にいるときに、へその緒や血流を介してウイルスや細菌に感染することを指します。産道感染お産時、赤ちゃんがお母さんの産道を通るときにウイルスや細菌に感染することを指します。母乳感染産後、母乳育児中に発生します。ウイルスや細菌に感染したママの母乳を介し、赤ちゃんがウイルスに感染します。感染症の種類赤ちゃんへの感染予防を兼ね、ママ自身がウイルスに感染しないよう注意が必要です。ウイルスによる感染症は、人の血液や体液などを介し、既存のウイルスに感染することによって発症します。インフルエンザウイルス気道感染症であるインフルエンザを引き起こすウイルスです。症状は一般のかぜと似ていますが、重くなりやすい疾患ととらえられています。また国内で使用されているインフルエンザワクチンは生ワクチンではないため、重い副作用を引き起こしにくく、妊娠中のすべての時期において、ママの体と赤ちゃんの発育に関して影響がないと言われています。万が一インフルエンザにかかってしまっても、タミフルやリレンザなどの薬は赤ちゃんの健康リスクも高くないため、処方されます。B型肝炎ウイルスB型肝炎ウイルスが主に血液・体液を介して感染しておきる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると持続感染状態になるリスクがかなり高くなり、症状が出なくとも、将来的に肝炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週前後に血液検査で検査を行います。C型肝炎ウイルスC型肝炎ウイルスが主に血液を介して感染して起きる肝臓の病気です。赤ちゃんに感染すると、将来、肺炎や肝硬変、肝がんなど何らかの異常や病気を発症させる可能性があるウイルスです。妊娠健診では、妊娠初期の8~12週目に血液検査で検査を行います。HTLV-1(ヒト細胞白血病ウイルス)HTLV-1は、感染してもほとんどの場合で症状も現れないため、赤ちゃんに感染しても、同じくほとんどの場合に無症状だと言われています。しかし将来的に感染者全体のおよそ2.5~5%にATLと言う白血病の一種が発症することがあります。また、ごくまれにHAMという神経疾患などが発症することがあります。特にHTLV-1は母乳感染によって起きやすいことが分かっています。検査は妊娠30週ごろまでに、妊娠健診で抗体検査を行います。HIV(エイズウイルス/ヒト免疫不全ウイルス)進行状況によって数年~10年程度かけて免疫力が弱まり、健康な人であれば何ともない菌やウイルスによりさまざまな病気や疾患を引き起こすウイルスです。それら病気が、エイズ指標疾患に該当する場合“エイズを発症した”と診断されます。HIV検査は妊娠後の妊婦健診で受けることができますが、万が一ママがHIVに感染している場合、医師の治療を受けることにより、母子感染を防ぐ対策をとることも可能です。パルボB19ウイルスりんご病と呼ばれる伝染性紅班の原因となるウイルスで、妊婦さんが感染すると、およそ30%が赤ちゃんにも感染します。まれに流産や胎児水腫などを引き起こすことがあります。性器ヘルペス単純ヘルペスウイルスが原因とされる、性感染症の一つです。産道を通じて赤ちゃんに感染すると、重度の肺炎や脳炎を起こすことがあります。サイトメガロウイルス性器ヘルペスと同様、ヘルペスウイルス科のウイルスです。妊娠初期に初感染すると、流産を引き起こしたり、赤ちゃんに肝障がいや難聴などが発生する可能性があります。風疹ウイルス発熱や発疹、リンパ節の腫れなどを引き起こすウイルスです。妊娠20週頃までにママが感染すると赤ちゃんに母子感染し、聴力障害や視力障害、先天性心疾患などを引き起こす先天的風疹症候群になる可能性があると言われています。水痘(水ぼうそう)水痘は、水痘帯状疱疹ウイルスに感染することによって生じる感染症です。赤い発疹が出ることが特徴で、水疱や膿疱になった後、かさぶたになって治ります。妊娠中に発感染があると、まれに赤ちゃんに眼の異常や皮膚の萎縮が生じることがあります。梅毒梅毒トレポネーマという病原菌が原因とされる感染症です。感染部位にしこりができたり、赤い発疹が起きたりします。赤ちゃんに感染すると、神経や骨などに異常をきたす先天梅毒になることがあります。性器クラミジアクラミジア・トラコマチスという菌が原因の性感染症です。赤ちゃんに感染すると、結膜炎や肺炎を起こすことがあります。B群溶血性レンサ球菌(GBS)膣内や肛門付近にいる細菌です。母体には影響はありませんが、赤ちゃんに感染すると、肺炎や髄膜炎、敗血症などの感染症を起こすことがあります。リステリア菌食品を介して感染する食中毒菌で、妊娠中は特に感染しやすくなります。赤ちゃんに影響が出ると、敗血症と同様の症状が現れる新生児リステリア症が発症することがあります。感染症を防ぐには感染症は、人との接触、空気感染のほか、食べ物や飲み物、ペットなどの動物の体などを介する感染などで発症します。日頃から感染症を予防することを心掛けておきましょうこまめな手洗い、うがいを行う帰宅した後や、調理をする前後、食べる前、トイレの後など、手洗い・うがいを行うことで接触感染や飛沫感染を防ぎます。アルコールを含む消毒液で手を消毒するのも有効です。マスクをするインフルエンザなどにかかった感染者の咳やくしゃみなどの飛沫感染を防ぎます。外出時にはマスクを着けましょう。キッチン周りの消毒と、食品の加熱処理調理用具や調理台はいつも清潔に整え、食品はしっかりと加熱して調理して食品感染を防ぎましょう。加熱すべき食材は、中心部までしっかりと火を通すことも大切です。予防接種を受けるインフルエンザや風疹など、予防接種を受けることで感染を防ぎます。妊娠前に受けるものと、妊娠中に受けてもよいものがあるため、健診医に相談しましょう。免疫力を高める免疫力の低下は感染の確率を高めます。十分な睡眠をとり、できるだけバランスの良い食事を1日3食摂って免疫力を高めましょう。ただしつわりがある時期は食べられるものを食べられる量だけで構いません。診断の仕方と、診断後の生活について妊娠期間中は、感染症にかかっていないかを調べるために妊婦健診で検査を受けます。もし検査で感染症が見つかった場合は、赤ちゃんへの感染を防ぐためにも、医師による保健指導が行われます。治療は、感染症の種類や妊娠週数によっても異なります。妊娠中に治療しお産に備える場合や、特に母体に影響がない場合は、妊娠中は治療しないものなどもあります。何らかの感染症が見つかったら、家族や健診医や分娩医などとよく相談して、早めに対処法を考えましょう。症状の現れ方によっては、緊急に処置が必要な場合もあります。分娩施設は24時間365日開いているので、自己判断せずに相談をするように心がけましょう。参照サイト 東京都多摩小平保健所「感染症とは」 厚生労働省「参考とした文献等の概要 4 妊娠中のおくすりに関する基本的な考え方 国立成育医療センター」(平成21年) 厚生労働省「母子感染を知っていますか?」 厚生労働省「母子感染を知っていますか? HTLV-1抗体検査を受けましょう」 国立感染症研究所「風疹とは」 厚生労働省「水痘 Q1水痘とはどんな病気ですか?」 厚生労働省「梅毒に関するQ&A」 国立感染症研究所 感染症情報センター 肝炎情報センター「B型肝炎について」 首相官邸「感染症対策特集~様々な感染症から身を守りましょう~」 東京都感染症情報センター「咳エチケット」
2016年04月04日妊娠期間中はすべての期において胸の張りを感じることがありますが、妊娠中期では、妊娠を継続しやすくしながら、赤ちゃんが成長しやすいようママの体内を調整するはたらきを持つ卵胞ホルモン(プロゲステロン)が関係します。プロゲステロンの分泌が盛んになると乳房の乳腺組織が増え、血管が膨張するため、内側から圧迫された乳房に張りや痛みを感じるようになると言われています。これは、乳腺や乳管の組織を発達させ、赤ちゃんが生まれた後すぐに授乳できるようにするための変化だと言えます。プロゲステロンは妊娠8~9ヶ月ごろに分泌量のピークを迎えるため、妊娠中期から後期にかけ、胸の張り症状が現れる傾向があります。・胸全体が張った感じがする・胸にチリチリ、ムズムズといった感覚がある・乳首の周りに違和感を感じる・乳首が衣服などに触れると痛みを感じる・乳首や乳房にかゆみを感じる妊娠中期の胸の張りが現れる時期とは妊娠中期の胸の張りは、胎盤が完成する妊娠16週~27週頃にかけて起き、妊娠後期の35週目頃にピークを迎えます。それ以前の妊娠初期では、子宮内膜を厚くして受精卵を着床しやすくするなど妊娠を継続させる環境を整えるためにプロゲステロンがはたらきます。そのため胸の張りなどが症状として現れることがあります。妊娠中期の胸の張りの症状内側から押し上げられるかのような胸の張りのほか、チクチクした痛みやかゆみ、むず痒さ、乳首の周りの違和感などが現れることがあります。この時期はプロゲステロンのはたらきで乳房の乳腺組織が発達するため、乳首から透明や黄色の分泌液が出ることもあります。乳房の内部では、母乳が通る乳管が枝分かれしはじめ、乳汁が溜まる腺房と呼ばれる房のようなものができます。ここに溜まった最初の乳を初乳と呼び、お産後1週間かけて赤ちゃんに飲ませることになります。初乳には赤ちゃんを守る抗体成分や貴重な栄養が含まれており、赤ちゃんを病気から守る効能があります。乳首を軽く圧迫させると分泌液が出るのは、内部に初乳が溜まりはじめている証拠です。基本的には、胸の張りは妊娠のために必要な身体の変化の一環として生じるものであり、その症状が続くことで別の疾患や病気を引き起こす心配はありません。ただし、胸の張り以外にしこりを発見したり、乳首から出血がみられたりするような場合は、乳腺症や乳腺線維腺腫、乳ガンなど別の要因が考えられます。速やかに産婦人科を受診しましょう。妊娠中期の胸の張りの、予防と対策女性の胸はとてもデリケートで、妊娠期間中も同様に繊細な器官です。優しく扱うことを心掛けましょう。胸が張っている場合は、おっぱいのケアやマッサージは避けましょう。無理に行うと乳首や乳腺を傷つける可能性があります。アンダーウェア・下着胸や肌への刺激が少ないものを選びましょう。なるべく締め付け感が少ないもの、ワイヤー素材のないものやマタニティ専用ブラジャー、パッド付きのキャミソールなどがおすすめです。母乳パッド乳首から乳汁などの分泌液が出る場合には、母乳パッドを使用しましょう。乳首のこすれによる痛みを防ぐ効果もあります。胸の保湿ケア胸周りの肌の乾燥が、かゆみや痛みなどとなって症状を悪化させてしまう可能性があります。肌の状態に合わせ、お風呂上がりにボディ用の保湿クリームを塗るとよいでしょう。入浴時の洗い方乳房や乳頭部分はデリケートであり、刺激を与えると胸の張りや痛みをさらに強くしてしまう可能性もあります。お風呂で胸を洗う際には、柔らかめのタオルか手で軽く洗うようにしましょう。胸を温めすぎない妊娠中の身体は温めることをおすすめしますが、胸の張りがつらいときは入浴時のお風呂の温度をぬるめにし、胸を温めすぎないようにすることがおすすめです。季節によってはシャワーだけにしてもよいでしょう。
2016年04月04日