出産を終えたばかりの友達に会って「ちょっと老けた?」なんて思ったことはありませんか? 私は妊娠中、自分自身で鏡を見て、「あれ? 老けた?」と感じました。というのも、どうやらそれは妊娠中にシミやシワが増えたせい。実は妊娠中は、シミやシワなどの肌トラブルがおきやすい時期なのです。今回は出産後に「老けた?」と言われないための、妊娠中のスキンケアについてお伝えします。■シミの原因、とにかく日焼けには気をつける妊娠中はシミができやすいといわれています。それは、妊娠状態を維持するためのホルモン「プロゲステロン」に、メラノサイトを刺激してメラニンを作らせる(色素沈着を促す)作用があるため、同じ環境であっても妊娠していない時に比べて、シミやそばかすができやすい状態にあるからだそうです。妊娠中にできたシミは出産後、ホルモンの分泌が収まっていくとともに薄くなってはいきますが、メラニンには一度できたところに集まりやすい性質があります。そのため、シミの出やすいお肌になってしまっていることは確実です。妊娠中は、日傘や帽子、低刺激のUVクリームなどを駆使して、いつもよりも紫外線対策をバッチリしましょう。特に、室内ではUVケアを怠りがちですが、外よりは少ないものの、室内にも紫外線は入ってきています。室内でもしっかりとUV対策をしてくださいね。■ニキビや肌荒れの原因、食べ物にも気をつけて妊娠中はホルモンの影響で食欲が増したり、食事の好みが偏ったりするため、食生活が乱れるという方も多いです。ジャンクフードやお菓子など、本来美肌の敵であるはずの食事がついついおいしく感じる方もいるでしょう。私も妊娠中は、いつもよりケーキやアイスを食べたくなったのですが、「お腹の子が自慢できる綺麗なママでいる!」というモチベーションから少し控えることを心がけました。もちろん、そうした食品をまったく食べてはいけないということではありませんが、スイーツの食べ過ぎによるカロリーオーバーやジャンクフードの食べ過ぎなどは、ニキビや肌荒れの原因にもなります。ほどほどにしましょう。■美肌をつくる食品を摂取しよう果物や野菜に含まれるビタミンCには、メラニン色素の発生を抑え、美肌の元であるコラーゲンを発生させる働きがあります。また、ナッツ類に多く含まれるビタミンEには、ホルモンの働きを落ち着かせ、肌の血行をよくする働きがあります。妊娠中はこうした美肌の元になるような食品を、いつもより少し多めに摂取するよう心がけてもよいですね。私自身、妊娠中は身体が重いせいでスキンケアをするのが億劫になり、シミが増えてしまって大後悔をしました。スキンケアや食べ物にちょっと気をつけるだけで、肌トラブルを防ぐことができます。お腹の赤ちゃんが自慢できるような綺麗なママになってくださいね。
2014年10月23日寝つけない、満足に眠れないという症状を訴える人がいる一方で、突然襲われる強烈な眠気に悩まされている人もいます。本当に睡眠に関する悩みは十人十色。いろいろな症状を知って、お互いを思いやれるようにしたいものですね。睡眠発作とは、どのような症状?睡眠発作と聞くと、どのような症状を思い浮かべますか?よく睡眠発作=睡眠時無呼吸症候群と考える人がいるようですが、そうではありません。ちなみに、睡眠時無呼吸症候群とは、就寝すると呼吸が止まってしまい、高血圧や過眠を引き起こすと言われている睡眠障害の1つです。睡眠発作とは、昼間に強烈な眠気に襲われることを指すのだそうです。この眠気はランチを食べたから眠いというようなレベルのものではなく、引きずり込まれるような眠気と表現されるほど強い眠気を指しています。ナルコレプシーが原因?この睡眠発作が起きる原因の1つにナルコレプシーがあります。ナルコレプシーの主な症状は、日中の強烈な眠気のほかに、笑ったりした後に首や膝の力が抜けてしまう脱力発作、金縛り、就寝直後の幻覚などがあると言われています。ナルコレプシーの原因は、今のところまだ完全には判明していません。生まれつきの先天的な要素も少し関係するそうですが、後天的な要素が影響する部分もあると考えられています。自己判断は禁物!睡眠発作には次のような危険性があるといいます。それは、冒頭に記したように睡眠発作が起きると、睡眠時無呼吸症候群だと誤診または勝手に自己判断をしてしまう恐れがあることだと言います。そのようなことにならないためには、自分でネットなどで調べて判断するのではなく、専門の睡眠クリニックまたは医療施設に宿泊して、詳細な検査を受ける必要があるのだそうです。日中の眠気は、だるい、辛いだけの感情的な問題だけでなく、運転中の突然の居眠りなどの危険が潜んでいます。何か心配や悩みがある方は、一度、お医者さんに相談してみましょう。Photo by Kostya Koukey
2014年09月22日働いている女性にとって、職場に妊娠報告をする際、いつ頃、誰にしたらよいかというのは悩みのタネですよね。流産などのおそれのある初期に報告するのも怖いし、かといって遅くなりすぎても引き継ぎなどの問題が出てきてしまう。今回はそんな方のために、トラブルにならない妊娠の報告の時期と順序についてお伝えします。■妊娠報告のタイミングは3パターン妊娠報告のタイミングはおもに、3パターンにわかれるようです。1.心拍の確認ができた時(~妊娠5週)心拍が確認できると流産のリスクがぐっと減ります。2.妊娠12週を過ぎた時初期流産の9割は妊娠12週までにおきています。3.安定期(妊娠16週)に入ってから一度流産を経験されている妊婦さんは慎重に安定期に入ってからという方が多いようです。■仕事に支障が出る場合は早めに妊娠報告をつわりなどによる妊娠初期のつらさは人それぞれです。体調不良で会社を休むことが続くような場合は、やはり早めに報告をする必要があるでしょう。私は、妊娠発覚時に重い荷物を運ぶ必要のある仕事をしていましたので、妊娠6週の段階で直属の上司に妊娠を報告しました。上司の反応が心配ではありましたが、その後は勤務時間や労働内容に気を使ってもらえたので、早めに報告をしてよかったです。■妊娠報告をする順序にも気をつけましょう私の友人で、職場の親しい同僚にだけ早々に妊娠報告をして失敗した、という人がいました。というのも、職場で噂になってしまい、みずから報告する前に上司にバレてしまっていたらしいのです。これでは上司はよい気持ちはしないですよね。こうした不要なトラブルを避けるためにも、まずは直属の上司に報告するのがベターでしょう。■一番の優先はママの身体と赤ちゃんの命仕事上での兼ね合いでなかなか妊娠報告がしづらい、タイミングが難しいというプレママもいるでしょうが、お腹の赤ちゃんはママなしでは生きることができない存在です。仕事優先ではなく、ママの身体と赤ちゃんの命を第一優先に考えて、報告の時期を検討してみてくださいね。
2014年08月27日昔のテレビ番組のように「うっ」と流しに駆け込んで妊娠に気づくことはないにしても、常に胸の底の方からくる気持ち悪さに覆われたり、特定の食べ物に殺気を覚えるほどの嫌悪感を持ったり、かと思ったら突然「もうこれしか食べられない!」と思い込み、家族をも巻き込む魔の時期、それが悪阻(つわり)です。つわりとは、どのような症状がいつ頃から出るのか、何なら食べられるのか、家族の反応、つわり対策メニュー、その地獄はいつになったら終わるのか、つわりの原因、つわりに対する考え方などをお伝えします。まずつわりの始まりについてですが、一般的には妊娠4週から6週くらいの間から始まり、胎盤が完成する安定期(妊娠5か月:16週~)頃に落ち着いてくることが多いようです。そうは言っても「つわり? なかったわ」という人もいれば「出産までつらかった」という人もいたりでつわりにはかなりの個人差があります。期間もバラエティーに富んでいて、たまに軽い車酔いを感じる程度の人もいれば、枕元に常にエチケット袋を用意しておかないと危ない人もいますし、体重がガクンと落ちて血液検査でケトン体が出たり脱水や栄養障害で点滴に通ったり入院する人まで本当にさまざま。つわりの症状も一般的な「食欲がなくなる」「食べられない物が増える」という症状と、他に「常に何か食べてないと気持ち悪い」という『食べづわり』になる人もいます。(最悪なのはその両方に交互にかかることです。)ソファーで吐き気を抱えて「いつになったら終わるんだろう」とうめき、ごはんを作る時も耐えられない匂いに悩まされたり、「つわりくらいで」と言う夫に「一瞬でいいからこの気持ち悪さを共有できたらいいのに。あなた絶対一発でノックアウトよ!」と奥歯を噛み締めたり、と精神的なストレスがかかることも多いようです。その他にも「方向音痴なのにどこへ言っても精肉売り場と生鮮売り場の場所をすぐに気持ち悪さで感知できる」など異様な嗅覚の発達に驚いたり、突然無性に季節外れの物が食べたくなったりも。つわりの原因はまだはっきりとわかっていないそうですが、胎盤になる絨毛(じゅうもう)から分泌されるホルモンが嘔吐中枢を刺激するという説や、父親の成分を持つ赤ちゃんがママの体の中で異物として認識され、その反応としてつわりが起きるという説が有力です。気づけば一日中吐いていたり、体重が急に落ちたり、水が飲めなくなってトイレへ行く回数が減ったり、クラクラするなどの症状に思い当たったら、それは妊娠悪阻と呼ばれる病気の範疇に分類されるサインです。「まさか…」と思っても血液検査をするとギリギリのラインだったということもありますから、健診の時には必ず相談してみましょう。次回はつわりになったらどのようなものを食べると良いのか、この時期をなるべくラクに乗り越えるためにどのようなことをすれば良いかなどを紹介します。
2014年07月19日