明治学院大学国際平和研究所(PRIME)は、2024年3月16日(土)に公開研究会「関東大震災時の朝鮮人虐殺、新資料から読み解く~姜徳相・山本すみ子共編『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって~」を開催いたします。公開研究会ポスター■開催背景関東大震災発生から100年を迎えた昨年、震災時の朝鮮人虐殺に関する資料集『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』(姜徳相・山本すみ子編、三一書房)が刊行されました。この資料集には、虐殺への軍隊の関与を示す「神奈川方面警備部隊法務部日誌」や自警団に関する報告、横浜の虐殺に関する証言集に加えて、朝鮮史研究者である故・姜徳相氏が古書店より入手した新発見の文書「震災に伴う朝鮮人並びに支那人に関する犯罪及び保護状況その他調査の件」が収録されています。この文書は神奈川県知事が内務省警保局長にあてた報告書とみられ、神奈川県内で起きた59件の朝鮮人殺傷事件の概要等が記載されています。神奈川県内の朝鮮人被虐殺者は2名、横浜では0名とする震災直後の政府発表を覆す内容が含まれていることから、新聞をはじめ大きな注目を集めましたが、虐殺の全体像の解明にあたり本資料集が有する意義の本格的な検討は今後の課題として残されています。明治学院大学国際平和研究所(PRIME)では、こうした課題に応えるべく、関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会とともに公開研究会を開催いたします。震災時の朝鮮人虐殺問題に関心を寄せる、多くの方にご参加いただければ幸いです。■公開研究会詳細タイトル:「関東大震災時の朝鮮人虐殺、新資料から読み解く~姜徳相・山本すみ子共編『神奈川県関東大震災朝鮮人虐殺関係資料』をめぐって~」主催 :明治学院大学国際平和研究所(PRIME)研究プロジェクト「多文化主義と分極化」共催 :関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会日時 :2024年3月16日(土)13時30分開会(17時30分終了予定)場所 :明治学院大学白金キャンパス 本館10階 大会議場開催方法:対面のみ申込み :不要(学内外どなたでもご参加いただけます)参加費 :無料使用言語:日本語■プログラム13時00分 開場13時30分~13時40分 開会宣言と趣旨説明:鄭栄桓(明治学院大学教授、PRIME所員)13時40分~14時00分 共催団体挨拶:山本すみ子(関東大震災時朝鮮人虐殺の事実を知り追悼する神奈川実行委員会)14時00分~14時45分 報告(1):前田朗(東京造形大学)「震災朝鮮人虐殺のタブー・摂政裕仁の責任をめぐって」14時45分~15時30分 報告(2):愼蒼宇(法政大学)「神奈川における朝鮮人虐殺の背後にある植民地戦争経験を読み解く」15時30分~15時45分 休憩15時45分~16時05分 コメント(1):藤野裕子(早稲田大学)16時05分~16時25分 コメント(2):李圭洙(東農文化財団姜徳相資料センター)16時25分~17時25分 質疑応答と総合討論17時25分~17時30分 閉会挨拶■問い合わせ先明治学院大学国際平和研究所(PRIME)TEL : 03-5421-5652FAX : 03-5421-5653URL : E-MAIL: prime@prime.meijigakuin.ac.jp □■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。 明治学院大学白金キャンパス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月13日フィギュアスケーターの宇野昌磨が27日(20:00~)、ABEMAで配信された特別番組『「ワンピース・オン・アイス」完全攻略ガイド何度でも楽しめる予習復習SP』に出演。『ワンピース・オン・アイス~エピソード・オブ・アラバスタ~』で演じるモンキー・D・ルフィの役作りについて語った。○■『ワンピース』シリーズ史上初のアイスショー『ワンピース・オン・アイス』は、TVアニメ『ワンピース』シリーズ史上初のアイスショー。11日より横浜公演が開催されると、『ワンピース』とフィギュアスケートの融合を実現させた演出や、日本屈指のスケーターたちの名演に称賛の声が集まっている。同番組では、そのアイスショーを徹底解説し、サンジ役の島田高志郎、トニートニー・チョッパー役の渡辺倫果、ボン・クレー役の本郷理華が出演。3人がオファーを受けた際の心境や、役作りのポイント、話題を呼んだバトルシーンの表現など、『ワンピース・オン・アイス』の裏側に迫る。○■宇野昌磨「本当に思い残すことはありません」また、モンキー・D・ルフィ役の宇野をはじめ、ロロノア・ゾロ役の田中刑事、ウソップ役の織田信成ら、メインキャスト陣への独占インタビュー映像も公開。ルフィの役作りで意識したことを聞かれた宇野は、「僕と性格が全然似ていないので、まずは恥ずかしさを振り切った」と明かし、当初は自分でもルフィを演じる姿は想像できなかったそうで、「現役スケーターだからこそ、他の人よりもエネルギッシュにやれる自信はあった」という。「人よりたくさん練習したり、動画を見たり、原作を見たりできることを模索しながら、すべてに120%を出すつもりで練習しました」と入念な準備で迎えた本番。「もちろん緊張はしたけど」と前置きし、「できるかなとかではなく、全力でやってきたから、本当に思い残すことはありません」と胸を張った。○■宇野昌磨のルフィ役を絶賛した本郷理華そんな宇野の思いに、フィギュアスケートのコーチが同じで、チームメイトでもある島田は、「偉大なスケーターで偉大な先輩なんですが、僕にも“この動き、ルフィだったらどう表現してるかな”とか事細かに聞いて来てくれて。チームメイトとはいえ年下に、自分の違うところを直してもらうって躊躇することだと思うんですけど、それだけルフィをとことん突き詰めていて、かっこいいなと思いました」とコメント。普段は宇野に冷静沈着なイメージがあるという本郷も、「(性格が)1番違うかなって思っていたんですが、ルフィが仲間を守る時の視線と、昌磨くんの試合前の集中した視線に近いものを感じて。バトルシーンは、ルフィだけど、昌磨くんのかっこよさも出ているなと思います」と、宇野のルフィを絶賛していた。なお同番組は、9月17日まで無料で視聴可能。また、「ABEMA PPV ONLINE LIVE」では、9月3日に名古屋にて開催される『ワンピース・オン・アイス』“大千秋楽”を独占生配信する。(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション(C)AbemaTV,Inc.
2023年08月31日京和菓子の老舗「笹屋昌園」の出来たて本わらび餅カフェ「笹屋昌園カフェ&アトリエ(CAFE&ATELIER)」が、リニューアルオープン。「笹屋昌園」の出来たて本わらび餅カフェがリニューアル「笹屋昌園」は、世界遺産である京都・龍安寺にある京和菓子の老舗。名物の本わらび餅「極み」は、全国のお取り寄せスイーツや、京都物産展などで人気を博しており、他にはない“とろ~り食感”がたまらない一品だ。生まれ変わった「笹屋昌園カフェ&アトリエ」では、そんな名物わらび餅を出来立てで提供。そのほか、こだわりの和スイーツも展開する。“とろ~り×もちもち”食感のわらびもちわらび餅セットは5種類を用意。はじめて訪れるなら、まずは最もスタンダードな「本わらびもち」がおすすめだ。希少な原材料である国産最高級の本蕨粉をふんだんに使用し、「本練り」という伝統的な熟練の技法で練り上げられたわらびもちは、とろけるような柔らかさと弾力を併せ持った独特の食感。黒蜜ときな粉をかければ、より豊かな味わいと香りを楽しむことができる。「抹茶わらびもち」は、これまでイベントでの特別生産だったが、今回のリニューアルによって通常メニューに仲間入り。宇治抹茶発祥の地である宇治田原産の最高級抹茶「貴長」を使用しており、本わらび餅の香りともちもち食感に、宇治抹茶のほろ苦さと香りが加わっている。添えられた抹茶きなこでより抹茶の味わいに浸るのもいいだろう。龍安寺の石庭をイメージしたパフェもその他、和と洋が融合した新作デザートもラインナップ。「庭ノパフェ」は、抹茶のパンナコッタ、わらび餅、アイスクリームを重ねて、龍安寺の石庭を彷彿とさせるビジュアルに仕上げられている。京都観光のホッと一息つく場所に新たなカフェスペースは、奥まった場所にあり、木を基調としたテーブルや椅子が並ぶぬくもりある空間。店が位置するのは、京都でも有名寺院が集まる嵐山エリアで、徒歩圏内に禅寺や妙心寺、仁和寺があるので、京都観光の一息つく場所としてぴったりだ。【詳細】「笹屋昌園カフェ&アトリエ(CAFE&ATELIER)」リニューアル日:2023年7月12日(水)住所:京都府京都市右京区谷口園町2TEL:075-463-9480営業時間:10:00~17:00(火曜日定休日)メニュー例:本わらびもち 1,380円抹茶わらびもち 1,580円白蕨わらびもち 1,280円庭ノパフェ 1,280円桃と紫陽花のパフェ 1,280円
2023年07月16日9月27日、俳優の東出昌大(34)が山小屋で“狩猟生活”を送っていることが報じられた。そのライフスタイルが、SNSで物議を醸している。さかのぼること’15年1月、杏(36)と結婚した東出。しかし’20年1月に、唐田えりか(25)との不倫が発覚し、同年7月に離婚を発表した。「東出さんと杏さんの間には3人のお子さんがいます。離婚をきっかけに親権は杏さんが持つこととなり、離婚を発表した当時、2人は《親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います》と連名でコメントを出していました。ところが’21年10月、東出さんが杏さんに『養育費は子供1人あたり1万円』と提示していたと一部メディアによって報じられました。記事によると、杏さんは金額の低さよりも『父親としての誠意が感じられない』と落胆していたといいます」(芸能関係者)離婚後、CMやテレビドラマのオファーが皆無となった東出。しかし『スパイの妻』(20年10月公開)や『BLUE』(21年4月公開)といった話題映画への出演は続き、’21年10月には主演映画『草の響き』も公開された。しかし、その直後に新恋人がいると報じられたが……。『週刊文春』によると、東出は交際相手に入れ込むがあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたというのだ。その結果、東出は今年2月に事務所を“解雇”されることにーー。当時、事務所側は“異例の声明”を発表していた。《2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》《しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました》■“狩猟生活”告白に「かっこいい」の声。そのいっぽうで……自身の行動で、多くの人たちを振り回してきた東出。実は現在、山小屋で“狩猟生活”を送っているのだ。9月27日に「週刊女性Prime」が公開した記事によると住居である山小屋は携帯電話の電波が繋がらず、ガスと水道もなし。また食料は自分で仕留めた獣や近くで採れた山菜などであるため、「食費は0円に近い」と明かしたという。また記事の中で、東出は現在の生活について「不便な部分もあります」と述べつつ、こう語っている。「役者でいるときは常に緊張の連続なので、ロケ弁も味がしないくらい追い込まれている状態のことも多い。でもここに来ると、食べ物もひとつひとつ美味しさを感じながら食べることができるので、僕にとってはここでの生活のほうが居心地がいいんです」東出の新たなライフスタイルに、Twitterでは《東出さんかっこいいやん 俺も山小屋で暮らしたい》《東出昌大の山小屋生活素直に楽しそうで羨ましいな》《東出くんの山小屋狩人生活がカッコ良すぎる》と憧れる声が。また《YouTubeでハンターライフやればバズりそう》《youtubeやってほしい》とYouTuberデビューを期待する声も上がっている。いっぽうで東出の“新生活”に反発する意見も少なくない。ネットには、厳しい声がこう上がっている。《狩猟して野菜ももらって食費0円で〜ってインタビュー受けてるの見るとさ〜 そんなことどうでもいいから仕事して養育費入れろよって思うよね》《東出さん悠々自適でいいですね。節約できてるなら養育費もっと払えるんじゃないの》《子供3人見ながら1人で子育てして仏移住してる杏ちゃんの方がよっぽどかっこいい》
2022年09月28日《東出昌大についてお知らせいたします。弊社は2022年2月14日をもって東出昌大との専属契約を解消いたします》俳優・東出昌大(34)の所属していた事務所「ユマニテ」。同社は公式サイトで冒頭のように発表した。さかのぼること’20年1月、唐田えりか(24)との不倫が報じられた東出。その後、同年7月に杏(35)との離婚を発表した。「不倫発覚の当時、東出さんは4社のCMに出演していました。しかし各社ともにCM動画を削除し、2社がすぐさま“契約打ち切り”を公言。いっぽうマネージメント側は稼ぎ頭である彼を再起させようと奔走していました」(舞台関係者)事務所が奮闘した甲斐もあり、東出は不倫報道後も『スパイの妻』(’20年10月公開)や『BLUE』(’21年4月公開)といった話題作への出演が続いた。さらに、昨年10月には主演映画『草の響き』も公開された。ところが、その直後に新恋人がいると報じられることに。それも、ただの熱愛報道ではなかった。『週刊文春』によると、東出は交際相手に入れ込むあまり、仕事で行われた地方ロケの際、宿泊先のホテルにお相手を呼び寄せていたという。同誌に対して、ユマニテ側は「すべて事実のようです」「ロケ先でのことが事実だとすれば、現在の東出の状況を考えるとまことに不見識な行動であると言わざるを得ません」と厳しくコメントしていた。そして、今回の契約解除にあたりユマニテは《2020年1月の東出昌大の不祥事以来2年間にわたって、弊社はさまざまな問題に全力で対処してまいりました。そして、また、彼の俳優としての再生への道も模索してまいりました》とし、こう綴っている。《真摯に1つ1つの作品を重ねてゆくことで東出昌大の俳優としての再生の可能性をいつか見つけられるかもしれないという思いでした。当然それは彼自身も同じ思いで進んでいるはずだと思っておりました》《しかし昨年秋、東出の配慮に欠ける行動でその再生への道は頓挫いたしました。その時 私たちが感じたものは怒りというよりも、徒労感と虚しさでした。そして熟慮の末に、これ以上共に歩くことはできないという結論に達しました》最後には《東出昌大が大切なものは何かということを捉え直して再生への道を歩き出してほしいと思います》と結ばれている。異例ともいえる長文で、東出への複雑な思いをつづったユマニテ。同社と東出は12年春から約10年間におよび専属契約をしていた。そのためネットでは、こんな声が上がっている。《東出昌大の事務所、ブチ切れ通り越してる声明で草めちゃくちゃ丁寧に言葉を選んで「あいつマジでどうしようもない」って書いてる》《事務所辞めるとか移籍するとか文章出すとき当たり障り無い事を言うけど、こんなあからさまに共に歩くことはできないって言われてるのホント東出昌大ってすげーな》《東出昌大の事務所のコメントがすごい。こんだけ書かれるって》《ここまで書かれるなんて相当だ》杏だけでなく、事務所からも「共に歩くことはできない」と三行半を突きつけられた東出。公私ともに“絶縁通告”されてしまった。再生の道へと歩き出すことはできるのだろうか。
2022年02月15日東出昌大(33)が20代女性と交際中であると、10月14日発売の週刊文春が報じた。東出といえば自身の不倫が原因で、杏(35)と離婚。20年8月の発表からまだ1年と、日が浅い状況。いっぽう、今年5月には東出の提示している養育費が「1人あたり1万円」という衝撃の報道も浮上していた。そんななかで新恋人との熱愛が報じられた結果、東出のイメージはさらに低下。世間からも「あきれた」といった批判が多数上がっている。しかしいっぽうで聞こえてくるのは、「なぜ東出はこれほどモテるのか」「顔がイケメンだとしても、こうもすぐに次の恋愛相手が見つかるものか」といった疑問の声だ。「それはおそらく、男性の醸し出す“どうしようもない感”に惹かれる女性が一定数いるからです」そう語るのは、恋愛ジャーナリストのおおしまりえさんだ。その言葉の意味とはーー。■どうしようもない感が批判の声を大きくさせる「恋愛の前に父親としてやることあるでしょ」「この人はもう、こういう人なんだな」「どうしようもない、事務所もそれ込みなんだろうか」などなど、今回の東出昌大さんの熱愛には疑問の声が上がっています。父親や傷つけた者としての役割をきちんと果たした上での新たな恋愛なのかという反応です。また熱愛記事では東出さんが地方ロケの最中、恋人を現地に呼びよせていたことも明らかになっていました。そうした“公私の区切りのだらしなさ”についても、批判が上がっているようです。もし単なる不倫離婚後の恋愛ということであれば、批判の声はここまでの大きさにはなっていなかったでしょう。しかし東出さんは不倫発覚時に謝罪会見などの十分な説明をせず、奥さんともきちんと話し合わなかった。そして適切な金銭的対応をしていないと報じられるなど、一貫して「どうしようもない」と感じさせてきた。今回の報道への批判の根底には、そうした空気があるようです。正直、「どんなにイケメンだろうとも、こんな人を恋人や夫にはしたくない」と思う女性は多いのではないでしょうか。しかしこうした“どうしようもない感じの男性”は、特定の女性からとてもモテます。それは女性側の様々な部分を、恋愛を通して刺激するからかもしれません。■女性の心をくすぐる3つの要素・「分かるのは私だけ」という特別感世間一般的に「どうしようもないな」と感じさせる男性というのは、当然ながらそんなにはモテません。ただしそういった男性に惹かれる女性からすれば、「この人を分かるのは私だけ」「この人を支えてあげたい」といった献身的な心をくすぐられるそうです。誰にも分からないけれど、私だけにはわかる魅力。相手にとっての1番の理解者にすんなりなれる。そうした点に、特別感を覚えるというのです。だからといって問題のありそうな相手を選ぶなんて、普通に見れば“物好き”でしかないのですが……。・理解者が少ないから“より密な関係”になりがちまた世間一般的に批判されるような男性というのは当然ながら、周りに心からの理解者が少ない傾向にあります。しかしだからこそ恋人などの親密な相手とは、一般的な関係よりもさらに密な関係性になりやすかったりします。独占欲が強い女性の中には、“親密な繋がりを持つことができると、より満足感を覚える”という人もいます。ただこれは本質的に共依存の関係に似ているので、健全とはちょっと言えないのかもしれません。・“どうしようもない男性”は支えがいがある「支えがい」なんてものは本来、恋愛に必要ない要素です。しかし“どうしようもない要素の強い男性”というのは、見方を変えれば“してあげられることの多い人”ともいえます。心情を理解してあげる、物理的に支えてあげる、励ましてチャレンジさせてあげるなどなど……。普通に生活している人よりも甲斐甲斐しくケアしなければならないシーンがあり、またそれによる良い変化も見えやすいかもしれません。献身的な素養があることは、優しいということでもあります。しかしそれをあえて発揮しがいのある男性に向けるというのは、少し本質的なズレがあるかもしれません。一般的には“だめんず”好きと言われることが多いですが、そうした支えることを生きがいにする女性は一定数存在するのです。■「父親」より「男」を優先する人は意外と多い今回の東出さんの報道の中で「父親より男性を優先している」という批判もたびたび目にすることがありました。しかし彼がプライベートで子どもたちにどんなケアをしているか分からない以上、父親の役割を果たしているか否かを断定することはできません。むしろ不倫こそしていないにせよ、子どもが生まれてからも「父親」より「男」としての生活を優先している。そんな自分の今までのスタンスを崩さない男性は、けっこう多いような気がします(もちろん、そういう女性もいます)。と最後に東出さんを擁護するようなことを書いてしまいましたが、筆者も「どうしようもない男」につい手を差し伸べてしまいがちなタイプなのかもしれません。しかしながらせっかくつかんだ復活の道をまた険しいものにする彼は、まったくもっておバカだなとしか言えません。(文:おおしまりえ)
2021年10月16日映画『草の響き』の公開記念舞台あいさつが9日、都内で行われ、東出昌大、奈緒、斎藤久志監督が出席した。1990年に死去した佐藤泰志の小説『きみの鳥はうたえる』に所収されている『草の響き』を、『なにもこわいことはない』(2013年)、『空の瞳とカタツムリ』(2019年)の斎藤久志監督がメガホンを執った本作。函館の街を黙々と走り続ける男の生の輝きを描き出す。この日は主人公の和雄を演じた東出昌大、その妻・純子役の奈緒、そして斎藤監督が登壇して舞台あいさつ。東出は「原作では独身の設定ですが、脚本では奥さんと夫婦生活を営んで奥さんが身ごもっています。映画的に成立している印象を受け、原作をそのまま映画にするのは難しいと思いました。素晴らしい脚本だったので撮影を楽しみにしていました」とクランクインを待ち望んでいたといい、撮影で3週間滞在した函館について「すごく空が広くて路面電車が走っていて、海にも近い街だったので商店街のシャッターが海風で錆びていて一種の寂しさはありましたが、西陽が柔らかくてすごく良い街でした」と振り返った。奈緒は「函館の印象はすごく広くて遠くまで来た感覚になりました。空気も空も違うし景色もガラリと変わり、(奈緒の出身地である)九州とは海が違うなと思いました。神々しさの恐ろしさを感じ、純子が函館に来たのはこんな気持なんだと思いました。波の音も激しくて人がすごく優しいからこそ1人でいる時は心細い気持ちになりましたね」と故郷の福岡とは異なる印象だったという。本作は東出と奈緒、そして東出扮する和雄の友人・研二を演じた大東駿介の3人が織りなすシーンが見どころ。ディスカッションを重ねて本番に臨んだという東出は「東出昌大と和雄が一緒になった時がありました。奈緒さんは奈緒さんでありながら純子でいてくれたので、純子として横にいてくれた時間が長かったと思います。奈緒さんは強くあろうとずっと心掛けている方だなと思いました」と奈緒を称賛。一方の奈緒は「大東さんがいてくれたことはすごく大きかったですね。第三者が入ったことで嫉妬や生活しているとこういう感情が生まれるんだと思いました」と大東の存在に感謝するも、「東出さんは最初はすごく怖かったんですよ。最初すれ違っただけでご挨拶程度だったんですが、話もしてないですし自分自身のお芝居の不安や色んなことの恐怖があったので、東出さんも恐怖でした」と告白。続けて「監督から『そんな怖い奴じゃないよ』と言っていただいて私も単純なのでそうだなと(笑)。すこしお話をして一緒にお昼を食べたりできてうれしかったです」と東出を安堵させた。
2021年10月10日「じつは今年5月にある映画の主演を東出昌大さんにオファーしたのですが……」そう告白するのは、ある映画関係者だ。東出昌大(33)といえば、唐田えりか(23)との不倫が昨年1月に報じられ、ちょうど1年前に杏(35)と離婚した。「不倫の影響はいまだにあります。東出さんはCMオファーが途絶えており、年間4千万円だったCM出演料を3千万円に下げても、いまだ手を挙げるクライアントはない状態です」(広告代理店関係者)しかし、役者の仕事は意外と順調なのだという。「主演映画『草の響き』が10月8日、出演するNetflix映画『ボクたちはみんな大人になれなかった』も11月5日に公開されます。人気映画『コンフィデンスマンJP』第3弾“英雄編”も来年公開が決まりました」(前出・映画関係者)本誌も今年4月、都内で長澤まさみ(34)らと『コンフィデンスマンJP』のロケに臨む東出の姿を目撃している。手錠をかけられるシーンがあるからか、東出は長澤と離れた場所で一人、物憂げな表情をしていた。ちょうどこの時期、東出に主演映画のオファーがあったというのだ。■小日向文世、内野聖陽など大物俳優にもオファー前出の映画関係者は続ける。「育児を任せきりにしていた妻が事故で意識不明になった後、児童養護施設に子供を預けてしまう“ダメ夫”が主人公。その後、その子供を取り返そうとするコミックが原作のストーリーで、長らくテレビドラマの監督を務めてきたA氏の映画監督デビュー作となる作品です」原作を読んだ映画関係者は「主演は東出さんしかいない」と直感したという。「当初、主人公は年上の奥さんと離婚し、子供を育てられず施設に預けるという設定だったんです。東出さんと重なるじゃないですか。そこでオファーしたのですが、返事がもらえず…」(前出・映画関係者)東出のほか、小日向文世(67)、松下由樹(53)、内野聖陽(52)など実力派俳優にも出演を依頼していたという。「皆さん、作品に興味を示していただき、特に『コンフィデンスマンJP』で共演する小日向さんは『東出くんが主演するなら出るよ!』とまで言ってくださいました。ですが、東出さんが断ったことで、小日向さんもお断りされました」(前出・映画関係者)最終的に東出が断った理由は何だったのか。「私生活とかぶるような脚本が気に入らなかったのでしょうか。ギャラが問題だったのでしょうか……。明確な理由は今もわからず、少しでも彼が役者として再起できる一助になれればと思っていただけに、ただただ残念です」前出の映画関係者は嘆き節だが、東出の仕事関係者はこう主張する。「オファーをいただいた早い段階でお断りしたそうです。今回のオファーは東出さん本人が“気に入らない”から断ったわけでは決してなく、所属事務所が総合的に判断した結果、受けなかったようです」最終的に、主演は某ライダー出身俳優に決まったという。「当初予定していた配給会社は降りてしまいました。内野さんだけはA監督との長年の付き合いもあり『彼のためなら出るよ』と言っていただいたのですが……」(前出・映画関係者)■不倫によるCM違約金は3億円とも…東出にはほかにも出演オファーがあるようだ。別の映画関係者はこう語る。「私生活はともかく、東出さんの役者としての才能を高く評価している監督は少なくない。その一人である、東出さんが唐田さんと共演した映画『寝ても覚めても』の濱口竜介監督が先月、『ドライブ・マイ・カー』で日本人初となるカンヌ映画祭脚本賞を受賞。彼の次回作に東出さんが再登板する可能性もあると思います」今年5月、杏へ子供3人の養育費として、東出が「月1人1万円」を提示したとの一部報道があった。「杏さんは金額以上に“父親としての誠意が感じられなかった”ことにショックを受けたそうです。不倫に伴う東出さんのCM違約金は3億円ともいわれています。離婚後も子供3人の父親として、本来なら今はまだ“仕事を選ぶ”立場ではないように思えます。杏さんにとっても『何様!?』との思いはあるでしょう」(前出・広告代理店関係者)数々の批判を一蹴するような作品に出合う日は来るのだろうか。
2021年08月19日女優の杏と俳優の東出昌大が1日、所属事務所を通じ、離婚したことを報告した。2人は直筆の連名で、報道各社にFAXを送信。「関係者の皆様、応援してくださっている皆様」の書き出しから、「私事で大変恐縮ですがこの度、私たち夫婦は離婚いたしましたことをここにご報告させていただきます」と発表した。そして、「今後は子供達の親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います」と抱負を記し、「多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしてしまいましたがどうぞ温かく見守っていただけますと幸いです」と結んでいる。2人は、2013年から2014年にかけて放送されたNHK連続テレビ小説『ごちそうさん』での夫婦役を経て、2015年1月に結婚。2016年5月に双子の女児、2017年11月に第3子男児が誕生した。今年1月、『週刊文春』の報道によって東出と女優・唐田えりかの不倫関係が発覚。別居が報じられる中、杏は2月の出演イベント後、報道陣の取材に応じ、「今後のことにつきましては、またゆっくり考えさせていただきたいので。小さな子供たちがおります。どうかそっとしておいてください」と呼びかけた。一方の東出は、3月の出演イベント後に報道陣の取材に応じ、数日前から話し合いを始めたことのほか、「大変申し訳ないことをした。裏切ってしまい申し訳なかった」と杏に謝罪したことを明かし、「話し合いは今後も続けていくことになる。まだ具体的なことは何も決まっていません」と語っていた。
2020年08月01日2020年8月1日、俳優の杏さんと東出昌大さんが離婚したことを発表しました。同年1月に、東出さんの不倫と別居が報じられていた2人。サンケイスポーツによると、2人は直筆の連名で報道各社にFAXを送信したといいます。2人は直筆の連名で報道各社にファクスを送信。「この度、私たち夫婦は離婚いたしましたことをここにご報告させていただきます。今後は子供達の親として成長し、協力しあう関係を築いていきたいと思います。多くの方々にご迷惑、ご心配をおかけしてしまいましたが、どうぞ温かく見守っていただけますと幸いです」とつづった。サンケイスポーツーより引用2人は2015年に結婚し、翌年に双子、2017年に息子が誕生していました。離婚は、子供やこれからのことを考えて出した結論だったのでしょう。ネット上ではさまざまな声が寄せられていました。・2人で話し合って決めたことならいいと思う。・杏さんは双子の子育てもあるだろうから大変だと思うけど、頑張って!・離婚って結婚よりもすごく大変だと聞いたことがある。応援しています。子育てに協力し合う関係を築くという2人。それぞれの道に進みながら、新たな幸せの形が見つけられるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月01日秋田県男鹿市にある、雲昌寺。梅雨になるとたくさんのアジサイが咲き誇るため、観光スポットとしても親しまれています。雲昌寺のアジサイは、副住職である古仲宗雲(こなか・しゅううん)さんが15年以上の歳月を費やして育てたものだそうです。雲昌寺の副住職が一部のマナー違反者に『お願い』2020年7月1日、古仲副住職が自身のFacebookを更新。雲昌寺の参拝者に向けた『お願い』を投稿しました。古仲副住職によると、一部のマナー違反をする人によって迷惑をこうむっているといいます。この土日に雲昌寺に拝観予定の方にお願いが有ります。前回の土日は沢山の方にお参り戴きましたが、中にはマナーの悪い方がいて、地域に大変迷惑をかけてしまいました。近くのホーマックニコット様に無断で駐車して、何時間も、満車状態で普通の買い物をされる方が車を停められず営業妨害となりました。また町中にも路上駐車の車が沢山見られ、住民の生活の妨げとなりました。またお借りしていない、市民センター様や郵便局様、小学校様、その他空いている場所などに所かまわず駐車している車が多数見られました。このコロナ下は特に、その日休みだから空いているからと言って停めて良いわけではありません。また路上駐車も100メートルを超え、本当に地域の方々には迷惑をかけてしまいました。このような状態が続くならば、拝観停止か拝観料を大幅にあげて人数制限をするしかなくなります。今年はコロナの問題で、軽い気持ちで車を停めることが、その場所所有者の運命を左右しかねません。ちょっと想像してみて下さいm(__)mこのコロナ下、田舎の小さな村で自分の敷地や道路に例え県内ナンバーだとしても無断で駐車された側の気持ちを、万が一自分が感染していたり濃厚接触者だった場合土地の所有者、事業所は廃業しなければいけなくなるかもしれません古仲 宗雲ーより引用駐車場は終日ほぼ満車です、路上待機もしないように警察から指導受けてますので満車の場合は速やかに車の移動お願いしますm(__)m古仲 宗雲さんの投稿 2020年7月1日水曜日駐車場は終日ほぼ満車です、路上待機もしないように警察から指導受けてますので満車の場合は速やかに車の移動お願いしますm(__)m古仲 宗雲さんの投稿 2020年7月1日水曜日同年1月から世界中で感染拡大している、新型コロナウイルス感染症。政府は人が密集する状況は避けるよう注意喚起をしています。境内の密度を減らすため、雲昌寺は駐車場を1か所に。しかし、寺の周囲に路上駐車を行う人が後を絶たないといいます。中でも土日は混在するため、古仲副住職は参拝者に向けて「路上駐車をせず、満車の場合はほかの場所で時間調整してほしい」と訴えました。投稿の最後に、古仲副住職はこのようにつづっています。このようなお願いは心苦しいのですが、このコロナの時期に開催するに当たっては普段以上にマナーを、守っていただかないと続けられなくなります。とにかく、くどいようですが、何度も伝えさせて下さいm(__)m町中での無断駐車、路上駐車は絶対に絶対におやめくださいm(__)m出来ればシェアや他の方に伝えて戴けたら戴けたらありがいですm(__)m心からのお願いです、宜しくお願い致しますm(__)m古仲 宗雲ーより引用路上駐車をする人たちは「ちょっとだけなら大丈夫」「みんなやってるから平気」と思っているのかもしれません。しかし、その「ちょっとだけ」という気持ちが雲昌寺や近隣住民に大きな迷惑をかけているのです。古仲副住職の『お願い』はネットで拡散され、悲しむ声が上がっています。・マナーを守らないと、次回から開催できなくなるかも。ちゃんと決まりは守ろうよ。・「こうなるだろう」と思っていたけど、やっぱりか。悲しい現実ですね。・せっかくコロナ禍でも開催できるよう対策をしてくれたのに、その気持ちを無下にするなんて…。古仲副住職らは毎年この時期を楽しみにしている人たちのために、コロナ禍でもアジサイが咲く境内を解放してくれています。残念なことに、きっとこういった出来事は雲昌寺だけでなく、全国の観光地で起こることでしょう。誰かの厚意によってコロナ禍でも観光ができていると今一度再認識し、一人ひとりがマナーを守らなくてはなりません。[文・構成/grape編集部]
2020年07月02日東出昌大(32)が4月24日、人気シリーズ『コンフィデンスマンJP』のTwitter公式アカウントから“STAY HOME”を呼びかけて注目を集めている。同アカウントでは「#おうち編」と題し、キャストやスタッフによるファンに向けたリレー形式のメッセージ動画を公開。主人公“ダー子”を演じる長澤まさみ(32)から20日にスタートし、小手伸也(46)らに続き、東出は4番手としてバトンを受け取った。同シリーズで“ボクちゃん”を演じる東出は、「全国の子猫ちゃん、全国のコンフィデンスマンの映画を待っていて下さる皆さま、こんにちは」と挨拶。「私は普段家の中では本を読んでいますが、本作には今まで出演した多くのキャストが再度出演しています」とし、「ぜひ家にいるときは今までの作品を復習して、映画の公開を楽しみに待っていてください。劇場でお会いできる日を楽しみにしています」と呼びかけた。東出が公に姿を現したのは、3月17日に都内のイベントで唐田えりか(22)との不倫騒動を謝罪して以来。約1カ月ぶりに姿を見せた東出に、ファンからは《ボクちゃんだ!》《待ってました!》と歓喜の声が上がっている。同シリーズの脚本家である古沢良太(46)も《何の本読んでるんだろ》と反応した。5月1日に公開予定だった映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて延期に。フジテレビでは連続ドラマの撮影を休止しているため、今クールの月9ドラマ『SUITS/スーツ2』を2話まで放送。3話目を放送予定だった27日に、18年放送の『コンフィデンスマンJP』を再放送すると決定した。不倫騒動によってすべてのCMを降板するなど、その影響は仕事にも大きく及んだ東出。そんな東出をコンフィデンスマンチームは優しく支えているようだ。「複数の海外ロケを通じてスタッフ、キャスト共に団結力が強いといいます。長澤さんは、作中の仲間である東出さんと小日向文世さん(66)を『本当に相性が良い』と絶賛。脚本家の古沢さんも、東出さんを『想像以上に役の味を引き出してくれた』と評価しています。小手さんに不倫騒動があった時も、イベントで長澤さんが『大反省するように!』とあえて叱ることでフォローして乗り越えてきました。東出さんの過ちはチームにも多大なる迷惑をかけましたが、バトンが回ってきたということはフォローの意味も込められているのでしょう」(映画関係者)“STAY HOME”は東出にとっても、自分を見つめ直す時間になるのかもしれない。
2020年04月25日春になると思い出す、言葉にできない生きづらさを抱えていた幼なじみの存在3月になると、私はある大切な人の存在を思い出す。保育園から小学校、中学校で学び舎を共にした、幼なじみでもある3月生まれの友人だ。名前を仮に「T」とする。ADHD(注意欠如多動性障害)やASD(自閉症スペクトラム障害)のような傾向があったTと、後にADHD傾向のあるASDとの診断を受ける私は、共に「扱いにくい、変わり者の生徒」との対応を、多くの教師から受けており、理不尽に煙たがられていた。当時は言語にできなかった「生きづらさ」を抱え、それを共有できることも、Tと私の距離を縮めたのかもしれない。気をつけていても失敗が絶えないこと、場の空気に合わせた言動を選んだつもりなのに、自分が周囲から浮いていると感じられて苦しい、変人扱いされるのが悲しい、などとよく話していた。しかし、「発達障害」という概念さえ知らなかった、田舎に住まう30年前の女子中学生が、解決手段を見つけ出すことなどできようか。「どうしたらいいんだろうね…」とため息をつくばかりであったが、「自分の苦しみを理解してくれている人がいる」という事実は、私の心の支えとなっていた。中学校卒業間近になった頃、どんなタイミングであったかは忘れてしまったが、Tが「死にたいと思ったことはある?」と質問してきた。「あるよ。しょっちゅう。死にたいというか、自分をなかったことにしたいような」同級生からのいじめや、教師からの吊し上げも経験した私は、素直に答えた。すると、Tは安堵したような表情を浮かべた。「ああ、あるんだ。そうか」「そういうこと言うな!とか怒られそうだから言わないようにしてるけど」「同じだ。私も思っていたとしても黙ってた。でも、思っちゃうのは仕方ないよね」「うん、仕方ない仕方ない。思いたくなくても思っちゃうんだもん」自分の存在の重みなんて紙以下だと思っていたこの頃の私には、Tの質問を受けても深刻にならなかった、と申すべきか、「そうか、君もか」という、T同様、安堵に近い心理状態であった。もしかしたら、この時Tはすでに追い詰められていたのかもしれない。しかし、自分のことで精一杯だった私は気づくことができなかった。これも3月、彼女の誕生日を間近に控えた時であったと記憶している。「吐き出すことさえ許されないの⁉」――電話の向こうで泣きじゃくる幼なじみ。その時私は。その後、彼女は…卒業後、Tと私は別々の高校に進学。Tは卒業後、県外の専門学校に進み、私は高校を中途退学して働き始めた。その後、私が新潟を離れて生活するようになると、入れ違いのかたちでTが新潟に戻った。進学先で身心のバランスを崩したため、実家で療養、精神科などに通院するのだと教えてくれた。あらぬ誤解を避けたいので、彼女の診断名は伏せる。私は私で季節性のうつを発症し、やはり精神科に通っていた。ここに至るまでも、交流は続いていた。月に何度かの手紙の交換や電話、私が帰省した折や、彼女が私の暮らすまちまで出向いてくれた時に対面できる程度ではあったが、まだまだインターネットが普及していなかったという背景を考えると、頻繁だったように思える。家と病院の往復生活で人と会う機会が少なかったTと、やはりなかなか人とは会えない生活をしていた私は、双方が地元で暮らしていた頃以上に親密度を増していた。「死にたくなることがある」というようなことを吐き出すこともあったが、お互いに騒ぎ立てることはなく、お互いに話を聞き、最後にはいつでも笑いながら話を終わらせていた。ところがある日のTは、電話の向こうで泣きじゃくっている。そして、「死にたい、死にたい」と繰り返すのだ。一進一退を繰り返しつつも、希死念慮と戦っていることを、彼女は私に教えてくれた。当然私はTには生きていてほしい。でも、今以上に未熟だった20代の私は、かけるべき言葉を見つけられず、「落ち着け!まず落ち着け!」ばかりを繰り返していた気がする。「うん、うん」と、絞り出すように相づちを打ち、少し落ち着いてからTは、途切れ途切れになりつつも、私に訴えた。「私が“死にたい、消えてなくなりたい”、って言うと、“そんな悲しいことを言わないでほしい”って返ってくるんだけどさ…私だって、死にたいとか思わなくて済むようになりたいよ。誰かを悲しませることなんて言いたくないよ。でもそういう気持ちが浮かんでしまうし、黙っていると苦しくて…。でも、“そんな悲しいことを言わないでほしい”って言われたら、吐き出すことさえ許されないのか、ってますます苦しくなるし、死にたくなる…。どうしたらいいのか分からない、すべての感情をなくしてしまいたいよ…」苦しみを訴えるTに「そんな悲しいことを言わないで」と伝えた人は、彼女を大切に思い、共に生きていきたいからこそ、その言葉を選んだのだろう。しかしTは、吐き出す口を封じられたように感じられてしまったのだ。私だってTには生きていてほしい。でも、彼女の気持ちは否定したくない。私は「生きていてほしい。でも気持ちは分かるんだよ」というようなことを繰り返すしかできず、どういう過程で彼女が冷静さを取り戻したのか一切覚えていないのだが、「また連絡するね!」という元気なTの声を聞いて終話した直後、脱力した記憶がある。以後も彼女が泣きじゃくりながら、あるいは沈み切った声で電話をかけてくることはしばしばあったが、おおむね穏やかな交流は続いていた。そしてある日、「臨時収入が入ったし時間が取れそうだから、近々希望ちゃんのところに遊びに行っていい?」という申し出があった。当時の私は初めての結婚生活を送っていたのだが、配偶者もTとは面識があり、互いに友人と認識している関係であったため、夫婦揃って歓待の構えであった。「じゃあ、詳しい日程が決まったら連絡するね!」明るくはずんだ声だった。それなのに。数日後、私の携帯電話に、Tの番号から着信があった。こちらに来る日程が決まったのかとニヤニヤしながら受話した私の耳に響いたのは、彼女のご家族の声だった。死にたい気持ちに襲われ、言葉にしながらも、必死で生きる理由を模索していたTは、唐突に自らの生を終わりへと導いた。希死念慮を打ち明けることは「かまってちゃん」的行動なのか?少し前、とある著名人の言葉がSNSを駆け巡った。【「死にたい」という友人からのメールに、自分はこう返信した、「死にたいというのは、生きたい気持ちの裏返し。わざわざ周りにそんなことを訴えるのは、生きたい気持ちを確認しているだけ。だから君は絶対死なない」と】文面は変えてあるが、上記のような内容だった。正直、げんなりするくらいに見聞きしている言説である。この投稿は、「まさにその通りだ」という絶賛と共に拡散されたが、同時に「その言葉を本人に向けるのはいただけない」という批判も多く、たちまち炎上した。「死にたいというのは、生きたい気持ちの裏返し」というのは分かる。もう少し細かく言えば、「死にたいほどに現状が辛いが、この苦しみが和らぐのならば生きていたい」というのが私の知っている感覚だし、Tの一件から、「死にたいとわざわざ口にする人間に限って死なない」なんてことはないと痛感した。「死にたいと口にして、実際死を選んだ人はもうこの世にいないから、死にたいと口にして死を選んだ人がいない、もしくはごく少数に見えるだけ」というような意見をどこかで目にして、その通りだと私はうなずいたものだ。まさに「死人に口なし」、語るすべのない人の話は聞くことができない。そして私は、自分が生きてこられたのはたまたま、ほんのちょっとの偶然で「死ぬ」という選択をせずにいられただけだと思っている。だから私も、先述の投稿には首をかしげざるを得なかった。話は変わるが、Tの逝去から数年後に、私は2度目の結婚生活をスタートさせ、夫からのDVを受ける羽目に陥った。DVを受けているという自覚がないため周囲に助けを求めることができず自責を繰り返し、身心共に衰弱。通勤途中や帰路、無意識のうちに駅の線路へと身を投げようとして、見知らぬ方々に羽交い絞めにされて正気に戻る、ということが日常と化した。さすがにまずい、どうするべきかと友人に相談したところ、戻ってきたのは「そうやって死を掲げて同情を引こうとするのはやめろ」という言葉だった。今なら分かる。詳しい事情も知らされずに「無意識の自殺未遂が日常化していて…」などと相談されたら困惑するだろう、無理もない。しかし当時の私には相手の気持ちを慮る余裕がなく、「私は苦しみを吐き出すことも許されない人間なのか」とさらにふさぎ込み、亡きTへと思いを馳せていた。さて、このような行為は「かまってちゃんの困った大げさ行動」のように捉えられがちだが、果たしてすべてそうだと判断しても良いのだろうか。精神科医の松本俊彦氏は、自傷について下記の見解を記している。自傷ほど誤解されることの多い行動もありません。大人たちはともすれば、「甘えている」、「弱い」、「人の気を惹こうとしている」と捉えがちですが、それは違います。じつは自傷の多くは、怒りや不安、絶望感といったつらい感情をやわらげるために行われます。自傷を繰り返す子どもの96パーセントは、ひとりきりの状況で自傷におよび、そのことを誰にも告げないこともわかっています。つまり、自傷とは、周囲の関心を惹くのとは正反対で、むしろ困難な状況において独力で生き延びるための行動なのです。なぜ彼らは人に助けを求めないのでしょうか?おそらくその子の周囲には、「この人ならば信頼できる」と感じることができる大人がいないか、あるいは、その子が自分のことを「価値がない存在、生まれてこないほうがよかった人間」と考えていて、「こんな自分のために忙しい大人の手を煩わせてはいけない」と考えているのでしょう。もしかすると、かつて勇気を出して大人に助けを求めたものの、「つらい状況は何も解決しなかった」、「もっとひどい目にあった」という体験をしている可能性もあります。「「誕生学」でいのちの大切さがわかる?」『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(松本俊彦、姜昌功、ほか/星海社新書)P149よりタイトル通り、子どもを守るためのアドバイスがつづられた本なので、「子ども」を苦しみの渦中にいる人、「大人」を苦しみを打ち明けられた人に置き換えて読んでほしい。Tも私も自傷の経験はないが、【勇気を出して助けを求めたものの、つらい状況は何も解決しなかった】体験があり、自殺未遂を繰り返した末に彼女は自らの生涯にピリオドを打ち、私はどうにか生き永らえた。そして「死にたい」と口にする心理についても説明がなされていた。「死ぬ」、「死にたい」と言った場合はどうでしょうか。口にしてはいけないと禁止すべきでしょうか?まさか。そもそも、心の中が100パーセント、「死にたい」気持ちで埋め尽くされていたならば、わざわざ誰かに伝えたりせずに黙って行動に移します。言い換えれば、誰かに「死にたい」と告げるのは、「死にたいくらいつらいけど、もしもそのつらさが少しでもやわらぐのであれば、本当は生きたい」という気持ちがあるからです。だから私たちは、その発言を子どもからのSOSとして捉えなければなりません。「「誕生学」でいのちの大切さがわかる?」『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(松本俊彦、姜昌功、ほか/星海社新書)P155よりを奮う夫から逃げての帰郷後、私は【死にたいくらいつらいけど、もしもそのつらさが少しでもやわらぐのであれば、本当は生きたい】という自分の気持ちと向き合う体験をすることになる。PTSD様の症状から、精神科での治療を始めたばかりの頃、「つらい思いが浮かんだら、それを紙に書く」というワークを、当時の主治医から勧められた。「死にたい」「消えてなくなりたい」などと頭に浮かんだら、そのまま紙に書く。誰かに読ませることなど意識せず、考えず、ひたすら書く。しばらく続けていたところ、いつの間にか「生きたい」「生きたい」「生きたい」と、嗚咽しながら、自分ですら読めないような文字で書きなぐっている自分がいたのだ。「死にたい」「消えてなくなりたい」と思うたび、本当は生きたい自分がいることに気づかされた。何度も何度も、繰り返し。(※上記は個人の体験であり、誰にでも有用かつ無害なワークであると保証するものではありません。お試しになる場合、精神科医や臨床心理士など、身近な医療従事者にご相談ください)私はこの体験によって【死にたいくらいつらいけど、もしもそのつらさが少しでもやわらぐのであれば、本当は生きたい】という心の奥底にある思いを知ることができた。しかし、「死にたいというのは、生きたい気持ちの裏返し。わざわざ周りにそんなことを訴えるのは、生きたい気持ちを確認しているだけ。だから君は絶対死なない」と第三者に言われたら、受け入れることができただろうか?おそらく、無意識での自殺未遂を繰り返していたあの頃のように、泣きじゃくりながら私に電話をくれたTのように「私は苦しみを吐き出すことも許されない人間なのか」とふさぎ込んでいたように思える。「生きたくても生きられない誰か」の存在で、命の大切さを感じられるのか?「死にたいほどに苦しんでいる私」は、生きる希望を見出せるのか?では、「死にたい」と打ち明けてきた人にはどう返答・対処するべきなのか。信頼できる大人は、大人にとって不都合な言動を単純に禁止しません。きれいごとを言い聞かせもしません。大事なのは、子どもの言動の原因です。「死ね」でも「死ぬ」、「死にたい」でも、「もしも話せそうなら教えてほしいのだけれど」という謙虚な言葉で、言動の背景にある問題を探り、できればその問題の解決に向かって子どもと一緒に考えることが必要でしょう。もちろん、問題の解決は容易ではないかもしれません。しかし、大切なのは、「死ね」や「死ぬ」といった言葉に耳を傾けてくれる大人との関わりの積み重ねです。そうすれば、たとえ「いのち」の意味はわからなくても、自分や他人を大切にすることを自然に学んでいくはずです。「「誕生学」でいのちの大切さがわかる?」『各分野の専門家が伝える 子どもを守るために知っておきたいこと』(松本俊彦、姜昌功、ほか/星海社新書)P155よりこちらの質問に対して、あるいは患者から自発的に「死にたい」という言葉が出てきた場合、訴えを軽視しないで真剣に向き合い、そして支援を約束する姿勢が伝わるようことが大切である。(中略)安易な励ましをしたり、やみくもな前進は唱えたりするべきではない。「残された人はどうするのだ」、「家族の身にもなってみろ」、「死んではいけない」という叱責や批判、あるいは強引な説得も好ましいものではない。「自殺はいけない」と決めつけられた時点で、患者はもはや正直に自殺念慮を語ることができなくなる。そうなった場合、援助者は自殺のリスク評価が困難となり、再企図を防ぐことはおぼつかなくなるであろう。『もしも「死にたい」と言われたら 自殺リスクの評価と対応』(松本俊彦/中外医学社)P44-45より過去を振り返って思う。「死にたい」という言葉を繰り返していた頃の私は、確かに生きたい気持ちがあったのだろう。しかし、「死にたい」と語ること、思うことを否定されるたびに、死にたいほどに苦しんでいる気持ちや、ともすれば自分の存在さえ否定されているように感じられていたものだ。「死にたいほどにつらい、この苦しみから逃れたい、でもどうすればいいのか分からない」と言語にする余裕がないゆえの「死にたい」だった、私の場合は。そして、その言葉を封じられた私は、助けを求める術を見失った。中学生だった私はある日、ぼんやりとテレビを眺めていた。誰が出演していた、どんな番組であったかは完全に失念している。ただ、「自殺を食い止めたい」「命を大切にしてほしい」というような話の流れで、「生きたくても生きられない人だっているのに、自ら死を選ぶなんてもったいない」と、誰かが明るく、したり顔にも見えるような表情でコメントしていたことはしっかり覚えている。(生きたくても生きられない誰かと、死にたいほどに追い詰められている私の苦しみは別物なんだから)うんざりして、私はテレビの電源を切った。(生きたくても生きられない人だっているのに、って言われてもね。あげられるならその人に命をあげて、最初からいなかったことにしてほしいよ、私なんて)「死にたい」と願うほどのつらさを解決できないままに命の大切さを語られたところで、心に響くわけがないのだ。もしわが子が苦しみを吐露する日が来たら――「死にたい」と繰り返しながら生き永らえた私が心に誓うことところで私は料理が好きだ。自炊の経験はそこそこ長いので、自分好みの料理をつくることは、経験則により容易にできる。しかし他者に向けたものとなると話は別だ。10年一緒に暮らしている息子の好みでさえ、私は完全に把握できていない。彼があまり好まなかった料理について、「どういうところが苦手だった?」と聞くようにしているが、はっきり答えてもらえることもあれば、「うーん、うまく言葉にできない」という返答を受けることもある。そこで私は「美味しいと喜んだ料理」と「苦手だった料理」の要素を洗い出すべく、息子自身の言葉が聞けたらそれと共にメモするようにしている。それを元に、本人が「苦手な料理」と思っているものから、可能な限り苦手な要素を取り除いたり、好む要素を加えることで、「美味しい!」と喜んでもらえることもあると知った(息子には感覚過敏もあるため、どうしたって食べてもらえないもの、食べられないものもある、念のため)。細々とメモをして分析したのは、私が好んで選んだ行動ゆえ、ほかの方にお勧めしたいわけではない。しかし、「こういう考え方や行動をしないなんて(あるいは「するなんて」)もったいない!」と、相手の選択や主張をとがめるよりも、一旦受け入れ、選択や主張の背景を洗い出してから対応する方が、打開策を見つけ出す近道になるのではないかと、私が感じられる要因の一つになった。もちろん食事の苦手と希死念慮は全く別の話であるし、同じようにできるとは言い切れないことは、私だって知っている。それでもふと考える、Tも、私も、「死にたい」という言葉の背景に何があるのかを見つめ、問題を洗い出すことができたらどうなっていたのだろうかと。いくら考えたところで、3月生まれの彼女が、5月生まれの私の齢に追いつくことはもうないというのに。だからというわけではないが、これから成長するに連れて様々な問題に直面し、悩みを抱える可能性のある息子の言葉や行動を見つめ、苦しみの背景を探る手助けができたら、と思っている。私にできるのはそれぐらいだ。
2020年04月13日先日、俳優の東出昌大さん(32)が映画イベントに登壇。世間を賑わせている不倫騒動について、謝罪と質疑応答の場を設ける運びとなりました。その中で「杏さんと唐田さん、どちらが好きなんですか?」と女性記者から辛辣な質問が飛び、東出さんは「お相手のこともあるので。また私の心の内を今ここでしゃべるのは、妻を傷つけることになると思いますので、申し訳ありませんがお答えできない」と回答。その答えを巡って、ワイドショーやニュース番組で議論になっています。多くの人が今回の東出さんの回答を見たとき、正直言って「最低な回答」という感想を抱くことでしょう。二択にも答えず、そして答えられない原因を「妻を傷つけることになる」と間接的に妻のせいにする。人間性の小ささが露呈していることを、誰もが感じたことでしょう。しかし、声を大にして言いたいのです。多くの男性が普段の生活の中で、この東出さんと同じように「どーしようもない回答」を繰り広げていると。だって考えてみてください。「私と仕事どっちが大切?」なんて聞かれたとき、あなたは模範回答を言えるでしょうか?おそらく多くの男性が言えないはず。言葉も状況も違えど、こういった質問の本質は今回の東出さんと同じといえるのです。■わかりきった質問で女が伝えたいこと今回のように、答えがわかりきった質問を世の女性はよくします。「奥さんと不倫相手、どっちが好きなの?」なんて質問は「奥さん」と言うか、「僕が悪かったんです(泣)」と言うのが無難なところでしょう。こんな“どう答えても満足してくれないであろう質問”を投げかけるとき、女は“分かって欲しい”という怒りに満ちあふれています。・ないがしろにされた怒り・愚行をされた怒り・尊嚴を踏みにじられた怒りそういった自分じゃ受け止めきれない怒りがぐるぐると渦を巻き、こういった答えのわかりきった質問にたどりつくのです。でもだからといって「怒らせてごめん」と言えばいいわけではないのが、女ゴコロの難しいところです。■笑っている男性は危険!第二の東出現象を起こしているかも多くの男性も、今回の東出さんの回答には「あれはだめだね」といった反応を示していることでしょう。しかし思うのです。これと似たような質問はよく女性から飛び出していて、それに模範解答を示せる男性は極稀であると。例えば「怒りを根っこにもった答えのわかりきった質問」でいえば、こんなものも本質は同じです。・私と仕事どっちが大事なの?・なんで掃除しといてって言ったのに、やってないの?・なんでLINEくらい返せないの?上記は恋愛や夫婦関係においてよくあるいざこざで、女性側から出てくるセリフです。きっと多くの男性は「まあ、ごめん……」と歯切れ悪く回答するか、そのまま無視してダンマリを決め込む人がほとんどでしょう。こういった質問も女性は「ごめん」という言葉を期待しつつ、本当は攻撃することで自分の中の怒りの整理をつけたいと無意識に思っています。だからこそ「ごめん」とその場しのぎで謝ったり「キミが大事」と安易に答えたりするのではなく、2人にとってコミュニケーションが整理されるような答え方をする必要があるのです。■模範解答はあるのか?「コミュニケーションが整理されるような答え方をする」と書きましたが、こういったわかりきった質問はまず、相手の中の怒りを受け止めること。そして謝罪するという方法で怒りを浄化するのが良いのでしょう(本当は質問する側が自分で怒りに気づくのが良いのですが)。今回の不倫質問に関しては当人が投げかけたわけではないので、ただただ自分の落ち度を詫びるのが正解です。もし妻からそういった質問が夫に投げかけられた場合は「キミを愛しているし、そんな質問を言わせるほど、怒らせてしまって(ここ大事)本当にごめんなさい」と怒っていることをきちんと受け止め、そして謝ることが大切です。女性は合理的に物事が整理されなくても、感情の整理ができると自然と納得することがよくあります(女性に限定したことではないかもしれませんが、一般的にそういう傾向が女性の方が強いです)。感情の整理をするための最初の一歩は、自分で自分の感情に気づくことです。女性からのわかりきった質問を男性側が受け止めることは、怒っている側が自分の怒りに気づく大きなヒントにもなります。ここまで読んで「理由はわかるけど……そこまで気を使うべきなの?」と疑問に思う男性がいるなら、きっとあなたはこういった答えのわかりきった質問におそらくきちんと答えられていないのでしょう。東出さんは今ごろ、話し合いの最中でしょうか。対応もずぶずぶ。質問の答え方も良くない。そんな状況から挽回できるのか。顔だけでなく人間性も“イケメン”なところを、ぜひ妻に向けて発揮してもらいたいものです。(文・イラスト:おおしまりえ)
2020年03月26日スタッフ数人にガードされながらイベント会場の裏口からこっそりと現れたのは東出昌大(32)だ。そのまま乗り込んだ事務所車の運転席には60代とおぼしき女性が。そして東出を乗せた車が向かったのは意外な場所だった――。1月下旬に唐田えりか(21)との不倫が発覚してから沈黙を貫いていた東出がついに口を開いた。3月17日、自身がナレーターを務める映画のイベントに出演した東出。騒動後初の表舞台への登場となり、イベント後には釈明会見も開催された。会見は約1時間におよび、唐田と破局した話や杏との今後についてなどが語られた。そして、最後に東出は「妻と小さな子どもたちのことは静かに見守ってあげてください」と言い残し会場を去っていった。冒頭で本誌が目撃した東出を乗せた車が向かった先は、なんと埼玉県にある彼の実家。そして、実家に到着した車の運転席から降りてきたのは東出の実母だった。東出は会見現場に母を同伴し、車の運転まで頼んでいたのだ!降車した東出に本誌記者が声をかけるも、神妙な面持ちで「本当にすみません」とだけ答えて実家へと消えていった――。「不倫発覚後から東出さんはドラマの撮影があることもあり、杏さんと暮らす自宅を離れ、都内のマンスリーマンションを転々としていました。しかし3月上旬に撮影が終わってからは、お母さんが暮らす実家で生活しているようです」(テレビ局関係者)実家での“雲隠れ生活”で傷心を癒す東出。そんな息子を支える母との絆について東出の同級生はこう語る。「昔から、昌大とお母さんは、犬を連れて、よく一緒に散歩していました。お父さんが9年前に亡くなった後は、時間が空くと車を飛ばして帰ってきたようです。1人で暮らす母親が心配だったんじゃないかな。母子仲はとてもいいと思います」母の強い愛を物語るこんなエピソードも。「お母さんは、学校や地域の活動に熱心でしたね。以前、近くに生コン製造工場があり、狭い通学路を大型トラックが走るので、大問題になったんです。そのとき反対運動の中心になって活躍したのが、東出さんのご両親。結局、工場は移転し、地域の子どもたちが安心して通れる道になったんです」(近隣住民)そんな母は杏との嫁しゅうとめ関係も良好だった。「騒動前は東出さんが杏さんやお子さんたちを連れて、よく遊びに来ていましたよ。スーパーで、杏さんとお母さんが2人で買い物をする姿をお見かけしましたから」(近所の主婦)4年前、杏の妊娠が判明した直後に本誌は東出の母を直撃。うれしそうにこう語っていた。「まず、息子から連絡があり、まもなく杏さんと2人で、こちらに来て、双子だということを教えてくれました。息子も杏さんのおかげで一人前になって……」しかし、夫妻と孫たちを心配する母の気持ちが杏を悩ませているという。「東出さんのお母さんに子育てを手伝ってもらっていたこともあり、杏さんもとても感謝していたといいます。そうはいっても、不倫はあくまで夫婦の問題。いくら親子とはいえ、会見にまでお母さんが来ているのは、杏さんは複雑でしょう。東出さんは実家でお母さんに関係修復に向けたアドバイスを求めているそうです」(舞台関係者)会見で今後の夫婦関係について、杏との協議を進めていることを明かした東出。しかし、課題は山積みのようだ。「東出さんは今後、多額の賠償金を請求されることになるでしょう。もし、彼を許すことになれば、杏さんが支えなければなりません。一度、知人を介して3人で、短時間だけ会ったそうですが、一方的に東出さんが謝罪しただけ。今後の話にはならなかったそうです。杏さんは、弁護士を入れての話し合いを望んでいます。東出さんのお母さんからも『未熟な息子を許してやってほしい』と懇願されているようで、杏さんも、戸惑っているといいます」(杏の知人)夫の“マザコン嘆願”作戦に杏は何を思うのか――。「女性自身」2020年4月7日号 掲載
2020年03月25日現代美術家の森村泰昌による個展『森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020—さまよえるニッポンの私』が、原美術館にて4月12日(日)まで開催されている。名画や映画の登場人物あるいは歴史上の人物に自らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌。巧みなメイクや衣装で、時代や人種、性別を超えてさまざまな人物に自らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独自の解釈を加えることで、観る人の固定観念に揺さぶりをかける。1985年にゴッホの肖像画に扮したセルフポートレート写真を発表。以降、マネ、レンブラント、ダ・ヴィンチといった画家作品の登場人物になりきる「西洋美術史」シリーズ、ディートリッヒやマリリン・モンローなどに扮した「女優」シリーズ、ヒトラーやチェ・ゲバラ、三島由紀夫などに扮した20世紀の「男達」シリーズなど、一貫して自画像的作品で「私とは何か」をテーマに作品を作り続けてきた。同展では、そんな森村作品から、エドゥアール・マネ《オランピア》から生まれた初期代表作《肖像(双子)》と新作《モデルヌ・オランピア2018》をはじめ、マッカーサーと昭和天皇、三島由紀夫やマリリン・モンローのポートレート作品などが展示される。原美術館()
2020年01月30日東出昌大(31)と唐田えりか(22)の不倫が「週刊文春」によって報じられてから5日が経つ。その余波は広がり続けている。現在、ドラマ「ケイジとケンジ 所轄と地検の24時」(テレビ朝日系)に出演中の東出。16日の初回放送は12%という高視聴率を記録したが、各メディアによると23日に放送された第2話は9.7%に。1週で2.3%も大幅にダウンしたことになる。またサンスターが東出の出演していたCMに打ち切りという判断を下しただけでなく、ホンダやフジ住宅もCM動画をホームページから削除したという。またスポニチアネックスによると唐田はドラマ「病室で念仏を唱えないでください」(TBS系)に出演していたが、24日に出演の自粛を発表。さらに2月に放送予定のドラマ「100文字アイデアをドラマにした!」(テレビ東京系)がお蔵入りの可能性も浮上している。同作で唐田は本人役で登場し、不倫をする姿が描かれているためだという。2人の不倫に芸能界からも否定的な声が相次いでいる。ダウンタウンの松本人志(56)は26日、「ワイドナショー」(フジテレビ系)で「2年も3年も引っ張って、バレてオタオタするなよと思います」とコメント。また熊田曜子(37)は24日、「ノンストップ!」(フジテレビ系)で妊娠中の不倫に対して「絶対に許さないです。一生許さないです」「墓場に持っていっても墓場から愚痴っていると思います」と厳しい言葉を口にした。3年もの間、不倫関係にあった2人の行動を疑問視する声も次々とあがっている。26日、KAT-TUNの中丸雄一(36)は「シューイチ」(日本テレビ系)で「不倫したらどうなるかって想像ついたと思うんです。そのなかで3年続けたのは、どういう気持ちだったのかなって」と首を傾げた。みちょぱこと池田美優(21)は同日、「サンデー・ジャポン」(TBS系)で「3年も同じ人はガチじゃないか」と本気の恋愛だったのではと推測した。そのいっぽうで過熱する不倫叩きに違和感を表明する人たちも。ハライチ・岩井勇気(33)は23日、《奥さんが騒いでないのに周りが騒ぎ立てるのは余計なお世話》とツイートした。SEKAI NO OWARI・Saori(33)も24日、《幾らパートナーが酷いことをしても、会ったこともない人にパートナーのことを悪く言われたくないなあ》《このクズめ!って思ってたとしても、知らん人には「クズめ!」って言われたくないんだなあ》とTwitterにつづっている。イクメン俳優から一転した東出。スポニチアネックスによると不倫が報じられてから初めて行われた「ケイジとケンジ」の撮影は厳戒態勢が敷かれ、東出は制作側に「大変ご迷惑をおかけしています」と神妙な表情で頭を下げたという。
2020年01月27日原美術館では、現代美術家・森村泰昌の展覧会「森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020−さまよえるニッポンの私」展を、2020年1月25⽇から4⽉12⽇まで開催する。映像作品「エゴオブクスクラ」より2020(参考写真)撮影:福永一夫 ©Yasumasa Morimura名画や映画の登場⼈物あるいは歴史上の⼈物に⾃らが扮するセルフポートレイト作品で知られる森村泰昌。巧みなメイクや⾐装で、時代や⼈種、性別を超えて様々な⼈物に⾃らが成り代わり、制作を通して原作やその背景に独⾃の解釈を加えてきた。1985年に「肖像(ゴッホ)」で鮮烈のデビューを果たし、以降、⼀貫して「私」とは 何かという問いに取り組む森村は、さらに⾃らが脚本を⼿がけ⾃演する映像作品や、ライブパフォーマンスへと表現の領域を広げている。2018年には、ニューヨークのジャパンソサエティーで展覧会「Yasumasa Morimura: Ego Obscura」を開催。その凱旋展と位置づけられる、東京2020展⽤に再編集された映像作品「エゴオブスクラ」と、この映像を⽤いて会期中開催される作家⾃⾝によるレクチャーパフォーマンスを通じて、日本近現代史、文化史に言及する。「ポートレイト(女優)/駒場のマリリン」1995‒2008 ©Yasumasa Morimura映像作品「エゴオブスクラ」 には、⽇本⼈の記憶に深く刻まれている昭和天皇とダグラス マッカーサー、あるいはマリリン モンローや三島由紀夫らに扮した森村が登場。1951年、大阪に生まれた森村は、戦前の教えが否定され、日本人に広がった「空虚」が、西洋の価値観で埋められていった時代の日本で教育を受けた。その個人的経験から、やがて「真理や価値や思想というものは(中略)いくらでも自由に着替えることができるのだ。」(映像作品「エゴオブスクラ」より)という発想を導く。「モデルヌ・オランピア2018」2018 ©Yasumasa Morimura30年に渡り⻄洋美術史に侵⼊しながら、森村は何を考えて⼈種や性別を超えてきたのだろうか。⾃らの⾔葉で⾃作が⽣まれた背景、そして、そこに込められた思いを語る「エゴオブスクラ」は、ニューヨークでも⼤きな反響を得た。森村は「エゴオブスクラ(Ego Obscura)」という耳慣れない言葉に「闇に包まれた曖昧な自我」という意味を込め、愛情のみでは⽚付けられない⺟国への複雑な感情をにじませながら、セルフポートレイトという形で、「さまよえるニッポンの私」とは何かという命題に挑む。会期中、作家自身によるレクチャーパフォーマンス「エゴオブスクラ 東京2020バージョン」を実施。スケジュールは、1月25日、26日、2月22日、23日、3月20日、21日、4月11日、12日のいずれも16時から17時まで。事前申し込み制となり、詳細はウェブサイト()にて確認を。戦後⽇本の復興を印象付けた先の東京オリンピックから55年を経た2020年、再び東京でオリンピックが開かれる年に、森村泰昌は「私」とは何かを我々にも問いける。【展覧会情報】森村泰昌:エゴオブスクラ東京2020−さまよえるニッポンの私会期:2020年1⽉25⽇〜4⽉12日会場:原美術館住所:東京都品川区北品川4-7-25時間:11:00〜17:00(⽔曜は20:00まで、⼊館は閉館時刻の30分前まで)休館⽇:⽉曜⽇(祝⽇の場合は翌平⽇)料金:⼀般1,100円、⼤⾼⽣700円、⼩中⽣500円、70歳以上550円※原美術館メンバーは無料
2019年12月06日坂本美雨がパーソナリティをつとめるTOKYO FM『ディア・フレンズ』(毎週月曜~木曜 11:00~11:30)。17日の放送に俳優・東出昌大がゲスト出演する。『OVER DRIVE』や『パンク侍、 斬られて候』など、さまざまな映画に出演する東出は、 クランクアップとクランクインが連続するスケジュールだったという。そして、9月1日に公開された映画『寝ても覚めても』が出品されている釜山映画祭(10月4日~13日開催)について、現地を訪れた感想や台風による取材アクシデントなどのエピソードを紹介した。さらに11月3日より東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで上演される舞台『豊饒の海』について、「まず美しくあらねばならいと思っています。 共演者の姿形、 立ち振る舞いも美しい。 舞台に立った時に栄えるよう、 指先まで神経をとがらせています」と明かし、「脚本家さんの力あってでしょうが、 三島ファンの僕が原作の良さを全く損なわずにいる」とも語った。『ディア・フレンズ』では、15日に千原ジュニア、16日にOfficial髭男dism、18日に中川大志がゲストとして登場する。
2018年10月13日今年30歳になった東出昌大。“変わりませんね”と声をかけたら、「いやあ、年は取りましたよ、本当に」と答える。最新映画『寝ても覚めても』(9月1日公開)は、同じ顔をした2人の男と1人の女の物語。朝子(唐田えりか)の前から突然姿を消した恋人の麦(東出)。2年後、朝子は麦に行き写しの亮平(東出)と出会い、戸惑いながらも引かれていくが……。自分のことを「生まれ変わらないと直らないくらいの不器用の権化」と語る東出。話を聞くと、本人が言うとおり、不器用さがにじみ出たほほ笑ましい回答が。30歳になって心境の変化はありましたか?「20歳を迎えたときに近い驚きがありましたね。『もう30歳!?』と。理想としていた30歳に至ってないからだと思いますが、僕が20代のころ、先輩がみなさん口をそろえて『30を過ぎると楽になる』と言っていたんです。でもいざ自分が30歳になってみると、まったく楽になる気配がなくて。改めて『本当に楽になるんですか?』と聞いたら、『いや、なかなか楽にならないよ』って返ってきて。『こんにゃろ〜!』と思いました(笑)」(東出・以下同)20代はつらかった?「はい。とても恵まれていましたが、決して楽ではなかった。濁流のなかでアップアップもがいていたような感じで。デビューしてしばらくは、濁流を前に臆していたけれども、自分自身をごまかしながら飛び込んでいるうちに、そこそこ泳げる自信がついたのかなあ。もっともっと自由に泳ぎたいですね」映画『寝ても覚めても』では、ミステリアスな自由人の麦と、実直なサラリーマンの亮平という全く違う性格の2人を演じていますね。「最初に監督から『演じ分けをしないでください』という指示がありました。僕がそれぞれの役になれば自然と違う人に見える、と。『あなたのことはそれほど』(’17年)の涼太と、『コンフィデンスマンJP』(’18年)のボクちゃんが全く違う人物だったように、麦と亮平を偶然、同じ日に、同じ現場で演じているだけで、違う作品に出ているという感覚に近かったですね」ボクちゃんも大人気でしたね。「街を歩いていると、小学生が寄ってきて、『ボクちゃん!』って。ありがたいと思う半面、『齢30にして、なぜ俺は、小学生に“ボクちゃん”って言われなきゃならないんだ!』と(笑)。でも、最近うれしいんですよ。『ピッタリの役だったね』って言われることが増えて。これ以上ない褒め言葉です」私生活で凝っていることは?以前は料理がお好きでしたよね?「結婚してからはボチボチですね。しないといけない雰囲気かな?って思ったら、『何か作ろうか?』と提案はします。料理を作るのは好きだからイヤイヤではなく(笑)。凝っているといえば、家にストーブがあるので、冬支度のために薪をいっぱい集めています」この季節に薪割りですか?「薪って、乾燥させないといけないんです。この間、平日の午前中に木を切っていたら、通りがかりのおじいちゃんに『仕事は何やってるの?』と聞かれたんです。『役者です』と答えたら、『ああ、役所ね』って言われたので、僕も思わず、『はい、役所です』(笑)。まだ顔を知られてないんだという恥ずかしさもあるし、ふだんから職業を聞かれても、『一応、役者です』とあやふやに言ってしまうんです」40代になったら“一応”が取れますかね?「取れるときがくるのかなあ」
2018年09月01日映画『寝ても覚めても』で共演した1人と1匹。東出昌大さんと猫・八の字は、特別な絆で結ばれているようです。猫は人と対等。その距離感が心地いい。同じ顔をした2人の男と、その間で揺れ動く女性の8年間を描いた映画『寝ても覚めても』。物語の中で、初の一人二役に挑戦している主演の東出昌大さん。「猫はお芝居をしないし、見え方も気にしない。予定調和を感じさせないからこそ、ただそこにいるだけで物語にリアリティを与えてくれていると思うんです」と東出さんが語るように、物語の名脇役として登場するのが、東出さん扮する亮平と、その恋人・朝子(唐田えりか)の飼い猫であるジンタン。演じているのは、その名のとおり額の「八」の模様が特徴的な八の字。この撮影当日も、たくさんのスタッフを前に尻込みすることなく、大きなおなかをべったりと床につけてお昼寝。再び起き上がったかと思えば、ソファにどっしりと腰かけて(!?)東出さんのスタジオ入りを待つ、堂々たる貫禄を見せつけてくれた。「現場でも僕と八の字は、付かず離れず、お互い空気のような関係性でした。僕も猫を飼っていたので、扱いには慣れているんです」聞けば東出さん、4歳の時に初めて捨て猫を拾って以来、過去に代々5匹も飼っていたそう!「1匹いなくなる度にまた1匹と、みんな僕が拾ってきたんです。子猫って弱々しくて放っておけないんですよね。連れて帰ってくる度に父と大喧嘩でしたけど(笑)」とくに東出さんの記憶に残っているというのが、3代目のハナ。「ハナはお風呂が大好きで寝る時もいつも一緒。それはそれは可愛くて仕方がなかった。でも僕が高校生の時に死んでしまって…。猫の死を目の当たりにしたのは初めてだったので、すごく落ち込みました。他の子はふらっといなくなってしまうことが多かったんですよね。数日間は捜すんですけど、猫って不思議なもので亡くなる前に姿を見せなくなるみたい。だからそういうものなのかなぁ…と」これだけ東出さんの心を惹きつけて離さない、猫の魅力とは?「猫は人の言葉をわかっていないフリして、実はわかっているんだろうなと思います。“今日も疲れたよ~”って話しかけると、“愚痴っぽい男だな”って思われていそうだし(笑)、人と対等でもある。でも、その絶妙な距離感が心地いいというか。今は家族に猫アレルギーがいるので飼えないですけど、もし、どこかで捨てられている猫を見たら危ない。また拾って帰っちゃうかもしれません(笑)」ひがしで・まさひろ1988年2月1日生まれ、埼玉県出身。俳優、モデル。11月1日公開予定の映画『ビブリア古書堂の事件手帖』に出演。ドラマ『コンフィデンスマンJP』の映画化も決定。衣装はすべてスタイリスト私物はのじ推定5歳(オス)。WOWOW連続ドラマW『グーグーだって猫である』でデビュー。温厚な性格でどこでも寝られることが特技。運動は大の苦手。本作のラストシーンで重要な役割を果たす。『寝ても覚めても』朝子(唐田えりか)は、ある日出会った亮平(東出昌大)に惹かれ、仲を深めていくが、朝子には言えない秘密があった。亮平はかつての恋人に顔がそっくりだったのだ…。9月1日よりテアトル新宿ほか全国ロードショー。©2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/COMME DES CINEMAS※『anan』2018年7月4日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・檜垣健太郎(little friends)ヘア&メイク・山下サユリ(3rd)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年06月29日『オリンピックコンサート2018』が、今年も6月8日に東京国際フォーラムにて開催され、平昌オリンピックのメダリスト小平奈緒をはじめとするトップアスリート9名、ゲストアーティストの森山直太朗が出演。コンサートの指揮は梅田俊明、オーケストラはTHE ORCHESTRA JAPANが務めた。オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピズムに掲げられたスポーツと文化の融合をカタチにした本コンサート。2018年は「つなげよう感動!輝こうTOKYOで!」をテーマに、2月に開催された平昌オリンピックの振り返りと、777日後に控えた東京オリンピックにもつながる内容に。豊富なオリンピック映像×フルオーケストラ演奏という本公演ならではの競演で、あの感動や興奮をドラマチックに呼び起こした。平昌オリンピックの開会式で演奏されたファンファーレから始まった第1部。客席には、平昌オリンピックメダリストである原大智(スキー・フリースタイル)、小平奈緒、高木美帆、菊池彩花、高木菜那(スケート・スピードスケート)、吉田夕梨花、鈴木夕湖(カーリング)、そして東京オリンピックでの活躍が期待される荒井広宙(陸上競技)、小嶋美紅(水泳・競泳)という面々が揃い、観客とともに映像とオーケストラの生演奏のコラボレーションを堪能した。第2部では森山直太朗によるスペシャルステージも披露され、フルオーケストラで新曲『人間の森』や2004年アテネオリンピックの応援歌にもなった『今が人生』などを歌い上げた。『今が人生』にはNHK東京児童合唱団も参加し、一夜限りの特別な時間となった。トークコーナーではオリンピック出場経験もある俳優・藤本隆宏がMCを務め、メダリストたちの平昌オリンピックでのエピソードや、森山の印象深いオリンピックの思い出、そして荒井や小嶋の東京オリンピックにかける想いなど、ここでしか聞けない話題が満載。また男子フィギュアスケートの羽生結弦からビデオメッセージも届き、客席を盛り上げた。最後は恒例の『オリンピック讃歌』を森山や藤本も参加し合唱。アンコールではNHK東京児童合唱団による『The Rose ~愛は花、君はその種子』も披露され、盛りだくさんの内容となった。参加したアスリートたちは「クラシックを生で聴くのは初めてでした。親しみやすかったです」(吉田)、「映像と音楽が合わさることで自分たちがのこしてきたものが一層輝くのだなと思いました」(高木美帆)、「森山直太朗さんの歌を楽しみにして来たのですが、すごく心に響くきれいな歌声でした」(小平)、「皆さんが東京オリンピックの話をされるのを聴いて“必ず出なきゃいけない”と思いました」(小嶋)など感想を述べ、のびのびと楽しそうな表情を見せた。取材・文:中川實穗※高木美帆・高木菜那の「高」は旧字体※参加アスリートの感想は公式サイトにて掲載
2018年06月14日小説家の朝井リョウが、10日に放送されたニッポン放送『高橋みなみと朝井リョウ ヨブンのこと』(毎週日曜 22:30~23:00)で、俳優・東出昌大の自宅に招かれたエピソードを披露した。東出昌大番組内で東出について「いい人って芸能界にいるんだなって思うよね」と絶賛する朝井。東出は12年に公開された朝井原作の映画『桐島、部活やめるってよ』にメインキャストの一人として出演しており、その撮影現場で2人は初対面を果たした。原作者の朝井は撮影現場に招かれたものの、キャストの輪に入れず、恐る恐るスタジオセットの隅にいた。そこへ「原作者の方ですよね」と東出が話しかけてくれ、他の共演者に紹介までしてくれたと明かす。その後、打ち上げに参加した朝井は、年齢の近かった東出とかなり深い時間まで飲んでいたという。すると、東出から「ちょっと抜けようか」と一言。その時の心境を朝井は「ドキドキするでしょ?『パーティ抜け出さない?』ですよ(笑)」と振り返り、2人で映画を観に行ったことを明かした。それからも2人の交流は続き、東出・杏夫妻の子供が生まれた際、東出から「来てよ!」と自宅へ招待されたとも話す。そして自宅では、杏の手料理を振る舞ってもらったといい、「あの家にいた時間は夢だったんじゃないか」と感慨深く振り返っていた。
2018年06月12日元SMAPの香取慎吾が8日より、自身のツイッターを更新し、平昌パラリンピックの応援のため韓国に到着したことを報告。これに対し、草なぎ剛が返信してエールを送った。香取慎吾と草なぎ剛朝日新聞のパラリンピック・スペシャルナビゲーターを務める香取は8日、「羽田空港で『私もNAKAMAです!』と声を掛けてくれたNAKAMAに会う。NAKAMAの分までパラリンピックを応援してきます!香取慎吾韓国到着!」と報告。これに対し、草なぎが「おっ!韓国か!僕等の分まで応援たのみます!何かあれば、ケンチャナヨーだよ!」とメッセージを送った。「ケンチャナヨー」は韓国語で「大丈夫」を意味する。このやりとりに、ファンから「しんつよ愛ですね~~」「つよぽんホント優しい仲良しだね」「つよぽん頼もしいね慎吾ちゃんもつよぽんがいれば安心だ」「さすがしんつよ」「しんつよ仲良しさん羨ましい」などと2人の絆に感動の声が上がった。
2018年03月09日まもなく閉幕する2018平昌冬季オリンピックにて2月25日(日)、フィギュアスケートエキシビションが行われ、男子シングル・金メダルの羽生結弦、同・銀メダルの宇野昌磨、女子シングル・金メダルのアリーナ・ザギトワらが集結。ラストには現在大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」に合わせて、総勢35名が演技を見せた。ブロードウェイで活躍するキアラ・セトルによる圧巻の歌声に、涙腺崩壊する人が続出している「This Is Me」。本年度アカデミー賞主題歌賞にもノミネートされている。2月22日(木)にNHKの公式YouTubeにて公開されたエキシビション練習の映像は、25日現在までに53万回もの再生回数を記録。66年ぶりの2連覇を達成した羽生選手や、宇野選手をはじめとするメダリストたちが「This Is Me」でダンスしている様子が映し出されていた。その映像を観てSNSでは、「エキシビション『This Is Me』踊んのかな めっちゃ楽しみ」「エキシビションの練習動画で流れてる曲は、『This Is Me』ではないか!?!?」「フィギュアスケートエキシビション『This Is Me』やるんやね!! 泣いちゃうな」などと話題に。本番では、羽生選手が劇中でP.T.バーナムを演じるヒュー・ジャックマンと同じ床を滑るポーズで登場。そのエンターテイナーぶりに「さすが」「羽生くんのP.T.バーナムいただきました」といった声も上がった。「This Is Me」はいまや日本でも、映画をまだ観ていないという人も「知っている」という社会現象化しつつあり、「バブリーダンス」で注目を集めた登美丘高校ダンス部とのコラボ映像もまた、すでに累計500万回再生以上されている。また、今回のエキシビションは、宇野選手が『ワイルド・スピードSKY MISSION』の主題歌「See You Again」(Wiz Khalifa feat. Charlie Puth)で精悍な姿を披露。女子シングル・銅メダルのケイトリン・オズモンドが『SING』から「ハレルヤ」(トリー・ケリー)、男子シングル・4位のボーヤンジンが『スパイダーマン2』から「スパイダーマンのテーマ」(マイケル・ブーブレ)に合わせて圧巻の演技を披露するなど、大盛り上がり。特に、スペインの男子シングル・銅メダルのハビエル・フェルナンデスがお馴染み「エアロビクス・クラス」に合わせて、エアロビマンからハビエルの頭文字「J」がプリントされたスーパーマンならぬ「ハビエルマン」へ変身!?水をぶっかけながらも軽快な演技で魅せ、「ハビエルマン」「フェルナンデス」といったワードもトレンド入りするほど。女子シングル・銀メダルのエフゲニア・メドベージェワや、同・4位の宮原知子なども華麗な舞を披露し、同・金メダルの15歳の新女王アリーナ・ザギトワはしなやかな演技で虎に、後半最後に登場した羽生選手は情感たっぷりに白鳥になりきり、トリプルアクセルやイナバウアーなどで魅了していた。『グレイテスト・ショーマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年02月25日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「平昌五輪と北朝鮮」です。五輪を機に募る南北融和ムード。問題は閉会後。新年早々、約2年ぶりに韓国と北朝鮮の南北閣僚級会談が開かれ、北朝鮮は平昌オリンピックに参加することになりました。女子アイスホッケーは南北合同チームで出場するなど、南北融和ムードが広がってきています。会談は、北朝鮮がリードする流れになり、「朝鮮半島の問題は2国間で話す。核やミサイルは、アメリカがこちら側に銃口を向けているから身構えているだけ。我々の問題に水をさしているのはアメリカだ」というメッセージを国際社会に打ち出しました。金正恩体制の一番の脅威はアメリカ。友好関係にあるアメリカ、韓国、日本の分断を狙っているといわれています。北朝鮮にとっては、慰安婦問題や竹島問題など、日本と韓国の間も火種を抱えていたほうが都合がいいんですね。韓国の文在寅大統領は、公約で、南北問題に関しては融和政策をとると宣言していました。しかし、日本やアメリカとの良い関係は保ちたく、国内世論も気にしています。以前、取材で、韓国の退役軍人数名に北朝鮮についての思いを聞いたところ「アメリカ軍と行動を共にするけれども、北には自分らの親戚も住んでおり、かつての同胞なんだ」と、複雑な表情で本音を漏らしていました。もし、ここで北朝鮮が平昌オリンピックに参加しなかったら、国際的な緊張関係はますます高まったでしょうし、北朝鮮は交渉のカードを1枚失うことになります。また、北朝鮮国内に対しても、国際社会の一員であることを示すために参加は必須でした。問題はオリンピック後でしょう。核兵器やミサイルの問題が解決されないまま、韓国と北朝鮮の友好ムードが吉と出るか凶と出るか。鍵を握るのは中国、ロシア、アメリカです。最悪のシナリオは、このまま北朝鮮の核の保有を世界が認めるということ。そうなれば、日本と韓国は安全保障を根本から見直さなければなりません。また、他の国々も核の保有を主張しだすかもしれません。いずれにせよ、北朝鮮にとって、いま平昌オリンピックが開催されたことは、自国を優位に持っていくための絶好のチャンスだったんですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。ツイッターは@8bit_HORIJUN※『anan』2018年2月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2018年02月25日元衆議院議員でタレントの杉村太蔵(38)が単身で平昌五輪レポートを決行。2月25日放送の「サンデー・ジャポン」(TBS 系)にてその模様が放送された。 杉村の目的は、藤澤五月(26)率いるカーリング女子日本代表チームの観戦。同チームを生で観戦したいと数日前に思い立った杉村は、数日前に韓国へ向かったという。 午前9時半頃、韓国・ソウルに到着した杉村だが、平昌行きの特急列車が午後2時まで満席という事態に。タクシーに乗るも大変な渋滞に見舞われ、通常なら1時間の移動に5時間も費やすこととなった。 会場でチケットを買い求めようとするも、長蛇の列。日本チームが出場するカーリングの試合は完売していたため、代わりにノルウェー対スロバキア戦を観戦したという。 これらを体験した杉村は「総括しますと、オリンピックは計画を立ててくるべきところだなということがわかりました」と反省の弁を述べた。 そのいっぽうで杉村は、現地ボランティアの対応を絶賛。「何が感動したかというと、何のツアーにも申し込まずに行った私が、会場までたどりつけたのはボランティアのおかげ」と感謝の言葉を口にした。 加えて、現地のセキュリティ対策にも感心。「強烈なセキュリティ対策。ものすごく厳しい」と評し、自身も荷物チェックを受けたと話した。 荷物のなかで、思わぬものが疑いの目を向けられることに。「サンジャポ特製マイク。ただのおもちゃなんですよ」と実物を見せて説明し、「これが怪しいっていうわけ。こんなのでやるのか、YouTuberか」と問われたという。「ノー、スポーツジャーナリストだ」と杉村が主張するも、「マイクが(コードに)つながっていない」と言われるなど、現地スタッフとの生々しいやり取りを明かしていた。 ちなみに杉村のレポートを見た爆笑問題の太田光(52)は「YouTubeでやってもらえますか?」とツッコミを入れ、田中裕二(53)も「わりと優秀なYouTuber」と評していた。
2018年02月25日フィギュアスケート女子のフリープログラムも23日に終了、25日閉幕する平昌オリンピック。各種競技に世界中が熱狂したが、ハリウッドからもセレブがSNSを介して応援。特に、チアリーダー並みにアメリカ代表たちにエールを送っていたのがリース・ウィザースプーンだ。■リースのお気に入りはフィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手リースのお気に入りは、フィギュアスケート男子のアダム・リッポン選手。開会式前から「冬季オリンピックを見る一番の理由はアダム・リッポン」とツイート。それを受けてリッポン選手は「あなたが正しい」とハートの絵文字を3つ付けてリプライ。リッポンはNBCのインタビューで意気込みを尋ねられ、「リース・ウィザースプーンに誇りに思ってもらいたい」と答え、さらにリースが「あなたは、とても誇りに思わせてくれるわ!私たちをハッピーにさせ続けて!」と交流が続いた。■フィギュア女子の長洲未来にも賞賛を!フィギュア女子の長洲未来が12日、団体の女子フリーに出場し、トリプルアクセルを成功させると、「ワオ!!長洲未来が歴史を作った!!」と、輝く星の絵文字つきで五輪史上3人目の快挙を賞賛した。伊藤みどり、浅田真央に続く快挙を成し遂げた長洲も、もちろんリースにリプライ。平昌へ向かうときにリースの主演作『ホーム・アゲイン』を見ていたことを明かし、「これが映画だとはわかっているけど、あなたが私のママだったらいいのに、と思いました。あなたは私のヒーローです」と語りかけると、「あなたが私のヒーローよ!!」と応えた。リースはほかにも、スノーボードの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したクロエ・キム、アルペンスキーの女子大回転で金メダル、女子複合で銀メダル獲得のミカエラ・シフリンについての記事紹介したり、女子アイスホッケーが優勝した22日にも祝福ツイート。「すごい試合だった!!氷上の真の戦士たち」と讃えた。■ライアン・レイノルズはジョークを交えて祝福!『ムーラン・ルージュ』監督からも感涙コメントが現在ハリウッドは、3月4日(現地時間)に第90回アカデミー賞の発表を控えている時期でもあり、オリンピック・フィーバーは少々控えめ。それでもジェシカ・チャステインがツイッターでアダム・リッポンの演技を「完ぺき」と絶賛。冬季五輪のアメリカ代表選手で、同性愛者であることを公表しているのは彼が初めてだが、それを踏まえて「アダム・リッポンがアメリカを代表していることを誇りに思う。本当の自分でいる彼が大好き」とツイートした。カナダ出身のライアン・レイノルズは、フリースタイルスキーの女子ハーフパイプで金メダルを獲得したキャシー・シャープを「レジェンドだ」と絶賛。フィギュアスケートの団体戦とアイスダンスで金メダル獲得のテッサ・ヴァーチュ&スコット・モイアには「僕の子どもたちを育てることに同意してくれて、ありがとう」とメッセージを送り、ヴァーチュ選手が「競技生活後のキャリアの道筋がついたわ。スコット、ミニバンを買ってきて!」とジョークで返した。ヴァーチュ&モイアはプログラムで映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックを使用したことから、同作のバズ・ラーマン監督も「昨夜の大勝利、おめでとうございます。あなたたちがすべてを捧げるのを見ていて、インスパイアされました」と祝福。テッサは「あなたからの励ましとサポートのメッセージを受けたことがどれほど特別か、言葉で言い表せません。数え切れないほど読み返し、私たちのオリンピックの瞬間に大きな意味を与えてくれました」と感謝の言葉を綴った。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月24日「五輪の大舞台に初めて出場した宇野昌磨選手ですが、緊張で硬くなるどころか、どこかワクワクしているようでした。試合前には『こんなに気持ちが高まったことは、今シーズンはなかった』と言うほど。羽生選手と戦うことが、少年がゲームに興じるように楽しくてしかたがないという感じでした」 と語るのはスポーツジャーナリストの野口美惠さん。平昌五輪で銀メダルに輝いたフィギュア男子の宇野昌磨(20)は、羽生結弦(23)の背中を追い続けてきた。スケート関係者が語る。 「10歳だった宇野選手が出場した’08年にデンマークで行われた『スケート・コペンハーゲン』でのこと。一緒に出場した羽生選手が宇野選手の面倒をよくみていました。トイレに行きたくてもモジモジして言い出せなかったくらい人見知りの激しい宇野選手を、羽生選手が一緒に連れて行ってやったこともあります。宇野選手にとっては、羽生選手は兄のような存在。“ゆづくん”と言って慕っていました。羽生選手は、3歳年下の宇野選手を”しょうま”と呼んで、弟のように可愛がっていました」 宇野を長年取材しているスポーツ記者がこう語る。 「羽生選手は、つねに宇野選手を成長させる原動力でした。’09 年に小学生だった宇野選手が、ジュニア大会で3位になりましたが、そこで優勝したのが羽生選手。『ゆづ君は話し方もスケーティングもステップも、全部が大人っぽい』と話していました。このころは本当に“憧れの存在”といった感じでしたね。羽生選手の背中を必死に追いかけていた宇野選手ですが、高校生になってもトップクラスの選手なら成功して当たり前のトリプルアクセルが跳べずに伸び悩んでいたんです。いつも”跳べなくて悔しい”と泣きながら練習していました。宇野選手は1日100本ジャンプという過酷な練習をこなし続けました」 猛練習の成果が出て’14年にトリプルアクセルを習得すると、宇野は4回転も跳べるように。’15年には、ジュニアから羽生と同じシニアクラスに移行。同年の全日本選手権では羽生に次いで、準優勝している。羽生の次の「二番手」が定位置になった宇野に心境の変化が現れたのは、昨年の世界選手権だった。 「世界選手権で羽生選手に次いで銀メダルをとった宇野選手が、『僕のスケートの唯一の目標は、羽生選手に勝つこと』と話すようになったんです。それまでの宇野選手は、勝つことよりも、とにかくいい演技をすることを大事にしてきました。それが『勝とうと思うことすらもおこがましい』存在だった羽生選手を勝ちたい相手として意識するようになったのです。羽生選手に勝ちたいと公言してからは、宇野選手の滑りが大きく、表現力もより豊かになったんです」 “今の自分があるのはゆづくんがいたからーー”。 宇野にとって五輪は、そんな羽生とライバルとして勝負できる、格好の舞台だった。羽生に追いつき追い越すために、さらなる高みを目指すことだろう。
2018年02月21日(写真:アフロ) 宇野昌磨(20)が5歳でスケートを始めてから15年、自分の時間も犠牲にしてサポートを続けてきた母・純子さん。金メダルに挑む平昌五輪、その献身が結実するときがきたーー。 平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました。フィギュアの男子選手は思春期になると、競技とは別のものに興味を示したり、親に反抗したりして、競技をやめてしまうこともあるのです。純子さんは、宇野にフィギュアだけに集中できる環境を作ろうと苦心していました。ただ宇野も中学生になっても『ママ、ママ』と頼っていたので、『昌磨は大丈夫?』と心配する声もありました」(別のスケート関係者) そんな宇野が大きく変貌したのは高校に入ってすぐのこと。ジュニアからシニアに上がる直前の’14年だった。 「そのシーズン中に、宇野は純子さんに『もう遠征についてこないで』と言ったんです。ジャンプが跳べなくて、壁にぶち当たっていた宇野にとって、強くなるためには、いつまでも母親に頼っていてはいけないと思っての決断だったのでしょう。宇野の強みは膨大な練習量ですが、母親に言われてやっていた部分も少なくありませんでした。その後、宇野はそれまでに輪をかけて、練習の虫になりました」(スポーツ紙記者) “母からの自立”とともに宇野のスケートもどんどん進化していった。 「試合の衣装について記者に聞かれた宇野は最近まで『お母さんがカバンに入れたから』と答えていました。試合の荷造りは、純子さんが完璧にやっていたので、まかせっきりだったようですね。ところが、昨シーズンの世界選手権で銀メダルを取ったときは、荷造りだけでなく、コンディショニングや栄養管理なども自分なりにこなしていると話していました」(前出・スポーツ紙記者) 息子の自立に最初は戸惑っていたという純子さん。しかし、サポートは今も続けている。1月に出場した四大陸選手権の直前には、好物の肉料理をふるまって“景気づけ”をしたという。 「自立したからこそ、宇野は母親の献身的なサポートのありがたみが身に染みているようです。最近『僕より頑張った母のために最高の演技をしたい』ということを話しています。平昌の観客席で見守る母に最高の演技を見せて、金メダルをプレゼントすることが、恩返しだと自覚しているようです」(前出・スケート関係者)
2018年02月16日