「子どもが巣立ったらやりたいこと」について知りたいことや今話題の「子どもが巣立ったらやりたいこと」についての記事をチェック! (1/3)
子どもは成長して親元を離れる日がいつか必ずやってくる。私が息子との親子離れを意識し始めたのは、小学生になったときである。ある日ふと息子の姿を見たとき…ちなみに現在の息子は相変わらず私から離れるそぶりは1ミリもございません。が、なんとなくな母の気づき。そういう時ふとない? 「あ…、今の幸せって永遠には続かないのかも…」という突然のセンチメンタルジャーニー。そしてこのセンチメンタルな気づきをきっかけに、我が子が巣立った後も人生を廃人にせずエンジョイするための準備を始めた。我が子が巣立ったらやりたいこと、今のところは3つ。まずひとつ目!泊まりで友だちに会いに行く!もちろんママ友とも「俺たち頑張ったなお泊まり会」したい。今は私だけで日帰りで遊ぶことはできても泊まりでオールナイトはできない現実なので、息子が巣立ったらまずは友だちとお泊まりしたい。ふたつ目! 習い事をしたい!子どもが手がかかるときはなかなか習い事って行けない。子ども関係の用事で欠席になったり、体調を崩してお迎え…なんてことになったりするし、どうしても月謝が発生すると踏み切れないものがある。候補は、服作り(裁縫スキルがほしい)、ボイトレ(音痴なので)、落語(発表会に出るまでになったらかっこいい)なんかもいいなぁ。子どもが巣立つと家での時間が増えると思うので、家で練習ができる習い事がいい。友だちと会ったりお出かけもしたいけど、きっと基本はお家時間だと思うので充実させたい。3つ目! 絵を描きたい!絵を描くことは息子が生まれてからずっと続けていたのだが、これからもずっと描き続けたい。今となっては約8年続けているインスタグラムを始め、ブログやウーマンエキサイトをはじめとする各ウェブサイトの記事は私の宝物である。今私のインスタグラムやこの記事を読んでいる方は「今日も育児奮闘なう」の同じ環境にいる母たち、きっと親離れ子離れも同じ時期だと思うので、子どもが親離れしたらそんな気持ちも共有できたら嬉しいな。不安な気持ちも楽しいこともまだまだ漫画で描きたい。と、息子が巣立ったら何をしたいか3つほどあげてみたが、今のところ「その3」以外は開始時期はまだまだ遠そう。今はやりたいことや興味があることをたくさん貯めて、きたる親離れ子離れの日がきても楽しみが残せるようガッツリ準備中でございます。
2024年12月01日子どもがいるとあらゆることが子ども中心に子どもが生まれると、色んなことが変化するわけですが…ひとり旅がしたい!旅行を企画する側としては、メンバー全員を楽しませないといけない! みたいな気持ちが強くて。子連れ旅行は楽しいけど疲れるのも事実で。自分の、自分による、自分のための、きままな「一人旅行」がいつかしたいなー。
2024年11月25日子どもをお風呂に入れているから、ゴミ出ししているからってドヤ顔しているパパ、いませんか。パパの「やってるつもり」な家事・育児に、ママたちも慣れてしまっているかも? パパの「やってる」とママの「全然やってない」の気持ちのズレは認識の違いはどこから生まれるのでしょうか。パパの潜在能力を引き出すにはどうすれば? 父親の育児参加について詳しい大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に伺いました。「パパの”やってるつもり”育児あるある」を全2回シリーズでお届けします。 何も分からない新米パパ…ママのハードル高くない?元保育士の小崎先生は、男の子3人の子育てを経験した先輩パパ。それぞれに育児休暇を取り、積極的に参加してきました。新米パパだった当時を思い出し、パパを代表してこう弁明します。「パパがつらいのは、パパもどうやったらいいか分からないということです。僕は保育士だったけど、自分の子の育児となると、最初はよく分かりませんでした。パパだけが悪いのではない。ママのハードルが高いんです(笑)上手にできないとイライラするでしょ?」 確かに露骨にイライラしてしまっているかもしれません……。 「だけどママの気持ちも分かるんです。今まで自分のやり方でやってきたので、いちいちパパに教えるのはめんどくさい。だから自分がやった方が早い。だけどもっと寛容になることが必要です」 小崎先生はプレパパママセミナーで、ママたちに対して「子どもを育てるように、パパも育てて欲しい」と呼びかけるそうです。 「だって家事育児が苦手という男性は、一気にできないんです。初めての育児の時、ママもよく分からないわからないうちに“ママ”になっていったと思うんです。出産まで赤ちゃんのおむつを替えたことがなかった人も多いですよね。やってるうちになんとなくできるようになる。子育てのゴールはまだまだ先。先は長いですから、パパを巻き込んでいくことは大事です」 一方で、パパにも苦言を呈します。「パパもママはなんでも分かってる! と勘違いしたらダメです。ママもゼロからのスタートです。生まれる時点から主体的にパパには関わってほしいですね。子育ては大変だけど楽しいことでもありますから」 そこで、パパの”やってるつもり”育児あるあるについて、小崎先生に検証してもらいました。 パパやりがちNG1! ゴミは出すが、まとめるのはママ朝ゴミを出してくれるのは助かるけど、ただゴミを出すだけ。あとは知らん顔というパパにイラっとしちゃいます。 小崎先生:「洗濯という家事は、干して終わるわけではない。適当に干したら乾かないし、洗って干して乾かして畳むところまでやって初めて“洗濯”は終わる。ゴミ出しも同じです。ママが朝、玄関にまとめたゴミを出しただけでは“ゴミ出し”とは言わない。“ゴミ移動”ですよね(笑)収集日を理解して、分別して、たまったゴミ袋をまとめて、ゴミ箱に新しいゴミ袋を掛ける。これがゴミ出しです。そうなるとゴミ袋の厚さまで気にするようになる。洗濯もゴミも他人事ではなくて、自分の仕事として考えないとだめなんですね」 パパやりがちNG2! お風呂は入れるが、着替えはさせないお風呂には入れてくれるけど、お風呂の準備や着替え担当は当然のようにママ。でも子どものお風呂って実は前後の方が負担ありますよね?小崎先生:「パパが先にお風呂に入っていて、『ママー!連れてきて〜』ってパターンですね。そのあとは『もう上がるよ〜』ってママに子どもを引き渡す。他人事ですよね。『パパ! 一人でお風呂入れてみぃ』って思いますよね(笑)ママが一人で入れる時はどれだけ大変か。風邪引かさないようにってママ一人で奮闘するんですよ。新生児だったらおへその処置もしないといけない。それをパパに知ってもらうべきですね。でもきっとパパが一人でやっているのを見ると、手際の悪さにママはまたイライラするかもしれませんね(笑)」 パパやりがちNG3! 遊び相手はするが、うんちがでたらママを呼ぶいつもは遊んでくれるしおむつ替えもしてくれるのに、うんちになった途端「ママ! うんち出た」と言ってくるパパ。うんち=ママの仕事をなんとかしたい! 小崎先生:「うんちのおむつ替えになった途端『ママを呼んでいるよ〜』とか言って子どもを渡してくる(笑)これもあるあるですよね。これは最初が肝心なんです。初めて子どもがうんちしたら誰が替えますか?パパに『パパ替えて!』と言ったらいいんです。『やったことないからママやって!』と言われたら『私もやったことない!』と言い返せる。ママ自身、ママの仕事と思い込まない方がいいですね。二人で話し合うことが大事です。 夫婦の価値観のメモリを合わせてパパの「やってるつもり」とママの「やってくれない」は価値観の差に原因があるそうです。「ママとパパの価値観の物差しの目盛りが違うんですね。パパの「1やったつもり」は1センチです。ママの「1」は1メートル。これでは生活の中で大きなズレができても当然です。“やった”の目盛りが違う。その目盛りの幅を両方が合わせていく意識が必要ですね。パパはもちろん当事者意識をもって、普段ママがやっていることは全部やってみる。そして分からないことはママに聞いてみるべきですし、ママもパパの経験不足などを理解し、ハードルを下げてあげてパパに教えてあげてほしい。両者歩み寄って家事・育児について見直してみたらどうでしょうか」 「ビジネススキルを育児に生かすといい」と小崎先生は言います。ビジネスマンパパが育児で大活躍するスイッチとは!? 詳しくは次回の「パパの”やってるつもり”育児あるあるパート2」でお届けします。 取材・文/大楽眞衣子 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘 著者:ライター 大楽眞衣子
2024年04月29日今回はやりすぎNGな尽くしすぎ行動を紹介します。優しさのつもりでも、相手にとっては負担になっているかもしれません。買い与えすぎる特に家族や、年下の恋人だとなんでも買い与えてあげたくなりますよね。しかし、相手はそのことを負担に感じているかもしれません。金銭的なやり取りはトラブルにもつながりかねませんので、気をつけましょう。相手に従いすぎる好かれようとするあまり、相手に従いすぎていませんが?自分としては好意のつもりでも、相手から見たら「都合のいい存在」だと思われてしまうかもしれません。嫌なことは嫌だとハッキリ伝える勇気を持ちましょう。注意しない「私のママ友は『子どもの自由な感性を育てたい』と言っていて、なんて教育熱心なんだろうと思っていました。でも実は息子さんはやりたい放題。しかしママ友はまったく注意しませんでした。“自由”を勘違いしているんじゃないかと思います」(30代女性)たとえ家族間でも、間違ったことを指摘しない関係はやめましょう。なにも注意しないことは、相手のためになりませんよ。良好な関係を築くためには相手を尊重するばかりではなく、自分の意見を持つことも大切です。自信を持って、人間関係を築きましょう。(Grapps編集部)
2024年04月27日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言スーパーでやりたい放題の子どもスーパーで働く主人公は店内でやりたい放題の子どもに困っています。母親はずっと子どもを放置しており、注意しても「私のせいじゃない」と聞く耳を持ちません。数日後、また店内でその子どもが走り回っていました。走り回る子ども出典:モナ・リザの戯言主人公が注意した直後、子どもはあることをしてしまいます。問題さあ、ここで問題です。子どもが起こしてしまったこととは何でしょう?ヒント他の人にまで被害が及びました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「老人にぶつかり、老人が立てなくなってしまった」でした。老人が立てなくなってしまったため、老人の息子が子どもに説教します。厳しく注意された子どもは泣き出してしまうのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年03月25日私が1回おならをしたときに子どもが大爆笑してくれたことがあり、それからおならをしたくなったら子どもの前に行って「ぷっ!」とやって、2人で笑っていました。 ママ…して!そんなある日、電車に乗ったときに、子どもが電車の中で飽きてしまい「ママ!!おならして!ぷっ!!ってして!」と大声で言ってきたんです。私は赤面。みんなこっちをジロジロ見てきてとても恥ずかしかったです。電車の中は逃げられないので本当に焦りました。 「子どもに言ったことは外でも言われてしまう!」と頭に入れて、それ以降はおなら遊びはやめました。 作画/マキノ 著者:田中さきこ1児の母。現在は在宅でパソコンを使って仕事をしている。
2024年03月14日子ども達が2人とも小学生になり数年経ち、つきっきりで手を焼くようなこともだいぶ減りました。こうしてどんどん手がかからなくなっていき、いずれ巣立っていくのかとしんみりすることもありつつ、その時が来たらこんな風に過ごしたいなぁと楽しみでもあります。■子どもたちが巣立ったら…例えば習い事は何かしらやってみたい!それから夫婦でのんびり温泉宿巡りをしたり、趣味に精を出したり…色々夢はありますが、密かにずっとやってみたいと思っていることがこれ。特に資格を持っているわけでもないので、本当に漠然としているんですが…現役のお母さんお父さん達が息抜き出来るために、ほんの少しでも役に立てたらいいなと思っています。そう思うようになったのはやっぱり自分自身の経験から。育児でどん詰まっていた時、児童センターや子育て広場等で優しくしてもらえるとものすごくホッとしたんです。■育児どん詰まり期に始めたSNSそれから、毎晩子どもの寝顔の隣で泣いていたような育児どん詰まり期のことを漫画にして、SNSに投稿したこともきっかけの一つ。その頃の私は、こんな後ろ向きな気持ちで育児してるダメな親は私だけなんじゃないかと思っていたんです。でも漫画にしたことで、たくさんの方に共感してもらえて、自分だけじゃなかったんだ…と知ることが出来ました。自分だけじゃないと気付くと同時に、こんな風に自分を責めながら育児をしているお母さん達がたくさんいるなら、少しでも手助けしたいと思うようになりました。現役のお母さん達の助けになることで、昔の自分も報われるんじゃないかなぁという気がしてます。子どもが手を離れるのはまだ何年も先の話になりそうなので、それまで心も体も元気でいることが目標です!
2024年02月16日子どもが巣立つ時は、親にとって感慨深い瞬間です。それまでの子育ての日々を振り返りながら、何をしておいてよかったか、何をしておけばよかったのかを考える機会にもなります。今回のMOREDOORでは、子どもの巣立ちを経験した親御さんからの声から、成功体験と反省点を共有します。社会の変化と共に子育てのスタイルも変わってきている中で、親として心に留めておくべきことを探ります。※人生観はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。Aさんの場合子どもが巣立つときに、引っ越し業者に頼まず、私達(親)が一緒に手伝って引っ越しをしたことがよかったなと思っています。一緒に作業することで、一つのイベントとなり、より思い出となりました。引っ越し先まで行って作業するので、どんなところに住むのか分かる安心感があります。巣立ったあとの寂しさも大きいですが、子育てがここで一区切りで、前を向いていける気持ちにもなりました。巣立つ前に息子の想い、私の想いを言い合ってスッキリしてから巣立ったのも大きかったです。後悔していることは?巣立つ時まで、ずっといろんなことを話していましたが、それでももっともっと話し、家事ももっと教えてあげればよかったです。すぐ会えると思いましたが、巣立ってみるとなかなか家に帰ってくることはなく、引越し先にはなかなか遠くて行けない。そのうちに結婚が決まり、もっと遠くに行ってしまった印象です。家事ができると言いながら、まだまだできず四苦八苦な話を聞くと後悔しきりになります。現在子育てに奮闘している方へ伝えたいこと子育てする時間は、本当に短いです。あっという間に成長してしまいます。その時その時を大切にして子どもとの一日を刻んでほしいし、子どもが巣立つ前に自分の伝えたいことを伝えてほしいです。(匿名/Aさん)いつか来る巣立ちの瞬間子育ての旅は、喜びも悩みも含めて一生の宝物。大変なことも多いけれど、“巣立ちの瞬間がくる”ことを心に留めて今を見つめるのもいいかもしれません。子どもたちと自分自身の未来に向けて、今できることを大切にしていきましょう。(MOREDOOR編集部)
2024年02月04日子どもを保育園に送っているから、子どものお便りに目を通したからと満足しているパパはいませんか? パパは育児を「やっているつもり」と思っていても、ママからすれば「中途半端」「全然やっていない」と思ってしまうことは少なくないようです。そして、このようなパパの行動はママのストレスになってしまうことが多いと語るのは、父親の育児参加のスペシャリスト、大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生。そこで今回は、ママが不満をいだきがちな、パパの「やりがちなNG育児」を3つ取り上げ、パパとママの気持ちのズレや認識の違いがなぜ生まれるのかについて解説をいただきました。【ママの不満1】子どもの行事の把握はママ任せ保育園や幼稚園や習い事の行事予定などが書かれたお便り、地域からのお便り、予防接種や健康診断のお知らせなど子ども関連のお便りは育児に欠かせない情報が詰まっています。 しかし「保育園からプリントもらってきたよ」「ポストにお便り入っていたよ」とママに伝え、さらっと目を通しダイニングテーブルの上に置いて完了! というパパは少なくないと思います。 その結果、行事の日に間違えて出張を入れてしまったり、出かける間際になって「持ち物ある?」とママに確認したりするパパも。育児をするために必要な情報把握もきちんとしてほしいと思うママは多いのではないでしょうか。 小崎先生パパの中で、子どもの行事の対応はママがやるものだという意識があるのではないでしょうか。そういったパパたちには、保育園や幼稚園の行事担当をしてもらうと良いかもしれません。 この担当というのは、ただ行事へ参加するだけではありません。子どもの持ち物の準備も含みます。パパも自分が担当になれば、当事者意識を持てるでしょう。そうすれば自然と、その他のお便りの内容をきちんと把握するようになっていくのではないでしょうか。 なお、育児はやることがたくさんあるので、子どもの行事に限らず夫婦で役割分担をするのはひとつのやり方としておすすめです。ただし、その際には完璧に分担をしすぎないことが大切です。なぜなら、日々の育児は振り分けられないことや突発的に生じるものがたくさんあるから。分担を決めていたとしても、いつでも柔軟に対応できるようにしておくことが大切です。日頃からお互いが歩み寄り、積極的に協力し合える関係をつくっていけるといいですね。 【ママの不満2】子どもの朝の身支度はママ任せ保育園や幼稚園の送迎をするパパは増えていますが、共働きの場合、パパだけでなくママも朝は忙しいのに、なぜか出発前、パパは自分の身支度をしてママが子どもの身支度をしているということはありませんか? 例えば、ママは子どもにご飯を食べさせたり、着替えさせたりしているのに、ゆったりと食事をして、自分の身支度だけ済ませて、「もういける?」なんてママに言ってしまっているパパ。子どもの身の回りの準備をママにすべて任せようとしたり、他人事のような言い方をしたりするパパに対して、不満を抱いてしまうママは少なくないようです……。 小崎先生パパが朝、保育園や幼稚園の送りをしている場合、ママはまだ家にいてゆっくりできるのだからラクなどと勘違いをしているのかもしれませんね。実際はママだって自分が職場に行くために身支度をしたり、朝食を食べたり、お皿洗いをしたりとやることはたくさんあるでしょう。なかには朝のうちに夕飯の下準備をしているという方もいるのでは。朝の時間は分担したり協力したりして乗り越えたいですよね。 やることがわかっていないパパの場合は、夫婦で一度、朝やることリストを書き出してみるのはどうでしょうか。実際に書き出してみると、これだけたくさんのことをママが担当してくれていたのかとパパに気づいてもらうことができます。 そのうえで、朝ご飯の準備はママ、子どもを着替えさせるのはパパなどと担当を決めれば、パパも子どもの朝の身支度が主体的にできるようになるのではないでしょうか。「家事・育児シェア」見える化シートなどを作成している自治体もあるので、参考にしてみるといいかもしれませんね。 参考:『「家事・育児シェア」見える化シート』,福井市総務部未来づくり推進局女性活躍推進課 【ママの不満3】子どもが体調不良のときのお迎えはママ任せ保育園や幼稚園の送迎を進んでやってくれるパパは増えているのですが、子どもが「熱を出しました。迎えにきてください」のような急な対応は、共働きであってもママがお迎えという家庭は多いようです。会社の状況、働き方にもよると思いますが、急なお迎えこそ対応してほしいのにと、緊急連絡先の1番目が自分であることに、モヤモヤするママたちもいるのではないでしょうか。 小崎先生本来育児はママがするものといった思い込みがあり、普段の送迎だけで十分自分は育児をしているのだと満足してしまっているパパも多いのではないでしょうか。また、ママが時短勤務の場合、ママの方が仕事がラクだとパパが思い込んでいる可能性も。でも残業ができない時短勤務のママたちは仕事の時間が削られるのが惜しく、普段残業でカバーできるパパに行ってほしいと思っているかもしれませんね。 ママとパパの仕事の内容や業務は単純に比べられるものではありませんし、ましてやママの仕事の方がラクなんてことはないですよね。だからこそ、夫婦でのすり合わせが重要になります。 お互いが納得いくよう、保育園などに連絡先を伝える前にしっかり話し合っておくことが大切です。もちろん、最初に連絡がくるのはママであっても、夫婦で連絡を取り合って、できる方がやると決めるのも良いと思います。あるいは、お互いの仕事の状況に合わせて、今月はママが忙しい時期だからパパ、来月はパパの会社の繁忙期だからママなどと事前に決めておくのもいいですね。 突然の早退を会社に言い出しにくい雰囲気がある場合は、あらかじめ上司にうちは共働きだから、子どものお迎えで急に抜けたり早退したりする場合があると相談しておくことも必要だと思います。また、受診や看病などで休まなければいけなくなった場合は有給休暇を利用する方が多いと思いますが、もしものために有給休暇を残しておきたい、すでに使い切ってしまったなんて場合には、「子の看護休暇制度」(一定の条件を満たせば子ども1人につき5日の休暇を取得できる制度)を活用するという方法もあります。 3つのネットワークをうまく活用してみてパパとママどちらも対応ができないといった場合も想定し、さまざまなネットワークを利用して子育てを乗り越えていってほしいです。そのネットワークには、親族ネットワーク(祖父母、きょうだい、叔父叔母など)、友だちネットワーク(ママ友やパパ友)、社会のネットワークなどがあります。 社会のネットワークとして、自治体がおこなうファミリーサポート(自治体によっては子どもの熱や病気に対応していないところもあるため事前確認が必要です)や病児保育、病児後保育の一時預かりといったものが活用できます。また、その他にも、自宅に病児保育を専門とした保育スタッフやベビーシッターを派遣してくれるサービスも。地域によって利用できる内容が異なるため、事前によく調べておくといいですね。 子どもの病気やけがは起こりうるもの。リスクマネジメントとして、日頃から夫婦で緊急時のスケジュール管理をしたり、手助けをしてくれるネットワークを用意しておいたりすると、ママもパパも安心できるのではないでしょうか。 ※保護者以外が降園時の引き渡しを担当する場合は、事前に保育園や幼稚園に、引き渡し先として連絡をしておく必要があります。 子育てを共にやっていくという気持ちを大切に多くのパパは頑張って育児をしていると思いますが、3つのケースでお伝えしたように、ママ任せな部分があるなかで「やっているつもり」になっている場合もあると考えます。まずパパには、育児は2人で共にやっていくという意識を持ってほしいと思います。そのうえで、ママが何をしているのかをパパは観察して、日頃やってくれている育児に気が付いたら積極的におこないましょう。 一方でママは、パパに対する不満が爆発してしまわないように、最初は大変かもしれませんがママからパパに要望を伝えることが大切です。経験が少ないパパの場合は、やるべき育児に気がついていないことも多いはず。ママがやったほうが早いし、スムーズに生活が進んでいくかもしれません。でも育児はこれからも長く続いていきます。パパに任せられることが増えれば、結果としてママの負担は軽くなるでしょう。小さな不満もそのままにせず、夫婦で声を掛け合って協力できる文化をつくっていってほしいと思います。(小崎先生)監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授、大阪教育大学附属天王寺小学校校長 小崎恭弘
2023年10月30日出産後、育児で手一杯になり、自由な時間が減ってしまったと感じる方も多いでしょう。そこで今回は「子どもを産む前にやっておきたかったこと、やっておいてよかったことは何ですか?」と質問!アンケートの結果をご紹介します。第3位「脱毛」の人は「産後は脱毛サロンに通う時間や、自宅で自己処理する余裕もないため、終わらせておけば良かったと後悔しています」(33歳/主婦)「子どもがある程度大きくなるまでは、ゆっくりお風呂に入れず、自己処理ができないからです」(32歳/専業主婦)「自己処理のために、カミソリなどをお風呂場に置くのは、子どもにとって危ないと感じるからです」(36歳/専業主婦)子どもが小さいうちは、自分磨きをする余裕がなくなりがち。定期的に行う必要がある脱毛は、出産前に完了しておくと良いかもしれません。第2位「外食」の人は「子どもが小さいうちは、鉄板やコンロなどがあるところは危ないため、焼肉やしゃぶしゃぶなどの食べ放題にもっと行けば良かったです」(30歳/主婦)「好きなものが食べられなかったり、好きな時間に気軽に出掛けられなくなったりするので、気になる飲食店は行っておくべきだと思いました」(37歳/主婦)「ホテルのレストランで夜景を見ながらディナーを食べたり、おしゃれなお店でランチをしたりしておけば良かったです」(30歳/専業主婦)子どもが泣いてしまったり、騒いでしまったりする可能性を考えると、子連れの外食はハードルが高いと感じるよう。とくに、静かなカフェやホテルでの食事は、出産前に夫婦で満喫しておきたいですね。第1位「旅行」の人は「子どものためにお金を使いたいと思っているため、子どもたちが巣立ってから行きたいところを巡りたいと思います」(28歳/専業主婦)「子どもがいても旅行できるけれど、お金も体力も必要だし、小さいうちは難しいです」(31歳/専業主婦)「結婚前は、どんな所でも自分たちが行きたい場所へ行けましたが、子どもがいたらミルクやおむつなどの心配があるため、行こうとも思わないです」(40歳/主婦)旅行は時間もお金も必要だからこそ、出産前のゆとりのあるときに楽しんでおきたいもの。とくに「海外旅行しておけばよかった」という声が、多く挙がっていました。「そのほか」の人は「授かり婚のため、産後に結婚式をすることになったのですが、子連れで準備するのは大変でした」(31歳/会社員)「子どもができると、実家に帰ってからも余裕がないため、地元の友だちと会っていて良かったです」(44歳/パート)「子どもを育てるうえでお金がいるし、今後副業していくことも考えると、資格の取得や得意なことを伸ばしておく必要性を感じました」(26歳/事務員)「そのほか」と答えた人は、結婚式や友人たちと会っておくことを挙げていました。出産後の生活を見据えて、資格の取得や勉強なども、時間に余裕のあるうちに取り組んでおくと良いかもしれません。出産前の時間も楽しんで将来子どもを持ちたいと思う方や、出産準備に忙しく過ごしているプレママ・プレパパも多いはず。出産後に育児に打ち込めるよう、今しかできないことを思い切り楽しんでみるのもおすすめです。今回のアンケート結果を参考に、やりたいことを実践してみてくださいね。調査主体:MOREDOOR編集部調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるインターネット上のアンケート調査調査期間:2023年03月07日〜2023年03月08日100名の女性(MOREDOOR編集部)
2023年03月18日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、コロナ禍での新たな習慣の中で子どもがやっていいことや、注意してほしいことについて教えてくれました。コロナ禍での生活も長くなりましたね。大人はもちろん、子どもたちも自宅や園での生活の中でたくさんの新しい習慣を取り入れながら生活しています。感染予防につながる新習慣について改めて確認してみましょう! コロナ禍で、色々と生活が変わっていく中で、新習慣になったものがあるかと思います。我が家は、夫と小学1年生の娘の3人家族です。我が家で実際に実践している習慣も含め、小さな子どものいる家庭や園などでのコロナ禍で新習慣になったものの注意点についてお話します。 赤ちゃんへのアルコール除菌や手洗いは要注意!新型コロナウイルスの感染予防対策として習慣となっているアルコールでの除菌や手洗い。大人にとっては当たり前の習慣ですが、手の皮膚が薄く皮脂も少ない乳幼児にとっては注意が必要です。特にアルコールでの除菌はダメージを受けやすいため、避けた方がよいでしょう。万が一、赤ちゃんが使用する際にはアルコールによって手が赤くなっていないかなど、皮膚の状況をみながら使用を検討してください。乳幼児の手洗いは、基本的には流水と石鹸の手洗いで問題ありません。石鹸の泡の洗い残しがないようにしっかり流しましょう。アルコール除菌や手洗いは、大人と同じく小さな子どもにも徹底させたくなりますが、乳幼児や肌の弱いお子様の場合は、肌(皮膚)の状態などをみながら、上手に除菌や手洗いを取り入れて新型コロナ対策を行うようにしましょう。 我が家では、小学生になる娘は帰宅時と食事前の手洗いは、新型コロナウイルスが流行する前も心がけていましたが、声かけをしないとなかなか難しいこともありました。しかし、今は習慣化しているからか、自分から自然に手洗いをしてくれることが多くなりました。電動でハンドソープが出てきたり、泡の形が花などの形になったりと、手洗いを楽しめるグッズも増えた気がします。我が家の場合、アルコールや除菌や手洗いなどの習慣化によって、風邪や胃腸炎などになることもほとんどなく過ごせています。新型コロナウイルス感染予防対策にしていることが、他の感染症予防にもつながっている気がします。 参考記事:「赤ちゃんにもアルコール消毒」は実は間違い!?赤ちゃんに危険なことも!消毒時にやりがちNGとは?|ベビーカレンダー 2歳まではマスクは危険なことも!?年齢に合わせた対応を!幼児のマスクについては、賛否両論ありますが、今では外出時の習慣になっています。 もちろん、一定の距離がとれる混雑していない屋外や、スイミング、スポーツクラブなどの運動時は、マスクは外しても良いでしょう。我が家でも娘にそのように話しています。マスクをつけることが習慣となったここ数年で、様々なデザインのマスクが販売されるようにもなりました。子供用のかわいいプリントのマスクは、気分も上がることでしょう。「かわいいね」と褒められることもあったり、ファッションのひとつとしても楽しめますね。 一方で、息苦しさや会話時の表情がわかりにくい、聞き取りにくいなどデメリットも生じています。また、乳幼児のマスク着用については、危険を伴うこともあります。特に、2歳未満の子どもに対してはマスクの使用は危険性が高まると「日本小児科学会」では示されています。乳幼児は、自ら息苦しさや体調不良を訴えることが難しく、自分でマスクを外すことも困難となります。呼吸が困難になったり、夏場では熱中症の危険が高まる場合もあります。2歳未満の幼児のマスクの着用は十分に気をつけるようにしましょう。 参考サイト:「乳幼児のマスク着用の考え方」公益社団法人日本小児科学会 検温は習慣化し、家族の健康管理を!保育園では元々検温を毎日していましたが、家庭でも日頃から検温をするようになり、体調や平熱の管理もできる様になりました。また、鼻水が出る、喉の違和感、体調がいまいちな時は、無理せずに睡眠を多くとったり、栄養面に気をつけたり、家で静かに過ごしたりなど早めに回復するように家族みんなが心がける様にもなっているのではないでしょうか。検温などの体調管理については、大人だけでなく子どもにも習慣化したいものですよね。我が家でも毎日の検温は家族の体調管理にも役立っています。 感染予防のための「黙食」特に保育園や幼稚園、学校などで徹底されている黙食。子どもたちは大人以上に食事の際はおしゃべりせずに食事をするということが徹底されているように感じます。私たち夫婦は、食事の時の会話を大切にしていて、お互い楽しんでいます。しかし、娘は給食時の黙食が身についている様であり、食事時の会話は、違和感を感じるようです。楽しい会話も食事の楽しみの一つだと思うので、感染予防の黙食は少し寂しくも感じてしまいます。早く友達との会話を楽しみながらの給食が、安心してできるようになってほしいですよね。 まとめコロナ禍での新習慣は、健康管理や予防的な行動をとれる様になったと感じています。また、家族で家で過ごすことも多くなり、家族の大切さやつながりを強く感じるようになりました。 みなさんは、どんな変化がありましたか? 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2023年01月17日子どもたちの多様な強みをみとる支援を学ぼう!日本公認心理師ネットワークが、2022年10月22日(土)の19時から21時に、「子どものやり抜く力”グリット”を高める心理的支援と教育~子どもたちの多様な強みをみとる支援を学ぶ~」をテーマとしたオンラインセミナーを開催します。講師は、竹橋洋毅先生(奈良女子大学大学院人間文化総合科学研究科准教授)です。グリットは、今注目されている「非認知能力」のひとつノーベル経済学賞を受賞したHeckman博士の研究によって、子どもの非認知能力への関心が高まっています。非認知能力は、所得、生活保護受給率、大学進学、健康管理、犯罪率などに大きく影響するといわれております。今回のセミナーは、話題の図書の著者の先生がご登壇されます今回のセミナーでは、北大路書房の話題の図書、『非認知能力~概念・測定と教育の可能性』の著者のおひとりである竹橋洋毅先生にご登壇いただきます。竹橋先生は、本書籍の第2章「グリット」を執筆されました。非認知能力 - 北大路書房 心理学を中心に教育・福祉・保育の専門図書を取り扱う出版社です : セミナーに先立ち、お得な書籍付きチケットも販売日本公認心理師ネットワークは、50冊限定で、研修料金がお得になっている書籍付きチケットを販売いたします。書籍付きチケットは、書籍代込みで一般価格5,480円です。気になるセミナー内容は本セミナーでは、以下の内容を含む予定です。・グリットとは何か?・グリットの重要性を示すエビデンス・グリットを高める支援や教育・グリットについて考える上での留意点・子どもの多様な強みをみとる:人格的強み当日参加できなくても安心。見逃し配信もあります。当日ご覧になれない方へは、「見逃し配信」チケットがおすすめです。見逃し配信は、ライブ配信終了後、1週間程度で視聴用URLをお送りいたします。視聴期限:2023年3月31日23:59当日資料の販売も行います。当日の講演資料は、セミナー料金を低価格に抑えるために、希望者のみご購入いただく形をとっております。こちらのサイトにて、セミナー当日までに販売を開始いたします。pcmhimeji powered by BASE : セミナーへのお申込みはこちら : セミナー概要■セミナー概要開催日:2022年10月22日(土)時間:19:00~21:00開催方法:オンライン(ZOOM)・見逃し配信あり費用:ライブ配信(一般・書籍付き):5,480円ライブ配信(一般・書籍なし):3,000円見逃し配信(一般・書籍付き):5,480円見逃し配信(一般・書籍なし):3,000円ライブ配信(学生・書籍付き):3,480円ライブ配信(学生・書籍なし):1,000円見逃し配信(学生・書籍付き):3,480円見逃し配信(学生・書籍なし):1,000円リチェルカインターンOBOG:0円申込方法: セミナー詳細・お申込みはこちら : 日本公認心理師ネットワークのHP・SNSはこちら日本公認心理師ネットワーク : Twitter投稿 : オンラインセミナー情報|日本公認心理師ネットワーク|note : Facebookにログイン : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月30日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんはいませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!授業中に鳴り響くゲーム音自分の子どもが一番勉強できると豪語していた、同じ幼児教室に通うママ友の話です。いつも「子どもにはネット動画は見させないし、ゲームもやらせない!」とまわりのママ友へ散々嫌味を言っていました。しかし、幼児教室の参観日に、弟が静かに待ってられないからと、参観中にもかかわらず子どもに大音量でゲームをさせていました。出典:lamireそのせいで授業は中断。周りのママたちも「聞いていた話と違う」という反応。いつも教育熱心なママを演じてたのに…さすがに驚きました。(女性/パート)お上品なママさんの本性親子体操教室に通っていました。駐車場が狭く、1台ずつ合流して進むのが暗黙のルールとなっていました。次は私の番だと思って順番に進むと、ルールを無視した車のママがこちらを見ずに強引に侵入しました。よく見たら体操教室のリーダー格のママさんでした。途中で私に気がついたらしく気まずそうに頭を下げたので、こちらも頭を下げました。会場で会うのが嫌だな…と思いつつ向かうと、そのママさんから「さっきはありがとう、遅れると皆に迷惑かけるから譲ってくれて助かったわ!!」と言われました。ほかのママさんたちもいるため、先に私に言われるのを恐れてか…いつもよりにこやかな笑顔だったので怖かったです。本性が見えてとても不快でした。(女性/無職)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。以上、ママ友トラブルエピソードでした。次回の「ママ友トラブルエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年08月11日息子が小学1年生になり、彼にとって毎日の仕事がひとつ増えた。学校に持っていく鉛筆を削ることである。まだ慣れない子に一人で鉛筆削らせたらあかー――ん!!なぜかって?まぁ鉛筆削りが刃物で危ないということもあるのだが…。気合い入れて削ってるなーと見たところ、これ、絶対に人に向けたらダメ!!って鉛筆が仕上がってる。そして鉛筆って削り過ぎると、筆圧に耐え切れず速攻ボキッと折れるんですよね…。息子は入学して1日目の授業に際し5本の鉛筆を持って行ったが、すべて豪快に折って帰ってきた。そして次に、これは鉛筆削りの性能にもよるのだが…。手動の場合、本当にずっと削ることができてしまうので、削る方の手が痛くなるまでゴリゴリしている。鉛筆ひとつでこんなちょっとした事件が起きるのか…と、育児は小学生になっても退屈せんのな…と思う。最初からこうすればよかった。「自分でやる」と言う気持ちは尊重したいし、なるべく手や口を出したくないけど、見本は置いておくべしと学習した母だった。
2022年05月01日皆さんの周りに、ちょっと厄介なママ友さんは居ませんか?そんなママ友とは距離を取って接したいですよね…。 今回は実際に募集したママ友トラブルエピソードをご紹介します!英会話レッスン英会話などは子どもがやりたいと言わない限りやらないつもりだったのですが、子どもを英会話レッスンに通わせていることが自慢のママ友から「えー?英検とか取らせるようにがんばらせないの?親として失格だよ?子どもが大きくなった時に、英検があること感謝してくれないって悲しくない?」とよくわからないマウントを取られたことがあります…。(会社員)教育マウント私の子どもは幼稚園の年長から英会話教室に通い始めました。すると教育熱心で、自分の子どもが一番できると思っているママ友に「英会話は、我が子は一歳から始めた。年長から始めるなんて遅すぎる、遅く習わせて子どもがかわいそう。早く始めないとダメなのに…」と、自分の子は早く始めたアピールでよくわからない事を言われました。(パート)いかがでしたか?こんなママ友だと距離を取って接したいですよね…。狭いコミュニティだからこそ、付き合う人は選びたいと思えるママ友トラブル体験談でした。次回の「トラブル体験談エピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。"
2022年04月18日子どもをお風呂に入れているから、ゴミ出ししているからってドヤ顔しているパパ、いませんか。パパの「やってるつもり」な家事・育児に、ママたちも慣れてしまっているかも? パパの「やってる」とママの「全然やってない」の気持ちのズレは認識の違いはどこから生まれるのでしょうか。パパの潜在能力を引き出すにはどうすれば? 父親の育児参加について詳しい大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に伺いました。「パパの”やってるつもり”育児あるある」を全2回シリーズでお届けします。 何も分からない新米パパ…ママのハードル高くない?元保育士の小崎先生は、男の子3人の子育てを経験した先輩パパ。それぞれに育児休暇を取り、積極的に参加してきました。新米パパだった当時を思い出し、パパを代表してこう弁明します。「パパがつらいのは、パパもどうやったらいいか分からないということです。僕は保育士だったけど、自分の子の育児となると、最初はよく分かりませんでした。パパだけが悪いのではない。ママのハードルが高いんです(笑)上手にできないとイライラするでしょ?」 確かに露骨にイライラしてしまっているかもしれません……。 「だけどママの気持ちも分かるんです。今まで自分のやり方でやってきたので、いちいちパパに教えるのはめんどくさい。だから自分がやった方が早い。だけどもっと寛容になることが必要です」 小崎先生はプレパパママセミナーで、ママたちに対して「子どもを育てるように、パパも育てて欲しい」と呼びかけるそうです。 「だって家事育児が苦手という男性は、一気にできないんです。初めての育児の時、ママもよく分からないわからないうちに“ママ”になっていったと思うんです。出産まで赤ちゃんのおむつを替えたことがなかった人も多いですよね。やってるうちになんとなくできるようになる。子育てのゴールはまだまだ先。先は長いですから、パパを巻き込んでいくことは大事です」 一方で、パパにも苦言を呈します。「パパもママはなんでも分かってる! と勘違いしたらダメです。ママもゼロからのスタートです。生まれる時点から主体的にパパには関わってほしいですね。子育ては大変だけど楽しいことでもありますから」 そこで、パパの”やってるつもり”育児あるあるについて、小崎先生に検証してもらいました。 パパやりがちNG1! ゴミは出すが、まとめるのはママ朝ゴミを出してくれるのは助かるけど、ただゴミを出すだけ。あとは知らん顔というパパにイラっとしちゃいます。 小崎先生:「洗濯という家事は、干して終わるわけではない。適当に干したら乾かないし、洗って干して乾かして畳むところまでやって初めて“洗濯”は終わる。ゴミ出しも同じです。ママが朝、玄関にまとめたゴミを出しただけでは“ゴミ出し”とは言わない。“ゴミ移動”ですよね(笑)収集日を理解して、分別して、たまったゴミ袋をまとめて、ゴミ箱に新しいゴミ袋を掛ける。これがゴミ出しです。そうなるとゴミ袋の厚さまで気にするようになる。洗濯もゴミも他人事ではなくて、自分の仕事として考えないとだめなんですね」 パパやりがちNG2! お風呂は入れるが、着替えはさせないお風呂には入れてくれるけど、お風呂の準備や着替え担当は当然のようにママ。でも子どものお風呂って実は前後の方が負担ありますよね?小崎先生:「パパが先にお風呂に入っていて、『ママー!連れてきて〜』ってパターンですね。そのあとは『もう上がるよ〜』ってママに子どもを引き渡す。他人事ですよね。『パパ! 一人でお風呂入れてみぃ』って思いますよね(笑)ママが一人で入れる時はどれだけ大変か。風邪引かさないようにってママ一人で奮闘するんですよ。新生児だったらおへその処置もしないといけない。それをパパに知ってもらうべきですね。でもきっとパパが一人でやっているのを見ると、手際の悪さにママはまたイライラするかもしれませんね(笑)」 パパやりがちNG3! 遊び相手はするが、うんちがでたらママを呼ぶいつもは遊んでくれるしおむつ替えもしてくれるのに、うんちになった途端「ママ! うんち出た」と言ってくるパパ。うんち=ママの仕事をなんとかしたい! 小崎先生:「うんちのおむつ替えになった途端『ママを呼んでいるよ〜』とか言って子どもを渡してくる(笑)これもあるあるですよね。これは最初が肝心なんです。初めて子どもがうんちしたら誰が替えますか?パパに『パパ替えて!』と言ったらいいんです。『やったことないからママやって!』と言われたら『私もやったことない!』と言い返せる。ママ自身、ママの仕事と思い込まない方がいいですね。二人で話し合うことが大事です。 夫婦の価値観のメモリを合わせてパパの「やってるつもり」とママの「やってくれない」は価値観の差に原因があるそうです。「ママとパパの価値観の物差しの目盛りが違うんですね。パパの「1やったつもり」は1センチです。ママの「1」は1メートル。これでは生活の中で大きなズレができても当然です。“やった”の目盛りが違う。その目盛りの幅を両方が合わせていく意識が必要ですね。パパはもちろん当事者意識をもって、普段ママがやっていることは全部やってみる。そして分からないことはママに聞いてみるべきですし、ママもパパの経験不足などを理解し、ハードルを下げてあげてパパに教えてあげてほしい。両者歩み寄って家事・育児について見直してみたらどうでしょうか」 「ビジネススキルを育児に生かすといい」と小崎先生は言います。ビジネスマンパパが育児で大活躍するスイッチとは!? 詳しくは次回の「パパの”やってるつもり”育児あるあるパート2」でお届けします。 取材・文/大楽眞衣子 監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年01月29日【子どものお手伝い】皆様はどうされていますか?小6~4歳まで色んな年齢の子がいる我が家ですが【洗濯たたみ】は全員がやってくれます。しかし…今までのパターンがこれでした。私自身も疲れて家事を放棄することもあるので「うん、まあ確かにしんどい時もあるもんな…」と強制はしてきませんでした。私自身も【あくまで親がやって当たり前。できるときに手伝ってくれたらいい】と思っていたんだと思います。しかし、上の子達ももう小学生。自分の事は自分でできる年齢です。「“何事もやってもらって当たり前”と思わせてしまうのも違うんじゃないか…?」と思うようになりました。最低限、せめて自分の自分の服は自分で畳み、食事前に部屋を片付けることはできるはず。今まで強制はしてきませんでしたが、最近は「最低限の事を終わらせなければこちらも動かない」というスタンスにしました。最初こそ反発はしていましたが、こちらも強い姿勢を崩さすにいると今では習慣化。すすんでやるようになりました。(一番下の子も、兄姉たちがやっているのをみると必ず一緒にやってくれるようになりました)最近はごはんも自分たちで炊いてもらうようにしました。いうてもまだ小学生だし…とつい先延ばしにしてきましたが、将来自分たちが困らないように【自活】できるようになるのは大切な事。少しづつ覚えていってくれたらいいなと思います。
2021年06月16日先日、息子が5歳の誕生日を迎えた。5歳。あっという間やら、まだ5年しか一緒にいないのか…ってやらですな。そんな息子について、以前「お手伝いがブーム!」と書いた。今年の6月くらいに「お風呂掃除デビュー」を果たした息子。お願いする回数も週1回が2回になり、3回になり…とだんだん習慣化。ついには「お風呂掃除はきったんがやる!」と自らかって出て、夕方になるとせっせとお風呂を掃除する日々が続いた。夏休みの間は、毎日お風呂掃除をかかさなかった。毎日の習慣だったはずのお手伝いに、あやしい雲行きが…?が…それが、子どもーーー出だしはな。好調なんすわ。問題は続けることやで。分かる。分かるよ。飽きたんだよね風呂掃除に。もう面白くなくなっちゃったんだよね。2ヶ月、3ヶ月も経てば新鮮味も薄れてくるよね。付き合い始めのカップルも3ヶ月になるとちょっと空気微妙になるもんね。別れたりするもんね。って、この例えはちょっと微妙? ごめん。っと、そんな魔の3ヶ月。分かるけど…って、子を教育する者としてはちと悩まん?このまま私の仕事に戻していいの?気まぐれにお休みさせていいの?子どものお手伝いに対する考え方って、その先に何を求めるかによって違ってくると思われる。【A】「一度させたら本人がどうであろうと、その子の仕事にさせる、親はやらない」家事は生活の基本。将来のためにも今しっかり基盤を作りたい派、はこんな感じ? かしら。【B】「まぁ、楽しいが基本だし。やりたいときにやればいいんじゃなかろうか…」お手伝いも遊びの一環。やる気ない時にやらせても、子どもは嫌になってしまうよね派、はこんな感じだろうか。ちなみに私は、お手伝いをさせるようになった当初の考えは圧倒的に前者だったが、だんだんと後者の「子どもだもんな! しゃーなし!」派になってきた。なんでかって?スマン。面倒くさいんじゃ。毎日風呂掃除の度に子どもを奮い立たせて、やる気にさせて。やる気と比例し、やや適当になっている風呂掃除の結果に言いたいことはあるけれど、そこはグッと目をつぶる。その一連の流れで何か1つよかったところを絞りだし、明日へのやる気へとつなげる。そんなことを毎日疲労困憊の夕方にする。面倒くさいを飛び越して、嫌じゃ。わしゃ嫌じゃぁぁぁぁ。ダメ母です。スマン。ということで。前者の「幼くして家事の基盤を作る」というのはとても骨が折れることだということが分かった。しかし世の中にはこれを毎日実践できているお母さんがいるんだよなぁ…。すごいなぁ…。なんならそのお母さん、うちにも来とくれよ。だって私も毎日お風呂掃除面倒くさいもん。やる気欲しい。私を励まして!やる気にさせて!!よかったところ言って!明日のために誉・め・て~っっ!!!あぁ…。“息子が毎日お風呂掃除をしてくれる”というのは、私にとって結構大きな助けになってたんだな…とちょっとため息が漏れた。お手伝いブームが去った後の息子に変化が…!?長い自粛生活から、ようやく幼稚園へ行くリズムも整ってきた2学期中盤。お!?「自分で自分の髪と体を洗う」息子がまた一歩、はじめてチャレンジをしている。しかも…できてる!できてるよ!!頭も細かく洗えて、体を流すところまで完璧である。おやおや、そんなに事細かに教えていないのに、いつの間にか1人でスムーズにできるようになっているではないか!平和~!!戦場のバスタイムに終わりが見えてきたぞ~!!息子は気を良くしたのか、この日から毎日自分で髪を洗い、体も洗っている。私は歯磨きのように、仕上げすすぎをしてあげるのみ。息子の成長を感じる。そんな息子を見た母の本音。ま!徐々にね!3歩進んで2歩戻ってきてもいいから!3歩進んで4歩戻ってこなければいいよ!(でも私の育児多分ほとんどこっち…)と言いつつ、こっちはお風呂掃除より長く続けてほしいなぁ…。理由は「私が5年ぶりにゆっくりお風呂に入れるから!!」一択。お風呂掃除だって、自分で髪を洗うことだって、息子に続けてほしいと願う気持ちの根っこには「母だってちょっとずつ楽になりたい」って本音があるのだ。
2020年12月06日子どもが言うことを聞かずにイライラ、夫の言動にイライラ。毎日イライラしている自分にイライラ……。多くのママが経験していることだと思います。イライラしたくない、心に余裕を持ちたいと思っていても、そう簡単にはできないものです。どうしたらできるだけイライラしない状態をつくれるのでしょうか。 そもそもイライラはなぜ起こる?イライラしているときとは、相手の行動に対して怒りを覚えているときだと思います。その怒りについて少し紐解いてみると、「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしていることがわかります。 さらになぜ「相手が自分の思う通りに行動してくれていない」ことにイライラしてしまうのか考えてみましょう。 それが悪いことだから?それが気に食わないことだから? いろいろと理由はあるかと思いますが、突き詰めると、「その状況において自分が自分の理想通りに行動できない」ことに苛立っていることがわかります。 たとえば、家事が非常に忙しいのに夫がスマホばかり見て手伝ってくれないことに腹が立ったとします。もし、家事がスムーズに自分のペースでおこなえていたら、夫がスマホばかり見ていてもそれほど気にならないはずです。一方で、夫が手伝ってくれたとしても、やり方が雑だったりすると、それはそれで腹が立ってしまうこともあります。いずれにしても自分が理想としている状態が叶えられていないことによってイライラ度は高まってしまうのです。 イライラの原因はまさかのアレ!?きっかけは夫や子どもだったとしても、イライラの原因は実は「自分」なのです。同じことを夫や子どもがやってもイライラしないことがあるのは、自分の心の余裕に関係しています。心に余裕があれば、マイナス面も想定した上で考えていた通りに行動できるので、イライラも少なくできるというわけです。 イライラしたときにやってはいけないことイライラしたときに、苛立ちのきっかけとなった夫や子どもに焦点を当てたままにしてしまうと、さらに苛立ってしまいます。相手はママが何にイライラしているのかを正確にはわかりませんし、わかったからといって瞬時に理想通りに振る舞ってくれることはほぼありません。 イライラしたら「自分が今一番叶えたい状態はなに?」と自分に問いかけてみましょう。夫や子どもにイライラしている状態をぶつけたいのか、とりあえず今の家事を片付けたいのか。いったん立ち止まることで、イライラして後悔することは少なくなるはずです。 人はイライラするものです。イライラすることが悪いのではありません。イライラして、無駄に相手を攻撃したり傷つけたり、さらには自分がそれによって疲弊してしまうことが避けるべきことです。そのためにも、イライラしたら、深呼吸して立ち止まってみてください。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年07月05日皆さんこんにちは、チッチママです。 前回の記事で、子どもといっしょに家事をするうえで「ある物」が必要になるとお伝えしたままフェイドアウトしました。子どもがいっしょに家事をしやすいように用意したものは「子どもサイズ」の道具です。 1ヵ月以上前から道具を揃えて実践していますが、やはり使いやすいようで、ちり紙などがちらばると自分でホウキを持ってきて掃いたりしています。実際はきれいになっていませんが、今まではゴミが散らかっても「あ…なんか沢山落ちてる…」→「あっちで遊ぼっ」という感じでしたが、自分のホウキをゲットしてからは「あ!ゴミだ!」→「ホウキで掃除しよう!」という発想になったんだなあと感動しました。 さて、お家時間が長い分、いろいろと家のなかの様子もかわってきましたよ!おもちゃの収納もがらっと替えました。次回は、片付けられない大人(私)と子どもでも、おもちゃが綺麗に片付くヒントについてです。お楽しみに〜!
2020年05月20日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回はInstagramのフォロワー5万人超のユウコトリトリ(@yuko_toritori)さん。小学生と保育園児の3きょうだいを育てるワーママさんです。 今回は、子どものお手伝いでの「あるある」エピソードです。 お手伝いしてもらうはずが、逆に手間が増えてしまう……! フクザツな気持ちですね(泣)。 ユウコトリトリさんの育児エピソードは、Instagramやブログなどから更新されています。そして、書籍「カエル母さん」が発売!ぜひチェックしてみてくださいね。 この投稿をInstagramで見る ユウコトリトリ(@yuko_toritori)がシェアした投稿 - 2020年 4月月22日午前6時55分PDT著者:イラストレーター ユウコトリトリ2007年、2011年、2015年生まれの騒がしい三姉弟を子育て中のワーママ。Instagramにて、育児あるあるや日常の小ネタをカエル漫画でゆるっと更新中!
2020年05月17日「子どもの個性を大切に」というのはよく耳にする言葉。でも、子どもの個性ってどうやって見つけるの?どうすれば分かるの?という人も多いのではないでしょうか。今回は、心理カウンセラーの筆者が、子どもの個性を見る方法やそのときの注意点についてお伝えします。外出自粛が続いて、時間がたっぷりある今こそ、「子どもの個性」について考えてみませんか?子どもの個性の見方=就職活動の自己分析と同じ!就職活動の時に「自己分析」という行動をしたことがある人も多いでしょう。子どもの個性を見ていくことは、子どもについて分析を行うことと同じ。いわば、子どもの「いいところ探し」です。では、具体的にどのように進めていけばよいでしょうか。子ども目線で興味のあることを見極めて共有するまずは子どもが興味のあることを見極めることが大切ですが、その時に、大人の目線ではなく、できるだけ子ども目線で毎日のできごとを見つめてみましょう。体を動かすことが好き?工作していると楽しそう?ものごとをインプットすることが得意なのかな?わが子が興味をもつことや好きなことを見分けることができたなら、その子どもが興味をもつテーマを親が共有することが大切です。大人はついつい、大人の基準や高い基準で、子どもの興味のあるものを見てしまいがち。そして親の好みに合わないものを、子どもの興味対象から除外してしまうことがあります。しかしそうではなく、子どもが目の前のものに対してどのような感情を持っているのか、大人のフィルターをはずして見ることが重要です。そして、子どもの興味あるものや事柄を決して否定しないでください。ニュースを見ながら子どもと話す、考える子どもの個性を見るのに役立つ方法の1つが、テレビのニュースで流れている問題を子どもと話し合うことです。「ニュースは大人が見るもの」と思ってしまいがちですが、子どもは案外大人のニュースをしっかり見ていて「これ何のこと?」「これどういうこと?」と聞いてくることがあります。そんなときは、「これは大人の問題だから」「子どもには関係ないのよ」などと言わずに、子どもに分かる言葉で説明し、「あなたはどう思う?」と聞いてみましょう。また、これまでニュース番組を見てこなかった子どもの場合、最初はあまり興味を示さないかもしれません。そのときは大人が「見て、こんなことがあったんだって!」と誘導することで徐々に興味を持つようになります。その中でどのようなことに興味を持つのか、さらに、1つの事象に対してどのような感想を持つのかも、子どもの個性をはっきりと指し示します。共感力が高く、優しいタイプの子、深く掘り下げる考察力のある子、感情的に怒りや憤りをもつ子などがいるでしょう。子どもはそれぞれ、その時に起こっていることに自分なりの思いや感想を抱いています。時事問題を子どもと話し合うことで、「この子はこういう風に考えるタイプなんだな」ということが見えてきます。きょうだいとの比較や親の押しつけに注意兄弟、姉妹がいれば、親にとって好ましく思われる性格と、そうでない性格が出てくるのも多少は致し方ありません。「下の子も、もっとお姉ちゃんみたいな子に育ってくれていたら」あるいは、「上の子はもっと弟のようだったらよかったのに」そんなこともあるでしょう。しかし、どのような性格でも、長所と短所が重なり合って形成されているものです。例えばリーダーシップのあるタイプの子は、時に熱くなりやすく、全体の意見をバランス良く取り入れたり、人の意見に耳を傾けることを苦手としていることも。どこを得意としてどこを苦手とするのかということや、子どもの考えや行動が親の好みと合致するかどうかということは、別問題であることを意識しましょう。子どもの個性を見つめることは、その子のそのままの姿を受け入れ、愛することにつながります。子どもは、ありのままの自分を受け入れられていないと感じると、小さな部分でも大人に反発し、反抗します。個性を知るための行動が、子どもへの否定や親の好みの押しつけにならないように注意してください。子どもの姿が見えると適切な対応方法も見えてくる子どもの個性、つまりその子自身がしっかり見えてくると、ほめるポイントや、日常の活動のヒントが見つかりやすくなります。子どもはありのままの自分を見てもらえている、愛されていると感じることができるので、結果的に親が一緒に過ごしていて、ストレスを感じることが少なくなります。今は外出もままならず、時間があり余りがちな人も多いはず。このたっぷりある時間を利用して、「今日は徹底的に子ども目線でこの子の好きなものを探してみよう」「お昼のニュースを見ながらどう思うか聞いてみよう」という感じで子どもと関わってみると、今までとは違うわが子の個性が見えてくるでしょう。そして、個性を知ることは、今後の子どもとの過ごし方を大きく変えることになるはずです。<文・写真:ライターあん茉莉安>
2020年05月09日緊急事態宣言が発表されてから、家族ですごす時間がグッと増えました。増えたは良いものの、毎日家の中ばかりで、子どもたちもマンネリな様子。そこで、子どもたちと「落ち着いたらやりたいことリスト」を作ることにしました。とりあえずやりたいことを思いつくだけ言ってもらい、ズラッと書き出しました。■外出の希望はかなえてあげられないけどまぁ出るわ出るわ。行きたいところや、やりたいことがあふれ出てきました。しかし後半になると…?今すぐにでもできそうなことが結構ありました(笑)そんな感じでリストを作り終えると、結局、半分くらいは今すぐにでもできそうなことでした。なので、すぐにできることから順番に実行していくことに!そして、実行できたらリストに丸をつける。 ■子どもたちの「好き」を知る時間ができたそれを繰り返していくと、どんどん丸が増えていき、子どもたちも「願いがかなった!」と、うれしそうでした。すると、最後に残ったのは「どかこへ行きたい」系。これは、どうしても今はかなえてあげられません。なので、どうしてそこに行きたいのか、理由を聞いてみることにしました。今まで「●●へ行きたい」と言われたら、とくに何も考えず、「了解!」と、ただ連れて行くだけでした。でもこうやって子どもとゆっくり話す時間があると、どうしてそこに行きたいのか、子どもは何が好きなのか、どんなことを考えているのか…そんな、今まで知らなかった子どもたちの興味や内面を知ることができました。日々の生活に追われていると、どうしても必要なことを優先して話してしまい、内面の部分まではなかなか会話が深まらないときも多いです。今回ゆっくり過ごす時間ができたことで、わが家では、子どもたちの心に寄り添って会話ができる絶好のチャンスとなりました。いつまでこの時間が続くかわかりませんが…。もし時間が短くなったとしても、これからもずっと、この心の対話の時間を大切に過ごしていきたいと思ったのでありました。
2020年05月04日「子どもにはやりたいことを見つけてほしい!」と考えているママ自身が、なかなかやりたいことが見つけられなかったり、時間がなくて諦めたり……ということは珍しくないですよね。「誰かのために」「社会のために」という、外向きのエネルギーに子どもを向けるために、親が意識して声がけするといいと話すボーク重子さん。そんなボークさんに、ママの生き方についてお話を伺います。 『子どもの「やりたいこと」の見つけ方」』 の続きです。■ママが打ち込む姿が子どもの非認知能力を伸ばす――子どもには本当にやりたいことを見つけてほしい。そう考えるママ自身、なかなか自分のやりたいことができずにいることも多いです。そうした現状をどう見ておられますか?ボーク重子さん(以下、ボークさん):子どもの非認知能力を育む秘密兵器は、「ママがやりたいことを見つけて、取り組むこと」なんですね。「何かやりたいことを見つけなさい」と言うよりも、身近にいる大人がどう生きているかを見せることが、子どもたちにとって一番のロールモデルになります。私は、母親が「子どものお世話をする人」から、「子どもを導く存在」に変わっていくべきだと考えています。ママ自身が、子育てをしながらでも、自分のやりたいことを諦めずに両立させている、その姿こそが子どもたちにとって最高のお手本となるからです。――子どもに見せるのは、具体的にどのような姿がいいのでしょうか。ボークさん:かっこいい姿だけじゃなくて、失敗をたくさん見せてあげてください。ママは失敗もするけどその度に立ち上がっている、失敗なんてどうってことないと気づかせてあげることができます。私は、子どものお手本になるのは、かっこいい正しい人のことではなくて、自分自身の成長過程を見せられる人だと考えています。そのためにも、ママがやりたいことを見つけて、取り組んでいる姿というのは、子どもにとても大きな影響を与えると思います。■母親としての「罪悪感」との付き合い方――ただ、子育てに家事に仕事にと、ママたちのやることは多くて、自分の時間が持つことに対して罪悪感を抱く人も少なくないと思います。ボークさん:どうしても「完璧な母親」のイメージにとらわれて、家事も育児も、そしてさらに仕事まで「完璧にやらなくては」と、自分を追い込んでしまうお母さんは多いですよね。でも、子どもは「ダメなママでこめんね」と悲しげなママより、「ママは今日もがんばったよ!」と話す笑顔のママといる方が幸せなはずです。ママ自身が自分の人生を広く探し求めることが、子どもを導くロールモデルとして、おおいに役出つということを踏まえると、罪悪感を持つ必要はまったくありません!――忙しい日々の中でどうやって自分の時間を作ればいいのでしょうか。ボークさん:家事が完璧にできていることってどれだけ重要なのでしょう。たとえば誰かが靴下を丸めたまま洗濯カゴに出していたら、そのまま洗ってそのまま干せばいい。自分が重要だと思わないのなら別にしなくてもいいんです。「ToDoリスト」ではなく「いたしませんリスト」を作って、やらなくていいことは徹底的にやらない。そうすると、自分の心に余裕ができます。あとは、「ママは行方不明」の時間を作るのもオススメです。たった15分でもいいので、「これからママは行方不明なので、自分のことは自分でやってください」と家族に言うんです。最初は文句を言われるかもしれないけれど、続けるうちにきっと慣れてきますから。 ■何をしたいか忘れてしまったママたちへ――「何をしたいのか」。あらためて問われると難しく感じるのですが、どのような観点で見つけていけばいいのでしょうか。ボークさん:私は、“楽しいパッション(情熱を持てること)”とは、結局は自分と社会とのつながりだと思うんです。自己満足で終わる内容も、悪くはないですが、家族がいるのに「一人でホールケーキを全部食べちゃう」ようなものですよね。家族や友だちと分けたら、自分の取り分は減るけれど、幸せは何倍にもなります。自分のやりたいことで、だれか1人でもいいので、役に立つとか、幸せにできていると思えたときに、自分自身の幸福度も高まると思います。人生100年という長い時間を、楽しく過ごすためには重要な考え方だと思います。――なかには、「子育てこそが私のやりたいことだ」というママもいると思いますが、それではダメなのでしょうか?ボークさん:もちろん、「子育てが私のパッションだ」というのは、素晴らしいことですし、それも大いにありです。ただ、子どもは高校を卒業すると、ほとんどの場合、巣立っていってしまうんですね。だからこそ家庭の中という内向きの視点に自分と社会の接点というもう一つの視点を取り入れることが大切だと思います。私自身50代で、ちょうど周りも子どもが巣立ち始めたのですが、「自分の人生これからだ! 」という人と、「何をすればいいのか…」という人との二つのグループに分かれてしまっている。何が二つを分けたかと考えてみると、「自分の人生を止めたか、止めていないか」なんです。専業主婦をしていても、意識を変えることで社会とのつながりを保つことができるでしょう。たとえば、自分の好きなパンを作って、それをご近所さんに配ること、それも社会とのつながりなんですよね。――母親という役割だけではなく、「自分自身がどんな人間か」という視点が大切なんですね。ボークさん:そうですね、「子どもを育てている」だけでは、その人がどんな人間かはわかりません。何に関心を持ち、どんなことを考えているのか。やりたいことは何か、楽しいと思うことは何か、そうしたことを聞いて、初めてその人に対する興味がわいてきますよね。母親としての役割には、責任が非常に重くのしかかってきますが、大切なのは、自分はどんな風に生きたいのか、何のために生きるのか、ということを忘れないことかもしれません。■十分に頑張っている自分をほめてあげる――今、がんばっているママたちにメッセージをいただけますか。ボークさん:今の時代は本当に過渡期で、女性の生き方も多様化しているし、教育改革も動いています。そんななか、ママたちは仕事もして家事もして子育てもして、大変なことも悩みも多いことと思います。そうした時代であったとしても、心に余裕を持って生きることはとても大切です。そのためにも、自分ができなかったことではなく、できたことを思い出して、毎日自分をほめてあげてほしい。そして、自分を見つめる時間もぜひ作ってほしいと思います。その子の子育てはたった1回しかないし、自分の人生もたった1回しかないからこそ、心の何処かに余裕を持って楽しんで欲しいなと思います。――ありがとうございました。ここまで、ボーク重子さんにママの生き方についてお話を聞きました。子どもに対して親自身が、何か打ち込めるものを見つけて取り組む姿を見せることに大きな意味がある、それを思うとママ自身もがんばる力がわいてきそうですよね。ママのタスクは多く、その中で自分のやりたいことが何か見つけて、実践するのは簡単ではありませんが、自分自身の人生についても、ぜひ考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。■今回お話を伺ったボーク重子さんのご著書 『「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』 (ボーク重子/小学館 ¥1,400(税抜))ボーク重子(ぼーく しげこ)さん作家、ICF会員。米・ワシントンDC在住。2004年、アジア現代アートギャラリーをオープン、2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。2017年、一人娘であるスカイが「全米最優秀女子高生コンクール」で優勝、多くのメディアに取り上げられた。現在は、日米で講演・執筆活動中。著書に『世界最高の子育て』(ダイヤモンド社)、『「非認知能力」の育て方』(小学館)のほか、近著に『「パッション」の見つけ方: 「人生100年ずっと幸せ」の最強ルール』がある。Instagram: @shigekobork
2020年01月08日家族全員の予定を把握するための必須アイテムともいえるカレンダーを、思い切って子どもと一緒に作ってみることにしました! 買うよりも安く、簡単にできるカレンダーの作り方をご紹介します。 作ろうと思ったきっかけ わが家では毎年、新年を迎える前にカレンダーを購入していました。今年も購入しようと見に行ってみたものの、値段を見てみると1,000円前後するものも。 少し高いと感じた私は、使いやすいものを自作すればいいのではないかと考え、ネットで調べたところ、無料でダウンロードできるカレンダー表を発見! そこで、新しいカレンダーは購入せずに、子どもと一緒にオリジナルカレンダーを作ることにしました。 オリジナルカレンダーの作り方①カレンダーの表を印刷します。カレンダーはネットで無料で配布されているものを使いました。私は「パソコンパソコンカレンダーサイト」というサイトを使用しました。 もともとフォーマットになっている表があるので、作るのはとても簡単。日付をクリックすれば予定を書き込めるので、すでに決まっている月の予定や誕生日などをあらかじめ記入して作りました。スタンプも用意されているので、簡単にかわいくデコレーションすることも可能。カレンダーのデザインが決まったあとは、好きなサイズで印刷します。 ②印刷したカレンダーの大きさより、少し大きめに画用紙(または段ボール)を切ります。 ③画用紙(または段ボール)に印刷したカレンダー表を両面テープまたはのりで貼り付けます。 ④画用紙(または段ボール)にパンチで穴を開け、穴に紐またはカードリングを通して画用紙を繋げたら本体は完成です。 途中の工程、仕上げは子どもと一緒に!今回は子どもと一緒に作りたかったので、2歳半の長女には、画用紙を切る作業と、印刷したカレンダーを画用紙にのりで貼る作業を手伝ってもらいました。長女は最近になってのりやハサミに興味を持ち始めていたので、練習も兼ねて一緒に作りました。そして仕上げに、できあがったカレンダーには子どもが好きなシールをたくさん貼ってもらいました。 シールはほとんど家にあるものを用いたので、材料費はほぼ0円で作ることができました。子どもものりを使ったり、シールを貼ったりととても楽しそうに作ってくれました。子どもと一緒に作った記念にもなるので、使い終わった後も保存しておこうと思います。 既製品を購入するよりは、切ったり貼ったりと手間がかかってしまいますが、子どもと一緒に作るのはとても楽しかったです。なにより、わが家オリジナルを作っているという感覚が、とてもうれしく感じました。 1年間使うものなので、毎月めくっていくのが楽しみです。もっと早く一緒に作ればよかったなとも思いました。これからわが家では、カレンダー作りを年末年始の恒例行事にしようと考えています。 ※シール・のり・ハサミはお子さまの手の届かない場所に保管し、誤飲やケガなどにご注意ください。著者:堀ちなつ0歳と2歳の姉妹のママ。歯科技工士・歯科助手として歯科関係の仕事を経験。現在は妊娠出産・子育てのジャンルを中心にライター活動をしている。
2020年01月01日子どもにはお手伝いをさせた方がいいと分かっていても、子どもにやらせると時間がかかったり、失敗したり、散らかったり…と面倒がっていませんか。でも、未就学児に「お手伝いをさせる大きな意味」があると知ったら、積極的にやらせてみようと思えるかもしれません。今回は、未就学児のお手伝いが、未来にどうつながるのかということをお話ししたいと思います。「働くことへの意識づけと経験」は幼少期から育まれる先日、私自身の働き方について、キャリアコンサルタントに話を聞いていたときに、「社会人となり、働きづらさを抱えている人の中には、幼少期から思春期にかけて、家庭や学校生活の中で養うべき力や経験が不足している」というお話がありました。詳しく聞いてみると、これは「幼少期に、働くことへの意識づけと経験」が足りなかったということだそう。この「働くことへの意識づけと経験」はどうすればいいか。それが「家庭でのお手伝い」です。お手伝いは何から始める?ママが目的を持ってさせるお手伝いであれば、何でもOK。その目的とは「人のために働ける喜び」を知ること。家族の一員としてのお手伝いを通して「楽しい」「幸せ」など、子どもが人のために動ける喜びを感じられるように働きかけていくのがママの役割です。手伝ったことに対して「ありがとう」「助かった」という言葉に、子どもは喜びと、頑張ろうという気持ちが芽生えます。お母さんや家族のために何かしようと思えるようになったら、心が成長している証拠です。ここで、失敗したり、思うような結果が得られなかった時は、問題解決能力を親子で高めるチャンス。どうしてうまくいかなかったのか、という原因は本人が不慣れなためだけではなく、環境整備にも問題があったのかもしれません。お片づけなら、入れ物や場所をどのように決めるのかを話し合うことも大事なポイントです。家の中でたくさん「話し合う」経験を積んだ子どもは、友達や先生とも話し合って解決する力が身につくそう。他者へのアプローチは、友達とケンカしてしまった時などにも通じ、ひいては仕事を円滑に進めるための重要なスキルになっていくとのこと。段階的なステップアップ大きな困難に立ち向かう!リジリエンスという言葉があります。「回復力」と訳されることが多く、「折れない心」と解釈できます。幼少期に小さな失敗をした時、内省から次のアクションを起こし、乗り越えるという一連の経験を、人に支えられてできたという経験がある人は、自分ならやれるという自己効力感が働くのだそう。その積み重ねで、自分の経験から立ちはだかる困難にも挑戦してみようと思えるのだそうです。このお話から、お手伝いをさせる中で、まだ早いかな?と思えるような家事にも、段階的にトライさせていきながら、できなかったことが、できるようになる過程の中に親子の成長の種を見つけていきたいと思いました。「お手伝いを通して、誰が見ていなくても、お礼を言われなくても、家事の一部を担ってくれるようになったら、その子は、家族の中で自分の役割を見出し、人のために働くことが身についている」という話を聞きながら、そんな日はわが家にもやってくるのかしらと遠い目をしてしまう私…。そんな私に、有効な言葉がけを教えてくれました。「あなたが〇〇をしてくれたから、パパ/ママは〇〇(仕事・趣味など)ができた」と、「あなたの存在によって助けられた」ということをきちんと伝えることが大事なのだそうです。『お手伝いは、将来わが子が「働く」ことをとらえるために必要なこと』。そう思えるようになってから、私はちょっと前向きにいろいろなことを「やらせてみよう」と思うようになりました。幼稚園や小学校は冬休みを迎え、年末年始はイベントが盛りだくさん。わが家は、家族の時間も増え、新しい年をどんな一年にしていこうかとワクワクしています。まずは、毎年恒例のおせち作りを子ども達と一緒に楽しみたいです!<文・写真:ライターよしだひろこ>
2019年12月28日2歳ごろから始まるイヤイヤ期。この時期から多くのお子さんが自分の要求を通すためや、思い通りにいかないことにイライラして癇癪を起こし始めます。スーパーで欲しいものを買ってもらえないと大声で泣いたり、うまくおもちゃを動かせなくて物を投げたり……。 このような状況になったとき、親としてはどういった態度をとればいいのでしょうか。 【NGその1】怒鳴る・抑えつける子どもが癇癪を起こした際、ついつい「コラッ!」と怒鳴ってしまう人も多いでしょう。 これはNGなやり方の一つです。子どもは、自分に湧き上がる感情に戸惑い、どうしていいかわからなくなっています。それを言葉や態度で抑えつけられてしまうと、感情の逃げ場を失い、さらに泣き叫んだり暴れたりすることにつながります。実際、怒鳴って静かに落ち着いてくれることは稀ではないでしょうか。子どもが泣きわめいたり物を投げたりしたら、まずは優しく「どうしたの?」「何が嫌なの?」と子どもの気持ちを聞いてあげましょう。そして、子どもが落ち着くのを待ちましよう。落ち着いたら、「嫌だったんだね」「○○したかったのね」「イライラしちゃったのね」と優しく共感を示してあげてください。3歳過ぎになって、一緒に考えることができるようになったら、「今度は泣かないで、どうしたらいいと思う?」と一緒に考えるのがおすすめです。 【NGその2】その都度態度が変わる時間があるときや家の中にいるときにはママにも余裕があるので、優しく接することができたとしても、忙しいときや外出先で大声でわめかれると余裕がなくなってしまうことも多いと思います。そのため、ついつい怒鳴ったり、泣き止まさせるために欲しいと言ったおもちゃを買ってあげたりしてしまうこともあるかと思いますが、これもNG。癇癪を起こしておもちゃを買ってもらえたら、子どもにとってはしめたもの。次もおもちゃが欲しいときに癇癪を起こせばよいと思ってしまいます。また癇癪を起こしてしまった際、ママが怒鳴る場合と優しい場合があると、子どもが安心して癇癪を起こせる場がなくなってしまいます。安心して癇癪を起こすことを続けることで、やってはいけないこととして、子どもが理解できるようになります。 【NGその3】できたことを認めない前回は気に入らないことがあっておもちゃを投げてしまったけれど、今回はぐっと我慢している我が子を見たら、しっかりできたことを認めてあげてください。認めてあげることで、子どもは何をすべきかを学び、また自分はできるんだ、という自己肯定感を育むこともできます。ママがちゃんと見ていてくれているという安心感も感じることができます。 癇癪を起こしたときは怒るのに、癇癪を起こさなかったときは知らん顔、というのは避けましょう。癇癪は子どもの成長の過程にあるものです。癇癪を通して自分の感情とどう向き合うべきかを少しずつ学んでいます。癇癪を起こしている子どもを見たら、「お! 成長するために、自分の感情と戦っているな! がんばれ!」と見守ってあげてください。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年11月03日小学校に入学した子どもが長男や長女の場合、学校生活に伴って、子どもたちはもちろん、親もいくつもの初体験をすることになります。そのなかで、「子どもが宿題をやりたがらない」「子どもの通知表があまり良くなかった」など、さまざまな悩みや不安に直面することでしょう。そういった場合、どう対処すればいいのでしょうか。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)一緒に宿題をやれば親の言葉の重みが変わるまず重要なのは、なにごとも「子どもと一緒に」という考え方を持つこと。子どもが宿題をやりたがらないのなら、「ちゃんとやりなさい」なんていって子どもにやらせるのではなく、一緒にやってあげればいいのです。同じ「ちゃんとやりなさい」でも、実際にやった人がいえば、言葉の重みがちがってくるのは明白です。スポーツでも同じですよね。炎天下で一緒に汗を流している人が「頑張ろう」というのと、ただ日陰で涼んでいる人がいうのでは、いわれる側が受け取る意味はまったくちがってきますよね。そもそも、子どもにとってはひとごとのように頭ごなしに怒られることがいちばん嫌なものです。「ちゃんとやりなさい!」といっている親御さんは「子どものため」だと思っていることでしょう。では、そういうときに自分の言葉を録音して聞いてみてください。わたしは実際にある親御さんにそうしてもらったことがあります。すると、自分の言葉を聞いたその親御さんは「これは自分じゃない」なんていうんです。自分はしつけをしている、子どもに大切なことを教えているつもりなのに、客観的に見ればただ怒鳴っているだけということは珍しくありません。もちろん、「子どものため」と思っているのは本当なのでしょう。でも、怒鳴り声ではその気持ちは子どもには伝わらないのです。愛を押しつけているだけではただのストーカーです。子どもに「お父さん、お母さんに愛されている」と思わせてあげてください。話を宿題に戻しましょう。実際に子どもの宿題をやってみれば、親御さんなりになんらかの感想を持つはずです。たとえば、「塾に通わせていることを考えると宿題が多過ぎる」「子どもの負担になっているのではないか」と思うこともあるでしょう。そういう場合、親子で話し合ったうえで、宿題を減らせないかと担任教師に相談してみてはどうでしょうか。おそらく、いまの時代の教員ならかなり柔軟にそういう相談にも対応してくれるように思います。家庭によって教育方針はちがいますし、子どもが目指す進路もそれぞれですから、わたし自身も各家庭とやり取りをしてなるべく要望に応じられるよう心がけています。通知表が良くなければ親が通知表をつけるさて、宿題に続いて親御さんの悩みの種となるのが通知表ではないでしょうか。その評価によってつい一喜一憂してしまいますよね。あまり評価が良くなかった場合には、親として子どもにどう接してあげればいいのかと頭を悩ませてしまうはずです。ただ、通知表はあくまでひとりの教員による評価に過ぎず、それが絶対のものではありません。だとしたら、親御さん自身が子どもの通知表をつけてあげればいいのではないでしょうか。「先生はこういっているけど、お母さんはあなたのこういうところはもっといいと思うよ」という具合に。そもそも、通知表というひとつの評価にとらわれる必要はありません。もし親が通知表の結果を気にし過ぎることになれば、子どもも結果だけを気にするようになってしまいます。そうすると、子どもは「結果を出さないと怒られる」と思って、なにかしらのズルをするということだって起こり得ると思うのです。親が通知表の結果だけにとらわれるということは、子どもに対して「結果を出さないとあなたを応援しないよ」というメッセージを送ること。そうではなくて、「結果が出なくてもあなたを愛している」というメッセージを送ってあげなければなりません。そうでないと、子どもは親の前でも等身大の自分を出せなくなりますからね。そもそも、親自身も完璧ではありませんし、あらゆることに秀でている人間なんていません。長所も短所もある等身大の子どもを愛して、プレッシャーにならない程度に期待して応援してあげてほしいと思います。褒めて伸ばすには実感が必要ただ、あまりに褒め過ぎることには注意も必要です。最近は「褒めて伸ばす」ことが注目されています。「叱ることは子どもを否定することだけど、褒めることは子どもを肯定するからいいんだ、やる気を引き出すんだ」なんていわれます。でも、褒めるも叱るも、子どもに外から刺激を与えて良い方向に導く行為という点では同じものです。それなのに、「褒めるのがいいから」と褒めてばかりいると、褒められないとなにもしない子どもになってしまうこともあるのです。褒めるということはじつはすごく難しいし、なんでもかんでも褒めればいいというものではありません。では、褒めると叱るをどう使いわければいいのでしょうか?その基準は、「実感に従う」ことで見えてきます。たとえば、漢字の書き取りをするにも、子どもと一緒にやってみてください。パソコンやスマホで文章を作成することで、手書きをすることが減っている大人の場合、いくつも漢字を書くうちに手が痛くなってくることもあるでしょう。そうすると、「お母さん、もう手が痛くなってきちゃった」「あなた、すごいね」なんて褒め言葉が自然に出てくるはずです。そういう「実感」が伴っている、つまり「心からの言葉」は子どもにきちんと響きます。叱る場合も同様です。もし子どもが、倫理的、人間的に良くないという問題を起こしてしまったら、親は「反省してほしい」と心から思って叱るものです。だけど、叱る理由が「世間体が悪いから」といったものなら、やはり子どもには響きません。「褒めるのがいい」なんて言葉を鵜呑みにして小手先のテクニックのようにただ褒めるのではなく、親御さん自身の実感や心を持って、子どもに接してください。『たし算ひき算 10マス計算ドリル 左利き用』杉渕鐵良 著/学研プラス(2019)■ 東京都公立小学校教諭・杉渕鐵良先生 インタビュー一覧第1回:先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!第2回:「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?第3回:子どもを「読書好き」にするきっかけの作り方。国語力アップの決め手は家庭にある!(※近日公開)第4回:算数の力は“楽しく”伸ばす!地味で単純な「四則計算」を笑うほど面白いものにする工夫(※近日公開)【プロフィール】杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)1959年生まれ、東京都出身。東京都公立小学校教諭。小学校教諭となって7年目に子どもたちのやる気を引き出す独自の授業「ユニット授業」を開発。その成果により、「教育の鉄人」と呼ばれ、2011年には「ユニット授業研究会」を設立。若手教員の指導にあたる他、講演のために全国各地を飛び回っている。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習』(すばる舎)、『全員参加の全力教室2 燃える! 伸びる! 変わる! ユニット授業』(日本標準)、『1日1枚5分でできる 漢字パズル』(すばる舎)、『自分からどんどん勉強する子になる方法』(すばる舎)、『子どもが授業に集中する魔法のワザ!』(学陽書房)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月25日突然ですが、わが家にはかなり手強い小学一年生の男の子がいます。好奇心旺盛、遊びたい盛り。そして何より、彼はマイペース。目についた興味のあることに次から次へと手を付けて、やりたくないことはどんどん後回し。「先に宿題した?」「やることやってからだよ!」そんなママの言葉も見事に交わす、スルースキルさえも身に付けてしまった次男。さて、そんなわが家の次男坊に届いたのが、整理収納アドバイザーのEmiさん主催のOURHOME × Gakkenの「やることボード」。子どもが自分で楽しく予定を組み立てられるような工夫がたっぷり組み込まれた、お支度を助けてくれるアイテムです。⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 01じぶんだけの「やることボード」をつくってみよう!用意するものは、・じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」・ホワイトボード用のマーカー「やることボード」は、シールとホワイトボード用のマーカーだけで予定を組み立てられるから、子どもが間違えても消せて安心。変更だって、いつでもできるんです。まず、いつの予定をつくるか考えます。わが家の次男は、家に帰ってからの時間のやりくりが苦手。お友達と遊びたいのに、のんびりして宿題が進まない…。約束したから、宿題ができてないまま出かけて行っちゃう…。ということが、くり返し起こっていました。まだ一年生ですもの。仕方ないですよね。ママも理解してあげたい気持ちと反面、ついつい先回りして怒ってしまい反省…。「学校から帰ってきてからの時間を上手に使えるようになろう!」テーマはママから提案しました。 02「やることシール」を順番に並べるじぶんでつくる「やることボード」には、子供の一日の「やることシール」がたくさん入っています。ひらがなの横には、分かりやすくかわいいイラストも描いてあるので、未就学児のお子様にもわかりやすそう。いつも帰宅後にしていることを思い浮かべながら、シールを選び、優先順位を決めて順番に貼ります。次男が選んだのは、・トイレに行く・おやつをたべる・しゅくだいをする・いってきます・じゅんびをする(時間割)いつも何気なくやっていることも、なんとなくやらなきゃいけないと思っていることも、こうしてリスト化させると、やるべきことが明確になります。頭の中でぼんやりと思っていることが、言葉にして表されると、子供って安心するんですよね。ひらがなが読めるようになった小学一年生の次男にも、わかりやすく伝わった様子。優先順位が分かりやすく見えて、ママもサポートしやすそうです。03「とけいシール」で目標時間を決めるホワイトボード用のマーカーで時計の針を書き込み、隣に時間を書き込みます。書き方は自由。「3:30」、「15:30」、「3じはん」。「自分にわかりやすいように書いていいよ。」と声掛けするといいですね。次男は学校から帰ってきたら、15時半。習い事がある日は16時半までに、宿題を済ませなければいません。ママである私のここでの工夫は、細かくタイムリミットを決めて、縛りすぎてしまわないこと。「自由でマイペースな次男には、最初から細かい時間のルールを作るのは向いていないかも」と、私なりに長く続かせるコツを組み込んでみました。スタート時間だけ設定して「宿題が早く済んだら、その分早く公園に行けるよ!」と声掛けをするように。時間に追われるよりも、自分で時間を有効に使っているという意識をもってほしいと願っています。この30分はママも次男の宿題に寄り添う時間に。※これはあくまで、わが家の次男坊の場合。みなさんもぜひお子様と相談してみてくださいね。そして、次男のお楽しみのゲームは18時以降OK!というのがわが家のルール。「ゲーム」という項目はさすがにないので、自分でフリーシールに書き込んで、完成。04どこに設置すれば目につくかな?「やることボード」の設置場所は、時計の横や、リビングの目につく場所など、子供の生活動線に合わせた場所がオススメ。わが家はランドセル置き場の上に。ここに設置すれば、帰宅してランドセルを置いた時に「そうだった!」と、思い出してくれるはず。こうして眺めると、宿題さえ済ませれば、公園、ゲームと、後は好きな時間を思いっきり楽しめるというのがシンプルに分かります。そして、次の目標も。時間割も先にできるようになったら、忘れものチェックも一気に見てあげられて、ママの時間も有効に回せそう。「やることボード」は、裏面も使えるようになっているので、2つのシーン活用できます。習いごとがある日や、忙しい朝、春休みの計画にも。場面を変えてお子様と一緒に楽しく活用してみてください。時間を上手に使って、メリハリのある親子時間を。自分だけの「やることボード」で、時間のお片付けに挑戦してみてくださいね。使用したアイテム⇒ じぶんで予定をくみたてられる「やることボード」 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。 ■こどもと暮らす
2019年03月31日子どもが成長するに従い、あいさつや言葉づかい、食事のマナーなど、生活におけるさまざまなルールをどうやって教えればいいか、悩むことはありませんか。子どもの年齢にもよりますが、さまざまな状況によってしつけの必要性を感じる人は多いかもしれません。ただ、家庭や親によって考え方はさまざまで、さらに子どもの個々の性質もあるため、正しいしつけの方法を見つけるのは難しいですよね。今回は、子どものしつけについて、パパやママの助けとなるヒントを探してみたいと思います。 ■半数以上の悩みは「あいさつや言葉づかい」、「電子機器の時間」 アンケートでは、子どものしつけで一番悩んでいることについて聞きました。その結果、「あいさつ/言葉づかい」と答えた人が31.9%でもっとも多く、2番目は20.9%の「TV、動画、ゲームの時間」と答えた人でした。これら2つの回答だけで全体の半数を占めていて、親の悩みにはある程度の偏りがあるようです。ただ、残りの約半数は全部で8つの回答に分かれていて、しつけの悩みは多種多様であることも読み取れました。 Q. お子さまのしつけで一番の悩みは?あいさつ/言葉づかい 31.9%TV、動画、ゲームの時間 20.9%片付け 15.0%食事のマナー 13.5%寝る、起きる 3.7%特になし 2.9%トイレトレーニング 2.4%交通ルール 1.8%歯みがき/着替え 1.4%その他 6.4% ■言葉づかいの悪さで悩む親が多数「あいさつや言葉づかい」で悩んでいると答えた3割の親たちの思いをのぞいてみたいと思います。「あいさつを当たり前にできないのが情けない。子どもらしく、元気にあいさつができるようになればうれしいです」(神奈川県 40代男性)「小学校で広い年齢層での生活をしていると、変な言葉づかいをまねしちゃうのが一番の悩み」(三重県 40代女性)「言葉づかいが気になる。兄弟の影響か、言葉づかいが男の子みたいな時があります」(三重県 40代女性)「幼稚園で覚えてほしくない言葉を覚えてきて、“お友だちはいいのに自分はどうして使ってはだめなの”と聞かれると、納得してもらえる説明ができない」(千葉県 30代女性)保育園や幼稚園、小学校などでの集団生活、または兄弟間のやりとりによって、子どもたちは新しい言葉をたくさん覚えていきますよね。そんな「言葉づかいの変化」に心配を抱える親は多いようです。ただ、こんな意見も寄せられていました。「上の子が、下の子に注意するときの言い方が、私そっくり。命令口調だったり、下の子が嫌だろうなぁと思うような言い方をしていたりすると、客観的に見てあの言い方はやめようって反省しています。正に『子は親をうつす鏡』だなと思います」(神奈川県 30代女性)筆者も、長男が次男に「そんなことするならおやつあげないよ!」と意地悪そうに言っているのを見て、情けないような恥ずかしいような気持ちになったことがあります。子どもたちは親から言われた言葉を本当によく聞いているのだと、あらためて気づかされました。子どもたちの言葉づかいの悪さの原因にはもしかすると、親自身の話し方もあるのかもしれません。 ■テレビや動画、ゲームの時間が長すぎる!2番目に多い回答が集まったのは、テレビや動画、ゲームに使う時間についてでした。 「4歳の子が、テレビが見たくて仕方がないらしい。市の検診では“テレビは1時間まで”と厳しく言われましたが、ルールを作るのも難しい」(徳島県 30代女性)「テレビを見ながら、ゲームをやりながら、携帯で音楽を流し、タブレットで動画を流している。“目と耳はいくつあるの?”と不思議でたまりません」(千葉県 40代女性)「中学生でずーっとゲームをしていて、本当に困ります。休みの日は1日中家で友だちとオンラインゲーム、勉強は宿題だけで心配です」(新潟県 50代女性)「少し前はテレビばかり、最近はスマホの動画ばかり見ています。 さすがにテスト前は取り上げますが、自分も仕事をしているので管理しきれません」(神奈川県 40代女性)「ゲームの時間を決めていても、日に日に長くなる」というコメントもあり、時間を決めて電子機器を使わせることの難しさが伝わってきます。またゲームや動画に使う時間が長くなりすぎて、「一日の時間をどう管理するか」といったしつけがうまくいかないことを心配している人が多くいました。 ■家庭環境や子どもの個性によってしつけの悩みはさまざま…そのほか、片付けや食事のマナー、寝起きなど、日々の生活を過ごすうえで、守ってほしいこと、身に着けて欲しいことなど、しつけの悩みは細かく分かれました。それぞれどんなことで悩んでいるのでしょうか。▼「片付けができない子どもにイライラ」「最初の遊びに飽きると次の遊びが始まる。最初に使ったおもちゃは片付けることなく次から次へと出しまくり、結局片付けられずに終わります」(東京都 40代女性)「整理整頓ができなくて、どこに何があるかわからなくなってしまう。机の引き出しも、何をしまうか決めても時間がたつとグチャグチャで、“あれがない、これがない”と騒ぎます」(茨城県 30代女性)ほかにも「使ったら戻すよう、何回も注意しているができない」という意見もありました。片付けが苦手な筆者自身も耳が痛い話で、子どもたちに対して「片付けなさい」と言っても説得力がないなと反省する日々です。▼食事のマナーが守れない子どもに悩む親も「とにかく息子は食事中に機関銃のようにしゃべりまくる」(茨城県 40代女性)「手や机を大きくたたいて“おいしい”と表現するのが、クセになってしまって直らない。外食すると周りの目が気になる」(千葉県 40代女性)「食事中、肘をついたり後ろにもたれ掛かったりする。あとは食事中にトイレに行くのも、何度言っても直らない」(神奈川県 30代女性)食事中のマナーが気になっているという声は多いようですが、なかには「小さい頃は食事させるのに必死で、しつけどころではなかった」という意見も寄せられていました。忙しい日々を送るパパママにとって、子どもに毎日の食事を作って食べさせるだけでも大変という現実がありますよね。そうした日々のなかでは、マナーまで気にすることは難しいというのも、本音なのかもしれません。▼「朝全然起きてくれない…」「寝る時間になるとテンションが上がって、お布団の上でふざけてしまい、いくら注意しても言うことを聞きません」(茨城県 20代女性) 「朝起きることが苦手で、目覚まし時計の音も聞こえないようです。光の目覚まし時計、爆音の目覚まし時計などいろいろ試しましたが、ダメでした」(愛媛県 50代女性)「子どもがなかなか寝ない」、もしくは「起きない」というのも、毎日繰り返されることなので、親としてはイライラが募ってきます。とくに、寝つきや寝起きが悪い子だと、その苦労は相当なものでしょう。■しつけできない原因はパパにあり!?ここまで、さまざまなしつけの悩みを見てきましたが、しつけできない理由について、パパに一因があると考えている人も多く見受けられました。「“ゲームはダメ”と言っても、夫がご飯以外の時間ずっとスマホでゲームしています。そこを直さないと子どもだけ直すのはムリ!」(岩手県 40代女性)「子は親の背中を見て育つ。例えば、“片付けなさい”と言えば“パパだって出したら出しままだよ”と返ってくる。“洗濯物ちゃんとカゴに入れて”と言えば“パパだって入れていないよ”と言ってくる。まずは夫をしつけます」(大阪府 30代女性)「子どもは親や身近な大人を見て、自然と学んでいる。まずは親や大人たちがしっかりしないとね。パパ、頼むからちゃんとしてくれ」(神奈川県 40代女性)ママからパパに対する切実な思いが伝わってきますよね。なかには、「夫が家事をやらないから私がやるのが当然と子どもたちも思っている」というママからの意見も寄せられていました。アンケートからわかるのは、子どものしつけにおいては、夫婦が同じ思いで協力して行っていかないと、子どもが混乱してしまうということでした。■しつけで一番重要なこととは?それでは、子どものしつけでもっとも大切なこととは何なのでしょうか。「あいさつの大切さは、口が酸っぱくなるくらい言って教え、自分も一緒になってやりました。家族も“ありがとう”を言うようになり、いま夫婦円満です。感謝は大事だと、この歳になって知りました」(神奈川県 30代女性)「“子どもは、親が言ったようにではなく親がしたように育つ”と聞いて、まずは自分が示さなければと思うようになった」(東京都 40代女性)「“しつけ”と言うと、親が決めているように感じられますが、話し合って決めていくことで、自分の子どもであっても人格は別だと考えれば、おのずと答えが見つかると思います」(神奈川県 40代女性)「一番大切なのは“人としてどうか”ということに尽きると思っています」(神奈川県 40代女性)「今はできなくても、大人になったときに“母ちゃん、しつけてくれてありがとう!”と少しでも思ってもらえたらそれでいい」(千葉県 40代女性)ここまで、子どものしつけについてアンケートをもとに考えてきました。「しつけ」とは、家族や社会で自分も周りも過ごしやすく、秩序やマナーを守っていくうえで大切なふるまいを学んでいくことだと思います。そう考えると、子どものためだけのものではなく、親自身もわがふりを見直すきっかけにもなりそうです。忙しい毎日の中で、何もかも完璧にこなすことは親でも難しいこと。まずは夫婦で、どんな風に育ってほしいのか、自立するためにどういったことを教えたいのか、どう伝えると理解しやすいのか、夫婦で話し合ってみるといいかもしれませんね。そして「あるべき姿」を、言葉で言うだけでなく、親が行動で表すことにより、きっと子どもたちが人として一番大切なことを学ぶのではないでしょうか。そのためには、親としても直していきたいところがあるときは、夫婦間で「あなたには、子どものお手本になってほしい。だから●●については見直してもらえないか」と感情的にならず、伝えられるといいかもしれません。子どもが大きくなってきたときには、親子でも「どんな自分になりたいのか」を考えることも、ひとつのしつけの道筋と言えるかもしれませんね。 Q.お子さまのしつけで一番の悩みは? アンケート回答数:4622件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2019年02月17日