彼からのLINEの返信を自然と促す方法来るはずの返信が来ない…。そんな状況に不安を覚える人も多いでしょう。今回は彼からのLINEの返信を自然と促す方法を紹介します。[nextpage title="PO0o0Q0f"]催促は避けて返信を待つ時間は、長く感じられるものかもしれません。「早く返信を!」と催促すると、確かに早く返ってくるかもしれませんが、それは相手が自分から望んで行った行動ではないため、一時的な満足感の後には空虚な感覚が残る可能性があります。大事なのは、彼自らが「早く返信したくなる」と感じさせること。自分のニーズだけに囚われず、関係性を大切にする姿勢が重要です。返信のリズムを合わせるLINEのやり取りペースは人それぞれです。あなたが返信を遅いと感じても、相手にはちょうどよいスピードかもしれません。また、お互いのメッセージの内容にじっくり思考を巡らせている途中で遅れることもあり得ます。そのため、急かしてしまうと、適当な内容のLINEが返ってくる恐れも。相手のペースを尊重し、彼のリズムに合わせていくことで、気持ちも落ち着き、返信の遅れに対する感覚も自然と薄れていくでしょう。[nextpage title="} v0jlc0a0hs0W0f00"]素直な気持ちを表現してみる連続して返信の遅れを指摘してしまうと、彼の心が遠ざかる可能性があります。しかし「ふと返信が待ち遠しく感じたよ」「今日はちょっと早めに聞きたいことがあって…」など、自分の心情をうまく伝えると、彼に「新鮮さ」と「愛らしさ」を抱いてもらえるかもしれません。そうすることで、お互いのメッセージの送り手が楽しめるようなペースで進められるようになるはずです。賢い待ち方を素直な気持ちは尊いですが、彼が心から返信をしてくれるようになるためには「賢く待つ」ことがカギになるでしょう。わずらわしいと感じられる言動は避け、LINEを通じてのコミュニケーションがもっと楽しくなるような関係を築いていきましょう。(愛カツ編集部)
2024年04月04日急な来客があるとき、散らかっているものをあちこちに動かして、なんとか片付け完了!という人も多いはず。ですが、一見きれいな状態にできても、その場しのぎの片付けであることがバレてしまっていることも…。今回は整理収納アドバイザーである筆者が、「普段は片付いてなさそうな部屋」の特徴と、片付けのポイントをご紹介します。「普段は片付いていない部屋」の特徴3つものを端に寄せているだけ©のぞみ机の上やキッチンカウンターの上に載った雑貨や書類を端っこに寄せているだけ。ものの住所が決まっておらず、いつも適当にこのあたりに置いていることが分かってしまいます。とりあえず隠す©のぞみゴチャゴチャな子どものおもちゃに、布をかけて目隠ししたり、畳むのが面倒で放置していた洗濯物を、空いている部屋に避難させたり…。一部を見えないようにごまかしてみても、周りがまだゴチャついていて、実は完全には隠しきれていない場合も多いのです。いったん詰め込む©のぞみ隙間なくみっちり突っ込まれた本棚、洗面所の棚にぎっしり詰まった化粧品。入りきらないアイテムが溢れて出しっぱなしになっているなど、覚えはありませんか?第三者が見ると、ものの量の管理がうまくできないタイプと思われてしまうかもしれません。上記のように、来客前に慌ててする片付けは、見えているものを見えなくすることだけで終わっていませんか?「あとでやろう」「いつかなんとかする」と片付けをいつも後回しにしていると、以下のように散らかり具合を冷静に判断できなくなることもあります。散らかっている状況を当たり前に感じてしまうホコリや汚れのひどさに鈍感になりやすいきれいな状態を上手にイメージできなくなってしまうきれいな状態がイメージできないと、「目の前にあるものを、今だけなんとかする」ことだけに集中してしまい、換気やニオイ、明るさなどお部屋全体の清潔感を整える余裕はなくなりがちです。また、来客前に慌てて一部だけ片付けることは、ただの「ものの移動」になってしまい、その後にまた元に戻すのも大変です。結局なんだか気持ちがすっきりしないなと感じる方も多いかもしれません。片付けは他人軸ではなく自分軸で考えてみよう「他人に見られてどう思われるか気になるから」「オシャレなお家だと思われたいから」など、人によく見られたいからと一時的に片付けるのは避けましょう。家族や自分の持ち物を大切に使いたい、疲れを癒してリラックスできる空間にしたい…など、「その家で暮らしている自分自身が気持ちいいから」という理由で片付けられるとよいですよね。他人軸が目的で片付けるよりも、自分軸で片付けに取り組む方が、毎日自分のために継続しやすくなります。本当に心地のよい家のイメージもはっきりと分かりやすくなり、片付けへのモチベーションもぐんと上がるはずですよ。自分自身も大切にできる片付けを目指そう!来客時に慌てて見栄えだけをよくするのでなく、自分自身も大切にできるお片付けは、「小さく続けられて、アクション数が少ない仕組みづくり」だと筆者は考えます。小さく続ける©のぞみ片付けと言えば大掛かりで時間がかかりそうと感じる方も多いかもしれませんが、引き出しひとつ分、棚一段分など、狭いスペースからまず始めてみましょう。例えば、キッチン周りだとアイテム別で見直してみたり、洗面所ではタオル類だけ取り出して肌触りを確認したり。スペースにあるものを一気にすべて片付けなくても、小さなところから手を動かしてみることがおすすめです。自分の手で少しずつ進めていくことで片付けスイッチが入ってきて、なかなか続けにくいと感じやすい片付けも継続しやすくなります。アクション数を減らす©のぞみものを置きっぱなし、やりっぱなし、開けっ放しにして散らかってしまうのは、出したりしまったりするアクション数が多いことも大きな原因のひとつです。例えば、上着をリビングに置きっぱなしにしてしまう場合、「クローゼットに持っていく、扉を開ける、ハンガーにかける、ハンガーを戻す、扉をしめる」といった、しまうまでに5つのアクションが必要です。面倒なアクション数を減らすには、玄関に上着用のフックを付ける玄関に上着を入れるカゴを用意するクローゼットの扉にフックを付けるなど、手間がかかるアクションをひとつでも減らすにはどうしたらいいかな?と、自分の行動に合った片付け方に変えてみるのもよいでしょう。「~しっぱなし」をひとつずつ改善していくことで、常に散らかった状態からいつもすっきりとしたきれいな家へと、着実に変化を起こせるはずです。来客に限らず、自分自身も気持ちよく迎えられるお部屋を目指してみましょう!まとめ来客前にお部屋をきれいにすることは、とても大切なことです。しかし、ものを「寄せるだけ」「隠す」「突っ込む」だけでは、散らかっている部屋の根本的な解決にはなりません。本当であれば、その家で暮らしている自分自身が居心地のよい清潔なお部屋にしておくことで、誰が来ても慌てず落ち着いて気持ちのよいおもてなしができるでしょう。自分もお客さまも心地よく、一緒に過ごす時間を大切にできるお部屋を目指して、小さく続けてラクに行動できるお片付けの仕組みづくりを考えてみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2024年02月28日今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介します!是非参考にしてみて下さいね♪家の片付けを始めるとき、どこから手を付ければいいのか迷いますよね。ただやみくもに始めてしまうと、かえって散らかってしまうこともあります。今回は効果的な片付けの順番を紹介します。これさえ押さえれば、迷うことなく片付けが進められます。1. 家の中の片付けには順番があった!家全体を片付けるときは、最初にどの場所から始めるかが重要です。まずはキッチンや洗面所、風呂場などの水回りの収納から片付けましょう。これらの場所は生活雑貨の分別がしやすく、用途ごとに整理整頓もしやすいです。次に寝室の片付けに取り組みましょう。寝室は収納スペースが少ないため、物をすぐに収納することが大切です。家の中の片付けは一部屋ずつ終わらせることが鉄則です。2. 汚い部屋の片付けを効率よく行う方法毎日の忙しさで部屋が汚くなってしまうと、片付けする気力もなくなってしまいます。しかし、そのまま放っておくとさらに悪化してしまうため、片付けに対するモチベーションを上げることが大切です。目標を立ててモチベーションを高め、部屋を細かくエリア分けして片付けましょう。また、物を種類別にまとめることで整理整頓がしやすくなります。3. 引っ越し前後の部屋はどこから片付ける?引っ越し前後の片付けは普段の片付け以上に多くのことがあります。効率よく片付けを進めないと、新しい生活に影響が出てしまうかもしれません。引っ越し前は使用頻度の低いものから荷造りを始めましょう。そして引っ越し後は、場所を決めてから段ボールを開けていくことが大切です。部屋ごとに段ボールを置き、片付けの手順を確実に進めていきましょう。片付けは順番を守ることが大切です。まずは目についた場所ではなく、効率的な順番で片付けましょう。明日の私をちょっと楽に♪今回は、日常に役立つかもしれない便利な情報を紹介しました!ぜひ参考にしてみてくださいね♪(lamire編集部)※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2024年02月18日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもの自己肯定感を上げる方法について、教えてもらいました。こんにちは。小児科医の保田典子です。ちょっとした親の言動で子どもの脳が傷つけられるというデータが出てきています。子どもには前向きに、自分の能力や才能をいかんなく発揮してくれる子になってほしいですよね。 子どもたちを褒めることで、自己肯定感を育むことができます。今回はその方法についてお話したいと思います。 そもそも「叱る」と「怒る」は違う「叱る」というのは、冷静に話して言い聞かせることを言います。「怒鳴る」というのは、「自分は怒っている」という感情を子どもにぶつけている状態のことを指します。 その場の感情をぶつけてしまうと、子どもは怒られた内容(何が悪かったのか)よりも、「怒られた! ママが怖かった!」という気持ちが先にたってしまい、結局言い聞かせたいことがかえって伝わらなかったりします。 感情的になって子どもに怒鳴り続けると、子どもは次第に「何をやってもママは怒る」「自分は何もできない」と覚えてしまいます。何をしても過激に怒鳴られると、常に大人の顔色を見て動くようになり、子どもの自由さ、豊かな発想は潰されてしまいます。 すると自己肯定感は低くなり、子どもにとって悪影響を及ぼすのです。頻繁に怒鳴られると、子どもの脳が傷つくという研究結果もあります。 ポジティブな声掛けや褒めることで、自己肯定感を育てようここ何十年かの研究で、「怒られるから〇〇をする」という、嫌なことを回避するための行動より、「うれしいから、やりたいから〇〇をする」という行動の方が長続きして効果的である、とわかってきています。前向きに良い行動ができるようになるためのには、ポジティブな声かけがおすすめです。 ポジティブ声掛けのコツ1:スモールステップで褒めるまずは、褒める回数を増やして、たくさん褒めましょう!親御さんたちは、ついつい「全部できたこと」を褒めがちなのですが、やってほしいことを細分化して、こまめに褒めるのがコツです。片づけが全部終わった後に「お片付けできてえらいね」ではなく、片付けをするそれまでの過程一つ一つを褒めてみてください。 例えば、お片づけをしてほしい場合、お片づけをしようと動き出したときに1回褒める、実際に片づけの行動をしはじめた時にまた褒める、片づけの方法を自分で試行錯誤してやっていたらまた褒める……などです。1回のタスクで5~10回褒めるのを最終目標にしましょう。 ポジティブ声掛けのコツ2:笑顔で大げさに褒めるマスク時代になってしまって、人前で顔を見せることが少なくなりましたが、子どもにとって大人の表情を見て会話をすることは、発達の上でとても大事です。親が自分の行動で喜んでいるかどうかを表情で敏感に感じます。ぜひ、良いことをしたら笑顔で、大げさに褒めてあげてください。 たくさん褒めてあげましょう!子育ては、「叱らない」「指導しない」ことが大切なわけではありません。良くない言動は適切に叱って、良い行動はしっかり褒める。これを繰り返していれば、きっとお子さんの良い行動が引き出されるはずです。なかなか地道な作業ですが、コツコツ積み重ねていければいいなと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2024年02月17日株式会社TSUMUGIは、新サービス「片付け侍」を2023年12月12日にオープンしました。引っ越し、遺品整理や生前整理、ゴミ屋敷片付け等に伴う、不用品回収や粗大ゴミの処分、不用品の買取など、片付けに関するすべてのサービスを全国エリアで行ってまいります。「片付け侍」について当社では創業以来、ゴミ屋敷片付けから汚部屋清掃、遺品整理、不用品回収、買取など様々なお助けサービスを展開しており、自分自身ではできない不便を電話1本で解決してまいりました。特にご年配の方は、身体の調子が悪く生活に支障をきたすことや、不便さを感じる場面は多々あります。「片付け侍」は、代表自身が、亡き祖母に恩返しができなかったことを悔やんだのがきっかけで実現されたサービスです。今後も多くの人々に便利と安心をお届けしいたします。【サービス概要】サービス名: 片付け侍営業時間: 9:00~19:00 年中無休内容: ゴミ屋敷片付け・不用品回収・遺品整理・生前整理・粗大ゴミ回収・汚部屋の片づけ・不用品の買取など対応エリア: 47都道府県・日本全国に対応【お助けご希望の方はこちらから】フリーダイヤル: 0120-361-090(9:00~19:00)(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:プレスリリース
2023年12月13日「作業療法士(OT)が教える発達障害との向き合い方~子どもの発達を促す子育てのヒント~」2023年9月21日(木)文京学院大学 本郷キャンパスにてメディア向けセミナー「作業療法士(OT)が教える発達障害との向き合い方~子どもの発達を促す子育てのヒント~」が開催されました。発達障害領域がご専門で作業療法士(OT)として現在も現場で活躍されている文京学院大学 保健医療技術学部学部長 神作一実教授が登壇し、作業療法士(OT)の役割や発達障害のあるお子さんへアプローチ法、また子育てのヒントについて解説、セミナーの内容を抜粋して発達ナビ読者のみなさまへお届けします。作業療法とは「心と体」を分けず、その人そのものにアプローチするリハビリ神作一実先生(以下神作先生):作業療法士というと、日本では一般の人が関わる機会があまりなく、どんなことを行うのかについて知っている人は限られるかもしれません。ここでは私が考えている作業療法とはこういう感じのことだよというものを図にさせていただきました。Upload By 発達ナビ編集部みなさんも、「楽しいことをしていたら知らないうちにできるようになった」ということがたくさんあると思います。例えば、お友達に「テニスコートが取れたから、テニスに行かない?」と誘われて「行く行く!」となったとき、テニスをすることで心肺機能を上げようとか、筋力強化をしようとか、運動の協調性を高めようと考える方は少ないですよね。ただ「テニスをして楽しむこと」を想像して「行く行く!」と答える方が多いのではないでしょうか。でも、実際にテニスを楽しんでいたら、知らないうちに筋力が強化され心肺機能は鍛えられ、運動の協調性も高くなるでしょう。これが「楽しいことしていたら、知らないうちにできるようになった」ということです。実は作業療法というのは、この「楽しいことしていたら、知らないうちにできるようになった」を治療に応用したものと言えるのではないかなと思っています。私たちは、対象者の方のやりたいことを通して今ある障害を改善すること、そして、その人が持っている障害を受けてない部分を使いながらパフォーマンスを上げることを目指してサイエンスを使いながらアプローチしています。作業療法は心と体を分けずにその人そのものにアプローチをするリハビリテーションと言えるのではないかと考えています。作業療法の対象領域は大きく分けて4つあります。1、身体障害領域:脳卒中、脊髄損傷、骨折、やけどなどを対象2、高齢期領域:認知症、フレイルなどを対象3、精神障害領域:統合失調症、うつ病、アルコール依存症などを対象4、発達期領域:発達障害(ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、LD・SLD(限局性学習症))、脳性麻痺、知的障害、筋ジストロフィーなどを対象この領域をまたがって障害が複数ある場合ももちろんあります。ただ、作業療法は人に対して、「その人がどうなりたいのか、その人が何をやりたいのか」を視点にしていますので、療育をまたがる場合でも同時にアプローチが可能です。発達障害と深い関係性がある「感覚調整障害」神作先生:発達障害のある方たちには「感覚調整障害」というものがしばしば起きてきます。感覚過敏をはじめ、刺激が入りすぎてどの刺激に反応したらいいのか分からなかったり、 反対に刺激が入らなすぎて必要な情報がキャッチできないということ。また、LD・SLD(限局性学習症)のお子さんたちの場合は、眼球運動のコントロールが悪いため読み飛ばしたてしまったりといった体の使い方、いわゆる、体や指先が不器用な状態です。感覚調整障害があると、以下のようなさまざまな困りごとがでてしまいます。Upload By 発達ナビ編集部生活への影響がとても大きいため、作業療法ではこの感覚機能に対してアプローチして感覚統合機能の問題を改善し、生活のしづらさの解消を目指します。激しい偏食があるお子さんへ作業療法士はどうアプローチする?神作先生:では、発達障害のあるお子さんに対して作業療法士がどのようにアプローチをするのかお話しさせていただきます。基本的には、お子さんの状態の確認と問題の把握をし、感覚統合機能を促すための治療プログラムを作成し実施をいたします。治療プログラムは「Just right challenge」、つまりそのお子さんにとってちょうどいい挑戦になっているかを確認しています。偏食のように一見遊びとは関係ないようなことも、実は感覚統合機能が十分発達していないという、共通の背景がある場合があります。例えば、食べられるものが5食品しかない激しい偏食がある発達障害の4歳のお子さんに対しては以下のようにアプローチを行いました。・砂遊び、絵具、のりに触れること、水遊びも嫌い・跳躍器具、ブランコは大好きだが、姿勢が保てないためすぐ降りる・ハンモックのように姿勢を保つ必要がないものであれば30分以上乗り続ける・ハンモックやブランコに乗っていると目が合う。それ以外の場面では目が合わない・一人遊びを好む・母親の膝へは自分から乗るが、大人から抱っこすることは好まない〈食事場面〉・唇に牛乳がつかないようにコップで飲む・うどん、パン、豆腐も上唇につかないように食べている・手が汚れるとすぐにおしぼりや洋服で拭く1、触覚の過敏さがある。そのため食べ物からの感覚情報が十分にキャッチできておらず、新しい食品にチャレンジすることが困難2、前庭系(ゆれの刺激)は求めている状態1、ブランコに乗りながらアイコンタクトを取る(遊んでいる人と遊びの共有)2、ブランコ、跳躍器具、ハンモックに乗り対象物を視覚的にとらえながら自分から対象物に触れる(揺れながらパンチをする、いろいろなものを握る、的当てする)3、屋外の遊具やアスレチックで遊ぶ(楽しいことをしながらいろいろなものに触れる機会をつくる)少しずつ食べられるものが増えると共に、自分から母親以外の人の手を引いて遊びに誘うことが増えてきている。このように作業療法士は介入し治療を進めました。このお子さんの場合は、感覚情報の処理状況に着目し以下を取り入れたアプローチを行っています。・大好きなゆれ刺激を楽しみながら能動的に対象物に触れる機会を作る・感覚を媒体としたコミュニケーション・大人と一緒に遊ぶことの楽しさを伝える・大人に「やってほしい」ことを伝える機会を作る感覚情報機能の改善が進んでくると、食べ物からの感覚情報をしっかりキャッチすることができるようになりますので、遊びの広がりと共に、偏食が良くなったというケースです。子どもの発達を促す子育てのヒント神作先生:作業療法士は、お子さんに対する治療的な介入もしていますが、大人が子どもにとってどんな環境となればいいのか、 どうすると子どもの発達を促す環境になり得るのかという視点でもアドバイスを行っています。そこで最後にお子さんの発達を促すヒントについてお話しさせていただきます。作業療法士はお子さんが困っている状況、親御さんが困っている状況に対しても、アプローチを行っています。ただ、「大人が困っていること=子どもが困っていること」というように本来は一致しているといいのですが、なかなかそうではなく、大人が困っていることが子どもの問題点にされてしまうこともたくさんあります。そこの見極めも、作業療法士の大事な仕事です。発達障害のお子さんたちの場合、どうしたらいいのか分からない、 人にどう接したらいいか分からない、ものをどうやって扱ったらいいか分からない、いつ終わるのか分からない……こういった状況が多々あります。当然混乱しますよね。ですので、そのお子さんは「安心できるもの」だけをやろうとするわけですが、そうするとやれる幅が狭いので「こだわり」と言われてしまったりします。ただそのようなお子さんの行動に「こだわり」というラベルを貼るだけでは問題は解決しないと私は思っています。その「こだわり」と思えるような行動の背景には、必ず何らかの理由があると思うからです。困りごとをもつお子さんに対して、日常生活の中で慣れさせる、我慢させるとか、「あなたの頑張りが足りないからいけないのよ」と言うのはナンセンスだと思っています。感覚調整障害が背景にあったとすると、そのお子さんはかなりつらい思いをしながら不快な環境の中で生活をしていることが多いです。不快な環境の中に身を置き続けたら不安も高くなりますよね。ではお子さんの困りごとに対して大人ができることはなにかというと、以下の6つがあげられると思います。Upload By 発達ナビ編集部この図は、作業療法士が保護者支援としてよく行っている内容です。お子さんにとって「人」は環境の一部でもあります。周りの大人がいい方向に変化すると、お子さんにもいい環境を提供することができると思っています。子育ての大前提として大事なのは、どんなお子さんも独立した人格を持っていて、今は発達途上で、過去から現在の積み重ねの先に未来があると捉えることだと思います。そして以下の4つを心がけることがいいのではないかなと思います。1、できないことにあまりフォーカスしない。できることに注目し、子どものできること探しの達人になる2、他の子どもとあまり比較しない。比べられても子どもはなにかできるようになるわけではない3、困っているときに子どもからSOSを出せる関係をつくる。子どもが安心してチャレンジするための安全基地に4、自己肯定感を育む。自己肯定感が高いこどもは幸せを感じやすく、問題解決の工夫ができるまずは、お子さんのことを一番知っている親御さんが自信を持っていくことが大事です。一人で頑張らなくていいですし、子育てはみんなでやればいいですし、しんどいときにはもう頑張らない、そんなことも大切だと思っています。定型発達のお子さんであっても、障害のあるお子さんであっても、親御さんの不安はずっとつきまといます。残念ながら、なくなることはありません。だからと言って、否定的に捉える必要はなくて、ありのままの今のお子さんの姿を受け入れてみるといいと思います。お子さんたちは親御さんに、「ねえねえ、見て見て」とよく言ってきますよね。そのときにきちんと共感をして、すごいね、かっこいいね、やったね、面白かったね、見せてくれてありがとうね、というようなこと言ってみてはどうでしょうか。 きっと楽しい親子関係になれるのではないかと思います。困ったときは作業療法士に相談してください神作先生:大変なことはみんなで分担して楽しいことはみんなで喜ぶ、そんなことが作業療法士が考えている子育てでもあります。何か困ったことがあったら、ぜひ作業療法士を尋ねていただければと思います。地域の保健師さんにご相談いただいて作業療法士がいるところを探してほしいとお伝えいただければ、そこから発達支援センターなどを紹介してもらえます。また、児童発達支援事業所でもどのような職種の方がいるのかホームページで調べられるところが多いです。一人で頑張らず、一緒に成長していきましょう。Upload By 発達ナビ編集部日本作業療法士協会、埼玉県作業療法士会、摂食・嚥下リハビリテーション学会(評議員)、小児保健学会、障害者歯科学会、昭和歯学会に所属。作業療法士としても数多くの経験を持ち、作業療法士や作業療法士を目指す学生のみならず、保育園や幼稚園、小中学校の教諭、保護者に対してのセミナーも多数実施。「受け入れることで自律を促す子育て」を提唱し、発達障害との向き合い方について発信を続けている。主な研究テーマとして、自食時の捕食機能に関与している口唇および上肢機能の解明を専門とする。文京学院大学(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年11月25日毎日忙しい日が続くと、ついつい片付けを後回しにしてしまいがち。「片付けは疲れる、時間がかかる」という行動のハードルを減らすことで、少しずつ心理的ストレスを軽減できるはずです。整理収納アドバイザーである筆者が、「片付けを難しく考えないポイント」と「ここだけ片付ければOKな2か所」を解説いたします。片付けを難しく考えない! 部屋が散らかる人に知ってほしい3つのポイント1.捨てるものではなく「本当に必要なもの」を選ぶものが多すぎて収納に収まらない、片付けが進まないと悩んでいる場合は、「ものをたくさん捨てなくちゃ」と考える方も多いでしょう。不要なものを手放せば部屋はある程度スッキリしますが、ものを捨てれば暮らしの不自由さをすべて解決できるわけではありません。片付けの目的は「捨てること」だけでなく、「今必要なもの、大切にしているものを選び取ること」も重要です。不要なものを溜め込みすぎず、必要なもの・気に入っているものに囲まれていることで、自分に合った快適な暮らしを実現できます。2.要不要の2択ではなく「保留」にしても大丈夫要不要の判断が何度も続くと、ストレスを感じてしまうこともありますよね。しかし、必ずしも「要不要の2択」だけで即決しなくても大丈夫です。一旦保留にするものがあったとしても、「今必要なものは何か」を知ることが大切です。「不要なもの探し」にフォーカスするのではなく、「今必要なもの、大切にしているもの」を見つめなおすことで、自分にとってどんな暮らしが快適なのかを改めて考えるきっかけにもなります。3.不要なものを「どうやって手放すか」を決めておくいざ片付け始めても、「まだ使えそう」「他の人が使うかも」など、ものを手に取るたびに立ち止まってしまうことも少なくありません。粗大ごみ?不燃ごみ?捨て方がわからない……次のゴミの日はいつだっけ?一旦保留にしておきたいけれど、どこに置いておこう?と、不要なものの扱いにもいちいち悩んでいると、片付けがなかなか進まなくなってしまいます。捨てるタイミングや捨て方をたびたび悩んで手が止まってしまわないよう、捨てる手順や保留にしておくマイルールを先に考えておきましょう。以下のように捨てるための次の行動をあらかじめ決めておくと、「必要なものを選び取ること」に意識を集中できます。もう不要だと思ったもの今すぐゴミ袋に入れる粗大ごみの日を調べて、すぐに依頼する分別法を調べて、次のゴミの日にすぐ出せる状態にする不要だと思うけど迷うものゴミ袋や紙袋など、他の場所に移動して保留にする…とりあえずとっておこうと、元の場所に戻さない保留期間を決める…1か月~半年以内に判断すると決めておく“メルカリに出すBOX”にいれる…BOXがいっぱいになったら、メルカリに出すこれからの暮らしに必要なものを使いやすく戻しやすい収納にすることが、片付けをするうえでとても大切な目的です。必要なものの定位置や使いやすい動線を決めるだけで、散らかりやすくなることがグンと減らせますよ。今すぐスッキリ見えが叶う! まずは2か所だけきれいにしよう最初に片付けるとスッキリ見えやすい場所は、玄関とテーブルの上です。玄関は家の顔であり人目に付きやすく、スッキリしていると来客や自分自身にとっても好印象になります。そしてテーブルの上は、部屋の中で最初に目につく場所。ここがきれいだと、他の場所もきれいにしようと自然と行動しやすくなりますよ。玄関の片付けテク何足もの靴が出しっぱなしだったり、傘立てに傘が何本もささっていたりしませんか?玄関が整理されていないと、外出時に靴を選びにくかったり、出しっぱなしの靴から嫌なにおいがしたりして、清潔感がなく暗い印象になってしまいます。まずは靴と傘の数を見直しましょう。出しておく靴は、一人1足のみにする汚れが落ちない靴や、1年以上履いていない靴は手放す家族の人数以上の傘を持たない重たい傘、壊れている傘は今すぐ処分する不要な靴を手放してから玄関にあふれている靴をしまえば、新たに収納棚を増やすこともなく、今ある収納だけで収められることがほとんどです。捨てるかどうか迷う場合は一旦ゴミ袋に入れて別の場所に置き、期限付きで保留にしておきましょう。玄関をスッキリさせると、郵便や突然の来客でも慌てませんし、家の外からいい運気も入ってきそうですよね。テーブルの片付けテクチラシ、未開封のDM、レシートや明細書、学校からのプリントなど、ちょい置きするのにちょうどよい高さのテーブルの上は、気が付くとさまざまなもののたまり場になりがちです。散らかった場所がいつまでも放置されていると、その周りにどんどんものが積み重なって、散らかっていることが当たり前の環境になりやすくなります。ものの置きっぱなしが一つでもあると、翌日にはもう一つ、次の日にはさらにもう一つと、ものが溜まってしまうことも。テーブルの上に常駐させるものはなるべくなくして、持って帰ってきたものはテーブルに置く前に仕分けをしましょう。食事や読書、子どもの勉強など、必要なときに必要なものをテーブルに持ってきて、使い終わったら戻すことが大切です。少なくとも、夜寝る前にはリセットできるよう心がけてみてくださいね。まとめ玄関とテーブルの上だけはきれいな状態をキープ!片付けが苦手な方や、なかなか継続できない方も、この2か所の片付けだけを1か月ほど続けてみてください。ゴチャゴチャ感のある暮らしのノイズを減らすことで、「面倒くさい」「あとでいいや」といったネガティブな気持ちも少しずつ軽減していくはずですよ。年末までの残り1か月、ぜひ取り組んでみてくださいね。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年11月24日公益社団法人 北海道観光振興機構は、「旅」での体験を通して子どもの心身の成長を促す「旅育」の認知拡大していくために教育関係者・観光事業者・自治体観光従事者・子どもを持つ保護者の方向けのセミナーを2023年11月10日(金)に「北海道経済センター」と「ZOOMウェビナー」にて開催します。旅で子どもの生きる力を育む「旅育」とは?IT化がすすみ、変化が激しく予測できない未来を生きる子どもたち。自分らしく幸せに生きるために必要な力も大きく変化しています。日常と異なる環境の旅では、子どもたちの「好奇心」や「探求心」が刺激され、それらを上手に育てることで学問との相乗効果も期待できます。また多様性を肌で感じ、コミュニケーションを工夫することで「自主性」や「自己肯定感」を高める絶好の機会にもなります。本セミナーを通じて未来を担う子どもたちの生きる力を育むヒントを得て、「旅×子育て×教育」をテーマに教育関係者・観光事業者・子どもを持つ保護者それぞれの課題解決を目指します。セミナーチラシ■セミナー詳細1. 開催日時2023年11月10日(金)15:30~16:302. 会場会場参加 :北海道経済センター(8階第3会議室)札幌市中央区北1条西2丁目オンライン参加:ZOOMウェビナー3. 定員会場参加 :先着30名オンライン参加:先着50名4. 参加費無料5. 参加方法参加申込特設WEBページ 6. 参加申し込み締切2023年11月9日(木)17時まで7. 開催内容・講師他(1) 開催内容[1] なぜ今、旅が重要なのか?[2] 子育て・教育における旅の可能性[3] 旅育メソッド(R)解説から実践のヒント[4] 事例紹介[5] 質疑応答(2) 講師旅行ジャーナリスト・旅育コンサルタント 村田和子(むらたかずこ)氏「人・地域・社会が旅を通じて元気になる」をモットーに活動。生後4か月から親子旅を開始し9歳までに全都道府県を踏破。旅育ちの息子は東京学芸大学附属中高を経て、京都大学に進学。自らの「旅×子育て」の経験から「旅育メソッド(R)」を提唱し、2018年「家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ~旅育BOOK(日本実業出版社)」を出版。翌年、台湾でも翻訳出版される。テレビや新聞などメディアでの情報発信の他、講演やイベント監修、企業のアドバイザーなども手掛ける。資格:総合旅行業務取扱管理者・クルーズコンサルタント・キャンプインストラクター講師:旅育コンサルタント 村田和子氏(3) 参加申込に関するお問い合わせ・取材申し込み先ユニバーサルツーリズム推進事業(ホスピタリティ向上)受託事業者担当 : 株式会社エゾシノ(広告プロモーション会社)TEL : 011-522-6321E-mail: universal-t@ezosinot.jp (4) 後援北海道教育委員会 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月25日「片付ける時間やスペースがない」「上手な収納方法が分からない」など、片付けが苦手な方の特徴は色々ありますが、意外と気が付かない特徴のひとつとして、「同じものを複数持っている」ことが挙げられます。そこで今回は、整理収納アドバイザーである筆者が、秋冬の季節の変わり目に見直しをおすすめする「ダブリ持ちNGパターン」を詳しく解説します。片付かない人が気づかない、複数持ちのデメリット同じものを複数持っていても、ひとつひとつが小さな物だったり、たくさんあることがずっと当たり前と思っていると、減らしたり処分する対象になりにくくなります。「うーん、なんだか不便だな」と思っていても、いつまでも改善点に気が付かない場合もあるのです。みなさんは、以下のアイテムの中で複数持っているものはありますか?実はワンサイズでも問題なかったり、少ない方がムダなく使えたりすることに気が付くかもしれません。ダブリ持ちNGパターン4つ(1)同じアイテムが複数あって、いつまでもすっきり使い切れないこれからの季節によく使うリップクリーム。使ってすぐ部屋のあちこちに置きっぱなしにしたり、ポケットの中に入れたままにしていると、また使うときに見当たらなくなりがちです。もう一本買い足すうちに、気が付くとひと冬に3~4本も持っていたことはありませんか?家用、外出用と使い方を明確に分けている場合には問題ありません。しかし、見当たらないからとつい気軽にもう1本買ってしまうと、それぞれ中途半端に使いかけが続き、いつまでたってもスッキリと使い切れません。「使い切る」感覚は、ものを多く持ちすぎないためにとても大切です!使いかけばかりが残ってしまうと、「まだ使える」「捨てるのはもったいない」と感じて、ついものの量が多くなってしまいます。小さなアイテムでもあちこちに置きっぱなしにしない・使ったものは元に戻すとてもシンプルな行動で、探し物はグンと減らせます。また同じものを買うための余計なお金も減らせますので、ぜひ意識してみてくださいね。(2)使い分けのために複数持つと、在庫の管理が面倒になるキッチンでよく使うラップ。使い分けのために大中小の複数サイズで揃えている方も多いかもしれません。しかし筆者宅では、中くらいのミニサイズのみで十分だと感じています。普段よく使うお皿は20cmが多いため、22cmサイズの使用頻度が一番高く、ワンサイズでも十分足りるからです。もし大きいものを包む場合は、2枚ずらして使用すればOK。ラップの場合は「小でも大を兼ねる」ことができます。もののダブリ持ちを減らすためには、サイズ別の使い分けを手放して、よく使うサイズのみでも対応できるか、普段の暮らしで試してみることがおすすめです。・実家はいつも使い分けていたから・使い分けたほうがピッタリ使えるから・収納ケースには複数本が十分に収まるから…と思っていても、よく使うワンサイズに絞ると在庫管理がとてもラクになります。本当にすべてのサイズが必要か、今一度見直してみましょう。(3)いつ使うかはっきりしないもののために、余計な収納スペースが必要いつか再利用しようと溜めているレジ袋。例えば収納ケースにざっくりと入れている場合、上の方から取ってばかりだと奥にあるものがずっと溜まっていく一方で、いつまでたっても減らない状況ではありませんか?・一度使ったレジ袋をきれいに畳むのが手間・使う順番に整えて置くのも面倒・肉や魚が入ったポリ袋を再利用することは衛生的に心配そう感じている筆者は、レジ袋、ポリ袋は再利用しないと決めています。普段使うバッグごとにエコバッグを一つずつ常備して、そもそも外出先からレジ袋を「もらわない」「買わない」「家に持ち込まない」ルールをつくっています。再利用する機会よりもらってくる回数が多ければ、レジ袋の在庫は溢れてしまいがち。「いつか使うかも」のためではなく、他の使用頻度の高いものを優先して収納スペースを活用できるよう、レジ袋の再利用ストックをしないと決めてみることも、ひとつの手ですよ。(4)複数持っていることで、逆に使いにくくなっているクリーニング店でもらったものや、必要になるたびに買い足してきたさまざまな種類のハンガー。ハンガーはたくさんあっても困らないと思うのは、実はNGです。ハンガーが多すぎるクローゼットは、その分スペースの容量以上に洋服がパンパンに詰め込まれている場合が多くあります。・取り出しにくい・選びにくい・アイテムが把握できない・風通しが悪いと、日ごろから頭を悩ませがちな場合も多いでしょう。クローゼットの使い勝手や見やすさを向上させるためには、バーの長さに合わせたハンガーの適量を知ることが大切です。バーの長さ(cm)÷1着ごとの厚み(3cm、厚手のものは5cm)×0.8(2割のゆとり)目安ではありますがハンガーの適量を知っておくと、思った以上に持ちすぎていることに気が付くこともあります。これから衣替えの季節。洋服の整理と共に、余計なハンガーを処分して、洋服のサイズや形状に合ったハンガーに買い替えを検討してみるのもよいタイミングです!暮らしの最適化のために、ぜひ一緒に見直してみてください。まとめ片付けがうまくできない方は、収納方法が間違っている以前に、ものの量、数の見直しができていないかもしれません。上記以外にも、傘、カトラリー、文房具など、同じアイテムを複数持っているものは意外とたくさんあります。季節の変わり目の衣替えや秋冬アイテムを入れ替えるタイミングで、身の回りのものの数や使い方を再検討するために、参考にしていただければうれしいです。筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年10月12日「実家の物が多い問題」に直面しています。親がもう使わない物や着ない服を捨てようと片付けに取り組んだところ、実母からの「これはまだ使える」攻撃に、片付けがなかなか進まない! 思わぬ関門に悩んだ体験談を紹介します。父の死去で家の中のものを整理することに掃除好きで整理整頓が得意だった父が亡くなり、父の遺品を整理するついでに、家の中の不要なものも一緒に整理しようと思い立ち、母にその旨を相談しました。母は、こういうときだからせっかくだし、不要なものを捨てて、これからひとりで暮らす家の中をすっきりさせたい、と私の申し出を快諾してくれました。しかし、いざ父の遺品を整理しようとしたところ、こうなることを予測していたのか、なんと父の遺品はカラーボックス1つにまとめられ、押し入れに入れられていたのです。洋服やバッグ、靴などは状態がきれいなものは、兄弟や甥、父方の親戚が欲しいと言うものがあり、使ってもらえるものは喜んで譲りました。というわけで、あっけなく終わってしまった父の遺品整理。物の管理に関しては徹底している人なんだなあと、つくづく父のきっちりした性格に驚かされました。父の遺品整理が終了し、次に取り掛かるのは、実家にたっぷりある大量のモノ! モノ! モノ! 父も整理しきれなかったものを整理しようと、母と押し入れやたんす、棚から物を取り出しましたが、出てくる出てくるあらゆるものが……! さて、捨てるか~とゴミ袋を手にどんどん不要な物を捨てていこうとしたところ「これ使うかも……」「これは捨てないで!」と横から私の手を阻む声が・・・そう、母が物を捨てることを惜しみだしたのです。母が物を捨てることを反対!計画が頓挫母が捨てようとしたものを捨ててほしくないと言いだし、サクサク進む予定だった整理整頓計画の雲行きが徐々に怪しくなってきました。特に母が捨てたくないとかたくなに処分を拒んだのが、大量の洋服や靴です。 母は昔から洋服を買うのが大好きだったこともあり、たんすやクローゼットの中はほぼ母の服で埋め尽くされています。伸びたり着古している洋服や、体形に合わないサイズアウトしたもの、今後絶対着ないであろうデザインのものなどは、本人に納得させて処分。靴もヒールがあるものやサイズが合わないものなどは処分することに。そして、なぜかわが実家は壁にいろいろと飾りがちだったため、壁に飾っているけれどそれいる? となる古い絵画や木彫りのパネルなどはすべて取り去りました。しかし、やはりそれでもまだまだ捨てるのを拒むものが大量にあり、これ以上無理に捨てると喧嘩になってしまうため、一旦、整理整頓計画は中断となりました。産後の里帰りで実家の思わぬ悩みが浮上実家の整理整頓計画が頓挫し、数年たったあるころ、私は出産の里帰りで実家に滞在することになりました。子どものちょっとした表情をスマホで撮影しようとしたときのこと。ふと家の中にあるものが映り込むのです。それは家の中どこでも。ソファに座れば、ソファの横に置いてあるカラーボックスの物が映り込み、リビングでは、積み重なっている本や新聞、テーブルの上にもこまごまと物が置かれています。そう、家の中で子どもの写真を撮ると、必ず何か映り込み、映える写真が撮影できないのです……。子どもの赤ちゃんのころの写真がこれでは、人にも見せられない……。日中は母は仕事で不在だったため、私は母に内緒で明らかに使っていない物をポイポイ捨てることにしました。また、古びたカラーボックスや統一感のない100均のカゴなども勝手に買い替えるなどし、整理整頓を強行しました。まとめ実家の整理整頓に関しては、今のところまだ完全にはうまくいっていませんが、私の強行により、だいぶ物が減りました。また、母にもわずかながら「物を減らさなければいけない」という気持ちが生まれたのか、少しずつ不要な物を捨てていっているようです。 実家の物が多い問題は、多くの家庭が抱えているようですが、わが家も少しずつ歩み寄ることで、解決できればいいなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/さくら著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2023年09月17日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します!マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。片付けができない夫日頃から片付けができない夫に頭を悩ませていた主人公。何度言っても直らないため、もう何も言わないようにしていたのですが…。夕飯準備中なのに…出典:CoordiSnap夕飯準備中、お風呂から上がった夫から「水を持ってきて」と要求が。怒りを抑えながらお風呂場まで水を持って行くと…。問題さあ、ここで問題です。主人公と一緒に風呂場へ向かった娘。そこで娘が放った言葉は何でしょうか?ヒント娘も夫のだらしなさに呆れていました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:CoordiSnap正解は「パパは赤ちゃんみたいだよね」でした。娘の発言は、夫の胸にグサリと突き刺さり…。夫は少しずつ自分のことは自分でやるようになったのでした。(CoordiSnap編集部)
2023年09月12日みなさんは自分勝手な親子にイラッとしたことはありませんか?今回は残念な親子のエピソードを紹介します!子どもの誕生日会を計画♪子どもの大好物を用意誕生日会でありえないことが…エビフライを独り占め!?注意もしないママに唖然自分たちさえよければいいという親子。せっかくの誕生日会が台無しになってしまったのは残念です。今度からは家に呼ぶお友達は少し考えた方がいいかもしれませんね。※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。(Grapps編集部)
2023年09月11日皆さんはパートナーとどんな関係を築いていますか?ときにはすれ違いが生じてしまうこともあるようです。今回は喧嘩した夫婦が話合いをしたエピソードを紹介します。片付けが楽になった!おもちゃの片付けがストレスで…子どもの泣き声にハッとして…話し合いができるように!夫と話し合うことができるようになってよかったですね!関係がうまくいかないときは、しっかりと思いを伝えることが大切なのかもしれません。原案:愛カツ読者編集:愛カツ編集部
2023年09月06日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは! PUKUTY(プクティ)です!野菜嫌いの超偏食&全然食に興味がない我が子たち…毎回ご飯を食べさせるのに苦労しています。■食に興味がない兄弟私は子どもの時から食べるのが大好きで、今でもストレス発散は食です!(ただ太りやすい体質もありかなり我慢していますが…w)それとは真逆に、全然食に興味がない我が子たち…ご飯を作っても全然喜んでくれません。長男に関してはお菓子もあまり興味がなく、家では基本おやつや完食をすることもないのです…。■試行錯誤しかし唯一の救いなのが、ふたりとも保育園の給食はほぼ完食してくれていること! 野菜嫌いなふたりだけど、なぜか保育園では野菜もすべて食べているようなのです。だけどやっぱり家でもご飯をもりもり食べてほしい! と思い、最近はご飯作りを手伝ってもらうようになりました。■食べてくれる方法2人とも料理を手伝うのが大好きで、お願いをすると喜んでやってくれます!やはり自分で作ったものだとふたりともたくさん食べてくれるのです!長男に関しては作ったことがとても誇りに思うのか、「長男くんが作るとすごく美味しいでしょ?」としきりに聞いてくるのがまた可愛いですw手伝ったもらうのは手間が増えるし、監視しないと危ないし、片づけも増えるしで色々大変な事は多いですが、子どもたちが食の楽しさに気づいてくれるようこれからも試行錯誤していきたいと思います。
2023年08月27日気温や湿度が高く、不快に感じる日が続きますね。猛暑日が続くと、家事や片付けも面倒に思うことも多いかもしれません。しかし、夏の間に少しずつ不要なものを整理しておくと、湿気やカビ対策になったり、無駄な買い物を減らすメリットもあります。整理収納アドバイザーである筆者がおすすめする、「夏のうちに捨てておきたいモノ」を解説します。夏に不要なものを整理するメリット(1)動線がスムーズになり、掃除がしやすくなるクローゼットや玄関など、狭いスペースを扉で閉めきっている場所は湿気が溜まりやすく、匂いが気になったり、空気が淀みがち。洋服や靴が隙間なく詰め込まれていると、風通しが悪くなり、カビが発生しやすくなります。不要なものを処分して余裕のある空間ができると、・ものが取り出しやすく、アイテムが選びやすくなる・お気に入りに囲まれて、コーディネートが楽しくなる・掃除がしやすくなり、ほこりも溜まりにくくなる・風通しが良くなり、カビの予防につながる出し入れもスムーズになり、掃除機や拭き掃除のハードルも下がるので、家事の時短にもつながります!(2)収納ケース自体が不要になり、収納棚に余白ができるものを整理整頓すると、元々収めていた収納ケース内がスカスカになるほどスペースが空いたり、収納グッズやケース自体が不要になることがよくあります。収納とは、・どれだけたくさんものが収められるか・隙間スペースを最大限活用できるか・ごちゃごちゃしたものをすっきり隠しておけるかではなく、見やすさ、取り出しやすさを最優先するために、詰め込みすぎないことが一番大切です。収納棚に余白ができると、身の回りのものをこまめに整える習慣がつくようになりますよ。空いた収納ケースは、他で使う場所がすぐ思い浮かばないのであれば、思い切って処分してしまうのがおすすめです。また使うかもと処分しないでいると、「収納できる場所はあるから」と思い、またため込んでしまう可能性があるからです。(3)持っているものが把握でき、ムダな買い物が減らせるものの要不要を見極め続けていくと、年齢や好み、ライフスタイルに合ったもの選びの基準も徐々に明確になってきます。筆者も、「機能重視・デザイン重視」など自分の価値観を知ることで、使用頻度やメンテナンスのしやすさなど、購入後の使い勝手も冷静に判断できるようになりました。その結果、満足度の高い買い物ができる確率がぐんと高まるでしょう。夏の間に捨てると良いもの夏のうちに不要なものをしっかり処分しておくことで、秋冬の買い物がしやすくなることも期待できます。そこで、今のうちに手を付けておきたい場所をご紹介します。古い、汚れている洋服衣替えはもう少し先ですが、持っている夏服のうちすでに劣化を感じているものは、今のうちに少しずつ選別しておくことがおすすめです。・洗濯のしすぎや日焼けにより、色褪せまたは変色している・汗染みや黄ばみなど、どうしても消えないシミがある・首元やよく擦れる部分など、生地が薄くなったり、ヨレヨレになっている普段繰り返し着ていると気が付きにくいですが、洗濯回数が多い夏場は生地の劣化が思ったより早い場合もあります。生地の傷みや変色があり清潔感がない洋服は、思い切って早めに処分を検討してみましょう。今のうちにクローゼットの整理ができていると、秋冬物のアイテムを購入する際も収納計画を立てやすくなりますし、コーディネートを考えやすくなるのでメリットは大きいですよ。虫が湧きそうな本、段ボールしばらく本棚に置きっぱなしの本を久しぶりに取り出すと、本の隙間から小さい虫が出てきてビックリしたことはありませんか?見た目は「ダニかも?」と思うこともありますが、これはチャタテムシと呼ばれる虫です。別名「本シラミ」とも呼ばれ、薄暗く湿気が多い場所を好み、本棚の古本や段ボールなどに生息していることが多くあります。主に、カビを食べて生息しているため、人を刺したり吸血したり直接危害を加えるわけではありませんが、繁殖しすぎるとアレルギーの原因となることもあるため気を付けましょう(※1)。古い本を入れっぱなしの本棚は、湿気が溜まりやすく、ホコリもたくさん溜まっていることも多いでしょう。チャタテムシは夏から初秋にかけて繁殖しやすいため、夏のうちに本棚を整理して風通しを良くしておきましょう。湿気が溜まりやすい段ボールも同様です。長期間放置せず、すぐに処分してくださいね。古本は今のうちにまとめて買取に出し本棚をすっきりしておくと、読書の秋を迎える前に余裕のあるスペースができます。夏だからできる整理収納を暑すぎる夏には、なるべく家事を減らしたいですよね。そんな時は、消耗しやすい衣類や、虫が湧きやすい場所など、ピンポイントで2か所だけに絞り、ちょっと頑張って不要なものを処分してみませんか?目に見えて余白ができると、お部屋もすっきりして風通しも良くなります。今回ご紹介した方法を参考に、無理のないように少しずつ取り組んでみてください。【参考】※1 アース製薬.よくダニと間違えられる?新築にも発生するチャタテムシってどんな虫?筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年08月18日ママに比べるとパパの方はどうしても、子どもと一緒に過ごす時間が短くなる家庭もあります。限られた時間で信頼関係を築くにはどうしたらいいのでしょうか。パパと子どもが今以上にハッピーな関係になる方法を、コーチングのプロフェッショナルである川越くみ先生にお聞きしました。教えてくれた人川越くみ先生マザーズコーチングスクール副代表TCS認定プロフェッショナルコーチマザーズコーチングスクールで全国初のトレーナー(ティーチャー資格者を育成する役割)となり、全国で1,500名を超えるティーチャー資格者たちの育成にも取り組む。働くお母さんのサポートはもちろん、パパ向けのペアレンツコーチングも行っている。著書の「ごきげんママのハッピー子育て術」が好評。Instagram:@coach.kumiCONTENTS■子どもの好奇心に関心を持つことが信頼関係を築く第一歩■パパとの関係性が子どもに与える影響は?■限られた時間で子どもと信頼関係を築くには?■パパと子どもの信頼関係を築くためにママができることは?子どもの好奇心に関心を持つことが信頼関係を築く第一歩子どもは好奇心旺盛で些細なことでも興味を持ちますよね。コミュニケーションがきちんととれているパパは、そこに自分も同じように興味を持って接している人が多いようです。パパ自身から積極的にコミュニケーションをとろうとしますから、良好な関係性が自然と築けるのです。ですが、忙しいときはついつい後回しにしてしまったり、話しかけられても、何かをしながらの「ながら聞き」になってしまうことも。普段一緒に過ごす時間が少ないパパほど、いったん手を休めて子どもの話しに耳を傾けましょう。すると、「話しを真剣に聞いてくれた」「自分との時間をつくってくれた」と子どもは感じますし、そういった記憶はしっかりと残るものです。短いながらも濃い時間を過ごせるのは、パパだからこそできることかもしれませんね。パパとの関係性が子どもに与える影響は?人間の思考パターンは親子のコミュニケーションに大きく関係していると言われていますから、幼少期の大人との関わり合いは、健やかな精神を育む上でとても大切です。その大切な時期にもっとも身近にいる大人はパパとママですよね。ママはもちろんパパとも良好な関係を築くことができれば、子どもの承認欲求が満たされますから、自己肯定感も高まります。成長したときにコミュニケーションが上手くとれるようになったり、その子が親になったときに、自分の子どもとも良好な関係性を築くことができるでしょう。限られた時間で子どもと信頼関係を築くには?「そっか」とひとまず受け入れる子どもにどんなことを言われても、危険なことではない限り、「そっか」「そうなんだね」と受け入れてみましょう。そうすることで、子ども自身が「受け入れてもらえた」と感じるものです。間違っていることに対しても、はじめから否定はせず「そっか、そう思ったんだね」と受け入れてから、間違いを正していくのがポイントです。悩みを相談してみる「親はこうあるべきだ」という鎧をいったん外して、子どもに相談ごとをしてみると、距離がぐっと縮まるかもしれません。仕事のことやママのことなどなんでも構いません。子どもが幼くても会話ができる年齢であればOKです。距離が縮まるのはもちろん、大人にはない視点を持っているので、意外と的確なアドバイスがもらえたりすることも。共感する共通点があるだけで、親近感が湧いたり安心感を感じるのは、子どもだけでなく大人だって同じですよね。パパにとって男の子とは共感しやすい点が多いかもしれませんが、女の子の気持ちを理解するのは難しいことも……。わからないからこそ、興味を持って接してみましょう。「どんなことが好きなの?」「どう思ったの?」「何がいちばん楽しかったの?」とパパの方から質問を。基本的なことですが、意外とできていないことも。たくさん質問をすることで、共感できることがきっと見つかるはずです。話すときは目線の高さを合わせる子どもが幼い頃はとくに、目線を合わせて話しをしましょう。しゃがんだり、同じ高さのイスに腰掛けたり、同じ方向を向いて話したり。目線の高さを合わせることで、「あなたとパパは同等なんだよ」という関係性をイメージさせることができます。「なんでも話せる」という関係性を幼少期のうちに構築しておくと、思春期を迎えたときや大人になってからも、良好な関係を築くことができるでしょう。Iメッセージで伝える「(あなたが)すごいね」「(あなたが)がんばったね」といったYOUメッセージに対して、私が主語になるのがIメッセージです。たとえば、お兄ちゃんが弟にお菓子を分けてあげたとき、「えらいね」と成果を褒めそうになりますが、「やさしくしてくれて嬉しかったよ」とパパの感情を伝え、成果ではなく行動を褒めます。YOUメッセージは言い方や使い方によっては、子どもを評価したり責めるような印象を与えてしまいますが、Iメッセージは感情を伝えるので、親の気持ちが伝わりやすく、子どもに安心感を与えると言われています。パパと子どもの信頼関係を築くためにママができることは?パパと子どもだけで過ごす時間をつくるたまには、子どもとパパだけで過ごす時間をつくるのがおすすめです。パパと子どもそれぞれが、お互いのことを深く知る機会にもなり得ます。ママが用事をつくって出掛けるのでも構いませんが、パパと子どもだけで散歩をするといった、些細なことでもいいのです。男の子であれば、アクティブな遊びはパパに任せてもOKです。子育ての情報をシェアする子育ての知識は、どうしてもママの方に偏りがち。すると、パパの子どもに対する接し方が気になってしまうことも……。ママが得た情報はその都度パパにシェアしたり、書籍や子育て情報サイトをさりげなくおすすめしてみましょう。ふたりで子育てをしている、という意識を持てるようにしたいものですね。叱るときのルールを決めておくストレスが溜まると誰でも感情的に怒ってしまいがち。パパとママが一緒に怒ると、子どもは「味方がいない」と感じてしまい、自己肯定感が下がりかねません。「私が怒っているときは、そのあとにフォローしてね」「パパが怒っているときは、私がフォローするから」といったルールをふたりで決めておきましょう。子どもと一緒にいられる時間は、はたしてどれくらいあるのでしょう。計算してみるとその時間がとても短く貴重であることに気づくはずです。小学校に入学すると習い事が多くなり、中学校では部活や塾で忙しくなり、顔を合わせる機会はさらに少なくなります。だからこそ、短い時間でも子どもと真剣に向き合うことが大切なのです。一緒に過ごす時間が短くても、子どもとの向き合い方に意識を向けることで、豊かな人間関係が育まれていくものです。関連記事 PARENTING2022.04.19知っておきたい子どものこと vol.1「赤ちゃんへの読み聞かせ」はいいことがいっぱい!PARENTING2022.05.31【知っておきたい子どものことvol.2】知育玩具は与え方が大事!PARENTING2022.06.29【知っておきたい子どものことVol.3】小さい子どもが抱えるストレスの対処法PARENTING2022.08.11【知っておきたい子どものことVol.4】パパの育休事情。2022年は男性育休の転機になる!?PARENTING2022.10.05【知っておきたい子どものことVol.5】未就学児から性教育は必要です!PARENTING2022.11.21【知っておきたい子どものこと Vol.6】子育て中のイライラ、どう付き合ったらいい?PARENTING2023.02.19【知っておきたい子どものこと Vol.7】子どもの個性をのばすにはどうしたらいい?PARENTING2023.06.22【知っておきたいこどものこと vol.8】スマホ育児に罪悪感……。動画との上手な付き合い方
2023年08月12日親が高齢になってくると、多くの人が直面する『実家の片付け問題』。片付けようとしても、「物が多すぎてどこから手を付けていいかが分からない」「親と揉めてしまう」などスムーズに整理が進まないケースは多いです。しかし、物が多いと家の中で転倒などの事故が起きる危険もありますし、必要なものがどこにあるかを把握しておくためにも、親が元気なうちに片付けと真剣に向き合うことが大切でしょう。不動産業者も驚愕実家の片付け代金が?「実家の片付けは普段からしておこう…」そんなコメントとともに、ある請求書の写真を投稿したのは、不動産業を営む、あモン(@ashita_keiyaku)さんです。客が80代の親と同居することになり、実家の整理を頼まれた、あモンさん。周辺地域で良心的な価格の不用品処理の会社に依頼をし、ひと通り家の片付けをしてもらいました。その後、会社宛てに届いた請求書を見て、思わずため息を付いてしまったとか。こちらの1枚をご覧ください。「合計金額198万円」めちゃめちゃ高い…!今回、片付けた家が、母屋と離れの2棟あったことや、大きめのトラックや重機が入れない場所にあり、何度も往復をする必要があったことにより、この金額になったといいます。多くの人が、実家の片付けに本腰を入れるのは、親がひとりで生活できなくなったり、親が亡くなったりしたタイミングでしょう。しかし、その時になって一気に物を整理しようとすると、大変な作業になります。業者に依頼すると、その額は想像以上に高額になるケースも多いのです。投稿には「ゾッとしました。肝に銘じます」「両実家ともに物が多いから、今から胃が痛い」「親の不用品を捨てることに、自分の老後費用を費やすなんて…」などの声が寄せられていました。遠方に住んでいたり、親との関係がよくなかったり、人にはさまざまな事情があるため、『実家の片付け』は一筋縄ではいかない問題です。だからこそ、先々のことを見据えて、家族と話し合ったり、実家の様子を見に行ったり、早めにできることからコツコツと整理を始める必要があるのでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年08月07日オシャレなインテリアを揃えても、ものがいっぱいすぎて「なぜか居心地が悪い」と思うことはありませんか?片付けや掃除など苦手な家事を後回しにしてしまうと、散乱した環境に慣れてしまうかもしれません。整理収納アドバイザーである筆者が、今すぐ心地のよい部屋にするための3つのポイントを紹介いたします。1.居心地の悪い部屋の特徴とは?玄関に大量の靴が出ている玄関に靴が出しっぱなしになっていると、出かける際に靴をスムーズに選べず、余計な時間がかかってしまいがち。帰宅時に散らかった靴を目にすると、玄関の暗さやニオイも気になり、気分も下がってしまいまうでしょう。テーブルの上が散らかっている持ち帰ったチラシ、読みかけの本、食べカスやお菓子の袋など。テーブルの上の不要なものが目に入ってくると、ゆっくり落ち着いて食事もひと休みもできません。目の前に見えているものすらすぐに片づけられないのは、心の余裕がなく、かなり疲れがたまっているサインかもしれません。床が見える面積が少ない洗濯物が山になっていたり、バッグや脱いだ服が散らばっていたり。床にものが散らかっていて、掃除もこまめにできない状況が続くと、部屋の空気も淀みがちになってしまいます。掃除を後回しにするほど、汚れもストレスも溜まってしまい自分の家なのにリラックスして過ごせません。2.居心地の悪い部屋が続いてしまうと…なんでも面倒になるすぐやれば5分以内で終わる小さなタスクさえ、後回しになってしまいがちに。何をするにも腰が重くなり、ますます面倒になってしまうことも。居心地の悪い部屋が当たり前になる片付いていない風景が当たり前になると、その状態が「いつも通り」になり、きれいな状態をキープできなくなります。床や椅子の上にものが散らかって動きにくいと、余計に部屋が狭く感じたり、気持ちにゆとりがなくなってしまいがちです。今すぐ居心地のよい部屋にするための3つのポイント(1)溜まる前に片付ける「片づける」とは、ものをきれいにしまうことではなく、次に使いやすく収めておくことが大切です。使ったものをいつまでも放置していると、探し物が多くなったり、やりたいことがスムーズにできなくなってしまいます。玄関に出しておく靴は各自一つだけ、テーブルの上には基本的に何も置かない状態にすると、見た目もスッキリして部屋の空気が明るくなりますよ。(2)汚れる前に掃除する忙しくて時間がないと、ついつい掃除を後回しにしがち。5分程度でできる簡単な掃除も、後回しにすればするほど面倒に感じてしまいます。汚れが落ちにくくなってしまう前に、ゴミを集める、汚れを拭き取るなど、片手ですぐできる掃除の仕組みを取り入れてみましょう。ミニほうきやウェットティッシュを近くに置いたり、掃除道具選びや置き場所を工夫すると「ついで掃除」が身につきやすくオススメです!(3)やる気を待たずにまずは動く掃除も片付けも、「時間ができたらやろう」「やる気がでてきたら頑張る」と思っても結局なかなか実行できない…という経験がある方も多いかもしれません。時間もやる気も、待っているだけではいつまでも行動できません。まずはクッションの位置を整える、本を本棚に戻すなど、小さな行動を5分だけ頑張ろうと動きはじめることで、「スッキリした!」という感情が動き、「やってよかった、もっとやろう!」という行動につながります。さいごに居心地のよい部屋づくりは、広い部屋に住むことやオシャレなインテリアを選ぶことだけではありません。・清潔感があり、掃除が行き届いていること・ほどよいゆとりがあり、次の行動がスムーズにできること片づけのプロである筆者は、この2つをとても大切にしています。もし部屋に居心地の悪さを感じるのであれば、玄関周り、テーブルの上、床の上にものが溜まりすぎていないか今すぐチェックしてみましょう。目に見えるところから少しずつ行動することで、スッキリ気持ちよくなり、片づけや掃除をコツコツと継続しやすくなりますよ。©Micolas/shutterstock筆者情報のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。クリンネスト1級。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年07月23日子供のおもちゃは、放っておくとすぐに散らかってしまいますよね。毎日のように「片付けなさい!」と子供を叱っている人も少なくないでしょう。子供のおもちゃをいつでもきれいに収納しておくためには、片付け方にも工夫が必要です。本記事では子供のおもちゃの収納術を6つ、紹介していきます。子供のおもちゃを収納する6つのコツ子供のおもちゃをきれいに収納するコツを紹介してくれたのは、暮らしを楽しむアイディアを発信している整理収納アドバイザーhana(hana.s_home)さんです。hanaさん宅では最近、子供のおもちゃ収納を変えたのだとか。大きく変えた点は、すっきり見せることにこだわり過ぎるよりも、子供目線で片付けやすい収納にしたことだそうです。この点を踏まえて、投稿内で紹介されている以下6つのコツを紹介していきます。1.ケースの中身が見えるようにする2.子供と一緒に収納場所を決める3.上部に空間を空ける4.分散させず同じ場所に置く5.いろいろBOXを作る6.定期的に見直す室内をすっきり見せることにこだわると、ついつい「中身を隠す収納」になってしまいがち。しかしhanaさん宅では、あえて完全に隠すことはせず、おもちゃBOXの中身がある程度見えるケースにしているそうです。そのうえでBOXと置き場にそれぞれラベルを貼り、どこに何をしまうのか決めています。hanaさん宅では、収納場所も子供と一緒に考えたそうです。よく遊ぶおもちゃは中段〜下段、重いおもちゃは下段といった基本的なルールはあらかじめ決めておき、子供と一緒に収納場所を決めるのがよいでしょう。ケース上部にあえて隙間を作っておくこともコツなのだそう。上部に空間が空いていることで、ケースを引っ張り出さずに小さいおもちゃをポイポイ収納できます。収納場所が分散されていると、子供でも大人でも「片付けが面倒だな」と感じてしまうでしょう。すべてのおもちゃを、できるだけ同じ場所にまとめることで、片付けやすいだけでなく、遊びやすい環境にもなります。まさに、子供にとっても嬉しい空間となるのです。おもちゃに限らず「少し置いておく」は、ごちゃごちゃの原因になりがちです。置きっぱなしを防止するために、hanaさん宅の収納には「いろいろBOX」が設けられています。新しいおもちゃで分類が分からないものを、どんどん収納できるので便利だそうです。いくら子供目線で収納を考えたとしても、自宅にあるおもちゃは定期的に変わります。時には、BOXのラベルを変更しなければならないこともあるでしょう。おもちゃが増えてきたり、散らかっていることが増えたタイミングで、定期的に収納を見直すことも重要です。子供にとっても片付けやすい、おもちゃ収納のコツを紹介しました。すっきり見えるだけでなく、子供に片付けを面倒だと感じさせない工夫も大切です。収納場所が決まったとしても、おもちゃは増えたり減ったりするもの。定期的なアップデートを心がけましょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 整理収納アドバイザーhana@川崎/横浜(@hana.s_home)がシェアした投稿 [文・構成/grape編集部]
2023年07月05日皆さんは、交際相手や配偶者にイライラした出来事はありますか?今回は「彼氏または夫に『いい加減にして!』と思った」というエピソードを紹介します。片付けが苦手すぎる夫!私の夫は片付けるのが苦手で、面倒くさがりです。そのため、買ってきたものや使い終わったもの、飲みかけの飲み物などなんでもテーブルの上に置いたまま片付けません。何度言っても直らず「いい加減にして!いつも私が片付けてあげてるけど私はあなたの母じゃない!」と不満を爆発させたら改心しました。(27歳/女/教諭)時には強めに気持ちを伝えて!ダメだとわかっていても、つい甘えてしまいたくなるのかもしれません。相手のためとはいえ、自分の中に不満を溜めすぎるのは良くないこと。時にはしっかりと自分の気持ちを伝えてくださいね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年06月18日わが家は10歳、8歳、6歳、4歳、2歳の子ども5人と妻と私の7人家族です。3年前に給料制度のおこづかいを導入してみたところ、劇的な変化がありました。 欲しい物は自分で手に入れるわが家は大家族がゆえ、子どもたちが欲しい物を我慢しなければならない状況が多々あります。たとえば、街でよく見るカプセルトイは、1人にさせるとほかの4人もやりたがるので低額でも安易にさせられません。 いつも我慢ばかりしている子どもたちですが、「買いたい物を自分で選んで買う」という経験もさせたいと考え、おこづかいをあげることにしました。そして、そのおこづかいは、自主性を促せるようにと、給料制を導入したのです。 わが家の給料制度では、だいたいお手伝いの単価を20円前後と設定しています。お手伝いの内容によってもっと高く設定したものも、安く設定したものもあります。1カ月ごとにお手伝いで稼いだ金額を計算し、私の給料日と同じ日に各自の給料袋に入れて手渡ししています。給料の対象になるお手伝いは、洗濯物を干す、洗濯物を畳む、ごみを集める、味噌汁を作る、おかずを作る、米を研ぐなどがあります。妹弟のお世話は対象にしていません。 みんなが飛びつく高額仕事は…その中で単価が50円と高額なお手伝いがあります。それは、ゴキブリ退治。妻は大のゴキブリ嫌いで、見つけると動けなくなってガタガタ震えています。わが家は古民家でたくさん隙間があるのでしょう。梅雨の時期から11月ぐらいまで遭遇することがしばしばあります。ゴキブリの退治が対象になってから、妻はゴキブリと遭遇しても、子どもたちが喜々としてやってくるので怖い思いはしていないようです。 おねだりがなくなった!?以前は、スーパーに行くと、子どもたちが欲しいおやつを私や妻に要求してきました。しかしこの給料制度を導入してからは、子どもたち自身が20円を稼ぐ大変さを感じたからか、おねだりが一切なくなりました。そして欲しい物が出てくると、計画を立ててお金を貯めて購入するように。 欲しい物が高額な場合に、先にお金を手に入れる方法はないかと考えた子もいました。それは、洗車チケットを作成し、3枚つづり150円にして販売するという方法でした。近所のガソリンスタンドに行き、洗車の様子を見学したあとに思いついたようです。洗車チケット回数券を作成すると、親に購入を促してきました。 給料制でおこづかいをあげるようにしてから、子どもたちがお金や物を大切にするようになったと感じています。汗水流して自分で手に入れたお金、そしてそのお金で買った物だからだと思います。 大家族だから我慢させるのは仕方がないとすませたくなくて、また「買いたい物を自分で選んで買う」という経験をしてほしくて始めたおこづかいの給料制度。せっかくだから、メリハリがあるお金の使い方を子どもたちと一緒に考えたいと思っています。この給料制度のおこづかいが、子どもたちが自分自身でお金の使い方を考える機会になることを願っています。 作画/加藤みちか著者:おのうえ たく2男3女の父。趣味:読書、イラスト。サラリーマンとして働く傍らにぎやかで合宿のような大家族の日常を執筆中。
2023年05月28日結婚相手の些細な一言にイラッとしてしまう経験をしたことがある人は少なくないのではないでしょうか。今回は、夫にイラッとしたエピソードを紹介します。片付けが得意ではないけど…一方の夫は…夫が放ったイラッとした一言とは…言い返さなかったけど…片付けに限らず、誰しも得意不得意はあるものです。お互いの苦手なところを補えるように、旦那さんと話し合ってみてもいいかもしれません。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています
2023年05月28日開放感があって広々としたお部屋が理想なのに、実際は窮屈さを感じていませんか?収納は十分あるのになぜか出しっぱなしなど、片付けがうまくいかずにお部屋が狭く感じてしまっている人もいるでしょう。今回は、部屋を狭く見せてしまうNG片付けと、広く見せるためのコツについて、整理収納アドバイザーの筆者が解説します。1.背の高い大きな家具を置くと圧迫感が出る「収納は大容量が一番!」と考えて、背の高い大きな家具を選ぶのは要注意。壁が隠れることで圧迫感が出て、お部屋が狭く感じやすくなります。すっきりとしたお部屋を目指すなら、壁を見せて余白をもたせるために、低めの家具を選ぶのがおすすめです。家具の配置場所によってもお部屋の印象は大きく変わります。部屋の奥側に高さのある家具を置くと、より狭い印象に。部屋を広く見せるなら、手前側に背の高い家具、奥側に低い家具を置くのも手ですよ。2.オープン棚はこまめな整理ができないとごちゃついて見えがちカラーボックスのようなオープンタイプの収納家具は、収納ケースにきちんと収めてこまめに整理をすれば、見た目も美しく保てます。しかし、ものを置きっぱなしにすると雑然とした雰囲気になってしまうため、あまりおすすめはしません。筆者宅では背の低い、引き戸タイプの本棚をリビングに置いています。戸を閉めるだけでカラフルな本の表紙なども隠せるので、すっきりと整った見た目になる点がお気に入りです。開き戸ではなく引き戸タイプを選ぶことで、扉の開閉時も省スペース。戸を閉めればホコリが溜まらないので、掃除もとてもラクですよ。3.窓際を家具や収納で塞がない寝室や子ども部屋のカーテンを閉めっぱなしにしていませんか?カーテンを閉めたままでいるとお部屋が薄暗くなり、空気も淀んだように感じてしまいます。明るい日差しを取り込み、空気の入れ替えをスムーズにするためにも、窓の周辺にはなるべく収納や家具を置かないようにしましょう。筆者宅では、カーテンの開き方にもちょっとした工夫をしています。リビングにある2つの窓のカーテンを、左側の窓は左寄せ、右側の窓は右寄せにして、カーテンの開閉を部屋の両端に寄せるようにしました。カーテンを端に寄せることで窓全体がより大きく感じられ、明るく広々とした印象に。窓の開閉もスムーズになりました。カーテンを片寄せにするだけで印象がガラリと変わるので、ぜひ試してみてください。4.床にものを置かない帰宅後のバッグや宅配便の荷物、畳む前の洗濯物など、ものが床に散らばっているとそこに視線が集中し、ゴチャゴチャ感が気になりがち。床面積が狭くなると、余計にお部屋が窮屈に感じてしまいます。床にものを放置しないための最大のポイントは、「出したものはその日中に元の場所に戻す」こと。置きっぱなしが当たり前にならないよう、寝る前に5分間ほどのリセットタイムを設けるのがおすすめです。筆者はこのリセット習慣を実践することで、常に床が見えている状態をキープできるように。散らかったものが視界に入って気持ちが重くなることもなくなり、ストレスも減ったと実感しています。さいごに・家具の配置を工夫する・片付けが苦手ならオープン棚は選ばない・カーテンを片側に寄せる・出したものはその日中に元の場所に戻すこの4つを意識すれば部屋に開放感が出て、気分もぐんと明るくなります。片付けがスムーズになると、より快適に過ごせるでしょう。ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年05月19日片付けは、家庭の環境を整えるだけでなく、心の健康にもいい影響を与えるといわれています。しかし、効果的な片付けをするためには、正しい方法が大切です。間違った片付け方をしてしまうと、かえって環境が悪化することも。この記事では、HSP整理収納アドバイザーのyuri(yurimochi.home)さんがInstagramで発信している「片付けで避けたいNG行動」をご紹介します。行動を見直すことで、スムーズで効率的な整理術を身に付けられるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。やってはいけない片付けNG6選片付けを始める前に、まずは持っているものを整理してどのような収納用品が必要か把握しましょう。これにより、無駄な出費を抑えられます。一度整理した後に、本当に必要なものをリストアップしてから購入することがおすすめです。家族のものを勝手に捨てると、信頼関係を損ねる恐れがあります。片付けを始める前に、家族と相談して協力し合うことが大切です。家族がどのようなものを大切にしているかを理解し、一緒に片付けることで円滑に進められます。大変な場所から始めると、途中で挫折してしまうことも。簡単な場所から始めることで、自信と達成感を得られ、継続的に片付けを進められます。まずは小さな目標を立てて、少しずつ進めていくことがおすすめです。不用品を誰かにあげる時は、相手が本当に必要としているかを確認してから渡すことが大切です。相手に迷惑をかけず、喜んでもらえるように事前に相談しましょう。無理に一日で掃除を終わらせようとすると、疲れてリバウンドしやすくなります。毎日少しずつ進めることが効果的です。継続的に片付けを進めることで、習慣化しやすく、きれいな状態を維持しやすくなります。片付けを先延ばしにすると、結局片付けが進まず、いつまでもきれいな状態になりません。計画的に進めることが大切です。毎日のルーティンに取り入れることで、自然と片付けが進み、快適な生活を送ることができます。片付けのポイントは、計画的に進めることと、無理のない範囲で継続して行うことです。NG行動を避けることで、効率的な片付けができるでしょう。片付けは計画的に進め、無理なく継続することが大切です。NG行動を避け、家族や友人と協力し合い、きれいな環境を維持しましょう。心身の健康と快適な生活につながります。[文・構成/grape編集部]
2023年04月25日家では片付けが苦手な子なのに、幼稚園や保育園で「きちんとお片付けできていますよ」となぜか褒められるーー。幼稚園や保育園でお片付けができているのなら安心できるものの、それなら家でも片付けてほしいものです。なぜ家では上手に片付けられないのか、その理由を整理収納アドバイザー・むらさきすいこさん(suiko_murasaki)がInstagramで教えてくれています。 この投稿をInstagramで見る 整理収納アドバイザー むらさきすいこ|横浜東京|片付け・収納のプロ(@suiko_murasaki)がシェアした投稿 外では片付けられるのに家で片付けられない原因とはむらさきすいこさんは「『物の定位置が決まっていない』のが原因かも!」と推測しました。なるほど、幼稚園や保育園などでは物を片付ける位置が決まっています。子供が家で上手に片付けられなかったのは、定位置が決まっていないため、どこに片付けてよいのか分からなかったからかもしれません。そこでむらさきすいこさんが、物を定位置に片付けやすくするライフハックを紹介してくれました。引き出しの中に仕切りのある収納トレイを設置して、定位置を分かりやすくしています。仕切りごとに「ホチキス」「のり」などラベルを付けておけば、子供はなお分かりやすくなりますね。これなら家でも片付け上手の子供になれそうです。まずは「定位置を決めること」。これが子供を片付け上手に導く秘訣です。定位置が分かればほかの物も片付けやすい自分で使う道具だけではなく、リモコンや充電コードなど、家族みんなが使う小物の定位置を決めるのもよいですね。子供が進んで片付けるかもしれませんし、大人も片付けやすくなって助かるかもしれません。「外でできるなら家でもできる」というむらさきすいこさん。大人が少し手伝ってあげるだけでその通りになりそうですね。ぜひ試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年04月23日”部屋が散らかっていて家に人を招くのを躊躇してしまう”、”片付けようと思ってもやる気が続かない”という経験がある方は、片付けや掃除に関して間違った認識や行動をしてしまっているかもしれません。今回は、整理収納アドバイザーの筆者が、きれいな部屋をキープしたいと思っても「掃除や片付けが続かない人」の特徴を解説します。1.掃除するタイミングを決めていない「汚れてきたら掃除をしようと思って結局後回しにしてしまう」「いつ掃除をやるかを決められなくてスッキリしない」といった経験はありませんか?掃除をするタイミングは、気温やイベントなど季節に合わせて“掃除計画”を立てておくと、掃除のし忘れを防げます。また、少ない手間で汚れを落とせて時短にもつながりますよ。例えば、次のような予定を立ててみるのがおすすめです。【春】新学期や新生活がスタート:書類や本棚を整理。花粉の時期は拭き掃除もこまめに。【夏】気温が上がる:キッチン周りの油汚れの掃除やカーペットやカーテンなど大物の洗濯。【秋】衣替え:クローゼットの掃除や夏場に使用したエアコンのお手入れ。できれば水温が下がる前に風呂場のカビ取りも。【冬】気温が下がる:冷蔵庫の中にあるものを全部出して拭き掃除。このように、季節ごとのイベントに合わせて掃除をする箇所を決めておけば、上手に掃除習慣を取り入れられて、きれいなお部屋をキープしやすくなりますよ。2.片付けに時間がかかりすぎて疲弊してしまう「まずはいらないものを処分しよう!」と意気込んで片付けを始めたものの、次のような迷いが出てきて片付けが進まない方もいるでしょう。・まだ使えそう・未使用だからもったいない・他の人が使うかも・捨てて失敗したと思いたくない・後で必要になったときに後悔するかも要・不要の判断と収納方法を同時に考えることは、すごく頭を使う作業です。そして、迷い続けるうちに脳が判断することに疲弊。体を動かすのも億劫になり、「片付けは時間がかかって面倒くさい」とやる気をなくして、片付けの習慣が身につかなくなるという負のループに陥りがちです。片付けをスムーズに進めるコツは「本当に必要なもの、大切なものを最初に選ぶ」こと。捨てることに強く抵抗を感じるのは、「手放すと損をするかも」という不安が強いからかもしれません。そこで、必要なもの以外のものがないとどうなるのかを検証するために、次のことを試してみるのもいいでしょう。・必要なもの以外は奥の方など見えないところにしまってみる・期限を決めて保留箱に入れる・紙袋に入れて捨ててもいい状態にしてみるものと距離を置くことで不安な気持ちも整理できるようになり、落ち着いて要・不要が判断しやすくなります。3.完璧な片付けを目指してしまうSNSや雑誌ですてきなインテリアのお家を見ると、「自分も片付けをして部屋をすっきりさせたい」「いつもきれいで気持ちのいいお部屋で過ごしたい」とやる気が湧いてきますよね。しかし、最初から完璧な部屋を目指すと片付けのハードルが上がってしまい、長続きしない傾向があります。季節や自分の体調、家族の状況、ライフスタイルの変化などによって、ものの使い方や量は流動的に変化します。収納場所を決めてラベリングしたら完璧とせず、次のように考えてみましょう。・やりながら考える・何度も微調整してもOK・いつでも見直して最適化する片付ける場所も方法も、変化するものと捉えてみる。決めたことにこだわりすぎず、楽しみながら調整していくものと考える方が、無理なく自分にぴったりのやり方を身につけることができますよ。さいごに掃除や片付ける習慣が定着しない方は、今の自分ができることと理想との間にギャップを感じていることもあるでしょう。その場合は、片付けに対する理想ややるべきことのハードルを、できるだけ下げてみてください。余計なプレッシャーがなくなることで、少しずつでも計画的に続けられるようになれるかもしれません。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年04月16日■前回のあらすじ事の顛末を担任から聞いた母親はモリオと両親に謝罪。そして息子と直接話をさせてほしいとお願いします。母親から自らしたことを問われたフミヤは反省の言葉を口にし、涙を浮かべるのでした。息子に謝罪を促す母親■必死に息子をなだめるも…悪いことをしたのはわかっているけど、謝る事を拒否したフミヤ。一体なぜ?次回に続く「僕は加害者で被害者です」(全71話)は17時更新!
2023年03月23日子どものいる暮らしが快適になる100均活用術子どもとのお出かけや学校、習い事の準備、着替えや片付けなど、日々の暮らしがもっと快適になる100均グッズの活用アイデアを大特集。子どもが自主的に準備できる収納術やお出かけがスムーズになる工夫など、目からウロコのアイデアをたっぷりご紹介します。子どものいる暮らしの100均活用術|お出かけや習い事の工夫子どもの図書館専用バッグinstagram(@kazokushuno_yuri)セリアのパスケースとコードを使って、図書館カードを収納すればカードを忘れることなくスムーズに受付できますよ。トートバッグは丈夫で収納力も抜群なのでおすすめです。バレエシニョンセットの収納instagram(@kazokushuno_yuri)バレエのお団子ヘア、シニョンをつくるセットの収納アイデア。ヘアゴムやピンはセリアの仕切りケースに入れておくと、準備がスムーズになりますよ。メッシュポーチにまとめれば、持ち運びにも便利です。日焼け止めや消毒液の収納instagram(@kazokushuno_yuri)セリアのフィルムフックを活用すれば、お出かけ前に使う日焼け止めや帰宅時に使うアルコール消毒液を浮かせて収納できますよ。帽子の便利な収納instagram(@kazokushuno_yuri)お出かけの際に使う帽子は、玄関に吊るして収納するのがおすすめです。100均のシューズハンガーを無印良品のフックに引っ掛ければ、子どもの帽子の収納スペースがつくれますよ。鍵をなくさないための工夫instagram(@kazokushuno_yuri)セリアのナスカン付きキーホルダーをランドセルに付けて、キーホルダーごと付ければ、子どもが鍵をなくしてしまう心配も不要です。コードが伸縮するので、そのまま鍵を開けられますよ。子どものいる暮らしの100均活用術|自宅での工夫ゲーム機やスマホの充電ステーションinstagram(@kazokushuno_yuri)リビングダイニングの壁に取り付けたのはセリアの収納ケース。プッシュピンでコンセント横に設置すれば、子どもも使いやすい充電ステーションが完成です。ボールの浮かせる収納instagram(@kazokushuno_yuri)下駄箱の下にあるデッドスペースを活用した、ボールの収納アイデア。ダイソーの自転車用ネットを4つのフックで引っ掛けるだけで、ボールが転がらない浮かせる収納ができますよ。子どもも使いやすい歯ブラシ収納instagram(@kazokushuno_yuri)セリアのフィルムフックは、透明なので目立ちにくく、取り付けも簡単にできますよ。浮かせる収納なので衛生的なのも嬉しいポイントです。ヘアゴムの使いやすい収納instagram(@kazokushuno_yuri)子どものヘアゴムは、100均のスイングケースを使って収納するのがおすすめです。マグネットでピタッと設置できるので、洗濯機横や冷蔵庫に貼り付けておくと朝の準備がスムーズになりますよ。着替えがスムーズになる子供服の収納instagram(@kazokushuno_yuri)子供服の収納にひと工夫加えることで、子どもが着替えやすくなりますよ。引き出し内に収納ケースを入れて、クリップで長袖・半袖が分かるようにラベルを貼れば洋服が選びやすくなりますよ。子どものいる暮らしの100均活用術|学校関連の工夫学校訪問セットの収納instagram(@kazokushuno_yuri)保護者会や参観日など、学校訪問の際に必要なアイテムを玄関にまとめて収納したアイデア。収納ケースに100均の仕切りを組み合わせることで、取り出しやすく整理収納できますよ。あると便利なコインケースinstagram(@kazokushuno_yuri)学校の集金などで急に小銭が必要になることも。そんなときに便利なのが、セリアのコインケースです。下段にはお札を入れるスペースがあり、使いやすさも◎使い終わった教科書の収納instagram(@kazokushuno_yuri)学校や塾で使い終わった教科書やテキストを収納するのには、セリアのプレンティボックスがおすすめです。程よい大きさでクローゼットにも収納しやすいところが嬉しいですね。教科書やプリントの収納instagram(@kazokushuno_yuri)塾や学校で持ち帰ってきたプリントをラックに教科ごと分けて収納したアイデア。教科ごとに色分けしたシールをラックに貼り付け。さらに教科書と収納場所に同じ色のシールを貼れば片付けやすくなりますよ。お道具箱の整理収納instagram(@kazokushuno_yuri)100均のプラダンと隙間テープを活用した、お道具箱の整理収納アイデア。定位置を分かりやすくシールで表示することで、たくさんの道具をすっきり収納できますよ。子どものいる暮らしに100均グッズが大活躍子供のいる暮らしに役立つ100均グッズの活用アイデアをご紹介しました。少しの工夫で毎日がとっても快適になるので、ぜひご紹介したアイデアをヒントに、新学期に備えて準備しておきましょう。
2023年03月13日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもの自己肯定感を上げる方法について、教えてもらいました。こんにちは。小児科医の保田典子です。ちょっとした親の言動で子どもの脳が傷つけられるというデータが出てきています。子どもには前向きに、自分の能力や才能をいかんなく発揮してくれる子になってほしいですよね。 子どもたちを褒めることで、自己肯定感を育むことができます。今回はその方法についてお話したいと思います。 そもそも「叱る」と「怒る」は違う「叱る」というのは、冷静に話して言い聞かせることを言います。「怒鳴る」というのは、「自分は怒っている」という感情を子どもにぶつけている状態のことを指します。 その場の感情をぶつけてしまうと、子どもは怒られた内容(何が悪かったのか)よりも、「怒られた! ママが怖かった!」という気持ちが先にたってしまい、結局言い聞かせたいことがかえって伝わらなかったりします。 感情的になって子どもに怒鳴り続けると、子どもは次第に「何をやってもママは怒る」「自分は何もできない」と覚えてしまいます。何をしても過激に怒鳴られると、常に大人の顔色を見て動くようになり、子どもの自由さ、豊かな発想は潰されてしまいます。 すると自己肯定感は低くなり、子どもにとって悪影響を及ぼすのです。頻繁に怒鳴られると、子どもの脳が傷つくという研究結果もあります。 ポジティブな声掛けや褒めることで、自己肯定感を育てようここ何十年かの研究で、「怒られるから〇〇をする」という、嫌なことを回避するための行動より、「うれしいから、やりたいから〇〇をする」という行動の方が長続きして効果的である、とわかってきています。前向きに良い行動ができるようになるためのには、ポジティブな声かけがおすすめです。 ポジティブ声掛けのコツ1:スモールステップで褒めるまずは、褒める回数を増やして、たくさん褒めましょう!親御さんたちは、ついつい「全部できたこと」を褒めがちなのですが、やってほしいことを細分化して、こまめに褒めるのがコツです。片づけが全部終わった後に「お片付けできてえらいね」ではなく、片付けをするそれまでの過程一つ一つを褒めてみてください。 例えば、お片づけをしてほしい場合、お片づけをしようと動き出したときに1回褒める、実際に片づけの行動をしはじめた時にまた褒める、片づけの方法を自分で試行錯誤してやっていたらまた褒める……などです。1回のタスクで5~10回褒めるのを最終目標にしましょう。 ポジティブ声掛けのコツ2:笑顔で大げさに褒めるマスク時代になってしまって、人前で顔を見せることが少なくなりましたが、子どもにとって大人の表情を見て会話をすることは、発達の上でとても大事です。親が自分の行動で喜んでいるかどうかを表情で敏感に感じます。ぜひ、良いことをしたら笑顔で、大げさに褒めてあげてください。 たくさん褒めてあげましょう!子育ては、「叱らない」「指導しない」ことが大切なわけではありません。良くない言動は適切に叱って、良い行動はしっかり褒める。これを繰り返していれば、きっとお子さんの良い行動が引き出されるはずです。なかなか地道な作業ですが、コツコツ積み重ねていければいいなと思います。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年02月26日平日は仕事や育児で慌ただしく、片付けまで手が回らない。スッキリ過ごしたい気持ちはあるけど、片づける時間がまとめてとれない…。毎日の片づけが負担でなかなか続かないという方には、1日3回に分けた「ちょこっと片づけ」がおすすめです。整理収納アドバイザーである筆者が、実践している片付け方法と合わせて、習慣化しやすいポイントをお伝えいたします。片づけを後回しにすると、マイナス思考になりやすくなるかも日常の中で、やりっぱなし・出しっぱなし・見ないふりが多くなってしまうと、このように感じることはありませんか?・ものが邪魔になって、やりたいことにすぐ取り掛かれない・探し物が多くて、余計な時間がかかってしまう・汚れが溜まって、ますます掃除や家事が面倒に感じる・散らかった部屋を見て、体も心もさらに疲れを感じてしまう筆者自身も仕事が忙しくなると、読み途中の本を積み上げてしまったり、洗濯物をたたむのが後回しになったり、ついつい家事を少しずつ後ろ倒しにしてしまいがちです。すると、「なんだか最近うまくいかない」と感じることが多くなり、できていないことに目が向いて、徐々にマイナス思考になりやすいと感じています。「どうせうまくできないし」とか「やっぱりダメだなぁ」と落ち込んでしまうと、家でもリラックスできなくなってしまうかもしれません。片付かないことで気持ちの面でも休まらないと少しでも感じるなら、1日3回の「ちょこっとお片づけ」を取り入れることがおすすめです。負担にならない1日3回のちょこっとお片づけ平日の片づけは、負担になりすぎないように短時間、最低限でOK。出掛ける前と帰宅後、寝る前の3回に分けて行ってみましょう。(1)出掛ける前の3分でできること・朝使ったものを元に戻す洗面所に出しっぱなしのブラシ、コーヒーを飲んだカップ、テーブルの椅子など、「朝使ったものは、朝のうちに戻しておく」と意識すると、帰宅後に疲れた体で後片付けをしなくてすみますよ。・落ちているものを拾う洗面所の髪の毛、ティッシュ、脱いだパジャマなど、床に落ちているものはとりあえず拾っておく行動をクセにしましょう。散らかったままにならず、いつもきれいな印象のお部屋をキープできます。(2)帰宅後5分でできること・バッグを定位置に戻す帰宅後、バッグを椅子や床に一旦置いてしまうと、後で片付けるのが面倒に感じてしまうことはありませんか?バッグは壁にフックをつけるなどして、「吊るす定位置」を決めておくと置きっぱなしを防げます。・不要な郵便物はその場で捨てるポストに入っていたチラシやDMは、他の郵便物と一緒に置かず、その場で仕分けて処分します。住所はマジックで黒く塗る、ビニールははさみで切り取ってすぐに分別する…など、早めに手放す行動を意識してみましょう。・買い物袋は調理台の上に乗せる重い買い物袋は床に置かず、ひとまず調理台に載せるのがおすすめです。床に置くと放置しても見えにくくなりますが、調理台にあると必ず目に留まるので、片づけよう!と行動しやすくなります。(3)寝る前10分でできること・朝洗濯するものを洗濯カゴに入れておく洗濯は、意外と時間がかかるもの。朝一番すぐにスタートできるよう、夜のうちに洗濯物を洗濯かごに集めておくと、朝家事の手間と時間を削減できます。・テーブルの上に何も置かず、まっさらにする読みかけの本や確認前の書類、食べかけのお皿、こぼれた食べカスなど、食事をしたり作業をしたままになりがちなテーブルの上。寝る前には何もない状態にリセットする習慣で、すっきり気持ちのよいダイニングになりますよ。・今日のゴミは、今日のうちにゴミ箱へ捨てるキッチンシンクの生ゴミ、洗面所やリビングに放置されているゴミなど。特に空き缶やペットボトル、お菓子の袋などは、放置しておくと嫌なニオイの原因にもなってしまいます。今日出たゴミは今日のうちにゴミ箱へ捨てておくようにしましょう。・玄関の靴の向きを揃える靴の向きがすっきり揃っていると、家族も気持ちよく出かけられます。ちょっとした事ですが、やるとやらないとでは朝の気持ちよさが大きく違いますよ。おわりに筆者は短時間のちょこっとお片付けを進めていくことで、家事の後回しグセが少しずつ減るようになりました。片づけができると、次の家事にもスムーズに取り掛かれて、作業時間の短縮になります。ご自分のライフスタイルに合わせて、短時間でできるお片付けのポイントを見つけるヒントになれば幸いです。のぞみシンプル志向の整理収納アドバイザー・ライター。「暮らしもこころもかろやかに」をテーマに、ものとじぶんとゆっくり向き合える、続けやすい暮らしのちいさな仕組みを提案しています。Instagram@non.karoyakani文/のぞみ
2023年02月19日