2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。幼稚園受験の本番当日に泣き出してしまったヨウタくん。その姿を見て帰宅後、頭をかかえ落ち込むヨウタくんママ。慌てて帰宅したヨウタくんパパと話し合いに。「俺のいった通りだろ」って思ってんでしょ? どうせ。」と投げやりになるヨウタくんママ。その様子をみたヨウタくんパパは否定するどころか、ヨウタくんママに対し「たくさん一人で頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちとこれからも頑張ろうと伝えます。月日は流れ季節は春へ。春休みも終わり登園すると、そこにヨウタくん親子の姿はありませんでした。「転園したらしいよ」と噂ばなしを耳にすることに。そしてユキさんに新たな変化が……。……いってみない? ヨウタくんママがきっかけとなり、ヒナちゃんの教育環境について考えるようになったユキさんの夫。このタイミングで実はマレーシアへの海外転勤の話があると打ち明けます。 ユキさんの夫は自身のアメリカ留学で「じぶんの考えを主張しないとやっていけない」と痛感。どんなシーンでも自分の意見を求められるヒナちゃんには「自分で考えて自分で行動を起こせる大人に育てたいと」強い思いを伝えます。ユキさんもヒナちゃんには「色々なことにチャレンジして人生を楽しんでもらいたい」と思い、新たな環境で学ぶためにマレーシアへの移住を決断するのでした。 ◇◇◇ ヒナちゃんのこれからの長い人生を思いマレーシアへの移住を提案した旦那さん。「自分で考えて自分で行動を起こせる大人に育てたいと」と、ヒナちゃんのことを思うからこその言葉にユキさんも胸を打たれたのではないでしょうか。受験や海外移住など、様々な選択肢を持つことは子どもの可能性を広げる大切なことかも知れません。その時は、子どもの気持ちを受け止め、夫婦で話し合いながらこれからの方針を決めていけるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年12月02日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その後、ユキさんは第2子を妊娠。その頃、ヨウタくんは幼稚園受験の本番当日を迎えていました。ヨウタくんは道端で突然立ち止まりママの手をギュッと握り締めたまま泣き出してしまいました。その場から動けなくなってしまったヨウタくんの姿を眺め勝手に涙がこぼれるヨウタくんママ。ヨウタくんの大粒の涙を目の当たりにしたヨウタくんママは自宅へ戻ると焦りと不安から頭を抱えてしまいます。幼稚園の受験会場に向かう途中に泣きだし、その場から動けなくなってしまったヨウタくん。様子を聞いて心配したヨウタくんパパが慌てて帰宅すると……。どうせ…私が… ヨウタくんママは受験のために頑張ってきた日々が無駄だったのではないかと泣き崩れてしまいます。ヨウタくんに否定され、ヨウタくんパパにも否定されると思っていたヨウタくんママ。 しかし、ヨウタくんパパは否定するするどころか、ヨウタくんママへ「たくさん一人で頑張ってくれてありがとう」と感謝の気持ちを伝えてくれました。その言葉を聞き、悲しい涙は温かい涙へと変わっていきました。 ◇◇◇ まだ4歳のヨウタくんの気持ちを無視して勉強することをヨウタくんに強いてきたヨウタくんママ。習い事にかけた時間や費用もきっと莫大なものだったでしょう。幼稚園受験の当日に泣き出してしまったヨウタくんを見たら、これまで自分がやってきた行動が全て無駄だったのではないかと自分を責めてしまうのも無理はないですよね。しかし、旦那さんからの「ありがとう」の言葉が聞けて、ヨウタくんママの心はスッと軽くなったのかもしれません。受験失敗ときっかけはとてもつらく大変なことでしたが、夫婦で話し合う機会を持つことができたのは大きなポイントになったと思います。もう一度夫婦できちんと話し合い、ヨウタくんの進むべき道を前向きに考えていけるといいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年12月01日昨年に続き今年も、明治学院大学(内なる国際化プロジェクト)では2023年12月9日(土)にシンポジウム「『内なる国際化』がもたらす新たな学び 海外につながる子どもと大学生の活動より」を開催します。本シンポジウムでは、地域社会において海外つながりの子どもが必要とする学習支援とは何か。そして、大学が担える役割とは何かについて学びます。【「内なる国際化プロジェクト」とは】多国籍の人々が生活者として在留し、海外にルーツを持つ人々も増加の一途をたどる現代。明治学院大学は、こうした「内なる国際化」の現状に対応できる共生社会の担い手を育成することを目的とした「内なる国際化プロジェクト」を立ち上げ、2015年度から取り組んでまいりました。本プロジェクトは、多文化共生の現状を深く理解し、どのような支援が必要かを考え行動してほしいという思いから発足しました。所定の科目の学びを修めた学生であれば、学部学科を問わず、「多文化共生サポーター」として認証、さらに支援実践参加の学びをも修めた学生を、「多文化共生ファシリテーター」として認証しています。「多文化共生ファシリテーター」・「多文化共生サポーター」に認証され、卒業した学生は社会にその学びを還元しています。詳細はこちらのウェブサイトをご覧ください。 【シンポジウム詳細】日時 :2023年12月9日(土)13:30~17:30場所 :明治学院大学 白金キャンパス 本館1301教室開催方法:対面とオンラインのハイブリッド開催(白金校舎からオンライン配信)参加費 :無料申込方法:下のオンライン申請フォームにご回答ください 申込〆切:2023年12月8日(金)正午まで■おもな内容神奈川県秦野市で学生による海外につながる子どもの学習支援を長年にわたって実践してきた上智大学短期大学部から宮崎幸江教授をお招きし、その基調講演で「大学におけるサービスラーニングの可能性」を学びます。その後、実際にボランティア活動を通じて子どもたちと交流した本学の学生たちの学びについて具体的な報告があります。シンポジウム開始前の「プレセッション」では、本学の海外ルーツ学生を含むメンバーがアイディアを練ったUUUカフェ企画の「おもてなし」(学生たちの出身国のお茶とお菓子)もあります。まずは、ぜひ教室で交流を楽しんでから、学びモードに入ってください。■登壇者「ボランティア実践指導」紹介:松田デレク(教養教育センター非常勤講師)基調講演「大学におけるサービスラーニングの可能性/海外につながる子どもの学習支援を通して」:宮崎幸江(上智大学短期大学部教授)学生発表:ボランティア実践指導履修生9名質疑応答:宮崎幸江教授/渋谷恵(心理学部教授)/渡辺恵美子(インバウンド学生支援プログラム担当教員)司会 :長谷部美佳(教養教育センター准教授)申込方法およびシンポジウムの詳細は下記のポスターをご確認ください。フライヤー表面フライヤー裏面□■明治学院大学について■□創設者は“ヘボン式ローマ字”の考案や和英・英和辞書『和英語林集成』の編纂、聖書の日本語訳完成などの業績があるヘボン博士。建学の精神である「キリスト教による人格教育」と学問の自由を基礎とし、ヘボン博士が貫いた“Do for Others(他者への貢献)”を教育理念としています。広く教養を培うとともに、各学部学科において専門分野に関する知識・技能および知的応用能力を身につけた人間の育成を目指します。2023年は創立160周年を迎え、2024年には本学初の理系学部「情報数理学部」を開設します。 明治学院大学 白金校舎 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月01日皆さんは、子どもに性教育を教えたことはありますか?なかには、経血を見た子どもが生理だと知らず思いもよらぬ言葉を言われた方もいるようです。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「生理を見た子どもからのひと言」をご紹介します。子どもと一緒にお風呂に入ったら……2歳の男の子と一緒にお風呂に入っているときに経血が垂れてしまいました。すると子どもから、衝撃のひと言を言われたのです……。経血を見た我が子が放った言葉とは「ママ絵の具たれてるよ」と言ったのでした。私が「血だよ」伝えると私の体調をとても心配してくれました。自分は慣れているけど、子どもから見たらかなりの出血でびっくりしたんだろうなと思います。一生懸命、血を止めようとしてくれて可愛かったです。(36歳/パート)心配する子ども……生理のことを知らない子どもは、母親が出血しているのをみて不安になる子も多いはず。コクリコのHPによると、オランダでは早いと4歳前後から性教育をスタートする学校もありますが、まずは前提となる「愛情の大切さ」「自分の意思の伝え方」「他人の気持ちの尊重」といった、「他者との関わり」から始める場合が多いといいます。その後、10歳前後から「生殖や妊娠出産の仕組み」について学ぶそうです。性教育を受けることで、正しい知識を持って相手の気持ちを尊重できるかもしれませんね。あなたも似たような経験はありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年11月18日教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代に、子どもたちをどのように導けばよいのか。教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代に、子どもたちをどのように導けばよいのか。変化の激しい時代に唯一無二の答えはありませんが、私たち大人も、自身の世代の経験や既成概念にとらわれず学び続けることで、「自分なりの答え」や「我が家なりの在りたい姿」が見えてくるように思います。自由学園は、そんな親の学びと探求を応援すべく、オンラインダイアログ「おとなの学び場」を始めました。第5回目は、「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」のコメンテーターとしてもお馴染み、女性活躍やジェンダー平等について精力的に発信されているジャーナリストの浜田敬子さんをお迎えします。対談のお相手は、自由学園女子部(中等科・高等科)校長の更科幸一が務めます。今回のテーマは「ジェンダーフリーな子どもを育てるには?」。自由学園の中等科高等科では、2024年度からの男女共学化に向けて、生徒たちが主体となって準備を進めています。「共生学」の考え方を軸に、生徒たちがジェンダーフリーな環境づくりに取り組む中で、私たち大人もアップデートが必要です。育つ環境の中で刷り込まれがちな「性差による分業意識」から子どもたちを解放し、性別に関係なく、一人ひとりが自らの可能性や選択肢を広げることのできる教育や社会のあり方について、浜田さんと一緒に考えを深めていきたいと思います。PCやスマホで観ていただくほか、家事等をしながらラジオ感覚でお耳を貸していただくだけでもお楽しみいただけると思います。もちろんお子さんと一緒に視聴いただくのも大歓迎です。どうぞお気軽にご参加ください!●開催概要日時:2023年11月20(月)20:00-21:00参加方法:YoutubeLive配信(参加申込者にイベントURLをご案内します)参加費:無料申込: ●登壇者浜田敬子 ジャーナリスト/前Business Insider Japan統括編集長/AERA元編集長1989年に朝日新聞社に入社。99年からAERA編集部。副編集長などを経て、2014年からAERA編集長。2017年3月末に朝日新聞社を退社後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。 「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」のコメンテーターや、ダイバーシティなどについての講演多数。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね!ボタンを押す前に』(共著)。更科幸一 自由学園女子部(中等科・高等科)校長1971年、東京の下町の銭湯の息子として生まれ、元気にのびのびとした少年期を過ごす。青年期に入りバスケットボール、バンド、バイク等に没頭しながら、小学生が遅い時間に塾のバックを背負っている姿を見て「日本の教育を変えたい」と志を立てる。自由学園中等科・高等科を卒業後、大学進学を経て、27歳で教員となる。私立高校の教員を経て、2003年、母校である自由学園に着任。2015年4月から男子部(中等科・高等科)校長を経て、2021年4月より現職。旬の社会課題をテーマに扱う、小中学生を対象としたオンライン企画『校長と一緒に学ぼう』が好評を博している。モデレーター:平田麻莉 一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会代表理事 / 株式会社アークレブ取締役・共同創業者 /フリーランスPRプランナー慶應SFC在学中にPR会社ビルコムの創業期に参画。ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院への交換留学を経て、2011年に慶應義塾大学大学院経営管理研究科修了。2010年からフリーランスで活動。2017年1月にプロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会を設立し、多様な働き方の環境整備とムーブメントづくりを行う。2019年にはアークレブを共同創業し、アカデミアの研究者と企業の産学連携支援を行う。パワーママプロジェクト「ワーママ・オブ・ザ・イヤー2015」、日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2020」受賞。政府検討会の委員・有識者経験多数。●おとなの学び場について子育てを楽しめていますか?今の子どもたちが大人になる頃には、どんな時代が待ち受けているのでしょう?親(保護者)である皆さんも、全く想像がつかなくなってきているのではないでしょうか。終身雇用・年功序列の終焉、ChatGPTに象徴されるAIの劇的進化、環境問題や人口減少で問われるサステナビリティ、グローバル化など、今の大人たちが子どもだった頃に思い描いていた以上のスピード感で、世の中は変化し続けています。そのような社会では、偏差値の高い学校に行き、大きな組織に入りさえすれば安泰ということはあり得ません。教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」は無くなりつつあります。大学の選考基準も、筆記試験一辺倒から、大きく変わり始めています。そうした時代の変化の中で、子どもたちをどのように導けばよいのか。自身の世代の経験や既成概念にとらわれず、私たち大人も学び続けることで、「自分なりの答え」や「我が家なりの在りたい姿」が見えてくるように思います。自由学園は、そんな親の学びと探求を応援すべく、オンラインダイアログ「おとなの学び場」を始めました。毎回さまざまなテーマに合わせて多彩なゲストをお招きし、自由学園の教員も一緒に学び、考えを深めていきます。<過去の開催内容>第1回:自分の頭で考えられる子を育てるには?(ゲスト:平田麻莉)第2回:誰かの痛みに気づける子どもを育てるには?(ゲスト:渡辺カンコロンゴ清花)第3回:『楽しい』で世界を広げられる子どもを育てるには?(ゲスト:長尾純平)第4回:自ら『勉強』し続ける子どもを育てるには?(ゲスト:岩田かおり)●主催学校法人自由学園1921年、日本初の女性新聞記者であった羽仁もと子と夫の羽仁吉一が東京・池袋に創立。校舎はフランク・ロイド・ライトと遠藤新が設計。1934年に南沢(東京・東久留米)に移転し、3万坪のキャンパスで未就園児から大学まで、自律型探求力と共生・共創力を育む一貫教育を行う。2021年に創立100周年を迎えた。これまで中等科・高等科は男女別学であったが、2024年4月からの男女共学化に向けて学園全体をアップデートしている。関連図書に『本物をまなぶ学校 自由学園』(婦人之友社)、『自由学園一〇〇年史』(自由学園出版局)など。デジタルアーカイブ『自由学園100年+』も公開している。自由学園 自由学園 中等科高等科 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年11月16日教育と探求社は、高校の教員や教育関係者を対象としたウェビナー「探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―」を2023年11月2日にオンラインで開催いたします。このウェビナーでは、教育で日本の未来を変革するための議論と最新情報を提供します。探求型人材が日本の未来を拓く教育と探求社は、19年にわたり、探究学習を開発・普及させてきました。主体性と創造性を育む様々なプログラムを学校現場に届けてまいりました。学習指導要領が変わり、探究学習は着実に広まりつつあります。しかし、大学受験という壁を越えるために、生徒たちがせっかく身につけ始めた野性味ある学びが抑制され、受験のプロセスのなかで、過度に既存のルールや現在の社会に適合した人材が生み出される傾向があります。このシンポジウムでは、中学から高校、大学までの連続性を保ちながら、野性味を失わずに知識と専門性を習得する方法に焦点を当てています。<本ウェビナーのホスト 宮地 勘司のコメント>「失われた30年」と呼ばれる時代を超えても、日本の変革は遅々として進んでいません。世界が急速に変化し、新たなチャレンジに向かう他国と比べて、日本人は変化を恐れがちで、未来への自信を失いつつあります。このウェビナーでは、私たちが内に秘めた「野性味」を取り戻し、よりすばらしい未来を築くためには、教育を変革する必要があるという視点を共有します。■企画概要◯日程2023年11月2日(木)19時00分~20時30分◯形式Zoomウェビナーによるオンラインセミナー◯テーマ探求型人材が日本の未来を拓く ―中高から大学、社会へとつながる野性味ある学びとは―◯対象教育関係者、高校の先生など(約100名)◯内容 (予定)◎キーノートスピーチ「想定外と板挟みの時代における大学教育とは?」登壇者 鈴木 寛氏(東京大学 教授、慶應義塾大学 特任教授、社会創発塾塾長)◎トークセッション「大学における探究学習の今とこれから」モデレーター :鈴木 寛氏パネリスト :伊藤 羊一氏(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 学部長、Musashino Valley 代表、LINEヤフーアカデミア 学長、Voicyパーソナリティ)パネリスト :岩田 千栄美氏(桃山学院大学 ビジネスデザイン学部 特任講師)パネリスト :早田 吉伸氏(叡啓大学 ソーシャルシステムデザイン学部 教授、産学官連携・研究推進センター長、県立広島大学大学院 経営管理研究科(HBMS) 教授)ホスト :宮地 勘司(株式会社教育と探求社 代表取締役社長、一般社団法人ティーチャーズ・イニシアティブ 代表理事)◯主催株式会社教育と探求社このウェビナーは、教育に情熱を持つ方々、探求学習の実践に取り組む教育者、そして教育が未来にどのように影響を与えるかに関心を抱く先生方の参加をお待ちしています。参加登録および詳細情報はウェビナー専用Peatixページでご確認いただけます。 ■教育と探求社の紹介教育と探求社は「自分らしく、生きる。」という理念のもと、さまざまな教育事業を手がける会社です。メイン事業として、現実社会を題材に“生きる力”を育む中高向けの探究教育プログラム「クエストエデュケーション」を提供しています。「クエストエデュケーション」は2004年の創業以来約2,000校で導入され、合計36万人の生徒が学んでいます(2023年3月現在)。代表取締役社長:宮地 勘司創業 :2004年11月資本金 :1億6,338万円 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月31日ある日、公園でママ友と話しているとき、子どもへの性教育の話題になりました。するとママ友は、私がびっくりするような発言をしてきて……!? 先輩ママの話私のママ友は、6歳と3歳の男の子を育てています。0歳と3歳の男の子を育てている私よりも、そのママ友は先輩ママだったので、私は育児の悩みごとや困ったことをよく相談していました。 ある日、公園でばったり会った私たちは、話の流れで生理の話題に。話を聞くと、そのママ友は子どもたちに今のうちから生理の話を積極的にしていると言うのです! 子どもたちに生理の話をする理由は?「家でも生理の仕組みを子どもたちに話しておいたほうがいいのかな」とは思っていたものの、小さいころから生理の仕組みを教えるということが私にとってはとても衝撃的でした。 ママ友になぜこんなに小さいうちから生理の話をするのか聞いてみたところ、「子どもがまだ小さいからこそ話しやすいこともある」とのこと。 ママ友の伝え方そのママ友は子どもと一緒にお風呂に入ったときに生理の話をすることが多いそうで「女の人は月に1回、体から血が出る日がある」「毎月赤ちゃんを産むための準備なんだよ」と説明しているそうです。 たしかに、お風呂では裸になるので、お互いの体が目につきやすい分、話しやすい雰囲気になるのかもしれません。 ママ友の話を聞いて、私は「生理は女性の体だけに起こるものだけど、男性も知っておくことで生理中の女性に寄り添うことができるのかもしれない。成長して話しにくくなる前に息子に話したほうがいいのかも」と思いました。 息子たちは生理への理解がある大人になってほしいので、私もママ友のように、子どもたちに生理の話をしておこうと思っています。 著者/nanoka22イラスト/まっふ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年10月23日インクルーシブ教育システムとはインクルーシブ(inclusive)とは「包摂的な」「包み込む」という意味を持っており、インクルーシブ教育とは「誰も排除せず、すべてを包み込む教育」とされています。現在の日本の学校ではマジョリティ(多数派)の子ども中心のつくりとなっています。例えば、障害のない子ども、シスジェンダー(生まれたときの性別と自分が自認している性別が一致している)の子ども、家庭環境が安定している子どもなどです。しかし、実際の社会の中には障害のある子ども、性的マイノリティの子ども、外国にルーツのある子ども、社会的養護が必要な家庭の子どもなどもいます。そのようなマイノリティ(少数派)の子どもたちが排除されないように、マジョリティ、マイノリティ関係なく誰もが当たり前に通常の学校に通えるように教育システムを変えていくことがインクルーシブ教育においては必要です。日本では、障害者の権利に関する条約を踏まえて、インクルーシブ教育システムの構築が進められています。インクルーシブ教育システムとは文部科学省でこのように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。引用:共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)概要|文部科学省このコラムでは、・インクルーシブ教育って?・インクルーシブ教育の実践例・合理的配慮の手順・インクルーシブ教育の課題・インクルーシブ教育を広めるために保護者ができることなど、インクルーシブ教育についてのギモンから、課題まで専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【専門家が回答】メリット、デメリットは?実践例や保護者ができることなどインクルーシブ教育を分かりやすく解説!ここからはインクルーシブ教育・インクルージョン研究者/一般社団法人UNIVA 理事の野口 晃菜先生にインクルーシブ教育についての質問にお答えいただきます。(質問)「インクルーシブ教育」という言葉を最近よく聞くようになりました。「みんな一緒に」という考え方ということなのでしょうか。一体どのようなものなのか分かりやすく教えてほしいです。(回答)多様な子どもがいることを前提とした教育です。教育の形を何も変えずに、ただ多様な子どもが同じ場にいるだけではインクルーシブ教育ではありません。インクルーシブ教育のためには、学校教育の在り方そのもの、例えば先生や子どもの人数、カリキュラム、学校経営や学級経営、授業づくりの在り方などを見直し、変革していく必要があります。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、「インクルーシブ教育」について関心があります。今世界や日本で実際に行われているインクルーシブ教育にはどのようなものがあるのでしょうか。(回答)通常の学級における授業のスタイルや学級経営のスタイルを、多様な子どもがいることを前提に変えている学校がたくさんあります。例えば、教科書を使って、先生が黒板に板書をして、一斉指導をするスタイルではなく、一人ひとり自分のペースに応じて学ぶ授業スタイルや、テーマに沿ったプロジェクト型学習を自分で計画して進めるスタイルの授業など。一人ひとりが違う興味関心があり、得意な学び方が異なり、休み時間の過ごし方も異なる、など、多様な子どもがいることを前提とした学級経営や授業づくりをした上で、個々に必要な合理的配慮をすることがポイントです。Upload By 発達障害のキホン(質問)子どもに発達障害があり、特性から学校で苦労していることが多くあります。このような場合インクルーシブ教育のために合理的配慮などをお願いできるのでしょうか。先生への伝え方や手順、あると役立つものなども教えていただけるとうれしいです。(回答)合理的配慮は、障害者差別解消法という法律において義務付けられています。ぜひ合理的配慮を学校に意思表明してください。お子さんの年齢や特徴にもよるかと思いますが、なるべくお子さんとどのような合理的配慮が学校であるとよいか、まずは話し合ってみてください。ポイントは、まずは学校においてお子さんが学ぶ上でのバリアがどこにあるのかを先生と話すこと。その上でそのバリアを解消するための合理的配慮について話し合うことです。もし学校側が保護者の方が提案した合理的配慮が難しいという場合、その理由を聞いてみてください。その上で、どのような合理的配慮であれば可能かを、ぜひ話し合ってみてください。可能であれば、その場に子どもさん自身が参加されることをお勧めします。担任の先生のみでなく、特別支援教育コーディネーターや管理職の先生にも同席をしてもらうと、いろんなアイディアがでてくると思います。「バリアをどう解消するか?」という観点からぶれずにみなさんで対話をしてみてください。学校における合理的配慮の事例は、国立特別支援教育総合研究所のインクルDBにたくさん掲載されています。そのほかにも、私が編著として9月に出版した書籍「LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない! - 合同出版」にも合理的配慮の事例や、そのためのプロセスがたくさん掲載されていますので、参考にしてみてください。参考: インクルーシブ教育システム構築支援データベース(インクルDB)|国立特別支援教育総合研究所参考:LD(ラーニングディファレンス)の子がみつけたこんな勉強法学び方はひとつじゃない!|合同出版Upload By 発達障害のキホン(質問)インクルーシブ教育がもっと日本に浸透すればいいのにと思っています。広めていくためにはどのような課題があるのでしょうか。(回答)インクルーシブ教育は障害のみの話ではなく、子どもたちは多様であることを前提とした教育です。そのためには、障害分野のみでインクルーシブ教育の議論をしたり、制度をつくるのでは限界があります。日本には不登校状態の子どもも、外国にルーツのある子ども、性的マイノリティの子もたくさんいます。学校教育そのものをどのように変えていくのか、より大きな視点での議論が必要です。教育施策の中で優先順位を上げていくために、より多くの人が知り、関心を持てるような工夫が必要です。そもそも教育そのものにもっと予算が割かれることも必要です。Upload By 発達障害のキホン(質問)通っている学校などでもっとインクルーシブ教育を知ってもらうために、保護者としてできることはあるのでしょうか。(回答)上記のご質問への回答とも重なりますが、まずはご自身のお子さんにとって今の学校で学ぶ上でのバリアはなにかを明らかにし、その解消方法として合理的配慮の意思表明を学校にしていただくことができることかと思います。学校はまだ合理的配慮に慣れていません。みなさんの行動により、学校にとって合理的配慮がどんどん当たり前のものになっていくと思います。また、ぜひその経験を周りの保護者とも共有してみてください。Upload By 発達障害のキホンインクルーシブ教育にまつわる関連コラム(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。
2023年10月21日皆さんは、お金のことで悩みはありますか?今回は、教育費を払わない元夫のエピソードと、その感想を紹介します。2人の子ども離婚して、2人の子どもを育てている主人公。金銭的な問題が大きく、悩むことがあるのですがその一方で元夫は…。教育費は出さない!?出典:Grapps子どもの教育費の話になると、元夫はきまって「俺は出さない」と言うのです。そのため、主人公と母が教育費を工面しなければなりませんでした。大黒柱らしい振る舞いをし、子どもたちとは仲のいい元夫。しかし、主人公は教育費を出さない元夫が高級車に乗り、贅沢な生活をしていることを知っています。これを知った主人公は夫との離婚について、考えを巡らせるのでした。読者の感想主人公の複雑な心境が伝わってきました。主人公は子どもたちのために頑張っているのに、教育費の支払いを他人事のように言う元夫は許せないです。(30代/女性)大黒柱らしい振る舞いをしているのに教育費を出さない元夫は、身勝手に思えました。主人公が納得できないのも当然だと感じます。(40代/女性)イラスト:まがうら※この記事はユーザーのエピソードをもとに作成しています。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(Grapps編集部)
2023年10月15日子どもの性教育は早いうちからするべき……?昨今、諸外国に比べ遅れているといわれる日本の『性教育』。我が子への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、そんなちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』からワンシーンをご紹介します!どうやって教える……?子どもの頃、“性教育”について教えられなかったちりさん。3歳の娘がいるちりさんは、『子どもの性教育』を早いうちから教えようと決意しました。調べた結果……少し抵抗感……とりあえず読ませてみる……この漫画を読んだ読者は『日本は特に性に関して神格化しすぎなんだと思います。性行為はほとんどの人が通る道であり、自分たちもそれで生まれてきたわけですから、当たり前の常識として知っておく必要があります。性教育は早ければ早いほど、その後の安全性を保てると思います。』『絵本という選択はとてもよいと思いますし、子どもも入りこみやすいと感じました。まだ何も知らない状態から教えることで学びとして知り、知識が備わることで危険から回避できるからです。学びに早すぎるはないと感じました。』『自分も性教育に関してはいろいろ戸惑いや悩みもありましたが、少しづつ焦らず前向きでよいのかなと感じます。』など、性教育に対して実にさまざまな意見が集まりました。UNESCOのガイドラインでは性教育は5歳から2018年に改訂されたUNESCO等による世界の性教育の指針『国際セクシュアリティガイダンス』では、5歳から年齢別に学習目標が定められています。その内容は健康と福祉を促進し、人権とジェンダー平等を尊重し、子どもや若者が健康で安全で生産的な生活を送ることができるようにすることを目的としています。人権を基盤に、性についてのポジティブなイメージを育てて欲しい、というのがこのガイダンスの考え方です。(引用:性を学ぶSEXOLOGYより)大人は「恥ずかしい」「いやらしい」と思いがちな内容でも、子どもは純粋に知識として受け止めていることがわかったちりさん。果たして絵本での“性教育”は娘にどんな変化をもたらすのでしょうか……?世界では“人権”を基盤に教えられている性教育。皆さんは、性教育をどのように考えていますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年10月14日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの教育方針をバカにしあざ笑うような態度をとってきたため、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫が、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の送迎を引き受けることに。すると娘を塾に送ったとき、夫とヨウタくんママが顔を合わせ、2人は知り合いであることに気付きました。なんと夫は前の会社でヨウタくんママの教育担当をしていたのです。長い間一緒に働いていたため、ユキさんの夫はヨウタくんママが完璧主義で負けず嫌いな性格であること、誰にも頼れない環境で優秀を求められてきたことなどを理解しているよう。それがこれまでの数々の発言につながっていると思うとユキさんに話しました。 しかし、ヨウタくんママがユキさんを傷つけたことは事実。他人の子育てにマウントをとるなんてとユキさんは腹を立てます。すると夫は……。マウントの解決方法…? ヨウタくんママから自分の教育方針をバカにされたり、マウントをとられたりしてしまったユキさん。 ある日の夜、夫はユキさんに、「他者からマウントをとられてしまったときはどう対応すればよいと思う?」と問いかけます。 ユキさんは少し悩みながらも、更に相手を持ち上げる、話を聞き流すなどと自分なりの案を話します。 すると夫は、「マウントってのは……受け取る本人が自分を認めていればそもそも気にならないと思うんだ」と持論を展開。 そして、自分はヨウタくんママの発言は気にしていないと続けました。その理由は、夫はユキさんのことを、ヒナちゃんを楽しませながら才能を伸ばしてくれる最高のママだと思っているからだとユキさんに伝えます。 ありのままの自分を認めてあげることが大切だと諭されたユキさんは、マウントの連鎖について夫の言葉を元に整理しました。 ヨウタくんママがマウントをとらざるをえなかった背景が、なんとなく理解できたのでした。 ◇◇◇ ユキさんは、ヨウタくんママにマウントをとられ、自分の子育て、教育に不安をもっていたところもあると思います。旦那さんから「俺にとっては感謝しかない最高のママだよ」と言ってもらえてほっとしたのではないでしょうか。これから、肩の力を抜いて子育てに向き合っていけるといいですね。そしてヨウタくんママにも、ユキさんの旦那さんのようにありのままを認めてくれる人が現れるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月12日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。ユキさんの教育方針をバカにしあざ笑うような態度をとってきて、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫は、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の送迎を引き受けてくれることに。すると娘を塾に送ったとき、夫とヨウタくんママが顔を合わせ、2人は知り合いであることに気付きました。なんとユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が前に勤めていた会社の同僚だったのです。夫はヨウタくんママに対して、妻を傷つけたことへの怒りを出すのではなく、ヨウタくんママが教育熱心であることを肯定し、ねぎらうような言葉をかけました……。夫とママ友はただの同僚ではない…? ※エルダー制度とは、新入社員に対してエルダーと呼ばれる先輩社員が仕事上の指導やメンタルケアをおこなう教育制度のこと。 ヨウタくんママと顔を合わせても、話しかけないという約束を夫としていたユキさん。 約束を破ってヨウタくんママと会話をした夫にユキさんは少し苛立っている様子。 苛立つユキさんに対して夫は言いました。 「でももうこれでヨウタくんママから嫌味言われないと思うよ?」と。 なぜなのかユキさんが夫に理由を尋ねると、ヨウタくんママは自分のエルダー社員だったからだと答えました。 つまり、ユキさんの夫がヨウタくんママの教育担当だったのです。 夫はヨウタくんママと長い間一緒に仕事をしてきて、彼女が完璧主義で負けず嫌いな性格であること、誰にも頼れない環境で優秀を求められてきたことなどを理解しているよう。それがこれまでの発言につながっていると思うとユキさんに話しました。 しかし、ユキさんはいくらそのような事情があったとしても他人を傷つけてよいわけではないと、イライラしてしまったのでした。 ◇◇◇ ユキさんの旦那さんはヨウタくんママの教育担当であったことから、彼女の性格をよく理解している様子でしたね。ヨウタくんママの「一番になりたい」という強い思い、そして完璧主義で負けず嫌いな性格がユキさんの娘の教育方針をバカにするような発言につながってしまったようですね。ヨウタくんママが同じ過ちを繰り返さないためにも、ユキさんの気持ちをきちんときちんとヨウタくんママに伝えて、話し合う機会が設けられるとよいのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月11日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。しまいにはユキさんの教育方針をバカにしてあざ笑うような態度をとってきて、ユキさんは家で泣き崩れてしまいます。その様子を見た夫は、ユキさんがヨウタくんママと顔を合わせなくてもよいよう、娘の保育園の送迎を引き受けてくれることに。送迎の初日はヨウタくんママと鉢合わせになることはなかったのですが、翌日の塾の送りで顔を合わせることに。なんとユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が前に勤めていた会社の同僚でーー!?なんでそうなるの?話は意外な方向へ… ヨウタくんママはユキさんの夫が自分の知り合いだったとわかり、「私ヒナちゃんママに余計なこと言ってないわよね……?」と心配になりました。 2人は今どこの会社に勤めているのか、どのような働き方をしているのかなどを伝え合います。 ヨウタくんママはユキさんの夫に苦手意識を持っているようですが、ユキさんの夫は気付いていないのか、子どもの教育について話を振りました。 「すごく教育熱心なんだね。妻から聞いてるよ」「息子くんが明聖初等部を受験するって」 教育の話題になったからなのか、ヨウタくんママは自分の考えを熱心に語りました。 ユキさんの夫は、「大事な幼児期だ……うちのヒナのことをよく考えるきっかけになったよ。君のおかげで。妻共々……これからもよろしくね」と言葉を続けたのでした。 ◇◇◇ 送迎を引き受けてくれた旦那さんは、ヨウタくんママに自分から話しかけたりはしないと言っていたにもかかわらず、「君のおかげで娘のことをよく考えるようになった」、「これからもよろしく」などと意外な言葉をかけていましたね。やさしく声をかけることでヨウタくんママとユキさんの関係が悪化しないように配慮してくれたのかもしれませんね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月05日道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?麗澤大学大学院(千葉県柏市/学長:徳永澄憲)学校教育研究科は、2023年12月3日(日)に「道徳教育学セミナー」をオンラインで開催します。本大学院学校教育研究科は、日本において初めて道徳教育に特化した大学院として2018年に設立。小中学校の教員でも教育現場を離れることなく、道徳教育の理論と実践を学ぶことができることが特徴の大学院です。道徳教育の理論と実践の融合を通じて、「特別の教科道徳」に精通した教員や専門研究者の養成に取り組むとともに、教育学における新領域「道徳教育学」の開拓に向けた研究と教育を日々行っています。学校教育研究科では毎年、道徳教育学の最新の動向と論点を概観し、今後の研究に新たな視野を開くことを目的に、道徳教育学セミナーを一般公開形式で開催しています。7回目の開催となる今年度のテーマは『道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」』。本セミナーは2部制で開催されます。第1部では、前文部科学省道徳教科調査官で十文字学園女子大学教授の浅見哲也(あさみ てつや)氏による講演を実施。第2部では、本大学院修了生で、現在、東京都公立中学校道徳指導教諭として活躍中の三浦摩利(みうら まり)氏と千葉県公立中学校教諭で、千葉県長期研修生(道徳)として本大学院に所属する田中大輔(たなか だいすけ)氏も加わり、浅見講師とディスカッションを行います。第2部終了後には、参加者を交えた全体討議を予定いたしております。本セミナーの概要と講師のプロフィールは以下をご確認ください。【道徳教育学セミナー】■日時:2023年12月3日(日曜日)9時〜11時20分■場所:オンライン(Zoom)※参加者は、自由に入退室可能■テーマ:道徳科における「個別最適な学び、協働的な学び」とは?■講師:浅見 哲也(十文字学園女子大学教授、前文部科学省道徳教科調査官)■主催:麗澤大学大学院学校教育研究科■対象:参加自由■参加費:無料■申込方法:申込フォームより要申し込み申込フォームはこちら : 【講師プロフィール】浅見 哲也埼玉大学教育学部卒業。埼玉県深谷市教育委員会課長補佐、深谷市藤沢小学校校長等を経て、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官を歴任。現在、十文字学園大学教育人文学部教授。主な著書に『道徳科授業構想グランドデザイン』、『こだわりの道徳授業レシピ』など。2007年文部科学省優勝教員表彰。麗澤大学について麗澤大学は昭和10年、創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。「知徳一体」という教育理念のもと、心豊かな人間性を養い、国際社会に貢献できるグローバルリーダーの育成を目指し、教育改革を進めています。「THE 日本大学ランキング」の国際性分野では2017年から連続して千葉県1位の評価を受けています。【プレスリリース】麗澤大学学校教育研究科による道徳教育学セミナー開催.pdf : 麗澤大学WEBサイトはこちら : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月05日自由学園では今年度からの新たな試みとして、オンラインダイアログ「おとなの学び場」を始めました。教育にも、キャリアにも、「画一的な正解」が無い時代。私たち大人も、自身の世代の経験や既成概念にとらわれず学び続けることで、「自分なりの答え」や「在りたい姿」が見えてくるように思います。「おとなの学び場」は、そんな大人(保護者)の学びと探求を応援するセミナーシリーズです。今回は池袋にある自由学園明日館を会場に行われた。左:更科幸一校長先生、中:岩田かおりさん、右:平田麻莉さん9月25日開催の第4回は、「自ら『勉強』し続ける子どもを育てるには」というテーマで、株式会社ママプロジェクトJapan 代表の岩田かおりさんをお迎えしました。岩田さんは、ガミガミ言わず勉強好きで知的な子どもを育てる「かおりメソッド」「天才ノート」の話から、親や保護者がもっと力を抜いて考えることも必要だと語っておられました。更科幸一校長は、保護者の関わる塩梅の難しさや、親自身の価値観で子どもを観てしまうタイミングがあるとお話しされたうえで、何よりもその子がこの世に産まれたてきた、あの瞬間を今一度保護者が思い返すことが重要だと語っておられました。テーマに対して互いの考えを伝え合う更科校長と岩田かおりさん保護者としては、子どもとの距離感は重要だと誰もがわかっているものの、それができない。そんな保護者への熱いメッセージが終始伝わる学び場になりました。アーカイブ動画は下記よりご覧いただけます。次回について次回の第5回は、11月20日(月)20時~21時に開催予定です。ゲスト、テーマはお楽しみに!◆自由学園について◆【ホームページ】 【パンフレット】 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年10月04日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。しまいにはユキさんの教育方針をバカにしてあざ笑うような態度をとってきたのです。平然を貫いていたユキさんでしたが、帰宅するなり泣き崩れてしまいました。その様子を見た夫は、ヨウタくんママとは距離を置いたほうが良いのではないかと判断し、娘の保育園の送迎を引き受けてくれることになりました。初日、夫はヨウタくんママと鉢合わせることなく送迎ができたのですが、この後、夫も塾のスタッフも驚く展開に……。夫とヨウタくんママの意外な関係性 その翌日、ユキさんの夫が塾に娘を送ったときのこと……。 ユキさんの夫とヨウタくんママが鉢合わせになりました。 ヨウタくんママはユキさんの夫を見た途端、表情をこわばらせます。 「やあーー!! 久しぶり!!」とユキさんの夫が声をかけると、なんだか気まずい雰囲気に。 明るい笑顔で話しかけるユキさんの夫に対して、「どうも。ご無沙汰してます……」とヨウタくんママはよそよそしく挨拶をします。 ユキさんの夫とヨウタくんママは、夫が転職をする前の会社の同僚だったのです。 ◇◇◇ まさかヨウタくんママとユキさんの旦那さんが知り合いで、前職の同僚だったとは驚きですね。笑顔で挨拶をするユキさんの旦那さんに対して、ヨウタくんママは気まずい雰囲気が表情に出ていました……。会社でどのような関わりがあったのかはわかりませんが、お互いを理解している部分もあると思うので、ユキさんとヨウタくんママが良い関係になれるよう旦那さんに協力してもらえたらいいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年10月01日この度、株式会社Wisseed-the terra(本社:東京都目黒区/代表:山本光子)は2023年8月27日に、ユニバーサル世代の子ども達のための生き抜く学びを提供するアカデミーを開校しました。6ヶ月間の学びを終えた後の卒業時には、子ども達の分身(乳歯)をウィズシード衛星に乗せて宇宙に打ち上げおよそ3年間程度宇宙を飛び続けます。アメリカケネディ宇宙センターでの打ち上げを見学することも可能。「6歳からの宇宙留学」を実施いたします。ウィズシードアカデミー■VUCAの時代これからの子ども達の教育に必要な学びとは求められるのは、予想不可能な激動の未来を生き抜く力これからの時代を生き抜くのに最も大切なことは学力だけではなく「好奇心」を育てること。従来の常識や固定概念の枠を外し、本来持っている能力を大きく育てスケールを大きくすることが、本アカデミープログラムの目的です。1. 創造力 0から1を生み出す、思考回路を増やす2. 好奇心 知らないことを知る、好奇心のスイッチを入れる3. 宇宙 宇宙を知る、夢を持つ、ワクワクの醸成をする4. プロデュース力 自分や他者の強みを生かし成し遂げる力を育てる5. 話す力 自分の考え、思いを伝える力6. 環境 環境・地球・宇宙を守る7. 未来の仕事 宇宙の仕事、未来の仕事8. 思考力 知識や経験をもとに考える力乳歯搭載衛星■宇宙に打ち上げる「乳歯搭載衛星」製作、クラフトロケットづくりのワークショップ開催受け身の学びではなく、積極的にワクワク体験を取り入れ興味を持って取り組む機会をつくっています。卒業時に分身(乳歯)を入れて打ち上げるための乳歯搭載衛星作り見学、検証試験の見学に参加することで、自分ごととして学び、打ち上げまでの過程を体験する機会をつくる。他にも植松努氏監修、全国に広がっている「子どもロケット教室」の導入も行います。■子ども絵本作家誕生!AIとChatGPTで絵本作り(電子書籍)AIとChatGPTを使って親子で電子書籍絵本を作ります。絵本作家になるワクワク体験をしていただきます。■3Dプリントの世界3Dプリントで宇宙ロケットが完成!次世代の家は低価格で短期間で完成!知らなかったこと、ここから大きく変わる未来の世界を知ることで子ども達の好奇心が育ちます。■6ヶ月後の卒業後にはアメリカでのロケット打ち上げに参加世界初の取り組みとオンリーワンの体験が、今後の子どもたちの人生において一生涯忘れることのできない経験と実績となり自信にも繋がると思っています。2024年6月にアメリカのロケット打ち上げ場から全員の分身(乳歯)入りの衛星を打ち上げます。衛星名はウィズシード衛星(Wisseed SAT)。希望者は現地見学可能。分身(乳歯)は壮大な宇宙パワーを受けつつ、世界・宇宙の平和と子ども達の成長を願い3年間宇宙を飛び続けます。宇宙に打ち上げる■トップクラスの講師陣■廣井孝弘ブラウン大学 地球環境惑星科学科上席研究科学者廣井孝弘■古賀洋一郎株式会社3DPrinting CorporationCTO古賀洋一郎■原邦雄ほめ育グループ代表原邦雄■山崎拓巳夢実現プロデューサー山崎拓巳■竹内英人名城大学教職センター教授竹内英人…他多数の一流講師人!■何者でもない一女性起業家の挑戦が伝えたいメッセージ私はごく普通の一人の女性起業家であり、科学者でもなければ大企業の社長でもありません。そんな私が何故子どもの教育と宇宙事業に取り組んだのか?それは本企画の軸となる「好奇心」に他なりません。これからの未来をつくる子ども達に希望や夢を大きく持って生きていくこと、自分次第であらゆることが可能になる時代だということを伝えたかった。「宇宙は誰のものでもない。これからは誰もが宇宙に関わる機会を得られる時代」です。到底手の届かないことだと思えることにも挑戦し、自分の可能性を信じてコツコツと積み上げていけば夢は叶うのだということを多くの人に伝えたい。これからの世の中は子どもから大人まで、ゼロから一をつくる力、生き抜く力を育てることがとても重要だと思っています。本プログラムはそのような考えから生まれました。山本光子アカデミーには途中からの参加も可能です。ご興味のある方には、下記よりお問い合わせいただきたく存じます。~お問い合わせ~◆名称 : ユニバーサル世代の未来教育Wisseedアカデミー◆内容 : プログラム内容を含むアカデミー説明◆主催 : 株式会社Wisseed-the terra 代表 山本光子◆申し込みURL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月26日「インクルーシブ教育」を推進するための指針を、教育リーダーズから学ぶ2022年に国連から日本へと推進が通達されたこともあり、昨今大きな注目を集めている「インクルーシブ教育」。インクルーシブ教育とは、文部科学省で下記のように定義されています。「インクルーシブ教育システム」(inclusive education system、署名時仮訳:包容する教育制度)とは、人間の多様性の尊重等の強化、障害者が精神的及び身体的な能力等を可能な最大限度まで発達させ、自由な社会に効果的に参加することを可能とするとの目的の下、障害のある者と障害のない者が共に学ぶ仕組みであり、障害のある者が「general education system」(署名時仮訳:教育制度一般)から排除されないこと、自己の生活する地域において初等中等教育の機会が与えられること、個人に必要な「合理的配慮」が提供される等が必要とされている。障害のある子もそうでない子も、共に学ぶための仕組みづくり。しかし実際の市区町村、学校教育の現場では、対応のノウハウが欠如していたり、人員が足りなかったり、推進が難しい現状もあるという声も散見されています。そんな中でも、すでにインクルーシブ教育を先駆けて推進している人たちがいます。彼らはインクルーシブ教育をどう捉え、何を考え、推進を実現してきたのでしょうか?この連載では、そんな彼らを「教育リーダーズ」と位置付け、その言葉に耳を傾けることで推進のヒントとなる”指針のカケラ”を集めていきたいと思っています。第一回は、神奈川県葉山町教育委員会の教育長である、稲垣一郎氏にお話を伺いました。Upload By 発達ナビ編集部プロフィール:稲垣一郎 氏東京目黒生まれ。早稲田大学を修了後、私学の教員、その後に県立高校の教員を経て、特別支援学校の高等部で3年間知的部門に勤めた後に、県の教育委員会で教育行政に12年携わる。教頭、副校長として通信制、専門学科を経て横浜北部学区の荏田高校で校長職、湘南高校で5年間校長職、2021年4月から葉山町の教育長に就任。Upload By 発達ナビ編集部インクルーシブ教育という言葉すらない、多様な人が自然に共にいる未来を目指すーー本日はよろしくお願いいたします。稲垣さんのご経歴を拝見したのですが、特別支援学校での指導経験もあるそうですね。はい、当時は養護学校と呼ばれていましたね。その前にいた学校で、下肢に障害がある生徒を担任した時に、障害のあるお子さんについてもっと知らなければいけないなと感じまして。インクルーシブなんて概念はない時代でしたけど、希望を出して知的障害のあるお子さんが通われる特別支援学校へ赴任することになりました。ーーそれまで指導してきた生徒とは、接するうえで異なる部分もあったのでは?そうですね、そこで自閉的傾向のあるお子さんのいるクラスを受け持ったんです。その子は自分の殻に閉じこもる傾向のあるお子さんで、入学式の日は体育館にすら行ってくれなかったんですよね。「そろそろ行ってみねえか?」なんて2人で話して、それで私たちの入学式は終わりましたよ(笑)。ーー前途多難なはじまりを経て、そこでの経験はどのような糧となったのでしょうか。そんな子どもたちと接することで気付かされたのは、「教師の意思で何かを無理矢理してもらう考え方は、この子たちには通用せんな」ということでしたね。でも、一人ひとりスピードは違えどちゃんと成長していくので焦る必要はなくて、保護者の方と小さな成長の喜びを共有することが大切。教育とは常に待つことである、そんなことを学ばせてもらいました。Upload By 発達ナビ編集部ーー以降のキャリアでは教育行政などに関わられた後に、名門と名高い湘南高校の校長に就任されます。湘南高校は中学校でオール5の生徒が集まるような学校だったのですが、当然ここに来ると順位がついてしまうんですよね。でもそこで見た光景は、成績上位の子どもが下位の子どもを馬鹿にしない風景でした。ーーなぜそのような風景が見られたのでしょうか。成績が下位の子でも、歌が上手かったりバスケが上手かったり、誰しも特別に得意なことがあるんです。それを認め合う姿を見て、これこそ完全にインクルーシブでオルタナティブなんだと感じましたね。葉山でもその姿を現場で何度も伝えているんです。ーーなるほど。一方で湘南高校の例とは異なり、日本の教育はこれまで「分断」の道を辿ってきたかと思います。障害があれば、特別支援学級や通級に行くものだと捉えている人が多いですよね。そうですね。例えば欧米では当たり前に、街で目が見えない人がいたら手を差し伸べるなど、誰かが困っていたら誰かが支援することが自然と根付いているように思います。でも、日本では障害がある人とない人で、そもそもの教育の場から区別してきてしまった。最近やたらとインクルーシブ教育という言葉を聞くようになったのは、そんな日本の分断されてきた背景があるからこそ。だから、インクルーシブ教育なんて言葉がいつか存在しなくなるほど、ごく自然に多様な人が一つの場所に混ざり合う社会にしていくことが求められているんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部進む方向を示して目線を合わせ、取り組みを常に見える化し不信感を取り除くーーそして、現在に繋がる葉山町教育長としての取り組みが始まります。葉山に来て3年目ですが、人的な配置も含めて教育への支援が非常に手厚いと感じています。特に小・中学校に入っている教員ではない支援員さんはその多くが町の保護者の方で、葉山の教育に何らかの形で参画をしたいと思ってくれていることを非常に有り難く感じますね。元々PTAの役員をしていた方が集まってできた、学校を支援する組織もあります。そういう方々の個別の相談にもいつでも乗るように意識しています。ーー町の人が主体的に教育に参加されているのは素敵です。葉山町に来られてから、具体的にはまずどのような課題に取り組まれましたか?この町は先生も教育委員会もみんな熱心なので全方向に一生懸命取り組まれていて、その反面でどこに向かっているのかが見えないところがありました。だからまず、選択と集中をしていくために指針をつくったんです。これを見れば葉山の教育方針が分かるというものをつくりました。葉山町支援教育推進指針「葉山町支援教育推進指針」共生社会の実現に向けたインクルーシブな環境づくり 、社会情勢や教育的ニーズを踏まえた継続的な「あり方」の検討をベースに、 「すべての児童・生徒ができるだけ共に学び共に育つ仕組みづくり」、「多様かつ個別の教育的ニーズに合わせた連続性のある教育の実現」、「切れ目ない支援体制の構築」について示したもの。ーー指針をつくるうえで、特に意識されたことはあるのでしょうか。指針の受け手である子どもたちと保護者の方にとって、どういう教育理念を持っていたとしても反対するレベルのものは入れないようにしています。町や子どもたちに対する眼差しを持って、誰もが根本で共感できて目線を合わせることができるラインで選定しています。議論や対話をする必要があるのは教員ですが、そこはちゃんと議論をして解決していきますね。ーー誰もが共感できる指針。その後はどうしたんですか?指針はスタートラインでしかないので、その後に会議体を持つことにしました。各学校の支援担当の先生や校長先生、加えて外部の識者を呼んで、何が課題で今後はどこに進んでいくかを現場と識者が融合して話す場を年3回つくっています。ほかにも毎月校長会議があって、そこでディスカッションもしますし、校長先生や現場の先生を個別に呼んで話すこともしょっちゅうあります。教育長室の扉は常に町に対して開いているんです、もちろん飲みの場も多いのですが(笑)。Upload By 発達ナビ編集部ーー教育長と現場の距離が近いんだなと感じます。さて、インクルーシブ教育という視点でのテーマとなりますが、葉山町として具体的に取り組まれていることを教えてください。私が就任する以前からあるのですが、不登校のお子さんが小学生も中学生も通うことができる「ヤシの実教室」という教育支援教室がありますね。小学校の一部の場所を活用していて、自由をモットーに自分たちのやりたいことをして良い場なんです。通った時間については、所属する小・中学校の出席にあてられるようになっています。この教室に通って、気付けば学校に戻っているお子さんもいますね。また、「ことば・きこえの教室」という場もあります。言葉や聞く力、コミュニケーションについて心配のあるお子さんと保護者の方から相談を受け、必要な指導や支援を行う教室です。特別支援学級の対象ではないけれど、課題を抱えているかもしれないお子さんが通って、適切な個別指導が受けられるようになっています。個別課題がクリアできればこの教室からは卒業します。Upload By 発達ナビ編集部ーー分断ではなく、支援が必要な子どもたちのための場が設けられていると。さらに、どの学校にも支援級があります。土地柄オルタナティブスクールも多くて、年に1回程度お互いの活動を報告する会議で連携を取りながら、町全体として子どもの居場所づくりに取り組んでいるんです。ーー葉山町の特長の一つとして、教育長はSNSでの発信も多くされていますよね。そうですね。組織として動くだけではなく、それを町の人々に届けることも大切と思っています。だからSNSを通しても、私の考えは常にオープンにするようにしていますね。新しいことに取り組む際に、見えないことが不信感につながると考えているので、発信は大事なことです。結局のところ私たちがやっていることに革新的なことはなくて、進むべき道を明確にし、そして教育現場で今何が行われているかをちゃんと見える化していく地道な作業をしているだけ。でも、それこそがきっと推進のためには必要なことなんですよね。稲垣教育長のnote短期的ではなく、中・長期的な視点で、一人ひとりの学びと成長に向き合うーーインクルーシブ教育を推進する中で、具体的にどんな困難がありましたか?困難……。家が少し遠いので、毎日通勤するのが大変なことくらいですかね(笑)。というのは半分本気で半分冗談で、物事を推進する中でハードルがあったり人と人との軋轢が生まれたりするのは当たり前のことなので。だから、ハードルがあるから推進できないとあきらめるのではなく、そういうものだと開き直ってでも力強く進めることが必要なんだと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーーそれでも、組織の中の一部には不安な空気もあったかと思います。それは当然あると思うので、だから単純に言うと「稲垣があれだから仕方ないよね」と私を悪者にしてあきらめてもらって、それで進んでいけばと。結果それが町のためになったら何よりです。ーーインクルーシブ教育推進のために、今まさに取り組んでいることも教えてください。実証実験として、LITALICOの教育ソフトの導入を進めています。誰もが凹凸があり、好き嫌いがあり、勉強の得意苦手があるので、自分をどう活かしていくかを子どもたち自身が理解していくことが大切だと考えているんです。支援が必要なお子さんの指導においても、教員の経験や感覚だけではなく、明確な軸を持てるのが良いと思います。Upload By 発達ナビ編集部ーー先生や生徒にとって必要な体制を揃えていかれるのですね。はい。そして今年、この3年間で各校の校長先生とも話し練ってきた葉山町としてのスクールミッションを出します。これは教育委員会が葉山の学校に対しての指針となる3本柱と考え方を明確にしたもので、このミッションを受けて各学校がスクールポリシーを出す計画になっています。各学校での個性を最大限活かしながら、目線の先はしっかりと葉山町全体で足並みを揃えていくための取り組みです。Upload By 発達ナビ編集部ーーなるほど。「楽校」という言葉からも葉山町の目指す方向がイメージできます。そして、インクルーシブ教育の考え方にも繋がるのですが、葉山の長柄小学校と南郷中学校を小中一貫校として統合します。昔から中1ギャップという考え方がありますが、葉山でも例外ではなく中学から学校に行かなくなる子たちが増えてしまう現状があるんです。だから、義務教育の6年+3年を一連の流れで考えることで、中・長期的な視点で少しでも成長を滑らかに支援していきたいと思っています。9年間で同一の指導方針を持てることは、子どもたちが夢を見つけて進路を決めるうえでも良いことです。それに、中学校の先生が小学校に来てもいいし、小学校の先生が教えた子がどうなったか見に行く、そんな交流も生まれると思います。何より生徒も喜ぶし、先生も喜ぶ、それが日常化していってほしいですね。ーーなるほど。それではインクルーシブ教育を推進する中で、変わってきた印象はありますか?一番変わったのは組織だと思います。結局教育長としての仕事も組織論として捉えることが多くて、どう職員室をマネジメントするかが大切だと捉えているんです。インクルーシブはもちろんですが教育には答えがないので、仕事においてたとえしくじってしまっても挑戦してもらうことを大切にしています。成功することが至上命題という考え方を捨てて、結果が元々目指していた場所から変わってしまってもそれで良いとすることが必要。当初はネガティブな捉え方もあったかと思うのですが、前向きな発言が波及してきて組織全体として挑戦を積み上げられているという実感がありますね。Upload By 発達ナビ編集部ーーさまざまな視点でお話をいただきありがとうございました。最後に、今後のビジョンを教えてください。ポリシーをつくることでブレない教育理念がちゃんとあって、そこに向けてきちんと学校が自走していくことが今後の理想だと思っています。そしていつか、子どもたちがこの町に戻ってきてもらって、新しいサイクルを生んでくれたら理想です。子どもたちが成長して20年後に振り返った時に、小・中学校の大切な時間を葉山で過ごせてよかったなと思ってもらえたら、それ以上のことはありません。この連載を重ねることで、皆さまの中でインクルーシブ教育への解像度が上がりますように稲垣さんは謙遜をされていましたが、隣に寄り添っていた教育委員会の課長は「今の教育長ほど一人ひとりの声に耳を傾け、寄り添っている人を見たことがない」とおっしゃっていました。その姿勢こそが先生方や保護者の方の教育へのモチベーションにも繋がり、同じ目線で進んでいくための原動力になっているようにも感じられました。Upload By 発達ナビ編集部これから全国の教育リーダーズの話を取材し、皆さんにお伝えしていきます。インクルーシブ教育の取り組みを知ることで指針を集め、今まさに実践されている、実践しようとしている方のヒントになりますように。ここまで読んでいただきありがとうございました。
2023年09月20日子どもの教育費、それなりにかかるとわかっていても、具体的にどれくらいかかるのか、どのタイミングで必要になるのかなど、子どもが幼い頃はとくにイメージしづらいもの。ですが、高校・専門学校・大学など、子どもが進学する際には学費は必ずかかるものです。そのときになって慌てないように、今からしっかり考えていきましょう。教えてくれた人山崎 俊輔さんフィナンシャル・ウィズダム代表ファイナンシャルプランナー、消費生活アドバイザー企業年金研究所、FP総研を経て独立。分かりやすく読みやすいお金のコラムが人気で、各種メディアで多数の連載を抱える人気FPのひとり。お金と幸せのバランスについてFPの立場からマジメに考えるFP。近著の『ファイナンシャル・ウェルビーイング』が好評。一男一女の父。CONTENTS■高校や大学など進学する際には、まとまった額の教育費が必要に■高校入学時をタイムリミットに学費準備をスタート■幼保無償化のタイミングが学費準備のはじめどき!■2人目以降の学費準備のポイント■頭の片隅に置いておきたい、奨学金という選択肢高校や大学など進学する際には、まとまった額の教育費が必要に※日本政策金融公庫 令和3年度『教育費負担の実態調査結果』より引用・改変公立なのか私立なのか、また進学先や選ぶ学部によっても教育費は変わりますが、高校と大学の7年間でかかる学費は、およそ1,000万円程度と言われています。全額まとめて用意する必要はないのですが、これだけの負担増はその年の年収だけで補えるものではありません。さらに入学初年度には、まとまった額の教育費がかかりますから、事前にある程度準備しておく必要はあります。それでは、実際にいくら準備したらいいのでしょうか。高校入学時をタイムリミットに学費準備をスタート高校と大学にかかる教育費は、入学金と学費に分けて準備しておくのが基本的な考え方です。入学金はできる限り進学のタイミングまでに準備しておきたいところ。さらに学費の何割かを上乗せし、受験勉強のための塾や予備校のコストも加算されますから、その費用も事前に準備しておくと安心です。このように高校入学以降にはまとまった教育費がかかるので、大学の学費を準備していく余裕がなくなります。子どもが幼いうちに「高校入学までにいくら用意する」というイメージを持ち、それを夫婦で共有しておくことが大切です。幼保無償化のタイミングが学費準備のはじめどき!高校に入学する目前になって、入学金や学費をいちから準備をするのは不可能に近いことです。それではいつから教育資金を貯めはじめたらいいのでしょう。みなさんは、幼保無償化をご存知でしょうか。3歳以上のお子さんがいらっしゃるご家庭はおそらくご存知だと思いますが、2019年10月からスタートし、3~5歳児クラスのすべて子どもの、幼稚園・認可保育園・認定子ども園などの利用料が無料になるという制度です。赤ちゃん期はなにかと出費がかさみますから、学費準備をスタートするとしたら、幼保無償化のタイミングから行うのがおすすめです。高校入学までをタイムリミットと設定するのですが、前段でもお伝えした通り、中学生になると塾代がかかることもありますよね。つまり、高校入学をタイムリミットとしつつも、幼保無償化がはじまったタイミングから小学校の卒業までの間に、ハイペースで準備をするのが理想的です。2人目以降の学費準備のポイント子どもが2人・3人と増えれば、単純に教育費は2倍・3倍とかかってくるもの。ですから、2人目以降は、より計画的にお金の準備をするのがおすすめです。1.アプリで家計をクリアに! 固定費の見直しをしてみよう学費を準備するにあたって必要なのが、現状、何にいくら使っているのかをクリアにすること。それができれば、毎月の貯蓄額が明確になります。今の時代、支払いが多様化しているので、支出が不明瞭になりがち。そこで活躍するのが家計簿アプリです。銀行口座の入出金明細を反映できるのはもちろん、複数のクレジットカードの紐づけもでき、電子マネーにも概ね対応。現金で支払ったときは、レシートをスマホで撮影すると、品名や金額などを自動で読み取ってくれます。家計がクリアになれば、必要なものと不必要なものも明確になりますよね。なんとなく毎月自動引き落としにしているものはありませんか? それを洗い出して、不要なものは解約するといった選択も。【山崎さんおすすめ家計簿アプリ】●Zaim●マネーフォワード ME●Moneytree.児童手当は貯金すれば、高校・大学の入学金が賄える!中学校卒業までの児童を養育している家庭には、児童手当が支払われます。0~3歳未満は月額一律¥15,000、3歳以上小学校修了前までは¥10,000(第三子以降は¥15,000)、中学生は一律¥10,000。これは約200万円の給付に相当し、もしまったく手をつけずに子ども名義の通帳に入金したら、高校と大学の入学金がここから賄えるのです。ですが、教育費が比較的かからなくて済むと言われる小学生のときも、入学準備や進級のタイミングなどで、ある程度まとまったお金が必要になることもあるでしょう。児童手当は「できる限り貯金をする」というスタンスでも構いません。3.満足度を下げない節約術で、支出を楽しくカット!シンプルな話ですが「収入ー支出=貯蓄」になります。児童手当以外に学費として毎月少しずつでも貯めるのであれば、支出を減らす、つまり節約することも考えましょう。貯蓄を増やす方法といえばキャリアアップが思い浮かびますが、そう簡単ではありません。実は年収を増やすことと同じくらい価値があるのが節約です。同じ生活を、より低コストでやりくりできれば、確実にお金が残るようになるからです。節約というと、ケチることだと誤解されがちですが、なんでもかんでも切り詰めるだけが節約ではありません。それはそれでお金は貯まりますが、家族の幸福度は下がってしまいますよね。メリハリをつけ、満足度やクオリティはできるだけキープしつつ、全体として低コストのやりくりが実現できるようがんばってみてください。ときどきはごほうび予算もOKです。楽しみながらお金が貯められるよう節約をポジティブに捉えてみましょう。頭の片隅に置いておきたい、奨学金という選択肢奨学金というと、学費が準備できずにやむを得ず利用する手段だと思われがちですが、今の時代、もう少し前向きに考えてみてもいいのではないでしょうか。高齢出産が年々増加傾向にあり、子どもの学費はなんとか準備できたが、自分たちの老後の準備が間に合わないままリタイアする、という夫婦が増えています。だからといって老後の仕送りを20代の子どもに求めるのは無理な話です。自分たちの老後資金の確保も同時に検討し、学費の一部について奨学金を活用してもらうことも検討してみましょう。「私たちの老後については経済的支援は求めないから」という説明も含めて話をすれば、子どももきっと納得してくれるはずです。もちろん、できる限り学費準備をしてあげたいのも親心。だからこそ、早く気がつき学費準備をスタートさせることが大切なのです。大学に進学するだけでなく、就職したり、専門学校に入学するという選択肢もあるでしょう。まずは進学のタイミングで、子どもがどうしたいのかを、きちんとコミュニケーションをとりながら話し合うことが大切です。ですが、話し合った時点から教育費を貯め始めるのは無理があるので、子どもが幼い頃から少しずつでも教育資金の準備をしておくのがおすすめです。
2023年09月04日ソニーの教育プログラム「CurioStep with Sony(キュリオステップ)」の一環として、夏休みの子どもたちを対象に、「CurioStep サマーチャレンジ2023」が開催されました。「CurioStep サマーチャレンジ」は、ソニーが夏期に開催する人気のイベント。昨年の人気を受け、第3回の実施となる今回は、より多様なテーマと、子どもたちの好奇心が掻き立てられるプログラムが多数用意されました。去年に引き続き多彩なプログラムの数々がワークショップでは「toio(TM)を使って誰にでも演奏できる『ゆる楽器』をつくろう!」と題し、誰にでも演奏できてすぐに合奏できる「ゆる楽器」をプロデュースするプログラムが開催。人気ミュージシャンDJみそしるさんとMCごはんさんが講師を務め、オリジナルのゆる楽器で音楽をつくり演奏するワークショップが行われました。また、「モノのしくみを知ろう第33回分解ワークショップ」ではソニーの現役エンジニアの指導のもと、ソニー製品を参加者自身で分解。製品内部のしくみや、工具の正しい使い方を学びながら、楽しく「モノのしくみ」を知ることができました。オンライントークイベント「アニメってどんな人がつくっているの?アニプレックスの人に聞いてみよう!」では、人気アニメ「ソードアート・オンライン」シリーズにかかわるソニーミュージックグループの、アニプレックスなどの社員が登場。アニメのお仕事にかかわる社員が、普段どのような仕事をしているのかをわかりやすく解説するなど、子ども達の興味をひくプログラムが満載でした。中高生向けの社会体験プログラムも今回取材に訪れたのは、ソニーストア銀座で開催された「楽しく学べる、ソニーの社会体験 Student Wonder Program(スチューデント・ワンダー・プログラム)」。ソニー製品を使って、楽しく社会体験できる中・高生向けのプログラムです。ものづくりにこだわってきた創業者の想いや製品の進化など、ソニーの歴史を辿りながら最先端技術や製品に触れ、ソニーについて総合的に理解を深められるというもの。プログラムでは、あと数年で創業80年を迎えるソニーの歴史クイズから始まり、続いてカメラのレンズのしくみを勉強。凸レンズと凹レンズの役割や、一眼レフとミラーレス一眼の違いなどを聞きながら、実物を触り、見比べて違いを発見しました。その後「良い音とはどんな音か?」を考えつづけるソニーのヘッドホンへのこだわりについて学んだあと、展示コーナーへ。4Kテレビ「ブラビア」を特殊なルーペで観察して光の三原色を学びつつ、画素の細かさを実感。自律型エンタテインメントロボットのaiboと触れ合ったあとは、シアタールームへ入り、まるで映画館にいるかのような映像と音響を体験しました。「身の回りの科学の不思議や進歩」を改めて知ることができた、「CurioStep サマーチャレンジ2023」。子ども達の好奇心と発想力を伸ばすきっかけにもなりそうなイベントでした。【参考】※CurioStep サマーチャレンジ2023
2023年08月31日子どもたちに正しい「おりもの」の知識とケア方法を「おりもの」は、女性のからだにとって大切なものであり、おりものの変化はからだからのサインにもなります。しかし、学校の性教育では「おりもの」について具体的に触れられることは少なく、多くの子どもたちが正しい「おりもの」の知識を教わる機会のないまま大人になってしまいます。子どもでもインターネットで手軽に情報が手に入れられる時代ですが、信頼できる情報の判別ができずに誤った知識を身につけてしまう危険性もあります。両社は2023年3月、女の子の子どもを持つ保護者を対象に、子どもや自身の「おりもの」についての悩みや疑問を話す座談会を開催。そこで寄せられた声をもとに、おりものについての知識が詰まった小学生向け冊子「はじめてのおりものBOOK」と保護者向けリーフレットを製作しました。リーフレットは、産婦人科専門医の岡田有香先生(グレイス杉山クリニックSHIBUYA)が監修を務めています。今回はこのリーフレット2種のほか、「サラサーティコットン100」(おりものシート)、「サラサーティ ランジェリー用洗剤経血・おりもの用」をセットにした「はじめてのおりものキット」を抽選で計500セット限定で、PTA・団体に無償配布します。抽選で外れた団体のなかから、「はじめてのおりものBOOK」および保護者向けリーフレットのみ500セットを配布します。子ども向け冊子「はじめてのおりものBOOK」、保護者向けリーフレットサラサーティコットン100(おりものシート)サラサーティ ランジェリー用洗剤経血・おりもの用今回のプロジェクトでは、保護者と思春期前後の子どもが「おりもの」の会話をきっかけに、おりものや思春期のからだの変化について知識を身につけ、自分のからだと前向きにつきあえるようになることを目的に実施します。「はじめてのおりものキット」プレゼント応募方法対象:小学生1~6年生の女の子配布数:1)「はじめてのおりものキット」500セット2)上記に抽選で外れた団体の中から「はじめてのおりものBOOK」および保護者向けリーフレットのみ 500セット応募条件など:●小学校PTA、子育て支援団体、子育てサークルなど団体であること●キットを受け取った人にアンケート協力のお願いが可能であること●10セット以上から配布(最大100セットまで)応募期間:2023年9月11日まで「はじめてのおりものプロジェクト」特設ページ小林製薬(マイナビ子育て編集部)<関連記事>✅【漫画】生理&妊娠、子どもにどう説明する?『産婦人科医宋美玄先生が娘に伝えたい 性の話』✅【漫画】医師が解説! 娘に初潮がきたとき、親はどうする? 女の子のママ・パパが知っておきたい生理用品の選び方『生理のはなし』✅「赤ちゃんはどうやってできるの?」にウソをついてはダメな理由【性教育YouTuber・シオリーヌ解説】
2023年08月22日富裕層旅行者向けの学びのツアーコンテンツをプロデュース株式会社わたしのお教室(本社・東京都港区、代表取締役 社長兼CEO 中屋 昌太)が運営する学びのプラットフォーム「manatea(マナティー)®」は、「EARTH, to the Fullest・地球を謳歌する」体験を提供する株式会社Fun Groupの日本法人であるFun Group Japan(本社:東京都港区、代表取締役 山西 裕也)と、2023年7月11日付にて業務提携を開始いたしました。学びの体験を取り入れたツアーコンテンツをプロデュースしているmanateaのノウハウと、世界7都市でツアーを提供してきたFun Groupのノウハウを活かし、富裕層旅行者向けの唯一無二の体験をカスタムメイドにて提供してまいります。提携後第一弾の取り組みとして、国内ゴルフ場やワイナリーに特化したインバウンドツアーを2023年7月に実施いたしました。2. 「manatea(マナティー)®」のサービス紹介「いつでも、どこでも、学べる、教えられる」をコンセプトに、学びの出会いと成長を支援するサービスです。2021年3月、ゴルフのレッスンを受けたいゴルファーとレッスンプロをつなぐサービスを開始。先生は日本プロゴルフ協会資格保有者からインスタグラムで人気のレッスンプロまでと幅広く、学びたい方のニーズに合わせたゴルフレッスンを受けることができます。2022年4月に140以上のジャンルの取り扱いを開始し、現在はスポーツ・アート&クラフト・音楽・伝統文化・ビジネスなど様々なレッスンを受けられるプラットフォームへと成長。レッスンのスタイルは、対面レッスン、リモートレッスン、動画レッスン、チャット相談の4種類から選択できます。3. Fun GroupについてFun Groupは、「Earth to the Fullest・地球上の感動体験を世界80億人に届ける」をミッションに掲げ、2014年に創業した観光体験を提供するスタートアップ企業です。アメリカ・タイをはじめ、世界7拠点で展開するグループ会社と連携しながら、現地観光体験やオプショナルツアーに加え、アーティスト・クリエイターとのコネクションを活用したオリジナルの観光コンテンツ、富裕層向けの旅を開発しております。これまで世界7都市で約70か国以上の方に旅行体験をお届けしています。会社名:株式会社Fun Group代表者:代表取締役三木 健司所在地:東京都港区西麻布3-6-1 六本木センチュリオンタワー501会社URL: 4. 株式会社わたしのお教室について当社は「人生が変わる学びの体験を世界に届ける」をミッションに、これからの時代に求められる、新しい学びのカタチを追求し続ける、Edu-tech企業です。会社名:株式会社わたしのお教室代表者:代表取締役 社長兼CEO中屋 昌太所在地:東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F会社URL: manatea 公式サイト: manatea YouTube チャンネル: manatea Instagram: manatea Twitter: アプリのダウンロードiPhoneの方はこちらから : Androidの方はこちらから : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月18日株式会社さいたまアリーナ(さいたま市中央区、代表取締役社長:三上 浩嗣)では、子どもたちの視野や興味が広がるような「学び」と「遊び」を応援するイベントとして、8月15日(火)~16日(水)の2日間、『たまアリ△タウン夏祭り2023 SUPER KIDS FESTA』を開催します。職業体験やモノづくり、プログラミング、アトラクション、音楽やダンスのステージ、縁日など、お子様が「学んで」「遊んで」「楽しめる」コンテンツを数多くご用意します。入場は無料で出入り自由、空調の効いた大空間で安心・安全に目いっぱいお楽しみいただけます。丸一日楽しめる!夏休みにぴったりのイベント【各コーナー紹介】●ニコニコ体験コーナー警察や消防の車両展示や和太鼓のお祭り体験、移動どうぶつ園、薬剤師のお仕事体験、キッズバリスタ体験など、バリエーション豊かな体験を楽しめます。消防署ブースでは地震体験やVRを用いた火災避難体験など、防災を学ぶこともできます。●ワクワク体験コーナーオルゴールやマリンドームつくりなどの工作体験を中心に、タレント事務所の無料撮影会・キッズモデルフォトコンテストなども実施します。オリジナルの工作を通じて、子どもの創造力や独創性を育みます。●プログラミング体験コーナー小学校での必修化に伴い人気の習い事のひとつとなっている「プログラミング」の体験コーナーをご用意。世界的な大人気ゲーム『マインクラフト』を使ってビジュアルプログラミングを学ぶコーナーなど、楽しみながらプログラミングを学ぶことができます。●縁日・アトラクションコーナード迫力の大型エアー遊具や子ども縁日、駄菓子市等が登場します。■たまアリ△タウン夏祭り2023 SUPER KIDS FESTAの概要(1) 名称 たまアリ△タウン夏祭り2023 SUPER KIDS FESTA(2) 主催 さいたま新都心夏祭り実行委員会(さいたま新都心まちづくり推進協議会/株式会社さいたまアリーナ/さいたまスーパーアリーナ・けやきひろばテナント連絡会)(3) 後援 さいたま市(4) 開催日時 2023年8月15日(火)~16日(水)10:30~18:00※コンテンツにより開催日時が異なります。(5) 開催場所 さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ・展示ホール(さいたま市中央区 JRさいたま新都心駅下車徒歩5分)(6) 入場料 無料(7) Webサイト ■株式会社さいたまアリーナ【会社概要】会社名 : 株式会社さいたまアリーナ所在地 : 埼玉県さいたま市中央区新都心8番地資本金 : 4億9,500万円設立年月日: 平成9年3月27日事業内容 : さいたまスーパーアリーナ・TOIRO・けやきひろばの管理運営、他URL : ■一般お問い合わせ先さいたまスーパーアリーナTEL:048-601-1122(10:00~18:00) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月08日株式会社ピコトン(所在地:東京都中野区、代表:内木 広宣)は2007年の創業時より、子どもの想像力を応援し、親子のコミュニケーションを創出するため、多彩な子ども向けのワークショップ工作キットを企画・製造し、全国のショッピングセンターやミュージアムなどと連携し親子に提供してきました。2022年、ピコトンは子どもたちの教育格差の緩和と創造性と想像力をはぐくむ機会の提供を目的とし、企業や学童施設、クリエイターとともに取り組む教育支援プロジェクト「子どもの子どもまでプロジェクト」を立ち上げ、同年のキッズデザイン協議会会長賞を受賞しました。この度、プロジェクトのフラッグシッププロダクトとして、JIN KURAMOTO STUDIO、五十嵐製紙とともに企画・制作した、親子で一緒に感性を育みながら遊ぶことができるおもちゃ「自然の音をあつめる楽器 オトノミ」の販売を2023年8月1日(火)より開始しました。オトノミ イメージビジュアル1オトノミ イメージビジュアル2撮影:小川 真樹<オトノミについて>「オトノミ」は外遊びをしながら自然から木の実などを集めてきて、中に入れて振ることでさまざまな音を楽しむことができる、音の器です。「オトノミに入れるとどんな音が鳴るだろう?」「何を組み合わせるときれいな音が鳴るだろう?」そんな視点で身の回りにある四季折々の自然と出会って触れ合い、音を鳴らしてみることを通して、子どもたちの好奇心や探究心、表現する喜びが育まれます。両手で持って振ったり、指にかけてヨーヨーのように遊んだり、使わない時は小物入れとしてインテリアにもなじむたたずまいになっています。オトノミ あそび方1オトノミ あそび方2オトノミ あそび方3オトノミ あそび方4撮影:大塚 淑子<素材について>オトノミは、福井県にある越前和紙の老舗工房、五十嵐製紙が手がける「food paper」という、廃棄される野菜や果物から作られる紙からできており、一つひとつ和紙職人の手によって丁寧に作られています。紙を器のように立体的に漉くことができる、五十嵐製紙の持つ特許技術により今回の製品が実現しました。100%自然素材なので、製造時の環境負荷も少なく、小さなお子さまにも安心して遊んでいただけます。五十嵐製紙の工房カラー・サイズ展開は、タマネギ(大)・キャベツ(大)・ゴボウ(小)の3種類。(写真左から、タマネギ、ゴボウ、キャベツ)オトノミ 製品写真「子どもの子どもまでプロジェクト」公式オンラインショップにて販売しております。発送開始は8月下旬を予定しています。また、このサイトからの購入により、オトノミ1つにつき1つのオトノミが、支援を求めている教育施設に届く仕組みとなっています。子どもの子どもまでプロジェクト公式オンラインショップ <商品概要>商品名:オトノミサイズ:大:直径約120mm、高さ約100mm小:直径約90mm、高さ約75mm価格 :大:11,600円(税込)大小セット:20,000円(税込)(小サイズのみの販売は行っていません)付属品:パッケージ、商品説明リーフレット、木の実数種備考 :職人の手によって作られる一点物のため、柄や色合いには多少のばらつきが生じます。発売を記念し、オトノミを使ったワークショップを開催オトノミの発売を記念して、パナソニッククリエイティブミュージアム AkeruEにてイベントを実施します。8月8日開催「自然の音をあつめる楽器オトノミであそぼう」<概要>イベント名:自然の音をあつめる楽器オトノミであそぼう開催日 :2023年8月8日(火曜日)時間 :13:00~14:00定員 :5名対象 :未就学児6才以上 *保護者同伴場所 :パナソニック クリエイティブミュージアムAkeruE 2F CHAOSエリア参加費 :無料※広報写真撮影へのご協力が参加条件となります※参加者には「オトノミ」をお一つプレゼントいたします。▼お申し込みはこちらから <子どもの子どもまでプロジェクトについて>「子どもの子どもまでプロジェクト」は株式会社ピコトンと株式会社ロフトワークが協働して立ち上げた、子どもたちの教育格差の緩和と創造性と想像力をはぐくむ機会の提供を目的とし、企業や学童施設、クリエイターとともに取り組む教育支援プロジェクトです。子どもの想像力や創造性を応援したい企業や個人と、支援が必要な教育施設をつなぐプラットフォームとしてのWebサイトを運営。サイトから商品が購入されると、教育施設にも商品が届くコーナーや、子どもたちの作品を販売できるコーナーなどを展開しています。 子どもの子どもまでプロジェクト キービジュアル企画・運営 :株式会社ピコトン、株式会社ロフトワーク協力 :VIVISTOP NITOBE、エコチルイラストレーション:佐藤 香苗<概要>株式会社ピコトン所在地 : 〒164-0011 東京都中野区中央5丁目38-13 B101号室TEL : 03-6271-9171Email : info@picoton.com Web : 事業内容:「子供の想像力」をテーマにしたオリジナルコンテンツの全国提供●こだわり満載!オリジナルキッズイベント企画●イベント担当さん絶賛!「キッズイベントパッケージ」サイト運営●年900会場突破!ショッピングセンターや公共施設へ集客イベント提供●難問をシンプルに!科学館、博物館の常設展示やワークショップ制作●あの有名企業のアレ!子供向け新商品開発コンサルティング●数万人の小学生が体験!大手企業の会社見学プログラム制作<子どもの子どもまでプロジェクトについてのお問い合わせ>Email: codomo@picoton.com 教育施設(放課後保育クラブ、保育園、幼稚園、工作教室など)の方の「支援先としての登録」もお待ちしております。おもちゃだけでなく、不定期で工作資材の提供なども行っています。お気軽にご連絡ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月04日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、かなり教育熱心。ユキさんのプライベートを聞き出し、息子を同じ教室に入会させたかと思えば、ユキさんの娘と自分の息子の勉強の進み具合を比べて、対抗心をむき出しに……。しまいには、ユキさんの教育方針をバカにし、あざ笑うような態度をとってきたのです。ユキさんは、娘のためを思いその場では平然を貫きました。しかし、家に帰宅するなり抑えていた感情が爆発してしまい泣き崩れてしまったユキさん。その様子を見た旦那さんは、ヨウタくんママとは距離を置いたほうが良いのではないかと判断し、娘の保育園の送迎を引き受けてくれることに。そのころ、ヨウタくんママはある過去を思い出していました……。大変だね…保育園組は… ヨウタくんママは、ママ友とのあるランチ会のことを思い出していました。 「え、ヨウタくん、明聖初等部受けるの……?」 ママ友たちは、明聖実業初等部を受けるには保育園からの受験だと大変で不利になると言います。 また、ヨウタくんママと夫は、明聖大学を卒業してはいるが、地方の小学校を卒業していることをママ友に伝えると……。 「縁故なしの初等部受験か……」 そう言って、ヨウタくんママを鼻で笑ったのです。 ママ友たちの反応をみて、自分のことをバカにされたような気がしたヨウタくんママ。楽しくランチをしていたママ友が敵になった瞬間でした。 そして、ユキさんがヨウタくんママから教育方針をあざ笑われ、大泣きしてしまった翌日。 ユキさんの夫が娘を保育園へ迎えにいくと、他のママ友同士の会話が聞こえてきました。 ママ友の会話の内容は、ある人物が体操教室のことや習い事のことを聞きまくってくること、自分の子どもに明聖初等部を受験させると自慢していたことなどについてでした。 実際の名前は出ていませんでしたが、ユキさんの夫はその人物がヨウタくんママであるとすぐに察したのでした。 ◇◇◇ ママ友とのランチ会でのつらい出来事を思い出したヨウタくんママ。世の中にはさまざまな保育園や幼稚園、小学校、大学などがあり、どこに通うのかというのは親としてとても悩む場面なのではないでしょうか。そのようなときに、ママ友からの情報はとてもありがたいですよね。しかし、受験を頑張ろうとしている相手に向かって「縁故なしの初等部受験か……」と見下すような発言をするのはあまりにも不謹慎なのではないでしょうか。お互いを尊重して相手と接していけると良いですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年07月31日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、教育熱心なだけでなく、かなりの詮索魔。ユキさんから娘の塾を聞き出し、息子を同じ教室に入会させていたかと思えば、計算が得意なユキさんの娘に対して対抗心をむき出しに。ある日、自分の息子より先に課題を終わらせ、満点のプリントを得意げに見せるユキさんの娘の姿が目に入ってしまったヨウタくんママ。悔しさのあまりか、ユキさんに、娘さんが「かわいそう」だと言い出しました。さらに、ユキさんの教育方針をバカにするような発言を連発。ユキさんは、ここで言い合いをしても娘のためにはならないと、怒りを抑えその場を後にしたのですが……。ママ友への怒りの感情が抑えられず… ヨウタくんママに娘の教育方針をあざ笑われ、抑えていた感情がとうとう爆発してしまったユキさん。 ユキさんの夫はその様子を見て……。 「ずいぶんヨウタくんママから執着されてるな……」 と頭を悩ませます。 ユキさんが相当つらい状況であることを知った夫は、明日から娘の保育園の送迎は自分が行くと提案してくれました。 そして夫は、これまでヨウタくんママにひどいことをされても、娘のことを考え行動し続けてきたユキさんを労います。 さらに……。 「もうこれ以上余計な関わりを持たないほうがいい」 とユキさんに声をかけたのでした。 ◇◇◇ ヨウタくんママに娘さんの教育方針をあざ笑われて、これまで抑えていた怒りや悔しさの感情が爆発してしまったユキさん。旦那さんにつらい状況を理解してもらえて、また関わりを持たなくてすむよう協力してもらえることになり、少しホッとしたのではないでしょうか。ママ友とトラブルがあったときは一人で抱え込まず、家族に相談するなどして一緒に対策を考えていけると良いですね。たとえすぐに解決する術がなかったとしても、誰かに聞いてもらうだけでも心が軽くなったりするのではないでしょうか。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年07月30日子どもの性教育はいつから……?日本の『性教育』は諸外国に比べ遅れているといわれる昨今、我が子への性教育に関する体験談を描く漫画家ちり(@chiri_chi_ld)さん。今回は、ちり(@chiri_chi_ld)さんの『3歳から性教育を始めた結果』よりワンシーンをお届けします!性教育の絵本で……子どもの頃、“性教育”についてもっと教えてもらいたかったと感じているちりさん。3歳の娘がいるちりさんは、『子どもの性教育』を早いうちから教えようと決意しました。そこで“性教育”の絵本を購入。絵本を読むうちに少しずつ娘が“プライベートゾーン”を理解できるように。そして、体にも興味を持ち始め、あれこれ質問してくるようになったのです。娘の変化……生理のアレコレ……ママを気遣う……ちょっと困惑……この漫画に対する読者の感想『小さい頃から生理について考えることは、とても素晴らしいと思います。恥ずかしい、隠さなきゃいけないことではないはずなのに、なんとなく堂々と話すのはタブーな感じですよね。生理休暇とは、名ばかりで実際に取得するのはハードルが高い。正しい情報を小さいうちから教育することで、女性も男性も生理について理解し生きやすい時代になってほしいです。』『生理について、言葉では理解しても中身まではこの歳だと難しいですね。少しずつ教えていくのが良いですね。』『これって凄くいいことですね。性教育でも生理のことだけは特に女の子であれば小さい頃から教えていいと思います。生理中のママを気遣ってあげるというのも娘さんの優しさを感じることができました。』と、理解が難しいところもあるかもしれないけれど、性教育自体は良いことだという声が多く寄せられました。いつか子どもにとって役に立つと願い……性教育をしていく中で、生理が身近なものに……。生理に関する知識が増えることは自分の体を知ることに役立ちますし、将来、生理がきたときには冷静に対応できそうですね。あなただったら、自分の子どもに性に関する話題を質問されたらどう答えますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@chiri_chi_ld)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年07月30日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、教育熱心なだけでなく、かなりの詮索魔。ユキさんから娘の塾を聞き出し、息子を同じ教室に入会させていたかと思えば、ユキさんの娘の方が計算が得意なことや勉強の進みが早いことに対して対抗心をむき出しに。またある日も、ヨウタくんママは、塾の迎えで自分の息子より先に課題を終わらせ、満点のプリントを得意げに見せるユキさんの娘の姿が目に入ってしまいます。ユキさんが娘と先に帰宅しようとすると、ヨウタくんママが突然「かわいそう」という言葉をつぶやきました。「かわいそう」という言葉がユキさんや娘に向けられた言葉なのか定かではありませんでしたが、その翌日、ヨウタくんママの行動はさらにエスカレートして――!?あざ笑い驚愕の言葉をかけてきたママ友 ヨウタくんママから、突然「かわいそう」という言葉をかけられた翌日、ユキさんはヨウタくんママと出会わないことを願い、娘を保育園へ迎えに行きます。 「どうも……」 結局この日もお迎えの時間が重なり、ヨウタくんママと顔を合わせてしまいました。 なるべく話をしないように、ユキさんが足早に去ろうとすると……。 「ヒナちゃんママさあ……」 「かわいそうって思わないの? ヒナちゃんのこと」 このとき、ユキさんは昨日ヨウタくんママがつぶやいた「かわいそう」という言葉が自分の娘に向けられていたことだと勘づきます。 さらにヨウタくんママは……。 「ヒナちゃんあんなにお勉強できるのに、公文やらせてるだけなんでしょ?」 「私だったら優秀なヒナちゃんの教育環境考え直すけど」 ヨウタくんママは、ユキさんが娘を保育園と塾に通わせているだけでは教育環境が十分に整っていない、つまり不足していると、勝手な考えを言ってきたのです。 なぜ赤の他人が娘の教育方針に口を出してくるのだと怒りが湧いてきたユキさん。 しかし、ここで言い合いをしても娘のためにはならないと、平然を貫きその場を後にしました。 ◇◇◇ ヨウタくんママから娘さんの教育方針にダメだしをされてしまったユキさん。教育方針は人それぞれ違いますよね。それなのに自分の考えを一方的に押し付けるように言ってきたヨウタくんママ。たとえ、ユキさんの娘さんを思っての発言であったとしても、「かわいそう」と言われた側は、傷ついたり悲しくなったりしてしまうのではないでしょうか。言葉選びには注意が必要ですね。ユキさんには、ヨウタくんママの言葉に一喜一憂せず、今後も娘さんに合った方法で子育てや教育と向き合っていってほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年07月29日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、教育熱心なだけでなく、かなりの詮索魔。ユキさんから娘の塾を聞き出し、数日後に息子を同じ教室に入会させていました。ヨウタくんママはユキさんの娘の方が計算が得意なことや勉強の進みが早いことに対して対抗心をむき出しに。ある日、ユキさんが塾に娘を迎えにいくと、満点のプリントを持って娘が出てきました。先に来ていたヨウタくんはまだプリントに苦戦中の様子。するとユキさんとヨウタくんママの間に不穏な空気が流れます。そして、突然ユキさんに聞こえる声でヨウタくんママが「かわいそう」という言葉をつぶやいたのです……。え…?今聞こえるように言ったよね…? この日も、ヨウタくんママと塾の迎えで顔を合わせることとなったユキさん。 ヨウタくんママは、息子とユキさんの娘の勉強の進み具合を比べて、相当焦っている様子。 ユキさんが娘と帰宅しようとした次の瞬間、ヨウタくんママがユキさんに聞こえる声で衝撃的な言葉をつぶやいたのです……。 「かわいそ……」 ユキさんは、ヨウタくんママの発した「かわいそう」という言葉が自分に対して投げかけられたもののような気がして困惑。 帰宅したユキさんは、夫にヨウタくんママのことを相談します。夫は、ヨウタくんママが何にこだわっているのかはわからないが、放っておくしかないとユキさんにアドバイスしました。 その夜、ヨウタくんママは……。 「なによ……あんな子、ヒナちゃんに負けて……」 ユキさんの娘に対するライバル心が抑えきれずにいました。 その夜、ヨウタくんママは夫から、絵画教室の習い事にも通わせるなんて、ヨウタくんの自由な時間が少なすぎるのではないかと指摘されました。すると、ヨウタくんママは……! 「最近になってようやくヨウタの寝かしつけができるようになったあなたに、ヨウタの努力がわかる?」 「あなたはお金さえ出してればいいの」 と夫に言い放ったのです。 ヨウタくんママの言葉に夫は戸惑いを隠せませんでした。 ◇◇◇ ヨウタくんママは、小学校次第で大学が決まるというような、やや極端ともいえる考えを持っているようです。そして受験のため、ヨウタくんの習い事を増やそうとしています。一方、受験のためだとはいえ、ヨウタくんに負担がかかりすぎていることや自由な時間が少なすぎると考えている旦那さん。受験することにもこだわっていないようですね。みなさんはヨウタくんのママとパパのように、教育方針や育児方針などの意見が夫婦で食い違ってしまったことはありますか? 価値観は人それぞれなので夫婦といえど異なる場合もあるのではないでしょうか。そのようなときはじっくり話し合ってお互いに納得できる結論が出せるといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年07月28日2人の子どもを育てているユキさんは、4歳の娘・ヒナちゃんをモンテッソーリ教育を取り入れた保育園に通わせています。娘のクラスメイトであるヨウタくんのママは、教育熱心なだけでなく、かなりの詮索魔。ユキさんのプライベートを詮索してきたかと思えば、娘の習い事に「そこは安いよね」と失礼な言葉を投げてきて、困惑することも……。さらには、娘の塾教室まで聞き出してきて、ヨウタくんを同じ教室に入会させていました。ヨウタくんの勉強がユキさんの娘より遅れていると知ったヨウタくんママは、焦ってしまい、対抗心をむき出しに。塾の帰り際、ユキさんがヨウタくんママに挨拶をすると、一瞬鋭い目つきでユキさんのことを見ていたのです。塾から帰宅するなり息子に、どこがわからなかったのか、何分かかったのかなどを執拗に確認。その翌週も塾の迎えでユキさんとヨウタくんママは地獄のような雰囲気となり……。ママ友からかけられた衝撃的な言葉 ヨウタくんを保育園に送っていく途中、ヨウタくんママはある過去を思い出していました。 それはヨウタくんママがママ友たちと食事会へ行ったときのことです。ママ友たちがヨウタくんママに口々に言いました。 「ヨウタくんは? 私立に行かないの?」 「公立なわけないよね? もう準備してるんでしょ?」 散々他のママ友の私立受験についてバカにしたあとに自分へも嫌味な口調で質問されたのです。思わずヨウタくんママは固まってしまいました。 そのような過去があり、ヨウタくんママはなんとしても息子を私立小学校に入れるのだと必死になっている様子。ヨウタくんママのスケジュールは息子の習い事に関することでびっしりです。 「明日の公文はヒナちゃんよりも早く終われるはず……」 ヨウタくんママは、先週息子がユキさんの娘よりも塾の課題を終えるのに時間がかかってしまったことに相当執着しているよう。 そして火曜日、ユキさんはヨウタくんママと塾の迎えのタイミングが重ならないようにと願っていました。ヨウタくんが先に到着していたので安堵していたユキさんでしたが、お迎えで結局ヨウタくんママと鉢合わせ。 この日も、ユキさんの娘のほうがヨウタくんよりも早く課題を終えていたのです。ユキさんは何も悪いことをしていないのに、なんだか地獄のような気まずい雰囲気に。そして次の瞬間……。 「……かわいそ」 ヨウタくんママが衝撃的な言葉を発したのでした。 ◇◇◇ ヨウタくんママはママ友たちとの食事会で煽られてしまったようですね。けれども公立小も私立小もどちらにも良さがあります。また、ヨウタくんママのように、わが子を他の子どもと比べて焦ってしまうことは大小あれど誰しもあるのかもしれません。しかし、苦手なことも得意なことも子どもによって違いますし、子どもには個性があるもの。自分の子どもをしっかり見つめて、教育に関しても一人ひとりにあった環境を整えてあげられるとよいですね。ヨウタくんママも、ママ友たちの発言は気にせず、ヨウタくんの事をしっかり見つめて考えてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター ぽよ母
2023年07月27日