わが家の子どもたちはそれぞれ3学年ずつ歳が離れているので、子育ての悩みも子どもによってバラバラです。「悩みが尽きないのは、私が子育てが下手なせいかも……」と自己嫌悪する日も。実母に相談しても「子育てはそういうもの」と突き放されて、余計に落ち込んでいました。そんな中、こども園の先生と次男についての面談があったのですが……。 止まらなくなった私は…小3の長男が1歳のときからお世話になっているこども園。現在は5歳の次男と、2歳の長女が通っています。長男が年長のときに精神的に不安定な時期があり、よく話を聞いてもらっていた先生が、現在の次男の担任です。ベテランの女性の先生で、長男が2歳児クラスのときの担任でもありました。 「今日は次男くんについての面談だけど、長男くん、長女ちゃんの話も聞くからね」と言ってくれたので、お言葉に甘えることに。 話の内容は、「次男が家では落ち着いて椅子に座っていられないが、園では大丈夫か」という話から始まり、長男がお友だちや先生とうまく関われない日があることも聞いてもらいました。 話しているうちに止まらなくなってしまった私が「子育てが下手なのかなって思う日があるんです」と言うと、先生が私の手を握ってくれました。 先生は、私の目を見て、「子育てにじょうずも下手もないよ。子どもたちはいつも園で元気に過ごしてるから大丈夫。自信持って」と言ってくれたのです。 遠方に住んでいる実母に相談して突き放されてしまったこともあり、しっかり悩みを聞いてもらえたことに安心した私。先生も感極まってしまったようで、しばらく2人で泣きながら手を握り合っていました。 誰にも肯定してもらえない、褒めてもらえないと感じていた私の子育て。それでも、毎日元気に過ごしている子どもを通じて、見ていてくれる人もいるんだと思えました。大変だと感じる日もたくさんありますが、自信を持って頑張っていきたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! イラスト/きりぷち著者:安藤 はるか
2023年10月22日皆さんは、義家族との付き合いにお悩みはありますか?今回は、実際に募集した「子どもと張り合う義妹のエピソード」を漫画化してお届けします。子どもと張り合う義妹子どもが遊んでいても…他にも驚きの言動が…子どもの反応は…?なにかと子どもと張り合う義妹。楽しく遊べるのであればいいのですが、子どもたちも困っている様子です…。子どもと遊ぶときは、なるべく子ども優先にしたいものですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月19日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!6歳と2歳の姉妹を育てております、ぴなぱと申します。今回は子どもの睡眠に関するお話。子育てで大変なことといえば、子どもがなかなか寝てくれないことですよね。ほかのママさんたちからも、子どもが寝てくれなくて大変というのはよく聞く話。私自身、子どもたちが新生児の頃は当然授乳で何度も起きることが当たり前だったので、その大変さはわかるつもりです。寝ないのは本当に大変。だから人にはなかなか言えないんですが…今回はあえて「よく寝る子」にもちょっとは悩みがあるんだというお話をしたいと思います。 うちの姉妹は2人とも、新生児期を過ぎてからは本当によく寝る子でした。それこそまだ赤ちゃんの時は、毎日決まった時間にまとめて寝てくれるのでとても助かりました。長女の場合は寝かしつけには時間がかかることもありましたが、次女に関しては寝付きもよく、なんて楽な子なんだと思っていました。しかし少し大きくなってくると、毎日家で寝てばかりというわけにもいきません。検診や上の子の行事など時間が決まっているものや家族での一日がかりのお出かけなど…。お昼寝の時間に被る用事が増え、その度にお昼寝の時間をどこで取るかが悩みの種に。よく寝る子というのは基本的に体力がないんだと思うのですが、だからこそ寝ないという選択肢は基本的にありません。テーマパークや旅行に行っても、お昼寝はしっかり2時間。寝ている間はテーマパークならレストランや静かなアトラクションの中で時間を潰したり、旅行なら一度部屋に戻ったり…せっかく遊びに来てるのにちょっともったいない気がします。次女は寝付きがよかったと書きましたがそれはあくまで家でのこと。姉妹ともに外出中に関しては寝られる環境を作ってあげなくてはいけませんでした。そして寝られなかったり寝る時間が短かかったりすると、そのあとずっと不機嫌だったり最悪あとで体調を崩したりします。そのためスケジュールはしっかり立てて、寝る時間を確保しておかないといけません。同じくらいの年頃の子と集まる時などは、うちだけお昼寝のために中座したりお昼寝の時間に合わせて時間を調節してもらったりということもよくあります。その度に少し羨ましかったり申し訳ない気持ちになったりしました。 6歳になった長女は基本的にお昼寝はもうしませんが、よく寝る方であることには変わりなく、夕方に出かけたりすると車で寝てしまうことも多いです。週一回、車で習い事に通っているのですが、気を抜くと一瞬で寝てしまいます。習い事の場所までは5〜10分くらいで着いてしまうので、寝られると起こすのも大変だしその後のレッスンもボーッとしてしまうのでなかなか困ります。次女の話に戻って、目下の心配事は4月から年少さんになりお昼寝の時間がなくなること。うちが通っているのはこども園ということもあり、今は保育部なのでお昼寝がありますが、年少さんからは幼稚園扱いとなりお昼寝はありません。年少さんのうちは寝てしまう子もいるので、そういう時は職員室のベッドを使わせてもらえるようです。しかし数にも限りがあるし毎日寝るわけにはいきません。長女のときも年少さんの頃は帰ってからソファで寝てしまっていることが度々ありました。そうすると「夜いつもの時間に寝られない」→「翌日も眠い」という悪循環になってしまうため、寝かせないように気が抜けませんでした。元々姉妹ともに夜寝るのも早く、今でも8時過ぎにはベッドに入っているのですが、4月からはもう少し早く寝なければならないかもしれません。今でも8時に寝かせようと思うと結構忙しい…。4月からは長女も小学生になり、習い事の時間が遅くなったり宿題をする時間が必要になったりすると思います。その中で次女が寝てしまわないよう帰宅後の時間配分をどう組むかが悩みの種です。寝ない子の悩みに比べれば本当に些細なことばかりかもしれません。しかし、寝る子は寝る子で困りごともなくはない…というお話でした。「寝なくても全然平気!」となるくらい体力がつく日が、怖いような待ち遠しいような複雑な気持ちです。
2021年02月18日彼氏がイケメンすぎて不安になる…という女性は意外なことに多いようです。どんなところが不安なのか、不安を解消するためにどんなことをしたらいいのかと、不安をこじらせて彼を疑う前に対処していきましょう。不安の原因は自信の無さ彼氏のことを信じているけれど、彼がイケメンだからこそ不安に感じる女性は少なくありません。彼がイケメンなために女性からアプローチされることの多さや、いつでも出会いが多そうなイメージから他の女性に気持ちが向いてしまうのではないか…という不安で仕方がなくなってしまうのです。また、どんなに自分を思ってくれているとわかっていても、その場の雰囲気で浮気をしてしまう可能性を心配する女性も少なくありません。しかし、結局のところ不安に思ってしまうのは、自分自身に自信がなく、彼をつなぎ留められていないのではないかという自分への不安があるのです。イケメンな彼氏に対する不安は彼氏ではなく、実は自分自身にあるのだと気づくことがまずは大切です。不安を解消するには?不安になった時の解消法は彼に何かしてもらうのではなく、自分自身だけで解決しなければいけない問題です。自分に集中することで不安は解消できるので、彼と過ごす時間を増やしたり、連絡を密にしようと躍起になる前に、まずは試してみてくださいね。・自分磨きの努力で自信をつける不安を解消する対策としてあげられるのは、自分自身を高めることです。自分に自信がないことは謙虚の証拠でもあるため、悪いことではありません。しかし、彼氏に不安としてぶつけることは良くないですよね。まずは、自分自身を磨いているという努力を実感することで、自信をつけていきましょう。没頭できる仕事や趣味に力を注いだり、ダイエットやファッションに力を入れるなど、外見と内面どちらからもアプローチをして努力することも対策のひとつです。・ポジティブ思考に切り替える自分自身に自信を持てないのは、発想力がネガティブな方向にいっているからという可能性もあります。そこで、ポジティブな思考に切り替えるように努力するのも不安を解消する方法。例えば、「彼がどうしてこんな自分を好きになってくれたか、わからない」と考えるよりも「自分で気づいていないだけで、私は彼が好きになってくれるほどの女性なんだ」と考えるほうがより建設的です。また、「周囲が彼を狙っているのではないか」と考えるより「周囲の人が反応するほどのイケメンな彼氏をもって幸せ」と考えを切り替えてみるといいでしょう。最初は不安が消えるまで時間がかかります。しかし、この考えに慣れてしまえば周囲がざわついていても気にせず、彼を大切にすることができますよ。不安からの束縛だけはNG人によっては束縛されることで愛されていると感じる人もいますが、多くの男性の場合は束縛されると逃げたくなります。また、尽くされすぎると重いと感じる男性も多いです。そのため、彼が趣味としていることや遊び、また仕事など彼のプライベートは尊重するようにしましょう。どうしても不安になった時は外見ではなく中身で大切に思っていることなど、相手が不快にならないようなポイントをあえて相手に告げて、お返しに言葉を返してもらう心理テクニック「返報の法則」を使って、自分に対する気持ちを確認をすることもできます。
2021年01月06日子どもが小学生になると、悩みの種類も変わってきます。学校での友達関係や生活・勉強面など、悩みは尽きません。白梅学園大学子ども学部子ども学科教授で、28年間小学校教諭経験のある増田修治先生の人気コラム「困ったら増田先生に聞いてみよう 放課後職員室」で。今年もっとも読まれたベスト10を発表します。読者のお悩みや、先生の回答が、みなさんの参考になりますように!【1位】小1息子の自慰行為にとまどっています。どうしたらいいですか?子育てをしていると、想定外のことが起こることも多いですよね。特に異性の子どもに対しては自分には経験がないことだったりすると対策が取れなくて困ることがあります。今回は小1の息子が突然始めた「自慰行為」についてのお悩みです【2位】繊細で優しい小1の息子、帰宅後のひどい癇癪に困っています。どうしたらいいの?小1の息子はとても繊細で、優しく、集団生活ではまわりをよく見ていて、困っている友達がいると助けてあげる姿が見られます。でも自分のこととなると気持ちを言葉で表すことができず、困ったときにヘルプを出せません。そんな息子ですが、家では180度姿が変わります。毎日、帰宅後に癇癪を起こして暴れるのです。例えば「宿題をやりたくない」とイスをひっくり返す。コップに入った飲み物をひっくり返す。用意していたご飯をひっくり返すなど、とにかく暴れます。どうしたらいいの?【3位】担任の怒声に脅える小3の娘が「学校に行きたくない」と言い出して…毎日の学校生活が楽しいものになるか、そうでないかは、担任の先生との相性がとても大切。小3の娘は担任の怒声に委縮してしまい、「学校に行きたくない」と言い出してしまいました。どうしたらいいの?【4位】反抗的な子どもは減ったけれど…「静かな荒れ」が広がる今の教育現場先生に反抗する子は減っているのに、暴力をふるう子が増えている… 。1998年と2019年に『学級がうまく機能しない状況』(いわゆる「学級崩壊」)の実態調査と克服すべき課題を考えるという調査を行いました。そこから見えてきたことは?【5位】見たことないヘアピン…拾った物を自分の持ち物にしてウソをついた小1娘小1の娘がかわいいヘアピンをしていたので「それどうしたの? 買ってあげた覚えがないけど?」と聞くと、「友達にもらった」と答えました。しかし友達の親御さんが買ったものなので、子どもだけのやりとりはいけないと思い「誰からもらったの? 友達のお母さんに聞かないと」と伝えると、娘は「ナイショ」と教えてくれませんでした。先生に聞いたところ「廊下で拾って、かわいいから自分のものにしてしまった」と教えてくれました。落とし物をネコババしたことはもちろん、ウソをついたことにもショックで、こっぴどく怒ってしまって…【6位】2度目の万引きをした小6娘。悪いと思っているのか心の中がわかりません小6の娘は、小4の時と小6になってからの2回万引きをしました。娘から話を持ちかけ、見張り役と実行役にわかれてコンビニのお菓子を盗んだそうです。万引きが犯罪であることは言い聞かせていますが、どこまで悪いとわかっているのか、それとも悪いと思っていないのか…。正直、心の中がわかりません【7位】どうして水が「氷」に変わると、体積が増えるの? あたりまえを疑ってみよう!「非認知能力」を育てるための一番のポイントは「不思議だな」「どうしてだろう?」と感じたり、考えたりするように促すことです。今回は「あたり前を疑う」ということを中心に考えてみたいと思います【8位】毎朝「学校に行きたくない」と泣き叫ぶ小1の娘。どう対応したらいい?毎朝「学校に行きたくない!」と泣き叫ぶ小1の娘。担任の先生に不信感があるようで、いったいどうしたらいいのでしょうか?無理に行かせるのも正解なのかわかりません…【9位】小2の息子は年に2回ぐらい吃音になります。病院に連れていった方がいいですか?小2の息子は話をするときに吃ることがあります。 今に始まったことではなく、年長くらいから定期的に言葉につまり、発語も少なくなるように思います。 吃音があるのは毎日ではなく、年に2回ほど、同じくらいの時期で1~2か月ほど調子が悪くなります。病院に連れていった方がいいですか?【10位】リーダーシップを取りたがる小2の娘。友達関係がうまくいっていないみたい小2の娘はリーダーシップをとりたがる性格で、どうやら友達関係がうまくいっていない様子…。このまま様子を見ていていいのでしょうか?
2020年12月31日ウーマンエキサイトをご覧のみなさん、はじめまして、でっかいおっさんです。本日から、保育士、僧侶、親として経験したことを元に、ウーマンエキサイトの読者のみなさんのお悩みや相談に答えていく連載をはじめます。どうぞよろしく願い致します。それではさっそく、今日の相談についてお話ししたいと思います。相談内容:我が家には男の子兄弟(3歳、3ヵ月)がいます。夫は次男が泣いた時の対処や寝かしつけができず、食事についても長男の食事を手伝いながら一緒に食べるということができません。私は次男に授乳しながら自分も食事をすることができるのですが、父親は要領よく子どものお世話をできないのでしょうか?◆おっさんからの回答「本当に男って、使えないわよね…」そう思われる理由はよく分かります。兄弟のいる家庭の育児は同時に色んなハプニングが起こり、それを上手に回せないと大人はドっと疲れてしまいます。母親は育児を毎日毎日こなしているためいつの間にかコツを掴み、手際がよくなり上手にこなせるようになります。逆になぜ、世の父親が上手に動けないのか…それはお母さん達と圧倒的に経験値が違うからです。お母さんの手際の良さと、父親の手際の悪さの違いはただ単なる経験値です。おっさんのところの夫婦は逆におっさん(父)が手際よくホリカン(母)が手際悪く相談者さんと同じように「何でこの人こんなにできないんだ?」と思っていました。が…それは、ただおっさんに保育士の経験があって、それまでに0歳から6歳までの子達を数多く見ていた経験値が多かっただけだと気がつきました。子ども達を多く見ていると、子どもが次に何をするのか、日常の生活リズムの中で、次に何をしたらスムーズに事が進むのかというのが仕事をしていく中で自然と身についていました。ただ新人時代は…ご主人と同じく…まったく使いものにならず、ただ目の前で起こった事に対して、必死に対処しているだけの日々を過ごしており、どうしたら、子ども達の要求をうまく回せるかなどまったく分かりませんでした。そんな中、先輩保育士から指導を受けたり、他の保育士の動きを見たり、マニュアルや育児書研修などで学んでいきました。そのあと、私生活で結婚をし、子どもを授かり、自分の子どもとして初めての子育てでしたが、知っている事やできる事が多くなっており、子育て新人の妻より多くの子を見てきたおっさんの方が手際が良かったのだと思います。こう考えるとご主人に足りないのは圧倒的な経験値だと思います。経験を積んでいけば、誰でもできるようになるんです。ただ、ここで問題になるのが「見ていられない問題」です。旦那さんの圧倒的な手際の悪さ、子ども達の泣いたりふざけたりのリアクションに対する「もっとこうしろよ」「どうして今それなんよ!」という、母親のイライラはあると思います。これは将来的にあなたが楽になるために訪れる試練です。これを乗り越えると「救世主」になる父親の誕生となります。しかし、我慢できずに口だし手だしをし続けると相変わらず要領がわからない父親のままです。それを育てれるのはお母さんのあなたです!先輩になったつもりで、少し我慢をしながら後輩を育ててみると良いでしょう。ちなみに育てるには一日の流れを、文章や図にして書いてあげるととても動きやすくなります。『これは何時までにして欲しい』『自分の食事はあと! もしくは同時進行』『〇〇はあそこにある』『〇〇をしている間に△△もする』して欲しい内容と時間を具体的に説明、もしくは書いてあげると理解しやすく効率がアップすると思います。「私がなぜ指導役まで…?」と鬼軍曹になりそうなところをグッとこらえてくださいね。後輩が育てばラクになるのは先輩ですから!おっさんからでした。<おっさんへの相談募集中>おっさんへ相談したいこと、聞いてみたいことあればぜひ、ご投稿ください。採用された方はおっさんが記事にて回答致します。お気軽にご投稿ください。
2019年11月06日「魔の2歳児」という言葉があるように、2歳ごろは多くのママが頭を悩ます時期ですよね。こんなに怒りたくないのに、やさしいママでいたいのに……。実際に経験すると思うようにいかないことが多いもの。今回は、わが子のイヤイヤ期に私が感じた悩みとその対応策について紹介します。 とにかく泣き声がつらい!イヤイヤ期の悩みの1つに、「とにかくわが子の泣き声がつらい」というものがありました。私の場合、泣き声を聞くだけで精神的ストレスを感じてしまいました。こうした悩みを抱えているママも少なくないと思います。 私が経験をして学んだのが、「泣き」と「イヤ」にうろたえないことです。何をしても泣き止まないときは、周りの迷惑にならない場所で思いきり泣かせてあげることも。その間に私も心を落ち着かせることができました。 何が「イヤ」なのかわからない!わが子のイヤイヤのなかでは、理由のわからないものも多くありました。「何がイヤなの?」と問い詰めても泣いて暴れるだけ。こんなとき、対応に困り果ててしまいます。大人の反応を見たいがための「イヤ」、親の指示に対する「イヤ」など、理由はさまざまだったように感じます。 なかには、子ども自身も理由がわからずに泣いていることもあるようでした。理由がわからない「イヤ」もあることを知っておくと、仕方のないことかな、とも思えました。 イヤイヤ真っ最中のしつけは大変!わが家では、イヤイヤ真っ最中の2歳のときにトイレトレーニングを開始しました。ただでさえ大変な時期に生活習慣を教えていくのは、本当に大変です。 夏までにおむつをはずしたいなど、私自身が目標を立てていたのですが、スムーズにいかずイライラしたこともありました。私の焦りが怒りへと変わっていき、子どもにも伝染して、逆効果でした。イヤイヤ期は「あれもこれも」より「これだけは」と思うしつけに絞ってみるのも方法だったと感じています。 そのほか、イヤイヤを予測して退屈させないおもちゃなどを用意しておくなどの工夫をしたことも。子どもによって合う・合わない対応があるかと思います。わが子に合った対応ができると良いですね。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2019年09月19日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがお片付けをしない」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは3つです! 1)お片付けの必要性を伝える2)片付けを面倒にしない3)言っただけで放置しない お片付けの必要性を伝える「お片付けしなさい!」と怒られるからやっているだけだと、怒られないためのお片付けになり、当然ながら習慣化はされません。 年齢に合わせて「おもちゃお家に帰れなくて泣いちゃうよ。えーんえーんは可哀想」「次遊ぶときに使いたいおもちゃがすぐに見つかった方がいいよね」といった内容で、お片付けをする理由・メリットを伝えると良いです。 反対に「お片付けしないとおやつあげないよ!」といった脅し文句を使ってしまうと、ますます「お片付け=嫌なこと」と認識されてしまうので、そこは意識した方が良いと思います。 お片付けを面倒にしないそもそも子どもにとってお片付けというのは、好きな遊びを中断しなければならない悲しいものです。そこに面倒臭さが乗ってくると、そりゃあお片付けしなくなります。 まず思い浮かぶ面倒臭さは「お片付けする場所が分類され過ぎている」ということが挙げられます。「お人形は棚の上」「お人形のお洋服はカゴの中」「電車のおもちゃ本体はカゴ、でも線路は別の箱の中」といった具合に、大人は「この方がわかりやすいだろう」と思っていることが、子どもにとっては覚えにくく面倒なんです。 お片付け先を間違えたときに「何でここに電車が入ってるの?」なんて言われた日には「もうやりたくない」となるのは十分理解できます。 まずは、「大きめの箱を1つ用意する」ことをオススメします。とりあえずは「もうこの箱の中にさえ入れてくれればいいよ」というところから始めると、「ここに入れるだけなら簡単にできる」と子ども自身がお片付けに関心を持ちやすく、もちろん達成しやすいので、褒められる機会も増えてポジティブな感覚を持てるようになると思います。 それがきちんとできるようになったときに初めて、箱を2つ、3つほどに増やし「お人形はこの箱に入れてね」「電車はこっちね」と分類することを学べるようにすると非常にスムーズです。 それもできるようになったら、「棚の上」「カゴの中」と少しずつお片付け先を増やしてみてもいいと思います。その際、できればお人形を置く棚には「お人形の写真」、電車をしまうカゴには「電車の写真」を貼ってあげると、よりわかりやすいものになるので工夫なさってみてください。保育園ではよくこの手法を使います。 言っただけで放置しない「お片付けしなさい!」と言うだけで放っておくと、子どもはやりません。習慣化されるまでは、最低3つだけでも一緒に片付けてあげましょう。 それでも捗らなければ両手に1つずつおもちゃを持ち、「これとこれ、どっちから片付けてみようか?」と“選択”できるようにしてみてください。「こっち!」と案外乗ってくれます。あとはありがちですが、「どっちがたくさん片付けられるか競争ね!」とゲーム性を持たせるのも良いです。 「できて当然」と思われがちなお片付けですが、大人でさえできない人は多いです。押し付けたり、急かしたりするのではなく、“じっくりと教える”つもりでいくと、大人側のストレスも減って良いと思います。何より大切なのは「お片付けする大人の姿」を飽きるほど見せることです。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月09日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがおもちゃやお菓子がほしいと言う」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは2つです! 1) 欲しいのではなく好きなだけ2) 理由を聞く 欲しいのではなく好きなだけ特に年長さんより前の子どもはそうですが、「欲しい!」と言ったからといって本当に欲しいと思っているかというと、そうでもありません。信じられないことかもしれませんが、「自分はこれが好きなんだ〜」と伝えているだけのことが多いです。 語彙力が足りない、たったそれだけのこと。 「そんなのいらないよ!」「ダメ! 買わないよ!」と言われてひどく怒ったり、泣きわめいたりするのは「これ好き」「見て! 素敵だよね」といった意味を込めて言った「欲しい」を全否定されているからです。 まして、ママやパパといった普段は自分の気持ちを受け止めてくれる存在の人が、自分の価値観を完全否定してくるのですから、これほど悲しいことはありません。 なので、必要な対応としては「お〜! それいいね」「ママもこれ素敵だなぁと思ったよ」と肯定的な言葉をかけるだけで十分。きっと子どもは「うん!」と満足な顔を見せてくれるはずです。 理由を聞く「どうしてそれが欲しいと思ったの?」と理由を聞くことも効果的です。ただなんとなく欲しいではなく、必ず理由を聞くようにすると、子ども自身も不必要なものを分別できるようになっていきます。 園の保護者から聞いたエピソードでは、お菓子をねだった息子さんに「どうして欲しいの?」と聞いたら「だってママお菓子好きでしょ? 僕と一緒に食べたらおいしいよ」と言われて納得し、買ったと言っていました。 その後、これを常套手段に使われると思っていたら、思いの外言ってこず、「きちんと考えているんだなぁと感心しました」とも。 子どもは子どもなりにいろいろ考えていますから、「理由を聞く」ということも大事ですね。やっかいな外出先での「これほしい!」、ぜひ一度見方を変えてみてはいかがでしょうか。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月02日「子ども部屋をどうするか?」というのは、年頃の子どもがいる家庭では悩みの種のひとつだと思います。実際、筆者が塾講師をしていたときにも、当時の生徒の親御さんからこの種の相談をたくさん受けました。また兄弟がいるご家庭では部屋数が足りないという事情もあったりして、子ども部屋の有無については非常に頭を抱えるところでもあるようでした。そろそろ新年度が始まるということもあり、元塾講師の立場から“子ども部屋のアレコレについて”考察してみることにします。■ やっぱり、子ども部屋は必要!結論からいうと、元塾講師の見解としては、やはり子ども部屋はあった方が良いと思います。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)筆者が受け持っていた生徒の中には、自分の子ども部屋を持たない子もいました。ただ、そうした子たちに共通しがちだったのが教科書やワーク、参考書の忘れ物あるいは無くし物が多く、授業に影響が出ている子が多かったということです。kazuma seki / PIXTA(ピクスタ)聞けば、自分の荷物置き場がないためあちこちに置き忘れてしまい、そのうちに無くなってしまうのだとか。その点、子ども部屋を持っている子は自分のスペース(テリトリー)内にそういうものをすべて置いておくことができるので、うっかりしたとき以外は忘れ物や無くし物をしないようでした。YsPhoto / PIXTA(ピクスタ)■ 一つの部屋をコーナー分けする形でもOK過去に、教科書やノートは忘れないのに、毎回プリントだけ「忘れた」と言ってくる生徒がいました。ハル / PIXTA(ピクスタ)理由を訊ねると、妹さんが捨ててしまうとのことでした。その子は姉妹で同じスペースに教材を置いていました。教科書には名前が書いてありますが、プリントには記名がなかったので、幼い妹さんは「私のでもないし、名前がないからお姉ちゃんのでもない」と判断してしまったのでしょう。それぞれに子ども部屋があるに越したことはありませんが、確保しきれない場合もあるでしょう。それならば、部屋の真ん中に机を向かい合わせに置く、本棚で仕切る、ベッドとデスクが一体型となった家具を置く、などしてそれぞれのスペースを確保してあげると良いと思います。hanapon1002 / PIXTA(ピクスタ)■ それも無理なら、最低限のスペースでも以前、子どもにどうやって整理整頓をさせれば良いのかわからない、と親御さんから相談を受けたことがありました。その時は塾でやっているように棚とプリント整理用のファイルを用意してあげてくださいとアドバイスさせてもらったのですが、その後自宅でもしっかりと整理するクセがついたそうです。happyphoto / PIXTA(ピクスタ)自己管理に自信がついたのか、宿題のやり忘れも減りました。まあ、これはその子に限ったことだったのかもしれませんが……。つまり、どうしても部屋を確保できない場合はカラーボックスや棚でも良いので、とにかくお子さまの持ち物を入れるスペースを確保してあげるのがベターだということです。pu- / PIXTA(ピクスタ)子ども部屋は必ずしも勉強の場である必要はありません。リビング学習のほうが良いという説もあるくらいですしね。ただ、自分のものを安心して置いておけるスペース、という見地からすれば、やはり用意してあげた方が良いのではないかと思います。
2019年03月29日親にとって、子どもの習い事に関することは大きな悩みごとの一つ。春の新学期に向けて、子どもに新たな習い事をさせたいと思っている方は少なくないでしょう。子どもが興味を持つことをさせるべきか、将来役立つことをさせるべきか、スケジュール調整はできるのかなど、悩ましいポイントはたくさんあります。今回は子どもの習い事についての親の意識や悩みについてリサーチしてみました。■ 理系の習い事に興味を持っている親は多い進学塾の栄光ゼミナールでは、2018年6月6日~6月20日に小学1~6年生の子どもを持つ保護者467人を対象に小学生の習い事に関するアンケート調査を実施。今回は、その調査結果をもとに、子どもの習い事についての親の意識を見てみましょう。調査ではまず、水泳、英語・英会話、ピアノ、体操、サッカー、そろばん、ダンス、空手・剣道などの武道、バレエ、書道、理科実験、プログラミング、塾以外の学習系教室の13の習い事のうち、小学生の半数以上が経験しているものを調べました。すると、「水泳」(83.2%)、「英語・英会話」(60.8%)、「ピアノ」(53.7%)が上位3位という結果に。akiko / PIXTA(ピクスタ)また、習ったことはないが「機会があればやってみたい(やってみたかった)」習い事で多かったものは、「プログラミング」(59.8%)、「理科実験」(57.0%)、「書道」(54.0%)でした。ocsa / PIXTA(ピクスタ)水泳、英語、ピアノは、今ではお馴染みとなっている“三大習い事”といえますね。また、プログラミングや理科実験など、理系の習い事に興味がある人が多いことがわかります。■ 習い事を選ぶ時に親が最も重視することは?小学生の間に習った(習っている)習い事を選ぶ際に重視したことについては、81.8%が「子どもがやりたがっているかどうか」と回答し、最も多い結果に。よっしー / PIXTA(ピクスタ)また、「子どもの将来に役立ちそうかどうか」「曜日や時間帯の都合が合う」も、それぞれ過半数以上の回答が得られました。さらに、子どもが小学生の間で一番長く続いている(続いていた)習い事について、その理由を聞いたところ、「子どもが続けたいという気持ちがあるから」と回答した保護者が最も多く、66.3%でした。新しく始めるにせよ、長く続けるにせよ、子ども本人の気持ちを最優先している保護者が多いことがわかります。■ 家庭内で方針やルールを決めることが大事最後に、習い事についての方針や悩みを聞いてみました。習い事を選ぶ際には「種類が多様化していて、どれも魅力的に感じてしまう」「苦手の向上をはかるか、得意を伸ばして苦手をカバーするか悩みます」といった理由から、何を選んだらいいのかわからない保護者は少なくないようです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)一方で、「自分で『やりたい!』と思う気持ちが芽生えてからでも遅くないと思う。好きこそものの上手なれだと思う」「運動系で一つ、学習系で一つ、本人希望で一つというのを方針としています。増えすぎないように、新しいことをやる場合は、 どれかやめます」といった回答も。ocsa / PIXTA(ピクスタ)周りが始めていたりたくさんの情報を耳にしたりすることで、悩みがちな習い事ですが、それぞれの家庭でしっかりと方針を決めることが重要だとわかります。習い事を続けたり辞めたりする上での悩みについては、「継続させるための親のフォローが大変」「運動系の習い事は辞め時が難しく、親子で揉めました」といった回答が得られました。Anjie / PIXTA(ピクスタ)また、「習い事と中学受験の勉強を両立するのが難しい」という声も。Ushico / PIXTA(ピクスタ)習い事を継続して頑張ることは、貴重な社会経験となるだけでなく、勉強にも生かせます。また、子どもの習い事は親にとって、金銭面以外の負担になることもありますが、家庭内で方針やルールを決めたり話し合いで乗り越えたりすることによって、子どもの成長だけでなく、親子のコミュニケーションや愛情表現にもなるでしょう。子どもの習い事に悩んでいる方は、ぜひ今回の調査結果を参考にしてみてください。【参考】※栄光ゼミナール小学生の習い事に関する実態調査
2019年02月20日“【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?”にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜「Mさん 31歳」のお悩み〜仕事関係でひと回り以上年上の男性に出会いました。既婚者で子供も2人います。 年上なせいでもあるかもしれませんが、今までに会った事ないような男性で、ものすごく惹かれてしまいました... 私の中ではかけがえのない存在と言ってもいいくらいの存在です。彼も私のことは好きと言ってくれました。 けど、いざ付き合うとかこの先付き合うかどうかの話になった時に子供が1番大事と言われました.... 奥さんには浮気され裏切られてるので、奥さんとはすでに破綻してます。 子供が大事なのは分かります。 疑問なのは子供が大事ということが確実に分かっているのに時に怒ったり、会いたいからと言って会いに来てくれたり、私にしてくれてた行動が謎すぎてたまりません。自分が親の離婚を経験してる立場だからこそ子供の気持ちが分かるかもしれませんが、子供って敏感なのにパパとママが仲悪くて、子供たちの前でフリをしていても分かるだろうし、離婚しないのが子供のためとは思えません。。。 両親がいた方がもちろんいいですが、 片親だけでも幸せだった子もいると思うんです。 子供のためならなぜ私を好きになったんでしょうか。ただ浮気されて心の拠り所が欲しかっただけなんでしょうか。 離婚することで子供も傷付くかもしれません。 彼のあたしに対する態度、思いやりなどが私にとってもとても切ない思いでいっぱいです。 最初から分かっていたことならこんなにも好きにはならなかったのに。 けどどーしても諦められません。 子供のために大人の私が身を引くべきでしょうか....〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜奥さんとうまくいかなくなった男って、ロマンの世界に生きるようになります。つまり、子どもとの現実の世界と、あなたとのロマンの世界との、両方の世界に彼は生きています。どちらが大事というのはありません。もちろん彼が言うように子どもが大事なのでしょう。でもそれと同じくらいあなたと生きているロマンの世界も、彼にとっては大事なのです。なぜならどちらも彼にとって「おれの世界」だし「おれが存在している証拠となる拠り所」だからです。「子どもが1番でわたしは2番」ではない!女性って、彼から「子どもが大事」と聞かされたら「子どもが1番でわたしは2番なんだ。けっ!」みたいに思いがちじゃないですか。でも彼に1番も2番もないんですよね。彼の脳内は「子ども=現実の世界」「あなた=ロマンの世界」なのだから、どちらもそれぞれの世界で1番なんですよね。だから、あなたはなにも<最初から分かっていたことならこんなにも好きにはならなかったのに>と思う必要はないのです。「ロマンの世界で1番にしてくれてありがとう」と思っておくといいのです。彼はあなたに時に怒るわけでしょ?男は大好きな女性に対してしか怒りません。「おれのことをちゃんと受け入れてくれよな」という気持ちが溢れすぎると男は怒るのです。なぜか。それに<「会いたいから」と言って会いに来てくれたり>するわけでしょ?もうあなたは、彼のロマンの世界における女神ですよ、女神。ナンバーワン!大人げないことをしてはいけないでですね、「子どものために大人の私が身を引くべきでしょうか」という質問なんですが、これはあなたが現実の世界とロマンの世界をごちゃごちゃに考えているということです。あなたは彼のロマンの世界に存在しているのだから、ロマンの世界で1番で君臨し続けるといいのです。現実の世界には子どもという彼にとってのナンバーワンがいるのだから、子どもの席を無理っくり奪うみたいな大人げないことをしてはいけない。なにが現実なのか?あなたが、ロマンの世界でではなく、現実の世界で彼のナンバーワンになりたいのなら、彼がどっちが現実世界なのかわけがわからなくなるほど、彼のことを熱く愛することです。みなさんよく「これが現実です」なんて言うけれど、そして僕もこの項で「現実」と「ロマン」をわかったような顔で(というか便宜的に)書き分けているけれど、じつは現実とロマンの世界って、錯覚かもしれないんですよ。あなたが現実だと思っている世界がじつはロマンの世界で、ロマンの世界だと思っているものがじつは現実かもしれないんですよ。もう少し現実的(!)に言えば、ロマンの世界と現実の世界って、マーブル模様みたいに入り乱れているから、現実の世界とロマンの世界って、寝入りばなの夢のように境目が曖昧なものなんです。奥さんに浮気されて心の拠り所が欲しかっただけではない冒頭に、「奥さんとうまくいかなくなった男って、ロマンの世界に生きるようになります」と書きました。それは、奥さんに浮気されて心の拠り所が欲しいだけではないんですよね。もともと男がもっていたロマン性が(女性よりも強いロマン性が)、奥さんとの関係悪化によって、また、あなたとの出会いによって浮上したのです。なぜなら現実生活が厳しいときにしか、男のロマン性は強く表に出てこないからです。つまり彼はいま、生きることに必死になっています。うまく彼に寄り添い続けてあげてはいかがでしょうか。(ひとみしょう/作家)
2019年01月05日子どもに不安を抱きながら子育てをしているママは多いです。とくに、1歳前後の男の子を持つママは、悩みが深くなりがち。ここではパピマミ編集部が、その悩みを解消できるように、対策方法をご紹介します。断乳について心配しているなら子どもが1歳前後になると、断乳のタイミングについて悩む傾向があります。もしも断乳について心配があるなら、一人で悩みを抱えないこと 。なぜなら、同じ悩みを抱えているママはたくさんいるからです。近くに先輩ママがいるなら、具体的に聞いてみましょう。1歳を過ぎてからやっと断乳したママも多いので、話を聞いていると気持ちが楽になります。また、断乳の方法が分からない時は、さまざまな情報を集めるのもコツ 。子どもの個性によって、最適な断乳の方法は違いますので、焦らずに見つけることが大事です。尚、断乳をしたばかりの頃は胸が腫れたり、痛んだりすることがありますので、十分にケアを行いましょう。歩き始める時期はそれぞれ違う1歳の誕生日を過ぎても歩かないと、発達が遅れているのか 悩みますよね。とくに、男の子を持つママは不安が大きくなります。男の子は、体を動かすことが大好きで活発な傾向があるからです。それに、同じ時期に生まれた子が先に歩いていると、焦燥感を抱きがちに 。けれど、発達の速度は子どもによって違いますから、心配しないで見守ることが重要です。子どもが歩き始める時期はそれぞれ違うので、ほかの子と比べないようにしましょう。なお、定期的に小児科や保健所で健康診断を受ける のを忘れずに。万が一、発達に遅れがあったら、すぐに指摘してもらえるからです。気になることがあるならば、何でも相談してみましょう。言葉の発達を気にするママは多い1歳近くになると、子どもはたくさんの言葉を覚えます。男の子は女の子よりも話すのが苦手と思われがちですが、他の子がおしゃべりをしているのを見て焦る ことは多々あります。1歳を過ぎても言葉を覚えるのが遅いように感じられたなら、具体的にメモを残しましょう 。一日に話した言葉を書き留めることによって、本当に発達が遅れているのかどうか判断できます。さらに、一か月後にメモを見直して検討しましょう。言葉が増えているなら心配することはありません。子どもによって成長の速度は異なりますので、冷静に判断することがポイントです。食べ物の好き嫌いは根気強く子育て中の悩みとして、食べ物の好き嫌いを挙げるママがいます。1歳を過ぎると、離乳食から普通の食事へと変わるため、毎日の食事に悩む ことはよくあります。子どもの食事を作るときも、トータルで栄養バランスが取れていることが重要です。魚が苦手なら、玉子や鶏肉など、匂いの少ない食材を使ってタンパク質を補うようにしましょう。また、1歳前後の子どもは生野菜が苦手な傾向があります。つぶしたジャガイモやカボチャなど食べやすい野菜にすれば、ビタミン不足に悩みません。さらに、子育て中はストレスを感じますので、市販品を上手に使いましょう。気持ちにゆとりを持ちなが ら、食事作りをすることがコツです。まとめ1歳の子育ては、ささいなことで悩んでしまう時期。もし悩みをずっと抱えたままの状態が続くなら、ママの心と体に深刻な影響を与えます。早めに情報を集めて対策練りましょう。周囲に相談したり、協力を求めたり、とくにママ友や先輩ママは頼りになります。小児科や保健所など専門的な機関も積極的に利用して、アドバイスを受けましょう。●文/パピマミ編集部
2018年10月19日自分がつくったごはんが家族のカラダのもとになる、そう考えると毎日の食事づくりにプレッシャーを感じてしまうママも多いのではないでしょうか。でも大丈夫! 前回ご紹介したように、野菜を蒸しただけでも立派な一品になるし、メニューのマンネリ化は“我が家の定番”と考えれば、悩む必要はありません。でも、子どもがジュースやお菓子ばかり欲しがる、野菜を食べてくれない…といった悩みはつきないもの。そこで今回は、オーガニック料理教室「ワクワクワーク」代表で『 子どもと食べたい常備菜入門 』の著者である菅野のなさんに、子どもの食に関するお悩み解決法を教えていただきました。菅野のな(すがの・のな)料理家、オーガニック料理教室「ワクワクワーク」代表。ミュージシャンで自由人の父と、病院勤務の管理栄養士で東洋医学を実践する母により、有機農家支援、家庭菜園や自然療法を身近に感じて育つ。教室運営の傍らレシピ提供や連載、セミナーなど、食とオーガニックを軸に多岐にわたり活動。自身も2児のママとして子育てと仕事の両立に奮闘中。HP: Blog: Facebook: @wakuwakuwork Instagram: @wakuwakuwork 著書: 『子どもと食べたい時短おやつ』 『子どもと食べたい常備菜入門』 (辰巳出版)、 『卵・乳製品なしでもおいしい 今日も手作りおやつをひとつ。』 (朝日新聞出版)、 『ていねいな時短ごはん』 (学研プラス)■お悩み 1:子どもがお菓子やジュースを欲しがったら?まずは、子どもがお菓子やジュースを欲しがって困るというケース。社会的な集団生活をしていれば、お菓子やジュースにまったく触れずに暮らしていくというのは難しいもの。であれば、家の中だけでも習慣化しないという意識をするのが大切だと菅野さんはいいます。「すべてNGにするのではなく質と量にこだわると、子どもの味覚も守れます。お菓子のなかでも添加物がたくさん入っているものから、オーガニック専門店で売っているような素材からこだわっているものまで、様々なレベルのものがあるはず。そのなかから、自分の生活圏内のスーパーで手に入りやすいものがどれか、どのランクのものだったら納得できるか、ベストなものを選別しておくとストレスなくあげられますよ」【Point!】□すべてをNGとせず、質と量を基準に□生活圏内のお店で入手かのうかどうか□どのランクのものなら納得できるか■お悩み 2:添加物はどこまで気にするべき?ベストなものを選ぶ基準として添加物を気にするママは多いですが、何を避ければいいのか判断するのは難しいもの。「よくどんな添加物に注意すればよいか聞かれるのですが、細かく見ていくときりがないほど。なので、ママが何となく良くないと感じるセンサーを信じて、直感であげたくないと思ったものはあげないのが一番です」と菅野さん。たとえば「ショートニングが入ったお菓子は絶対あげたくない!」など、こだわりは人それぞれ。 前回の記事でご紹介した「ワーク」 で、食のこだわりを整理し、自分がどのレベルなら納得できるか、まずは知ることから始めてみましょう。ママ自身がきちんと選んだお菓子やジュースなら、あげるときの罪悪感が減るはずです。レシピをたくさん覚えるよりも大切なことは、自分の「食のこだわり」を分析すること。菅野さんの料理教室では、この「ワーク」を必ず実施。さまざまな食事作りのストレスから解放されるには、この作業がとても重要なのだそう。ワークのやり方: それにどうしても納得いかない場合は、ふかしたお芋やお茶など自分が安心できるものを用意するようになるはず。「子どもは、目の前になければ欲しがらなくなるもの」と菅野さんがいうように、ちょっと楽だからとお菓子やジュースを用意してしまっているのは、じつは私たち大人の方なのかもしれません。【Point!】□直感的に「あげたくない」と思ったら避ける□自分の「食のこだわり」を整理して納得できるラインを把握□あげたくないと感じているお菓子やジュースは家に用意しない■お悩み 3:子どもの好き嫌いをなくすには?次に、「子どもの好き嫌いが多くて困っている…」という問題。でも、「じつは食べられないのはピーマンだけとか、ちゃんと話を聞いてみると思いのほか色々なものを食べているケースがほとんど」と菅野さん。親が望むものを親が望む量だけおいしそうに食べていないと、“好き嫌いが多い”と認定しがちといいます。とくに野菜は多種多様に食べなきゃいけないという考えに縛られがちなので、少しでも嫌いなものがでてくると過剰に心配してしまうことも。それでも、なるべくなら好き嫌いを減らしてバランスよく食べてほしいと願うのが親心。どうすればよいのでしょう?「まずは好きなもののどこに惹かれているのかよく観察してみましょう。形状なのか硬さなのか味なのか分析して、それに近づけてみると意外とすんなり食べてくれますよ。それにお子さんが小さいうちは、諦めずに出し続けるというのも大事。まったく食べなかったものが3ヶ月後には平気になっていることも。あまり子どもの好き嫌いに振り回されず、ママの好きな料理も出すようにしましょう。そうするとママの笑顔も増えるし、それを見た子どもが自然と食べ物に興味を持つようになります。残しても食べてもどちらでもOKくらいの軽い気持ちでいた方が、ママからのプレッシャーを感じず、案外食べてくれるものです」“みんなのおいしいを叶える”をモットーのひとつとしている菅野さん。嫌いなものをどうするかを考えるのではなく、家族の大好きなものの方に意識を向けるというのもお悩み解決の秘訣かもしれません。【Point!】□親の思い通りに食べてない=好き嫌いが多い、ではないと認識□子どもの好物の形状、硬さ、味を観察。苦手な食材で真似てみる□食べてくれなくても、諦めずに出し続ける□ママの好物も食卓へ。ママが笑顔なら自然と子どもも興味を持つ■子どもが好きなのは「新鮮」で「シンプルな味付け」そしてもうひとつ、子どもに食べてもらうために大切なのが、鮮度を意識すること。子どもの舌は大人よりもはるかに敏感なので、より新鮮なものを好むそう」と菅野さん。さらに、味付けも子どもはシンプルで薄味な方が好き。薄味だと食べてくれるか心配になりますが、献立全部を薄味にしようとしなくてOK。要は組み合わせで、一品だけでも素材を生かしたシンプルな味の料理を出すとバランスが取りやすくなるといいます。でも、毎日薄味を意識してイチからごはんをつくるのは大変。そこで便利なのが、菅野さんが提案するシンプルな“ベースの常備菜”。 もともと菅野さんのオーガニック料理教室では、アレルギーの多い卵・乳製品を使用していないレシピを提供しています。さらに子どもと一緒に食べることを意識した常備菜は、一般的な日持ちを意識した味の濃いものと異なり、シンプルでアレンジしやすい味付けになっているんです。これを覚えておくだけで、メニューの幅がぐんと広がること間違いなし! 夕食の準備時間を半分にすることを目標に開発されたレシピなので、どれも20分以下でできます。今回はそのなかから、旬のトマトを使ったベースの常備菜とアレンジメニューをご紹介します。■湯むき塩トマト(ベースの常備菜)【材料(500ml の容器1個分)】トマト… 大2 個塩… ふたつまみ【つくり方】1、トマトは洗って、 へたのまわりに包丁で少し切れ目を入れます。2 、鍋に湯を沸かし、 沸騰したらトマトを入れます。3 、皮が薄くはがれてきたら、 水にとり冷やします。 皮をむいて角切りにし、塩を少々振って保存容器に入れ、冷蔵庫で保存します。 たくさんつくって冷凍保存も便利です。■カポナータ(ベースの常備菜をアレンジ)【材料(4人分)】湯むき塩トマト…3 個分なす…2 本ズッキーニ…1/2 本たまねぎ…1/4 個パプリカ…1 個ピーマン…1 個人参…少々にんにく…1 かけセロリ…少々かぼちゃ…少々オリーブオイル…大さじ2塩…小さじ1 弱(段階的に入れます)こしょう…少々【つくり方】1、にんにくはみじん切り、なす、ズッキーニ、たまねぎ、パプリカ、ピーマンは1cm の角切り、人参は薄いいちょう切り、セロリは粗みじん切りにします。かぼちゃは2cm 幅の薄切りにします。2、鍋にオリーブオイルの1/2 量とにんにくを入れて、弱火で炒めます。にんにくが薄く色づいたら、たまねぎを加えて塩を振り、たまねぎがしんなりしたらセロリも加えて炒めます。湯むき塩トマトの1/2 量を加え、煮詰めます。途中で残りのオリーブオイルを足します。3、2 に人参、ズッキーニを加えて塩を振って炒めます。パプリカ、ピーマン、なす、かぼちゃを加えて塩を振り、残りの湯むき塩トマトを加えて炒めます。塩、こしょうで味を調えて粗熱をとり、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。ベースの常備菜「湯むき塩トマト」は、カポナータのほかにも「トマトとたまねぎのサラダ」や「トマトソース」にアレンジできます。子どものためとあまりがんばりすぎず、まずはシンプルなベースの常備菜からはじめてみてはいかがでしょうか。
2018年07月12日こんにちは。3人の子どもを持つライターのあしださきです。子育て中のママさん。産後の抜け毛にお悩みではないですか?抜け始めてからどのくらい経ったのか、本人にも自覚がない事も実は多いとか。また、産後の女性の多くが通る道とはいえ、初めての方は予想以上の事態 に驚いてしまうはず。そこで、今回は産後のつらい抜け毛を乗り切るヒントが得られるコラムをお届けできれば幸いです。実は産後すぐではなかった!筆者の抜け毛体験記「産後の抜け毛」という言葉から、お産直後から髪が抜け始めるというイメージをお持ちの方もいるかもしれません。しかし、筆者は3人の子どもを出産して3回ともひどい脱毛を経験しましたが、時期はいずれも産後半年以上経過 してからでした。産後の抜け毛がひどかった時期・第1子:産後5か月から産後1年くらいまで・第2子:産後8ヶ月から産後1年くらいまで・第3子:産後9ヶ月から産後1年半くらいまでまた、その時の髪型によっても気が付くタイミングは違うということもありました。ロングヘアだった第1子の時は、抜け毛1本が長いのですぐに気がつきました。髪を洗うと両手にゴッソリ絡みついてくるので一目瞭然でした。ショートカットにしていた第2子の時は、髪全体のボリュームがなくなってきて始めて、「あれ?髪が薄い?」というような感じでした。しかし、いつまでも抜け続けるというようなことはなく必ず終わりがやってきて抜けた髪も徐々に生え始めます。 ですから、つらい時期ではありますがうまく乗り越えていけば大丈夫です。十人十色、時期も量も個人差があるということ私は3人子どもがおりますので、3パターンの産後を経験しました。それぞれ抜け毛の始まり方も、抜ける量も、抜け方も微妙に違ったのですが、他のママたちとはどんな違いがあるのでしょうか。そこで今回、周囲のママたちに聞き取り調査を実施してみました。Q.産後抜け毛が始まった時期とピークを教えてください。A.1人目は産後3~4か月頃 から抜け毛が気になり出し、6か月位がピークでした。2人目はそれよりも遅く、産後10か月頃がピークで、長々と1年以上悩まされました。(小1と年中の男の子の母)抜け始めの時期は、「3か月くらい」という意見が最も多かったです。ですから、冒頭にご紹介した「産後3か月以上経ってから気がついた。」という知人は、遅いというわけではなく、むしろ早いと言える時期に気がついたのだと思います。また、お子さんの数が多いかたは、出産のたびに違う産後の経過を辿るそう。Q.どのようなタイミングで抜け毛が気にならない状態になりましたか?A.赤ちゃんの離乳食に追われてバタバタしているうちに(産後7・8ヵ月) 抜け毛は忘れる程度になった。しかし、抜けた毛がその頃生えて伸び、ツンツンと飛び出すのがみっともなかった。(年中女の子の母)産後の抜け毛の程度にも個人差があります。髪全体が抜けてぺったり とした髪型になってしまう方もいれば、一部のみが激しく抜けるなど、まさに十人十色です。人ともし違っていてもそれは「おかしいこと」ではないのです。抜け毛の対策では、最後に「見栄えの悪い髪型とどう付き合うか?」についてです。筆者はとにかく前髪がよく抜けていた印象があります。だんだんとオデコが後退していくような感じで、髪型はみすぼらしくて最悪でした。髪型のせいで老けた印象に見えるのは嫌だったので、このように工夫をして乗り切りました。・ロングヘア編髪全体にふわっとしたパーマ をかけて、ボリューム感を出し帽子を合わせたスタイルを楽しむ・ショートヘア編髪を乾かすときにつむじから前に持ってくるようにして、重めの前髪 を作ると生え際の抜け毛を上手に隠すことができる----------いかがでしょうか?憂鬱な抜け毛の時期を逆手にとって、イメージチェンジを図るというのも良いのでは、と思います。ロングヘアは暑いし、扱いが面倒なように思われがちですが、パーマをかけるとブローいらずな上、無造作感が出せるので非常に楽なのです。ショートカットもこのように分け目をつけないと、とてもスタイリッシュで洗練されたイメージが素敵だと思います。こんな工夫もあるということを知って、ぜひ参考にしてほしいと思います。●参考URL・アンファー運営|女性の薄毛・抜け毛予防と改善WEBマガジン・2016年10月ベビカム「出産後、髪の抜け毛の悩みはありますか(ありましたか)?」●ライター/あしださき●モデル/大上留依
2018年07月09日"【お便り募集】文筆家ひとみしょうさんにあなたのお悩み解決してもらいませんか?"にお悩みを送ってくれた方の中から、ピックアップしてひとみしょうさんが解決していきます。〜お悩み〜最近、子どもが欲しいという想いが沸々と湧き上がっています。その上で結婚する過程、結婚後も旦那さんと仲睦まじく過ごしていきたいなぁとも思っています。今までは、やはり結婚まで結び着きづらい相手ばかりでしたので、今度は結婚前提でお付き合いしたいと条件を諸々絞っている最中なのですが、条件だけで付き合う相手に恋愛感情が生まれるでしょうか?セックスレスが一番心配です。〜ひとみしょうさんのお悩み解決コラム〜ぼく、いつも思うんですが、条件を…と言っている女性って、条件と愛をなぜか別々に考えているんですよね。その理由は、条件のつけかたが甘いということじゃないかな。女性が言う条件ってもう決まっていて、年収が1000万円で、それなりに安定した会社に勤務していて、優しくて、ルックスは並か中の上で、週1以上でセックスできて、みたいなことですよね。ペットショップで飼う犬を選ぶんじゃないんだから、そんな漠然とした条件を掲げてどうするんですか。条件というのは、もっと具体的にしないと。たとえば年収1000万円じゃなくて、三井物産勤務とかと、具体的にするんです。三井物産勤務で、都内の山手線内に住んでいて、なんからのスポーツをやっていて、でも音楽にも興味があって、読書もして、週末には料理もする男性とか、最低でもこれくらい具体的に条件をつけよう!そんなに具体的な条件をいくつも掲げると、それに合致する男性なんて出てくるはずがないと思っているから、みんな具体的な条件付けをしないと思うんですよね。まあたしかにこれらの条件すべてに見合う男性なんて、ごくごく一握りorほぼいないですよ。でも、条件を具体的にたくさんつければつけるほど、あなたの婚活の行動が具体的になってきます。だって、年収1000万円の男性という条件だと、年収1000万円の男性が集まっている街コンとか、お見合いパーティーに行くでしょ?で、そこでの成婚率が低いからみんな悩んでいるわけでしょ?三井物産勤務という条件だと、漠然とした商社の合コンとかもあるけれど、友達に三井物産勤務の男性を紹介してもらうところから始めるでしょ?そういう友達がいなくても、「三井物産がいい」とみんなに公言すると、ふとしたときに紹介してくれる人が出てきます。三井じゃなくて三菱だけど、会ってみない?とか。で、紹介してもらった男性が料理しないのなら、料理が好きな同期を紹介してよ、ですよね。あるいは料理という条件をなかったことにして、その人と話を進めるとか。婚活に限らずなんでもそうです。こういうネット媒体も、スマホのサービスも、セブンイレブンのお惣菜も全部おなじで、今の時代はターゲットをリアルに絞り込むんですね。ペルソナという言葉を聞いたことがあると思いますが、今の世の中にあるサービスはすべてペルソナを超超具体的に設定しています。目黒区本町に住んでいて、南青山5丁目にあるIT企業に勤務している29歳の女子で、大学生のときからひとり暮らしで、洋服はこのブランドが好きで、スマホの通信料金は毎月2万円でとか、具体的にペルソナを設定しているんです。だから相手の心に「刺さる」わけです。つまり「具体的なペルソナ=生きている」「漠然と年収1000万の男と想定する=死んでいる」ということです。頭に描く人物が死んでいるから、1000万の街コンに行くと、表層的な会話しかしない人ばっかりじゃないですか。想像(妄想)の段階から生きないと!ちなみに、条件優先で結婚相手を選んで交際して、3ヵ月で別れたという人って、結局のところ、漠然とした条件しか頭になかったんですよね。年収1000万の結婚前提の彼氏をGETした!ラッキー!とだけしか思っていなかったというか。それはつまり、結婚「というもの」を焦っていただけであって、具体的にこういう人とこういう結婚をしたい、というのがそもそもなかった、つまり別に結婚したくなかったということですよ。あ、それから条件とは別に、大義名分ってあったほうがいいです。夫婦で社会貢献できるような高収入&安定のある家庭にしますとか、子供を立派に育てて世界平和に貢献する子にしたいですとか、そういう大義名分って、あったほうがいいです。これがないと、条件の些末なことにばっかり目がいって、一喜一憂するばかりで疲れるから。ぼくのような物書きも同じで、「ライターになりたいです」というだけの子ってほとんど、数年で消えていくんですよね。「樋口一葉さんみたいな文学を書いて、世界の芸術に貢献したいです」とか、ライターから入っても大それた大義名分を掲げていると、何十年かしたら、やっぱりそういう立派な作家になってますからね。条件も大義名分も、愛です。(ひとみしょう/文筆家)
2018年06月14日元気いっぱいで遊びまわる子ども。ママにとっては、健康的で嬉しい半面、あまりにも活発すぎて、すぐに服を汚してしまう…。泥だらけの子どもは、よく見る光景ではありますが、洗濯するママは大変ですよね。場合によっては、洗濯しても汚れが落ち切らずにシミになってしまうこともありますが、そんな服をみんなはどうしているのでしょうか?子ども服の汚れには、ある程度の妥協も必要?たとえば仕事に行く夫のワイシャツに、ガンコな取れないシミがついていたら、買い替えを検討するかもしれません。でも、子ども服なら?食事や遊びの際に服を汚してしまうのが“当たり前”の子ども。そんな子ども服のシミに悩むママは少なくないようで、他のママたちがどうしているのか気になるところ。そこで、いろんなママたちの意見を調べてみたところ…。まずは、おでかけ着。公園やスーパーなどではなく、“ちょっといいところ”に家族でおでかけをすることもありますよね。そんなときは、やっぱり子どもにもキレイな服を着せることが多いようです。でも、普段着になると、一概にそうとはいえなさそう。洗濯しても落ちない汚れがついてしまったからといって、それを買い替えていたらお財布がもたない…。だから、ある程度の妥協をしているママも散見されます。ポイントとなるのは、「子どもが恥ずかしい想いをしないか、周りの人たちが不快感を抱かないか」ということ。あまりにも汚れが目立つものを着せると、子どもに申し訳なく、周りの人たちも気分を害してしまう可能性があるので、幼稚園や小学校へ行く服は、ちゃんと洗濯していることがわかり、清潔感が伝わるものにしているのだとか。では、いくら洗濯しても汚れがひどく、清潔感がないものはどうするのかというと、“部屋着”として使っているようです。家のなかだけなら、シミがついていても、あまり気にならない(?)。他には、シミの部分をアップリケやワッペンで隠して使っているママも見受けられました。たしかに、かわいくリメイクしてしまうのもひとつの方法ですよね。もちろんこれらは、シミ抜きなどを試みたものの取れなかった汚れに関することです。ママの多くは、汚れたらすぐに洗濯して、シミが残らないように工夫しているのだとか。また、子どもの成長は早く、ワンシーズンしか着られないこともあるので、「汚れが取れなくてもすぐに着られなくなるので、気にしないようにしている」というママもちらほら。子ども服に関しては、(1)汚れたらすぐに洗濯、(2)軽度のシミなら普段使い、(3)重度の汚れは部屋着 or リメイク、(4)「ワンシーズンだから」と割り切る。こういった対応・考え方にすれば、ストレスが少なくてすむかもしれませんね。(文・山手チカコ/考務店)
2018年06月13日ウーマンエキサイトで人気連載中のちゅいママさんの記事 「子どもの世界の悩みは大人が思っているより大きい…親はどう寄り添う?」 で実施したアンケートから見えてきたのは、子どもの悩みに親も一緒に悩んでいる姿でした。■子どもに悩みを相談されたことある?ウーマンエキサイトで実施した「子どもに悩みを相談されたことはありますか?」というアンケートでは次のような結果となりました。Q.子どもに悩みを相談されたことはありますか?ある 36%ない 2%(子どもが小さいので)まだない 62%子どもから相談されたことがある人が、36%。子どもが小さいためにまだ相談されたことがないという人が62%といました。以前、筆者の友人から「子どもが小さいうちは子どもだけの心配をしていればよかった。体調のこと、成長具合のこと。そのときはそれがとても大きな問題に思えていたけれど、大きくなると悩みが変わってくる。友だちづきあいが始まることで、悩みの質が変わり、親も解決ができなくなってくる」と話されたことを覚えています。子どもも大きくなってくると、自分と親だけの世界から友だちも含めた世界へと広がっていきます。そしてそこには自分の感情だけではどうしようもできない問題も生まれてきます。そんな子どもの悩み、親はどうすればいいのでしょうか?■親も我慢してきたから子どもにも我慢させてしまうちゅいママさんは、長男に友人のことで相談されて「ねぇ~、お母さんなんとかしてよ~!!」と泣きつかれてしまったそう。でもちゅいママさん自身は大きなけんかをした経験がなく、どうしたらいいのかわからなくなってしまったといいます。「子どもが悩んでいることについて親としてどのように対処したか、教えてください」というアンケートからも「親が悩んでしまった」という回答がありました。子どもは小2女子です。現在進行形でキツい言葉を言う友達に悩んでいます。泣きながら帰宅することもあるため、とにかく話を聞き同意すること(同情ではなく)をしていますが、相手の子には本当に腹が立って…。「嫌だということは伝えた方がいい」と言うと、逆に「自分が言われたら嫌だから言えない」と娘。「その子が今後困らないようにするために、伝えることも優しさだ」と、つい先程話しました(^_^;)。とは言えそんな嫌な役回りを娘に背負わせるのもなぁ…と、心の声もついつい娘に言ってしまう、ハッキリしない親です…なんでも正面から受けてしまい、流すという事がなかなかできない子どもで、何かあると毎晩布団の中で1時間以上言い続けます。私も最初は、「あーしたらいい」「こーしたらいいんじゃないか」とアドバイスをしていましたが、それで解決したと思うことはありませんでした。共感が大事と読んだり聞いたりして、いまはただひたすら聞いていますが、それで本人はスッキリしているのかどうかははっきり言ってわかりません。ただ子どものためと思っても何日も続くと、私の方もいい加減しんどくなり、悩みにうまく対処できない。自分はダメ親だなと思ってしまい、つらいです。「自分が我慢して合わせてしまうタイプなので、子どもにも我慢させてしまう」と親自身が苦しんできたことを、子どもにも強いてしまっているように感じて苦しんでいる人もいました。また「4月から娘が幼稚園に入ります。私自身が社交下手なので、『こうしたら?』っていう提案もできるのかしら?といまからガクブルです」という方も。4月から入園、入学を迎えるママたちは、新しい環境下での子どもの友人問題は、もっとも心配していることかもしれません。■相談されたときは「聞く」ではなく「聴く」ちゅいママさんは、ある日出会った先生によって反省をしたといいます。それは、大人からしたら「そんなこと」と思えることで泣いていた女の子に、先生は話を聞いてあげるだけだったのに、女の子は涙をふいて登校したという出来事。「私が長男にしてあげるべきだったのは、解決の方法や言葉ではなくて、聞いてあげる姿勢だったんだな」と考え直したそうです。アンケートからも「子どもの話を聞く」という意見が一番多く集まりました。また話を聞く際に、子どもが小さい場合には背中やおなかをさすりながらだったり、聞いた後にギュッと抱きしめているという声も聞かれました。話をよく聞く、気持ちを理解した上で私は自分の失敗談や経験したこと、小学校の思い出なんかを話します。娘は目を輝かせて「ママもそんなことあったの!?」と普通に話すよりも数段テンション高めで食いついてきます(笑)。そうこうしてると、娘はスッキリするのか悩みが飛んでいくみたいで顔が明るくなってます。女性は話す行為でストレスを発散させるというので、ウチではもっぱら悩むと親子でワイワイ話して発散してます!“思い込み”という可能性もあるので、悩みを聞いて、少し様子を見ました。ただ、 「先生に話そうか?」と聞いて、「もうちょっとがんばってみる」と言われたら、「わかった。でも、ママは悲しむ姿は見たくないから、つらかったら我慢しないで言ってね」とも伝えました。またちゅいママさんの出来事ではありませんが、現役の先生からも意見が届きました。私自身の子どもはまだ3歳なのですが、小学校の教員をしているので、そのようなことは多々あります。放課後の遊びのことで相談されることももちろん多いです。ときには公園まで様子を見に行くこともあります。相談されたときはまずはそれぞれに話を聴きます。話を「聞く」ではなく、「聴く」です。耳を傾けてしっかり話を聴きます。「傾聴」とも言います。やっぱり適当にあしらってると、子どももわかるので、気をつけています。ちなみに、言葉が乱暴な子というのは、語彙が少ないことが多いです。毎日が忙しく、話を聞いているつもりでも、つい夕食を作りながらなど、「ながら」作業で聞いてしまうことがあります。聞いても流してしまっていてはダメなんですよね。きちんと子どもの気持ちをくみ取りつつ聴くことが必要なのでしょうね。そして「言葉が乱暴な子は語彙が少ない」という意見に「そうだったのか」と納得。自分の気持ちをうまく伝える術(語彙)がないから、力に頼ってしまうのかも。たとえば「●●君は、どうして怒ったんだと思う?」「もしかしたらサッカーで負けてくやしかったのかな」と相手の感情をママが代弁してあげると、子どもも相手の気持ちを考えるようになるかもしれませんね。■子どもの悩みにジャッジしてしまうただなかには「話を聞く」ことに失敗したという人もいました。はじめは「そんなこと言われて嫌だったねー」と共感して聞くのですが、子どものお友だちから「○ちゃん(子どものこと)がこんなことした、あんなことしたーー」といろいろ聞かされると、つい自分の子どもの言い分ばかり聞いていられず、「お前がこうだから、お友だちに嫌われるんでしょ!」と言ったりしちゃいました。子どもからの相談は、「受け止めてあげなきゃ」と思いながらもつい余計なアドバイスをしたり、ジャッジをしたり子どもに「●●なところを直せば?」と言っちゃいます。でもどうしても嫌なら学校行かなくてもいいし、学校変えてもいいよとは伝えてますまずは話を聞いて、気持ちに寄り添う。そんなことわかってます。それでも「ママ何とかしてー」が続くと「自分で何とかせいー!」ってなっちゃう(笑)彼にしたらとても大きな悩みなんですね。私も今後その視点を大事にしていきたいです。親の「自分で何とかせい」が続くと、相談もされなくなり、いじめで命を絶ってしまったり…につながるのかなとちょっと怖くなりました。自分だって夫に話聞いて欲しいときは、解決策じゃなくて共感して欲しいだけってことが多い。これは“めんどくさいときの私”だと思って対処していきたいです。いつだって子どもの味方でいること。そう思いながらも、いつまでも続くグズグズした言葉に、ついついキレそうになることもあります。「話を聞くだけ」こんなことすらも、忙しいとできなくなってしまう。子どもに共感するためには、親自身の体調や感情がばっちりで、ときには忍耐が必要となることもあるんですよね。■解決策を親はどう示すべきか?まずは話を聞き、そのあとどうすればいいのか? 親が聞いたら子どもが満足すればいいのですが、それだけではまだ心が晴れない場合には次のステップを考える必要が出てきます。まずは聞く。2年生の女の子だから、説明も自分の気持ちを話すのも、わりと上手です。それから、「嫌だったね」と受け止め、その上で、「みんなと仲良くできたら1番だけど、あわない子も絶対いる。あわない子より、あう子との時間を大切にしたらいいよ。あわない子は、『あらあらこんな子もいるんだな』程度に思っていればよいよ」と話してます。すべてが解決できることではなくなって来てるので。性格や育った環境の違いなどで。「関わらない」、「気にしない」、「自分とは違う人間なんだな」という考えも必要かなと。「嫌なことをされたら、きちんと言葉にして『嫌だ』と伝えないと相手はわからないよ?」と言っています。それが言えないならばその場から離れる。それでもダメなら先生に話す。「ママは学校でずっと一緒にいてあげられないから話を聞いてアドバイスしかしてあげれない。自分が悩んでる間、相手はなんとも思ってないことが多い。だからこそ嫌なことがあったら、その場で言わないと相手も冗談のつもりだったことを反省したり考えたりできる」と、励まして声かけしました。友だちがしていることを正面から受け止めて、そして悩んでしまうという子も多いよう。相手がどこまで「いじわるでしていること」なのか、それとも「冗談なのか」の距離感がつかめずに苦しむこともあるようです。■学校に相談するときの線引きは?「話を聞く」に次いで多かった対処法としては、「学校に相談する」でした。しかしこの段階で親が悩んでいることもわかってきました。それは「学校に相談するときの線引きはどこか?」というもの。いまの時代、何かを学校に伝えてしまったときに「モンスターペアレント」と思われるのではという恐怖もあります。それでなくても先生は忙しいと言われていて、子どものささいなことかもしれない感情を伝えてもよいものか悩むところです。そこで学校に相談する際の線引きをココと決めている方の意見を紹介いたします。<親が考える学校に相談するときの線引き>●学校のことで悩んでいて、「学校に行きたくない」というレベルまで行ったら●上級生が関わっているなど、子どもだけで解決できそうにないなという場合●「1(こちら側)対 多数(相手)」の場合で、子どもだけで解決が困難と判断した場合●その子と話をして、それでもやめないならその子の親、そして担任に相談●「ママが言ってやろうか?」と聞くと必ず「そこまでは大丈夫だよ」と言っていた子がある日泣いて帰ってきて「ママ、もうママが言ってー」と言われたとき相手の親に伝える、伝えないについては、意見が分かれていました。「相手の親に伝えると、余計に修復が難しくなる気がします」というように、もし自分の子どもが加害者と言われてしまうと親としてもカッとなってしまうこともあり、その関係性には確実にひびが入りそうです。しかし「子どもの悩み」というレベルではなく「いじめ」にまで発展してしまった場合には、親も覚悟が必要となってくるかもしれません。親子でじたばたしました(笑)。いじめ的なハードなものだったので…。「いじめ110」的な専門家に相談したり、学校の先生にも相談しました! ただ相手の子や親御さんには直接抗議するようなことはせずに、対処法と先生には見守りをお願いしました。あとは子どもとたくさん話して、現状を把握して「あなたの味方はたくさんいるよ! だから大丈夫!」といってました!うちの息子の場合は、ある1人の友達(A君)から「一緒に遊ばなければ友だちをやめる」と言われたことから始まり、欲しいものを持ってくるように要求されるまでエスカレートしていきました。ほかにも息子のように困っている子がいると聞いたので、連絡帳経由で担任の先生に相談しました。 先生から子どもたちに話をしてくださり、解決にいたりました。A君の親とは面識がありませんでしたが、たとえ親同士が仲良くても、子どものこととなるとちょっとしたことでその関係が崩れてしまいそうで、安易に直接介入できない難しさをいつも感じています。いじめへと発展させないためには、どう行動すべきか。これは本当に難しい問題です。親にできるのは、子どもにとっての安全地帯(家など)と心の居場所を用意してあげることぐらいかもしれません。そしていざというとき、子どものためには「学校には行かなくてもいい」と決断する力も持っておきたいものです。■「自分で解決する力」を育てるには親の本音としては、「悩みを親が聞いたあとは、自分で解決してほしい」ですよね。これから子どもが生きていくうえで、親が常に危険を取り除き、問題を解決してあげることはできませんから。話をしっかり聞いて、受け止めることを心がけてます。いじめにあっても、悲しいつらい気持ちだけでいることはせず、それをみんなが笑えるネタにする力と跳ね返す力を身につけることを話してます。自分がいま何に悩んで、何でつらいのかを確認して、どうすべきかを考えてもらってます。たとえば「発表の失敗をした→からかわれた→泣いた」では、小さい子ならまだしも11歳になればちょっと幼稚かな? と。自分のやったことを確認できて、どうしたら楽しい人生だったか? と自分なりに答えを探します。つらい苦しい人生だけじゃもったいない。できるだけ結論は自分で見つけた方が納得すると思うので、ヒントになりそうな話しかけから「●●ならどうしたいの?」と言って聞くようにしてます。が、まだ幼稚園児なので難しいことは子ども同士もわからないから、私だけで抱え込まずに夫にもそれとなく相談して回答を求めたりします。「自分で解決しろ!」と突き放すのではなく、まずは子どもに寄り添う。そして「あなたはどうしたいの?」と子ども自身の課題であることを伝えてみることも大切かもしれません。もし子どもが家族全員にも悩みを打ち明けることに同意してくれたら、みんなで話しあってみると、いろいろなアドバイスがもらえるかもしれませんね。ただ注意したいのは、親が考える正解が思い浮かんでしまっても、それを押し付けてしまうと、子どもには「親って結局、何にもわかってない」と思われてしまうことに。ママだって「ただ愚痴が言いたかっただけ」な日があるように、子どもだって言ったことをただ受け止めてもらえるだけで、スッキリすることもあるはずです。でも相談した内容を「くだらない」「何をそんなことで悩んでいるの」と親に一蹴されてしまったら。もう二度と子どもは、親に相談をしなくなるかも。「子どもの悩み」は、どこから直接介入するべきなのか、対処法をアドバイスするのも違うかも…?とモヤモヤすることも多い「親の修行のひとつ」だとは思いますが、まずは子どもの気持ちを受け止める場を作ることを大切にしたいですね。もし悩みがすぐに解決しなかったとしても、「親がきちんと自分を見ていてくれている」という安心感があれば、時間がかかったとしても子どもの中では解消していくのではないかと思います。Q.子どもに悩みを相談されたことはありますか?アンケート回答数:419Q.子どもが悩んでいることについて親としてどのように対処したか、教えてくださいアンケート回答数:105(アンケート集計期間:2018/3/1~2018/3/5)
2018年03月08日子どもがまだ小さい間は、おもちゃや場所の取り合いをしてしまったとき、保護者が仲介に入って間を取り持ってあげたりしますよね。幼稚園が終わった後や休日に、子どもが「○○ちゃんと遊びたい!」なんて言う日も、勝手に1人で遊びには行かせられないので、相手のお母さんに連絡を取ってお伺いを立てたりします。しかし、子どもが小学校に入ると徐々に母親が顔を出すことはなくなってきます。わが子は現在小学3年生。1年生の時には放課後の公園に一緒に付いて行く事もありましたが、今はもうありません。子どもたち同士で遊ぶ約束をして、近くの公園で勝手に集合して遊んで時間になったら帰ってきます。そんな姿を見ていると、ときどきお友だちとの関係で悩んだりする事が出てきます。そんな時、どこまで親が介入していってもいいのか、その見極めが毎度難しく悩むところです。小学生になると、子どものお友だちがどんな子かを親が知らないことも多々あり、何なら顔すら知らないっていうことがどんどん増えてきます。わが家の場合、夫の仕事の関係で転校しているので尚更です。■小3の長男が抱えたお友だちの悩みそんなある日、長男が言ってきたんです。長男:「ねぇ、一緒に遊びたくないのに一緒に遊ぼうって言われて困るんだけど」(ほほーー。とりあえずもうちょっと話を聞いてみよう)私:「どうして一緒に遊びたくないの?」長男:「一緒に遊ばないと殴るって言われるから」(お……おおぅ。そそ、そんなにまで…)私:「じゃぁ正直に『そういうこと言う人とは遊びたくない』って言ってみたら?」長男:「言ってるよ! 今日は遊びたくないって言った!」私:「そしたらなんて?」長男:「今日学校から帰って、公園で一緒に遊んでくれなかったら明日殴るって」(おお……)長男:「ねぇ~、お母さんなんとかしてよ~!!」と、ここで私に泣きついてくるわけです。長男:「なんとかしてよ~! 遊びたくないって言っても聞いてくれないし、遊びにいかないと殴られちゃうよ~~」ゆっさゆっさと私の腕をつかみながら嘆きます。これらのやり取りは学校での出来事。とはいえ放課後(学校外)の約束。もちろんおうちの連絡先も知りません。うーーーん。困った…!実は私、この手の対処がすごく苦手なんです。■子どもの悩みの解決の仕方がわからないなぜかというと、私自身が友だちと大きな喧嘩をした経験があまりなく、どう折り合いをつけたらいいのか自分自身よく分からないのです。いじめをしたこともなければいじめに合ったこともない、平和に育ってきたタイプです。そりゃ学校生活の中で「嫌だなぁ……」「あの子ちょっと苦手だなぁ」と思う事もありましたけど、それを母親に相談して「なんとかしてくれ」って思ったことはありません。だから、こういう時、子どもがどういう風に親に動いてほしいのか、どういう風に声をかけてあげれば子どもの気が楽になるのかがわかりません。おまけに、子どもが全員男の子ということもあり、強くたくましく生きていってほしいという願いもあるので、つい「自分の力で乗り越えろ」精神を持ち出してしまいがちです。学校でのお友だちの関係での悩みに母親の私がどういった言葉をかけてあげればいいのか……。いつも悩みます。そんな私の思いとは裏腹に、私:「学校の先生には相談した?」長男:「したけど。僕はお母さんになんとかしてほしいの!!」と言い切る長男。えええええ~~~~~汗。困った…。長男:「ねぇ、どうしたらいい? お母さんから何とか言ってよ。A君に!」私:「そんなこと言われても………」ごにょごにょごにょ。(自分に火の粉がかからないようにする私)私:「よし! じゃぁわかった! 明日学校に行って、一度真剣にA君に話してみたら? 一緒に遊ばないと殴るとか言うのはやめてほしいって。きちんと言えばわかってくれるんじゃないかな?」と、提案したのですが、長男の答えは、「どうせ言ったって聞いてくれないもん」のひと言。出ました。「どうせ…」です。私:「なんでよ! そんなの分かんないじゃない。きちんと伝えればわかってくれると思うよ?」長男:「そんなことない。絶対わかってくれない」(そ……そんな。その思い込みの激しさ誰に似たのか。あ、私か)仮に私が長男の立場だったら、さっさとその場しのぎで公園に遊びに行きます(笑)。「一緒に遊びたくない」って面とむかってなんて言えないタイプだったので、きっとがまんして、しばらく遊んだら帰ってきます。そういう子どもでした。だから、逆に「遊びたくない」って言える長男のメンタルすごいなと思うのですが、A君からしたら悲しいでしょう。私:「きっとA君、長男とものすごく一緒に遊びたいって思ってるけど、その表現がちょっと空回りしちゃってるだけかもしれないでしょ?」長男:「そんなことない。嫌なものは嫌だ」(まぁそうか)私:「でも本当に殴ってくるかどうかなんて分かんないじゃん。そうやって強めに言ってるだけかもよ?」長男:「そんなことない」私:「どうしてそんなことがわかるのよ」長男:「きっとそうだもん!」はぁ~。どうしたらいいのでしょう。放課後のことだから学校の先生に相談するのも気が引けるし、ずっと悩んでる様子だったら相談しますけど今日1日だけのこと。私自身、これぐらい自分でなんとかせい! という感覚が強いんです。そうなると、今度はこう言ってきます。長男:「お母さんはどうせ自分でなんとかしろって言うんでしょ! 僕のことなんかどうせもいいんだ」…いや、そうじゃない。そうじゃないのよ。僕のことがどうでもよくないからこそ、自分で乗り越えてほしいって思うんだけど……。結局この後どうなったのかというと、A君とたまたま道で会った時に、A君と私とで直接お話ししてみました。A君も理解してくれて、問題は解決したように私としては感じています。日々やってくる、この手の問題にどこまで介入していけばいいのかなと悩んでいたところ、気づいたことがありました。それは、私が子どもの悩みを聞いた時、大前提に頭に置いておくべきことは、子どもの世界は、大人が思うよりもずっと小さい世界だということ。■子どもの悩みと、大人の悩みの違い学校・クラス・家庭・習い事。活動してる場所はさまざまありますが、大人が思っている以上に子どもの世界は小さくて狭いんですよね。その小さくて狭い世界の中での悩みは、大人から見れば小さなものでも、子どもからすれば大きな悩みであることを忘れちゃいけないなと思うのです。お友だちと喧嘩したり、ぶつかり合うことは決してマイナスなことではありません。自分とは違う価値観の人がいることを知るきっかけにもなりますし、こうした経験はいつかきっと、大人に成長していく上での糧となり、生きる力のひとつになると思います。だからと言って「いつかきっと為になるから自分でなんとか乗り越えて!」と放任しておくのがいいかというと、決してそうではありません。まだ未熟な彼らにとって、小さな世界のなかでどう乗り越えていったらいいのか、その方法を1から自分で見いだせといわれてもその方法が分からないと思うのです。だからこそ「こうしたら?」「ああしたら?」と提案してみたのですが、長男からしたら欲しい答えはそれじゃないんですよね。将来のためになるって言われたって、今悩んでるんだからそれをなんとかしてほしい。ごもっともです……。どう声かけをしてあげれば前向きな気持ちになってくれるのか。難しいですね。私がそんなことを考えていたある日、こんな光景を見かけました。■悩んでいる子どもが、大人に求めていること学校の門の近くで女の子がしくしくと泣いていて、朝の挨拶で立っていた先生が声をかけていらっしゃいました。聞くところによると、どうやら登校中にお友だちが自分のことを抜かして、早く歩いて行っちゃったとかなんとか。大人からしたら「そ……そんなことで泣いちゃう!?」と思うわけですが(笑)、小学生の女の子からしたら、学校に行く気が失せちゃうほど嫌な出来事だったわけです。しかし、しばらく先生が「そうだったの」と話を聞いてやると、涙を拭いて学校に入っていきました。きっとこれなんですよね。私がこの女の子だったとしたら「あなたも負けずに早く歩いたらよかったんじゃない?」とか「そんな小さなこと気にしてたら、これからの人生やっていけないわよ」とかそんな言葉全然ほしくないんです(笑)ただ話を聞いて、「そうか…それは嫌だったね」と自分の気持ちを認めてくれたら、よし気持ち切り替えて頑張ろうってなれると思うんです。だから私が長男にしてあげるべきだったのは、解決の方法や言葉ではなくて、聞いてあげる姿勢だったんだな、とこの女の子をきっかけに考え直すことができました。提案ではなく、話を聞いて、長男の気持ちを汲んで一緒に「それは嫌だったねぇ、わかる、わかるよ!!」と精一杯同意してあげたら、長男の気持ちも晴れて、お母さんは分かってくれたって、少しは思ったんじゃないかなと思います。話を聞く力、私もまだまだ反省しっぱなしです。【お知らせ】前回の 「『名前のない家事』からの解放! 夫も子どもも気軽にできる片付け術」 の記事下アンケート「Q. 家事を家族で上手に分担できていますか?」のアンケート結果はこちら↓
2018年03月01日年長さんは4月から小学生。子どもだけで外に出かける機会が増えてきます。親の目の届かない場所でも、マナーを守れるようになってほしいですね。あんふぁん読者へのアンケートで「子どものマナーで困っていること」を聞いたところ、特に多かったのが、下の6つ。皆さん、「いくら言っても直らない」と悩み、「よその子どもでも気になる」と回答しました。子どもがマナーを守れるようになるには、どうやって教えるといいのか、臨床心理士の高木紀子さんに聞きました。お話を聞いたのは:高木紀子さん臨床心理士、清泉女子大学講師。保育園での育児相談をはじめ、小中学校でのスクールカウンセラーなど、親・子ども両方の声を聞き、相談を受けている。2男1女の母。子どもにマナーを教えるのは何のため?マナーはみんなが気持ちよく生活するためのものです。家ではよくても外ではダメなど、マナーにより子どもは〝社会の目〞を意識することになります。もう一つ、子どもにとってマナーを知る大きな意義として、「自信をもって物事を選んだり、判断したりする力の土台が育つ」ということがあります。例えば、「公共の場で静かにするのはいいこと、騒ぐのはいけないこと」など、子どもはマナーを通して、善悪の価値基準を獲得していきます。それは自ら考え、判断や決断をする際の視点や根拠となるものです。小学生になると、自分で考えて行動する場面が増えてきます。子どもが自信をもって学校生活を送るためにも、今からマナーを教えていきたいですね。スマホを見て静かにしている子はマナーのいい子?レストランや電車の中など、子どもを静かにさせておきたいときに、スマホを子どもに渡しっ放しにしているママを見掛けます。「マナーを教える」という点から言うと、子どもがいくら静かにしていても、マナーを教えていることにはなりませんし、当然マナーも身に付きません。極端な例ですが、すごく怖い態度で子どもに接して、静かにさせるという方法がありますよね。恐怖で子どもを支配する方法です。スマホを渡すだけで静かにさせるのは、それと同じ原理だと私は思います。恐怖による支配だと、怖い人がいなくなれば、子どもは騒ぎます。スマホで静かにさせているのはそれと同じことで、スマホがなければ静かにしていられません。絵本やおもちゃとスマホの違いは?「絵本やおもちゃを子どもに与えるのと、何が違うの?」と疑問を感じたママもいるでしょう。絵本やおもちゃは何かしら親が子どもに働き掛ける道具です。絵本を見ながら「クマさんいたね」など、子どもが夢中になるように、親が自然に話し掛けてしまう道具なんですね。でもスマホは子どもに与えたら、もう親は要りません。だから親は子どもの様子を見ないし、声も掛けません。道具に子どもが気を取られるので、その場をしのげるという原理は絵本もスマホも一緒ですが、親子の関わり方が全く違うのです。逆に言えば、絵本であっても子どもに渡すだけで親が何の働き掛けもしなければ、マナーを教えることになりません。スマホを使うなら子どもが達成感をもてるように!マナーを身に付けるためには、「走りたいけど我慢する」というように、欲求をコントロールする力が必要です。それには子どもが「我慢できた」と思える経験の積み重ねが欠かせません。スマホを使うしか手がないなら、渡しておしまいにするのではなく、画面を子どもと一緒に見て会話をすること、「静かにできてるね」と言葉を掛けることを忘れずに。ママが困っている子どものNGマナーお子さんと一緒に絵を見て、どの子がいけないことをしているか、なぜいけないのかを話し合ってみましょう。※2016年11月30日~2017年1月10日、Webアンケート、有効回答数1102店内を走る・人にぶつかる●広いお店に行くと楽しくなるようで、走り回ったり大声を出したり。注意すると大声で泣かれ、周囲から「怖いお母さんね」という目で見られる。[大阪府・年少ママ]商品をむやみに触る●スーパーでよその子が、品物をラップの上から指でムニュムニュ。見てしまったら、それは買う気がしません。[神奈川県・年中ママ]●回転寿司で子どもに取らせるのはいいけど、触ったものを戻させるのはよくないです。[福島県・年長ママ]静かにする場所なのに大きな声で話す●活発で元気な娘は、病院や図書館など静かにしてほしい場所でも大きな声で話します。「しーっ」と注意する回数を減らしたいです。[北海道・年長ママ]思ったことをすぐ口にする●知人に道で会い、あいさつを交わした別れ際に「あのおじさん、歯が黄色かったよ」と子どもが一言。声が聞こえたのではとハラハラしました。[愛知県・年少ママ]●電車内で「座りたい」「疲れた」と大きな声で言います。近くの人が席を譲ってくれると申し訳ない気持ちに。[福岡県・年中ママ]飲食店で自分が食べ終わると騒ぐ●個室の座敷から子どもが5人くらい出てきて、通路を走り回ったり、空いている個室でジャンプしたり。親は何を考えてるんだろう…。[埼玉県・年長ママ]よその家の冷蔵庫を勝手に開ける●家に遊びにきた子が、おなかがすくと勝手にうちの冷蔵庫を開けて食べ物を探すのに困っています。[千葉県・年長&小学生ママ]子どもの心に届くマナーの教え方大人でも新しいことを身に付けるのは簡単ではありません。子どもはなおさらです。高木さんに子どもが理解しやすいマナーの教え方を聞きました。【STEP1】クイズ形式で質問しながら教える親が「お店の中で走っちゃダメだよ。分かった?」と説明すると、子どもは「分かった」と答えますが、実は理解できていないことが多いもの。クイズのように質問すると、子どもは考えて答えるので記憶に残りやすくなります。これは園の先生がよくやっている方法です。【STEP2】「できる」と言わせる子どもに「できる」と答えさせることで「自分がやるんだ」という当事者意識をもたせます。ここがとても大切。もし、「できない」と言ったら、「どうすればできるかな?」と子どもと一緒に考えたり、「これならできるかな?」とハードルを下げたりしてみて。約束は一度に2つまで。【STEP3】マナーを思い出させる家を出るときと、店に入る直前や電車に乗る直前などマナーを実践する前の合計2回、思い出させてあげましょう。このときのママの口調は、厳しく問いただすような口調ではなく、明るく楽しく。これからワクワクすることを始めるような感じにすることが大切です。【STEP4】小まめに“手入れ”をする子どもが成功できるように言葉を掛けていくことを、私は“手入れ”と呼んでいます。1回目の手入れは店に入ったらすぐに。子どもはまだ何もしていませんが、「もうできてる!」と言っていい気分にさせます。そうやってノセながら、維持できる時間を長くしていきましょう。【STEP5】褒めて達成感をもたせる最後までマナーを守れたときはもちろん、途中で崩れてしまっても、それまでできたことを褒めましょう。まず、その場で褒め、家に帰ってからパパに報告しながら褒め、翌日に「昨日は偉かったね」と褒めると、達成感がより高まって、頑張った行動が強化されます。ケース別「こんなときママはどうすればいい?」■約束したマナーを守れなかったとき【NG】叱ったり、否定したりする例えば、レストランに行って子どもが先に食べ終わり、騒ぎ始めた場合。「約束したのに、どうして守れないの!」「もう二度と連れてこないからね!」と言いたくなりますが、その気持ちはぐっと抑えましょう。叱りモードでの対応は、マナーを身に付けるにはマイナス。子どもから「でもー」とか、「いいんだよ、騒いだって」という反応を引き出し、せっかく途中まで頑張ったことがゼロになり、次はまた一から始めることになります。もしドリンクバーなどがあれば一緒に行き、少し息抜きをさせるのも手ですが、この年頃は変化のない状態が10分続くと飽きます。子どもが食べ終わっているのに、大人がいつまでも食べたり、おしゃべりしたりするのは、今は無理と心得ましょう。■子どもの失礼発言が相手に聞こえたとき【OK】子どもに聞こえるように親が謝る「あの人ハゲてるね」など、失礼な発言が相手に聞こえてしまった場合。ママとしては会釈でおわびをして済ませたいところですが、できれば子どもに聞こえるように「失礼しました」と謝り、「あなたが言ったことは、親が謝るほどのことなんだ」と子どもに伝えたいですね。この失敗はマナーを教えるいいチャンスです。家に帰ったら、ぜひ子どもと話をしましょう。「◯◯ちゃんが変な顔って言われたらどんな気持ちがする?」「太ってるとか体のことを言うのは、いいことかな?」「すごく言いたいことがあったら、心に閉まっておいて、後でお話しするんだよ。言っちゃいけないことを(胸に手を当て)ここに閉まえる箱のある人が、お兄さん・お姉さんなんだよ」などと教えてください。■子どもが電車でぐずり、席を譲られたとき【OK】お礼を言って子どもには頑張らせる「電車の中では立っていようね」と約束していても、子どもがぐずりだすと、席を譲られる場合もありますね。子どもに約束は守らせたいけど、せっかくの厚意を断るのも心苦しい。難しい場面ですね。私だったら、「ありがとうございます。今日は『疲れたって言わない。座らない』って約束してきたので、練習させようと思います。あなたからもお礼を言いなさい」と言って頑張らせたいです。ただし、「この距離を立ちっ放しでいるのは無理」など親の〝見積もり〞は必要です。子どもが我慢できるのは10分程度。「頑張ってるね!」など小まめな〝手入れ〞や、小さな絵本やおもちゃを用意するなど親側の工夫も忘れずに!巻頭特集監修/西東桂子さん(あんふぁんサポーター)illustrationKAWAZOE Mutsumi
2017年03月01日こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。自分の子どもがかわいくないわけがない。血を分け、お腹をいためた子どもを愛するのは当たり前。小さいものはかわいく、幼いものは愛らしい。……そんな思い込みが、世の中にはあります。「赤ちゃん=かわいい」は「赤ちゃん=憎らしい」よりも確実により一般的な図式として受け入れられています。でも、現実は必ずしもそんな理想だけでできてはいません。それは、自分の子どもであっても同じ。“子どもを愛すること”は理想ですが、現実には「子どもを愛せない」と悩む親たちもいる のです。他人であれば、愛を感じるかどうかで縁を深めるか・切ってしまうか選択ができますが、親子の縁はそう簡単には切れません。そんなとき、どうすれば親と子は救われるのでしょうか?●原因は突き止めなくていい大人である親にとって、「子を愛せない」という事実は大きな悩みとなり、その理由や原因、そして対処法に頭を悩ませることになります。でも、原因を突き止める必要は必ずしもないのです。心理学者・黒川昭登氏は、多くの事例から子どもと親の心理について著書で考察を加え、解決方法を導きだしています。著書を読むとその事例の多さ、相違性に驚かされます。同じように親が子を愛せない事例でありながら、それぞれの原因は一つにまとめることなど不可能。しかし、必ずなんらかの解決策はあります。そう、理由や原因は必ずしも重要ではないのです。●必要なのは親子関係の見直し「親が子を愛せない」からといって、悪いのは親である自分だと自己嫌悪に陥っても問題は解決しません。もちろん子どものせいにしても無意味です。親子関係全般を見直す必要があるのです。そして、その親子関係とは、「子を愛せない」と悩んでいる親とその子だけでなく、親とその親(子から見ると祖父母)の関係も含みます。子を愛せない親はまず、自分が子だったときの親子関係 を見つめなおしましょう。●親子の数だけ親子の形があるいくら理想とする形があっても、それをそのまま自分に当てはめることはできません。同じように、自分と自分の親との関係を、自分と子の関係に当てはめることもできません。例えば自分の親との関係を見直すことは、自分と子の親子関係にそれが影響を与えているかどうかを知るきっかけになります。「親が自分にこうしたから、私も自分の子にこうする」とか、「親が自分にこうしてくれなかったから、自分の子にはこうする」といった過去の成功や失敗例を今の親子関係にあてはめている ことは非常に多いそうです。同じように、親戚や友人など、見聞きした理想的親子関係に影響を受けている可能性についても自分の心に問いかけてみましょう。●まとめとして親子関係の事例をたくさん知れば知るほど、「こうでなければいけない」というがんじがらめから解放されていきます。「私は私、この子はこの子でいいんだ 」とあるがままを受け入れられるようになっていくのです。親が子を愛せないという悩みの多くは、周囲を見回すことで自然と肩の力が抜けて自然な形でほどけていくことが多いようです。そこに自然と親子の愛情も育っていきます。ただ、親や子の心が外に向かって開かない状況になり、心の病気が巣くってしまった場合には専門家の助けが必要になるでしょう。【参考文献】・『インナーチャイルドの癒しー子どもを愛せない親たち』黒川昭登、上田三枝子(著)●ライター/さとうあきこ(海外在住プロママライター)●モデル/神山みき(れんくん)
2016年12月31日子どもはじっとしていられないもの。とはいえ、バタバタと走り回る騒音に、階下の人からの苦情がいつくるかと毎日冷や冷やものです。マンション住まいにつきまとう悩み、子どもの足音対策を紹介します。■「重量床衝撃音」を完全に防ぐには?マンションなど、集合住宅での最も多いトラブルは騒音問題です。子どもが走り回ったり飛び跳ねたりして発生する、ドシンといった大きくて重い音を「重量床衝撃音」といいます。また、子どもが食事中にスプーンやフォークを落としたときや、イスを引きずったときに出るような小さめの音を「軽量床衝撃音」といいます。重量床衝撃音を完全に防ぐためには、床のコンクリートの厚みを変える方法しかないそうです。マンション住まいでは、そう簡単ではありません。ましてや大掛かりな工事をするとなると、それなりの費用がかかります。しかし、子どもがいる家庭で使われているコルクマットやジョイントマット、防音マットなども、使い方次第でかなり効果が期待できそうです。■衝撃だけでなく音も防ぐマットフローリングの床は、カーペットを敷いた床に比べて階下に響く音が4倍も違うというデータがあるそうです。転倒したときなどの衝撃を和らげてくれるクッション性のあるコルクマットや、ジョイントマットは子どもがいる家庭にはとても人気があります。子どものケガ防止として効果がありますが、コルクマットやジョイントマットを敷いただけで、軽量床衝撃音であれば階下へ響く音をだいぶ軽減してくれる効果もあるのです。防音マット・防音カーペットは、コルクマットと同じで軽量床衝撃音に対して効果のあるものです。ただ、防音マットはコルクマットと違い、音を跳ね返す素材を用いています。防音壁のように大きな声や楽器の音、オーディオの音などを外に漏らすのを防ぐ効果も。しかし厚みのない安価なものは、あまり効果が期待できないようです。■効果のある使い方防音効果をアップさせる、効果的なマット類の使い方を紹介します。●コルクマットと防音マットのダブル使いマットを敷いてない状態と比べると、階下へ響く足音がまったく違う。とはいえ、残念ながらコルクマットやジョイントマットには防音効果はありません。しかし、コルクマットの上に防音マット・防音カーペットを敷くことで、子どもの騒ぐ足音をだいぶ消すことができます。さらに効果を発揮するためには、部屋全体に敷き詰めることがポイントです。子どもの足音だけでなく、振動も軽減される効果が期待できます。●エアパッキンを使うコルクマットやジョイントマットの下に、エアパッキンを敷くのもおすすめです。ホームセンターで手軽に購入できるし、子ども部屋だけでなくリビングに敷いてもそうコストは掛かりません。我が家ではさらに防音カーペットを重ねていますが、階下の人からの苦情はほとんどありません。■「一言あいさつ」が効果抜群!あれこれ防音対策をしたといっても、完璧ではありません。騒音は足音だけでなく、窓から漏れる子どもの大声も近隣の迷惑になってしまいます。日ごろから近隣住民とあいさつを積極的に交わしたり、階下の人と顔を合わせるたびに「子どもがいつも騒がしくてすみません」の一言があるとないかでは全然違います。これが騒音トラブルを避ける一番の近道です。(今日子)
2016年07月27日子どもがまだ赤ちゃんのうちはママ友が少なく、悩みを相談できる相手がいないかもしれません。親世代とは育児環境が異なるし、病院の検診前に聞きたいこともあるでしょう。インターネットの掲示板で相談することもできますが、利用するのが不安だったり、解決しないことも…。そんなときは、乳幼児用品を扱うサイトがおすすめ。無料の電話相談を行っていることもあり、悩みを解決できるかもしれません。■エンゼル110番(森永乳業)赤ちゃんから小学校入学前までの子どもがいるママとパパが対象。妊娠や育児などに関する相談を無料で受け付けています。●エンゼル110番0800-5555-110(フリーダイヤル)月曜~土曜 10:00~14:00(日曜祝日・年末年始を除く) サイトには、これまで寄せられた相談がまとめられているので、プレママもチェックしておくと育児の参考になるはず。出産直後のママに役立つ「アドバイスブック」もPDF形式で公開しています。■明治赤ちゃん相談室(明治)管理栄養士や栄養士に、栄養や離乳食にまつわる相談ができます。登録すれば相談内容を記録してくれるので、次に問い合わせたときには、子どもの状態や成長に合わせたアドバイスをしてくれるそう。ママの栄養相談にも対応可能です。●明治赤ちゃん相談室0570-025-192(ナビダイヤル)月曜~金曜 10:00~15:00(毎月第3火曜と特別休日を除く)■ジョンソンベビー(ジョンソン・エンド・ジョンソン)赤ちゃんのスキンケアに関する情報を網羅。新生児の肌の状態やへその緒のケアなど、さまざまな情報を得ることができます。出産準備や授乳方法、お風呂の入れ方なども紹介しているので、新米ママにはうれしいところです。●ジョンソンベビー ■花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報(花王)「赤ちゃん相談室」では、新生児の育児や赤ちゃんの病気の話、産後ママのケアなど、ママが抱えがちな悩みや疑問に対し、小児科医が回答しています。「月齢別おすすめ」では、こころ・からだ・おしっこ・うんちの特徴や、同じ月齢の子を持つママから寄せられたQ&Aも紹介。成長に合わせて情報がまとめられているので便利です。●花王 メリーズ 赤ちゃんとママのための情報 電話相談や育児にまつわるQ&Aは、ママの不安を解消するのに役立ちます。しかし、急に熱を出したり、ひきつけを起こしたりする緊急事態には、サイトをチェックする前に病院へ!これらのサービスは、病院へ行くほどではないけれど気になることや、育児の悩みを解消するために利用するのがいいでしょう。
2016年06月30日フルタイムで働いて帰宅し、夕食のしたくや片づけをしなければならないのに、子どもが甘えてきてお手上げに。思うようにことが進まず、イライラしてしまう人もいることでしょう。私も同じ悩みを抱えていましたが、あるとき思いついたのが“ママのまねっこ遊び”。子どもと一緒に楽しみながら家事ができる方法を紹介します。■“ママのまねっこ遊び”とはまねっこ遊びとは、料理やそうじなどママのまねをしながら一緒に遊ぶこと。ママがしてほしいことではなく、子どもが楽しめることを選ぶのがポイントです。子どもが好きな遊びに近いものを探してください。そのためには、まず家事の内容をしぼりこむこと。子育て期間は完璧を目指さず、やるべきことの優先順位を決めておくと効率もアップします。子どもの年齢によって内容は変わりますが、ひとりで歩けるようになれば、始められますよ。■サラダづくりをお願いしてみよう料理のしたくをするときは、横でサラダをつくってもらいましょう。つくりかたは、大きめのボールに水をためて野菜を洗い、水をきって野菜をちぎるだけ。子どもは水遊びが大好きなので、喜んで野菜を洗います。安全で簡単な作業のため、小さい子どもでもトライできます。サラダの食材は、切らずに使えるベビーリーフ、手でちぎれるレタスやサラダほうれんそうなどの葉物、ミニトマトがいいでしょう。大きくなると、コーンや豆類などのトッピングも楽しみながらできるようになります。すべて子どもにまかせるぐらいの気持ちで、多少見た目がよくなくても、できあがりまでひとりでやらせるようにしてください。子どもは、すべてひとりでできたという達成感と満足感を得ることができますし、自己肯定感も育むのでおすすめです。■そうじは道具を交代しながらそうじ機とハンディモップをママと子どもで交代しながら使ってみてください。子どもはママが使っている道具を使いたくなるもの。最初にそうじ機を使いたいなら、ハンディモップを選んでみて。ママが楽しそうにモップでふきそうじをはじめれば「そっちがいい」と思うはず。様子をみて交代すれば、子どもがふきそうじをしている間にそうじ機をかけられます。子どもは窓ふきも大好き。スクレイパーなど同じ道具を用意して一緒にやればはかどります。仕上がりは目をつぶり、七割くらいのできあがりでよし! と思うことです。■「やって」よりも「一緒に楽しみたい」と伝える私が子どもへの声かけで心がけていたのは、「一緒にやりたい」と自分の気持ちを伝えること。やってほしいというお願いではなく、ママはあなたと一緒に楽しみたいという気持ちを伝えるようにしました。ママがやっていることを自分もやってみたいという気持ちを持つのは、心理学的に考えると親密な信頼関係を築き、思いやりの心を育むことにもつながります。料理やおそうじが終わったら「ありがとう! うれしかった」、「楽しかったね」と伝えましょう。いまは成人した私の子どもによると、家事はひと通りできるようになったそう。これこそ、まねっこ遊びの賜物だったと思いたいです。
2016年05月15日株式会社キッズスターが、 2015年3月に発表した調査 によると、子どもに習い事をさせている家庭は約3割だそうです。皆さんも、すでに習い事をさせたり、見学に行ったりしているのではないでしょうか。習い事をやるからには、親としては「続けて欲しい」「身につけて欲しい」と願うもの。しかし、そういう思いだからこそ、悩みのタネも尽きないようです。そこで今回は、子どもの習い事に関する親の悩みの上位を紹介しつつ、そうした悩みに親としてどのように対応していくのがよいのかについてまとめました。子どもの習い事に関する親の悩み(1) 今の習い事がわが子に本当に向いているか否かがわからないもっとも多い悩みは「習い事をやらせてみたものの、それが子どもに向いているのかどうかわからない」というもの。たしかに悩みますね。しかし、そもそも、未就学児の子どもは白黒はっきりする世界に生きていません。「好き」「嫌い」の基準があいまいだったり、本人もよくわかっていなかったりする場合がほとんどです。ですから日によって楽しかったり、嫌だったり気分で左右されることも少なくありません。1年やそこらで向き不向き、好き嫌いを判断するのは正直難しいものです。重要なのは、子ども自身がその習い事を「楽しんでやっているか」ということです。特に未就学児の子どもにとっては、習い事も遊びの一部。そこに境界線はありません。大前提として、嫌がらずに通っていれば問題ないでしょう。「楽しい」という気持ちが、時間の経過と共にだんだんと「面白くなる」→「もっとうまくなりたい」→「続ける」につながっていくのです。子どもの習い事に関する親の悩み(2) 本人が「辞めたがっている」先ほども言ったように子ども、特に未就学児の気持ちは日によって変わりますから、「辞めたい」という言葉をどこまで信用していいのか難しいところではあります。また、習い事の中には少なからず、パパやママが子どもにやらせたいと思っているものが入っているはずで、そうしたやらせたい習い事を子どもが「辞めたい」と言いだしたら、なんとか続けなさい!と言いたくなることもあるでしょう。そのため、子どもが習い事を「辞めたい」と言ってもすぐに決断せず、少し様子を見たり、可能であればお休みして少し期間をおいてまた通ってみたり…といった時間が必要かもしれません。無理強いすると、その習い事を本当に嫌いになってしまうこともあるので、少し距離をおいてみましょう。事実、ある程度の年齢(小学生くらい)になると、楽しむようになったり、向上心が生まれてのめり込んだり、ということも、しばしばあるようです。そこから、本当に辞めるかどうかを判断しても遅くないでしょう。子どもの習い事に関する親の悩み(3) とにかく何でもやりたがる「〇〇も習いたい」「●●も習いたい」と何種類もの習い事をやりたがる子どももいます。親としては正直、全部は無理!と思ってしまいますが、まずはそれだけ興味、関心を持ったことを褒めてあげてください。もし、お金と時間に余裕があるご家庭は、子どもが「やりたい」と言った習い事を、一度全部やらせてみるのもひとつの手でしょう。とりあえずやってみれば、子どもも「全部は無理だな」とわかるかもしれませんし、逆に「全部やっていきたい」となるかもしれません。それは、やってみないとわからないことです。とは言え、もちろん「子どもがやりたいと言う習い事を全部やらせるなんて、とても無理」というご家庭も多いはず。その場合は、「どの習い事をやるか」ということを、子どもも交えて話し合ってみてください。子どものやる気を削がないよう注意しながら、優先順位をつけて、納得して選んでいきましょう。親として習い事を決める基準を持とうそもそも大切なのは、「子どもに習い事をさせるかどうか」を決める時点で、ママやパパが「習い事を通じてどんなことを目標にするか」「どんな子どもになって欲しいか?」をきちんと話し合っておくことです。周りがやっているからうちも…といった理由ではなく、きちんと子どもと向き合って、「わが家の習い事のルール」を決めておくこと、それが習い事を続けるために一番大切な軸になるのではないでしょうか。(ライター:遠藤光恵)
2015年08月31日