もうすぐ待ちに待ったクリスマス。子どもや家族、友だちと自宅でわいわい集まりたいですね。そのために「おいしそう」な手作り料理の準備を。忙しくても料理下手でも大丈夫!簡単で素敵なクリスマスレシピを集めました。簡単に手作りクリスマスケーキ!やっぱりクリスマスといえば、外せないのは「クリスマスケーキ」。ケーキを焼くのは苦手、面倒……というあなたも簡単に作れちゃう、スペシャルなクリスマスケーキをご紹介します。抹茶入りで華やか!「パンケーキツリー」miyukiさん(@miyumiyukikikiki)がシェアした投稿 - 2017 11月 22 3:17午前 PSTパンケーキなら作れる人も多いはず。ホットプレートを使って大小のパンケーキを作り、クリームと重ねていくだけ。生地の中に抹茶を入れれば、まさにツリーですね!かわいい「サンタケーキ」はいかが?スポンジケーキが用意できたなら「サンタケーキ」にデコレーションはいかがでしょう?なんと、苺と生クリームとチョコペンでこのクオリティー!@yue.07がシェアした投稿 - 2016 12月 25 10:19午後 PSTコツはスライスしたスポンジを裏返してきれいな面をサンタさんの顔に使うこと。「チョコペンは苦手……」という時には「ベビーチョコ」で顔を描いてみるとさらに簡単に!Nanako Komodaさん(@nk7538)がシェアした投稿 - 2016 12月 26 12:48午前 PSTこれなら間違いなく同じ幅の線が書けます。ナイスアイデアですね!パーティーには「カップケーキサンタ」も素敵!「スポンジケーキは苦手だけれど『カップケーキ』を焼くのは得意」なら、こんな素敵なデコレーションも。aya.さん(@o2achun)がシェアした投稿 - 2017 10月 31 3:26午前 PDT生クリーム・チョコペン・苺・イチゴジャムでキュートなサンタさん。パーティーで並べたら歓声があがりそう!「ケーキガーランド」でクリスマスケーキに!チーズケーキが好きなら、シンプルなケーキに「ケーキガーランド」でデコレーションがおすすめ。Yukikoさん(@chebella.yukiko)がシェアした投稿 - 2017 9月 14 11:58午後 PDTモールが手に入らなければ、ストローにクリスマスカラーのマスキングテープを貼って作ってもかわいい!タコ糸でフラッグを吊るせば、あっという間に華やかなケーキに!人気の「リースサラダ」で、雰囲気がらり!やっぱりパーティーには「サラダ」。彩りも美しく、パーティーらしいサラダになる「リースサラダ」が人気です。粉チーズとピンクペッパーがクリスマス的リースサラダyamamoto harunaさん(@_chibitaco_)がシェアした投稿 - 2017 11月 20 6:52午後 PST使っているものはスーパーでいつでも買えるものばかり!決め手は「粉チーズ」と「ピンクペッパー」。ちょっとしたコツで同じ材料でもこれだけ幻想的なリースサラダに。▲マスコット ピンクペッパー生ハムとディルが決め手のリースサラダこちらのリースサラダも、材料はスーパーで買えるものばかり。kunkunさん(@kaoru_kunkun)がシェアした投稿 - 2017 11月 19 5:14午前 PST「生ハム」のピンクが華やかさを、そしてハーブの「ディル」がもみの木のイメージで、北欧風であたたかな雰囲気のリースサラダです。星型で型抜き!キュートなリースサラダこちらも、スーパーで手に入る材料ばかり。それなのにどうしてこんなにキュートに?Kana's Kitchen♥︎さん(@kanas__kitchen)がシェアした投稿 - 2017 11月 17 3:51午後 PSTそれはグリーンであるフリルレタスをあまり重ねずに平たく敷いて、その上に星型のハムやチーズ、パプリカなどをちりばめているから。「レタス全部盛りたい!」となるところをグッとおさえると、こんなにキュートなサラダになるんですね。ポートラックでも人気!クリスマスパンとおにぎり持ち寄りクリスマスパーティーは何を作っていいのか悩んでしまいますが、子どもが喜ぶパンとおにぎりはいかがですか?いつものパンをカップで焼いて「トナカイパン」いつもホームベーカリー任せでパンを焼いているなら、最後の「焼く」だけをカップに入れてオープンで焼いてみませんか?なちこさん(@smile.nachiko)がシェアした投稿 - 2017 11月 20 12:09午前 PST後は、プレッツェルとチョコレートでデコレーション!かわいらしいトナカイパンが意外に簡単に作れちゃうから素敵なアイデアです。カニカマで三角おにぎりが「サンタおにぎり」に海苔でまかれた黒いおにぎりは、クリスマスの雰囲気には何だか合わない……ならばカニカマで巻いてみては?maoさん(@cottoncandy_fluffy)がシェアした投稿 - 2016 12月 26 2:52午前 PST人参をほっぺに、ゴマを目にして、あっというまに「サンタおにぎり」の出来上がりです。シンプルな材料なのに、子どもたちが喜ぶ笑顔がいっぱい見られそう!難題のメイン料理も簡単・華やかに!アメリカではターキーの丸焼きを食べるというけれど、ターキーどころか鶏の丸焼きも作る自信なし……でも大丈夫!丸焼きやローストビーフがなくても十分メインになるメニューがありますよ。「ぎゅうぎゅう焼き」にチキンとブドウを入れちゃうインスタで大ヒットした「ぎゅうぎゅう焼き」も、野菜だけでなくチキンも一緒に焼けば見事なメインに。@oaktree.kがシェアした投稿 - 2017 11月 22 2:54午前 PSTなんと、ブドウも一緒に焼いちゃうアイデア!このブドウが濃厚な甘みのあるソースに変身です。皮付きニンニクや皮付きイモを入れれば、いつもよりぐっと「北欧」的なぎゅうぎゅう焼きに。クリスマスにぴったりですね。「ホットプレートパエリア」は、みんなで作るのが楽しい!パーティーが始まるころにみんなで作りはじめれば、ぐっと盛り上がるのがパエリア。ホットプレートがあれば、輪の真ん中に。YOKO OKUNO(AMAMOTO)さん(@amayoo47)がシェアした投稿 - 2017 11月 21 3:58午後 PST魚介やオリーブなどスパニッシュな具材だけでなく、クリスマスカラーの「緑」と「赤」もお忘れなく。味付けは「パエリアの素(シーズニング)」が便利。▲S&B シーズニングパエリアシーズニングでも、かなり本格的に作れますよ。あ、生のレモンを用意するのをお忘れなく。パエリアがグッとおいしく華やかになります!キッズ大喜び「ホットプレートチーズフォンデュ」クリスマスのメインで、キッズに大人気なのが「チーズフォンデュ」。チーズが冷めて固まってしまうのを防いでくれるのが「ホットプレート」です。ᴹ ٭*さん(@mi_9p)がシェアした投稿 - 2017 11月 2 4:27午前 PDT通常の作り方は白ワインを入れますがアルコールが飛びにくいので、子どもも一緒に食べる場合は牛乳だけで作ってみるのがおすすめ。熱々のトロトロはクリスマスを盛り上げること間違いなし!クリスマスパーティーは手作り料理が盛り上がる!難しい料理なんてなくてもいいんです。素敵なアイデアで簡単な手作り料理が、クリスマスパーティーをきっと盛り上げてくれますよ。ぜひ、作ってみてくださいね。
2017年12月01日こんにちは。臨床心理士の今井千鶴子です。皆さんは普段お子さんと料理をしていますか?今回は、お子さんと一緒に料理をするときのポイントについてご紹介します!●料理が楽しくなるポイント一口に料理といっても、簡単な料理からとても難しい料理までさまざまです。したがって、“どの料理を作るか”が大切なポイントです。私たちがやってしまいがちなのは、初めから難しい料理にチャレンジしてしまい、お子さんに『料理=楽しい』ではなく、『料理=難しい』というイメージをもたせてしまう ことです。たとえば、算数もはじめから微分積分を学ぶことになったら『難しくてできない』と意欲をなくしてしまうため、数に親しむことからスタートしていきます。それと同じように、少し料理に慣れるまでは、簡単な料理(作業:洗う、混ぜる)からスタート し『料理=楽しい』というイメージがもてるようにサポートしていくとよいでしょう。そして、「料理=楽しい」というイメージがもてるようになったら、徐々にレベルの高い料理にも挑戦していけたらよいと思います。「子どもに料理を教えているとついつい叱ってしまう」というママもいますが、お子さんと料理をするうえで何よりも大切なことは、“一緒に楽しむ”ことだと思います。「ママと料理をすると楽しいな」という思いが、お子さんの心を豊かにしていきます。おにぎりや巻きずしなど、火を使わなくても簡単にできるものもたくさん あります。また、小さい子でもこねる、まぜる、ちぎるなどは楽しく参加できると思いますので、ついつい叱ってしまうというママは、今のお子さんの状態に合った“楽しんでできそう”な料理を探してみてはいかがでしょうか。ちなみに我が家では、ホットケーキの材料を混ぜてもらうことが多いです。子どもも楽しんでやっていますし、私も混ぜる作業がカットできるので助かっています!●やる気が出るポイント『ママは一緒に料理をしたいと思っているけど、お子さんがやりたがらない』というケースもあると思います。そんなケースでは、お子さん自身に“料理を選択”してもらう のも1つです。ただ、先ほどふれたように、“お子さんの状態に合った料理”を選ぶのも大切なポイントです。そこで、私のオススメは、お子さんの状態に合わせた複数の料理を提案し、その中から選んでもらうことです。たとえば、“こねる”であれば、餃子の具材をこねる、ハンバーグの具材をこねる、クッキーの生地をこねるなどいくつかの選択肢を用意しておき、その中から決めてもらいます。そうすれば、お子さん自身が“選んだ”料理ですので、「やってみたい!!」と感じやすくなる と思います。●料理ができあがった時のポイントがんばって作ったのに冷めてしまったら、お子さんは残念な気持ちになると思います。ママも忙しいと思いますが、お子さんの料理が完成した時には何よりも優先して一緒にいただきましょう 。また、その際はマイナスの言葉ではなくプラスの言葉(例:おいしいね、嬉しいな、ありがとう)を意識しましょう!こうしたママからのプラスの言葉は、お子さんの心のエネルギーになると思います。●食への興味を広げるポイントお子さんと料理をするときは、1つの食材からさまざまな料理が作れることをわかりやすく伝えていく のもよいかと思います。たとえば、ジャガイモなら、調理方法によってポテトサラダ、フライドポテト、スイートポテトなど変幻自在です。このことは、「これはどうやって作ったんだろう?」「これとこれを組み合わせたらどうなるのかな」など、お子さんの食への興味を広げるきっかけにもなると思います。●また、調理前に食材の特徴や栄養について理解を深めておくのもオススメです。たとえば、おちとよこ著の『料理図鑑』の中では、それぞれの食材の特徴などがわかりやすく説明されています。また、田中明監修の『栄養素キャラクター図鑑』では、親しみやすいキャラクターを用いて栄養素の特徴が示されています。「子どもと一緒に料理をしたら、嫌いなものも食べてくれた」というママの声をよく耳にしますが、食材の特徴や栄養を学んだうえで料理をすればさらにその効果が期待できるのではないでしょうか。----------いかがでしたか?今回はお子さんと一緒に料理をするときのポイントについてご紹介しました。親子で楽しく料理する際の参考になったら嬉しいです!文献おちとよこ(文)平野恵理子(絵)料理図鑑:『生きる底力』をつけよう福音館書店田中明・蒲池桂子 (監)栄養素キャラクター図鑑日本図書センター●ライター/今井千鶴子●モデル/KUMI
2017年11月21日こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。“パパ料理”というと、“男の料理”と違って子どもの栄養バランスまでよく考えられたものをついつい期待してしまいがちです。もちろんそうであるに越したことはありませんが、 2人の子どもたちにパパ料理を作り続けてきた筆者としては、「子どもたちもママも笑顔になれるというだけでパパ料理の効用は大きい」と思っています。今回は筆者オリジナルの“笑顔になれる簡単パパ料理”を3つご紹介したいと思います。すべての料理に共通するポイントは、“タマネギ”を使っていることです。●(1)ハムチーズトースト・スライスオニオンのせ忙しい朝にもピッタリの簡単パパ料理で、しかもおいしい。最初にご紹介するのは一日の元気の源“ハムチーズトースト・スライスオニオンのせ”です。用意していただく材料はどこのご家庭にもあるものばかりで、・食パン(1枚)・トマトケチャップ(少々)・タマネギ(16分の1個)・ロースハム(1枚)・バターないしバター入りマーガリン(少々)・スライスチーズないしとろけるスライスチーズ(1枚)これだけあればじゅうぶんです。作り方もいたって簡単。まずは食パンに薄くバターかバター入りマーガリンを塗ります(マーガリン100%のものを塗るよりも、出来上がったときの味がおいしくなります)。そこにトマトケチャップ(少しで大丈夫)を塗り、その上にロースハムをのせます。そうしたら普通のスライスチーズかとろけるスライスチーズをかぶせ、その上に薄く切ったスライスオニオンをのせてオーブントースターで焼くだけです。このパパ料理のポイントは、食べやすいように極薄にスライスしたタマネギを使っていること です。ママが作るピザトーストではおそらくトマトが使われることが多いと思いますが、ここではパパらしくタマネギを用います。わが国は、庶民のあいだでタマネギが食されるようになってからの歴史が浅い(一般には明治期以降と言われています)こともあって、いわゆる「ネギ嫌い」という言葉も存在しますが、タマネギは栄養豊富な優れた野菜です。パパやママだけでなく子どもたちにとっても体にいい野菜なのです。パパとママは仕上げに少量のタバスコとコショウをふってもおいしいですよ。●(2)タマネギたっぷりチャーハン次にご紹介する簡単パパ料理は“タマネギたっぷりチャーハン”です。あくまでも“簡単”に作れることが重要ですので、スーパーで売っているごく一般的な“焼き豚チャーハンの素”を使用します(「五目チャーハンの素」や「かに玉チャーハンの素」は食物アレルギーがあるお子さんも多いので使わないことにします)。こういったチャーハンの素は多くのスーパーで1人前×3袋入で100円しない値段でPB商品が出ていますから、ご家庭に常にストックしておかれるといいでしょう。用意していただく材料は、・卵(1個)・ご飯250g(茶わん2杯分)・サラダ油(大さじ1杯)・タマネギ(8分の1個)・ポークウインナー(1本)ないしロースハム(1枚)・焼き豚チャーハンの素(1人前×1袋)こんなところで大丈夫です。作り方はざっと次の通り。まずフライパンにサラダ油を引いて熱し、ざっと溶いた卵を軽く炒めます。このときお好みで輪切りにしたポークウインナーかぶつ切りにしたロースハムを入れるとマッチ・ベターですが、外せないのがここでもタマネギです。ぶつ切りないしみじん切りにしたタマネギ を必ず加えてください。おいしさが格段に違ってきます。次にご飯を加え、中火で約1分炒めます。卵とご飯を切るように炒めていくのがコツです。最後にチャーハンの素を加えて中火で約1分30秒ほど炒めれば出来上がりです。ただしここで重要なポイントがひとつ。炒めあがったチャーハンはそのままお皿に盛らずに、パパのお茶わんを型枠にして半球形に固めてください。こうすることによって画像のような“ラーメン屋さんのチャーハン”の形になるわけですが、実は“パパ料理”としてはこのビジュアルがとても大事 。ママと違って“つまらないことにこだわるパパの性(さが)”といったようなものをお子さまに示してさしあげるよい機会だからです。●(3)醤油ラーメンにたっぷりのタマネギをのせるだけでできる“八王子風タマネギラーメン”さて、おしまいに。チャーハンとくればやっぱり食べたくなるのはラーメンですよね。パパ料理としてのラーメンということであれば、タマネギをたっぷりのせた“八王子風タマネギラーメン”です。作り方は超簡単。中細緬で醤油味の生ラーメンを硬めにゆでて、仕上げにみじん切りにしたタマネギを“これでもか”というほどたっぷりのせます。これだけでオーケー。体が芯から温まりお子さんたちの活力を引き出す逸品 の出来上がりです。----------いかがでしたでしょうか。今回ご紹介した“簡単パパ料理”はいずれも“料理”と呼べるようなシロモノではないかもしれません。けれども、今はもう1児の母親になっている娘にしても、今まだ中2の息子にしても、わたしが作ったこれらの料理を食べているときの顔が笑顔だった記憶しかないのです。同様に妻もです。妻が仕事で忙しく、逆に筆者の仕事が少なかったような時期には、わが家の子どもたちはわたしが作ったパパ料理を食べて育ちました。もちろん今回ご紹介したような簡単なものばかりではなく、かなり凝ったものもありますが、料理そのものの手のかかり方に関係なく子どもたちは笑顔であった と思います。そして食べながらその日あったことを聞き、明日のことを話す。それこそがパパ料理の本当の効用です。なお、パパ料理研究の第一人者である大正大学客員教授の滝村雅晴先生の著書などをあたっていただければ、もっともっとバリエーションに富んだパパ料理のレシピに出会っていただくことができますので、おわりに付け加えさせていただきます。【参考文献】・『ママと子どもに作ってあげたいパパごはん』滝村雅晴・著●ライター/鈴木かつよし
2017年08月29日子育てママたちが抱える、よくある「調理や食育の疑問」に、さまざまな専門家たちがこたえる「ママの料理の悩みあるある相談室」。忙しいママでもトライできるヒントやコツ、レシピをご紹介していきます。■お悩み:「子どもが食べる料理に缶詰を使うとき、どれを選べばいいの?」第2回は「子どもが食べる料理に缶詰を使うとき、どれを選べばいいの?」がテーマです。アドバイスをしてくれたのは、第1回に続き、食育離乳食料理研究家で栄養士の阿部料子さん。ワーママ向けに作りおき料理のサービスなどを提供している「ESキッチン」で食育サポーターとしても活躍中しています。阿部料子さん食育離乳食料理研究家。両親の営む料理屋の娘に生まれる。22歳で調理師免許を取得し、カフェ店長などを経て29歳で短大へ進学し、栄養士を取得。許可保育園栄養士を5年勤め、結婚。現在は双子の育児をしながら家業の農業と料理屋さんの経営に携わるほか、保育園・幼稚園の給食指導、離乳食の指導、レーシングドライバーの食事指導を行っている。ESキッチンの食育サポーターとしても活動中。Instagram: @ryourikaryoko Blog: 阿部さんご自身もアクティブに働く双子のママ。そんな阿部さんに、子どもに食べさせたい栄養豊富な缶詰の選び方とレシピを教えていただきました。■ストックしておきたいのはこの3つ缶詰は時短調理の心強い味方。阿部さんがふだんストックしている缶詰は「さばの水煮缶」「やきとり缶」「トマト缶」の3つです。阿部さんにそれぞれのおすすめポイントを伺いました。・さば水煮缶「さば缶には、子どもの脳の発達や視力の向上に欠かせないと言われるDHAが含まれています。汁にもたっぷり入っているので、まるごと活用しましょう。生の青魚は調理するのが苦手という人でも、缶詰なら手軽にとれます」。・やきとり缶「やきとり缶はたんぱく質としてメニューに活用できます。やきとり缶の肉、ごぼう、しいたけ、だし汁だけで簡単に炊き込みごはんができます。たれは塩分が多く含まれているので使わず、薄味に仕上げましょう」・トマト缶「不足しがちな食物繊維がとれるので、野菜嫌いの子どもにもおすすめです。ミニトマトは喉に詰まらせる危険もありますが、トマト缶を使った料理だと安心。トマトの色素には抗酸化作用のあるリコピンが含まれています」。■子どもが喜ぶ!さば缶トマトカレー阿部さんおすすめの「さば水煮缶」と「トマト缶」の2つを使って「さば缶トマトカレー」の作り方を教えてもらいました。子どもが喜ぶ味に仕上げる秘訣はカレールウの量。ルウ1/2個は少ないように感じますが、増やすと、さば特有の臭みが主張してしまうそう。トマトベースにすることで食べやすい味に仕上げるのがポイントです。これは繰り返し作りたくなりますね!<材料> ※作りやすい分量で 調理時間20分さば水煮缶 1缶トマト水煮缶(ダイスカット) 1缶玉ねぎ 1個カレールウ 1/2かけ塩・こしょう 各適量サラダ油 大さじ1<作り方>1、玉ねぎは薄切りにする。鍋にサラダ油を入れて熱し、玉ねぎを炒め、塩、こしょうをする。2、トマト缶、水200ml、さば缶(缶汁は半分)を入れて中火で10分煮る。カレールウを加えて溶かし、弱火で1~2分煮る。包丁の出番は玉ねぎを切るだけ。しかも、みじん切りではなく、薄切りにすることで時短にもなり、存在感を残すことで見た目のおいしさもアップします。さば缶もゴロゴロッとした形を残すようにしましょう。盛りつけたときの食材のバランスも、おいしさの要素のひとつです。ぜひお試しを。<まとめ>栄養も豊富! 「子どもが喜ぶ缶詰レシピ」 3つの秘訣1) 子育て家庭におすすめは「さば水煮缶」「やきとり缶」「トマト缶」。2) 魚料理が苦手な人こそ、「さば水煮缶」に頼ろう。3) さば水煮缶×トマト缶で子どもが食べやすいカレーに。【取材協力】ESキッチン子どものお手伝い力を育むをコンセプトに、「食育×共育」サービスを提供。子育て家庭に訪問して調理を行う食育サポーターは調理師、管理栄養士、栄養士や料理教室の講師経験者など頼れる存在。「オリジナル作り置きプラン」「お手伝い力育みプラン」あり。
2017年06月17日自分からすすんでお手伝いできる子どもになってほしいと思ったら、まずは家事に興味を持ってもらうことが大切。そのための第一歩として、親子で楽しく料理に取り組むのはいかがでしょうか?少ない材料で簡単にできる自家製バター&チーズ作りは、はじめてのお料理体験にピッタリ。我が家の作り方と、おすすめの食べ方を紹介します。■ひたすら振る!? 自家製バターの作り方自家製バターに必要な材料は、生クリームと塩のみ。200ccの生クリームから、100gくらいのバターを作ることができます。作業はただ「ひたすら振る」だけなので、とても簡単です。ただひとつ注意が必要なのは、生クリームの選び方。かならず動物性で、乳脂肪分が40%以上、乳化剤・安定剤などが入っていないものを選びましょう。<作り方>1、空き瓶やペットボトルなどの容器に生クリームを入れてフタを閉め、ホイップ状になるまでひたすら振ります。生クリームが温まるとホイップ状になりにくいため、手の体温がなるべく中身に伝わらないように、容器を持つ位置を工夫しましょう。2、キッチンペーパーなどを使用して、ホイップ状の部分と液状の部分を分けます。液状の部分はバターミルクと呼ばれるもので、そのまま飲んだり、お菓子作りに使ったりできます。3、ホイップ状の部分をボールに入れ、塩少々を加えてなめらかになるまで練ったら完成。練っているとさらに水分(バターミルク)が出てきたら、分けておきましょう。最後に加える塩の量は、好みに合わせて調節しましょう。塩を入れなければ、無塩バターとなります。最後にハーブ・ニンニクを加えて、アレンジバターにしてもいいですね。「ひたすら振る」時間は温度や振り方によって異なりますが、我が家で作るときはだいだい10~15分ほど。そんなに振り続けるのはキツイ! という場合は、フードプロセッサーやハンドミキサーで攪拌すると楽ですよ。■自家製チーズの作り方家に牛乳があるから、それを使いたい! という人には、自家製のカッテージチーズがおすすめ。必要な材料は牛乳とレモン汁だけ。レモン汁がなければ、酢を使用してもOKです。<作り方>1、小鍋に牛乳を入れて80度くらいになるまで加熱し、火を止めます。沸騰させないように注意しましょう。2、レモン汁を加えてよくかき混ぜたら、そのまましばらく放置。だんだんかたまりができてきますので、ここでは触れないようにそっと置いておきましょう。凝固していく過程はなかなか面白いので、ぜひお見逃しなく!3、粗熱がとれたらキッチンペーパーやガーゼで濾して完成。かたまりの部分がカッテージチーズです。液体の部分はホエー(乳清)と呼ばれるもので、こちらも甘みを加えて飲んだり、料理に使ったりすることができます。牛乳の量に対して、レモン汁(または酢)は8~10%くらいが分量の目安。チーズに塩味をつけたい場合は、チーズと液体を分けたあと(手順3)で、チーズに塩を混ぜ込みます。■自家製バター&チーズをおいしく食べよう!完成したバター&チーズは、まずはそのまま味わうのがおすすめ。できたての味を、子どもと一緒に楽しみましょう。もちろん、市販のバター&チーズのように、さまざまなメニューに活用してもOK。次のような簡単メニューなら、子どもと一緒に調理を楽しめるのではないでしょうか?■食パンくりぬきトースト<作り方>1、スライスした食パンを、耳の部分だけがグルリと残るように、中の部分をくりぬいておきます。2、フライパンを熱して耳の部分を乗せたら、穴の中に自家製バターを投入。そこに卵を割り入れて、上からくりぬいた中の部分でフタをします。3、両面に焼き色がつくまで焼いて完成。卵の上にハムやツナをプラスしてもおいしいです。■ちぎるだけサラダ<作り方>1、レタス・ベビーリーフなどを好きなようにちぎってボールへ。2、そこへ自家製チーズを加えて和えたら完成。味付けは好みのドレッシングで。 「バターって、こんなふうに作るんだ!」「だんだんチーズが固まってきたよ!」そんな驚きの声が聞こえてきそうな、楽しい自家製バター&チーズ作り。おいしいパンや野菜もぜひ準備して、家族みんなで挑戦してみてはいかがでしょうか?
2017年02月23日今回の「やさしいママのひみつ」は、料理家、フードスタイリストとして活躍する、“totto(トット)さん”こと、黄川田としえさん。15歳の男の子、10歳の女の子のママです。totto (黄川田としえ) さん息子さん:15歳、娘さん:10歳料理家・フードスタイリスト、「tottorante」主宰、食育インストラクター。メディアでのフードスタイリング、レシピ開発、出演などをはじめ、イベント企画・運営、料理講師など多岐にわたり活動中。家族のための1日限定レストラン「こどもレストラン」など、 子どもたちの心と体の成長をサポートし、家族で楽しめるワークショップを各地で開催中。著書に『食×職』(カナリア書房)、『tottoちゃんのかんたんdeco弁』(祥伝社)、『毎日のごはんと心地よい暮らし』(宝島社)HP: Instagram: @tottokikawada 黄川田さんが悩みながらもたどり着いた、子どもに優しくなれる子育て術とは? 食まわりの愛用品についても教えていただきました。■“お母さんでいること”が一番の仕事ピンクのテーブルクロスの上に並べられた、カラフルな野菜を中心とした料理。黄川田さんのコーディネートは、ひと目見て「おいししそう!」と思うような色彩の鮮やかさが特徴です。「もともとカラフルなものが好き。ナチュラルな色や素材も好きですが、ちょっとクセがほしいなというときに、ピンクが入るとしっくりくるというか落ち着きます。ピンクを多用するのは自分らしさのひとつだと思います」ヘアメイクからテレビ局のディレクターを経て、そして料理の世界へ入ったという黄川田さん。いまの仕事にはじめたきっかけは、旦那さんだったと話します。「夫はプロのサッカー選手。健康管理のため、いろいろと作っているうちに料理を好きになったし、スポーツの世界があまりにも厳しく、頑張っているので、私も何かやりたいと思ったんです。料理は子どもからご高齢の方まで、世代を問わず必要なもの。ヘアメイクとして入ったテレビ局での仕事で、料理コーナーを任せてもらえるようになり、料理家のアシスタントやフードスタイリストのようなことまで、いろいろなことをやらせてもらいました。そこで学んだことがすごく大きいです。それから、2人目を妊娠中に食育を勉強し、子どもも巻き込んでできる仕事としてワークショップを思いつき、それがいまも続けている「こどもレストラン」の原型になっていますね」自分のやりたいことをしながらも、お母さんであることを一番大事にしたいといいます。「それは母の影響が大きくて、母がしてくれたことをしてあげたいなと思うんです。でも始めた頃は、娘はまだ小さかったから、私が先生として、子どもたちを見ることにやきもちを焼いてしまって。最初の頃は自分の思うようにうまくいかないなと思うことの連続でした」仕事と子育ての両立についての悩みは、お子さんたちの成長とともに解消されていったという黄川田さん。現在、娘さんは料理が大好きな女の子に成長し、家でも戦力になってくれるという頼もしい存在に。「彼女なりにいろいろ思うことはあったと思います。特に教えたわけではなかったけれど、自然と料理の盛り付けもちゃんできるので、私のことを見てくれているんだろうと嬉しく思います」 ■totto料理に欠かせない、こだわりの食材そんな黄川田さんが子育てするなかで、自然と手にするようになったのが環境にも体にも優しい食材。月に1回注文しているというのが、古来種と呼ばれるその土地で代々受け継がれてきた野菜のみを販売する八百屋さん、「warmer warmer(ウォーマーウォーマー)」の古来種野菜です。「おいしくて安全なのはもちろん、昔ながらの野菜のおいしさや形を子どもたちに感じてほしいと思います。『こどもレストラン』でも古来種野菜のことを伝えていきたいと思って、お話を聞かせてもらったのをきっかけに、イベントでもご一緒したりしています。内容はおまかせなので、毎回何が届くのか楽しみ。丁寧に食べ方まで書いてあって、生産者をすごく大切にしているのがわかる。ただ買うのではなく、そういう方から買いたいなと思います。本当においしいし、難しい名前や珍しい色の野菜も多く、勉強になります」 また、ずっと愛用しているというのが子どもでも安心して食べられる、「ゾネントア」のオーガニックカレーパウダー。「辛味成分のカイエンヌペッパーが入っていないので、子どもでも大丈夫。2歳くらいから使っています。カレールーとして使うのはもちろん、チャーハンに風味付けに使うのにおすすめです」■器も洗剤も、子どもにいいものを知ってもらいたい料理を彩る器も、黄川田さんらしいセレクト。「食器もごはんの時間を楽しむアイテムとして使ってほしい」という思いから選んだ和食器は、どこか洋風な佇まいです。「洋食器も好きですが、やはり日本人だから、和食器の良さも小さいときから体感してくれるといいなと思っています。モダンなデザインが好きなので、和食だけではなく、洋食を入れても合いそうなものが多いですね。手前左のブルーのものはヨーロッパな雰囲気ですが、沖縄のやちむん。子どもたちの丼物に使ったり、右側にある益子の作家さんによる湯飲みは、湯飲みとしては大きいのでスープを入れたりします」また、木工製品も欠かせないアイテムなのだそう。「わっぱなど、昔から代々作られている民芸品のような器が好きです。焼き菓子を入れたり、ピクニックに持って行ったり。高価なのでたくさんは買えないけれど、その分大切に使えるかなと思います。よく使う『角田清兵衛商店』さんのヒノキをくりぬいたお弁当箱は香りもよく、デザインも素敵です。子どもたちにも実際に使って、感じとってもらいたいと思っています」日頃から使うもの、そのものの良さを子どもたちに伝えたいと考えている黄川田さん。食器洗いには「ヤシノミ洗剤」を愛用しているのだとか。「仕事柄洗いものをすることが多いのですが、『ヤシノミ洗剤』は植物由来の成分で余計なものが入っていないから、全然手荒れしないので気に入っています。しっかりあらえる上に、洗った後の排水も地球にやさしいだけでなく、植物原料の調達にまで配慮していると知り、改めて使い続けたいなと思いました。」 ■子どもの心配に向き合ってあげられる、精神力をお子さんたちが大きくなった今も、悩みや心配事は尽きないという黄川田さん。「1人目の育児が2人目に確実に役立つかといったらそうでもなく、2人とも全然違うから、比べずにそれぞれの特徴をよく見てあげることが大事かなと思います。理解できないことも多くて、昔は『なんでそうなの?』とよく怒っていました。でも腹を立てるのは自分の基準に当てはめるからで、その子らしさを生かすもダメにするのも “お母さんの存在” は大きいんですよね。向かい合っていくうちに、何も驚かなくなりました。人に迷惑をかけないなど、ルールをしっかり持って、それ以外はその子の良さを見つけて、伸ばしてあげられたらいい。これからは自立に向けての時期なので、どうやって大人になっていくのか、その子の良さを生かした仕事や暮らしをみつけられるように、サポートできたらと思います。心配しすぎず、信頼して、理解してあげる。そして心配がやってきたときに、向き合ってあげられるよう精神力がないと、と思います」そのためには、気持ちに余裕を持ち、リラックスする時間が大切だといいます。「やらなくてはいけないことがあっても、今日はしないと決めて外食をしたり、疲れて余裕のないときは家事の手を抜いて、子どもと一緒に寝てしまう。それだけで全然違いますね。娘と一緒に、バスミルクを入れたお風呂に入って疲れをとったり、花が好きなので、飾ったり買いに行くのも私のリラックス法。花があるだけで癒しになるし、気持ちが良い。忙しくて買いに行けなくなったときは、花を買う余裕を作るようにしています」「忙しいときは頑張って作り置きとかもしないし、限られた時間の中で何ができるかをいつも考えています。全部やろうと思うと自分が大変になってしまう。そうなると子どもに優しくできなくなってしまうから、自分の精神状態はすごく大事。よく、子どもにどうやったらお手伝いをさせられるか聞かれますが、一番大事なのはお母さんのメンタルなので、余裕があるときにやらせてあげてくださいと言うんです。イライラしてやらせてあげられない、そんなときはそれで全然いいし、無理にさせることで自分が辛いと、それこそ子どもによくないですからね」 <後編> では引き続き、愛を持って選んだ愛用品と、子育て術について伺います。 取材/文:赤木真弓 撮影:タドコロミズホ[PR]サラヤ株式会社
2017年01月10日12月も半分を過ぎました。月が替わればすぐにお正月となります。お正月といえばやっぱり、おせち料理ですね。今は元日からスーパーも営業しているので、おせちを食べる人や割合は減少しています。しかし日本の伝統を少しでも子どもに受け継いでいきたいですよね。改めておせちの由来や意味を知ると食べることが楽しくなりますよ。おせち料理の由来や意味を知ろうおせち料理は元々、年5回ある季節の区切りに食べるものでした。庶民に広まった後、江戸時代には新年と豊作を祝うものとして、お正月に食べるという今のおせち料理の形になりました。お正月には火を使わないようにする風習と、お正月くらいは女性を食事の支度から解放させてあげるという配慮から、昔の人は3日間食べ続けていました。そのために日持ちするもので構成されています。おせつ料理の意味おせち料理はたくさんの種類がありますが、ひとつひとつに意味が込められています。メジャーなものは覚えておくとよいでしょう。・栗きんとん見た目の色から、輝く財宝として豊かな1年を願う料理です。・黒豆「豆に働く」という語呂合わせから、元気に働けるようにという意味が込められています。・昆布巻き昆布は「喜ぶ」にかけて正月の鏡飾りにも用いられます。健康長寿の意味が込められています。・数の子親であるにしんから多くの子が出るということで、子宝と子孫繁栄を祈ります。・えび見た目から、腰が曲がるまで長生きすることを願います。他にもたくさんの意味や由来がおせち料理には込められています。語呂合わせが多いので、意味を知ることは子どもも喜びそう。子どもと一緒に調べてみるのも楽しいですね。子どもが喜ぶおせちを作ろうおせち料理を伝承することも大切ですが、なかなか子どもの口に合うものが少ないというのも事実でしょう。比較的子どもが食べやすいものをご紹介しますので、一緒に食べてみてはいかがでしょうか。買ってきて由来を話しながら食べてもいいですし、これを機会におせち作りにチャレンジできるような簡単なものをご紹介します。・伊達巻き色や形が華やかなので、おせちなどの晴れがましい料理に使われます。「伊達」とはオシャレ、目立つという意味もあります。きれいな黄色と焼き色の渦が、重箱を華やかに彩ってくれますね。卵料理は子どもが大好き。食感も合わせて、気に入ってくれるはずです。フライパンで作ることのできる簡単レシピです。レシピ紹介:cookpad「お節フライパンで簡単伊達巻」・栗きんとん子どもが大好きなさつまいもを甘く煮る栗きんとんは、絶対に子どもが食べたくなる一品です。レシピ紹介:cookpad「子どもとおやつに☆簡単!芋・栗きんとん♬」・黒豆黒豆も甘くて子どもが好きな一品です。圧力鍋があると比較的簡単にできるようですが、さらに簡単に炊飯器で作れるレシピをご紹介します。レシピ紹介:楽天レシピ「炊飯器で超簡単☆ふっくらつやつや黒豆煮 レシピ・作り方」他にも子どもがすきな食材として、えび・かまぼこ・いくらなどがあります。さらに最近では洋風や中華風にアレンジしたレシピもたくさんあります。まずは子どもが食べやすそうなものを選び簡単な物から挑戦してみてはいかがでしょうか。
2016年12月15日長い夏休みが始まりました。長期間、園や学校に行かない生活は、普段と違ったことをするチャンスといえるでしょう。お出かけも楽しみな季節ですが、時には家でゆっくりと親子クッキングをするのはいかがでしょうか。どんなお手伝いをさせたらよいのか、気を付ける点はどんなことかを知って是非チャレンジしてみましょう。まずはできることから始めよう料理のお手伝いといっても、年齢やその子の手先のレベルによってできることは様々です。しかし「この子にはまだできないから」と決めつけるのではなく、些細な事からで構わないのでやる気がある子にはどんどん挑戦させてあげましょう。簡単にできるものは「丸める」「混ぜる」「こねる」「卵を割る」などがあります。特に丸める・こねるは遊びに似ているため子どもがとても好きな作業です。まずは大人が手本を見せて、子どもが行う時には手を添えて教えてあげましょう。粉類をまぶす場合は、ポリ袋に粉と材料を入れて口を閉じれば簡単に、しかも手を汚さずに混ぜることができます。1つできたらたくさん褒めてあげ、徐々にレベルアップしていくと子どもに自信がつきますね。年齢別のお手伝い内容とはお手伝いをさせる内容は年齢だけで決められるものではありませんが、ある程度の目安を知っておきましょう。2~3歳は真似をしたがる時期です。手でできる「洗う」「(炊飯器などの)スイッチを押す」「パンに具を乗せる」などをやらせてみましょう。その際、必ず最初に手を洗ってから行うことを教えます。毎回教えることで自然と習慣になります。4~6歳は手先も器用になるので、調理器具を使ったお手伝いも取り入れてみましょう。包丁がまだ早いと思えばピーラーを使うなど、工夫するといいですね。IHも含めた火の扱いはまだ行わない方が無難でしょう。その代わり、火の危険性をしっかりと教えます。他にも、生肉は食べない、生のものを触ったら必ず手を洗う、など、理解力が増す時期に基本的なことを徐々に教えていくと良いでしょう。小学生になったら、当然親の監視のもととなりますが料理を最初から最後までやり遂げるところを目標としましょう。火を使わず、電子レンジやホットプレートなどを使用すると安全にできますね。学年があがってくれば、徐々に「焼く」「茹でる」「揚げる」などの調理にも挑戦しましょう。包丁の使い方を覚えましょう包丁を使い始める年齢については、早い子では3歳という子も、小学校にあがってからという子もいます。器用さや性別などを考慮して判断しましょう。始めに使い方をしっかりと教える必要があります。まずは正しい姿勢と持ち方。おへその中央がまな板の中心になるように、踏み台などを使用してセッティングします。持つ際は柄の真ん中を利き手でしっかりと握ります。左手(利き手と反対の手)はネコの手が基本です。力加減は、子どもの後ろから手を添えて一緒に切ってみるといいですね。最初は柔らかいものから挑戦し、固いものを切る時はしっかりとつかんで切ることを教えましょう。また、意外と忘れがちなのが包丁の置き方です。まな板と平行に、刃を人と反対側に向けて遠い位置に置くということをしっかりと教えましょう。適当に置く習慣がついてしまうと、いざという時に落ちてケガをする可能性があります。使い方と一緒に、始めにしっかりと教えましょう。 私の息子は年中になってからとても手伝いをしたがるようになり、最近は必ず卵を割る・混ぜるを行います。たったそれだけでも食事をする際は「僕が作ったご飯おいしいね」と喜んで食べます。一緒に料理を体験して得た達成感や満足感は、食の大切さを実感することにもつながるでしょう。是非たくさん時間がとれる夏休みに、親子でクッキングを楽しんでみてください。
2016年07月28日仕事に家事、育児。やることいっぱいの働くママは、とにかく時間が足りません。食事づくりにもあまり時間をかけず、上手くこなしたい。とは言え、子どもにはできるだけ市販のものではなく、手づくりの安全なものを食べさせたい。そんなジレンマにいつも悩んでいるのではないでしょうか。そこで今回は頑張るママのために、簡単にできて、子どももよく食べてくれる時短料理のコツを紹介します。あわせ調味料を作りおきスーパーでよく「〇〇の素」のような名前で売られている、あわせ調味料。調理時間の短縮に大助かりのすぐれものですが、それを自分で作っておくと、さらに時短になります。おすすめは「きんぴらごぼうの素」。しょうゆ150ccと砂糖70g、酒50cc(分量はお好みでOK)を合わせれば出来上がり。冷蔵庫で1ヶ月間は保存可能です。きんぴらごぼうはもちろん、鶏肉の照り焼きなどの甘辛い味つけの料理はひと通り、この調味料で味つけできます。多めに作ってストックしておけば、とても便利です。材料はたった2つ、簡単にできるドレッシングうっかり「ドレッシングを切らした!」というとき、サッと作れておいしいドレッシングを紹介します。材料はポン酢しょうゆとゴマ油。これをポン酢3、しょうゆ1の割合(お好みで加減してください)で合わせるだけ。中華風ドレッシングの出来上がりです。100円ショップなどで売られているドレッシングポットを用意しておけば、材料を入れて振り混ぜるだけでそのまま食卓に出せて便利ですよ。子どもたちにもなかなか受けのいい味です。手づくりふりかけいろいろ子どもが大好きなふりかけ。これも自分で作ると添加物をカットできるというメリットがあります。・おさかなふりかけちりめんじゃこ(なるべく小さいもの)をフライパンで乾煎りします。焦がすと苦くなるので木べらなどで混ぜながら、焦げない程度に煎ります。カリカリになったら火からおろし、フライパンに入れたままで自然に冷まします。ちりめんじゃこはそのままごはんにのせて食べてもおいしいのですが、しっかり煎れば常温で保存できるようになりますし、パリパリとスナック菓子のような食感が加わるので、子どもがよく食べるようになります。おやつに出して、手軽なカルシウム補給としてもおすすめです。・たまごふりかけほうれん草などの青菜をゆでて細かくきざみ、フライパンで炒めて、醤油や塩で少し濃いめに味つけします。そして、そこに溶き卵を投入、細かくなるまで炒り混ぜます。お好みでいりごまを混ぜれば完成。軟らかくて彩りもよく、市販のものより塩分控えめで体に優しいふりかけです。青菜が苦手な子どもも食べやすくなります。ただし、日持ちはしないのでその日のうちに食べ切ってください。夕飯の残りで冷凍食品づくり冷凍食品は便利だけど割高。だったら夕飯と一緒につくっちゃいましょう。朝の弁当づくりの強力な助っ人になってくれます。鶏のからあげ、シャケの塩焼きなどは多めにつくってラップに包み、ジッパーつきのビニール袋などに入れて冷凍します。使うときは魚焼きグリル、またはアルミホイルに乗せてトースターで焼いて解凍するのがおすすめ。余分な脂が落ちてカリッと仕上がります。コツは量を欲張らずに少しだけ冷凍すること。市販の冷凍ものに比べておいしく食べられる期間が短いので、あまり多く作ると同じメニューが頻繁にお弁当に入ることになってしまいます。1~2回分くらいを冷凍して1週間を目安に使いきるのがおすすめです。また、ちくわを買ってきて袋のまま冷凍保存しておくと大活躍しますよ。凍ったままでも包丁で切れるので、輪切りにして野菜と一緒に炒めれば1品完成です。必ずちくわに十分に火が通るよう、注意して調理してくださいね。そのほか、子どもがよく食べてくれるコツは「これ、ママが作ったんだよー!」と明るく一声添えてだすこと。「ママの手づくり」というだけで子どもの関心は大幅アップ。よく食べてくれるようになります。忙しいなかでもちょっとした手間で手づくりできるレシピ。無理のない範囲で試してみてくださいね。(あとりゆうか<フォークラス>)
2016年03月06日【相談者:30代女性】最近、夫に料理を作っても、食べるときに美味しいとも不味いとも言わないので、料理を作ることが楽しくありません。小さい子どもがいるので料理は作りますが、こんな状態がこの先ずっと続くと思うと嫌になってしまいます。*****ご質問ありがとうございます!男女は身体の相性が良いとうまくいくといいますが、長くても10数年のこと。料理は一生ものです。料理を作っても反応がないというのは、せっかく美味しい料理を食べてもらおうと作っていても、意欲を損ねてしまいますよね。料理を工夫することで変化が表れる可能性もありますが、ご主人の反応が少ないことが気になって、お料理をすることがつまらなくなってしまっては悪循環。おしどり夫婦で知られる、中尾彰・池波志乃夫婦も、「一緒に食事をして、たくさん会話をすることが夫婦円満の秘訣」と映画のインタビューで答えていましたので、料理が上手い下手ではなく、“相手が美味しいと思う味や空間を理解して演出しているかどうか”が、結婚がうまくいくポイントなのかもしれません。筆者もまだまだ結婚生活が短いので、偉そうなことはいえませんが、色々と工夫しながら過ごしていますので、少しでも参考になるようなお話ができればいいなと思います。質問者さんが楽しんでお料理を作ってあげられることができるような、料理が楽しくなる3つのコツを伝授したいと思います。●美味しい料理が並ぶ食卓を工夫する、ポイント3つ・(1)料理のレパートリーは、常に増やすことを意識料理がワンパターンだと気づいたら、お料理番組やネットなどでご主人の好きそうな新しいメニューや自分が食べたい料理を模索してみましょう。新しい料理なら、微妙な反応を見逃さないようにしながら、料理が好みかどうか根掘り葉掘り聞きやすいと思います。美味しいものを食べれば、自然と笑顔になり会話も弾みますね。・(2)一緒に料理を作ったり、洗い物をする食や味にあまり興味のない人の場合には、一緒に料理を作ったり、一緒に片付けをしながら会話をしたりすることで、楽しみを見つけると良いと思います。ほんの10分程度のことですが、“一緒に何かをすること”って大切だったりしますよね。・(3)いつもと違ったテーブルの雰囲気をつくるお酒好きなら、居酒屋風やクラブ風に接待してみるとか、ご主人が驚くような食卓を演出。味覚だけでなく視覚で、驚きや非日常感を演出して、「食事をするのが楽しい」と思わせればこっちのもの。*****食は身体を作る資本であり、いのちの源。是非、質問者さんも“おいしい料理で、ハッピークッキング!”で夫婦円満を続けていって欲しいと思います。(ライタープロフィール)kae(夫婦生活専門家)/フリーライター。20代の独身時代は、お酒や雪山、クラブに海外にと寝る間を惜しんで遊ぶために飛び回っていたが、妊娠・出産を期に生活スタイルは一変。食品添加物や加工品を極力減らし、野菜中心の食生活や規則正しい生活になったことにより、妊娠してから現在まで約3年の間、病気知らずの健康体に。二児の母の今では、近所の公園や児童館のみが活動範囲。ちいさな姉妹が寝静まった深夜に執筆するフリーライター。
2013年01月30日