ブログやSNSなどで楽しく育児をしているママがクローズアップされることが多い今、子育て中のパパとママに本音を緊急調査しました。育児には「これが正解」というものがないだけに、親も壁にぶちあたりながら、子どもといっしょに成長してているようです。Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?1.ある 80.6%2.ない 13.9%3.わからない・どちらとも言えない 5.5%80%以上の人がつらいと感じたことがあると回答。やはり育児は楽しいだけじゃない!というのが、親の本音のようです。■みんなつらい時期がある!ママたちはわかってます泣きわめいたりぐずったり、言うことを聞かなくて途方にくれることも。でもそれは、自分が子どもと向き合ってるからこそ感じる思いです。子どもといっしょに親も成長していくんですね。「ないってほうが不思議。真面目に子育てに向き合えば向き合うほど、つらい気持ちも出てくるんじゃないかな」(宮城県 30代女性)「あります。大事な子どもだからこそ、幸せになってほしいからこそ、これでいいのか悩むのが親なんじゃないかと思います」(茨城県 40代女性)「出かけるのも、家事するのも、食事するにも、何にしても自分のペースはないし。だから、お母さんがぐずる子どもをあやそうと焦っているのを見ると、声をかけずにはいられなくなる。泣いても、ぐずっても気にしなくていいよ!みんな通った道だから」(宮城県 40代女性) ■不登校も子どもといっしょに乗り越えていくいちばんつらいのは子どもが大変なときに代わってあげられないこと。親としてできる精一杯のことをしてあげるというのが、実はむずかしいことなのかもしれません。「今、中2の娘が不登校。悩んでいても人に打ち明けられすに引きこもっている。できれることならばその苦しみを代わってあげたい」(千葉県 30代女性)「発達障害とわかるまでは、癇癪やパニックをどうしたらいいのかわからず、しつけも上手にできず、つらかった。周りの目もつらかったし、外に出るのも怖かった」(神奈川県 40代女性)■大変からこそ幸せを実感することもとくに子どもが小さいときの大変さは、あとになると大切な思い出になることが多いようです。手がかかって目まぐるしかった日々も、二度とは戻らない幸せな時間です。「保育園の送り迎えから、オムツ替えも、ご飯を食べさせるまで私の役目でした。初めの一年は本当に長く感じました。でも思い出がいっぱいです。本当に大切な時間を過ごさせてもらったと子どもたちに感謝しています」(神奈川県 40代男性)「お母さんになった瞬間から子どもに時間を奪われ、邪魔されて。何かしようと思っても『ママ〜』と言われて、トイレすら一人になれない。それでも幸せなんです!」(千葉県 40代女性)Q.子育てがつらいと感じたこと、ある?集計期間:2015.12.16〜2015.12.23アンケート回答数:4105件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2016年10月07日現代は様々なケースの家族のカタチがありますよね。今回はそのケースの一例として、中学2年で父を亡くし母子家庭で育った筆者が、片親の子がどんなことを思うかについて5つのテーマに分けてご紹介します。大変なこともありますが、身に付いて良かったこともあるのです。寂しさについて片親だと、やはり寂しさは付きまといます。父が亡くなり、学校からの提出物も母宛に届くようになったとき(つまり父の名前が一切消えたとき)、何とも言えない寂しさを感じたのを覚えています。それ以降も「いま父がいてくれれば…」と思うときは幾度となくありました。ただ、やはり人間は慣れる生き物。次第に「父がいないからこそ、いま自分はどうすべきだろう」に変わるのです。その後、寂しさが人生にどんな影響を与えるかは、子どもの性格によって変わります。私には妹がいますが、妹は自分が寂しい思いをした分、結婚したら家庭に入りたいと言います。いっぽうで私は自分の好きな仕事をしたいと思うほう。姉妹でも差が生まれるものです。親の再婚について母は再婚をしていません。私は父の記憶があるので、子ども時代にもし再婚さたらやはり複雑な思いをしたでしょう。「私の父は1人だけ」なんて拗ねていたかもしれません。これが親の記憶がなければ、また違うでしょう。しかし、大人になるとこれが逆転します。とても身勝手な話ですが、再婚してほしいと思うようになるのですね。それはやはり、年をとった親が一人で生活していると何かと心配が尽きないからでしょう。老後の一人暮らしは寂しいですし、一人だとどうしても食事など、生活も適当になります。また次に書きますが、“親にとって自分はいつまでも子ども”という立場が抜けないところに問題も生じるのです。親に対等な立場で意見できる人がいないという悩み夫婦が揃っていた場合、父に問題があれば母に意見してもらえます。親にとっても、パートナーから言われるのと子どもから言われるのでは、聞く耳が違います。片親になると、親と対等な立場で意見できる人がいないのです。親の親…つまり祖父母はもういないですし、パートナーもいない。私たちがいくら意見しても、子どもは永遠に子どもという立場のままなんですね。親のことで悩んだ場合、相談できる相手がいないという悩みは残ります。家族の時間が増える我が家は父を亡くしていますから、親だけでなく、誰もがいつどうなるか分からないと思っています。だからこそ、命についての意識は強くなります。今を大切にしよう、という気持ちも強いと思います。それは必然的に家族の時間を増やし、大切にしようという意識につながりました。毎年家族旅行にも行きますし、女同士ということもあり、遠くに住んでも出来る限り行き来しています。他人と比較しなくなる昔は他人と比較して嫉妬したり、落ち込むこともありました。いまは比較すること自体ほとんどありません。はっきり「人は人、自分は自分」と分かれています。片親になれば、比較したらキリがないほど両親揃っている家庭とは違うことで溢れているのですね。比べても仕方ないので、次第に比較することを止めるようになります。これは人生にとって大きな収穫だと思っています。家族のカタチには色々ありますが、残った人で前向きにやっていくしかありません。大いに悩んでも、それで良いと思うのです。「悩めるうちが花」であり、死んだ父のことで、私たちはもう悩めませんから。今回は一つの例として、参考にしてください。ライター:宮野 茉莉子
2016年09月05日子どもが言うことを聞いてくれないのは、子育てにおいて大きな悩みの一つ。でもよく考えて見てください。ほんとうに子どもは、お母さんの言うことを全部聞かないといけないのでしょうか。ほんとうに大人の言うことが、全て正しいのでしょうか。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」第13回:「すぐに『ごめんなさい』って言えないワケ」自分の目標達成より、ママの言いつけを守るのが正解?ママ:も~片付けてって言っても片付けないし、ご飯だよって言っても食べないし。何でママの言うことが聞けないの!?K:片付けてって言えば片付けて、ご飯だよって言えば食べる。ママはそういう子が好きなの?ママ:好きというか…ママの言うことをちゃんと聞いてすぐに行動してくれたら、ママが助かるのよ。K:ママのことは困らせたくないよ。でもさ、今いいところだったんだ。あと少しでブロックで家が出来上がるところだった。それなのに急にママが「早く片付けて、ご飯よ」って言ったんだ。ねぇママ、自分の目標の達成より、ママの言うことを聞くことを優先する。それでボクはほんとうにいいのかな?何だかモヤモヤするんだよ。ママ:それでは自分のことは犠牲にして、他人の目を気にする大人に育ってしまうわねぇ。自分というものが育たないわ。K:でもママに怒られるから、結局は自分を諦めることも多いんだよ。ママの言うことは全て正しいわけじゃないK:子どもは多かれ少なかれ、親の、特にママの顔色を伺うからさ。だから時々迷うんだ。自分の気持ちを守ればいいのか、ママの言うことを守ればいいのか。ママ:なるほどねぇ。ママは子どもの気持ちを聞かないで、自分の考えを押し付けていたかもしれないわね。K:あとさ、この前はママとおばあちゃんの言うことが違ったでしょ?ボクが車のオモチャで遊ぼうとしたら、弟が横取りしようとしたとき。ママはボクに向かって「お兄ちゃんなんだから貸してあげなさい」って言って、おばあちゃんは弟に向かって「お兄ちゃんはまだ遊んでないから、お兄ちゃんが遊んでから借りようね。順番だよ」って教えてた。ボクはおばあちゃんの言葉を聞いてモヤモヤが消えたんだ。いつもママの言うことを聞いてすぐに弟にオモチャを貸してたから、モヤモヤしてたんだよね。ママ:ごめんね、あれはママも勉強になったわ。結局おばあちゃんの意見を優先したわよね。K:でも、ちょっと不安にもなった。ボクにとってはいつでもママが1番だったけど、あのときはおばあちゃんの言うことが正しかったでしょ。ママの言うことは何でも正しいわけじゃない、って不安になった。ママ:そうね…。ママはね、いつも「子どものため」を思って、話しているつもりなのよ。でもね、100%そうかって言ったら違うわ。「ママが大変だから」「ママの体裁が悪いから」って「ママのため」を考えて自己都合を押し付けているときもあるし、「疲れて頭が回らなくて言ってしまったこと」もあるし、おばあちゃんのときみたいに「ママの考え自体が間違っていた」こともある。そう考えるとママの正しさは80、70、60%…って下がる。もちろん命やケガの危険については正しいことを言ってるって自信があるんだけどね。ママはこのことを知らなかったんだわ。「無知の知」って大切ね。反抗は自分で考えるはじめの一歩ママ:実は間違えるのってママだけじゃないのよ。パパも、おばあちゃんも、お友達も、学校の先生も、偉いって言われる人でも、誰でも間違えるの。それにね、「正しさ」って人によって変わるのよ。K:じゃあボクは誰の言うことを聞けばいいの?まだ知識や経験の少ない子どものボクは困るよ~。ママ:それはあなたが決めていかないといけないのね。「いま自分は誰の言うことを聞くべきかな?」「いまの自分には何が正しいのか?」ってね。そう考えると、Kが言うことを聞かなくなったのは、ある意味自立の一歩ね。K:自分で決めて間違えたら?ママ:間違えるのが当たり前なの。全て正しいということ自体が無理なのよ。むしろ子どものことほど多くの間違いを重ねることで、正しさを見極める力がつくの。だから落ち込みすぎないで、糧にしていってくれると嬉しいな。K:ママにもサポートをお願いしたいな。ママ:まずはKの気持ちを聞くことからね。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」第13回:「すぐに『ごめんなさい』って言えないワケ」ライター:宮野 茉莉子
2016年09月01日子どもはよく泣きますよね。ちょっとしたゲームで負けては驚くほど泣いて悔しがったり、兄弟喧嘩をしては毎日ギャーギャー泣いたり、小さなことでしくしく泣き続けたり…大人からしてみると「そこまで泣かなくても」と思うもの。「早く泣き止ませたい」「かわいそうだから元気付けよう」と思ってすぐに励ましたり、様々なフォローの言葉をかけますが…実は逆効果。子どもが泣いてもフォローしないほうが良いと気付きました。 励ましやフォローは本当に必要なのか気付いたキッカケは、5歳の長男が飼っていたアゲハ蝶が死んだとき。元々繊細な性格の長男ですが、アゲハが亡くなった翌日は一日中泣き、それから1ヶ月経つものの毎晩寝る前になると思い出しては涙ぐんだり、泣くときもあります。あまり泣くのでかわいそうに思い、周囲も「仕方ないんだよ」「大丈夫大丈夫!」「また新しい虫を飼えばいいよ」など様々な言葉で励ましました。しかし長男の表情を見ていて、次第に「彼が聞きたいのはそんな言葉ではないのではないだろうか?」という疑問が湧いたのです。悲しい感情はとことん味わおう子どもにとって、初めての「身近なものの死」という体験。未知の経験への驚き、死への恐怖や不安感、大好きなものを失った精神的ショック、「また会いたい」という切望など…様々な感情体験をすることでしょう。大人のように、すぐに気分転換なんてできなくて当たり前。むしろ、しなくていいのです。ここで感情を違う方向へ逸らして逃げずに、時間をかけ、じっくりと悲しい感情を味わうこと。そうすることで、深みのある感情が形成されていくのです。思えば私の子ども時代もそうでした。「自分はこんなに悲しくて泣いているのに、大人はもう次のペットの話をしてるなんて信じられない!」と思ったことを思い出しました。子どもの気が済むまで泣かせておこう子どもが泣いたら、気が済むまで、じっくり泣かせておいてあげましょう。子どもにとっては、泣くことも大切な成長過程。何十回と泣き感情を思う存分味わい尽くせば、徐々に大人のように泣く必要がなくなります。親としてできるのは、悲しいときには抱きしめたり、悔しいときには「悔しかったね」と感情を共有して頭を撫でてあげるくらい。それだけで子どもはホッと安心し、マイナスな感情ともきちんと向き合う勇気が出てくるものです。長男にも、泣いているときには「寂しかったね」と言葉をかけ、頭を撫でるようにしました。するとさらにワーッと泣きますが、その後は意外とサッパリして違う話をし始めます。別の悲しい出来事があると「実はこんなことがあったんだけど」と話してくれるように。子どもにとって、「この人の前なら泣ける」と思ってもらえることも、大きな収穫でしょう。ライター:宮野 茉莉子
2016年08月25日5歳の長男と私は性格が正反対。とても繊細で、石橋を叩いて壊すほど慎重で、甘えん坊で、プライドの高い彼と、大雑把な私。そのため長男の気持ちがわからなくて、度々悩んでいました。しかしあるとき、「全部をわかる必要はない」ということに気付いたのです。子どもは自分の所有物?エピソード1:長男の気持ちがわからない4月に転園してから、なかなか友達のできない長男。一度こんなことがありました。私には「お友達のやっている鬼ごっこに混ざりたい」と言っていたのですが、いざお友達から「一緒にやろう」と誘われると「オレは遊びたくないから!」と断って走り去ってしまうのです。自分の希望とは正反対のことを言う長男の気持ちが、私にはわかりませんでした。夫に相談したところ、「恥ずかしいから断っちゃったんだね。プライド高いし」とのこと。「あの子の気持ちがわからない」と嘆くと、「そんなの当たり前だろ。自分たちが子どもの頃だって、親に自分の気持ちを全部わかってもらいたいなんて望まなかったでしょ?『別にわかってもらわなくてもいい』って思うこともあったよ」と返ってきました。エピソード2:娘の気持ちがわからない同じ頃、母親世代の世間話を耳にしました。娘の起業したいという希望に対し、「何でそんなことしたいのか、何が面白いのか全くわからないのよ。それより安定的に仕事して結婚でもしたほうがいいと思うんだけど」と何度も言うのです。2つのエピソードは「我が子の気持ちがわからない」という点では繋がっています。「子どもの気持ちを全部わかりたい」と思うのは一見美談でしょう。でも我が子とはいえ他人は他人。違う気質、性格、価値観を持ち、好きなものやタイプも違います。「我が子であっても気持ちはわからなくて当たり前」なんですね。それを全て「わかりたい、わかろう、わかるはず」とするのは、どこか「子どもは自分の所有物」と言う考えがあり、「自分の思い通りに子どもをコントロールしたい」という気持ちが根底にあるからなのです。「自分の気持ちがわかること」が1番大事そういえば自分が子どもの頃は、「親にわかってもらえるか」よりも「自分はどう思っているか」が1番大切でした。理解してもらえば最高ですが、たとえ理解されなくても自分の気持ちは大切にしたい。「親の顔色をうかがったり、自分で納得できないことをするなんてもってのほか」と思っていたのです。それが親になればコントロールしようとするのですから…怖いものですね。特に母親は、本能的にこの傾向が強いように思います。ある程度意識して気を付ける必要があるでしょう。親がほんとうにすべきことは何でしょうか?もう少し、子どもを信じること。子どもが傷付いても見守り、子ども自身に体験させ、考えさせること。子どもの考えを尊重すること。子どもが「自分の気持ちがわかる」ことを優先すること。ママが子どもの気持ちを全てわかる必要はありません。パパが、おじいちゃんやおばあちゃんが、叔父や叔母が、先生が、お友達が…など、子ども自身が他の誰かと分かり合うことで他人を信じ、人間関係の輪を広げることができるのです。それも大切な自立の一歩ではないでしょうか。ライター:宮野 茉莉子
2016年08月15日「ごめんなさい」が言えない我が子に、不安や苛立ちを感じていませんか?我が家の5歳の長男もまだまだ言えません。大人相手には代わりに私が謝り、「『ごめんなさい』が言えるまでにもう少し時間がかかるんです」と言うようにしています。子どもからしたら、すぐに「ごめんなさい」なんて言えないようです。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」「ボクが悪いことをする」という偏見ママ:こらっ、弟を叩いちゃダメでしょ!謝りなさい!K:…ママ:叩くのはいけないことだよね?悪いことをしたのに「ごめんなさい」が言えないの?K:言いたくない!!ママ:何でよ、ちゃんと謝りなさい!K:だって、弟がボクのこと叩いたからボクだって叩いたんだよ。ママ:そうだったの…気が付かなかったわ。でも、叩かれたからって叩くのは良くないよ。K:ママは「いつもボクが悪いことをする」って思ってるから、理由も聞かずにすぐボクに謝れって言うんだ!ママ:そんなこと…あるかも。ごめんなさい。謝ってスッキリするのはママだけK:ママはいつもボクに「謝りなさい」って言う。ボクが「ごめんなさい」って言うと、ママは納得して終わるでしょ。でもボクの心の中はもっとモヤモヤして、イヤな気持ちになって、弟のことも大嫌いになるんだ。ママ:だって、悪いことをしたら謝るのが普通でしょ?相手に悪いなって思うでしょう?「ありがとう」と「ごめんなさい」は大切なのよ。K:それは大人の考えだね。ボクにはボクなりの事情や考えがあるんだから、すぐ謝ったとしても「上辺だけのごめんなさい」になるよ。でもママは「ごめんなさいが言える子で良かった」って安心する。ねぇママ、悪いって思わなくても、ボクは謝っておけばいいの?ママ:そうじゃないわ。「悪いことをした」って、相手の気持ちを考えられることが1番大切なのよ。「中身のあるごめんなさい」が言えるようになるまでK:「自分が悪いことした」と思えるようになるまでに時間ってかからない?ママとパパだって喧嘩をした直後は口を聞かないで、しばらくしてから普通に戻るじゃない。ママ:そうねぇ、たしかに。ママにはママの考えがあって、パパにはパパの考えがあって、お互い自分が正しいと思ってするのが喧嘩だからね。相手の気持ちや価値観にまで気が回るようになるには、時間がかかるわ。K:子どもはもっともっと時間がかかるんだよ。赤ちゃんのときの成長を思い出してほしい。赤ちゃんは生後3ヶ月頃で「自分」を認識し始める。人の気持ちがわかるようになるのは、ほぼ4歳くらい[※]。生まれてから、4年もかかるんだよ?もちろん、すぐに全部はわからない。親や兄弟、お友達や先生との膨大なコミュニケーションが必要だ。誰かを傷つけたり、自分も傷つけられたり、許されたり、許したり…そういった経験を繰り返してはじめて「悪いことしちゃったな」って思えるんだ。ママ:なるほど、それじゃあ5歳ではまだ経験が足りないわねぇ。K:そうなんだ。それにさ、相手の気持ちを考える前に、まずは「自分の気持ち」だってわからないこともあるんだよ。何となくモヤモヤイライラするけど、それが怒りか、嫉妬か、悔しさか…自分の気持ちを把握することも、子どもにとってはカンタンじゃないよ。相手の気持ちまで考えられないよ。ママ:ママは表面しか見てなかったね。Kが謝れる子だったらママは安心だし、謝れないと特に他のママの前だと体裁が悪くなっちゃって…。そんなことばっかり気にしててごめんなさい。K:ママ、「ごめんなさい」が上手だね!いつかボクも、ママみたいに上手にその場で「ごめんなさい」が言えるようになるかなぁ。※出典『0歳からの宝探し脳を活かす子育て術』著者茂木健一郎、須藤珠水PHP社「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち第12回:「逆効果だらけ。親に口うるさく言われる子どもの気持ち」ライター:宮野 茉莉子
2016年08月04日来年小学校入学を控えている長男。学校生活では友達、先生、勉強など…様々な悩みが出てくることでしょう。そんな彼に願うのが「何でも親に相談してほしい」ということ。高学年になれば秘密も出てきますが、低学年のうちや本当に困ったときには相談してほしいと願っています。「何でも相談できる親子関係」でいるには、3~5歳の頃の話の聞きかたに気を付けておくこと。ここで信頼が築ければ、その後も相談してくれるでしょう。子どもが親に相談できない聞きかた5つ子どもは「ママ・パパは私の話を聞いてくれる、私の気持ちをわかってくれる」と確信して初めて自分の悩みを相談します。そう思ってもらえるかは「話の聞きかた」によって左右されます。まずは逆に、「ママ・パパには話せない」と思わせてしまう聞きかたを知っておきましょう。次のような話の聞きかたをしていないでしょうか。(1)否定する親は自分の理想を子どもに押し付けてしまいがち。子どもの価値観を無視し「そんなんじゃダメじゃない!」と子どもの話を否定してしまうと、本当に悩んでいることほど相談できなくなります。(2)親が判断を下す子どもの話を最後まできちんと聞いていますか?話途中で「それはよかったね」「それはダメね」なんて決めていないでしょうか。子どもがどう感じるかは、子どもに聞いてみないとわかりません。最後まで話を聞かずに親が判断を下してしまうと、「何ていえば褒められるかな?」と親の顔色をうかがうようになります。(3)アレコレ聞き出す悩みや失敗した話ほど親は気になるもの。アレコレ根掘り葉掘り聞きたくなります。子どもからすればまるで尋問を受けているようで、あまり聞かれるのも苦痛です。(4)アドバイスする良かれと思ってしてしまうアドバイス。アドバイスにはすべきタイミングがあり、話を聞き始めた最初の段階でするのはお勧めできません。「アドバイスが欲しいんじゃなくて話を聞いてもらうだけで良かった」と思うのは、女性にも多いのではないでしょうか。(5)ポジティブを押し付ける子どもが弱音を打ち明けると、「このままでは子どもがダメな子になってしまう」という焦りからポジティブな言葉をかけようとしがち。「何とかなるから頑張って」など、ありきたりな応援もしがちです。しかし落ち込んでいるときほどポジティブな言葉がキツイこともありますよね。子ども自身十分頑張っていますし、これ以上頑張れないから弱音を吐くのです。ポジティブ返しでは「わかってもらえない」と思われます。オウム返しで繰り返し、共感する実は子どもに悩みを話されたりネガティブな発言を聞いても、特別なことを言う必要はありません。子どもの言うことをそのまま繰り返して共感しましょう。「悔しかったねぇ」「嫌な思いをしたねぇ」といえば、「親が自分の気持ちをわかってくれた」と安堵し、子どもはその場でもっと泣いたり弱音を吐くことができるでしょう。ネガティブ感情を出し切れれば、案外子どもは自分でその後のことを決めます。もう1回チャレンジするか、止めるか、方法を変えるか…そこでアイディア出しを親が手伝っても良いでしょう。子どもの悩みを「親が解決してやる」のではなく「ネガティブ感情を吐き出し、勇気が出るサポートをする」と考えましょう。これを意識することで、子どもも親に悩みを話そうと思えるようになります。ライター:宮野 茉莉子
2016年07月28日長男5歳。小学校入学も控え、いよいよ本格的に「しつけ」を考える年齢になってきました。以前より口うるさく言う機会が増えてきたのですが、正直、心の中はモヤモヤでいっぱいです。子どもが言うことを聞いても嫌なムードが残り、何だかスッキリしない…。そもそも「しつけ」って、何だろう?子どもに偉そうに指示を下し、「あなたのためよ」とお決まりのセリフで押し付けるのが、本当のしつけなんだろうか?そもそも私って、子どもをしつけられるほど立派な人間だったっけ…そう、悩み始めたのです。 ほんとうに「子どものため」?悩みながら気付いたのが、まず自分が「しつけ」という言葉をうまく飲み込めていないということ。それは、子ども時代の記憶があるから。子どもの頃は、「しつけと称して偉そうにしたり、怒る大人」に嫌悪感を感じていたのです。同時に思い出されるのが、「あなたのため」と口うるさく言われた記憶。たしかに親になってみれば子どものためを思って言うのですが、子どもの頃を思い出すと、親の言う「あなたのため」が時々「押し付け」に感じるときもありました。そういうときに限って、よく考えると「親のため」も絡んでいるのです。たとえば「親の体裁のために勉強してほしい」というように。では、本来のしつけって何でしょうか?それは「子どもが自分で自分の身を守り、また他人と社会でうまくやっていくための習慣作りの基盤」となるものです。たとえば、子どもが健康で、安全に生きていくために。友達と遊んだり、ケンカをしても仲直りして、信頼関係を築いていくために。社会に出て周囲と協力して夢を叶え、恋人や家庭を作り、やがて我が子を育てていくために。そうやって子どもが自分らしい人生を歩める基盤を、いま形作ることがしつけなのです。子どもにどう育ってほしいのかじっくり考え、しつけの定義をしっかり定めておくと、「しつけと称して偉そうになる」ことは防げると気付きました。本来の自分とのギャップもう一つ引っかかるのが、「自分は子どもをしつけられるほど、きちんとしていたかな?」ということ。そこまでひどい人間だとも思いませんが、独身時代は夜更かしが好きでしたし、休日はパジャマのままダラダラ、テレビだって付けっぱなしでした。「本来の自分」だって、子どもに威張れるほど立派な人間ではないのです。だからさも偉そうに口うるさく言う「ママとしての自分」とのギャップを、気持ち悪く感じていたのでしょう。そして子どもはその違和感にも、必ず気付くものです。そのギャップをなくすためには、まず本来の自分がしっかり生活することです。早く寝てもらいたいなら、自分が早く寝る。勉強して欲しいなら、自分が勉強する、という風に。子どもは親の真似が大好きですし、親の背中を見て育ちますから、効果はあるでしょう。基本は自分がしっかり生活をし、子どもに声をかけるときはしつけの定義を思い出すこと。そうすることで「偉そうに」「口うるさく」「押し付けるように」ならず、自然としつけることができると思うのです。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月17日長男が年長になり、小学校準備に焦るようになりました。今でも自分は口うるさくなっているのに、さらに口うるさくならなければいけない。これが小学校にあがれば、「勉強しなさい」と毎日うるさく言うようになるのでしょう。それは自分が子ども時代、嫌っていた親の姿と同じ。口うるさく言うことが子ども側にとってどれだけ逆効果か、筆者の実体験とともに考えてみましょう。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ち言われるほど働く「天邪鬼」心理ママ:もうっ何回言ったらわかるの‼テレビを見過ぎ!早く消して!K:うるさいな〜もうちょっと見るんだよ〜ママ:もういいわ、注意するのも疲れた。テレビを見たいだけ見てればいいわ。K:もういいや、テレビ消そう。ママ:えぇっ!何で「見ないで」って言ったら見るのに、「見たいだけ見て」って言ったら消すの?K:ボクだって、自分でテレビを消せるよ。でもあんまり口うるさく言われるから、ボクの中の「天邪鬼」が動くんだよね。ダメって言われるほど、止めたくなくなるの。ママ:ママもそうだったわ。大人が「飲んじゃダメ」っていうビールほど、飲んでみたくなるのよね。すごく魅力的に思えて。実際は苦くて、子どもには美味しくないのにね。不安と甘えの現れK:あと、「わざとママを困らせてやろう」って思うときもなかった?ママ:あったあった!あんまり怒るからギャフンと言わせたくて、怒られることをあえてするのよね。「うるさいママなんか、もっと怒ってればいいや!」って。K:そうそう。でもそれは、甘えたい気持ちの表れでもあるんだよね。怒られると、やっぱり子どもは不安だよ。不安と甘えたい気持ちが複雑に絡み合って、わざとやるんだ。「何でママは怒ってばかりいるの?ボクのこと嫌いになっちゃったの?本当は甘えたいのに」ってさ。ママ:子どもも大人並みに複雑な感情を抱えるのね〜K:だってボク、もう5歳だよ?プライドだってあるよ、自分としてのプライド、男としてのプライド、年長としてのプライド、お兄ちゃんとしてのプライド…。強がったり、素直になれないときだってあるし。ママ:子どもは小さい大人なのね。言うことを聞いても自立には繋がらないK:あとね、口うるさく言われると「言われている内容」なんか、どうでも良くなっちゃうんだよね。「テレビを見すぎている」ことよりも、「ママに口うるさく怒られている」ことが頭に残る。それにイライラして忘れて、また同じことをしちゃったり。ママ:それって、「感情的に怒られる」のと一緒ね。感情的に怒られると、「怖い」ことしか頭になくて、怒られている内容が飛んじゃうのよね。K:そうなんだよ。だから「口うるさく怒る」のって、あんまり意味ないんだ。結局言うことを聞いたとしても、「やらされた感や支配された感覚」しか感じないんだよ。いつまでも不満が残るだけで、自立には繋がらないんだ。ママ:なるほど、実はママもいい気がしなかったのよ。うるさく言って言うこと聞かせても、何だかモヤモヤしていて。じゃあ、どうすればいいの?子どもを変えるより、親が変わるK:まず、口うるさく言わないことだね。ママ:だってそうしたら、どんどん不健康になるし、困ることばかりよ。K:ママはボクのことを信じてないんだね。ボクは「ダメなことしかやらない子」だと思われてるんだ。口うるさく言われることで、それも伝わってるよ。同じことをやるにしても、気分の差は大きいよ。たとえば「勉強をする」にしても、「口うるさく言われて勉強する」と、中身も入ってこない。でも、「楽しみながら勉強する」のはどう?中身も入ってくるし、もっともっと勉強したくなるんだ。ママ:つまり、「やりたい気持ちになるように導く」ことね。K:そうさ。テレビの見過ぎだってさ、テレビより楽しいことがないんだよ。子どもも複雑ではあるけど、単純だ。ただ「面白いことがしたい」だけなんだよ。ママ:具体的にどうしたら、子どもが動いてくれるのかしら?K:子どもが1番好きなのは誰?ママ:ママとパパね。K:子どもはママとパパの真似っこが好きでしょう。だからママとパパが、ボクたちになってほしいように生きていれば、それを自然と真似するよ。今はパパだって、ずっとテレビ見てるじゃない。ママ:「子どもを変える」という思考自体が、おこがましかったわね。まずはママとパパが生活を変えてみるわ。「コドモ博士の哲学トーク」バックナンバー第1回:「朝の着替えを嫌がるのは何で?」第2回:「何でそんなに歯磨きを嫌がるの?」第3回:「怒られているときってこんな気持ち」第4回:「同じことを何度言われてもわからないワケ」第5回:「上の子にとって弟・妹なんて別に可愛くないわけ」第6回:「お兄ちゃんになるってこんなキモチ」第7回:「子どもの繊細な性格を武器にする」第8回:「イタズラって悪いこと?イタズラを考える」第9回:「どう褒められると嬉しいの?」第10回:「こんなケンカならしてもいいよ。夫婦げんかを見る子どもの気持ち」第11回:「良いママ」を目指すママに育てられる子の気持ちライター:宮野 茉莉子
2016年06月11日「NO」と断ることが苦手。そんな大人は多いと思います。かくいう私も人目を気にし、「NO」と言えない時期がありました。断れずに苦い思いをしたからこそ「NO」を言うようになりましたし、子どもには「NO」と言える子に育ってほしい。自分を大切にする子になってほしいと願うのです。「NO」と言えない代償「NO」と言えない代償は、思った以上に大きいもの。「NO」と言いたいからには、「ほんとうはやりたくない/好きじゃない/他にやりたいことがある/自分の用事や時間を優先させたい」などの本音があります。その本音を押し殺し、無理をして、やりたくないことに労力と時間を使う。当然ストレスも溜まります。それなのに周りの人には、本音とは正反対で理解されてしまう。たとえば「あの仕事を引き受けてくれたんだから、まだまだ余力があるに違いない」と言うように。また「今度もあの子に頼もう」と、さらに無理を強いられることになります。これでは自分で自分の首を締めているのと同じですよね。自分らしく生きるためにも、自分を大切にするためにも、「NO」と言えることは必要。また子どもが日本以外の国の人と仕事やプライベートでコミュニケーションをとることを考えても、「NO」と言えることは重要です。「NO」と言えないのは日本人の特徴ですから、子どものうちから「NO」という権利を教えてあげたいのです。「NO」を言えない子に導いていない?そうは言っても、子育て中は他のママの目も気になります。たとえば以下のようなことはないでしょうか。例1)我が子がまだ少ししか遊んでいないオモチャを、他の子が「貸して」と言ってきたので、「貸してあげなさい」と言った。例2)友達に「ブランコで一緒に遊ぼう」と誘われて、「いや、今は遊びたくない」と言う我が子に、「誘ってくれたんだから、一緒に遊ばないと」と声をかける。他のママの目を気にしたり、和を気にすると、上記のように声をかけてしまうのはわかります。筆者もそうでしたが、それでは「我が子の本音」は全く尊重されていないのです。親子で本音を話し合う子どものうちから本音を押し殺してしまうと、自分を大切にはできません。そこで「NO」と言える子になるためにも、「子どもの本音とNOの気持ち」を尊重しましょう。上記の1の例でしたら、「まだちょっとしか遊んでないから、もう少し遊んだら次は君に貸すね」と言ってみたら、と提案できるでしょう。2の例では、「何で遊ばないの?」と我が子の本音を聞きます。今は他のもので遊びたい気分だったり、ブランコは嫌いという子もいるでしょう。「じゃあその気持ちも友達に言って断ろうね」と提案できます。まずは親子間で、本音を言い合うことも良い練習になります。子どもはママに本音を話すことで、自分の本音を自覚し、他人に気持ちを話す練習にもなります。ママも本音を言えば、「本音は言って良いものだ」とわかりますし、子どもは他人にも本音があると気付くでしょう。そうして本音を尊重することを、日常から意識するのです。自分を大切にすれば、他人も大切にできる「それではワガママな子に育つ」と、心配する人もいるでしょう。実はそうでもありません。自分の気持ちを大切にできる子は、他人の気持ちも大切にできます。逆 に自分をないがしろにしていては、他人を大切にはできないのが人間。「私だってガマンしてるのに、あの子はワガママだ」なんて不満を抱えるぐらいでしょう。自分と他人を大切にするためにも、まずは自分を尊重し、「NO」と言えるよう導いてあげましょう。ライター:宮野 茉莉子
2016年06月11日駄々をこねる子どもが泣いたりぐずったりして本音を出すのは「心のガス抜き」のために必要なこと。子育てアドバイザーの萩原光さんにお話を聞きました。Q、初めての体験や場所を嫌がるときは?3歳の息子は初めての体験や場所が苦手です。連れていこうとすると、泣いて「嫌~!」と駄々をこねます。でも、先日おじいちゃんと初めての理髪店に行ったときはお行儀良くしていたらしく、びっくりしました。そばにいる人によって子どもが対応を変えることはあるのでしょうか?[大阪府和泉市・そうママ]A,、嫌な気持ちを認めながら頑張る気持ちを育てよう一緒にいる人によって子どもの様子が変わるのは、珍しいことではありません。おじいちゃんと一緒のときはお行儀良くしていたと聞いて、お母さんは自分の対応が間違っていたと思ったかもしれませんが、そんなことはありませんよ。お子さんは、お母さんには安心して本音を出せるけれど、おじいちゃんには自分の気持ちを出しづらくて緊張していたのでしょう。無理して頑張っていたのかもしれません。感受性が強く繊細な子どもにとって、初めての体験や、初めての場所というのは緊張や不安が高まります。「初めて」を避けられる場合もありますが、成長していく上では慣れていくことも必要です。そこでお母さんとしては、「嫌がらないの!」ではなく、「嫌だね~。でも頑張ってみよう」とか、「泣かないの!」ではなく、「泣いてもいいからチャレンジしようね」と声を掛けて、子どもの気持ちに共感しつつ応援することが大切です。泣いたりぐずったりして不安や緊張を吐き出すことは、心のガス抜きになります。本音が出せなくて気持ちをため込みながらチャレンジするよりも、心のガス抜きを認めてもらいながら乗り越える方が子どもは楽なんです。そうして経験を重ねていくうちに、初めてのことにもだんだん慣れていくと思います。Q、「できない~」とぐずるとき自分でやるよう促すべき?5歳の長女は、時々、明らかにできることや今までできていたことを「できない~」と言って、泣いてぐずります。ただ構ってほしいだけなのでしょうか。私が代わりにやったり手を貸したりした方がいいのでしょうか。それとも、「できるでしょ」と自分でやるように促した方がいいのでしょうか?[神奈川県秦野市・でんでん]A、「できるよね」と促したり手を貸したり、バランスが大切子どもがこういう行動をするときは、理由があるものです。例えば園でプレッシャーを感じる場面が増えると、赤ちゃん返りのような行動で心のバランスを取ろうとすることがあります。お子さんも、もしかすると何か不安なことがあるのかもしれませんね。でも、原因を無理に探ろうとすると逆効果になる場合もあります。原因を探るより、「子どもなりに何かストレスを抱えているんだろうな」という姿勢で見守ることが大切です。理解あるまなざしは必ず子どもに伝わり、それだけで気持ちが楽になるものです。お母さんの接し方ですが、どちらかに偏るのではなく、時には手を貸してあげたり、「できるよね」と促したり、バランスが大事です。泣いてぐずるという行為はストレス解消に必要不可欠です。すでにお子さんは自分でストレスを吐き出すことをしていますから、「泣きたくなっちゃったんだね」とか、「いつも頑張っているから、たまにはヤダヤダって言いたいよね」と共感してあげれば大丈夫。心行くまで泣いた後は、すっきりしてまた元気が出てきますよ。illustrationKAWAZOE Mutsumi
2016年04月13日「一生一緒にいようね。」アナタのカレもきっと、こんな言葉をかけてくれるのではないでしょうか?でも、それはホントにホントにカレの本音でしょうか?カレの本音は、アナタからの何気ない質問への答えの中に出てくるものかもしれませんね。というわけで今回は、20代男子30人に「彼女への本気度がうっかり出てしまう質問」を聞いてみました。■1.「子供ほしい?」「子供ほしいと思う?って聞かれたら、彼女と将来考えてるヤツだったら、即答で『うん!』って言うはず」(公務員/28才)男子のなかにも、子供は絶対ほしいと思っている人って案外多いです。みなさんのカレも、アナタとの将来を考えているのなら、間違いなく子供のことは考えてみたことがあるはずです。もし万が一、子供がほしくない男子でも、アナタにこんなふうに聞かれたらきちんと空気を呼んで「子供はほしくないけど、将来考えてないわけじゃないから!」って言ってくれるはずですよ。■2.「5年後どうしてるかな?」「将来の話を聞かれて、そのなかで彼女の話が出てこなかったらマズイんじゃないかなー。これって結構不意をついた質問だから、かなりリアルが本音に出そう笑」(出版/26才)これはワタシ的にもかなりオススメな質問です(笑)。カレが、「そうだなー。バリバリのビジネスマンかな!」なんて言ってるようだと少し危険です。理想的なのは「一緒に住んでると思う!結婚はまだかなー?」と、当たり前のように彼女がその中に出てきていることです。■3.「別れようって言ったら?」「彼女にこの前、『別れよっか』って言われて、めっちゃビビって『え、なんで!』って叫んじゃった。そしたらエイプリルフールで・・・・・・笑」(販売員/29才)別れようドッキリは、カレの本気度をはかるためにかなり有効です。好きな彼女から突然別れを切り出されたら、どんなに冷静でクールなカレでも無視できるわけがありません。「え、どうしてぇ?」なんてのんびり言ってきたら、かなり危険かも。■4.「留学しようかと思って」「大学生なら、留学をチラつかせてみれば?好きなら何かしら引き止めようとするでしょ普通」(大学生/20才)おー、頭いい(笑)。大学生カップルにとって、留学はかなりの恋のハードルですね。彼女が何年か、海外に行ってしまうかも?という予感はきっとカレを動揺させるはず。留学は引っ越しとかと違って、説得次第で引き止めることもできそうです。だからこそ、好きなら本気で引き止めようとしてくれるはず。いくら彼女の夢を応援する男子でも、少しくらいは「今じゃないと駄目なの?」とかは言ってきれるはずです。■おわりにどうでしたか?注意点としては、こういう質問ばかりをしていると、ちょっと「重い」と思われる可能性があること。気になったときに、少し聞いてみるくらいにしておきましょうね。もしも期待はずれな返事が来ても、動揺しないでくださいね。ほんとうにのんびりでマイペースな男子は、アナタのことがホントに好きなのか疑っちゃうくらいのんきな返事しかしませんから(笑)。(遣水あかり/ハウコレ)
2014年05月13日好きな人が何を考えているかわからない、と思うことは多いかも。なかなか男性の本音はわからないですよね。でも、それがわかれば、好きな人をオトすのも簡単なはず。男の本音を知るヒント、探ってみましょう。 ■カレの考えが即わかる、シーン別サインの読み取り方 考えていることは少なからず態度に現れるもの。好きな人が自分と一緒にいるときにどんな態度を示しているかを観察して、そこから彼の考えを探ってみては? それが彼をオトすための第一歩になるかも。 ■本気の恋愛? 遊びの恋愛? オトコの本音を知って幸せになる方法 親しくなった男性が自分に対して本気なのかどうか、これも気になるところですよね。男性は女性をどんな風に見ているのか、それがわかればヒントになりそうです。男性の本音を知っておいて、しっかり対策しましょう。 ■モテてるつもりが実は違った!? 男性のホンネを見抜く方法 男性と気さくに話したり、食事をしたりする機会が多いと、自分もまんざらではないと思ってしまうかも。でも、それは本当にモテているということなのでしょうか。そんなことがふと気になったら、男性の本音を探る必要がありそうですね。ぜひ参考にして。 ■男ウケを狙った行動、意外と男は無関心? 男性を意識して、ついつい男ウケをねらってしまう人もいますよね。でも、せっかく何か行動を起こすなら、効果がなければ意味がないもの。どうですか、効果はありますか? もし疑問を感じているなら、男性の本音を知ってください。 ■食事中にアソコを見るだけ! 男の好意を見抜く心理学テク この人、私に気があるのかな? と思っても、はっきり告白してくれないとヤキモキすることも。だからと言って、それを聞き出すのは難しいですよね。でも、食事中の彼の態度から、彼の本心を見抜く方法があるのです。さぁ、これはすぐ実践する価値ありです。 ■男性が悩んでいる時「女性がかけてあげるべき」言葉10個【前編】 ■男性が悩んでいる時「女性がかけてあげるべき」言葉10個【後編】 好きな人が悩んでいるとき、声をかけてあげたいと思うことは多いと思いますが、何と言ってあげるのがいいのでしょうか。励ますべきなのか、慰めるべきなのか、迷ってしまいますよね。これを知っておけば、きっと役に立つはず。男性の本音、少しは見えてきそうでしょうか。女性からはなかなか思いもよらない考えをしていることもあるのが男性という生き物。その本音を知っておけば、好きな男をオトせる日も近い!?
2013年09月28日本音と建前を使いこなすのは女性の特権・・・と思いきや!いえいえ、女性だけのものではないのです。どうやら女性だけではなく男性も、本音を隠して聞こえの良いセリフを口にしているようです。今回は、そんな「本音を隠している」男性達がよく使うセリフを大公開します!あなたも言われたこと、ありませんか?■1.「胸は小さめがいいよ」男の本音「実は巨乳好き。でもとりあえずお前でいいわ」「残念ながら彼女はBカップ。本人も気にしてるので、こっそりAVで我慢してます」(24歳/大学院生)中には、こだわりがないことをアピールしてとにかくモテたいとう男性や、フォローのつもりでこのセリフを使う、優しい人もいるようです。■2.「おふくろ、料理が上手いんだよね」男の本音「だから中途半端なもん出されても困るんだよね」「実家暮らしの彼女は料理経験値が低いんです。でも通い妻気分でうちで作ってくれるんですが・・・どうしても母親と比べてしまう」(28歳/金融)「おふくろの味」、強し!料理初心者だったタレントの小倉優子さんは、7つの料理教室で猛勉強したというエピソードも。こっそり猛勉強して、おふくろの味を超える「彼女の味」を出せたらきっと好印象!あまりにも母親と比べるような男は切り捨てましょう。■3.「たまにはうちでまったり過ごそうよ」男の本音「金使いたくね~。とりあえずテレビ見て後でセックスするか」「本命じゃない子とデートするのは正直しんどいんですよね。ホテル代とかももったいない」(25歳/広告)家デートとは言うものの、カレはゲームしてるか、寝てるか・・・。たまに外でデートしたと思ってもホテル代を割り勘にしてきます。こんな男には注意!■4.「ちゃんと付き合うとなると、体の相性って大切だと思うんだ」男の本音「いいからいいから。まぁまずは1回ヤっておこうよ」「ヤるまでに時間のかかる子は面倒ですね。」(30歳/IT)「付き合う」という人参を吊るす悪質な手口。こんな男が「ちゃんと付き合う」わけがありません。ヤリ逃げ警報、発動!■5.「今は彼女を作る時期じゃないんだ」男の本音「適当に遊んでいたいわ~。本命になろうとする子はさよなら」「女の子に拘束されたくないんで、よく使っちゃいますね。意外と物分りの良い子が多くて助かります」(31歳/貿易)「そういう時期なら、今はキープみたいな存在でもしょうがないかな」なんて考えは甘い!カレのペースに巻き込まれてしまっています。こういう男ほど、ある日SNSで「彼女できました♪」と報告するパターン多し。■6.「携帯見る女ってドン引きするな~」男の本音「はい、釘刺したからな。絶対見るなよ」「テレビ番組の再現VTRを見ながら『こういう女嫌いだな~』と彼女に刷り込みをします」(33歳/IT)本人に注意をするよりもマイルドに意思を伝えられるということで、このテクニックを使う男、多し。これを言い出したら要注意。やましいことがあるのかもしれないので、今後の行動を注意して観察しましょう。■7.「彼女とはずっと上手くいってなくて・・・。お前といると癒される」男の本音「これで3ヶ月くらいは持つかな。とりあえずセカンドでよろしく!」「本命と安定していても、他の子と遊びたくなった時に言っちゃいますね~。期待を持たせてるわけなんで、内心申し訳ない気持ちもあるんですが・・・」(29歳/営業)今はセカンドでも、彼女と別れたら私が本命に・・・と思ってる方はご注意。1度セカンドに甘んじた女を本命にするほど男は義理堅くありません。本命の座はぽっと出の女に取られ、残るのは万年セカンドシートだけ!■8.「俺、肌フェチなんだよね」男の本音「だから肌ケアしっかりしろよ!お前肌汚いわ!」「彼女の前で言うときは、『肌荒れすぎだろお前』と同義語ですね。彼女じゃない子の前で言うなら牽制かも。『お前肌汚いから付き合えないわ』っていう。」(28歳/プログラマ)なんという残酷な意見・・でも、ちらほら聞かれたのがこの「肌フェチ」。男の本音として、「肌がきれいな人が好き!でも、なかなかきれいな人はいないから彼女をどうにか育てるしかない。だから常に叱咤激励する。」というものがあるようです。うーん、分かりにくい・・・。でもこれを言われたら肌ケアには注意しなくちゃいけませんね。■おわりにいかがでしたか。言われたことのあるセリフ、あったのではないでしょうか。男の本音を見極めて、常に一枚上手でいきましょう!
2013年05月12日彼氏や好きな人が考えていることがわからない! そんなことはよくありますよね。男の本音を知ることで、関係を変えることができるかも。男の本音を大解明できる方法、知っておいて損はないですよ。 ■「結婚はそのうち考えよう」、煮え切らない男性の態度のワケ もう付き合って何年も経つ上に、関係だって悪くない。でも、結婚してくれない彼。一体何を考えているの? その理由、これではっきりするかも。 ■いつまでも煮え切らない彼に結婚を意識させるには? 彼は結婚を考えていないの? 私が好きじゃないだけ? なかなか結婚を言い出さない彼に心配は尽きないけど、まずは彼に結婚を意識させるため、こんなことをやってみてはいかが? ■好きな人にすご~く愛される10か条 【前編】【えりっく&月子の恋愛総研】 ■好きな人にすご~く愛される10か条 【後編】【えりっく&月子の恋愛総研】 せっかくなら大好きな彼に好かれたい。そのためにはどうすればいい? 男性の本音を知って、彼への態度改めてみては? もっともっと素敵な関係が気づけるヒントをどうぞ。 ■「手作りお菓子」は嬉しい? 気になる男性の心境とは 女友達になら気軽にあげられるけど、男性への「手作りのお菓子」ってどう思われているかちょっと心配。さすがにイヤな顔をされたことはないし。でも、本音ではどう思っているのかな。 ■意外と不評!? なバレンタインのプレゼントって? 毎年恒例行事のバレンタイン。プレゼントを考えるのも難しいもの。さて、一体何をあげるのが正解なのか。本音を知って、ちょっと反省してみたり…? ■意外? 男子はこんな無防備な姿に逆に胸キュン 彼や気になる男性から、どんなところを見られているか、とっても気になる。世の中には、いろんなテクもあるみたいだけど、それは通用しているのかな。いかがでしたか? 思いもよらない本音が見えたかもしれませんね。中にはあまり嬉しくないこともあったかも。けれども、本音を知ってこそ、彼や気になる男性との距離が近くなるというものです。本音から目をそらさず、素敵な関係を築いてくださいね。
2013年03月23日女性の言葉の中にある建前と本音を解説します。女性の建前:「大丈夫、私のことは心配しないで」(こう言われたら?女性の本音はズバリ矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓女性の本音:「私をもっと見て!」本音度:78%解説こう言われた男性はその女性から脈ありと考えて良いでしょう。言葉とはまったく逆で、「大丈夫ではないから、私をもっと見ていて!」という気持ちです。けなげな素振りの中に、ものすごく自分をかまってほしい気持ちが含まれている言葉です。彼女が落ちるのは目前!【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月17日男性の言葉の中にある建前と本音を解説します。男性の建前:「癒し系だね」(こう言われたら?女性の本音はズバリ矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓男性の本音:「どうほめればいいのかわからない」本音度:73%解説こう言われた女性はその男性から脈なしと考えて良いでしょう。おっとりしている女性や天然系の女性への、当たりさわりがないほめ言葉だと思っています。何か言ってあげようと思っているけど、他に良い言葉が思いつかない時に便利な言葉です。こう言われてイヤな気分になる女性はいないはず、と男性は思っています。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月05日女性の言葉の中にある建前と本音を解説します。女性の建前:(合コンで)「またね!」(こう言われたら?女性の本音はズバリ矢印の下です!)↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓女性の本音:「『また』は絶対ない!」本音度:79%解説こう言われた男性はその女性から脈なしと考えて良いでしょう。女性が「またね」という軽い別れ方をした時、その瞬間から相手のことは頭から消滅します。くれぐれも「またね」に期待を抱かないようにしてください。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月05日