現在、6歳と3歳のやんちゃな男の子2人を育てています。3年ほど前から、わが家では“〇〇なし”の生活です。初めは「ちょっとラクになるかなぁ」と軽い気持ちで始めたのですが、今では〇〇があると不便を感じるほどに……。そんなわが家の体験談をご紹介します。 わが家の「フタなし」家事私は時短家事が大好きで、いろいろな方のサイトや書籍を読んでいます。ある日、「キッチンシンクの流し台にある排水溝のフタは外して利用したほうが良い」と知りました。フタがあると中の汚れに気づきにくく、ゴミやヌメリをつい放置しがちになるというのが理由でした。 さっそくマネしてみると、汚れが一目瞭然でした。小まめに掃除することで、気になる臭いも軽減され、清潔に使用することができるようになったのです。 子どものおもちゃ収納にも!その後、「フタなし」の魅力に取りつかれた私は、フタがなくても支障のないもののフタをどんどん撤去することに。雑貨用品の収納に使っていたコンテナボックスのフタもすべて撤去。取り出すときにいちいち引っ張り出さなくて良いのでとてもラクです。 そこで、子どもたちのおもちゃ収納にも応用することにしました。わが家の子どもたちは2人ともプラレールが大好きで、大きなプラスチックケースにレールや情景部品を収納していました。子どもたちの了承を得て、さっそくケースのフタを撤去しました。 出し入れが格段にラクに!結果、おもちゃの出し入れがとてもラクになりました。ケースさえ出してしまえば、すぐに遊ぶことができます。また、フタがないのでぴったりとしまわなくても大丈夫。少しくらいなら箱からあふれても問題ありません。片付けも前よりも早くなりました。 なんとなく「フタは必ず閉めなければいけないもの」と思っていましたが、思い切って撤去した結果、わが家の場合はとてもラクにストレスなく生活ができるように。フタを開ける→閉めるは動作にしたらほんの数秒かも知れませんが、生まれつきズボラで面倒くさがりな私にとっては、とても快適になりました。 「フタをなくす」という本当にちょっとした方法ですが、余計なひと手間がなくなるだけで、わが家の場合はとてもラクになりました。特にすぐに「ママ~あれどこ~?」と聞いてくる子どもたちも、中に何が入っているかを把握しやすいので、使い忘れている物や探し物を見つけるときにも便利そうです。これからも続けていくつもりです。 監修/助産師REIKO著者:竹内優実6歳と3歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年08月04日どんどん増えていく4歳の娘のおもちゃ。なかでも、ガチャガチャのおもちゃや絵本の付録の人形など、小さなおもちゃは片付けてもすぐにグチャグチャにされてしまいます。せっかく片付けているのに、全部引っ返されてしまうなど、片付けてもきれいにならないことにストレスを感じていました。しかし、あるときテレビで見たA4書類ケースの活用術が、私の悩みを解消してくれました。 娘の片付かないおもちゃにイライラ わが家にはガチャガチャや入浴剤の中に入っている小さなおもちゃがたくさんあります。以前は透明の箱型ケースにまとめて入れていましたが、何度片付けても娘が好きなキャラクターを取りたいがために箱型のケースをひっくり返して……。 おもちゃを全部出しては片付けるの繰り返しにイライラしていました。「どうしたらいいかな?」と考えていたとき、あるテレビ番組で100均の書類ファイルを使って「電車の線路を片付ける方法」を紹介しているのを見て「うちでもやってみよう」と思いました。 ダイソー「A4書類ワイドケース」娘を寝かしつけたあと、「ダイソー 書類ケース おもちゃ収納」というワードでインターネットで検索。A4サイズの書類ケースを使ったおもちゃの収納情報がたくさん出てきました。 その情報のなかで私が一番気になったのは、「すっきり書類収納ファイルA4ワイド」です。ダイソーで販売されている他の書類収納ケースは幅が2.7cmのケースが多いですが、ワイドサイズの場合は幅4.3cmと厚みがあるので、「おもちゃが入れやすそう」と思ったからです。 イライラ解消! おもちゃがスッキリ 早速、ダイソーで「すっきり書類収納ファイルA4ワイド」を購入。自分が想像していたよりもたくさんの人形が収納できます。「3cm以上の厚みがあって難しいかな? 」というおもちゃもスムーズに入り感動しました。わが家にあるおもちゃは全部で10個以上入りました。以前の箱型ケースは取りたいおもちゃを探すのに時間がかかりましたが、ワイドケースは欲しい人形がすぐに見つかります。 「欲しいおもちゃが見つからないから」と娘におもちゃをひっくり返されることがなくなったのもうれしいしいです。今までは、「片付けなさい!」とらないと片付けなかった娘が、ケースに変えてから人形の向きや、「この子にはこの子が隣」と楽しそうに人形を並べています。娘にとって、片付けるのも遊びの延長のようです。 ダイソーの「すっきり書類収納ファイルA4ワイド」でおもちゃを収納するようになって一番うれしいのは、4歳の娘が自分から片付けるようになったことです。「何度も言わないと片付けない」「いつも同じことを言ってる」などのストレスもあり、おもちゃが散らばっている部屋を見るとイライラしてしまうことも多かったですが、この悩みも解消できました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:半澤真弓4歳の女の子のママ。ファッションやコスメが好きで、前職は百貨店に勤務。現在は夫の仕事の関係で東北在住、ワンオペ育児中。
2021年07月20日ややイヤイヤ期が始まって、片付けてもすぐに散らかす1歳の男の子を育てています。最初は散らかすたびに片付けしなきゃ!のプレッシャーで散らかす後ろから片付けていましたが、それをやめた私の体験談をご紹介します。 1人目育児、頑張らなきゃのプレッシャー初めての子育てで、良い子に育てないと……というプレッシャーがあった私。「片付けも教えないと!」と思い、まだ大人の言うことなんて半分もわからない1歳の子どもに必死で教えていました。 でも、必死に伝えても、半分以上は理解していないことにある日気づいたのです。 なぜ、気づいたのか「ないないしよう」といつものように一緒に片付けをしていたのですが、子どもは入れては出しを繰り返していました。そうです、子どもは片付けをしていたのではなく、私のまねをして箱に入れていただけだと気づいたのです。 子どもの発想力は豊かで、「今遊んでいるおもちゃと次の箱に入っているおもちゃを合わせて一緒に遊んだら、どんなに楽しいのかを考えながら遊んでいるんだな」とそこで思いました。私は部屋が散らかるのが嫌だからと自分の考えを子どもに押し付けてしまい、発想力を失わせてしまっていたのかもしれません。 片付けはあとからで良し! その都度、子どもの後ろから片付けをしていた私ですが、自分の考えを押しつけて子どもの発想力を失わせてしまっていたのでは……と考えた日から、追いかけては片付けさせるスタイルをやめました。 そして、外に遊びに出るときや買い物に出かけるときなどの、節目に片付けさせるスタイルに変更。すると、子どもも次にまた新しいことがあるとわかるのか、一緒に片付けをするようになったのです。 片付けがすべてではない今までは夫婦2人暮らしで、すっきりした空間が好きでした。それは今でも変わりません。しかし、子どもがおもちゃで遊ぶようになってからは、常に片付けを教えたり自分が片付けるのに必死になって、子どもに自分の考えを押し付けていたような気がします。 子どもはおもちゃを通して発想力を付けているのだと気付いてからは、「どんどん散らかしてしまえ!」と思うようになりました。 それからは、子どもが遊びに夢中になっているあいだ、自分の好きなことをできる時間を確保でき、心にゆとりができました。子どもは、大人の理論を押し付けなくても少しずつ成長していくのだと思います。 監修/助産師REIKO著者:岡本里沙1歳の活発な男の子の母であり、現役の歯科衛生士。自分自身の経験と育児について執筆している。
2021年07月19日娘が大きくなるにつれて着られなくなった服は、すべてダンボールに入れて実家に送っていた私ですが、あるとき自宅にあった子ども服を友だちのお子さんにあげたことがありました。その体験から、こまめに子ども服の断捨離をしておけばよかったという後悔とともに、私がおこなった断捨離の方法についてお話しします。 実家が物置小屋に以前住んでいた自宅には収納スペースがあまりなかったので、現在8歳の娘が小さいときに着ていた服を、私は田舎にある実家に毎年送っていました。初めは2人目が生まれたら引き取って使おうと思っていたのですが、計画的には生まれず。 「もったいない」と思う性格が仇となって捨てるに捨てられず、どんどん実家が倉庫のようになっていきました。そして、とうとう私の母から「いい加減、あなたの部屋が倉庫になっているよ」と言われる始末でした。 リユースでお部屋スッキリ!わが家が引っ越しをすることになったとき、ついに断捨離を決意しました。4歳くらいから使っていた服は実家に送らずに残っていたので、きれいな物以外は処分することに。 ちょうど友だちに娘より小さい子がいたので譲ることができ、大半の服をリユースしてもらえたのです。使わなくなった服であふれかえっていたたんすがスッキリ! 引っ越しのときも助かりました。 フリマサイトやリサイクルの有効活用友だちに服を譲ると、たんすの肥やしになっていただけの服がすっきり片付いただけでなく、自分が気に入って買った服をまた使ってもらえることに喜びを感じました。 この体験をきっかけに、フリマサイトやリサイクルショップを有効活用するようになった私。フリマサイトでも購入してくれた人が喜んでくれたことがうれしく、着なくなった物をたくさん残しておかず、きれいなうちに譲っておけばよかったなと思いました。 簡単なリメイクも!私の「もったいない」根性が娘にも受け継がれているのか、娘は服がサイズアウトすると「これで何か作って」と言うようになりました。そこで裁縫はそれほど達者ではありませんが、ぬいぐるみ用の服やかばんにリメイクしてみたのです。 大きいぬいぐるみには、何も手を加えずそのまま着せることも。リメイクした物を大好きなぬいぐるみが身につけると、娘は喜んで遊んでいます。 自宅にあったサイズアウトした服は、リサイクルするなどして断捨離に成功しました。娘や私が本当に気に入っている服だけは、いつか2人目が授かったときのためにとっておいているところです。一方、実家はまだ倉庫のような状態が続いているので、早く断捨離しておくべきだったと後悔半分、いつかきれいにしたいなと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年07月07日散らかりがちな子どものオモチャや絵本。部屋をすっきり整頓するために使っている収納グッズや、子どもが進んで片付けをしたくなるような工夫が詰まった、おしゃれなママの収納術を一挙公開! オムツやランドセルの収納法もお見逃しなく!CONTENTS1.収納上手なおしゃれママをご紹介2.自分で片付けたくなる! 【オモチャ】の収納3.読みたい本が一目瞭然! 【絵本】の収納4.毎日の支度をスムーズに! 【子ども服】の収納5.定位置を決めるのがルール! 【ランドセル】の収納6.ひと目でわかる! 【工作道具】の収納7.さっと取り出せる! 【オムツ】の収納アイディアもセンスも抜群!収納上手なおしゃれママをご紹介 #01_Akaneさん・主婦(6歳の男の子と2歳の女の子のママ)Instagram:@ahh_kアパレル販売員を経て、アパレル小物のデザインを担当。お洋服が大好きな兄妹二児の母。現在は専業主婦で活発息子とおませな娘の遊び相手に奮闘中!#02_大貫まりこさん・主婦(10歳・8歳の女の子と3歳の男の子のママ)Instagram:@mrmr.mma家族で服やインテリアが大好き。子育てのモットーはいかに自分がラクをするか(笑)。Instagramでハンドメイド品を販売中。#03_木村さやこさん・元アパレル業(8歳の男の子と4歳・1歳の女の子のママ)Instagram:@chobisお兄ちゃん、姉妹2人の3児のママ。最近念願のマイホームを建てたので、今は家具やインテリア、植物など、お家の中を充実させることに夢中。#04_bonjojonboさん・会社員(8歳・6歳・3歳の男の子のママ)Instagram:@bonjojonbo小学生と未就学児の男の子3人のワーキングママ。毎日バタバタ家事に追われてしまうので、ごはんをパターン化したり、収納の導線を考えて、いかに家事を減らすかが日々の課題。#05_里深紗佑里さん・ネイリスト(1歳の女の子のママ)Instagram:@sayuringo娘が寝てからの韓国ドラマ鑑賞が楽しみのひとつ。子どものインテリアは無印、イケア中心で自分が昔から使っていたものなども活用。#06_谷垣マヨさん・飲食店経営(6歳・1歳の女の子、4歳の男の子のママ)Instagram:@_iammayo_夫と飲食店『TANIGAKI』を経営する3児のママ。ファッションもインテリアもシンプルだけどクセのあるものが好き。最近はハンモックを使って行うフローイングヨガに夢中。すっきり片付く子ども収納アイディア#01自分で片付けたくなる!【オモチャ】の収納 TOY’S STORAGE IDEA_01『イケア』のバスケットに細々としたものをイン!「バラバラになりがちな乗り物のレールを『イケア』のバスケットに収納。入り口が広いので子どもも出し入れしやすいようです。おしゃれなデザインでインテリアに馴染むところも気に入っています」(大貫さん)TOY’S STORAGE IDEA_02『イケア』の収納棚を重ねてたっぷり収納「『イケア』のトロファストをオモチャと絵本の収納に使っています。オモチャはボックスに、細かいことは決めず、遊んだらしまうをルールにしています。家が狭いこともあり2段重ねで使っているのですが(しっかりビスで固定)、たっぷり収納できて便利です。シンプルな見た目と収納ボックスの大小のサイズもちょうどいい!」(谷垣さん)TOY’S STORAGE IDEA_03階段型の『イケア』収納棚に仕分け「メインで使っている階段型の収納棚は『イケア』のトロファスト。ここには息子のよく使うオモチャを収納していて、アイテムごとに細かく分けて収納しています。トロファストに入らないものはバスケットの中に種類ごとに分けて棚上に。フタ付きのレゴボックスは、『イケア×レゴ』のもの。サイズ違いで揃えました。収納棚の右側2段は絵本を収納。奥行きがあるのでたっぷり入ります。オモチャは自分たちで片付けができることを第一にしているので、ざっくり入れてもすっきり見えるような中身が見えにくい収納を選んでいます」(Akaneさん)TOY’S STORAGE IDEA_04イスとしても活用できる便利収納「いただきものの収納ボックスにぬいぐるみや大きめのオモチャを収納しています。バラバラになりがちな小さいパズルや積み木などは巾着袋に小分けしてすべて放り込むスタイル。新しいオモチャを買うときは“オモチャ箱が閉まらない大きさのものは買わない”もしくは“何かを処分してからの購入”というルールにしています。宝箱のような見た目で子どもたちから大人気で、容量がたくさん入るところもお気に入りポイントです。普段はフタを閉じて、子どもたちはイスとして使用しています」(木村さん)TOY’S STORAGE IDEA_05見た目も可愛い『イケア』のバスケットを利用「オモチャの収納に使っているのは、『イケア』のバスケット。ぬいぐるみなどパパッと適当に収納できてラクチンです。デザインも可愛いので部屋の至るところに移動して活用中! オモチャの押し車にも収納しています」(里深さん)TOY’S STORAGE IDEA_06『無印良品』のクリアボックスにざっくり収納「子ども服の収納にも使っている『無印良品』のクリアボックスにプラレールやレゴなどのオモチャを収納。カラフルなものもケースの中に入れてしまえばすっきりとしてインテリアの邪魔をしません。ボックスにざっくり収納するだけなので子どもたちも片付けしやすそうです」(bonjojonboさん)すっきり片付く子ども収納アイディア#02読みたい本が一目瞭然!【絵本】の収納 BOOK STORAGE IDEA_01『イケア』の収納棚の上にずらりと「オモチャ収納で使っている『イケア』の収納棚の上に絵本をずらっと並べています。子どもたちも取り出しやすいようで、自分で選んで読んで片付けも簡単。片付けるときは、“同じ大きさで並べようね”と声かけしています」(谷垣さん)BOOK STORAGE IDEA_02『ナチュラルキッチン』のマガジンラックにお気に入りを「『ナチュラルキッチン』のマガジンラックは¥1,000くらいで購入。絵本はラックに入る分だけ収納し、飽きたらそのときのお気に入りと交換していくスタイル。表紙がよく見えるので選びやすく、高さも3歳の息子にちょうどいいサイズ感です。何よりもリーズナブルにゲットできるのが嬉しい!」(大貫さん)BOOK STORAGE IDEA_03『イケア』のオープンラックを本棚に「上段に引き出しを付けず、ディスプレイ棚として使用している『イケア』のシェルフユニット・カラックス。棚上にお気に入りの絵本や子どもたちがつくった作品を額に入れて一緒に飾っています。毎晩2、3冊絵本を読んで就寝するので、絵本棚はベッドの横に。ここに絵本棚を置いたことで、絵本を読む機会がさらに増え、最近ではお兄ちゃんが妹に読み聞かせをするようになり、とてもいい空間になっています」(木村さん)BOOK STORAGE IDEA_04『イケア』のブックディスプレイに並べる「絵本を飾るように収納したかったので、『イケア』のブックディスプレイ・フリサットを購入。1歳の娘も自分で選んで取れる高さで、表紙が見えるので読みたい絵本を引っ張り出して読んでいます。絵本は背の低いものが前にくるように並べています」(里深さん)すっきり片付く子ども収納アイディア#03毎日の支度をスムーズに!【子ども服】の収納 CLOTHES STORAGE IDEA_01ハンガー&引き出し収納ですっきり「息子の幼稚園の制服やスウェット、娘のアウター、ブラウス類はすべてハンガー収納にしています。その他の衣類はそれぞれに『楽天』で購入した4段収納とバスケットを用意して分類。アイテムごとに収納場所を分けることで、息子は自分で服を選んで出したり、洗濯後の片付けもきちんと定位置に戻してくれるので助かっています。ハンガーや棚などはすべてホワイトで統一してすっきり見えるようにしたのもポイントです」(Akaneさん)CLOTHES STORAGE IDEA_02『イケア』の引き出し式収納棚に分類「小学生娘ふたりの学校用の服は、『イケア』の引き出しユニット・レッナールトに収納。上段はトップス、中段はボトムス、下段はワンピースなど分類して子どもたちが自分で支度できるようにしています。しまうときは、きちんと畳んで並べる、引き出しに入る分の服のみを所持するということを心がけています。収納棚は組み立てもとても簡単。軽いので掃除するときも移動がラクです」(大貫さん)CLOTHES STORAGE IDEA_03『イケア』のシェルフユニットに収納「絵本収納と同様、『イケア』のシェルフユニット・カラックスに子どもたちの服を収納しています。子ども専用の収納場所ができたので、積極的に自分たちで服の出し入れをするようになりました。とくにシールなどで印を付けていませんが、しまう場所を4箇所に特定することで子どもたちだけで支度ができるようになり助かっています。かれこれ7年使用していますが、リーズナブルなのに丈夫でとっても重宝しています!」(木村さん)CLOTHES STORAGE IDEA_04子ども専用スペースを確保「幼稚園に通う息子用のクローゼット。収納棚の上段はトップス、下段はボトムス、アウター類は突っ張り棒を使って子どもの高さで固定しています。分類しているので選びやすいようで、自分でコーディネートして着替えています。一番上の段は、幼稚園準備スペースにしていて、朝はそこから着替えたり準備をしています。100均のボックスに収納しているので、上げ下ろしも簡単。靴下やタオルなどは小分けに収納しています」(大貫さん)CLOTHES STORAGE IDEA_05『無印良品』のクリアボックスとハンガー収納を併用「子どもの服は『ニトリ』の突っ張り棒を利用したハンガー収納と下着、靴下類は『無印良品』のクリアボックスに入れています。突っ張り棒の高さを子どもの頭少し上くらいにすることで取りやすいように工夫。自分で支度をするため服が見渡せるのもよさそうですし、洗濯したものをそのまま移動させるだけなので、洗濯ものをたたむという作業が減りました。普段は薄手のコットンカーテンで目隠ししています」(bonjojonboさん)すっきり片付く子ども収納アイディア#04置き場所をきちんと決めるのがルール!【ランドセル】の収納 SCHOOL BAG STORAGE IDEA_01『イケア』の収納棚の上が定位置「小学生の娘たちのランドセルは、『イケア』の引き出しユニット・レッナールトの上に置いています。中央の収納ラックに、その日必要な教科書や道具をまとめて置いているので準備がスムーズ!」(大貫さん)SCHOOL BAG STORAGE IDEA_02『イケア』の収納棚にフックを取り付け「『イケア』の収納棚・トロファストの横にフックを取り付けてランドセルをかけています。収納ボックスの中には、朝の身支度の時短になるようにハンカチやティッシュ、マスクも収納。しまう場所を子どもが決めて忘れ物がないようにしています」(谷垣さん)すっきり片付く子ども収納アイディア#05ひと目でわかる!【工作道具】の収納 TOOL STORAGE IDEA_01『イケア』の有孔ボードを活用「シンプルな見た目の『イケア』の有孔ボード・スコーディスをデスク横の壁に設置しています。ここにフックや小物入れケースを取り付けて色鉛筆やハサミ、マスキングテープなどを収納。ものの場所を決めて、使ったものはきちんと元に戻すようにしています。デスクに向かうことが増えて集中してお絵描きしたり工作をしたりしています」(谷垣さん)すっきり片付く子ども収納アイディア#06さっと取り出せる場所に!【オムツ】の収納 BABY STORAGE IDEA_01おしゃれなカゴにオムツを収納「雑貨屋さんで購入したカゴにオムツを収納しています。必要なときすぐに出せるので便利です。普段はお気に入りのバンダナをかけて目隠しして、『イケア』の棚に。棚の高さがちょうどよく、つかまり立ちしながらスムーズにオムツ替えができます」(里深さん)
2021年05月24日生まれたころは身動きが取れない赤ちゃんも、早い子で生後6カ月ごろから徐々に動き始めます。はじめは予測できていた行動も、いつの間にか「え! もうこんなことできるの?」と予想を裏切ってきて、想定外の片付けが増えるとママは大変……。そんな苦労がぐんと少なくなるお部屋のレイアウトをご紹介します。 基本は「触られていいもの」しか置かない ベビースペースを作るとき、必要なものは「いずれ触る」ことを想定して購入しました。お世話セットを入れるカゴもそのうちの1つで、ケガをしない柔らかいものを選びました。1歳のころには息子がおもちゃ入れとしても使っており、倒れ込んでも痛がることはなく、使い道もひとつではないので重宝しています。また、赤ちゃんが成長したときに移動させなければならないものがないように、家全体で収納を見直して、必要なもの以外は徹底してベビースペースに置かないことにしました。 子どもの行動にあわせて対策グッズを購入 第一子で成長の見通しが漠然としか立たなかったため、様子を見ながら必要なものを購入しました。つかまり立ちが始まってからは家具の角をガードし、戸棚を開け始めたら戸棚ガードを購入しました。 しかし、息子は慎重派でゆっくり動くため、あまり効果的な場面がない状況が続いています。幸いながら転んだときに頭をガードするクッションも活躍していないので、「子どもの様子を見たうえで事故・ケガ対策に本当に必要なものを考えて購入する」ことが不要な出費を防ぐポイントだと思いました。 家具も赤ちゃんのおもちゃになる 息子は生後8カ月ごろ引き出しを開けるようになりました。戸棚や引き出しは開けられないようにしましたが、どうしても開けたそうだったのでひとつだけおもちゃ入れにしてみたところ、自分から物を出し入れして遊ぶようになりました。テレビ台の棚も空けてみると、こちらも本や物を出し入れして遊ぶようになりました。家具を遊びの一部として使うことで、息子の動きのバリエーションが増え、開けたい欲求も満たせるので一石二鳥な発見でした。 赤ちゃんがストレスなく動ける環境は、ママにとっても心配の種が少なく安心して遊ばせてあげられます。そのためには、触られていいものしか置かないことが理想です。そして今後も、子どもの成長をよく観察しながら必要なグッズを購入していきたいと思います。 著者:歌 啓子1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。
2021年05月21日ウイルス性の胃腸炎などの場合、親が嘔吐物の片付けをしているときなどに家庭内でのウイルス感染が起きることが多くあります。自分自身や他の家族への感染を防ぐためにも、正しい消毒や片付け方を知りましょう。 嘔吐の原因になる病気は?嘔吐などの急性の胃腸炎をおこすウイルスとしては、ノロウイルスやロタウイルスがあります。これらのウイルスは感染力が非常に強いため、適切な処理をしないと、家族間で感染をしてしまうことがあります。感染しても潜伏期間があり、発症に時間差があることがあります。 赤ちゃんが嘔吐してしまったらまず何をする?まずは部屋の換気をします。 次に処理するのに、必要な物品を用意します。・使い捨てのマスク・使い捨てのビニールエプロン・使い捨てのビニール手袋(ゴム製やビニール性)・キッチンペーパー(吐物を拭いたり片付ける場合には、なるべく使い捨てのものを使用します)これらは使用後、ビニール袋に入れ口をしっかり結んで捨てましょう。 吐物がついたシーツや洋服も基本的にはビニール袋に入れてしっかり口を縛り、捨ててしまったほうがよいと思います。捨てたくないものでしたら、キッチンペーパー等で吐物を除去したあとに周りに飛び散らないように大きめのゴミ袋などでカバーしながら手洗いしてから消毒をしましょう。 消毒方法と消毒液の作り方は?嘔吐の場合、「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒するのが確実です。アルコールでの消毒はノロウイルスやロタウイルスなどの消毒効果は不十分です。次亜塩素酸ナトリウムは、衣類・台所用の塩素系漂白剤、哺乳瓶用の消毒剤にも含まれるものがあります。人体には使用できないので注意しましょう。 【消毒方法】床などに飛び散った吐物などを拭き取ったあとは、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床を拭き取り、そのあと水拭きをします。また、おむつや拭き取りに使用したキッチンペーパー等をビニール袋に密閉して廃棄する際は、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウムを入れることが望ましいとされています。また、食器などの下洗いや嘔吐後にうがいをした場所なども次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、洗剤を使って掃除をするようにしてください。 【消毒液の作り方】消毒には、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作る「塩素液」を使います。以下は、いずれも一般的な家庭用の漂白剤(製品の濃度:6%)で作る場合です。 ●消毒や拭き取りに使う場合(200ppmの濃度の塩素液)液10mlに対して、3Lの水で薄めて作ります。●嘔吐などの廃棄物を袋の中で浸す場合(1000ppmの濃度の塩素液)液50mlに対して、水3Lで薄めて作ります。 赤ちゃんが嘔吐してしまうと、心配で焦ってしまうかと思います。赤ちゃんの安全を確保しつつ、家族内の感染が広がらないように冷静に処置するようにしましょう。 <参考>・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」・厚生労働省「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年05月15日この記事はモンテッソーリ教育の片付け方を紹介する記事ではありません。作者の育児体験談を綴っています。■前回のあらすじ4人の男の子を育てるママに聞いたブルドーザー作戦で一件落着! と思いきや、状況は悪くなる一方で…。あれやこれやのまま、3歳半になった娘。現在、お片付けはできるようになったのでしょうか…?次回最終話です。毎日17時更新!
2021年04月30日この記事はモンテッソーリ教育の片付け方を紹介する記事ではありません。作者の育児体験談を綴っています。■前回のあらすじ子どもが興味を持つようにと、お片付けシールを作成。ところが、実際、シールに興味を抱いたのは…。■まる子2歳、お片付けの状況は…優しく問いかけても、お片付けに見向きもしない娘。そんな娘に耐えかねて、ついに私は…。次回に続く。毎日17時更新!この記事はモンテッソーリ教育のお片付けについて説明する記事ではありません
2021年04月27日この記事はモンテッソーリ教育の片付け方を紹介する記事ではありません。作者の育児体験談を綴っています。■前回のあらすじ出産前にモンテッソーリ教育に感銘を受けて一念発起。子ども自ら片付けをする日々を夢見て、モンテ風おもちゃ棚を用意したのですが…。※モンテ:モンテッソーリ教育の略誤解のないようにお伝えしておきますが、モンテッソーリ教育を否定してるわけではありません。今でも私は、モンテッソーリ教育を崇拝してます。通信の学校で勉強もしたし、保育園、幼稚園の見学にも行ったし、体験教室にも何箇所も行きました(1歳の頃)。ただ現在…、ちょっとばかり挫折してるだけ…。というか、始めるのが早すぎた。2歳半ぐらいから始めるのがいいんですよね。私の場合、妊娠中に盛り上がり、0歳で盛り上がりのピークを迎え、2歳半の試合開始前に完全にバテてしまった感じです。というわけで、ここからどんどん転落していきます…。次回に続く。毎日17時更新!
2021年04月26日この記事はモンテッソーリ教育の片付け方を紹介する記事ではありません。作者の育児体験談を綴っています。こんにちは! 3歳の娘まる子と1歳の息子おーちゃんに育てられている母・はなゆいです。今回は、長女・まる子が1歳から3歳に至るまでの『お片付け奮闘記』を紹介します。※モンテ:モンテッソーリ教育の略子どもが産まれてから知ったのですが、部屋ってびっくりすほど…、散・ら・か・る!同じ人のおうちでも、産前と産後に行ったら、別人のお宅のようになる…はず。おもちゃはそこら中に転がっていて、色の統一感はめちゃくちゃ。そして生活感は丸出し…(少なくとも、我が家はそうです)。まぁ、仕方ないと思うのですが…。でも、せめて歩く場所ぐらいは確保したい! ということで、お片付け奮闘記のはじまりです。次回に続く。毎日17時更新!
2021年04月25日洋服の収納、どれが正解?お片付けにはいろいろな方法があって、「絶対にこれが1番!正解!」というものはありません。生活スタイルや好みにもよるし、本当に各家庭で様々だと思います。例えば衣類の収納は、畳む収納・吊るす収納などがありますよね。私は畳む作業があまり好きではないのと、できる限り家事をする時間を短くしたいので、衣類のほとんどはハンガーで吊るす収納にしています。ダイソーの立てる収納「TATEMU」自分自身にとって合っているなら、続けることができるなら、それが正解なのがお片付け。お片付けって毎日のことなので、自分にとって1番楽に続けられるのはどんなやり方なのかを見つけることってとても大切です。先日ダイソーで初めて見る収納グッズを見つけました。名前は「TATEMU(タテム)」立てる+畳む=タテム。畳んで立てて収納する方法は昔からありましたが、そのためのグッズってどんなものなんだろう?と疑問に思い、使ってみました。今回は、ダイソーの「TATEMU」をご紹介します!立てる+畳む=TATEMU薄くて四角い段ボールのような商品のTATEMU。開いてみました。1枚のしっかりとした厚紙のようです。これが本当に便利なのか、本当に立てる+畳むが可能なのか、検証してみようと思います!簡単?便利?実際に使ってみました!まずは広げたTATEMUの上にTシャツを置きます。襟が厚紙よりも上に出ないように注意します。厚紙のサイズに合わせて、はみ出している部分を畳みます。シャツの両腕部分を中へ折りたたみます。折り目がついているので、ここまで簡単に畳めました。半分に折り曲げます。箱のような形になりましたね!口を閉じたら完成です。たったこれだけ。これ、とても面白いです!ひっくり返してみると、こんな感じで何が入っているのかが分かります。今回選んだ洋服が厚手のものだったので箱から少しはみ出ていますが、普通のTシャツだとここまではみ出ることはありません。左がレディースMサイズの厚手のTシャツ、右がメンズMサイズの普通の厚みのTシャツです。厚みのあるものは畳めないことはありませんが少しはみ出てしまいます。何度かTATEMUを使って慣れてくると、あっという間にTシャツが片付きます。もちろん普通に畳んだ方が時間は早いですが、TATEMUのスゴイところは全く同じサイズに畳めるところと立てて収納できるところです。立てて収納できて、絶対に崩れない!実際に立てて収納してみました。これは想像以上!本のように片付けられます。TATEMUを使わずに立てて収納することも可能ですが、取り出したりしているうちに必ず崩れてしまいます。それってかなりのストレスなんですよね。一度崩れるとお片付けが嫌になってしまって、Tシャツを上に上にとどんどん重ねて置いてしまったり…。でもTATEMUを使って立てて収納すると絶対に崩れない!この安定感は本当に素晴らしいです。柄物のTシャツがズラッと並ぶとキレイで素敵なインテリアの1つになりそうですね。取り出すときは、Tシャツの真ん中を持ってスッと引き出すだけです。初めてダイソーでこの商品を見つけたときは「そんなに便利ではなさそう。畳むのが面倒だし、すぐに壊れてしまうのでは?」と思いました。実際には約10日間使い続けていますが、とても便利でとにかくストレスがないんです。コンパクトに収まって、崩れずにキレイをキープしてくれるTATEMUは素晴らしい商品でした。TATEMUを使ってみた結果TATEMUは普通に畳むよりもほんの少しだけ時間は掛かりますが、必ずキレイをキープしてくれるので、その点では本当にオススメできる商品です。ただ始めにも書いた通り、お片付けには正解がなくて自分の暮らしに合うかどうかが重要なポイントになります。衣類の収納で困っている方、いろんな方法を試してみたけれどどれも定着しなかった方は是非一度試してみてくださいね。今までとは少し違う、面白い収納グッズに驚くと思います。
2021年04月14日こんにちは! あん子です。今回は、片付けをしたがらない娘が片付けをしてくれるようになったきっかけを話そうと思います。■片付けをしたがらない娘に頭を悩ます日々少し前の話なのですが3歳の娘がおもちゃを片付けることをせずに違う遊びをし始めることに悩んでいました。「もう遊ばないのならおもちゃ箱に片付けようか」と声をかけても「ヤダ。お母さんがして」と片付けを一切やらないんです。困ったな…。イヤイヤ期がまだ続いるのか?今年から幼稚園入園するのに大丈夫だろうか…。「じゃあ、一緒に片付けよう」と優しく言ってもと言い、しまいにはその場から逃走!はあ~。どうしたものか…。と、このようなことが毎回、繰り返されていました。そこで夫に相談してみることにしました。■できないことにではなく、できるようになった喜びに目を向けたいすると夫は、「我が子に対しては、理想は高くなるよね。だからその考えは、悪いことではないと思う。でもそれは、あくまで大人の意見だよね。種類が違うおもちゃを遊ぶことで…」「娘はそう思って遊んでいるのかもしれないよ。そんな遊びを繰り返していくことで感受性が豊かになるんじゃないかなって思う」と聞くと「メリハリだよね。ご飯の時間だから片付けようとか、区切りをつけてみるのはどうかな?まだ生まれて数年だろ? 娘は、知らないことの方が多い。その分教えること、叱ることもあると思う。命の危険があるときや人に迷惑をかけるときはしっかりと叱るけれどその他のことは、諭すというスタンスでいいんじゃないかな」「できていないところに目を向けるんじゃなくてできるようになった喜びのほうに目を向けたいって。だから娘が自分で考えて遊べるようになったことが素直に嬉しいなって思った」夫は、子育てにおいて私や娘を否定することは決してしない人です。人は、否定されることではなく肯定されること、認められることのほうが嬉しい。そんな当たり前のことを娘に対して私は、自分の考えを押し付け過ぎて忘れていたのではないだろうか…。私のペースではなくその子のペースで焦らず根気強く長い目で子どもをみていこう。と考えるきっかけとなりました。それからは、ご飯の時間やお風呂の時間など確実に今は、遊ばない時間を見計らってお片付けの声かけをするようにしその日、できなくても「今日はお母さんが片付けるけど明日は一緒に片付けをしてくれるとお母さん、嬉しいな」ぐらいで娘に片付けを強制することはせず少しでもお片付けをしてくれたら「部屋がすっきりしたね!」「お片付けしてくれてありがとう」「上手にお片付けできるようになったね!」と感謝の気持ちと片付けをしてくれて嬉しかったと率直な気持ちを伝えるようにするとそれが娘には効果があったみたいです。娘も少しずつですが時間を決めなくても「お片付けしようか」と声をかけるとイヤとは言わずに素直に片付けをするようになりました。まだまだ先は長いですが気負わずに娘の成長を楽しんでいけたらと思います。最後まで読んでくださりありがとうございました!
2021年03月17日長引く家ごもり期間に、きちんと向き合いたい子どもたちのゲーム時間。健康のことはもちろんですが、時間と生活のメリハリも気がかり。遊んだおもちゃを片付けて、休憩をとる。考えてみれば当たり前のことですが、規則正しい暮らしを営むということはとっても大切なことですよね。片づけてリセットし、他のことにもしっかり集中できるリビングに。今の暮らし方には、そんなメリハリづくりのできる環境が必要とされているように思います。今日は収納で少しだけお手伝いを。子どもたちが進んでゲーム機を片付けられる収納方法をご紹介します。片づけやすいゲーム収納おうち時間に、だらだらとゲームをしてしまう子どもたち。度々怒るよりも、収納で仕組みを変えて片づけやすくしてあげることで、お互いのストレスを軽減できるといいですよね。きちんと片づけて、他のことにもしっかり集中できるようメリハリのあるリビング空間に。ゲーム機は、テレビボードの引き出しに収納しています。ここを開けると、ゲーム機がずらり。子どもたちはゲーム時間になると、楽しそうにここに集まります(笑)収納は、取り出しやすさ以上に、片付けやすさを意識しました。インボックスでアイテムごとに一つずつの部屋を。■コードが絡まらない収納■1アクションで放り込める収納引き出しの中に仕切りをつくるだけで、子どもたちは何も考えずに放り込めるし、放り込んだだけで勝手に片付いたように見えるんです。switchのコントローラーを収納するのには、仕切り付きのボックスを使用。1つにコントローラーを6つまで収納できますよ。アイテム1つずつにお部屋を与えることで、子どもたちも片付ける時に「あれ?ピンクがない!」と、気づくように。最後まできちんとお片付けできるような仕組みが整うのです。ダウンロードよりソフト派のわが家。どんどん増えるソフトは、既製品のソフト専用ケースに頼っています。もともと入っていた箱から出してこれにひとまとめに収納することで、子どもが箱をあちこち広げることを防止。片付けのアクションを減らせます。省スペースで収納できるので、これに頼り、箱はストックルームなどで別に保管しておくのがおすすめです。引き出しには入らないリングフィットは、テレビ裏の壁を利用してフック収納に。押ピンタイプのフックを壁に挿すだけで、リビングから隠して収納することができますよ。カードゲームもテレビボードに収納おうち時間が増えて、家族で遊べるカードゲームも増えました。UNO、トランプ、ことばあそびカード。子どもたちも大好きで、家族で盛り上がるカード遊びは、リビングで過ごす家族時間にも大活躍。カードゲームは、もともと入っていた箱から出し、箱は処分。収納アイテムを統一することで、省スペースでコンパクトに収めることができますよ。クリアポーチに収納すれば、中身が透けて見えるからラベリングの必要もなし。適当に入れるだけで子どもでも簡単に片けられるので「片づけないなら出さないで~!」という心の声も解消。カードをきれいに揃えて箱に収めるのは、大人でも面倒。その面倒さも省いてくれます。また、オープンタイプのテレビボードでも、ボックスを使えば、奥のものも取り出しやすい引き出し式収納に変身できます。家具に合った収納アイテムを選ぶことで、使いやすい収納にしてみてくださいね。まずは仕組みづくりから。遊び終わったらきちんと片付けて、空間も時間も気持ちも上手にリセット。メリハリのある暮らしづくりのヒントになればうれしく思います。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート nami sasaki整理収納アドバイザー。夫と三兄弟と5人暮らし。毎日の暮らしを楽しむ工夫探しが好き。収納で暮らしを心地よく。
2021年02月21日お部屋の片付け。エンドレスなこの家事を、どうにかこうにかラクにしたいと考えていた時に出会ったのが「タープバック」。隠したいものはポイッと入れられる、とっさの移動がラク、使わない時は畳んでしまえると、とにかく便利。どこに置いておいても違和感のないデザインも好きです。我が家のタープバックの使い方をご紹介します。書類やPCにちょうどいい。ダイニングテーブルをすっきりさせるにはSサイズ在宅ワーク、子どもの勉強やお絵かき…書類やチラシがどうしても集まってしまう我が家のダイニングテーブル。面積の広いダイニングテーブルが散らかっていると部屋の印象が乱雑になってしまうから、そこだけはキレイにしておきたいと思いつつ、なかなか実現せず。毎日毎日、書類を整理するのはズボラな私には無理でした。そこで、タープバックを投入したんです。▲タープバックに入れるだけで、こんなにすっきり!Sサイズは、A4サイズの書類やファイルにちょうどいい大きさ。とにかく、その日にポストに来ていたDMや夫の書類など、判断に迷うものはタープバックに直行。ダイニングのベンチがタープバックの定位置です。マットな質感がインテリアにもよく馴染みます。座る時はベンチの奥や下にすっと移動できるし、来客時は別の部屋に持っていくだけでお片付け終了〜!と、とにかくラクで便利です。在宅ワークが増えてきた夫のノートパソコンや充電器のコンセントなどもすっきりはいります。パソコンや書類が広がってご飯がのせられない!という時に、ポイポイッと収納出来て便利。パソコンは書類や本の間に挟んで、壊れないようにしています。大容量のMサイズは洗濯物入れに今まで洗濯物入れには、プラスチック製のカゴを使っていました。洗濯物をたたむために、いつもソファの横に置いていたのですが…ある日走り回っていた息子が激突。目の下にアザが出来たのを見て、柔らかい洗濯物入れにしようと決意して選んだのがタープバックです。▲洗濯物を入れる時は、タープバックの口部分を折り返しておくと使いやすいこれが大正解!家族4人分の洋服にタオル類もたっぷり入る大容量と、それを抱えて持てる柔らかさ。引きずっても床が傷つかないし、置きっぱなしにしたままリビングで子ども達が遊んでいても安心です。ソファの色と合わせてグレーを選んだから、洗濯物を片付けなくても部屋がすっきりして見えます。▲洗濯物をたたんだらタープバックもたたんで、一気に省スペース使わない時は畳んで収納。35リットルも入るのに、たたむと洗剤ボトルよりもコンパクトに。以前は、洗濯物を片付けた後に洗濯物入れカゴを持て余していたので、これは助かっています。アウトドアで本領発揮!大きいもの、重たいものもどんどんこい!Mサイズはお出かけにも便利。大きな公園に行くことが増えて、出番の増えたレジャーシートやアウトドア用のテーブルもすっぽり入ります。ブランケットやボールも詰めて、車のトランクにのせてお出かけ。フタは開きっぱなしですが、マチがしっかりあって安定感があるのでトランクでも倒れません。公園に行くまでに、ドリンクやランチを買っても、タープバックにはまだ余裕あり。もともとアウトドア素材だから、芝生においても濡れないし、汚れもつきにくい・落としやすくて、オススメです。タープバックは、隠したい物の避難先にもいいし、おもちゃ入れなどの収納としても、大容量のバックとしても使えます。床に直置きしても格好がつくのが、さらに良いところ。ズボラさんにこそおすすめしたい、お片付けグッズです! 【ご紹介したアイテム】家じゅうの、かさばる物もざっくり入れて収納上手⇒ タープバックラウンド M 【ご紹介したアイテム】家じゅうの、かさばる物もざっくり入れて収納上手⇒ タープバックラウンドS ■暮らしのはなし c.tanoue時短や手間抜きが大好物。収納の少ないマンション暮らし。無理せず楽しく、美味しく、快適に暮らしたいから、買い物は見た目の良さと汎用性の高さを慎重に吟味しています。
2021年01月06日片付けが苦手な30代主婦のAさんは、「断捨離をしよう!」と思っても面倒でなかなか行動に移せずにいました。「価格が高かったから」「いつか使うかもしれないし」と、いろんな理由をつけて物を手放せずにいましたが、あるきっかけで断捨離が進むようになり、楽しくなったそうです。いったいどんなきっかけがあったのでしょうか。貯金が出来ている人と持ち物を比べてみたら…SNSで貯金ができている人を見てみると、収納用の棚やクローゼットの中を含め、部屋がとてもきれいで整っていました。片付けが苦手で、かつ貯金ができていなかったAさん宅と比べると、明らかに物が少ないことに気付きます。決してミニマリストというほど物が少ないというわけではなく、Aさんが今まで手放せずにいた「高価なのでもったいない」「いつかは使うかもしれない…」という理由で置いてある物が、貯金ができている人の家にはありませんでした。高価な物でも使っていなければ宝の持ち腐れです。「持っていたらいつかは使えるかもしれない」と思っていたけれど、実は1年以上使っていない物もありました。貯金ができている人の持ち物と比べてみると、なくても困らない物や使われていない物であふれていたことに気付き、Aさんの断捨離が動き出したそうです。片付け苦手の原因は物の量だった!?「いくら片付けても散らかるし、とにかく面倒くさい!」というイメージから、収納が苦手だと長年思っていたAさん。しかし、なくても困らない物や使われていない物を少しずつ手放してみると、物が減ったことで収納に空きスペースができるようになりました。すると、散らかる頻度が格段に変わり、片付けが楽になったそうです。「片付けが苦手だから」と苦手意識を持って行動するのが億劫だったAさんでしたが、少しずつ物を見直すことに。まずは「1年以上使っていない物は不要」とみなして、いさぎよく捨てて物自体を減らすことで、すぐ片付けられるように変わりました。『苦手』ではなくただ『物が多かっただけ』なのかもしれません。持ち物が減ると、自然と何がどこにあるのか整理もしやすくなり、暮らしやすくなったことを実感できます。それに慣れた結果、断捨離することにあまり罪悪感を感じなくなり、定期的に物を見直す習慣がついたそうです。不用品を売ってみたら意外な物も収入になった!Aさんの家には、「使ってないけれど、いざとなったら売れそう」と思って、そのままの状態にしている物がたくさんありました。フリマアプリを使って購入希望者とやりとりしたり、送料を引いた分の利益などを考えたりするのが億劫で、なかなか動き出せずにいたのです。しかし利益をあまり気にせず、とにかく手放すことを一番に考えるように、考え方を変更。そこで、以下の物などを出品してみたところ、約半年で80個の物が売れ、気付けば売上金が10万円を超えていたそうです!・子供の頃に使っていたおもちゃ・何年も着ていない洋服・使っていない食器類使っていない物を手放したことで、欲しいと思っていた物を買う軍資金にすることもでき、断捨離が楽しくなりました。売上金は近くのスーパーマーケットでちょっとした食材を買う際の支払いにも利用でき、食費の節約にもなったそうです。断捨離をすることで、家が片付くだけではなく家事が楽になりお金も貯まるようになります!片付けることや物を手放すことは面倒かもしれませんが、少しずつでもいいので周囲を見直してみると、楽しい生活が待っているかもしれませんね。AIPONさんの記事はこちら※記事中の写真はすべてイメージ[文/AIPON構成/grape編集部]
2020年10月30日どうしても片付けが苦手・嫌いという人にこそおすすめしたい!マグネットで貼り付けられる100均キッチンツールの紹介です。使い終わったら冷蔵庫にペタッと貼り付けておけば、出し入れの面倒が省けて時短にもなるし、何をどこに入れたか迷子になることもないので便利ですよ! 使用頻度が高いハサミは貼り付けておくと便利 キッチン周りで使うことが意外と多いのがハサミ。食品の袋を開けたり、テープを切ったりするときにサッと取り出せてサッと片付けられれば便利ですよね。そんなふうに使用頻度が高いものこそ、貼り付け収納をおすすめします! ピーラーも貼り付ける時代 こちらも使用頻度高め! 野菜の下ごしらえに必要なビーラーもマグネットタイプが登場しています。シリコン製のアタッチメントで刃の部分をカバーできるので、安全かつ使いやすい! 冷蔵庫に貼り付ける定番! キッチンタイマー 冷蔵庫に貼り付けておく定番ツールといえば、キッチンタイマー。100均のものでも十分機能を果たしてくれます。ダイソーでは100円のほかに機能が充実した200円、300円の商品も売られていました。 めちゃくちゃ便利! レトルトカッター こちらは持っているとめちゃくちゃ便利な、マグネットタイプのレトルトカッターです。上部の黒い部分でレトルトカレーやソースの袋をカットできて、下部の白い二股部分で袋を絞れます。 カッター部分のアップはこんな感じ。小さな突起が刃になっていて、袋を挟んでスライドさせるとスパッと切れます。 使用頻度は低いけど欲しいときが必ずある、ビンオープナー いつも使うものではないけど欲しいと思う場面がたびたび訪れる、「あったら便利」なビンオープナー。ビン詰めやボトル類など、フタが固くて開かないときに重宝します。力が入らないご年配の方にあげるのもいいですね。 ちょっとした収納に便利なマグネットポケット こちらはペン類など、ちょっとしたものを入れておくのに便利なマグネットタイプの収納ポケット。冷蔵庫保管の日付を書くのに、冷蔵庫に1本ペンがあれば便利ですよね。また。ポケットの下にはフックが付いているので、輪ゴムやテープなどを引っ掛けておくこともできて便利。 以上、冷蔵庫に貼り付けておける100均キッチンツールの紹介でした。片付けのアクションが最小限なので、いろいろな動作がラクになって良いですね。見た目より機能面を重視したマグネット収納術、ぜひ活用してみてください! ※本記事の内容は公開時に確認した情報のため、商品によっては変更となっている場合があります。記事の内容は個人の感想です。※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、一部店舗では臨時休業や営業時間の変更などを実施している可能性があります。商品購入の際には自分だけではなく周りの方、スタッフの方への感染防止対策を十分におこない、安全性に配慮していただくなどご注意ください。外出を楽しめる日が1日も早く訪れますように! ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。
2020年06月26日食器棚はその人の「食」生活をあらわしているよう。一つ一つの食材や用途に合わせて、器にこだわりを持つ人。おもてなしが好きな人。食器棚に並ぶ風景そのものが暮らしの愉しみである人。毎日の「食」の軸となる食器棚なのだから、すっきりと清潔感のある場所にしたいものですね。不思議なことに食器棚を整えると、ごはんを作るのがはかどり、楽しくなります。すっきりと整った食器棚は、見た目も清々しく、気持ちがいいもの。「食」の循環を心地よく整えてくれる場所でもあります。食器棚を整えて、おうちごはんの時間を楽しく変えてみませんか?まず、基本は「全部出す」お片付けの基本は、まず全部出すことから。普段は面倒でなかなか食器を全部出すなんてやらないですよね。でもこれが一番の基本なので、ぜひやってみてほしい。全部出してキレイに拭き上げると、今までなんとなくくすんで見えていた食器棚も透き通った空気が流れるようになります。そして、今までの先入観を取り払えるというメリットも。よく使うものを使いやすい場所に変えたり、収納の区画を整えたりするためにも、一度ゼロの状態にすることは大切なことなのです。一からつくる食器棚はきっと今までと違う景色に蘇るはず。処分にマイルールを持つ食器棚の中身をテーブルに全部並べていくうちに、出てくる出てくる、要らないモノ。処分するのに迷って作業が進まない時は、食器の「いる・いらない」を見極めるマイルールを決めるといいですよ。例えば、これが私のマイルール。■Rule1> 欠けているものは潔く手放すわが家の場合は、子供にお手伝いを頼むことも多く、大人も子供も一緒に使うものばかり。割れたり、欠けてしまったり、ヒビが入ってしまったものは、危ないので潔く処分します。ペアで買って片方だけ割れてしまったものは、捨てる前に、それ一つで別の用途がないかをまず考えます。使い道が浮かばず、持っていて負担になるのならば手放すのも一つの手段。例えば夫婦茶碗は、片方が割れたのなら、それをいいタイミングと捉え、新しいお茶碗に買い替える。心機一転するのもいいと思うのです。わが家ではスープ椀として使っていたこちら。片方が割れてしまったタイミングで、スープ椀として使うのをやめ、一人で飲むお抹茶の茶器として使うことに。特別な役割を改めて与えられたスープ椀は、視点を変えてまた新たなお気に入りとしてここに佇むのです。■Rule2> 何年も出番がこなかったものは「なくてもいい」食器を全部出すと、「これいつの〜?」と思うものもたくさん出てきます。「新婚旅行で買ったから」とか、「義母にいただいたものだから…」などとしがらみで捨てられないものに多いのがこれ。お気に入りじゃないものは無理して持たなくてもいい。使っていないのに場所を取ってしまっている時点で、それはもう負担となってしまっています。気持ちだけはしっかりと胸の奥にしまって、手放してみれば、案外すっきりするものです。わが家は手放す食器をかごに入れ、欲しいと言ってくれる方にお譲りするように。振り返って1年使う機会がなかったなら、今後なくても暮らしていけるもの。そう思えば、代わりに新しい器を手に入れるスペースの方が魅力的だと思いませんか?■Rule3> プラスチック製品から離れる子供が生まれてグンと増えたのが、割れないプラスチック製のお皿。わが家はこれを一気に断捨離しました。カラフルで見た目もかわいいのですが、洗い残しがあった時にどっと疲れが出てしまうのが負担でした。そこで考えたのが、木の器を取り入れるということ。木の器も同じく割れませんし、大人のおやつタイムにも楽しめる器。共有で使えるものなら、2つ持つものも1つでよくなるし、大人も子供もおしゃれに使えるなんて「取り入れない手はない!」と思いました。例えばこの器は、普段は小さな末っ子のお味噌汁椀。時には、ちいさなクッキーのおやつ入れにもなります。末っ子が大きく成長して大人のお味噌汁椀と同じものを使うようになったら、朝食のフルーツ皿にもいいかも。・・・こうして、お気に入りの食器ばかりが集まった「眺めて愉しむ食器棚」をつくる準備が整っていくのです。 ■暮らしのはなし 連載:整理収納アドバイザーのお片付けノート nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2020年05月24日生まれたころは身動きが取れない赤ちゃんも、早い子で生後6カ月ごろから徐々に動き始めます。はじめは予測できていた行動も、いつの間にか「え! もうこんなことできるの?」と予想を裏切ってきて、想定外の片付けが増えるとママは大変……。そんな苦労がぐんと少なくなるお部屋のレイアウトをご紹介します。 基本は「触られていいもの」しか置かない ベビースペースを作るとき、必要なものは「いずれ触る」ことを想定して購入しました。お世話セットを入れるカゴもそのうちの1つで、ケガをしない柔らかいものを選びました。1歳のころには息子がおもちゃ入れとしても使っており、倒れ込んでも痛がることはなく、使い道もひとつではないので重宝しています。また、赤ちゃんが成長したときに移動させなければならないものがないように、家全体で収納を見直して、必要なもの以外は徹底してベビースペースに置かないことにしました。 子どもの行動にあわせて対策グッズを購入 第一子で成長の見通しが漠然としか立たなかったため、様子を見ながら必要なものを購入しました。つかまり立ちが始まってからは家具の角をガードし、戸棚を開け始めたら戸棚ガードを購入しました。 しかし、息子は慎重派でゆっくり動くため、あまり効果的な場面がない状況が続いています。幸いながら転んだときに頭をガードするクッションも活躍していないので、「子どもの様子を見たうえで事故・ケガ対策に本当に必要なものを考えて購入する」ことが不要な出費を防ぐポイントだと思いました。 家具も赤ちゃんのおもちゃになる 息子は生後8カ月ごろ引き出しを開けるようになりました。戸棚や引き出しは開けられないようにしましたが、どうしても開けたそうだったのでひとつだけおもちゃ入れにしてみたところ、自分から物を出し入れして遊ぶようになりました。テレビ台の棚も空けてみると、こちらも本や物を出し入れして遊ぶようになりました。家具を遊びの一部として使うことで、息子の動きのバリエーションが増え、開けたい欲求も満たせるので一石二鳥な発見でした。 赤ちゃんがストレスなく動ける環境は、ママにとっても心配の種が少なく安心して遊ばせてあげられます。そのためには、触られていいものしか置かないことが理想です。そして今後も、子どもの成長をよく観察しながら必要なグッズを購入していきたいと思います。 著者:歌 啓子1歳男児の母、転勤族の妻。子育てはフランス流を実践、夫は息子の爪切り以外はすべてこなせる育メン。2018年9月より在宅勤務にて復職し、転居先の地で友達作りに勤しんでいる。
2020年05月22日宿題をしていてもすぐに気が散って、ほかのことを始めてしまう……そんな子どものことでお困りではありませんか?もしかしたらその原因は、「片付けができていない」ことにあるかもしれません。収納カウンセラーの飯田久恵先生が言うには、勉強への集中力は片付けによって引き出せるのだそうです。さらには、収納次第で子どもの知的興味を誘うこともできるのだとか。そのための具体的な収納テクニックを、飯田先生がStudyHackerこどもまなび☆ラボ読者のためにたくさん教えてくれました。取材・文 /木原昌子(ハイキックス)写真/児玉大輔(インタビューカット)片付けで、子どもが集中できる環境を作りだす子どもに片付けの習慣を身につけさせるために、モノの指定席を決め、欲しいモノがすぐに出せる状態にするのはとても大切です(インタビュー第1回参照)。と同時に、目の前のことに集中するためにも、片付けのテクニックは大いに役立ちます。子どもは気が散りやすいもの。目に入ったものに気を取られると、なかなかひとつのことに集中できません。勉強しなさいと言われても、視界の中に好きなマンガが入ってくれば、どうしても読みたくなって手を伸ばしてしまいます。そこで、おもちゃやゲームやマンガなど、子どもの気を散らすモノの指定席を変えてあげましょう。そうすれば、子どもが目の前の勉強だけに集中できる環境が生まれます。同時に、勉強に必要なモノがすぐ取り出せるような指定席作りをしておけば、時間の無駄なく勉強に取りかかることもできるでしょう。片付けは、子どもの教育にとっても良いのです。「目に見える収納」と「目に見えない収納」を使い分ける子どもたちの集中や興味を上手に引き出してあげるには、目に見える収納、目に見えない収納を使い分けるのもひとつの方法です。かつてカウンセリングをしたおうちでは、キッチンカウンターの下に扉付き収納棚があり、絵本や図鑑がきれいに収納されていました。ですが、本が扉の中にあって普段目に入らないと、その本の存在を忘れてしまうこともあります。そこで、ねじを外して扉を取り払い、棚の中の本が見えるようにしました。すると子どもが棚の前に座って本を見るようになったのです。あえて視界に入るようにしたことで、子どもが本に興味を持つようになったというわけです。また、部屋のレイアウトも、子どもが勉強に集中できるように考えてみましょう。勉強机の横にベッドがありどうしても横になってしまうようであれば、机とベッドの位置を離すなどして配置を変えてみるのもいいかもしれません。子どもに勉強をうながすリビングの作り方子どもが小さいうちは、リビングが生活の中心になるでしょう。リビングで勉強する子も多いはず。子どもがリビングで落ち着いて勉強するためには、やはり気の散るものが目に入らないよう、リビングを片付けておくことが大切です。先ほど述べた「子どもの気を散らすモノの指定席を変える」という方法は、リビングでもぜひ実践してください。大人の中には、家よりもカフェのほうが集中して勉強できる、という人がいますよね。家にいると、自分に関係のある情報が入ってきたり、つい手に取りたくなるモノがいろいろ置いてあったりするので、なかなか勉強に集中できないもの。一方、カフェは静かではないにしても周りの会話は自分と関係がありませんし、余計なモノも置いてありません。だから集中できるのです。気を散らすモノがあるかないかで、勉強への集中力が変わる。これは大人も子どもも同じだというわけです。さらに、勉強道具を入れた子ども専用の棚や入れ物を用意し、それを勉強するテーブルの近くに置くと、リビングにいながらにしていつでも勉強道具をすぐに手にできるようになります。ここでも、棚には扉や引き出しを作らないことがコツ。置いてあるものがいつでも目につく状態になっていることが重要です。勉強道具入れの例学校のプリント置き場を作る子どもが小学生になると、幼稚園・保育園の頃に比べて、学校や塾からの連絡プリントが多くなります。そこで、プリント用紙の置き場所のルールを子どもと一緒に決めてみましょう。A4の紙が入るスタッキングトレーを用意してください。最近では100円ショップでも売られていますね。プリントには子ども向け、親向けのものがあります。親向けのプリントには重要な連絡が書かれていることも多いので、すぐ見ることができるようにダイニングやリビングなどいつもいる場所にトレーを設置し、その中にプリントを入れるようにするのがおすすめです。こうすれば、子どもは持ち帰ったプリントをその場所に置くことが習慣になりますし、プリントが散らかったりなくなったりしなくなるので、親にとっても管理が容易になります。兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの専用トレイを用意するとよいでしょう。モノがあふれたら、子どもに「捨てる」ことを教えるチャンス一度は部屋をきれいにしてモノの指定席を作ったとしても、新しくおもちゃを買ったり、小学生になって教科書や道具が増えたり、ライフイベントを重ねたりすることによって、家の中のモノはどんどん増えていきます。おもちゃなどの持ち物が増えたときには、ぜひ子どもと一緒にモノの取捨選択をしてみてください。「このスペースに置けるぶんしかおもちゃを持てないから、ここに入るだけのものを選びなさい」と子どもに考えさせ、捨てるということを教えてあげるのです。3歳の子どもでも、「これはいる、これはいらない」と意外にもちゃんと考えて仕分けしていくもの。むしろ親御さんのほうが、思い出に引きずられてなかなか捨てられないことが多いようです。その過程で子どもは、「これがなぜ大切なの?」と親が思うようなモノを残すと言ったり、大切にしていたはずのモノを捨てる選択をしたりするかもしれませんが、そこは子ども本人の意思を尊重しつつ、必要に応じてアドバイスをしましょう。子どもは、自分でモノを取捨選択することで持ち物を把握し、自分で管理しているという意識を持つことができるのです。片付けは、子どもの生きる力を伸ばす最後にお伝えしたいのは、「片付けは、自立への道である」ということです。片付けを子どものころに覚えないと、できないまま大人になってしまいます。大人になるとモノの管理だけでなく、時間の管理、お金の管理もしなければなりません。モノの管理ができない人が、時間やお金の管理までできるでしょうか?家も時間もお金もキャパシティが決まっています。その中でどうやりくりするかが生きる知恵であるということは、大人の親御さんであれば十分に実感していることだと思います。片付けの習慣は、そういった管理すべて、つまり「生きる力」につながっているのです。***片付けには、子どもの集中力や知的好奇心を高めるほか、さまざまな教育的効果があります。そうとわかれば、いつまでも家の中を散らかしておくわけにはいきませんね。まずは、モノの指定席を決めるところから。飯田先生のお話をヒントに、ぜひ親子で一緒に片付けの習慣づくりにチャレンジしてみませんか。『頭のよい子が育つ片づけ術』飯田久恵 著/学陽書房(2009)■ 収納カウンセラー・飯田久恵先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもがモノを散らかしてばかりなのは、親が「○○」を決めていないから。第2回:勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!【プロフィール】飯田久恵(いいだ・ひさえ)収納コンサルティング会社(社)日本収納カウンセラー協会(旧社名「ゆとり工房」)主宰。結婚、子育てを経て、システムキッチンや収納家具の設計に従事。そこでの経験をもとに独自の収納の法則を編み出す。新職種「収納カウンセラー」を確立し、家庭の収納相談や、マンション・ハウスメーカーの、収納設計・提案の仕事を行っている。またテレビや雑誌の仕事、執筆、講演、商品開発などにも携わる。片づけやすさを「収納指数」という数値で表すことを2001年に編み出し、その人にとって、無理しなくても片づけられる、シンプルな収納を目指す。著書に『頭のよい子が育つ片づけ術』(学陽書房)、『家庭も仕事もうまくいく 一流の収納術』(ぱる出版)など多数。近著に『服を1着買ったら、2着捨てなさい』(内外出版社)。
2020年05月05日子どもがおもちゃで遊びっぱなしで、どんどん散らかっていくお部屋……。叱ってもなかなか片付けを覚えてくれないと悩んでいる親御さんも多いのではないでしょうか。収納カウンセラーとして数多くのお家の収納を提案してきた飯田久恵先生は、親が収納上手になることで子どもにも片付けの習慣が身についていく実例をたくさん見てきました。さらに、「片付けのできる子は我慢する力があり、思いやりのある子になる」と言います。飯田先生に、親が覚えるべき家の中の収納・片付けの考え方、そして子どもに片付けの習慣を身につけさせる方法をお伺いしました。取材・文 /木原昌子(ハイキックス)写真/児玉大輔(インタビューカット)モノの「指定席」がないと子どもは片付けられない収納カウンセラーは、家の中のすべての持ち物を使いやすく収納する方法や、そのために必要な収納家具などを提案する仕事です。必要なモノだけを使用頻度に合った場所に収納し、すべてのモノの「指定席」を作ってあげる。そして、使ったらそれを戻す場所がある。片付けの習慣作りには、この戻すべき「指定席」を家の中のすべてのモノに決めてあげることが非常に大切です。子どもが片付けられない要因の多くが、この「モノを片付ける場所=指定席」が決まっていないことにあります。子どもが普段使っているおもちゃや道具について、まずは指定席を作ってあげましょう。そして、使ったモノをその場所に戻すことを子どもに約束させます。「おもちゃを入れた箱はいつもここに置いておく」「クレヨンや画用紙はこの棚にしまう」というモノの居場所、指定席を設けるのです。もしかして、この指定席がないまま子どもに「片付けなさい」と言い、散らかった状態に「イライラ」していませんか?子どもでもラクに戻せる指定席を決めてあげれば、片付けの習慣はちゃんと身につくもの。収納カウンセリングの仕事でいろいろなご家庭を見てきましたが、どのご家庭でも収納計画をしっかり作り、モノの「指定席」を決めると、子どものうちに身につけた片付けの習慣が大人になるまでずっと続くのです。収納に関する言葉を整理すると「指定席」が作りやすくなるモノの「指定席」を作る際に、まず言葉の整理をしましょう。片付け、整理、整頓、収納という言葉の違いを、意識したことがありますか?これらを意識しないで行動に出ると、やり直しが出てきたり、無駄な収納用品を買ったりしてしまいます。これらの言葉を以下のように定義してみました。飯田式・収納関連の言葉の定義(一般的な国語辞書の定義とは異なるので飯田式とします)整理:要らないモノを捨てること指定席作り(収納):使用頻度や動線に合わせてモノの定位置を決めること片付け:出したら戻す習慣大切なのは、使うたびに行なう3.片付けがラクにササっとできることです。モノが多すぎると、ササっと戻せる2.指定席作り(収納)がむずかしくなります。そうならないようにするために、仕方なく1.整理が必要になる。指定席が作れるだけのスペースがあれば、無理して捨てることはありません。モノが多くてジャマだなぁと思ったときに整理すればいいのです。では、その指定席をどうやって作ればいいのか?決める要素はふたつ、「置く位置」と「入れ方」です。まず「置く位置」について。たとえば、ランドセルの置き場所が部屋の出入り口から遠いベッドの向こうにあると、回り込むのが面倒で、多分入り口近くに「ドサッ」と置いてしまうでしょう。また、よく使う教科書や参考書が学習机から離れた場所にあると、取りには行きますが、戻すのが面倒で、机の上や床にどんどん置いてしまうかもしれませんね。学習机の前に座ってすぐ取れる位置なら、戻しやすいので戻すでしょう。そう、「置く位置が悪い」と戻すのが面倒になり、散らかる可能性が大きくなるのです。よい置き場所を考えるときは、「これがどこにあると私(子ども)は便利?私(子ども)は嬉しい?」と考えればいいでしょう。次は「入れ方」です。前述のランドセルも教科書も、指定席が扉の中だと、出し入れが面倒ですね。扉がないオープンの収納なら、すぐに出し入れができます。指定席は、動作=アクションがあまりなくても出し入れできるところを選びましょう。毎日使うランドセルやかばんにも指定席を作り、机からもアクセスしやすく配置した例「整頓」という言葉は、2の指定席作りをしたあとに、さらにきれいに見えるように整えることです。人によって「これくらいならきれいだ」と思う基準は違います。これを私は「整然感覚」と名付けているのですが、整頓については自分や家族の感覚に合わせ、快適だと思うレベルでよいでしょう。ブログやインスタグラムなどで、ホテルの部屋のようにキレイにすっきりと収納されている写真をよく見かけますが、そのような美しい部屋にすることが片付けだ、と思わなくていいのです。片付けられないときは「指定席」を見直してみるもし、親がモノの指定席を作っても子どもがなかなか片付けてくれない場合は、置く位置や入れ方・入れ物に問題があるかもしれません。ここで紹介したいのが「収納指数」という考え方です。私は、「片づけが面倒かラクか」を数値で表すことを考えました。モノの出し入れをする際には、使いたいモノがある場所まで歩く、そこで立ち止まってドアを開ける、さらに引き出しやフタなどを開けて取り出す、といった動作を伴います。歩く動作を「歩数」、ドアやフタなどを開ける動作を「アクション数」として数値に置き換え、その2つを足したものを「収納指数」と名付けているのです。つまり、「歩数+アクション数=収納指数」となります。たとえば、テーブルではさみを使うとき、はさみを手にするまでに、椅子から立ち上がり(1アクション)文具の入った棚まで2歩歩き(2歩)引き出しをあけて取り出す(1アクション)という動きが必要だとします。この場合は、はさみを手にするまで「2歩+2アクション」で「収納指数=4」と考えます。もしDMなどを開けるために毎日のようにはさみを使っているとしたら、収納指数が4もあると出し入れが面倒で、はさみがテーブルの上に出しっぱなし、ということになりがちです。そこで、テーブルの近くに文具立てを置き、それにはさみを立てて入れておけば「0歩+0アクション」で「収納指数=0」となるので、使ったはさみをすぐに戻すことができるのです。家の中に「収納指数」が大きいモノがたくさんあると、散らかる原因になります。たまに使うモノならば収納指数は大きくても問題ないかもしれませんが、毎日何度も使うモノであれば、指数が小さいほうが片づけやすくなりますねよね。子どもの片付けも同様に、収納指数をできるだけ減らしてあげると、片付けができるようになります。遊ぶ場所の近くにおもちゃの指定席を作る。棚を開ける動作をひとつでも減らしてあげる。片付けのハードルを下げ、簡単に片付けができるようにしてあげましょう。片付けができる子は思いやりのある子になる片付けができるということは、自分の持っているモノを把握している、ということ。何がどこにあって、今必要なモノがあるかないかをわかっているということです。片付けるという行為により、子どもは自然とモノの管理能力を備えていくことができます。また、モノの置き場所を管理することができると、スペースに限界があることを理解し、これ以上モノが入らないから我慢する、ということも覚えていきます。さらにはモノを大切にして、「散らかすとお母さんがきっと困るはず……」と、人への思いやりの気持ちが育つことにもつながります。***「お友だちのおうちに行ったらすごくきれいでびっくりした」という子どものころの経験は、誰にでも一度はあるのではないでしょうか。子どもは自分の家のことに意外と敏感。「うちはあんまりきれいじゃないから、お友だちを呼べない。でも、それを言うとお母さんを悲しませるかもしれないから言えない」と思っている子もいるかもしれません。家の中の「指定席」作りについて、子どもと一緒に考えてみるのもよいかもしれませんね。次回は、具体的な収納テクニックについて、飯田先生に教えていただきます。『頭のよい子が育つ片づけ術』飯田久恵 著/学陽書房(2009)■ 収納カウンセラー・飯田久恵先生 インタビュー記事一覧第1回:子どもがモノを散らかしてばかりなのは、親が「○○」を決めていないから。第2回:勉強への集中力、学びへの興味を引き出す「片付けテク」を、収納カウンセラーが伝授!(※近日公開)【プロフィール】飯田久恵(いいだ・ひさえ)収納コンサルティング会社(社)日本収納カウンセラー協会(旧社名「ゆとり工房」)主宰。結婚、子育てを経て、システムキッチンや収納家具の設計に従事。そこでの経験をもとに独自の収納の法則を編み出す。新職種「収納カウンセラー」を確立し、家庭の収納相談や、マンション・ハウスメーカーの、収納設計・提案の仕事を行っている。またテレビや雑誌の仕事、執筆、講演、商品開発などにも携わる。片づけやすさを「収納指数」という数値で表すことを2001年に編み出し、その人にとって、無理しなくても片づけられる、シンプルな収納を目指す。著書に『頭のよい子が育つ片づけ術』(学陽書房)、『家庭も仕事もうまくいく 一流の収納術』(ぱる出版)など多数。近著に『服を1着買ったら、2着捨てなさい』(内外出版社)。
2020年05月03日子どもに教える事のひとつに「お片付け」ってありますよね?「オモチャを使ったらおお片付けしなさ~い!」自分が出来るかできないかは置いておいて、お母さんは子どもにお片付けを教える、そういうもんなんです。これは当時3歳の長男と私のお片付けにまつわるエピソードです。■片付けをしない長男との戦い夜、寝る前におもちゃ部屋を見渡したらすごく散らかっていたんです。そこで私は、「お片付けしよう」と長男に声をかけました。すると、なんということでしょう。 な…なに…!?立派な拒否が返ってきました。およよよ…あーた… そう来るか。そんなにケロっとした顔で「イヤ」と言われると逆に「じゃぁ仕方ないか!」とか言ってしまいそうになってしまいます。いやいやいや、ダメだダメだ。3つ子の魂100までっていうし教え込むなら今だわ。(当時、この3つ子の魂説にとらわれていました)よし、こういう時にはこの攻撃だ! それっ!はい出ました。伝家の宝刀、「じゃぁ捨てるよ!」です。(またの名を脅しとも呼ぶ…)すると返ってきた返事は、 えええええーーーーー!!!!い…いらないの!?思わず拍子抜けしてしまいました。てっきりいつもみたいに号泣して「捨てないで~!」となるかと思っていたのに、まさかの「いいよ」。私:「え!! いらないの!? このオモチャ全部いらないの!?」長男:「うん、もう使ってないたら。」(にっこり)え…えぇーーーっと…(考)別にスネるような感じでもなく本当に心から、「別になくってもいい」と思ってる様子なのです。そそ…そんな…そう言われる方が対応に困るんですけどーー(笑)とりあえず、もう一度聞いておくか。そしたら、やはり、 だってーーー。あなたそんなにあっさりと!!ど…どうしよ…困ったな…恒例の「イヤだ!捨てたくない! お片付けする!!」が理想のゴールなのにこのままじゃ全く導けない。よし…じゃぁ、次はこれだ!サンタさん、もう来ないよ攻撃だーーー!それっ!私:「それだったら、もう、サンタさんにプレゼントもらわなくってもいいね? もう、オモチャいらないんだもんね!?」捨てるのは許せても、サンタが来ないのは許せないでしょうよ。へっへっへ!!!!勝利を確信していたら…長男:「うん。サンタさんいらない」へぇぇぇぇぇ!!!? そんな~~~!!!!!!そうなの!?いらないの!?あのサンタさんですよ!? 1年に一回プレゼントを持ってきてくれる、あのサンタクロウスですよ!!!? 私:「サンタさん、来なくってもいいの? プレゼントもらえなくなっちゃうよ!?」何回聞くねん。 ……絶句。いいんかーーーーーい!!!!サンタさん切り札、むなしくも砕け散る。私:「じゃぁ…捨てるね…あれだけ遊んだ車も電車も、絵本も、もう、いらないのね?」長男:「うん、いいよ(にっこり)」捨てる捨てるって言いながら何回も確認する私(笑)私も別に怒ってるわけでもないし、長男も別にスネてるわけでもないですし、長男は本当にもう欲しいオモチャがないんだと思うんです。ただ単に、このオモチャは無くても困らない、と思ってるだけなんだと思うのですが、それを、「捨てるよ!?」とか安易に脅しに使ったもんだから、私の方が逆に引くに引けなくなっちゃってしまいました。とりあえず、ゴミ袋に詰めて、…外に出しましたよ。そしたら、長男:「じゃ、寝よっか!」とか言って、寝る気マンマンで寝室に向かっていくんじゃないですか。ちょーーーーいちょいちょいちょい!!ちょい待てぃ!!(笑)このまま本当に隠したままにしておいて、後日、オモチャがないことに気付いて思い知らせるべきか?いや、もう1回、ちゃんと話をするべきか? どうすんのが正しいの!!何が正解なの!!!自分で言い出した事なのに自分の首を絞める展開に。うん…やっぱり、ちゃんと片付けさせよう。そう決めた私は、 「お外に出されたオモチャたち、袋の中で泣いてるんじゃない?」と切り出す事にしました。長男:「……うん」私:「だよねー。かわいそうだから、お部屋の中に戻してあげよっか」長男:「うん」私:「こんなぐちゃぐちゃのところ(ゴミ袋)に放り込まれたらオモチャもかわいそうだから、ちゃんとお片付けしてあげよっか」長男:「うん」というわけで、結局一度捨てたおもちゃを部屋の中に持って入って、2人で棚になおしたのでした…。こうなるんなら、最初っから脅さなかったらよかったのにね。棚にきちんと片付けたオモチャを見て、私:「うん、喜んでるよ」長男:「どって?(どうして?)」私:「おうちに(棚)帰れてよかったーー! って」長男:「……」オモチャが喜んでたかどうかはよくわからないですが、それっぽい展開で終了させることが出来ました(笑)今まではオモチャの片付けをしなかったときの最終兵器として、「もう、オモチャ捨てちゃうよ!」を使っていたけどそろそろこの使い方もやめないとな…。てゆうか、片付けないなら捨てる…て。よく考えたら暴論だな。私たちが子どもを育ててるつもりでいるけれど、実は子どもの成長に私たちがあとから付いていってるのかもしれないと思った出来事でした。
2020年04月03日ウイルス性の胃腸炎などの場合、親が嘔吐物の片付けをしているときなどに家庭内でのウイルス感染が起きることが多くあります。自分自身や他の家族への感染を防ぐためにも、正しい消毒や片付け方を知りましょう。 嘔吐の原因になる病気は?嘔吐などの急性の胃腸炎をおこすウイルスとしては、ノロウイルスやロタウイルスがあります。これらのウイルスは感染力が非常に強いため、適切な処理をしないと、家族間で感染をしてしまうことがあります。感染しても潜伏期間があり、発症に時間差があることがあります。 赤ちゃんが嘔吐してしまったらまず何をする?まずは部屋の換気をします。 次に処理するのに、必要な物品を用意します。・使い捨てのマスク・使い捨てのビニールエプロン・使い捨てのビニール手袋(ゴム製やビニール性)・キッチンペーパー(吐物を拭いたり片付ける場合には、なるべく使い捨てのものを使用します)これらは使用後、ビニール袋に入れ口をしっかり結んで捨てましょう。 吐物がついたシーツや洋服も基本的にはビニール袋に入れてしっかり口を縛り、捨ててしまったほうがよいと思います。捨てたくないものでしたら、キッチンペーパー等で吐物を除去したあとに周りに飛び散らないように大きめのゴミ袋などでカバーしながら手洗いしてから消毒をしましょう。 消毒方法と消毒液の作り方は?嘔吐の場合、「次亜塩素酸ナトリウム」を使って消毒するのが確実です。アルコールでの消毒はノロウイルスやロタウイルスなどの消毒効果は不十分です。次亜塩素酸ナトリウムは、衣類・台所用の塩素系漂白剤、哺乳瓶用の消毒剤にも含まれるものがあります。人体には使用できないので注意しましょう。 【消毒方法】床などに飛び散った吐物などを拭き取ったあとは、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように床を拭き取り、そのあと水拭きをします。また、おむつや拭き取りに使用したキッチンペーパー等をビニール袋に密閉して廃棄する際は、ビニール袋に廃棄物が充分に浸る量の次亜塩素酸ナトリウムを入れることが望ましいとされています。また、食器などの下洗いや嘔吐後にうがいをした場所なども次亜塩素酸ナトリウムで消毒後、洗剤を使って掃除をするようにしてください。 【消毒液の作り方】消毒には、業務用の次亜塩素酸ナトリウム、または家庭用の塩素系漂白剤を水で薄めて作る「塩素液」を使います。以下は、いずれも一般的な家庭用の漂白剤(製品の濃度:6%)で作る場合です。 ●消毒や拭き取りに使う場合(200ppmの濃度の塩素液)液10mlに対して、3Lの水で薄めて作ります。●嘔吐などの廃棄物を袋の中で浸す場合(1000ppmの濃度の塩素液)液50mlに対して、水3Lで薄めて作ります。 赤ちゃんが嘔吐してしまうと、心配で焦ってしまうかと思います。赤ちゃんの安全を確保しつつ、家族内の感染が広がらないように冷静に処置するようにしましょう。 <参考>・厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」・厚生労働省「冬は特にご注意!ノロウイルスによる食中毒」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年02月15日年末の大掃除で頑張って片づけて掃除したキッチン。せっかくなら新しい年もキレイなままキープしたいですよね。毎日気持ち良く暮らすためには掃除も大切ですが、片付けがしやすいように収納を見直すのも重要なポイントです。そこで今回は、大掃除を無駄にしないスッキリ暮らす収納のコツを紹介します。時短で掃除ができる、キッチンの整理整頓術毎日の料理作りで汚れがちな台所も、大掃除でピカピカに。せっかくならキレイをキープしたまま使いたいですよね。そこで次に見直したいのが収納です。もちろんこまめな掃除も大事ですが、効率よく時短で掃除するためにはスッキリ収納することが重要なんです。調理器具や鍋、食器類が整理整頓されていると料理もテキパキできてモチベーションが上がりますよ。それでは、キッチンを使いやすくする収納アイデアを紹介していきます。シンク下も、つっぱり棒で工夫してスッキリ収納シンク下の収納って難しいですよね。使用しているキッチンによって異なりますが、扉式の収納は配管があって物をしまいにくかったり、引き出し式の収納は引き出しが大きすぎて整理がしづらかったりすることも。ところが、どちらのタイプもつっぱり棒を使うことで、収納を増やしたり、細かいものを入れる引き出しを作って整理できます。《手順》1.つっぱり棒を2本用意して、収納内の手前と奥に同じ高さで設置します。2.つっぱり棒の上にワイヤーネットを渡します。3.ワイヤーネットがつっぱり棒から落ちないように、前後左右を結束バンドでとめます。4.ワイヤーネットの上にカゴやトレーを乗せれば、扉式にも引き出し式収納にも対応の整理棚が完成!ワイヤーバスケットなど大きなカゴを使う場合は、つっぱり棒を手前は低く、奥は高くして高低差を出し、斜めにカゴをいれて結束バンドでとめると物が取り出しやすくなりますよ。シンデレラフィットを目指してボックスで整理キッチンは大きな収納が多いですが、その広さと深さを使いこなせていない人が多いのも事実です。収納のコツは「立てる」と「高さ」。整理の手助けをしてくれる色々な種類のボックスを使えば、簡単に使いやすい収納をつくれますよ。広くて深い引き出し収納があるのに整理が難しいと感じたら、仕切りを入れてみましょう。収納のサイズに合わせて高さがあるファイルボックスやプラスチックケースを入れるのがおすすめです。大きさをうまく組み合わせれば、ぴったりサイズの収納ができます。鍋のふたや大きなお皿を「立てて」収納できるので、お料理の際に探しやすくて取り出しやすいですよ。見落としてはもったいない、扉裏とすき間の活用アイデアキッチンの中で見落としている収納スペースはありませんか?扉の裏や冷蔵庫のすき間など意外な場所が便利な収納スペースに早変わりすることもあります。自宅のキッチンに合わせて探してみてくださいね。扉を開ければ調理器具、サッと使えて衛生的シンク下の収納は完璧!という人も、まだ見落としている部分がありませんか?何もない扉の裏も便利な収納スペースになります。方法はとっても簡単。100円ショップの貼り付け式フックを扉裏に貼り、おたまやフライ返しの持ち手にある穴をフックに引っ掛けるだけで、取り出しやすい調理器具収納スペースのできあがりです。トングなどを引っ掛けることもできますし、シート式のまな板の隅に穴を空けて、紐を付けて引っ掛けると調理スペースまで片付いちゃいます。壁と冷蔵庫のすき間も立派な収納スぺース冷蔵庫の位置を調整すると壁との間にすき間が生まれませんか?10センチメートル以上すき間があれば市販のすき間収納ラックや積んで高さを出すゴミ箱をいれることも可能です。そんなにすき間がないという方や家具を増やしたくないという方には、マグネット式の収納ケースがおすすめ。冷蔵庫に貼り付けて、ラップやキッチンペーパー、ティッシュなどとっさに取り出したいものを収納したり、テーブルに散らばりがちな書類を家族の名前ごとに分けて収納するのも便利です。100円ショップやホームセンターに売っているものを使ったり、強力マグネットとちょうどいい大きさのカゴを接着剤などで貼り付けて手づくりするのもおすすめですよ。収納したいものに合わせて選んでみてくださいね。整頓されたキッチンで料理のモチベーションもアップ!鍋や食器類、調理器具が整理整頓されていると、料理がしやすく片付けもラクラクで一石二鳥です。収納アイテムを思い切ってお気に入りの色やイメージで統一するのも整理のモチベーションが上がりますよ。いろいろ工夫して自分だけのお気に入りキッチンを作ってみてくださいね。《ARUHIマガジン》では、「住まい」や「お金」に関するさまざまな情報を掲載中です。専門家の書いた記事や役立つコラムを読んで、暮らしのさまざまな疑問について理解を深めてみませんか?家事に関するトピックもたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。〔ARUHIマガジン〕はこちら
2020年01月09日■いらなくなった子ども服は、オトクに手放す昨年の年末、着られなくなった子ども服を整理したら、ゴミ袋2つ分くらいになりました。そのときはお古をあげられるような知り合いもいなかったので、古い衣類を買い取りしてくれるお店に持ち込んでみると…なんと5000円くらいになりました!そのお店では人気のあるブランドのものだと高めに買い取りをしてもらえるようで、捨てようと思っていた古着が思いがけずお金となり、すごく得した気分になりました。衣類のほかにも、子どものもので処分するときに頭を悩ませるのは「子どもの作品」です。■増え続ける「作品」、子どもにある提案をしてみたら…長女も小さい頃などは、工作を捨てるのを特に嫌がっていたので、なかなか部屋がきれいになることはなく…。しかし、このままではまずいと思い、娘が本当にとっておきたいものは残しておくことにして、そうでないものは写真に残しておこうと提案しました。すると、娘は捨てるものを選んだものの、写真を撮るときに悲しくなってしまったのか、泣いてしまい…。親が勝手に判断して捨ててしまうのではなく、子どもが自分自身で判断できるようになるといいなと思っていたのですが、なかなか思うようにいかないこともあるなとそのときは感じました。■整理整頓で感じた、子どもの成長しかしそれから時が経ち、年長さんになって幼稚園でのお片づけにも慣れてきたからでしょうか、同じように作品の整頓をしようと長女に提案したら、そのときは笑顔で分別することができるようになっていました。「いるもの」と「いらないもの」を自分で決められるようになったというのは、大きな成長だなと感じました。また、片づけをしていて感じたのは、分別をひとりですると孤独で修行みたいに感じますが、親子でいっしょにやると、案外楽しいなということです。片づけながら、当時のことを思い出してはしゃいだりする子どもの姿を見ているだけで、とても幸せな気持ちになれます。子どもの物の片づけは、親の私が勝手にやってしまうのでなく、これからも子どもの気持ちを尊重しながら進めていきたいなと思います。
2019年12月16日「私は苦手だけど、子どもにはお片づけができるようになってほしい」という話をよく耳にします。でも「大人も子どもも楽しみながらお片づけ」を推奨しているお片づけ先生®伊東裕美さんによれば、幼児期、つまり3歳くらいからお片づけの方法を丁寧に伝え続けることで、子どもはもちろん、親も変われるといいます。『3歳からできるお片づけ習慣』という自著がある伊藤さんに、その理由について語っていただきました。親が片づけがベタでも大丈夫!Okataduke&Co片づけに対して親自身に苦手意識があると、子どもに教えることを諦めてしまったり、片づけをやらない子どもに、ただただ怒ってしまうという悪循環になってしまうことがあります。でも大丈夫!片づけが苦手だったら「子どもと一緒にできるようになろう」と考えを変えてみてください。できないスタートラインは一緒です。大人だから、子どもだから、なんて関係ありません。親子できれいになるお部屋を想像しながら、一緒に少しずつスタートすればいいのです。子どもも「苦手だった片づけをママとパパと一緒にできるようになった」という経験はとてもよい思い出になることでしょう。お片づけ教育で親はどう変わる?写真AC私の著書では「幼児期からのお片づけが持つ10の力」として、子どもがどのように成長できるかをご紹介していますが、変われるのは子どもだけではありません。お片づけ教育によって親の行動や考え方も変わっていきます。片づけのことで怒る必要がなくなる子どもが自分でできるようになることによって、ガミガミ叱らずに済みます。気持ちが楽になる子どもが自分でできるようになるので「また私が片づけなきゃ」という感情から解放されます。優しくなれるお片づけ教育中に子どもが理解できる言葉を意識して使うことが増えるので、自然と伝え方が優しくなります。心と時間に余裕が生まれる自分のことは自分でできるようになれば、親の出番は少なくなります。その分親も自分の時間ができます。写真AC笑顔が増える子どもの「できた!」という笑顔を見ると嬉しくなり、親の笑顔も自然に増えていきます。子どもを見て安心できるようになるお片づけ習慣が身につくと、いろんなモノが出ていても「子どもが自分で元に戻せる」と分かるので安心できます。買い物上手になる子どもがお片づけで管理できるモノの量を親が意識するようになるため、買い物をする時に計画的になります。お片づけによる良い影響は数えきれない!?TATSU / PIXTA(ピクスタ)小さいころからお片づけを習慣にすることで子どもが得られることは、数えきれないほどあります。例えば、机がいつもきれいだから勉強をしようと思ったときにすぐ取り組めますし、モノを持ちすぎないことでモノの一つひとつを大切にできる心が育ちます。子どもは自分のモノは自分で管理できるようになり、親も「あれがない!これがない!」と言われて一緒に探すこともありません。次の日の支度なども子ども自身で行えるようになり、親は声掛けだけで済みます。親子でお片付ができた喜びを伝えあい「お部屋きれいになったね~」「一人でできてすごいね~」と自然に褒めることもできるようになります。さらに子どもは、成長とともに人生の大切な決断が必要になったときに「自分にとって本当に必要なこと、大切なこと」を選び取る力もつきます。プラナ / PIXTA(ピクスタ)大人も心がモヤモヤしたときや頭の中が整理できないときにお片づけをすると、お部屋も心も浄化されますよ。子ども部屋の引き出しなど、まずは親子で小さなところから1つずつお片付けする成功体験を積んでいってください。そして、できたことを親子で一緒にたくさん喜んでくださいね。魔法の声かけで子どもが自分で動きだす! 3歳からできるお片づけ習慣ワンアクションで片づくグループ収納、脱ぎっぱなしがなくなる上着掛け、「一人でできた!」が増える支度スペースなど今日から簡単にできるお片づけのコツがいっぱい!
2019年11月12日子どもがいる暮らしの中で、家のインテリアを自分好みにしたり、常にきれいに保つことは、とても難しいと感じています。どうしても「子どものもの」が増えていくし、子どもが大きくなるにつれて、部屋の中はどんどん散らかされていく。まだ自分で「お片付け」ができない1歳1ヶ月の息子と暮らす中で、自分自身がストレスを溜めないために、もの選びのルールや、片付けのルールを決めることで、自分なりにラクして楽しく暮らすようにしています。子どものものを選ぶ基準は?子どものものを選ぶ基準は、安心安全なものであることはもちろんですが、「夫婦2人で暮らしていたときの家の雰囲気を大きく崩さないこと」も大切にしています。選ぶカラーは自然と、グレー、ホワイト、ベージュなどに。「子どもが使うものだから」といって、自分好みではない色鮮やかなものはあまり選ばないようにしています。そうすることで、出しっ放しでちょっとくらい散らかっていても、「なんとなく許せる空間」になっているのです。きれいに片付けるのは、夜の寝る前だけ朝保育園に連れて行く前、帰ってきてごはんの前、寝る前、リビングからダイニングまであちこちで自由に遊ぶ息子。朝は家の中を散らかされても、片付けずにそのまま仕事へ向かいます。夕方家に帰ってきても、また散らかされてしまうので、散らかったおもちゃも、朝ごはんの洗いものもシンクに入れてそのままに。そのかわり、夜寝る前には、家の中を一通りきれいにリセット。洗い物は食洗機にかけてシンク周りコンロ周りをきれいにし、おもちゃはまとめておもちゃ箱へ。ごちゃごちゃしてしまうダイニングテーブルの上もすっきりと。朝起きたときに家の中がきちんとしていると、気分よく1日をスタートすることができます。もの選びのルールの中で、気に入ったものに出会えないこともあるゆるりと決めたルールの中でもの選びをしていると、なかなか気に入ったものに巡り合えない場合もあります。例えば、・子ども用のハンガーラック・ベビージム・お食事用のスタイ・よだれ用のスタイ などお洋服、おもちゃ、食器などは、選べるものがたくさんあるんです。でも上に書いたものたちは、私の中でシンプルなものを探すのがとても大変だったものです。お気に入りを見つけて、子どもとの暮らしを自分なりに楽しむ出産前に、わくわくした気持ちで揃えた肌着やお洋服。どうせなら飾って収納したいと思い探し始めたのが、子ども用のハンガーラック。小さいサイズのハンガーラック自体があまりない中で、やっと見つけたデザインのものがこちらでした。出産後はなかなか外出もできず、子どもと2人で家で過ごす時間も多かったので、自分自身のモチベーションをUPさせるためにも、小さな肌着やロンパースをハンガーにかけたり、ままごとごっこのようなことが楽しかったりしました。今はアウターやお気に入りのお洋服をかけて使っています。置きっ放しのものは、デザイン重視ベビージムは、リビングに置きっ放しになるので、色合いは落ち着いたトーンのものを探していました。でも、なかなか見つからなくて、、やっと出会えたのが、このダンバイディアのベビージム。グレートーンのカラーで、付いているおもちゃもシンプルでかわいい。これなら、ベビージムとして使わなくなったあとや、外出するときにも、おもちゃとしても使えるかなと思い購入。音に反応するようになる頃から、1歳前くらいまで、このベビージムにはとても助けられました。身に付けるものも極力シンプルにお食事用のスタイも、よだれ用のスタイも、シンプルなものを探していました。探してみると、デザインとカラーがシンプルで、普段使いできる価格のものが、意外と少なかったのです。可愛らしい柄ものや、鮮やかなカラー、種類はたくさんあるのに、シンプルなものがない。仕事に復帰してまず企画したのが、シリコンスタイやガーゼスタイでした。実はお祝いで色々な素材やかたちのものをいただいたお食事スタイ。ウェットスーツ素材や、撥水コーティングした生地のものなど、色々と試しましたが、使ってみて一番良かったのがシリコン素材のスタイ。すぐに洗えて乾かす時間がいらない、くさくならない、食洗機で洗える、くるくるとたたんで持ち運べる、など、お食事スタイのお悩みをすべて解決してくれるのです。デザイン面も機能面も、自分がラクできるもの選ぶ、そうすることで気持ちにも余裕が生まれ、子育も仕事も、ちょうどいいバランスで楽しむことができています。そして、これからも、ママとなった自分自身の経験や、ママスタッフの意見をもとに、もの選びや、もの作りをしていければと思います。そんな商品たちが、少しでも多くのママたちに届くと嬉しいです。【ご紹介したアイテム】 ママとベビーの暮らしに寄り添う、北欧生まれの優しいプレイマット。⇒ donebydeerアクティビティプレイマットプレイジム 【ご紹介したアイテム】 柔らかな素材だから、クルッと丸めて持ち歩きもOK。ニュアンスカラーのお食事スタイ。⇒ kukkajapuuシリコンビブ持ち歩き出来るお食事エプロン ■こどもと暮らす スタッフのお気に入り 平山アンジェバイヤー。アウトドアやお出かけが大好きなアクティブ系。毎日の暮らしが楽しくなるもの、便利になるものを探しながら暮らしています。
2019年11月03日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは、保育士の中田馨です。1歳を過ぎたころから少しずつ取り入れていきたい生活習慣のひとつが「お片付け」。言葉の理解がまだ未発達な1歳の子どもには、「片付けて」と説明しても伝わりません。 毎日使うおもちゃを自分で片付けられるようになるには、何がどこにあるか分かりやすい環境づくりと、片付けるのが楽しいと思える雰囲気づくりをすることが必要です。今回は、お片付けがラクに楽しくなるように、1歳からできるお片付けのコツと保育所のおもちゃ棚の工夫を紹介します。 片付けやすい環境をつくるまずは、子どもが片付けしやすい環境をつくります。そのためには「何がどこにあるかを明確にする」ことが大切です。■絵本やおもちゃの数を適量にするよく取り出して遊ぶおもちゃを厳選します。今使わないおもちゃや時々しか使わないおもちゃはしまいます。1~2カ月に1回、発達や興味関心に合わせて絵本とおもちゃの見直しをして入れ替えます。■おもちゃを種類分けする全てのおもちゃを一つの箱にごちゃまぜで入れるのではなく、「車は車」「おままごとセットはおままごとセット」といったように種類に分けて収納します。そうすることで、子どもがどこに何を片付ければいいかが分かります。■子どもの手の届く場所に収納子どもが自分で収納できる高さに、おもちゃの箱を置きましょう。箱の中や本棚は、詰め込みすぎずに入れ、少し余裕を持つのがポイントです。 楽しく自分で片付けができるようになるステップ子どもが楽しく片付けをするために、親ができることはまだまだあります。 1. 遊びにするお片付けを教え込むというよりは、普段の遊びのひとつとして取り入れます。運動会のかけっこのBGMを口ずさみながら「よーいどん!」と競争してもいいですし、ブロックを色分けして入れてもいいですね。子どもがやる気になるような声かけをしてみましょう。 2. 子どものペースに合わせるゆっくり片付けたり、片付けをしている途中で遊びだしたりと、子どもの時間は子どものペースで進んでいます。子どものペースに合わせるためにも、早めに「片付けしよう」と声かけをします。 3. できたら褒める片付けられたら「上手にできたね!」と、めいいっぱい褒めてあげましょう。褒めてもらうことで子どもの自信につながります。4. 全て片付けなくてもOK全てきれいになるまでやってほしい! という気持ちはわかりますが、まずは、おもちゃ1つを箱に入れるところからでOKです。大切なのは、片付けの時間を少しでもいいので取り入れ、生活習慣にしていくことです。最初から全て片付けることに重点を置くと、遊びではなくなってしまいます。 保育所での収納方法では具体的に、私の保育所のおもちゃの棚を見てみましょう。 絵本収納 階段下のデッドスペースを利用した本棚です。1~2歳の子どもは、絵本を大人のように差し込む形で本棚へ片付けることができません。普段子どもが自由に読める本は、写真のように収納すると取りやすく片付けやすいです。 また、上記写真のように大きめのウォールポケットに絵本を収納する方法もあります。 おもちゃ収納棚におもちゃの写真を貼ると「ここに片付けるんだよ」ということが分かりやすいです。親と子どもが「ここ」と片付ける場所を共通に知っていると、声もかけやすいですね。 箱に入れるおもちゃは、箱にも棚にも写真を貼ると、親も子どもも分類しやすいです。 例えば、色のついたおもちゃを、その色の箱に入れて色ごとに片付けます。色分けで遊びながら片付けできるので楽しいですよ! 片付けたくな~い! と駄々をこねたときの対処法2歳ごろに差しかかると「片付けよう」と声をかけても「イヤイヤ!」言って片付けを嫌がることがあります。どうして「イヤ」と言うか分かりますか? おそらく、ほとんどの場合は「もっと遊びたいのに!」と思っているからですよね。遊びが楽しいのに「片付けるよ」と急に言われたら、イヤと言うのは当然の話。なので、前もってお知らせするのがポイントです。 例えば、絵本を読んでいる場合は「この絵本を読んだら、お風呂に入るよ」と言った感じです。先の見通しを伝えるだけで、次の行動に移りやすくなります。また、子どもに話しかけるときは、「片付けようか?」といった子どもが選択できる形ではなく「片付けるよ」とはっきり言いましょう。 片付けは、一度言ってすぐにできるものではありません。はりきってする日もあれば、全く動こうとしない日もあります。1歳の時はできていたのに、2歳になったらしなくなることもあります。子育ては、行きつ戻りつですが、その時々の子どもの発達に合わせて緩やかに見守ってあげましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月15日どうも、保育士のてぃ先生です。今日は「子どもがお片付けをしない」というお悩みに答えたいと思います。ポイントは3つです! 1)お片付けの必要性を伝える2)片付けを面倒にしない3)言っただけで放置しない お片付けの必要性を伝える「お片付けしなさい!」と怒られるからやっているだけだと、怒られないためのお片付けになり、当然ながら習慣化はされません。 年齢に合わせて「おもちゃお家に帰れなくて泣いちゃうよ。えーんえーんは可哀想」「次遊ぶときに使いたいおもちゃがすぐに見つかった方がいいよね」といった内容で、お片付けをする理由・メリットを伝えると良いです。 反対に「お片付けしないとおやつあげないよ!」といった脅し文句を使ってしまうと、ますます「お片付け=嫌なこと」と認識されてしまうので、そこは意識した方が良いと思います。 お片付けを面倒にしないそもそも子どもにとってお片付けというのは、好きな遊びを中断しなければならない悲しいものです。そこに面倒臭さが乗ってくると、そりゃあお片付けしなくなります。 まず思い浮かぶ面倒臭さは「お片付けする場所が分類され過ぎている」ということが挙げられます。「お人形は棚の上」「お人形のお洋服はカゴの中」「電車のおもちゃ本体はカゴ、でも線路は別の箱の中」といった具合に、大人は「この方がわかりやすいだろう」と思っていることが、子どもにとっては覚えにくく面倒なんです。 お片付け先を間違えたときに「何でここに電車が入ってるの?」なんて言われた日には「もうやりたくない」となるのは十分理解できます。 まずは、「大きめの箱を1つ用意する」ことをオススメします。とりあえずは「もうこの箱の中にさえ入れてくれればいいよ」というところから始めると、「ここに入れるだけなら簡単にできる」と子ども自身がお片付けに関心を持ちやすく、もちろん達成しやすいので、褒められる機会も増えてポジティブな感覚を持てるようになると思います。 それがきちんとできるようになったときに初めて、箱を2つ、3つほどに増やし「お人形はこの箱に入れてね」「電車はこっちね」と分類することを学べるようにすると非常にスムーズです。 それもできるようになったら、「棚の上」「カゴの中」と少しずつお片付け先を増やしてみてもいいと思います。その際、できればお人形を置く棚には「お人形の写真」、電車をしまうカゴには「電車の写真」を貼ってあげると、よりわかりやすいものになるので工夫なさってみてください。保育園ではよくこの手法を使います。 言っただけで放置しない「お片付けしなさい!」と言うだけで放っておくと、子どもはやりません。習慣化されるまでは、最低3つだけでも一緒に片付けてあげましょう。 それでも捗らなければ両手に1つずつおもちゃを持ち、「これとこれ、どっちから片付けてみようか?」と“選択”できるようにしてみてください。「こっち!」と案外乗ってくれます。あとはありがちですが、「どっちがたくさん片付けられるか競争ね!」とゲーム性を持たせるのも良いです。 「できて当然」と思われがちなお片付けですが、大人でさえできない人は多いです。押し付けたり、急かしたりするのではなく、“じっくりと教える”つもりでいくと、大人側のストレスも減って良いと思います。何より大切なのは「お片付けする大人の姿」を飽きるほど見せることです。 著者:保育士 保育士 てぃ先生都内の保育園に勤める男性保育士。ちょっと笑えて、可愛らしい子どもの日常をつぶやいたTwitterが好評を博し、フォロワー数は49万人を超える。Twitter原作のマンガ『てぃ先生』は20万部を突破、著書である『ほぉ…、ここがちきゅうのほいくえんか。』は15万部を超える大人気作に。他にも『ハンバーガグー!』『きょう、ほいくえんでね…!!』など多数出版。保育士として勤務する傍ら、その専門性を生かし、子育ての楽しさや子どもへの向き合い方などをメディアなどで発信。全国での講演活動も年間50本以上。他園で保育内容へのアドバイスを行う「顧問保育士」など、保育士の活躍分野を広げる取り組みにも積極的に参加している。ちなみに、名前の読み方は「T」先生。HP::::
2019年08月09日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、保育士の中田さんからメッセージです。 こんにちは! 保育士の中田馨です。暑い夏は、お家での遊びが増える時期でもあります。ビニールプールで遊ぶなど、夏ならではの遊びもすると思いますが、そんな長時間できるものではないので、やはり遊びのメインは「部屋の中」になります。 そうすると毎日部屋の中はグチャグチャ! 片付けるのが大変だし、お片付けしようと伝えてもなかなか思うようには進みません。今回は、そんなお片付けもラクになる、1~2歳ごろの赤ちゃんが自分でお片付けができるようになるまでの「お片付けのキホン」を話します。 お片付けはいつから始める?お片付けができるようになるのは1歳ごろから。歩けるようになってからとも言いますが、座っていてもお片付けはできます。お片付けの見本になるのは、パパとママです。言葉で説明するのはまだ難しい赤ちゃんですので、パパとママがお片付けする姿を見せることからスタートしましょう。 今使うおもちゃだけに絞る部屋におもちゃが溢れていませんか? もしそうであれば、まずはおもちゃの見直しをしてみましょう。使うおもちゃを「絞る」のです。「このおもちゃ、あまり使ってないな」というものは別の場所に片付けます。 例えば、同じ車のおもちゃでも、よく使うものとそうでないものがあると思います。全てを出すのではなく厳選することがポイントです。絵本も同様で、今、興味のある絵本に絞ってみましょう。おもちゃなどを絞ることで、赤ちゃんも片付けやすくなります。赤ちゃんの興味関心や成長に合わせて、おもちゃを入れ替えてみましょう。 「遊び」のひとつとしてスタート「片付け」をしつけとしてすると、なかなか片付けてくれない赤ちゃんに、ママも苛立ってくることがあると思います。ですので「お片付けも遊びの一環」と思って取り入れます。 ブロックや積み木などは収納するときに色分けしてみます。ブロックと同じ色の箱があるととても良いですね。赤、緑、青の箱を用意して、箱の色と同じブロックを入れます。遊びながら色も覚えられ、片付けもできて一石二鳥です。また、徒競走などで流れる音楽を口ずさみ、「ママとどちらが早いかな? 〇〇選手(赤ちゃんの名前)早い早い! 早いです!」など、中継してみてください。赤ちゃんは大喜びで片付け始めます。「出したおもちゃすべてを赤ちゃんに片付けさせなければいけない!」とは思わなくてOKです。一つでも箱の中に入れられたらほめる。その日々の繰り返しが積み重なり、自主的に片付けができるようになります。また、別の遊びを始めるときには声かけをします。例えばブロックで遊んでいたけれど、おままごとで遊ぼうとしたときは「ブロックを片付けてから遊ぼうね」と声かけをします。この時もまずは一つでも箱の中に入れられたら「ほめる」が基本です。 お家でのルールを決めるお家でのルールをつくります。 まずは、どんな場面で片付けの時間がやってくるかという習慣のルールです。ご飯を食べる前、お出かけの前、寝る前など、片付けをする生活の場面のルールをママが決めます。 次に、片付ける場所のルールです。基本は赤ちゃんが片付けやすいということですが、保育所では、以下の3つで片付けやすい環境を作っています。 1箱ごとにおもちゃの種類を分ける車、線路、積み木、ままごとの食材、ままごとの食器など、種類に分けて赤ちゃんが引き出しやすい小ぶりの箱にそれぞれ入れます。 2赤ちゃんが取り出しやすいところに置く赤ちゃんが取り出しやすい低い場所におもちゃや絵本を置きましょう。 3写真を貼る箱や棚におもちゃの写真を貼ります。そうすることで、赤ちゃんもママもどこに片付ければいいかが分かります。もちろん、棚に写真を貼ることはなかなか難しい場合もあると思うので、できる範囲で取り入れてみてください。 まずは遊びから始める「お片付け」ですが、成長と共にこれが家族と一緒にできる「お仕事」になり、自分に任された役割のひとつとして自信につながっていきます。「1歳の時はできていたのに、2歳になったら急に出来なくなった」ということもあります。その時の興味関心、発達によって行きつ戻りつしながらも、「遊びからスタート」という基本を忘れず、進めていってくださいね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年08月01日