子どもの習いごとのコーチ、担任の先生など、子どもの指導役が「年の近い男性」であることは意外に多いものです。男性指導者には、女性と違った視点や接し方などがあり、子ども、特に男の子にとってはメリットがたくさんありますよね。けれど、心理カウンセラーとしてお仕事をしていると「子どもの男性指導者」との付き合い方でトラブルを抱えてしまう事例もちらほら聞こえてきます。その内容は「向こうからアプローチされて困っている」といったものから、反対に「会うたびにときめいてしまう自分がいる」といったものまでいろいろです。もしも当事者になってしまったら、どうすればいいのでしょうか?今回は、子どもの男性指導者とのほどよくうまい付き合い方について考えていきます。■男性指導者と子どものママ「え、こんなことが?」トラブル事例子どもの指導をしてくれる男性と、子どものお母さん。その2人の間で生まれるトラブルにはどんなものがあるのでしょうか。例えば、子どもをサッカークラブに通わせていれば、子どもと指導者との関係を良好に保つために、コーチに対して親しみのある接し方をするのは自然なことですよね。しかし、あるときコーチから「今日もおキレイでしたね」といった内容のメールが届いたらどうでしょう。子どもの先生だからとやさしく接していたことで「もしかして俺に気があるのかも」と勘違いされ、好意をもたれてしまうことも現実にあります。なかにはコーチからのアピールが露骨すぎて「あのママ、先生にえこひいきされているわよ」とあらぬウワサを保護者のなかでたてられてしまうケースもあるようです。 反対に、一生懸命指導してくれる熱意あるコーチの姿に、子どものママが好意を抱いてしまうこともあります。子どもの習い事を見に来ているつもりが、ついついコーチの姿を目で追うようになってしまった…。このような事例も少なくありません。では、こうしたトラブルやお悩みには、どう対処すれば良いのでしょう。■大炎上?「男性指導者とのトラブル」子どもを巻き込まないためには?男性指導者と自分との間でこれ以上の問題が起こらないようにするためにはどうしたらいいのか? まずは指導者からアプローチされている場合について考えていきましょう。このパターンはメールや電話など、相手からなにかしらのアピールをされている状況が多いことと思います。普通に考えれば無視すればよいだけ…ですが、子どもの指導者という立場の人を無下もなく拒否してしまうのは、母親として躊躇(ちゅうちょ)してしまうでしょう。では、どうすればいいのか。それにはいくつかの対処法が考えられます。例えば、以下のような対処が有効です。・メールの返信は、ほかのママたちもアドレスに加え、一斉送信にする。・2人っきりでは話さないようにする。・質問があるときは、ほかの保護者と一緒に直接聞きにいく。・必要のないプライベートなことは話題に出さない。・相手のプライベートについて聞かない。男性指導者からのアプローチには、上記のような具体的な行動が効果的です。メール連絡や質問などは第三者にも開示して、2人きりの話にならないようにしたり、プライベートな話題は出さないようにしたり…。こうした行動はすぐにでもトライしやすいと思います。では反対に、自分が相手に好意を持ってしまったときはどうしたらいいのでしょうか。この場合は、自分の気持ちが指導者に、あるいは周囲にもれないようにすることがとても大事です。好きな人がそばにいると意識しなくても目で追ってしまう…のは誰しも経験のあることではないでしょうか。こうなるのはごく自然なことですが、好意というものは客観視するのがなかなか難しいもので、自覚はなくても周囲に気づかれてしまう恐れがあります。周囲に気づかれ、あらぬウワサをたてられないためには、相手と極力接触しないことです。子どもではなく、指導者を見ている視線は必ず誰かに気づかれる。そう意識しておくだけで、気持ちは引き締まるでしょう。また、指導者に会うときだけ化粧が変わる、見た目を気づかうなどの行動も他人から見ると「あれ?」と思わせる変化となります。その点も注意するようにしましょう。■トラブル予防! 男性指導者との「線引き」向こうから「おや?」と思える不審なアプローチがあったときに頭に浮かぶのは、自分の返答次第で子どもに不利益が起きるかもしれない…といった不安ではないでしょうか。その不安がよぎるからハッキリとした拒絶の言葉を伝えること、行動することがためらわれてしまうものです。けれど、こうしたトラブルは抱える時間が長いほど心を憂鬱(ゆううつ)に、トラブルも大きくなりがちです。難しいかもしれませんが、子どものことはいったん横に置いておき、早めに「線引き」をすることが大切です。もし、どうしても身動きがとれないと思ったときは、心から信頼できるほかの保護者に相談してみるのもいいでしょう。フタを開けてみたら、実はほかの保護者にも男性指導者から猛烈アピールがあった…なんてことも少なくありません。「なんだ、私だけじゃなかったのか」とホッとして、ほかの保護者と共同戦線がはれる場合も。さらに、習いごとの送迎をお願いしたり、試合を一緒に見に行ったりと、夫に顔を出してもらうのも効果を発揮します。教え子のママに近づこうとする男性指導者の場合、夫という存在を目にすると気持ちがなえ、アピール行動がおさまることもあるようです。一方、ママが男性指導者に、本気で好意を持ってしまったケース。そこで一度、立ち止まって考えてほしいのが、今の生活をすべてなくしても一緒にいたいと思えるのかどうかということです。これをじっくり自問してみましょう。指導者という立場のため、相手のことが現実以上に美化されて見えていないでしょうか? 今の生活になにかしらの不満があり、相手は自分を別の世界に連れていってくれる王子様のように思ってはいないでしょうか? 気持ちをフラットにして、じっくり考える時間を持ってみると、本当の自分の気持ちが見えてくるかもしれませんね。ただ、指導者の存在が自分の活力となっている場合は、その気持ちを持ち続けるのは、決して悪いことではないと私は思います。元気な人と接すると、自分も元気になってきますよね。例えば、手の届かないアイドルに憧れるように、日常にちょっとしたうるおいを与えてくれる存在ととらえるなら、それもまたアリなのかもしれません。
2018年10月07日ベビーカレンダーは285名のママ・パパを対象に、スポーツ系の習い事人気調査を実施しました。ママ・パパたちが子どもに習わせたいスポーツは? 習わせたい理由とは? 0歳児からスポーツを習わせているママも!習い事をしているスポーツはある?イマドキの習いごと事情を調査すべく「今現在子どもにスポーツを習わせていますか?」と質問したところ、 89.1%の方が「習わせていない」と回答。一方で、0歳または1歳の子どもを持つママ・パパが回答者の65.3%と過半数以上を占めているなかで、10.9%もの方が「習わせている」と回答する結果となりました。 0歳~1歳児、どんな習い事をさせている?具体的な習いごとの内容を聞いたところ、「スイミング」が1位、次いで「体操」「サッカー」が続きました。水への恐怖心が少ない赤ちゃんのうちから始められるベビースイミングは、特に幼少期から開始する習いごととして人気を集めているようです。 将来子どもにさせたいスポーツ1位は…?!「将来子どもにスポーツをしてほしいですか?」という質問に対し、91.9%が「将来子どもにスポーツをしてほしい」と回答。また、「子どもに今後させたいスポーツ」は、水泳が圧倒的な支持を集め1位となりました。 大坂なおみさんや錦織圭さんの活躍で話題のテニスは主要競技の中ではまだまだ人気が低いようですが、今後上位にランクインしてくるのか注目です。 ママ・パパたちが子どもにスポーツをさせたい理由93%の方が「スポーツは子どもの人生の役に立つ」と回答ママ・パパたちに「スポーツは子どもの人生に役立つと思いますか?」と質問したところ、93%の方が「とても思う」「まあ思う」と回答しました。1位は「体力面・精神面」ともに鍛えられるからその理由として、「体力面だけでなく精神面も鍛えられるから」という回答が最も多く、「体力的に鍛えられるから」「社会性を身につけられるから」「勉強では得られない経験ができるから」などが続きました。 スポーツの醍醐味は体を動かすだけではなく、勝負を通して鍛えられる精神面やチームプレーで学ぶ社会性など多岐に渡ります。勉強だけでなくスポーツを通して子どもたちにさまざまな学ぶ場を提供したいと考えているママやパパは多いようです。 今回の調査結果から、人気の習い事や親御さんたちのスポーツへのポジティブなイメージが明らかになりました。お子さんの習い事を検討されている親御さんは、ぜひ参考にしてみてくださいね。<調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方調査期間:2018年9月15日~9月18日調査件数:285件
2018年10月07日関西人主婦で二児の母のモチコです。上の子イチコは4歳。幼稚園の年中さんです。同じクラスには習い事に行っている子や、通信教育をしている子もたくさん。イチコもやりたがりますが……。幼稚園児、教育費はまだかからないと聞きますが、全部させてあげようと思うとそれなりに高くつきます。そのため我が家ではこれらを安く済ませる工夫をしています。⑴絵本は図書館で借りる!絵本、たくさん読んであげたいけど……た、高い〜!ということで、我が家では絵本は図書館で借りています。たくさん読んであげられるし、私の好みの本、イチコの好みの本、タイプの違う本など、いろんなジャンルに気軽に手が出せるのも良いです。そして買った本だと「ちゃんと読んで!」と思ってしまいますが、借りた本だと受けがイマイチでも「まあいいか!」とサッと割り切れます。母の精神的にもとっても良いです!(笑)⑵習い事は地域の広報誌をチェック!習い事もお金がかかりますよね……。少しでも安く抑えたいなぁと思い、イチコの習い事は市が主催するプールにしました!プールを習いたがってたので丁度いい!市の広報誌では、他にも民間の教室より安い習い事がいろいろ載っていました。イチコの体力的にまだたくさんは通えませんが、来年以降通えそうなものがないか、今からチェックしておこうと思います。⑶塗り絵やワークは無料で!イチコは塗り絵が大好き! でもまだ細かく塗ることはできません。肌と髪と服の色は分けられても、小さい模様や背景などはダーッと一気塗り。1枚の塗り絵は5〜10分で出来上がってしまいます。本屋にあるワークも欲しがるのですが、字は書けないし、なのに教えようとしたら怒るし、最終的に自己流の使い方をして「おしまい! 」と自己完結。ワークになってへんやないかーい!ただ塗り絵もワークも、無料でダウンロードできるサイトがたくさんあるんです! それを活用すればプリンターの紙とインク代だけ。買うよりだいぶ安く済むので、多少雑な使い方をされても許容できます。市販のものはもうちょっときちんとできるようになったら買おうねー!ちなみに我が家でよく使っているサイトはこちら。・DISNEYキッズ塗り絵、ワーク、クラフトなどがダウンロードできます。ディズニーのキャラクターが出てくるのでイチコもお気に入り。・ちびむすドリルひらがなの練習や迷路、塗り絵など、知育プリントがたくさん。以上、我が家の教育費(と言っていいのか? )の工夫でした。これから小学校、中学校……と上がっていくにつれ、プロの手が必要な習い事や教材は増えていくと思います。そのときにちゃんとお金を使えるよう、今はしっかり節約して貯めておこうと思います!●ライター/モチコ
2018年09月21日こんにちは。メンタルケア心理士の桜井涼です。子どもの習い事は、初期費用と月謝、必要な道具類だけで済むと思っている方が多いのではないでしょうか。今回は、予定外費用に驚いたママの話と、費用の一例、さらにはチラシには書かれていない費用の聞き方を書いていきます。予定外費用に驚いたママの体験談今回は、娘(小4)にジャズダンスを習わせているママと、息子(中2)水泳を習わせている著者の話をします。【習い事:ジャズダンス】娘がジャズダンスを習い始めたのは、小3の秋からでした。スポーツクラブの中でジャズダンスのキッズクラスがあると知り、説明を聞きに行きました。練習は週1回、入会金3000円で月謝7000円、年会費3000円がかかると言われました。道具も動ける服装で、靴も内履きで良いとのことでしたので、揃える物はほとんどない状態 で始められました。しかし、数ヶ月後に発表会があるとのことで、衣装や打ち合わせ練習時のおやつ、当日のお弁当、ダンス用のシューズなど費用がかかり、大きな負担でした。しかもダンサー(娘)にお花などのプレゼントを当日すると知らなかったので慌てて用意することに。こんなにかかるものなのかと主人とびっくりしました 。【習い事:スイミング】息子が「スイミングをやりたい」と言いだしたのは小2の春です。隣町にあるスイミングクラブに入会しました。そのときは入会金免除キャンペーンをしていたので、月謝8000円(週2回練習)とバス利用料が月1000円、水着などの指定用品が総額6000円で始めることができました。ここまでは、月謝とバス利用料だけでやってこられました。3年後、5年生になった息子は、四泳法をマスターしたときに、選手クラスのコーチから選手クラスに入らないかと誘われ、小5の冬から選手クラスに移動。そこからさまざまな費用がかかるようになりました。大会用の水着や練習用の道具、指定のジャージや大会費、合宿費、遠征費、毎日の送り迎えなど、かなりの費用がかかるようになりました。発表会や大会などにかかる費用の一例習い事をする前は、月謝と練習時の飲料代などといった小さい費用がかかるだけと思いがち。しかし、発表会やコンテスト、大会など、多くの習い事には出なければいけないことがあります。ここで、前出の方達の予定外費用を見てみましょう。【ジャズダンスの場合:1回の発表会でかかる費用】・合同練習時のおやつや飲料(3回分):5000円(みんなで分けられる用の物)・衣装代(2曲分なので2着+チームTシャツ1枚):8900円・ジャズダンス用のシューズ:8000円・発表会当日のお弁当と飲み物(子どもの分・2食分):1500円・ヘア用品(セットは自前):1500円・最後に渡す娘へのお花代:3500円・DVD代:3500円合計で31900円です。(1回の発表会)その他、交通費や付添いの食事代、飲料代など細かいものを入れたら4万円は超えると聞きました。発表会は、年に2回あるというので、月謝以外に年間8万円を準備しておかなくてはならないということになります。【スイミング・選手クラスの場合:年間】・遠征費:約3万円×7回(お弁当など込み)・地方大会:約2000円×2回(大会費のみ)・大会時の飲料やゼリーなど持たせる物:約2000円×9回・チーム水着:約1万円・選手登録料:1500円(年間)・練習用道具(ゴーグル・パドルなど):約1万円・練習用水着:約5000円×3回合計で、26万8500円がかかっています。遠征の度に応援に行く場合は、家族の宿泊費や交通費などがかかってくるため、見えない費用がもっとかかっていることは確かです。月に換算すると、月謝以外に22375円かかる計算になります。思っていた以上に予定外費用は多いものです。では、習う前にチラシには載っていない情報を聞き出すためにはどうしたらよいかという部分をみていきましょう。始める前の質問の投げかけ方前出のママは、「ダンスの経験がなかったので、月謝しかかからないと思っていた」と話していました。チラシにはない予定外費用の情報は、始める前に聞き出すことができます 。最初に、「閉じた質問」と呼ばれる、ハイかイイエで答えられる質問をします。ここで、予定外費用がかかりそうかどうかを判断することができます。例:「練習のした成果を発表する機会はありますか?」「大会などはありますか?」次に知りたいのは、大まかな数字ですよね。その場合は、「開いた質問」と呼ばれるハイかイイエで答えられない質問をしましょう。例:「1回の出場でどのくらいかかりますか?」このあたりを質問すると、おおよその目安が出てきます。その分をどのようにして工面するかを家族で話し合うことができるはずです。関連記事:親子で楽しめるスポーツ3選! そのうちの一つはなんと○○○だった!まとめ子どもに習い事をさせたいというママ達はたくさんいます。どのような教室に通わせるかの判断基準の1つとして、予定外費用は大きく関わってきますね。すべての習い事に予定外費用がかかるわけではありませんが、入会前にしっかりと聞いておくと、安心して習わせることができるのではないでしょうか。【参考書籍】面白いほどよくわかる!心理学の本著:渋谷昌三●ライター/桜井涼
2018年09月19日子どもの習い事といえば「何曜日の何時から〇〇」と決まっている場合がほとんどだと思います。ところが、子どもであるが故に突然の体調不良で習い事に行けない、大雨の中でも下の子を抱っこしながら引率しなければならないなどママがどっと疲れる局面はないでしょうか。今回はそういった大変さを回避できるだけでなく、実はコスパも悪くないおすすめプライベートレッスンを3つご紹介したいと思います。空いていれば前日や当日の予約も可能!? 「スイミング」子ども界においてトップオブ習い事といえるほど普及しているスイミング。我が家の娘は転勤などにより習うタイミングを逃し、小学校に入学しました。そして周囲の水泳レベルの高さに驚き、急遽体験を申し込んだものの同じレベルの子は小さな子ばかりで「恥ずかしい」という状況でした。そこで勧められたのがプライベートレッスン。1回4,000円で1時間と高額に思えますが、個人のスキルに合わせ効率良く教えてもらえるのでグングン伸びる結果に。また、娘が通っているスクールは、空いていればレッスンの前日や当日でも予約可能なため、体調や天候次第で申し込むことができるのも魅力です。下の子が小さければよりお得感満載! 「ピアノ」本来、ピアノはプライベートレッスンが基本ですが、今回ご紹介するのは「自宅に先生が来てくれるプライベートレッスン」です。月謝は週1回30分で10,000円程度というのが一般的なようですが、周囲で利用しているママが目立ちます。特に小さな赤ちゃんがいる場合は「大雨の中、下の子を抱っこして通っていた以前に比べると本当に楽!」ということでプライスレスな価値があるといえそうです。運動会で差をつけたいなら! 「かけっこ」秋の運動会が間もなくという季節になってきました。足は遅くないのにフォームがイマイチ、更にスキルアップしてリレーの選手を狙いたいという子におすすめなのが、かけっこのプライベートレッスンです。1回1時間で10,000円というケースが多く、かなり高額な気がします。ところが、走るフォームを動画で撮影し具体的なアドバイスをもらえ、スタートダッシュのポイントも教われたということで、利用した家庭からは「念願のリレーの選手になれた」「最初に計ったタイムを2秒も更新できた」など喜びの声ばかり。「通うものではなく1回教わればずっとスキルを生かせるからコスパも悪くない!」ということでした。家庭のスタイルに合わせてカスタマイズできるプライベートレッスン。今後は選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。PHOTO/Fotolia
2018年08月26日いつの時代も、ママさんは子どもの教育のことで頭がいっぱい!子どもの習い事は何をさせるべきか、同じくらいの年齢の子たちはどんな習い事をしているのか、子どもの将来の可能性を伸ばすためにどのような習い事をさせている人が多いのか……?子どもの習い事や教育に関するあらゆる情報を集めたいと常に思っている知り合いのママさんたちにヒアリングし、その声を集めてみました。さて、いまの子どもたちはどんな習い事をしているのでしょうか?■ 将来仕事の幅が広がるかも!?「サイエンス系」「大人になってから仕事の幅を増やせるように、サイエンス系への興味をもたせることは親としての役目なのではないかと思っています」(35歳/専業主婦)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)これからは科学の力が必要になる時代だといわれています。そのせいか、この種の習い事をさせるママさんも多いようです。年齢にもよるようですが、理科の実験教室などサイエンス系の習い事の月謝は10,000円前後のところも多いようです。■ 2020年には小3年から必修に!親も関心が高い「英語」「どんどんグローバル化が進む中、もはや英語のスキルはマストだと思います」(30歳/パート)Greyscale / PIXTA(ピクスタ)2020年からは小学校3年生から英語の授業が必修になるということもあり、最近ではますます需要が高まっているようです。ちなみに以前、筆者が働いていた塾の英語コース(小学部)の月謝は6,000円でした。■ 2020年から小学校の必須科目に!「プログラミング」「理論的思考も身につくでしょうし、算数への苦手意識もなくなるかと思って」(34歳/パート)ocsa / PIXTA(ピクスタ)こちらも2020年から、小学校の必須科目となる予定の分野です。プログラミング教育とは、プログラミングを体験しながらコンピュータに意図した処理を行わせるために必要な論理的思考力を身に付けるための学習のこと。とはいえ、プログラミングはまだポピュラーな勉強ではないので、潔くプロに任せてみるのも良いのかもしれませんね。こちらも、だいたい10,000円前後の月謝となるようです。■ 「ピアノ」「スイミング」は昔も今も定番人気「私が学生だったころの音楽の先生が、ピアノを習っていない生徒はテストの点数に関わらず3以上はくれない先生だったトラウマから、子どもにはピアノを習わせています」(36歳/専業主婦)タニホ / PIXTA(ピクスタ)「うちの子は身体が弱く喘息気味なので、肺活量が上がるようにスイミングを習わせています」(33歳/パート)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)社会の移り変わりとともに、これからの社会を見越した習い事をさせているママさんたちも増えてきているようですが、調べてみるとやはり定番の習い事というのも根強い人気があるようでした。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか。将来の可能性を広げるため、興味関心のあることを見つけさせるため、個性や才能を伸ばすため、社交性を身につけさせるため……。これらの親心も、習い事をさせる目的のひとつだといえるでしょう。その子にぴったりの習い事に出会うまでには、多少のまわり道もあるかもきれません。「うちの子にも、そろそろ習い事をさせてみようかな?」と思っているのであれば、まずは子どもをどのような世界に進めたいか、その方向性から決めていくのもいいのではないかと思います。子どもの人生が、より豊かなものになるようにというパパママの願いが叶うものが見つかるといいですね。
2018年08月25日子どもの将来をのことを考えて、才能を伸ばしたり、好きなことをさせてあげたりしたいと、小さい頃から習い事をさせる親も多いようです。その際、月謝や送迎は想定していても、実際にはそれ以外の負担が多くのしかかることも。そこでパパママ世代に、子どもの習い事で大変なことについて聞いてみました。Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある?1.ある 78.3%2.ない 6.2%3.習い事をやっていない 15.0%4.その他 0.5%78.3%の親たちが子どもの習い事で大変なことがあると回答しました。子どもが2人や3人いるとスケジュール管理だけでも大変! また、試合や発表会などでも親の出番は多々あるようです。■送迎やスケジュール管理が大変!いくつも習い事をしたり、兄弟がいたりするとスケジュール管理と送迎だけでも大変なことに。それに加えて、ママ同士の付き合いもあったりするので、習い事を増やすときにはその辺りも良く考えたほうがいいのかも。「免許を持っていないので、送迎が大変です。雨降ったら贅沢だけどタクシー使っちゃいます。それと、保護者同士の絡み。私は群れるのが苦手なので、いつもボッチです」(千葉県 40代女性)「送り迎えと月謝以外の諸々の経費。交通費とか小学試験やイベントの参加費、合宿費用、ユニフォーム代、意外とあるんですよね。バカにできない」(神奈川県 40代女性)「習い事をいくつも欲張ると、スケジュール管理が大変です!」(滋賀県 30代女性)「常に大変なのは、子どもの送迎・月謝・当番でした。子ども抜きにして大変だったのは、ママたちとの付き合い。苦痛でした。会えば挨拶をしますが、余計な話はしませんね」(福島県 40代女性)「もちろん大変です。兄弟の数に比例して大変さも増えますね。上の子の習い事には、下の子を連れていかなければならないし、その際の下の子どもたちの我慢とか。金銭面も子どもの数だけありますから。スケジュールがブッキングすることも」(神奈川県 40代女性)「送迎や他の兄弟の習い事のブッキング。旦那は仕事でほぼ私一人の負担になるので大変です」(神奈川県 40代女性)■サッカーなどのスポーツ系はお当番や遠征が大変サッカーや野球などの場合には、練習時間の間グラウンドで見守りをしなければいけなかったり、試合の会場セッティングや遠征の荷物当番などをすることも。炎天下や真冬でも、1日中外にいなければいけないのはかなり辛い…。「特にスポーツ系は親もあれこれ手伝ったり、会場セッティングしたりと忙しいです。親同士の付き合いもついでに大変」(神奈川県 40代女性)「地域のサッカーチーム。真夏の炎天下でも、真冬の凍える日も交代で保護者がグラウンドの見守りをしていました。土日はもちろん、GWや夏休みも練習があり、家族で出かける予定が立てられず、試合のたびに車出しや応援に参加しなければなりません」(千葉県 40代女性)「陸上をやっています。大会のときに場所取り当番になると、朝5時くらいに競技場に行き、開門までひたすら待つのが大変です」(静岡県 30代女性)「野球をやっていますが、低学年は1日みっちり付き添いをしないといけないのがキツイ。誰が飲むのかよくわからないお茶当番もある」(神奈川県 40代女性)「小学生サッカーは大変。土日潰れるし、平日も当番あるし。やめて今はクラブチームに入りました。お金はかかるけど、親の絡みもない分ラク」(千葉県 30代女性)■月謝以外の追加費用が意外にかかる月謝だけでなく、合宿やイベントや大会用の衣装やユニフォームなど、どんどん追加で費用がかかることも! 中には海外遠征を強制させられそうになったという親までいました。始めるときには、その辺りのことも聞いてから考えたいですね。「ほぼ毎日学校に迎えに行って送った後は、21時過ぎにお迎え。休むと周りから遅れてしまうということで、捻挫くらいだったらテーピングで練習に参加していた。歯医者や病院に行く時間を作るのも一苦労。合宿に遠征やイベントや大会の衣装代。金額の詳細が大雑把で多く取られている疑念も…」(神奈川県 30代女性)Q.子どもの習い事で保護者が大変なこと、ある?アンケート回答数:7273件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年07月30日子どもに通わせたい習い事として、「英語・英会話」が注目されていますね。筆者の娘はまだ1歳で日本語さえおぼつかない状態ですが、それでも英会話スクールや英語の通信教育などから勧誘の声がかかるようになりました。今回は「子どもに外国語の早期教育は必要なのか」ということについて、外国人の夫を持つ筆者が、娘の外国語教育に悩んだ経験をもとに紹介します。日本語・英語・ルーマニア語…どれを教える?筆者の夫はルーマニア語を母語とするルーマニア人。英語が得意であるため、娘にはルーマニア語ではなく、将来役に立つだろう英語を教えたいという思いを強く持っていました。実際に英語の本で読み聞かせをしたり、イギリス人やニュージランド人の友人と娘を英語で会話させたり、夫の言語教育はもっぱら英語がメイン。ですが、ルーマニア人の義両親は当然、自分たちの孫(筆者の娘)にネット電話などを通じてルーマニア語を教えようとします。筆者と夫は普段、日本語で会話をしているため、娘は日本語・英語・ルーマニア語という3言語が入り混じった環境の中で過ごしていることになります。英語を教えるべきか、ルーマニア語を教えるべきか…夫婦で育児の方向性を話し合った結果、「日本で暮らすのだから、娘の母語は日本語。日本語をきちんと話せるようになるまで、積極的な外国語教育はしない!」という結論に至りました。優先すべきは母語の『日本語』外国語教育について参考にしたのは、筆者の実母から勧められた『0歳からの子育ての技術』という本です。本書では赤ちゃんとのコミュニケーションの取り方や遊び方などを紹介しており、英語の早期教育への見解も書かれていました。その内容とは、外国語の早期教育は子どもに混乱を招くというもの。人間の脳は母語をもとに第二言語を学習する仕組みになっているため、母語を習得していないうちから別の言語を学習させようとすると、日本語も外国語も中途半端になってしまうということでした。以前、とある大手英会話スクールの体験見学をした際、そこの先生も「日本語が変になるので、英語の文法は教えません」と言っていたのを思い出しました。そのスクールでは英語の発音に力を入れて教えているそうですが、早期教育によって母語と外国語が混同してしまうというのは、やはり通説としてあるようです。積極的な外国語教育はもう少し後でいい?先に紹介した本では、言葉の習得には7~8歳までかかるので、せめて6歳までは待つべきと書かれています。しかし、英語の発音については、早くからのレッスンによって上達するかもしれないと示唆されていました。我が家では夫が娘に英語の本を読んだり、ルーマニア語の音楽を聴かせることはありますが、単語を覚えさせるような積極的な外国語教育はしていません。6歳まで待つべきかどうかは悩みどころですが、少なくとも幼稚園に入る3~4歳くらいまでは日本語を優先しようと考えています。子どもの外国語教育については諸説あることを知ったうえで、親の熱心な教育が子どもにとって負担にならないことを考えてあげたいですね。<文:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年07月14日こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。皆さんもお子さんに習い事を習わせていたり、お子さんがやりたい!という習い事をやらせてあげたりしているかと思います。ただ、意外と「習い事のやめどき 」って難しいですよね。今回はわが家の経験などをもとに、習い事を「やめるorやめない」の見極めについてご紹介します。興味&やる気がないものは早めにやめさせる「大切なわが子にはどんな才能があるのか」「できるだけ多くのものに触れさせてあげたい」そんな親心から、色々な習い事をさせている家庭も多いのではないでしょうか。最初は嫌がっていた子どもも続けるうちに好きになり、才能が開花するパターンもあります。でもある期間続けてもまったく興味が出ず、意味なく通っている場合 もじつは結構あります。わが家の息子も2〜3歳の頃英語に通わせていました。小学生から英語を学ぶ時代。早めに慣れておいたほうがいいだろうと思ったのです。好奇心旺盛で社交的な息子は、最初は喜んで英語に通っていました。まだ2歳だったので親子同室。ずっと親子で英語の歌を歌ったり、ゲームをしたりしていました。でも数か月経った頃から英語へ対しての興味が薄れていき、教室についてもお友達と話したりふざけたりしてばかり。先生の話もマトモに聞かない状態が続きました。親子同室だったので注意し続けるものの、まぁ集中しないこと!興味のあるものには話が聞こえなくなるくらい集中する子なので、いかに英語に対して興味がないかがわかりました。英語のたびに親子でイライラ 。これじゃお金も時間ももったいない。そう思ったので「英語、やめる?」と聞いたら「うん、やめる!」と即答。迷いない息子の返事に退会することにしました。子どものやる気や興味がないものは、なかなかうまく続きません。なんだか親子で気分までスッキリしてしまい、やめてよかったなと思いました。子どもの負担になるものはやめさせる生後6か月から1年生の5月まで、息子はベネッセの通信教育を続けていました。赤ちゃんの頃から大好きで、毎月届くのを親子で心待ちにしていました。歯みがきもトイレもひらがなも、どれだけお世話になったことか…!でも小学生になり学校の宿題が増えると、通信教育の分の勉強に支障が出てきました。さらに1年生からは別の塾のプリントが追加になったので、もう勉強だけでやることがたくさん…!勉強好きの息子にも限界があったようで、ある日宿題の最中に集中しすぎて鼻血を出しました…(!)そして勉強時間のせいで自分の自由時間がなくなりイライラするように 。毎日学校から帰ってきて必死に宿題と向き合っている1年生の息子に、親ながらかわいそうになってきてしまいました。そこで「もう進研ゼミやめる?」と聞いたところ「…うん(涙)」という答えが。やめたくなかったと思うけど、あきらかに息子がつらい思いをしていると判断し、6年間続けた通信教育を退会しました。子どもの負担が増え、代わりとなるものがあるのならば迷わずやめましょう。子どもの心と体の健康が一番 です。子どもがやりたがるものは続けさせるこれは現在息子が習っているピアノの先生の話です。彼女は私の友人で、学生時代のアルバイト仲間でした。その頃からピアノ中心の生活を過ごしており、毎日練習に励んでいました。実家のマンションで暮らしていた彼女は両親に「ピアノの音がうるさい!」とよく怒られていたそうです。ピアノのことも良く思っていなかったとか。彼女のピアノの成績が大学で認められ、ドイツの有名な学校に留学できるという話が出たときも両親には反対されたそう。それでも自分の思いを貫き通した彼女はドイツへ単身留学。難関のドイツの大学院にも進むことができ、現在は日本でピアニストとして活躍しています。いくつものコンクールで賞を受賞しています。(そんな素晴らしい経歴の友人にピアノの講師を頼んでしまう私も私ですが…。)親に反対されても自分のやりたいことを貫き通した彼女。子どもが本当にやりたい、と言ったことは全力で応援 してあげようと、彼女を近くで見ていた私はいつも感じていました。今ではご両親も彼女の成功をとても喜んでいます。でも学生時代からもっと応援してあげられていたら、余計な悩みもなかったのに、とも思ってしまいます。----------「好きこそものの上手なれ」という言葉があるように、子どもが興味を持ったものは積極的にやらせて応援してあげたいですよね。大切なのはその後の子どものやる気次第。やめるのをためらう必要はありません。続けた年月に関わらず、やめる勇気も必要です。●ライター/横山かおり●モデル/前田彩
2018年07月04日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。でも、必ず耳にするのが「バレエはお金がかかる」という言葉…一体どれくらいかかるもの?子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、金額の相場について聞きました!子どものバレエの「月謝」と「入会金」の相場は?子どもの習い事について親同士が話すときに、よく耳にする「バレエってお金がかかるから…」の言葉。豪華な舞台や衣装のためか、ほかの習い事に比べて、なんだかお金がかかりそうなイメージがありますが、本当にお金がかかるのでしょうか?「いくらぐらいを『高い』と取るかは、各ご家庭で異なると思いますが、ピアノや絵画、水泳、柔道、書道など、さまざまな習い事と比べて、桁外れに高いということはないと思います。普段のレッスンで必要なのは、お教室に払う月謝と、ウェアやシューズなどの消耗品。ただし、発表会に出演する場合は、その価格や頻度もお教室によって異なるので、イレギュラーな費用がかかってきます」(四家先生、以下同)まず、子どものクラスの月謝とは、いくらぐらいなのでしょうか?「幼稚園児の場合は大抵、週1回レッスンで、月謝(月4回)は7000~8000円程度。安いところでは5000円、高いところでは1万円のところもあります。年齢が上がるにつれて、週のレッスン回数が増えていき小学校低学年~中学年で週2回レッスンとなり、月謝は1万~1万2000円程度。小学校高学年になると、子どものレベルや本気度によって、レッスン回数が変わるので、月謝もそれに合わせて上がっていきます。ただし、この『相場』も先生や地域によって変動があります」なお、たまに「月謝をチケット制と勘違いしてしまう親御さんがいる」そうです。「月謝とは、毎月決まった固定額を納める制度なので、たとえ子どもが月3回しか受講できなかったとしても、月4回分の金額を納めていただくことになります。子どものクラスは、大人のクラスと異なり、チケット制を導入しているお教室は少ないので、基本的には『毎月、決まった額を払う』心づもりが必要です。ただ、子どもが長期的に休まないといけないなど、やむを得ない事情がある場合は先生に相談してみてください」最初は入会金がかかるのでしょうか?「ほとんどのお教室に入会金があり、5000~1万円程度のことが多いです。ただ時々、キャンペーン期間などで、半額または無料になることも。また、私の教室もそうなのですが、最初の1カ月は『お試し期間』として入会金はなしで月謝のみいただいて、2カ月目に月謝と合わせて入会金をいただくことも。最初の1カ月をかけて、そのお教室に合うかどうかを吟味できるので、このシステムを取っているところを選ぶと安心かと思います」消耗品のレッスンウェアやシューズはいくらくらいかかる?次に、普段のレッスンで必要になる消耗品について教えてください!「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツが多いです。メーカーによって値段は変わりますが、幼稚園児から小学校低学年用の女の子用レオタードで、4000~8000円程度。高いものでは1万円を超えるものもあります。タイツは1足あたり2000円程度、ソックスは1000円程度です。男の子用のトップスは4000~6000円程度で、タイツやスパッツは3000~5000円程度が多いでしょう」幼いころは週1~2回のレッスンなので、何枚も購入する必要はないそう。育ちざかりなので、数年置きに買い替えは必要ですが、バレエのウェアは丈夫にできていることが多く、また伸縮性にも優れているので、意外に長持ちするそうです。「さらに、バレエを踊る際には、バレエ・シューズが必要です。シューズは男女とも、1足あたり2000~3000円程度。シューズは足にピッタリと合うものを履かないと、踊りにくいうえ、怪我につながることもあるので、足の成長に伴ってこまめな買い替えが必要になります。また、幼稚園児のときはシューズではなく、ソックスを指定するお教室もあります」ちなみに、バレエと言えば女性ダンサーが履くトウ・シューズ!「トウ・シューズは骨が成長し、履くための筋力を得た11~12歳ごろから、先生に許可をいただいてから履き始めます。メーカーによって金額に差があり、1足あたり5000~1万円程度です」なお、上記以外の消耗品としては、女の子が髪をシニヨン(お団子)にまとめるためのゴムやネット、ピン、スプレーなどがあります。気になる「発表会」の費用はおいくらが相場?「バレエにお金がかかる」と言われる理由は、おそらく発表会でしょう。発表会に出演するには、大体いくらかかるのでしょうか?「ひと口に発表会と言っても、その規模や頻度、出演する演目数、パートナーの有無によってもかなり変わります。一般的な発表会で、グループで踊る演目に2つほど出演する場合は、1回の発表会につき10万円程度が多いです。このなかには、普段のレッスンとは別に講師が指導するリハーサル代や衣装代が含まれています。なかには、20万円かかるお教室もありますが、一方で『おさらい会』のようにスタジオで行う小規模なパフォーマンスの場合は5万程度で済むこともあります」発表会は「生徒は必ず出なければいけない」というところもあれば、「希望者のみの自由参加」のところも、また発表会を開催しないお教室もあるそう。さらに、価格は安くても、頻度が高い場合も…。お金が気になる場合は、入会前に発表会の有無や金額をリサーチしておいたほうが安心でしょう。(取材・文:富永明子)
2018年06月04日子どもたちに人気の習い事のひとつ「バレエ」。いざお教室を選んで通わせようと思っても、何も準備がないと、親も子どもも心配になってしまうもの。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、習い始める前の準備について聞きました!そもそも、子どもがバレエを習うメリットとは?バレエのレッスンは、厳しくてハードな印象があり、子どもがついていけるのか…と心配になるママパパも多いもの。子どものころにバレエを習うと、どんなメリットがあるのでしょうか?「バレエは美しい音楽に合わせて踊る芸術です。子どものころからレッスンを積み重ね、長い時間をかけてバレエを踊るために必要な筋肉をつけていきます。バレエは体の中心軸を引き上げて踊るので、正しくレッスンをすれば体幹が強くなって、まっすぐで美しい姿勢を身につけることができます。近ごろは、お子さんの姿勢が悪いとお悩みの親御さんが多いので、正しい姿勢に整えやすいのは大きなメリットです。また、筋肉をよく伸ばして踊るので、柔軟性を高め、怪我をしにくい体を作ることもできます」(四家先生、以下同)また「バレエを習っている子はお行儀がいい」と言われることも多いほど、礼儀作法をしっかりと教えてもらえるのも嬉しいところ。「ご挨拶から言葉遣い、立ち居振る舞いまで、普段のレッスンから礼儀作法を教えていきます。同じクラスにいる生徒たちとの協調性はもちろん、一緒に踊るためのコミュニケーション力を鍛えられることも。また、発表会になると年上の生徒たちとの交流もあり、さまざまな年代の人と触れ合うなかで身につくマナーも多いでしょう」さらに、美しい音楽を聴いて踊ることで音楽性やリズム感も鍛えられるそうです。お教室に通うとき、どんなものを準備すればいいの?では、子どもがお教室に通うときには、どんなものを準備すればよいのでしょうか?バレエショップに足を運ぶと、かわいいレオタードがたくさんあって目移りしそうですが…。「レッスンの際に必要なウェアは、女の子の場合はレオタードとピンクタイツ、男の子の場合はタンクトップやTシャツにタイツやスパッツのことが多いです。ただし、通い始める前に買ってしまわないこと!というのも、お教室ごとにウェアにルールを設けていることが多く、せっかく買っても無駄になる場合があるからです。子どものウェアはユニフォームのようなもの。先生が、生徒の体の使い方を見極めるため、あえておそろいで、体のラインがしっかり見えるウェアを指定することがあります。また、タイツも微妙に色合いが異なるものがあるので『ピンクであればよいだろう』と買うと、NGが出てしまうことも。幼稚園児はタイツではなく、ソックスを履かせるお教室もあります。購入前に、通うお教室の先生に必ず確認しましょう」また、シューズ選びも慎重におこないたいところ!「『子どもはすぐに成長するから』と、つい大きめのシューズを選ぶ親御さんは多いのですが、バレエを正しく踊るためには足裏を鍛え、床をしっかりとつかむ必要があります。そのため、大きすぎたり小さすぎたりすると、適切に鍛えることができないうえ、怪我につながることも。シューズはとても大切なので、先生に選んでいただくか、またはバレエショップのシューフィッターさんに選んでいただくなど、プロに任せたほうがよいでしょう」ちなみに、バレエと言えば思い浮かべる人の多いトウ・シューズですが、11~12歳ごろから履き始めるのがほとんど。骨が成長し、踊るために必要な筋肉を身につけてから、先生から許可をいただいて履くものです。子どもが憧れるあまり、先生の許可なく買ってしまう親もいるそうですが、怪我につながるので絶対にやめましょう。子どものバレエ・クラスでは、どんなレッスンを学ぶの?初めてクラスに参加するときは、緊張するもの。いったい、どんな内容のレッスンをおこなっているのでしょうか?「幼稚園児のクラスでは、ほとんどバレエらしい動きはありません。でも、その積み重ねが、ゆくゆくバレエを踊るための姿勢を身につけ、正しいポジションでさまざまなステップをこなすためには必要なのです。私のクラスでは、まずさまざまなストレッチやエクササイズをおこないます。たとえば、お尻歩きをすることで体幹を鍛えたり、足指じゃんけんをすることで足裏を鍛えたりします。また、ケンケンパーをしたり、スキップをしたり、背伸びしたりして脚力を鍛えていきます」通常、バレエのレッスンはまず、バーと呼ばれる棒につかまって「バー・レッスン」をおこない、その後、スタジオの中央で両手を離して踊る「センター・レッスン」へと進みます。しかし、体ができあがっていないうちは、まずバーを通して体の軸を整えていくそうです。「小学校低学年のうちは、両手でバーにつかまって、簡単な動きをおこないます。それに慣れてきたら、小学校中学年ごろから、片手でバーにつかまって踊るようになります。片手になると、片足で体を支える動きも増えてくるので、そこでブレずに踊るためには、まず両手バーできちんと姿勢や筋肉を身につけておくことが必要です。バレエの舞台は華やかですが、レッスンは決して派手なものではありません。幼いころから、小さな動きをコツコツ積み重ねることで、両手を離して舞台で踊れる体を養っていくのです」初めてバレエを習うお子さん向けの解説書もたくさんあり、さらにDVDやインターネットの動画でも、バレエ用語やレッスン内容を解説したものは多いです。レッスンに参加する前に観ておくと、子どもも安心して初レッスンに臨めるはず!適した教材がわからないときは、お教室の先生に尋ねてみてくださいね。(取材・文:富永明子)
2018年06月01日子どもたちに習わせたい人気の習い事ごとのひとつに「バレエ」があります。でも、少し調べてみるとさまざまな種類のお教室があり、ママたちは「どのお教室がうちの子に合うの?」と頭を悩ませることも…。子どもから大人まで、長くバレエを指導しているクラシック・バレエ講師の四家恵先生に、お教室選びのコツを聞きました!そもそも、バレエを習い始めるのに適した年齢とは?よく話題になるのが「バレエって何歳から習わせたらいいの?」ということ。3歳だと早すぎる気もするし、でも小学生からだと上達するには遅いのかもしれないし…。四家先生、バレエを始めるのに適した年齢はありますか?「3歳か4歳からクラスを開講しているお教室が多いです。でも、始めるのが早ければ早いほどよい、というわけではありません。たとえば、有名なダンサーの吉田都さんや熊川哲也さんは小学校中学年から始めた方々です。上達には本人のモチベーションが関わってきますので、急ぐ必要はありません。ただ、本気で取り組みたい場合はとくに、10歳くらいには始めておいたほうがよいでしょう」(四家先生、以下同)幼稚園生から始める場合、子どもを通わせられるかどうかは、次の基準をクリアできているとよいと四家先生は言います。「まず『立つ』『座る』など、簡単な日本語が伝わるかどうか。おしめが取れているかどうか。そして、40分ほどのレッスン中、ママやパパと離れていられるかどうか。この3つの基準がクリアできていれば、お子さんも苦痛なく、レッスンを受けられると思います。もちろん、講師としても子どもたちが飽きないように、さまざまな工夫をこらしますが、親御さんと離れて泣き通しの場合は『もう少し、大きくなってからのほうがよいかもしれません』と、お話する場合もあります」子どもに慣れていて、スムーズに会話できる先生を選ぶ!上記の基準をクリアしている場合、お教室を選ぶときは、どんな注意点があるのでしょうか?たくさんあるお教室から、子どもに合う先生を見つけるのは難しく、悩んでしまうママやパパも多そうです。「まず大切なのが、先生との相性。これは『子どもと先生の相性』もそうですが、実はそれ以上に『親と先生の相性』も大切なポイントとなります。幼いころのバレエは、普段のクラス中の態度など、教師から親へ伝えることも多いもの。また、その日の子どものコンディションを、親から教師へ伝える機会も多いです。さらに、発表会を開催するお教室の場合、発表会の練習が始まると普段よりも練習量が増え、さらに衣装の準備や本番当日の役割分担など、親と先生との間のコミュニケーションは密になります。そんなとき、会話の波長が合う先生だとお互いのストレスが減ります」つい「子どもが先生になじめるか」を気にしてしまいますが、見学や体験レッスンに行ったときには、親が先生と会話をしてみることも重要なようです。「あと、子どもに慣れている先生を選ぶとよいでしょう。子どものころのバレエは、情操教育の面があります。音楽を聴いて、楽しく踊りながら、正しい姿勢を身につけるとともに、マナーや礼儀作法を学びます。そんなとき、子どもの喜ぶツボを知っている先生だと、子どもも継続しやすいと思います。たとえば、私は右と左の区別がついていない子には、片方のシューズにキラキラ光るシールを貼ったり、姿勢をよくするために頭にリボンを結んで『引き上げる』感覚を養ったりします。子どもにとって、ひとつの場所で長い時間を過ごすのは大変なことなので、飽きずに楽しみながら学べる工夫をします」どんな規模のお教室に通わせたいかを見極めるほかに「入会前に確認したほうがいいポイント」は、どんなものがありますか?「バレエのお教室には、さまざまな種類があります。大きなバレエ団付属の学校のこともあれば、代表の先生の下に何人もの教師がついて構成している大中規模のお教室もあり、また基本的には先生ひとりで運営している個人教室もあります。大きなスクールだと、先生と親の間に事務局が入ることが多くなりますが、事務局があるからこそ、システムがきちんと成立しているメリットも。規模が大きめの個人教室の場合、親だけで構成するPTAのような『母の会』がある場合も。発表会のときだけ集まることもあれば、普段から季節ごとに催しをして、まさに学校のようなお母さん付き合いが発生します。先生ひとりの個人教室では、先生と直接会話をする機会が増えます」どの種類を選ぶかは、親次第。「母の会」で集うことが安心感につながる親もいれば、事務局に間に入ってもらうことで安心する親もいます。また、先生と直にやり取りをしたい親もいるので、どんなタイプのお教室だと安心して子どもを通わせられるか、じっくり見極めたいところです。「ほかにも、通いやすい場所にあるか?どのくらい細かくクラス分けしているか?先生が持っているスタジオか、またはレンタルスタジオか?週のレッスン回数と月謝はいくらか?発表会の有無と費用は?お試し期間を経てから入会できるか?など、確認したいポイントはたくさんあります。そのためには、事前に『子どもに、どんな先生のもとで、どんなふうにバレエを楽しんでほしいか?』を考えておくとよいですよ。かつて、名プリマのマーゴ・フォンテーンが『よい先生選びは親の責任』と語っているのを読んだことがあります。子ども自身が先生を選ぶことはできないので、代わりにしっかりと見学をしたり、先生と話したり、評判をリサーチしたりしてから決めましょう」一度お教室に入会したら、基本的にはほかの教室との「かけもち」はご法度の世界!またほかの教室への移籍もしにくいのが現実なので、最初が肝心です。選ぶポイントを決めて、じっくりとお教室選びをおこないましょう。(取材・文:富永明子)
2018年05月28日子どもがいると何かと物入り。これから子どもが大きくなり、学費や塾といった習い事でますますお金がかかるようになってきます。毎月の収支を見ていると「こんな家計で将来大丈夫?」「年間いくら貯金すればいいのかしら?」と不安なることも。お金のことはお金のプロに聞くのが一番! そこで、子育てサークルへ出張講座に来ていたファイナンシャルプランナー荒井要雄さんにお話しを聞きました。「家計を見直すタイミングは今すぐ! お金を貯めるなら子どもが小さいうちに計画すると楽になりますよ」子どもが幼稚園や保育園に通っている今こそチャンス! 家計を見直すポイントを教えてもらいました。家計を見直す4つのポイント(1)通信費・食費・お小遣いなどの生活費を見直す一番手軽に見直せるのが生活費。中でも見直しやすいのが通信費です。固定電話は必要なかったら解約する、格安携帯に乗り換えるなど、夫婦で料金プランを一度見直してみるのもいいかもしれません。通信費以外の生活費はなかなか下げるのは難しいかもしれませんが、食費やお小遣いは見直す余地は十分にあります。「お小遣いを削りたくない!」という人も、将来の家計のことを考えると下げざるを得ませんよね。例えば生活費を月1万5千円ダウンさせることができれば、年間では18万円。15年間で考えると270万円にもなるので頑張りたいところです。(2)余ったら貯金はNG! 先取り貯金で手堅く貯蓄する「収入から月々の支出を引いた額=貯金できるお金」ではありません。生活をしていると冠婚葬祭のような急な出費や、家電の買い替えといった予定外の出費、用途不明金が必ず出てきます。ざっくりした生活をしていると、年度収支額の約50%はなくなると考えましょう。貯蓄額を増やすには、残ったら貯金ではなく先取りして貯める。しっかり貯めたいなら、収入から支出を引いた残りの70%は貯金できるように頑張りましょう。「貯金が苦手で・・・」という人は、貯蓄型の保険に入るのもひとつの手。余ったら貯金しようという考えでは、なかなか貯蓄できません。先取りして強制的に貯蓄できる仕組みを作ってしまうといいですよ。(3)大きな買い物のタイミング、金額を考える車や旅行などの大型の出費は、家計の見直す大きなポイントになります。車の購入金額を変えずに、購入時期を先伸ばしするだけでも効果的です。自分の家族の大きな買い物の必要性や購入時期などについて、今の収支で叶えられるか、叶えるにはどうしたらいいか、この機会にじっくり話し合ってみましょう。(4)保険を見直す保険には10年毎に更新していく「定期型」と、30年といった期間を決めて長期の契約をする「定期型」、保障が一生続く「終身型」があります。更新するタイプは、若いときは保険料が安いのですが、更新の度に保険料が上がります。それに比べ保障期間の長い定期型や終身型は保険料が変わりません。長い期間保険料を払い続けると、保険料の累計は更新するタイプの方が高くなる場合があります。どちらがいいか見直してみましょう。また、生命保険の掛け金をいくらに設定すればいいか迷う人もいるかもしれません。そんなときは、保険者の収入が0になったと考えて、残された家族は月々の収入がいくらあれば生活していけるかと考えましょう。生命保険にはさまざまなタイプの保険があります。受け取り方は、一括なのか月々に分けて受け取るのか。保障期間は、一生涯なのか、子どもが大学を卒業するまでなのか。例えば、子どもが大学を卒業するまでと期間を決めて、月20万円受け取られる「収入保障保険」に入る。家族に残す分として200万円が受け取られ、一生保障が続く「終身保険」に入る。老後に月10万円受け取られるように「低解約返金型」の保険に入るなど、用途に合わせた保険を上手に組み合わせる加入する必要があります。全ての保険を自分で調べて把握するのは難しいので、ここはプロに頼ることをおすすめします。家計見直しに役立つキャッシュフロー家計を見直す前にやっておくべきことはあるのでしょうか。「家計を見直すときは1年2年先を見るのではなく、老後までのお金の流れをしっかり把握することが必要です。お金の流れを把握するには、キャッシュフローを作っておくといいでしょう」キャッシュフローとは、これから起こるライフイベント、それらにかかる費用を想定してお金の流れを把握できる表のこと。老後までのお金の流れを把握することで「いつ、どのくらいお金が必要になるか」を知ることができ、資金計画や家計の見直しがしやすくなります。我が家で活用しているサイトでは、家計の見直しに便利なツールがダウンロードできます。「家計の収支確認表」や自分で作れる「キャッシュフロー」もダウンロードできるので、家計を見直したいと思っている人はぜひ活用してみてくださいね。日本FP協会のサイト「家族構成や、ライフイベントは変わるものなので、一度家計を見直したからといって安心してしまわないこと」と、最後にアドバイスをもらいました。自分たち理想の生活を叶えるためにも、定期的に家計を見直すことが大切ですね。<文:フリーランス記者三浦麻耶/取材協力:TSプラザマネジメント株式会社代表取締役社長荒井要雄>
2018年05月18日勉強や健康のため、文化や知識を身に着けさせるためなどに行う「子どもの習い事」。子どもが興味を示すものなら通わせてあげたい気持ちになりますが、気になるのが「送迎」のことですよね。習い事によって開始時間が異なるため、共働き家庭やフルタイムで勤めているかたは、平日の送迎がネックになって諦めることもあるのではないでしょうか。今回はそんな習い事の送迎について、乗り越えかたをご紹介します。 共働きでもできる子どもの送迎のやりかた習い事は、共働き家庭にとって時間のない「平日」にあるパターンが多く、どのような手段を取ればいいのか頭を悩ませてしまいがち。解決案をいくつかご紹介します。時間をずらす習い事によっては、17時や18時から開始の場所もあります。筆者の子どもの習い事は18時半から開始なので、共働き家庭のかたも多くいますし、それが理由でここに決めたという話も聞きました。また、例えば書道教室など個人的に行う習い事は、16時~19時の間ならいつでも来てよい(所要時間1時間程度)、というようなところもあります。気になる教室があれば、まず開始時間をチェックしてみてくださいね。ただ、遅ければ遅いほど子どもの宿題ができなかったり、夕飯が遅れて寝るのも遅くなるといった問題も出てくるので、お気をつけください。土日の習い事共働き夫婦の休日が土日の場合は、子どもの習い事も土日にすると楽です。だからといって、土日に英会話・スイミング・体操・ピアノ……とたくさん習い事を詰め込むと、子どもにとっても負担になりますし、せっかくの休日がゆっくりできなくなってしまうので、通わせる習い事は厳選しましょう。近所のママ友と一緒にママ友からのお誘いで一緒に通う、ということもありますよね。その際は送迎をお願いしたり引き受けたりと、数人のグループで連携できます。ただ、ママ友の子どもが辞めてしまって送迎する人がいなくなると自分の子どもも辞めざるを得なくなったり、ママ友トラブルに巻き込まれるなどのデメリットもあるので、ママ友に頼むのは緊急時や、本当に信頼できる相手にするのがおすすめです。祖父母にお願いする近所に頼れる祖父母がいる場合は、お願いするのもよいかもしれません。送迎手段は、車・徒歩など様々あると思います。徒歩の場合は習い事の荷物が多くて大変なこともあるので、祖父母にお願いする前に送迎手段や距離などを考えておきましょう。送迎が不要な習い事とは送迎がいらない習い事の中から選ぶのもひとつの手。いくつかご紹介します。保育園保育園によって異なりますが、保育中に英語やリトミックなどを取り入れているところもあります。保育園で完結する習い事をやらせると、送迎の負担も一気になくなりますよ。近所にある保育園のカリキュラムを、ホームページなどで確認してみてくださいね。家に来てもらうキッズラインなどのベビーシッターサービスの中に、モンテッソーリ教育や家庭教師、英会話、ピアノやスポーツのレッスンなどを引き受けてくれるサービスもあります。家に来てくれるので送迎の必要もなく、お子さんも安心した環境で習い事ができるかもしれませんね。通信教材ベネッセ系などの通信教材もよいでしょう。これなら時間を気にせずいつでも取り組めるので、帰宅後や休日など夫婦の手の空いているときに見てあげることもできます。共働きで子どもとの時間が取りにくいかたは、親子の触れ合いの時間にもなりそうですね。近所の場所を選ぶある程度大きくなってからのお話になりますが、近所の学習塾やピアノ教室なら自力で行かせられることができます。小さいうちは家庭学習、大きくなってからは近所での習い事、といったように組み合わせるのもよいかもしれません。長期休みを利用する夏休みなど長期休みに、泊まりでの習い事や、短期の習い事を受けさせるのも良いですね。共働き夫婦に夏休みはないので、平日の送迎が大変なのには変わりありませんが、子どもは次の日も休みなので時間をあまり気にせず通わせることもできます。また、両親が子どもの夏休み中に連続休暇を取得し、その間だけ短期コースに通わせるというのもひとつの手です。 子どもの習い事は「楽しく続ける」というのが大切です。そのためにはやはり、親のサポートが必要不可欠。まずは無理せず送迎できるかということを念頭に、さまざまな習い事の資料を見て決めるようにしましょう。無理やりスケジュールを組むのは、親にとっても子どもにとっても負担となってしまいます。また、習い事のために仕事を辞めるというのも現実的ではありません。共働きだから月謝が出せるという部分もあると思います。もし送迎が無理そうなら送迎不要の習い事、それも無理そうならお子さんがある程度大きくなるまで待つのも良いでしょう。今の働きかたにぴったりの習い事を見つけてくださいね。 参考:キッズライン
2018年05月05日生活も安定してきて時間のやりくりが上手になってきたら、自分磨きのためにも何か習い事がしたくなりますよね?今回は30代の女性にオススメの習い事をピックアップしてみました。1.私生活にも役に立つ英会話最近流行りだした民泊などで、住宅地にも観光客やバックパッカーを見かけることもあります。電車やバスでの移動のときに話しかけられたり、困っているところを見かけて助けてあげられなくてもやもやすることもあるのではないでしょうか?そんなときに英会話で語学を学んでいれば観光客と会話が弾むこと間違いありません。また、英語は話せることで海外旅行をより楽しむことができたり、現地で素敵な外国人と出会える可能性も増えます。英語は、あなたの視野や活動を大幅に広げてくれるのでおすすめです。2.ゆったりとした時間を過ごせるヨガ20代でもヨガは人気ですが、20代に人気のヨガは、体を柔らかくしたり鍛えるヨガです。30代の女性におすすめしたいのは、月の満ち欠けに合わせて体をリラックスさせる月ヨガや、瞑想をメインとしたヨガです。日々仕事にも恋愛にも終われる30代女性には、自分を見つめ直すことができる時間が必要です。体を鍛えるのもいいですが、ストレスを貯めない生活を送る為のヨガを初めてみてはいかがでしょうか。3.リズムに乗ってストレス解消!ダンス女性に人気の高いダンス。楽しくリズムに乗ってストレス解消ができる上にダイエット効果もあります。普段、生活をしていると運動不足になりがちですがダンスは運動量が多い習い事なので知らず知らずに「くびれができた」「体重が減った」などもあります。ダンス教室に通うのがハードルが高いという方は、総合ジムに通うと必ずダンスのクラスがあるので参加してみてはいかがでしょうか。HIPHOPだけでなく、エアロビクスや、ベリーダンスなども教室で展開されているので、その中からあなたにあった教室を探すのも楽しいですよ。4.男性との会話が広がるゴルフ教室大人の男性に広く指示されているゴルフをあなたも習ってみてはいかがでしょうか?ゴルフの知識を少しでも知っているだけで、男性との会話が一気に広がります。たとえゴルフ教室で上手にならなくとも、気になる男性に上手になるコツを聞いたり、一緒に練習場にいくきっかけにもなります。また、ゴルフ教室の先生にはイケメンの先生も多いので、教室自体に通うのも楽しいですよ。5.大人の嗜みワイン教室30代女性だからこそ、習いたいのはワイン教室です。ワイングラスの持ち方から始まり、作法、ワインの知識を広く学ぶことができます。ワイン教室に通う利点は、食事が劇的に楽しくなるのに加え、ハイスペックの男性とワインの話で盛り上がれることです。ワインの話で盛り上がれると意中の男性と食事にいける機会が増えます。また、ワイン教室自体にもハイスペック男性が通っている確率が多く、飲み会も開催される教室もあるので、男性との出会いも期待できます。いかがでしたでしょうか。30代ならではの大人の趣味をぜひ見つけてみてくださいね。
2018年05月03日4月から新年度ということで、何か新しい習い事を始めたいと思う人も多いでしょう。せっかくなら、出会いのチャンスがありそうな習い事はいかがですか?引っ込み思案な人でも、趣味や目的が同じなら自然と会話ができるはず。でも習い事といってもたくさんありすぎて迷ってしまうし、どんな人がいそうなのかもわからない……。そんなあなたにぴったりの、恋に結びつきやすい習い事を運命数からご紹介します。■あなたの「運命数」の出し方あなたの誕生年+誕生月+誕生日=「運命数」になります。<例>1980年4月20日生まれ1+9+8+0+4+2+0=24→2+4=6あなたの運命数:6(※1~9の数になるまで足し続ける)■運命数1:ランニング「走りたい」と思ったらすぐに始められるランニング。でもどうせなら、フォームや走り方などをきちんと教えてくれる所に習いに行きましょう。初心者対象のクラスで、同じレベルで一緒にスタートできると、お互いに切磋琢磨しながら楽しむこともできるはず。ピンと来た人がいたら、走りつつ声をかけたり、休憩の時に軽いおしゃべりをしながら次第に距離を縮めたり。クラス終了後には、ランニングデートに誘われるかもしれませんよ。■運命数2:社交ダンス年配の方がやっているイメージがあるかもしれませんが、競技も盛んに行われ、スポーツ感覚で習う人も多いよう。しかも男女のペアが基本なので、必ず男性と出会うことに!お互いに初心者なら心も通じやすいでしょう。逆に相手のほうが経験者であれば、甘えるのもアリ。手を取り合うなど肌に触れることが多いので、お互いにドキドキすることも。シェイプアップにもなるから、初デートには自信を持ってのぞめるはずです。■運命数3:ボルダリング人気急上昇のボルダリングは、実は出会いの宝庫!登る順番を待っている間、下から応援したり、声をかけ合ってサポートしたり、和気あいあいとした雰囲気を楽しめます。その中で気になる人がいたらチャンス!終わった後にお茶をしながら、お互いに距離を縮めることも可能です。なお、登る時に必要なチョークで手が荒れることがあるので、ハンドケアは忘れずに。あなたの女子力の高さに、ますますカレも惹きつけられることでしょう。■運命数4:パソコンほとんどのことはスマホでまかなえても、仕事となるとパソコンが必要なことも多く、まだまだ必要なツールです。実は初心者向けのパソコン教室は、出会いのチャンスがいっぱい!隣に座った人にちょっとしたことを聞いたり、休憩中に声をかけられたりと、男性と知り合うきっかけはたくさんあります。オーソドックスな入門クラスならビジネスマン、クリエイティブ系のクラスだとクリエイターなど、出会うタイプも様々。スキルアップしながら恋のチャンスを狙ってみては。■運命数5:楽器密かに人気の「大人の音楽教室」。子どもの頃に習っていたものに再挑戦、憧れの楽器にトライなど、気軽に始められる所は数多くあります。できれば個人レッスンではなく、グループレッスンの教室を狙いましょう。レッスンの前後や休憩中など、お互いを知り合う時間はたくさんあります。また、一緒に演奏する機会や発表会があれば、そのために練習しながら心の距離を縮めることも。終わった後、二人で自主練、そしてそのまま初デートという流れもありえるでしょう。■運命数6:英会話英会話教室は相手と話すのが目的なので、やり取りをする機会はたくさん!その中でお互いのことを話しているうちに、恋に発展する場合も。英語で伝えられなかった分は休憩時間などに突っ込んだ話をすると、さらに次のステップに進みやすくなります。なお、旅行や仕事など、英会話を習う目的をはっきりさせると、話が広がりやすいでしょう。気になる人にいつ聞かれても大丈夫なように準備をしておくといいですね。■運命数7:料理カジュアルに料理を学べるクッキングスクール。一見、女性ばかりと思われますが、実は男性の参加が増えている所も多いのです。先生の講義を聞くのが中心のスタイルより、できれば全員で分担しながらレシピを完成させていくほうが、より親密度が高まるでしょう。お互いの食の好みや料理スキルもわかり、交際後のイメージも湧きやすいですよね。なお、やむにやまれず参加した単身赴任者の場合もあるので、左薬指の指輪のチェックをお忘れなく。■運命数8:フィットネスクラブマシンのほか、様々なプログラムを楽しめるフィットネスクラブ。シェイプアップに励みながら、出会いのチャンスを伺える一石二鳥の場です。ロビーやマシン周りなどで気になる人を見かけたら、まずは定期的に通い、顔見知りになることからスタートしましょう。同じスタジオプログラムに参加して、声をかけるタイミングを図るのもアリですよね。なお時間帯によってはシニアが多い場合もあるので、事前に参加者の年齢層を聞いておくことをおすすめします。■運命数9:ダイビング焦らずゆっくりと恋人候補を探したいあなたには、ダイビングがおすすめ。ダイビングは「バディ」と呼ばれるパートナーと組むのが基本なので、そこでたまたま組んだ相手が恋人候補になることも。また、練習の合間に他の仲間と一緒にいることも多いので、バディ以外にも、心と心が通うような相手が見つかることもあるでしょう。今から始めれば、夏までには南の海で一緒に潜れるかもしれませんよ。なお、ほぼすっぴんになる場合もあるため、素肌美人でいられるよう準備を怠りなく。■素敵な出会いに恵まれるかも春からの新しい習い事で、誰かいい人に出会えれば…と思う気持ちは男女問わずあるもの。それだけに出会いのチャンスはいっぱい!一緒に上達を目指して頑張る中で、いつしか恋に落ちることもあるでしょう。なお、習い事によっては男女比が極端に違うケースもあるので、事前チェックを忘れないように気をつけて。この春、あなたも素敵な出会いを求めつつ、新しいことに挑戦してみませんか?
2018年04月07日こんにちは。長男入学&次男の進級、そしてもうすぐ臨月と、なんだか3月もドタバタになりそうなtomekkoです。そんな中ゆっくり考えたいのに全然手がつけられていないこと、それが子どもたちの習い事について。未就学児から新1年生のお子さんに、習い事ってどんなことをさせていますか?■わが家の習い事事情わが家は必要に迫られて…という感じで、長男には習い事をいくつかさせています。ちょっと身体的に運動系の習得に課題があるため、全身運動と体力アップのためのスイミングと、楽しみながらも鉄棒や縄跳びを指導してもらえる体操教室を。そして、これから毎日机に向かう習慣づくりと、左利きの子への書き方指導に自信がなかったので、学研教室へも。でも、母としては時間とお金に余裕があったらやらせてみたいことはたくさんありますよね〜。例えば英語は小学校でも正式な科目になるので気になっています。英語教育は方針もレッスンの仕方も本当にいろいろあるので、どこが良いのか悩みどころです。それに指が柔らかい長男と音楽が大好きな次男には、ピアノはどうだろう!? とか。ボールが大好きな次男にはサッカーやラグビーのような球技を習わせてあげたい…感受性豊かな長男はお絵かき教室も…。…ハッ!!夢だけはどこまでも膨らんでしまいます。そんな時、ふと自分の幼少期を思い出しました。ワタシは小学校時代を通して、週5~6で習い事をしていました。周りも教育熱心な家庭が多く、ワタシは少ない方で、友人の中には1日2つ掛け持ちの日もあって7~8個くらいやっている子もいました。その頃はおませな女子たちですから、自分は下校後もどれだけ忙しいかが自慢話のようになっていましたが、大人になった今、親はどれだけ月謝を払うのが大変だっただろう…と気づくと同時にものすごく落ち込んだのが、あんなにいろいろやってたはずなのに……結局何一つ身についていない…!!!!強いて言えばお絵かきが…今になってなんとか役に立っていないこともない…かな…?(小声)なんというか…お父さんお母さんごめんなさい。■身につかなかった理由を自己分析してみた今思うと、本人が興味を持ったことはとりあえずやらせてみよう、という方針だったようでありがたいことこの上ないのですが、本人の資質や、先生の方針と合っているのかなどの検討が自分も両親も甘かったかもしれません。どの習い事も親のお友達に誘われた教室で、とか、親戚の知り合いに先生がいるから、といった理由で選んでいました。そのため先生と合わなくても辞めにくかったり他の教室を試しにくかったり…その結果、嫌々ながらだらだら続けてしまったのかな。この先その反省を活かすとしたら、習い事を始める前に情報はママ友などにもリサーチするにしても、自分の足でいろんな教室の体験に参加して、しがらみにとらわれずわが子のタイプに合ったところを見つけるべし! といったところでしょうか。ちなみに、自分から滅多に「あれが欲しい」「これがやりたい」と言わない長男が珍しく熱烈に「絶対やりたい!」と言い出し、春から始めることになった習い事、それは…なんと『茶道』ですってよ!保育園のカリキュラムの一環でやっている茶道を、卒園後も習いに行けると聞いた長男。帰ってきて早々「これからもやりたい! 絶対やりたい!!」とと主張してきてびっくりしました。よくよく聞いてみると、本人的には1. 甘い和菓子が食べられるから2. お抹茶の味が意外と嫌いじゃないからという微妙な理由。でも後日先生にお話を聞いてみると、長時間の正座も頑張って、お道具や所作のひとつひとつにも人一倍興味を持って先生に聞きに来る、と普段の生活では見えない長男の熱心さを教えていただいたので、やらせてみることにしました。どんなサポートが必要になるのか想像もつかず、母の方がついていけるのか心配ですが…将来長男のお点前を頂戴する日を夢見て、とりあえず見守っていきたいと思います。
2018年03月20日脳も心も豊かになる音楽の習い事今も昔も人気の習い事といえば「ピアノ」です。譜面を見て曲が弾けるようになるだけでなく、左右の手で別の音を弾いたり、音の聞き分けをすることで、脳に良い効果も期待できそうです。ピアノにかぎらず音楽は脳に刺激を与え、豊かな表現力を身につけたり、演奏することや聞いてもらう楽しさを手に入れることができるもの。そしてなんといっても、一度習えば大人になっても楽しめる一生モノです。そこで、ピアノ、リトミック、バイオリン講師に、それぞれのメリットや上達するコツ、かかる費用、親がするべきサポートまで、アレコレ聞いてきました。新年度に何か始めたい、何をやるか迷っているという人も、ぜひ参考にしてみてくださいね。ピアノ、リトミックはいくつから始めるのがいい?2歳と5歳の男の子のママでもあり、ピアノ&リトミックの講師でもある足立恵子さん。ピアノは3歳から教えていますが、始めるなら指番号や数字が理解できる4歳からがベストだといいます。「数字や音符の長さを理解するために、リトミックを混ぜながら教えています。例えば123のリズムをいちご、バナナに置き換えたり、四分音符はワンワンワンワンとか二分音符はモーモーとか、動物の鳴き声に置き換えることで楽譜が読めるようになります。絶対音感が身につくのは6歳頃までなので、そこに向けて慣れさせていくことが大切です。ピアノでなくても、音にふれる経験をしてほしいですね」小さいころから音にふれる経験をすることで、音楽を習うときにスムーズにストレスなく始めることができるそう。0歳から始められるリトミックは、まさに遊びながら音にふれることができるぴったりの習い事です。「リトミックは音を聞いて走ったり歩いたり、音の聞き分けができるようになります。将来、音楽を習わせたいと思っているなら、音楽の導入としてリトミックがおすすめです。0歳からお母さんと一緒にできますが、やっていることが理解できるのは2歳頃。始めるなら2歳がベストです。リトミックをやっている子がピアノを習うと、すんなり習得していきます。音符の長さやリズムが体になじんでいるので、説明しなくてもスムーズに習得していくんです」宿題より何より大切なことは嫌いにさせないこと足立さんがレッスンで主に行っているのは、ピアノとリトミック、ドレミに合わせて正しい音程で歌う「ソルフェージュ」、音を聞いて楽譜に書き記す「聴音」の4つ。これらを組み合わせて1回約30分のレッスンを行います。とはいえ、上達させるために、親がきちんと自宅で宿題をやらせないといけないというストレスが…。「いいえ、未就学児に宿題は無理なので出しません。例えば、“おじいちゃんおばあちゃんに聞かせてきてね”とか、音符が書けるようにするために、“りんごの〇を書いて見せてね”と絵を描いてもらうことはあります。あとは、お母さんが、“この指何番?”って指番号を普段から聞くようにしたり、肩たたきしながらリズムを取るのでもいいんです。ピアノを練習させなきゃ!って必死にならなくて大丈夫です。何より大切なことは嫌いにならないこと。〇〇しなさい!ではなく、できることを褒めることです。ドの音ってどこだっけ?と、できることを確認していくと自信につながります。その繰り返しが大切です」意外とお手頃!?バイオリン教室にかかる費用とは…音楽の習い事のなかでも、ちょっと敷居が高いイメージなのがバイオリン。楽器代をはじめ、月謝や教材費もお金がかかりそうですよね。そこで、バイオリン講師の波多野瑞穂さんに話を聞いてみました。「バイオリンの価格は、6万円から8万円くらいが主流です。手の長さに合わせてサイズを選ぶので、大人サイズが使えるようになる身長(145cm以上)になるまでは、レンタルを利用するのもアリです。子ども用のバイオリンは分数バイオリンといって、2、3歳は1/16サイズ、4歳は1/10、小学生は1/4または1/8サイズを使います」10万円以上するかと思っていましたが、6万円代から買えるとは意外です。ところで、2歳から習えるとはいえ、おすすめの習い始め時はいつくらいですか。「個人差はありますが、自分がやっていることを理解できる4、5歳くらいです。早く始めたからといって上達するわけではありません。小学校1年生からでも大丈夫ですよ。最初はバイオリンの持ち方や姿勢、音を出す練習をします。楽譜は読まずに、指番号を覚えて音を鳴らすことから始めます」音楽を習うのが初めてで、全く楽譜が読めない子でも、バイオリンをスムーズに弾けるようになれるのか不安になりますが…。「わたしは2歳半から習ったのですが、楽譜が読めるようになったのが小学校3年生でした(笑)。指番号で覚えて弾いた方が早くできるようになって。読めた方がいいですが、読めなくてもそんな困らないです。小学校の授業でも習うので、3年生までには必ず読めるようになるし、心配しなくて大丈夫です」プラスアルファとして宿題があると思いますが、どんなことをどれくらいやるのでしょうか。「必ず宿題を出すわけではないです。無理なことはやらせないようにします。その子に合わせて、ここを1日3回弾いてこよう、ここを5回弾いてこようという感じです。もちろん練習に比例して上達しますが、1日5分から始めて少しずつ伸ばしていくのでも大丈夫です」ピアノとは違って扱いが難しそうなバイオリンですが、親がサポートしなければならないことはありますか。「幼児が調弦するのは難しいので、親御さんにやってもらいます。手のひらサイズのチューナー(2000円くらい)を使って調弦します。ネジを締めたりするだけなので、難しくはありません」持つだけでもオシャレにかっこよく見えるバイオリン。ピアノに比べて場所を取らないというメリットはありますが、ほかにどんなことが得られますか。「弦の押さえ方によって音が変わるので、ピアノよりも細かい音がわかるようになります。ピアノは単体で演奏しますが、バイオリンは合奏することが多いので、一緒に曲を作れる楽しさが得られます。合奏は本当に楽しいですよ!それに、落ち込むことがあっても、バイオリンで感情表現することで発散できたり、バランスを取ることもできます。音楽は不思議なもので、途中で辞めたとしても体が覚えているんです。60歳から再び始めた人や、94歳になっても習いにくる人もいます。人生が豊かになりますね」この春、お子さんの習い事を考えるなら、音楽を選択肢の一つとして考えてみませんか。<取材協力>ピアノ・リトミック教室TEL090-4719-0666(※ピアノは現在空なし)波多野バイオリン教室<文・写真:フリーランス記者岩本亜実>
2018年03月11日サッカーや水泳だけでなく、英語にダンスにプラグラミングと…。多様化する子どもの習い事事情に、息切れしそうなママパパも少なくないのでは? 我が子にどんな習い事を習わせるべきなのか。その1●野球とサッカーどっちをやらせたらいい?スポーツの2大習い事巨頭。それが、野球とサッカー。はたして習わせるならどっち? それぞれのスポーツ別に、メリットとデメリットをまとめました。▼続きはこちら▼その2●習い事の王道 なぜピアノを習うの?ただ単純に音感を養うだけでなく、ピアノには脳の発達にとても良い影響があるそうです。脳科学者の澤口俊之さんに取材。その効果についてお聞きしました。▼続きはこちら▼その3●スイミングスクールって必要なの?なぜママたちは子どもをスイミングスクールに通わせるのか?その人気ぶりの現状や、人気の秘密を、アンケートによる「ママの声」から探ってみました。よくよく聞いてみたら、隠された“本音”もチラホラと見え隠れしてきました。▼続きはこちら▼その4●約5割の子育て家庭が英語教育はすでに導入済み!2020年度から本格的に小学校の英語教育が必修に。子を持つ家庭では、どのくらい英語教育を導入しているのでしょうか ママテナ上でアンケートを行ったところ、約半数の家庭で英語教育を導入していることが判明!▼続きはこちら▼その5●人気英語塾講師に聞いた!安くて効果的な英語教育子どもの英語教育といっても、安価に購入できるテキストから、留学までさまざま。NHKラジオの『基礎英語』で英語を学んだという人もいます。安価で効果的な英語教育や教材ってどれでしょうか?▼続きはこちら▼その6●学び方に違いがあった?スクールに通っても英語が話せない理由中・高、そして大学でも学んだのに英語を話せないという親世代も少なくありません。それは、学び方に問題があったから。英会話スクールに通っても英語が話せないこともあるといいます。はたして、どうしてでしょうか?▼続きはこちら▼
2018年02月20日子どもたちの習い事についての考え方は、各家庭によって異なります。するかしないか、いくらかけるか、何を選ぶか、いくつ通うのかなど、習い事には多くの選択肢がつきまといます。今回はママたちが子どもの習い事についてどのように考え行動しているのか、対象を幼児に絞って調べてみました。■幼児の習い事にかける費用は減少!?「ベネッセ教育総合研究所」が習い事などにかける費用を調べた2017年の調査結果で、幼児について1ヶ月あたりの平均費用が8年前に比べて約700円減っていることがわかりました。さらに、2016年に文部科学省が行った「子供の学習費調査」の「学校外活動費」では、幼稚園に通う幼児のこれらの経費が、2006年に比べて約900円減少していました。現在、保育園に通う子供が2006年に比べて約150万件増加しています。ですが、4~6歳の子どもについては、保育園児より幼稚園児の方が1ヶ月あたりの教育費が1000円ほど高いことがわかっています。こうしたことを踏まえると、さらに幼児の習い事にかける金額は減っていると考えることができそうです。■共働き家庭の増加も習い事費用減少の原因?なぜ幼児の習い事にかける金額が減っているのでしょうか。●共働き家庭の増加共働き家庭が増えたことで、平日に習い事の送迎ができない家庭が多くなっていることです。土日に習い事をしたり、習い事ができる園に通ったりするなどの工夫をしている人も多いですが、時間がない中で、できる習い事の数はどうしても少なくなりがちです。●幼稚園や保育園にかかる費用の増加園にかかる費用が年々増えていることです。ベネッセ教育総合研究所によると、園にかかる1ヶ月あたりの費用について、幼稚園児では2010年から2015年にかけて、約1500円高くなっていました。また、保育園児では約2500円増えたことがわかっています。園にかかる費用が習い事にかける費用を圧迫していると考えることができそうです。幼児の習い事にかける費用の減少は、時間とお金の制約があるといえそうです。■ママたちの習い事事情とは実際に幼児がいるママは、習い事についてどう考えて、行動しているでしょうか。話を聞いてみました。「上の子が土曜日にピアノを習っていますが、行事や予定が入ることが多く、平日に変更してもらうこともあります。その場合には、同居している義父母に送り迎えをお願いしていますが、義父母がいなかったら習い事に通わせるのは難しいのが状況です。得意なことが一つでもあると、自分の自信につながると思うので、習い事はできるだけ続けさせてあげたいと思っています」(公務員30代/4歳と2歳の女の子)「平日に幼稚園の中でできる体操教室と音楽教室を選びました。決め手は、送り迎えがないことで、本当に助かっています。仕事で平日はヘトヘトになって、習い事の送り迎えはとてもできません。今年から土曜日にも英会話を習い始めましたが、自分は子どもが習い事をしている間に買い物をすませて時間を有効活用しています」(飲食店パート40代/4歳の男の子)「習い事は、質や通いやすさよりも、その安さを重視してしまいます。夏に都市部に引っ越して、幼稚園に払う費用が2万円台から4万円代に増えました。本当はこだわりたいのですが、子どもが興味を持ったことは何でもさせてあげたいので、できるだけ安いものをたくさん選びたいと考えています。下の子もいるので、数年後の出費が不安ですが、パートなどしてできるだけ希望の習い事をさせてあげたいです」(専業主婦30代/5歳と2歳の男の子)どのママも、自分たちの置かれた状況の中で、できるだけ子どもたちにあった習い事をさせてあげたいと考えていました。必須ではない幼児の習い事。そこには時間やお金の制約がある中で、子どもたちの将来を見据えたママたちの思いが詰まっているのかもしれません。習い事の選び方に正解や不正解はありませんが、子どもたちの個性を一番わかっているママだからこそ、フォローできることがたくさんありそうです。幼児期の習い事は、その後の人生にどれだけ影響を与えるのか、はっきりとはわかりません。きっと重要なのは、何をするかではなく、なぜそれを選んだかなのではないでしょうか。幼児を持つママにとって、時間とお金の制約は厳しい現実ではありますが、制約があるからこそ、子どもたちにとってどんな習い事がいいのか、しっかり選択していきたいものですね。【参考文献】・ベネッセ教育総合研究所: 学校外教育活動に関する調査 2017 3歳から17歳までの子どもの子どもを持つ母親への保護者(母親)の教育に関する意識と子どもの学校外教育活動の実態・文部科学省: 「子供の学習費調査」 幼稚園と小学校、中学校、高校に通う子の保護者が対象。「学校外活動費」とは、学校以外で学習するために支出した経費と、けいこごとや学習活動、スポーツ、文化活動などに要した経費のこと。・ベネッセ教育総合研究所: 「第5回 幼児の生活アンケート レポート[2016年] 」
2018年02月04日日々の生活に潤いを与えると同時に、スキルアップさせてくれる「大人の習い事」。そこでの出会いがきっかけで、お付き合いしているカップルが意外に多いことをご存知ですか?教室には同じような趣味や目的を持った人たちが集まるので、共通の話題も多く、意気投合しやすいようです。そこで今回は、素敵な出会いがありそうな習い事に注目してみました。■出会いを期待できる習い事って?男性にも人気の習い事には、素敵な出会いのチャンスがいっぱい。◎コーヒー豆の種類や淹れ方など、奥が深いコーヒーは男女問わず人気の習い事のひとつ。お互いに好きな味やお店を紹介し合えば、一緒に飲みに行ったりと自然な形でデートにつなげられるでしょう。◎カメラカメラも大人に人気の習い事。作品を見せ合う、一緒に撮影に出かけるなど、コミュニケーションを取りやすいのも大きな魅力です。モデルになってほしいなんて言われたら、思わずドキっとしてしまいそうですね。◎ダイビング雄大な自然を体感できるダイビングは、趣味をかねて資格を取得できるスクールが人気です。海中で手を取り合ったり、風景に感動したりするうちに仲良くなっていくそう。非日常的な空間ゆえにお互いがより魅力的に見え、恋愛に発展する可能性が高いのかもしれません。◎語学スクール語学教室にも出会いはあります。レッスン中に趣味や仕事、好きな食べ物など自分自身のことを話す機会が多いので、相手の情報が自然とわかり、日本語での会話にも困りません。仲良くなってお付き合いが始まったら、語学力を活かすべく、旅行の計画を立てたりするのもいいですね。■習い事での出会いは、ここが素敵!習い事での出会いにはたくさんのメリットがあります。実際に、習い事を通してパートナーと出会った人々にコメントをもらいました。◎共通の趣味を楽しめる「自分の好きなことを好きな人と一緒にできるなんて最高ですよ」(36歳/針灸師/男性)同じ趣味趣向の人が集まっているので、お互いに楽しい時間を過ごすことができます。◎お互いに趣味の時間を大切にする「休日に自分の趣味を優先しても、すんなり受け入れてくれる彼女。お互いに自分一人の時間を大事にできることが長続きの秘訣かなって」(32歳/自動車整備/男性)趣味を大事にする、という価値観が一致しているので、休日も思う存分、趣味に費やすことができそうです。◎デートのきっかけを作りやすい「カメラ教室で課題が出たとき『一緒に植物園で撮らない?』とちゃっかりデートに誘うことに成功。彼との距離がグッと近づきました」(30歳/アパレル/女性)習ったことを実践するために2人で出かけるなど、デートに誘いやすいのも習い事ならではの魅力と言えるでしょう。習い事がきっかけで、みごと交際実際に習い事で出会い、お付き合いや結婚に至った男女の体験談も集めました。「音楽教室でボーカルレッスンを受けていました。発表会で楽器クラスとコラボしたときに知り合ったのがドラムをたたいていた主人。私たち夫婦と友達とでバンドを組み、今も共通の趣味を楽しんでいます」(32歳/リトミック講師/女性)「フラダンス教室でカネ(男性)ダンサーと出会いました。コンバイン(男女で踊る踊り)でペアになり、練習を重ねるうちに惹かれ合って交際スタート。大会前は練習に時間を取られてなかなか会えないこともあるけど、ひたむきに努力する彼を尊敬しています」(30歳/飲食店経営/女性)「妻と知り合ったきっかけはゴルフ教室のグループレッスンです。練習場でしか会えないのがもどかしく、思いきって『一緒にコースを周りませんか』と誘いました。結婚後も月1ペースでコースに出ています」(35歳/営業/男性)出会いのある習い事って、結構いろいろあるんですね。自分を輝かせてくれる趣味や特技を身につける中で、人生のパートナーとも巡り合えるなんて最高だと思いませんか?■偶然の出会いを得られる友人の紹介や合コンなどと違い、偶然の出会いを見つけられる習い事。価値観が似ているので、お付き合いに発展しても長続きするカップルがたくさんいるみたいです。今年はまだ始まったばかり。心機一転、習い事に通って自分磨きをするとともに、運命のお相手を探してみてはいかがでしょうか。ライタープロフィールsacchi異色の経歴をもち、現在は一児の母とピアノ講師、ハンドメイド作家をかけもちするライター。音楽、美しいものや可愛いもの、綺麗な景色などが特に好きで、何にでも好奇心旺盛なアラサー女子です。人やものとのさまざまな出会いの中で、さらに人間を磨いて日々精力的に活動中。
2018年02月03日今では種類も豊富になった大人の習い事。運動だけでなく、書道や茶道などの日本文化に親しめるものやアート系などひとりでも参加しやすいものも増えているようです。パパママ世代で、大人の習い事をしている人はどれくらいいるのでしょうか。Q.大人の習い事、してる?したい?1.している 14.0%2.していないが、したいと思う 58.6%3.していない 27.4%していないが、したいと思うが58.6%ともっとも多い結果になりました。仕事や育児・家事に振り回されるなかでも、自分だけの楽しみを見つけたいと思っているパパママ世代が多いのかもしれません。■私たちが大人になって始めた習い事はコレ大人になって始める習い事として人気なのは、自分だけの静かな時間を持てること。そば打ちや書道や絵手紙などひとりでできるものが始めやすいようです。「これまでには、そば打ち教室と男の料理教室に通いました」(茨城県 40代男性)「スクラップブッキングを月1で習っています」(神奈川県 40代女性)「最近、絵手紙を習い始めました。月1回なので無理なく続けられて、普段使わない集中力を研ぎ澄ます非日常が新鮮です」(神奈川県 40代女性)「子どものころイヤイヤやっていた書道。今、やりたいです。墨汁の匂いと、静寂な空気の中で、精神を落ち着けて集中したいです」(神奈川県 40代女性)■やりたいけどお金と時間の余裕がない!パパママ世代ならではの悩みがお金と時間の問題。ここさえクリアできれば、大人の習い事をしてみたいという人も。でも、実際は自分に使うよりも子どもに投資したいという意見が多くありました。「してみたいけど、本当に時間がない。仕事が忙しくて子どもと過ごす時間も少ないから、時間があれば家族で過ごす時間のほうが欲しい」(愛知県 30代女性)「時間とお金に有り余るくらい余裕があれば、資格のひとつも取りたいと思うけど、自分より未来ある子どもたちにお金をかけてあげたいかな」(神奈川県 30代女性)「息子が小学生になり、時間が少し出てきたころからやりたいと思っているけど、なかなか自分にはお金をかけられない。本当にやりたいと思っているんだけど…」(神奈川県 40代女性)■将来の夢や仕事に役立てた習い事もおすすめただの習い事から師範を目指すにまでなる人もいました。将来独立のための第一歩になったり、直接的ではなくても仕事にプラスになる習い事を始めるのもいいかもしれませんね。「数年前から茶道を習ってます。最初はなんとなく興味があって始めたのですが、今は楽しくて仕方ないです。調理師免許を持っているので、何かできないかな〜と考え中です」(北海道 40代女性)「日・月曜休みなので、日曜日は家族と過ごして、月曜日は習い事の時間にあてています。習っているのはバルーンアート。子ども向けの仕事なので、仕事でも役立ちます。バルーンで子どもに何か作ってあげられるし、大きなものも作れるようになったので楽しいです」(愛知県 40代女性)「書道。師範目指してます」(埼玉県 40代女性)Q.大人の習い事、してる?したい?アンケート回答数:6539件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2018年01月19日こんにちは。ママライターのamuです。早い子は赤ちゃんの頃からベビースイミングを始めるなど、習い事をさせるママは、昔よりずいぶん多くなったと思います。サッカーや野球は土日がつぶれがちで親の打ち上げが多いなど、それぞれ特徴もあり、習わせてみてはじめてわかることって意外とあるんですよね。そこで、習い事別あるあるをまとめてみることにしました。●スイミング「なかなか平泳ぎを教えてくれない」(30代、小4男の子のママ)平泳ぎの前にバタフライを教えるスクールが多いそうです。学校では平泳ぎができないと級があがらないため、パパが週末にプールに連れて行って教えたという人が多いとのこと。「他の習い事より、コーチが変わる頻度が高い」(30代、小4女の子のママ)ピアノなどはずっと同じ先生だし、好きな先生が変わってしまう とさみしいですね。「マラソンやトライアスロンの、子どもの大会で遭遇率が高い」(30代、小5男の子のママ)水泳をしている子は、トライアスロンにチャレンジすることが多いんですね。遠目の会場でも遭遇することがあるそうです。●英会話「発表会がないし、家では日本語なので、あまり身についているとは思えないけど、耳だけは鍛えられている気がする」(30代、小4女の子のママ)娘も英会話スクールに通っていますが、スペルは書けないけどCDでのヒアリング問題は解けているけど、耳にとってはいい のかなと感じます。「積極的になった」(30代、小5男の子のママ)とにかく話さないといけないし、グループレッスンで一人一人質問されるし、ゲームもするので、みんな自然と仲良くなります 。緊張せずに発言できるかどうかは、場数と慣れですよね。●体操教室「運動神経がいい子とよくない子の差が顕著に出る。うちは、この分野は伸びないなと思って、早々に辞めてしまった」(30代、小5男の子のママ)跳び箱など、できる子は初めからできる んですよね。「園でお迎え時間後体操が習えるので、託児所代わりに行かせているママも多く、小学生になるとほとんどが辞めてしまう」(30代、小5女の子のママ)同じ幼稚園の友達がやっているからという理由で習わせるママが多い習い事だそうです。●チアダンス「遠征が多い。女子大や体育館など、遠くまで行く」(30代、小5女の子のママ)また、トップに乗る子は目立つけど、いつも後ろで支えるだけの子はつまらなくなって辞めてしまう ことも多いそうです。体はすごく柔らかくなるし、筋肉もつき、笑顔も習慣になる のは、とてもいいことですよね。●バレエ「衣装代やトゥシューズ、発表会費用が高い」(30代、小5女の子のママ)これはよく聞きます。トゥシューズもすぐダメになってしまうから頻繁に買うとか。姿勢がよくなる、首が長くなる、スリムをキープできる など、女子にとっては恩恵が大きそう!憧れの習い事ですね。また、ママがもともとやっていたり、宝塚や劇団四季ファンだったりすることも多いそうですよ。●ダンス「有名なダンススクールは、発表会の規模が大きく出費も多く、会場が東京、千葉、埼玉、神奈川と遠い。リハーサルと本番二日間行くのが普通。チケットは必要なくても何枚か買わなくてはいけない」(30代、小5女の子のママ)スクールがある地域のイベントに出ることはほとんどないので、地域の祭りで踊ったり、地域で友達とワイワイ楽しく踊ることが目的なら、その場所にしかないようなスクールを選んだほうがいいと思います。娘もダンススクールに行っていますが、ヒップホップ以外にも、ジャズやロック、ハウスなどさまざまなジャンルがあって驚きました。テーマパークで踊るためのダンスを教えてくれる専門スクールまであるそうです。●習字「字が綺麗になるだけでなく、漢字を覚えたり、集中力がついたりした。月謝くらいしかかからないのがよかった」(30代、小5女の子のママ)一人じゃすぐ音をあげてしまう正座も、みんながやっていたら頑張れるもの。週に一回でも心を無にする時間を持てるのはいいですよね。●ピアノ「左右違う動きで指を動かすから、苦戦しながらもかなり脳トレになっている感じがする。指先も器用で強くなった。でも、握力は弱いままなのが不思議」(30代、小5女の子のママ)握力には関係無いんですね。また、ピアノを習っていればピアノの先生になれると思っていたママが多かったです。そのためには音大を出たり、ずっとピアノを続けないといけないんですよね。でも、音楽会の合唱でピアノ伴奏をしている子は憧れの対象だったし、幼稚園の先生などはピアノ技術が必須なので、将来の選択肢を広げられるのも素敵ですね。ピアノの発表会はお客さんは無料のことが多く、誘いやすいとの声もありました。●武道「剣道や空手、合気道教室など武道系の習い事は、特撮系が好きなヤンチャな子と、お父さんが硬派で厳しくしつけられた子と両方いて、女の子もたまにいる」(30代、小5男の子のママ)女の子の武道着も素敵ですね。体を鍛えるのはもちろん、礼儀作法を身につけたりできるのも魅力的 です。市民体育館や公民館、学校の体育館などで良心的な値段で教室が開かれていることも多く、親子で習える教室というのもみかけます。●サッカーチーム、野球チーム「チームによって雰囲気が全然違う。和気藹々ゆるめに活動しているところや、厳しい練習をしてレギュラー争いをしているところなど」(30代、小5男の子のママ)親のやる気度合いもチームにより、「親の出番は送迎のみ」というところもあれば当番や保護者会があるなど、近所だから入ったけどついていけなくて辞めてしまうという声もありました。サッカーを辞めてテニスに行くという子がとても多いそうです。サッカーや野球は、集団行動やチームプレイを身につけられるし、試合あとに親子みんなで泣いたり、青春を味わえてよかったというママもいましたよ。自分に合った楽しくて、上達できる習い事に出会えることって、とても幸せなことなんだなと思いました。●ライター/amu●モデル/椎葉咲子
2017年12月07日水泳やピアノなど人気の習い事だけでなく、最近では英語やプログラミング、料理などさまざまな習い事があるようです。そこで、お子さんたちにいくつ習い事をさせているかを聞いてみました。Q.お子さまにいくつ習い事をさせていますか?1.1つ 35.1%2.2つ 26.6%3.3つ 13.2%4.4つ以上 4.8%5.何も習わせていない 20.2%もっとも多いのは1つで35.1%という結果になりました。何も習わせていない人は20.2%ということですので、約80%の人が子どもに何かしらの習い事をさせていることがわかります。■本人が頑張っているから親としては続けさせたい!たくさん習い事をさせている親は、子どもの頑張る姿を見てついつい増えてしまったようです。好きで続けられるのであれば、交友関係も広がりますし、良い経験になりそうですね。「子どもそれぞれに合わせて1〜3つ習わせています。スイミングは喘息予防にやらせています。それぞれ送迎なども大変ですが、頑張っている子どもたちを見て、私が元気をもらっている感じ」(宮城県 30代女性)「小2と小3の男子です。習字、スイミング、ピアノ、ダンス。そろばんもやらせたいなぁ」(茨城県 30代女性)「メインは3つですが、不定期なものを含めると7つに今年は増え、イベントが重ならないかとヒヤヒヤ。他学年や他校にお友だちができたりすることで、担任の先生から挨拶がとても良いとお褒めの言葉もいただきました」(神奈川県 40代女性)「小学6年、5年、2年の3人の息子は、みんなスイミングとバスケットをやっています。長男1人が習い事をすると、弟たちもやりたがる。大変だけど、頑張っている姿を見ると親としても頑張らなければと思います」(神奈川県 40代男性)■習わせていない人は経済的な理由がほとんど習い事をしている子どもが当たり前になりつつある今、習い事をさせていない親は経済的な理由が多いようです。子どもに「習い事をしたい」と言われて辛い気持ちになる親も。「うちのマンションはいくつも習い事をしている子がたくさんいて、習い事をしていないうちの子は『えっ、何もしてないの?』と言われる始末。家計が厳しいから仕方ないけど、かわいそうかなと思っています」(神奈川県 30代女性)「生活するのが大変で何も習わせられません」(神奈川県 30代女性)「義父の介護施設代、義兄の借金返済中。習わせたいし、本人も習いたいって言ってるけど、我慢してます。あと1年で完済なのでそのときはやりたいことをやらせるつもりです」(愛媛県 40代女性)「格差社会ですよね。習わせてあげたいのに、それさえできないのが親として情けないです」(宮崎県 40代女性)■たくさんの習い事より1つに打ち込んだ方が効果的子どもが興味があるものをたくさん習わせるのもいいけど、夢中になれる1つに絞って集中的にやるほうが身につくという人もいました。どんな習い事でも、毎日練習をした方が上達も早いですし、絞れるなら1つにするのもありかも。「たくさんの習い事より夢中になれるもの1つでいいと考えています。お友だちとの遊びからも学んでほしいです」(青森県 40代女性)「息子は市の体育館で、合気道を10年習っていました。今は高校が忙しくお休みをしていますが、また大学になったら始めたいそうです。高校の推薦試験のプレゼンでも合気道をしました」(東京都 40代女性)Q.お子さまにいくつ習い事をさせていますか?アンケート回答数:8504件 ウーマンエキサイト×まちcomi調べ
2017年12月04日日々子育てに追われているママたち、自分のための時間はとれていますか?習い事でリフレッシュをしたり、自己投資をしているみなさんに、現在何を習っているのか、またいくらくらい使っているのか、習い事選びの失敗談など、ママの習い事について聞いてみました。子育てママの習い事、いくら使う?回答をしてくれた151人の内訳は、主婦48人、フルタイムワーカー57人、パート・アルバイト40人、その他6人でした。95%の家庭に子どもがいます。子どもの習い事や教育費にも結構なお金が必要ですが、ママ自身にはいくら使っているのでしょう?子どもの人数や働き方など家庭の状況で異なりますが、一番多かったのは5000円までで、113人。次いで10000円まで31人。中には20000円以上かけている人も。トップ3はヨガ、スポーツジム、料理教室人気の習い事トップ3は、“ヨガ”、“スポーツクラブ・ジム”、“料理教室”。スポーツクラブ・ジムでは、トレーニング以外にも、バランスボール、ストレッチダンス、エアロビなどもあり、健康とスタイル維持のために通う人も多いよう。ニューヨーク発祥の珍しいダンスエクササイズ“バレトン”をやっているママも。(※バレトンとは・・・バレエダンサーが開発した、バレエと全身の筋肉を整えるエクササイズで、有酸素運動になるのでダイエットに有効らしい)親子で料理教室に通うぢゅぢさん(42歳)は、「子どもと料理ができるので楽しいし、食育になる」。レッスン後に家でも楽しめる、パン作りやお菓子教室も不動の人気です。ピアノ、バイオリン、フルート、ウクレレ、和太鼓などの楽器や音楽は憧れの習い事。ピアノを30年続けてきたナポリタンさん(39歳)は、親子で連弾する夢に向かってピアノを習い続けているそう。書道やペン習字も、大人のたしなみとして魅力的な習い事。英会話などの語学や、パソコン、医療事務、簿記など仕事で役立つ資格系も人気でした。どのくらいの期間、習い事を続けていますか?習い事をやめた理由は?習い始めて半年以内が全体の45%、次いで1年が18%、2年以内が15%、4年以上続けている方が15%でした。習い事をやめた理由で一番多かったのは「時間の確保が難しくなった」43%、「出費が増えた」21%、「通うのが大変」18%。「仕事が忙しいのに気晴らしに習い事を始めたが、結局時間がなくて行かなくなった」(アイラさん40歳)。自分の習い事を続けるのが、いかに大変かわかります。習い事を長く続けてよかった点は?しかし、中には3~4年以上習い続けている人もいます。料理やお菓子教室に通うはるるんさん(29歳)、「料理のレパートリーが増え、パンやお菓子作りの技術が身についた。作ったものを持ち帰り、家族で食べるのも楽しみの一つ」。書道とフルートを続けるIsokichiさん(42歳)「才能はイマイチでも、1歩1歩が積み重なればそれなりになる」、勇気をもらえる言葉ですね。「フィギュアスケート:体力維持、上達したと感じられる達成感」(もりこさん42歳)、「ジム:健康・ダイエット・ストレス発散」(匿名さん39歳)「英語:ビジネス英語が分かるようになった」(匿名さん33歳)など、ある程度続けることで結果や成果が見えるようになると、自然とモチベーションも上がり、継続することができるようです。習い事選びの失敗談。今後は何を習いたい?習い事選びで失敗してしまった! という話も聞いてみました。「“見学だけでも”と誘われて参加したら、会員登録されてしまった」(ぴよさん36歳)、「友達と一緒に見に行って、断りきれず入会したことがある」(もみじさん47歳)。「友だちにはその習い事が合ったようだが、自分には不向きで、友だちにやめると伝えるのが大変だった」(たーくんママさん40歳)。やはり自分が気になるものを、自分の時間で習うのが一番です。そのほか、「安いと思って入会したら、入ってからの出費が高かった」、「体験とは違う先生だった」と、料金や教室の雰囲気、また通う生徒の年齢層が違って失敗!ということもあるようです。最後に今後やってみたい習い事は?やはりヨガやピラティスなど、体を整えるものが人気。中にはキックボクシングや空手、少林寺などの格闘技系も!ストレス発散になり、ダイエットにもよさそうです。ダイエットといえばあのライザップが気になっている人も。アートクラフト系は、ポーセラーツやブリザーブドフラワー、つまみ細工、陶芸。英会話や中国語などの語学、パソコン、簿記などもあげられました。「子どもの名前や連絡帳を書く機会が増え、もう少しきれいな字で書きたいので書道を習いたい」(きのぴよさん32歳)、「娘が習っているのでピアノを習って教えてあげたい」(かおりんさん43歳)など、母になってからでも挑戦したい!新たに学びたいという意欲がモリモリです!今からでも遅くない、自分磨きの時間、自分の楽しい時間を探してみませんか?<文:フリーランス記者林未香>
2017年11月13日「子どもの可能性を広げてあげたい」「園や学校以外の居場所を作ってあげたい」など、習い事を始めるきっかけはさまざま。でも、限られた時間とお金を使ってどんな習い事をしたらいいのか、子どもが「やめたい」と言ったらどう対応したらいいのかなど、悩みはつきません。そこで、幼児〜小学校高学年の子どもを持つ5人のママが集まって座談会を開催! 習い事をさせて良かったことや後悔していることなど、ホンネをざっくばらんに話してもらいました。座談会出席者Aさん:12歳と8歳、2人姉妹の母。「人生の幅が広がる」「仲間ができる」などの理由で、習い事には積極的。ダンス、水泳、テニス、ピアノ、バスケットボールなど、姉妹を同じ習い事に通わせている。Bさん:10歳のひとり娘を持つ。3歳から習っているバレエにはまり、バレリーナを目指して親子でハードな日々。一方で3歳から始めた絵画工作、4歳から始めたピアノも継続中。Cさん:8歳長女、4歳長男の母。長女は4歳から英語、5歳から水泳、7歳からそろばんを習っている。長男にはこれからスポーツ系の習い事をさせる予定。Dさん:10歳長女、7歳長男、3歳次女と3人の子どもがいるが、習い事に通っているのは長女のみ(6歳から絵画工作、7歳から学研)。長男は「友達と公園で遊ぶことが一番楽しい」という気持ちを尊重して、今も習い事なし。Eさん:8歳長女、 4歳長男の母。長女は3〜4歳に水泳、5〜6歳にダンス・演劇・歌、6〜7歳に水泳と1年単位で習い事を転々としている。現在は7歳から始めたアトリエ教室とテニススクールを継続中。■今も昔も変わらず、習い事の鉄板は水泳とピアノ!——私の周囲でも水泳とピアノを習っているお子さんが多いんですが、やはり人気なんですね。Aさん:うちの姉妹も両方やっていますよ。水泳は水遊びを楽しむためにも、生き抜く力をつけるためにも必要だと思い、私が強く勧めました。ピアノも自分がやっていて、「音楽は人生を豊かにする」と実感しているので、娘たちにも習わせています。Bさん:私もピアノが大好きなので、「一緒に弾けたらいいな」と娘にも習わせています。水泳はまったく興味がなかったんですが、ママ友に誘われて何となく始めたら、意外に良かった! 体が丈夫になり、病気をほとんどしなくなりました。Cさん:水泳はうちも5歳からやっていますが、きっかけは小学校の水泳授業を見学したことです。教えるスピードが遅く、「これではとても泳げるようにならない」と思ったんです。もともと海やプールが好きだった、というのもありますね。——お話を聞いていると、うちの5歳息子がまだ泳げないことが不安になってきました。体験レッスンに連れて行こうとしても「絶対いや!」と拒否されてしまう。もっと小さい頃から習わせておけばよかったと、後悔しています。Dさん:でも、習っていない子もたくさんいるのでそんなに心配はいらないですよ。うちの長男も泳ぐのが好きだからと体験レッスンに連れて行ったんですが、「教えられたり競争したりするのは嫌い!」と入会すらしませんでした。小学校に入ってから「泳げないとマズイ」と気がついて、自分から習いたいと言う子もいるみたいですし、焦らなくていいと思います。Bさん:そうそう、無理させる必要はまったくないですよね。うちも私の趣味で和太鼓の体験レッスンに連れて行ったんですが、まるで興味なし(笑)。一方で、3歳から親子で通っていたバレエには私よりも娘のほうがハマってしまい、もう大変です。週4回レッスンに通っていて、完全にバレエ中心の生活です。バレエは衣装代やワークショップなど本当にお金がかかるので、家族での旅行や遊びは諦めないといけない。娘や夫と何度も話し合いをしましたが、娘の意思が固いので、今はバレエにすべてを注ぎ込んでいます。——Bさんの娘さんはプロを目指しているんですよね。もしプロになれなかったら、これまでのお金と時間がもったいない、という気持ちはないのでしょうか?Bさん:上には上がいますから、正直プロになるのは難しいと分かっています。でも、目標に向かって必死で頑張ったことは娘の心に一生残りますよね。私自身、子どもの頃にピアノや乗馬が大好きだったんですが、その時のことを思い出すだけで幸せな気分になります。娘にもそんな思い出ができるのであれば、後悔はありません。Cさん:それだけ夢中になれるのは、すごいことですよね。うちはまだそこまでのものは見つかっていないんですが、学校以外に仲のいい友達ができるだけでも、意味があると思います。成功したり失敗したりするなかで、達成感や挫折を味わえるのも、学校では味わえない経験です。Aさん:ピアノの発表会で演奏すると度胸がつきますし、学校で伴奏を任せられると自信もつく。自分の世界が広がるし、好きな事や趣味が見つかるきっかけになると思いますね。Dさん:うちの娘は絵画工作を習っているんですが、区のコンクールで毎年入選していることが自信になっているようです。勉強が苦手な分、ほかのことで評価されるのは、親としてもありがたい。好きなことを思う存分やることができ、息抜きやストレス発散になっていると感じています。 ■学習系習い事の登竜門! くもんやそろばんで、算数の基礎が身につく?——勉強系の習い事はいかがでしょうか? 私の周囲では英語やくもん、そろばんをやっているお子さんが多い印象です。Cさん:将来、海外に出て困らない程度の英語力は身につけて欲しくて、4歳から英語を習わせています。公立小学校の低学年には、英語の時間がないところもあるので、習い事で補うしかないんですよね。そろばん教室は、数字に強くなって欲しいのはもちろん、集中力や記憶力も伸ばしたいと思い小1から習わせています。本人もすごく楽しそうですし、学校でも習っている子が多いですね。Dさん:うちは小2くらいから学校の勉強についていけない部分がでてきて、私が教えてもケンカになることが多かったんです。本人も気にしていて「勉強が苦手だから通いたい」と言ってきたので、学研教室に通い始めました。家では勉強をする環境や時間を作るのが難しいので、習わせて良かったと思っています。Bさん:うちはバレエに夢中で勉強系の習い事をさせてこなかったことを、少し後悔しています。今、中学受験を考えているんですが、算数の基礎がほとんど身についていないんですよ。うちの夫はくもんが大好きで、「計算力が付くだけではなく、短時間に物事を解決する訓練にもなるから、勉強全体に役立つ」と娘にもやらせたがっていました。あの時、意見を聞いておけば良かったかな、と今さらながら思います。Aさん:でも、うちも勉強系は何も習わせていませんが、大丈夫ですよ。確かに公立小学校の授業だけでは不安がありますが、親がフォローしてあげれば問題ない。親が忙しくて時間がない場合は、やはり習い事が必要になると思います。■続けさせる? やめさせる? 子どもの「やめたい!」の対処法——実はうちの息子が最近、ピアノの練習をまったくやらなくて時々「やりたくない」と言っているんです。自分から「やりたい」と言って始めたことなのに、やめさせることには抵抗があって…。何でも簡単にあきらめるクセがついてしまいそうで心配です。Eさん:うちは、娘が4歳で始めた体操を1年でやめさせましたよ。友達にちょっかいを出して楽しそうにはしているんですが、全然真面目に練習しないので、見ている私がイライラしてしまったんです。「身体の基礎をきたえるのに良いかな」と思って始めたんですが、娘には合わなかったようです。Cさん:娘が5歳のときに、本人の希望でバレエ教室に通い始めたんですが、たった数カ月で飽きてしまったんです。さすがにこの時は「自分でやりたいと言ったんだから、最低でも1年は頑張りなさい」と説得しました。数カ月では基礎練習ばかりでバレエの楽しさもわからないだろうし、1年経って発表会なども経験したら気持ちが変わるかな、という期待もありました。結局1年経っても意思は変わらずやめてしまいましたが、以降は安易に「やりたい」とは言わなくなった気がします。Aさん:小さな子どもの「やりたい!」は鵜呑みにできないですよね。衣装がかわいいとか、友達がやっているとか、適当な理由が多いですから、あまり真に受けないほうがいいかもしれない。うちは自分からは「やめたい」とは言わないんですが、ピアノに対して明らかにやる気がなくて、全然練習してくれません。Dさん:結局、イヤイヤやったことは身につかないんですよ。私も子どもの頃にピアノを習っていたんですが、やめたくて仕方がなかったのに親に言えなくて、ダラダラと続けてしまった。お金と時間の無駄だったと、今でも思っています。だから、親が習い事を始めるきっかけを作ったとしても、継続するかどうかは本人の意思に任せたほうがいいと思います。Bさん:私も、子どもが楽しくないものはすぐにやめていいと思います。楽しくないことに、お金や時間をつぎ込むのはもったいない。たかが習い事なんだから、そんなに真剣に捉える必要はないですよ。——「たがが習い事」というのは目からウロコです。親の気持ちよりも、子どもの意思を尊重してあげるのが大切ですね。いろいろな習い事を経験させてきた小学生ママのみなさんから、ほかにもアドバイスはありますか?Cさん:周囲で評判がいい先生や教室が、自分の子どもにとってもベストとは限りません。合う、合わないがあるので、必ず体験レッスンや見学に連れて行ったほうがいいと思います。とくにピアノなど芸術系の習い事は、いい先生との出会いが大切だと思います。Bさん:親と子は違う人間なので、興味や関心も異なります。子どもが小さい時には親が選んでもいいと思いますが、本人が好きなものじゃないと上手にならない。子どもの意思で楽しむのが基本だと思います。Aさん:とはいえ、親が関心を持たないと結局長続きはしないですよね。とくに子どもが小さいうちは親のサポートが必要ですから、ある程度は親の趣味で選んでいい気もします。Dさん:自分の好きなことを自分で判断できるのは、小学生以降ですよね。本人が「やりたい!」と言う気持ちを持つまで、じっくり構えていいと思います。子どもには、遊ぶ時間や自由な時間のほうがずっと大事。親が管理してしまうと、何をして遊ぶか、どうやって過ごすかなど、自分で考えられなくなると思うので、あまり予定を詰め込まないほうがいいと思います。——周囲に振り回されず、焦らず、子どもが楽しめる習い事をやるのが一番ですね。本日は勉強になりました!取材・文/まちとこ出版社
2017年10月22日こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。子どもが「習い事をやめたい」と言い出して、親が困る・怒るということって結構あると思います。子ども自身が習い事に興味を失ってしまう前に、心に働きかける声かけをすることで、 気持ちが習い事に向くことがあります。特に有効的だと考えている声かけのコツを紹介します。目次動機づけ要因を満たしてやる気アップ上達だけにこだわらない子どもの声を聞くおわりに●動機づけ要因を満たしてやる気アップモチベーションには、2種類あります。・衛生要因……人間関係や習い事の環境、通いの不便さなど、不満のタネとなる・動機づけ要因……おもしろさ・やりがい・評価・成果など、やる気のタネとなるこの2つのうち、『動機づけ要因』の方を満たしてあげることができると、やる気がアップして「習い事をやめたい」ということにはなりません。この部分を満たすために、ちょっとした成果でもほめてあげる ことが大変有効です。ポイントは、“具体的にほめる”です。それがうれしさのツボを突いて「もっと頑張ってみよう!」という気持ちになりやすくなります。●上達だけにこだわらない親は、月謝を払っているため、どうしても上達することに目がいってしまいます。これは仕方のないことです。しかし、子どもにしてみれば、習い事の上達ばかりに目を向けられてしまうと「うまくできればほめられるけど、できないとなじられる」という状態になってしまいます。これでは、やる気や習い事の楽しさを阻害 してしまい、本末転倒です。親が、“上達”という部分にではなく、練習などのプロセスにも目を向けましょう。頑張りをほめてあげたり、励ましてあげたりすることが大切なポイントとなってきます。●子どもの声を聞く子どもが「やりたくない」と言ってきたとき、「は?なんで?」と少し怒り口調で聞いてしまいがちになってはいないでしょうか。なぜかというと、親の心の中にこんな気持ちが少なからずあるからです。・「高い月謝を払っているのに」・「やらせてあげているのに」・「自分ができなかったから、できるようになってもらいたいのに」これらの気持ちに共通するのは、親が主体となっていることです。習い事をするのは子どもであって、親ではありません。ですから、まずは子どもを主体とするために、「どうしたの?」と理由を聞いてあげましょう。解決できることなら親が手を貸すことができますし、相談することでやめないで頑張れる方向に向かわせることだってできます。だから、まずは怒らずに話を聞く ことを大切にしてあげてください。●おわりに習い事をやめたいと言ってきたときに、親ができることを書かせていただきました。モチベーションをアップさせることも大切ですが、不満に思っていることがありましたら、少しでも解消してあげるといいですね。また、親はどうしても習い事に力が入ってしまい、記録を出すことや発表会などを重視してしまいがち です。子どもも最初のうちは楽しいと感じますが、次第に子ども主体から親主体に変わってきたことを察知して、習い事がイヤになったり、苦手意識を持ったりすることもあります。子ども主体で子どもが好きなことや楽しいと思えることを頑張らせるようにすることを中心にするようにしてみてください。たとえやめることになったとしても、少しの期間でも習ったことは経験という財産になります。そこを大切に思ってあげると親の考え方も見え方も変わってきますよ。【参考文献】・『子育てハッピーアドバイス 大好き!が伝わるほめ方・叱り方〈3〉小学生編』明橋大二・著●モデル/KUMI●ライター/桜井涼
2017年09月27日子どもの才能を伸ばすべく、小さいうちから習い事を…と考えるママは多いでしょう。そこで悩むのが、「数ある習い事の中から何を選ぶべきか?」という点。すべて体験させてみて子どもに合う習い事を選びたいところですが、それでは子どもに負担がかかりますし、経済的にも大変です。ママたちの失敗エピソードから、習い事選びの注意点を考えてみましょう。■習い事、「お友だちと一緒」は危険?●お友だちの習い事に「私も行きたい!」と言われたら「娘が幼稚園のお友だちから習い事の話を聞いて、『私も習いたい』と言い出しました。そこで、お友だちと同じピアノ教室と体操教室へ通いはじめたのですが、数ヶ月後にお友だちが遠方へ引っ越してしまって…。一緒だったお友だちがいなくなった途端、娘は教室に通うのを嫌がるようになり、結局どちらも辞めてしまいました。『お友だちが習うから』という理由だけで安易に習い事をはじめさせたのは、失敗だったと少し後悔しています」(Mさん/34歳/小売店)お友だちきっかけではじめた習い事が、だんだん本当に好きになっていくパターンもあるでしょう。ただ、はじめる理由が「友だちがやっているから」だけでは、続かない可能性が高いかもしれません。子どもが「習い事そのもの」に興味を持っているか、ただお友だちと一緒にいたいだけなのか。できるだけ見極めておいた方が良さそうです。■ママ友と一緒に体験レッスンに参加するときの注意点●体験レッスンにママ友と一緒に参加したら…「友だち親子4組でバレエの体験レッスンに行きました。レッスン後、私以外の3組は習わせることを即決。どうやら、体験レッスンに参加した時点で、ほかのママさんは、ほとんど答えは出ていたようです。しかし、私は正直なところ迷っていて。体験レッスンも『とりあえず、見てみよう』程度で参加しちゃってんです。本当は娘とじっくり話をしてから決めたかったのですが…。ほかの3組の前向きな様子に流されて、つい申し込みをしてしまいました。さいわい、娘は楽しそうにバレエを続けているので結果的には良かったと思っています。ただ、別の教室も見ておきたかったな…という気持ちは、いまも少し残っています」(Hさん/32歳/建築)ママ友と一緒に見学・体験レッスンへ行ってしまうと、「ウチはやめておきます」となかなか言い出しづらくなってしまうケースもあるようです。子どものために本気で習い事を選びたい、自分の意見をきっぱり伝えることが苦手という場合には、ママ友と一緒に参加するのは避けた方が良いかもしれません。■習い事の場所確認は不可欠! 「毎回」の負担を考える●友人紹介の習い事を決めたら、移動時間でギブアップ「息子が空手をやりたいと言ったので、友人に紹介してもらった道場に見学。結果、その道場で空手を習うことにしましたが、じつは道場までは家から車で40分。移動時間がかなりの負担でした。しばらくはなんとか送り迎えしていましたが、結局は親がギブアップ。もっと近い道場を探して、そこに移ることにしました。最初の道場でお友だちもできていたのに…。息子に申し訳ないことをしたと後悔しています」(Eさん/35歳/医療関連)送り迎えが必要な場合は、移動にかかる時間もしっかり検討しておきましょう。見学のときは「この程度なら…」と思っても、毎回のこととなると負担が大きいかもしれません。■習い事の続け方。親は厳しい態度を取るべき?●親のきびしい態度で習い事を継続「習い事をはじめるときは、『一度でも行くのを嫌がったら、すぐにやめさせる』と、言い聞かせ、子どもにも約束させています。実際に、習い事へ行きたくないと泣いて嫌がったことがあり、その習い事は『約束だからね』と本当にやめさせました。それ以降、この約束が本物だとわかったのか、自分がやりたいとはじめた習い事に『行きたくない』と言ったことは一度もありません」(Sさん/32歳/自営業)習い事は選ぶのも難しいですが、続けさせるのはもっと難しい問題です。本人がやりたいと言って始めた習い事でも、子どもですから、気分によっては行きたくない日が出てしまうこともあるでしょう。かといって毎回習い事のたびに、親がなだめすかして連れて行くのも親にとっても苦痛です。習い事をどうやって続けさせるか、親がどこかで突き放すか…。難しいところです。習い事選びの大切なポイントは「子どもに合っているどうか」、「子どもが楽しく、好きで通えているかどうか」。それが大前提となるでしょう。ただ、費用や移動時間など、パパ・ママにかかる負担も無視できません。子どももママもできるだけ楽しく続けられる習い事を見つけられるといいですね。
2017年09月11日子どもがある程度成長すると、気になりだすのが“お稽古ごと”。保育園でも、3歳児クラスくらいになると少しずつ、英会話やスイミングに通い出す子どもが出てきます。そこでメキメキと活躍しているのは、おじいちゃん・おばあちゃんたちです。遅くまで仕事をしているパパ&ママにかわって、おじいちゃんたちが早めにお迎えに行き、お稽古先まで子どもを送り届けているんですよね。でも、おじいちゃん・おばあちゃんの協力が得られない家庭では、どうやってお稽古ごとをさせたらいいのでしょうか?核家族ワーママたちの前に立ちはだかる、“習い事への送迎の壁”。今回は、解決策を3つ紹介していきましょう。●(1)実はたくさんある、オンラインでできるお稽古『英語教室に通わせようと考えたのですが、やはり送迎がネックで諦め続けていたわが家。今年から、思い切ってオンライン英会話に申し込んでみました。その結果、とてもよかったと思っています。オンライン英会話は送迎がないうえ、月謝がとても安いのが魅力。近所の英会話スクールの約半額でレッスンを受けることができるんです。娘は毎週楽しみに受講しています。スクールに通っているお子さんたちと比べても、遜色ない英語力を身に着けていますよ!』(30代女性/4歳女の子のママ)インターネットとテレビ電話を使って、ネイティブの講師とリアルタイムでやりとりができる“オンライン英会話”。家にいながら楽しいレッスンが受けられるとあって、共働き家庭からの人気が高いお稽古ごとですね。実は、オンラインでできるお稽古ごとは英会話だけではないんです。インターネット上をくまなく探すと、リトミック、キッズヨガ、工作教室 など、たくさんのオンラインレッスンを見つけることができるんですよ。興味がある方は、一度お子さんといっしょに検索してみてはいかがでしょうか。●(2)短期集中レッスンでも、ちゃんと結果は出る共働き家庭がお稽古に取り組むなら、あれもこれもと欲張るのは好ましくありません。どうしても譲れないお稽古を、短期集中で行うのが成功のカギです。『小学生になったときに、プールの授業で泳げないと困るため、どうしてもスイミングスクールには通わせようと思っていました。でも、もちろん平日は送迎の関係で無理。土日も大人気で、既に定員いっぱいでした。そのため、私の夏休み・冬休みに、ギュッと濃縮して習わせることにしたんです。それだけでも、ずいぶん泳げるようになってビックリしました。3歳から始め、卒園するころには“けのび”ができるようなっていましたよ。短期集中でも、ちゃんと結果は出せる んですね』(40代女性/小学1年生女の子のママ)短期間だけのレッスンを受けさせる際は、目標の設定方法に工夫が必要。子どもにとって手が届きやすい目標を、スモールステップで設定してあげましょう。「できた」という達成感をたくさん味わうことができれば、短い期間だったとしても、そのレッスンを受けた意味は大きくなりますよ。●(3)安心・便利! 子ども専用送迎タクシー『わが家は子ども専用の送迎タクシーを使っています。園に迎えに行ってもらい、子どもはドライバーさんに引き渡し。習い事まで送り届けたあと、「無事に送りました」と連絡を入れてもらいます。ドライバーさんは元保育士の男性 。とても明るくて穏やかな方だったので、息子はすぐになつきましたよ』(40代女性/5歳男の子のママ)園からお稽古先まで、ドアtoドアで送り迎えをしてくれるのが、キッズ送迎タクシーです。ドライバーはキッズ専任だったり、保育士や小児救急講習受講者だったりと、とても心強い顔ぶれです。中にはホームページで、専任ドライバーの詳しいプロフィールを紹介しているタクシー会社も。これなら、初めて申し込むママにも安心ですね。利用料金は多少かかりますが、共働き家庭にとっては大変便利なサービスですね。----------調べてみれば、お稽古までの“送迎の壁”をこえる手段はいくつもありました。核家族の保育園ママたち、どうかお稽古ごとを諦めないで。お子さんの「好き」や「やってみたい!」を応援する手段、全力で考えてみようじゃありませんか!●文/パピマミ編集部●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)
2017年08月24日子どもに人気の習い事といえば、水泳・ピアノ・野球・バレエ…。そんな人気の習い事にも、子どもの序列やママ友間のトラブルなど、思わぬ苦労や悩みもあるようです。長く習わせているママ、自分もその習い事をしていたベテランママたちに実情を聞いてみました。今回話しを聞いたママたち・水泳:Aさん(8歳長男、5歳次男、2歳三男、ゼロ歳長女のママ。自身も水泳歴あり。長男は水泳歴8年で選手コースに在籍、次男は幼児コース、三男はベビーコースに在籍)・ピアノ:Bさん(6歳長女のママ。現在も夫婦でフルートを吹いている音楽一家。長女はピアノ歴4年で、現在は大手音楽教室の個人レッスンコースに在籍)・野球:Cさん(10歳長男、6歳次男のママ。長男は野球歴5年。パパもコーチとして参加。最初は興味がなかったママも現在はすっかり野球少年の母)・バレエ:Dさん(15歳長女、8歳次女のママ。自身はバレエ講師。長女は受験のためバレエは卒業、次女はバレエ歴6年)習い事を始めるのに何が必要?初期費用はいくらくらい?【水泳】一般コースなら、短期からの入会で水着、キャップ、バッグがプレゼントされることも。キャンペーン期間中などのタイミングによってはお得に入会できます。【ピアノ】趣味で始めるなら電子ピアノを買っておくとよいです。ヨドバシカメラやビックカメラなどに置いてある5万円程度のもので充分(キーボードは鍵盤の数が足りないし、姿勢も悪くなるので不向き)。習い始めた時点でピアノを持っていないと、先生オススメのもの(最低20万円くらい)を買わされることも…。【野球】最初に必要なのは、ユニフォーム、練習用白ズボン、ソックス、ストッキング、チームキャップ、アップシューズ、スパイク、バット、グローブ、リュック(バットが入れられる物)、スポーツジャグ(容量が大きく真空断熱の水筒)。トータルで3万〜5万円くらい。【バレエ】レオタード、バレエシューズ、タイツが必要。こだわりや教室の指定がなければネットでスターターセットとして5000円程度で購入できます。老舗の専門店のものだと3点で1万5000円くらい。シニョンを作るためスタイリング剤も必要。上達してから履くようになるトゥシューズは1足約1万円。週1回の使用で半年〜1年くらいもちます。週4・5回通って本気で踊るようになると3日〜1カ月でダメになる場合も。ケアをしながら工夫して履かないと破産してしまいます!その習い事を始めてみて、不満や問題はある?【水泳】ステップが細かく分かれていて4泳法を習得するのに時間がかかる。「親としては、背泳ぎはいいから平泳ぎをマスターして欲しい」など希望があってもそのとおりには進めません。バタフライまで合格しても、あまりキレイには泳げていないような…。やはり選手コースまで行かないとサマにならないのかな…?【ピアノ】防音・密室での個人レッスンの場合、男の先生だと気になることも。家でも練習させなければいけないけれど、学校の宿題同様やらせるのが大変。次第にイライラしてくるし、つい口出ししてしまって、親も子どもも楽しくなくなります。子どもが練習をしている間は、“見ざる言わざる聞かざる”を徹底しています。【野球】野球の練習は毎週土日の8時〜17時まで。お弁当持参。毎週付き合わされる弟はかわいそうだし、家族でどこかに出かけることもほぼなくなりました。兄弟が土日に他の習い事をしていたりすると、家族は完全に別行動ですね。また、1日外にいてクタクタに疲れて帰ってきた後での泥だらけのユニホームの洗濯がツライ!浸け置き、手洗いをした後にようやく洗濯機に入れられます。【バレエ】お姫様のようなチュチュを着て華麗に踊るのに憧れて入会したけれど、実際は入念なストレッチ、地道なバーレッスンの繰り返し。子どもは飽きたりふざけたりしてしまいます。シニョンを作るため髪を一定の長さに保ったり、日焼けをしないようにも気を使います。月会費の他にもお金がかかる?【水泳】進級テストを競技会形式で実施しているスクールの場合、検定料(テストを受けるためのお金)がかかります。合格すると新しい色のスイミングキャップを買わなければならないことも。選手コースに進むとさらに大変!プルブイ、フィン、セーム、チーム指定水着、チーム帽子、チームTシャツ、チームユニホーム、チームパーカー、指定バッグ、練習用バッグを最初に購入します。その他、練習用の競泳水着数枚。トータルで5万円くらいでしょうか。大会に出る場合は公認水着が必要。種目によってその泳ぎに適した水着に替えるので複数枚購入しますね。1枚あたり、男子用5000円、女子用8000円くらい。他に選手登録やスポーツ保険代を支払います。大会会場が遠い場合、交通費もかかりますし、合宿や強化練習も別途必要。「ほぼ裸だから、お金はかからないでしょ?」と言われますが大間違いです!【ピアノ】発表会が1年に1回あります。出演料1万円。衣装は安くてかわいいものを自分で探します。ほかに業者が撮影したビデオや写真の購入をします。【野球】市の補助がある少年野球チームに在籍しており、そこまでお金はかかっていません。【バレエ】なんと言っても発表会!1曲いくら、という計算です。低学年だと2曲くらい踊るとして、衣装代込10万〜13万円。外部に舞台メイクを頼む場合、プラス3000〜5000円。ロビーなどに飾るお花代と先生へのお礼として5000円程度を母の会が集金。スクールのオリジナルTシャツを作る場合も多く、1枚2000〜3000円(これを着て当日お手伝いをしたり、楽屋に入る際に保護者であることが明確になったりします)。撮影は基本的に不可なため、DVDや写真も後日購入します。上手な子でパ・ド・ドゥ(男性と踊る)の場合はプラス10万〜12万円。発表会後には先生と、一緒に踊ってくれた男性に個人的にお礼をお渡しします。子どもの序列やママ同士のいざこざがある・・・?【水泳】選手コースの序列はタイム順!練習でも常にタイム順に並ぶシビアな世界ですよ。選手コースに入ったばかりの頃は口をきいてくれなかったママたちが、子どものタイムが上がってくるにしたがって優しくしてくれるようになりました。他の子のタイムや、次の大会に出るのかをさりげなく探り合ったり、ひがみ・妬みもありますね。【ピアノ】個人レッスンのため、人と比べることも他のお母さんと顔を合わせることもなく、今のところトラブルはありません。【野球】どのくらい熱心なチームなのかによりますが、野球はチームプレイ。休んでばかりの子や、ふざけている子のママに、ベテランママがチクリとクギを刺すことはあります。ただ、あまり言いすぎて相手が止めてしまうのもメンバー層が薄くなってしまうので困りもの。また、子どもだけが練習に来て親が来ない家庭もありますが、その子の水分補給や熱中症対策、ケガをした時の応急手当は他のママがすることになります。どうしても親の都合が悪い場合は仕方ないと思いますが、毎回となるとモヤモヤ…。【バレエ】芸歴と一緒で年功序列。長く習っている子が前列やセンターに立ちます。その子たちのママが母の会を取り仕切り、発表会の時には先生のサポートをします。これから習い事を始めるママたちにアドバイスお互いの話を聞きながら、「スポーツ系の習い事は親の戦い! そもそも親の目が入ると闇が深くなるのかもしれませんね…」と頷き合うママたち。小学校高学年ママからは「受験をするなら4年生から塾が忙しくなり、習い事に割ける時間も少なくなります。その頃までに子どもの特性を見極められるとよいかも」というアドバイスも。「どの習い事も、趣味にとどめておけばさほど苦労はありません。また、ここでの話はほんの一例。例外もたくさんあります。そのチームのカラーや本気度をよく見定めて入会することが大切」とのことでした。<文・写真:フリーランス記者森藤理絵>
2017年07月30日