今思い出しても、顔から火が出るほど恥ずかしい体験談があります……。それは私が4歳のころでした。ある宝物を大事に愛でていたときに事件は起こりました。ある日、私は何を思ったのかその宝物を……。私の宝物 なぜそんなことをしたのか、本人である私にもわかりません……。「子どもって本当に驚くようなことをしてしまう」ということを身をもって知った出来事でした。自分の娘もキラキラした物が大好きなので、二の舞とならぬよう気をつけています。 ※直径39mm以下(トイレットペーパーの芯を通る大きさ)の物は、誤飲の恐れがあります。乳幼児に渡したり、そばに置いたりしないように注意しましょう。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 森田家
2023年08月25日この内容は、作者の体験談です。個人差があるため、気になる症状は医師に確認をとってください。毎日暑くて溶けちゃいそうですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?暑くて夜も寝苦しいですよね。良い睡眠が取れないと疲れもとれないですし、成長期の子どもたちにとっては結構大問題だったりするんですよね。今回は、睡眠にまつわる我が家のエピソードを書きたいと思います。■花粉症になり、同時にいびきがひどくなった息子今年の春、息子が花粉症になってしまい…目のかゆみと鼻水ジュルジュルでとてもつらそうでした。それと同時にいびきもひどくなって、時々無呼吸になることがありました。大人の睡眠時無呼吸症候群は知っていたのですが、その原因は「肥満」が多いと聞いていたので…子どもでしかも肥満ではない息子がなぜ??という気持ちで心配になりました。耳鼻科の先生が、鼻の穴にカメラを入れて診た結果、鼻の奥にあるアデノイドという組織が、息子は普通の人より大きいことがわかりました。睡眠時の呼吸の状態を調べる機械を装着して、二晩寝ました。息子は寝相が悪いので、途中ではずれないか心配でしたが、わりと簡単にデータをとることができました。結果が出るのは一週間後なので、それまで病院からもらった薬を服用して様子を見ていたのですが…なんと!いびきが良くなったと感じるようになりました。病院へ行く前は、苦しいからか寝相がとんでもなく悪かったのですが、それも落ち着きました。■検査結果はよくなかったけれど…先生がおっしゃるには、アデノイドは2歳ごろから大きくなり、6歳ごろをピークに自然に小さくなっていくものだそうです。そのため、この時期に睡眠時無呼吸症候群を発症する子どもは結構多いんだとか。また、花粉症などのアレルギー性鼻炎や肥満も、睡眠時無呼吸症候群の原因となるそうです。息子は、鼻炎症状がある時以外は鼻呼吸もできているようなので、このままアデノイドが小さくなってくれるのを待つ予定です。睡眠時無呼吸症候群が続くと、質の低い睡眠となり、睡眠不足から集中力低下、落ち着きがない、学習能力の低下などを引き起こすそうです。たかがいびきと考えがちですが、睡眠時無呼吸症候群が続くと子どもの成長に大きく影響することを今回知りました。いびきが気になるなぁ…。発育が遅いの気になるなぁ…。日中よく眠そうだなぁ…。と思ったら、早めに医師に相談してみてくださいね。息子の症状もまだまだ心配ですが、医師と相談しながら注意深く見守ろうと思います。
2023年08月16日生理前の体の不調で辛い思いをしていませんか?なかには気分の落ち込みもあり、婦人科で思わぬ診断をされた方もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Tさんの場合……20代後半から気分の落ち込みや焦燥感があり、苦しくなるほど酷くなることが多かったので心療内科を受診して抗うつ薬を処方してもらっていました。30代になり、更に生理前の吐き気やめまいも酷くなったため婦人科を受診したところ、「気分の落ち込みも生理周期に伴っていませんか?恐らく全てPMSの症状ですよ」と診断されました。精神的な症状はずっと婦人科と関係ないと思っていたので驚きました。どんな治療を受けましたか?抗うつ薬をお休みして低用量ピルを使用しました。疑いたくなるほどに生理前の諸症状がなくなり、毎日の生活が楽になりました。妊活中なのもあって服用は1年ほどで、その後は漢方薬で様子を見ています。今は気分の乱高下はなく、すこし落ち込むことがあっても「ホルモンのせい」と割り切ることができています。世の女性陣へ伝えたいことは?PMSの症状は本当に人それぞれで多岐に渡るみたいです。生理の問題ではなく、生理前の問題だったので何となく婦人科を受診しにくく思っていたのですが、お薬でとても楽になりました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ気分の落ち込みや焦燥感、そして生理前の吐き気やめまいは、全てPMSが原因だったというTさん。Tさんは低用量ピルの服用で生理前の諸症状がなくなったようですね。皆さんも、気分の落ち込みや生理前の吐き気など、辛い症状があるときはすぐに病院で医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月15日結婚して子どもが欲しいと思い、初めて婦人科を受診する方もいるでしょう。中には、妊活をきっかけに婦人科疾患が見つかる人もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Hさんの場合……結婚し数年経った頃、そろそろ子どもが欲しいと思い婦人科を受診しました。そのときに、先生から「卵巣が腫れていて卵巣嚢腫の疑いがある」と衝撃の診断結果を言われたのです。痛みなどの症状はありませんでした。どんな治療を受けましたか?内診検査と超音波検査を行い、その後腹部CT検査をしました。その結果、卵巣の腫れはなかったため治療はしていません。初めて行った産婦人科でしたが、治療を受けるにあたって、先生との相性はとても大事だなと感じました。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮や卵巣の病気は症状がわかりにくく気づくのが遅れます。手遅れにならないよう、年に一度の検査は受けた方がいいですよ。読者からの感想は『私も婦人科を受診したことで病気の危険性が指摘され、何もなかったからよかったものの、もし指摘された通りの病気だったら大事になっていました。定期的な受診の必要性を感じました。』『特に症状が無くても、定期的な検査は大事ですね。それによって不安が解消されるんだから、私も年に1回婦人科検診に行こうと思いました。』『妊活をきっかけに婦人系疾患に気付くことはよく聞きます。市区町村や会社では、定期的な検診を行なっていることも多いので歯の定期検診と同じで癌や婦人系疾患も定期的な検査が大切だと改めて感じました。』『なかなか婦人科に受診することは勇気がいるが、検診などきちんと受けることが大事だと感じました。』『医者との相性も大事だと感じました。不安ならいくつか病院を回って、信頼できる医者に出会うことも大切ですね。』など、さまざまなコメントが寄せられました。定期的に婦人科へ……子どもが欲しいと思い婦人科で受診した結果、卵巣嚢腫の疑いがあると言われたHさん。自覚症状がなくても婦人科疾患が隠れていることもあります。痛みや違和感がなくても、定期的に婦人科へ受診するといいかもしれませんね。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月12日今回は子どもの寝汗対策について、3児ママで小児科医・保田典子先生に解説していただきます。子どもにとっての「快適な環境」って? 子どもが汗だくになっていたら着替えは必要?こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。赤ちゃんの寝汗ってすごいですよね。特に頭や背中はびしょびしょになったりします。夜中に着替えさせるのも起きたら嫌だし、でも風邪ひくのも怖いし……そんなママのための寝汗対策についてお話したいと思います。 子どもにとっての「快適な環境」って?新生児期を過ぎた赤ちゃんは、基本的に大人より暑がりです。それは、大人よりも代謝が良かったり、体温が高いためだと考えられています。赤ちゃんの寝室の環境は温度26-27℃、湿度50%前後が良いとされています。 これは、エアコンの温度設定ではなく、寝室の実際の温度がこのくらいが良いとされているので、心配なら温度計で実際の家の環境をチェックしてみてください。 子どもが汗だくになっていたら子どもは汗をかきやすいと思われていますが、子どもは汗で体温調節をするのは大人よりも下手だと言われています。なので、子どもが汗だくになっていたら、そもそもそれは「部屋の温度がその子にとって高すぎる」ということです。 大人にとって快適な温度でも、子どもにとっては暑くて調整しきれていないという状態かもしれません。さきほどお伝えした寝室の温度26-27℃でも、汗だくになってしまう子もいるかと思います。その子にとってはその気温では暑すぎるということです。 そんなときは、エアコンをつけてサーキュレーターなどで部屋の空気を循環させる、エアコンの温度を下げるなどをまずは考えた方がいいでしょう。 その上での寝汗対策まずは子どもが汗だくにならない環境づくりが大切です。しかし、それでも寝汗はある程度でてしまうことと思います。特に頭や背中は汗をかきやすいところ。 でも、頭に汗をかくからといって、冷えピタのような貼るタイプの保冷剤を使うのは、個人的には避けたほうがいいと考えます。寝ている間に貼ったところから移動して窒息の原因になることがあるためです。 その子によって多少違うことはありますが、汗をかきやすいお子さんは下着を着るとかえって体感温度が上がることがあるので、下着は取ってしまっていいと思います。または、下着1枚で寝かせても大丈夫です。 着替えをさせることを考えると、前開きタイプが着替えさせやすいですよ。素材は汗の吸いやすさ、湿疹のなりにくさを考えると綿100%、または綿がある程度入った生地が良いです。 朝起きたらシャワーで汗を流しましょう汗をたくさんかいた翌朝は、まずたっぷり水分を摂りましょう。あせもが出やすい子は、朝シャワーで汗を流すことがオススメです。(でも、私は朝忙しくてそんなことはできていませんでした! ) 朝シャワーは、基本的にせっけんは不要です。シャワー後は、簡単でもいいので保湿をしてあげましょう。 「子どもにとって快適な温度」が大事!子どものびっしょり寝汗を見たら、まずは部屋の環境調整をしましょう。その上で下着を取ってしまう、前開きの衣類で着替えをさせやすくして、びしょびしょなら着替えさせてあげましょう。朝になったら汗は流してあげるのがいいですね。わが家は子どもの快適温度に設定すると、私には肌寒くて、足まで掛け物が必要だったりしました。親が肌寒いと感じる温度でも、ぜひお子さんの快適温度にしてあげてください。その方が子どもはぐっすり寝てくれるので、親も子もハッピーですよ。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年08月08日私には3人の子どもがいます。3人ともすでに成人し、立派な社会人。子どもたちが巣立ち、夫とのこれからの時間を大切にするためにも、年に1回は婦人科の受診をするようにしていました。今回の検診も無事に終わったと思い検査結果を待っていた私の元に、最悪の通達が届いたときのことをお話しします。★関連記事:「事故で出血したらすぐ死ぬくらい悪い」経血量の多さを医師に相談したら #子宮筋腫で開腹手術 1年に1回の婦人科検診私は年に1回、子宮がん検診のために産婦人科を受診します。その理由は3人の子どもたちが無事に成人し、これからの夫との時間を大切にするためです。私にとってのこの検診は恒例のことで、3人目の出産から10年以上たちますが、一度も引っかかることなく無事に検診を終えていました。そのため、今回も特に問題はなく終わるだろう、大丈夫だろうという軽い気持ちで検診に臨んだのです。私が毎年受けている子宮がん検診は、子宮内の細胞を綿棒でこすり取って採取したものを外部の機関に提出するというもの。私の場合、検査時に多少の痛みや出血が伴うこともありますが、あっという間に終わり、出血も当日だけの限定的なものなのでそれほど気になることはありません。私が通う産婦人科では多くの妊婦さんの検診と同時に進むため、検診は半日がかりになります。今回も長い待ち時間ののち、看護師さんに「どうぞ、内診室にお入りください」と呼ばれ内診室へ。あっという間に先生によって細胞を採取され、5分もかからないうちに検査は終了しました。結果は後日郵送で届く予定にその後、一度先生と話をするため別室に呼ばれます。そこで医師がモニター越しに、今回の検査についてや今の子宮の状態についてなどを、丁寧に説明してくれるのです。医師は「今回も目視できる範囲では問題なかったです。なので、詳しいことは後日郵送される検査結果で確認してくださいね」とのことでした。医師からの説明もいつも通りでひと安心。私は1週間後に送られてくる検査結果を待つことになりました。先生との話が終わり、お会計をしてその日は病院を後にしました。子宮がん検診が終わって結果が届くまでの1週間、私は特に気にすることなくいつも通りの生活を送っていました。今回も「異常なし」の文面を確認できると、心のどこかで思っていたからです。病院受診からちょうど1週間後、午前中に郵便で検査結果が届きました。「どうせ大丈夫だから後でゆっくり見よう」と机に置き、検査結果の確認を後回しにしていました。夕方、家事が落ち着いたタイミングで検査結果を確認していないことを思い出し、開封することに。すると驚きの文字が飛び込んできたのです。検診の結果はまさかの検査結果には「要再検査」の4文字が。「えっ?」と頭の中が真っ白になりました。「これはきっと見間違いだ!」と思い、何回も確認しましたが文字は変わることはありません。どうすればいいのかわからず、とりあえず検査結果を娘に伝えることにしました。すると娘は「急いで産婦人科に電話して予約しないと!」とひと言。娘に言われハッとしました。「そうだ、とりあえず予約取らないと!」とわれに返り、慌てて病院の受付時間を確認し電話をかけました。電話に出た受付の方に事情を説明し、医師に電話を変わってもらいました。すると医師は「最短で明日の予約が取れるので、病院に来られますか?」とやさしく言ってくれました。私は「大丈夫です、行きます」と答え、急きょ翌日に再検査を受けることになったのです。病院に着くと、いつもの待ち時間がうそのようにすぐに内診室へ通され、再検査が始まりました。私は「こんなにすぐに呼ばれるなんてよっぽど悪いんだ……」と不安な気持ちでいっぱいです。子宮内の細胞の採取はすぐに終わり、医師の話を聞くため別室へ。「前回は調べていない詳しい検査をおこなってみましょう。検査結果がわかり次第、連絡しますからね」と説明を受け、この日も前回の検診と同じく、すぐには結果がわからないまま帰宅しました。病院からの連絡があるまで不安で仕方ない日が続き、数日後に病院から連絡が。ドキドキしながら「どうか大丈夫でありますように……」と願うような気持ちで検査結果を聞きました。医師から「検査の結果、子宮内にあった腫瘍は良性だったので経過観察で大丈夫ですよ。安心してくださいね」と説明を受けひと安心。しかし「これからも毎年の検査を忘れないようにしてほしい」とのことでした。まとめ毎年の検査結果が異常なしだったこともあり、「きっと今回も大丈夫だろう」という謎の安心感が自分にはありました。しかし、今回の経験を通して、毎年検査を受けているから自分は大丈夫だと過信するのは危険だと学びました。検査してくれた医師からは「今回の腫瘍については心配することはないですよ」と言われています。ですが、自分のためにも家族のためにも、年に1回の子宮がん検診をこれまで以上に忘れることなく、必ず受診しようと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。取材・文/武田さやか著者/武田さやか(35歳)2歳の娘と夫の3人暮らし。最近パパだけに発動する娘のイヤイヤ期をなだめるのに苦戦中。機嫌がいいときにはみんなで仲良くお散歩に出かけています。
2023年08月06日精神科医しょう著『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』2023年8月16日刊行イラスト:かりた株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は精神科医しょう著『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』 を2023年8月16日(水)に刊行いたします。ホントはしんどいのにまわりに言えない・・・それは、笑顔うつのサインかもゆううつな気持ちがずっと続いていたり体が重くなっているにもかかわらず、会社の人や友人たちには明るい表情で接して悟られないようにしてしまう……。こんな状態が続いているのであれば、 “笑顔うつ”かもしれません。“笑顔うつ”は、“笑顔の仮面”をつけて、社会生活をなんとか成立させてしまえるために、サポートが得られず、つらい症状が悪化しがちなのです。この本では、 Instagramフォロワー7万人超の精神科医しょう先生が、笑顔うつの状態を、4つの世界に分け、迷い込んだ世界ごとに“笑顔うつ”から抜け出す方法をイラストや図版とともに解説します。こんな状態が続いているのであれば「笑顔うつ」かもしれません● やりたいことはたくさんあるのに、できなくて落ちこむ● 落ちこみはないけれど、体が重く感じる● 働けてはいるけれど、家に帰るとぐったりしてなにもできない● 人といるときは落ち着いているのに、ひとりになると涙があふれる● つい先走ったことをして、いつも失敗してしまうなんとか社会生活は送れているものの、内面で抑うつ症状や身体の不調を抱えている状態を、「笑顔うつ」と呼んでいます。これは正式な病名ではありませんが、海外でも研究されており、英語では「smiling depression」といいます。うつ病や適応障害の軽症か中等症の状態にあたります。「他人の前では元気そうにできるけれど、心身の不調が続いている」という人は、〝笑顔の仮面〞がとれない「笑顔うつ」になっているかもしれません。言葉にしにくい笑顔うつの状態を、4つの世界に分けて紹介笑顔うつはあらゆる不調が心と体に現れますが、現れ方も原因も人によってさまざま。たいていは“うつうつ島”の4つの世界のどこかに迷いこんでしまっています。言葉にしにくい笑顔うつの状態を、4つの世界に分けて紹介イラスト:かりた“うつうつ島”の4つの世界から抜け出す方法を迷い込んだ世界ごとに解説※本書より一部抜粋要約“うつうつ島”の4つの世界感情をコントロールできない 〝戦わずにはいられない戦地〞思い通りに動けない〝心と体が離れていく街〞落ちこみや不安が強い〝希望が見えなくなる森〞体調不良が目立つ〝歩くと体調が悪くなる道〞「戦わずにはいられない戦地」にいる人の悩み ① イライラが止まらない▶いったん「保留」にするイライラしたときは、ストレスの対象や場所から物理的に離れて、ひとりの時間を持つことが一番です。イライラしていると正常な判断ができませんし、さらによくないことをしてしまう可能性があります。少し時間をおくだけで、問題が少しずつ解決していくこともあります。イライラするときは「いったん保留にする」という判断で、うまく乗り切りましょう。たとえば、家族の言動にイラ立ったら、いったん家を出て散歩や買い物をしにいく。午前中職場でイヤなことがあったら、午後はカフェやコワーキングスペースで働くなど、試してみるといいでしょう。書籍情報表紙タイトル:精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法著者:精神科医しょうページ数:248ページ価格:1,540円(10%税込)発行日:2023年8月16日ISBN:978-4-86667-503-9書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次うつ島MAP第1章いつのまにか「うつうつ島」に迷いこんでいる!?~笑顔の仮面がとれなくなる~第2章落ちこみや不安は感じないけれど、体がおかしくなってきた!~歩くと体調が悪くなる道~第3章体は元気だけれど、落ちこみや不安があってしんどい!~希望が見えなくなる森~第4章感情がコントロールできなくなってきた!~戦わずにはいられない戦地~第5章思い通りに動けなくなってきた!〜心と体が離れていく街〜第6章エネルギーをためて「うつうつ島」から抜け出そう!著者プロフィール精神科医しょう著者:精神科医しょうInstagram(フォロワー7万人超)などSNSを中心にHSP気質やメンタルヘルスについて発信する精神科医。大学病院に所属し、精神科医としての業務に加え、研究にも従事している。著書に『頑張り屋さんのための心が晴れる本』(KADOKAWA)などがある。◦ブログ ◦ラジオ(voicy) ◦ Instagram 【報道関係各位】『精神科医が教える笑顔うつから抜け出す方法』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年07月31日体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……高校生の頃の生理不順が最初のきっかけでした。最初は40日生理が来ず、だんだんとその周期は伸びていって、70日経っても生理が来なかったため、産婦人科で受診しました。そこで検査をして、初めて多嚢胞性卵巣だとわかりました。どんな治療を受けましたか?まだ若く、妊娠の予定もなかったので、周期的に生理が来るように低用量ピルを服用し続けました。25歳の頃にようやく治療が終了し、経過観察となりました。些細なことでも無視せず、病院で受診することが大事だと思いました。世の女性陣へ伝えたいことは?痛いだけでは済まないのが、婦人科の病気だと思います。少しでも気になったら、早めに受診してほしいです。違和感があるときは早めに婦人科へ体に異変を感じたら、恥ずかしがらずに婦人科で受診しましょう。婦人科疾患は早期発見と早期治療が大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月27日体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Uさんの場合……20代後半に市の助成で子宮がん検診を受けたとき、初めて子宮筋腫があることを知りました。特に症状がなかったため様子見となりましたが、30代後半になると経血量が増え、貧血もひどくなりました。ここ数年婦人科を訪れていなかったことを反省し再検査を受けると、子宮筋腫が増えていて、なおかつ大きくなってることが判明しました。どんな治療を受けましたか?治療の選択肢としては、閉経まで鉄剤を服用する対処療法と筋腫自体を取る方法がありました。私の場合、鉄剤の錠剤が体質的に合わず、筋腫を取る方法を選択。疑似的に閉経状態にする薬を1ヶ月半飲んで筋腫を小さくし、その後腹腔鏡手術で取り除きました。世の女性陣へ伝えたいことは?まずは何か違和感があれば婦人科で受診することをおすすめします。子宮筋腫の治療について、私は最終的に筋腫だけを取る方法を選びました。手術後、経血量が減り、かなり楽になりました。生活の質には大きな影響を与えるので、自分の子宮の状態を把握し、適切な対策をすることが大切です。違和感があるときは早めに婦人科へ子宮筋腫に気づいたきっかけは、貧血と経血量の増加でした。初期の段階では自覚症状がないことも多いので、定期的に婦人科検診を受けることが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月24日自閉スペクトラム症とADHDのある子ども発達障害の専門家が出会った発達が気になる子どもたちや、その保護者の抱えていたリアルな「困った!」をもとに、対応策などをドキュメントタッチで解説します。今回は、自閉スペクトラム症とADHDの診断がある子どものエピソードです。保育園での暴言や集団行動の苦手さ、家庭での反抗的な態度に困っていた保護者の話を聞いて小児科医は…。Upload By 専門家体験談Upload By 専門家体験談Upload By 専門家体験談解説:お子さんの年齢や状況に合わせた選択の重要性--小児科医今回は、自閉スペクトラム症とADHDのある子どものエピソードをもとにお届けしました。お子さんの年齢や状況に合わせた選択について解説します。お子さん・保護者に対して当クリニックの初診が5歳だったこともあり、6歳以上から開始できるADHD治療薬は当初使えませんでした。そこでまずは、情緒の安定や自己コントロールを促すために音楽療法から始めました。6歳を過ぎてからADHD治療薬や抗精神病薬などの服薬を開始。保護者の方の関わりも重要であることから、ペアレントトレーニングのプログラムに参加してもらいました。お子さんは服薬を続けていたものの抵抗性が見られたことから、小3からソーシャルスキルトレーニング(SST)を開始しました。学校に対して学校側の神経発達症(発達障害)に対する理解を得るために、医療支援ファイルで連携を試みました。すぐに成果は得られませんでしたが、新しい担任の先生がお子さんに向き合ってくれるようになりました。まとめ今回のように、学校側の理解を得るのが困難な場合が多くあります。学校への働きかけを続けながらも、お子さんの「今」をしっかり見つめ、地道にトレーニングや支援、服薬などを行っていくことが大切です。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2023年07月24日体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Yさんの場合……元々生理痛はあまりない方でしたが、今にして思えば、20代半ばくらいから徐々にひどくなってきていました。例えば、薬を飲んでも吐き気や下半身の異常な冷えに悩まされ、生理痛もひどくなり痛くて動けないこともありました。とくに、肛門の奥が引き攣れる様な肛門痛が、生理の周期に関係なく起こるようになり、急に動けなくなるということも。「婦人科に行かなきゃ」と思いつつも尻込みしてしまう日々を過ごしていました。私の職場には娘さんが卵巣摘出をしたという親世代の同僚がいるのですが、私の様子を見かねたその同僚の方から何度も何度も「婦人科に行った方がいいよ。手遅れになっても遅いよ」と言われ、ようやく婦人科で受診しました。結果は子宮内膜症でした。幸い、手術とはならず服薬治療を続けて経過を見ています。どんな治療を受けましたか?ホルモンをコントロールし、嚢腫を小さくすることを目的に服薬治療を受けています。定期的に内診、エコー検査を行い、経過も診てもらっています。念のため、MRI検査による詳しい診察も受けました。おかげで現在、安心して過ごせています。世の女性陣へ伝えたいことは?生理が重い方は、手遅れになる前に一度は婦人科に行ってみてください。病気が見つかっても服薬でコントロールできれば、体も気持ちもすごく楽になりますよ!違和感があるときは早めに婦人科へもし体に異常を感じたら、ためらわずに婦人科に行きましょう。自分の体には敏感に気づいてあげることが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月23日体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるという方も多いのでは?ついつい後回しにしてしまう方もいるかもしれません。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……思春期のAさん。夏の暑さとナプキン使用によるかぶれを原因に、股間がかゆいと感じていました。性交渉の経験は無く、自分が病気になるとは思っていませんでした。しかし、かゆみが引かないために勇気を出して婦人科を受診。そこで告げられた診断は「カンジダ膣炎」でした。どんな治療を受けましたか?内診台でのおりもの検査で診断されたAさん。その後は、塗り薬を処方され、一週間ほど使用することに。それと並行して安静にし、かゆみを我慢しながら清潔を保つように努めました。世の女性陣へ伝えたいことは?Aさんからのメッセージは、「よく性病と言われることが多いカンジダ膣炎ですが、免疫が弱まっているときなど誰でもなる病気。異変を感じたらすぐ病院に行ったほうがいいです」とのこと。違和感があるときは早めに婦人科へ股間のかゆみは、カンジダ膣炎が原因だったというAさん。デリケートゾーンの悩みはなかなか周りに相談しづらいかもしれませんが、違和感を覚えたら早めの受診が大切です。皆さんも、何か違和感があれば、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月10日体に異常を感じても、婦人科へ行くのは勇気がいるもの。ついつい後まわしにしてしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Aさんの場合……20代のとき、性交渉のたびに出血するようになりました。最初は少量だったので、あまり気にしてなかったのですが、だんだん出血量が増えてきて、怖くなりました。当時のパートナーが一緒に婦人科についてきてくれると言ったので、怖かったですが受診し、子宮頚部ポリープとわかりました。どんな治療を受けましたか?子宮頚部ポリープと判明してすぐに、切除手術を受けました。その場ですぐに取ってもらえたので、安心しました。手術自体は痛くもなく一瞬で終わります。病院は仕事帰りにパートナーと待ち合わせするのに都合のよい場所を選択しました。予約制で待ち時間も少なく、このクリニックでよかったです。周囲の方に打ち明けましたか?パートナーが出血を気にしている気持ちをわかってくれて、一緒に病院に行こうと言ってくれたので、受診する決心がつきました。1年くらい悩んでいたので、もっと早く相談して受診していたらよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?何事も早期発見、早期治療がよいと思います。婦人科へ行くのは怖いかもしれませんが、早く受診した方がよいです。あっという間にポリープも取れて、ずっと悩んでいたのが嘘のように心が軽くなりました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。性交渉に違和感があるときは早めに婦人科へ性交渉での出血は、子宮頚部ポリープが原因だったというAさん。Aさんは切除手術により治療したようですね。皆さんも、性交渉で違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月30日結婚して子どもが欲しくなり、妊活を始める方もいるでしょう。実は、妊活をきっかけに婦人科疾患に気づくこともあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Fさんの場合……私の場合、妊活をするために、婦人科で受診したところ、多数の子宮筋腫があると判明しました。それまでは毎年、子宮がん健診を受けており、とくに何も指摘されていませんでした。筋腫があると妊娠しにくいということでした。どんな治療を受けましたか?個人の病院で、生殖医療科という不妊治療に特化した診療科で受診しました。たまたま腹腔鏡手術が得意な先生だったので、後の妊娠のことを考え、腹腔鏡手術を行いました。全身麻酔で2〜3時間ほど。傷口も小さく5日で退院しました。周囲の方に打ち明けましたか?主人には「遠まわりにはなるけれど、妊娠するために手術をしようと思う」と話しました。両親には決めてから報告しました。世の女性陣へ伝えたいことは?その後、無事妊娠・出産しました。手術は不安なこともありましたが、結果的にはやってよかったです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。妊娠希望の方は早めに婦人科へ妊活のために、婦人科で受診したところ、多数の子宮筋腫があると判明したというFさん。Fさんは腹腔鏡手術で治療したようですね。皆さんも、妊娠を希望するときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月26日ある日突然、嫌な臭いのする鼻水と顔の痛みに襲われ「副鼻腔炎」かと思い耳鼻科へ。耳鼻科へ行った後はいったんは治まりましたが、再び痛みに襲われました。今度は歯の奥から苦い味のする液体が漏れてれているような感覚があり歯科へ。顔の痛みが解消するまでの体験談です。★関連記事:「鼻の奥がツーンとする…」長年悩んでいた症状を改善すべく耳鼻科に行くと… #天気痛に悩んだ話 1ある日突然襲った鼻の異変手洗い、うがいを徹底するようになってから、ほとんど風邪らしい症状は皆無だった2020年。手洗い、うがいって大切なんだなと思ったのもつかの間。ある日突然、鼻に激痛が走りました。最初はもしかしたら、鼻に吹き出物ができるのかな?なんて思っていました。しかし、時間が経過するにつれて鼻の奥、耳の下がジーンと痛む感じに。その日の夜には鼻が痛いために、まるで顔全体が痛いような感覚になってしまいました。とりあえず市販の痛み止めでしのぐことにしましたが、痛み止めを飲んでも、数時間後には再び痛みが戻ってきます。次に痛み止めが飲める時間まで顔を冷やしながら耐えました。症状の特徴は、鼻の奥の痛みと緑っぽい嫌な臭いの鼻水が出ること。発熱はありませんでした。この鼻水が本当に不快で、顔中がくさいような気がしてつらかったです。この不快な症状をネットで調べてみたら「副鼻腔炎」かなという感じでした。今まで副鼻腔炎を患ったことがないのでわからなかったのですが、このくさい鼻水が続くのは耐えられない! 顔も痛い! 早くなんとかしたい!という気持ちでした。嫌な臭いと顔の痛みでなかなか寝付けなかったのですが、鼻をかむと少しラクになるので、悪いものは外に出そうと頻繁に鼻をかんで耐えました。耳鼻科へ駆け込みいったん鎮静朝になっても痛みは引かず、臭いのする鼻水も出続けており、よくなっている感じではありませんでした。そのため、朝一番に耳鼻科に駆け込むことに。診療を待っている間も、鼻水の臭いが気になってしまい、他の患者さんにこの臭いがバレていないか心配になるくらいでした。ひと通り症状を伝え、鼻の中の状態を診てもらい、エックス線検査もしてもらいました。診断は「奥歯のあたりが痛いというのは気になるけど、副鼻腔炎でしょう」とのこと。薬を処方してもらいました。ただ、すぐによくなるわけではないので、薬を飲み切って様子を見るように言われました。すぐによくならないかもと言われ、「あとどれだけこの痛みと臭いに耐えなくちゃいけないの」と思いましたが、医師に診てもらってひと安心。2日くらいで痛みが引いたものの、鼻水がなかなかよくなりません。鼻の中が気持ちが悪いので鼻うがいをすることにしました。慣れるまでは喉に違和感を覚えることがありましたが、臭いのもとになっているだろう鼻水を排出するとスッキリ! 水道水で鼻うがいをすると痛いので、鼻うがい専用の液体でおこなっていました。薬を飲み切るころには、かなりラクになり日常が戻りました。再びあの痛みが!今度は歯の異変も耳鼻科にかかってから約1カ月。もうあの痛みと嫌な臭いのする鼻水はコリゴリと思いながら鼻うがいを続けていたのですが……。またあの痛みが襲ってきたのです! 痛みの感覚を覚えていて「これは副鼻腔炎だ」と確信。しかし、前回のような、くさい鼻水は出ていません。その代わりに奥歯が染みるような感じと、変な臭いのする液が出るような感じがありました。耳鼻科で診てもらったときに歯の痛みが出たら歯科に行くように言われたので、今度は歯科へ。幸いすぐに予約が取れたのでそのまま駆け込みました。実は、歯科にかかるのは約2年ぶり……。前回の診療から時間がたっていると、歯科からはがきも来ていたのですが、異変がなかったのでそのままにしてしまっていたのです。ちょっと気まずいなと思いつつ症状を話し、歯のエックス線を撮ってもらいました。どうやら昔、虫歯治療してもらったときの被せ物が痛んでしまったようで、細菌が入り副鼻腔炎になってしまったようです。定期検診をしていれば、治療したところが傷み始めていることに気付けたでしょうし、面倒くさがって定期検診に行かなかったことを後悔しました。薬をもらい痛みは数日で治まったものの、歯の治療はその後1カ月くらい続きやっと終わりました。まとめ歯が原因の副鼻腔炎は盲点でした。あの痛みは二度と味わいたくないので、鼻うがいだけでなく、3カ月に1回定期検診に通っています。虫歯も早期発見をすれば治療もすぐ終わりますし、年齢とともに歯も弱ってくるというので、歯科のかかりつけを持ち、定期的に診てもらうことが大切だと痛感しています。以前は「変わったこともないし、検診は結構お金がかかるんだよな」と思って定期検診をスルーしていたのですが、心を改めました。定期検診に行っていればこんな目には合わなかったと思うと若くないんだし、自分のメンテナンスはきちんとしなくちゃと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/川田悟司先生(川田歯科医院院長)川田歯科医院院長。咬み合わせ認定医。長年に渡り、咬合診査・診断をおこなう。イラスト/サトウユカ著者/ayuko(44歳)小学生の子ども2人と夫の4人暮し。在宅ワーカーでひとりコツコツ仕事をしている。在宅仕事&運動不足で太り気味なのが最近の悩み。年齢特有の体調の変化も気になるところ。スポーツ観戦、ライブが大好き!いつまでアクティブでいたいお母さん。
2023年06月22日子どもが欲しいけど、なかなか授からず悩んでいる方もいるでしょう。避妊をしていないのに妊娠しないのには、婦人科疾患が隠れている可能性もあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Hさんの場合……私の場合は、両側卵管水腫でした。結婚してしばらく経つのに、子どもを授かる気配がなく、婦人科へ行き病気に気づきました。水っぽいおりものが多いような気はしていましたが、痛みなどの自覚症状はありませんでした。どんな治療を受けましたか?卵管造影検査、子宮鏡検査、MRI、子宮のフローラ検査などをしました。その合間に排卵を起こす注射をしたり、排卵を促す薬を飲んだりしていました。最終的には体外受精のために、自己注射をしました。世の女性陣へ伝えたいことは?不妊治療は孤独との闘いだと思います。どんなに頑張っていても、近くにいる夫にすらすべて理解してもらえることはないと思います。たまに、SNSで同じように戦っている方と情報交換したり、愚痴をこぼしたりすると心が落ち着きます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。悩んだときは早めに医師に相談を子どもを授かる気配がなかったのは、両側卵管水腫が原因だったというHさん。Hさんは最終的には体外受精のため自己注射をしたようですね。皆さんも妊娠しづらかったり、おりものに異常を感じたりしたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月19日結婚して子どもが欲しいと思い婦人科で受診する方もいるでしょう。中には、それをきっかけに婦人科疾患が見つかる人もいるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Hさんの場合……結婚し数年経った頃、そろそろ子どもが欲しいと思い婦人科を受診しました。そのときに、先生から「卵巣が腫れていて卵巣嚢腫の疑いがある」と衝撃の診断結果を言われたのです。痛みなどの症状はありませんでした。どんな治療を受けましたか?内診検査と超音波検査を行い、その後腹部CT検査をしました。その結果、卵巣の腫れはなかったため治療はしていません。初めて行った産婦人科でしたが、治療を受けるにあたって、先生との相性はとても大事だなと感じました。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮や卵巣の病気は症状がわかりにくく気づくのが遅れます。手遅れにならないよう、年に一度の検査は受けた方がいいですよ。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。定期的に婦人科へ……子どもが欲しいと思い婦人科で受診した結果、卵巣嚢腫の疑いがあると言われたHさん。Hさんは腹部CT検査の結果、異常はなく治療の必要はなくてよかったですが、自覚症状がなくても婦人科疾患が隠れていることもあります。定期的に婦人科で検査を受けてみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月08日周囲の人に相談しづらい婦人科系の悩み。婦人科で受診するのにも、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Kさんの場合……子宮内膜症と診断されました。25歳の頃に陰部がナプキンでかぶれてしまい、薬をもらいに数年ぶりに婦人科で受診。しばらく子宮がん検診を受けておらず、医師から勧められたこともあり、子宮がん検査と、超音波検査を受けたところ、子宮内膜症が見つかりました。ここ数年で生理痛が重くなり性交痛の自覚症状があったので、原因がわかり安心しました。どんな治療を受けましたか?手術する必要はなく経過観察でよいと言われているので、現在も半年に一度のペースで通院しています。世の女性陣へ伝えたいことは?生理痛が重い方や性交痛がある方は一度受診してみるとよいと思います。診断を受けたときはとてもショックで「手術になったらどうしよう」と怖かったのですが、今は見つかってよかったと思っています。「若いから大丈夫!」と思わず、自分自身の健康を守るためにも不安を感じていることがあれば、勇気を出して受診してみてほしいです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。症状があったと気づかなかった子宮がん検診で内膜症が見つかったというKさん。診断されて初めて症状があったことに気づくこともあるようです。中には、生理痛がひどすぎて救急車で運ばれた人も自覚症状がある方は、我慢せずに一度婦人科で受診してみると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月02日次男くんが中耳炎のため耳鼻科に通っていた、ある日。次男くんの検査の様子を見た長男くんは驚きの言葉を言い出しました。次男の中耳炎を治療するため、長男も連れて3人で耳鼻科に通っていたある日……。 長男の衝撃の事実 次男が耳の検査をしている様子を見て、 「なんで両耳するの? 時間の無駄じゃない?」と言い出す長男。 一瞬、「長男の冗談か?」と疑いましたが、とりあえず検査をしてもらうことに。 しかし、長男は聴力検査のボタンを押す様子はなく……。 ◇◇◇ 次男くんの付き添いで来ていた長男くんでしたが、思いもよらない事実が判明しました。いきなりの長男の発言に少しパニックになった忍者ママさん。 長男くんのいきなりの発言に戸惑った忍者ママさんですが、みなさんも子どもの発言で、事実なのかわからなくて焦った経験はありますか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 忍者ママ
2023年06月01日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、「子どもの注射」についてお話をお聞きしました。こんにちは。小児科医の保田典子です。先日、「注射を脅しに使う」件で世間的に話題になりました。私のクリニックでも、「いい子にしてないと注射するよ!」と子どもに言う親御さんがたまにいらっしゃいます。 でも、お子さんには注射に恐怖心を持ってほしくありません。今回は、私が思うことをお伝えしたいと思います。 子どもの脅しに「注射」は使わないでください私は、「良い子にしていないと注射する」には2つの意味があると思います。① 良い子にしていないと「痛い注射」という罰則がある② 良い子にしていないと「いい子にしてもらう注射」で良くなってもらいたいという気持ちおそらく、親御さんとしては②の要素も強いのかもしれませんが、子どもは100%近く①の意味でその言葉を捉えるでしょう。そうすると、注射に恐怖心を感じやすくなったり、怖がるようになる可能性があります。 ワクチンの注射は病気を予防してくれて、点滴の注射は病気を治してくれる、いずれもお子さんにとって「良いもの」です。少し痛みはありますが、医師が考えてメリットがあるものを提供してくれているので、痛みよりも「良いこと」があると考えられるのです。 それを恐怖の対象にしてしまうのはもったいないですよね。なるべく多くのお子さんに「これをすると良いことがあるから頑張ろう」という気持ちになってもらいたいと思います。 注射の前には「プレパレーション」をしてみよう!プリパレーションは、準備、予習、心構えを意味する言葉です。小児医療のなかでは、「子どもの不安や恐怖を最小限にし、子どもの対処能力を引き出すために、その子どもに適した方法で心の準備やケアを行い、環境を整えること」と定義されます。 たとえば、これから入院するお子さんに対して、なぜ入院するのか、入院中にどんなことをするのか事前にしっかり伝えます。このプリパレーションを通して、子どもたちはこれから起こる出来事を正しく理解することで、不安や恐怖心を和らげることができるのです。具体的には、「病院に行くとこんな手続きをして(受付をして診察室に入る、診察をされる)、それから注射をこのあたり(場所をだいたい教える)にします。この注射には病気になりにくくするお薬が入っていて、あなたが病気にならなくなったり、病気がすごく軽くなったりします」と説明します。 保育園・幼稚園生より前のお子さんの場合は、病院ごっこの遊びを通して「注射したら元気になったねー」という遊びを取りいれるのも良いでしょう。 注射の前に心がけたいことお子さんの性格によるので一概には言えませんが、注射を打つ予定があることは一般的に、小学生では1週間前くらい、保育園・幼稚園生では2~3日前くらい、それ未満の子では当日の病院に行く前に予告をすると良いと言われています。 できれば、ワクチン接種の意義を説明してあげると良いでしょう。例えば、インフルエンザはワクチン接種しないで罹患すると本当につらい症状が出るうえ、子どもは重症化しやすいと言われています。重症化するとインフルエンザ脳症になったり、後遺症が残るおそれもある病気です。 予防接種は少し痛いですが、十分接種するメリットがあると考えられます。未就学児のお子さんでも理解できる子はいますので、お子さんの成長や理解度に合わせて、注射を打つ意味をやさしい言葉で伝えてあげてください。今は小児がんなどの重い病気であっても、お子さんにもしっかりする時代です。子ども自身にはつらいことも、なるべく本人にしっかり説明して、できる限り同意を得られるといいと思います。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生
2023年05月31日30代前半のもちなべさんは妊活をするもののなかなか授かれず、ある日婦人科を受診。検査中に医師が何かを見つけたようで「あれっ?」とうろたえ始めます。果たして医師は何を見つけたのでしょうか……? 妊活を始めて半年後、人生初の婦人科受診 ここ半年ほど、生理管理アプリで月経周期や基礎体温を記録し、真面目にコツコツと妊活に励んでいるもちなべさん。しかし、なかなか努力が結果に結び付かず、思わず「ふう」とため息をついてしまいます。 ーー年齢も年齢だし、そろそろ一度くらいは産婦人科で診てもらうか。 ネットで情報を調べたもちなべさんは、今後の通院のしやすさなども考慮し、近所の口コミ評価の良い産婦人科に足を運ぶことに。実はもちなべさん、今回が人生初の婦人科受診なのだとか。 すると、医師から「基礎体温を毎日つけるのなんてストレスだよね?」と予想外の言葉が。毎日コツコツと基礎体温をつけているもちなべさんからすると、これまでの努力を否定された気がして「えっ」と思ってしまいますよね。医師は「もし基礎体温を毎日つけるのが大きいストレスになっているのなら、無理して頑張る必要はない」と言いたかったのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 もちなべさんの作品は、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター もちなべ
2023年05月29日周囲の人に相談しづらい婦人科系の悩み。婦人科を受診するのにも、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Nさんの場合……20代の頃、生理の出血量が多く、タンポンを使わなければならないほどでした。たまたま読んだ雑誌に生理の特集があり「出血が多いときは婦人科を受診して」と、具体的な受診の目安が書かれていました。私の症状が該当していたため、婦人科を受診。その結果、チョコレート嚢胞であることがわかりました。どんな治療を受けましたか?まずは血液検査をして腫瘍の有無を確認してから、内診しました。初めての内診だったので、怖かったのを覚えています。生理の出血量を減らすためにピルを服用して治療していましたが、通院が大変でした。さらに、治療中に引越したため新しい病院を探さなければならず、口コミがない中で探すのにとても苦労しました。世の女性陣へ伝えたいことは?今は婦人科系の疾患について、情報が集めやすい時代です。少しでも異変を感じることがあれば、婦人科を受診することをおすすめします。若い女性はとくに婦人科に抵抗があるかもしれませんが、婦人科には若い女性から年配の女性までさまざまな年齢層の方が来ているので、構えずに受診してみてください。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。早めの受診を心掛けるタンポンを使わなければならないほど、経血量が多かったというNさん。チョコレート嚢胞と診断され、適切な治療を受けられたようですね。皆さんも何か異変を感じたときは、早めの受診を心掛けてみてください。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月20日周囲の人に相談しづらい婦人科系の悩み。婦人科を受診するのにも、抵抗がある方も多いのではないでしょうか?そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Tさんの場合……元々生理不順があって経血量も多く、生理前に怒りっぽくなるPMSのような症状もありましたが「こんなものだろう」と我慢していました。しかし、今年に入ってから生理1週間前から捻れるような酷い断続的な痛みがあり、生理痛も悪化。さらに、生理前の精神状態も乱れているように思えたので、不安を解消しておきたくて婦人科を受診しました。血液検査の結果、ヘモグロビンの数値が低いことと、フェリチンの数値が1桁であることが判明し「鉄欠乏性貧血」と診断されました。さらに、MRI検査によって子宮と腸が癒着して曲がっていることがわかり「子宮内膜症」との診断も。悩んでいた不調の原因がわかってホッとしました。どんな治療を受けましたか?鉄剤とピルを処方されました。鉄剤は過剰摂取や副作用が心配でしたが、処方してもらった薬はリンの吸収を阻害して鉄の吸収を上げるタイプだったので、現在2ヶ月ほど服用していますが、ほぼ副作用はありません。ピルもジェネリックで続けやすいものを処方してもらい、注意書きと丁寧な説明があって安心でした。私はネットで近隣の病院を探しましたが、婦人科系の病気は通院が必要なものも多いので、“通いやすさ”は大事だと思います。こちらから要望しなくても血液検査をしてくれたり、副作用の少ないお薬を選んでくれたりする医師にあたって、運が良かったと思います。病院や医師が合わないようであれば、迷わずセカンドオピニオンを受けることをおすすめします。世の女性陣へ伝えたいことは?「日本人の女性はあまり婦人科行かないよね」とアメリカ人の友人が言っていました。婦人科は何となくハードルが高く、正直、私も抵抗がありました。しかし、受診してみると他の病院と変わらず、身構えることはありませんでした。生理に関するトラブルは日常生活にも大きな影響を与えます。病気を早期発見することも大切なので、我慢せず、少しでも気になることがあれば婦人科を受診して欲しいです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。痛みを我慢せずに病院へ……生理前と生理中の心身の不調は「鉄欠乏性貧血」と「子宮内膜症」が原因だったというTさん。我慢せずに病院を受診して、適切な治療が受けられたようです。婦人科に抵抗がある方も多いと思いますが、不調がある方は受診してみると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月19日皆さんは病院でトラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は横柄な医者をある方法で成敗したエピソードを紹介します。(イラスト/中村つづ)英語混じりで怒鳴られる主人公は子どものために耳鼻科に通院していました。しかし一向に症状は良くならず、処方箋についてお医者さんに訊ねます。主人公の質問に、お医者さんは横柄な態度。そしてなぜか、英語混じりで怒鳴り始めました。突然始まった説教に主人公は…。説教に対して主人公は…出典:lamire英語で質問をしてきた主人公にお医者さんは驚き、言葉をなくしてしまいます。横柄な態度をやめ、唖然とした表情のお医者さんに、主人公はスカッとしたのでした。鮮やかな反撃お医者さんは、患者さんから英語で反されるとは思っていなかったのでしょう。主人公の鮮やかな反撃に、スカッとしたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月07日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもとインターネットの付き合い方について解説してもらいます。こんにちは。小児科医の保田典子です。今回は子どものインターネット利用について。5年ほど前と比べ、診察室でスマホを使って動画などを見ているお子さんがとても増えましたな、と感じています。 インターネットはとても便利なものですが、子どもへの弊害はないのでしょうか? 常識が日々変わる話題ですが、今わかっていることをまとめたいと思います。 子どものインターネット使用率、使用時間は年々増加している内閣府の調査によると低年齢層(0歳~9歳まで)の子どもの74.4%がインターネットを利⽤しているそうです。年齢が上がるとともにインターネットの利用率は高くなり、通園中(0歳〜6歳)では68.1% 、⼩学⽣(6歳〜9歳)では 90.9%がインターネットを利⽤しています。 インターネットを利⽤する機器は、テレビ(地上波、BS等は含まない)(48.1%)、⾃宅⽤のパソコンやタブレット(38.1%) 、ゲーム機(32.5%)が上位がとなっています。 未就学児のインターネット利用で最も多いのは、動画視聴です。また、インターネットを利⽤している低年齢層の⼦どもの1日の平均利⽤時間は約2時間2分、前年度と⽐べ約12分増加しており、年々増えている傾向があります。未就学児に1日5時間インターネットを使用しているという回答も8%ありました。 メディアの子どもへの影響は?メディアの子どもへの影響は、まだ理解がきちんと進んでいない側面があります。その中で、わかっていることは「2歳までの子どもはスクリーンから学べることは少ない」ということです。英語教材などにしても、2歳まではテレビからの教育効果はなく、実際の人間の教育であれば効果が認められています。 2歳までの場合2歳までの子どもに対しては、親など周りの人たちの表情などの反応によって発達が促されますが、メディアからの発達への良い影響はないようです。コロナ禍になりマスク生活になることによって、大人の表情が分からなくなったことによる0歳から2歳までの発達の影響はあるのではないかと言われています。目をみて、表情を感じて、という日常が2歳までの赤ちゃんにとって重要なようです。 3歳以降の場合3歳以降はテレビなどメディアからでも教育効果があるとされています。セサミストリートを視聴すると教育効果が上がった研究は有名です。しかし、1日起きているのは12時間から15時間程度です。そのうちの何時間もメディアに接することになってしまうと、その他必要な外遊びや人と接する機会が奪われてしまいます。 また、夕食後にスクリーンを見ていると睡眠にも影響が起きることが分かっています。適切でないメディアの使用は、子どもの運動機能、コミュニケーション能力、睡眠の質に影響を与えます。暴力的なコンテンツを見た影響で子どもが暴力的になる傾向があることも言われています。 これからもネットとの付き合い方は変わっていく今後も急速にIT環境は変化していき、仕事もパソコンに向かう仕事が急激に増えていっています。大人になってからも、ある程度は必要となるのがパソコンスキルやネットとの付き合い方です。もうネットの低年齢化も止められないと感じます。 その中で、あまり効果的ではない2歳までのネット視聴や幼稚園児以降の良いコンテンツを選んでいくことは今後も必要になってくるでしょう。まずはご自身のスマホやネットの利用状況を見直して、より子どもにも良い影響を与えていきたいものですね。 参考/令和4年度 ⻘少年のインターネット利⽤環境実態調査調査結果(速報)令和5年2⽉版監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生高円寺こどもクリニック院長。3児の母。
2023年03月31日心療内科とは?精神科とは?心療内科とは、何かしらのストレスが背景にある心や体の不調を診ることを専門とする診療科です。精神疾患の中には、症状として頭痛や吐き気、めまいなどの体調不良が現れるものがあります。しかしその不調の原因が精神的なものと分からないまま対処しても、なかなか症状が改善しないことがあります。また、身体疾患でも、症状が悪化したり経過が長引いたりすることに、精神的な要因が大きく関わるものもあります。そんなとき、症状の原因となる精神的なストレスに、カウンセリングなどを通してケアも同時に行うのが心療内科です。心と体の関係を考えながら、体の不調をケアしてくれるのが心療内科なのです。参考:心療内科(心療内科)|厚生労働省e-ヘルスネット精神科は精神疾患の診断と治療を専門的に行います。厚生労働省が認定した国家資格の医師資格を持ち、精神疾患や精神障害、神経症、心身症などの診断と治療を行う場所です。主な治療の内容としては、薬物療法や心理社会的治療、精神療法などを行います。以前は、統合失調症 やうつ病が精神科受診の代表でしたが、最近では認知症や依存症、発達障害などでかかる人も増えてきました。参考:精神科医(せいしんかい)|厚生労働省e-ヘルスネットQ:心療内科と精神科に違いはあるの?行く目安や病院の選び方で大切なことは?ストレスが背景となる不調があるときには、精神科への受診をイメージする方も多いと思います。心療内科と精神科とは何が違うのか気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、心療内科と精神科の診察の対象となる病気は、現時点では明確な区別はありません。ただ、心療内科には「内科」とついていることからも分かるように「身体症状」に対する対症療法などの経験が豊富な医師が多いようです。ストレスが背景となる不調がある場合、心と体の様子を見ながら時間をかけて治療することが多くあります。心療内科、精神科いずれの場合も医師との相性を重視し、「自分にとっての良医」を探すことが大切です。そのための一つの指針として薬の「飲み心地」について話し合えるかどうかが重要です。不安なことや、悩みがある場合、気軽に相談できる病院を選べるとよいでしょう。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンQ:頭痛や吐き気などが続いています。このような身近な症状でも心療内科や精神科を受診してもいいのでしょうか頭痛、倦怠感、吐き気などの体の不調が続くのはストレスが背景にあるかもしれません。ストレスが招く体の不調には以下のようなものがあります。・頭痛・倦怠感・めまい・不眠・過呼吸・食欲減退、過食・吐き気・胃痛、腹痛、下痢・動悸・咳、ぜん息発作・発汗・抜毛など身近な症状が多く並びます。このような不調が続く場合、その背景には以下のような疾患が隠れている可能性があるのです。Upload By マンガで分かる発達障害のキホンUpload By マンガで分かる発達障害のキホンQ:心療内科や精神科の受診対象となる病気や障害は?Upload By マンガで分かる発達障害のキホンうつ病は気分障害の一つで、一日中気分が落ち込んでいたり、何をしても楽しめないなどの精神症状と、不眠、食欲減退、疲れやすいなどの身体症状が現れます。統合失調症は、脳のさまざまな動きがまとまりづらくなり、幻覚や妄想などの症状が起こる病気です。幻覚や妄想は本人には現実のように感じてしまうので、病気が原因だと自分自身で気づくことが難しいといわれています。うつ病の中でも、心の不調が体の不調に隠れてしまっているものが「仮面うつ病」と呼ばれています。主な症状は吐き気や腹痛、倦怠感、動悸などです。身体症状なので、精神科や心療内科ではなく内科、産婦人科などで診察を受けても異常が見つからず「単に調子が悪いだけ」と誤診されてしまうこともあります。過敏性腸症候群(IBS)は腹痛や下痢、便秘といった腸の不調が見られる病気です。日常生活への支障は痛みによる不快感だけではありません。急におなかが痛くなってトイレへ駆け込む、出勤前にトイレから出られなくなる日が多いなど、学校や仕事に影響が出ることもあります。【参考】機能性消化管疾患心療ガイドライン2014|日本消化器病学会自律神経とは、体のバランスを整える神経です。その自律神経のバランスが崩れることにより起こる倦怠感、不眠、めまい、頭痛、動悸、食欲不振などさまざまな症状の総称を自律神経失調症といいます。なお、自律神経失調症は正式な病名ではありません。参考:自律神経失調症(じりつしんけいしっちょうしょう)|厚生労働省e-ヘルスネット突然息苦しさを感じ、呼吸が乱れ、息が入ってこないように感じるのが過換気症候群(過呼吸)の特徴です。動悸や胸の圧迫感のほか、手足のしびれや筋肉のけいれんを感じることもあります。突然息苦しさや動悸、冷や汗、恐怖感などを感じてパニック状態になる症状が起き、「またパニックが起こるかもしれない」と感じ、そのせいで社会生活に支障の出ている状態をパニック障害といいます。不安感が原因で外出ができず、学校や会社へ行くことができなくなることもあります。食事をうけつけなくなる「拒食症(神経性食欲不振症)」と、無謀な食べ方を繰り返す「過食症(神経性過食症)」。この両方を合わせて摂食障害と呼びます。どちらもやせ願望や肥満恐怖をもち、心身両面からの専門的治療が必要になってきます。バセドウ病に伴う動悸や発汗などの身体症状やイライラなどの症状が精神症状と間違えられることがあります。バセドウ病の確定診断と治療は、内分泌内科で行われます。脳そのものの病気や脳血管障害などの理由により、認知機能の低下が起き日常生活全般に支障が出てくる状態を指します。代表的な種類とてしてアルツハイマー型認知症などがあります。なお、認知症の診断には、頭部CTスキャンなどの検査が必要であるため、検査装置を備えた医療機関を受診する必要があります。特定の物質や行動ややめたくてもやめられず、日々の健康や人間関係、仕事などに悪影響や支障が起きている状態のことです。アルコール、ニコチン、薬物などが原因の物質依存症とギャンブルなどが原因の行動嗜癖(こうどうしへき)、うつ病、統合失調症を始め、仮面うつ病、過敏性腸症候群(IBS)、自律神経失調症、換気症候群(過呼吸)、パニック障害、摂食障害、などがあります。最近は認知症、依存症、発達障害なども増えてきましたなどがあります。生まれつきに見られる脳の働き方の違いで、行動面や情緒面の特徴が幼児期からみられます。自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如・多動症(ADHD)、限局性学習症(学習障害)、チック症、吃音などが含まれます。心療内科や精神科における治療の流れ心療内科や精神科ではカウンセリングを含めた診察、検査を経てそれぞれの症状に合わせた治療を行います。まずは医師に現状を伝えます。病歴や症状、薬を飲んでいるかなどはもちろん、原因になりそうなストレスや家族との関係、生育歴などを話します。もし同じ病状でほかの病院にかかっていた場合はそれも話しておくと良いでしょう。うまくまとめて話せないことも多いため、受診前に簡単に話す内容をまとめてメモしておくとスムーズです。話しているうちに人間関係や仕事の相談をしたくなる気持ちも出てくるかもしれません。ですが、心療内科の医師は体の不調の原因を探るために話を聞いています。悩みを聞いて答えを探してほしいという場合は、カウンセリングルームを利用するという方法もあります。じっくりと話を聞いてもらえ、一緒に考えてくれますが、健康保険が適用されません。問診のあとは体の不調の原因や程度を探るため、必要に応じて血液検査、心電図などが行われます。心理状態や性格を知るために、心理検査(心理テスト)をすることもあります。簡単な質問に答える検査のほか、カードに描かれた模様を見て何に見えるかを答えるロールシャッハテストなど、あいまいな質問で深層心理を探る検査が行われることもあります。心療内科や精神科診療にはどのくらい費用がかかる?心療内科や精神科へ行こうと思ったとき、気になるのは費用ではないでしょうか。内科と違って問診(カウンセリング)の分の時間もかかるので、高額なイメージはあるかもしれません。カウンセリングルームとは違って医療機関では健康保険が適用されます。そのため驚くような額にはなりません。ただし医療機関の診療では、初診以外は何十分も時間をとれるわけではないことも憶えておく必要があります。病院によりますが、保険適用になるため、初診で払う費用の目安は2500円~5000円程度のことが多いようです。症状によっては薬や検査代が別途かかることもあります。臨床心理士によるカウンセリングを行っている場合など、別途予約料が必要なところもあります。予約の要不要を含めて、行く前に病院のシステムを調べておくと安心です。心療内科の対象となる病気には、自己負担が1割となる「自立支援医療制度」が適用されるものもあります。利用には医師の診断書と市町村での申請が必要で、市町村や都市に指定された「指定自立支援医療機関」でなければ適用されませんが、大半の心療内科や精神科の医療機関は指定を受けています。治療に時間と費用がかかる場合は、制度の適用について医師に相談してみると良いでしょう。参考:自立支援医療(精神通院医療)の概要|厚生労働省「自分にとっての良医」を探すことが大切心療内科や精神科は、ストレスが原因と考えられる多様な症状に対応してくれます。費用もほかの診療科とそれほど変わらず、特に高額ではありません。症状の中には自覚しづらいものも多くあるので、気になる症状があれば、一人で抱え込まずに一度心療内科や精神科へ行ってみるのも良いでしょう。ストレスの内容や症状について話すことで、客観的に自分を見つめることもできます。ストレスが背景にある不調や病気などは、心と体の様子を見ながら時間をかけて治療することが多いため、医師との相性を重視し、「自分にとっての良医」を探すことが大切です。あわせて普段からストレスをためないような生活を送ることも重要です。ストレスは多くの病気の引き金になります。学校や仕事、人間関係など、ストレスと無縁に生きることはできませんが、できる限りため込まず上手に発散できると良いですね。イラスト/taekoコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年03月28日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、入院をして手術をしました。術後、痛みなどに苦しみ、またパパやばあばに会えないことを寂しがったはるくんでしたが、その後は順調に経過。無事、退院することができました。そして、日常生活―。はるくんは耳にチューブを入れています。水の中に入ったり、耳の中に水が入ったりするのを避けなくてはなりません。そこで咲花さんは……。 ひとりで寂しい思いをするときは はるくんは耳にチューブを入れているため、2年間水の中に入ることができません。 もし、保育園のプールにはるくん1人だけ入れず、はるくんが寂しい思いをするなら、何度でも説明してあげようと思うと咲花さんは言います。 そして、はるくんの病気、手術の体験が、同じように悩んでいる人の参考になりますようにと、咲花さんはそう願っています―。 ◇◇◇ 咲花さん曰く、耳の中に入れたチューブは、2年後にかかりつけの耳鼻科で取ってもらうことになっているそうです。はるくん、無事に日常生活に戻ることができて本当によかったですね。これからはぐっすりと眠ることができますように。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月22日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、入院をして手術をしました。術後、痛みなどに苦しみ、またパパやばあばに会えないことを寂しがったはるくんでしたが、その後は順調に経過。そしていよいよ今日は退院の日。咲花さんははるくんのある行動を見て号泣してしまいます。 母、号泣… 術後の経過が良く、いよいよ退院の日を迎えたはるくん。病院を出るとき、看護師さんたちに大きな声で「ありがとうございましたっ」とお礼を言うことができました。それを見た咲花さんは号泣。 はるくんは本当に入院も手術もよく頑張ってくれました。お医者さんや看護師さんだけでなく、頑張ったはるくんにも感謝をする咲花さん。 咲花さんは、手術を受けさせるべきか悩んだし、受けると決めてからも「本当によかったのか?」とすごく悩み続けていました。それだけに、穏やかなはるくんの寝顔を見たとたん、咲花さんの目には涙が……。 いびきをかいていないはるくんを見て、「これでよかったんだ」とホッとひと安心したのでした。 ◇◇◇ まだ2歳のはるくん。手術を受けさせるかどうか、咲花さんは心底悩んだに違いありません。無事に手術が終わって、いびきをかかずに眠れるようになって本当によかったですね。そしてはるくん、しっかりお医者さんと看護師さんにお礼が言えるなんて本当にすごいです。自分の病気を治してくれたのだと、2歳のはるくんもしっかり理解しているのですね。はるくんにとってこの手術と入院は、心身を成長させる貴重な体験になったのではないでしょうか。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月21日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。そして手術を終えたはるくんは、嘔吐や発熱がつらく大泣き。さらに、手術の翌日からは、パパやばあばに会いたいと毎日泣くようになりました。はるくんに寄り添い、回復を願うママの咲花さん。ところで、毎日病院に寝泊まりしている咲花さんは、売店のお弁当にも飽きてきてしまいました……。 他のママさんの食事にびっくり 手術後、嘔吐や発熱や口の痛みでつらい思いをしたはるくん。心細くなってしまったのか、「パパやばあばに会いたい」と、毎日泣くようになりました。 病院食は全然食べてくれなくて、心配ごとは尽きなかったけれど、意外とお昼寝をしてくれたのは安心でした。咲花さんは、はるくんの、パパやばあばに会いたい気持ちに寄り添い、励まします。 一方、咲花さんの食事。 病院食しか食べられないはるくんの前で何かを食べたら、きっと欲しがるにちがいない。 そう思った咲花さんは、「はるくんのゼリーを買ってくるね」と言って、病室の外でごはんを食べます。 毎日売店でお弁当を買うのは、飽きるしなかなか値が張るなぁ……。 そんなことを考えながら、面会人の共有場所で食べていたとき、ふと、他のママのごはんが目に入りました。 レトルトのライスに、チンしたと思われるレトルトカレー。 そんな方法があったのか!! これまでお弁当しか買っていなかった咲花さんにとって、目から鱗のアイデアなのでした。 ◇◇◇ いろいろなおかずが食べられるお弁当もよいけれど、毎日だと飽きてしまいますよね。レトルト食材を活用すれば、バラエティが広がりそうです。洗濯で自宅に帰る際に、ご飯を持ってくれば節約にもなりますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月20日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくん。病院で手術を受けました。2時間後、手術が終わったとの連絡を受け、咲花さんははるくんのところへ駆けつけました。すると……。 はるくんの涙のワケは… 無事に手術が終わったはるくんですが、口の痛み、嘔吐、発熱に苦しみ、号泣でした。さらに、翌朝は「いない……っ」と泣き出すはるくん。はるくんのお人形がいないと言うのです。 と、そんなとき、看護師さんから、個室が空いたと教えてもらいました。咲花さんは、大部屋から個室へ移動することにしました。すると、今までできなかったような遊びが思い切り、のびのびとできるようになり、はるくんはご機嫌に。 しかし、日中は、ニコニコして喜んでいたはるくんですが、寝る前や深夜になると再び「いない……っ」と泣き出します。 咲花さんが声をかけると、今度はお人形ではなく、パパとばあばがいないことが寂しいと言うはるくん。そしてこの日から毎日「寂しい」と泣くように。 咲花さんはそんな姿を見て切ない気持ちになりつつ、ただただ受け止めて寄り添うことしかできませんでした。 ◇◇◇ 大人でも手術後の入院生活は体が思うように動かず、また家族に会えないのはつらいものですよね。2歳のはるくんにはなおのことだったはず。1日も早く回復して退院できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月19日