今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。子どもの言葉に動揺する義母主人公夫婦は共働きで子どもを育てています。忙しい主人公に対し「子どもを大事に思ってるの?」と責め立てる義母。義母は子どもを甘やかし、自分の方が大事にできると思っています。子どもの誕生日も、義母は自分主導で開くつもりにしていました。しかし子どもはそれを拒否し逃げ出します。義母が「お祝い楽しみにしてたでしょ?」と子どもに問いますが…。「ばあばが」と切り出す子ども出典:Youtube「Lineドラマ」子どもは「ばあばが」と切り出し、さらにあることを言ってきました。ここでクイズ子どもは義母になんと言ったでしょう?ヒント!子どもはママのことを第一に考えています。子どもの言葉出典:Youtube「Lineドラマ」正解は…正解は「嫌いになった」でした。義母が主人公に悪口を言い、嫌がらせをしていることを知った子ども。「ばあばのこと嫌いになった」と子どもは義母に言い放ちます。予想外の言葉を投げかけられた義母は動揺してしまうのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(愛カツ編集部)
2024年04月22日子どもの頃に言われた言葉が大人になっても、心に残っていることはありませんか?その言葉を支えに生きている人もいるかもしれません。そこで今回MOREDOORでは、「性別関係なく平等に扱われ嬉しかった言葉」をご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、ご参考にして頂ければ幸いです。Uさんの場合これは私がまだ保育園に通っていたときの出来事です。私は昔から戦隊シリーズが好きでした。その日は自由服だったので母に買ってもらった、特撮ヒーローの写真がプリントされたシャツを着ていました。ですが周りの男子からは戦隊シリーズは男の子が見るものだと言われ、バカにされました。しかし、そこにいた園長先生が「性別関係なく何が好きでもいいじゃない」と言ってくれて、男の子たちも謝ってくれました。その言葉を言われたときの気持ちは?シンプルな言葉でしたが、とても嬉しくて今でも記憶に残っています。性別関係なく、自分らしく生きるために大切にしていることは?私は他の人の趣味や好きなものは、性別に関わらず尊重するようにしています。(24歳/フリーランス)心に残る言葉園長先生の言葉に勇気をもらったUさん。子どもはさまざまな事柄を素直に受けてしまうため、相手の気持ちに配慮のない言葉を発してしまうことも。そのときに、周りの人たちが優しく気づかせてあげることも大切かもしれません。あなたも誰かに言われた言葉で、励まされた経験はありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年04月10日子どもの健やかな成長を願う気持ちを伝えたい場合、どのような言葉を使えば良いのでしょうか?特に、出産祝いや誕生日のお祝いであれば、ポジティブな内容にしたいものですよね。そこで今回は、健やかな成長を祈るお祝いの言葉の例をシーン別で紹介します。■健やかな成長を願う言葉とは健やかな成長を願う言葉とは、主に赤ちゃんや子どもに贈るメッセージです。心も体も健康に育つことを祈る内容のものが多いでしょう。また、出産祝いとして贈るメッセージであれば、母親へのねぎらいやこれからの子育てに対するエールにもなるかもしれません。■健やかな成長を願う言葉を贈る時のポイント健やかな成長を願う言葉を贈る時は、明るい未来をイメージできるような言葉選びが大切です。誕生日などのお祝いのシーンであるならば、「おめでとう」という言葉を添えるのも忘れずに。また、相手の家族全員の目に触れる可能性もあるため、たとえ気心の知れた友人の子どもであったとしても失礼にならないような文章と言葉遣いを意識しましょう。■【出産祝い】健やかな成長を願う言葉出産祝いの場合は、おめでたい気持ちを伝えると同時に母子を気遣う言葉を添えることがポイントです。以下でおすすめのフレーズを3つ紹介します。◇(1)「母子共にお元気で何よりです」まずは母子の健康を気遣う言葉を添えた上で、無事出産したことへの「おめでとう」という気持ちを伝えましょう。また、「お疲れさま」「無理しないで」といった、母親をねぎらう言葉も一緒に付け加えるとより丁寧な印象になります。◇(2)「お子さまの成長と健康を願っております」フォーマルな表現で出産を祝う場合は、「お子さまの成長と健康を願っております」といったシンプルなメッセージがおすすめです。◇(3)「すくすくと成長されることを願っています」健やかな成長を願う言葉には、「すくすく」という表現を用いるのもおすすめです。また、知人や友人など親しい相手であれば、堅苦しい表現ではなく、柔らかい言い回しのメッセージにすると喜ばれるでしょう。他にも、自分のことのようにうれしいと思っている気持ちや、早く会える日を楽しみにしているといった思いが伝わる内容にすると、受け取った側もポジティブになれますよ。■【誕生日のお祝い】健やかな成長を願う言葉健やかな成長を願う言葉は、子どもの誕生日のお祝いにもぴったりです。以下でおすすめのフレーズを3つ紹介します。手紙などで直接子どもにメッセージを渡す場合は、ひらがなを用いて砕けた表現にするなどの工夫をしてくださいね。◇(1)「これからも健やかな成長をお祈りしています」目上の人の子どもの誕生日をお祝いする時には、「健やかな成長をお祈りしています」という丁寧な表現がおすすめです。シンプルな言い回しですが、心も体も健康に育ってほしいという気持ちを伝えられるでしょう。また、「お誕生日おめでとうございます」の言葉も忘れずに添えてくださいね。◇(2)「毎日がますます夢と希望に満ち溢れたものになりますように」健やかな成長を願うと同時に、「夢」「希望」といった明るい未来を連想させるような内容にするのもおすすめです。受け取った側がポジティブになれるようなお祝いメッセージを贈りましょう。◇(3)「若竹のようにすくすくと成長することを願っています」若竹は成長スピードがとても早い植物です。そのため、「若竹のようにすくすくと」といった表現も誕生日のお祝いで成長を願う言葉としてぴったりでしょう。■健やかな成長を願う言葉は明るい未来を連想できるものが◎赤ちゃんや子どもの成長を願う言葉を贈る際は、明るい未来を連想させるような言葉選びがポイントです。また、出産祝いであれば、母親へのねぎらいの言葉も添えると好印象でしょう。メッセージを贈る相手によって、柔軟に敬語表現や言葉の柔らかさを見直すことも忘れないでくださいね。(にほんご倶楽部)※画像はイメージです
2024年04月08日ときに子どもは、大人も驚くような思いやりのある言葉を言ってくれることも。今回は、子どもたちのほっこりする言動に、大人が学びと刺激を受けたエピソードをご紹介します。※当事者の声はさまざまです。あくまで一例として、考えるきっかけになれば幸いです。Mさんの場合私が買い物に行こうと思い、準備をして車に乗り込んだときのことです。幼い子ども二人を買い物に連れて行くため、おむつやミルクなどたくさんの準備が必要でした。やっと準備が整って出かけれると思い、車に乗り込んだときに忘れものに気が付きました。そのときに長女が忘れ物をした私に「大丈夫だよ!たいしたことないよ」と言ってくれました。私にかけてくれた言葉に「完璧主義ではなくてもいい」ということを学びました。自分を責める気持ちがスッとなくなり、安心感が出てきました。誰かの失敗を責めるのではなく、「そういうこともあるよね。大丈夫だよ」と認めてあげる世の中になることを願います。(37歳/自営業)Oさんの場合電車で体調が悪くなったとき、子どもが「大丈夫ですか、座って下さい」と声をかけてくれました。自分も子どもが生まれたら、人にやさしく出来るように育てようと思いました。みんなが困っている人に譲り合えるような、少しでも優しい世界になっていけばいいなと思います。(匿名)子どもの優しさに感動子どもたちの想像もつかない言動は、ときに大人を感動させることもあるよう。その優しさは、社会をより温かく、思いやりに満ちた場所にするのかもしれませんね。※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2024年01月06日今回は「子どもの純粋な言葉に救われ涙した話」を紹介します。主人公には仲の良い幼馴染がいます。大人になってからも親交は続き、お互いに結婚後は家族ぐるみの付き合いに発展しました。しかし幼馴染の第一子誕生後に事件が…。幼いころから親友だったツツジとユリ。ツツジとユリにはそれぞれ好きな人がいて…。隣に住む幼馴染で親友出典:エトラちゃんは見た!ハートのクッキーは1つだけ出典:エトラちゃんは見た!考えることは同じ出典:エトラちゃんは見た![nextpage title=""]恋をしている2人出典:エトラちゃんは見た!お互い好きな男の子がいる出典:エトラちゃんは見た!ツツジとユリの兄弟も友達同士出典:エトラちゃんは見た![nextpage title=""]勝手に味見出典:エトラちゃんは見た!家族ぐるみの付き合い出典:エトラちゃんは見た!ユリのハートのクッキー出典:エトラちゃんは見た![nextpage title=""]ツツジの兄のカツラへ出典:エトラちゃんは見た!ツツジとユリの兄や弟も家族ぐるみで仲良くしていました。ユリはツツジの兄のカツラが好きで…。次回の配信もお楽しみに!イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(愛カツ編集部)
2023年10月20日私は結婚して数年が経ちますが子どもがなかなかできません。そんな中、義実家で義母が発した言葉にモヤモヤとしてしまったエピソードをご紹介します。義母の衝撃的な言葉私と夫はよく義実家を訪ね、休日などにお泊りをしています。その度に義母から「なんで子どもできないの?」と言われます。先日は、夫の兄夫婦もいたのですが、比較するように私に「あなたたちは暇なんだから子どもをつくる時間はいくらでもあるでしょ」と言ってきました。やっと家に帰れると思った矢先に夫の兄夫婦の子どものアルバムまで見ることに。「子どもかわいいね」などの会話が始まりました。とてもつらく配慮がないなと思いました。 夫と2人きりになったとき、義母との関わりがつらいと伝えました。 しかし、寄り添ってくれる様子はなく「お母さんに言えばいい」と冷たい返事。また、「妻が耐えられないみたいだから帰ると言ってやろうか」などと私を悪者扱いしようとします。義母の言葉に傷ついただけでなく、夫の対応はとても冷たく怒りを覚えずにはいられない出来事でした。 ◇◇◇お義母さんとの関わりがつらいとき、旦那さんには味方でいてほしいという思いもありますよね。ましてや旦那さんに厳しいことを言われてしまっては、突き放されたような気持ちになって一層傷ついてしまいますよね。なかなか自分の思いに寄り添ってくれない、話を聞いてもらえないという場合は、両親や信頼できる友人などに相談をしてみるのが良いのかもしれませんね。誰かに聞いてもらうことで心が軽くなるといいですね。 作画/ぽよ母著者:小林綾香現在はクリニックに通院しながら子どもができることを期待して生活しています。
2023年09月27日日頃育児をしているとき、子どもから「いつ覚えたの!?」とびっくりするようなことを言われたことはありませんか?今や、子どももテレビなどからたくさんの言葉を耳にする時代です。そこで今回は、MOREDOORに寄せられた「子どもに言われて衝撃を受けたひと言」を、話の展開を予想していただくクイズ形式でご紹介します。Cさんの子どもは……2歳の長男が言った言葉に驚きました。我が家では旬のフルーツをよく買って食べていました。夜ご飯を終えて「さぁフルーツでも食べようか」というときのことです。(34歳/会社員)ここでクイズです!家族団らんの時間に、フルーツ食べようとしたCさん。そんなときに、子どもから衝撃のひと言を言われたよう。さて、その言葉とは一体なんなのでしょうか?ヒントは、「いつの間に覚えたの!?」となる内容です。子どものひと言とは……?2歳の長男が突然、「ウォーターメロン食べたい!」と言い出しました。突然の英語と、意味が理解できていることに驚きました。家族全員で「英語知ってるの!すごいねー!」と、穏やかな時間に包まれました。正解は「ウォーターメロン食べたい!」大人が教えたわけでもないのに、英単語を理解できているとなると驚きですね。子どもの学びに対する吸収力の高さがわかるエピソードでした。あなたも、似たような経験をしたことはありますか?※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。(MOREDOOR編集部)
2023年09月14日赤ちゃんは「ひとつのモノにはひとつの呼び方しかない」と認識している(※画像はイメージです/PhotoAC)現役保育士のてぃ先生は、YouTubeでさまざまな育児情報を発信。SNSで公開している子どものほほえましいエピソードやパパやママの気持ちに寄り添った育児論も反響を呼んでいます。子どもの言葉の発達を促したいと考えて、さまざまな刺激を与えたり、言葉がけを頑張ろうと考えたりする人は少なくないでしょう。子どもの言語獲得のメカニズムにはさまざまな考え方がありますが、てぃ先生によれば「相互排他性原理」がかかわっているといいます。相互排他性原理とは、ひとつのモノに対してひとつの呼び方(ラベル)しかないという認識のことです。例えば、大人が「ネズミのぬいぐるみ」を見たときには、「ネズミだ」と思う人もいれば、「ぬいぐるみだ」と思う人もいるでしょう。これは、ひとつのモノに対していろんな呼び方やラベリングがあることを理解しているためです。しかし、1歳前後の子どもは、ひとつのモノに対してひとつの呼び方しか認識していません。その状態から、成長とともに新しく出会ったモノと新しく知った言葉を紐づけていくことを繰り返し、言語を獲得していくのです。ゆえに、大きくなるにつれて「ネズミのぬいぐるみ」は「ネズミともいえるし、ぬいぐるみでもある」と、自然に学ぶことができます。てぃ先生曰く、相互排他性原理が働いている時期に、犬について「ママはワンワンと呼ぶけど、パパは犬と呼んでいる」という状態だと、子どもが混乱することもあるようです。そこまで気をつけなくてもいいかもしれませんが、家庭内でモノの呼び方をある程度統一しておくと、子どもの言語取得に役立つかもしれません。また、子どもに言葉を教えたいと思ったときは、共同注意(一緒に同じものを見て、同じものに意識を向けている状態)になっているかどうか確認することも大切。親が「これはネズミだよ」と教えていても、子どもがネズミに意識を向けておらず、別のモノに注目していた場合、その別のモノをネズミだと認識してしまうことがあります。モノの名前を教える際には、子どもがそれをしっかり意識しているかどうかを確認した上で行うと、言葉を正しく理解することにつながります。ちなみに、赤ちゃんが興味を持ったものを指さして「あっ!」などということがよくありますが、これは赤ちゃん自身が、何かを指差すことで大人の意識がこちらに向き、それが何なのか教えてくれると理解しているためです。赤ちゃんが何かを指差したときには「これは○○だよ」と積極的に教えてあげるようにしましょう。<あわせて読みたい!>保育士さんにほっこり【漫画】「保育園の連絡帳」エピソード一挙7作品▶︎赤ちゃんへの「言葉がけ」は必要? 子どもの言葉力を育てる“2つのトーク”【言語聴覚士解説】▶︎「子どもの言葉が遅いのは私のせいかも、と自分を責めないで」小児科医が保護者に伝えたいこと▶︎【医師監修】赤ちゃんが言葉をしゃべるのはいつから?時期の目安と話しかけのコツ
2023年08月16日■前回のあらすじ娘に着せているブランド子ども服はすべて知人からのお下がりだと話すと、M村さんは「ふーん」と意味深な反応をして…。■M村さんの子どもがハイブランドの服を■M村さんの言葉にチクリM村さんの「子どもには新品の良い服を」という言葉に、なんだか胸がチクンとした…。言葉にできないこの気持ちはどう表したらいいのだろう…。次回に続く「ママ友になる条件」(全29話)は17時更新!
2023年08月02日■前回のあらすじゆいの発達検査結果について母と妹に報告すると、妹が自分がかつて0点を取ったときの話をする。そのとき母は何も気にしなかったそうで、「あのとき大切に守られてたら、今の私はいないかも」と妹は言うのだった。■守るだけじゃダメ!?■母の言葉に…悩む私に母が掛けてくれたのは、「絶対に大丈夫」という言葉。私はなんだか肩の力が抜けた気がして…、心が軽くなったのでした。次回に続く「療育手帳を取得した話」(全38話)は12時更新!
2023年07月01日3歳児の言葉の発達の目安は?言葉の遅れの原因は?3歳ごろの子どもは、理解できる言葉の数も増え、あいさつや2語文以上の会話ができるようになってきます。また、周囲の大人へ「なぜ」「どうして」と質問を繰り返し、言葉のやり取りを通じてさらに表現力が豊かになってくる時期です。このコラムでは、子どもが3歳になって言葉の遅れが気になる保護者の方に、3歳児の言葉の発達の目安や、発語の遅れの原因、言葉やコミュニケーションを育むかかわり方など専門家の先生のアドバイスを交えてご紹介します。【小児科医に聞く】「3歳でしゃべらない」「言葉でなくクレーンで要求する」「知的障害や自閉スペクトラム症の可能性はあるの?」3歳児の言葉の発達について、医師が回答(質問)3歳になってもしゃべりません。3歳ごろになると、どのくらい言葉が出るものですか?また、しゃべらない原因について、どのようなことが考えられるのでしょうか。(回答)3歳になると、三語文が出て、自分の名前や年齢や色などが言え、簡単な会話ができるようになります。言葉の遅れの原因はさまざまですが、聴覚障害(難聴)や発達障害(自閉スペクトラム症や注意欠陥多動性障害)、知的障害、環境要因などがあります。大きい音でも反応が鈍い、テレビの音を大きくしたがるなど耳の聞こえが気になる場合には、聞こえの検査を受ける必要があります。3歳で全く発語がない場合には、言葉の理解もできていないのかを知るために、新版K式発達検査、遠城寺式発達検査などを受けます。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳になる子どもがまだ話しません。取って欲しいものがあると、親の手をもってクレーンで要求します。どんなふうにしたら言葉や、コミュ二ケーションの方法を増やしてあげられるでしょうか。家庭ではどのように対応をしてあげたらいいのかアドバイスが欲しいです。(回答)クレーンもお子さんにとっては物を取って欲しいという意志を表示するための、コミュニケーション手段です。親御さんの手を取って、欲しい物の場所まで連れていく様子があったときに、「〇〇が欲しいんだね」とお子さんが伝えたいであろう意志を言葉にして代わりに表現すると良いでしょう。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳になってもいくつか単語を言うだけです。時々テレビで見たフレーズを繰り返すことはあります。知的障害や自閉症などの可能性はありますか?発達検査を受けたほうがいいのでしょうか。(回答)自閉スペクトラム症や、知的障害の場合には、言葉の遅れを認めることがあります。3歳児健診で相談してみるのも一つの方法です。かかりつけの小児科、地域の子育て支援センター、地域の療育センターで相談してみると良いでしょう。発達検査は、お子さんの発達の強みや課題を明らかにするために活用されます。検査はさまざまありますが、3歳で言葉の遅れが疑われている場合、新版K式発達検査、遠城寺式発達検査を行うことが多いです。言葉の発語だけでなく、言葉を理解しているかという認知面、物を手先で操作できるかなど微細運動、粗大運動、社会性などについて、評価します。検査を受けることで、お子さんの発達の現状を把握し、苦手さの確認と、必要な支援の内容が分かります。Upload By 発達障害のキホン(質問)3歳の子どもが、まだ単語を数語話すだけです。療育に通ったほうがいいでしょうか?通いたい場合はどのようにすればいいのか知りたいです。(回答)療育に通うメリットは、お子さんへの直接的言葉かけの働きかけの場面が増えること、お子さんへの関わり方を親御さんが知ることができることでしょう。しかし、療育を複数箇所通って、お子さんも親御さんも自宅に帰ったときには疲れ過ぎてしまう方も見受けられます。お子さんも親御さんも負担ない範囲で、継続的に通われることをおすすめしています。通いたい場合には、かかりつけ医師や、地域の療育センターに相談してみましょう。児童発達支援施設に通う場合には、受給者証が必要になるので、主治医に意見書を発行してもらうと良いでしょう。Upload By 発達障害のキホン発語にまつわるコラムコラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的発達症(知的障害)、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、コミュニケーション症群、限局性学習症、チック症群、発達性協調運動症、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如・多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如・多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。SLD(限局性学習症)LD、学習障害、などの名称で呼ばれていましたが、現在はSLD、限局性学習症と呼ばれるようになりました。SLDはSpecific Learning Disorderの略。
2023年06月29日現在、婿養子の夫と2人の子ども、そして高齢の両親とともに暮らしています。私の父は口が悪く、汚い言葉を使うのは日常茶飯事。私は、いずれ子どもたちが父の言葉をまねるのではないかと懸念していました。いろいろな言葉を覚えているなか、かわいい言い間違いをする息子。しかし、4歳になったころ、懸念していたことが起こってしまったのです……。長男のかわいい言い間違い長男が3歳のころ、かわいい言い間違いをしていました。「先生のおうち行ってきた」「先生のおうちで遊んだ」と言っていて、最初は何のことかわかりませんでした。しかしある日の朝、「先生のおうちやだ!」と発した言葉で「先生のおうち」が「保育園」のことだとわかりました。 朝から夕方まで保育園には先生たちがいるので、長男は保育園を先生たちが住むおうちだと勘違いしていたようです。それからしばらくは「先生のおうち」と言っていましたが、ある日を境に言わなくなりました。もうあの言葉は聞けませんが、今ではなつかしい思い出です。 乱暴な言葉を発する父…長男はかわいい言い間違いをする一方で、使ってほしくない言葉まで覚えてしまいました。原因は一緒に住んでいる父です。80歳間近の父は、何かとすぐに「ボケ!」「アホ!」などの乱暴な言葉を使います。前々から荒々しい性格でしたが、特に近年は乱暴な言葉を発する機会が増えました。 そんな父ですが、実は大の子ども好き! 長男も「じぃじー!」と父に懐いていて、2人で遊びに出かけることもしばしば。ついに長男が4歳になったころ、いつの間にか「アホ!」と父の言葉をまねるようになってしまいました。 父には厳重注意!頻繁ではないものの、2歳の妹とおもちゃの取り合いで喧嘩するときに「アホ!」と言うように……。すぐに父には「子どもたちがまねるから、乱暴な言葉は使わないで」と注意し、「お友だちにもアホとかバカとか言ったらどうするの」という問題点も伝えました。 父はすぐに納得してくれましたが、癖のように発していた乱暴な言葉づかいはなかなか直らず。今後は、父が乱暴な言葉を発するたびに注意し、徐々に減らしていく必要があると思っています。同時に長男にも「使ってはいけないよ」と伝えました。 長男はまだ4歳。これからさまざまな場所で、新しい言葉に触れていくでしょう。今後は、使っても良い言葉と使ってはいけない言葉を学ばせる必要があるのかな、と思いました。乱暴な言葉を使うと「相手が悲しむかもしれない」ということを、いかに理解してもらえるかが課題だと感じています。さらに、子どもの良いお手本となれるように、父だけでなく私や夫の言葉づかいも気をつけたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2023年05月24日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説!今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?ここまで、子どもにとってトラウマになりかねない声かけについてお話ししましたが、一方で、『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2023年03月06日4歳の娘のつきちゃんと2歳の息子のほしくんのママ・さきさんが、子育ての日常をマンガ化!子どもって、言葉では言わなくても表情や動きで、何がしたいかサインを出しているときがありますよね。眠かったり、トイレに行きたかったり、おもしろい話をしたかったり……。そんな、“子どものサイン”に関するお話です。何も言わなくても、母にはわかるサインがある!子育てをしていると、子どもの表情や動きで何がしたいのか、わかることってありますよね。 2歳のほしくんは、どんなサインなのでしょうか? ・おねむのサイン・「変なこと言いますよ」のサイン・小のサイン・大のサイン どれもわかる~!! 「何をしたいか、態度でわかっちゃうよね。トイレはいつもギリギリ!」とさきさん。子どもを抱っこしてトイレにダッシュするのも、子育てあるあるですよね。 SNSのコメント欄にも、 「眠いときは何も言ってないのに『ねむないよ!』って言ってくるのかわいいよね♡ 『眠いなら寝て』って、赤ちゃんのころから思ってる(笑)」 「うちの大のサインは『顔が無になる』『へっぴり腰』だよ」 「わが家の双子は大のとき、部屋の隅っこに行っていたなぁ。懐かしい」 「うちは小のとき、足を擦り合わせるような動きをするからすぐわかるよ」 など、子どもによってサインの種類はさまざまな様子! どれも、子どものことをよく見ているからこそ気づけるサインですね♡ 今日も全国各地に、どこかのトイレに向かって、子どもを抱えてダッシュする親が必ずいるはず……! どうか間に合いますように!子どもたち、トイレのサインはもう少し早く出して~!! 著者:マンガ家・イラストレーター さき2歳差きょうだい(姉と弟)の母。育児漫画や、自身の体験談をInstagramで更新中。
2023年02月11日発達ナビ大賞へのご応募ありがとうございました!発達が気になるお子さんを育てる日々の中、子どもに接したときに言われたひと言にドキリ…!そんな経験はないでしょうか?子どもの鋭いひと言、本質をついた言葉、意外だった言葉など、発達ナビ会員のみなさんをはじめ多くの方からお寄せいただいた言葉の中から、印象的だった5つの言葉を発達ナビ編集部が選びました。また、あわせてお読みいただきたいコラムもご紹介します!※LITALICO発達ナビ「みんなのアンケート」にてご応募をいただいたエピソードについては上記より遷移し、ご覧いただけます「自閉症を治したい?」という残酷な質問に、高校生息子の答えは…わが家の大学生息子(自閉症)は小2で本人告知をしています。1歳代から療育に通い、二人羽織状態での加配付で年少で保育園入園&小学校入学まで療育並行通園、義務教育の小中9年間はガッツリ情緒支援学級在籍。「自閉症の程度」としては重度です。高校生になったころ、とあるテレビ番組で「自閉症を治療する」というようなものがありました。息子に直球で「この治験に参加してみる?自閉症治るかもよ?」と聞いてみました…非常に残酷な質問です。息子の答えがコレ。「俺は、これまで自閉症として生きてきた。確かに、不便はめっちゃくちゃあるけれど、『自閉症ではない俺』は、俺ではないと思う。俺は、『自閉症の俺』として生きていきたい」彼が「自閉症の俺」というアイデンティティをしっかりと構築していたということに、とても驚きました。(あまだれさん)自閉症(現在は自閉スペクトラム症)は、療育や服薬、環境調整などの工夫で生きづらさを軽減することはできても、根本から治すことは難しいとされています。高校生にして、自閉スペクトラム症がある部分も含めて「自分」なのだという自己認識をされていた息子さん。しっかりした考えを持っていらっしゃることに「ドキッ」としました!分かり合えず苦しかったとき、ADHDのある息子に言われた言葉夫と3人の息子たちと暮らす中で、一般常識だと思ってきた私の感覚が彼らに通じないことも多くて悩んだり苦しくなることがたくさんありました。ある日『あなたたちに私のことは分からない。孤立して苦しい。』と吐き出したとき『それが僕らが普段外で味わっている感覚』と言われました。(まつぼっくりさん)わが子や身近な人に発達障害があり、まつぼっくりさんのように、思うようにコミュニケーションが取れず悩んでいる方も多いと思います。しかし『それが僕らが普段外で味わっている感覚』、この言葉に「ドキッ」とさせられました…。まずは相手を知ろうとすることが大切なのかもしれませんね。忘れられない定型発達のきょうだい児の言葉うちは自閉症の息子と、3歳下の定型発達の妹がいます。息子のことで心身共に疲弊したときも、妹の明るい性格に何度も助けられてきました。そんな妹が小学校1年生のころ「ママは私よりもお兄ちゃんのほうが好きなんだよね」ってポソッと言われてドキッとしました。なんで?と聞くと「だってママはいつもお兄ちゃんのほうに行っちゃう」と、、。そんなつもりは全くありませんでしたが、何をやるにも手のかかる兄に比べ、なんでもそつなくこなす妹は、つい後回ししてしまっていたことがあったかもしれないと反省しました。幼い妹なりに、自分よりも兄を構う私の姿を何度も見て感じてきたのかと思い、そんな気持ちにさせてしまっていたことにショックを受けました。今でもその言葉を言われた時のことは忘れません。(ゆーたんさん)きょうだいがいる場合、定型発達の子どもより手がかかる場面はどうしても多くなってしまいがちです。娘さんが感じていたさみしさに気づき、反省させられたというゆーたんさん。ゆーたんさんの愛情は、きっと娘さんに伝わっていると思います!知的障害のある弟へ、姉のやさしい願い知的障害のある3歳の弟の代理で、七夕の短冊に願い事を書く7歳の姉。何て書くのか、覗いてみたら、「○○(弟)が毎日ニコニコしていますように」ですって。ひらがなが書けるように、とか、スイミング19級に合格しますように、とか、そんな目先のことではない姉の願いを見て、母は恥ずかしくなりました。(こむらいのりさん)子どもが成長し、できることが増えてくるのは喜ばしいことですが、ついあれもこれも…と欲が出てしまうのが親というもの。「弟がいつも幸せであってほしい」という娘さんの言葉に「ドキッ」としつつも、息子さんに対する思いやりに心が温まりました。いつまでも仲良しなきょうだいでいてほしいですね!知的障害のある娘、高等部になってから喋り出した言葉に『ドキッ!』単語などでの会話があったものの、自分の思いなどを伝えるのが下手だった娘。喋らないと思っていたら高等部で、いきなり喋りだした。「お母さん、ピーマン嫌い、と言って残したら怒って叩きました。納豆を食べました」確かに10年ほど前にそんな出来事あったな。とドキッ。その後は「これをして 怒られました」「行きたくないのに学校に連れていかれました」と 出る出る、嫌だった私の行動。喋りだしたら怖いから気をつけて、と昔医師に言われたことを思い出しました。「○○先生は、私をつねりました」えっ?今更、確認できないわー(汗)。しばらくは、ドキドキしてました。(こっこちゃんさん)これは「ドキッ」としますね…!言葉は話さなくても、これまでも娘さんはいろいろなことを理解し、感じていたのですね。記憶力の良さにも「ドキッ」としましたが、いやな記憶ほど忘れられないものなのかもしれませんね。おわりに子どもたちの心からの言葉に耳も心も傾けることの大切さを教えてくれるエピソードばかりでした!ご紹介したお子さんたちの言葉に、みなさんも、ハッとさせられることがあったのではないでしょうか。大賞に選ばれた5人の方々には、人気エッセイ本をプレゼントいたします。どうぞお楽しみに!発達ナビでは、これからもみなさんに楽しんでいただけるような企画をしていきたいと思っています。次回の発達ナビ大賞もどうぞご期待ください!
2022年12月26日丸田マノさんは、子どものころ、お母さんから「あんんたはどんくさいからね」と言われて育ちました。その言葉は、ふとしたときに頭をよぎります。そして、そのとき、丸田マノさんの体はピタッと止まってしまうのです。さらに、「できる」というイメージもどんどん消えていくのを感じていました……。 「できない」の刷り込み 丸田マノさんがお母さんに言われてきたこと。 「あんたはどんくさいからね」 子どものころから、大人になっても言われ続けました。 この言葉を思い出すたびに、「私にはできない」と思ってしまい、何かにチャレンジすることを躊躇してしまいます。 そこで丸田マノさんは、わが子にはそんな思いをさせまいと、この言葉を言わないようにしてきました。そして、チャレンジ精神を阻止しないと決めました。 それは子どもが何回やってもできないときも……。 できるイメージを消さずに、「できるよ」と声をかける。 そう伝えることが、「できる」につながると、丸田マノの母さんは確信しているのでした。 ◇ ◇ ◇丸田マノさんのお母さんは、もしかすると、子どものためを思ってかけた何気ない言葉だったのかもしれません。しかし、幼い子どもには、お父さんお母さんの言葉は影響力が大きいですよね。日々の忙しい子育て中はなかなか難しいですが、子どもの可能性を広げられるような、ポジティブな声がけを心がけたいと、考えさせられますね。 著者:マンガ家・イラストレーター 丸田マノ横浜に住む音楽が大好きな、年子を育てる母です。子どもたちが大きくなったら「ヘドバンは腰から。ストレッチも重要。」を家訓にしようと考えています。
2022年12月19日みなさんは義実家の方々とは上手く付き合えているでしょうか? 大なり小なり義実家トラブルは皆さん経験があるみたいです…。 今回は実際に募集した義実家トラブルエピソードをご紹介します!子どもの言葉にスカッと!私は子どもを産んでから前の体型より15kgも増えてしまい、肥満に近い体型です。その体型を毎回義母が馬鹿にしてきます…。「こんな体型じゃ〇〇(夫)がかわいそう!」などど、子どもの前で大げさな発言もするのです。いつも苦笑いしながら相槌を打っていたのですが、あまりに何度も言ってくるので、最近は聞き流していました。出典:lamireところが最近、言葉が達者になった息子が「ママのことを豚って言うなら、おばあちゃんは鶏ガラだね!」「ママはおいしいものたくさん食べて幸せだから太ってるんだよ。おばあちゃんはおいしいものを買うお金もないんだね」と、憐れんだ目をしながら義母に言ったのです。その言葉で義母はかなり落ち込んでいたので、スカッとしました!(女性/パートアルバイト)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?こんな義母と付き合うとなると骨が折れそうですね。かばってくれた息子さんに拍手です!以上、義実家トラブルエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年10月28日3児のママ小児科医で、高円寺こどもクリニック院長の保田典子先生に、子どもの乱暴な言葉遣いについて教えていただきました。こんにちは。小児科医の保田典子です。子どもって、親が困る言葉を使うことがありますよね。今回は「乱暴な言葉遣い」について考えてみたいと思います。 実際にベビーカレンダーの専門家相談に寄せられた相談とともに、見てみましょう。 3歳の息子と1歳の娘の育児奮闘中です。3歳の息子の言葉遣いが悪くて困っています。幼稚園に入園し、一気に言葉が出るようになり嬉しくなってきたところで、3歳を迎えたころから悪い言葉で口答えしたり、反抗してきます。もともと私も育児で手一杯でイライラする事も多く、良くない言葉遣いをしてしまっていて、息子も怒ると私の口調にそっくりで、幼稚園でも使っていないか心配です。本人に悪いという認識があって言ってるというよりは、興奮するとつい口走ってしまうといった様子なのですが、どうやって直していけばいいのか、余裕がないので私もお手上げ状態です。また、息子が一歳の妹に対しても怒って悪い言葉を使ったりするので、これから言葉を覚えていく娘に悪影響がないかとても心配です。 乱暴な言葉の原因は?乱暴な言葉も良い言葉も、必ず「自分以外の誰か」の言葉を聞いて出てきます。まずは、子どもと一番接する時間が長い人の言葉遣いを見直してみましょう。 ママやパパ以外にも、じいじやばあば、お友だち、テレビやYouTubeなどお子さんがよく見ているメディアに出ている人、芸人さん……いろんな人の影響を受けます。その中に、乱暴な言葉を使っている人はいませんか? 初めは誰かのマネで使い始めても、慣れてくると自分の言葉としてよく使うようになっていきます。子どもはたくさんの言葉に触れながら成長していきますので、「良い言葉だけ」を覚えていくというのは難しいです。良い言葉も悪い言葉も覚えた上で、言葉を選択して使いかたを覚えていくのです。 「ばか」「あほ」といった乱暴な言葉や下ネタを使い続けてしまう原因としては、ちょっとした反抗心だったり、相手の反応が面白くてついつい使ってしまったり、ということがあります。過剰に反応せず、しっかりと「使ってはいけない理由」を伝えていきます。 では、乱暴な言葉を直すにはどうしたらいいの?子どもにただ「そんな言葉、使っちゃダメでしょ!」と言うだけでは直りません。どちらかというと、怒って「ダメダメ」と言っているほど、子どもは内心面白がってしまいます。もしくは親の気を引きたくて、ますます使い続けてしまうかもしれません。直していくコツとして、以下の4つを試してみてください。 ①なぜ言われたら嫌かを伝える子どもは、親が「ダメ!」と怒っても、ダメな理由までは考えていないことが多くあります。子ども自身も、周りを嫌がらせたいと思って使っているわけではないことが多いのです。 子どもに対して「(あなたは)その言葉を使ってはいけません」ではなく、「"ママは"、その言葉を言われるととても気分が悪くなります」「ほかの人も嫌な思いをすると思うよ」と伝えましょう。そうすると子どもは「そうか。この言葉は嫌な気持ちになる言葉なんだな」と理解できるようになっていきます。 ②どんな言いかたならいいか考えさせる、一緒に考えてみる①に通じるところもありますが、乱暴な言葉にもいろいろあると思います。子どもの気持ちが落ち着いてから、「この言いかたはこんな感じで言えるよね」「どうして今の言い方はダメなのかな? 人がどんな気持ちになるかな」「どんな言葉で言ったらいいかな」など、子ども自身に考えさせる方法で話し合いをしてみるのもいいでしょう。このやり方のコツは、子どもの言った素敵な言い回しも引用して褒めること。乱暴な言葉だけフォーカスすると、せっかくお互い落ち着いて話ができても、結局説教臭くなってしまいます。言葉について、良し悪しを考える時間を作ってみてください。 ③親の言葉遣いも見直すやはり子どもが一番影響を受けるのは親です。乱暴な言葉を使わないだけでなく、使ってほしい言葉を使うよう、心がけるとよいでしょう。かくいう私自身も言葉遣いが良いとは決して言えないのでよく反省しています(一応気をつけているのですが、なかなかうまくいきませんよね)。 ④ 親子ともにストレスコントロールを!言葉についてどれだけ気をつけていても、疲れてイライラしていると言葉にも出やすいですよね。親御さんご自身にストレスがかかりすぎないようにしましょう。疲れているときは早めに休んだり、疲れすぎないように余裕をもったスケジュールにするなど、工夫をしてみましょう。 成長の過程なので慌てずに、ゆっくりきれいな言葉遣いを下ネタや乱暴な言葉遣いは、誰しも通る道です。知らない大人に言うならともかく、お友だち同士なら「お互い様」なところもあるでしょう。乱暴な言葉を使うことは、お子さんの成長の過程の一つですので、あまり深刻に悩まなくても大丈夫です。使ってほしくない言葉は是正しつつ、良い言葉を使ってもらえるよう、親御さんも一緒に頑張りましょう。たくさんの言葉に触れて、お子さん自身で考えて言葉を選んでいけるようにしていきたいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年09月29日私は2人目の子どもにいつまで授乳するか迷いながらも続けています。ある時、少しお話しができるようになった子どもが発した言葉に、かわいくてドキドキしてしまいました。あまりにかわいかったので、スマホで撮影をしようとした瞬間、子どもが予想外の反応をして……!?育児中のビックリエピソードをご紹介します。 えっ、かわいいと思っていた息子が… 息子のかわいい言い方にドキドキきゅんきゅんしていたら、途中からまた別のドキドキに変わりました……。そこにいたのは赤ちゃんではなく、しっかり物事を理解してかっこよく写真に写ろうとする少年でした!笑著者:悩みすぎこ5歳、1歳の2児の母。元会社員で、現在は在宅でイラストやマンガ制作をおこなっている。Instagram:@nayami_sugiko
2022年09月23日私には子どもが3人います。上の娘はもう3歳になり、私の子育ても3年目に入りました。だいぶしっかりおしゃべりができるようになった長女に言われた言葉で、自身の子どもへの接し方について振り返り、感じたことについてお話ししたいと思います。娘からのひと言でハッとしたある朝、保育園に行く身支度をしていると、「●●しなさいって言わないで。●●しようって言って」と言う娘。そのときは私も出勤時間が迫っていたので「準備をしようね」と言い直して、なんとかその場を乗り切ろうとだけ思っていました。 しかし、保育園への送迎も終わって落ち着いてからその言葉が妙に気になり、今までの子どもへの私の言葉を思い返してみました。するとたしかに、毎日忙しさを理由にして「●●しなさい」と口癖のように言っていることに気づいたのです。 母からの言葉を思い出した以前、娘が私の言うことを聞かないと母に相談したとき、母は「子どもは思い通りにならないものよ」と言いました。その言葉について改めて考えると、私は娘の立場に立って考えるよりも、どうやってこの育児や家事をこなしていくかに気をとられ、自分のペースで進めようとしていたなと思いました。 娘の立場に立って考えてみると、なぜなのかよく理解もできていない状況で「●●しなさい」と言われても理解できないし、私の言い方で娘も嫌な気持ちになっていたんだなと思いました。 夫に相談すると…そのことを夫に相談すると夫は、「俺は前からできるだけ●●しようかと声かけしているよ」と。そして「でも危険なことやどうしてもわかってほしいときは、●●しなさいとか、してはいけないと厳しく言うようにしているよ」と言いました。 確かに夫は、「●●しなさい」とは言いません。例えば食事のときなども、「もうすぐごはんだよ。自分の良いタイミングで席につくんだよ」と言っているのを思い出しました。 私は自分の娘への接し方について、さらに反省しました。 それからの私それから私は娘に何かしてほしいことがあるときは、きちんと理由を説明したうえで、「●●しようか」と促すような言い方を心掛けました。 すると娘は遊びの途中でも自分の中で気持ちを切り替えてくれるようになり、物事がスムーズに運ぶようになりました。また、危険な場面ではきつく言うことで、「これは本当にいけないんだ」と娘も理解してくれるようになりました。 これからの娘への接し方はもちろん、娘の下の1歳の双子への接し方もきちんと考えなければと思いました。まだ言葉はあまり理解できなくとも、威圧的な言い方や言葉は良くないと思うので、子どもたちをきちんと見守りつつ、子どもたちの意思も尊重した声かけをしていきたいです。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2022年05月21日現在、婿養子の夫と2人の子ども、そして高齢の両親とともに暮らしています。私の父は口が悪く、汚い言葉を使うのは日常茶飯事。私は、いずれ子どもたちが父の言葉をまねるのではないかと懸念していました。いろいろな言葉を覚えているなか、かわいい言い間違いをする息子。しかし、4歳になったころ、懸念していたことが起こってしまったのです……。長男のかわいい言い間違い長男が3歳のころ、かわいい言い間違いをしていました。「先生のおうち行ってきた」「先生のおうちで遊んだ」と言っていて、最初は何のことかわかりませんでした。しかしある日の朝、「先生のおうちやだ!」と発した言葉で「先生のおうち」が「保育園」のことだとわかりました。 朝から夕方まで保育園には先生たちがいるので、長男は保育園を先生たちが住むおうちだと勘違いしていたようです。それからしばらくは「先生のおうち」と言っていましたが、ある日を境に言わなくなりました。もうあの言葉は聞けませんが、今ではなつかしい思い出です。 乱暴な言葉を発する父…長男はかわいい言い間違いをする一方で、使ってほしくない言葉まで覚えてしまいました。 原因は一緒に住んでいる父です。 80歳間近の父は、何かとすぐに「ボケ!」「アホ!」などの乱暴な言葉を使います。前々から荒々しい性格でしたが、特に近年は乱暴な言葉を発する機会が増えました。 そんな父ですが、実は大の子ども好き! 長男も「じぃじー!」と父に懐いていて、2人で遊びに出かけることもしばしば。ついに長男が4歳になったころ、いつの間にか「アホ!」と父の言葉をまねるようになってしまいました。 父には厳重注意!頻繁ではないものの、2歳の妹とおもちゃの取り合いで喧嘩するときに「アホ!」と言うように……。すぐに父には「子どもたちがまねるから、乱暴な言葉は使わないで」と注意し、「お友だちにもアホとかバカとか言ったらどうするの」という問題点も伝えました。 父はすぐに納得してくれましたが、癖のように発していた乱暴な言葉づかいはなかなか直らず。今後は、父が乱暴な言葉を発するたびに注意し、徐々に減らしていく必要があると思っています。同時に長男にも「使ってはいけないよ」と伝えました。 長男はまだ4歳。これからさまざまな場所で、新しい言葉に触れていくでしょう。 今後は、使っても良い言葉と使ってはいけない言葉を学ばせる必要があるのかな、と思いました。乱暴な言葉を使うと「相手が悲しむかもしれない」ということを、いかに理解してもらえるかが課題だと感じています。さらに、子どもの良いお手本となれるように、父だけでなく私や夫の言葉づかいも気をつけたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:華彩 あんず4歳男児と2歳女児の母。婿入り婚で、両親と同居中。趣味は美容やコスメ集め。最近は2歳の娘もオシャレに興味を持ちはじめ、「早く一緒にショッピングを楽しみたい」と期待を膨らませる日々。美容や育児をはじめ、ブライダルや暮らしなど幅広いジャンルを執筆中。
2022年05月19日男の子だって泣きたい日もある。自分の思いがうまく伝えられないのは悲しい男の子には強い人になってほしいと思うお父さんお母さんもいるかもしれません。そんな風に思っていても我が子は泣いてばかり、とため息をつきたくなる日もあるでしょう。よく泣く子は幼くも見え、いつまで経っても成長が見られないと感じる日もあります。しかしその子自身も自分の気持ちをうまく伝えられないことに歯がゆさを感じている場合もあります。子どもの言葉にならない思いを受け止め、お母さんが言葉にしてあげましょう。男の子なのに泣き虫でいいの?ちょっとしたことで泣く我が子が心配になる5歳のAくんは笑うときは大声で笑い、泣くときは声を大きく上げて泣きます。感情をストレートに表現するAくん。お母さんは子どもらしくてかわいいなと思う反面、困ることもあります。それはちょっとしたことですぐ泣くこと。時には泣き過ぎてなんで泣いているのか自分でも分からなくなる程です。こんなに泣き虫でいいのかなと心配になるお母さん。「泣いてばかりじゃわからないでしょ」と言いたくなることもあります。お母さんが代弁した言葉を聞くことで、子どもは伝え方を覚えていく自分の思いを最初から言葉で伝えることができる子はいません。泣いているけど自分がどんな気持ちでいるのか、どんな言葉を使えば自分の思いを伝えられるのか分からないものです。「○○がやりたかったね」「手伝ってほしいんだね」とお母さんが代弁することで、自分の思いをどう言葉にすれば相手に伝わるのかを知ることができます。繰り返し伝え続けることで、少しずつでも自分の言葉で伝えられるようになるでしょう。気持ちを伝えられないストレスを軽減し、親子の絆を深めることにもつながる自分の気持ちをうまく伝えられないことは大人でもストレスになるもの。子ども自身も伝えられないもどかしさを感じています。そんな中、お母さんが子どもの思いを真剣に聞き代弁することで、お母さんは自分の気持ちをわかってくれているという安心感が子どもに生まれます。そうして子どもはお母さんの愛情を感じるでしょう。お母さんが子どもの思いに向き合えば、より子どもとお母さんの絆を深めていけますよ。今日の1日1成長うまく言葉にできない子どもの思いはお母さんが代弁して伝え方を示そう子どもの自己開示力も1成長、お母さんの受容力も1成長。みきいくみ(文)わたなべゆみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)あわせて読みたい🌈手がかからなくなっても目は離さない!子どもの成長を発見しよう
2022年03月22日子どもに直してほしい行動が変わらないワケは、否定語での言葉がけにあり子どもを注意するとき、どのような言葉をかけていますか?余裕がないと「◯◯しないで」と、つい否定語が多くなるのではないでしょうか。しかし否定語では、お母さんが子どもにしてほしいことが伝わりません。子どもも具体的に何をすればいいか分からないため、結局お母さんが直してほしい行動も変わらないのです。でも大丈夫!「◯◯しないで」を肯定語に言い換えるだけで、子どもがぐんと理解しやすくなります。子どもに思いが伝わらない!公園遊びで毎回ヒヤヒヤするお母さん6歳のわんぱくなCくん。よく行く公園にある、お椀型の滑り台がお気に入りです。しかし滑り台にはきちんとした階段がなく、背面にある鉄の手すりや周りの岩をつかんで登ります。少しでも手を滑らせたら落ちてしまうため、お母さんは「落ちないでね」とCくんに何度も伝えますが、当の本人は気にも留めていない様子。登っている最中にお友だちとぶつかっているのを見ると、ケガでもしないかといつもドキドキです。脳は否定語を理解できず、最初に聞こえた言葉を想像してしまう傾向がある「◯◯しないで」という言葉、つい言ってしまいますよね。これは“否定命令”と呼ばれ、子どもに“本意”が伝わらない言葉です。子どもに言葉を届けたいなら、肯定語を使いましょう。また「落ちないで」と言うと、落ちる可能性がなんと50%上がるとも言われます。「ピンクのイルカを想像しないで」と言われるとピンクのイルカを想像してしまうように、子どもの脳も否定語を理解できず、してはいけない行動の方に意識がいってしまうのです。今日からできる!子どもに伝わっていないと感じたら、まず口ぐせを見直そう子どもが落ちそうだなと思ったときは「手すりにつかまって」で良いんです。毎回注意しているのに…と悩むお母さんは、もしかしたら「◯◯しないで」が口ぐせになっているかも。子どもに声をかける前に少し立ち止まって、肯定的な言葉に置き換えると何だろう?と考えてから伝えてみましょう。そうすれば、子どもはするべきことを理解して行動に移しやすいです。「うちの子、全然言うこと聞いてくれない」も改善していくでしょう。今日の1日1成長「落ちないで」は逆効果!「つかまって」と肯定語で言い換えよう子どもの判断力も1成長、お母さんの表現力も1成長。みやもとまどな(文)さわどあさみ(編集)日本キッズコーチング協会(監修)月いっぱいで長期連載「1日1成長お母さん」がフィナーレを迎えます!今度は舞台をYouTubeに移して、ママの皆さんのお悩みに竹内エリカ先生がアドバイスをします!進級・進学などに関するお悩みについてエリカ先生に聞いてもらいたい方は【3/1(火)~3/18(金)】の期間中に、●ニックネーム●お子さんの性別、年齢●お悩み内容上記の情報を記載の上、以下のアドレス宛にメールをお送りください。皆さんのご応募、お待ちしております!info@mamagirl.jp※件名に必ず「エリカ先生」と入れてください。※応募件数によっては回答できない場合がございますので予めご了承ください。 あわせて読みたい🌈子どもが伝えられない思いは、お母さんが代わりに言葉にしよう
2022年03月11日メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんが、子どもに言ってはいけないことについてお話ししてくれました! できれば避けたほうがいい言葉や言ってしまったあとにできることなどまとめて解説!今では、ネットや情報誌などでは“子どもに言ってはいけなこと”があふれています。あまりにたくさんありすぎて、親にとっては覚えるのも大変ですし、言ってしまったあとで「これは言ってはいけなかったのか」と後悔することも多々あるでしょう。 親だって人間ですから、余裕がないとついつい子どもを傷つけるようなことを言ってしまうこともあると思います。では、本当に子どもに言ってはいけないこととはどのようなことなのでしょうか。 できれば避けたいこと実は絶対的に子どもに言ってはいけないことはありません。ご自身を考えてみていただいてもわかるように、今“子どもに言ってはいけなこと”とされている言葉を親から言われた経験がある方はたくさんいると思います。 たとえば、・きょうだいやお友だちと比較するようなことEx.○○はできるのに、なぜあなたはできないの?・存在を否定することEx.あなたなんていなければいいのに・容姿を否定することEx.〇〇ちゃんはかわいくないわね・理不尽な言葉Ex.あなたはお姉ちゃん/お兄ちゃんなんだから・何かをだしにして子どもにしてほしいことをさせるEx.△△したら、ご褒美に□□を買ってあげる・過程ではなく結果を褒めるEx.100点とってえらいね!などなど。 これらは、できれば言わないほうがいい言葉には違いありません。けれど、子どもによって受け取り方はさまざまで、非常に気にする子もいれば、まったく気にしない子もいます。 またこの先、成長していくなかで、他人から嫌なことを言われることもあるでしょう。わざわざ傷つけるようなことを言う必要はまったくありませんが、親があまり神経質になる必要もないのです。 やってはいけないこと絶対的に言ってはいけないことはありませんが、やってはいけないことはあります。 ・子どもが傷つくとわかっていながら、言ってはいけないとされるようなことばを繰り返し言うこと・自分が言われて嫌だと思うことをあえて子どもに何度も言うこと これらは、子どもをたしなめるという理由をつけて、親の気分をスッキリさせることに子ども利用している場合が多いからです。言っている内容よりも、子どもに対して悪意があることのほうが問題です。なぜなら、悪意は少なからずとも確実に伝わります。 一度ひどいことを子どもに言ってしまったとしても、親から愛されていると感じられれば、子どもはこの先も前向きに生きていく糧をもつことができます。ただそこに、「もしかして本当にそう思っているのかな……」「ママは私が嫌いなのかな」という疑問が生じたとき、トラウマになりかねない暴力的な言葉に変わってしまうのです。 実はトラウマはない!?ここまで、子どもにとってトラウマになりかねない声かけについてお話ししましたが、一方で、『嫌われる勇気』でもおなじみの心理学者アルフレッド・アドラーの説によれば、トラウマはないとされています。 たとえば、親からかわいくないと何度も言われ続け、自信をすっかり失って閉じこもってしまった人がいるとします。親からかわいくないと言われたことが原因=トラウマと考えられる場合が多くありますが、アドラーは、閉じこもるのがその人にとって都合が良いため、親からかわいくないと何度も言われたという原因を後付けしたと考えます。 この説には賛否がありますのでここでは深く掘り下げませんが、少なくとも、子どもが親から言われて傷ついたことが、結果的に子ども自身がトラウマであると感じてしまう可能性はあるわけです。言ってしまって、“しまったな”と思ったら、お子さんにしっかり謝りましょう。 まったく悪気なく言ったひと言にお子さんが傷ついてしまうこともありえます。これは言ってはいけない、あれは言ってはいけないと神経質になるより、お子さんが何に傷つくのか、反対にパパやママはどのようなことを言われたら嫌なのか、お子さんとざっくばらんに話せる環境こそが一番大切ではないでしょうか。 著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2022年03月02日どう伝えていいかわからない。そんな思いがきつい言葉になることもある友だちに優しくできる子になってほしいと思っているお母さんは多くいます。しかし友だちとのトラブルは子どもの成長の中ではつきもの。「いっしょに遊びたくない」「Aくんは嫌」とお母さんが驚くような言葉や口調できつく友だちに言ってしまうときもあります。しかし、この口調は必ずしも友だちを傷つけようと思って言っているとは限りません。中には自分の思いをどう伝えていいかわからず、言った子自身も苦しんでいる場合もあります。育て方がいけなかった?今までに見たことのない子どもの姿に戸惑うお母さんお母さんは5歳のRくんについて最近気になることがあります。それは友だちに言う言葉がきついことです。ある日幼稚園に迎えに行くと「もう入れてあげない。いっしょに遊んであげない」と友だちに怒っている姿を見ました。何か嫌なことでもあったのかなと思う反面、いつもは優しいRくんなのでその姿にお母さんはビックリ。嫌なことがあったとしても違う言い方があるのに、なんでそんな言い方をするんだろうとその姿を信じられずにいました。子どもからきつい言葉が出たときこそ、子どもの思いを聞き受け入れよう子どものきつい言い方に、相手を傷つけようとしているのではと不安になることもあるでしょう。実は、自分の思いを伝えることが苦手な子も中にはいるのです。自分が嫌だと感じている気持ちをどう伝えていいか分からないため、結果的にきつい言葉になってしまうのです。まずは「どうしていっしょに遊びたくないって思ったの?」と苛立っている子どもの思いを聞きましょう。お母さんが受け入れてくれることで、ありのままの思いを出せるようになります。子の思いを聞いたらお母さんはその気持ちを代弁すると伝えられるようになるお母さんは「嫌だったのね」「謝ってほしかったのね」と気持ちを代弁しましょう。子どもは快・不快の感情は自覚していても、自分がどうしてほしかったという細かな思いに自分自身でも気づいていないことがあります。代弁された言葉を聞くことで自分が何を嫌と思っていたのかが分かります。また代弁することで、きつい言葉を使う以外の自分の思いを伝える方法を知ることもできます。自分の気持ちを理解できるよう、お母さんは声かけしましょう。今日の1日1成長きつい言葉は自分の思いを伝えたいサイン。子どもの思いを代弁し整理しよう子どもの伝える力も1成長、お母さんの受容力も1成長。みきいくみ(文)吉田あき(編集)日本キッズコーチング協会(監修)
2022年02月22日国際結婚というとなんだか甘〜いイメージを抱きがちですが、実際のところどうなのでしょうか?育った国が違えば、文化や価値観が違うのも当然、といえば当然。そこで、お互いの歩み寄りが必要になるわけですが…。スイス人の夫と、新婚当初から食にまつわるカルチャーギャップに困ってしまったケイコモエナさん。また、その悩みは娘の偏食問題に発展し…。■スイス人の夫と国際結婚。しかし夫の謎行動が気になるスイス人の夫と結婚したケイコモエナさん。結婚後、食のカルチャーギャップが頻繁に起こり、理想と現実という壁にぶち当たることに…。特に、魚料理では問題続出!夫の食文化に合わせるとみるみるうちに太ってしまったので、やはり健康的な日本食を作ろう!と張り切ってみたものの…。■今度は息子や娘の食問題に悩み炸裂!?お互いの好みを把握し、嫌いなものは作らないことでようやく落ち着いた食バトル。しかし、息子が生まれたことでやはり、息子には健康的な日本食で育って欲しいと思ったところ…。、息子はモリモリ食べてくれるので自信がついてきました。しかし、次に生まれた娘は真逆!どんなに頑張っても食べてくれません…。しかし、そんな悲愴感漂う日々にラジオから一筋の光が!なんでもバランスよく食べないといけない…! とガチガチの子育てになっていたケイコモエナさん。あるラジオや友人の言葉がきっかけで、ハッと大切なことに気づきます。それは、一体何だったのでしょうか?読者からも国際結婚や子育てにまつわるコメントがたくさん届いています!■国際結婚に食の悩みはつきもの?国際結婚をしている読者からも、食にまつわるお悩みコメントが!・旦那はオージーで、動物を殺してまでは…との考えのベジタリアン(卵や調理されたエビと鮭は食べます)、娘もかなりの偏食あり…。旦那と娘は、自分の好きな物ならたくさん食べますが、あまり好きで無いものに関しては、小食です。なので、毎回3人それぞれ違った物を作ったり…。料理する事が段々苦痛になっています。・うちも国際結婚です。おまけに食生活、文化は日本と全く異なる国の出身です。最初は私も彼に歩み寄る努力をしましたが、疲れてしまいました。そして、子どもを授かり、離乳食が始まると国際電話で姑に「幼い頃から辛い物を与えないと、ずっと食べられない」と意味不明な指導が入りました(夫は辛い物が溢れてる国の出身です)。・外国人の夫は魚、特に青魚が好きではないようです。嫌いとは言いませんが何で魚?と尋ねてきます。休日の晩御飯にお魚を出すと、明日からまた仕事なのに、魚…と言います。お刺身やお寿司は食べるので、魚の匂いに抵抗があるようです。■国際結婚だけじゃない、食のあるある問題に共感の声国際結婚に限らず、家族の食卓についても様々な声が寄せられています。・食が合う人と、うまくやっていきやすいとは聞いていたのですが、奥さん工夫して料理されているなと思いました。ソース味で料理を味付けして、食べられるものが増えるといいですね。トマトソースが食べられるなら、またそれで他の料理をしてみるとか。魚が苦手なら無理して食べることないと思います。体質的に向かない食べ物はありますから。 あと、ちゃんとご主人の幼い頃の気持ちを理解しようとされているところも、いいなと思いました。描かれている漫画、すごく面白いです。・日本人の家庭でも それぞれ親の方針が違うんだから、外国の家庭でも、同じなんだなあと。結婚するというのは やっぱり生活だから食事の相性は重要だし、思いやりだし、努力だなあ と改めて思いました。・異国との文化の違いに限らず、国内でも地域による味付けの違い、家庭環境による嗜好の違いがあると思います。また息子に関しては、学校から家庭での栄養管理も促され、私も一日30品目!6大栄養素!と思っていましたが、家族ならこそお互い歩み寄り、著書のように楽しい食卓を囲める事に幸せを見いだせていければと思いました。・夫さんの食問題から始まって、家族の食事作りに対しての努力がとても素晴らしく、こんな伴侶やお母さんがいる夫やお子さんはとても幸せですね。ゆあちゃんのベジタリアンのお話で、留学時代のスイス人の女の子を思い出しました。ある日一緒にランチをした時に彼女がベジタリアンだと知りました。小さい時からお肉のにおいがダメで、家族の中で唯一ベジタリアンだと言ってました。小さい時からお肉が無理とかあるんだなぁ、それでもこんなにすらっと背が高く、健康的に育つんだなぁと感心したのを覚えています。ゆあちゃんもきっと素敵な女の子になっていくんだろうなぁと思いました。もちろんイチくんも! 貴重な経験のお話、ありがとうございました。家族内でも食の好みが違うと料理を作る人は大変ですよね…。ケイコモエナさんはどのように折り合いをつけたのでしょうか? また、固定観念から救ってくれたラジオや友人の言葉とは何だったのでしょうか? 気になる連載はウーマンエキサイトに掲載されています!▼スイス人夫vs日本人妻 結婚と同時に「食の好みが合わない」バトル勃発!?/スイス人夫VS日本人妻〜家族の偏食、どう乗り切る?〜
2021年10月30日20代から30代女性が集まるanan総研メンバー約200人に「子どもに言われた衝撃的な言葉」をリサーチしました。グサリと心に刺さるセリフの数々をお届けします。傷つくけれど、子どもだから許せるものばかり!?女性約200人に聞いた「子どもに言われた衝撃的な言葉」6選20代から30代女性の集まるanan総研メンバー約200人に、「子どもに言われた衝撃的な言葉」をリサーチしたところ、「子どもは正直」と再確認できるフレーズがずらり。みなさん、さぞかしショックを受けたことでしょう。心中お察しします…。我が子からの耳が痛い助言「3歳の息子に『もうちょっとオシャレしたら?』と言われた」(30歳・自営業)「我が子に『ママ、怒ってばかりで怖い』と言われた」(32歳・会社員)ハッと気づかされる方も多いのはないでしょうか。育児って本当に大変で、容姿にかまっていられないときや、メンタルが安定しないときだって、子どもを産む前よりも数多くありますよね。そのぶん、子どもに愛情を注いでるってことなんですけど…子どもにはそんな苦労は伝わらなくて当然です。夫に言われたらカチンとくる内容も我が子であれば…受け止められますよね、素直に認めましょう(笑)。見た目(?)を指摘されたひと言「幼稚園実習で3歳児に『おっぱいがないね』と言われた。…うん、確かに全然ないけども、ささやかにあるんだよ……」(27歳・大学生)「親戚の子に『〇〇(私の名前)おばさん』」と呼ばれた。本当に“叔母さん”だから間違ってない!間違ってないけど響きがどうしても受け入れられなかったので『〇〇お姉ちゃん』と呼ぶよう訂正し、おばさんと呼ばれても答えない旨を説明しました(笑)」(31歳・会社員)大人なら心の声で抑えることが、いとも簡単に言えてしまうのが、まさに子どもですね。特に2つ目は、30代前半なら正直まだまだ言われたくない呼び名でしょう。その子は「叔母さん」として言ったのでしょうが、呼ばれたほうはちょっと敏感になってしまうのもよくわかります。普通に応えてしまうようになった時が、「おばさん」になったということなのかもしれませんね。ひたすら心にグサッときたセリフ「元カレの家にいったとき、『また違う彼女?』と、彼と年の離れた兄弟に言われてけっこうグッと刺さった(笑)」(29歳・自営業)「友達の家に6歳の甥っ子を連れて行きました。『私ともうひとりのお姉ちゃん(友達)どっちが好きか』という話になり、甥っ子は『もうひとりのお姉ちゃん』と答えた。ショックを受けた」(31歳・専門職)ひとつめは、彼の知られざる側面がわかり、よかったとも言えるのはないでしょうか。元カレということで別れて正解だったのかしれません。ふたつめも、6歳なりの社交辞令と思えば、甥っ子は世渡り上手として立派に生きていけそうです(笑)。以上、女性約200人に聞いた「子どもに言われた衝撃的な言葉」6選でした。子どもは良くも悪くも本音を言う生き物。だから、子どもなんです。言われてもメゲずに生きていきましょう。©Anchalee Yates / EyeEm/Gettyimages©Lisa Barnes/Gettyimages文・田中亜子
2021年06月07日私には子どもが3人います。上の娘はもう3歳になり、私の子育ても3年目に入りました。だいぶしっかりおしゃべりができるようになった長女に言われた言葉で、自身の子どもへの接し方について振り返り、感じたことについてお話ししたいと思います。 娘からのひと言でハッとしたある朝、保育園に行く身支度をしていると、「●●しなさいって言わないで。●●しようって言って」と言う娘。そのときは私も出勤時間が迫っていたので「準備をしようね」と言い直して、なんとかその場を乗り切ろうとだけ思っていました。 しかし、保育園への送迎も終わって落ち着いてからその言葉が妙に気になり、今までの子どもへの私の言葉を思い返してみました。するとたしかに、毎日忙しさを理由にして「●●しなさい」と口癖のように言っていることに気づいたのです。 母からの言葉を思い出した以前、娘が私の言うことを聞かないと母に相談したとき、母は「子どもは思い通りにならないものよ」と言いました。その言葉について改めて考えると、私は娘の立場に立って考えるよりも、どうやってこの育児や家事をこなしていくかに気をとられ、自分のペースで進めようとしていたなと思いました。 娘の立場に立って考えてみると、なぜなのかよく理解もできていない状況で「●●しなさい」と言われても理解できないし、私の言い方で娘も嫌な気持ちになっていたんだなと思いました。 夫に相談すると…そのことを夫に相談すると夫は、「俺は前からできるだけ●●しようかと声かけしているよ」と。そして「でも危険なことやどうしてもわかってほしいときは、●●しなさいとか、してはいけないと厳しく言うようにしているよ」と言いました。 確かに夫は、「●●しなさい」とは言いません。例えば食事のときなども、「もうすぐごはんだよ。自分の良いタイミングで席につくんだよ」と言っているのを思い出しました。 私は自分の娘への接し方について、さらに反省しました。 それからの私それから私は娘に何かしてほしいことがあるときは、きちんと理由を説明したうえで、「●●しようか」と促すような言い方を心掛けました。 すると娘は遊びの途中でも自分の中で気持ちを切り替えてくれるようになり、物事がスムーズに運ぶようになりました。また、危険な場面ではきつく言うことで、「これは本当にいけないんだ」と娘も理解してくれるようになりました。 これからの娘への接し方はもちろん、娘の下の1歳の双子への接し方もきちんと考えなければと思いました。まだ言葉はあまり理解できなくとも、威圧的な言い方や言葉は良くないと思うので、子どもたちをきちんと見守りつつ、子どもたちの意思も尊重した声かけをしていきたいです。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:松裏幸恵二男(二卵性の双子)一女の母。薬剤師として働きながら子育てをしている。自身の妊娠・出産・育児に関する体験談を中心に執筆中。
2021年05月22日みなさんは自分の子どもがサッカーのことで親に言われてうれしい言葉って、どんな言葉だと思いますか?逆に言われてイラっとする言葉は?先日開催された「こどもが主役」で子どもたちが設営から選手交代、試合の審判まで主体的に行うフォレストカップにて何人かの保護者、小学生にインタビューを行いました。その中から、子どもたちに聞いた「親に言われて嬉しい言葉」「イラっとする言葉」をご紹介します。普段お子さんがどう思っているのか、気になる保護者の方も多いですよね。これからもお子さんのサッカーを応援する上での参考にしてみていただければ幸いです。フォレストカップでは、子どもたちが会場設営、当日の運営、審判まで務めます。(この日は大会OBの中学生たちが審判を務めました)<<「失敗してよかったね」というコーチの言葉が子どもを成長させる。保護者も共感のその理由とは■子どもたちが言われて嬉しい言葉保護者の皆さんも大体想像がついているかもしれませんが、サッカーを頑張っている子どもたちが親に言われて嬉しい言葉を聞いてみると、ほとんどの子がプレーを誉められたときと回答。「いいプレーだったね」「あのプレー良かったよね」「頑張ってたよね」と言ってくれるのが嬉しい、と笑顔で答えてくれました。試合の時などに観戦に来てくれて、自分の頑張ったところや良かったプレーを誉めてもらえるのは子どもにとって嬉しいもの。何より「見ててくれた」ということで喜びを感じるのです。「言われて嬉しい言葉」はお子さんのやる気を引き出すことにもつながります。時に親御さんも試合の結果に熱くなってしまうこともあるかもしれませんが、どの試合でもわが子の良い所を見つけてあげるようにしましょう。■親に言われてイラっとする言葉では逆に親に言われてイラっとした言葉や行動を聞いてみると、以下のような答えが返ってきました。「あの時こうしたらよかったんじゃない?」「どうしてパス出せなかったの?」という、プレーについて言われるのが嫌だという声がたくさん聞かれました。やっぱり子どもたちにとって一番嫌なのは親からのダメだしのようです。自分でいいプレーができなかった、判断が良くなかったことは十分わかっているのに、親からも「あれが良くなかった」「どうしてできなかったの」など否定されたらイライラが募るもの。保護者の方も「わかってはいるんだけど、つい言っちゃうんだよね~」という方も少なくないですよね。何気なく言ってしまうこともあるかもしれませんが、その一言がお子さんを不機嫌にさせてしまうこともあるので注意です。ほかには「いいプレーをしたのに見てなかった」という回答も。試合でいいプレーがあったのに、試合後に話したときに親がその瞬間を見てないとガッカリする、と正直な気持ちを語ってくれた選手もいました。上述したように、子どもたちはいいプレーをちゃんと認めてもらいたいもの。ほかの保護者との会話や、わが子の雄姿をカメラに収めようとシャッターを切ることに夢中になって、いいプレーを見逃してしまうこともありませんか。頑張っている子どもを写真に残すのも大事ですが、子どもにとって何より嬉しいのは親が自分のプレーをしっかり見ていてくれることですので、できる限りピッチ内に目を向けてあげましょう。■親にダメだしされた時の反応続いて親にダメ出しをされたときに何と返すかを聞いてみると、今回話を聞かせてもらった子どもたちからはこんな回答がありました。「そうだね、と返す」(ダメ出しの内容が合っているから)「うるせ~、うるせ~、うるせ~♪とふざけて交わす」「うるさい!プレーしてるのは自分だから!!と言う」「うるさい!と思うけど口では言わない。心の中で言う」そうだね、と返す子たちの意見としては「親の指摘した内容が正しくて、自分もそう思うから」というものでした。自分で良くなかったと反省しているポイントを指摘され、それを素直に受け止めているということのようです。「うるさい」と思っていると答えた子が圧倒的に多かったのですが、実際に口に出す子と口に出さない子がいるようです。これまでサカイクでもたくさんお伝えしてきたように、プレーしているのは本人なので本来はダメ出しではなく頑張ったポイントを誉めてあげてほしいのですが、親御さんも「わかっているけど言っちゃいます(苦笑)」という方も多いもの。今回、会場でお話を伺った親御さんの中にも「プレーの指摘しちゃいます。うちの子は『うるさい!プレーしてるのは自分だから!!お父さんお母さんはサッカーしてないでしょ』と返してきます。その通りなんですよね」とおっしゃる方もいました。うるさい!プレーしてるのは自分だから!!と自分の感情を親にぶつけられるのは、いいことです。親御さんもそれ以上プレーの指摘を重ねず、「そうだね」とわが子の主張を受け止めてあげましょう。■「うるさい」と心の中で言う理由一方で「うるさい」と思っているものの「口では言わない」派もちらほら。その理由を聞いてみると、意外にも子どもたちの方が大人を分かっている答えが返ってきました。いわく、「心の中で言う理由は、返事を返すと親が逆切れしてさらにギャンギャンわめきたてるから」とのこと。ダメ出しをされた際にイラっとして口答えをすると、親がカッとなってさらに畳みかけてくるので「うるさいな~」と思いつつ口には出さず、心の中で文句を言うのだと教えてくれました。今回お話を聞かせてくれた子どもたちの話しでは、親に委縮して「言えない」のではなく、親がヒートアップするのが面倒で「言わない」ようにしているのだとか。子どもは案外大人のことをよく見て理解しているのだと感じさせられた回答でした。いかがでしたでしょうか。年頃になると恥ずかしさもあって、親に言われて嬉しい言葉、イラっとする言葉など本音を話すことも少なくなってくるものですよね。ぜひ今回のインタビュー結果を参考に、これからもお子さんの「サッカーが好き」を応援してあげてください。
2021年04月28日子どもにとって、親から向けられる言葉の影響力は計り知れません。わが子にはできるだけ、傷つけるような言葉をぶつけないようにしよう、と心がけてはいても、思い通りにいかずにイライラしたりカッとなったり……。今回は、「子どもに絶対言ってはいけない言葉」について解説し、子どもの自己肯定感を育むだけではなく、親のストレスも軽減される「効果的な声かけとほめ方」を紹介していきます。親の言葉が「子どもの人生の土台」をつくる「いつも穏やかな気持ちで子どもに接したいのに、カッとなるとつい厳しい言葉をぶつけてしまう」「自分の言葉が子どもの人生に悪影響を与えているのではないかと不安になる……」このような悩みを抱えている親御さんも多いのではないでしょうか。真剣にわが子と向き合っているからこそ、親はいつも悩み、不安を感じてしまうもの。「いまの親は思い込みに縛られていて、せっかく愛情があるのに空回りしていることが多い」と述べるのは、教育評論家の親野智可等先生です。みなさんも、ネットの情報やSNSなどを見ては、他人と比較して落ち込むこともあるはず。自分の育児法に自信がもてなくなると、子どもとの向き合い方までもわからなくなってしまいます。親もひとりの人間なので、思い通りにいかない子どもにイライラしたり、感情的になって怒鳴ったりすることもあるでしょう。しかし、親から言われ続けた言葉は、知らず知らずのうちに子どもの心に深く刻み込まれることも事実です。一般社団法人日本キッズコーチング協会理事長の竹内エリカさんによると「親の言葉は子どもにとって一種の暗示のようなもの」であり、「『あなたはできる』と言われて育った子は恐れずに挑戦する子になるなど、親の言葉が価値観の基礎になる」と指摘しています。逆に、親から「あなたって本当にダメな子ね」と言われ続けると、子どもの自己肯定感は育まれません。それどころか、チャレンジ精神が失われ、ちょっとした壁にぶつかるとすぐに諦めるような無気力さばかりが目立つようになるでしょう。このように、親からかけられた言葉が子どもの人格形成や、生きていくうえで身につけておきたい「自己肯定感」に強い影響を及ぼすことはよく知られています。親が子どもに “絶対に言ってはいけない” 言葉続いて、親が子どもに言ってはいけない言葉について、具体的に解説していきます。■子どもの存在そのものを否定する言葉「あんたなんて産まれてこなければよかったのに」「お前なんていないほうがいい」「捨ててしまいたい」これらの言葉は、どんな場合であっても決して言ってはいけません。もちろんほとんどの親は、このような言葉を発したことはないでしょう。しかし、ときに冗談や過剰な謙遜、周囲への照れなどから軽い気持ちで言ってしまうケースも。たとえ冗談でも、言われた子どもは心に深い傷を負うかもしれません。大人になって何かにチャレンジしようとしたとき、幼いころに親から存在を否定されたことを思い出し、「どうせ自分なんか」と一歩も踏み出せなくなってしまうこともあるので注意が必要です。■子どもの人格を否定する言葉「あなたって意地悪な子ね」「どうしていつも迷惑ばかりかけるの!」たとえばお友だちを叩いてしまったとき、「お友だちを叩くなんて乱暴な子ね!」と子どもの人格を責めるか、「お友だちを叩くのは悪いことだよ」と行動そのものに対して注意をするかで、受け取り方は大きく変わります。『子どもが一週間で変わる親の「この一言」』(三笠書房)の著者の波多野ミキさんは、「人格を否定されるようなことを言われ続けると、だんだんとネガティブになり、『自分はダメな子なんだ』と思うようになります」と警鐘を鳴らしています。あくまでも「子どもの行動そのもの」に目を向けて、人格を否定しないように気をつけて。■子どもの能力を否定する言葉「何度やってもできないなんてダメな子ね」「お前には無理だ」自分の能力を否定される言葉で叱られ続ける弊害について、前出の親野先生は次のように述べています。よく見られるのは、「ダメな自分は親から愛されないのではないか」という不安から、わざと心配させるような行動をとり、「こんなに心配してくれているから自分は愛されているんだ」という確認作業を行なうこと。また、子どもは自分が叱られながらも、親の口調や態度をよく観察しています。その結果、親の叱り方をまねするようになることも。弟や妹、友だちに対して、できないことをとがめるような口調で責めるようになる前に、親自身の叱り方を見直す必要があるでしょう。■兄弟・姉妹や他の子と比べる言葉「お兄ちゃんはできるのに……」「お友だちに負けないように頑張りなさい!」『叱りゼロ!「自分で動ける子」が育つ魔法の言いかえ』(青春出版社)の著者でプロコーチの田嶋英子さんは、「わが子とほかの子どもを比べてしまうのは、ちゃんと成長しているかどうか確かめて安心したいから」と説明しています。しかしたいていは “できている子” と比べてしまうため、結果的に不安が増してしまうことが多いそう。比べられて育った子は、劣等感が強くなり、自分に対してマイナスのイメージを抱くようになります。比べるなら過去のその子自身、つまり半年前や一年前の姿を思い出して、「ずいぶん成長したね」と前向きに考えるようにしましょう。伝えたいことは間違っていなくても、選ぶ言葉によって子どもの心を深く傷つけることがあります。親が発する言葉の重みや責任について、一度立ち止まって考えてみる必要がありそうですね。カッとなる前に押さえておきたい!叱り方のポイント2つ子どもの性格や家庭の方針によって叱り方はさまざまですが、状況に応じて即座に正しい声かけをするのは容易ではありません。カッとなってとっさに人格を否定するような言葉が出てしまうこともあるはずです。自分の言葉に後悔して落ち込まないように、「これだけは押さえておきたい叱り方のポイント」を覚えておきましょう。■子どもが自分から動けるような「具体的な提案」をするNG:「こんなに散らかして!なんで片づけないの!?」OK:「まだ遊びたいのかな?遊び終わったならおもちゃを箱にしまって、おやつにしようか」毎日毎日同じことを注意しているのに、いつまでたっても自分から動こうとしない、と悩んでいませんか?だからといって、ついイライラして感情のままに叱っても、状況は改善されません。前出の田嶋さんは、「子どものよい部分に目を向け、自己肯定感を高めながら、できていないところも直すことを心がけて」とアドバイスしています。「小さいおもちゃはこの箱に、大きいものはこの箱に入れようか」など、具体的に指示を出しながら促すとスムーズに行動できるようになるでしょう。■「私」を主語にすれば、子どもを責める口調になりにくいNG:「(あなたは)何回言ったらわかるの!」OK:「(私は)○○してくれると嬉しいな」子どもを叱るとき、無意識のうちに相手を責めるような口調になっていたら要注意。親業訓練協会の瀬川文子さんは、「子どもを叱るのは、たいてい子どもの行動に対して親が気に入らないとき。だから『どうしてそんなことをするの!』という表現になってしまう」と説明しています。これは「あなた」を主語にした叱り方であり、相手を責めるニュアンスが強く、責められたほうは言い訳や反発をしてしまうという悪循環を生むことも。子どもに注意するときは、「(私は)こうしてほしい」「(私は)こんな気持ちになった」と、「私」を主語にするようにするといいでしょう。「叱る回数」よりも「ほめる回数」を増やしてみませんか?子どもを叱りつけるたびに後悔し、自分を責めてしまいがちな親御さんは、「子どもをほめること」を意識して過ごすように心がけましょう。親御さんのストレスが軽減されるのはもちろん、お子さんの自己肯定感もぐんぐん上がりますよ。■子どもが失敗したときこそ、ほめるチャンスです!たとえば、お片づけを「していない」ことばかりに目が向いてしまうケースでは、お片づけを「してくれた」ときにしっかりとほめるようにします。その際には「きれいになって気持ちがいいね」「片づけてくれて助かるよ」と、感謝の気持ちもプラスしましょう。また、お子さんが何かに挑戦して失敗してしまったときも、ほめ言葉を伝えるチャンスです。結果だけに着目するのではなく、そのプロセスやがんばった姿を認めてあげることで、子どもの自信につながります。「親は子どもの『できる』『できない』に目を向けがちです」と苦言を呈するのは、東京都市大学人間科学部教授の井戸ゆかり先生。がんばってもできなかったときは、「つらかったね」「次はきっとできるよ」「一緒にやってみようか」と励ましながらも、がんばったことをしっかりとほめてあげるといいでしょう。■ニコニコして子どもを見守るだけでも効果ありなかには「ほめるのが苦手」「どうやってほめればいいの?」と悩んでいる親御さんもいるのではないでしょうか。発達心理学が専門で恵泉女学園大学学長の大日向雅美先生は、「ほめることにテクニックはない」ときっぱり。ただし、「『何かができるから、いい子』というほめ方はしない方がいい」とアドバイスしています。「これができたからいい子だね」と条件つきでほめてしまうと、子どもは「次も親の期待に応えなければならない」とプレッシャーを感じてしまうそう。また、乳幼児教育学が専門で玉川大学大学院教授の大豆生田啓友先生は、「ほめ方には、『見守る』ことも含まれる」と述べています。子どもの様子を見て、「がんばっているんだな」とニコニコしながら見守ってあげることも、子ども自身が「自分は認められている」と感じることにつながるので、十分効果的だといえるでしょう。もっと具体的に「子どもをほめる基準」や「子どものほめ方」を知りたい方は、ヒューマンアカデミーの通信講座「ほめ育子どもコーチング講座」をおすすめします。子どもの長所を伸ばすだけでなく、親自身の成長も感じることができると注目されている「ほめ育」。しっかりと基礎から学ぶことで親子の絆が深まり、子どもの自己肯定感アップにもつながりますよ。***普段あまり意識していなくても、子どもにとって親の言葉は強い影響を及ぼします。今回ご紹介した「叱るときに注意したいこと」と「ほめるときのポイント」を覚えておけば、親子のコミュニケーションはより豊かになるでしょう。(参考)PHPファミリー|子どもの「性格の土台」は親の言葉がつくる東洋経済オンライン|親が子どもにうっかり授ける「裏の教育」PHPのびのび子育て 2021年3月特別増刊号,PHP研究所.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「私メッセージ」の叱り方で子どもが変わる!親は怒りではなく“第一次感情”に注目してNHK すくすく子育て情報|“ほめて育てる”とはいうけれど…ヒューマンアカデミーの通信講座 たのまな|ほめ育子どもコーチング講座(Basic)
2021年03月04日