子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師から「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と診断され、手術を受けることになったのですが……。 入院前、親との対話近くに住む彼氏には、すでに事情を説明していた生野さん。いよいよ手術日が決まり、今度は遠方から両親がやってきて家族全員で病院へ行き、手術に関する説明を受けることになりました。 「子宮頸部異形成が認められたので、今回、子宮頸部円錐切除という手術をおこないます」 遠方からはるばるやってきた両親とともに、手術の説明を受けた生野さん。 もともと、生野さんは「実家にいると甘えてしまうから」との理由で、自分から望んで遠い土地に引っ越し、ひとり暮らしを始めたそう。両親に会うのも今回が久々だったようです。 病院を出た3人は、両親が予約していたホテルへと移動します。そこで、お父さんの口から衝撃の告白が飛び出しました。なんと、お父さんが実父の事業を引き継いだとき、何億もの借金があったと言うのです! 何億ともなると返却の目処が立たずどうしようもなかったお父さんは自己破産を決意し、会社も倒産に追い込まれます。裁判で大勢に責められ、人生に希望が見えなくなったお父さんは、湖のほとりまで行って飛び込もうと考えたこともあったのだとか。 暗い過去を振り返ったのち、お父さんは最後に生野さんに向かって「でも今の会社は黒字経営で新車も買えたし、今度は家をリフォームするんだ。人生、暗いこともあればきっと明るいこともある。だから、簡単にあきらめちゃダメだよ」と告げたのです。 父の過去を初めて聞いた生野さんは、その壮絶さに驚いたとともに、「あきらめちゃダメだってこんなに格好良く言える人が他にいるだろうか」と感じたそう。お父さんの言葉が、生野さんのこの先の未来を照らす1つの道標になったようですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月09日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、腹腔鏡手術で子宮全摘手術をすることになった、しまむらゆきえさん。治療期間中はメンタルが繊細になっていたこともあり、いろいろなことにモヤモヤしてしまい……。 ついに怒りが爆発「すでに2人の子どもの出産を終えたこともあって、子宮を全摘出すると決めたときも、あまり抵抗は感じなかった」と語るしまむらさん。しかし、子宮筋腫の治療を始めたころから、日常生活の中でモヤモヤすることが増えていったそう。中でも、しまむらさんはパートナーである夫の『無理解』に対し、特にモヤモヤしていました。 「ねえねえ、筋腫だけどさ」としまむらさんが話しかけたとき、夫から返ってきた返答は「良性でしょ。命にかかわるものじゃないよ」と、あまりにもそっけないものだったのです。正論ではあるものの、もう少し気持ちに寄り添った返事がほしかったしまむらさんは、夫と冷静に対話をしようとしますが……。 当時の思いを振り返り、しまむらさんはブログにこのように綴っています。 ーー相手の話を聴くことはエネルギーを使うことだと思うのですが、のれんに腕押しが数回も続くと嫌気がさします。男女の体の構造は一部違うところがあるけれど、だからと言って無関心では痛みを伴う治療に向かう気力を削がれます。 また、編集部宛てに以下のようなメールも送ってくださいました。 ーー良性と言っても自分の体を切るという負担は、恐怖心と少しの好奇心がありました。一緒に暮らすパートナーなら、もう少し同じ視野に立ってみてほしかったし、もし理解しているつもりなら、表現してほしかったと今でも感じます。とはいっても、表現力、コミュニケーション力は個人差があるため、仕方のない部分もあります。 ーー同時に、男性の体について自分が理解しているかといえば、どうなんだろう?と疑問が湧きます。男女のバランスがよいところでおさまる社会になればと思います。それには1番小さな社会単位である家族という集団から理解が始まるのが理想なのですが、道は遠いです。 しまむらさんと夫の間には『病気を治療する側・見守る側』『女性・男性』という立場の違いや性差があるため、どうしても理解が及ばない部分が出てきてしまいます。だからといって「わからない」で終わってしまえば、2人の関係はそれ以上良くなりませんよね。自分は自分でしかない以上、相手の心情を想像することはとても難しいことだと思いますが、想像の先にこそ本当の理解があるのではないでしょうか。相手を大切に思えばこそ、想像や理解に励むべきなのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月08日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 これからの未来は?子宮頸がん検診で引っかかり、精密検査を受けた結果、医師に「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告されてしまった生野さん。子宮頸部異形成と認められ、手術を受けることになりました。医師に「家族や恋人と相談してから手術日を決めたいです」と告げ、病院をあとにします。 その数日後、生野さんは彼氏とデートに出かけたのですが、あいにくこの日は生理前。病気や手術に対する不安と生理前の情緒不安定が重なってしまい……。 実家から遠く離れた土地で、ひとり暮らしをしている生野さん。この日は彼氏とデートなのですが、車中で彼が「そういえば、この間誘ったライブの抽選に応募したんだ。友だちと行こうと思って」と告げたことをきっかけに、生野さんは手術のことを思い出し、思考が負のループに陥ってしまいます。 ーー縁もゆかりもない土地でひとりで手術を受けて、私はここにいる意味があるのだろうかーー私にはこれから幸せな未来が訪れるのだろうか 今まで押さえ込んでいた不安や恐怖が一気に溢れ出し、思わず涙がこぼれてしまいます。生理前でメンタルが不安定なこともあり、彼氏と会って安心したことがきっかけで気が緩んだのか、涙腺が崩壊してしまって涙が一向に止まりません。すると、その姿を見た彼が「知らない土地で手術を受けるなんて不安だよな」とやさしい言葉をかけてくれ、「手術が終わって少し状況が落ち着いたら同棲しよっか」と言い出したのです。 そして、キュッと手を繋ぐ2人。生野さんはこのとき、「彼の手がガサガサしていることとか、意外とガッチリしていることとか、この手の温もりを、ずっと忘れないでいよう」と思ったそうです。 闘病中は先が見えなくて、どうしても不安になってしまいますよね。そんなとき、今回のように親しい人間からやさしい言葉をかけてもらったり、身体的に触れ合ったりすることで、不安も少しは和らぐのではないでしょうか。生野さんが闘病を終えた先の未来に、きっと彼はいるはず。今は彼の言葉や手の温もりを信じて、1つひとつ問題を解決していく段階かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年05月05日【子宮筋腫と貧血で全摘手術 第4話】2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、しまむらさんは子宮全摘手術を受けました。同じような症状に悩んでいる方や受診に抵抗のある方に向け、自分の体と向き合うことの大切さをマンガを通じて語ります。 モヤモヤの正体は?44歳で婦人科の定期検診に訪れたところ、以前から経過観察となっていた子宮筋腫が6cmから10cmにまで肥大し、鉄欠乏性貧血になっていることが判明したしまむらさん。鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月続けたのち、本格的な治療に移るべく、紹介状を持って総合病院を訪れました。その後MRI検査などを受け、腹腔鏡手術で子宮筋腫を切除することが決定。そんな中、しまむらさんは治療期間中にモヤモヤしてしまうときがあって……。 かかりつけの病院に定期検診に訪れ、主治医に「筋腫を取ったほうがいいかも」と言われたときから、しまむらさんがとても困っていたのが「入院中の子どもの世話を誰に頼むか」でした。両親は遠方に住んでいて、夫は仕事の都合もあってスケジュールが読めない。入院日程の調整をしたいけれども、なかなかうまくスケジュールが決まらないのがネックになったそうです。 加えて、周囲の人々はそれぞれ思いおもいの解釈で気づかいの言葉をかけてくれるのですが……当事者であるしまむらさんには思うところもあり、次第にそれらを受け流すのがしんどくなってしまいます。さらに治療費も思った以上に高額で、じわじわと生活に負担がかかっていきます。 そんな中、最もモヤモヤしたものが「夫の無理解の壁」だったそう。もともと、しまむらさんの夫は論理的な考えの持ち主で、子宮筋腫についての相談を持ちかけたところ、「良性だから命に関わるものではないでしょ」と一蹴されてしまったのです。しまむらさんいわく、この時期は気持ちが守りの姿勢に入っていて精神的に敏感になっていたからこそ、夫に対して余計にモヤモヤしてしまったのだとか。 このとき、しまむらさんは正論が欲しかったわけではなく、ただ気持ちを理解して寄り添ってほしかっただけなのでは?と感じました。病気にかかったまま生活する人や闘病中の人の気持ちは、同じ病気になった人や同じ状況の人にしかわからないところもあるとは思います。しかし、芯のところで本当の理解はできなくても、夫婦間で「つらいことや大変なことは2人で分け合おう」と同じ心持ちで接するだけでも、しまむらさんの気持ちも少しはラクになるのはないでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年05月03日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 人生初の子宮頸がん検診精密検査を受け、医師に「検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告され、子宮の手術を受けることになった生野さん。異常が見つかったきっかけは、これまでずっと避けてきた子宮頸がん検診でした。 ※「引っ張っない?」→「引っ張ってない?」 通常、子宮頸がん検診では ①問診(最近の月経や、妊娠・出産経験の有無、病歴などについて質問します)②視診(クスコ〈腟鏡〉と呼ばれる器具を入れて子宮の入り口を広げ、子宮頸部を観察します)③内診(腟側とおなか側から手で挟むようにして、子宮や卵巣の大きさを確認します)④細胞診(専用のヘラやブラシなどで細胞をこすり取り、顕微鏡で調べます) の4つが実施されます。 子宮頸がん検診は基本的に痛みのほとんどない検査と言われていますが、もちろん個人差はあり、生野さんの場合は少し痛みがあったようですね。 検診で採取した細胞は専門機関に回され、病理検査(顕微鏡で細胞を観察して、細胞の形態が正常か異常かを確認し、異常であればどの程度の異常かを判定する検査)がおこなわれます。その病理検査の結果、生野さんは「Asc-us」であるとの診断が下されました。 Asc-usとは、「意義不明な異型扁平上皮細胞(いけいへんぺいじょうひさいぼう)」とも呼ばれており、細胞の形態が正常ではないが、がんと言い切るまではいかず、子宮頚部異形成(子宮頸がんの前段階)のおそれがある段階です。Asc-usと判断された場合は、さらにHPV検査という精密検査を受ける必要があり、そこでHPVの感染があると判明したときは、正式に子宮頚部異形成と診断されます。 診断書に書かれた「HPV」というのは、ヒトパピローマウイルスのこと。HPVは100種類以上の型があり、少なくともそのうちの13種類に発がん性(高リスク型ウイルスとも呼ばれます)が認められています。特に、子宮頸がんや子宮頸部前がん所見の70%は、16型または18型のHPVを原因としていて、生野さんの場合はこの2つの型は見つからなかったのですが、他の高リスク型ウイルスが見つかったようですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年04月30日2021年春。子宮筋腫による重症貧血のため、しまむらさんは子宮全摘手術を受けました。同じような症状に悩んでいる方や受診に抵抗のある方に向け、自分の体と向き合うことの大切さをマンガを通じて語ります。 紹介状を持って総合病院へ転院42歳のときに経血が水っぽくなり、経血量が増えたしまむらさん。43歳を過ぎたころからは、生理になるとレバー状の血の塊が出るようになってしまいます。44歳で婦人科の定期検診に訪れたところ、以前から経過観察となっていた子宮筋腫が6cmから10cmにまで肥大し、鉄欠乏性貧血になっていることが判明。鉄剤とホルモン剤による治療を3カ月続けたしまむらさんは、本格的な治療に移るべく、紹介状を持って総合病院を訪れます。 これは、しまむらさんの子宮筋腫がまだ小さかったころの回想です。2人目妊娠中に子宮筋腫があると判明したしまむらさんですが、当時は2cmと4cmの小さいサイズの筋腫が2つあるのみでした。あお向けになっておなかを触ると、ゴリゴリとしたコブが2つあるのがわかったそうです。 それから数年後。子宮筋腫が10cmにまで肥大化したころに再びおなかを触ってみると、感触に大きな変化が。小さくゴリゴリとしたコブは見つからず、その代わりに、まるで鉄板が入っているように下腹部が平たく硬くなっていました。 子宮筋腫になったときの主な症状としては、経血量が増加する、レバー状の血の塊が出る、貧血になるなどが挙げられるのですが、そのほかにも、筋腫のせいでおなかがポッコリする、腰痛が現れる、膀胱が圧迫されてトイレの回数が多くなるなど、筋腫(コブ)の肥大化によって体に影響が及ぶケースもあるそうです。 ※子宮筋腫が大きかったり、筋腫の影響で子宮内腔の形がいびつになっていたりすると、受精卵が着床しにくくなったり、流産、早産の原因となることもあります。筋腫の数も少なく、サイズも5〜6cm以下であれば問題なく出産できるケースのほうが多いため、心配しすぎる必要はありません。筋腫の大きさや位置によって不妊につながっている場合には、その部分だけを取り除く手術がおこなわれる場合もあります。7〜8cmくらいの大きさになっていれば、切除してから妊娠に臨むほうがおすすめです。 最初にかかった婦人科で鉄剤とホルモン剤(レルミナ)を処方され、それらを3カ月ほど服用し続けたしまむらさん。体調が以前よりも良くなったタイミングを見計らって、総合病院へ転院することになりました。これからいよいよ子宮筋腫の本格治療ーーつまり手術に向けた準備が始まります。 主治医となったのは、会話の中で「うんうん」と相槌を連発する、若い医師でした。主治医の見立てによると、しまむらさんの場合は子宮筋腫の切除をするために開腹をおこなう必要はなく、おなかに小さい穴を開けておこなう腹腔鏡手術で済むそう。ただし、内部組織の癒着が見つかったときには開腹手術に切り替えるようです。 それから1カ月後、しまむらさんはMRI検査を受けるため、再び総合病院を訪れます。MRI装置を前にしたしまむらさんは「まるで宇宙旅行だな」と感じたのだとか。言われてみればスペースシャトルも閉鎖空間で近未来的ですし、MRIから発する「シュンシュンシュン」という音も、どこかSFのような雰囲気があるかもしれませんね。 子宮筋腫は「良性疾患」と言われており、悪性化することはほとんどありません。ただし、手術時に切り取った病変部位を検査に回した結果、実は悪性だったというケースもまれにあるそう。しまむらさんはそれを理解した上で、「治療を急ぐものではないので気楽にのんびり通院しよう」と考えました。 治療が長期にわたる場合、「もう治療を続けるのがしんどい」と次第にモチベーションが下がってしまう方も多くいると思いますが、しまむらさんのように最初から「気楽にのんびり通院しよう」と考えると、長い闘病生活であっても安定したメンタルで過ごせるのかもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター しまむらゆきえ
2023年04月29日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 メンタルが落ち込んだ夜子宮頸がん検診で引っかかってしまい、精密検査(HPV検査)を受けた生野さん。医師に「HPV検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」と宣告され、子宮の手術を受けることになりました。それからの生野さんは、仕事をしていても家事をしていても、心のどこかにずっと暗い気持ちがあって……。 職場の同僚たちが「あの上司ポンコツだよね〜」と悪口を言っていて、自分のことでないとわかっていても、心が少し傷ついてしまった生野さん。心がざわっとして「さっさと帰ろう」と考えていると、陽キャの男性に「そのマフラーかわいいっすね!」と急に距離を詰められ、生野さんのメンタルはさらに疲れてしまいます。 生野さんにとって自宅は、誰にも邪魔されず気ままに行動できる安心空間。帰宅したあとに「結局のところ、ひとりでいるのが1番落ち着くんだよなあ」と考えていたのですが……、日々のルーティーンであるお皿洗いをしているときに心のモヤモヤがピークに達し、涙がこぼれてしまいます。 生野さんにお伺いしたところ、病院で前がん段階と宣告され子宮頸部円錐切除術をすることが決まったことで、「子宮頸がんに進展するかもしれない」とのおそれから、死への漠然とした恐怖を感じるようになったそうです。手術をすると決まってからの日常生活では、ずっと暗い感情がどこかにあって、無意識のうちに自分を責める癖がついてしまったのだとか。 時に、事実を事実として受け入れるのはとても難しいことですよね。受け入れるまでの過程には段階があって、受容までの時間も人それぞれで、段階通りにスムーズに進むわけではありません。突然、「前がん段階です」と宣告された生野さんが暗い感情を抱き、無意識のうちに自分を責めてしまうのも、決しておかしいことではないと思います。 自分の思いを表出するのは難しいと考える人もいるかもしれませんが、支えになってくれる人は必ずいるはずです。それは、身近な存在である家族や恋人、友人かもしれないし、医療の専門家かもしれませんね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年04月28日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。検査をしたところ高度異形成(こうどいけいせい)というがんの手前の状態であることが判明し、円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)という手術を受けました。切除した部分を病理検査に出したところ、がんだと判明して……。★前の話病理検査の結果、子宮頸がんであることが判明したはたのさん。一度はがんではないと診断されていたため、とても驚いてしまいました。主治医のO先生との電話を終え、まずは夫に連絡することに。妻ががんだと知った夫の反応は一体。O先生から「病理検査の結果、子宮頸がんであることが判明した」という電話をもらい、その場で子宮を摘出する手術日を決めました。ショックを受けていたものの驚く気持ちのほうが大きく、不思議と涙は出てきませんでした。夫に連絡をすると「それは治してもらわなあかんなー」と焦りまくる私とは正反対に冷静な様子。そんな夫の冷静さに私も気持ちが落ち着き、手術日など伝えることができました。その後、母や妹に連絡をして仕事も調整することに。妹は私が子宮を摘出すると聞き、セカンドオピニオンを勧めてくれました。しかし、O先生の様子からそんなにいい状態ではないのだろうと思ったのでセカンドオピニオンは受けないことにしました。円錐切除術を受け、すっかり治療が終わったつもりだった私ですが、本当の治療はここからでした。手術だけではなく、放射線治療や夫婦関係の変化など……がんが治るまでの目まぐるしい日々が始まりました!--------------子宮頸がんであることが判明し、子宮の摘出をおこなうことが決まったはたのさん。そのことを聞いた家族は驚いたりする一方で冷静だったり……反応はさまざまでした。子宮頸がんと闘うことになったはたのさんを家族にはしっかりと支えてもらいたいものですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月27日子宮頸がん検診を受けた際に、高リスク型HPVが見つかった生野甲さん。人生初となる子宮の手術をするにあたって感じたことを、実体験をもとに描きます。 人生の重大宣告を受けたのは冬祭りの日だった その日は冬祭り。多くの人々が街に繰り出し屋台や花火などの催し物を楽しむ中、生野さんは静まり返った婦人科で重大な宣告を受けていました。 「HPV検査の結果、高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出されました」「子宮の表面を削る手術をしましょう」 突然の宣告に頭が追いつかず、医師に「手術日はいつにしますか?」と聞かれても事の重大さがよくわからない生野さんは、「すみませんが家族と相談してからでもいいですか?」と答えるので精一杯。病院の外に出ると肌に突き刺さるような冷たい風が吹いていて、「あぁ……これは現実なんだ」と実感します。 生野さんは、以前に受けた子宮頸がん検診の細胞診(子宮頸部の細胞を採取して顕微鏡で調べる検査)で引っかかり、「精密検査を受けるように」と指示されていました。そして今回、精密検査(=HPV検査:採取した細胞が子宮頸がんの原因であるHPVウイルスに感染しているか調べる検査)の結果が判明したというわけです。結果は「高リスク型HPVと呼ばれるウイルスが検出された」とのこと。 ちなみに、HPVとは「ヒトパピローマウイルス」の略称で、HPVは性的接触のある女性であれば50%以上が生涯で1度は感染するとされているウイルスです。HPVは100種類以上の型があり、少なくともそのうちの13種類が発がん性であるとわかっています。つまり、生野さんの場合もHPV検査でこの13種類のうち、いずれかのウイルスが発見されたということです。 昨今では、20〜40代で子宮頸がんになる人が急増しているそう。初期にはほとんど自覚症状がないようで、早期発見のためには定期検診がカギになります。20代以上の方に対し、政府は2年に1回の検診を推奨していますので、少しでも不安に思う方は、子宮頸がん検診を一度検討してみてはいかがでしょうか。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 生野甲さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター 生野甲
2023年04月26日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。検査をしたところ高度異形成(こうどいけいせい)というがんの手前の状態であることが判明。円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)という手術を受け、もう大丈夫だと思っていたのですが……。★前の話婦人科で高度異形成の診断を受けたはたのさんは、総合病院を紹介されました。総合病院で命の恩人となるO先生と出会い、円錐切除術を受けることに。無事に手術を終え、もう大丈夫だと信じきっていたはたのさん。しかし病理検査の結果は、はたのさんが思っているよりも深刻なものでした。私は円錐切除術で子宮頸部の一部を切り取ることになりました。1泊2日の入院で手術時間は30分と、比較的簡単な手術だったため、そんなにおびえることもありませんでした。何より、自分はがんではなかったという事実が不安を消してくれていたので、入院中も明るく元気に過ごすことができました。看護師さんにもこんなに元気な患者さんを見るのは初めてと言われるくらい元気で、退院してからも何事もなく生活していました。手術で切り取った部分は病理検査に出すと言われていました。もうすっかり完治した気分で結果が出るのを待っていたところ、突然病院から電話が。手術をしてくれたO先生はとても焦った様子で「病理の結果、がんになっていました! 子宮頸がんです!」と言ったのです。高度異形成じゃなかったの? 手術もしてもう大丈夫だと思っていたのに……急に「自分が子宮頸がんである」という事実を突きつけられ、どうしようもなくなってしまいました。信じられない気持ちでいっぱいでしたが、その場で今後の治療について説明され、手術日を決めることに。あまりの展開でショックよりも驚きのほうが大きかったです。--------------がんではないと安心していたはたのさんを襲った子宮頸がんという病気。このときのはたのさんの気持ちはとても複雑だったのではないでしょうか。手術をして大丈夫なはずなのに……なんだかやるせない気持ちになってしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月25日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。検診を受けた結果、再検査になってしまい不安を抱えていたはたのさん。がんだったらどうしようという気持ちで病院へ検診の結果について説明を聞きに行くと……。★前の話市から配布されたクーポンを使い、検診を受けたはたのさん。検診の結果が出るのを待っていたところ、病院から「再検査です。すぐに来てください!」と電話がかかってきました。再検査という言葉に大きな不安を抱き、はたのさんは夜も眠れませんでした。婦人科で結果を聞いたところ、高度異形成(こうどいけいせい)だと言われました。子宮頸がんの検診で再検査になり「自分はがんなのかもしれない」と思い、どうしようもないくらい不安になりました。再検査の連絡があった日は娘たちと一緒に泣き、目を腫らしながら病院へ行きました。結果は高度異形成という、がんの一歩手前の状態でした。どうやらがんになるのはまれなことのようで、ひとまず心配はないということなのだそう。円錐切除術(えんすいせつじょじゅつ)という子宮頸部の一部を円錐型に切り取る手術を受けることになりました。婦人科から紹介されて総合病院へ。この病院で出会ったO先生は、私の命の恩人でこれからたくさんお世話になることになる先生。再検査の結果も検診と同じく高度異形成とのこと。手術も30分程度で終わるらしく、本当に簡単な手術のようでした。切除した部分は病理検査をするそうで、その結果でまた治療も変わってくるとのことでした。入院も1泊2日と短期間だったため、その場で手術の日を決めて帰宅しました。--------------検診と再検査の結果、がんの手前である「高度異形成」であると診断されたはたのさん。がんではなくてよかったと安心したのもつかの間。円錐切除術という手術を受けることになりました。検査などの結果が、自分が思っているよりもいい結果だと安心しますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社★関連記事:同じ会話を繰り返す父。高次脳機能障害の影響を初めて実感して #預金資産ゼロの父が倒れた話 60★関連記事:「私のこと!?」夫婦生活後に出血が…がんかもしれないと気付き #子宮頸がんを乗り越えた話 1著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月23日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。性交時の出血はがんの可能性があるという情報を目にし、子宮頸がんの検査を受けることに。再検査という結果に、はたのさんは悪い予感しかせず……。★前の話夫婦生活時に出血することがあったはたのさんが雑誌で目にしたのは、「子宮頸がんが進行すると性交時に出血をすることがある」という情報でした。そこで市で配られたクーポンを使い、検診を受けることにしました。検査から1週間後、婦人科から電話があり再検査を受けるように言われてしまいました。再検査という事実に、はたのさんは悪い予感しかありませんでした。意を決して婦人科に行ったのはいいものの、どこか気恥ずかしさがあり夫婦生活で出血したとは言えず、不正出血があったというふうに言いました。検査も無事に終わり、市からもらったクーポンも無駄にしなくて済んだ! と気楽に過ごしていたのですが……病院から「再検査です。すぐに来てください!」と電話がかかってきました。もしかしたら雑誌にあったように、出血はがんが原因だったのかもれない。がんだったらどうしよう、と一気に不安が押し寄せてきました。再検査と言われただけで、何もない可能性もあるのに私の中には悪い予感しかなく……。思わず夕飯中に泣いてしまいました。初めは「大丈夫やってー」と私を慰めてくれていた娘たち。しかし、涙を抑えることができない私につられて娘たちも泣きだしてしまい、楽しいはずの夕食タイムはお通夜ムードに。ポジティブな夫は「大丈夫や!」と明るく振る舞っていましたが、私は不安で夜も眠れなくなってしまいました。--------------婦人科で検診を受けたところ、再検査という結果になってしまったはたのさん。たしかに再検査と聞くと「どこか悪いところがあるんだ」「大きな病気なのではないか」と不安になってしまいます。ですが、はたのさんの夫のように励ましてくれる人がいると、気持ちも少しはラクになりますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月21日2012年に子宮頸がんが判明した、はたの有咲さんが子宮頸がんだと診断されるまでを描いたマンガを紹介します。当時41歳だったはたのさんが子宮頸がんに気付いたきっかけは、夫婦生活の際に出血してしまったことでした。出血したときはなんともないと思っていたようでしたが、その後雑誌を見ていると衝撃の情報を目にして……。★関連記事:どんな夫婦にでも起こる? がんの治療後、立ちはだかったのは夫婦生活の壁 #子宮頸がんとレス 140代を過ぎても夫婦生活があるくらい仲の良いはたのさん夫婦。ある日、夫婦生活後にはたのさんは出血を起こしてしまいました。しかし婦人科の受診をためらってしまったはたのさん。その後、雑誌で「子宮頸がんが進行すると性交時に出血をすることがある」という情報を目にしたのでした。子宮頸がんとは、年齢を問わず性交経験のある女性なら誰しもがなり得る可能性がある病気です。私は夫しか知りませんが、子宮頸がんになってしまいました。夫は夫婦生活時に私が出血することを心配して、病院に行ったほうがいいと勧めてくれましたが、婦人科を受診するのはどうにも恥ずかしく……。出血もそのときだけなので、私は大丈夫だろうと思い病院へは行かずにいました。そんなある日、雑誌で子宮頸がんについて特集されているのを見つけました。そこには「がんが進行すると性交時に出血する」という情報が書かれていました。もしかして……私のこと!? と不安になり、ちょうど住んでいる市から検診のクーポンが届いていたこともあり、病院を受診することにしました。もしも、出血に気付いた時点で病院に行っていれば……。過ぎたことを後悔しても仕方ありませんが、もっと早く受診していれば何か違ったかもしれないと思うと、過去に戻りたい気持ちでいっぱいになってしまいます。--------------夫婦生活時に出血することがあり、もしかしたら子宮頸がんかもしれないと思ったはたのさん。出血に気付いたとき、すぐに病院に行っていれば……と後悔する気持ちがありましたが、婦人科の受診を恥ずかしいと思ってしまったのだとか。自分のためにも受診への一歩を踏み出すことはとても大切ですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/天神尚子先生(三鷹レディースクリニック院長)日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。■コミックス情報「私が子宮頸がんを乗りこえた話」著者:はたの有咲定価:150円(税抜)出版社:秋水社ORIGINAL★関連リンク:「私が子宮頸がんを乗りこえた話」(WEB)秋水社公式ページ(外部サイト)©︎はたの有咲/秋水社著者/はたの有咲(52歳)マンガ家で3姉妹の母。子宮頸が(IB1期)の治療から11年が経過。治療経験を描いたマンガを描いている。「mini SUGAR」にて4コママンガを連載中。
2023年04月19日■前回のあらすじ麻酔を入れられると、すぐに眠くなりました。呼ばれる声がするのでなんとか起きると、もう手術は終わったのだと告げられたのでした。手術の結果は?手術は無事成功! あとは、夫にバレずに済むのか…。次回に続く 「夫に内緒で整形した話」(全18話)は22時更新!
2023年04月18日■前回のあらすじ施術当日、同意書にサインし支払いを終えると、すぐ洗顔をすることになりました。そして案内された扉の奥には手術ベッドとたくさんの人が…!これでやっと悩みから解放される…?次回、手術開始です!次回に続く 「夫に内緒で整形した話」(全18話)は22時更新!
2023年04月16日ある日、姉に「無料だし、子宮頸がん検診に行こうよ」と誘われた、にゃちさん。「どんな検査だろう…痛くないといいな」と不安を抱きながらも、姉に着いていくことに。すると、意外な結末が待っていました。 初めての子宮頸がん検診 ある日、お姉さんに突然「バスでやっている子宮頸がん検診、無料らしいから一緒に行くで!」と誘われ、半ば強引に連れて行かれることになったにゃちさん。 説明にもあるとおり、子宮頸がん検診とは子宮の入り口(=子宮頸部)を調べる検査です。 検査内容は、以下の4つになります。 ● 問診(最終生理はいつか・妊娠出産経験はあるかなど医師が質問します)● 視診(クスコと呼ばれる器具を子宮に入れて中を確認します)● 内診(医師が片方の指を腟内に入れ、もう片方の手でおなかを押して子宮や卵巣の大きさを確認します)● 細胞診(専用のブラシで子宮頸部をこすって細胞を採取し、顕微鏡で調べます) にゃちさんは以前、会社の健康診断で子宮の検査を受けたことがあるのだとか。でも、婦人科の検査にはあまり慣れていなくて「子宮頸がん検診って……どんな検査をするんだろう」と不安な気持ちでいっぱいでした。ドキドキしながら内診台に寝かされ、医師の「じゃあ検査しますね」の声とともに、いざ検査がスタート。 20歳以上の女性は2年に1度、子宮頸がん検診を受けることが国から推奨されています。がんの早期発見のためにも、にゃちさん姉妹のように、定期的な検診を意識するのがいいかもしれませんね。 監修/助産師 松田玲子 ※この記事は実話に基づいた体験談であり、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 にゃちさんのマンガは、このほかにもInstagramで読むことができます。ぜひチェックしてみてくださいね! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター にゃち
2023年04月15日医療を題材としたドラマ番組などでよく目にするシーンの1つが、医師がオペ中に「メス」といって、手を差し出す場面でしょう。助手が指示された道具をサッと手渡し、難しい手術に向き合うシーンはかっこいいですよね。医師が「メス」といって手を差し出すと…?鳥類が好きな漫画家の、dollly(@ddddolly)さん。オペ中の医師と助手の創作漫画を描き、Twitterに投稿しました。医師が、「メス」といって手を差し出すと、助手から思わぬモノを渡されます。4コマ「オペ」 pic.twitter.com/7JL8vl6PzE — dollly (@ddddolly) March 28, 2023 助手が渡したのは、ニワトリのメスでした。あきれた表情を浮かべた医師でしたが、念のためオスも準備していたのか確認してみると、オスは用意していなかったようです…。助手は、この日のことが悔しかったのかもしれません。別日、また「メス」の指示に対し、ニワトリのメスを差し出した助手。今度こそオスを準備していましたが、医師は相手にしてくれなかったようです。期待の眼差しを向ける助手に笑ってしまいますね。【ネットの声】・読み返すたびに癒される漫画だわ。助手の自信に満ちあふれた顔が好き。・こういうギャグ漫画が大好きで、職場にいるのに声を出して笑ってしまった。・疲れている心が癒されました。このくらいのゆるさで生きていたい。この漫画には、5万件以上の『いいね』が寄せられています。dolllyさんが描いた、ほのぼのとしたギャグ漫画は多くの人に笑顔を届けたようです!また、dolllyさんはブログでもさまざまな漫画を公開しています。気になった人はチェックしてみてくださいね。dolllyのマンガ屋さん[文・構成/grape編集部]
2023年04月01日次女妊娠時に卵巣嚢腫があると判明した、わかまつまい子さん。しかし、手術への恐怖心がどうしても拭えず、4年ほど手術を拒否し続けていました。そんな中、娘の行動がきっかけでついに手術を受けることを決断。「ママ、今度手術を受けるんだよね。おなかに4つ穴を開けるんよ」と伝えると、娘たちの反応は……? ママが手術することを娘たちに告げたら… 4年前に卵巣嚢腫が見つかり、腹腔鏡手術で腫瘍部分を切除することになった、わかまつさん。 手術を控えたある日、長女と次女と一緒にお風呂に入っていたときのことです。 「ママ今度ね〜手術するね〜ん」 「おなかに4個、穴を開けるんよ〜」 と、茶化すように伝えると……? まだ幼い次女は「え? なに?」といった反応で、自分が経験したことのある“ちっくん(注射)”以上の痛みはうまく想像できないよう。 一方の長女は……まさかのフリーズ! あとになって聞いたところ、どうやら長女は“穴”と聞いて、お医者さんがママの体に鋭い棒のようなものを突き刺すシーンを想像してしまったようです。 しかし、実際の腹腔鏡手術では、平均5mm、大きくても直径12mmの穴を開けるだけなので、長女のイメージとはかけ離れています。 『穴を開ける=棒を突き刺して大きな穴を開ける』という子どもの発想力に驚きながらも、「ママの体にでっかい穴が開いてしまう……」と心配するわが子に、思わずかわいさを感じてしまったわかまつさんでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 わかまつまい子さんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター わかまつまい子フリーランスで働く6歳(女の子)と3歳(女の子)のママです!産後や毎日の育児で大変なママが、少しでもクスリと笑えるような漫画をお届けしています。
2023年03月28日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。そして手術を終えたはるくんは、嘔吐や発熱がつらく大泣き。さらに、手術の翌日からは、パパやばあばに会いたいと毎日泣くようになりました。はるくんに寄り添い、回復を願うママの咲花さん。ところで、毎日病院に寝泊まりしている咲花さんは、売店のお弁当にも飽きてきてしまいました……。 他のママさんの食事にびっくり 手術後、嘔吐や発熱や口の痛みでつらい思いをしたはるくん。心細くなってしまったのか、「パパやばあばに会いたい」と、毎日泣くようになりました。 病院食は全然食べてくれなくて、心配ごとは尽きなかったけれど、意外とお昼寝をしてくれたのは安心でした。咲花さんは、はるくんの、パパやばあばに会いたい気持ちに寄り添い、励まします。 一方、咲花さんの食事。 病院食しか食べられないはるくんの前で何かを食べたら、きっと欲しがるにちがいない。 そう思った咲花さんは、「はるくんのゼリーを買ってくるね」と言って、病室の外でごはんを食べます。 毎日売店でお弁当を買うのは、飽きるしなかなか値が張るなぁ……。 そんなことを考えながら、面会人の共有場所で食べていたとき、ふと、他のママのごはんが目に入りました。 レトルトのライスに、チンしたと思われるレトルトカレー。 そんな方法があったのか!! これまでお弁当しか買っていなかった咲花さんにとって、目から鱗のアイデアなのでした。 ◇◇◇ いろいろなおかずが食べられるお弁当もよいけれど、毎日だと飽きてしまいますよね。レトルト食材を活用すれば、バラエティが広がりそうです。洗濯で自宅に帰る際に、ご飯を持ってくれば節約にもなりますね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月20日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくん。病院で手術を受けました。2時間後、手術が終わったとの連絡を受け、咲花さんははるくんのところへ駆けつけました。すると……。 はるくんの涙のワケは… 無事に手術が終わったはるくんですが、口の痛み、嘔吐、発熱に苦しみ、号泣でした。さらに、翌朝は「いない……っ」と泣き出すはるくん。はるくんのお人形がいないと言うのです。 と、そんなとき、看護師さんから、個室が空いたと教えてもらいました。咲花さんは、大部屋から個室へ移動することにしました。すると、今までできなかったような遊びが思い切り、のびのびとできるようになり、はるくんはご機嫌に。 しかし、日中は、ニコニコして喜んでいたはるくんですが、寝る前や深夜になると再び「いない……っ」と泣き出します。 咲花さんが声をかけると、今度はお人形ではなく、パパとばあばがいないことが寂しいと言うはるくん。そしてこの日から毎日「寂しい」と泣くように。 咲花さんはそんな姿を見て切ない気持ちになりつつ、ただただ受け止めて寄り添うことしかできませんでした。 ◇◇◇ 大人でも手術後の入院生活は体が思うように動かず、また家族に会えないのはつらいものですよね。2歳のはるくんにはなおのことだったはず。1日も早く回復して退院できるといいですね。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月19日これまでずっと生理不順や不正出血に悩まされ、中用量ピルでの治療を続けてきたひぽぽさん。しかし、時には大量に出血してしまうことも。2018年6月某日、夜から明朝にかけて大きな血の塊が次々と出て止まらなくなってしまい、貧血になり床に倒れてしまいます。その後、気づいた夫によって病院に担ぎ込まれたのですが……!? 子宮筋腫ではなくて、実は…自宅で大量出血を起こし、貧血と出血性ショックで床に倒れてしまったひぽぽさん。医師によると「子宮筋腫ができていて、それが子宮の外にまで飛び出してしまっています」とのことで、筋腫を切除する手術を受けたのち、取り除いた腫瘍は病理検査(顕微鏡で細胞を調べる検査)に出されました。 貧血状態が続いているひぽぽさんは、経過観察のため、数日ほど入院生活が続きます。そんな中、いろいろなことが重なって精神的にうつになってしまい、「早く退院して家でゆっくり休みたい」という気持ちが強くなっていき……。 手術が終わったあとは特に必要な処置もなく、ただ貧血状態が回復するのを待っているひぽぽさん。術後の微熱やおなかの気持ち悪さは続いていましたが、病院にいても家にいても寝ているだけなら家のほうがいいと判断し、医師に「退院したいです」と相談します。 すると、「まだ貧血がひどいので心配ではありますが……出血さえなければ大丈夫なので、夕方に内診して異常がなければ退院OKとしますね」と言ってもらえました。 夕方の内診を受けたとき、病理検査の結果も教えてもらったのですが……子宮筋腫だと思っていたものを顕微鏡で調べてみると、実は子宮内膜ポリープだったのだとか。いずれにせよ、大量出血の一因となっていたものを取り除くことはできたので、あとは退院に向けて体調を回復させるだけです。 しかし…… せっかく医師から退院許可をもらえたのに、再び出血してしまいました。 「そろそろ生理がくる時期なので、数日ほど出血が続くかもしれません」と医師に相談すると、「退院するのは大丈夫なのですが、貧血はあいかわらずひどいので……出血量が増えそうな場合はプラノバール(中用量ピル)を飲んで、一旦生理を止めてくださいね」との指示が。 2018年6月某日に大量出血して床に倒れ、子宮内膜ポリープの切除手術を受けたひぽぽさん。 約2カ月後の同年8月、大学病院の免疫血液内科と婦人科で検査を受けるも数値は悪いままで、持病のSLE(全身性エリテマトーデス)やリウマチの症状である、体の痛みやしびれは悪化する一方です。さらには貧血もひどいままで、医師に「子宮筋腫や子宮内膜ポリープができやすい体質」と言われているため、今後また病気が再発するおそれもあります。 ーー私の体はこれからどうなってしまうんだろう…… どこもかしこも痛く、先に見えない未来に不安になってしまうひぽぽさん。しかし、 ーー私の体なんだから、どれだけ大変だったとしても、一生付き合っていかなくちゃいけないんだーー泣いていても体が良くなるわけじゃない。できることを一つずつやっていこう……! と気持ちを切り替え、前を向いて一歩踏み出したのでした。 SLE(全身性エリテマトーデス)は難病指定されており、60年以上前には不治の病とまで言われていたそうです。現在はステロイドと免疫抑制薬で、症状をある程度コントロールできるようになったのですが、それでも完治は難しく、つらい症状と長期間付き合っていかなければなりません。ひぽぽさんの場合は、こういったSLEやリウマチの持病を抱えながら、婦人科系疾患とも闘わなければならないのです。 本作を通じて、ひぽぽさんはとても心がやさしく繊細な人なのだと感じました。これからは『私の体が弱いせいで誰かに迷惑がかかる』なんて思わず、体がつらいときや心が折れそうになったときは、家族を頼ったり、作品を通じて読者に弱音を吐いたりしてほしい。心からそう思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ひぽぽコミックエッセイで体験談を描いてます。SLE(全身性エリテマトーデス)とリウマチの持病がある私が、妊娠とその後にまつわる婦人科系疾患の治療の日々を漫画で綴っています。*2018年10月MEA手術後、子宮線筋症と診断されました。
2023年03月18日いびきがきっかけで耳鼻科を受診し、鼻の道に大きなアデノイドがあることがわかった2歳のはるくんは、手術をすることに。手術当日、ママの咲花さんといっしょに手術室へ向かいます。しかし、付き添いは、手術室の扉の前まで。咲花さんは中へ入ることはできませんでした。看護師さんに手を引かれ手術室へ向かうはるくんを見た咲花さんは思わず……。 付き添いは手術室の扉まで… ※パンやバナナは医師に確認の上、食べさせました。 手術のため、入院したはるくん。前日は、20時以降は絶食、手術当日は6時以降、絶飲食でした。 あまり状況をわかっていないはるくんは、手術着に着替えたあとも、元気な様子。 そして8時10分、手術室へと向かいます。咲花さんは、手術室の扉の前まで付き添うことができたのですが、そこから先、手術室へは入ることができません。 はるくんのそばにいたい気持ちをこらえつつ、咲花さんは、看護師さんの手に引かれるはるくんの後ろ姿を見送りました。 はるくんの後ろ姿は、やっぱり不安げ。咲花さんは、思わず泣きそうになって、手をギュッと固く握りしめたのでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月18日医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科(院長:松岡 俊行、所在地:大阪府吹田市)は、緑内障手術と白内障手術の併用手術であるiStent(アイステント)手術を行う患者様が前年比2倍に増えていることをお知らせします。40歳以上の日本人のうち20人に1人が緑内障になると言われています。緑内障は中途失明原因1位の進行性の眼疾患であり、現在の医療では完治する治療法がありません。しかし、早期に発見し適切な治療を続ければ失明を回避できる可能性が高いため、当院では早期発見・早期治療に力を入れています。【日本人の中途失明原因第1位の緑内障 年齢とともに有病率が増加傾向】日本人の中途失明原因第1位の緑内障※「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」報告から引用平成12~13年実施の「日本緑内障学会多治見緑内障疫学調査」によると、緑内障患者が40歳台では約2%、70歳台になると10.5%になるという報告がなされています。緑内障の症状は主に見える範囲が狭くなる視野障害です。個人差はありますが、症状は10~15年という長い年月で少しずつ進行していきます。中心の見える範囲は最後まで残存する為、自覚症状が無いまま症状が進行していくケースが多くございます。【自覚症状の乏しい緑内障 白内障と同時に見つかるケースも】緑内障は自覚症状が乏しい為、定期的な検査を受けることが大切です。当院では眼底検査の検診で緑内障疑いの為来院し、精密検査をした結果早くから治療を始められた患者様が多くいらっしゃいます。また、白内障が気になると来院した結果、白内障と緑内障の2つの疾患が見つかるケースも多々見られます。白内障は症状が霧視や見えにくさ等自覚症状に出やすく、周りで白内障手術を受けたと耳にすることも多い為だと思われます。白内障の一番の原因は加齢の為、白内障と緑内障を併発している方は多くいらっしゃいます。当院でもiStent手術を受ける患者様の年代は60~70代が多いです。【初期緑内障患者に適用されるiStent手術治療の詳細】数ある治療法の中で、iStent手術は初期から中期の緑内障に有用です。iStent手術は、iStentという器具を用いて白内障手術(水晶体再建術)と同時に行う、眼圧を下げる緑内障の手術です。iStentは医療用チタンでできた、長さ360μmの非常に小さなインプラントです。これを眼の中の線維柱帯に埋め込むことで、眼内の液体の排出を促し、眼圧を下げます。手術時間が10~15分と短く、手術の傷口が小さく回復も早い為、患者様の負担が少ない手術です。緑内障治療用の点眼薬の種類を減らせることが期待できます。白内障手術(水晶体再建術)と同時に行うことで、健康保険が適用されます。【今後の展開】超高齢社会の日本ではこれからも緑内障患者は増え続ける事が予想されます。白内障手術を早期にされる患者様も増えている為、今後も白内障手術と同時に行えるiStent手術の需要は高まると予想されます。QOV(視覚の質)の向上の為には、緑内障と白内障を早期に発見し、適切な治療を行うことが必要不可欠です。iStent手術件数は増加傾向ですが、まだまだ認知度が低い為、今後も力を入れていく所存です。【会社概要】名称 : 医療法人アメミヲヤ 江坂まつおか眼科所在地: 〒564-0051 吹田市豊津町9-44 ハートランド江坂3FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月17日手術の約1カ月前、長男・はるくんの現状や手術の説明を聞き、入院時には個室を希望した咲花さん。検査後から手術や入院に関することを毎晩説明し、入院中はパパやばあばに会えないことを伝えると「いいよ」と返事をしたはるくん。そしてついに入院の日を迎えたのですが……。 いざ案内された病室は? コロナ禍ということもあり、親の付き添いはひとりで交代は不可。親は日中に帰宅はできるものの、夜はNGだったそう。 いろいろな準備をしていざ到着した病室は……なんと大部屋! なぜか個室希望が伝わっておらず、空きが出るのは2日後……。しかし、結論としては2日間大部屋でも問題なし! その理由は、カーテン越しに子どもの様子を聞くことで自分たちの術後のイメージができたこと。TVなどの音はイヤホンなしでOK、さらに病院のおもちゃを貸し出ししてくれたので、大部屋でも問題はありませんでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月17日「2歳児の手術入院」第8話。総合病院で長男・はるくんの手術をすることが決まり、手術前の検査の説明を受けた咲花さん。PCR検査で唾液を出すためにトイレで2時間頑張った子どももいる、と聞いて圧倒され……そして手術の約1カ月前、入院前の検査と入院&手術の説明を受けに病院へやってきました。検査では心配する咲花さんたちをよそに、はるくんはきれいなお姉さんに余裕の笑顔を見せたのですが……。 手術の説明を聞いたはるくんの反応は…? 執刀予定の医師からはるくんの現状や手術の説明を聞き、不安が少し解消された咲花さん。入院に関する説明で大部屋と個室のどちらにするかを聞かれ、個室を希望。 そして検査を受けたあとから、咲花さんは毎晩はるくんへ手術の説明、入院することでパパやばあばに会えないことを伝え続けました。はるくんはどちらも「いいよ」と軽い返事をしていたのですが……。 ついに入院当日を迎えます。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター 咲花
2023年03月16日【子宮から巨大腫瘍が飛び出した話 第3話】これまでずっと生理不順や不正出血に悩まされ、中用量ピルでの治療を続けてきたひぽぽさん。しかし、時には大量に出血してしまうことも。2018年6月某日、夜から明朝にかけて大きな血の塊が次々と出て止まらなくなってしまい、貧血になり床に倒れてしまいます。その後、気づいた夫によって病院に担ぎ込まれたのですが……!? 手術中、隣の分娩室から聞こえてきたのは…自宅で大量出血を起こし、貧血と出血性ショックで床に倒れてしまったひぽぽさん。夫に協力してもらい病院に駆け込んで検査を受けたところ、医師いわく「子宮内に3〜4cmほどの筋腫があるのですが、それが子宮外に飛び出してしまっていますね」とのこと。検査の翌日、分娩室で子宮筋腫摘出手術を受けていると、途中で麻酔が切れてしまい……。 6年前に流産をしたひぽぽさん。隣の分娩室からは「ああ〜〜!」と叫んでいるママの声が聞こえてきます。その後、点滴が針から漏れてしまうアクシデントがありながらも、静脈麻酔によってすぐに意識が遠のいていき……。 麻酔の効果が切れて意識を取り戻すと、まだ手術中のよう。カチャカチャと器具を触る音が聞こえ、子宮口を拡げて何か処置しているような感触もはっきりとわかります。 傷口のところにガーゼを詰められて「いたたたたっ……」となっていたときのことです。隣の分娩室から「ほぎゃっ! ほぎゃあっ!」と、かすかに産声が聞こえてきました。 ーーたぶん、さっきの人だ! 無事に産まれたんだ!! 思わず感動して泣いてしまう、ひぽぽさん。「痛いですよね? もうすぐ終わりますからね〜頑張ってくださいね〜」と、勘違いした医師や看護師さんから励まされてしまったそうです。 ※看護士→看護師 無事に手術が終わり、4人部屋のベッドに戻ったひぽぽさんは、今回の手術内容が書かれた説明用紙を眺めていました。病名は『筋腫分娩』、手術名は『分娩筋腫核出術』となっていたそうです。 ちなみに、内診で「3〜4cmくらいですね」と言われていた子宮筋腫は、いざ手術で摘出してみると6cmほどあったのだとか。 通常は1泊2日で帰れる手術なのですが、ひぽぽさんの場合は大量出血もあって貧血状態が続いていたため、このまま様子を見てしばらく入院することになりました。 「今日はさすがに夫も来ないだろう」と思っていたひぽぽさんですが、カーテンの隙間から見覚えのある足が覗くのを発見! ひぽぽさんが手術当日の夜にひとりきりなのは心細いと思って、駆けつけてくれたのかもしれませんね。 そして、手術から一夜が明けた翌日のことです。突然、廊下から「ひいーっ! ひっひっ」という女性の叫び声が聞こえてきて……。 どうやら、「ひいーっ」は笑い声で「ひっひっ」は痛みに耐える悲鳴だったようです。 ーーくしゃみとか大笑いをすると、おなかの傷が痛くなるのわかる……! 叫び声をあげる女性に同情しながら、術後の回復を待つひぽぽさんでした。 今回の子宮筋腫摘出手術は開腹手術ではなく、腟から器具を挿入する方法でおこなわれました。手術時に切り取った筋腫は病理検査(顕微鏡で細胞を調べる検査)に回され、後日に詳しい結果がわかるようです。 そのため、手術を終えたひぽぽさんは退院できるよう体を回復させつつ、病理検査の結果を待っている状況。病理検査で違う病気だと判明することもあるらしいので、悪い病気ではないことを祈りながら、今は体調の回復に専念してほしいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター ひぽぽコミックエッセイで体験談を描いてます。SLE(全身性エリテマトーデス)とリウマチの持病がある私が、妊娠とその後にまつわる婦人科系疾患の治療の日々を漫画で綴っています。*2018年10月MEA手術後、子宮線筋症と診断されました。
2023年03月13日今回の内容は、辛い描写があります。不安を感じる方は閲覧をお控えください。■前回のあらすじ高度治療室へ面会に訪れると、娘のところに大きな人が! その人は今度手術をしてくれる先生で、「さくちゃんには苦しい思いをさせてしまって申し訳ない」と言うのだった。数日後、病院から明日手術すると連絡があり…。■手術の内容もリスクも怖い…■生きて帰ってきて…!手術直前の思いを描きました。術前説明は「最悪のケースを想定して」お医者さんは話してくれるのですが、それが怖くて怖くて。同じ病室のママからいろいろな話を聞いていたのでしっかり覚悟を決めて聞きに行きましたが、こやまは夫婦でビビりまくっていました。次回に続く「娘と心疾患のお話」(全18話)は12時更新!※この記事に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2023年03月13日私は長年の生理痛解消のために、50歳で子宮全摘出手術を受けました。子宮を取ったことがきっかけで便秘に悩むように。入院中にお世話になった担当医から、便秘には気を付けるようにと指示もあり、腸活を始めるようになった体験談を紹介します。★関連記事:アラフォーで便秘が悪化、疲労感も…食生活に発酵食品を取り入れて快便&体がラクに!【体験談】手術をきっかけに便秘体質に今まで便秘とは無縁の生活をしていました。毎日便通はありましたし、テレビの便秘解消のための薬や食品のCMを見ても、他人事でさらっと流していました。私の便通に変化が表れたのは50歳のときです。もうすぐ51歳になろうという誕生月の前に子宮全摘出手術を受けました。子宮を取ったことで便秘体質になってしまったのです。腸の精密検査を受けていないので、原因は明らかではありませんが、手術の担当医いわく子宮全摘出手術後によく見られる症状だそうです。事実、全摘出手術時の大学病院での8日間の入院生活では、整腸剤の酸化マグネシウムを処方され、便秘解消と筋力低下予防のために歩くように言われ、院内をウロウロしていました。また、水分をこまめに飲むなどして過ごし、無事退院してからは自宅療養で便秘対策をすることになりました。健康茶を飲んだらお通じに変化が退院後しばらくは処方された酸化マグネシウムを朝・昼・夕食後に服用し、野菜をたくさん食べるなどして過ごしていました。便秘といっても「おなかが張ってつらい!」というほどではなく……とはいえ、手術前なら毎日スッキリ感のある便通だったのが、手術後は便通のない日があったり、あっても少量だったりと、明らかに便通に変化がありました。そんな日々を送っていましたが、そんなものだと思って過ごしていました。酸化マグネシウムの量は医師に相談したところ、補助的に飲んでいるものなので毎食後飲まなくても良いと言われていました。自分判断で徐々に減らしていたものの、服用開始から半年後、ふと思いました。「私ってずっとこのまま酸化マグネシウムを飲む生活?」と。そんなことを考えながら過ごしていると、たまたまネットサーフィンをしているときに、2カ月間のごぼう茶モニター試飲の募集を発見! ごぼう茶は飲んだことがなかったので、興味本位でモニターに応募して、ごぼう茶を1日1回飲むことにしました。飲み始めて1週間ほどたったころでしょうか? なんと! 便通に変化が表れました。スッキリ感のあるどっさり便通があったのです。「これはもしかすると酸化マグネシウムを飲まなくても過ごせるかも?」と思い、酸化マグネシウムはやめてごぼう茶で様子を見ることにしました。2カ月間のごぼう茶のモニターが終了し、私はそのまま定期購入をして半年間飲み続けました。ごぼう茶を飲んだ翌朝の便通は良いような感じがしました。ごぼう茶をきっかけに薬に頼らない腸活をするようにしたのです。今は食生活と運動習慣で便秘対策その後、半年間飲んでいたごぼう茶の定期購入が、発売元の都合によりなくなってしまったため、今は食生活と運動習慣で便秘対策をしています。食生活では、子宮全摘手術時の入院生活で食べた食事を通じて、思ったよりも野菜を食べてなかったことに気付きました。意識して野菜で食物繊維をとることに加え、「イージーファイバー」を1日1本コーヒーに入れて飲んでいます。これはドラッグストアでたまたま見つけたのですが「お通じの改善に役立つ」というフレーズにひかれて飲み始めました。「イージーファイバー」に含まれる食物繊維は4.2g。これは1日に摂取したい食物繊維の約1/4に相当します。これで不足しがちな食物繊維を補っています。腸内環境を整えることが期待できるビフィズス菌を多く含むヨーグルトも毎日欠かせません。あとは水分を多くとることも。食生活での腸活を続けた結果、今では便通のリズムが整いました。また、便秘対策に良いと実感できたのは、日ごろの運動習慣です。気軽にできるウォーキングを腸活として継続するようにしています。仕事で疲れた日、忙しくてなかなかウォーキングができない日が続くと、便通が悪くなってしまいます。そのため、時間がある限り、ウォーキングの回数を多くおこなうようにしています。さらに趣味で続けているキックボクシングができないときは、ストレッチを多めにしたり、股関節周りの筋肉を動かす筋トレをおこなったりしてこまめに体を動かすことも。朝起きる前の布団の上でのストレッチは特に入念におこなっています。中でも体をねじるストレッチは、腸を刺激してくれるのでじわ~っとおこなうようにしています。そんな感じで、運動をして腸に近い骨盤周りを動かすようにすると、腸の働きが良くなるような気がしたので、腸内環境を整える食生活と合わせて、体を動かすことでも腸活をしています。まとめ子宮全摘手術の影響で自分が便秘体質になるとは思っていませんでした。今まで便秘で悩む人は、野菜を食べる量が少ない、運動不足の人だと他人事として思っていました。これからも自分の体の変化に向き合いながら、野菜をたくさん食べ、適度な運動習慣で腸活生活を続けていこうと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/わみ(52歳)管理栄養士・健康運動指導士としてフリーランスで活動中のアラフィフ女子。 40代前半から不調に悩まされあらゆることを試行中。
2023年03月13日47歳のときに体調不良により病院で検査をしたところ、子宮筋腫が見つかり、手術かホルモン治療のどちらかを選ぶことに。医師と相談の末に決めたホルモン治療は、思ったよりきつい副作用がありましたが手術を免れることができ、今は病気と仲良く付き合っているという体験談を紹介します。★関連記事:「嫌な予感」人間ドックで子宮筋腫の相談をしようと思ったら… #人間ドックで指摘された子宮筋腫 1検査結果を聞くだけで倒れそうに40歳を過ぎたころから生理中の腹痛や大量の経血など不調を感じるようになりましたが、ついに47歳のときに生理前後以外の下腹部の痛みや不正出血、下半身の異常なむくみなどが起こるように。病院嫌いの私でしたがとうとう不安になり婦人科を訪れました。医師から子宮がんの可能性も考えて検査をしましょうと言われ、子宮がんという言葉に異常に反応した私は立ちくらみを起こしそうに。その日のうちに超音波検査や内視鏡検査、血液検査などの検査をしましたが、実際はその日にどんな検査をしたかも覚えていないほど、私の精神は落ち込みと疲れでヘロヘロになっていました。夫には心配をかけるので、結果が出るまでは何も伝えていませんでした。そして1週間後、検査結果を聞くために来院したときの待合室での私は、子宮がんだったらどうしようというあまりの不安で心臓が高鳴るばかり。結局、検査結果は子宮がんではなく子宮筋腫だったと伝えられ、ホッとして力が抜ける思いでした。しかし、今度はあまりの安堵感にその後の話は上の空でしたが、実はこのとき医師に話された今後の治療についての話こそ、私にとってとても重要なことだったのです。ホッとしたのもつかの間不調の原因が子宮筋腫と判明し、現在直径2cm程度の大きさになっているとのこと。そして、今後も放っておけばまだまだ大きくなる可能性が高く子宮摘出ということにもなるので、今のうちに治療をすることが必要だと言われました。医師の意見は閉経の年齢も遠くないのでホルモン治療で筋腫を小さくし、なんとか時間稼ぎをしてみてはどうかということでした。私は言われるがままにホルモン治療をすることを決めました。ホルモン治療は1カ月に1回のホルモン注射を半年間続けて終了するとのこと。料金的にもそれほど負担の大きなものではありませんでした。副作用について医師に聞きはしましたが、更年期の症状が出るもののそんなに心配することはありませんと簡単な説明がありました。もう少し詳しく聞きたいと思いましたが、大きな病院だったこともあり患者さんがとても多く、医師はあまり診察時間をかけたくないという雰囲気。私も迷惑をかけてはいけないとあまり深く聞かずに決めてしまいましたが、このときはこのあと想像以上にきつい副作用に苦しむとは思ってもいませんでした。つらい日々から今は感謝の日々に月1回のホルモン注射がスタートしてからは、いわゆるホットフラッシュのひどい状態が1日に何度も起こるようになりました。さらに、どうしていいかわからないような体の中から起こるムズムズ感やだるさ。また、イライラしたり落ち込んだりと精神面もボロボロになるなど、想像もしなかったような副作用を乗り越える必要がありました。そんなつらい副作用でしたが、6回の注射を打ち終わってから2カ月程度たつと副作用も消えていき、生理痛、下半身のむくみ、経血異常なども正常に。それでも小さくなった筋腫の状態をチェックするため、今でも1年に1回病院に訪れていますが特に異常はありません。また薬は処方されていませんがストレスと冷えには注意するようにと医師に言われたので、疲れをためないように睡眠を十分とり、体を冷やさないために冷たい飲食を避けるなど心がけています。しかし、手術もせずに体調が改善されたことは感謝の気持ちでいっぱいです。これからも筋腫とじょうずに付き合いながら閉経を待ちたいと思っています。まとめ今回の治療を受けて考えたことは、不調があれば早めに病院に相談することが大切だということです。治療方法の説明を受けたときに、このまま放っておくと子宮がんになることも十分考えられると医師に言われましたが、やはり早期発見、早期治療はとても大切だと感じました。子宮がんになることなく治療することができましたが、もう少し放っておけば悪い状況になっていたかもしれないと考えるとちゃんと受診してよかったと思います。今まで病院嫌いだった私ですが、年齢的にもそろそろそんなことを言っていてはダメだと強く反省。そして、せっかく治療して小さくなった筋腫を少しでも維持するように医師の指導に従っていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2023年03月09日43歳になる誕生日当日。レバーのような血の塊と大量出血に見舞われ、思わず「ギャー!」と叫び声を上げた、はなうたねこさん。婦人科を受診したところ、子宮体がんだと宣告され…!? 子宮体がんの手術から1年が経過!再発は…?子宮体がんになってしまい、約6時間におよぶ大手術を受けた、はなうたねこさん。病理検査の結果、子宮体がんのステージⅢCだと判明し、抗がん剤治療を開始しました。 それからしばらく経ったある日、今度は『絞扼(こうやく)性腸閉塞』いわゆる腸捻転を発症! 緊急手術によって体調は回復したものの、主治医の指示で抗がん剤治療をストップすることに。 そして、抗がん剤治療をしないまま、子宮体がん手術から早1年が経過し……。 「今年は医療費がたくさんかかったなあ」とボヤきながら税務署を訪れ、医療費控除(医療費が高額になった場合に税金面で優遇される制度)の申請をおこなった、はなうたねこさん。 申請後、すでに払った所得税が全額戻ってきたのですが、はなうたねこさんいわく、もともと所得が低かったのでたいした額ではなかったそう。 しかし、それからしばらく経ったあと、役所から送られてきた住民税の納税通知書を見ると…… 所得税が0円になった関係で、住民税も0円になると書かれていたのです! これには、思わずはなうたねこさんも歓喜。納める税金が少し減るだけでも、生活ってラクになりますよね。 そして、子宮体がんの手術を受けてからあっという間に1年が経過。 腸閉塞になったことで抗がん剤治療がストップしてしまったため、「がんが再発していたらどうしよう」とドキドキしながら、定期健診に向かいました。 すると、結果は『異常なし』! どうやら、抗がん剤治療は成功に終わったようです。 主治医に「どうにか乗り切りましたね」と言われ、ホッとしたはなうたねこさん。 しかし、職場で健康診断を受けると、いくつかの項目で引っかかるのが当たり前になってきました。 再検査のあと、担当した医師から「まあ、問題はないですね。治療は特に必要ありません」と言われ、ひとまず安心したのですが……。マンモグラフィで引っかかったときだけは、「乳がんだったらどうしよう」と不安に。 マンモグラフィの再検査として、マンモグラフィに代わってエコー検査を受けると…… 左の肺に石灰化しているところや、肝臓にも血管腫が見つかりました。 とはいえ、これも特に問題はないそうで、放っておいても大丈夫とのこと。 健康診断では毎回引っかかるようになってしまったものの、とりあえず体調には問題がないことがわかって、安心したはなうたねこさんでした。 時は少し遡り、腸閉塞の緊急手術を受けて間もないころにも、職場の健康診断を受けたはなうたねこさん。その際、便潜血検査(便に血液が含まれているか調べる検査)の項目で陽性が出てしまったのですが、主治医に相談すると「まだ手術したばかりで腸はいじれないので、もう少し経ってから大腸内視鏡検査をしましょう」と言われてしまいました。 それから数カ月が経ち、すっかり体調が回復したはなうたねこさんは、ようやく内視鏡検査を受けることに。 検査当日の朝、まずは自宅でまず〜い下剤を飲み、腸内にあるものをなんとか全部出し切りました。 その後、病院に向かい、用意された検査着に着替えて、いざ検査開始。 まずは痛み止めの点滴を打たれてベッドに横向きに寝かされ、医師のほうにおしりを向けるよう指示されました。すると、医師の「それでは始めます」の掛け声とともに、おしりに何かが入っていく違和感が……。この時点では、まだ耐えられる感覚でした。 しかしその直後、おなかの中でバブルジェットが弾けているような、なんとも言えない気持ち悪さに襲われたのです! えもいわれぬ感覚に身悶えながら、看護師さんに腰をさすってもらい、なんとか耐え続けるはなうたねこさん。 そんな中、大腸内の様子をしばらく覗っていた医師が「あー、ポリープありますね」とポツリと告げたのです。 モニターに映し出された映像を見てみると、確かにそこには口内炎のようなできものがありました。医師によると、左下腹部あたりのS状結腸に、6〜7mmほどのポリープができていたそうです。 その後は、そのまま内視鏡手術に移行し、ポリープを切除することに。 手順としては、まずはポリープの下にヒアルロン酸を注射。すると、みるみるうちにポリープがぷっくりと膨らみ、浮き上がってくるので、その上から輪っか状のワイヤーをかぶせ、電気でプチッと焼いて切り取ります。最後に、傷口をクリップのようなものでパチンと留めて、手術は完了です。ちなみに、このクリップはあとで便と一緒になって、自然に体内から排出されるのだとか。 大腸内視鏡検査とポリープ切除は、合わせて30〜40分ほどで終了。手術後は車椅子で別室へと移動し、ベッドで30分ほど安静をとってから帰宅しました。夜は食欲がなくお茶しか飲めなかったはなうたねこさんですが、「とにかく終わってよかった」と安心して眠りにつくことができました。 後日、ポリープは良性だったと判明。ホッとしながらも、手術はもうこれでこりごりだ……と感じた、はなうたねこさんでした。 監修/助産師 松田玲子 はなうたねこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター はなうたねこ40代で子宮がんが判明。子宮全摘出、抗がん剤治療、2度の腸閉塞を経て、現在がんサバイバー12年目。そのほかいろいろInstagramにて投稿しています。
2023年01月24日