妊娠中や子育てで「この仕組み、おかしくない?」と思った……、なんて経験はありますか?今回は実際にあった“子育てにまつわる仕組みエピソード”を4本、ご紹介します!保育園に入れない!保育園の入園についてです。保育園は、親が働いているのが条件ですが、働いている証明を出すと、今保育しているのは誰?となり、祖父母というと、じゃそのまま祖父母にみてもらってとなってしまいます。現在就活中だと優先順位が下がってしまうし、面接に行っても、小さな子がいて保育園に入れなかったら来れないでしょと落とされます。仕事していないからと保育園に入れず、保育園入っていないからと仕事に就けないという。本当に意味がわかりませんでした。2歳や年少になると、枠が広くなるので、そこで入れましたが、未だに納得出来ません。(52歳/パート/女性)あちこちに問い合わせさせられ……里帰り出産をしました。しばらく戻れなさそうなので、里帰り先で予防接種を済ませようとしましたが、住民票のある市に問い合わせると里帰り先で自分で手配するようにと言われました。里帰り先では逆のことを言われ、あっちにこっちにと問い合わせをする必要がありました。イレギュラーな事をお願いしたので仕方がないとは思うけど、もっとスムーズに受けられたら嬉しかったなと思いました。(38歳主婦)予約制なのに長時間待たされ……産婦人科の予約システムについてです。完全予約制なのに診察までに2時間待つことも。お産が入っていたわけでもないのになぜ。妊娠中はつわりで辛く、吐き気をこらえて待つこともしばしばありました。診察が押しているときは通知が入りますからと言われましたが、ほとんど通知なんてきませんでした。2時間待つのは想定内ってことなのでしょうか。(27歳/専業主婦/女性)オムツ交換は女性がするもの?友達が旦那さん・1歳の子どもとショッピングモールに行ったときの出来事です。旦那さんが気をきかせて「子ども見とくから好きなお店に行っておいで」と自由時間をくれて、友達は1時間ほどウィンドウショッピングを楽しみました。満足して戻ってみると、ギャン泣きする子どもの側でおろおろする旦那さん。話を聞くと「オムツでぐずっているのは分かっているが、オムツ交換台がある場所は女性専用で入れない」とのこと。「オムツ交換男はやらないと思っているの!?男性だってやります!おかしくない!?」と友達は怒っていました。(29歳/派遣)いかがでしたか?子育ての仕組みが整っていないと、パパやママの大変さも加速しそうです……。一刻も早く育児・出産しやすい環境が整うことを祈るばかりですね。以上、不満がたまる子育ての仕組み体験談でした。次回の「子育てにまつわる仕組みエピソード」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。(恋愛jp編集部)
2022年04月17日わかりやすく事例や対処法を紹介!ーー『ADHD 注意欠如・多動症の本』本書では、「落ち着きがない」、「衝動的に行動する」、「不注意で忘れ物が多い」といった特徴をもつADHDの子どもとの付き合い方を紹介しています。ADHDの子どもは、特性ゆえに学校や家庭での生活で失敗やトラブルを経験することも多く、ストレスを抱えることが多くなりがちです。ときには、そういったストレスが学業不振や、うつ病、いじめなどの重大な事態につながることもあります。本書は、漫画と豊富なイラスト、読みやすい文章で、症状から対応策まで徹底的にわかりやすく解説しています。生活リズムの整え方や、やる気の育み方、ゲームやスマホとの付き合い方といった日常生活に即した具体的なアドバイスが盛りだくさん。子どもたち本人のメッセージも掲載しており、保護者や教育関係者の方にぜひともおすすめしたい一冊となっています。書いてみると子育てがラクになる!『発達障害の子どもの行動が変わる魔法の子育てノート』発達支援の専門家として長らく子どもを育む仕事をしてきた、藤原里美さんによって書かれた本書。「これまでにたくさん自分も失敗をしてきた」と著者の藤原さん。しかし、失敗を繰り返す中で、「こうしたらうまくいく」方法をたくさん見つけることができたと言います。本書にはそんな、失敗から学んだ子育ての工夫がもりだくさん。この本は、「知る」、「理解する」、「行動する」、「評価する」、「できる」といった5つのステップを想定して作られています。本の中には、実際に自分で記入できるスペースが豊富に設けられており、志向を整理しながら本を読み進めることができます。ぜひ、発達障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方に読んでいただきたい一冊です。幼稚園や学校で話したいのに話せない「場面緘黙」の子どもの支援がわかるーー『イラストでわかる子どもの場面緘黙サポートガイド~アセスメントと早期対応のための50の指針』家庭ではしゃべることができるのに、幼稚園や学校などの集団の中ではことばを発することができない、「場面緘黙」。小児科で院長をつとめる金原洋治さんと、長野大学社会福祉学部准教授の高木潤野さんの共著である本書は、そんな場面緘黙の子どもたちの理解を深め、具体的にどう支援・指導したらいいかを書いた本です。学校の先生向けに書かれた本ですが、保護者にとっても、学校と連携して子どものサポートをするために役立つことがたくさんある本です。理解して見守るというだけでなく、実際にどういう方法で子どもと向き合ったらいいか、場面ごとのサポート方法が書かれている本書。場面緘黙の子どもが、話したいのに話せないつらさから楽になるために役立つ一冊です。ほめて伸ばすってどうやるの?がわかる!ーー『マンガでわかるペアトレ』ペアレント・トレーニング(ペアトレ)とは、子どもの行動に焦点を当て、好ましい行動を増やしたり、好ましくない行動を減らしたりする接し方を保護者が学び、練習するプログラムです。本書は、著者である、らせんゆむさんが自身の体験をベースに、ペアトレはどういうものかを漫画で楽しく分かりやすく描いた一冊です。「保護者が子どものために頑張る」イメージがあるペアトレ。しかし、らせんゆむさんはペアトレの理解を深めていく中で、「もっと力を抜いて子育てをしてもいいんだ」という穏やかな心境に変わっていったといいます。本書は難しいと思われがちなペアトレについて気軽に楽しんで実践できる本となっており、発達障害などの診断のあるなしにかかわらず、親子の関係をもっとよくしたいと望んでいる方に幅広く読んでもらいたい一冊です。発達障害の困りごとをすべて網羅!--『発達障害サバイバルガイド 「あたりまえ」がやれない僕らがどうにか生きていくコツ47』本書は、自身も発達障害がある著者の借金玉さんが、自らの経験から得た「生き抜くコツ」を解説しています。キャッチコピーは「世界一意識が低くて、世界一役立つ本」。その名の通り、暮らしを楽にするハックがこの本には満載です。本書では、「ものを片づけられない」、「集中が続かない」といった特性的な悩みにも触れながら、「貯金ができない」、「マルチタスクが無理」といったADHD当事者が実生活で抱えがちな悩みにも、対処法を提示しています。借金玉さんはタイトルにもなっている「サバイバル」について、「サバイバルとは、より快適で、ラクで、優雅な生活」と語っています。発達障害のある成人の方に読んでいただきたい一冊です。
2020年09月29日「子育てに不安を感じる……」子供の成長、友達関係、ママ友、教育資金など、子育てをしていると不安な気持ちになることが多いですよね。でも、その子育ての不安な気持ちは軽くすることができます。「子供がしっかり育ってくれるか、将来が不安でたまらない」「子育ての不安な気持ちに押しつぶされそう」という人はぜひ最後まで読んでくださいね!子育ての不安なことは、紙に書こう子育てで不安に感じることがあったら、まず紙に書いてみましょう。具体的にどんなことを不安に思っているのかがわかるだけでも、不安な気持ちは軽くなります。だから、自分の気持ちを書いてみることが有効なのです。書く方法はスマートホンなどではなく、実際に「紙」に「書く」のがおすすめです。その理由は、紙の方が自由に書いていけるから。いらない紙に気持ちを書いて不安のタネがわかったら、あとはその子育ての不安が書かれた紙を破くだけ。ビリビリと破き、子育ての不安を紙と一緒に捨ててしまいましょう!(例)子供が友達と仲良く遊べない。なぜ仲良く遊べないのか?性格が悪い?育て方が悪い?遺伝?わたしも子供の頃は友達とケンカばかりだったけど、今は信頼できる友達がたくさんいる大きくなれば大丈夫なはず上記の例では、何が不安なのかを冷静に分析できたことによって、不安が解消されました。次の章からは、書くだけでは子育ての不安が解消されなかった場合の対処法を3つご紹介します。子育て不安の解消法相談する具体的に何に対して子育てで不安なのかがわかったら、プロに相談してみましょう!(例)子供が1歳を過ぎたのに歩かない運動神経が悪い?発達が遅い?障害がある?この場合は発達、障害の面を不安に思っているので、検診で相談する、地域に設置されている子育ての窓口に相談する、小児科に行って相談するなど、プロ・専門家に「相談」してみましょう。子育てについて感じている不安を相談すれば、正常な発達をしているから大丈夫とか、療養に行くべきだとか今後どうすればいいのかを教えてくれるはずです。子育てで不安に思っていることに対し具体的な現状・取るべき行動がわかることで、あなたの子育て不安の気持ちは軽くなっていくはずです。子育て不安の解消法比べない他の子と比べてしまって不安になる場合は、思い切って、同じ月齢の子と会わないようにしてみましょう。(例)子供が1歳を過ぎたのに歩かない周りの子は歩いているのに恥ずかしいママ友に何か言われそうで怖いこの場合は子供の発達が遅いことで、ママ友に何か言われそうなことを不安に思っています。嫌な気持ちになってしまうなら、無理して遊ぶことはありません。子育ての不安な気持ちが落ち着くまでこの親子と遊ぶのを辞めてみましょう。代わりに月齢が違う赤ちゃんや幼稚園児など上に兄弟がいるママ友と遊ぶようにする、またはママ友と会わないようにすることで「比べない」環境を作りましょう。子育て不安の解消法行動する行動することで不安が解消される場合は、とにかく行動あるのみです!(例)子供が1歳を過ぎたのに歩かないリビングに歩き回れるスペースがないから歩かない?不要な大型家具を処分してスペースを作る歩き回れるスペースがある児童館などに行くようにするこの場合は、子供が歩かない原因は歩くためのスペースが不足しているからだと感じています。だから、子供が歩けるスペースを確保するように「行動する」ことで、子育ての不安が解消されます。できる範囲で行動を起こしていきましょう!子育て不安を解消する方法まとめ子育てで不安な気持ちになったら、まずは紙に思うことをどんどん書いていき、不安な気持ちのタネを見つけましょう。そして見つけられた子育て不安のタネを解消するために、行動に移していきましょう!不安な気持ちはそのままにすると、さらに暗い気持ちになり、あなたにもお子さんにも悪影響を及ぼします。不安のない幸せな子育てをするためには、ママがハッピーであることがいちばん大切です。子育てで不安を少しでも感じたら、紙に気持ちを書いてみてくださいね!
2020年06月11日3種類のゲームで学習『みんなの怒りスイッチをさがせ!ゲームで身につくアンガーマネジメント』学校や日常生活の中で人と関わる場面を取り扱った60枚の『怒りのできごとカード』を使った、『怒りの温度当てゲーム』『3重丸ゲーム』『こんなときどうする?ゲーム』の3種類のゲームで遊びながらアンガーマネジメントの方法について学習していくことができます。『怒りの温度計カード』、そのできごとを自分が許せるどうかを視覚化する『3重丸シート』、『こんなときどうする?箱』など、場面にあった自分や他人の怒りを具体的に分析できるツールも用意されています。自分の怒りの度合いに気づくこと、人との感じ方の違いに気づくこと、そして怒りを感じる場面でどうしたらいいのかを考えることと、アンガーマネジメントを身につけるために必要な要素を総合的に学べる教材です。シングルマザーの著者の実体験を綴った『うちの子、へん?発達障害・知的障害の子と生きる』シングルマザーの著者、知的障害がある息子「ぽんちゃん」、ぽんちゃんの姉のみいちゃんの3人の家族のエピソードが漫画で描かれています。ぽんちゃんに障害があると知り母は絶望しますが、それでも持ち前の愛嬌で言葉がなくても誰とでもすぐに仲良くなりみんなに愛されるぽんちゃんを見て前向きに過ごしていきます。そしてそんな母やぽんちゃんを見て育つ、お世話好きな姉みいちゃんの頼もしい様子にも心がほっこりして、読んでいて元気が湧いてきます。間に挟まるコラム部分では、障害児を育てるにあたって知っておきたいことが解説され、また巻末には日常生活で活用できる絵カード『準備カード・きもちカード』もついていて、ぽんちゃんと家族の前向きな日々に触れながら、ご自身の子どもとの関わりにも役立てられる一冊です。女性ならではの困りごとを具体的に解説『こころのクスリBOOKS よくわかる女性のADHD 注意欠如・多動症』遅刻や忘れもの、うっかりミス、衝動買いなど、ADHDのある人の困りごとについて取り上げ、中でも女性ならではの困りごとに焦点をあてて解決方法を紹介する書籍です。仕事や家事で使えるライフハック術の提案や忘れもの防止策から、『いい恋愛をするために』『夫との関係を平和に保つには』『子育てが苦手と感じたら』など女性の視点にたってピックアップされた困りごとまでを取り扱っています。例えば『時間の管理』に関する困りごとは、『専業主婦で子どもがいない場合』『子ども0歳代の育休中の場合』などライフスタイルごとに生活の枠組みを提案するなど、女性の生活に寄り添いながらより実現可能な対策を考えられるよう工夫されているので、いろいろなライフハック術をうまく機能させられないという方にも手にとっていただきたい書籍です。イラストつきで関わり方のポイントがわかりやすい『保育園・幼稚園のちょっと気になる子』保育園・幼稚園にいる『ちょっと気になる子』――みんなが過ごしやすくなるための「目で見て分かる支援」や「分かりやすい話し方」など、関わり方の工夫が解説されています。「こんなときどうすればいい?」の章では、園生活の中での外遊び、自由遊び、登園渋りなど、さまざま場面での"ちょっと気になる"行動が取り上げられており、保育者も保護者も子どもの行動について考えるヒントを得られそう。たくさんの工夫、関わり方のポイントが詰まったこの本では、子どもの過ごす場所は成長とともに変わっていくことを踏まえて、園生活だけでなく就学後の生活の見通しについても触れられています。子どもが安心して過ごせるための丁寧な関わりをこの本を通して考えたいですね。子育て×科学!?『科学的に考える子育て エビデンスに基づく10の真実』子育てに関する疑問に対して、科学的な視点から回答しているこの本、目次に並ぶ10の真実も『結局、「叱る」は大人の負け』『ほめるのはタダだが、技術が必要』『「学校は社会の縮図」ではない』など気になるものばかりです。科学的なエビデンスのある内容が記載されているので、例えば「ほめる」という行動についても、どのようなほめ方が・なぜ良いのか・ほめることが持つ機能とは...など解説が非常に具体的で読んでいて納得感があります。"科学"というと難しいように感じますが、イラストも交えたシンプルで分かりやすい説明で、サクサク読み進めることができますよ。苦しんだ子ども時代から、話せるようになったあとの苦労までーー『かんもくの声』家では元気でよく話すのに、学校では話せない――そんな子ども時代を経て27歳になった著者は、インターネットで偶然『場面緘黙症』という言葉に出会い、「この悩みは世界で自分だけのものではなかった」と大きな衝撃を受けたそう。そこから場面緘黙症について調べ、同じ経験をしている人たちと出会い、人生を通して場面緘黙について考えていきます。話せないことで苦しんでいた子ども時代だけではなく、話せるようになったあとの苦労についても書かれており、場面緘黙が「治る」とはどういうことかについても著者の考えが綴られています。話せる・話せないという表出している状態のみではなく、内面的な部分も含めて知ることができる書籍です。
2020年03月31日乳幼児用紙おむつブランド『パンパース』を展開するP&Gは、全国のママ・パパの子育てを応援する「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトを発表。本プロジェクト第一弾の取り組みの開始を記念し、ジャングルポケット太田博久さんとモデルの近藤千尋さん夫婦を招いた記者発表会が都内で開催された。パンパース「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクト記者発表会P&G ジャパンベビーケア アソシエイトブランドディレクターである瀬戸温夫氏は、「すべての赤ちゃんの、明るく健やかな生活に貢献したい」というブランドのビジョンを解説。「育児におけるダイバーシティ、多様性の重要性はまだまだ発展の余地がある」と語った。「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトは、育児の難しさに躓くすべてのママ・パパに向けて、一人一人が気兼ねすることなく、自分らしい子育てができる世の中を目指すもの。「こうしなければいけない」という育児の固定概念にとらわれることなく、自分らしい子育てをするのが一番幸せであると考え、その実現に貢献していきたいとの想いから生まれたプロジェクトだ。パパママが使えるおむつ台&ベビーケアルームの設置を支援パンパースが行った、外出先での育児=「家ソト育児」の実態を探る調査によると、「家ソト育児が苦手」と回答したパパママが約9割もいることが明らかになっている。「おむつ交換台」や「ベビールーム」の設置が少ないことがその要因として挙げられており、おむつ交換をパパに手伝ってほしくても1人でやらざるを得ない、という意見が多いという。そんな不安が多い「赤ちゃんとのお出かけ」を応援すべく、パンパースではプロジェクト第一弾の活動として、関東から九州・沖縄まで、全国の道の駅をはじめとする公共施設などに随時、誰でも使えるおむつ交換台やベビーケアルームの導入支援をスタートする。こちらはベビーケアルームmamaro(設置型授乳室)。2020年度中に100台の設置を目指すという。今後はパパも気軽におむつ交換ができるよう、男性トイレへの設置も視野にいれているとのことだ。仲良し芸能人夫婦が、子育て裏話や夫婦のルールなどを赤裸々に披露!続いて、現在2児のパパママとして奮闘中の太田博久さん(ジャングルポケット)・近藤千尋さん(モデル)夫妻をゲストとしてお招きし、子育て裏話をお話しいただいた。子育てについて、太田さんは「子育てのどのパートもできるようにしようとは思っています。手伝うという感覚はよくないと学んだので、おこがましいとは思うけれど2人で一緒に育てるという感覚でいきたいと思います」とコメント。近藤さんも、「2人で協力しあって、辛いことも楽しいことも一緒に分かち合えたらいいなと思います」と語った。子育て中の悩みについては、「おむつの交換台が男子トイレになかったり、子どもがぐずったときに周囲の冷ややかな空気を感じたりして、まだまだ社会が子育てに優しい環境になっていないと感じる」と、太田さん。近藤さんはママとして、「長女を抱っこしながら次女の面倒を見るのも大変だし、周りの人の目も気になって、外に出るのが億劫になってしまう」と、「赤ちゃんとのお出かけ」に対して不安を抱いている胸の内を明かした。さらに、太田さんは「お店ではまず一番に、おむつ交換台があるかどうかを確認する。どこでもおむつを交換できる環境が整うのはすごく嬉しい」と、今回の「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクトへの想いを語った。お出かけを躊躇してしまうという方、パンパースのおむつ交換台があるスポットであれば不安を忘れて楽しめるので、ぜひ親子での触れあいを思う存分満喫してほしい。【参考】※パンパース「あなたらしい子育てが、いちばん。」プロジェクト公式ページ
2020年01月24日初めての育児に不安を抱えているママ・パパは少なくありません。そんなママ・パパの大きな助けとなってくれるのが、先人の知恵が詰まった子育てについて書かれた本の存在です。日々新しい情報を取り入れることも、もちろん大事ですが、基本の育児本を一度読むことには大きなメリットがあります。育児本を読むメリット子育て、家事、仕事に…と、本を読む時間もなかなか確保できませんよね。しかし、質の良い本を読むことで得られる知識は、想像以上に大きなものといえるでしょう。育児本に手を伸ばす最初のきっかけとして、まずは育児についての本を読む具体的なメリットから確認していきましょう!赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる育児本を読むメリットとして、まずあげられるのが『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』というものです。核家族化が進み、大人になってから赤ちゃんや子どもと接する機会が少なく、気軽に相談できる祖父母・親族が身近にいない世帯が増えた現代では、赤ちゃんや子どもとの接し方がわからず、何もかも手探りの状態になりがちです。赤ちゃんの命を預かっていることへの不安で、ママ・パパが精神的に不安定になってしまうというのも珍しいことではありません。そんなとき、大きな助けになってくれるのが『育児本』の存在です。育児本を通じて赤ちゃんのお世話の仕方や健康管理の知識を学ぶことで、赤ちゃんを育てることへの不安が少なくなります。育児本は、子育てのマニュアルとしてだけでなく、ママ・パパの心の支えとしての役割も担ってくれる存在なのです。成長の目安、発達段階を確認できる多少の個人差はありますが、『首すわり』『寝返り』『ハイハイ』など、赤ちゃんの発達過程を知ることで、次に赤ちゃんができるようになることを知ると共に、それに応じた安全な環境を整えられるでしょう。場合によっては、成長の遅れや偏りから隠れた疾患に気付き、早期受診につなげるきっかけとなることもあります。赤ちゃんの健やかな成長のためにも、ぜひ1冊手元に置いておきたいものですね!【定番】おすすめベストセラー3選では、いよいよ実際におすすめの育児本を見ていきましょう!まずは、育児本の定番ともいえるベストセラーを3冊紹介します。はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ!人気育児誌『Baby-mo』の現役ママ編集者チームが、日々成長する赤ちゃんの育児に知りたいことを網羅した1冊です。オールカラーでわかりやすく、赤ちゃんの体と手指の発達&赤ちゃんの気持ちカレンダー、心と言葉の発達+ママ&パパの語りかけシートなども好評で、初めて育児をするママとパパに、まずは1冊おすすめです。 はじめてママ&パパの育児―0~3才赤ちゃんとの暮らし 気がかりがスッキリ! (実用No.1シリーズ) 最新! 育児新百科「この時期の赤ちゃんは何ができるものなの?」「ウンチの回数はこれくらいが普通なのかな?」そんな小さな疑問を一つ一つ解消してくれるのが『最新! 育児新百科』です。月齢別の0~3歳までの子どもの発育・発達から、ホームケアの方法・予防接種などの情報がこの1冊にまとめられているので、いざというときもあれこれ調べ回る必要がありません。手元にあると安心な基本の子育て本といえるでしょう。 最新! 育児新百科 (ベネッセ・ムック たまひよブックス たまひよ新百科シリーズ) 子どもが育つ魔法の言葉『子どもが育つ魔法の言葉』は、世界22カ国で販売され、世界的に高い支持を集めている人気の子育て本です。自身も3人の子どもを持ち、家庭教育や子育てのコンサルタントを長く務めてきた著者が紡ぐ言葉は、子育てに悩むママの心を優しく解きほぐしてくれるでしょう。「私の子育ては間違っている…?」そんな不安に襲われたときにぜひ手に取ってみたい1冊です。 子どもが育つ魔法の言葉 (PHP文庫) パパにも読んでほしい子育て本3選子育て本は、決してママだけのものではありません。パパが上手に子育てに参加する方法や、知っておきたい情報が手に入るおすすめの3冊をチェックしていきましょう!嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本『嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本』は、ドラマ化もされた話題の漫画『コウノトリ』の主人公のモデルともなった産婦人科医が、新米パパに向けて書き下ろした実用的な1冊です。『妊婦との付き合い方のバイブル』といわれるだけあって、つわりや陣痛など、男性にはピンときにくい問題が分かりやすく解説されているため、妻が妊娠中の夫婦関係を円満に保つという点でも大きく役立ってくれるでしょう。関西弁交じりの軽妙な文体で、肩ひじ張らずに読み進めるのもうれしいポイントですね! 嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書) 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親「積極的に子育てに参加したいけれど、具体的にどうしたらよいのか分からない」そんなジレンマを抱えるパパは少なくありません。『子どもを伸ばす父親、ダメにする父親』は、『我が子をメシが食える大人にするために父親が果たすべき役割』をテーマに、父子の関わり方や遊び方の具体例を示した実践的な育児本です。子どもの成長をサポートするだけでなく、親子のコミュニケーションの取り方を学ぶ上でもぜひ一読しておきたい1冊といえるでしょう。 子どもを伸ばす父親、ダメにする父親 (角川oneテーマ21) 男が育休を取ってわかったこと自主的に育児に向き合おうとするパパの中には、育休の取得を検討している人もいるのではないでしょうか。実際に決断する前に、1つの参考事例として目を通しておきたいのが『男が育休を取ってわかったこと』です。育休の取得法から給付金・赤ちゃんの肌のケア方法まで、現役皮膚科医が自身の経験をもとに書き下ろした1冊は、大切な選択をする上でとても大きなヒントを与えてくれますよ。実際に育休を取るにせよ、取らないにせよ、たくさんの大切な学びを得られる育児本といえるでしょう。 男が育休を取ってわかったこと 悩んだときの1冊を手元に!『赤ちゃん・子どもとの付き合い方が分かる』『成長の目安が分かる』『父親の育児参加について考えるキッカケになる』などのメリットを持つ育児本は、新米ママ・パパのサポート役として大きな役割を果たしてくれます。子育てに絶対の正解はないのですが、知識を知ることで事故を防いだり、著者の考え方に触れて前向きな気持ちを取り戻したり、場合によっては疾患に気付く貴重なきっかけを得られたりすることもあります。ママ・パパそれぞれ、お互い協力し合いながら子育ての時期を楽しんでいけますように!
2019年12月17日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ポーランド発の育児がラクになるアイデア本の紹介です。 赤ちゃんとの生活はハッピーで楽しいけど、時に大変なこともあります。そんな日々のピンチをユニークアイデアで乗り越えたパパ・ママの知恵が集まった『毎日が楽しくなる子育てハック』(フォレスト出版)をご紹介します。 世界は広くても子育てに国境はなし! これを読めば毎日の育児が楽しくなるはずです。 「子育てハック」とは?「子育てハック」とは、日々の子育てで直面するピンチに対する独創的で意外な解決策のことです。それは賢い応急処置、インスピレーションで沸いた時短術、手っ取り早い手段などなど。 このアイデアたちが育児の流れをガラリと変えてくれて、毎日の子育てを楽しくしてくれるスパイスになります。 子育てコミュニティから生まれたアイデアこの本は、全米のママに支持されてきた子育てコミュニティ「ParentHacks.com」に集まったアイデアから122の選りすぐりの裏ワザをまとめたもの。著者のアーシャ・ドーンフェストは、私自身が新米ママだったころにどうしても知りたかったことをきっかけにこの子育てコミュニティをつくりました。 世界中のママたちに支持されてきた、妊娠後期、出産、育児初期に役立つヒントをこの本では紹介しています。おうちの整理整頓から子どもたちの食事や着替え、外出や旅行をスムーズにするコツなど、いろんなアイデアを読みやすいイラストと一緒にお伝えします。 ちょっとしたテクでラクになる裏ワザがいっぱいトイレットペーパーの無駄遣いを減らすテク こんなふうに軽く潰して芯を楕円にするだけで、トイトレ中の子どもが大量にトイレットペーパーを使うのを防ぐことができるとは! これなら0円でできて効果もありそうです。 左右は絵合わせで覚えよう! 子どもの靴は左右を見分けるのが大人でも難しいものもあります。そんなときにはこのアイデアがおすすめ! 大きめのシールを半分にカットして中敷に敷くだけで、子どもでもパッと見て左右がわかるようになります。 こんなユニークで楽しいアイデアが122も詰まった『毎日が楽しくなる子育てハック』。購入者プレゼントとして、「お誕生日・特別イベントのハック」(pdfファイル)のダウンロードもあるので、ハーフバースデーや1歳のお誕生日に合わせて買うのもいいですね。 著者:ライター サトウヨシコ大学卒業後、大手食品会社に勤務。未経験から編集者を目指し転職。その後、結婚と出産を経て妊娠・育児雑誌のディレクターに。WEBメディアの新規事業立ち上げをし、2017年に株式会社フラミンゴミンゴを設立し、現在は数々のメディアに携わっている。
2019年05月22日今回の「やさしいママのヒミツ」は、「クラシング」代表の瀧本真奈美さん。整理・収納を中心に、インテリアにまつわるさまざまな活動をされています。2人のお子さんはそれぞれ独立している瀧本さんは、なんとおばあちゃん。娘さんのサポートを受けつつ、今は好きなインテリアの仕事で全国各地を飛び回っていますが、5年前までは看護師として働いていました。瀧本真奈美 さん(写真奥 右)娘さん(28歳 写真奥 左)、息子さん(29歳)お孫さん:お姉ちゃん(6歳 写真手前 左)、ちびちゃん(2歳 写真手前 右)整理収納コンサルタント、暮らしコーディネーターとして、セミナーや雑誌の監修、テレビ番組でレギュラーを務めるなど、幅広いメディアで活躍。2018年に「クラシング」代表としての活動をスタート。著書は『ナチュラルアンティーク雑貨のある暮らし』(ワニブックス)、『lovelyzakkaのプチプラグッズでおしゃれに暮らすもの選び』(扶桑社ムック)など。2人のお子さんはすでに独立し、現在は夫と犬と暮らす。 Instagram: @takimoto_manami 、 @kurashi_ing ご自身の子育てを振り返りつつ、忙しくても笑顔でいるために大切だと感じること、いまの子育て世代に伝えたいことについて、たっぷりとお話を伺いました。ひとりで頑張っていた子育て時代まずは瀧本さんに、子育てと仕事で一番忙しかった頃をの1日のスケジュールを思い出していただきました。 6:00 : 起床 6:30 : 朝食 8:00 : 保育園に見送り 8:30 : 仕事 12:30 : 軽食 13:00 : 看護学校 17:00 : 仕事 18:30 : 保育園にお迎え、買い物、帰宅 19:30 : 食事 21:00 : お風呂、寝かしつけ 22:00 : 勉強 00:00 : 就寝看護師の資格をとるべく、看護学校に通っていた瀧本さん。当時はシングルマザーだったこともあり、スケジュールはまさに分刻み。「母が看護師だったこともあって、手に職をつけて生活を整えようと思い、子どもたちが保育園に通っている頃に看護学校に一から入りました。これはその当時のスケジュール。実家に戻ってはいましたが、基本的に自分たちのことは私がしていたので、やることはいっぱい。午前中と夕方は看護師見習いとして働きながら、午後は学校で看護師になる勉強を。2年間、働きながら勉強も子育てもしなきゃいけなくて、大変でしたね。再婚してから、子どもたちが中学に入るくらいのタイミングで、正看護師になるための学校に行きました。それは夜の学校だったので、昼中働いて夜21時すぎに帰宅してから、翌日の晩ごはんを作り置きする毎日でした」瀧本さんの家には、娘さんとお孫さんが頻繁に遊びに来てくれます。親子三世代でたのしいひととき。その頃を振り返り「子どもたちにあまりやさしくなかった」と話す瀧本さん。それでもレトルトはできるだけ使わない、朝晩は一汁三菜のごはんを手作りすることが母親の愛情と信じて、がんじがらめになっていたそう。「生活をすることで必死でした。家族の身体を作るのは私しかいない、という変な責任感があって。手をかけたものが愛情につながると思っていたんですよね。そんなに頑張らないでもっと遊んであげたらよかった。そして、“子どもの人生” はもう始まっているんだということを、もっと意識してあげたらよかった。当時は“自分の分身”のように思っていたんだと思います。でもこれは、子育てを終えてから気がついたこと。瀧本さんの娘さんには二人の娘さんが! お孫さんたちはかわいい盛り!あとになって娘から『掃除機の音が嫌いだった』って言われました。家族に『助けてほしい』とは言わず、掃除機をかけながらイライラを表現していたんですね。家が汚いと怒っては子どもたちを委縮させて…。こちらの目線でしかものを言っていなかったように感じます。もっと子どもたちの主張も聞いてあげればよかったなと。一番大変だったときは国家試験を受ける前、朝から16時まで他の病院の実習に行って、夕方自分の職場に戻って、17時30分から21時まで働く。そのあと膨大な量のレポートをまとめるという生活を1年間送っていました。全部一人で頑張っていたので、結局身体を壊してしまって。それから徐々に、主人や子どもたちに手伝いをお願いできるようになり、少しずつ変わっていきました」きっかけは娘さんの出産DIYから「片づけの専門家」へ瀧本さんはインテリアのブログを2012年にスタート。すぐにメディアから注目されました。2015年までは看護師としての仕事もしていたため、今の仕事を本格的にするようになったのは、ここ最近のことなのだそう。瀧本さんの著書。毎回がらりと印象を変えたご自宅と片づけのアイディアなどがまとめられています。「最初は、ブログで100円グッズや不用品のリメイク術を発信していました。アンティークが好きでオークションなどで買い集めていたんですが、娘が急に結婚すると言い出して。『そんな資金、貯めていない!』と、100円グッズに走ったのがきっかけです。ワックスを塗って錆加工を編み出したりと、お金をかけずに好きなインテリアにできることを発信していました」 2013年に入った頃、家族の不幸が続いてブログは一旦お休みに。本当に辛くて落ち込んでいたという瀧本さんの気分を引き上げてくれたのが、娘さんの出産だったといいます。「初めての出産は気持ち良くスタートして欲しいと、娘のために部屋をかわいく整えたんです。そこで自分の気持ちが上がっていることに気づいたんですね。空間を整えることで気分転換ができる、これはいろいろな人に有効かもしれないと、部屋づくりのことを発信するようになりました」子どもたちが安心して暮らせる空間づくりDIYのワークショップやイベントの企画などをしながらも、今ではリメイクより片づけや整理のイメージが強い瀧本さん。ターニングポイントは熊本で起こった地震だったのだそう。リビングに飾られている照明。ガラスに見えますがアクリルなので、軽くて安全。「きれいだね」と、次女の“ちびちゃん”もにっこり。「それまでは、DIYのコラムも多く書いていたのでたくさん作っては飾っていました。でも地震が起きて、私が発信したことで怪我をした人はいなかったか、このまま発信し続けてよいのだろうか、と思ったんです。特にガラスケースなどは割れたら危ないので、当時作っていたものとともに徐々に減らしていきました。好きなものに囲まれて心地よくなることも大切ですが、小さいお子さんはちょっとしたことが怪我につながるから、一回立ち止まろうと思いました。見えているところだけではなく、冷蔵庫や扉のなかもインテリアだと気付いて、それが2冊目の本のテーマにもなりました」玄関に置いた棚には、防災グッズをたっぷり収納しているそう。瀧本さんが日々実践する、ものを減らす、見やすくしておくことは、いざというときにも役に立ちそうです。娘さんご家族がくることも想定してしっかり備蓄。『IKEA』の白い棚が防災グッズの収納に。玄関の靴箱も透明に変え、中身が見えるように。2階には持ち出し用リュックも。 すっきり収納が家事の時短に整理収納コンサルタントの資格を持つ瀧本さんのインテリアは、さすがどこをみてもすっきり。瀧本さんが発信する効率的なメソッドは、すべて自身の経験から生まれてきたといいます。シンク下に収納した食器類。凹凸のあるものだと収納しにくいので、シンプルなものを選ぶようにしているそう。「高い家具を置かない、暗い色を使いすぎない、ものを置きすぎないなど、インテリアでは圧迫感が出ないように気をつけています。それは隠れたクローゼットの中も同じ。数があるとその分管理をしなくてはいけないので、少ない方が整えやすいんです。食器棚も震災を機にやめて、食器は全部シンク下の引き出しに入れています。大きくて圧迫感があって、耐震対策をしなくてはいけないので、やめたことで減災にもなるかなと思っています」食品などのストックは、『無印良品』のファイルケースに入れて、管理できる量だけに。クローゼットの中は余白がいっぱいで、どこに何があるか一目瞭然。開けたらすっと取れるように。扉がなくても大丈夫なくらいきれいに整頓されています。「ものを探すところから始まると、家事にかける時間が長くなってしまいます。収納は、ぱっと見て何がどこにあるのかすぐわかるようにすると、頭を使わなくても準備ができるんです。きれいに整っていてすぐ取って使えると、ストレス軽減にもなる。そういう場所がひとつずつ増えていくと『片づけ』も早い。これはお母さんが笑顔でいるために大切なことで、結果的に時短につながるんです。『片づけなさい!』とお母さんが怒っているのではなく、楽しそうに片づけをしている姿をお子さんにも見せて、ビフォーアフターを実感してもらうとよいですよ」カトラリー収納。隣にはよく使う鍋も。年1回しか使わないものはカテゴリーではなく、どのタイミングに使うかによってグループを作っておくのもおすすめ掃除グッズをまとめた引き出し。重曹などの洗剤類は、すべてクリアケースに入れ替えて上から見えるように。色を統一しているとすっきり見えます。「時間がない方は、15分あればできるところだけをやってみてください。短時間の積み重ねなら、忙しいお母さんでもできるし、変われる。また、数がたくさんあるものから始めると、目に見えてすっきりして、気持ちよいと実感することができる。そういう場所が家の中で少しずつ増殖していくと、暮らしは変わっていきます」母から娘、孫へと伝わる影響現在、瀧本さんの娘さんは、昨年オープンした瀧本さんのショップの営業や仕事の書類づくりなどをして、瀧本さんをサポート。とてもいい親子関係が築かれています。「過去の反省をふまえて、家族をどんどん巻き込んで楽しんでいこうと思っています(笑)。娘にとって私は反面教師的なところがあると思います。私もそうでした。私の母は料理を作らなかったし、放任主義で愛情表現が下手でした。だから私は子どもたちに対して、『好き』と今でも言うんですけど、言葉と行動で愛情を表現しようというのは、当時から心がけていましたね。娘からは気持ち悪がられていますが(笑)、心の戻る場所というか、安心感にはなると思うんですよね。私は今、孫を通して昔の娘の姿を見ている感じなんです」そんな瀧本さんのことを、娘さんはどう感じていたのでしょう。「お迎えも最後だったし、休日に遊びにいこうとは言ってくれるものの、当日になったら『疲れているからやっぱりやめよう』ということが多かったんです。お母さん業が大変なのは今なら理解できるんですけど、当時はやっぱり不満に感じていて。でも兄と一緒に誰もいない家に帰ると、いつもテーブルの上にラップをかけた食事が二人分用意されていました。3つに区分けされたプレートには、3種類のおかずが。母が用意してくれるごはんがとても楽しみでした。自分たちにちゃんと目を向けてくれているとわかっていたので、愛情不足を感じることはなかったですね」(娘さん)いまは母となった娘さん。子育てに関して瀧本さんから影響を受けていることは?「母が愛情をストレートに表現してくれていたことは、恥ずかしいながらも嫌ではなかったです。だから私も、どんな小さなことでも『上手にできたね、すごいね』と娘たちを褒めるようにしています。当時は気づけなかったけど、母は仕事も子育ても一生懸命だったんですよね。でもそんな気持ちがわかるからこそ、当時私がしてほしかったように、子どもと一緒に遊んであげるようにしています。今はたくさんの仕事の依頼をこなしている母を尊敬していますし、自分にももっとできることがあるんじゃないかなと、助けてあげたい気持ちです」(娘さん)「無駄にしない」という選択を整理収納コンサルタントや時短家事コーディネーターを始め、さまざまな資格を持つ瀧本さん。なかでも片づけ遊び指導士の資格で得た知識は、お孫さんたちにも役立っているのだとか。 お孫さん2人とも、とても上手に片づけられます。「お片づけを促す言い方があるんですよね。例えばぬいぐるみを片づけるには、『仲間のお家に入れてあげないと、よその家に行ったら泣いているよ』とか『頭の上に乗せると痛いよ』など、気持ちから入った言い方にするのがポイント。子どもたちに怒るのではなく褒めてあげたらよかったなと、学びながら気づきました。 片づけるのが楽しいと記憶されるように、褒めてあげるんです。孫に試したらすごく効果があって。反省をしながら、もう1回子育てをしているような感覚があります。おばあちゃんになるとみんなそうだと思うのですが、自分の子育てのときには絶対怒っていたことも、『それくらいで怒らなくてもいいじゃない』って言ったり。しつけはその家ごとに違うから、口は出さないです。きっと許容範囲が広くなったからですね(笑)」三姉妹のような娘さん親子。瀧本さんはかわいくて仕方がないのだそう。一方、片付けを始めても「なかなか、ものを捨てられない」と悩む方も多いのでは。そんな場合、ものを減らしてすっきり暮らすにはどうしたらよいのでしょう。「私は無理に『捨てなくてもいい』と思っています。100円グッズだとしても、必要としている人に届けばいいなと思うので、リサイクルショップに出しています。また、不要になった洋服の回収をしてくれるファッションブランドもあるので、そういったシステムを活用しつつ、できるだけ『捨てない努力』をしています。日本のゴミの年間総排出量は、東京ドーム116個分に当たるらしいんです。その処理に莫大なお金を使うのは、無駄ですよね。捨てるのではなく『必要なところに回したい』。そう考えると、手放しやすくなりますよ」無駄なことはしないように、環境についてもブログで発信している瀧本さん。これまで鍋やフライパンには重曹をかけ、ためおき洗いをしているそう。「フライパンの底の焦げ付きも、重曹ペーストでパックした後に磨くとピカピカに。つけおきしている間にこまめにキッチンを掃除すれば、大掃除の手間もずいぶん省けます」こんなふうに、ものの循環や自然環境にも関心が高いという瀧本さんに、人と地球にやさしい「サラヤ」のヤシノミシリーズを試していただきました。 「サラヤ」のヤシノミシリーズ。左から「ヤシノミ柔軟剤」、「ヤシノミ洗たく洗剤」、食器用の「ヤシノミ洗剤」。すべて環境と人権に配慮して生産された、認証植物油を採用しています。無色透明なのは高い品質の証。無香料、無着色で、食器に洗剤の香うつりがありません。「ヤシノミ洗剤」本体(ポンプ付き500ml/400円)、詰め替え(480ml/270円) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「勤務していた病院では『サラヤ』の消毒剤などを使っていたので名前は知っていましたが、家庭で使えるものがあることを知りませんでした。これまでは何も意識せず、色のついた強い洗浄力を謳う食器用洗剤を使っていたんです。ヤシノミシリーズは液体が透明でクリア、無香料なところも気に入りました。植物由来だけど十分に汚れが落ちるし、泡がきめ細かくて、ふんわり柔らかいからすぐに洗い流せる気がします」ヤシノミ洗剤を入れてため置きしてから洗う、油汚れがたくさん残っているときはキッチンペーパーなどで汚れを拭き取ってから洗う。こんなちょっとした工夫で、汚れは落ちやすくなります。洗剤や水の節約になり、排水への負担も軽減されます。「ヤシノミ洗たく洗剤」と「ヤシノミ柔軟剤」も今回初めて知ったという瀧本さん。 「無香料で清潔感がありますね。香料でごまかすのではなく、汚れがきちんと取れている洗たくのいいにおいがします。いろいろな香料がついていることが当たり前になりすぎていて、洗濯のいいにおいって昔はこういう感じだったと懐かしい感じがしました。特に雨の日の生乾きのにおいが気になっていたのですが、きちんと洗いあがったにおいだったので、これからも使い続けたいです」 左:植物性正常成分“ツインパワーノニオン”が、においの原因となる菌を99.99%除去。洗濯後の生乾き臭を残しません。「ヤシノミ洗たく洗剤」(600ml/オープン価格)右:柔軟性に優れた「植物系仕上がりふんわり成分」と、吸水性の低下を抑える「植物系しっかり吸水成分」をバランス良く配合。「ヤシノミ柔軟剤」(600ml/オープン価格) 楽天で買う | amazonで買う | ロハコで買う 「柔軟剤も、今まで使っていたものに比べて、さらりとやさしい印象。ふんわり仕上がって大満足です。食器用洗剤も洗たく洗剤もどちらにも言えるのですが、洗剤の口に液がたまってネバネバしているのが嫌だなと思っていたんです。でもヤシノミシリーズは全部サラサラしているから、注ぎ口にたまらないし、手についてもべたつかないのがいいなと思います。下水にうまく流れて、環境にもいいんだろうなと想像できます。『人にも環境にもやさしく』というのは私も考えていてわずかながらも活動しているので、とても共感します」 二児の母でもある娘さんもヤシノミシリーズを体験。「これまで指を曲げるだけで割れるほどの手荒れに悩んでいたのが、軽減されてきました。子どもたちが小さくて洗濯回数は多いですが、ふんわり仕上がるし、衣類も傷みづらいというのもいいなと思います。これまで洗ったあとのことを考えることはなかったのだけれど、環境にやさしいヤシノミシリーズを知ることができてよかったです」 「自分がニコニコできるか」で取捨選択する忙しいなかで、暮らしを楽しもうとする気持ちがとても強い瀧本さん。そのパワーの源はどこにあるのでしょうか?「私は看護師時代に心のケアも学んだので、日々落ち込んだときには『気持ちをセルフコントロールできる女性が増えて欲しい』という目標があります。少しずつ気分を上げるために、自分の好きなものを集めてみたり、住環境を整えることはすごく大切。そのために家族と話し合うこともコミュニケーションになるし、一緒に好きな空間を作り上げたり、整えたり。もっとうまく回るといいなと思いますね。引き出しひとつ、筆箱ひとつでもいいので整えて、本当に簡単にできることで達成感を感じて、ひと息つける瞬間があれば日々のリセット時間になると思っています」いま子育て中のお母さんたちには、自身の反省を伝えたいという瀧本さん。最後に、子育てを頑張るママたちにアドバイスをいただきました。「これまでブログで一番反響があったのは、『作り置きをしない』という記事。貴重な休みの日にイライラしながら作るのであれば、子どもたちと楽しく過ごした方がいいと思います。“ていねいな生活” が美化されすぎていますが、自分から見る“ていねい”と、子どもの目から見る“ていねい”は違うんですよね。だから、365日頑張らなくていいよ、と思います。私が子育てしていた時代より、今は選択肢も増え、便利なものもどんどん出てきています。手を抜くところは抜いて、一から作らなくても、カットされている食材でいいものもたくさんあります。どうすれば自分がニコニコできるか、取捨選択する。“こうでなくちゃ”という考えは捨てた方がいいですね。お母さんがいつもイライラしていると、悪い感情をご主人は職場に、子どもは学校に持って行って悪循環になってしまいます。自分をご機嫌にするための心地いい部屋作りをしていれば、帰ってくる家族を笑顔で迎えられる、それがお母さんとしてのやさしさにも繋がるんじゃないかと思います」まりげさんも実践! ヤシノミ洗剤を上手に使う4つのコツ 「エコ洗剤って汚れが落ちにくい? どんなふうにやさしいの?」そんな疑問を解決。まりげさんのほっこり描きおろしマンガとともにご紹介! 詳しくはこちら >> 子どもたちの未来のために“人と地球にやさしい”ヤシノミ生活をヤシノミシリーズはヤシノミ由来の植物性。洗った後の排水もすべて微生物によって分解され、すばやく地球にかえります。洗っても、洗っても、安心。今日の汚れをあしたの未来に残さない。そんな “人と地球にやさしい” ヤシノミ生活をはじめてみませんか。 楽天でヤシノミシリーズを買う amazonでヤシノミシリーズを買う ロハコでヤシノミシリーズを買う \ヤシノミ洗剤は50周年!/「毎日使うものだからこそ、地球のために洗剤にできること」をひたすらに考え続けて50年。昔も今も。そしてこれからも「手肌と地球にやさしい」をコンセプトにヤシノミ洗剤はあなたの暮らしにそっと寄り添い続けます。 ヤシノミ洗剤 50周年サイトを見る 【売上1%で、ボルネオ環境保全を支援】ヤシノミシリーズの売上(メーカー出荷額)の1%はマレーシア・サバ州政府公認の国際NGO「ボルネオ保全トラスト」を通じて野生動植物の保護と生息域の確保に使われています。また、ヤシノミシリーズをはじめとするサラヤ製品では、違法労働や違法伐採によって作られた植物油ではなく、環境と人権に配慮したRSPO認証油の生産を支援しています。 無香料、無添加のヤシノミシリーズとは 取材/文:赤木真弓 撮影:林ひろし[PR]サラヤ株式会社
2019年05月09日こんにちは。ワーママライターの水野アキです。妊娠、子育て中に悩んだとき、どうしていますか?ネットで検索する、経験者、専門家に相談する、そしてもう1つ、育児本を読むという方法があります。本はいつでもそこにあって、同じ答えをくれます。ママのよりどころとなる育児本をお悩み別に、紹介します。1冊目 「しつけ」「育て方」に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰3歳~)紹介する育児本→「センスのいい子の育て方」この本の目次に並ぶのは、「言葉が豊な人 」「空気を読める人 」「日々を楽しめる人 」どれも子どもに身に着けて欲しいことばかりです。まさに「センスのいい子の育て方」がのっています。難しいことは書いてなく、子どもは親をよくみているんだなと思います。親自身が、少し気を付けることや、毎日の習慣にしたいと思えることが書いてあります。どれも敷居の高いものではなくて、今日からできることばかりです。息子が、赤ちゃんの様にイヤイヤ~で泣いているのと違い、周りの人にも意味が通じてしまい、恥ずかしかったり、男の子らしい乱暴な態度や行動をたしなめるのに悩んでいました。その時に、この「センスのいい子の育て方 」というタイトルに惹かれて購入しました。目次にも息子になって欲しいと思う人物像がたくさん書いてありました。「ハプニングに強い」に「こちらができることは、悲鳴を飲み込み、飛び出した目を押し戻し、平然とした顔で、子どもが平常心を保てるようにリードすること 」とありました。私は、ハッとしました。子どもの発言や言動に、オーバーにリアクションしていたからです。まず、私が落ち着く。これは実践しやすく、効果もてきめんでした。他にも「キャラクター商品とのおつきあい 」「T.P.Oに合わせられる 」など、子どもを育てて行く上で避けては通れないお悩みの解決策や譲歩する方法が書かれています。また挿絵が絵本のようにかわいいので、癒されますよ。2冊目 「完璧」なママになりたい疲れてるママへ(子どもの対象年齢︰妊娠中〜10歳代)紹介する育児本→「フランス人は子どもにふりまわされない」この本には妊娠中のちょっとしたアドバイスから、寝ない赤ちゃんへの対応、イヤイヤ期の子どもとの接し方、女性としてどうあるべきか が書かれています。フランス人らしく自由で優雅な発想でアドバイスが書かれていて、でも無理なことではなくちょっとマネしたくなる内容です。「100の方法」として、100の内容が、知り合いのお姉さんが話しているかのような語り口で読みやすいです。私は2人出産後にこの本に出会いました。2歳差の子どもたちとの生活は想像以上にバタバタしてしまっていて、上の子に「待って!待って!」とたくさん我慢させてしまっていることに申し訳なく思っていました。この本に「待つ練習の機会をたくさん与える 」とあり、忍耐力を付ける事が親も子どももハッピーに生活できると書いてあってありました。「忍耐力は、生まれつき持っているか持っていないかの特性とは思っていない。これらは学習できると信じている」とありました。私の「待って!」に癇癪を起す上の子に「どうして?わからないの?」と思っていました。でも元々、「待てる」ことができることがいないこと、「待たせる」ことは、忍耐力を鍛えることで悪いことでないことを知ってとても肩の力が抜けました。今でも、「うまくいかないな」と思うことがあったら、この本を開いています。3冊目 パパとの関係に悩んでるママへ(子どもの対象年齢︰新生児〜思春期頃)紹介する育児本→「忙しいパパのための子育てパッピーアドバイス」この本は、出産後から子どもが大きくなるまでの、夫と妻、父と子の関わりについて書かれています。筆者は精神科医でスクールカウンセラー 、自身も2児の父親である明橋氏。医師が書いているからといって難しいことはなく、同じ場面を夫の立場、妻の立場、を4コマ漫画で描かれたり、Q&Aで書かれていたり、忙しいパパでもサラッと読みやすく書かれています。私は、1人目を出産した後は、初めての子育てにもう余裕がなくなっていました。平日は夫も帰りが遅く、ほとんどすれ違いでした。赤ちゃん時は、昼夜の区別も付かず、寝不足でした。また、冬でインフルエンザが流行っていて、外出も自由にできなく家にこもりきりの時期でした。そんなある日に、夫が、休日に、「1人で買い物しておいで」と送り出してくれました。その頃の私は、休日は家族で過ごす!と思っていたので、1人で買い物に出かけることもありませんでした。半ば強引に夫に、追い出されて驚きましたが、身軽に動けることに感動し、本当にリフレッシュになりました。帰って、夫からこの本を読んでいたことを教えてもらいました。この本には妻の言いたいことが詰まっていました 。そしてそれと同じくらい夫側の気持ちも書いてありました。子育て中の妻や、生まれたばかりの子どもと接し方がわからないことや、本当はもっと関わりたいと思っていることが書いてありました。忙しそうな夫に気を遣いすぎてしまっていることを知りました。もっと甘えてもいいんだな、そのお願いの仕方も知ることができました。思春期頃の子どもとの接し方も載っているので、これからも末永くお世話になれそうです。パパはもちろんママにもぜひ読んで欲しい本です。----------読み物としても、オススメの3冊です。すべてを受け入れなくてはいけないわけではありません。参考になる章だけを取り入れる、全部を読まなくてもその都度、悩みに合う部分だけを読んで、納得する、救われるのが育児書だと思います。また、同じ本でも、子どもの成長で違った解釈ができるのも面白いです。一緒に子どもの成長を楽しめる1冊をみつけてくださいね。●ライター/水野アキ
2018年07月21日仕事も家事も子育てもどれも全力で頑張っているママは、日々忙しく過ごしていると思います。自分の時間もとれず、頑張っていても育児や家事が中途半端になってしまって、もどかしい気持ちになっている方もいるのではないでしょうか?特に子どもとの時間をもっととりたいのに、子どもと遊んだり、会話する時間がなく、一日が終わってしまうのはとても悲しいですよね。金澤悦子の著書『自分らしいキャリアも幸せも手に入れる! 「働くママ」の仕事術』に働くママのためのアドバイスがありました。筆者の経験も踏まえて、そんなワーママのために忙しい中でも子どもとの時間を大切にする方法をご紹介していきます。 三尾 幸司1979年生まれ。3児のパパ。某IT企業で営業をしながら、ワークライフバランスを実現し、たまに組織改革やダイバーシティ、女性活用などの推進に取り組み。また、NPO法人コヂカラ・ニッポンのメンバーとして、コヂカラMBAプロジェクトを進めており、子ども向けのキャリア教育やビジネスワークショップを実施。大手企業の社員の子どもや沖縄の高校生など、幅広く講演やワークショップを実施。プライベートでは小中一貫校のPTA会長(4年目)として活動中。厚生労働省の「イクボスアワード2016 特別奨励賞」を受賞。 「やらなきゃ!」を記憶から消す家事も仕事も育児も全部やっていると常に頭の中にはやることでいっぱいになってしまいます。「あれもやらなきゃ」「これもやらなきゃ」と考えていると、やることを覚えるので精一杯でやりたいことにも手がつかなくなります。そんなときにオススメなのは、とにかくやることはメモにとって記憶から消してしまうことです。覚えておかないといけないというプレッシャーもなくなりますし、「あれなんだったっけ?」と思い出せずに困ることもありませんので、その分余裕ができていろいろ考えて行動ができるようになります。また、知人のママは日々の同じような家事については、カレンダーにやる日を決めて書いておき、その日にこなしていっていました。例えば、掃除なんかは日によってやる場所を決めておき、その決まり通りにやっていくことで、「いつやったかな?」と考えなくてもとりかかれるようにしているので、気持ち的に家事をやるのが楽になったそうです。 子どものために「これだけは!」を決めておく子どもに対してきちんといろいろとやってあげたいという気持ちがあっても、なかなかうまくいかないということはないでしょうか?食事の栄養バランスや習い事、寝る時間や勉強など、子どものためを思って頑張ってやっていても、時間が足りずに全てをやりきることができなくて、中途半端になっている方もいると思います。そんなときは全て頑張ってやろうとするのではなく、どこかで力を抜いて、子どものためにこれだけは頑張ろうというところを決めるといいですね。例えば、家での教育を頑張ろうと決めればそこには力を入れて、他の家事や食事などは多少手を抜いたり、ときには夕食を作らずお弁当を買って帰ったりしてもいいですし、手を抜いてもいいとなると気が楽になります。また、やっているうちにうまく手を抜くやり方も身についていきますので、自分のための時間や子どもとの時間を作ることができるようになりますね。 「自分の趣味」を子どもにも楽しんでもらう子どもとの時間も少ないのに、自分の時間を作るのはもっと大変ですよね。自分のやりたいことができなくてストレスがたまってしまうこともあります。そこでオススメしたいのは、自分の趣味を子どもにも楽しんでもらうこと。そうすると自分のやりたいことを子どもと一緒にできますし、お互い趣味について話し合うことができます。子どもと過ごす時間と自分のやりたいことをする時間もあわせることで、ストレスもなくなり、時間もできるので、一石二鳥ですよね。 いかがでしたか?いろんな時短のコツがありますが、特に育児に対する考えや思いを中心にご紹介しました。筆者も子どもと一緒に趣味のテニスをして楽しむこともありますが、やはり自分の好きなことをやって楽しんでくれるのはうれしいですね。みなさんもぜひ子どもと楽しい時間を過ごせる工夫を考えてみてもらえればと思います。 【参考】※ 『自分らしいキャリアも幸せも手に入れる! 「働くママ」の仕事術』(かんき出版)※ Iakov Filimonov、Michal Kowalski / Shutterstock
2016年10月31日子育てや家のことに対して、パパと意見がぶつかったり、イライラすることってありますか?パパに対して、「なんで何回言っても直らないの?」「話をちゃんと聞いてるの?」といつもイライラしながら、同じことを言っていたりしませんか?でも、このようにパパにイライラしてしまうのは仕方がないことなんです。なぜかと言うと、男性と女性はそもそも脳の構造が違っており、考え方やモノの見方が違うので、ママの視点でパパを見ると、どうしてもイライラしてしまうんですね。NPO法人ファザーリング・ジャパンの著書『新しいパパの教科書』にパパとママの違いについて説明されていましたので、パパに対するイライラあるあると対処法を筆者の経験も踏まえてご紹介していきます。 ■男性は解決思考、女性は共感思考よく言われますが、パパは会話の中で問題を解決しようとします。それとは逆にママはとにかく共感してほしいという気持ちがあり、そこでパパとすれ違いが生じます。例えば、ママがパパと話をしているとき、「幼稚園でこんな嫌なことがあったの」とパパに言ったとしましょう。だいたいのパパは「それなら、こうしたらいいんじゃない?」と話を聞く前に問題を解決しようとします。ママは単に話を聞いてもらいたいだけなのに、いきなり解決策を提示されるので、「私の気持ちわかってるの?」とイラッとしてしまうわけですね。パパも悪気があるわけではないので、そういう生き物なんだと思っておくと、多少イライラしなくてすむと思います。 ■パパへのイライラあるある3つそれではよくあるパパへのイライラ3つをご紹介します。「パパはこういうものなんだ」と知っておくといいですね。 (1)パパに言っても伝わらないまず男性は表現が直線的です。逆に女性は婉曲的なので、遠回しに伝えて、察してほしいという気持ちがありますが、だいたいの男性は気づきません。例えば、部屋が散らかっているときに、パパに片づけてほしくて「部屋がきたないね」と言っても、パパにはまったく気持ちは伝わりません。男の子の子育てでもそうですが、ストレートに言わないと話が伝わらないんですね。 (2)パパに結論を求められるパパとの会話では、よく結論を求められがちです。ママは自分の思っていることや今日の出来事を話したいだけなのに、パパは「で、何が言いたいの?」と思ってることがあります。パパは、話に何か結論がないと気になってしまう性質があるので、そういう態度にイライラしてしまうんですね。ですので、「特にオチはないけど話を聞いて」と伝えておけば、パパも結論を求めずに話を聞いてくれるでしょう。 (3)パパが話を聞かないパパがテレビを見ていたり、本を読んでいたり、何かに夢中になっているときは話をほとんど聞いていません。ママは「パパ、話聞いてるの?」と言いたくなりますが、パパは聞く気がないのではなく、聞こえていないのです。ママは何かをしながら話を聞くことができるのですが、パパは1つのことに集中すると他のことができなくなります。男の子も同じ傾向があるので、話を聞いてほしいときは、何かをしているときに話かけないようにするか、話をしたいからちょっと聞いてと言って注意をこちらに向けてもらうといいですね。 いかがでしたか?パパもママとの違いを理解していないので、なんでママがイライラしているのかわかっていない場合も多いです。パパにもこういう違いがあることを理解してもらうと、お互いのイライラも減ると思いますよ。 【参考・画像】※ ファザーリング・ジャパン(2013)『新しいパパの教科書』(学研教育出版)※ wavebreakmedia, Phovoir / shutterstock【著者略歴】※ 三尾 幸司・・・1979年生まれ。3児のパパ。某IT企業で営業をしながら、ワークライフバランスを実現し、たまに組織改革やダイバーシティ、女性活用などの推進に取り組み。また、NPO法人コヂカラ・ニッポンのメンバーとして、コヂカラMBAプロジェクトを進めており、子ども向けのキャリア教育やビジネスワークショップを実施。大手企業の社員の子どもや沖縄の高校生など、幅広く講演やワークショップを実施。プライベートでは小中一貫校のPTA会長(4年目)として活動中。今までに1,000冊以上読んだ育児書やビジネス書のノウハウを元に、Blogや雑誌に子育てや教育に関する記事を寄稿し、子育てに関わる人の支援やアドバイス、将来の日本を支える子どもの教育や育成に力を入れている。AERA、Bonjureaha、サカイクなど寄稿多数。3人の子育てに毎日楽しくバタバタしてます。
2016年09月05日子育てはコーチング技術を使えばもっとうまくいく! 親が子育てで「野望」や「不安」以外に持てるものって何!? 子どもの気持ちを受けとめるって? ママが身につけたい、子どもの話を聞くためのスキル の続きです。コーチングという視点で子育てを眺めてみると、親といえども、子どもにお説教するには10年早い! くらいのことが判明。子どもにお説教する(働きかける)までに、親としてすべきことがありすぎて、目まいがしました。 しかし、やっと本特集4本目にして、子育てコーチングの実践編「子ども働きかけるスキル」に到着。引き続きお話を、国際コーチ連盟マスター認定コーチの、あべまさいさんに伺いました。コーチングのポイントは質問の仕方にありコーチは質問のプロ。なぜなら、質問をすること自体が、そのまま相手への働きかけに繋がるからだ。コーチが考える質問には、大きく分けて次の2種類がある。・オープンクエスチョン(直訳すれば、「開かれた質問」)5W1H(いつ、どこ、誰、何、なぜ、どのように)でたずねる質問。相手が自由に話すことができる形式・クローズドクエスチョン(直訳すれば、「閉じられた質問」)「はい」か「いいえ」で答えられる質問。質問者のために作成されたもので、答える相手にプレッシャーをかけてしまう可能性もある。子どもには、オープンクエスチョンで自由に答えさせるこの技術を子育てに応用するには、子どもにもオープンクエスチョンで質問をする必要がある。ただ、日々の子育ての中で「今のは、オープンクエスチョンになっていたかしら?」などと考えられる余裕は、残念ながらない。だが、そんな人でも、次のエピソードは、ポンっと頭に入るのでは? あべさんの友人コーチが、夜、自宅で仕事をしていた時のこと。クライアントにオープンクエスチョンを投げかけ、コーチングが終わって、和室のふすまを開けると、当時9歳の息子のげんちゃんが、そこに正座していた。コーチングをずっと聞いていた様子。『お母さんズルイ。僕には<ああしろ、こうしろ>しか言わないのに、ほかの人には<何がしたいんですか?>なんてきいてあげているじゃない。ぼくにも、そういうふうにきいてよー!』と言った。子どもにオープンクエスチョンを実践してみたら…思わずシーンが目に浮かぶようなエピソードだったので、早速、我が家でも実践してみた。小学校5年生の双子の息子たちに、「本日の塾の勉強は、どんなふうにする予定ですか?」と聞いてみたのだ。紙と鉛筆を用意し、「ママはお話を伺う気は満々です!」的な気配を漂わせる。すると、どうだろう。息子たちは鼻を膨らませながら、「国語はちょっと時間がかかるから、最初は理科をやる」「社会は工業地帯を暗記しないとなんないんだよ」などと言い始めた。そんな話を紙に書き取り、項目を整理してやると「本日のTO DOリスト」が出来上がった。いつもはああしろこうしろと口うるさく言わなければ決まらないことがすぐまとまるなんて、素敵!! 子どもにとっては、珍しさも手伝ってのことなのだろうが、それでも嬉しかった。ぜひ、皆さまも試してみてほしい。今回の「質問をするスキル」は、コーチングで相手に働きかけるスキルの、ほんの出だし。次回は、承認することで、子どもに働きかけることを学びます。コーチングについて、興味を持った人には◇コーチングのプロが書いた決定版 「 子育てコーチングの教科書 」(あべまさい/ディスカヴァー・トゥエンティワン)本体1,400円
2015年06月27日