小学校高学年のころのお話です。当時の私は、あることが友だちにバレるのが嫌で、トイレに行く回数を少なくしていて……。 誰にも知られたくない私が初潮を迎えたのは小学校高学年になったばかりのころで、生理についての知識がなく、とても困惑したことを覚えています。これまで周りの友だちと生理について語ったことはなく、おそらく生理がきている子はいなかったのだろうと考えられます。そのため、私は生理が始まったことに対してとてもネガティブな気持ちになり、生理がきたことを誰にも知られたくないと思っていました。 トイレに行く回数を減らして…友だちにバレないようにしていた私ですが、ナプキンを入れたポーチを持ってトイレに行こうとすると、友だちから「なんでポーチを持ってトイレに行くの?」と聞かれることが多く、とても嫌でした。「生理用品が入っているから」とはさすがに言えず、いつもテキトーに答えていました。 そんなことがあり、ナプキンを交換しに行くのが嫌になってしまい、私はできるだけ交換の回数を減らすように。しかし、その結果、経血漏れをしてしまうことがあり、かえって友だちから不審がられてしまったのです。 そんなある日、私はようやく友だちに初潮を迎えたことを話し、トイレにポーチを持っていく理由を伝えました。すると、友だちも「そうだったんだね」と理解してくれて、それ以降は何も言わず温かい目で見守ってくれるようになりました。 友だちに打ち明けたことで、学校でナプキンを交換することへの抵抗感が薄れていきました。それまでは、生理中はいつも友だちの目を気にして休み時間もよそよそしく接したり、授業中は経血漏れをしていないか気になったりと、1日中生理のことで頭がいっぱいでした。もっと早く友だちに打ち明けていれば友だちを不安にさせずに済んだでしょうし、私もビクビクして学校生活を送る必要もなかったかもしれません。まだ生理に不慣れだったころの懐かしいエピソードです。 著者/北山遥作画/加藤みちか 監修/助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 加藤みちか
2024年04月24日年齢的にもまだまだ集中力がなく、練習の時もルールの説明など長い話を聞いていられない低学年。説明するときの話の秒数や、伝え方のコツがあれば教えて。と言うお父さんコーチからの相談。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、低学年への伝え方など指導のアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見られるCOACH UNITED ACADEMY>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<スタートが遅いと追いつけないという認識を変えたい、4年生以上とか遅く始めた子にサッカーの理解を促す練習を教えて<お父さんコーチからの質問>池上さん初めまして。サッカー経験者であるというだけで、子どもの保育園と小学校のスポ少で低学年を教えています。今のところ指導者ライセンスを持っているわけではないので、補助員として安全を管理しながら遊び相手になっているような感じですが。お聞きしたいのは、未就学児~低学年が飽きないで、楽しめて基礎トレーニング出来るメニューについてです。これまでも散々同じような質問を受けていると思いますが、この年代はまだまだ集中力がなく、長い間話を聞いていることも難しいのと、年々子どもたちの運動能力が低くなっている感じがします。説明するときの時間の目安(数十秒?)や伝わりやすい言い方、身体を自由に動かしてサッカーの基礎的な動きを実践できる方法があれば教えてください。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。Jリーグクラブ時代、時間を計ったことがあります。小学校で指導する45分間で、コーチがどのくらい説明に時間を割いているのかタイムを取ったのです。45分のうち約15分間、しゃべっていました。つまりプレータイムは30分しかなかったのです。計測されたコーチは「いえいえ、そんなにしゃべってないですよ」と首をかしげていました。本人も気づかない間に長くしゃべっているわけです。これは恐らく多くの指導者が同じ状況かもしれません。■指導者は選手たちが何ができて、何が楽しいのか、できてない理由などを把握するのが大事私たち指導者がまず考えるべきは、プレーヤーの動きです。やっていることをしっかり見て分析します。どんな状態になっているのか、何ができていて、何ができていないのか。それはなぜなのかを把握します。同時に「どんなことが楽しくて、どんなことが嫌なのか」も気づかなくてはいけません。ここを黙って見ておかなくてはなりません。したがって、目の前の選手に指示を出しながら見ていたらそこに気づきづらいはずです。しかし、コーチは自分の思い通りになっていないことが目の前で起きているので、つい言ってしまう。すぐに「集合!」と言いたくなってしまう。そこで結局お説教じみた指導になってしまう傾向があります。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■低学年の指導で良く起きるのは、ルールの理解に時間がかかることご相談者様の指導年代は6歳以下、8歳以下と低学年です。この年代によく起きるのは、練習のルールをなかなか理解できないことです。例えば2対1で「ゴールはドリブル通過ね」と告げても、コーンの間を狙って蹴ってしまう子どもがいます。あるいはドルブルのように見えるけれど、蹴って走っているだけだったりします。あまりにもみんながルールを理解してないとしたら、もう一度集めて「ルールはこうだからね。そんなことを考えてください」と説明しましょう。子どもたちに「ルールがあるのは、何かが上手くなるためのルールです。それを守らずにやってしまうと効果がなくなっていきます」といった話をしてもよいでしょう。でも、そういう話もサッと短く終わらせます。■あれこれ思案するより正直に「話を聞いてほしいんですけど」と言ってみよう加えて、なかなかこちらを向いてくれないことも多々あります。そんなことを感じたら自分のしゃべり方や内容を見直しましょう。注目されないということは、子どもたちが聞きたくなるような話じゃないということだと思います。話を聞いてもらうための努力をする必要があります。ただし、子どもたちを注目させるために何か方法を探るのではなく、正直に「すみません。話を聞いて欲しいんですけど」話しかけます。「今、聞いてない子多いよね」と言うのはOK。とはいえ、多くの初心者の指導者は「静かにして」と言った後に「話は聞かないとダメでしょ」と少し怒り気味に言ってしまうようです。そこで子どもがシーンとなっても、聞かないといけないという主旨の話を続けてしまうのです。よって、シーンとなったらその先は言わずに、OK。今やってることこうだからねという話をして、さあ、やりましょうと再開してください。コーチはエンターテイナーですよねと言われることもあります。が、別にみんながみんなエンターテイナーである必要はありません。個々でパーソナリティーは異なります。これが絶対というのはありません。■話が伝わっていないとトレーニングの効果が下がるお手本となる師匠を見て学ぶのも手それでも、私たちが理解しておかなくてはいけないのは、話が伝わっていないとトレーニングの効果は下がるということです。うまく伝える方法はそれぞれ考える必要があると思います。伝わりやすい言い方などは、子どもの様子を見ながら省みるしかありません。これは私がいつも話すことですが、良い師匠を見つけて、一緒にくっついて実際に指導を見ることもおすすめです。どれぐらいしゃべっているのか。子どもたちとどんなやり取りしてるのかとか。そんなことは実際に見ないとわかりません。コーチそれぞれが「この人の指導いいな」と感じた人を見つければいいと思います。■オランダでは指導実践の後にコーチたちがディスカッションする(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)オランダのライセンス制度は指導実践が非常に多いと聞きます。テキストもなく、何度も実践した後にみんなで何度もディスカッションをする。そのディスカッションで、コーチたちがみんなそれぞれいろんなこと言う。そこをインストラクターが聞きながらメモをして、あとで「あなたはこれぐらい理解できているから合格です」となるそうです。ところが、オランダからそんなことを学んで帰国した日本人コーチが講習会をして、さあディスカッションしましょうと声をかけても、日本人は誰もしゃべらないという。まず大人が変わる必要があると感じます。メニューはネットで検索するとたくさん出てきます。私の著書にもメニューに特化したものがあります。図やイラストでみるほうがわかりやすいでしょうから、ぜひ参考にしてください。池上さんの連載一覧はこちら>>池上正さんの指導を動画で見られるCOACH UNITED ACADEMY>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2024年03月29日皆さんは、同級生の衝撃発言に驚いた経験はありますか? 今回は「女性を見下して怒る同級生」にまつわる物語とその感想を紹介します。同級生の衝撃発言高校生の主人公は、テストで学年1位をとりました。すると同級生から突然「どういうつもりだよ!」と言われます。同級生は主人公が1位をとったことが気に入らないようで「男の俺よりも女のお前がいい成績をとるなんて!」と衝撃発言をしました。主人公は唖然として「いい成績をとりたいなら、私以上に勉強すればよかったのでは?」と言うと…。女性を下に見ていて…出典:Youtube「Lineドラマ」「女が勉強できて何になる。結婚して家庭に収まるんだから」と時代錯誤な発言をする同級生。さらに「女が男を立てるのは常識だ」と価値観を押しつけてきます。そんな偏った考え方の同級生に、主人公はうんざりするのでした。読者の感想成績で負けたからといってわざわざイヤミのようなことを言ってくるのは、嫉妬しているとしか思えませんね。変な価値観を他人に押しつけるのは、やめたほうがいいと感じました。(20代/女性)勉強できるのはその人の努力で、男女も年齢も関係ないですよね。衝撃発言の連続で、同級生には呆れてしまいました。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(lamire編集部)
2024年02月06日学年の人数が多いのは良いけど、レベル差がある。止める、蹴る、運ぶの基礎技術だけでなく、その場その場での判断力も......。学年ミックスにして能力別にチーム分けも考えたが、うまい子たちのメリットを考えると悩むし、下の学年と一緒にされると劣等感を感じそうだからという保護者からの反対もある。同じ学年でもレベル差の激しい子たちに、どう指導したら良い?と悩むコーチからのご相談。レベル差のある子たちへの指導で悩んでいる指導者は多いのでは。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、チームのみんなをうまくするための3つのアドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<ポジションの意識がない低学年の団子サッカーを解消したい、子どもたちに伝わる言い方を教えて<お父さんコーチからの質問>地域の少年団でコーチをしています。担当はU-10なのですが、1学年に所属している選手は25人を越えており、選手の上手さにもかなり差があります。なので、止める、蹴る、運ぶの、基礎的な技術が習得できていない選手達やその場面でどうしたら良いか考える力が足りていない選手達がいます。一方で、基礎的な技術も考える力も持っている選手もいます。そんな中で、全員で同じ練習に取り組むべきなのか、グループを分けて練習内容を変えるべきなのか悩んでいます。上手くない選手にとっては上手い選手と一緒にやることで成長は見込めると考えていますが、その逆はどうなのでしょう。同学年は一緒にしてほしいと言う親御さんもいます。下の学年と一緒のグループになると劣等感を抱きそうだからと......。そんな方々への説明にも悩んでいます。上手い選手が上手くない選手と一緒にやることでメリットはあるのか、上手い選手だけでやる方がより成長できるのではないか、といったあたりが気になります。少年団なので、どちらか一方だけに焦点を当てて指導することはありません。何か良い練習方法や考え方がありましたら教えていただきたいです。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご相談の文章を読んで、個人よりもチームとして考えることが必要ではないかなと感じました。「上手い選手が上手くない選手と一緒にやることでメリットはあるのか、上手い選手だけでやる方がより成長できるのではないか」「上手くない選手にとっては上手い選手と一緒にやることで成長は見込めると考えていますが、その逆はどうなのでしょう」これらの疑問を持たれているようですが、そう考えてしまうと「上手くない子を入れると試合に勝てない」という考えにつながります。■チームとして全員が上手くなるにはどうしたら良いか、子ども達自信にも考えさせるチームとして全員が上手くなるにはどうしたらいいか考えることが重要です。であれば、上手くない子に上達してもらうにはどうしますか?ということを、子どもにも考えてもらったほうがいいでしょう。子どもは自分の感情をストレートに表現するので「アイツは下手だからパスを出してもダメだ」ということを平気で言います。それに対し、大人はうなずいてしまってはいないでしょうか。「いや、サッカーはチームでやるスポーツだよ。仲間をどう助けるか。あの子がとれるパスをどうやって出すかを考えよう」そういったことを、まず指導者が言えるようにしてください。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■サッカーは「チームでどう戦うか」が大事では、どうするか。10歳以下ということなので4年生くらいでしょう。例えばチームに25人いて8人制の大会に出るとしたら、最低2チーム組めますが、できれば全員出場するために3チーム出してはいかがでしょうか。その際はある程度のレベル分けをしてもいいでしょう。ただし常にそうするのではなく、大会によって全チームの力を平等にして編成してほしいと思います。レベル分けをしても、結局同じチームの中でも差はあります。常に同じ問題をはらむわけです。上手い子だけにボールを持たせて試合をしてしまうと、サッカーではなくなります。だからこそチームでどう戦うか?が大事になってきます。■アドバイス①「勝つための起用」「点を取らせる」という考えを捨てるそこで三つほどアドバイスします。ひとつめ。「みんなでやる。それがサッカーというスポーツなんだよ」という概念を子どもに強く持たせてください。そのためには、この感覚をまずは指導者が深く理解したうえで「勝つためにはこの子を起用する」とか「点を取らせる」といった考えを捨ててください。そして「みんな同じだけ出場して勝つにはどうするか?」を考えてほしいのです。よく聞かれるのは「子どもは勝ちたいでしょう?」という意見です。その通り、子どもは技術が劣る仲間が交替で出ると「そいつに替えたら勝てないのに」などと平気で言います。そのときに、協力し合うこと、上手い下手ではなくリスペクトし合う大切さを教えなくてはいけません。「このメンバーでどうやったら勝てる?みんなで相談して」と言って一緒に考えてあげてください。もし負けても次どうするかを考えます。それがスポーツです。そこを大人がわかっていないと、敗戦の原因だとひとりが責められていたり、いじめに発展することを止めることはできないでしょう。■アドバイス②相手へのリスペクト、仲間との協働を意識させる最近の少年サッカーはヒエラルキーが生まれやすくなっている2つめ。子どもに伝えなくてはいけないことを整理し、徹底してください。小学生のサッカーにしても、みんながみんなプロになるわけではありません。リスペクトや、仲間と協働すること、ルールを守ること。子どもが学ぶべきこと、大人が伝えるべきことはたくさんあります。そこを優先すれば、やるべき指導は見えてくるはずです。つい最近、小学校の先生からこんなことを聞きました。「少年サッカーにヒエラルキーが生まれやすくなってますね。ひと昔前は少年野球をしている子どもの中でいじめのようなことが発生し、それが学校にまで持ち込まれていて私たちも対応に追われました。でも、今はサッカーのほうが問題になることが多いです」そのような時代だからこそ、チームでやるということを強調し実践してほしいです。スポーツの指導現場での暴力根絶についての講演を頼まれることもあります。その際、「皆さんはなぜ子どもにスポーツをさせますか?一体スポーとは何でしょう?」と問いかけます。日本は、そこが欧米に比べて圧倒的に抜けているからです。スポーツに対し「勝負する」という側面が強すぎます。勝ち負けや成績ばかりに一喜一憂します。レギュラーの子どもは上手いからいいけど、補欠の君はダメだから試合に出られないのは当然だよと評価してしまいます。サッカーを学ぶ目的は「勝つ」ことではありません。試合の目的が「勝つ」ことなのです。このことを間違えずに私たち指導者は子どもに伝えなければならないのです。■アドバイス③練習法を変えてみる様々な子を混ぜてやるとみんなできるようになってくる(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)3つめは練習方法です。能力別ではなく、様々な子どもたちを混ぜてやっていると、みんなができるようになってきます。前述したように、できない子がいれば「周りの人は何したらいい?」とできる子に問いかけてください。彼のキックがここまで届くと思う?うん、思わないよね。じゃあ、どうして離れていくの?もっと近づいて相手がいないところでボールをもらってあげたら?みんな特徴あるよね?助けてあげるのがサッカーだよね?例えば、仲良くない二人を私はわざと一緒にやらせます。この子をうまくするにはどうしたら?と考えてもらいます。スポーツは競争だ、悔しかったらうまくなれ――。プロであればそうでしょう。プロは自分の価値を高めたり、磨かなくてはなりません。しかし一方で、自分だけ良ければいい、というエゴイストは一流になれないのも確かです。プロのような競争を小学生からやらせる必要はありません。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年08月11日平日はサッカー経験がない保護者が数人で見守りをしているチーム、高学年は自分たちで練習メニューをこなしたりするけど、低学年は遊んだりケンカしたりで練習せず時間が過ぎてしまう。親たちもどう声かけして良いかわからない。低学年もちゃんと練習してくれるようにするにはどうしたらいい?とのご相談をいただきました。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、アドバイスを送ります。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<点取り屋がいなくなって決定力ガタ落ち、今いる選手で何とかして優勝する方法を教えて<お父さんコーチからの質問>はじめまして。小学校の1年生から6年生までが所属するチームの父母会長をしています。私自身は指導者という立場でないのですが、ご相談を送らせていただきました。私たちのチームは、子どもの頃に多少やっていた経験はあるけれど基本的にはサッカーの素人である父母が指導やコーチにあたり、週に月水金の練習と土日は練習若しくは大会出場しています。相談したいのは、低学年の練習のさせ方を教えてほしい、です。土日の練習や大会の指揮は、監督や前述した多少サッカーを知っている父母コーチが行いますが、平日3日間は当番のお母さんが2人いて練習を見守ります。練習時間は16:30~18:30の2時間、土日は8:30~11:30です。高学年は比較的自主性があり練習メニューをこなしますが、低学年はできません。遊びや喧嘩で時間が過ぎます。世間では低学年でもちゃんとできる子たちもいると思いますが、たまたまうちのチームにはそういう子が集まっているだけなのでしょうか。お母さんたちもどう声掛けしてよいか分からなくて困惑しています。何か良い方法はないでしょうか?<池上さんからのアドバイス>この相談文を読んだときに、まずは「こんなに練習しているんだ」と驚きました。小学1~2年生の子どもたちが週5回もやっています。これだけの回数で練習が組まれているのであれば、一回の練習をもっと余裕のある楽しいものにする視点で考えませんか。例えば、もっと試合ができるような環境にしてあげてください。練習の最初からどんどんゲームをしてもらいます。審判は必要ありません。子どもたちにジャッジさせてください。彼らができるだけ自由にサッカーを楽しめる環境を目指しましょう。■スポーツの練習=しっかり学びにつながることをしないといけないという事ではないスポーツの練習というと、大人たちはそこで何かを学ばないといけない、しっかりやらないといけないという脅迫強迫観念に似た感覚に陥りやすいようです。そうではなく、子どもたちが楽しく試合をやってる間に、ひと月、ふた月と経つうちにどんどん変わっていく姿が見られるはずです。どうしても何か手を加えたいということであれば、試合の人数を変える(3対3を4対4にするなど)、ゴールの数を二つではなく四つにするというように、試合のオーガナイズを変えてください。試合はもちろん全員が平等に同じ時間プレーします。そうすれば、見守り役のお母さんたちにとってもそんなに難しくないはずです。もし、見ていて誰かが楽しくなさそうだったら、子どもたちにひと言言ってあげてください。「サッカーはみんなでやるものだから。みんなが楽しくなるようにやろうよ」と。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■子どもたちが自分から練習について言ってきたらちゃんと聞いてあげるまた、もし子どもたちが自分たちから何か練習したいと言ってきたら「何がしたいの?」と聞いてあげてください。彼らがそのとき一番したいものをやってあげればいいかなと思います。シュートかもしれませんし、パスかもしれません。「じゃあ、どんなことをするの?」とまた聞いてあげればいい。お母さんたちが見守るとしたら、それで十分だと思います。実はこの環境設定だけをする、オーガナイズをすることで技術を習得できるという考え方は、ここ最近の新しいコーチングの流れです。放任とか放置ではなく、実は最先端であることをご相談者様は知っておいてほしいと思います。■学年を混ぜて練習すると、両方にとって成長になる加えて、平日練習3回のうち1回は、低学年から高学年まで全部が混ざってやる。そういう日も作れると良いでしょう。チームがどんなグランドでやっているのかはわかりませんが、そんなふうに高学年の子たちが低学年を教えることは両者にとってすごく勉強になります。低学年は高学年のお兄さんやお姉さんのようになりたいと思うし、高学年は相手のことを考えて丁寧にパスを出したり、コーチングすることを覚えます。これは同級生の横割りだけの練習よりも身につきやすいものです。■大人目線での短期的な上達具合に注目しすぎないことひとつ気をつけてほしいのは、大人の目で短期的に見て上手くなっているか、伸びているか?に注目しすぎないことです。サッカーが楽しくて仕方がない子どもにすることを目指してほしいのです。私がよく使うのは「その遊びをするなら、公園に行ってくださーい」というフレーズ。ここはサッカーを楽しむ場所ですよと子どもに伝えます。とはいえ、遊びや喧嘩で時間が過ぎてしまうこともあるでしょう。そんな時間が必要なときもあります。そういう姿を見ても、大人は怒らずに「じゃあ今日はやらなくてもいいよ。また次に来たときにちゃんとやればいいよ」と言ってもいい。例えば、そんなにもめるなら違うことしようっていう提案をしてあげてもいいでしょう。私も「じゃあ、ドッジボールでもするか」と違うことをやらせたりします。体を動かす遊びであれば鬼ごっこでもよいのです。そうやってドッジボールするときは「じゃあ、3回戦にしよう」とある程度の時間を決めます。それが終わったら、サッカーの試合にするね、みたいなことを言ってからドッジボールをやります。■試合ばかり続けたチームの1年後は......(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)最後に、実際にあった話をお伝えします。2000年代にJリーグクラブの元選手だったコーチが、Jクラブで小学6年生のひとつのクラスを1年間指導しました。練習で1年間ずっと試合ばかりしたそうです。保護者からは相当の量のブーイングが来たようですが、続けました。ところが1年後、そのコーチのクラスから一番多くジュニアユースに上がったのです。まさしく試合で使えるものを、試合で学んでいくことの証です。見守りのお母さんしかいない練習は、まさしく大人が消えている環境です。試合の人数や形をどんどん変える部分だけやっていただければいいと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年06月17日皆さんはママ友関係の悩みはありますか? 今回はちょっと厄介なママ友のエピソードを紹介します!イラスト:美吉香胡ママ友からの電話主人公には、小学校高学年の娘がいます。新年度に娘の担任が新任の先生になりますが、しっかりした先生だったので安心して通わせていました。しかしある日、ママ友の1人から突然電話がかかってきて、先生への不満を聞かされます。先生がまだ教えていない単元の小テストを行い、ママ友の子どもが0点をとったというのです。納得がいかないママ友出典:lamire電話中に怒りがヒートアップしたママ友は、学年主任に抗議すると言い出します。まずは担任の先生に話した方がいいと言っても聞き耳を持たず…。ところが娘に聞いてみると、その単元はすでに習っていて娘は小テストも満点だったとのこと。その後、猛抗議を受けた先生たちは仕方なくママ友に謝罪をしますが、ママ友の怒りは収まらない様子…。それ以降、そのママ友は主人公にまで冷たい態度をとるようになるのでした。子どもの言葉を鵜吞みにどうやら子どもの言葉を鵜吞みにして、先生に抗議したようですね。それなのに主人公にまで冷たく当たるとは、モヤっとしてしまうエピソードでした。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。
2023年05月23日■前回のあらすじこれまでの展開をすべて無視したような学年主任の発言に呆然とするりえと母親。しかしありえない発言でサヤ親子の肩をもつ学年主任の行動には裏があったのでした。■学年主任の強引な態度に…■完全な身内びいきだった…再び一人ぼっちになったサヤ。次回、彼女のねじれた感情が明らかになります。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年03月07日■前回のあらすじ「返したくない」と頑なに抵抗するサヤ。母親が返すように促しても、「ママは絶対に買ってくれないから」と拒み続けます。そんなこう着状態に割って入ったのが学年主任でした。■今までの話、聞いてた…!?■ズレた発言に呆然とする親子当時、学年主任の一方的な判断に違和感を覚えた担任は色々調べた結果…、驚くべき事実を掴むのでした。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年03月06日同僚コーチの提案で、1~3年生の学年ミックスチームに分けることになった。技術や熱量でグループ分けをしたが、学年ミックスの練習をする際に気を付けることは?とのご相談をいただきました。上の学年の子も下の学年の子も成長するというメリットは知られていますが、チームの底上げをするためには、どんな点に気を配ればいいのでしょうか。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、ご自身が現在指導している現場の例を踏まえてアドバイスします。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<「そうじゃない」「○○へ出せ」指示命令ばかりのベテラン指導者のやりかたを改善する方法はある?<お父さんコーチからの質問>地元サッカーチームでU-8コーチを指導しています。U-10コーチの提案により、1~3年生の中でグループ分け(A~C)を行い、各カテゴリーでそれぞれに見合った練習を行うという試みを実施しようとしています。技術力やサッカーへの熱量でグループを分けましたが、実際のところ私自身はグループ分けに納得がいっておりません。理由は様々ありますが、私自身1年生の子に対し良い環境になるのではと踏み切った以上、取り組んでいこうと思っています。そこで、学年ミックスの練習で注意すべき点などがございましたら、ご教示お願い致します。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。学校などでも横割りで活動することが多い子どもたちを縦割りでグループ分けすることは、基本的に悪いことではないと私は思います。■学年ミックスの課題、指導者が気を付けないといけないところただし、技術の優劣でレベル分けしてしまうと、技術が伸びるのがゆっくりな子どもたちが良いプレーをみる機会が減ってしまいます。そこをどう考えるのかは、ひとつの課題でしょう。もうひとつの課題は、指導の対象が1年生から3年生という最も難しい年代ということ。私自身いろいろ経験してきましたが、この三つの学年は一番扱いにくいと感じています。縦割りの場合、上のほうの学年に下の学年の子をお世話してもらう流れをつくるとうまくいくのですが、3年生に1年生の面倒をみましょうと言っても無理です。私が運営しているスクールで縦割りのゲームをやろうとすると、1年生は「1年生だけでやりたい」と言ってきます。なぜならば、上の学年である3年生が下級生にパスしないからです。したがって1年生だけで試合をやると、パスできます。それぞれの性格や成長の進み具合などをみて正確にグループ分けしたとしても、非常に難しいようです。要するに、3年生にはそういった特徴があるのです。サッカーを始めてそれなりの年月が経って、できることが増えてきた。ゴールする面白さがわかってきた。そうすると、指導者の練習のやり方次第で変わってはくるものの、日本の場合は多くの3年生がボールを持つと自分でドリブルで行きたがります。レベル別に分けるのは悪くないのですが、子どもたちの状況で違ってくることは予想できます。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■縦割りのメリット、チームの底上げにつながるために大事なポイント縦割りにするのであれば、まずはコーチたちがそのメリットを理解しなくてはいけません。下の学年の子は上手なお兄さんとサッカーをするのはプラスです。これに対し、上の子も下の子に丁寧なパスを出してあげるなど、彼らを使うことを覚えればプラスになります。そのあたりを深めずに、上手い子は上手い子だけ、技術がまだついていかない子はそこに固めるという発想ではチームの底上げにならないかもしれません。私の練習では、選手同士でコミュニケーションを図るよう伝えます。例えば「先に名前を言ってからパスしよう」と呼びかけます。そのほうが自分にパスが来ることを予想できてわかりやすいはずです。ほかにも「外に開いて」とか「裏に走って」といったコーチングをするよう指導します。そうすると実際にうまくいくので、子どもたちはみんな納得してくれます。とはいえ、すぐにできるわけではありません。6年生の子どもがパスミスをした際に「約束おぼえてる?名前、呼んだ?」と尋ねると「呼んでいない」と言います。「〇〇君、いくよ」って言ってパス出せば?と話しても、そこを覚えておいてプレーできません。ずっと考え続けられないようです。であっても、時間をかければ、名前を呼んで相手に合わせたパスが出せるようになります。上級生にとっても、異年齢でやる意味は大きいのです。■時には上の学年に挑戦させたり、学年対抗戦などの調整をしようとはいえ、前述したように3学年でサッカーをするのは難しいものです。3年生が勝手にやってしまう、ということはきっと起こるでしょう。その場合、3年生を6年生と一緒にやる時間も設けてください。3年生が6年生からパスをもらってゴールするといった体験をしてもらうのです。例えば、3~6年生の縦割りでゲームをする際「3年生がゴールしたら3点ね」といった工夫をすると、子どもたちは勝ちたくて3年生にボールを集めるようになります。加えて、私は「君たち3年生は、1年生にどうしてあげたらいいかな?」と子どもたちに問いかけます。そのように働きかけたとしても、子どもは毎日気持ちが変わります。3年生がうまくできない日もあります。そんなときは3年対1年、3年対2年というような学年対抗戦を行ったりします。そうすると、1年生は懸命に守ろうとしますが、体格差やスピード、技術の差はあるので1年生は歯が立ちません。点差がついてきたら、「じゃあコーチが1年生のほうに入ろうかな」と私が入ったりして調整します。■その人数でないと獲得できない技術、成長がある(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)最後に二つほど付け加えさせてください。日本は低学年でも8人制で試合をさせる地域があります。ですが、3対3のフニーニョや、4対4のクワトロなど、もっと少ない人数で試合をさせましょう。その人数でないと獲得できない技術や成長があります。もうひとつ。グループ分けの基準にする要素は、ドリブルが上手いとかいった足が速い、体が大きいといったものになりがちです。そこに長けた子たちをピックアップしてしまうと、そういった要素でしか勝負できなくなります。それを踏まえて、練習は見て考え判断するトレーニングを軸にしていただければと思います。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2023年02月26日■前回のあらすじ「本当にやってない」と泣きながら訴えるミヨに対して、「泣けばすむと思ってるの?」と容赦のないモンペ母。何が真実がわからない中、ミヨの涙を嘘だとは思えないのでした。■その日の話し合いは…■得体の知れないサヤの言動そして案の定、サヤとのトラブルに再び巻き込まれることになるのでした。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月17日■前回のあらすじミヨが謝らないと話は終わらないと圧力をかけるモンペ母。「私さえ謝りさえすれば…」とプレッシャーを感じるミヨと期待通りの展開に薄笑いを浮かべるサヤ。しかし母親は勇気をもって最後までミヨをかばいます。■一方的な主張に反論するも…■やっぱり何かがおかしい…!まったく話が通じない学年主任とモンペ母。しかしミヨの母親は、モンペ母がなぜ人の話を聞かないのかわかったような気がするのでした。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月14日■前回のあらすじ「やったんでしょ?謝りなさい!」と子どもに対しても容赦ないモンペ母。ミヨが反論すると学年主任が間に入ったものの…。彼女の口から飛び出しのは、あきらかにミヨを疑う言葉だったのです。■あきらかにおかしい展開!■思い切って違和感を口にする担任担任の主張を圧で封じるモンペママ。何を言っても聞き入れてもらえない状況の中、母親はある行動に出ます。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月10日■前回のあらすじ子どもも一緒に行われた話し合いには、担任と学年主任も同席。始まるやいなや、サヤの母親はミヨに次々と質問を浴びせ、攻撃を始めるのでした。■もはや狂気さえ感じるモンペ母■ここから予想外の展開が…!学年主任からは明らかにミヨを疑う言葉が…!この後、強烈な違和感が母親を襲うのでした。次回に続く「ウチの子は絶対に悪くないんです」(全42話)は17時更新!
2023年02月09日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。早いもので、息子も今年の春には小学2年生になります。最近知ったのですが、もっともいじめが多いのは小学2年生だそうで、いじめは低年齢化しているというのです。そこで今回は“いじめ”について書いていきたいと思います。息子が通う学校でも、いじめについて話を聞くことがありました。■悪意はないかもしれないけど…息子の通う学校は登校班がないので、学校まで子どもを送る保護者の方が多いです。子どもを学校まで送っていると、子どもたちの様子がよく分かります。そんな中で、たまたまママ友が登校中にひどいことを言っている子たちを見つけて、「そんなことを言ったらいけないよ」と注意したそうです。小学校低学年というと、まだ物事を相手側の視点に立ってとらえるという認識が育っていない時期でもありますし、しばしばこういう心ない言葉を聞くことも多いものです。ひどいことを言われた子はどんな気持ちか…。それを考えてもつらいですが…。もし言われたのが自分の子どもだったら…と考えると、やはりとてもつらい気持ちになってしまいます。1年生には、悪意はないかもしれません。遊びの延長であったり、悪気なく言いたいことを言ってしまうこともあるでしょう。しかし、相手が嫌な気持ちになってしまったら、それは“いじめ”ということになってしまうのかもしれません。息子も、同じクラスの子に何度も物を隠されたことがありました。私の知っている子だったので、私が直接その子に「息子の物を隠さないでくれるかな?」とお願いしました。それ以来、その子が息子の物を隠すことはなくなり、無事解決したのですが…。 ■3学期が始まった頃、息子に変化が!息子は、「絶対に許せない」と言っていました。さらに冬休みに入ったある日のこと…。息子が学校で一番信頼しているお友だちの話をしてくれました。思い出して目に涙を浮かべている息子を見て…。嫌なことをされた傷は、私が思うよりも深かったのではないかと思いました。そして、3学期が始まったある日のこと…。冬休みの間は、あんなに許せないと言って涙を見せることもあった息子でしたが、その子の優しい一面を見て気持ちが少しだけ和らいだ様子でした。小学校低学年、ついひどいことをしてしまったり、言ってしまうこともある年齢なのでしょう。息子が良い気持ちで学校へ通えるよう、これからも見守っていきたいと思います。
2023年01月26日昨年長男が小学校に上がり驚いたのが、毎日持ち帰るプリントの量。今年からはペーパーレス化が推進され、昨年に比べると持ち帰るプリント類は少なくなりましたが、学年便りやテストの返却、成績表…とゼロになるわけではなく。大量のプリントを仕分けるのに一苦労していました。そんなとき目に止まったのがA4サイズのプリントがしっかり入る、bon moment(ボンモマン)の「がばっと開いて見やすい 書類収納ケース」です。これだったら小学校から持ち帰るプリントをまとめて収納できるかも?!と迎えることにしました。今回は書類収納ケースの、わが家での使用シーンをご紹介します。13個のポケット付き!がばっと開くからプリントから出し入れがスムーズ学校から持ち帰るプリントは、写真を撮ってスマホのアプリで確認する方が手間がなくラクだと思うのですが、わたしはすぐ見えるところで管理したいアナログ派。今までは、・1年間保存するプリント(年間行事予定表、PTA規約、緊急時対応など)・1ヶ月〜学期ごとに保存するプリント(毎月発行される学年便り、返却されたテストなど)・成績表の、3つのファイルに分けて手元で保管していました。見やすかったのですがファイル別に保管しているため、年間表と今月の予定を照らし合わせながら見ておきたいときなどの、両方まとめて見たいとき不便に感じることが…。また、成績表もどちらかに一緒に収納できたらいいなぁと感じていました。その点こちらの収納ケースは、ポケットが13個ついているので細かく分類できて便利!▲マチは最大25cmまで広げることが可能。さらにインデックスがついているので、ラベリングしておけば一目で何が入っているかがわかります。自立するのでテーブルに広げて使いやすく、ファイルと比べると上から出し入れしやすい印象です。アコーディオンのようにガバッと開いて、閉じるときは圧縮できるので大量のプリントを収納していてもスリムに収まりますよ。暮らしのちょっとした場所にも取り入れやすいカラーも使いやすい理由のひとつです。学校関連のものをひとまとめにすれば、見返すのも整理もラクになる!早速今まで3つに分けていたプリント類を、分けていきます。前方にはチェックしたり出し入れの多い学年便りや、返却されたテストを科目ごとにIN。新しい学年便りやテストが返却されたタイミングで、前月分を手放し新しいものに入れ替えます。運動会や授業参観などの詳細が書かれたプリントも、その行事が終わるまで保管。見る機会が少ないプリント類は後方に。ポケットはクリアファイルごと入れることができるので、 1つのポケットの中を更に項目別に分けたい場合はクリアファイルを使って仕分けてもよさそうです。項目ごとに収納する枚数がバラバラだったり、書類の厚みにバラつきがあってもスッキリ収まるところもうれしいポイント。閉じて収納するのも便利でよいのですが、わが家は長男に自分でプリント管理をしてもらいたく、あえて開いたままランドセル収納のすぐ近くに設置。お便りとテスト返却のプリントのみ持ち帰ったあと長男に前月分を捨ててもらい、新しいものを上から差し込んでもらっています。(それ以外のプリントはテーブルに置いてもらい、その場でわたしが仕分けています。)▲開いて置いておけば、長男もプリント管理がしやすくて◎。今までは2つのファイルをチェックしなければいけなかったところ、こちらだとこれ1つ&一度で学校関連のものを把握できるようになり、とっても快適!ひとまとめにして項目ごとに分けることで、「あれ?あのお知らせどこにやったっけ?」を防ぐことができますよ。出し入れもスムーズのため、あとで見返したいときや不要な書類を整理したいときにもストレスなく行えるようになりました。いかがでしたか。bon momentの書類収納ケースでプリントの整理、収納する仕組みづくりを作ったことでプリントが溜まらず、保管・処分と流れがスムーズになりました。プリント整理でお困りの方、納得のいくプリント整理法が見つからない!という方にオススメのアイテムです。 【ご紹介したアイテム】A4が入る便利なジャバラ式ファイル。プリントや取説、保証書などの整理に。たっぷり大容量な13ポケットで月別の整理にもおすすめ。おしゃれなインテリアにも馴染む布製カバーも◎⇒ bon moment 書類 収納 ファイル ファイル収納 A4書類収納 がばっと開いて見やすい Lサイズ/ボンモマン 中村綾子30代、主婦。賃貸アパートに夫と男の子兄弟の4人暮らし。転勤族なので身軽に暮らしたいと思いつつ、暮らしに役立つ便利アイテム好き。
2022年11月10日子どもの人数が少なくて、全学年を見ているんだけど全員一緒にできる練習はある?とのご相談をいただきました。人数が少ないチームでは同じような悩みを持つ指導者の方もいるのでは。今回も、ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、低学年からサッカーIQを高め、技術も習得する練習法をご紹介しますので、参考にしてください。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<サッカーの各ポジションの役割、動く範囲やポジショニングを効率的に教える方法はある?<お父さんコーチからの質問>はじめまして。小学校のチームでサッカーを教えています。分類としてはスポ少です。子どもの数が少ない地域なので、年によって人数は違いますが各学年3~4人程度で、指導者も私しかいないため、全学年一緒に練習しています。安全のための見守り役として保護者の方が来て下さることはありますが、サッカーの指導はしません。そんな状況なので、小学1年~6年の全員一緒に出来る練習、特に技術トレーニングを教えてほしいです。やっぱり年齢差があると技術的にもサッカーの理解にも差があるので、どんなやり方、さじ加減が良いのか悩んでおりまして。どうぞよろしくお願いいたします。<池上さんからのアドバイス>ご相談ありがとうございます。1年生から6年生までの異年齢の子どもたちを一度に教えているとのこと。それは私が地元の大阪で提供させてもらっているプレーパークやクラブとまさに同じ環境です。■ルールを設けて低学年も1か月で団子サッカーを脱却する方法例えば、ミニゲームなどで、2年生以上は1年生からボールを取っていけないというルールにすることがあります。そうすると、子どもたちは1年生にパスを集めます。1年生は誰も寄ってこないのでひとりでドリブルします。しかし、1年生同士なら奪ってよいので、相手の1年生からとられたりします。そこで2年生以上の子どもたちは、ゴール前で1年生を使う方法を考え始めました。同時に、1年生たちも、同じ学年の1年生が奪いに来るので、1年生がいないところに動くようになりました。そうすると、1年生が1か月で団子にならなくなりました。「池上さん、あの子たち、何年生?え、1年生なの?」と、皆さん驚かれていました。多くの指導者は、低学年が団子になってしまうのをどうしたらいいかと頭を悩ませているからです。サカイク公式LINEアカウントで子どもを伸ばす親の心得をお届け!■対戦型のメニューの中で技術のトレーニングをする、ととらえてサッカーを認知して判断し行動してもらうには、指導者の皆さんに、ミニゲームや3対2などの対戦型のメニューのなかで「技術のトレーニング」をする、ととらえてほしいのです。その中で磨けるように指導者も工夫をしてください。例えば6年生だけ2タッチでやるよう制限をかけます。そうすると判断力を磨けます。また「ゴール前はダイレクト」もあります。「ハーフラインを越えたらフリー」でもよいでしょう。他の学年も同じようにルールを設けて制限すると、技術は上がってきます。「インサイドキックだけでやって」でもいいし「アウトサイドも混ぜよう」となってもよいでしょう。インサイドとアウトサイドのみでやるなど、さまざま工夫してください。そうすると頭が鍛えられます。■自分たちで考えるような声掛けで、低学年からサッカーの理解度を高める1年生から6年生まで、みんながボールに集まらず広がってプレーする。つまり、サッカーらしくなるには、前述したルール設定に加え、声掛けも大切です。サッカーの理解度が高い6年生に「1年生をどう使う?どうやったら使えるかな?」と、自分たちで考えるような声掛けをします。私のクラブはそんなやり方をしているので、低学年や中学年からサッカーの理解度の高い選手が出てきました。そういう子が出てくると、他の子がその子のプレーを真似し始めます。そうやって集団は伸びる。異年齢の集団は多くのメリットが隠れています。そこをぜひ見つけ出して活かしてください。■未就学児でも認知、判断して行動できるさて、ご相談者様の方がおっしゃる「技術」は、ボールを止める蹴るといった足元のスキルだと想像します。そうとらえて、そこだけ切り出して練習させてしまうとリアリティが無くなります。つまり、対面パスやコーンドリブルなど、試合では見られない状態のものがどうしても多くなるからです。そういった技術練習をやっても良いのですが、なるべくサッカーをさせながら技術が上がる方法を考えてください。小学生の段階では、サッカーがどんなスポーツかという理解をしたうえで認知や判断が重要だと考えます。プレーの判断は幼稚園の子どもでもできます。例えば、ひとりの子がボールをもっているとします。もうひとりはその子からパスもらいたいと思っています。でも、間に相手がいます。私が「そのままでもらえるかな?」と尋ねると、幼児たちは首を振って「もらえない」と答えます。「どうしたらいのかな?」と問いかけると、もらえそうな場所に動きます。「そうだね。そこに動けば、ボールが来るね」と答えると、嬉しそうにしています。そのように認知して行動することは、幼児でもできるのです。■試合中に止まったボールを蹴る場面は限られる。仲間との連動が必要な練習を増やそう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)技術を身につけていくプロセスとして、日本ではまずひとりで行うトレーニングが多いようです。それらの練習はクローズドスキルと呼ばれています。もちろんそれらは基本技術を身につけるためには重要ですが、もっと相手がいて変化する状況に対応するミニゲームや2対1、3対2といったオープンスキルの練習を増やしてほしいと思います。なぜなら、試合中に止まったボールをキックする場面はコーナーキック、フリーキック、ゴールキックくらいです。ほとんどが相手をかわすことを考えながら、動くボールをコントロールして蹴ります。そう考えると、止まっているボールを蹴ることは、本来の技術練習ではないということです。例えば「ボールは足のここに当てよう」などと教えるのは一回でいい。あとはプレーしながら身に付けます。技術は、指導者が子どもたちへ口で説明したからといってできるものではないと考えてください。それなのに、指導者は足元の技術練習を切り出してやらせようとします。また、試合などでの声掛けも「よく見ていましたか?」では足りません。子どもたちが何を見て、何を判断すればいいかを、そこまでのプロセスで理解しておくことが重要です。ぜひ子どもたちのサッカーIQを向上させてください。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年10月21日「サッカーのキャンプには興味があるけれど、まだ低学年の子には早いかな」「キャンプに行って子どもが成長するってどういうこと?」と、キャンプに参加することを躊躇している方も多いと思います。この夏のサカイクキャンプに参加してくれた矢藤さん親子の生の声を通して、そんな疑問にお答えします。(取材・文:前田陽子)サカイクキャンプでトレーニングに励む正太郎くん<<「やる前から諦めずに戦おうと思えるようになった」たった数日のキャンプで子どものチャレンジ精神が養われる理由■低学年でも親元を離れて過ごせる今回サカイクキャンプに参加した矢藤正太郎くんは小学2年生。これまでに近くのいとこの家に泊まりに行ったことはありますが、それ以外で親元を離れての泊まりの経験はありませんでした。「人見知りもなく、初めての人ともコミュニケーションはとれるタイプだと思っていたので、サカイクキャンプに行かせる上であまり心配はありませんでした」とお父さん。参加することについては何度も本人に確認して、親子ともに納得して送り出しました。正太郎くんも「サッカーとかスポーツのキャンプに行ったことがなかったから、行きたいと思った」と自分の意志で行くことを決めたそう。集合場所へはお母さんが送って行ったそうですが、バスの待合場所のかなり手前で「もういいよ」と行ってしまったそう。小2という年齢を考えると、正太郎くんはとてもしっかりしているようです。コーチたちによると、子どもたちの中には親御さんと離れたことがさみしくて、最初の夜に泣いてしまう子もいるそうですが、ほとんどの子が翌日からはケロッとしているとコーチたちは言います。そんな経験も子どもの成長につながるのです。■帰ったときの「楽しかった」の笑顔が充実した時間の証正太郎くんのサカイクキャンプの感想は「楽しかった」。サッカーの基礎から教えてもらい、練習の時間が楽しくて、参加する前よりキック力が上がり、ボールが飛ぶようになったそう。お父さんは正太郎くんの「楽しかった」の感想を聞いて、サカイクキャンプに参加させて良かったと感じました。まだ小学2年の正太郎くんには、キャンプの様子や感じたことをうまく言葉にして説明することは難しいところ。「キャンプも楽しかった、練習も楽しかった。いろいろな経験をしたことがこの一言からわかりました。本当にいい夏休みになりました」とお父さん。また、日常生活では、以前より学校に行くのが早くなったり、帰宅時に「靴を揃えたよ」と教えてくれたりといううれしい変化もありました。「もともと内向的でもないので、ガラッと性格が変わるとか、急激な変化はありません。ですが、戻ったチームでの様子を見ていると、自己主張ができるようになったかなと思います。元々発言はする子でしたが、いい意味でも悪い意味でも遠慮するところがあって。今は自分がチームを引っ張るんだという意思を感じます」とお父さん。■低学年ではライフスキルの「チャレンジ」と「感謝の心」を学ぶサカイクキャンプでは、自分で考える力やコミュニケーション力など、人間性を高めることがサッカー上達に繋がるという考えの元「ライフスキルプログラム」を導入しています。ライフスキルとは、・考える力・リーダーシップ・感謝の心・チャレンジ・コミュニケーションの5つ。どれも練習などを通じて自然と身に付く部分でもありますが、コーチが講習で話すことで、子どもたちの理解がグッと深まります。正太郎くんが参加した低学年のキャンプでは、5つの中から「チャレンジ」と「感謝の心」を取り上げました。チームに戻ったときのエピソードから、ライフスキルの勉強で心に残っているのは、チャレンジかと思いきや、正太郎くんは「感謝の心」ができそうと感じたとのこと。まだご両親に「ありがとう」と口では言えていないようですが、感謝の心の大切さは理解できているようです。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>■「初めて」の経験がこれからの長い人生で活きてくるはず数多くあるサッカーキャンプの中からサカイクキャンプを選んだ理由を、お父さんはこう話してくれました。「自立心を育てたいと思ったこともそうですが、キャンプに参加すると初めて会う子と短期間でも意思の疎通をしなければなりません。喧嘩をするかもしれませんが、そういう経験が中学、高校、大人と変化しなければならないタイミングで活きてくるのではないかと。新しい人と出会ったり、自分の意見を伝えたりという機会は多い方がいい。サッカーの技術だけを教えるのではないサカイクキャンプが、いいなと思って参加を決めました」今回のキャンプへの参加を「良かった」と親子揃って即答。また、冬キャンプへも参加したいと言っていただきました。キャンプに2度3度と参加している先輩たちは率先して、初めての子に生活面、練習面でサポートしてくれます。これはコーチたちが頼んでいるのではなく、自主的に行ってくれていること。続けて参加してくれることで、1回目に学んだことがさらに活きてきます。コーチたちは正太郎くんをはじめ、今回初めて参加した子どもたちにそういう経験をしてほしいと心から願っています。■キャンプの様子を配信報告で、親の不安を軽減これまでのキャンプの体験談などから、参加させることに不安はなかったというお父さんから、キャンプ参加を悩んでいる方へサカイクキャンプの安心できたポイントを教えていただきました。「キャンプ中に写真や動画を上げてくれますし、何かあったらコーチから連絡が来ます。そういう体制が整っていることがわかっていたので、とても安心でした。参加前に思っていた以上に親が不安にならないように情報を提供してもらえました」サカイクキャンプでは参加者専用のツールを使って、1日数回、トレーニングやライフスキル講習、部屋での様子などを活動報告として送っています。サッカー指導も行っているコーチたちがすべて行っているので、定期的にとはいきませんが、子どもたちの様子がわかるので安心していただければと配信しています。「キャンプに参加することが子どもたちにとって大きなチャレンジ。自分たちはすごいチャレンジをしているんだということを、子どもたちにわかってほしいと思っています」とコーチ。キャンプの最初にそう話すとみんな目を輝かせて、自信を持ちます。コロナ禍になり、学校行事の縮小などでチャレンジの場も減っています。矢島さんのおっしゃっている通り子どもたちにとって様々な出会いや交流はこれからの長い人生において大切なことです。ぜひ、子どもたちをチャレンジの場へ送り出してください。自分で考えて行動する力がつくサカイクサッカーキャンプとは>>
2022年10月03日ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方など、どの年代でも必要な要素はあるが、年代ごとにレベルが違うもの。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか......。と悩む新米お父さんコーチからの相談。ジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、年代ごとの指導のポイントを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<数的優位を作る指導のコツ、どこを見て、何が見えていればいいのか理解させる教え方はある?<お父さんコーチからのご質問>はじめまして。少年団コーチです(指導年齢:U-8~12)。子どものチーム入団とともにコーチをすることになりました。サッカーは高校までやっていましたが、指導の勉強はしたことがないのでご相談させてください。ドリブルやパス、攻撃や守備の原則、数的優位の作り方などサッカーにおける基本的な技術はどの年代でも必要なわけですが、各年代で求められるレベルが違うと思います。同じスキルでも低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントは何になるのか、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、要点を教えていただけませんか。関わるのが全学年なので、どうぞよろしくお願いいたします。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。ご自身も高校までサッカーをしていたのですね。サッカー経験者の場合、ご自分のなかで経験したことでしかサッカーを考えられない傾向があります。例えば、練習メニューも自分がやっていたことがまず思い出されたりします。サッカーのとらえ方もそうなりがちです。古いデータを捨てて、パソコンのソフトをバージョンアップさせるように、新しいことを学んでください。■まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を確認してみようご質問が、低学年、中学年、高学年とそれぞれの年代で押さえておくべきポイントと、どんなトレーニングをすることで理解が進むのか、という二点です。どちらも、大きな話になってしまうので的を射た話にならないかもしれませんが、ご了承ください。もしこれからさまざま勉強していくのであれば、まずはドイツサッカー協会が掲げている年代別の育成論を読んでみてください。ネットにいくつもが情報あります。ここでは一例を紹介します。・あらためて、ドイツ「育成年代の改革」を構造で理解する/ドイツメソッド・ミニマム講座|COACH UNITED(コーチ・ユナイテッド)これを読むと、皆さんがこれまで受けてきた指導とまったく違うことがわかるかと思います。加えて、ドイツの年代別トレーニングは、現地で長年指導している中野吉之伴さんの本に詳しく載っています。・世界王者ドイツの育成メソッドに学ぶ サッカー年代別トレーニングの教科書|中野吉之伴また、私も練習メニューやコーチングの著書があります。・「蹴る・運ぶ・繋がる」を体系的に学ぶ ジュニアサッカートレーニング|池上正・池上正の子どもが伸びるサッカーの練習|池上正、清水英斗そういったネットの情報や、書籍でまずは勉強をしてほしいと思います。■低学年は、キックやドリブルよりゲームを中心にそこで、私がカテゴリーごとで大切にしてほしいポイントをお伝えします。皆さんは、最初にドリブルやパスといった足元のスキルを教えられてきたと思います。しかし、実はサッカーは、ゲームのなかでいろんなことを理解していくことが重要です。特に、入り口になる低学年はゲームを中心にやってください。足元の技術を取り上げて練習する時間よりも、ミニゲームを長くやります。そうすると、子どもが低学年だと団子になりやすいですね。そこで、どうしたら広がれるかを問いかけながら、理解させましょう。その際、コーチはキックやドリブルにあまり注意を払わず、上手く広がってパスをもらえたら、その選手をほめてあげてください。また、そういう選手を見つけてパスできた側の選手も、大いにほめます。「広いほう、よく見てたね」「広いほうにドリブルできたね」やったプレー、起きた事象をなぞるだけでいいのです。そうやって「広いほうをよく見る」といったことに目が向けばいいわけです。そうすると、だんだんサッカーの試合になっていきます。そうするよう、ぜひ導いてください。■中学年は仲間と連携して相手守備を崩す理解を、高学年はプレーの選択肢を増やす次に、3~4年生の中学年です。広がったら、プレーがやりやすくなることがもうわかり始めています。そこで、どうしたらもっと効率よく、点が取れるか。そこを選手に考えてもらいます。そのために、例えばワンツーパスやシザースにトライしてもらいます。仲間とグループで相手の守備を崩すことを理解してもらうのです。そして、5~6年生の高学年です。実際の試合で、それまでやってきたことをどんどん試してもらいます。「ワンツーはこんなふうに使えばいいんじゃない?」などと、プレーの幅が広がるよう、選択肢を増やすことに重心を置いてやっていきます。そのような練習でやったことを、必ず試合で試す。うまくいかなかったら、それをどうやったらうまくいくのかを練習してもらうのです。その点で、技術のことは高学年からやっていっても、まったく問題ないと私は考えます。サッカーを理解すると、スキルを伸ばすモチベーションは当然上がります。例えば、スペースに入ったのを味方が見つけてくれてパスが来たのに、自分がトラップミスをしたとしましょう。「止めておけば、1点だったのに」そう感じる悔しさが、子どもたちを向上させます。もっと正確にしないとうまくいかない。もっと早くプレーしないと、相手にとられる。そういうことが感じられるようになって、コーチのほうも初めて技術を追求すればいいかと思います。速いボールを止める、蹴る。動きながら、止める、蹴る。といった感じで、レベルアップできます。【7月9-10日開催】池上正コーチによる親子サッカーキャンプ開催>>■ドリブルやボールを正確に蹴ることより「見ることが大事」と認知させよう(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)実は多くの指導者が、ドリブルができなかったり、ボールを正確に止められなければ「試合にならない」と考えています。しかし、そこに注目すると、今までの日本のやり方と変わらなくなります。「あそこにパスしようよ。そうすると、あの子はシュートできるよ」と1年生に伝えると、1年生はその子を見て蹴ります。むやみやたらに蹴ったりはしません。止まって、見て、顔を上げて蹴るようになります。そうやって「見ることが大事だ」ということを認知させます。ミニゲームのなかで何回も蹴っている間に、たまに届いたりします。それが届かないとか、蹴りづらさを本人が感じているようなら、じゃあいったん蹴り方を教えようかとなります。それは個人でもできます。個人的な話になりますが、私はサッカーを始めたのは高校に入学してからです。それでも上達しました。したがって、技術を身に付けるのは15歳のこの時期からだと考えます。先ほども言いましたが、サッカーがどんな競技なのか理解することによって「このボールを正確にできたら!」と思えるのです。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年06月20日ふたりのお子さんとのほのぼのとした日常を描くようみん(@mamayoubi)さんの新連載をご紹介!「ママ友との距離を考えた」第4話です。長引くママ友との会話に辟易していた矢先のコロナ禍。そして次女の入園で変わると決意しましたが…?次女が無事入園出典:instagramしばらくはバタバタしていたけど…出典:instagram幼稚園に慣れてきた頃…出典:instagram同じ学年のママさん集団を発見!出典:instagramまずは挨拶して…出典:instagramすぐ離脱!出典:instagramできた…!出典:instagram軽やかな気持ちで帰宅に成功!出典:instagramママさん集団に挨拶するもサッと帰ることに成功したようみんさん。ずっと悩んでいた問題が解決してよかったです!(lamire編集部)(イラスト/@mamayoubi)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年05月15日上手い子や昔から所属していた子が優先的にポジションを決められ、下の学年の上手い子も優先的に出される状況。まだ低学年だからポジションやメンバーを固定せず、みんなを出場させてあげてほしいと思うけど、親の意見をクラブに言ってもいい?子どもがチームに居づらくならない?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに子どもが楽しくサッカーを続けるためのサポートをアドバイスします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<仲間に心無い言葉を投げられる息子。親はどう介入すべきか問題<サッカーママからのご相談>今年からクラブチームへ入会した低学年(8歳)です。新学年になるタイミングでチームへ加入し練習試合がありますが、出場機会が平等にないように感じます。上手い子や昔から所属していた子が優先的にポジションを決められ、下の学年の上手い子も優先的に出される状況なので、うちの子の出場機会が少ないです。また試合に同行するコーチも毎回違い、指導者間でもやり方にも差があるように思います。まだ、低学年ですしポジションやメンバーも固定せず、せめて同学年は力量関係なく出して欲しいと思うのですが、こういった保護者の意見はクラブチーム側へ言っても良いのでしょうか?親が余計なことをして子どもがチームに居づらくなるのが心配です。通える範囲にはサッカーができる場所(チーム、スクールともに)ないので、クラブに面倒な親認定されたくないのですが、いいやり方があればアドバイスいただきたいです。<島沢さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。お母さんのように「出場機会が平等でないのはおかしい」と気づかれる方がもっと増えるといいのですが、まだまだ少ないのが現状のようです。周囲に相談できるママ友も多くないでしょうし、孤独感を持たれているのではないでしょうか。■全員出してほしい、という希望はごもっとも8歳で「低学年」とあるので、小学2年生でしょうか。お母さんが書いている「低学年ですし、ポジションやメンバーも固定せずせめて同(この)学年は力関係なく出して欲しい」という希望は、もっともだと思います。どんな性質のクラブなのかはわかりかねますが、コーチの方々の育成への理解がもしかしたら少し乏しいチームなのかもしれません。とはいえ「試合に同行するコーチも毎回違い、指導者間でもやり方にも差がある」というのは、例えば地域の少年団や町クラブで、指導者が他に職業をもったボランティアコーチで編成されているのなら、致し方ないかなとも思います。よもや有償のコーチを揃えた民間クラブだったとしても、運営は一部の大規模クラブ以外は経営が厳しい場合が多いです。コーチをやりくりするうえで全体を見ていることも少なくありません。■複数のコーチに見てもらうことは選手にとってメリットになることもあるただ、いつも同じコーチで、指導方法も同じの良さもありますが、選手を見る目やサッカーに対する考え方が偏ってしまうデメリットもあります。反対に、複数のコーチがみて違う方法で指導することは、一件継続性に欠けるかのように見えます。が、実は、さまざまな価値観にふれたり異なる指導を経験できるのは、選手にとってメリットになることもあります。例えば「利き足を磨け」と言うコーチがいる一方で、「左右蹴れるようになれ」と促すコーチがいる。でも、それを選ぶのは選手です。そして、選ぶ力をつける際は、サッカーコーチもサポートとしますが、その前に家庭の子育てがものを言います。■クラブに意見するというより、訪ねる形で切り出してみては次に、書かれている質問に答えさせてください。「こういった保護者の意見はクラブチーム側へ言っても良いのでしょうか?」意見するというよりも、「今の少年サッカーは、平等に出場させるというか、低学年は特にそんな傾向だと聞きますが、どんなふうに考えていらっしゃいますか?」と育成の方針を尋ねてみてはいかがでしょうか?育成の方針を聞いたうえで、日本サッカー協会が示している育成方針(スライド7枚目「将来に向けて この年代にふさわしいゲーム環境を」)などをホームページから抜き出してコピーしたものを渡してはどうでしょうか。そこで初めて「保護者としては全員に試合に出場する機会を設けてほしい。せめて低学年のうちは試合を平等に経験できるよう配慮してほしい」と希望を伝えます。■コーチの回答がどんなものでも、息子さんが他のことをしたいと言うまでは通わせてそうした場合、クラブ側の答えがどんなものになるでしょうか。「そうですね。まだ低学年だから全員出場させますね」と言ってもらえるとありがたいですね。しかしながら、それとは逆になる確率のほうが高そうです。例えば、私がこれまで似たようなケースで保護者がクラブ側に問い合わせた場合、もらった答えは以下のようなものです。「コーチの判断でやっていることなので、嫌だったらやめてください」「スポーツは実力の世界なので、試合に出たいなら上手くなれとしか言えません」「公式戦は勝たなくてはいけないので選ばれた子だけしか出られませんが、練習試合はほぼ同じ時間出られるよう調整します」こういった回答だった場合は、他のチームを探してみる選択肢もあります。ただし、通える範囲にはサッカーができる場所がここ以外にないとのこと。息子さんが試合の出場機会がなくてもサッカーを続けたいと言うのであれば、お母さんが妥協するしかないかもしれません。息子さんがサッカーに飽きたり、他のことをやりたいと言い出すまでは通わせてあげたほうがいいかと思います。■サッカー、スポーツに限らず何をするかを選ぶのは子ども自身しかしながら、日本に小学生ができるスポーツはサッカー以外にもたくさんあります。例えばスケートボードなど、さまざまな競技があることは、オリンピックやパラリンピックが教えてくれますね。よって息子さんに「他のスポーツに興味が出てきたら、言ってね。お母さんも調べたり、協力するよ」と言っておいてもいいかと思います。さらにいえば、スポーツに限らず、他にもたくさんあります。楽器、歌唱、囲碁や将棋、絵画といった芸術。加えて、スポーツの部類ですがダンス教室に通う子どもも増えています。さまざまな選択肢を与えてあげるのは親だとしても、そこから自分で選ぶのは子どもだという理解のもと、一緒に考えてあげてください。■子どもが楽しくサッカーしているかどうか、まずは様子を見よう(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)一方で、気になるのは「親が余計なことをして子どもがチームに居づらくなるのが心配」と書かれていることです。保護者が意見したくらいで子どもにしわ寄せが及ぶような状況、もしくはそのような不安を保護者に抱かせてしまうクラブが、息子さんにサッカーを楽しませてくれたり、成長できる時間や環境を与えてくれるかは疑問です。お子さんにその都度「サッカー楽しい?」と尋ねてあげてください。目の輝きやそぶりで、楽しめているのかどうかはすぐにわかるはずです。万が一目に余ることがあれば、違うことにシフトする提案をすればいいと思います。お子さんが楽しくないのであれば、サッカーにしがみつく必要はありません。とにもかくにも、まずは様子を見ましょう。お子さんがサッカーを楽しめる環境かどうかを観察しながら、少し離れた場所から見守ってあげてください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年08月18日1人目の子育てが落ち着いたころ、そろそろ2人目をと考え始めました。希望は2学年差! 欲しいからと言ってすぐできるとも限らず、希望の学年差で生まれてくれるかもわからない2人目の出産。結果は1日遅れると3学年差という、本当にギリギリの出産体験談をお話しします。 2人目計画は2学年差!1人目の子育てに慣れてきたころ、2人目を計画するようになりました。希望は2学年差! 2学年差なら上の子も少しは落ち着き、私自身も2人を落ち着いて子育てできるような気がしていました。 学校に行き始めても、きょうだいが一緒に登校できる期間もあり、中学校でも1年間は学校行事が一緒です。何よりきょうだいが同じ場所にいるという安心感があります。 すぐできると思ったのに、焦る2人目さあ、そろそろ2人目をと計画したものの、すぐには妊娠できず。また生理が来たことに数カ月悩んでいましたが、2学年差のラストチャンス! ようやく妊娠することができました。出産予定日は3月末。ギリギリですが、希望の2学年差で出産できると喜びました。 ところが出産予定日を1週間過ぎても陣痛が来ない! 焦りましたが、こればかりはどうにもならないので、上の子と遊びながら体操したり、散歩したりとできるだけ動くようにしていました。 4月1日はどっちの学年!?ようやく陣痛が来たのは3月31日。15時間かかり4月1日の12時57分に無事出産することができました。問題はどちらの学年になるのか。私は4月1日から学年が変わるかもしれないと思っていたので、産院の先生に確認しました。学年が変わるかどうか確認したところ、3月生まれと一緒の学年になるということで、本当にギリギリで上の子と2学年差での出産でした。 1日でも遅れれば3学年差になっていたので、間に合って本当によかったです。ただ、同じ日に同じ産院で産んだママも気にしていましたが、学年で一番遅い誕生日だと大きくなったときに周りの子との体格差など心配事がいろいろありました。 第2子は今は中学生になりましたが、学年で一番遅い誕生日でもそう影響はないようです。ただ、児童手当や福祉医療費などはもらえる期間が短くなり、少し損したような気になることも……。ですが、子育てをしているなかで上の子と2学年差で産んだメリットは多いです。同じように2学年差のきょうだいをもつ友だちも多く、本当によかったと思っています。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年05月23日学年が上がるときに発生する、クラス名などの書き換え作業。いつやるのがベストか、春休みは毎年悩みます……。■ クラスが決まらないと書けないけれど「4年」って名札つけたまま、5年生を迎える未来がチラ見えた。わたしのことだから「あとでやろう」って思って忘れてる確率のほうが格段に高いからさー(汗)。思いついたときにやらないと!!休みが長いと余裕こきすぎて、いろいろ忘れそうだよね。
2021年03月27日6歳~小学生低学年は、どんどん長いお話を聞けるようになり、絵本から読み物へシフトしていく時期。子どもの想像力と好奇心を大きく広げ、感性を刺激してくれるおすすめの絵本を、さまざまなシーンやジャンル別にご紹介します。お気に入りの1冊をぜひ見つけてみて。– CONTENTS –1. 知的好奇心を刺激する おすすめ絵本2. 寝る前に読みたいおすすめの読み聞かせ絵本3. 子どもから大人まで楽しめる!アートな絵本4. 一生の宝物にしたいクリスマスの絵本5. 親子で読みたい ハロウィン絵本 知的好奇心を刺激する おすすめ絵本好奇心旺盛な子どもには、学びにつながる絵本をチョイス。動物や世界の風景など知識になる図鑑や、正しい生活習慣が身につく本、仕事への興味を育む本など、親目線でも読ませたくなるラインナップをご紹介。『アニマル アトラス 動きだす世界の動物』アレクサンダー・ヴィダル(青幻舎刊)愛らしいイラストの動物図鑑としても楽しみながら、アプリをダウンロードして本にかざすと、本物の野生動物の迫力映像が味わえる。可愛い動物たちは500種類以上登場、ナショナル・ジオグラフィックなどの迫力映像は100本見られる。『大人になったら行ってみたい! 世界のふしぎな風景図鑑』(パイ インターナショナル刊)子どもの「なんだろう?」「どうなってるの?」の探究心をくすぐる、視野を世界に広げる風景図鑑。ベルギーのフラワーカーペット、サウス・ジョージア島のペンギンの群れなど、世界遺産を含む自然風景・建築物50カ所を紹介。子どもが読みやすい豆知識も。『せいかつ絵カードずかん ことばと習慣がぐんぐん育つ! 入園・入学準備に役立つ』 絵:カモ、監修岩澤 寿美子(KADOKAWA)日常生活に欠かせない「あいさつ」「食事」「トイレ」「身支度」などの生活習慣や言葉を528枚の絵カードに。絵カードを使って、コミュニケーションを取ったり、お互いの気持ちを伝えたり、イラストと言葉で生活習慣を身につける。入園・入学前に使って、新しい生活に備えるのもおすすめ。『やっぱり・しごとば』鈴木のりたけ(ブロンズ新社)人気の「しごとば」シリーズ第6弾が、6年ぶりに登場。今回は、子どもに大人気のプロサッカー選手や厩務員(きゅうむいん)、恐竜学者、プログラマー、探検家、オーケストラ団員、料理研究家、吹きガラス職人、医師らを収録。仕事の楽しみや面白さをぎゅっと閉じ込めた、親子で楽しめる本。関連記事旅行に行った気分になれる! ママ向けの本6選&キッズ向けの絵本3選ママのひとり時間に読みたい 新刊&キッズにおすすめの新刊寝る前に読みたいおすすめの読み聞かせ絵本子どもを寝かしつける時間は、1日の中でもゆっくりと親子のコミュニケーションが取れる貴重な時間。そんな幸せを感じるひと時には、子どもと世界を共有できる、絵本の読み聞かせが最適です。ママのやさしい声で語られる物語に、子どもも心地よく夢の世界へ。6歳~小学生低学年には、ちょっと長い絵本を何回かに分けて読んであげて。夢中になって、そのうち自分ひとりで読み始めるかもしれません。『おとうさんおはなしして』作・絵:佐野 洋子(理論社)「おとうさん、おはなしして」そうせがまれたお父さんが話し始めたのは、ひとりっきりで住んでいる男の子のお話。創作話に慣れていないお父さんと息子のやり取りが、なんとも微笑ましい一冊です。『ぐらぐらの歯きかんぼのちいちゃいいもうと』作:ドロシー・エドワーズ、訳:渡辺茂男、絵:酒井駒子(福音館書店)「ずっとまえ、わたしが小さかったとき、わたしよりもっと小さいいもうとがいました。」お姉ちゃんの目線から語られる、おてんばな妹との日常が描かれた10編のお話集。きかんぼで、わがままで、やんちゃな妹の姿が愛情たっぷりに表現されています。『クレヨンマジック』作:舟崎 克彦、絵:出久根 育(鈴木出版)雨の日にあるおまじないをした男の子に、次々と不思議なことが起こる物語。子どもの想像力をかきたてる魅力的なファンタジーの世界が広がります。全て読み終わった後には、思わずおまじないを試してみたくなるはず。関連記事寝る前に読んであげたいおすすめの読み聞かせ絵本3選【6歳~小学生低学年向け】子どもから大人まで楽しめる! アートな絵本子どもがアートな感性を養える絵本やオモチャみたいに楽しい仕掛け絵本、お部屋に飾っておきたくなるおしゃれな見た目の絵本など、様々な “アート絵本”を集めました。わが子への誕生日プレゼントや、ギフト選びの参考にも◎。『太陽をかこう』『木をかこう』作:ブルーノ・ムナーリ、訳:須賀敦子(至光社刊)デザインの巨匠、ブルーノ・ムナーリによる名著。自然をさまざまな角度からの観察することと、見たものを自由に描写する楽しさを教えてくれるシリーズ。子どもにもわかる言葉で展開されていくのもありがたい。木や太陽についての知識や仕組みの紹介からはじまり、さまざまな手法で描かれる木や太陽の紹介まで、新しい世界の見方に気付く。きっと読んだ後には、絵を描きたくなるはず。まだ言葉が読めない子どもも、大人が読んでも、広い年代から愛される名作。『あおのじかん』文・絵:イザベル・シムレール、訳:石津ちひろ(岩波書店刊)太陽が沈んで、夜が訪れるまでの一瞬。「マジック・アワー」「ブルー・アワー」とも言われる美しいひとときが描かれたフランスの絵本。どのページをめくっても、風景や動物、虫たちが青を主役に描かれる。薄い青、濃い青、さまざまな青で表現される、唯一無二の世界に魅了されること間違いなし。『闇の夜に』著:ブルーノ・ムナーリ、訳:藤本和子(河出書房新社刊)ブルーノ・ムナーリの代表作『闇の夜に』の新装版が、生誕110周年を記念して待望の復刊。夜の町から夜明けの草原へ、そして洞窟探検のあと、また闇の夜に戻るストーリー。夜のシーンは、暗闇の中に青一色で表現。一方、草原のシーンでは、半透明の透ける紙が使用され、小人の世界に入り込んだような目線を楽しめる。一冊の中でサイズや素材が違う紙が使用されていたり、遊び心がいっぱいの一冊。『穴の本』作:ピーター・ニューエル、訳:高山宏(亜紀書房刊)少年が銃を触っているうちに銃が間違って発砲されてしまい、その一発の弾丸が街中のあちこちに穴をあけていくという物語。実際に。本のすべてのページに穴があいていて、ページをめくるたびにその穴からストーリーが展開していく。水道管が破裂したり、木の枝が折れたり、ブランコの紐が切れたり……。弾丸が引き起こすトラブルがときどき笑いを誘う。100年前にアメリカで誕生し、そのレトロな表紙やイラストが長く愛されている一冊。関連記事【プレゼントにもおすすめ!】年齢別 アートな絵本20選 一生の宝物にしたいクリスマスの絵本クリスマスに読んでほしい絵本を、人気のベストセラーから今年の新作、不朽の名作まで、一生の宝物にしたいものをラインナップ。素敵なクリスマス物語の数々をお届けします。『おおきいツリー ちいさいツリー』作:ロバート・バリー、訳:光吉夏弥(大日本図書)自分のお家にちょうどよいサイズにするために先っぽを切られたツリーが、誰かのお家のツリーになっていく。人や動物、みんなのお家の飾りつけもそれぞれで可愛らしく、見どころのひとつです。4歳~5歳からも読めますが、6歳くらいになると繊細なイラストも楽しめるように。『さむがりやのサンタ』作・絵:レイモンド・ブリッグズ、訳:菅原啓州(福音館書店)「やれやれまたクリスマスか! 」面倒くさそうに目を覚ましたのはサンタクロース。寒さに愚痴を言いながら町の子どもたちにプレゼントを配ります。皮肉屋だけど実はやさしい、人間味あふれるサンタクロースは、ユーモアが分かる年齢にぴったり。コマ割りで進んでいくので、字の多い本や漫画へステップアップさせるきっかけづくりにも。『サンタさんのお仕事マニュアル』文:クリストファー・エッジ、絵:ティム・ハッチンソン他(大日本絵画)サンタさんのお仕事が楽になるようにそしてトラブルが減るようにお助けエルフたちがマニュアルをつくりました。たとえば、トナカイのあやつり方、子どもに見つかった時の対応、身だしなみ……その内容は子どもだけじゃなく大人も知りたかったワクワクする内容。『サンタクロースっているの?ほんとうのことをおしえてください』文:フランシス・P・チャーチ、絵・訳:いもとようこ(金の星社)「サンタクロースっているの? 本当のことをおしえて」。子どもにそう聞かれたら、あなたはなんと答えますか? 1897年、8歳の少女がニューヨークの新聞社に送った質問に、記者が社説に掲載する形で答えた世界的名文を絵本化したもの。ママ、パパになった大人にも響く名作。関連記事【年齢別】 一生の宝物にしたいクリスマスの絵本親子で読みたい ハロウィン絵本“ハロウィン”をテーマに、ちょっぴり怖くて可愛い絵本をご紹介。子どもの想像力を育む1冊をレコメンド。『魔女からの手紙』角野栄子(ポプラ社)ある女の子のもとに20人の魔女から届いた手紙。その手紙を手がけるのは、ディック・ブルーナ、荒井良二、五味太郎、和田誠ら有名作家20名。それぞれの絵に合わせて、角野さんが文章を綴るユニークな合作絵本。作家によって、全く異なるシチュエーションの手紙が描かれていて、ページをめくるたびにイマジネーションの扉が開くはず。関連記事【年齢別】親子で読みたい ハロウィン絵本10選0・1・2歳のおすすめ絵本はこちら >3・4・5歳のおすすめ絵本はこちら >
2021年03月05日身長差やサッカーの理解度の差があって同じ学年でもレベル差が大きい中学年の指導に悩むコーチから、チームの底上げを図れるトレーニングメニューなどはある?とご相談をいただきました。池上さんは、これまで見てきた中で欧州の子どもはそれほどレベル差がついてないといいます。その原因は、日本とは真逆の「指導の順番」なのだそうです。これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが送るアドバイスを参考にして、チームの底上げを図ってください。(取材・文:島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<U-10でどこまで守備戦術を教えて良いもの?指導のコツがあったら教えて<お父さんコーチからの質問>いつも連載拝読しています。私は少年団でU-10 、U-12の指導をしている者です。先日別の記事で、小学校中学年ぐらいは一番デコボコしているとありましたが、まさしく私のチームも同じ状況なので、指導面でのアドバイスが欲しくご相談させていただきました。体の成長速度は個々の成長速度があるので何ともし難いですが、この学年へのトレーニングメニューで、チームの底上げを図れるものであったり、もしくは練習や試合でのチーム分けの工夫などがあれば教えてください。<池上さんのアドバイス>ご相談、ありがとうございます。日本の子どもたちはなぜ、そんなにデコボコが目立つのか。それは、小学校中学年くらいだと、体の大きさや運能能力の違い、サッカーへの理解度の違いがあるから仕方がない――私たち指導者はそんなふうに考えてきました。■欧州の子どもたちは日本ほど同年代でのレベル差がないところが、スペインなど欧州の子どもはそこまでデコボコではありません。よく見ていると、欧州の子どもたちは、相手とぶつからないようにプレーします。日本のように「相手に押し負けるな」とか「コンタクトで負けるな」などという声はコーチから一切出てきません。なぜなら、幼稚園児くらいのころから「どこでボールをもらうといいかな?」とコーチらに導いてもらえるので、相手から離れてボールを受けることが身についています。日本の子どものようにボールを奪いに来る相手を体で押さえてコントロールするのではなく、フリーな状況でパスを受けます。そして、そのことを学んで身に着けるためのトレーニングを、幼稚園児のころからたくさん積むのです。その際、守備をする側は、攻撃をしてくる相手のパスカットを狙います。相手に体をぶつけるようにして足元のボールをガシガシと奪いにきません。つまり、トレーニング全体に、ボディーコンタクトがないのです。それはなぜでしょう。ひとことで言うと、育成する「順番」が日本と違うからです。「認知→判断→行動(プレー)」欧州の子たちは、この順番で育てられます。例えば、3~6歳、もしくは小学校低学年までの間に、まず「認知する力を」養います。自分がボール保持者だとしたら、味方がどこにいるか認知します。例えば、2対1の状況で、自分がドリブルでゴールに向かったほうが点が取れるのか、味方にパスしたほうが得点の可能性が高いのか。そのとき、守備をする相手選手の位置によって、いつパスをしたほうがいいのか。それが認知する力です。どこが空いてる?誰がチャンス?――そういうことを彼らは10歳くらいまでに見極められるようになります。見極められるようになったら、判断してプレーします。相手選手がパスをしたい味方との間に立っているから、ドリブルでボール1個分ずらしてからパスを通す。自分で縦に突破すると見せかけて、相手が自分に近づいた瞬間、相手をあざ笑いようにスルーパスを通す。そういった判断ができるようになります。この1.認知、2.判断ができるようになったら、最後の3.行動(プレー)の指導に入ります。プレーはつまりはスキル、技術です。それは「今の判断は良かったね。あとはコントロールを磨いていこう」というような声掛けです。トラップをミスしたり、パスがそれたりして正確にできなかったとしても、しっかり認知をし、タイミングよく判断ができているのだから、あとは技術を磨けば済むことです。■日本の子どもたちにレベル差が生まれてしまう理由ところが、日本の子どもたちは、これを逆にした順番で指導されています。1.行動、2.判断、3.認知で教えられているのです。サッカーボールに出会ったら、まずインサイドキックを教えます。コーンドリブルをします。リフティングもですね。かなり長い時間、クローズドスキルに割かれています。それらをやってから、小学校中学年くらいになってから、コーチにこう言われたりします。「ただ蹴るだけじゃだめだ」「まわりをよくみて」「スペースを探せ」「ボールをもらえる位置にいないから、いつまでたってももらえないでしょ?」そこで子どもたちは非常に混乱します。そこで格差、つまりデコボコも出てきます。日本のトレーニングは、本来は最後に指導したほうがいい「行動」、技術練習から始めているので、なかなかうまくいかない。ジュニアの世界大会で日本の子どもたちが優勝して「日本の子どもは足元の技術がうまいですね」と欧州のコーチに褒められます。足元の技術から始めているので、うまいのは当然です。ただし、そのあとはどうでしょうか?ユース年代、成人してからと、上に行くほど世界との差が開いていないでしょうか。私の大学の先輩である祖母井秀隆さんは1970年代、すでに「見て、考えて、判断して、プレーする」という段階を踏んで指導すべきだ、とおっしゃっていました。脳科学的にもそれが正しいのだとおっしゃって、私も納得出来ました。それから40年以上経過しましたが、日本はいまだ指導の順番は逆行したままです。■認知、判断力をつける練習メニュー(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)ご相談者様は、ぜひ前述した三つの順番を意識した練習に変えましょう。具体的には、ミニゲームや2対1といったオープンスキルのメニューをたくさん行って、子どもたちの認知・判断の力を鍛えてあげてください。ぶつかれ、負けるな、などと言ってはいけません。スピードやパワーを求めず、ゆったりとした状態でサッカーの成り立ちを伝えてください。「どこを見てた?」「どうしたらいい?」と子どもたちに質問して、考えさせるのです。認知・判断力はそうやって試行錯誤しながら自分で獲得するものです。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2020年06月12日4歳と1歳のぷにぷに兄弟を育児中のゆきです!こちらの連載では次男妊娠中のお話を書かせていただいています。我が家の兄弟は3歳半差ですが学年で言うと4学年差です。次男とらは4月初旬生まれですので、あと数日早く生まれたら、長男りゅうと3学年差になるところでした。今回はそんな学年について書きたいと思います■誕生日が4月2日で学年が変わる!ご存知の方も多いと思いますが、子どもの学年が変わるのは「4月2日」です「4月1日」に生まれると… 早生まれとなり、学年で一番誕生日が遅い子に「4月2日」に生まれると… 学年で一番誕生日が早い子にそれは知っていたのですが、1人目を予定日を過ぎてから産んだ私…、2人目を出産予定日より先に産むとは思っていませんでした。そのため学年が変わる可能性を考えておらず、予定日がわかったときから4学年差になると思い込んでいました。■しかし! 3学年差になる可能性もあった!しかし、3月の終わりに行った検診で、 この時点ですでに38週。いつ生まれてもおかしくない状態だったのですが、この時期に出産する可能性があるとは考えておらず…先生に言われてはじめて「いますぐに生まれたら3学年差で早生まれ」になることに気がつきました。そのとき、自分がどちらに生まれたら嬉しいか考えました。■「3学年差」と「4学年差」どちらがいいか私はもともと自分が姉と3学年差であることから、ぼんやり「子どもは3学年差がいい」と思っていました。早生まれだったらそれが叶うということになります。しかしぼんやり考えていた程度でしたので4学年差でも別に問題はありませんでした。さらに、よく周りから「3学年差だと中学と高校、高校と大学それぞれの入園がかぶるからお金が一気にかかる」というような話を聞いていましたが、そこは4学年差でも同じ金額がかかることなので、今からできる限り準備していればさほどデメリットではないかなと思いました。そのため、学年差については私はどちらでもいいなと思いました。次に、次男個人にとってはどちらがいいかについて考えました ■4月1日までに生まれた場合早生まれの友達が「成人式の時にお酒が飲めなかった」と言っていたので、それはちょっと残念だったろうなと思いましたが、2022年から成年年齢が18歳に引き下げられるので、私の思う早生まれデメリットはそうないなと思います。さらに先ほどの早生まれの友人は と言っていたことも思い出しました。子どもにとっては、どちらに生まれてもメリットデメリットはあるのかな? と感じました。■4月2日を過ぎて生まれた場合先ほど書いたように誕生日が早いと、同級生より早く車やバイクの免許を取れるというメリットもあります。また4月初旬生まれになると、幼稚園に預けようと思うと入園までが長いため、母親と一緒にいられる期間が長くなります。しかしこちらは逆に言うと丸1年近く自宅で育児をすることになるので、母親にとってはメリットデメリットどちらともとれます(笑)そして保育園の場合は、早生まれ・入園しやすい0歳児クラスに入れる場合だと、4月の時点でまだ保育園に預けられる月齢ではなく、中途での入園になるので、共働きの家庭は保活が大変になるという話も聞きました。我が家は私が専業主婦なのでそちらは問題ありません。など双方メリット、デメリット思い浮かべてみましたが、結果どちらでも元気に生まれてきてくれたらいいな、と私の中で結論にいたりました!そもそも、私は自然分娩で出産予定でしたので陣痛が来るタイミングを自分で操作できるわけではありません。そこで…■運命に任せた結果! 結果として「4月2日を過ぎてから」「4学年差」で誕生しましたが、普段だったら考えることのない「どちらの学年になるか、どちらだとどうなるか」ということを考えてみるのはとても楽しかったので、次男には貴重な体験をさせてもらいました。
2019年10月24日我が家の末っ子が小学校5年生のときのクリスマスイブ。普段通り仲良しの子と遊んでいたけどバイバイの時間になりました。小学校高学年ともなってくると、サンタさんの正体も知っている子が多くなってきますが、中には信じ切ってる子もいるわけで。我が家の末っ子は、ほぼ正体はわかっていてプレゼントにもそれほど興奮せず…。息子の友達は、サンタさんを信じてたのか、欲しいものがもらえることに喜んでいたのか定かではありませんが息子との温度差は…(笑)もしかすると、親御さんの気合の入れ方でお子さんも反応がかわってくるのかもしれませんね。我が家はもう4人目なのと、私のサンタ仕事が雑だったこともあり…姉兄との会話から察していたのでしょう。とにかくお友達の夢を壊すことはしちゃならない!とヒヤヒヤした体験でした(笑)
2018年12月18日実際のところ、成績優秀なお子さんたちは、小学校の低学年から一定した学習習慣をキープしているのでしょうか? 一流大学の付属や名門私立など、超難関中学の入学試験に合格したお子さん、そして公立中学でトップの成績をおさめるお子さんのママたちへの聞き込み調査を行ってきました。第一弾<学校の宿題編>、第二弾<学習系習い事編>では、皆さん小学校低学年や幼稚園の頃から、毎日の学習がすでに習慣化されていたという結果がすでに明らかに…。では、そもそもどうしたらお子さんが学習をやる気になるのか? お話を聞いてきました。小学校に入学したらまず、学習するための場所を設ける自分だけの場所があることを好むお子さんが多いのではないでしょうか?「手に取るべきものがわかりやすく整理されている自分のスペースがあれば、自然とそこに足が向くようになる」と教えてくれたママがいました。さまざまな生活用品やおもちゃが混沌としている中では、自分がやるべきことがはっきりとは見えてこないようです。ダイニングテーブルの脇に、小さなサイドテーブルを設ける程度でも十分。お子さんが、学習習慣を持ちやすいスペースを確保するように心がけましょう。学習机をリビングに置く、またはリビングの近くに置くある名門私立校に合格されたお子さんの学習机は、小学校低学年から中学受験の直前までリビングに置いてありました。そうすることによって、学校から帰った後や夕食後、お風呂上りなどに、自然と机に向かって学習するようになったそうです。また、ママがTOEICや資格試験などの勉強を一緒に始めることも効果的なようです。中学年以上のお子さん向き。あえて下の学年のドリルをやらせるだんだんと学習の内容が進んでいく中で、やる気がなくなってしまう日がいつしかくるかもしれません。そんな時は、投げ出すことがないように、あえて解ける問題を渡して自信を取り戻させることが有効なようです。例えば、より基礎力を強化するためには、1つ下の学年の基礎ドリルを、さらに発展問題を解答する学力を身につけるためには、1つ下の学年の難問レベルのドリルをやらせてみるのが効果的です。ゲームやスマホ動画、テレビの制限を徹底実際のところ、“学習のやる気”や“学習時間の確保”に関わってくるだけに、ほとんどのママがこの点で悩んでいるようです。「成績が下がったら取り上げると約束した」といった回答も多く耳にしました。いっそ、はじめからゲームやスマホは持たせないという方法もありますが、今やゲームは子ども同士のコミュニケーションツールでもあり、それもなかなか難しいですよね。お子さんに渡してしまわずに管理は保護者の方が行って、使える時間を制限するという方法が有効なようです。それもなかなか難しいかもしれませんが、ご家族で相談し合って、なんとか時間制限を徹底するように心がけましょう。まずは、お子さんが少しの時間でも自然と学習習慣を持てるような環境づくりが、将来の好成績への近道だということが、中学受験に成功したお子さんやママたちのお話からわかりました。お子さんの中学受験を考えているママは、ぜひ、参考にしていただければ幸いです。PHOTO/Fotolia
2018年09月10日実際のところ、成績優秀なお子さんたちは、小学校の低学年から一定した学習習慣をキープしているのでしょうか? 一流大学の付属や名門私立など、超難関中学の入学試験に合格したお子さん、そして公立中学でトップの成績をおさめるお子さんのママたちへの聞き込み調査第二弾として「小学校の低学年の時に、公文などの学習系習い事、通信教育はやっていたか?」そして「進学塾へはいつから通っていたか?」という質問を投げかけてみました(第一弾はコチラ)。実際どうなのかを聞いてみた! 公文は?通信教育は?ちゃんとやっていた?第一弾の質問「学校の宿題はやっていたか?」に対して「やらないことはなかった。」との回答がほぼ100%でした。では、公文などの学習系の習い事、通信教育はどうなのでしょう? ざっくばらんに本当のところを聞いてみました。結果…みなさん「こどもちゃれんじ」などの通信教育は幼稚園・保育園の頃からやっていて、進学塾に通うまで続けていたそうです。幼稚園で提携している「計算」や「ひらがな・漢字」の教室に継続して通っていたという回答のほか「公文に通わせていた」という方が多く、なかには「そろばん教室」に通っていたというお子さんも。みなさん、学校の宿題だけではなく、お教室の宿題やドリルを毎日のようにやっていたそうです。もちろん、通信教育や公文をやっていれば、必ずトップの成績や難関中学合格という結果を出せるものではありません。でも、学習習慣がなくて難関私立に合格したという方が「ゼロ」だという事実は、とても興味深いと思いませんか? つまり、幼稚園や小学校低学年の頃からの積み重ねは、難関中学合格実績に大きく関与していることは確かだと言えそうです。中学受験用の塾にはいつから?「中学受験用の塾にいつから通っていたか?」という質問に対して、一番早かったのは小学校3年の新学期からという回答で、多くの方は小学校4年から通われていたようです。小学校5年の新学期からという返答も数名からありました。このお子さんたちは、それぞれ都内一流大学の付属中学に合格されています。そして、先述のように、それまでは公文、または通信教育の中学受験講座を受けていたそうです。つまり、お子さんがすでに学習習慣を持っていて学力を発揮しているのであれば、進学塾に通い始めるタイミングは遅めでも十分であると言えそうです。今回、筆者の娘の同級生に、都内有数の難関中学に合格された方がとても多かったので、その結果からなにか見えるかもしれないと、聞き込み調査をしてみました。もちろん、今回の結果が学習法の正解なのかどうかはわかりませんが、中学受験を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
2018年08月28日小学校に入ると子どもだけで遊んだり一人で出歩いたりする機会が増えていきます。夏休みに入り、普段そういう機会がない子どもも子どもだけで遊ぶことがあるかもしれません。物騒なことが多い最近は、何かあった時の連絡ツールとして子どもに携帯電話を持たせる親も少なくありません。子ども向け携帯にはどんな機能があり、みんなはいつ頃から持たせるのかなど、子ども携帯事情を調べてみました。1. 子ども携帯事情子ども用携帯は、大まかに分けて大幅に機能を制限した「子ども向け携帯」と「ジュニアスマホ」の2種類があります。子ども向け携帯は何かあった時の連絡用や安全確認をするためという目的で、小学校に入学する段階で持たせる家庭が増えています。大まかな年齢としては、子ども向け携帯は小学校1~4年生、ジュニアスマホは小学校3年生~中学生、一般のスマホは小学校5年生~高校生で持たせるのが目安となるようです。持たせ始める年齢などによっても、どの機種にするかは変わってきます。いつからどの種類を持たせるかは家庭の事情や親の考え方で異なってきますが、今回は防犯の意味で持たせることの多い子ども向け携帯についてみていきましょう。2. 子ども向け携帯の機能前述しましたが、子ども向け携帯は機能が大幅に制限されています。端末により詳細は異なりますが、おおよその機能を把握しておきましょう。・電話・SMSは登録してあるところにのみ発信できる・防犯ブザーがついている・位置情報(GPS)機能がある・防塵防水子どもに携帯電話を持たせるにあたっては、使い過ぎて膨大な通話料がかかる、SNSのトラブルに巻き込まれるなど不安要素が色々あると思います。しかし子ども向け携帯は安全のための最低限の機能しか搭載されていないため、そういった不安なく持たせることができます。そのため小学校低学年の子にも持たせる家庭が増えているのです。3. 大手キャリアの子ども向け携帯大手の携帯電話会社はそれぞれ子ども向け携帯電話を出しています。大手キャリアのそれぞれの機能をご紹介します。・ドコモキッズケータイ子どもが持ちやすい2インチというサイズで、デザインも可愛らしく色も3色から選べます。機能を最低限におさえ、電話やSMSも簡単に操作できるようにシンプル設計になっています。設定すると、防犯ブザーを引くと自動で親に発信されます。別途「Tomoru」という端末を購入すると、子どもが帰宅した際に自動で親の携帯に通知が届くので、子どもが一人で帰宅した際にも親は外出先から帰宅を確認することができます。・aumamorinoディスプレイは2.8インチで、タッチパネルを搭載しています。音声による操作にも対応しており、音声操作補助キャラクターに話しかけるだけで基本の機能を操作することができます。「マモリーノ」という名前にもある通り、警備会社のセコムとも連携しています。防犯ブザーを引くと、登録された緊急連絡先に自動で発信されます。さらにオプションサービスで、居場所のお知らせメールが親の携帯に届きます。2年契約をすることで、主回線が他のキャリアであっても契約できるのもメリットです。・ソフトバンクみまもりケータイGPSや防犯ブザーなどの基本機能はワンタッチで操作できます。位置ナビ(オプションに加入)で子どもの現在位置を地図上に表示できます。また、事前に設定された時間に、位置情報を定期的に知らせる機能があります。みまもりGPSアプリでは、指定したエリアへの出入りを自動通知したり、旅行やジョギングのルートを記録したりすることができます。車や電車での高速移動があると自動で感知して通知してくれる機能もあり、予定していない高速移動があった際に素早い対応が可能となっています。各社の料金は若干異なりますが、おおむね月々500円程度で持つことができるのも子ども向け携帯の利点です。オプションについては、必要な機能であるかどうかを見極めましょう。後から追加できるものもあれば、契約時のみつけられるものもありますので事前に調べておきましょう。また、親の契約キャリアを問わないものや、親と違うと契約できない・金額が多額になるなども各社で対応が異なります。キャリアが同じでも、ガラケーであると金額が変わるケースもあります。まずは親が契約しているキャリアの子ども向け携帯を調べておくといいですね。我が家では特に携帯電話を持たせることを考えていませんでしたが、契約しているキャリアのキャンペーンで本体端末が無料だったことから1年生で持たせることを決めました。実際契約してみると、小学校1年生から持っている子が多いことを知り驚きました。そして家に固定電話がないため、ちょっとした外出などの時に連絡が取れるので安心できます。子どもにも外出する際に連絡が取れることはお守り代わりになるようです。「携帯電話をいつから持たせようか」と考えるママは多いですが、放課後に子どもだけで遊ぶ機会がある子や習い事に一人で行く子には機能を制限された子ども向け携帯を検討してみてはいかがかなと思います。
2018年08月24日学年が上がり、新しい教科書がくると前学年までの古い教科書をどうしようか迷うこともあると思います。場所ふさぎになって邪魔だからすぐに捨ててしまうというご家庭もあれば、数年分の教科書を取ってあるというご家庭もあるでしょう。今回は、元塾講師の筆者が、前学年の教科書をどのようにすればいいのか、その対処法をご紹介します。■ 上の学年の勉強をする上で前学年の教科書は必要!学年が上がり、1学期のうちまでは教科書を取っておくご家庭も結構多いのではないかと思います。筆者が塾講師をしていたときには、そういうご家庭が多くありました。また、「前学年の教科書を取っておくべきでしょうか?」と聞かれることも多々ありました。結論から言うと、“絶対”ではありませんが、前学年の教科書はとっておいたほうが良いです。勉強は、毎日の積み重ねです。つまり、前学年の範囲がすべて理解できていれば教科書をとっておく必要はありません。しかし実際は、そうではないことがほとんどなのではないでしょうか。そう考えると、やはり前学年の教科書はこれから新しく勉強をしていく上で必要になってくるものだといえます。例えば、中学3年生で勉強するイオンは2年生でやる化学反応式が分かってなければ取っ付きにくいですし、一次方程式が理解できていなければ二次方程式を理解することは難しいです。歴史の流れ、国語や英語の文法などについても同じことがいえます。■ 教科書を取っておかなくてもいい教科もある?gr_K / PIXTA(ピクスタ)取っておいたほうがいい教科書をあえてレベル分けするのであれば、理科、数学、社会、英語、国語の順でしょう。言語系のものは、“理解を深める”という部分よりも“知識の暗記”という面が多い分野なので、3年間使用する資料集さえあればそれで事足りてしまうことも少なくないのです。経験上、それよりも理解を深める必要がある理系分野の教科書のほうが活用頻度は高くなると言えます。taka / PIXTA(ピクスタ)特に数学よりも理科の順位を優先したのにはわけがあります。数学の授業では新しいセンテンスに入る前に、それまでに行った公式の復習から入っていくことも多いのです(前後の繋がりが深いため、この復習をしておかないとまったく理解できない子もいる)。一方で理科は繋がりはあるものの、新しい単元として勉強していくことが多いので、復習から入らず(復習したとしても、簡単に触れる程度)いきなり新単元に取りかかることが多いからです。■ ノートは捨ててしまっても大丈夫!kent-TT / PIXTA(ピクスタ)国語の活用頻度は確かに低いですが、古文や古語に関しては「教科書を捨てなければ良かった」と思うシーンも出てくるかと思います。また、親が教えるときのためのテキスト代わりにもなるので、やはり教科書は取っておくにこしたことはありません。しかし、ノートに関しては問題を解くために行った努力の証が見てとれるだけですので、特段取っておく必要はありません。ただ、勉強した記録として取っておきたいというのであれば、それはそれで良いとは思いますが、復習教材としてはほとんど使用することはないと思っていただいて結構です。いかがでしたか?ぜひ、教科書や教材を整理するときの参考にしていただければ幸いです。
2018年05月31日