高千穂交易株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:井出 尊信、証券コード 2676)の提供するRFIDシステムが、株式会社AOKI(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:森 裕隆、以下 AOKI)の展開する「ORIHICA」で導入されたことを発表します。本システムの導入により、レジ待ち時間の短縮や、検品・棚卸作業の効率化が見込まれます。RFIDシステム: 【人手不足が深刻化している物流業・小売業】昨今、物流業・小売業では、人手不足の問題が深刻化し、IoT技術やデータ活用による業務効率化が求められています。このような課題を解決するものとして注目されているのが、RFIDシステムです。RFIDとは、電波(Radio Frequency)を用いて認識(IDentification)する技術です。読取機(リーダ)とタグを用いて通信(認識)を行っており、リーダ・タグ間に段ボールや壁などの遮蔽物があっても、電波が届く範囲であれば、複数のタグを一気にスキャンすることができます。今回、店舗や倉庫での業務効率化を目的として、Johnson Controls社製のRFIDシステムがツープライスショップ「ORIHICA」の全店舗と物流倉庫に導入されましたので、ご紹介します。【検品・棚卸・レジ会計がスピーディーに】商品入庫時の検品作業は、RFIDシステムを活用することで段ボールの外から電子タグを読み取れるため、一括検品が可能です。店舗での検品や棚卸は、バーコードを一つ一つ読み取る必要がなくなり、作業負担を大幅に軽減できます。また、商品の位置情報も管理できるため、在庫の検索時間が短縮されます。レジ業務では、RFIDタグの一括読取によるスピーディーな会計が可能です。これにより、お客様の待ち時間が短縮され、サービス向上も期待できます。さらに、RFIDの情報はクラウド上のデータ管理プラットフォーム「TrueVUE」に集約され、スマートフォンアプリでリアルタイムに情報を確認できます。RFIDシステムを活用した業務の流れ当社は今後もテクノロジーをとおして、お客様の課題を解決できるよう、真摯に取り組んでまいります。■商品概要WEBサイト: ■会社概要名称 : 高千穂交易株式会社所在地: 〒160-0004 東京都新宿区四谷1-6-1 YOTSUYA TOWER 7FURL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月25日アイドルグループ・STU48の石田千穂、石田みなみ、中村舞、宗雪里香が、発売中のマンガ誌『週刊ヤングマガジン』(講談社)第7号のグラビアに登場している。石田千穂は2002年3月17日生まれ、広島県出身。石田みなみは1998年10月11日生まれ、兵庫県出身。中村は1999年4月4日生まれ、愛媛県出身。宗雪は2000年6月15日生まれ、愛媛県出身。今回は2022年1月から行われた、ヤンマガWeb「週刊STU48」企画でヤンマガ選抜4〜7位となった4人が、グラビアに登場。大人メンバーとしてスタイリッシュで華やかに魅了した。
2024年01月19日JRグループの鉄道情報システム株式会社(JRシステム)は、高千穂町旅館業組合の公式サイト「高千穂に泊まる」( )において、当該サイトで予約した宿泊者を対象に、高千穂町の人気アクティビティ「高千穂峡貸しボート」「高千穂神楽」「あまてらす鉄道」を宿泊とセットでオンライン予約できる機能を2023年12月4日にリリースしました。「高千穂峡貸しボート」「あまてらす鉄道」に関しては、当該サイト限定で一般販売よりも早く予約できる特典があります。(30日前から予約が可能。予約枠には限りがあります。詳細は「高千穂に泊まる」をご確認ください。)今回の取り組みにより、宿泊者の利便性向上を図るとともに、アクティビティ体験を通して高千穂町の魅力を伝えていきたいと考えています。高千穂町・高千穂町旅館業組合とJRシステムは、高千穂町における観光振興事業の実施に関する包括連携協定を締結しており、高千穂町の観光業におけるDX化の対応を進めています。当該サイトにおいては、町の宿泊・観光ポータルサイトとして、さらなるアクティビティ追加や宿泊者限定の特典追加を検討していきます。「高千穂に泊まる」トップ画面【会社概要】商号 : 鉄道情報システム株式会社代表者 : 代表取締役社長 本多 博隆所在地 : 〒151-8534 東京都渋谷区代々木2丁目2番2号設立 : 1986年12月9日事業内容: ・「みどりの窓口」座席予約・販売システムをはじめとしたJRグループの情報システムの開発、運営、管理・その他、ITソリューション、情報システムに関するコンサルタント など資本金 : 10億円URL : ※本多 博隆の「隆」は旧字が正式表記。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月13日アイドルグループ・STU48の石田千穂、瀧野由美子らが出演する、森永製菓・アイスボックスの新WEB CM「フレフレ全力!アイスボックス応援部」全8編が、27日から公開される。新WEB CMには、STU48から石田、瀧野、沖侑果、甲斐心愛、高雄さやか、中村舞、福田朱里の7人が登場。「アイスボックス応援部」を結成した7人がチアリーディング衣装で、部活・勉強・ダイエット・学校・仕事・推し活・営業活動などで一生懸命にがんばっている人を、至近距離で全力応援していく。撮影では、学校が舞台ということもあり、休憩中に沖が先生役となってメンバーに授業をする場面も。高雄が「なかなかチアになれることは無いので楽しいです」と話したように、移動中や休憩中でも楽しそうに手に持ったポンポンで遊んだり、沖の顔の周りにみんなでポンポンを集めて撮影したりと、現場は終始和やかな雰囲気で進行した。■STU48インタビュー――CM出演の話を聞いたとき、どう思いましたか?甲斐:CM出演の話をばあちゃんに言ったんよ。ばあちゃん最初「あっへぇ~」みたいな感じで言ったんじゃけど、めっちゃ反応薄くて、「え?」って思って、「このアイスボックスよ!」って写真見せたら、「え? ほんまに!?」みたいな、それぐらい誰でも知っている、どの世代でも知っているアイスボックスさんのCMに出られるのがすごく嬉しくて、多分ばあちゃんもめっちゃ喜んでいる。早く見せてあげたいなって思います。沖:日常にある森永製品を探す会みたいなのをして、「これも森永だし、これも森永だ!」みたいな、とりあえずいっぱい調べた。好きなものしかなくて、今日の楽屋にも森永さんのお菓子が。福田:クッキー全部なくなっていたよ(笑)!甲斐:なくなった後にあかりんが、かご見てめっちゃ残念な顔しちょったよ(笑)。石田:最後の1個食べた(笑)。全員:え~(笑)。――チアリーダーの衣装やダンスはいかがでしたか?福田:今回アイスボックスカラーの衣装を作って頂いて、私たちSTU48水色の衣装いつも着ているので、そこの親和性があって嬉しいなって思いましたし。元気こっちも出るよね! 応援するけど自分たちも元気になるような、そんな撮影でとってもワクワクしました。甲斐:お気に入りこの衣装。全員:かわいい~。甲斐:また着たい!沖:ライブとかで。撮影終わった後にもらえたりしないかな。――アイスボックスとの思い出はありますか?中村:クラシックバレエを小さい頃からやっていて、学生の頃に年頃になって体型を気にするんですけど、その時にカロリーが低いから結構みんなアイスボックス食べていて、同じくバレエをやっていた子もみんな飲み物と一緒に割ったりとか、アイスボックス手に持って来たりとかするぐらい、ダイエットに助けられたなっていう思い出があります。結構いっぱい入っていて満足感もすごいし、咀嚼もするからたくさん、満足感が高くて、すごく助けられました。沖:小さい頃グレープフルーツがちょっと苦くて苦手な味だったんですけど、お父さんとかお母さんがアイスボックス大好きで10歳で2分の1成人式を迎えた時に、渡されたのがアイスボックスで、私の初めてのアイスボックスデビューで。それまで苦手だったグレープフルーツ味がすごくそこで大好きになった思い出があって。成人式かアイスボックスが私の中の思い出。
2023年03月27日「2020ミス・インターナショナル日本代表選出大会」が26日、都内で行われ、栃木県出身の会社員・寺内千穂(てらうちちほ・26歳)さんが日本代表に選ばれた。大会後に報道陣の囲み取材に応じ、応募のきっかけや自身の職業などについて語った。寺内さんは「まだ実感がないというのが正直なところです」と心境を告白。大学4年生の時に「ミス・ユニバース」に挑戦するも日本大会で敗れたことを明かし、「悔しい結果で終わってしまいました。社会人になって、自分の性格、好み、思考を変えずに、ありのままの自分で臨める大会がミス・インターナショナルでしたので、応募させていただきました」と応募の経緯を説明した。現在、広告代理店でアシスタント業務をしているとのこと。「(時期的に)イベント事が多くなってきているので、大会が近づくにつれて仕事量が多くなった」と言い、「朝だったら自分の努力次第で時間が確保できると思ったので、毎朝5時に起きて、6時半から8時半までウォーキンの自主練をして、9時半から会社に行くという生活を1カ月半ほどやっていました。4時間くらいの睡眠時間で頑張りました」と、大会に向けての準備を明かした。どこを評価されたと思うか聞かれると、過去に約2年間、客室常務員(CA)として働いていたことを明かし、「お客様にお飲み物をお渡しする際に手を置いたり、最後までのきれいな所作を習っていた。着物やドレスで手を使う部分がありましたので、そういったところが評価されたのではないかなと思っています」と推測した。将来的な芸能活動は「今のところは考えてはいませんが、(ミス・インターナショナル日本代表としての)この1年を通して考えてみようかなと思います」とのこと。今の仕事については「『結果次第でご相談しましょう』と部長と話していたので、明日出社して相談します」と話した。「ミス・インターナショナル」は、「ミス・ワールド」、「ミス・ユニバース」と並び世界3大ミス・コンテストの一つとされており、美しさに加え、国際社会に貢献しようとする志の高い女性たちが“美と平和の親善大使”として集い、互いに交流を深めることを目的としている。この日は、来年行われる世界大会への出場権を賭けた日本代表選出大会が行われ、予選会を勝ち抜いたファイナリスト46人が出場し、着物・水着・ドレス・スピーチ審査を経てTOP5および特別賞各賞が決定した。なお、2位は沖縄県出身の大学生・簡牛彩苗(かんぎゅうさなえ・21歳)さん、3位は三重県出身の大学生・勝野南美(かつのみなみ・21歳)さん、4位は大阪府出身の大学生・石井いぶき(いしいいぶき・21歳)さん、5位は神奈川県出身の大学生・内藤愛(ないとうあい・21歳)さん。そして特別賞は、パーフェクトボディ賞に2位の簡牛さん、ビューティースキン賞に5位の内藤さん、ハッピースマイル賞にグランプリの寺内さん、Webジェニック賞に東京都出身の高校生・森永新菜(もりながにいな・18歳)さんが決定した。
2019年11月26日「2020ミス・インターナショナル日本代表選出大会」が26日、都内で行われ、栃木県出身の会社員・寺内千穂(てらうちちほ・26歳)さんが日本代表に選ばれた。ミス・ワールド、ミス・ユニバースと並び世界3大ミス・コンテストの一つとされている「ミス・インターナショナル」。美しさに加え、国際社会に貢献しようとする志の高い女性たちが“美と平和の親善大使”として集い、互いに交流を深めることを目的としている。この日は、来年行われる世界大会への出場権を賭けた日本代表選出大会が行われ、書類審査および予選会を勝ち抜いた46人の候補者たちが参加。着物審査と水着審査で15人を選出、ドレス審査で8人を選出、そして最後のスピーチ審査でTOP5および特別賞各賞が決定した。日本代表となるグランプリに輝いた寺内さんは、前年のグランプリ・岡田朋峰さんからクラウンをかぶせてもらい、「このような素敵な舞台でグランプリをいただけたこと本当に感謝しております。切磋琢磨し合ったファイナリスト46名、夢をサポートしてくださったスタッフやOGの方、友人や家族、ご理解とご協力をいただいた会社の方々、ありがとうございます」と感謝。「私は最年長26歳で普通の社会人です。最年長で挑戦をしたこと、社会人でも夢を追い続けたこと、この大変さと大切さをミス・インターナショナルを通して改めて実感しました」と語り、「私が出場する世界大会は第60回で、2020年は東京オリンピックが開催される記念すべき年です。この歴史と伝統をしっかり受け継ぎ、日々精進することをお約束します」と誓った。なお、2位は沖縄県出身の大学生・簡牛彩苗(かんぎゅうさなえ・21歳)さん、3位は三重県出身の大学生・勝野南美(かつのみなみ・21歳)さん、4位は大阪府出身の大学生・石井いぶき(いしいいぶき・21歳)さん、5位は神奈川県出身の大学生・内藤愛(ないとうあい・21歳)さん。そして特別賞は、パーフェクトボディ賞に2位の簡牛さん、ビューティースキン賞に5位の内藤さん、ハッピースマイル賞にグランプリの寺内さん、Webジェニック賞に東京都出身の高校生・森永新菜(もりながにいな・18歳)さんが決定した。
2019年11月26日現代水墨画家・山岸千穂の個展「前へ」が、東京・銀座のギャラリー無門にて開催される。会期は2019年3月28日(木)から4月27日(土)まで。山岸千穂は、幼少期より自然と筆に親しみ、書の道で研鑽を積んだ、現代水墨画家。美術史家の山下裕二は「素晴らしい筆の技術は大人になってから習って身に付くものではなく幼少のころから慣れ親しまないと習得できない」とした上で、彼女のことを「筆ネイティブ」と評している。約2年半ぶりの個展では、「筆ネイティブ」と称される高い水墨画の技術と、若干30歳という瑞々しい感性を融合させた水墨画作品を展示。勇ましい獅子を力強く描いた「東風」や、墨の濃淡や滲み、かすれを自由自在に操り、大胆な構図で仕上げた「刃」など代表的な大型屏風作品や、新作を展開する予定だ。【詳細】山岸千穂 個展「前へ」会期:2019年3月28日(木)~4月27日(土)営業日時:火~土 11:00~19:00 ※日・月、展示替えの期間は休業。場所:ギャラリー無門(Gallery MUMON)住所:東京都中央区銀座4-13-3TEL:03-6226-2555
2019年03月03日宮崎県西臼杵郡高千穂町、ここには「高千穂峡」として有名な峡谷がある。この峡谷は、阿蘇カルデラの火山活動によって出来上がったもので、7kmにも連なる美しい柱状節理が見所の観光地となっている。峡谷には「真名井の滝」など複数の観光スポットが存在し、高千穂峡の入口となる場所から高千穂神社まで遊歩道が整備されている。この遊歩道をちょっとしたピクニック気分で歩くのも良いのだが、この高千穂峡にはもう1つ、人気の楽しみ方が存在する。それが、貸しボートだ。高千穂峡周辺では、運転手が高千穂峡に関するさまざまな逸話(日本神話で天孫降臨の地とされているなど)を話してくれる観光タクシーが存在するが、その運転手の話によると、かつては遊歩道の利用が非常に多かったという。しかし近年、貸しボートの人気がうなぎ登りとなり、今では早朝に車で駆けつけ、貸しボートの受付が始まる前から長蛇の列ができることも珍しくないようだ。インターネット上の評判、「早く行かないとボートに乗れない」といった口コミが「人が人を呼ぶ」形でつながり、ボートに乗るまで5時間待ち、6時間待ちという状況を生んでいる。高千穂町としては、観光客が押しかける状況は嬉しいに越したことはないだろう。しかし、長時間待ち続けた観光客が疲弊して帰ってしまう状況では、「あらためて訪れたい観光地」とはなりにくい。そこで高千穂町はこの10月から「Airウェイト」の試験導入を始めた。○手作業→iPadアプリで業務を効率化Airウェイトは、待ち時間解消サービスとして、飲食店の行列解消を目的に開発されたものだ。行列ができるような店舗のお客さんが待ち時間を有効に使えるように、整理券の発券やQRコード読み込みによるメール通知など、その場にいなくても入店の順番待ちが可能になっている。もともとは飲食店向けのサービスだったが、ロボット「Pepper」との組み合わせでアミューズメント施設の受付、大規模ショッピングモール、世界遺産の受付など、「どうしても順番待ちが出来てしまう環境で、お客さんの満足度を少しでも上げたい」というニーズがあるような場所であれば、業種を問わず導入が進んでいる。この高千穂峡の貸しボートについても、早朝から数十名単位の行列ができ、筆者が現地に到着した12時過ぎには90組以上の待機者がいた(その後、13時30分頃にはその日の受付を終了)。実はこの貸しボート、これまではすべて手作業で待機者を管理していた。「今までは紙で待ち人数を管理されていました。貸しボートの受付と、実際に乗り込むボート場が離れているため、受付人数とボート乗船者を消化できた"消しこみ"はトランシーバーでやり取りをされていたんです」(リクルートライフスタイル ネットビジネス本部 クライアントソリューションユニット リアルマーケティング開発1グループ Airウェイトプロデューサー 渡瀬 丈弘氏)貸しボートは長年やってきたことから、「用意している20隻が周遊30分でだいたいどれくらい戻ってくるか、次の待機組を呼ぶまでに何分かかるか」は経験則で表にまとめられている。しかし、どれだけの待機組がいるかという総数がパッとわかりづらかったほか、待っている利用者側も「いつ頃に自分たちがボートに乗れるのか」がわかりにくく、高千穂峡入口の集落で数時間待つケースもあった。Airウェイトはその辺りが概ね自動化されており、ボート場の係員がボートに乗った待機組の消し込みを行えば、上の受付にも待機組の変動がすぐに通知されるし、時間の目安も合わせて変わる。観光客にも、ボート場からの呼び出しが電話の自動音声で通知されるほか、Webサイトで「あと何分で乗れる」という現況がわかるメリットがある。一挙両得のソリューションといってよいだろう。とはいえ、こうしたスマートデバイスのアプリ・サービスは「リリースして終わり」ではなく、日々改修に改修を重ねて使い勝手が改善していくもの。現場で実際に利用していた担当者に話を聞くと、「今日から使い出したばかりで、入力に慣れていない。受付時に発行される管理番号とボートの番号が一致しないのでわかりづらいこともある」というちょっとした不満を抱えていた。ただ、前出の渡瀬氏によると「受付番号と待ち受けカウンターの番号という2種類の番号を使われているお客様がいます。ボートの番号を受付番号に見立ててみれば、ほぼ同じ悩みですし、すぐに対応できる」という。その2種類の番号のすり合わせ機能は開発中であり、直近に実装予定とのことで、高千穂峡の悩みの解決はそう遠くなさそうだ。もちろん、彼らがこぼした不満はそれくらいで「手計算で待ち時間を計算していた手間がアプリで解決しましたし、これまでは待っているお客さまの呼び出しにマイクを使っていたのですが、タブレットを操作するだけで勝手に通知してくれるので、それをやらなくて良くなったのは便利ですね」(担当者)と、好意的にとらえていた。○待ち時間解消だけが導入目的ではない観光地の課題は、行列だけではない。「その他すべての課題もAirウェイトさえあれば全部解決」とまでは言わない、言えないが、単なる待ち時間解消サービスに見えて「多言語対応」や「現地の回遊」にも役立つ。多言語対応は、Airウェイトがすでに英語に対応したUIを組み込んでおり、外国人観光客が来た場合に英語メニューを表示するだけであとはお客さんにタブレットを操作してもらうことができる。"その程度"と思われるかもしれないが、これまでタブレットが用意されていなかった現場からすれば、マルチランゲージを操れる人員が現場にいなくても、ほかの翻訳アプリなどと合わせれたば対応がかなり楽になる。すでに中国語や韓国語などの対応も検討中のため、いわゆる「2020年に向けて」の課題解決の一助になることだろう。一方の「現地の回遊」では、これまでの待ち時間の間に遠方へ流出していたお客さんをつなぎ止める効果がある施策を打てる。原始的と言えば原始的だが、待機組の整理券を発券する際、同時にクーポンも発行してお客さんを現地に留めるという仕組みだ。高千穂峡はその場所柄、近隣の都市まで最低でも1時間以上の移動時間がかかる。一方で人気のボートに乗るためには待ち時間が4時間、5時間とかかるため、「熊本まで戻って市内観光、その後高千穂峡に戻る」といった移動もそれほど珍しくないようだ。せっかくの観光スポットがあっても、地元に還元されなければ自治体として気分は良くない。今回、テストで発券されたクーポンでは「高千穂峡ソフト」というソフトクリームが350円から100円引きの250円で売られていた。「クーポン」は一般的に反応がなかなか出にくいものだが、「山の中だから朝は寒くて売れ行きが鈍いんだけど、今日は朝からクーポンを使うお客さんがいて結構調子が良いと思う。数十個売れている」(販売員)となかなか好調だったようだ。また、近くにある別のソフトクリーム販売店には「クーポンを使いたい」と、取り扱っていないにもかかわらずクーポン利用者が押しかけていたようで、その店舗の担当者が「うちもクーポン利用対象店になりたい」と観光協会に問い合わせてきたそうだ。もちろん、ソフトクリームのクーポンだけで地元の回遊につながるとは誰も思っていないだろう。しかし、クーポンの対象が増えれば、一緒に売っているお土産のお菓子や雑貨を買うという購買の連鎖をもたらす可能性は十分にあるし、それだけ地元にいる時間が増えれば、よそに行ってしまうよりも地元の飲食店や「高千穂の夜神楽」と呼ばれる地元の民俗芸能などに興味を持ってもらえる可能性がある。待ち時間解消を目的としたアプリ・サービスがこれだけの観光活性の可能性を秘めているというのは意外だが、世の中にはまだまだ知られていない、こうしたアプリが眠っているかもしれない。
2015年10月15日