温泉旅館ブランド「緑屋」を展開する陣屋グループは、長野県上田市の別所温泉に「別所温泉 緑屋」をオープン。庭園デザイナー石原和幸監修の温泉旅館「別所温泉 緑屋」がオープン「別所温泉 緑屋」がオープンするのは、長野県上田市に位置する信州最古の湯として知られる別所温泉。緑に囲まれた空間にて、極上の“くつろぎ時間”を提案する。注目は、世界的な庭園デザイナー石原和幸プロデュースによるメインガーデン「緑風庭」。石原が、英国チェルシー・フラワーショーで金賞を獲得した庭園を再現している。庭園は、すべての客室や大きな窓を配したダイニングから望めるため、四季折々の表情を楽しめる。3つの源泉かけ流し貸切専用風呂また、露天風呂と内湯がセットになった3つの貸切専用風呂も魅力のひとつ。滞在中は何度でも利用できるため、美人の湯と名高い別所の湯を源泉かけ流しで堪能することができる。「紅葉の湯」「山水の湯」「松の湯」を用意し、いずれも湯船だけでなく、シャワーやカランもすべて源泉となっている。多彩な客室タイプ客室は、「桜」「椿」「紫陽花」など植物の名前が付けられた全11室を用意。洋室が4つのタイプで10室、専用の庭付きのグランピング1室の各部屋からは、部屋名にちなんだ花や木が生い茂る庭園を眺めることができる。家族やグループでの利用から一人旅まで幅広い利用が可能だ。中でも1階プレミアムルームは、「別所温泉 緑屋」の中で一番広く、石原和幸プロデュースの庭園が目の前に広がる部屋となっている。風情ある四季折々の景色を存分に満喫できる。リビングにはソファやダイニングテーブルセットを設置しており、部屋での食事も楽しめるように。ワンランク上のリゾートステイが叶う。旬の食材を使用した会席メニュー夕食は、鶴巻温泉 元湯陣屋の総料理長監修による季節会席を提供。旬の食材を使用した本格会席料理のほか、アラカルトメニューや近隣提携レストランの緑屋限定コースが展開される。【詳細】別所温泉 緑屋オープン日:2023年8月5日(土)住所:長野県上田市別所温泉225室数:11室(洋室10室、グランピング1室)浴場:貸切専用風呂(3か所 内湯と露天風呂)料金:1泊ひとり 12,100円~■貸切専用風呂利用方法利用方法:先着順、予約不要※宿泊者は無料で利用可能。利用時間:30分目安※空きがあれば制限時間なく利用可能。■一棟貸切プラン貸切料金:1泊2日 330,000円~内容:旅館をまるごと貸切※素泊まりの料金。食事はオプションで追加可能。
2023年08月10日高橋メアリージュン主演「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」6話が10月25日深夜放送。今回から本格登場した宇津井に「悲哀を凝縮したようなキャラ」などの反応が集まっている。法外な金利で金を貸す闇金業者と債務者たちの人間模様と社会の闇を描く人気コミック「闇金ウシジマくん」のスピンオフとして、映画のPart2から登場した女闇金・犀原(サイハラ)茜を主人公にしたストーリーが展開する本作。狂気的なまでの手法で債務者に取り立てを行う闇金「ライノーローン」社長の犀原茜=サイハラを高橋さんが演じ、サイハラたちに引き取られライノーローンで働くことになった、役者志望の若者・硲(ハザマ)悠斗を宮世琉弥が。犀原茜の右腕として動く忠実な部下の村井をマキタスポーツがそれぞれ演じる。また「爆走ラーメン・愛沢伝説」で人生の再起を計る愛沢浩司には中尾明慶。愛沢の妻でラーメン店を手伝う明美には木南晴夏。ハザマと親しくなっていく風俗嬢の桜井ともかには古畑星夏。アイドル・GQGにハマり物販の金を得るためサイハラに金を借りた安藤創太に岡崎体育。東大卒で大手企業勤務エリートだがGQGにハマって、再び闇金に手を出す田中丈行に勝村政信。田中、安藤たちがハマるGQGのメンバー・メロりんに矢崎希菜。そのほか熊倉と敵対する豹堂の舎弟・般田に山内圭哉。半グレ集団ボス・象山(キサヤマ)彪には野村周平。記憶障害で言動がおかしい時がある若琥会若頭・熊倉に光石研といったキャストも出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。今回はGQGの物販で大量に購入する田中に対抗心を抱いた安藤が、まだ金を返し終わってないのに多くのグッズを購入。サイハラに大食いチャレンジを強要されることに。ライバルがいなくなった愛沢はラーメン屋を繁盛させるため、ドライブスルーを始めるが大混乱。ハザマは老夫婦の家に特殊詐欺に行くが、そこで出会った伝説の債務者・宇津井(永野宗典)と出会う。宇津井は今介護の仕事をしているが、新人の女性が気になっていた。仕事帰り、女性から自分の家でラーメンを食べないかと誘われる。完全に女性に恋していた宇津井だったが、そこに村井が現れる。女性は村井に「こいつもカタにはめるところだったのに」と叫ぶ。そんな女性に宇津井は「好きです、結婚してください」と唐突にプロポーズして…。そんな宇津井に視聴者からは「この状況でプロポーズ…宇津井さんいい人見つけてね」「宇津井、どうしようもない弱さを抱えた人間の悲哀を凝縮したようなキャラだな…」「宇津井くん仕事と見た目がまともになってよかったけどそれ以外が相変わらずすぎるw」などの声が送られている。【第7話あらすじ】サイハラはホストにハマったメロりんに急な返済を求める。メロりんは柄崎(やべきょうすけ)や自分推しの田中にも接触。安藤はハケン契約を切られアイドルの応援を断念する…。「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」はMBSで毎週火曜深夜0:59~、TBSで毎週火曜深夜1:28~放送中。dTV、ネットフリックスで見放題独占配信。(笠緒)
2022年10月26日高橋メアリージュンが主演する「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」の5話が10月18日深夜放送。予告に登場した永野宗典演じる宇津井に「ウシジマくんキャラの再登場」「宇津井出てきてめっちゃ嬉しい」などの声が寄せられている。法外な金利で金を貸す闇金業者と債務者たちの人間模様と社会の闇を描いた人気漫画「闇金ウシジマくん」「闇金ウシジマくん外伝 らーめん滑皮さん」の2作品をベースに、実写版映画のPart2から登場した高橋さん演じる女闇金・犀原(サイハラ)茜を中心としたストーリーが繰り広げられている本作。ヤクザ相手でもひるまず、独特の食べ方をするなど強い個性が際立つ闇金融「ライノーローン」社長・犀原茜を高橋さんが演じるほか、ライノーローンで働くことになった役者志望の若者で、取り立て相手のともかに想いを抱く硲(ハザマ)悠斗に宮世琉弥。サイハラの考えを察して先回りする忠実な部下の村井にはマキタスポーツ。暴走族「愛沢連合」総長時代にサイハラから金を借りたことで、生死をさまようことになるが、その後「爆走ラーメン・愛沢伝説」をオープンして再起を計る愛沢浩司には中尾明慶。ライバル店の登場で弱気になる愛沢を支える妻・明美には木南晴夏。アイドル・GQGにハマり衣装をオークションで落札。資金を手に入れるためサイハラに金を借りたアイドルオタクでの安藤創太に岡崎体育。安藤らがハマるアイドルのメロりんに矢崎希菜。サイハラに深い恨みを持っている般田に山内圭哉。サイハラと敵対関係の半グレ集団ボス・象山(キサヤマ)彪には野村周平といったキャストが出演する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。熊倉が譲り受けた廃業したラーメン屋の清掃をすることになった安藤、同僚たちにいじめられながら仕事をしていると、店内で大金を発見する。だがラーメン屋には般田が毒ガスを仕掛けていた。店内に入った村井たちは般田の手下と鉢合わせになる。その隙を見て大金を抱えて店から出てくる安藤だが、そこにサイハラが。サイハラに金を渡した安藤は小遣いとして1万をもらい、その金で同僚にラーメンをおごる…というのが5話の展開。「泣けるほど旨いね」と言いながら、涙を流しラーメンと餃子、ビールを味わう安藤に「強く生きてくれ、安藤!」「安藤は本当に美味しそうに食べますね~」といった温かいコメントが。また安藤を演じた岡崎さんに今週も「今回のOAは安藤役の岡崎体育がハマリすぎていて最高だったわ!ww」「サイハラさんに岡崎体育がキャラハマりすぎて感動してる」「岡崎体育の演技最高過ぎるな。才能の塊」などの声が送られる。一方、予告映像を見た視聴者からは「来週のサイハラさんアレじゃん宇津井出るじゃん!!」「サイハラさんに宇津井出てきてめっちゃ嬉しい」「ウシジマくんキャラの再登場あって見ててすごい楽しいわ」などの反応多数。人気キャラの登場にSNSが沸いている。【第6話あらすじ】サイハラは推しアイドルに金を貢ぐ安藤から取り立てるため大食いチャレンジを強要。ハザマが出会った伝説の債務者・宇津井(永野宗典)は恋していた。そしてラーメン屋を繁盛させたい愛沢は禁断のアイデアを実行する…。「闇金ウシジマくん外伝 闇金サイハラさん」はMBSで毎週火曜深夜0:59~、TBSで毎週火曜深夜1:28~放送中。dTV、ネットフリックスで見放題独占配信。(笠緒)
2022年10月19日『パッチギ!』『黄金を抱いて翔べ』など、数々の話題作を世に送り出してきた鬼才・井筒和幸監督の8年ぶりとなる新作『無頼』が公開されることが決定。併せてメインカットと監督コメントが解禁となった。■ストーリー太平洋戦争に敗れ、貧困と無秩序の中に放り出された日本。焼け跡から立ち上がった大衆は、高度経済成長のもとで所得倍増を追い、バブル崩壊まで欲望のままに生きて、昭和が去ると共に勢いを止めた。理想の時代から夢の時代、そして虚構の時代へ――。誰もが豊かさを欲する社会の片隅で、何にも怯むことなく、たった一人で飢えや汚辱と闘い、世間のまなざしに抗い続けた“無頼の徒”がいた。やがて男は一家を構え、はみだし者たちを束ねて、命懸けの裏社会を生き抜いていく…。過ぎ去った無頼の日々がいま、蘇える。■井筒和幸監督、8年ぶりの新作で描くもう一つの戦後史本作は1975年のデビュー作以来、社会のあぶれ者、はみ出し者を冷徹かつ共感に満ちた視線で描き続けてきた、井筒和幸監督の真骨頂にして集大成とも言えるもう一つの戦後史。激しく変転を続けた昭和という時代が、世間という“良識の監獄”の外側で生き抜いたヤクザ者たちの群像劇を通して逆照射される。主人公は、極貧ゆえに社会から頭を抑えつけられ、飢えや冷たい眼差しに晒されながらも、何にも頼らず、ただ己の内なる掟に従って真っ直ぐ生きた男。背景に様々な事件や社会風俗が盛り込まれた物語のアウトサイダーを、「EXILE」のパフォーマーとして活躍し、現在は俳優としてテレビ・舞台で活躍する松本利夫が演じる。共演には、『恋妻家宮本』『チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~』などに出演し、『純平、考え直せ』ではヒロインに抜擢されるなど女優としての活躍も目覚ましい柳ゆり菜。抜群の気っぷの良さで主人公の人生を支えた妻・佳奈を演じる。このほか、木下ほうか、ラサール石井、升毅、小木茂光、隆大介、外波山文明、フォークシンガー三上寛、日本屈指のドラマーとして名高い中村達也などの実力派が脇を固める。さらには、オーディションで選ばれた総勢300人もの俳優陣が練達の井筒演出のもと、全身全霊の芝居で見せ場を競っている。観る者の皮膚をヒリつかせる無頼漢たちの群像模様は、さながら井筒和幸版の『ゴッドファーザー』のようにフィクションでありながら社会の本質を抉り、昭和という時代を突き動かしてきた大衆の欲望を可視化させる。偽りのノスタルジーに彩られた昭和回顧ブームを凌駕する、本格ハード・エンターテインメントがここに誕生した。■監督コメント改めて振り返ってみると、社会のあぶれ者、はみ出し者ばかり描いてきました。デビュー作の『ガキ帝国』では1968年、大阪ミナミを闊歩する少年院上がりの不良少年たちを。『犬死にせしもの』では終戦直後、陸軍の復員兵上がりの無法者たちを。『岸和田少年愚連隊』では1976年、大阪の田舎町にくすぶる格差教育の落ちこぼれの不良少年どもを。『パッチギ!』では1968年、京都ゼロ番地に生きる在日朝鮮人の高校生たちを。『ヒーローショー』では2010年、都市部を彷徨うまさに平成の「失われた世代」のはぐれ者たちを。そして『黄金を抱いて翔べ』では金塊強奪の夢に命を賭けた虚無的な流れ者たちを──。時代や設定こそ違えど、登場人物たちは誰もが社会から無用とされ、貧困と差別、汚辱に暴力で抗ってきた「寄る辺なき者たち」だと言えます。今回の『無頼』でもやはりスクリーンを彩るのは、欲望の昭和を徒手空拳で生き抜いた、文字どおり無頼の徒たちです。時代は昭和から平成、令和へと移っても、貧困や差別、孤立は何も変わっていません。本作ではアウトロー社会という、世間の良識から排除されたネガ画像をあえて描くことで、僕なりの昭和史を逆照射してみたいという思いもありました。ことの是非を語るのではなく、ただ、こんなふうに無頼な生き方を通した男たちがいたということを、現代の若者に見せたいと思ったんです。そして、自分を抑えつけるあらゆる抑圧に対して一歩も引かなかった彼らの人生を通じて、“くじけるな、寄る辺なきこの世界を生き抜け”と励ましてあげたい。それがこのシャシンに込めた、映画作家としての僕の願いです。『無頼』は5月16日(土)より新宿 K’s cinemaほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日桐谷健太が映画俳優になることを決意したのは、保育園の頃だったという。夢が叶ったのは20代前半。井筒和幸監督がメガホンを握った『ゲロッパ!』で銀幕デビューを飾る。井筒監督について尋ねたとき、真っ先に出てきた言葉は「確実に自分の人生を変えてくれた人」。それは決して大げさではない。続いて出演した井筒作品『パッチギ!』ではエキセントリックな不良学生役で存在感を発揮。この作品での爆発に誘発されるかのようにその後、『ROOKIES』や『BECK ベック』などハマり役とも言えるハジけた役柄を次々と好演し、着実に若手人気俳優としての道を歩み始めた。そして2012年、井筒監督が三度、桐谷さんを変える!まもなく公開となる『黄金を抱いて翔べ』で桐谷さんはメガバンクの地下に眠る黄金強奪を目論む一味に加わっている。本作で桐谷さんが自らに感じた変化、成長とは――?公開を前に熱く語ってくれた。「井筒さんが『映画を撮る』、『健太をメインどころで使いたい』と言っていると聞いて、内容も何も全然聞かずに『はい、やります!』と言ってました(笑)」と明かす桐谷さん。原作は人気サスペンス作家・高村薫のデビュー小説で、井筒監督が長年、映画化を切望してきた作品でもある。大阪のメガバンク本店から240億円相当の黄金を盗もうとする6人の男たちの姿を描く。『ゲロッパ!』に始まり、『パッチギ』シリーズ2本を経て、井筒作品への参加は本作が4作目。「抽象的な言い方しかできないけど…」と前置きしつつ、井筒組に漂う独特なムードをこう表現する。「空気の粒子が細かいというか、クッキリしている気がします。あの空気に触れると『うわぁ、始まるんだ』って感じがして、撮影中も『オレはいま、映画を撮っているんだ』というのを強く感じます。緊張感とみんなが一つの方向を向いている一体感がある。それができるのは監督の中で自分がやりたいこと、撮りたいものがはっきりとあるからだと思います」。ちなみに過去3作品で桐谷さんは、監督からの罵倒あり、ムチャぶりありという厳しさの中で鍛えられたという。「メチャクチャに怒鳴られてましたよ。『このシロウトがっ!』とか平気で言ってきますし、『健太、なんか面白いことやれ。はい、本番!』みたいな指示も出るし(笑)。こっちは考える間もなく直感でやってました。やってみたら『面白いやんけ。それでええんや』って。そのおかげでテストからどんどん自分のやりたいことをアピールするようになりました。直接、そういう言葉を掛けられたわけじゃないけど『やりたいことを全力でやってみたらええんや』ってことを教わったと思います。そこからブッ飛んだ役やテンションの高いキャラクターのオファーがどんどん来るようになりましたね」。黄金強奪を企てるチームのメンバーを演じる共演陣には妻夫木聡に浅野忠信、溝端淳平、チャンミン(東方神起)に西田敏行と錚々たる顔ぶれが並ぶ。井筒監督が、この俳優たちとならできると確信を持って撮影に臨んだということもあってか「監督が現場で大声を出すことはほとんどなかった」と桐谷さんはこれまでの現場との違いを証言する。そしてもう一つ、これまでと何より大きく違うのが桐谷さんに与えられたキャラクター。井筒作品で、しかもこの面々の中に桐谷さんの名が並んでいると、どうしても桐谷さんが演じた野田という男に対し、ハジケっぷりのよいイケイケのムードメーカーの男を想像してしまうが、意外にも野田はクールなシステムエンジニア(!)。黄金強奪に向けてブレーキをかけることを知らない“肉食系”、“野獣系”の男たちの中にあって、逃げ腰でビビリ気味の一面を覗かせる。「こういう役を井筒監督からいただけたというのが何より嬉しかったです。最初に話を聞いたときは『またブッ飛んだ役かな?』と思ったので、システムエンジニアと聞いて一瞬『マジで!?』って(笑)。このメンバーの中で野田がどういう存在かと考えたら、映画を観ている人の感覚に一番近い男だと思うんですよね。逆にほかの連中は『なんで?』って言いたくなるくらい飛んでるから(笑)。その意味で、観る人にこの物語をありそうな話だと感じてもらう上でキーになる男。一方で、すごく奇妙さを感じさせる男でもあるんです。しかも第一印象で『こいつおかしいよね』と思わせるのではなく、じわじわと胡散臭さがにじみ出てくる。そこは意識しましたし、演じていて楽しかったです」。また新たな一面を井筒監督に引き出してもらった形だが、桐谷さん自身、20代から30代と年齢を重ねていく中での自身の変化に“必然”を感じていたとも明かす。「なかなか言葉にはできないけど、日常を含めてあらゆる面で自分が変わっていっていることを感じてます。そういう内面的なところでの変化がない限り、入ってくる役柄も変わらないんじゃないか?という思いもありました。芝居って結局、自分以上のものはできない、全ては自分の中から出てくるものだと思ってます」。冒頭でも述べたように映画俳優になることは保育園のときからの夢であり、20代前半でその夢を叶えたが、桐谷さんはそこから一度として立ち止まったことはない。常に演じることへの飢餓感をもって10年もの年月を疾走してきた。「もうガムシャラですよね。思い返せばいろいろな作品をやってきたけど、その一つ一つで瞬間を生きてきたというか、あまり意識的じゃなかった。ようやく30歳を超えたあたりで、俯瞰で物語を見られるようになってきたかなと思います。でも、変わらないのは喜びも幸福も一瞬だということ。夢が叶ったときであれ、芝居がうまくいった瞬間であれ、幸福感はあるけどほんの一瞬で、すぐにフラットに戻るんです。だからこそ常に何かに挑戦したいし、変化し続けたいです」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:BECK ベック 2010年9月4日より全国にて公開© 2010『BECK』製作委員会/© ハロルド作石/講談社ROOKIES−卒業− 2009年5月30日より全国東宝系にて公開© 2009 映画「ROOKIES」製作委員会黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年11月01日ベストセラー作家・高村薫のデビュー作であり、日本推理サスペンス大賞を受賞した最高峰のミステリー小説を、鬼才・井筒和幸監督指揮の下、妻夫木聡を始め浅野忠信ら豪華キャストを迎えて実写映画化した『黄金を抱いて翔べ』。このたび、本作の主題歌に決定した安室奈美恵の楽曲「Damage(ダメージ)」の井筒監督自らが手がけた映画バージョンのミュージックビデオが公開となった。過激派や犯罪者相手の調達屋として生計を立てる幸田はある日、大学時代の友人・北川から240億円の“金塊”強奪計画を持ちかけられる。最初は渋る幸田だったが、北川の計画に渋々乗ることに。さらに、銀行システムエンジニアの野田や自称“工学部留学生で国家スパイ”という裏の顔をもつモモら4人の男が仲間に加わり、大阪の街を舞台に大胆不敵な奪取作戦が始める――。今回、公開となった井筒監督演出による「Damage」の映画版ミュージックビデオは、映画本編映像で綴るスペシャル・バージョン。曲のタイトルや歌詞に連動させた映像が盛り込まれているなど井筒監督の遊び心満載の仕上がりになっている。これまでの安室さんの楽曲イメージとはまた違うハードなロックナンバーに合わせて展開する、疾走感あふれる映像が何とも言えずカッコいい。今回、使用された安室さんの楽曲は配信限定リリースとなり、着うたは10月24日(水)より、着うたフル・PCでの配信は10月31日(水)よりスタートする。まずはこちら動画から、安室さんの最新楽曲と本作のスペシャルコラボレーション映像をご堪能あれ。『黄金を抱いて翔べ』は11月3日(土)より全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:黄金を抱いて翔べ 2012年11月3日より全国にて公開© 2012「黄金を抱いて翔べ」製作委員会
2012年10月22日井筒和幸監督の最新作でお笑いコンビ、ジャルジャルの後藤淳平、福徳秀介が映画初出演にして初主演した『ヒーローショー』が3月26日(金)、開催中の第2回沖縄国際映画祭の「Peace部門」出品作として一般客向けに初お披露目された。舞台挨拶に出席した井筒監督は「5〜6年後くらいに続きの物語をやってもいいかも」と続編の構想を口にした。芸人志望の青年・ユウキ(福徳さん)と自衛隊上がりの不器用な青年・勇気(後藤さん)が無意味にエスカレートしていく抗争に巻き込まれる姿を描く青春ドラマ。ブレイク中の2人とあって、約1,000席の会場内には女性ファンが目立ち、2人が発言するたびに「キャー!」の黄色い大声援。2人の俳優ぶりに井筒監督は「思ったより上手かったよ。やれイケメンとかアイドルとか歌うたいと違って、お笑いの人は1つ持っているところからのスタートやから挑戦ができる」と太鼓判。「(ジャルジャルの)やつらが30歳くらいになって、この業界を辞めてなかったら続きの物語をやってもいいかも、という気がしてきた。5〜6年後くらいにね」と話した。一方、後藤さんは「観終わった後、ズンとくる映画。みなさんの観終わった後の顔が見たい」と反応が気になる様子。24日(水)のオープニング・セレモニーに、先輩芸人のお笑いコンビ、ロンドンブーツ1号2号の田村淳と熱愛中と報道されている歌手、安室奈美恵がサプライズ参加したことを引き合いに、「安室奈美恵さんが来て話題になっていますが、それを超えるほどすごい映画です」と軽妙な調子でPR。福徳さんは「僕らが芸人ということは忘れて観てください」と呼びかけた。『ヒーローショー』は5月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)沖縄国際映画祭現地レポート■関連作品:第2回沖縄国際映画祭 [映画祭] 2010年3月20日よりカウントダウンイベント開始、24日から28日まで映画祭開催ヒーローショー 2010年5月29日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「ヒーローショー」製作委員会■関連記事:【沖縄国際映画祭】ロンブー淳、キム兄から安室ネタでいじられ大テレ【沖縄国際映画祭】椿鬼奴は「アンニュイで絵になる」【沖縄国際映画祭】哀川翔『ゼブラーマン』続編初公開に拍手【沖縄国際映画祭】破局の松雪泰子、結婚の話題に「機会があれば」【沖縄国際映画祭】パンク黒瀬、“セクシー”谷村美月に「ヤキモチ焼いています」
2010年03月26日