3月2日公開の映画『ダウンサイズ』の公開直前イベントが2月28日、都内で行われ、プロフィギュアスケーターの村上佳菜子、お笑いコンビ・和牛の水田信二、川西賢志郎が出席した。左から水田信二、川西賢志郎、村上佳菜子アメリカ・ネブラスカ州オマハを舞台に、身長を13cmにダウンサイズすることで、大金持ちで大豪邸に住める世界へと舞い込んだ中年男・ポール(マット・デイモン)の奇想天外な物語を描いた本作。公開を間近に控えたこの日は公開直前イベントが行われ、スペシャルゲストに村上佳菜子と和牛が登壇した。すでに鑑賞したという本作について村上は「13cmになるというのは未知の世界で、どんな感じなんだろう? と思いながら観ましたが、メリットとデメリットがある映画だと感じました。本当に面白くて、最終的にはダウンサイズしたいなって思いましたね」と絶賛。和牛の水田も「自分がダウンサイズしたらどうなるんやろうとか、色々想像することができて面白かったです」とすっかり気に入った様子で、川西は「夢が膨らみますよね。もしダウンサイズが可能なら世界最小の漫才師というスーパーキャラを手に入れて優勝したかもしれないです」と妄想も。そんな本作にちなみ、イベント中には村上が大好物だという巨大かき氷が登場。その巨大なかき氷は、村上が1年分食べる量の300kgだそうで、「こんなにも食べてたと思うとビックリですね」と驚いた表情も「もう幸せです。本当に美味しいですよ!」と舌鼓を打った。村上と言えば、前回の2014年ソチオリンピックにも出場。閉幕した平昌オリンピックについて言及し、「どの競技1つ1つにドラマがあり、そういうものをテレビの画面越しで感じました。私もバンクーバーを見るまではオリンピックに出たいとは思いませんでしたが、バンクーバーでの浅田真央さんの演技を見て出たいと思いました。勇気と希望をもらった素晴らしいオリンピックでしたし、メダルの数も長野オリンピックを超えて、応援する側としてはうれしかったです」と感想を。また、後輩に当たる宇野昌磨選手については「小さい頃からずっと一緒だったので、滑っているだけで涙が出ちゃいました」と感動した様子だった。映画『ダウンサイズ』は、3月2日より全国公開。
2018年02月28日ダンス&ボーカルグループ・AAAの宇野実彩子が28日、自身のインスタグラムで初のすっぴんカットを公開し、反響を呼んでいる。すっぴんカットは、3月1日に発売される宇野の写真集『about time』からの先行公開カット。写真集では初のすっぴん姿も収められるとされていたが、このたびお披露目された。投稿では「いよいよ明日発売です」とコメントし、「#実はすっぴん #ほんとだよ」とハッシュタグを添えた。このすっぴん姿に、ファンからは「可愛すぎる」「綺麗すぎる」「すっぴんが美しすぎる、、、」「信じがたいくらい美しい」「女神」「え!すっぴんなんですか!!!」「すっぴんでこれはきれすぎ!」「スッピンに見えない!!綺麗すぎる!!!」など、絶賛の声や驚きの声が寄せられている。この写真集は宇野にとっては30代初の写真集で、全編ニューヨーク撮り下ろし。ティファニーなどラグジュアリーブランドも協力し、「大人の恋」をテーマに「恋」について赤裸々に語ったロングインタビューも収録されている。写真集の発売を控え、宇野は5日前から写真集の先行カットをインスタグラムでカウントダウン式で公開中だ。
2018年02月28日満面の笑みでピースを決めるも、後ろからはリンクメートの女子からヤジがとんでいたとか(写真提供:モッツ出版)「今は特に次の五輪は考えてないですし、足首がよくならないと。完璧に治すことを考えています。……3連覇は史上初になるのかな」66年ぶりにフィギュアスケートで2連覇を成し遂げた、“絶対王者”の羽生結弦。金メダルを獲得してからは、エキシビションの練習に参加していた。「仲のよい選手とともに、カップル競技のようにリフトにチャレンジしたり、ショートトラックやカーリングのまね事をしたりと、楽しそうに過ごしています。プレッシャーから解放されて、つかの間の休息タイムなのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)エキシビションの練習以外にも、メダリストとして宇野昌磨とともに連日、日本のメディアのインタビューにも応じている。日本のインタビューでは、とある素顔が話題になった。「自転車に乗れなくて……」オリンピックというスポーツの祭典に出場し、その頂点に立った羽生。そんな彼の発言は大きな反響をもたらした。「4回転をくるくる跳んじゃうような最高峰のスポーツ選手が“まさか!?”と思いましたね(笑)。スケーティングでもエッジを深く倒しているし、バランス感覚はよさそうなのですが……」(前出・スポーツ紙記者)実は、自転車に乗れないことを裏づけるような出来事が6年前にあった。「’12年1月に、仙台市内のスケートリンクを借り切り、二輪駆動自転車のテスト走行を行いました。震災でがれきが散乱する場所を走れる自転車を作り、氷上で試走をしていたんです。そのリンクが羽生選手の練習場でした」(試走を見学していた男性)選手の練習が終わったあとにリンクを借り切って自転車を走らせていたそう。そこに目を輝かせながらやってきたのが、高校生の羽生だった。「すごく明るい子で“おじさんたち、なにやってるの?どうしてリンクで自転車なの?僕にもやらせて”と話しかけていましたね。“よかったら、乗ってみる?”と聞かれた羽生くんは“でも実は僕、自転車乗れないんだ”と。リンクメートの女の子たちからは“え〜!?”なんて冷やかされていましたけどね(笑)」(同・見学していた男性)そのときの貴重な写真がある。サドルにまたがる姿もあるが、乗った格好で撮っただけとのこと。“絶対王者”にも苦手なことがあったのだ。
2018年02月27日ヒュー・ジャックマン主演の『グレイテスト・ショーマン』が、週末映画ランキングで2週連続のNo.1を獲得した。リピーターが続出している本作は、過去のミュージカル作品と比べても前週からの落ち込みが少なく、昨年の『美女と野獣』や『ラ・ラ・ランド』のように社会現象化する可能性を秘めている。■アメリカをはじめ観客の熱い支持でロングラン!例えば、冬季史上最多のメダル13個獲得で盛り上がった平昌オリンピック。フィギュアスケートのエキシビションのラストを飾ったのは、男子シングルで金メダルを獲得した羽生結弦や銀メダルの宇野昌磨など総勢35人もの選手が、本作の主題歌「This Is Me」に合わせて舞う姿。劇中のダンスを取り入れながら、華麗な演技を披露していた。世界のトップ選手が集うオリンピックのエキシビションという場に「This Is Me」が起用されたのは、本作が世界的なヒットとなっているからにほかならない。特に全米では当初、映画批評家から辛口コメントが相次いだが、昨年12月20日の公開以来、2月25日の週まで10週連続ベストテンにランクイン。興行収入1億6000万ドルを達成しており(米国外ではトータル約2億ドル)、『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』を抜いて1974年以降公開のミュージカル映画で歴代第4位、まだまだ記録を伸ばし続けている(※BoxOffice Mojo調べ)。日本では、2月16日(金)より全国405スクリーンで公開され、18日(日)までの3日間で2018年No.1のオープニングとなる動員35万5000人、興行収入5億円超えのぶっちぎりの大ヒットスタートを切った。これは、興収58.9億円を記録した『レ・ミゼラブル』のオープニング成績3億7800万円を大きく上回る数字だ。そして公開2週目となった24日(土)~25日(日)は先週比わずか6.7%減と、ほぼ変わらない好調を維持。大学生からシニア層、カップルや女性同士、親子連れまで幅広い層が引き続き劇場に足を運び、週末の動員は24万3550人、興行収入3億6420万400円となり、堂々の2週連続No.1。現在まで興収13億円を突破している。また、「This Is Me」がゴールデン・グローブ賞主題歌賞を受賞したこともあり、サウンドトラックも大好評。全米チャート1位、日本を含め65か国以上のiTunesで1位を獲得している。先日のエキシビションの際、「『This Is Me』は、肌の色が違っても人種が違っても身体的特徴が違ってもみんな違ってみんないいっていう曲なので、本来的な意味でほんとぴったり…!」と言葉が視聴者から寄せられたように、現代に求められるテーマが観客の心にストレートに届いた形だ。■“オリジナル”の王道ミュージカル降臨宝塚などに親しんでいるためか、ミュージカル映画は日本人に比較的好まれる傾向がある。ふだん映画、特に洋画はあまり観ないという人にとっても、音楽という共通言語があるため、親しみやすいジャンル。昨年は『美女と野獣』が年間最大のヒット作になり、『ラ・ラ・ランド』も約44億円のヒットとなった。ただ、前者はよく知られたディズニー・アニメーションの実写化であり、後者はオリジナル作品ではあったが、後半は夢追う男女のラブストーリーに焦点が移っていった。一方、人気俳優ヒュー・ジャックマンが19世紀に実在した興行師 P.T.バーナムを喜々として演じる本作は、構想7年以上におよぶ完全オリジナルのミュージカル作品。最初から最後まで、『ラ・ラ・ランド』でオスカーを受賞したベンジ・パセック&ジャスティン・ポールによる親しみやすいオリジナル楽曲とパワフルで華やかなミュージカルシーンで観る者を圧倒する。■ミュージカル出身ヒュー・ジャックマンの本気また、主演のヒューといえば、「X-MEN」の“ウルヴァリン”として筋骨隆々のイメージが強く、直近作はボロボロになりながらも戦い続けた『LOGAN/ローガン』。だが、そもそもは母国オーストラリア時代からミュージカル俳優として活躍しており、ブロードウェイでも数々の舞台に立ち、トニー賞受賞経験もある。本作の企画が動き出したのも、ヒューが2009年、ミュージカル風に演出されたアカデミー賞授賞式の司会を務めたことがきっかけだ。もちろん『レ・ミゼラブル』でその片鱗を魅せてくれたが、本作のようにあれだけキレッキレに踊られたら、ときめきが止まらない!「最近見たのが『ローガン』だったからギャップがすごい!」「とても同じ人とは思えん」といった声も寄せられている。しかも、圧巻のミュージカルシーンからは、先日公開された「This Is Me」ワークショップ映像でも見られたような、キアラ・セトルをはじめとするキャスト陣との絆の強さも伝わってくる。『レ・ミゼラブル』がアカデミー賞にノミネートされた際は、ヒューをはじめキャスト勢揃いのパフォーマンスが話題となったが、「This Is Me」が主題歌賞にノミネートされている本作も、日本時間の来週3月5日に行われる授賞式でのパフォーマンスが期待できる。もし受賞すれば、さらなるヒットに結びつくはずだ。■「ハイスクール・ミュージカル」にハマったファンが歓喜!加えて、「久しぶりにミュージカルをやっているザック・エフロンがかっこよすぎた」という声の大きさにも注目したい。劇中の師弟関係そのままに、ヒューとプライベートでも親交を深めたというザック。彼もまたミュージカルで活躍し、2006年、ディズニー・チャンネルのTVムービー「ハイスクール・ミュージカル」のトロイ役で一躍大ブレイク。本作で、ブロードウェイ・ミュージカルの映画化『ヘアスプレー』(07)、劇場版『ハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー』(08)以来の本格ミュージカル復帰となった。近年はラブストーリーや社会派ドラマなどに果敢に挑戦するとともに、『ネイバーズ』シリーズや『ダーティ・グランパ』、『ベイウォッチ』など鍛え上げられた肉体美を“シャツレス”で披露する役柄が多かっただけに、20代女性を中心に、ザックの声を久しぶりに聴けたことに歓喜する人が続出中。“師匠”のヒュー同様(?)、筋肉俳優からの原点回帰で本領発揮を見せている。ゼンデイヤとの切なくロマンティックな「Rewrite the Stars」もいいが、バーのカウンターでアコースティック・ギターの刻むようなメロディから始まる「The Other Side」では、「ヒューとの掛け合いがカッコ良すぎて、死ぬかと思った」との声が上がるほど。ショットグラスを手に小技を利かせた、テンポのよいパフォーマンスは30テイクも撮り直したとか。ザック自身も「僕がいままでやった中でも最もハードなダンス」と明かしている。ちなみに、コアなファンの間では2人の相手をするバーテンダー(プロダンサーのダニエル・クラウド・カンポス)も何気にすごい!と話題を呼んでいるので、合わせてチェックしてみてほしい。もちろん、日本人舞踏家の小森悠冊が演じる双生児チャン&エン兄弟のチャン役にも要注目。エン役のDanial Sonと同じ衣装でつながっている中、そのまま宙返りってどういうこと!?そのすばらしい身体能力とダンスセンスは大きなスクリーンでいっそう映える。勇気をもらえるだけじゃない!鑑賞後の多幸感が半端ないたとえペテンといわれても、人を幸せな気分にさせるエンターテインメントを追及した主人公のバーナムは、自分に自信をなくした者たちをその気にさせるのがうまい。常識にとらわれず、発想力が豊か。そういえば、昨年の大ヒット作『SING/シング』のコアラの支配人もバーナムを彷彿とさせる人物だった。いずれも実力派揃いのキャストに、最高の楽曲。自分らしくありのままでいることへのメッセージや、家族愛、友情など、さまざまな要素が詰まったハッピーエンドな物語となった。そして、エンドロールだ。「The Greatest Show」のリプライズで高揚感たっぷりに幕が下りる中、畳み掛けるように「This Is Me」のクライマックスと「Rewrite the Stars」が続く。先ほどの感動がすぐさま蘇り、これらの曲を後に劇場を出るときの多幸感は、なかなかない映画体験。ストーリーや当時の表現などに若干もやもやしたとしても、それを超えてくるのはまさにバーナムが目指したエンターテイメントの力そのものだ。IMAXやドルビーアトモスなど、映像や音響に特化した上映形態もあるだけに、これからも息の長い興行となりそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年02月27日平昌冬季五輪でメダルを獲得した日本選手。(左上から時計回りに)スノーボード平野歩夢、スピードスケート高木菜那、高木美帆、佐藤綾乃、菊池彩花、ノルディック複合の渡部暁斗、フィギュア宇野昌磨、モーグル原大智、カーリングの本橋麻里、吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤沢五月、スキージャンプ高梨沙羅、スピードスケート高木美帆、小平奈緒、フィギュア羽生結弦、スピードスケート高木菜那(写真/共同通信)相次ぐメダル獲得で、大盛り上がりだった今回の平昌オリンピック。表彰台、記者会見、はたまた休憩時間には注目発言が飛び出し、日本中を楽しませてくれた。そんな五輪中に出てきた、選手たちの“名言”を一挙お届けしちゃいます。■高木美帆「このチームだからこそ、このチームで優勝したかった」個人で銀と銅のメダルを獲得していた高木が金を獲得し、3種のメダルを手にしたのは、姉の菜那らとともに出場した団体パシュート。空気抵抗を大きく受ける先頭を6周のうち3.5周も走ることになったが、圧巻の走りを見せ、オリンピックの新記録も達成。決勝前には胸を張って「かけてきた時間はほかのどの国より多いし、質も高いものができている」と話していた彼女。この発言が出たのは、仲間と過ごした“時間”の濃さゆえだろう。■宇野昌磨「特に大事に扱おうとは思っていないんで、触りたい人は触ってくださいという感じです」銀メダル獲得の翌日に会見で「メダリストとして見られることをどう感じる?」という問いに、「人と会う機会も家とリンクを移動するだけなのであまりない。日常生活もあまり変わらないと思います」と笑いを誘うと、続く「メダルを誰にかけてあげたい?」という問いにこの迷言を飛び出させた。さらに「保存方法も家族に渡して、お任せします」とダメ押しのひと笑いも。“天然愛されキャラ”で、バラエティー番組にも引っ張りだこ!?■高梨沙羅「まだ自分は金メダルを取る器ではない」’14年のソチ五輪で惜しくも表彰台を逃す4位だった高梨は平昌で女子初のメダルとなる銅を獲得。ワールドカップでは女子歴代最多となる53回の優勝成績を誇る彼女は悔し涙を流しながらも「最後の最後で渾身のいちばんいいジャンプができた」と語ったのちに、名言を口にした。帰国後の会見で「北京では金メダルが取れるように、ここから新しいスタートを切りたい」とすがすがしく話す口ぶりは、若いエネルギーにあふれている。■葛西紀明「風が当たらなければこういう結果になる」史上最多8回の冬季五輪出場を果たしたスキージャンプ界の“レジェンド”。ソチ五輪では41歳ながら銀メダルに輝くなど、不屈の闘志を見せつけたが、風の不運にも影響されて今回は33位という結果に。初めて現地に応援に駆けつけた妻と娘のイニシャル「R」をヘルメットに刻んでいただけに、悔しさもより一層大きかった。試合後に出したコメントからも哀愁が漂う。次回こそは家族の前で歓喜の瞬間を見せつけてほしい!■小平奈緒「私はまだあなたのことを尊敬しているよ」悲願の金メダルを獲得した瞬間に小平が真っ先に向かったのが、五輪3連覇を逃し母国の旗を握って涙を流す李相花のところ。互いを高めあうライバルでありながら、小平が李の家に遊びにいったり、お返しに日本食を送ったりする10年来の親友でもあった。そんな李を抱きしめ、耳元でかけたのがこの言葉。2人の友情物語は日本と韓国両方のメディアから取り上げられ、「同じチームの選手が金、銀を獲得したかのよう」と称えられることに。■平野歩夢「楽しかった。今までイチの大会だったんじゃないかな」昨年3月のUSオープンで4回転技を繰り出した際に転倒、救急搬送され、肝臓破裂および左ひざの内側側幅靭帯を損傷するという大ケガを負った平野。5月に練習を再開したときは恐怖心から実家のジャンプ台も滑れなくなっていたという。しかし、金メダルを取るべく本番は失敗を恐れずに大技『DC14』を繰り出し、ショーン・ホワイトをギリギリまで追い詰めた。試合後に若者言葉で語ったひと言には、“乗り越えた男”の確かな重みが宿っていた■原大智「ちょっとは有名人に近づけたかな」初の五輪出場で今大会日本人初のメダリストとなった原は、帰国後に空港でこの発言で報道陣を和ませた。メダルから一夜明けた、彼の母校である渋谷区立広尾中では臨時の朝礼で校長が生徒に原の活躍を報告。SNSを通じて送られてきた「メダル持って行きます!」とのメッセージを紹介した。弱冠20歳、まだあどけなさの残る彼だが、帰国後すぐにトレーニングを開始した。4年後にはもっと有名人になっているはず!■羽生結弦「プーさんたちはみんな森にかえします」フィギュア男子で66年ぶりの2連覇という快挙を達成した羽生。翌日の記者会見には多くの海外メディアも詰めかけた。NBC記者の「リンクに投げ込まれたプーさんはどうするのか?」という質問に対し、彼はこのように返したのだった。会場は爆笑に包まれたが、その後はまじめに「大半は寄付します。思い出に残すために、いくつかのプーさんは、自宅に持って帰ります」と続けた。どのプーさんを持ち帰ったのか……チョイスが気になる!■渡部暁斗「頂点は見えているけどなかなか登り方がわからないというか……」数々の世界大会で2位が多く、“ミスターナンバーツー”と呼ばれている渡部は今大会の個人ノーマルヒルでも、銀メダル。「金メダルを取りたかったが、すでに次のラージヒルに気持ちが向かっているほうが強い。そのへんが4年前(ソチ)との違いかな」とコメントするも、ラージヒルでは強豪ドイツ勢に阻まれ5位に。悔しさをにじませながら出てきたのがこの名言。4年後の“ミスターナンバーワン”に向けて、新たな戦いが始まった。■LS北見「そだね~」「ここはよく曲がるからね」「そだね〜」「こっち狙ったほうがいいんじゃない?」「そだね〜」。試合中に発する「そだね〜」の掛け声が話題となった女子カーリング。メンバー全員が北海道出身の彼女たちの道産子なまりが“かわいくてなごむ”と評判に。試合途中にある7分の休憩時間にフルーツを頬張りながら作戦会議をする様子すらも“もぐもぐタイム”だと注目を集めることとなった。おかげさまでカーリング人口も増え“そうだね〜”
2018年02月27日宇宇野昌磨「昌磨がメダルを取ってから、電話が鳴りっぱなしで困っているよ。肝心の絵を描く暇がない。自分の仕事の電話もあるからね。昌磨も大変だけど、こっちも大変なんだよ(笑)」孫について語ってくれたのは、祖父で画家の宇野藤雄さん。宇野昌磨のメダル獲得を受け、喜びの悲鳴を寄せてくれた。「ワンツーフィニッシュを飾ったことは快挙。会見では、宇野選手が、ケガで欠場することが多かった羽生選手に触れ“今後は一緒の試合に出て、(注目を浴びずに)ラクをしたい”と語って笑わせてくれました」(スポーツ紙記者)メダルを獲得してから、宇野の注目度はうなぎのぼりだ。「フリー終了後のセレモニーを終えると、表彰式前なのにメダルをもらったと思い込み“このあと表彰式あるんですか?”と発言して“かわいい〜”という声があがりました」(同・スポーツ紙記者)五輪での生活を振り返った会見の一問一答でも、「日本よりゲームができて満足。ぐうたらな生活を送ることができて楽しかったです」とズッコケのひと言。大のゲーム好きでもおなじみだ。「カードゲームの『遊戯王』やスマホアプリの『シャドウバース』、『荒野行動』、『ベイングローリー』をプレーしています」(スポーツライター)前者2つはカードデッキを組んで1対1で戦うもの。後者2つは“リアルタイムストラテジー”というジャンルの対戦型ゲーム。世界中の人とオンラインで戦えるものだ。「知らない人とチームを組むため、ゲームの組み立てだけでなく、勝つための犠牲や相手のウラを読むなど、高度な戦略性が必要です」(ゲームアプリ情報サイトライター)3年間同じゲームをプレーし続けるゲーマーな素顔は、試合でも生きているようで、「演技後に“4回転ループが成功していれば、1位になれた。失敗したから自分のことだけ考えた”とコメントしましたが、自分のスコアと羽生選手やハビエル・フェルナンデス選手の得点を計算していたのです。冷静に分析できたのも、ゲームで戦い慣れていたからかもしれません」(前出・スポーツ紙記者)ゲームを制する者は、五輪の勝負も制するのかも!?
2018年02月26日まもなく閉幕する2018平昌冬季オリンピックにて2月25日(日)、フィギュアスケートエキシビションが行われ、男子シングル・金メダルの羽生結弦、同・銀メダルの宇野昌磨、女子シングル・金メダルのアリーナ・ザギトワらが集結。ラストには現在大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」に合わせて、総勢35名が演技を見せた。ブロードウェイで活躍するキアラ・セトルによる圧巻の歌声に、涙腺崩壊する人が続出している「This Is Me」。本年度アカデミー賞主題歌賞にもノミネートされている。2月22日(木)にNHKの公式YouTubeにて公開されたエキシビション練習の映像は、25日現在までに53万回もの再生回数を記録。66年ぶりの2連覇を達成した羽生選手や、宇野選手をはじめとするメダリストたちが「This Is Me」でダンスしている様子が映し出されていた。その映像を観てSNSでは、「エキシビション『This Is Me』踊んのかな めっちゃ楽しみ」「エキシビションの練習動画で流れてる曲は、『This Is Me』ではないか!?!?」「フィギュアスケートエキシビション『This Is Me』やるんやね!! 泣いちゃうな」などと話題に。本番では、羽生選手が劇中でP.T.バーナムを演じるヒュー・ジャックマンと同じ床を滑るポーズで登場。そのエンターテイナーぶりに「さすが」「羽生くんのP.T.バーナムいただきました」といった声も上がった。「This Is Me」はいまや日本でも、映画をまだ観ていないという人も「知っている」という社会現象化しつつあり、「バブリーダンス」で注目を集めた登美丘高校ダンス部とのコラボ映像もまた、すでに累計500万回再生以上されている。また、今回のエキシビションは、宇野選手が『ワイルド・スピードSKY MISSION』の主題歌「See You Again」(Wiz Khalifa feat. Charlie Puth)で精悍な姿を披露。女子シングル・銅メダルのケイトリン・オズモンドが『SING』から「ハレルヤ」(トリー・ケリー)、男子シングル・4位のボーヤンジンが『スパイダーマン2』から「スパイダーマンのテーマ」(マイケル・ブーブレ)に合わせて圧巻の演技を披露するなど、大盛り上がり。特に、スペインの男子シングル・銅メダルのハビエル・フェルナンデスがお馴染み「エアロビクス・クラス」に合わせて、エアロビマンからハビエルの頭文字「J」がプリントされたスーパーマンならぬ「ハビエルマン」へ変身!?水をぶっかけながらも軽快な演技で魅せ、「ハビエルマン」「フェルナンデス」といったワードもトレンド入りするほど。女子シングル・銀メダルのエフゲニア・メドベージェワや、同・4位の宮原知子なども華麗な舞を披露し、同・金メダルの15歳の新女王アリーナ・ザギトワはしなやかな演技で虎に、後半最後に登場した羽生選手は情感たっぷりに白鳥になりきり、トリプルアクセルやイナバウアーなどで魅了していた。『グレイテスト・ショーマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:グレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2018年02月25日宇野昌磨の祖父である画家の宇野藤雄さん「目元が似ているとよく言われます。自分でもそう思いますね」そう話すのは、90歳にして現役の画家の宇野藤雄さん。宇野昌磨の祖父だ。20歳で画家となり、過去にカンヌ国際展などで数々の賞を受賞。昨年もドバイで個展を開くなど、精力的に活動している。そんな彼の自信作が、孫の昌磨が優勝する姿を表した作品。同じモチーフの絵を3枚描き、この作品が完成形となった。「描き始めたころは、昌磨がオリンピックで金メダルを取ったら、この絵をあげようと思っていました。ですが、出来がよくて展示にも耐えうる作品になったので、手元に残しておくつもりです」“昌磨の絵”とはいえ、題材がフィギュアスケートというだけで、彼そのものを描いているわけではないという。「過去の昌磨でも、今の昌磨でもない。あくまでひとつの象徴として見てください」一流の芸術家らしいこだわりを持つ藤雄さんだが、フィギュアスケートについても独特な感性で表現した。「ここまで芸術性を重要視するスポーツはほかにない。それなのに、得点にしなければならない。赤がいい?青がいい?どちらも正しいのが芸術というもの。フィギュアは競技性が強すぎると思うね」絶対的エースの羽生と昌磨の演技について聞くと、「昌磨と羽生くんは、タイプが違います。昌磨のほうが芸術性をストレートに表現できるタイプ。昌磨はピュアなので、素直に演技しています。健気だから。羽生くんは演じるタイプかな」こう祖父が分析するとおり、「初めての五輪だから、感じたものを拒まず“緊張したら緊張したまま”のように感じたままいこうと思っていたので、(五輪を経験した思いは)特に何にもなかったです」と、孫の銀メダリストは素直な感想を漏らしていた。画家として海外を飛び回っていたため、孫と会うのは年に1回ほど。だが、少ない機会でも孫の大物ぶりを感じた。「子どもの昌磨の口から“ライバルは自分自身”という言葉が出たときは驚きました」この発言を聞いて“大物になる”と確信したという。そんな孫も昨年12月で20歳。「大人って感じはしないけど、やっぱり顔つきは変わったね」藤雄さんには、ひとつの秘めた思いがある。「昌磨には芸術性を確立して見た者がア然とするような演技者を目指してもらいたい。夢のような話だけど、夢は大きければ大きいほどいい。私も人を圧倒するような絵をいつか描いてみたい。自分の絵にはまだまだ満足できていませんから。お互いに自分の芸術性を高めていく。そして、いつの日か昌磨と私、ふたりの博物館を作りたいです」世界一を目指す孫を持つ画家の夢は、金メダル級にスケールが大きかった。
2018年02月24日平昌五輪フィギュアスケート男子で連覇を果たした羽生結弦、銀メダルを獲得した宇野昌磨らが参加する25日のエキシビジョンで、ヒュー・ジャックマン主演の映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」が使用されるのではないかと話題を呼んでいる。羽生結弦22日にNHKの公式YouTubeで公開された練習の映像で、羽生、宇野をはじめとするメダリストたちが同楽曲にあわせてダンスしている様子が映し出され、SNS上で「エキシビション this is me 踊んのかな めっちゃ楽しみ」「エキシビションの練習動画で流れてる曲は、this is me ではないか!?!?」「フィギュアスケートエキシビション This Is Meやるんやね!!泣いちゃうな」「羽生くんたちが『This is me』で踊ってるんだけど!やばい!!!This is me!!!」などと期待の声が上がっている。『グレイテスト・ショーマン』は、ロマンティックな一途な愛とドラマティックな人生を描いた感動ミュージカル・エンタテイメント。主題歌「This Is Me」を手掛けたのは、『ラ・ラ・ランド』で昨年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたベンジ・パセックとジャスティン・ポールのコンビだ。2人は、「This Is Me」でもゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、さらにアカデミー賞主題歌賞にもノミネートされており、2年連続アカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞に王手をかけている。
2018年02月23日「平昌オリンピック」での羽生結弦選手&宇野昌磨選手の金銀メダル獲得などで大いに盛り上がる“フィギュアスケート”界が物語の舞台となる『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』をはじめ、今年のオスカー候補作は、実話をもとにした作品が多数!俳優部門でも実在の人物を演じた5人がノミネートされた。そこで、今回は5人の“なりきり演技&役作り”のエピソードを一挙紹介する。■主演女優賞マーゴット・ロビー/トーニャ・ハーディング役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』1994年のリレハンメル冬季オリンピック直前、オリンピック出場権を得るためにアメリカのフィギュアスケート界で起きたライバル襲撃事件。首謀者では?という疑惑の視線を浴びながら、アメリカ代表選手として出場したトーニャ・ハーディングを演じたマーゴット・ロビーは今回が初ノミネート。1990年生まれでオーストラリア出身の彼女は本作の脚本を読むまで、トーニャについて何も知らず、フィクションだと思ったそう。貧しい生い立ちや不遇に苦しんだトーニャに惹かれ、自身の製作会社でプロデュースも決意した。トーニャについてのドキュメンタリーやYouTube上の映像をくまなくチェックし、米北西部訛りや特徴ある笑い方を身につけた。撮影開始4か月前から、クリスマスも自分の結婚式前日も、1日4時間/週5回のスケートの猛特訓。顔立ちはむしろ、襲撃されたナンシー・ケリガンに似ているくらいだが、徹底した役作りで内面からトーニャになりきった。メリル・ストリープ/キャサリン・グラハム役『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』本作でなんと21度目のオスカー候補となったメリル。12度候補になったキャサリン・ヘップバーンとジャック・ニコルソンを大きく引き離す前人未到の記録だ。今回演じたのは、女性としてアメリカ史上初のワシントン・ポスト紙の社主・発行人で、1972年のウォーターゲート事件報道に踏み切る英断を下したキャサリン・グラハム。フェイクニュースという言葉が飛び交ういまの時代、報道の自由や女性の活躍を描くスティーブン・スピルバーグ監督の姿勢に共感し、出演を決意したメリルは、外見を似せることよりもグラハム自身の気品を表現することを心がけた。ピューリッツァー賞を受賞した自伝「キャサリン・グラハムわが人生」を熟読し、2001年に亡くなった本人をよく知る家族や友人たちから話を聞いた。当時グラハムが着ていたワードローブを忠実に再現した衣装も大きな助けになった。■主演男優賞ゲイリー・オールドマン/ウィンストン・チャーチル役『ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男』第二次世界大戦中、そして戦後と2度イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチル。1度目の首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた作品に主演したゲイリーの素の外見は、全くと言っていいほど似ていないが、姿形や身のこなし、声も「チャーチルそのもの」と言いたくなるなりきりぶり。外見も声色も、自分自身が納得出来るレベルを目指し、試行錯誤を重ねた。名演を支えた特殊メイクを担当したのは日本出身の辻一弘。ハリウッドで活躍した後、現代美術のアーティストに転身していたが、「彼しかいない」と言うゲイリーの熱烈なラブコールに応えて数年ぶりに復帰。毎日3時間以上かけて、伝説の政治家の変身を支えた。ゲイリーは受賞スピーチやテレビ出演の際、しばしば辻氏の名前を出して讃えている。意外にもゲイリーがオスカー候補になるのは今回が2度目。2012年『裏切りのサーカス』以来の主演男優賞候補。ゴールデン・グローブ賞、SAG賞など前哨戦でも圧倒的な強さ。アカデミー賞では、辻氏をはじめとするメイクアップ・ヘア担当スタッフとW受賞に期待がかかる。■助演女優賞アリソン・ジャネイ/トーニャの母役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』トーニャ・ハーディングの人格形成に大きく影響したのが、娘に愛情をかけることなく、貧困から抜け出す手段として娘の才能だけを利用しようとした母のラヴォナ。押しが強く、娘を罵倒し、暴力もふるう非情すぎる母を演じたアリソンは、脚本のスティーヴン・ロジャースが彼女をイメージしながら執筆した。実物のトーニャは現在母親と絶縁状態で、ロジャースが尋ねても母の生死さえわからないと答えたそう。製作側が調べても消息はつかめなかった。自分が演じたのは、脚本とトーニャから聞いた話から想像で作り上げたラヴォナ像だと、アリソンは「Vulture」のインタビューで語っている。唯一の手がかりと言うべきは、80年代に作られた学生映画のドキュメンタリー中のインタビュー映像。ファーコートを着て、肩に小鳥を乗せたラヴォナを完全再現したなりきりぶりは必見。アリソンはマーゴット同様、今回がアカデミー賞初ノミネート。SAG賞、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞など前哨戦の主要な賞をほぼ独占していて、オスカー受賞も大本命と目されている。■助演男優賞クリストファー・プラマー/ジャン・ポール・ゲッティ役『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』原題昨年10月、過去に未成年男性に対するセクハラ行為をしたことが発覚、その後も次々に被害者が名乗りを上げたケヴィン・スペイシー。12月に全米公開を予定していたリドリー・スコット監督の『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)で大富豪のジャン・ポール・ゲッティを演じ、アカデミー賞助演男優賞ノミネート間違いなしの呼び声が高かったのだが、ケヴィン自身が行為を認めて謝罪文を発表したことから、製作側はケヴィンの出演した全シーンの削除を決断。公開が迫る中、急きょ行われた再撮影で代役を務めたのが、2011年、史上最高齢の82歳で第84回アカデミー賞助演男優賞(『人生はビギナーズ』)したクリストファー・プラマーだ。スコット監督によると、実はスペイシー以前にプラマー起用を考えたこともあったというから、期せずして理想のキャスティングが実現したことになる。監督から連絡が来たのは、休暇でフロリダへ行こうとしていたときだったとプラマーは「Hollywood Reporter」のインタビューで語った。準備期間もなく、脚本と監督の指示通りに演じた。そして、ゲッティならどう行動するか?と自身の想像力もフル稼働。9日間で全シーンを撮り、ゴールデン・グローブ賞に続いてアカデミー賞助演男優賞候補に。ノミネートでもオスカー史上最高齢(88)となり、自ら記録を塗り替えた。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月22日「五輪の大舞台に初めて出場した宇野昌磨選手ですが、緊張で硬くなるどころか、どこかワクワクしているようでした。試合前には『こんなに気持ちが高まったことは、今シーズンはなかった』と言うほど。羽生選手と戦うことが、少年がゲームに興じるように楽しくてしかたがないという感じでした」 と語るのはスポーツジャーナリストの野口美惠さん。平昌五輪で銀メダルに輝いたフィギュア男子の宇野昌磨(20)は、羽生結弦(23)の背中を追い続けてきた。スケート関係者が語る。 「10歳だった宇野選手が出場した’08年にデンマークで行われた『スケート・コペンハーゲン』でのこと。一緒に出場した羽生選手が宇野選手の面倒をよくみていました。トイレに行きたくてもモジモジして言い出せなかったくらい人見知りの激しい宇野選手を、羽生選手が一緒に連れて行ってやったこともあります。宇野選手にとっては、羽生選手は兄のような存在。“ゆづくん”と言って慕っていました。羽生選手は、3歳年下の宇野選手を”しょうま”と呼んで、弟のように可愛がっていました」 宇野を長年取材しているスポーツ記者がこう語る。 「羽生選手は、つねに宇野選手を成長させる原動力でした。’09 年に小学生だった宇野選手が、ジュニア大会で3位になりましたが、そこで優勝したのが羽生選手。『ゆづ君は話し方もスケーティングもステップも、全部が大人っぽい』と話していました。このころは本当に“憧れの存在”といった感じでしたね。羽生選手の背中を必死に追いかけていた宇野選手ですが、高校生になってもトップクラスの選手なら成功して当たり前のトリプルアクセルが跳べずに伸び悩んでいたんです。いつも”跳べなくて悔しい”と泣きながら練習していました。宇野選手は1日100本ジャンプという過酷な練習をこなし続けました」 猛練習の成果が出て’14年にトリプルアクセルを習得すると、宇野は4回転も跳べるように。’15年には、ジュニアから羽生と同じシニアクラスに移行。同年の全日本選手権では羽生に次いで、準優勝している。羽生の次の「二番手」が定位置になった宇野に心境の変化が現れたのは、昨年の世界選手権だった。 「世界選手権で羽生選手に次いで銀メダルをとった宇野選手が、『僕のスケートの唯一の目標は、羽生選手に勝つこと』と話すようになったんです。それまでの宇野選手は、勝つことよりも、とにかくいい演技をすることを大事にしてきました。それが『勝とうと思うことすらもおこがましい』存在だった羽生選手を勝ちたい相手として意識するようになったのです。羽生選手に勝ちたいと公言してからは、宇野選手の滑りが大きく、表現力もより豊かになったんです」 “今の自分があるのはゆづくんがいたからーー”。 宇野にとって五輪は、そんな羽生とライバルとして勝負できる、格好の舞台だった。羽生に追いつき追い越すために、さらなる高みを目指すことだろう。
2018年02月21日平昌五輪開会式、日本選手団の入場行進(写真/共同通信)五輪開催に莫大な費用がかかるのは、いまや世界の共通認識になっている。平昌五輪の開会式を行った五輪スタジアムは屋根のない吹きさらし。体感温度が氷点下10℃といわれる中、南太平洋のトンガ選手団の旗手を務める男子スキー選手は上半身裸の民族衣装で入場行進し、世界中から注目されるパフォーマンスとなった。「ドーム型スタジアムにしなかった理由は、五輪終了後に観客席を撤去する際、屋根がないほうが工事費がかからないから。平昌五輪につぎ込んだ総費用は1兆3000億円を超えるとされる。少しでも節約するため、過去の冬季五輪と比べると開会式そのものも簡素だった」と在京スポーツ紙デスクは話す。2020年東京五輪開催に向けては経費削減の努力が続けられているが、韓国・平昌もまたコストカットに四苦八苦してきたようだ。「開会式の総合演出を務めたミュージカルプロデューサーは、開会式後にその予算が約70億円しかなかったことを打ち明けている。最初は60億円で“低予算でインパクトのある演出を”とリクエストされ、さすがに無理があったため10億円追加してもらったかたち」(前出のデスク)2年後の東京五輪の総予算は、現時点で1兆3500億円。昨年5月時点と比べると、競技会場の仮設整備費の削減などで350億円の減額に成功した。2020年東京五輪・パラリンピック大会組織委員会は、「平昌五輪には171人の職員を数日間派遣し、大会運営を学んでいるところ。そのほか平昌組織委のさまざまな部署に21人が出向し、実際に運営に従事しています」(戦略広報課)と明かし、成果を東京開催に生かすとしている。さらに’22年北京冬季五輪の次の’26年冬季大会については、国内候補都市に札幌市だけが手を挙げた。実現すれば1972年以来2度目となる冬季五輪がやってくる。札幌市スポーツ局の招致推進部は「いまは正式立候補するか決めるため国際オリンピック委員会(IOC)の事前協議機関からアドバイスをもらっている前段階」としたうえで、次のように話す。「正式立候補となると、細かい開催計画、財源、さまざまな準備、そして市民の支持を得られるかを見極める必要があります。JOCへの提案書では開催経費は4565億円を計上。大倉山ジャンプスキー場など前回大会で使った既存施設を改修するなどして経費を抑えたい」(同部担当者)この数字にはセキュリティー費などは含まれていないが、倹約をお願いしたい。
2018年02月21日宮原知子「点数的には少し悔しい得点でしたが、大きなミスなくまとめられたので、チームのみんなにありがとうの気持ちでガッツポーズをしました。出だしとしては悪くなかったので、このまま思い切って出し切りたいと思います」こう語るのは、2月11日のフィギュアスケート団体競技で、女子ショートプログラムに出場した宮原知子。滑り終えたあとはガッツポーズも飛び出したが、「3回転ルッツと3回転トゥループのコンビネーションジャンプで、回転不足をとられてしまいました。でも、昨年負傷して休んでいたのに、成長している部分が多かったんです」(スポーツ紙記者)昨年1月半ばに左股関節の疲労骨折で、長期休養を余儀なくされた宮原。しかし“努力の人”である彼女は、転んでもタダでは起きなかった。「筋肉をつけるために食事を増やしたり、嫌いな食べ物を克服し、体重を2キロ増やしたそう。これによって、以前よりも身体を大きく使うことができるようになりました」(スポーツライター)宮原はトレーナーと二人三脚で身体づくりを行ったそうだが、この男性は、宇野昌磨の身体もケアしているという。「明るくておもしろいトレーナーさんだそう。試合やアイスショーに帯同することもあり、いつも笑わされているとか」(スケート連盟関係者)日本のエース2人をケアするトレーナーだが、2人に“罰ゲーム”と称して、あるものを飲ませたことがあるとか。「昨年のグランプリファイナルで“エキシビションでミスをしたら、イッキだから!”と伝えたそう。宮原さんが牛乳、宇野さんが野菜ジュース。それぞれ嫌いな飲み物を指定されたんです。結果、2人仲よく記念撮影しながら飲まされていました(笑)」(同・スケート連盟関係者)実は、宮原が休養中に克服したのが牛乳だった。彼女の牛乳嫌いはファンの間では有名で、よく仲間内でイジられるネタになっていたほど。「それだけ苦手な牛乳を一生懸命飲んだのは、ケガを治して滑りたいから。その熱意を持って平昌に乗り込んだのですから、団体での悔しさをバネに頑張ってくれると思います」(前出・スポーツライター)強い思いは吉と出るはず!
2018年02月21日2大会連続で金メダルを獲得した羽生結弦ようやくつかんだ栄光のメダル。感動をくれたその“対価”としていくらもらえるのか。日本オリンピック委員会(JOC)の担当者によると、「メダルの報奨金は1992年のアルベールビル冬季五輪から実施し、当初は金メダル300万円、銀メダル200万円、銅メダル100万円でした。2016年のリオデジャネイロ五輪から金メダルのみ200万円増額して500万円としています」複数のメダル獲得者はその色と数をかけ合わせた報奨金がもらえる。所得税法上、非課税で確定申告の必要はない。ほかに競技団体から報奨金が出ることも。スキー競技の序盤戦でみると、渡部暁斗選手(ノルディックスキー複合・ノーマルヒル銀)、平野歩夢選手(スノーボード・ハーフパイプ銀)、高梨沙羅選手(スキージャンプ・ノーマルヒル銅)、原大智選手(フリースタイルスキー・モーグル銅)は全日本スキー連盟に所属している。同連盟の担当者は、「報奨金を出すかどうかは理事会承認が必要なのでまだ決定していないんです」と話す。スケート競技ではどうか。いずれもスピードスケートの小平奈緒選手(500メートル金、1000メートル銀)、高木美帆選手(1500メートル銀、1000メートル銅)は日本スケート連盟に所属している。「日本スケート連盟からの報奨金は、連盟の報奨規定に基づいた金額です。金メダリスト500万円、銀メダリスト200万円、銅メダリスト100万円になります」連盟所属でフィギュアスケート金メダルの羽生結弦選手はこの時点で1000万円が手に入り、同銀メダルの宇野昌磨選手は計400万円となる。スケート競技に限らず、出場選手の出身地、居住地、ゆかりの地などでも祝福の準備が進んでいる。しかも、都道府県レベルと区市町村レベルで別個に表彰されることも多い。例えば北海道では、大会終了後にメダリストの表彰の検討に入るとのこと。「前例にならえば賞状と表彰規定内の金額で副賞をお渡しします。その選手に合ったものを総合的に判断して決めます」(道庁スポーツ振興課)長野県の場合は、従来どおりならば、メダル獲得にかかわらず出場選手全員に賞状と副賞を贈呈するという。「リオやソチのときは、信州の木曽漆器を生かしたワイングラスと長野県産ワインを渡しました。計8000〜9000円相当です。未成年の選手にはワインのかわりにぶどうジュースにしました。今回は検討中です」と同県人事課。お金だけがごほうびじゃないってわけ。小平選手の場合、地元の長野・茅野市で後援会と市から激励金として計35万円が平昌出発前に贈呈された。勤務先の相澤病院がある同・松本市からは市民栄誉賞が授与されることが決まった。記念品も贈られる予定で、「最初はクリスタルトロフィーにしようかと思いましたが、ありきたりなものをあげても面白くないなと思いまして。松本の特色のあるもので何かないか考えまして、松本民芸家具のロッキングチェアを検討しています。目立たないところにおしゃれな銘板を入れて」と同市秘書課の担当者。一方、平野選手の場合、故郷の新潟県では今回の銀メダルについての表彰はまだ決まっていないが、「前回の銀メダルで県民栄誉賞を受賞し、副賞でガラス工芸品を用いた記念カップをお渡ししました」(同県秘書課)さらに同県村上市では、「前回の銀メダルを獲得した際は、凱旋パレードや報告会などでお祝いをしました。またスポーツ栄誉賞の授与とお祝い金100万円を贈呈しました」(同市・生涯学習課)地元初のメダリストに敬意を表した結果だという。東京都出身の原選手は何がもらえるのか。都オリンピック・パラリンピック準備局の担当者によると、「都民スポーツ大賞として賞状と賞金が贈られます。金30万円、銀20万円、銅10万円です。前回の五輪でもお渡ししていますので、今回の大会が終わり次第、検討に入ると思います」とのこと。いずれの団体・自治体ともビッグボーナスではなかったけれど、お祝いする気持ちはビシビシ伝わってきた。
2018年02月20日(左から)羽生結弦、田中刑事、宇野昌磨(写真/共同通信社)「やりきれたな、という演技でした。右脚に感謝しかないです」羽生結弦が66年ぶりに五輪連覇という快挙を成し遂げた。昨年11月の負傷で治療に専念し、ぶっつけ本番で迎えた平昌で大仕事をやってのけた。■3人はとても仲良し「2月16日に行われたSPで、羽生選手は不安を完全に吹き払う演技を見せました。フリーでは着氷の乱れはあったものの、本当にケガをしていたのかと疑いたくなる仕上がりでしたね。場内では誰よりも歓声があがり、注目が集まる中での圧巻の演技。“絶対王者”の貫禄を見せつけました」(スポーツ紙記者)好敵手として名が挙がっていたネイサン・チェンらが五輪の魔物に牙をむかれる中、日本のもうひとりのエース宇野昌磨は緊張に打ち勝った。「SPは完璧な演技。フリーでは、緊張感が最大限になる最終滑走ながら、得点源となる3連続ジャンプを決めて観客を魅了しました」(同・スポーツ紙記者)SPで3位だった宇野は、2位のハビエル・フェルナンデスを逆転し、銀メダルを手中に。世間はワンツーフィニッシュの快挙に沸いた。田中刑事はSPの失敗をフリーで挽回し、順位をアップ。「今大会では4回転がなかなか決まりませんでしたが、フリーでは冒頭の4回転サルコウを決め、意地を見せつけました。現地入りしてから4回転の調子がよかったので、本番でのミスは悔やまれます。しかし、ほかの要素は加点がつくような素晴らしい演技でした」(同・スポーツ紙記者)羽生と宇野という2大スターの前では田中の印象が弱いが、実は2人の好調を支えていたのが彼なのだという。「競技ではライバルですが、3人はとても仲よし。お互いに影響を与え合っています。氷を離れると、いちばん常識人の田中さんが2人を気遣ってサポート役になっているんです」(スケート連盟関係者)田中は現在、兵庫県を拠点にして練習しており、後輩たちのいい兄貴分となっている。■刑事の膝に座る昌磨「休みの日など、後輩を2~3人連れて銭湯に出かけていくんです。面倒見がよくて、昨年の年末に地元・倉敷のリンクに帰って五輪出場の報告がてら滑り納めをしたときは、小さい子たちに囲まれて大人気だったそうです」(同・スケート連盟関係者)田中は子どもたちだけではなく、3歳年下の宇野に対しても、兄のように接しているという。「ジュニア時代の宇野くんは田中くんのあとをくっついて歩いていました。宿泊先で同じ部屋になると、彼が遠征に慣れない宇野くんに洗濯を教えている姿を見たことも。宇野くんのコーチが“いつもごめんね”と恐縮していました。田中くんは“僕がやるんで、大丈夫です”と胸を張り、兄というより頼れるお父さんのような感じでした(笑)」(スポーツライター)家に帰れない試合の夜は、カードゲームの『遊戯王』で対戦。会場はもっぱら、ホテルの田中の部屋だそう。「田中選手はきれい好きで、部屋がすごく居心地がいいんだそうです(笑)。’16年に行われた四大陸選手権では、フリーを終えてウェイティングルームに残ったときに田中選手のひざに宇野選手がちょこんと座ってたところがテレビに映っていました。本当にお父さんと子どもみたいでしたよ」(前出・スポーツ紙記者)田中が宇野を放っておけない理由のひとつが、彼が“不思議ちゃん”だということ。「スケートが好きすぎてほかのことに興味がないのかも(笑)。食事は大好きな肉ばかりで、野菜は年に数回しか食べないという子どもみたいなところがあるんです」(前出・スケート連盟関係者)幼いころから天才少年ともてはやされた宇野は、常人とはかけ離れた感性を持っているのかもしれない。初めて彼がリンクにやってきたときのことを、名古屋スポーツセンター営業部の堤孝弘さんは今も覚えている。「昌磨が3歳のときですね。普通はその年だと父母の手を借りないと滑れません。だけど、彼はすぐに氷の上をトントントントンと、歩いていましたね。思わず“えっ!”と声をあげてしまいましたよ。まったく氷を怖がっていませんでしたから」それを見た浅田真央も驚き、「フィギュアやりなよ」と、声をかけて可愛がったというのは有名な話だ。「子どもですから失敗すると泣くんですが、それでも食らいついていましたね。負けず嫌いでした。幼稚園、小学校が終わると毎日午後6時まで滑り、その後も自分のチームの練習をしていました。今でも黙々と練習している姿を見ると、あのころと変わっていないと思います」(堤さん)フィギュア漬けの生活だったせいで、演技のこと以外には無頓着になってしまったのだろう。’15年の四大陸選手権で五輪について聞かれたときは、“平昌って韓国なんですか?”と答えていた。「本当に知らなかったようですね。短いスケジュールの中で連戦になるグランプリシリーズでは、“次ってどこに行くんでしたっけ?”と次の試合場所を聞いていたことも」(前出・スケート連盟関係者)そんな宇野をアニキ肌の田中は放っておけなかったのだ。■「女房みたいな存在」年下の宇野だけでなく、同期の羽生も田中には信頼を寄せている。田中は羽生と同い年。日野龍樹と同期3人で、切磋琢磨してきた。「小さいころは大会によって表彰台に立つ位置が違っていましたね。かわるがわる順位が変動するので、三者三様に悔しかったんだと思いますよ。ジャンプの習得も競争状態。“あいつが跳べたなら、俺だって!”となっていたのだと思います。誰もが苦労するトリプルアクセルも、この3人は早く習得していました」(同・スケート連盟関係者)今も顔を合わせれば、「お互いに大会で姿を見つけると、スーッと寄っていく感じがあります。高校生くらいまでは、自然に肩を組んでいましたね。少し背の高い田中さんの脇に羽生さんがおさまってる感じでした」(同・スケート連盟関係者)はたから見ると、まるでカップルのように見えるが、羽生は田中のことを、「女房みたいな存在」と語っている。田中は気の休まる相手ということらしい。■羽生の隣にはいつも……「“絶対王者”と呼ばれるように、羽生くんには近寄りがたい雰囲気があります。でも、ふだんは意外とおしゃべりするタイプ。逆に田中くんは寡黙で、だいたい羽生くんの話を聞いて“うんうん”“へー”などと、聞き役に徹していることが多いんです。羽生くんは頭の回転が速いからなのか、会話のテンポも速い。昔から付き合いがあって、自分のペースで矢継ぎ早に話してもビックリしない田中くんとのおしゃべりは、気が楽なのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)タイプが違うからこそ、お互いに居心地がいいのだろう。「羽生選手は団体戦に出ませんでしたから、現地入りはほかの選手よりも遅れました。公式練習がケガ明けの彼のスケーティングを確認する初の機会で、報道陣もライバル陣営も大注目。緊張感のなかで、羽生選手の隣にいつも陣取っていたのが、田中選手でした」(前出・スポーツ紙記者)平昌では必勝アイテムを持ち込めず、羽生は不安な思いだったかもしれない。「いつも手にしていたプーさんのティッシュケースが商業目的のものとされて、NGだったんです。今回は泣く泣くショートケーキのケースにしていましたね。彼がプーさんのティッシュボックスを使っているのは、見ていると安心できるから。心細さを和らげてくれたのが、隣にいた田中さんの見慣れた顔だったんじゃないでしょうか」(前出・スケート連盟関係者)世話好きで面倒見のいい田中がいたからこそ、羽生も宇野も自分の力を最大限に発揮することができたのだ。「羽生さんも宇野さんも、もちろん実力は十分にある選手。2人が特別バチバチ火花を散らすような間柄というわけではなく、どんな選手にでもあることですが、本番前はやはりピリピリした空気感になるんです。そんななかで田中さんがいるからこそ、お互いにリラックスできたこともあったと思います」(同・スケート連盟関係者)もちろん田中も、気心の知れた2人と一緒だからこそ、今できるベストを尽くせたはず。今回の彼らの大活躍で、次世代の男子選手も、希望を持ったに違いない。「昔は10人に1人ぐらいの割合でしたが、今は5人に1人が男の子。少し前から高橋大輔さんや小塚崇彦さんの影響もあって徐々に増えていましたが、宇野くんの影響は大きいですね」(堤さん)田中に可愛がってもらったように、宇野も後輩を可愛がる日が来るかもしれない。今回の輝かしい成果を“弟分”たちはその背中から感じ取るのだろう─。
2018年02月19日(写真:アフロ) 宇野昌磨(20)が5歳でスケートを始めてから15年、自分の時間も犠牲にしてサポートを続けてきた母・純子さん。金メダルに挑む平昌五輪、その献身が結実するときがきたーー。 平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました。フィギュアの男子選手は思春期になると、競技とは別のものに興味を示したり、親に反抗したりして、競技をやめてしまうこともあるのです。純子さんは、宇野にフィギュアだけに集中できる環境を作ろうと苦心していました。ただ宇野も中学生になっても『ママ、ママ』と頼っていたので、『昌磨は大丈夫?』と心配する声もありました」(別のスケート関係者) そんな宇野が大きく変貌したのは高校に入ってすぐのこと。ジュニアからシニアに上がる直前の’14年だった。 「そのシーズン中に、宇野は純子さんに『もう遠征についてこないで』と言ったんです。ジャンプが跳べなくて、壁にぶち当たっていた宇野にとって、強くなるためには、いつまでも母親に頼っていてはいけないと思っての決断だったのでしょう。宇野の強みは膨大な練習量ですが、母親に言われてやっていた部分も少なくありませんでした。その後、宇野はそれまでに輪をかけて、練習の虫になりました」(スポーツ紙記者) “母からの自立”とともに宇野のスケートもどんどん進化していった。 「試合の衣装について記者に聞かれた宇野は最近まで『お母さんがカバンに入れたから』と答えていました。試合の荷造りは、純子さんが完璧にやっていたので、まかせっきりだったようですね。ところが、昨シーズンの世界選手権で銀メダルを取ったときは、荷造りだけでなく、コンディショニングや栄養管理なども自分なりにこなしていると話していました」(前出・スポーツ紙記者) 息子の自立に最初は戸惑っていたという純子さん。しかし、サポートは今も続けている。1月に出場した四大陸選手権の直前には、好物の肉料理をふるまって“景気づけ”をしたという。 「自立したからこそ、宇野は母親の献身的なサポートのありがたみが身に染みているようです。最近『僕より頑張った母のために最高の演技をしたい』ということを話しています。平昌の観客席で見守る母に最高の演技を見せて、金メダルをプレゼントすることが、恩返しだと自覚しているようです」(前出・スケート関係者)
2018年02月16日(写真:アフロ) 「フィギュア男子の金メダルの行方は、4回転ジャンプを完璧に成功させることがカギ。宇野は、フリーで4回転ジャンプを5回から4回に減らし、確実に成功させることで高得点を狙っています。表彰台のいちばん上をしっかり見据えているのでしょう」 そう話してくれたのは、元フィギュアスケート選手で日本人初の世界選手権メダリストの佐野稔さん(62)。平昌五輪フィギュア男子で金メダル候補となった宇野昌磨(20)を語るうえで、欠かせないのが母親の存在だ。 「幼いころから、リンクのなかでは、切れ味の鋭いスケーティングと豊かな表現力を見せていましたが、僕らが印象に残っているのは、いつも母の純子さんに叱られて涙を流していた姿です。スケートを始めたころから宇野は練習に身が入らないことがあって。さぼりグセが出ないように、リンクの外から目を光らせていたんです。5歳でスケートを始めて15年、宇野がここまでこられたのも、息子に寄り添うように献身的に支えてきたお母さんの存在があったからです」(スケート関係者) 宇野は、IT会社を経営する父・宏樹さん(53)と専業主婦の母・純子さんの長男として、’97年に名古屋市で生まれた。4歳下には弟・樹くん(16)がいる。 「宇野がスケートと出合ったのは、自宅近くのスケートリンク『名古屋スポーツセンター』に遊びにいったことがきっかけ。そこに練習を終えた12歳の浅田真央さんがいたのです。真央さんに誘われて、たちまち夢中になり、毎日滑りに行くようになりました」(スポーツ紙記者) まもなく宇野は、伊藤みどりや浅田真央を育てた山田満知子コーチ(74)が指導する「グランプリ東海クラブ」の門をくぐった。 「厳しい練習で知られる山田コーチですが、純子さんの指導も負けていませんでした。スケート経験はなくても息子の調子を鋭く見極めていて『ジャンプがいいときとここが違う』とか『タイミングが少しずれている』などと指摘していました」(前出・スケート関係者) 小柄な純子さんは、ふだんはファッショナブルでとてもかわいい雰囲気。しかし、息子のスケートのことになると、“もうひとりのコーチ”として熱心に指導した。 「熱がこもる純子さんの言葉に昌磨君はメソメソ泣いてしまうんです。ときに山田コーチのところに逃げ込むこともありました。山田コーチも『昌磨のママがいちばん怖い』と笑っていました」(別のスケート関係者) 母親との二人三脚で、小学生の宇野は全日本ノービス(ジュニアの下のクラス)で4連覇を達成。ジュニアでも世界選手権に出場するほど成長した。純子さんは、自分の時間を犠牲にしてすべてを宇野に注いだという。 「リンクを借り切って行う練習は、一般の人のフリー滑走がない深夜や早朝になることも。その送り迎えだけでなく、名古屋にある安藤美姫さんの祖父が経営する喫茶店でカツカレーを食べさせたり、アイスショーなどのイベントに参加させたりしていました」(前出・別のスケート関係者) 純子さんは、宇野を練習場所のリンクへ往復1時間半ほどかけて送迎をするなど、サポートは今も続けている。宇野は「僕がここまでジャンプが跳べるようになったのも、母がガンガン言いながら練習を見てくれたから」と語っている。
2018年02月16日羽生結弦「忘れているかもしれませんが、羽生選手は4年前のソチ五輪でも“66年ぶり”の快挙を成し遂げています。過去、10代での優勝は彼を含め2人だけ。古い表現ですが、彼は“持ってる”と思いますよ(笑)」(スポーツ紙デスク)■「攻めることが最大の武器」絶対王者・羽生結弦が、’52年オスロ五輪のディック・バトン以来となる66年ぶりのオリンピック連覇に挑む。だが、昨年11月、NHK杯の公式練習中に右足関節外側じん帯損傷の大ケガ。ぶっつけで本番に臨むことに。「平昌入りの1週間前までは、ハビエル・フェルナンデスとともに、師事するブライアン・オーサー氏のもと、カナダのトロントで一緒に練習していました。足首の状態はいいようで、しっかりと4回転ジャンプを跳び、不安は感じられない状況だそうです」(スケート連盟関係者)名伯楽のオーサーコーチも、「彼を見くびっては困る」と、調整がスムーズに進んでいることを示唆していた。「すでにスタミナを取り戻すための練習メニューを積んでいます。4回転ジャンプにしても、ケガの原因となったルッツ以外のトゥループ、サルコウ、ループの3種類をしっかりと跳んでいます」(同・スケート連盟関係者)本番直前になっての4回転ルッツの封印劇。誤算ではないのだろうか。「オーサー氏はシーズン入りする前から羽生選手が4回転ルッツを取り入れることに消極的でした。僚友のフェルナンデスは開幕前からトゥループとサルコウの2種類で勝負すると明言。その理由はオーサー氏から“ジャンプは振り付け、パッケージ、スケーティングなどのひとつの要素でしかない”とアドバイスされたからと明かしています。当然、羽生選手にも同じように指導したそうですが、彼は“攻めることが最大の武器”と反発。4種類の4回転ジャンプを跳ぶことにこだわり、2人の間に火種が生じていたんです」(フィギュア関係者)■金メダル級の頑固さ皮肉にもその最高難度の4回転ルッツでケガを負ってしまう。しかも、NHK杯はオーサーが胆のうの手術で来日せず。そんなときにアクシデントが起きてしまったのだ。「羽生選手はケガをしてもすぐにリンクに戻って練習を再開しようとした。でも、痛みで脚が動かないことがわかり、戻ってきた控室前の廊下で泣き崩れたんです。カナダに戻ったあと、オーサーと“オリンピックでの目標は何か”をじっくり話し合い“歴史に残る連覇を成し遂げること”という答えを出しました。ルッツはずしの負けないプログラムで挑むことに決めたそうです」(同・フィギュア関係者)元フィギュアスケート選手で解説者の佐野稔氏は、「4回転ルッツの封印は大正解だと思います。ブランク明けの大一番の中で、ケガしたジャンプを跳ぶという大冒険は絶対に避けるべきです。羽生クンが’15年のグランプリファイナルで330・43点をマークしたとき、2種類の4回転ジャンプを跳んでいました。今回の五輪でも、SPが『バラード第1番』で、フリーは『SEIMEI』と、そのときと同じ曲。そこに3種類の4回転ジャンプを加えるので、楽に330点を超えるだろうと思います」ただ、シニア時代から羽生を見続けてきたスポーツライターの目には、常に強気の姿勢を崩さない彼が、世界中をアッと言わせるシーンが浮かぶという。「今回は3種類の4回転を跳んだ、’16〜’17年シーズンと構成は似たものになるでしょう。このプログラムはフリーの最後のジャンプが3回転ルッツなんですよ。もしかしたら、超負けず嫌いの羽生選手は、オーサー氏に内緒でそこを4回転ルッツに変えて跳ぶ可能性もあるかもしれませんね。彼は頑固さでも金メダル級ですから(笑)」2月7日に放送されたNHKスペシャルの中でも、若手の台頭について聞かれると、《みんなが気にすれば気にするほど、斜め上をいけるよう、常に努力したい》と、絶対王者らしいプライドをのぞかせていた。その一方で、羽生の団体戦回避の報道が2月3日に流れると、ケガの回復状況が思わしくないのではないかという憶測が流れ、“団体戦回避=金メダル絶望”という空気が流れた。なぜそのようになったかというと、スケート連盟の対応に、羽生サイドが嫌気がさしていたからだ。■鉄のカーテンが引かれた「実は、今回の団体戦欠場に関しては、12月下旬の段階で すでに決まっていたようです。羽生選手サイドが連盟側に“前回のソチ五輪と同じく団体戦のSPで復帰したい”と打診するも、認めてもらえなかったんです。ソチではSPが羽生選手でフリーは町田樹選手だった。負担の少ないSPでジャッジへの心象がよくなる面も。優勝候補の一角でもある宇野昌磨選手への配慮もあり、即答を避けたんじゃないでしょうか。その連盟の優柔不断さが、羽生サイドにとっては“拒否”されたと思ったのかもしれません。その件が火種となったまま。両者には溝ができてしまったんです」(スポーツ紙記者)スケート連盟の橋本聖子会長は「全面的にバックアップする」と明言していただけに、羽生サイドが不信感を募らせてもおかしくはない。「それ以降、鉄のカーテンが引かれ、いっさいの取材をさせなかった。連盟のサポート体制は不安ばかりですよ。五輪で初めて導入した『映像転送システム』にしても、“新兵器”でも何でもない。いまや動画だけでなく、助走スピードやジャンプの角度などの数値だって瞬時に解析できるようなシステムをほかのスポーツ界では導入しています。遅すぎるくらいですよ(苦笑)」(同・スポーツ紙記者)一抹の不安が残る連盟の対応ぶりだが、最後にメダルをめぐる展望を佐野氏が語る。「金メダル候補は、羽生、ネイサン・チェン、そして宇野の3人でしょう。ただし、これだけ多種類の4回転ジャンプを跳ぶようになっても、羽生クンが’15年にマークした330点は超えられていない。ネイサンは’18年全米選手権で315・23点を記録し、宇野クンも今季初戦のロンバルディア杯で319・84点でしたが、オリンピックは特別な舞台です。そこでミスした人が負ける。その点、羽生クンは大舞台での勝ち方を知っており、連覇してくれるのではないでしょうか」絶対王者として君臨し続けた羽生。逆境を跳ねのけ、レジェンドになる日はすぐそこまで迫っている。
2018年02月16日織田信成撮影/渡邊智裕「今はそっとしておいてほしいという気持ち、スケートに集中したい時期なんだろうと思います」羽生結弦選手と現役時代から親交の深い織田信成(30)。羽生選手がNHK杯前の公開練習で、右足関節外側靭帯損傷というケガを負ってから約3か月。今月の9日に平昌オリンピックが開幕するが、負傷後の動向についてはほとんど情報が入ってこない……。「年明けに“あけましておめでとう”というやりとりはしましたが、ケガについては何も話しませんでした。ただ、氷の上には立てているという報道もありましたので、彼ならば世界で戦っていくだけのレベルに戻すのはそこまで時間がかからないのでは、と思っています」とはいえ、代表選手で肩を並べる宇野昌磨選手が『四大陸選手権』で2位になるなど、ライバルたちはオリンピックに向けて着々と調子を伸ばしている。「気にはなっていると思います。でも羽生選手が持っている、ショートプログラムとフリースケーティングのトータルスコア、330・43点に到達できた選手はいないんです。そういった意味で彼自身、金メダルを争うレベルで演技ができている、という自信は揺らがないでしょう。逆境に立たされてこそ強いのが羽生結弦だと思っているので、僕は大丈夫だと信じています!」<書籍情報>『フィギュアほど泣けるスポーツはない!』(KADOKAWA刊 1512円)「今回、本を書くにあたって自分の人生を振り返ったのですが“こういう道を歩いてきたんだな”と。自分の人生が本というひとつの形になってすごくうれしいです。新幹線で移動するときに読んだのですが、自分で書いたものなのに泣いてしまいました(笑)」
2018年02月06日韓国・平昌(ピョンチャン)での冬季五輪開催までもう残りわずかになってきましたね!日本の代表選手を見ていると「どうやったらこんなに1つの競技を極めることができたんだろう?」「何歳くらいから始めたのだろう?」など、気になるものです。子どものスポーツに、力を入れたいママならなおさら気になるところかもしれません。そこで、今回はヨガインストラクターの筆者が、子どもに体験させてみたいおすすめのスポーツをご紹介したいと思います。▼「幼児期の外遊び経験」が運動能力に関係する?今では早期の英才教育などもかなりメジャーなものになっていますが、人間の土台作りで一番大切なものは、“強い体作り”ではないかと筆者は個人的に思っています。体がしっかり作られているからこそ、勉強にも積極的にチャレンジできるのではないでしょうか。スポーツ庁発足後初の調査となった平成28年度『体力・運動能力調査』でも、幼児期の外遊びの実施状況と現在(10歳)の運動・スポーツ実施状況には大きな関係があることが報告されています。入学前の外遊びの実施頻度が高いほど、現在の運動・スポーツ実施状況が高く、この傾向は6~11歳のすべての年齢で見ることができるそうです。新体力テストの実施においても、やはり外遊びを頻繁にしていた子どもほど点数が高く、外遊びが少ないと点数が低い、という傾向があるようです。子どもの運動能力を高めるためには、幼児期にどれだけ体を動かしたかが、とても重要になってくると言えそうです!関連記事:スポーツ選手は未就学児から始めている!? 「人気の習い事ランキング」▼体験させてみたい!スポーツ別「はじめるのにオススメの年齢」(1)フィギュアスケートこの時期ならではのウィンタースポーツ!氷の上でぐらぐらするからこそ、バランス感覚も良くなりそうです。日本フィギュアスケーティングインストラクター協会のホームページによると、スケートは3~4歳頃から始めることができるようです。最初は、商業施設などにたまに期間限定で冬に設置されているスケート場で、遊び感覚でチャレンジしても良いかもしれませんね。 (2)スキー・スノボこちらもこの時期だからこそできるスポーツですが、都会に住んでいると、なかなか日常的には体験することは難しいかもしれません。来月の3連休などを利用して、スキーが体験できる場所に、旅行を兼ねて行くのも良いかもしれません。モンデウス位山スキー・スノーボード学校のホームページによると、こちらは満4歳からスクールに入校できるようです。関連記事:想定以上…!? 我が子を「プロスポーツ選手に育てるのに必要な費用」をFPが算出! (3)ヨガヨガの仕事をしている筆者は、「幼少期からヨガをしていたら心も体も強くなるだろうな」と強く感じます。キッズヨガは、たくさんのポーズをとって柔軟性を身につけたり筋力を向上させることができるので、楽しみながら体作りができます。また、クラスの最初と最後に静かな時間を作り、自分自身と向き合う時間をもち、呼吸や瞑想にチャレンジすることも心の発達にとても生きることだと思います。キッズヨガのクラスは3~4歳頃から受けることができるスクールが多いように思います。 (4)空手空手は全身を使うスポーツであり、体力だけでなく礼儀も自然と身につき、体も心も強くなります。小さい頃から始めると、とてもしっかりした子に育ってくれそうな気がします。代官山カラテスクールのホームページを見ると、こちらは対象年齢4歳~のようです。 スポーツはもちろん、外遊びも幼児期にはとても重要なことが分かりました。子どもが楽しんで取り組めるスポーツに出逢えるよう、何が向いているのか様々なものを体験させてあげると良いかもしれませんね。関連記事:想定以上…!? 我が子を「プロスポーツ選手に育てるのに必要な費用」をプロが算出! 【参考・画像】※ Pressmaster, FamVeld , Satyrenko / Shutterstock※ 平成28年度体力・運動調査結果-スポーツ庁※ 日本フィギュアスケーティングインストラクター協会※ モンデウス位山スキー・スノーボード学校※ 代官山カラテスクール
2018年01月23日アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人と菊池風磨が「LINE:ディズニー ツムツム」の新CMに出演することが29日、わかった。新CM「キラキラ LIVE(チップ)」編、「キラキラ LIVE(デール)」は29日から全国でOAされる。「LINE:ディズニー ツムツム」は、ぬいぐるみ「ツム」をなぞって消していくパズルゲーム。新ツム「アイドルチップ」と「アイドルデール」の登場を記念して、新CMが放映されることとなった。CMは、満員のオーディエンスで熱気あふれるライブ会場から始まり、ステージの上にキラキラと青く輝く「アイドルチップ」、紫に輝く「アイドルデール」が登場。さらに耳付きの帽子をかぶった青い衣装の中島と、紫の衣装の菊池がポップアップで登場し、「LINE:ディズニーツムツム」のBGMをアレンジした特別バージョンのテーマソングを歌う。「たいくつなんて言わせないよ!」「ぼくらはいつもつながってる!」の歌詞に、観客が「チップ! チップ!」「デール! デール!」掛け声をかけ、「つながってる」の歌詞では、2人が手を合わせる振付も。撮影ではキラキラのライブステージと、200人を超える観客を前に「すごい! お客さんがたくさんいらっしゃる!」と気分が高まっていた2人。監督の「3、2、1、ハイッ!」の掛け声と同時に、ジャンプで勢いよくステージに飛び上がってくると歓声があがり、モニターで確認した2人も「これ、ライブで行けそうだね!」と手応えを感じた様子だった。撮影後は、「(本物の)ライブを超えたんじゃないかというくらい一体感や繋がりを感じました」という菊池。中島も「ツムツムのように、ここ(中島と菊池)もしっかり繋がったし、オーディエンスの皆さんも、そしてこのCMを見る日本全国の皆さんとも繋がれるので、とても幸せです」と"つながり"を強く意識していた。同ゲームをプレイするためにはハートが1つ必要となり、そのハートはLINEの友達に送ることができるが、菊池は「今日もハートをくれたんですよ」と、撮影当日の朝に中島からハートをもらったことを告白した。嬉しそうに話す菊池に、中島が「いつまでモーニングハート欲しい?」と訊ねると、菊池は「ずっと欲しい! ハートがあって困ることはないので!」とおねだり。中島は「了解! 未来永劫で」と約束していた。
2017年12月29日日本スケート連盟が12月24日、来年2月の平昌五輪に出場するフィギュアスケートの代表を発表した。 男子は男子は右足負傷の回復が間に合わず全日本選手権を欠場した羽生結弦選手(23)、同選手権優勝の宇野昌磨選手(20)、同選手権2位の田中刑事選手(23)に。女子は同選手権4連覇を達成した宮原知子選手(19)、同2位の坂本花織選手(17)が選ばれた。 「羽生選手が欠場しても五輪の代表争いには視聴者の関心が高かったようで、全日本選手権は23日にフジテレビ系で放送された女子フリーの平均が14.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)、24日放送の男子フリーは11.8%を記録しました。もし羽生選手が出ていれば男子の方はもっと数字が跳ね上がったはずです」(スポーツ紙の五輪担当記者) すでに平昌五輪のフィギュア中継局は決定済み。前回14年のソチ五輪から導入された団体戦はNHK、フジテレビ、日本テレビが放送権を獲得。男子の個人はTBSとNHK、女子の個人はテレビ朝日とNHKがそれぞれ中継する。 「国民の関心は高い五輪だが、やはり五輪の個人2連覇がかかった羽生選手が出るか出ないかでは大違いです。代表が正式決定して中継の責任者は胸をなで下ろしています。ケガの影響もあって団体戦には出るか分からないので、団体戦の放送権を獲得した局は天に祈るしかないでしょう」(NHK関係者) ソチ五輪で羽生選手が金メダルを獲得した男子フリーはフジが中継。午後11時台から午前4時台の放送にもかかわらず平均16.6%、瞬間最高23.1%を記録した。平昌ではどこまでこの数字を更新するかが注目される。
2017年12月27日ドレスキャンプ(DRESSCAMP)と人気アーティスト「AAA」のメンバーである宇野実彩子がコラボレーション。バッグコレクションが2017年12月20日(水)より販売される。登場するのは、宇野らしい“大人かわいい”バッグ全6型。「ハートスタッズ」シリーズは、ゴールドとピンクゴールドのスタッズでデザインされたハートマークが中央にデザインされており、日常使いにぴったりのトートバッグやミニバックパックに加え、パーティバッグの3型が揃う。ブラックとブルーの2色展開となっている。一方、パステルカラーのファーがあしらわれた冬にぴったりの「ファー」シリーズ。こちらはハンドバッグやチェーンストラップのクラッチバッグ、そしてポーチが展開される。【詳細】宇野実彩子 x ドレスキャンプ発売日:2017年12月20日(水)※12月14日(木)よりシフォンオンラインストアで先行予約価格:・「ハートスタッズ」シリーズトートバッグ 15,000円、ミニバックパック 15,000円、パーティバッグ 18,000円・「ファー」シリーズハンドバッグ 15,000円、クラッチバッグ 12,000円、ポーチ 6,000円取り扱い:シフォン ヴィーナスフォート店、シフォン オンラインストア、他全国取扱い店、量販店、ドン.キホーテなど
2017年12月18日NHK杯の公式練習で、ジャンプの着氷に失敗し右足首を痛めた羽生結弦=9日、大阪市中央体育館(写真提供/共同通信社)《10日間は絶対安静と医師から言われました。その後3~4週間で元に戻るとみておりますが、まだ、あくまでも予定でございます。何とか全日本までに間に合うよう治療・リハビリに努力いたします》■オーサーコーチ不在中のケガ現在開催中のフィギュアスケート『ISUグランプリシリーズ』。来年2月に控えた平昌オリンピックの前哨戦でもあり、各国の選手たちがしのぎを削っている。そんな中、大阪で開催されたグランプリシリーズ第4戦のNHK杯(11月10日~12日)に登場した羽生結弦は、不測の事態に見舞われた。「大会前日、会場での公式練習中のことでした。今シーズンから大会に組み入れ、10月に成功したばかりの大技、4回転ルッツに挑んだのですが着氷に失敗。ひざが内側に折れ曲がるような不自然な姿勢で着氷してしまい、“右足関節外側靱帯損傷”と診断されました」(スポーツ紙記者)一般的には全治3週間~8週間と言われているが、冒頭の本人が発表したコメントのように、絶対安静の10日間が過ぎてからは徐々にリハビリを行っているようだ。「11月中旬に拠点としているトロントへと帰国しました。12月21日から行われる全日本選手権での復帰を目指しています」(同・スポーツ紙記者)この試合には、コーチであるブライアン・オーサー氏は帯同していなかった。「オーサーコーチは、10月下旬に胆のうの緊急手術のため入院しました。当初はNHK杯に間に合う予定でしたが、不運にも合流前に羽生さんがケガをしてしまったんです」(スケート連盟関係者)羽生がケガをしたその場にいなかったコーチ。故障の知らせを聞いた彼の反応は、思いもよらないものだった。「もちろん驚いて心配していましたが“でも、ケガをしてくれてよかったのかも……”と語ったそうです。この言葉だけ聞くと“ケガをしているのに喜ぶなんて!”と思ってしまいますが、オーサーコーチは胸を撫で下ろすかのようにホッとしていたそうですよ」(同・スケート連盟関係者)その言葉の裏には、愛弟子への気遣いがあった。ふだんの練習からオーバーワークぎみな羽生のことを心配しての発言だったのだ。■難易度の高いジャンプは負担が大きい「ジャンプの直前に難易度の高いステップなどを取り入れているので、それなりの練習では彼自身が満足できないんです。それに加えて、昨シーズンは4回転ループ、今シーズンは4回転ルッツというように新たなジャンプも習得してきている。一見、華麗に見えますが、その努力は人一倍のもの。身体への負担が大きいため、もともとオーサーコーチは4回転ルッツを跳ぶことに反対だったんです」(同・スケート連盟関係者)昨年の4月にも、左足リスフラン関節靭帯をケガしている羽生。これもハードワークや過密な試合をこなしたからだと言われていた。「オーサーコーチは今回、羽生選手がケガをしたことで、少しでも身体を休ませることができると安堵したのです。練習量をいつもより落としたり、ケガのリスクの高いジャンプを削った構成に落ち着かせることができるのでは、と思ったのでしょう」(同・スケート連盟関係者)難易度の高い4回転ジャンプを抜きにしても、羽生の滑りは他の選手と比べて群を抜いていることは明白だ。「9月にカナダで行われたオータムクラシックのショートプログラムでは、4回転サルコーこそ入っているものの、ルッツやループという難易度の高いジャンプを跳ばなくても世界歴代最高得点を叩き出しました。これは、昨シーズン以前よりもスケーティングスキルが高い証拠。負担が大きい難易度の高いジャンプを組み入れなくても、十分に勝てるポジションに彼はいるのです」(前出・スポーツ紙記者)同様に、アメリカのジェイソン・ブラウンやウズベキスタンのミーシャ・ジーらも、4回転を無理にプログラムへ組み入れなくても、優れたスケーティングスキルで安定して高得点を保っている。「あえて得意なジャンプのみで構成し、ステップやスピンなどのジャンプ以外の要素でしっかり加点することも戦い方のひとつなのですが……」(同・スポーツ紙記者)■羽生の闘争心に火をつけたものスケート解説者の佐野稔さんは、若手選手が羽生に与えた“刺激”が大きかったのではないかと語る。「ここ数年ジュニア世代が伸びていて、ジュニアの試合でも4回転ジャンプを2種類以上跳ぶ選手も少なくありません。ジュニアを4回転時代に突入させたのは、かつての宇野昌磨選手だと思うんです」宇野やアメリカのネイサン・チェンは、すでに4種類の4回転ジャンプを試合で成功させている。羽生の闘争心に火をつけるには十分だ。「オリンピックチャンピオンからしてみればランキングでは格下ですけど、羽生選手が持っていない武器を持っています。自分ができないジャンプを成功させているということは、かなり悔しいのではないかと思いますよ。羽生選手が新たな4回転ジャンプにこだわるのは、これが要因のひとつだと思います」(佐野氏)前回覇者として、1つでも多くの4回転ジャンプを跳んで勝つ。どこまでも高みを目指す姿はアスリートの鑑とも言えるかもしれない。だが、「4回転を跳ぶことによって、ケガをする可能性も間違いなく上がります。ケガが選手生命に関わるようでは、元も子もありません。演技の難易度が上がれば、リスクも増えるということなのです」(前出・スポーツ紙記者)羽生も、今回のケガが長引くようであれば、平昌五輪にも影響してくるといえる。「今シーズンはグランプリファイナル5連覇がかかっていました。オリンピックの前哨戦ともいえる大会なので、出場できなかったことは焦りにつながるかもしれません。しかし、あくまでも五輪での金メダルが目標です。オーサーコーチは“全日本選手権を目指して調整をしている”と語っていますが、現状は出場について未定であると述べています」(前出・スポーツ紙記者)日本男子フィギュアでの五輪出場枠は3人。右表のように、全日本選手権で優勝すれば自動的に出場権を獲得できる。「全日本での表彰台でもOKです。ただ、羽生選手の場合は今年出場した大会の記録もシーズンベストスコアが上位3人の中に入っているので、ムリを押して全日本に出場しなくても、代表に選ばれる確率は非常に高い。できるだけ早く彼の勇姿を見たい気持ちはありますが、万全な態勢で五輪に臨んでほしいですね」(前出・スケート連盟関係者)“絶対王者”の完全復活を祈るばかりだ。
2017年11月28日QXQX © Aquirax uno/APJ 撮影協力/Haute Mode Hirata モデル/晶(Trapeziste) フォトグラファー/藤井由依(Roaster)1960年代から現在に至るまで、第一線で活躍し続けている伝説のイラストレーター・宇野亞喜良が監修するブランド、QXQX -クスクス-がデビュー。これを記念し、ブランドの世界観を堪能できる期間限定イベント「QXQX more AQUIRAX」が、伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区にて11月29日から12月12日まで開催される。ブランド名であるQXQX -クスクス-は宇野亞喜良による造語で、作家名のAquiraxと少女たちのクスッと笑い声を重ねた、ガ―リーでスキャンダラスな妄想世界を表現。また、日常生活の中で、ちょっとオシャレでユーモラスな情景が演出できるようなモノを作っていきたいという思いが込められている。「スカジャンDX<我ら猫族>」(税込16万2,000円) QXQX © Aquirax uno/APJ 撮影協力/Haute Mode Hirata モデル/晶(Trapeziste) フォトグラファー/藤井由依(Roaster)アート作品のような美しさの描き下ろしスカジャン「スカジャンDX<我ら猫族>」(税込16万2,000円)は、限定10部制作にて、作家サインとシリアルナンバーの刺繍入りで販売。また、ブランドミューズのイメージで羽に「QXQX」と描かれた天使の絵柄のシャツ「襟シャツ<QXQX天使>」(税込5万4,000円)も描き下ろしの一着。その他、1960年代のビンテージ絵柄を使用した「スカジャン<サイケデリックの花園>」(税込4万3,200円)や、目にも鮮やか色彩の「タイツ」(税込5,400円)、1960年代のビンテージ絵柄タンクワンピ「ミケランジェロの言葉」(税込2万1,600円)など、宇野亞喜良の世界観を存分に表現したアイテムが登場。「カップ&ソーサー」(税込9,720円)や「プレート」(税込2,484円)、クッション(税込7,020円)、ブランケット(税込3万2,400円)といった、オリジナルアイテムも展開する。【イベント情報】QXQX more AQUIRAX会期:11月29日~12月12日場所:伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区
2017年11月27日日本のイラストレーター宇野亞喜良(うのあきら)が、自身のブランド〈QXQX-クスクス-〉をスタート。新ブランドの誕生を記念して、伊勢丹新宿店にて2017年11月29日(水)から12月12日(火)まで期間限定イベント「QXQX more AQUIRAX」を開催する。ブランド名の〈QXQX-クスクス-〉は、宇野亞喜良による造語。作家名をフランス語風スペルAQUIRAXへ転換し、そこから「Q」「X」の2文字を取って、少女たちのクスッとした笑い声に重ねた。〈QXQX-クスクス-〉では、宇野亞喜良のアート作品を存分に用いて、宇野のデザイン監修のもと製作を行う。ガーリーでスキャンダラスな“妄想世界”を表現したファッションアイテムを展開する。デビューコレクションでは、独自のイラストを取り入れたスカジャン、開襟シャツがローンチ。1960年代のビンテージ絵柄を使用した「スカジャン<サイケデリックの花園>」は、総刺繍でサイケデリックな色彩のイラストを描き、背中に大きく配している。「開襟シャツ<QXQX天使>」には、ブランドのミューズをイメージしたという天使のイラストを大きくのせて。羽にはブランド名の「QXQX」の文字が刻まれている。期間限定イベント「QXQX more AQUIRAX」では、これらの新作を実際に手に取ることができるので、宇野亞喜良の世界観を存分に楽しむことが出来そうだ。【詳細】宇野亞喜良〈QXQX-クスクス-〉・スカジャン<サイケデリックの花園>40,000円+税・開襟シャツ<QXQX天使> 50,000円+税・タイツ 5,000円+税・ブランケット 30,000円+税・カップ&ソーサー 9,000円+税ほか■期間限定イベント「QXQX more AQUIRAX」開催期間:2017年11月29日(水)~12月12日(火)場所:伊勢丹新宿店本館2階=センターパーク/TOKYO解放区住所:東京都新宿区新宿3丁目14-1※ジェイアール京都伊勢丹でも展開予定。
2017年11月18日東出昌大「G1前には、スポーツ新聞は前日から買って読んでいます。専門誌を買うこともありますよ」あるスポーツ誌のインタビューで、競馬への思いを熱く語っていた東出昌大。小学生のときに始めた競走馬育成ゲーム『ダービースタリオン』がきっかけで、それ以来、大の競馬ファンだという。「彼の競馬への思いは小学生の頃からで、当時からトウカイテイオーやオグリキャップのビデオを見ていたそうです。それからグラスワンダー、エルコンドルパサー、サイレンススズカ、もちろんディープインパクト、オルフェーヴルも好きですし、最近ではジャスタウェイが好きだそうです。調教やタイムだけでなく、血統にも詳しいので、競馬の話をしたら止まりません。馬券も国内はもちろん海外のレースも購入するほどのファンです」(スポーツ紙記者)昨年12月25日に開催された『第61回 有馬記念』は妻で女優の杏と誕生したばかりの赤ちゃんを連れて、中山競馬場で観戦した。2人は2015年に結婚し、翌年の5月に双子の女児が誕生。そして今年11月上旬には第3子となる男児が誕生したばかり。「東出くんと杏ちゃんの子育ては、まさに“格闘”です。家事と育児の分担といったレベルではなく、とにかく料理からお掃除、買いだしから洗濯すべて夫婦で協力しています。杏ちゃんの妊娠中もなるべく負担にならないように、仕事が終わると真っ直ぐ帰宅していました」(芸能プロ関係者)そんな東出の趣味といえば競馬に加えて剣道、落語、将棋がある。「父親が剣道の先生でしたから、小さい時からしっかり鍛えられて三段の腕前。自宅では今でも素振りをしています。その影響もあって“子どもには剣道を教えたい”と言っていました。でももう一つ、叶えたいことがあるそうで、それが“自分の子がジョッキーになって、その子が騎乗するお馬を応援すること”。そんなことをよく話していました」(前出・同関係者)12日は京都競馬場で3歳以上の女王を決めるG1『エリザベス女王杯』が行われる。次に家族揃って競馬場へ行くのはいつになるのか――。<取材・文/小窪誠子>
2017年11月12日男女6人組のグループAAAの宇野実彩子が19日、都内で行われた映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』(11月3日公開)の日本最速試写会に登場した。『マイティー・ソー』シリーズの最新作となる本作。死の女神・ヘラに故郷を奪われたソーは、盟友のハルクや宿敵のロキらと型破りのチーム"リベンジャーズ"を組んで、ヘラに究極のバトルに挑む、というストーリーとなっている。マーベル作品初心者という宇野は、"マーベルコーデ"に身を包んで登壇。本作について「初心者の私でもすごい分かりやすい。見ていて思いっきり痛快なところもたくさんあったし、笑えるところもふんだんにあって長く感じなくてあっという間でした」と『マイティー・ソー』の世界に魅了された様子。本作で誕生したソーとハルクの新しいコンビについては「二人のギクシャクした不器用な仲直りが可愛かったですよ。強い2人なのに、喋ると不器用で可愛いなって思いました」と感想を語った。また、ソーらキャラクターの中で異性としての理想的なキャラクターについて「『アベンジャーズ』の時のソーは金髪で長髪でしたよね。今回は髪を切って、より爽やかなルックスになっていました。すごく厚い筋肉で、申し分のない美しい身体を兼ね備えていて、守って欲しいなって思いますね。ハルクはちょっとマッチョ過ぎるかな(笑)」とソーのような細マッチョがお好みのようだった。宇野が大好きだというソーとハルクの前に大きく立ちはだかるのが、死の女神・ヘラ。「怖かったですね。ソーを前にしてあの強さは驚きで、あんなに強くて冷たい美しさがある感じが魅力的だけど怖かったです」とヘラの強さに驚きを隠さず、「髪をかき上げて変身する瞬間は真似したくなりましたよ。とても魅力的な悪役でしたね」とヘラを演じたケイト・ブランシェットを絶賛していた。なお、イベントには、アーティストのPUNPEE、アメコミライターの光岡三ツ子も出席した。映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』は、11月3日より全国公開。
2017年10月20日日本テレビ深夜ドラマ「シンドラ」枠にて放送中、「Sexy Zone」菊池風磨が主演にしてたったひとりの出演者を務める「吾輩の部屋である」。この度、本作の主題歌を担当している「Sexy Zone」のメンバーが、10月23日(月)放送の第6話以降、声のゲストで登場することが分かった。■ドラマ「吾輩の部屋である」って?ドラマは、アパートの一室を舞台に、男子大学院生の日常を描く物語。菊池さんが演じる1人暮らしの主人公・鍵山哲郎に、“家具”たちがツッコミを入れるというスタイルが展開されており、そのツッコミ要員が「豪華すぎる!」と話題となっている。レギュラーとしては、カバの置物として林家木久扇、炊飯器を賀来千香子、照明をミッツ・マングローブ、ビンたちを山寺宏一が好演。この4つの家具のほかにも、各話色々な家具が主人公にツッコミを入れている。そして今回、「Sexy Zone」のメンバー4人が、6話から9話までの1話につき1人ずつ登場!本ドラマ撮影現場で、主題歌「ぎゅっと」の取材を受けていた「Sexy Zone」のメンバーが、菊池さんから突然の「声の出演をお願いしたい」というオファーにより今回のゲスト出演が実現。誰が何話で、何役に挑戦するのかは、ぜひ放送で確認してみて。■「Sexy Zone」メンバーからコメント到着!菊池風磨(鍵山哲郎役)自分の主演ドラマに、自分のグループの主題歌が流れるというだけでもすごく嬉しいことだと思っていたのに、声の出演とはいえメンバー全員が出るなんて!最初に、メンバーの出演をどう思うかとプロデューサーさんに聞かれて「え~?」と言いながら、本当にすごく嬉しかったです。オファー前に、きちんとドラマ見てるかメンバーには聞きましたけど、約2名まだ見てないヤツがいたのでそこは注意しておきました!中島健人オファーを受けて一瞬でワクワクしました。Sexy Zoneとしてドラマに携わることができて本当に嬉しかったです。菊池のお芝居で笑ってしまいそうになるのを堪えて、声の出演にチャレンジしました!ヤバいくらいめちゃめちゃ楽しかったです。菊池風磨with Sexy4をぜひお楽しみください!佐藤勝利台本を風磨くんに渡されて、10秒で「はい、撮るよ」って緊張がヤバかったです(笑)でも風磨くんの主演のドラマに僕含めSexy Zone全員で出るっていうのは、凄いことだと思いました。それが本当に嬉しいです。この作品が声の出演の代表作になるように頑張らせていただきました!マリウス葉声のオファーを受けて自分の役を聞いて、「なるほど!僕だからこの役!」と納得しましたし、すごく嬉しかったです。風磨くんに色んなアドバイスをもらったので、みなさんの心に残るような良いキャラが演じられたと思います!メンバーが全員いる中でアフレコをしたのは初めてで、みんなのお芝居を生で見ることができ、普段見ないメンバーの顔を知ることができたのも嬉しかったです。松島聡人生で一度はアフレコをやりたいと思っていたので、風磨くんのドラマを声のお仕事の出発点にできて感無量です!ものすごく緊張したし、役がモノなので感情を入れるのが大変でしたが楽しかったです。普段やらない声色に挑戦したり、風磨くんのお芝居の色んな引き出しも見られたり、とても勉強になりました!「吾輩の部屋である」は毎週火曜日0時59分~日本テレビにて放送。※Huluにて配信中。(cinemacafe.net)
2017年10月18日オータムクラシックで今季のプログラムと衣装を初披露した羽生フィギュア界の絶対王者・羽生結弦の’17 -’18 シーズンが幕を開けた。今季は’18年2月に開幕する平昌冬季オリンピックを控え、66年ぶり2人目の“五輪連覇”に挑む。その初戦はカナダのモントリオールで行われたオータム・クラシック。GPシリーズの第1戦ロシア杯(10月20日開幕)の前哨戦とはいえ、今季を占う大切な一戦だ。「ショートプログラム(SP)は右ひざの違和感のため、4回転ループをサルコウに変更。でも、ミスのない完璧な滑りでした」(スポーツ紙記者)ジャンプの出来栄え点(GOE)はほぼ満点。構成を落としながらも、112・72点でSP世界最高を更新した。「羽生選手は現地での練習で右ひざに軽い違和感を覚えて、ブライアン・オーサーコーチの指示で4回転ループを封印。彼の見立ては、ずばり練習疲れ。確かに五輪連覇の偉業に向け、練習の質も量も例年以上です。8月30日の報道陣向けの公開練習も抜群の動きでしたよ」(同スポーツ紙記者)フィギュアスケート解説者の佐野稔氏も、「今シーズンの羽生くんの仕上がりのよさは、公開練習からもすごく伝わってきた」と、状態のよさを認める。ただ、4回転ループ封印の羽生に比べて、若武者の宇野昌磨は初戦のロンバルディア杯で、実戦で初めて4回転サルコウを決めたばかりか、5本の4回転ジャンプをすべて華麗に着氷。SPの104・87点だけでなく、フリーでも214・97点の自己ベストをマークし、トータル319・84点の圧巻パフォーマンスで2連覇を達成した。ライバルたちも4回転を次々に成功させている「とにかく今回は4回転サルコウの成功が大きい。4回転ループこそ、もう少しという印象でしたが、4種類の4回転をきっちり決めて319点を叩き出した事実がすごいことです。宇野くんの強みは、新しいジャンプを次々に習得している点であり、非常に大きなアドバンテージを得たと思いますね」(佐野氏)宇野だけでなく、米国のネイサン・チェンもまた、あっという間に5種類の4回転を成功させている。羽生は基礎点の高いルッツやフリップを実践の武器に加えず、今季もトゥーループ、サルコウ、ループで挑むという。不安はないのだろうか。「まったく心配ない。宇野くんの319点を見て、羽生くんも黙っちゃいないでしょう(笑)。彼はきっちりと3種類の4回転ジャンプの精度を上げてきています。ひとつひとつのジャンプの出来栄え点をどれだけとれるか、完成度の高いプログラムを作ってきている。’15年のGPファイナルでは、2種類の4回転ジャンプをSP2本、フリーで3本決めて、世界最高得点330・43をマークしている。出来栄えと技術ではほかを圧倒しているんです」(佐野氏)確かに羽生を追いかける若手が4回転の種類や数を増やしても、超えるどころか肉薄できない現実。逆に、彼が五輪用に用意する今季のプログラムでは4回転は3種類で、SPとフリーで7本を予定し、フリーの基礎点は当時より約10点アップ。演技後半に4回転コンビネーションを2本入れてくる点に注目が集まる。「後半のコンビネーションは基礎点が1・1倍になるので重要ですが、体力的にはすごくしんどい。だから苦しい練習を積んできたと思う。五輪連覇を狙う男としては、やらなくてはいけないことだし、そのカッコいいことが実に似合うよね(笑)」(佐野氏)追いかける宇野昌磨の成長ぶり常に高みに挑み続ける羽生。その背中を見続けてきた宇野も、パフォーマンスを一気に跳ね上げている。「昌磨は“ユヅくんがいるから追いかける気持ちでいられる”って、常に話していますよ。どんなに高得点をとってもチャレンジャーでいられるし、また、ファンからのプレッシャーを感じないですむのも、羽生くんという“絶対王者”が身近にいるからでしょうね」(スケート連盟関係者)宇野の成長ぶりには、辛口の佐野氏の頬も緩む。「宇野くんが改善すべきところ?ないですね(笑)。それくらい、いい!試合後のコメントを聞いていても、非常に自分自身を冷静に見つめている。自己分析も鋭いし、明確です。世界歴代2位の319点にも満足せず“ちょっとばらばらだ”と、先のことをしっかりと見つめていた。やはり羽生くんから学んだんだと思います。身近に金メダリストというお手本がいることは大きいですよ」練習の虫で、研究熱心なところも、2人の共通項だ。「宇野選手のスケート靴のブレード(刃)は、ほかの選手と違って、左足はトゥーループのためにかなり内側についており、逆に右足はループが抜けないようにすごく外側につけているんですよ。常識では考えられないことなんですが、4回転を成功させるためにこんな工夫もしているんです」(フィギュア関係者)若き挑戦者が着々と追ってくる中、絶対王者もまた、熱い気持ちをたぎらせる。「羽生選手は’15年の世界最高得点のイメージを持って五輪に臨みたいようです。だからこそ、その当時のSP『バラード1番』、フリーは野村萬斎が演じた映画『陰陽師』の劇中曲『SEIMEI』の再演を決めた。“新鮮味がない”といった意見もある中、慣れるまでの過程を省けることによって演技を成熟、つまり完成度にこだわった。鼓や笛の音が溶け込む和風調で、’15年当時も欧米のジャッジの反応を危惧する声があったが、思いのほか好評価だったので、満を持して勝負の年に持ってきたのでしょう」(スポーツライター)そのこだわりこそが羽生らしさなのかもしれない。それは過去の『ゆづ語録』からも見てとれる。ソチオリンピックの帰国会見で、日本人像について聞かれたときは、「日本的な文化の素晴らしさを再認識しています。日本国民として恥ずかしくないか、日本人として胸を張っていられるのか、それが一番大事なのではないかと思います」また、故郷の東北に対する思いについては、「被災地のことだけは忘れないでほしいと思います。その思いを伝えるためにもスケートをしています。スケートをやっていて本当によかったと思える瞬間です」と、熱く語ったこともあった。『SEIMEI』を再び演じることについては、佐野氏も太鼓判を押す。「僕は大賛成ですよ。衣装も和風な感じだけに海外のジャッジも含め、見ている外国の方々がエキゾチックに感じるでしょうからね。この曲を滑れるのは彼しかいない」宇野もまた、フリーの『トゥーランドット』は再演だ。しかし、その表現力こそが五輪までの課題だという。「本人も反省し“プログラムがつながっていない”と語っていたが『トゥーランドット』はもっと点数を積み上げられる楽曲です。ジャンプとジャンプの間のトランディションと呼ばれる部分や演技に関しては、まだ伸びしろはある。羽生くんの最大のライバルは宇野くんですよ。申し訳ないですが平昌の金と銀は日本がいただきますよ!」(佐野氏)慣れ親しんだ楽曲での新プログラム、テクニックの完成度、そしてフィギュアスケートへの情熱。この3つがそろったからこそ、メダルへの期待は膨らむばかりだ。
2017年09月27日