2024年は十二支のなかでもっとも縁起がいいとされる辰年。守り神は、近年ブームの兆しがある龍神様!日本人はもともと龍神信仰があつかった!ご利益を研究する藤本宏人さんによると、日本人は古くから「万物を繁栄させる年」として辰年を大切にしてきたという。「辰年が特別とされるのは、ご先祖様たちが龍神様の人知を超えた力を崇めてきたからです。そして実際に物事の好転を体験する人々が多かったからこそ、辰年は縁起がいいと現代に伝わったのです」特別とはいえ、何もせずに開運は望めない。すべてにバランスよく力を注ぐことが運に乗る秘訣だ。「ひとつのこと、自分のことだけでなく全体を良くする意識を持ちましょう。意識が心がけや行動を変えて龍神様のお引き立てを呼び、見る景色が一変するような運気上昇が叶うかもしれません」辰年が特別な理由。1、十二支のなかで、唯一、架空の存在の年だから。中国伝来の十二支のなかで、辰だけが龍という架空の存在。龍は中国では幸運を呼ぶ霊獣で、神の使いとしても崇められたために十二支に入ったという説がある。「日本人にとっても龍は、実存しないからこそ畏怖すべき存在でした。その畏敬の念が、辰年を特別な年に位置づけることにつながったのだと思います」2、十二支のなかで、唯一、強大で“見えない力”を象徴する年だから。強大な力を誇る龍は古代中国では皇帝の権威のシンボルとして用いられ、日本では万物に魂が宿ると考えるアニミズムと結びついて、雲や波、川や岩など龍の形をした自然物が参拝の対象だった。「恵みの雨をもたらし、“見えない力”で人々の生活に大きく影響を与えたという意味では、どちらの国でも共通しています」3、12年に一度だけ、唯一、「全体が変化する」年だから。卯年なら仕事運が飛躍するなど、ほかの干支が限定的な解釈をされるのに対し、辰年は仕事も恋愛も人間関係も全体が変化する年。「やはり龍が超越存在だからです。特に2024年は十干十二支で60年に一度の甲辰(きのえたつ)となり、天龍の年。なにかひとつに偏らず、全体を良くする意識をもつことで、すべてが底上げされるはずです」龍神様に愛される方法6つ。龍神様からご加護を受けて運を拓いていくには、まず龍神様の存在を信じることが大切。そして、もっと目をかけてもらえるような日々の心がけも伝授します。1、自然を敬い、大切にすること。自然界の雲や滝、川、木などを龍神様として信仰してきたことから、自然を敬うことはご利益を授かるためにも有効。「なるべく自然に触れて親しみ、穢さないように配慮して過ごすよう、辰年は特に意識してください。空を見上げたり滝を眺めたりして龍神様の存在を感じるだけでも、励まされたり心が穏やかになるでしょう」2、言葉を大切にすること。十二支のほかの動物は人間の言葉がわからないけれど、龍神様は何でもお見通し。いつも以上に発する言葉に気を付けて。「龍神様は常に聞いています。誰かを傷つける言葉はもちろん、その場のノリで毒舌を吐くようなことも慎みましょう。なるべくポジティブな言葉と言い方を選ぶことで、言霊として幸運が戻ってきますよ」3、天候や気候に感謝し、勝手に評価しないこと。「晴れは天気が良く、雨は天気が悪い」と捉えがちだが、天候に良し悪しはないというのが昔の人の考え。「晴れも曇りも雨も雪も、それぞれに良さがある天の恵みです。水を司る龍神様の年になったのを機に天候を評価する言葉を使うのを改めて。『お足元が悪いなか』という表現には、雨を悪者にしないゲン担ぎの意味もあります」4、個々が良くなることだけでなく、全体の幸せを願い、目指すこと。龍神様はスケールの大きな存在。広い視野を持ち、ひとつのことだけでなく全体を良くする心がけが開運につながる。「全体を改善させたり、自分だけでなく周囲の幸せを願う気持ちを龍神様は評価してくださいます。反対に『とにかくご利益が欲しい』『あの人と結ばれたい』のような欲に直結した願い事はスルーされる可能性も」5、歴史を学び、ご先祖様の想いを知ること。物事の由緒を学び、先人たちへ想いを馳せよう。神社のお参りも、来歴を知ったうえで参拝すると、ご利益の質が変わるという。「龍神様を祀る神社には伝説を紹介する看板などがありますし、神職さんにお話を聞くのもいい方法です。ご先祖様の祈りに耳を傾け、信心を大切につないでいきましょう。龍神様もそれを望まれるはず」6、歌や踊りを愛すること。龍神様は昔からお祭りが大好き。人々の歓声やハッピーな雰囲気に呼び寄せられてやってくることも。「歌や踊りを愛し楽しんでいると、龍神様も喜んでお力を授けてくれるはずです」。ダンスを習ったり、ライブやフェスなど大勢で音楽を楽しむ機会がもてたらベスト。もちろん、ひとりで歌って踊ってめいっぱい楽しんでもOK!藤本宏人さん日本の文化、歴史、世界観から30年以上「ご利益」を研究する「日本良学」代表。近著『大吉日大全』(サンマーク出版)が好評。メルマガ「ご利益1万倍のこよみメール」は毎日配信中(「こよみメール」で検索)。※『anan』2024年1月17日号より。イラスト・小林紗織取材、文・熊坂麻美(by anan編集部)
2024年01月14日・地面の守り神様?・なりきっている〜。・同化していますね。X(Twitter)に投稿された1枚の写真に、こうした声が寄せられています。写真を撮影したのは、柴犬のチョビちゃんと暮らす飼い主(@sirosibainu)さん。どうやらお散歩中のチョビちゃんが、『あるもの』になりきっている様子をとらえたようです。こちらをご覧ください!公園の地面を写した1枚と思いきや…真ん中に寝そべるチョビちゃんの姿が!歩き疲れて休憩中なのでしょうか…。白い毛が地面と同化し、じっと集中して地面になりきっているようにも見えますね。チョビちゃんは、散歩中にこうした姿をたびたび見せるといい、飼い主さんは『地面化する犬』と題してその様子を投稿しています。寝そべりながら、地底からパワーを吸い取っているようにも見えるチョビちゃん。まるで地面の守り神のような姿に、多くの人が癒されたのでした![文・構成/grape編集部]
2023年09月15日知られざる那覇を満喫する都市観光ホテル「沖縄那覇 by 星野リゾート」は、2022年3月19日から通年で、沖縄の守り神「シーサー」を楽しく見つけて詳しくなれる!「目指せシーサー通!那覇シーサーさんぽ」を実施します。「ご近所ガイド OMOレンジャー(以下、OMOレンジャー)」が、沖縄で古くから伝わる守り神、シーサーについて、独自の目線で紹介。歴史や由来についての紹介はもちろん、地面から顔を出すシーサーや、家の壁に埋め込まれたシーサーを見つけながらおさんぽします。また、作家さんを訪ねて制作秘話を聞いたり、制作過程を見学したりすることで、シーサーについて楽しく知ることができるツアーです。背景一括りに「シーサー」と言っても、その姿や表情、質感は違い、愛着が湧くものばかり。那覇の街では、屋根の上だけでなく、ビルの上や地面や家の壁など、さまざまな場所で見かけるシーサー。作家さんから話を聞くと、沖縄で代々伝承されてきた制作の裏側や、作品に込めた想いなど、新たな発見と気付きが多くあります。今では、沖縄のお土産としてお馴染みになったシーサーについて、楽しくさんぽしながら深く知ることで、ここにしかない体験と、思い出を作ることができると思い、考案しました。特徴1OMOレンジャーがシーサーについて楽しく紹介OMOレンジャーが那覇で愛されるシーサーについて、楽しく紹介します。「2体で一対のシーサーには、雄雌がいる?」「シーサーに種類があった?」など、知ると思わず人に教えたくなる雑学や、ルーツや歴史について、独自の目線で紹介。また、地面や壁など、街のいたる場所に隠れている、可愛い隠れシーサーと写真を撮りながら、楽しくさんぽすることができます。特徴2作家さんを訪ねて制作秘話を聞く!ツアーでは、ご近所のシーサー作家さんを訪ねて、伝承方法や材料、表情や作品に込めた想いなど、深い話を聞くことができます。作家さんと顔馴染みのOMOレンジャーと訪ねることがツアー参加者の特権!作家さんと触れ合うことで、シーサーの奥深い背景を知ることができ、見え方が変わってくること間違いなしです。◆訪れる店舗一例シーサー作家天才光男(宮城光男・みやぎみつお氏)1976年那覇市生まれ天然の才能「天才」を活かし、さんご漆喰を使ったシーサーや、絵画制作のみならず、国内外で個展を開いたり、ミュージシャンのCDジャケットを手掛けたりと、幅広く活動中。近年は、2019年の首里城火災で出た瓦礫を使用した「巨大首里城福光シーサー制作プロジェクト」を立ち上げ、地域活性にも注力している。「シーサーは“つくる”ではなく“生まれる”という表現がしっくりくる。魔除けではなく、魔を浄化するもの。」と話す。見る人が元気になる、開運シーサーが人気を集めている。特徴3シーサーが完成するまでの工程を見学シーサーが誕生するまでの工程を間近で見学します。表情豊かなシーサーが、生み出されている工房で、制作過程をじっくりと見学。土を伸ばしながら成形する「手びねり」や、型にはめて成型する「型もの」などの手法があり、柄や色を含め、姿が生み出されていく様を見ることで、充実した時間を過ごすことができます。豊富な種類のシーサーから、自分好みのシーサーを見つけて、お買い物を楽しむこともできます。「那覇シーサーさんぽ」概要期間:2022年3月19日~通年料金:無料時間:10:30~12:00定員:8名*最少催行人数1名予約:OMO5沖縄那覇公式サイトにて前日17時まで受付( )対象:宿泊者備考:天候や店舗の都合により内容が変更になる場合があります。「OMO(おも)」とは ?「OMO」は星野リゾートが全国に展開する都市観光ホテルブランドです。ブランドコンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」。地域と一体となって街を楽しみ尽くす旅を追求しています。全てのOMOで、街歩きをサポートするGo-KINJOサービスを展開。2022年春までに、OMO3東京赤坂、OMO7大阪の開業を予定しており、全国各地の11施設から「都市観光」の楽しさを発信していきます。▼OMOをもっと詳しく知りたいなら▼ <最高水準のコロナ対策宣言>星野リゾートでは衛星管理と3密対策を行っております。関連資料:【星野リゾート】コロナ対策まとめOMO5沖縄那覇 by 星野リゾート2021年11月1日にグランドオープンしたOMOブランド5施設目のホテル。沖縄県の中部や北部、離島にも好アクセスな拠点となる、沖縄県の最大都市「那覇」。琉球王朝時代から、独特の情緒を育んできた那覇の街全体を楽しみつくす都市観光のためのホテルです。所在地:〒900-0032 沖縄県那覇市松山1丁目3番16号電話:0570-073-099(OMO予約センター)客室数:190室・チェックイン:15:00/チェックアウト:11:00料金:1泊 8,000円~(2名1室利用時1名あたり、税込、食事別)アクセス:ゆいレール「県庁前駅」から徒歩6分・「美栄橋駅」から徒歩8分那覇空港から車で約10分(国道58号線沿い)URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年03月18日人生の先輩的女性をお招きし、お話を伺う「乙女談義」。今月のゲストは宝塚、伝説のトップスターである鳳蘭さん!ご自身には守り神がいると語る鳳さん、いったいなぜそう思うようになったのか…?第4回は、そんな不思議でありながらも感動的な出来事のお話です。幸せと不幸せは、5:5だと思います。現在75歳、これだけ長く舞台に立ってきましたが、舞台が私の天職だと思えたのは、実は70歳くらいになってから。もちろん頑張ってはいたけれど、私が舞台向きの人間だなんて、若いときにはまったく思わなかった。中学のときの友達に宝塚の話を聞かなかったら、たぶん“神戸のおばちゃん”で終わっていたと思います(笑)。ここに導いてくれた神様に、心から感謝してます、今。私は特定の宗教を信じているわけではないですが、たぶん神様はいて、一人ひとりに運命を与えているし、幸せと不幸せを5:5で配分していると思います。それに気がついてからは、つらいことがあっても「これも運命」と思えるから、腐らなくなった。与えられた運命を精一杯生きることが、大事なんですよ。ちなみに私の守り神は、私が育った神戸のジェームス山にいらっしゃる、不動明王だと思っています。そう思うきっかけになった出来事を、次にお話ししますね。みんなそれぞれ、守り神がきっといます。なぜ私が不動明王を守り神だと思っているかというと、小さいとき、母と妹とよくお参りをしていたから。昔、宝塚でまだトップにはなっていない頃、3か月近く悩んでいることがあり、どうしてもお不動様をお参りしたくなって、後輩を乗せて車で宝塚から神戸に向かいました。夜中の1時くらい、母と後輩と3人真っ暗な中、ロウソク灯してお線香を上げて拝んでいたら、後ろにいた母が、「お不動様を見て…!!」と驚きながら私に声をかけてきました。そっと目を開けると、お不動様に彫られた数珠の部分が、ピカーッと真っ白く光っていた!!もう3人とも大パニック。気がついたらロウソクもお線香の火も消えていて、あたりは真っ暗。いったいなんだったんだろうと思いながら宝塚のアパートに帰った翌日、3か月悩んでいたことが解決した。それ以来、私にはお不動様がついてるって思ってます。たぶんみなさんもそれぞれ、あなたを守っている神様がいると思いますよ。おおとり・らん1946年生まれ、兵庫県出身。’64年宝塚歌劇団入団、’70 年にトップスターに。退団後は舞台を中心に活躍。9/6~29、帝国劇場にて舞台『DREAM BOYS』に出演。※『anan』2021年9月8日号より。写真・中島慶子(by anan編集部)
2021年09月04日