テレビ東京のアナウンサーとして活躍し、3月末で退社した福田典子さん(33)が4月1日、歯科業界に特化したメディカルテック企業「株式会社SCOグループ」(本社:東京都千代田区、代表取締役:玉井雄介)に広報として入社した。SCOグループは「テレビ東京にてスポーツ・情報番組を中心に活躍したアナウンサーの福田典子氏が、広報ブランディング部COC(Chief Oral Communicator)としてSCOに参画したことをお知らせします。SCOの社員として業務に従事し国民の口腔内環境への意識向上、情報発信に寄与することが期待されています」と発表。福田さんは、立教大学経営学部を卒業し、RKB毎日放送を経て、2016年8月にテレビ東京入社。『モヤモヤさまぁ~ず2』の3代目アシスタントや、夕方の生活情報番組『よじごじ Days』のMCなどを務めた。プライベートでは、2021年にかねてより交際していた会社員の男性との結婚を発表し、同年に第1子出産を報告した。SCOグループは「テクノロジーで105年 生きるから活きるを創造する。」をパーパスに、歯科業界に特化したメディカルテック企業。歯科医院向けのクレジットカード決済サービス「Pay Light」などを提供する。4月1日からは社名を株式会社SCOグループに変更した。4月3日に都内で「福田典子COC就任会見、SCOグループ 成長戦略・新サービス発表会」を開く。■福田典子さんコメントこの度、株式会社SCOグループに広報ブランディング部COC(Chief Oral Communicator)として入社いたしました福田典子と申します。突然ですが、あなたはご自身の歯の本数を知っていますか?私はSCO玉井社長からこの質問を受けたときに、「知らない!どうしよう!日々の生活で歯の本数なんて気にしたことなかった!」と自分の歯の本数を舌で数えながら焦っていました。これまで私は、福岡のRKB毎日放送とテレビ東京で合わせて11年間、アナウンサーとして働いてきました。アナウンサーの発声方法やアスリートへの取材を通して身体の仕組みに興味を持ち、街歩きのロケで健康の大切さを、子どもが生まれて母になり健康管理の難しさを感じるようになりました。そういった中、SCOのみなさんとご縁があり、口腔環境をはじめとする健康への意識や、それをより広めることで予防診療をスタンダードにしてこの国に住むすべての人の健康増進に貢献したいという熱い想いに心動かされ、入社を決めました。ちなみに、歯の本数の正解は、親知らずを入れずに一般的に28本です。私もまだ学び始めたところですが、一本でも多く自分の歯を残すことが全身の健康に繋がります。美味しい食事、楽しい会話など、豊かにいきいきと長生きするために、ひとりでも多くの方が身近な健康を考える一翼を担えるよう、精一杯尽力して参ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
2024年04月01日6人組アーティスト・7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)が新体制を迎えることが19日、明らかになった。2019年に結成され、2021年1月に日本コロムビアからメジャーデビューを果たした同グループ。2024年1月1日の公演『[ONE,] - DUAL Endroll』にて第1章の幕を閉じ、準備期間へと移行していたが、第2章を始めていくという。「L&L’s」が所属母体となり、グループのリーダーである安井がCEOを務め、企業の経営・運営も自分たちで進めていく。同社は「『ダンスボーカル』×『バンド」という唯一無二のスタイルを持ったアーティストになるべく活動を続けていくなかで数多くのステークホルダーの皆様からご協力をいただきましたが、改めて7ORDERらしさを突き詰めたいと考えたときに、自分たちが主体となって進めることが最善であると判断しました」とコメント。新体制の下で進める第2章では、「社会をあっと驚かせ、ファンの皆さんをもっと幸せにできるようなクリエイティブを届けていく」としている。また、公式サイトではスタッフも募集している。○■7ORDER コメントいつも温かいご声援ありがとうございます。支えてくださるファンの皆様のおかげで、7ORDERは2024年5月22日に、発足して5周年を迎えます。ここまでの活動の中で色々な人の力を貸してもらい、グループとしても、一個人の人間としてもたくさんのことを学ばせて頂き、成長させて頂きました。世の中の大きく変わりつつある流れの中で、このタイミングだからこそ、もっと自分たちも大きなうねりをつくりたい、もっと自分たちらしい形でチャレンジを続けたい。そのために自分たちの責任で活動をしていきます。これまでサポートしていただいていた株式会社Birdmanとのパートナーシップは一区切りになりますが、このご縁もなくなる訳ではなく、エンターテインメントのさらなる発展に向けてこれからもお互いの場所からチャレンジを続けたいと思っています。ファンの皆様をお待たせしてしまっていますが、5周年を皮切りにワクワクすることを発信していきますので楽しみにしていてください!最後になりますが僕たちと一緒に7ORDERのエンターテインメントを創っていく仲間を募集します。是非あなたの力を貸してください!7ORDER一同
2024年03月19日「スズ子は(趣里)父・梅吉(柳葉敏郎)の葬儀で、産みの親である母・キヌ(中越典子)と15年ぶりの再会を果たします」(テレビ誌ライター)NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の第111話が8日に放送され、主人公・福来スズ子が実母・西野キヌと再び対面した。「昨年10月末の放送で、スズ子は出生の秘密を知り、自分の本当の母親がツヤ(水川あさみ)ではなく、キヌであることを知ります。ドラマのキーパーソンであることから、03年の朝ドラ『こころ』でヒロインを演じた中越さんが起用されました。実は、今回の中越さんのキャスティングは『こころ』に大きな関わりがあるのです」(NHK関係者)さかのぼること21年前、中越は『こころ』で、事故で亡くなった夫の連れ子を引き取り、浅草のうなぎ屋「きよ川」の若女将としても奮闘するヒロインを好演。平均世帯視聴率は21.3%を記録する人気朝ドラとなった。「そんな中越さんの母親役を演じたのが、趣里さんの実母である伊藤蘭さんだったのです。それから約20年、今度は中越さんが趣里の実母を演じるという“朝ドラの縁”。SNSでは《縁を感じる》《スタッフの粋な計らいっぽい》といった声が上がっていました」(前出・テレビ誌ライター)テレビウオッチャーの桧山珠美氏はこう語る。「『ブギウギ』は、趣里さんと同じく“2世”であるキングカズの息子・三浦獠太をマネージャー・タケシ役として起用したり、共演シーンこそありませんが、なだぎ武さんと友近さんというかつて恋人同士だった二人を登場させるなど、キャスティングに遊び心を持たせています。今回、中越さんを挟んで、伊藤蘭&趣里母娘が繋がったのは、長年、朝ドラを見て来た方々へのファンサービスの一環かもしれません。さらに、キヌの息子の名前が『ゆたか』ということで、父・水谷豊さんを連想させるというおまけつきでした」中越は私生活でも6歳の息子と5歳の娘の2児の母。最近のインタビューで、『こころ』が彼女の人生を変えたと語っている。(『CHANTO WEB』2月27日配信)《週に何回もオーディションを受けましたが、受けても受けても決まらない。スケジュールが真っ白な日が続いていくと、仕事が埋まらない恐怖も感じましたし、自分はこの業界は向いていないのかなって考えるようになっていって。もう、このオーデイションを受けてダメだったら佐賀に戻ろう!そう思って受けたオーディションがNHK連続テレビ小説『こころ』でした。『こころ』の影響は大きかったです。主演に抜擢していただいたことをきっかけに、また次のお仕事にも繋がっていきましたし、何より両親がとても喜んでくれました。元々両親は朝ドラが好きで、そこに私が出るということでやっと安心して応援して貰えたような。 今でもとても印象深いお仕事のひとつですし、周りのスタッフさんにも恵まれて今もお仕事ができています》中越が趣里の母親役を演じたのは、自分を育ててくれた朝ドラへの恩返しだったのかも。
2024年03月08日ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目の作品として、大ヒット中の映画『ゴジラ-1.0』。監督・脚本・VFXを、自身もゴジラのファンであることを公言する山崎貴氏が務め、主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じているほか、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介といった、実力派俳優陣が勢揃いしている。観客動員数 228 万人、興行収入 35.3 億円を突破している同作だが、公開前には厳しいネタバレ禁止令が出ていたとのことで、俳優陣も口々に宣伝の苦労を語るほど。公開を迎え、また12月1日には北米公開も控える今、ヒロイン・典子を演じた浜辺美波に、気になるシーンについていろいろと語ってもらった。※編集部注:本記事はネタバレを含んでいます。知らない状態で映画をご覧になりたい方はご注意下さい。○■『ゴジラ-1.0』で神木隆之介との抜群タッグを見せた浜辺美波――神木さんとの連続タッグが話題ですが、実は朝ドラ『らんまん』よりも『ゴジラ-1.0』の方が撮影が先だったとか。そうなんです。『屍人荘の殺人』以来の共演だったので、久しぶりだったこともあって、最初の会話は「コロナもありましたけど、お元気にお過ごしですか?」といった感じでした。『ゴジラ』自体、撮影期間が他の映画に比べて長かったこともあり、定期的にお会いしていましたし、続いての『らんまん』で、気が楽な関係になりました。私は緊張することも多いのですが、神木さんの器の中で好き勝手暴れまわらせてただいている感覚です。神木さんは私が静かにしていると「もっと好き勝手やっていいんだよ」「抑えなくていいんだよ」と言ってくださるくらい、視野も広くて。私がちょこまか遊んでいるくらいの方が気が楽なんだと思うので、『ゴジラ』の宣伝でもゆるくやらせてもらっています(笑)――典子は戦後の日本の状況で、偶然出会った浩一、そして戦災孤児の明子と一緒に暮らすようになります。浜辺さんは典子のことをどのような女性だと思って演じていましたか?最初は命からがら逃げてきて、赤子も一緒にいたので、浩一さんの優しさにつけ込むようなところもあって、図々しく押しかけてはいるのですが、元からそういう女性ではなくて。どこか引け目じゃないですけど、申し訳ないことをしたなという思いを持ち続けていたんだろうなと考えていましたし、ただ図々しいだけの女性に見えなかったらいいなと思っていました。生き延びるために押しかけをしたというだけだったと、後々気づいていただければうれしいです。――ご自身では、典子の心の動きについてどのようにとらえていましたか?時間がとても大きかったんだろうなと思っていて、戦後の状況の中で支え合いながら、意識をしていない中でも距離がだんだん近くなっていったのかな。明子が私たちをつなげてくれてたし、何かきっかけがあったというより、いつの間にか積み重ねで愛情が芽生えていったんじゃないかと。恋よりも愛、家族みたいな感覚になっていたのが近いんだろうなと思います。――典子は、途中で身を引こうとするようなシーンもあります。そこはとても人間らしいというか、自分たちがどういう関係なのか聞きたくても怖くて聞けなくて、一歩踏み出せない状態がずっと続いていたので、いつか答えを出さなきゃいけないのなら、自分から他の道へ進もうという決断をしたんだろうなと思いました。典子の活発なところ、強い女性なところでもありますし、きっとあのまま何も言わなかったら、おうちでずっと一緒にいられたんですけど、相手のことを思うとそうもいかなかったと考えると、苦しくなります。観ている方も、共感していただける心の動きなのではないかと思います。――言い方がちょっと軽くなってしまいますが、友達以上恋人未満のような…。そうそう、現代に置き換えると(笑)。名前のないような関係性だったと思います。そこに家族愛も入って、本当に清いんですけど、苦しくなってしまうのがわかる関係性です。――『らんまん』ともまた違ったお二人の姿ですね。『らんまん』では、おじいちゃんおばあちゃんになるまで夫婦をやりましたから(笑)。『ゴジラ-1.0』では新しい関係性を見ていただけると思います。○■「生きてこそ」という言葉を大事に――かなりハードなシーンも多かったんじゃないかなと思いました。脚本を読んだ時に、もう「本当に私できるのかな」とか、「どうやって撮るんだろう?」と不安になりました。山崎さんの脚本はト書きが多く、私の想像では限界があるので、現場に行ってからではないとわからないから、毎日ドキドキしながら撮影現場に向かっていました。撮影前日はあまり深く眠れないような、他の現場とは違う、特撮ならではのドキドキ感がありました。――電車がゴジラに咥えられ、ぶら下がらなければいけないシーンもすごかったです。撮影に向けて、鍛えていったりはしたんですか? 懸垂とか…。それが、まったく(笑)。典子自身、筋力があるわけでもないですし、「火事場の馬鹿力」として解釈していただけると助かります。実際に電車を斜めにしたり、揺らしてもらったりして撮影をしました。命がかかって、どうしても生きなければならないのなら、どんなことをしてでもしがみつくのではないかと思い必死になりながら挑みました。本当にひぃひぃ言って、「合ってますか!?」と聞きながら、監督に指導していただいて色々と挑戦でした。普段使わない筋肉を使うので、次の日には全身がバキバキになっていますし(笑)。やっている時はアドレナリンが出ているので、痛いとも思わないんですけど、いったん落ち着いてみると、普段伸びない関節が伸びているような……。これもリアルかなと思いましたし、走るシーンも色々な出来事を経て走っているから、腕をぶんぶん振って走るのも違うなと。ふだん私が過ごしているのと同じような感覚で向かっていけばいいのかなと思って撮影しました。――銀座の街もゴジラによってめちゃくちゃになってしまって、すごい迫力でしたね。恐ろしいなとは思いつつも、「わあ、すごい」と思わず見入ってしまうものがありますよね。私が好きなのが、記者さんたちが屋上にいるビルが斜めになって崩れていくところ。ジェットコースターのようだというか、本能的にヒヤッとします。どうやって撮ったのか、私もまだ聞けていないからのでわからないのですが、まさに恐怖を刺激されるシーンだと思いました。――作品のメッセージとして、反戦についても描かれていると思います。例えば戦国時代などと比べて、“戦後”を舞台にした作品は、演じる時の心持ちが違うと思っています。どの時代にも戦いはありますが、まだ傷が癒えていない時代だからこそなんだろうな、と。傷が癒えていない時代のことだからこその緊張感があって、その時代の人物を演じると、本当に心が苦しくなることに気づきました。今回演じるにあたっては、「生きてこそ」という言葉を大事にしていました。生きてこそできることがあるし、生きているからこそ新たなスタートラインに立てると思うので、その気持ちで厳しい時代を生き抜いていかなければいけないんだという気づきがありました。コロナ禍で苦しい中で撮影をして、公開の時には、世界がまた苦しんでいるという難しい状況で、きっと監督も、今に送り出したい映画として作っているでしょうし、一観客としてもメッセージ性を受け取れる映画だなと思いました。■浜辺美波2000年8月29日生まれ、石川県出身。2011年、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでニュージェネレーション賞を受賞し芸能界入り。以来様々な作品で活躍し、近年の主な出演作に『君の膵臓をたべたい』(17年)、『アルキメデスの大戦』『屍人荘の殺人』(19年)、『思い、思われ、ふり、ふられ』『約束のネバーランド』(20年)、『シン・仮面ライダー』(22年)、ドラマ『私たちはどうかしている』『アリバイ崩し承ります』(20年)、『ドクターホワイト』(22年)、連続テレビ小説『らんまん』(23年)などがある。公開待機作に映画『サイレントラブ』(2024年1月26日公開)がある。
2023年11月30日“マエノリ”の愛称で親しまれている前田典子さん(57)は年齢を感じさせないエイジレスな女性と人気を集めています。先日、自身のインスタグラムに黒のワンピース水着姿を公開し反響を呼んでいるようです。早速チェックしてみましょう! 黒の大胆デザインのワンピース水着姿にファン興奮 この投稿をInstagramで見る マエノリ 前田典子 Noriko Maeda(@maenorichang)がシェアした投稿 「#春の沖縄#夏気分#紫外線はお肌の大敵だけど...まーえーかちょっとぐらいせっかくの沖縄やもん」とプールで寝そべりショットとプールで楽しそうにはしゃぐ動画を公開。大胆デザインの水着を着たマエノリさんの美ボディに注目が集まっていて、「今までで一番攻め込んだ水着とちゃいますか!」「凄いなぁ。同い年ボディとは思えない」「美しすぎます♡」とコメント欄に称賛のコメントが相次いで寄せられておりました。エイジレスな魅力で輝き続けるマエノリさんから目が離せないですね!あわせて読みたい🌈「セクシー」「グラビアでも女神」白ビキニで美ヒップ披露!小嶋陽菜さんのグラビア動画にファン悶絶
2023年05月11日「またあの快感が味わえます!」リサイタルに、そしてオーケストラとの協奏曲に、ソリストとして幅広く活躍する小川典子が1年ぶりに歌曲に挑む『歌曲でめぐる世界~ことばと愛~』。もちろんピアニストが歌うという意味ではない。隠岐彩夏(ソプラノ)と寺田功治(バリトン)との共演でシューマン《詩人の恋》(全曲)など世界のさまざまな歌曲を演奏する。かねてからずっと歌曲のピアノを弾きたいと考えていたという彼女だが、「器楽と声楽では住む世界が違う」と、なかなか歌との接点を見つけられずにいた。念願叶って、市原愛(ソプラノ)とともにシューマン《女の愛と生涯》を中心とする歌曲リサイタルを実現したのが1年前の2月だった。「その終演後の舞台裏で、プレトークをお願いした音楽評論家の奥田佳道先生を中心にすっかり盛り上がりまして(笑)。私のピアノが声楽との共演にすごく合っているとおっしゃってくださったんです。歌に寄り添いつつ、ピアノが主張する場面でも逸脱した表現にならずに、まずまず合格だったのかなと思います。その時すでに、次は《詩人の恋》という話が出ていたんです」《詩人の恋》は通常男声が歌う歌曲集。共演者としてまっさきに名前が浮かんだのが寺田だった。初共演ではあるが、寺田はかつて、小川が教授を務める英国ギルドホール音楽院で学んでおり、旧知の仲。「直接交流があったわけではないのですが、同じ東京音大出身ということもあり、彼の存在は当時からよく知っていました。ギルドホール音楽院のオペラ科はイギリスでものすごく有名で、学内でもオペラ科の学生が歩くとみんなが振り向くぐらい注目されているんです。寺田君はその中でも目立っていましたから」そして、ぜひ華やかな女声にも歌ってもらいたいと、目下大躍進中のソプラノ隠岐の出演が決まった。彼女はシューマンの歌曲研究で博士号を取得しているスペシャリストでもある。「そうしたら彼らはすごく仲がいいということがわかって、私もうれしかったですね(※2016年の日本音楽コンクールでは二人が競い合い、隠岐が第1位に、寺田が第2位に輝いている)。隠岐さんが加わってくださったことで選曲に広がりも出て、二重唱も歌ってもらえることになりました」「ことばと愛」という公演タイトルどおり愛の歌が並ぶプログラムは、前半が寺田の《詩人の恋》。後半に隠岐が加わり、彼女のドイツ歌曲や、寺田の歌う英国のジェラルド・フィンジとラフマニノフのロシア歌曲。さらに二人のフランス歌曲や武満のソングを含む日本歌曲。最後に歌われるシューマンやメンデルスゾーンの二重唱曲を聴く機会は案外少ないから、これは貴重だ。「プログラムを決めるのは非常に大変でした。お二人ともとても喜んでくれて、特に寺田君がたくさんの曲を候補に挙げてくれたんです。『とりあえずこんな感じですかね?』と送ってもらったのが、とりあえずどころか膨大なリストで。ものすごく削ってやっと収まりました。面白かったのは寺田君が、ソロで弾いている私のことを、『単体で弾いている人』という言い方をするんですね(笑)。その“単体ピアニスト”との共演だからこそこれが歌いたいということを考えて曲選びをしてくれたので、ピアノがチームの一人として大きな役割を担わせてもらえる選曲になっていると思います」なお、先述の小川の言葉にあるように、この歌曲シリーズ第2弾が実現するきっかけを作ったとも言えるのが奥田佳道氏。今回はプレトークだけでなくコンサート本編にも出演して、曲間に作品解説を担当する予定だ。歌曲のどんな魅力がソロ・ピアニストに“快感”をもたらしているのだろう。「やはりまず言葉ですね。器楽ではありえない、直接言葉で訴える表現。器楽奏者からすると、毎日の練習から“言葉”とともに生きているというのは、もはやひとつの感動です。そこに自分の声を吹き込んでいくのはどういう感覚なのでしょうね。その言葉の流れにピアノをつけていくのは、ピアニストにとって深い喜びを得ることができる音楽作りです。このあいだ3人でZoomで打ち合わせをした時にも、寺田君と隠岐さんが言葉や発音について、実は英語の発音を歌に乗せるのが一番難しいとか、いろんな会話で盛り上がっていらして、そういうことを聞けるのも私は楽しみ。普段は聞けない声楽家同士ならではのやりとりがとても興味深いです。そして呼吸も。もちろん器楽演奏にも通じることなのですけれども、どの言葉に重きを置いてどこでブレスするのかというのは声楽特有。特にピアノは呼吸感の少ない楽器だから、歌の呼吸はすごく勉強になります。あとは、メロディの大切さをあらためて感じますね。もちろんピアニストもみんなそれはわかっているのですけれど、ピアノを勉強していると、上級クラスの難しい曲を弾くぐらいの時期から、すべての音をしっかり、はっきり弾こうと意識するあまり、結果として全部が平板になってしまうということが多々あるんです。その時に、どこにメロディがあって、どの音が伴奏なのか、バランスよく音の優先順位を理解するのには、歌曲を経験するのが一番いい勉強になる。学生や若いピアニストの皆さんも絶対に経験したほうがいいと思います」会場のミューザ川崎シンフォニーホールは1,997席の大規模ホールだが、親密さが求められる歌曲でも歌いやすいと、歌手たちに好評なのだそう。「歌っていてとても気持ちがいいと、声楽家の方々がみなさん口を揃えておっしゃいます。ミューザ独特のフレンドリー感というか、広いけれども、お客さんを近く感じることができる、独特の雰囲気を持っていると思います。やはり音響がいいということはとても大切で、声がちゃんとお客様まで届くので、そのことはあまり心配していません。バランス的にも、私があまり萎縮して小さく弾く必要はないと思います」歌曲について、声楽との共演について語る彼女は実に楽しそう。並々ならぬ“歌曲愛”を感じる。その愛の深さゆえか、仲のいい友人であるピアニストのキャサリン・ストット(ヨーヨー・マの名共演者として知られる)がソプラノ歌手と《冬の旅》を演奏すると聞いた時には、羨ましすぎて嫉妬さえ覚えたのだと笑う。「それを本人に伝えたら、あなたもやったほうがいいわよ!と言われました(笑)」歌手たちとの共演で多くのものを受け取っているという彼女。一方で、器楽奏者の視点からの歌曲へのアプローチもまた、声楽家たちにさまざまな刺激を与えているのは間違いない。公演ではその相互の化学反応が、3人の歌となって立ち上ってくる瞬間に出会えるはず。必聴だ。2022年2月に開催された『女の愛と生涯』の模様 (c) Tomoko Hidaki『歌曲でめぐる世界~ことばと愛~』2月25日(土) 14時開演ミューザ川崎シンフォニーホールバリトン:寺田功治ソプラノ:隠岐彩夏ピアノ:小川典子奥田佳道(音楽評論家)曲目・演目<ドイツ歌曲>シューマン:詩人の恋 op. 48(寺田)シューベルト:アヴェ・マリア D. 839(隠岐)モーツァルト:すみれK. 476(隠岐)ブラームス:子守歌 op. 49-4(隠岐)<英国歌曲>フィンジ:花輪を捧げようop. 18から抜粋(寺田)<ロシア歌曲>ラフマニノフ:いや、お願いだ、行かないでop. 4-1(寺田)ラフマニノフ:美しい人よ、私のために歌わないでop. 4-4(寺田)<フランス歌曲>ドビュッシー:艶なる宴Ⅰから月の光(寺田)フォーレ:秘密op. 23-3(隠岐)<日本歌曲>村下孝蔵:初恋(隠岐)武満徹:小さな空(寺田)■チケット情報文:宮本明
2023年01月12日●濃密な共演、戦友が来てくれた心強さ東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」シリーズの最新作、映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』(11月18日公開)が現在公開されている。同シリーズの第2弾として制作された映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(2020年7・8月上演)の続編にあたり、「ムビ×ステ」企画の中でも初のシリーズ化となる。江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)の活躍を描く同作では、6月に舞台『死神遣いの事件帖 -幽明奇譚-』を上演。公開された映画『-月花奇譚-』では、新たに北村諒演じる空真が暗躍し、おなじみコンビが記憶のない少女・ハナ(乃木坂46・清宮レイ)と出会い、江戸を襲う腐乱人の謎に迫ることとなる。今回は、鈴木拡樹、安井謙太郎、北村諒の3人にインタビューし、互いの印象や仕事についての話なども聞いた。○■実は一方的に「見ていた」ところも――今回作品のキーとなる御三方がそろったということで、ぜひ互いに役者としての印象を伺えれば嬉しいです。北村:僕は今回の作品に初参加だったんですけど、拡樹くんとは付き合いが長いので心強さがありました。安井くんとは初めてお会いしましたが、共演シーンがないのであまりお話する機会も多くなく、もっと絡みたかった気持ちはあります。前作も含めて映像で一方的に見てはいたので、もっと一緒のシーンがあったら嬉しかったなと思いました。安井:同じくです! 撮影も遠目で見ていました(笑)。殺陣のシーンではちょこちょこ十蘭の声を入れるところがあるんですけど、それも遠くからだったので……。鈴木十蘭が刀に変化していて、本人が出ていない立ち回りのシーンも、安井くんは現場にいてくれたんだよね。北村:現場にはいるんですけど、距離を感じる……。安井:カメラに入っちゃいけないから(笑)。自分で居場所を探すので、どこにいたらいいのか、難しいんですよ。そんな感じで遠くから見てたので、今日初めてきちんと顔を合わせてお話させてもらったくらいで、一方的に空真として見ていて、かっこいいなと思っていました。仮面を外す時も、かっこよくて。鈴木色気がね~!安井:そう、色気がすごくて! あと顔がすごく小さくて、あの仮面は特注だっただろうなと思いました(笑)。本当にかっこよくて、僕ももっと同じシーンで共演したかったな。――鈴木さんはお二人についていかがですか?鈴木安井くんとは前作の映画が初めてで、共演回数は1度ですけど、濃密な共演でした。この「ムビ×ステ」という企画で、シリーズ化されるのは『しにつか』が初めてなんですよね。毎回単発作品のように楽しめるという点でもシリーズ化に向いていると感じていたので、また一緒にできたことがすごく嬉しかったです。逆に、きたむー(北村)とは、もう付き合いが10年くらいになる?北村:いや、まだ7~8年くらいじゃないかな?――それはもう、ほぼ10年じゃないですか?北村:ほぼほぼ、そうですね(笑)。僕が今年役者10年目なので、僕の役者人生のほとんどを共に過ごしています。鈴木共演していた作品もシリーズものが多かったりして、一緒に支えてきたことがあるきたむーが、この先シリーズが続いていくかがかかっているような第2弾の、要となる役に来てくれたのは、すごく嬉しいことでした。戦友が来てくれた心強さを感じつつ、また今回初めて敵対する役なので、そういう楽しさとかも感じて演じられました。――先日行われていた『ACTORS☆LEAGUE in Basketball 2022』では、御三方そろわれていたように思います。北村さんは選手、安井さんは前半戦の副音声、鈴木さんは後半戦の副音声で参加されていたのかと。鈴木あの場にいた面子です(笑)。ただ、選手には会えてないんですよ!北村:そう、僕は2人に会えてないんです!安井:見てました、一方的に!北村:一方的に見られてました!(笑)鈴木僕たちはね、実は裏で……。安井:実はお会いしてて(笑)。副音声の前半をやらせていただいたんですが、後半担当に拡樹くんたちがいるから安心でした。何やっても後で締めてくれるだろうという気持ちで好き勝手やって。その後の拡樹くん達のコメントも聞いたんですけど、ちゃんとバスケをわかってる解説をされていて……。鈴木へえ~! 聞いてたんだ?安井:ちゃんとバスケの解説してる! と思って聞いてました。僕ら、選手の髪型の話とかしてたから(笑)鈴木僕らは逆に、前半のコメンタリーがめちゃめちゃ盛り上がってたというプレッシャーを受けた状態でした。なんかしゃべんなきゃ! みたいな(笑)安井:そんなことはないです!(笑) 本当に試合がわかりやすいコメントでした。●再会シーンの気持ちは…○■映画ではあえて“いつも通り”――幻士郎は前作で命が尽きてしまい、舞台版で戻ってきてからの今作となります。バディとなる十蘭との再会について映画では改めて描かれてはいませんが、そのつながりについてはいかがでしたか?鈴木十蘭と再会した瞬間は舞台の最後に描いてはいたんですが、そこからどういう経緯があって、どのぐらいの期間があってこの映画につながるかは、明確に描かれていない。ただお互いの生活がまた元に戻ってきてる流れからの映画の導入かなと思っていました。――現在配信されている『死神遣いの事件帖 -幽明奇譚-』特別配信版では、実は舞台に出ていなかった安井さんが参加して新たに再会シーンを撮っているとのことで、そこの感情はどのようなものだったのでしょうか?鈴木気持ち的には、すごい高ぶっていました。だけど、お互いのやり取り的にはいつも通りという、その感覚をかみしめるような再会でしたね。安井:僕は公演の後半にお邪魔して、特別版の撮影という形で参加して撮っていたんです。あれ、すごくいい感じでしたよね。でも拡樹くんが言っていたように、映画では単発作品としてどこからでも皆様に楽しんでいただけるよう、あえて幻士郎と十蘭のやりとりが“いつも通り”のところから始まっているのかなって、勝手に思っていて。シリーズものだからこその「ここから観てもわかるのかな」と気になる声もあると聞いたので、今作から観てもわかるくらい、いい意味で削ぎ落とされているな、そこも狙いなのかなと思っていました。鈴木たしかに、死神遣いと死神の関係性と設定を冒頭で説明するので、どの回からも観ていただけます。――北村さんはそこに新たな要として参加することについてはいかがでしたか?北村:第2弾で大事な作品だと思いますし、そういうプレッシャーもちろんあったんですけど、それ以上に俳優として楽しく参加させていただいたんです。もちろん、安心するメンバーというのもありましたし、拡樹くんと対峙するところは個人的にも楽しみな、やりがいのある役どころでもあったので、「ぶち壊しに行くぞ」みたいな(笑)。幻士郎と十蘭たちをぶっ潰してやろう! みたいな気持ちで、すごくのびのびと挑ませていただきました。――役としてもかなり楽しそうでしたね。北村:楽しかったです(笑)。ずっといろいろと企んで……ただ寂しかったのは、いっぱいキャストがいるのに、あんまり皆さんに会えなかったんですよね。孤独な時間が多かったので、そこだけは少し残念でした(笑)○■互いの仕事についての印象は――座長、リーダーとして真ん中に立つことも多いお三方だと思いますが、お互いの仕事について思ったこと、聞いてみたいことなどありますか?鈴木ええ!? あんまりどういう風にしているとか聞いたことがなくて、気になる側かも。北村:拡樹くんはプライベートの“プ”の字も出さないから、全然わからないところがすごい! 安井くんについても今回初めてだし、撮影時は物理的な距離もあったので、僕も聞きたい側です(笑)鈴木僕は、安井くんに聞きたかったんだけど……今回7ORDERが主題歌とかも作ってるじゃない? そういうのって、作品に出演した後で作ってるの?安井:出演した後で作ってます!鈴木安井くん的に、「作品がこういう終わり方だから、エンドロールでこういう歌にしたいな」みたいな気持ちがあるの?安井:そうですね。監督にも「どういうイメージですか?」みたいな感じで聞いたんですが、今回は曲自体の自由度が高かったんです。中高の同級生が「Tempalay」というバンドでドラムとして活動していたので、一緒に作ってくれないかとお願いしました。作品的に和の要素を入れたいなと思った時に、「Tempalay」の藤本が得意だったんです。それで彼に映画の内容も話して、個人的に「ここが芯かな」と思うところも伝えながら曲を作ってもらって、こちらは詩を書いて共作のような形になりました。鈴木テーマ曲の作成に触れたことがないから……そうやって話してるんだ!?安井:そうなんです!(笑) 話して話して、みたいな感じで。鈴木作品に出ている人間が担当すると、そういうところが面白いですよね。演じているから、世界観とか知ってるし、自分のコネクションの中から「もしかしたら合うかもしれない」っていう人に声かけるなんて、なかなかないよ!安井:僕もまさか中学の同級生と仕事をするなんて、思わなかったです(笑)。彼もすごい気合い入れて張り切ってくれて、いいつながりをいただけました。でも僕は拡樹くんに対して、すごいなと思ってますよ! 舞台も観に行かせていただいて、映画の後にとんでもない公演数をやっているのに、ブレないという印象がすごい。北村:その印象は、全く同じかもしれない!鈴木でも、日によって公演でのブレは大きいタイプだよ。だから自分の中で舞台と映像は全く違って、舞台はその日起きちゃったアクシデントもあったりするものだから、それ込みでその回はこういう人生だったと思えるし、その場でやり取りしていく流れが面白い。安井:それも素敵なんですが、僕が拡樹くんに思う“ブレない”って、そういうアウトプットというよりも、本人の軸みたいなところなんですよ! 京都の撮影所も、めちゃくちゃ寒かったりするじゃないですか? たぶん体はめちゃくちゃ冷たいんですけど、拡樹くんは笑顔なんです! 大丈夫だと思わせてくれる何かがそこにある。北村:本当にそう! 僕としては今回、気を回さなくていいメンバーだなという印象がすごくありましたね。下手に心配する必要がないと言うか、自分の思いを持ってやりたいことや思ってることをそのままぶつけても、絶対に返ってくる方たちで。――安心感のある方たちが集まっていたと。北村:こちらの投げたものを受け取って一緒にやってくれるという信頼感が強かったので思い切りの良さを出せる部分が大きかったです。――ちなみに「7ORDERのライブに行ってみたいけど、若い子ばかりかも…」と迷っている方の反応を見たことがあるんですが、仕事でも趣味でも年齢などで気後れしてしまうような人へのエールをいただけないでしょうか?安井:僕は、『最高の人生の見つけ方』という映画が好きなんですけど、自分のやりたいことを書いて、それを一つ一つクリアしていくようなエネルギーって、どんな時でも残ってるものなのかなと思っていて。それから、以前タクシーに乗ったら、運転手さんが「俺はもうおじさんなんだけど、もっと勉強しておけばよかった」と話しかけてくださったことがあり、何歳になってもまだ「やっておけばよかった」と思うことがあるんだなと思ったんです。他の方がそう思うことも応援したいし、やっぱりやっといて後悔することは基本ないのかな? と思います。何事も思い立ったが吉日じゃないですけど、絶対に「ああ、やっときゃ良かった」と思うことの方が多いんだろうなと思うと、恐れずにチャレンジしてほしいなあと思いました。北村:人生の教訓をもらえましたね!安井:僕もがんばろう、サボらないで楽器練習しようって思いました!(笑)■鈴木拡樹1985年6月4日生まれ、大阪府出身。2007年、テレビドラマ『風魔の小次郎』で俳優デビューし、2008年、『最遊記歌劇伝 -Go to the West-』で初主演を果たす。以来舞台『弱虫ペダル』(12~)シリーズ、舞台『刀剣乱舞』(16~)シリーズなどで活躍し、2.5次元界を牽引。近年はミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』(21年)、「バクマン。」THE STAGE(21年)、舞台『アルキメデスの大戦』(22年)、『映画刀剣乱舞-継承-』(19年)、映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(20年)などに出演する。ミュージカル『SPY×FAMILY』(2023年3月~)、『映画刀剣乱舞-黎明-』(23年公開)を控える。■安井謙太郎1991年7月21日生まれ、神奈川県出身。2019年に発足した7ORDER projectのメンバーとして活躍する。主な舞台出演に舞台『7ORDER』(19年)、『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle-』Rule the Stageシリーズ(22年~)など。7ORDERメジャー4thシングル「Growing up / 爛漫」が発売中。2023年春 7ORDERのアルバム発売、ホール&アリーナツアーを控える。■北村諒1991年1月25日生まれ、東京都出身。2012年から俳優としての活動を始め、舞台『弱虫ペダル』シリーズ(14年~15年)、舞台『刀剣乱舞』シリーズ(16年~)、「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stageシリーズ(19年~)など人気シリーズに出演。メディアミックスプロジェクト『Paradox Live』や、ゲームアプリ『あんさんぶるスターズ!!』などで声優も務め、『あんさんぶるスターズ!!』では舞台シリーズにも出演する。
2022年11月23日映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』(11月18日公開)の公開初日舞台挨拶が7日に都内で行われ、鈴木拡樹、安井謙太郎(7ORDER)、北村諒、清宮レイ(乃木坂46)、柴崎貴行監督が登場した。同作は、東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」第2弾として制作された映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(2020年7・8月上演)の続編。江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)の活躍を描く。お調子者の幻士郎を演じた鈴木は「普段気にしすぎなところがある人間かもしれないけど、あれだけ開放的な役ですから、全て取っ払って自然に生きるのはいいなと毎回感じていました」と楽しんでいた様子。安井が「拡樹くんは普段は穏やかな、神社みたいな人なので、もう本当に、ありがたい」と拝むと、北村も「すごいわかる!」と同意していた。主題歌「爛漫」を7ORDERが担当し、メンバー7人で作詞も務めたということも話題に。安井は「今回はみんなで1回歌詞を作ってきて、それを俺が全部預かって、いいワードをチョイスしたりするという、初めての作り方だったので、新鮮でしたね」と振り返る。「ムビ×ステ」シリーズの第4弾『漆黒天』には7ORDERのメンバーである長妻怜央も出演していたため、長妻の詞はどうだったかという話題になると、安井は「作詞センスが1番あるのは長妻なんじゃないかなってくらい面白いワードがあったりするんですよね」と誉めつつ、「『爛漫』には入ってないかもしれない……落選してるかもしれない、すいません!」と会場の笑いを誘った。また、「幻士郎に解決してほしいこと」という話題では、「書類の整理。ちょうど今、年末調整とか、あるじゃないですか。保証書とか、どこいったかわかんなくなっちゃうんですよね。おすすめのファイルがあったら教えてほしい」(安井)、「19になったし、大人っぽいお洋服を着たい」 (清宮)、「忘れ物が多い」(北村)と話題が広がる。忘れ物の話題から、付き合いの長い北村が「拡樹くん、結構ケータイを忘れる!」と指摘すると、鈴木も「忘れますね。充電器差したままの状態で、家に帰って初めて気づく」と苦笑。さらに鈴木が解決してほしい悩みとして「東京に来てから、2回、鍵なくしてます。その鍵が今どこにあるかを知りたい。なんかもやもやがなくなるじゃないですか」と希望すると、安井が「今、つけたら場所がわかる便利なやつあるじゃないですか」と提案。しかし、北村が「拡樹くん、位置わかってもケータイ持ってないから!」とつっこんでいた。
2022年11月18日映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』(11月18日公開)の完成披露試写会が7日に都内で行われ、鈴木拡樹、安井謙太郎(7ORDER)、北村諒、清宮レイ(乃木坂46)、崎山つばさ、松本寛也、陳内将、小林亮太、柴崎貴行監督が登場した。同作は、東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」第2弾として制作された映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(2020年6月公開)、舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(2020年7・8月上演)の続編。江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)の活躍を描く。鈴木は「嬉しいことに、我々だけじゃなくて、スタッフさんの方からも『続編をやりたいね』という話が出ていたもので、その気持ちが届いて皆さまが望んで下さったから完成しました」と感謝し、安井は「前作の時は(コロナ禍で)舞台挨拶で皆さんに直接お会いする機会がなかったので、2作目にしてやっと皆さんに直接お会いできるのが本当に嬉しい」と喜ぶ。実際に観客を前にして「緊張します」という安井は、「なかなか着ないピッとしたの(衣装)を着て、ピカピカした靴履いたら、緊張しますよ」と訴えていた。映画版では幻士郎(鈴木)と十蘭(安井)のコンビが描かれるが、舞台版ではそれぞれ別の相手ともコンビを組んでおり、安井とのタッグが復活したことについて、鈴木は「嬉しかったですね。冒頭から『この感覚!』というのをすごく受けました。僕が小林亮太くん演じる亞門と舞台を一緒にやってたんですけど、十蘭と性格が真逆と言っていいくらいだったので、飴(亞門)をもらった後に鞭(十蘭)をもらい、懐かしいというか、ちょっと違う快感が生まれた」と明かす。一方、安井は「僕は(舞台で)つばさくんと一緒にやらせていただいたので、今回幻士郎と一緒になって、なんかちょっと気まずい! 『浮気がバレた』みたいな。ソワソワしてましたね」と苦笑。崎山は「それは僕もすごく思ってましたよ。目の前で今の彼女と前の彼女がマッチアップして、俺からしてみたら謙ちゃんが元カノみたいになって、全然違う彼女来て……」と陳内が演じる死神・百目鬼について言及すると、陳内も「一瞬だけ相手されたの」と乗っかる。安井が「そういう楽しみ方もできると思います」とフォローすると、崎山は「ラブコメとしてね」と答え、会場の笑いを誘っていた。また今作から新たな死神役として参加した小林は「どういう感じでいこうかなとけっこう迷いがあって。舞台挨拶でも動きが変だと言われたんですけど、動物的な感じ、浮遊感を大事にやらせていただいた所存です」と振り返る。鈴木との死闘を繰り広げた北村は「しっかり戦いましたね。練習の時間はそんなになかったのでドキドキしたんですけど、相手が拡樹くんだったので、勝手知ったる仲で安心感がありました」と語る。「拡樹くんをぶっ倒そうとするのはなかなかできないことなので、いい経験でした」と楽しんでいたようだった。
2022年11月07日ソリストとして活躍するピアノの小川典子が、ずっと温めてきたという歌曲公演のプランを、ホールアドバイザーを務めるミューザ川崎で実現する(2022年2月26日(土))。歌うのはソプラノの市原愛。公式には初共演のふたり。しかし実はプライベートで一曲だけ合わせたことがある。11年前のミュンヘン。留学生だった市原が、ミュンヘン国際コンクールの審査員を務めた小川を訪ねた際、小川が誘ってR.シュトラウス〈献呈〉を歌った。今回演奏するのもドイツ歌曲プロ。シューマン《女の愛と生涯》を軸に、もちろんふたりの出会いの〈献呈〉も。小川「溌剌とした声がとても印象に残っています。音楽的にも人間的にも波長が合わないと共演はできませんから、今回は、ぜひ市原愛さんと!とピンポイントでお願いしました」市原「コンサートを全部ドイツ歌曲で構成させてもらえることはなかなかないんです。特に大ホールで歌曲を歌うのはドイツでもあまりない機会。《女の愛と生涯》はソプラノにはちょっと低い音域なので、テンポなどもその広い空間で中音域をうまく響かせることに注意しながら曲作りしていきたいと思います」小川「高い声をお持ちの愛さんが、その“秘密兵器”を出すことなく、低めの声でずっと歌っていくわけですね。私はクラリネットとのデュオをずっとやっていて、シューマンは《幻想小曲集》など、音色をくぐもらせるために、華やかなB♭管の楽器でなく、わざわざA管を使うことが多いんです。それと似ていますね」市原「はい。シューマンはドラマティックな声の美しさより、しゃべるのに近いニュアンスで、歌詞を率直に聴かせたかったのではないでしょうか」小川は歌曲の魅力を、「声楽とピアノが頬を寄せ合うような息づかい」と語る。小川「そこが器楽の共演とは決定的に違うところです。しかも息が直接言葉になるのは声楽ならでは。ズキン!とするような大切な言葉がメロディのどこに来るのかとか、そのドラマの一部に私も一緒にいられる、一緒に旅をすることができるのが醍醐味です」市原「典子さんは外国語にも精通していて、言葉の流れを敏感に感じ取ってくださるので、歌手としてはありがたい存在です」公演では、歌詞訳や曲紹介の朗読(江原陽子)も入って聴衆をフォローしてくれる。ぜひプログラムの対訳から目を上げて、舞台上の二人の息づかいを感じながら、ピアニスト小川典子が魅せられた歌曲の世界を共有したい。(宮本明)ホールアドバイザー小川典子企画女の愛と生涯2022年2月26日(土) 14時開演13:20~13:40プレトーク出演ソプラノ:市原 愛ピアノ:小川典子朗読:江原陽子プレトーク出演:奥田佳道(音楽評論家)チケット情報
2021年12月30日ソリストとして活躍するピアノの小川典子が、ずっと温めてきたという歌曲公演のプランを、ホールアドバイザーを務めるミューザ川崎で実現する[2022年2月26日(土)]。歌うのはソプラノの市原愛。「ホールアドバイザー小川典子企画女の愛と生涯」のチケット情報はこちら公式には初共演の二人。しかし実はプライベートで一曲だけ合わせたことがある。11年前のミュンヘン。留学生だった市原が、ミュンヘン国際コンクールの審査員を務めた小川を訪ねた際、小川が誘ってシューマン〈献呈〉を歌った。今回演奏するのも、シューマン《女の愛と生涯》を軸にしたドイツ歌曲プロ。小川「溌剌とした声がとても印象に残っています。音楽的にも人間的にも波長が合わないと共演はできませんから、今回は、ぜひ市原愛さんと!とピンポイントでお願いしました」市原「コンサートを全部ドイツ歌曲で構成させてもらえることはなかなかないんです。特に大ホールで歌曲を歌うのはドイツでもあまりない機会。《女の愛と生涯》はソプラノにはちょっと低い音域なので、テンポなどもその広い空間で中音域をうまく響かせることに注意しながら曲作りしていきたいと思います」小川「高い声をお持ちの愛さんが、その〝秘密兵器〟を出すことなく、低めの声でずっと歌っていくわけですね。私はクラリネットとのデュオをずっとやっていて、シューマンは《幻想小曲集》など、音色をくぐもらせるために、華やかなB♭管の楽器でなく、わざわざA管を使うことが多いんです。それと似ていますね」市原「はい。シューマンはドラマティックな声の美しさより、しゃべるのに近いニュアンスで、歌詞を率直に聴かせたかったのではないでしょうか」小川は歌曲の魅力を、「声楽とピアノが頬を寄せ合うような息づかい」と語る。小川「そこが器楽の共演とは決定的に違うところです。しかも息が直接言葉になるのは声楽ならでは。ズキン!とするような大切な言葉がメロディのどこに来るのかとか、そのドラマの一部に私も一緒にいられる、一緒に旅をすることができるのが醍醐味です」市原「典子さんは外国語にも精通していて、言葉の流れを敏感に感じ取ってくださるので、歌手としてはありがたい存在です」公演では、歌詞訳や曲紹介の朗読(江原陽子)も入って聴衆をフォローしてくれる。ぜひプログラムの対訳から目を上げて、舞台上の二人の息づかいを感じながら、ピアニスト小川典子が魅せられた歌曲の世界を共有したい。(取材・文:宮本明)■ホールアドバイザー小川典子企画 女の愛と生涯日程:2022年2月26日(土) 14:00開演会場:ミューザ川崎シンフォニーホール (神奈川県)
2021年12月21日7人組アーティストの7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)が26日、東京・TACHIKAWA STAGE GARDENにて、7ORDER LIVE TOUR 2021-2022 「Date with.......」をスタートした。今年3度目のツアーとなるライブでは、メジャーデビュー曲「LIFE」や、ORANGE RANGEのNAOTO・HIROKIが楽曲提供をした「SUMMER様様」などを披露。さらに2022年2月にリリースされる2ndアルバム『Re:ally?』から「agitate」を始めとして新曲も多数披露し、客席のファンはコロナ禍で歓声の代わりにオリジナルペンライトを振って応えた。リーダーの安井は「まだまだ色々なことが難しいご時世ですが、来れない方、来ないという選択をした方もたくさんいると思います。その人たちの分までこの空間を楽しむことが僕たちに今、できることだと思います。また次会う時も体も心も元気で必ずまた会いましょう」とツアー初日の幕が降りた。同ツアーはファイナルの2022年2月27日 国立代々木城第一体育館公演まで全国13カ所にて開催される。
2021年11月28日●メンバーのことを知りたいなら、誕生日動画7人組アーティスト・7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)が、メジャー1stシングル「雨が始まりの合図 / SUMMER様様」、LIVE DVD/Blu-ray『WE ARE ONE』を7月7日にリリースした。同グループは2019年に結成され、今年1月に日本コロムビアからメジャーデビュー。日本武道館公演を皮切りに行われた1stワンマンツアー「WE ARE ONE」は全公演SOLD OUTとなり、フェスやイベントなどでもめざましく活躍する。両A面シングルとなる本作では、リーダー・安井の誕生日プレゼントとしてメンバーが作詞作曲から制作した「雨が始まりの合図」、ORANGE RANGEのNAOTO作編曲プロデュース、HIROKIの作詞提供による「SUMMER様様」が収録されている。シングルの発売だけでなく、舞台、ドラマ、バラエティ番組など活躍の場を広げ、様々なコラボも行っている同グループ。一方で活躍が多岐にわたるため、「7ORDERのことが気になる!」「7人のことが知りたい!」という人は一体何を見ればいいのか迷ってしまう可能性も? 今回は安井、真田、森田の3人に「入門編」として良いコンテンツは一体何なのか、YouTubeのおすすめを中心に話を聞いた。○■そのままの姿を見られる――様々な作品や、街中の広告、コラボなどで皆さんを見る機会がすごく増えているなと思いますが、7ORDERが気になるという人達が皆さんを知りたいと思った時におすすめの”7ORDER入門”コンテンツはありますか?真田:YouTubeは無料で見られるし、着飾ってないからそのままの僕たちの姿を見られると思います。7人のパーソナルな部分を知りたいんだったら、誕生日動画がおすすめです。人間性や好きなものがわかると思います。ただ、僕の誕生日の映像を見ると、「リムジンで迎えに来られたブランド好きな男の子」という印象になっちゃうかも……それはちょっと違う姿です(笑)安井:萩ちゃんへのリモートドッキリも好きだな。外出自粛時期ならではの企画だし、個人的にすごく面白くて、萩ちゃんの魅力も詰まってる。何か「ハネたなあ」という感じ。安井:BD/DVDで出るライブの映像(『WE ARE ONE』)も、初の有観客ライブなので、チェックした時に「みんなの顔つきが違う」と思った。お客様と会う時の顔をしてる。○■商売になりそうなくらい苦いセンブリ茶森田:なんだろうなあ~。真田:運動会? バンジードッキリ?安井:運動会、面白いよね。美勇人が企画して。森田:外で何かをすることが難しかったので、室内でできる遊びがないかなと思って、おうちでもできそうなミニマム運動会をやったんです。僕らは体育館を借りたけど、環境に合わせて色々遊んだりできたらいいな、と。安井:罰ゲームのセンブリ茶、今までも飲んだものとは苦さのレベルが違ったよね。スタッフさんが「2倍くらい煮詰めました」と言ってたけど……。真田:2日ぐらい引きずった。森田:テレビとかで飲むセンブリ茶より苦かった。「苦くできるんだ」という発見があった。真田:時間をかければ、いいものができる(笑)安井:もう「苦いセンブリ茶の商売をやった方がいい」という話にまでなってたし(笑)森田:スタッフさんから「どのくらい(苦く)いきます?」と相談されて「けっこういってください、苦くないとあんまり面白くないんで」という話をしたら、「テレビより苦いですけど、大丈夫ですか?」と言われて、すごいなと思った(笑)――森田さんプロデュースの「苦すぎるセンブリ茶」みたいなメニューを売るとか…。森田:ライブとかイベントの場のメニューで、健康被害がなければ……(笑)安井:そもそも、体に良いものだから。森田:体験してもらえる機会があったら面白いかも。クレームは受け付けません(笑)真田:いや、マジでやめた方がいいです!●長妻の変顔サムネに対する反省も…○■過去の映像から見る? 最新映像から見る?安井:運動会は、顕嵐がセンブリ茶を一気飲みするところでもキャラクターが出てるよね。本当にやばいレベルの苦さだから、すごい。森田:気合いが入ってる。顕嵐は結構ビッグマウスなところもあるんですけど、自分でハードルを上げて、自分で乗り越えてくる感じがすごい。意外と男らしくて強気な顕嵐が、運動会にいます。モロの誕生日会のドッキリも、優しさが見えて好きだな。一流の寿司職人さんに色々なネタを握ってもらったんですけど、僕らが考えたメニューを仕込んで食べさせて。モロはそれを知らないから、職人さんが傷つかないように、おいしくないのに「こういう味がする」と表現してる。すごく人柄が出てる。安井:あとそうだ、これは反省だけど、長妻の変顔のサムネはやめた方がいい!(笑) 求められてないんだよ! やっぱり、かっこよくしてくれないと。森田:変顔のレベルも高すぎるから。クリックをためらうレベル(笑)真田:変顔の質が高すぎるんだよね(笑)。長妻の人の良さを知りたい時は、2周年の映像とか見て最後で感極まって泣いてしまったり、そういうところを見てもらえばピュアさが伝わると思う。ライブのドキュメンタリーとかも泣いてるんで、今後出てくると思うんですけど、そういう裏側も見てもらえば純粋な子なんだなってわかってもらえると思います。安井:BDやDVDだと舞台『7ORDER』は最初にやった作品だし、ライブ映像とかもいいと思うけど、順番に見ていった方がいいのかな? 新しいのから見ていく方が感慨深いかな? 『WE ARE ONE』、『UNORDER』、舞台『7ORDER』とさかのぼっていったら「こんな感じだったんだ」と思えそう。真田:そうだね、新しいのから見てもらう方がいいかも。YouTubeに上がっている公式MVも、インディーズ時代に出したSabaoflowerと、アルバム『ONE』の時に出した「LIFE」の雰囲気の違いとか、時系列としても面白いだろうし。笑いが欲しくなってきたら、僕らがやっているMV紹介も見てもらって(笑)森田:自分達のMVを自分たちがいじるのは、なかなか他のアーティストさんでもないんじゃないかな。安井:2周年の時にやった4時間の生放送でもMVをOAしたんですけど、見て下さってる方のコメントも「笑ってしまう」みたいな感じで(笑)。僕らが自分たちでMVをいじったから、笑うポイントがわかりすぎてて、そのポイントを探しちゃうところが新鮮だなと思いました。まだあまり知らない方からは純粋にかっこいいと思ってもらえるだろうし、いじりポイントを知ってる人は笑えるだろうし、2回楽しめる。真田:入口はかっこいい方がいいなあ(笑)森田:そこから、「かっこいいだけじゃないんだ」と思っていただきたいです。飽きさせないために色々仕掛けて、はまっていってくれたら嬉しいです。安井:企画じゃない時でも、みんなでMVを見てたら勝手にああいう風になる。「ちょっと1回止めて、かっこつけすぎてない?」と言っていたので、それをそのまま出している感覚でもあります。結構普段の自分たちを切り取って見て好きになったり、元気になってもらえたりとかすると嬉しいです。森田:ふざけたりとか、そのままです。○■『桃鉄』動画が入門に!?安井:”そのまま"という意味だと、『桃鉄』が普段の俺らに1番近いかもしれない。真田:3時間くらいあるから、ながら見でいいんですけど(笑)――『桃鉄』は再生回数も高く、かなりウケてますよね。森田:ほんと、謎なんです(笑)安井:普段の自分たちを出してる伸びたりするのはちょっと意外と嬉しさと桃鉄の力もからもちろん借り手なんですけど森田:進め方にそれぞれの個性が出てるから、3時間が入門編になるくらいだよね。桃鉄やったことある人とは「こいつ、こうなんだな」「すごく考えてるな」とか、「最後の最後まで貯めてるなぁ」とか、いろんなタイプ。本当に、ながら見でもいいので(笑)。僕たちのことがわかると思います。■プロフィール安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人組アーティスト。2019年に結成され、2020年3月にインディーズシングル「Sabaoflower」を発売、2021年1月に日本コロムビアからアルバム『ONE』でメジャーデビューを果たす。デビュー同日には日本武道館公演を行い、1stワンマンツアー「WE ARE ONE」を成功させる。7月からはメ~テレ・CSダンスチャンネルで冠番組『7ORDERのミカタ』も放送。
2021年07月11日クリエイティブチーム・7ORDER(安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央)が、10月31日に公式YouTubeチャンネル「7ORDERproject」において、ハロウィン&森田美勇人誕生日パーティーの生配信を行った。2020年3月に7ORDER主宰の音楽レーベル“7ORDER RECORDS”を立ち上げ、パフォーマーでありながら自身をプロデュースする顔も持つ同グループ。Instagram・Twitterはともに10万人を超えるフォロワーを持ち、オリジナル動画はYouTubeの急上昇に入るなど、注目度が上がっている。7人はそれぞれ自前で用意した仮装で登場。諸星は韓国ドラマ『梨泰院クラス』に出てくるイソ役の姿で登場し、メンバーからは「クオリティが高い!」と大絶賛。続いて森田はボーリングのピン、安井は赤ずきんの仮装にプロにしてもらったというハロウィンメイクを披露した。阿部がヴァンパイア、真田がマリオ、萩谷がゴリラ、長妻がお手製の蜂の仮装を披露し、ゴリラのお面と蜂の帽子を被っていた2人には視聴者から「誰かわからない」という声が多数あがる。公式Twitterで、どの仮装が良いかで1番多くRTされた人が1位となるこの勝負は、完璧なメイクで仕上がり見せつけた安井が圧倒的1位を獲得し、最下位は他のメンバーからも「クオリティが低い!」とツッコミを受けた真田という結果に終わった。続いて、本日誕生日を迎えた森田に向けて質問を募集し、回答していくコーナーでは、今年の豊富を聞かれた森田が「20代後半でアラサーなので、大人な自分になれたらと思います!」と意気込む。また「25歳になって初めて食べたものは?」「この中だったら誰の仮装が好き?」「マイブームは?」などの質問が寄せられ、次々と回答。最後に「YouTube企画で何をやりたい?」という質問には「自分では絶対にやりたくないけど、バンジージャンプをやっているところを見てみたい!」と話し、メンバーからは「それはフリなの?」とつっこまれる。現場にいたスタッフからは「近日中にやりましょう」と即座に回答され、驚きを隠せない様子の森田だった。せっかくのパーティーということで「たった今考えたプロポーズを君に捧ぐよ」というカードゲームを使った企画も。配られたカードに様々なワードが書いてあり、そのワードを駆使して即興でプロポーズの言葉を作るゲームを実施し、視聴者から一番支持を集めた人が優勝となると説明される。トップバッターの諸星が「君は太陽かもしれない。はちきれそうさ、結婚してください」、次に萩谷が「この感情、変かな? 尊いだけの君のことだけで頭がいっぱいさ、結婚しよう」、阿部が「君は僕にとって女神。受け取ってほしい、僕のロマンティック。君を大切にするよ。結婚しよう」と次々と発表する。森田は「君は奇跡の魔法をかけられたんだ。そろそろ僕と結ばれるしかない、愛している。君といきたいラウンドワン」とCM風にボケて笑いを誘った。安井が「僕は君にみせてあげるよ、僕だけのおじいちゃん、結婚しよう」、真田が「僕は君を死ぬまで大切にするよ。僕と同じ名字。結婚してほしい」と告げると、メンバーからは「(真田が仮装している)マリオの名字はなんだよ!」と総ツッコミを受ける場面も。最後に長妻は「君だけの誰も知らないそんな世界、大切にするよ。結婚してくれ」と発表し、結果は森田が見事勝利した。誕生日を迎えた森田に、メンバーからのサプライズと題し、ファッション好きな森田のためにデニムとTシャツを選べるように用意したコーナーも。複数用意された中で、デニムは最高金額9万円、Tシャツは7万円のものが混ざっており、普段からファッションが好きな森田の目利きを試す企画となった。森田が真剣に選んだ結果、Tシャツは最低金額である13,000円のもの、デニムは59,800円のものと発表されたが、結果を知った森田は1番高いデニムを選び直しおねだりすることに。メンバーは生放送中にも関わらず、割り勘の相談を見せ、最終的に1番高いデニムをプレゼントしてもらった森田は「めちゃくちゃ良いグループじゃん!」と大喜びの様子だった。最後に重大発表として、1stアルバム『One』と、LIVEBlu-ray/DVD『UNORDER』の発売が2021年1月13日に決定したことが明らかに。さらに同日、7ORDER初のワンマンライブ“WE AER ONE”を武道館にて敢行することも発表され、視聴者からは「泣く!!」「絶対に行きます!」「もう幸せすぎる!」といった感動のコメントが続々と寄せられた。
2020年11月01日ピアニスト小川典子のリサイタルは、ロシア音楽だけで構成されたプログラム(11月7日・ミューザ川崎シンフォニーホール)。ラフマニノフの前奏曲集から8曲、プロコフィエフの戦争ソナタ第7番、そしてムソルグスキー《展覧会の絵》を弾く。「スケール大きなイメージのラフマニノフの音楽ですが、実はこの前奏曲ぐらいの長さの作品が最も適している。一度のクライマックスで音楽のシェイプができるので、焦点が定まって、彼の書法をとてもわかりやすくお聴きいただけると思います。プロコフィエフのソナタ第7番は、『非情』という言葉が似合う音楽。その中で、痛みを抱えた切ないフレーズも出てくるし、第3楽章は、7拍子という珍しい、座りの悪いリズムで突進して爆発します。素晴らしいミューザ川崎の響きの中で、どこまでぎんぎんに弾けるか、楽しみです。ムソルグスキーの音楽には、他の二人のような緻密さはありません。でもだからこそロシアの土臭さを感じるし、二人には書けなかった冒険もできる。豪華絢爛なオーケストラ編曲版よりも、原曲のピアノ独奏版のほうが、それがいっそうよく現れます」なお《展覧会の絵》は作曲家の自筆譜に基づいて演奏する。よく知られた出版譜とは微妙に異なっており、随所にハッとする発見があるという。ところで、じつは小川にとって初のオール・ロシア・プロ。しかしラフマニノフの協奏曲などのイメージも強い彼女だけに、もちろんロシア音楽は大好きで、その背景にもずっと興味を持って向き合ってきた。「高校の頃からドストエフスキーが好きだったし、ノーベル賞作家ソルジェニーツィンとソビエト政府の関係にも興味がありました。抑圧された環境で生きる人間の気持ちに関心があって、そんなテーマのドキュメンタリー番組などもよく見ていました」ロシアのピアノ曲には、楽器を鳴らしきるような豊かな音量や厚みのある音色が大事。それはそのまま小川のピアノの魅力の一端でもあるのだが、彼女はさらに、「エッジの効いた音」が必要だと説く。「そういうエッジの効いた音で弾いてこそ効果が出るように音が配列されている。たとえばシューベルトはそんな音で弾いたらダメ。それでは曲にならないように書かれているからです」ピアニストは日々、その作曲家と作品にふさわしい音を探し、見きわめ続けているのだ。そうやって見つけた音が彩る小川のロシア名曲。その音が震わせる空間を直接共有してこそ、より深く共感できるはず。そしてその聴き手の共感がもう一度、演奏にも還元される。「言葉にはできない客席の“気”のようなものはいつも感じて、演奏にも目に見えない反応があります。あえて私のリサイタルを選んでくださる熱心なお客様と一緒に、密度の濃い演奏会になることを楽しみにしています」開演前には音楽評論家・下田幸二とのプレトークも。これも聞き逃せない。余裕を持って、少し早めに会場へ。小川典子の公演情報はこちら取材・文:宮本明
2020年10月29日舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』のビジュアルコメンタリー収録が26日に都内で行われ、崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内将、脚本・演出の毛利亘宏(少年社中)が取材に応じた。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。映画は鈴木拡樹、舞台は崎山つばさが主演を務める。映画は、江戸市中で探偵業を営む『死神遣い』の久坂幻士郎(鈴木拡樹)と死神・十蘭(安井謙太郎)が “遊女連続殺人事件”に関わっていく物語。舞台はその映画から1年後の設定で、侠客のリーダー・庄司新之助(崎山つばさ)と、死神・十蘭が死神にまつわる大きな陰謀に巻き込まれていく。公演は7月から8月にかけて、東京・大阪・福岡・広島で行われた。今回収録が行われたのは、11月30日までTOEI STOREで予約を受け付けている、Blu-ray ムビステ セット『死神使いの事件帖』(税抜15,000円/2021年2月10日発売)、及びBlu-ray『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(税抜8,800円/2021年2月10日発売)の特典である、スペシャルディスクのビジュアルコメンタリー。舞台終了後、2カ月ぶりの再会となった4人が楽屋の話や、共演者でも知らなかった裏話に花を咲かせ、続編への希望も飛び出すと、脚本・演出の毛利も「僕にメッセージを送られても権限がない。ぜひ東映さんに……」と苦笑していた。収録を終えた4人は公演について、それぞれ「当時はできるかできないか、ビクビクしながらやっていたのを思い出しました。それも貴重な体験でしたし、忘れられない公演だったことを改めて思いました」(崎山)、「もう2カ月経ったのという感じと、意外とまだ2カ月しか経ってないのかという感じ、いろんな複雑な矛盾してる気持ち。改めて笑って観れたのはすごい幸せ」(安井)、「千秋楽が終わった次の日、僕はみんなと帰れなかったんですよ。朝イチで帰って、他人さえ同じ車両に乗ってなくて寂しかったので、今日やっと千秋楽が終わったんだと思いました」(陳内)、「役者のエネルギーがすごい作品。演劇が止まった中で、それぞれが自分と社会の関わり、演劇が必要だということを心底ぶつけているお芝居だ改めて思いました」(毛利)と振り返る。またコメンタリーについては、「内容が濃かった」「一生懸命しゃべった」と本人たちも満足げで、安井が「ステージ側から撮った角度がすごく入ってて、新鮮でした」と言うと、崎山は「こういう撮り方が主流になったとしたら、『しにつか』が魁だったというのを、大きめに書いといて下さい!」、陳内は「なんと、東映のオフィシャルサイトでしか買えないんです!」とアピール。そのまま発売についてのメッセージを求められると、毛利が「じゃあ僕から……何言おうか忘れちゃった」と1秒で言うことを忘れたために、「そんなことあります!? 流せないくらい天然ですよ!」という安井を含め周囲は総ツッコミに。その事態を見た崎山が「じゃあ僕から……ごめんなさい忘れちゃいました」とボケを被せると、陳内は「やりたかったなあ〜それ!」と悔しがっていた。今回、初めて本格的な殺陣に挑戦したという安井は、自身で「思ったより、遅いと思いました。自分ではもっと速く動けてる感じだったんですよ。映像で見たら、とろとろしてるなって思っちゃいました」と印象を明かし、毛利は「速い速い! あれ、速いよ!」と否定する。「俺の頭の中の俺はもっと速いんですよ!」という安井に、崎山は「『ONE PIECE』見過ぎ!」とつっこみ、安井は「ギア2(ギアセカンド)見過ぎですかね」と苦笑。さらに「細かいところを言うと、十蘭と新之助の刀がかち合って止まるところで、互いに力があると刀が震えるという芝居をつばさくんがやってくれてるんだけど、俺が気づかずにまんまいってる。めちゃめちゃ反省! 映像で見た時に、つばさくんの芝居のリアルさが伝わってきて、何をやってんだと思いました」と反省点を説明した。殺陣を「ダンスみたいに覚えた」という安井は、改めて「最初は大きな剣も力で振ってたけど、(谷口)賢志さんから『それだと逆に遅くなっちゃうから、力を抜いて、刀の重さを利用して振ってごらん』とアドバイスをいただいて。モンスターハンターでしか見たことないような剣だったけど、男の子の夢みたいなところはあったので、楽しかったです」とコメント。崎山は「いつもの打刀とか太刀じゃなくて、長ドスを逆手で持ってやるのがなかなか新鮮だったので、稽古中にものすごく練習しました。謙ちゃんにたくさん合わせてもらって。軌道が違うから覚えづらかった」と語った。公演中はカンパニーでの食事も行けなかったというが、崎山が「PCR検査をみんなで突破する瞬間とか、普段味わえないところで一致団結した。距離の縮まりかたは普通の舞台とは違って、吊り橋効果じゃないですけど、危険な状況だからこそ、一つになれたのはあったのかな。陳内くん以外は」と振り返りつつ陳内をいじると、陳内は「そこは"陳内"でいいんだよ!」と仲の良い様子。安井も「学校とかでも、なんとなくグループが固まっちゃったりするかもしれないけど、いい意味で食事会に行かないからこそ、全体的に仲良くなれた」と意外な効果も発見。さらに安井が「今思い返すと一回だけ陳内くんにキレちゃったなって……。トントンと叩かれて見たら、暗闇の中で後ろにいるというのを、1日に10回くらいされて、新鮮に毎回びっくりしてたんです。そしたらつばさくんが『言っていいよ、言わなきゃわかんないから』と言ってくれて、次にやられたときに『しつこいっす』と言ったらそれ以降全然やってこない」とエピソードを披露すると、陳内は「しっかりヘコんで、それ以降袖で空を見上げる」と苦笑し、安井は「年上なんですけど、その素直さがかわいいなって、好きになっちゃいました。逆に」と笑顔を見せた。コメンタリーでは、安井が演じる十蘭がヒロインだという説も盛り上がっており、崎山は「もともとヒロインがいなかったんですけど、そこに彗星のごとく現れた十蘭」、毛利も「昔の男を取るか今の男を取るか、揺れ動く気持ち」と紹介。崎山が「みんな、十蘭を取り合ってますから。で、十蘭も翻弄されてるし」と語ると、安井は「ちゃんと翻弄されてるんですよね。コロコロ変わるし。あっち行ったりこっち行ったり」と話しつつ、「ありがたいです、なんか取り合っていただいて」と受け入れる。陳内が「一方その頃百目鬼は、新之助が契約してくれたと思ったら、体感57秒くらいで(百目鬼の変身した)銃を捨ててるからね。はけたと思ったらティッシュでちょっと汗拭いて出番出番って、あっという間だもん! 契約短いから!」と抗議すると、安井は「でも最後あえて戦えないフリをしてくっつけさせる、一番いい女」と例え、陳内も「『私はいいの! あなたたちが幸せになって!』健気だな〜!」と納得していた。今回ラスボス的な存在となった天元(谷口賢志)について、毛利は「ただの悪役にしないという思いがあって、本人は『ラストはコロナとして死んで行く』と。コロナに人間が打ち勝つ話で、『お前らの勝ちだよ』と言ってくれる」という解釈を明かす。「谷口賢志でよかった、天元がすごい膨らんだ」という話にキャスト陣も同意。最後には、先ほど毛利が「忘れてしまった」というメッセージを思い出し、「ちゃんと言えた!」と喜ぶ一幕も(メッセージは後述)。崎山が「僕もさっき忘れちゃったんで、思い出したんですけど、毛利さんと全く一緒でした」と再びボケを被せると、安井が「これ常套手段ですから! 前も見たことある!」とつっこみ、「パターンAのやつ」(崎山)、「一手目にやるやつ」(安井)と、公演を通して互いのパターンを把握している様子だった。○メッセージ毛利「言いたかったことは、コロナがこの芝居を語る上で重要なファクターになっていたということで、それ故に、エネルギーが出た。『俺たちはここにいるぞ!』ということを伝える芝居だったと思っています。7〜8月あたりは頑張るぞという空気だったけど、今、地味にまたコロナ疲れが出てきていると思う。まだ長い戦いになるので、ぜひ要所要所でこのエネルギーを浴びていただきたいな。僕も今日、あの時刻んだ思いを見て、頑張ろうという気持ちになれたので、ぜひ映像でも見ていただきたいです」陳内「ステージ上からの絵は、僕らは板の上に立つから見えるんですけど、お客様にとっては斬新な形。例えば十蘭から見た後ろ向きの天元とか、板の上の臨場感を映像だからこそ見ていただける編集が秀逸でございますから、ぜひそれを体感してください」安井「今回の公演は特別な状況の中でスタッフさんの力もあって、さらに来てくださったお客様や、あえて来ない選択をしてくださったお客様、全部の力があって、最後まで走りきれたなと思いました。『本当は来たい』とか、いろんな思いもあったと思うけど、『来なかったことを後悔させない』という気迫を映像に感じました。映像だからこそ見れるところや、楽しめたなと思ってもらいたいという細やかさ、こだわりをすごく感じたので、ぜひ届けたいし、劇場で見た方にも別の魅力として届けられるようになっている。僕たちの手から離れた後も、つながっているという感じがしました」崎山「やるというゴーサインを出してくれた東映さん側の気迫、思いもすごくありがたいなと思ったし、それを受けて僕らがどういう物語をお客さんに届けられるかという思いだけで走ってこられたのも感謝してるし、1枚のディスクの中にいろんな人の思いが込められてるので、ぜひそれを手に取って何度でも見てもらいたいなと思います」
2020年10月26日株式会社誠文堂新光社(東京都文京区)は、2020年9月11日(金)に、『花生師(はないけし)岡本典子の花仕事』を発売いたします。ただ美しいだけでなく、独特のニュアンスや世界観のあるフラワーデザインでイベントやメディア、店舗ディスプレイなどでもで大人気のTinyN主宰・岡本典子さん。本書は彼女の初となる作例集として、アレンジやブーケ、リース、スワッグなど約90作品の美しい写真とともに、そのデザインや花選びの着想について丁寧に解説しています。花業界を目指す人をはじめ、フラワー教室に通っているような、花をもっと知りたい人に向けたヒントになる内容です。まず大事なのは、花選び。市場での花との向かい方や、そしてそれらをどう組み合わせるか。一つひとつに込められたデザインの意図について、丁寧に解説するとともに、花を仕事にするための心構えや、作風の確立についても伝えています。約90作品もの美しいビジュアルは、写真集として眺めるだけでも心を豊かにしてくれます。プロ志望の方だけでなく、植物を愛する人が広く楽しめる一冊です。【目次抜粋】春/夏/秋/冬花を扱うきほん(ブーケ/アレンジ/投げ入れ/スワッグ/リース/ガーランド/ツリー/ラッピング/資材と道具)花を仕事にするために…他【著者プロフィール】岡本典子(オカモトノリコ)花生師、TinyN主宰。恵泉女学園短期大学園芸生活学科卒業後、イギリスへ花留学。花コンペティションにて多数の優勝や入賞を果たすほか、国家技能資格最上級を取得。ゴトウフローリストなどでの勤務、フラワーショップ店主を経て、2015年にアトリエTinyNAbriを三軒茶屋にオープン。TV、雑誌、広告などのメディアや展示会、パーティ装花、店舗ディスプレイのほか、講師やイベント出店など多方面で活躍する。著書に『花生活のたね』(エクスナレッジ刊)、『はじめてのスワッグ』(文化出版局刊)がある。Instagram@hanaikeshi@noriko_okamoto【書籍概要】書名:花生師岡本典子の花仕事著者:岡本典子仕様:B5変判、208ページ定価:本体2,500円+税発売日:2020年9月11日(金)ISBN:978-4-416-52021-5【書籍のご購入はこちら】誠文堂新光社 書籍紹介ページ【書籍に関するお問い合わせ先】株式会社誠文堂新光社〒113-0033東京都文京区本郷3-3-11ホームページ:フェイスブック:ツイッター:企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年09月01日舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』の公開ゲネプロが23日に東京・サンシャイン劇場で行われ、崎山つばさ、安井謙太郎(7ORDER)、陳内将、脚本・演出の毛利亘宏(少年社中)が取材に応じた。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト「東映ムビ×ステ」の第2弾。映画版は鈴木、舞台版は崎山つばさが主演を務める。江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は豊臣家に仕えた高名な傀儡子の息子。死神・十蘭(安井謙太郎)と契約関係にある『死神遣い』でもあり、吉原の大遊廓で“遊女連続殺人事件”に関わっていく。今回の舞台版は映画の1年後という設定で、吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー庄司新之助(崎山つばさ)と、死神・十蘭が大暴れする。東京公演はサンシャイン劇場にて23日〜8月2日、大阪公演は梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで8月5日〜9日、福岡公演は福岡サンパレスにて8月13日、広島公演は上野学園ホールにて8月15日を予定している。○出演者囲み取材(全文)■本作への意気込みは?崎山:庄司新之助をやります、崎山つばさです。「ムビ×ステ」の映画連動ということで、何がなんでも舞台の幕を開けたいという思いで、稽古に臨みました。色んなニュースが飛び交って不安な部分はもちろんありましたが、僕らは感染対策をしっかりして、稽古場での過ごし方や劇場に入ってからの過ごし方も徹底して、その中で初日を迎えるのがどれだけ嬉しいことか、すごく身に染みて感じてます。なんだか初舞台を踏むような……久しぶりの舞台なのでそのような感覚になっています。意気込み十分に、でも気をつけながら皆様に僕らの演劇を届けていきたいなと思っています。安井:十蘭役を演じます、安井謙太郎です。崎山くんも言っていただいた通り、いろんなことがありますけども、座長を初め一つになってこの舞台にしっかりと挑んでいこうと思います。映画と舞台の連動ということで、2つ合わさって完成、という作品になるんじゃないかなと思っています。これを盛り上げ、さらに第3段に繋げられるようにしっかりと演じさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。陳内:本日はお集まりいただきありがとうございます。百目鬼役の陳内将です。本当に大変な世の中で、初日を無事迎えることができるのか、稽古期間から不安で過ごしていたんですけど、本当に制作さんが万全の体制を作ってくださって、消毒・換気はもちろんのこと、稽古時間も考えてくださって、無理のない範囲で、でもしっかりと密度の濃い稽古期間を設けてくださいました。負担が少なかった反比例で、もっとお客様に喜んでもらえるような作品に仕上がってると思います。お客様たちが舞台に行けなかったり悲しい日々が続いた分、この作品で「舞台っていいな」ということを届けられたらいいなと思っております。毛利:脚本・演出の毛利亘宏です。やっと劇場に帰って来れました! 本当に、当たり前のようにお芝居をしていたのが、劇場で舞台ができないことが苦しくて、とても辛い日々でした。でもこのメンバーで戻って来れて、本当に幸せに思っています。大変な状況ということもあり稽古時間も大変短く、圧縮して稽古をしておりました。ここにいる3名ほか出演者たちの素晴らしい集中力と演技があって初めて成り立った公演だと思っております。本当に素晴らしい作品ができあがっていると思います。映画にも負けない、映画をちゃんと継いで完成するムビステというステージを、どうぞご期待くださいませ。■コロナ禍のなか、演出面や内容で工夫は?毛利:こういった状況もありますので、出来る限り稽古場の滞在時間を短くする。長時間の稽古で免疫力を落とさないことを非常に気を付けて稽古をして参りました。あとは大きく、脚本面ですね。元々1幕構成で作られてた脚本なんですが、お客様のことも考えまして、途中で換気できる時間を設けるために、2幕構成に書き直しました。この変更はお芝居的にもかなり面白く、パワーアップする構成になりました。無理やり半分に割ったというわけではなくて、芝居としても面白くなったんじゃないかなと思っております。十分換気した劇場でご覧いただくことができるので、ご安心くださいませ。■舞台版の見どころ、自身の思うポイント崎山:百目鬼のピアス……です。陳内:ちょっと取ってきます(笑)。 ※ピアスをつけてくるのを忘れた陳内崎山:冗談です(笑)。本当に、このご時世の中で演じることの意味がすごく凝縮された物語だと思っていて。侠客の生き様、生きるということがどれだけ大切かということを感じさせてもらえる作品になっていると思います。侠客に限らず、死神の生き様だったり兄弟姉妹の生き様だったり、舞台上から感じとってもらえればと思います。安井:やはり、映画をご覧いただいた方はさらに楽しんでいただけるような内容になっているんじゃないかなと思います。映画は画面の中で切り取られていると思うんですけど、舞台だとお客様の視点によって、どこで物語が動いているか選べるという贅沢な形になっているので、映画と舞台の違いを楽しんでいただけたらと。個人的に、十蘭はだいぶ映画とはキャラクターも変わり、深掘りしていただいてますので、注目していただけたらと思っています。陳内:僕が映画で好きなところは、死神が武器に変化するというところ。これが舞台であるのかないのか、あるとしたらどういう演出になっているのかというのを、楽しみにしているお客さんもいらっしゃると思うんですけど、やはり舞台ならでは、毛利さんの演出あってこその見どころが……変身はあるのかわからないですけど(笑)、たくさん詰まっております。個人的な部分に対しては、十蘭と被りますけど、映画では明かされなかった百目鬼という死神のキャラクター像を毛利さんに深く掘っていただいたので、それを楽しみにしていただけたらと思います。安井:僕、殺陣やってるのも言い忘れてました。人生で初めて剣を持って舞台に立ちました。大先輩の2人にご迷惑かけてます! ありがとうございます!崎山:いやいや(笑)陳内:かなり激しいよね。安井:そうなんです。言おうと思ってた、危ない。初めて剣を持つということで、しっかり頑張ります。陳内:でも、初めて剣を持つ時は、ね……?(ネタバレに配慮)安井:そうですね、ちょっと楽しみにしていただけたら!(笑)毛利:我々は今、コロナとの戦いを絶賛繰り広げているのですが、舞台上でもかぶるわけじゃないんですけど、「生きていくことは何かと戦っていくことだ」ということをストレートにメッセージに込めさせていただきました。庄司新之助というキャラクターが戦い抜く様は、我々がコロナに打ち勝っていくという姿とかぶっているのかなと心から思っていますので、必ずこの芝居も勝利して、大変な世の中に少しでも活力を与えていければなと思っております。■新型コロナウイルスの影響で演劇も難しいという状況で世の中や観客へメッセージを崎山:こうして舞台に立てることが、どれだけ当たり前じゃないかが身に染みていて。「誰も陽性者が出なかったからラッキー。舞台ができる」という感覚では全くなくて、日々、次の公演ができるかどうかわからないという中で、僕らなりの演劇をどう届けられるかという思いがすごくあります。周りでも(作品が)中止になってしまった人もいて、胸が締め付けられる思いもありますし、演劇を作る人間として、なんとか作品を届けられるように、1日でも多くできるように努めていくのが、僕の今やる全てのことなのかなと思っています。きっとそれを一人一人が思ってたら、いつかみんなが演劇をできる日が必ず来ると思っています。安井:演劇に限らず、こういうエンターテインメントはお客様があってのことだと思っています。個人的なことで、7ORDERというグループをやっているんですけど、今回の舞台をやるにあたって、グループのファンレターに「行けなくなっちゃった、ごめんね」というメールがあったんです。こういうご時世で、劇場に足を運ばないという選択をするお客さんもたくさんいらっしゃる。そう言わせてしまったことがとても心苦しいなと感じて、今日も配信があるし、いろいろな届け方がこれから無限に広がっていくものだと思っているので、そういう選択を自由にできて、ネガティブな感情が出ないような世の中になるといいいなと思います。僕たちはエンターテインメントの表現の仕方もですけど、届け方も自分たちなりに模索して、どんどん新しいチャレンジをしていくべきなんだなということをとても感じました。陳内:人前で舞台に立つのは3月の頭以来になるんですけど、ここまでがっつり演劇から離れたのは、僕の芸能活動史上1番長い期間になると思います。端的に言って、僕はものすごく芝居に飢えましたし、板の上に立ちたかったんですけど、個人的欲求だけではどうしようもない日々でしたし、お客様も何か表現してる僕を見たいと言ってくださってもなかなか難しい。それが今日、やっと立てる。でもここがゴールではなくて、これまでの演劇のあり方に戻ることはあるのかないのかわかりませんけど、今やっと新しい演劇の形の第一歩を踏み出せることにものすごく感謝しています。お客様にも、「お待たせしました」という気持ちと「引き続き気を付けて頑張っていきましょう」という気持ちをメッセージとして伝えていきたいです。毛利:演劇というのは、有史以前からずっと続いてきました。その中で今回とは引きにならないくらいの疫病や世界大戦、日本では震災など多くの困難に見舞われて、これ以上大変な時期というのはたくさんありました。それでも演劇はなくなりませんでした。だから、演劇がなくなることはありません。このコロナで今1番大変な状況ではありますが、必ず元どおりの劇場空間へ、お客様が求める限り、私たちは努力し続けますので、それを信じてお客様に応えていきたいなと思います。■映画・舞台両方出演してみてどう思ったか?崎山:個人的には「ドラマと舞台」とか、「アニメと舞台」という連動はしたことあるんですけど、「映画と舞台」というのは初めてでした。映画から舞台に物語が続くということで、映画では鈴木拡樹くんが主演で、拡樹くんのバトンを受け取り、舞台で主演として堂々と演じなければならないなという思いがすごくありました。また「ムビ×ステ」第2弾ということで、第1弾からのつながりもしっかりと僕らが持って第3弾につなげられるように、あるいは『死神使いの事件帖』の続編だったりと、色んな可能性を発信できるようにしなきゃなという思いです。安井:僕も映画と舞台という新しい試みにチャレンジさせていただけることがとても嬉しいなと思って。出演している時は目の前のことしか見えないのでわからないんですけど、視聴者目線映画と舞台を見るとすごく面白い仕組みだなと。舞台はすごく深掘りができるので、『死神使いの事件帖』という作品のファンになってくださる方がこの舞台でもっともっと増えていただけるんじゃないかなという気持ちになりましたので、ぜひこういう企画を続けて行っていただきたいなと思います。陳内:いろんな登場人物が自分なりの正義を持っていて、バトンをつないでいく中で、1幕、2幕とたくさん盛り上がる山があって。通し稽古を見たときに、自分はストーリーを知ってますし出演もしてますけど、自分の出番じゃないところで見てたときに「次どうなるんだっけ?」と心が躍る感覚を覚えましたので、映画のもちろん好きでいらっしゃる方もいらっしゃると思いますけど、そこからまた舞台がバージョンアップしているなという自信があります。■主演からのメッセージ崎山:僕らは稽古してきて、僕らのやり方で僕らの演劇をこの板の上から届けることが全てだと思っています。そのために1日でも多くのお客様に、公演ができるように努めて参りますので、是非とも応援のほどよろしくお願いいたします。
2020年07月23日●山本耕史から「京都にいる!?」と連絡映画と舞台を完全連動させたプロジェクト「東映ムビ×ステ」。昨年公開、舞台版も上演された第1弾『GOZEN』シリーズに続く第2弾として、映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(6月12日公開)、舞台『死神遣いの事件帖 -鎮魂侠曲-』(7〜8月上演)が決定した。映画では江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木拡樹)、舞台では吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー・庄司新之助(崎山つばさ)が主人公となるが、その2人の相棒を務めるのが、死神・十蘭役の安井謙太郎だ。今回は安井にインタビューし、撮影中の裏話や、自粛期間中に考えたことなどについて話を聞いた。○■挑戦的で面白い企画――今回「東映ムビ×ステ」第2弾ということで、企画の話を聞いた時の印象を教えてください。映画と舞台がつながり連動しているのはすごく今っぽくて、挑戦的でとても面白いなと思いました。最初は”死神遣い”という単語に少し構えたんですけど、台本を読んでみたら、いい意味で王道作品。普段はダメな主人公がいざという時にバシッと決める展開に、歴史的な背景や、東映さんの『仮面ライダー』などの特撮の要素を感じさせるところもあって、いいとこ取りな作品だと思いました。――作品発表時の安井さんが「人生の中で1度は演じてみたかった死神」とコメントされてましたが、憧れがあったんですか?やっぱり、人間じゃない役はあまりできないじゃないですか。死神とか吸血鬼とか魔法使いとか、そういう役をやってみたいなと思ってたので、ワクワクしました。――今回は京都撮影所での撮影とのことでしたが、どんなところが印象的でしたか?最初は「怒ってるのかな?」と思ったくらい、スタッフさん同士がいろいろ言い合っていて、驚きました。途中からは「別に怒ってないんだな」と気づいて、逆に面白いんですよね。関西だからツッコミが秀逸で、僕は特に録音部の方がボソボソつっこんでいるのが大好きでした。特殊効果の煙を待ってる時に「待ってるよ! 出ない? 出ない? やめる!?」みたいな(笑)。最終日に打ち上げが行われて、僕らは乾杯だけ顔を出させていただいたんですけど、1カ月間観察し続けてきたモノマネを披露したら、部下の方がめっちゃ盛り上がってました(笑)。――ぜひ共演者の皆さんのお話も伺えれば。まず、幻士郎役の鈴木さんは?拡樹くんはすごく優しくて穏やかな方で、落ち着いて大人だなという印象ですね。座長が穏やかな雰囲気だから、現場もいい空気でした。でも意外と自分のルーティンがあって、マイペースなところもある。そこが絶妙なんですよね。ランニングが趣味で「今、地方だと走れないから、ムズムズする」と言っていて、ストイックな面があるんだなと思いました。――以前、『映画 刀剣乱舞』で鈴木さんと山本耕史さんの対談をした時もランニングの話題になったんですが、皆さん印象的に思われるところなんですね。お二人、仲良いですよね! 実は京都で、山本耕史さんと拡樹くんと僕でごはんに行ったんですよ。僕も以前個人的にご一緒させていただく機会があったんですけど、今回この作品の撮影をしていたら、急に耕史さんから「京都にいる!?」と連絡がきて。どうやら耕史さんと拡樹くんが京都でごはんに行ったらしくて、撮影中の共演者として僕の名前が出たから、驚いて連絡をくださったんですね。それから耕史さんとは2~3回ごはんに行きました。●鈴木拡樹は長男、崎山つばさは次男――新之助役の崎山さんはどのような印象でしたか?拡樹くんが長男だったら、崎山くんは次男。タイプの違う2人で、「お兄ちゃん」と「アニキ」という感じです(笑)。初対面の時から「コンビニ行こうぜ!」とか話しかけてくれて、居心地がいいです。この前、インタビューで「もっと来てくれ」と言ってくれていたらしいんですけど、「結構行ってるけど!」と思いました(笑)。撮影中はミュージカル『刀剣乱舞』のツアーを回っていたみたいで、全国を行ったり来たりしながら京都に戻って来ていて、大変だったと思うけど、常にパワフルなのが印象的でした。――舞台版では崎山さんが相棒になりますが、どのような2人になりそうですか?楽しい雰囲気が好きなんじゃないかなと思ってるので、明るい感じになりそうです。ふざけるとこはふざける、締めるところは締める、みたいな。基本的には、アニキの感じにお任せするスタンスでおります!――死神・百目鬼を演じた陳内将さんとは、現場で話されたりしたんでしょうか?がっつり同じシーンで共演することはなかったんですけど、待ち時間を一緒に過ごしていました。僕たち死神は刀や銃になったりすると、まあ暇なんですよ(笑)。独特な空気感を持ってる方だなと思いました。人生で焦ったことあるのかな? ってテンションの人! 拡樹くんのゆったりとはまた少し違って、俗世と離れて宇宙にいる感じ。これから知りたいです。趣味とか好きなこととか、1番気になる人かもしれないです。○■「もっと1日1日を大事にしよう」――少し作品から離れた質問になりますが、新型コロナウイルスの影響による自粛期間で、どんなことを考えられていましたか?シンプルに、今まで当たり前にできてたことは、とても幸せだったんだなということを思いました。今日も久々にメイクさんやスタイリストさんに会って、インタビューをしていただいたり写真を撮っていただいたりして、今までもありがたい気持ちはあったんですけど、改めて「楽しいな」と思いました。大変な世の中だけど、「もっと1日1日を大事にしよう」とか、こうなったからこそ気づけたことも、僕個人としてはたくさんありました。――家での様子についてはいかがでしたか? 生活が乱れる人も多いのかなと。僕はむしろ整えましたね。ルーティーンを作ってみたり。早寝早起きでした。昼間起きてた方が気持ちいいから。やっぱり今までだと、いいことではあるんだけど、皆でごはんを食べに行ったりすると楽しくて長居しちゃう事もあったけど、家にずっといるし、寝る以外ない(笑)。1回早く寝て早く起きるとそのリズムになって、23時くらいに眠くなるんですよね。――YouTubeの企画やInstagramを始められたりと、新しい発信をされる事も増えて。この1年、個人の仕事に挑戦できる機会が多くて、メンバーも忙しくさせていただいていたので、みんなで集まる機会が実はほとんどなかったんですよね。でもこのタイミングで、オンライン上でも集まれる時間が増えて、今の状況でできる事、自分たちなりのものを発信しようという感じです。――5月に開設された個人のInstagramは、どのような感覚で使われてるんですか?なんだろう、日記みたいな感じです。リアルタイムで、時差なく思っていることを手軽に伝えられるところがいいなと思いました。グループのアカウントだとちょっとかしこまっちゃうけど、「この音楽がいい」「この映画が良かった」とか、そういうパーソナルなことを発信できる場所があるのは、すごく楽しいです。――例えば今後、共演者の方との自撮りを載せたりとか…?お仕事が絡むと苦手で(笑)。肩の力を抜きすぎてるのか、僕のファンの方からも「見つけられない」とクレームが来るくらいなんです。でも、撮影の時のすごくいい写真があるんですよ。公開初日に載せようって、それだけは決めてます! 忘れないようにしないと。――それでは、最後に改めて作品の公開を楽しみにしている方へのメッセージをいただければ。本当にどの年代の方でも見やすいような作品になっていますし、難しいこと考えなくても楽しめると思うので、気軽な気持ちで見ていただきたいです。こういう時期ですから、なかなか難しい部分もあるとは思うんですけど、きっとこの自粛期間にテレビやスマホで映画を観て、改めて「作品に集中できる映画館って素敵な空間だな」と実感した方も多いと思います。アクションシーンもカッコよく仕上がっているし、スクリーンで観るとより臨場感もあると思うので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。■安井謙太郎1991年7月21日生まれ、神奈川県出身。2019年に発足した7ORDER projectのメンバーとして活躍する。主な舞台出演に舞台『7ORDER』(19年)など。現在レギュラー番組『イケダン7』(TOKYO MX 毎週月曜20:00〜)が放送中。
2020年06月13日鈴木拡樹、安井謙太郎、崎山つばさらが出演する、映画『死神遣いの事件帖 -傀儡夜曲-』(5月29日公開)の場面写真が31日、公開された。同作は東映と東映ビデオが立ち上げた、映画と舞台を完全連動させるプロジェクト『東映ムビ×ステ』の第2弾。映画版は鈴木、舞台版は崎山が主演を務める。江戸市中で探偵業を営む久坂幻士郎(鈴木)は豊臣家に仕えた高名な傀儡子の息子。死神・十蘭(安井)と契約関係にある『死神遣い』でもあり、吉原の大遊廓で“遊女連続殺人事件”に関わっていく。また、舞台では吉原遊廓の惣名主を父にもつ侠客のリーダー庄司新之助(崎山)と、死神・十蘭が大暴れする。今回解禁となった場面写真は全部で11枚。探偵業を営む幻士郎と相棒の死神・十蘭が、吉原の大遊廓で起きた“遊女連続殺人事件”について考え込むシリアスなシーンから、死神十蘭が収まっている十蘭ドール(人形)と共に挨拶するコミカルなシーン、新之助率いる侠客の面々、そして幻士郎とお藤(鈴木絢音)が見つめ合う様子などが映し出された。
2020年03月31日7ORDERの安井謙太郎が主演を務める、舞台『ガチャリコフェスティバル』のビジュアル及びあらすじが13日、明らかになった。同作は2015年1月より日本テレビにて放映されたテレビドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』を、設定新たに蘇らせた、舞台版作品。野島伸司が初めて舞台の企画プロデュースに挑戦し、“お兄ちゃん”ではなく“おとうとくん”が巨大なガチャガチャから引き当てられるという、舞台オリジナルの、笑いあり涙ありのちょっぴりハートフルなストーリーとなる。企画プロデュースとして関わる野島は、舞台楽曲の作詞に初挑戦することも決定。チケット一般発売は14日10時から開始となる。出演は安井のほか、木津つばさ、三浦海里、菊池修司、松田昇大、小西詠斗、福井巴也、富園力也、加藤勇也、秋嶋隆斗、Rayshy、本間健太、大崎捺希、酒井敏也。公演は日本青年館ホールにて、4月24日〜5月10日を予定している。○あらすじあるところに巨大ガチャの置かれた不思議な店があった。そこは、ガチャで「おとうと」を引き当てる店。恋に傷つき、世界に傷つき、孤独な魂を持った女性客が、自分だけを愛してくれる真のおとうとを求めた時だけ、扉が開かれる...。ある日、店にひとりの男性が現れた。ガチャ開発者の博士と助手は開店以来初となる男性客の来店に驚くも、彼は真剣におとうとを求めており、ガチャにコインを入れた。カプセルの中から現れたおとうとくん。契約を結べば、ふたりは正式な兄弟になれる。しかしおとうとくんはカプセルに入る前、博士から「生涯かけて“姉”を愛せ」と言われており、男性のおとうとになることを断固拒否。ショックを受けた彼は、5人のおとうとズを従えている店の常連客に勧められるまま、追加で4人のおとうとくんを引いてしまう。だが不要となったおとうとくんは店で消去されると知り、彼は最初に引いたおとうとくんを含めた全員と、3日間のトライアル期間を過ごして選ぶことを決めた。一方、ネット上にはガチャの気になる噂が出ていた。それはおとうとくんの正体に関わる 重大な秘密であった......。(C)舞台「ガチャリコフェスティバル」製作委員会
2020年03月13日7ORDER projectの安井謙太郎が、舞台『ガチャリコフェスティバル』の主演を務めることが20日、明らかになった。同作は2015年1月より日本テレビにて放映されたテレビドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』を、設定新たに蘇らせた、舞台版作品。野島伸司が初めて舞台の企画プロデュースに挑戦し、“お兄ちゃん”ではなく“おとうとくん”が巨大なガチャガチャから引き当てられるという、舞台オリジナルの、笑いあり涙ありのちょっぴりハートフルなストーリーとなる。7ORDER projectでもメンバーの中心で活動している安井が、優しくて男らしいお兄ちゃんとして、たくさんの“おとうとくん”とストーリーを展開する。見どころの一つである、ガチャによって登場する“おとうとくん”たちは、2.5次元ミュージカルを中心に活動する若手俳優たちが集結し、野島の手によって様々な“おとうとくん”たちがプロデュースされる。『あんさんぶるスターズ! エクストラ・ステージ』などに出演する木津つばさ、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」などに出演する三浦海里、さらに菊池修司、松田昇大、小西詠斗、福井巴也、富園力也、加藤勇也、秋嶋隆斗、Rayshy、本間健太、大崎捺希、そして酒井敏也の出演が決定した。脚本はテレビドラマなどで活躍する蛭田直美、演出は演劇ユニット「SUGARBOY」主宰で、TBSラジオ『エレ片のコント太郎』の放送作家としても有名で、「お笑い」の要素が入った演出に定評のある川尻恵太が担当する。公演は日本青年館ホールにて、4月24日〜5月10日。○企画プロデュース野島伸司コメントワクワクドキドキ熱狂の2.5次元の舞台を以前から注目していました。物作りの本質として、最新エンタメにアンテナを張る若い感性の視聴者、観客と向き合っていたいと常に考えています。オモチャ箱をひっくり返したような、今回のガチャリコフェスティバル。あれ、何かのにおいがするとすぐに気づいたあなたは相当素晴らしい、笑○安井謙太郎コメント本作の主人公を務めさせていただきます7ORDERの安井謙太郎です。大好きな脚本家の野島さんの新しい挑戦に携わることが出来ると聞いたときから、ワクワクが止まりません。劇場に足を運んでくださった皆様に、まるでガチャで当たりを引いたときのような喜びと驚きを届けられるよう、精一杯演じさせていただきます。どうやら僕も当たりを引いたみたいです。○木津つばさコメントこの度舞台『ガチャリコフェスティバル』に出演いたします、木津つばさと申します。何が起きるか誰にも分からない、「五感を通り越して楽しめる」そんな作品を皆と創り上げたいと思います。期待して待っていて下さい!
2020年02月20日日本で3度目の上演となるオフブロードウェイ・ミュージカル『bare』が1月30日(木)に開幕する。出演者の安井一真、田村良太、茜屋日海夏に話を聞いた。【チケット情報はこちら】カトリックの全寮制寄宿舎高校を舞台に、青少年の性とアイデンティティへの葛藤、ドラッグへの誘惑を衝撃的に描いた本作は、2000年にロサンゼルスで初演され、最優秀ミュージカル賞、最優秀作曲賞を受賞、オフブロードウェイに進出後、世界中で上演される人気作。日本では2014年に原田優一の演出で初演され、16年の再演に続き、今回も原田が演出を手掛ける。取材時は、歌稽古から芝居の稽古に切り替わるタイミング。現在の心境を、ミュージカル初挑戦の安井は「歌稽古が新鮮でした。僕は音楽グループに所属しているので歌は歌ってきたのですが、お芝居で歌う難しさを実感しているところです」と明かす。初演から出演してる田村は「この作品は『レ・ミゼラブル』などと同じ“ポップオペラ”で、やり取りを全て歌で表現する。だから歌の量も膨大なのですが、そこが楽しいです。今回は音楽が日本語として聞きやすく変化していて、より感情を乗せやすくなりました」。茜屋も初めてのミュージカルだが「以前、歌のレッスンで今回演じるアイヴィの楽曲を歌ったことがあって。その時は、お話も知らなかったのに気持ちが揺さぶられたのを覚えています。私自身、共感する部分もたくさんあるこの作品が、開幕してどう受け取ってもらえるのか楽しみです」とそれぞれ語る。本作で描かれる作品の舞台は、今の日本にも似た環境。LGBTQなどへの認識は進むものの偏見がなくなったとは言えず、ドラッグの存在も決して無視できない状況だ。田村は「前回からの4年で日本も変わり、この作品の受け取り方も変わるんじゃないか思います。だからこそ今、この作品がどう届くのか楽しみです。ただ僕は、このお話のメインはやっぱり高校生たちの悩みや心のやり取りだと思っていて。そこは普遍的なものなので、誰でも感情移入しやすいんじゃないかな」と語る。演出を手掛ける原田について安井は「僕自身は初めましてなのですが、共通の友人が多くて、作品に出演が発表されたときにすぐにその友人たちから『愛のある方だよ!』と連絡がきました。だから今回ご一緒できることが楽しみです。愛に触れたいなと思います」。茜屋が「すごく悩みそうだけど、悩んだぶんだけよくなるって田村さんもおっしゃっていたので、たくさん悩もうと思います!」と話す本作は、1月30日(木)から2月9日(日)まで、東京・草月ホールにて。取材・文:中川實穗
2020年01月22日舞台「7ORDER」の公開ゲネプロが22日に東京・天王洲 銀河劇場で行われ、安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央が取材に応じた。同作は「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに7人が活動するプロジェクトの第1弾企画。近未来を舞台に、「AZ法」によって最底辺のZランクにされてしまった若者たちが、音楽と出会い革命を志す物語を描く。安井は「僕らの『7ORDER project』の発表させていただいたのが5月22日、ちょうどいまからぴったり3ヶ月前なんですね。このタイミングで7人で舞台、演劇というものにチャレンジできるのを本当に嬉しく思います」と喜びを表す。真田は「昨日はワクワクしてねれませんでした」、諸星は「昨日は緊張してめちゃくちゃ眠れました」と小ボケを挟みつつ、森田は「一生懸命やって、おじいちゃんになっても楽しかったんという舞台にしたいです」と長期的な目線で語る。また「やっとスタートラインに立ったので、いいスタートを切れるよう、フライングはしないように……2回までは許されるので」と言う萩谷の発言には周囲が意図をつかめず、安井が「陸上のフライングだよね。卓球のサーブと一緒だから! 2回まで許されるから」とフォローし、萩谷は「ミスった〜!!」と反省していた。さらに阿部が「ワクワクと感謝の気持ちでいっぱいなので、みんなの前でパフォーマンスができることが楽しみです」、長妻が「毎回思うんですけど、稽古がすごい楽しくて、ずっと稽古やってたいなって思うんです。初日緊張して失敗も多いんですが、みんなで支えあって、本番も楽しめるようにやっていけたら」とまとめると、周囲は「すごい、ちゃんとしたこと言ってる」と驚き。「『何か言うんだな』という空気を察して」逆張りをしたという長妻に、安井が「反対マンだから」と説明した。作中では阿部と萩谷が同じチームということで、リーダー役の阿部は役作りで髪の色を赤に。阿部は「野蛮な感じの雰囲気で。プライベートでは帽子をかぶって。合う服がない」と目立ってしまう様子。安井と幼馴染という役どころの長妻は「僕今回、襟足が長いキャラで。襟足を長くしているという過去があります」とぼけ、メンバーから「どんなキャラ!?」とつっこまれていた。また絵が得意な長妻に、安井が「絵の具をあげたんですよ。半年前くらい。何回使った?」と聞くと、長妻は「2回くらい」と告白。安井が「おい! 使えよもっと!」と苦笑していた。舞台の見どころを聞かれると、それぞれ「普段と違う、下の名前で呼んでいるところ」(萩谷)、「僕らの意見も少し言わせていただいて、7人そろった形で始めたかった。幕が開いて7人の姿が見える瞬間は今からわくわくしています」(安井)、「劇中で使っているニュースの映像。キャスター役のオーディションをしたり、影も全部自分たちでやった」(森田)と次々挙げていく。また「ショーっぽい2幕も見どころだし、1幕のバンドも気合いが入って好きなポイント」(阿部)、「音楽です。僕が作った曲も入っていて、『ここはこの人に歌ってほしい』と割り振った」(真田)と続ける中、長妻は「シーンの移り変わりで暗転があって、真っ暗になるんですよ。探りながら行くんですけど、たまにぶつかっちゃうのが、見どころです。真田くんの背中を蹴りまくってる。稽古からずっと」という意外な着眼点で周囲を驚かせていた。レポーターからは、故・ジャニー喜多川さんのお別れ会に行くかという質問も。阿部は「行きたいですね」と回答、安井は「神戸公演のリハーサルが入ってまして、直接は行けないんですけど、心の中で、しっかりとお別れをしたいなと思っています」と答え、メンバーも頷いた。最後に安井は、「僕たちの一発目となるんですけど、本当にたくさんの人の協力があって僕ら今日ここまでこれていると思ってます。ファンのみなさんの力が大きいと思っていますし、みなさんの期待に答えられるように、一歩ずつしっかりとした足取りで、横一列そろって進んでいきたいと思っています。これからも応援よろしくお願いいたします」と頭を下げた。
2019年08月22日安井謙太郎、真田佑馬、諸星翔希、森田美勇人、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央の7人が、7ORDER projectを始動、第1弾として舞台『7ORDER』を上演することが22日、明らかになった。同プロジェクトでは、「Happy をみんなで作りあげていく」をモットーに、7人が活動を通してファンとかけがえのない瞬間を共有する。第1弾として、2019年8月22日より東京・神戸にて、舞台『7ORDER』を上演。1人1人が音楽、演劇、アート、ファッションなどジャンルレスに挑戦していき、その経験を混ぜ合わせ、自分たちなりのエンターテインメントを作りあげていくという。東京公演は天王洲 銀河劇場にて8月22日〜9月1日、神戸公演はAiiA 2.5 Theater Kobeにて9月5日〜8日。○プロジェクトメンバー コメント第一弾は、舞台として、令和元年にプロジェクトの1つとして掲げた演劇に挑戦できることをありが たく思います。自分たちの第一歩目として自信を持って届けられる作品になるよう精一杯演じさせて いただきます。
2019年05月22日NHK総合テレビ「あさイチ」の“スーパー主婦”シリーズで、“片づけの達人”として大人気の井田典子さん。「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」というシンプルなルールで、数々の片づけが苦手な主婦の悩みを解決してきました。そんな井田さんに今回は、片づけを通して子どもに学んでほしいことについてうかがいました。井田典子(いだのりこ)さん プロフィール整理収納アドバイザー1級・相模友の会(婦人之友の会読者の会)所属。モノの整理が心を整えることを実感して、片づけ依頼を受けるようになった。NHK総合テレビ「あさイチ」などで“片づけの達人”“スーパー主婦”として活躍。うかがうお宅の住人に寄り添った、ていねいな片づけアドバイスに人気が集まっている。■「片づけって楽しいね」ママの気持ちが子どもに伝染――子どもが片づけない! と困っているお母さんは多いと思うのですが、子どもが自分から片づけてくれるような上手なコツはありますか?井田典子さん(以下、井田さん):お母さんが片づけをして、「あ~! すっきりして気持ちいい!」というオーラを出すことです。子どもって、言ったようにはしないけど、見たようにはするもの。だから、「お母さん、片づけして楽しそうだな」と子どもが感じ取ると、子どもも同じようにするようになりますよ。――確かに、お母さんがイライラして片づけていたら、なんだか嫌なことをしているように思えてしまいますよね。「片づけ=お母さんがイライラ」のと「片づけ=お母さんが楽しそう」では、受ける印象がぜんぜん違います。井田さん:これは、私も子どもに気づかされたのですよ。息子が思春期の頃、夜なかなか帰ってこない彼を待ちながら、たまたま引き出しをひとつ片づけていたのです。子どもはなかなか変わってくれないけど、引き出しは小さいスペースなので、目に見えてきれいに変わってくれて、私は知らないうちに癒されていました。そうしたら、それを見ていた一番下の子が「ママ、片づけていると楽しそうだね」と。それで初めて気がついたのです。■片づけへの第一歩は「分ける」訓練から――確かに、お母さんが楽しんでいることは、子どももやってみたくなりますよね。…ただ、それでもなかなか重い腰をあげてくれない子には、どんな声がけをしたらよいのでしょう?井田さん:「片づけなさい」という言葉は、実は、子どもにはわかりにくいのです。よく「机の上を片づけなさい」と言うと、子どもって片側にザザーッと寄せて余白を出そうする(笑)。で、「引き出しを整理しなさい」と言うと、今度は並べ替えをする(笑)。でも、それでは片づけになりません。片づけるということは、「分ける」ことですから。――確かに! ザザッーと寄せて「はい、終わり!」というのは男子に多いパターンです(笑)井田さん:子どもに片づけを身につけさせるのに、良い方法があります。まず、机の上にひもを1本置き、使っているモノをひもの右に、使わないモノを左に置きます(右利きの子の場合。左利きの子の場合は左右反対になる)。これは、モノを分ける訓練になるのです。例えば、引き出しの整理では、まずはモノを全部出します。全部出すことで、自分がどんなモノを持っていたか気づくことができます。その後、ひも1本で先ほどと同じように左右に分けます。分け終わったら、選んだモノをしまっていきます。使わないと判断したモノは違う箱に入れてお母さんが預かるなり、時を見て処分するなりしましょう。これは、私が提唱している「だ(出す)」「わ(分ける)」「へ(減らす)」「し(しまう)」の方法です。――「分ける(選ぶ)」って大人でも難しい気がしますが、子どもだけに任せてできるのでしょうか?井田さん:片づけでは、親が「枠」を用意して、その中に入れるものは、子どもに選ばせることが大事です。今の子どもに大切なのは、選ぶ力。選択肢も情報もあふれている世の中で、今、自分にとって何が大事か? ということをしっかり選べる子にならないと、将来、自分の進路にも迷ってしまうことでしょう。そのためにも、片づけはとても良いトレーニング。片づけを「やらなくてはいけないこと」と考えず、子どもを鍛えるチャンスだと思って大事にしてほしいです。――義務ではなく、チャンスなのですね。井田さん:年末年始の長期休みは、とても良いチャンスです。わが家では、長期休みは書類整理をすると決めていて、親は親の書類、子どもは学期でたまったプリント類を、一緒に整理することにしています。子どものたまったテストやノートなどを改めて見返すことによって、子どものがんばりや成長を感じることができますし、普段あまり見ていないお父さんが見れば、きっとお母さんとは違った角度から子どもをほめてくれるでしょう。家族一緒にやると、すごく良いコミュニケーションになりますよ。本来、片づけは、こうしたとても豊かな時間なのです。ぜひ、長期休暇に家族みんなでやってみてくださいね。■「お母さんは万能じゃありません!」時には夫・子どもに頼ってみよう――「片づけが家族の豊かな時間になる」というのは目からウロコでした。…ただ、こうして片づけの良さばかりが強調されると、片づけ下手なお母さんはプレッシャーを感じてしまいそうですが、どうしたらよいのでしょう…?井田さん:片づけには、上手も下手もないのですよ。片づけは「常に更新すること」ですから、昨日より便利になればそれでいいのです。自分は片づけ下手などと決めつけず、わからない&できない時は、家族にSOSを出してみてはどうでしょうか?「お母さん、ここをどう片づけたらいいのかわからないんだけど、いいアイディアある?」というふうに。頼られれば子どもも張り切って考えるので、子どもの考える力を養うこともできますよ。――自分だけでなんとかしようと思うのではなく、家族を頼るのですね。井田さん:お母さんは万能じゃありませんし、万能である必要もありません。逆に、頼って任せるということは、子どもの成長を促す、とても大事なことですから。また、子どもが中高生くらいの難しい時期になったら、スマートフォンで片づけ前の状態を撮って子どもに見せ、「きれいなアフター写真撮って送ってよ」などと誘うと、うまくいくことが多いですよ。写真は客観的に見られるので、気づいていなかった状態もわかるのでおすすめです。――では、逆に、片づけ魔のお母さんはどうでしょう? 子どもの片づけに満足できなかったり、旦那に高度な片づけレベルを要求してしまったりしそうですが…?井田さん:心地よい片づけのラインは、みんな違います。お母さんが完璧な片づけの価値観を家族に押しつけてしまったら、家族は息苦しいのでは? こういう場合は、それぞれテリトリーの責任者をはっきりさせ、自分以外のテリトリーにはあまり口出ししないようにすることが大事。例えば、おもちゃ箱を子どものテリトリーと決めたら、多少お母さんが気に入らない片づけ方をしていても目をつぶる。でも、箱からおもちゃがあふれて共有スペースであるリビングに侵入してきたら、きちんと子どもに箱にしまってもらう、などというふうにしてみてはどうでしょう?――それぞれのテリトリーを決めたら、後はあまり口を出さないというのは、井田さんが繰り返し言われている、「枠」を決めて後は「任せる」ということですね。井田さん:モノを選ぶということは生活の根本で、時間の使い方、お金の使い方、そして心まですべてにつながっています。子どもには、片づけを通して、絶えず自分のことを見直すことで、「今、一番大事なものは何か?」ということを選び取れる人に育ってほしいと思っています。まずは、見えるところを整えることから少しずつ、親子で始めてもらえればうれしいですね。3回にわたり井田さんのお話をうかがってきて、不思議と、未練いっぱいだったヒール靴やクローゼットを占拠していたコート類などを、すっと手放せる気持ちになりました。それは、井田さんが、単に片づけのノウハウだけを教えるのではなく、「私にとって本当に大事なモノは何か?」という心の整理をしてくれたからだと思います。また、「お母さんは万能でなくて当たり前。周囲をどんどん頼りましょう!」という井田さんの言葉には、ホッと肩の力が抜けたような気がしました。いつの間にか私は、子育ても仕事も何もかも…しっかりこなせる強い母でありたい、という価値観に縛られ過ぎてしまっていたような気がします。頼ることでお母さんが楽になり、頼られることで子どもの自立が促される、そんなすてきなサイクルを、ぜひわが家でも作りたいと思いました。参考図書: 『片づけられない人はまずは玄関の靴を数えましょう』 (主婦の友社)井田典子/著 1200円(税別)NHK総合テレビ「あさイチ」でスーパー主婦として活躍中の片づけ達人・井田典子さんが、「モノと時間と心の整理」をテーマに、人生を豊かにするヒントを綴った1冊。まちとこ出版社N
2018年12月16日俳優・永井大の妻で女優の中越典子が29日、自身のインスタグラムを更新し、第2子女児を出産したことを発表した。中越は「このたび、11月22日に無事、第二子の元気な女の子を出産しました。母子ともに健康です」と報告し、「皆様には妊娠中に数々の応援を頂き、とても励まされました。ありがとうこざいました」と感謝した。「家族がまた一人増え賑やかになりますが、お仕事の方も夫婦共々精進してまいりますので、今後ともあたたかく見守っていて下さい」と呼びかけ、「澄みきった空のような娘の澄んだ瞳に、うっとりしています」とつづった。また、インスタグラムには中越が第2子を抱く写真も添えられている。中越と永井は、2010年1月期のテレビ朝日系ドラマ『サラリーマン金太郎2』での共演をきっかけに、同年春より交際を開始し、2014年12月に結婚。2017年5月に第1子となる男児を出産した。
2018年11月29日ジャニーズJr.の安井謙太郎が主演を務める映画『ニート・ニート・ニート』(公開中)のメイキング映像が28日、公開された。同作は、三羽省吾による同名小説を実写化。知英主演『殺る女』公開を控える、宮野ケイジ監督がメガホンを取った。レンチ(安井)・タカシ(山本涼介)・キノブー(森田美勇人)という3人のニートと、1人の少女・月子(灯敦生)が、北海道の大自然の中で右往左往する青春ドタバタロードムービーをコミカルに描く。今回公開されたメイキングは、撮影初日を迎えそれぞれに意気込むキャストらの姿からスタートする。真剣な表情で芝居に挑む役者としての顔はもちろん、安井・山本・森田ら"男子チーム"がじゃんけんをして遊んでいるところや、高所恐怖症と公言する安井を後ろから掴んで驚かそうとする山本のお茶目な一面、撮影中に誕生日を迎えた安井が特大のケーキに立てられたろうそくを必死に消す姿といった、和気あいあいとした様子を凝縮した。また、北海道の苫小牧市、札幌市、稚内市、釧路市阿寒町、清水町、帯広市、えりも町と、総移動距離3,300km越えのロケを敢行した同作では、メイキング映像でも作業着に身を包む姿や、牧場で羊を全力疾走で追いかける無邪気な安井、馬に驚く森田の姿など、北海道ならではの素顔が切り取られた。最後には、ファンにも好評だという回想シーンの高校生姿で、カメラに向けてお茶目にピースサインを向ける4人の姿で締めくくられた。さらに、安井、山本、森田のが、カメラに向け仲良くポーズを決める姿を切り取ったメイキング写真も公開。先日行われた公開直前イベントでも、3人は「道内各地の銭湯巡りにハマった」ことを明かしているほどの仲の良さで、山本は「"北海道に行ったからこそ"出せた3人の状態というものがあり、だからこそ出来た芝居というものがあった」と語った。
2018年11月28日ジャニーズJr.の安井謙太郎が23日、都内で行われた主演映画『ニート・ニート・ニート』(11月23日公開)の公開初日舞台挨拶に、山本涼介、森田美勇人(ジャニーズJr.)、灯敦生、宮野ケイジ監督とともに登場した。同作は、三羽による同名小説を実写化。現在知英主演『殺る女』も公開中の、宮野ケイジ監督がメガホンを取った。レンチ(安井)・タカシ(山本)・キノブー(森田)という3人のニートと、1人の少女・月子(灯)が、北海道の大自然の中で右往左往する青春ドタバタロードムービーをコミカルに描く。初主演にして、初日舞台挨拶で初MCをムチャ振りされた安井。「本当にありがたいことなんですけど、MCという話を、さっきそこで聞きまして。こういうのってもうちょっと事前に教えていただけるものなんじゃないかな?」と疑問を提示する。森田は「ジャニーズあるあるだから! 『You、やっちゃいなよ』だから!」と嬉しそうに煽っていた。「1回そっちに立ちます?」と下手のMC位置に移動した安井だが、「さ、ということで……」とスイッチが入った様子。「怖いのが、『お好きにお願いします』と書いてある」と苦笑しつつ、「旅の思い出あったりしますかね? 車運転している時間が多かったんですよ」と流暢に進めていく。森田は車を運転するシーンについて「やんちゃな僕たちが、このままどっか行っちゃおうか。次の角曲がって、1回撒いちゃおうぜみたいな話だったんですけど、ずっと角がないの、北海道!」とエピソードを披露。「もう、緑、緑、道……」と景色の雄大さについて語った。また、安井は途中から「多分、俺こっちなんですよね。ある程度こっちの"画"撮れましたよね」と立ち位置も気にして再度センターへ移動。「画のことまで考えてる!」と驚かれていた。灯は安井と森田について「宗谷岬の食堂で、ダンスの振りをふたりで練習されているところを目撃したんですよ。映画ではニート役なんですけど、普段はすごい働き者だなって思いました」と明かす。安井は「食堂の窓が夜になると、鏡みたいになるじゃないですか。あれで、A,B.C-Zさんの振りを練習していました」と説明し、森田は踊ってみせる。山本は「音聞こえてきましたね。1階から、ドン! ドン! ドン! って聞こえてきた」と振り返った。さらに安井は山本に促され、「今、映画をご覧になった皆様ですが、また観たいという方など、客席に挙手などの煽り!」と台本をそのまま読んで笑わせる。「最後の質問で!」というスタッフのカンペにも応え、最終的に宮野監督に見どころについて話を振り、「全部ですね!」とまとめるなどの活躍っぷりで、「本当に、ほんっとに楽しかったです」とその場を満喫していた様子。MCも「サポートするところ、ゼロでした」と驚くと、安井は「本当に、ラジオやっててよかったと思います」としみじみしつつ、「北海道は地震が起こったばかりで、この映画がどこまで力になれるかわからないけど、少しでも北海道の方々に恩返しができたら」と語った。
2018年11月23日●映画『ニート・ニート・ニート』で好きなシーンはジャニーズJr.の安井謙太郎が主演を務め、山本涼介、森田美勇人(ジャニーズJr.)、灯敦生といったフレッシュなメンバーが集まった青春映画『ニート・ニート・ニート』(11月23日公開)。三羽省吾による同名小説を実写化した同作は、3人のクズニートとワケあり家出少女が北海道を駆け巡る、ロードムービーとなっている。他の2人から憤りをぶつけられるほど倫理観のないキャラでありながら、人を惹きつける魅力も持っているところが厄介なレンチ(安井)、地道に働いていたはずなのに日常から外れて楽しそうなタカシ(山本)、繊細さのために傷つき引きこもりとなってしまったキノブー(森田)という、今作に出演する3人のニートたち。今回は、物語の中心となる安井、山本、森田にインタビューし、作品についての印象から、実際には社会で働いている3人の仕事観など、様々な話を聞いた。○みんなで並んで観た――撮影は1年前になると思いますが、完成した作品を見ての感想はいかがでしたか?安井:みんなで、横並びで観ました。森田:3人並んで、クスクス笑ったよね。安井:自分のシーンや発言で笑ってくれると、めっちゃ嬉しくなった。でもあまり試写の経験がないから不安すぎて……現場でも急に「主演の安井さん、ごあいさつお願いします」と振られることが結構あったから、やまもー(山本)に「試写の時って、挨拶ないよね」と聞いたら、「あ、ないっすないっす。試写はみんな観て帰るって感じなんで」と言ってて。「良かった〜」と思って座ってたら、「それでは、主演の安井さんから一言どうぞ!」と言われて、「このやろう、騙したな!」と(笑)。山本:僕も初めてだから、びっくりした(笑)。安井:僕が一番びっくりした!(笑) 本当はないらしいです。結局、みんな挨拶したんだけど。山本:僕は撮影が去年の夏で、完成を観たのが1年後だったので、撮影の時を思い出しました。思い出がある分、普通に観ている人は笑わないであろうシーンで笑っちゃったりするんですよね。森田:僕が好きだったのは、レンチとタカシのバス停のシーン。安井:あれはね、俺も好き(笑)山本:北海道でバスが1日6本しか来ない……というシーンがあって。森田:「まじか〜」のやつ!安井:あのリアクションはもう、二度とできないよ(笑)。森田:やっぱり、レンチの行動に笑うことは多かったですね。最北端の宗谷岬のシーンでは、カメラが3人それぞれの観光地での過ごし方を映すんですけど、レンチは銅像(間宮林蔵)の刀を抜こうとしていて、「バカすぎる!」と思って、驚きました(笑)。安井:やばかったね(笑)。森田:個人的に、すごく好きなボケでした。● SNSでトレンド4位に? 注目について「嬉しい」――3人ともすごく仲良しな感じですが、仲良くなったきっかけなどはあったんですか?森田:やまもーに、壁がないんだよね。安井:美勇人の言う通り、やまもーには、なんの気も使わせない”波動”が出てる。でもやっぱり、撮影中の銭湯での裸の付き合いが1番だったのかな。仕事に関係なく、なんてことのない話をできたのが、仲良くなれたきっかけだったんじゃないかと思います。撮影の合間は仕事の延長線上の話をすることが多かったんですけど、銭湯では本当に等身大の、ただの男どもの会話でした。山本:いや、壁はありましたね。安井:……裸だったのに?山本:うそうそうそ! 全然なかったです、最初から(笑)。気を使わず、楽な状態でいることができました。美勇人くんは同い年だし、安井くんはテレビで見て知ってたし。「あれ、テレビに出てた人だ」みたいな感じでした。もともと共通の知り合いがいたので、どういう人かも聞いてて。安井:きっと、悪口言われてるよ(笑)森田:なんて言われてたの?山本:美勇人くんは、「むちゃくちゃダンスがうまいし、ファッションが好きだから、話が合うと思うよ」と。安井:俺は?山本:「面白い人」(笑)安井:浅っっい!!(笑) しかもさ、そんなに面白くないから!森田:面白い感じでやってないじゃん(笑)山本:「会話が弾む人」という意味かな? だから、「全然気を使わなくていい」って。安井:そういう意味だったら、わかるかも。森田:「面白い人」だと、めちゃめちゃハードル上げられてるからね(笑)――実際の安井さんはどうでしたか?山本:いやあ、面白かったですね〜。森田:それ、全然面白くなかった時の言い方じゃん!(笑)安井:「面白い」って、時にはナイフよ? グッサグサ刺さるから!森田:怖い言葉だよ!――じゃあ、山本さんから見て、実際の森田さんは?山本:想像通りでした。おしゃれですし、俺は撮影のときはジャージでいることが多いんですけど、美勇人くんは毎日違う服を着て、ちゃんと気を使ってるな、と。森田:おしゃれするの、楽しかったです。でもちょっと疲れて、途中、中学の時のジャージ着てました。振り幅がエグいんですよ。安井:胸に「森田」と書いてある(笑)。でもあれは、「こんなやつでもどうすか? どうすか? 胸に『森田』でもこの仕上がりでっせ?」のやつだから、みんな騙されちゃダメですよ!森田:(爆笑) いや、中学のジャージとか、着ちゃったんですよね(笑)○ファン以外の方にも広げられたら――この作品は、公開日が決まった時にTwitterのトレンド4位になったりと、かなり話題を呼んでいますが、そういう反響に対してみなさんはどう感じられていますか?山本:注目されているということが、シンプルに嬉しいです!安井:僕らの仕事って、なんでもそうですけど、求めてくださる方がいなかったら成り立たないものなので、それがあるということが、幸せで。その期待に見合うものを提示して行かないといけないな、と思います。森田:僕は嬉しい! 4位って聞いて、すごく嬉しいです。安井:でもそう言われると、1〜3位がめっちゃ気になりますね(笑) SNSもやってなくて、あんまり見ないから……「巨人」とか!?山本:「横浜」?森田:「広島」もあるよ!山本:野球ばっかりじゃない?(笑)安井:話題になるのって、スポーツのイメージがあるから(笑)。でも本当にありがたいですよね。僕たち3人のファンの方も楽しみにしてくださってると思うんですけど、同時に、そうじゃない方にも観ていただけたら嬉しいな、という思いもあります。みんなで、力を合わせて広めていけたらと思います。――ちなみに安井さんは初主演映画ということで、周囲の反響はいかがでしたか? ご両親や、友達など。安井:親は、めちゃめちゃあっさりしてて! 一応、主演だから、もうちょっとあるのかな? と思ったんですけど、「撮影は北海道なの? どれくらい行くの?」という感じでした。友達の方が逆に、いろんなリアクションがありました(笑)。――今回結構過酷な撮影だったと思いますが、3人だけでお疲れ会をするとしたら、どんなところに行きたいですか?山本:銭湯に行きたいですね。安井:ブレんなあ〜。山本:銭湯、大好きなんで。疲れがとれるじゃないですか!安井:サウナは?山本:あんまり行かないかな。安井:なのに、北海道であんなに入ってたの!? 「サウナマスター」みたいな顔して入ってたじゃん!山本:サウナ初心者!(笑) いろんな湯があるところが好きだね。森田:スーパー銭湯だ!――実際に「どこかに行こう」という場合は、誰が言い出すんですか?森田&山本:……。(無言で安井を指す)安井:いや、僕のバックにいるんですよ、監督が! だいたい監督発信で、4人でごはんに行って……すごく愛があるんです。山本:こっちに連絡来ないですから!(笑) 安井くん経由で来るんですよ。安井:それは「みんなに言っといて」ということで(笑) 唯一「座長の責任」感じてるもん! 1番感じてる! 監督から言われたら、4人の日取りを決める。山本:託されてるね!安井:「頼むぞ」と。●チャレンジできる時代だからこそ、やりたいことを――最後に、今回「ニート」を題材としたお話ではあると思うんですけど、弊社が働くことについて考える会社でもあるので、ぜひ皆さんのお仕事観についても伺えると嬉しいです。安井:みんな、いくつから仕事してるんだっけ?山本:僕は、16歳。森田:10歳かな。――10歳ですか!?安井:美勇人が一番古株なんですよ。僕も16歳くらいからです。山本:大ベテランだね。森田:働くことって、意識したことがないかもしれません。無意識の頃から働いてて、サッカーと仕事、同じ感じでやってました(笑)。でも責任感はあって、自分のやらなければいけないことを全うしたいという気持ちは強かったです。――それはいつ頃からなんでしょうか?森田:事務所に入った頃から、だと思います。僕の場合はバックダンサーのようなお仕事だったので、振りを覚えることが大事だったんですが、責任を持ってやっていました。「わけもわからず」じゃなくて、「求められたことをやりたい」と思っていて。意識したことはなく、もう、習慣みたいになってました。――山本さんはいかがでしたか?山本:働くことに関してもちろん責任感もあります。でも芝居が好きだし、モデルの仕事も好きで楽しくて、それが1番の原動力だと思います。頑張って働いたお金で好きな服も買うのも楽しみの一つです。でも僕自身すごく楽しんで仕事をしているので、全然苦ではないし、好きなことを仕事にさせていただけているの、すごく幸せなことですね。だからあんまりマイナスなこと考えずに、ポジティブに考えるということが、大事なのかな、と思います。安井:その通りだな、と思います。特に僕らなんて恵まれてる環境で、おそらく実際に自分たちが思っている「働いている」感覚って、世間の方の働く感覚とはずれがあると思っています。でも例えば、昔はゲームばかりやってたら「ダメだ」と言われていたのが、「eスポーツ」として職業になったりとか、自分の力でなんでもできる世の中になってきていて、恵まれた時代だと思うんです。僕はちゃんと働いたことはないけど、今の時代だからこそ……自分が何をして食べていきたいかを選択できて、チャレンジできる時代だからこそ、やりたい時にやりたい職業につけるというのは、すごく素敵だと思います。確か、転職のサイトなどもされてると思うんですが(笑)。――いま、『マイナビ転職』CMのキャッチコピーに使えそうだな、と思って聞いていました。安井:勝手に思ってるだけなんですけど!(笑) 素敵なことだな、と思います。■安井謙太郎1991年7⽉21⽇⽣まれ、神奈川県出⾝。2007年からジャニーズ事務所で活躍、以来ドラマ『49』(13)、『SHARK〜2nd Season〜』(14)、『黒服物語』(14)、バラエティ、ドラマなどで活躍する。映画出演では今回が『劇場版BAD BOYS J -最後に守るもの-』(13)、『ホーンテッド・キャンパス』(16)に次ぐ3本⽬にして初主演作。現在、NHKラジオ第1『らじらー! サタデー』(毎週土曜21:00〜)MCとして出演中。■山本涼介1995年5月15日生まれ、奈良県出身。ドラマ『花ざかりの君たちへ~イケメン☆パラダイス~2011』でデビュー。『仮面ライダーゴースト』(15)の仮面ライダースペクター役で注目を集める。現在『MEN’S NON-NO』専属モデルとしても活躍している。主な出演作に映画『好きっていいなよ。』(14)、『神さまの言うとおり』(14)、ドラマ『理想の息子』(12)、『あすなろ三三七拍子』(14)、『陸王』(17)、『インベスターZ』(18)、舞台『家庭教師ヒットマンREBORN! the STAGE』(18)などに出演。現在、映画『旅猫リポート』が公開中。■森田美勇人1995年10⽉31⽇⽣まれ、東京都出⾝。2005年よりジャニーズJr.として活動を開始。以来、舞台、コンサート等で活躍し、ドラマ『BAD BOYS J』(13)、『49』(13)、『魔法★男子チェリーズ』(14)、『お兄ちゃん、ガチャ』(14)などに出演。映画出演は『劇場版BAD BOYS J -最後に守るもの-』(13)以来2作目となる。
2018年11月18日