日本を代表するピアニスト青柳晋が、夏の終りの東京において連夜のサロン・コンサートに出演する(2022年8月17日:霞町音楽堂、8月18日:ホテルグランバッハ東京銀座)。ショパンやリストが活躍し、当時の紳士淑女を魅了した19世紀パリのサロンもかくやと思える2つのサロンは、どちらも非日常の極み。飲食のサービスはもちろん、アーティストの息遣いが聞こえるほどの親密な空間からは、コンサート本来の楽しみを倍増させる魅力が感じられる。プログラムには、J.S.バッハ「トッカータハ短調」、シューマン「子供のためのアルバム」よりOp68-30「無題」、「ノヴェレッテン」より第8番、ショパン「前奏曲」嬰ハ短調&「ピアノ・ソナタ」第3番という作品が披露され、夏の素敵な宴に華を添える。「サロン・コンサートはそもそも大好きなのです。聴衆が大きな塊のように感じられる大ホールでのコンサートと違い、小規模なホールで、お客様ひとりひとりと密接なコンタクトが取れるサロン・コンサートの心地良さは格別です。しかも今回は、最後に人前で弾いたのはいつだったか‥と考えるくらい久しぶりのJ.S.バッハ作品を含むプログラム。さらには初出しのシューマン作品などなど。まさに本番は出たとこ勝負です。2つの素敵なサロンにおいて、どんな化学反応が起こり、どんなガス(?)が発生するのか、楽しみであり、乞うご期待!(青柳晋)」霞町音楽堂 ホテルグランバッハ東京銀座
2022年07月29日7月8日、安倍晋三元首相(享年67)が銃撃されて死亡した。殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)は、母親が入信した旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への積年の恨みが犯行の動機だと供述している。政治家と統一教会のつながりについて、宗教や霊感商法に詳しい紀藤正樹弁護士が解説する。「統一教会は全国各地で霊感商法による違法な資金集めや詐欺的伝道などさまざまな違法行為を起こしてきました。霊感商法とは先祖などの因縁や祟りがあると脅して、高額なお布施をとったり、高額な商品を売りつける手口で、1980年代からたびたび問題に。しかし、なぜか警察のメスはなかなか入りませんでした」背景には、統一教会が持つ強い政治力があると指摘されている。「韓国で生まれた統一教会は1959年に日本に進出し、1964年に宗教法人と認証されます。1968年、反共産主義を掲げる統一教会は政治活動団体『国際勝共連合』を創設しますが、安倍元首相の祖父の岸信介元首相がこれに共感し交流を深め、統一教会の本部に何度も訪問した。その密接な関係は福田赳夫元首相を経て、安倍元首相まで脈々と続いていたのです」(紀藤弁護士)長年、宗教トラブルに取り組んできた山口広弁護士はこう語る。「安倍元首相には、統一教会にエールを送るような行為はやめていただきたいと繰り返しお願いしてきました。有力な政治家との結びつきは、信者の違法な活動に対して“お墨付き”を与え、信者の士気も上げます。その結果、新たな被害者が生み出されていくのです」7月26日の記者会見で、安倍元首相の実弟で防衛大臣の岸信夫氏(63)は自身と統一教会の関係について、「統一教会の方と付き合いもあるし、選挙の際にも手伝ってもらっている」と語った。さらに、「あくまでもボランティアなので次の選挙でどうなるかはお答えできない」と、今後も協力関係を続けていくことも否定しなかった。■「政治力との絆が弱かったから摘発された」もちろん、霊感商法を行ってきたのは統一教会だけではない。「2009年に、統一教会の手口をまねた霊感商法の『神世界』グループが提訴されました。のちに逮捕された責任者は『政治家との絆が弱かったから警察に摘発された』と語っています。この事件をきっかけに、統一教会に捜査が再び及ぶことが期待されましたが、教会側がコンプライアンスを順守すると宣言したことを警察がうのみにして、捜査しないという不可解な決着に。しかし、反社会性はいっこうに改まらず、現在も『霊感商法』の被害者の多くは、統一教会によるものなのです」(紀藤弁護士)「全国霊感商法対策弁護士連絡会」によると、昨年までの35年間で統一教会などが行った霊感商法の被害額は1237億円に。この5年だけでも55億円にのぼる。
2022年07月28日7月8日、安倍晋三元首相(享年67)が銃撃されて死亡した。殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)は、母親が入信した旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への積年の恨みが犯行の動機だと供述している。注目が集まったのは「霊感商法」という手口だ。宗教や霊感商法に詳しい紀藤正樹弁護士が解説する。「統一教会は全国各地で霊感商法による違法な資金集めや詐欺的伝道などさまざまな違法行為を起こしてきました。霊感商法とは先祖などの因縁や祟りがあると脅して、高額なお布施をとったり、高額な商品を売りつける手口です」「全国霊感商法対策弁護士連絡会」によると、昨年までの35年間で統一教会などが行った霊感商法の被害額は1237億円に。この5年だけでも55億円にのぼる。長年、宗教トラブルに取り組んできた山口広弁護士はこう語る。「被害額は弁護士や消費者センターなどに相談があったもの。実際はこの数十倍ほどにも達するでしょう。霊感商法に狙われるのは圧倒的に女性が多い。悪質な手口を知ることで、被害を未然に防ぐことができます」それでは、実際の事件を基に、霊感商法の典型的な4つの手口と見抜き方を学んでいこう。■ 家族がだます側に回る「FF」という手口Aさん(40代)の養母は心臓手術のため入院。統一教会の信者である姪が、教団幹部を引き連れ「聖本10冊を家に入れなければお母さんを助けられない」と創始者・文鮮明氏の説教集『聖本(1冊約3000万円)』の購入を強要。養母名義の預金から3億円を献金させ、その後も「お母さんが心臓病なのは先祖の罪を背負っているからだ」と、4年にわたりさらに約1億9000万円を奪った。「霊感商法の被害のきっかけは『訪問』『街頭』『広告』『FF(ファミリー&フレンド)』の4つ。『FF』は家族や親戚をはじめ友人、知人などを使う。信頼できる人からの誘いでも霊感商法を疑いましょう」(紀藤弁護士)■まるで詐欺劇団チームで陥れる「占いの勉強をしています」と訪れた統一教会の信者を家に招き入れたBさん(70代)。占い料として3000円を支払ったが、信者は「霊界で祖先が苦しんでいる」と(教会の施設である)霊場に誘導。そこで霊能師から「このままでは夫の命はない」と脅され2300万円の「念珠」を購入。その後も次々と高額商品を購入させられた。その後、別の信者から、「象徴献祭」(献金にかわる献物)として自宅の不動産を担保に7億3000万円を銀行から借りることを強要。「きれいな家系にならないと子孫に早死や離婚が出る」と脅され、被害額は7億7000万円にのぼった。「霊感商法では、資産をだまし取るため『声がけ係』『霊能師の係』『資産を調査する係』『評価する係』など10人くらいのチームが一丸となってマインドコントロールしてくる。相手の施設には絶対に行かないことが重要です」(紀藤弁護士)■ 襲撃犯の母も…「家系図」で相続を把握する夫に先立たれた医療事務パートのCさん(60代)。長男が直腸がんと診断された直後に、信者が布教に来て、「子孫の病気や不幸は先祖の因縁が原因」と、家系図を作成して家系や先祖について勉強することを勧められた。その後、教会へ誘われ「夫と長男が地獄で苦しんでいる」と不安や恐怖心をあおられ続け入信、献金することに。パート年収160万円のCさんは「夫と長男を地獄から救うため」と保険を解約し、約2年間で約426万円を献金した。「不幸や悩みがあると『原因は先祖の霊がとりついているからだ』などと不安をあおって家系図を作らせる。これは典型的な手口。相続人かどうかチェックして資産状況を調べ上げるためなのです。そう言われたら、必ず警戒を。山上徹也容疑者の母親も、家系図を書かされ、その後、多額の献金をさせられるようになったと報じられています」(紀藤弁護士)■ネットが入口に霊感商法の最新手口結婚するかどうか悩んでいたDさん(20代)が何げなく答えたネットのアンケート。回答してから数日後、「お礼として無料鑑定をします」とのメールを受け取る。その後、電話がかかってきて「転換期の相が出ている」などと告げられ、直接会って鑑定してもらうことに。話し込むうちに「結婚してもうまくいかない。この開運の印鑑を授かるといい」と迫られ14万円で購入。これをきっかけに入会金8万円を払いビデオセンター(自己啓発セミナー)に通うように。信者から「現在付き合っている男性と別れないと不幸になる」と長時間の説得。「合同結婚式以外の結婚は堕落である」と信じ込み、Dさんは恋人に別れを告げた。「ネットやSNSなどで、アンケート調査と称したり、イベントを介在させたりするなど霊感商法の手口はさまざまありますが、人の弱みにつけこんで近づいてくることはまったく変わっていません。『自分だけは大丈夫』と思わずに高額の商品を売りつけてきたり、不安をあおってきたりするなど、おかしいと思ったら、弁護士に相談しましょう」(山口弁護士)人生を狂わせる霊感商法には、弱みを見せないことが重要だ。
2022年07月28日安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件からまもなく3週間が経とうとしている。山上徹也容疑者への取り調べが進むなか、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)への注目が集まっている。「山上容疑者は、母親が統一教会に多額な献金を行い破産したことで、教団に恨みを抱くようになったといいます。そして、安倍元首相が統一教会の関連団体に贈ったビデオメッセージを見て安倍元首相と統一教会に深いつながりがあると思い、犯行に及んだとのことです」(全国紙記者)統一教会への世間の関心が高まるのと同時に、政治との繋がりも徐々に明らかになってきた。「24日放送の『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)は、自民党の細田博之衆議院議長(78)は’19年10月、統一教会の友好団体が名古屋市で主催した会合に出席し挨拶をしていた映像を放送。この会合には教団の創始者・文鮮明氏の妻で現在は総裁を務める韓鶴子氏も出席していたそうです。安倍元首相の実弟である岸信夫防衛大臣(63)も26日の会見で『何人かは存じ上げている。お付き合いもあったし、選挙の際もお手伝いをいただいた』と交流があったことを認めていました」(政治部記者)本誌も2名の国会議員と統一教会について報じている。1人目は稲田朋美議員(63)。稲田議員は本誌の取材に対し、2010年に統一教会の関連団体「世界平和女性連合」のイベントに参加していたことを認めた。「世界平和女性連合」は1992年に文鮮明氏と韓鶴子氏によって創設された団体だ。2人目は初代デジタル大臣を務めた平井卓也議員(64)。平井議員は昨年8月に高松市で行われた「ピースロード」のクロージングセレモニーに参加していた。本誌が平井議員の事務所に問い合わせると、実行委員長として主催者挨拶を行っていたことを認めていた。昭和の末から霊感商法や高額な献金が問題視され続けてきた統一教会。全国霊感商法対策弁護士連絡会は今月12日に開いた会見で、統一教会と政治家との関わりについて「政治家として配慮いただきたい、ということを繰り返しお願いしてきた」と、コメントしている。「山上容疑者の母親の教団への献金総額は1億円にものぼるとみられています。連絡会も会見で、昨年も3億円以上の被害相談が寄せられていることを明かしています。また、連絡会は政治家が統一教会やその関連団体の集まりに出席したり祝電を打つことで、統一教会が社会的に承認されているという“お墨付き”を与えることになると指摘しています。90年代から統一教会に関連する問題に取り組んできた紀藤正樹弁護士も、『政治家の方々は、罪を清算していない団体の事実にもっと目を向けてほしい』と訴えていました」(前出・全国紙記者)しかし、統一教会との関係が報じられた政治家たちの説明は釈然としないものだった――。「細田衆議院議長は統一教会の友好団体との関係について『コメントできない』と各メディアに返答。岸防衛大臣も『選挙だから支援者を多く集めることは必要なことだと思っている』と、統一教会との繋がりを見直す素振りは見せていませんでした」(前出・政治部記者)稲田氏は本誌の取材に対し、参加の経緯について「12年ほど前のことなので経緯は不明」と回答。平井議員も「世界平和と日韓友好を目的とする自転車イベントだと認識しており、県や市町も後援しているので、地元の議員として名誉職的な意味合いで実行委員長を引き受けた」と回答していた。統一教会との関わりを堂々と認める政治家たち。こうした姿勢には、インターネット上で“開き直り”と批判する声が上がっている。《統一教会との関係を認めて最早開き直りやしらを切る自民党議員。票を集めるためには統一教会や何かしらの宗教団体と関わりを持つのが当然だと言う。そんな力に頼らないと当選できないということを公言しているようなものだ。恥ずかしくないのか。》《岸防衛相、二之湯国家公安相の記者会見を見て驚いた。平然と統一教会の信者の支援を貰った、名前を貸したなどと悪いことをしたという態度はみじんも感じられなかった。統一教会と同じ反社勢力と同様の暴力団の支援を得てこのような態度が取れるのか。即刻辞任すべき》《旧統一教会と関りがあります、選挙も手伝ってもらいましたと堂々と話してる政治家を見てると、大御所演歌歌手の”暴力団のパーティーに呼ばれましたが何か?”みたいな、繋がりがあって何か問題でも? な雰囲気を感じる》共産党の志位和夫委員長(67)は26日にTwitterで、《“何が悪いのか”と開き直りを始めた。自民党という党の全体、そして岸田政権の基本姿勢が厳しく問われている。》と苦言を呈した。さらに前参院議員でジャーナリストの有田芳生氏もTwitterで《開き直った仰天発言》と投稿している。繋がりを認めた議員たちは果たして教団の献金問題などについて何を思うのだろうか――。
2022年07月28日安倍晋三元首相(享年67)を背後から銃撃し、殺害した山上徹也容疑者(41)。凶行に及んだ背景として連日取り沙汰されているのが、統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)だ。「山上容疑者は、取り調べの中で、統一教会に入信した母親が多額な献金を行い破産したことで家庭が崩壊したと主張。そして、安倍元首相が統一教会の関連団体に送ったビデオメッセージを見たことで、深い繋がりがあると思い恨みを抱き、犯行におよんだといいます。母親の教団への献金総額は1億円にのぼることを山上容疑者の伯父が明かしています」(全国紙政治部記者)かねて霊感商法や高額な献金が問題視されてきた統一教会。今回の事件を機に、“統一教会と政治の繋がり”が注目を集めている。全国霊感商法対策弁護士連絡会は今月12日に会見を開き、統一教会と政治家との関わりについて「政治家として配慮いただきたい、ということを繰り返しお願いしてきた」とコメントしている。しかし、26日に安倍元首相の実弟でもある岸信夫防衛大臣(63)は会見で、統一教会との会見について「お付き合いもありますし、選挙の際にお手伝いを頂いております」と認める発言を。二之湯智国家公安委員長(77)も統一教会の関連イベントに出席していたことも報じられている。本誌も、自民党の稲田朋美議員(63)が統一教会の関連団体「世界平和女性連合」のイベントに参加していたことを取材に対し認めた上で、参加の経緯について「12年ほど前のことなので経緯は不明」と回答していたことを報じた。そんななか、新たに統一教会との関係が指摘されている政治家が。自民党の平井卓也議員(64)だ。初代デジタル大臣を務めた平井議員だが、昨年には東京オリンピック・パラリンピック向けに国が開発したアプリの請負先企業との減額交渉のなかで“恫喝疑惑”が報じられていた。「平井議員は、内閣官房IT総合戦略室の幹部に対し、アプリの請負先企業について『死んでも発注しない』『場合によっちゃ出入り禁止』と発言していたことを音声データ付きで『週刊文春』が報じました。さらに、請負先企業の会長の名前を挙げたうえで『脅しておいたほうがいいよ』とも発言していたといいます。その後、平井議員は会見で『国民の立場に立って強い覚悟で交渉するということで、強い口調で申し上げた。それがある意味で不適当だったということだと思う』と釈明しました」(前出・政治部記者)そんな平井議員が参加していたイベントが、昨年7月から8月に地元でもある香川で開催されたイベント「ピースロード」。これは参加者が自転車に乗りリレー形式で日本を縦断するイベントなのだが、統一教会の関連団体が催しているものだ。「ピースロード」のホームページを見ると、「世界平和を推進するUPF(編集部注:統一教会系のNGOである天宙平和連合のこと)の世界的な友好親善プロジェクト」と書かれている。また、「1981年、UPFの故文鮮明総裁が世界中のすべての人々を物理的に結ぶという国際平和高速道路を提案しました」と、統一教会の創立者である文鮮明氏の名前も。平井議員が出席したのは、「ピースロード」の香川部門で昨年8月に行われたクロージングセレモニー。ネット上では、平井議員が実行委員長として主催者挨拶を行っていたことを指摘する投稿も。そこで本誌は平井議員の事務所に、出席した経緯や統一教会の関連団体が行うイベントだという認識を持っていたかなどを問い合わせた。すると、以下の回答が。「世界平和と日韓友好を目的とする自転車イベントだと認識しており、県や市町も後援しているので、地元の議員として名誉職的な意味合いで実行委員長を引き受けた」「統一教会の関連団体であることを認識していたか?」という質問には回答がなかったため、上記回答後、改めて問い合わせをしたが、期日までに回答はなかった。7月26日、報道によると自民党の茂木敏充幹事長(66)は記者会見で統一教会との関わりについて「自民党として、組織的な関係がないことはすでにしっかりと確認している。党としては一切関係ない」と断言したという。平井議員と統一教会の関係は“個人的”なものだったということか――。
2022年07月27日現地時間7月26日・27日、小室圭さんは3度目のニューヨーク州司法試験に挑戦する。“三度目の正直”という言葉もあるが、油断できない状況だという。ニューヨーク州弁護士のリッキー徳永さんによれば、「過去の再受験者の合格率は、平均すると20%台です。小室さんは法律事務所でロークラークとして働きながら準備を進めていたそうですが、本来であれば、直前の2カ月間は試験勉強に集中する必要があり、それは3度目の挑戦でも同じです。3度目も不合格となると、一般的には、勤務先の法律事務所から解雇されてしまうリスクも高まります。するとアメリカに滞在するためのビザステータスも危うくなってしまうのです。精神的にはかなり追い詰められているはずですが……」そんな夫の“正念場”を目前にして、眞子さんがひそかに訪れた場所があるという。NY在住の日本人ジャーナリストはこう語る。「安倍晋三元首相の訃報を受けて、アメリカの各地に弔問記帳所が設けられました。在ニューヨーク日本国総領事館も18階のギャラリー・スペースに元首相の写真を飾って、7月11日と12日に記帳を受け付けていました。眞子さんが訪問したのは11日。一般受付け時間外だったと聞いています」総領事の森美樹夫氏は秋篠宮さまの信頼が厚い人物であり、森氏の就任以前から、総領事館は小室夫妻の支援体制を敷いていた。眞子さんが総領事館を訪れること自体は不思議ではないが、なぜ彼女は一般受付け時間外とはいえ、現地のマスコミの注目も集まっている弔問記帳所を、あえて訪れたのだろうか。■婚約内定発表後に安倍元首相がお祝いコメントを皇室ジャーナリストは次のように語る。「眞子さんが成年皇族になったのは’11年。それから降嫁するまでの10年間のうち、8年近くは、安倍氏が首相を務めていたのです。たとえば’14年5月に眞子さんは皇族の代表として千鳥ケ淵戦没者墓苑で行われた慰霊のための拝礼式に臨席していますが、安倍元首相とは席が隣同士でした。ほかにも国賓をむかえての晩餐会、天皇陛下の60歳の誕生日を祝う『宴会の儀』といった宮中行事など、眞子さんと安倍元首相が同席する機会は、一般の人々が想像するより多かったのです」さらに、このジャーナリストは眞子さんの安倍元首相へのシンパシーは、彼女の母国への複雑な思いが強めているのではないかと考えているという。「眞子さんが小室さんと結婚にいたる経緯のなかで、もっとも晴れがましい時期といえば、’17年9月の婚約内定発表のころでした。発表を受け、安倍氏は首相として、『誠におめでとうございます。国民の気持ちが明るくなる本当にうれしいニュースです。国民の皆様と共に、心からお祝い申し上げます』と、祝福コメントを発表しています。それから3カ月後に、小室家の金銭トラブルが報じられ、お祝いムードが消えてしまったのですが……。眞子さんは昨年10月の結婚会見で、『事実に基づかない情報に惑わされず、私と圭さんを変わらずに応援してくださった方々に感謝しております』と、厳しい表情で語りました。 眞子さんは、安倍元首相のことを数少ない“応援してくださった方々”の一人と考えていたのでしょう」安倍元首相は皇位継承問題については、男系男子維持を主張する保守派政治家の代表格だった。宮内庁関係者は次のように語る。「保守派の人々にとって大切なのは男子皇族で、いずれは降嫁してしまう内親王の将来設計には比較的おおらかです。ですから小室夫妻をバッシングする報道や風潮に対して、眉をひそめていた保守派の政治家も多かったのです。さらにいえば、安倍元首相は女性宮家創設には反対し続けていました。もし女性宮家が実現していたら、眞子さんは結婚しても皇室に残らざるをえず、現在の自由な生活はありえなかったでしょう。結果的にではありますが、安倍元首相は眞子さんの“恩人”となっていたのです」“味方だった安倍さん”の急逝は眞子さんにとっても誤算だったに違いない。はたして夫・小室圭さんは司法試験合格で、消沈する妻を元気づけることができるか。
2022年07月26日――すみません、『女性自身』ですが、Aさんでしょうか?(振り返って)「そうですけど……」――安倍元首相が亡くなりましたが、統一教会でのご活動についてお話を伺えないでしょうか?「『女性自身』でしたら、記者の○○さんとしか話しません」7月下旬、都内のマンションから出てきた桜田淳子(64)の夫・A氏を本誌は直撃取材した。久方ぶりに見た彼は白髪交じりで、少し猫背気味に歩く様子は、時の流れを感じさせた。編集部にかつて在籍した記者の名前を挙げながらも、質問に答えることはなかった。7月8日に発生した安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件。山上徹也容疑者(41)が繰り返し語っているのは、旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)への強い恨みだ。信者となった母親が1億円を超える献金をしたことで破産、家庭崩壊したと供述している。安倍元首相は統一教会と関係が深かったともいわれている。そんな教会の“広告塔”として知られ、’92年に「合同結婚式」に参加して世間の注目を集めたのが桜田淳子だ。芸能記者が当時を振り返る。「山口百恵さん(63)、森昌子さん(63)と“花の中三トリオ”と呼ばれた桜田さんは、合同結婚式でAさんと結ばれ、以降は芸能界から遠ざかっていました」統一教会問題に詳しい紀藤正樹弁護士(61)が解説する。「統一教会は山上容疑者の母のような末端の信者には“財産のすべてを捧げなさい”と教えますが、広告塔として扱われてきた幹部信者の桜田氏は別。資産や不動産を持つことも認められています」夫とともに、都内の一等地にそびえ立つ“億ション”で暮らす桜田。’13年にはデビュー40周年記念のアルバムを発売し久々にファンの前に立ったが、そこにも教会絡みの理由があったと紀藤氏は語る。「これは統一教会の創立者、文鮮明氏が’12年に亡くなったあとの“跡目争い”の時期です。桜田氏は文氏の妻、韓鶴子氏(79)が率いる主流派に属していたので、芸能活動再開は、組織内部を引き締め、主流派の正当性を主張するプロパガンダでもあったのです」来年にはついに50周年を迎える桜田。それを機に「芸能界復帰ライブ」が検討されていたと語る音楽関係者もいるが、彼女の近況は聞こえてこない。取材を進めていくと、計画の断念を余儀なくされていたことがわかった。「合同結婚式後も淳子さんを支えてきた敏腕プロデューサーのSさんが、昨年2月に亡くなってしまったんです。喉頭がんでした」(桜田をよく知る芸能関係者)所属していた事務所で出会い、桜田が信頼する相談相手だったS氏。最近の桜田のイベントでも企画や演出を担っていた。S氏のほかに桜田と連絡を取り合う業界関係者はいないとみられ、彼なしではライブの開催は難しいという。元所属事務所の関係者は「(桜田の近況は)一切知らない。復帰?もう時代が違うでしょう」と話す。失意の桜田が統一教会との関係について、つまびらかにする日は来るのだろうか。
2022年07月26日安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件が発生してから2週間あまり経った7月25日。安倍元首相を背後から銃撃し殺害した山上徹也容疑者(41)が、勾留先の奈良県警奈良西署から大阪拘置所に移送され鑑定留置が始まった。そのようななか、同日には思いも寄らない事故が起きた。安倍元首相の妻・昭恵さん(60)が乗った警護車両が、別の警護車両に後ろから追突されたのだ。複数の報道によると、事故は同日午前8時45分ごろ、東京都千代田区の首都高速道路都心環状線の三宅坂ジャンクション内で発生。車線の合流地点で起き、運転していた警視庁警護課の男性巡査部長の前方不注意が原因とのこと。昭恵さんを含め、ケガ人はいなかったという。無事だった昭恵さんに、ネット上では安堵の声が寄せられている。《こんな時期だから、事故の瞬間は本当に怖かっただろうな。ケガがなくてとにかく良かったです》《安倍さんが亡くなって間もないのに、こんな事が起きるなんてヒヤリとしましたけど無事で良かったです》《これはさすがに気の毒…けが人いなくてよかった》しかし、安倍元首相の銃撃事件をめぐっては警護態勢の不備も指摘されたばかり。岸田文雄首相(64)も14日の記者会見で、「率直に言って警備態勢に問題があったと考えている」と問題視していた。「事件当時、安倍氏の警護を担当したのは奈良県警の警察官と警視庁のSPでした。しかし背後の警護が手薄だったことから山上容疑者の接近を許してしまい、2度も発砲されてしまいました。1発目の発砲は約7m離れた位置から、そして2発目は約5mにまで近づいた上での発砲でした。さらに2発目の発砲までに約3秒ありましたが、その間に安倍氏の被弾を食い止めようとする警察官の姿は確認できませんでした。現場にいた警察官らが、1発目の発砲音を『タイヤの破裂音と思った』と証言していることも報じられています。このような失態を招いたのは奈良県警の警護運用にも問題があるとして、警視庁は12日に検証チームを立ち上げました。にも関わらず、よりにもよって昭恵さんが乗る警護車両に追突するとは、意識が低いと言わざるをえません」(全国紙記者)安倍元首相の銃撃事件で警護の甘さが問題視されているなか、昭恵さんを危険に晒した警視庁に更なる批判の声が相次いでいる。《守ってくれなさ過ぎて心配になる》《奈良県警察官だけでなく警視庁警察官もプロ意識がないのね》《銃撃に気を取られ、旦那はほったらかしにされ、合流地点に気を取られ、妻は追突されるって、この国の警察はどうなっとるんかね》今回の追突事故を受けて警視庁は、「今後、教養訓練を徹底して、同種事案の再発防止を徹底する」とコメントしたという。しかし、日本の警護態勢への信頼は大きく揺らぐいっぽうだ。
2022年07月25日安倍晋三元首相(享年67)を銃撃し、命を奪った山上徹也容疑者。捜査が進むなか、山上容疑者が事件を起こした背景に統一教会(現在は世界平和統一家庭連合)との関係が指摘されている。「山上容疑者は取り調べに対し、実母がある宗教団体に多額の献金をした結果、破産し、団体に恨みを抱くようになったと供述。その関連団体に安倍元首相がビデオメッセージを送っていたことを知り、安倍元首相と団体の関連を疑い、犯行に及んだとのことです」(全国紙記者)このことが報じられると、ネットを中心に団体の名前として統一教会を指摘する声が続出。これを受けて統一教会は会見を開き、山上容疑者の母親が教会員であることや献金を受けていたことを明かした。「報道によると、山上容疑者の母親が統一教会に献金した総額は1億円にも上るといいます。98年に入信した直後に土地や一戸建て住宅を売却し、02年には破産宣告を受けていたそうです」(前出・全国紙記者)長年にわたり、霊感商法や多額の献金が問題視されてきた統一教会。今回の事件を機に、全国霊感商法対策弁護士連絡会が会見を開き糾弾するなど、再びその活動内容が注目を集め、波紋を呼んでいる。そんななか、山上容疑者の母親は事件後に亡くなった夫の兄である伯父がいる大阪府へ。奈良地検による聞き取りにも応じているというが、各メディアによると聴取の中で母親が「今回の事件で統一教会を批判にさらして迷惑をかけてしまい申し訳ない」と統一教会へ謝罪をしていることが報じられたのだ。前出の全国紙記者は言う。「現在の山上容疑者の母親は、仕事をしていないため、多額の献金はできない状態だといいます。しかし、伯父は『スポニチ』の取材に対して、山上容疑者の母親が今も統一教会への献金を続けていることを明かしています。その元手として『年金から献金しているニュアンスだった』と語っていました。山上容疑者の母親は息子が事件を起こしたことで、昭恵さんをはじめ安倍元首相の家族には非常に申し訳なく思っているそうです。しかし、山上容疑者が凶行を起こした一因にもなっている統一教会への思いはあまり変わっていないようです」献金の末に破産し、そのことに起因して息子が銃撃事件を起こした今も統一教会への変わらぬ愛を抱いている山上容疑者の母親。インターネット上には、驚きと戦慄の声が広がっている。《山上容疑者の母親の「統一教会に申し訳ない」という言動には非常に心をえぐられる。どこにも救いがない。悲惨というほかない。》《こんな事を起こすほど息子を自分が追い詰めていたのか…という後悔や反省に何故ならないのか、全く理解ができません。普通だったら自分の信じたもの、生き様を後悔して息子に申し訳ないと思うと思うのですが》《母親に目を覚まして欲しかったのに、届かなかった。山上容疑者は母親の言葉を聞いてどう思うんだろうか、母親に容疑者と向き合ってほしかったけど、そんなとき来るのかな》
2022年07月24日安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件の後から連日、政治との関係が取りざたされている『統一教会』。同団体は’15年8月、『世界平和統一家庭連合』に改称している。「統一教会は昭和の終わりごろから多額の献金や霊感商法が問題視されてきました。そういった背景があるので、’97年から改称を申請してきたものの、認可が下りることはなかったといいます。しかし、’15年に突然改称が実現。念願かなった旧統一教会は当時、1万人規模の記念式典を開催しています」(全国紙記者)改称を認めたのが文部科学省の外局である文化庁。この当時、文科省の大臣を務めていた人物が下村博文氏(68)だ。これまで一貫して認められたなかった改称が急遽、下村大臣の元で実現ーー。そうした経緯から銃撃事件以降、「下村元大臣が統一教会の改称に影響を与えたのでは」と疑問視する声が上がっていた。すると、下村氏はこうした動きを受け、今月13日にTwitterに問い合わせが週刊誌からあったことを綴った上で、書面を公開。そこには、こう書かれていた。《文化庁によれば、『通常、名称変更については、書類が揃い、内容の確認が出来れば、事務的に承認を出す仕組みであり、大臣に伺いを立てることはしていない。今回の事例も最終決裁は、当時の文化部長であり、これは通常通りの手続きをしていた』とのことです》名称変更への関与を否定した下村氏。しかし20日、「文春オンライン」が下村氏と統一教会の“親密な関係”を報じた。「文春オンライン」によると、旧統一教会の関連団体の幹部が14年6月に当時・文科省の大臣だった下村氏へ陳情を行っていた。また、同幹部は下村氏の後援組織が主催した政治資金パーティーのパーティ券も購入していたという。文春の報道を受けて21日、下村元大臣は自民党本部で会見を開いた。「時事通信」によると「(’15年より)前から名称変更については相談があったが、(教会が)正式に申請を出したのは私が大臣の時が初めてだ」と強調し、認証についても事務的に進められた結果だと説明した上で、「(私は)全く関わっていない」と改めて反論したという。名称への関与を改めて否定した下村氏だが、報じられた旧統一教会との“親密な関係”によって、ネット上ではさらなる説明を求める声が相次いでいる。《「全く関わっていない」というだけではダメ。なぜそれまで認められなかった事が下村大臣の時に出来たのかの説明をつけるくらいの事はしろよ》《根拠もなく言葉の上で否定しても何の効力もない》《そもそも、なんで文科大臣が全く関わっていないの?全部下の人任せ?》《説得力ないよねぇ》
2022年07月23日安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件が発生してから、2週間が経った。事件の捜査が進められ詳細が徐々に明らかになっていくなか、ネット上では殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)の「減刑」を求める署名が立ち上げられ物議を醸している。「山上容疑者は2本の金属パイプを束ねた手製銃で、奈良市内で街頭演説中の安倍元首相を背後から銃撃。安倍元首相は銃撃される前日に岡山で演説を行っており、山上容疑者はそこにも訪れていました。しかし山上容疑者は『岡山では近づけなかった』と供述しており、翌日に奈良市で安倍元首相の演説が行われることを知り犯行に及んだといいます。現段階で、山上容疑者は勾留期限が延長されたばかり。裁判員裁判が想定される公判では精神状態が争点となる可能性もあるため、奈良地検は刑事責任能力を調べるために精神鑑定を実施する方針だといいます」(全国紙記者)山上容疑者の「減刑」を求める署名を立ち上げたとされる人物は、15日に立ち上げに際してTwitter上で《山上容疑者の非常に辛かった生育環境、境遇に対しての情状酌量、また、非常に真面目で努力家な人柄であり更生の余地が大きい事を訴える署名です。いかなる理由でも殺人を肯定するものではありません》と呼びかけている。署名サイト「Change.org」内に立ち上げられた検察庁長官宛ての署名には、すでに賛同者が180人を超えている(21日22時30分時点)。同サイトでは山上容疑者について、「過酷な生育歴を鑑みての温情」「本人が非常に真面目、努力家であり、更生の余地のある人間である事」の2点を主張。山上容疑者が“精神的、金銭的苦悩を抱きながらも真っ当に生きよう努力していた”として、次のように呼びかけている。《親の信仰によって、生活も精神も追い詰められる人が非常に多いです。このような状況で物心ついた時から生活していた山上徹也容疑者に、どうか寛大な見解をお願いします》「山上容疑者は『母親が特定の宗教団体に多額の献金をし、破産したことから団体に恨みを抱いた』と供述。7月11日に『世界平和統一家庭連合』(旧統一教会)が会見を開き、山上容疑者の母親が信者だったことを明かしました。警察の調べや山上容疑者の親族の証言によると、山上容疑者は幼い頃に父親を亡くしており、そのことを機に山上容疑者の母親は同団体に入会。献金額は総額で約1億円にも上ったといいます。’02年には自己破産したものの、その後も献金を続けていたそうです。こうした経済破綻によって、山上容疑者は大学進学を断念。母親が自己破産した年に海上自衛隊に入隊しましたが、わずか3年で退職。その後は、アルバイトや派遣社員として職を転々としていたと聞いています」(前出・全国紙記者)不遇の人生を歩んできたことが報じられている山上容疑者だが、自らの手製銃で安倍元首相を殺害したのは事実。加えて、起訴もされていない段階で「減刑」を求める署名に対して、Twitter上では懐疑的な声が上がっている。《減刑も何もまだ起訴すらされていない。山上容疑者に更生の可能性があることは認めます。しかし被害者である安倍晋三さんは彼が更生したところで生き返る訳ではない。殺人の被害者は永遠に被害者のままです》《減刑が犯罪者の為になるとは限らない。犯罪者が自分の犯した罪と向き合う機会を減らしてしまう可能性も有るから。罪をシッカリと償ってこそ更生することが出来るのでは》《他の似たような原因で罪を犯した人には何もしないのに、山上容疑者だけ減刑を求めるとか不公平としか言えませんね》《どんな理由があろうと、犯罪やテロは許されないし、お気持ちで司法を歪めるなど論外です。例外を作れば司法が歪みます》
2022年07月22日7月8日に発生した安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件から、まもなく2週間が経とうとしている。事件の詳細が明らかになっていくなか、世間から注目を集めているのが宗教法人「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)だ。複数の報道によると殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(41)は、「母親が特定の宗教団体に入信し、多額の献金をしたことで家庭崩壊や経済破綻に追い込まれたため、その団体を恨んだ」と供述。そして’21年9月に安倍元首相がその関連団体にビデオメッセージを寄せた動画を視聴し、安倍元首相に対しても強い反感を抱いたという。「このことが報じられると、ネット上では“宗教団体とは旧統一教会ではないか”といった指摘が相次いだのです。その後、『世界平和統一家庭連合』は11日に会見を開き、山上容疑者の母親が信者だったことを明かしました。この会見では山上容疑者の母親が献金した額は明かされませんでしたが、後に報道陣の取材に応じた山上容疑者の叔父が『献金額は総額約1億円にのぼった』と説明。一方で団体側は、『約10年間で合計5000万円を返金した』とコメントを発表しています」(全国紙記者)安倍元首相の銃撃事件後、様々な報道によって複数の自民党員と旧統一教会との関わりが取り沙汰されている。政界では日本維新の会や国民民主党、共産党などの野党から調査の必要性を訴える声も上がっている。■「支持する自民党員はアホなの?」「カルト宗教がのさばる状況を変えるべき」そんななか、政治と宗教の繋がりを徹底的に追及しているのが“ひろゆき”こと西村博之氏(45)だ。ひろゆき氏は連日Twitter上で、旧統一教会の献金トラブルや政治家との親密関係を批判。さらには“カルト宗教規制法案”を提唱しており、その考えに注目が集まっている。例えば、12日には元信者の被害告白を掲載した記事を紹介し、《統一教会元信者「お金の工面で苦労している人が多かったですね。家を売ったり、自分の親の財産まで何とかしようとしたりもありました。お金お金、献金献金で家庭ぐちゃぐちゃ」統一教会は非課税なのに、庶民は消費税やインボイス制で税金。支持する自民党員はアホなの?》と非難した。同日は、旧統一教会及び世界平和統一家庭連合による被害対策に取り組む「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が会見を開いた日でもあった。同会は公式サイトでもコメントを発表しており、’21年9月に安倍元首相が旧統一教会の関連団体にビデオメッセージを寄せたことに触れ、「統一協会のために人生や家庭を崩壊あるいは崩壊の危機に追い込まれた人々にとってたいへんな衝撃でしたし、当会としても厳重な抗議をしてきたところです」と言及。そして政治家に向けて、「献金勧誘行為や信者獲得手法について繰り返し違法である旨の判決が下されている統一協会やそのダミー組織の活動について支持するような行動は厳に慎んで頂きたいと改めて切実にお願いいたします」と呼びかけている。同会によると、昨年度の被害総額は3億3153万円にのぼったとも報告されている。ひろゆき氏は15日、このことを報じる記事を用いて《統一教会の被害相談だけで三億円。違法な献金強要として、返還命令も出てる団体。ところが、宗教団体なので非課税の特権を持ってます》とツイート。■ひろゆき氏の“徹底追求”に賛同続々そんなひろゆき氏は、信者を洗脳したり経済的搾取したりする“カルト宗教”に対してこう提案している。《カルト宗教規制法案。カルト宗教は信者に借金させまくって、寄付させて、自己破産させる方法を指南したり、洗脳のために監禁したりという違法行為をしています。違法行為を数えて、一定の回数を超えた団体様は裁判官による判断というフランスの反カルト法のようなやり方で良いと思います》(7月14日)《カルト宗教がのさばる状況を変えるべきです。庶民は納税義務があるのに、カルト宗教に非課税の特権を与える続けてる政府の思惑が理解できないおいらです》(7月17日)ひろゆき氏の一貫した徹底追求に、《これに関しては同意します》《これ以上の悲劇を生まない為にも早急に取り締まるべき》と賛同の声が相次いでいる。「ひろゆきさんの主張には“カルトとそうでない宗教はどのように見分けるの?”といった指摘も寄せられていますが、多くの人々が考えるきっかけになっているようです。これまでひろゆきさんは、一般論とは反対のことを主張する“逆張り”や“論破王”と呼ばれることが多々ありました。ですが、今回のように熱心に訴える姿はあまり見たことがありません。それくらい本気度が高いということなのでしょう、忖度なく粘り強く問題提起し続ける姿に感化される人も少なからずいるようです」(スポーツ紙記者)果たして、ひろゆき氏の訴えは政府に届くだろうか。
2022年07月22日7月8日に発生した安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件。事件の詳細が徐々に明らかになっていくなか、連日大きな注目を集めているのが‘15年に「統一教会」から改名した「世界平和統一家庭連合」だ。きっかけは、安倍元首相を撃った山上徹也容疑者(41)の「ある特定の宗教団体に恨みがあり、安倍元首相はその宗教団体と関係があると思って狙った」という供述だった。「山上容疑者は取り調べの中で、母親がある宗教団体に入信し、多額の献金をした結果、破産したため、その団体に恨みを抱いたと供述。すると、統一教会との関係を指摘する声が拡散し、11日には『世界平和統一家庭連合』が会見を開くことに。そこで、同連合の日本教会会長は山上容疑者の母親が会員であることを明かしました。また『読売新聞』は、母親の教団への献金総額が1億円にのぼることを報道。教団側は『約10年間で合計5000万円を返金した』とのコメントを発表しています」(全国紙記者)さらに、この件を機に旧統一教会および世界平和統一家庭連合と政治家の“親密さ”が取りざたされている。16日には『日刊ゲンダイ DIGITAL』が旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手したとした上で、第2次安倍政権以降は「統一教会から支援を受ける議員を政務三役などにどんどん登用してきた」と報じている。また19日、『news zero』(日本テレビ系)のなかで、自民党の青山繁晴議員(69)が自民党と統一教会は「関係がある」と発言。青山議員は18日にも自身のブログで、先日の参院選で、ある派閥の長から「各業界団体の票だけでは足りない議員については、(旧)統一教会が認めてくれれば、その票を割り振ることがある」と言われたことも明かしている。そんななかTwitterで話題になっているのが、自民党・稲田朋美議員(63)だ。実は稲田議員は‘10年4月、統一教会の関連団体『世界平和女性連合』のイベント『春のつどい』に参加。その件について公式サイトの『活動報告』ページに掲載していたにもかかわらず、いつの間にか、その記述がなくなっていることが指摘されていた。■「12年ほど前のことなので経緯は不明です」世界平和女性連合とは、’92年に統一教会の創設者である文鮮明とその妻・韓鶴子によって創設された団体。そこで本誌は、稲田議員の事務所に見解を問うため複数の質問を書面で送った。まず、「いつ、どのような理由で活動報告から『春のつどい』の件を削除したのか」という問いには、こう返答が。「削除はしていません。昨年5月のホームページリニューアルに伴い、それ以前の過去の投稿はすべて表示されなくなっただけのことです」そのいっぽう、「春のつどいに参加することとなった経緯は」という問いには「12年ほど前のことなので経緯は不明です。当日はひと言挨拶をし途中退席しました。講演はしていません」と説明。さらに「世界平和女性連合をどういう団体と認識されていたのでしょうか」との質問には「12年ほど前のことなので当時の認識は不明です」と回答した。「12年前のことだから経緯も、どんな団体と認識していたのかもわからない」とした稲田議員。なお、稲田議員は‘06年4月に同じく世界平和女性連合の春のつどいに、そして‘09年11月にも同じく旧統一教会の関連団体である世界平和連合のイベントに参加しているーー。
2022年07月21日安倍晋三元首相(享年67)を銃撃し、殺害した山上徹也容疑者(41)。山上容疑者のものとされるTwitterアカウントが発見され、17日ごろからネットやメディアで話題に。各メディアによると、同アカウントは安倍政権を批判する投稿に対し《安倍政権の功を認識できないのは致命的な歪み》《安倍憎しの最初にありきが見え見えの愚論》と擁護ツイート。中には《ネトウヨとお前らが嘲る中にオレがいることを後悔するといい》という投稿もあったという。しかしSNSでは、事件当初からいわゆる“アベガー”が事件を起こしたのだとする声が相次いでいた。アベガーとは、安倍元首相に対して否定的な人を揶揄するネットスラングだ。そして、著名人のなかにも「アベガーが犯行に及んだ」と主張する人たちがいた。例えば安倍元首相が亡くなった8日、実業家の堀江貴文氏(49)はTwitterにこう投稿している。《反省すべきはネット上に無数にいたアベカー達だよな。そいつらに犯人は洗脳されてたようなもんだ》さらに9日、フジテレビの上席解説委員である平井文夫氏は『FNNプライムオンライン』に「安倍晋三さんを死なせたのは誰だ」というタイトルのコラムを掲載。そこで平井氏は「(安倍元首相に対して)特定のマスコミや有識者といわれる人々が、テロ教唆と言われても仕方ないような言動、報道を繰り返し、暗殺されても仕方ないという空気をつくりだしたことが事件を引き起こした」とする文章を読んだといい、《僕の胸につかえていたのはこれだった》とコメントし、こう続けている。《「闘う政治家」だった安倍氏に対しては攻撃もまた激しかったが、中には「許さない」とか「死ね」とか明らかに常軌を逸したものもあった。そしてそうした言動に対して私たちは「ダメだ」とはっきり言ってこなかったのではないか》また12日、橋下徹氏(53)は『ゴゴスマ~GOGO!Smile!~』(TBS系)で「政治家に対しての批判ってね、政策の批判とか疑惑の批判っていうのは厳しくやればいいと思うんです。ただ度を超えた『死ね』とか『死んでいい』とか。それはね、いくら表現の自由でも政治家に対しては違うと思います」と発言。そして、「安倍さんに対しての強烈な『死んでもいい』ぐらいの、そういうものがもし、犯人の犯意に影響してたっていうんだったら本当に悔やまれるし、成熟した民主国家では絶対あってはならないことだと思います」と述べていた。いわゆる“アベガー”の存在や発言が山上容疑者の凶行に影響を与えているかのような発言をしたホリエモンや橋下徹氏ら。しかし、山上容疑者は当初から取り調べに対して「政治信条に対する恨みではない」と供述。そして、今回Twitterで安倍元首相を擁護するような投稿もしていたことが判明した。そのため、ネットではこんな声が上がっている。《左派やアベガーのせいで銃撃事件が起きた云々は全く見当違いだったと勇み足だった人たちは認めるべきでは》《今回の凶行がアベガーのせいであると主張していたホリエモン他の主張は完全に事実無根の言いがかり。アカウントが当人のものであれば》《「安倍さんが殺されたのは、安倍批判しまくった野党やメディア、ネットにはびこるアベガーのせいだ!」みたいなこと言ってたの、謝罪してくんねえかな。動機全然違ったぞ》《なんのために無根拠な主張をしてたのか》
2022年07月20日自民党の茂木敏充幹事長(66)が7月19日、安倍晋三元首相(享年67)の国葬に反対する野党に対し「国民の声や認識とは、かなりずれている」と会見で話した。しかし、ネットでは疑問視する声が相次いでいる。7月8日、銃撃を受けて命を落とした安倍元首相。15日の会見で、岸田文雄首相(64)は歴代最長となる8年8ヵ月にわたって首相を務めた安倍元首相について、「東日本大震災からの復興、日本経済の再生、日米関係を基軸とした外交の展開等の大きな実績を様々な分野で残された」と讃えた。そして、安倍元首相の国葬を秋に行う方針であると表明した。しかし15日、共産党の志位和夫委員長(67)は談話で「政治的立場を異にしていても、亡くなった方に対しては礼儀をつくす」とした上で、国葬について「安倍元首相に対する弔意を、個々の国民に対して、事実上強制することにつながることが、強く懸念される」として反対を表明。さらに、社民党の服部良一幹事長(72)も「今回の事件の背景はいまだ捜査中であり、安倍元首相はじめ自民党と旧統一教会の関係が取り沙汰される事態となっている。こうした点の解明、検証を抜きに『国葬』を実施すべきではない」という談話を発表している。また16日、『共同通信』によると立憲民主党の泉健太代表(47)は「国葬がふさわしいかどうか慎重に議論すべき」「格差拡大や国会での虚偽答弁など安倍政権時代の負の部分がある」と述べたという。■茂木幹事長の発言に「聞く力がない又は聞く気がない」と非難そんななか19日、各メディアによると茂木幹事長は会見で「内閣府設置法で、内閣が国の儀式を所管すると明記されている。政府が閣議決定を根拠として国葬を行うことは、法律上も全く問題ない」とコメント。続けて「野党が何を考えているかは分からないが、国民から国葬をすることについて、いかがなものかという指摘があるとは認識していない」といい、「野党側の主張は、国民の声や認識とは、かなりずれている」と持論を展開したという。「近年の首相経験者の葬儀は、内閣と自民党が費用を分担する合同葬が通例です。もし国葬を行う場合、税金が投入されることとなりますが、『東京新聞』は『2億円以上はかかるのでは』と試算しています。また安倍元首相には功績もある反面、森友学園問題や桜を見る会を巡る疑惑などがいくつか取り沙汰されており、国葬に賛同できない人がいることはおかしなことではありません」(全国紙記者)“国葬に国民から指摘はない”とした茂木幹事長だが、この発言に対してこんな声が上がっている。《さすがにこれはどうなの…。意見が違う奴は国民じゃないって言うのかな?なら税金収めなくてもいい?》《我々は聞く力がない又は聞く気がないと言っているようなものじゃないか》《国葬に賛成の国民もいるし、反対の国民もいる。反対しているのは日本国民ではないとでも言いたいのか。野党側の主張はかなりずれている、と言う茂木氏が一番ずれていると思う》《反対する人は国民ではないらしい》
2022年07月20日未だ多くの余波が続いている安倍晋三元首相(享年67)への銃撃事件。事件に付随して、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)への注目度が再び高まっている。「安倍元首相を銃撃した山上徹也容疑者(41)は警察の取り調べに対し、母親がある宗教団体に多額な献金をした結果、破産し、家庭が崩壊したことで団体への恨みを募らせたことを供述。そして、その宗教団体と繋がりがあると思った安倍元首相を銃撃したといいます」(全国紙記者)このことが報じられると、すぐさまネット上では“団体=統一教会では?”という話が瞬く間に拡散。すると、連合は「公式見解を発表する必要がある」との判断によって、11日に記者会見を行うことに。会見に出席した連合の日本教会の会長は、山上容疑者は連合の教会員ではないとした上で、母親が教会員であることを認めて、月1回の頻度で連合の行事に参加してきたことを明らかにした。また犯行の動機として挙げられていた、連合への献金についても額は明示しないものの、献金があったことも認めていた。なお、『読売新聞』の14日の報道によると、山上容疑者の母親は『世界平和統一家庭連合』に1億円もの金銭を献金していたという。いっぽうで『世界平和統一家庭連合」は母親に5000万円を返金したと発表したが、献金の詳細については調査中と説明。少なくとも、それだけの献金があったことが明らかになったのだ。世界平和統一家庭連合は、’15年に『統一教会』から改名している。その統一教会は、昭和の末から多額の献金や霊感商法が社会問題として扱われていた団体でもある。そのため人気キャスターだった飯星景子(59)が統一教会に入信したと報じられたとき、大きな騒動となった。「’91年の夏ごろから、景子さんは髪を切ったりお酒とタバコをやめたり。さらに、改名や事務所を退所するという変化がありました。父親で作家の飯干晃一さん(享年71)が問いただしたところ、景子さんは『統一教会の関連団体に入っている』と返答。晃一さんは景子さんを勘当し、景子さんは失踪しました」(芸能関係者)そこで’92年10月、晃一さんは記者会見を開き、統一教会に“宣戦布告”をしており、本誌も会見を取材している。晃一さんは「娘が心の飢えを持っていたのを見抜けなかったのが残念」と涙ながらに語りながらも、こう語っていた。「私は残りの半生をかけても統一教会と闘います。景子が戻ってきても闘い続ける。(娘には)ドアは開かれている」ある芸能関係者は言う。「会見がきっかけとなり、海外にいた景子さんは急遽帰国。そして晃一さんは2週間にわたり、説得し続けました。統一教会の教義に疑問を抱くようになった景子さんは、晃一さんに歩み寄るように。そして、脱会を決意することとなりました」‘12年2月、飯星は『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)で、脱会を決意した瞬間についてこう明かしている。「父が今までで見たことないくらい弱々しく映りました。それまでは、スーパージャイアントな父親で、持てる力のすべてで私に向かってきましたが、それは響かなかった。むしろ真反対の姿を見たとき『私がそんな姿にさせた』と。それが大きなきっかけになりました」また‘16年8月、『白熱ライブ ビビット』(TBS系)でも飯星は、当時の晃一さんの行動を振り返り「いくつになっても親御さんが子どもを思う気持ちは本当に変わらない」とコメント。そして、こう語った。「一番大事だったのは親と子、人間同士ということだけでした」
2022年07月20日7月8日、奈良市で遊説中の安倍晋三元首相(享年67)が、銃撃されて殺害された事件の衝撃は、今も日本中を覆っている。現場で取り押さえられて逮捕された山上徹也容疑者(41)は、警察の取り調べに対して、犯行動機や事件で使用した手製の銃器の製造過程などについて、少しずつ供述を続けている。SNS上には、山上容疑者が厳しく処罰されることを望む声も見られる。捜査も進行中であり、裁判になるのはまだ先とされているが、山上容疑者の量刑はどのようなものになるのか。元東京地検特捜部副部長で、衆院議員も務めた若狭勝弁護士はこう話す。「個人的には厳罰に処すべきだと感じる部分はあります。自作の銃器を使用し、犯行に至るまでの計画性があり、非常に悪質な事件です。しかし、実際にこれまでの裁判の基準からすると、死刑になる可能性はあまり高くないと考えられます。過去に、殺害した方法や殺害に至る経緯があまりにも残虐非道で、かつ身勝手な動機で行われた事件で死刑が言い渡されたことがありました。しかし、被害者が1人の殺人事件の場合だと、最終的に死刑が確定したケースはほとんどありません。安倍さんの死は、世界中が悲しんでいます。しかし、いくらみんなが悲しんでいるからと言って、裁判所が加害者を死刑に処するという判断を下すといえば違うのです」現在明らかになっている事実の範囲ではあるが、山上容疑者が問われる罪や量刑について、若狭氏はこう続けた。「まず、山上容疑者は殺人罪と銃刀法違反に問われるでしょう。殺人罪は、5年以上の懲役、無期懲役、死刑という刑事罰が科されます。銃刀法違反のなかにも、発射罪というものがあります。公道上で銃器を発射するだけで、人を傷つけていなくても罪に問われます。重い場合は、無期懲役の判決が下ったケースがあります。容疑者の自宅からは、爆発物なども押収されていて、爆発物取締罰則での立件も考えられますが、武器等製造法違反は3年以上の懲役に科せられます。また、参院選の選挙運動の場で行われた犯罪なので、公職選挙法違反にも問われるはずです」■動機を明かすのが早すぎる?山上容疑者は今後、精神鑑定なども行われるというがーー。「裁判員裁判となったときに、精神鑑定が必要とされて責任能力に問題があるということになると、裁判の判断にも影響が出かねず、司法にとっては困ることになるわけです。なので、あらかじめ今の段階で“念のため”鑑定留置を行うということなのでしょう。しかし、責任能力が問題とされて、犯行時に心神耗弱状態だったとなると、量刑はかなり軽いものになってしまうでしょう。精神鑑定の動きについては、着目しておく必要があると思います」(若狭氏)警察の取り調べについて、山上容疑者は「特定の宗教団体に恨みがあった」と供述。母親は『世界平和統一家庭連合』(旧・統一教会)の信者で、多額の献金を行い破産したことが明らかになっている。また安倍元首相に対して「政治信条に恨みはない」とも供述しているという。しかし、若狭氏はこれらに違和感を持ったという。「私の検事としての経験上、容疑者が犯行動機について事件直後からペラペラしゃべるというのは、どうも引っかかります。また、警察の動機についての認定も少し早すぎるように感じています。これは一般論ですが、犯行に至ったある動機を隠したい場合、違う動機を話し出す犯人が多いとされています。首相経験者が白昼堂々銃撃されて亡くなったという戦後史に残る大事件です。山上容疑者は、“家庭連合の信者だった母親が多額の寄付をして家庭がめちゃくちゃになった”などと明かしていたとのことですが、政治的な思惑がなかったのか、徹底的に調べる必要があります。たとえば山上容疑者の動機が宗教団体に対する恨みだったのであれば、批判の矛先は警察だけでなく、そうした実態を放置してきた国に対しても向かうことになるでしょう。しかし政治的な思惑からの犯行だったとすれば、やはりテロを防げなかった警察の責任が重く問われることになります。奈良県警には、どうも動機を宗教団体への恨みの方に持って行こうとしているような節が見えます。単に宗教がらみだったから、といった表面的な動機の解明で終わると、場合によっては日本司法史上最大の事実認定の過ちに繋がりません。だからこそ、事件に至った動機の解明がしっかり行われなければ、量刑も決まっていかないと思います」山上容疑者が許されざる凶行にいたったのは、なぜなのか。そして、彼の罪が裁かれるためには、まだ多くの時間が要される。
2022年07月18日7月8日に発生した安倍晋三元首相(享年67)の銃撃事件から一週間が経った。全容解明に向けて捜査が進められているが、連日大きな注目を集めているのがかつて「統一教会」の名前で知られた「世界平和統一家庭連合」だ。「安倍元首相を撃った山上徹也容疑者(41)は、取り調べの中で母親がある宗教団体に入信し、多額の献金をした結果、破産したことからその団体に恨みを抱いたと供述。そして、団体と関わりのある安倍元首相に恨みを抱き、銃撃を決断したといいます。そのことが報じられると、ネット上で“団体とは旧統一教会のことではないか”という意見が拡散し、11日に『世界平和統一家庭連合』は会見を開きました。会見で同連合の日本教会会長は、山上容疑者が会員になったことはない、とした上で、母親が会員であったことは認め、献金があったことも明かしていました」(全国紙記者)14日、「読売新聞」は山上容疑者の母親が旧統一教会に献金した総額が、1億円にのぼるとみられていることを報じている。その後、「世界平和統一家庭連合」は母親に5000万円を返金したと発表したが、献金の詳細については調査中と説明。少なくとも、それだけの献金があったことが明らかになったのだ。そんな統一教会は、かつて芸能界を賑わしたことも。’92年6月、「花の中三トリオ」として山口百恵さん(63)らと昭和のアイドル界を盛り上げた歌手・桜田淳子(64)が、韓国で行われる同団体の合同結婚式に参加することを記者会見で発表。一世を風靡した桜田の合同結婚式への参加表明は当時、“桜田の結婚は教団による洗脳では”と大騒動を巻き起こしたが、2カ月後の結婚式で桜田は会社役員の男性と結ばれることに。のちに桜田は芸能界をフェードアウトした。その20年後となる’12年3月。本誌は桜田を直撃している。夫と息子とともに買い物を楽しんでいた桜田は「すみません。答えられないんです……。私はマスコミの対応はしていないんです」とコメント。本誌が「“統一教会に洗脳されていた”と思っていますか?」と尋ねると、夫は「さすがにそう思っていたら、今でもこうして淳子も僕も統一教会を信じてはいませんよ。宗教というのは入ってみなければわからない世界があるんです」と語った。夫は「自分たちは自分自身で選択して入信、そして結婚に至った。教団に洗脳されたわけではない」と主張した。そこで最後に「今も幸せですか?」と問うと、夫は「もちろん、幸せですよ。うちの家族はね」と笑顔にーー。桜田も、夫の横顔を嬉しそうに眺めていた。
2022年07月17日「まだ夢を見ているようだ。主人のおかげで経験できない色々なことを経験できた。すごく感謝している」こう語ったのは、安倍昭恵さん(60)。7月12日、奈良市で演説中に銃撃を受けて死亡した安倍晋三元首相(享年67)の告別式が東京・港区の増上寺で行われた。各メディアによると、近親者のみで行う家族葬の形だったが、麻生太郎副総裁(81)や岸田文雄首相(64)といった安倍元首相ら約1000人が参列。また昭恵さんは冒頭のように挨拶したという。告別式後、安倍元首相は都内の斎場で荼毘に付された。全世界に衝撃を与えた銃撃事件から5日。事件の全容解明に向けて捜査が進むなか、連日、議論を呼んでいるのが当日の警備体制だ。「事件当日、7メートルの距離から撃たれた1発目は命中しなかったものの、5メートルの距離に近づいて発射した2発目が安倍元首相に命中し、結果的に命を奪いました。事件の前日に急遽演説が決まったことで、普段より警備計画の構築に時間がなかったとはいえ、1発目と2発目の間に約3秒の時間があいていたことや容疑者の接近を阻止できていないことなどから、警備体制の不備を指摘する声が相次いでいます」(全国紙・政治部記者)各メディアによると、事件当日、警視庁警護課からのSPを含めた奈良県警や奈良西署で構成された7名のSPと15名の県連スタッフが警備や警護にあたっていた。7月9日、奈良県警察本部の鬼塚友章本部長は会見を開き、「警護、警備に関する問題があったことは否定できない」と説明し、警備に問題があったことを認めたという。この問題は連日、ワイドショーでも取り上げられ、専門家たちは警備体制の問題点を指摘。さらに、鈴木俊一財務大臣(69)も12日の閣議後の会見で、「「悲惨な結末になってしまったことは、警備に不備があったと言わざるを得ない。しっかりと検証し、改めてもらいたい」と注文していた。さらに、インターネット上でも《奈良県警とSPが無能すぎる。SPは2発目の時安倍さんに覆い被さったりして身を守れよ、それが仕事だろ》などと指摘する声が噴出。さらに、事件後、県警には11日午前7時までに電話やメールなど約1300件が寄せられていることも各メディアで報じられている。大半が警備に関する批判で、電話がつながりにくくなっている時間帯もあるという。安倍元首相の警備体制への批判が高まるなか、いっぽうでネット上では警備にあたっていた人たちを慮る声も少なくない。《現場にいたSPさんのメンタルが心配きっと守れなかった自分を責めてると思うんだ結果は受け止めるとして過度に自分を責めないで欲しいなぁ…》《安倍氏死去でSPのメンタルも気になるなあ。守れなかった罪悪感は絶対ある》《奈良県警察やSPも心配だよ。仕事の責任はあるけど、それをいつまでも責められたり、気に病むと本当にメンタルやられるからね。彼らも人間なんだから。彼らのケアもしてあげないと連鎖するよ》「鬼塚本部長が会見で『警護実施上の問題点を洗い出す』と話していたように、今後原因の解明が進んでいくことでしょう。県警も問題はあったと認めていますし、今後、こうしたことが二度と起こらないよう徹底的に検証していくことが求められると思います。同時に、当日警備や警護にあたっていた人のメンタルケアも必要ではないでしょうか」(前出・政治部記者)
2022年07月13日7月10日に投開票が行われた参院選。その二日前に自民党の安倍晋三元首相(享年67)が銃撃事件によって死去するという事件が発生した。そんな異例の選挙戦だったため、SNSでは「“弔い選挙”になるのでは」といった声が多数上がっていた。「安倍元首相が亡くなったため、香典のように自民党へ投票する人たちが増えると考えられていました。それに合わせて、『投票率も上がるのでは』という声も。いっぽう『#投票は香典じゃない』というハッシュタグが生まれるなど、『雰囲気に流されないように』と危惧する人たちもいました」(政治部記者)しかし、蓋を開けてみれば投票率は52.05%。’19年に行われた前回の48.80%を3.25ポイント上回ったとはいえ、これは過去4番目の低さとなる。また、自民党の議席数は63だった。「参院選の前に議席獲得数を各週刊誌が予測し、自民党は62~63だろうというのが大方の見解でした。つまり、ほぼ予想通りなんです。安倍元首相が亡くなったことは、投票率にも議席数にもそれほど影響を及ぼしていないといえます。また自民党に入れるつもりだった人も、そうじゃなかった人も、事件がキッカケで投票先を変えることはあまりなかったのかもしれません」(前出・政治部記者)今回の参院選では“風が吹かなかった”といえそうだ。
2022年07月12日7月11日、安倍晋三元首相(享年67)の通夜が営まれ、岸田文雄首相(64)や菅義偉前首相(73)、麻生太郎・自民党副総裁(81)らゆかりのある人々が焼香に訪れた。12日に家族葬が執り行われ、後日には東京と地元・山口でもお別れの会が行われる予定だという。「8日に岸田首相は、国葬の実施も今後検討すると取材に明かしていました。‘06年に52歳という戦後最年少の若さで総理大臣に就任し、第二次安倍内閣もあわせた8年8カ月という通算在任期間は歴代最長です。さらに東京五輪の招致などに尽力した功績なども考慮した結果、国葬を行うに値するということのようです」(政治部記者)実業家のひろゆきこと西村博之氏(45)も11日にTwitterで、岸田首相と同様の考えを示した。《持病を抱えながらの政治活動の最中に不慮の死を遂げた安倍元首相。政治信条はどうあれ日本国民として国葬にした方がいいと思うおいらです。岸田首相には「前例が無い」とかを理由にして欲しく無いです》インターネット上では安倍元首相の国葬に賛同する声が多数あがっている。《私も国葬に近い形で見送るべきだと思います。国のために長年、身を粉にして働いた事実は誰にも否定できないこと。間接的にでも私達が選んで託した首相です。だからこそ国民として主体的な意思を示すことが必要。日本という国のためでもあり、個人個人の気持ちの区切りのためにもなると思う》《在任期間や外交安全保障、国際的プレゼンス向上などの功績も大きいが、こういう形での暴力は絶対に許さない、と言う国民の断固とした意志表明と言う意味で、国葬、大賛成です》《安倍総理の最大の功績は国際的な日本のプレゼンス向上と思ってる。おそらく世界から要人が来ると思うから国葬が自分も妥当と思う》いっぽうで、Twitter上では《#安倍晋三の国葬に反対します》というハッシュタグで国葬に反対を表明する人も。一時はトレンド入りするほどの勢いを見せていた。《どうして国会で118回も虚偽の答弁をして、その責任さえ取らなかった人間を国葬にするなんて話が出てくるのですか? #安倍晋三の国葬に反対します》《公文書や統計の改竄を横行させた安倍元首相なんて、国葬に全く相応しくない。 #安倍晋三の国葬に反対します》《どんなに悲劇的な最期だったとしても、それはその人のやってきた事を肯定する理由にはなりません国葬には断固反対します》前出の政治部記者は言う。「安倍元首相は、森友学園や加計学園の問題や『桜を見る会』の前夜祭を巡って刑事告発されるなど、数々の疑惑もありました。こうした疑惑の真相が解明されないまま安倍元首相が亡くなったことで、真相が明らかになっていない状態で国葬を行うことには疑問を持つ人も多くいるようです」このハッシュタグに対して賛同する声があるいっぽう、《恥を知れ》《恥ずかしくないの?》と異議を唱える人も現れるなど物議を醸す事態となっていた。
2022年07月12日《回復を心から祈っていましたが、その願い叶わず、誠に痛恨の極みです》7月8日に安倍晋三元首相(享年67)が奈良市内で銃撃されて亡くなったことを受け、菅義偉前首相(73)はTwitterでこう追悼の意を表した。安倍元首相の在任時、官房長官として長く支えた菅前首相。追悼の声は広がり続け、芸能界やスポーツ界からもコメントが寄せられている。「和田アキ子さん(72)は10日の『アッコにおまかせ!』(TBS系)で『ショックですね』とコメント。X JAPANのYOSHIKIさんもInstagramに安倍元首相と昭恵夫人(60)とのスリーショットを投稿し、『とても親切でやさしい方でした』と綴りました。巨人の原辰徳監督(63)も8日の試合後に『非常に尊敬できるリーダーでした』と追悼しました」(全国紙記者)各界から広がり続ける悲しみの声。それは著名人にとどまらず、安倍元首相が生前更新していた公式YouTubeチャンネルにも寄せられている。「安倍元首相は昨年10月にYouTubeチャンネルを開設し、政治に関する考えを述べた動画はもちろん、コンサートでピアノを演奏する姿も投稿していました」(スポーツ紙記者)36万人ほどだったチャンネル登録者数は、銃撃事件後に激増。11日現在、109万人を超えている。「最後の投稿となったのは7月6日。《福島県小野町でソウルフードをいただきました》と題された動画で、小野町での演説の様子とともに、小野町の名物・アイスバーガーを食べるという内容のものでした。再生回数は300万を突破しています」(前出・スポーツ紙記者)突然の出来事だっただけに、コメント欄には事件の衝撃とともに喪失感が多く寄せられていた。《当たり前にいた人が急に亡くなる辛さ。改めて両親を大事にしようと思いました。安倍さんは日本にとっても世界にとっても影響力のある偉大な人でした。ご冥福をお祈りします》《この動画以降はもう一生更新されることがないと考えると物凄く悲しくなります。今まで日本のためにそして世界のために様々な面で一生懸命に努力をしていただき本当にありがとうございました。今まで本当にお疲れ様でした》《未だに自分の中で総理大臣って言ったらこの人だった….生きてほしかった…》
2022年07月11日7月8日、戦後類を見ない痛ましい事件が起こった。10日に投開票を控える参院選の応援演説で訪れていた奈良市内で安倍晋三元首相が男に銃撃され、命を奪われたのだ。67歳だった。午前11時30分ごろ、街頭演説中に背後から奈良県在住の山上徹也容疑者に2発銃撃された安倍元首相。首の右側を撃たれており、心肺停止状態で救急搬送。必死の治療が続けられるも、午後5時3分に息を引き取ったという。治療を行った病院は会見で、死因について失血死と説明していた。襲撃を受け、岸田文雄首相(64)は山形県での演説を切り上げて首相官邸へ。自民党幹部も急いで党本部に集結するなど、事件の対応に追われていた。そんななか、すぐさま安倍元首相のもとへ駆けつけたのが、妻の昭恵さん(60)だ。昭恵さんは事件発生から約1時間後に都内の自宅を出発し、電車を乗り継ぎ奈良へ。午後4時55分に治療が続けられていた奈良県立医科大学附属病院に到着するも、その8分後に安倍元首相は息を引き取った。昭恵さんのコメントは発表されていないが、その心中は察するにあまりある。‘87年に結婚して以来、昭恵さんはそばでずっと安倍元首相を支えてきた。「昭恵さんは職場の上司の紹介をきっかけ安倍さんと出会い、約2年間の交際を経て結婚。‘93年に安倍さんがお父さんの地盤を引き継いで衆院選に初めて出馬した際は、右も左もわからない状態のなかで選挙活動を献身的にサポートしていました。その後、安倍さんが2度にわたって内閣総理大臣を務めた際もファーストレディとして奔走。諸外国の要人夫人と積極的に交流するなどして、安倍さんを支え続けてきました」(全国紙政治部記者)“家庭内野党”を自負し、家庭内で安倍元首相が進める政策に異議を唱えることもあったという昭恵さん。しかし、夫婦が直面した苦悩には2人で手を取り合い、向き合っていた。「安倍さんと昭恵さんは子供を持つことを望んでいましたが、なかなか子宝に恵まれませんでした。昭恵さんは三箇所ほど不妊治療に通ったこともあったものの、妊娠には至りませんでした。しかし代々続く安倍家の妻ということで周囲からプレッシャーをかけられることも少なくなく、インタビューで泣きながら『つらかった』と語ったこともあります」(前出・政治部記者)昭恵さんはかつてエッセイスト・酒井順子さんとの対談の中で、“子供への重圧”についてこう語っている。《普段の生活の中では、「まだですか?」くらいの感じなんですが、酔っぱらったりすると「安倍家の嫁として失格だ」とか、「非国民!」などと言われることもあって……。「それはちょっと、どうなのだろう」と思うこともありましたね》(『本の旅人』‘16年3月号)心ない声に悩まされる昭恵さんを救ったのは安倍元首相だった。「傷つく昭恵さんに対して、安倍さんは優しい言葉をかけてフォローしたといいます。また『絶対に産んでくれ』など、プレッシャーをかけることもいっさいありませんでした。昭恵さんはそんな安倍さんの姿勢に救われたそうです。養子縁組を検討したこともあったそうですが、選択しなかった。昭恵さんは06年にBBCのインタビューで“子供を持たない人生”について『すべて運命。目の前の事実を受け入れる』と語っており、安倍さんもそんな昭恵さんの決断を尊重していたのです」(前出・政治部記者)35年にわたって、夫婦二人三脚で数々の辛苦を乗り越えてきた安倍元首相と昭恵さん。昭恵さんから“大切な伴侶”を奪った犯人の罪はあまりにも重い――。
2022年07月09日7月8日、安倍晋三元首相(67)が亡くなった。同日午前11時半ごろ、奈良県の近鉄・大和西大寺駅付近の路上で街頭演説をしていたところ、突如として背後から銃撃され救急搬送された。国内外の多くの人々が意識の回復を願ったが、午後5時3分に死亡が確認された。安倍元首相が銃撃を受け、搬送先の奈良県立医科大学附属病院に真っ先に駆けつけたのは妻の昭恵さん(60)。報道によると、昭恵さんは事件発生から約1時間後に東京都内の自宅を出発。病院に到着したのは、安倍元首相が息を引き取る直前の午後4時55分ごろだったという。昭恵さんが安倍元首相と結婚したのは‘87年6月。つい先月には、「珊瑚婚式」となる35周年目の夫婦生活を迎えたばかりだった。「知人の紹介を通じて出会った2人は、約2年の交際を経てゴールイン。当時から昭恵さんは明るく天真爛漫な性格で、お酒の席にも好んで出かけていました。彼女の性格とは正反対な晋三さんでしたが、むしろそこに惚れたようです。晋三さんが政治家となってからは、支援者の集会に夫婦で挨拶に出向くことも。持病のためにお酒が飲めない晋三さんを庇って、昭恵さんがお酌を受けることもありました」(安倍夫妻の知人)そんな夫妻に転機が訪れたのは‘06年9月。安倍元首相が総理大臣に初就任し、昭恵さんはファーストレディとなった。しかし、総理大臣の妻として夫を支える暮らしは波瀾万丈だった。「第一次安倍政権は‘07年9月に突如として幕を下ろしました。安倍さんは会見で触れませんでしたが、大きな理由は体調の悪化でした。食事会で出された料理もほとんど手がつけられず、おかゆを食べていたといいます。そんな安倍さんを昭恵夫人はとても心配し、『もう政治家なんて辞めてください』と涙ながらに訴えるほどだったそうです」(社会部記者)それから5年後の‘12年12月、安倍元首相は総理大臣として返り咲いた。昭恵さんは再びファーストレディとして注目を集めた一方で、同時期に居酒屋経営を始めている。「この居酒屋は国産と無添加にこだわったお店です。ただ、昭恵さんは夫が再び総理大臣になるとは思っておらず、居酒屋をオープンさせた矢先の出来事でした。彼女が『お店をやる』と打ち明けた時、晋三さんは驚いたものの反対はしなかったそうです。晋三さんの健康を気遣う昭恵さんは、無農薬野菜で特製ジュースや料理を作るなど陰ながらサポートしていました」(前出・安倍夫妻の知人)そんな昭恵さんは‘14年5月に、Facebookでこう綴っている。《私はたまたま縁あって安倍晋三という男と結婚した。結婚した当初は、政治家になるだろうとは思っていたものの、総理大臣になるなど思ってもいなかった。女は誰と結婚するかで人生が大きく変わる。私は自分の努力ではなく、夫の立場によって今の自分の立場があることを胸に刻み、今私ができる限りのことをしたいと思う・・・》できる限りのことをしたいーー。そう夫を大切に思う昭恵さんに、再び試練が襲いかかった。’20年8月、安倍元首相が持病の潰瘍性大腸炎が再発したことを理由に総理大臣の辞任を表明したのだった。「実はこの辞任表明の2カ月くらい前から、晋三さんは動けなくなるほど体調が悪化していたのです。昭恵さんはつきっきりで介抱し、万が一のことを考えると夜も眠れなかったといいます。昭恵さんは“家庭内野党”といわれるほど、晋三さんとは異なる考えの持ち主です。しかし、昭恵さんはかつて雑誌の対談で『来世でもまた夫と結婚したいと思った』という過去の発言に触れていました。それほど、晋三さんを慕っていたのです。それだけに、いまの昭恵さんの胸中は察するに余り有ります……」(前出・安倍夫妻の知人)安倍元首相が亡くなって以降、コメントを発表していない昭恵さん。その心中は察するにあまりあるーー。
2022年07月09日7月8日午前に奈良市での街頭演説中に男からの銃撃を受け、その後、搬送された病院で息を引き取った安倍晋三元首相(67)。与野党問わず、凶弾でこの世を去った安倍元首相への哀悼の声が寄せられるなか、立憲民主党の小沢一郎衆院議員(80)の発言に批判が集まっている。10日に投開票を控える参院選に向けた選挙活動真っ只中に起きた今回の事件。凶行を起こした犯人の具体的な理由について捜査が進められているが、民主主義の根底を揺るがしかねない事件に対して、これまで国会などで厳しく安倍元首相を追及してきた立憲民主党の蓮舫議員(54)は、訃報を受けてTwitterにこう綴っている。《政治的思想や目指す社会像などの違いはありましたが、予算委員会で最も多く質疑をした総理で、思い入れがあります。言葉が出ません。暴力で訴える正しさは間違いだ。毅然と跳ね返す社会にしないといけません。どうか安らかにお眠りください。》そんななか、波紋を呼ぶ発言をしたのが同党の小沢氏。銃撃事件が報じられた直後、Twitterに《安倍元総理が倒れられたとの報道。さまざまな情報が錯綜しておりますが、今はとにかく安倍元総理の無事を祈ります》と投稿していた。しかし、各メディアによると、その後行われた岩手県一関市での街頭演説で「安倍氏のこの災難は、むしろ自民党に有利に作用するかもしれない」と主張したという。さらに安倍元首相の訃報が流れた後に行われた同県奥州市での応援演説では、安倍元首相の父とも親交があったことを語り、「大変残念で心からお悔やみ申し上げます」と述べた小沢氏。そのうえで、「端的に言えば、自民党の長期政権が招いた事件と言わざるを得ない」とも持論を展開。その後、報道陣にこの発言の真意について問われた小沢氏は「社会が安定して良い政治が行われていれば、こんな過激な事件は起きない。自民党がおごり高ぶり、勝手なことをやった結果だ」と説明したという。真相が解明されていないなか、凶行の原因を自民党によるものとした小沢氏の考えに、インターネット上では批判が集まっている。《普通に人間としてどうかと思うような発言。偉大な政治家の1人が亡くなったのだから普通に、追悼の意を述べるだけでいいのに、なぜ自民党に有利とか言うのかね。自民党に有利に働くのは同感だが、わざわざ言うことではないと思う。こういう発言の積み重ねが今の野党の信頼のなさを作っている》《与野党問わずデリカシーの無い人は沢山いるけど、ここまで人の道を外れた暴言は聞いた事が無い》《信じられない発言。生命をなんだと思っているのか。国会で問題にすべき》《なんなのこの人。ほんとにこのセリフだけを言ったのであれば、人間としてどうなのかと思います》
2022年07月08日安倍晋三元首相が銃撃され、死亡するという事件が7月8日に発生した。67歳だった。各メディアによると、逮捕された山上徹也容疑者(41)は手製の銃を用いて、狙撃したという。岸田文雄首相(64)は、犯行に怒りを表明した。銃撃事件の直後に開いた会見で「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできない」と強い言葉で非難した。日本では銃砲刀剣類所持等取締法によって、銃の所持などが厳しく規制されている。そんなわが国で起こった悲劇は、世界中に衝撃を与えている。「G20外相会合では『日本は銃規制が厳しい国なのに、銃撃事件が起きたことに驚いている』との声が上がり、アメリカの『ワシントンポスト』は『世界で最も銃規制の厳しい国で極めて稀な事件が起こった』とオンライン版で報道。さらにドイツの公共テレビ放送ARDは『日本は武器を持つことについて世界でも最も厳しい法律があり、世界で最も安全な国だ』と伝えています」(全国紙記者)またTwitterでも、英語圏の人々から「銃に厳しい日本でなぜ?」という“悲鳴”が上がっている。《安部晋三元首相が撃たれた。日本で銃は厳しく規制されているのに》《どうして?日本は安全で、銃が許される余地はほぼゼロのはずなのに》《銃による暴力は、日本では珍しいよね?》恐ろしい事件で命を落とした安倍元首相。いまは、冥福を祈るばかりだ。
2022年07月08日7月8日午後5時過ぎ、安倍晋三元首相(享年67歳)の死亡が報じられた。安倍元首相は、同日午前11時半ごろ奈良市で街頭演説中に男に銃撃をうけ、病院に搬送されていた。各メディアによると、安倍元総理大臣は首の右側に傷や出血があったほか左胸に皮下出血があり、傷は「心臓にまで達する深さだった」という。自身が主催する「桜を見る会」には多くの芸能人を招待するなど、芸能界とも縁の深かった安倍元首相。突然の訃報を受け、芸能界からもSNSなどで死を悼む声が相次いだ。歌舞伎役者の市川海老蔵(44)は、8日18時過ぎに自身のブログを更新。《言葉がでない、舞台終わりニュース速報を見ました、あってはならないこと、日本は安全な社会である民主主義でありながらも、起こってしまった。色々な事を見直して行かなくてはならないと強く感じます。安倍元総理のご冥福を心からお祈り申し上げます。》と弔意を表した。海老蔵は’14年に歌舞伎公演の鑑賞に来た安倍氏とのツーショットをブログに投稿。さらに、‘19年に安倍氏が「即位礼正殿の儀」参列のため来日した外国賓客らとの晩さん会を主催した際には、狂言師の野村萬斎さん(56)らとともに舞を披露している。銃撃が報じられた昼過ぎにも《何が起こっているのかよくわかりません。とにかくご回復を心から願います。》と安倍氏の容態を案じていた海老蔵。安倍氏との縁が深かっただけに、憤りは大きいようだ。また、過去に産経新聞のインタビューで安倍元首相と対談をしたことのある音楽プロデューサーのつんく♂さん(53)も、自身のツイッターで悲しみをにじませた。《・・・残念無念すぎます。こんな事があっていいのか。悔しすぎます。心の奥底よりご冥福をお祈りいたします。安倍元総理、本当にありがとうございました。》さらに、かねて政治・経済問題に関して多くの意見を発してきたミュージシャンの世良公則(66)も、訃報が報じられるとすぐに自身のツイッターを更新。《安倍晋三元総理死亡との報無念ご冥福を心よりお祈り致します世良公則》と哀悼の意を示した。日本中が、不条理な安倍氏の死を嘆いている。
2022年07月08日7月8日の午前11時25分ごろ、奈良市の近鉄大和西大寺駅付近の街頭演説中に銃撃された安倍晋三元首相。日本のみならず世界各国から回復を祈る声が寄せられていたが、搬送先の奈良県立医科大学付属病院で死亡が確認された。67歳だった。各メディアによると、安倍元首相は背後約3メートルの至近距離から銃撃されたという。「安倍氏は街頭演説中、背後約3メートルという至近距離から2発銃撃されました。1発目は『ズドーン』という大砲のような音が響き、一瞬音がした方向を振り向くような素振りを見せましたが、2発目が発砲されたあと地面に倒れたそうです。右首に撃たれた傷があり出血。左胸の皮下出血も確認されていました」(全国紙記者)そんな一瞬の隙をついて銃撃された安倍元首相だが、今回は警視庁警護課のSPが東京から随行し、奈良県警の警備担当者とともに警戒にあたっていた。そんななか、この警護体制に疑問を呈する人が。お笑い芸人のほんこん(59)は、事件を受けて自身のYouTubeチャンネル『ほんこんのちょっと待て』を更新。「痛ましい事件。安倍元首相が銃撃されるというニュースが目に入ってきて、まさかと」とした上で、安倍元首相の警護体制についてこう苦言を呈した。「ある程度、近付けられるような要因があった。警備に不備はなかったのか」「後ろから近付いて撃ったというなら、後ろから近付いてくるときになぜ気が付かなかったのか。本来なら後ろで見張っているSPもおられる。演説のスタッフもおられるのではないか」また、日本のテロに対する危機感についても「日本では銃でのテロはないだろうという考え方があったのかというところも危惧される」とし、「日本の平和ボケが出できているのではないか」とコメントしていた。前東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏(73)も今回の事件についてTwitterに《私も自分の選挙、仲間の選挙応援で全国を走り回ったが、有権者と接近しようとするために、警備の要請と矛盾する行動となる。しかし、銃のない日本ということで、SPもナイフなど刃物に対する防御が主となる」と自身の経験を踏まえて投稿。そして《奈良の現場の写真を見ても、銃対応警護のシフトにはなっていない》と続けていた。警視庁はメディアの取材に対して、警備体制が十分だったか確認すると説明しているという。今後、二度とこうした凶行が引き起こされぬことを祈るばかりだ。
2022年07月08日安倍晋三元首相(67)が奈良市内での街頭演説中に、背後から拳銃で射撃されるという事件が7月8日に発生した。日本中に衝撃が走るなか、国会で論戦を交わしてきた野党党首らからも「生きてほしい」と祈りの声が上がっている。『ANNニュース』によると午前11時半頃、奈良消防局のもとに「安倍元首相が演説中に撃たれた」という通報が。安倍元首相は胸のあたりから出血しており、心肺停止のおそれがあるという。折しも10日には、参院選の投開票を控えている。銃撃事件の直後、官邸で会見を開いた岸田文雄首相(64)は「民主主義の根幹である選挙が行われている中で起きた卑劣な蛮行であり、決して許すことはできない」と語気を強めた。そんななか、普段は主張や思想を違えていた“政敵”たちからも祈りの声が上がっている。立憲民主党の泉健太党首(47)は《まだ情報が錯綜していますが、安倍元総理の容態が心配です。とにかく無事であってほしい。こんなことは絶対に許されない》《この卑劣で許されない凶行を断固非難し、安倍元総理のご無事をお祈り申し上げます》とTwitterに投稿している。同党の元党首である枝野幸男議員(58)も《このような暴挙は絶対に許されません。安倍元総理のご無事を心からお祈りします》とツイート。さらに参院選で同党から出馬している辻元清美氏(62)は、Twitterにこうつづっている。《報道を聞いて驚き、激しい怒りがこみあげています。私と安倍元総理は、おそらく誰よりも激しく論戦を交わしてきました。何度も何度も、互いの信念をぶつけ合ってきました。だからこそ、言論を封じるこの凶行は絶対に許せない。安倍元総理、ふんばってください。一刻も早い回復を心より祈ります》また社民党・福島みずほ党首(66)は、自身の思いをこうツイートしている。《安倍元総理が銃弾で倒れたというニュースを聞き大変驚き大変ショックを受けていますとにかくご無事で 心からお祈りをいたします 社民党はそして福島みずほはあらゆる暴力すべての暴力に断固反対です まさに暴力で問題を解決してはいけません この蛮行に強い抗議を表したいと思います》そんな祈りの声もむなしく、先ほど安倍元首相の訃報が報じられた。犯人が起こした凶行の罪はあまりにも重い。
2022年07月08日2022年7月8日、安倍晋三元首相が亡くなりました。安倍元首相は同日午前11時半頃、奈良県奈良市内で街頭演説をしていたところ、男性に背後から襲われ負傷。その後、男性は奈良県警によって取り押さえられました。安倍元首相はドクターヘリで搬送され心肺停止の重体でしたが、同日17時46分に死亡が報じられました。事件について、引き続き警察は調査を進めるとのことです。安倍元首相のご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2022年07月08日