寄席演芸会をプロデュースする有限会社宮岡博英事務所(所在地:神奈川県横須賀市、代表:宮岡 博英)は、“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を4月6日、4月7日の2日連続で東京都台東区の浅草木馬亭にて開催します。イベント詳細: 古希記念京山幸枝若フェスティヴァル 東京編チラシ■“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”開催の背景二代目京山幸枝若。昭和四十六年に実父である先代京山幸枝若に十七歳で入門いたしました(あづみパラダイスにて年季明けの披露をいたしましたのが昭和四十八年)。前名京山福太郎。二代目幸枝若襲名は平成十六年。今年二〇二四年は目出度く古希を迎えます。デビュー五十周年の二〇二一年には京山幸枝若フェスティヴァルと題して五日連続の独演会を催しましたが、その再現として浪曲の牙城、浅草木馬亭をお借りしまして、二日連続で“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル”を催します。■幸枝若浪曲について浪曲とは、日本の三大話芸(講談、落語、浪曲)の一つ。しかし浪曲が他の2ジャンルと大きく違う点は、音楽要素が不可欠なことです。曲師と呼ばれる三味線が入ります。物語を音楽に乗せて口演する、いわば浄瑠璃と同じ上演形式をとります。そのために浪曲師は、「節」(地の部分)と呼ばれる演者独自のメロディとリズムを持つ必要があります。さらに会話の部分を「啖呵」と呼びますが、このセリフ部分は演技力で観客を引き付けてこそ浪曲と言えます。ところが昨今では音楽要素を無視し大声で怒鳴り上げ、演じる要素を蔑ろにした音痴浪曲も増えてきておりますが、そういう浪曲は本来の浪曲とは呼べません。その点、京山幸枝若は完璧な浪曲師です。浪曲と言うとダミ声でブツブツと重苦しくて何を喋っているのか分からないと考えている方にこそ聞いていただきたいのが幸枝若です。音域の広い美声、はっきりした活舌、メロディアスな節回し、啖呵の迫力。ドラマティックな台本。そして爆笑のギャグがふんだんに入ります。浪曲は嫌いだが幸枝若は好きという方が多いのも頷けます。■各回の内容について【古希記念京山幸枝若フェスティヴァル初日】幸枝若が二席演じる通常の独演会スタイル。前読み(前座)は愛弟子の京山幸太が勤めます。幸枝若の武器として持ちネタの豊富さが挙げられます。浪曲全盛期の名残を留めていた時期に入門したために、若き日より通常の寄席興行に加え、旅公演、大舞台による名人会でネタを増やしていきました。そのネタのジャンルも幅広く、侠客もの、武家もの、武芸もの、人情もの、新作とそれぞれの分野を楽々とこなせる実力は当代一の名に恥じません。当日の演目はお楽しみです。何が飛び出すかわからないスリルを味わってください。【古希記念京山幸枝若フェスティヴァル二日目】この日は全編を「河内音頭」でお楽しみいただきます。関西の盆踊りで欠かせないのが音頭、それも河内音頭です。その櫓の大きさと言ったら凄いもので、踊り手さんも凄い数です。かつて、その盆踊り会場に大スターである先代幸枝若が現れるのですから熱狂は当然のことで、現幸枝若も福太郎時代から各地で河内音頭の研鑽を積みました(稼ぎまくりました)。浪曲でお馴染みのネタを河内音頭のリズムに乗せて上演するのが“浪曲河内音頭”。同じネタでも浪曲で聴くのと音頭に乗せて聞くのとでは随分と趣がことなります。東京で生の河内音頭を聞ける機会は滅多にありませんので貴重な機会となります。京山幸乃、京山幸太、京山幸枝若の幸枝若一門が勢ぞろいで、この日は「任侠もの特集」として三者三様で痛快なところを聞かせます。演目は当日の発表となります。河内音頭に欠かせないのが和太鼓、そしてエレキギターが入るところが斬新なところです。いずれも大阪より名手を招きましてお楽しみいただきます。曲師(三味線)は全日程、幸枝若の信任厚い名手、一風亭初月が務めます。なお、この“古希記念京山幸枝若フェスティヴァル“は5月に国立文楽劇場(大阪)でも開催されます(内容は異なります)。■開催概要イベント名 : 古希記念京山幸枝若フェスティヴァル 東京編開催日時 : 4月6日(土)と4月7日(日)午後6時開演、午後8時半終演予定会場 : 浅草木馬亭(〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-5)入場料 : 前売 3,800円(税込)、当日 4,300円(税込)定員 : 130名主催 : 有限会社宮岡博英事務所お問い合わせとご予約: 有限会社宮岡博英事務所 Tel 046-876-9227email hana-ni-awan@oct.email.ne.jp 公式サイト : チケットぴあ 取扱い僅少4月6日公演《Pコード:523-866》 4月7日公演《Pコード:523-867》 ■二代目京山幸枝若プロフィール・略歴昭和29年4月1日兵庫県姫路出身。名人、初代京山幸枝若が脇に作った子であった(イワユル婚外子)が、その事情は伏せられて育った。学生時代の半ばはフォークソングに熱中して浪曲には見向きもしなかったが、友人が持ってきた実父初代京山幸枝若のレコードを聞き感動してそれから浪曲の道を志した。その後、初代幸枝若の実子であることを知らされ大きなショックを受けるが、昭和四十六年に先代京山幸枝若に十七歳で入門(あづみパラダイスにて年季明けの披露をしたのが昭和四十八年)し京山福太郎を命名される。この頃は実母の京山みつゑが曲師を務めており厳しい指導でメキメキ腕を上げ、父譲りの声節も相まって若くして頭角を現す。平成16年ついに二代目京山幸枝若を襲名。膨大なレパートリーを初代から受け継ぐ。十八番ネタは『会津の小鉄』シリーズ、『左甚五郎』シリーズなど多数。侠客もの、武芸もの等、硬軟両面に冴えを見せる。声の良さ、啖呵(会話部分)の良さ、節(地の部分)の良さと三拍子揃った名人。時に放たれる警句の切れ味も絶品。オリジナルの演歌も発売多数。堅苦しいイメージの浪曲を、「わかりやすく」「面白く」をモットーに日々舞台に立つ。社団法人浪曲親友協会会長として若手の育成にも精力的に取り組み、浪曲の復興に力を注ぐ。浪曲衰退の危機感から、大阪では2015年5月から「浪花ともあれ浪曲三人舞台(なにわともあれろうきょくざんまい)」と題して後輩の春野恵子、門弟の京山幸太との三人会を隔月開催。2016年からは、浪曲の牙城、浅草木馬亭において、「京山幸枝若独演会」(制作:有限会社宮岡博英事務所)を年2回開催。毎回二席ずつ十八番を披露して大きな拍手を受けている。門弟の京山幸太も毎回前座として参加し、東京における修業の場ともなっている。この独演会で2020年(令和2年)度第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門で大賞を受賞。さらに2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)2021年11月にはデビュー50周年を記念して浅草木馬亭において五日間連続の独演会『京山幸枝若フェスティヴァル』を開催。浪曲大看板の連続公演は極めて珍しく絶賛を博す。後進の育成に最も熱心な一人である。その理由は、「昔の芸人というのは、芸は盗むもので教えるものではないという考えが強かった。それ故に習得には時間が掛かり過ぎた。今の時代にその方針でやっていたら、浪曲の衰退を食い止めることは出来ず、時間が足りない」その成果は門人の京山幸太が2022年(令和4年)度第77回文化庁芸術祭大衆芸能部門新人賞を受賞したことにも表れている。2006年 大阪府知事表彰「芸能文化功労賞」2010年 公益社団法人浪曲親友協会会長2016年 第51回大阪市市民表彰(文化功労部門)2020年 第75回文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞2023年 第73回芸術選奨文部科学大臣賞受賞(大衆芸能部門)文責:有限会社宮岡博英事務所■会社概要商号 : 有限会社宮岡博英事務所代表者 : 代表取締役 宮岡 博英所在地 : 〒238-0006 神奈川県横須賀市日の出町1-12-8A602設立 : 2002年8月事業内容: 演芸公演のプロデュース資本金 : 300万円URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】有限会社宮岡博英事務所Tel : 046-876-9227email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月14日寄席演芸会をプロデュースする有限会社宮岡博英事務所(所在地:神奈川県横須賀市、代表:宮岡博英)は、『第20回京山幸枝若独演会』を11月3日に東京都台東区の浅草木馬亭で開催します。第20回京山幸枝若独演会チラシ表イベント詳細: ■第20回京山幸枝若独演会 開催の背景浪曲界の第一人者京山幸枝若の独演会。お陰様で第20回を迎えます。年に2回、東京で行う幸枝若の独演会は浪曲の聖地浅草木馬亭を会場に熱狂的なファンが集結します。浪曲界、当代きっての名人。二代目京山幸枝若。声、節(地の部分)、啖呵(台詞の部分)と、いわゆる浪曲の魅力の全てを満たす稀有の存在です。当独演会で令和二年度文化庁芸術祭の大賞を受賞。さらに令和四年度の芸術選奨文部科学大臣賞を受賞し、波に乗っております。この独演会は幸枝若が二席演じるほか、弟子の京山幸太が一席。曲師(三味線)は幸枝若の信任厚い一風亭初月がつとめます。京山幸枝若京山幸太一風亭初月■第20回京山幸枝若独演会について浪曲とは、日本の三大話芸(講談、落語、浪曲)の一つ。しかし浪曲が他の2ジャンルと大きく違う点は、音楽要素が不可欠なことです。曲師と呼ばれる三味線が入ります。物語を音楽に乗せて口演する、いわば浄瑠璃と同じ上演形式をとります。そのために浪曲師は、「節」と呼ばれる演者独自のメロディとリズムを持つ必要があります。昨今では音楽要素を無視しストーリーを重視した演者も増えておりますが、そういう音痴な浪曲は本来の浪曲とは呼べません。その点、京山幸枝若は完璧な浪曲師です。浪曲と言うとダミ声でブツブツと重苦しくて何を喋っているのか分からないと考えている方にこそ聞いていただきたいのが幸枝若です。音域の広い美声、はっきりした活舌、メロディアスな節回し、啖呵の迫力。そして爆笑のギャグがふんだんに入ります。浪曲は嫌いだが幸枝若は好きという方が多いのも頷けます。■開催概要イベント名:第20回京山幸枝若独演会開催日時 :11月3日(金・祝) 午後6時開演、午後8時半終演予定会場 :浅草木馬亭(〒111-0032 東京都台東区浅草2-7-5入場料 :前売 3,800円(税込)、当日 4,300円(税込)定員 :130名主催 :有限会社宮岡博英事務所<お問い合わせとご予約>有限会社宮岡博英事務所URL : Tel : 046-876-9227email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp チケットぴあ:取扱い僅少《Pコード:519-875》公式サイト: ■会社概要商号 : 有限会社宮岡博英事務所代表者 : 代表取締役 宮岡博英所在地 : 〒238-0006 神奈川県横須賀市日の出町1-12-8 A602設立 : 2002年8月事業内容: 演芸公演のプロデュースURL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】有限会社宮岡博英事務所Tel : 046-876-9227email: hana-ni-awan@oct.email.ne.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年10月06日株式会社文藝春秋コミック編集部は、『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の巨匠・安彦良和のヒロイック・ファンタジー『マラヤ』を電子書籍として4月1日(金)に復刊します。オールカラー366ページの豪華版。マンガアプリ最大手のLINEマンガとピッコマでも同時配信されます。「完璧の城」ハルワタートは、生母エヴァを中心に老師や戦士、役女たちが集う女だけのクニ。かつて、男たちは欲望のおもむくまま戦いに明け暮れ、最終戦争を引き起こし、世界を滅亡へと導きました。それゆえ、ハルワタートでは男は災難をもたらす者として忌み嫌われ、排斥されてきました。マラヤは戦士として、侵入を繰り返す男たちを撃退してきた勇者です。その功績が認められ、次期生母に推挙されますが、マラヤは女王蜂のように生殖のためだけの存在になることを拒否、マラヤに嫉妬する同僚デボラの策略もあって、最下層の役女へと降格されてしまいます。底辺の生活にもかかわらず、前向きに生きるマラヤ。当初は対立していたイザベルら役女たちも、マラヤを慕うようになります。苛立つデボラは、マラヤに止めを刺すべく最下層を襲撃します。必死で闘うマラヤたちはハルワタートを脱出、外界へと向かいます。しかし、そこは獰猛な男たちとドラゴンがうごめく魔界でした……。異界によって引き裂かれ、憎み合う女と男。運命の戦士マラヤは、二つの性の対立を乗り越え、闇夜に光を導くことができるのか──!? 名作『ジャンヌ』、『イエス』に続く、安彦良和のオールカラー・コミック第3弾です。2022年6月3日より、安彦良和氏が監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開されます。公開に先立ち、長らく絶版状態だった傑作『マラヤ』が復刊されることで、大きな話題となることが期待されます。■書誌情報■書名:『マラヤ』販売価格:800円(税込)詳細URL: ■マンガアプリ情報LINEマンガ(全20話) ピッコマ(全20話) ■著者プロフィール■安彦良和(やすひこ・よしかず)1947年、北海道紋別郡遠軽町生まれ。弘前大学中退後、虫プロダクションを経て、フリーのアニメ作家として活躍。『勇者ライディーン』『機動戦士ガンダム』などを手掛ける。1979年、『アリオン』で漫画家デビュー。古代日本に題材をとった『ナムジ』『神武』『蚤の王』『ヤマトタケル』、明治以降の近現代史の裏面を描いた『虹色のトロツキー』『王道の狗』『天の血脈』、西洋史が舞台の『ジャンヌ』『イエス』『我が名はネロ』『アレクサンドロス』など著書多数。代表作『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は累計1000万部を超える大ヒットとなった。最新作は「シベリア出兵」をテーマにした『乾と巽─ザバイカル戦記』。2022年6月3日、監督を務めるアニメ映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が公開予定。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年03月31日株式会社パイインターナショナル(豊島区)は2020年4月10日(金)に書籍『直しながら住む家』を刊行します。築40年超の和風住宅に暮らす文筆家の小川奈緒が、プロの手を借りながらDIYで2階の改修作業を行った、今注目の「ハーフセルフリノベーション」の過程を詳細に紹介します。間取り図、費用のこと、こだわるべきポイント、設計のプロのアドバイスなど、リノベーションの実用的ヒントも満載。リノベーションの予定や興味がある人、家やインテリアが好きな人、「家をもっと心地よくしたい」と願う人も必読の一冊です。文:小川奈緒(おがわ・なお)1972年生まれ、千葉県出身。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。出版社勤務、ファッション誌エディターを経て、現在はフリー編集者・ライター・文筆家として執筆活動を行う。内容は主に、家や暮らし、旅のエッセイ、インタビューなど。著書に『メルボルン案内たとえば、こんな歩きかた』、『心地よさのありか』(ともに小社刊)『家がおしえてくれること』(KADOKAWA)『おしゃれと人生。』(筑摩書房)『こころに残る家族の旅』(京阪神エルマガジン社)。自費出版作品に、夫でイラストレーターの小池高弘との共著『skech1』『skech2』。写真:安彦幸枝(あびこ・さちえ)1973年生まれ、東京都出身。武蔵野美術大学短期学部卒業。父の営む装幀事務所でアシスタントを務めたのち、写真家泊昭雄氏に師事。得意分野は、旅、料理、犬と猫。現在はフリーランスのフォトグラファーとして、主に書籍や機内誌などで撮影を担当している。著書に『庭猫』(小社刊)『荒汐部屋のすもうねこ』(平凡社)『どこへ行っても犬と猫』(KADOKAWA)。PART1はじめての家づくりPART210年目のリノベーションPART3他の家のリノベーションが見たいコラム家をつくるもの台所/縁側/照明/家具/収納/庭巻末付録Let’sTalkAboutRenovation『直しながら住む家』・イメージ【PART 1】家探しの思い出に始まり、家を選んだ視点、その家をどうつくり変えたか、どんなプロに助けてもらったか、何を変えずに残したか、家によって暮らしはどう変わったか……実際の経験と変化をまとめたエッセイ【PART 2】 ハーフセルフリノベーション(=プロに指導してもらいながらのDIY)でつくり変えたプロセスの記録。部屋ごとのビフォーアフターを見ながら「素人でもここまでできる」という希望や勇気を感じられる内容【PART 3】魅力的なリノベーションを行った友人の家づくりのストーリーを紹介。その家ごとにドラマがあって、それぞれ素敵で、やっぱり家っておもしろい・書籍概要書名:『直しながら住む家』仕様:B5判変型(257mm×190mm)/ソフトカバー/152Pages(144PagesinColor)定価:本体1,800円+税ISBN:978-4-7562-5256-2C0077発売日:2020年4月10日発売元:パイインターナショナル『直しながら住む家』・書籍に関するお問い合わせ株式会社パイインターナショナル〒170-0005東京都豊島区南大塚2-32-4TEL:03-3944-3981ホームページ:フェイスブック:ツイッター:インスタグラム:企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年04月08日飼い主がプロカメラマンの場合、その濃~密な関係からか、写真に表れる猫の表情はやっぱり違うよう。アフさん、サブさんの2匹を被写体にした写真集『庭猫』を刊行したカメラマン・安彦幸枝さんに、とっておきの写真を見せていただきました。ふらりとやってきて居ついた野良猫に餌をやったり手術を施したりと、できる限りのことをするご両親のもとで育ったという安彦さん。実家はいまも庭猫が多く、ある日、網戸に飛びついたアフさんにつられてサブさんも飛んだのを見て以来、彼らに惚れ込んでしまったとか。「いろんな猫が庭を通り過ぎていったんですが、なぜか笑っちゃう、撮らずにはいられない個性的なコンビだったんですよね」。テリトリーの庭で生きる彼らは決して家の中には入ってこないそう。「たまにしか来ない私との間に一定の距離感があったからこそ、2匹の日常をのぞき見るように記録できたんだと思います」◇右・アフ オス、推定10歳。左・サブ オス、推定8歳。共に雑種。兄貴分のアフさんがサブさんを連れてきて、庭猫に。ケンカっ早いアフさんは古傷がもとで半年前に亡くなったが、サブさんがツッコみを入れるのが通例だった。◇網戸に張り付くアフさん。◇今は1匹になってしまったサブさん。◇あびこ・さちえ泊昭雄氏に師事後独立。写真集『庭猫』(パイ インターナショナル)が発売中。www.abicosta※『anan』2016年2月17日号より。取材、文・小川知子写真・安彦幸枝
2016年02月15日パイ インターナショナルは、9月11日に写真集「庭猫」を刊行した。○ある家族と猫の日常を写した写真集「庭猫(にわねこ)」の主役は、家の庭に住みついた2匹の猫「アフ」と「サブ」で、「とうとう猫がとびました」の説明の通り、ある日から網戸にピッタリと張り付いてご飯を催促するようになったという。庭猫の「アフ」と「サブ」、家の中で飼われる家猫「くま」、その飼い主たちの日常にカメラを向けた、全84ページの不思議な写真集だ。網戸に張り付いたり、窓から家猫を覗き込んだりと、ユーモアあふれる中にもせつなさを感じさせる猫の姿が可愛らしい。写真は全て、第2回ひとつぼ展グランプリ受賞の安彦幸枝さんの撮影によるもの。「PIE BOOKS」のWeb連載コーナーで庭に訪れる猫や旅先で出会った猫や犬などの写真を日記として連載している「どこへ行っても猫と犬」が、元となっている。価格は1,400円(税抜き)。写真集「庭猫」の紹介ページでは、掲載写真の一部を見ることができる。
2015年10月05日今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターであり、漫画家の安彦良和氏が、ジュンク堂書店・池袋本店とのコラボレーション企画として「安彦良和書店」を4月11日から開店することが明らかになった。当日13:00からは、オープニングセレモニーが行われる。ジュンク堂書店が実施している本企画は、作家本人が店長となり、自身が影響を受けた本などを漫画、絵本、文学書までジャンルを問わず販売。過去には詩人の谷川俊太郎や小説家の柴田元幸らが店長を務め、今回で二十一代目。会場となる7階特設会場では、現在新刊書店で流通している安彦氏の書籍をすべてそろえ、多岐にわたる選書と合わせて合計700冊ほどが並ぶという。さらに、会場には4月11日14:00~17日の期間に、描き下ろしの自画像の原画を展示するほか、アニメ化も果たした、"赤い彗星"と呼ばれるシャア・アズナブルと妹のセイラ・マスの過去を描いた漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(KADOKAWA)や、現在『月刊アフタヌーン』(講談社)で連載中の『天の血脈』の複製原画を常時展示する予定。また、本とともに飾られる描き下ろしの手書きPOPは現在50枚以上を予定しており、こちらも大きな見どころとなっている。このイベントの様子は漫画誌『月刊ガンダムエース』(KADOKAWA)でも随時特集されるという。安彦氏は今回のイベントに当って、「こんにちは、安彦です。読書人でもなんでもない僕が、今回、何故か本屋さんをやることになりました。お店は七階の特設会場にあります。漫画本や絵本、ちょっと堅苦しい本、問題な本等、いろいろそろえました。それらは僕がものを考えたり、仕事をしたりするのを助けてくれた本達です。その他に『これから読もう』と思っている本なんかもあります。皆さんに手をとっていただくと本達も喜ぶと思います。どうぞ、よろしく」と直筆のコメントを寄せている。なお、開店当日には14:00から4階喫茶にて安彦氏によるトークイベントも予定。参加は要予約で定員は40名。参加費は1,000円。電話もしくはジュンク堂 池袋本店1階サービスカウンターで受け付けるという。
2015年03月18日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の本編が12月5日、公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集。両氏が手がけた『機動戦士ガンダム』の原画を、庵野氏が構成・編集し、原画と実際のアニメーションを比較する形で映像化している。庵野氏は兼ねてから、安彦氏、板野氏の原画の重要性、そして動撮の素晴らしさを説いており、2013年7月に行われた「機動戦士ガンダムの誕生とアニメーター安彦良和展」のトークショーにおいて「動撮という、アニメと違って色が乗ってない動画があるんですよ。これが素晴らしい。色をつけると迫力が半減するんです。動きとタイミングだけ、という必要な情報しかそこにないのが気持ちいい。線だけで構成されているものが気持ちいいとは普通わからない」と述懐。同年5月には、庵野氏自身が編集した『安彦良和アニメーション原画集 機動戦士ガンダム』も発売している。今回の『安彦良和・板野一郎原撮集』は、主に1981年より公開された『機動戦士ガンダム』の劇場版三部作の新作カットを中心に構成。原画と実際のアニメーションを比較するこれまでにない映像に仕上がり、両氏の原画のクオリティの高さを改めて示す同時に、劇伴も相俟って『機動戦士ガンダム』の軌跡を今一度追う作品となっている。劇場版三部作において安彦氏は、全カットにレイアウトとラフ原画を提供。その人肌を感じさせる柔らかな作画は、ガンダム人気をさらに押し上げた。そして、当時の制作現場では、まだルーキーだった板野氏が動画から原画に昇格。やがてメカ作画に革新をもたらす萌芽を示し始めていた。庵野氏は、この両氏の仕事に絶大な影響を受け、アニメーターとしての第一歩を踏み出すことになる。アニメーターからアニメーターへと受け継がれ、発展していった「原画」の力。本作は、その原点を「オリジナル原画を映像作品にする」ことによって確認し、アニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称えつつ、後世に「アニメーションのすばらしさ」として伝えるため、庵野氏が企画したという。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。庵野氏が出演し、『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら出演者:庵野秀明「日本アニメ(ーター)見本市」は、『新世紀エヴァンゲリオン』などで知られる庵野秀明監督が代表を務めるアニメ製作会社・スタジオカラーとニコニコ動画を運営するドワンゴが共同で行う短編映像シリーズ企画。若い才能に"挑戦の場"を提供するべく立案されたもので、さまざまなアニメーターたちが決められた予算と時間の中でオムニバスアニメーション作品を自由に創作し、毎週金曜日に1話ずつ公開していく。作品は公式サイトおよび公式スマートフォンアプリにて無料で視聴できる。(C)創通・サンライズ
2014年12月05日ドワンゴとスタジオカラーが日本アニメーションの可能性を探るプロジェクト「日本アニメ(ーター)見本市」の第5弾作品『安彦良和・板野一郎原撮集』(構成・編集:庵野秀明)の予告映像が公式サイトで公開された。『安彦良和・板野一郎原撮集』は、その名の通り、今年で放送開始から35周年を迎えた第1作『機動戦士ガンダム』において中核を担ったアニメーターの安彦良和氏、板野一郎氏の原撮集となる。安彦氏を師と仰ぐ板野氏は、"板野サーカス"と呼ばれる誘導ミサイルの変態的な軌道や機動メカの高速運動などの独自の演出手法を編み出したことで知られ、安彦氏は言わずと知れた『機動戦士ガンダム』 のキャラクターデザインおよび作画監督を担当したアニメ界の巨匠。両氏は例えば、2015年2月28日から全国13館にて2週間限定でイベント上映される『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』にも、共に名を連ねている。(総監督:安彦氏、演出:板野氏)今回の作品は、視聴者のみならず、現在のアニメ業界にも多大なる影響を与えた両氏の功績を称え、その原画を映像作品として後世に残すべく第5弾作品として企画されたという。公開された予告編は、一枚のキービジュアルに山寺宏一のナレーション、そして『機動戦士ガンダム』タイトルコールのBGMが流れるという、これまでの予告とは一線を画した構成に。本作の構成・編集は庵野秀明監督が担当し、制作はスタジオカラー、製作・著作はサンライズ。12月5日に本編の公開が予定されている。また、12月8日22:00~23:00には動画サービス「ニコニコ生放送」にて「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回が放送。製作陣が『安彦良和・板野一郎原撮集』に込めた思いなどが語られるという。■「日本アニメ(ーター)見本市-同トレス-」第5回放送日時:2014年12月8日(月)22:00~23:00(予定)番組URLはこちら番組内容:「安彦良和・板野一郎原撮集」について(C)創通・サンライズ
2014年12月01日TVアニメ『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザインを担当した安彦良和氏の原画と、モビルスーツなどのメカデザインを担当した大河原邦男氏の画稿が、年賀状イラスト素材としてWebサイト「PRINT BASE」で公開されている。本企画は、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」の一環として、11月26日発売の漫画誌『月刊ガンダムエース』(角川書店刊)とのコラボレーションで実現。安彦氏の年賀状イラスト素材は、同誌編集部が制作した『安彦良和アニメーション原画集「機動戦士ガンダム」』から4点が公開されている。詳細は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』でのアムロ・レイ、シャア・アズナブル、ララァ・スン、セイラ・マス4人のカットイン、バルカンを発射するガンダム、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』からのシャアの原画、ア・バオア・クーを脱出したアムロが「ごめんよ、まだ僕には帰れる所があるんだ。こんなうれしいことはない…」と呟く印象的なシーンの原画が選出されている。そして、大河原氏の年賀状イラスト素材は、『月刊ガンダムエース』の人気連載コーナー『機動戦士ガンダムMSV-R』から3点。一年戦争末期に連邦軍が計画していたRX-78ガンダムの増加ウエポンシステムの一つで、ニュータイプのみで編成された特殊部隊への配備が予定されていた「フルアーマーガンダム(タイプB)」。地球連邦軍がコア・ファイターの汎用性の高さに注目し、火力向上および積載燃料の拡張を可能とするブースターユニットを装着した試作機「コア・ブースター プラン004」。さらにジオン公国軍初の戦闘用モビルスーツMS-05の改良版として開発に着手し、最終的にはMS-06Aとして量産され、当初はジオニック社のズム・シティ工場で生産されていた「ザクII」と、レアな画稿が公開されている。年賀状イラスト素材の公開期間は、11月26日~2014年1月15日まで。「PRINT BASE」で公開中のオリジナルシールと組み合わせることで、オリジナルの年賀状を作成することもできる。カスタマイズシールを出力しアレンジすれば、お好みメッセージを送るためのツールとして『ガンダムエース』秘蔵の素材を家庭で楽しむこともできる。なお、「PIXUS×GUNDAM PROJECT」ではそのほか13種類の年賀状素材を公開中で、今年10月よりテレビ東京系ほかにて公開中の『ガンダム』シリーズ最新作『ガンダムビルドファイターズ』の素材も用意。ほかにも「PIXUS」で誰でも制作できるガンプラ連動企画や公式サイトでスペシャルムービーの展開など、さまざまなコンテンツを展開している。(C)創通・サンライズ
2013年11月29日